月刊おりがみ 発売日・バックナンバー

全205件中 46 〜 60 件を表示
801円
特集 ひなまつり


◆季節の窓辺
朝日 勇

連載 第7 回 雛の初旅 
First travel of a couple of hina doll
我が家に雛人形を飾りました。寒いのが苦手な私。日がな一日、家にこもって窓の外を眺めて過ごしていましたが、何だか詩をうたいたくなりました。お雛様が春を運んで来てくれたようです。



◆おひな箱Hina doll box by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

箱が好きなので、こんなおひなさまがあったら楽しいだろうなと思い考えました。中にお菓子や造花などを入れたら、ひなまつりの華やかな演出が楽しめます。飾って使えるおひなさまです。(作者)


◆おひなさまと飾り台Hina dolls and the stand by Ms.Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

貿易の盛んな神戸では30年ぐらい前までは、「函はこや」がたくさんあり、送る品物に合わせた箱を工夫して作っていたそうです。函やの気分でおひな様を飾る台を作ってみました。 A4サイズより大きめの八つ切り画用紙(27.1cm×39.2cm)で作ると、ひしもち、ぼんぼり、お菓子もおひなさまと一緒に置けます。(作者)



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 17 いちごクリップ 梨本竜子
Strawberry clip by Ms. Ryu‒ko NASHIMOTO

いちごは、女の子に大人気ですね。紙のかどをとめることができるクリップをかんたんな折りで作ってみました。15cm角でもよいですが、小さめの12cm角くらいがかわいいかもしれません。(作者)
Strawberry is very popular with girls. I created the easy origami clip that attaches the corner of papers. It may be small and cute with a 12 cm square origami paper, although it is also fine with a 15 cm square paper. (Author)



◆晴れ着の女の子 Girl in Kimono by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

半えりなしの一枚折りでもよいのですが、えり元が寒そうですので、半えりをつけてあげたいと思いました。正座姿と立ち姿の2通りが楽しめます。また、別の一枚で袴はかまを折って着せると、卒業式の晴れ姿のお嬢さんのようです。(作者)



◆ミニ知識
◇雛祭り…3月の最初の巳の日に水辺で体を清め、桃の酒を飲んで、穢れを祓うという中国の昔の風習(上巳の祓え。のちに同じ陽の数である奇数が重なる3 月3日に固定)が、海や川に出かけ、紙や植物で作った人形(形代)に息を吹きかけ、体をなでて水にながし、身の穢れをおとして健康を願うという日本に古くからある信仰と結びつきました。また、上巳の行事として中国から奈良、平安時代に伝わり、貴族の間で行われた、曲がりくねった流水に酒杯を浮かべて杯が自分の前を通り過ぎる前に和歌を詠よむという風流な「曲水の宴」がありました。一方、貴族の女の子たちのお人形さんごっこの「雛遊び」から、形代としての人形と雛とが結びつきました。以上の「上巳」「曲水の宴」「雛遊び」が、雛祭りの起源となっています。現在のように手の込んだ人形を飾るようになったのは室町時代で、江戸時代に入ると貴族ばかりでなく、武家でも祝われるようになりました。しだいに町人まで普及し、雛人形を売る雛市まで立って、雛祭りが女の子の祭りとして定着しました。
◇ホワイトデー…3 月14 日。発祥にはいくつかの説がありますが、日本の菓子メーカーが始めた記念日です。2 月14 日のバレンタインデーの返礼として贈り物する日とされています。
◇パンダ発見の日…3 月11 日。1869 年のこの日、フランス人宣教師が中国奥地の民家で、白黒のクマの毛皮を見せられました。宣教師はその毛皮をパリの博物館に送り、全世界にパンダが知られるきっかけとなりました。なお、日本で初めてパンダの展示をした動物園は、上野動物園(東京都台東区)ですが、3 月20 日は上野動物園が日本最初の近代動物園として開園した記念日で、「動物愛護デー」となっています。


●ミニ知識参考図書:『かわりゆく環境 日本生き物レポート…1 洗剤キャップの棲み心地は?』(理論社)、『東京人』(東京都歴史文化財団)、『親子でたのしむ日本の行事』(平凡社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『花の事典 和花』(講談社)、『ポプラディア』(ポプラ社)、『民俗歳事記』(朝文社)、『江戸ごよみ十二ケ月』(人文社)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『母と子のお雛さまめぐり』(美術出版社)、『雛まつり 親から子に伝える思い』(近代映画社)


◆コブシの花と桜の花の器
Kobushi magnolia petal plate and Cherry blossom plate by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋 秀夫

お花見は一人よりみんなで集まった方が楽しいということで、みんなで折って持ちよる作品を作りました。日本を代表する桜に加えて、私の近所で咲くコブシの花の花弁を模した器です。花心はお好みで添えてください。(作者)


◆リボンの買い物袋Ribbon-shaped shopping bag by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子

花を入れたり、フランスパンを入れたり…といろいろと想像しながら作りました。持ち手のさしこむ位置を変えると、印象が変わっておもしろいと思います。ストラップにして、カバンにぶらさげてもかわいいかなと思いました。(作者)



◆パンダふうとうGiant panda envelope by Mr. Ryo‒ AOKI
青木 良

目と目のあいだをめくって入れるふうとうです。3通りの折り方を紹介します。お好みで折ってください。折り図中に折り方のポイントや作者の勝手なつぶやきを書いています。参考にしていただければ、嬉しく思います。(作者)


◆やどかりHermit crab by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

折って時間がたつと開いてしまうので、最後に中で開き止めをしています。(作者)




◆ミニ知識
◇ヤドカリ…エビやカニと同じ甲
こうかく
殻類の生き物で、世界に700種ほどいます。多くのヤドカリ類は、腹部が右側に曲がっていて、脚は10 本(1 対のはさみ脚、4 対の歩脚)です。歩脚のうしろの2 対は退化して小さく歩くために使われません。腹部が柔らかいので、巻き貝の貝殻の中でくらします。貝の表面にイソギンチャクを付けてさらに身を守るヤドカリもいるそうです。なお、体が大きくなって、きゅうくつになると、引っ越しするように貝殻を替えます。自分の体に合わせ、はさみで貝の大きさを測るヤドカリの様子が観察されているそうです。なお、写真家の宮崎 学さんは、環境破壊の深刻さを訴え、著作で浜に打ち上げられた洗剤キャップを「宿」にするオカヤドカリの写真を発表されています。


◇コブシ…モクレン科で、日本と韓国済州島に分布します。葉に先立って、直径10cm ほどの白い花が枝に無数に咲くさまは春の訪れを感じさせます。花びらは6 枚で、ガクは小さく、花びらの下の1 枚の葉だけ早く開きます。東北には「田打ち桜」「種まき桜」と呼ぶ地方もあり、ヤマザクラが開花する半月近く前に開花するので、田の作業の目安とされました。コブシは中国原産のハクモクレン(白木蓮)と似ていますが、小振りです。また、ハクモクレンは花びらが9 枚に見えます。ガク3 枚と花びら6 枚の大きさと形と色がほぼ同じだからです。


◆読者の広場

 「さんかくサンタ」は足の動きをつけることができるので、いろいろアレンジできそうです。「支部だより」や「みんなの作品展」で、みなさん楽しくがんばっているなぁと思い、私も力をもらいます。
福岡県 堀之内さん
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 「ゆず」、「和紙ものがたり」がよかった。「レッサーパンダ」がなかなかきれいにできなかった。
東京都 千葉さん



◆みんなの作品展

「第23回おりがみ展 “慧”おりがみアートの世界」を終えて 坂上慧ミ子(大阪府)

 2015年6月に、都メッセでおりがみ展を終了してから体調をくずしていましたが、今回、2016年10月26日(水)~30日(日)、東大阪美術センターにて「おりがみ展」を開くことができました。一年越しでしたが、皆さん待ってましたよの一言で盛大に終了でき、うれしいかぎりでした。東大阪市主催のライトショー(10/29の「ナイトミュージアム」)に参加もできて入場者も二千人にふくらんで大変でしたが、美しく華やかな様子に皆さん喜んでくださいました。
 今年は東大阪花園ラグビー場で世界ラグビー戦※の会場に決定しましたので市長さんにラグビーのパネルを創って贈呈いたしました。
 私も傘寿を越しましたが、この道一筋にこれからも楽しくをモットーにおりがみに集中して夢輝かせていきたいと思っております。ペーパークラフトくらぶの仲間の皆さんも良
い人ばかりで励まされ、精進してまいりました。これからもよろしくお願い申し上げます。



◆「第2回折紙展 協和~ひとりじゃないっちゃ~」 
堀之内恵美(福岡県)

 2016年11月22日(火)~27日(日)
の6日間、北九州市門司図書館にて第2回折紙展を開催させていただきました。図書館スタッフさんはじめ周囲の方々のご協力には、感謝の気持ちでいっぱいです。多くの方々の目に映ることができて、折り紙達も胸を張っているように見えました。
 老若男女、おひとり様、友人同志、家族など、各々の楽しみ方をなさってくださいました。
 今回、図書館利用者様作品コーナーを設けたり、デイケア利用者様ご招待をしたり、少し離れて暮らす足の悪い義母(85歳)が夫の介助で来館したりと自身の喜びもいっぱいでした。
 折り紙好きさんがまた少し増えたことがうれしかったのでお便りさせていただきました。



◆支部だより

「笠原邦彦さんの講習会」開催
信濃支部「りんどう」支部長 成田光昭/長野県

2016年11月12日(土)13:00より、東京おりがみミュージアムのほど近く、墨田区の本所地域プラザBIG SHIP3階会議室で、笠原邦彦さんの講習会を開催しました。笠原さんのおりがみ世界の集大成をこめた講義でした。開催中の「おりがみカーニバル」の展示を鑑賞後、参加した信濃支部員を中心に、受講者は53名でした。
 「いろがみ」の始まりの考察から、シンプルな三角折りの組み合わせで楽しめるタングラム、幾何への誘い、「ことりの基本形」を命名してたくさん創作したお話など、作品講習がなくても、折り紙の世界の大きな広がりと楽しみ方をたくさんご提示いただきました。



◆World Origami Report

ブータンの家族と折り紙交流 原田公きみえ榮(福岡県)

2016年8月19日(金)~26日(金)までブータンへ行ってまいりました。2006年に初めて訪問し今回で4回目です。
 私たちは豊かさの尺度をモノやカネに移した結果、不幸をつねづね感じるようになりました。ところがブータンに行くと、物やお金がたくさんあることが幸せではなく、心豊かに生きることが幸せであると感じるのです。
 旅行会社勤務の日本人女性、表おもて 雅子さんがブータンに嫁ぎ、その家族は皆折り紙が大好きです。
 ブータンの折り紙少年「タシ君」(14歳で9年生)は今回も私達の前で折り紙を折ってくださいました。ブータンでは折り紙が手に入りにくく、包装紙を四角に切って使っているそうです。12月18日(日)より、この少年が日本を訪問されます。ぜひ一度、日本折紙協会や折り紙に関するところを訪問させてさしあげたいと考えています。そしてブータンに折紙協会の支部ができたらと願うようになりました。親日的な国でもあります。ぜひ実現できますよう力をお貸しいただければと思います。
 今回の8月訪問時の写真を同封させていただきます。



◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その19)

 「東京がひとつになる日。」東京マラソン2017は2017年2月26日(日)開催。今回、往路・復路あわせて墨田区内を3km走るコースに変更されました。この変更の理由は「競技性の向上」と「大会の付加価値」だそうです。旧コースは湾岸エリアの大きな橋をいくつもを渡るので高低差と強風のため終盤でタイムを落としがち。交通手段も少なく観衆も集まりにくかったのですが、新コースの清澄通り沿いは歴史を感じさせる町並みで、ゴールも東京駅となって、地方からの参加と応援がしやすくなりました。これまで東京おりがみミュージアムのショップから「川の向こうはずいぶん賑やかだなあ」と、どこか他人事でしたが、今回はきっとひと味違います。マラソン当日、東京おりがみミュージアムにお越しの折には、ちょっと足をのばして、沿道からランナーを応援しよう(『月刊おりがみ』読者ランナーもいるかも?)




~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
●特集 節分と猫の日


◆季節の窓辺
朝日 勇

連載 第6回
早春との出会い 
Encounter in early spring

昨日、降り積もった雪に、子どもたちが大はしゃぎで雪だるまをたくさん作っていました。今日はよいお天気。お日様に照らされて、雪だるまの丸い頭が三角になっています。寒い冬です。ところが山の中のくまさんの巣ごもり場所は、温かくて最高なのです。ある日、その穴蔵に甘い匂いが忍びこんできました。匂いで目覚めたくまさん親子は、久しぶりにガサゴソと穴蔵から外へ歩み出ました。そこで匂いの主を発見、それは早春に咲き出す花でした。近くに居並んだ雪だるま君たちにも会えました。そこでまず初対面のご挨拶、「ボンジュール、ボンジュール」。
 おたがいの白い吐息が見えていました。



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 16 かしばち 伝承作品
Confectionery bowl( Traditional model )

節分の豆入れやバレンタインデーのチョコ入れとしても使えそうなかしばちです。バリエーションは、『よいこのおりがみ ままごとあそび』(高木 智 著、1978年永岡書店 発行)、『英語でおりがみを楽しむ』(高木智 著、2003年日本文芸社 発行)などで紹介されている形で、4つの側面ともに重なりが出ないしあがりとなっています。なお、この工夫は、生前、日本折紙協会の理事を務められた高木 智さとし 氏によるものと思われますが、伝承の発展として紹介します。
A confectionery bowl is a container to put sweets. This model may be used even as a container for soybeans in Setsubun or chocolates in Valentine’s Day. The form of variation has been introduced in the books such as“ Yoiko no origami - mamagoto asobi [Origami for good children - playing house]” (Satoshi Takagi, Nagaokashoten, Ltd., 1978) or“ Eigo de origami o tanoshimu [Enjoy origami in English]” (Satoshi
Takagi, Nihonbungeisha Co.,Ltd., 2003). All four sides of this variation are not overlapped.This ingenuity may have been realized thanks to the late Mr. Satoshi Takagi who served as a director ofNippon Origami Association.


◆おに Oni by Mr.Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

魚の基本形からの「おに」は、ツノを2本出すのが容易です。目、鼻、口はよくある折り方ですので、全体のデザイン、バランス取りの問題となります。最後の折りは、紙が厚くなり折りにくいのが難ですが…。(作者)


柊の葉と鰯の頭
False holly and The head of sardine by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳 祥子

伝承のコップから鰯の頭ができます。柊は1枚の紙から、チクチクした様子が出せたと思います。15cm角の折り紙を4等分して、7.5cm角で折ると2作品ともちょうどいいです。魔よけとして今年は柊の葉と鰯の頭を折ってみませんか?(作者)


◆カウベル Cowbell by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳 祥子

2015年にスイスの折り紙グループから招待されました。スイスの風物詩を何か折り紙で紹介できないかと考えた作品の中の一つです。残念ながら、スイス行きは介護で延びてしまいましたが、いつか行きたいと思いを馳せています。(作者)


◆猫の箱 Cat box by Ms. Yo‒ ko ISONO
磯野 陽子

目ヂカラのある猫に仕上がりました。キジトラ風に背中の箱を折った時は、ひだを少し広げるようにして丸みをつけると猫らしくなりますよ。(作者)

◆猫のリース Cat wreath by Ms. Yo‒ ko ISONO
磯野 陽子

猫の頭と耳のところで組み合わさるので、より猫らしくなるよう、色の合わせ方を工夫してみて下さい。グラデーションのある紙で折ると猫のシルエットが変わりますよ。8枚の色の組み合わせ方も楽しんでみて下さい。のりづけなしでも崩れないようにしていますが、飾るときにはのりづけした方がよいようです。(作者)


◆きつね Fox by Mr. Isao KODAMA
児玉 功

やさしくにっこりと笑っているようなキツネを表現してみました。作品に個性が出て気に入っています(写真小)。しっぽを地面につけますとキツネが笑う様子がうかがえます。㉓~㉘の工程が顔をつくるポイントですので、よく図を見て折り進めてください。(作者)


◆オットセイ Northern fur seal by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

この作品は1980年ごろの「世界のおりがみ展」のために“北の海”をテーマに創作を依頼され、動物園に行きオットセイをじっくり観察、スケッチして作りました。テーマを指定されて創作した最初で、思い出ふかい作品になっています。15cm角より大きめの紙で折って、手や足や頭のポーズを変えるのも楽しいです。(作者)



◆ミニ知識

○節分…2017 年は2 月3 日。恵方は「北北西」です。節分とは季節の分かれ目のことで、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日の年4 回ありましたが、立春が正月と同じように年の初めと考えられたため重んじられ、節分は立春の前日のことだけを指すようになりました。豆まきなど冬の陰気をはらう行事が行われます。
○鬼…疫病や災害など災いをもたらすものを象徴します。人の目に見えない隠れた恐ろしいものを意味して「隠」という漢字が当てられていました。節分では「目が出ないように」と炒った大豆で鬼を追いはらいます。
○やいかがし…「焼き嗅がし」という意味で、焼いた鰯の頭を柊の枝にさしたものです。柊のトゲと、鬼の嫌いな鰯の臭いで追い払うという、魔除けのおまじないです。なお、「鰯の頭も信心から」ということわざはこの風習に由来します。なお、籠の目をこわがって鬼が退散すると、節分に籠を飾る風習もあります。
○初午…二月最初の午の日のことで、全国各地の稲荷神社で行われる
五穀豊穣、商売繁昌を祈る春のお祭りです。稲荷は「稲生り」が転じて、「イナリ」となり「稲荷」と漢字が当てられたものだそうです。稲荷神社がキツネと結びついたのは、仏典に出てくる荼枳尼天という女性の夜叉(鬼神)を乗せて飛ぶキツネを人々が神の使いと信じたことからです。
○キツネ…イヌ科の哺乳類。体長60cm ほどです。12 月から2 月は求愛の季節です。昔、農村では、ふだんは山でくらすキツネが、春になると里に来て、秋になると山に戻る田の神様として信仰されていました。


○猫の日…2が3つで「ニャン、ニャン、ニャン」の猫の鳴き声の語呂
合わせで、2 月22 日です。ペットフード工業会(現 一般社団法人ペットフード協会)などペット関連の6 団体が、1987 年に制定しました。同じ年に「ワン、ワン、ワン」という、鳴き声の語呂合わせで11 月1 日の「犬の日」も制定されています。
○夏目漱石…1867 年2 月9 日(慶応3 年 旧暦1 月5 日)に江戸に生まれ、1916(大正5)年12 月9 日、胃潰瘍のため49 歳で亡くなった、明治から大正にかけて活躍した文豪です。2016 年は没後100 年、2017 年は生誕150 年の記念の年で、展示会、シンポジウム、漱石アンドロイド製作・公開などさまざまなイベントが行われています。なお、『吾輩は猫である』は、1905 年から翌年にかけて連載された漱石のデビュー作です。自分のことを「吾輩」と呼ぶオス猫の語りで進行する長編小説です。
○オットセイ…北大平洋に生息しているアシカの仲間です。日本では北海道以北に生息して、古くは肉や毛皮がアイヌの貿易品として使われました。オットセイは、前足と後ろ足がひれ状でほぼ同じ大きさです。アザラシと違って、後ろ足を前方に曲げることができます。オスは体長2m・体重180kg、メスは体長1.5m・体重50kg で、5~ 6 月ごろの繁殖期には1 頭のオスが数頭から数十頭のメスをしたがえる「ハーレム」を作ります。体色は生まれたばかりの子どもは黒色、若者は銀灰色、年をとるにつれて灰赤褐色になります。繁殖期以外は回遊していて、冬になると、千葉県銚子沖まで南下して来ます。


●ミニ知識参考図書:『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『海にすむ動物たち』(岩崎書店)、『日本哺乳類大図鑑』(偕成社)、『ヨーロッパの祭りたち』(明石書店)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆ハートのついた八角皿Octagonal dish with 4 hearts by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばらさよこ

八角形にすることで四角い角がハートに変身してかわいらしくなりました。底は八角形なのに縁は丸くて輪郭が柔らかなところが好きです。中敷きに大きな柄の折り紙を使ってみたら面白いものができたのが意外な発見です。重ね箱のようにしてもおもしろいです。(作者)


◆ハートのキャップCap with a heart by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

ハートがてっぺんについたちょっと長いキャップとなりました。ワインのビンの口元にかぶせたりしても楽しそうに思われました。メッセージを中に入れてもよさそうです。(作者)


◆ハートの手提げBag with a heart by Ms. Takako OGURA
小倉 隆子

間口が広く、厚めのチョコやクッキーが入れられます。大きい紙で子どもたちに折ってあげると、うれしそうに提げて遊んでいます。残った細い紙もリボンなどを折ってバッグにつけると無駄にならないでしょう。(作者)


◆読者の広場

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 「宮田弘さんの作品集」を見て、私も作ろうかなぁと思いました。「みの虫」、「舞妓さん」を見てウキウキします。「北斎への憧れを込めて」、ス・テ・キ!
福岡県 堀之内さん
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 一足早く秋が届いたことがうれしくて、11 月号をながめています。まだまだ暑い沖縄です。
沖縄県 上地さん
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 「パンプス」に興味があって、作ってみたいと思っていたのでうれしいです♪川崎敏和さんが大大大好きです!! とっても大好きで大好きで!! いろんな折り紙にも挑戦できるように楽しんでやっています。
神奈川県 村上さん
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◆2016「おりがみの日」記念イベントレポート

第23回おりがみカーニバル(11月11日「おりがみの日」記念作品展)
2016年11月5日(土)~16日(水)
東京スカイツリータウン・ソラマチ5階 産業観光プラザすみだ まち処 イベントコーナー

第23回おりがみカーニバルは、昨年に続いて東京おりがみミュージアムのある墨田区のランドマーク、東京スカイツリータウン・ソラマチで開催。今回の記念作品展のテーマは「ファンタジー」で約80点の作品をご応募いただきました。
 すみだまち処どころは、展望台からの帰り道にあり、「通り抜けることによる発見」をねらった下町文化の拠点です。アイディアあふれる作品の数々に、展示会場は最終日まで客足も途絶えず、にぎわいを見せました。


◆支部だより
「おりがみフェスティバル」を終えて
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

 「県立舞まいこ子公園 舞子会場プロムナード 舞子公園秋の芸術祭2016」共賛イベントとして、2016年10月2日(日)~30日(日)の約1か月間、「折り紙フェスティバル~想いをつなぐ~」と題した作品展示と講習を、舞子会場プロムナード8階展望ラウンジにて開催しました。
 今年は、熊本の地震や天災にみまわれた方々に寄り添いたいと想い、テーマは「想いをつなぐ」にしました。合同作品は、四季折々のつるしを心を込めて制作しました。
 明石大橋への見学の方々にもご覧いただき、あちこちから「すごいねー」「かわいいねー」とお言葉をいただきました。
 10日(月/祝)、29日(土)の講習会にもたくさんの海外の方がお越しいただき、中国、インド、イスラエルの方にも少しおりがみに触れていただけました。講習終了後のオカリナ&ヘルマンハープの演奏会では、紙飛行機を飛ばしたり、カニのツメを折って配布し、エビカニクスを踊りました。みんなで楽しい講習会となりました。月刊『おりがみ』の告知をご覧になられ、遠方からお越しいただいたお客様もおられました。皆様ありがとうございました。


◆山本勝博先生をお迎えして
  新潟支部「はまなす」代表 杵鞭悦子/新潟県

私たち、日本折紙協会の新潟支部「はまなす」では、2016年9月18日(日)に、福井県の山本勝博先生(越前和紙の里支部長)をお迎えして、折り紙の講習会を開催いたしました。
 先生の精力的に折り紙に取り組まれ、常に前進の構えで創作折り紙を思考しておられる姿には、頭が下がる思いでした。
 そして基礎的な折り方から、丁寧にご指導をいただき、あらためて最初の折りが一番大切ということを知りました。1回折ったら、なおもう一度折りましょう、そして裏からも折
り目をしっかり折りましょう。こんな基礎的ご指導により、会員は、熱心に折りを進め、猫の顔を折り上げることができました。
 その他数々多くの動物のお面や、虫などを精巧に折ったものや、大きな紙で折った作品の展示もされて、参加者の眼は見とれるばかりの体験講習会の一日となりました。ありがとうございました。


◆和紙ものがたり

連載〔第33 回〕立版古

立版古とは、「版古(印刷物)を立てるという意味」で、浮世絵版画を切り抜いたものを糊代に糊をつけて組み立て、情景を作って大人も子どもと一緒に楽しんだおもちゃの一つでした。「起こし絵」「組立て」「組上げ」などとも呼ばれ、江戸時代後半から明治時代にかけて盛んに作られました。児童向け雑誌の組み立て付録を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
 今回は、2016年9月から11月まで、吉德これくしょん展示室で開催された、国立劇場50周年記念「立版古と芝居絵」展の展示資料などをもとに立版古を紹介します。


◆立版古

立版古はもともと組上灯籠絵と呼ばれ、上方(京都・大阪地方)で始まったとされています。お盆に趣向を凝らした灯籠を屋外に向けて飾り、それを人々が眺めて楽しむという宮廷文化に起源を持ちます。多色摺りの木版浮世絵(錦絵)全体に裏打ちして切り抜き、糊付けなどで情景に組み立てて、周囲に明かりを灯すのが、夏の風物詩となりました。  
 絵の題材は、「人形浄瑠璃や歌舞伎の演目など芝居もの」「歴史伝説もの」「市井風物もの」「風景もの」などがあります。一枚の紙に各パーツが無駄のないように巧みに配置されていました。組み立て方の説明書はなく、完成図を見ながら各自で工夫して仕上げるものでした。


◆立版古の用紙

錦絵を摺る際、色がずれないことが大切で、そのためには何回も色を摺り重ねても伸び縮みのない丈夫な紙が必要とされます。武家社会で公文書の料紙として用いられた、楮原料の厚い奉書紙が最適でした。長くて太い繊維がからみあった紙質が、馬楝の圧力に耐え、水性の絵具をほどよく吸収したのです。
 ただし、おもちゃ絵のひとつだった立版古は子どもが大人にねだって買ってもらえるほどの価格だったので、用紙も通常の錦絵ほど上質なものではなかったようです。


◆吉徳これくしょんの版木

 「吉德これくしょん」の中心は、人形専門店・吉德の十世・山田德兵衞氏(1896-1983)が昭和の初めから収集した人形玩具や文献資料です。
 立版古の版木は、浮世絵版画の著名出版元の深川屋(牧金之助)版の37 組分830 枚が、太平洋戦争中に資材不足から再利用されそうになったところを、子どものころ立版古で遊んだ記憶があった吉德十世が惜しんで買い取ったという経緯があります。版木一式が残るのは世界でも唯一で、この連載の「千代紙」の回(『466 号』)で紹介した菊寿堂いせ辰で昭和40 年代に後刷りされたそうです。


◆兒じらいや雷也山門組上ゲの折り紙の蛙

下の写真の立版古は「兒雷也山門組上ゲ」といい、1902(明治35)年、牧 金之助版で制作されたものです。絵師は不明です。兒雷也は江戸時代の読本に登場する架空の義賊で、のちに歌舞伎の演目にもなりました。
 この立版古には折り紙の蛙が描かれています。折り紙研究家の岡村昌夫さんに伺ったところ、「この情景は兒雷也を石川五右衛門に見立てています。兒雷也はガマガエルを操ります。蛙は、現在伝承されている形とは少し異なり、背に余分な三角の部分が出ていて、江戸時代後期の『かやら草』に現れる蛙と同じ形です。一方で、浮世絵師の歌川豊国(三世)が描いた『兒雷也豪傑譚語』(1852 年)には現在の形の折り紙の蛙があるので、江戸時代から両方の形が混在していたようです。ただ、立版古の蛙は絵師自身が折り方を知っていたのではなく、過去の浮世絵を模写したとも考えられます。また、頭が少し大きく描かれているのは、ガマガエルに似せて描いたためでしょうか」とのことでした。


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 とり年のお正月


◆季節の窓辺
朝日 勇

連載 第5 回 
笑う門には福来たる  ☆
Fortune comes in by a merry gate.
家族と福笑いを楽しみました。目隠しを取って自分の作った顔を見てぷふっと笑い。家族もみんな大笑い。ふと窓の外を見ると、小さなお多福さんが門松の間を抜けて次から次へとこちらへ向かっていました。

明けましておめでとうございます。今年は、どんな一年になることでしょう。お互いに健康に恵まれ、笑顔あふれる日々をおくれるとよいですね。
 新春の朝の静けさの中、早々と楽しそうな笑い声が近くを通り過ぎていきます。人の動きの開始です。我が家の初春のお客様はどなたでしょうか。まさかの思いがけぬ来客だとしたら、喜びはひとしおです。
 しばしの時が流れてピンポーン♫ どなたが玄関のチャイムを押したのでしょうか。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 15 たまごひよこ 藤本祐子
Chick hatching from an eggby Ms.Yuko FUJIMOTO

たまごからひよこが元気に誕生しました! 新しい年に何か新しいよいことがありますように、願いをこめて折ってみてくださいね。出産祝いやイースターのカードにも使っていただけると思います。(作者)
A lively chick was just born from the egg! You can fold it while
wishing good luck in the coming year. You can use it as a card for the
celebration of a birth or Easter. (Author).


◆にわとりRooster by Mr.Eiji TSUCHIDO
土戸英二

2回前のトリ年用に考えた作品のアレンジバージョンです。底の部分の強度
が弱いので、長く飾るときは補強してください。(作者)


◆ウグイスの箸はしぶくろ袋Chopstick envelope with a bush warbler by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田 勝久

クチバシや脚の先を微妙な角度でイメージが変わってしまいます。ていねいに調整して下さい。(作者)


◆ミニ知識

○正月…一年の初めに「年神様」を迎える行事です。もともとは盆と起源が同じで、半年ごとに先祖の霊を迎え親族一同が集まり睦む行事でした。旧暦1 月を「睦月」という由来です。その後、盆は先祖の霊を供養する意味合いが強くなり、一方、正月は年神を迎えて一年の豊作を祈る神祭りとしての性格が強くなったと考えられています。つまり、年神は
穀物の神様ですが、祖先の霊とも考えられ、大晦日の夜に山から降りてきて、子孫に健康や豊作を与えてくれると信じられていました。
○酉…古代中国で、木星は太歳と呼ばれて崇められました。十二支は12年で天を一周する木星の運行を12 に区分したことが始まりで、各月を表し、覚えやすいように月ごとにゆかりのある動物の名前をあてました。十二支はしだいに年や日にち、時刻や方角まで表すようになりました。酉は十二支の一つで10 番目。月は旧暦8 月、方角は西で、時間は午後6時前後の2 時間を表します。
○鶏…キジ科の鳥。東南アジアに分布する赤色野鶏が原種に近いとされています。古名は「庭つ鳥」といいました。古くから家畜として飼育された鳥で、各地の古墳からは鶏を象かたどった動物埴輪が馬についで多く発掘されています。鶏の鳴き声は闇が終わり日の出となることを知らせるので、鶏が悪霊や不幸を追い払うという信仰につながりました。
○鏡餅…大小2つの丸くて平らな餅を重ねた鏡餅は、年神へのお供えものです。三種の神器(歴代の天皇が皇位のしるしとして受け継いだという三種の宝物)の八咫鏡にあやかって鏡餅と名付けられたという説があります。餅の上にのせる橙は、実が熟しても落ちずに木についたまま年を越すことから「代々」と家が続く縁起物です。また、鏡餅の下に敷く
紅い縁取りの紙は四方紅と呼ばれ、災いを祓うものとされています。鏡餅を割ってみんなでいただく「鏡開き」は、一般的には1 月11 日に行われます。
○福笑い…お正月の遊びのひとつで阿多福や阿亀と呼ばれる顔の輪郭に、目隠しをした人が切り抜いた眉、目、口、鼻、頬を並べて、できあがりのおかしさを楽しみます。福笑いの起源ははっきりとはわかっていませんが、江戸時代後期には遊ばれ始め、明治にはお正月の遊びとして定着していたようです。
○雄蝶雌蝶…婚礼などで一対の銚子や柄杓につける雌雄の蝶を象った折り紙です。昔の人は蝶と蛾を区別していなくて、雄蝶雌蝶は絹糸になる繭を作り出す蛾のことです。蝶は織物の原料を生み出す、富を与えてくれる生き物と考えられていました。
○ウグイス…「ホーホケキョ」と風流に鳴く鳥ですが、警戒心が強く、めったに姿を見せません。薮の中で虫を食べ、茶や黒がかった緑色をしています。梅や椿などの花の蜜を好むメジロと混同されてきました。


●ミニ知識参考図書:『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『大辞泉』(小学館)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版)、『花と樹の事典』(柏書房)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『英語で話す日本の心』(講談社)、『日本動物民俗誌面』(海鳴社)平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆フラワーバードFlower bird by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山 三千江

羽の部分が花びらのようなのでフラワーバードと名付けました。いくつか作ってレースペーパーなどの上に輪にしてのりづけするとお花のように見えます(写真右)。また少し折り方を変えるとメモスタンドとしても使えます。(作者)


◆鶴の五角(合格)コインケース
藤本 祐子

コインだけでなく、お札や小物も入ります。受験の季節…。受験生の合格を祈って、お守りや励ましのメッセージを入れて渡してはいかがでしょう。ぽち袋として、お年玉入れとしてもお使いください。(作者)


◆ふくろう(不苦労)袋
青柳 祥子

自作の「宝袋」を発展させた作品です。愛らしいフクロウ袋ができました。いろんな柄で折ると楽しいですよ。2017年皆様が不苦労の年になりますよう、心よりお祈りしております。(作者)


◆椿Camellia by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

初春を彩る椿の花を作りました。花の後ろに葉をつけて自立するようにしました お正月に飾っていただけたら嬉しいです。(作者)


◆クルリンスター 川手 章子
Star top by Ms. Ayako KAWATE

シンプルなパーツをのりを使わずに組み合わせてみました。組み合わせるときも楽しく思われましたが、できあがりの中心を少しへこませるとクルクルとよくまわりましたので、クルリンスターと名付けました。(作者)


◆チョウのリングButterfly ring by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

⑨では⑩となることをイメージしながら折ってくださいね。折り図に従って、ていねいに折り進めてください。両面折り紙で折ると楽しいかな…と思いました。(作者)


◆かがみもちRound rice-cake by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋 秀夫

実際にお正月に飾ることのできる立体(3D)タイプの鏡餅を作りたくて、考えてみました。お餅らしく丸みを付与することも考えましたが、その分、難しくなります。そこで、お餅もみかんも四角でOKとしちゃいました。(作者)


◆読者の広場

 「講師勉強会(大阪・春期)」の記事がよかったです。私も参加し、県外の受講生の方に教えていただき、楽しく過ごすことができました。なつかしく思います。
 徳島県 藤川 薫さん
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 「和紙ものがたり」、「おりがみガーデン」がよかったです。今月はあまり興味のある作品がなかったです。組みひもに興味があります。
東京都 千葉麻里さん
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World 0rigami Report

◆インドでの折り紙サークル活動 ~Oritai 2016夏~
大谷加奈子・瀬尾奏子(インド・ニューデリー)

こんにちは。デリーの折り紙サークルOritai(オリタイ:折り隊)です。
 2016年の夏2回にわたり、平和をテーマにした活動を行いました。
 1回目は「折り鶴」。広島平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんのお話しをしました。平和への願いと折り鶴との関わりを知ってもらい、そのあと、折り鶴を折りました。
 2回目は、童話「かわいそうなぞう」を日本人メンバーがヒンディー語で読み聞かせました。ヒンディー語はインドの公用語です。終戦後にネルー首相が日本の子ども達のために、ゾウとお手紙を贈ってくださったことも話しました。インド人メンバーは最後まで静かに、真剣な表情で聞き入り、Oritaiのロゴマークでもある山梨明子先生の「ハッピーエレファント」を平和への願いを込めて折りました。
 実はこれまでにもOritai隊長の明日さんは、折り鶴を折ることを通して、インドのメンバーや子ども達に原爆の恐ろしさを伝え、一緒に平和を考える時間を設けていました。
 私達Oritaiは、折り紙が平和の一役を担う事を信じてこれからも活動を続けていきたいと思います。


◆フランス・ベルサイユ「王の菜園」でバラの折り紙ギネス
挑戦プロジェクトに協力 青木伸雄(日本折紙協会事務局 編集長)

17世紀にフランス・ベルサイユ宮殿のそばに作られ、今でも野菜や果物、花などが栽培されている「王の菜園」で、2016年10月1日(土)、「世界で最も大きな折り紙の花」プロジェクトが実施されました。主催はこの菜園の果実やバラからフレーバーを作っている紅茶ブランド「ニナス・マリー・アントワネット」。この折り紙の制作にあたり技術指導として日本折紙協会が協力しました。まず日本国内での準備として、小川和紙(埼玉県)をベースに二ふたまた俣和紙(石川県)を重ねて貼り合わせ、約7m角の用紙を作り、作品選
定と工程の検討を行いながら最終的に現地で折り上げることになりました。現地では8名の共同作業となり、「歴史ある菜園と日本の職人芸の融合、創造と人間性の象徴、世界に向けてのメッセージ」と、現地新聞などで大きく報道されました。


◆支部だより

第11回北陸折紙コンベンション報告
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

 2016年10月1日(土)・2日(日)、加賀市の日本折紙博物館に近い片山津温泉の加賀観光ホテルで第11回北陸折紙コンベンション(折紙博物館と共催は3度目)を開催しました。特別講師として、成田光昭常任理事をお招きして、「民芸品を折る」というテーマで講演していただきました。
その後、一日目の折紙教室2コマと懇親会を行いました。さらに夜の折紙市場、翌日は3コマの教室を行いました。開催までに紆余曲折が会った事もあり、参加者は70名ほどでしたが、グループ企業内のホテルということで、大変立派な会場で開催できました。ほとんどの常任理事が顔を揃え、何人もの協会理事にも講師として参加していただき、ご協力いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。急病で参加できなくなった講師が二人もあり、急遽講師をお引き受けいただいた方もあり、スクリーンにうまく画像が映せない場面が会ったり、今回は臨機応変の対応が必要な場面がいくつもありました。それでも無事終了できてほっとしております。立派な会場を用意するなど準備にご苦労された博物館のスタッフもお疲れさまでした。
 次回は2017年7月29日(土)・30日(日)に金沢市内の石川県文教会館での開催が決定しております。新幹線開通で週末は観光客でごったがえしている金沢ですので、宿の確保で頭が痛いところですが、皆様の協力を得てスタッフ一同尽力していく所存です。


 なお、折図集は次回こそは全ページフルカラーを目指しておりますので、投稿いただける方はすぐにでも私の自宅までに郵送していただくようお願いいたします。白黒原稿の方は色をつける作業をできるだけ早く始めたいので、よろしくお願いします。(もう2017年のファイルは用意しました。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集クリスマス

◆季節の窓辺
朝日 勇

連載 第4 回 
サンタの落とし物Lost articles of Santa
夜道にてんてんと落とし物。あれあれ、サンタさんの大きな袋が破れています。毎年、子どもたちに夢を運んでいるうちに穴があいてしまったのですね。大丈夫。サンタさん、うちへいらっしゃい。繕ってさしあげますよ。
 今年はプレゼントが増えました。歩いて遠くまで、しかも夜中の届け物。だから行き先も配達順序もよくよく調べ終えました。間違えないように。おや、早くも出発時間です。
かわいい子どもたちの笑顔が浮かびます。袋にいっぱい詰め込んで、さあ急げ!急げ!
あれれ、一つ大事なことを忘れておりました。失敗、失敗。
それはネ、あのこと……?(山里のサンタ日記より)



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 14 さんかくサンタ 髙木 ひろみ
Triangle Santa by Ms.Hiromi TAKAGI

体が三角形のサンタクロースです。体の三角形がゆがんでいてもそれなりにかわいいサンタができるので、小さい子でも折れると思います。足は、⑰でおなかのポケットにしまいこむ前に少しずらすと、形を変えることができます。赤の折り紙だけでなく、いろいろな色で折ってみてください。ホチキスで三角形どうしをつないでガーランドにしても楽しいですよ。(作者)

The body of Santa Claus is triangle. Even if the triangle body is
distorted, the Santa is still cute in its own way. So, small children also
can fold it. As for the legs, you can change their shapes before stowing
them in the pocket at the belly in the step ⑰. Please fold this with a red
origami paper as well as different colors of papers. It is also fun to make
a garland by connecting the triangles with a stapler. (Author)


◆サンタクロースと袋Santa Claus and Sack by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋秀夫

Jo NAKASHIMA(中島 譲)さんとCamila ZEYMERさんのサンタクロースにインスパイヤされて創作してみました。顔の部分を参考にしています。残念ながら自立しないので、袋にもたれかかるように飾ってください。指人形としても遊べます。(作者)


◆亀甲リースHexagonal wreath by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋美奈子

掲載は1984年で32年前にもなるのに、今も皆さんに愛され折っていただいているリースのように、表裏のバランス、ツートンカラーの表現を求めて考えました。④では長方形より60度の折り方を使っています。(作者)


◆ミニ知識
☆クリスマス…12 月25 日。キリスト教を始めたイエス・キリストの誕生日とされますが、本当はいつ生まれたのかはっきりしていません。北半球では12 月は冬至の月に当たります。キリストが生まれるずっと以前から、古代ローマ人は冬至を「不滅の太陽の誕生日」として祝っていました。また、ヨーロッパ北部でも、冬至の日に丸太を焼いて太陽を呼び戻す儀式が行われていました。古くから民衆の間に浸透していたこのような習慣にあやかって、冬至が過ぎて太陽の力が日一日と増すこの時期を、キリストの誕生日にしたのです。



◆脳トレ折り紙
最終回 きっちり11 等分と13 等分
スターコースターとコースター 石橋 美奈子

今月号では前回の「5 等分と7 等分」に続いて、「きっちり11 等分と13 等分」です。一辺をより多く等分しますが、基本は「平行線と比の関係」です。
 11 等分からは「スターコースター」、13等分からは「コースター」を折りましょう。スターコースターは中心の色が変わるぼかしの紙を使うと、星形が美しく出ますので、試してみてください。
 どちらの作品もさまざまなバリエーションができます。13 等分折りからのコースターは、四隅を出してのりづけすると薬玉になります。
 P 25 のできあがり図を見てください。基本のすじと縦ラインが接近しています。また、P26 の13 等分においても同様に基本のすじと縦ラインのニアミスにご注意ください。
 パーティーでコースターの模様折りや色違いでグラスの区別ができます。
「ひとのグラスから飲まんといてね!」
楽しいパーティーを折り紙で演出してください。
 今月号で12 回の連載を終わります。皆さんに脳トレ折り紙を楽しんでいただけたようで、とてもうれしく思っています。いつまでも折り紙を続けて、ほがらかで、元気でいましょうね。一年間、ありがとうございました。


◆フィンガーフラフープ 
川手 章子

1色、2色、4色などの組み合わせが楽しめ、額などとしても使えそうです。のりを使わずに組めます。指先でちょっと楽しんでみました。(作者)



◆ミニ知識
◇フラフープ…プラスチック製で直径1m ほどの輪の遊具の商品名です。フラダンスのように腰を振りながら回して遊ぶので、「フラフープ」と名付けられました。毎日新聞によると、1958(昭和33)年の秋に大流行しましたが、事故が起きたり、有害説が出たりして、その年の暮れにはブームはしぼんだそうです。当時、大人用が一本270 円、子ども用は200 円でした。

◇ユズ(柚子・柚)…正確には「柚」が木の名前で、「柚子」とはその実のことです。原産地は中国で、ミカンの木より寒さに強く、実は香りと酸味が強く、表面がでこぼこしています。ユズは皮から実の絞りかすまですべて無駄なく使えるとされています。皮は削って薬味などとして、絞りかすはお風呂に入れるとユズ湯が楽しめます。また、種を焼酎漬け
すると化粧水ができるそうです。


●ミニ知識参考図書:『クリスマス百科事典』(柊風舎)、『クリスマスの起源』(教文館)、『クリスマスの文化誌』(白水社)、『サンタクロースの謎』(講談社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『暮らしの歳時記』(平凡社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『江戸ごよみ十二カ月』(人文社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『大字源』(角川書店)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『毎日新聞』(毎日新聞社)



◆一枚で木Tree folded by a piece of paper by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木ひろみ

一本の木を表現してみました。中心を少し開いて立たせることができます。内側にポケットがあるので、木に住む動物などを折って入れて遊んでください。(作者)


◆レッサーパンダRed panda by Ms. Yo‒ ko ISONO
磯野 陽子

アニメ調のかわいらしい表情を出すことと、しっぽのしましまを工夫しました。顔は鼻を持ち上げて立体にすると生き生きします。(作者)


◆ゆずCitron by Ms. Tomoko MIZUSHIMA
水島 朋子

最後は竹ぐしなどで、中から形を整えてください。上部をつまんで角をつくると仕上がりがよくなるかもしれません。紙の色と整え方を変えて、みかんにもなります。(作者)


◆読者の広場

 「趣き皿」がよかったです。「おりがみガーデン」の「パンダちゃん」がと
てもかわいいので、ぜひ折り方を教えてほしいです。「おりがみ頭の体操」で
できた作品を組み合わせて、壁飾りを作りました。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 勤めている老人ホームで99 歳の方から(川崎敏和さんの)バラ(福山)を教えてと要望をいただきました。早く折りたいらしく、折って開く折って開くをせず、2 枚重ねで折って、組み立てるとき苦労しながらも完成させました。スゴイスゴイとほめながら、折っ
て開くをアドバイスするときれいに折れたと喜ばれました。夜も寝ずに折っているのかな?少し心配ですが、すごいです。


◆支部だより

恒例の作品展開催
練馬支部「ノア・こぶし会」支部長 服部周平/東京都

毎年恒例となりました練馬支部
「ノア・こぶし会」の作品展を8月27日(土)から31日(水)までの5日間、場所もおなじみの青山表参道クレヨン・ハウス近くの「ギャラリーM」で行いました。27日の10時に全員集合、おのおの持ち寄りの作品を展示しました。毎年のことですが個性豊かというのでしょうか、メンバーの出品作は繊細な折りを強調したもの、あるいはドラマ風な情景をアレンジしたもの、または立体的に折り上げたものなど…で味のある作品展になったと自負しています。残念なことに台風の影響で例年より若干来場者が少なくなりましたが、それでも青柳祥子、張替亮子、染谷淳一郎ら諸先生をはじめ多くの方々にお出でいただきました。ご来場いただいた皆々様にはこの誌上をお借りして厚くお礼申し上げます。


◆みんなの作品展

実家で作品展開催 梅本吉広(大阪府)

 天あまのはしだて橋立に近い丹たんご後半島の中腹のお年寄りが大多数の過疎の田舎で、8月13日(土)・14日(日)、作品展を開きました。近所の人たちに見てもらおうと生まれた実家を会場にして折り紙展を開きました。滋賀、大阪、京都など遠くからも自動車で来ていただきました。お盆の間の2日間でしたが、70人以上の参加がありました。

実家なので、スペースを気にすることなく私のほとんどの作品を展
示しました。作品の点数が多いので、「作品の壺」というここが見所です!という資料も作り、遊びの折り紙のコーナー・ユニットの折り紙のコーナー・宝石のコーナー・盆栽のコーナーなどに分けて展示しました。小さな子どもたちはブーメランやひっくりカエルなど遊ぶ折り紙でおもいきり遊んだり、実際にひっくりカエルを作ったりしました。ノートには、アクセサリーや富士山の作品がよかったことや、また作品展を開いてほしいなどの感想が書いてありました。
 実家の周りは緑がいっぱいで畑には猪の足跡があったり交通の便が悪く車でないと来れない不便なところですが、多くの方にお越しいただいたことを感謝しています。ありがと
うございました。


◆和紙ものがたり

連載〔第32 回〕神社のお守り

静岡県にお住まいの会員の鈴木厚子さんから、何年か前、写真のようなお守りをいただきました。紅白の和紙2枚重ねで折られた畳紙の中に恵比寿様と大黒様の折り紙が納められたものでした。鈴木さんは1993(平成5)年夏、神奈川県の箱根で開かれた折紙シンポジウムで、静岡県三島市の三嶋大社で授与されるというこのお守りのことを知ったそうです。
 お守りには大、中、小の3つの大きさがあり、それぞれ異なる畳紙に包まれた2柱の折り紙の神様が納められ、折紙神像と呼ばれています。残念ながら、今は、三嶋大社でこのお守りの授与は中断されていますが、珍しい折り紙をご紹介したいと思います。


三嶋大社

伊豆国の一宮である三嶋大社は大山祇命(オオヤマツミノミコト。富士山の祭神コノハナノサクヤヒメの父神)と事代主神(コトシロヌシノカミ)を神様として祭っていて、この二神を総称して三嶋大明神と呼ばれています。
 大山祇命は山森農産の守り神、一方、事代主神は、人々には、航海安全と豊漁、また商売繁盛の神様の恵比寿様として親しまれています。


神に捧げる紙と授かる紙

この連載の第11 回(『450 号』掲載)や第12 回(『452 号』掲載)で、神様に捧げる「造り花」や「切り紙」を取り上げましたが、人々は古くから祈りを紙に託し、神様に捧げるものだからこそ、常により美しい紙をつくろうと努力してきました。
 お守りやお札は神様からの授かりものですが、それにも清浄無垢な紙がふさわしいと考えられました。
  お守りの大と中はきめの美しい厚手の楮紙の柾まさがみ紙(奉書紙)で折られ、また、大サイズの大黒様の黄色は江戸時代から続く紙舗の「ゆしまの小林」(東京都文京区)で染められた紙です。


三嶋大社と折紙神像

もともと折紙神像は、生前日本折紙協会の顧問を務められた内山興正師(1912-1998年)のお父上内山光弘師(1878-1967年)が考案され、「光弘式」と名付けられた折り紙のひとつです。
 1934(昭和9)年に、丹那トンネル(東海道本線の熱海駅から函南駅の間にある複線規格のトンネル)が開通しました。犠牲者も出すほどの困難な工事の末の完成でした。三島側と熱海側のお祝いの式で、三島側の列席者に配られたのが包みに納められた光弘師の恵比寿様と大黒様の折り紙でした。とても好評で、地元の三嶋大社の参拝者に授与してほしいとの希望がかなったそうです。その後、日本が世界で繰り広げた戦争が長期化、庶民の生活を圧迫して紙不足も深刻になり、折紙神像はやむなく途絶えてしまいました。


光弘氏の仕事を引き継ぐ

それを戦後によみがえらせ、折紙神像を奉仕したのは、三嶋大社の氏子の中西康夫さん(静岡県伊豆の国市在住)。日本折紙協会設立時の発起人のお一人で、『月刊おりがみ』創刊前の『季刊おりがみ』の創刊号と2 号(ともに1974 年発行)で「古典折り紙研究」という連載も受け持ち、千羽鶴折形の解説などを担当されたこともある折り紙研究家です。
 中西さんは晩年の光弘師に教えを受けられた時、戦前の折紙神像の経緯を知りました。1960年ごろ、三嶋大社を訪れて話をしたところ、当時の禰宜さん(のちの宮司)が昔の事情をご存知で、折紙神像を復活してみましょうかということになったそうです。光弘師の「絶えていたものだし、新しい型を考えよう」という助言により中西さんの工夫も加わり、1962(昭和37)年に復活しました。以来、折紙神像は2016(平成28)年お正月まで授与されました。
 切り込み、重ね折り、彩色の手法が使われている3種類の折紙神像はそれぞれ形の異なる畳紙に包まれています。この畳紙も光弘師が「花かもん紋折り」と名付けた多くの形の中から、中西さんが選んだものです。中西さんが折って納めたものに、大社でお祓いをし、包み紙の裏側に朱印を押してはじめてお守りとなります。


折紙神像の続行を心待ちに

「私もあと2年で光弘先生が亡くなられた年になります。先生が私に伝えてくださったお雛様などを何とか残したいと整理している毎日です。三嶋大社さんのお守りは、現在は中断していますが、事情が許せばまた始めたいと考えています」と中西さん。 
 半世紀以上も授与され、人々に愛され続けた折り紙のお守りをぜひ会員の
皆さんにご紹介したいと思いました。清らかな紙で心を込めてつくられる折り紙のお守りが私たちにまた授与される日を願わずにはいられません。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
◆特集 秋のおでかけ

◆支部だより

◆「こどもフェスタ」に参加しました
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本 厚子/兵庫県

7月31日(日)、生活創造センター主催の「こどもフェスタ」のひとコマ
を担当しました。
 今回は、普段の講習会ではなかなかできなかったユニット作品を取り上げました。
 一昨年、川井淑子先生から教えていただいた、「歌いながら折る」ユニットを講習しました。
 ところが、原曲の「ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた」をご存じの子供達がほとんどおられず、ジェネレーションギャップを感じました。
 40名を超えるご来場者の中には、眠ってしまった赤ちゃんを抱きながら折ってくださったお母さまもおられました。お昼寝から目を覚ました赤ちゃんは、ご機嫌で最後まで遊んでくれました。
 終了後のアンケートにも、皆さんから「楽しかった」の声をたくさんいただきました。思いの外たくさんのご参加に、折り紙の今後に明るい未来を感じました。


◆新支部紹介
富山県支部「遊ゆうゆう々」支部長 髙山三千江 (富山県)

 日本折紙協会富山県支部“遊々(ゆうゆう)”は、2016年(平成28年)7月の「折紙シンポジウムi n富山」の開催に合わせ、近県の支部長の勧めで2016年4月に発足しました。これまで富山県では会員の横のつながりがない中でなんとかメンバーを募りましたが、当初は支部として機能するかどうかの不安もありました。しかしながら、メンバーが何度も集まり、支部のTシャツを揃え、シンポジウム参加者のおもてなし等準備を進める中で、支部の結束もより高まったと思っています。
 今回のシンポジウムを通して、支部メンバーが多くのシンポジウム参加者と親睦をはかる事ができたり、富山県内の会員のみなさんと交流を持てたことは、今後の支部の礎になりました。今後支部では、定期的な勉強会だけでなく、作品展示会や折り紙の伝承・普及のボランティア活動、支部だよりの発行、他支部との交流等ができればと考えています。
 小さな支部ですが、和気あいあいがモットーで、“遊々”の名の通り折
り紙で遊ぼう遊ぼうと楽しくやっていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

◆みんなの作品展

「古典折り紙の紹介展示」 竹内惠子(長野県)

今年は3月と6月に、古典折り紙を紹介するための個展を2回行うこ
とができました。
 「古典折り紙って何?」という方々がほとんど…。少しずつ個展の中でも展示して伝えてきましたが、多くの方は古典折り紙に接したことがなく、存在そのものを知りません。

 「江戸時代の資料に残されている折り紙を古典折り紙…と言うの…」から始まり、説明文を読んでいただいてから、見ていただきました。
 『折形手本忠臣蔵』※1は、まるでパズルを解いていくように折りました。詳しい折り図がある訳ではありませんので、笠原先輩※2の著作本とにらめっこ、完成図を見ながら、ああでもないこうでもない…と一体ずつ。二十五体を折り上げた時は、強い達成感を味わうことができました。
 伝承作品のように親から子で、友から友へと口頭で伝え作られてきたものとは、やはり別格のものだと思います。古典折り紙は簡単に折ることができるものではありませんが、知っておくべきものでしょう。折り紙のすばらしさ、すごさ、を実感できますから。
 展示内容は、1:『かやら草』より、基本形それぞれからできる作品、2:『折形手本忠臣蔵』、3:『千羽鶴折形』、4:オリジナル作品 でした。歌舞伎の忠臣蔵をよくご存じの方は、場面が思い浮かぶ…と納得のご高覧。
 また、以前に長野耕平賞をいただいた童謡唱歌の本も並べておきましたところ、手に取った方々から自然に生まれた大合唱…。思わぬことに嬉しさ百倍。
 古典折り紙と色紙作品なども展示した個展風景でした。


◆季節の窓辺
朝日 勇
連載第3回 晩秋のコーラス

黄色や赤色に美しく色づく木々。ぷらぷらとぶらさがっているのは蓑みのむし虫。葉っぱのコートを羽織って、はやばやと冬支度しているようです。これで寒さ対策は万全と、鼻唄を歌っています。

空気が澄んで、ひんやりとした秋たけなわの心地よいこの季節。芸術・音楽・読書・旅そして食に関することなど聞き慣らされた言葉から来る語感も、やはり日常生活に潤いと活力を与えてくれそうです。
 例年のことながら、通常の散歩道沿いの街路樹や公園内の茂った木々の落ち着いた彩りに目をやると、四季の移り行く早さをあらためて感じ入ったりもします。
 そんなある日のこと、ふと童心が動いて作品イメージが浮かび今回の作品となりました。音符や落ち葉はクラフトパンチで作ったものを、遊び心で使っています。

努めてシンプルな作品構成としましたが、制作にトライしてくださる方には、毎号のように自由に構成・色彩などをお楽しみくださることを希望いたします。(朝日 勇)


◆北斎への憧れを込めて
Longing for Kanagawaoki namiura painted by Mr.Hokusai KATSUSHIKA
笠原 邦彦

北斎の絵には、こどもの頃から憧れていて、武者絵の模写などしたものです。
さて、先年「風」「水」などをおりがみで表現してみたい野心を試みた中、潜在する北斎への憧憬が、こんな風景構成をさせてくれました。(作者)


◆りんごのうさぎApple slice with its peel cut in the shape of little rabbit ears Ms. Yo-ko ISONO
磯野 陽子

お弁当の定番で、子どもの頃の楽しい遠足が思い出されます。うさぎの耳になる部分の紙をひっくり返すところが難しいかもしれませんが、ゆっくりやってみてください。㉛でかさねる時は、丸みをつけながら、かわいらしく。(作者)


◆おりがみニュース

【1】TBS で2016 年8月6日(土)午後3時30 分から『終戦71 年スペシャル オバマ大統領の折り鶴』が放送されました。広島、そして日本、さらには世界にとって歴史的
な一日となった、5 月27 日(金)、バラク・オバマ第44代アメリカ合衆国大統領が広島を訪れました。オバマ大統領は平和記念資料館に自ら折ったという4羽の鶴を贈り話題となりましたが、その折り鶴についてのドキュメンタリー番組です。
 その番組に、広島在住の日本折紙協会常任理事の曽根泰子さんと、日本折紙協会編集長の青木伸雄が出演しました。
また、その番組の中で『月刊おりがみ492 号』も紹介されました。

【2】11 月11 日は「おりがみの日」。おりがみの歌を歌ってみませんか。この楽譜の文部省唱歌「折紙」は、1932(昭和7)年より使われた音楽教科書「新訂尋常小学唱歌」2 学年用に収録されていたそうです。


◆舞妓さんMaiko by Ms. Hisako HATAKEYAMA
畠山 久子

舞妓さんの話し声、ぽっくりの音が聞こえて来るように作ってみました。髪飾りが小さくて、大変ですが、折ってみてください。うすい紙で折るとよいでしょう。(作者)


◆ミニ知識
●舞妓…江戸時代、京の茶屋の茶汲み女が歌舞伎芝居の芸をまねて座敷に現れたのが始まりだそうです。もともとは舞いをつとめたのが舞妓、音曲を弾妓が担当し、それが芸妓と呼ばれるようになりました。今日では芸妓も舞い、舞妓は芸妓になるまでの修業期間です。舞妓から芸妓になることを「襟替え」といい、舞妓の赤い半襟から芸妓の白い襟になることからその名がついています。舞妓の独特のスタイルは江戸時代の町娘の「よそいき」の姿をもとにしたものといわれています。着物は2 枚重ね、袖は「振り袖」、帯を垂れ下げて結ぶ「だらりの帯」、「割れしのぶ」「先笄」「勝山」などと年齢や行事に合わせて髪形を変え、「花簪」などで飾っています。履物は厚底のおこぼ(木履)です。舞妓は、現在は15 歳~ 20 歳ぐらいまでの女性ですが、第二次世界大戦前までは10 歳~ 13 歳くらいまでの少女だったため、幼さを強調する衣装になっています。舞妓の着物は肩上げしたものです
が、これも本来は子どもの着物の裄ゆき(背中の中心から袖口まで
の長さ)の長さを調整するために行われていました。
●葛飾北斎…1760(宝暦10)年~ 1849(嘉永2)年。江戸時代後期の浮世絵師で、90 歳まで生きたので、さまざまなジャンルの、3 万点を越すとされる膨大な作品を残しました。中でも、小説家滝沢馬琴と組んでの読本(江戸時代後半期に流行した小説の一種)の挿し絵は、木版墨摺り技術を極めたもので、北斎の名声をさらに高めるものとなりました。この仕事は、のちに北斎の代表作となる、『冨嶽三十六景』などの錦絵(多色摺りの浮世絵)風景版画を生み出します。今月号の作品にある「神奈川沖浪裏」はゴッホが「鷲の爪」と呼んだ大波の表現ですが、読本の挿し絵の仕事の賜物でした。
●クマ…ロシア極東カムチャツカ半島南部のクリル湖周辺は自然保護区で、約400 頭のヒグマが生息する「クマの楽園」です。近年、ロシアはその地に観光客を呼びこむことに力を入れていて、ヒグマを真近で見ることができるそうです。
●コアラ…オーストラリアに生息し、生まれたばかりのこどもは母親の袋の中で約半年間を過ごします。繊維質が多く、毒性があるので、他の動物が食用としないユーカリの葉を食べます。木の上で1 日18 時間も眠り、夕暮れごろに起きて活動を始めます。
近年、地球温暖化などの問題により、コアラは絶滅の危機がある動物とされています。


●ミニ知識参考図書:『葛飾北齋』(河出書房新社)、『北斎の花』(小学館)、『北斎の美人』(小学館)、『北斎の奇想』(小学館)、『高橋克彦の浮世絵ワンダーランド』(平凡社)、『浮世絵で見る年中行事』(山川出版社)、『お茶屋遊びを知っといやすか』(廣済堂出版)、『舞妓さんのお道具貼』(山海堂)、『年中行事事典』(三省堂)、『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『江戸ごよみ十二カ月』(人文社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『大字源』(角川書店)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆脳トレ折り紙
11きっちり5等分と7 等分 石橋 美奈子
Box by using how to fold 5 equal parts and 7 equal parts by Ms.Minako ISHIBASHI

一辺を等分する折りすじは、さまざまな作品に発展します。今月号では『おりがみ493 号』の「きっちり3 等分」に続いて、「平行線と比の関係」を用いて、「きっちり5 等分と7 等分」折りです。最終回の来月号では「きっちり11 等分と13 等分」折りからの作品を紹介します。
 「手のひらサイズの宝箱」は5 等分と7 等分折りの両方を使って、「み(箱)」と「ふた」を作ります。「み」と「ふた」の比率は、2/5対3/7で、すなわち14 対15 です。15cm 角の大きさの紙で折ると、「ふた」の縦横の一辺は15cm ×1/7×3= 6.42cm、「み」は15cm ×1/5× 2 = 6cm で、「ふた」と「み」が無理なくあいます。10cm 角~ 21cm 角程度の大きさの、両面折り紙などの少し厚みのある紙で折るとよいでしょう。
 また、「きっちり3 等分」や「5等分」や「7 等分」折りで美しい模様を作り、切せっちょう頂六面体(正六面体の頂点を切り取った立体)のくす玉が楽しめます。


◆パンプスPumps by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

かかとが低めのオシャレな靴です。カールさせたところがリボンのようにも見えて気に入っています。色々な大きさの紙で折ってみてください。(作者)


◆ユニット花ブローチFlower-shaped brooch by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

シンプルなのにちょっと手がかかったように見えるところがよいかな…と思いました。黄色の折り紙で折ると、菊の花のようでもあります。うしろにピンをつけてブローチとしても楽しめそうですよ。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 13 コアラ 笠かさはら原 邦くにひこ彦
Koala by Mr.Kunihiko KASAHARA

ひとつだけでも、まあかわいいでしょうが、4分の1の大きさの紙で「赤ちゃん」を折り、ママの背中にのりづけして、おんぶさせた「親子コアラ」が、もっとかわいいでしょう。なお、「目」は描き入れてください。(作者)
You can make a baby koala with a quarter size of paper and glue it
on the back of a mother koala. “The mother koala carrying her child
koala piggyback” is even cuter than one koala. You can draw“ eyes”
on each koala. (Author)


◆クマBear by Mr. Edwin CORRIE
Edwin Corrie
頭の部分にうらがわの色が出るので、両面同じ色の紙で折るとよいでしょう。全体にまるみがつくようにしあげましょう。


◆読者広場

 「扇風機」が折り紙で作れるのがすごいと思いました。月刊『おりがみ』は他の折り紙の本と違って折り図が詳しく、ていねいでわかりやすくて大好きです。NOA BOOKS の新刊『おりがみでハロウィン』の発売が楽しみです。46 ページの「みんなの作品展」のフレーベルの模様折りの作品が素敵です。私も作ってみたくなりました。とてもいやされています。それから月刊『おりがみ』のほしいバックナンバーが絶版とあり、とても残念です。ぜひ復刻版を作ってほしいです。


対称形の折り方について回答していただきましたが、“反転の折り図”がないと確認ができないことがむずかしいのです。今月号は写真より折りあがりの方がいい作品が多かったです。

◆折紙シンポジウムレポート

2年ぶりの地方開催となった、第43回の折紙シンポジウム。夏で温泉、やっぱりこうでなくっちゃ、という参加者も多かったのでは。天候にも恵まれ、金太郎さんの元気が乗り移ったか(もともと元気なのか)、熱気あふれる3日間となりました。


大橋晧也理事長より開会のあいさつ。「以前、上越教育大学の教授として新潟県にいたことがあるので、隣りの富山県は、ある程度わかっているつもりでしたが、今回こうして来てみると新鮮な驚きがあります。これから3日間、有意義に過ごしましょう」
 功労者表彰式では、高知県の川井淑子理事を表彰しました。県内の保育園長、短大幼児教育科の講師をつとめ、県外でも多くの折り紙教室での指導にあたり、折り紙の創作や普及にご尽力いただいた功績を評したものです。40年前、TVニュースで日本折紙協会主催の「世界折紙展」を知った翌日、東京の会場へ見に行き感動したこと、著名作家との出会い、初期の折紙シンポジウムの様子など、「ただただ嬉しくてしかたがない時間が今まで続いている」という、すてきなご挨拶がありました。
 続いて講演「和紙の源流」として、
元 紙の文化博物館館長で越前市議会議員の佐々木哲夫さんに「和紙の歴史と伝統、日本最大の手漉き和紙の産地:越前和紙」をテーマにお話しいただきました。ふすまや障子のある和室が少なくなったことに象徴される、和紙という日本文化が衰退の一途をたどっている現実や、危機感を持った上での様々な取り組み、日本の農業、自然環境や食文化まで話がおよびました。感銘を受けた皆さんは、翌朝の朝食バイキングで、普段はパン派も迷わずご飯を選んだとか。

講演終了後に記念撮影、物品販売と折紙交流室で1日目が終了。旅の疲れを温泉で癒しました。
次回、2017年は10月上旬東京で開催予定です。皆さん、またお会いしましょう!


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!

現在の墨田区(本ほんじょみなみわりげすい所南割下水付近)で生まれ、90回以上も転居しながら生涯のほとんどを区内で過ごしたといわれる、すみだが誇る世界的絵師、葛飾北斎。
 現在、主に隅田川周辺の、北斎が浮世絵の画題とした場所に、計16基の案内板が設置されています。詳しい作品解説も

あり、今の風景と比較して当時をしのぶ作りになっていますので、まち歩きを楽しみながら鑑賞してはいかがでしょう。

そして2016年11月22日(火)には、「すみだ北斎美術館」がオープン。
 隅田川を描いた長さ約8mの北斎の(版画でない)肉筆画など、愛好家や研究者から収集した作品や研究資料など、展示品は約1,500点にも上る予定です。館内には展示室のほか図書室も設けられるということです。
 11月3日は「文化の日」。北斎ゆかりのすみだの町で、芸術に触れながら11月のひとときを過ごしてみませんか。


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。
801円
◆特集 お部屋づくり

◆連載 第2 回 
ノスタルジーの赤とんぼ
Reddragonfly in a nostalgic scenery
夕焼け空に赤とんぼが飛んでいました。赤い夕日に照らされて市松模様のようです。色のついたところと、ついていないところ。両方あるから美しい模様が生まれるんだなあと、景色が藍色に包まれるまで見ていました。
今月号では、「一つの基本形からの応用」をテーマに作品構成を試みました。それは、ある基本形にいくつかの折りを加えた数種のパーツを並べて絵にするだけという単純な方法です。
 その基本作業は次の三項目です。
 ①絵づくりのためのテーマを決めます。
 ②基本形から変化させた多種のパーツの中から、使う予定のパーツを選び出します。
 ③選び出したパーツを使って、テーマに沿って絵づくり構成をします。
 皆さんそれぞれの豊かな感性で、どんな色彩にするか、

パーツの大小や数量をどうするのか考えましょう。
 また、ご参考までに掲載作の応用として、次のような楽しみ方をご紹介しましょう。あなたの窓から見えたらいいなと思う情景を折り紙で描いてみてください。
 赤とんぼ…配置(虹の形、一直線、群舞など)
 妖精…動作(立つ、歩く、走る、跳ねるなど)
 家…二階建て、三階建て、多層階
 木…数量、大小による遠近法表現
 花…茎や葉を加える
 色彩…台紙やパーツを含めて、時間帯、天候、温度差による色
    彩の自由選択            
(朝日 勇)


◆フラワーリングFlower-shaped ring by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子

サイズ合わせでカットした折り紙がたくさんあったので、もったないと思って考えました。4枚、5枚、6枚…と組む枚数によって印象の違う花になりました。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 12王様と女王様の椅いす子 青あおやぎ柳 祥しょうこ子
Amazing chair by Ms.Sho- ko AOYAGI

伝承作品の「宝船」は、いったい何ができるのだろうと思いながら折っていて、最後に一気に立体になり、折り紙の醍だいごみ醐味を感じます。この作品も最後の工程で引っぱることで立体になり、椅子が現れ、うれしくなります。どうぞ楽しんでください。(作者)
When you start folding the traditional model “treasure boat”, you
cannot imagine how it will look like. When it becomes instantly threedimensional
at the end, you can enjoy the real taste of origami. In
the same way, this model becomes three dimensional at the last step
and you will be pleasantly surprised to find a nice chair. Please enjoy
folding. (Author)

※ 15cm 角の紙で折ると、高さ 11cm の椅子ができます。

◆ミニ知識

○ハロウィン…ハロウィンは、ヨーロッパの先住民ケルト人の新年(Sサムハインamhain)を起源とします。ケルトの暦では11 月1 日が新年の元日にあたり、大晦日の夜にあたる10 月31 日には死者の霊が家に戻ってくるとされていました。妖怪や魔女も現れて冬の訪れを喜び、人々にいたずらをして回ると考えられていました。人々は身を守るために仮面を着けて篝火をたきましたが、これは1 年の収穫に感謝するためでもありました。のちにキリスト教徒の死者の祝日(万聖節)がこの祭りと結びつき、「万聖節前夜(AllHallow’s Even )」になりました。ハロウィン(Halloween)はこの言葉を短縮したものです。ヨーロッパではいったん廃れたハロウィンの行事は、アメリカで子どもたちの楽しいイベントになり、今は世界各国に広がっています。魔女やおばけに仮装して、“ Trick or Treat ! .”(お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ)と言いながら、家々を一軒ずつ訪れてお菓子をねだります。
○ネコ…魔女と結びついて、19 世紀以前からハロウィンを象徴する動物の代表です。
○コウモリとフクロウ…ハロウィンがアメリカに定着した20 世紀になってから、ハロウィンと結びつくようになりました。それ以前にはケルト人の伝承にもありません。ともに夜行性で、不気味なものと考えられたので、ハロウィンの主役になったようです。


◆だんだんラックSlelf by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

日常生活の中で重宝するラックを折り紙で表現してみたら楽しそうと思いました。A(上段)、B(中段)、C(下段)の3種類のパーツをくみあわせて作ります。Bパーツを増やすことでだんだんが増え、自由にマイラックができそうです。(作者)


◆デスクとマルチケースDesk and
川手 章子

折る工程も楽しんでみました。折り図に従ってていねいに折ってみてくださいね。一つの作品で用途が二通り楽しめそうです。少し大きめの折り紙で折り、折り紙立てとしても使えそうに思われました。(作者)


◆バスケットBasket by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

内側に布が貼ってあるバスケットが可愛いと思い、折り返しをつけてそれらしい雰囲気を出しました。(作者)


◆脳 トレ折り紙連載
⑩市松模様 石橋 美奈子
Checkered pattern by Ms.Minako ISHIBASHI

算数の問題を通して脳を元気にすることが続いたので、今月は美しい模様を作りたいと思います。
 いろいろありましたが、ようやく決定した東京オリンピックの新エンブレムは、市松模様にヒントを得た藍色1色のデザインでした。このエンブレムを見て考えたのが、今月号の作品です。1990 年ごろ考えた自作の「パッチワーク4 枚組み」からの発展させました。
 裏から折り始めた単体2枚と、その逆の単体2枚の4 枚組みです。おのおのの単体に「とめのポケット」と、「とめの手」がついています。
 4 枚の折り紙で、16 分割のきれいな市松模様が現れます。単体を折ってからすぐにくみあわせ方の図にしたがって折ってもよいですが、図を見ないでくむことに挑戦されてもよいでしょう。

ところで、もともと「石いしだたみ畳」と呼ばれたこの模様が、「市松模様」と名付けられたのは、江戸時代中期の歌舞伎役者の佐さのがわ野川市松がこの模様の袴はかまを用いたことに由来するそうです。歌舞伎役者が愛した粋な模様を折り紙で折りましょう。
 

◆テトラボックスTetorabox by Mr. Takenao HANDA
半田 丈直

模様のついた紙で折れば、ギフトボックスとして使えます。ぶら下げて、オーナメントにしてもかわいいと思います。単純な形ですので、使い方を工夫してください。(作者)


◆ティラノサウルスTyrannosaurus by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸 英二

のりなしで組み合わせることができますが、飾る場合は、のり付けした方がよいです。(作者)


◆スピノサウルスSpinosaurus by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

白亜紀の肉食恐竜スピノサウルスがティラノサウルスより大きく、水中生活をしていたという新説に基づき、創作してもらった作品です。肉食恐竜というより今のクジラに近かったのではないかと考えられています。


◆おってあそぼう!!

空飛ぶニャンコ 石橋 秀夫
筒型紙飛行機には先達たちの創作作品があります。そこで特徴を付与するために耳をつけてネコ型にしてみました。すると、くるくるとジャイロ回転しながら飛んじゃいました。(作者)


◆ミニ知識
○ティラノサウルス…もっとも強い肉食恐竜として人気の高い恐竜です。大きな頭と10m 以上の全身を支える太い後ろ足に対して、前足は70cm ほどしかなく、指は2 本でかぎ爪がありました。この前足は獲物を押さえたり、爪楊枝代わりとして口の
中を掃除するのに使われたとも考えられています。歯にはフチに細かなギザギザがついていて、獲物の肉を楽に切り裂くことができました。恐竜は鳥類の祖先と考えられていて、ティラノサウルスも羽毛で包まれていた可能性が高いそうです。2014 年に長崎半島の西海岸で発掘された恐竜の歯の化石が、国内初のティラノサウルス科の大型種のものと確認されました。今の日本になった地域でも、大型のティラノサウルスがのっしのっしと歩いていたことが証明されました。
○スピノサウルス…ティラノサウルスと並ぶ二大肉食恐竜です。肉食恐竜は、陸でくらし、二足歩行をすると考えられていましたが、スピノサウルスは四足歩行で、水中でもくらしていたという新説が2014 年に発表されました。クジラやカバなどの動物と共通して大腿骨の骨密度が高いので、浮力が増して水中生活に適しています。なお、スピノサウルスの肩から腰にかけては大きな背骨がたくさん伸びて、皮膚の膜が張り、帆のような形だったと考えられています。その役目ははっきりとはわかっていませんが、仲間に自らをアピールするためのものだったのではないかとの説があります。

◆ミニ知識参考図書:『ハロウィーンの文化史』(原書房)、『ヨーロッパの祝祭日の謎を解く』(創元社)、『ヨーロッパの祭りたち』(明石書店)、『図説世界魔女百科』(原書房)、『ミステリアス・ケルト』(平凡社)、『図説魔女狩り』(河出書房新社)、『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)、『おもしろ恐竜図鑑』(国土社)、『なんでもわかる恐竜百科』(成美堂出版)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百貨事典』(平凡社)


◆コウモリの羽のジレ(チョッキ)
石橋 秀夫

P32-33の空飛ぶニャンコと同じ大きさの紙で折って着せます。前合わせ(22~25)を左右逆に折ると、女性用になります。でも翼をつけない方が…よく飛びます。昔のアニメの『悪魔くん』のドジキャラの「こうもりネコ」みたいですね。(作者)


◆コウモリBat by Mr. Nick ROBINSON
Nick ROBINSON

『493号』の「おりがみギャラリー」で紹介したイギリスの折り紙作家のニック・ロビンソンさんの作品です。折って広げて立体化した形(笠原邦彦さんの著書で「半はんかい開折り」と呼ばれる技法)で仕上げます。(編)


◆読者の広場

 「やっこさんのくす玉」がよかったです。ユニット折り紙作品がたくさんあり、時間をかけて折りたいと思います。
大阪府在住
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「脳トレ折り紙」、「ヒコーキ」、「簡単がまぐち財布」がよかったです。「ほのぼのデイケア折り紙」の作品は折りやすく、かわいいので、子どもたちに教えるのにも適していいですね。外国籍の子どもたちに折り紙を教える機会が多いので、1 枚でも簡単に折れる作品をたくさん紹介していただきたいです。絵本の世界を折り紙で表現することに興味があります。
神奈川県在住

◆みんなの作品展
「二階堂黎子作品展」と「伊勢志摩サミットPRおりがみ教室」の報告 二階堂黎子(三重県)

●二階堂黎子作品展
 6月24日(金)~26日(日)、津市内で10回目の作品展を開催いたしま
した。
 二十四節気、五節句そして、思い出深い作品(8号~12号)などを準備いたしましたが、皆様にご披露する価値があるかどうか当日まで悩みました。
 しかし、開場早々に訪れて下さった方たちの笑顔と和やかな会話の中で、その不安も払拭されて、皆様に感謝の気持ちで一杯です。
 月刊『おりがみ』の情報を見て、県内、近県、関東方面から、日本折紙協会の会員さんたちが来てくださり、地元の方たちと合わせまして、お陰様で、698名の記帳をいただきました。
 ほんとうにありがとうございました。
 さらに、設営から撤去まで、全てを支えて下さった折り紙仲間の素晴らしさに、改めて感服し、思い出に残る作品展になりました。

●伊勢志摩サミットPRおりがみ教室
会期/2016年1月24日(日)
会場/東員イオンモール(員弁郡)

2016年伊勢志摩サミットPRのお手伝いとして、三重テレビさんより、「G7の国花を折る」の教室依頼をいただきました。


◆花会式でつるしおりがみ 長谷川京子(栃木県)

4月8日のお釈迦様の生誕を祝う、花会式に、本堂をつるしおりがみで飾りました。
 檀家さんが昨年の10月から、折り紙の勉強を始め、制作しました。
 また、講師の長谷川文江(母、92歳)が教えている「おりがみサークル」のみなさんも、協力して32本のつるしおりがみを飾ることができました。
 場所は、宇都宮市の祥しょううんじ雲寺です。とてもきれいに飾れたので、お知らせしました。


◆「-平和- 指先から広がるしあわせ」展
堀之内恵美(福岡県)

 2015年10月27日(火)~30日(金)の4日間、北九州市の門もじ司図書館にて「第1回折紙展 -平和- 指先から広がるしあわせ」と題しまして開催させていただきました。図書館スタッフさんはじめ周囲の方々、そして最後に夫の良太さん、ご協力ありがとうございました。館のカウントによると総数111名の方々の目に触れることができたようです。『月刊おりがみ483号』の「みんなの伝言板」での告知もあり、福岡市や山口県からも来館していただきました。たくさんの心あたたまるお言葉をいただきましたので、おすそわけさせていただきます。「心が喜んでいます」、「幸福な気持ちになりました」、「立体的なものがあってびっくりしました」等まだまだありました。作品たちとともに余韻を楽しんでおります。本当にありがとうございました。
 2016年11月下旬に、第2回の作品展を開催する予定です。その折には、皆々様ぜひ見てくださいませ。方言「折紙展するけぇ、見に来てっちゃ」(折紙展をするから、見に来てください)


◆和紙ものがたり

連載〔第31 回〕和紙のおもちゃ

 10月には、子どもたちの楽しいお祭りハロウィンがあります。子どもにちなんで、今回は和紙のおもちゃのお話です。紙のおもちゃはこれまでも「張り子」や「千代紙」などを取り上げてきましたが、今回はボールと紙風船です。張り子の手法で作るのではない、少し変わった製法のボールをご紹介します。
 2011年に、当時まだ大学生だった矢島里佳さんが「株式会社和える」を立ち上げられました。「子どもたちに日本の伝統をつなげたい」との強い想いから、『0から6歳の伝統ブランド aeru』が誕生。その東京直営店『aerumeguro』のホストマザー(店長)、森 恵理佳さんにお話をうかがいました。

○株式会社和えるの取り組み
 人々は毎日の暮らしで、さまざまな伝統的な産業品を使ってきましたが、それらは扱いの簡単なものに代用されて需要が減ったうえ、原料不足や生産者不足が追い討ちをかけ、人々の生活からしだいに遠くなっていきました。量を減らして作り続けられている物は、高級な伝統工芸品として何とか生き残っているのが現状です。手漉きの和紙も、その一つなのかもしれません。
 伝統的な物を作る産業が衰退していく中で、どうしたら技術を継承していけるか、一般の人の手に取ってもらえるのか、各地で伝統産業に携わる人々は日々奮闘なさっています。
 矢島さんは、職人さんたちがていねいに心を込めて作る、伝統産業品がなぜ衰退していくのだろうと考えた結果、人々が伝統産業に触れる機会が少ないからだという答えにたどりついたそうです。かつて日用品だった伝統産業品を人々の暮らしに戻し、子どもたちが日常で使って、感性豊かに育ってほしいとの願いで事業を起こされました。


○愛媛県から 手漉き和紙の ボール

 『0 から6 歳の伝統ブランドaeru』の商品の中で、素材に和紙を使っているものは2 種類あります。一つは「愛媛県から 手漉き和紙の ボール」、もう一つは「愛媛県から 五十崎和紙の 紙風船」です。どちらも矢島さんが職人さんと直接会ってお話し、仕事ぶりに惚れ込んで、ともに赤ちゃん、子どもたちのためにモノづくりを始めました。
 和紙のボールは、年末の大掃除のときに、障子に指でぷすぷすと穴を開けるの
が楽しくて仕方がなかった、矢島さんの子どものころの思い出が商品になったものです。障子のない家に暮らす子どもにもあの楽しさを味わってほしいと、矢島さんは話しています。冒頭の写真のように藤のツルを球状に編んだものに、職人が楮原料の紙料液を使って手で漉いては天日干しを、8 回前後繰り返して作ったボールです。中に花柄の鈴を入れてあります。
 篭や笊などを漉き槽の紙料液につけ込む方法は伝統的な紙漉きの技法ではありませんが、竹や藤の編み目に紙料が膜を張ってユニークな表情が表れるので、近年、紙漉き作家さんたちの間で使われているようです。

○愛媛県から 五十崎和紙の 紙風船

愛媛県西部の五十崎は、江戸時代に大洲藩によって紙役所が置かれて紙作りが奨励され、今でも紙の生産が盛んな土地です。
 ここで漉かれる、楮原料の手漉きの紙を使って、「aeru」の紙風船は作られています。もともと提灯にも使われるような和紙なので光を通すほど薄く、長い繊維がからみあって張りがある丈夫な紙です。その紙に、フランスの職人さんから学んだギルディング(金属箔
はく貼り)が美しく施されています。真鍮(銅と亜鉛の合金)や銅などの独特の輝きを放つ箔。この箔で「aeru」のロゴマークに使われている七宝をはじめ、菱形、矢絣、3 種類の吉祥文様の風船を作っています。ポーンポーンと優しく打つたびに、空気が入ってまるく膨らむ紙風船。光に当たって、きらきらしながら空を舞う様子に、子どもたちも目をきらきらと輝かせて喜びます。

○赤ちゃんに気に入られる商品を

矢島さんは自著『和える -伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家-』(早川書房2014年発行)で、催し物で和紙のボールをとても気に入り、手放さなかった赤ちゃんのことに触れています。〈赤ちゃんは嘘をつけません。とっても純真で素直です。だからこそ、我慢できる大人と違って、本当に心地よいものを知っていますし、本能的にそれを求めるのだと思います。「赤ちゃんから支持されるものを生み出すことが大切なんだな」私はいつも胸に刻んでいます〉。
 私たち折り紙愛好家は、和紙を折る心地よさと楽しさを、矢島さんのようにまず自分が楽しみながら、より多くの方に伝えていきたいものです。

参考資料:『和える 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』(早川書房)、『伝統工芸館辞典』(日外アソシエーツ)、『民芸買物紀行』(新潮社)、『手仕事の日本』(小学館)、『雑誌民藝』(日本民藝協会)、『和紙文化誌』(毎日コミュニケ-ションズ)、『The 紙』(日貿出版社)、『紙の文化誌』(丸善)、『紙の民具』(筑摩書房)、『トコトンやさしい紙の本』(日刊工業新聞社)、『紙の文化事典』(朝倉書店)、『和紙の見分け方』(東京美術)、『和紙と洋紙』(紙の博物館)、『和紙博物誌』(淡交社)、『和紙生活誌1・2』(雄松堂書店)、『和紙文化研究辞典』(法政大学出版局)、『和紙の手帖II』(全国手すき和紙連合会)、『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科全書』(小学館)


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
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801円
特集 そなえあれば憂いなし

◆ニック・ロビンソン 創作選

《作者のことば》
 折り紙を始めて30年以上になります。フィリップ・シェン、ポール・ジャクソン、デヴィッド・ブリル、笠原邦彦 各氏の作品に影響を受けました。
 私の創作スタイルは、シンプルであること。できる限り少ない工程で完成させたいのです。折りを追加すれば、精度は増すかも知れないけれど、あまり楽しくなくなる気がします。そういう意味で、折り紙は写真より漫画に似ていると思うのです。もちろん、複雑な折り紙の真価を認め、それを満喫する心は持ち合わせていますが、自分が作ることはないでしょう。
 折り紙の、結果(完成形)にたどりつくまでの過程(工程)というものは、まるで旅のようです。


◆季節の窓辺

朝日 勇

新連載 第1 回 親子でお月見
The rabbit family are viewing the moon.

窓辺でのんびり過ごしていると、ときどきゆかいなものが見られます。今夜は十五夜。うさぎさんの親子がお月見をしています。おやおや、ぐいーんと首をのばしています。長いのは、耳だけでいいんですよ。

今月号から一年間、小作品をお届けすることになりました。このお話に“ まさか? ” とたいへん驚きましたが、皆さんとともに「ささやかな夢時間」を作れたらと思いを新たにしたところです。
 今後、皆さんが制作してくださるとすれば、次のようなことを希望します。

⒈「掲載作とまったく同じように…」の考えを、まず取り除いてみましょう。
⒉ 自分流に色彩、配置、パーツの大小と数量などを選び直し、のびのびと自己の感性表現時間を楽しみましょう。
⒊ すなわち、新様式への冒険(自分好みのアレンジ作品づくり)も、おりがみ世界ならではの優雅な楽しみ方の一つではないでしょうか。(朝日 勇)


◆うさぎRabbit by Ms. Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子

『ピーターラビット』や『ビロードのうさぎ』など、立ちうさぎの挿さしえ絵の物語りが多いですよね。その姿を作ってみたいと思いました。折ってからもずっとおそばに置いていただけるような作品になるといいなと願っています。(作者)

◆ミニ知識
○防災の日…9 月1 日。1923(大正12)年のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れないようにと、1960 ( 昭和35)年に制定されました。また、旧暦の雑節(中国から輸入した暦の補助として、日本の風土に合わせて考えられた季節を知る基準)では、現在の9 月1 日ごろが立春から数えて210 日目の「二百十日」です。稲の開花期に当たりますが台風や大風が多い時期とされていたので、風雨災害に備えて防災の意識を高めるという目的もありました。
○十五夜…旧暦8 月15 日の夜のことで、一年中でもっとも月が美しく見えるとされる日です。月の満ち欠けの周期を1か月(大の月が30 日、小の月が29 日)と決め、これに太陽暦の要素を加えた旧暦では、1か月のまん中の夜は満月に当たります。また、秋(旧暦の7 月、8 月、9 月)のまん中なので、8 月15 日は十五夜(中秋の名月)と呼ばれるようになりました。2016 年の中秋の名月は9 月15 日、名前どおりの十五夜です。ところで、1 日をついたちと呼ぶのは「月立ち」に由来し、月末を晦日と呼ぶのは「三十日月」に由来します。月見は中国から伝えらえた行事ですが、日本に古くからあった秋の収穫に感謝し、翌年の豊作を祈る農耕儀式が結びついたと考えられています。今月号の口絵では栗をお供えにしていますが、もともと十五夜に供えるのは里芋で、栗を供えるのは「十五夜」とセットで月見をする日とされていた旧暦9 月13 日の「十三夜」でした。
○敬老の日…1966 年に「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」として、9 月15 日が国民の祝日と定められました。2003 年から9 月の第3月曜日です。
○ウサギ…月の表面に見える黒い模様は、世界中でさまざまな形にたとえられていて、日本では餅をつくウサギです。ウサギは音をよく聞き取れ、放熱機能がある長い耳、独特の跳躍、食糞の習性、声を出さない、寝る前には「止め足」という跡消し(進んでいる道を再び折り返して、少し戻ったところで真横に大きく跳躍して足跡とにおいを消すこと)を行うなど、変わった特徴から神や神様の使いと信じられてきました。また、繁殖力が強いことから女性的な動物とみなされました。一方、月も女性を象徴することから、月とウサギが結びついて伝えられたと考えられています。
○タヌキ…イヌ科の夜行性動物で、人里近くにすんでいたので、古くから人々にとって身近な存在でした。物語や言い伝えに多く登場します。「狸の腹鼓」もその中のひとつで、月夜にタヌキが腹を打って楽しむというものです。

●ミニ知識参考図書:『記念日祝日の事典』(東京堂出版)、『民間信仰事典』(東京堂出版)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『ウサギの日本文化史』(世界思想社)、『日本昔ばなしの裏話』(扶桑社)、『年中行事事典』(三省堂)、『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『江戸ごよみ十二カ月』(人文社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『大字源』(角川書店)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆臼と杵
Mortar and Pestle by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

白い、つきたてのお餅が入っている臼です。臼は四角の柱にして、さらに八角柱にととのえます。臼に入れた蒸したお米をつくのが、杵です。臼と杵をセットで使いたいときは、臼の4分の1の大きさの紙で杵を折りましょう。


◆たぬきRaccoon dog by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

伝承の「あしつきさんぼう」から折るたぬきです。(作者)


◆お楽しみケースPleasure case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

両面おりがみや「いろわけおりがみ しかくとさんかく」(ショウワグリム)などで折ると、カラフルで楽しく思われました。最後のフタのところのまとめ方を2通りにしてみました。プレゼントケースとしてもよさそうです。中に何が入っているのかお楽しみ…。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 11 亀 ( 伝承作品)
Turtle( Traditional model)

9月の「敬老の日」にちなんで、鶴とともに長寿の象徴とされる亀を折りましょう。リズミカルに折れるこの亀は、人から人へ伝わった作品で、折り方を最初に考えた人がだれなのかはわかっていません。⑪(頭になる部分)を⑫と同じように折って、最後の仕上げで頭の先を裏側に少し折る形もあります。基本の形や最後のひろげ方など伝承作品「ラバーズノット(恋人結び)」(ノアブックス『おりがみ4か国語テキスト100』収録)との共通点がある作品です。※15cm角の紙で折ると、頭からしっぽの先までの長さ 6cmです。

For “Respect for the aged day” in September, we will fold an origami turtle. The turtle is a symbol of longevity like the crane. This paper turtle made by regular patterns of folding has been handed down from person to person, and we do not know who started folding
end. This is the model that has things in common (the base form, the way to open at the end, etc.) with the traditional model, “Lover’s Knot” (included in “ORIGAMI TEXTBOOK 100 in 4 languages” NOA Books).


◆脳 トレ折り紙

⑧きっちり3 等分 石橋 美奈子
Trisection of a line by Ms.Minako ISHIBASHI

私が小学6 年生のとき、上のような「直線を3 等分にしなさい」との問いに触れ、平行線と比例の合わせ(平行線と比の関係)を理解し感動したのが心に残りました。感動したことは、一生の宝になります。この考えを利用して、きっちり3・5・7・11・13・17 等分を折り紙のきっちり折りに応用して楽しんでいます。
 問題の答えのみちびき方は、直線AB のA 点より3の倍数の6cm や9cm の直線AC をひきます。BC を結んだ直線の平行線が1/3、2/3のポイントになります。
 今月号では1 枚の折り紙を使って「きっちり3 等分」を折ってみましょう。できあがったら、そのたてよこ3 等分の折りすじを使って、秋の展示会でも大活躍するスタンドを折りましょう。



◆ヘルメットHelmet by Mr. Ko ‒ ya O‒ HASHI

大橋 晧也

新聞紙ばかりではなく、模造紙や色画用紙などで折れば、いっそう大きさは加減できます。(作者)


◆気分のよい箱Happy box by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

この作品名の意味は、同じ大きさなら、どんな紙で折っても「み」と「ふた」が“気分よく”フィットするからです。その訳を考えてみましたら、「ふた」は√2(ほぼ1.4)、「み」は3分の4(ほぼ1. 3)という関係が見つかりました。(作者)



◆うさぎ型防災用おりがみ食器キットRabbit-shaped
石橋 秀夫

この作品の創作を始めたのは熊本の震災の前でした。ニュースで被害を知り、自分にできることとして、この作品をより実用的に、より折りやすくできるように努めました。手近に食器のないときに役立てば幸いです。(作者)


◆趣き皿Dish by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

ざぶとん折りよりシンプルにでき上がりました。お菓子を入れたり、折り紙作品を入れたりします。角がとがったところがポイントです。金色と朱色の両面折り紙で折ると、趣きのあるお皿のように思えました。(作者)


◆読者の広場

今年から購読し始め、悪戦苦闘しながらいろいろな作品にチャレンジしています。2、3 度折ってもなかなかわからず苦労することもありますが、少しずつ楽しめるようになってきました。連載「折り図のミカタ」は参考になります。藤本修三先生の作品をもっと知りたいと思いました。


 口絵ページの「カエルのアカペラ」がかわいかったです。梅雨の季節を明るくする作品が多くあり、よかったです。私の故郷の熊本に大地震が発生し、何か励ましたいと思い折り紙を贈りたいと思います。全国のみなさんにもご協力お願いします。


◆みんなの作品展

『秘伝千羽鶴折形』と連鶴作品展 
奈良崎ひさ子(愛知県)

5月28日(土)に本所地域プラザBIG SHIPで開催された日本折紙協会主催の講師講習会(Bコース)に参加しました。石川県加賀市の日本折紙博物館には何回も見学に行っていますが、今回初めて講習会と東京おりがみミュージアムへ伺いました。岡村昌夫先生が長年研究されたご講義は理路整然としていて、大変興味深く拝聴いたしました。義道の「足有ツル」は大変参考になりました。
 『秘伝千羽鶴折形』と連鶴作品展についてご報告兼ね自己紹介させていただきます。
 12年ほど前、愛知県内で桑名市博物館主催の「桑名の千羽鶴」作品展を見て興味を持ち、49種が折りたくて桑名市博物館通いが始まりました。「桑名の千羽鶴を広める会」に入会
し、連鶴講座の手伝いをさせていただきました。難しい上に不可思議な点も多くあり、またその当時全種を折られる方も少なく、もう少し解りやすい教本があったらと会に申し出て、原本を見直し作図を中心に担当しました。
 その当時、岡村先生はじめ日本折紙協会のことも存じ上げず、『秘伝千羽鶴折形』がこんなに奥深い書物とも知らずに、また桑名市民でもないのになんと無謀なことであったかと思いますが、教本としては貢献できたのではないかと思っています。
 一昨年、古い資料なども発見され、桑名市博物館が史料編としてまとめられたのを機に3月末に完全退会した次第です。そんな中、4月初めに、地元、北名古屋市国際交流演奏会に合唱団の一員として出場することになりました。会場の文化勤労会館大ホール横の展示室が空いており、チャンスとばかりに作品展示を決めました。
 5月18日(水)~25日(水)、『秘伝千羽鶴折形』の鶴49種、春遊び図折り
上がり(釣花瓶)と説明、オリジナルの額入り連鶴、他の本から折りためた作品やフレーベル模様折りを大小あわせて85種約1,200羽を展示しました。
 文化勤労会館は他の目的で多くの方が利用されており、余りにも珍しく美しい鶴たちにびっくりされて、説明する私もついつい力が入り、展示できて本当によかったと安堵して
おります。
 その後、半分ほどを、5月27日(金)~6月17日(金)、北名古屋市総合福祉センターで展示しました。ここは高齢者の方や子どもたちも利用され、みなさんに楽しんでいただきました。会場をお貸しいただいた役所の方にも感謝の気持ちで一杯です。


◆World 0rigami Report

西オーストラリア州立記念日の折紙ワークショップ
山本知美(オーストラリア)

オーストラリアのパースで、現地のお子さんや大人の方向けに定期的に楽しく折り紙教室を開いております。この教室は11年ほど続けさせて
いただいております。
 先日、6月の第一月曜日の祝日に、パース市が毎年主催する「WA DAYCelebrations」というイベントがパース駅前の大広場で開催されました。そちらでキッズ折り紙ワークショップのご依頼をいただき、WA(西オーストラリア)州の州鳥でもあります「黒鳥」を来場者のお子さんら、ご家族の皆さんと一緒に折って楽しみました。
 大規模なイベントでもありまして、折り紙(用紙)発注数3000枚、折り紙ボランティア12名という、折り紙ブースだけでもビッグプロジェクトでした。
その折り紙の黒鳥は、『おりがみ4か国語テキスト(旧)』掲載の本多 功氏の白鳥を参考にさせていただき、黒色の折り紙を使用し、くちばしは、赤色のマスキングテープを貼って、本物に近づくようにしました。子どもたちは喜んで自分で折ったBlackSwanのくちばしにテープを貼り付けていました。
 ディスプレイは、川崎敏和氏創作の白鳥を通常の約3倍のサイズで黒色のオーストラリア紙を使って、つがいの黒鳥を制作したものや、約100羽ほどの黒鳥を黒紙や色紙でボランティアの皆さんとともに協力して作りました。
 こうしたイベントを通して海外で「ORIGAMI」を広め伝えることは、私にとっても、ボランティアさんたちにとっても大変貴重な体験であり、私たちも楽しめました。できあがった作品を手にした子どもたちのスマイルは、いつもながら世界共通です!


◆支部だより

◆「たのしいおりがみ」講習会報告
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本 厚子/兵庫県

5月22日(日)、神戸生活創造センターで講習会を開催しました。今回は①パンダ ②両面アイス ③メリーゴーラウンド の3点を講習しました。
 10時の開場から、たくさんの折り紙愛好家にお越しいただき、終日うれしい悲鳴をあげるほどのお客様でした。
 私どもの単独イベントでしたので、どなた様にもゆっくりしていただき、納得いかれるまで復習して帰っていただけたようでした。
 当日は、急きょ「熊本地震」で被災された方々へのメッセージカードを制作することになり、点訳ボランティアのご協力もいただき、51枚のカードもできあがりました。この
カードは、後日かわいい鶴とともに熊本に届けていただきました。
 年齢を超えて交流ができ、私達にとってもたのしい一日となりました。


◆練馬支部 2015年の活動報告
練馬支部「ノア・こぶし会」( 支部長 服部周平/東京都)

練馬支部の今年の作品展は今月号の44ページでもご案内の通り、8月27日(土)~31日(水)に表参道のギャラリ-Mで開かれます。皆様のご来場をお待ちしております。
 遅ればせながら、昨年の支部のニュースの一部をお伝えします。

2015年2月1日(日)、年の初めの支部例会で、『大橋理事長の米寿と服部支部長の卒寿を祝う会』を、練馬区役所上の展望レストランで行いました。協会職員の青木伸雄編集長もお祝いに駆けつけてくださり、お二人がこれからもお元気でいられますように、またメンバーも末永く折り紙を楽しみ、伝え、人生を豊かにしてきたいと、思いも新たにした1日でし
た。8月には今年と同じ時期、場所で作品展がありました。
10月31日(土)・11月1日(日)には支部の研修旅行を中村桂一常任理事のお世話で、群馬県の谷川記念館にて行いました。紅葉と谷川岳の絶景も楽しみながら、小倉隆子さんの講習、続いて服部支部長の講習で、メンバー同士でも折り紙を教えあい、交流しました。 (藤本祐子:記)



◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その16)

日本専売公社(現・日本たばこ産業株式会社)による、専売品だった「たばこ」と「塩」の歴史と文化をテーマに設立されたユニークな博物館です。
 渋谷時代の約2倍となったスペースには、岩塩彫刻や釜屋といった新たな展示品や、ゲーム感覚で楽しめるディスプレーなど映像関係が充実。ワークショップルーム、図書閲覧室なども備え、見て、体験しながら、じっくり楽しめる施設となっています。



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 ブラジルでオリンピック

◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

最終回  夢届け便

 一年は早いもので、もう今回が最終となりました。最終作品は宅急便ならぬ夢届け便としてあなたの夢届けます。あなたに夢届けます。ひと折りひと折り願いをこめて、あなたのところへ。
 そんな思いから、はじめは天女をイメージしたのですが、届けるのにスピード感がほしくて今回のようにしました。

折り紙をしていると、いやなことも忘れて、わくわくしてきます。きっと皆さんも同じ気持ちだと思います。これからもずっと夢を持って、折り紙を楽しんでいきたいですね。どうぞよろしくお願いします。


◆ハートの風船★

 風船から出る糸は長くてもいいし、短くてもいいと思います。長いときは、色紙の裏にまわしてのりづけします。
 曲げるところなど要所要所にのりをつけとめていきます。折り紙を貼る前に見当をつけて、先に糸を貼ると、楽に仕上げができるかもしれません。糸は水引を使ってもよいと思います。糸などが無理なときはペンで描いてもよいと思います。いろいろと試して、お好きな方法を見つけてください。(作者)


◆ミニ知識

2016 リオデジャネイロオリンピック…2016 年8 月5日(金)から21 日(日)、ブラジル南部の大西洋沿岸の都市リオデジャネイロ中心の会場で開催される、28 競技306 種目のスポーツ大会です。リオデジャネイロという地名は、1502 年1 月ブラジルにやって来たポルトガル人が、グアナバラ湾を川と間違えて、1 月(Janeiroジャネイロ) の川(Rioリオ)
と名付けたことからです。リオは英語読みで、ポルトガル語では「ヒウ・ジ・ジャネイロ」と呼ばれています。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界の地理』(学研)、『ブラジル』(国土社)、『鳥』(学研)、『WONDA鳥』(ポプラ社)、『ブラジルのかわいいデザインたち』(ピエ・ブックス)、『ブラジル』(情報センター出版局)、『地球の歩き方B21ブラジル ベネズエラ」(ダイモンド・ビッグ社)


◆空飛ぶトゥッカーノ
石橋 秀夫

「ブラジル」の折り紙ということで元気なイメージの作品を創作したいと思いました。できたのが、このトゥッカーノです。元気に空を飛ばせてやりたかったのでがんばって工夫しました!! (作者)


◆フラミンゴFlamingo by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

「おりづるの基本形」を英語では「バード・ベース」と呼ぶと、昔聞きました。そこでこの基本形から、思いつくさまざまな鳥の工夫をしてみましたら、確かに鳥の基本形でした。そんな工夫の一つです。ピンクの紙で折ります。(作者)


◆ミニ知識
フラミンゴ…和名はベニヅル。南アメリカやアフリカ大陸やインドにいます。長い足と首、中央で下に折れ曲がったクチバシが特徴です。アルカリ性や塩水の湖沼や潟湖(海岸で洲などによって外海からほとんど切り離された水域。ラグーン)で、大きな群れでくらしています。クチバシを逆さに水面につけて、水ごと口に入れた藻類やエビの仲間の微生物を、櫛のような作りがあるクチバシでこして食べます。フラミンゴの体の赤い色は、スピルリナという、ラン藻類が持つ色素の色です。ヒナのクチバシはまっすぐですが、1か月ほどで親鳥と同じような形に成長します。


◆カピバラCapybara by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

規則的な折りでできあがるのが良いです。(作者)
作者のことばにあるように、基本的にはしっかりとした基準のある工程ですが、特に⑱の沈め折りのあとで、紙の厚みのため形が図と違ってくることがあります。そこはあまり気にせず、かわいい表情をつけてください。(編)


◆ニンギョMermaid by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田 勝久

32の中わり折りの角度は、表に見えている折りすじの位置にフチを重ねるようにすると、あとでヒレを作る時にうまくいきます。(作者)


◆ダンシングフラワーDancing flower and Name card by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

花の中心が白く出るように折り、ニコニコ笑顔を描きます。足の向きは左右変えることもできます。お花がおどり出す季節。嬉しくてミュージカルをしたり、小鳥たちもそれに合わせて歌い出します。お顔は名前を記入して、名ふだにしてもよさそうです。(作者)


◆脳 トレ折り紙

正四面体☆ 石橋 美奈子
Triangular pyramid with equilateral base by Ms.Minako ISHIBASHI

今月号では「正四面体」を折ってみましょう。すべての面が合同な正多角形で、どの頂点にも面が同じ数だけ集まっている、へこみのない立体を正多面体といいます。そのうち、面の形が正三角形のものが正四面体です。
 正多面体は(4、6、8、12、20)の5 つだけです。おぼえましょう。
 薗部光伸氏のカラーボックス※ 12 枚組みを十二面体と思っている方もおられますが、これは「正八面体」の各面に「正三角錐」(底面が正三角形、側面が二等辺三角形の立体)の「ふくらみ」がのっているものです。 
 今月号の正四面体ができあがったら、指ではじき「テーブルカーリング」「距離競争」「おはじき」などのゲームを楽しみましょう。よくすべります。組んである面が出たら減点、落下したらアウトなどルールを決めてやると、大盛り上がり。
 遊んだあとはお勉強。正四面体の折り紙を見ながら、頂点、面、辺を確認しましょう。先月号の立方体(正六面体)も出して比べてみましょう。正四面体や正六面体はみんなの大好きなくす玉の基本となります、挑戦してみてください。


◆ミニ知識

◇ブラジル…正式な国名はブラジル連邦共和国。ブラジルという国名は、赤色染料の原木「pau-brasil」(ポルトガル語で炎のような赤い木)に由来するとされています。先住民のインディオ、ブラジルを「発見」したポルトガル人、奴隷としてアフリ
カから連れて来られた黒人が、現在のブラジルの文化の基本を作りました。そして、イタリア人、スペイン人、ドイツ人、日本人、レバノン人などが移住してそれぞれの国民性を活かし、ブラジルの発展に貢献しました。国土はロシア、カナダ、アメリカ、中国についで世界第5 位の広さで、南部・北東部・アマゾン盆地の大きく3 つの地域に分けられます。公用語はポルトガル語で、ちなみに「ありがとう」は男性は「obrigado」、女性は「obrigada」といいます。国旗には外側から内側に順に、森や農業を表す緑色の長方形、鉱物を表す黄色の菱形、空を表す青い円が描かれています。円には緑字でORDEM E PROGRESSO(秩序と発展)と書いてある白い帯と、27 の白い星が描かれています。星は26 州と首都ブラジリアを表しています。なお、近年流行しているゆったりとしたパンツの「ガウチョパンツ」は、もともとブラジルはじめ南米の国のカウボーイ(ガウチョ)が身に着けるズボンに由来します。
◇マーメイドジャパン…シンクロナイズドスイミングの日本代表の愛称です。今年のオリンピックでは、井村雅代さんがコーチに復帰し、 前回のロンドン大会で逃したメダルの獲得に期待が高まっています。マーメイドは空想上の生き物で女の人魚のことですが、泳ぎの上手な女性のことも指すそうです。
◇フェアリージャパン…新体操団体競技の日本代表の愛称です。


◆イペーの花Ipe flower by Ms. Mari KANEGAE

金ヶ江 真理(ブラジル)

和名「コガネノウゼン」と呼ばれるイペーの花は、ブラジルの国花です。5月~8月の
冬の乾期が終わるころ、黄色い小さな花をいっぱい咲かせ、木を黄金色に染めます。
ソメイヨシノのようにまず花が咲き、花が終わって葉が出始めます。この作品は自
分で考えましたが、同じような形をすでに多くの方が折られているようです。(作者)


◆キリスト像Christ Statue by Ms. Mari KANEGAE
金ヶ江 真理(ブラジル)

ブラジルのシンボルのキリスト像にブラジルの国花「イペーの花」をそえて、 NOAの「第13回世界のおりがみ展」に出品しました(写真右)。今回の作品は、そのキリスト像をより簡単に折れるようにしたものです。(作者)

◆ミニ知識

キリスト像…ブラジル人の宗教はキリスト教です。リオデジャネイロのコルコヴァードの丘に建ち市街地を見下ろす巨大なキリスト像は、2012 年に「リオデジャネイロ:山と海の間のカリオカの景観」という名前でユネスコの世界遺産に登録されています。カリオカは「リオ生まれの人々」という意味です。像の高さ30m、台座8m、両腕を広げた幅は28m あります。像はブラジルのシンボルのひとつで、ブラジル人に愛され、アクセサリーやデザインのモチーフにもなっています。


◆ミニ知識

オオハシ…漢字は「大嘴」。大きくて色鮮やかなクチバシが特徴で、名前の由来となっています。30cm ~ 60cm の大型の鳥で、南アメリカ北部から中部の川の近くの森にすみ、木の実や果実や昆虫などを食べています。クチバシを使って枝からエサをもぎとり、大きなものはくだき、小さなものはそのままクチバシの先端にくわえ、頭を上にぴょいと軽く上げ、クチバシを開いて口にほうりこんで食べます。クチバシの内側はスポンジ状で軽くて丈夫だそうです。クチバシは求愛に使われたり、熱を外に出す役目もあるそうです。

◇カピバラ…パナマからアルゼンチンまで南米の川辺に群れを作って生息し、性質は温和です。リスやネズミの仲間の齧歯類のうち、もっとも大きく、体長100 ~ 130cm です。頭が大きく、ずんぐりとした体で、尾はほとんどありません。泳ぎが上手で、敵が来ると水中に避難します。カピバラは先住民のことばで「草原の支配者」という意味だそうです。植物を食べ、水草が主食です。日本ではキャラクターのモチーフになったり、大人気の動物です。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 9 恐竜の足あとの器 石いしばし橋 秀ひでお夫

キャンプやパーティーで、お菓子などをのせる折り紙のお皿です。この作品のモチーフは男の子にも人気が出るように恐竜(の足あと)にしました。この作品のもう一つの特色は、2.5次元的なメッセージカードとしても使えることです。正方形の紙の中央部には、折りが加わりません。そのため正方形の中央部に印刷した場合でも、作品の完成後に、印刷された内容をそのまま読むことができます。「かくし折り」が少しだけ難しいかも知れませんが、楽しく折ってもらえたら幸いです。(作者)


◆扇風機Electric fan by Mr. Sachio TSUTSUMI
堤 祥雄

羽根を折り出すところがややこしいですが、⑮~⑰の手順でしっかり折ってください。応援は暑く、お部屋は涼しく!(作者)


◆読者の広場

 連載「折り図のミカタ」がよかったです。皇居で江戸時代の城と家紋の一覧図を買いました。
東京都 千葉麻里さん
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 月刊『おりがみ』が届くとすぐ「頭の体操」のページを開き、問題の模様を折るのが楽しみです。こどもの日特集でかぶとを折るのも楽しいですが、鎧の折り紙作品も紹介していただきたいです。折り図を見なくても折れる作品のレパートリーを増やすために、同じ作品を何回も折って練習しています。
 神奈川県 髙野晴海さん
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◆みんなの作品展

2016年 フレーベルの模様折り紙作品展 比嘉邦子(沖縄県)

3月26日(土)~4月21日(木)、恒例の年度末総まとめ展示会が豊とみぐすく見城市社会福祉センターにて行われました。(5~6月にはカフェレストランレガロでも同展示が行われています)
 今年度で「フレーベルの模様折り紙研究会」の発展的終了ということで、講師の島袋保子先生へのお礼の思いなのか、多くの作品の展示がありました。
 フレーベルの模様折り紙は制作者のアイディアにより、並べたり、重ねたり、組み合わせたり、立体にしたり、際限なく模様ができます。
 このおもしろさを惜しげなく教えてくださいました講師の島袋保子先生に感謝しております。また切磋琢磨し、お互いに研究しあった会員にお疲れ様とねぎらいの言葉をかけたいです。
 「フレーベルの模様折り研究会」としてはなくなりますが、これからも「フレーベルの模様折り紙」はいろいろな所で楽しまれることでしょう。
 次はどのような研究会が生まれるのか楽しみにしております。

◆World 0rigami Report

Oritai作品展2016 -LOVE&PEACE- 大谷加奈子(インド・ニューデリー)

2016年4月18日(月)~30日(土)、国際交流基金ニューデリー日本文化センターにて作品展が開催されました。テーマは「五大」(宇宙のあらゆるものを構成する 地、水、火、風、空の5つの要素)。様々な技法で抽象的なテーマを表現しました。
 また、日印交流の証として、布施知子先生や川崎敏和先生の箱を日本の和紙と現地のハンドメイドペーパーを使用して作りました。
 会場内は子どもたちの作品も多数あり、楽しい雰囲気に包まれました。
 たくさんのご来場者の中、平松大使夫人、インドネシア大使夫人もご訪問され、作品展を楽しまれました。
 デリー市内にてこのような素晴らしい作品展を開催でき、折り紙の魅力をインドでも伝えることができました。これはひとえに国際交流基金ニューデリー事務所のご協力とOritai
創始者である明日仁見隊長のもと、折り紙が大好きなメンバーの日々の活動の成果だと思いました。


アルゼンチン折紙協会を紹介します マルセロ(アルゼンチン)

日本の文化が大好きで、観光のために来日しました。2016年4月7日(木)、25日(月)の2度、東京おりがみミュージアムにお邪魔して、折り紙の歴史に関する書籍を閲覧させていただき、アルゼンチン折紙協会の会報やアルゼンチンの折り紙事情などをお話ししました。簡単な作品を創作します(アニメの「カオナシ」など)。京都にも行き、5 月3 日(水/祝)に帰国しました。

◆支部だより

第17回信州おりがみ交流会報告
信濃支部「りんどう」支部長 成田光昭/長野県

4月23日(土)・24日(日)に長野市 全体会講演勤労者女性会館しなのきにおいて、第17回信州おりがみ交流会を開催しました。今回はゲストに山梨明子さん(日本折紙協会理事)をお迎えし、地元・全国より190余名の参加をいただきました。
 全体会では、山梨さんから「創作のヒミツ」と題した講演を披露いただきました。山梨さんの作品は、常々、意図したことがきちんと計算された形で表現されており、感心しておりますが、実は最初のアイディアから具体的な構造・原案が作られてから何度にもわたり試行錯誤が行われ、段階的に改良しながら作品を仕上げていかれていることが「ハートボックス」の実例紹介からよくわかりました。創作の秘訣を授かった後には、最近、上梓された「オリガミ・ボックス」の中から作品の紹介を直に伺いました。

一方、のべ44の講習プログラムについては、今年もたくさんの講師の協力をいただきました。
 今回、たまたま常連講師の枠がいくつか空きましたので、りんどう会員や全国の活動されている方に声をかけて、新たに講師として教壇に立っていただきました。
 りんどう講師も緊張の中、無事、拍手と笑顔を以って講習の時間が過ぎていきました。
 運営面においては、特定の役員が大きな業務を背負うことは大変なので、業務の振り分けと分担(シェア)を行っていこうと今回、実行委員会の枠組みの中でいくつかのグループをつくり、それぞれの中で責任を持って業務にあたっていくよう進めてみました。その結果、メンバーひとりひとりが責任をもってそれぞれの任務にあたり、大会終了時は全員で大会を運営した心地よい達成感が感じられました。今後は業務フローや書式のパターン化、ルールの統一化など明らかとなった課題について取り組んでいきたいと思います。
 大会運営にあたり、協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。



◆「高取土佐町並み 町屋のひなめぐり」に参加展示
奈良支部「あきしの」 支部長 竹尾篤子/奈良県

 3月1日(火)~31日(木)、高取町の「町屋のひな巡り」には、大勢の方々にご来場いただきありがとうございました。今年は「ギャラリー輝かがやき」での展示になりました。少し狭い会場でしたけれど、狭ければ狭いなりに、こぢんまりとした可愛い展示になりました。今回は体験講座ができる場所がありましたので、小さい子どもたちや大人の方も、楽しくおひな様を折ってくれました。1か月は長かったけれど、会員ががんばってくれたお陰で無事に終えることができました。
 奈良支部は本当に小さい支部ですが今後も頑張って続けて行きたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。


◆熊本地震被災支援チャリティー折り紙講習会
京都支部「古都折紙倶楽部」支部長 山下 明

4月14日から収まることのない熊本地震につき、京都支部では「熊本地震被災地支援チャリティー折り紙講習会」を開催いたしました。
 5月14日(土)・15日(日)の両日、会場は下京区のキャンパスプラザ京都で、遠くは福岡県からのご参加もいただき、2日間で延べ64名のご参加で、収益金29,483円が生まれましたので、その全額を、日本赤十字社京都府支部を通じ、被災地へ寄付いたしました。
 地元の新聞も取り上げてくださいました。



◆和紙ものがたり

連載〔第30 回〕型染紙の製品

2016年の折紙シンポジウムの開催地は富山県。富山県内では古くから、製薬業と結びついた紙の生産が盛んに行われてきました。製薬業で使用されていた和紙が、昭和30年代に洋紙に完全に移行されてからは衰退しましたが、人々が手に取りやすい文房具や小物などを製作し、地元の紙漉すきの伝統が守られています。今回の和紙ものがたりは「おわら風の盆
ぼん」で有名な八尾町にある「桂樹舎」にご協力いただき、型染紙とその紙を使った製品を紹介します。


・富山県の紙郷

江戸時代初頭、加賀藩から分藩した富山藩は、財政難を解消するために、元禄年間(1688 ~ 1704 年)、のちに「越中富山の置き薬」と呼ばれる「配置
売薬業」を奨励しました。その発展とともに、製薬や売薬に使われる「薬包紙」「薬袋紙」「膏薬紙」をはじめ、行商人のためのカバン用紙や合羽紙や傘紙なども盛んに漉かれました。産地の中心が「八尾千軒、紙漉かざる家なし」といわれた八尾で、町に沿って流れる井田川
の、豊かで清らかな雪解け水は、良質な紙を生みました。「八尾紙」と呼ばれ、この紙は加工用の厚手で丈夫な楮紙でした。
明治時代になり、洋紙の製紙技術が導入されて機械漉きの紙が出回り始めると、真冬に冷たい水を使うきつい作業の手漉き和紙業から、人々はしだいに離れていきました。
 昭和30 年代に、薬包紙に和紙がまったく使われなくなると、八尾の製紙業も衰退していきました。



・民芸運動

 「民芸運動」とは、1926(大正15)年に思想家の柳宗悦(1889 ~ 1961年)、河井寛次郎(陶芸家)、濱田庄司(陶芸家)たちが提唱した生活文化運動です。柳たちは、名前が表に出ることのない職人の手から生み出された庶民の日用品を「民芸(民衆的工芸の略)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、「美は生活の中にある」と語りました。月刊機関誌『工藝』の中で運動を展開しますが、この機関誌の『120 号』までは、一号分を除き本文用紙はすべて和紙が使われ、柳は民芸運動の中でも和紙をとくに重視していたそうです。

桂樹舎は、代表の吉田泰樹さんのお父様の吉田桂介さん(1915 ~ 2014 年)が1960 年に創設されました。桂介さんは戦前の20 歳ごろ、八尾にあった製紙指導所で紙漉きを覚え、1937 年に柳の雑誌の記事に感動して東京まで訪ね、八尾での紙漉きを生涯の仕事にすることを決意したそうです。
 戦後、染色家で、柳とともに民芸運動を行っていた芹沢銈介(1895 ~ 1984年)から染めの技法やデザインを学んだ桂介さんは、アフリカの工芸品やアイヌ民族の工芸品などを研究しながら、流行に左右されない柄を次々と作り出していきました。


桂樹舎は、代表の吉田泰樹さんのお父様の吉田桂介さん(1915 ~ 2014 年)が1960 年に創設されました。桂介さんは戦前の20 歳ごろ、八尾にあった製紙指導所で紙漉きを覚え、1937 年に柳の雑誌の記事に感動して東京まで訪ね、八尾での紙漉きを生涯の仕事にすることを決意したそうです。
 戦後、染色家で、柳とともに民芸運動を行っていた芹沢銈介(1895 ~ 1984年)から染めの技法やデザインを学んだ桂介さんは、アフリカの工芸品やアイヌ民族の工芸品などを研究しながら、流行に左右されない柄を次々と作り出していきました



・型染紙

「型染紙」とは文様を彫った型紙を使って、糊で防染して染色した紙のことです。布染めの「型置き」と同じ染法で、1935(昭和10)年に芹沢銈介がこの技法を創製しました。それ以前にも、型紙は「から紙」の技法では型押し、千代紙作りでは「合羽摺ずり」(型紙に絵や文様の部分を切り抜いて、穴の上から刷毛で絵具を塗り付けるもの。ステンシルともいいます。木版印刷が原則の千代紙ですが、初期にはこの技法が用いられていました)で、型紙が用いられましたが、型染紙は多色で美しい文様を表現し、型絵染紙とも呼ばれます。


・型染の工程

以下のような工程をていねいにこなし、美しい型染紙が作られます。
① 型彫り…仕上がりをイメージし、専用の用紙に型を彫ります。専用の用紙とは、楮紙に柿渋を塗って、2枚の紙が横目と縦目の十文字になるように貼り合わせていぶして乾かしたもので、伸び縮みの少ない型紙厚紙です。
② 糊置き…文様を彫った型紙を和紙にのせ、ヘラで防染糊をしごいていきます。
③ 地染め…防染糊を施した和紙全体を顔料や植物染料を用いて染めます。
④ 色差し…防染糊を施した和紙の一部分に色を入れたり、色の上に色を重ねたりします。
⑤ 水元…染め終えたあと、十分に乾燥させてから水槽に入れて1~2時間浸し、防染糊が浮遊してくるのを待って洗い落とします。
⑥ 乾燥させて仕上げます。


・桂樹舎和紙文庫

桂樹舎では、ふだんの生活の中で、人々に和紙を使ってもらえるように封筒、名刺入れ、入れ物、ブックカバーなどを型染紙を使って作っています。
独特の風合を持ち、身近にあると心が豊かになれる製品です。2000年代に入り、ふたたび民芸ブームが起こっています。戦前、「今さら和紙でもあるまい」といわれる中で桂介さんは「そういう時代になるからこそ、生き残ったら強いぞ」と信念を曲げなかったといいます。
 桂樹舎は紙を作るための参考資料として50年間収集してきたものを展示するため、1985年、旧八尾町山間部にあった木造瓦葺き2階建ての小学校を移築改装して、「桂樹舎和紙文庫」を開設しました。富山にいらっしゃる方は、ぜひお立ち寄り、手漉きの紙をたっぷり味わってください。



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 たなばたとユニット


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第11 回  金魚の昼寝
Goldfish’s nap 
 子どものころに歌ったこともあるかも…、「赤いべべきたかわいい金魚♪」。 今回は暑さを避けて、蓮の葉の下で昼寝をする金魚を作ってみました。でも、お昼寝のきらいな子もいますよネ。私は私、遊びたい、泳ぎまわりたい、そんな元気な子も入れてあげたいですね。元気な子をヒレの部分に段折りを加えて動きを表現しました。図ではできあがりII です。
 金魚も蓮の葉も大きさは折りやすい大きさに変えて折ってください。色紙作品に仕上げていますが、うちわに貼っても楽しいと思います。
 また、大きく壁面などにも飾ってみてください。部屋いっぱいに広がる涼やかな情景は、暑さを少し和らげてくれることでしょう。


◆ミニ知識

☆キンギョ…フナを観賞用に改良したものです。中国の長江下流が原産地とされ、日本へは16 世紀はじめに輸入されました。最初に輸入されたものはワキン(和金)と呼ばれ、その後ヨーロッパを経由してランチュウ(蘭鋳)、琉球を経由してリュウキン(琉金)が伝わり、明治時代にはデメキン(出目金)も輸入されました。日本はキンギョの大輸出国で、今月号のP45 で紹介した奈良県大和郡山市や愛知県弥富市などで盛んに養殖されています。
☆七夕…果物などを供え、7 本の針に5 色の糸を通して裁縫や詩歌などの上達を願う乞巧奠(「乞巧」は巧を乞うこと、「奠」は供え祭ること)という中国の宮中行事が、織姫と彦星の星伝説にあわせて7 月7 日に行われるようになり、七夕と呼ばれました。その七夕の行事が、奈良時代に日本に伝えられました。奈良時代に編纂された
『古事記』の中に、神に衣を捧げるため、水辺で機織りをする乙女・棚機津姫の神話が書かれています。棚機津姫が、天の川の岸で機織りする織姫の伝説と重なり、日本では
七夕と呼ばれるようになりました。宮中や貴族の間での行事だった七夕は、江戸時代のはじめに武家に広まります。そして17 世紀末に庶民の子どもに読み書きや計算を教える寺子屋が増えてくると、習字や習いごとの上達を願う行事として庶民層に広まり、現在も行われているような日本独特の行事になりました。



●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『ポプラディア』(ポプラ社)、『七夕の紙衣と人形』(ナカニシヤ出版)、『太陽と月と星の民話』(三弥井書店)、『忘れないで季節のしきたり 日本の心』(小学館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『えごよみ事典』(平凡社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『日本人のしきたり』(青春出版社)、『和ごよみのあるくらし』(大泉書店)、『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)、『植物と行事』(朝日新聞社)



◆簡単がまぐち財布Simple coin purse by Ms. Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子

数年前、仙台からミニチュアの「仙台七夕飾りセット」を取り寄せ、七夕には毎年飾っています。昔考えた、この作品を巾きんちゃく着に見立てていただき光栄です。富貴を願いながら節約・貯蓄の心を養うことを願って飾りましょう。(作者)



◆着物のメッセージ入れKimono-shaped envelope by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山三千江

立体の着物を考えたところ、平面にしたらメッセージカードが入れられるようになりました。素敵な柄の紙を使って楽しんでください。(作者)



◆おほしさまの箸はしぶくろ袋Star chopstick envelope by Ms. Ryu‒ ko NASHIMOTO
梨本 竜子

そのまま使っても「おほしさま部分」を立てても使えます。写真のように両面おりがみを使ってもおもしろいです。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 9 ダイヤつなぎ 住田 則子
Connected Diamonds (author:Ms.Noriko SUMIDA)

のりづけしなくてもくむことができます。好きな色で好きな数だけつないでみましょう。七夕の笹飾りにしたり、まるくつないでブレスレットにしてもステキかも!(作者)
It is possible to connect pieces without using glue. You can tie diamonds as many as you like in your favorite color. It would make a perfect decoration for Tanabata or a round bracelet ! (Author)



◆Easy ball(かんたんくすだま)
Gianna ALICE

とても簡単な単体を30個くんで作るくすだまです。くみ方は少し難しくて
「頭の体操」です。X型とY型は単体を3個くんだ形をつなげた同じ構造ですが、Y型は折り返しがある分、外れにくくなっています。単体を2個くんだ形を基本としたバリエーションもできます。(作者)


◆やっこさんのくす玉Yakko ball

市川 学

伝承作品のやっこさんがユニット作品のパーツになることはご存知と思いますが、そのやっこさんユニットの中にやっこさんの形を折り出してみました。(作者)


◆ミニ知識

☆織姫と彦星の星伝説…中国の後漢時代に生まれたとされています。天帝の娘の織女と牛飼いの牽牛は仲良し過ぎて仕事を怠けたために、天帝の怒りを買って、天の川を隔てて西と東に引き裂かれてしまいます。悲しがる二人を哀れに思った天帝が、一年に一度だけ七夕の夜に会うことを許したというものです。二人は、カササギの橋を渡って会います。織女はこと座のベガ、牽牛はわし座のアルタイルの漢名で、日本では織姫と彦星と呼ばれています。星伝説は天文学的な裏付けもあるそうです。旧暦七月七日の夜は天の川が南北に走り、真南の線上に月があり、月に照らされ、夜空が明るくなるために天の川が見えなくなり、天の川に隔てられた彦星と織姫が会えるというものです。なお、現在、中国各地に広く伝わる星伝説は、天界の住人である織女が地上に降りてきたところを、牽牛が妻にするという「天人女房型」の話だそうです。
☆七夕の願いごと…七夕の願いごとを書く短冊は、童謡で「五色の短冊」と歌われています。その五色とは乞巧奠に用いられた5色の糸に由来し、中国の陰陽五行説に基づいた、東・春を表す青、南・夏を表す赤、中央・土用を表す黄、西・秋を表す白、北・冬を表す黒です。黒のかわりに紫が用いられることもあります。昔は紙の原料となる梶の葉に、芋の葉にたまった露で墨をすって願いごとを書くと、願いが叶うといわれたそうです。


◆脳トレ折り紙  ⑦立方体(正六面体) 
石橋 美奈子 


 指は第二の脳といわれています。折り紙は指の力を加減しながら折ったり組んだりの動きで脳は活性化していることでしょう。
 今回は2 枚組みの立方体、15cm 角で折ると縦、横、高さが4cm ほどの立方体ができあがります。立方体は正六面体、つまりサイコロの形で、正方形の面を6 つ持った立体です。対角線がわかるようにあえてすき間を作っています(小学算数において対角線の把握は大切です)。
 まずサイコロを2 つ作りましょう。サイコロの目の数は26 ページを見てください。
 「サイコロを2 つ転がしたときのうらの目の和はいくつでしょう。」
 小学4 年生の算数問題です。わかるかな! 簡単かんたんと思う方はサイコロを3つにしてチャレンジです。てのひらにのせて遊んで立方体の理解が進んだら『みんなくすだま』(ノアブックス)収録の『錦にしき6 枚組み」を楽しんでください。立方体のまわりに正せいさんかくすい三角錐のスケルトン飾りがあります。スケルトンとは骨組み、骨格の意味です。くす玉錦で多面体の理解を深めてください。
 なお、正三角錐(正四面体)は来月号で登場予定です。お楽しみに!



◆一気に立体Becoming three dimensional quickly by Ms. Ayako KAWATE

川手 章子

タイトル名のとおり、⑧で一気に立体となるところが楽しく思われました。のりは不要です。4枚でしあがりますので、色のくみあわせも楽しめそうです。
(作者)


◆ミラクルフラワーMiracle flower by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

両面が楽しめそうな作品に思われました。⑲では単体の裏側をイメージして折って折りすじをつけてくださいね。15cm角で折ると手の中におさまるサイズとなります。(作者)



◆ミニ知識

☆薬
くす玉…七夕の笹竹を華やかに飾る薬玉ですが、もともとは五月五日の端午の節供に邪気を祓い、長命を願うために、ショウブやヨモギで作られたものでした。
☆七夕の笹竹飾り…中国では七夕に笹や竹を使うことはありませんでした。日本でも室町時代になって梶の木に歌の短冊をつけることは行われていましたが、現在のように竹を用いた文献上の記録は『太平記』(1370 年ごろ)がもっとも古く、盛んに行われたのは江戸時代に入ってからです。寺子屋の普及とともに広まりました。
☆ふみの日…旧暦七月は文月と呼ばれますが、これは七夕で短冊に詩歌などの文を書き、書道の上達を祈ったことに由来するとされています。郵便局では、手紙に親しむ日として、1979( 昭和54) 年から語呂合わせで毎月23 日を「ふみの日」と制定しています。とくに7 月23 日を文月のふみの日として記念切手を発行しています。7 月23 日ごろは、二十四節気(旧暦で太陽の運行に基づく暦)の大暑で、梅雨があけてもっとも暑さが厳しい時期です。お知り合いに、健康を気遣う暑中見舞いを出してみてはいかがでしょう。


◆菱形12面体A4 Rhombic Unit by Mr. Nick ROBINSON
Nick ROBINSON

『月刊おりがみ』と同じ大きさのA4サイズなどの、辺の比が1:√2の長方形の
紙で作るユニット作品です。作者のニック・ロビンソンさんはイギリスの折り紙作家で、現在62冊目のご著書に取り組んでいらっしゃいます。


◆レターラックLetter holder by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

7月23日の。「ふみの日」にちなんで、壁面を楽しく飾る、リボンとマチ付きのかわいいレターラックを作りました。(作者)


◆ヒコーキ 西岡 輝人
Paper plane by Mr. Teruhito NISHIOKA

この紙ヒコーキは僕が小学校5、6年生のときにクラスから児童会長に選任され、「紙ヒコーキ大会をやろう!」という発案通り催されました。そのときに考案したものです。とても楽しくて仕方がなかったことを覚えています。(作者)



◆仙台七夕七つ飾り(道具)

毎年、月遅れの七夕の8 月7 日をはさんだ3 日間、宮城県仙台市内の商店街では「仙台七夕まつり」が開催されます。1928(昭和3)年から始まった商店街主宰の七夕祭りです。仙台市街地には江戸時代から「七つ飾り」や「七つ道具」と呼ばれる7 種類を七夕の笹飾りにするという風習が残っています。その七つとは一般的に右のもので、それぞれに意味があります。

①吹き流し…織り姫の織り糸を象徴する
②短冊(古歌)…短冊に詩歌を書いて学問や書の上達を願う
③折り鶴…「鶴は千年」の故事にあやかり祖父母や父母の長寿を願う
④紙かみごろも衣…色紙を着物の形に切ったもの。自分の身代わりとして、病気や災害から守ってくれるようにと願いをこめる。また、裁縫上達を願う
⑤巾きんちゃく着…富貴を願いながら節約・貯蓄の心を養う
⑥投とあみ網…豊漁を祈願する
⑦屑くずかご篭…物の始末、整理、整頓、清潔の教え。七つの飾り物を作ったあと出た裁ち屑、紙屑を入れる


◆伝統作品紹介

投とあみ網、屑くずかご篭(伝承) Net、Wastebasket(Traditional model)

今回は折り紙ではなく、七夕飾りとしてよく使われる切り紙作品です。『143 号』『227 号』掲載の桃谷好英さん指導による切り方を紹介します。また、④~⑥の切り方は、鳴海屋紙商事株式会社のホームページに掲載されていたものです。図ではわかりやすいようにあらくかいてありますが、この倍くらいの、できるだけこまかい幅で切り込みを入れます。なお、投網をさかさまにしたものが、屑篭です。



◆読者の広場

 「桜の花」と「ラグビーボール」、春らしい作品がいっぱいでよかったです。さい近おもしろかったことはユーフォーキャッチャーで「ようかいウォッチ」のけい品をとったことです。おり紙大すきです。

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連載「脳トレ折り紙」の「三角定規のひみつ」がよかったです。載っている作品はみな作りたいと思えるものばかりでしたが、難しくて何度もチャレンジしているものもあります。質問コーナーがあったらいいなと思います。昔話のシーンを折り紙で折ることに興味を持っています。

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◆支部だより

■折り紙夢工房作品展報告
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子/埼玉県


2015年9月26日(土)~29日(火)、川口総合文化センターで埼玉県芸術文化祭「折り紙夢工房作品展」を開催しました。今回は、1年をかけて制作した「全国ゆるキャラ大集合(47都道府県52体)」 をメインに千羽の連鶴、風神雷神など多数の作品を展示。来場者は全国
ゆるキャラの前で、お目当てのキャラクターを探して楽しそうでした。「毎年来ているが、オリジナリティが最高」などの声をたくさんいただき、折り紙の楽しさ、素晴らしさを感じていただくことができました。

2▶ 2016年2月6日(土)、文化団体連合会の催しがウエスタ川越であり、例年通り折り紙夢工房も展示・体験に参加しました。作品にシャッターを切る人、体験は満席、折り紙の奥の深さを見ていただけたのではないかと、充実した一日でした。
3▶ 2016年2月20日(土)~25日(木)、県立大宮第2公園ギャラリーで、作品展を開催しました。公園では「梅まつり」が開催されていたこともあり、子供から大人まで5000人以上の方に来場いただき大盛況でした。全国ゆるキャラ・花のアレンジ・サイクリングロードなどをはじめとする多数の力作に、来場者からは「とても気持ちが豊かになりました」「伝統の素晴らしさに日本人として誇りに思います」「最近は進化しているのですね」など感想
をたくさん寄せていただきました。また、体験コーナーも毎日大勢の方が順番待ちをする賑わいでした。


 折り紙を通して、伝統文化の知恵および継承、そして癒しを皆様に感じていただき嬉しく思いました。


■阿倍野市民学習センターグループフェスティバル2016
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」 支部長 梅本吉広/大阪府

今年も3月5日(土)・6日(日)、阿倍野市民学習センターにて「グループフェスティバル2016」が開催され、作品展示部門に参加しました。大阪支部は当センターで毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに地域の文化発展に寄与してきました。今年は四季の色紙や立体作品が多く出品され、色紙25点、立体50点、平面作品15点の総数100点が会場に所狭しと並べられました。創作作品としてはおなじみの七福神、ラグビー選手の躍動する姿を描いた作品や各種ブローチや正四面体の中に収納できる四季の作品などがありました。参加者に人気があったのが連鶴の作品やお札で作る十二支、そしてらせんの模様を楽む作品でした。2日間多くの参加者があり、新聞社の取材を受けたり、大
盛況のうちに終了しました。


■浦本法子さんの講習会 報告
  豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子


4月8日(金)、日本折紙協会事務局2 階講習室で、フィリピンのペンダントを浦本法子さんから教えていただきました。夏秋洋子さんも応援にかけつけてくださいました。まず、細かい材料がていねいに揃えられていることにびっくりしました。作品作りは細かい作業でしたが、お二人ともていねいに一人一人ご指導くださいました。コツをのみ込むまでは皆夢中でしたが、あとはアッという間の楽しい2時間でした。最後は完成の喜びを味わいました。現地の人達がたくさん作って着飾っていることや、あとで作品を解明する時のご苦労などを伺いました。
 「今や折り紙は世界を飛ぶ」とは言いますが、それも熱いハートとクールな解明力があってのこと。今回フィリピンにご一緒に行かれた方々の努力に敬意を表し、貴重な作品を伝えてくださったことに深く感謝申し上げます。


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その15)

日本折紙協会事務局が、ここ墨田区本所に移転した2010年末。(編)も気分一新、というわけで細かい作業に重宝するピンセットを買い替えることにしました。慣れない街を散策していると、近くに、ちょっと素敵な手芸店を見つけました。店内のたくさんの素材に圧倒されながら「お道具コーナー」で見つけたのが「閉じてるピンセット」。握ると開く、離すと閉じる(逆作用という)初めての感覚…閉じた状態で固定されるので仮止めに、先が鋭く目打ち代わりにもなるという個性的なこの道具を、実はいまだに上手く使いこなせていないのです。ただ折り紙に応用できていないだけなのですけれど。
メルヘンアート(株)は、大阪の川端商事(現:メルヘンアート・大阪)が母体で、東京の問屋街である東日本橋、墨田区緑の出店を経て、8年前に現在の墨田区横網にショップ・ショールームをオープンしました。マクラメ、ヘンプ、アジアンノット、レザーなど各種ひも結び手芸材料、ビーズや金具などのパーツ、道具、オーブン陶土、ブレスレットやミサンガ、バッグなどのキットや作り方を解説した書籍も豊富に揃っています。オンラインショップの直営店という形態なので、量販店で見つからない商品でも、ここでは手に取って確かめることができます。
カラフルなパーツ類は見ているだけで心が踊ります。いつもの折り紙にアイディアをプラス。ワクワクする手作りを楽しんで、自分の手で作品ができあがっていく喜びを味わってみましょう。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
◆特集 雨の季節


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第10回  雨ふり Rain

小さいころって、雨の日にかささして、長ぐつはいて歩 くのがどうしてあんなに楽しかったのでしょう。かさが重 くて、柄をうまく持てずに肩にあずけるので、かさが頭を すっぽりおおってしまいます。水たまりもバシャバシャと へいっちゃらです。  
絵本の場面にもよく描かれる、かわいい子どもの姿を折
り紙で表現したくて作ってみました。そのひとコマを窓か ら見ているように、色紙のかわりに折り紙で折った額を使 いました。  
かさの丸みを出すには、かどを少し内側に折ればよいで すが、そのままでもよいです。足の開き方もお好みで楽し んでください。


◆Lesson 8 てるてるぼうずのコーナー飾り 梨本竜子☆ Corner decoration of doll “ teru teru bo zu ” (author:Ms.Ryu -ko NASHIMOTO)

「てるてるぼうず」は、次の日の晴れを願って軒先などに吊るす人形で す。この作品の前の三角の部分はコーナー飾りとして、後ろの四角の 部分はえんぴつキャップや指人形として使えます。なお、下の写真の ように、三角のかどにメモをさしこんだまま少し折ってから、⑮のとお りにさしこむとしっかりととまってクリップとして使えます(。作者) “ Teru teru bozu ” is a doll that people hang under eaves while praying for fine weather of next day. The front triangular part of this model can be used as a corner decoration, and the rectangular part behind can be used as a pencil cap or a finger puppet. As is shown in the photo below, we can use it as a clip by folding the triangle corner a little in which a memo is inserted and following ⑮. (Author)



◆かえるのぼうし
石橋 秀夫

『486号』の「鬼さんの帽子」に続く実際にかぶれる作品です。家庭で手に入れやすい 大きな紙は、正方形ではなく白銀比(1:√2 _ )の長方形だと思って創作しました(。作者)


◆カタツムリ Snail by Mr. Isao KODAMA
児玉 功

この作品は『2015シンポジウム折図集』用に投稿したものです。比較的簡単 につくれて「カタツムリ」の特徴をうまくとらえることができたところが気 に入っています。(作者)


◆花びんとセットケース
川手 章子

色の組み合わせにより、表情も変わりますので、いろいろの色と柄で楽しん でみてくださいね。(作者)




◆パパ
Iwan OKUSKOV

イワンさんは、ロシアの方で、折紙シンポジウムに2回ほど参加されていま す。『485号』のおりがみギャラリーでも紹介しています。この作品は小さい 子にも折れるように考えたそうです。



◆ミニ知識

○カエルの日…6月6日。カエルの鳴き声のケロケロが6が重なるように聞こえることから決められました。埼玉県蕨市にある河鍋暁斎記念美術館には、幕末から明治時代にかけての絵師、 河鍋暁斎がカエル好きだったことから、「かえる友の会」があります。
○時の記念日…6月10日。671年(天智天皇10年)4月25日 にはじめて水時計(漏刻)を使って時を知らせたという『日本書紀』の故事にちなんで、4月25日を太陽暦にした6月10日を記念日として1920年から実施されています。
○和菓子の日…6月16日。江戸時代、旧暦の6月16日に菓子を食べて厄をはらう嘉祥という行事が盛んに行われていました。 明治に入って廃れていましたが、1979年、嘉祥にちなんで、全国和菓子協会が制定しました。
○父の日…6月の第3日曜日。2016年は6月19日。父に感謝する日で、アメリカで始まりました。日本へは1950年ごろ伝わっ たそうです。



◆あじさいの器
二渡 昌子
丸いあじさいがフタになったら面白いなと思って考えました。四角い器に 五角のフタは無理があるので、器の上にあじさいをポンとのせる感じです。 わりあいが異なりますが、花15cm角の紙、葉25cmの紙で折るとおさまりがよいです。できあがりは直径13cm角になります。(作者)



◆ミニ知識
○アジサイ…日本で生まれた花で、その母種はガクアジサイで す。1000年以上も前の大間違いからこの花に「紫陽花」という 漢字が当てられました。平安時代の学者の源 順が、もともと中国にはないアジサイに、白居易(白楽天)の詩にあった紫陽花を 当てたそうです。
○カタツムリ…雨の日にアジサイに登るカタツムリはミスジマイマイというカタツムリだそうです。好物は腐った葉で名前は殻に ついた3本の筋からつけられました。

○不思議の国のアリス…1865年、イギリスで出版された児童文学です。数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832-1898) がルイス・キャロルというペンネームで書きました。人気イラストレーター、ジョン・テニエルが挿絵を担当したこともあり、評判になりました。白うさぎ(時計うさぎ)、チェシャ猫、三月ウサギ、 女王など、さまざまなキャラクターが登場し、ナンセンスな物語りを繰り広げます。

●ミニ知識参考図書:『鳩居堂の日本のしきたり豆知識』(マガジンハウス)、『和菓子の世界』(岩波 書店)、『植物ごよみ』(朝日出版社)、『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『不思議の国のアリス』(角川 文庫)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』 (三省堂)、『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『江戸ごよみ十二カ月』(人文社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究 社)、『世界大百科事典』(平凡社)



◆脳トレ折り紙
⑥しきつめ角 石橋 美奈子

今月号では小学校4、5年生で、図形の性質を勉強する「しきつめ角」で脳を元気にしましょう。皆さんの身のまわりを見てください。道路や壁や塀など、あらゆる所に図形をすき間なく、し きつめた模様が見られると思います。  
折り紙で6種類の図形を何枚も折るところから始めます。①~ ③はこの連載の第3回めのタングラムと同じものです。種類も枚 数も多いので折るのは大変ですが、その枚数によって整然とした 美しい模様が広がりを持ちます。がんばって折って、きれいな模様を作りましょう。
ひと休みしたいとき、正六 角形のうらがわに忍者が隠れ ています。目を描いて楽しみ ましょう。


◆時計うさぎ
石橋 秀夫

「時の記念日」にちなんで、創作してみました。市販の折り紙を4枚使って、う さぎと懐中時計を折ります。360°のどこから見てもOKな3Dタイプの作品に なったかなと思います「。頭」の⑪から顔や耳の形を作っていきますが、折る位置を変えると「表情」を変えることができます。試してみてください(。作者)



◆スケルトン
藤本 修三

スケルトンは「骨組み」という意味。規則的な折り線 模様は、比較的折りやすい45°のほかに60°のパター ンがあり、立体化した形は「レリーフ」「筒折り」とも 呼ばれ無数のバリエーションがあります。ユニーク な奇数等分の「漸ぜんきん 近法」(漸近等分法)と合わせて、秩 序立った幾何の世界を味わってみましょう。(編)

〔藤本修三氏〕 1922年 兵庫県生まれ 「 自作の折り紙を使って授業をする 高校の先生」として近隣の学校から も注目を集め、作品の多くは化学の 授業で原子・分子・結晶模型を作るた めに創案されたものでした。 『 月刊おりがみ』では、『93号』~『99 号』で「おりがみ研究室・ねじり折り とその周辺」を連載(全7回)、正多角 形(角の等分)、ねじり折り、漸近等分 法(辺の奇数等分)と、応用作品を発 表されました。

(以下は連載にあたっての言葉より) 『 60°、30°の応用から正四面体、ダイ ヤモンドの結晶模型を生徒たちと一 緒に作り、立体やレリーフへ発展さ せる中で「ねじり折り」なるものを見 つけたのです。「ねじり折り」は、今ま での折り紙の中でも使われてきた折 り方(畳 たとう 紙など)ですが、思いがけな い位広い分野にわたり、しかも一貫性のある折り方です。「ねじり折り」 とは、「一枚の紙の表面で多角形を作 り、その多角形の裏面の中心から放 射状に折りたたんだ紙片が出てくる 折り方」とでもいえましょうか。ねじって折ることで中心でまとまりま すから、のりづけなどは不要です。』 「 1996折紙シンポジウムin松江」最 終日に漸近等分法の「講演と実技」。 2015年7月28日逝去。92歳でした。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。



◆読者の広場

「りぼんのメッセージカード入れ」と 「赤ずきんちゃん」がよかったです。 「2015おりがみカーニバル入賞作品紹 介・2」に感動しました。実物が、見てみたいです。


 「貝型色紙」のおひなさまがよかった です。「赤ずきんちゃん」もかわいかっ たです。今回の「頭の体操」の解答も 早めにできました。今月号はおひなさ まいろいろで、私もできそうな作品が あり、よかったです。毎月新しい作品 が多く、覚えるのが大変です。ゆっく り覚えていこうと思います。



◆みんなの作品展

宮田 弘 折紙作品展

昨年5月、前立腺癌が見つかった ので、少しでも元気なうちに今ま で折りためた作品を見ていただこ うと、2015年12月6日(日)~8日 (火)、表参道ギャラリーMで個展を開催しました。11月に地元栃木の会 場で開催した時の来場者と合わせると、400名を超える多くの皆様にお 出でいただきました。  
個展終了後体調を崩し、しばらく 病院生活を余儀なくされましたが、 今は元気を取り戻しました。ご心配 くださった方、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。


◆小さな展示会を終えて  
田中裕 ひろ子(香川県)

昨年12月、高松市庵あじ治観光交流館 (映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地)で3週間、折り紙展を開催しま した。漁師町で市街地より遠くて寒いところでした。しかし、四国新聞 を見た人や70余名をウォーキング会の方々、県外の旅行者の方々など 200名を超える方々が見に来てくださいました。「こんな展示作品がで きるのですね。折り紙のイメージが 変わった!」、一番多かった感想でした。月刊『おりがみ』を師として折り紙講座をスタート、後に「あそび の楽工同好会」となって20年近くになります。近くのコミュニティセンターで現会員18名です。私は最近になり辞めどきを探し中でしたが、それを知った会員さんの言葉「辞めまい 言うまで しまい」この愛ある 讃岐弁が私の胸に飛び込んできました。もうちょっと続けようかな、続けたいなと思うようになった昨今です。


◆World 0rigami Report

海洋歴史博物館でボートの折り紙 倉橋聡美(ニューカレドニア)

 2013年にフランス人の夫と結婚し ニューカレドニア(仏領)に移住しま した。こちらで折り紙教室やイベント での折り紙紹介などをしています。  
昨年9月12日(土)・13日(日)の2日 間、首都ヌメアにある海洋歴史博物館 で、折り紙イベントを開催しました。 海洋歴史博物館は、街中から少し離れ たモーゼル湾に面した道沿いにある 比較的新しい博物館です。海と人とのかかわりや歴史が、船の模型や漂流物 などとともに展示してあります。  
この2日間は、ヌメア市内の博物館 を無料で周れるという特別デーでした。海洋歴史博物館からの依頼で、館内で船の折り紙を紹介することに…。 自分のレパートリーに、インターネッ トや本などで調べた様々な船の折り紙を加え、約15種類を準備しました。  折りあげた形を最後にひっくり返すのが、船の折紙の特徴。 2日間で多くの家族が博 物館を訪れましたが、最後 に「ここで折り紙をひっくり返す」と説明すると、誰もが「Ouh la la(ウララ)」 と言って頭を抱えたり、感心したりします。靴のような形に仕上がるモーター ボートが人気でしたが、日本の伝統的な宝船にも何人か挑戦し、時間をかけて丁寧に仕上げていました。  
見本として作成した波と船の作品 は博物館のスタッフに好評で、2日間のイベント後も展示したいと申し出があり、館へ残してきました。  昨年12月、NOAの折紙講師資格の認定をいただきました。今後も、海に 囲まれたこのニューカレドニアで、日本の折り紙を広く紹介していきたいと思っています。


◆南極クルージングで折り紙交流 高嶋恵子 (千葉県)

長年夢見てきた、夏※1の南極へ。1月 5日(火)~18日(月)、50か国以上の乗 客183名を乗せた耐氷船オーシャンダイヤモンド号で、南極半島とサウス シェトランド諸島※2に行ってきました。  
1/10~16の間ボートで計8回上 陸。外気は3℃。氷山、まぶしい太陽、 真白い雪のパラダイス…、素晴らしく 雄大な南極で、オットセイ、アザラシ、ザトウクジラやペンギ ンなど、たくさんの野生動物に出会いました。船内生活を楽し みながらオブザベーションラウンジ で、南極の動物たちの折り紙教室を開 催。世界共通語「オリガミ!」と、雪上の仲間たちが集まってくれました。  言葉では言い表せない感動と、自然 の厳しさ、たくましさを肌で感じた旅でした。


◆支部だより

第1回京都折り紙コンベンション レポート 京都支部「古都折紙倶楽部」支部長 山下 明/京都府

京都支部が発足して7年目の今年、3月5日(土)~6日(日)の2日間、京都では独自の取り組みになる「第1回 京都折り紙コンベンション」は、京都 府の後援をいただき、京都府内8支部 が協力しあいながらの「実行委員会形 式」で、京都駅前のキャンパスプラザ 京都にて開催されました。  
なにしろ初めての経験ですので、参加定員も100名という比較的小規模の計画を立てたものの、開催までは「何人のひとが来て下さるのか?」とヒヤヒヤでしたが、遠くは鹿児島から もお越しくださり、なんとか96名のご参加をいただきました。  
コンベンション初日は、日本折紙協 会常任理事の田中稔憲先生のご挨拶で開幕し、続けて同常任理事中島 進先生、そしてこのイベントの開催をこ こまでご指導くださった同理事で京都支部名誉支部長でもある小泉光太郎先生にもお言葉を頂戴しました。  
また、同会場で開催された300点余りの作品による「名作折り紙展示会」には、関西を中心に2日間で約400名のご来場をいただき、大成功でした。

今回のコンベンションのテーマは 「すごい!かんたん!おもしろい!」 で、40点あまりの講習作品は主に比 較的平易なものでしたが、しかし「、名 作」の名にふさわしい、造形的にも美 しい作品ばかりを厳選し、来賓の先生 方のご協力もいただき、この日のため に訓練?を積んできた18名の京都の会員が講師を務め「分かりやすい講習」に力をいれた講習会でした。  
また会場では、田中稔憲先生をはじめ、中島 進先生、小宮はじめ先生、山田勝久先生が教材などを展示販売くださり、会場の雰囲気を盛り上げてくださいました。さらに、京都にはなじみの深い著作をお持ちの中澤信子先 生と鈴木恵美子先生も、特別価格でご本を販売くださり、2日間ともひとだかりが絶えませんでした。

 このコンベンションで私たち京都 府内の支部会員が考えていたことは、①伝承を含めて古 いにしえの作品を見直そう、②ゆったりとした部屋(30席)で受講(20名)いただこう、③分かりやすい講習に努めよう、でした。特に ③はこの「最強の講師陣」が最重点に していたことで「、大きな紙で、高い位 置で、マグネットを使いながら、ゆっくりとした大きな声と正しい日本語 での講習」に努めました。また「、ホワイトボードでは講習用の大きな折り 紙の裏の白が識別しにくいだろう」と、まずホワイトボードに茶色のクラフトペーパーを大きく貼り付け、その 上で講習するなど、トコトンまで細部に気を配った講習でした。  
閉会式では「第2回京都折り紙 コンベンションは2017年3月4日 (土)・5日(日)。3月、花の咲く頃にス タッフみんなで待ってます!」と再会 をお約束して、楽しい2日間を閉じました。



◆いわきおりがみ会 おりがみ展示会
いわき支部「いわきおりがみ会」支部長 鈴木智子/福島県


3月2日(水)~6日(日)、いわき市 文化センターでいわきおりがみ会 おりがみ展示会を開催しました。  2000 (平成12)年の発足以来、折り 紙技術の成果や作品発表の場と広く折り紙の楽しさを知ってほしい思いとで、続けてきました。  
初日2日(水)は茨城県の鈴木恵美子先生を講師にお招きし、20名参加 で、笑いの絶えない楽しい2時間を過 ごしました。鈴木先生は、いつも気軽 に来てくださり、大感謝です。  3年前からチャレンジコーナーを 設置しました。難易度別に課題を示 し、自由に折ってもらうコーナーです。今年は、折り鶴、はばたく鶴、妹背 山でした。いつも多くの人がいて、人 気コーナーです。  
また、作品に、説明文を付けまし た。作品の裏を見せたり、何cmの紙で 折ったかとか、展開図を付けたり、ユニットをバラバラに置いたりと、見てわかるようにしました。これは、連鶴 を見ていた人が「、鶴は貼り付けてあ るの?」と聞かれたことがきっかけでした。それ以来、作品をじっくり見て くれる人が増え、滞在時間が長くなり ました。  
最終日は、200名近い来場者があり、会の説明や案内に、てんてこ舞いでした。  
「今年も素敵ですね」の声を励みに、 折り紙が折れる幸せを胸に、これからも頑張ります。いわきは元気です。


◆合同展に出品(文)山本孝子/兵庫県
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)


恒例となっています兵庫県民会館 講座の合同展が1月29日(金)から1 月31日(日)に開催されました。最終日には1日教室も開かれ、石橋美奈子 先生の「脳トレ折り紙・タングラム」 (487号)に挑戦…折れましたが…影 絵の答えがないので「7枚全部使うの?あまる!!」と言う方や「できた」と バンザイポーズする方などみなさん 大はしゃぎ。石橋先生が影絵の答え 見本を作ってくださいました。楽しいひとときでした。



◆和紙ものがたり

連載〔第29回〕色紙

皆さんの「折り紙生活」の中で、色紙は欠かせないもののひとつだ と思います。折り紙のことを「色 いろがみ 紙」とも呼びますが、同じ字で異 なる読みをする色紙は長い歴史を持つ紙の材料です。現在、さまざ まな色紙が市販されていますが、もっとも身近な色紙は、縦27cm、 横24cmほどの正方形に近い長方形で、金縁がついた大色紙と呼ばれ るものです。第二次世界大戦前の日本画の大家、竹内栖鳳(18641942年)が好んで使った色紙だといわれています。それまでの表装 をして紙を重ねて使う色紙から、金縁がついていることでそのまま飾れる色紙として、詩歌を書くというよりは手工芸の材料として広まったそうです。  
今回は株式会社 千眞工藝 (京都府)、京都色紙短冊協同組合(京 都府)、小津和紙(東京都)、たつの市立龍野歴史文化資料館(兵庫 県)にご協力いただきました。


色紙の誕生

現在の色紙の正方形に近い長方形の 形は「色 しきしがた 紙形」に由来しています。色紙 形とは平安時代、貴族の住居の寝殿造 りの屏風や衝立や障子(現在の襖 )、寺 院の壁や扉などに描かれた絵画に、方形の枠を地塗りし、そこに絵画にちな む言葉や詩歌を記したものです。  のちに直接描くのではなく、色紙形を貼る(押すといいます)様式も生まれ、 さらに屏風などから離れて、鎌倉時代 以降、和歌を書く料紙となったのが色 紙です。  
武家社会になり、紙を節約して使うために貴族たちは和歌を色紙や短冊にしたためるようになりました。近世の 桃山時代になると、平安時代の貴族文化が育んだ美術料紙のように、金銀の箔や砂子がまかれたり、下絵が描かれたり、 精巧な継紙がなされたり、さまざ まな装飾が施された華麗な色紙が作ら れていたそうです。

色紙の寸法

 前項で述べたように、色紙や短冊は紙 を節約することから生まれているので、 基本的に漉いた紙から無駄の出ない大 きさに裁断されていますが、その時代によって変化しています。  
鎌倉時代に、色紙の寸法は大 縦 六 寸 四 分 (19.392cm)、 小 は 縦 六 寸(18.18cm)、横は大小とも五寸六 分(16.968cm)としたとされていま す。江戸時代になると、1699( 元禄 12)年の貝原益軒の『書礼口訣』に 「一、色紙の寸法、大色紙は竪 たて 六寸四分 (19.392cm)、横五寸六分(16.968cm)、 小色紙竪六寸(18.18cm)、横五寸三 分(16.039cm)、三光院殿相伝の由」 と、三光院より伝えられたという色紙 の寸法が記載されています。三光院は、 三条西 実枝(1511-1579年)のことで、 室町時代後期の歌人です。


 明治時代に入ると「色紙縦六寸二分 (18.786cm)、横六寸八分(20.604cm)」 と『諸国紙名録』(1877年)にありますが、現在は大色紙縦9寸(27.27cm)、 横 8 寸(24.24cm)、小色紙が縦7寸 (21.21cm)、横 6 寸(18.18cm)の大 きさです。小色紙が、昔の大色紙の大 きさに近いもの になっていま す。なお、一尺 は 30.3cm、一寸は一 尺の10分の1で 3.03 cm、一分は 一寸の10分の1で 0.303cmです。


寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)

寸松庵色紙は、平安時代前期の歌人 で、『土佐日記』の作者、紀 貫之筆と伝 えられる平安時代の古筆の断簡(きれ ぎれになった書き物)です。もともと は冊子で、色紙の形の一枚の料紙では ありません。  茶人の佐久間将監真勝が、京都の 大徳寺の茶室「寸松庵」に愛蔵したこ とからこの名を持ちます。のちにこの 断簡と同じ大きさの色紙が「寸松庵色 紙」と呼ばれるようになりました。縦 13.6cm、横12cm の大きさです。


色紙を入れる包み

生前、日本折紙協会の理事をつとめ られた高木 智 さんが収集研究なさっ ていた資料に、江戸時代1705(宝永2) 年「小笠原流諸式折形雛形」があります。 折形雛形とは折形の小さな形という意味で、折りの見本のために小さい紙で 折ったもので、折り目が崩れたときに わかるように折り目の上から合印を押 してあります。  
日本の伝統的な包み方は、ものを覆いつくすのではなくむしろ中のものを見ることができるように包みます。人に贈り物をするとき、それと一緒に自分の身についたけがれや厄災などを渡して しまわないように、ものと自分との間に仕切りを作ろうとするところから起 こっていて、紙はその包みの材料として用いられました。包み方はさまざまな 型を生み、折形が成立していきました。
この折形の中に色紙用の包みがあり、色紙が贈答用に用いられたことを物語っています。下の写真(丸囲み)の 「真の書きたる色紙包み」と「行の色紙 包み」です。真は正格、草 そう はくだけた場、行はその中間です。高木さんは、『をる3号』(双樹舎1993年発行)の中で、「西洋画の額縁のような造形と機能性が 興味深い」と述べておられます。  
下の写真のような白くてしわのない 奉書紙などを使って、色紙がていねいに包まれたことでしょう。




◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 こどもの日


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第9 回  こいのぼり

さわやかな5 月の風にのって空高くおよぐこいのぼり。一緒に風にのれたら気持ちいいかな。子どものころの夢を思い出してみませんか。
 木はお好みで何本でもよいです。図は切らない場合用になっていますが、たこの基本形のまま大きさは同じで、小さくしたいときは下部をカットしてみてください。折れる方は大きさを変えて折ってみてください。
 二匹のこいのぼりはほんの少しだけ大きさを変えてありますが、同じ大きさでもよいと思います。また、数は多くしても、少なくしてもよいと思います。折りやすいうえに面白みも感じられる作品にしたくて、千代紙柄の洋紙を使っていますが、メッシュ折り紙などを使ってもよい効果が生まれます。
用紙や大きさや構図を工夫して、あなた好みの作品に仕上げてください。


◆紙かみかなえ鼎(三本足の器)
染谷 淳一郎

鼎は古代中国の金属製の器で、通常、3本の脚が付いていたそうです。折りすじは少ないのですが、やや折りにくいところもあります。紙を選んで折ってください。ユニットとしても使えます。(作者)


◆兜Japanese helmet by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

男の子たちと新聞紙で折った“かぶと”は幼い日の想い出です。ちょっとおしゃれに、くわ形、しころ、吹ふきかえし返、八はちまんざ幡座も揃って立体的に飾れる作品にしました。平成に入ったころに創作し、毎年季節になると折っています。(作者)


◆ミニ知識

○兜…もともとは菖蒲で作った菖蒲胄を飾るのが端午の節供のならわしでしたが、後に武者の兜や鎧が災いを防ぐとお守りとして飾られます。

○冑と甲…「かぶと」は、本来は「冑」の字を用いましたが、現在、「甲」の字がカブトの意味で使われることがあります。もともとは「甲」をヨロイ、「冑」をカブトと区別して呼んでいましたが、のちに混同されました。
○兜の緒…気持ちを引き締めて用心することを「兜の緒を締める」といいます。飾り兜の兜の緒は、総角結びが用いられていることが多いようです。左の図のように、中心の結びの形によって「人形」とその左右対称の「入形」の2 種類あります。武具には悪霊が入ってこないようにと「人形」で結ぶのが一般的ですが、写真の兜は入形です。
○八幡座…鉢の天辺の孔に付いている飾り金物。孔はもともと烏帽子をかぶせた髻(髪の毛を頭の上で束ねたところ)を出すための孔でした。


◆変り兜Japanese helmet by Mr. Yasuhira TOMINAGA
富永 康平

大きなツノ(鍬くわがた形)のある「変り兜」で、鍬形部分にかぶせ折り、段折り、頂点を
押しこむように折るなどをすると、さらに形の変わった兜になります。大きく丈夫な紙で折って、糊付けや補強をすれば、かぶることもできます。(作者)


◆鬼兜Oni helmet by Mr. Sachio TSUTSUMI
堤 祥雄

2002年の投稿作品「羊頭兜」の変形です。8~15で牙を折り出しますが、外を向き過ぎると、27でかくれてしまいますので注意してください。18で角の角度や27で全体の幅や吹返の形を変えられます。(作者)


◆鯉のぼりの箸袋Carpstreamer chopstick envelope by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田 勝久

単純な形なので、目やうろこなど描き込んでも楽しいと思います。(作者)


◆ミニ知識

◇こどもの日…5 月5 日で、もともとは端午の節供の日でした。1948(昭和23)年に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」として国民の祝日に定められました。
◇端午の節供…端午とはもともとは月の初めの午の日という意味で、五月に限りません。旧暦の五月は現在の六月に当たり、じめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い時期なので古代中国では物忌み(食事や外出などを控え、心身を清めること)の
月とされました。数字の重なる五月五日を端午の節供とし、薬効のある菖蒲や蓬を使って邪
気(病気を引き起こすもとになると考えられた毒気)をはらう行事が行われました。 それが日本に伝わり、田植え前の女性たちが菖蒲と蓬で葺いた屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄よけをする風習が生まれました。武士の時代となり、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、江戸時代には男の子の成長を願う祭へと変わっていきました。
◇薬玉…昔、宮中では端午の節供のとき、香料や蓬や菖蒲などの薬草を錦の袋につめて鞠
形にし、五色(青・黄・赤・白・黒)の糸をたらした薬玉が飾られていました。邪気をはらい長生きを願うための飾り物で、中国から伝えられ、柱や簾に掛けたり、身に着けたりしていました。現在、イベントなどで使われる薬玉の由来です。
◇鯉幟…もともとは幟の脇に付けられる「まねき」という装飾品で小さな紙製のものでしたが、江戸時代半ばごろから大きな吹き流しの形のものが作られるようになりました。都市に住む庶民の間で、中国の黄河上流にある竜門の急流を登った鯉が竜になるという登竜門の伝説にあやかって、縁起のよい鯉の形の吹き流しを子どもの成長と出世を願って飾るようになったと考えられています。なお、現在の一般的な鯉幟は竿の先端に籠玉と矢車があり、
吹き流し、真鯉(黒い鯉)、緋鯉(赤い鯉)、子鯉(青い鯉)を順に結んでいますが、元来は頂部に付けていた風車や杉の葉や目籠などに意味があって、神様の依代や忌み籠りの家の標示だったと考えられています。
◇柏餅…柏は落葉樹ですが、葉がなかなか落ちず、春に若い葉が出る直前に落葉することから、跡継ぎが絶えない縁起のよい木と考えられていました。柏の葉でくるんだ餅が端午の節供に供えられました。今月号の表紙では3 枚組みの「飾り」を柏餅に見立てています。
◇愛鳥週間(バードウィーク)…5 月10 日~ 16 日。1950(昭和25)年、野鳥を愛護する目的で、夏鳥がやって来るこの季節に制定されました。
◇母の日…5 月の第二日曜日。アメリカで母親を亡くした女性が、生前、母親が好んだ白いカーネーションをキリスト教の教会に捧げたのがきっかけとなって生まれた記念日です。1912 年からアメリカではこの日が祝日となっていて、日本でも第二次世界大戦前からキリスト教会が広め始めました。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)、『戦国武将変わり兜図鑑』(新人物往来社)、『浮世絵でみる年中行事』(山川出版社)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版)、『江戸ごよみ十二ケ月』(人文社)、『日本の歳時記京都』(小学館)、『花と樹の事典』(柏書房)、『日本人のしきたり』(青春出版社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)


◆扇飾りFolding fan by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

いろいろな行事の脇役として飾っていただけたら嬉しいです。柄物の紙で折ると、模様がどう出るか分からないので最後に広げるとき、わくわくします。(作者)


◆脳 トレ折り紙
⑤体積の学習 石橋 美奈子

今回はいきなりの算数の問題に、「 えっ?えっー! ムリ!」と拒絶反応を示された方もいらっしゃると思います。
 体積の学習は、もののかさの表し方で、小学校の高学年の算数で取り組みます。算数や数学に苦手意識を持っていると、先の問題に後ずさりしたくなる気持ちもわかります。
 そんなときは、算数の問題としての数字を気にすることなく、図の形だけをよくご覧になってください。階段状のふみ台、展示台ですね。今月号の兜飾りにもぴったりです。飾り台を折るつもりでまず折ってみましょう。このふみ台は少し工夫すると右の写真のように「長イス」にもなります。
 「ふみ台」の折り紙でよいウォーミングアップができましたね。脳が暖まってきたはずです。そろそろ算数を始めてみませんか。小学校で学ぶ算数は脳の活性にとてもよい働きをするのです。


◆カーネーションCarnation by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

母の日を前にしたころ、店先の赤やピンクのカーネーションを求めてじっくり観察して仕上げました。(作者)


◆もうすぐハイハイThe baby will be crawling soon by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

20では21となることをイメージして折ってみてくださいね。テレビのCMなどで赤ちゃんが出てくる場面では思わず、“ニコッ!!”としてしまいます。そして元気で育つようにね…と心の中で願います。(作者)


◆三角コインケース(スタンド)
川手 章子

折る工程も楽しみながら仕上げてみました。ちょっとした五百円玉貯金にいいかも…。ちなみに、私たち夫婦は一年間の五百円玉貯金を年末に仲よく山わけして、楽しんでいます。五百円玉でお釣りが多くもらえるように計算して普段の買い物をしています。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 7 飾り(Decoration/Hexahedron)
モリー・カーン(author:Ms.Molly KAHN)

この作品は『おりがみ3号』(1975年発行)で紹介されました。同じ大きさの3枚の紙で作るユニット作品です。くみあわせるとき、初めから奥までさしこまないで、3のようにまん中に穴があくように3枚をくんでから、きっちりとさしこむようにすると、美しくしあがります。
This model is included in “Monthly magazine ORIGAMI No. 3”(published in 1975). This modular origami is made up of three sheets of paper of the same size. Assembling three pieces while inserting respective flaps half the way (as is shown in the diagram of step 3, having some space in the middle of three pieces) and then inserting them completely make this model more beautiful.


◆おってあそぼう!!

スーイスーイ水鳥 斎藤 静夫
Waterbird swimming smoothly by Mr. Shizuo SAITO

かつて子供たちの遊び道具のほとんどが手作りであった。その手作り遊びの楽しさを経験してもらいたいと思った作品です。(作者)

◆読者の広場

 「おりがみギャラリー」のいろいろな作品に脱帽。特に目を引いたのが「みのりの秋」です。じゃばら折りだけでこんなにおいしく果物を表現できるなんて最高。とってもおいしそう。私は立体的なお花が大好きです。花びんに生けることができるような大輪の花をぜひご紹介ください。
大阪府 福岡美智子さん

 連載「ほのぼのデイケア折り紙」は毎月楽しみにしています。友人と老人ホームへ折り紙ボランティアに行っていますので、大変参考になります。今月号も私にはむずかしくてなかなか折れません。それでも何回も何回も折っていくうちに少しずつ前に進んで行きます。そうして折れたときは本当に感激です。
愛知県 酒井澄美さん



◆World 0rigami Report
●ギリシャの美術館で折り紙講習と作品展  藤井苑子(東京都)

昨年はNOAの折紙シンポジウム(2015.10/10-12)に参加いたしませんで、大変申し訳ございませんでした。実は、9月21日(月)~10月21日(水)、ギリシャに出かけることになっておりました。2014年にたくさんの浮世絵が発表※されたコルフ島がメインになっておりました。その時の写真を少し送らせていただきます。
 私はこのようなお城のような会場とはまったく知らず、この年日本での展示会用に制作した、私の尊敬する故河合豊彰氏のシンデレラ姫を白い彫刻の好きなことから白で制作していた作品を持参していきました。
 かけ降りて来るシンデレラ姫が見えるような階段でした。私はもちろんのこと、他の方々からもびっくりされました。
 折り紙を続けておりまして、すばらしい思い出ができました。協会の皆様方にも何かとお世話になり本当に感謝しております。


●南フランスで折り紙のお店           
Marjolaine Chamayou( フランス)

フランス南部、ラングドック・ルシヨン地方のLe V ルビガンiganで折り紙のお店を運営しています。取り扱っているのは、折り紙作品を加工した小物やアクセサリーなどです。子どもたちのためにワークショップも開催しています。
 NOAの折紙講師の資格取得もめざしています。
 昨年改装したお店、活動のサイトもぜひご覧ください。


◆支部だより

第21回九州コンベンションIN宮崎
浜田 勇/長崎県

ANAホリデイ・インリゾート宮崎(旧:青島パームビーチホテル)で1/23(土)・24(日)に70人(韓国より参加の2人を含む)の参加で行われました。
 今回のコンベンションは実質的には宮崎市レクリエーション協会の

主催で行われたので、最初に、レクリエーションの手遊びから始まり講習会に入っていきました。
 講習会は、レクリエーション→折紙、折紙→レクリエーションというようなプログラム内容がたくさんありました。紙コップ、紙皿、テープを使ったりと、普段の講習会とは雰囲気が違うものでした。
 韓国の折紙のような作品。大げさにいうと異文化交流です。今後の折紙活動の刺激になった人も多かったかと思いました。懇親会には、ひょっとこ踊りが披露され、滑稽な風貌がたまらず参加者の笑いが止まりませんでした。多くの人が大雪で帰路が大変でした。でもよい、記憶に残るコンベンョンでした。


◆みんなの作品展

NHK 文化センター川越教室 やさしい折り紙作品展 高山鈴子(東京都)

 2015年12月17日(木)~20日(日)、NHK文化センター川越教室やさしい折紙の作品展を行いました。
 永年お世話になった会場(アトレ)が3月閉鎖となったので今回から本川越駅徒歩5分の所にある国の登録有形文化財、小江戸蔵くらり里の展示蔵での開催となりました。
 内部は土壁に囲まれ和の雰囲気、折り紙にはピッタリの場所。会場変更にもかかわらず地元埼玉県をはじめ、東京、神奈川、静岡、千葉、栃木、茨城と連日多くの方々にご来場いただきまして、会場の折り紙教室も楽しんでいただきました。会員一同心より感謝しております。誌上をお借りしましてお礼申し上げます。ありがとうございました。


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 チャレンジの春


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第8 回  春の贈り物

 いつもなんとなくウキウキした気持ちの中に緊張感を思わせる4月でしたが、この時期に必ず歌ったチューリップのうた。そんな春の定番のような花を作ってみました。
 新入学、新社会人となる方へ、大好きなお孫さんへ、メッセージカードなどを添えてプレゼントにいかかでしょう。小びとちゃんの入っている所に好きなカードなどを入れてみてください。もちろんそのままでもOK です。
 たくさん折って、みなさんで壁面飾りにもどうでしょか。にぎやかなお花畑となることでしょう。色紙構成で葉は2枚付けましたが、1 枚でもよいと思います。


◆花の髪飾りGarland by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

「花のブローチ」の花と台座を色分けしようとしたところ、ジョイント部分が出て簡単に組めるようになったので輪にしてみました。作例は11個つないでいますが、それより少なくても多くてもつなげます。(作者)


◆桜の花Cherry blossom by Mr. Nobuyoshi SHO- JI
東海林 伸嘉

先月号の桃の花と梅の花の原型となったものです。花びらの仕上げ方が難しくなりますので、しっかりと折り目をつけて作業してください。ホワイトデーのお返しに、(この本の発売日はホワイトデー前なので)お菓子と一緒に袋に入れて贈るのもいいと思います。(作者)


◆シロツメクサWhite clover by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸 英二

色紙やカードなどに貼り付けて制作する平面作品です。(作者)


◆組み立てケース
川手 章子

はじめに単体Aができ、単体Bを組み合わせ、ケースとしてみました。のりなしで組むことができます。一色、二色、四色などの組み合わせも楽しめそうです。上方から見ると花が開いたようにも見えます。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 6 えんぴつのフォトスタンド(Pencil-shaped Photo Frame Stand)
梨本竜子(author:Ms.Ryu- ko NASHIMOTO)

新しい季節の始まりは、ワクワクするけど少しドキドキもします。この作品に、写真や時間わりを入れて机に置いてみたら、少しほっとできるでしょうか。(作者)
At the beginning of a new season, people get excited and also
a little nervous. Placing this frame on the desk with a photo or a
timetable probably make you feel relaxed. (Author)


◆ミニ知識

○ラグビー…正式名称はラグビーフットボール。それぞれ15 人の2チームがボールを奪い合い、相手のインゴール(得点ゾーン)にボールを運び、得点を競う球技です。得点方法は得点ゾーンにボールを持っていくトライと、地面から3m の高さにあるク
ロスバーにボールを蹴り入れるゴールキックとがあります。ボールは持っても蹴ってもよいですが、パスは自分よりうしろにいる仲間にしかできません。1823 年、イギリスのパブリック・スクールのひとつラグビー校で、サッカーの試合中、生徒の ウイリアム・W・エリスがボールを腕にかかえて走ったことがラグビーの始まりとされています。けが人も続出するほど激しい競技ですが、ルールと審判を尊重して紳士(ジェントルマン)としてプレーすることでスポーツとして定着していきました。年末年始に全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場となる、東大阪市花園ラグビー場は、日本で初めてのラグビー専用スタジアムとして1929(昭和4)年に開場しました。

○ラグビーボール…皮か合成皮革の4 枚貼りの楕円形のボールです。重さは400 ~ 440g。ボールが楕円形なのは、ブタの膀胱のまわりを皮で覆って使っていた名残りだそうです。
○アーモンド…モモに近い種類で、モモに似た葉と花をつける、バラ科の落葉果樹です。果実が熟すと核が落下し、その中の仁を食用とします。夏に雨量の少ない土地が栽培に向き、アメリカのカリフォルニア州とヨーロッパの地中海沿岸が産地として有名です。アーモンドは希望や豊穣を象徴するそうです。
○シロツメクサ(白詰草)…マメ科の植物です。江戸時代にオランダからのガラス製品の箱の詰め物として渡来したことが名前の由来です。家畜のエサとして使われていたことから豊穣の象徴とされていました。英語にlive in clover という表現があり、「ぜいたくにのんびり暮らす」という意味だそうです。葉は3 枚の小葉からなりますが、奇形の4 枚の四つ葉のクローバーがまれにあり、それを見つけた人に幸運が訪れるとされています。


◆脳 トレ折り紙
④三角定規のひみつ 石橋 美奈子 
The secret of a set of square by Ms.Minako ISHIBASHI

今回の作品は、2000 年ごろ「ゆとり教育」が始まったころ、算数教具として考案しました。同じ大きさの2 枚の折り紙で作ります。2枚とも同じ色がよいでしょう。
 紙で作った定規には角度などが自由に書き込め、もしなくしてもまたすぐに作れます。プラスチックの硬質で冷たい定規と違って、やわらかさや温かさがあります。好きな色のお手製の紙の三角定規を、ああでもない、こうでもない、あれ、こうかなあと置きかえながら考えることはとても楽しい学習だと思います。
 私が子どもたちに教えたとき、ある男の子がこの三角定規をとても気に入り、それを学校へ持って行ったところ、担任の先生に「ええの持ってるやん」と声をかけられ、課外授業でも取り上げてもらえ、ミニサイズを何組も折りました。そのことをきっかけにその子は自分に自信を持ったようです。その先生のように、子どものやる気を引き出せる大人でありたいと思った出来事でした。
 「直角二等辺三角形」は前回のタングラムのときと同じ折り方です。「60度30 度直角三角形」もきちんとと4じ4 ができるようになっていて、両面使えるように仕上げてあります。
 折り紙算数で三角定規のひみつを解き明かして、頭をやわらかくしましょう。


◆ウサギ型とネコ型の消しゴム入れ
Rabbit-shaped eraser case and Cat-shaped eraser case by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋 秀夫

15cm×15cmの紙で折ると100円のMONO消しゴム(PE-04A/5.5×2.4×1.1cm)がピッタリです。消しゴムからの可かそざい塑剤溶出も抑えられます。できるなら、このケースに入れたまま消しゴムを使ってもらえたら、すごく嬉しいです。(作者)


◆ラグビーボール(アーモンドボール)

川手 章子

できあがりがアーモンド形のように思われてこの作品名としました。ラグビーボールのようにも見られます。ジョイントをプラスすることでボールとしてみました。(作者)


◆いちご Strawberry by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

赤緑の両面おりがみを入手し、かわいい一枚折りのいちごを作りたいと挑戦しました。種は黒だけではなく、白いポチポチもかわいいですよ(! 作者)


◆やっこ繋つなぎのランドセル
School bag by using Yakko fold by Ms. Shizuyo HARLEY

ハーレー静代

最近は海外だけではなく日本でもランドセルがファッションとして流行しているとか!? 可愛くデコレーションしたり、ステキな柄で折ったり、使って飾れるランドセル。15cm角の紙だとてのひらサイズ。 33cm角だとお手頃なものが入るギフトBOXに最適です。(作者)



◆読者の広場
おたより

『485号』(特集:お正月)宛てにいただいたお便りをご紹介します

 「1 枚で折るやっこだこ」がよかったです。大きく折ったら飛ばせるかもしれませんね。今月号は簡単に折れるものが多くあったのでよかったと思います。パチンコのパンフレットで「カラーボックス」を多く作りプレゼントしています(30 枚組みです)。
大阪府 内藤 博さん


 「祝いの膳の箸袋」は早速、お正月用に折って友人に差し上げたり、自宅用にも折りたいものです。作品の数を増やしてほしいです。「北陸コンベンション」でたくさんの作品を紹介していただいたのを、ボツボツ完成させます。
兵庫県 安井美由紀さん


◆World 0rigami Report
「クウェート国際図書展」折り紙ワークショップ報告
小宮はじめ(城南支部「おりがみトップス」支部長/東京都)

国際交流基金が平成27年度の事業として2015年11月18日(水)~28日(土)の「クウェート国際図書展」に参加。期間中の折り紙ワークショップ実施のため日本折紙協会に講師派遣要請があり、小宮はじめさんを派遣しました。講習の場は図書展だけにとどまらず、折り紙での国際交流にふさわしい内容となりました。

11月24日(火)
 出発は成田空港22:20。乗り継ぎのドーハでは、スコールのような雨。「雨の降らない国でこの雨は恵みの雨?」そんなことを思いながら3時間の待ち時間を過ごし、計約17時間でクウェート到着。
 11月26日(木)
 午前、クウェート公立ジョーン&クウェート女子校にて折り紙指導。近隣の校長先生、美術の先生や教育委員の方々の視察の中、対象は10歳の小学生で各30名2回、作品はまず動きのある簡単な「紙とんぼ」で折り紙の楽しさを知ってもらい、続いて「ハートの指輪」。対象が女の子なので、身に着けられるもの。最後は「くすだま」。全員でパーツを折って、それを私が組み上げました。その後、テレビの収録を済ませて滞りなく終了。

 お昼は在クウェート日本国大使館足木大使との昼食会。同席者に今回のメイン「国
際図書展」の図書担当キノクニヤドバイ支店のウラモトさん。話題になったのがインターネットの無料動画サイトによる無許可での放映、著作権問題などでしたが、足木大使より「法的処置を施した方がよい」と心強いお言葉をいただきました。

 午後からは、大使館での折り紙ワークショップ、事前申し込みで28名の枠が3時間で一杯になったそうです。
 ここでは、私の作品「シンプル三角ユニット」。正8面体をクウェート国旗カラー(赤、緑、白、黒)で作ってもらいました。参加者も大学生をはじめ大人から子供までいましたが、技術レベルが高く、多くの方が完成させていました。


 11月27日(金)
 クウェートでは金曜日と土曜日が休日で、この日は皆さんお休み。真夏は酷暑の国なので、活動時間は日が暮れてからです。メインの「国際図書展」でのワークショップも、スタート時間は夜6時から、7時、8時、9時と各30分ずつ計4回、2日間行いました。
 当初は1回10名で「花とくすだま」の講習を予定していましたが、参加者が大勢となり、より簡単な、遊べる作品へ構成を変え、子供たちでも楽しめるようにしました。なかでも、おしゃべりカラス、動く魚は、みんな大はしゃぎ、どの国でも同じ、かわいらしい素敵な笑顔を見せてくれました。
 2日間にわたり計8回、どの回も満員で、始まる前に着席している方たちもいて期待の高さを感じました。折り紙の楽しさを少しでも伝えられたのかなと思います。
 11月29日(日)
 20:50発の飛行機までの自由時間、図書展でお手伝いくださったスメイヤさん親子、お友達の清水さんと展示作品を習いたいという要望でミニ折り紙教室をしました。
 迎えが来るまで多くの作品を伝えることができ、私も最後の最後まで充実した有意義な時間を過ごせました。

11月30日(月)
 帰国。成田空港では大川さんの出迎え。口頭で現地での様子などを報告。 

*** 帰国して ***
 2015年11月24日(火)~30日(日)、クウェートへ行ってまいりました。出発前にフランスでISによる同時多発テロがあり不安でしたが、かえって警戒が厳重で、無事に事業を終え帰国できました。
 遠く離れた国にも折り紙を愛好する方達がいて、知り合うことができました。大学に折り紙クラブもあって、より高度な作品にも取り組んでいるそうです。また、折り紙が初めてという子供たちも多くいました。折り上がった時のみんなの笑顔が印象的で、今回の成果を実感しています。また行く機会がありましたら、大学で専門的な講義をしてみたい、もっと子供たちへ折り紙の楽しさを伝えたいと思っています。
 今回のクウェート派遣にあたって、ご推薦くださいました日本折紙協会大橋晧也理事長をはじめ関係者の皆様、5か月に及ぶ打ち合わせや現地との連絡などをしてくださった国際交流基金の大川様、現地では足木大使をはじめ同行してくださった萬谷様、通訳のダナ様、オマイマ様、ならびにアシスタントをしてくれた大学生の皆さん、多くの方々のお陰でこの事業を無事終えることができました。紙面をお借りして、改めてお礼申し上げます。


◆支部だより

スリランカでの活動報告
スリランカ支部長 De Silva Kadupitige Kカピラapila J ジャヤデワayadewa/スリランカ

2014年に続いて2015年も日本を訪れ、折り紙を学び、「折紙シンポジウム」や「おりがみカーニバル」などのイベントを通じてNOA会員の皆さんとも交流できたことは、私にとってとても幸福な経験でした。
 これらの写真は、スリランカにおける私の折り紙活動の様子です。

 訪日時に折紙講師資格を取得し、また設立承認されたNOAスリランカ支部の支部長として、未就学児とその先生、実習生に、折り紙を教えています。内容は主に作品の折り方の説明ですが、先生たちには「教え方、折り紙の指導方法」なども含めて紹介しています。
 生徒たちは、新しい作品を学ぶことが非常にうれしいようです。
 日本で学んだ知識と経験を生かし、ここスリランカはもとより、周辺の南アジアの国々にも折り紙を広めて行きたいと思っています。
 また日本に行って皆さんとお会いし、折り紙を楽しみ、学びたいと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いします。


◆みんなの作品展
第14回新春を飾る折り紙作品展「木の葉のささやき」
朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会/原 嘉子(埼玉県)

第14回新春を飾る折り紙作品展「木の葉のささやき」が1月3日(日)~11日(月/祝)、川口市立グリーンセンター・緑のアトリエで開催されました。今回もたくさんの方々との再会・出会いがありました。これも朝日 勇先生のご指導のおかげと思っております。遠方よりお越しいただきました方々をはじめ、ご来場いただきましたみなさまにお礼を申し上げます。ありがとうございました。


◆和紙ものがたり

連載〔第28 回〕漆塗りの日用品

 漆はウルシの木から採れる樹液です。大昔から人々は漆の防水性、耐水性、腐蝕防止、防虫効果、接着効果など多くの有用さと、塗ると出る色艶の美しさに気づいて利用してきました。新石器時代には石の矢尻を柄にはめ込んで藤蔓の皮で巻きしばり、それに漆を染み込ませて接着させていたそうです。また、5000年前の縄文時代の遺跡からは漆を塗った土器が発掘されています。
 漆加工の現場でも和紙がさまざまな用途で使われてきました。日本折紙協会のある東京都墨田区の建築漆工職人の安宅信太郎さんと、助手の恵子さんに取材のご協力をお願いしました。

●漆
 ウルシの木は湿潤な気候のインド、ベトナム、タイ、ビルマ、台湾、中国、朝鮮半島、日本など、東南アジアから東アジアで自生したり、栽培されたりしています。日本のウルシの木は高さが10mほどになる落葉高木で、6 月ごろ黄緑色の花を咲かせ、秋には美しく紅葉します。雄木と雌木があり、実からは鑞を、木からは樹液を採ります。
 木から樹液を採る作業を「漆掻」といいます。日本で漆掻ができるのは、十数年育った木です。木の外皮から木質に届く深さに切り疵を作り、20 分ほどで染み出してきた樹液をへらで掻き採ります。1 本の木から1 年間で60 ~ 250グラムほどしか採れません。
 樹液に含まれるウルシオールが漆の主成分で、日本産の漆が上質とされるのはウルシオールをもっとも多く含むからです。
 漆の特徴的な性質に、乾燥がありますが、洗濯物のように水分を蒸発させて乾燥するのとは違います。空気中の酸素を吸収してウルシオールが酸化して乾固(乾いて固まること)し、強靭な塗膜を作るもので、最適な温度は25℃~30℃、湿度は75%~ 80%です。これ
はかなり高温多湿で梅雨の季節に近いもので、「室」や「風呂」などと呼ばれる、内部が常に湿った戸棚で乾かします。

●漆加工での和紙の働き
 紙の漆器は、紙胎と呼ばれます。和紙と漆はとても相性がよく、和紙のからみあった長い繊維の中に漆がしっかりと染み込んでいきます。上の写真①の和紙コースターは紙胎のひとつです。東京スカイツリーと川をイメージした形と絵柄で、糊でうすめた漆を4 回重
ね塗りしてあり、水をこぼしても何度でも使える、おしゃれな働きものです。
 江戸時代に、「万年紙」と呼ばれる漆塗りの文房具があったそうです。筆で書くメモ用の紙で、濡れた布でぬぐうと長年使えるというものでした。文献に「泉貨紙※1の表裏を山くちなしの汁で染め、漆を一度引いてよく乾かし、ついで透明な梨子地漆※2で上塗りして、風呂に入れてうるしをからし、折本のようにたたんで用いる」と製法が記載されています。折り紙が好きな皆さんには、とくに興味深い内容だと思います。
 写真③は竹の籠に和紙を重ねて貼り、漆を塗ったものです。これは「一閑張」といわれる技法で、明の時代の中国から亡命し江戸時代の日本に帰化した、茶人の飛来一閑(1578 ~
1657 年)に由来します。それ以前にも、柿渋を入れて煮た糊で器に美濃紙を張り重ね、漆を塗ったものがありましたが、一閑が茶道具を作ったので評判になったようです。
 また、楮原料の極薄ながら丈夫な吉野紙は、高級漆塗りの漆を濾す漆濾紙として欠かせないものです。
 蒔絵は漆器を金、銀、色粉などで美しく飾る工芸ですが、その下図の転写にも、美濃紙などの薄くて強靱な手漉きの紙が用いられます。
 以上、漆加工での紙の活躍の場を紹介しましたが、この他にもさまざまな場で紙は重宝しています。

●古い伝統を新しい時代に生かして

漆の深みのある艶やかさや優雅さや温かみに触れると、優しい気持ちになれるように思います。漆塗りの伝統を今の、そして未来の人々に伝えるために、安宅さんはさまざまな取り組みをなさっています。講演活動やデザイナーと協力して、先に紹介したコースターをはじめアクセサリーなど親しみやすい商品を開発されています。
 下の写真の「和紙ランプ」は三角柱の木胎の漆塗り製品ですが、三面に和紙張りの枠がスライド状で入るようになっています。三面に折り紙を飾っても楽しめるのではと安宅さんはおっしゃっていました。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

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http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 ひなまつり


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第7 回  ひなまつり

3 月はひなまつり。女の子にとっては楽しいお祭り。段飾りのおひなさまを飾ると、部屋が何となくいつもと違って、不思議な雰囲気があったのを覚えています。それと、私のおひなさまではなかったさみしさを今も忘れていません。ですから子どもが生まれたら、段飾りのおひなさまを飾ってと楽しみにしていました。残念ながらそれは叶いませんでした。
 今では毎年のひなまつりを自分で折って飾って楽しんでいます。今年はどんなおひなさまにしてみようかと考えるのも楽しみのひとつです。
 今回のおひなさまを普段折り紙をされてない方に折っていただいたとき、少し難しいようでした。「細かいところはお手伝いしますね」とか「私の、使います?」などと尋ねて、準備して折ってきたものを渡して美しく仕上げてもらいました。いくつになってもひなまつりは女性にとって心華やぐ行事ですから。


◆ひなまつりセットHinadoll festival by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

おびな、めびな、ぼんぼり、屏びょうぶ風でひなまつりのセットを考えました。おびなとめびなの本体と袴はそれぞれ共通で、頭におびなは烏帽子を、めびなは髪をくみあわせます。袴とぼんぼりの笠は同じ折りです。(作者)


◆貝型色紙
石橋 美奈子

阪神淡路大震災(1995年1月17日)で厳しい生活をされている避難所に、この台紙におひな様を貼りお届けした当時の皆様の笑顔(おりがみの温もり)をふつふつと思い起こさせてくれる作品になりました。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 5 おひなさまのはし入れ(Hina Doll chopstick envelope)
池田 明美(author:Ms.Akemi IKEDA )

3月3日のひなまつりに使える、簡単でかわいいはし袋です。おはしを入れる部分が、もう少し長く折り出せたらよかったと思います。(作者)
This model is a lovely chopstick sleeve for Japanese Doll festival
on March 3rd. If this length were a little bit longer, it could be even
better. (Author)


ミニ知識
◇雛祭り…3 月の最初の巳みの日(のちに3 日に固定)に水辺で体を清め、桃の酒(桃葉の粉を混ぜた酒。薬効があり邪気をはらうとされた)を飲んで、穢れをはらうという中国の昔の風習(上巳の祓)が、海や川に出かけ、紙や植物で作った人形に息を吹きかけ、体をなでた後、川にながして身の穢れをおとして健康を願うという日本に古くからある信仰と結びつきました。一方、貴族の女の子たちのお人形さんごっこの「雛遊び」があり、形代(身
代わりのもの)としての人形と雛が結びついて、室町時代に上巳の節供に雛を飾るという、今の雛祭りの形式ができました。

◇菱餅…菱形ののし
餅です。菱形は水草の菱の葉っぱの形に由来します。菱形のとがった形が厄除けや魔除けの意味があるという説もあります。もともと正月に小豆を入れた赤い菱餅が供
えられていましたが、江戸時代になって菱餅が雛祭りにも供えられるようになりました。本来のお供えは邪気をはらうとされた蓬の入った蓬餅で、その由来で雛祭りの菱餅は蓬や青粉で緑色の餅を作って、緑と白の2 色で、3 枚重ねるときは上下が緑、まん中が白だったそうです。赤い色の菱餅が雛祭り用に加わるのは、明治時代になってからだそうです。


◆菱餅Hishimochi (red, white, and green l ozenge-shaped ri ce cakes)
by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

「ハートの箱」を友人に見せたとき、トランプのマークを全て創ってみてはと言われました。スペードとクラブは困難です。ダイヤはできそうですが、菱形にするだけではつまらないので三色にしてみました。(作者)


◆桃の花と梅の花Peach blossom and Ume blossom by Mr. Nobuyoshi SHO- JI
東海林 伸嘉

以前投稿した桜を手直して桃の花を作りました。ちょっとした工夫で別の作品に仕上がるのが折り紙のおもしろさだと思います。梅の花と合わせて楽しんでください。(作者)


◆ハートのお手紙入れHeart envelope by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

少しオープンなお手紙入れです。折る工程の中でハートが生まれ、ちょっと嬉しくなりました。15cm角で折ると思ったより大きめに仕上がりますよ。(作者)


◆りぼんのメッセージカード入れRibbon envelope by Ms. Takako OGURA
小倉 隆子

簡単に折れて、りぼんのシルエットがとてもかわいい作品です。季節に応じて色合いを考えて折ってくださいネ。いろいろな用途に使えて便利です。(作者)


◆ツリーのお手紙飾り Tree decoration for a letterfold by Ms. Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子


伝承のお手紙折りにさしこめる木の飾りです。折り図の14までは、ラングドシャ(写真右、『450号』掲載)と同じです。季節によって木の色を変えて楽しんでください。12月は、クリスマスツリーにもなりますよ。木をさしこむだけでお手紙が素敵になります♪(作者)


◆赤ずきんちゃんLittle Red Riding-Hood by Ms. Masumi WATANABE
渡辺 眞寿美

子どもころから親しんできた絵本の中の赤ずきんが折り紙でできた時、思わず童心にかえり喜びました。千代紙など柄物の紙で折るとずきんをかぶる女の子として楽しんでいただけると思います。胸元にリボンシールを貼るとずきんの結びとなります。(作者)


◆おってあそぼう!!

ポコポコリング
川手 章子

ポコポコと6この小さなケースのあつまりがリングとなり、ちょっと転がしてみたくなりました。遊べる折り紙作品って、いいなあ、イカスなあと思います。(作者)


◆脳 トレ折り紙
③タングラム 
石橋 美奈子

タングラムとは「知恵の板」と呼ばれるパズル遊びのひとつです。大(2 枚)、中(1 枚)、小(2 枚)の3種類の三角形と、正方形1 枚、平行四辺形1 枚の合計7 枚の板を組み合わせてさまざまな形を作ります。日本では、大正時代にハイカラな遊びとしてはやったそうです。
 タングラムは図形のことを学ぶのにとてもよい教材になりますし、人、汽車、家、生き物など工夫しだいでいろんな形が生まれ、見立てを楽しみながら情操を養います。
 タングラムでできるデザインはたくさんあります。ご紹介する中で「矢印」「重ね三角」「アラジンのランプ」「ロケット」「花」「つばめ」はオリジナルで、「ロケット」は神戸新聞で発表当時(1992 年)、話題になっていたスペースシャトルエンデバー号にちなんで考えたものです。
 15cm 角の同じ色の紙4 枚を準備してください。それぞれの板を折り紙で作るところか
ら始めます。平易な折りですが、すべての形にとじをつけて開かないように、表も裏も重なりが出ないように仕上げてあります。折り紙タングラムで脳のトレーニングをしましょう。



◆ミニ知識
◇タングラム…「知恵の板」とは、正方形、長方形、多角形、円形などの1 枚の板をいくつかに割って、それを全片使って示された形を作る遊びで、正方形から作るタングラムはその代表的なものです。もともと中国で考え出され、「七巧図」と呼ばれました。
七巧図についてのもっとも古い文献は1803 年のもので、それ以前のことははっきりしていないそうです。七巧図が19 世紀初めに西洋に伝えられて大人気となり、西洋の遊びとして定着しました。タングラムという名前も流行した当時に売り出された商品名のひとつだと考えられています。七巧図は日本には19 世紀前半に伝来しましたが、それ以前にも正方形を7片に分割した独自の知恵の板があって、その問題集『清少納言智恵板』には1742 年
の記載があります。


◆デザート皿Dessert dish by Mr. Kazukuni ENDO
遠藤 和邦

正方基本形を作り、その4隅で止めを折って広げると中央と外側に合計5か所の仕切りがある容器ができあがります。16から18が細かい折りなので、25cm角などの大きめの折り紙が実用するにもよいと思います。2を4等分で折ると中央の器部分が大きくなります。(作者)


◆NOA
読者の広場

『484号』(特集:クリスマス)宛てにいただいたお便りをご紹介します
 初めて「おりがみ頭の体操」にチャレンジします。先日、「スカイツリータウン・ソラマチ」で「おりがみカーニバル」を拝見した際、フレーベルの模様折りを使った作品が多く、「私もいろいろな模様をコレクションしてみたい…」と思ったのがきっかけです。2012年1 月号から問題を解いてウォーミングアップしました。今月号の「クリスタルヘキサゴナル」は、ねじるようにして立体にするプロセスがおもしろかったです。光に透かしてみると星形のきれいな輝きを見ることができました。「折紙講師勉強会」で土戸英二先生に教えていただいた「七福神」を色紙仕立てにしました。和紙を貼りあわせて色をつけました。紙選びが楽しかったです。今週の天気予報に、ついに雪マークが登場しました(お手紙の消印
が11 月24 日)。例年に比べ遅い初雪になりそうです。

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 「クリスタルヘキサゴナル」の作品は最後のひとひねりで底付き容器に変身し、楽しく折ることができました。60度角を折り紙で作る方法、久しぶりでした。「頭の体操」になりました。本誌で紹介されています「折紙工学」とはどのようなものか、実物を見てみたいと思いました。
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◆支部だより

秋田支部「なまはげの会」作品展示会
秋田支部「なまはげの会」支部長 畠山久子/秋田県

 2015年10月15日(木)~27日(火)、NHK秋田放送局の「ふれあいギャラリー」で、「なまはげの会作品展示会」を開きました。25名の会員が出品しました。
 来観された方が、「懐かしい」「本物の花かと思った」と楽しんでおられました。
 松尾芭蕉も訪れたという、鳥ちょうかいさん海山と、その裾野に広がる九十九島(写真2列目右側)は会員みんなで折りました。

秋田は、折り紙サークルが少ないせいか、「初めて折り紙の展示会を見ました」という方もいました。「また展示会を開いてくださいね」と心温まる言葉をいただきました。


◆三支部勉強会を開催しました
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

戸支部の三支部勉強会を11月28(土)・29日(日)に、社会福祉法人枚方療育園山西福祉記念会館で開催しました。講師に宮本眞理子先生(長崎県)をお招きし、120名を超える方が参加されました。
 1日目はクリスマスの作品を、2日目はお正月の作品を講習していただきました。美しく、可愛い作品が完成し、会場に笑顔があふれました。
 夕食後は恒例のビンゴゲーム大会。山本一彦先生(写真)の司会に大盛り上がりでした。宮本先生からも景品をご提供いただき、豪華なプレゼントに皆さん喜んでいただきました。
 宮本先生には、二日間にわたり、たくさんの作品を展示していただきました。また、金網のおりがみ「おりあみ」を使っての講習もあり、貴重な経験をさせて頂きました。初日は夜遅くまでお付き合いしていただき、ありがとうございました。
 最後に、事務局を一手に引き受けてくださった山本先生はじめ、景品のご協力をいただいた先生方にも感謝しています。皆様ありがとうございました。


◆みんなの作品展

高屋西小学校親子折り紙教室で童話をテーマに作品出展 
ハーレー静代(広島県)

今年度の高屋西小学校親子折り紙教室の「東広島市生涯学習フェスティバル」に出展した作品を紹介します。
 ここ数年取り組んでいる「読書をして世界を旅行しよう!」の今年の作品は『オズの魔法使い』でした。
 お家に戻りたいドロシーと、脳味噌が欲しいカカシ、心が欲しいブリキの木こり、勇気が欲しいライオンたちの冒険のお話しです。虹色の花畑の向こうを目指して歩き始めるところをイメージして、スタッフみんなで折りました。フェスティバル当日の会場は東広島運動公園の広い体育館なので、照明が高すぎて作品が少し暗くなってしまい、皆さんに見てもらうのにはちょっと残念でしたが、「高屋西小学校親子折り紙教室」の活動報告と同時に開いた折り紙教室には多くの方に参加いただきました。ところが、きっとおり神様がチャンスを下さったのだと思うのですが、なんと! 12月3日(木)にRCC中国放送の午後の番組「イマなまっ」に出演するという機会に恵まれ、番組の中でたくさんの折り紙作品を紹介することができたのです!
 広島では視聴率の高い番組なので、予想以上に多くの方に見ていただくことができました! 前もって小学校で取材された映像に加えて、当日の生放送にも出演するというハプニングもあり、折り紙作品をいっぱい紹介できました!年の締めくくりに貴重な体験をする事ができありがとうございました!



◆地区の文化祭で作品展 鶴嶋ひろみ(埼玉県)

2015年11月7日(土)・8日(日)に行われた東松山市高坂丘陵地区の文化祭に3回目の参加をしました。4人で始まったこの会ですが、今では28名になり十二分に折り紙を楽し
んでいます。
 年々上手になってゆく様子を地域の方々にほめていただき皆のテンションはMAX!
 私も2年続けて「おりがみカーニバル」で賞をいただき背中を押していただきました。これからも折り紙を楽しみ、折り紙の楽しさを伝えていけたらと想っています。



◆World 0rigami Report

台湾の大学で講習と展示
笹原英代(東京都)


2013年※に引き続き、翌2014年の秋にも、台湾の南なんえい栄科技大学へ講習と作品展示の依頼を受け、およそ二週間、台湾へ行ってきました。今回は、国の文科省の視察などもあり、展示作品の説明や講習と緊張しましたが、どの作品にもとても興味を示していただき、感慨深いものがありました。   ※『472号』に報告記事掲載
 学内の学生さんはじめ、地域の皆様方にも折り紙の作品を見ていただきたいとのことで、地域の皆様方にも声をかけていただき、幅広い年齢層の方々、述べ500名程の方に見てい
ただきました。折り紙も学内に徐々に浸透して、とても興味を持って頂き、今回は、鶴の基本形から、どんな作品ができるかというテーマで講習を行いました。皆、真剣に取り組む姿
に、折り紙を広める一助になれたこと、嬉しく思いました。
 折り紙から日本のことをもっと知りたいと興味を持たれ、熊本大学へ留学を果たしたと喜びの手紙が先日学生さんから届きました。将来に向け、日本と台湾を結ぶ素敵な仕事に
就いて欲しいと思いは馳せます。そのうち、会いに行ってみたいと思っています。折り紙を通じて、貴重な経験から、世界が広がっていく幸せを感じています。


◆第29回 国際交流祭 in ブダペスト(ハンガリー)に参加して
中島 進(常任理事/埼玉県)

今回、NHK文化センター主催の「第29回 国際文化交流祭 in ブダペスト」に参加してきました。ブダペストはハンガリーの首都で、中東欧最大の首都でもあり、「ドナウの真珠」と言われる美しい都市で、温泉も多く、世界遺産にふさわしい「安らぎの国」でした。

 日本から、21団体、140名参加という大きなイベントでした。日本折紙協会からは、私を含めて6名の参加でした。
 会場は、ブダペストを代表する「ヴィガドー コンサートホール」で、リスト、ブラームスなどが演奏したところ。旅程は、2015年11月26日(木)~12月3日(木)の8日間で、11月28日(土)・29日(日)の2日間がイベント開催日でした。現地ハンガリーにも折紙協会があり、私たちと共同で展示、実演しました。
 ハンガリーには親日家が多く、「おりがみ」も普及していて、我々のブースは、多数の人々に取り囲まれいつも盛況で、主催者に感謝されました。
 ハンガリーの折紙協会の皆様とも、楽しい折紙交流ができました。


午後から、会場近くの広場で、クリスマス・マーケットが開かれ、にぎやかなライトで飾られた屋台は、人々でにぎわっていました。
 楽しい時も、あっという間におわり、ウィーン経由で、日本に帰国となりました。市内観光で、ヨーロッパの伝統文化遺産に触れ、文化の大切さを痛感できた旅となりました。おり
がみも大事にしていきたいと思いました。


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その13)

 日本屈指の問屋街、江戸通り。馬ばくろちょう喰町(中央区)から浅草寺までつづくこの通りは古くから土産物のお店が軒を並べていました。『473号』でも紹介したとおり、現在JR浅草橋駅周辺は、手芸材料と人形問屋の街です。
 正しょうとく徳元(1711)年、吉德初代、尾おわり張出身の治郎兵衛がこの地に開いた人形の店から、今では東京の人形問屋の7割以上がこの浅草橋周辺に集まり、雛人形、五月人形、羽子板、破魔弓など、一年を通して道行く人の目を楽しませてくれます。


「吉德これくしょん」は、吉德十世・山田德兵衛(1896~1983、写真)が昭和の初め頃から研究資料として収集した品々を母体とする、人形玩具と文献資料などの集合体です。日本人形の祖形といわれる祓はらいのひとがた、江戸期の御所人形、節句飾りの変遷を示す古雛や五月人形、人形や玩具が描かれた浮世絵など、その数は数千点に及びます。吉德では、これらの保存と適切な活用を図るため、1980年に「吉德資料室」を開設しましたが、2014年の社屋新築を機に展示室を設けて広く一般に公開されることになったものです。「吉德これくしょん」の資料は、性質上、常時すべてを展示できませんが、随時展示替えが行われ、
また企画展も折々に開催されています。
 問屋街めぐりの際はぜひ足を運び、日本人形と玩具の歴史に触れてみてはいかがでしょう。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
月刊おりがみ484号
特集 クリスマス

◆支部だより

◆ノア・こぶし会“おりがみ展”
練馬支部「ノア・こぶし会」服部周平/東京都

恒例の練馬支部「おりがみ展」を8月27日(木)~31日(月)、おなじみの表参道「ギャラリーM」で行いました。メンバー各自の個性あふれる作品が展示され、連日多くの方々のご来場をいただき楽しんでいただきました。特に月刊『おりがみ』でおなじみの染谷淳一郎、張替亮子、青柳祥子、宮田 弘、鈴木恵美子ら(敬称略)諸先生もご来場いただきました。略儀ながら、この誌上を通じ、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。また、今年の8月の表参道は「よさこい」の本場、高知の生んだ坂本龍馬の生誕180年に当たり、「リョーマの休日」と唱いタイトルも「2015スーパーよさこい」と大きく宣伝され会場周辺は大変な人出で、その余波で会場も賑わったようでした。小川町パノラマおりがみ展を終えてさいたまのびのび支部 支部長 黒岩琢磨7月22日(水)から8月30日(日)まで休館日を除くと35日間の展示会が無事終了しました(作品詳細は『482号』P6-7参照)。多くの会員が遠方からも来場され熱心に観ていただき厚く感謝申し上げます。ユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」を使用した立派なバラをはじめ、田中陽子会員を中心とする地元の方々の作品が花を添えてくださったが、それだけではなく、働いている方が多くて会場勤務が不可能な支部会員にかわって穴を埋めてくださり汗顔の至り…。
 それにしても、過去17年間の支部作品集大成を小川町で展示できたことは20年程前の出来事と関係があるように思えます。「小川町に折紙博物館を創ろう!!」と計画していたのにバブルがはじけて全てが雲散霧消!! 大変残念な思いをしたのでした。改めて日々積み上げる歴史の重みを感じたのでした。

◆活動報告(作品展と折り紙教室)
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子/埼玉県

《1》折り紙夢工房作品展
 2月21日(土)~25日(水)、大宮第二公園で開催された「大宮公園梅祭り」に合わせて、日頃の折り紙作品の展示会を行ないました。今回は、ユネスコ無形文化遺産に登録された埼玉県の「細川紙」を使った作品や、日頃、会員が挑戦した多くの作品を展示。梅まつりに来られた多くの方々も、立ち寄ってくださり、にぎやかな展示会になりました。毎日異なるミニ折り紙教室も開催し、折り紙作りの楽しさを広めるよい機会になりました。


《2》デンマークからのボーイ・ガールスカウト折り紙教室

7月24日(金)、加かぞ須市「県立加須げんきプラザ」で、世界ボーイスカウトジャンボリーに参加するデンマークからのボーイ&ガールスカウトの子供達に、折り紙の楽しさを知ってもらう折り紙教室を開きました。
 デンマークからの子ども40名に加え、同行した大人や同年齢の日本の子供達も加わり80名を超える参加となりました。

折り紙夢工房のメンバーの指導で、「羽ばたく鶴」、「水飲み小鳥」、「おしゃべり唇」、「帽子」を全員で作り、その後10人程度の分科会に分かれ、いくつかの折り紙作りに挑戦しました。
 最初は戸惑っているようでしたが、日本の子供たちと一緒に、見よう見まねで折り紙作りに集中、できあがった時には歓声があがるなど、日本文化の一端を満喫してくれたようです。これからも、日本だけでなく、海外の人達にも、折り紙作りの楽しさを知ってもらう活動もしていきたいと思っています。
 デンマークの子供達、同行の大人達には、会員手作りのピエロのストラップをプレゼントしました。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

◆Lesson 2 サンタ(Santa)    ☆
松野 幸彦(author:Mr.Yukihiko MATSUNO)

同じ大きさの2枚の紙で作る簡単サンタさんです。立たせることもできます。また、頭に体をさしこむときに、体の背中側を正面にしてさしこむと、左手で袋を持つサンタさんになります。


◆サンタSanta by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

クリスマスシーズンとなり、サンタを折ってみました。いつも顔の部分の折り出しで苦労するので 、今回はあえて単純に重ねで処理してみました。できあがりが小さいですが、折り数もほどほど、かわいいサンタができます。ありそうでなさそうなので…。(作者)


◆ミニ知識

☆クリスマス…12 月25 日。キリスト教を始めたイエス・キリストの誕生を祝う日です。クリスマスは英語でキリスト(Christ) のミサ(mass) という意味で、ドイツ語でWeihnachten ( 聖なる夜)、フランス語でNoël( 誕生、よい知らせ)といいます。古代ヨーロッパの太陽信仰とキリスト教が結びついて、冬至の季節の12 月25 日と定められました。
☆サンタクロース…サンタクロースは人生経験が豊富で、物知りなおじいさんの姿で表されました。サンタクロースのモデルは、小アジアのミュラ(現在のトルコ西部)生まれとされる司教、聖セントニコラスで、さまざまな伝説を持ち、子どもや女性、船乗りの守護聖人とされている人物です。オランダ語で聖ニコラスは「ジンタ・クラース(SintKlaes)」で、移住したオランダ人たちがアメリカに持ち込み、ジンタ・クラースがなまってサンタクロースと呼ばれるようになりました。1822 年、神学教授のクレメント・クラーク・ムーアが「聖ニコラスの訪問」(和訳は「クリスマスの前の晩」で有名)という詩を娘のために作ります。その中で「八頭だてのトナカイの橇に乗って、茶目っ気があり、人のよさそうな顔をし、おなかの突き出た小柄な聖ニコラスが煙突から家に入りプレゼントを靴下に入れる様子」が書かれ、それがサンタクロースのイメージとして広まりました。


◆小人さんDwarf by Ms. Hiromi TAKAGI
髙たかぎ木 ひろみ

ふっくらとした小人さんです。おすわりさせたり、つりさげたりして飾ってくださいね。(作者)

◆折りくまメッセージ Bear card by Ms.Hiromi Takagi
髙木 ひろみ

くまの形のメッセージカードです。おなかの「とびら」を開いて足を下に引っ張るとメッセージが出てきます。おなかの中心が開きやすいので、シールなどでとめてください。(作者)


◆スタンド付きローソクCandle on the candlestick by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

クリスマスツリーの飾りをみんなで楽しく作って吊るす。全員参加ができる易しい折り方で考えました。赤、オレンジ、黄、ブルー、ピンクなど好きな色で作ってください。吊るす糸は濃い緑や黒など、“もみの葉”に同化する色がよいでしょう。(作者)


◆リボンRibbon by Mr. Isao KODAMA
児玉 功

このリボンは④~⑥の工程をふわっと折ることにより、やわらかな結び目らしさを表現することができます。折りやすい作品なのでクリスマスや母の日のプレゼントなどいろいろな場面に添えてお使いいただければうれしいです。(作者)


◆リボンベルBell with a ribbon by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

クリスマス飾りにかかせないベルに小さなリボンをつけました。最後に下の方だけ少し丸みをつけてコロンとさせて完成ですが、平面作品として壁面の飾りやカードなどに貼ってもかわいいと思います。(作者)


◆ツリーボックスTree box by Ms. Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子

1枚折りのツリーボックスです。小さなプレゼントを入れてオーナメントにしても素敵です。木の表は、デコレーションして楽しんでください。すき間もあるのでそこに飾りをさしこんでもおもしろいですね。Enjoy!( 作者)


◆ミニ知識

☆クリスマスツリー…キリスト教が広まる以前のヨーロッパで、冬至の魔除けとして常緑樹を飾ったのが始まりとされています。飾りつけたツリーが最初に記録に登場するのは1419 年、ドイツ南西部の山地シュワルツワルト近くのフライブルクという町です。ドイツじゅうに広まるのは1820 年~ 30 年ごろだと考えられています。
☆ベル…ツリーと同じで冬至の魔除けとして使われていたものが起源とされています。ベルはすそが広がった逆カップ状の鐘のことです。中に吊るした舌(clapper) で音が鳴ります。なお、12 月31 日の大晦日、寺では除夜の鐘をつきます。108 回撞木でたたいて、音を鳴らします。人の心を汚すもの、悩みなどをひとつひとつ取り除いて、新しい年を迎えるためだとされています。なお、鐘の表面についているいぼは、108 個あるそうです。
☆冬至…一年中で夜が一番長く、昼が一番短い日です。2015 年は、12 月22 日です。太陽の光と熱が、一年中でもっとも弱く、冬至をさかいに昼の長さが少しづつ長くなり、
日差しも増してきます。それで「太陽の誕生日」といわれてきました。
☆ガラス玉…ツリーをガラス玉で飾るようになったのは、19 世紀初めのことで、とくに赤いガラス玉はリンゴの代わりとして喜ばれたそうです。ドイツのラウシャという山の中の小さな町は、農耕などに向かない土地でもともとガラス製品作っていましたが、クリスマスツリーが普及するのにともないガラス玉を作るようになり、今ではこの町はガラスアートの町として観光名所となっています。
☆クリスマスカード…1843 年、イギリスのヘンリー・コール(ロンドンのヴィクトリア& アルバート博物館の設立者)が、ジョン・カルカット・ホースレイにデザインの依頼をしたのが世界で初めての商品化されたクリスマスカードです。1 枚1 シリングで売られ、1000 枚ほど売れたそうです。そのうち12 枚が今も残っているそうです。
☆ Merry Christmas!…「クリスマスおめでとう」という意味で、クリスマスにかわされる代表的な挨拶の言葉です。なお、相手がキリスト教徒でない場合、”Season’sGreetings!” などの表現を使います。また、 Christmas を略して、Xmas やX-mas と書くことがありますが、X はギリシャ語でXristos(クリストス)の頭文字で「油を注がれた者」という意味で、「救世主」を意味します。X’mas と’(アポストロフィー)を入れるのは間違いです。
☆遠距離恋愛の日…12 月21 日。1221 で、両側の1 が一人を、中の2 が近づいた二人を意味して、遠距離恋愛中の恋人同士がクリスマス前に会ってお互いの愛を確かめあう日とされています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『クリスマスの文化史』(白水社)、『図説クリスマス百科事典』(楓風社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『年中行事・記念日事典』(学研)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『年中行事事典』(三省堂)


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第4 回  クリスマス

折り紙で作るクリスマスリースはたくさんあると思いますが、今回は6 枚組みで、角で葉を折り出したものにしました。このリースは、同じ単体5 枚で組み合わせの位置を変えて星のリース、4 枚で額にして使ったりできます。
 まん中にできる六角形の窓の部分に、学生のころに憧れたシスターを入れて、清楚な感じを出しました。 シスターが灯すキャンドルの優しい光が皆さんの心を照らしますように。
 もっとにぎやかなリースがお好みの方は他の飾りを折って貼ってもよいでしょう。また、リースだけを折っておしまいという方は、季節の楽しいシールで飾ってみてはどうですか。


◆星のしずくStar drop by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

少しデコボコしている雫しずく形の作品となりました。キラキラした折り紙で折るとステキかな、と思います。いろんな作品に出会わせてもらって折り紙ってとても不思議で楽しみです。(作者)


◆クリスタルヘキサゴナル(水晶のような六角形★)
石橋 美奈子

たとう折り紙の技法で最後のクルッとねじると作品の中身が立体になり光に透かすと美しいクリスタルの輝き!! (作者)


◆キラキラスターTwinkling star by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

とてもシンプルなパーツ4個を組み合わせてみました。裏側も楽しめそうです。1色、2色、4色などを組み合わせていただいてもいいかなと思われました。(作者)


◆花束ケース Bouquet wrapper by Ms. Kazue ASAI
浅井 かづゑ

おりがみの花をプレゼントするときに、花束にして渡したら喜んでもらえるんじゃないかなという発想から作ってみたケースです。⑧でひっくりかえすとき、破れやすいので気をつけてくださいね。(作者)


◆バッグBag by Mr. Hideo ISHIBASHI

石橋 秀夫

もともと3D(3次元)の作品の創作に思い入れがあります。そのひとつとして本物のバッグのフォルムを持つ作品を作りたいと思いました。大きな紙で折ってください。また、いろいろなデザイン、柄の紙で折って楽しんでください。(作者)


◆新オリガミツリー
~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
大橋晧也

No.23
 【「ざぶとん+かえる」複合基本形】

 新オリガミツリーNo.23は、ざぶとん基本形+かえるの基本形です。この複合基本形は、No.22の「ざぶとん+鶴」の複合基本形よりいっそう角かどをつくることができ、その角を生かし多様な動物や虫などを折ることができます。しかし、折りが複雑になりがちで子どもたちには抵抗のある複合基本形だといえましょう。折りが複雑になることが折り紙として高度な作品だということは決してありません。簡単な折り方からも優れた折り紙作品があることも忘れてはなりません。折り紙は、彫刻や油絵のような写実性や作品の独自性(一品性)を求めるのとは違い、規則的で再現可能なのがその特徴です。したがって、複雑
な折り方やリアルな表現が折り紙として優れた作品だという考えは間違っており、それは折り紙本来のあり方ではないことをここで再確認しておきましょう。 さて、今回は花のCを子ども向きの作品として取り上げてみました。中に差し込んだ角を起こすことによって花のおしべを作りもう一つ花Aをつくりかぶせると花弁の多い花を折ることができます。一般向きの作品としてはペガサスを紹介したいと思います。ペガサス以外の子犬やゾウガ
メなどにも挑戦してみてください。
 新オリガミツリーの作品紹介は、今回で一応終わりとしますが、これまでも触れてきたようにツリーをはどこから始めてもいいのです。しかし、この新オリガミツリーで紹介した基本形からの発展は折り紙の最も大切な基本です。創作の出発点なのです。ぜひ、皆さんもそれぞれのツリーを作ってみてください。


◆読者の広場

『481号』(特集:お月見と敬老の日)宛てにいただいたお便りをご紹介します
 49 ページの書を折り紙で飾った「絆」がステキです。私も挑戦してみようと思いました。連載「詩を折る」の「童謡・赤とんぼ」では、毛筆で書いた詩に赤とんぼをそえるのもいいなと思いました。折紙師範を目指して精進したいです。新版のテキストも気になります。
愛知県 田中愛子さん

どのように組み合わせるのかなと思いながら折って「台形の箱」、3 個組、6 個組と広がり、時間がたつのを忘れてしまいました。各都道府県のキャラクターをすべて折り紙で作品化できれば、日本地図になりそうで夢が広がります。
鹿児島県 佐野由美子さん


◆World 0rigami Report

◆天国に一番近い島 ニューカレドニアで折り紙教室
倉橋聡美(ニューカレドニア)

 フランス人の夫と結婚しニューカレドニア(仏領)に移住して約2年。昨年の夏頃より折り紙を教え始めました。イベント会場や図書館などで大人から子どもまで、あらゆる人を対
象に教えています。一枚の紙で様々な形を創り出せる折り紙は「まるで魔法のよう」と好評で、大人も子供も一緒にできることから、イベントなどでは毎回多くの人がチャレンジし
てくれます。
 この8月には、子どもたちのバカンスに合わせ、ニューカレドニアの首都・ヌメアから車で北に1時間半ほどのラ・フォア市で、2週間の折り紙教室を開きました。ラ・フォア市は山形県鶴岡市と友好都市の盟約を結んでおり、日本文化にも造詣が深いようです。
 毎日、朝2時間(小さい子クラス)、午後2時間(大きい子クラス)の計4時間。何を作るか、プログラムの組み立ては大変でしたが、とても良い経験になりました。小さい子向け
にはお相撲さんの人形を作り、実際にトーナメントなどをして、折り紙を作るだけでなく遊ぶ時間も設けました。毎日何か作品を家に持って帰ることができ、子どもたちもとても喜んでくれました。


◆Oritai レポート、8月に想う
Preeti Mital、大谷加奈子(Origami Oritai隊員、インド・ニューデリー)

8月3日(月)、国際交流基金ニューデリー日本文化センターにて平和教育プログラムが開催され、現地の中学生50人がヒロシマの原爆について学び、平和への取り組みについて考
えました。
 原爆のお話の後、アニメーション映画『つるにのって』を鑑賞、そして、私達Origami Oritaiと「羽ばたく鶴」を折り、最後はスカイプにてヒロシマ平和メディアセンターのジュニアライターたちとの意見交換で締めくくられました。
 過去の出来事を学び、平和を担う次世代。活発に意見が交換されました。意見交換の間、折られた鶴を回収し、虹を描きました。この虹は5日には広島へ届けられ、広島の生徒たち
が折った20の鶴と合わせて完成。6日、平和公園の原爆の子の像に奉呈されました。
 今回の平和教育プログラムでは、遠く離れたニューデリーと広島の生徒たちが一緒に鶴を折ったり意見交換を通して、平和への思いを一つにすることができました。私たちOritai
は折り紙を通して、このプログラムに参加できたことを誇らしく思います。


◆「Japan Sun Days 2015」、ミラノで折り紙教室
相川綾子(イタリア)

今年の6月7日(日)にイタリア人のRosella Marangoniさん「日本の文化や伝統を伝える団体Japan SunDaysの代表者」が主催するイベントJapan Sun Days 2015にてソプラノ歌手としてそして折り紙講師として参加させていただきました。
 今年のJapan Sun Days 2015のテーマは、日本に原爆が落とされてから今年で70年になるということで原爆の被害者への想いそして決して忘れてはならないということが
テーマとなり私は原爆の被害を受けられ幼くして命を落とされた佐々木

禎子さんへの曲「折り鶴」などの曲をリュート奏者のClaudio Nuzzoさんと心を込めて演奏させていただきました。私達は胸が張り裂けそうな思いで演奏しそして決して忘れてはならないことだと新たに心に感じました。この「折り鶴」という曲は佐々木禎子さんへ捧げられた曲です。皆様もご存知のように佐々木禎子さんは原爆で被害を受け闘病中に1日でも病が治りますようにと願いを込めて毎日折り鶴を折り続けたことで有名です。そこでこの日は原爆被害者に対する想いを込めてたくさんの方に折り鶴を折っていただきました。
 そしてその他にたくさんの方に日本の伝統である折り紙を知っていただきたいということで演奏後には折り紙教室を開催しました。
 このような素晴らしい機会を与えてくださったRosella Marangoniさん、そしてJapan SunDaysのスタッフの皆さんに心から感謝の気持ちで一杯です。


◆みんなの作品展

絵画とおりがみのコラボ展「きょうの風・あしたの風」 
相あいおい生陽はるこ子(神奈川県)

「障しょうじがみ子紙アート油彩・南画・折り紙」のグループで「葉山芸術祭」に3回目の参加。今年は春の風が三浦半島を横断、逗ずし子(4/26~29)と横須賀浦賀(5/3~10)の2会場で開催しました。「逗子アートギャラリー」は、新緑の桜山と水のきれいな田越川沿いに、古民家「アトリエ鶴」は、開国の町、浦賀奉行所近くにあり、こて絵※1と和紙の掛け軸も特別展示され、それぞれ異なった作品展となりました。
 「さくら」「かきつばた」「あじさい」「ばら」など、絵とおりがみのコラボレーションは、「とても珍しい作品展」との声がたくさん聞かれました。スペインの思い出※2を作品にとの思いから、スペインタイルをイメージし、「星と雪の模様」をステンドグラス風に、手に取って見ていただいたりと。
 お天気に恵まれた今回の作品展に、幼児からご高齢の方まで400名近くの方々にお越しいただき、大変嬉しく思っております。


◆図書館の展示スペースで折り紙展 原 嘉子(埼玉県)

今年も3月30日(月)~4月27日(月)、近くの図書館の展示スペース
に折り紙を飾らせていただきました。今回はちょうど桜の時期でしたので、朝日 勇先生創作の「桜の花びら」付きしおりを120枚作り、「きっかけづくり」になるよう自由にお持
ちいただきました。3週ほどで完売4 4 しました。自分なりにいろいろな作品を折り、みなさんに見ていただけたことはとてもうれしいです。図書館の館長さんからお礼のお手紙と作品のプリントをいただきました。


◆連載〔第26 回〕和紙マスキングテープ

 マスキング(保護)テープとは、ペンキを塗るときなどにペンキを塗りつけたくない部分に貼ることで保護し、作業後は跡を残すことなくはがすことができる粘着テープのことです。もともとは工業用として作られ使われてきましたが、近年、文房具や手芸材料として大人気です。手漉すきの和紙で作られてきたものではありませんが、和紙マスキングテープを取り上げたいと思います。
 今回は、岡山県倉敷市に本社を構え、大正時代に蠅取り紙で創業されたカモ井加工紙株式会社と、岐阜県美濃市で美濃和紙の伝統と技術をいかしながら各種資材用原紙や機械漉き和紙の製造を行われている大福製紙株式会社にご協力をお願いしました。


マスキングテープの誕生
 マスキングテープは、貼ってはがせるように紙に粘着剤が薄く塗られて作られています。1925 年にアメリカの化学・電気素材メーカーの3M 社で研究開発の仕事をしていたディック・ドリューが、クラフト紙を使って、自動車の塗装の際に便利なテープを作ったのがマ
スキングテープの始まりです。ただクラフト紙製のマスキングテープは使い勝手の悪いものでした。
 その後、ドリューは縮緬状のしわが付いたクレープ紙に膠を浸して含ませたものに着目します。クレープ紙は伸縮性があるので車体のカーブにもなじんで
貼れ、また、クレープ紙のちいさな穴を膠がふさぐので塗料が浸透しない、優れたマスキングテープが生まれました。のちに膠の代わりに天然ゴムや合成ゴムが使われるようになりますが、クレープ紙のマスキングテープは今でも使われています。

日本のマスキングテープ
 一方、日本でのマスキングテープは塗装のマスキング用ではなく、絆創膏用の紙テープとして開発が始まりました。1918(大正7)年のM 商会(1922 年に日進合資会社に統合)による紙絆創膏と紙テープの実用新案登録が古い記録です。紙は三椏を原料としていました。
 その後、絆創膏という限られた用途から、着色紙粘着テープ、印刷紙粘着テープ、缶などの防湿シール、包装用など広がりを持った製品が生まれました。また、大正の終わりから昭和の初めにかけて小学校の「貼り絵」用教材としても普及したそうです。
 なお、アメリカのように自動車塗装マスキング用に使われるようになったのは1928 (昭和3)年ごろで、自動車塗装に吹き付け工法が導入されたことからでした。
 今回、ご協力いただいたカモ井加工紙ではマスキングテープの発売を1962年から始め、2008 年には文房具や手芸の材料としてmt(masking tape)シリーズの発売を開始しています。


◇マスキングテープに向いていた和紙
日本の紙(和紙)は楮、三椏、雁皮などの木の中皮部分の繊維(靭皮繊維)で作られ、細くて長い靭皮繊維がからみあうため丈夫で、ねばり強いのが特徴です。マスキングテープを和紙で作る場合、クレープ紙とは違い、粘着剤を塗る前に膠での処理は必要ありませんでした。さらにその薄さもマスキングテープには都合のよいものでした。
 明治時代の初めに文明開化とともに機械での洋紙製造法が伝来し、国産洋紙は政府の育成もあり発展拡大していきました。一方で、洋紙の製紙技法を和紙作りに取り入れようとする試みも増えました。1895 (明治28)年、静岡県の原田製紙は水車動力で小型のビーター(水の中で繊維を叩き紙料にする機械)と円網抄紙機で「粘剤」を使って、ナプキン原紙を作り、味わいのある和紙を機械で漉くということに初めて成功しました。明治末期から大正にかけて、和紙を機械漉きで量産できる仕組みが整っていきました。また、機械は手作業
では難しい超薄紙や長巻取り紙の製造も可能にしました。和紙マスキングテープもこのような機械漉き和紙から製造が始まりました。
 現在、マスキングテープの原料は、和紙ではなく、木材パルプや合成繊維などが主流になっていますが、和紙独特の風合いと強度は残っています。

◇折り紙の作品作りに
 和紙マスキングテープは、薄くて透けて美しいうえ使いやすいので、工作や手芸に向くものです。また紙製なので折り紙作品とも相性がよいようです。
会員のくわばらさよこさんは、折り紙作品を貼ったカードの周りをマスキングテープで飾って展示したところ、とても好評だったそうです(『478 号』P48)。
 文房具店や手芸店をはじめ100 円ショップにもさまざまな柄や色のマスキングテープが並んでいます。皆さんも今年は折り紙クリスマスカードにマスキングテープをあしらいませんか。


参考資料:『マスキングテープの本』(主婦の友社)、『マスキングテープアイディアBOOK』(ブティック社)、『機能紙』(工業調査会)、『初歩から学ぶ粘着剤』(工業調査会)、『おもしろい繊維のはなし』(日刊工業新聞社)、『紙の文化誌』(丸善)、『紙の民具』(筑摩書房)、『トコトンやさしい紙の本』(日刊工業新聞社)、『紙の文化事典』(朝倉書店)、『和紙の見分け方』(東京美術)、『和紙と洋紙』(紙の博物館)、『和紙博物誌』(淡交社)、『和紙生活誌1・2』(雄松堂書店)、『和紙文化研究辞典』(法政大学出版局)、『和紙の手帖II』(全国手すき和紙連合会)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
月刊おりがみ483号
特集 小春日和


◆車掌さんのかばん Hand bag by Ms. Shoko Aoyagi

青柳 祥子

ハンドルを少し長くしてもいいと思います。紙や柄をいろいろ変えて素敵なハンドバック(車掌かばん)にしてみてください。中に小さなプレゼントを入れてカードに貼ったりしても素敵です。しっかり口がとまるので、実用的です。(作者)


◆おしどりMandarin duck by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

おしどりのおすの美しい羽の模様を、そっくり表現できるような折り紙を見つけるのは難しいでしょう。だから実際の羽の模様にとらわれず、豪華で美しい紙を見つけて折れば、それがぴったりに見えるでしょう。(作者)


◆スフィンクスとピラミッド Sphinx and Pvramid by Mr.Fumiaki Kawahata
川畑 文昭

シンプルな見立てによる造形です。複雑に折らなくてもイメージが伝わる作品は理想のひとつだと思います。(作者)


◆グランドピアノのメッセージカードと折り手紙
Grand piano-shaped card and envelope fold by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

平面、立体と両方で使えるメッセージカードです。ピアノの発表会の案内や、プレゼントに添えるなどいかがでしょうか。同じデザインの折り手紙も考えてみました。こちらは普通の折り紙で折ります。(作者)


◆ミニ知識

○北風小僧の寒太郎…NHK のみんなのうたは1961 年に放送開始され現在も続く番組です。ここでたくさんの曲が紹介され、多くの人が歌える愛唱歌になったものが何曲もありますが、今月号の「詩を折る」(P22 ~ P23)の「北風小僧の寒太郎」もそのひとつです。この歌はもともとは同じNHK の番組「おかあさんといっしょ」で「親子で歌える楽しい演歌」というテーマで作られた曲でしたが、1974 年に「みんなのうた」で紹介されると、堺 正章の明るい歌声と軽く心地のよいリズムで大人気となりました。楽譜の冒頭には「ウェスタンの感じで」と書いてあります。

○股旅…博打打ちや芸人などが各地を股にかけて旅をして歩くことです。股旅物とは小説や演劇や映画などで各地を流れ歩く博徒(博打打ち)を主人公にして義理人情の世界を描いたものです。昭和の初めごろから股旅物という言葉が使われるようになったそうです。股旅物の博徒は、三度笠と呼ばれる顔を隠すほど深く作った菅笠をかぶっています。江戸時代、江戸と大坂間を月に定期的に3 往復した三度飛脚がかぶったところから名づけられたものです。

◆股旅 Wandering gambler by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

裏街道を歩く「ばくちうち」の旅姿は、なぜかかっこういいので、二度くふうしました。ここでのものはその最初のもので正面向きの姿です。外がいとう套の合かっぱ羽はたて縞じまが多いので、そんな模様の紙で折ると似合います。(作者)


◆ほのぼのデイケア折り紙

石倉 君代

第3 回 落葉に遊ぶ

落葉の中、元気に走って遊びまわるきつねくんと、楽しそうにおしゃべりするどんぐりくんです。深まりゆく秋の中の1 ページです。
 今回は切り込みを入れることで易しい折りになるようにしました。30 年ほど前に作ったどんぐりくんは、足や手もあって動きのあるもの。目や口をかわいく描いて表情を出してみてください。きつねは以前は1枚で折っていたのですが、難しいという声で頭と体と尾と3つに分けてみました。さらに体を前後で半分に分けてもよいかと思います。折りやすいやり方で仕上げてみてください。
 台紙は画用紙のような厚手の紙を使って折った葉っぱにしました。リボンを右につけていますが、左につけたり、まん中につけたり、位置を変えてみてください。
 教室の皆さんに一人一枚制作してもらって、それを壁面にたくさん貼って「大きな秋」を表現しましょう。文化祭のすてきな共同作品になることでしょう。


◆かさね包みWrapper by Ms. Ayako KAWATE

川手 章子

ひとつができあがった時に、大きさの異なる紙で折って組み合わせたらと思いました。大が15cm角、中が10cm角、小が7.5cm角の大きさの紙で折っています。幾人かの方にそれぞれお便りなどを入れてまとめて渡せそうです。⑨で白い部分にメッセージなどが書けます。(作者)


◆花冠 Garland by Ms.Noriko Sumida
住田 則子


最近、女の子たちの間で花冠が流行っているそうで…。まあ!かわいいと思って、ちょっと作ってみました。(作者)

◆ノブ付きケースCase with a knob by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

チリトリ型の単体を2つくみあわせてケースにしてみました。ノブが付いたケースに見え、この作品名にしてみました。両面折り紙で折るとちょっと気のきいたケースのように思われました。(作者)


◆ミニ知識

○ピアノ…鍵盤を押すとハンマーが弦を打って音が鳴ります。低音は弦を1本、中音は2 本、高音は3 本を同時に打ちます。ピアノができたころの鍵盤数は50 ~ 60 鍵、今では88 鍵あります。ピアノはチェンバロから生まれました。イタリアのバルトロメオ・クリストフォリというチェンバロ製作者が1700 年ごろ発明し、音の鳴り方を改良して、打鍵の強さによって音の強弱を付けられるようにしたのです。クリストフォリは、試作したその楽器のことを「強弱のつけられるハープシコード(gravicembalo col piano e forte)」と名づけ、そこからピアノフォルテ(pianoforte) またはフォルテピアノ(fortepiano)という名前が生まれ、さらにピアノと略称されるようになりました。弦を水平に張ったグランドピアノ(平型ピアノ)は18 世紀の中ごろ、ウィーンで作られました。グランドピアノを一般家庭にも置けるようにと改良されたものが弦を垂直方向に張ったアップライトピアノ(縦型ピアノ)で、1800 年ごろ作られました。○ピラミッド…今から約4600 年前、大王国を建てた古代エジプト人が石をたくさん積みかさねて作った国王などの大きな墓で
す。古代エジプトの都メンフィスを中心に約80 のピラミッドが集中しています。王は死んだあとも太陽の神になって永遠に生き続けると信じられていて、ピラミッドは王の死後の住まいとみなされていました。大ピラミッドの表面は、磨かれた石灰岩の化粧石でおおわれて、太陽の光が当たると白く輝いていたそうです。またてっぺんには金を貼りつけたキャップストーンが積まれていたと考えられています。ピラミッドは底面が正方形の角錐形で、4つの辺は東西南北に面しています。ピラミッドの中でもっとも有名なのが、ギザ台地に作られたクフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッドです。

○スフィンクス…スフィンクスとは「生きている像」という意味だと考えられ、頭は人間や他の動物の姿をし、体は百獣の王のライオンの姿をした想像上の動物の石像です。古代エジプトやアッシリア(今のイラクからエジプトにかけて栄えた古代国家)で作られました。もっとも有名なスフィンクスは、ギザのスフィンクスで、ピラミッドを守るために作られたとされ、カフラー王の顔をかたどって王と同じように頭巾をかぶり、太陽
信仰から顔を東に向けています。石灰岩の丘をじかにけずって建造され、全長74m、高さ20m もあります。鼻が欠けているのは風などで削られたためと、後世で軍の射撃訓練の的にされたためだそうです。
○いい夫婦の日…1988 年、財団法人余暇開発センター(現 財団法人日本生産性本部)が「いい(11)夫婦(22)」の語呂合わせから11 月22 日に制定しました。夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案し、推奨する日です。現在は「いい夫婦の日」をすすめる会事務局が実施しています。
○オシドリ…カモ科の鳥。全長48cm ほど。オスの冬羽は橙や緑色で鮮やかで美しく、イチョウの葉に似た「銀杏羽」と呼ばれる羽がはえます。メスは一年中子育てがあるので、外敵にねらわれないように全体に地味で灰褐色をしています。5 ~ 6 月に森林に囲まれた水辺で繁殖する他のカモとは違って、水辺近くの木の洞に巣を作ります。ドングリが好物だそうです。仲がよくいつも一緒にいる男女のことを「おしどり夫婦」といいますが、他のカモと同じで、子育てはメスが行い、繁殖のたびに別の相手と結ばれるのも普通のことだそうです。

●ミニ知識参考図書:『NHKみんなのうた愛唱歌集1961~1985』(NHK出版)、『やくざの生活』(雄山閣出版)、『大辞泉』(小学館)、『世界遺産ふしぎ探検大図鑑』(小学館)、『図説古代エジプト』(東京書籍)、『世界の「楽器」絵事典』(PHP研究所)、『今日は何の日?年中行事・記念日事典』(学研)、『日本の野鳥』(山と渓谷社)、『年中行事事典』(三省堂)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆ハートの箱Heart box by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

組み合わせの工程は箱の内側になるので若干組みにくくなりますが、個人的には2枚の紙を糊付けすることなく丈夫に組めるのが絆きずなを表すようで気に入っています。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 1 Paper crane(おりづる) traditional model(伝承)


◆新オリガミツリー ~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
大橋 晧也

新オリガミツリーNo.22は、「ざぶとん基本形+鶴の基本形」です。この複合基本形は、いくつもできる角かどを生かした模様や花などを折るのに便利な基本形です。なにか具象的なものを折るのではなく規則的に折っていくときにできるパターン(模様)の美しさを楽しむのもよいでしょう。ここにあげた花などはその一例です。今回は、子ども向きの作品として、くじゃくをとりあげてみました。複合基本形そのものが決して易しい折り方ではないの
で、その先は難しい技法を使っていません。子ども向きの作品としては、他にミミズクやワニの子なども面白いと思います。帆船は、角の多さを生かした形ではありませんが、白い帆の形はいろいろ変えることができます。意欲のあるお子さんはぜひ挑戦してみてください。一般向きの作品としてはカブト虫を紹介したいと思います。一枚で立派な角つのと6本の足が折れるのが特長です。前足をふんばるように折ると強そうなカブト虫ができます。


◆読者の広場

『480号』(特集:夏休み)宛てにいただいたお便りをご紹介します

昆虫やパイナップルと夏を感じる作品が多く、童心にかえって楽しみながら折りました。「デイケアで折り紙」の連載が最終回で、さびしいです。親、子、祖父母で一緒に楽しめる折り紙は、雨が続くこの季節、いいものですね。
鹿児島県 佐野由美子さん


 「くわがた」がよかったです。「ハチ」がむずかしかったです。もっとたくさん作品を載せてほしいです。図書館で折り紙の本を借りて折っています。
兵庫県 西川美佐さん


◆支部だより

大学病院で折り紙作品展( 文)山本孝子/兵庫県
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)

恒例になっています神戸大学大学病院内ギャラリーでの作品展を、5月12日(木)~7月14日(火)の期間で行いました。
 石橋美奈子支部長の作品を含め、パネル・キャラクター・カレンダー・色紙などの作品が展示されました。医師の方々、患者の方々、お見舞いの方々、学生の方々など、大勢の皆様に観ていただくことができました。


診療所で折り紙作品展
京都洛北支部「紫野折紙倶楽部」支部長 高元登世美/京都府

 洛北船岡山のふもと(京都市北区)に去年4月に紫野協立診療所が新設されました。ここの4階で毎月第4土曜日に折り紙教室を開講しています。教室の生徒さんの作品とともに
小さな展示会をしましたのでご報告します。


◆World 0rigami Report

フィリピン セブ島 ダナオとネグロス島 折り紙交流の旅小倉隆子、浦本法子、藤本祐子(文)

6月11日(木)~17日(水)、今年もフィリピンへ折り紙交流の旅に行ってきました。
 小倉さんがフィリピンの子どもたちに折り紙を教え、文房具などを贈る活動を始められてから11年目。今年もセブ島のダナオ市の日本人ホテルオーナー新留育雄さんご夫妻にお
世話いただき、1日目は孤児院で2日目は地元の教会での折り紙講習、交流をしてきました。 
 折り紙は3人でそれぞれ王冠、飛行機、風船キャッチを教えて、かぶったり、投げたり、飛ばしたり、笑顔の時間を過ごしてもらえました。
 教会では50人の定員に150人の子どもたちと大人たちも集まり、すし詰め状態。それでも一折り一折り熱心に確認しながら、まわりの仲間と相談して折る姿が印象的でした。
 折り紙の他にも、慣れないオカリナとリコーダーで日本の歌「ふるさと」「ふじ山」とフィリピンの愛唱歌を演奏したり、(某シンポジウムで使用した)アンパンマンのお面をつけてアンパンマンの折り紙紙芝居をしたり(フィリピンには紙芝居はないそうです)、浴衣の体験をしてもらったり。フィリピンの地方に住む子どもたちに、日本という国のことをを少し知ってもらえたように思います。
 ダナオの村ではまだ鉛筆1本、ノート1冊買えない家の子どもたちもたくさんいるそうです。でも多くの子が英語を話せ、手先も器用です。学びに対する意欲も旺盛で将来性を感じることができました。そんな子どもたちに日本に少しでも良い印象をもってもらうことができたら、国際貢献の一助となれたのでは、そしてそんな小さなことの積み重ねが世界の平和につながっていったらいいな、と思います。

セブ島の後、ネグロス島で94歳の母親を引きとって介護をしていらっしゃる日本人の知人を訪ねたのですが、「一日の半分寝ている」というそのお母様が小倉さん制作の鮮やかなくす玉をお渡しした時、しっかり目で追って、ご挨拶したら手を振ってくださったことも「折り紙の力」を感じた印象的な出来事でした。
 折り紙紙芝居をお貸し下さった瀬田美恵子様、文具を寄贈下さった折紙国際倶楽部の方々、プレゼントの「風船」制作やTシャツ寄贈など、ご協力頂いた方々にお礼申し上げます。
***
 セブ空港の国内線の売店で、紙細工を見つけました。この写真の他にもいろんなつなぎ方がありました。一部を分解したところ、折り紙の要素と紙細工の要素が入っていましたが、1枚1:6(約1.2cm×7cm)の小さな紙(お菓子のパッケージのフィルム状の紙?もありました)で作ってあり、細かい手作業で作られていることがわかりました。南国ならではの華やかなアクセサリーでしょう?


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その12)

今年の「おりがみカーニバル」(11月11日「おりがみの日」記念作品展)はスカイツリーのふもと、東京ソラマチで開催されます。『445号』でご案内した東京スカイツリーですが、東京おりがみミュージアムから直線距離4 4 4 4 約1kmということで、徒歩はあまりおすすめしていませんでした。街をぶらぶら散策しながらだとそれほど距離も時間も気にならないもの。徒歩ならではの発見があるかも?

よく見えるスカイツリー、とにかくこの道に沿って行けばよいのです。すぐ近くに見えますが…。

本所吾妻橋駅周辺は、商店街となっていて、退屈しません。そこに、昭和の雰囲気が漂うゲームセンターが。ちょっと寄ってみようかな…という誘惑に負けず前進。

今回は、わかりやすいAルートよりも、よりみち(実はちょっと距離が短い)Bルートがメインだったのです。
 ミュージアムを出て右方向に6分、本所中学校の手前、「着物レンタル淑よし」のショーウィンドーに和風のミニチュア家具が(B4)。「気力」の碑を見て気力をふりしぼりながら

(それほどではない)、そのまま直進、突き当たりが東駒形コミュニティセンター。最寄りの図書館だったのですが現在全面改修工事中で、2016年1月再開予定です(B7)。
 もう一本横の道には、揚げたてのコロッケがおいしい駒形軒、おこし・豆板の工場直売、中山製菓などがあり、食にこだわるあなたはこちらの道をどうぞ。

スタートから20分ほど経過、大横川親水公園には「魚釣り場」があり、ここまでくればソラマチはもうすぐ…なのですが、「折り紙カーニバル」会場のイーストヤード「すみだまち処どころ」までは、さらに5分ほどかかるのでした。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

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季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

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436号 (2011年11月01日発売)
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趣味・芸術 雑誌の売上ランキング

BE-PAL(ビーパル)

2021年01月08日発売

目次: 特別付録 コールマン“あったか”ブランケットBIG/特集 2020-2021本当に売れたアウトドア道具BEST300/野外料理の達人が伝授!ほっこり激ウマ!アウトドア鍋14レシピ

アウトドアといえばBE-PAL(ビーパル)!

  • 2020/12/09
    発売号

  • 2020/11/09
    発売号

  • 2020/10/09
    発売号

  • 2020/09/09
    発売号

  • 2020/08/06
    発売号

  • 2020/07/09
    発売号

2 美術手帖

美術出版社

最大
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美術手帖

2021年01月07日発売

目次: 特集
2020年代を切り開く
ニューカマー・アーティスト100

新進気鋭の作家から、まだあまり活動を知られていない作家まで、要注目のニューカマー・アーティスト100組を紹介する。
日本を拠点に活動する、もしくは日本国籍を持つアーティストを対象に、キュレーター、批評家、アーティストらから推薦を募った。また芸術分野のジェンダー不平等な状況を鑑み、推薦者は男女同数に依頼した。(*)
後半には、アートスペース、コミュニケーション、ハラスメント問題という3つのテーマから、アーティストと美術界の未来を探る記事を掲載。近年明るみに出た様々な問題のもととなる硬直化した権力構造に一石を投じ、新たな可能性を提示する実践を紹介する。
コロナ禍によって様々な価値観が転覆し、多様性を求める声が社会のなかで高まるいま、日本のアートシーンもまた大きな変化を必要としている。時代を刷新する新たな表現の萌芽や、アーティストたちの試みに注目してほしい。

*──ただし各推薦者にご自分のジェンダー・アイデンティティを確認していないため、推薦者と編集部の認識が異なる可能性がある。また推薦者1名からの希望により、1組は連名になっている。


SPECIAL FEATURE
2020年代を切り開くニューカマー・アーティスト100

PART1
ニューカマー・アーティスト100

浅野友理子/柳瀬安里/エレナ・トゥタッチコワ/菊地匠/関優花/
川口瑠利弥/キヤマミズキ/小川潤也/久保田智広/さとうくみ子/
杉藤良江/八幡亜樹/高本敦基/鈴木雄大/Shart &Bahk/磯崎未菜/
古閑慶治/山口麻加/本山ゆかり/泉川のはな/菊池聡太朗/斉木駿介/
水上愛美/宮田明日鹿/近藤太郎/田島ハルコ/木坂美生/前田耕平/
副島しのぶ/盛田渓太/青柳拓/濵口京子/みょうじなまえ/春原直人/
青木美紅/森山晴香/許寧/近藤七彩/大見新村プロジェクト/宮川知宙/
リリー・シュウ/幸洋子/猪瀬直哉/うらあやか/皆藤齋/東山詩織/
鄭梨愛/寺田衣里/堀内悠希/乾真裕子/阿児つばさ/畑山太志/
ジョン・パイレス/木下令子/細井美裕/平野真美/鮫島ゆい/遠藤薫/
内田望美/小林紗織/櫻井崇史/小笠原盛久/工藤千尋/臼井達也/
後藤有美/仲田恵利花/折笠良/長田奈緒/名もなき実昌/灰原千晶/
渡邉庸平/石澤英子/山本千愛/大橋鉄郎/桑迫伽奈/オヤマアツキ/
岩本麻由/高野萌美/隅田うらら/青原恒沙子/高橋臨太郎/青山真也/
Ahmed Mannan/石毛健太/ 雯婷/迎英里子/黒川岳/浦川大志/吉田山/
丸山のどか/藤田クレア/NTsKi/西永怜央菜/大野晶/川角岳大/
澤田華/寺田健人/野村由香/武政朋子/谷澤紗和子

推薦者・執筆者一覧


PART2
新時代のためのアート・プラクティス

注目の新進アートスペース
新大久保UGO/山中suplex/ナオ ナカムラ/The 5th Floor

コラム:つやま自然のふしぎ館と無美術館主義
原田裕規=文

コミュニケーションとつながり
対談:田村かのこ×布施琳太郎

ハラスメント問題
対談:荒木夏実×岩崎貴宏

論考:日本美術界のジェンダー・アンバランスとハラスメント
竹田恵子=文

ハラスメント防止ガイドライン
EGSA JAPAN=作成


SPECIAL FEATURE
平成美術
うたかたと瓦礫1989-2019
「平成」の美術はいかにして成立しうるか?

椹木野衣インタビュー
山本浩貴=聞き手

参加作家座談会
松蔭浩之×中ザワヒデキ×梅津庸一×李晶玉
筒井宏樹=聞き手・構成

参加作家グループ紹介


ARTIST PICK UP
ゲリラ・ガールズ/竹川宣彰


WORLD NEWS
New York /London /Berlin /Neuss /Insight


アート&デザイン学校ガイド
武蔵野美術大学/女子美術大学/多摩美術大学/
東京造形大学/相模女子大学 ほか


ARTIST INTERVIEW
豊嶋康子
藪前知子=聞き手


特別寄稿
公共と彫刻のために
小田原のどか=文


REVIEWS
「クルト・セリグマンと岡本太郎」展
椹木野衣=文
「ロバート・フランク ブック&フィルム 1947– 2019」展
清水穣=文

青柳龍太「我、発見せり。」(17)
平山昌尚「つづく」44話
プレイバック! 美術手帖

タグ・エイケン New Ocean: thaw
岡田杏里「Soñar dentro de la tierra」展


BOOK
月刊美術史
常備店リスト
バックナンバー案内
次号予告

参考価格: 1,760円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:880円

美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。

  • 2020/11/07
    発売号

  • 2020/09/07
    発売号

  • 2020/07/07
    発売号

  • 2020/05/07
    発売号

  • 2020/03/06
    発売号

  • 2020/01/07
    発売号

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CasaBRUTUS(カーサブルータス)

2021年01月09日発売

目次: MY HOME 2021
新しい家のつくり方

これからの暮らしと家づくり。
最新BEST 住宅サンプル集!

「新しい生活様式」が喧伝される中、住宅の価値基準も変わろうとしています。
家で過ごす時間が長くなるにつれ、リラックスできるリビングや機能的なキッチンはもちろん、建材、空調設備、通気性、生活動線、音響設備まで、住空間を細やかにチューニングしていくことの重要性が再認識されています。
そこで巻頭では、数々の美しい住宅を手がけ、新しい家のあり方を常に模索する、建築家・谷尻誠が自ら設計して2020年に完成させた自邸を大解剖。
新しい時代に向けた新しい家づくりのアイデアを集めました。

HOW TO DESIGN A NEW HOUSE
建築家・谷尻誠が自邸で挑んだ新しい時代の家づくり。
PLANNING:新しい時代に求められるのは どんな変化にも柔軟に呼応する家。
LIVING「:こもる時間」を豊かに変える 洞窟のようなほの暗さ。
KITCHEN:どこから見ても完璧に美しい、コンクリートカウンターが主役です。
DINING:インドアとアウトドア、2つのダイニングを楽しむ。
DESIGN:谷尻さん、100m²のワンルームをどうデザインしたのですか?
POWDER ROOM:ヴィンテージ色の金物や黒タイルで、上品にデザイン。
CLOSET:水回り~寝室の通路を兼ねたウォークインクローゼット。
BATHROOM1:暗めの雰囲気が落ち着くインドアバスルーム。
BATHROOM2:コンクリートに囲まれたプライベート露天風呂。
BEDROOM:こぢんまりした空間に梁や棚の水平ラインが心地いい。
DETAILS:空間の美しさを邪魔しない、〝なじむ〞ディテールが理想。

LIVING WITH NATURE
自然と暮らす家。
土地の魅力を最大限に活かした山の家。:齊藤太一(造園家、〈SOLSO〉代表)
音を楽しむ、森の中のドームハウス。:蓮井幹生(写真家)
外気0℃でも室温20℃の住空間。:古川 潤・佐藤柚香(アトリエヨクト主宰)
アートに囲まれた森のスマートハウス。:山本憲資(Sumally Founder&CEO)

BEST HOUSE 2021
最新住宅カタログ。
【PeacoQ】by UID/前田圭介
【T/K邸】by SSA/園田慎二
【SETOYAMA】by MORIYA AND PARTNERS/森屋隆洋
【K HOUSE】byトネリコ/君塚賢
【ひかり庭のコートハウス】by 杉山博紀建築設計事務所/杉山博紀
【朝霞の住宅】by STUDIO YY/中本剛 志+田中裕一・吉田昌平建築設計事務所/ 吉田昌平
【ケーブルカー】by 生物建築舎/藤野高志
【雑司が谷高橋邸】by 高橋朋之+川口琢磨
【ササハウス】by 矢部達也建築設計事務所/矢部達也

住宅デザイン建築家リスト
新しい家づくりのための 住宅ニュース2021

ホンマタカシ TOKYO NEW SCAPES
祐真朋樹 Miracle Closet
古今東西 かしゆか商店
長山智美 デザイン狩人
小寺慶子 レストラン予報
ほしよりこ カーサの猫村さん
Chill Cars 時代を超えて愛される、デザインの良い車。

参考価格: 980円 定期購読(2年プラン)なら1冊:843円

ファッション、建築、デザイン、インテリア、食、アートなど、暮らしにまつわる「デザイン」情報をお届けするLife Design Magazine = 暮らしのデザイン誌

  • 2020/12/09
    発売号

  • 2020/11/09
    発売号

  • 2020/10/09
    発売号

  • 2020/09/09
    発売号

  • 2020/08/07
    発売号

  • 2020/07/09
    発売号

4 ランドネ

エイ出版社

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参考価格: 1,000円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:500円

アクティブな女性のためのアウトドアマガジン。街が知らない感動体験、山の上で出会えます。

  • 2020/09/23
    発売号

  • 2020/07/21
    発売号

  • 2020/05/23
    発売号

  • 2020/03/23
    発売号

  • 2020/01/23
    発売号

  • 2019/11/22
    発売号

最大
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参考価格: 1,100円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:605円

山登りをやってみたいと思っている20~30代、登山雑誌になじめない40~50代の人への情報誌。

  • 2020/12/15
    発売号

  • 2020/11/13
    発売号

  • 2020/10/15
    発売号

  • 2020/09/15
    発売号

  • 2020/08/12
    発売号

  • 2020/07/15
    発売号

最大
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月刊ホビージャパン(Hobby Japan)

2020年12月25日発売

目次: 【別冊付録】ガンプラアーカイブ2020-2021
その年に発売されたガンプラや、ガンプラに関連するトピックを振り返りつつ、翌年のガンプラ展開にも少しだけ触れてみる本誌版ガンプラカタログ「ガンプラアーカイブ2020-2021」が別冊付録となります。オールカラー96ページでお届けしますのでご期待ください!!

【巻頭特集】プレイバック! “TV版”『新機動戦記ガンダムW』
ここしばらく新商品がコンスタントにリリースされている『新機動戦記ガンダムW』。
一時期は“Endless Waltz版”のリリースが目立ったが、ここ最近はHGシリーズにおけるヘビーアームズ、サンドロック改、ヴァイエイト&メリクリウス、そして「ガンプラEXPO」でのRG ウイングガンダムの発表と、なんだかTV版が盛り上がりを見せているぞ…?
ということで、本誌2020年最後の巻頭特集は“TV版”『ガンダムW』を大特集!
ちなみに、同時期にリリースされるMOOK『ガンダムフォワードVol.4』では“Endless Waltz版”をピックアップし、12月は本誌とMOOKで『ガンダムW』祭りを開催します!
見どころの多い作例と企画を準備しているので、自爆しないで待っててね! !

参考価格: 1,100円

ホビーファンのための総合ホビー誌

  • 2020/11/25
    発売号

  • 2020/10/24
    発売号

  • 2020/09/25
    発売号

  • 2020/08/25
    発売号

  • 2020/07/22
    発売号

  • 2020/06/25
    発売号

NHK すてきにハンドメイド

2020年12月21日発売

目次: 特別付録 型紙・図案/特集 手作りで楽しむおうち時間/かっぽう着で1年をスタート

丁寧な作り方解説と付録の型紙でビギナーでもすぐ作れます!

  • 2020/11/21
    発売号

  • 2020/10/21
    発売号

  • 2020/09/21
    発売号

  • 2020/08/21
    発売号

  • 2020/07/21
    発売号

  • 2020/06/21
    発売号

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NHK 趣味の園芸

2020年12月21日発売

目次: 特集 冬こそ!インドアグリーン/注目特集 縁起物植物

人生100年 植物と暮らそう!

  • 2020/11/21
    発売号

  • 2020/10/21
    発売号

  • 2020/09/21
    発売号

  • 2020/08/21
    発売号

  • 2020/07/21
    発売号

  • 2020/06/21
    発売号

9 将棋世界

マイナビ出版

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将棋世界

2020年12月28日発売

目次: 新春インタビュー 藤井聡太二冠 直筆サイン色紙プレゼント


●巻頭カラー
・新春スペシャルインタビュー 藤井聡太二冠「二冠奪取を振り返る」構成/荒井 勝
・第33期竜王戦七番勝負 豊島将之竜王vs羽生善治九段 [第5局]戦いは終わらない 記/大川慎太郎
・フォト竜王戦第4局「最強vs伝説の指宿対局」撮影/金子光徳
・第10期リコー杯女流王座戦五番勝負 西山朋佳女流王座vs里見香奈女流四冠 [第4局]二人の創作 記/馬上勇人(リコー)
・読者モニター募集2021「現代の名工 本榧将棋盤」

●プロ棋戦
・第33期竜王戦七番勝負 豊島将之竜王vs羽生善治九段 [第4局]好角を幻にした疑問手 記/大川慎太郎
・第28期銀河戦 藤井聡太二冠vs糸谷哲郎八段 [決勝]早指し克服 藤井、初優勝 記/渡部壮大
・第41回将棋日本シリーズJTプロ公式戦 豊島将之竜王vs 永瀬拓矢王座[決勝]豊島、4年ぶりの栄冠 記/渡部壮大
・第28期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負 里見香奈倉敷藤花vs中井広恵女流六段[第1局]歴史の1ページ 記/藤本裕行

●戦術特集
・指してみよう!現代の相掛かり―考え方と狙い筋を知れば意外と簡単―
 Chapter1 講座「やさしく学ぼう 現代の相掛かり」講師/大石直嗣七段
 Chapter2 好局鑑賞「盤上でプロの相掛かりを体感」

●連載講座
・徹底解析 藤井聡太 コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー
【第2回】第70期王将戦挑戦者決定リーグ VS広瀬章人八段  ガイド/谷合廣紀四段
・短期集中講座 勝又教授が帰ってきた! 居飛車vs振り飛車 対抗形の軌跡【持久戦編6】居飛車の対策・先手藤井システム編
・アマのための月刊B級ファン 【第9回】美馬棒銀(▲6九金型角換わり棒銀)前編」美馬和夫
・詰将棋を作っちゃおう「開き王手」上田初美女流四段

●連載読み物
・リレーエッセイ〈棋士と日常〉第2回「残り時間を見据えて」青野照市九段
・戦国順位戦―歴史は棋士たちに何を望むのか!―「B級1組9回戦」泉正樹八段
・将棋めし いま、むかし 最終回「市民権を得た将棋めし」小笠原輝
・昭和名棋士・次の一手〈熟練の技の譜跡〉第2回「九段 大野源一」田丸昇九段

●その他
・第79期A級順位戦予想クイズ
・クローズアップ「加藤桃子女流三段」女流名人リーグ全勝 挑戦権獲得
・電王戦を描いた話題作 映画『AWAKE』山田篤宏監督に聞く

●付録
実戦次の一手「相掛かり最前線 流行の変遷」上村 亘五段

定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:410円

幅広い内容で迫るビジュアルな将棋総合雑誌。※デジタル版についてのご注意: 付録はつきません。棋力認定問題には応募できません。懸賞への応募ができない場合があります。

  • 2020/12/03
    発売号

  • 2020/11/02
    発売号

  • 2020/10/02
    発売号

  • 2020/09/03
    発売号

  • 2020/08/03
    発売号

  • 2020/07/03
    発売号

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