月刊おりがみ 発売日・バックナンバー

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●特集 いのしし年のお正月

◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA
構成 立花澄子
第1話 十二支のはじまり
HOW THE CHINESE ZODIAC CAME TO BE.

「おりがみ日本むかし話シリーズ」のはじまり、はじまり。
 お気に入りの作品を使わせていただいたり、自分で考えた折り紙を使ったりしながら、これから1年間毎月、日本むかし話の場面を1 枚の色紙に描いて見ようと思っています。
 1月は「十二支のはじまり」。神様が動物たちに呼びかけます。「元日の朝に集まりなさい。1番早く来たものから12 番目まで、順番にその年の守り神にしてあげよう」。干支の十二支の由来がわかる、むかし話です。干支のことを考えるのは、年賀状を書く年末とお正月くらいと思い、1月号にこのお話を選びました。今年の干支はイノシシでウシやネズミじゃないぞ!とツッコミはご遠慮ください。北村惠司さんの「ねずみ」と笠原邦彦さんの「うし」を使わせていただきました。「うし」は、原作では背中をたいらにして立体に仕上げます。色紙などに貼って使う場合、足や耳やツノなど表側と裏側をずらして折った方が躍動感が出ます。ましてや、ネズミはすぐにウシの背中から飛び降りて1番になるぞ!
と思っていた訳ですから、スピードを感じられるように裏側の耳と両耳の先を折りませんでした。
 神様の家の門がどのようなものか想像するしかありませんが、キラキラ光り輝いているだろうと金紙の裏に銀紙を貼り、伝承の二そう舟から作ってみました。背景は雲の上のイメージ、フワフワキラキラの感じを生花を包む不織布を楕円形や丸く切って貼りました。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson38 
Uribo by Ms. Michie TAKAYAMA
うりぼう 髙山三千江

「うりぼう」とはイノシシの子どものことです。背中の模様が、銀泉マクワウリの縞に似ていることからそう呼ばれています。短い足のかわいらしいうりぼうを作りました。模様をかいて楽しんでください。7.5cm角の大きさの紙で折るとよいでしょう。(作者)
”Uribo” is a wild boar piglet. It is so called because the pattern on its
back resembles the stripes of an oriental melon. I made a cute Uribo
with short legs. Please enjoy drawing patterns
and eyes. It is recommended to fold with a 7.5
cm square paper. (Author)


◆いのししWild boar by Mr. Keiji KITAMURA
北村 惠司

干支ふた回り前に掲載された、人気の作品です。今回、成田光昭さん(長野県)の工夫でキバを出した形もあわせて紹介します。


◆ミニ知識

◇干支…昔の年月日の表し方で、十干(甲・乙・丙・丁・戊 ・己・庚・辛・壬・癸 )と十二支(子ね・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 )を組み合わせたもので干支と呼ばれていました。中国から伝えられ、日本では奈良時代には用いられていました。十二支のそれぞれに特定の動物、鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鳥・犬・猪を当てるようになったのは、中国の戦国時代(紀元前403 ~ 221 年)ごろからだろうとされています。
◇亥年…十二支の最後は亥(がい)で、動物ではブタが当てられています。日本ではイノシシです。ブタはイノシシを家畜化したもので、ブタを家猪、イノシシを野猪と一応区別していましたが、古い時代にはイノシシとブタの区別ははっきりとはしていなかったようです。古代の大和朝廷でもブタが飼育され食用とされていましたが、仏教での殺生禁止の教えなどもあり、その後養豚の技術が一般化しなかったため、日本では亥がブタではなく、イノシシになりました。
◇猪い の目…刳形(くって開けた穴。建築や家具の部分装飾)の名前のひとつで、その形が猪の目に似ていることから名付けられました。ハートの形に似ています。
◇恵比須…室町時代末期に決められたとされる七福神(七柱の福徳の神。恵比須、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋)の一柱です。風折烏帽子をかぶり、釣つ り竿ざおを肩に、鯛を小脇に抱えています。海の神、漁業の神、商売繁昌の神として有名で、七福神の中で唯一日本に起源をもつ神です。農業の神様としてまつられることも多く、大黒天とペアで田の神、福の神とされています。
◇大黒天…七福神の一柱です。頭巾をかぶり、大きな袋を背負い、打ち手の小槌を持って米こめだわら俵に坐っている、台所の神様です。この神様の起源はインドです。ヒンズー教の最高三神の一柱のシヴァ神とされています。この神の別名が「マハーカーラ」で「マ
ハー」は「大」という意味で、「カーラ」は「黒」です。

●ミニ知識参考図書:『十二支の民族誌』(八坂書房)、『日本の民話えほん十二支のはじまり』(教育画劇)、『全訳漢辞海』(三省堂)、『七福神の創作者』(三五館)、『「日本の神さま」おもしろ小事典』(PHP研究所)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『総合百科辞典ポプラディア』(ポプラ社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆イノシシWild boar by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

干支3回り前に掲載された「いのしし」です。⑰で体をタテ半分に折っただけでも、じゅうぶんイノシシらしくなるのですが、思い切った立体化によって、工芸品のようなたたずまいにしあがっています。


◆漢字の正月Kanji (Chi nese character) meani ng “New Year” by Mr. Ko-ich DATE
伊達光一

漢字や平仮名など文字の折り紙創作にチャレンジしています。「正」のパーツIは漢字の「止」です。やることをやめないで完成しましょう。「月」は段折りや引きよせ折りが多いですが、かがやく「月」の字を折りましょう。(作者)


◆亥のぽち袋Wild boar small envelope by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二
しっぽの先を右の写真のようにもうひと折りしてもよいでしょう。(作者)


◆末広(すえひろがり)
半田 丈直

なぜか最近、和物の「縁起物」にはまっています。あえて「扇・扇子」ではなく、「末広(すえひろがり)」と呼ぶことにしました。好きな模様の紙を使って楽しんでください。あえて折り目を入れていませんが、じゃばら折りを加えて立体感を出してもいいと思います。(作者)


◆ペタン・プク 川手 章子
ペタンとした平面から4つの辺を押しプクッと立体にできるところが楽しく思われました。くみあわせのときのりづけをしてください。(作者)


◆ぶたPig by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

伝承作品のぶた(写真右)は実に見事なものですが、背中が開いてしまうという難点があります。そこでこれを「ざぶとん折り」にして改めた訳です。そのことが耳の表現を可能にしました。(作者)


◆恵比寿、大黒天Ebisu and Daikoku, the gods of wealth by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二

2015年の折紙講師勉強会での講習作品です。今月号から何号かにわけて七福神すべてを紹介します。今回は恵比寿と大黒天です。お楽しみください。



◆読者の広場
 「フクロウ」がよかったです。羽つきにもチャレンジしました。「チャレンジコーナー」がおもしろいです。毎号掲載および誌面拡張でお願いしたいです。桃谷好英先生の科学の折り紙が好きです。分子構造の折り紙を月刊『おりがみ』に載せていただけませんか?
福静岡県 木下さん
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 「フクロウ」の目のところが何ともおもしろかったです。「エコバッグ」は大きな紙で作りました。いろいろな作品を入れて楽しくなりました。「フキゴマ」も吹いて回してみました。
東京都 阿部さん


◆北陸おりがみコンベンション報告
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔としのり憲/石川県


 2018年度の北陸折り紙コンベンションは10月6日(土)・7日(日)、新潟での開催となりました。新潟支部「はまなす」のご尽力で2日間の日程を盛況のうちに終えることができました。参加者は83名で、各講時5教室の内容で行いました。講習をお引き受けいただいた講師の皆様には厚く御礼申し上げます。
 今年は「子供と楽しむおりがみ」というテーマで半田丈直常任理事に講演をお願いしました。子供とお年寄りが共に楽しめる作品について実技を交えてお話しいただきました。講
習以外にも展示作品に力作が集まり、参加者の目を楽しませることができました。
 後日、日本折紙博物館への展示もお願いしたところ、何人もの方にご協力いただくことができました。年末年始にかけて特設コーナーを設けて展示できるよう準備を進めようと思っています。
 今年、各支部のコンベンションは、北陸と長野のほか、京都でも開催され、しだいに折り紙の輪が広がってきていることを嬉しく思っております。
 さて、毎回喜んでいただいている記念の折図集についてですが、今年は特に早くから準備にかかることができたこともあって、充実した内容にすることができ、喜んでいるところではありますが、例年より購入される方が多く、在庫が極めて少ない状況になっております。ついてはまずお問い合わせをいただき、先着順でお分けしたいと思います。完売の場合はご容赦ください。


◆練馬支部活動報告(2)教室と研修旅行
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

毎月恒例として第1日曜日の午後、生涯学習センターにて例会を開き、メンバーが交代で講師を務めで折り紙研修を行っています。午前中は一般に開放した折り紙教室を設け、折り紙の普及に努めております。

☆町内会主催の折り紙教室
 区内、田たえ柄町の町内会は一昨年から町ぐるみで折り紙教室を企画されています。本年も5月20日(日)に開催、支部より小職、松野幸彦、高山鈴子、鎌原美子(敬称略)が協力し、役員9名、参加者57名合わせて66名の方々が参加しました。大盛況で時間オーバーにもかかわらず喜ばれました。


☆親睦研修旅行開催
 本年も中村桂一氏のお世話で6月30日(土)から7月1日(日)に千葉県のサンライズ九十九里において行いました。文字通り美しい九十九里の海岸を望む会場で、到着早々折り紙勉強会に熱中しました。お楽しみの夕食会は名物の焼き蛤などを堪能し、翌朝も折り紙を楽しみ充実した2日間を過ごしました。特に女性陣は各自の部屋で夜12時近くまで折り紙交歓したとのことでした。


◆みんなの作品展

「2018おおいたチラシ・カミエコアート展」に参加 佐藤智美(大分県)
 私たち「折姫・太郎」は、大分県で活動する折り紙グループ(9名)です。
 この展覧会は、大分合同折込広告センター主催。情報収集の終わった後の新聞折り込みチラシを有効に活用しようと同社が設立した「チラシ・アカデミー」の活動の一環です。
 折り込みチラシをアートで再活用することをテーマに、2018年秋に大分県内である国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の応援事業の一つとして開催されました。

 同アカデミーが認定する「博士号」を受けた団体として「折姫・太郎」の作品【ひまわり】(川崎敏和先生のつぼみのバラ3600個で制作:110㎝×110㎝)と【おんせん県マーク】(折姫オリジナルの花2㎝角(できあがりの大きさ)3800個で制作:110㎝×110㎝)が展示されました。
 県内の小学校などで、同アカデミーが開いたワークショップに、私たちも折り紙の技術を生かして協力し、ピエロ(中島 進先生紹介)や恐竜(高井弘明先生)などを子どもたちと
制作しました。その作品も展示されています。
 捨てられてしまうチラシを再利用して、素敵な折紙作品ができあがると、子どもたちから歓声があがりました。
 同展は9月4日(火)~24日(月/休)に大分県立美術館、9月28日(金)~10月14日(日)に大分市美術館で開催。県内の約30団体がワークショップで制作した約千点の作品や1万本のエコフラワー(チラシの再利用で作った花)が展示されました。


◆World Origami Report
ランゴリガミ
明日仁見(インド・ニューデリー/Oritai 隊長)

2018年10月13日(土)、第二回ランゴリガミ・コンテストが開催され、会場は色とりどりの作品であふれました。インドではお祝いの際にお米の粉などを使って床や玄関先にデザインをするのですが、そのランゴリを折り紙で作ろうという発想で「ランゴリガミ」と名付け、去年からスタートしました。
 今回のコンテストでは国際交流基金(The Japan Foundati on:JF)ニューデリー事務所の宮本所長とともに、ムンバイからのお客様、大きな作品を作ることで有名なヒマンシューさんも審査員に。素晴らしい作品ばかりで採点が大変だったようです。全部で30近くの作品が揃い、上位3名そしてJF特別賞を決定!みんなドキドキの瞬間でした。
 前日にはヒマンシューさんによるワークショップもあり、その中で、海外にいらした際「インド人はコピーライト(著作権)を無視するから困る」と言われショックだったというお話をされました。まだまだ著作権について知識の浅い人の多いoritaiのメンバーにとっては大変厳しく忘れられない機会となったと思います。世界の皆さんの印象に負けず、いつかインドから「折り紙作家」がたくさん出てくることを願っています。
 最後に、昨年のレポート(『512号』中で、使用した作品を石橋美奈子さんの「しきつめ角」とありましたが、正確には川村みゆきさんの「ひし形のタイル」でした。この場をお借りして、訂正させていただきます。



◆高木 智 氏 収蔵資料より  解説 岡村昌夫
【資料6】
出版年:1825(文政8)年   
出版地:江戸の芝神明前の和泉屋市衛
装丁:9.5cm × 16.3cm の横長の冊子。全13 丁。
作者:仙鶴堂 一徳(せんかくどう いっとく)
『稚遊教くさ』(おさなあそびおしえぐさ)

参考図書:『折るこころ 折り紙の歴史』執筆 岡村昌夫、1999年龍野市歴史文化資料館(現:たつの市立龍野歴史文化資料館)発行

書名と内容のギャップ
 「稚遊」とは「子どもの遊び」という意味で、この本は大人の教養としての礼法折り紙などではなく、遊戯折り紙の教本であるように思わせてます。しかし、ページを繰ると、遊戯折り紙ではない、包み方や、銚子飾り、男蝶(雄蝶)・女蝶(雌蝶)の絵や説明文が掲載されているのです。
 序文に続く目次には、「七福神人物」「三十六歌仙人物」「忠臣蔵十一段続」「行列るい」「むしるい」「草木花類」「香はこるい」「品数百いろの鶴」と記載されています。また、「いろは」の「い」~「京」、片仮名の「イ」~「ス」の項目が8ページにも及んでずらっと並びます。「折形包様、童蒙(子ども)におりやすきやうに、武具馬具とも、数九十六、百三十一品、雛かた相そへ(折り見本付き)候そうろう」と序文にある通りです。
 ところが、立派な序文や跋ばつ(後書き)も付いていますが、具体的な内容はどこにも見えず、「羊ようとう頭を掲げて狗くにく肉を」の感が強い怪しげな出版物であることが判明します。折り見本が付けられた様子もない。また、「千年遊折形鏡」と題してつなぎ折り鶴の絵が掲載されていますが、これらもよく知られた『秘伝千羽鶴折形』(1797年出版、折り紙作者:魯ろこうあん縞庵、著:秋あきさとりとう里籬島)をそのまま写しているという「と
んでも本」です。しかしながら、当時の折り紙の実態を知るための貴重な資料といえるものです。


江戸の町の折り紙の先生
 著者の「仙鶴堂一徳」とはどういう人か。「仙鶴堂」といえば、日本橋通油町にあった、有名な版元の「鶴屋喜兵衛」(通称「つるき」)の屋号ですが、その店の関係者のように見せているだけで無関係と思われます。
 『新撰人物 折形手本忠臣蔵』という2枚組みの墨摺(黒一色の摺り物)が、大坂(現在の大阪)で、おそらく1800(寛政12)年以後の数年間に刊行されました。浄瑠璃や歌舞伎で人気の『仮かな名手本忠臣蔵』の12場面を25体の折り紙の人物で表現したものです。この墨摺には江戸で非合法にコピーされた版元名も刊記(奥付)もない1818~1829(文政元~文政12)年ごろの異版があり、左端に付けられた奥付の仙鶴堂一徳と同じ居住地であることから、仙鶴堂一徳が「松本一徳」と同一人物であることが推測されます。
 奥付で茅場町の薬師寺境内の片隅の借家で「盆石水画・稚遊折形」の「指南」の看板を掛けている男の姿が浮かびます。「盆石」は「盆景「」箱庭」としてもよく聞きますが「、水画」とは珍しいので調べたところ、文政8年から約10年前の文化末年に、大坂で鉢の中の水の表面に、沈まない「色砂」を静かに浮かべて絵を描く方法を発明して、御堂筋の「ざま神社」で興行し、『水画指南』という本を出した人物がいて、名を「松本一雄」といいました。その「松本一雄」が、大坂では目が出ず、一旗あげようと江戸へやってきて「一徳」と改名したのでしょう。「一雄」も「一徳」も「かずのり」とも読めます。江戸の爛熟期には「小笠原流」を名乗ってあやしげな「礼法」の指南をする元武士階級の人物は多くいましたので、ある程度は正式の礼法の素養はあった人たちだったはずですが、「一徳」の場合は、それもなく、薬師内の借家で「稚遊折形指南」の看板を掲げ、「色砂」類の販売もして生計を立てていたのです。この資料により、遊戯折り紙の先生が町にいたという事実が判明しました。




はじめてのノアブックス電子書籍です
■アルファベットおりがみ
    納所克志 著

「ORIGAMI」は世界の共通語。オシャレな名札や看板、カード、スケジュール表、メールアドレス、海外へのメッセージなど、使い道はいろいろ。アルファベットの大文字と小文字、0から9までの数字、「かっこ」などの各種記号のほか、お楽しみコーナーでは、A、B、C、それぞれの文字で始まる名前の折り紙作品も紹介しています。アルファベットおりがみの決定版。価格はWeb書店で確認してください

■おりがみ太平記  
    黒岩琢磨 著

~折り紙がいざなう
 “かけがえのない地ほし球”の物語。~
江戸時代を舞台に折り紙が大活躍する、空想冒険時代活劇。後半は物語に登場する伝承折り紙の折り図を紹介しています。(2003年2月発行の書籍を電子化しました)
※iPadでの閲覧イメージ(画面はハメコミ合成です)
はじめてのノアブックス電子書籍です価格はWeb書店で確認してください



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
801円
特集 サンタがいっぱいクリスマス!

◆陽気なサンタさんのグリーティングカード
青柳祥子

頭と体が同じ折り方で作れ、体が封筒になっています。体の後ろの三角のつまみを引っ張ると開きます。形もシンプルで気に入っています。(作者)


◆ミニ知識
◇クリスマス…12 月25 日。キリスト教を開いたイエス・キリストの誕生を祝う祭日とされますが、聖書には具体的な誕生日の記載はありません。北半球では12 月は冬とうじ至の月に当たります。キリストが生まれるずっと以前から、古代ローマ人は冬至を「不滅の太陽の誕生日」として祝っていました。その後、農耕の神のサトゥルヌス(英語ではサターン。土曜日:Saturday の語源)にちなんで、「サトゥルナリア」と呼んでお祭りを行うようになりました。また、ヨーロッパ北部でも、冬至の日に丸太を焼いて太陽を呼び戻す儀式が行われていました。古くから民衆の間に浸透していたこのような習慣にあやかって、冬至が過ぎて太陽の力が日一日と増すこの時期を、キリストの誕生日にしたのです。「愛がクリスマスにやって来た“Love came down at Christmas”」は19 世紀のイギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティの詩の一節です。また、宗教学者の賀かく来周一さんはその著作の中で、「クリスマスは、何かをすることで評価を得るのではなく、そこにいるだけをよしとすることを教える季節」と述べられています。クリスマスは時を越えて、世界中でさまざまに広がりを見せる行事となっています。


◆ソリにのったサンタのおじさん
Father Christmas riding the sled by Mr. Martin WALL

マーティン・ウォールさんはイギリスの折り紙作家です。この作品が『おりがみ8号』に掲載されたころは大学生でした。


◆サンタボックスSanta box by Ms. Harumi TAKEI
武井春美

2つのパーツが、最後にピタッリはまるところが気に入っています。「内箱をもう一つ折る→外箱の背中側に入れる→⑨を折る」と、背中のすき間もなくなり、箱としては使いやすくなります。立てて飾るだけでもかわいいです。(作者)


◆ミニ知識
◇サンタクロース…クリスマスの贈りものの運び手として有名です。サンタクロースのモデルは、小アジア(現在のトルコ)にいた初期キリスト教の司教の聖セントニコラウス(3世紀後半生まれ)とされています。聖ニコラウスは人助けの伝説を多く持ち、あらゆる階層の人々の間で「聖ニコラウス信仰」が盛んでした。16 世紀の宗教改革で聖人信仰が禁止されますが、オランダでは根強い信仰が続き、新天地を求めて移民したオランダ人たちがアメリカ大陸に持ち込みました。オランダ語での聖ニコラウスの「Sinterklaas(シンタ・クラース)」がなまって「サンタクロース」と呼ばれるようになったと考えられています。1821年にアメリカで出版された『子どもの友(The Children’sFriend)』は、サンタクロースの絵(毛皮のコートを着たおじいさんのサンタクロースが一頭立てのトナカイの橇そりに乗った絵)が最初に掲載された本で、あわせて詩も掲載されています。その詩の中でサンタクロースと北欧の冬が結びつき、トナカイと橇、サンタクロースが「聖ニコラウスの日(12 月6 日)ではなく、クリスマスイブにやって来ることが紹介され、サンタクロースの歴史を知るうえで重要な資料となっています。1862 年、アメリカの政治風刺画家トーマス・ナストが「まんまると太った、笑い顔で白いヒゲを伸ばしたおじいさんのサンタクロース」を描き、現在の一般的なサンタクロース像ができあがりました。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson37 Banzai Santa (Happy
Santa Claus)by Mr. Susumu NAKAJIMA

この作品は『おりがみ424号』(2010年12月号)で「サンタクロース」という作品名で紹介されたものです。「バンザイサンタ」という愛称で人気の作品ですので、その愛称で再掲載します。手の部分を出す⑦⑧が少しわかりにくいですが、⑨のとおりに白い三角が4つならぶように折ってととのえましょう。下の写真のように、三角に折った紙に貼ったりして「サンタツリー」を作って楽しめます。
This model was presented as “Santa Claus” in “Origami No.424”(December 2010). This model is posted here as “Banzai Santa”because it is well known with this nickname. It may be difficult to make hands in step ⑦ and ⑧. Please fold four white triangles in line as shown in step ⑨. You can make a “Santa Claus Tree” by posting this
model on a triangle formed paper as pictured below.


◆トナカイ、ソリ、サンタ袋Reindeer、Sled and Santa bag by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

正面から見たトナカイとソリです。ソリにサンタクロースとプレゼントを入れてソリの前にトナカイを並べて飾ってください。⑭でツノを立てるのが難しいですが、ツノの根元を押さえて先を引っ張って垂直にしてください。(作者)


◆雪のこどもSnow fairy by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

雪のこどもたちが首にリボンをつけ、帽子を頭にかぶっているように思われました。人間のこどもたちにも〝一緒に外で遊ぼうよ〟っていいそうです。いく人も折って作ったりしたら、元気に飛び跳ね回ることでしょう。スノーマンのこどものようでもあります。(作者)


◆天使Angel by Ms. Lore SCHIROKAUER
ローラさんはアメリカの折り紙作家です。1990年当時、大阪府の石橋美奈子さん(現・のじぎく兵庫支部長)は、彼女の招きでニューヨークで個展を開催しそのお祝いにこの作品をプレゼントされたそうです。1990年10月28日の神戸新聞でも紹介されました。


◆ハンドバッグHand bag by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

ふっくらとしたシルエットがかわいいバッグです。持ち手とバッグ本体の色の組み合わせもお楽しみください。(作者)


◆正三角形の木Tree by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

表裏ほぼ同じ形で自立するのがよいところです。(作者)


◆編み込み風リース
住田 則子

単体は「魚の基本形」に少し手を加えただけの簡単なものですが、つなぎ方で編み込んであるように見えるなあと思いました。クリスマスの飾りにどうでしょうか。(作者)


◆くるみWalnut by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木ひろみ

15cm角で折ると、リアルな大きさになると思います。⑪で立体に仕上げるとき、適度に溝を残して広げるとそれらしくなります。中身をうまくしまって、小さく折った折り紙作品を入れて、⑱でねじる部分にひもをつけてつるして飾るとクリスマスのオーナメントになります。(作者)

◆くまさんBear doll by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳祥子

頭と体を「鶴の基本形」でつなげたところ、足が開きしっかり立つところがよくできたと思います。首のところにリボンをつけたり、楽しんでください。鼻は体の1/8より小さめの方がくまらしくなります。1/8より大きいとコアラのようになります。(作者)


◆ミニ知識
◇クルミ…山や野の日当たりのよい林や川沿いに生える落葉高木です。クルミの名前の由来は樹皮を黒の染料として利用したことから実を「黒実」と呼んだことにちなむそうです。日本でも古くから、固いカラを割って取り出した種子(仁じん)からクルミ油をとったり、そのまま食べたりしていました。脂肪やタンパク質に富み栄養価が高い植物です。木材は固くて衝撃に強いので、家具やスキー板などに利用されます。西欧ではクルミは固いカラに包まれていることから生命や不滅のシンボルと考えられています。結婚式やクリスマスに豊かな実りと子宝を願ってクルミを贈ります。なお、「くるみ割り人形」とよばれる、兵
隊の姿をした木製の人形があります。歯の部分にクルミをはさんで割る道具です。ドイツのホフマン原作『くるみ割り人形とネズミの王』をもとにロシアの作曲家チャイコフスキーがバレエ音楽を作りました。クリスマスの季節の定番演目になっています。

◇冬至…二十四節気のひとつで、12 月22 日ごろ。2018 年は12 月22 日。一年中で昼の時間がもっとも短い日で、かぼちゃや小豆粥を食べる風習があります。かぼちゃは冬至の日に食べると中ちゅうふう風(脳血管障害)にならず、風邪をひかないという言い伝えがあります。かぼちゃがカロチンやカリウム(塩分を排泄し、高血圧予防に役立ちます)などを多く含み栄養価が高いからです。小豆は、赤い小豆には邪気を払う力があると考えられたからです。なお、二十四節気とは黄こうどう道(地球から見て一年かけて地球の周りを1 周する太陽の天球上の道)を春分を基点に24 等分した暦で、中国の黄河中・下流域の気候を基準にしているために日本の季節とは異なるものもあります。
◇ユズ…中国原産のミカン科の常緑低木です。もともとは「柚ゆ 」が木の名前で、「柚ゆず子」はその実をさしました。枝や葉のつけ根にトゲが多く、でこぼことした酸味が強い実をつけます。冬至のころは、寒さで体調を崩しやすい時期なので、血行をよくする効果があるユズを浮かべたお風呂に入るという習慣があります。

●ミニ知識参考図書:『クリスマス百科事典』(柊風舎)、『クリスマスの起源』(教文館)、『クリスマスの文化史』(白水社)、『サンタクロースの謎』(講談社)、『誰も知らないクリスマス』(朝日新聞社)、『イェンセン家のクリスマス』(文藝春秋)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『木の実の呼び名事典』(世界文化社)、『草木の種子と果実』(誠文堂新光社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『総合百科辞典ポプラディア』(ポプラ社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆ゆずYuzu by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳祥子

冬至にはゆず湯。お正月料理にもゆずは大活躍。ゆずをいただくことも多いので、お礼状にも使えるように考えました。(作者)


◆読者の広場
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 「ミニカー」、「一枚でミニバラ」、「高木智氏収蔵資料紹介」がよかった。重陽の節句にちなんだものも見たかった。ハバロフスクへ行きました。7 回目です。バス代が30 ルーブルに上がっていました。
東京都 千葉さん
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 「田中具子さんの色紙作品展」がよかったです。「支部だより」の「兵庫県民会館講座合同展開催」で、いろいろな作品が見ることができてよかったです。今度も展示かでいろいろな作品が見られるといいですネ。あじさい折り、フレーベルの模様折り、フチモトムネジさんのオリロボ、オリガミロボットを折りました。
 三重県 堀木さん
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◆支部だより
「ひろしま盆ダンス」折り鶴教室
広島支部「アトムクラブ」支部長 佐藤 恵/広島県

2018年8月11日(土/祝)に、広島県広島市中区の旧広島市民球場跡地において、中国新聞社主催の「ひろしま盆ダンス」という体験型国際平和イベントが開催され、私たち日本折紙協会広島支部のメンバーも折り鶴教室のボランティアとして参加しました。
 「ひろしま盆ダンス」は、被爆から1年後の夏に廃墟の広島の街で平和と復興を誓った「戦後供養盆踊り大会」を、72年ぶりに復活させたイベントです。この日は約1万5千人が訪れ、会場は熱気に包まれました。
 折り鶴ブースでは、伝承の「折り鶴」のほか、アレンジとして「はばたく鶴」も紹介しました。動きのある鶴はとても興味を持たれ、ほとんどの方が挑戦されていました。
 外国の方の参加も多数あり、翻訳機を使って会話をしたり、折り方を説明しながら一緒に折っていきました。テント1つ分のスペースで始めた折り鶴ブースでしたが、予想以上の参加者があり、増設して対応するほど大盛況でした。
 できあがった折り鶴はワイヤーに通し、平和への願いを込めながら、折り鶴のモニュメントに吊して行かれました。
 どの方も目をキラキラさせて折られる姿を見て、ORIGAMIが日本だけでなく世界で通用するコミュニケーションツールであると再認識した1日でした。


◆神戸支部活動報告
  神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

「たのしい おりがみ」講習会を開催
 6月17日(日)、兵庫県立生活創造センターにて、講習会を今年も開催いたしました。
 当日は父の日でしたので、プレゼントになるような作品にしました。今年完成した「神戸タータン折り紙」を使ってネクタイを作り、コピー用紙で作ったシャツに貼りました。
 参加者の方から、完成したホットドッグとビールを中に入れるとちょうどよいですねと教えられ、なるほどと思いました。

「夏休み こどもセミナー」に参加
 8月5日(日)、兵庫県立生活創造センターにて講習をしました。たくさんの登録グループさんたちと一緒に参加しましたが、折り紙は特に人気で、机を追加して対応しなくてはいけないことになりました。
 メンバーも総動員で、時間の限られたお客様にも作品を完成していただき、賑やかな講習会となりました。毎回お越しになるお馴染みさんもおられ、楽しみにしてくださっていて有難いと思います。
 秋に向けて次々講習会があります。メンバーの健康を祈りながら、準備をしています。


◆練馬支部活動報告(1)作品展を開催
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

恒例になっている支部の展示会を、表参道クレヨンハウスにほど近い
「ギャラリーM」で、8月25日(土)~29日(水)の5日間開催。メンバー各位の個性が深く表わされた多彩な作品が展示され、連日猛暑にもかかわらず、メンバーの関係者をはじめ多くの方々にご来場いただきました。特にいつもながらの青柳祥子先生、張替亮子先生(ともに埼玉県)や、遠くは香川県の髙こうち智千鶴子先生、静岡県の山梨明子先生、長野県の武井春美先生など、足をお運びいただきました。この誌上をお借りして厚く御礼申し上げます。
 展示会終了後、会場近くの新潟県アンテナショップ、表参道新潟館ネスパスで打ち上げ兼反省会を行い、無事終了いたしました。


◆World Origami Report
ハンガリー折紙協会30周年コンベンションレポート
    青柳祥子(埼玉県)

今年で30周年を迎えるハンガリー折紙協会のコンベンションに、スペシャルゲストとして招待されました。
 ここ数年は、複雑な形を創作する折り紙作家を招待していたそうなのですが、ハンガリーのメンバーの7割が幼児教育に携わっていることから、基本形から比較的簡単に折れ、遊べる作品の多い私が推薦されたようです。大変光栄なことでした。
 1日目:8月10日(金)
 1日目は午前中のケチケメート市グループ観光です。9:00からおもちゃ博物館を訪問しました。
 1984年から1986年に日本の美術史家石川みつのぶ氏とその奥様サシスカさんが、日本のおもちゃの入った箱をこの博物館に送りました。中には、木製の独楽、紙風船、ひな人形、折り鶴、折り紙用紙、子ども向けの絵本などが入っていたそうです。始めはその「紙」を何に使うかわからなかった

そうですが、入っている本などを見て折り紙のための紙だとわかったそうです。そしてハンガリーの折り紙愛好家が初めて折り紙のサークルを作ったのが、1988年1月、このおもちゃ博物館でした。それが今から30年前というわけです。元代表のジュジャンヌさんが、30年の思い出を語り、それから会長のユディットさんが遊べる折り紙を3種(親子バッタ、尺取虫、コトコットン)紹介しました。続いてTheCifra Palota(美術館)、Leskovsky(楽器博物館)を巡り、鑑賞しました。
 17:00~18:00「ゲスト青柳祥子と一緒におりがみ」の時間です。「フィリップアイランドにフェアリーペンギンを観に行こう」というお話折り紙をしました。紙飛行機やヨットに乗って旅をしながら、フェアリーペンギンに会いに行きます。約100名参加で楽しんでもらえました。
 18:00~21:00には、広いレストランで、開会式と夕食会が行われました。座席には30周年記念の指輪が置いてありました。歴代の会長が30年の思い出をバトンタッチで語り、貢献者が次々に表彰されます。今までのゲストの映像など歴史が駆け足で上映されました。そのあと、私がハンガリー語で一言挨拶し、三角形からできるテトラバックを講習しました。なんとそのあと私も表彰され、夕食の時間になりました。
 2日目:8月11日(土)
 午前、午後3コマずつ計6コマ教えました。ひよこ、太陽、バラ、テディベアー、ペンギンのペン立て、三角柱の箱、おすわりわんわん、ブルドック、フードボール、骨など。
3日目:8月12日(日)
 2コマ教えたあとで11:00からジュジャンヌさんの講習を受けました。今回ずっと講習する側だったので、他の教室には1つしか行けず残念でした。
 12:30からは閉会式そして解散です。ポーランドのおりがみグループの方たちとも仲良くなりました。作家さんたちのレベルが高く、折り紙を教育に取り入れてとても勉強熱心でした。
 最後の日は、ドナウ川をはさみ夜景を楽しみました。


●みんなの作品展
◆「メルヘンの絵おりがみ展」を終えて 朝日 勇(埼玉県)

去る8月7日(火)から9月2日(日)まで、比ひき企郡小川町の埼玉伝統工芸会館にて個展を開催しました。今夏は異例の猛暑の連続で、どなたも外出が鈍りがちの中を遠方各地から多くの方々にご来展いただき、誠にありがとうございました。会場の関係で多くの出展要望があり、色紙並びにパネルの両作品数120点程になりましたが、色紙作品では折しも出版された新刊書※の内容に合わせ、「こども」中心の作品群を展示しました。残念ながら出展者自身、暑さ負けになり皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。その間1日だけ会場に出向いた折に、幸運にも西横浜支部ご一行様と遭遇し素晴らしい思い出時間をいただきました。おりがみ関係皆様の平素のご支援に心から感謝を申し上げます。

◆原市公民館まつりに参加して 臼田鏡子(埼玉県)
5月12日(土)・13日(日)、「原はらいち市公民館まつり」に折り紙同好会の仲間と参加しました。今年は公民館まつりのポスター作りから参加させていただき、うれしいやらびっくりするやら…。共同作品として黄色い舟を折って「ひまわり」、桃色の椿を折って「たちあおい」、ポスター作りに使った作品も盛り込み「夏の花畑」ができました。これは搬出のとき、「ほしい方にあげます」と言ったら、「わー、ほしい」と手をあげてくださった方にさしあげました。保育園に勤めている方で、後日、園長先生から「子どもたちがとても喜んでいます」とていねいな礼状とスナップ写真が届けられました。プレゼントコーナーもたくさん用意しましたが、どんどんなくなりうれしい悲鳴でした。見るだけでなく体験コーナーも広く、みんなで精一杯応対しました。


◆高木 智 氏 収蔵資料より  解説 岡村昌夫
【資料5】『欄間図式』(らんまずしき)
出版年:1734(享きょうほう保19)年   
出版地と出版社:江戸日本橋の須原屋茂兵衛(すはらや もへえ)と大坂心斎橋の大野木市兵衛(おおのき いちべえ)の共同出版
装丁:18.5cm × 25.7cm。枕まくらぼん本(半紙を縦に二つ切りにし、袋ふくろと綴じした横長の本)。上(見開き14 図)・中(見開き14 図)・下(見開き14 図)の全3巻の下巻の13 丁ウラと14 丁オモテの見開きに掲載  
作者:大岡 隼人(おおおか はやと)


欄間の図案に折り紙の図
欄間は、日本家屋の建築様式で、天井と鴨かもい居の間に通風と採光のために設けられ装飾も兼ねた部分です。『欄間図式』は、欄間の透かし彫りのデザイン集で、3巻本の下巻に「折形」の模様の欄間の図が収録されていて、折り紙史上重要な資料となっています。

折形と折りすゑ(え)
説明書きをわかりやすいように漢字や意味を補足して以下に記します。「おりかた(折形)のもやう(模様)、さまざま(様々)あるべし。近くは、つる、こもぞう、にふね、たまてはこ、おりかうつゝみ(折り香包み)のおりすゑ(折居)のたぐひなり。このづ(図)は、小ざいく(細工)なきものゆへに、所によらば、けづり(削り)立てはあさあさしき事あるべし。杉のいため(板目)を、さくらすり(桜摺り)、あるいはすなすり(砂摺り:砂状の研磨材で磨くこと)など、または焼き切りなどもしかるべし(よろしかろう)」。
 説明書きには「鶴、菰僧(後世の奴やっこさん)、荷船」のいわゆる「遊戯折り紙の3点セット」以外に実用折り紙の「玉手箱」と「折り香包み」があげてあり、さらに絵の中には説明書きにはない「足付き三方」も描かれています。
 京都や大坂などの上かみがた方では「折りすえ」を折り紙一般のことを表す言葉として使っていました。一方、『欄間図式』の説明書きでは遊戯折り紙と実用折り紙を併せた全体を「折形」と呼び、「折り香包みの折りすゑ」で折りすえが折り紙一般でなく「折り香包み」のような実用品に限定されたものの意味で使われています。おそらく箱を平面的に折り据す えたということで、これが「折りすゑ」のもともとの意味なのでしょう。漢字では普通「折居」と書き、現在でも香道や茶道で使われている紙の容器です。 
 『欄間図式』の絵の左端下に切れている図が、「折り香包み」のように見えますが、下に2か所出ている角があって断定はできません。意見が分かれるところです。

ユニット折り紙の最古の資料

 「たまてはこ」、漢字で書くと「玉手箱」と称されたものは、2か所描かれているサイコロ状のものです。これは、ユニット折り紙の最古の資料です。この作品について以前の私見では、伝承の「糸入れ(めんこ)」の背面にある正方形を対角線でバッテンに切り、同じもの6枚を貼り合わせて、どの面からも開けることのできる不思議な箱として、明治時代以降も伝承されてきたものとしてきました。
 しかし、10年前の2008年に、江戸時代末期から明治初めの箏奏者の「葛くずはら原勾こうとう当」の遺品の折り紙に出会ってから、1:5の細長い紙から折る単体6枚を組んで作る作品と解釈を変えました(『おりがみ401号』『おりがみ402号』掲載)。この作品には糊づけは必要なく、江戸時代から昭和時代までは確実に伝承されていた作品でした。渡辺保平著『小学手工大全』(1930年)に「組合四角」の作品名で出ていまし
た。また、本多 功 著『The World of Origami』(1965年)に「MysteryBox」(その後1969年に日本語版『日本のこころ 伝統折紙』に「六色組み合わせ箱」)として紹介されています。ただし、両者とも厚紙使用が前提で幅に厚みを考慮した長さが提示されています。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 ユニットと花

◆飾りのない篭かごめ目ボール Woven pattern of ball by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英
この作品の単体の裏側を表にして立体的に仕上げて「篭目ボール」(写真下I)と名付けています。組んで二そう舟のような形にしていくこのつなぎ方は幾何学的な構造体を作るのに向いていて、1960年くらいからさまざまな作品を作っていました。下の写真IIのように単体を6個よりたくさんの組んでもよいでしょう。(作者)


◆手まりTraditional Japanese handball by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学
伝承作品やっこさんから折るユニットのパーツをもとに色々な模様を創り
出してみました。( 作者)


◆玉手箱Treasure box(Traditional model)
伝承

江戸時代から昭和時代まで伝承されていた作品です。ユニット折り紙でもっとも古い例です。かたい紙で練習して、ふつうの紙で折りましょう。折り紙歴史研究家の岡村昌夫さんの工夫による折り方で紹介します。



◆ワンダーユニットWonder unit by Ms. Gianna ALICE
Giannna ALICE
2種類の単体を組みます。単体は易しいですが、組むのが少し難しいです。60枚を組むこともできます。挑戦してみてください。(作者)


◆折り紙ドリーム・キャッチャーVer.I
山本 勝博

ドリームキャッチャーとは北米先住民のお守りで、丸い枠に糸を網目状に張ったものです。それをイメージして、ユニットで作りました。枕元にかけておくと、悪い夢は引っかかり、よい夢だけが通り抜けてやってくるとされています。(作者)


◆シルクハットのうさぎRabbit top hat by Mr. Edwin CORRIE
Edwin CORRIE

シルクハットの中からウサギが現れるマジックが、折り紙で表現されています。あのマジックは、お客さんからは見えない台の下などに隠して置いたウサギをマジシャンがさっと帽子の中に入れるのが種あかしだそうです。


ミニ知識

◇シクラメン…シリアからギリシアが原産とされるサクラソウ科の球根植物で、日本には明治時代に渡来しました。赤、桃、白、赤紫などの花色があり、冬に鉢植えで楽しまれます。葉の間から太い花茎を伸ばし、その先に5 弁の花を一輪下向きに咲かせます。開花すると花枝の方に反り返ります。シクラメンの花の名前はギリシア語の「旋回する(サイクル)」に由来し、野生種の花茎は花が散ったあと一回転するからだそうです。1975 年に「シクラメンのかほり」という歌謡曲が大流行しましたが、一般に栽培されている大輪種のシクラメンには香りはなく、香りがあるのは野生種やミニチュア種です。近年、品種改良で香りのある大輪種が作られています。

◇ケイトウ(鶏頭)…ヒユ科の一年草で、秋に赤、紅、黄、白などの色の花を咲かせます。熱帯アジアやインドが原産で、日本へは奈良時代に中国から渡来したとされています。花が雄鶏のトサカに似ているので、鶏頭と名前がつきました。花軸が扇状や帯状に広がり、その両面に小さな花がびっしりと咲きます。昔は染料として使われ、「韓からあい藍」とも呼ばれていました。
◇シルクハット…西欧の男子の礼装用帽子で、黒色の絹(シルク)仕上げのものが正式なことから名付けられました。てっぺんが平たい、円筒状の形をしています。

●ミニ知識参考図書:『花おりおり』(朝日新聞社)、『花と樹の事典』(柏書房)、『花を愉しむ事典』(八坂書房)、『川原慶賀の日本画帳』(弦書房)、『大道芸人』(ビレッジセンター)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆ドレスの人Woman in dress by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

スカートのフンワリ感はお好みで広げたり、タイトにしたりも楽しめそうです。ヘアースタイルを少しだけ工夫してみました。お好みの折り紙で楽しんでくださいね。(作者)


◆シクラメン Cyclamen by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

花の口は下向きに開いているのですが、花弁がそり返って上向きになるので、花弁の内側が外になっています。和名の「カガリビバナ」は花の形に由来し、一方、「ブタノマンジュウ」という名前は球根からついた名前でしょう。(作者)


◆ケイトウCockscomb by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

写真の花は折り図のできあがりにひと折り加えたものになっています。折り図を参考に形よいケイトウを作ってください。


◆輪鶴Crane to circle by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

用紙は下の図のような対角線が2:1のひし形を使います。正確に測って切ってもよいですが、私がいつもやっている切り方から紹介します。ワインなどをプレゼントする時には、リボンをつけてビンにかけて贈ると喜ばれます。ひもをつけてクリスマスのオーナメントにしたり、立てて飾ることもできます。(写真P35右下)(作者)



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson36  Frame and Box Traditional model

この作品はヨーロッパの伝承折り紙で、ドイツのフレーベル(1782-1852。世界最初の幼稚園を設立したドイツの教育者)やその弟子たちの幼稚園で使われた折り紙の中にあったものと考えられています。Eleonore Heerwart増補『Course of papar-folding』(London Charles & Dible 1895年発行)には折り方が説明してあり、額から箱に変化させています。平面の額の中の部分を引き出して、立体の箱にするという工程が面白く、1999年に折り紙のイベントで紹介しました。(紹介者:岡村昌夫)
This model is one of the European traditional origami. This is believed to have been used in the Froebel and his disciples’ kindergarten in Germany (Froebel is a German educator who established the world’s first kindergarten, 1782- 1852).
The book “Course of paper-folding” (an enlarged edition by Eleonore Heerwart, issued in London Charles & Dible 1895) explains the way to change the model from a frame to a box. The creative process of pulling out the inside of a plane frame to make a three-dimensional box was presented in an origami event in 1999 by Masao Okamura.



◆読者の広場
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 「ひまわりの花」は見てもよし、折って遊んでも楽しかったです。「てんとう虫」もワクワク、ドキドキしながらしあげました。「クローバー」に苦労しましたが、できあがったときには達成感を味わいました。
 神奈川県 坂下さん
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 「クローバー」を折って、ハッピーな気分に!!「てんとう虫」も折ってみたくなりました。地震、大雨、猛暑そして台風。気候が安定していて夏休みの1 番楽しいときなのに…。おかしいですね。明け方まで猛烈に風が吹いていて寝られませんでした。
京都府 井上さん
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◆2018折紙シンポジウムin山形 レポート


◆World 0rigami Report
映画祭で花の折り紙ワークショップ
Maritina Ferro-Casagrande(イタリア)

私はイタリアのトリエステに住むNOA会員で、2016年に、折紙講師の資格を取得いたしました。
 この度、近隣のウーディネという町にて、ファー・イースト・フィルム・フェスティバルという大規模なアジア映画祭の開催に合わせ、4月28日(土)、CASA TONIN(I 中央広場にほど近い高級インテリアショップ)で折り紙のワークショップをさせていただきました。
 この他にも、月に一度トリエステにてワークショップを開催しています。今後も『月刊おりがみ』誌上にイタリアでの折り紙活動を紹介できればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。


◆支部だより
支部20周年記念作品展巡回開催
草加越谷支部「しらこばと」(支部長 中島 進) 取材:編集部

『517号』で紹介した、日本折紙博物館(石川県加賀市)での展示を終えた作品が、7月29日(日)~8月31日(金)、支部例会の会場でもある埼玉県越谷市蒲がもう生の「和紙の中野」2階、ギャラリー通あけび草で展示されました。


◆みんなの作品展

ベトナム友好折鶴アート
ハーレー静代(広島県)

本年(2018年)は、日本ベトナム国交樹立45周年記念の年であり、なおかつ 広島ベトナム平和友好協会(HVPF)設立10周年記念に当たる年でもあり、記念事業に係わる「折鶴アート」の依頼を2件受けました。 一つ目は HVPFの「シンボルマーク」、そしてもう一つは 「祝 日本ベトナム国交樹立45周年記念イベントinホーチミン」に向けた 原爆ドームをモチーフにした「折鶴アート」の制作でした。
 材料となる千羽鶴は、この会のお世話役をされている方が 長年趣味で折り貯めていた千羽鶴を使用してとのことでした。3.5cm×3.5cmの紙で折られた様々な色の千羽鶴をいただ
き、まずは折り紙スタッフのKさんにお願いしてダンボールいっぱいあったたくさんの千羽鶴の色分け作業をしていただきました。
 5月の連休明けから取り掛かり、まる2か月かけてできあがったのがこのシンボルマーク(右上)です。
次に制作したのが「原爆ドーム」の折鶴アートですが、限られた色を使ってということで、下絵を考えるのにだいぶ時間がかかりました。
 こちらはまるまる1か月、掛かりきりで、 ようやく完成しました。
 人と人を繋ぐ虹に未来への希望を込めました。原爆ドームのドーム部分は、やはり戦争というあってはならないものから残された建物ですので「黒」にしました。
 日本からベトナムへ贈る作品ですので、両国の明るい未来を願う人々の思いが伝わることを念じながら作りました。
 予想以上に猛暑日が続く日々の中、「10月の使節団によるベトナム訪問に間に合うように」との依頼で、完成させることができるのかと当初は自信がありませんでしたが、どちらの作品も多くの方々の思いを感じながらなんとか仕上げることができました。人の思いは無限大! 本当に感謝の一言に尽きます!
 できあがった作品を改めて見ると、我ながら綺麗な「希望の虹」に仕上げることができたものだと思い、嬉しくなりました!!


◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫

【資料4】『倡賣往来』(しょうばいおうらい)

今月は前回の『倡賣往来』(1805年)を補足して、その他の参考資料(図2と図3)を紹介します。どちらも高木先生の収蔵資料ではありませんが、先月号での説明がさらに納得のいくものになると思います。
 図1の『倡賣往来』には、「当用の折形」(さし当たっての折り紙)として、鶴、かいる(かえるの訛)と続き、かえるの左下の図は、仮名書きの説明では「ちょっとしうぎ(祝儀)のつつみかた」とあります。「ちょっと祝儀」はつまりチップのことで、小銭を紙で巻くように包んで結ぶようにしたもので、略式のご祝儀包みです。一方、きちんとした「ご祝儀」の場合は、包み方にも幾段階かあって、上書きをして「誰から誰へ」と書き添えることもあります。
 芸者や遊女の置屋には、ご祝儀の包み紙を糸でくくり連ねて「縁起棚」(神様や縁起物などご利益のありそうなものを並べて置く神棚)の近くに吊るすという習俗がありました。成島柳北(1837~1884年。江戸時代には幕府に仕え、明治時代には朝ちょうや野新聞の社長を務める)による『柳橋新誌』は、江戸時代末期から明治時代初めにかけての柳橋(現在の東京都台東区柳橋)の花柳界の風俗を描いた漢文随筆集です。
 その中に「細い縄を横の柱にかけて、それに紙をひねってくくりつけている。ごちゃごちゃと垂れ下がっている。客からもらった祝儀を帯にはさんで帰って、金を開いて取り出し、包み紙を結びつけたものだ。この紙がその伴侶である金を招くといわれることからだが、実際は店が繁盛していることを誇りたいからだろう」という意味の文章があります。江戸時代末から明治時代の柳橋の芸者たちは、祝儀の包み紙の量で人気度を競っていましたので、目立つところに吊り下げておいたのだそうです。
 図2の豊とよはら原国くにちか周による錦にしきえ絵の「潤色三十六花撰」(1881 年)には、絵の右端に縁起棚が描かれ、その横の柱に祝儀の包み紙がごちゃごちゃとぶら下がっているのがわかります。『倡賣往来』に描かれた「ちょっと祝儀」が花街
で実際に折られ使われていたのです。
 図1の鶴のところには、「鶴の折形、ないしゃう(内証)の神たなにあり」
との説明があり、「内証」は妓楼の「帳場」、「折形」は折り紙のことです。神棚には「括猿」などとともに、折り鶴1羽ではなく連鶴(つなぎ折り)の千羽鶴が吊られていました。前回、歌うたがわ川国貞の『北國五色墨(内証の女房)』(1814年頃)の絵などがその証拠だと説明しました。図3がその錦絵です。
縦に並んだ折り鶴の尾の先が上の鶴につながっていて、また、最下部の小鶴が羽につながっており、糸を通してつながれているのではないということが明らかです。1枚の巻き紙でつなぎ折りしたもので、魯縞庵による『秘伝千羽鶴折形』(1797 年)の49 種類のつなぎ折り鶴にはない折り方ですが、少なくとも当時の吉原では流行していた折り方です。つなぎ折り鶴の最上部は余りの部分で紙こより縒を作って輪を作り、掛けていました。1828(文政11)年の『誹風柳多留102篇』(江戸時代中期から幕末まで、ほぼ毎年刊行されていた川柳の句集)に「千羽鶴いたちごっこのよふに折り」とあるのは、この折りを詠んだものと思われます。「いたちごっこ」とは、子どもが向き合って互いの手の甲をつまみあって重ねていく遊びのことです。鶴を1羽ずつ下段から折ってつなげていく工程が似て
いたのです。『おりがみ469号』(2014年9月号)で「國貞描く千羽鶴」という作品名で折り方を紹介しています(右写真)ので、ぜひご覧ください。 


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 ハロウィン

◆コウモリのポップアップカード
Jeremy SHAFER

左右を引っ張ると、コウモリが飛び出すポップアップカードです。作者のジェレミー・シェーファーさんは、アメリカの折り紙作家で、愉快な作品をたくさん創作されています。


◆南瓜とジャックオーランタン
半田丈直

形の楽しさを探していたら、こんなテクニックを使いたくなりました。㉒~㉓です。南瓜はできた。じゃ、顔はどうする? という訳で、目と口は別の紙。こんな方法なら、表現の幅が広がりそうです。工夫の糸口にしてください。(作者)



◆ハロウィンの魔女Hallowe’en witch by Mr. David BRILL
David BRILL

日本の折り紙愛好家とも交流の深い、ブリルさん。すでに著作で発表されていて世界中で人気の魔女が、本誌に初登場です。けっしてやさしい折り方とはいえませんが、基準がはっきりしているので、次の図をよく見て折れば何とかなります。ほうきの柄はきつく丸めてのりづけしましょう。


◆ミニ知識

◇ハロウィン…10 月31 日の夜。ケルト人(古代ヨーロッパのアイルランド、スコットランド、イギリスなどに住んでいた先住民)のサムハイン(原語ではサウィン)祭が起源とされます。ケルト人の暦では11月1 日が新年で、冬の始まる日でした。その前夜には冬の訪れを喜ぶ死霊、妖怪、魔女など異界のものが現れて人々に悪さをして回ると信じられていました。人々は魔物から身を守るために、篝火を焚きました。キリスト教徒は布教のために死霊が現れるとされるこの祭をキリスト教と結び付けました。Halloween はAll Hallows Even オール・ハロウズ・イーブン(万聖節前夜祭)の略で、万聖節とはすべての聖人を記念する日、Hallow は古期英語のアングロ・サクソン語で聖人(saint)を意味します。19 世紀中ごろにはハロウィンの風習はイギリスではすたれていましたが、新天地を求めてアメリカへ渡った移民たちがその風習を守りました。そして現在のような、仮装、パレード、お菓子をもらいにまわる子どもたちなど、家族や友人や地域の人たちがともに楽しむイベントに変化し、それが世界じゅうに広まっていきました。

◇ Trick or treat(! ごちそうくれなきゃ、いたずらするぞ!)…ハロウィンで子どもたちがお菓子をもらいにまわるときの言い回しです。大人たちは“I ’m scared.”( わぁ、怖い)といって、お菓子や果物を子どもたちにあげます。
◇ジャック・オ・ランタン…カボチャをくり抜いて目、鼻、口をつけたカボチャの提灯で、もともとはカブで作られていました。これには鍛冶屋ジャックの伝説があって、ジャックは所業の悪さで寿命が来ても天国にも地獄にも行けず、カブをくり抜いて作ったランタンの灯りだけをたよりにこの世をさまよっているというものです。
◇ピエロ…もともとはヨーロッパの喜劇やパントマイムなどに登場する喜劇的な役柄のことですが、日本ではサーカスの道化(クラウン)を混同してピエロと呼ぶことも多いです。現在、もっとも典型的なクラウンは、白い衣装で、白塗ぬ りの悲しそうな顔のクラウンですが、これは19世紀、フランスのパリでフュナンビュール座の道化ドビュローが考えて演じ、大評判になったのが始まりです。


●ミニ知識参考図書:『魔女と魔女狩り』(刀水書房)、『中世の祝祭』(原書房)、『ハロウィンの文化誌』(原書房)、『マイ・ヴィンテージ・ハロウィン』(グラフィック社)、『イギリス祭事カレンダー』(彩流社)、『ヨーロッパの祭りたち』(明石書店)、『大道芸人』(ビレッジセンター)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆シッポ猫
加茂 弘郎

アジア雑貨のお店などで見かける、インドネシアのバリ島に伝わる木製の猫の置物をモデルに作りました。まっすぐピンと立てた長いシッポがチャームポイントです。(作者)


◆フクロウ
松野 幸彦

特徴的な目と最低限必要と思われるパーツを折り出すため手順が長くなってしまいましたが、足と尾の折りで自立が可能なのがよいところです。(作者)


◆かぼちゃおばけのお皿Dish of Jack-o’-lantern by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋秀夫

ハロウィンで有名なジャック・オー・ランタンを折りたかったので創作しました。みんなに大きな紙で折ってもらって、トリック・オア・トリートのときのお菓子入れに使ってくれたら、とても嬉しいです。(作者)


◆ピエロ
高山 三千江

足を左右に動かすことができる可愛いピエロです。体を傾けて立たせてもしっかり立つ作品です。顔の貼り付け部分は、両面折り紙を使う場合、必要となります。片面折り紙の場合は、裏面の白が出ますので使わなくても構いません。(作者)



◆エコバッグ
川手 章子

折り図に従って、ていねいに折ってみてくださいね。大き目の折り紙で折って色々な折り紙作品を入れて飾ってもよさそうに思われました。(作者)



◆キューブボックスCube box by Mr. Giovanni MALTAGLIATI
Giovanni MALTAGLIATI

伝承作品の升ます(箱)からの、みごとな変身作例です。バリエーションとして右の写真の作品もあります。伝承の升通りに折ると、写真の右側の作品のようになります。
(紹介者:笠原邦彦)


◆ルーレット
笠原邦彦

何か新しいスタイルのユニットを求めていたときの作例です。8つのかどの、どれか一つに印をつけて、ルーレット遊びは結構楽しいですよ。(作者)



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson35  Blow Top by
Ms. Ayako KAWATE

この作品は伝承の「糸入れ(めんこ)」から折り進めていって仕上がったものです。ヒョッとしたら吹いて回るかも…と思い、上からソーッと吹いて見ました。クルクルクルとよく回り、嬉しくなりました。楽しんでいただけたらと思いました。⑰ではしっかりと折りすじをつけてください。(作者)
Transforming the traditional “thread case (Menko )” allows me to
make this model. I tried blowing the top gently from the above
as I thought it would spin. I was glad to find out that it was
indeed spinning. I hope you can enjoy it. Please press the paper
flat to make a firm crease at step ⑰. (Author)


◆読者の広場
 「笹の葉と竹」、「笹」は1枚でできあがりがスッキリとして簡単に折れていいですネ。「フレーベルのリース」は色の組み合わせによって表情が違い、楽しく折れました。
東京都 磯野さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「笹の葉と竹」、「2017 おりがみカーニバル入賞作品・6」、「フレーベルのリース」がよかったです。「おりがみギャラリー」や「みんなの作品展」が楽しみです。あじさい折りの折り紙に興味があります。
三重県 堀木さん


◆World Origami Report
自閉症の子どもたちと折り紙&アート    
倉橋聡美(ニューカレドニア)

 2018年7月21日(土)、ニューカレドニアのウエンギーにある私たちの自宅で、自閉症の子どもたちのための折り紙&アート教室を開きました。
 子どもたちの親も含め、この日のメンバーは7人。自宅内にある合気の道場に手作りの机を並べ、アトリエにしました。この日のテーマは折り紙とアートのコラボレーション。伝承の折り鶴の展開図を作って用意し、そこに好きなデザインを描き込むことで、世の中に1つだけのオリジナル折り鶴を創ってもらいました。
 折り紙に慣れていない外国の人たちにとって折り鶴は結構難しく、なかなかうまく折れない折り紙の1つです。最初は折れるかどうか不安でしたが、2つ3つと練習するうちに、みんななんとか完成できるようになりました。
 折り紙の練習の後は、折り鶴の展開図の中に、思い思いのデザインを描き込んでもらいました。大人も子どもも絵を描くのは大好き。驚くほどの集中力で、それぞれのオリジナルな世界を描き上げてくれました。
 私たちの住むOuenghiは、ニューカレドニアの首都・ヌメアから80km離れた田舎で、家の周りは鳥たちのさえずりの他、雑音はほとんどありません。鳥のさえずりと風で草木が揺れる音が心地よい道場で、折り紙とアートの世界に身を浸す。よいひとときを作れたかと思います。
 この自閉症の子どもたちのグループとは、来月から定期的に折り紙やアートのクラスを行なっていくことが決まりました。今後、どんなオリジナルな作品を一緒に創りあげていこうか…。考えるのも楽しみの1つです。


◆ドイツでの初仕事
高木ひろみ

昨年11月に、日本(千葉県)からドイツに引っ越しました。初めは不安も大きかったのですが、ドイツにどんな折り紙が売られているか、どんな折り紙の本があるのか探しに行くのが楽しみでした。
 5月16日(水)に、ドイツ、ミュンヘンのAlten-unt Service ZentrumAu (シニアの方々の文化施設)で、ヤーパンフェスト(日本祭り)が行われ、日本の習字、生け花、茶道、日本食、そして折り紙が紹介されました。そこで、初の折り紙ボランティアとして、ドイツのシニアの方々と「かぶと」を一緒に折りました。皆様に楽しんでいただけて嬉しかったです。



◆支部だより
第2回支部折り紙展開催
栃木県北部支部「折鶴」支部長 宇佐美 健/栃木県

昨年度8名で支部を結成し、今年度はすでに19名が支部員となり、折り紙教室上級クラス・初級クラス月4回行っております。支部会は月6回行い、講師の資格者が交代で勉強会を開いております。
 今年の支部折り紙展の会場は那須塩原市と大田原市の共同で建てた立派な那須野が原ハーモニーホールで7月28日(土)~30日(月)の3日間開催しました。今回は「大人から子供ま楽しめる作品」がテーマで260点という多くの作品を展示することができました。
 初日に180名も来観いただき、3日間で約500名、大盛況の折り紙展となりました。夏休み中でもあり、子供達が多数来て折り紙を折りたい希望があり、急きょコマの折り紙のワークショップを開き楽しんでもらいました。
 今回の折り紙展で、生徒さんの作品が上達されて心から嬉しく思いました。そして、来観者の中で、折り紙を習いたい方が意外と多くいらっしゃることに驚きました。
 これからも支部の活動を、みんなで協力し合い活動して行き、地域の折り紙の普及に努
めていきたいと思います。
 期間中、支部員の皆さんが力を合わせ協力し、またボランティアの方々ご尽力くださり、心から感謝いたします。ありがとうございました。


◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫

【資料4】『倡賣往来』(しょうばいおうらい)

出版年:1805(文化2)年   
出版地:江戸の目白坂(現在の東京都文京区内)
出版社:青陽堂米助(せいようどうよねすけ)
装丁:洒落本、縦長の和綴じ冊子(18.1cm × 13cm)
作者:十返舎一九(じっぺんしゃいっく)

江戸時代の1694(元禄7)年、寺子屋での商業に関する教本として『商賣往来』という本が出版され、大人気となりました。今回の本は「商賣」をだじゃれで「倡賣」(倡は遊女のこと)とかけ、妓楼(遊郭)の風俗あれこれを書いたものです。
 「当用の折形」の頁に、折り鶴と蛙の折り紙が描かれています。折り鶴には「鶴の折形、ないしゃう(内証)の神たなにあり」とあります。「内証」は妓楼の「帳場」で、神棚には「括猿」などとともに、折り鶴1羽ではなく連鶴の千羽鶴が吊られていました。鳥とりい居清きよなが長の「新しんよしわら吉原江戸町二丁目丁子屋之図」(1787年頃)をはじめ、歌川国貞の『北國五色墨(内証の女房)』(1814年頃)、その他初代歌川豊国、葛飾北斎などの諸作品の中にその様子を見ることができます。
 一方、「蛙」の折り紙には「まち人まじなひのかいるの折かた、諸家ともにおなじ」と説明書きがされています。「(「蛙」は「帰る」と同音なので)待ち人が帰って来るおまじないとして、蛙の折り紙がどこでも同じように使われている」という意味で、広く行われていたことがわかります。さらに頁をめくると次の見開きが上の右の写真です。

「倡家重宝 秘伝」の項に「同法(待人のまじなひ)、紙にて蛙をおり、その背中へ客の名をかきつけ、是に針をさして人の目にかからざる所に置べし。その人来ること妙なり。尤もっとも待人の来たる上にて針をぬき蛙は川へすつべきなり」とあります。折り紙がまじないに使われていたことを証明する資料です。
 蛙の折り紙を川に流す風習は、吉よしわら原(江戸時代に始まる遊郭。現在の東京都台東区浅草北部)で、遊郭が廃止された昭和33(1958)年まで行われていたということを時代小説作家の隆りゅう 慶けいいちろう一郎が『かくれさと苦界行』( 1990年) という小説の中に書いています。針で突き刺すことを今の人たちは残酷だと思うかもしれませんが、昔話でも、例えば『猿蟹合戦』で、柿の種をまいた蟹が「早く芽を出せ柿の種。出さぬと、ハサミでちょん切るぞ」と言います。「ちょん切るぞ」を繰り返すところが、面白かったものです。「ハサミでちょん切るぞ」は、てるてる坊主もそうで、おまじないでは人気の高い決めゼリフだったのです。「指切り」も同様です。日々の暮らしの中で、願いが叶いますようにと人から人へと受け継がれてきた呪文やおまじないがありました。折り紙の蛙はその一つであったのです。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
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日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
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801円
特集 乗り物

<掲載作品>
①ダンプカー 桃谷好英
②ミニカー 磯野陽子
③救急車 青木 良
④船 紹介:エキグチクニオ
⑤バイク 松野幸彦
⑥鰹釣り漁船 桃谷好英
⑦一枚でミニバラ 髙木ひろみ
⑧鶴の小物入れ 青柳祥子
⑨サシコミキューブ 川手章子
⑩こぶたのお皿とお面 石橋秀夫

<連載>
①英語でオリガミしよう(34)
ゴンドラ 伝承

②おって遊ぼう!!(169)
マンタ 田口健司

③おりがみギャラリーNo.332
田中具子さん色紙作品選2

④折り図のヒミツ(16)

<掲載>
①NOA Information
②11月11日「おりがみの日」記念作品募集
③Piazza NOA(読者の広場)
④World Origami Report
⑤みんなの作品展
⑥支部だより
⑦高木智氏 収蔵資料紹介2 解説:岡村昌夫
⑧おりがみガーデン
⑨日本折紙協会 定期講習会案内



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 ハッピーサマー

◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series

最終回 タツノオトシゴ  田中 稔憲
Sea horse by Mr. Toshinori TANAKA

今回の色紙作品は、『おりがみ480 号』の「おりがみガーデン」での写真掲載をきっかけに2017 年7 月の東急カードのキャンペーンに使われた作品ですから、皆さんの中に見たことがある方があるかもしれません。タツノオトシゴというのはとてもユーモラスな「魚」で、心のどこかをくすぐるようなところがありますよね。
 もちろん頭の後ろの部分とか、背中のカーブとか表現したくなる部分はいろいろとあるのですが、そこを我慢して、より単純で簡単に折れるようにと工夫したものです。お年寄りのための作品を作るときには、対象を表現するときに本当にその部分は要るのか、なかったらそれとわからなくなるのかということを常に問い続ける必要があります。表現したいと思っても、対象がそれとわからなくならないのなら、すべて削るというくらいの覚悟というか、思い切りというか、そんなものが必要なのです。

表現要素をしぼりきるというのが伝承化されうる作品を創り上げるための姿勢だと思いますし、尊敬する大橋晧也前理事長の作品には常にそれがあると私は感じます。造形である以上、表現の方法は多様であり、なににも束縛されるべきではないと考えますが、折り紙でなければできない表現とは何かを考え続けていきたいと思うのです。
 タツノオトシゴのいる、のどかな海を表現するために、岩や海藻をつけています。それぞれ自由に構成してよいでしょう。



◆コノハムシLeaf insect by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸 英二

兵庫県の伊丹市昆虫館での折り紙展のために創作した作品です。展示作品は本作よりリアルでしたが、会場での折り紙教室のために簡略化しました。葉脈のような折りすじをしっかりていねいに付けてください。(作者)



◆クワガタとカブトムシStag beetle and Beetle by Mr.Tetsuo KIMURA
木村哲夫

簡単な昆虫の折り紙を考えていたら、この羽の動きを思いつきました。折った後でも羽は動きますので、広げたり閉じたりしてお楽しみください。


◆てんとう虫とクローバーLadybird and Four-leafed clover by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

ドイツの友人にプレゼントするために作りました。てんとう虫は幸運を運ぶ縁起のよいものだそうです。羽の内側にメッセージを書いて、ひもでつるして贈ろうと思います。クローバーを15cm角で折り、てんとう虫を7.5cm角で折ると、てんとう虫がクローバにとまり楽しくなりました。クローバーには下の右の写真のようにアメひと粒を入れることができます。(作者)



◆しょうりょうバッタ
丹羽 兌子

夏は虫好きの子たちには楽しい季節。このしょうりょうバッタはシンプルな作品ですが、時には折り紙の虫たちの仲間に入れていただければ嬉しく思います。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson33  Sunflowerby Ms.Hiromi TAKAGI

伝承の百面相(フレーベルの模様折りの基礎)からの「くんしょう」のアレンジ作品です。中原恭子さんの「ひまわりのブローチ」(ノアブックス『おりがみ 傑作選3』収録)を、ざぶとん基本形を折らなくてもすべての花びらに色が出るように、また、本体と花心が同じ大きさで折れるように工夫しました。はじくとコマのように回ります。(作者)
This is the arranged model of “Kunsho (medal)” which comes from traditional “various
faces (Froebel’s pattern folds)”. I have modified Ms. Kyo-ko NAKAHARA’s “Sunflower’s Brooch” (included in Noa Books“ Origami Masterpiece Selection 3”) so that you can have
all the petals colored even without folding the Blintz Base and that you can use the same
size sheet of paper to make the main unit and the flower center. Being flicked, the flower
turns like a spinning top. (Author)


◆三角つつみTriangle envelope by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

とてもシンプルなケースですが、使いやすさと折りやすさをほんの少しだけ工夫してみました。しっかりと包めますので、便利に使っていただけたらと思います。両面折り紙で折ると、少し華やぎます。(作者)


◆家型のカードスタンドHouse-shaped card holder by Mr. Motoyuki ASAI
浅井 基言

ハガキ、名刺、カード、また、折り紙の作品等を立てる時に使うと便利です。折り紙で生活空間を(縁の下の力持ち的な)引立役折り紙作品というテーマで折りました。(作者)


◆三葉虫Trilobite by Ms. Mariko MIYAMOTO
宮本眞理子

この作品は、長崎市科学館の恐竜展用に考えたものです。三葉虫は示しじゅん準化かせき石(地層の対比や地層年代決定に役立つ化石)で、形も大きさもさまざまです。⑯の時に角をつまんだり全体を丸くしても形が変わり、右ページのようにアレンジできます。(作者)


◆ミニ知識

○三さんようちゅう葉虫…古生代(約5億7000 万年前から2 億5000 万年前)の3 億年も栄えて、一説には魚に食べられるようになったので絶滅したとされています。海を泳いだり、海底をはい回ったり、潜っていたりしたとされる節せっそく足動物で、世界じゅうで化石が発掘されています。頭部、胸部、尾部に分かれ、各部は縦に、中央の軸部、左右の肋ろく部(肋は肋あばらぼね骨のこと)に3 分されます。「三葉虫」という名前はtri(3)、lobe(肋または葉)、ites(石になったものにつける接尾語)に由来します。
○テントウムシ…太陽(天てんとう道)に向かうように、枝や葉の先に登って飛び立つ習性があるので、天道虫という名前がつきました。丸い前ばねの下に後ろばねがあり、飛ぶときは広げます。テントウムシを手のひらにのせて、指先まで移動し飛び立つ様
子をながめて楽しんだことがある方もいると思います。「ナミテントウ」は同じ種類でも、前ばねの模様や色がさまざまです。赤い前ばねに7つの丸い斑紋がある、「ナナホシテントウ」はテントウムシの象徴的存在です。農作や園芸で害になるアブラムシを食べるので、益えきちゅう虫(人の役に立つ虫)とされています。一方、植物食で農作物の葉を食べる「ニジュウヤホシテントウ」などは害虫とされています。
○ショウリョウバッタ…体長オス4cm、メス8cm で、メスは日本のバッタの中で最大級です。オスは飛ぶときに前ばねと後ろばねを打ち合わせてキチキチと音をたてることから、「キチキチバッタ」と呼ばれることもあります。イネ科の植物の葉を食べます。頭部は円えんすい錐形で細長いのが特徴です。旧暦のお盆(精しょうりょうえ霊会)のころによく見られることから「ショウリョウバッタ」と名づけられたとされています。
○クワガタムシ…クワガタムシもカブトムシも、名前は武具の兜かぶとに由来します。鍬くわがた形とは兜の前面につけられた飾りで、クワガタムシのオスの大おおあご顎が鍬形の形に発達しています。なお、クワガタムシは英語でsスタッグtag bビートルeetle といいますが、stag とは雄鹿のことでクワガタが雄鹿の枝分かれしたツノに似ているところから英名がつきました。大あごはけんかに使ったり、木のうろや割れ目などにひそむときに、穴を大きくするのに使ったりします。クヌギ、ナラなどの樹液を好み、木の汁を吸うために枝に傷をつけるときにも使います。なお、虫の捕まえ方で「灯火採取」という方法があります。夜、見晴らしのよい場所で明かりを灯して、飛んで集まって来たものを捕まえるというものです。クワガタムシやカブトムシも堅い前ばねの下に柔らかいはねを折り畳んで隠していて、飛ぶときはそれを開いて、羽ばたかせます。
○カブトムシ…ツノは戦うときの武器として使われます。同じ種類でもツノの大きさは個体差がありますが、ツノの小さなオスは大型のオスが現れる前にエサ場に行き、戦わないで樹液を得、同じように早めに来たメスと交尾します。


◆クサビフグ Slender sunfish by Mr. Tetsuo KIMURA
木村哲夫

クサビフグはマンボウのようなヒレと、フグのような体形をしています。その特徴的な形を、風船の基本形から折り出しました。(作者)



◆パンダGiant panda by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二

昨年の東京・上野動物園のパンダ誕生を祝って創作しました。頭と体は、同じ大きさの2枚の紙で折ります。(作者)


◆ミニ知識

◇コノハムシ…体長は7cm ほど、緑色の幅広の平たい虫で、背中の2 枚の前ばねが1 枚の木の葉の形をしています。日本にはいない虫ですが、南の熱帯アジア、インド、ニューギニア島、アフリカなどにすんでいます。ゆっくりとした動作で、幼虫も成虫も木の葉を食べます。卵も植物の種のような形です。
◇タツノオトシゴ…ヨウジウオ科の魚です。体長は10cm 以下で小型。馬のような頭が特徴的で、英語名は sea horse(海の馬という意味)といい、日本でもウマウオやウミウマと呼ぶ地方もあります。静かな浅い海で、尾を海かいそう藻に巻き付けて流されないようにしています。泳ぐときは立ち泳ぎの格好で、背びれを小刻みに動かしながら進みます。「イクメン」の魚で、オスの腹部に「育児囊」があり、メスがその中に卵を産み落とします。卵が育児囊の上端の開口部を通るときに受精が行われ、育児嚢で孵化(卵をかえすこと)し、親と同じ形になってから生み出されます。タツノオトシゴのオスとメスの干物を安産のお守りにする風習があるそうです。
○クサビフグ…熱帯地域の沖合にいる魚ですが、近年、日本でもしばしば確認され、ニュースになっています。マンボウの仲間で、体の後部が直線的に断ち切られたような姿をしていますが、マンボウより細長く、楔くさびがた形の体型をしています。正面から見ると楕円形に開いた口は縦方向に閉じますが、これは魚では珍しい特徴です。
○やっぱり家の日…8 月1 日。「やっぱりいえのひ」の語呂合わせから、家具量販店のイケア・ジャパンが2010 年に制定しました。「やっぱり家が、世界でいちばん」という同社のコンセプトから決めました。
○ひまわり…北アメリカ原産の花で、キク科の1 年草です。種子から油が採れます。花の形が太陽をイメージさせ、若い蕾つぼみは太陽を追って、夜には向きを戻す習性があります。
○クローバー…ヨーロッパでは家畜の飼料となるので豊ほうじょう穣の象徴とされました。さらにその中でも珍しい四つ葉のクローバーは、見つけた人に幸運が訪れるとされました。和名は「白詰草」で、日本には16 世紀にオランダからの輸入品の箱の詰め物として持ち込まれたことが名前の由来となっています。
○パンダ…2017 年6 月12 日、東京都の上野動物園で待望のパンダの赤ちゃんが生まれ、「香シャンシャン香」と名づけられました。誕生から1 年余り、成長の様子がニュースで伝えられ、人々にうれしい話題を提供しています。英連邦クック諸島政府では「しあわせのパンダ金貨(HAPPINESS .9999 GOLD)」という、桜の花を抱えたパンダの絵柄の記念金貨が日本向けに発行されました。


●ミニ知識参考図書:『虫の名、貝の名、魚の名』(東海大学出版会)、『蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異』(講談社)、『日本のクワガタムシ・カブトムシ観察図鑑』(誠文堂新光社)、『昆虫の生態図鑑』(学研)、『昆虫』(学研)、『虫の呼び名事典』(世界文化社)、『植物は動けないけど強い』(ソフトバンククリエイティブ)、『ヒマワリはなぜ東を向くか』(中央公論新社)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『三葉虫の謎』(早川書房)、『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『総合百科辞典ポプラディア』(ポプラ社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆福かごHappy basket by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

巾着の形のようにも、しもぶくれの形の籠のようにも見えましたので、「福かご」という名前をつけました。コロコロしていて手のひらにのせるとかわいらしく思いました。(作者)


読者の広場
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 「続デイケアで折り紙」の「夏野菜」と「ハイヒール」がよかったです。野菜の作品は老人ホームで喜ばれました。私としてはちょっと意外で、私がよいものとの違いを感じさせられました。
神奈川県 宮本さん
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 端午の節供の作品、季節の折り紙がたくさん載っていて楽しかったです。
子どもが楽しめる折り紙に興味を持っています。
 大阪府 井上さん
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◆World Origami Report
オランダ折紙協会(OSN)コンベンションに参加して  
半田丈直(愛知県)

この度、NOAの推薦でOSNの折り紙コンベンションのゲストとして参加させていただきました。そのような大役を務めるにあたり、以前にOSNのコンベンションに参加された先輩諸姉兄のアドバイスをいただきながら準備をしました。
 4月13日PieterJ annekeさんご夫妻とともに、コンベンション会場に向かいました。
 2泊3日のコンベンションの持ち方に関して、感じたことを報告します。
 Workshops(折り紙教室)は、あらかじめ内容も公開され、コンベンション参加申込みの際に希望を出し、どの教室に参加するのかが決定されています。
 Exhibition(各自自慢の作品を展示するコーナー)のスペースが確保されると、参加者もモチベーションが上がると思います。
 初日午後3時過ぎ、到着した私たちは、皆さんからの歓迎の挨拶を受けるのですが…今回、インスタントプリントカメラを持参しました。でき上がった写真にお互いサインをし、プレゼントとして皆さんにさしあげました。大変喜ばれました。
 さらに、お互い作ってきた小作品を交換し合います。Key Cordと言われる、ルームキーを首から下げるためのコード(ひも)に作品を付けます。
 ゲストとして、私の折り紙コーナーが設定されました。次から次へと参加者が集います。提供する作品は、相手の興味や関心も異なるので、いくつかの折り図をあらかじめ印刷しラミネート加工をして持参しました。「うさこちゃん」「クローバー」「花の容器」「ふくろう」「はさみ」「みわボール」です。指導は夜遅くまで続きました。
 正式には2日目の11:00にオープニングセレモニーがありました。大会委員の5人が前に並び紹介と挨拶。ワークショップの指導者の紹介の後、私のスピーチ。挨拶の内容は割愛します。スピーチの後は参加者135人全員に向かっての折り紙の指導。「色鉛筆」を全員折ることができました。
 その他、紙類の販売コーナー、ATC(Artist trading card)の交換会、図書(古書)の販売などがありました。
 今回、オランダのコンベンションに参加させていただいて、会の持ち方だけではなく、その根底に流れる文化の違いまでもが、私にとってとても新鮮でした。


3日間、より多くの方々と交流することに努め、通じない言葉にもどかしさを感じながら、今後もNOAとのよい関係を保っていきたいとの思いでできるだけのことをしたつもりです。今後は海外の折り紙愛好家を日本に迎える際には、「おもてなし」の心を持って、接したいと思いました。今回、この機会を与えてくださったすべての人に、感謝いたします。
 以上コンベンションの報告ですが、終了後、私たちはコンベンションの委員でもあるJosさんのお宅にご主人のVincentさんの運転する車で向かいました。
 自宅で折り紙談義をしたり、オランダのことについていろいろお聞きしたりして、2日間を過ごし、その後帰国しました。
 みなさん、来年はあなたも参加してみてください。折り紙の世界観が きっと変わると思います。

◆韓国で折り紙交流           
安藤明子(埼玉県)

2018年2月23日(金)から2月27日(火)の5日間、韓国の仁川(インチョン)、谷城(コッソン)、光州(クァンジュ)、ソウルをまわってきました。韓国の味噌(谷城)、伝統酒(光州)作りが目的のツアーでしたが、日本から参加したのは私ひとりでした。
 味噌作りをした夜の交流会では主催者から依頼され、13名の参加者の方に折り紙を講習しました。『115号』掲載の田中具子さんの「ひな人形」と貝合わせ」、『510号』掲載の藤本祐子さんの「富士山の楊枝入れ」を作りました。難しいところもありましたが、みなさん喜んで全員完成させました。伝統的な民家に泊まり、いろいろな体験をしながらソウルに戻りました。ソウルでは子育てグループの方々に会いました。子どもを育てるにあたり、1人では難しいけれど、みんなで育てる、そんな取り組みをしている2層の高層住宅に住んでいる子育て世代グループ「マウイキウイ」リボンチームです。1週間に1度、交替で開放していただける家に夕飯後集まり、子どもたちと歌、手遊び、読み聞かせ、折り紙などして2時間近く過ごします。この日の担当の全(ジョン)さんから依頼され、親子15組とコマを折って、大人気で喜ばれました。
 日韓交流は“おりがみ”でさらに深まったと思います。2か所の地域で次回も折り紙の講習をお願いされました。期間中、通訳をしてくださったみなさまに感謝いたします。


◆第19回信州おりがみ交流会報告
信濃支部「りんどう」支部長 成田光昭/長野県

4月21日(土)・22日(日)に長野市勤労者女性会館しなのきにおいて第19回信州おりがみ交流会を開催しました。今回はゲストに木村良寿さんをお迎えし、地元・全国・USAより170名の参加をいただきました。
 私が折り紙活動でわくわくした1980年代初め、月刊『おりがみ』には木村さんの作品が毎回のように掲載されていました。その後、折紙探偵団の創設メンバーとなって活動の場を広げておられましたが、久しぶりに日本折紙協会関係の会への登場となりました。講演では、ご自身の折り紙活動を振り返り、紹介がありました。かつてはアニメや特撮ものなど、キャラクターのファンに折ってもらおうと作品を創作されていたそうです。一方で昨年出版された『おりがみのはこどうぶつ』(日本ヴォーグ社発行)に収録される作品に代表されるように、多くの人が楽しめる折り紙作品を多数、発表されています。講演を拝聴すると、折り紙作品にはそれぞれのコンセプトがあって、それぞれに応じた折り方のルールを決めて創作を行っていることを伺い、あらためて「折り紙の引き出し」をたくさんお持ちであるのだと感心しました。実技講習では、以前『おりがみ55号』で発表された「オタマジャクシ→かえる」のリメイク版「おたまからかえる」が披露されました。直前に折り方のレクチャーを受けたスタッフの協力によって全員、作品を完成することができました。
 なお、延べ47の講習プログラムについては、今年もたくさんの講師の協力をいただきました(写真下)。今回、信州での講師デビューを果たされた方もおられました。どの教室も真剣な雰囲気の中、時折、笑顔が伺えるものでした。
 運営面においては、運営委員会制を始めて3年目。担当のローテーションを決めて業務の振り分けと分担(シェア)を行う方式は軌道に乗ってきたものと思います。それぞれの担当の中で各人が責任を持って業務にあたっていく様子がよくわかりました。
 一支部の行事が20年かけて全国規模の大会となった半面、だんだん少なくなっている地元の参加者への対応などは考えなければいけない課題にも直面しています。
 まずは無事、全員を笑顔で送り、来年、20回での再会を確認することができました。大会運営にあたり、協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。


◆支部活動「日帰りバスツアー」「渡辺先生にお越しいただいて」
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

◇日帰りバスツアー
 3月29日(木)に滋賀方面の日帰りバスツアーに行って来ました。
 今年は折り紙をチョットお休みし、お花とお菓子を楽しむ1日となりました。石山にある「寿長生の郷(すないのさと)」では、桜をはじめ里山を案内していただきました。季節
のお弁当をいただいた後は、和菓子作りにチャレンジです。初めての体験に一喜一憂し、完成作品に自画自讃しました。
 帰りには京都の和紙屋さんに寄り、車窓から満開の桜も拝見できました。手が届きそうな桜で、渋滞が有り難く感じました。
 来年は奈良方面にしようかしらと、相談しながら帰路につきました。
◇渡辺先生にお越しいただいて
5月13日(日)、雨の中、大阪の吹田支部長の渡辺眞寿美先生にお越しいただき、折り紙講習会を行いました。今年話題のエンゼルスや大好きなタイガースの野球帽と、可愛い動物帽子、季節のパンジーのミニ色紙を教えていただきました。
 色々なアレンジの仕方や、帽子にまつわるエピソードなど、たくさんお話も伺え、あっという間の2時間でした。
 初めての方もおられましたが、全て完成され 楽しかったですと言ってくださいました。
 笑いの絶えない楽しい講習会でした。


◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫

日本の折り紙の歴史研究の世界に、大きな灯火を掲げられた高木 智先生が遺された膨大な貴重資料が日本折紙協会に寄贈されて大切に保管されています。その一部の特に重要なものについては、すでに公にされているので、私も内容をよく知っておりますが、全貌については、まだ把握しておりません。しかし、このシンポジウムの機会に、少しでも、実物を会員の方々にお見せして、昔の人が生活の中で、折り紙とどう関わってきたかという実態に触れていただくのが良いと思い、お話しさせていただくことにいたしました。(岡村昌夫/折り紙歴史研究家)(『2017シンポジウム部会報告』より)

少女が楽しく「鶴」と「お三方」を折って遊んでいるところが描かれています。まだ肩上げの取れない娘のあどけなさに折り紙はよく似合います。この本は、流行作家の柳りゅうていたねひこ亭種彦が『源氏物語』を、時代を平安から室町時代に移して、通俗的な絵本に仕立てたもので、浮世絵師歌川国貞の歌舞伎趣味たっぷりの細密挿絵ともども、大好評を博しました。主人公の光源氏は足利将軍の妾腹の子、「足あしかがみつうじ利光氏」となっていて、風俗は江戸時代風の非現実的な夢物語ですが、この第6編は原作の「若紫の巻」に当たります。光氏邸に引き取られてきた無邪気な少女は、優しくてよく一緒に遊んでくれる光氏を兄のように慕い、彼女を愛人にしようとしている意図があるとは思っていません。この絵に描かれている場面を種彦は書いていませんが、国貞は、この二人の微妙な関係を見事に描いて見せました。
 この絵で、少女は長い振袖に両手を通さず子供っぽいお行儀の悪さで気をゆるしたまま、頰を膨らませて折り鶴の尻から息を吹き込んで、ふと、背後に光氏の気配を感じて振
り返ったところ。彼はすました顔つきで腹話術師のように、市松人形に「変な顔を、見たぞ見たぞ」と言わせています。この瞬間の少女の微妙な心の揺れを見事に描いた国貞の傑作です。折り鶴が効果的な小道具として使われています。大好評だったはずで、国貞は、何度か同じ構図で描いています。
 右も同じ構図で、国貞が描いた錦にしきえ絵の一枚です。『偐紫田舎源氏』では少女の衣装の柄が春のスミレですが、ここでは百人一首の俊恵法師「夜もすがらもの思ふころは明けやらで閨のひまさへつれなかりけり」の歌の夜長の風情に合わせて、同じ紫色でも秋のアサガオにしてあります。折り紙には千代紙を使って源氏絵らしく豪華な気分で、少女の表情がいかにも上品です。国貞が描き続けたこの構図は、他に追従する絵師も出ました。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 7月の空と海

◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series

第11 回 カモメとヨット   田中 稔憲
Sea gull and Sailboat by Mr. Toshinori TANAKA

伝承のヨットは、立てるために10の折りすじで「沈め折り」をしたものが、40 年以上も前に笠原邦彦さんの著作で紹介されたこともあり有名です。「沈め折り」は難しく、その形では生徒さんが自力で折ることは期待できません。お手伝いさせてもらうという選択肢もないではありませんし、「ラビット・イヤ(つまみ折り)」から折り目をつけて下からつっついて押しこむという方法もありますが、認知機能が衰えてくるとそれもなかなか難しくなります。
 今回、私が紹介した形も伝承作品です。沈め折りの工夫がないので、この形がおそらく先にできた形だと思われます。谷折りだけで済みますから、苦もなく仕上げられます。立つ工夫のいらない平面作品の利点は、こんなところにありますから、お年寄り向きともいえる訳です。
 カモメはまあ、「逆W」を折るだけでカモメに見えます。さらに羽の黒い部分をちらりと見せれば、あとは細かく折り込んで表現しなくてもカモメになるのです。私が作品作りの中で「贅ぜいにく肉(余分についた脂肪)を落とす」というのは、こういうことなのです。折り紙はヨーロッパ印象派のものの捉え方とリンクすることが多く、「見立てる力」や「強調して表現するところ」こそが大切だと考えます。こういった美意識は日本人の得意とするところで、江戸時代に急速に進化したといわれています。スーパーコンプレックス作品は、印象主義に対して写実主義に徹した作品で、本物そっくりに作ることを目的にしていますが、創作の方法が確立した感がある現代では、より折り紙の本質をつく作品こそ目指す方向ではないでしょうか。
 今月号の色紙作品の話に戻ると、あとは水平線をイメージさせるために青のラシャ紙を下半分に添えてやれば、「夏」という景色は完成します。
 芸術とは心の鏡に映った景色を表現することだと私は思っています。ピカソに代表されるキュビスムも、抽象画も、その思想を原点にして生まれてきたのではないでしょうか。日本人が印象派の絵画を好む理由もここにあると思うのですが、みなさんはどう思われますか?


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson32  Asari (Japanese littleneck clam) by Mr.Kunihiko KASAHARA

ホタテ貝の立派な姿に比べ、あさりは少々見劣りするので、あまり折り紙で作られないようです。“砂抜き”をしているとき、ぴょこんと突き出された2本の管が、まるで目のように思え、それにかわいさを覚えて工夫しました。(作者)
As Asari clams pale in comparison with scallops, there are not many origami
models. When removing sand from shells, two siphons protrude from shells and
they look like eyes. So, I made the model with these cute siphons. (Author)


◆ミニ知識

◇アサリ…ハマグリと同じ、マルスダレガイ科の二枚貝です。漢字で「浅蜊」や「蛤仔」と書き、魚介類を探しとる「漁あさり」が名前の由来とされます。内海の砂浜にすみ、潮しおひが干狩りの主役です。殻からの長さは約4cm で、色や斑はんもん紋(まだらの模様)はさまざまです。水中をただよっていた幼ようせい生(卵からかえったもの)が0.2mm ほどになると海の底で生活し始め、1 年で約3cm に成長します。動植物の死体を食べ、海をきれいにしています。
◇ジンベイザメ(ジンベエザメ)…サメは漢字で「鮫」と書きます。目が細いことから「狭目」と呼ばれるようになったとされます。関西以西ではフカ、山陰地方ではワニと呼ばれています。世界じゅうの海だけではなく、川や湖などの淡水域にも生息しています。子の生み方には「卵生」「胎生(母体から直接栄養をとり、ある程度成長してから生まれるもの)」「卵胎生(母体内から直接ではなく、母体内の卵の中の卵黄などから栄養をとり生まれるもの)」の3 通りがあります。ジンベイザメは卵生のサメで、長さ 30cm、幅14cm、長さ9cm の長方形の卵殻に包まれた卵が見つかったことがあるそうです。背中から尾にかけての数本の縦たてじま縞と白や黄色の斑紋があるのが特徴です。大きさは魚類中もっとも大きく体長18mもありますが、性質はおとなしいです。歯は円錐形で小さく、ものをかむことはできません。歯の代わりにふるい状の鰓耙で小魚やプランクトンを濾ろか過して食べます。カツオの中にはジンベイザメと一緒に泳ぐ群れがあり、カツオの群れを見つけるのに役立っている魚ですが、食用にはしません。
◇ホオジロザメ…卵胎生のサメです。頬ほおが白いわけではなく、和名の由来ははっきりとはしていません。サメの中でもっとも獰どうもう猛とされ、人間を襲うこともあるので、英語ではマンイーターシャーク(人喰くいザメ)、ホワイトデス(死の白いサメ)と呼ばれることもあります。アメリカのスピルバーグ監督の出世作『ジョーズ』(1975 年公開)のサメのモデルとされます。三日月形の尾びれと、三角形ののこぎり状の歯が特徴です。かまぼこの材料になります。


◆ジンベイザメとホオジロザメWhale shark and White grate shark by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

ひと折りの違い、形の整え方で印象が変化するのが面白いところです。背びれは浮かないように工夫はしてありますが長期間形を保持するなら糊付けか、糊付けを嫌えば、ホイル紙で折るとよいです。(作者)



◆ミニ知識
◇海の日…海は地球上の約7 割を占めます。「海の日」は7 月の第3 月曜日で、2018 年は7 月16 日です。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨の祝日となっています。
◇クルーザー…クルーズ(cruise)とは英語で「人が船で巡遊する」という意味で、外洋を航海できるように船室などの設備を整えた大型のモーターボートです。

◇七夕…7 月7 日。中国から伝わった星伝説(P26 参照)と短冊に歌や文字を書いて裁縫や書道の上達を願う乞巧奠(乞巧は巧たくみを乞こうこと、奠は祀まつること)が、日本で古来からの棚機女神話(神を迎えるために水辺の棚で神衣を織る乙女)の禊の風習と結びつき、七夕の行事になりました。中国で「しちせき」と呼ばれた七夕を「たなばた」と呼ぶのはこの風習が由来だからです。笹竹に七夕飾りをするのは江戸時代になって始められたことです。


●ミニ知識参考図書:『虫の名、貝の名、魚の名』(東海大学出版会)、『海べのいきもの』(講談社)、『川原慶賀の「日本」画帳』(弦書房)、『年中行事事典』(三省堂)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『七夕の紙衣と人形』(ナカニシヤ出版)、『子ども図鑑自然とくらしと遊びを楽しむ12ケ月』(合同出版)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』
(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社))、『総合百科辞典ポプラディア』(小学館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)



◆クルーザーCruiser by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

考え方は、『327号』掲載の「タンカー」(写真右)と同じでアレンジがきくのがよいところ。難点は、最初に折り線付けが必要で、手順でそのまま折れないのが面倒です。



◆わりばしの袋で作る五角星
Star folded by a piece of chopsticks’ envelope by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

夜空に丸く輝く星を、5条の光芒の5角星で表現したのは、古代エジプトの人だそうです。すごくユニークなイメージですよね!かくてこれは私には大好きなテーマで、いくつも工夫しました。(作者)


◆笹の葉と竹Bamboo grass and Bamboo tree by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

竹の用紙の長さは図では節を2つ分しかかいていませんが、⑦のあと作りたい数を②~⑦と同じように折ってから⑧へ進んでください。「作りたい長さ+節で折りこむ部分+α」、幅はできあがりの3倍が必要です。


◆おりひめ、ひこぼしVega doll and Altair doll by Ms. Sho-ko AOYAGI
青柳 祥子

頭を10cm角、他を15cm角で折ると少し大人っぽくなり、⑭や11のようにあごも後ろに折らなくてよいようです(写真右)。ひこぼしの頭の⑨のわりあいは1/3になっていますが、⑫でさしこめるように加減しながら折ってください。比較的簡単な折りで構成してみました。お楽しみください。(作者)


◆ミニ知識
◇星伝説…中国で後ごかん漢時代(25 年~ 220 年。1 ~ 2 世紀全盛の古代王朝)に生まれたとされる伝説です。「天帝の娘の織女星と牛飼いの牽牛星は夫婦の仲がよすぎて仕事も手につかなくなりました。天帝は怒り、二人を天の川を境に東西に引き裂いてしまいました。
二人の深い悲しみを哀れに思い、一年に一度だけ七夕の日に会うことを許した」というものです。二人は鵲羽を連ねてかける橋をわたって会います。織女星はこと座のベガ、牽牛星はわし座のアルタイルの漢名で、和名では織おりひめ姫、彦ひこぼし星とそれぞれ呼ばれています。アルタイルとベガ、そして、中国では頭と尾を逆にして、鵲に見立てられた白はくちょうざ鳥座のデネブの3つを結ぶ三角形は「夏の大三角」と呼ばれています。
◇スイカの日…7 月27 日。スイカの縞しま模様を綱つなに見立てて、「727」の語呂合わせからスイカの生産者グループが制定しました。縞模様のスイカが日本で広まったのは昭和時代の初めのことで、それ以前は「鉄カブト」と呼ばれたほど、黒く見える濃い緑色の皮のスイカが主流でした。スイカは、素そうめん麺などとともに七夕のお供え物の定番です。



◆おってあそぼう!!
扇ブロック Fan-shaped block by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

扇の形のブロックです。さしこんでつなぐことができます。単体でも箸おきやメモ立てなどとして使えそうです。(作者)



◆デザインDesign by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

何気なくかんのん折りから折って見ました。おもしろいな…と思いながら、ハテ…作品名をどうしようかと思いましたが、図案(デザイン)のようかなと、カタカナ名にして見ました。(作者)


◆フレーベルのリース Fröbel wreath by Mr. Masatsugu TSUTSUMI
堤 正継

フレーベルの基本形(模様折りの基礎、伝承の百面相)をもとに、リースにしあげてみました。のりづけなく組むことができます。(作者)


◆花のくす玉Flower ball by Ms.Noriko SUMIDA
住田 則子

時々、くす玉を作ってみたいなあと思うことがあります。二そう舟→百面相、もう少し手を加えて花のくす玉ができました。(作者)


◆スイカのバスケットWatermelon basket by Ms. Shizuyo HURLEY
ハーレー静代

スイカのバスケットに「夏」をいっぱいつめこんだら、楽しいだろうな…と思い考えました。かわいい柄の折り紙で折って、持ち手をつけなくてもちょっとした小鉢のようにも使えます(写真右)。(作者)



◆2つで三角ケースTriangular hexahedron by Ms. Sho-ko AOYAGI
青柳祥子

2枚で三角ケースを作ってみました。くみあわせるときの⑤はしっかり谷折りしてさしこんでください。角を中央に向かって押すと、パカッと口が開くのでおもしろいです。いろんなサイズで作って楽しんでみてください。(作者)



◆読者の広場

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 「Book of l ove(恋の教科書)」をさっそく折りました。パソコンで2 か月分のカレンダーを作り「ばらのプレート」5 個を貼りました。オリジナルのカレンダーを作り、毎日楽しんでいます。
大阪府 松下さん
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 「チューリップ」が簡単に折れそうでよかったです。春らしい作品が多くありよかったです。「おりがみ頭の体操」が解けるのが楽しみです。
大阪府 内藤さん
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◆みんなの作品展
●藤枝市葉梨公民館「春の作品展」に参加 渡辺信子(静岡県)

公民館の講座や自主グループで活動されている皆さんが1年間の成果を発表する「春の作品展」が、2018年2月24日(土)・25日(日)、藤枝市葉梨公民館1階大会議室・学習室・ロビーで開催されました。
 私たちの折り紙サークルも毎年参加しています。今回は戌いぬ年にちなんだ作品や、話題のパンダ、シャンシャン。舞妓さんになったつもりで…?
 出展作品は少なめだったのですが、それぞれ皆で心を込めて一生懸命作りました。子どもから大人まで大勢の方に楽しんでいただけて、よかったです。



●北九州市門司図書館にて第3回折紙展 堀之内恵美(福岡県)

3月23日(金)~30日(金)、北九州市門司図書館で第3回折り紙展「ゆかり ふっとした出会い」を開催させていただきました。静かな図書館の部屋から、折り紙の作品たちのひそひそ話が聞こえてくるかのような空間でした。「私たちを見てくれてる!」「綺麗ですって!」「連れて帰りたいですって!」
 こんな具合です。時間に追われる日常の中でのほんの少し、折り紙で何かを感じてくださったと思いたいです。まだまだ力不足ではありますが、タイトル通りの折り紙展を終えることができました。
 月に一度の折り紙教室の利用者の方々の出展もあり、充実いたしました。この場を借りて、お世話になった方々に感謝申し上げます。



◆支部だより

●第2回京都折り紙コンベンション・レポート
京都支部「古都折紙倶楽部」 支部長 松井佳容子/京都府

 2年ぶりとなった「第2回京都折り紙コンベンション」は早春の3月3日(土)~4日(日)、京都東山の知ち恩院境内にある和順会館で、65名の参加者を迎え開催されました。
 コンベンションには、常任理事の田中稔憲先生と中島 進先生も駆けつけてくださり、すばらしい材料での特別講習もお願いすることができました。
 今回は、京都で児童文化を研究している「京都児童文化協会」と、会場の便宜をお図り頂いた「佛教大学教育学部・高橋司研究室」の後援をいただき、参加者のみなさんには広々と
した会場で、ゆったりと心ゆくまで折り紙を楽しんでいただきました。
 今回のコンベンションのテーマは「世界に羽ばたく日本の折り紙!」で、日本から世界中に広がり、その結果海外で創作された折り紙作品を中心に紹介しました。「箱あり、花あり、動物あり…」で、2012年に開催された「折り紙シンポジウムi n京都」にゲストで来られたアメリカのマイケル・ラフォッスさんの作品をはじめ、チリからイタリからスペインからと、海外で創作された多くの美しい作品に、会場では「おおっ!」っとため息が響きわたっていました。
 また今回は参加者に配布される材料にも合理的な試みをし、「ある程度折りすじが入っている材料」をみなさんに提供することにより、「難しい作品でも、だれでもが比較的短時間に、きれいに仕上げられる」ように工夫をしてみました。その結果、「コンベンションには初めて参加した」という初心者の方にも、大型用紙を使っての講師の分かりやすい説明に助けられて、「わっ、できた!」の声があちこちであがっていました。プログラム最後にみなさんにご記入いただいたアンケートでも、約7割の方から「今回の、折りすじ入りの材料はすごくよかった」と評価されていました。また、「講習が分かりやすかった」とのコメントも多く、この点にも力をいれた成果がみられました。
 来年の開催は、今回と同じ「3月最初の土日」である「3月2日~3日」に、広々として心落ち着くこの同じ「知恩院・和順会館」での開催です。
 3月花の咲くころに、大勢の方がまた京都にお越しくださることを楽しみに、お待ちしています。


●レモンの折り紙で世界記録に挑戦
  広島支部「アトムクラブ」支部長 佐藤 恵/広島県

2017年10月9日(月/祝)、広島県尾道市の尾道駅前で行われた、「ONOMICHI KOKORO Festival」で、来場者の方にレモンを折っていただき、ギネス世界記録に挑戦しよ
うというイベントがありました。
 「柑橘果物(レモン)に折った折り紙の最大の展示による、世界記録へのチャレンジ」です。記録として認められるために必要な数は2,000個です。
 主催者である一般社団法人尾道青年会議所の方からの依頼により、日本折紙協会広島支部から3名がギネス世界記録への挑戦に証人として立ち会い、検品を行いました。
 検品には次の条件があり、公平・中立な観点が求められました。 
・指定された作品であるか
・正確に折られているか
・指定された紙で折っているか
 朝日 勇さん創作の「レモン」を、たくさんの来場者の方に折っていただき、検品を通過した作品のみが、縦3.5m×横6mのボードに1つ1つ貼り付けられていきました。
 12時からスタートし、15時30分には目標の個数を超えた2,217枚が展示され、見事ギネス世界記録に認定されました。



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
801円
特集ロシアと雨の季節

◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series

第10 回波打ち際の蟹   田中 稔憲
Small crabs on the beach by Mr. Toshinori TANAKA

今月は「蟹」を取り上げます。蟹にもいろいろな種類があって、それぞれ形に違いがあります。美おい味しいのは、まずなんといってもズワイガニ。甲こうら羅はお結び形をしています。江戸時代の文献『かやら草』にある蟹は、そのまま折ると甲羅は円または楕だえん円になるので、モクズガニや上しゃんはい海蟹の仲間の蟹の形になります。足の長いタカアシガニに、五角形の形のタラバガニやアブラガニ、菱形に近い形のガザミの仲間、さらには一方の手だけが長いシオマネキの仲間もいます。
 では、どの蟹が折り紙作品にふさわしいかというと、いわゆる沢さわがに蟹や赤あかてがに手蟹の仲間が可愛らしくて好まれるようです。今回紹介するのはこの沢蟹の仲間の蟹と思っていただくとよいと思います。とはいえ、甲羅はいろいろに変化させられるので、実際はどの蟹にもよく似た形にできます。甲羅は正方形をたすきがけにして折る場合を紹介していますが、折り本の形にしてから折り進めることもできます。その方がいろいろなバージョンが作りやすいのですが、お
年寄りにとって扱いやすいのはたすきがけにしてから折る方法がよいと思います。この場合は糊付けも不要です。今回は立体に仕上げていますが、おなかの部分を「半開折り」にしないでしっかり折って色紙作品にすることもできます。蟹の作品は、私が考えたものだけでも20 くらいのバリエーションがありますが、まだまだ作れそうです。編集部には写真だけでもいくつか紹介することをお願いしましたが、作られるのが80 歳前後の方ならご自分で色々考えてもらうのも面白いと思います。足は4 本しかないのですが、8 本全部折ろうとしないことで、無理のない作品に仕上げられました。
 私自身この作品は特に気に入っていて、伝承化をねらえる、ここ数年のうちで最も成功した作品と自負しています。一匹折るのに5 分とかかりませんから、たくさん折っていろんな方に紹介していただけたらと思います。



◆マトリョーシカMatryoshka(Russian nesting doll) by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木ひろみ

ポケットのあるマトリョーシカです。ポケットを利用して入れ子ができます。本物のマトリョーシカに彩色の楽しみがありますが、同じようにお絵かきしたり、シールを貼ったりして遊ぶこともできます。(作者)


◆ミニ知識
◇ロシア…面積は日本の45 倍、ユーラシア大陸の北半分を占め世界で一番国土が広い国です。海を隔ててはいますが、日本の隣国なので昔から交流がありました。イクラ、ノルマ、カンパ、アジトなど日本語に溶け込んだロシア語も多くあり、また、ロシアの民芸品として有名な入れ子のマトリョーシカ人形は、日本の入れ子細工が元になって生まれています。
◇オオカミ…大型のイヌ科の哺ほにゅうるい乳類です。口先が太く、犬歯が太くて短く、足指は中央の2 指が長いため、犬の丸い足跡とは異なって、縦長の楕だえん円形です。かつてはヨ-ロッパ、アジア、北アメリカのほぼ全域にいましたが、西ヨーロッパやアメリカ合衆国ではほとんど姿を消し、日本をはじめ絶滅したとされる地域も少なくありません。英語のwolf をはじめ、インドからヨーロッパの言語のオオカミを表す言葉には「奪う、引っ張る、引きずる」の語源があり、人々に家畜の敵として恐れられていました。2018 年6 月14 日~ 7 月15 日にロシアの首都モスクワをはじめ、11 都市の会場でサッカーのワールドカップロシア大会が開催されます。その公式マスコットは、「ザビワカ」と名付けられたスポーツメガネをかけたオオカミのキャラクターです。「ザビワカ(Zabivaka)」 はロシア語で「得点する人」という意味です。
◇マンモス…氷河期にいた、長い牙きばを持つ、肩高4 mの巨大なゾウです。マンモスという名前は「大地に住むもの」という意味のタタール語(シベリア地域でもともと使われていた言葉の一つ)の「ママントゥ」に由来するそうです。一方、シベリアで発見されるマンモスの牙を商っていたアラブの人たちが、カバを指して使った「メヘモス」にちなむともされています。シベリアやアラスカで発見された氷漬づ けの遺体や、ヨーロッパ南部やウクライナの洞どうくつ窟に残る旧石器時代の壁画で、マンモスの体が褐かっしょく色の長い毛でおおわれ、皮下脂肪が厚かったことがわかっています。また、頭のてっぺんが高く、背中が高まり腰の部分は低く、尾は短く、耳は小さいという体つきもよく知られています。なお、「巨大な」という意味で使われる「マンモス」は、この動物に由来する言葉です。


●ミニ知識参考図書:『シベリア』(ダイアモンド社)、『早わかり世界の国ぐに』(平凡社)、『招き猫百科』(インプレス)、『東京のえんぎもの』(求龍堂)、『縁起物』(自由国民社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆マンモスMammoth by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原邦彦

昔からマンモスの巨大で大曲がりした牙きばって、一体どう役立っているんだろ?と不思議に思っていて、今でも謎。アフリカ象やインド象の牙は大いに役立っているのを、映像で見て知っていますが…。これパズルだ。(作者)


◆月に吠えるおおかみ、複合のおおかみ
Moon wolf and Wolf by a couple of paper by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原邦彦

童話では悪者にされる狼おおかみですが、とても賢く愛情豊かだと、少年のころ読んだシートンの『狼王ロボ』に教えられ、リスペクトする動物です。でも、折り紙で表現するとき、犬との相違を出すのが難しくてマンガチックにしました。(作者)


◆招き猫のぽち袋Beckoning cat-shaped small envelope by Ms. Akiko YAMANASHI
山梨明子

何となく紙をいじっているうちに、するりと生まれてきた作品です。15cmで折るとコインが入ります。お好きな顔を書いてください。皆さんにたくさんの福が訪れますように。(作者)


◆ミニ知識
◇ブルドッグ…イギリスにはつながれた牛に犬をかみつかせて楽しむ、「ブル(bull: 牛)・ベイティング(baiting: かみつかせること、いじめること)」という娯楽があり、ブルドッグはもともとはそのために作られた闘犬でした。1835 年に動物愛護の観点からブル・ベイティングは禁止され、ブルドッグはいったんすたれます。その後、闘争心や攻撃性をなくす改良が進み、優しい気質のブルドッグは家庭犬として人気を得るようになりました。三みさわや澤屋商店(現在のブルドックソース株式会社)は1905(明治38)年ソースの製造販売を始め、ソースがイギリス発祥であることからペットのブルドッグのように、ソースのおいしさも人々に広く愛されるようにとの願いを込めて、マークと社名にブルドッグを採用したそうです。
◇和菓子の日…6 月16 日。もともと旧暦6 月16 日は、江戸時代まで「嘉かじょう祥の日」とされていました。平安の仁明天皇の時代、国内にひどい伝染病が起こり、豊後の国(現在の大分県)から白い亀を贈られたことを吉兆として、848 年に年号を「めでたいしるし」という意味の「嘉祥」と改めました。その年の6 月16 日に「16」にちなんだ菓子と餅を神に捧げ、疫病よけを祈ったのが嘉祥の日の始まりとされています。1979 年に全国和菓子協会が新暦のこの日を「和菓子の日」と決めました。
◇招き猫…大人気の縁起物です。右手をあげると福と金運を、左手をあげると客を招くとされますが、近年は両手をあげたり、色とりどりになったりと種類も豊富です。
◇矢車菊…英語名は「cornflower」で、南ヨーロッパ原産のキク科の一年草です。葉は細く、春から夏にかけて、矢車のような花を咲かせます。花の色は数色ありますが、濃い青紫の印象が強いです。この花は「矢車草」と呼ばれることも多いのですが、本当の矢車草は、5 枚の手のひら状の葉っぱから「矢車」と名付けられた、初夏に緑白色の小花を咲かせるユキノシタ科の多年草です。なお、矢車菊はハーブとして効用もあり、ドイツやエストニアやマルタの国花とされているなどヨーロッパで人気のある花です。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

春から夏にかけて、形が矢車に似た、青紫、桃、紅、白、青などの色の花を咲かせます。原産地はヨーロッパで、明治時代に日本に渡来したそうです。花の正しい名前は「矢車菊」ですが「矢車草」と呼ばれていた時期があり、この折り紙作品も「矢車草」という名前で伝承されています。本当の「矢車草」は「矢車菊」とはまったく別の植物です。
Between spring and summer, the flowers of“ Yagurumaso” bl oom. Their col ors are bluish purple,peach, deep red, white, or blue, and their shape resembles a windmill. This plant originated in Europe and it is said that this plant has been introduced into Japan during the Meiji Period. The correct name of this plant is“Yagurumagiku (cornflower)” but there was a period it was called“ Yagurumaso (Rodgersia podophylla)”. Therefore, this origami model has been handed down under the name“ Yagurumaso”. The r eal “Yagurumaso” i s a pl ant totall y different from“ Yagurumagiku”



◆おってあそぼう!!
三角UFO 
青木良

正三角形の折り紙飛行機です。機体の中心をつまんで落とすように滑空させて遊びます。⑬の折りを調節して長く滑空するようにします。(作者)



◆傘のコーナー飾り(ブックマーク)
Corner decoration of the umbrella by Ms. Ryuko
梨本竜子

じめじめとした梅雨の日も、カラフルな傘があれば楽しく過ごせそうです。本のしおりとして、メモや掲示物の角に飾りとして、いろいろに使ってみてください。(作者)

◆あじさいの花プレートJapanese hydrangea wreath by Ms. Noriko NAGATA
永田紀子

再掲載ありがとうございます。初めてのリース投稿作品でした。リースという用語もなじみがなくて、「プレート」というタイトルにした20年余り前の懐かしい作品です。糊付けありとなしで2通りの仕上げ方となります。(作者)



◆カタツムリの箸はしぶくろ袋
Snail-shaped chopsticks’ envelope by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田勝久

カタツムリの体の形が出るように、ていねいに折り進めてください。⑫⑬は中わり折りの仕方が異なります。7.5cm角の大きさの紙で折ると、楊枝入れとして使えます。(作者)


◆ツインBOX Twin boxes by Ms.Ayako KAWATE
川手 章子

一つの単体でBOXができあがり、その折るときのねじり方を反対回りにしたものをもう一つの単体にして組み合わせてみました。単体でも箱として使えそうです。④の三等分は厚みがあるために少し折りにくいですが、正確に折るときれいにしあがるようです。(作者)



◆ブルちゃんBulldog by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二

仕上げを立体的に加工する作業が多い作品です。図47は、半開折りのような形でもよいです。折り方をマスターしたら、アレンジして、自分なりの「ブルちゃん」を育って下さい。(作者)



◆読者の広場

今月号の「続デイケアで折り紙」の「三角雛」や「おひなさま」、それと以前の号のおひなさまを加え、私の狭い部屋はどちらを向いても折りびなばかり。外は冷たい風が吹いているのに、春がやってきたようです(立春を過ぎたから春かな?)。
静岡県 鈴木さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「2017 おりがみカーニバル入賞作品紹介・2」がよかったです。折り紙の友人と「おりがみカーニバル」の展示会場に行ったので、なつかしく思い出しながら見ました。
 千葉県 加藤さん


◆World Origami ReportOrigami Oritai
隊長 明日仁見(インド・ニューデリー)

2018年3月3日(土)・4日(日)、ミャンマーのヤンゴンにあるJapanCulture House(JCH)にて折り紙講習をしてきました。ミャンマーの人たちはとても人当たりが良くて、インドに帰りたくなかったくらいです。
 5年前にデリーの国際交流基金事務所にいらした松岡さんが現在ミャンマーに勤務されており、ご縁あって呼んでくださいました。ミャンマーでは数年前まで「5人以上の集会は禁止」という重い掟おきてがあり、団体行動はことごとく慎むようにと暮らしていた人々には今こうして集まって何かをするという機会は奇跡のようです。ということで「折り紙」の種をこの地で咲かせようと、まずは桜(Dr.川崎先生創作)をディスプレイ。ミャンマーは仏教徒が多いので、松岡さんからのリクエストで「瞑想をする人’Meditating Man’」(Oritai、S シャチhachiさん創作・制作)と北條高史さん創作「ブッダ ’Buddha’」(Oritai、H ヒマンシュimanshuくん制作)をプレゼントしました。
 生け花というか「折り花」のできるPプリティreetiさんも一緒に参加。彼女のクラスは伝承作品を中心とし、私は許可をいただいた先生方の作品を教えました。
 私達Oritaiのロゴである「ハッピーエレファント」(山梨明子先生創作)※の誕生秘話も話すことができましたし、折り紙に初めてふれる人、日本語学習者、日本とミャンマーの子供達…と色々な人が参加し、2日間計4回のワークショップが実現しました。

JCHは大塚麻里子さんはじめ頼もしいスタッフばかりなので、これからきっと少しずつでも折り紙の花が咲いていくと期待しています。(https://www.facebook.com/jch.yangon/)
 ひとつだけ、街でも会場でも気になったことがあります。それは、多くの人がほっぺに四角や丸の形のクリーム色っぽいマークを付けていること。実はこれは「タナカ(Thanaka)」という日よけや肌に良いとされる天然化粧品なのだそうです。木のようなものを丸い台の上でこすって少量の水と混ぜペースト状にし顔に塗る。南インドでもターメリック(ウコン)を塗る習慣があります。民族衣装のロンジーも男性のものはなんとなく南インドのルンギに似ていて面白かったです。
 お隣の国なのに、デリーからは直行便がなく、タイのバンコク経由で少々疲れましたが、夢のような4日間でした。「紙さま」に感謝し、またこれからも頑張ります!



◆支部だより

熊本支部 平成29年度のあゆみ 
熊本支部「火の国」(支部長 中田武美)、文:濱石智愛/熊本県

平成28(2016)年4月の熊本地震において、被災地熊本への全国の皆さまからの励ましのお言葉やお見舞い、誠にありがとうございました。
 おかげさまで、翌5月より被災を免れた会場で定例会を開始。28年12月から以前の会場へ戻り仲良く活動しております。平成29年1月28日「わくわくパレアフェスタ」(熊本県生涯学習センター主催)
 お子さんやご家族と一緒に「くまモン、ひまわりこま」などの折り紙を楽しみました。
3月15日~21日 支部会員作品展(鶴屋百貨店ふれあいギャラリー)
◆テーマは「花」
 震災後でもあり、花いっぱいの明る<元気がでるような作品展をめざし、合同作品はじめ会員の力作がそろいとても華やかでした。
8月9日~15日 支部会員作品展(鶴屋百貨店ふれあいギャラリー)
◆テーマは「水族館」
 「水族館を再現しよう!」と皆であれこれ工夫しながら作成しました。ご来場の皆様にも楽しんでいただけたようで、楽しい作品展となりました。

8月19日~20日「青少年のための科学の祭典熊本大会」(グランメッセ熊本)
 ようやく改修を終えた会場で活動できたことは嬉しいことでした。2日間の来場者数は4万人を超し開場直後から大賑わいとなりました。子供たちには動く作品の「羽ばたく鶴」「ぴょんぴょんカエル」などが大好評でした。

12月6日 宮本眞理子先生をお迎えして講習会を開きました
 作品は干支の色紙とブローチ。色紙はかわいい犬の親子。ブローチは折り紙と思えないほどの華やかなもの。どちらも丁寧に教えていただき楽しく充実した講習会でした。「次の作品展は宮本先生の作品でいっぱいかも」という声もあがりました。少しずつですが熊本は大震災の爪痕を、新しい形に変えつつあります。新しい熊本が始まります。これも全
国の皆様からの励ましをいただいてのこと。私どもも折り紙の楽しさを広めつつ、自らも楽しみつつ活動してまいります。



◆百花繚乱の作品展
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長 梅本吉広/大阪府

今年も3月10日(土)・11日(日)、阿倍野市民学習センターにて、「グループフェスティバル2018」が開催され、作品展示部門に参加しました。
 大阪支部は当センターで、毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに、地域の文化発展に寄与してきました。今年は季節柄お雛様の色紙や立体作品が多く出品され、色紙68点、立体61点の総数129点が会場に所狭しと並べられました。創作作品としては支部作品展の名物ともいえる人物が躍動する姿を描いたスケート競技や演技の作品や原作をアレンジした応用作品も多く、見応えあるものとなっていたように思います。
 参加者に人気があったのが、パズルになる作品や遊ぶことのできる作品でした。今年は、期間内にワークショップも開かれ、やさしい蛍の色紙が大人から子どもまで喜ばれました。大阪府内だけでなく関西広くから多くの参加者があり、大盛況のうちに終了しました。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 五月晴れ

◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series
第9 回 夏野菜  田中 稔憲
Summer vegetable by Mr. Toshinori TANAKA

風薫る五月ということで、清々しいものをと思い、「夏野菜」をとりあげてみようと思います。赤に緑、紫、白と彩りも美しく初夏の到来を楽しむ雰囲気になるのではないでしょうか。実は蕪かぶは冬の方がふさわしいかもしれないのですが、ふくよかな白の色合いが欲しかったので入れてみました。それに大きくて特に簡単に作れますので、無理がないということもあります。どうしても折る作品のパーツの数が多くなってしまいますから、折る回数を何とか減らしたいということがあります。
 なすのヘタもこれはこれで高齢者には結構難しいのです。この作品は3 年くらい前に作ったもので、私が講習しているお年寄りも今よりずっとしっかり折れていたのです。
 100 歳前後の生徒さんには、ヘタだけはあらかじめ折ったものを用意しておいた方がよいかもしれません。90 歳くらいなら目立った認知機能の衰えさえなかったら問題ないでしょう。私は参加されるお年寄り一人一人の現状を把握して、それに合わせて創作しています。こんなことはだれでも可能という訳にはいかないでしょうが、作品の選定は無理がないか十分配慮して進めてもらいたいと思います。


◆ミニ知識

◇端午の節供…端午とはもともとは月の初めの午の日という意味で、5月に限りません。旧暦の5月は現在の6月にあたり、じめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い雨の季節なので古代中国では物忌み(食事や外出を控え、心身を清めること)の月とされました。
数字の重なる5月5日を端午の節供とし、薬効のある菖蒲や蓬を使って邪気(病気などを引きおこすと考えられた毒気)をはらう行事が行われました。 それが日本に伝わり、田植え前の女性たちが菖蒲と蓬で葺ふ いた屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄よけをする風習が生まれました。武士の時代となり、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、江戸時代には男の子の成長を願う祭へと変わっていきました。そして、5月5日は、第二次世界大戦後の1948 年に「こどもの人格を
重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とする「こどもの日」となりました。
◇五月晴れ(さつきばれ、ごがつばれ)…旧暦五月は皐さつき月と呼ばれていました。由来にはいくつか説がありますが、雨の季節になり田植えが始まるころなので「早苗月または小さなえづき苗月」が略されたとする説が有力だそうです。五月晴れは五さみだれ月雨、つまり梅雨の季節の晴れ間のことを指しましたが、今は5月の晴れわたった天気をいいます。
◇唐とうがらし辛子…熱帯アメリカ原産のナス科の一年草。日本には16 世紀ごろに伝わったとされています。果実は未熟のあいだは濃い緑色、熟すと赤色に変わります。多くの品種がありますが、一般的に辛み種は上向きに実をつけて、乾燥させて香辛料とします。赤く色づくとより辛みが強くなります。また、唐辛子は虫除けとして、人形や着物などをしまう箱に入れて使われました。なお、ピ-マンは唐辛子の辛みをなくすように品種改良で生まれた野菜です。唐辛子とは反対に下向きに実をつけます。
◇枝えだまめ豆…熟しきってない、青い大豆を枝ごと刈りとったものです。豆の鞘さやが房状になってついています。大豆の若い果実を枝豆と呼ぶようになったのは江戸時代で、18 世紀末ごろから夏になると江戸の町に枝豆売りの姿が見られるようになったそうです。なお、5 月1 日を「豆まめい炒り朔ついたち日」と呼んで、炒った大豆をお供えする地方があるそうです。


◆兜かぶと
Japanese helmet by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

折りやすくできあがりもきれいです。一つ難点は⑭図。少しすきまを作らないと、⑮の折り上げがうまくいきません。(作者)



◆ミニ知識
◇軍ぐんばい配…正式には軍配団うちわ扇といい、団扇の一種です。室町時代末期から、武将の間で部下の指揮をするために団扇を使うことがはやり、羽の部分を皮で作って漆うるしを塗り、柄は鉄を入れたものができました。相すもう撲の行ぎょうじ司が使うようになったのは、戦国時代、武士が余暇に相撲で競ったときに、軍配で相撲の判定をしたことに始まるとする言い伝えがあります。
◇兜かぶと…頭部を守るための防御用の武具ですが、被っている人の威厳を示す役割も持っていました。


●ミニ知識参考図書:『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂),
『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『植物と行事 その由来を推理する』(朝日新聞社)、『野菜と果物』(小学館)、『忘れないで季節のしきたり日本の心』(小学館)、『雛まつり親から子に伝える思い』(近代映画社)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
★兜かぶとの胡ごましお麻塩包み 伝承

この作品は、『月刊おりがみ129号』(1986年5月号)に掲載されたもので、「折おりかた形」と呼ばれる儀ぎれい礼折りの一種です。『日本の造形折る、包む』(1990年淡交社発行)などの著書がある、荒木真喜雄さん(故人)紹介です。この「兜の胡麻塩包み」のように、包み(たとう)に兜や亀や鶴などがつく形は、明治時代以降のものと考えられています。
This model is one type of ritual folding called “Orikata”. I n “Mont hl y Ori gami
No. 129” (May 1986), this model was presented by the late Mr. Makio ARAKI
who wrote “Nihon no Zokei Oru Tsutsumu [Japanese fine art, folding and
wrapping]” (published in 1990 by Tankosha) and others. Just like this“ Kabuto
shaped Wrapping for sesame and salt”, the model of wrapping with a helmet,
a turtle, a crane, and so on is considered to have been created at the Meiji era
and later.



◆軍配Referee’s fan by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ

最近いろいろと話題になっているせいか、軍配の折り方の問い合わせがあります。『417号』で紹介した「軍配」のバリエーション作品です。お楽しみください。(編)



◆鳩はとぶえ笛、メッセージ鳩Hatobue(Dove flute)、Dove-shaped card holder by Ms. Harumi TAKEI
武井 春美

地域のクラフトフェアへ出かけた時に、本当に久しぶりに鳩笛を見ました。懐かしのおもちゃを表現して見ました。鳩笛を少しアレンジすると、カードがさしこめる鳩ができました。(作者)



◆リボン付きレターケース
川手章子

中にお便りを入れたり、また、カードとして表にメッセージを書いたりできそうです。丸くかわいらしいリボンがついているところがポイントです。⑪や⑯でうしろに折るのが少しむずかしいですが、ていねいに折りましょう。
(作者)


◆天馬(ペガサス) Pegasus by Mr. Jun’ichiro- SOMEYA
染谷 淳一郎
伝承の「アクロバットホース」を切り込みなしでできないかと折ってみました。簡単な一枚折りのペガサスができたように思います。⑦の中わり折りは折りこむ先のすき間が2か所あり、どちらでもいいのですが、手前の方が折りやすく、奥の方にさしこむと開きどめになります。(作者)



◆幼な子Infants by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

なにげなく折っていて仕上がった作品です。幼いかわいらしい子が目の前に現れてちょっとうれしく思いました。厚くなるところもありますが、折り図にしたがって折ってみてくださいね。(作者)



◆蝶番箸はしお置きButterfly shaped chopstick rest by Ms. Sho-ko AOYAGI
青柳祥子

動く蝶ができました。形が蝶ちょうつがい番のようです。おもちゃにも、10cm角くらいで折って箸置きにもいいなと思いました。箸置きには動く必要がありませんが…。(作者)


◆ハイヒールHigh-heeled shoes by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

手順が明確なので覚えていただきやすい作品だと思います。7.5cm角のホイル紙で小さく作っても楽しいです。左の写真のように飾りを折り出すこともできます。(作者)



◆口紅Lipstick by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

オシャレに飾る口紅を作りました。15cm角の折り紙で切って作ると、ほぼ実物大です。鏡台の前に立てて飾るとステキです。(作者)




◆おってあそぼう!!
LOVE TALK(恋のお話) Francis M.Y.OW

左右に引っぱって「くちびる」のように動かして遊ぶ作品です。シンガポールのオウさんのハートの作品を先月号に続いてご紹介します。



◆わんこ箱Dog-shaped Box by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山 三千江

戌年にちなんだ作品を創作した中の一つです。家の犬がおすわりをしている格好を見てひらめいた作品です。耳を工夫すると猫にもなりますよ。(作者)


◆読者広場

 「折り図のヒミツ」、毎月楽しみに読ませていただいております。とにかく折ってみようと、少々困難に思える作品も折っているうちになんとか形になります。図面とは工程や方法がちがった意外な発見があったりで、とても楽しいです。今月の手芸教室では1 月号に掲載された「ダックスフント」を折りたいと思っています。
岡山県 片島さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「ハート・イン・リース」、「鬼と天狗」、「ホームこたつと折りたたみ式座いす」、「女性の韓服」など、バレンタインデーと節分に使える作品があってよかったです。本屋さんで折り紙の本が新しく出版されて並んでいるのを見て幸せな気持ちになりました。いろいろな作品がありますね。
 神奈川県 高野さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


みんなの作品展

◆東松山市高坂丘陵地区文化祭に参加 鶴嶋ひろみ(埼玉県)
 2017年11月11日(土)・12日(日)に行われた東松山市高坂丘陵地区の文化祭に、今回も参加することができました。年々パワーアップし、市長さんや教育長さんにも誉めていただきました。発表会をできる喜びを実感した年でした。



◆宇都宮市平石地区文化祭 折り紙体験コーナー盛況! 鶴見茂文(栃木県)
 2017年11月4日(土)・5日(日)に宇都宮市平石地区市民センターで、同所主催の文化祭が開かれました。折り紙作品の展示と体験コーナーは盛況で、二日間賑わいました。会員の折り紙レベルも向上し、参観者はみとれ息をのんでビックリです!! 鶴見・益子・岡田の3人の講師は「おりがみカーニバル」の表彰式へ出席のため、浅見栄子会長にあとをお願いして欠席でしたが、無事終了しました。



◆支部だより
藤本祐子先生をお迎えして 
多摩支部「山鳩」(支部長 瀬田美恵子/東京都)、文:林 道子

12月のクリスマスも間近になった15日、藤本祐子先生の講習会が開かれました。まずはみなさんの関心が集まるクリスマスの折り紙です。最初はとてもシンプルなクリスマスツリー2つ、平面と立体のものがありました。次の「サンタのメッセージカード」はわかりやすいカラーの折り図をいただきました。後ろ側の一折りでスタンドサンタにもなり、ちょっぴり小さい両手がかわいらしかったです。続いてはすぐやってくるお正月の作品「ツルのミニ門松」です。紅白2枚の和紙の門松にツルを配して、見ただけで新しいお正月を迎えたような気分になりました。この門松は横にすると正月膳の箸袋にもなります。そして干支の「犬(ダックスフント)の箸置き」を教えていただきました。これでおしまいかと思いましたら、「亀甲鶴」(成川芳江さん作)という豪華で楽しい作品が待っていました。先生のていねいな説明と折り図もいただきました。この「亀をオンブしている仲良しツルカメ」はとても力作で、やりがいのあるものでした。最後なのでみな集中してしあげることができ、大満足でした。かわいらしい作品をたくさん手にして、折り紙は本当に人を幸せにしてくれるものだと感動しました。なお先生の新刊書『かわいいポケット折り紙』を希望者にわけていただきました。かわいさでいっぱいでした。



◆公民館に里山風景を展示しました
  上総西部支部「アクアラインクラブ」支部長 髙嶋恵子/千葉県

上総西部支部の中心の活動場所木きさらづ更津市は、万葉の里と呼ばれ、木更津に関わる3首が万葉集に詠われています。
 昨年、市制75周年をむかえ、地元の富ふくた来田公民館の50周年と重なり、9基目の万葉の歌碑を建立、除幕式が行われました。日頃から私たちはここで折り紙教室を行い、幼児から大人まで楽しく活動しています。記念に、公民館のロビーに里山風景を折り紙で制作、展示しました。常設で、半永久的に展示されるとのことです。これからも地域で皆さんに喜ばれる楽しい公民館となることを願っています。
 富来田公民館は、J R 久くるり留里線「馬来田駅」下車です。10月には道の駅「うましたの里」もオープンしました。皆さん、ぜひ見に来てください。



◆自動車販売店での作品展と教室
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

昨年11月11日(土)・12日(日)に最寄りの石川トヨタ野ののいち々市店の店内で折り紙作品の展示と教室を行いました。
 販売店では、お客さんは店内での待ち時間がかなりありますので、一緒に来た子どもや奥様がとくに手持ち無沙汰になってしまいます。店内にはキッズコーナーも設けてはありますが、指向はいろいろです。特に女児は折り紙を好む傾向があり、成人女性にもクリスマスリースは大変好評でした。子どもの中にはいくつも作りたがって、いろいろな作品を楽しんでいる子もいました。販売員も購入を考えているお客様に商品の説明をする時間ができ、好都合だったのではないかと感じました。
 デパートなどでの教室や展示よりうんと反応はよかったです。
 自動車ディーラーには折り紙作品の展示や無料講習はかなり効果を期待できるのではないかと感じました。お客様に楽しんでいただけているようなので1週間ほど作品をこの
まま展示しておくことにしました。石川トヨタ野々市店のブログにも載せたいと女性社員が写真を撮っていましたから、そちらからも確認ができるでしょう。
 加賀市の日本折紙博物館に展示してある作品も、そのような活用が可能なのでは? とも感じながら。


◆三支部合同勉強会を開催
吹田支部「折り紙玉手箱」支部長 渡辺眞寿美/大阪府

第17回三支部(奈良、神戸、吹田)合同勉強会を、昨年11月25日(土)・26日(日)、大阪市北区の山西福祉記念会館で開催しました。
 今回は東京都の小倉隆子先生をお招きし、同じ基本形から発展できる作品、クリスマスリース、干支の犬、鶴などたくさんの作品を教えていただきました。大阪、滋賀、和歌山支部、姫路、沖縄、浜松からも参加していただき、とても有意義な二日間でした。ありがとうございました。

夕食後に行われるビンゴゲームが三支部の楽しみの一つでもあります。各支部長、山本一彦先生、講師の小倉先生の作品がメーン景品、その他参加してくださった先生方の手作り作品
がテーブルに山積みです。
 山本先生のとても楽しい話芸でビンゴゲームが盛り上がります。「これが楽しみで毎年来るねん」と宿泊してくださる方の言葉…、ありがたいですね。また次回も楽しい勉強会になりますように。皆さんよろしくお願いいたします。




◆World 0rigami Report

西オーストラリア、公立Carine Senior High Schoolでの折り紙クラブリポート
山本知美(オーストラリア)

昨年の11月~12月の2か月間に渡り、公立高校にある図書館での折り紙クラブを担当しました。今回は、生徒さんのランチタイムを利用して、週に一度、自由に参加してもらう形式でのお話を引き受けました。
 こちらの高校の図書館に勤めておられるJoさんという方が、生徒たちのランチ後の空いた時間を有効に利用しようと、ORIGAMIをワークアクティビティの一環に取り入れてみたいという考えでした。
 私も彼女も最初は、「2、3テーブルを準備して、生徒に折り紙を紹介する感じで進めたら楽しそうね」と、当初は4週間だけのつもりでした。しかし始まってみると、折り紙の楽しさに目覚めた多くの生徒さんが、4週後も折り紙クラブの継続を希望してくれました。
 こちらでは中学と高校が一貫していることもあってか、気がつくと毎回のセッションでは、30~50名の多くの生徒さんが折り紙を楽しみにやってきました。初めて折り紙を折る生徒さんから、日本が好きで少し折ったことがある、または折り紙が大好きでいつもインターネットを見ながら色々作っているという皆さんまで、楽しみにいらっしゃいました。それぞれ7つのテーブルをレベル別に分けて準備し、学校が夏休みに入るまでクラブを継続することになりました。
 特に男子生徒は、毎週参加することでずいぶんスキルアップ。人気があったのが、ユニット折り紙です。立体形になる折り紙は、集中して工程をこなしていくことで時間内に完成しますから、皆さん真剣です。Joさんは、にやにやしながら眺めておられました。
中には、作った作品を自分のおばあちゃんへのプレゼントにすると張り切っていた生徒さんもいまして、なんて素敵なアイデア!一緒にどれにするか考えることも楽しかったです。
 また、生徒さんだけではなく、先生方も一緒に参加してくださいました。このCarine SHSで現在、フランス語を教えてらっしゃるRoger先生は、かつて東京に10年ほど住んでおられた経験があるそうで、折り紙もその当時は楽しんでおられたそうです。
 そしてこちらの高校も以前は、日本語を第2言語として授業に取り入れており、Roger先生は日本語の先生でもありまして、日本語を教えておられた当時は、日本の高校と交換留学制度を行っていたそうです。
 先生は、ディスプレイの折り紙を手に取り、大変懐かしく思われ、日本での暮らしや交換留学などの思い出を私に話してくださいました。
 折り紙を通して、さまざまな出会いや折り紙に対する気持ちを伺えることを大変有難く思います。そして、私が住むPパースerthで日本の文化の一つである折り紙を、こちらの皆さんにご紹介、お手伝いできることが何より私にとって嬉しく、JoさんをはじめRoger先生や皆さんに感謝いたします。



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
801円
特集 わくわく新学期


◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series

第8 回 飛び立つ白鳥  田中 稔憲

A swan flying away by Mr. Toshinori TANAKA


今回は白鳥の飛び立つ瞬間を作品にしてみました。白鳥が北へ帰るのは3 月頃ですから、桜の咲く季節より少し前なので、「こんな景色が見れたらいいなあ」という想像をしてみたわけです。
 とはいえ、桜にもいろんな種類があって、実際にもかなり早く咲く品種もあるにはあるのです。白鳥が飛来する湖沼の側に植えられたとしたら、こんな景色を見ることもまんざらなきにしもあらず…なのですが。
 さて、老人ホームでの講習では、ひと折りごとにきちんと確認しながら確実に折り進めるように注意しましょう。白鳥の図⑥の段折りは、とても難しそうに見えると思います。実際に折るときは山折りをしないで、谷折りで対処できるのです。ゆっくりと、ていねいに教えれば、どなたでも無理なく仕上げることができるのです。
 桜の花びらは折りが易しいとはいえ、幅1.5cm しかありませんから、視力が弱くなっている方には難しいかもしれません。私の実践では幅1.5cm までは可能でした。長さは4.5cm あるので、ご高齢の方でも折ることのできるぎりぎりのあたりです。これ以上小さいとできない方も出てくるでしょうし、大きいと風情がそがれてしまいます。なかなかつらいところです。
 水面を細く折った長方形で表現していますが、いわゆる「見立て」ということで、これで充分水面のゆれを何となく感じることができます。モネの絵にこれと似た描き方がありましたよね。
 ちなみに私の自宅には大色紙ではなくほぼ4 分の1の大きさの寸松庵色紙に作って壁にかけてあります。本当はこのくらいの大きさが上品でいいのですが…。



◆チューリップTulip by Ms. Kazue ASAI
浅井 かづゑ

笠原邦彦さんのチューリップが好きで、いつか自分なりのものが折れたらいいなと思っていました。それがこの作品で実現して、幼児が描くような葉のチューリップができあがりました。花は三分咲き、五分咲きぐらいがかわいいです。(作者)


◆ばらのプレートから立体へ
永田 紀子

伝承のつばき(ばら)をアレンジした、ばら模様のプレートができました。「ポケット」や「手」があるので、2枚組みでオーナメント、6枚組みで立方体、18枚組みで球状になります。(作者)


◆桜花Cherry blossoms by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

この作品は『127号』(1986年3月号/絶版)の田中具子さん創作の「桃の花」のバリエーションです。花びらは『128号』(1986年4月号/絶版)に掲載されたものです。田中さんは紙を好みの色に自分で染めて作品を折ることもあったそうです。



◆アザミThistle by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

花びらをすぼめて仕上げてもよいでしょう(写真右小)。葉は15から「ぐらい折り」が多いので図と同じ位置で折れない時もありますが、ギザギザの葉を折り出してください。花は15cm角に慣れたら、小さい用紙で折ると、よりアザミらしくなります。



◆フラワーキャップ
川手章子

お花のキャップのような作品です。15cm角で折った花の中心に7.5cm角で折ったものをさしこんでくみあわせても華やぎます。平らなところにいくつもならべるとお花畑のようかな…と想像したりしてみました。15cm角で折ったとき、ふたにする伝承の箱は6.5cm角がピッタリとあいます。(作者)



◆Book of love(恋の教科書)
Francis OW

オウさんは、ハートがモチーフの作品を多く創作されているシンガポールの折り紙作家です。オウさんの折り紙は日本でも人気があり、これまでも『月刊おりがみ』で紹介しています。今回の作品は折るところをまちがえないように、ていねいに折りすすめてください。



◆アレコレセッティングケースCase by Ms.Ayako Kawate
川手章子

立体のパーツができあがったので、4つくみあわせてみました。中心を平面のパ-ツでふさぐと、区分けして、おこのみでそれぞれのところに入れることができそうなケースになりました。(作者)



◆カードスタンドCard holder by Mr. Motoyuki ASAI
浅井 基言

ハガキ、名刺、カードなどを立てて使うと、目立ち、見やすい表示ができる折り紙作品です。また、折り紙作品を立たせてみせるとき便利です。(作者)



◆ミニ知識

○サクラ…バラ科の花です。サクラの原生地はヒマラヤと考えられ、日本のサクラにはヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、チョウジザクラ、カンヒザクラ、エドヒガンザクラ、オオシマザクラの10 種類の野生種があります。明治時代以降、ヤマザクラからサクラの代表の座を奪ったソメイヨシノは、江戸時代末期に江戸の染井村(現在の豊島区駒込付近)の植木屋伊藤伊兵衛四代目の政武が、伊豆半島に自生するオオシマザクラと本州の山に咲くエドヒガンザクラをかけあわせて作り出したとされています。生長が速く、花が大きく、早い春に咲くので、大人気となったそうです。
○チューリップ…春にかわいらしい花を咲かせるチューリップは、ユリ科の花です。オランダではチューリップに以下のような物語があるそうです。美しい娘が三人の騎士にみそめられ、三人それぞれから冠、剣、金塊が贈られました。断れない娘は花の神フローラに祈って、姿を花に変えてもらいました。花は王冠、葉は剣、球根は金塊を表し、チューリップと呼ばれる花になったというものです。
○アザミ…キク科の花で、世界には250 種類ほどあり、そのうちの70 ~ 80 種が日本に生育しているそうです。根はゴボウのように食べることができ、「ヤマゴボウ」や「キクゴボウ」と呼ばれ栽培されているものもあります。葉はギザギザで厚く、春から秋にかけて花を咲かせ、日本では夏から秋にかけて花開くものが多いです。聖母マリアが十字架から引き抜いた釘を埋めた場所から生えたということからキリスト教の聖花とされています。北欧では棘が魔女を追い払うと考えられてきました。内側の苞が天気が悪くなる前に自然に閉じることからヨ-ロッパでは天候予知のために門口に植えるそうです。スコットランドでは10 世紀にゲルマン人の攻撃を受け戦況は不利でしたが、忍び寄った敵がアザミを素足で踏みつけて悲鳴をあげたために捕らえて尋問し、敵のありかをつきとめて逆襲したという伝説から、スコットランド王家の紋章とされてきました。
○地蔵(菩薩)…釈迦が死んでから弥勒菩薩が現れるまでの、仏のいない時期にこの世に生きているすべてのものを救うとされる菩薩です。地蔵信仰はインドから中国を経由して日本に伝わり、平安時代から僧侶や貴族などに広まっていきました。地蔵が子どもを守るとされているのは、親より先に死んで地獄におちた子どもを地蔵が救うという考えからおこっています。地蔵は人々に親しまれ、病気平癒などをかなえるとされる地蔵が各地にあります。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)、『花ことば』(保育社)、『野の植物』(小学館)、『桜の雑学事典』(日本実業出版社)、『さくら研究ノート』(偕成社)、『ニッポンの神さま図鑑』(はまの出版)、『日本の神様と楽しく生きるー日々ご利益とともにー』(東邦出版)、『地蔵さま入門』(大法輪閣)



◆おってあそぼう!
かたちあそび 
石橋美奈子

3歳ぐらいから遊べます。考える力を育む、知育折り紙です。枚数をふやしてオリジナルデザインを考えましょう。(作者)



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
伝承のほかけぶね( フーフーヨット)からのフーフー宝船
岡 一郎

伝承折り紙のほかけぶね(フーフーヨット)からアレンジして簡単な宝船にしました。もともとは壁飾りか色紙用の平面作品にと考えたものでしたが、立体的に置くことができ、うしろから息を吹きかけると、前に進んで遊べる作品になりました。みなさんの新しい生活が順風満帆でありますようにとの願いを込めて。(作者)
I modified the sailing ship of traditional origami model and created a simple
treasure ship. Originally I designed a planar model for wall ornaments or cards,
but I made it three-dimensional later. By blowing from behind, it moves forward.
So you can play with this ship. I present this model hoping that everyone’s new
life will be sailing smoothly. (Author)



◆祈りのお地蔵様
二階堂 黎子

交通事故が一件でも少なくなることを願って、皆様に簡単に折っていただけるような、祈りのお地蔵様を考えてみました。長谷川太市郎先生の工夫で、耳も出すことができました。前掛けには「交通安全」だけではなく、いろいろなメッセージを書いていただけますと、嬉しく思います。(作者)



◆みんなの作品展
2017年神戸開港150年記念作品展「ママの腕くらべ展」・神戸市立兵庫勤労市民センター秋まつり作品展に参加城戸桃代(兵庫県/あじさい講座折紙教室講師)


昨年1年間を通して神戸開港150年関連イベントが数多く行われました。あじさい講座折紙教室を運営している神戸市婦人団体協議会(婦人会)が主催の「ママの腕くらべ展」が5月に大丸須磨店で開催されました。私たちあじさい講座折紙教室も婦人会手芸実行委員会とともに「折り紙神戸港」の出品とワークショップを行いました。
 「ママの腕くらべ展」には岩手県陸前高田市のお母さんたちの手芸作品「おらほアート」の展示・即売も行われました。阪神淡路大震災がきっかけで生まれた、おかんアートの壁かけタオル「まけないぞう」がフェルト地になって里帰りしていました。
 婦人会では、手作り品の材料となる布などを陸前高田市の「おらほアート」のお母さん方に届ける「はぎれプロジェクト」のボランティア活動を神戸市立婦人会館にて行っています。
 また作品展の期間中、熊本の被災地支援のためにコーラスグループ「ヒューマンノート」がミニライブを行いました。代表の寺尾仁志さんの呼びかけで、熊本県益城町仮設住宅「熊本ワクワク合唱部」への善意の募金が集まりました。
10月の神戸市立兵庫勤労市民センター秋まつりにも「折り紙-神戸港 150年-」とともに受講生の作品を展示しました。来館の方に折り紙展示が好評とのことで、作品展終了後も「折り紙クリスマス」の演出を館長から依頼されました。
 「ママの腕くらべ展」、秋まつり作品展、各ワークショップにお越しくださいました皆様ありがとうございました。誌面をお借りして感謝とお礼を申し上げます。



◆第16回新春を飾る折り紙作品展「それぞれの四季」メルヘン絵の世界   
村岡竹子(埼玉県/朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会)

1月3日(水)~1月11日(木)、川口市立グリーンセンター緑のアトリエにおいて朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会の会員の作品展を開催しました。今年はグリーンセンター開園50周年行事に参加、朝日先生のトレードマークのハートの冠を50個先着のお子さま限定でプレゼントすると、とても喜んでくださいました。他にもたくさんのおみやげを用意しました。
 今回、朝日先生の色紙作品50点の下に思い出の樹シリーズで5本の木の下にカラーコピー縮小作品(1、川口市広報誌メルヘンおりがみ掲載作品 2、色紙作品 3、埼玉テレビ出演時作品 4、日本折紙協会月刊『おりがみ』おりがみギャラリー掲載作品 5、かわぐち市民大学講座作品) 他会員作品、ラシャ紙のそれぞれの四季と色紙作品など約50点の作品を展示しました。朝日先生の色紙作品の実物を拝見でき、みなさまとてもうれしいとおしゃっていました。今年も魚釣り、福笑い、さわって遊べるコーナーなどなど体験コーナーも大にぎわいです。毎日飛行機の折り方を講習、その場で飛ばし親子老若男女の参加で楽しみました。会期中は天候に恵まれたくさんの方々にご来場いただき、会員一同心よりお礼申し上げます。



◆支部だより
日本折紙協会は支部設立を応援しています ! 
このコーナーでは各地で活動中の支部の情報をお待ちしております

大学病院内に作品展示 
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)、文:山本孝子/兵庫県

昨年も8月~10月まで神戸大学の大学病院内ギャラリーに作品を展示していただきました。私たちの仲間の一人に大学病院でボランティアをされている方があり、その方のお口添えで毎年展示させていただいております。今回は石橋支部長の作品を使って作ったパネル作品とキャラクターの展示です。入院中の方、お見舞いに訪れた方、大学病院の関係者の皆様などたくさんの方々に見ていただき、うれしく思っています。ギャラリーの作品に関心を持ってくださる方が多いほどやりがいを感じています。


◆World Origami Report

ヒンズー教のお正月「ディワリ」を「ランゴリガミ」で祝う
       明あした日仁ひとみ見 (インド・ニューデリー/oオリタイritai 隊長)

2017年10月19日(木)はヒンズー教のお正月、ディワリでした。oritaiでは、ディワリにちなんだイベントをしました。何しろ初めての試みで、今回は内輪だけでしたが、来年あたりからはもうちょっと大々的にできればと思っています。
 ディワリでは、それぞれの家庭で、細かいお米の粉などを使いデザインする「ランゴリ(Rangoli)」という砂絵みたいなことがされるんですが、それとオリガミを合体させました!これぞ、「ランゴリガミ」!
 これからもここインドでしかできないような、日印文化が絡み合ったものにも挑戦していきたいと思っています。
 さて、「作品展」(『509号』掲載の2017年夏のイベント)に追加情報があります。
 私たちoritaiの隊員には美術の先生がおり、彼女が、11月2日(木)~4日(土)、ドイツのボンで開かれたThe 13th Conference of Youth(COY13)⦆ というイベントに、作品展で展示した「Mother Nature」を出品し、左の写真のように現地で展示されました。
 oritaiの作品が海を渡った(陸でしょうか?)のは初めてではありませんが、origamiを芸術・アートとして捉える外国人の考えには脱帽で
す。
 これからもいろんな形で折り紙を楽しんでいけたらと思います。




~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 ひなまつり


◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
第7回 三角雛  田中 稔憲
Triangle hina dolls by Mr. Toshinori TANAKA


三角雛は民芸品としてすでにあるものですが、これを知ったとき、折り紙で簡単なお雛様ができそうだと気がつきました。最初の三角雛は、2 年前に父が亡くなった時のどさくさで体調を崩し、入院していたときに9 枚組のユニット作品として創ったのですが、今回の作品より難しいものでした。昨年、老人ホーム用にお雛様を立体で創ろうと思い立ったときに、六角形なら正三角形の集合体だから三角雛が意外に簡単にできるのではないかと、とりあえず正四面体を創ることから折ってみようと始めたところ、すぐにこのような形になってしまいました。ちゃんと着物の襟えりには見えますし、顔さえ書けばすぐに使えそうだと思いました。
 多面体を創ろうとすると用紙は正方形ばかりでなく、菱形や正三角形も便利な形として使えるのですが、六角形もなかなかです。できたときにはあまりにあっけなくて少し拍子抜けしたのですが、100 歳くらいのおばあちゃんにはかえって喜んでもらえそうな気がして、早速使ってみたところとてもうまくいきました。
 講習していただく時は、表面は友禅柄の方が好ましいと思いますが、なければ普通の折り紙の裏面にあらかじめ紙に顔を描き、または描いた紙を貼っておき、それで折っていただくのがおすすめです。
 老人ホームでは立体作品はいろいろな制約もあって扱いにくいのですが、とてもうまくいくのでぜひぜひ使ってみていただきたいと思います。



◆たちびなStanding hina dolls by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

1985年ごろ創作した作品をもっと易しく折れるようにしました。千代紙模様の縦と横に注意して折ってください。ひめの頭と体の⑫では、着膨ぶくれを防ぐため、裾すそを少しかさねてください。(作者)



◆おひなさまHina dolls by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

体は、ほぼ風船基本形そのままですが、おひなさまの雰囲気充分です。他の部分は、体の4分の1の大きさから組み合わせの方法、形と、折り数のバランスを考えながらひたすら単純に作ってみました。できあがりがシンプルなので小物を持たせて遊んでみるのも楽しいです。(作者)


◆箱びなHina boxes by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

何気なく折っていて仕上がりました。おひなさまと箱が一緒になった作品に思われました。おびなとめびなを並べると、ぴったりと仲よく寄りそいます。おひなまつりのおしらせなども入りそうです。(作者)



◆ミニ知識
◇雛祭り…3月の最初の巳の日(のちに3 日に固定)に水辺で体を清め、桃の酒を飲んで、穢れをはらうという中国の昔の風習(上巳)が、海や川に出かけ、紙や植物で作った人形に息を吹きかけ、体をなでて川にながし、身の穢れをおとして健康を願うという日本に古くからある信仰と結びつきました。また、中国から伝わり、奈良、平安時代に貴族の間で行われた、曲がりくねった流水に酒杯を浮かべて杯が自分の前を通り過ぎる前に和歌を詠むという風流な「曲水の宴」がありました。一方、貴族の女の子たちにはお人形さんごっこの「雛遊び」があり、形代としての人形と雛人形が結びつき、今の雛祭りの始まりとなりました。
◇流し雛…形代に自分の穢れや災いを引き受けてもらい、水に流す信仰が現在に伝わっている行事です。江戸時代に入って、流してしまうのがもったいないほど凝った雛人形が飾られるようになると、飾り雛をしまうことが水に流すこととみなされ、「雛人形をしまうのが遅いと、お嫁にいけなくなる」という言い伝えが生
まれました。
◇雛人形…雛祭りに飾る人形。毛氈の上に紙雛や内裏雛を並べて飾っていましたが、江戸時代後期になると階段状の雛壇に、道具や供え物をあわせて飾り、豪華さを競うようになりました。最上段に男雛と女雛の内裏雛、雪洞、金屏風を置き、向かって左に男雛、その隣に女雛を飾ることが多いです。これは、昭和天皇(大正天皇という説もあります)の即位式での西洋式の並びが流行したためとされています。もともとは天子(天皇)は南を向いて位置し、日が登る東側が上座になるという古来の考え方から、向かって右に男雛が置かれていました。現在は男女左右どちらでもよいとされています。二段目に三人官女です。通常、真ん中が三方を持って坐り、両側に長柄の酒入れと銚子という柄のない酒入れをそれぞれ持って立っています。三段目にあどけない少年の五人囃子です。向かって左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡の順で並びます。これは能楽の囃子方、謡の並びと同じです。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『和ごよみと四季のくらし』(日本文芸社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『江戸ごよみ十二ケ月』(人文社)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版)、『江戸の庶民生活、行事事典』(東京堂出版)、『日本こども史』(平凡社)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『母と子のお雛さまめぐり』(美術出版社)、『雛まつり 親から子に伝える思い』(近代映画社)、『日本の神様と楽しく生きるー日々ご利益とともにー』(東邦出版)、『ヨーロッパの祭りたち』(明石書店)、『イギリス祭事カレンダー』(彩流社)、『中世の祝祭』(原書房)、『ヨーロッパの祝祭』(河出書房新社)



◆アルバム Album by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ

厚手のものを貼は ると、扇形に膨ふくらむので、貼ってから綴つづると調節がききます。まずは、10ページで作って、慣れたらお好みのページ数にするとよいと思います。「窓つき表紙」は、頭の体操です。プレゼントにはページがカラフルなものが喜ばれるようです。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 28 Easter egg by Ms. Hiromi TAKAGI

イースターエッグ
高木 ひろみ


表と裏の両面にポケットがありますので、イースターにちなんだ物を入れて飾ることができます。下を少し広げると自立しますし、ひもを通してつるすこともできます。表面はフォトスタンドにもなります。正方形の紙だけではなく、長方形のコピー用紙でも折ることができます(写真右)。(作者)
On the front and back sides of the Easter egg, there are pockets in which you
can put decorations of Easter. You can make it stand by slightly widening the
bottom, or hang it by threading a string. The front part can also be a photo
stand. It is possible to make it with a square paper as well as a rectangular
copy paper . Look up the top right picture. (Author)  


◆イースターボール、ひよこ
高木 ひろみ

「イースターボール」は「モン」ではなく「イー」です。イースタエッグにまぎれて飾ったら面白いかなと思って考えました。表と裏にできるポケットの中に、ひよこやうさぎを入れて遊べます。ひよこを、イースターボールの半分のサイズの正方形で折ると、ボールの中にちょうど入ります。(作者)



◆ウサちゃんのたまご入れ Rabbit-shaped egg holder by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

ウズラのたまごだったら何個入るのかなあと思ってしまいました。両面折り紙で折っても楽しそうです。(作者)



◆ミニ知識
◇立ち雛…姿が上巳の祓いで使われた「人形」に似ていて、信仰と雛人形が一体化した最初のものと考えられています。装束は室町時代の武家を思わせ、男雛は小袖に袴、女雛は小袖に帯を結び、着物は熨斗紙のように巻いた形で着けています。江戸時代のはじ
めに完成し、坐雛が生まれてからも現代に伝わっています。
◇雛人形と犬…犬は多産でお産が軽いと信じられ、また、魔をはらう力があるとも考えられたため、雛飾りに使われてきました。犬の姿をした紙製の箱形の置き物で、犬筥、御伽犬、宿直犬と呼ばれるものがあります。室町時代以降、公家や武家で産室に置いて、出産のお守りとされていました。庶民には江戸時代以降広まり、嫁入り道具に加えられ、雛壇にも飾られるようになりました。また、狆を引いている姿の官女の人形があります。狆は8 ~9世紀に大陸から持ち込まれた犬を始祖として、日本で作出された愛玩犬で、姫たちに人気がありました。
◇ひなあられ…白、緑、赤(桃)色の三色を彩った雛祭りの定番のお菓子の菱餅を、持ち歩きやすく、長持ちするようにしたお菓子です。
◇イースター(復活祭)…春分の日を過ぎた最初の満月のあとにくる最初の日曜日で、2018 年は4 月1 日です。イエス・キリストの復活を祝うキリスト教徒のお祭りですが、もともとは春の訪れを祝うヨーロッパ北部のお祭りでした。イースターの語源は古期英語の「光と春の女神(Eostre)」です。イースターの飾りは、彩色した飾り卵のイースターエッグがもっとも有名です。卵は復活の象徴で、伝説では野ウサギ(hare)が卵を運んでくると信じられています。野ウサギも、エオストレの使い、または化身と考えられ、生命と豊穣の象徴です。



◆小鳥と葉っぱBird on a leaf by Ms. Yuko
FUJIMOTO
藤本 祐子

「小鳥のついた葉っぱの小皿」として投稿した作品です。「小鳥」も「葉っぱ」も私の好きなものたちです。楊枝やピックをさすといいですね。お箸も入ります。また葉っぱの部分を小さなお皿として使うこともできます。向きを変えたり、紙を工夫したり、バリエーションも楽しんでくださいね!(作者)



◆平面のバラPlane rose by Mr. Kazutaka NAKA
中 一隆様

色紙やグリーティング・カードに貼り付けて使えるような、平面のバラです。6個使って正6面体(立方体)のくす玉にもできます。(作者)



◆読者広場

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 「クリスマスブーツのお菓子入れ」にキャンディとチョコレートを少し入れて持って帰ると、母が「かわいい!食べたら飾っておくね」とうれしそうに言っていました。田中具子先生の色紙作品を見て折ってみようと思った作品が2 点あり、自分で考えながら折ってみようと思っているところです。紹介されていない作品も多くあるのではないかと思っています。紹介してくださるとうれしいです。
広島県 十河さん
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 連載「折り図のヒミツ」、いつも興味深く読んでいます。包装紙を利用することがありますが、不定形は特にむずかしいです。先日、町内の文化祭のアーチに、「川崎ローズ」と「佐藤ローズ」を展示しました。少々疲れましたが、多くの方に見ていただけうれしかったです。またいろいろな作品に挑戦したいです。
岡山県 片島さん
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◆支部だより

折り紙夢工房作品展報告 
越前和紙の里支部「かたかご」(支部長 山本勝博)、文:中井英男/福井県

 「かたかご」支部の山本勝博支部長が毎月開催している福井市酒さこう生公民館での折り紙教室が、韓国の春チュンチョン川KBSに取材録画されました。これは、日本・韓国・中国の3ケ国共同制作番組での一環で、番組はそれぞれの国のお正月に行われる文化を紹介するものです。変わっているのは、福井のスタッフ(福井テレビ)が中国の取材をし、中国のスタッフが韓国の取材、韓国のスタッフが日本・福井の取材を行うという点です。福井市の紹介として、剣玉遊びと漫画の「ちはやふる」で有名になった百人一首、そして折り紙で山本支部長が紹介されることになり、当日の折り紙教室が取材されることになりました。
 当日は韓国の女性キャスターも折り紙教室の一員となって、課題の「折紙ドリーム・キャッチャー・1・2(クリスマスバージョン)」に挑戦いたしました。
 番組取材では日本の感覚と外国から見た感覚の違いで、インタビュー
の内容が「礼儀作法は、折り紙からなのか?」という質問なども受け、山支部長が答えるのに戸惑うシーンもありました。大人たちが教室形式で、素直に講師の話す内容を行儀よく聞いている様子が、韓国取材チームには礼儀正しく見え、新鮮に感じたからでしょうか。
 私の前の席にすわっていたご婦人がインタビューを受け、「何歳デスカ?」「88歳です」、「ナゼ折り紙ヲヤッテイルノデスカ?」「頭の体操です」、「楽シイデスカ?」「とても楽しいです」と、うれしそうに答えていらっしゃいました。
 この番組は2018年1月3日(水)に福井テレビで放映、韓国・中国では全国放送されました。


◆みんなの作品展

初めての折り紙二人展 山田美枝子(東京都)

2017年8月29日(火)~9月10日(日)、多摩市貝取にあるコーヒーショップ白樺で、私たちのサークル国際折紙倶楽部代表の小倉隆子さんと二人で折り紙展示会を開催しました。会場はコーヒーショップの中ですが、スペースが広くあり天井からくす玉を、壁側には大色紙やクリスマスリース、パネル作品などテーブルの上にはおひな様やお花も飾って100点余りになりました。店内は彩りよくとても華やかになりました。
 期間中に講習会も開催しました。作品は大きなパネルに飾った「紙コップのコースター」を小倉さんがアレンジしたものです。15cm角の折り紙8枚をユニットで組み、できあがりの模様がとても素敵です。作品を折られた方々は出来映えに満足そうでした。
 開催期間中は遠方から足を運んでくださった方達も含め、250人以上も来てくださり大盛況でした。お忙しい中ご来場くださった皆様、お手伝いにご尽力してくださった方々に、心から深く感謝いたします。ありがとうございました。


◆みんなのイベント

世界記録達成記念イベント 藤本祐子(東京都)

 2017年11月10日(金)、『世界一参加人数の多い折り紙教室』の世界記録達成認定の記念イベントが東京都の武蔵野東高等専修学校で行われました。
 世界記録への挑戦は前年6月4日に行われたのですが、認定員がその場には立ち会わずに書類申請したもので、1年越しの今夏ようやく無事認定の知らせがありました。
 10日は、11月11日の学園創立記念日の前夜祭の中でのお祝いイベントで、全校生徒全員がその時、昨年折った作品の一つである紙飛行機を飛ばし、その後クラス代表による空時間競争がありました。⦆
 挑戦した世界記録は「資格のある講師」から「直接」3つの作品を30分以上かけて習うなど、細かい条件をクリアし、それまでの381人を抜く573人という記録を達成したもので、挑戦当日は夏秋洋子さん、浦本法子さん、藤本の3人が講師を務め、飛行機、帆掛船、羽ばたく鳥を折りました。⦆また認定の立会人の一人として野島武敏先生も臨席され、その様子は J ジェイコム:COM や読売新聞誌上でも紹介されました。
 企画された杉林優子先生は、「このイベントで学校全体がまとまり、生徒たちが達成感、⦆満足感を得ることができました。時間はかかりましたが認定されて本当によかったです」と話してくれました。また、学園の創立記念日が「おりがみの日」と同じ11月11日だということで、折り紙での記録達成ということにもご縁を感じました。
 材料費もあまりかからず、みんなで楽しめる折り紙のよさを生かして、今後もいろんな世界記録が生まれていくことと思いますが、その一つに関われたことをとても嬉しく思っています。



◆World Origami Report
アメリカ、シアトル・ラコナへ「日本の遊び」紹介
笹原英代 (東京都)

2017年3月26日(日)~4月4日(火)の10日間、アメリカ、ワシントン州シアトルにあるラコナのキルトミュージアムへ、今回もパッチワークの仲間と行ってきました。前回は2013年6月末から7月。『472号』に報告を掲載していただきました。
 今回のテーマは、日本の遊びということで、スクールバスで通ってくる延べ100名の小学校5年生に、折り紙やお手玉など、日本の遊びと、着付けを体験して、日本の風習を楽しんでいただきました。
 パッチワークの方々は、子どもたちに関する作品で、写真のように奴やっこ凧だこや、鯉のぼりに子どもたちの顔の絵などを制作、展示しました。私は、兜やこま、紙ヒコーキなどを折って遊べる作品を指導して子どもたちや先生方にとても喜ばれました。
 回を重ねる毎に、折り紙への興味が深まるようで、折り紙の持つ素晴らしさと日本の遊びに皆が熱中しました。
 子どもたちの笑顔は、世界共通です。折り紙を通して、子どもたちのたくさんの笑顔に出会える喜びを感じました。



◆おりがみニュース

大正時代の折り紙の本『カミヲリモノ』著者の鈴木江南氏のご遺族と会う
《おりがみと私》鈴木江南とカミヲリモノ 岡村康裕(兵庫県)


私は現在、伊丹市立サンシティーホール(伊丹市中野西)の文化講座で「おりがみ」と「切り絵」を指導している。「切り絵」は5年目を迎える。
 ある時、この施設へ鈴木裕香氏が私を訪ね来られた。初めて会うひとなので、その目的が分からないままお目にかかった。話をしていると鈴木江南の曾孫にあたるという。なんでも国立国会図書館で調べてきたという。
 突然の来館で私の脳の中は整理されていないままであった。話をしているうちに『カミヲリモノ』ということばが聞かれて、初めて話の筋道が成り立ってきたのだ。
 私は、1978(昭和53)年に『カミヲリモノ』という大正時代のおりがみ本を、自費出版で復刻本として、発刊したことがあった。発刊にあたり著作権の所有者を捜索するために、著者が在住していたと思われる場所(その当時の地名:東京市京橋)を専門機関に依頼して調査してもらったが、ほぼ1か月後「不明」の返事が届いた。
 後日、身内の方が判明したときは、ちゃんと誠意を尽くして著者を捜したことを報告すればよいと判断して、発刊に踏み切った。
 和綴じの本で色合い(紐の色も含む)を現物に近いものに仕上げるために印刷所の名誉をかけて、英知を絞り試行錯誤しつつ製作にあたったと、所長さんより後日伺い頭がさがる思いをしたものだ。鈴木裕香氏にはあらましをはなしてその場を収めた。
 後日、経営されている印刷会社(大阪市内)を訪ね、上記のような発刊までのいきさつをさらにきちんと説明したところ大変喜んでいただき、さらに、このことを墓前にも報告をしたと手紙が届いた。これでやっと安堵の胸をなでおろすことができたのだ。
 鈴木江南とはどんな人物だったのか、その実像に一度迫ってみたいと思っていたところ、今回、鈴木氏より生前の写真と略歴が届いたので紹介をする。
 いまさらながら立派な功績に敬服した。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 冬を楽しむ

続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series



第6回 キューピッド  田中 稔憲
Cupid by Mr. Toshinori TANAKA

今回はバレンタインデーにちなんでキューピッドを紹介します。
 元にした形の、伝承の「オルガン」は説明するまでもないと思います。講師用テキストの『おりがみ4か国語テキスト100』には「折り本の基本形」から作られる形として取り上げていますが、実質的には一つの基本形ととらえてよいと思っています。この形から袖を折りだすのはやさしいのでだれにでも無理はないと考えました。
 伝承の「はっぴ( はんてん)」が、『179 号/ 絶版・1990 年7 月号』などの、以前の『月刊おりがみ』で紹介されていたことを長く会員でいらした方は記憶にあると思います。ここで使っている袖を折りだす方法がそれにあたります。あとは斜め段折りを無理なく折れるようにしていけば翼になるわけで、そのようにして創っていきました。
ちょっと工夫すれば顔も中央から引き出せます。それはデビット・ブリルさんのangel にも見ることができます。でも今回は複雑な造りを極力避けるという観点で、ノアちゃんの顔を折って貼り付けることとしました。1980 年デビュー当時のノアちゃんのように、ちょっとだけ顔を横長から丸に近くなるようにしてみましたが、ノアちゃんの顔のままでもよいと思います。
 私は100 歳になっても折って楽しめるものを…という意図でこの連載を書いていますから、もう少しお若い方にもという観点でさらに充実したバージョン(写真右)も考えてみました。
 みなさんもcase-by-caseで工夫してみていただけたらと思います。


ミニ知識

◇第23 回オリンピック冬季競技大会(2018/ 平昌)…韓国北東部の江原道で、2018 年2 月9 日~ 25 日までの17 日間開催、7競技102 種目で競い合います。韓国ドラマ「冬のソナタ」(2002年)のロケ地として有名になった龍平リゾートも会場のひとつとなっています。
◇韓服…韓国の民族衣装の総称です。日本では韓国女性の民族衣装を「チマチョゴリ」、男性のものを「パジチョゴリ」と呼んでいますが、韓国の人はそれらを民族衣装の総称としては使いません。チマ、パジ、チョゴリというのは、それぞれスカート、ズボン、上着のことです。
◇カーリング…1998 年の長野冬期オリンピックからオリンピックの正式種目になった冬のスポーツです。カーリングの語源の「カール」とは、ストーンがゆるやかに曲がってすべるという意味で、イギリスのスコットランドで始まったとされています。氷上で、ストーンと呼ばれる、ハンドル(取っ手)のついた丸い石を投げて滑らせ、40m 先のハウスと呼ばれる円をねらいます。通路をブルーム(もともとは「ほうき」という意味の英語)ではいて、スピードを調節しながらストーンを進ませます。投げることをデリバリー、氷をはくことをスイーピングといいます。1 チーム4 人で、2 チームで競い、1 人2 個ずつ、両チームで合計16 個のストーンを交互に投げます。投げ手の他に2 人のスイーパー(はく人)がリンクに立ちます。もう1人はスキップという、投げる場所を指示する役目です。得点は全部のストーンが投げられたあと、ハウスの中心に一番近いストーンがあるチームだけ得点できます。ストーンには黄色、赤色、青色のハンドルが付いていて、重さは約20kg、直径約30cm です。硬くて滑りやすい、スコットランドのアルサクレッグ島産の花崗岩が使われています。カーリングの専用のシューズは、片方の足の裏側がテフロンやステンレススチール製で滑りやすい素材、もう片方がゴムのような滑らない素材になっています。右投げの人は左足にすべるものを、左投げの人は右足にすべるものをはきます。
◇節分…2 月3 日ごろ。2018 年は2 月3 日(土)。節分とは季節の分かれ目のことで、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日の年4 回ありましたが、立春が正月と同じように年のはじめと考えられて重んじられ、節分が立春の前日のことだけを指すようになりました。春を迎えるために、冬の陰気をはらう行事が行われ、疫病、災害を象徴するものが鬼とされています。豆まきや「焼い嗅がし」という、焼いた鰯の頭を柊の枝にさしたものを戸口にさして、臭さとトゲトゲで鬼を追いはらいます。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『地球の歩き方韓国』(ダイヤモンド社)、『江戸の庶民生活、行事事典』(東京堂出版)、『日本こども史』(平凡社)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『中世の祝祭』(原書房)、『ヨーロッパの祝祭』(河出書房新社)、『和ごよみと四季のくらし』(日本文芸社)、『日本の神様と楽しく生きる』(東邦出版)、『「日本の神さま」おもしろ小事典』(PHP研究所)、『全国年中行事事典』(東京堂書店)、『みんなのカーリング』(学習研究所)、『ザ・カーリングブック』(ぎょうせい)、『富士河口湖町ホームページ』



垂すいちょくびよく直尾翼のスタンド
Vertical tail-shaped holder by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

フチにメモや折り紙作品などをさしこんで飾ることができます。大きな紙で折ると帽子にもなります。(作者)



英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
石橋秀夫

「風船」の名前がついていますが、「風船基本形」を使っていない作品です。ハートの大きさは、少しなら調整できます。ハート以外のマークも創れます。本作品をベースにして、いろいろ工夫してみて下さい。(作者)
This model, called “Balloon”, does not use the Waterbomb Base. The size of the heart can be adjusted slightly. It is possible to create shapes other than a heart. Based on this model, please try different variations. (Author)


ハート・イン・リースHearts in wreath by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

ハートがたくさんついたリースとなりました。細かく折る部分はていねいにバランスよく折ってくださいますように。(作者)



ミニ知識
◇天狗…天狗という言葉が初めて文献に現れるのは『日本書紀』で、雷音を発して飛んだ流星のことが「天狗」と記載されていますが、読みは「あまつきつね」で「てんぐ」ではありません。平安時代末期に成立とされる説話集『今昔物語集』には鳥の姿をした「烏天狗」が現れています。室町時代後期になって、山奥にすみ、赤い顔で長い鼻、白髪の髪を長く垂らし、頭には頭巾をかぶった山伏の姿で、高下駄をはいて、羽団扇を持って、自由に空を飛ぶという「鼻高天狗」が生まれました。なお、日本各地で天狗に関係する祭が催されていますが、東京都世田谷区の下北沢では、節分に「しもきた天狗まつり」が開催されています。
◇富士山の日…2 月23 日。パソコン通信のニフティサーブ上の同好会「山の展望と地図のフォーラム」が「ふじさん」の語呂合わせからに1996 年に命名しました。 山梨県河口湖町(現在の富士河口湖町)でも富士山とともに生きる町として、富士山の環境保全並びに観光資源として広く重要性を認識する機会にしようと2001 年に条例で定めました。花火をあげるなど、イベントが行われています。追って、2009 年には静岡県も制定しています。なお、2013 年6 月、富士山はユネスコの世界文化遺産に登録されました。


赤ちゃんのくつとスニーカー
Baby shoes and Sneakers by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

「スニーカーのレディース&ジュニア用」がまずできました。易しくしていく工程で「赤ちゃんのくつ」が誕生。「大きいサイズのメンズ」も揃い、家族みんなの靴ができました。(作者)



のりはりしない亀きっこう甲モザイク
石橋 美奈子

『99号』『193号』『おりがみ傑作選2』で紹介していただいた『亀甲モザイク』は、初めての方でも仕上げやすいようにのりづけでした。今回、「フランス革命200年記念国際折紙コンクール」(1989年)で1位受賞した「エッフェル塔」(『193号』おりがみギャラリー掲載)を制作した際ののりづけなしの組み方をご紹介します。(作者)


鬼と天狗
Oni(Ogre) and Tengu(Long-nosed goblin) by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

まず天狗を作り、同じ基本で鬼を作ってみました。(作者)



カーリング女子選手Curling female player by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

女子選手はもともと「ミニエプロンの女の子」という作品名で投稿された作品です。ブルームは「女の子包みと庭そうじ」(2009年8月12日投稿)のほうきを少しアレンジしたものです。今回、川手さんに新たにストーンを加えていただいて、近年人気のカーリング女子選手に仕立てました。(編)



富士山の楊枝入れ
Mt. Fuji toothpick holder by Ms. Yuko FUJIMOTO
藤本 祐子

以前掲載していただいた「お雛様」や「兜」の楊枝入れと同じく、衝ついたて立の部分に楊枝などがさしこめるようになっています。富士山の高さの覚え方をご存知ですか?「皆、なろう!」3776m です。外国の方のおもてなしの席やお祝いの席などに、ぜひテーブルに置いて使ってください。(作者)



ホームこたつと折りたたみ式座いす
浅井 かづゑ

おりがみでドールハウスを作りたくて、扇風機、鳩時計、ミシンなど折ってきました。今回、「ホームこたつ」ができてほっこりしています。昔からこたつのことをホームこたつと呼んでいました。さて、次は何が折れるでしょうか。(作者)


梅の花Ume blossom by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

花びらは『464号』の「ラナンキュラス」(写真右小)の外側の花びらと同じ構造です。「ラナンキュラス」をより簡単にしたような作品です。先に花心(㉓~㉙)をしあげてから⑱~㉒を折った方が、ととのえやすいかも知れません。(作者)


女性の韓ハンボク服
Hanbok(Traditional Korean dress) for women by Mr. Sang Hun,KIM
金 相憲

当時、韓国折紙協会の常任理事の金さんが、「’99折紙シンポジウム in 飯坂温泉」(福島県)の招待者で、全体講演の実技指導で教えてくださった作品です。「スカート部分のチマと上着のチョゴリは、通常色が違うので、1枚の折り紙で表現するのに向いています」とおっしゃっていました。



読者の広場
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 『507 号』が届き、さっそく「おりがみ頭の体操」に取り組みました。手間取りました。「あじさい折り」に挑戦していますが、やっぱり折りすじが多く目が疲れて、できかねています。静岡県 縣さん
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 田中具子先生の「色紙選」がよかったです。「はこしゃち」はアイデアの発想がおもしろいと思いました。私も挑戦したいです。3 枚組のこまを折って、近くの人に配っています。
 大阪府 内藤さん
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●純真短期大学で「こどもフェスタ」  
純真短期大学こども学科2年生 船越真まりこ里戸:文

福岡市の純真短期大学でこどもフェスタが10月21日(土)に開催されました。その中の「折り紙ひろば」で、折り紙作品の展示と折り紙教室を行ないました。
 スタッフは短大の折り紙コースの学生と教員の12名(うちNOA会員2名)で取り組みました。
 当日は子ども(幼児から5年生まで)と大人合わせて90名あまりの方が来場してくださいました。
 折り紙製作のコーナーでは「ティラノサウルスのとんとんずもう」「紙こぷたー」「星のストラップ」「腕時計づくり」などをしました。
 子どもたちや大人の方の楽しそうな姿にこちらも嬉しくなりました。
 展示は「春夏秋冬」「小さなおうち」などで、「素敵ね」と声をかけていただいたり、写真を撮っていかれたりする方も多く、とてもありがたかったです。



支部だより

折り紙夢工房作品展報告
武南支部「折り紙夢工房」(支部長 金杉優子)文:金杉登喜子/埼玉県


2017年9月23日(土/祝)~26日(火)まで川口総合文化センターリリアギャラリーで埼玉県芸術文化祭2017「折り紙夢工房作品展」を開催しました。テーマは「華よ花」「折り紙で盆栽」。50年育ててきた皐さつき月が環境の変化で枯れてしまい、これを使って何かできないかと考え、幹と枝は本物の皐月を使い折り紙で花を折り「皐月」を完成させました。
 各折り紙教室でも一鉢ずつ制作し、23鉢が見事に並びました。ご来場の方々からは「まるで本物の皐月のようです」「華やかで、素敵です」「感動しました」などのお声をたくさ
んいただき、折り紙の素晴らしさを感じていただくことができました。また、ご来場の方も年々増えて体験教室もにぎやかになり、笑顔がいっぱいの楽しい作品展になりました。
 2017年3月に、折り紙夢工房の創設者である私の夫(芳孝)が88歳で亡くなりました。生前、毎日コツコツ折りためていた薔ばら薇が1,336個見つかりました。会員一同で夫の思いが込められた薔薇を使い、夫と同じ歳の数をボードに飾り付けたり、虹や宇宙を表現した作品に仕上げたり、その他たくさんの作品を制作しました。ハート型に並べた薔薇の写真コーナーは大盛況でした。夫を追悼し感謝の作品が胸を打つ素晴らしい作品展となりました。
 夫が生前よく「いい時代に生まれて、いい仕事に就いて、一生懸命働いて、生活も安定し、折り紙に出会って人生を豊かに過ごすことができて大満足だ」と言って折り紙に大変感謝しておりました。死後、夫が最後に書き残した文が見つかりました。「石神にいる芳孝の所に来るように」。この言葉を受け、折り紙夢工房の作業所を改装し、みんなが楽しめる憩いの場を作る計画を進めています。来年の8月完成予定を目指しています。是非、遊びに来てください。そして来年、折り紙夢工房は50周年の記念の年でもあります。会員一同、より一層精進して頑張ります。



「折り紙フェスティバルin舞まいこ子公園」と「すこやか祭り」報告
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

2017年10月1日(日)~11月15日(水)、舞子海上プロムナードで開催された折り紙フェスティバルが無事終了しましたので報告します。
 第3回を迎えました今回は、展示期間を1か月半に伸ばしていただき、たくさんの海外からのお客様にもご覧いただきました。
 講習会(10/21と10/29)は、2回ともあいにくの台風に見まわれ、寂しい結果となりましたが、今回も講習会後の美しい調べに心が癒されました。
 大きな合同作品や繊細な個人作品に、来場者の方々から お褒めの言葉をたくさんいただき、メンバー一同喜んでいます。



11月18日(土)、尼崎市の立花にあります「すこやかプラザ」にて、第8回すこやか祭りが開催され、今回初めて呼んでいただきました。
キャラクターを教えて欲しいとのご希望でしたので、ツムツムのミッキーを講習しました。見本に私達が折ったミッキーとリボンもプレゼントし、思いがけずペアになって皆さんに笑顔をプレゼントすることができました。


2017「おりがみの日」記念イベントレポート

東京おりがみミュージアムのある墨田区のランドマーク、東京スカイツリータウン・ソラマチ5階すみだまち処どころで3回目の開催となった第24回おりがみカーニバル。今回の記念作品展のテーマは「旅に出よう」で、皆さんからご応募いただいたさまざまな趣向を凝らした約80点の作品を展示しました。
 「おりがみの日」と展示作品の一部が新聞記事になったことも重なって、会場は初日から最終日までたくさんのお客さんでにぎわいました。



みんなの作品展

2017年の活動報告(国内)※ 笹原英代(東京都)

2017年7月31日(月)、地域の東糀こうじや谷小学校で、「わくわくサポート」の一環で折り紙を教えました。今回で5回目となります。
 私の中で、今年のテーマは折り紙の遊びでしたので、こまを作り、その同じ過程でひまわりも作り、コースターにパウチ(ラミネート加工)しました。
 子どもたちの喜ぶ、素晴らしい笑顔が見られた夏休みの一日でした。
 2017年10月7日(土)・8日(日)、大田区立糀谷文化センターに於いてセンター祭りが開催されました。
 私たちのサークル「折鶴の会」の一年間の成果を発表する場所でもあり、今回で15回目の展示になりました。
 訪れる方々からは、これが折り紙?と驚きの声とともにお褒めの言葉をたくさんいただきました。
 会場内では、折り紙教室も行い、ハロウィンの様々なグッズを折り、皆様に楽しんで
いただき、折り紙を広める一助となりました。




~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。



801円
特集 いぬ年のお正月



◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
第5回獅子舞 田中稔憲

新たな年を迎えるということで、今回は「獅子舞」を取り上げます。なにぶんとも獅子頭をどう折るかが最大の課題なのですが、「伝承のお家」から簡単に折り出すことができました。ただ「伝承のお家」を折る際に、従来の「二そう舟」の折り方では、谷折りくらいしかできなくなったお年寄りには難しく思えます。しかし手順を工夫すれば、自力で折ることができます。今回示した方法で折っていただいたところ、どなたも無理なく完成できました。始終折り紙をしている方には、まだるっこしいでしょうが、ここまで噛み砕くということが相当の高齢者になると必要になる訳です。
 体の方はこの通りでなくても、段折りや引き出し方など全く適当に折ってもかまわないと思いますが、一応かんたんな方法を示しておきました。
 意外に難しいのはコマ回しの紐ひもなのです。私が担当している特養ホームのお年寄りには、細かく糊のり止めをしていく作業はかなり難しいと思えました。そこで考えたのは講師が準備段階でする次の方法です。まず、糊と木工ボンドを半々に混ぜ、そこに同量の水を加えてよく混ぜたものの中に短く切った手芸用の紐をひたします。その後、取り出してクリアファイルの上でピンセットを使って形を整え、一晩乾かして固めます。糊ボンドは乾くと透明になり、クリアファイルから簡単にはがせます。はみ出て固まった部分をハサミで切り取れば完成です。これをセットの中に入れておいて仕上がった作品の上にボンドで止めることにしたのです。この方法は殊ことの外ほかうまくいきましたのでおすすめです。
 手の動きが衰えてきても、それに合わせられる作品があれば、いつまでも折り紙を楽しむことはできると思います。そのための教材研究が、ご高齢の生徒さんの教室を担当する講師には大切であると考えています。



◆ミニ知識
○獅子舞…獅子頭をかぶって舞い、踊る民俗芸能です。五穀豊穣の祈祷や魔よけのために新年に行われます。日本の芸能の中で、もっとも古い歴史を持っていて、猪や鹿などの獣類の頭をつける獅子舞は、『古事記』にもその記述があります。一方、獅子(ライオン)は日本にはいませんが、昔から最強の獣として、悪霊を払う霊獣と信じられてきました。
○犬…十二支の11 位は戌で、動物は犬が当てられています。犬は人間に家畜化された最初の動物です。お産が軽く、子犬もよく育つので、安産や子育てのお守りとされてきました。
○土佐犬(土佐闘犬)…四国の土佐(現在の高知県)は、もともと闘犬が盛んな地域でした。江戸時代末期ごろから中型の日本犬のひとつである四国犬にブルドッグ、マスチフなどの大型洋犬を交配して作出された大型犬です。なお、日本犬とは、立ち耳、巻き尾(巻いて背中にしょっているような尻尾)または差し尾(巻かずに根元から前方に傾斜する尻尾)を持った日本土着の犬の総称で、秋田犬、北海道犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬、柴犬の6 種とされています。
○犬張子…犬をかたどった張子細工の玩具で、江戸時代の中期以降広まったと考えられています。お宮参りのお祝にデンデン太鼓を生麻で結び付けた犬張子を贈る風習がありました。犬張子は、室町時代に上流階級の産所に魔よけとして置かれた犬筥が起源とされています。
○将棋…古い文献には「象戯」「象棋」「象棊」と記されています。
古代インドで遊ばれていた盤上ゲームから発展して、紀元前3世紀ごろにはインドで生まれたと考えられています。それが各地に伝播し、アラブ人によって西方に伝えられたものがヨーロッパではチェスになりました。日本へは古い時代に東南アジアから中国南岸地方を経て伝わったと考えられていますが、はっきりとした記録はありません。平安時代から鎌倉時代までは、貴族や僧侶の遊びで、室町時代、戦国時代、江戸時代初めにかけて、貴族、僧侶、上級の武士と商人などに愛好されてしだいに広まっていきましたが、町人や農民に普及するのは江戸時代後半です。長五角形の駒の形は日本独特です。素材はツゲが最上級で、ツバキ、マキ、ヤナギなども使われます。駒の字は、彫ったり(「彫駒」)、書いたり(「書駒」)しますが、ツゲを薄く彫って漆で文字を盛り上げた「盛上駒」が最上とされています。1960 年代以降、木製に代って、廉価で扱いやすいプラスチック製のものが広まっています。



◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
将棋は縦横9マスずつの全部で81マスに分けられた盤に向かい合って、20個ずつの駒で陣を構え、一手ずつ駒を動かして敵陣の王を詰めるゲームです。駒には、「玉ぎょくしょう将または王おうしょう将」「飛ひしゃ車」「角かくぎょう行」「金きんしょう将」「銀ぎんしょう将」「桂けいま馬」「香きょうしゃ車」「歩ふひょう兵」の8種類があります。今、流行りなので作ってみました。(作者)
Shogi is a game playing on the board of 81 squares made of 9 by 9. Each
player holds 20 pieces of Shogi to protect his home and attack the enemy king
by moving one piece at a time. There are 8 types of pieces, “Gyokusho or Osho”,
“Hisha”, “Kakugyo”, “Kinsho”, “Ginsho”, “Keima”, “Kyosha”, and “Fuhyo”.
I made this model as Shogi is popular in these days. (Author)



◆干支 戌いぬ年の色紙Origami picture for the year of the dog by Ms. Tomoko TANAKA
田中具子

絵馬は1980年ごろの創作で『197号』『223号』で紹介され、人気のある作品です。犬はもともと箸袋で折る犬として考えられていますので、和紙などの両面同色の紙で折ってください。9で5㎜ほど切りますが、切らないで折って、長ければ切るようにしましょう。



◆土佐犬Tosa inu(Fighting dog in Tosa) by Mr. Yasuhiro SANO
佐野康博

この作品は人気が高く、発表以来ずっと教室などで折られてきました。④から「ぐらい折り」が多いので、形よくまとめましょう。化粧まわしや注しめ連飾りを工夫してつけると、より土佐犬らしくなります。



◆ダックスフントDachshund by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野幸彦

ダックスフントはドイツ語の犬の名前です。badger dog(アナグマの犬)という意味で、もともとはアナグマ猟のためにドイツで生まれた猟犬でした。長い胴と短い脚が特徴です。



◆犬張子Inu hariko(dog toy) by Mr. Hiroshi KUMASAKA
熊坂浩

「ぶたの基本形」からの発展で、耳と背中がしっかり色分けされています。⑫は立体図で、紙の一部が斜めに浮きますが、折れば隠れるので気にしないこと。本体だけでもかわいらしいですが、前掛けと結びでいっそう見映えよく。前掛けは、ただの飾りではなく開き止めも兼ねています。




◆お正月飾りDecoration for New Year by Ms. Ayako KAWATE
川手章子

おめでたい松竹梅に見立てた飾りを作ってみました。笹竹に松や花をさしこんで飾ります。立てることもできます。笹竹の下方の白いところに文字などを書き入れてもよいでしょう。(作者)



◆ミニ知識
○繭玉…もともと、養蚕で繭の豊作を祈って、小正月に飾られるもので、柳、榎、山桑などの枝に餅や団子などがたくさん飾りつけられました。しだいに菓子種で作った玉をつけ、七宝、当矢、鯛、小判などをつけて縁起物として売られるものとなりました。なお、小正月とは旧暦1 月15 日の満月ごろで、元旦中心の大正月に対して小正月と呼ばれ、農民は月を基準に農作業を行っていたため、農事的な行事が行われました。

●ミニ知識参考図書:『十二支の民族誌』(八坂書房)、『十二支考』(平凡社)、『将棋の民俗学』(作品社)、『読む将棋百科』(河出書房新社)、『将棋を初めてやる人の本』(土屋書店)、『祈りの民族誌』(八坂書房)、『日本の神さまおもしろ小事典』(PHP研究所)、『郷土玩具事典』(東京堂出版)、『日本郷土玩具事典』(岩崎美術社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳事記』(日本文芸社)、『日本人のしきたり』(青春出版社)、『年中行事事典』(三省堂)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)


◆おすわり犬、ハスキー犬Sitting dog and Siberian Husky by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野幸彦

途中まで同じ折り方の「おすわり犬」と「ハスキー犬」です。どちらも平面的ですが、自立します。しっぽの折りや「ハスキー犬」の2などに「ぐらい折り」がありますので、表情の違いを楽しみましょう。


◆鶴のポチ袋Small envelope with a crane by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡昌子

『507号』で掲載していただいた「鶴の箸袋」を折っているときにヒントを得て作りました。少しギリギリですが、四つ折りのお札が入ります。(作者)



◆着物わらべChild in Kimono by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木ひろみ

「こけし」や「姉様人形」のバリエーション作品です。袖が開いてしまうので、のりでとめてください。3:1の紙で折ると、髪と着物が同じ色になります。15cm角の千代紙を半分にして(15cm×7.5cm)にして、7.5cm角の黒い紙をつぎあわせて折るとよいでしょう。(作者)



◆読者の広場

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 「サンボンネット・スー」がステキでした。ホントのパッチワークは挫折したけど、これなら!やっとゆっくり読めるし、お便りも書けます。秋の夜長、大好き。夏休みにシンガポールへ3 世代旅行をしました。マリーナ・ベイ・サンズのプールが最高でした。
 愛知県 田中愛子さん
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 今月号の「頭の体操」は早めにできました。今月号はかわいらしい作品がいっぱいでよかったです。田中具子さんのアンコール作品選は圧巻でした。
大阪府 内藤 博さん
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◆みんなの作品展
吉田遠志木版画展に折り紙を展示 竹内惠子(長野県)

2017年9月12日(火)~25日(月)、中央アルプスの南端の山里、清せいないじ内路のGallery A&JMで吉田遠志木版画展が開催されました。
 今回、縁あって私は展示会のお手伝いをさせていただき、この木版画展に、折り紙も飾ってみました。
 千野利雄先生※1の動物作品を久しぶりに折ってみましたが、やはり美しい作品です! 
吉田遠志さん※2は、アフリカどうぶつ絵本シリーズ(全17冊)を出されています。千野先生のゾウ、ダチョウ、キリン、ライオン(少しアレンジ)など、アフリカの動物たちで木版画作品とコラボしてみました。
 古典折り紙と同様に、千野作品も伝えていきたいと思っています。それが折り紙の世界へ導いていただいた、我が師匠への恩返しになれば嬉しいと思っています。



◆支部だより

折り紙のハトの展示数世界記録 
京都支部「古都折紙倶楽部」支部長 松井佳容子/京都府

京都駅ビル・ジェイアール京都伊勢丹開店20周年を記念して、ご来店のお客さまに「20,000羽のハト」を折っていただき、ギネス記録に挑戦しようというイベントがあり、2017年9月26日(火)に、その結果の審査を、日本折紙協会からの依頼で、日本折紙協会講師団として、担当させていただきました。
 今回の審査にご協力いただいたのは、亀岡支部の四方典子支部長、京都洛北支部の高元登世美支部長、京都洛南支部の畠山千恵子支部長で、私を加えて4名の審査団となり、京都府内の多くの支部の協力で、イベントの成功を目指しました。
 このイベントで、ジェイアール京都伊勢丹に9月6日(水)から23日(土/祝)までご来店のお客様に折っていただいた「ハト」は、厳正な審査の結果、それまでの14,000羽を上回る25,320羽が公認され、めでたくギネス記録となりました。
 この「ハト」は、じつはちょっと首と羽のバランスが難しい作品でしたが、伊勢丹スタッフの上手なアドバイスでみごとに折り上げられたわけで、お客様とスタッフのその熱意に私たち講師団も頭の下がる思いでした。
 このイベントでできた展示物は、9月27日(水)から10月10日(火)まで、ジェイアール京都伊勢丹3階の特設会場に展示され、来店したお客様の目を楽しませました。


◆World Origami Report

Oritai 作品展 2017 -LOVE&PEACE-
Origami Oオリタイritai 隊長 明日仁見(インド・ニューデリー)


2017年7月10日(月)~21日(金)、国際交流基金ニューデリー日本文化センターにてOritaiの作品展が開催されました。今回のテーマはMotherNature(母なる大地)で、ご来場の方に実際に折る体験を!とワークショップも同時開催し、多くのご来場者に楽しんでいただきました。
 今回は作品数としてはいつもに比べて少ないものの、メンバーの技量がアップしたため、見ごたえのある作品のオンパレードで、参加者全員が折り紙のパワーを感じたのではないでしょうか。

隊員の中に美術の先生が2名いることもプラスになっており、日印で色使いの感覚が多少違いますが、少なくなってしまった日本人隊員も自分の意見をきちんと伝え、インドのエキゾチックなディスプレイに翻弄されながらも、作品と作品の「間」や展示する時の位置、また光のあて方など細かいところにアドバイスができたと思っています。
 最近みんながハマっている「平織り」のコーナーができたことは今まで素人の主婦の集まりだけであったOritaiの成長を感じます。
 これからも定期的に活動を行い、少しでも多くの方に折り紙の素晴らしさ、平和への祈りが伝わればと思います。



~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集 クリスマスがやって来る!


◆続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
Origami workshop in the day care service 2nd series
第4回 クリスマスリース  田中 稔憲
Christmas wreath by Mr. Toshinori TANAKA

今回はクリスマスリースです。吊るしてそのまま飾れる作品です。どうしても色紙作品にしたい場合は、いつものサイズの大色紙(27cm × 24cm)に、単体15cm 角8 枚で作ったリースを貼るとよいでしょう。
 3 回折っただけで単体ができます。8 つ折っても24 回の谷折りでリースは完成します。ただし、やはり糊止めはした方がよいでしょう。さしこみ方をわかりやすくするために、さしこむポケットの部分に丸いシールを使いました。認知障害がすすんだ方でも、苦労なく作ることができるでしょう。なお、シールは作例では直径3cm の大きなシールを使っていますが、なければもう少し小さくてもよいと思います。 
 リボンはすでによく知られている伝承作品にちょっと手を加えただけでクリスマスリボンになります。B は単体を赤と緑のクリスマスカラーを交互にさしこんで作りました。この場合はリボンを金色にするのがよいでしょう。全部を緑色で折った場合は、D のようにリボンを赤にするのがおすすめです(このページは白黒なので、口絵でご確認ください)。
 私がとくに使いたい紙がクリスマス模様の包装紙です。季節になるといろんなデザインのものが出ます。探してみる楽しみがあるでしょう。色違いのものが手に入ったので作ってみたのが、A です。まるい金銀のシールをつけるとリースに付ける玉飾りのようで華やかになります。バリエーションのように単体II を4 つ折り、単体I と交互にすると立体感が出ます(C)。
 この作品は長方形の紙でも作ることができ、縦横の比率に差をつけると輪投げの輪にもってこいになります。折ったもので輪投げ遊びをすると楽しい雰囲気が広がります。
 本当に簡単に作れる作品ですが、以上のようにいろいろな工夫を加えることも可能です。読者のみなさんもぜひアイディアを出して、お年寄りを楽しませていただきたいと思います。


◆シンプルユニット Simple unit by Ms.Ayako Kawate
川手章子
シンプルなパーツをくみあわせて、楽しそうな作品となりました。色のくみあわせも楽しんでみてください。(作者)


◆葉っぱのリースWreath by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子
大小の葉が重なりあって見えるよう工夫しました。色合わせもお楽しみください。(作者)


◆キャンドルリングRing with a candle by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子
輪になっているので、掛けて飾りやすいキャンドルです。後ろのポケットに小さなキャンディーなど入れられます。(作者)



◆ミニ知識

◇キャンドル…「ろうそく」という意味の英語で、ラテン語の「輝く」という意に由来します。クリスマスにキャンドルが欠かせないものになっているのは、この世を照らすキリストの象徴としてなのですが、もともと火には悪霊を追い払う力があると昔から人々に信じられてきました。キリスト教では2 月2 日に、「キャンドルマス」という祝日があります。信者は1 本のろうそくを教会に持参し、祝福を受けます。このろうそくは、病気や自然災害に対抗できる不思議な力を持つようになると信じられていました。また、昔は多くの地域で「キャンドルマス」の日に、クリスマス飾りの緑樹を外して暖炉で燃やしていたそうです。


◆サンタが来る家 Santa is coming to the house by Ms.Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

伝承のお家から4面に部屋ができる「4面ハウス」を考えました。サンタクロースのために煙突を作りました。4面ハウス用にマントルピース、窓、ドア、階段などを作りました。4面ハウスだけを折って、「お絵描き」しても楽しいです。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 25
Tree Ornament by Ms. Hiromi TAKAGI

クリスマスの飾りのために創作しました。木の先端をひもでつるして飾ってください。緑色の折り紙だけでなく、ポップな柄の千代紙や両面折り紙で折って楽しんでください。(作者)
This model is created as a Christmas decoration. Please string the top of the
tree ornament and hang it. You can fold it not only with a green origami paper
but also with a pop pattern Chiyogami or double-sided origami paper. (Author)



◆クリスマスブーツのお菓子入れBoot-shaped box by Mr.Hideo Ishibashi
石橋 秀夫

クリスマスブーツは岡田歌子先生の創作された「長ぐつ(立体ブーツ)」に、お菓子入れ袋を入れた作品です。ブーツと袋のサイズ調整がポイントでした。ブーツから取り出した袋を開いて、みんなでお菓子を食べて楽しんで下さい。(作者)


◆ソリSnow sleigh by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋 秀夫

昨年の『月刊おりがみ』に掲載されたサンタクロースとサンタの袋がピッタリ入るようなソリを折ってみたくて、頑張ってみました。細部が少し面倒かもしれませんが、折ってもらえると嬉しいです。来年はトナカイですね。(作者)


◆サンタSanta Claus by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

『おりがみ484号』で紹介した松野さんの2枚折りのサンタ(写真右)の姿を、1枚で表現した作品です。この作品は指人形にもなります。(編)



◆ミニ知識

◇クリスマス…12 月25 日。キリスト教を始めたイエス・キリストの誕生を祝う祭日とされますが、聖書には具体的な日付けの記載はなく、キリストがいつ生まれたのかはっきりとわかっていません。北半球では12 月は冬至の月に当たります。キリストが生まれるずっと以前から、古代ローマ人は冬至を「不滅の太陽の誕生日」として祝っていました。さらに、農耕の神のサトゥルヌスにちなんで、「サトゥルナリア」と呼ばれるお祭りもありました。また、ヨーロッパ北部でも、冬至の日に丸太を焼いて太陽を呼び戻す儀式が行われていました。古くから民衆の間に浸透していたこのような習慣にあやかって、冬至が過ぎて太陽
の力が日1 日と増すこの時期をイエス・キリストの誕生日としたのです。
◇お菓子の家…グリム童話のひとつ『ヘンゼルとグレーテル』に登場する魔女の家です。19 世紀末、この話を原作にしたオペラがドイツで初めて上演されました。もともと『ヘンゼルとグレーテル』はクリスマスではなく夏の話ですが、子ども向きだったのでクリスマスに好んで上演されるようになりました。そしてその結果、お菓子でできた魔女の家がクリスマスに作られ、飾られるようになったそうです。話の中では魔女の家は、土台はパン、屋根はクーヘン(お菓子)、窓は砂糖と書かれていますが、実際のお菓子の家はレープクーヘンと呼ばれる蜂蜜と香辛料と粉の生地で作った堅い焼き菓子で作られます。レープクーヘンはドイツの代表的なクリスマスのお菓子です。
◇ラッコ…イタチの仲間でカワウソに似ています。水中で生活する哺乳類で、陸に上がることはほとんどなく、あおむけに海面に浮かんでいます。眠るときは潮に流されないよう、昆
布(ジャイアントケルプ)に体を巻き付けます。昆布を食い荒らすウニ、アワビなどの貝類、カニ、イカ、魚などをつかまえて食べますが、カラの堅いものは海底で拾った石を胸に置き、打ち付けてカラを割り、身を食べます。石はお気に入りのものを脇の下の皮膚のたるんだ部分にしまっておくこともあります。ラッコはアイヌ語rakko に由来し、昔は北海道からサハリン、カムチャツカ、アリューシャン列島、アラスカ南部を経てカリフォルニア西岸までの沿岸にいましたが、最高級品の毛皮をねらって乱獲され、1758 年からほぼ150 年間ほぼ絶滅状態とされました。1911 年に国際条約で保護され、1982 年にアメリカから日本の水族館にもおくられてきて人気者になりました。しかし、世界中で生息数が減少し2003 年以来輸入されていないため、国内水族館で
の頭数が減っています。2017 年10 月10 日には大阪市内の海遊館で、国内の水族館生まれでは最高齢のメスのラッコの「パタ」が21 歳で死亡という悲しいニュースもありました。一方、モントレー湾沿岸のモスランディング(カリフォルニアのサンフランシスコから南に150 キロ、モントレーからは北に25 キロ)には野生のラッコの保護地区があります。ラッコの他、アザラシもいるそうです。


●ミニ知識参考図書:『クリスマス百科事典』(柊風舎)、『クリスマスの起源』(教文館)、『クリスマスの文化史』(白水社)、『サンタクロースの謎』(講談社)、『誰も知らないクリスマス』(朝日新聞社)、『イェンセン家のクリスマス』(文藝春秋)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『日本人の春夏秋冬』(小学館)、『きもの教本I』(長沼静きもの学院)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)


◆プリーツデコレーションPleat decoration by Ms.Ayako Kawate
川手 章子

プリーツが加わった少しにぎやかなユニット作品となりました。飾りとして使っていただけたら、と思います。クリスマスカラーで折ってもよさそうです。(作者)


◆おってあそぼう!!
貝をコンコンするラッコ 
田口 健司

以前考えた「ラッコ」の応用作品です。貝をうまくコンコン動かすには、軽くつまむように動かすといいと思います。(作者)



◆読者の広場

「ふっくら袋」、「忍者」、「紙コップからのコースター」がよかったです。7月28 日の午後便で「505 号」が届き、そのあとすぐ「頭の体操」のクイズの答えから折り始めました。暑い、暑い…で外出もままならず、家の中で過ごしていることが多くなっています。
 静岡県 縣さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 8 月は暑い日が続き、夏バテ気味の毎日です。今月号はバラエティに富んで、見ているだけで楽しくなる作品が多かったです。中でも「紙コップからのコースター」がよかったです。私にもできそうな作品です。笠原邦彦先生の「カラーボックス」を思い出して折っ
ています。近所の人にプレゼントしたり、病院へお見舞いに持って行っています。
大阪府 内藤さん
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◆みんなの作品展

新座折り鶴の会作品展 小林澄江(新座折り鶴の会代表/埼玉県)

昨年の活動報告です。
 2016年6月8日(水)~12(日)、「にいざほっとプラザギャラリー1、2」にて、第3回「新座折り鶴の会作品展」を開催しました。
 次回(今年)30周年を迎えるにあたっての作品展で、松原みち子・千恵子氏原作の「竹取物語3場面」と、川崎敏和氏原作「バラ」100本を本多秀子講師と9人の会員で制作し、また色紙作品や個々の作品ほか、多数展示しました。
 また、「さわって遊んでいいよコーナー」を設け「さいたさいた薬玉」やパズル数点を展示し大人も子供たちも自由に楽しんでいただきました(とても好評でした)。
 開催5日間で700名近い入場者があり、別室でのワークショップにも350名程の参加をしていただき、楽しく無事に作品展を終える事が出来ました。



◆ワールドオリガミレポート World Origami Report
BOS(イギリス折紙協会)50周年記念折り紙コンベンションに参加して
梅本吉広(日本折紙協会理事/大阪府)

BOS(British Origami Society)50周年記念折り紙コンベンションが、2017年9月1日(金)~3日(日)、シェークスピアの生誕地であるStratford-upon-AvonにあるCrowne Plaza Hotelで開催されました。日本折紙協会から梅本吉広理事、青木伸雄編集長が参加しました。(本文:梅本理事、写真説明:青木)


私はBOSコンベンションに参加するのは2回目で、2011年のマンチェスター大会が1回目でした。デビッド・ブリルさんはじめスタッフの方々に親切にしていただき楽しい思い出を日本に持ち帰りました(『436号』に報告記事)。今回もシェークスピアゆかりの地であるということで楽しみにしていました。
 大会は約300人もの参加者があり、布施知子さんはじめ4名のゲストを迎えての豪華なものでした。私はエントリーが遅れたために、講習はできませんでしたが、広い会場に展示することができました。光栄にもブリルさんはじめ主催者の視点で選ばれた14点の作品の中に「黒松」の作品が入りました。作品の英訳ができない私は布施さんに助けを求め、何とか乗り切りました。
 講習はウィットに富んだものが多くほほ笑みが絶えませんでしたが、英語がもっと理解できたらと思いました。基礎となる教え方の基本、生徒に1:聞く、2:見る、3:作業することを徹底させることの大切さを教わりました。講習の合間に多くの世界中の参加者と交流することができました。ブラジルのサンパウロから来た人とは、ブラジルでの私の折り紙
講習(『467号』に報告記事)に参加していた方とわかり懐かしく思いました。ひょうきんな折り紙少年は、私の動く折り紙が気に入って肌身離さず持ち歩いて遊んでいました。今回
「黒松」はじめ盆栽の作品を展示しましたが、実際に盆栽を育てている人から話しかけられました。
 2 日目のディナーのあとのパフォーマンスで「ORIGAMI PPAP 4 4 4 4」を飛び入りで参加しました。PPAPの意味がわかってもらえず思い切りすべったようでしたが、私の折り紙のブーメランやけん玉のよさは理解してもらえたようでした。
 最後に、PPAPにも使用した私の創作折り紙「真田兜」をプレゼントしてイギリスを後にしました。



◆支部だより
第1回支部折紙展報告 
栃木県北部支部「桜和」支部長 宇佐美 健/栃木県

2017年7月14日(金)~17日(月)、NPO法人桜和ギャラリーあんに於いて展示会を開催いたしました。
 小さなギャラリーで、支部員のみなさんの作品は138点ほどでしたが、初めての支部折紙展に新聞記事の効果もあり186名の方々がお越しになりました。会期中、全日盛況で身動きとれない時もありましたが、スタッフ全員が喜んで、頑張ってくれました。
 会場の入り口に「江戸風俗絵図」と干支「尾長鶏」。本会場には色とりどりの花の折り紙を飾りました。ユリ・バラの花束・カサブランカとオンシジュウム・デンファレ・紫陽花・蓮の花・バラ八重…、女性客が多いせいか人気で、中には折り図を戴けないかと聞か
れる方もおられたほどでした。くす玉・色々な箱の折り紙コーナーでは以前に折ったことがある方が意外と多く、「この箱は私も折った」「このくす玉は難しいですね」と楽しくスタッフとお話されておりました。
 次に昆虫のコーナーでは、夏休み中とあって子供たちが本物そっくりなカブト・クワガタなどの折り紙に興味津津でした。
 最後に折紙展を観て、このような素晴らしい折り紙を自分も習いたいと申し出があり、今月から教室に2名の方が早速加わり、大きな収穫の支部作品展でした。


◆平成28年度ノア・こぶし会 活動報告
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

練馬支部の本年度後半の年中行事についてご報告いたします。支部では第1日曜日に生涯学習センターで例会を開いています。午前の部は一般に開放し折り紙教室を行い、午後は会員が順送りで講師を務め、作品発表や講師となって進行しています。特に力を入れているのが「展示会」と「親睦旅行」です。
 8月24日(木)から28日(月)までおなじみの東京のメインストリート表参道のギャラリーMで開催しました。会員は熱を入れ、各々力作を展示しました。猛暑にもかかわらず遠くは栃木県央支部の小の林知恵美支部長はじめ多くの方々でにぎわいました。この誌上をお借りして厚く御礼申し上げます。最終日終了後、中村桂一常任理事のお計らいで反省会を兼ね打ち上げを行い、成功裏に終了しました。
 7月1日(土)から7月2日(日)に箱根強羅山荘へ親睦旅行をしました。当日は新宿に集合し小田急ロマンスカーで箱根に向かいました、まず「生命の星地球博物館」を見学し、46億年にわたる地球の壮大な歴史や生命の誕生を考えさせられました。体長数ミリの昆虫から巨大な恐竜等々について学び楽しく過ごしました。ミュージアムショップにいろいろな折り紙が販売されていたことがうれしかったです。
 その後宿舎に到着し、7月の例会を行い勉強会を行いました。翌日も午前中は折り紙教室、折り紙三昧の2日間を楽しみました。当日の当番講師は安藤明子さんと磯野昌子さんが務めました。


◆讃岐支部 活動報告(作品展開催ほか)
  讃岐支部「さぬき折り紙会」(支部長 水尾裕美子) 文/香西康子

さぬき折り紙会は今年で結成26年になります。ほぼ2年に一度、折り紙展を開催しています。今回は2年続けての開催になりました。
 ジュニア会員を入れて60名以上の、にぎやかな会です。高松市にある事務局の「オリガミ工房」では、用紙の販売と折り紙教室を開催していて、売り上げは支部の運営費になっ
ています。


◆おりがみニュース
折り紙作品の展開図がファッション小物のデザインになっています

鶴や兜かぶとなど折り紙作品の展開図に、和風の模様を描いたスカーフが販売されています。制作・販売しているのは、東京都港区内に本社のあるマクールジャパン株式会社。クリスチャン・ディオール社(フランスを代表する服飾ブランド)に在籍していたフランス人デザイナーを含むデザイナー4人で制作しているそうです。やわらかな生地なので、折って成形しておくことはできませんが、一枚のスカーフに描かれた線がただの幾何学模様ではなく、折り紙作品の折りすじだったなんて、遊び心があって、ユニークです。


このスカーフは、京都府内の工場で、170万色以上を表現できる最新の機械を使って染色されています。生地は絹100%なので、風合いがとてもよく、機能性にも優れています。
 「インターネットで、#(ハッシュタグ)origamiで発信すると、とくに海外の方から多くの反響があります。私たちはスカーフの制作を始めた2年前からデザインに『折りすじが隠れた物語』を大切にしています。MACOOL(マクール)は、『(スカーフを)巻く』と『COOL(クール)』の組み合わせ物です。社名はMACOOLJAPANなのですが、『日本をクールに(カッコよく)巻く』という意味で、おしゃれなファッションアイテムとしての和柄を、世界じゅうの人にクールに巻いてもらいたいとの願いを込めました」と代表の鈴木雅子さん。
 マクールのスカーフは、ホームページからの通信販売や全国の百貨店で店頭販売されているそうです。今年のクリスマス、お友達、ご家族、そして自分へのプレゼントに一枚いかがですか。


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162
801円
特集 お部屋あそび


続 デイケアで折り紙~もっとやさしく~
第3 回 千歳飴  田中 稔憲


11 月は七五三参りの月ということで、千歳飴の袋に描かれているものを色紙に仕立てました。
 千歳飴の袋に使われている絵は「鶴」「亀」「松」が多かったので、この三つで構成してみました。朝日や竹や梅もあったにこしたことはないのですが、一度の講習でお年寄りはそんなにたくさん折れません。この辺りが落としどころと言っていいでしょう。
 でも「鶴」一羽、「亀」一匹、「松」3 個。色紙1 枚を構成するには少しさびしい。こういうことはお年寄り対象の作品ではよくあることです。この場合、色紙に和紙などを貼ってデザインし、そこに作品を載せていくというのも一つの解決法です。今回は色紙の中央にお好みの友禅紙を貼り、亀の下には青海波模様の紙を貼ってみました。あとは、「千歳飴」の文字名札があれば充分雰囲気を出すことができます。
 この手法を使うと、簡単な伝承作品を使っても、趣のある色紙に仕上がることがあります。今年の折紙シンポジウムの高齢者障害者部会ではその事例をいくつか紹介してもらうことができそうです。題材でご苦労されている方は参加してみてはどうですか?
 なお、今回の鶴用の菱形の紙、松用の1:4の長い紙は、ハサミが準備できない教室では、講師があらかじめ切って準備しておく必要がありますが、ハサミを使うことができる教室では用紙の切り出し方を覚えることができるので、生徒さんにやってもらいましょう。


ミニ知識

◇七五三…3 歳の男の子と女の子、5 歳の男の子、7 歳の女の子が11 月15 日に氏神に参拝し、健やかな成長を祈る行事です。3歳男女の髪置(それまで剃っていた頭の毛を伸ばし始める儀式)、5 歳男児の袴着(初めて袴をつける儀式)、7 歳女児の帯解(子ども用の着物のつけ紐を外し、帯を結ぶ儀式)がもととなって、江戸時代後期に3 つの子どもの祝いがひとつの行事にまとまりました。子どもの死亡率の高かった昔は、「七つまでは神様の子」
「七つまでは神のうち」と考えられ、無事に7 歳を迎え氏神に参る「七つ子祝い」がもっとも大切な子どもの成長の儀式だったことが、七五三が広まるきっかけとなりました。



おってあそぼう!!


おふとんポケット
髙木 ひろみ

かけぶとんの両端を裏でのりづけすると、ポケットがしっかりします。
㉖で折った部分を引っ掛けることができます。(作者)


家House by Ms. Noriko NAGATA
永田紀子

伝承のコップは、いろいろな作品の元になっていることが多く、ここから何か見つかるとうれしくなります。この屋根もその一つです。始めに屋根ができて、本体をそれに合わせて作りました。本体は2種類ありますが、IとIIをそれぞれ片面ずつ出して折ると「両面家」でおもしろいです。(作者)



畳(四畳半、六畳) Tatami mat by Mr.Ichiro‒ KINOSHITA
木下 一郎

世界のおりがみ展(いろはシリーズ/1999年制作)の大阪支部制作「日本ことわざいろは歳事記」のために、正方形一枚折りの基本(四畳半)をはじめに創作しました。この折りが会得できたら、その応用で六畳、八畳、十二畳半、十八畳、三十二畳、五十畳と畳敷きのパターンにアタックしてください。(作者)



私の椅いす子My chair by Ms. Matsuyo KIMURA
木村 松代

椅子には、誰が何を思い座っているのかと想像をかき立てることがあり、作品名の「私の椅子」につながりました。顔をかく場合は、①で折りすじをつけずに工夫して折りましょう。少しの変化で「ベビーちゃんバッジ」(写真右)ができます。(作者)



英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 24  
Corner bench by Ms. Ayako KAWATE

この作品は、1864年発行のオランダ語の書籍に描かれていたコーナーラック(隅戸棚)からの発展作品です。さかさまでも使え、たおすとうしろのすき間を利用してカード立てにもなります。
This is the model derived from the origami “corner rack”
that appeared in a Dutch book published in 1864. This
can be used even upside-down. By tilting it, you can use
it as a card holder with a card inserted in the crevice.


おりがみパッチワーク矢絣
Yagasuri pattern (pattern resembling that of arrow feather)
by Ms. Minako ISHIBASHI

石橋 美奈子

ゆっくりした春休みの午後。何か創作したいと花図鑑を繰っていると、横にあった千代紙の伝統模様の矢絣が目に留まりました。“そうだ矢絣を作ろう”。テーマの発見、思い通りにできあがり、嬉しいひとときとなりました。(作者)


はこしゃちCube-Orca by Mr. Yoshihisa KIMURA
木村 良寿

この作品は「はこどうぶつ」シリーズの内でもできあがりの形が一番好きな作品です。上半分を丸っこく仕上げるのと口先の形がポイントです。(作者)


風車つきテーブルTable with a pinwheel pattern by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

風車柄のついたテーブルとなりました。⑨からねじるように折り、⑩となることをイメージして折ってみてください。両面おりがみで折っても楽しそうです。(作者)


ミニ知識
◇千歳飴…七五三祝いや赤ちゃんのお宮参りのときの縁起物です。もともと江戸時代の浅草で売られていた祝い飴でした。子どもの長生きを願って、棒状の飴が鶴亀や松竹梅など、おめでたい柄が描かれた化粧袋に入っています。
◇矢絣模様…絣(ところどころかすったような模様を入れて織った織物)の経糸がV 字にずれて、矢羽根を図案化した模様です。

矢羽根模様、矢筈模様ともいいます。矢はまっすぐに放たれて戻ることがないため、縁起のよい模様として、花嫁道具の着物に使われたそうです。また、矢羽根が尚武に結びつき、江戸時代の武家の女中さんの仕着せ(主人が奉公人に与える衣服)の模様としても用いられました。明治時代になると、袴に合わせる着物の柄として、女学生たちに流行したそうです。


●ミニ知識参考図書:『絣』(法政大学出版局)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『川原慶賀の日本画帳』(弦書房)、『こどもの世界』(文化出版局)、『鳩居堂の日本のしきたり豆知識』(マガジンハウス)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『日本人の春夏秋冬』(小学館)、『きもの教本I』(長沼静きもの学院)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)


鶴の箸袋Chopsticks’ envelope with a crane by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

スッキリしたデザインが気に入っています。難しくないので、たくさん折って作ってください。(作者)


もみじMaple leaf by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

もみじの葉は枝に一対ずつ向かい合わせについています。(作者)


ミニ知識

◇シャチ…イルカの仲間の海獣です。体長8m と大型で、体の上半分は黒く、腹は白、性質は荒く、クジラを襲うほどです。アイヌの人たちはシャチのことをレプンカムイ(沖の神)と呼んで、神聖視しました。
◇畳…奈良時代以前、畳は毛皮、わら、こも(草の名前)、絹などで作られた敷物の総称でした。平安時代に蒲などで編んだむしろを重ねて布で縁取りした「薄縁」のことを指すようになりました。現在の畳とほぼ同じ「厚畳」もありましたが、要所にだけ敷かれるものでした。室町時代以降、書院造りの建物の部屋に敷き詰めて使われるようになりました。畳は最初の1 枚を床の間と平行に置いて、じゅんに敷いていきます。以前は、祝儀と不祝儀とで敷き方の違いがありました。



読者の広場

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 今月号は夏らしい作品がもりだくさんで、涼しさを感じました。今月号の「頭の体操」は今まででもっとも簡単だと思いました。これからも簡単な出題をお願いします。暑くなって少しやる気がなくなりがちですが、ボケ防止に手を動かすようにしています。
大阪府 内藤さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 絵手紙に「かきごおり」を貼った暑中見舞いを友人にポストインする。大変喜ばれ、好評だった。「プレーンローズ」は箱いっぱい作り、プレゼントなどにそえた。
新潟県 塚本さん
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World 0rigami Report

イギリス・ロンドンでの展覧会に出展

山本勝博(福井県)

昨年の初夏、『クオリアート』という会社から海外での作品出展の依頼を受けました。海外の方々に自分の作品を鑑賞していただける良い機会だと思い、出展を決めました。この会社は絵画や芸術作品に深く精通しており、『DISCOVER THE ONE JAPANESEART 2017 IN LONDON』(最高の一枚を発掘しろ!)というタイトルで、日本を代表する精鋭芸術家100名を集め日本の美術作品を紹介する展覧会を企画している会社です。そしてこの会社が提携している所が『英国王立美術家協会(RBA)』で、130年の歴史を誇る由緒ある団体です。
日本画、洋画、彫塑、陶芸、工芸、手工芸、写真、書道、などさまざまな分野からの出展で、この展覧会開催中、英国の専門家の審査と来場者も審査に入り全部で6部門の受賞が決まります。この中に折り紙では初参戦となりました。日本の文化を紹介するということなので、地元の越前和紙で創作した『ナポレオン・ホース』を折り上げました。発送後に、英国の(RBA)ジェームズ・ホートン会長より作品の造形が素晴らしいとのことで、特別に外国人枠で『名誉会員』の推薦をされ請けました。
 そして今年の4月に大英博物館でのレセプションパーティー参加の招待が届き、自費の旅行ですが参加することになり、日本折紙協会の佐野専務様に英国折紙協会の(折紙作家で同協会会計士)マーク・ボライソ氏と現地でお会いできるようにご手配していただきました。英国では大英博物館でも日本の浮世絵展が人気があったり、現在日本の文化を紹介するビルが建設中だとか! ボライソ氏がビル事業主と折紙展示スペースを交渉中のようです。今年は英国折紙協会50周年記念コンベンションがあり、ご招待作家は布施知子氏と伺いました。
 旅程は悲しいことにテロ事件の合間をぬったものとなりましたが、5/31~6/3の1週間で有名な所は観光でき、由緒ある劇場でミュージカル鑑賞も堪能して来ました。メニア・ギャラリーでの展覧会会期中、さまざまな分野のアーティストと交流し、たくさんの刺激を受けました。また、審査員にどうやって折り紙の素晴らしさを伝えられるのかを悩みました。
 英国は物価が高く、トイレもお金が要るのでお小遣いはたくさん必要でした。帰国中に展示会場でスタッフが作品搬出し終えた頃に規制線が張られたそうで、ギャラリーの15m前の店で殺人があったようです。
 帰国後、7月末にスタッフから『審査員特別賞』の吉報が入りました。さすがにグランプリは無理でしたけれど、RBAの副会長ご夫妻が作品をとても気に入って下さっていたので、推して下さったのかと思いました。
 今回、来年2月に東京の『綱町三井倶楽部』(日本が誇る迎賓館)で英国王立美術家協会名誉会員の称号を会長より受ける予定です。また、5月には、英国王立の『マル・ギャラリーズ』にて展示が決まりました。それと、『ナポレオン・ホース』は、日・英のアーティストの秀作を集めた書籍『MINERBA 2018』(2月出版予定)に掲載され図書館で見れるそうです。最後になりましたが、英国折紙協会のボライソ氏を紹介して下さった佐野専務様と、ボライソ氏にこの場を借りてお礼申し上げます。


おりがみニュース

朝日学生新聞社主催、昭和女子大学共催「朝小サマースクール in 昭和女子大学2017」の
「最大の折り紙手裏剣のディスプレイにチャレンジ!」に協力しました


世界記録チャレンジイベントで手裏剣折り紙の指導 田口健司(東京都)


8月5日(土)に実施された朝日学生新聞社主催「朝小サマースクールin 昭和女子大学2017」の「最大の折り紙手裏剣のディスプレイにチャレンジ!」に佐藤由美子先生、上野木の実先生、古谷たつえ先生と4名でお手伝いに行きました。11時~15時までの間に手裏剣(伝承)を折って指定のボードに貼りつけ、1500以上であれば「世界記録に認定」というものです。手裏剣は1枚の折り紙を半分に切って制作(『月刊おりがみ9月号』紹介)ですが、半分に切るところからスタート。スタートから会場はいっぱいになり、お子さまだけでなく保護者も楽しそうに折っており、最後まで会場は大にぎわいでした。
 申請するため、ただ数を折ればいいというものでもなく、審査基準はなかなか厳しく、半分に切って折ったものを審査対象としていたため、正方形2枚で折られたものや1枚を
1/4に切って折られたもの、指定通りにボードに貼られていないもの、重なって貼られたもの、先がズレて折られていたものなどは審査対象外になってしまうので「ていねいに折ってね」と教えながら、ボードに貼られて対象外になってしまいそうなものを見つけて修正していました。
 4時過ぎ、ギネスの説明の後、結果発表。ディスプレイされた手裏剣の数は2575で見事世界記録達成!しました。実際に折られた数は3000を超えていたかと思います。


支部だより

日本折紙協会は支部設立を応援しています ! 
このコーナーでは各地で活動中の支部の情報をお待ちしております

川井淑子先生を偲ぶ 思い出の作品展 
香川支部「おりがみKAGAWA」支部長 坂本整よしこ子/香川県


6月20日(火)~25日(日)、NHK高松放送局ふれあいギャラリーで、昨年12月19日(月)に亡くなられた川井淑子先生を偲ぶ作品展を開催しました。
 川井淑子先生の訃報を聞いたのは(お怪我で入院されていたので、お見舞いのため)高知に向かっている途中でした。「昨夜、母が亡くなりました」、娘さんからお電話。昨夜お電話の向こうで「わざわざ香川から来なくてもいいよ」と元気なご様子だったのに…。
 先生に初めてお会いしたのは東京のお教室。あれから10数年。香川支部設立の際にもおいでくださって、言葉では言い表せないくらいお世話になりました。思い出の作品展をしたい、会員さんからの声でした。月刊『おりがみ』でも紹介していただき、期間中には高野和香子元「近江おりがみの会」支部長、大阪の梅本吉広支部長、広島の坂田さんをはじめ、たくさんの方々、そして川井先生のお嬢様の鶴見雅子さんもいらしてくださいました。みなさま、ありがとうございます。誌面をお借りして、お礼申し上げます。川井淑子先生へ。やさしい心で私たちをつつんでくださった川井淑子先生、ほんとにほんとにありがとうございます。
(作品展の様子はNHK地方局「ゆう6かがわ」でも紹介されました)


左京区ふれあいまつりに参加
京都支部「古都折紙倶楽部」( 支部長 松井佳容子/京都府)

京都市左京区役所が毎年開催している「左京区民ふれあいまつり」が、今年も7月23日(日)に京都市勧業館「みやこめっせ」で開催され、約7000人の区民がいろんな催しを楽しみました。
 日本折紙協会京都支部も「折り紙」で参加し、ブースでは多くの市民に折り紙を楽しんでいただき、スタッフはいつもながらの「お昼も満足にとれない忙しさ」にうれしい悲鳴をあげていました。
ブースには、5年前の「日本折紙協会シンポジウムin京都」でご挨拶いただいた門かどかわだいさく川大作京都市長もお立ち寄りくださりました。
 京都支部はこれからもいろんなイベントに参加し、より多くの市民に折り紙のすばらしさを伝えていきたいと思います。


支部発足10周年記念展示会
琉球支部「月桃の会」 支部長 比嘉邦子/沖縄県

6月20日(火)~25日(日)、琉球支部発足10周年記念展示会を沖縄県立博物館・美術館 県民ギャラリー1にて開催し、6日間の短期開催にもかかわらず、予想以上の皆様にご来場いただきました。
 前日の搬入日はドシャブリの雨でしたが、それぞれの担当コーナーや約3m×7mのフレーベルの模様折りで折った海の壁画、5mのジンベエザメには支部員総出の準備でした。
 海、沖縄の花、連鶴、ユニット、ハコ、スパイラル、のコーナーそれぞれに思いを込めた作品群に「スゴーイ!!全部折ってあるんだ、何枚折ったの?」「本物みたい! 香りがしそうね」「へー、これも1枚の紙から!!」「あっ!紅型模様のカレンダー、銀行の?」などの感想や、いつの間にか向きや場所が変わっていたり、ふたが開けられていたり、開けてみせたり…。またデモストレーション時には握手をしてあげたり、好評のうちに終了できました。

案じていた展示後の作品も会場の博物館・美術館や短大、医療センター、幼稚園など、またどうしてもという若人に寄贈し喜んでいただきました。「また次回楽しみにしています」の声にメンバーはみんな笑顔の1週間でした。


第12回北陸折紙コンベンション報告
  金沢支部「金沢おりがみの会」 支部長 田中稔憲/石川県

去る、7月29日(土)~30日(日)、金沢市の石川県文教会館で第12回北陸折紙コンベンションを開催しました。特別講師としては、古くからの友人でもある梅本吉広理事(大阪支部長)をお招きして、「私の折紙人生」というテーマで講演していただきました。その後、一日目の折紙教室2コマと懇親会を行いました。さらに夜の折紙市場、翌日は3コマの教室を行いました。参加者数は昨年よりさらに増えて101名でした。ご協力いただいた講師の皆様には心よりお礼申し上げます。
 懇親会後の夜の教室も盛況で例年以上に熱心に取り組む姿が見られました。
 北陸の新幹線効果はさらに広がり石川県の求人倍率は全国2位にまでなり、観光客も世界中から来るようになりました。コンベンションの参加者も増加の一途ですが、主な宿舎の兼六荘に入りきれず、やむを得ず別のホテルを取っていただいた方も出るほどでした。2年後の宿泊はどのように確保するか今後大変な課題となってきました。我が国の折紙愛好者の底辺拡大に大きく寄与できると考えて始めたコンベンションですが、ますます予想を上回る参加者数となり、大会の教室数に見合う部屋の確保が次回の課題となりました。懇親会の会場も広さが充分でなく、希望者全員が一同に会する事が困難
になってきました。次回からはより多くの参加者を受け入れるための方法を探っていかなくてはならないと考えています。
 なお、例年のように第12回コンベンション折図集を頒布させていただきます。今年はカラーのページが3分の2を超え、表紙も外注したことでこれまでよりさらに美しい仕上がりとなりました。ただその分コストがかかって200円価格に上乗せすることとなりました。ご了承の上、ご希望の方はお申し込みください。


~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

おすすめの購読プラン

商品情報・内容

■ 季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します

幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

無料サンプル

■ 436号 (2011年11月01日発売)

436号 (2011年11月01日発売)をまるごと1冊ご覧いただけます

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