月刊おりがみ 発売日・バックナンバー

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特集 7月の空と海

◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series

第11 回 カモメとヨット   田中 稔憲
Sea gull and Sailboat by Mr. Toshinori TANAKA

伝承のヨットは、立てるために10の折りすじで「沈め折り」をしたものが、40 年以上も前に笠原邦彦さんの著作で紹介されたこともあり有名です。「沈め折り」は難しく、その形では生徒さんが自力で折ることは期待できません。お手伝いさせてもらうという選択肢もないではありませんし、「ラビット・イヤ(つまみ折り)」から折り目をつけて下からつっついて押しこむという方法もありますが、認知機能が衰えてくるとそれもなかなか難しくなります。
 今回、私が紹介した形も伝承作品です。沈め折りの工夫がないので、この形がおそらく先にできた形だと思われます。谷折りだけで済みますから、苦もなく仕上げられます。立つ工夫のいらない平面作品の利点は、こんなところにありますから、お年寄り向きともいえる訳です。
 カモメはまあ、「逆W」を折るだけでカモメに見えます。さらに羽の黒い部分をちらりと見せれば、あとは細かく折り込んで表現しなくてもカモメになるのです。私が作品作りの中で「贅ぜいにく肉(余分についた脂肪)を落とす」というのは、こういうことなのです。折り紙はヨーロッパ印象派のものの捉え方とリンクすることが多く、「見立てる力」や「強調して表現するところ」こそが大切だと考えます。こういった美意識は日本人の得意とするところで、江戸時代に急速に進化したといわれています。スーパーコンプレックス作品は、印象主義に対して写実主義に徹した作品で、本物そっくりに作ることを目的にしていますが、創作の方法が確立した感がある現代では、より折り紙の本質をつく作品こそ目指す方向ではないでしょうか。
 今月号の色紙作品の話に戻ると、あとは水平線をイメージさせるために青のラシャ紙を下半分に添えてやれば、「夏」という景色は完成します。
 芸術とは心の鏡に映った景色を表現することだと私は思っています。ピカソに代表されるキュビスムも、抽象画も、その思想を原点にして生まれてきたのではないでしょうか。日本人が印象派の絵画を好む理由もここにあると思うのですが、みなさんはどう思われますか?


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson32  Asari (Japanese littleneck clam) by Mr.Kunihiko KASAHARA

ホタテ貝の立派な姿に比べ、あさりは少々見劣りするので、あまり折り紙で作られないようです。“砂抜き”をしているとき、ぴょこんと突き出された2本の管が、まるで目のように思え、それにかわいさを覚えて工夫しました。(作者)
As Asari clams pale in comparison with scallops, there are not many origami
models. When removing sand from shells, two siphons protrude from shells and
they look like eyes. So, I made the model with these cute siphons. (Author)


◆ミニ知識

◇アサリ…ハマグリと同じ、マルスダレガイ科の二枚貝です。漢字で「浅蜊」や「蛤仔」と書き、魚介類を探しとる「漁あさり」が名前の由来とされます。内海の砂浜にすみ、潮しおひが干狩りの主役です。殻からの長さは約4cm で、色や斑はんもん紋(まだらの模様)はさまざまです。水中をただよっていた幼ようせい生(卵からかえったもの)が0.2mm ほどになると海の底で生活し始め、1 年で約3cm に成長します。動植物の死体を食べ、海をきれいにしています。
◇ジンベイザメ(ジンベエザメ)…サメは漢字で「鮫」と書きます。目が細いことから「狭目」と呼ばれるようになったとされます。関西以西ではフカ、山陰地方ではワニと呼ばれています。世界じゅうの海だけではなく、川や湖などの淡水域にも生息しています。子の生み方には「卵生」「胎生(母体から直接栄養をとり、ある程度成長してから生まれるもの)」「卵胎生(母体内から直接ではなく、母体内の卵の中の卵黄などから栄養をとり生まれるもの)」の3 通りがあります。ジンベイザメは卵生のサメで、長さ 30cm、幅14cm、長さ9cm の長方形の卵殻に包まれた卵が見つかったことがあるそうです。背中から尾にかけての数本の縦たてじま縞と白や黄色の斑紋があるのが特徴です。大きさは魚類中もっとも大きく体長18mもありますが、性質はおとなしいです。歯は円錐形で小さく、ものをかむことはできません。歯の代わりにふるい状の鰓耙で小魚やプランクトンを濾ろか過して食べます。カツオの中にはジンベイザメと一緒に泳ぐ群れがあり、カツオの群れを見つけるのに役立っている魚ですが、食用にはしません。
◇ホオジロザメ…卵胎生のサメです。頬ほおが白いわけではなく、和名の由来ははっきりとはしていません。サメの中でもっとも獰どうもう猛とされ、人間を襲うこともあるので、英語ではマンイーターシャーク(人喰くいザメ)、ホワイトデス(死の白いサメ)と呼ばれることもあります。アメリカのスピルバーグ監督の出世作『ジョーズ』(1975 年公開)のサメのモデルとされます。三日月形の尾びれと、三角形ののこぎり状の歯が特徴です。かまぼこの材料になります。


◆ジンベイザメとホオジロザメWhale shark and White grate shark by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

ひと折りの違い、形の整え方で印象が変化するのが面白いところです。背びれは浮かないように工夫はしてありますが長期間形を保持するなら糊付けか、糊付けを嫌えば、ホイル紙で折るとよいです。(作者)



◆ミニ知識
◇海の日…海は地球上の約7 割を占めます。「海の日」は7 月の第3 月曜日で、2018 年は7 月16 日です。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨の祝日となっています。
◇クルーザー…クルーズ(cruise)とは英語で「人が船で巡遊する」という意味で、外洋を航海できるように船室などの設備を整えた大型のモーターボートです。

◇七夕…7 月7 日。中国から伝わった星伝説(P26 参照)と短冊に歌や文字を書いて裁縫や書道の上達を願う乞巧奠(乞巧は巧たくみを乞こうこと、奠は祀まつること)が、日本で古来からの棚機女神話(神を迎えるために水辺の棚で神衣を織る乙女)の禊の風習と結びつき、七夕の行事になりました。中国で「しちせき」と呼ばれた七夕を「たなばた」と呼ぶのはこの風習が由来だからです。笹竹に七夕飾りをするのは江戸時代になって始められたことです。


●ミニ知識参考図書:『虫の名、貝の名、魚の名』(東海大学出版会)、『海べのいきもの』(講談社)、『川原慶賀の「日本」画帳』(弦書房)、『年中行事事典』(三省堂)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『七夕の紙衣と人形』(ナカニシヤ出版)、『子ども図鑑自然とくらしと遊びを楽しむ12ケ月』(合同出版)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』
(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社))、『総合百科辞典ポプラディア』(小学館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)



◆クルーザーCruiser by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

考え方は、『327号』掲載の「タンカー」(写真右)と同じでアレンジがきくのがよいところ。難点は、最初に折り線付けが必要で、手順でそのまま折れないのが面倒です。



◆わりばしの袋で作る五角星
Star folded by a piece of chopsticks’ envelope by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

夜空に丸く輝く星を、5条の光芒の5角星で表現したのは、古代エジプトの人だそうです。すごくユニークなイメージですよね!かくてこれは私には大好きなテーマで、いくつも工夫しました。(作者)


◆笹の葉と竹Bamboo grass and Bamboo tree by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

竹の用紙の長さは図では節を2つ分しかかいていませんが、⑦のあと作りたい数を②~⑦と同じように折ってから⑧へ進んでください。「作りたい長さ+節で折りこむ部分+α」、幅はできあがりの3倍が必要です。


◆おりひめ、ひこぼしVega doll and Altair doll by Ms. Sho-ko AOYAGI
青柳 祥子

頭を10cm角、他を15cm角で折ると少し大人っぽくなり、⑭や11のようにあごも後ろに折らなくてよいようです(写真右)。ひこぼしの頭の⑨のわりあいは1/3になっていますが、⑫でさしこめるように加減しながら折ってください。比較的簡単な折りで構成してみました。お楽しみください。(作者)


◆ミニ知識
◇星伝説…中国で後ごかん漢時代(25 年~ 220 年。1 ~ 2 世紀全盛の古代王朝)に生まれたとされる伝説です。「天帝の娘の織女星と牛飼いの牽牛星は夫婦の仲がよすぎて仕事も手につかなくなりました。天帝は怒り、二人を天の川を境に東西に引き裂いてしまいました。
二人の深い悲しみを哀れに思い、一年に一度だけ七夕の日に会うことを許した」というものです。二人は鵲羽を連ねてかける橋をわたって会います。織女星はこと座のベガ、牽牛星はわし座のアルタイルの漢名で、和名では織おりひめ姫、彦ひこぼし星とそれぞれ呼ばれています。アルタイルとベガ、そして、中国では頭と尾を逆にして、鵲に見立てられた白はくちょうざ鳥座のデネブの3つを結ぶ三角形は「夏の大三角」と呼ばれています。
◇スイカの日…7 月27 日。スイカの縞しま模様を綱つなに見立てて、「727」の語呂合わせからスイカの生産者グループが制定しました。縞模様のスイカが日本で広まったのは昭和時代の初めのことで、それ以前は「鉄カブト」と呼ばれたほど、黒く見える濃い緑色の皮のスイカが主流でした。スイカは、素そうめん麺などとともに七夕のお供え物の定番です。



◆おってあそぼう!!
扇ブロック Fan-shaped block by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

扇の形のブロックです。さしこんでつなぐことができます。単体でも箸おきやメモ立てなどとして使えそうです。(作者)



◆デザインDesign by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

何気なくかんのん折りから折って見ました。おもしろいな…と思いながら、ハテ…作品名をどうしようかと思いましたが、図案(デザイン)のようかなと、カタカナ名にして見ました。(作者)


◆フレーベルのリース Fröbel wreath by Mr. Masatsugu TSUTSUMI
堤 正継

フレーベルの基本形(模様折りの基礎、伝承の百面相)をもとに、リースにしあげてみました。のりづけなく組むことができます。(作者)


◆花のくす玉Flower ball by Ms.Noriko SUMIDA
住田 則子

時々、くす玉を作ってみたいなあと思うことがあります。二そう舟→百面相、もう少し手を加えて花のくす玉ができました。(作者)


◆スイカのバスケットWatermelon basket by Ms. Shizuyo HURLEY
ハーレー静代

スイカのバスケットに「夏」をいっぱいつめこんだら、楽しいだろうな…と思い考えました。かわいい柄の折り紙で折って、持ち手をつけなくてもちょっとした小鉢のようにも使えます(写真右)。(作者)



◆2つで三角ケースTriangular hexahedron by Ms. Sho-ko AOYAGI
青柳祥子

2枚で三角ケースを作ってみました。くみあわせるときの⑤はしっかり谷折りしてさしこんでください。角を中央に向かって押すと、パカッと口が開くのでおもしろいです。いろんなサイズで作って楽しんでみてください。(作者)



◆読者の広場

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 「Book of l ove(恋の教科書)」をさっそく折りました。パソコンで2 か月分のカレンダーを作り「ばらのプレート」5 個を貼りました。オリジナルのカレンダーを作り、毎日楽しんでいます。
大阪府 松下さん
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 「チューリップ」が簡単に折れそうでよかったです。春らしい作品が多くありよかったです。「おりがみ頭の体操」が解けるのが楽しみです。
大阪府 内藤さん
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◆みんなの作品展
●藤枝市葉梨公民館「春の作品展」に参加 渡辺信子(静岡県)

公民館の講座や自主グループで活動されている皆さんが1年間の成果を発表する「春の作品展」が、2018年2月24日(土)・25日(日)、藤枝市葉梨公民館1階大会議室・学習室・ロビーで開催されました。
 私たちの折り紙サークルも毎年参加しています。今回は戌いぬ年にちなんだ作品や、話題のパンダ、シャンシャン。舞妓さんになったつもりで…?
 出展作品は少なめだったのですが、それぞれ皆で心を込めて一生懸命作りました。子どもから大人まで大勢の方に楽しんでいただけて、よかったです。



●北九州市門司図書館にて第3回折紙展 堀之内恵美(福岡県)

3月23日(金)~30日(金)、北九州市門司図書館で第3回折り紙展「ゆかり ふっとした出会い」を開催させていただきました。静かな図書館の部屋から、折り紙の作品たちのひそひそ話が聞こえてくるかのような空間でした。「私たちを見てくれてる!」「綺麗ですって!」「連れて帰りたいですって!」
 こんな具合です。時間に追われる日常の中でのほんの少し、折り紙で何かを感じてくださったと思いたいです。まだまだ力不足ではありますが、タイトル通りの折り紙展を終えることができました。
 月に一度の折り紙教室の利用者の方々の出展もあり、充実いたしました。この場を借りて、お世話になった方々に感謝申し上げます。



◆支部だより

●第2回京都折り紙コンベンション・レポート
京都支部「古都折紙倶楽部」 支部長 松井佳容子/京都府

 2年ぶりとなった「第2回京都折り紙コンベンション」は早春の3月3日(土)~4日(日)、京都東山の知ち恩院境内にある和順会館で、65名の参加者を迎え開催されました。
 コンベンションには、常任理事の田中稔憲先生と中島 進先生も駆けつけてくださり、すばらしい材料での特別講習もお願いすることができました。
 今回は、京都で児童文化を研究している「京都児童文化協会」と、会場の便宜をお図り頂いた「佛教大学教育学部・高橋司研究室」の後援をいただき、参加者のみなさんには広々と
した会場で、ゆったりと心ゆくまで折り紙を楽しんでいただきました。
 今回のコンベンションのテーマは「世界に羽ばたく日本の折り紙!」で、日本から世界中に広がり、その結果海外で創作された折り紙作品を中心に紹介しました。「箱あり、花あり、動物あり…」で、2012年に開催された「折り紙シンポジウムi n京都」にゲストで来られたアメリカのマイケル・ラフォッスさんの作品をはじめ、チリからイタリからスペインからと、海外で創作された多くの美しい作品に、会場では「おおっ!」っとため息が響きわたっていました。
 また今回は参加者に配布される材料にも合理的な試みをし、「ある程度折りすじが入っている材料」をみなさんに提供することにより、「難しい作品でも、だれでもが比較的短時間に、きれいに仕上げられる」ように工夫をしてみました。その結果、「コンベンションには初めて参加した」という初心者の方にも、大型用紙を使っての講師の分かりやすい説明に助けられて、「わっ、できた!」の声があちこちであがっていました。プログラム最後にみなさんにご記入いただいたアンケートでも、約7割の方から「今回の、折りすじ入りの材料はすごくよかった」と評価されていました。また、「講習が分かりやすかった」とのコメントも多く、この点にも力をいれた成果がみられました。
 来年の開催は、今回と同じ「3月最初の土日」である「3月2日~3日」に、広々として心落ち着くこの同じ「知恩院・和順会館」での開催です。
 3月花の咲くころに、大勢の方がまた京都にお越しくださることを楽しみに、お待ちしています。


●レモンの折り紙で世界記録に挑戦
  広島支部「アトムクラブ」支部長 佐藤 恵/広島県

2017年10月9日(月/祝)、広島県尾道市の尾道駅前で行われた、「ONOMICHI KOKORO Festival」で、来場者の方にレモンを折っていただき、ギネス世界記録に挑戦しよ
うというイベントがありました。
 「柑橘果物(レモン)に折った折り紙の最大の展示による、世界記録へのチャレンジ」です。記録として認められるために必要な数は2,000個です。
 主催者である一般社団法人尾道青年会議所の方からの依頼により、日本折紙協会広島支部から3名がギネス世界記録への挑戦に証人として立ち会い、検品を行いました。
 検品には次の条件があり、公平・中立な観点が求められました。 
・指定された作品であるか
・正確に折られているか
・指定された紙で折っているか
 朝日 勇さん創作の「レモン」を、たくさんの来場者の方に折っていただき、検品を通過した作品のみが、縦3.5m×横6mのボードに1つ1つ貼り付けられていきました。
 12時からスタートし、15時30分には目標の個数を超えた2,217枚が展示され、見事ギネス世界記録に認定されました。



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
801円
特集ロシアと雨の季節

◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series

第10 回波打ち際の蟹   田中 稔憲
Small crabs on the beach by Mr. Toshinori TANAKA

今月は「蟹」を取り上げます。蟹にもいろいろな種類があって、それぞれ形に違いがあります。美おい味しいのは、まずなんといってもズワイガニ。甲こうら羅はお結び形をしています。江戸時代の文献『かやら草』にある蟹は、そのまま折ると甲羅は円または楕だえん円になるので、モクズガニや上しゃんはい海蟹の仲間の蟹の形になります。足の長いタカアシガニに、五角形の形のタラバガニやアブラガニ、菱形に近い形のガザミの仲間、さらには一方の手だけが長いシオマネキの仲間もいます。
 では、どの蟹が折り紙作品にふさわしいかというと、いわゆる沢さわがに蟹や赤あかてがに手蟹の仲間が可愛らしくて好まれるようです。今回紹介するのはこの沢蟹の仲間の蟹と思っていただくとよいと思います。とはいえ、甲羅はいろいろに変化させられるので、実際はどの蟹にもよく似た形にできます。甲羅は正方形をたすきがけにして折る場合を紹介していますが、折り本の形にしてから折り進めることもできます。その方がいろいろなバージョンが作りやすいのですが、お
年寄りにとって扱いやすいのはたすきがけにしてから折る方法がよいと思います。この場合は糊付けも不要です。今回は立体に仕上げていますが、おなかの部分を「半開折り」にしないでしっかり折って色紙作品にすることもできます。蟹の作品は、私が考えたものだけでも20 くらいのバリエーションがありますが、まだまだ作れそうです。編集部には写真だけでもいくつか紹介することをお願いしましたが、作られるのが80 歳前後の方ならご自分で色々考えてもらうのも面白いと思います。足は4 本しかないのですが、8 本全部折ろうとしないことで、無理のない作品に仕上げられました。
 私自身この作品は特に気に入っていて、伝承化をねらえる、ここ数年のうちで最も成功した作品と自負しています。一匹折るのに5 分とかかりませんから、たくさん折っていろんな方に紹介していただけたらと思います。



◆マトリョーシカMatryoshka(Russian nesting doll) by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木ひろみ

ポケットのあるマトリョーシカです。ポケットを利用して入れ子ができます。本物のマトリョーシカに彩色の楽しみがありますが、同じようにお絵かきしたり、シールを貼ったりして遊ぶこともできます。(作者)


◆ミニ知識
◇ロシア…面積は日本の45 倍、ユーラシア大陸の北半分を占め世界で一番国土が広い国です。海を隔ててはいますが、日本の隣国なので昔から交流がありました。イクラ、ノルマ、カンパ、アジトなど日本語に溶け込んだロシア語も多くあり、また、ロシアの民芸品として有名な入れ子のマトリョーシカ人形は、日本の入れ子細工が元になって生まれています。
◇オオカミ…大型のイヌ科の哺ほにゅうるい乳類です。口先が太く、犬歯が太くて短く、足指は中央の2 指が長いため、犬の丸い足跡とは異なって、縦長の楕だえん円形です。かつてはヨ-ロッパ、アジア、北アメリカのほぼ全域にいましたが、西ヨーロッパやアメリカ合衆国ではほとんど姿を消し、日本をはじめ絶滅したとされる地域も少なくありません。英語のwolf をはじめ、インドからヨーロッパの言語のオオカミを表す言葉には「奪う、引っ張る、引きずる」の語源があり、人々に家畜の敵として恐れられていました。2018 年6 月14 日~ 7 月15 日にロシアの首都モスクワをはじめ、11 都市の会場でサッカーのワールドカップロシア大会が開催されます。その公式マスコットは、「ザビワカ」と名付けられたスポーツメガネをかけたオオカミのキャラクターです。「ザビワカ(Zabivaka)」 はロシア語で「得点する人」という意味です。
◇マンモス…氷河期にいた、長い牙きばを持つ、肩高4 mの巨大なゾウです。マンモスという名前は「大地に住むもの」という意味のタタール語(シベリア地域でもともと使われていた言葉の一つ)の「ママントゥ」に由来するそうです。一方、シベリアで発見されるマンモスの牙を商っていたアラブの人たちが、カバを指して使った「メヘモス」にちなむともされています。シベリアやアラスカで発見された氷漬づ けの遺体や、ヨーロッパ南部やウクライナの洞どうくつ窟に残る旧石器時代の壁画で、マンモスの体が褐かっしょく色の長い毛でおおわれ、皮下脂肪が厚かったことがわかっています。また、頭のてっぺんが高く、背中が高まり腰の部分は低く、尾は短く、耳は小さいという体つきもよく知られています。なお、「巨大な」という意味で使われる「マンモス」は、この動物に由来する言葉です。


●ミニ知識参考図書:『シベリア』(ダイアモンド社)、『早わかり世界の国ぐに』(平凡社)、『招き猫百科』(インプレス)、『東京のえんぎもの』(求龍堂)、『縁起物』(自由国民社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆マンモスMammoth by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原邦彦

昔からマンモスの巨大で大曲がりした牙きばって、一体どう役立っているんだろ?と不思議に思っていて、今でも謎。アフリカ象やインド象の牙は大いに役立っているのを、映像で見て知っていますが…。これパズルだ。(作者)


◆月に吠えるおおかみ、複合のおおかみ
Moon wolf and Wolf by a couple of paper by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原邦彦

童話では悪者にされる狼おおかみですが、とても賢く愛情豊かだと、少年のころ読んだシートンの『狼王ロボ』に教えられ、リスペクトする動物です。でも、折り紙で表現するとき、犬との相違を出すのが難しくてマンガチックにしました。(作者)


◆招き猫のぽち袋Beckoning cat-shaped small envelope by Ms. Akiko YAMANASHI
山梨明子

何となく紙をいじっているうちに、するりと生まれてきた作品です。15cmで折るとコインが入ります。お好きな顔を書いてください。皆さんにたくさんの福が訪れますように。(作者)


◆ミニ知識
◇ブルドッグ…イギリスにはつながれた牛に犬をかみつかせて楽しむ、「ブル(bull: 牛)・ベイティング(baiting: かみつかせること、いじめること)」という娯楽があり、ブルドッグはもともとはそのために作られた闘犬でした。1835 年に動物愛護の観点からブル・ベイティングは禁止され、ブルドッグはいったんすたれます。その後、闘争心や攻撃性をなくす改良が進み、優しい気質のブルドッグは家庭犬として人気を得るようになりました。三みさわや澤屋商店(現在のブルドックソース株式会社)は1905(明治38)年ソースの製造販売を始め、ソースがイギリス発祥であることからペットのブルドッグのように、ソースのおいしさも人々に広く愛されるようにとの願いを込めて、マークと社名にブルドッグを採用したそうです。
◇和菓子の日…6 月16 日。もともと旧暦6 月16 日は、江戸時代まで「嘉かじょう祥の日」とされていました。平安の仁明天皇の時代、国内にひどい伝染病が起こり、豊後の国(現在の大分県)から白い亀を贈られたことを吉兆として、848 年に年号を「めでたいしるし」という意味の「嘉祥」と改めました。その年の6 月16 日に「16」にちなんだ菓子と餅を神に捧げ、疫病よけを祈ったのが嘉祥の日の始まりとされています。1979 年に全国和菓子協会が新暦のこの日を「和菓子の日」と決めました。
◇招き猫…大人気の縁起物です。右手をあげると福と金運を、左手をあげると客を招くとされますが、近年は両手をあげたり、色とりどりになったりと種類も豊富です。
◇矢車菊…英語名は「cornflower」で、南ヨーロッパ原産のキク科の一年草です。葉は細く、春から夏にかけて、矢車のような花を咲かせます。花の色は数色ありますが、濃い青紫の印象が強いです。この花は「矢車草」と呼ばれることも多いのですが、本当の矢車草は、5 枚の手のひら状の葉っぱから「矢車」と名付けられた、初夏に緑白色の小花を咲かせるユキノシタ科の多年草です。なお、矢車菊はハーブとして効用もあり、ドイツやエストニアやマルタの国花とされているなどヨーロッパで人気のある花です。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

春から夏にかけて、形が矢車に似た、青紫、桃、紅、白、青などの色の花を咲かせます。原産地はヨーロッパで、明治時代に日本に渡来したそうです。花の正しい名前は「矢車菊」ですが「矢車草」と呼ばれていた時期があり、この折り紙作品も「矢車草」という名前で伝承されています。本当の「矢車草」は「矢車菊」とはまったく別の植物です。
Between spring and summer, the flowers of“ Yagurumaso” bl oom. Their col ors are bluish purple,peach, deep red, white, or blue, and their shape resembles a windmill. This plant originated in Europe and it is said that this plant has been introduced into Japan during the Meiji Period. The correct name of this plant is“Yagurumagiku (cornflower)” but there was a period it was called“ Yagurumaso (Rodgersia podophylla)”. Therefore, this origami model has been handed down under the name“ Yagurumaso”. The r eal “Yagurumaso” i s a pl ant totall y different from“ Yagurumagiku”



◆おってあそぼう!!
三角UFO 
青木良

正三角形の折り紙飛行機です。機体の中心をつまんで落とすように滑空させて遊びます。⑬の折りを調節して長く滑空するようにします。(作者)



◆傘のコーナー飾り(ブックマーク)
Corner decoration of the umbrella by Ms. Ryuko
梨本竜子

じめじめとした梅雨の日も、カラフルな傘があれば楽しく過ごせそうです。本のしおりとして、メモや掲示物の角に飾りとして、いろいろに使ってみてください。(作者)

◆あじさいの花プレートJapanese hydrangea wreath by Ms. Noriko NAGATA
永田紀子

再掲載ありがとうございます。初めてのリース投稿作品でした。リースという用語もなじみがなくて、「プレート」というタイトルにした20年余り前の懐かしい作品です。糊付けありとなしで2通りの仕上げ方となります。(作者)



◆カタツムリの箸はしぶくろ袋
Snail-shaped chopsticks’ envelope by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田勝久

カタツムリの体の形が出るように、ていねいに折り進めてください。⑫⑬は中わり折りの仕方が異なります。7.5cm角の大きさの紙で折ると、楊枝入れとして使えます。(作者)


◆ツインBOX Twin boxes by Ms.Ayako KAWATE
川手 章子

一つの単体でBOXができあがり、その折るときのねじり方を反対回りにしたものをもう一つの単体にして組み合わせてみました。単体でも箱として使えそうです。④の三等分は厚みがあるために少し折りにくいですが、正確に折るときれいにしあがるようです。(作者)



◆ブルちゃんBulldog by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二

仕上げを立体的に加工する作業が多い作品です。図47は、半開折りのような形でもよいです。折り方をマスターしたら、アレンジして、自分なりの「ブルちゃん」を育って下さい。(作者)



◆読者の広場

今月号の「続デイケアで折り紙」の「三角雛」や「おひなさま」、それと以前の号のおひなさまを加え、私の狭い部屋はどちらを向いても折りびなばかり。外は冷たい風が吹いているのに、春がやってきたようです(立春を過ぎたから春かな?)。
静岡県 鈴木さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「2017 おりがみカーニバル入賞作品紹介・2」がよかったです。折り紙の友人と「おりがみカーニバル」の展示会場に行ったので、なつかしく思い出しながら見ました。
 千葉県 加藤さん


◆World Origami ReportOrigami Oritai
隊長 明日仁見(インド・ニューデリー)

2018年3月3日(土)・4日(日)、ミャンマーのヤンゴンにあるJapanCulture House(JCH)にて折り紙講習をしてきました。ミャンマーの人たちはとても人当たりが良くて、インドに帰りたくなかったくらいです。
 5年前にデリーの国際交流基金事務所にいらした松岡さんが現在ミャンマーに勤務されており、ご縁あって呼んでくださいました。ミャンマーでは数年前まで「5人以上の集会は禁止」という重い掟おきてがあり、団体行動はことごとく慎むようにと暮らしていた人々には今こうして集まって何かをするという機会は奇跡のようです。ということで「折り紙」の種をこの地で咲かせようと、まずは桜(Dr.川崎先生創作)をディスプレイ。ミャンマーは仏教徒が多いので、松岡さんからのリクエストで「瞑想をする人’Meditating Man’」(Oritai、S シャチhachiさん創作・制作)と北條高史さん創作「ブッダ ’Buddha’」(Oritai、H ヒマンシュimanshuくん制作)をプレゼントしました。
 生け花というか「折り花」のできるPプリティreetiさんも一緒に参加。彼女のクラスは伝承作品を中心とし、私は許可をいただいた先生方の作品を教えました。
 私達Oritaiのロゴである「ハッピーエレファント」(山梨明子先生創作)※の誕生秘話も話すことができましたし、折り紙に初めてふれる人、日本語学習者、日本とミャンマーの子供達…と色々な人が参加し、2日間計4回のワークショップが実現しました。

JCHは大塚麻里子さんはじめ頼もしいスタッフばかりなので、これからきっと少しずつでも折り紙の花が咲いていくと期待しています。(https://www.facebook.com/jch.yangon/)
 ひとつだけ、街でも会場でも気になったことがあります。それは、多くの人がほっぺに四角や丸の形のクリーム色っぽいマークを付けていること。実はこれは「タナカ(Thanaka)」という日よけや肌に良いとされる天然化粧品なのだそうです。木のようなものを丸い台の上でこすって少量の水と混ぜペースト状にし顔に塗る。南インドでもターメリック(ウコン)を塗る習慣があります。民族衣装のロンジーも男性のものはなんとなく南インドのルンギに似ていて面白かったです。
 お隣の国なのに、デリーからは直行便がなく、タイのバンコク経由で少々疲れましたが、夢のような4日間でした。「紙さま」に感謝し、またこれからも頑張ります!



◆支部だより

熊本支部 平成29年度のあゆみ 
熊本支部「火の国」(支部長 中田武美)、文:濱石智愛/熊本県

平成28(2016)年4月の熊本地震において、被災地熊本への全国の皆さまからの励ましのお言葉やお見舞い、誠にありがとうございました。
 おかげさまで、翌5月より被災を免れた会場で定例会を開始。28年12月から以前の会場へ戻り仲良く活動しております。平成29年1月28日「わくわくパレアフェスタ」(熊本県生涯学習センター主催)
 お子さんやご家族と一緒に「くまモン、ひまわりこま」などの折り紙を楽しみました。
3月15日~21日 支部会員作品展(鶴屋百貨店ふれあいギャラリー)
◆テーマは「花」
 震災後でもあり、花いっぱいの明る<元気がでるような作品展をめざし、合同作品はじめ会員の力作がそろいとても華やかでした。
8月9日~15日 支部会員作品展(鶴屋百貨店ふれあいギャラリー)
◆テーマは「水族館」
 「水族館を再現しよう!」と皆であれこれ工夫しながら作成しました。ご来場の皆様にも楽しんでいただけたようで、楽しい作品展となりました。

8月19日~20日「青少年のための科学の祭典熊本大会」(グランメッセ熊本)
 ようやく改修を終えた会場で活動できたことは嬉しいことでした。2日間の来場者数は4万人を超し開場直後から大賑わいとなりました。子供たちには動く作品の「羽ばたく鶴」「ぴょんぴょんカエル」などが大好評でした。

12月6日 宮本眞理子先生をお迎えして講習会を開きました
 作品は干支の色紙とブローチ。色紙はかわいい犬の親子。ブローチは折り紙と思えないほどの華やかなもの。どちらも丁寧に教えていただき楽しく充実した講習会でした。「次の作品展は宮本先生の作品でいっぱいかも」という声もあがりました。少しずつですが熊本は大震災の爪痕を、新しい形に変えつつあります。新しい熊本が始まります。これも全
国の皆様からの励ましをいただいてのこと。私どもも折り紙の楽しさを広めつつ、自らも楽しみつつ活動してまいります。



◆百花繚乱の作品展
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長 梅本吉広/大阪府

今年も3月10日(土)・11日(日)、阿倍野市民学習センターにて、「グループフェスティバル2018」が開催され、作品展示部門に参加しました。
 大阪支部は当センターで、毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに、地域の文化発展に寄与してきました。今年は季節柄お雛様の色紙や立体作品が多く出品され、色紙68点、立体61点の総数129点が会場に所狭しと並べられました。創作作品としては支部作品展の名物ともいえる人物が躍動する姿を描いたスケート競技や演技の作品や原作をアレンジした応用作品も多く、見応えあるものとなっていたように思います。
 参加者に人気があったのが、パズルになる作品や遊ぶことのできる作品でした。今年は、期間内にワークショップも開かれ、やさしい蛍の色紙が大人から子どもまで喜ばれました。大阪府内だけでなく関西広くから多くの参加者があり、大盛況のうちに終了しました。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 五月晴れ

◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series
第9 回 夏野菜  田中 稔憲
Summer vegetable by Mr. Toshinori TANAKA

風薫る五月ということで、清々しいものをと思い、「夏野菜」をとりあげてみようと思います。赤に緑、紫、白と彩りも美しく初夏の到来を楽しむ雰囲気になるのではないでしょうか。実は蕪かぶは冬の方がふさわしいかもしれないのですが、ふくよかな白の色合いが欲しかったので入れてみました。それに大きくて特に簡単に作れますので、無理がないということもあります。どうしても折る作品のパーツの数が多くなってしまいますから、折る回数を何とか減らしたいということがあります。
 なすのヘタもこれはこれで高齢者には結構難しいのです。この作品は3 年くらい前に作ったもので、私が講習しているお年寄りも今よりずっとしっかり折れていたのです。
 100 歳前後の生徒さんには、ヘタだけはあらかじめ折ったものを用意しておいた方がよいかもしれません。90 歳くらいなら目立った認知機能の衰えさえなかったら問題ないでしょう。私は参加されるお年寄り一人一人の現状を把握して、それに合わせて創作しています。こんなことはだれでも可能という訳にはいかないでしょうが、作品の選定は無理がないか十分配慮して進めてもらいたいと思います。


◆ミニ知識

◇端午の節供…端午とはもともとは月の初めの午の日という意味で、5月に限りません。旧暦の5月は現在の6月にあたり、じめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い雨の季節なので古代中国では物忌み(食事や外出を控え、心身を清めること)の月とされました。
数字の重なる5月5日を端午の節供とし、薬効のある菖蒲や蓬を使って邪気(病気などを引きおこすと考えられた毒気)をはらう行事が行われました。 それが日本に伝わり、田植え前の女性たちが菖蒲と蓬で葺ふ いた屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄よけをする風習が生まれました。武士の時代となり、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、江戸時代には男の子の成長を願う祭へと変わっていきました。そして、5月5日は、第二次世界大戦後の1948 年に「こどもの人格を
重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とする「こどもの日」となりました。
◇五月晴れ(さつきばれ、ごがつばれ)…旧暦五月は皐さつき月と呼ばれていました。由来にはいくつか説がありますが、雨の季節になり田植えが始まるころなので「早苗月または小さなえづき苗月」が略されたとする説が有力だそうです。五月晴れは五さみだれ月雨、つまり梅雨の季節の晴れ間のことを指しましたが、今は5月の晴れわたった天気をいいます。
◇唐とうがらし辛子…熱帯アメリカ原産のナス科の一年草。日本には16 世紀ごろに伝わったとされています。果実は未熟のあいだは濃い緑色、熟すと赤色に変わります。多くの品種がありますが、一般的に辛み種は上向きに実をつけて、乾燥させて香辛料とします。赤く色づくとより辛みが強くなります。また、唐辛子は虫除けとして、人形や着物などをしまう箱に入れて使われました。なお、ピ-マンは唐辛子の辛みをなくすように品種改良で生まれた野菜です。唐辛子とは反対に下向きに実をつけます。
◇枝えだまめ豆…熟しきってない、青い大豆を枝ごと刈りとったものです。豆の鞘さやが房状になってついています。大豆の若い果実を枝豆と呼ぶようになったのは江戸時代で、18 世紀末ごろから夏になると江戸の町に枝豆売りの姿が見られるようになったそうです。なお、5 月1 日を「豆まめい炒り朔ついたち日」と呼んで、炒った大豆をお供えする地方があるそうです。


◆兜かぶと
Japanese helmet by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

折りやすくできあがりもきれいです。一つ難点は⑭図。少しすきまを作らないと、⑮の折り上げがうまくいきません。(作者)



◆ミニ知識
◇軍ぐんばい配…正式には軍配団うちわ扇といい、団扇の一種です。室町時代末期から、武将の間で部下の指揮をするために団扇を使うことがはやり、羽の部分を皮で作って漆うるしを塗り、柄は鉄を入れたものができました。相すもう撲の行ぎょうじ司が使うようになったのは、戦国時代、武士が余暇に相撲で競ったときに、軍配で相撲の判定をしたことに始まるとする言い伝えがあります。
◇兜かぶと…頭部を守るための防御用の武具ですが、被っている人の威厳を示す役割も持っていました。


●ミニ知識参考図書:『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂),
『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『植物と行事 その由来を推理する』(朝日新聞社)、『野菜と果物』(小学館)、『忘れないで季節のしきたり日本の心』(小学館)、『雛まつり親から子に伝える思い』(近代映画社)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
★兜かぶとの胡ごましお麻塩包み 伝承

この作品は、『月刊おりがみ129号』(1986年5月号)に掲載されたもので、「折おりかた形」と呼ばれる儀ぎれい礼折りの一種です。『日本の造形折る、包む』(1990年淡交社発行)などの著書がある、荒木真喜雄さん(故人)紹介です。この「兜の胡麻塩包み」のように、包み(たとう)に兜や亀や鶴などがつく形は、明治時代以降のものと考えられています。
This model is one type of ritual folding called “Orikata”. I n “Mont hl y Ori gami
No. 129” (May 1986), this model was presented by the late Mr. Makio ARAKI
who wrote “Nihon no Zokei Oru Tsutsumu [Japanese fine art, folding and
wrapping]” (published in 1990 by Tankosha) and others. Just like this“ Kabuto
shaped Wrapping for sesame and salt”, the model of wrapping with a helmet,
a turtle, a crane, and so on is considered to have been created at the Meiji era
and later.



◆軍配Referee’s fan by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ

最近いろいろと話題になっているせいか、軍配の折り方の問い合わせがあります。『417号』で紹介した「軍配」のバリエーション作品です。お楽しみください。(編)



◆鳩はとぶえ笛、メッセージ鳩Hatobue(Dove flute)、Dove-shaped card holder by Ms. Harumi TAKEI
武井 春美

地域のクラフトフェアへ出かけた時に、本当に久しぶりに鳩笛を見ました。懐かしのおもちゃを表現して見ました。鳩笛を少しアレンジすると、カードがさしこめる鳩ができました。(作者)



◆リボン付きレターケース
川手章子

中にお便りを入れたり、また、カードとして表にメッセージを書いたりできそうです。丸くかわいらしいリボンがついているところがポイントです。⑪や⑯でうしろに折るのが少しむずかしいですが、ていねいに折りましょう。
(作者)


◆天馬(ペガサス) Pegasus by Mr. Jun’ichiro- SOMEYA
染谷 淳一郎
伝承の「アクロバットホース」を切り込みなしでできないかと折ってみました。簡単な一枚折りのペガサスができたように思います。⑦の中わり折りは折りこむ先のすき間が2か所あり、どちらでもいいのですが、手前の方が折りやすく、奥の方にさしこむと開きどめになります。(作者)



◆幼な子Infants by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

なにげなく折っていて仕上がった作品です。幼いかわいらしい子が目の前に現れてちょっとうれしく思いました。厚くなるところもありますが、折り図にしたがって折ってみてくださいね。(作者)



◆蝶番箸はしお置きButterfly shaped chopstick rest by Ms. Sho-ko AOYAGI
青柳祥子

動く蝶ができました。形が蝶ちょうつがい番のようです。おもちゃにも、10cm角くらいで折って箸置きにもいいなと思いました。箸置きには動く必要がありませんが…。(作者)


◆ハイヒールHigh-heeled shoes by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

手順が明確なので覚えていただきやすい作品だと思います。7.5cm角のホイル紙で小さく作っても楽しいです。左の写真のように飾りを折り出すこともできます。(作者)



◆口紅Lipstick by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

オシャレに飾る口紅を作りました。15cm角の折り紙で切って作ると、ほぼ実物大です。鏡台の前に立てて飾るとステキです。(作者)




◆おってあそぼう!!
LOVE TALK(恋のお話) Francis M.Y.OW

左右に引っぱって「くちびる」のように動かして遊ぶ作品です。シンガポールのオウさんのハートの作品を先月号に続いてご紹介します。



◆わんこ箱Dog-shaped Box by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山 三千江

戌年にちなんだ作品を創作した中の一つです。家の犬がおすわりをしている格好を見てひらめいた作品です。耳を工夫すると猫にもなりますよ。(作者)


◆読者広場

 「折り図のヒミツ」、毎月楽しみに読ませていただいております。とにかく折ってみようと、少々困難に思える作品も折っているうちになんとか形になります。図面とは工程や方法がちがった意外な発見があったりで、とても楽しいです。今月の手芸教室では1 月号に掲載された「ダックスフント」を折りたいと思っています。
岡山県 片島さん
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 「ハート・イン・リース」、「鬼と天狗」、「ホームこたつと折りたたみ式座いす」、「女性の韓服」など、バレンタインデーと節分に使える作品があってよかったです。本屋さんで折り紙の本が新しく出版されて並んでいるのを見て幸せな気持ちになりました。いろいろな作品がありますね。
 神奈川県 高野さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


みんなの作品展

◆東松山市高坂丘陵地区文化祭に参加 鶴嶋ひろみ(埼玉県)
 2017年11月11日(土)・12日(日)に行われた東松山市高坂丘陵地区の文化祭に、今回も参加することができました。年々パワーアップし、市長さんや教育長さんにも誉めていただきました。発表会をできる喜びを実感した年でした。



◆宇都宮市平石地区文化祭 折り紙体験コーナー盛況! 鶴見茂文(栃木県)
 2017年11月4日(土)・5日(日)に宇都宮市平石地区市民センターで、同所主催の文化祭が開かれました。折り紙作品の展示と体験コーナーは盛況で、二日間賑わいました。会員の折り紙レベルも向上し、参観者はみとれ息をのんでビックリです!! 鶴見・益子・岡田の3人の講師は「おりがみカーニバル」の表彰式へ出席のため、浅見栄子会長にあとをお願いして欠席でしたが、無事終了しました。



◆支部だより
藤本祐子先生をお迎えして 
多摩支部「山鳩」(支部長 瀬田美恵子/東京都)、文:林 道子

12月のクリスマスも間近になった15日、藤本祐子先生の講習会が開かれました。まずはみなさんの関心が集まるクリスマスの折り紙です。最初はとてもシンプルなクリスマスツリー2つ、平面と立体のものがありました。次の「サンタのメッセージカード」はわかりやすいカラーの折り図をいただきました。後ろ側の一折りでスタンドサンタにもなり、ちょっぴり小さい両手がかわいらしかったです。続いてはすぐやってくるお正月の作品「ツルのミニ門松」です。紅白2枚の和紙の門松にツルを配して、見ただけで新しいお正月を迎えたような気分になりました。この門松は横にすると正月膳の箸袋にもなります。そして干支の「犬(ダックスフント)の箸置き」を教えていただきました。これでおしまいかと思いましたら、「亀甲鶴」(成川芳江さん作)という豪華で楽しい作品が待っていました。先生のていねいな説明と折り図もいただきました。この「亀をオンブしている仲良しツルカメ」はとても力作で、やりがいのあるものでした。最後なのでみな集中してしあげることができ、大満足でした。かわいらしい作品をたくさん手にして、折り紙は本当に人を幸せにしてくれるものだと感動しました。なお先生の新刊書『かわいいポケット折り紙』を希望者にわけていただきました。かわいさでいっぱいでした。



◆公民館に里山風景を展示しました
  上総西部支部「アクアラインクラブ」支部長 髙嶋恵子/千葉県

上総西部支部の中心の活動場所木きさらづ更津市は、万葉の里と呼ばれ、木更津に関わる3首が万葉集に詠われています。
 昨年、市制75周年をむかえ、地元の富ふくた来田公民館の50周年と重なり、9基目の万葉の歌碑を建立、除幕式が行われました。日頃から私たちはここで折り紙教室を行い、幼児から大人まで楽しく活動しています。記念に、公民館のロビーに里山風景を折り紙で制作、展示しました。常設で、半永久的に展示されるとのことです。これからも地域で皆さんに喜ばれる楽しい公民館となることを願っています。
 富来田公民館は、J R 久くるり留里線「馬来田駅」下車です。10月には道の駅「うましたの里」もオープンしました。皆さん、ぜひ見に来てください。



◆自動車販売店での作品展と教室
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

昨年11月11日(土)・12日(日)に最寄りの石川トヨタ野ののいち々市店の店内で折り紙作品の展示と教室を行いました。
 販売店では、お客さんは店内での待ち時間がかなりありますので、一緒に来た子どもや奥様がとくに手持ち無沙汰になってしまいます。店内にはキッズコーナーも設けてはありますが、指向はいろいろです。特に女児は折り紙を好む傾向があり、成人女性にもクリスマスリースは大変好評でした。子どもの中にはいくつも作りたがって、いろいろな作品を楽しんでいる子もいました。販売員も購入を考えているお客様に商品の説明をする時間ができ、好都合だったのではないかと感じました。
 デパートなどでの教室や展示よりうんと反応はよかったです。
 自動車ディーラーには折り紙作品の展示や無料講習はかなり効果を期待できるのではないかと感じました。お客様に楽しんでいただけているようなので1週間ほど作品をこの
まま展示しておくことにしました。石川トヨタ野々市店のブログにも載せたいと女性社員が写真を撮っていましたから、そちらからも確認ができるでしょう。
 加賀市の日本折紙博物館に展示してある作品も、そのような活用が可能なのでは? とも感じながら。


◆三支部合同勉強会を開催
吹田支部「折り紙玉手箱」支部長 渡辺眞寿美/大阪府

第17回三支部(奈良、神戸、吹田)合同勉強会を、昨年11月25日(土)・26日(日)、大阪市北区の山西福祉記念会館で開催しました。
 今回は東京都の小倉隆子先生をお招きし、同じ基本形から発展できる作品、クリスマスリース、干支の犬、鶴などたくさんの作品を教えていただきました。大阪、滋賀、和歌山支部、姫路、沖縄、浜松からも参加していただき、とても有意義な二日間でした。ありがとうございました。

夕食後に行われるビンゴゲームが三支部の楽しみの一つでもあります。各支部長、山本一彦先生、講師の小倉先生の作品がメーン景品、その他参加してくださった先生方の手作り作品
がテーブルに山積みです。
 山本先生のとても楽しい話芸でビンゴゲームが盛り上がります。「これが楽しみで毎年来るねん」と宿泊してくださる方の言葉…、ありがたいですね。また次回も楽しい勉強会になりますように。皆さんよろしくお願いいたします。




◆World 0rigami Report

西オーストラリア、公立Carine Senior High Schoolでの折り紙クラブリポート
山本知美(オーストラリア)

昨年の11月~12月の2か月間に渡り、公立高校にある図書館での折り紙クラブを担当しました。今回は、生徒さんのランチタイムを利用して、週に一度、自由に参加してもらう形式でのお話を引き受けました。
 こちらの高校の図書館に勤めておられるJoさんという方が、生徒たちのランチ後の空いた時間を有効に利用しようと、ORIGAMIをワークアクティビティの一環に取り入れてみたいという考えでした。
 私も彼女も最初は、「2、3テーブルを準備して、生徒に折り紙を紹介する感じで進めたら楽しそうね」と、当初は4週間だけのつもりでした。しかし始まってみると、折り紙の楽しさに目覚めた多くの生徒さんが、4週後も折り紙クラブの継続を希望してくれました。
 こちらでは中学と高校が一貫していることもあってか、気がつくと毎回のセッションでは、30~50名の多くの生徒さんが折り紙を楽しみにやってきました。初めて折り紙を折る生徒さんから、日本が好きで少し折ったことがある、または折り紙が大好きでいつもインターネットを見ながら色々作っているという皆さんまで、楽しみにいらっしゃいました。それぞれ7つのテーブルをレベル別に分けて準備し、学校が夏休みに入るまでクラブを継続することになりました。
 特に男子生徒は、毎週参加することでずいぶんスキルアップ。人気があったのが、ユニット折り紙です。立体形になる折り紙は、集中して工程をこなしていくことで時間内に完成しますから、皆さん真剣です。Joさんは、にやにやしながら眺めておられました。
中には、作った作品を自分のおばあちゃんへのプレゼントにすると張り切っていた生徒さんもいまして、なんて素敵なアイデア!一緒にどれにするか考えることも楽しかったです。
 また、生徒さんだけではなく、先生方も一緒に参加してくださいました。このCarine SHSで現在、フランス語を教えてらっしゃるRoger先生は、かつて東京に10年ほど住んでおられた経験があるそうで、折り紙もその当時は楽しんでおられたそうです。
 そしてこちらの高校も以前は、日本語を第2言語として授業に取り入れており、Roger先生は日本語の先生でもありまして、日本語を教えておられた当時は、日本の高校と交換留学制度を行っていたそうです。
 先生は、ディスプレイの折り紙を手に取り、大変懐かしく思われ、日本での暮らしや交換留学などの思い出を私に話してくださいました。
 折り紙を通して、さまざまな出会いや折り紙に対する気持ちを伺えることを大変有難く思います。そして、私が住むPパースerthで日本の文化の一つである折り紙を、こちらの皆さんにご紹介、お手伝いできることが何より私にとって嬉しく、JoさんをはじめRoger先生や皆さんに感謝いたします。



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
801円
特集 わくわく新学期


◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series

第8 回 飛び立つ白鳥  田中 稔憲

A swan flying away by Mr. Toshinori TANAKA


今回は白鳥の飛び立つ瞬間を作品にしてみました。白鳥が北へ帰るのは3 月頃ですから、桜の咲く季節より少し前なので、「こんな景色が見れたらいいなあ」という想像をしてみたわけです。
 とはいえ、桜にもいろんな種類があって、実際にもかなり早く咲く品種もあるにはあるのです。白鳥が飛来する湖沼の側に植えられたとしたら、こんな景色を見ることもまんざらなきにしもあらず…なのですが。
 さて、老人ホームでの講習では、ひと折りごとにきちんと確認しながら確実に折り進めるように注意しましょう。白鳥の図⑥の段折りは、とても難しそうに見えると思います。実際に折るときは山折りをしないで、谷折りで対処できるのです。ゆっくりと、ていねいに教えれば、どなたでも無理なく仕上げることができるのです。
 桜の花びらは折りが易しいとはいえ、幅1.5cm しかありませんから、視力が弱くなっている方には難しいかもしれません。私の実践では幅1.5cm までは可能でした。長さは4.5cm あるので、ご高齢の方でも折ることのできるぎりぎりのあたりです。これ以上小さいとできない方も出てくるでしょうし、大きいと風情がそがれてしまいます。なかなかつらいところです。
 水面を細く折った長方形で表現していますが、いわゆる「見立て」ということで、これで充分水面のゆれを何となく感じることができます。モネの絵にこれと似た描き方がありましたよね。
 ちなみに私の自宅には大色紙ではなくほぼ4 分の1の大きさの寸松庵色紙に作って壁にかけてあります。本当はこのくらいの大きさが上品でいいのですが…。



◆チューリップTulip by Ms. Kazue ASAI
浅井 かづゑ

笠原邦彦さんのチューリップが好きで、いつか自分なりのものが折れたらいいなと思っていました。それがこの作品で実現して、幼児が描くような葉のチューリップができあがりました。花は三分咲き、五分咲きぐらいがかわいいです。(作者)


◆ばらのプレートから立体へ
永田 紀子

伝承のつばき(ばら)をアレンジした、ばら模様のプレートができました。「ポケット」や「手」があるので、2枚組みでオーナメント、6枚組みで立方体、18枚組みで球状になります。(作者)


◆桜花Cherry blossoms by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

この作品は『127号』(1986年3月号/絶版)の田中具子さん創作の「桃の花」のバリエーションです。花びらは『128号』(1986年4月号/絶版)に掲載されたものです。田中さんは紙を好みの色に自分で染めて作品を折ることもあったそうです。



◆アザミThistle by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

花びらをすぼめて仕上げてもよいでしょう(写真右小)。葉は15から「ぐらい折り」が多いので図と同じ位置で折れない時もありますが、ギザギザの葉を折り出してください。花は15cm角に慣れたら、小さい用紙で折ると、よりアザミらしくなります。



◆フラワーキャップ
川手章子

お花のキャップのような作品です。15cm角で折った花の中心に7.5cm角で折ったものをさしこんでくみあわせても華やぎます。平らなところにいくつもならべるとお花畑のようかな…と想像したりしてみました。15cm角で折ったとき、ふたにする伝承の箱は6.5cm角がピッタリとあいます。(作者)



◆Book of love(恋の教科書)
Francis OW

オウさんは、ハートがモチーフの作品を多く創作されているシンガポールの折り紙作家です。オウさんの折り紙は日本でも人気があり、これまでも『月刊おりがみ』で紹介しています。今回の作品は折るところをまちがえないように、ていねいに折りすすめてください。



◆アレコレセッティングケースCase by Ms.Ayako Kawate
川手章子

立体のパーツができあがったので、4つくみあわせてみました。中心を平面のパ-ツでふさぐと、区分けして、おこのみでそれぞれのところに入れることができそうなケースになりました。(作者)



◆カードスタンドCard holder by Mr. Motoyuki ASAI
浅井 基言

ハガキ、名刺、カードなどを立てて使うと、目立ち、見やすい表示ができる折り紙作品です。また、折り紙作品を立たせてみせるとき便利です。(作者)



◆ミニ知識

○サクラ…バラ科の花です。サクラの原生地はヒマラヤと考えられ、日本のサクラにはヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、チョウジザクラ、カンヒザクラ、エドヒガンザクラ、オオシマザクラの10 種類の野生種があります。明治時代以降、ヤマザクラからサクラの代表の座を奪ったソメイヨシノは、江戸時代末期に江戸の染井村(現在の豊島区駒込付近)の植木屋伊藤伊兵衛四代目の政武が、伊豆半島に自生するオオシマザクラと本州の山に咲くエドヒガンザクラをかけあわせて作り出したとされています。生長が速く、花が大きく、早い春に咲くので、大人気となったそうです。
○チューリップ…春にかわいらしい花を咲かせるチューリップは、ユリ科の花です。オランダではチューリップに以下のような物語があるそうです。美しい娘が三人の騎士にみそめられ、三人それぞれから冠、剣、金塊が贈られました。断れない娘は花の神フローラに祈って、姿を花に変えてもらいました。花は王冠、葉は剣、球根は金塊を表し、チューリップと呼ばれる花になったというものです。
○アザミ…キク科の花で、世界には250 種類ほどあり、そのうちの70 ~ 80 種が日本に生育しているそうです。根はゴボウのように食べることができ、「ヤマゴボウ」や「キクゴボウ」と呼ばれ栽培されているものもあります。葉はギザギザで厚く、春から秋にかけて花を咲かせ、日本では夏から秋にかけて花開くものが多いです。聖母マリアが十字架から引き抜いた釘を埋めた場所から生えたということからキリスト教の聖花とされています。北欧では棘が魔女を追い払うと考えられてきました。内側の苞が天気が悪くなる前に自然に閉じることからヨ-ロッパでは天候予知のために門口に植えるそうです。スコットランドでは10 世紀にゲルマン人の攻撃を受け戦況は不利でしたが、忍び寄った敵がアザミを素足で踏みつけて悲鳴をあげたために捕らえて尋問し、敵のありかをつきとめて逆襲したという伝説から、スコットランド王家の紋章とされてきました。
○地蔵(菩薩)…釈迦が死んでから弥勒菩薩が現れるまでの、仏のいない時期にこの世に生きているすべてのものを救うとされる菩薩です。地蔵信仰はインドから中国を経由して日本に伝わり、平安時代から僧侶や貴族などに広まっていきました。地蔵が子どもを守るとされているのは、親より先に死んで地獄におちた子どもを地蔵が救うという考えからおこっています。地蔵は人々に親しまれ、病気平癒などをかなえるとされる地蔵が各地にあります。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)、『花ことば』(保育社)、『野の植物』(小学館)、『桜の雑学事典』(日本実業出版社)、『さくら研究ノート』(偕成社)、『ニッポンの神さま図鑑』(はまの出版)、『日本の神様と楽しく生きるー日々ご利益とともにー』(東邦出版)、『地蔵さま入門』(大法輪閣)



◆おってあそぼう!
かたちあそび 
石橋美奈子

3歳ぐらいから遊べます。考える力を育む、知育折り紙です。枚数をふやしてオリジナルデザインを考えましょう。(作者)



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
伝承のほかけぶね( フーフーヨット)からのフーフー宝船
岡 一郎

伝承折り紙のほかけぶね(フーフーヨット)からアレンジして簡単な宝船にしました。もともとは壁飾りか色紙用の平面作品にと考えたものでしたが、立体的に置くことができ、うしろから息を吹きかけると、前に進んで遊べる作品になりました。みなさんの新しい生活が順風満帆でありますようにとの願いを込めて。(作者)
I modified the sailing ship of traditional origami model and created a simple
treasure ship. Originally I designed a planar model for wall ornaments or cards,
but I made it three-dimensional later. By blowing from behind, it moves forward.
So you can play with this ship. I present this model hoping that everyone’s new
life will be sailing smoothly. (Author)



◆祈りのお地蔵様
二階堂 黎子

交通事故が一件でも少なくなることを願って、皆様に簡単に折っていただけるような、祈りのお地蔵様を考えてみました。長谷川太市郎先生の工夫で、耳も出すことができました。前掛けには「交通安全」だけではなく、いろいろなメッセージを書いていただけますと、嬉しく思います。(作者)



◆みんなの作品展
2017年神戸開港150年記念作品展「ママの腕くらべ展」・神戸市立兵庫勤労市民センター秋まつり作品展に参加城戸桃代(兵庫県/あじさい講座折紙教室講師)


昨年1年間を通して神戸開港150年関連イベントが数多く行われました。あじさい講座折紙教室を運営している神戸市婦人団体協議会(婦人会)が主催の「ママの腕くらべ展」が5月に大丸須磨店で開催されました。私たちあじさい講座折紙教室も婦人会手芸実行委員会とともに「折り紙神戸港」の出品とワークショップを行いました。
 「ママの腕くらべ展」には岩手県陸前高田市のお母さんたちの手芸作品「おらほアート」の展示・即売も行われました。阪神淡路大震災がきっかけで生まれた、おかんアートの壁かけタオル「まけないぞう」がフェルト地になって里帰りしていました。
 婦人会では、手作り品の材料となる布などを陸前高田市の「おらほアート」のお母さん方に届ける「はぎれプロジェクト」のボランティア活動を神戸市立婦人会館にて行っています。
 また作品展の期間中、熊本の被災地支援のためにコーラスグループ「ヒューマンノート」がミニライブを行いました。代表の寺尾仁志さんの呼びかけで、熊本県益城町仮設住宅「熊本ワクワク合唱部」への善意の募金が集まりました。
10月の神戸市立兵庫勤労市民センター秋まつりにも「折り紙-神戸港 150年-」とともに受講生の作品を展示しました。来館の方に折り紙展示が好評とのことで、作品展終了後も「折り紙クリスマス」の演出を館長から依頼されました。
 「ママの腕くらべ展」、秋まつり作品展、各ワークショップにお越しくださいました皆様ありがとうございました。誌面をお借りして感謝とお礼を申し上げます。



◆第16回新春を飾る折り紙作品展「それぞれの四季」メルヘン絵の世界   
村岡竹子(埼玉県/朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会)

1月3日(水)~1月11日(木)、川口市立グリーンセンター緑のアトリエにおいて朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会の会員の作品展を開催しました。今年はグリーンセンター開園50周年行事に参加、朝日先生のトレードマークのハートの冠を50個先着のお子さま限定でプレゼントすると、とても喜んでくださいました。他にもたくさんのおみやげを用意しました。
 今回、朝日先生の色紙作品50点の下に思い出の樹シリーズで5本の木の下にカラーコピー縮小作品(1、川口市広報誌メルヘンおりがみ掲載作品 2、色紙作品 3、埼玉テレビ出演時作品 4、日本折紙協会月刊『おりがみ』おりがみギャラリー掲載作品 5、かわぐち市民大学講座作品) 他会員作品、ラシャ紙のそれぞれの四季と色紙作品など約50点の作品を展示しました。朝日先生の色紙作品の実物を拝見でき、みなさまとてもうれしいとおしゃっていました。今年も魚釣り、福笑い、さわって遊べるコーナーなどなど体験コーナーも大にぎわいです。毎日飛行機の折り方を講習、その場で飛ばし親子老若男女の参加で楽しみました。会期中は天候に恵まれたくさんの方々にご来場いただき、会員一同心よりお礼申し上げます。



◆支部だより
日本折紙協会は支部設立を応援しています ! 
このコーナーでは各地で活動中の支部の情報をお待ちしております

大学病院内に作品展示 
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)、文:山本孝子/兵庫県

昨年も8月~10月まで神戸大学の大学病院内ギャラリーに作品を展示していただきました。私たちの仲間の一人に大学病院でボランティアをされている方があり、その方のお口添えで毎年展示させていただいております。今回は石橋支部長の作品を使って作ったパネル作品とキャラクターの展示です。入院中の方、お見舞いに訪れた方、大学病院の関係者の皆様などたくさんの方々に見ていただき、うれしく思っています。ギャラリーの作品に関心を持ってくださる方が多いほどやりがいを感じています。


◆World Origami Report

ヒンズー教のお正月「ディワリ」を「ランゴリガミ」で祝う
       明あした日仁ひとみ見 (インド・ニューデリー/oオリタイritai 隊長)

2017年10月19日(木)はヒンズー教のお正月、ディワリでした。oritaiでは、ディワリにちなんだイベントをしました。何しろ初めての試みで、今回は内輪だけでしたが、来年あたりからはもうちょっと大々的にできればと思っています。
 ディワリでは、それぞれの家庭で、細かいお米の粉などを使いデザインする「ランゴリ(Rangoli)」という砂絵みたいなことがされるんですが、それとオリガミを合体させました!これぞ、「ランゴリガミ」!
 これからもここインドでしかできないような、日印文化が絡み合ったものにも挑戦していきたいと思っています。
 さて、「作品展」(『509号』掲載の2017年夏のイベント)に追加情報があります。
 私たちoritaiの隊員には美術の先生がおり、彼女が、11月2日(木)~4日(土)、ドイツのボンで開かれたThe 13th Conference of Youth(COY13)⦆ というイベントに、作品展で展示した「Mother Nature」を出品し、左の写真のように現地で展示されました。
 oritaiの作品が海を渡った(陸でしょうか?)のは初めてではありませんが、origamiを芸術・アートとして捉える外国人の考えには脱帽で
す。
 これからもいろんな形で折り紙を楽しんでいけたらと思います。




~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 ひなまつり


◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
第7回 三角雛  田中 稔憲
Triangle hina dolls by Mr. Toshinori TANAKA


三角雛は民芸品としてすでにあるものですが、これを知ったとき、折り紙で簡単なお雛様ができそうだと気がつきました。最初の三角雛は、2 年前に父が亡くなった時のどさくさで体調を崩し、入院していたときに9 枚組のユニット作品として創ったのですが、今回の作品より難しいものでした。昨年、老人ホーム用にお雛様を立体で創ろうと思い立ったときに、六角形なら正三角形の集合体だから三角雛が意外に簡単にできるのではないかと、とりあえず正四面体を創ることから折ってみようと始めたところ、すぐにこのような形になってしまいました。ちゃんと着物の襟えりには見えますし、顔さえ書けばすぐに使えそうだと思いました。
 多面体を創ろうとすると用紙は正方形ばかりでなく、菱形や正三角形も便利な形として使えるのですが、六角形もなかなかです。できたときにはあまりにあっけなくて少し拍子抜けしたのですが、100 歳くらいのおばあちゃんにはかえって喜んでもらえそうな気がして、早速使ってみたところとてもうまくいきました。
 講習していただく時は、表面は友禅柄の方が好ましいと思いますが、なければ普通の折り紙の裏面にあらかじめ紙に顔を描き、または描いた紙を貼っておき、それで折っていただくのがおすすめです。
 老人ホームでは立体作品はいろいろな制約もあって扱いにくいのですが、とてもうまくいくのでぜひぜひ使ってみていただきたいと思います。



◆たちびなStanding hina dolls by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

1985年ごろ創作した作品をもっと易しく折れるようにしました。千代紙模様の縦と横に注意して折ってください。ひめの頭と体の⑫では、着膨ぶくれを防ぐため、裾すそを少しかさねてください。(作者)



◆おひなさまHina dolls by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

体は、ほぼ風船基本形そのままですが、おひなさまの雰囲気充分です。他の部分は、体の4分の1の大きさから組み合わせの方法、形と、折り数のバランスを考えながらひたすら単純に作ってみました。できあがりがシンプルなので小物を持たせて遊んでみるのも楽しいです。(作者)


◆箱びなHina boxes by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

何気なく折っていて仕上がりました。おひなさまと箱が一緒になった作品に思われました。おびなとめびなを並べると、ぴったりと仲よく寄りそいます。おひなまつりのおしらせなども入りそうです。(作者)



◆ミニ知識
◇雛祭り…3月の最初の巳の日(のちに3 日に固定)に水辺で体を清め、桃の酒を飲んで、穢れをはらうという中国の昔の風習(上巳)が、海や川に出かけ、紙や植物で作った人形に息を吹きかけ、体をなでて川にながし、身の穢れをおとして健康を願うという日本に古くからある信仰と結びつきました。また、中国から伝わり、奈良、平安時代に貴族の間で行われた、曲がりくねった流水に酒杯を浮かべて杯が自分の前を通り過ぎる前に和歌を詠むという風流な「曲水の宴」がありました。一方、貴族の女の子たちにはお人形さんごっこの「雛遊び」があり、形代としての人形と雛人形が結びつき、今の雛祭りの始まりとなりました。
◇流し雛…形代に自分の穢れや災いを引き受けてもらい、水に流す信仰が現在に伝わっている行事です。江戸時代に入って、流してしまうのがもったいないほど凝った雛人形が飾られるようになると、飾り雛をしまうことが水に流すこととみなされ、「雛人形をしまうのが遅いと、お嫁にいけなくなる」という言い伝えが生
まれました。
◇雛人形…雛祭りに飾る人形。毛氈の上に紙雛や内裏雛を並べて飾っていましたが、江戸時代後期になると階段状の雛壇に、道具や供え物をあわせて飾り、豪華さを競うようになりました。最上段に男雛と女雛の内裏雛、雪洞、金屏風を置き、向かって左に男雛、その隣に女雛を飾ることが多いです。これは、昭和天皇(大正天皇という説もあります)の即位式での西洋式の並びが流行したためとされています。もともとは天子(天皇)は南を向いて位置し、日が登る東側が上座になるという古来の考え方から、向かって右に男雛が置かれていました。現在は男女左右どちらでもよいとされています。二段目に三人官女です。通常、真ん中が三方を持って坐り、両側に長柄の酒入れと銚子という柄のない酒入れをそれぞれ持って立っています。三段目にあどけない少年の五人囃子です。向かって左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡の順で並びます。これは能楽の囃子方、謡の並びと同じです。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『和ごよみと四季のくらし』(日本文芸社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『江戸ごよみ十二ケ月』(人文社)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版)、『江戸の庶民生活、行事事典』(東京堂出版)、『日本こども史』(平凡社)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『母と子のお雛さまめぐり』(美術出版社)、『雛まつり 親から子に伝える思い』(近代映画社)、『日本の神様と楽しく生きるー日々ご利益とともにー』(東邦出版)、『ヨーロッパの祭りたち』(明石書店)、『イギリス祭事カレンダー』(彩流社)、『中世の祝祭』(原書房)、『ヨーロッパの祝祭』(河出書房新社)



◆アルバム Album by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ

厚手のものを貼は ると、扇形に膨ふくらむので、貼ってから綴つづると調節がききます。まずは、10ページで作って、慣れたらお好みのページ数にするとよいと思います。「窓つき表紙」は、頭の体操です。プレゼントにはページがカラフルなものが喜ばれるようです。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 28 Easter egg by Ms. Hiromi TAKAGI

イースターエッグ
高木 ひろみ


表と裏の両面にポケットがありますので、イースターにちなんだ物を入れて飾ることができます。下を少し広げると自立しますし、ひもを通してつるすこともできます。表面はフォトスタンドにもなります。正方形の紙だけではなく、長方形のコピー用紙でも折ることができます(写真右)。(作者)
On the front and back sides of the Easter egg, there are pockets in which you
can put decorations of Easter. You can make it stand by slightly widening the
bottom, or hang it by threading a string. The front part can also be a photo
stand. It is possible to make it with a square paper as well as a rectangular
copy paper . Look up the top right picture. (Author)  


◆イースターボール、ひよこ
高木 ひろみ

「イースターボール」は「モン」ではなく「イー」です。イースタエッグにまぎれて飾ったら面白いかなと思って考えました。表と裏にできるポケットの中に、ひよこやうさぎを入れて遊べます。ひよこを、イースターボールの半分のサイズの正方形で折ると、ボールの中にちょうど入ります。(作者)



◆ウサちゃんのたまご入れ Rabbit-shaped egg holder by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

ウズラのたまごだったら何個入るのかなあと思ってしまいました。両面折り紙で折っても楽しそうです。(作者)



◆ミニ知識
◇立ち雛…姿が上巳の祓いで使われた「人形」に似ていて、信仰と雛人形が一体化した最初のものと考えられています。装束は室町時代の武家を思わせ、男雛は小袖に袴、女雛は小袖に帯を結び、着物は熨斗紙のように巻いた形で着けています。江戸時代のはじ
めに完成し、坐雛が生まれてからも現代に伝わっています。
◇雛人形と犬…犬は多産でお産が軽いと信じられ、また、魔をはらう力があるとも考えられたため、雛飾りに使われてきました。犬の姿をした紙製の箱形の置き物で、犬筥、御伽犬、宿直犬と呼ばれるものがあります。室町時代以降、公家や武家で産室に置いて、出産のお守りとされていました。庶民には江戸時代以降広まり、嫁入り道具に加えられ、雛壇にも飾られるようになりました。また、狆を引いている姿の官女の人形があります。狆は8 ~9世紀に大陸から持ち込まれた犬を始祖として、日本で作出された愛玩犬で、姫たちに人気がありました。
◇ひなあられ…白、緑、赤(桃)色の三色を彩った雛祭りの定番のお菓子の菱餅を、持ち歩きやすく、長持ちするようにしたお菓子です。
◇イースター(復活祭)…春分の日を過ぎた最初の満月のあとにくる最初の日曜日で、2018 年は4 月1 日です。イエス・キリストの復活を祝うキリスト教徒のお祭りですが、もともとは春の訪れを祝うヨーロッパ北部のお祭りでした。イースターの語源は古期英語の「光と春の女神(Eostre)」です。イースターの飾りは、彩色した飾り卵のイースターエッグがもっとも有名です。卵は復活の象徴で、伝説では野ウサギ(hare)が卵を運んでくると信じられています。野ウサギも、エオストレの使い、または化身と考えられ、生命と豊穣の象徴です。



◆小鳥と葉っぱBird on a leaf by Ms. Yuko
FUJIMOTO
藤本 祐子

「小鳥のついた葉っぱの小皿」として投稿した作品です。「小鳥」も「葉っぱ」も私の好きなものたちです。楊枝やピックをさすといいですね。お箸も入ります。また葉っぱの部分を小さなお皿として使うこともできます。向きを変えたり、紙を工夫したり、バリエーションも楽しんでくださいね!(作者)



◆平面のバラPlane rose by Mr. Kazutaka NAKA
中 一隆様

色紙やグリーティング・カードに貼り付けて使えるような、平面のバラです。6個使って正6面体(立方体)のくす玉にもできます。(作者)



◆読者広場

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 「クリスマスブーツのお菓子入れ」にキャンディとチョコレートを少し入れて持って帰ると、母が「かわいい!食べたら飾っておくね」とうれしそうに言っていました。田中具子先生の色紙作品を見て折ってみようと思った作品が2 点あり、自分で考えながら折ってみようと思っているところです。紹介されていない作品も多くあるのではないかと思っています。紹介してくださるとうれしいです。
広島県 十河さん
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 連載「折り図のヒミツ」、いつも興味深く読んでいます。包装紙を利用することがありますが、不定形は特にむずかしいです。先日、町内の文化祭のアーチに、「川崎ローズ」と「佐藤ローズ」を展示しました。少々疲れましたが、多くの方に見ていただけうれしかったです。またいろいろな作品に挑戦したいです。
岡山県 片島さん
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◆支部だより

折り紙夢工房作品展報告 
越前和紙の里支部「かたかご」(支部長 山本勝博)、文:中井英男/福井県

 「かたかご」支部の山本勝博支部長が毎月開催している福井市酒さこう生公民館での折り紙教室が、韓国の春チュンチョン川KBSに取材録画されました。これは、日本・韓国・中国の3ケ国共同制作番組での一環で、番組はそれぞれの国のお正月に行われる文化を紹介するものです。変わっているのは、福井のスタッフ(福井テレビ)が中国の取材をし、中国のスタッフが韓国の取材、韓国のスタッフが日本・福井の取材を行うという点です。福井市の紹介として、剣玉遊びと漫画の「ちはやふる」で有名になった百人一首、そして折り紙で山本支部長が紹介されることになり、当日の折り紙教室が取材されることになりました。
 当日は韓国の女性キャスターも折り紙教室の一員となって、課題の「折紙ドリーム・キャッチャー・1・2(クリスマスバージョン)」に挑戦いたしました。
 番組取材では日本の感覚と外国から見た感覚の違いで、インタビュー
の内容が「礼儀作法は、折り紙からなのか?」という質問なども受け、山支部長が答えるのに戸惑うシーンもありました。大人たちが教室形式で、素直に講師の話す内容を行儀よく聞いている様子が、韓国取材チームには礼儀正しく見え、新鮮に感じたからでしょうか。
 私の前の席にすわっていたご婦人がインタビューを受け、「何歳デスカ?」「88歳です」、「ナゼ折り紙ヲヤッテイルノデスカ?」「頭の体操です」、「楽シイデスカ?」「とても楽しいです」と、うれしそうに答えていらっしゃいました。
 この番組は2018年1月3日(水)に福井テレビで放映、韓国・中国では全国放送されました。


◆みんなの作品展

初めての折り紙二人展 山田美枝子(東京都)

2017年8月29日(火)~9月10日(日)、多摩市貝取にあるコーヒーショップ白樺で、私たちのサークル国際折紙倶楽部代表の小倉隆子さんと二人で折り紙展示会を開催しました。会場はコーヒーショップの中ですが、スペースが広くあり天井からくす玉を、壁側には大色紙やクリスマスリース、パネル作品などテーブルの上にはおひな様やお花も飾って100点余りになりました。店内は彩りよくとても華やかになりました。
 期間中に講習会も開催しました。作品は大きなパネルに飾った「紙コップのコースター」を小倉さんがアレンジしたものです。15cm角の折り紙8枚をユニットで組み、できあがりの模様がとても素敵です。作品を折られた方々は出来映えに満足そうでした。
 開催期間中は遠方から足を運んでくださった方達も含め、250人以上も来てくださり大盛況でした。お忙しい中ご来場くださった皆様、お手伝いにご尽力してくださった方々に、心から深く感謝いたします。ありがとうございました。


◆みんなのイベント

世界記録達成記念イベント 藤本祐子(東京都)

 2017年11月10日(金)、『世界一参加人数の多い折り紙教室』の世界記録達成認定の記念イベントが東京都の武蔵野東高等専修学校で行われました。
 世界記録への挑戦は前年6月4日に行われたのですが、認定員がその場には立ち会わずに書類申請したもので、1年越しの今夏ようやく無事認定の知らせがありました。
 10日は、11月11日の学園創立記念日の前夜祭の中でのお祝いイベントで、全校生徒全員がその時、昨年折った作品の一つである紙飛行機を飛ばし、その後クラス代表による空時間競争がありました。⦆
 挑戦した世界記録は「資格のある講師」から「直接」3つの作品を30分以上かけて習うなど、細かい条件をクリアし、それまでの381人を抜く573人という記録を達成したもので、挑戦当日は夏秋洋子さん、浦本法子さん、藤本の3人が講師を務め、飛行機、帆掛船、羽ばたく鳥を折りました。⦆また認定の立会人の一人として野島武敏先生も臨席され、その様子は J ジェイコム:COM や読売新聞誌上でも紹介されました。
 企画された杉林優子先生は、「このイベントで学校全体がまとまり、生徒たちが達成感、⦆満足感を得ることができました。時間はかかりましたが認定されて本当によかったです」と話してくれました。また、学園の創立記念日が「おりがみの日」と同じ11月11日だということで、折り紙での記録達成ということにもご縁を感じました。
 材料費もあまりかからず、みんなで楽しめる折り紙のよさを生かして、今後もいろんな世界記録が生まれていくことと思いますが、その一つに関われたことをとても嬉しく思っています。



◆World Origami Report
アメリカ、シアトル・ラコナへ「日本の遊び」紹介
笹原英代 (東京都)

2017年3月26日(日)~4月4日(火)の10日間、アメリカ、ワシントン州シアトルにあるラコナのキルトミュージアムへ、今回もパッチワークの仲間と行ってきました。前回は2013年6月末から7月。『472号』に報告を掲載していただきました。
 今回のテーマは、日本の遊びということで、スクールバスで通ってくる延べ100名の小学校5年生に、折り紙やお手玉など、日本の遊びと、着付けを体験して、日本の風習を楽しんでいただきました。
 パッチワークの方々は、子どもたちに関する作品で、写真のように奴やっこ凧だこや、鯉のぼりに子どもたちの顔の絵などを制作、展示しました。私は、兜やこま、紙ヒコーキなどを折って遊べる作品を指導して子どもたちや先生方にとても喜ばれました。
 回を重ねる毎に、折り紙への興味が深まるようで、折り紙の持つ素晴らしさと日本の遊びに皆が熱中しました。
 子どもたちの笑顔は、世界共通です。折り紙を通して、子どもたちのたくさんの笑顔に出会える喜びを感じました。



◆おりがみニュース

大正時代の折り紙の本『カミヲリモノ』著者の鈴木江南氏のご遺族と会う
《おりがみと私》鈴木江南とカミヲリモノ 岡村康裕(兵庫県)


私は現在、伊丹市立サンシティーホール(伊丹市中野西)の文化講座で「おりがみ」と「切り絵」を指導している。「切り絵」は5年目を迎える。
 ある時、この施設へ鈴木裕香氏が私を訪ね来られた。初めて会うひとなので、その目的が分からないままお目にかかった。話をしていると鈴木江南の曾孫にあたるという。なんでも国立国会図書館で調べてきたという。
 突然の来館で私の脳の中は整理されていないままであった。話をしているうちに『カミヲリモノ』ということばが聞かれて、初めて話の筋道が成り立ってきたのだ。
 私は、1978(昭和53)年に『カミヲリモノ』という大正時代のおりがみ本を、自費出版で復刻本として、発刊したことがあった。発刊にあたり著作権の所有者を捜索するために、著者が在住していたと思われる場所(その当時の地名:東京市京橋)を専門機関に依頼して調査してもらったが、ほぼ1か月後「不明」の返事が届いた。
 後日、身内の方が判明したときは、ちゃんと誠意を尽くして著者を捜したことを報告すればよいと判断して、発刊に踏み切った。
 和綴じの本で色合い(紐の色も含む)を現物に近いものに仕上げるために印刷所の名誉をかけて、英知を絞り試行錯誤しつつ製作にあたったと、所長さんより後日伺い頭がさがる思いをしたものだ。鈴木裕香氏にはあらましをはなしてその場を収めた。
 後日、経営されている印刷会社(大阪市内)を訪ね、上記のような発刊までのいきさつをさらにきちんと説明したところ大変喜んでいただき、さらに、このことを墓前にも報告をしたと手紙が届いた。これでやっと安堵の胸をなでおろすことができたのだ。
 鈴木江南とはどんな人物だったのか、その実像に一度迫ってみたいと思っていたところ、今回、鈴木氏より生前の写真と略歴が届いたので紹介をする。
 いまさらながら立派な功績に敬服した。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 冬を楽しむ

続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series



第6回 キューピッド  田中 稔憲
Cupid by Mr. Toshinori TANAKA

今回はバレンタインデーにちなんでキューピッドを紹介します。
 元にした形の、伝承の「オルガン」は説明するまでもないと思います。講師用テキストの『おりがみ4か国語テキスト100』には「折り本の基本形」から作られる形として取り上げていますが、実質的には一つの基本形ととらえてよいと思っています。この形から袖を折りだすのはやさしいのでだれにでも無理はないと考えました。
 伝承の「はっぴ( はんてん)」が、『179 号/ 絶版・1990 年7 月号』などの、以前の『月刊おりがみ』で紹介されていたことを長く会員でいらした方は記憶にあると思います。ここで使っている袖を折りだす方法がそれにあたります。あとは斜め段折りを無理なく折れるようにしていけば翼になるわけで、そのようにして創っていきました。
ちょっと工夫すれば顔も中央から引き出せます。それはデビット・ブリルさんのangel にも見ることができます。でも今回は複雑な造りを極力避けるという観点で、ノアちゃんの顔を折って貼り付けることとしました。1980 年デビュー当時のノアちゃんのように、ちょっとだけ顔を横長から丸に近くなるようにしてみましたが、ノアちゃんの顔のままでもよいと思います。
 私は100 歳になっても折って楽しめるものを…という意図でこの連載を書いていますから、もう少しお若い方にもという観点でさらに充実したバージョン(写真右)も考えてみました。
 みなさんもcase-by-caseで工夫してみていただけたらと思います。


ミニ知識

◇第23 回オリンピック冬季競技大会(2018/ 平昌)…韓国北東部の江原道で、2018 年2 月9 日~ 25 日までの17 日間開催、7競技102 種目で競い合います。韓国ドラマ「冬のソナタ」(2002年)のロケ地として有名になった龍平リゾートも会場のひとつとなっています。
◇韓服…韓国の民族衣装の総称です。日本では韓国女性の民族衣装を「チマチョゴリ」、男性のものを「パジチョゴリ」と呼んでいますが、韓国の人はそれらを民族衣装の総称としては使いません。チマ、パジ、チョゴリというのは、それぞれスカート、ズボン、上着のことです。
◇カーリング…1998 年の長野冬期オリンピックからオリンピックの正式種目になった冬のスポーツです。カーリングの語源の「カール」とは、ストーンがゆるやかに曲がってすべるという意味で、イギリスのスコットランドで始まったとされています。氷上で、ストーンと呼ばれる、ハンドル(取っ手)のついた丸い石を投げて滑らせ、40m 先のハウスと呼ばれる円をねらいます。通路をブルーム(もともとは「ほうき」という意味の英語)ではいて、スピードを調節しながらストーンを進ませます。投げることをデリバリー、氷をはくことをスイーピングといいます。1 チーム4 人で、2 チームで競い、1 人2 個ずつ、両チームで合計16 個のストーンを交互に投げます。投げ手の他に2 人のスイーパー(はく人)がリンクに立ちます。もう1人はスキップという、投げる場所を指示する役目です。得点は全部のストーンが投げられたあと、ハウスの中心に一番近いストーンがあるチームだけ得点できます。ストーンには黄色、赤色、青色のハンドルが付いていて、重さは約20kg、直径約30cm です。硬くて滑りやすい、スコットランドのアルサクレッグ島産の花崗岩が使われています。カーリングの専用のシューズは、片方の足の裏側がテフロンやステンレススチール製で滑りやすい素材、もう片方がゴムのような滑らない素材になっています。右投げの人は左足にすべるものを、左投げの人は右足にすべるものをはきます。
◇節分…2 月3 日ごろ。2018 年は2 月3 日(土)。節分とは季節の分かれ目のことで、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日の年4 回ありましたが、立春が正月と同じように年のはじめと考えられて重んじられ、節分が立春の前日のことだけを指すようになりました。春を迎えるために、冬の陰気をはらう行事が行われ、疫病、災害を象徴するものが鬼とされています。豆まきや「焼い嗅がし」という、焼いた鰯の頭を柊の枝にさしたものを戸口にさして、臭さとトゲトゲで鬼を追いはらいます。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『地球の歩き方韓国』(ダイヤモンド社)、『江戸の庶民生活、行事事典』(東京堂出版)、『日本こども史』(平凡社)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『中世の祝祭』(原書房)、『ヨーロッパの祝祭』(河出書房新社)、『和ごよみと四季のくらし』(日本文芸社)、『日本の神様と楽しく生きる』(東邦出版)、『「日本の神さま」おもしろ小事典』(PHP研究所)、『全国年中行事事典』(東京堂書店)、『みんなのカーリング』(学習研究所)、『ザ・カーリングブック』(ぎょうせい)、『富士河口湖町ホームページ』



垂すいちょくびよく直尾翼のスタンド
Vertical tail-shaped holder by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

フチにメモや折り紙作品などをさしこんで飾ることができます。大きな紙で折ると帽子にもなります。(作者)



英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
石橋秀夫

「風船」の名前がついていますが、「風船基本形」を使っていない作品です。ハートの大きさは、少しなら調整できます。ハート以外のマークも創れます。本作品をベースにして、いろいろ工夫してみて下さい。(作者)
This model, called “Balloon”, does not use the Waterbomb Base. The size of the heart can be adjusted slightly. It is possible to create shapes other than a heart. Based on this model, please try different variations. (Author)


ハート・イン・リースHearts in wreath by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

ハートがたくさんついたリースとなりました。細かく折る部分はていねいにバランスよく折ってくださいますように。(作者)



ミニ知識
◇天狗…天狗という言葉が初めて文献に現れるのは『日本書紀』で、雷音を発して飛んだ流星のことが「天狗」と記載されていますが、読みは「あまつきつね」で「てんぐ」ではありません。平安時代末期に成立とされる説話集『今昔物語集』には鳥の姿をした「烏天狗」が現れています。室町時代後期になって、山奥にすみ、赤い顔で長い鼻、白髪の髪を長く垂らし、頭には頭巾をかぶった山伏の姿で、高下駄をはいて、羽団扇を持って、自由に空を飛ぶという「鼻高天狗」が生まれました。なお、日本各地で天狗に関係する祭が催されていますが、東京都世田谷区の下北沢では、節分に「しもきた天狗まつり」が開催されています。
◇富士山の日…2 月23 日。パソコン通信のニフティサーブ上の同好会「山の展望と地図のフォーラム」が「ふじさん」の語呂合わせからに1996 年に命名しました。 山梨県河口湖町(現在の富士河口湖町)でも富士山とともに生きる町として、富士山の環境保全並びに観光資源として広く重要性を認識する機会にしようと2001 年に条例で定めました。花火をあげるなど、イベントが行われています。追って、2009 年には静岡県も制定しています。なお、2013 年6 月、富士山はユネスコの世界文化遺産に登録されました。


赤ちゃんのくつとスニーカー
Baby shoes and Sneakers by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

「スニーカーのレディース&ジュニア用」がまずできました。易しくしていく工程で「赤ちゃんのくつ」が誕生。「大きいサイズのメンズ」も揃い、家族みんなの靴ができました。(作者)



のりはりしない亀きっこう甲モザイク
石橋 美奈子

『99号』『193号』『おりがみ傑作選2』で紹介していただいた『亀甲モザイク』は、初めての方でも仕上げやすいようにのりづけでした。今回、「フランス革命200年記念国際折紙コンクール」(1989年)で1位受賞した「エッフェル塔」(『193号』おりがみギャラリー掲載)を制作した際ののりづけなしの組み方をご紹介します。(作者)


鬼と天狗
Oni(Ogre) and Tengu(Long-nosed goblin) by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

まず天狗を作り、同じ基本で鬼を作ってみました。(作者)



カーリング女子選手Curling female player by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

女子選手はもともと「ミニエプロンの女の子」という作品名で投稿された作品です。ブルームは「女の子包みと庭そうじ」(2009年8月12日投稿)のほうきを少しアレンジしたものです。今回、川手さんに新たにストーンを加えていただいて、近年人気のカーリング女子選手に仕立てました。(編)



富士山の楊枝入れ
Mt. Fuji toothpick holder by Ms. Yuko FUJIMOTO
藤本 祐子

以前掲載していただいた「お雛様」や「兜」の楊枝入れと同じく、衝ついたて立の部分に楊枝などがさしこめるようになっています。富士山の高さの覚え方をご存知ですか?「皆、なろう!」3776m です。外国の方のおもてなしの席やお祝いの席などに、ぜひテーブルに置いて使ってください。(作者)



ホームこたつと折りたたみ式座いす
浅井 かづゑ

おりがみでドールハウスを作りたくて、扇風機、鳩時計、ミシンなど折ってきました。今回、「ホームこたつ」ができてほっこりしています。昔からこたつのことをホームこたつと呼んでいました。さて、次は何が折れるでしょうか。(作者)


梅の花Ume blossom by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

花びらは『464号』の「ラナンキュラス」(写真右小)の外側の花びらと同じ構造です。「ラナンキュラス」をより簡単にしたような作品です。先に花心(㉓~㉙)をしあげてから⑱~㉒を折った方が、ととのえやすいかも知れません。(作者)


女性の韓ハンボク服
Hanbok(Traditional Korean dress) for women by Mr. Sang Hun,KIM
金 相憲

当時、韓国折紙協会の常任理事の金さんが、「’99折紙シンポジウム in 飯坂温泉」(福島県)の招待者で、全体講演の実技指導で教えてくださった作品です。「スカート部分のチマと上着のチョゴリは、通常色が違うので、1枚の折り紙で表現するのに向いています」とおっしゃっていました。



読者の広場
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 『507 号』が届き、さっそく「おりがみ頭の体操」に取り組みました。手間取りました。「あじさい折り」に挑戦していますが、やっぱり折りすじが多く目が疲れて、できかねています。静岡県 縣さん
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 田中具子先生の「色紙選」がよかったです。「はこしゃち」はアイデアの発想がおもしろいと思いました。私も挑戦したいです。3 枚組のこまを折って、近くの人に配っています。
 大阪府 内藤さん
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●純真短期大学で「こどもフェスタ」  
純真短期大学こども学科2年生 船越真まりこ里戸:文

福岡市の純真短期大学でこどもフェスタが10月21日(土)に開催されました。その中の「折り紙ひろば」で、折り紙作品の展示と折り紙教室を行ないました。
 スタッフは短大の折り紙コースの学生と教員の12名(うちNOA会員2名)で取り組みました。
 当日は子ども(幼児から5年生まで)と大人合わせて90名あまりの方が来場してくださいました。
 折り紙製作のコーナーでは「ティラノサウルスのとんとんずもう」「紙こぷたー」「星のストラップ」「腕時計づくり」などをしました。
 子どもたちや大人の方の楽しそうな姿にこちらも嬉しくなりました。
 展示は「春夏秋冬」「小さなおうち」などで、「素敵ね」と声をかけていただいたり、写真を撮っていかれたりする方も多く、とてもありがたかったです。



支部だより

折り紙夢工房作品展報告
武南支部「折り紙夢工房」(支部長 金杉優子)文:金杉登喜子/埼玉県


2017年9月23日(土/祝)~26日(火)まで川口総合文化センターリリアギャラリーで埼玉県芸術文化祭2017「折り紙夢工房作品展」を開催しました。テーマは「華よ花」「折り紙で盆栽」。50年育ててきた皐さつき月が環境の変化で枯れてしまい、これを使って何かできないかと考え、幹と枝は本物の皐月を使い折り紙で花を折り「皐月」を完成させました。
 各折り紙教室でも一鉢ずつ制作し、23鉢が見事に並びました。ご来場の方々からは「まるで本物の皐月のようです」「華やかで、素敵です」「感動しました」などのお声をたくさ
んいただき、折り紙の素晴らしさを感じていただくことができました。また、ご来場の方も年々増えて体験教室もにぎやかになり、笑顔がいっぱいの楽しい作品展になりました。
 2017年3月に、折り紙夢工房の創設者である私の夫(芳孝)が88歳で亡くなりました。生前、毎日コツコツ折りためていた薔ばら薇が1,336個見つかりました。会員一同で夫の思いが込められた薔薇を使い、夫と同じ歳の数をボードに飾り付けたり、虹や宇宙を表現した作品に仕上げたり、その他たくさんの作品を制作しました。ハート型に並べた薔薇の写真コーナーは大盛況でした。夫を追悼し感謝の作品が胸を打つ素晴らしい作品展となりました。
 夫が生前よく「いい時代に生まれて、いい仕事に就いて、一生懸命働いて、生活も安定し、折り紙に出会って人生を豊かに過ごすことができて大満足だ」と言って折り紙に大変感謝しておりました。死後、夫が最後に書き残した文が見つかりました。「石神にいる芳孝の所に来るように」。この言葉を受け、折り紙夢工房の作業所を改装し、みんなが楽しめる憩いの場を作る計画を進めています。来年の8月完成予定を目指しています。是非、遊びに来てください。そして来年、折り紙夢工房は50周年の記念の年でもあります。会員一同、より一層精進して頑張ります。



「折り紙フェスティバルin舞まいこ子公園」と「すこやか祭り」報告
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

2017年10月1日(日)~11月15日(水)、舞子海上プロムナードで開催された折り紙フェスティバルが無事終了しましたので報告します。
 第3回を迎えました今回は、展示期間を1か月半に伸ばしていただき、たくさんの海外からのお客様にもご覧いただきました。
 講習会(10/21と10/29)は、2回ともあいにくの台風に見まわれ、寂しい結果となりましたが、今回も講習会後の美しい調べに心が癒されました。
 大きな合同作品や繊細な個人作品に、来場者の方々から お褒めの言葉をたくさんいただき、メンバー一同喜んでいます。



11月18日(土)、尼崎市の立花にあります「すこやかプラザ」にて、第8回すこやか祭りが開催され、今回初めて呼んでいただきました。
キャラクターを教えて欲しいとのご希望でしたので、ツムツムのミッキーを講習しました。見本に私達が折ったミッキーとリボンもプレゼントし、思いがけずペアになって皆さんに笑顔をプレゼントすることができました。


2017「おりがみの日」記念イベントレポート

東京おりがみミュージアムのある墨田区のランドマーク、東京スカイツリータウン・ソラマチ5階すみだまち処どころで3回目の開催となった第24回おりがみカーニバル。今回の記念作品展のテーマは「旅に出よう」で、皆さんからご応募いただいたさまざまな趣向を凝らした約80点の作品を展示しました。
 「おりがみの日」と展示作品の一部が新聞記事になったことも重なって、会場は初日から最終日までたくさんのお客さんでにぎわいました。



みんなの作品展

2017年の活動報告(国内)※ 笹原英代(東京都)

2017年7月31日(月)、地域の東糀こうじや谷小学校で、「わくわくサポート」の一環で折り紙を教えました。今回で5回目となります。
 私の中で、今年のテーマは折り紙の遊びでしたので、こまを作り、その同じ過程でひまわりも作り、コースターにパウチ(ラミネート加工)しました。
 子どもたちの喜ぶ、素晴らしい笑顔が見られた夏休みの一日でした。
 2017年10月7日(土)・8日(日)、大田区立糀谷文化センターに於いてセンター祭りが開催されました。
 私たちのサークル「折鶴の会」の一年間の成果を発表する場所でもあり、今回で15回目の展示になりました。
 訪れる方々からは、これが折り紙?と驚きの声とともにお褒めの言葉をたくさんいただきました。
 会場内では、折り紙教室も行い、ハロウィンの様々なグッズを折り、皆様に楽しんで
いただき、折り紙を広める一助となりました。




~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。



801円
特集 いぬ年のお正月



◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
第5回獅子舞 田中稔憲

新たな年を迎えるということで、今回は「獅子舞」を取り上げます。なにぶんとも獅子頭をどう折るかが最大の課題なのですが、「伝承のお家」から簡単に折り出すことができました。ただ「伝承のお家」を折る際に、従来の「二そう舟」の折り方では、谷折りくらいしかできなくなったお年寄りには難しく思えます。しかし手順を工夫すれば、自力で折ることができます。今回示した方法で折っていただいたところ、どなたも無理なく完成できました。始終折り紙をしている方には、まだるっこしいでしょうが、ここまで噛み砕くということが相当の高齢者になると必要になる訳です。
 体の方はこの通りでなくても、段折りや引き出し方など全く適当に折ってもかまわないと思いますが、一応かんたんな方法を示しておきました。
 意外に難しいのはコマ回しの紐ひもなのです。私が担当している特養ホームのお年寄りには、細かく糊のり止めをしていく作業はかなり難しいと思えました。そこで考えたのは講師が準備段階でする次の方法です。まず、糊と木工ボンドを半々に混ぜ、そこに同量の水を加えてよく混ぜたものの中に短く切った手芸用の紐をひたします。その後、取り出してクリアファイルの上でピンセットを使って形を整え、一晩乾かして固めます。糊ボンドは乾くと透明になり、クリアファイルから簡単にはがせます。はみ出て固まった部分をハサミで切り取れば完成です。これをセットの中に入れておいて仕上がった作品の上にボンドで止めることにしたのです。この方法は殊ことの外ほかうまくいきましたのでおすすめです。
 手の動きが衰えてきても、それに合わせられる作品があれば、いつまでも折り紙を楽しむことはできると思います。そのための教材研究が、ご高齢の生徒さんの教室を担当する講師には大切であると考えています。



◆ミニ知識
○獅子舞…獅子頭をかぶって舞い、踊る民俗芸能です。五穀豊穣の祈祷や魔よけのために新年に行われます。日本の芸能の中で、もっとも古い歴史を持っていて、猪や鹿などの獣類の頭をつける獅子舞は、『古事記』にもその記述があります。一方、獅子(ライオン)は日本にはいませんが、昔から最強の獣として、悪霊を払う霊獣と信じられてきました。
○犬…十二支の11 位は戌で、動物は犬が当てられています。犬は人間に家畜化された最初の動物です。お産が軽く、子犬もよく育つので、安産や子育てのお守りとされてきました。
○土佐犬(土佐闘犬)…四国の土佐(現在の高知県)は、もともと闘犬が盛んな地域でした。江戸時代末期ごろから中型の日本犬のひとつである四国犬にブルドッグ、マスチフなどの大型洋犬を交配して作出された大型犬です。なお、日本犬とは、立ち耳、巻き尾(巻いて背中にしょっているような尻尾)または差し尾(巻かずに根元から前方に傾斜する尻尾)を持った日本土着の犬の総称で、秋田犬、北海道犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬、柴犬の6 種とされています。
○犬張子…犬をかたどった張子細工の玩具で、江戸時代の中期以降広まったと考えられています。お宮参りのお祝にデンデン太鼓を生麻で結び付けた犬張子を贈る風習がありました。犬張子は、室町時代に上流階級の産所に魔よけとして置かれた犬筥が起源とされています。
○将棋…古い文献には「象戯」「象棋」「象棊」と記されています。
古代インドで遊ばれていた盤上ゲームから発展して、紀元前3世紀ごろにはインドで生まれたと考えられています。それが各地に伝播し、アラブ人によって西方に伝えられたものがヨーロッパではチェスになりました。日本へは古い時代に東南アジアから中国南岸地方を経て伝わったと考えられていますが、はっきりとした記録はありません。平安時代から鎌倉時代までは、貴族や僧侶の遊びで、室町時代、戦国時代、江戸時代初めにかけて、貴族、僧侶、上級の武士と商人などに愛好されてしだいに広まっていきましたが、町人や農民に普及するのは江戸時代後半です。長五角形の駒の形は日本独特です。素材はツゲが最上級で、ツバキ、マキ、ヤナギなども使われます。駒の字は、彫ったり(「彫駒」)、書いたり(「書駒」)しますが、ツゲを薄く彫って漆で文字を盛り上げた「盛上駒」が最上とされています。1960 年代以降、木製に代って、廉価で扱いやすいプラスチック製のものが広まっています。



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
将棋は縦横9マスずつの全部で81マスに分けられた盤に向かい合って、20個ずつの駒で陣を構え、一手ずつ駒を動かして敵陣の王を詰めるゲームです。駒には、「玉ぎょくしょう将または王おうしょう将」「飛ひしゃ車」「角かくぎょう行」「金きんしょう将」「銀ぎんしょう将」「桂けいま馬」「香きょうしゃ車」「歩ふひょう兵」の8種類があります。今、流行りなので作ってみました。(作者)
Shogi is a game playing on the board of 81 squares made of 9 by 9. Each
player holds 20 pieces of Shogi to protect his home and attack the enemy king
by moving one piece at a time. There are 8 types of pieces, “Gyokusho or Osho”,
“Hisha”, “Kakugyo”, “Kinsho”, “Ginsho”, “Keima”, “Kyosha”, and “Fuhyo”.
I made this model as Shogi is popular in these days. (Author)



◆干支 戌いぬ年の色紙Origami picture for the year of the dog by Ms. Tomoko TANAKA
田中具子

絵馬は1980年ごろの創作で『197号』『223号』で紹介され、人気のある作品です。犬はもともと箸袋で折る犬として考えられていますので、和紙などの両面同色の紙で折ってください。9で5㎜ほど切りますが、切らないで折って、長ければ切るようにしましょう。



◆土佐犬Tosa inu(Fighting dog in Tosa) by Mr. Yasuhiro SANO
佐野康博

この作品は人気が高く、発表以来ずっと教室などで折られてきました。④から「ぐらい折り」が多いので、形よくまとめましょう。化粧まわしや注しめ連飾りを工夫してつけると、より土佐犬らしくなります。



◆ダックスフントDachshund by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野幸彦

ダックスフントはドイツ語の犬の名前です。badger dog(アナグマの犬)という意味で、もともとはアナグマ猟のためにドイツで生まれた猟犬でした。長い胴と短い脚が特徴です。



◆犬張子Inu hariko(dog toy) by Mr. Hiroshi KUMASAKA
熊坂浩

「ぶたの基本形」からの発展で、耳と背中がしっかり色分けされています。⑫は立体図で、紙の一部が斜めに浮きますが、折れば隠れるので気にしないこと。本体だけでもかわいらしいですが、前掛けと結びでいっそう見映えよく。前掛けは、ただの飾りではなく開き止めも兼ねています。




◆お正月飾りDecoration for New Year by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

おめでたい松竹梅に見立てた飾りを作ってみました。笹竹に松や花をさしこんで飾ります。立てることもできます。笹竹の下方の白いところに文字などを書き入れてもよいでしょう。(作者)



◆ミニ知識
○繭玉…もともと、養蚕で繭の豊作を祈って、小正月に飾られるもので、柳、榎、山桑などの枝に餅や団子などがたくさん飾りつけられました。しだいに菓子種で作った玉をつけ、七宝、当矢、鯛、小判などをつけて縁起物として売られるものとなりました。なお、小正月とは旧暦1 月15 日の満月ごろで、元旦中心の大正月に対して小正月と呼ばれ、農民は月を基準に農作業を行っていたため、農事的な行事が行われました。

●ミニ知識参考図書:『十二支の民族誌』(八坂書房)、『十二支考』(平凡社)、『将棋の民俗学』(作品社)、『読む将棋百科』(河出書房新社)、『将棋を初めてやる人の本』(土屋書店)、『祈りの民族誌』(八坂書房)、『日本の神さまおもしろ小事典』(PHP研究所)、『郷土玩具事典』(東京堂出版)、『日本郷土玩具事典』(岩崎美術社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳事記』(日本文芸社)、『日本人のしきたり』(青春出版社)、『年中行事事典』(三省堂)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)


◆おすわり犬、ハスキー犬Sitting dog and Siberian Husky by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野幸彦

途中まで同じ折り方の「おすわり犬」と「ハスキー犬」です。どちらも平面的ですが、自立します。しっぽの折りや「ハスキー犬」の2などに「ぐらい折り」がありますので、表情の違いを楽しみましょう。


◆鶴のポチ袋Small envelope with a crane by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡昌子

『507号』で掲載していただいた「鶴の箸袋」を折っているときにヒントを得て作りました。少しギリギリですが、四つ折りのお札が入ります。(作者)



◆着物わらべChild in Kimono by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木ひろみ

「こけし」や「姉様人形」のバリエーション作品です。袖が開いてしまうので、のりでとめてください。3:1の紙で折ると、髪と着物が同じ色になります。15cm角の千代紙を半分にして(15cm×7.5cm)にして、7.5cm角の黒い紙をつぎあわせて折るとよいでしょう。(作者)



◆読者の広場

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「サンボンネット・スー」がステキでした。ホントのパッチワークは挫折したけど、これなら!やっとゆっくり読めるし、お便りも書けます。秋の夜長、大好き。夏休みにシンガポールへ3 世代旅行をしました。マリーナ・ベイ・サンズのプールが最高でした。
 愛知県 田中愛子さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 今月号の「頭の体操」は早めにできました。今月号はかわいらしい作品がいっぱいでよかったです。田中具子さんのアンコール作品選は圧巻でした。
大阪府 内藤 博さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



◆みんなの作品展
吉田遠志木版画展に折り紙を展示 竹内惠子(長野県)

2017年9月12日(火)~25日(月)、中央アルプスの南端の山里、清せいないじ内路のGallery A&JMで吉田遠志木版画展が開催されました。
 今回、縁あって私は展示会のお手伝いをさせていただき、この木版画展に、折り紙も飾ってみました。
 千野利雄先生※1の動物作品を久しぶりに折ってみましたが、やはり美しい作品です! 
吉田遠志さん※2は、アフリカどうぶつ絵本シリーズ(全17冊)を出されています。千野先生のゾウ、ダチョウ、キリン、ライオン(少しアレンジ)など、アフリカの動物たちで木版画作品とコラボしてみました。
 古典折り紙と同様に、千野作品も伝えていきたいと思っています。それが折り紙の世界へ導いていただいた、我が師匠への恩返しになれば嬉しいと思っています。



◆支部だより

折り紙のハトの展示数世界記録 
京都支部「古都折紙倶楽部」支部長 松井佳容子/京都府

京都駅ビル・ジェイアール京都伊勢丹開店20周年を記念して、ご来店のお客さまに「20,000羽のハト」を折っていただき、ギネス記録に挑戦しようというイベントがあり、2017年9月26日(火)に、その結果の審査を、日本折紙協会からの依頼で、日本折紙協会講師団として、担当させていただきました。
 今回の審査にご協力いただいたのは、亀岡支部の四方典子支部長、京都洛北支部の高元登世美支部長、京都洛南支部の畠山千恵子支部長で、私を加えて4名の審査団となり、京都府内の多くの支部の協力で、イベントの成功を目指しました。
 このイベントで、ジェイアール京都伊勢丹に9月6日(水)から23日(土/祝)までご来店のお客様に折っていただいた「ハト」は、厳正な審査の結果、それまでの14,000羽を上回る25,320羽が公認され、めでたくギネス記録となりました。
 この「ハト」は、じつはちょっと首と羽のバランスが難しい作品でしたが、伊勢丹スタッフの上手なアドバイスでみごとに折り上げられたわけで、お客様とスタッフのその熱意に私たち講師団も頭の下がる思いでした。
 このイベントでできた展示物は、9月27日(水)から10月10日(火)まで、ジェイアール京都伊勢丹3階の特設会場に展示され、来店したお客様の目を楽しませました。


◆World Origami Report

Oritai 作品展 2017 -LOVE&PEACE-
Origami Oオリタイritai 隊長 明日仁見(インド・ニューデリー)


2017年7月10日(月)~21日(金)、国際交流基金ニューデリー日本文化センターにてOritaiの作品展が開催されました。今回のテーマはMotherNature(母なる大地)で、ご来場の方に実際に折る体験を!とワークショップも同時開催し、多くのご来場者に楽しんでいただきました。
 今回は作品数としてはいつもに比べて少ないものの、メンバーの技量がアップしたため、見ごたえのある作品のオンパレードで、参加者全員が折り紙のパワーを感じたのではないでしょうか。

隊員の中に美術の先生が2名いることもプラスになっており、日印で色使いの感覚が多少違いますが、少なくなってしまった日本人隊員も自分の意見をきちんと伝え、インドのエキゾチックなディスプレイに翻弄されながらも、作品と作品の「間」や展示する時の位置、また光のあて方など細かいところにアドバイスができたと思っています。
 最近みんながハマっている「平織り」のコーナーができたことは今まで素人の主婦の集まりだけであったOritaiの成長を感じます。
 これからも定期的に活動を行い、少しでも多くの方に折り紙の素晴らしさ、平和への祈りが伝わればと思います。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 クリスマスがやって来る!


◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series
第4回 クリスマスリース  田中 稔憲
Christmas wreath by Mr. Toshinori TANAKA

今回はクリスマスリースです。吊るしてそのまま飾れる作品です。どうしても色紙作品にしたい場合は、いつものサイズの大色紙(27cm × 24cm)に、単体15cm 角8 枚で作ったリースを貼るとよいでしょう。
 3 回折っただけで単体ができます。8 つ折っても24 回の谷折りでリースは完成します。ただし、やはり糊止めはした方がよいでしょう。さしこみ方をわかりやすくするために、さしこむポケットの部分に丸いシールを使いました。認知障害がすすんだ方でも、苦労なく作ることができるでしょう。なお、シールは作例では直径3cm の大きなシールを使っていますが、なければもう少し小さくてもよいと思います。 
 リボンはすでによく知られている伝承作品にちょっと手を加えただけでクリスマスリボンになります。B は単体を赤と緑のクリスマスカラーを交互にさしこんで作りました。この場合はリボンを金色にするのがよいでしょう。全部を緑色で折った場合は、D のようにリボンを赤にするのがおすすめです(このページは白黒なので、口絵でご確認ください)。
 私がとくに使いたい紙がクリスマス模様の包装紙です。季節になるといろんなデザインのものが出ます。探してみる楽しみがあるでしょう。色違いのものが手に入ったので作ってみたのが、A です。まるい金銀のシールをつけるとリースに付ける玉飾りのようで華やかになります。バリエーションのように単体II を4 つ折り、単体I と交互にすると立体感が出ます(C)。
 この作品は長方形の紙でも作ることができ、縦横の比率に差をつけると輪投げの輪にもってこいになります。折ったもので輪投げ遊びをすると楽しい雰囲気が広がります。
 本当に簡単に作れる作品ですが、以上のようにいろいろな工夫を加えることも可能です。読者のみなさんもぜひアイディアを出して、お年寄りを楽しませていただきたいと思います。


◆シンプルユニット Simple unit by Ms.Ayako Kawate
川手章子
シンプルなパーツをくみあわせて、楽しそうな作品となりました。色のくみあわせも楽しんでみてください。(作者)


◆葉っぱのリースWreath by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子
大小の葉が重なりあって見えるよう工夫しました。色合わせもお楽しみください。(作者)


◆キャンドルリングRing with a candle by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子
輪になっているので、掛けて飾りやすいキャンドルです。後ろのポケットに小さなキャンディーなど入れられます。(作者)



◆ミニ知識

◇キャンドル…「ろうそく」という意味の英語で、ラテン語の「輝く」という意に由来します。クリスマスにキャンドルが欠かせないものになっているのは、この世を照らすキリストの象徴としてなのですが、もともと火には悪霊を追い払う力があると昔から人々に信じられてきました。キリスト教では2 月2 日に、「キャンドルマス」という祝日があります。信者は1 本のろうそくを教会に持参し、祝福を受けます。このろうそくは、病気や自然災害に対抗できる不思議な力を持つようになると信じられていました。また、昔は多くの地域で「キャンドルマス」の日に、クリスマス飾りの緑樹を外して暖炉で燃やしていたそうです。


◆サンタが来る家 Santa is coming to the house by Ms.Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

伝承のお家から4面に部屋ができる「4面ハウス」を考えました。サンタクロースのために煙突を作りました。4面ハウス用にマントルピース、窓、ドア、階段などを作りました。4面ハウスだけを折って、「お絵描き」しても楽しいです。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 25
Tree Ornament by Ms. Hiromi TAKAGI

クリスマスの飾りのために創作しました。木の先端をひもでつるして飾ってください。緑色の折り紙だけでなく、ポップな柄の千代紙や両面折り紙で折って楽しんでください。(作者)
This model is created as a Christmas decoration. Please string the top of the
tree ornament and hang it. You can fold it not only with a green origami paper
but also with a pop pattern Chiyogami or double-sided origami paper. (Author)



◆クリスマスブーツのお菓子入れBoot-shaped box by Mr.Hideo Ishibashi
石橋 秀夫

クリスマスブーツは岡田歌子先生の創作された「長ぐつ(立体ブーツ)」に、お菓子入れ袋を入れた作品です。ブーツと袋のサイズ調整がポイントでした。ブーツから取り出した袋を開いて、みんなでお菓子を食べて楽しんで下さい。(作者)


◆ソリSnow sleigh by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋 秀夫

昨年の『月刊おりがみ』に掲載されたサンタクロースとサンタの袋がピッタリ入るようなソリを折ってみたくて、頑張ってみました。細部が少し面倒かもしれませんが、折ってもらえると嬉しいです。来年はトナカイですね。(作者)


◆サンタSanta Claus by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

『おりがみ484号』で紹介した松野さんの2枚折りのサンタ(写真右)の姿を、1枚で表現した作品です。この作品は指人形にもなります。(編)



◆ミニ知識

◇クリスマス…12 月25 日。キリスト教を始めたイエス・キリストの誕生を祝う祭日とされますが、聖書には具体的な日付けの記載はなく、キリストがいつ生まれたのかはっきりとわかっていません。北半球では12 月は冬至の月に当たります。キリストが生まれるずっと以前から、古代ローマ人は冬至を「不滅の太陽の誕生日」として祝っていました。さらに、農耕の神のサトゥルヌスにちなんで、「サトゥルナリア」と呼ばれるお祭りもありました。また、ヨーロッパ北部でも、冬至の日に丸太を焼いて太陽を呼び戻す儀式が行われていました。古くから民衆の間に浸透していたこのような習慣にあやかって、冬至が過ぎて太陽
の力が日1 日と増すこの時期をイエス・キリストの誕生日としたのです。
◇お菓子の家…グリム童話のひとつ『ヘンゼルとグレーテル』に登場する魔女の家です。19 世紀末、この話を原作にしたオペラがドイツで初めて上演されました。もともと『ヘンゼルとグレーテル』はクリスマスではなく夏の話ですが、子ども向きだったのでクリスマスに好んで上演されるようになりました。そしてその結果、お菓子でできた魔女の家がクリスマスに作られ、飾られるようになったそうです。話の中では魔女の家は、土台はパン、屋根はクーヘン(お菓子)、窓は砂糖と書かれていますが、実際のお菓子の家はレープクーヘンと呼ばれる蜂蜜と香辛料と粉の生地で作った堅い焼き菓子で作られます。レープクーヘンはドイツの代表的なクリスマスのお菓子です。
◇ラッコ…イタチの仲間でカワウソに似ています。水中で生活する哺乳類で、陸に上がることはほとんどなく、あおむけに海面に浮かんでいます。眠るときは潮に流されないよう、昆
布(ジャイアントケルプ)に体を巻き付けます。昆布を食い荒らすウニ、アワビなどの貝類、カニ、イカ、魚などをつかまえて食べますが、カラの堅いものは海底で拾った石を胸に置き、打ち付けてカラを割り、身を食べます。石はお気に入りのものを脇の下の皮膚のたるんだ部分にしまっておくこともあります。ラッコはアイヌ語rakko に由来し、昔は北海道からサハリン、カムチャツカ、アリューシャン列島、アラスカ南部を経てカリフォルニア西岸までの沿岸にいましたが、最高級品の毛皮をねらって乱獲され、1758 年からほぼ150 年間ほぼ絶滅状態とされました。1911 年に国際条約で保護され、1982 年にアメリカから日本の水族館にもおくられてきて人気者になりました。しかし、世界中で生息数が減少し2003 年以来輸入されていないため、国内水族館で
の頭数が減っています。2017 年10 月10 日には大阪市内の海遊館で、国内の水族館生まれでは最高齢のメスのラッコの「パタ」が21 歳で死亡という悲しいニュースもありました。一方、モントレー湾沿岸のモスランディング(カリフォルニアのサンフランシスコから南に150 キロ、モントレーからは北に25 キロ)には野生のラッコの保護地区があります。ラッコの他、アザラシもいるそうです。


●ミニ知識参考図書:『クリスマス百科事典』(柊風舎)、『クリスマスの起源』(教文館)、『クリスマスの文化史』(白水社)、『サンタクロースの謎』(講談社)、『誰も知らないクリスマス』(朝日新聞社)、『イェンセン家のクリスマス』(文藝春秋)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『日本人の春夏秋冬』(小学館)、『きもの教本I』(長沼静きもの学院)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)


◆プリーツデコレーションPleat decoration by Ms.Ayako Kawate
川手 章子

プリーツが加わった少しにぎやかなユニット作品となりました。飾りとして使っていただけたら、と思います。クリスマスカラーで折ってもよさそうです。(作者)


◆おってあそぼう!!
貝をコンコンするラッコ 
田口 健司

以前考えた「ラッコ」の応用作品です。貝をうまくコンコン動かすには、軽くつまむように動かすといいと思います。(作者)



◆読者の広場

「ふっくら袋」、「忍者」、「紙コップからのコースター」がよかったです。7月28 日の午後便で「505 号」が届き、そのあとすぐ「頭の体操」のクイズの答えから折り始めました。暑い、暑い…で外出もままならず、家の中で過ごしていることが多くなっています。
 静岡県 縣さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 8 月は暑い日が続き、夏バテ気味の毎日です。今月号はバラエティに富んで、見ているだけで楽しくなる作品が多かったです。中でも「紙コップからのコースター」がよかったです。私にもできそうな作品です。笠原邦彦先生の「カラーボックス」を思い出して折っ
ています。近所の人にプレゼントしたり、病院へお見舞いに持って行っています。
大阪府 内藤さん
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◆みんなの作品展

新座折り鶴の会作品展 小林澄江(新座折り鶴の会代表/埼玉県)

昨年の活動報告です。
 2016年6月8日(水)~12(日)、「にいざほっとプラザギャラリー1、2」にて、第3回「新座折り鶴の会作品展」を開催しました。
 次回(今年)30周年を迎えるにあたっての作品展で、松原みち子・千恵子氏原作の「竹取物語3場面」と、川崎敏和氏原作「バラ」100本を本多秀子講師と9人の会員で制作し、また色紙作品や個々の作品ほか、多数展示しました。
 また、「さわって遊んでいいよコーナー」を設け「さいたさいた薬玉」やパズル数点を展示し大人も子供たちも自由に楽しんでいただきました(とても好評でした)。
 開催5日間で700名近い入場者があり、別室でのワークショップにも350名程の参加をしていただき、楽しく無事に作品展を終える事が出来ました。



◆ワールドオリガミレポート World Origami Report
BOS(イギリス折紙協会)50周年記念折り紙コンベンションに参加して
梅本吉広(日本折紙協会理事/大阪府)

BOS(British Origami Society)50周年記念折り紙コンベンションが、2017年9月1日(金)~3日(日)、シェークスピアの生誕地であるStratford-upon-AvonにあるCrowne Plaza Hotelで開催されました。日本折紙協会から梅本吉広理事、青木伸雄編集長が参加しました。(本文:梅本理事、写真説明:青木)


私はBOSコンベンションに参加するのは2回目で、2011年のマンチェスター大会が1回目でした。デビッド・ブリルさんはじめスタッフの方々に親切にしていただき楽しい思い出を日本に持ち帰りました(『436号』に報告記事)。今回もシェークスピアゆかりの地であるということで楽しみにしていました。
 大会は約300人もの参加者があり、布施知子さんはじめ4名のゲストを迎えての豪華なものでした。私はエントリーが遅れたために、講習はできませんでしたが、広い会場に展示することができました。光栄にもブリルさんはじめ主催者の視点で選ばれた14点の作品の中に「黒松」の作品が入りました。作品の英訳ができない私は布施さんに助けを求め、何とか乗り切りました。
 講習はウィットに富んだものが多くほほ笑みが絶えませんでしたが、英語がもっと理解できたらと思いました。基礎となる教え方の基本、生徒に1:聞く、2:見る、3:作業することを徹底させることの大切さを教わりました。講習の合間に多くの世界中の参加者と交流することができました。ブラジルのサンパウロから来た人とは、ブラジルでの私の折り紙
講習(『467号』に報告記事)に参加していた方とわかり懐かしく思いました。ひょうきんな折り紙少年は、私の動く折り紙が気に入って肌身離さず持ち歩いて遊んでいました。今回
「黒松」はじめ盆栽の作品を展示しましたが、実際に盆栽を育てている人から話しかけられました。
 2 日目のディナーのあとのパフォーマンスで「ORIGAMI PPAP 4 4 4 4」を飛び入りで参加しました。PPAPの意味がわかってもらえず思い切りすべったようでしたが、私の折り紙のブーメランやけん玉のよさは理解してもらえたようでした。
 最後に、PPAPにも使用した私の創作折り紙「真田兜」をプレゼントしてイギリスを後にしました。



◆支部だより
第1回支部折紙展報告 
栃木県北部支部「桜和」支部長 宇佐美 健/栃木県

2017年7月14日(金)~17日(月)、NPO法人桜和ギャラリーあんに於いて展示会を開催いたしました。
 小さなギャラリーで、支部員のみなさんの作品は138点ほどでしたが、初めての支部折紙展に新聞記事の効果もあり186名の方々がお越しになりました。会期中、全日盛況で身動きとれない時もありましたが、スタッフ全員が喜んで、頑張ってくれました。
 会場の入り口に「江戸風俗絵図」と干支「尾長鶏」。本会場には色とりどりの花の折り紙を飾りました。ユリ・バラの花束・カサブランカとオンシジュウム・デンファレ・紫陽花・蓮の花・バラ八重…、女性客が多いせいか人気で、中には折り図を戴けないかと聞か
れる方もおられたほどでした。くす玉・色々な箱の折り紙コーナーでは以前に折ったことがある方が意外と多く、「この箱は私も折った」「このくす玉は難しいですね」と楽しくスタッフとお話されておりました。
 次に昆虫のコーナーでは、夏休み中とあって子供たちが本物そっくりなカブト・クワガタなどの折り紙に興味津津でした。
 最後に折紙展を観て、このような素晴らしい折り紙を自分も習いたいと申し出があり、今月から教室に2名の方が早速加わり、大きな収穫の支部作品展でした。


◆平成28年度ノア・こぶし会 活動報告
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

練馬支部の本年度後半の年中行事についてご報告いたします。支部では第1日曜日に生涯学習センターで例会を開いています。午前の部は一般に開放し折り紙教室を行い、午後は会員が順送りで講師を務め、作品発表や講師となって進行しています。特に力を入れているのが「展示会」と「親睦旅行」です。
 8月24日(木)から28日(月)までおなじみの東京のメインストリート表参道のギャラリーMで開催しました。会員は熱を入れ、各々力作を展示しました。猛暑にもかかわらず遠くは栃木県央支部の小の林知恵美支部長はじめ多くの方々でにぎわいました。この誌上をお借りして厚く御礼申し上げます。最終日終了後、中村桂一常任理事のお計らいで反省会を兼ね打ち上げを行い、成功裏に終了しました。
 7月1日(土)から7月2日(日)に箱根強羅山荘へ親睦旅行をしました。当日は新宿に集合し小田急ロマンスカーで箱根に向かいました、まず「生命の星地球博物館」を見学し、46億年にわたる地球の壮大な歴史や生命の誕生を考えさせられました。体長数ミリの昆虫から巨大な恐竜等々について学び楽しく過ごしました。ミュージアムショップにいろいろな折り紙が販売されていたことがうれしかったです。
 その後宿舎に到着し、7月の例会を行い勉強会を行いました。翌日も午前中は折り紙教室、折り紙三昧の2日間を楽しみました。当日の当番講師は安藤明子さんと磯野昌子さんが務めました。


◆讃岐支部 活動報告(作品展開催ほか)
  讃岐支部「さぬき折り紙会」(支部長 水尾裕美子) 文/香西康子

さぬき折り紙会は今年で結成26年になります。ほぼ2年に一度、折り紙展を開催しています。今回は2年続けての開催になりました。
 ジュニア会員を入れて60名以上の、にぎやかな会です。高松市にある事務局の「オリガミ工房」では、用紙の販売と折り紙教室を開催していて、売り上げは支部の運営費になっ
ています。


◆おりがみニュース
折り紙作品の展開図がファッション小物のデザインになっています

鶴や兜かぶとなど折り紙作品の展開図に、和風の模様を描いたスカーフが販売されています。制作・販売しているのは、東京都港区内に本社のあるマクールジャパン株式会社。クリスチャン・ディオール社(フランスを代表する服飾ブランド)に在籍していたフランス人デザイナーを含むデザイナー4人で制作しているそうです。やわらかな生地なので、折って成形しておくことはできませんが、一枚のスカーフに描かれた線がただの幾何学模様ではなく、折り紙作品の折りすじだったなんて、遊び心があって、ユニークです。


このスカーフは、京都府内の工場で、170万色以上を表現できる最新の機械を使って染色されています。生地は絹100%なので、風合いがとてもよく、機能性にも優れています。
 「インターネットで、#(ハッシュタグ)origamiで発信すると、とくに海外の方から多くの反響があります。私たちはスカーフの制作を始めた2年前からデザインに『折りすじが隠れた物語』を大切にしています。MACOOL(マクール)は、『(スカーフを)巻く』と『COOL(クール)』の組み合わせ物です。社名はMACOOLJAPANなのですが、『日本をクールに(カッコよく)巻く』という意味で、おしゃれなファッションアイテムとしての和柄を、世界じゅうの人にクールに巻いてもらいたいとの願いを込めました」と代表の鈴木雅子さん。
 マクールのスカーフは、ホームページからの通信販売や全国の百貨店で店頭販売されているそうです。今年のクリスマス、お友達、ご家族、そして自分へのプレゼントに一枚いかがですか。


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
801円
特集 お部屋あそび


続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
第3 回 千歳飴  田中 稔憲


11 月は七五三参りの月ということで、千歳飴の袋に描かれているものを色紙に仕立てました。
 千歳飴の袋に使われている絵は「鶴」「亀」「松」が多かったので、この三つで構成してみました。朝日や竹や梅もあったにこしたことはないのですが、一度の講習でお年寄りはそんなにたくさん折れません。この辺りが落としどころと言っていいでしょう。
 でも「鶴」一羽、「亀」一匹、「松」3 個。色紙1 枚を構成するには少しさびしい。こういうことはお年寄り対象の作品ではよくあることです。この場合、色紙に和紙などを貼ってデザインし、そこに作品を載せていくというのも一つの解決法です。今回は色紙の中央にお好みの友禅紙を貼り、亀の下には青海波模様の紙を貼ってみました。あとは、「千歳飴」の文字名札があれば充分雰囲気を出すことができます。
 この手法を使うと、簡単な伝承作品を使っても、趣のある色紙に仕上がることがあります。今年の折紙シンポジウムの高齢者障害者部会ではその事例をいくつか紹介してもらうことができそうです。題材でご苦労されている方は参加してみてはどうですか?
 なお、今回の鶴用の菱形の紙、松用の1:4の長い紙は、ハサミが準備できない教室では、講師があらかじめ切って準備しておく必要がありますが、ハサミを使うことができる教室では用紙の切り出し方を覚えることができるので、生徒さんにやってもらいましょう。


ミニ知識

◇七五三…3 歳の男の子と女の子、5 歳の男の子、7 歳の女の子が11 月15 日に氏神に参拝し、健やかな成長を祈る行事です。3歳男女の髪置(それまで剃っていた頭の毛を伸ばし始める儀式)、5 歳男児の袴着(初めて袴をつける儀式)、7 歳女児の帯解(子ども用の着物のつけ紐を外し、帯を結ぶ儀式)がもととなって、江戸時代後期に3 つの子どもの祝いがひとつの行事にまとまりました。子どもの死亡率の高かった昔は、「七つまでは神様の子」
「七つまでは神のうち」と考えられ、無事に7 歳を迎え氏神に参る「七つ子祝い」がもっとも大切な子どもの成長の儀式だったことが、七五三が広まるきっかけとなりました。



おってあそぼう!!


おふとんポケット
髙木 ひろみ

かけぶとんの両端を裏でのりづけすると、ポケットがしっかりします。
㉖で折った部分を引っ掛けることができます。(作者)


家House by Ms. Noriko NAGATA
永田紀子

伝承のコップは、いろいろな作品の元になっていることが多く、ここから何か見つかるとうれしくなります。この屋根もその一つです。始めに屋根ができて、本体をそれに合わせて作りました。本体は2種類ありますが、IとIIをそれぞれ片面ずつ出して折ると「両面家」でおもしろいです。(作者)



畳(四畳半、六畳) Tatami mat by Mr.Ichiro‒ KINOSHITA
木下 一郎

世界のおりがみ展(いろはシリーズ/1999年制作)の大阪支部制作「日本ことわざいろは歳事記」のために、正方形一枚折りの基本(四畳半)をはじめに創作しました。この折りが会得できたら、その応用で六畳、八畳、十二畳半、十八畳、三十二畳、五十畳と畳敷きのパターンにアタックしてください。(作者)



私の椅いす子My chair by Ms. Matsuyo KIMURA
木村 松代

椅子には、誰が何を思い座っているのかと想像をかき立てることがあり、作品名の「私の椅子」につながりました。顔をかく場合は、①で折りすじをつけずに工夫して折りましょう。少しの変化で「ベビーちゃんバッジ」(写真右)ができます。(作者)



英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 24  
Corner bench by Ms. Ayako KAWATE

この作品は、1864年発行のオランダ語の書籍に描かれていたコーナーラック(隅戸棚)からの発展作品です。さかさまでも使え、たおすとうしろのすき間を利用してカード立てにもなります。
This is the model derived from the origami “corner rack”
that appeared in a Dutch book published in 1864. This
can be used even upside-down. By tilting it, you can use
it as a card holder with a card inserted in the crevice.


おりがみパッチワーク矢絣
Yagasuri pattern (pattern resembling that of arrow feather)
by Ms. Minako ISHIBASHI

石橋 美奈子

ゆっくりした春休みの午後。何か創作したいと花図鑑を繰っていると、横にあった千代紙の伝統模様の矢絣が目に留まりました。“そうだ矢絣を作ろう”。テーマの発見、思い通りにできあがり、嬉しいひとときとなりました。(作者)


はこしゃちCube-Orca by Mr. Yoshihisa KIMURA
木村 良寿

この作品は「はこどうぶつ」シリーズの内でもできあがりの形が一番好きな作品です。上半分を丸っこく仕上げるのと口先の形がポイントです。(作者)


風車つきテーブルTable with a pinwheel pattern by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

風車柄のついたテーブルとなりました。⑨からねじるように折り、⑩となることをイメージして折ってみてください。両面おりがみで折っても楽しそうです。(作者)


ミニ知識
◇千歳飴…七五三祝いや赤ちゃんのお宮参りのときの縁起物です。もともと江戸時代の浅草で売られていた祝い飴でした。子どもの長生きを願って、棒状の飴が鶴亀や松竹梅など、おめでたい柄が描かれた化粧袋に入っています。
◇矢絣模様…絣(ところどころかすったような模様を入れて織った織物)の経糸がV 字にずれて、矢羽根を図案化した模様です。

矢羽根模様、矢筈模様ともいいます。矢はまっすぐに放たれて戻ることがないため、縁起のよい模様として、花嫁道具の着物に使われたそうです。また、矢羽根が尚武に結びつき、江戸時代の武家の女中さんの仕着せ(主人が奉公人に与える衣服)の模様としても用いられました。明治時代になると、袴に合わせる着物の柄として、女学生たちに流行したそうです。


●ミニ知識参考図書:『絣』(法政大学出版局)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『川原慶賀の日本画帳』(弦書房)、『こどもの世界』(文化出版局)、『鳩居堂の日本のしきたり豆知識』(マガジンハウス)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『日本人の春夏秋冬』(小学館)、『きもの教本I』(長沼静きもの学院)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)


鶴の箸袋Chopsticks’ envelope with a crane by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

スッキリしたデザインが気に入っています。難しくないので、たくさん折って作ってください。(作者)


もみじMaple leaf by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

もみじの葉は枝に一対ずつ向かい合わせについています。(作者)


ミニ知識

◇シャチ…イルカの仲間の海獣です。体長8m と大型で、体の上半分は黒く、腹は白、性質は荒く、クジラを襲うほどです。アイヌの人たちはシャチのことをレプンカムイ(沖の神)と呼んで、神聖視しました。
◇畳…奈良時代以前、畳は毛皮、わら、こも(草の名前)、絹などで作られた敷物の総称でした。平安時代に蒲などで編んだむしろを重ねて布で縁取りした「薄縁」のことを指すようになりました。現在の畳とほぼ同じ「厚畳」もありましたが、要所にだけ敷かれるものでした。室町時代以降、書院造りの建物の部屋に敷き詰めて使われるようになりました。畳は最初の1 枚を床の間と平行に置いて、じゅんに敷いていきます。以前は、祝儀と不祝儀とで敷き方の違いがありました。



読者の広場

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 今月号は夏らしい作品がもりだくさんで、涼しさを感じました。今月号の「頭の体操」は今まででもっとも簡単だと思いました。これからも簡単な出題をお願いします。暑くなって少しやる気がなくなりがちですが、ボケ防止に手を動かすようにしています。
大阪府 内藤さん
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 絵手紙に「かきごおり」を貼った暑中見舞いを友人にポストインする。大変喜ばれ、好評だった。「プレーンローズ」は箱いっぱい作り、プレゼントなどにそえた。
新潟県 塚本さん
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World 0rigami Report

イギリス・ロンドンでの展覧会に出展

山本勝博(福井県)

昨年の初夏、『クオリアート』という会社から海外での作品出展の依頼を受けました。海外の方々に自分の作品を鑑賞していただける良い機会だと思い、出展を決めました。この会社は絵画や芸術作品に深く精通しており、『DISCOVER THE ONE JAPANESEART 2017 IN LONDON』(最高の一枚を発掘しろ!)というタイトルで、日本を代表する精鋭芸術家100名を集め日本の美術作品を紹介する展覧会を企画している会社です。そしてこの会社が提携している所が『英国王立美術家協会(RBA)』で、130年の歴史を誇る由緒ある団体です。
日本画、洋画、彫塑、陶芸、工芸、手工芸、写真、書道、などさまざまな分野からの出展で、この展覧会開催中、英国の専門家の審査と来場者も審査に入り全部で6部門の受賞が決まります。この中に折り紙では初参戦となりました。日本の文化を紹介するということなので、地元の越前和紙で創作した『ナポレオン・ホース』を折り上げました。発送後に、英国の(RBA)ジェームズ・ホートン会長より作品の造形が素晴らしいとのことで、特別に外国人枠で『名誉会員』の推薦をされ請けました。
 そして今年の4月に大英博物館でのレセプションパーティー参加の招待が届き、自費の旅行ですが参加することになり、日本折紙協会の佐野専務様に英国折紙協会の(折紙作家で同協会会計士)マーク・ボライソ氏と現地でお会いできるようにご手配していただきました。英国では大英博物館でも日本の浮世絵展が人気があったり、現在日本の文化を紹介するビルが建設中だとか! ボライソ氏がビル事業主と折紙展示スペースを交渉中のようです。今年は英国折紙協会50周年記念コンベンションがあり、ご招待作家は布施知子氏と伺いました。
 旅程は悲しいことにテロ事件の合間をぬったものとなりましたが、5/31~6/3の1週間で有名な所は観光でき、由緒ある劇場でミュージカル鑑賞も堪能して来ました。メニア・ギャラリーでの展覧会会期中、さまざまな分野のアーティストと交流し、たくさんの刺激を受けました。また、審査員にどうやって折り紙の素晴らしさを伝えられるのかを悩みました。
 英国は物価が高く、トイレもお金が要るのでお小遣いはたくさん必要でした。帰国中に展示会場でスタッフが作品搬出し終えた頃に規制線が張られたそうで、ギャラリーの15m前の店で殺人があったようです。
 帰国後、7月末にスタッフから『審査員特別賞』の吉報が入りました。さすがにグランプリは無理でしたけれど、RBAの副会長ご夫妻が作品をとても気に入って下さっていたので、推して下さったのかと思いました。
 今回、来年2月に東京の『綱町三井倶楽部』(日本が誇る迎賓館)で英国王立美術家協会名誉会員の称号を会長より受ける予定です。また、5月には、英国王立の『マル・ギャラリーズ』にて展示が決まりました。それと、『ナポレオン・ホース』は、日・英のアーティストの秀作を集めた書籍『MINERBA 2018』(2月出版予定)に掲載され図書館で見れるそうです。最後になりましたが、英国折紙協会のボライソ氏を紹介して下さった佐野専務様と、ボライソ氏にこの場を借りてお礼申し上げます。


おりがみニュース

朝日学生新聞社主催、昭和女子大学共催「朝小サマースクール in 昭和女子大学2017」の
「最大の折り紙手裏剣のディスプレイにチャレンジ!」に協力しました


世界記録チャレンジイベントで手裏剣折り紙の指導 田口健司(東京都)


8月5日(土)に実施された朝日学生新聞社主催「朝小サマースクールin 昭和女子大学2017」の「最大の折り紙手裏剣のディスプレイにチャレンジ!」に佐藤由美子先生、上野木の実先生、古谷たつえ先生と4名でお手伝いに行きました。11時~15時までの間に手裏剣(伝承)を折って指定のボードに貼りつけ、1500以上であれば「世界記録に認定」というものです。手裏剣は1枚の折り紙を半分に切って制作(『月刊おりがみ9月号』紹介)ですが、半分に切るところからスタート。スタートから会場はいっぱいになり、お子さまだけでなく保護者も楽しそうに折っており、最後まで会場は大にぎわいでした。
 申請するため、ただ数を折ればいいというものでもなく、審査基準はなかなか厳しく、半分に切って折ったものを審査対象としていたため、正方形2枚で折られたものや1枚を
1/4に切って折られたもの、指定通りにボードに貼られていないもの、重なって貼られたもの、先がズレて折られていたものなどは審査対象外になってしまうので「ていねいに折ってね」と教えながら、ボードに貼られて対象外になってしまいそうなものを見つけて修正していました。
 4時過ぎ、ギネスの説明の後、結果発表。ディスプレイされた手裏剣の数は2575で見事世界記録達成!しました。実際に折られた数は3000を超えていたかと思います。


支部だより

日本折紙協会は支部設立を応援しています ! 
このコーナーでは各地で活動中の支部の情報をお待ちしております

川井淑子先生を偲ぶ 思い出の作品展 
香川支部「おりがみKAGAWA」支部長 坂本整よしこ子/香川県


6月20日(火)~25日(日)、NHK高松放送局ふれあいギャラリーで、昨年12月19日(月)に亡くなられた川井淑子先生を偲ぶ作品展を開催しました。
 川井淑子先生の訃報を聞いたのは(お怪我で入院されていたので、お見舞いのため)高知に向かっている途中でした。「昨夜、母が亡くなりました」、娘さんからお電話。昨夜お電話の向こうで「わざわざ香川から来なくてもいいよ」と元気なご様子だったのに…。
 先生に初めてお会いしたのは東京のお教室。あれから10数年。香川支部設立の際にもおいでくださって、言葉では言い表せないくらいお世話になりました。思い出の作品展をしたい、会員さんからの声でした。月刊『おりがみ』でも紹介していただき、期間中には高野和香子元「近江おりがみの会」支部長、大阪の梅本吉広支部長、広島の坂田さんをはじめ、たくさんの方々、そして川井先生のお嬢様の鶴見雅子さんもいらしてくださいました。みなさま、ありがとうございます。誌面をお借りして、お礼申し上げます。川井淑子先生へ。やさしい心で私たちをつつんでくださった川井淑子先生、ほんとにほんとにありがとうございます。
(作品展の様子はNHK地方局「ゆう6かがわ」でも紹介されました)


左京区ふれあいまつりに参加
京都支部「古都折紙倶楽部」( 支部長 松井佳容子/京都府)

京都市左京区役所が毎年開催している「左京区民ふれあいまつり」が、今年も7月23日(日)に京都市勧業館「みやこめっせ」で開催され、約7000人の区民がいろんな催しを楽しみました。
 日本折紙協会京都支部も「折り紙」で参加し、ブースでは多くの市民に折り紙を楽しんでいただき、スタッフはいつもながらの「お昼も満足にとれない忙しさ」にうれしい悲鳴をあげていました。
ブースには、5年前の「日本折紙協会シンポジウムin京都」でご挨拶いただいた門かどかわだいさく川大作京都市長もお立ち寄りくださりました。
 京都支部はこれからもいろんなイベントに参加し、より多くの市民に折り紙のすばらしさを伝えていきたいと思います。


支部発足10周年記念展示会
琉球支部「月桃の会」 支部長 比嘉邦子/沖縄県

6月20日(火)~25日(日)、琉球支部発足10周年記念展示会を沖縄県立博物館・美術館 県民ギャラリー1にて開催し、6日間の短期開催にもかかわらず、予想以上の皆様にご来場いただきました。
 前日の搬入日はドシャブリの雨でしたが、それぞれの担当コーナーや約3m×7mのフレーベルの模様折りで折った海の壁画、5mのジンベエザメには支部員総出の準備でした。
 海、沖縄の花、連鶴、ユニット、ハコ、スパイラル、のコーナーそれぞれに思いを込めた作品群に「スゴーイ!!全部折ってあるんだ、何枚折ったの?」「本物みたい! 香りがしそうね」「へー、これも1枚の紙から!!」「あっ!紅型模様のカレンダー、銀行の?」などの感想や、いつの間にか向きや場所が変わっていたり、ふたが開けられていたり、開けてみせたり…。またデモストレーション時には握手をしてあげたり、好評のうちに終了できました。

案じていた展示後の作品も会場の博物館・美術館や短大、医療センター、幼稚園など、またどうしてもという若人に寄贈し喜んでいただきました。「また次回楽しみにしています」の声にメンバーはみんな笑顔の1週間でした。


第12回北陸折紙コンベンション報告
  金沢支部「金沢おりがみの会」 支部長 田中稔憲/石川県

去る、7月29日(土)~30日(日)、金沢市の石川県文教会館で第12回北陸折紙コンベンションを開催しました。特別講師としては、古くからの友人でもある梅本吉広理事(大阪支部長)をお招きして、「私の折紙人生」というテーマで講演していただきました。その後、一日目の折紙教室2コマと懇親会を行いました。さらに夜の折紙市場、翌日は3コマの教室を行いました。参加者数は昨年よりさらに増えて101名でした。ご協力いただいた講師の皆様には心よりお礼申し上げます。
 懇親会後の夜の教室も盛況で例年以上に熱心に取り組む姿が見られました。
 北陸の新幹線効果はさらに広がり石川県の求人倍率は全国2位にまでなり、観光客も世界中から来るようになりました。コンベンションの参加者も増加の一途ですが、主な宿舎の兼六荘に入りきれず、やむを得ず別のホテルを取っていただいた方も出るほどでした。2年後の宿泊はどのように確保するか今後大変な課題となってきました。我が国の折紙愛好者の底辺拡大に大きく寄与できると考えて始めたコンベンションですが、ますます予想を上回る参加者数となり、大会の教室数に見合う部屋の確保が次回の課題となりました。懇親会の会場も広さが充分でなく、希望者全員が一同に会する事が困難
になってきました。次回からはより多くの参加者を受け入れるための方法を探っていかなくてはならないと考えています。
 なお、例年のように第12回コンベンション折図集を頒布させていただきます。今年はカラーのページが3分の2を超え、表紙も外注したことでこれまでよりさらに美しい仕上がりとなりました。ただその分コストがかかって200円価格に上乗せすることとなりました。ご了承の上、ご希望の方はお申し込みください。


~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集ハロウィン


◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~

第2 回 菊  田たなか中 稔としのり憲
Chrysanthemum by Mr. Toshinori TANAKA


高齢者のための作品を考える中で、高貴や長寿をイメージできる菊の花は喜ばれるだろうけれども、花弁の数が多いので、一枚折りはもちろん、複数の紙を使っても枚数が多くなりすぎて難しそうに思えました。考えているうちにひらめいたのは1:3 の長方形の紙で折るデビッド・ペティさんの「動くハート」を、もっと長い紙で折るというアイディアでした。実際にやってみるとうまい具合に糊代もできて、8 枚で角度がぴったりあって丸くなることが分かり、これならうまくいきそうに思えました。花心は丸いシールに、アクセントと止めの役割を務めてもらい、最初の作品ができました。実際に老人ホームで折ってもらうと、皆さん無理なく仕上げてくれて、自信が持てました。
 菊にはいろんな種類があって、今回の色紙作品ようなものもあるのですが、何輪かで1 枚の色紙にしてみると、なかなか見栄えのするものになりました。さらに3 枚だけ折ってつなげば、横向きの花もできました(写真下の左)。こつこつと時間をかけて、さらに幾重にも重ねていくと、なかなか豪華なもの(写真下の右)になってきました。この幾重にも重なったものは、老人ホームの教室では時間がかかりすぎてなかなか取り上げられませんが、できる方もいらっしゃるかもしれません。
 生徒さんひとりひとりの折る力によって使い分けると、いろいろなバージョンが楽しめそうな教材となりました。
 葉の方も菊はかなり複雑な形をしているのですが、うんと簡略化して花に添えてみるとますますそれらしく見えてきました。この作品は、なんとか合格点に届いているのではないでしょうか。


◆ミニ知識

◇菊…原産国の中国では、古来、耐老延年、めまいや眼病に効く薬とされてきました。奈良時代の初めに日本に渡来し、現在、切り花、鉢花、食用として年間の消費量
が一番多い花です。菊紋が天皇家ゆかりとなるのは、鎌倉時代初めの後鳥羽天皇(在位1183 ~ 1198 年)が好んで用いたからといわれています。皇室の紋章やパスポートの表紙に描かれていることから菊は日本の国花と思われていますが、日本には法律上制定された国花はありません。
◇重陽の節供…中国から伝わった節供行事のひとつです。
中国の陰陽説では奇数を陽として縁起のよい数としました。陽の数字の最大数の9はとくに重んじられ、それが重なる九月九日を重陽の節供として菊花酒を飲み、無病息災と長寿を願う風習がありました。なお、「菊の着せ綿」という風習は日本で生まれました。前日に菊の花を真綿でおおい、九日の朝に香りと水気を吸わせたその綿で顔や肌をぬぐうというものです。一方、重陽の節供は民衆の間では秋の収穫祭と合わさり、「お九日」として祝われるようになりました。今でも「長崎くんち」や「唐津くんち」は盛大な祭りとして残っています。


◆みみずくOwl by Mr. Hiroo KAMO
加茂 弘郎

16は「ぐらい折り」となりますが、目の周囲が丸く見えるように加減しながら折ってください。足先の三角形の部分は内側でのりづけして貼り合わせるとしっかり自立します。(作者)



◆クロネコ Black cat Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳祥子

創作をするときに、このところ11.8cm角を使って折ることが多くこの作品も11.8cm角のサイズでできた作品です。15cm角を使用すると、顔が大きすぎて立ちません。親ネコ約12cm角、こどもネコ7.5cm角を使って、しっぽを弓なりにしごくことで、立たせることができます。(作者)


◆ミニ知識

◇黒
くろねこ
猫…中世のヨーロッパでは、魔女の手下としてフクロウやヒキガエルやコウモリなどとともに忌み嫌われていました。魔女が黒猫の姿になるとも信じられていました。今でも黒猫にまつわる縁起の悪い迷信がありますが、一方で、地方によっては戸口に現れると家が栄えるなど縁起のよい迷信もあるそうです。


◆猫Cat by Mr.Yukihiko MATSUNO
松野幸彦

正方形一枚折りのネコです。13からは「ぐらい折り」で、尾の表情を自由に、かわいい猫を作ってください。


◆ミニ知識

◇サンボンネット スー…「日よけ帽子をかぶったスーちゃん」という意味で、スーはSusan の愛称です。大きな帽子で顔が見えない、エプロン姿の女の子は、キルティングやパッチワークの人気のモチーフです。アメリカで20 世紀初めに絵本の絵から生まれ、世界じゅうに広まりました。



◆こうもりBat by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

ハロウィンの飾りのために創作しました。ちょっと太めのこうもりに仕上がりました。翼の段折りが気に入っています。(作者)



◆ミニ知識

◇ミミズク…羽角のあるフクロウのことです。フクロウは夜行性ですが曇りの日には日中も活動します。視力と聴覚が優れていて、生きた動物を捕まえて食べます。古来、ヨーロッパでは「死の鳥」「夜の鳥」のイメージが強く凶鳥とされますが、その一方でギリシャの女神アテネの従者であることから知恵の象徴ともなっています。


◇コウモリ…前脚と指が長く伸び、それらと胴・後脚・尾の間に張った皮膜が翼になっています。哺乳類ですが、夜は翼を使って飛び回り、昼間は後脚の鋭いかぎ状の爪で木や岩などに逆さまにぶらさがっています。名前は蚊をよく捕食することから「蚊屠り」と呼ばれたことに由来します。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 23 Flying Witch

「ほうきに乗った魔女」は、好きなテーマで、いくつもくふうしていますが、今回取り上げてただいたものが最初のくふうで、折り方がもっともシンプルなものです。その分、②④⑥⑦などでの目安の取り方に注意してください。(作者)
As“ a witch on a broomstick” is my favorite theme, I have been creating several
sorts. The model here is the first one I devised and its folding is the simplest.
On the other hand, please pay attention to the place to fold for ②, ④, ⑥, ⑦etc.
(Author).


◆ミニ知識

◇ハロウィン…10 月31 日の夜。2000 年以上も前のケルト人(古代ヨーロッパのアイルランド、スコットランド、イギリスなどに住んでいた先住民)のサムハイン祭が起源とされます。ケルト人の暦では11 月1 日が新年で、冬の始まる日でした。その前夜には冬の訪れを喜ぶ死霊、妖怪、魔女などが現れると信じられて、人々は魔物から身を守り、きよめるために篝火を焚きました。この祭がキリスト教と結び付きました。Halloween はAll Hallows Even(万聖節前夜祭)の略で、万聖節とはすべての聖人を記念する日、Hallow は古期英語のアングロ・サクソン語で聖人(saint)を意味します。19 世紀中ごろにはハロウィンの風習はイギリスはじめヨーロッパではすたれていましたが、新天地を求めてアメリカへ渡った移民たちがその風習を守りました。そして現在のような、仮装、パレード、お菓子をもらいに回る子どもたちなど、家族や友人や地域の人たちがともに楽しむイベントに変化し、そのアメリカ式ハロウィンが世界じゅうに広まっているのです。

●ミニ知識参考図書:『マイ・ヴィンテージ・ハロウィン』(グラフィック社)、『イギリス祭事カレンダー』(彩流社)、『ヨーロッパの祭りたち』(明石書店)、『猫めぐり日本列島』(筑波書房)、『猫の神話』(新紀元社)、『フクロウの民俗誌』(平凡社)、『鳩居堂の日本のしきたり豆知識』(マガジンハウス)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『年中行事事典』(三省堂)、『サンボンネットスーの12か月』(ブティック社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)


◆かぼちゃのピックケースPumpkin toothpick holder by Ms. Yu ‒ ko FUJIMOTO
藤本 祐子

下の口を開くと立てられます。指人形にしたり、鉛筆のキャップにしたり、色々楽しんでください。ポケットのない簡単なもの(ピックケースにはなりませんが)もできます。顔を描くとジャックオーランタンとして使えます。その場合は本体の1/4の大きさで折った伝承の「とんがり帽子」をかぶせるとピッタリです。(作者)


◆とんがり帽子Pointed hat by Ms. ShokoAOYAGI
青柳 祥子

ちょっとおしゃれなとんがり帽子です。両端の「魚の基本形」が羽のようにも見えます。輪なげのベースにもなりそうですし、指輪かけにもなります。(作者)


◆雨蛙(びきたん)
堤 政継

地元(福岡県柳川市)では雨蛙のことを「びきたん」と呼んでいます。最近は農薬や減反のせいか、なかなか見かけることも少なくなりました。(作者)


◆いたずらおばけSpook by Ms. Ryu‒ko NASHIMOTO
梨本 竜子

帽子を取ると、中にメッセージや小さなお菓子を入れることができます。(作者)


◆ナナメなケースTrapezoid case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

折る割合を片方だけかえて折ってみました。大中小それぞれ並べるとグルッと輪になりおもしろそうだなあと思いました。パーティーなどで使ったら楽しそうです。(作者)


◆トートバッグTote bag by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

持ち手を付けるところが少しやり辛いかもしれません。クリップを使うなどして工夫してみてください。持ち手一本掛けのバリエーションもあります。投稿時には簡単に折れるリボンをさしこんでみました。(作者)


◆サンボンネット・スー
髙木 ひろみ

パッチワークキルトのモチーフで知られているサンボンネット(日よけ帽子)をかぶったスーちゃんです。バッグやお花を持たせて楽しんでください。20からは、帽子の先を浮かせて折ります。26で腕を折る時は、紙が厚くなって折りにくいですが、内側の溝に合わせて折ってください。(作者)


◆読者広場

 4 ページの「たなばたの夜に」、5 ページの「パッチワーク両面図案を楽しむユニット」、「うちわ」がすてきでした。恐竜など男の子が喜ぶ折り紙をテーマにしてください。最近、長男が野球に夢中です。月1 回、ナゴヤドームに行きます。がんばれ!ドラゴンズ!
 愛知県 田中さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「振袖と袴」、「一枚で着物」、「笹鶴」がよかったです。織姫、彦星の作品がなかったのが残念。友禅に興味を持っています。
東京都 千葉さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



◆World 0rigami Report

ギリシャでの折り紙普及活動
藤井苑子(東京都)

5月16日(火)~6月14日(水)、折り紙の普及活動のためギリシャへ行ってまいりました。ここにご報告させていただきます。
 3歳の頃からフレーベルの積み木で建物を造るのが大好きでした。初めてギリシャのパルテノン神殿の写真を見たとき魅了されました。本物の前に立った時、3歳の幼児だった頃の気持ちをはっきり思い出しました。
私はギリシャで折り紙を伝承したいと思うようになりました。


折り紙ワークショップ
▲前半は日本文化紹介映像の上映会
5月26日(金)、29日(月)、6月7日(水)

在ギリシャ日本大使館のホールで全3回の『折り紙ワークショップ』(初級向け2回、中級向け1回)を行いました。お陰さまで大盛況で子どもから大人まで160人以上のギリシャの方々が参加してくださいました。
 小さな1枚から作品を作る事の楽しさ、正確に折る大切さ、日本文化を知ることができたと大変喜ばれました。命がけで勉強したギリシャ語もおほめいただきました。故 熊坂 浩先生の指輪を全員にプレゼントしました。


教育広報プログラム
折り紙ワークショップ
▲前半は日本文化紹介映像の上映会
5月26日(金)、29日(月)、6月7日(水)
5月23日(火)、6月1日(木)

日本大使館にはギリシャの小、中、高校生を対象に日本文化を紹介する教育広報プログラムが続けられています。
 通常は月2回、日本折紙協会の講師の資格を取得した長年の私の友人で交流のある折り紙の後輩であるギリシャ人のヨアンナ、フリストドウルさんが、折り紙か生け花を行っています。

今回は、アテネ市のハランドリー第11小学校の3年生児童(5/23)及び、マルーシ第15小学校の5年生児童(6/1)を対象に、前半は、日本に関する冊子やDVDを使用して、特に日本の小学生の学校生活、日常生活について紹介。
 後半は、日本の伝統文化の一つである折り紙の指導を行いました。


◆みんなの作品

〇「鶴のいろいろ…」展 竹内惠子さん(長野県)

「芸術と工芸をめぐる二つの町の国際交流10周年記念展」が、7月1日(土)~30日(日)、長野県の大おおまち町市街地4会場で開催され、私は和室会場に「鶴のいろいろ…」を出展しました。
 大町とメンドシーノ(カリフォルニア州)は国際姉妹村です。アメリカと日本の作品のコラボレーションで、今年は折り紙も仲間入りしました。大変喜ばしいことだと思います。


〇「おりあみ」の薔薇で伝わった感謝の気持ち 鈴木ちよ さん(京都府)

日本折紙協会が監修された、世界で初めての金網で折る折り紙である「おりあみ/ORIAMI」。東京下町のものづくりの技術と、日本折紙協会の折り紙に関するノウハウ、これらが掛け合わされて誕生したのが、「おりあみ」です。
 私は、この美しく丈夫な、新しい折り紙の存在を知った時から、「何かを折ってみたい!!」という思いを強く抱いておりました。
 そして、このたび、私事ではございますが、嬉しい機会に恵まれて、この「おりあみ」を活用することとなりました。
 同志社大学大学院ビジネス研究科(同志社ビジネススクール)を修了して、無事にMBA(経営学修士)を取得しました。社会人大学生として、働きながら勉強し、論文を書き上げ、晴れて「修了式」を迎えることになりました。
 私は、ゼミの先生をはじめ、在学中に大変お世話になった先生方に感謝の気持ちを伝えたいと考え、「おりあみ」を使ったコサージュを贈ることに決めました。非常に簡単な、ざぶとん基本形の「薔薇」を折り、後ろの中央に大きめの安全ピンを縫い付け、正面の中央にはプラスチックパールを貼り、コサージュとして完成させました。修了間際の事務作業の合間に、せっせとつくり上げ、修了式の当日、無事に、先生方に、感謝の言葉とともに贈ることができました。心からの「ありがとう」の気持ちを、言葉だけではなく、形として残るものとして渡すことができ、私も、大変嬉しく感じました。

先生方からは、「これが折り紙?こんな折り紙もあるんだね」とか、「まったく異業
種から生まれるコラボレーションやイノベーションは、ビジネススクールとしても勉強になる」など、貴重なお言葉も頂戴することができて、とてもよかったです。
 今後も、このような「折紙×○○」を果敢に探求し、これまでになかったようなもの、新しい世界と、折り紙との出逢いを、どんどん生み出していきたいです。これからも、日本折紙協会、『月刊おりがみ』には、大いにお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします!


◆支部だより

折り紙夢工房作品展報告(2)
  武南支部「折り紙夢工房」(支部長 金杉優子) 文:金杉登喜子

2017年5月21日(日)に埼玉県県民活動センターで、「バラフェスタ」が開催され、折り紙夢工房も参加しました。
 今回は作品も無料講習も全て「バラ」で、バラづくしの会場にしました。正面玄関から入ると、先ず目に入るのが「バラのアーチ」 。大人も通り抜けできる大きさのアーチに赤・ピンク・白・紫など色とりどりで、種類も大きさも違うバラで、飾り付け。来場者から「すごい!」とのお言葉。
 アーチをくぐるとフラワーショップにいるかのような素敵なバラのアレンジメントの数々。その奥には写真コーナー。「メッセージが書けるハートのバラ」「ご自身がハートの中に入って撮影できるバラ」「壁一面に飾られたバラ」「レインボーに飾り付けられたバラ」「大きなバラの花かご」。そして、記念撮影用にバラの冠も制作。来場者はそれぞれの作品を背に、時には順番待ちで記念撮影をされていました。もう1つの入口の足元には大きなバラを配置しました。ガラス越しだったので、外からそのバラに誘われて入ってくる来場者もいらっしゃいました。
 また、バラの講習会はオープン前から行列ができ、終了時間まで途絶えることがない程の人気でした。
 6種類のバラを講習しましたが、子どもから大人まで、折りたいバラを一生懸命折っていました。折るのが難しいバラもありましたが皆さん頑張って完成させていました。皆さん、バラが好きであり、折り紙が好きなんですね。
 この展示に向け、折り紙夢工房全会員でバラを折り、作品に仕上げました。会員の思いのこもったバラに、主催者や来場者から「本物のバラみたい」「バラ園に来たようだ」との感想をいただきました。折り紙だけでできたバラコーナーを堪能し喜んでいただいたことを嬉しく思います。


◆支部活動報告
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

「たのしいおりがみ」講習会
 5月21日(日)10時から16時まで、兵庫県神戸生活創造センターにて講習会を開催しました。当日は「こうべまつり」もあり来場者も少なくなるのでは? との心配もありましたが、100名を超えるお客様にお越しいただきました。遠方より奈良支部の竹尾篤子先生、大阪支部の渡辺眞寿美先生にもお越しいただき、感激しました。講習作品が4点あり、それぞれの仕上げにも時間がかかり、ゆっくりと復習していただけるスペースもありましたので、お客さまにはじっくり折り紙を楽しんでいただけたと思います。
 PPAPを踊っていただこうとカツラも制作しておりましたが、残念ながら子どもたちにも使っていただけませんでした。いつもプラスアルファーのお楽しみを用意していますが、今回は不発に終わりました。次回はどんな展開にあるか、お楽しみに。今回は子どもたちの参加が少なく少し寂しかったですが、「おりがみ愛好家」のパワーを感じた1日でした。


陶山ヤス子先生の講習会

 6月18日(日)に、京都の陶山ヤス子先生にお越しいただき、オリジナル作品などの講習を受けました。可愛らしい横顔の女性の作品は、髪の色や長さや服の柄をアレンジすることができ、個性溢れる作品ができました。難しい所はひとりひとりに丁寧に教えてくださったり、可愛いく仕上げるコツも伺え、充実した講習会となりました。
 遠い所、お忙しい中、お越しいただき有難うございました。


~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 夏休み


◆おりがみニュース
2017年4月、世界最大級のハンドメイド(手づくり品)イベント「第41回 2017日本ホビーショー」(一般社団法人日本ホビー協会主催)で、会員の宮本眞理子さん(長崎県)と山賀信行さん(千葉県)制作の『点訳おりがみテキスト』がホビー大賞特別賞を受賞しました。

【関係者の皆様への感謝】

この度、山賀信行さんと共同で制作しました『点訳 おりがみテキスト100 第1 ~ 5 巻』が、第27 回ホビー大賞特別賞を賜り、関係者の皆様へ心より感謝申し上げます。
 この本を作るきっかけは、20 年以上前に全盲の折り紙作家である加瀬三郎先生(故人)と出会ったことです。点訳本については、鹿児島県で長年点訳のボランティアをされている小野ヨシ子さんからご教示を受けました。その後、本格的におりがみの点訳本を制作するために、大阪市立盲学校の大前俊夫先生はじめ、図書や小学部の先生たちに具体的にどのようなことに気を付けて視覚障碍のある子どもたちが分かりやすいような点訳本になるのか、一緒に考えていただくなど、たくさんの協力をいただき、最初の点訳おりがみの本を作りました。
 「おりがみ」は、日本の文化のひとつでもあり、頭の体操にもなる、とっても素敵な趣味のひとつだと思っておりますので、視覚障碍がある方々に、楽しいおりがみの作り方の点訳本をずっと制作していきたいと考えてお
りました。
 まずは、基本的な折紙作品が掲載されている日本折紙協会の『おりがみ4か国語テキスト100』を点訳したいと考えて日本折紙協会から点訳本に編集することをご了承いただきました。
 しかし、折り紙の点訳本は、普通の点訳本とは違い、本文そのままの点訳だけでは、折り方が分からないために、わかりやすい表現、折り易い特別な折り方を考えなければなりません。そのため、晴眼者(目の見える人)の私個人だけでは、どうしてもわからない部分がありました。そんな時に、視覚障碍者の山賀信行さんを日本折紙協会の佐野 友 専務理事からご紹介いただき、一緒に点訳本作りに取り組むことになり、1年以上かかりましたが、やっと第5巻まで制作できました。そこで、今回初めて、ホビー大賞に応募させていただきました。
 この特別賞受賞は、皆様方の好意的なアドバイスやご協力の賜物だと考えております。この受賞をこれからの点訳本作りの励みにして、ますます役に立つような楽しいおりがみの点訳本作りを続けてまいります。
 本当にありがとうございました。
2017(平成29)年4月吉日
宮本眞理子



◆季節の窓辺
朝日 勇

◆連載 最終回 
花火の競演 
Fireworks show
部屋の窓から大きな打ち上げ花火が見えました。子どもたちはおもちゃ花火に大はしゃぎ。彼らにつられて私も細い線香花火に火を灯しました。火花はいつまでも跳ね続けていました。チチチ…チ、パチパチパチ…


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

お魚のメモスタンド
二渡 昌子

涼しげな小物を作りたいと思い考えました。伝承の金魚のような形のお魚を折り出しました。後ろのポケットにメモやカードなどを立てることができます。(作者)
I created a small object that looks cool and refreshing. The shape of
this model is a fish which looks like a traditional origami goldfish. You
can put a note or a card in the back pocket. (Author)



◆アゲハチョウSwallowtail butterfly by Mr. Yoshio TSUDA
津田 良夫

チョウの折り紙はこれまでたくさん作られていますが、この作品は後翅に小さな突起(尾状突起)をもつアゲハチョウである点が他の作品と違っています。また型崩れしないように工夫した⑰~⑲の工程が気に入っています。
(作者)



◆蛛とくもの巣Spider and cobweb by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

透明なプラスチックのシートで、折ることができるものを手に入れたとき、何かこの素材が生きるものを作りたい。そんな思いから工夫したのが「くもの巣」で、巣ができたなら「くも」もとて、こちらがあとでできたのです。くもの巣は9で切り取りますが、折ってもよいでしょう。(作者)


◆タガメGiant water bug by Mr. Naomiki SATO
佐藤 直幹

私が、中学生の折り紙昆虫少年だった頃の作品です。この(「ざぶとん」+「鶴」の)複合基本形から、他にいもいろいろと甲虫類を折りました。ホイル紙などで折ると細かいところの造形とかもできるのでお勧めです。(作者)


◆ゲンゴロウDiving beetle by Mr. Ken YONAMI
世浪 健

子どものころ考えた作品を折り紙作家の西川誠司さんのアドバイスをもらって改作したものです。背面の色分けと、まるみをつけることを中心に考えました。⑥~⑨、⑪⑫の折りが左右同じになるように、21,22の折りはうらがわから仕上がりをたしかめて折ってください。(作者)



◆ミニ知識
◇アゲハチョウ…揚羽蝶。幼虫はミカン科の植物の葉を食べ、「ユズボウ」と呼ばれることもあるそうです。成虫は花の蜜を吸います。揚羽蝶は紋の意匠にもなっていて、
物にとまった揚羽蝶を側面から描いた紋です。
◇ゲンゴロウ…源五郎。体長3.5cm ~ 4cm。背面は緑色の光沢のある黒で、黄褐色に縁取られた側面が特徴的な甲虫です。流線型の体のため、水の抵抗を受けることが
少なく、すばやく泳げます。後肢は長く太くて、たくさんの毛が生えています。大あごは鎌状で、死んだり、弱ったりした獲物に食いつき消化液を出して吸い取り、獲物は骨だけになります。池や沼、流れのゆるやかな川にすんでいて、夏の夜は明かりに向かって飛んで来ます。成虫も幼虫も水にすむ虫を食べ、成虫は小魚も食べます。
◇タガメ…田亀。体長5cm ~6.5cm。体は暗褐色で、小判形です。水田で繁栄してきた水
生カメムシなので、この名前が付けられたと考えられています。開発や農薬のため、数が減りました。水草につかまり、生きた魚やカエルを待ちぶせて一撃で倒し、食べます。

ゲンゴロウもタガメも水生昆虫と呼ばれ、羽があるのに、水の中でくらしています。もともとは陸上でくらしていた昆虫なので、胸部と腹部にある気門から空気を取り入れます。水中でも呼吸ができるのは、気門に近いところに空気をためているからです。人間が空気ボンベを背負って水中に潜るのに似ています。
◇クモ…体は頭胸部と腹部に分かれ、8 本の脚があり、昆虫ではありません。クモの細くて丈夫な糸は、いろいろな研究で注目されているそうです。クモはお尻にある別々のイボから数種類の糸を出して使い分けています。巣の中心から外に伸びる経糸やクモがぶらさがる牽引糸はネバネバしていません。オスは獲物をつかまえるために網型の巣を張りますが、巣を作らないものもいます。メスは糸で袋を作り、卵を産みます。
◇ダリア…メキシコ原産の、キク科の球根植物で、たくさんの園芸品種があります。日本には江戸時代にオランダから持ち込まれ、天竺牡丹と呼ばれました。江戸末期に「ダリヤ」という名前で広まったそうです。花の名は、18 世紀のスウェーデンの植物学者A.Dahl に因んでつけられたとされます。ダールはリンネの有能な弟子でした。

●ミニ知識参考図書:『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『アゲハチョウ観察記』(農山漁村文化協会)、『水生昆虫のひみつ』(あかね書房)、『昆虫のふしぎ』(ポプラ社)、『四季の花色図鑑』(講談社)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『柳宗民の雑草ノオト』(毎日新聞社)、『夏の花』(北隆館)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大字源』(角川書店)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆プレーンローズPlane rose by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

プレーンは「平面の」という意味で、カードなどに貼ってもらえそうなバラです。葉を工夫してつけると生き生きとしたバラに見えることでしょう。両面同じ色の紙を使うと中心の裏が出て白くなるところにも色が出てよいでしょう。(作者)



◆ダリアDahila by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

「シリーズ 花」という、12か月続いた季節の花の連載で、8月号分で掲載された作品です。作者の田中具子さんは、花をはじめ、実用品、乗り物、鶴などさまざまな作品を創作されました。田中さんは、『502号』でお知らせしましたように、2017年1月18日お亡くなりになりました。



◆かきごおりShaved ice usually served with flavored simple syrup by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ

かき氷の色や味はたくさんありますが、黄緑色で折ったときは抹茶にするかメロンにするかちょっぴり迷います。お好みのクラフトパンチで型抜きフルーツをトッピングしたり、簡単なつるし飾りをつくっても楽しいです。(作者)



◆ツナギケースTwin case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

折り始めの形がおもしいな…と思い、折り進めて、できあがったパーツを2個折りつなげてみようと思いました。比較的しっかりとした形で立たせることもでき、メガネなども置けそうに思われました。単体ひとつの形は車輪のない人力車のようです。(作者)



◆読者の広場

 「花菖蒲」がよかったです。何本作ったでしょう。部屋のあちらこちらに飾っています。落ち着いてとてもよいです。「スリットのある立方体」も作りました。たくさん作ってさしあげたりしています。
東京都 阿部さん

 「スリットのある立体」は大いに作りました。吊り下げるときはのりをつけて固定しました。「窓付きニャンコ」は孫に好評でした。「花菖蒲」は形を整えるのに苦労しました。
広島県 絹原さん



◆World 0rigami Report

●西オーストラリア州ジュンダラップフェスティバル2017
での折り紙ワークショップ 山本知美(オーストラリア)

2017年4月1日(土)・2日(日)の二日間、オーストラリアのパースから15kmほど北に位置するジュンダラップ市のセントラルパークで、市が毎年主催するジュンダラップフェ
スティバルが今年も開催されました。今回のフェスティバルでは、さまざまな芸術的イベントやブースが集結し、今年は日本パビリオンも設けられ、「UKIYO」と名付けられたこのパビリオン内だけでも多くの来場者で大変盛り上がる2日間でした。
 今回、そのパビリオン内で、「折り紙ステーション」の依頼をいただき、2日間で13名のボランティアさんらと一緒に野外で椅子と机を準備し、秋空の爽やかな素晴らしいお天気の下、皆さんと一緒に折り紙ワークショップを楽しみました。
 折り紙の内容は、折り鶴、手裏剣、くんしょう(お花)などの伝承作品や、Sy Chenさんのピュアランドパンダの折り方図面を用意し、今回は2日間で折り紙2000枚を準備、イベント前にもボランティアさんらと何度か打ち合わせ、ディスプレイ用の折り紙を一緒に作成しました。
 ボランティアさんの多くは、語学留学の学生さんやワーキングホリデーで日本からいらしている方々にお手伝いいただき、人に何かを伝える、まして言葉の壁があるとなると打ち合わせにも力が入りましたが、回を重ねるたびにボランティアさんとのチームワークの輪も芽生えました。
 チームの中には、ホッケー語学留学中のリオオリンピックで活躍された、フィールドホッケー女子選手の小野真由美さん、パースにある大学で研究をなさっておられる、中京大学スポーツ科学部の倉持梨恵子教授も名乗りを上げてくださって、さまざまなバックグラウンドをお持ちの方々がお手伝いくださいました。
 やはり折り紙を通しての出会いや、日本の伝承折り紙を現地の子どもたちに伝える面白さを共同実感できるよさもありましたし、ボランティアさんらも「折り紙を楽しみました」とイベント後にお話しいただけたことが非常に強く印象に残りました。
 私にとっても去年のパース市での西オーストラリア州立イベント(『493号』に報告記事)に引き続き、大きなチャレンジでしたので、皆さんに助けていただき、出会いに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。



◆支部だより

●第18回信州おりがみ交流会 報告 
信濃支部「りんどう」 支部長 成田光昭/長野県

信濃支部主催の第18回信州おりがみ交流会を4月22日(土)・23日(日)、長野市勤労者福祉センターしなのきにおいて開催しました。今回は久しぶりに中島 進さんをゲストに、松沢春雄さんを特別講師にお迎えしました。
 全体会では、中島 進さんから「扇鶴」の作品講習を披露いただきました。大会の規模が大きくなると、どのように折り方を伝えるかも課題となりますが、今回は日本折紙協会より書画カメラをお借りしました。我々にとっても中島さんにとっても初めての経験だっただけに戸惑いながらも会場内の協力によって何とか作品を完成させることができたと思います。
 松沢さんは教職員の定年を残しながら中国に出かけ、4年半にわたり指導にあたられました。雲南省での様々な経験談から、教えることの基本に関して興味深いお話しを伺いました。
 もう一人、特別講師にお願いしていたのが川井淑子さんでした。ご承知の通り、昨年12月に急逝されました。大会では、追悼と感謝の意を表すべく特別展示を行うとともに、折り図集では遺作品「弥生雛」をお気に入りの藤色で表紙を飾り、長女鶴見雅子さんの手書きのメッセージを掲載させていただきました。

実は昨年から、常連者が相次いで他界し、大会前の合言葉を「次につなげる。」で始めました。講師陣に関しては、スタッフとして名乗りのあった梅本吉広さん、藤本祐子さんと編成チームを組み、今回、新たに8名の方に声をかけて皆さん承諾いただいて講師に立っていただきました。どの教室も拍手で納められました。また、運営側も役員制を廃止し、それぞれの任務を担うワーキンググループ制とし、県外スタッフを含め、業務の分割・明確化によってたくさんの経験をはかり、結果として少しずつ板についてきました。講師陣、受講者、運営スタッフそれぞれがスキルレベルを上げながら無事、大会を執り行われましたことに感謝し、協力いただいた関係者の皆様にお礼を申し上げます。


●播磨名所めぐり日帰りバスツアー
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

3月31日(金)に 恒例の日帰りバスツアーに行ってきました。
 姫路の日本玩具博物館では、素晴らしい雛飾りに感動し、懐かしいおもちゃの数々に思い出を語り合いました。持参した折り紙のおもちゃを館長にもらっていただきました。
 福ふくさき崎町では 今評判のカッパをたのしみ、西脇市の北はりまエコミュージアムでは、播ばんしゅうおり州織の折り紙のお買い物を楽しみました。
 今年は残念ながら桜を楽しむことはできませんでしたが、見学と両手一杯のお土産で楽しい一日となりました。


◆みんなの作品展
●まーぶる・おりがみ教室 ORIGAMI ART展 山﨑宥ひろ子さん(栃木県)

3月16日(木)から20日(月/祝)、栃木県中央公園 緑の相談所展示ホールにて「第6回おりがみ色紙展」を開催しました。毎年3月に開催、今年で6回目の展示会となりました。前日は朝からスタッフ全員で搬入、広いホールの準備は毎年1日かかります。初日早々に、宇都宮市文化協会の会長さんや、地元新聞社の取材等もあり、毎日400人以上の来場者をお迎えしました。故・宮田 弘先生も前年まで毎回、他の先生方にもご来場、ご支援いただき、感謝しお礼申し上げます。中央公園からの依頼で始まり、緑の相談所にふさわしい四季折々の和紙のお花を中心に折り続けて「まーぶる・おりがみ教室」も10年になります。毎年折り紙の展示会を楽しみにしていますとたくさんのお言葉を本当にありがとうございました。折り紙を通しての喜びを感じる展示会のひとときでした。


●TSUNAGU GALLERYで布施知子さんの作品展

国際紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区明石町)1階エントランスの「TSUNAGU GALLERY」が、同社の広報誌に登場する、紙にまつわるアーティストの作品展示スペースとして、今年の1月より期間限定で開設されました。
 第1弾の展示として、『TSUNAGUvol.22』に掲載の、世界的に活躍する折り紙作家・布施知子さんの作品展が、2月6日(月)~3月31日(金)に開催されました。
 バックライトの演出による透かし模様のパターンが美しい壁面作品の「平織り」、幅1.2m、長さ8~12mのロール紙から折り出された「スネーク」、サイズや形もさまざまな折りたためるランプシェードなどの最新作、意欲作が展示され、来場の皆さんに紙の魅力と可能性をアピールしました。
 「折4 と光4 を意識しました。平織りは背後から、無限折りの作品も内側にLEDランプを仕込みました」と布施さん。


●岩国内裏ひなまつり 作本幸江さん(神奈川県/文)、日にちにちか々花グループ
2月25日(土)~3月5日(日)、山口県岩国市錦きんたいきょう帯橋の城下町でひなまつり展が開催されました。私たちは築300年以上という町屋で折り紙の作品を展示しました。5回目とあっておひなさま関連の作品でいっぱいにすることは少々困難になってきました。岩国市の日々花グループ4名(うち3名が広島支部所属)の一人と私が友人で、また体調不良等で参加できなくった人も数名いて、私も遠くから参加することになりました。錦帯橋観光に来られた方、小さいお子様連れのご家族、ご年配のご夫婦までたくさんの方々におこしいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ショベルカーやパワーショベル、恐竜やケルベロス等は男の子や男性にも好評でした。たくさんの方々に笑顔をいただき、また来年に向けての作品作りが始まります。


◆和紙ものがたり

連載〔最終回特別編〕竹紙

中国で唐の時代に、若竹の繊維を原料にして竹紙(ちくし)と呼ばれる紙が生まれました。当時は書写用で、破れやすい紙だったそうです。今回取り上げるのは、総合製紙会社「中越パルプ工業株式会社」が竹紙(たけがみ)と名付けて製造している洋紙です。竹の香りはしませんが、しなやかで張りがあり、風合いのよい紙です。「和紙」ではありませんが、「国内原料100パーセントの紙」として、この最終回特別編で紹介します。


竹紙ができるまで

 「竹を割ったよう」といえば、さっぱりとした性格を表す言葉ですが、今、竹は全国各地でやっかいものになってい
ます。かつては垣根や日用品などさまざまに利用されましたが、生活様式の変化で需要が減り、竹林を管理する人が減った結果、放置された竹林が隣接する森林や里山に侵食し、生物多様性を損なわせているのです。筍農家が間伐で5 年生以上の竹を切り倒しても、土に戻るのに5 年以上もかかるそうです。
 中越パルプ工業は鹿児島県薩摩川内市内に工場があります。全国の竹林面積の10 パーセントを占める鹿児島県では、早くから放置竹林が広がっていました。1998 年にひとりの社員が筍農家から「竹を紙の原料として使ってもらえないか」と相談を受けました。堅くて中空な竹は運搬 和紙でも洋紙でもや加工の効率が悪いため、本来紙の原料には向いていません。しかし、その社員は地域の人のためになるのならと活動を始め、やがて全社をあげての取り組みとなりました。2009 年から日本の竹100 パーセントを原料とした「竹紙」を製造販売しています。

和紙でも洋紙でも

 江戸時代の末に来日した外国人が「日本ほど紙の用途が広い国はどこにもないだろう」と感嘆したといわれます。この連載では「和紙で作られたもの」を取り上げ、各地で生産されてきた、それぞれに特徴のある紙を人々がどのように利用してきたかを紹介しました。先日の朝日新聞で、国内外のファッション業界でも和紙に注目が集まっていることが記事になっていました。
 江戸時代末から現在まで150 年以上の歳月が流れ、生活様式もすっかり変わりましたが、私たちの毎日は今でも たくさんの紙に囲まれています。和紙でも洋紙でも折り心地のよい紙で、いつまでも折り紙を楽しみたいものです。


~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
◆特集 たなばた


■季節の窓辺
朝日勇

連載 第11 回 
深夜の七夕見物 Sightseers at midnight
夜明け前に目が覚めました。外はまだ暗いはずなのに明るいのです。急いで庭に出ると、ぎらぎらと光る乗り物が飛び去るところでした。笹飾りに見慣れない短冊がさがっていました。「ミンナ・ナカヨク・ネ」。


■ダブルスターキャップ
川手 章子

背中あわせに星型がくっついていて、キャップのように思われました。15cm角で折ると指人形、24cm角でツリーのトップになります。(作者)


ミニ知識
◇海開き、川開き…「海開き」とは海水浴の解禁日です。地方や年によって日にちは前後しますが、7 月中のところが多いようです。一方、「川開き」は川での夕涼みや舟遊びの開始日となる日です。
◇螢狩り…ホタルは腹端に発光器があり、ルシフェラーゼという発光酵素の働きで夜、青白い光を出します。オスとメスの間の交信のため光ると考えられています。日本には体長1.5cm のゲンジボタル、0.9cm ほどのヘイケボタルなどがいます。「螢狩り」は螢を捕る遊びで、団扇で軽くたたいて落としたり、竿の先に笹の葉を付けたものを振ってからませて捕まえました。


■一枚折りの着物Kimono by a piece of paper by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

この着物は、外国の方といっしょに折り紙をするときのために考えました。襟えりの右前などを気にせず(英語で説明しなくてすむ)折れます。メッセージカードとしても使えます。(作者)


■綴つづれの輪Ring by Mr. Akira KAWAMURA
川村 晟

4色の折り紙でユニット(パーツ)を作り、それで組み上げると、4色の花弁が散るように、花火のような美しい輪となります。4つ目の最後のパーツをつなぐところが少し難しいですが、落ち着いて図に従って組みましょう。(作者)


■ドッキングハートDocking heart by Ms. Noriko NAKADE
中出 典子

一人一人の色が違っても気持ちが通じ合えたら、世界中の皆が仲よくできたら、いいなと思いながらこの作品を折ってみました。ハートの形の上の部分を少しのりづけすることによってしっかりとした形になります。(作者)


■ミニ知識
◇星伝説…中国で後漢時代(25 年~ 220 年)に生まれたとされる伝説です。天帝の
娘、織女星と牛飼いの牽牛星は夫婦の仲がよすぎて仕事も手につかなくなったので、天帝の怒りを買い、天の川を境に東西に引き裂かれてしまいました。二人の深い悲しみに、一年に一度だけ七夕の日に会うことを許されたというものです。二人は鵲が羽を連ねてかける橋をわたって会います。織女星は琴座のベガ、牽牛星は鷲座のアルタイルの漢名で、和名では織姫、彦星とそれぞれ呼ばれています。アルタイルとベガ、そして、中国では頭と尾を逆にして、鵲に見立てられた白鳥座のデネブの3つを結ぶ三角形は「夏の大三角」と呼ばれています。
◇七夕…7 月7 日。中国の星伝説と、短冊に歌や文字を書いて書道や裁縫の上達を願う乞
巧奠(乞巧は巧を乞うこと、奠は祀ること)が、日本で古来からの棚機女神話(神を迎えるために水辺の棚で神衣を織る乙女)の禊の風習と結びつき、七夕の行事になりました。中国で「しちせき」と呼ばれた七夕を「たなばた」と呼ぶのはこの風習が由来だからです。笹竹に七夕飾りをするのは江戸時代になって始められた習俗です。


●ミニ知識参考図書:『年中行事事典』(三省堂)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『総合百科辞典ポプラディア』(小学館)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『七夕の紙衣と人形』(ナカニシヤ出版)、『子ども図鑑自然とくらしと遊びを楽しむ12ケ月』(合同出版)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『昆虫のふしぎ』(ポプラ社)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)



■七夕のリースBamboo leaves’ wreath by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子
こどもたちにも折れる簡単なものをと思って考えてみました。(作者)


■ミニ知識
◇五色の短冊…五色とは中国の陰陽五行説にあてはめた赤、青、黄、白、黒です。
◇七夕の紙衣…江戸時代に生まれたとされる七夕の飾り物のひとつで、紙で着物の雛形(ミニチュア)を作ったものです。紙を二つ折りにして、着物の形に切った簡単なものから、本物の着物と同じように糸と針で縫ったものまであります。七夕には「七夕さまに着物をお貸しする」という「借小袖」と呼ばれる、仕立てて袖を通していない着物を飾る習俗があり、江戸時代前期の井原西鶴の浮世草紙(小説)の中に記述もあります。その習俗によって、着物が増える、針仕事が上達する、子どもが丈夫に育つなどと言い伝えられていました。江戸時代中期になると、7 月6 日の七夕の待夜に青、赤、白、黄色の短冊や色紙を作った紙で、女の子が着物を作り竹竿にくくりつけるという記述が『長崎歳時記』(野口文龍 著)に見られ、子どもが紙衣を作っていたことがわかります。



■バラエティユニットUnits by Ms.Ayako Kawate
川手章子
ひとつのパーツからさしこむ部分がついたものとそうでないものを作り、いろいろと楽しんでみました。枚数を変えて4種類作りました。伝承の糸入れからのパーツを1枚(他を7.5cm角で折ったとき10cm角)使うと、四角錐もできました。(作者)


■英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 20 ほたる 笠原邦彦 
Firefly by Mr.Kunihiko KASAHARA


ほたるは、首のところが赤いですね。そこでこの作例に対し、先年、赤い小さな紙で「えりまき」のように巻いて、それを表現する工夫をしました。皆さんもいろいろと工夫をしてみてください。(作者)
The neck of a firefly is red. So last year, wrapping around this model
with a small red paper like a “scarf”, I devised its presentation. You
can try to elaborate this model in various ways. (Author)


■カニCrab by Mr. Nobuyoshi ENOMOTO
榎本 宣吉

伝承の三さんぼう方から作るカニです。作者の榎本さんは伝承作品からいろいろな作品を考えられていて、『おりがみ』でも連載をお願いしていました。『191号』(絶版)には、今回の作品より簡単な「三方からのカニ」が、写真で紹介されています。


■うちわRound paper fan by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

涼しげなミニうちわを作りました。和風の柄で折ることにより、うちわらしくなります。手紙に添えたり、ラッピングのリボンにさしたり、いろいろな使い方を考えて楽しんでください。(作者)


■笹鶴Victory crane by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

笹の葉をイメージして「おりづる」をアレンジしました。つばさがアルファベットのVのようになったので、英語名をVictory crane としました。勝利を祈願して七夕の飾りにしてみてはいかがでしょうか。(作者)



■パッチワーク両面図案を楽しむユニット
石橋 美奈子

パッチワークのとめと配色を楽しむ図案にしました。⑤は手前に谷折り後は山折りにし重なりを逃がして45°のずれを減らしました。(作者)


■振り袖と袴
Long-sleeved kimono and Hakama by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

「振り袖」に千代紙の使用する場合は柄の方向を下向きで折り始めてください。別の千代紙で帯を作って楽しむことができます。(作者)『499号』のおりがみガーデンで、今月号のP16-17で紹介の「一枚で着物」とともに人気のあった作品です。どうぞお楽しみください。(編)


■読者の広場

〇この記念すべきときに折紙講師に認定していただいたことを大変うれしく思っています。山下先生、松井先生のおかげでここまできました。これからも新しいことに挑戦していきたいです。バラが大好きで何種類かのバラを折りました。今月号の「ガーデンローズ」をぜひ折りたいと思っています。京都府 井上さん

〇『500号』まで続けるのは大変だったと思います。「ガーデンローズ」は折り図だけで折るのは大変むずかしかったです。特に後半の立体での作業は折り図通り正確に折れなくて苦労しました。広島県 絹原さん


●貞静学園短期大学 折紙サークル 
笹尾雅美さん(サークル顧問/東京都)


貞静学園短期大学(東京都文京区)の折紙サークルは、現在保育学科1 年生4 名と2 年生10 名で活動を行っています。季節や行事に合わせて、鶴やせみなどの伝承折り紙、バッタや帆掛け舟などの子ども達と楽しく遊べる折り紙などに挑戦しています。みんなで折りながら、「大きなサイズの折り紙を使うと、壁面にちょうど良い!」「読み聞かせのときに使えるね」「雨の日や延長保育にぴったり」などと、おしゃべりをしながら、さまざまなアイデアが浮かんできます。
 七夕のときには、文京区障害者就労支援センターで行われている余暇支援事業「たまり場」で折紙交流会をさせていただきました。交流会前に、学生たちは、折り紙の色、サイズ、はさみの使用、配布の仕方、グループ分け、折り方指導など、一生懸命に話し合いま
した。交流会当日の自己紹介後、6 ~ 7 人のテーブルごとに、星・笹・網・ちょうちん・モールを作りました。障がいのあるご利用者も折り紙をしながら自然と指先が動き、笑顔と会話が増え、願い事を短冊に書くなど交流を深めることができました。
 学園祭では、クリスマスツリーやランドセルの折り紙講習会と、フレーベルの模様折りの展示を行いました。特にランドセルは少し難易度が高かったので、無理なく作れるように、折り紙キットを作りました。さらに、持ち帰りのために、膨らませたビニール袋にランドセルを入れる工夫をしました。小さな子ども達からご高齢の方々まで多くの方々に折り紙を楽しんでいただくことができました。
 このように折り紙は、保育活動だけではなく、障がいのある方のリハビリや年齢を超えた交流などさまざまな可能性があることを体験しました。今後、折り紙を通して、子育て支援や子どもたちの心のケア、国際交流など、折り紙の可能性や魅力を学生とともに発見してまいりたいと考えております。


●お寺の本堂に吊るし折り紙 
長谷川京子さん(栃木県)

今年もまた、花まつり(4月8日)に合わせ、お寺の本堂に吊るしおりがみを飾りました(昨年の記事は『494 号』に掲載)。今年は、お寺の樹齢300 年で栃木県指定天然記念物のしだれ桜にあやかり、しだれ桜をおりがみで折り、吊るしました。
 お寺は、宇都宮市東ひがしとまつり戸祭の祥しょううんじ雲寺です。檀家の有志と講師の長谷川文江(母、93 歳)率いるおりがみサークルメンバーの合作です。
 とてもきれいにできあがりましたので、お知らせいたします。


■支部だより

●華麗に花と鳥の祭典「阿倍野市民学習センターグループフェスティ
バル2017」 
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」 
支部長 梅本吉広さん/大阪府


今年も3月11日(土)、12日(日)阿倍野市民学習センターにて「グループフェスティバル2017」が開催され、作品展示部門に参加しました。大阪支部は当センターで毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに地域の文化発展に寄与してきました。今年は四季の色紙や立体作品が多く出品され、色紙33点、立体117点の総数150点が会場に所狭しと並べられました。
 創作作品としては新進気鋭の児玉 功さんの作品をはじめ、祭りを表現し人物が躍動する姿を描いた作品、各種ブローチや四季折々の花や鳥などの色紙の作品がありました。参加者に人気があったのが、パズルになる作品や遊ぶことのできる作品でした。大阪府内からだけでなく関西広くから多くの参加者があり、大盛況のうちに終了しました。


●中村桂一先生の講習会
豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子/東京都


3月10日(金)、日本折紙協会2階の講習室で中村桂一先生(常任理事)の講習会を開きました。「101匹わんちゃん」への期待が高まる中、先生は笑顔で折り紙の真髄というべき技をいともこともなげに伝授してくださいました。もちろん、先生の一工夫のおかげでみな無事に「わんちゃん」を作り上げることができました。
 ちょうど日本折紙協会に見学に来ていた小学生たちは(お茶の水女子大付属小学校4年)、目を見張りながら先生の手元を見つめていました。先生からもらった1匹をあとでじゃんけんで取りっこするなど盛り上がっていたようです。昨今のパソコン折り紙等では味わえない、折り紙本来の楽しさを原点に帰って味わうことができた得がたい講習会でした。


■みんなの作品展

●藤枝市葉梨公民館春の作品展
渡辺信子さん(静岡県)

2月25日(土)・26日(日)、藤枝市葉梨公民館で春の作品展が開催されました。今年はオリンピック・パラリンピックのロゴマークをメーンとし真白のシンプルさを生かすためにまわりを派手に飾ってみました。内側は皆で《6む かえる》と五輪のマークと小さな合唱隊を作ってアピールしました。来てゲーロ、来てゲーロと!!!
 次に古典びなです。折りは、皆、楽しくできたのですが段作りにつまづき、試行錯誤しながらようやく7段ができました。この下積み作業が1番のチームワークだったかもしれません。そして50対のおひなさまは見事に並び、皆うっとり! とても満足でした。
 今年も作品展は成功に終わり、しばらく公民館に飾ってほしいと言われ、うれしいかぎりです。


●北海道保育専門学校卒業制作 
宮本まり代さん(北海道)

学校で折り紙を教えてもう24年になります。毎年卒業制作をおりがみで作っています。計画から仕上げまで全部生徒が行っています。今年も楽しい作品ができたのでうれしく思っています。
 また今年も1年生が入りますが、この学校に「おりがみ」の授業があるので選んだという人も増えています。とても嬉しいことです。
 これからも努力し続けて行きたいと思っています。


●サークル「千羽会」紹介(作品展ほか) 
倉田雪乃さん(長野県)
一年半ほど前に折紙講師資格を取得したのをきっかけに、2014年に長野県松本市で、折り紙サークル「千羽会」(せんわかい)を立ち上げました。
 5名ではじまったこの会も、現在15名になりました。
 朝日 勇先生の著書を参考に、折り紙かみしばいを保育園やグループホームなどで上演するボランティアや、夏には親子向けのイベントも開催させていただいています。
 今年の6月には、美術展に出展しないかとお話もいただいています。
 去る2月28日(火)に、保育園で上演した時には、地元局「テレビ松本」の取材も受け、テレビ出演もさせていただきました。
 写真は、今年の2月に松本市のあがたの森文化会館の講堂で行われた作品展のものです。ここで活動をしている文科系の団体が出展している作品展です。
 今後も、上記のように活動を続けていく所存です。
 毎月、月刊おりがみ、楽しみにしていまして、私たちのサークルでは、ランドセル、クリスマスリースがとても人気です。



■東京おりがみミュージアムへ行こう!(その20)


19年ぶりの日本出身横綱の誕生で「若貴以来」ともいわれる大相撲ブームに湧く国技館界隈。今回は、相撲の神様を祀り相撲の街を見守る、両国の野見宿禰神社をご紹介

野見宿禰神社は財団法人日本相撲協会が管理する神社で、この地(陸奥弘前藩津軽家の上屋敷跡)の東側に部屋があった初代高たかさご砂親方(高砂浦五郎)が、1884(明治17)年、相撲の始祖とされる野見宿禰※を祀まつり、創建したのが始まりです。今でも1、5、9月の東京での本場所前には神事が執り行われ、新横綱が誕生した際は、昇進後初の東京場所を迎える前に社殿前で土俵入りを奉納するのが恒例となっています。中に入ってみると、本当にここで土俵入りができるのかと無用な心配をしたくなるほど小さな神社、境内ですが、それだけ相撲界の信仰が厚い、由緒ある神社だということです。
 1952(昭和27)年に日本相撲協会が建立した「歴代横綱の石碑」は2基あり、一基は初代明あかし石志しが賀の助すけから46代朝あさしお汐太郎まで、もう一基に47代柏かしわどつよし戸剛以降の名前が刻まれています。相撲ファンならずとも、時代を彩った横綱たちの姿が目に浮かぶことでしょう。


~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 雨を楽しもう

◆季節の窓辺
朝日 勇

連載 第10 回 
緑色の雨 
Green rain
てるてる坊主やアジサイが、雨に揺れています。雨音に合わせて、軽やかにワルツを踊っているようです。緑色のジャケットをまとって、私も仲間に入れてもらおうかしら!


◆マンドリンMandolin by Ms. Yo- ko ISONO
磯野 陽子

マンドリンの音色が大好きで作りました。べっ甲部分(爪があたるところ)にこだわりました。52の谷線は弦になります。いったんできあがりまで作ったあとに平面まで戻して折ると、折りやすいと思います。(作者)


◆傘Umbrella by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳祥子

ちょっとかわいい傘を作りたいと思いました。正面に隙間本当は裏の白を出して透明を表現したかったのですが、それは無理でした。今の小さいお子様の傘は、傘の真ん中が透明になっていて、外からも自分からも顔が見えるようになっています。ですからその隙間に、銀のおりがみとか白いおりがみとかさしこんでも面白いかもしれません。(作者)



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 19 かたつむり 松野幸彦 
Snail by Mr.Yukihiko MATSUNO


梅雨の季節の人気者のかたつむり。カラは、もう少し大きくもできるのですが、折りやすさを優先して、このサイズにしました。(作者)
Snails are very popular during the rainy season. The size of the shell
can be a little bigger, but I chose this size to make it easy to fold.   
                        (Author)


◆花のコースターFlower coaster by Mr. Akira KAWAMURA
川村 晟

私の折り紙作品の基本的な考え方は、「切らない」「糊付けしない」の2点です。ユニット作品も、できあがりを引っ張って、壊れるようでは不合格です。(作者)



◆かえるFrog by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田 勝久

ユニークな表情のかえるです。手や足が長いので、ポーズの変化を楽しむことができる作品です。



◆ミニ知識
○マンドリン…木製で全長60cm ほどの撥弦楽器(指、爪、撥で弦をはじいて鳴らす楽器)で、胴体の背が丸く盛り上がっています。もともとはリュートに起源を持つ、イタリアの民族楽器で、19 世紀後半に改良が行われ、現在の形になりました。金属製の弦が8 本(2 本ずつ同音の弦が4対)が張ってあり、ピックを用いて演奏します。日本には明治時代に輸入されました。ヘッドや音口の形、義甲板の装飾などさまざまなデザインのものがあります。右の写真は磯野陽子さん愛用のマンドリンです。
○楽器の日…6 月6 日。「芸事の稽古はじめは、6 歳の6 月6 日にする」という古くからの習わしがあります。数を親指からじゅんに折って数えると6は小指が立つ形で表すので、「子が立つ」と縁起がよく、上達が早いと人々は信じてきました。この習わしにちなんで、1970 年に全国楽器協会(全国の楽器製造・卸・小売業者相互の連携と親和・協調を図り、楽器業界の発展と音楽文化の向上を目的とする組織)が制定しました。



◆両面あじさいDouble faced hydrangea by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

色が移り変わるあじさいを表現したいと思い作りました。花は2色違う色を使うことをおすすめします。葉は折りすじが多くなるので、折り図をよく見て折り進めてください。(作者)


◆青ひげ公の城Bluebeard’s Castle by Mr. Ed SULLIVAN
Ed SULLIVAN

青ひげ公は、17世紀、フランスのシャルル・ペローによる童話の登場人物で、不気味な青ひげをはやす男です。基本のユニット(2種類)、小塔、屋根の4種類のユニットを使います。すべて同じ大きさの紙で折ります。作品が掲載されている書籍では両面同色の10cmほどの大きさが勧められています。


◆二そう船ケースDouble boat case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

二そう並んだ船が立つ状態のケースに思われました。折り工程はシンプルですが、シンプルなだけ、力強さがあるように思われました。お豆を並べると、エンドウ豆のようでもあります。(作者)


●ミニ知識参考図書:『花と樹の事典』(柏書房)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『植物と行事⦆その由来を推理する』(朝日新聞社)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『いま読むペロー「昔話」』(羽鳥書店)、『ペロー童話集』(新書館)、『ポプラディア』(ポプラ社)、『エッセンシャル・ディクショナリー音楽用語・作曲家』(ヤマハミュージックメディア)、『楽器のはなし』(共同通信社)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『大辞泉』(小学館)、『学習国語百科事典』(三省堂)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)



◆読者広場

 「おひな箱」、「パンダふうとう」、「リボンの買い物袋」がよかったです。昨年、初めて地方のシンポジウムに参加して、川井淑子先生をお見かけしました。おだやかでニコニコと温かいお人柄を感じていました。何年か前、病院のボランティアショップに「ふくろう」の折り紙を飾るために許可をお願いしたところ、「どうぞ使ってください」というやさしい言葉をいただいたことを思い出します。ご冥福をお祈りいたします。
東京都 磯野さん


 「ようこそフレーベルランドへ」がとっても素敵です。童話の世界のようですね。「パンダふうとう」は封筒だけど、3 つ並べるとかわいい壁面飾りになるなーと思いました。3 月11 日はパンダ発見の日なんですね…。今年度のPTA のお役目の終わり、ホッとしています。折り紙と手芸の時間も増えて、うれしいです。クロスステッチが大好きなんです。
愛知県 田中さん



◆みんなの作品展

地区文化祭に出展
   鶴嶋ひろみさん(埼玉県)

 2016年11月12日(日)・13日(日)に高坂丘陵市民活動センターで開催された東松山市高坂丘陵地区の文化祭に、今回も参加することができました。楽しんで折り紙をしている姿を見てとっていただけますでしょうか?私も「おりがみカーニバル」ではまさかの3年連続で賞をいただきました。これからもお子さんからお年寄りまでみなさんで折り紙を楽しんでいきたいと思います。


図書館で飾りつけ「北条五代」「ふしぎの国のアリス」「ガリバー旅行記」 鳥居恵美子さん(神奈川県)

月1回と隔月1回の折り紙教室を開講し、小田原市の図書館の壁を折り紙で飾るボランティアをしています。市内から集まった女性ばかりの18人前後のメンバーで行っています。
 2016年9月のテーマは「北条五代」でした。戦国時代に小田原城を拠点として百年栄えたといわれる、北条早雲を一代目とする一族のことで、小田原市では小田原城をリニューアルオープンしたり、10月には北条一族のつながりで東京都八王子市と埼玉県寄居町とで姉妹都市盟約を締結したりして、歴史的機運が高まっていた中で、この飾りつけの企画が持ち上がりました。
 図書館には、月ごとに換える壁飾りの他に半年ごとに換える幼児コーナーの飾りがあります。こちらは主に童話を題材にしてきました。
 2015年夏の飾りは、「ふしぎの国のアリス」。いつか「アリス」を飾りたいというのは、私の長い間の夢でした。企画段階ではとても不安でしたが、あれよあれよという間にできてしまい、ほとんどの場面を一堂に飾りきれたことに、ただ驚きました。メンバーの力がうまく結集したのでしょう、皆で長く続けてきたご褒美かなと思いました。半年後、外すのが惜しくて、もう半年延長しました。
 2016年の「ガリバー旅行記」は「アリス」のプレッシャーを受けながら奮闘した作品です。大男が横たわる図は幼児に刺激的過ぎないかと心配しましたが、やわらかな印象に抑えることができたと思います。


◆支部だより

新支部設立ごあいさつ
栃木県北部支部「桜和」 支部長 宇佐美 健たけし/栃木県


この度、栃木県北部支部「桜おうわ和」を設立いたしました。第1回の支部会は4月16日(日)です。
 栃木県北部地区は折り紙人口が少ないのが実情で、今まで折り紙教室を10年間開きながら普及に努めてまいり、お陰様で今年4名の生徒が認定講師になられました。これを期にますます活動の輪を広げるため、支部を設立いたしました。
 設立時は11名でスタートいたしますが、みなさまよろしくお願いいたします。
〔活動記録〕
日時:2017年3月10日(金) 
   PM1:30~3:30
参加者:栃木県町立那須中学校
1年生(60名)
講師:宇佐美 健 
助手:坂井美知子、信太寿美子、
   池田貞子
内容:基本の折り鶴・平和の鶴・
   連鶴「妹背山」


◆おりがみニュース(『501 号』World Origami Report の続報です)

なんと! インドのティッシュの商品名は〈ORIGAMI〉!! 
鈴木恵美子(茨城県)

 昨年1 1 月、インドの折り紙展示・講習会(主催:折り紙クラブ・ORITAI、後援:JAF)で最終日の作品を搬出するときに、折り紙フラワー約160本を1本ずつ、ティッシュにくるんで、大きなスーツケースに収納する際、日本でくるんだ紙では足りなくなり、ORITAIメンバーの方々が「ティッシュを買ってきます」と、買ってきて下さった箱を見て私は「オーッ!ORIGAMIと書いてありますよ!」と大声を出しました。 皆さんもそのメーカーは、初めてなのか、一緒に驚きました。私は「箱だけでしたか? 他にはなかったですか?」と聞くと、また、快くお買い物に行ってくださり、ポケットティッシュやロール式のキッチンペーパーも、買ってきて下さいました。
 「インドで、ORI GAMI とネーミングした商品に出会えるなんて、なんと、幸せなこと」
 私はスーツケースにたくさん積めて帰国しました。
 そして2回も呼んでいただいたお礼状の終わりに「もし、聞けたら、メーカーに、どうしてORIGAMIとネーミングしたのか聞いてくださると嬉しいのですが…、あのティシュが正方形なので、カットせずに折り紙用に使えます」と付け加えました。

インドの明日仁見さんから、すぐに回答のe-mailが来ました。
We were looking for a name for our
tissue products company and since
producing napkins involved folding
paper, we named the company after
the Japanese art of paper folding.
(ティッシュ製造会社にふさわしいネーミングを考えていたところ、やはりナプキンは紙をたたんで作られるので、紙をたたむという日本の文化「折り紙」という名前にしようと考えた。)
 明日さんたちも、正方形のティッシュに大喜びで、さっそく、伝承の『はす』を折ったとその後も報告をいただき、ますます嬉しくなりました。



◆World 0rigami Report
ロシアでの折り紙交流
小倉隆子、大島美代子、夏秋洋子、藤本祐子


2016年9月にロシアのサンクトペテルブルグで折り紙交流をしてきました。旅全体を通して、2015年の東京のシンポジウムに参加され、日本語も堪能なエカテリーナさんのお世話になり、素敵な経験をさせていただくことができました。
 15日(木)に出国、フィンランドのヘルシンキ経由だったこともあり、2日間ヘルシンキの街に立ち寄りました。広い国土に人口約550万人。ラッシュや雑踏とも無縁の首都でし
た。仕事は早い人では4時には終えて、6時7時にはお店も閉まってしまうそうです。
 また市民の憩いの森では、ブルーベリーなども自由に採ることができて、本当の豊かさについて考えさせられました。一方、世界一物価が高いことも実感!
 17日(土)に列車でロシア、サンクトペテルブルグに入りました。街全体が世界遺産というだけあって建物がどれも趣があり素敵でした。世界的に有名なエルミタージュ美術館がある街で、美術館では絵画のみならず、天井や床の装飾、色使いの素晴らしさに圧倒されました。
 初日に2015年シンポジウムに参加のイワン君と母親のナタリーさん一家に森のきのこ狩りに案内していただきました。街に住む多くの人が森に別荘を持っていて、木になった果実を食べたり、きのこを採ったり、木の実などでジャムやケーキを作る生活を普通にしている、ということでした。羨ましいですね! 
 街にはコンビニはなく、買い物は不便ということでしたが、手作りのお料理は温かくて、自然のままのりんごの味も素朴で美味しかったです。ロシアという国に持っていた認識がずいぶん変わりました。
 19日(月)に露日友好協会で、折り紙のマスタークラスの講習を行い、30名ほどの方たちに折り紙を講習しました。持参の作品を展示し、順番に講習。親子で参加の方達もいてみなさん楽しんでくださいました。
 参加した大人はほぼ全員が折り紙の先生で学校などで指導しているとのこと。そして国から公務員の資格を与えられているとの話で、「折紙講師」が立派な職業として社会的に認
められていることがわかりました。
必ずしも収入につながるわけではないそうですが…。

サンクトペテルブルグ折紙協会は女性中心の会で、会長のアンナ先生はNOAのシンポジウムのほか、スペインのコンベンションなどにも参加されており、日本折紙協会はじめ海外との積極的な交流も求められています。また、ソコロワさんは幼児教育の専門家で子ども向けの易しい折り紙の本も出版されています。今年18歳のイワンくんも折り紙を仕事に活かせないか進路を考えているようでした。
 ロシアでの折り紙の広がりを目にし、日本でも折り紙の楽しさを周りに伝え、広めていくことが私たち講師の勤めであることを再認識しました。関係をつないでこられた小倉さんはじめ、ロシアの方たちに深く感謝いたします。

記:藤本祐子



◆和紙ものがたり
連載〔第34 回〕油団

「油団」とは耳慣れない言葉ですが、紙を貼り重ねて油を塗った敷物です。絵が描かれることもあったそうです。座るとひんやりと心地よいので夏に使われ、それ以外の季節は内側を中にして巻いて保管します。LIXIL ギャラリー(東京都中央区)で開催された、暮らしの中
にいきる和紙用品をテーマにした『紙のみぞ知る用と美 展』(会期2016.12.8-2017.2.25)で、現在も作られていることを知りました。
福井県鯖江市の表具店「紅屋 紅陽堂」だけが、伝統の技を守っています。「紅屋 紅陽堂」の牧野友美さんと鯖江商工会議所にご協力いただいて、油団を紹介します。


○作り続ける理由

今回、お話を伺った牧野さんは、1917(大正6)年から続く表具店「紅屋 紅陽堂」の3 代目店主です。1955(昭和30)年から1965(昭和40)年ごろは高度経済成長期でもあり、油団の注文も多く、作る表具店も福井県には多くありましたが、現在は紅屋紅陽堂一軒のみとなりました。製造に高度な技術と手間を必要とし、6 畳を毎日3 人で作業しても、1か月はかかるそうです。日本の家屋から座敷が減り、さらに家電製品のおかげで、夏の暑さをしのぐ苦労も少なくなったので、需要もわずかしかありません。価格は8 畳用で100万円ほどです。
 「どうして作り続けているのですか」との問いに、「よく尋ねられるのですが、自分がいいものだと思っているから作っています。油団に一度寝っころがってみないと私が言っていることはわからないと思います。私が作っているのは、高価な伝統工芸品ではなく、普段使いの家庭用品なのです」と牧野さんは答えられました。
 確かに価格は安くはありませんが、使い主が糠袋での乾拭きなど手入れを欠かさずに大切に扱うと、風合いも機能性もよくなっていき、100 年もの長い年月使える製品なのだそうです。



○油団の起源

つるんとした見た目や、ひんやりとした感触で、夏の涼感用品として使われ、暑い季節が過ぎると巻いてしまっておく油団は、江戸時代には作られ始め、当時から高級品で、良家や料亭などで使われていたようです。1885(明治18)年、柳田幾作 著の『貿易備考』(大蔵省記録局 編)には、奈良県、福井県、愛知県、新潟県、埼玉県、東京府(現、東京都)が産地としてあげられていて、輸出品でもありました。

 油団の歴史について書かれた資料は少ないのですが、牧野さんは起源を朝鮮半島の温突紙と考えられています。オンドルは床下に煙道を作り、焚いた火の煙を通して部屋を暖める暖房装置で、床に張る楮紙の、堅く丈夫な敷物が温突紙です。ただし温突紙は一年じゅう敷きっぱなしですが、油団はしまうために巻く必要があります。


○油団に使われる紙

日本で最初の製紙の記述は『日本書紀』にある610 年ですが、福井県はその100 年前から紙漉きが行われていたという伝説が残る土地です。紙漉き1500 年という誇りがあり、今でも製紙業は盛んで、「越前和紙」というブランド名もあります。紅屋紅陽堂では、越前和紙の楮紙と雁皮紙(雁皮が原料で、紙肌の美しさと丈夫さとを併せ持つ紙)を貼り合わせて、油団を製造します。


まず、油団台(和紙に柿渋を塗ったもの)に、雁皮紙の表を下にし継ぎ貼りします。この雁皮紙が表側になりますが、その上に楮100%の生漉紙(白く滑らかにするための土粉などを加えずトロロアオイなどのネリを入れるだけで漉いた紙)を貼ります。巻き解きしやすいように、紙の目は巻く方向に対し横目になるように貼っていきますが、強度も必要なので中央部分には縦目の紙を貼ります。貼るたびに打ち刷毛で繊維が絡まるように強く叩きます。この工程を繰り返し、必要な大きさが3 層重なるようにします。最終的に15 枚ほどの和紙が貼り重ねられて約3mm の厚さになります。
 「耳曲げ」という端の処理をして、防虫、防腐、毛羽押さえのために裏側に柿渋を撒きます。

 一方、表側には、熱した荏胡麻油を布を使って二度塗りします。荏胡麻油は荏胡麻の種から採った乾性油です。紙は水とも油とも相性がよく、油が繊維のすき間に浸み込んで、防水性が高まり、堅く丈夫になります。薄い黄色の状態で仕上がった油団が使い込んでいくうちに色に変化するのは、荏胡麻油が酸化するからです。
 油を塗ったあとは、屋根の上で1日天日干しです。敵は鳥の糞。落とされると台なしです。
 仕上げにコーティングするために豆腐一丁(8 畳分)をつぶして、木綿の布で表面にすり込んで乾拭きします。浮き出た繊維が大豆たんぱく質で固まってこすれとれ、よりつやが出て、滑らかになります。
 実は油団がひんやりとする理由ははっきりとはわかっていないのだそうです。昔から人々は用意できる材料で工夫しながら、紙でさまざまな生活用品を作ってきました。牧野さんのように、よいものだから作ろうと努力する人たちによって製造の技術が継承されているのです。


参考資料:『和紙 紙のみぞ知る用と美』(LIXIL出版)、『鯖江商工会議所ホームページ』、『日本伝統文化振興機構ホームページ』、『紙の文化誌』(丸善)、『紙の民具』(筑摩書房)、『トコトンやさしい紙の本』(日刊工業新聞社)、『紙の文化事典』(朝倉書店)、『和紙の見分け方』(東京美術)、『和紙と洋紙』(紙の博物館)、『和紙博物誌』(淡交社)、『和紙生活誌1・2』(雄松堂書店)、『和紙文化研究辞典』(法政大学出版局)、『和紙の手帖II』(全国手すき和紙連合会)、『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科全書』(小学館)



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集 こどもの日



●季節の窓辺
朝日 勇

連載 第9 回 
避暑地の五月 
May in a summer resort
森と林を いくつか抜けて
広がるこの地に 夏館
五月の風は 緑葉と
秘かに言葉を 交わしつつ
人 来ぬ道の一筋を
来る人有りやと 目を注ぐ

時 流るれば 此の郷も
人の行き来が 繁くなり
夏のページの 花開く
今は静けさ 満ち満ちて
妖精達の 我が世界

●ミニ知識

◇端午の節供…端午とは「月の初めの午の日」という意味なので本来は5 月とは限りませんが、旧暦5 月は現在の6 月にあたり、じめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い梅雨の時期なので古代中国では物忌みの月とされました。数字が重なる5 月5 日を端午の節供と決め、強い香りのする菖蒲と蓬を使って邪気(病気を引き起こすもととなると考えられたもの)をはらう行事が行われました。それが日本に伝わり、田植え前に菖蒲や蓬で
葺屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄よけをする風習が生まれました。中世に入り武士の時代となると、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、男の子の成長を願う祭へと変わっていきました。江戸時代には危険で廃れましたが、子どもたちが両軍に分かれて石合戦を行う行事もあったそうです。鎧や兜や刀が、身を守るものとして飾られ、江戸時代末期には紙製の鎧兜飾りがはやったそうです。
◇菖蒲…サトイモやミズバショウの仲間で湿地に育つ多年草。花菖蒲とはまったく違いますが、剣の形の葉が似ていることから、花菖蒲と混同されてきました。夏に黄緑色の小さな花が穂になって咲きます。
◇薬玉…もともとは端午の節供の飾り物で、邪気をはらい長生きを願うために、香りや薬効のある菖蒲や蓬などを編んで丸めて玉を作り、五色(青、赤、黄、白、黒)の糸をたらしたものでした。柱や簾に掛けたり、身に着けたりしていました。


●ミニ知識参考図書:『花と樹の事典』(柏書房)、『和菓子の世界』(岩波書店)、『植物と行事⦆その由来を推理する』(朝日新聞社)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『里山の植物ハンドブック』(NHK出版)、『忘れないで季節のしきたり日本の心』(小学館)、『WASHI 紙のみぞ知る用と美』(LIXIL出版)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『年中行事事典』(三省堂)、『雛まつり親から子に伝える思い』(近代映画社)、『変わり兜図鑑』(新人物往来社)、『大辞泉』(小学館)、『学習国語百科事典』(三省堂)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)


●ひしがたのふうせん
Diamond balloon by Mr.Ukyo ISHII
石井 右京(6歳)

ひしがたのふうせんをつくりたかった。あたまのなかでおりかたをくふうしてかんがえていたら、1かいで、できた。ろうじんホームのおばあちゃんにあげると、とってもよろこんだ。またつくりたいとおもいました。(作者)


●スリットのある立方体
Cube by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子

それぞれの面の中心でつないでいくので、コーナーにはスリットができます。小さな紙で作ると、ペンダントトップにもなるかなあと思いました。(作者)


●かぶとJapanese helmet by Mr. Yukihiiko MATSUNO
松野 幸彦

平面で顔つきのかぶとになる形です。(作者)


●兜ミニ知識

◇兜…頭部を守る防御用の武具で、着用者の威厳を示す役割もありました。奇抜なデザインにはその武将の信仰心や美意識が込められていたそうです。なお、カブトは、もともとは「冑」の字が用いられていました。一方、ヨロイが「甲」でしたが、のちに混同されて、「甲」がカブトの意味で使われるようになったそうです。

◇総角(揚巻)結び…装飾結びのひとつです。中心の結びの形から、下の図のような「人形(ひとがた)」と、その左右対称のもの「入形(いりがた)」と2 種類あります(左の写真の総角結びは入形です)。


●やっこさんYakko-san by Mr.Tsunetoshi O- TSUKA
大塚 恒敏

小さいころ祖母に教わったのが「やっこさん」と「つる」でした。胴体とはかまをのりで貼って遊んだ思い出があります。コマを折っていたら急にやっこさんを思い出し、あれこれやっているうちにのりづけなしに合体、自立し手もついてこの形になりました。折り紙って小さくなっても正方形なんだよね。それが不思議です。(作者)



●おりがみミニブースMiniature booth by Ms.Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

小さな用紙でおりがみを楽しむ愛好の方も少なからずおられるようですね。小さな作品でブースの中に夢の情景を構成してみましょう。ふたをさしこむことで、みとふたの差が解消、しっかりとじます。(作者)


●花菖蒲 Iris by Mr. Nobuyoshi SHO‒ JI
東海林 伸嘉

この作品を作るとき、参考のために実物の菖蒲を観察しながら考えました。その際、見る角度を変えるたびに花の印象が変わってしまい、作品にするのは難しい作業でした。綺麗な和紙で作ると飾りにいいと思います。(作者)



●太陽
青柳祥子

ヨーロッパ出身の友達に折り紙で何が折れたら嬉しいかと尋ねると、すぐ帰ってきた答えが『太陽』でした。そうか、太陽に感謝して毎日暮らしているんだなあと思い、いつか彼女のために、太陽を作りたいと思っていました。糊付けなしの作品で気に入っています。(作者)


●窓付きニャンコKitty photoframe by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山 三千江

お腹を見て!!と自慢気に両手を広げているニャンコです。さしこみにくいと思いますが、好きな写真など入れて楽しんでください。うしろに箱をつけて背負ってる感じにしてもかわいいです。ペンスタンドみたいになります。(作者)


●帯巻きケースCase by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

帯を巻きつけるように組み合わせたケースとなりました。1色、2色、4色などで組み合わせても楽しそうです。(作者)


●ミニ知識

◇鯉幟…もともとは疫病よけの鍾馗などの武者絵が描かれた幟の脇に付けられた「まねき」という小さな飾りでしたが、江戸時代の半ばごろから吹き流しの大きなものが付けられるようになりました。江戸の町民の間で、中国の黄河上流にある龍門の急流を登った鯉が龍になるという登龍門の伝説にあやかって、子どもの成長と出世を願って飾られるようになりました。
◇柏餅…江戸時代に江戸を中心に広まったとされる、端午の節供菓子です。柏の木は新芽が出るまで葉が落ちないことから、子孫繁栄の願いを込め、庭に植えられていました。柏という名前は、「炊葉」に由来し、柏の葉は食べ物を蒸したり盛ったり
するのに用いられました。厚みのある長さ12cm ほどの倒卵形(卵の尖った方を下にした形)の葉で、縁にゆるい波状の鋸歯(のこぎりの歯のようなギザギザ)があります。江戸時代から小豆餡のほか味噌餡のものも作られて、葉の表裏で中味を区別していました。九州など西日本では、サルトリイバラ(葉は楕円形で、ツルに刺があり、サルも引っ掛かるという意味)の若葉で柏の代わりに包み柏餅とされました。今月号の口絵では、ノアブックス『花のおりがみ』や『おりがみでハロウィン』収録の伝承の葉っぱを使って、柏餅もどきを折りました。皆さんも工夫してみてください。
◇母の日…5月の第2 日曜日。2017 年は5月14 日。アメリカの習慣が伝わり、第二次世界大戦後に広まりました。また、5月5 日の「こどもの日」は「母の日」でもあります。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として、1948(昭和23)年に国民の祝日となっているのです。
◇愛鳥週間(バードウィーク)…5 月10 日~ 16 日。愛鳥週間は、1894 年にアメリカで、森林の保護者である小鳥を守ろうと、「バードデー」が提唱されたのが始まりです。その後、毎年4 月10 日が「バードデー」となりました。日本では1947 年(昭和22 年)に鳥類保護の推進のために日本鳥類保護連盟が結成された際に、4 月10 日の「バードデー」が制定されましたが、この時期ではまだ積雪が残る地方もあることから、1950 年(昭和25 年)に、現在の期間が「愛鳥週間」と定められました。




●クレマチスClematis by Ms.Ayako KAWATE
川手 章子

4つのパーツからできあがった作品です。のりは不要です。わりあいしっかり組めるところが楽しく思われました。両面おりがみなどで折るとよさそうです。図鑑を見てクレマチスに似ているな…と思い名付けましたが、幾何学的な花のようでもあります。(作者)



●英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 18 小鳥の楊枝入れ 藤本祐子
Bird toothpick holder by Ms.Yu‒ko FUJIMOTO


私の大好きな小鳥を楊枝入れの仲間に入れたくて作りました。15cmの紙でもいいのですが、12cm位の少し小さめの紙で折ると可愛いです。羽や顔は少し「ぐらい折り」(はっきりとした目安がなく、だいたいこのくらいと見当をつけて折ること)になっていますので、お好きなポーズで折ってください。(作者)
In order to add in my collection of toothpick holders, I made my favorite
small bird model. It is cute with a little small 12 cm square origami
paper, although it is also fine with a 15 cm square paper. Folding the
feather and face of this bird is a kind of “intuitive folding” (folding
in your guess as there is no defined position). So please fold them
according to your taste.(Author)



●読者の広場

 「おりがみギャラリー」、「季節の窓辺」の作品を並べて見ると壮観ですね。
愛知県 田中さん
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 頭の体操をさせていただいています。これでよいのかな?と思いながら送っておりますが…。
岡山県 片島さん
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●World 0rigami Report
◆ニューカレドニア博物館で折り紙体験!
倉橋聡美(ニューカレドニア)


2016年11月16日(水)、ニューカレドニアの首都、ヌメアにあるニューカレドニア博物館(Musée de Nouvelle-Calédonie)で子どもたちと折り紙を楽しみました。この博物館は、主にメラネシア(オーストラリア東北方の島々の総称)系の人々の生活や文化、芸術品などを展示していて、文化交流の意味合いも含め、子どもたちを対象に様々なイベントを開催しています。
 この日は、子どもたちと一緒に、母親や研修に来ていた若い学生も参加。約15人が3時間、たっぷりと折り紙を体験しました。簡単なピースを組み合わせてできる綺麗な花や、遊べる折り紙をテーマに選び、子どもに人気のカエルや風船、ユニットで作る2種類の花、よく回るコマなどを折りました。
 終了後には、手伝ってくれた夫と二人、参加者から大きな拍手をいただき、心温まるひとときでした。自分で作った折り紙の花を髪や服に挿さ し、嬉しそうに笑う参加者の姿を見ることが、折り紙インストラクターとしての喜びです。



◆鈴木恵美子先生の講習会 in Delhi
Origami Oritai 隊員 大谷加奈子・瀬尾奏子(インド・ニューデリー)

2016年11月3日(木)~6日(日)、折り紙サークルOrigami Oritaiが鈴木恵美子先生をインドへ招き(2回目のご来印)、国際交流基金ニューデリー日本文化センターやThe Blind ReliefAssociation(以下、「盲学校」と記載)やOritaiメンバー自宅にて、数々の講習会を開いていただきました。
 待望のツイストローズの講習会では、仕上げの部分で、先生が全員の席を見回り、間近で実演してくださったので、ツイストローズの繊細さや美しさに、みんな夢中になりました。
 数々の講習会の中で、特に印象に残ったのは盲学校での講習会です。
 補佐役である私達Oritaiメンバーも、事前に、実際に目を閉じて、先生の説明を聞きながら折ってみましたが、色のある面がどちらにあるかなど、普段意識していなかったことにまで気を配らなければなりません。同じ説明を聞いて折っても、それぞれ違う形のものができあがっていました。言葉のみで折り方を理解する難しさ、理解させる難しさを知りました。こうした自分たちの体験をもとに、どうすれば折り方が理解しやすく、かつ生徒たちが楽しめるかを先生とメンバーで考え、伝承作品「ふうせん」を講習会で作る事にしました。
 講習会では、課外授業として日本語を学んでいる生徒7名と、職業訓練をしている大人3名が生徒です。それ以外の生徒や学校のスタッフも来てくれました。日本在住経験もある、盲学校のパンデー理事長が、恵美子先生の言葉を訳し、私たちは生徒のサポートをしました。その際、目を閉じての事前練習がとても役に立ちました。生徒達は折るセンスがあり、初めは難しかった二つに合わせて折ることも、2回目は指先で折り目を確認しながら、自らの力でどんどんと折り進めていました。
 その後は、会場にいた生徒、総勢250人全員参加で、一枚の折り紙を使ったゲームをして盛り上がり、恵美子先生から生徒達への温かいメッセージで講習会は締めくくられました。
 パンデ―理事長からその時、驚きの事実を伺いました。30年前に盲目の折り紙作家、加瀬三郎さんがこの学校を訪れたそうなのです(写真参照)。こうした思いがけないエピソードや、日本語で「楽しかった」と大きな声で感想を述べてくれた生徒たちとの出会いは、Oritaiメンバーにとっても、生涯忘れられない貴重な体験となりました。4日間に渡り、こうした素晴らしい講習会の数々を開いてくださった鈴木恵美子先生に、心から感謝しお礼申し上げます。



●みんなの作品展

◆NHK文化センター川越教室
作品展  髙山鈴子さん(東京都)

2016年11月13日(日)~15日
(火)、NHK文化センター川越教室おりがみドリームの作品展を、昨年と同じ小江戸蔵くらり里、展示蔵で行いました。今回は3日間だけでしたが連日たくさんの方々にご来場いただき、折り紙教室も楽しんでいただきました。生徒共々心よりの感謝を申し上げます。ありがとうございました。



●サークル紹介 
西川久美子さん(香川県)

 2013年3月から活動を始めた、私たち「福岡折り紙サークル」は、坂本整よし子先生の指導のもと、現在11名のメンバーで、季節に合わせた色紙やお花などの作品作りをしています。指先を使って脳トレもかねて、皆で和気あいあいと楽しく活動しています。



◆第15回新春を飾る折り紙作品展「それぞれの四季」 
朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会 原 嘉子(埼玉県)


第15回新春を飾る折り紙作品展「それぞれの四季」が1月3日(火)~11日(水)、川口市立グリーンセンター・緑のアトリエで開催されました。お天気にも恵まれてたくさんの方々がご来場され、朝日 勇先生のご指導のもと、折り紙の魅力と楽しさを体験していただけたのではないでしょうか? 遠方から、また初めてご来場されました皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。



●支部だより

◆永田紀子先生をお迎えして
多摩支部「山鳩」 支部長 瀬田美恵子/東京都


2016年12月16日(金)、永田紀子先生をお迎えして特別講習会が行われました。初めて先生にお目にかかったのは11年前になります。石川県の日本折紙博物館でのことでした。帰りの電車の中では、楽しい折り紙談議に花が咲きました。今回当会にお迎えするのは4度目! です。嬉しい再会となりました。
 講習が始まり、一番に教えていただいた「祈り」はリースです。7枚の赤いピースはしっかりと繋がれ、その上を白い鶴が飛翔する姿は、新年にふさわしい作品となりました。
 そして、『378号』に掲載された「花器」は、その帯のユニークなドッキングと両端の処理の仕方が面白い!折り図ではなかなか描き表せない「箱にする難しさ」を、驚くほどすっきりと簡単に教えていただきましたし、両作品ともに永田先生の揺るぎない高い技術を見た思いがしました。
 参加された皆さんも、ゆっくりとはっきり大きな声で教えて下さるので、とても分かりやすかったと思います。我々も見習わなくてはならないことがたくさんありました。
 最後に、芳賀雪枝さん作「らせん折り」を紹介して下さいました。とても優雅な模様が生まれる、この作品群は、何だか楽しいマジックを見ているようでした。
 初めてお会いした時と、変わらない情熱をお持ちの永田先生、楽しい時を有難うございました。



◆練馬支部 2016年の活動報告
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

12月例会 兼 忘年会    
 平成28年度最後の例会と併せて忘年会を12月3日(土)・4日(日)にかけて実施しました。当日参加者一同、上野駅に集合、「ときわ」59号で出発、目的地「いこいの村涸ひぬま沼」に到着、直ちに第一回の教室、講師は中村桂一常任理事で干支のにわとり他を楽しみ夕刻、野鴨が涸沼の水面を泳ぐ姿を眺めながら終了。温泉で身を温め、夕食を兼ねた忘年会。参加者が一人ずつ、折り紙の出会いやら抱負を語らい和気あいあいの刻をすごし終了。二日目は鎌原美子さんが担当し、昼食後、ホテルの車で那なかみなと珂湊魚市場に移動、各々散策しながら土産物を手にして帰路につき充実した二日間をすごしました。


 町内会で「折り紙教室」開催  
 9月下旬に、町内会の「折り紙教室」に協力してほしいとの電話があり、松田厚生委員とお会いしました。
 練馬区はアニメ発祥の地と呼ばれアニメの活動は盛んだが、区内には日本折紙協会の大橋晧也理事長や吉澤 章先生(故人)を始め折り紙関係者が多く在住されていることを知り是非町内会の主催で「折り紙教室」を行いたいとのお話でした。10月の例会で皆さんの賛同を得て11月27日(日)に開催いたしました。当日は松野幸彦・高山鈴子・鎌原美子各先生が協力して45名の参加者に各々指導、制限時間をオーバーして熱中、大変喜ばれ盛況裏に終了しました。残念ながら余りに忙しく会場模様のスナップを撮れずお伝えできません。反面、参加者から数名支部の教室に加入したいと申し込みもあり、嬉しい結果となりました。


●折り紙夢工房作品展報告
  武南支部「折り紙夢工房」(支部長 金杉優子) 文:金杉登喜子/埼玉県

◆2016年9月24日(土)~27日(火)
県芸術文化祭で作品展を開催(川口総合文化センター)   
 テーマは「四季彩々&実用おりがみ」。四季を代表するイベントのブースを新たに4個制作しました。
 ひな壇にずらりと並んだ豪華な「おひなさま」。子どもの健やかな成長を願う迫力ある「端午の節句」。直径2cmの和紙で折った菊を1000個使った「菊人形」。夢見る子どもたちの元ヘ70人以上のサンタが一斉に繰り出していく「川口のドリームデリバリーサンタ」。
 各ブースとも制作に2か月~半年かかりましたが、皆で協力して作り上げたので、完成時にはどの教室もやり遂げた充実感でいっぱいでした。他にも、すぐに折れる・使える・楽しめる「実用折り紙」作品や、多数の作品を展示。
 来場者からも「素晴らしい四季を感じる事ができました」 「1枚の紙のおりなす芸術を後世につないでいきたいと思いました」「折り紙をやりたくなりました」という感想をたくさんいただき、折り紙には人を引き寄せる魅力があると改めて感じました。


◆2016年10月21日(金)~30(日)
日本でも人気のツールドフランスクリテウムに合わせ展示会を開催
           (新都心With YOU さいたま)  

 楽しくサイクリングをしている埼玉県マスコットのコバトンやさいたまっちたち。サイクリングロードの横で遊んでいる動物達。
 自然の中で自転車を楽しんでいる様子を表現した自転車コーナー(『491号』に関連記事あり)は、昨年に引き続き大好評でした。
 また、日本折紙協会の『おりがみ4か国語テキスト』作品の前では、「知ってる」「これは折れる」と来場者同士で、会話が弾んでいました。
 普段、折り紙とは関わりが少ない方々にもたくさん見て喜んでいただき嬉しかったです。


◆2016年11月26日(土)
埼玉県芸術文化ふれあい交流フェア( さいたま文学館・桶川市民ホール)

今回は世界遺産の細川紙で折った「菊」「ゆり」「ひまわり」作品も展示。体験コーナーも細川紙を使用して、人気の「シクラメン」「雪の結晶」を作りました。
 来場者は作品を前に細川紙ならではの風合いや温かさを楽しんでいらっしゃいました。
 (会場は別ですが、『484号』に、細川紙で制作した折り紙作品展の様子が掲載されました)





~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 春らんまん500号まつり
特選折紙ギャラリー

◆季節の窓辺
朝日 勇

連載 第8 回 
春陽多彩 
Colorful spring sunshine
ぽかぽかと春の陽は、生きているすべてのものを応援してくれているようです。ちょっとつかれたなと思っていても、何だかがんばれそうです。

長のどか閑な日和の 心地良さ
陽ひかり光がこの地に 降り注ぐ
春待ち顔の 草木もやがて
光包んで 活気づく
それぞれが持つ 有り様ようで
花の姿を 送り出す
遠目引くのは 桜花ばな
枯木が花への 七変化
芽から蕾で 花となり
思わぬ風に 吹雪花
人の歩みの 道みちのり程を
重ねては 桜はな花を慈しむ



◆ガーデンローズ
佐藤直幹

『500号』達成おめでとうございます。長野の片田舎で暮らしていた私にとって、雑誌『おりがみ』は、折り紙に関する唯一の情報源でした。その記念の『500号』に私の作品を載せていただけるとのこと、感無量です。(作者)


◆Star fish(ヒトデ)
ジョン・モントロール

正方形用紙から星形を折り出す試みで、最初にヒトデを発表したときは基本の形(⑭)までの工程が整理できていませんでしたが、のちに折りの基準を設けました。⑭は「5つのカドをもつ正方形」で、花にも応用できます。(作者)


◆500号記念創作折り紙特別寄稿
笠原邦彦
しろくまのおやこ Polar bear and bear cub by Mr. Kunihiko KASAHARA

とうとう500号の発刊! すごいですね。単純に12で割れば、創刊以来40年以上となるわけですね。
 しみじみと懐かしむに、NOAマガジン創刊の頃は、私まあまあ力がありました。頭の中にイメージしたものは、次々と楽しく取り出せたことでした。しかし今はもう、しっかりと折ることもままならなくなったようで…40年とは、我が身で思うだけでも、そりゃ大変な年月です。
 でもこの500号を(折り返し点)と考え、1000号までも継続、存在されていってほしい!
 オバマさんが専用機の中で折った美しい「おりづる」を、広島市にプレゼントしてくれたというニュースに示されたように、おりがみは平和のシンボルでもありますから、この美しい世界を紹介するマガジンの号数を伸ばし続けることは、平和行動とも等しいと言えるでしょう。
 さて今回、編集部より『500の数字に関連したような作品を』とのご依頼がありましたが、頭をひねってもアイデアは浮かんで来ませんでした。で、苦し紛れに、上記「500は1000の半分。」とのこじつけから、正方形のおりがみの(半分)からできる作品として、「白くま親子」と「雪山の飾り台」を思い付いて返事をお送りした次第。
 ところで親子を、親子らしいサイズにするために、一般的な15センチ角の用紙で折ってみましたら、こどもが思うように折れません。(昔はこんなのすらすら折れたのに!)ただ「白くま」と「雪山」ですから、白い紙でいいわけです。そしておりがみ用紙より大きな白い紙といったら、A4のコピー用紙があります。これを使えば、楽々と折れるサイズが採れるでしょう。場合によったら、裏の白い(広告チラシ)でもいいですよね。



◆正五角形エコエコ封筒 藤田 文章
ECO friendly pentagon envelope by Mr. Fumiaki FUJITA

エコエコとは ecologica(l 環境を損なわない) and e エコノミカルconomica(l 経済的な)ということでECO friendlyと同じく非常にNOWな言葉です。(掲載号の作者の言葉より)
※正確には正五角形ではないので、少し平たい五角形になります。正五角形にしたいときは、
 A4 サイズの場合、 長辺を8mmほど切り取ってください。


◆舞妓さん(だらりの帯)  窪田 八重子
Maiko-san(Japanese dancing girl) by Ms. Yaeko KUBOTA

思いがけない御便りに、光栄で胸が震えました。2月6日の誕生日プレゼント(96歳)で最高に幸せです。(作者)

古都特集で掲載した、大好評の作品です。紙選びを楽しみながらお作りください。作者の窪田さんは「貴花田・宮沢りえ」(『210号』掲載)、「トイレマーク」(『218号』掲載)、『チャップリン」(『257号』・
『おりがみ傑作選4』掲載)、「マリリンモンロー」など人物の形も多く創作されています。(編)


◆手(グー、チョキ、パー) 熊くまさか坂 浩ひろし
Hand(Stone、Scissors、Paper) by Mr. Hiroshi KUMASAKA

『こんにちは あかちゃん」という特集で、あかちゃんの手形として口絵で紹介されました。形をととのえるためにのりづけが必要ですが、グー、チョキ、パーのじゃんけんもできます。『500号』記念で、5本の指の、折り紙には欠かせない手です。お楽しみください。



◆ピュアランドパンダ サイ・チェン

イギリスの折り紙作家の Jジョンohn S スミスMITH さんが、“Pureland origami”を提唱しました。初心者にも折り紙に親しんでもらえるように、谷折りと山折りだけで作ることができる簡単な作品のことです。サイ・チェンさんは、台湾出身のアメリカ在住の折り紙作家で、1枚で折れるパンダは大人気でした。


◆梅のかんざし 飯田 和子

小さな紙でかんざし用に作った梅の花で、シベの代わりに水引がのりづけされています。この作品は「カーネーション」(『おりがみ4か国語テキスト100』収録、薗部光伸 創作)の8枚の花びらを3枚折り込んで5枚の花びらにしたもので、この方法を使って笠原邦彦さん、薗部光伸さんなど多くの作家も花や星などを1970年代に発表されています。


◆ショーケース  川手 章子

簡単に折れる作品です。掲載当時、この作品を秋祭りの屋台の商品ケースとして用いました。春なので、プランターにしてお花を飾ってもよいでしょう。逆さまの形でも使え、側面の外側や内側のポケットに、メモなどをさしこむこともできます。また、積み重ねて、積み木遊びもできます。表紙の500の数字には、この作品を使っています。


◆読者の広場

 『月刊おりがみ通巻500 号』おめでとうございます!! リクエストです。よ
ろしくお願いします!!*ハイヒール『417 号』井上如童さん、巽 照美さん作 *洋傘『214 号』野間正路さん作 *門松『377 号』半田丈直さん作 *ソフトクリーム『312 号』石渡正一さん作 *飾り台『393 号』小倉隆子さん。もっと早くから『月刊おりがみ』を知っていれば… といつも思っています。
 大阪府 米地さん


会員を四半世紀続けてきました。折り紙ボランティアの「跡継ぎ」もできました。入会して、本当によい体験をさせていただいたと思っています。
群馬県 奥原さん



◆折り紙遊びのはじまりと今も生きる「礼法」

現代における折り紙は、基本的には「遊び」です。
 折り紙は勝敗を争うゲームではありませんが、遊びにはすべてルールがあります。ルールとは規則のことです。ルールのない競技はなく、法律のない国もないように、世の中は規則や制約でいっぱい、だからこそ秩序が守られているともいえます。
 折り紙は、目に見える秩序です。
 現代の折り紙遊び、つまり「遊戯折り紙」は「儀礼(礼法)折り紙」の余技として生まれたとされ、今こんにち日、両者ははっきり区別されているかのようですが、いくら「遊び」だからといっていい加減に折っていては美しい作品にならないように、あらためて、遊戯の中にも儀礼(礼法)が生きているというお話です。


◆武家社会で整備された礼法折り紙
 
 室町以来、上流の武家社会の間で行われ、伝えられてきた日本独特の礼法のひとつが「折形」でした。
 正式な礼法は、女性ではなく男性、武士のものでしたので、武具を包むための形もたくさんありました。
 それらは、お止め流(秘伝)としてあくまで武家社会の中で伝えられてきました。


◆町人社会や女性の間にも普及

 江戸時代に入り、紙が大量に生産、消費されるようになると、下級武士や町人、女性の間にも折り紙が広まっていきました。
 秘伝だったものから一般へ普及したのには「雛形」の存在が大きいと考えられます。雛形は、折形のミニチュア版見本帳で、それは実際に物を包んでいませんので実用でなく形式的、平面的で、純粋に形を示したものとなっていて、今でいう(見立ての)「折り紙」の始まりといえます。
 遊戯折り紙はこの頃生まれたと考えられていて、礼法家のいわば「余技」として、扱いの難しい紙に慣らすための練習用として弟子に教えることもあったでしょう。なお、「鶴」「薦
僧」「舟」の三点は、他に比べて早い段階で生まれていたようです。
 もと武士の浪人は、家元とは関係のないところで「小笠原流」などを名乗り、礼法(折り紙はその一部です)を教えました。女性を含む裕福な町人たちは、上流をまねるため盛んに習いにきました。また「寺子屋の師匠」は、浪人に適した職業で、習字の書き損じの紙や障子の残片なども多くあったでしょうから、折り紙遊びの生まれる環境にありました。文献には、師匠が折り紙を折って子どもにあげている挿絵などもみられます。ここで注意したいのは、まだけっして折り紙が「子女の遊び」などではなく、武士の出で折り紙に関わりのあった師匠から、折った現物をもらう、という形だっただろうということです。


◆正方形用紙について
  
 紙はもともと長方形に漉かれますから、正方形の用紙を取り出すには一手間かかります。現在、折り紙用紙といえば正方形が代表的ですが、それはなぜでしょうか。
 「雛形」にある形を再現しようとするとき、あるいは先生と同じ形に折りたいとき、自分の手元には見本の用紙の相似形がなければいけません。たとえば「長方形」にもいろいろな縦横比があるので、それがまちまちでは見本と同じ形になりません。そこで便利なのが「正方形」で、わりとたやすくスタートラインを皆同じくすることができました。正方形はある意味特殊な形で、対称軸(半分に折るすじ)が2通りあること、線対称でもあり点対称でもある、四放射状でもあるので、多くの基本形に通じ、形の変化の可能性を多く秘めています。このようにして、遊戯折り紙に関しては、少しずつ紙形が正方形に集約されていったのです。
 「折り鶴」も、正方形用紙がなければ生まれなかった形です。
 

◆礼法、作法、儀礼、様式、形式、所作
  
 折り紙の歴史の話から少し離れます。「形(かた)を重んじる」という言い方があります。折形の「形」も同じですが、これは見本のカタチという意味だけでなく、手順や動作の決まり事という意味も含まれています。
 小見出しに並べた言葉は皆、私達にとってとても大切なもの、身につけておきたいもの、というニュアンスがありますが、言葉で説明するのは難しく感じます。それはやはり「形」としか表現できないものだからでしょうか。柔道や剣道、能や歌舞伎、華道や茶道、横綱の土俵入り…皆、細かな決まりがあって、決まりが守られれば守られるほど、美しさが感じられるものです。私達は、そういった形(型)によって心と技を継承してきたのです。


◆折り紙遊びで培われる力
  
 いま、折り紙を楽しむ中で培われる力は、次のようなものとされます。
・規則的で順序性のある物の考え方
 (論理的思考力)
・創造性豊かな直感的な物の見方、
 考え方(直感的思考力)
・線、形、色などの造形的美しさ
 (紙の造形美)
・教え合う中での人間関係
 (コミュニケーション力)
・伝統への正しい見方(伝統)
・完遂するねばり、集中力(意志力)
・秩序感など生活の良き習慣(習慣)
・造形表現の日常化(生活化)
 近年、折り紙は、完成形の設計や、折り目の工学的機能などが「最先端」として注目されていますが、手遊びの中では「きちんと、ぴったり合わせて、美しい所作で、順序立てて」折らないと、美しい完成形は望めません。
 折り紙遊びは、折形という武家社会の作法、礼法をルーツに持つということを、時に思い出して、「折り図という様式」や「講師の作法」を前にして、手順や所作を意識しながら少々かしこまった感じで取り組んでみると、既存の作品の中にも新たな発見があるかも知れません。



〔岡村昌夫さんよりひとこと〕
 正式の礼法は武家のもので、男性社会の文化でした。江戸時代になって浪人たちが生活のために町人や女性に教えるようになったのです。女子の躾のためにできたのではないのです。紙は貴重でしたし、儀礼用高級紙は、慣れないと上手に折れません。慣れるために余技として折り紙が生じたのは自然の流れだったでしょう。長方形を斜めに使うと左右非対称の形になり、正方形だと対称になりやすいので、礼法では長方形を多く使用し、遊びの折り紙では正方形が多くなりました。正方形だと真似しやすいので、お弟子が減るのを恐れた「職業的礼法家」が敬遠したのかも知れません。 (折り紙歴史研究家)



◆海外で出会った「おりがみ」
青柳祥子


娘のありさが1歳の時に家族で渡豪しました。その娘が今21歳になります。
 このお話は今から20年前の話になります。
 主人の仕事の関係で、オーストラリアのシドニーで暮らすことになりました。1歳の娘と一緒に図書館に通ったり、市役所のボランティアの先生から英語を習ったりの日々でした。ある日、市役所のイベントのコーディネーターが、Shokoは日本人なのでおりがみを教えることはできないか? と尋ねられました。毎月1回クラフトの教室を企画している彼女は、おりがみはどうかと考えたわけです。その時私はおりがみが得意だったわけではないので、少し戸惑いました。おりがみは幼稚園以来でしたが、折り紙なら英語表現がきちんと話せなくても手元を見てもらえば何とかなると思い、やってみることにしました。それでシドニーの日本図書館に行って、箱、花、動物などを練習して、教室で紹介すると20人くらいの参加者は「ペーパーマジックだ!」と拍手喝采、何人かの人は自分ひとりで作品を完成することができ、嬉しさのあまり抱きついてくる人もいました。これが私の折り紙の始まりなのです。
 折り紙って、すごい!こんなにたくさんの人を笑顔にさせるんだと、海外で初めて折り紙のすばらしさを再認識したのです。こんなに人を幸せにする折り紙をぜひ自分も伝えていきたいと思いました。
 それから折り紙中心の生活が始まったわけですが、折り紙のことはまったくわかりませんでした。

基礎折りはもちろん、伝承折り紙もほとんど何も知らなかったからです。
 その何もわからない私を、今にいたるまで導いてくれたのが、『月刊おりがみ』でした。
 自宅には、おりがみの資料はなにもなかったので、シドニーの日本文化センター内にある日本図書館に行って情報の豊富な『月刊おりがみ』を見つけた時は、飛び上がるほどうれしかったです。
 『月刊おりがみ』のバックナンバーをはじめ、貴重な折り紙の本がたくさんあり閲覧することができました。
 大橋晧也理事長著の星の輪会出版の「折り紙の造形全2巻」『1見て折る本』『2見て創る本』(1978年発行)は、私にとってまさに折り紙の教科書でした。
近年『月刊おりがみ』で、シリーズになった新折り紙ツリーの基礎になったと思われる本です。これらのお陰で創作もできるようになったと思っています。
 その後、私のユニークな教え方が広まり、いろんなところから折り紙の依頼が来ました。英語も勉強しないとならないし、折り紙も勉強しないとならないし、本当に忙しい日々でした。
 耳の不自由な団体からの折り紙教室依頼、小さな子どもたちのための教室、ご高齢の方のための教室、大学で教えるとき、アートセラピーで教えるとき、中学生の折り紙クラブで教えるとき…、いつも課題とその準備で悩みましたが、月刊おりがみを通じて知り合った方々に貴重な経験談などをお手紙でアドバイスしていただき、試行錯誤しながら今に至っています。
 北海道の宮本まり代さん、中野啓子さん、石塚壽美子さん(現在埼玉県)、愛知県の丹羽兌子さん、(故)守屋朝子さん、(故)山科節子さんなどは、特にお世話になりました。
 山科節子さんの作品を色紙で作り市役所に飾ると、毎回誰かが持って行ってしまい(おりがみどろぼうです)何回も何回も作って貼ったことを覚えています。
 最初は、折り紙を普通に教えるのでやっとでしたが、途中からお話をしながら作品を仕上げていくという「おはなしおりがみ」をするようになり、それが面白いと美術学校やニューサウスウエールス州立美術館の教育部門からも依頼が来て、裏千家(茶道)、墨絵、折り紙の3本柱の一つとして5年間仕事をさせていただきました。
 その時に役に立ったのが、日本折紙協会で取得した、折紙講師の認定証でした。
 この認定証のお陰で、相手も納得して仕事を契約してくれました。
日本ではちょっと笑ってしまいますが、海外で良く聞かれたことがあります。それは、「あなたはなんという折り紙大学を出たのですか?」という質問です。
 私は、折り紙大学は出ていませんが、きちんとした講師認定証は持っていますと言って、NOAの認定証を見せると、向こうは安心しました。
 シドニーは、キリスト教徒が多く、キリスト教の私立の学校での12月のおりがみには、NOAの『おりがみでクリスマス』の本がとても重宝しました。
 日本折紙協会で知り合った仲間、先輩方そして、いつも温かく見守ってくださるスタッフ、先生方のお陰で、今の自分があると思っています。たくさんの人を笑顔にできる作品ができるよう私もNOAとともに精進したいと思っています。
 創刊500号、心よりお祝い申し上げます。



◆タローのおりがみものがたり
中村桂一

 2010年12月24日、日本折紙協会事務局は1979年(昭和54)年以来親しんだ東京都千代田区内から墨田区本所1丁目31番地5に引っ越しました。『月刊おりがみ』は、ここで毎月発行されています。
 ここはもともとは中村紙工有限会社という折り紙工場があった場所でした。中村桂一常任理事が2010年まで経営され、「タローのおりがみ」という商標で、東京銀座の老舗文房具店伊東屋にも卸すほどの高品質の折り紙を製造販売していらっしゃいました。
 『おりがみ500号』を記念して、 中村理事にノアちゃんがインタビューしました。毎日お世話になっている折り紙の楽しいお話が伺えそうです。


こんにちは。今日はよろしくお願いします。
 はじめに、中村紙工さんのはじまりと、「タローのおりがみ」のマーク(男の子が桃から生まれた桃太郎の絵柄)の由来を教えてください。
 中村紙工は、父の源蔵が古川折紙店という会社で修業したのち、1937(昭和12)年に創業しました。戦前から戦後にかけて、折り紙の製造は利益が大きい仕事だったようです。
 父は健康な子どもに育つよう桃太郎印を商標としました。そのままももたろうでは長いというアドバイスがあり、途中からタローに変えたのを記憶しています。
 「タロー」のマークには、優しい願いが込められていたのですね。たくさんの子どもたちがタローのおりがみを元気に折って大人になったと思います。
 ところで、折り紙メーカー、ショウワグリム株式会社の人気折り紙「ハーモニーおりがみ」のデザインをなさったのは、中村紙工さんだと聞きました。「ハーモニーおりがみ」は、どのようにして生まれたのですか。
 本州製紙という会社(現在は王子ホールディングス)があって、「ダイヤライトE」という紙を開発しました。色のついたグラシン紙(いわゆるパラフィン紙のことです)7色ほどだったと思いますが、それにエンボス加工して発売したのですが、これが全く不発で、相当量がデッドストックになっていました。
 困っているのを聞いた親しい紙屋さんが、折り紙にならないかと持って来てくれました。折ってみますと、とても折りやすいし、できあがりもきれいなので、その当時はやっていたプラケースに入れて千羽鶴用の折り紙として発売しました。これが大当たりで30円の折り紙が主流の時代に200円くらいの価格でどんどん売れました。読者のなかにも買っていただいた方がいらっしゃるかもしれません。
 ところがいいことは続かないですね。1972(昭和47)年8月8日、厚生省(現在の厚生労働省)による「食品衛生法施行規則及び食品、添加物等の規格基準」告示で、折り紙とつみ木が乳幼児用のおもちゃに加えられ、色が落ちる折り紙は販売できなくなったのです。
 ダイヤライトEは色落ちする紙でした。翌年1月1日の法律の施行までの余裕はありましたが、ドル箱の商品を売ることができなくなるのは大変なショックでした。何
か替わりになるものをと、悩んで悩んでできたのがハーモニーおりがみです。
 できた意匠登録のデザインを、株式会社グリム(現在のショウワグリム株式会社)も気に入って使用料を払って使ってくれたので、いい仕事をさせてもらいました。
 また、近所の石川玩具の子会社の「こぐま」が持っていた「プラスペアおりがみ」と「エックスペアおりがみ」をグリムに紹介したのも私です。折紙協会が津田良夫さん創作の「げた」(『おりがみ13号』、ノアブックス『おりがみ傑作選1』収録)を折るのに都合がよいとプラスペアを宣伝したおかげか、プラスペアの方が人気だったようですが、実は製造するのはエックスペアの方が難しかったのです。正方形に裁断したときに、カドがぴったりとあわなくてはいけなかったので。
 ハーモニーおりがみは、現在、1年に1回制作される墨田区役所の平和のオブジェ用の折り紙として使われています。区民が折った折り鶴で制作された、高さ約13m、幅約8mの巨大な壁画です。あのやわらかな色合いの紙は、世界平和を願う折り鶴を折るのにふさわしいと思います。
 「プラスペアおりがみ」と「エックスペアおりがみ」は、現在は「いろわけおりがみ しかくとさんかく」という商品名で売られていて、プラスペアとエックスペアが一袋に同じ枚数ずつ入っています。以前はプラスペア10冊とエックスペア10冊が組みで一箱の納品で、「エックスペアだけが余る…」と担当者泣かせの商品でした(笑)。
 中村紙工さんの折り紙は、とても折りやすいと定評があり、「形をととのえやすい造形用おりがみピタット」「タローのモノカラー両面染めおりがみ」など商品名もユニークでした。また、折り紙愛好者の要望に応えて商品化された折り紙もありましたね。
 不切正方形で折る千羽鶴のために、薄くて張りのあるモノカラーの大判がほしいと熊坂 浩さんにいわれて作りました。また、芳賀和夫さんにオリガミクス用の紙がほしいと頼まれて、12cm角と12cmを短辺とする1:√2‒の用紙のセットを作りました。タント紙の単色セットも作りましたし、可能な限りご希望に添える商品を作ってきました。
 『月刊おりがみ』に連載をお願いしていたころで、熊坂先生が大判のモノカラーをとても喜んでいらっしゃったのを覚えています。
 ところで、大晦日には欠かせない、NHKの紅白歌合戦に中村紙工さんの折り紙が出演4 4 したことがあったそうですね。
 紙吹雪です。2003年ごろから何年も、北島三郎さんの頭上で華やかに舞いました。それまでは紙吹雪の紙は型抜きで制作されたものを使っていて割高でした。舞台装置の会社の人と話す機会があって、四角なら安く作れますよと提案しました。白の薄うすようし葉紙を裁断し、一番小さい紙で2cm角でしたが、折るための紙ではないので、カドとカドがきちんとあわなくても大丈夫、おまけにきれいに重ねて納品する必要もない(笑)。
 紙吹雪用はディズニーシー用のも作っていました。2cm×5cmの長方形で、5色のモノカラーを使いました。
 折り紙用紙についてお尋ねしたいと思います。どのように作られていましたか。
 中村紙工では、折り紙は色上質紙を仕入れて、組み合わせて裁断して、袋詰めして売っていました。そうそう、昔はビニール袋詰めはなく、セットした紙に2~3cmほどの帯を掛
けるだけでした。
 折り紙製造を続けていく中でたくさんのご苦労があったと思いますが、中村理事のお言葉だと、製造はとてもシンプルですね。
 今の折り紙の標準サイズは15cm角ですが、どうしてでしょうか。
 15cm角は紙の取り都合で無駄がなく、また手の大きさに合って折りやすいといわれています。昔の尺しゃっかんほう貫法で5寸という大きさをセンチに置き変えたものだと思います。1寸は3.03cmなので、5寸は15.15cmになりますね。
 標準的な、無地の折り紙が「教育おりがみ」という商品名になっていますが、どうしてでしょうか。
 東洋紙工(現在の株式会社トーヨー)が発端だと思います。1954(昭和29)年のことで、よいネーミングなので各社が追随したのだと思います。
 今の「教育おりがみ」のような折り紙は、大正時代に紙を正方形に切る技術が開発されてから製造されるようになったと思います。それ以前では、明治時代にゆしまの小林(東京都文京区にある江戸時代から続く紙舗)が、片面に色をつけた、いわゆる「いろがみ」を最初に売ったといわれています。
 明治時代にフレーベル(ドイツの幼稚園の創始者)の保育法が日本に輸入され、その中に折り紙も含まれていました。幼稚園や小学校の教材に折り紙が取り入れられた影響だと思いますが、いつの間にか折り紙は子どもの遊びになっていったんですね。折り紙は、教育には必要なものです。紙を折ることによって、図形に対するセンスが磨かれます。楽しんで、学べるって、素敵なことではないですか。
 今日は貴重なお話ありがとうございました。
 中村理事が人々に喜ばれる折り紙を、自分自身も楽しんでお作りになっていたように、私たちもこの場所を「月刊おりがみの工場」として、会員に愛される『月刊おりがみ』を作っていけたらとの思いを新たにしました。



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
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月刊おりがみ 雑誌の内容

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BE-PAL(ビーパル)

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目次: 特別付録 コールマン“あったか”ブランケットBIG/特集 2020-2021本当に売れたアウトドア道具BEST300/野外料理の達人が伝授!ほっこり激ウマ!アウトドア鍋14レシピ

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目次: 特集
2020年代を切り開く
ニューカマー・アーティスト100

新進気鋭の作家から、まだあまり活動を知られていない作家まで、要注目のニューカマー・アーティスト100組を紹介する。
日本を拠点に活動する、もしくは日本国籍を持つアーティストを対象に、キュレーター、批評家、アーティストらから推薦を募った。また芸術分野のジェンダー不平等な状況を鑑み、推薦者は男女同数に依頼した。(*)
後半には、アートスペース、コミュニケーション、ハラスメント問題という3つのテーマから、アーティストと美術界の未来を探る記事を掲載。近年明るみに出た様々な問題のもととなる硬直化した権力構造に一石を投じ、新たな可能性を提示する実践を紹介する。
コロナ禍によって様々な価値観が転覆し、多様性を求める声が社会のなかで高まるいま、日本のアートシーンもまた大きな変化を必要としている。時代を刷新する新たな表現の萌芽や、アーティストたちの試みに注目してほしい。

*──ただし各推薦者にご自分のジェンダー・アイデンティティを確認していないため、推薦者と編集部の認識が異なる可能性がある。また推薦者1名からの希望により、1組は連名になっている。


SPECIAL FEATURE
2020年代を切り開くニューカマー・アーティスト100

PART1
ニューカマー・アーティスト100

浅野友理子/柳瀬安里/エレナ・トゥタッチコワ/菊地匠/関優花/
川口瑠利弥/キヤマミズキ/小川潤也/久保田智広/さとうくみ子/
杉藤良江/八幡亜樹/高本敦基/鈴木雄大/Shart &Bahk/磯崎未菜/
古閑慶治/山口麻加/本山ゆかり/泉川のはな/菊池聡太朗/斉木駿介/
水上愛美/宮田明日鹿/近藤太郎/田島ハルコ/木坂美生/前田耕平/
副島しのぶ/盛田渓太/青柳拓/濵口京子/みょうじなまえ/春原直人/
青木美紅/森山晴香/許寧/近藤七彩/大見新村プロジェクト/宮川知宙/
リリー・シュウ/幸洋子/猪瀬直哉/うらあやか/皆藤齋/東山詩織/
鄭梨愛/寺田衣里/堀内悠希/乾真裕子/阿児つばさ/畑山太志/
ジョン・パイレス/木下令子/細井美裕/平野真美/鮫島ゆい/遠藤薫/
内田望美/小林紗織/櫻井崇史/小笠原盛久/工藤千尋/臼井達也/
後藤有美/仲田恵利花/折笠良/長田奈緒/名もなき実昌/灰原千晶/
渡邉庸平/石澤英子/山本千愛/大橋鉄郎/桑迫伽奈/オヤマアツキ/
岩本麻由/高野萌美/隅田うらら/青原恒沙子/高橋臨太郎/青山真也/
Ahmed Mannan/石毛健太/ 雯婷/迎英里子/黒川岳/浦川大志/吉田山/
丸山のどか/藤田クレア/NTsKi/西永怜央菜/大野晶/川角岳大/
澤田華/寺田健人/野村由香/武政朋子/谷澤紗和子

推薦者・執筆者一覧


PART2
新時代のためのアート・プラクティス

注目の新進アートスペース
新大久保UGO/山中suplex/ナオ ナカムラ/The 5th Floor

コラム:つやま自然のふしぎ館と無美術館主義
原田裕規=文

コミュニケーションとつながり
対談:田村かのこ×布施琳太郎

ハラスメント問題
対談:荒木夏実×岩崎貴宏

論考:日本美術界のジェンダー・アンバランスとハラスメント
竹田恵子=文

ハラスメント防止ガイドライン
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SPECIAL FEATURE
平成美術
うたかたと瓦礫1989-2019
「平成」の美術はいかにして成立しうるか?

椹木野衣インタビュー
山本浩貴=聞き手

参加作家座談会
松蔭浩之×中ザワヒデキ×梅津庸一×李晶玉
筒井宏樹=聞き手・構成

参加作家グループ紹介


ARTIST PICK UP
ゲリラ・ガールズ/竹川宣彰


WORLD NEWS
New York /London /Berlin /Neuss /Insight


アート&デザイン学校ガイド
武蔵野美術大学/女子美術大学/多摩美術大学/
東京造形大学/相模女子大学 ほか


ARTIST INTERVIEW
豊嶋康子
藪前知子=聞き手


特別寄稿
公共と彫刻のために
小田原のどか=文


REVIEWS
「クルト・セリグマンと岡本太郎」展
椹木野衣=文
「ロバート・フランク ブック&フィルム 1947– 2019」展
清水穣=文

青柳龍太「我、発見せり。」(17)
平山昌尚「つづく」44話
プレイバック! 美術手帖

タグ・エイケン New Ocean: thaw
岡田杏里「Soñar dentro de la tierra」展


BOOK
月刊美術史
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参考価格: 1,760円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:880円

美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。

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目次: MY HOME 2021
新しい家のつくり方

これからの暮らしと家づくり。
最新BEST 住宅サンプル集!

「新しい生活様式」が喧伝される中、住宅の価値基準も変わろうとしています。
家で過ごす時間が長くなるにつれ、リラックスできるリビングや機能的なキッチンはもちろん、建材、空調設備、通気性、生活動線、音響設備まで、住空間を細やかにチューニングしていくことの重要性が再認識されています。
そこで巻頭では、数々の美しい住宅を手がけ、新しい家のあり方を常に模索する、建築家・谷尻誠が自ら設計して2020年に完成させた自邸を大解剖。
新しい時代に向けた新しい家づくりのアイデアを集めました。

HOW TO DESIGN A NEW HOUSE
建築家・谷尻誠が自邸で挑んだ新しい時代の家づくり。
PLANNING:新しい時代に求められるのは どんな変化にも柔軟に呼応する家。
LIVING「:こもる時間」を豊かに変える 洞窟のようなほの暗さ。
KITCHEN:どこから見ても完璧に美しい、コンクリートカウンターが主役です。
DINING:インドアとアウトドア、2つのダイニングを楽しむ。
DESIGN:谷尻さん、100m²のワンルームをどうデザインしたのですか?
POWDER ROOM:ヴィンテージ色の金物や黒タイルで、上品にデザイン。
CLOSET:水回り~寝室の通路を兼ねたウォークインクローゼット。
BATHROOM1:暗めの雰囲気が落ち着くインドアバスルーム。
BATHROOM2:コンクリートに囲まれたプライベート露天風呂。
BEDROOM:こぢんまりした空間に梁や棚の水平ラインが心地いい。
DETAILS:空間の美しさを邪魔しない、〝なじむ〞ディテールが理想。

LIVING WITH NATURE
自然と暮らす家。
土地の魅力を最大限に活かした山の家。:齊藤太一(造園家、〈SOLSO〉代表)
音を楽しむ、森の中のドームハウス。:蓮井幹生(写真家)
外気0℃でも室温20℃の住空間。:古川 潤・佐藤柚香(アトリエヨクト主宰)
アートに囲まれた森のスマートハウス。:山本憲資(Sumally Founder&CEO)

BEST HOUSE 2021
最新住宅カタログ。
【PeacoQ】by UID/前田圭介
【T/K邸】by SSA/園田慎二
【SETOYAMA】by MORIYA AND PARTNERS/森屋隆洋
【K HOUSE】byトネリコ/君塚賢
【ひかり庭のコートハウス】by 杉山博紀建築設計事務所/杉山博紀
【朝霞の住宅】by STUDIO YY/中本剛 志+田中裕一・吉田昌平建築設計事務所/ 吉田昌平
【ケーブルカー】by 生物建築舎/藤野高志
【雑司が谷高橋邸】by 高橋朋之+川口琢磨
【ササハウス】by 矢部達也建築設計事務所/矢部達也

住宅デザイン建築家リスト
新しい家づくりのための 住宅ニュース2021

ホンマタカシ TOKYO NEW SCAPES
祐真朋樹 Miracle Closet
古今東西 かしゆか商店
長山智美 デザイン狩人
小寺慶子 レストラン予報
ほしよりこ カーサの猫村さん
Chill Cars 時代を超えて愛される、デザインの良い車。

参考価格: 980円 定期購読(2年プラン)なら1冊:843円

ファッション、建築、デザイン、インテリア、食、アートなど、暮らしにまつわる「デザイン」情報をお届けするLife Design Magazine = 暮らしのデザイン誌

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4 ランドネ

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アクティブな女性のためのアウトドアマガジン。街が知らない感動体験、山の上で出会えます。

  • 2020/09/23
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山登りをやってみたいと思っている20~30代、登山雑誌になじめない40~50代の人への情報誌。

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月刊ホビージャパン(Hobby Japan)

2020年12月25日発売

目次: 【別冊付録】ガンプラアーカイブ2020-2021
その年に発売されたガンプラや、ガンプラに関連するトピックを振り返りつつ、翌年のガンプラ展開にも少しだけ触れてみる本誌版ガンプラカタログ「ガンプラアーカイブ2020-2021」が別冊付録となります。オールカラー96ページでお届けしますのでご期待ください!!

【巻頭特集】プレイバック! “TV版”『新機動戦記ガンダムW』
ここしばらく新商品がコンスタントにリリースされている『新機動戦記ガンダムW』。
一時期は“Endless Waltz版”のリリースが目立ったが、ここ最近はHGシリーズにおけるヘビーアームズ、サンドロック改、ヴァイエイト&メリクリウス、そして「ガンプラEXPO」でのRG ウイングガンダムの発表と、なんだかTV版が盛り上がりを見せているぞ…?
ということで、本誌2020年最後の巻頭特集は“TV版”『ガンダムW』を大特集!
ちなみに、同時期にリリースされるMOOK『ガンダムフォワードVol.4』では“Endless Waltz版”をピックアップし、12月は本誌とMOOKで『ガンダムW』祭りを開催します!
見どころの多い作例と企画を準備しているので、自爆しないで待っててね! !

参考価格: 1,100円

ホビーファンのための総合ホビー誌

  • 2020/11/25
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NHK すてきにハンドメイド

2020年12月21日発売

目次: 特別付録 型紙・図案/特集 手作りで楽しむおうち時間/かっぽう着で1年をスタート

丁寧な作り方解説と付録の型紙でビギナーでもすぐ作れます!

  • 2020/11/21
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NHK 趣味の園芸

2020年12月21日発売

目次: 特集 冬こそ!インドアグリーン/注目特集 縁起物植物

人生100年 植物と暮らそう!

  • 2020/11/21
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マイナビ出版

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将棋世界

2020年12月28日発売

目次: 新春インタビュー 藤井聡太二冠 直筆サイン色紙プレゼント


●巻頭カラー
・新春スペシャルインタビュー 藤井聡太二冠「二冠奪取を振り返る」構成/荒井 勝
・第33期竜王戦七番勝負 豊島将之竜王vs羽生善治九段 [第5局]戦いは終わらない 記/大川慎太郎
・フォト竜王戦第4局「最強vs伝説の指宿対局」撮影/金子光徳
・第10期リコー杯女流王座戦五番勝負 西山朋佳女流王座vs里見香奈女流四冠 [第4局]二人の創作 記/馬上勇人(リコー)
・読者モニター募集2021「現代の名工 本榧将棋盤」

●プロ棋戦
・第33期竜王戦七番勝負 豊島将之竜王vs羽生善治九段 [第4局]好角を幻にした疑問手 記/大川慎太郎
・第28期銀河戦 藤井聡太二冠vs糸谷哲郎八段 [決勝]早指し克服 藤井、初優勝 記/渡部壮大
・第41回将棋日本シリーズJTプロ公式戦 豊島将之竜王vs 永瀬拓矢王座[決勝]豊島、4年ぶりの栄冠 記/渡部壮大
・第28期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負 里見香奈倉敷藤花vs中井広恵女流六段[第1局]歴史の1ページ 記/藤本裕行

●戦術特集
・指してみよう!現代の相掛かり―考え方と狙い筋を知れば意外と簡単―
 Chapter1 講座「やさしく学ぼう 現代の相掛かり」講師/大石直嗣七段
 Chapter2 好局鑑賞「盤上でプロの相掛かりを体感」

●連載講座
・徹底解析 藤井聡太 コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー
【第2回】第70期王将戦挑戦者決定リーグ VS広瀬章人八段  ガイド/谷合廣紀四段
・短期集中講座 勝又教授が帰ってきた! 居飛車vs振り飛車 対抗形の軌跡【持久戦編6】居飛車の対策・先手藤井システム編
・アマのための月刊B級ファン 【第9回】美馬棒銀(▲6九金型角換わり棒銀)前編」美馬和夫
・詰将棋を作っちゃおう「開き王手」上田初美女流四段

●連載読み物
・リレーエッセイ〈棋士と日常〉第2回「残り時間を見据えて」青野照市九段
・戦国順位戦―歴史は棋士たちに何を望むのか!―「B級1組9回戦」泉正樹八段
・将棋めし いま、むかし 最終回「市民権を得た将棋めし」小笠原輝
・昭和名棋士・次の一手〈熟練の技の譜跡〉第2回「九段 大野源一」田丸昇九段

●その他
・第79期A級順位戦予想クイズ
・クローズアップ「加藤桃子女流三段」女流名人リーグ全勝 挑戦権獲得
・電王戦を描いた話題作 映画『AWAKE』山田篤宏監督に聞く

●付録
実戦次の一手「相掛かり最前線 流行の変遷」上村 亘五段

定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:410円

幅広い内容で迫るビジュアルな将棋総合雑誌。※デジタル版についてのご注意: 付録はつきません。棋力認定問題には応募できません。懸賞への応募ができない場合があります。

  • 2020/12/03
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