管球王国 発売日・バックナンバー

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2,933円
■最新管球式プリアンプ16モデルの新境地を聴く 16モデル試聴 テスター=高津 修/篠田寛一 回路解説=大西正隆
プリアンプは、システム全体の音を作る上で大きな役割を果たす、なくてはならない存在です。管球式プリアンプ16モデルが聴かせる新次元の音を、CD/SACD再生と内蔵フォノイコライザーによるアナログレコード再生で徹底追及します。
[試聴アンプ]
サン・オーディオSVC200、P&C Yoshinobu IMADA LCR type Stereo Pre Amplifier、サンバレーSV310III、ルミエールDUCATOII、トライオードTRV4SE Limited、ラックスマンCL38u、小林サウンド工房AKTC1、ウエスギU・BROS28、山本音響工芸CA03L、エアータイトATC3HQ、マッキントッシュC220、レーベンRS28CX、オーロラサウンドCADA、オクターブHP300SE、EAR EAR 912、オーディオ・ノートG70

■実験工房 半導体整流器16種の聴き比べ テスター=新 忠篤/小林 昭/佐藤隆一
「電源チョーク」「電源平滑回路のコンデンサー」「整流管」に続く管球式アンプの電源を研究するシリーズの第4回として、半導体整流器16種を聴き比べます。かつてのダイオードも用意してWE300Bシングルアンプで試聴し、日々進歩が続く半導体整流素子の高性能化が音に与える影響を探ります。
[試聴した半導体整流器]
●シリコンダイオード=ダイオテックセミコンダクターBY133、フェアチャイルド1N4007、フロンティアエレクトロニクスHV03-09、オリジン電気SW05、東芝1S1892、富士電機ERC01-10、インターナショナル10D、ソヴテックSSR ●ファーストリカバリーダイオード=東芝1S2711、日立U07N、A&RラボS20A130f ●ウルトラファーストリカバリーダイオード=パンジットインターナショナルUF2010、ヴィシェイUF4007、ヴィシェイUF5408 ●ショットキーバリアダイオード=ロームSCS105KG ●第2世代シリーズ電源=A&RラボC80A130U VerII

■歴代モニタースピーカーのベストサウンドを探る JBL、ALTEC、WEスピーカーとMcIntosh、marantz、ALTEC、WEアンプ試聴 新 忠篤/篠田寛一/土井雄三
JBL 4320、アルテック612A Monitor、ウェスタン・エレクトリック(WE)753Cという3モデルの歴代スタジオモニターをもっともよい音で鳴らすにはどうすればいいか? それぞれもっとも相性のいいアンプは何か? 試聴テストを通して探ります。
[試聴用スピーカー]
JBL Model 4320、アルテック612A Monitor(604E入り)、WE 753C
[試聴用アンプ]
マランツModel7、マランツModel8B、マッキントッシュC22、マッキントッシュMC275、アルテック1567A、アルテック1570B、ウェスタン・エレクトリック(WE)124、WE 143

■「瀬川冬樹が、伝えたこと、残したこと」 傅 信幸
オーディオが大きく発展した1960年代から80年代初頭にかけて、大きな足跡を残したから評論家、瀬川冬樹氏。大きな影響を受けたという傅 信幸が、氏の功績を振り返ります。

■「Private Sturdy/デュアルモノーラル再生の魅力」角田郁雄
優れたチャンネルセパレーションによるリアルな音場を生み出す、モノーラルコンストラクションのコンポーネントを組み合わせた再生の魅力を、ハイレゾ音源とLPレコードで追求します。
[試聴システム]
パワーアンプ=エアータイトATM211ER、フォノイコライザー=フェーズメーションEA1000、DSD D/Aコンバーター=ティアックUD501、レコードプレーヤーシステム=トランスローターRONDINO FMD、スピーカーシステム=GIPラボラトリーGIP 5006 3Way System

■「先端のアナログシステムで引き出す45回転2枚組重量盤・復刻LPの世界」小原由夫
45回転2枚組重量盤・復刻LPと厳選した先端のアナログシステムがもたらす圧倒的な再現。クォリティの高いディスクでこそ可能な、素直に音楽へと向かわせオーディオの醍醐味を思わせる再生の吸引力を解き明かします。

■管球王国・実践ラボラトリー
「純度の高いLP/SPレコード再生をローコストで実現」 新 忠篤
「音楽プロデューサーの音作りとルームチューニング」 田口 晃×佐藤隆一
システムのセッティングや部屋の環境を整えることでスタジオのような鮮度の高い音を実現できるのか。xrcd制作で知られる音楽プロデューサー田口 晃氏が行なうルームチューニングの本誌試聴室での実践に、音響クリエイターの佐藤隆一氏が立ち会い、目指す音作りについて聞きます。

■マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

那須好男◎VT62シングル・ステレオパワーアンプ
カソードフォロアー回路と同じく低出力インピーダンスの効果を持ちシンプルな回路のカソードチョーク方式を採用する、送信管VT62のシングルアンプです。大型送信管211に通じる透明度の高い澄んだ音で、煌々と輝くフィラメントの光も魅力です。

大西正隆◎EL34シングル・ステレオパワーアンプHK24
タムラ製作所・新型トランスFシリーズ搭載アンプの第3弾となるEL34シングルです。6L6GC、KT88/6550Aなどにも差替え可能で、前段の干渉がないMOSーFETソースフォロアー回路とタムラトランスの素直な特性を活かし、出力管の真の音を描き分けます。

■「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」小林正信 第5回 オーディオの夜明けと歴史的録音
19世紀末から20世紀初頭にかけては、G&T盤のヨーゼフ・ヨアヒム、オデオン盤のリリー・レーマンなど、名演奏がレコードとして残された音楽史上重要な時代です。黎明期のオーディオ装置と名演奏家たちの出会い、クラシック音楽黄金期の再生システムの変遷と名録音の数々をひもときます。

■録音エンジニアが追求するJBLモニターの真価[第3回] 常盤 清
JBL4331を原型にユニット構成やネットワークにチューニングを施してモニタリングシステムとして用いる録音/マスタリングエンジニアの常盤 清氏が、自宅スタジオでJBLを使いこなす道のりをリポートします。今号はJBL 2350からJBL 537-509への中域ホーンの変更を中心に展開します。

■管球アンプ自作派大集合
自作派の方々にご参加いただき、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、SRPP回路で低インピーダンスドライブする直熱5極管47シングルアンプ、定数変更で音質を追求する6V6のMT型高信頼管6005Wシングルアンプを製作したおふたりです。

■国内最多の真空管を収蔵する博物館「電気通信大学UECコミュニケーションミュージアム」訪問記 リポート=岡田 章
歴史的な通信機器や資料を収集、保存、展示する東京・調布市の電気通信大学UECコミュニケーションミュージアムを真空管研究家の岡田 章氏が訪ね、学術研究員の方々の案内のもと、膨大な量と質を誇る真空管を始め、稀少な送受信機や蓄音機の数々の様子をリポートします。

■「キットアンプを組み、アレンジする」P&C 6V6 Single Stereo 最終回
キットを実際に製作し、さらに好みの仕様にアレンジする実践リポートです。題材はP&Cエレクトロニクスのキットアンプ6V6 Single Stereo。最終回の今号は、直熱管シングルアンプから、直熱管45のプッシュプルアンプへ変貌させます。

■2013春の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/角田郁雄/傅 信幸
この春に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は注目スピーカーシステムが充実です。

■音遊空間/音楽とオーディオに浸れる極上スポット
JAZZ喫茶 映画館(東京・白山)

■真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎蓄音機の梅屋(東京・西神田)
◎ジュピターオーディオ(神奈川県・相模原)
2,933円
WE555系を15Aホーンで試聴
2,933円
主な内容
最新フォノイコライザーで聴くアナログの魅力14モデル試聴

――テスター=東条碩夫/篠田寛一 回路解説=篠田寛一
真空管式を中心に、ソリッドステート式も加え、最新のフォノイコライザーによるアナログ再生の魅力を探ります。音楽への愛情に溢れ、レコード再生の長いキャリアを持つクラシック音楽評論家とオーディオ評論家のおふたりによる試聴です。

[試聴アンプ]
サン・オーディオSVPE700CR、サンバレーSV310EQ、クォードQC-twenty four P、エアータイトATE2005、新 忠篤氏設計AKTEQ1、EAR 88PB、ナグラVPS、オーディオ・ノートGE1、オクターブPhono Module、フェーズメーションEA1000、EMT JPA66、ウエスギU・BROS20 〈ソリッドステート式〉オーロラサウンドVIDA、アキュフェーズC27

実験工房 コンデンサー新旧18種の聴き比べ[電源回路篇]――テスター=新 忠篤/小林 昭/佐藤隆一
パワーアンプB電源回路の平滑コンデンサーのメーカーや容量を変えることが、音にどのような影響を与えるかを検証します。205F?300Bシングルアンプを用い、電解/オイル/フィルムコンデンサー18種で、π型平滑回路のチョークコイルの前後の挿入位置や組合せを変更し、実践を通して音質の変化を聴き比べます。
[試聴したコンデンサー]
●電解=スプラグATOM TVA1906(20μF)、スプラグATOM TVA1709(20μF)、スプラグATOM TVA1713(50μF)、スプラグ39D(110μF)、スプラグ53D(220μF)、ニチコン(47μF)、ウェスタン・エレクトリックGA51016(50μF)、ユナイテッド・ケミコン54D174(85μF)、ユニコンLYN(22μF×2)、ユニコンLYN(100μF×2)、キャパシター・テクノロジーFA3(3,000μF)、BCコンポーネンツ(10,500μF)
●フィルム=SEL PMP(20μF)、エアロボックス(28μF)、サン・オーディオ(47μF×2)、アムトランス AMCB(47μF)
●オイル=アリゾナ・キャパシターC50309(0.47μF)、ナイトロニクス(4μF)

WE10~12インチ・フルレンジユニットの魅力を聴く――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三
10~12インチのWEとアルテック製フルレンジユニットを、容積や内部吸音材によるチューニングを変更したキャビネットに収め、ヴィンテージ・パワーアンプとの組合せによる試聴を通して、それぞれのユニットが持つ本来の実力、音の魅力を引き出します。
[試聴ユニット]
WE 754A、WE 728B、WE D173491、アルテック756B
[試聴アンプ]
WE KS16617-L1、WE 124、アルテック1520T

「イケダサウンドの進化を探る」――小原由夫
カンチレバーレス型など革新的なカートリッジ設計でアナログ再生の新しい地平を開拓してきたイケダサウンドラボの音の魅力と今後の製品作りの展望を、ワンブランドの組合せによる試聴と工場取材を通して探ります。
[試聴カートリッジ]
イケダサウンドラボIKEDA 9TT、IKEDA 9TP、IKEDA 9mono、IKEDA 9MUSA・U

管球王国・実践ラボラトリー「英・独・仏の小型ヴィンテージ・スピーカー+アンプ試聴」――佐藤隆一
欧州3カ国=英・独・仏の小型ヴィンテージスピーカーとアンプを組み合わせたシステムで、各国の言語にも由来する音の空気感、心が潤うような響きの表現力を味わいます。
[試聴モデル]
●イギリス=リークMini Sandwich+ロジャースCadet MkIII ●ドイツ=シュルツK12 Studio+ジーメンス6S-ELA 2427C ●フランス=キャバスTYPE121+ジェイソンJ10

「Private Sturdy」角田郁雄
LP盤をデジタルファイル化する魅力
LPレコードの音源をハイレゾリューション・デジタルファイル化し、真空管アンプによる試聴で、楽器の色彩感が増し、音楽の豊かさや余裕までも感じさせるような魅力を味わいます。
[試聴システム]
PSオーディオPerfectWave DAC MK2、ミッチェルエンジニアリングGyroSE-UNV2、サンバレーSV192A/D、フォステクスUR2、アキュフェーズC27

「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」
第3回 オイロダイン・スピーカーの全モデル(後編)――小林正信
初期のトーキーシステムの最高峰として世界を二分したドイツ・クラングフィルム社の歴史と卓越したオーディオ機器をひもとく連載です。1945年登場の初代以降のオイロダイン・スピーカー全モデルを辿る後編です。

マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

新 忠篤◎7695プッシュプル・ステレオパワーアンプAP3
真空管史上後期に登場した高感度ビーム管7695のプッシュプルアンプです。ルンダール製出力トランスやカーボン抵抗など高品質パーツを用い、オートバランス型位相反転回路を採用。音塊が聴き手に向かってくるような手応えと重量感、迫力のある音が魅力です。

大西正隆◎2A3シングル・ステレオパワーアンプHK23
タムラ製作所の新型トランスを出力/電源/チョークに採用するアンプの第2弾。無帰還2A3シングルアンプです。タムラトランスの素直な特性を活かし、直熱管2A3ならではの、小音量でも好バランスな可憐で“真空管らしい音”の中にも実感的な描写を聴かせます。

管球アンプ自作派大集合
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、ドイツの名出力管F2a11プッシュプル・パワーアンプ、大型3極管SV572-3シングル・パワーアンプを製作した、長野県にお住まいのお2人です。連載企画「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」の筆者、小林正信氏のご自宅でフィールド型オイロダインによるアンプ試聴を行ないました。

「キットアンプを組み、アレンジする」P&C 6V6 Single Stereo 第2回
キットを実際に製作し、さらに、多種の多極管に対応するアンプにアレンジするプロセスを前号でリポートしたP&Cエレクトロニクスのキット・アンプ6V6 Single Stereo。今号は、UL接続から3極管接続に変更し、5極管で高電圧ドライブする、さらなるアレンジを実践します。

管球王国・実践ラボラトリー
「DSDディスクに対応のSACDプレーヤーを聴き比べる」新 忠篤
新製品の登場で選択肢が増えた、DSDディスク再生に対応するSACDプレーヤーの音質をリポートします。

「新型トランスの発表で話題のタムラ製作所訪問記」
15年振りにトランスの新シリーズを発売したトランスメーカーの老舗、タムラ製作所を訪問し、開発の狙いとテストルームを取材します。職人的な技術だけに頼らず最新の巻線技術を投入し、定評のクォリティを保ちながら求めやすい価格を実現したクラフトファン待望の新シリーズ・トランス誕生の背景に迫ります。

「クリーンルームで真空管を生産」
――高槻電器工業・岡山工場を訪ねる
直熱3極管300Bの発売に続いて整流管TA274A/Bもラインナップに加え、その高品質と音の良さで評価が高まる真空管メーカー、高槻電器工業。岡山県和気郡にある真空管製造工場の訪問記をお届けします。開発の苦労や高い精度を支える技術力、増幅素子としての真空管の魅力についてお話をうかがいました。

岡山市「オーディオマエストロ」を訪ねる
『管球王国』の人気連載「マイ・ハンディクラフト」での執筆など、オーディオに深い造詣を持ち幅広く活躍される是枝重治氏がオーナーを務める、岡山市の「オーディオマエストロ」を訪問します。オーダーメイド・アンプを始めとする数々のシステムで、音とデザインに“本物”の美を求める是枝氏の世界に触れられるオーディオ専門店です。

2012秋の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄/傅 信幸
この秋に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号はパワーアンプ新製品に加え、大型プレーヤーシステムなどアナログ関連製品が充実です。

音遊空間/特別篇 JORDAN(岡山・岡山市)
英国ステントリアンの2ウェイスピーカーと是枝重治氏設計の7C5プッシュプルを用いる、岡山市内のジャズ喫茶を訪ねます。

音遊空間/音楽とオーディオに浸れる極上スポット
BAR真空管(東京・赤坂)

真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎アフロオーディオ(神奈川・横浜市)

東京電機大学オーディオ技術研究部「真空管アンプ製作会」を訪ねる
6AQ5シングルアンプを部活で設計・製作した東京電機大学オーディオ技術研究部の「真空管アンプ製作会」を取材しました。
2,933円
主な内容
■直熱3極管シングルアンプの陰影に富む世界 11モデル試聴
――テスター=篠田寛一/高津 修 回路解説=大西正隆

300B、2A3、ヨーロッパ球のPX4、PX25など代表的な直熱3極管を用いた現代のシングルアンプ11モデルを試聴し、真空管アンプの原点ともいえる、シンプルな回路設計がもたらす味わい深い音の世界を探ります。
[試聴アンプ]
〈300B〉ソフトンModel8-300B、トライオードTRV-A300SER-WE300、エイフル エイフルオリジナル300B Single、エアータイトATM300 〈2A3〉アドバンスHC2SE、サンバレーJB 2A3 ver.3、サン・オーディオSV2A3、フェーズメーションPT23A 〈E406N、PX4、PX25〉P&C PX25(E406N)Single Stereo、ヒューガーHG-PX4、カトレアthe・ヨーロッパ

■「英国の美学/ブリティッシュ・スピーカーと真空管アンプ」――傅 信幸

豊かで淑やかな、安らぎのサウンドを紡ぐ、BBCモニターのスピーカーシステム3モデルを、実力のある管球式英国アンプ3モデルで鳴らし、魅力を探ります。
[試聴スピーカーシステム]
スペンドールSP1/2R2、ハーベスSuper HL5、スターリングBBC LS3/6
[試聴アンプ]
オーディオンSilver Night 300B MkIII、クォードQUAD II Classic、EAR EAR V12

■「小粋な管球式アンプが持つ凝縮の音の魅力」――小原由夫

デスクトップにもセッティングしやすく本格派のサブシステムにもふさわしい、様々な出力管種の小型真空管アンプをニアフィールド試聴し、リアリズムに富む再生を探ります。
[試聴アンプ]
テクソルTEC-AMP10、エレキットTU879Sアムトランスヴァージョン、バトラーVacuum6W、イチカワCT322mini、フォーチャンネルSE84i、春日無線変圧器KA24SEG、カトレア6F6 ULアンプ

■「Private Sturdy」角田郁雄
高音質・重量盤LPと最新SACDを管球アンプで聴く格別の愉しみ

DSD音源のみを記録したシングルレイヤーSACDと、アナログ製作プロセスを追求する重量盤LP。活況を呈する高音質メディアを、最新技術が投入された小型スピーカーシステムと管球アンプで聴く愉しみを実践します。
[試聴スピーカーシステム]
ライドーC1.1、マジコQ1
[試聴アンプ]
EAR EAR868PL+EAR509II、エアータイトATE2+ATM211

■録音エンジニアが追求するJBLモニターの真価(前編)――常盤 清

JBL4331を原型に、ユニットの構成やネットワークに徹底したチューニングを施して自宅モニターシステムとして用いる録音/マスタリングエンジニアの常盤 清氏が、1970年に「オーディオ・ラボ」でキャリアをスタートさせ、仕事の現場でJBLモニターを徹底的に使いこなしてきた道のりを辿ります。

■アルテック8インチ・フルレンジの魅力を聴く――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三

アルテックが1948年に製造した8インチ径ユニット400Bを始め、アルテック8インチ・フルレンジの魅力を試聴で探ります。400Bを鉄箱に入れたアルテック625Monitorほか、618Cタイプ・エンクロージュアとの組合せなど様々なシステムを、ヴィンテージと現代の管球式アンプで鳴らします。
[試聴ユニット]
アルテック400B、アルテック400X、アルテック409B、アルテック755C
[試聴アンプ]
アルテック336A、アルテックA319A、ウェスタン・エレクトリックKS16617-L1、ユニゾンリサーチSimply Italy

■実験工房 電源チョークコイル12モデル聴き比べ テスター=新 忠篤/篠田寛一/小林 昭

真空管アンプの電源部の基幹パーツである平滑用チョークコイルの音質を聴き比べます。現行10種、ヴィンテージ1種の新旧11種のチョークコイルを、電源部を独立させた300Bアンプで試聴します。電源回路はWE274Aを用いた両波整流回路。チョークコイルの前のコンデンサーには電解コンデンサーを用いています。驚くほどの音の変化が確認できました。
[試聴したチョークコイル]
現行=ノグチトランスPMC1018HW、タンゴLC10-200D、橋本電気CC10-200W、アンディクス・オーディオFC12H200、タムラA4004、橋本電気C10-200W、ルンダールLL1673/10H、橋本電気C15-200CH、P&C P241E、P&C C2020、ノグチトランスFMC1025HW
ヴィンテージ=ウェスタン・エレクトリック221 Type(WE124使用チョーク)

■「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」 第2回 オイロダイン・スピーカーの全モデル(前編)――小林正信

初期のトーキーシステムの最高峰として世界を二分したドイツ・クラングフィルム社の歴史と卓越したオーディオ機器をひもとく連載です。第2回は1945年に登場した初代以降のオイロダイン・スピーカー全モデルを辿る前編です。

■マイ・ハンディクラフト

『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

是枝重治◎7C5シングル・ステレオパワーアンプKSM65
堅牢で近代的な構造で高周波特性に優れたロクタル管7C5の超小型シングルアンプです。スクラッチビルド的な愉しみを主眼にシンプルな回路設計とし、「音の出る宝石」を目指してデザインを追求しましました。心地よく聴きやすい音を愉しませます。

新 忠篤◎UX210/10シングル・ステレオインテグレーテッドアンプAP2
1925年にラジオ受信機用の出力管として登場したトリタン球UX210を用い、CR型トーンコントローラーを装備するインテグレーテッド型としたシングルアンプです。近代管にはないUX210の温かな明るい光と、透き通るような音の響きと切れ込みが特徴です。

■管球アンプ自作派大集合

自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、1本1本磨いたビスや突き板でシャーシを美しく仕上げた6J5のプリアンプ、WE86型を手本としCR類を変更しながら15年にわたって音を練り上げた自作1号機の300Bプッシュプルをお持ちいただいた二方の登場です。

■「キットアンプの製作。その後のアレンジ」第1回

P&C 6V6 Single Stereoを組み上げ、多種の多極管対応アンプに変更する

キット・アンプを組み上げ、さらに回路設計にアレンジを施して出力管種や構成の異なるアンプに変化させる愉しみを実践します。第1回は、6V6シングルアンプ・キットの製作プロセスと、多種の多極管アンプへの変更をリポートします。

■2012夏の注目新製品試聴 テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/角田郁雄/傅 信幸

この夏に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は大型モノーラル・パワーアンプを始め、管球式アンプが充実です。

■管球王国・実践ラボラトリー 「SPレコード再生入門/SP用カートリッジ聴き比べ」佐藤隆一

RIAAカーブで再生できる1950年代のポップス盤でSPレコードに入門する企画です。入手しやすい価格の専用カートリッッジの音質を聴き比べながら、SPレコードならではの鮮度の高い音を愉しみます。
[試聴モデル]
ナガオカMP11J/SP、オルトフォン2M78、シュアーM78S、ベスタクスVR7SP、グラド78E MONO、オーディオテクニカAT-MONO3/SP

■葉山・cadenzaのキャンドルライト・コンサート

1920年代から50年代、古き佳き時代の音楽と映像を愉しむイベントの模様をリポートします。

■音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット BAR スリーマティーニ(神奈川・横浜市)

■真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート ◎ヒノオーディオ(東京・秋葉原) ◎ハイファイ堂 秋葉原店(東京・秋葉原)
2,933円
主な内容

◆JBLランサー101とアルテック604を
現代アンプ13種で鳴らす
往年の名スピーカーJBL L101と
アルテック“銀箱”を
最新パワーアンプはいかに鳴らすか

――テスター=篠田寛一/高津 修

JBL、アルテックのヴィンテージ米国スピーカーシステムと現代の管球式アンプの組合せで、いかに魅力的な音が聴けるか。直熱3極管から多極管まで多様な出力管、回路形式のパワーアンプを組み合わせ、徹底試聴で探ります。

[試聴アンプ]
〈300B〉エイフルAsano 300B Single、サンバレーSV91BIII、山本音響工芸A09S、〈2A3〉サン・オーディオSV2A3TSX、〈845〉トライオードTRV-P845SE、〈6AS7G〉SDサウンドMA200、〈KT66〉クォードQUAD II-Classic、〈EL34〉ウエスギU・BROS33MKII、〈KT88〉ヒノオーディオHG-KT88S Tango、ラックスマンMQ88u、エアータイトATM2、〈KT90〉EAR EAR 890、〈KT120〉オクターブRE290

◆実験工房
抵抗”新旧14種のブラインド試聴

テスター=新 忠篤/佐藤隆一/小林 昭、「抵抗について」=大西正隆
前号のコンデンサーに続き、アンプ製作に欠かせないパーツである“抵抗”の音質を聴き比べます。現行11種、ヴィンテージ3種の、新旧14種をラインアンプのプレート抵抗に用いてランダムな順番でブラインド試聴し、銘柄や価格の先入観なしに音質をリポートします。
[試聴した“抵抗”]
●現行=タクマン電子(RLF1SJ)、利久電器(RS2B)、KOA(MOS2C)、KOA(MOS3C)、タクマン電子(REY75FY)、イーグローバレッジ[TDO](RSN2SC)、KOA(SPR5C)、タクマン電子(RSBS20)、デール(RS2)、アムトランス(AMRG)、デール(NS5)
●ヴィンテージ=TDO(SN1J)、アーレン・ブラッドレー(カーボン抵抗)、理研電具(リケノームRM2)

◆新連載「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」
第1回 クラングフィルムの設立からオイロダインまで
――小林正信
初期のトーキーシステムの最高峰としてヨーロッパを代表するドイツ・クラングフィルム社。戦後も発展を続け数多くの劇場用システムを供給した同社の卓越したオーディオ機器を、歴史的な考察と実物の取材で探る新連載です。

◆マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

新 忠篤◎可変カーブ型モノーラル・フォノイコライザーAEQ1
モノーラルLP、SP盤を正確なイコライジングで再生するための可変カーブ型フォノイコライザー。重量級アルミボックスで振動対策を入念に施し、電源部は独立。特性に優れた傍熱管5670を用いたノンNFBのCR型で、力強いヴォーカルが愉しめます。

那須好男◎45シングル・ステレオパワーアンプ
音のよさで人気の高い直熱3極管45のシングルアンプです。電源投入時の電圧変動に配慮してSRPP回路と傍熱整流管GZ32を採用した改良ロフティンホワイト回路を採用。シンプルな設計で45を直結ドライブし、端正でヴィヴィッドな音が愉しめます。

大西正隆◎300Bシングル・ステレオパワーアンプ
HK21 MOS-FETを用いたインピーダンス変換のためのバッファー回路を搭載するソースフフォロワー方式の無帰還300Bシングルアンプです。1段増幅ながら低インピーダンス駆動で出力管を充分にドライブし、素直で斬新な300Bアンプの音が愉しめます。

◆「CD/SACDディスク再生の素晴らしさを再探訪」傅 信幸
CDは2012年の秋に30歳を迎えます。デジタル・ファイルミュージックが喧伝される現代に、ディスクでしか聴けない音の充実感、たっぷり感を改めて探ります。
[試聴モデル]
エソテリックK07、K05、D07X、ラックスマンD06

◆「日欧=伝統と革新のカートリッジ試聴/オルトフォンとフェースメーション」小原由夫
欧州老舗ブランド、現代的なアナログ再生を追求する国内ブランドが送り出す意欲的なアッパークラスMCカートリッジの魅力を徹底的に探ります。
[試聴MCカートリッジ]
オルトフォンMC Anna、オルトフォンMC Xpression、フェーズメーションPP1000、フェーズメーションP1G

◆連載「Private Sturdy」角田郁雄
アクティヴな音作りで音楽を楽しむ
フラットに近い特性を得るだけでない、レコードやCDの音を変化させて自分の好みで音楽を楽しむ、イコライザーを使ったアクティヴな音作りを実践します。
[試聴モデル]
アキュフェーズDG48、SPL Model 9738 Qure、コニシス研究所NVKD04、FMアコースティックスFM133

◆“新品未開封”ガラード301稼働から1年
アイドラー/ベルト/ダイレクトと3つの異なる駆動方式のプレーヤーの音
――篠田寛一
未使用未開封の状態で入手した往年の名プレーヤー、ガラード301を本格的に使い始めて約1年が経過した本誌筆者の篠田寛一氏が、ガラード301、テクニクスSP10MkII、トーレンスTD521という、駆動方式の異なる3台のアナログプレーヤーの音の違いをリポートします。

◆WE555ドライバーを現代に復刻
――新 忠篤/常盤 清
振動板のバックチャンバーに取り付けるプレート部がメッシュ状のWE555初期モデルを山形のGIPラボラトリーが復刻し、製作した新型ドライバーGIP555W。デジタルチャンネルデヴァイダーのアキュフェーズDF55によるマルチ駆動も含め、励磁型3ウェイシステムで試聴します。

◆管球アンプ自作派大集合 特別篇
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、長野県松本市の読者のログハウスを訪問する特別篇です。4名の読者にご登場いただき、多様な規格に対応する電源回路と多種ソケットを載せたユニバーサル型のシングルアンプ、ヒーターとバイアスを電池で供給する直熱管3A5によるフォノイコライザーアンプ、大型ホーンスピーカーに合わせて設計したWE205Dシングルアンプを試聴します。

◆読者訪問
マンションでフルオーケストラを愉しむタンノイとキットアンプ愛好家
マンションをリフォームして施工した、音のいい部屋として知られる石井伸一郎氏設計のリスニングルームで、タンノイのスピーカーと管球式キットアンプによるフルオーケストラの再生を愉しむ読者を訪ねます。

◆2012春の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/角田郁雄/傅 信幸
この春に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は新登場の真空管ほか、管球式インテグレーテッドアンプが充実です。

◆管球王国・実践ラボラトリー
「5フィート平方・平面バッフルでの3ウェイ化に挑戦」土井雄三
10インチ径フィールド型ウーファーRCA MI1433、WE555ドライバー+WE 3Aホーン、WE 597Aトゥイーターを組み合わせ、WEのシアター用バッフルを参考に設計した平面バッフルで、低音の量感や奥行き感を備えた3ウェイシステムの構築に挑みます。
「励磁電圧の調整でフィールド型スピーカーを心地よく鳴らす」新 忠篤
励磁電圧を調整することで、家庭のリスニングルームで強いと感じられるフィールド型システムの音質をコントロールするテクニックを実践します。電源回路にコンデンサーを追加することによる音質の変化も探ります。

◆管球王国インタビュー――オクターブ/アンドレアス・ホフマン氏
聞き手=三浦孝仁

◆音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット
ワインバーALTEC(神奈川・横浜市)

◆真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎楽鳴舎(東京・神保町)
◎ISラボ(東京・秋葉原)
2,933円
主な内容
●ウェスタン・エレクトリック755A 20cmフルレンジスピーカーシステム試聴 新 忠篤/篠田寛一/土井雄三
 20cmフルレンジユニットのウェスタン・エレクトリック(WE)755Aを、オリジナルキャビネットである密閉型のWE KS12035を始め4種のキャビネットに収め、ヴィンテージ・アンプとの組合せで、その真価を引き出します。番外編としてJBL製8インチフルレンジユニットD260を内蔵したヴィンテージのポータブル・パワードスピーカー、アンペックス620の魅力も探ります。

[試聴キャビネット] WE KS12035、WE KS19134、W.S.I.618C Type、WE指定サイズ箱
[試聴パワーアンプ] WE 124、WE KS16617L1

●実験工房 コンデンサー新旧24種のブラインド試聴 テスター=新 忠篤/佐藤隆一/小林 昭、コンデンサー解説=大西正隆
 管球式アンプのキーパーツのひとつであるコンデンサーの音質を聴き比べます。現行11種、ヴィンテージ13種の、新旧24種をパワーアンプのカップリング・コンデンサーとして用い、銘柄や価格の先入観なしにランダムな順番でブラインド試聴し、音質をリポートします。
[試聴コンデンサー]
・現行=指月電機製作所(DMES)、日立エーアイシー(MTB)、JantzenAudio(Cross Cap)、VISHAY(MKT1813)、アムトランス(AMCO)、MALLORY(150)、ASC〈American Shizuki Corporation〉(X363)、ASC〈American Shizuki Corporation〉(X335)、HOVLAND(MUSICCAP)、TRT(Dynami Cap!)、Arizona Capacitors(C50309)
・ヴィンテージ=TRW(663UW)、SIEMENS(B5W)、ERO(MKP1845)、SPRAGUE(VitaminQ 196P)、SANGAMO(CPM08A1)、WEST CAP(CPV09A1)、CSC(VITAMINQ 196P)、Cornell Dubilier(PM4P5)、Cornell Dubilier(BLACK CAT PKM6P47)、THE POTTER(NL14556)、SiderrealKaps(EGA7276)、Western Electric(KS14980L25)、Western Electric(D164963)

●タンノイIIILZと現代英国ミドルスピーカーを管球式インテグレーテッドアンプで鳴らす
300B/2A3/6BQ5/6L6GC/KT66/EL34/KT88 アンプ14モデル試聴 テスター=高津 修/和田博巳
 ヴィンテージと現代のUKブランド・ミドルクラススピーカーを、大掛かりになり過ぎない管球式インテグレーテッドがいかに鳴らすか。様々な出力管種、回路設計のアンプで新たな“黄金の組合せ”を探ります。
[試聴アンプ]
・シングル/3パラレル・シングル
〈300B〉アドバンスHC1SE 〈2A3〉フェーズメーションPT23A 〈EL34〉ユニゾンリサーチS6
・プッシュプル/パラレル・プッシュプル
〈300B〉サンバレーSV2300SE 〈6BQ5〉オルトフォンKailas-b2、アコースティックマスターピースAM201 〈6L6GC〉上杉研究所UTY15 〈KT88〉トライオードTRV88SER、オクターブV40SE、カノアー・オーディオTP106VR+ 〈KT66〉クォードII-Classic Integrated 〈EL34〉ラックスマンSQ38u、EAR EAR834Custom、オーディオ・ノートOverture

●Analog World
同一タイトルLP盤新旧聴き比べ 新 忠篤/篠田寛一
 マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス、ソニー・ロリンズ、サラ・ヴォーンなど、発売が相次ぐジャズ名盤の復刻LPレコード盤を、同一タイトルの初期オリジナル盤や、かつての国内盤と聴き比べます。

●マイ・ハンディクラフト
 『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

●新 忠篤◎5686プッシュプル・ステレオパワーアンプAP1
 ファインメット・コア使用で入手しやすい価格の小型出力トランスを活用し、GE製高信頼ビーム管5686のUL接続で組むパワーアンプです。少量のNFBで低歪みを実現し、キレがよく晴れやかな音が愉しめます。

●是枝重治◎600Ωライン用管球式コントロールアンプKSP63
 トーンコントロール回路を内蔵し、放送局用フェージングユニットで音量調整を行なうコントロールアンプです。WE86をオリジナル状態で鳴らすことを目指した設計で、パワーアンプをパワフルにドライブします。


●「先端スピーカーを探訪する」傅 信幸
 「小型でベストバリュー」「デザインコンシャス」という2つの視点で選んだ最新スピーカーシステムを管球式アンプで試聴します。
[試聴スピーカー] ソニーSS-NA5ES、B&W PM1、アルベドHL2.2、フランコ・セルブリンAccordo
[試聴アンプ] アコースティックマスターピースAM201、オクターブV70SE、サン・オーディオSV2A3、SV2A3TSX、エアータイトATM300 TAKATSUKI Version、ウエスギU・BROS2011P+U・BROS2011M

●連載「マイ・フェイバリット・シングス」小原由夫
真空管ヘッドフォンアンプの表現力を聴く
 ハイインピーダンス/ローインピーダンス型の2つのヘッドフォンで、真空管を用いたヘッドフォンアンプを試聴し、その駆動力と表現力を探ります。
[試聴アンプ] キャロット・ワンERNESTOLO、ソフトンModel6、春日無線変圧器 KA10SH MKII、サウンドValveX/SE、山本音響工芸HA02、トライオードTRX-HD82、カノアー・オーディオTP10

●連載「Private Sturdy」角田郁雄
デザインとサウンド両面で魅惑するワンブランド・システム
 電源技術に長けた創業者による独創技術が盛り込まれるコード。プロ用レコーダー由来の精密設計が一貫するナグラ。デザイン、サウンド両面で優れた魅力を持つ2つのブランドのシステムを、ワンブランドで組み合わせて試聴します。

●4インチドライバーと組み合わせるコンパクトなウッドホーン登場
 山形のGIPラボラトリーが製作した、横幅約60cmで仕上げたウッドホーンが登場。励磁型3ウェイシステムを組んでバイアンプ駆動し、その魅力を探ります。

●自作派大集合
 自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、オーディオショップP&Cエレクトロニクス主催の自作パワーアンプ聴き比べイベントで入賞した3名の方にご登場いただきます。アンプは、WE349Aプッシュプル、6V6プッシュプル、6EM7シングルです。

●読者訪問 九州・福岡編
 ウェスタン・エレクトリックやロンドン・ウェスタンなどヴィンテージ・システムを愛好する九州の読者のリスニング・ルームを訪問します。

●2012冬の注目新製品試聴 テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄/傅 信幸
 この冬に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は注目の大出力モノーラル機を始め、パワーアンプが充実です。

●管球王国・実践ラボラトリー
・Chapter1「録音エンジニア設計のパッシヴEQで作るアナログな音」今井年春×佐藤隆一
 録音エンジニアが“アナログな音作り”をポリシーに設計するハンドメイドのパッシヴ・イコライザーで、固定観念にとら
われない、音楽の大切な要素を追求する音質調整を実践します。
・Chapter2「音楽の鮮度を落とさない音量固定型トランス式アッテネーター」新 忠篤
ファインメット・コア採用アッテネータートランスを用いた、ミノムシクリップによる音量手動調整式アッテネーターボックスで、アナログカッティングルームそのままの、鮮度溢れる再生に挑戦します。

●音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット cafe&wine GRAUERS(東京・神保町)

●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎瀬田無線(東京・秋葉原) ◎アートクルー(福岡・福岡市) ◎ハイファイ堂福岡店(福岡・福岡市)
2,933円
【往年のアルテック大型スピーカー試聴】
――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三
ファンの多いアルテックのヴィンテージ大型スピーカーシステムを、いかにいい音で鳴らすか。アルテックやウェスタン・エレクトリックのパワーアンプと、現代パワーアンプで、マッチングの妙を徹底的に探ります。
[試聴スピーカーシステム]
アルテック612A Monitor、アルテック859A Valencia、アルテックMagnificent A7-500WI、アルテック820A Iconic
[試聴パワーアンプ]
●ヴィンテージ・アンプ=アルテック1568A、アルテック1569A、アルテック1570B、アルテック1520T、WE 124、WE 142、WE 143
●現代アンプ=エアータイトATM300 TAKATSUKI Version、クォードII-forty

【実験工房 単段シングルアンプによる直熱管2A3新旧17種の聴き比べ(後編)】
テスター=新 忠篤/篠田寛一、真空管解説=岡田 章
現行管4種とヴィンテージ管4種、計8本の2A3。現行管2種とヴィンテージ管5種、計7種の45。直熱3極管の2本立て聴き比べリポートをお届けします。45は2A3の姉妹球と目された出力管です。試聴には新 忠篤氏製作の単段シングル・パワーアンプを用います。
[試聴真空管]
2A3
●現行管=エレクトロ・ハーモニックス2A3EH-Gold、桂光2A3C、JJ 2A3-40、エミッションラボEML2A3M ●ヴィンテージ管=マルコニー2A3、マツダ2A3、タングソルJAN2A3、シルヴァニア2A3
45
●現行管=フルミュージック45/n、エミッションラボEML45M ●ヴィンテージ管=シルヴァニア45、シルバートーン45、ウォーズ・スーパー・エアライン45、RCA 45、RCA UX245

【出力管種別・最新アンプ徹底試聴】
300B/2A3/845/EL34/KT88の5種による真空管アンプの表現力
テスター=高津 修/篠田寛一
現代の真空管アンプを代表する5種出力管を用いたアンプ14モデルで、出力管の特徴がいかに引き出され、どのような音楽表現が聴けるか、試聴を通して探ります。
[試聴アンプ]
●300B=エアータイトATM300 TAKATSUKI Version、山本音響工芸A09S、ナグラ300i
●2A3=サンバレーSV2300SE、KTエレクトロニクスHK19
●845=サンバレーSV2(2010)、トライオードTRX-M845、フェーズメーションMA1
●EL34=ユニゾンリサーチS6、ウエスギU・BROS33MKII、オーディオ・ノートOverture
●KT88/6550=トライオードTRV88SER、ラックスマンMQ88u、オクターブRE280MKII

【Analog World】
カートリッジ各ブランドの最新代表モデルを聴く
――新 忠篤/篠田寛一
内外を代表するカートリッジ・ブランドの最新/代表モデルを管球式アンプで試聴し、魅力を徹底紹介します。
[試聴カートリッジ]
オーディオテクニカAT-OC9/III、アキュフェーズAC5、フェーズテックP1G、ベンツマイクロRuby Z、マイソニックEminent GL、オーディオノートIO-M、オルトフォンXpression

【マイ・ハンディクラフト】
『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。
小林 昭◎46/VT63プッシュプルモノーラルパワーアンプK46の製作
家庭用から軍用、業務用まで幅広く用いられた46/VT63の持ち味を活かすため、負荷分割型位相反転回路を採用し、オールST管、メイドインUS球で統一して組んだパワーアンプ。出力管の自然で優しい音を引き出します。
大西正隆◎KT88プッシュプル・ステレオパワーアンプHK20
初段と直結されたムラード型位相反転段とマルチ・ローカルNFBを採用する出力段で組む、EL34、6L6GCなどの多極管に差し替え可能なKT88プッシュプル・パワーアンプ。基本となるKT88ではダンピングの効いた低域が魅力です。

【「先端スピーカーを探訪する」傅 信幸】
設計者の思いと技術が注ぎ込まれた現代スピーカーを代表する2機種を真空管アンプはいかに鳴らすのか、じっくりと試聴してリポートします。
[試聴スピーカー] マジコQ3、フォーカルSTELLA EUTOPIA EM
[試聴アンプ] オクターブHP500SE+RE130、フェーズメーションCM1000+MA1

◆連載「マイ・フェイバリット・シングス」小原由夫
直熱管アンプに通じる新進の半導体アンプ
直熱管アンプに通じる透明な音を求めて、独創性溢れる新進ブランドのソリッドステート型アンプ、D級アンプの個性を聴きます。
[試聴アンプ]
ソウルノートsa4.0B、エヌモードX-PM10、ファーストワットJ2、オーディオデザインDCP-EF105(ATT)+オーディオデザインDCPW100、スペックRSA-F1

◆連載「Private Sturdy」角田郁雄
アナログ&デジタルの両方に応用できる再生系システムの音質向上テクニック
不要振動を排除するラックの設計やアースの一点集中、クリーン電源の活用など、筆者が実践する、アナログとデジタルのいずれにも応用できる再生系システムの音質向上テクニックを紹介します。

◆20cmウーファー+ドライバーの2ウェイ励磁型スピーカーシステム登場
山形のGIPラボラトリーが製作した、20cmウーファーと2.54cmコンプレッションドライバー+ホーンを組み合わせた2ウェイ励磁型スピーカーシステムを試聴します。

◆自作派大集合・特別編
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、富山県にお住まいのクラフトファンのリスニングルームを訪ね、ご自身が製作された300Bシングルアンプと、同じオーディオクラブで自作を楽しまれる経験豊かなご友人の300Bプッシュプルアンプを紹介します。

◆P&Cサウンドバトルリポート
ヴィンテージ・ショップP&Cエレクトロニクスが主催し、腕に覚えのあるクラフトファンが集まった「自作管球アンプ鳴き比べ大会」の模様をリポートします。

◆源流から辿る女性ヴォーカルの愉しみ
金子 秀/峰松 啓/新 忠篤
クラシック音楽への深い造詣の一方でポップ音楽に愛情を注ぐ3氏が、ドリス・デイ、ジョー・スタッフォード、ローズマリー・クルーニーなど女性ヴォーカルの魅力を、ポップ音楽の源流を辿りながら語ります。

◆2011秋の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄
この秋に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号数多くのスピーカーシステムや注目の管球式アンプなど幅広いジャンルの新製品が満載です。

◆管球王国・実践ラボラトリー
「ヴィンテージ復刻オイルコンの濃厚な味わいのある音」新 忠篤
1960年代のWest Capオイルコンデンサーを超える復刻を目指したオイルコンデンサーを、WE205Fシングルアンプのカップリング用に実際に用い、その魅力をリポートします。

◆◆音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット
bar dAZE(東京・神宮前)

◆真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎ムジカマーニ(埼玉・越谷市)◎サウンドハイツ(千葉・市原市)
2,933円
◆タンノイMonitor Gold 15”と
Vintage Ampのベスト組合せ
新旧の名スピーカー+ヴィンテージのベストサウンドを探る
――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三

鳴らす手応えのある新旧の大型スピーカーにヴィンテージ・アンプを組み合わせ「こんな音で鳴るのか!」と目から鱗が落ちるような美味しい鳴り方を探ります。

[試聴スピーカーシステム]
JBL Project EVEREST DD66000、タンノイCorner York(15インチ・モニターゴールド入り)、クォードESL 2905

[試聴パワーアンプ]
アルテック1569A、アルテック1570B、アルテック1520T、WE 124、WE 142C、WE 143C、WE118A


◆実験工房 単段シングルアンプによる
直熱管2A3新旧17種の聴き比べ(前編)
テスター=新 忠篤/篠田寛一、真空管解説=岡田 章

現行管とヴィンテージ管計17種の直熱3極管2A3を聴き比べ、音質をリポートします。試聴には新 忠篤氏製作の単段シングル・パワーアンプを用い、CDプレーヤーと直結して理想的な条件で真空管の音質差を聴き取ります。前編の今号は、現行管7種と、ヴィンテージ管のオリジナルRCA製、計8種です。

[試聴真空管]
●現行管=ソヴテック2A3、桂光2A3B、クラシック・チャイナ2A3B、ナショナル・エレクトロニクス2A3、トローナル2A3、ゴールデンドラゴン2A3Premium、KR 2A3 ●ヴィンテージ管=RCA 2A3(H型プレート)


◆ウェスタン・エレクトリック・システムを意のままに使いこなす達人
青木英男氏のノウハウの全貌を明かす
――新 忠篤

電解コンデンサーを追放した多段の電源回路を構成するなど独創的なアプローチでウェスタン・エレクトリック(WE)システムを意のままに使いこなす、オーディオの百科事典を思わせるエンジニア、青木英男氏のご自宅を訪問します。無数のパーツに囲まれ、ヴィンテージ・システムとデジタルソースを自在に堪能される様子は圧巻です。


◆「ガラード301」導入記+メインテナンス法
――篠田寛一

未使用未開封の箱入りで入手した希少なガラード301にメインテナンスを施し、ベストとのトーンアームと特注製作したキャビネットを組み合わせ、いつか手にしたいと願った理想のアナログプレーヤーシステムを組み上げた篠田寛一氏。ガラードに精通するプロフェッショナルによるメインテナンスの詳細手順とともに、導入のいきさつをお届けします。


◆欧州ミドルクラス・スピーカー13モデル試聴
テスター=高津 修/篠田寛一

ペア30万~60万円台の、中核ゾーンといえる欧州ブランドのスピーカーシステムを管球式アンプで試聴し、作り手の意思やローカルカラーなど、それぞれの個性を試聴を通して探ります。

[試聴スピーカーシステム]
KEF XQ30、ハーベスHL Compact7 ES3、B&W CM9、フォーカルChorus 826E、エラックFS247SE、スペンドールSP1/2R、ライドーX Monitor、モニターオーディオPlatinum PL100、ALRジョーダンNOTE 5i、タンノイDC8 T、ATC SCM40、リンMAJIK ISOBARIK、ソナス・ファベールLiuto


◆Vintage Analogue
トーンアームとカートリッジの相性・徹底検証
――新 忠篤/篠田寛一/箕口勝善

ダイナミックバランス型/スタティックバランス型のトーンアームと、MC型/MM型のハイコンプライアンス・タイプ/ローコンプライアンス・タイプのカートリッジの組合せを変えながら、従来から唱えられてきたマッチングのセオリーが本当に正しいのか、試聴を通して徹底検証します。

[試聴トーンアーム]
●ダイナミックバランス型=オルトフォンRS309D●スタティックバランス型=SME 3012 SeriesII、オルトフォンAS309S

[試聴カートリッジ]
●MC型=オルトフォンSPU-GT、オルトフォンXpression●MM型=ADC ZLM、シュアーV15 TypeIII


◆リーズナブルで音の良いレコード再生+SPレコード再生の楽しみ
1万円以下のMMカートリッジ×7モデル/SP専用カートリッジ×3モデル 試聴と実践法
――新 忠篤/佐藤隆一

手に入れやすい価格の装置でもアナログレコードから驚くほど良い音が引き出せ、モノーラルLPやSPレコード再生も追求すれば、未知の音楽を聴く愉しみが広がります。78回転に対応する現行アナログプレーヤーを始めとする身近なシステムに新 忠篤氏設計のモノーラル専用フォノイコライザーも加えて試聴し、カートリッジの音質と実践のヒントをお届けします。

[試聴カートリッジ]
●ステレオカートリッジ=シュアーM44G、スタントン500.V3、オーディオテクニカAT10G、オルトフォンOM Pro、ナガオカMP110、グラドPrestige Green 1、ゴールドリングELAN●SP専用カートリッジ=オルトフォンOM 78、ナガオカMP11J/SP、シュアーM78S


◆マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

是枝重治◎6AR6(タングソル)シングル・ステレオパワーアンプKSM61
ウェスタン・エレクトリックが原設計の増幅管6AR6。目にする機会の減った本物のアメリカ球を使ったカソードフォロアー直結シングルアンプです。自然な信号径路を追求し、小型アンプながら力感のある音を実現します。

新 忠篤◎クロスオーバー・ネットワークAN1
WE、アルテック、JBLなどのスピーカーユニットに照準を合わせた3ウェイ・ネットワーク。ファインメット・コアのトランス式アッテネーターとチョークを搭載し、明瞭度が高く彫りの深い音の表情を引き出します。


◆連載「真空管アンプを再び探訪する」傅 信幸
設計者の顔が見える内外ブランドのミドルクラス・アンプ

製品の向こうに設計者の顔が見えるようなオリジナリティを感じさせるミドルクラス管球式アンプ8システムを、インテグレーテッドとセパレートを交えて試聴します。

[試聴アンプ]
ユニゾンリサーチS6、クォードQUADII forty、オーディオ・ノートOverture、トライオードTRX1+TRX-P6L、ラックスマンCL38u+MQ88u、エアータイトATC1+ATM2、ウエスギU・BROS28+U・BROS33MKII、オクターブHP300MKII+RE290


◆連載「マイ・フェイバリット・シングス」小原由夫
バッテリー駆動フォノイコライザー5モデル試聴

バッテリーによるクリーンな電源を活かしたフォノイコライザーならではの、見通しがよく繊細な情報を高密度に展開するLPレコード再生の魅力を探ります。

[試聴フォノイコライザー]
ハイフォニックHA-EQ1、ミュージカル・サラウンディングNova Phonomena、デンセンDP4 Drive、トライゴンAdvance、ナグラBPS


◆連載「Private Sturdy」角田郁雄
手持ちのD/Aコンバーターを活かしてデジタル・ファイルを高音質再生

CDから最高のパフォーマンスが得られるよう回路技術を追求した単体D/Aコンバーター。手持ちのDACを活かしてD/Dコンバーターを組み合わせ、PCやiPad/iPod/iPhoneのデジタル・ファイルミュージックの高音質再生を実践します。

[試聴モデル]
コードQBD76、ワディア521、プレイバックデザインズMPS5、エイプリルミュージックStello U3、ケンブリッジオーディオiD100、ワディア171 iTransport


◆真鍮製ホーン搭載励磁型スピーカーをマルチアンプシステムで鳴らす
山形のGIPラボラトリーが製作した真鍮製の鋳物ホーンを同社製4インチ/2インチのコンプレッション・ドライバーを組み合わせて組んだ2ウェイ/3ウェイシステムを試聴し、デジタル・チャンネルデヴァイダー、アキュフェーズDF55を用いたマルチ駆動も実践します。


◆自作派大集合
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は定電圧、定電流回路を採用する入念な設計の直熱3極管50シングルアンプ、初期LPレコードやSPレコードに対応するフォノイコライザー・プリアンプを製作されたおふたりが登場します。


◆本物を嗜好する趣味人が選んだ「旧くて新しい」コンソール・スタイル
ホームシアターショップ「カデンツァ」が重厚な木製家具に真空管アンプと英国製スピーカーを収めた一体型コンソールを導入した、感度に富んだオーディオファイルを訪問します。デッカ・デコラを彷彿させる家具としての風格を湛えリビングルームに据えられたコンソール・システムは、室内空間とオーディオの和合というテーマに対する「旧くて新しい」回答です。


◆真空管アンプ ブランド・ストーリー
=オーディオ・ノート
銀線の採用などオリジナリティに満ちた管球式アンプで知られるオーディオ・ノート。初の多極管アンプや弩級アナログプレーヤーなど、伝統を踏まえながら体制も新たに精力的な開発を続ける同社の理想の音、物作りのポリシーと、最新コンポーネントの魅力を探ります。


◆2011夏の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/角田郁雄
この夏に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号はブランドの顔となるフラッグシップ・モデル、新採用の出力管に取り組んだモデル、伝統ブランドの意欲作など、注目パワーアンプが目白押しです。


◆管球王国・実践ラボラトリー
「トランスによる絶対位相の反転」佐藤隆一
絶対位相の重要性に着目し、トランスで正相/逆相を反転することによって、自然な空間描写など音楽が持つ本来の情報の再現を試みます。


◆音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット
Vintage sound cafe SPHINX(栃木・宇都宮市)


◆真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎クサカベ(東京・八王子市)◎シュガーレコーズ(東京・武蔵野市)

2,933円
●“トーキー”黎明期の映画を当時のWEサウンドシステムで視聴する
――新 忠篤/上杉尚祺/土井雄三/堀切日出晴
1920年代後半にスタートした“トーキー”黎明期の映画を当時のウェスタン・エレクトリック(WE)サウンドシステムでAV再生し、そのサウンドと映像の魅力を語り合う記念号企画です。ヴァイタフォン方式による『ジャズ・シンガー』や光学録音のフランス映画『巴里の屋根の下』、小津安二郎の初トーキー映画『一人息子』などをDVD、BDで視聴し、トーキー黎明期の映画作品の音と映像が持つ存在感と説得力を体感します。
[試聴システム]
WE 15B Horn System、WE 41+42+43、エアーDX5、エプソンEH-TW4500、スチュワート120インチ・サウンドスクリーンほか
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●FM放送の制作現場を訪ねる――TOKYO FM
40年以上の歴史を持つFM局、TOKYO FMのスタジオとコントロールルームを訪ね、デジタル化、マルチメディア化、さらにインターネット配信が進むラジオ放送の最新の制作現場と音作りの裏側をリポートします。
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●読者訪問「オートグラフとハーツフィールド――対照的な個性の両雄を愛でる」
タンノイとJBL、名門ブランドの頂点に立つ2つのヴィンテージ・スピーカーの際立った個性を、アナログレコードの再生を中心に楽しむ読者のリスニングルームを訪ねます。
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●実験工房 魅惑の12~17cm口径キット・スピーカー9モデル試聴
テスター=新 忠篤/篠田寛一
12cmから17cm口径のフルレンジおよびウーファーを用い、ユニットやエンクロージュアの組合せを変えて愉しむこともできるキット・スピーカー9モデルを試聴します。ユニットのクォリティの高さやスピーカーシステムとしての仕上がりの良さがもたらす音の魅力を探ります。
[試聴スピーカー]
サンバレー・樽オーラトーン、サンバレーmini825、YSCオーディオMONITOR ZERO、横浜ベイサイドネット・プラモキット5、フォステクスFE166En+BK166En/FF165WK+フォステクス推奨箱、ヒューガーRAW-S、パークオーディオDCU-C171PP+DCK171C/DCU-C171W+DCK171C
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●管球式アンプ・ブランドの価値を知る
テスター=高津 修/篠田寛一
老舗から新進メーカーまで、厳選した真空管アンプ・ブランドの回路設計や製作手法、音にいたるまで、他にはない魅力の源泉を試聴を通して解き明かします。
[試聴アンプ]
エアータイトATC1+ATM2、オーディオ・ノートG70+SOUGA、ラックスマンCL38u+MQ88u、オクターブHP500SE+MRE130、フェーズメーションCM1000+MA1、クォードIIClassic Integrated、レイミョーCAT777MKII+PAT777、サン・オーディオSVC1000+SV300BSM、サンバレーSV310III+SV91BIII、トライオードTRX1+TRX-P6L、ユニゾンリサーチS6、山本音響工芸AT03-1A+A09S
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●2011春の注目新製品試聴
テスター=小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄
(コメント)
この春に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は管球式インテグレーテッドアンプやパッシヴ・アッテネーターの注目モデルが登場します。
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●「真空管アンプを再び探訪する」傅 信幸
ナグラとフェーズメーション
(コメント)
最先端の技術者集団として培ったテクノロジーと物作りのノウハウをオーディオに注ぎ込み真空管アンプとして結実させるブランド、日本のフェーズメーションとスイスのナグラに焦点を当て、最新モデルの魅力を試聴を通して探ります。
[試聴アンプ]
ナグラ300i、フェーズメーションCM1000+MA1
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●連載「Private Sturdy」角田郁雄
クォードESL2805の高分解能サウンドを引き出すセッティング術
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●愛用のスピーカーから目指す音を引き出すための筆者独自のテクニックを解説しながら、管球式アンプとの組合せやクリーン電源の活用を実践、変貌する音の魅力をリポートします。
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●連載「マイ・フェイバリット・シングス」小原由夫
モノ・カートリッジ9機種によるショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲
現行モノーラル専用カートリッジから注目モデルを厳選。ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲の悲壮な曲調をいかに再生できるか、モノーラルLP再生の奥深さに迫ります。
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●真空管アンプ ブランド・ストーリー
=エアータイト
海外でも知名度の高い真空管アンプ・ブランド、エアータイト。「趣味のための、良い物作り」に徹するその魅力を、インタビューと工場訪問、代表モデルの試聴を通して探ります。
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●マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

新 忠篤◎6BQ5プッシュプル・パワーアンプAK2
大型ファインメット出力トランスを採用。UL/3結切替えと2段階のNFB調整が可能な6BQ5プッシュプルアンプ。電流帰還が活きた、直熱管アンプのような清澄な音色に、プッシュプルならではの躍動感が加わります。

大西正隆◎STAXヘッドフォン端子付2A3プッシュプル・ステレオパワーアンプHK19
スタックスのヘッドフォン出力端子を装備しスピーカーシステムと切り替えて聴ける2A3プッシュプルアンプ。直熱3極管2A3の柔らかさに精緻なトーンが加わった音、爽快なコンデンサー型ヘッドフォンの音が、1台で愉しめます。
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●「ウェスタンからGIPスピーカーへ5年間の変遷」新 忠篤
本誌レギュラー筆者である新 忠篤氏が、WEを忠実に復刻したGIPラボラトリー製スピーカーの導入を振り返りながら、最新のデジタル・チャンネル・ディバイダーDF55によるマルチ駆動を実践、スピーカーシステムと向き合い音を作り上げる愉しさをリポートします。
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●「ヴィンテージ・デジタル・オーディオ」上野春秋
D/AコンバーターLSIの進化と、それらを用いて今なお愛されるCDプレーヤーの名機の魅力を、現場を知り尽くした設計者がひもときます。
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●復刻ヴィンテージを追求するオーディオショップ「サウンドベース555」
復刻したヴィンテージ・ユニットと、その組合せの妙を提案するオーディオショップを訪ね、魅力を紹介します。
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●自作派大集合 特別篇
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方を伺う連載企画です。今号は特別篇として、自作ネットワークで組んだスピーカーシステムをお使いの読者の自宅を訪ね、最新のデジタル・チャンネル・ディバイダー、アキュフェーズDF55を活かしたマルチ駆動を実践します。
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●管球王国・実践ラボラトリー
「ケーブルやパーツの方向性と音色を確認できるクリップ付きケーブル」佐藤隆一
ミノ虫クリップを用いた、ケーブルやパーツを挟み込んで方向性や音質をチェックできるケーブルの使用法を紹介します。
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●新 忠篤氏制作によるSPレコード名盤の「ガラスCD」登場
セーラー万年筆が創立100周年記念を期し、DSDレコーディングで知られるN&Fとの提携で発売する高品位ハード・ガラスCD。SPレコード盤復刻コレクションとして新 忠篤氏が監修した5枚の製作プロセスとディスク概要を紹介します。
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●音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット Ralph&Sunny(東京・神保町)
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●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎ホーム商会(東京・目黒区)◎ホールトーンシティ横浜(神奈川・横浜市)
2,933円
●実験工房 直熱3極管300B=ウェスタン・エレクトリック年代別から現行管まで22種聴き比べ
テスター=新 忠篤/篠田寛一
製造年代の異なるウェスタン・エレクトリックの5種を含むヴィンテージ管7種、現行管15種を聴き比べます。
[試聴真空管]
◆現行管=エレクトロ・ハーモニックス300BEH Gold、サンバレーPrime 300B Ver.4、クラシック・チャイナ300B、トライオードVintage 300B、JJ 300B、クラシック・チャイナ300BC、オーディオスペース300B-G、ゴールデンドラゴン300B SUPER、ゴールデンドラゴン4-300BC、フルミュージック300B/c、KR KR300B、エミッション・ラボ300B-XLS、KR KR842VHD、フルミュージック300B/SE、高槻電器工業TA300B
◆ヴィンテージ管=セトロン300B、STC 4300A、ウェスタン・エレクトリック(WE)300B[98年製]、WE 300B[81年製]、WE 300B[米国軍用、57年製]、WE 300B[55年製]、WE 300B[刻印、1940年代]

●Vintage Analogue
SME 3009/3012=歴代トーンアームの音質比較
海老澤 徹/新 忠篤/箕口勝善
50年代末にオリジナルモデルが登場した名トーンアームSME。歴代の代表モデルを聴き比べ、音質をリポートします。
[試聴システム]
SME 3009 original、SME 3009 SeriesII、SME 3009/S2 Improved、SME 3009R、SME 3012 SeriesII、SME M2-12R

●Western Electric #6typeスピーカーシステム聴き比べ
新 忠篤/篠田寛一/土井雄三
1936年に登場したウェスタン・エレクトリック#6システムは、TA7331バッフル+13インチウーファーTA4171、22Aホーン+555 レシーバーの2ウェイ。ウーファーにTA4151Aを用い、597Aトゥイーターを加えた3ウェイで、22AホーンとTA7331バッフルのオリジナルモデル、レプリカモデルの音質を聴き比べます。

●タイプ別・スピーカーの真価を管球式アンプで引き出す
テスター=高津 修/篠田寛一
同軸型/ホーン型/平面型/小型モニター、4タイプの注目スピーカーの音が管球式アンプとの組合せでいかに変貌するか、設計ならではの音を引き出す組合せの妙はあるかを、試聴で徹底的に探ります。
[試聴スピーカー]
◆同軸型=タンノイSterling/SE、ムジークエレクトロニク・ガイザインME100 ◆ホーン型=JBL 4365、GIPラボラトリーGIP5005 SYSTEM ◆平面型=マグネパンMG1.7、クォードQUAD ESL2805 ◆小型モニター=ATC SCM19、B&W 805 Diamond
[試聴アンプ]
サンバレーSV2(2007)、エアータイトATM1S、P&C 45PushPull Stereo MK1、山本音響工芸A09S、クォード IIforty、EAR EAR534、マッキントッシュMC2102、オクターブRE280MKII、エアータイトATM211

●2011冬の注目新製品試聴
テスター=小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄
この冬に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は管球式インテグレーテッドアンプ、パワーアンプ注目モデルが続々登場です。

●真空管アンプを再び探訪する
傅 信幸
日頃、最新のソリッドステートアンプでB&W Nautilusをマルチアンプ駆動する評論家の傅 信幸氏が、管球式アンプの現在の姿の探求と今日的な発見を求め、管球式インテグレーテッドアンプ6モデルを試聴します。
[試聴アンプ]
アコースティックマスターピースAM201、ラックスマンSQ38u、EAR EAR869 Black、オクターブV70SE、ユニゾンリサーチP70、クォードQUADII Classic Integrated

●新連載「Private Sturdy」角田郁雄バランス伝送によるアナログレコード再生を検証
外来ノイズに強いバランス伝送に対応するフォノイコライザー4モデルを試聴。その効果を実感します。

●連載「マイ・フェイバリット・シングス」第11回 小原由夫
最善の『至上の愛』を求めLP、SACD、デジタルファイルを検証
LPレコード、SACD、96kHz/24ビットのハイレゾファイルを、それぞれ2系統のシステムで聴き、ジョン・コルトレーン『至上の愛』の最良の再生を探ります。

●新・管球アンプキットを「組む」愉しみ
サン・オーディオSV2A3EPX
テスター=高津 修
クラフト初心者でも取り組め、管球式アンプの魅力の奥深さを味わう格好の入口となるキットアンプの製作リポートです。設計コンセプトも優れたキットアンプを厳選し、編集部による組立てプロセスをじっくりとご紹介しクラフトの楽しさと勘所をお伝えします。今号は、タムラ製作所製特注トランス搭載で知られるキットアンプの老舗サン・オーディオから新登場の2A3シングル・モノーラルアンプです。

●マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者であり熟達した設計者による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を紹介します。
是枝重治◎5933プッシュプル・パワーアンプKSM59
送信機やカッティング設備に使われたトッププレート球807の高信頼管5933のプッシュプルアンプ。プリミティヴな積分補正型回路で優れた中高域の歪率を得て、色彩感豊かで彫りの深い再生を実現します。

●クリフォード・ブラウン&マーキュリー・レーベルの“発掘”プロセスと音の魅力
児山紀芳×常盤 清
80年代に、高音質のデジタル・トランスファーによって黄金期ジャズの未発表音源リリース、コンプリート盤発売と、目覚ましいアーカイヴワークを手掛けたジャズ評論家の児山紀芳氏、エンジニアの常盤 清氏が、音源を再生しながら、“発掘”プロセスとマーキュリー・レーベルの音の魅力を語ります。

●日常を彩るヴィンテージ=オーディオショップ「サウンドクリエイト」
山本浩司
厳選したヴィンテージユニットでオリジナルのスピーカーシステムを組み、最新の再生装置とも組み合わせる。本格派にも手応えがあり生活空間にも溶け込む、ヴィンテージシステムとの新しい付き合い方に焦点を当てます。

●自作派大集合 第54回
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方を伺います。連載です。今号は直熱3極管PX4を用いたオール英国管シングルアンプ、20台以上の自作キャリアが活きた送信管801Aシングルアンプを製作したお2人の登場です。

●管球王国インタビュー「EAR代表 ティム・デ・パラヴィッチーニ」

●管球王国・実践ラボラトリー「SPレコードのDSDファイルをSACDプレーヤーで聴く」新 忠篤
DSDフォーマットによる高音質のデジタルファイルをDVD-Rに収録し、特定のSACDプレーヤーで聴く愉しみの提案です。

●音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット the Foxhole(東京・武蔵野市)

●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート◎アムトランス(東京・秋葉原)◎ウエスタンラボ(埼玉・所沢市)
2,933円
●1台のアンプで多種の出力管を愉しむコンパチブルアンプ試聴
テスター=高津 修/篠田寛一

異なる出力管に対応するコンパチブルタイプの管球式アンプで、出力管種を変えることによって聴き慣れた音楽から新しい表情を引き出す愉しみを提案します。試聴を通して、アンプ本来の音のクォリティ、異なる出力管を用いることによる音の変貌度を徹底的に探ります。

[試聴アンプ]
サンバレーSV19D、アコースティックマスターピースM101、サンバレーVP3488SE、トライオードTRX-P6L、ヒューガーHG-KT88S Tango、エイフル Asano PX25A(DA30)/PX25 Single、オクターブV40SE、P&C 45/2A3 Single Stereo

●2010秋の注目新製品試聴
テスター=小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄/和田博巳

この秋に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は個性豊かなスピーカーシステムのほか、FMチュ-ナーなど幅広い製品が満載です。

●マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者であり熟達した設計者による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を紹介します。

•上杉佳郎◎EL34プッシュプル・ステレオパワーアンプTAP39
電圧増幅部と電力増幅部のゲイン配分を最適化した“2アンプ構成パワーアンプ”。EL34プッシュプルで、フレッシュなスピード感にエネルギッシュな魅力が加わった音が楽しめます。
•大西正隆◎EL156シングル・ステレオパワーアンプHK18
低ノイズ、低インピーダンス設計で、ドイツ製の産業機器用5極管EL156の実力を引き出したシングルアンプ。オーディオ専用管では聴けなかったような大人の味わいのある音が魅力です。
•新 忠篤◎WE300Bプッシュプル・モノーラルパワーアンプA1001
初段WE101D、出力段WE300B、整流管WE274Aとすべて直熱管で構成し、ファインメット・トランスなど優れたパーツで組み上げたトランス結合型アンプ。演奏家の心に触れるような鮮度の高い再生が魅力です。

●新・管球アンプキットを「組む」愉しみ
サンバレーSV2(2007)
テスター=高津 修

クラフト初心者でも取り組め、管球式アンプの魅力の奥深さを味わう格好の入口となるキットアンプの製作リポートです。設計コンセプトも優れたキットアンプを厳選し、編集部による組立てプロセスをじっくりとご紹介しクラフトの楽しさと勘所をお伝えします。今号は、数多いキットアンプのラインナップを持つサンバレーの、製作の安全性にも配慮された大型直熱管845パワーアンプです。

●真空管アンプ ブランド・ストーリー
=トライオード
真空管アンプブランドのポリシーとアンプ作りの魅力の源泉を、ブランド・ヒストリーをひもときながら最新製品試聴や今後の展開を聞くインタビューも交え、多角的に紹介します。今号は、進取の精神に富んだアンプを次々と送り出す「トライオード」です。

●アナログレコード再生と同じ思想を貫く「メトロノームテクノロジー」
テスター=角田郁雄

高品位な電源部や、精度の高い信号読み取りのための緻密な筐体設計など、先進技術を駆使し、DACチップや出力段に用いる3極管まで構成パーツの実力を引き出して純度の高い音楽再生を実現する「メトロノームテクノロジー」。最新の一体型CDプレーヤーの魅力を紹介します。

●連載「マイ・フェイバリット・シングス」第10回 小原由夫
フォノイコライザーの音楽適性を探る
注目フォノイコライザー7機種を選び、ヴォーカル/ロック/ジャズ/クラシックの4枚のLPレコードを試聴し、異なるジャンルの音楽がいかに魅力的に再生できるか、各モデルの個性を探ります。

●WE755A+618C typeスピーカーシステムを聴く
テスター=新 忠篤/篠田寛一

20cmシングルコーン型フルレンジの原点といえる希少な名ユニット、ウェスタン・エレクトリック(WE)755Aを、WE専門店のウエスタン サウンド インクがアルテック618Cを忠実に再現したエンクロージュアに納め独自のチューンングを施したシステムで試聴します。試聴システムを5セットのみ、ステレオサウンド・ホームページVintageセレクトショップで限定頒布いたします。

●JBL Lancer101/44をSA600、SG520+SE408Sと
現代管球式アンプで鳴らす
――高津 修

高度経済成長期の1960年代に“頑張れば手が届く”存在として憧れの的となったJBLの家庭用スピーカー「ランサー・シリーズ」。Lancer101、Lancer44の2モデルを、当時を代表するJBLソリッドステート式アンプと現代の管球式アンプで聴き、CD/アナログレコード再生で、その魅力を探求します。

[試聴アンプ]
・ヴィンテージアンプ=JBL SA600、JBL SG520+JBL SE408S
・現行管球式アンプ=エアータイトATC2+エアータイトATM4/山本音響工芸A09S

●大型ホーンと組み合わせる、18インチ励磁型ウーファー用エンクロージュア
WEを始めとするヴィンテージ製品に範をとったスピーカーユニットやシステムを開発するGIPラボラトリーの、大型ホーンとの組合せで量感のある再生を追求した18インチ励磁型シングルウーファー用エンクロージュアで2ウェイ、3ウェイシステムを組み、試聴します。

●タンノイMonitor15 Silver/Red/Gold
英国製15インチ同軸2ウェイユニットを聴く
――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三

タンノイ製15インチ同軸ユニットを「ランカスター」エンクロージュア、パイ社製エンクロージュアに納めて、歴史的な名デュアルコンセントリック・ユニットの魅力を探ります。

[試聴システム]
タンノイLancaster+タンノイMonitor Gold、タンノイLancaster+タンノイMonitor Red、パイHF25/SC+タンノイMonitor Red、パイHF25/SC+タンノイMonitor Silver

●実験工房
電圧増幅管12AX7=フォノイコライザーによる21種の聴き比べ
テスター=新 忠篤/篠田寛一

新 忠篤氏設計によるCR型フォノイコライザーで、電圧増幅用双3極管12AX7の現行管10種、ヴィンテージ管11種を試聴し、それぞれの音質、構造の特徴を詳しくリポートします。

[試聴真空管]
・現行管=中国製12AX7B、エレクトロ・ハーモニックス12AX7EH、ソヴテック12AX7WC、ゴールデンドラゴンGD E83CC/12AX7、JJ ECC803S、スヴェトラーナ12AX7、PM 12AX7HG、タングソル12AX7/ECC803S、フルミュージック12AX7、グルーブチューブGT12AX7MPI
・ヴィンテージ管=東芝12AX7A、松下12AX7T、GE(米)5751、レイセオン(米)JRP12AX7、RCA(米)5751、ブライマー(英)CV4004/12AX7、ムラード(英)ECC83、テレフンケン(独)ECC83(ダイヤマーク)、シーメンス(独)E83CC、テスラ(チェコ)E83CC(ゴールドピン)、フィリップスMINIWATT(蘭)ECC83

●自作派大集合 第53回 訪問篇

自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽との付き合いをうかがう連載です。今号は「訪問篇」として、工業用トランスなど多彩なパーツを転用して組み上げたアイデア豊かな真空管アンプ、測定に基づく理論と長年のキャリアが集約された重量級アンプを製作したお2人のリスニングルームを訪ね、入念に組んだスピーカーシステムと自作アンプで音楽の感動を追求する再生をお聴かせいただきます。

●管球王国・実践ラボラトリー「ライントランスを使ったモノーラルミックスの魅力」佐藤隆一

スピーカー1本のシステムで、ステレオソースも濃密で実在感の音で再生するための、ライントランスを用いたモノーラルミックスを実践します。

●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート 特別編
◎エイフル(福島県・裏磐梯)

自然豊かな福島県・裏磐梯の地で3階建てビルを全棟用い、数々のWEシステムを始めとする豊富なヴィンテージ機器を整備し音が聴ける状態で収蔵する、他に例のない“オーディオ博物館”を準備中のオーディオショップ「エイフル」を訪ねます。

●書評 『ヴァイオリンの奥義~ジュール・ブーシェリ回想録』新 忠篤
2,933円
●2010夏の注目新製品試聴
テスター=小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄

この夏に登場する話題の管球式アンプやスピーカーなどのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。注目のアナログプレーヤーやフォノイコライザー、パッシヴ・アッテネーター、デジタル・ファイルオーディオのためのソフトウェアやケーブルなど幅広い製品が目白押しです。


●「音楽ジャンルに特化した管球式アンプと最新スピーカー選び」
管球式アンプ21種とスピーカー8種の組合せテスト
テスター=高津 修/小原由夫

アンプとスピーカー選びでは、自分の聴きたい音楽をいかに好ましく聴けるかが大きなポイントです。クラシック、ジャズ、ポップスなど音楽ジャンルごとに、個性がベストフィットして音の魅力をいっそう引き立てる、持ち味追求型の管球式アンプとスピーカーシステムの組合せを徹底的に探ります。

[音楽ジャンル]
ジャズヴォーカル/日本のヴォーカル/室内楽/ポップス/エレキギター/コンボジャズ/大編成オーケストラ/ビッグバンドジャズ

[試聴アンプ]
トライオードVP300BD、ヒューガーHG-PX4、EAR869 Black、山本音響工芸A08S、ファルコンFalcon M101、エアータイトATM300EH、アコースティックマスターピースM101、山本音響工芸A011、オーディオンSilver Night300B MkIII、サンバレーVP3488SE、ユニゾン・リサーチPRELUDIO、エアータイトATM1S、サウンドValve300SE、アコースティックマスターピースAM201、オクターブV40SE、サウンドValve100SE、ラックスマンSQ38u、サンバレーSV2PP(2009)、SDサウンドTOPSTONE i1、クォードQUADII-Classic、トライオードTRX-P6L

[試聴スピーカー]
ワーフェデールDIAMOND 10.1、エラックBS182、フォステクスGX102、ピエガTMicro5、JBL 4312E、フォーカルChorus 726V、スターリングLS3/5a V2、ATC SCM19

●新・管球アンプキットを「組む」愉しみ
チューブワークス6B4Gシングル ステレオアンプキット
テスター=高津 修

誰にでも取り組め、管球式アンプの魅力の奥深さを味わう格好の入口となるキットアンプの製作リポートです。設計コンセプトも優れたキットアンプを厳選し、実地の製作プロセスをじっくりとご紹介しクラフトの楽しさと勘所をお伝えします。今号は、名古屋の真空管オーディオ専門店・小坂井電子/チューブワークスの6B4Gシングル ステレオアンプキットです。

●マイ・ハンディクラフト
・熟達した設計者による回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を紹介します。
上杉佳郎◎EL34パラレルシングル・モノーラルパワーアンプTAP38
オーバーオールのNFBアンプとノンNFBアンプの美点を両立する、電圧増幅部と電力部2ブロック構成によるプリアンプ付きローゲイン・パワーアンプ。「雨上がりの新緑」のようなフレッシュな音が特徴です。
是枝重治◎7695シングル・ステレオパワーアンプKSM57
真空管最後期の低電圧大電流動作管7695のシングル・ステレオアンプ。濃厚な50と爽やかな45の音を併せ持った、古典管に引けを取らない出力管の魅力を十二分に引き出した、密度濃くキメ細かい再生が楽しめます。

●航空宇宙産業の精密伝送技術が生きるブランド「ノードスト」を聴く
テスター=角田郁雄

航空宇宙産業における高精度伝送のための技術開発を出発点とし、マスタリングルームでの導入実績でも知られるケーブルブランド「ノードスト」。スピーカーケーブルのエントリーモデルほか、バイワイヤージャンパーや共振をコントロールするデバイスなど注目ラインナップを試聴します。

●連載 アクティヴ・オーディオの勧め
第6回 あらためて知るモノーラル再生の魅惑
――新 忠篤/和田博巳

スピーカー1本を用いた本来のモノーラル再生の魅力を追求します。ヴィンテージ専門店が厳選した4つのシステムでSPレコード、LPレコード、CDのモノーラル音源を聴き、モノーラルならではの奥行き感のある音場を引き出すセッティングのコツも探ります。

[試聴機種]
ウェスタン・エレクトリック100F/グッドマンMAXIM+リークVarislopeIII+リークTL/12Plus/クォードESL57+クォードQC2+クォードQUADII/アルテック604+P&C 2A3 PP Mono

[専門店]
ウエスタン サウンド インク、TAF、サウンドボックス、P&C

●15インチ径同軸ユニット聴き比べ[Part1 アメリカ編]
――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三

15インチ径ヴィンテージ同軸ユニットに加え、ウェスタン・エレクトリック唯一の同軸ユニットである18インチ径の「Tub」まで計10モデルを試聴し、その魅力を探ります。今号は[アメリカ編]です。

[試聴ユニット]
ジェンセンJHP52、RCA515S2、RCA LC1、エレクトロボイス15TRX、ジェンセンTypeH、ジェンセンHNF50、トゥルー・ソニック206AXA、トゥルー・ソニックF52A、アルテック・ランシング604、ウェスタン・エレクトリックTub

●Vintage Analogue
レコード会社のリファレンス・カートリッジを聴く
――海老澤 徹/新 忠篤/箕口勝善

LPレコードの最初の原盤であるラッカーマスターを検聴するためのカッティングシステムにおけるプレイバック・スタンダードとしてレコード会社で採用されたリファレンス・カートリッジを試聴します。

[試聴モデル]
デノンDL103、ノイマンDST、ノイマンDST62、デッカMKI、デッカMKII、デッカMKIII、EMT TSD15、オルトフォンSPU-A、ウェストレックス10A

●流行歌で時代の空気を感じ取る
「往年のレコード盤をA7で聴く」
――篠田寛一/澤里昌吉

流行歌/歌謡曲を管球式アンプで聴く愉しみを、篠田寛一氏のご自宅で往年のレコード盤を再生して探る対談企画です。アルテックA7で、流行歌から伝わる時代の空気を堪能します。

●WE555ドライバー復刻モデル搭載の励磁型3ウェイスピーカーシステム
テスター=新 忠篤/篠田寛一

WEスピーカーの復刻でノウハウを蓄積するGIPラボラトリーから登場した、2インチ口径のコンプレッションドライバーWE555のレプリカモデル。このユニットを搭載する3ウェイスピーカーシステムを試聴し、その魅力をリポートします。

●連載「マイ・フェイバリット・シングス」第9回 小原由夫

現代と黄金期のジャズをエネルギッシュに聴ける300Bアンプはどれか
マイルス・デイビスとジョン・コルトレーンの名盤、現代のピアノトリオのワイドレンジ録音。新旧のジャズを現行製品の300Bアンプ6機種に加えてウェスタン・エレクトリック86Typeアンプで聴き、名3極管300Bで引き出せるジャズの魅力を探求します。

●実験工房 プリアンプ用ライントランス17機種聴き比べ
テスター=高津 修

新 忠篤氏設計によるWE396Aラインアンプで、現行モデル13機種、ヴィンテージ4機種のラインアウトトランスを試聴し、ラインアンプの音がトランスでいかに変化するか、それぞれの音質をリポートします。

[試聴機種]
・現行モデル=タムラTK171、タムラA8713、タムラA8711、タンゴNP126、P&C P179S、橋本電気HL10K6、橋本電気HL20K6、プライトロンPAT4126-03、ルンダールLL1680/5mA、ノグチトランスFM20k600CT、アンディクス・オーディオRT20K600、P&C P154、ノグチトランスFM24k600CT
・ヴィンテージモデル=トライアッド ゲイツ社ミキサー用ライントランス、アルテック15095、UTCレイセオン社ミキサー用ライントランス、JS NO.139

●自作派大集合 第52回

自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽との付き合いを伺う連載です。今号は、大型3ウェイスピーカーシステムを駆動するEL156プッシュプルアンプ、数十年ぶりのクラフト再開で取り組んだ沁み入るような女性ヴォーカルを聴かせるECL82プッシュプルアンプを製作したおふたりの登場です。

●管球王国・実践ラボラトリー「高音質ラインケーブルを作る」講師:新 忠篤

ノイトリック製「ProFi NF2C-B/2」プラグとベルデン「1172A」ケーブルを組み合わせて録音現場のモニターを思わせる音のラインケーブルを製作します。

●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート

◎U-AUDIO(東京・西麻布)◎SAND GLASS(東京・八王子)
クォリティの高い近年のユーズド・コンポーネントが特徴の専門ショップ、ログハウスに多彩な励磁型スピーカーの試聴室を備えたユニークなショップをご紹介します。

●音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット Nica’s(東京・町田)

JBL C34とアナログレコードが往年の熱気を感じさせるジャズ喫茶の登場です。
2,933円
●2010春の注目新製品試聴 テスター=小原由夫/篠田寛一/高津 修

この春に登場する話題の管球式アンプやスピーカーなどのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。フォノイコライザーやトーンアームなどアナログ関連の最新モデル、音響チューニングパネルなど幅広い注目製品が満載です。


●「隠れた名出力管を活かす、価値ある管球式アンプ10モデル試聴」 12BH7A/ECL805/6AQ5/VT25/398A/45/E2d/PX25 テスター=篠田寛一/高津 修

300B、EL34、KT88などよく知られた出力管の存在に隠れた、実力を秘めた少数派出力管を用い、その優れた音質を充分に引き出すと同時に手に入れやすい価格も実現する管球式アンプを厳選し、試聴を通して真空管の潜在力とアンプの実力を徹底紹介します。

[出力真空管と試聴機種]
・12BH7A=イチカワCT322mini
・ECL805=春日無線変圧器KA15SEG
・6AQ5=チューブワークス6AQ5プッシュプルステレオアンプ
・VT25=サン・オーディオSV-VT25Limited
・398A=カトレア春一番
・45=山本音響工芸A08S
・45=P&C 45 PushPull Stereo Mk1
・E2d=サウンドパーツE2dプッシュプル
・PX25=ヒューガーHK-PS25
・PX25=サンバレーVP2500SE Bタイプ

●マイ・ハンディクラフト

熟達した設計者による回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を紹介します。

【上杉佳郎】
◎EL34パラレルプッシュプル・モノーラルパワーアンプTAP37
設計史に名高いウィリアムソン型で構成し、格段の時定数の最適化や抑えたNF量などで、管球式アンプの頂きを目指したパワーアンプ。聴き込むほどに良さを感じさせる重厚で晴々とした再生が魅力です。
【那須好夫】
◎6V6シングル・ステレオパワーアンプOS-V6
高品位な電源や出力トランスなど使用パーツを厳選した6V6・3結シングルの小型ステレオアンプ。グリッド電圧をプラスまで振り込んで出力を確保し、くつろぎの時間にふさわしい滑らかでクリアーな音が楽しめます。


●甦る少年時代の「思い出」 上杉佳郎
JBLパラゴンを安心してマルチアンプ駆動する中・高域用プロテクションサーキット


●実験工房 プッシュプル用出力トランス12機種聴き比べ テスター=新 忠篤/篠田寛一

新 忠篤氏設計による6BQ5プッシュプルアンプで、現行モデル11機種、ヴィンテージ1機種のプッシュプル用出力トランスを試聴し、それぞれの音質をリポートします。

[試聴機種]
・ノグチトランスPMF18P-8k
・ノグチトランスPMF28P-8k
・エイトリックトランスフォーマーE15-8
・タンゴFE25-8、タムラF685
・ノグチトランスFM12P-8k
・アンディクス・オーディオFT25P
・橋本電気HW25-8
・橋本電気HW40-8
・トライアッドS142A
・ノグチトランスFM30P-8k
・P&C P174-10


●連載「マイ・フェイバリット・シングス」第8回 小原由夫
ストラヴィンスキー『春の祭典』最優秀音質LPはどれか

24枚のストラヴィンスキー『春の祭典』LPを一挙に試聴し、楽曲と演奏の魅力はもちろん、ディスクに込められた録音エンジニアやレコード会社のカラーなど様々な要件に思いを巡らせながら、優秀音質盤を考察します。


●英国ノッティンガム・アナログプレーヤーの魅力の真髄 テスター=小原由夫

極小トルクの精密なモーターで重量級プラッターを回転させる独自の設計思想で秀でたS/Nと躍動的な音楽再生を実現する英国ノッティンガムのアナログプレーヤーシステム6モデルを試聴し、その魅力に迫ります。

[試聴機種]
・ノッティンガムアナログスタジオINTERSPACE HD
・SPACEDECK CLASSIC
・MENTOR Jr.
・SPACE 294
・DAIS
・ANNALOG S


●英国モニターブランドの雄・ATCスピーカーは管球式アンプでどう鳴るか テスター=新 忠篤/篠田寛一

オーディオファンの憧れのひとつであるプロ用モニター直系のスピーカー、しかも小型低感度のスピーカーが管球式アンプでどう鳴るのか、英国ATCのブックシェルフ3モデルを管球式アンプ6モデルと組み合わせ、じっくりと検証します。


●ヴィンテージ・オーディオの魅力徹底追求――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三
1.WE555用小型ホーンの聴き比べ
2.ウェストレックス「14タイプ」スピーカーシステム試聴

スピーカーの歴史にその名を残す偉大なコンプレッション・ドライバー、ウェスタン・エレクトリック(WE)555の魅力を十全に引き出す小型ホーンはどれか。第2部では、戦後に登場したウェストレックス「14タイプ」スピーカーシステムのアルニコマグネットならではの粘り強い音の魅力をリポートします。

[試聴ホーン]
・アルテック・ランシングH811
・アルテック・ランシングH808C
・WE KS12024
・WE KS12025
・WE 32A
・WE TA7322
・WE 4A
・WE 3A
・ランシング808


●Vintage Analogue
1.ウェストレックス45/45方式 vs デッカV/L方式
2.幻のWestrex 10Aとデッカ・カートリッジの比較試聴

ステレオLP誕生前夜というべき1957年に行なわれたウェストレックス45/45方式とデッカV/L方式の比較試聴に倣い、池田 圭氏が著作で「生と殆ど変わらない音」と評した幻のカートリッジ、ウェストレックス10Aをデッカの代表モデルと聴き比べ、その音質をリポートします。

[試聴機種]
・ウェストレックス(10A)
・デッカ(MK I、MK II、MK III、MK V London)


●励磁型20cmフルレンジユニットのポテンシャルを引き出すホーン+平面バッフル登場 テスター=新 忠篤/篠田寛一

プロ機ならではの高い信頼性を備えたアナログプレーヤーやカートリッジで知られるEMTのラインナップから、ヘッドシェルのないMCカートリッジ・シリーズ、JSDシリーズの音の魅力を試聴を通して探ります。


<連載>
●アクティヴ・オーディオの勧め 第5回 テスター=新 忠篤/常盤 清
デジタル・ファイルミュージック最前線3――デジタル配信音源とリンDSの実力を試す

インターネットで配信されるハイビット・ハイサンプリング音源をリンのデジタル・ファイルプレーヤーDSシリーズで試聴します。44.1kHz/16ビットのCDフォーマットとは一線を画する音質をリポートすると同時に、ますます拡大しつつある高音質ファイルをどう捉えるか、レコーディングの現場を知り尽くしたテスターならではの考察を明らかにします。
[高音質配信サイト]LINN RECORDS、e-onkyo music、HQM STORE

[試聴機種]
・リンAKURATE DS
・リンMAJIK DSFR2LE

●自作派大集合 第51回

自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽との付き合いを伺う連載です。今号は、レコード再生に意を尽くし、アンプ製作を楽しむおふたりの登場です。ひとかたにはSPレコードや初期LPの様々なイコライザーカーブに対応するフォノイコライザー、もうひとかたにはアンペックス型のPFBを活かしたフォノイコライザー付きプリアンプをご紹介いただきます。


●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎キョードー真空管店(東京・秋葉原)
◎アポロ電子(東京・秋葉原)


●音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット East Side(東京・国立)

2,933円
●カラー口絵 管球式アンプ愛好家を訪問=上海・広州篇/8~12cm口径キット・スピーカー

●2010 冬の注目新製品試聴

●出力真空管の差替えで変貌する
管球式アンプの新世界
300B/EL34/KT88/6BQ5アンプで現行出力管17銘柄を試聴
高津 修/篠田寛一

●MY HANDICRAFT マイ・ハンディクラフト
上杉佳郎◎EL34プッシュプル・モノーラルパワーアンプ TAP36の製作
是枝重治◎6BQ5プッシュプル・ステレオパワーアンプ KSA55の製作

●甦る少年時代の「思い出」 積極的に導入したいサウンドコントローラー 上杉佳郎

●実験工房 話題の8~12cm口径キット・スピーカー徹底試聴 新 忠篤/篠田寛一

●中域にコーン・フルレンジを用いた励磁型オールホーンスピーカー 新 忠篤/篠田寛一

●EMT民生用カートリッジJSDシリーズの唯一無二の魅力 新 忠篤/篠田寛一

●小原由夫の 「マイ・フェイバリット・シングス」
オルトフォン最新MCカートリッジで、60年代のピアノトリオを聴く

●ダブルアーム仕様のアナログプレーヤー入門機が登場

●ドイツ製管球アンプ「ブランド・瑞々しく甘美な官能の世界」 和田博巳

●JBL LE8T/ALTEC 409Bチューンナップ術大公開 新 忠篤/篠田寛一/土井雄三

●Vintage Analogue
SOTA/COTY賞に輝いた往年の名カートリッジを聴く 海老澤 徹/新 忠篤/池田 勇

●アクティヴ・オーディオの勧め
デジタル・ファイルミュージック最前線─2
LP盤をレコーダーで96kHz/24ビットのデジタル・ファイル化 新 忠篤/常盤 清

●管球アンプ自作派大集合 北嶋光敏氏/鈴木安彦氏 聞き手=新 忠篤

●真空管ショップ ・マツシタハイファイ・・TAF・

●管球王国インフォメーション/読者プレゼント

●音遊空間 オーディオと音楽が楽しめる極上スポットガイド バー・M・(東京・南青山)
主な内容

●音遊空間――音楽とオーディオに浸れる極上スポット
川奈ホテル・SP盤コンサート(静岡県・伊東市)


●2009秋の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/高津 修/常盤 清/和田博巳

この秋に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、トランス、アナログプレーヤーなどのニューモデルを試聴。その特徴と音質を検証します。モニター機を出自とする最新スピーカーシステムを始め、注目製品が盛り沢山です。


●「個性豊かな工房製アンプを聴く」――工房製管球式アンプ13機種試聴
テスター=篠田寛一/小原由夫 回路解説=大西正隆

切磋琢磨で音質と回路設計が高いレベルに進化した全国の小規模な工房製アンプを、多彩な出力管で集め、試聴を通して、その魅力を追求します。回路構成に対する入念な考察も踏まえながら、作り手の主張、独自の個性が見える、新しい管球式アンプ像を探ります。

[試聴機種]
出力真空管
2A3=ヴィーナスサウンド TYPE 2A
300B=チューブワークスKD300Bs、ハイフォニックHPA300BS、エヌデザインM3BC、和光テクニカルWA300SS MKII、アライ・ラボPT300
811=WAVACオーディオラボMD811MKII
845=カトレアThe富士山III
EL34=サウンドパーツ Love Three/EL34、ミラードSRA-M20
6L6GC=クライナM502
KT88=アストロ電子企画AS-KT88MKII、サウンドメイツ8834M


●連載「マイ・フェイバリット・シングス」第6回 小原由夫
世界の超弩級管球式アンプで、大型スピーカーから極私的3大ヴァイオリン協奏曲の激情を引き出す

現代の最高峰といえる超弩級の管球式セパレートアンプを集め、大型スピーカーTAD-R1から演奏の未知の情感をいかに引き出すか、究極の再生を追求します。

[試聴機種]
EAR EAR 912+EAR 509mkII、エアータイトATE2001+ATM2001S
マッキントッシュC500(C500C+C500T)+MC2301
コンバージェント・オーディオ・テクノロジーSL1 Legend+JL2 Signature
オクターブJubilee Preamp+Jubilee Mono
大泉電子Z4212s TAD TAD-R1
プレイバック・デザインMPS5


●最適なイコライジングが聴かせるモノーラルLP盤とSP盤の音の世界
テスター=和田博巳

RIAAカーブ統一以前のイコライジングカーブに対応するフォノイコライザー、EMT JPA66と新 忠篤氏設計AKTEQ2 mono。2モデルで、初期モノーラルLPレコードとSPレコードを本来のイコライジングで再生、その音の真価を追求します。

[試聴機種]
EMT JPA66、新 忠篤氏設計AKTEQ2mono
EMT OFD25、OFD65、オルトフォンCG 25 Di MKII、CG 65 Di MKII


●甦る少年時代の「思い出」 電蓄が手本のシグナル・ブレンド・コントローラー 上杉佳郎


●マイ・ハンディクラフト
上杉佳郎◎EL34シングル・ステレオパワーアンプTAP35
シーメンスEL34を3極管接続で用い、オーバーオールのNFBを掛けるシングル・パワーアンプ。好バランスを重視し、本来はグッドマンAXIOM80のドライブ用として設計したアンプで、高感度スピーカーの長所をみずみずしく引き出します。

新 忠篤◎6BQ5シングル・ステレオパワーアンプAK1
外部シャーシに搭載した出力トランスの差し替えができ、スイッチで5極管動作/3極管接続の切替えと3段階のNFB切替えが可能な 6BQ5シングル・パワーアンプ。高感度出力管から、出力トランスによる違いを始め、多彩な音を手軽に楽しめます。


●WE594レシーバーの魅力徹底研究
1.モーショグラフ(Motiograph)SE7037+TA4181Aとの組合せ
2.WE TA7396+TA4181Aとの組合せ
――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三

31Aホーンを用いた比較的小型の組合せと、シアター用の本格的なホーンバッフルを用いた大型システムとの組合せで、振動板の違いによる音質比較や各種ホーンとの相性、システムとしての整合性など、WE594Aレシーバーの魅力を徹底的に探ります。


●木製ホーンによるフィールド型、GIP BX18PHシステム登場
テスター=新 忠篤/篠田寛一

GIPラボラトリーがこの秋発表した、ウーファー用エンクロージュアBX18PHを中心としたオール・ホーンの3ウェイシステム。フィールド型の、18インチウーファー4181A型、594Aドライバー、597A型トゥイーターを用いたこの新システムの魅力に、デジタル・チャンネルデヴァイダーを用いたマルチアンプ駆動による試聴で迫ります。


●実験工房 300Bシングル用出力トランス17モデル聴き比べ
テスター=新 忠篤/篠田寛一

所有される方も多いはずの300Bシングルアンプ。出力トランスを替えることで、音の表情は変わります。現行の出力トランス17モデルを集め、完成品アンプである山本音響工芸A09Sのトランスを換装し、試聴を通じて音の変化をリポートします。

[試聴機種]
春日無線変圧器KA6625S、東栄変成器OPT20S、ノグチトランスPMF15WS、
エイトリックトランスフォーマーE10-3.5S、橋本電気HC203U、ソフトンRW40-5、
タンゴXE20S、P&C P50A、タンゴFC30-3.5S、ノグチトランスFM14WS、橋本電気H30-3.5S、
ルンダールLL1620/80mA、タムラF7001、マグネクエストRS500、P&C PI171A、
ノグチトランスFM24WS-3K、プライトロンPAT3035SE


●連載 アクティヴ・オーディオの勧め 第3回
デジタル・ファイルミュージック最前線

1.最新デジタル録音事情=クラシック・レーベル「N&F」訪問=新 忠篤
2.ファイルミュージックを楽しむためのD/D&D/Aコンバーター試聴 テスター=新 忠篤/和田博巳
3.高音質再生のためのデジタル・ファイルミュージック入門

ハイサンプリング・ハイビットの高品位なデータ再生に注目が集まるデジタル・ファイルミュージック。スタジオでのDSD方式録音の最前線リポート、PCを用いた音楽再生のためのD/D&D/Aコンバーターの試聴など、多角的な視点で音のクォリティと愉しみ方をご紹介します。

[試聴機種]
EMT EMT986R、プレイバック・デザインMPS5、オンキヨーND-S1、リンデマンUSB-DDC 24/96、
オルソスペクトラムUSB101、RME Fireface UC、アキュフェーズDC801、エアーQB9、他


●自作派大集合 第50回
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽との付き合いを伺う連載です。今号は、アンプ自作が初めてながらラインアンプを作り上げたおふたりと、先生役を務めたベテラン自作経験者、3人揃ってのご登場です。


●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎アンディクス・オーディオ(東京・秋葉原)◎クラシックコンポーネンツ(東京・秋葉原)

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