大法輪 発売日・バックナンバー

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表紙「花夜」(院展)-手塚雄二
扉絵・目次絵-吉崎道治
〈カラー口絵〉沙弥から比丘へ─スリランカの若き僧侶たち-写真・文/廣津秋義
〈カラー口絵〉アートクローズアップ  絵巻でたどる一遍の足跡

〈巻頭〉滌心守真空(心を滌いで真空を守る)-南都 大安寺 貫主・河野良文

【講演】この世とあの世 ⑩ 時間論で考える「往生と成仏」-武田定光

中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯8―行脚と師兄-小川共隆
法華経へのいざない 第二十八回 薬王菩薩の登場-薬王菩薩本事品北川前肇
リレーコラム仏教の眼 日本寺院の共同体の可能性-野田大燈

鉄 笛
○祈りについて-髙橋悦堂
○「禅といま」につどう -此経啓助

特集= 仏教《信仰》入門
「仏教が好きで勉強しているが、信仰するのは恐い」という人は少なくないようです。しかしそもそも仏教において信仰とは何なのでしょうか? あらゆる角度から考えたいと思います。

〈法話〉仏教信仰とは、仏性への〝信〟-愛知専門尼僧堂堂長・青山俊董

【第一部 仏教信仰への素朴な疑問】
① 「信じる」―初歩の段階、基礎的な定義など-横田南嶺
  信仰するとはどういうことか?/信仰するとどうなるのか?/
  信じなければ仏教はわからないのか?
② 「疑う」―入っていくのをためらっている状態-狐野秀存
  信仰の危険性は?/宗教を嫌う人へ/苦行すれば信仰は深まるか?/
  願い事が叶わなかったら?
③ 「迷う」―先へ進みたいが選択肢が複数ある状態-金嶽宗信
  仏教を学ぶことと信仰は違うのか?/宗教・倫理・哲学の違いは?/
  一番大切なのは先祖供養?/宗教のかけもちはゆるされる?
④ 「翻る」―見方を変える、発想の転換、まかせる-幤 道紀
  仏教信仰(信心・帰依)の心得は?/信仰とは神仏へのお願いか?/
  信じるにはどうしたらいいか?/悟りとは? 安心とは?
⑤ 「祈る」―実践、行動、習慣-加藤精一
  仏への祈り方は?/数ある仏さまのどれを選べばよいか?/
  自分に合った宗派の選び方は?/現世利益とは?

【第二部 ブッダ・祖師が説く信仰と心構え】
① ブッダ-井上ウィマラ
② 最 澄-森田源真
③ 空 海-松本峰哲
④ 法 然-柴田泰山
⑤ 親 鸞-加来雄之
⑥ 道 元-熊本英人
⑦ 日 蓮-大平宏龍
⑧ 一 遍-朝野倫徳
⑨ 白 隠-松下宗柏

〈新連載〉じっくり読み解く『般若心経』〈その一〉-養老渓谷 宝山寺山主・千葉公慈
 テレビ「ぶっちゃけ寺」で好評の和尚が、サンスクリット語と照合しながら心経を読み解く辻説法。

ほとけさまといっしょ〈その十二〉 「大津絵」-藤原祐寛
仏像を守る第4章 地域の信仰を如何に伝えていくか ①-真言宗・福通寺住職 藤川明宏
神・儒・仏と日本人 ㉓ 通俗化された神代の物語-森 和也
龍と共に生きる ㉔ 四月 おだやかな春-北畠聖龍
あの人この言葉(三十一) 大岡 信さん(一九三一~二〇一七)-横田 喬
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ㉚ ご対面するか、背を向けるか-花岡博芳
わたしのおばあちゃん その⑧ 種明かし-たばやん
ほっと一息ブッダのことば ㊹ 自らを滅ぼすバナナの実-吉田真譽
白山の化身-佐藤隆定
死んで生きる物語 熊野再生小栗判官異聞(6)-山口辨清
柳宗悦論―南無阿弥陀仏〈一〉-詩人・文芸評論家 岡本勝人

大法輪カルチャー講座
現代人のための『歎異抄』入門③『歎異抄』の内容-三明智彰
画僧宥恵の写仏のすすめ⑬ 東寺の仏さまを描く―帝釈天-牧 宥恵

仏教なんでも相談室-鈴木永城

〈大法輪アーカイブス〉《禅談》勝敗を超えた世界〈昭和26年9月号より〉-澤木興道
「カワラを磨いて鏡となす」という著名で重要な公案(禅の問題)を澤木節で平易に説き明かす。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
ペンまんだら
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎

展覧会へ行こう
書物の輪蔵
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪5月号特集(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》徹底比較・曹洞宗と臨済宗

日本仏教がほこる二つの禅門を、さまざまな切り口で比較し、両宗の理解を深めます!
▼人物(開祖=道元とは・栄西とは/中興=瑩山とは・白隠とは/両宗の近現代の名僧は、著名な参禅者は ほか)
▼宗門の歴史と現在(両宗の法脈図/寺院数・僧侶数・信者数/生み出した文化=芸能・文学など ほか)
▼教義(両宗の禅の核心/悟りをどう考える/公案の位置づけ/重視される禅籍 ほか)
▼実践のあり方(両宗の坐禅の仕方/袈裟のかたち/雲水の一日/葬儀の特徴 ほか)
【執筆者】佐藤秀孝・安永祖堂・石井清純・西村惠学・安藤嘉則・細川晋輔・川口高裕 ほか
表紙「冬の一隅」(日展)-佐藤 哲
扉絵・目次絵-吉崎道治
カラー口絵 お遍路さんの姿が絶えない古刹―四国霊場51番札所・石手寺-写真・文/長谷川周

〈巻頭〉三寅の福-信貴山真言宗 管長・総本山朝護孫子寺 第136世 法主 野澤密孝

【講演】 中村元先生と仏教-前田專學
先生の研究は仏教にとどまらず、バニヤン樹のように成長し続ける東洋思想の巨星でした。

中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯7―行 脚-小川共隆
法華経へのいざない 第二十七回 法華経の会座にあるすべての人々への付嘱―嘱累品-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 泥中に咲く華-衣斐弘行

鉄 笛
○世界の仏教徒と接する中で感じたこと-掬池友絢
○あるデジタルネイティブ世代の仏縁-神田 忠

特集= 阿弥陀如来と薬師如来 早わかりガイド
浄土往生をかなえる阿弥陀さまと、現世利益をかなえるお薬師さま。一見対照的な二仏ですが、どちらも「一切衆生を必ず救う」という大乗の誓願を立てられた、仏さまなのです。

●阿弥陀如来 早わかりガイド
[Profile] 阿弥陀如来とは?
[Q&A] 阿弥陀如来よくある質問
手のいろいろな形は?/両隣にいる仏さまは?/座像・立像で何か違いがあるの?/背中にある沢山の棒は何?/極楽世界とは?/西方浄土は本当はどこにあるの?/念仏は呪文?
[History] 日本人と阿弥陀如来
聖徳太子・源信・法然・親鸞
[Text] 阿弥陀如来の経典
浄土三部経、讃仏偈・重誓偈
[Family] 阿弥陀如来とその仲間たち
五劫思惟阿弥陀、観音・勢至菩薩、二十五菩薩
[Access] 会ってみたい名像・名画、行ってみたい行事
[Fanclub] 私と阿弥陀さま①〔なむあみだぶつ〕
[Fanclub] 私と阿弥陀さま②〔極楽いぶかしくば〕

●薬師如来 早わかりガイド
[Profile] 薬師如来とは?
[Q&A] 薬師如来よくある質問
薬師如来など、なぜたくさんの仏がいるの?/薬師如来にも菩薩の時代があったの?/薬師如来がいらっしゃる場所はどこ?/薬師如来のご真言の「コロコロ」とは、病気がコロッと治るという意味?/薬師如来は、病気の人にしか御利益はないの?
[History] 日本人と薬師如来
薬師悔過・温泉・薬師堂
[Text] 『薬師経』現代語訳と解説
健康な方・病を得て苦しんでいる方の向き合い方
[Family] 薬師如来とその仲間たち
日光・月光菩薩、十二神将
[Access] 会ってみたい名像・名画、行ってみたい行事
[Fanclub] 私とお薬師さま①〔僧侶として医師として〕
[Fanclub] 私とお薬師さま②〔心の眼が開かれる仏縁〕
葛野洋明/武田未来雄/曽根宣雄/武田 晋/寺島典人/加須屋誠/山田俊和/神居文彰/網代裕康/加藤精純/西尾正仁/加藤大覺/西木政統/倉松俊弘/飯塚大幸

涅槃会巡拝記〈八〉寒河江市の涅槃図めぐり-竹林史博
仏像を守る 第3章 地域の仏像を守りたい ③-仏像文化財修復工房代表・松岡誠一
神・儒・仏と日本人 ㉒ 国学以前―儒者の『徒然草』・『源氏物語』註釈森 和也
道元禅師の生涯についての論争〈下〉-吉田道興

ジェンダーの視点から見る仏教教団と「マイノリティー」-川橋範子
仏教界で女性は社会的弱者である。世界仏教徒会議の宣言を受けて今後の活動が注目される。

ほとけさまといっしょ〈その十一〉 「主人公」-藤原祐寛
仏教の多様性と『宗鏡録』(下)-花園大学国際禅研究所副所長・柳 幹康
龍と共に生きる ㉓ 共に生き共に栄える-北畠聖龍
あの人この言葉(三十) 草野心平さん(一九〇三~一九八八)-横田 喬
ほっと一息ブッダのことば ㊸ 韋駄天さん-吉田真譽
死んで生きる物語 熊野再生小栗判官異聞(5)-山口辨清
柳宗悦論―妙好人という存在へ〈三〉-詩人・文芸評論家 岡本勝人
わたしのおばあちゃん その⑦ マスク-たばやん

大法輪カルチャー講座
現代人のための『歎異抄』入門②『歎異抄』の基礎知識-三明智彰
画僧宥恵の写仏のすすめ⑫ 疾走感のある仏さまを描く―韋駄天-牧 宥恵

仏教なんでも相談室-鈴木永城
読者の頁
短歌-篠 弘
俳句小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪4月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》仏教《信仰》入門

仏道を歩む上で何より不可欠なもの、それは〝信仰〟です。いろいろな切り口で「信仰の何たるか」に迫ります。
▼第一部 信仰への素朴な疑問(信仰とはそもそも何か?/信じなければ仏教は分からないのか?/信仰の危険性は?/信ずるにはどうしたらいいか?/神仏に願い事をしたが叶わず信心が揺らいだ時どうするか?ほか)
▼第二部 釈尊・各宗祖師が説く信仰の心構え(釈尊/最澄/空海/法然/親鸞/道元/日蓮/一遍/白隠 それぞれが説く信仰の心構え)
【執筆者】青山俊董・横田南嶺・加藤精一・森田源真・狐野秀存・幣道紀・大平宏龍 ほか
表紙「飛翔」(院展)-今井珠泉
扉絵・目次絵-吉崎道治
カラー口絵 信州・東御市の百体観音を訪ねて-写真・文/中塚 裕

〈巻頭〉少欲知足-光明宗 総国分尼寺 法華寺門跡 門主 樋口教香

【講演】この世とあの世 ⑨ キリスト教における「彼岸」と「此岸」-佐藤 研
仏教の地獄は苦しみがいつか終わります。しかしユダヤ教的な地獄は永遠の滅びなのです。

中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯6─我を成す者は朋友-小川共隆
法華経へのいざない 第二十六回 久遠の深法は本化の弟子に付嘱される─如来神力品 ②-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 宗教と科学の役割分担-田畑正久

鉄 笛
○仏教と食-藤井教公
○死者をして死を知らしめよ-木井昭一

特集=教えがわかる仏教のたとえ話
釈尊は説法の際、「譬喩」を多用しました。難解な教理を、動植物など身近なものにたとえることで分かり易くする、そのような「仏の智慧」というべき譬喩の数々を、集めてみました。

│総論│たとえ話は巧みな方便-杉本卓洲
◇第一部 たとえ話の物語-若原雄昭╱早島 慧╱髙森大乗╱三友健容
毒矢のたとえ─釈尊の答えなかった問い/琴の弦のたとえ─中道の実践/盲亀浮木のたとえ─遇い難くして遇う/握り拳のたとえ─開かれた教え/革紐の助けのたとえ─老いと病を生きる/黒白二鼠のたとえ─絶体絶命なのに甘い蜜を求める/一水四見のたとえ─人にとっての水が魚には住処/二河白道のたとえ─火と水の河の間にある極楽への道/薄めた牛乳のたとえ─牛乳を薄めても味わいは残る/三車火宅のたとえ─火事から子供を大白牛車で救出/長者窮子のたとえ─家出した息子に実家を悟らせる/三草二木のたとえ─雨はすべての草木を平等に潤す/化城宝処のたとえ─旅人を元気づけるため城を見せる/衣裏繋珠のたとえ─衣中に入れてもらっていた宝珠/髻中明珠のたとえ─転輪聖王が明珠を勇士に与える/良医治子のたとえ─毒を飲んだ子を巧みな方法で治す

◇第二部 教理をたとえて-羽矢辰夫╱須田哲成
【八正道】人々が通った古道を発見 【縁起】二つの葦束は相依りて立つ 【煩悩】すべては燃えている 【瞋恚】風に向かって土を投げる 【信仰】信はわたしが播く種 【出家者】犀の角のようにただ独り歩め 【仏法】筏は捨てられるべき 【重重無尽】網の結び目の宝珠が互いに映じ合う 【唯心】心は工画師が世間を画く如し 【我見】縄を見て蛇と言う 立木を見て人と言う 【熏習】衣服に香りが移る

▼第三部 表現豊かな仏教のたとえ-佐々木一憲╱吉村 誠╱山本和彦
仏─蓮華・大医王・光明・月光/悟り─宝・彼岸・月/煩悩─炎・毒・熱・稠林/知者と愚者─鶴・猩々・蜂・牛/信仰─須弥山・白氈・母/清浄─洗濯・沐浴・石鹸/戒律─大地・良田・梯/天人の世界・寿命─須弥山・忉利天・兜率天/心─心流水・幻・猿/無常─泡・陽炎・夢/実体のないもの─健達縛城・水月・旋火輪・兎角・蛇足/難値難遇─優曇華・盲亀浮木/善と悪─輝くヒマーラヤと夜陰に放たれた矢/最勝─犀の角・よく調教された馬/極小と極大─無益な千回と有益な一回・百万人の敵と一人の自己

仏教の多様性と『宗鏡録』(上)-花園大学国際禅研究所副所長・柳 幹康
千百年前に編まれた『宗鏡録』を読むと北伝仏教のダイナミックな展開の一端が見えてくる。

ほとけさまといっしょ〈その十〉「摩利支天」-藤原祐寛
仏像を守る第3章 地域の仏像を守りたい ②-仏像文化財修復工房代表・松岡誠一
柳宗悦論─ 妙好人という存在へ〈二〉-詩人・文芸評論家 岡本勝人
神・儒・仏と日本人 ㉑ 教訓の時代と天道思想-森 和也
道元禅師の生涯についての論争〈中〉-吉田道興
持続可能な世界の実現へ─全日本仏教青年会全国大会を開催して-谷 晃仁
龍と共に生きる ㉒ 民話・泉小太郎(龍の子太郎)-北畠聖龍
あの人この言葉(二十九) 松江シズさん(一九一二~二〇〇三)-横田 喬
ほっと一息ブッダのことば ㊷ 健康は最高の利益-吉田真譽
明眼の人-佐藤隆定
死んで生きる物語 熊野再生小栗判官異聞(4)-山口辨清
わたしのおばあちゃん その⑥  大丈夫-たばやん

大法輪カルチャー講座
《新連載》現代人のための『歎異抄』入門 ① 現代人と『歎異抄』-三明智彰
画僧宥恵の写仏のすすめ ⑪ 多面多臂像を描く─千手観音-牧 宥恵

仏教なんでも相談室-鈴木永城

〈大法輪アーカイブス〉《禅談》敵も味方も観音様〈昭和26年8月号より〉-澤木興道
ベストセラー『禅談』以後の老師の禅談。道元の偈頌を様々な話題を入れて軽妙に説き明かす。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪3月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》阿弥陀如来と薬師如来 早わかりガイド

西と東を代表する二大如来、阿弥陀さまとお薬師さま。両尊の人気の秘密に迫ります!
▼阿弥陀如来(ご開帳・最新情報/阿弥陀さまへの質問 ― 色々な手の形はなぜ?、本願とは何? など/『浄土三部経』よりご〝三誓偶・讃仏偈〟現代語訳/二十五菩薩とは/名像と名画ほか)
▼薬師如来(ご開帳・最新情報/お薬師さまへの質問 ― 左手に持っているのは何?、病気の人にしかご利益ないの? など/『薬師経』現代語訳/脊属・十二神将とは/名像と名画ほか)
【執筆者】山田俊和・加須屋誠・神居文彰・武田晋・加藤清純・倉松俊弘・飯塚大幸 ほか

表紙「雪林に差す」(院展╱五郎の家〈秋田県三種町〉蔵)-久保孝久
扉絵・目次絵-吉崎道治
カラー口絵 現代の宮彫師・井上進一の世界-写真・文/若林 純

〈巻頭〉発大清浄願-紀三井寺貫主・前田泰道

【講演】この世とあの世 ⑧ 死者は生きている─日本仏教の特徴-峯岸正典
死後の存在を想定し、生と死の連続性の中で、今を一生懸命生きるのが私たちの使命です。

新・にっぽん聖地巡拝の旅〈北海道編〉 北の新天地に宿る神と仏-玉岡かおる
中国禅入門唐代禅僧たちの生涯5─「受戒」しなかった人-小川 隆
法華経へのいざない 第二十五回 久遠のみ仏による妙法の伝授─如来神力品-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 僧は須らく貧なるべし-野田大燈

鉄 笛
○句碑を建てる-内藤理恵子
○みあとを訪ねて-西原祐治

特集= 仏教のここがすごい!
仏教は「謙虚さ」を大切にしますが、それがいつしか「自信の無さ」に変わってしまったように感じます。「仏教ってスゴイんだよ!」と堂々と言いたいと思い、本特集を企画しました。

① ブッダ釈尊のここがすごい!
王子の座をあっさり捨てた─出家/苦行ではなく瞑想で悟った─成道/悟りを独り占めしなかった─伝道/輪廻から脱却して安らぎの境地に─涅槃

② 仏教哲学のここがすごい!
「すべてはつながっている」と喝破─縁起/「実体がない」という真理を二千五百年前に発見─無我・空/極端に偏らないバランス感覚を説く─中道/約千五百年も前に「深層心理」に着目─唯識

③ 仏教のおしえのここがすごい!
子も財産も私のものではない─無執着/己を犠牲にしても他を思いやる─慈悲/救いの手立ては臨機応変─方便/怨みをすててこそやむ─不殺生/神々も喜ぶ包容力─寛容

④ 仏教の歴史のここがすごい!
地域も民俗も超えて続いてきた─法灯継承/命がけで伝えてきた─仏法東漸/国の政策を支える柱となった─鎮護国家/因縁を受け容れる─平和主義

⑤ 仏教の文化のここがすごい!
最先端の施工技術を駆使─建築技法/豊かな暮らしの原点─文化芸術/ホトケを通じて真実に向き合う─葬送儀礼

⑥ 仏教の実践のここがすごい!
無所得無所有で生活─僧伽/苦行ではない安楽の法門─坐禅/見返りを求めない─布施/質素ながら栄養も考えている─精進料理/少欲知足を貫く─清貧

⑦ 仏教の求道のここがすごい!
口で唱えるだけで救われる─念仏など/高貴な人も身命を惜しまず─貧民救済/己を忘れて他を利する─社会貢献/命がけの修行の世界─千日回峰行など
蓑輪顕量/三友量順/千葉公慈/釆睪 晃/佐藤達全/瓜生 中

禅道場の年末年始に学ぶ-群馬県永福寺住職・高梨尚之
ほとけさまといっしょ〈その九〉 「おさげと花と地蔵さんと」-藤原祐寛
仏像を守る 第3章 地域の仏像を守りたい ①-仏像文化財修復工房代表・松岡誠一
柳宗悦論─ 妙好人という存在へ〈一〉-詩人/文芸評論家・岡本勝人
神・儒・仏と日本人 ⑳ 一休・正三・了意─物語の継承と変容-森 和也
道元禅師の生涯についての論争〈上〉-吉田道興
龍と共に生きる ㉑ 宝 船-北畠聖龍
あの人この言葉(二十八) 倍賞千恵子・美津子さん-横田 喬
〈口絵に寄せて〉現代の宮彫師 井上木彫工房・井上進一 ─ 井波と江戸の技で造形-若林 純
ほっと一息ブッダのことば ㊶ 清らかな風-吉田真譽
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ㉙ 「日々是好日」のひみつ-花岡博芳
わたしのおばあちゃん その⑤ より温かく快適に-たばやん
黙するヒイラギ-佐藤隆定
死んで生きる物語 熊野再生小栗判官異聞(3)-山口辨清

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ⑩ 三昧画を写してみよう-牧 宥恵

仏教なんでも相談室-鈴木永城

〈大法輪アーカイブス〉仏教における生存の意義〈昭和26年7月号より〉-金倉圓照
「人生は一切皆苦」より出発した根本仏教が、どうして人生肯定の教えとなったのか。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
ペンまんだら
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎

書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪2月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》教えがわかる仏教のたとえ話

お経の中に説かれる「譬喩表現」の数々を紹介し、やさしく解説します!

《1》たとえ話の物語(▼毒矢のたとえ▼琴の弦のたとえ▼黒白二鼠のたとえ▼二河白道のたとえ▼一水四見のたとえ▼法華七喩など)
《2》教理をたとえて(▼縁起「二つの藁束」▼出家者「犀の角のように」▼仏法「筏は捨てよ」▼唯識「心は絵師のごとし」など)
《3》表現豊かなたとえ(▼仏陀〈獅子・象・医王〉▼悟り〈蓮華・月・大海〉▼煩悩〈闇・雲・炎〉▼無我〈兎角・亀毛・蛇足〉など)
〈執筆者〉杉本卓洲・三友健容・若原雄昭・早島慧 ほか
表紙「鐘冴ゆ」(院展)-森 通
扉絵-小泉元生   目次絵-吉崎道治
カラー口絵 平安仏と懸造りの古刹 保科観音 清水寺-写真・文/長谷川周
〈巻頭〉愛 語-真言宗御室派管長・総本山仁和寺第五十一世門跡 瀬川大秀

【講演】この世とあの世 ⑦ 唯識の生死観─阿頼耶識ということ-竹村牧男
無我を主張しつつ生死輪廻を説く─唯識では情報が現在から現在へ伝えられると考えました。

中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯4─受 戒-小川 隆
法華経へのいざない 第二十四回 他者からの迫害を乗り越える求道者 ─常不軽菩薩品-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 稀代の念仏僧・慶念坊再考-衣斐弘行

鉄 笛
○地域と連携する駆け込み寺-酒井菜法
○『教行信証』の「月愛三昧」とは念仏三昧のことである-越部良一

特集= 浄土真宗がわかる基礎講座

「絶対他力」を説く真宗の教えは、エゴイズムによって苦悩している現代人に、多くの示唆を与えてくれます。そのような真宗の教えをより深く学びたいと思い、本特集を企画しました。

〈総論〉浄土真宗が自慢できること-狐野秀存
◆第一部 これでわかる浄土真宗
浄土真宗とは何か-深川宣暢
宗祖・親鸞聖人の生涯/浄土真宗の歴史/浄土真宗の聖典
浄土真宗の教え-武田定光
浄土真宗の利益/親鸞の名句名言/蓮如の名句名言
真宗独自の仏事としきたり-直林不退
葬儀・墓・仏壇/お勤め(正信偈)/報恩講や年中行事
浄土真宗の派とゆかりの地-佐々木隆晃
真宗十派/二十四輩/真宗ではないがゆかりの深い寺

◆第二部 ここがわからん浄土真宗
他宗派との違いQ&A-三明智彰
●教えについて浄土真宗は修行をしない?/浄土真宗には戒律がない?/悪人こそが救われる? 
●教団について浄土真宗の信者は日本にしかいない?/浄土真宗のお寺は本堂が二つある? 
●仏事について浄土真宗には位牌や塔婆はない?/浄土真宗にもお盆やお彼岸の行事はある?
浄土真宗 ホットな論点-藤原正寿
親鸞は法然の教えを「発展」させたのか?/親鸞の正妻は誰だったのか?/浄土真宗は戦争に協力したのか?
▶親鸞は往生をどのように捉えたか ①
親鸞の説く往生は臨終の時小谷信千代
▶親鸞は往生をどのように捉えたか ②
親鸞の説く往生は現生-長谷正當

仏像を守る 仏像修復クラウドファンディング③-株式会社文化財マネージメント代表取締役・宮本晶朗
柳宗悦論―色紙和讃から妙好人へ〈二〉-詩人・文芸評論家/岡本勝人
ほとけさまといっしょ〈その八〉 「おまえ百まで」-藤原祐寛
神・儒・仏と日本人 ⑲ 分裂する中国観-森 和也
現代の〈聖〉として生きる(下)-大菅俊幸
〈まんが宮沢賢治シリーズ〉インドラの網-原作・宮沢賢治╱作画・みつる
あの人この言葉(二十七) 湯浅 誠さん(一九六九~)-横田 喬
龍と共に生きる ⑳ 成道会-北畠聖龍
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ㉘ いくら徹底してもまちがえる-花岡博芳
ほっと一息ブッダのことば ㊵ 中 道-吉田真譽
わたしのおばあちゃん その④ 晩秋の一句-たばやん
〈連載小説〉異形の菩薩行基(36─最終回)─終章入寂-岳 真也
暗闇に捧げる-佐藤隆定
死んで生きる物語 熊野再生小栗判官異聞(2)-山口辨清

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ ⑨ 祖師を描く─弘法大師-牧 宥恵
仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(74・最終回)長生きの秘訣-立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉幸せをつくるために〈昭和50年4月号より〉-稲葉珠慶
奈良・中将姫ゆかりの尼寺の庵主さんが、現代の若き女性に呼びかける仏教的生き方。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
ペンまんだら
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
アート・クローズアップ/書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪1月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》仏教のここがすごい!

《1》ブッダ釈尊のここがすごい!(▼王子の生活をあっさり捨てた ▼苦行ではなく瞑想で悟った など)
《2》仏教思想のここがすごい!(▼「あらゆるものに実体はない」という真理を発見【空・無我】 ▼大昔にすでに〝深層心理〟に着目していた【唯識】など)
《3》仏教の歴史・文化のここがすごい!(▼宗教戦争をしたことがない ▼現代建築もビックリ!倒れない五重塔の超絶技巧 など)
《4》仏教の実践のここがすごい!(▼唱えるだけで救われる真言・念仏・題目 ▼不眠不休の回峰行 など)
〈執筆者〉蓑輪顕量・三友量順・千葉公慈・佐藤達全 ほか

表紙「秋便り」(日展)-本多功身
扉絵-小泉元生  目次-絵吉崎道治
カラー口絵 仏と出遇う-秋の展覧会3選/仏画師北畠聖龍「龍画」の世界
〈巻頭〉和顔愛語-浄土宗西山禅林寺派管長/総本山永観堂禅林寺第91世法主・久我儼昭

【講演】この世とあの世 ⑥ この世・あの世と現生・来生-華園聰麿
往生は如来には即時で、衆生には予定です。この矛盾を自覚する親鸞聖人の往生観を考えます。

中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯3─出 家(続)-小川共隆
法華経へのいざない 第二十三回 法華修行者が得る六根清浄の福徳 ─法師功徳品-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 計算的思考と全体的(根源的)思考-田畑正久

鉄 笛
○悪はいつから生まれるか-金岡秀郎
○悩みには薬より仏教が効く-富田富士也

特集= 暮らしの中の神さま・仏さま
道端にひっそりと立ち微笑んでいるお地蔵さまの像などを見ると、懐かしい気持ちになり、素朴な信仰心がわいてきます。本特集では、そういう身近な神仏の由来や特徴を紹介します。

【Ⅰ】日本全国 地元の大切な神さま・仏さま-岡本亮輔・天田顕徳
 恐山/仙台四郎/将門塚/ビリケン/吉野蔵王堂/宇佐神宮他
【Ⅱ】身近な神さま・仏さま
 ①日本中で人気のある仏さま-下泉全暁
  阿弥陀如来/観音菩薩/不動明王/釈迦如来
 ②日本中で人気のある神さま-島田 潔
  お伊勢さんと八幡様/お稲荷さん/天神様
 ③病気を治す神仏-下泉全暁
  薬師如来/びんずる尊者/地蔵菩薩/不動明王/牛頭天王他
 ④財福をもたらす神仏-高見寛孝
  弁財天/大黒天/毘沙門天/吉祥天/布袋
 ⑤縁結びの神仏-高見寛孝
  愛染明王/聖天/出雲の神
 ⑥子供を守る神仏-秋野淳一
  地蔵菩薩/虚空蔵菩薩/鬼子母神
 ⑦道端の神仏-秋野淳一
  地蔵菩薩/道祖神/庚申
 ⑧家を守る神仏-長沢利明
  火とカマドの守り神/ふろ・トイレの神様/家と家族の守護神
 ⑨来世・追善供養の神仏-長沢利明
  弥勒菩薩/十三仏/閻魔大王と十王
 ⑩農民・漁民の神仏-島田 潔
  エビスという神/田の神
 ⑪職人たちの神仏-島田 潔
  聖徳太子/金山様・金屋子神/惟喬親王/金毘羅さん
 ⑫水と火の神仏-坂口和子
  水神/水天/龍神/弁才天/愛宕権現/秋葉権現/荒神
 ⑬山の神仏-田中英雄
  山の神/蔵王権現/白山権現/熊野権現
【Ⅲ】日本の芸能に溶け込む神仏への信仰心-千葉 望
【Ⅳ】いま人気の神さま・仏さま-岡本亮輔

仏像を守る 仏像修復クラウドファンディング ②-株式会社文化財マネージメント代表取締役・宮本晶朗
柳宗悦論─ 色紙和讃から妙好人へ〈一〉-詩人・文芸評論家/岡本勝人
ほとけさまといっしょ〈その七〉 「裸にて」-藤原祐寛
神・儒・仏と日本人 ⑱ ナショナリズムの触媒としてのインド-森 和也

現代の〈聖〉として生きる(上)-大菅俊幸
日本とタイの仏教を体験した僧侶・神田英昭さんの形にとらわれない挑戦への歩みを辿る。

龍と共に生きる ⑲ 円相 龍図-北畠聖龍
あの人この言葉(二十六) 菅原文太さん(1933~2014)横田 喬
ほっと一息ブッダのことば ㊴ ありがたい-吉田真譽
わたしのおばあちゃん その③ 秋の思い出-たばやん
〈連載小説〉異形の菩薩行基(35)─第七章大仏建立-岳 真也
ゆれて、静まる
佐藤隆定
〈新連載〉死んで生きる物語 熊野再生小栗判官異聞(1)-山口辨清

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ⑧童子を描く─矜羯羅・制吒迦 二童子-牧 宥恵
〈最終回〉如来の本願─『大無量寿経』の四十八願に学ぶ ㉟-加来雄之

仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(73)夫婦喧嘩は犬も食わない-立川らく朝
読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎


大法輪12月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》 浄土真宗がわかる基礎知識

=巻頭= 浄土真宗が自慢できること

◎迷信を拒否する/権力に負けない/近代の仏教思想家を多く輩出

第1部 これでわかる浄土真宗

◎真宗の宗祖・歴史・聖典とは/親鸞・蓮如の教えの特徴とは/真宗独特の仏事としきたりとは/真宗十派とニト四輩紹介

第2部 ここがわからん浄土真宗

◎他宗派とのちがいQ&A―修行しない?/戒律がない?/悪人ほど救われる? など
◎真宗・ホットな論点―親鸞は法然の教えを発展させた?/真宗は戦争に協力した?/親鸞の正妻は誰? など
〈執筆者〉狐野秀存・深川宣暢・三明智彭・長谷正常 ほか
表紙「稲」(日展)-岡田繁憲
扉絵-小泉元生  目次絵-吉崎道治
カラー口絵 江戸城の裏鬼門を守る目黒行人坂―大圓寺-写真・文/佐藤泰司

〈巻頭〉青山緑水-臨済宗妙心寺派管長 大本山妙心寺住職・小倉宗俊

【 講 演 】この世とあの世 ⑤ 亡き母の国へ行きたい-三橋 健
須佐之男命は亡き母のいる黄泉国に行きたいと望みました。これは世界の普遍的な願望です。

中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯 2─出 家-小川 隆
法華経へのいざない 第二十二回 み仏の寿命長遠に歓喜する福徳 ─随喜功徳品-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 禅僧に学ぶ炎暑の過ごし方-野田大燈

鉄 笛
〇人殺しを依頼された霊魂-小山聡子
〇人工知能は〝衆生〟になれるか-師 茂樹

特集= 死後の世界と死の準備
人はいつか必ず死にます。諸宗教が説く「死後の世界」や「死の受け止め方」、現代医療における「死の選択」等を学んで、死への準備を始めましょう。死を学ぶと「生」が見えてきます。

● 第一部 死後の世界の実際は?
仏教が説く死後の世界-立川武蔵
キリスト教が説く死後の世界-竹内修一
イスラム教が説く死後の世界-佐藤裕一
道教が説く死後の世界-鈴木一馨
日本の民俗伝承にみる死後の世界-関沢まゆみ
現代の若者が考える死後の世界-堀江宗正
● 第二部 死をどう受け止めるか
釈尊が説く死の受け止め方-服部育郎
聖書が説く死の受け止め方-髙木慶子
禅僧は死をどう見るか-西村惠信
妙好人の死の受け止め方-伊藤智誠
医師が説く死の受け入れ方-保坂 隆
● 第三部 死の準備
カウンセラーが教える死への心の準備-羽鳥裕明
自分の死を迎えるまでにやっておくべきこと-小谷みどり
死を待つ人たちの館-宮本久義
看取り医が神仏を振り向くとき-大井 玄
現代医学における「死の選択」が問いかけるもの-大谷いづみ

仏像を守る 仏像修復クラウドファンディング ①-株式会社文化財マネージメント代表取締役・宮本晶朗
仏像を修復する費用の提供を広く呼びかけて地域のお宝を守る初めての試みを紹介する。

柳宗悦論─ 木喰仏から妙好人へ〈三〉-詩人・文芸評論家/岡本勝人
ほとけさまといっしょ〈その六〉 「観音さま」-藤原祐寛
〈最終回〉〈ヨーロッパ文明の原像〉 ⑯ 多民族交錯の大陸文明-嶋田義仁
神・儒・仏と日本人 ⑰ 考証の時代の《天竺》-森 和也
龍と共に生きる ⑱ 八大龍王-北畠聖龍
あの人この言葉(二十五) 田部井淳子さん(1939~2016)-横田 喬
ほっと一息ブッダのことば ㊳ 若いと言って軽んじてはいけないもの-吉田真譽
わたしのおばあちゃん その② 生活の知恵-たばやん
〈連載小説〉異形の菩薩行基(34)─第七章大仏建立-岳 真也
葉に書く-佐藤隆定

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ ⑦ 神仏習合尊を描く─飯縄権現-牧 宥恵
如来の本願─『大無量寿経』の四十八願に学ぶ ㉞-加来雄之

仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(72)寒~いお話-立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉禅骨ある人々のことば〈昭41年8月号より〉-松原泰道
〝聞き手が一人もいなくても、柱も障子も聞いてござるでな〟山本玄峰、山岡鉄舟ほか明治仏教者の名言。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
ペンまんだら
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵
アート・クローズアップ
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪11月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》 暮らしの中の神さま・仏さま

▼第1部 各地の独特な神仏(宮城の福の神・仙台四郎/大阪の幸運の神・ビリケン/沖縄のミルク神 など)
▼第2部 身近な神仏 ◎病気を治す神仏(薬師如来/びんずるさん/淡島明神 など)◎財福をもたらす神仏(大黒天/恵比須/聖天 など)◎縁結びの神仏(愛染明王/出雲の神々 など)◎家を守る神仏(三宝荒神/オシラサマ/蘇民将来 など)◎農業・漁業の神仏(稲荷明神/田の神/金毘羅権現 など)◎山の神仏(蔵王権現/天狗/熊野権現 など)◎水と火の神仏(龍神/水天宮/愛宕権現 など)
▼第3部 芝居・落語の中の神仏(壺阪寺/殺生石/庚申待ち など)

表紙「待ち合わせ」(創画展)-諏訪温子
扉絵-小泉元生   目次絵-吉崎道治
カラー口絵 白山下山仏と龍の古刹─林西寺-写真・文/若林 純

〈巻頭〉不動心-高幡不動尊金剛寺貫主・杉田純一

【 講 演 】この世とあの世 ④ なぜ生まれ、老い、死ぬのか-田上太秀
生まれた者が必ず死ぬのは衆縁和合しているから。それが釈尊のさとった真理です。

〈新連載〉中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯 1─「禅宗」とは-小川共隆
己れの心こそ仏であると説く禅、それを求道者達はいかに自覚していったのか。意欲的な新連載!

法華経へのいざない 第二十一回 み仏の寿命長遠を聴聞する福徳 ─分別功徳品 (2)-北川前肇
リレーコラム仏教の眼 慈眼堂地蔵-衣斐弘行

オウムは何を残したか─取材ノートから-菅原伸郎
四半世紀前に取材したオウム真理教の事件を振り返り元幹部らの残した課題を考える。

鉄 笛
○月と月を指す指-吉村 均
○もう信じられない-藤丸智雄

特集= 仏教でやってはいけない10ヵ条
仏教は「なんでもアリ」ではなく、ダメなものはダメときっぱり否定する宗教です。本特集では仏教の信仰生活や修行における様々な禁止事項を、「10ヵ条」という体裁で紹介します。

●仏教徒(僧俗問わず)がやってはいけない10ヵ条-小金丸泰仙
無益な殺生をしてはならない/盗みをしない/うそをついてはいけない/飾った言葉、戯れの言葉を言ってはならない ほか
●僧侶がやってはいけない10ヵ条-村越英裕
菩提心を持たずに事務的に僧職をこなしてはいけない/寺を自分の所有物だと思ってはならない ほか
●在家信者がやってはいけない10ヵ条-高梨尚之
三宝を敬わないのはダメ/僧侶の悪口を言ってはならない/先祖供養ばかりして仏法を求めないのは良くない ほか
●お寺参りでやってはいけない10ヵ条-倉島隆行
帽子をかぶったまま参拝してはならない/本尊を拝まないのはダメ/参道の真ん中を歩くべきではない ほか
●葬儀でやってはいけない10ヵ条-松島龍戒
葬儀社を安さだけで選ぶべきではない/戒名を自分でつけるべきではない/焼香の作法など細かいことをきにしすぎるべきでない ほか
●お墓参りでやってはいけない10ヵ条-朝野倫徳
墓石の汚れを放置するべきではない/墓石に酒をかけるべきではない/お供物を放置するべきでない ほか
【第二部 仏教の修行について】
●坐禅でやってはいけない10ヵ条-熊本英人
作法にこだわってはいけない/雑念を払おうと思ってはいけない/雑念を払おうと思ってはいけない ほか
●密教でやってはいけない10ヵ条-大森義成
印を人に見せてはいけない/秘仏は開けてはいけない/密教以外の仏教を否定してはいけない ほか
●念仏修行でやってはいけない10ヵ条-柴田泰山
阿弥陀仏の救いを疑ってはならない/神秘体験に執着してはならないほか/「他力」であることを忘れてはならない ほか
●巡礼・遍路でやってはいけない10ヵ条-村瀬大翼
先達の言うことに従わないのはダメ/橋の上で杖をついてはならない/「願い」をもたずに巡礼すべきでない ほか
●写経でやってはいけない10ヵ条-小峰和子
経文の文字をただの文字だと思ってはならない/書き損じても用紙を捨ててはならない/写経中の私語は良くない ほか
●日々のお勤めでやってはいけない10ヵ条-横山全雄
灯明の火は息で吹き消してはいけない/御鈴を乱暴に叩いてはならない/トゲのある花を供えるべきではない ほか

柳宗悦論─ 木喰仏から妙好人へ〈二〉-詩人/文芸評論家・岡本勝人
仏像を守る─和歌山県の事例から考える防犯対策 ③-和歌山県立博物館主査学芸員・大河内智之
ほとけさまといっしょ〈その五〉 「五劫思惟」-藤原祐寛
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑮ E U(欧州連合)ヨーロッパ連邦の成立-嶋田義仁
神・儒・仏と日本人 ⑯ 朱印船の時代の《天竺》-森 和也
龍と共に生きる ⑰ 龍となれ-北畠聖龍
〈新連載〉わたしのおばあちゃん その① ヤス子さんはこんな人-たばやん
あの人この言葉(二十四) 大江健三郎さん(一九三五~)-横田 喬
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ㉗ 何色が好きですか-花岡博芳
ほっと一息ブッダのことば ㊲ 異なった真理を誉めたたえあう-吉田真譽
〈連載小説〉異形の菩薩行基(33)─第七章大仏建立-岳 真也

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ ⑥ 羅漢を描く─賓頭盧尊者-牧 宥恵
如来の本願─『大無量寿経』の四十八願に学ぶ ㉝-加来雄之

仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(71)あおくなったら何食べる立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉日本文学と道徳〈昭32年11月号より〉-久松潜一
古事記から源氏物語そして中世・近世を経て、漱石まで日本文学と道徳の根柢にあるものをさぐる。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎167
書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪10月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》死後の世界と死の準備

▼第1部 死後の世界の実際は?
仏教が説く死後の世界/キリスト教が説く死後の世界/イスラム教が説く死後の世界/道教の死後の世界/日本の民間信仰の死後の世界/現代医学は死後の世界をどう考える/現代の若者が考える死後の世界
▼第2部 死をどう受け止めるか
釈尊が説く死の受け止め方/聖書が説く死の受け止め方/禅僧が示した死の受け止め方/妙好人の死の受け入れ方/医者が説く死の受け入れ方
▼第3部 死の準備
カウンセラーが教える死への準備/自分の死を迎える前にやるべきこと/現代医学における死に方の選択/インドのムクティ・バワンとは
表紙「水模様」(日展)-吉村誠司
扉絵-小泉元生  目次絵-吉崎道治
カラー口絵 土俗信仰の神仏を祀る―霊諍山の石仏-写真・文/長谷川周

〈巻頭〉縁-最上稲荷山妙教寺山主 稲荷日應

【 講 演 】梵天勧請は平和の象徴―「仏神習合」の意味-保坂俊司

梵天の助けを借りて成立した仏教は、他者の協力を必要とする宗教構造を持っています。

法華経へのいざない 第二十回 久遠の仏からの大いなるめぐみ―分別功徳品-北川前肇
〈最終回〉『見聞宝永記』を読む〈十二〉-池上光洋
〈最終回〉老子随想〈四十八〉-蜂屋邦夫
リレーコラム仏教の眼 死は「おしまい」? それとも「仏に成る」?-田畑正久

特集=観音菩薩と不動明王 早わかりガイド

仏界の二大スター、観音さまとお不動さま。片や大いなる慈悲で衆生を救い、片や凄まじい忿怒の形相で悪を砕く。一見正反対ですが、どちらも大乗仏教の「真髄」を体現しているのです。

《 観音菩薩 早わかりガイド 》
[Info] 目次と最新情報〈ご縁日・ご開帳・展覧会〉—編集部
[Profile] 観音菩薩とは?—下泉全暁
[Q&A] 観音菩薩よくある質問—小松庸祐
お名前の「音を観る」の意味は?/観音さまの性別は?/観自在菩薩と観音さまは同一人物?/なぜ宝冠やネックレスをつける?/宝冠の「化仏」は何を表す?/観音さまはなぜ蓮華を持つ?/観音さまはなぜ色々な姿に変化する?
[History] 日本人と観音菩薩—塩入亮乗
[Text] 観音菩薩の経典—金嶽宗信
[Fan club] 私と観音さま① 〔父のことばと観音さま〕—松久佳遊
[Family] 観音菩薩とその仲間たち—石川知彦
[Access] 観音菩薩の名刹と霊場—白木利幸
[Fan club] 私と観音さま②〔私ら夫婦みたいなコラボ像〕—露の団姫

《 不動明王 早わかりガイド 》
[Info] 目次と最新情報〈ご縁日・ご開帳・展覧会〉—編集部
[Profile] 不動明王とは?—北尾隆心
[Q&A] 不動明王よくある質問—名取芳彦
どんな仏さま?/どんな時に拝めばいいの?/なぜ恐ろしい顔をしているの?/なぜ髪を束ねて左に垂らすの?/どうして右手に剣を持つの?/どうして左手に縄を持つの?/どうして火炎を背負うの?/なぜ入れ墨に多く使われるの?/坐像と立像があるのはどうして?
[History] 日本人と不動明王—長沢利明
[Text]『仏説聖不動経』講話—羽田守快
[Family] 不動明王とその仲間たち—石川知彦
[Access] 不動明王の名刹と霊場—白木利幸
[Fan club] 私とお不動さま〔高幡のお不動さま六十年の思い出〕—井村廣巳

柳宗悦論―木喰仏から妙好人へ〈一〉-詩人/文芸評論家・岡本勝人

偶然に出会った木喰仏に若き柳宗悦の直観と審美眼が鋭く働いた。そして仏教への関心の深まり。

仏像を守る和歌山県の事例から考える防犯対策②-和歌山県立博物館主査学芸員・大河内智之
ほとけさまといっしょ〈その四〉「いのちの声」-藤原祐寛
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑬ 世界大戦のヨーロッパ-嶋田義仁
神・儒・仏と日本人 ⑮ 入竺求法の系譜-森 和也
龍と共に生きる ⑯ はてしない物語 ミヒャエル・エンデ作-北畠聖龍
ほっと一息ブッダのことば ㊱ そのうちの誰をあなたは悼むのか-吉田真譽
あの人この言葉(二十三) 立花隆さん(一九四〇~)-横田 喬
〈連載小説〉異形の菩薩行基(32)―第七章大仏建立-岳 真也
病床から見た景色-佐藤隆定

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ⑤ 天部を描く―吉祥天-牧 宥恵
如来の本願―『大無量寿経』の四十八願に学ぶ㉜-加来雄之

仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(70)ガムとスルメ、どっちがいい-立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉観音菩薩と地蔵菩薩の慈悲〈昭和37年1月号より〉-大西良慶

「観音さまを拝んでいたら、拝んでいる人が観音さまにならなんだら本当の信仰ではない」

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵
アート・クローズアップ
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪九月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特 集 》仏教でやってはいけない10ヵ条

▼僧侶がやってはいけない10ヵ条(檀信徒を裏切る行為をしてはならない/寺を自分の所有物と思ってはならない ほか)
▼在家信者がやってはいけない10ヵ条(僧侶の悪口を言ってはならない/僧侶の説法を聞かないのはダメ ほか)
▼お寺参りでやってはいけない10ヵ条(帽子を被ったままで参拝するな/勝手に写真 撮影しちやダメ ほか)
▼葬儀でやってはいけない10ヵ条(遺体の顔を携帯のカメラで撮らないで/戒名を自分でつけないで ほか)
▼日々のお勤めでやってはいけない10ヵ条(ロウソクの火を息で吹き消してはならな い/仏壇の主役は本尊という事を忘れてはならない ほか)


表紙「杉乃樹」(日展)-岡田繁憲
扉絵-小泉元生  目次絵-吉崎道治
カラー口絵 房総・鋸山の石仏を訪ねて-写真・文/中塚 裕

〈巻頭〉慈白門造佛所-大佛師 今村九十九

【リレー講演】この世とあの世 ③ 大悲心による世界の二重化-本多弘之
浄土教では、凡夫で生きることと、大悲を信ずることとが、現在形で成り立つのです。

法華経へのいざない 第十九回 大良薬による救い ―如来寿量品(3)-北川前肇
『見聞宝永記』を読む〈十一〉-池上光洋
老子随想〈四十七〉-蜂屋邦夫
国際的視野から読む『撰集抄』(6)-千 草子
リレーコラム 仏教の眼 随 縁-野田大燈

特集= 四つの宗教の誤解を解く

宗教は時として迷信のように扱われ、一般の人々に正しい知識が伝わらず、様々な誤解を生んでいます。本特集では各宗教の先生方に誤解を解いてもらい、本当の宗教の魅力に迫ります。

◇仏教の《教義》の誤解を解く-井上広法(浄土宗光琳寺副住職)
仏教は偶像崇拝だ?╱悟りとは神秘体験だ?╱お釈迦様は苦行を奨励した?╱僧侶は修行の年数よりも能力で優遇される?╱仏教は「この世は苦」と説くなら長生きを良しとしない?
◇仏教の《歴史と文化》の誤解を解く-木村文輝(愛知学院大学文学部教授)
お経はすべて「仏説」だ?╱真言は訳者が意味が分からないから翻訳しなかった?╱戒律を守らなくても僧侶になれる?╱加持祈祷で必ず願いが叶う?他
◇キリスト教の《教義》の誤解を解く-岩島忠彦(上智大学名誉教授)
祈りと「神の御心のままに」は矛盾する?╱回心とは神秘体験か?╱カトリックとプロテスタントは教えの上で全く違う?╱世界の終末は誰にも止められない?╱キリスト教以外の宗教を信じる者は地獄に堕ちる?
◇キリスト教の《歴史と文化》の誤解を解く-鈴木 隆(前「福音宣教」編集長)
キリスト教はユダヤ教の一派?╱カトリックはプロテスタントと比べて保守的?╱聖書の記述が科学の発展を妨げている?他
◇イスラム教の《教義》の誤解を解く-水谷 周(日本ムスリム協会理事)
ムハンマドは「予言者」?╱イスラム教にも他宗教のような「悟り」はある?╱イスラム教には「聖職者」はいる?╱礼拝は時間がきたら必ず行う?╱賭け事がいけないのは、単に道徳的に良くないから?
◇イスラム教の《歴史と文化》の誤解を解く-内藤正典(同志社大学大学院教授)
ムスリムはキリスト教徒やユダヤ教徒を敵視している?╱イスラム教は戒律が煩瑣で人間の主体性や理性を認めない?╱イスラム教は暴力的な宗教である?他
◇神道の《教義》の誤解を解く-三橋 健(神道学者)
神主とは神の教えを説く人?╱神職には、お祓えやお清めをする力がある?╱神道は「我々は穢れている」と考える?╱祝詞は聖典?╱人が死んでいくのは天国か地獄?╱祭りは誰でも行える?他
◇神道の《歴史と文化》の誤解を解く-中西正幸(元・國學院大學教授)
神社神道と教派神道は同じ?╱神職は世襲だ?╱神話には作者がいる?╱天皇家の代々の宗旨は神道?╱お札やお守りは必ず効力がある?他
宗教一般の誤解を解く-高田信良(龍谷大学名誉教授)
宗教に対する誤解を解くことができる?╱ソクラテスは誤解を解いた?╱近代人の誤解から宗教が生まれてきた?╱「道を教える」のは宗教? それとも道徳?╱宗教は科学に勝てない?他

仏像を守る―和歌山県の事例から考える防犯対策①-和歌山県立博物館主査学芸員・大河内智之
貴重な文化財を盗んで転売する犯罪が絶えない。被害をどう防ぐか共に考えたい。

ほとけさまといっしょ〈その三〉 「寒山拾得図」-藤原祐寛
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑬ 植民地主義とグローバル化-嶋田義仁
神・儒・仏と日本人 ⑭ 三国世界観とその転生-森 和也
龍と共に生きる ⑮ 双子の星(一)宮澤賢治-北畠聖龍
ほっと一息ブッダのことば ㉟ 豊かな寂けさ-吉田真譽
あの人この言葉(二十二) 南方文枝さん(1911~2000)-横田 喬
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ㉖ 夢をみますか-花岡博芳
〔仏教の世界をひらく物語〕二行の詩-山口辨清
〈連載小説〉異形の菩薩行基(31)―第七章 大仏建立-岳 真也
七日間の果てに-佐藤隆定

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ④ 明王を描く―不動明王-牧 宥恵
如来の本願―『大無量寿経』の四十八願に学ぶ㉛-加来雄之

仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(69)長屋的生活のススメ-立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉中世文化に及ぼした 禅の影響(下)〈昭和40年3月号より〉-西尾 実

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
ペンまんだら
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵
アート・クローズアップ
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪八月号予告(内容は変更となる場合があります)

〔 講 演 〕この世とあの世 第四回 妣(はは)の国・嬬(つま)の国
      ―日本人は死後どこへ行きたいと願ってきたのか
 三橋 健(國學院大學神道学博士、日本の神道文化研究会主宰)

誰も行ったことがないけど気になる「あの世」について、第一線の宗教者や研究者はどう説くのか、日本人の死生観に迫るリレー講演録の新シリーズ。
本シリーズでは仏教が教える浄土・彼岸をはじめ、神道やキリスト教の来世も解説する予定です。

《 特 集 》観音菩薩と不動明王 早わかりガイド

仏さまの世界の二大スター、観音さまとお不動さま。両尊の人気の秘密に迫ります!

◇観音菩薩(ご開帳最新情報/観音さまプロフィール/観音さまへの質問―性別は?・持ち物は何?など/『法華経普門品偶』と『延命十句観音経』現代語訳/六観音とは/名刹と霊場ほか)
◇不動明王(ご開帳最新情報/お不動さまプロフィール/お不動さまへの質問―なぜ怒りの表情?・持ち物は何?など/『仏説聖不動経』現代語訳/春属・三十六童子とは/名刹と霊場ほか)
【執筆者一小松庸砧・下泉全暁・金嶽宗信・名取芳彦・露の団姫・松久佳遊・羽田守快 ほか

表紙「風の音」(日展)-河村源三
扉絵-小泉元生 目次絵-吉崎道治
カラー口絵 会田一統の菩提寺 廣田寺-写真・文/長谷川周

〈巻頭〉常不軽-法華宗真門流管長/総本山本隆寺第百七世貫主 上田日献

【リレー講演】この世とあの世 ② 日本人の死生観と仏教-末木文美士(東京大学名誉教授)

死の問題は長く曖昧にされてきましたが、輪廻をプラスに捉えることもできるはずです。

法華経へのいざない 第十八回 釈尊の無限の導き ─如来寿量品(2)-北川前肇
『見聞宝永記』を読む〈十〉-池上光洋
老子随想〈四十六〉-蜂屋邦夫
国際的視野から読む『撰集抄』(5)-千 草子
リレーコラム 仏教の眼 若狭路での仏縁-衣斐弘行

特集=常識を超えた禅僧に生き方を学ぶ

私たちは固定観念に捉われることで悩み、苦しみます。禅僧たちの柔軟なこころや自由闊達な生き方は、あなたの悩み・苦しみを解決するためのヒントを、きっと与えてくれるでしょう。

〈法話〉禅的生き方で常識を打ち破る-臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺
中国の禅僧 ①《達摩から六祖、青原の系譜》
西からやって来たが何も伝授しなかった菩提達摩/仏法を「理解」しない人六祖恵能/「ただ立っているだけ」保唐寺無住/「悟って、何かが増えるわけではない」石頭希遷/仏像を燃やしてしまった丹霞天然/「かれはわれだが、われはかれではない」洞山良价ほか、雪峰義存・玄沙師備
中国の禅僧 ②《南岳の系譜》
心は説明できないと看破した南岳懐譲/平常心こそ悟りだと提唱した馬祖道一/鴨は自分だと省悟した百丈懐海/猫というとらわれを斬った南泉普願/心を〝無〟と示した禅の巨星、趙州従諗/臨済義玄を打出した大禅者、黄檗希運/自らが拠り所だと徹底した臨済義玄/激動の時代を生きた禅の大成者、大慧宗杲
日本の禅僧 ①《曹洞宗系》
権力者に近づかない清貧の曹洞宗高祖、道元/坐禅に徹した寡黙の中国僧、寂円/観音菩薩のごとき慈悲を行じた曹洞宗太祖、瑩山/大地を踏みしめて歩む老馬のごとき努力の人、明峰素哲ほか、峨山韶碩・源翁・傑堂能勝・鈴木正三・乞食桃水・面山瑞方・良寛
日本の禅僧 ②《臨済宗・黄檗宗系》
布施行の真髄を説く明庵栄西/冤罪を好機ととらえた蘭渓道隆/危機一髪をしのぐ禅定力、無学祖元/常識にとらわれない関山慧玄/平常心を貫いた沢庵宗彭/戒律に厳しい隠元隆琦/不生禅を唱え布教に邁進した盤珪永琢/不屈の勧進僧、鉄眼道光/無心を生きる白隠慧鶴/当意即妙の境涯、仙厓義梵
近代の禅僧 ①《曹洞宗系》
分野にとらわれないブチ猫の仏教学者、原坦山/真の厳しさを継ぐ眼蔵家の伝燈、西有穆山・丘宗潭・岸澤惟安/実践から問いかける新時代の禅を打ち出した大内青巒/法のために「移動叢林」から傭われ者となった澤木興道/「体当たり」で欧州に禅を定着させた弟子丸泰仙
近代の禅僧 ②《臨済宗・黄檗宗系》
獨園承珠の煙管指南/滴水冝牧の座席獲得術/柏樹曄森の勝負に勝つ方法/峩山昌禎の天下無敵の禅/鄧州全忠の南天棒流指導/「焼坊主」と呼ばれた禾山玄鼓/艱難辛苦を克服した山本玄峰/半生を少欲知足で通した山田無文
《執筆》小川 隆/山田真隆/佐藤秀孝/笠 龍桂/石井清純/熊本英人/住谷瓜頂

井上円了と東本願寺-竹村牧男
明治・大正期に社会教育活動に挺身した井上円了には真宗の心が脈々と生きていました。

ほとけさまといっしょ〈その二〉 「またね」-藤原祐寛
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑫ フランス革命とナポレオン-嶋田義仁
神・儒・仏と日本人 ⑬ 風土論の超克と「皇国」-森 和也
龍と共に生きる ⑭ わけへだてなくそそがれる慈悲(法華経)-北畠聖龍
赤と緑に弱いらしい-佐藤隆定
あの人この言葉(二十一) 北杜夫さん(一九二七~二〇一一)-横田 喬
東京の木喰仏たち-岡本勝人
〈まんが宮沢賢治シリーズ〉十力の金剛石-原作・宮沢賢治╱作画・みつる
〈連載小説〉異形の菩薩行基(30)─第七章 大仏建立-岳 真也
ほっと一息ブッダのことば ㉞ 全ては燃えている-吉田真譽

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ ③ 菩薩を描く②─観世音菩薩-牧 宥恵
如来の本願─『大無量寿経』の四十八願に学ぶ㉚-加来雄之

仏教なんでも相談室-鈴木永城
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(68)心臓に毛をはやしたい-立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉中世文化に及ぼした禅の影響(上)〈昭和40年3月号より〉-西尾 実
中世を否定して始まった近代の苦悩。いま蘇る中世の宗教文化の意味を世阿弥を題材に考察。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵

展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪七月号予告(内容は変更となる場合があります)

〔講演〕この世とあの世 第三回 大悲心による世界の二重化 本多弘之(親鸞仏教センター所長)

誰も行ったことがないけど気になる「あの世」について、第一線の宗教者や研究者はどう説くのか、日本人の死生観に迫るリレー講演録の新シリーズ開始。
本シリーズでは仏教が教える浄土・彼岸をはじめ、神道やキリスト教の来世も解説する予定です。

《 特集 》四つの宗教の誤解を解く

仏教・キリスト教・イスラム教・神道についての、よくある誤解・カン違いを正し、各宗教の真の魅力に迫ります!

◇宗教一般(宗教は迷信で非科学的?/宗教は弱者や病者のためのもの?/道徳や哲学と 変わりない? ほか)
◇仏教(仏教は偶像崇拝?/仏教はこの世を苦と見るから長生きを否定する? ほか)
◇キリスト教(キリスト教はユダヤ教の一派?/賛美歌はクリスチャン以外歌ってはいけ ない? ほか)
◇イスラム教(イスラム教には「聖職者」はいる?/他宗教を絶対認めない? ほか)
◇神道(神主とは神の教えを説く人?/神道は国粋主義? ほか)
表紙「気」(院展)-村上裕二
扉絵-小泉元生  目次絵-吉崎道治
カラー口絵 10周年をむかえる「神仏霊場会」の魅力-文/田中利典

〈巻頭〉無礙-曹洞宗安全寺住職/書家 原田融道

【リレー講演】この世とあの世 ①「あの世・この世」と「浄土・現世」-阿満利麿

人生の問題を決着するには、無常を受け入れて生きる仏教の「大きな物語」が必要なのです。

法華経へのいざない 第十七回 久遠のみ仏の開顕 ─如来寿量品(1)-北川前肇
『見聞宝永記』を読む〈九〉-池上光洋
老子随想〈四十五〉-蜂屋邦夫
国際的視野から読む『撰集抄』(4)-千 草子
リレーコラム仏教の眼 融和の精神-村上太胤

特集=数字でわかる仏教語辞典

数字がつく仏教用語は「法数」と呼ばれ、たくさん存在しますが、一般の国語辞典にはほとんど載っていません。本特集は法数を辞典風に紹介し、「数で学ぶ」ことの楽しさを伝えます。

◆釈尊と弟子
三迦葉/四門出遊/五比丘/六師外道/六神通/過去七仏/八相成道/十号/十大弟子
◆仏教の基礎的な教え
三法印/四聖諦/五蘊/六識/六境/六根/十二縁起/十二処/十八界
◆信仰・修行・戒律
三慧/三学/四向四果/四衆/五戒/五力/八正道/十重四十八軽戒/三十七菩提分法 ほか
◆お経関連
第一結集/護国三部経/三経義疏/三蔵/浄土三部経/四阿含/十二分教/八万四千の法門 ほか
◆生命観と宇宙観
三悪趣/三界/三災/四有/四劫/五濁/六欲天/八大地獄/三十三天/三千大千世界 ほか
◆仏教の人間観
三苦/三業/三毒/四苦・八苦/五蓋/五逆/百八煩悩
◆大乗仏教の基礎的な教え
二空/二身/二諦/三乗/三身/三輪清浄/四恩/四弘誓願/六波羅蜜/八不中道
◆倶舎・唯識
一水四見/三性/三世実有/四智/五位七十五法/五位百法/五性各別/八識
◆日本仏教の宗派
南都六宗/八宗兼学/十三宗五十六派
◆法華(天台・日蓮)
一念三千/一仏乗/一心三観/二乗作仏/開三顕一/三軌/三車火宅/四依/四箇格言 ほか
◆密 教
三句の法門/三密加持/四種曼荼羅/五相成身観/六大縁起/真言八祖/九会曼荼羅 ほか
◆浄土教
往還二回向/二河白道/三願転入/三信/六字名号/七高僧/九品/十念/二十四輩 ほか
◆華 厳
十廻向/十行/十地/十住/十信
◆禅
二入四行論/五観の偈/五家七宗/五山/八大人覚/十刹/十牛図
◆仏像関連
二仏並坐/三尊/四天王/五大明王/丈六/七福神/八部衆/十王/十二神将/十六善神/二十五菩薩/三十三観音 ほか
◆寺院建築と仏具
三門/三具足/五輪塔/五重塔/七堂伽藍
◆数量・距離・時間など
五劫思惟/五百由旬/六万恒河沙/五十六億七千万年 ほか
◆仏事と庶民信仰
修二会/四国八十八ヶ所/七難即滅・七福即生/四十九日/千社札/四万六千日/百万遍念仏 ほか
《執筆》服部育郎/須田哲成/石田一裕/横山全雄/武田未来雄/髙森大乗/松本峰哲/義盛幸規/村越英裕/田島 整

〈新連載〉ほとけさまといっしょ〈その一〉 墨絵を描く-藤原祐寛
〈口絵に寄せて〉神仏霊場会 発足10周年 神と仏は同坐する-神仏霊場会教学委員会
自分と向き合う寺社フェス向源を知ってますか?-佐山拓郎
神・儒・仏と日本人 ⑫ 風土論と三教-森 和也
龍と共に生きる ⑬ 竜のはなし(手紙一)宮澤賢治-北畠聖龍
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑪ 絶対王政の誕生-嶋田義仁
捻挫の功名-佐藤隆定
あの人この言葉(二十) 河合隼雄さん(一九二八~二〇〇七)-横田 喬
ほっと一息ブッダのことば ㉝ 信仰によって激流を渡る-吉田真譽
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ㉔ 残った手紙、捨てられた手紙-花岡博芳
〈連載小説〉異形の菩薩行基(29)―第七章 大仏建立-岳 真也
〈日本語の妙〉節談説教の言葉遊び その⑧-谷口璽照

大法輪カルチャー講座
画僧宥恵の写仏のすすめ②  菩薩を描く①―弥勒菩薩-牧 宥恵
如来の本願―『大無量寿経』の四十八願に学ぶ ㉙-加来雄之

ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(67)金魚鉢で煙草-立川らく朝
仏教なんでも相談室-鈴木永城

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
ペンまんだら
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎

アート・クローズアップ
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪六月号予告(内容は変更となる場合があります)

〔講演〕あの世とこの世 第二回 末木文美士

誰も行ったことがないけど気になる「あの世」について、第一線の宗教者や研究者はどう説くのか、日本人の死生観に迫るリレー講演録の新シリーズ開始。
本シリーズでは仏教が教える浄土・彼岸をはじめ、神道やキリスト教の来世も解説する予定です。

《 特集 》常識を超えた禅僧に生き方を学ぶ

固定観念を打ち破る、禅僧たちのやわらかな発想・エピソードの数々を紹介します!

〈特集トップ法話〉禅的生き方で常識を超える
◇中国の禅僧①(達磨から六祖慧能、青原の系譜につらなる禅僧)
◇中国の禅僧②(南嶽の系譜につらなる禅僧)
◇日本の禅僧①(曹洞宗系、桃水・正三ほか)
◇日本の禅僧②(臨済・黄璧宗系、一休・沢庵ほか)
◇近代の禅僧①(曹洞宗系、沢木興道・内山興正ほか)
◇近代の禅僧②(臨済・黄槃宗系、山本玄峰・山田無文ほか)
 〈執筆者〉横田南嶺・小川隆・山田真隆・佐藤秀孝・笠龍桂・石井清純・住谷瓜頂・熊本英人
表紙「桜みち」(日展)-中路融人
扉絵-小泉元生  目次絵-吉崎道治
カラー口絵 現代の宮彫師─越中井波・澤義博の世界-写真・文/若林 純

〈巻頭〉一貫之-臨済宗東福寺派管長・大本山東福寺第三百五世住持 原田融道

【講演】世の幸せは私の幸せ―自利利他円満-ケネス田中
他者への施しは仏教の大切な精神です。利他行の実践が自利を高め双方が成就するのです。

法華経へのいざない 第十六回 偉大なる地涌の菩薩―従地涌出品(2)-北川前肇
『見聞宝永記』を読む〈八〉-池上光洋
老子随想〈四十四〉-蜂屋邦夫
国際的視野から読む『撰集抄』(3)-千 草子
リレーコラム 仏教の眼 素直な心―支え合う社会の構築のために-野田大燈

特集=やっぱり知りたい般若心経

古来多くの人に親しまれてきた般若心経。その経文は「意味は分からなくとも有難い」ですが、でも、やっぱり意味をちゃんと理解したいという想いから本特集を企画しました。
般若心経 原文・訓読
般若心経 口語訳-東洋大学学長・竹村牧男
般若心経 解説-竹村牧男
般若心経 字句解説-福井県立大学名誉教授・新田雅章
般若心経 素朴な疑問Q&A-駒澤大学教授・吉村 誠
どの宗派でも唱える?/訳者の三蔵法師玄奘とは?/いつごろ成立した?/仏の教えか? 菩薩の教えか?/「般若波羅蜜多」を行ずるとは?/「五蘊」が空であるとは?/「色即是空」と「空即是色」は同じか?/「眼耳鼻舌身意」が無いとは?/「無明」や「老死」が無いとは?/「苦集滅道」が無いとは?/「涅槃」や「菩提」も空ではないのか?/「呪」にはどういう意味があるか?

◇般若心経 私はこう説く① 真理にめざめ悔いなく生きるために-愛知専門尼僧堂堂長・青山俊董
◇般若心経 私はこう説く② 一切衆生の苦を救済する偉大な功徳-竹村牧男

空とは、無とは-国立民族学博物館名誉教授・立川武蔵
般若心経の信仰史-駒澤女子大学教授・千葉公慈
般若経と民俗-大正大学非常勤講師・塩入亮乗
般若心経と現世利益-金翅鳥院住職・羽田守快
般若心経 読経の心得-大本山室生寺教務執事・網代裕康
般若心経 お写経のすすめ-法相宗大本山薬師寺録事・加藤大覺
般若心経の写経ができるお寺-編集部

龍と共に生きる ⑫ 春北畠聖龍
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑩ 人間の誕生-嶋田義仁
神・儒・仏と日本人 ⑪ 護法と護国-森 和也

〔講演〕悪人の往生―歎異抄第三条をめぐって-伊藤 益
「悪人正機」の親鸞聖人の真意は、他を排除して生きる我々に善人などいない点にありました。

あの人この言葉(十九) 長嶋茂雄さん(一九三六~)-横田 喬
〈口絵に寄せて〉現代の宮彫師─越中井波・澤 義博 瑞泉寺の彫刻を目標に-若林 純
ほっと一息ブッダのことば ㉜ 月の神-吉田真譽
〔仏教の世界をひらく物語〕喜捨のこころ―修道の苦心と工夫の物語-山口辨清
〈連載小説〉異形の菩薩行基(28)―第六章四十九院と広嗣の乱-岳 真也
日本語の妙節談説教の言葉遊び その⑦-谷口璽照

大法輪カルチャー講座
《新連載》画僧宥恵の写仏のすすめ① 如来を描く―薬師如来-牧 宥恵
如来の本願―『大無量寿経』の四十八願に学ぶ ㉘-加来雄之

ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(66)馬鹿は風邪をひかない-立川らく朝
仏教なんでも相談室-鈴木永城

〈大法輪アーカイブス〉仏教の平和論〈昭和50年8月号より〉-田村芳朗
人はなぜ戦争を起こすのか? 平和実現の方法を個人や社会の倫理・王論を説きつつ探る。

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪五月号予告(内容は変更となる場合があります)

〔講演〕 あの世とこの世 
誰も行ったことがないけど気になる「あの世」について、第一線の宗教者や研究者はどう説くのか、日本人の死生観に迫るリレー講演録の新シリーズ開始。第一回 阿満利麿
本シリーズでは仏教が教える浄土・彼岸をはじめ、神道やキリスト教の来世も解説する予定です。

《 特集 》数字でわかる 仏教語辞典―普通の辞書には載っていない名数たち―
数字のついている仏教用語=法数を、たくさん取り上げ、やさしく紹介。仏教用語を学
ぶのが楽しくなる特集です!

◇釈尊と弟子(四門出遊/六神通/十号/十大弟子 など)
◇仏教の基礎(三法印/四聖諦/五蘊/十二縁起 など)
◇信仰・修行(三宝/四念処/四無量心/五戒 など)
◇お経(三蔵/三経義疏/四阿含/八万四千の法門 など)
◇仏教の人間観(三業/三毒/四苦八苦/百八煩悩 など)
◇宇宙観(三界/六道/八大地獄/三十三天 など)
◇法華・密教・浄土教・禅(一念三千/四種曼荼羅/六字名号/十牛図 など)
◇仏像(四天王/五大明王/七福神/八部衆 など)
表紙「椿」(創画展)-小川佳浩
扉絵-小泉元生 目次絵-吉崎道治
カラー口絵 現代の宮彫師 越中井波・南部白雲の世界-写真・文/若林 純

〈巻頭〉遠慶宿縁(遠く宿縁を慶べ)-真宗木辺派 錦織寺門主 木邊円慈

【リレー講演】慈悲を問う⑩ ほほえみと愛の言葉を-青山俊董
ぬくもりを伝える、泣いて悲しみを同じくする、それが本当の慈悲の姿であろうと思います。

法華経へのいざない 第十五回 大地から涌現される菩薩たち―従地涌出品-北川前肇
密教の仏たち 第十二回(最終回)さまざまな弘法大師像-下泉全暁
老子随想〈四十三〉-蜂屋邦夫
『見聞宝永記』を読む〈七〉-池上光洋
リレーコラム 仏教の眼 宗演老師と信綱の歌-衣斐弘行

奈良康明先生の死を悼む-西村惠信
「第一回 禅とキリスト教懇談会」以来五十年の親しき交わり、忘れえぬ奈良先生の人柄・思い出。

特集=今さら聞けない お寺と法事の疑問に答えます

お寺で目にした仏具やお坊さんの所作を見てその由来を知りたいと思ったことはありませんか。身近でありながら意外と知られていない、仏教をめぐる基礎知識をおさらいします。

〇僧侶についての疑問-曹洞宗・永福寺住職 高梨尚之
どうしていくつも宗派があるの?/食べものをもらって歩くのはなぜ?/髪を伸ばしてはいけないの?/精進料理はベジタリアン料理と同じ?/なぜ両手を合わせるの?/袈裟にはどんな意味があるの?/住職、和尚、どっち?/何を唱えているの?/坐禅中はなにか考えるの?/山伏って僧侶なの?

〇お寺についての疑問-真言宗豊山派・密蔵院住職 名取芳彦
五重塔は何のシンボル?/門に仁王がいるわけは?/ご本尊って誰?/寺と院の違いは?/お寺に来る人はみな檀家?/寺と神社はどこが違う?/なぜ木魚と言うの?/参拝のマナーは?/巡礼は誰でもできる?/除夜の鐘はなぜ百八つ?/お寺で豆まきをするのは?/花まつりは何の日?/お盆・お彼岸とは?

〇仏像についての疑問-大正大学専任講師 加藤精純
なぜ人は拝むの?/仏像を拝むとは?/仏像は誰の像なの?/仏像はお釈迦さまの時代から作られてきたの?/仏像が作られる前は、何を拝んでいたの?/なぜ、いつ、どこで、仏像は作られたの?/仏像の種類は? 持ち物や印は何のため? 仏像の特徴は?/秘仏とは何が秘密なの?/仏像の正しい拝み方はあるの?

〇仏事についての疑問-臨済宗妙心寺派・龍源寺住職 松原信樹
遺体を北枕にするのはなぜ?/戒名をつける理由は?/葬儀に友引を避けるのはなぜ?/葬儀に僧侶は必要なの?/焼香にどんな意味がある?/なぜ黒い喪服を着るのか?/数珠を持つのは何のため?/「御霊前」か「御仏前」か?/引導とは何?/骨上げはなぜ二人でするの?/精進落としの意味は?/仏飯に箸を立てるのはなぜ?/回向とは何か?

〇仏壇・お墓についての疑問-黄檗宗・永明寺住職 住谷瓜頂
仏壇は何をする場所?/仏壇荘厳(飾り)の必需品とは?/位牌って何?/過去帳って何?/仏壇の拝み方は?/お墓と仏塔はどう違うの?/塔婆には何と書いてあるの?/お墓参りはいつすれば良いか?

龍と共に生きる ⑪ 『龍と詩人』宮沢賢治-北畠聖龍
涅槃会巡拝記〈七〉新居寺道・涅槃図めぐり―静岡県湖西市-竹林史博
お寺さん、出番です!〔後編〕日本人の美徳と感謝の精神を世界へ-勝 桂子
イスラームの宗教会議に日本人初の仏教徒として招かれて-東 隆眞
国際的視野から読む『撰集抄』(2)-千 草子

神・儒・仏と日本人 ⑩ 継承される神国思想-森 和也
一歩先へ―韓国仏教の革新的な僧たち(下)-西村仁美
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑨ 主権国家の誕生-嶋田義仁
暮らしに生かす禅ライフのすすめ ㉔ すわったら何がわかるのか-花岡博芳
ほっと一息ブッダのことば ㉛ 喜びと憂い-吉田真譽
徹夜議論-佐藤隆定
あの人この言葉(十八) 藤沢周平さん(一九二七~一九九七)-横田 喬
得度してこそ開ける世界―30年を超える歴史と実績を有する東京国際仏教塾と共に-大洞龍明
〈口絵に寄せて〉現代の宮彫師 越中井波・三代南部白雲 伝統の技に遊び心を加えて-若林 純
〈連載小説〉異形の菩薩行基(27)―第六章 四十九院と広嗣の乱-岳 真也
日本語の妙 節談説教の言葉遊び その⑥-谷口璽照
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(65)値千両の話-立川らく朝
仏教なんでも相談室-鈴木永城

〈大法輪アーカイブス〉文明の発展と仏教〈下〉〈昭和36年1月号より〉-中村 元

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
ぺんまんだら
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
書物の輪蔵
展覧会へ行こう
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪四月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特集 》 やっぱり知りたい 「 般若心経 」

難解な‶空〟の教えをやさしく解説。般若心経が一層身近になる特集です!

〇 般若心経 原文/訓読/現代語訳/解説
〇 用語解説(観自在菩薩/色即是空 空即是色/ギャーテーギャーテー など)
〇 般若心経 素朴な疑問Q&A
〇 空とは、無とは
〇 高僧による「般若心経を私はこう説く」
〇 般若心経の信仰の歴史
〇 般若心経と民俗
〇 現世利益と般若心経
〇 般若心経を読経する際の心得
〇 般若心経 写経のススメ
〈執筆者〉竹村牧男/青山俊董/新田雅章/塩入亮乗/千葉公慈/立川武蔵/羽田守快 ほか
表紙「白き朝・赤岳」(日展)-錦織重治
扉絵-小泉元生
目次絵-吉崎道治
カラー口絵 清水寺式千手観音と花実の寺 海老名・龍峰寺を訪ねて-写真・文/佐藤泰司

〈巻頭〉安心(画・達磨大師)-福井・曹洞宗徳賞寺住職/禅画家・粟谷正光

【リレー講演】慈悲を問う⑨ 弘法大師の社会事業-福田亮成
万人の側に立つ弘法大師空海による社会事業の一例が総合大学「綜藝種智院」の創立でした。

法華経へのいざない第十四回 安らかな法華経の修行―安楽行品-北川前肇
密教の仏たち 第十一回 集合尊-下泉全暁
老子随想〈四十二〉-蜂屋邦夫
『見聞宝永記』を読む〈六〉-池上光洋
リレーコラム 仏教の眼 さとり-大塚日正
〈最終回〉エッセイ 私の「縁は異なもの」母と娘-太田治子

特集=仏教がわかるキーワード

仏教を学びはじめた人が最初に困惑するのが「仏教用語の難しさ」・・・・・・
この特集では必要最低限知っておきたい仏教用語(キーワード)を、わかりやすく辞典スタイルに並べて解説します。

◆第一部 仏教一般がわかるキーワード

◇釈尊の教えのキーワード 
縁起/中道/八正道/四諦
◇仏道修行のキーワード 
念処・業処/知・念/三昧・禅定/名色分離智/五蘊・五蓋ほか
◇大乗菩薩道のキーワード 
菩提心/六波羅蜜/十地/方便/利他/誓願
◇龍樹の教えのキーワード 
信をもって能入となす/慈悲/八不/二諦/縁起・無自性・空
◇唯識思想のキーワード 
阿頼耶識縁起/三性/人人唯識/瑜伽行
◇華厳思想のキーワード 
仏華厳/七処八会/蓮華蔵世界/一即一切・一切即一/性起ほか

◆第二部 日本仏教の教えがわかるキーワード

◇最澄の教えのキーワード
法華経/諸法実相/一仏乗/一念三千/十界互具/照于一隅ほか
◇空海の教えのキーワード
密教/即身成仏/六大/四種曼荼羅/三密/五転/法身説法
◇法然の教えのキーワード
凡入報土/阿弥陀仏の救済/選択本願念仏/偏依善導一師説
◇親鸞の教えのキーワード
本願/他力/信心正因/悪人正機/現生正定聚/非僧非俗
◇道元の教えのキーワード
正法眼蔵/現成公案/身心脱落・只管打坐/修証一等ほか
◇日蓮の教えのキーワード
一念三千/立正安国/唱題/久遠実成/霊山浄土/地涌の菩薩
◇白隠の教えのキーワード
大信根・大憤志・大疑情/『白隠禅師坐禅和讃』/隻手音声ほか
◇神仏習合のキーワード
本地垂迹説/神身離脱/神宮寺と鎮守/権現と明神
◇庶民信仰のキーワード
死者供養/霊山信仰/盂蘭盆/霊場巡礼/講/縁日

《執筆》石上和敬/蓑輪顕量/宮坂宥洪/奥野光賢/横山紘一/中西俊英/鈴木行賢/北尾隆心/柴田泰山/川添泰信/熊本英人/浜島典彦/足立宜了/小峰彌彦/長沢利明

〈新連載〉国際的視野から読む『撰集抄』-千 草子

お寺さん、出番です!〔前編〕仏教が必要な人に届いていますか?-勝 桂子
神・儒・仏と日本人 ⑨ 神国思想の旋回-森 和也
〈ヨーロッパ文明の原像〉⑧ 宗教改革-嶋田義仁
一歩先へ─韓国仏教の革新的な僧たち(上)-西村仁美
龍と共に生きる ⑩ 龍 神-北畠聖龍
ほっと一息ブッダのことば㉚  過去を追わず 未来を願わず 今日を生きる-吉田真譽
あの人この言葉(十七) 長嶺ヤス子さん(一九三六~)-横田 喬
日本語の妙節談説教の言葉遊び  その⑤-谷口璽照
〈連載小説〉異形の菩薩行基(26)―第六章四十九院と広嗣の乱-岳 真也
〔仏教の世界をひらく物語〕蟋蟀物語(3)-山口辨清

大法輪カルチャー講座
如来の本願―『大無量寿経』の四十八願に学ぶ㉖-加来雄之

ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(64)新しい寿限無-立川らく朝
仏教なんでも相談室-鈴木永城

〈大法輪アーカイブス〉文明の発展と仏教〈中〉〈昭和36年1月号より〉-中村 元

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤川柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎

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カット・さしえ-薫風/悟東あすか/山本太郎

大法輪三月号予告(内容は変更となる場合があります)

《 特集 》今さら聞けない お寺と法事の疑問に答えます

《 ① 僧侶についての疑問 》
なぜいくつも宗派がある?/なぜ剃髪する?/何宗でもお坊さんを和尚と呼ぶ? ほか
《 ② お寺についての疑問 》
仁王とは何者?/~寺と~院の違いは?/なぜ木魚という?/参拝マナーは? ほか
《 ③ 仏像についての疑問 》
仏像を拝む理由は?/仏像の印相とは?/なぜ明王は恐い顔?/秘仏って何? ほか
《 ④ 仏事についての疑問 》
喪服はなぜ黒?/骨上げはなぜ二人?/飯に箸を刺す意味は?/北枕って何? ほか
《 ⑤ 仏壇・お墓の疑問 》
仏壇は何をする所?/本家以外に仏壇置いてよいか?/位牌とは?/墓参りはいつする?/塔婆の文字は? ほか

大法輪の内容

  • 出版社:大法輪閣
  • 発行間隔:月刊
  • サイズ:A5
月刊総合仏教雑誌
大法輪閣が毎月発行している仏教総合雑誌『大法輪』では、毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。仏教に関心がある方にぜひ読んでいただきたい雑誌です。

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8月号 (2012年07月08日発売)
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