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801円
特集「協会設立40周年記念号」 

【寄稿】その名は「オリガミ」折り紙歴史研究家 岡村昌夫
 その名は「オリガミ」折り紙歴史研究家 岡村昌夫

―――明治時代以後のこと
 現在、私たちが、「オリガミ」の名で呼んでいるものが、その名で呼ばれるようになったのは、それほど古いことではありません。明治23(1890)年に小学校に「手工科」が新設されてそのカリキュラムの中で「折紙細工」という言葉が使用されたことに始まりますが、それ以前、またその後も、幼稚園では「たたみがみ」と呼ばれていました。これは、明治9(1876)年に日本で初めての公立幼稚園として、後のお茶の水女子大学附属幼稚園が創設されたときにフレーベルの保育法を取り入れましたが、その「恩物」の中に「摺紙法」があったことから始まったのです。これはドイツ語の「GABE」、つまり英語の「GIFT」を、神からの贈り物の意味で「恩物」と訳し、その中の「FALTEN」(FOLDING)の訳語として、当時の常識で漢語の「摺紙」を採用したのです。これを音読して「しょうし」、普通は訓読みで「たたみがみ」を使いました。当時のわが国では「伝承オリガミ」を指して「折り物」と言っていたのですが、キリスト教にもとづく理念によって組み立てられたフレーベル式のものとは、違いもありましたので、あえて別の訳語を採用したものと思われます。 明治時代の初めごろは、家で母たちと「折りもの」を折っていた子どもが、幼稚園では「たたみがみ」(「かみたたみ」ともいいました)をたたんでいたのです。ただ当時は紙を自由に遊びに使えたり、幼稚園に行けるのは、まだ限られた家庭の子どもだけでした。それが、小学校で手工科が必修教科になった明治20年代以降に「折紙」という言葉は全国に広まりました。
 雑誌『小国民』に折り紙記事が連載されたのは、明治26(1893)年から27(1894)年で、徐々に広がって行く状況がリアルタイムで記録されています。最初は「紙蟹」「紙筐折かた」でしたが「折紙福助」「折紙狐」等をへて、明治27年1月号から「折紙法○○」の形式になりました。同時期の他誌『幼年雑誌』では「紙○」「紙○折り方」等で、まだ「折紙」という語は使われていません。『小国民』の「折紙法」というのも、「紙を折る方法」という意味であって、まだ完全な「おりがみ」という熟語にはなっていないようです。「折紙(おりかみ)」という語はすでに鑑定書の意味があったので、「折りもの」に使うのには違和感が残ったのでしょう。しかし、やがて明治末には「折紙」が普通に使われるようになりました。けれども依然として幼稚園では昭和初期まで、「たたみがみ」でした。

―――江戸時代には 
江戸時代になったころ、実用的な紙が急速に普及しましたので、いわゆる「遊戯折り紙」も広がってきました。その呼び名は「おりすえ」で、最初に現れる文献として、天和2(1682)年に出版された井原西鶴作『好色一代男』の巻頭の章が有名です。主人公の少年が「おりすえを遊ばし」と書かれています。「比翼」という作品を折ったことにしてありますが、これはもしかすると連鶴だったかもしれません。実は西鶴は、その2年前に作った俳諧の句の中でも「おりすえ」をよんでいます。こちらは酒の銚子に付ける飾りの「蝶花形」を指しています。これは「儀礼折紙」ですが、こちらも当時は「おりすえ」だったことがわかります。
 「おりすえ」は漢字では「折居」と書きます。「居」は「据」と同じ。立体を平面に折り畳んだものという意味です。「折居」は、茶道や香道で使う、紙の箱を平面に折り畳んだ形の容器の名称でもありますが、もっと広い意味でも使っていたのです。「おりすえ鶴」だとか「おりすえ虚無僧」のような使用例もあります。
 1700年を過ぎた頃から急速に「遊戯折り紙」が普及しますがその頃の『欄間図式』という、欄間の透かし彫りのデザイン集に「折形」があり、1800年前後になっても『千羽鶴折形』や『折形手本忠臣蔵』などや、少し後の『かやら草』の記録等によって広く「折形(おりかた)」と呼ばれていたことも分かります。この語は小笠原などの礼法の「包み」等の折り方を指す語が転用されたものですが、幕末ごろになると、少なくとも江戸地域の、折り紙をするような家庭では「折りもの」が一般化していて、明治まで続いたのです。

―――国際語ORIGAMI
国際語「ORIGAMI」を誕生させた功労者はアメリカの「折紙の母」リリアン・オッペンハイマーさんです。彼女がニューヨークに「アメリカORIGAMIセンター」を創設したとき以来、彼女たちの努力によって「ORI GAMI 」という言葉が西欧にも広がってゆきました。
 「おりがみ」の英訳は「paper-folding」ですが、それだと「papercraft」の一種と混同されるおそれがあるので、別の言葉にしようと、リリアンさんは考えたそうです。つまり「おりがみ」と「paper-folding」は必ずしも同じものではないということを知っていたのです。
 実は彼女は、折り紙の起源は中国にあったと思っていたのです。研究者ではなかった彼女の誤解だったのですが、そのため、最初は中国語の「zhe-zhi」にしようとしたのですが、彼女にとってその発音が難しく、日本語の「origami」の方が発音もし易く、魅力的な響きの言葉だと感じて、そちらを選んだというのです。「ORIGAMI」が国際語になったいきさつは以上のようなものだったのでした。
 オッペンハイマーさんは「p a p e r -folding」だと一部に別種のものが含まれてしまうと思って「ORI GAMI 」を選んだのですが、多くの人は「paper-folding」と「ORIGAMI」とは同意だと認識したようでした。そのために西洋の「ORI GAMI 」には日本人から見ると「厚紙細工」や「切り紙細工」のような物が混じっていて、最初は違和感がありましたが、現在では普通に受け入れられるようになっています。「国際化」というのは、そういうものでしょう。

―――「おりがみ」の意味いろいろ
 「折紙協会」「月刊おりがみ」等という場合の「おりがみ」について書いてきましたが、この言葉は、別の意味も持っています。「おりがみ付き」という場合は、これは古い別語で(もとは「おりかみつき」でした)、横長に二つ折りにした「折り紙」と呼ばれた用紙に鑑定書(本物であるという証明書)などを書いたことから「保証付き」の意味に使われています。
 その他にも「鶴の折紙」「かえるの折紙」等という場合は、「折紙作品」のことです。「両面折紙」「単色折紙」などと言うときは「折紙用紙」の意味で、もとは「いろがみ」と言いましたが、このような意味の広がりは、「折紙」の場合だけで、「折りすえ」「折形」「折りもの」「たたみがみ」などにその用法はありませんし、もちろん、「paper-folding」に「用紙」の意味はありません。したがって「ORIGAMI」も、その意味を持ちません。

学びと親睦の「折紙シンポジウム」

折り紙は、造形教育はもちろん、歴史、幾何、材料、コミュニケーションといった多様な分野に広がりを見せる文化です。NOAの「折紙シンポジウム」では、講演や「折り紙教室」だけでなく、専門的な内容を、司会者(コーディネーター)と参加者が話し合う勉強会=「部会(セミナー)」を置くことで、趣味愛好の範囲を超えた、折り紙のもつ大きな可能性を学ぶ機会をもたらしました。
 これまでに開かれた中で、ユニークな内容の部会を紹介します。

■折って教えてまた折って…の会 
教えたい作品、教えてほしい作品、好きな作品を持ち寄って、教え教わる部会。後年の「折紙市場(教室広場)」の原型です。タイトルがユニークでしたね。(第17回大会)
■折紙分類体系研究
 データベースの必要性を説いた先見の部会。見立ての分類にとどまらず、「折り紙とは何か」「オリジナリティとは」「著作権について」などが話し合われました。(第18回大会)
■天狗大会
 折り紙にかなり自信のある人たちが、高度な技術を駆使した作品を持ち寄り、それに挑戦して、完成の喜びに浸るという部会。(第18回大会)
*これらの部会は現在は開かれていませんが、以後新設された部会や教室に内容が集約されるなど、そのエッセンスは今も生き続けているといえるでしょう。
 しかしながら、「勉強会よりも、とにかく折りたい」という参加者は常に多く、その声を反映して、1992年以降は「部会と教室の同時進行」という形式となり、今に至っています。

①かき・内山興正
『月刊おりがみ』では季節感のある折り紙作品を数多く紹介しています。この作品は、『85号』(1982年9月号)と『170号』(1989年10月号)に掲載されているものです。作者の内山興正さん(1912-1998 年)は、生前、日本折紙協会の顧問を務められました。著書『折り紙』(1962 年国土社発行)の中で、日本の昔からの折り紙を基本図を用いて集大成され、基本形という考え方を確立されました。

②☆ジャック・オーランタン・土戸英二
この作品は今から24年前に考案したものです。目や口がカボチャをくりぬいたように見えるように、紙の重なりを工夫しました。今は、英語の発音により近い「ジャコランタン」と表記されることが多いようです。(作者)『月刊おりがみ』ではその月の大きな行事がしばしば特集名になります。アメリカで子どもたちのお祭りとして10 月31 日に盛んに行われてきた「ハロウィーン」は、この20 年で日本でもよく知られるようになりました。この作品は『266 号』(1997 年10 月号)に掲載された作品で、ハロウィーンにかかせない、かぼちゃ提ちょうちん灯を折り紙で表現したものです。

③秋海棠・田中具子
折ったものを1 枚の色紙に貼って制作する色紙作品は人気があります。この作品は田中さんに1 年間担当していただいた「シリーズ花」という連載の中のひとつで、『133 号』(1986 年9月号)で紹介されました。なお、月刊おりがみ』には「おりがみギャラリー」という、カラー写真で作品を紹介するコーナーがあります。田中さんの色紙作品は数回とりあげられています。

~チャレンジコーナー~ ローズメダリオン・藤本修三
『177号』(1990 年5 月号)で掲載された作品で、難度の高い作品を紹介する「チャレンジコーナー」でした。チャレンジコーナーの作品は、動物、植物、ユニット、乗り物などさまざまなジャンルにおよび、心待ちにしてくださる会員の皆さんが少なくはありません。この作品はねじり折りを2回使った作品で工程も長いですが、作者の藤本さんのお気に入りで、世界じゅうで愛されている作品だとおっしゃっていました。

【ミニ知識】
○ハロウィン…古代ヨーロッパに住んでいたケルト人の祭が起源とされています。Samhain 祭という新年を迎える祭で、この日は死者の魂が家に帰ると信じられていました。ヨーロッパでは廃れたハロウィンの行事が、アメリカに移住した人々によって受け継がれ、子どもたちの楽しいお祭りとなりました。

○柿…日本へは中国から奈良時代に伝わったとされ、実を食用にするために古くから栽培されています。柿からは柿渋が採れます。柿渋は熟していない渋柿をつぶしてしぼり出した汁を発酵させて上澄みをとった、褐色の液体です。防水と防腐の効果があるので、木製品や和紙に塗ったり、麻や木綿などの染色に用いられてきました。

○秋海棠…ベゴニアのことで、左右非対称な葉が特徴で、残暑厳しい立秋のころから、枝先にピンク色の小さな花を咲かせます。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『柿渋』(法政大学出版局)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『ヨーロッパの祭と伝承』(早稲田大学出版部)、『四季の花事典』(八坂書房)

『おりがみ』折り図のあゆみ
NOAの会報の歴史は、1973年の設立の翌年に発行された『季刊おりがみ』から始まるんだ。途中、発行元や判型が変わったり、隔月モノクロになったりしたけど、『57号』からは、世界的にも貴重な「折り紙のカラー月刊誌」として今に至る。そのあたりの事情は『400号』の記念ページにゆずるとして、ここでは、月刊『おりがみ』の主役であり専門誌たるゆえんでもある「折り図」が、どう進化してきたかを見てみよう。 記念すべき『季刊おりがみ』の最初の折り図がこれ。おや、様子が変だぞ…このページは矢印線がない。後ろのページに進んでも、矢印があったりなかったり。今の誌面と比べてみるとあまりの違いに面食らうけど、これは折り図を描くのがヘタだった、というわけではない。まだ記号のルールがなかったんだね。
 翌年の月刊『おりがみ』創刊からさらに1年後の『ORIGAMI-NEWS 17号』に、「折り図の記号を一つに」と題した記事が掲載され、ここでようやく統一ルールを作る動きとなる。この「記号の統一」というのは今でも続くテーマだ。何気なく使っている記号も「永遠の叩き台」だと思って、良案があればどんどん知らせてくれ。
 折り図は、線の美しさより「工程の整理」の方が大切で、どちらかというとそっちに腐心してきた歴史がある。NOAの折り図は「省略がない」「折りやすい」という一定の評価を得てきたが、あとはやっぱり、きれいな線の方が見やすいよね。 「きれいな線」を描くには熟練が必要だ。今月号P11~P21の作品は、『おりがみ』掲載時、ペンによる手描きの折り図で紹介されていたぞ。今見てもなかなか味わいがあって、逆に新鮮に感じるが、1990年代、コンピュータ折り図の登場によって、誰でもきれいな線を描けるようになった。コンピュータ折り図は『195号』で初登場。以後、「曲がらず、清潔で、場所をとらない」コンピュータ作図は普及の一途をたどり、印刷所の状況も大きく変化し、悲しいかな本誌もご多分にもれず一気にコンピュータ(デジタル)による作図に切り替わってしまった。 「一気に」と言ったけど、ちょっとウソ。編集部による初めてのコンピュータ作図は、『235号』(1995年3月号)の、山梨明子さん創作の「おひなさまのはし入れ」「おひなさま」と、笠原邦彦さん創作の「パノラマキューブ」と、守屋朝子さん創作の「桜・橘」。ここからしばらく手描きとコンピュータの混在時代が続き、完全にデジタル移行したのがなんと『309号』(2001年5月号)っていうんだから何と言えばいいのか…「技術の伝承」にちょっとこだわりすぎたかもしれない。
 今、投稿作品のほとんどに作者は自分なりの折り図を付けてくれている。以前は「折り図を描くのは難しい」と感じていた皆さんも、誌面の折り図や、描き方指南のコーナー、シンポジウムなどで、少しずつ、見るものから描くものになっていった結果だろうね。
 「折り図を描くこと」は、折り紙の形を記録するものとしてとても大切な技術だ。近年はインターネット上の動画の普及などで、逆に工程がぼやけてきた印象があるが、次々に変わっていく折り紙の形を、工程ごとに分割し、記号で表現するという「折り図」の様式はこれからも変わらないと思うので、どうか見守っていてくれ。

~40 周年によせて~(役員より皆さんへメッセージ)
日本折紙協会設立40周年を、会員の皆さんとともに祝い、これまでの多大なご協力に感謝申しあげたいと思います。この機会に、協会設立本来の趣旨を再確認し、さらなる発展のスプリング・ボードにしたいと思います。当時、下中邦彦会長は『おりがみ』創刊号※の冒頭「人間性回復と創造性の伸長のために」の表題で「折り紙は日本の伝統的な紙の造形で、それは長い歴史をもち、私たち日本人の感性や造形力を培ってきたものです。」ました。(中略)また、そうした折り紙の作り方は、祖母から孫へ、姉から弟へ、そして仲間から仲間へ、人間的な温かい交流の中で引きつがれてきたものです。」ともいっています。このことは、今年制作される「第14回世界のおりがみ展」のテーマ「地球家族」に連携するものです。地球に生きる全てのものは皆家族なのです。折り紙を通して今
後ますますその絆を確かなものとしていきましょう。
理事長 大橋晧也

こどもと折り紙 日本折紙協会理事 川井淑子

入園したての四月、母親に手を引かれ泣きながら登園してくる子どもを預かり膝に乗せ抱きしめても泣き止まない。ポケットから折り紙を出して蝶を折り、手の平に乗せてパタパタさせると急に笑顔に変わり、指でつっつき始めた。動く折り紙は魔法のように子どもの心を開いた。だがすばらしい折り紙もやらされる教育では折り紙嫌いになる。子どもの個性を育てたく、やる気を引き出すための楽しい指導方法を考えた。そこに無限に広がる創作の鍵があることを指導者自身が理解して、折り紙を好きになる心を育てることが基本である。指導者自身、創作を試み感動する力を養うことが大切である。
 一粒の種を各自が蒔き、その成長過程をよく観察し自分で折ってみる。きちんとした折り方でなくても折って、葉や茎や花の形を創ってみる。子どもたちは生命(いのち)を見つめながら各自が観察記録を折り紙で表現した。自由な心が芽生え、やがて動物、乗り物、食べ物等いろんな物を折り始め、絵を描く如く折り紙表現をやるようになっていった。お話を読み聞かせ、グループごとに折り紙で場面を表現したこともある。
 もう一つは折り紙の発展。折って出来上がりという視点を変えてみる。例えば白い大きな紙で鶴を折り、いったん元通りに広げてみる。そこには最初なかった折り線が付いている。子どもたちは「うわー。くもの巣だ!」「線路みたい」と喚声をあげた。その線を鉛筆やパスなどでなぞったり、面の部分を色でぬり分けたり、一人一人違ったすばらしいデザイン画が完成した。またある時はその線を切り離してできた四角や三角を形から何に見えるか想像し「クッキーだ」「電車だ」などタイルのように並べ、友だちと床いっぱいに広がって造形遊びを楽しんだ。
 子どもの心が解放されること、楽しいと思うこと、人に認めてもらうこと。子どものやる気はそんなことから育っていく。折り紙はその中の一つの手だてである。折り紙「を」教えるのではなく、折り紙「で」教えていくのである。子どもに教えているつもりが実は子どもに教えられた。私自身子どもに育てられたように感じ、幼児教育に関われたことを幸せに思う。

おりがみの力 野中陽子(神奈川県)

今から35年前、公民館の折り紙教室で私は笠原邦彦先生作のパンダを教わり、その愛らしさに感動! 講師から日本折紙協会を教えていただき『月刊おりがみ』の購読も始めた。
 何の変哲もない一枚の折り紙にも、人を動かす力があることを知った。これを伝える人になりたいと思い、1980 年、講師資格を取得。しかし自分が折れることと、人に教えられることは別。まずは基礎を学びたいと思った。
 幸いにもその年の7月号から、大橋晧也先生の連載「先生とお母さんのための、おりがみ研究室」が始まった。「おりがみは、なぜ正方形を使うのでしょう?」に始まり、毎回知っているようで、実は知らないことばかり。
 後年、公民館サークルで、この内容を活用させていただいた。分かりやすい教科書で基礎を学ぶと、誰でも折り紙が100倍楽しくなり、長続きすると思います。偶然にも同じ年に、藤沢市内の文化センターで長野耕平先生の10回講座が始まった。折り紙の歴史や理念、活用、循環基本形などを熱く語られた。中でも忘れられないのは「折り紙はコミュニケーションツール」の言葉です。
 その後、各地の公民館、老人福祉センターや学校などから講座の依頼が相次いだ。だが、先生と呼ばれ続ける中で、あるとき自分が、上から目線であることに気づいて深く反省。
 20回に及ぶシンポジウムの参加と、海外研修のおかげで、視野も人の輪も広がった。
 2007 年の秋田でのシンポジウムでは、高齢者・障害者部会を担当、多くの意見や体験を伺い話し合った。参加者の一人で仙台のSさんとは、その後も文通。3.11で消息が途絶えたが、3か月後に無事と分かる。自宅半壊の中、仮設住宅で暮らす人やNPOの依頼で彼女は仲間と折り紙教室を再開するという。先方が必要な教材を私も友人と送る。
 彼女がよく手紙に書いてくる言葉。それは「おりがみの力」である。

11月11日「おりがみの日」のあゆみ

 数字の1が4つ並ぶ11月11日、数字の”1”を正方形の一辺と見立て、1が4つで正方形のおりがみの4辺を表すことから、1980年9月に、この日を「おりがみの日」に制定しました。世界平和記念日(1918年第一次世界大戦休戦条約が調印された日)にもあたり、おりがみの平和を願う心と相通じるものがあることも制定した理由のひとつです。全国的な行事に拡大するための本格的なPR活動として、「おりがみフェスティバル(仮称)」などの構想がありました。(『63号』に特報掲載)

◆和紙おりがみ展
 日本折紙協会主催の具体的な記念イベントを実施したのは1984年のこと。東京都文京区の「おりがみ会館」での「和紙おりがみ展」です。和紙をテーマに応募された作品展と、記念パーティーを行いました。和紙の風合いを生かした作品が100点以上寄せられ、来場者を魅了しました。

◆連鶴イベント
 長野耕平常任理事(故人)の発案で、銀座和光ビルのウインドーに180羽の連鶴を展示したり、街行く人といっしょに連鶴を折り上げるイベントも行いました。

◆ミニチュア折紙展
 日本折紙協会設立20周年を記念して、1993年には東京都文京区の「ギャラリーおりがみはうす」で「ミニチュア折紙展」を開催、「小さなおもしろさ」と好評でした。(現在の「おりがみカーニバル」の「ミニチュア部門」は、この展示会のなごり)

◆おりがみ供養
 同名の行事は1981年4月から「おりがみを研究する会」主催で墨田区向島の長命寺で行われていましたが、協会主催としては1993年、文京区の白山神社で行ったのが最初の「おりがみ供養」でした。現在は石川県加賀市「日本折紙博物館」で毎年11月11日に行われています

◆おりがみカーニバル
 現在の「おりがみの日」イベントといえば、もうすっかりおなじみ、渋谷区「こどもの城」で開催される「おりがみカーニバル」。第1回の1994年から数え
て、今年で第20回となり、毎年、テーマに合わせたコンテスト形式の作品展と、勉強会、表彰式、懇親会が行われます。
 昨年、「こどもの城は2015年3月末に閉館」というお知らせがあり、とても残念な思いをされた方も多いことでしょう。この会場での開催もあとわずか。心をこめて作品を制作・鑑賞しましょう。今年の日程は以下の予定です。
日程/2013年11月2日(土)~24日(日)
講師勉強会/11月16日(土)
表彰式・懇親会/11月16日(土)

「世界折紙展」のスタート
日本折紙協会元事務局長・日本折紙協会理事 黒岩琢磨

今年制作の「世界のおりがみ展」は第14回ですが、第1回展のスタート時のエピソードをまとめて紹介しましょう。
 「世界折紙展を開きます」というアドバルーンが協会からあげられたが、待てど暮らせど続報が一切ありません。この状況に不安を感じた私は、東京出張のついでに協会事務局(サンリオ内)を訪ね、話を聞いて驚きました。世界折紙展の企画と開催場所を決める理事2名(いずれも故人)が任命されていましたが、どこからどう手をつければ良いのか分からず途方に暮れておられたのです。そして、挙げ句の果て「あなたデザイナーだからできませんか?」とお鉢が私にまわってきました。
 当時、大阪在住の協会会員であった私は広告代理店萬年社大阪本部の部長が本職、帰阪後、早速行動を開始しました。日本の伝統民芸である折り紙には古都・京都がふさわしいのではと考え、萬年社京都支社を訪れ支社長に相談しました。
 話を了とした支社長が紹介してくれた百貨店担当の営業マンと早速京都駅前の百貨店を訪問、世界折紙展を売りこみました。
 数日後、「採用」の通知をいただき、協会を安堵させることができました。
 会場は京都・丸物百貨店( 現・近鉄百貨店)、開催日は1976(昭和51) 年5 月28 日から6月2日までと決定。急遽Make The Earth Beautiful をテーマとした16景の脚本を書き会場の演出を担当しました。
 初めての世界折紙展で物珍しいと思われたのか、NHKや民放各社、各新聞社が一斉取材、おかげで会場(80坪)は連日超満員、あまりの人いきれに鑑賞途中で逃げ帰る人まで出る有様。その盛況を見た百貨店は京都中の本屋から折り紙の本を集め、会場に畳一畳程の売り場を急造、本は飛ぶように売れ、協会持参の雑誌はキズモノまで完売しました。
 盛況を聞きつけた東京池袋・西武百貨店の課長が来場、7月23日から28日まで同店開催へとつながりました。しかも東京開催の前日22日に美智子妃殿下(当時)が礼宮様(当時)、紀宮様(当時)をおつれになり2000点におよぶ作品を御覧になられました。この記事と写真は通巻7号に掲載されています。
 京都展に百貨店が要した費用は600万円、その半分の300万円が6日間の展示台作りの費用。これがヒントとなり、後年、協会事務局長に就任した私が折りたたみ式の展示台※を考案、本格的に「世界のおりがみ展」巡回に取り組むことになったのでした。

日本折紙博物館のあゆみ

2001年7月に、北陸加賀の地に日本折紙博物館をオープンいたしました。協会様との不思議なご縁をいただいて今日がございます。昨日のことのように思い出します。亡き佐野元理事長はじめ、内藤前理事長、大橋現理事長も見えられ、祝っていただきました。繊細で色鮮やかな折り紙作品を前に、ご来場の方は思わず「わーっ」と歓声をあげ、笑い顔になるのです。折り紙には心を癒す力があるのでしょう。2007年12月には千葉県の成田空港内に別館を、2010年3月には熊本県の阿蘇ファームランド内にもミュージアムをオープン。御縁をいただいたことに感謝申し上げ、日本折紙協会様のさらなるご発展と会員様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
日本折紙博物館館長 北川路子

日本折紙博物館
世界最大級の折り紙の常設展示場として2001年7月にオープンした日本折紙博物館。「世界のおりがみ展」パノラマ作品など、日本折紙協会が展示協力、作品提供をしています。毎年11月11日には「折り紙供養」も実施、折り紙の普及につとめています。

世界折紙センターシンボルマーク決定!

◆W.O.C(. 世界折紙センター)シンボルマーク評議会
 2013年4月19日(金)、日本折紙協会(東京おりがみミュージアム)2階会議室で、世界折紙センターのシンボルマーク評議会を実施しました。
 スペシャルアドバイザーとして本誌の印刷会社である大日本印刷(株)デザイン部の助言をいただきながら、大橋晧也理事長、中村桂一常任理事、黒岩琢磨理事、佐野 友 専務理事の立ち会いのもと進行しました。応募作品のうち、得票上位はFYさん(東京都)の(13)、TYさん(東京都)の(18)(19)、そしてMYさん(東京都)の(9)~(12)のバリエーションでした。
 最終選考に残ったのは( 9 )~(12)。その中で色と形を集約整理するという方向性をもとに決定したのが、上のデザインです(応募作品のイメージを損なわない程度に、細部を調整してあります)。
 「形も色も、落ち着きのある、シンプルなデザインほど、長く愛されるものです」という講評でした。シンボルマークにご応募いただいた皆さん、また投票いただいた皆さん、本当にありがとうございました。おなじみのNOAマークとともに、このWOCマークが今後どう活躍して行くのか、お楽しみに。

◆W.O.C.こぼればなし
 世界折紙センター構想の初期段階は、博物館のような建物のイメージでした。1995年には「折紙博物館建設基金」が設立され、左下の記事(『236号』)のように、埼玉県小川町に博物館を建設するための具体的な動きもありましたが、社会情勢の変化もあってその計画はうまく進みませんでした。
 一方、巡回展という形で成功をおさめてきた「世界のおりがみ展」ですが、それは大規模な常設展示場を持たなかったという意味でもあります。「世界最大級」とうたわれた石川県加賀市の「日本折紙博物館」のオープンによって、日本折紙協会はひとつの転機を迎えることになります。
 インターネット環境が飛躍的に発展した現在、文化資産としての折り紙の著作権保護や情報共有といった新たな事業の展開には、大きな建物は不要です。現状では「世界折紙センター」は「具体的にどこかにあるもの」というイメージではありません。今後、新たな展開がありましたらお知らせします。本誌添付の「おりがみガーデン投稿用紙」が、『420号』(2010年8月号)から「月刊おりがみ投稿作品記録用紙」となり記入項目がずいぶん増えたのも、W.O.C.事業に向けて、折り紙作品に対する考え方の大きな変化といえるでしょう。

「世界折紙センター」World Origami Cente(r W.O.C.)
構想理念:文化資産としての折り紙作品を後世に残すため作品の登録管理を行います。著作権保護や情報の共有化をはかり、国際機関としての役割と地位を確立します。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「どうぶつたちのお月見」 

 9月20日~26日は、動物愛護週間。
 ノアちゃんは、愛犬のダックスフントと月夜の散歩です。今夜は十五夜、コスモスがきれい。裏山の自然な傾斜を利用した「ふれあい動物園」は、夜も開放していて、動物たちの夜の様子が見れると評判です。カンガルーの親子がいました。眠くないのかなあ?あっ、それを見て犬が走り出しちゃった。「わんわん」えっなになに、ぼくもおなかの袋に入ってみたいって?いや、それはちょっと無理な相談じゃないかなあ。聞いてみたら?
 「わんわん」えっなになに、“ちょうど今この子が眠ったところなの、ごめんね”って言われたって?こちらこそごめんなさいね。ふれあい動物園の十五夜は、動物たちの言葉がわかる不思議な夜でした。

①子だぬき・笠原邦彦
私はよく「たぬき」を「きつね」との対でくふうしますが、今回の作品はたぬきだけを、親子の姿にてくふうしたものです。その中のできのよい「子だぬき」の方が選ばれたのでした。

②ウサちゃんの小袋・川手章子
本体ができあがってチョッキを着せてあげたくなりました。チェック、水玉、花柄など着せかえも楽しそうです。中にお便りなど入ります。15cm角で本体を折ると、7.5cm 角を三つ折りしたものがお便りとしてちょうどよいようです。ちょっと楽しくなってしまった作品です。

③うさぎ・青木良
前に倒れやすいので、後ろ足の開き具合で倒れないように調整します。仕上げに、頭としっぽをつまんで中心に向かってよせるようにして体をふっくらさせます。

④カンガルー・納所克志
背負ったり抱きかかえたり、動物のは母子の姿には皆さん微笑みを交わします。お腹の袋から赤ちゃんが顔を出すカンガルーには喚声があがります。そんな動物園での情景を思い浮かべながら形にしてみました。

~おってあそぼう~遊べるハチドリ・青柳祥子
ハチドリは、世界最小の鳥で体長6cm、体重は2g! ハチドリのホバリングをお楽しみください。24で、これで大丈夫なのと少々不安になるかもしれませんが、遊べる折り紙なので(観賞用ではない)あまり気になさらないでください。 くちばしの色を変えたところが気に入っています

⑤☆しっぽ付き指人形・宮本眞理子
幼稚園や保育所の先生方には、よくキャラクターものを頼まれます。これもそのひとつです。耳の大きさや角度、しっぽの細さなどをアレンジできます。大きな紙で作るとかぶりものにもなります。ご活用いただけると幸いです。

⑥ダックスフントの箸袋・山田勝久
⑪でずらすように折るのは、顔の形を作るためです。ずらし過ぎると顔が太くなりますので、「ずれてしまった」という程度でほんの少しだけずらして折ってください。

⑦☆フェンス・青柳祥子
『450 号』の「猫の舌」を折られた方はもう気付かれたと思いますが、舌を左右に作り、かんのん折りをするとフェンスになります。⑬を折ってさしこまず、折リ線をつけるとストッパー(支え)にもなり立ち易くなります。牧場や農場または庭作りなどお楽しみください。

⑧コスモスの花・川手章子
風に揺れているコスモスの花って風情がありますね。秋空をバックに咲いたたくさんのコスモス。なつかしく、心あたたまります、いろいろな色のコスモスを折ってみてくださいね。

⑨桔梗の五角形箱・小宮 はじめ 原作(本体):布施知子
皆さんのご存じのユニットの女王、布施知子さんの作品(5角形箱)から5角形の取り方を採用しています。本体を組み上げる時、内側の底で止めますので、上手に仕上げて下さい。布施さんの作品と合わせて楽しんで頂ければ幸いです。

⑩カーラー・ユニット:ハーマン・ヴァン・グーバーゲン
風船基本形(④の形)をカールさせたユニットを組み合わせて作る作品です。作者のHerman さんは、同じ単体を使って折らずに巻き合わせるという方法で、たくさんのユニット作品を創作されています。今回は単体12枚で作る球状と半球状のものを紹介します。(編)


【ミニ知識】
○月見…昔の暦は月の満ち欠けを基準にしていました。月見は元は、旧暦8月15 日の十五夜と、その1か月後の旧暦9月13日の十三夜に、里芋や豆などの畑作の収穫物を供え、月を拝む行事でした。今では十三夜はあまり知られなくなりましたが、昔は十五夜だけの月見は片月見とされ、縁起がよくないとされていました。また、月見の供え物を子どもから盗まれると縁起がよく、また盗んだものを食べると健康になるとされていました。なお、農具の箕の上に団子を供える風習も行われていたそうです。ところで、月にまつわる話題で、今年の6月23日には月が地球に近づいて、いつもより満月が大きく見える「スーパームーン」が見られました。これとは反対に来年2014年1月16日には遠ざかって小さく見える「ミニ満月」が見られるそうです。

○月のウサギ…月の表面に見える黒い模様から、昔から日本人は月にウサギが住んでいて、餅をついていると考えてきました。模様をウサギとみなす国は日本以外にも多く、ウサギは行動や姿から、神や神の使いとされていました。月見の晩に供え物を盗んで遊ぶ子どもたちは、神格化されたウサギとみなされたようです。

○タヌキ…昔話にもよく登場し、滑稽な動物として描かれることが多いようです。『證城寺の狸囃子』は野口雨情作詞、中山晋平作曲の童謡で、千葉県木更津市にある證誠寺に伝わる話をもとに作られました。

○ハチドリ…南北アメリカ大陸と西インド諸島にいる鳥です。英語名はハミングバードで、翼を速く動かしブーンと羽音を立てるので、この名が付いています。クチバシを花に突っ込み、長い舌で主食の花の蜜を吸います。

○ダックスフント…ドイツ原産。胴が長くて足が短いのが特徴です。ドイツ語でダックスはアナグマ、フントは犬という意味で、本来はアナグマの巣穴を掘り進むのに適した体型を持つ、アナグマ狩猟のための犬です。現在はペットとして人気があります。

○動物愛護週間…9月20~26日。動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるために、「動物の愛護及び管理に関する法律」で定められています。

○日本初のファッションショー…1927(昭和2)年9月21日、東京の三越呉服店(現在の日本橋三越本店)の三越ホール(現在の三越劇場)で、日本で初めて「ファッションショウ」が開催されました。一般から図案を募り、1~3等賞の3つの図案を三越呉服店が着物に仕立て、初代 水谷八重子さん、東日出子さん、小林延子さんの3人の女優がモデルを務めました。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『最新犬種スタンダード図鑑』(学研)、『ウサギの日本文化史』(世界思想社)、『現代民話考11 狸・むじな』(立風書房)、『日本昔ばなしの裏話』(扶桑社)、『藁の力』(淡交社)、『この日何の日』(秀和システム)、『きょうは何の日?』(毎日新聞社)、『英語で話す日本の心』(講談社インターナショナル)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『知っておきたい日本の年中行事事典』(吉川弘文館)、『世界の太陽と日と星の民話』(三弥井書店)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

<読者の広場>
【454号へのお便り】
 口絵を参考に作ってみたいです。「トランプのマーク」はどれも折りやすかったです。7 ページの「2012 おりがみカーニバル・入賞作品紹介」の佳作「いな
いいないバア」、どういうふうに作られたかとても気になります。作り方を教えていただきたいです。絵を描いて作るいないいないバアは作ったことがありますが、折り紙を使ったものは初めてです。むずかしいのかな? 親子で遊ぶ折り紙教室などで楽しめそうです。
「あじさい」は少し難しかったです。簡単なお花と難しめのお花、両方の折り方が載っているとうれしいです。体調を崩したことがきっかけで、家での気分転換にと始めた折り紙、とても奥深いんだなぁと知りました。まだまだ始めたばかりですが、気負わずマイペースに、毎月の『おりがみ』を参考にしながら続けていきたいです。何年後かには地域で「親子で遊べる折り紙教室」を定期的に開きたいと思っています。
滋賀県 加藤由香理さん

 「ネクタイのおてがみ入れ」がよかったです。伝承作品の「傘」は一度折ってみたかった作品です。民家園で紙を漉いたり、柿染で染めたりするボランティアをしているので、「和紙ものがたり」の記事は大変参考になり、じっくり読んでいます。着物に仕立てられた「紙衣」の写真を見て、これが紙でできているの? と思ってしまいました。温かく丈夫なので、帯や足袋、ふとんなども作られていたとか。全国の和紙の産地の紹介を読んでいると、小旅行をしているような気持ちになります。
東京都 磯野昌子さん

 いつも感動しています。「よくぞこんな折り方を考えるものだな~」と、もくじ順に折っていますが、作品がしあがるたびに「オ~ !」「いいね~ !」など、一人で感動の声を上げています。練習などで折った作品は、自分の家の中で飾っておきます。そして次の月刊『おりがみ』が届き新しい作品ができると、飾っておいた前の作品は保育園に持って行き、子どもたちのおもちゃとして遊びに使ってもらっています。子どもたちは喜んで遊んだり、家に持って帰ったりしています。ときにはビリビリ~それもよしです(^v^)。私が折る楽しみと、子どもたちが遊ぶ楽しみで一石二鳥! 折り紙が無駄にならずにありがたいです。
埼玉県 根本聖恵さん

 「無事カエルの楊枝入れ、カエル」は、ちょっとした伝言を入れたり、もちろん楊枝を入れてもかわいいし、言葉の語呂も幸せになりそうでとても参考になりました。相生陽子さんの「福祉折り紙ボランティアが表彰されました」の記事に感動しました。私もときどき老人の方に脳トレということで一緒に折ることがありますが、みなさんのように長年となりますと頭が下がります。3 月のおひなさまの頃、4歳の孫娘が幼稚園で習ってきたおひなさまを折り紙で折りました。以前私が作ったときとちがい、孫が先生です。「まず三角に折ります…」と続き、簡単ですがかわいいおひなさまを教えてくれました。「ばあば脱帽!」の教え方でした。作品はじいじ、おばさまなどにプレゼントし喜んでもらえました。もちろん私ばあばも誕生プレゼントとしてもらい、感激いたしました。
鳥取県 木下紀子さん

●今月号P50掲載の「雑誌『小国民』にみる折り紙」こぼれ話

 「宝船」にまつわるお話として、元常任理事の木下一郎さん(大阪府)の幼稚園時代のエピソードをご紹介させていただきましょう。
失礼ながら、今からは「遠いむかし」になりますが、折り紙を毎日少しずつ教わっているとき、「にそうぶね」などがすんで、ある日「お宮さん」を折ったのだそうです。幼稚園の先生から続きは翌日にと言われた幼年の一郎君は家に持って帰った「お宮さん」を手にしながら色々楽しんでいたようです。三角形の扉を左右に引っ張ったら広がりすぎて形が壊れたようになった時には驚いたでしょうがすぐに、左右の先端の形から、これで大きな船が出来ないものかと思いました。以前から船を折りたいと願っていたので自然にそう思ったのだそうです。いろいろと触って二つに折った形の下部を船底のように曲げているうちにふっと見ると大きな船が出来ていました。翌日、それを見た先生の驚きよう…先生方の間でも大きな話題になったそうです。その辺りの細かい動作を含めて、昨夜のことのように鮮明な記憶を語られる木下大先輩のお話には感動させられたものでした。 (岡村昌夫)

●『454号』の「傘」について 一ノ瀬美智子(長崎県)
 私が以前、肢体不自由児の養護学校に勤めていたときに、子どもから教えてもらったことがありました。このたび折り方が載ったので、再び作ることができてうれしいです。開いたり閉じたりして遊べるのがこの作品の魅力だと思います。この作品は中心角を16等分して折るのですが、私はこれを簡単にアレンジして、8等分にして折ってみました。これも開いたり閉じたりして遊ぶことができました。


【支部だより】
みちのくより 斎藤静夫先生をお招きして
信濃支部「りんどう」(支部長 成田光昭) 文:今井久子/長野県

恒例の信濃支部りんどうの交流会も第14回目を数え、おなじみの勤労者女性会館「しなのき」にて、4月27日(土)・28日(日)、遠く秋田より、米寿を迎えられた斎藤静夫先生に10年ぶりにお越し頂き、190余名の参加者と共に、心に残る有意義な交流会をさせていただきました。今回は全体会にて、斎藤先生の「おりがみとの出会い」と題したご講演で、60年間の教育者として携わってこられた期間、おりがみの出会いから広がった経験など、さまざまな思い出をまじえて、貴重なお話をたくさんお聴かせいただきました。
 さらに先生自ら「折紙と折り図」に加えて「レジュメ と かわいいビー玉」もご用意頂き、お人柄のあふれたほのぼのとしたお話の中に、ぎっしり内容のつまった、素晴らしいひとときを過ごさせて頂きました。誌面をお借りして、内容の一部をご披露させて頂こうと思います。
1:折り紙と私~折り紙との出会いから今日まで~協会発足当時から長い年月 子どもたち、学生さん、地域の方々との関わりの中で今も折り紙を友として、マイペースでお過ごしとのお話でした。  
2:紙の考察~可能性(形体、材質の分類、処理のいろいろ)おりがみの効用(手軽な伝達の一手段 表現の育成)
 様々な作例も紹介していただき驚きの連続でした。        
3:折り紙の指導経験から~指導対象指導配慮点、コミュニケーションの大切さ、助言のあり方 等
 エピソードを交えながらの楽しくも奥の深いご講演をいただきました。
多くのみなさんも、これからの折り紙人生にきっと大切な心のささえになられたことと思っております。ありがとうございました。 
また、久しぶりの再会や、初めて参加の方々も含めて、いつものおりがみ三昧に二日間は束の間に過ぎてしまいましたが、38教室もの作品のご指導や、大会のスタッフとして準備から最終日の後かたづけまでたくさんの皆さんにご尽力いただき、無事終わることが出来ました。それぞれの感動を胸に会場を後にされたと思います。 
りんどう一同、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

コバトンを折り紙で作ろう!
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子/埼玉県

5月1日(水)~6日(月/休)、埼玉県民活動総合センターの第1回世代間交流事業として、折り紙夢工房の作品展と折り紙教室を開催しました。6日(月/休)には埼玉県のマスコット「コバトン」と「かぶと」などの折り紙教室を行い、好評でした。

雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫
【奴やっこさんの登場(3)】
 長い間「虚無僧」と呼ばれていた折り紙が現代の「奴さん」という名に変わったきっかけが、明治の少年雑誌『小国民』に載った『雀すずめおど踊り』だったいきさつは前号までに書いた通りですが、「七変化」と題して、同時に掲載されていた他の作品についても触れておきましょう。
 「ちょうちん」という名で紹介されている作品は、西洋では「バッジ」などの題でよく出てきますが、日本ではあまり見ません。『幼稚園初歩』(明治18年)という本に「かくもっこう」として掲載されていますが(右図版の左下)、もう現代の人には通じないでしょう。「モッコウ」は普通「木瓜」と書き、紋もんどころ所にいろいろなバリエーションがありますので、ご存知の人も多いと思います。四弁の花のような形で丸くなっている文様ですが、それを角形に変化させた形が、この折り紙によく似ているのです。
 「ももひき」は、西洋では「ズボン」として知られる代表的伝承折り紙の一つですが、日本ではあまり古い例を見ません。現代では「奴さん」と組み合わせて「奴袴ばかま」等と呼ばれていますが、本来、奴さんはいつも「高ばしょり」と言って裾を高く端はしょ折って両足をむき出しにしているもので、「はかま」を着ません。ですから「やっこさん」と組み合わせるのは、古い伝承ではありません。この「やっこばかま」の二つに折った所を広げて平面にした形を「ちょうちんお化け」と言いますが、西洋ではそれを「上着」(ヤッケ)等として「ズボン」と組み合わせていましたが、近年は日本式の「袴を付けた奴さん」を逆輸入して「鎧よろい姿のサムライ」とか「ニンジャ」と呼んで人気を集めているようです。   
 「母子船」は日本では「二艘そう船」とも「もやい船」とも呼び、西洋では「ダブルボート」と言う有名な伝承作です。実は両者は全く同じではなく、日本では古くは「ぶた」から作った形だったようですが、その事は以前に書きました(『443 号』)。
 「天神宮」は「お宮さん」とも「天神様」とも呼ばれて広く知られていましたが、この形の作品は西洋にはないでしょう。ただ、どうしてこれが「天神様」なのか、私は子どもの時から長いこと納得できませんでした。上の二つの尖った所が屋根で、真ん中には両側に開く扉があると言われても、ぴんときませんでした。ところがあるとき、立体にして横の位置にしてみたところ、これはまさに神社に見えるではありませんか。天神様は今でも受験生に人気があります。昔の寺子屋にはかならず祀まつられていた、学問・芸術の神様でしたし、古くから、雨を降らせ、稲の実を付けると信じられていた雷神でもありました。全国的に最も人気の高い神様で、ご神体が人形になってこどもへの土産品となって各地にひろまっていたのです。こんな神様は他に例がありません。「天神さま人形(お宮の玩具も含めて)」は、郷土玩具の中でも、大スターの地位にありました。折紙の「天神さま」もそうだったはずですが、現在では「宝船」を折る時の通過点に過ぎないように扱われているのは残念なことです。
 その「たからぶね」は、昭和の初めのころは「ちょうせんぶね」と呼ばれていました。古くは「御座船」または「大船」でした。西洋でも古くから、いくつかの変形があって、とくに「チャイニーズ・ジャンク」の名で知られているので、中国の作品と誤解される事がありますが、そうではなく、念のために言えば「ちょうせんぶね」と呼んではいましたが朝鮮半島から伝わった作品という意味ではありません。「和船」とは違った形の船という意味です。
 最後の「ふくすけ」は裃かみしも姿で座り、両手をついてお辞儀をしている人形で商売繁盛の縁起物です。折り方は、他の6種とは違う系列ですが、ザブトン折りから作るところが共通しているので、ここに並べたのです。この作品も現代では忘れられているようですが、福助の土人形は戦前までは商店の店先で、よく見かけた物です。東京の「今戸焼きの福助」は、落語でも有名です。(次号につづく)


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「浦島太郎と海」 

 海は生命のふるさと。人類が未開発の、地球最後の秘境でもあります。
 海の中は、とても静かで、幻想的。人間にとっても、豊かな恵みがいっぱいです。ノアちゃん、海の幸を採るために、素潜りに挑戦!海の底には、ウニやホタテ、巻き貝、ヒラメがいました。イソギンチャクは岩に咲いた花のようです。視線を上げるとイカ、タイがたくさん泳いでいます。海の中には、生命があふれています。 「私、水族館に行っても“おいしそう”って思っちゃうのよね、ヘンかなあ?なんだかお寿司が食べたくなってきたなあ…。イカ、タイ、ヒラメは素手じゃあ無理か、また出直してこようっと。♪タイやヒラメの舞いおどり♪あれ、いま岩の向こうに竜宮城と乙姫さまが見えたような…?」ノアちゃんは乙姫さまに会えるでしょうか。

①☆乙姫さま・笠原邦彦
乙姫さまは“ おりづる書房” との実際には設立に至れなかった出版社で、自費出版した本の中に紹介したものです。元気のよかったころの作業として今も愛着があり、ときどきこの本の作例を折り直してみたりしています。

②浦島太郎とカメ・青柳祥子
ふたとみがぴったり合うととても気持ちがいいです。浦島太郎は、もともとは、正座でかるたをする人として創作しました。ちょうど正座をしている足が亀の甲こうら羅にはさまり、今回、浦島太郎になったというわけです。亀の器には何を入れようかな~。(亀だから)縁起物を入れましょうか。

③☆ひらめ・青木良
当然のことですが※左右(頭の向き)を変えて折ると、カレイになります。⑤以降を左右対称に折りましょう。

④イカ、イトマキエイ・松野幸彦
イカ、足の部分の中わり折りの繰り返しは面倒ですが、ていねいに折りましょう。イトマキエイ、外見は左右対称ですが、構造は非対称となっています。

⑤タイ・松野幸彦
全体のバランスを保ちながら、なるべく簡単に、さかなの基本パーツを折りだしてみました。

⑥巻貝・原作:津田良夫 アレンジ:宮本眞理子
津田良夫先生の「巻き貝」(『192号/絶版』掲載)が大好きな作品で、その作り方を参考にして作ってみたものです。最後にひだを広げていくのが少し難しいですが、ていねいに広げるときれいな形になると思います。いろいろとアレンジしてお好きな形の巻貝にして楽しんでいただければ幸いです。

⑦ホタテガイ・川手章子
ホタテというとくいしんぼうの私は貝柱を連想してしまいます。今は亡き母がよく通販で乾燥貝柱を取り寄せてくれて、とてもおいしかった記憶があります。そんなことを思い出しながら折ってみました。

⑧メカジキ・青木良
頭の部分は、きっちり折りすぎると折りにくいので、すこしずれてもいい感じで余裕を持って折ってください。。

⑨☆なすびの楊枝入れ・藤本祐子
日本の夏の代表的な野菜といえば茄子と胡瓜。姉妹品の「きゅうりの楊枝入れ」とともに作りました。お盆のお膳にもどうぞ。紫の濃淡の両面折紙で折るとしっかりします。⑩で折った部分をスタンドにすれば立てておくこともできます。

⑩バッタ・寺井浩司
⑪から⑭を最後に折ると、腹のラインに足の角度を合わせやすくなります。トノサマバッタをイメージしました。

⑪ヒマワリケース・川手章子
単体ができあがったところで、花びらの間々に同じ花びらをつけたらと考えて90° ずらして重ねてみました。ひまわりのケースにしたら楽しそうと思い、フタもつけてみました。太陽がいっぱいあたり、中にはヒマワリの種がぎっしり入っていそうです。

⑫リボンのバッグ・二渡昌子
かわいいものを作るのが大好きです。部屋の飾りや、大きな紙で折ってプレゼント入れなど、いろいろな用途に使っていただけたら嬉しいです。

⑬キャンディボックス・伝承
キャンドルスタンドという名前でも伝承されている、美しい形の作品です。なお、口絵の竜宮城のテーブルは、この作品を⑫でカドをもっとつまんで口をせまくし整えて伏せたものです。(編)

【ミニ知識】
◇浦島太郎…浦島太郎の物語は『日本書記』や『万葉集』、『風土記』などの奈良時代の文献にも「浦嶋子」という名前でみられるほど古く、また、その伝説を持つ地域が全国に20もあるほど、親しまれている話です。浦嶋子が、平安時代の末には浦嶋子(うらしまのこ)に変わり、室町時代の『お伽草紙』で浦島太郎と名前が付きました。浦島太郎の一般的な物語では、浦島太郎は助けた亀に案内されて海底の竜宮城へ行き、乙姫に歓待を受け、楽しい時を過ごします。3 日後に帰りますが、地上では300年が過ぎています。開けてはいけないといわれた玉匣(玉手箱)を開けると白い煙が立ち上がり、浦島太郎は白髪のおじいさんになり死んでしまうというものです。動物の恩返し、竜宮城訪問、時間の超自然的経過、約束破りが要点の物語です。
なお、玉匣とは櫛の入った箱という意味で、櫛が時間を制御する力を持っていたとされています。アジアをはじめ、ヨーロッパにも、主人公が異界から戻ってきたあと一気に老化してしまうという話があり、民俗学や心理学などさまざまな分野から研究されている物語です。

◇乙姫…もともとは姉の姫(兄姫)に対する、妹の姫(弟姫)のことです。また、末の娘や、年若く美しい姫という意味もあります。浦島太郎では固有の名前になっています。

◇竜宮城…古来インドでは竜(ナーガ)族の住む地底の世界をナーガローカと呼び、竜宮城はもともとは竜王の住む宮殿という意味です。日本での竜宮城のイメージは、乙姫が暮らす楽しく豪華な異郷です。

◇イカ…今年の2 月、「イカ、フライ、30m」というおもしろい記事が新聞に掲載されました。北海道大学の研究グループが、イカが滑空するメカニズムを解明したというものです。胴体にためた水を勢いよく吐き出して海面から飛び出し、上部の三角部分のひれと、腕と腕の間にあるうすい膜を翼のように広げて滑空するそうです。口絵では、松野幸彦さんのイカを海の上に置いて、「飛ぶイカ」を表現してみました。

◇ヒラメ…全長平均80cm で、漢字は平目、鮃、比目魚などと書きます。目のない方は白く、タイと並べると紅白となって縁起がよいことから浦島太郎の歌詞に使われているようです。ヒラメとカレイは区別が難しく、俗に両目の位置で「左ヒラメの右カレイ」といいますが、そうではないものもあります。浮遊生活中の幼魚のときは普通の魚と同じように身体の両側に目が付いていますが、海底でくらすようになると完全に片側に移動します。「縁側」とは上下のひれの付け根の肉のことで、泳ぐときによく動かすので引きしまっておいしいとされています。

◇イトマキエイ…頭部の前端の左右に一対のひれ(頭鰭)があり、これが糸巻きに似ることからイトマキエイと名前が付いています。胸びれの一部が変化したもので、口の中にエサを入れるときに、開いて漏斗の役割をしています。とても長い尾があり、小さな毒針が付いています。食用には向きませんが、肝油が採れ、肥料としても用いられています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本昔ばなしとっておきの雑学知識』(日本実業出版社)、『日本昔話ハンドブック』(三省堂)、『「お伽草紙」謎解き紀行』(KKベストセラーズ)、『よみがえる浦島伝説』(新曜社)、『浦島太郎は歩く』(青土社)、『お伽草紙展図録』(サントリー美術館)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『サカナの雑学事典』(新人物往来社)、『魚貝ウォッチング図鑑』(思索社)、『魚と貝の事典』(柏書房)、『魚の名前』(東京書籍)、『魚貝ウオッチング図鑑』(思索社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

<読者の広場>
【453号へのお便り】
 『453号』の口絵のこどもの日の二段飾りを一段にして作りました。空き箱に和紙を貼り付けて台にし、金屏風とかぶとをのせるお盆も厚紙に折り紙を貼り付けて作り、その上に「こいのぼり」、「かぶと」、「富士山とツル」、「末広の箱」を飾りました。夢中で5つ作り、お世話になっている方々にプレゼントして大変喜ばれました。「2012 おりがみカーニバル入賞作品紹介」の特別賞は、季節感たっぷりに表現されておりすばらしいです。私も練習してこんな作品を作り上げたいです。7.5cm角や3.75cm 角の折り紙で折ってのりづけが必要なとき、みなさんどのような方法でのりづけされているのでしょうか? 折り紙が小さい分、接着面が小さくなかなかのりづけしにくいです。両面テープは15cm 角以上の折り紙にはよいですが、それ以下ではなかなかむずかしいです。よい方法や物があれば、ぜひ、教えていただきたいです。絵本と折り紙をコラボさせて楽しい親子のための教室ができないかなぁと考え中です。
滋賀県 加藤由香理さん

こどもの日の特集、いいですよね。いろいろなかぶとをたくさん折って楽しんでいます。先月いつも行っている公園で桜まつりが行われました。昨年の暮れ、ここの公園に「いこいの場さくら館」という平屋建てのホールができたのです。その中ではヨガ教室、手編みコーナーでは毛糸のたわし作り、折り紙コーナーも作りましたよ。桜の木の下では木工教室、竹とんぼ作り、囲碁コーナー、お茶席もありました。婦人部の炊き出しでは大鍋の豚汁、おにぎり、おつけものなどふるまわれました。お天気もよくたくさんの人でにぎわいました。私の折り紙コーナーもこどもたち、お母さん、お父さんやおばあちゃんたちも集まり、1 番人気がありましたよ。忙しかったですが楽しい1 日でした。折り紙っていいですね。
兵庫県 林 悦子さん

 月刊『おりがみ』を2年前から読んでいますが、毎回楽しく活用させていただいています。「コピーフリー作品」の設定がありました。たくさんいい作品が載っているこの月刊『おりがみ』の中から紹介しているのですが、やはり「家に帰ったら作り方を覚えていない」と言われます。そのときにコピーフリー作品であれば、また折って楽しんでもらえると思うので、とてもうれしい設定だと思いました。ありがとうございます。条件がついていましたが正しく守り、創作者の方の作品を大切に使わせていただけることに感謝したいと思います。発見したことがありました。月刊『おりがみ』の26ページから27ページの間が取ることができて、保存するときに少し薄くなること、初めて気がつきました。
北海道 葛西明子さん

  ●デルタブロック積木を積みました 鶴見茂文(栃木県)

 『453号』のバラ博士・川崎敏和先生の「デルタブロック積み木」をみなで作り、積んでみました。みなで積んだのが10個で、岡田清子さんが個人で自宅で作られたのが11個で最高でした。15cm角の二重折りを下に3個くらい積み、上は一重折りがよく、両面折り紙だとしっかりするようです。7.5cm角の折り紙は小さいので、折り方をうまくやらないと積めません。10個以上積むと積み上げる人が緊張し、恐くて積めません。とても折り方の勉強になりました。
~宇都宮市平石市民センター折り紙教室(代表:古川義明)一同

「Emiの楽しい折り紙 東京教室」一周年
インドのプリティさんご参加  鈴木恵美子(茨城県)

昨年6月19日の第1回教室は台風到来の中、受講者の皆さん1人の欠席もなく集まって下さり… 帰りは激しい風雨の中の帰宅が大変だったようで… 忘れられないスタートの日となりました。
 あれから1年… 遠くは沖縄、仙台からのご参加、そしてこの4月には、インドからもプリティさんが受講されました。『431号』に、インド在住の明日仁見さんの記事が掲載されています。インドの折り紙団体オリタイのメンバーで、インドでの私の講習をとても喜んでくださいました。
 受講日の4月16日(火)はプリティさんのお誕生日で、今回の来日は娘さんからのバースディープレゼントでした。皆でお誕生日を祝うセレモニーをしました。前もって皆さんが用意したプレゼントを渡し、プリティさんからも手作り作品をいただきました。帰国してから受講作品の写真とともにお手紙をいただきました。毎回、「楽しかった」と感想をいただきながら、1年の楽しい記録をまとめることができ、参加された皆さん、応援していただいた皆さんに心からお礼を申し上げます。
 今年7月30日(火)には「夏休み親子教室」を企画しています。親子教室では私が訪れた国々の子どもたちや環境などのお話もいたします。親子で手を動かしながら視野を広め、楽しいひと時を過ごし、夏休みの思い出づくりをいたしましょう。


【支部だより】
おりがみ展示会(フレーベルの模様折り)
 琉球支部「月桃の会」(支部長 古堅幸江) 文:島袋保子/沖縄県

 琉球支部にフレーベルの模様折り研究会が発足して3年が経ちました。現在24名の会員が集まっています。4月1日(月)~30日(火)、おりがみ展示会を開催しました。一年に一度、展示会を開催するのですが、今回はこれまでと違って、各自大きな作品(72.8cm×51.5cmのB2規格)に取り組みました。豊とみぐすく見城市社会福祉センターのロビーを無料でお借りしてセンターに来てくださる皆さんに見ていただきました。
 会員各自、正方形だけでなく、三角形、五角形、六角形、円形、長方形と各自思い思いに模様折りを仕上げ、それぞれ世界でただひとつの作品が出来上がりました。これはきっと会員の宝物になるでしょう。作品は計130点。「モチーフ並べやモチーフつなぎ」だけでなく立体の箱や入れ物、キューブなども並びました。模様折りの工夫の楽しさは無限大です。皆さんわくわくしながら作りました。
 展示は大変好評で、ラジオ、テレビや新聞で取り上げていただきましたが、報道を見た方が、遠く北部からも高速道路で来てくださいました。会場から「わぁーこれ折り紙なの」「すごいね」「去年より腕が上がりましたね」などの声が聞こえていました。研究会は3年で終了する予定でしたが全員の要望で今年も継続することになり、もっと工夫してみようと皆さん意欲満々です。
 来年11月には九州折り紙コンベンション沖縄大会が開催されます。たくさんの作品を作って参加される皆さんにお見せできたら、そして皆さんにフレーベルの模様折りの工夫を楽しんでいただけたらと思います。フレーベルの模様折りが全国に広がっていくことを願っています。
 テキストとして笠原邦彦氏のご好意で資料や本を使わせていただきました。今年は韓国から笠原氏のフレーベルの模様折りの本が出版されました。研究会のテキストとしてみんなで使いたいと思っています。

神戸支部設立10周年イベントを終えて
神戸支部「サークル紙ふうせん」支部長 柴本厚子/兵庫県

 4月19日(金)~21日(日)まで、兵庫県神戸生活創造センターにて開催しました。個人作品や合同作品「花鳥園」を展示しました。事前にみんなで「神戸花鳥園」に見学に行き、全員でベゴニアや藤、睡蓮を制作しました。1人ではできない作品が完成し、お客様からも好評でした。
 今回は講習にも力をいれました。3テーブルに分かれて「箱」、「白鳥」、テーブルもお客様でいっぱいでした。1日1回講習の「川崎ローズ」もたくさんの愛好家におこしいただき、たくさんの笑顔が咲きました。1月からご縁があり、昨年の12月にアメリカのコネチカット州で起きた、サンディフック小学校乱射事件の被害者のみなさんへの応援活動も行いました。来場してくださった方々にメッセージを書いてもらい、「ピカチュウ」も折っていただきカードを作りました。時間のかかるカード制作でしたが、千羽鶴やいろいろな作品と一緒に84枚のカードを送らせていただきました。「折り紙」で少しでも子どもたちに笑顔が戻ってくれればと思います。
 3日間で300名を超えるお客様におこしいただき、2日目はメンバー全員昼食抜きで対応に追われましたが、楽しいイベントになりました。お忙しい中、また遠方よりおこしくださったみなさまに心よりお礼申し上げます。

雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫
【奴さんの登場(2)】
 江戸時代、1700 年代に入ったとたんに出版物に描かれた折り紙作品の例が、堰を切ったように現れ出しますが、その最初は折り鶴で、ほぼ同時に並んで出てくるのは「船」と「こも僧」でした。「こも僧」は現在の「奴さん」をたてに二つ折りにしたような形で立たせて置く折り紙でした。すり鉢を伏せたような形の編み笠をかぶり、尺八を吹きながら行脚する僧の姿に見立てたもので、筒袖と笠の形が実によく出来ていて、日本の伝承折り紙の代表作の一つですが、「こも僧」と呼ばれていた僧たちの姿が時代とともに変化してしまい、特に笠が円筒型の「天蓋(てんがい)」になったために、折り紙の形と異なってしまいました。漢字で「虚無僧」と書くようになりましたが、読みは「こもそう」のままでした。やがて「こむそう」に変わりましたので、折り紙の方も「こむそう」
になりましたが、形も二つ折りにしないで、平らに広げるようになって、立たせて置くことができなくなりましたが、呼び名はずっと「虚無僧」のままで明治期まで伝えられました。現実の「虚無僧」と形が違うことから、折紙の方の名を変えようという動きが、教育界ではあったようで、「ふくら雀」(『幼稚園初歩』飯島半十郎、明治18年)、「人形」(『手工教授法』浅尾重敏、明治24年)、「襦袢」(『手技図形』女高師附属幼稚園、明治39 年)、「弥之助」やじろべえと同じ意味(『手工科教授細目』京都市小学校長会、明治41 年)等がありましたが、普及せず、長い間「こむ僧」が普通でした。この明治27 年11 月の『小国民』21 号に「雀踊り」の名で投稿した少年がいたわけです。これはおそらく、その直前の6月の12号に載った挿絵(図参照)の「雀踊り」を見て素早く反
応した少年読者の投稿だったのでしょうが、これが「こむ僧」から「奴さん」に変身した瞬間でした。
 念のために書いておきますが、「雀踊り」は雀が踊るのではなく、奴さんの衣装を着て大勢で踊るものです。編み笠で顔を隠している所が「虚無僧」と共通していますが、すでに廃れていた「虚無僧」よりは,身近だったのかも知れません。『小国民』の挿絵は舌切り雀の雀たちがおじいさんを接待するときに踊っている場面で、これは雀が雀踊りを踊るという洒落た趣向にしたもので、いかにも江戸の名残を感じさせるのですが、この投書者の少年はどう理解していたのか、笠の下に雀の顔を描くように指示しています。江戸時代の雀躍りの例として『北斎漫画』第三編から抜き出しておきました。踊りの振りつけまで想像できるように活写しています。踊る姿が雀の餌をついばむ姿に似ているということですが、また奴凧の飛ぶ姿にも似ていますので、都会的な「雀躍り」を知らない地方の小学生にも分かり易くというのでしょうか、「奴凧」と改称させたのは、明治末以後の小学校手工科教育界の最高権威だった東京高等師範学校の岡山秀吉で、明治34 年の同校附属小の『手工教授細目』以後、何冊も教授資料類を書き、「奴凧」が普及してきましたが、それを単純に「奴」にしたのは、岡山の弟子の阿部七五三吉(しめきち)だったようです。阿部は昭和初期まで手工科教育界の指導的位置にあり、折り紙の権威でもありました。 
 明治40年6月の『漢文手工教科書』(台湾の小学校用)では、「虚無僧」と書いた阿部が、同年9月の『普通手工提要』では「奴」と書き、これが、明治の折紙の集大成としての名著である木内菊次郎の『折紙と図画』(明治41年5月)に採用され、以後たちまち普及してしまいます。「奴さん」というのは、女性や子どもの間での用語ですから、同時に広まったものでしょう。(次号につづく)


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「雨の日を楽しもう」 

毎日毎日雨ばかり…外で遊べないのは残念だけど、雨の季節が大好きな花や生き物もいます。 あじさい、カエル、かたつむり… おなじみの、雨の季節の主役たち。彼らは「6月トリオ」と呼ばれているとかいないとか。
 柔らかな彩りのあじさいは、太陽の強い光よりも、曇りや雨空の下がよく似合います。カエル、かたつむりは、水がないとタイヘンなことになるらしい。
 おや、あそこにいるのは、伝説の? 水の精だという? キュウリが好物の? 彼も水がないとタイヘンなことになるというカッパくんじゃないか。 ノアちゃんたちはお部屋でトランプをしています。カッパくんもいっしょに遊べるかな。

①無事カエルの楊ようじ枝入れ、カエル・藤本祐子
伝承の「ぴょんぴょんガエル」の応用で、「ぴょんぴょんしないカエル」ができました。他にも「お金が返る」「若返る」「よみがえる」などのお守りとして使えます。楊枝だけでなくメッセージも背負わせて、活躍させてあげてくださいね。

②かたつむり・古典
足立一之という人が、江戸時代の弘化2年(1845)ごろまでに230冊余に書き溜めた資料集『かやら草』の中に折り紙の記述がありました。その中の作品のひとつで、「でで虫」という名前で紹介されています。(編)

③☆カッパちゃん・黒岩琢磨
カッパの頭は以前にできていましたが、新たに体を工夫してみました。11の折りすじを直角にするとお座り姿になり、片足を写真のように折ると、かわいいカッパちゃんができます。

④傘・伝承
昔から折り紙工作作品として作られてきた作品です。中心線がずれないように、きちんとそろうようにていねいに折ってください。(編)

⑤チャレンジコーナー あじさい・市川学
花を7.5cm の紙で折ると、ほぼ原寸大になりますが、組み手が小さすぎて糊付けしなければ組めなくなります。花は大きくなりますが、15cm角の紙で折るのが個人的には一番よいと思います。

⑥バラの器・二渡昌子
花弁とがく付きのかわいい器です。花弁は、ピンセットなどを使ってカールを強めにしてみたり、ゆったり折っただけにしてみたり、色々と変化を楽しんでください。

⑦腕時計・青木良
18cm角の折り紙で折ると実際に腕につけられる程度の大きさにできあがります。両面折り紙で折るとカラフルな時計になってよいでしょう。

⑧☆気球・山梨明子
青柳祥子さんの「りんご」を折っていて、単体が気球の形に見えることに気づいて作りました。気球とゴンドラを、糊をつかわずに接続できるように工夫しました。でも、長く飾るときはのりづけしてくださいね。モビールにしたり、壁面やカードにも面白いと思います。

⑨トランプのマーク(クラブ、ダイヤ、スペード、ハート)・石橋美奈子
今までに創ったハートは下部が直角だったので少し細いハートを創ろうと考えました。これと釣り合うスペード、ダイヤ、クラブも創りました。ダイヤは三角比の正接五分の四を用いました。

⑩☆ネクタイのおてがみ入れ・丹羽兌子
ネクタイはお父さんのシンボル。ネクタイ選びはセンスの見せどころ。すてきな紙を選んで折ってください。感謝の気持ちをそえたメッセージカードを入れて届けたらすてきですね。

⑪ニンジャBOX・山梨明子
その昔、忍者が手裏剣を入れたといわれる箱を再現してみました…というのは真っ赤なウソです(笑)。折り目の付け方を、最初は「ざぶとん折り+鶴の基本形」で作りましたが、折り目を整理していくうちにこの形にたどりつきました。

⑫クリーンケース・川手章子
平面から立体化するところが楽しく思われました。固めの大きな折り紙で折ると整理ケースにもなります。いくつも重ねて置くことができます。折り紙作品もいろいろ入れられそうです。

【ミニ知識】
○カエルの日…カエルの「ケロ、ケロ」という鳴き声が「6」が重なるように聞こえることから6月6日。埼玉県にある河鍋暁斎記念美術館は、江戸時代末期から明治時代にかけての絵師の暁斎の作品を収蔵しています。暁斎がカエルの絵を好んで描いていたことから、1987年夏に開催された「第1回かえる展」が縁で「かえる友の会」ができ、その会員が提唱した日です。

○時の記念日…6月10日。『日本書紀』(奈良時代に編纂された歴史書)に天智天皇が671 年4月25日に、正確に時間が計れる水時計(漏刻)を使って時を知らせたという記述から、その日を新暦に直した6月10日を記念日として、1920年から実施されています。

○傘の日…6月11日。梅雨入りの日は年によって変わりますが、6月11日は暦の上で入梅に当たることから、東京都台東区に所在する日本洋傘振興協議会が1989 年に命名しました。

○和菓子の日…6月16日。江戸時代までは、旧暦6月16日は「嘉祥の日」とされ、暑くなって病気になりやすいこの時期に災い除けのために、菓子などを食べる行事がありました。和菓子文化と和菓子の業界の継承や発展などを目的とする全国和菓子協会が、1979 年に嘉祥の日を現代に復活させて、「和菓子の日」と命名しました。

○熱気球記念日…6月5日。1783 年、フランスのリヨン近くの山間部にあるアノネーでモンゴルフィエ兄弟が世界で初めて無人での熱気球の飛行実験に成功した日にちなみます。彼らはもともと製紙業を営んでいて、煙が空を上っていく様子を観察して、煙と熱せられた空気を布で裏打ちした紙製の直径10mの気球につめて上昇させました。日本では1973年に気球愛好家の団体として日本熱気球連盟が発足(1975 年に日本気球連盟と改称)しています。なお、日本気球連盟は、日本で初めて有人熱気球が飛行した日を記念して、9月28日にもっとも近い日曜日を「気球の日」と定めています。

○河童…川や池などの水の世界に住むとされる、水陸両生の日本の妖怪です。カッパという名前はカワワラワが変化したもので、もともとは関東地方で用いられていました。全国的には、エンコウ、ガワタロ、ヒョウスベ、メドチ、スイジン、スイコなどとさまざまな呼び名がありました。一般的に知られている姿は、身長1mほど、口先がとがり、「おかっぱ頭」のてっぺんに水の入った皿があり、手と足には水かき、背中には甲羅があります。人や動物を水中に引き入れ、尻から腸を抜くという恐ろしい妖怪と考えられていますが、人の手伝いをしたり、間抜けないたずらをしたり、相撲を好むなどともされています。キュウリがカッパの好物と信じられ、水神祭などで供えられました。また、キュウリを芯にした細いのり巻きのことを「河童巻き」と呼びます。人気の妖怪ですが、カッパを意味する語が文献に表れるのが江戸時代に入ってからだそうです。

○トランプ(trump)…ジョーカー1枚と、スペード、クラブ、ハート、ダイヤの4組それぞれ13枚の計53枚のカードからなる西洋カルタです。トランプとは日本だけの呼び方で、明治時代の初めに来日した西洋人がカードゲームを行っているときに使ったトランプという言葉を当時の日本人が誤解しました。トランプはtriumph(勝利)と語源が同じで、カード用語の「切り札(他の札を全部負かす力のある札)」のことです。トランプは、 playing cards、または略してカードが正しい名称です。トランプの4種類のマークは、剣、棍棒、聖杯、貨幣だったものが、フランスで変化したものと考えられています。剣は王侯・貴族、棍棒は農民、聖杯は僧侶、貨幣は商人の象徴で、中世の社会階級を表したものでした。剣がスペード、棍棒がクラブ、聖杯がハート、貨幣がダイヤモンドに変形しました。

●ミニ知識参考図書…『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『民俗歳時記』(岩崎美術社)、『年中行事・記念日事典』(学習研究社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『日本の年中行事』(八坂書房)、『日本の妖怪』(河出書房新社)、『ニッポンの河童の正体』(新人物往来社)、『和菓子の世界』(岩波書店)、『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

<読者の広場>
【451号へのお便り】
 ひなかざりは簡単にできるものなので、3月に海外へホームステイに行く甥にお土産として持たせました。田川富美子さん紹介のキーホルダーも作って渡しました。ひなまつりの内容が多く、参考になりました。
茨城県 松井 修さん

 「お膳立て」の「台」の⑧のところがわかりづらかったです。「お膳」の6のところも難しかったです。折り紙がやぶれそうになりました。「おりがみギャラリー」の入賞作品紹介のコーナーで「とび出す絵本 おりがみの詩」は、折り紙の制作と製本もされたのでしょうね。実際の作品もぜひ見たいものです。「希望」のテーマにふさわしく、またプレゼントにしてもすてきな作品ですね。
青森県 原子睦子さん

 「ニャンコびな」、かわいいですね。折り重なるとずれてきますが、どうすればきれいに折り重ねることができるか工夫している毎日です。
兵庫県 田中みよ子さん

 私は1 月に購読会員になりました。今までは月刊『おりがみ』を図書館で借り、全ページを毎月コピーしていました。そんな私を見ていた主人が昨年の暮れに「東京おりがみミュージアム」に連れて行ってくれたのです! 3歳の頃から折り紙好きな私は、作品のあまりの素晴らしさ、センスの良さに見入って感激しました。そして月刊『おりがみ』を購入し、それで定期購読することができました。これから毎月楽しみです。赤いバラの花がありました。佐藤ローズですよね? 私は川崎ローズ(川崎敏和さん創作のバラ)は折れるので、ぜひ佐藤ローズの折り方を載せてほしいです。モザイク模様のキーホルダー、素敵でした。100 円ショップの商品でいろいろできるのですね。夢がふくらみます。
栃木県 橋本美佐子さん

●福祉折り紙ボランティアが表彰されました 相生陽子(神奈川県)
 私が参加している福祉折り紙ボランティア活動が、横須賀市から表彰されました。2月17日(日)、横須賀芸術劇場 小劇場(ヨコスカ・ベイサイド・ポケット)で行われた「平成24年度 市民表彰式」にも出席してまいりました。後日、代表の中西順三さん(折紙師範)より「受賞にあたり一言、感謝と所信」をいただきましたので紹介いたします。(以下抜粋)「私どもが居住する横須賀市は、市制記念日(市制実施明治40年)の時期に合わせて、市民表彰式を実施しています。今回、図らずも東浦賀和光台の推薦を受け、社会奉仕活動に貢献したとの名目で、筆者は表彰の栄誉を受けました。この上もない名誉なことであり、関係された皆様に厚くお礼を申し上げます。16部門93名の方々と永年勤続表彰に関わる消防団員、学校医、消防団員家族表彰を含めて多数の方々とともに受賞しました。今回の賞は私一人が受けたものではなく、福祉折り紙ボランティア活動の心を理解し、永年協力をしてくださっている多くの折り紙愛好者の方々とご家族が陰になり日向になって、支援してくださったお陰であり、私は年長者の故をもって代表して受賞したと認識しています。誠にありがとうございました」
 また、私は、ひな祭りの季節には、メッシュ折り紙で伝承のおひなさま(『451号』掲載)を折って飾ったり、永田紀子さんの「おひなさまと屏風付き台」(『439号』掲載)を折りたたんで、封筒に入れて知人に送ったりして、楽しんでいます。

●南三陸おりがみ支援 田口いづみ(東京都)
 皆様にご協力いただいた、折り紙を届けてきました。役所を通すと数とか規制があって届かないところもあるので…と、私設の託児所の先生が、直接届けてくださることになりました。時間的に遅くなってしまったので、遅くまでいたお子さんと少し遊ばせていただき翌日、先生方にお話しを伺いました。震災後1週間ほど泊まり込み、それから家族のもとへ… 給水車も来ない中、水が出るまで、7か月もかかったそうです。ホテル観洋では、時々折り紙の講習会や、工作などを地域の方向けに開くようになったとか… これからも、まだまだ元気になれる支援が欠かせないように感じました。先生に届けていただいたら、また、後日談をご報告させていただきますが、取り急ぎ、無事、届けられたお知らせを、心よりの感謝とともに… ありがとうございました。

●孔雀を紹介します 利光 修(大阪府)
 この孔雀は、10年以上前に、近所に住んでいた新保光之介氏(明治38年5月5日生まれ)に、新保氏が95歳のときに教えてもらったものです(新保氏は99歳で亡くなりました)。年に1、2回、近所の店先などで小さな折り紙展示をしていて、私はこの孔雀を珍しく思い、氏に頼み教えてもらいました。
 氏から習う際には、寸法はすべて曲尺でした(「幅はだいたい○○寸ぐらい、ここはだいたい2分5厘ぐらい」とかで教えられました)。「センチメートルで言って」とお願いしても「センチメートルは分からん」ということで、私は曲尺とメートル定規を合わせてcmに換算したものでした。明治、大正、昭和初期にこの孔雀作品がすでにあったのか、創作者が新保氏ご自身であるのかどうかは今となっては不明です。

【支部だより】
多摩支部特別講習会 高山鈴子先生をお迎えして
 多摩支部「山鳩」(支部長 瀬田美恵子) 文:元秋功枝/東京都

今回の講習会は寒さ厳しい冬至とも重なり、師走の21日(金)に行いました。街は歳末の人出でにぎわい、ジングルベルの音楽であふれていました。小倉隆子さんが高山鈴子さんを講師として推薦してくれました。小平市からお越しいただいた高山先生と参加者、一般の方を含めて35名にもなりました。
 作品は「鶴のメリーゴーランド」と「鶴びな」です。「鶴のメリーゴーランド」は伝承の鶴の折りを発展させたもので、4羽を組み合わせたら、それはかわいいメリーゴーランドができ、6個組み合わせると薬玉ができるすぐれ物です(『443号』に折り図掲載)。組み合わせ方にも工夫があります。「鶴びな」は紙の切り方に注意しながら折っていき、1枚から鶴とカブトが次々にできてきますが、両面折り紙を使用すると色合いと紙の固さがほどよいです。お正月や3月のひなまつり、5月の節句にも使えるのではないでしょうか。高山先生のお人柄もあって久々の鶴折りに会場は熱気あふれ、参加者も作品の仕上げを楽しみました。和気あいあいの雰囲気のうちに終わり、時間が短く感じられたほどでした。ありがとうございました。

中澤信子先生の講習会
豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子/東京都

 1月11日(金)、日本折紙協会2階の講習室で中澤信子先生の第2回講習会を開きました(第1回は2011年12月9日で「六角雛」)。今回は、昭和の初めに出版された中嶋種二さんの著書『折雛細工手ほどき』に収録されている紫紅雛と、そこから発展したと思われるお多福やお人形について教えていただきました。先生は作品をたくさんお持ちくださり、資料も折り図もないところから作品を復元させる過程について話してくださいました。「みなさんはご自分の好みで、ご自分のお雛さまを作ってください」との言葉に、私どもは心温まる幸せなひとときを過ごすことができました。

笠原邦彦先生をお招きして
西横浜支部「横浜 子どもに夢を」(支部長 柏俣美枝子) 文:芹澤洋子/神奈川県

思いもよらぬ大雪に見舞われた成人の日の1月14日(月/祝)、西横浜支部では海外にも知られている折り紙研究家・笠原邦彦先生をお招きする機会を得ることができました。まずフレーベル折り紙の美麗式について、すばらしい作品を見せていただきながら、その解説をうかがいました。その後、あまりも身近すぎておろそかにしていた「日本の伝承折り紙」について、先生の研究をうかがいました。「やっこさん」一つをとっても多彩に変化し、発展する折り方を学びました。また伝承の折り紙を長方形の紙で折るとどう変化し、発展させることができるか-これは謎解きのようにむずかしくもあり、楽しくもありで、日本の伝承折り紙の奥深さに感銘を覚えました。 外は冷たい雪が降りしきる中、室内にはみなさんの熱気がこもり、ひとときでは終わりたくないという雰囲気でした。悪天候の中おいでくださいました笠原先生に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

香川支部第4回作品展 香川支部と仲間たち「おひなさま展」
香川支部「おりがみKAGAWA」支部長 坂本整子 /香川県

 1月15日(火)から20日(日)まで、NHK高松放送局「ふれあい」ギャラリーにて第4回作品展を開催しました。昨年4月、作品展のテーマを「おひなさま」と決めて、制作にとりかかりました。10月には日本折紙協会理事の曽根泰子先生に、とっておきの「おひなさま」(写真左)をご指導いただきました。「さくらユニット」(創作:川崎敏和)は「450枚まで間違いなく数えたけど…500枚かな?600枚かな?」「大変なことはなかったですよ。時間(日数)かけてるから、ゆっくりゆっくり楽しみながら折りました」制作者談です。今回は東かがわ市生涯学習課引田子ども教室の親子教室で制作した「つるし飾り」や、デイサービス結さん、四番町コミュニティーおりがみ同好会、丸亀町レッツカルチャーの方々も参加で、にぎやかではなやかな雰囲気の会場となりました。NHK高松放送局始まって以来の来場者数とのことで、お土産の「たとう」(伝承)と「おひなさま」(創作:丹羽兌子)をあわてて追加制作しました。
 いつもすてきな作品を創作してくださる先生方、ご高覧いただいた皆様、作品展開催にあたってご協力いただいた方々に、誌面をお借りしてあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。


【みんなの作品展】
クリスマスの折り紙展 坂間賀世子(東京都)

 私たち東京都教職員互助会の「ふれあい折紙サークル」では、互助会付属の三楽病院(お茶の水)を、毎年、七夕とクリスマスの時期に折り紙で飾り、コンサートを楽しんでいます。昨年の12月には病院ロビーの大きな壁面を『おりがみでクリスマス3』の「ドールハウス」(山梨明子先生創作)で飾り、大変喜ばれました。私たちも張り合いがあり、とても楽しいクリスマスでした。これもいつもお世話になっている皆様や、陰で静かに支えてくださっている事務局のお陰と感謝申し上げ、ご報告いたします。

雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【明治の千羽鶴(2)】
 雑誌『小国民』に載った連鶴の投稿記事をみると、明治時代に、『秘伝千羽鶴折形』という本の存在は一部で知られてはいても、その内容は正確に理解されていなかった実情がよくわかります。この投書者も、原作の「拾餌(えひろい)」「稲妻(いなづま)」等の単純なつなぎ方の作品は、よく理解していますが、「蓬莱(ほうらい)」や「巣籠(すごもり)」などには手こずっています。他に例のないような原作の高度な技法などは、きっと彼らには想像もつかなかったことでしょう。特に「巣籠」は全く単純な理解の程度を見せていて(右図)、親鶴の背の中央に子鶴がくちばしで繋がっていますが、親鶴には大きな穴がぽっかりと口をあけています。実におおらかなもので、思わず笑ってしまうような楽しい作品です。「村雲(むらくも)」は、原作通りではありませんが、なかなか無理のない合理的な工夫をしています。明治の折り紙少年は、かなりの技術を持っていたと思われます。
 その後も、昭和30年代に至るまでは、「連鶴」も『秘伝千羽鶴折形』も、ほとんど世間に知られていなかったのですが、非常に珍しい連鶴模様の「もみぢやの千羽鶴千代紙」が知られています。大阪府堺市の吉田正美さんが戦後、東京の池袋で購入されたそうですが、和紙に木版多色刷りの綺麗な千代紙です。これは吉田さんのご調査によって、戦前に大阪の千代紙製造販売で知られていた「もみぢや」の商品だと判りました。ただ昭和17年頃に製造を止めて仕入れだけになり、この「千羽鶴千代紙」は仕入れ品だったはずだというお話を、私は創業者の息子さんからお聞きしています。要するにデザインの作者も製作会社も全く不明です。戦中や戦後の長い期間には和紙が使われていませんので、これは戦前製と思われます。実はこの千代紙のデザインに『小国民』の掲載図がそっくり使用されているのです。その他にもいくつか珍しい連鶴が出ていますが、『秘伝千羽鶴折形』からは引かれていません。明治にはまだ少しは知られていたのに、昭和には、すっかり忘れ去られていたようです。しかし連鶴を作る折り紙マニアは健在で、『秘伝千羽鶴折形』の「つり船」に似た形の「宝船」と名付けられている大作などは高度な技術を要しますし、紙の裏を使って色を変えているらしいところなど、さすがです。作品の名づけかたにも教養を感じます。「沖の島」や「遠山」、桜の「よしの」、紅葉の「たつた(竜田川)」など、分かり易くて、風情もあります。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「庭づくり」 

庭づくりのポイントは、まず、どんな庭にしたいのかをじっくり考えることです。
「花屋さんで、カワイイ花を見つけちゃった。お庭に植えようっと」
 植物や野菜を育てるのであれば、陽当たりや水はけを考えながら、念入りに土作りをしましょう。
「 ステキなプランターも見つけちゃった」
 石や植物などの素材には洋風和風の区別はありませんが、全体の配置によって、和洋の違いが生まれてきます。
「 池を作ってみようかな」
 水場は、水やりのための実用的なものだけでなく、つくばい、ししおどし、噴水などさまざまな演出があります。
「魚を飼おう。渋いところでナマズなんかがいいな。地震を知らせてくれるっていうし」
 でもまあ、やってみればなんとかなるかもね。

①☆チューリップ・住田則子
葉の形が空に向かって両手を広げているように思えました。たくさん折って並べると、かわいく心がホッとあたたかくなりました。やっぱり春はいいな。

②鉢植えの花・小倉隆子
同じ折り方パターンで、花、葉、植木鉢が折れます。ひっくり返しが難しいですが、片側をしっかりと指で押さえてひっくり返すと意外に楽にできます。いろいろな色で折ってたくさん咲かせてくださいね。

③たんぽぽ(アリス・グレーさんのつくったはなから)・高濱利恵
作者の高濱利恵(1908~1999年)さんは、日本折紙協会の理事を務められ、海外の折り紙作家と精力的に交流なさいました。アリス• グレーさんはアメリカの折り紙愛好者団体の’OrigamiUSA’ の前身’The Friendsof The Origami Center of America’ の創設メンバーのひとりです。

④ぽこっとフラワー・二渡昌子
7.5cm角の小さな紙で作るとかわいいです。折り紙がよいでしょう。コツは⑳で花びらを均等に開くことですが、最初はちょっと難しいかもしれません。ポンとふくらませてから形を直すこともできます。コツがわかると面白いですよ。

⑤チャレンジコーナー 花一輪、花束・市川学
折り紙教室で、そのまま飾れるようにまとまった作品を作りたいとの要望があり、いろいろな飾り方ができるよう組み手を付けました。同じ花を使って、葉つきの花と花束が作れます。

⑥サクラサク・山梨明子
『443号』の東海林伸嘉さんの「キラキラ星」(写真)をヒントに、無理だと思っていた「正方形からの五弁の桜」ができました。今は無理だと思われることも、あきらめずにいればいつか叶うかもしれません。そんな気持ちをこめて「サクラサク」と名づけました。

⑦☆シャベル、かま・松野幸彦
「シャベル」の持ち手の角度は⑪の折りで好みに調整してください。創作するうえで、余分なことはしないで、折りのスッキリさを優先していますので、自分としては、かまはできあがりII よりもI の形の方が気に入っています。

⑧マグカップ・松野幸彦
マグカップですが、植木鉢にしたり、水差しにしたり、いろいろな利用を楽しんでください。(編)

⑨☆蝶々つつみとリース・川手章子
蝶々つつみが仕上がったところでくみあわせてみました。蝶々が春を運んで来てくれているようです。⑪となるように一つずつていねいに折ってみてくださいね。⑫からはおさまりよくまとめてみました。

⑩リボンのプランター・二渡昌子
プランターの形はすぐできたのですが、リボンの部分のまとめ方に苦労しました。両面折り紙で折るとリボンのかわいらしさが強調されると思います。

⑪コの字形ケース・川手章子
少し不思議な形のケースとなりました。ジョイントを使うことでしっかりきちんとまとめてみたいと思いました。文房具を入れたり、お花をさし入れてみたりと多目的に使用できそうです。

⑫エンピツけずり・半田丈直
私の「えんぴつ」とほぼ同時代の作品です。懐かしい作品を折ってみてください。改めて折ってみると、その形や折り線にレトロ感がありますね(笑)。当時は、まだ珍しいインサイドアウトの作品でした。よく「ゾウ」と間違えられて自分としてはウーム…という作品ですが、気に入っています。

⑬ナマズ・田中稔憲、中村二郎
越前市からの「鶴の舞う里」のジオラマ制作依頼を受けて、田の中のハゼの仲間として作成しました。アイディアのもとは、私の「泥鰌」から中村二郎さんがアレンジしたものです。できてみるとゴリにもハゼにもナマズにも見えると思いました

【ミニ知識】
○チューリップ…名前はトルコ語でターバンの意味です。

○サクラ…名前の由来はさまざまあるそうです。「さ」は田の神の意、「くら」はその依りつくところで、田の神の出現を意味していたことからというものや、「咲く」に群がりを表す接尾語の「ら」が付いたなどがあります。

○ナマズ…昔から親しまれてきた淡水魚で、体長60cm前後にもなります。頭は横に平たく、後方は縦に平たい形の魚です。ヒゲは味覚や触覚としての感覚器官で、幼魚には上あごに1 対、下あごに2 対ありますが、成長すると下あごのヒゲも1 対となります。夜に活動することが多い魚です。地震や天候の変化に敏感なため、「地震を予知する」「地震を起こす」などと古くから信じられてきました。江戸時代の1855 年に起きた「安政の大地震」のあと、ナマズを描いた「鯰絵」と呼ばれる浮世絵が大量に出版され、身を守るお守りとして大人気となったそうです。

○アユカケ…カジカ科の淡水魚。藻をたべようと石と間違えて近づいて来たアユを、エラブタの4 本のトゲでひっかけて捕らえることから名付けられたそうです。別名でカマキリと呼ばれますが、この名も昆虫のカマキリのようにエサを捕らえることから付けられています。

○稲田養殖…畦を高くしたり、魚溜まりを作るなどした水田で、コイ、フナ、ドジョウなどの淡水魚を飼育し、秋に米だけではなく淡水魚も収穫することです。魚の活動で雑草や害虫が除去され、魚の排泄物が稲の肥料となり、水田の状態もよくなり、稲もよく育つという農法です。かつては日本の多くの水田で行われていました。

○アースデイ…4月22日。1970年、地球(アース)の環境を守るためにアメリカで始まりました。地球上のだれもが、その人の方法で地球環境を守る意思表示をしようという日です。東京では、2013 年4月20日(土)・21日(日)に「アースデイ東京2013」が開催されます。

○地ビールの日、ビールの日…4 月23 日。兵庫県にある「日本地ビール協会」を中心とする「地ビールの日選考委員会」が公募で1999 年に決定しました。この日はドイツで1516年に「ビールとは一体何か」を世界で最初に定めた「ビール純粋令」が施行された日で、ドイツの「ビールの日」ともなっています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『年中行事・記念日事典』(学研)、『ナマズはどこで卵を産むのか』(創樹社)、『川と湖の魚』(保育社)

<読者の広場>
【449号へのお便り】
 「だるま」は、応援したいとき、勝負のときに折ると心が温かくなります。よかった!! 折り図の左上の写真をカラーにしてほしいです。楽しくなる!!県内の作品展にたくさん出かけたいです。昨年、日本折紙博物館に行き、感激しました。
愛知県 杉山トミヱさん

 「鶴のぽち袋」はざぶとん基本形からだんだん鶴が現れてきて、不思議な感じがしました。私が通院している眼科には小さなテーブルといすが置かれていて、幼児らが絵本を見たり、お絵かきをしたり、折り紙をしたりして順番を待っています。私もやっこさんやだましぶねなどを折って待ち時間を過ごしました。
青森県 原子睦子さん

「賀正鶴」はお正月に飾るのにふさわしい作品でした。「鶴のぽち袋」はかつて折り図を見つけてずーっと前に初めて作って感激し、お年玉の袋にしたり、箸袋にしたりして作りまくりました。掲載されると当時のことが頭をかすめ懐かしくなります。折紙師範の認定ありがとうございました。うれしいです
東京都 磯野昌子さん

 「巳の子ども」が簡単で評判よかったです。またお年玉に「ヘビのポチ袋」を折っています。以前、10 月号で「カットクリスタル」の12枚組みを作ったら、30 枚、90 枚とできました。90枚以上のくすだまは布施知子さんの本を参考にすればできますが、糊付けの場合は間違いやすいので大変むずかしく、1 枚の誤りで駄目にした苦い経験をしました。
広島県 絹原秀夫さん

「サンタの箸袋」、「サンタのメッセージカード、サンタさん」がよかったです。サンタの種類も、ほんと多いですね。覚えきれないくらいです。「和紙ものがたり」の連載は和紙についての知識が得られ、毎月読むのが楽しみになっています。今回の「提灯」は、今ではインテリアや盆、お祭りなどの行事でしか提灯は見られません。和紙を通しての明るさは一瞬暗いと感じますが、あとからほのぼのとした温かさがただよってくるようでホッとします。日本の伝統を守り続けてほしいものです。
東京都 磯野昌子さん

『449 号』はお正月に楽しめる作品がたくさんあってよかったです。「六角かざり台」に「巳の子ども」を貼りつけたり、「門松」、「賀正鶴」、「だるま」、毎号、先生方の作品にとても感動しています。特に私は「ヘビの箸袋・ポチ袋」が気に入っています。作る工程が長いけれど、長方形ではなく正方形1 枚で糊付けなく作れるのが魅力です。お正月までにたくさん作っておいて、みんなにプレゼントしようと思います。
群馬県 畑村美由紀さん


●東北地方おりがみ支援  田口いづみ(東京都)
昨年、岩手県の陸前高田市のおりがみ支援では、会員の方々の温かいご協力をいただき折り紙や、本・作品などを届けることができ、下矢作保育園では、お店屋さんごっこで、楽しい思い出ができたようで、改めて皆様に感謝しております(『440号』掲載)。とはいえ、まだまだ、復興途上。継続的に支援を続けたいと思っております。
 また、今回、御縁あって、宮城県南三陸町からも下記のようなメールが届きました。託児所や、近隣の小さな幼稚園までは、なかなか、支援が行き届かないようです。御手許で眠っている折り紙や、保育室を彩る作品。子供たちが手にとって折り紙に触れることができる作品をお持ちの方がいらっしゃいましたら、今一度ご協力お願いいたします。

【支部だより】
信濃支部りんどう作品展報告
信濃支部「りんどう」(支部長 成田光昭) 文:今井久子(写真:大口妙子)/長野県

2012年11月1日(木)~15日(木)、信濃支部の作品展を開催しました。
 今回の作品展はいつもとは少し趣を異に、長野市指定文化財 松代藩武家屋敷 旧樋口家住宅にて「りんどう」と地元の生涯学習プロジェクト「エコール・ド まつしろ 折紙専科」との共催、加えて県外からのご好意でお寄せいただいた作品も合わせ、茅葺ぶきの母屋、切り妻造りの土蔵に泉水池の庭園という静かな佇まいにぴったりの作品展をさせていただきました。
 深秋(信州)の信濃路は連日多くの観光客(15日間で約2500人程)が訪れて、思いがけない作品展にしばし足を止められ、さまざまな美しい作品や、可愛らしいもの、高度な手の込んだ作品など、折り紙の奥の深さにうれしいコメントをたくさん残してくださいました。母屋には講師ゲストの宮本眞理子さんのセントポーリアや愛くるしい干支のへびの色紙などを中心に、連鶴、花札、季節の色紙、くす玉、ジオラマ風舟下り、城下町らしく戦国武将のかぶとなど。
土蔵には、近づくとライトアップされて、斎藤静夫さん創作の八尾の「風の盆」(『445号』掲載)が流れるように踊り、県内のたくさんの教室でのおもいおもいの作品が、みなさんの目を楽しませてくれました。
 最終日は、長崎から宮本眞理子さんをお迎えして、素晴らしい講習会をしていただき一足早いクリスマスを思わせるサンタさん姿の眞理子さんに、優しく明るくそして楽しいクリスマスのミニ色紙のご指導をいただきました。受講生一同すっかり童心にかえり教室中笑顔で一杯! できあがりの色紙をかざしてハイ パチリ!!! ジングルベルが聞こえてきそうでした。「こんなに楽しい折り紙、毎日でもいいね」という声も聞かれました。眞理子先生ほんとうにありがとうございました。
 期間中には、各教室の課外授業で寺子屋のように畳の部屋で、来館者の体験者も交えて、干支をはじめ小箱、鶴、コースターなどなど、幾度も来てくださる方もありました。今回の展示の中に「黒いばら」を囲んで8点の作品があります。作者は病弱だった79歳の友で「折り紙が一番の生き甲斐なの」と、初日の搬入を心待ちに、ご主人の写された雪山の写真に、長野県のキャラクター「アルクマ」(成田支部長創作)に、雪の山では寒かろうと一生懸命、手袋とブーツを履かせてあげたいと! 彼女のやさしさに一杯包まれたステキなかわいいアルクマちゃんが完成!!! …そのご主人との合作が遺作となってしまいました。
明日あるを信じて大きな風呂敷に包み、床につき、目覚めることはありませんでした。最後のその時まで心から折り紙を愛してくれた友の作品に、見ていただけたみなさんも胸が詰まる思いだったことでしょう。
 半月間の作品展でしたがいろいろな出会いがあり、たくさんの学びをいただきました。折り紙を通しての絆の強さ、深さを改めて知り、会員一同こころから感謝いたしております。フィナーレを楽しく飾っていただいた宮本眞理子さんはじめ、ご協力いただいたみなさまに誌面をお借りして心より御礼申し上げます。 


折り紙夢工房はりきっています
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子/埼玉県

2012年11月12日(月)~16日(金)、川口総合文化センター「リリア」にて埼玉県芸術文化祭参加の作品展を開催しました。テーマは「埼玉県ゆる玉応援団」です。埼玉県の観光課に登録済みの85体を色紙大の折り紙で再現し、縦2m横5mの布に埼玉県の地図を描き、その上に貼り付ける展示方法で完成させ展示しました。会員一同で知恵を出し合い切磋琢磨し思いのこもった作品になり、一人で作るよりグループで作った喜びも大きくなりました。苦心したのは展示方法、布に色紙を貼り付けるため、日暮里の生地問屋へ探しに出掛け狙いどおりの布に出合った時はホッとひと安心でした。
来場者も600人、予想を越える結果で会員一同絆でやればできると、この作品展で自信や勇気をもらい「折り紙教室」も大人気でたくさんの方に喜んでいただきました。
 また、11月14日(水)は「埼玉県民の日」です。県庁の4階教室委員会の会場でコバトンの折り方を指導しました。270名の方に折り紙の楽しさを体験していただきました。12月22日(土)大宮ソニックシティ第一、第二展示場において埼玉県「子ども大学発表交流会2012」が開催され折り紙夢工房のブースで埼玉県のキャラクター「コバトン」や名刺入れなどを指導しました。入場者は4,100名を越え大変なにぎやかさで、ここでも折り紙は、心を託す文化で願いを込めて折る折り鶴にはきっと心が通じることを願い奥の深さを伝えました。
 2013年1月12日(土)川口総合文化センター「リリア」で芸術文化ふれあい交流フェアが開催され折り紙コーナーで埼玉県のゆるキャラを展示、おひなさまや帽子などを約400名の方に指導しました。県として初めての催しなので予定した数をはるかに越える入場者に大忙しの一日でした。
 折り紙は無形の平紙から有形の造形で制作する奥の深い文化です。試行錯誤の中、集中力や感性が培われていきます。そして折り紙が完成した後には、ものを制作する人でなければ味わえない喜びを実感しています。格式ある作品から遊び心が溢れる工夫と創作を楽しみながら折り紙を伝承したいと思っております。

【みんなの作品展】
第15回つくば100本のクリスマスツリー   鈴木恵美子(茨城県)
毎年恒例のクリスマスイベント「100本のクリスマスツリー」が2012年12月8日(土)~25日(火)、つくば市の「イーアスつくば」で開催されました。毎年98本は屋外に飾られ、イルミネーションが夜空に映えて、訪れた人々から歓声がわきます。主催のアーバンガーデニングから声をかけていただき、2本の「折り紙ツリー」を提供して14年目になります。
 今回も、教室の方や沖縄の方々がたくさんのオーナメントを寄せてくださり、にぎやかなツリーになりました。期間中に行なった「折り紙教室」「読み聞かせ」のワークショップ、「折り紙ファッションショー」も好評でした。今年は特に男の子のサンタベルトが保安官のベルトのようで似合って人気でした。
 折り紙ファッションショーは、一度にたくさんのちびっこモデルに着せるため、杉山美穂さん(埼玉県)が毎年着付け係をお手伝いしてくださり助かっています。今年は東京教室の高智千鶴子さん(千葉県)も講習会のお手伝いをしてくださいました。また、見学に来てくださった方は多くいらっしゃいましたが、遠くは沖縄の古堅幸江さんもいらしてくださって、つくばに一泊して翌日の(私の)東京教室に参加し、「クリスマス折り紙ゲーム」も楽しんでくださいました。折り紙の輪が広がった2012年のしめくくりにふさわしい年末行事も、今回も無事に終了したことをご報告します。

お正月の干支の色紙と箸袋づくり 児玉 功(大阪府)
 右の写真は、自治会行事「お正月の干支の色紙と箸袋づくり」で制作した作品です。 
 2012年12月16日(日)、地域のコミュニティ活性化のために、三日市府営住宅自治会行事の一環として、お正月用の小物の制作を行いました。
 箸袋も折って作ってあります。また、色紙の「巳」の字は達筆な役員さんの直筆です。事前に役員さんたちと一緒に準備したことは、とても手間がかかりましたが、大変好評でした。参加された方から笑顔が見られ、「これはいいのができた」「本当にもらって帰っていいの、ありがとう」と喜んでもらえました。
 本当にやった甲斐があって、また機会がありましたら、させていただけたらありがたいなと思いました。

協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「ひなまつり」 

「ひなまつりって、飾るのはとっても楽しいんだけど、このまま来年まで置いちゃだめ?」
「おひなさまはすぐに片付けて、川や海に流すかわりにするんだよ。それにウワサによると、すぐにしまわないとお嫁に行けなくなるらしいよ」
「あら大きなお世話。いつか私にも、ステキな男雛様が現れて…」
「あっ、手が止まってるよ。はいコレに包んで。それから防虫剤もあるから、いっしょに入れるようにね。いちおう人形専用って書いてあるけど、念のためおひなさまに直接触れないようにしてね」
「…わかってますって。ひな人形の皆さん、また来年ね!」
春はもうすぐです。

①☆ニャンコびな・土戸英二
作者の土戸さんは、ニャンコびなの用紙の一辺1/4の大きさ(16分の1の大きさ )で折った伝承の「さかな」(P11)を、笏や扇がわりに持たせてユーモアあふれる作品を投稿してくださいました (編)

②☆お雛様・中村桂一
だいぶ以前に玩具問屋から易しいおひな様をと頼まれ考えたものです。商品化はできずにうもれていました。特徴は顔が白くなることと、支えがなくても自立をすることかな。

③ぼんぼり・笠原邦彦
雛壇で“ 一対” 必要な「ぼんぼり」を、1枚の折り紙を半分にして2つ作る、エコ作品です!? 裏が充分に白い赤い折り紙が似合うでしょうか。

~おってあそぼう~カタカタカッタン 川手章子
できあがった作品をテーブルの上で転がすとカタカタ…というような音がかすかにしましたので、この作品名としてみました。立てたり、横にしたり、ゆるやかな坂を転がしても楽しそうです。

④おひなさま・山梨明子
旧作の掲載ありがとうございます。内山光弘氏の重ね折りのお雛様にあこがれて、工夫を重ねていたころが思い出されます。今見ると未熟なところもあり恥ずかしいですが、もしよろしければ折ってみてください。

⑤ひし形(ひし餅)と台・白井和子
三角、四角、台形、菱形と折り紙でたくさんの図形が折れて楽しいですね。ひし餅のひし形には、懐紙として和菓子を載せても、グラスを置いてコップ敷きとしても使えます。

⑥お膳立て・川手章子
お膳も台も折り方は途中まで同じです。台の⑧では⑤⑥で折ったところはそのままで、丁寧にひっくりかえしてくださいね。和紙などで折るとよさそうです。大きめの折り紙で折っても楽しめます。

⑦古典雛・伝承
『4号』(1976 年発行/絶版)やノアブックス『おりがみでひなまつり』(1993年発行/絶版)で、「小笠原家伝承の内裏雛」として紹介されましたが、小笠原家伝承作品というのは実は間違いでした。今回、折り紙歴史研究家の岡村昌夫さんの解説とともに、第二次世界大戦前まで伝承されていた折り方を紹介します。(編)

いわゆる「小笠原雛」について 岡村昌夫
この内裏雛の折り紙は、小笠原流に長く伝承されて来た折り雛といわれていますが、事実ではありません。ただ「小笠原家」と全く無関係というわけではないので、説明しておきましょう。 
 1978年発行の保育社カラーブックス『礼法入門』という小型の本があります。著者は小笠原弓馬術礼法教場家元三十世宗家の小笠原清信さんです。その82ページに「雛人形の折り方」として、この折り紙の簡単な折り図が掲載されています。説明は、「折り紙で雛を折り、色紙をはって飾るのも暖かい心が通います。」とあります。この文はあきらかにミスプリントで、「色紙をはって」は「イロガミを張って」ではなく「シキシに張って」の意味でしょう。前ページには普通の雛人形と、民芸品店で売っている郷土玩具の雛類とならべて、千代紙で折った、この内裏雛を「色紙」に仕立てたものの写真が掲載されています。
 この紙内裏雛を現三十一世宗家小笠原清忠さんはお作りになりません。先代がご趣味で折られていたもので、時々周辺の人たちに贈られていたものだとお聞きしております。礼法としては、熨斗などの折形以外に、雛などの遊戯折り紙を伝承しているということはないそうです。
 この折り雛は、各種伝えられている同類の伝承作の中ではひじょうにシンプルなしあげで、格調も先代ご宗家のお好みの作としてふさわしい物と思いますが、かつて月刊『おりがみ』で紹介されたときに下図のように少しアレンジされています。ことに、男女両方とも首を通す穴をV字型に切り込むのは数ある伝承の例にもあわず、良くない改変だと思いますし、折り手順も戦前まで広く伝えられていた折り易い手順に戻すことをおすすめします。
 それは、まず、正方形を対角線で4つに折って直角二等辺三角形にして、その各角の二等分線をしっかり折って、紙の外辺の中点から三角形の中点まで切り込んで、ついている折り筋で折りすすめます。 
 雛や六歌仙など、同種の伝承作がたくさんありますが、切り込みを三角形の中点までにするものとさらに深く切り込むものとの2種類があります。深く切り込むと袖の形や女雛の襟の重なりを複雑に折るなど、自由な技巧が使えますが、中点までの切り込みだと、「ぐらい折り」の自由がなくなり、形が固定してしまいます。しかしその不自由さがシンプルな美しい格調を生む効果を出しますので、捨てがたい点があります。このいわゆる「小笠原雛」は、細部に小細工をせずにおおらかに折りたい名作です。

⑧踊り子・石橋美奈子
子どものころからお人形づくりが好きでした。1976年ごろに「創作折紙人形」になり、『84号』(1982年発行/絶版)の「佐渡おけさ」が生まれた後にこの踊り子が誕生しました。スカーフに「佐渡おけさ」の笠の折りが応用されています。折り方は難しそうに見えますが作ってみてください。比較的易しいです。

⑨市松模様・石橋美奈子
辺の等分は私が小学6年のときに、「直線を3等分にしなさい」という問いに触れ、理解し感動したのが心に残りました。この考え方を利用し、3・5・7・11・13・17分割などを創作折り紙に応用して楽しんでいます。

⑩チューリップ、チューリップの花束・永田紀子
伝承のおうちからスタートします。いっぱい作ってお花畑に、5こをつないで花束に、8こをつないで花プレートにもできます。アレンジいろいろ、たくさんの花を咲かせてくださいね。

⑪☆もぐら・笠原邦彦
最近、どうぶつや鳥など生きものの姿を工夫するとき、目をちゃんと表現することを心掛けていますが、この旧作「もぐら」はその表現は不要でした。⑪~⑭では、下のかどが2つに分離するように折る点に注意。

【ミニ知識】
◇雛祭り…中国では旧暦3月初めの巳の日(のちに3月3日に固定)に、人形を流して身のけがれをはらう上巳の節供が行われていました。また、同じ日に貴族や文人(文芸に親しむ人)が、曲がりくねった流水に酒杯を浮かべて、杯が自分の前を通り過ぎる前に詩歌を詠むという曲水の宴を催していました。これらの風習が日本に伝わり、貴族の女の子たちの人形遊びの雛遊びと結びつき、江戸時代には現在まで行われているような雛祭りへと発展しました。

◇流し雛…3月3日の夕方、紙などで作った雛人形を桟俵に乗せて川や海に流す行事です。身のけがれを形代として流していたことに由来します。鳥取県などではこの風習が伝承されており、また、町おこしの行事として近年新たに始めた地域もあります。

◇雛人形の段飾り…一般の人々の王朝文化や宮廷生活への憧れが、雛人形の段飾りとなりました。一段目:男雛と女雛の内裏雛が置かれます。左右の位置はどちらでもよいとされています。現在は向かって左に男雛、右に女雛が一般的ですが、明治時代までは男雛と女雛の位置が左右逆だったからです。また、昭和の初めまでは内裏雛の両横に犬の伏せた形の小箱が飾られ、御伽犬や犬筥と呼ばれていました。雌雄一対で、子どもの健康や安産を祈るお守りでした。犬張子の原型と考えられています。(P50のおりがみガーデンの青柳祥子さんの作品も合わせてご覧ください)二段目:三人官女です。左右に長柄銚子と提子を持った立ち姿、真ん中に三方を持った座り姿の人形が置かれます。三段目:五人囃子。左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡の順で、この並び方は能の囃子方の並びと同じです。四段目:武士の姿の随身です。向かって右に老人、左に若者を置きます。殿上人が弓矢などの武具を付けることはないのですが、左大臣と右大臣と呼ばれることがあります。五段目:雑役を司る三人の仕丁がいて、台笠、沓台、立傘を持っています。仕丁は三人上戸とも呼ばれ、「笑」、「泣」、「怒」の表情をしています。仕丁の左に右近の橘、右に左近の桜が置かれます。これらの木は宮中の庭を表しています。六段目と七段目:雛道具が置かれます。箪笥、長持、鏡台、重箱、御駕篭、御所車などの嫁入り道具です。」

◇市松模様…碁盤の目のような四角を一つ置きに色違いにした模様で、世界で古くから用いられてきた模様です。日本でも古墳時代の埴輪の服装にも描かれています。石畳、霰などと呼ばれて、帯や着物の模様として盛んに使われてきました。江戸時代中期の歌舞伎役者の佐野川市松(1722 ~ 62 年)が、石畳模様の袴を着て高野心中を演じたことから大流行し、市松模様という名前が付いたといわれています。なお、市松は12歳の初舞台のときからその愛らしい姿が人気となり、名前も顔も似せて作られた市松人形も生まれました。

◇有職文様…公家階級の服装、家具などに用いられた伝統的な文様です。それらは奈良時代の外来文様がもととなっていて、のちに公家の好みに合った温和で優美なものに変化していったとされています。内裏雛の台に欠かせない文様も有職文様で、繧繝文と呼ばれるものです。繧繝とは古くは暈繝と書いて「隈取り(色をぼかすこと)」という意味です。繧繝文とは、ぼかしの縦縞の間に花形や菱形を描いたもので、敷物や畳の縁に使われました。これを付けた畳が「繧繝縁」と呼ばれ、天皇などごく限られた上流貴族の座所に使われるものでした。

◇菱餅…赤、白、緑を菱形に切って重ねた餅で、赤は疫病や魔除け、白は清浄、緑はよもぎを表して邪気をはらう力があるとされています。雛祭りに飾られるようになったのは江戸時代からだそうです。

◇モグラ…通常体長は10~15cm、尾の長さは短く2~3cm です。地中にトンネルを掘るために前肢が大きく、ショベルの役割をする手は幅広く、爪が長く発達しています。耳穴はありますが耳はなく、目は直径1mm ほどで退化していて、皮膚でおおわれています。日本には8種類ものモグラがいるそうです。植物の根が張る土の中のトンネル網でくらし、トンネル網には巣、排出場、休み場、食物貯蔵庫などが作られています。モグラは昼夜の区別なく4時間眠り、4時間活動するという周期でトンネル内をパトロールをしています。トンネルの修理や拡張で掘り出された土は、垂直に地面に向かうトンネルから地表に捨てられ、「モグラ塚」となります。モグラは畑の畝や畔(あぜ)を持ち上げることから、古くは「うくろもち」と呼ばれました。肥えた土壌を作ってくれるミミズなどの虫を食べ、また地中に穴をあけて作物の根を傷めるために、モグラは嫌われる動物でした。収穫の終わりに地面をたたいてモグラをおどして追い払う「モグラ打ち」などのおまじないが行われてきました。

◇啓蟄…二十四節気(節分を基準に一年を24等分して約15日ごとに分けたもの)の一つで、3月5日ごろに当たります。冬ごもりしていた虫が春によびさまされて外にはい出るころという意味です。中国の明の時代の書物『月令』は、中国の伝統的な年中行事や儀式を解説したものですが、その中の「仲春の月、蟄虫咸動き、戸を啓き始めて出づ」に由来します。蟄虫とは土の中で冬眠していた虫や蛇や蛙のことです。

●ミニ知識参考図書:『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『民俗歳時記』(岩崎美術社)、『年中行事・記念日事典』(学習研究社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『日本の年中行事事典』(吉川弘文堂)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『五節供の楽しみ』(淡交社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『モグラ』(東海大学出版会)、『モグラの鼻 ゾウの鼻』(筑摩書房)、『着物文様事典いろは』(ピエ・ブックス)

<読者の広場>
【448号へのお便り】
  クリスマス特集は待ちに待っていた作品がたくさんあり、楽しかったです。サンタクロースはいろいろな表情が表現できましたし、「トナカイ」もかわいいし、「キャンディリボン」もたくさん作りました。折り紙でろうそくの炎ができるなんて驚きました。「リース」も部屋に飾りたいと思います。早いもので日本折紙協会に入会して、11月でちょうど1年になります。この1年は折り紙のおかげで特に精神面で助けてもらった、楽しく充実した1年でした。
群馬県 畑村美由紀さん

  「リース」は単体を組み合わせていくごとに、どんな形ができるのかな?と期待が高まります。「サンタ」と「キャンディリボン」を付け加えて飾っています。「和紙ものがたり」は人名や地名、専門用語にふりがながついているので、読みやすくわかりやすいです。
青森県 原子睦子さん

12月はクリスマス関係のサンタさん、トナカイ、ツリー、リースetc.、毎日少しずつでも折り紙を折っている時間は楽しいです。折り図のわからないところに、ときどき悩まされながら取り組んでいます。次号の特集は「お正月」。巳は私の年です。体調不良に負けず、折ってみます。
兵庫県 辻本芳子さん

  「サンタのメッセージカード、サンタさん」、全部で4種類の形のサンタさんがよかったです。♪ヒートリ、フータリ、サンニンのサンタさん、ヨーニン、ゴーニン、ロクニンのサンタさん、…ジューニンのサンタさん♪ 小さい子どもたちが数えるときに歌う「10人のインディアン」の歌をサンタさんに変えて、口ずさみながら楽しく折りました。「おりがみ1枚で作る幾何図形」、「406号」からずっとこの連載が好きで、特に今月は数式が出ていて素敵! 今、豆色紙に夢中です。白だけでなくいろいろなカラー豆色紙に何を作って貼ろうか考えています。例えば赤い色紙には白い和紙で「舞い鶴」を折って貼ったり、白い色紙にはかわいいサンタさんとツリーを5cm角のイロガミで折って貼って、ツリーの天辺にはスパンコールの星を貼りました。薄紫の色紙にクイリング(細長い紙をクルクル巻くペーパークラフト)のカラーペーパー3mm幅の黄色で花芯を作り、そのまわりを6mm幅の紫色のペーパーでフリンジにして貼り、3mm幅の緑色のペーパーで葉を作って貼りました。できたのは野菊です。紙の世界は無限大ですね。
滋賀県 中村哲子さん

   「サンタの箸袋」、「サンタのメッセージカード、サンタさん」がよかったです。サンタの種類も、ほんと多いですね。覚えきれないくらいです。「和紙ものがたり」の連載は和紙についての知識が得られ、毎月読むのが楽しみになっています。今回の「提灯」は、今ではインテリアや盆、お祭りなどの行事でしか提灯は見られません。和紙を通しての明るさは一瞬暗いと感じますが、あとからほのぼのとした温かさがただよってくるようでホッとします。日本の伝統を守り続けてほしいものです。
東京都 磯野昌子さん

【支部だより】
「九州折紙コンベンション」開催
鹿児島支部「折遊かごしま」(支部長 山川幸代) 文:神宮司百合子/鹿児島県

2012年11月17日(土)・18日(日)、第18回九州折紙コンベンション鹿児島大会を、鹿児島東急ホテルで開催しました。
 約2年前から準備を始め、会場選定や特別講演の講師との交渉、共同作品制作など、スタッフは毎日仕事のように集まり、頑張ってくれました。
 当日は大荒れの天気で、航空機の到着も遅れ、冷や冷やしましたが、171名の方々がご参加くださいました。今回は土戸英二先生(大阪府)に特別講演を、梅本吉広先生(大阪支部長)との対談形式でお願いしました。私自身は初めての経験で、とても新鮮で興味深いものでした。講演後は折り紙講習、その後は懇親会となりました。懇親会ではリクエストに応え、鹿児島のスタッフによる鹿児島弁の“茶碗むし”の歌を解説つきで紹介したり、歌、オカリナ演奏などで盛り上がりました。お楽しみ抽選会では、支部の最年少会員今村太郎君(小3)が大活躍。名司会ぶりを発揮して笑いと歓声の中で終了となりました。
 あっという間の2日間、次回長崎での再会を約束し、閉会となりました。遠路はるばる参加してくださった方々、土戸先生、梅本先生をはじめとして、丁寧に折り紙を指導していただいた多くの先生方に心より感謝します。ありがとうございました。

「おりがみでクリスマス」展開催
船橋支部「綾の会」支部長 青木明子/千葉県

  2012年11月1日(木)~30日(金)までの1か月間、イオンモール船橋2階趣味の広場で、「おりがみでクリスマス」の展示をしました。クリスマスカラーの赤と緑を主とした作品を制作し13ブースを飾りました。制作期間が1か月と短かったわりには力作が揃い楽しい展示となりました。見に来て下さった方々から評判が高かった作品は「銀河鉄道(朝日 勇作、『278号/絶版』掲載)」でした。ゴテゴテ作品を並べるよりインパクトのあるスッキリした作品が目に留まったようです。
祝日の23日午後には、ワークショップでサンタクロースのカード作りをしました。雨にも関わらず約100名の参加がありました。企画して下さった「Myふなばし」の山﨑さんも、参加者が多く大盛況だったことに感謝されるとともに、折り紙の奥の深さと楽しさを感じて、紙1枚で出来上がる不思議さに驚いていらっしゃいました。たくさんの皆さんに折り紙作品を見ていただける機会を得られたことを私たちは喜んでいます。小の林知恵美先生(栃木県央支部長)を始め来訪して下さった皆様ありがとうございました。

【みんなの作品展】
「読書をして世界を旅行しよう」折り紙出展  ハーレー静代(広島県)
紅葉がとても美しい季節、毎年恒例の「東広島市 第22回 生涯学習フェスティバル」が2012年11月3日(土/祝)・4日(日)の両日、アクアパーク(東広島運動公園)体育館にて開催されました。今年も私たち「高屋西小学校親子折り紙教室」から折り紙作品の出展と折り紙教室を実施しました。
 今回は、ここ数年取り組んでいる「読書をして世界を旅行しよう」のテーマで4作品。高屋西小学校職員玄関でお客様をお迎えする「ウェルカムボード」を制作しました。春、夏、秋、冬の季節毎に交換できるようにと、高木校長先生に書いていただいた「ようこそ高屋西小学校へ」の書を中心にして、本の世界の主人公たちがお迎えします。春は、バーバラ・クーニー作「ルピナスさん(小さなおばあさんのお話)」。夏は、レオ・レオニ作「スイミー(小さなかしこいさかなのはなし)」。秋は、いわむらかずお作「14ひきのおつきみ」。冬は、アンデルセン作「みにくいあひるの子」。
 今回も、折り紙スタッフ一同、心和む作品を、楽しく折りました。

2012「おりがみの日」記念イベントレポート
会場:こどもの城(東京都渋谷区) 主催:日本折紙協会、こどもの城

 今年は「希望」をテーマにお寄せいただいた作品約70点を展示しました。ご来場の皆さんは感嘆の声とともに、足を止めて、どの作品もじっくり見入っていました。アトリウムギャラリーでは、日本在住のインド人の会「東京・マラティ・マンダル」による、日本とインドの文化交流イベントとして、インドの折り紙作家アニル アオチット氏の作品展を同時開催しました。日本折紙協会理事でもあった加瀬三郎さん(故人)との出会いから35年、古典的な折り紙の追求とオリジナル作品も数多く創作してきたというアオチットさん。インドの伝統が織り込まれた展示で、「カメとワニ」「恐竜の世界」の情景など、「おりがみカーニバル」展示会場の中ではひと味違ったエキゾチックなコーナーになりました。

◆表彰式/懇親会
 11月10日(土) こどもの城8階レストラン
 「おりがみの日」記念作品の表彰式と、懇親会。後半は作品展開催のアオチットさんをお招きして折り紙講習会を行いました。出品された方もそうでない方も、受賞された方もそうでない方も、笑顔と歓声の中で親睦を深めました。
なお、上位三賞受賞作品は、今月号P51「おりがみギャラリー」で写真で紹介していますので、ご覧ください。

◆折紙講師勉強会
 11月10日(土) こどもの城8階研修室 講師:橘 由美子先生(主催:日本折紙協会)

前半は紙と折り紙の歴史、後半は折り紙教室の運営についてお話しいただきました。元児童館指導員の橘先生ですが、30年近く前に始めた折り紙教室は失敗続きだったそうです。反省を活かしながら次のステップに進む様子は、参加された講師の皆さんもとても参考になったと思います。最後に「同じ神奈川県民として応援しています」と山田勝久さんの兜を大きな両面折り紙(黒と金)で折り、終了しました。(42名参加)

◆おりがみにつよくなる講習会
 11月17日(土) こどもの城11階会議室 (主催:こどもの城、後援:日本折紙協会)

児童館・保育関係者と、保育者志望の学生対象の講習会。鴨下先生は2008年と2009年に「おりがみの日」記念作品展で受賞されています。「人生山あり谷あり、折り紙と同じ。講習会というよりライブショーにしたいので、私をノセてください」と「お猿の山登り」など遊べる伝承作品や季節の折り紙を中心に、
基本形や記号などを楽しく講習しました。


「おりがみ供養」 会場/主催:日本折紙博物館(石川県加賀市)

2012年11月11日(日)「おりがみの日」に、日本折紙博物館では「おりがみ供養」を行いました。
 雨が降る中、日本折紙協会田中稔憲理事をはじめ多くのおりがみ愛好家の方々にご参加いただきました。
 日頃お世話になっている「おりがみ」に感謝の気持ちと上達への願いを込めてお祈りし、皆様からお寄せいただいた作品のご供養を無事終えることができました。2004年から行ってきた「おりがみ供養」も8回目となります。日本折紙博物館では今後もこの行事を続けていきたいと思います。
 また、「おりがみの日」のイベントとして当館の無料開放、無料折り紙教室を開催し、お子様から大人の方まで、大変多くの方におりがみに親しんでいただきました。 ご協力いただいた日本折紙協会金沢支部の皆様には、誌面をお借りしてお礼申し上げます。
(日本折紙博物館)


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://www.origami-noa.jp/(トップページへ)

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。


801円
特集「冬の景色」 

雪が積もった!雪合戦! 雪だるま! ソリすべり! かまくら!…まではちょっと無理かなあ。なんてはしゃいでいると、雪の多い地方から「そんなに楽しいことばかりじゃないよ」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、雪の少ない地域の人にとって、「かまくら」はやっぱり憧れです。中にはバレンタインデーにちなんだハート形のかまくらもあるとか。
 寒さ厳しい冬にも、いろいろな楽しみ方があります。今月号は、2月の行事を中心に、冬の景色を特集しました。春を迎える節分に、オニ役で外に追い出された人も、お部屋の中でいっしょに「心温まる折り紙」をしましょう。

①かまくらの景色・斎藤静夫
かつての冬の遊びの一つの「かまくら」は軒下などに積もった雪に穴を掘って、秘密基地的な存在でもあった。現在は大人が作ってくれた「かまくら」であるが、子どもが主役で観光客に昔の雰囲気を伝えている。

②☆雪ン子・笠原邦彦
頭巾と雪ぐつを履いた、北国の元気な子どもを「雪ン子」と呼びますね。雪だるま、スキーとストック、そり、かまくら…、いろいろ小道具を工夫し、かわいい情景を構成するのも楽しいですよ。

③スケーター・笠原邦彦
これは子どもではなく、青年のスケーターの姿に見えます。また、エッジが短いフィギュアスケート靴を履いていますから、ゆっくりとしたスピードで、楽しく滑っているようですね。

☆~おってあそぼう~空飛ぶ種、文鳥のたとう、鬼のたとう 青柳祥子
正方形から正三角形を作るときに切り取っていた上の部分を切り取らずに何かできないだろうかと考えていると、その重なっている三角の部分がちょうど種に見えてきました。そうすると翼もでき、種は、空飛ぶ種になりました。少し見方を変えると文鳥のくちばし、さかさまにすると鬼の鼻になったというわけです。どうぞ楽しんでくださいね。

④節分ケース・川手章子
12ではオニのツノの作り方をよく見て折り、18は21となることをイメージして折ってみてくださいね。オニとお福さんが仲よく一つのケースとなりました。お豆をたくさん入れて豆まきをしても楽しそうです。

⑤福々ボックス・川手章子
お福さんのお顔のついた本体にフタがわりあい収まりよくまとまりました。中にはお豆とか、縁起のよいものを入れてみたくなりました。いっぱい折って重ねても楽しそうです。

⑥バイク・松野幸彦
スタンドがあるので自立するのが良いところです。折りにくいですが、後輪上部も「沈め折り」が構造的には可能です。

⑦かざりのついたふうとう(くちびる、吸血鬼、ハート)・青木良
今回の作品は「パンダの封筒」(『448号』掲載)のバリエーション作品です。3種類の封筒で、ユーモアたっぷりの楽しいバレンタインをお過ごしください(編)。

⑧ノース アメリカン カージナル マイケル・ラフォッス
この作品は、2012 年の「折紙シンポジウム in 京都」で、アメリカ人ゲストのラフォッスさんが創作折り図部会で講習された作品です。この鳥はアメリカでは日本のスズメほどよく見られる鳥だそうです。赤と黒の両面折り紙で折り、全体が赤、顔の部分に黒が出るように折りましょう。(編)

⑨ハートプレート・永田紀子
壁飾りとしても使っていただけると思います。つなぎ方が一見めんどうそうに見えますが、プレート表面の中心に4つのぴらぴら三角形が集まるようにすればうまくつながります。

⑩☆ラング ド シャ(猫の舌)・青柳祥子
ラング・ド・シャは、バターのたっぷり入ったフランスのお菓子。ラングは舌、シャは猫の意味。お菓子の形が猫の舌に似ていることから名付けられたそうです。簡単に作れるので、手作りのお菓子に、おりがみも添えてどうぞ~。どんな味が想像できない方は、北海道の白い恋人を想像してください

【ミニ知識】
◇かまくら…もともとは小正月の1月15日、現在は月遅れの2月15日に、秋田県内で行われる雪まつりで、また、その時に作られるかまど形の雪室のことも指します。県南の内陸部にある横手市で行われるものが有名です。治水に苦労した地域なので水神をまつり、子どもたちが餅を焼いて食べたり、甘酒を飲んで過ごし、よい飲み水に恵まれることを願う行事になっています。

◇節分…2013年は2月3日です。立春の前の日の節分は2日や4日になることもありますが、3日に当たるが多いです。節分は季節の分かれ目という意味なので、もともとは春、夏、秋、冬それぞれにありますが、春の始まりが一年の始まりとされたため、邪気をはらい新しい年を迎える大切な日と考えられ、現在まで大きな行事として残っています。

◇バレンタインデー…2月14日。3世紀後半に聖人ヴァレンティヌスが殉教した日にちなむキリスト教徒の祭日です。ローマ時代に行われていたルペリカーリアという男女を結び付けるまつりに由来すると考えられています。

◇猫の日…2月22日。1987年に、一般社団法人ペットフード協会が「にゃんにゃんにゃん」という猫の鳴き声と数字の2の語呂合わせで制定しました。36~37ページの作品紹介にあるように、焼き菓子の「ラングドシャ」は「猫の舌」という意味のフランス語ですが、日本にも「熱いものを飲み食いできない人」という意味で「猫舌」という言葉があります。猫が舌で毛づくろいをし、全身をきれいにする習性がよく見られるため、猫の舌が人々にとって身近だったから言葉が生まれたと考えられます。なお、猫の舌の表面にはとげのような固い突起が一面にあって、肉を骨からそぎ取るのに役立つそうです。

◇ノースアメリカンカーディナル…全長20cmほどでアメリカの7つの州で州鳥に指定するほど、アメリカでは人気のある鳥です。クリスマスと結び付き、クリスマスカードに描かれることも多いそうです。カーディナルとは赤の帽子と法衣を身に付けたローマカトリックの枢機卿(教皇に次ぐ最高の行政職)のことで、冠羽のある頭部を枢機卿の帽子に、体の赤い色を法衣に見立てています。なお、この色を持つのはオスで、メスは頭部が黄褐色、背面がうぐいす色、冠羽と翼と尾羽が赤です。

●ミニ知識参考図書:『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『民俗歳時記』(岩崎美術社)、『年中行事・記念日事典』(学習研究社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『世界鳥類大図鑑』(ネコ・パブリッシング)、『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

<読者の広場>
【447号へのお便り】
 鎌倉特集、楽しみにしていました。鎌倉幕府から800年、「鶴の舞」は流鏑馬とともに春の祭りで行われます。「武士の馬」を小さく折り義経に見立てて、二人一緒の色紙に仕上げました。青木 良先生の「リス」は本物そっくり、むずかしいところもありますが、かわいいリスになりました。今も外で(一年中)うるさく鳴いています。電線の上を走り、家の外壁も垂直に登り、色は地味ですが目はクリクリ、しっぽはフサフサで愛らしいです。大仏がなかったのは残念ですが、東京から電車で1時間、紅葉の鎌倉へぜひお出かけください。かわいいリスに会えますよ(世界文化遺産登録を目指す鎌倉便りでした)。
神奈川県鎌倉市 佐藤美智子さん

 子どものころから親しんできた古都鎌倉が特集だけにうれしさひとしおです。また「支部だより」で湘南支部の支部長交代のことも報じていただきありがとうございました。若い人を育てるつもりでこれまで努めてまいりましたが、逆に私のほうが育ててもらった感じです。今後ともよろしくお願いします。
神奈川県藤沢市 野中陽子さん

  「読者の広場」のページで兵庫県の林悦子様、四つ葉のクローバーを見つけられてよかったですね。私はまだ見つけたことがないので幸せ求めてがんばります。鳥取県の高階圭子様が退院された由、くれぐれもご無理なさいませんようにお体大切にお過ごしくださいね。過去に目まいで苦しんだ私、健康が何よりの幸せだと思っています。『447号』が届いた日、「クイズ頭の体操」に当選したことがわかり、思わずバンザイと叫んでいました。子どもみたい、ありがとうございました。また新しい折り紙が増えました。目下「サザンカの花」に挑戦、折り図⑯でストップ、虫眼鏡で細かいところを見ながらがんばっています。
兵庫県 辻本芳子さん

 今月号は『秘伝千羽鶴折形』より「呉竹」がお気に入りでした。中に浮かぶ小さな折り鶴が愛らしく、すっかりつなぎ折り鶴のとりこになってしまいました。図書館で本を捜してもらい、やさしいものから9作品が完成しました。地元の文化祭に出展させてもらってほめていただき、よい経験になりました。これからも他の作品を出品したいと思います。
徳島県 原田恵子さん

  『447号』も内容が盛りだくさんでしたね。「平安の武士と馬」は馬が少しむずかしかったです。私は折り紙で塔を作ったことがなかったので「三重の塔」を作り、できあがったときはとても感動しました。赤と黒の両面折り紙で作りました。「サザンカの花」はたくさん作ったので木の枝につけて飾りたいと思います。「お地蔵さま」はとてもかわいくできました。6ページの「みんなの作品展」もよかったです。中でも「ユニットdeフルーツ」が気に入り、ぜひ折ってみたいので、作り方を教えてください。
群馬県 畑村美由紀さん

 暑い夏も終わり、心穏やかに暮らすことができる秋の頃となりました。高齢の私にとって折り紙は生きがいを感じるものです。過去の月刊『おりがみ』の中にも、まだまだ挑戦しきれずにいるものも多いです。『447号』は「平安の武士と馬」、「北条政子(尼将軍)」など歴史を振り返りながら折ってみましたが、なかなかむずかしいです。折り図を頼りに何とか形になったのがうれしかったです。最近お若い方々も折り紙に関心が高く、若い人の活力をいただきながら、毎日を楽しく過ごさせていただいています。
兵庫県 笠井八重野さん

 「折紙シンポジウムi n京都レポート」では、参加された方が300人を超え、講師の方の教室や、各部会、マイケル・ラフォッスさんの講演の写真もあり、京都の地ですてきな時間をみなさんが過ごしたことを感じました。私もいつか参加してみたいと思います。特集は「古都鎌倉」。「平安の武士と馬」、「北条政子(尼将軍)」、「日本家屋」など、なかなか折り方も大変ですが、出されたときのリアルさに感動します。まさに和の世界で飾る楽しさもありよかったです。北海道は四季がはっきりしており、ぜひ北海道でのイベントを企画していただけませんか。参加される方も喜んでいただけるのではないでしょうか。実現したらうれしいです。
北海道 葛西明子さん

●海外の医学関係者に折り紙指導 池田紀子(福岡県)

2012年10月3日(水)、第32回国際泌尿器科学会総会が行われた3か所の会場の1つ、福岡国際センターで、日本の文化を伝えるために、ORIGAMIの実演や指導をさせてもらいました。この学会が初めて日本で開催されたのは1970年で、以来2回目が福岡での今回ということになります。9月30日(日)の開会式には、皇太子さまがご出席されました。全体で93か国の研究者、関係者が出席。2,000人以上の外国人で、福岡市内は賑わいました。
 私たちの会場では、英語の通訳付きで、『おりがみ4か国語テキスト』を紹介しながら、まずは「鶴」を実演。「はばたく鶴」の羽が動く時や、「妹背山」が重なった紙から2羽のつながりになっていく時には、外国人の方から歓声があがりました。指導の時は、参加者のテーブルを私と協力者の関根千鶴子さん(筑後支部長)、一宮泰子さん、豊増トミエさんと、それぞれをまわって、個人指導です。「手術の方がやさしい?」と少し笑いながら折られている姿もあり、楽しんでくださいました。最後に、立体のバラ(川崎ローズ)を関根さんが実演した時にも、びっくりされていました。
 鶴やバラや和紙は、土産として持ち帰ってもらいました。私達も、楽しい良い経験をさせてもらいました。

●象さんの折り紙オブジェがスリランカフェスティバルを盛上げました
小西菊文(東京都/C.P.I.教育文化交流推進委員会会長)

日本折紙協会と、私が主宰しているC.P.I.教育文化交流推進委員会は、2012年9月8日(土)・9日(日)に東京の代々木公園で開催されたスリランカフェスティバル2012で、山梨明子先生の創作折り紙『ハッピーエレファント』のオブジェを出展しました。協会にとってスリランカは、最近では国際交流基金の折り紙講師派遣などでますます関係が深くなった国です(「ハッピーエレファント」の折り方と講師派遣報告は『441号』に掲載)。
 C.P.I.教育文化交流推進委員会は、スリランカの貧困地域の子どもたちの教育支援を、25年間行っております。今回、日本折紙協会の佐野 友 専務理事が、私どものテントを盛り上げて下さったことに感謝をいたします。
 スリランカは、30年もの間、内戦に苦しんできました。ようやく一昨年平和になりましたので、C.P.I.は、「子どもたちの笑顔、守りたい」のタイトルで旧・内戦地域の子ども支援を呼びかけました。象さんオブジェの縁で、皆さんに応援していただけたら有難いです。

【支部だより】
「アトムクラブ」おりがみ作品展を終えて
 広島支部「アトムクラブ」支部長 曽根泰子/広島県

2012年10月5日(金)~9日(火)、広島市西区民文化センター2階ギャラリーで支部作品展を開きました。2001年6月の支部設立以来、過去3回の作品展は、友好関係にある韓国釜山支部との合同作品展でした。今回は、10周年の節目を終えた記念として、また新たなスタートとするために、初めて広島支部だけで開催しました。日本折紙協会の協力で、第13回世界のおりがみ展(護ろう世界遺産)で制作した「原爆ドーム」のパノラマ作品と、吹田支部「京都秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園」、鹿児島支部「水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)」も一緒に展示させていただきました。
 折しも広島県立美術館では、ヴェネツィア展が開催されていて、それを観た方々の間でその話をしながら作品に見入られていました。
 会員(16名)の作品は、“世界遺産”に引けを取らないものだったと思います。課題として一年前に各々パネル作品(594mm×841mm)と「くす玉」を作ることにしました。1mの糸の間に「くす玉」を自由に吊るして制作していただきました。皆さんのアイディアで、多種多様で楽しく、美しいくす玉コーナーができました。今回の作品展には、一般の来訪者、会員を始め讃岐支部、香川支部、大阪支部、吹田支部、福岡の折遊「ひまわり」の皆様など遠路お越しいただき、ありがとうございました。多くの方々に支部の作品と“世界遺産”の作品を見てもらい、作品展を開催して良かったと思っております。
 今後は、私自身もこの節目に少しずつ後進の育成に努めて行きたいと思っております。これからもよろしくお願い申し上げます。

練馬支部“秋の研修旅行”
  練馬支部「ノア・こぶし会」支部長 服部周平/東京都

 練馬支部、ノア・こぶし会では恒例の秋の研修旅行を行いました。
 2012年10月6日(土)、2班に分かれて小田急ロマンスカーで箱根を訪れ、先発組は芦ノ湖、大涌谷、空中ケーブルカーを楽しみながら後発組と強羅で合流。宿は中村桂一常任理事の斡旋で東京文具販売健保「箱根強羅山荘」で、到着後早々に研修に入り小倉隆子さんが講師を努め紅葉の輪飾り、ミミズクなどに挑戦、その後温泉、夕食、カラオケを楽しみました。
 2日目の翌7日(日)も朝食後、藤本祐子さんを講師として蜘蛛や葉っぱの楊枝入れなどの指導を受け、その後“彫刻の森美術館”に移りゴッホ、ピカソなどの作品ケーブルカーを楽しみながら後発組と強羅で合流。宿は中村桂一常任理事の斡旋で東京文具販売健保「箱根強羅山荘」で、到着後早々に研修に入り小倉隆子さんが講師を努め紅葉の輪飾り、ミミズクなどに挑戦、その後温泉、夕食、カラオケを楽しみました。
 2日目の翌7日(日)も朝食後、藤本祐子さんを講師として蜘蛛や葉っぱの楊枝入れなどの指導を受け、その後“彫刻の森美術館”に移りゴッホ、ピカソなどの作品を鑑賞し高尚な時間を過ごし、有意義な旅を満喫しました。

越前和紙の里でジオラマ制作、第7回北陸おりがみコンベンション開催
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

 2012年9月15日(土)~17日(月/祝)、越前和紙の里、越前市のサンドーム福井で丹南産業フェアが開催され、その中央にジオラマ「コウノトリの舞う里地里山」を制作しました。
 7.5m×8mのスペースに、そこに咲く鷺草、撫子、たんぽぽや名産の白山スイカ、天然記念物のコウノトリやアベサンショウウオ、田や畑、里山に住む泥鰌や小魚、オタマジャクシや蛙、ハッチョウトンボなどを表現しました。作品を折ってもらったスタッフは、越前和紙の里支部「かたかご」のみなさんのほか、市内保育所の子どもたち、白山地区のお母さんたち、白山小学校、第五中学校、産業政策課のみなさん。7月の初めから2か月あまりかかってできあがりました。商工会、市長、議員さんいずれからも好評でした。もしできれば年末頃に日本折紙博物館(加賀市)にも展示してもらいたいところですが…。
 記念にここで使った私の創作作品を中心にした作品集も作りました。会員の方にもご希望があればお分けしたいと思います。
**************************************

2012年10月13日(土)、14日(日)新潟市の「学生プラザステップ」において第7回の北陸おりがみコンベンションを行いました。
 1日目は講演会と懇親会、2日目は折紙教室を行いました。講演では「お年寄りと楽しむ折紙」というタイトルで、ここ2年ばかりの特別養護老人ホームでの私の実践をお話しさせていただきました。これまでのようにうまく手が動かなくなったり、目がよく見えなくなってきたなどの老化による体の変化に合わせて、折るステップを工夫したり、無理なく折れる作品を創作したりした実例を紹介しました。
 2日目の教室は15教室で様々な作品の作り方を各々の講師から講習していただきました。会場は教室の他、懇親会も宿泊もできる施設であったため、移動の必要がなく快適に過ごすことができました。 
2013年は金沢の文教会館で第8回のコンベンションを7月27日(土)・28日(日)に開催いたします。暑い季節ですが、少しでも快適に過ごせるよう工夫したいと思っています。宿泊施設も近く、観光にも最適です。たくさんの参加をお待ちしております(詳細は後日お知らせします)。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://www.origami-noa.jp/(トップページへ)

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
新しい年に寄せて 日本折紙協会理事長 大橋晧也

明けましておめでとうございます。
 昨年は京都支部のおかげで、祇園祭の最中、たくさんの皆様に参加いただいて「折紙シンポジウム in 京都」を無事終了することができました。特に小泉光太郎名誉支部長には初日の講演で、京都の四季折々の情景を纏められた映像までご用意いただき、京都の歴史と美しさを改めて知ることができました。小泉名誉支部長、山下 明支部長、京都支部会員の皆様に衷心からお礼申し上げます。アメリカからお招きしたマイケル・ラフォッスさんもフレンドリーで、最終日の講演での創作作品の指導もわかりやすく、参加者も作品を完成させて嬉しそうな様子でした。ありがとうございました。
 海外との折り紙交流の盛んな一年でもありました。1月には国際交流基金の日本文化紹介事業に協力し、インドとスリランカに田中稔憲理事、青柳祥子さん、山梨明子さんが行かれました。4月にはオランダ折り紙コンベンションに中島 進理事をはじめ11 名の皆さんが参加されました。6月には佐野 友専務がアメリカのオリガミ USAコンベンションに参加しました。9月にはロシアのサンクトペテルブルグにおける「露日友好協会50 周年記念事業」に、小倉隆子さんが参加されました。松沢春雄さんが中国の大学で折り紙の指導に当たっておられるなど、他にも多くの皆様が世界各地で折り紙を通じて国際友好の輪を広げています。
 また、「日本とモンゴル国交樹立40周年」記念事業として、日本折紙協会とモンゴル折り紙センターとの合同折り紙展と講習会を、首都ウランバートルの美術館で盛大に行うことができました。会場は連日大盛況、モンゴルとのいっそうの友好を果たすことができました。また、この大きなイベントを支えてくださった清水武則日本大使ご夫妻は大使館公邸で歓迎レセプションまで開いてくださり、参加者一同その温かいお心遣いに感激いたしました。参加された23名の会員の皆さん、ご苦労様でした。
 一方、国内では「世界のおりがみ展護ろう世界遺産」を群馬県の高崎市少年科学館で行い、芳賀和夫先生による「オリガミクス教室」も実施しました。また、11月の恒例行事となった東京のこどもの城での「おりがみカーニバル」には「希望」をテーマに多くのアイディアあふれる作品が出品されました。今回、1975年に加瀬三郎さんに会われて折り紙を始められたインド人の折り紙作家アニル・アオチットさんの作品も展示され、見応えのある展覧会になりました。
 その他各地の支部やグループの活動も活発で、毎月の『月刊おりがみ』では紹介しきれないくらいです。今年もますますのご活躍を祈っています。
ノアブックスとして8月に『箱のオリガミ』を出版しました。杉の木を薄く割ったへぎ板で作ったへぎ板折箱は日本独特なもので、その伝承の延長方向にあるのが折り紙です。ぜひご利用になってください。
 今年2013 年は日本折紙協会設立40 周年という記念すべき年です。さまざまなイベントも企画されています。会員の皆様のご協力をお願いいたします。今年の折紙シンポジウムは例年とは異なり、9月に開催です。メイン会場は東京の渋谷区のNHK隣りの、国立オリンピック記念青少年総合センターです。明治神宮の森がよく見える位置にあり、近辺には見るべきものがたくさんあります。会場で皆様にお会いできますことを楽しみにしています。

特集「お正月」 

今年の干支は巳です。「巳の刻」は朝の10時ごろ。「巳」の方角は南南東。というわけでヘビ本人の(おおかたの)イメージとは別に、明るくさわやかな年になりそうですね。ヘビはお金とのつながりも深く、福をもたらすと信じられてきました。お年玉をもらえたノアちゃんも嬉しそう。笑う門には福来たる。今年も笑顔で折り紙を楽しめる一年になりますように。

①☆巳の子ども・斎藤静夫
干支の中でも巳を敬遠する人が結構多いので、リアルな表現を避けて、子どもの巳であればかわいらしくと思いデフォルメしてみました。

②家に福をもたらす白蛇・長谷川太市郎
「私の干支だけど、蛇! 嫌い!」と言う方がたくさんいらっしゃいます。そこで、1枚で目と舌を折り出して、かわいらしいものを…と考えました。
目に「カラーコンタクト」を入れると、柄の紙も使え、柄々(ガラガラ)蛇になります。

③ヘビの箸袋・ポチ袋・山田勝久
15cm角のおりがみで箸袋として適当な大きさです。ポチ袋として使用するには、最小で17.5cm角のサイズが必要で、20cm角前後が適当なサイズです。

④弁天さま・笠原邦彦
40年以上も前のくふうを取り上げていただけ、久しぶりに旧著を見直してみましたら、何とまあいろいろな不備がありました。日時を限られた中でのことで、でも忙しく仕事をできたころをなつかしく思い出しました。

おってあそぼう・コマ 花のワルツ 川手章子
⑦から⑩となるところがポイントです。マッチ棒の先が少し出るくらいに重心を低くするとスカートを広げたようにクルクル回ります。花がクルクル回るので「花のワルツ コマ」と名付けてみました。楽しんでみてくださいね。

⑤鶴のぽち袋・石橋美奈子
1980年か81年のお正月、訪ねてくる甥や姪のお年玉袋として1月1日に創作した作品です。30年も経過し、姪にも長女が誕生、このお年玉袋は二代目、三代目と今もつながっています。気に入りの作品です。

⑥門松・長谷川太市郎
大きな玄関に飾られる門松は、太い竹と松、それを菰で巻いてできています。緑と木の両面折り紙を見て、「できるはず!」と直感しました。色どりで、花形の紅梅を置ければ、よりおめでたくなる !! かも!! と思います。

⑦六角かざり台・川手章子
折り図の⑨~⑫は、ひとつずつていねいに折ってみてください。比較的おさまりよく思われました。少しかための折り紙で折るとよさそうです。庭の敷石として使ったり、裏返して器にしたりできそうです。

⑧☆足付きの器・住田則子
面白い形の器ができました。底にある三角の部分をのりづけすると、しっかりします。器にしてもいいですし、季節の折り紙を飾る台としても使えるかなと思います。

⑨☆ウミガメのコインケース・藤本祐子
10~15cm角の大きさの紙で折って500円玉や手紙を入れましょう。7.5cm角のホイル紙で折ると5円玉がぴったり入るので「よいご縁」のご挨拶やお守りに使えます。⑧で尾を長く出すと後ろ足が小さくなりすぎるので注意してください。

⑩賀正鶴・星野重正
星野さんは「鼻を持ちあげる象」(おりがみ傑作選4)などの遊べる楽しい作品も創作されています(編)。

⑪箱入りシーサー・金城和美
この作品はサイズを変えることで入れ子細工のように、箱の中にシーサーが収まります。使う紙の色や柄で、予想外の仕上がりになる楽しさもあります。沖縄県では「魔除け・守り神」として500 年以前から大切にされています。

⑫だるま・山田勝久
28、29の折りで祈願成就の目入れができる作品です。お楽しみください。

【ミニ知識】
◇弁天…江戸時代中期以降に七福神としてまとめてまつられるようになった七人の神様(弁天、大黒天、恵比須、毘沙門天、布袋、福禄寿、寿老人)のうちの唯一の女神です。正式名は弁才天で、音楽や弁舌の才能(知恵)、あるいは財宝や豊穣を与えてくれる神様として親しまれています。もともとはインド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』に記されているサラスヴァティー(Sarasvati) で、ヒンズー教の神様でした。サラとは「水」という意味で、河をつかさどり、あらゆる汚れを浄化し、豊穣や食料や子孫を与える女神として崇められていました。のちに音楽や英知の神となっていきます。日本には奈良時代に伝来し、鎌倉時代には弁才天と、神道で穀物や衣食の守護神の宇賀神が習合しました。また、漢字の表記も語呂合わせで「弁財天」とされ、財産的なご利益も期待されるようになりました。弁才天の使いはヘビ、宇賀神もヘビの形とされ、弁天と宇賀神はヘビでつながっています。弁天は巳の日を縁日としています。神奈川県の鎌倉の宇賀福神社の銭洗弁天は、弁天が宇賀神と財とに結びついた神様として有名です。

◇初詣…お正月に社寺に参拝に行く初詣は、明治時代になって都市部から広まった習慣だそうです。江戸時代までは元日に家族そろって家にこもり、年神様の来訪を静かに待つことが伝統的な正月の過ごし方でした。

◇年神様…人々に年玉つまり一年の生命力や年齢を与える神様で、先祖の霊と考えられています。

◇門松…お正月に家の内外に飾る生木のことで、常緑で霊力があるとされた松を門口に立てることが多いので門松と呼ばれています。年神様が降りてくる依代と考えられています。

◇ヘビ…ヘビの脊椎は200~ 400個の多くの脊椎骨からできていて、各脊椎骨が左右に約25度、上下に25~ 30度も曲げることができるので、自由に体を長く伸ばしたり、とぐろを巻いたりすることができます。細長く先が二分した舌をチロチロと出し入れして、においを口内に取り入れて嗅覚器官に届け、獲物の存在を感じ取っています。脱皮することから永遠の生命を持つ生き物として崇められました。春に現れるので「田の神」とされ、秋には冬眠のため山に帰るので「山の神」とされました。また、ネズミなどを捕るので、家の守り神とも考えられてきました。ヘビは湿地を好むため、水と縁が深く、稲作農耕社会に豊かさをもたらすものとして水神と重なっていきました。

◇シーサー…沖縄の家の屋根の上に置かれる魔よけの像です。雄瓦と雌瓦を組み合わせて胴体や頭にし、漆喰を塗り付けて細部をこねあげ、赤瓦を摺って作った茶色の泥や墨で着色します。シーサーとは獅子を沖縄の言葉で呼んだものです。古代オリエントのライオンが中国で東洋化されて獅子となり、14~15世紀に琉球王国(現在の沖縄県)に伝わったとされています。同じように獅子は日本本土では狛犬に変化しました。シーサーが民家の屋根の上に置かれるようになったのは、瓦葺きが許されるようになった明治時代以降のことで、それまでは集落の出入り口や寺社や城など限られた場所にあるだけでした。

●ミニ知識参考図書:『蛇の宇宙誌』(東京美術)、『十二支の民俗誌』(八坂書房)、『日本人の春夏秋冬』(小学館)、『沖縄絵本』(晶文社)、『琉球王朝のすべて』(河出書房新社)、『沖縄チャンプルー事典』(山と渓谷社)、『「日本の神さま」おもしろ小事典』(PHP研究所)、『日本人と福の神』(丸善)、『暮らしの歳時記』(講談社)、『英語で話す日本の心』(講談社)、『年中行事事典』(三省堂)

<読者の広場>
【446号へのお便り】
 特集「秋の遠足」は季節に合っていたのでよかった。以前であれば妻の働いていた保育園で活用できたと思います。「カラフル恐竜シリーズ」は孫に作ってやろうと思います。今、ミニサイズの折り紙にチャレンジ中です。これを利用してモビールと作ろうと思います。
茨城県 松井 修さん

「かきの器」がよかったです。連載「折り図のミカタ」はわかりやすくとても参考になります。作品の中の折り図だけではわかりにくかった「段折りしながら中わり折り」もよくわかりました。あじさい折りに挑戦してみようと思っています。
埼玉県 堀 浩美さん

「小学生の男の子と女の子」がよかったです。「コスモス」、たくさん折って飾るとボリュームがあっていいです。葉もほしいです。「ワールドオリガミレポート」から「スリランカで折り鶴指導」を興味深く読みました。鶴は今の若い母親でさえも折れない人が多いのに、海外の子どもたちが短時間で折れるとは指導方法がよかったのではと思います。筆者の「難しいと決めてかかれば何もできません…」との言葉が印象的でした。
東京都 磯野昌子さん

今月号もいろいろな方の知恵と努力の跡をなぞらせていただいて、楽しませていただきました。「水陸両用バス」を折ってみて、車の構造についても勉強できたようでうれしかったです。「コスモス」は厚めの紙を使ったのが失敗だったようで、ぼったりと重い感じにできあがりましたので、再度折り直す前に折り図⑦から花びらの山に切り込みを入れ、花びらを丸くカットして花びらの重なりの部分に折り線を入れて、同封のようなものを作ってみました。
鹿児島県 松下チヱ子さん

ひらがな折り紙をやっているんですが、「か」と「や」は完成しましたが「せ」や「き」などはまだできていません。「おりがみ級制度」で受級するときに一緒に送って申請しています。芳賀和夫先生のコーナーの作品を利用して創作しようとしましたがうまくできなくて。とりあえず勉強もしているので、いっぱいがんばります!!
兵庫県 伊達光一さん

●さわれる折り紙講座 熊谷年起(大阪府)
 2012年8月25日(土)、池田市立図書館で、さわれる折り紙講座(小学生低学年対象)を行いました。今回はかえるの折り紙で、「ハローフロッグ」(みなさんが知っている「ハローフォックス」の耳をかぶせ折りして、目玉をつけたもの)、「ぴょんぴょんがえる」そして「ぱくぱくがえる」を折りました。最初に手始めとして「ハローフロッグ」を折り、仕上げにかえるの特徴であるぎょろとした目玉をマジックで描いてもらいました。多くの子どもたちは言われたとおり黒い大きな目玉を書いていましたが、1人の女の子は写真のようなかわいいウインクをした目を描きました。大人では思いつかないであろうウインクは、子どもの自由さ、発想力で、はっと驚かされました。

●東京スカイツリーの制作出張指導 中島 進(埼玉県)
 2012年7月、神奈川県藤沢市の「辻堂折り紙サークル」(創設者:植木フミエ様)より、「ぜひ先生の東京スカイツリーを作りたい」との電話がありました。折り図と材料を送ってもできないと思い、日時をきめて、7月31日(火)10時~15時、辻堂折り紙サークルの皆さん10名に、直接、辻堂公民館にてツリーを教えてきました。
 ただし、一日では完成できないので、先に、材料を送り、当日までに、紙の裁断(145枚)とパーツの糊づけを済ませておくようお願いしました。
 皆さん、この約束を守って頂いたおかげで、当日14時ごろには、全員、完成でき拍手拍手で終わりました。秋の公民館展示会には、展示するそうです。
 後日談として、参加者より、「最初、自分には、とてもできないと思っていましたが、完成でき感動し、家族、友人に見せ驚かれました」「都合で参加できなかった人に、後日、集まってもらい、教えました。完成し、喜ばれました」との報告がありました。

【みんなの作品展】
住田則子折り紙教室 展示会 藤崎隆子(広島県)

2012年9月8日(土)、広島県安芸郡海田町福祉センター祭りが行われました。そこで「住田則子折り紙教室」会員20名が一年間の習った作品を持ちより、折り紙展示会を開催しました。
 会場では折り紙教室も開き、一般の方に折り紙体験を楽しんでもらい、大盛況でした。展示作品を一部紹介させていただきます。
 『442号』で紹介された「メロディコースター」と「かさ」は住田先生の作品で、数多く並べるととてもきれいで、楽しく音楽が聞こえそうでした。「お地蔵さま」は顔がそれぞれ違いほほ笑ましく笑顔を浮かべて見て下さいました。「花火」は皆が一つずつ折り一枚の紙に貼ったもので、それは美しく花開いたようで、全員でこの展示会に参加できた喜びに浸ることができました。
 たくさんの方々に作品を鑑賞していただき、充実した楽しい一日になりました。

折り鶴で「絆」渡辺信子さん(静岡県)
 2012年2月25日(土)・26日(日)、藤枝市葉梨公民館で「春の作品展」を開催しました。皆で東日本大震災の復興を願い、幸せの色、黄色をメーンに、他
の色をグラデーションにして800羽の鶴を折り、絆の文字に仕上げました。簡単そうで難しい伝承の鶴を、紙に祈りを込めて折り上げた達成感はとてもハッピーで、会員どうしの絆もより強くなった気がします。今も公民館に飾られていて、館長さんは「永久保存しますよ」と言ってくださっています。

【支部だより】
「紙の入れ物展」開催 香川支部「おりがみKAGAWA」支部長 坂本整子/香川県

 2012年6月26日(火)~7月1日(日)、高松市のNHKふれあいギャラリーで、ミニミニ作品展を開催しました。定例の作品展も毎年テーマを決めて行っていますが、今回はちょっと皆さんに「いれもの」を見てもらいたいな… と思って会員それぞれ今折っている作品の中から、箱や包みなど入れ物を集めてみました。

琉球支部設立五周年記念「折紙講習会」開催

琉球支部「月桃の会」(支部長 兼島栄子)文:島袋保子/沖縄県
 2012年6月9日(土)、琉球支部設立五周年記念「おりがみ展」(『447号』掲載)を開催した県立博物館・美術館の講座室で、色紙の川井淑子先生をお迎えし、折紙講習会を開催しました。受講生は各サークルやその他の折り紙愛好家90名。長く保育関係のお仕事をなさっていたこともあって、お話のやさしい言葉がみんなの心に深く入ったと思います。折紙講師の会員には教え方の学びにもなったと思います。受講生も懸命に作品作りに取り組んでいました。
 作品は「着物のうしろ姿」と「バラ」。バラの色紙は、つぼみや葉や茎の作り方、大きなバラの作り方をわかりやすく丁寧に教えていただきました。今頃はバラの色紙が90人のおうちで飾られていることでしょう。高知から飛行機を乗り継いでおいでいただいた川井先生ありがとうございました。

「日本・モンゴル国交樹立40周年記念、折り紙レクチャー・展示会」イベントに参加して
文:中島 進/日本折紙協会理事

 2012年9月22日(土/祝)~29日(土)の8日間、大橋晧也理事長、佐野 友専務理事を含む24名の会員の皆様とともに、モンゴルで楽しい折り紙交流の旅をしてまいりました。往復とも台風が接近していましたが、幸運にも無事、成田空港を発着できました。主催は在モンゴル日本大使館、モンゴル折り紙センター、モンゴル・日本友好協会、日本折紙協会の4者による共催ということで期待が大きく、多くの会員の方の参加を得ることができました。
 22日(土)にはモンゴルの首都ウランバートルに到着し、モンゴル折り紙センターの皆様に出迎えしていただきました。夕方で、日本より少し肌寒い感じがしました(時差は1時間)。その後、フラワーホテルに入りましたが、旅行中の7泊全ては同じホテル滞在でしたので荷物を移動する必要がなくとても楽でした。
 翌日23日(日)には観光バスでウランバートル市内で、スフバートル広場、ガンダン寺、ザイサン丘などを見学しましたが、いたるところで車の大渋滞で予定が遅れました。スモッグのためウランバートル市内では残念ながら星空は見られないとのことでした。しかしながら経済は年10%成長とのことで、いたるところで高層マンション群が建設中で、将来は大発展することが予想できます。モンゴル折り紙センター長のラクチャースレン様の幼稚園も訪問しました。すばらしい施設で、多くの折り紙作品、折り紙の本が飾られていました。
 24日(月)には全員で展示会場のザナバザル美術館でモンゴル折り紙センターの皆様と一緒に作品の展示準備に入り、各自が持参した作品を展示しました。また日本折紙協会より持参した作品も展示、同時に協会からの講習用折り紙も各指導者に配布しました。残った材料と作品は最終日にモンゴル折紙協会に寄贈し、活用していただきました。25日(火)~27日(木)の3日間が展示会で、25日(火)10時からザナバザル美術館で展示会開会式が行われ、清水武則日本大使、大橋理事長のご挨拶で始まりました。大橋理事長の「モンゴルの人々は親日家が多く、大相撲が大好きで、先日23日(日)には(大相撲秋場所で)日はるまふじ馬富士が全勝優勝し新横綱が誕生した話」で盛り上がり、「また折り紙でも今後も日本折紙協会がモンゴル折り紙センターの発展に大いに支援、協力したい」と話されました。
 3日間の展示会では多くのモンゴルの方々、子ども連れの家族、先生引率の多くの小学生が訪れ、展示作品の立派さに驚き、また展示会場に設けられた無料の講習テーブルにはたくさんの人々が二重、三重に囲み熱心に折り紙を学び、大事そうに作った作品を持って帰って行きました。25日(火)の夜には日本大使館で清水大使主催のレセプションに全員招待していただき、大使夫人、青山秘書官とも歓談でき、特に大使夫人には日本のにぎり寿司を手配していただき、少しお肉が続いていたので感激しました。清水大使ご夫妻とも折り紙が大好きとお聞きし大変うれしくなりました。大使はじめ、大使館の皆様の心のこもった接待、その準備に感謝申し上げます。
 また展示会とは別に、同時に別々にグループ分けし、モンゴル市内の小学校などを訪問し折り紙講習し、大好評でした。教室に入ると日本語で「こんにちは」と言って歓迎してくれ、みんなの目が輝いていて、熱心に折り紙に取り組んでくれました。27日(木)夕方には展示品の撤収作業を行い、全ての行事が終了いたしました。
 翌日28日(金)にはウランバートル市内から50km離れた郊外の保養観光地として有名なテレルジで大草原に住む現地住民住居(ゲル)を訪問したり、大草原で乗馬も楽しみました。私たちは日帰りでしたが、午後9時ごろには夜になり、大草原に寝転んで満天の星を見ると最高と聞かされました。次回はぜひここでゲルに1泊したいと思いました。今回、大変楽しい旅を過ごすことができましたのも、ここ10年毎年モンゴルに行き、モンゴルとの折り紙交流をしておられる熊田様のお手伝いのおかげと、佐野専務理事の事務処理、連絡のおかげです。夢のような1週間でした。本当にありがとうございました。
参加者▶伊地知一志、大埜きよ子、熊田勝保、鯉淵博子、坂本整子、酒井美紀、酒井優気、志田春一、杉山美穂、鈴木恵美子、鈴木智子、高田夏代子、高野和歌子、都筑純子、鶴島賦子、平田幸子、福本多恵子、藤田敏代(50音順) *理事長:大橋晧也 *専務理事:佐野 友*理事:川井淑子、宮本まり代、曽根泰子、中島 進 計24名(敬称略)


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://www.origami-noa.jp/(トップページへ)

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「クリスマス」 

ノアちゃんが、ホワイトクリスマスのきれいな雪景色をながめていると…そこには、サンタさんが、たくさん、やってきていました。お仕事中にひと息ついて、フォークダンスを踊っています。ノアちゃんは、急いで外に飛び出しました。「わたしも輪の中に入れて」。「わしも踊ろうかの」。ほかのサンタさんも大きな袋をちょっと置いて、仲間に加わります。大きな大きな、サンタさんの輪です。「やっぱりサンタさんは、いっぱいいたんだね。ひとりで世界中回るなんて、大変だものね」
 時間のたつのを忘れて踊っていたノアちゃん。「ちょっと夜も遅いし、寒くなってきたから、お家に帰ろうかな…あれっ?」 気がつくと、サンタさんたちはもう誰もいませんでした。「夢だったのかなあ?」メリークリスマス。みなさんに、すてきなことが起きますように。

①サンタのおじさん・笠原邦彦
この「サンタさん」は、私が充実していた頃の作品で、折り方も面白く、その点でも楽しんでいただけたらと存じます。袋はかなり小さいので、良い子にプレゼントを配り終えたあとの姿だと思ってください。

②サンタの箸袋・山田勝久
歩いている感じがうまく出ているサンタです。作者の山田さんは別の形の「サンタの箸袋」も創作されています。P7 の「おりがみガーデン」をご覧ください。なお、これら2種類の「サンタの箸袋」を11 月に日本折紙協会講習室で教えられます。詳しくは裏表紙をご覧ください(編)。

③☆サンタのメッセージカード、サンタさん・青木良
「サンタのメッセージカード」はクリスマスのメッセージを中に直接かいても、正方形に切ったカードを入れてもよいでしょう。

④トナカイ・土戸英二
ツノと体の色分けが、簡単な折りで表現できている作品です。ちなみにトナカイのツノは、オスとメスともにあるそうです。

⑤ろうそくとろうそく皿・笠原邦彦
「ろうそく」の⑨では、⑦でさしこんだ方向(⑨図の矢印の方向)にねじってください。また三角錐はまあるく円筒状にしてください。「ろうそく」も「ろうそく皿」も、両面おりがみで折ると効果的でしょう。

⑥キャンディリボン・川手章子
結び目がぷっくりとしたキャンディの形のリボンのようです。この結び目にはコインも入りますよ。いろんな色や柄で楽しんでみてくださいね。一応結び目は八角形となりました。

⑦木、はっぱのリース・永田紀子
2つの作品はともに基本的な単体は同じですが、つなぎ方を変えるとリング状になったり、直線上になったりします。どちらも両面使うことができます。リースのはっぱは柊に見立てました。

⑧リース・住田則子
とっても簡単なリースです。いろいろな飾りを付けたり、また小さく作ってリースの中につるすと、風にゆれてくるくる回ってきれいですよ。

⑨プチケーキケース・川手章子
シンプルなフタ付きのケースとなり、雰囲気が小さなケーキのようだと思いました。フタを組み合わせた時、ピタッとおさまってくれて気持ちよく思いました。いろいろな色のプチケーキケースを作ってみてください。

⑩パンダの封筒・青木良
今年もいろいろと話題となった人気者のパンダの封筒です。この作品にはバリエーションがあります。P7のおりがみガーデンのページをご覧ください。

~おってあそぼう~ 輝連々(きらら)・川村 みゆき
古い作品ですが、最近になっていろいろな場所で尋ねられることが多くなりました。開いた状態でユニット薬玉作品として飾る場合には、少し堅めの紙を使うとシャープに仕上がります。

⑪☆おうちBOX・山梨明子
4枚組み合わせるのでしっかりした箱になります。屋根の色を替えて楽しんでください。

【ミニ知識】
聖ニコラスをオランダ人移民たちがアメリカに持ち込み、オランダ語の「ジンタ・クラース(Sint Klaes)」がなまってサンタクロースと呼ばれるようになりました。1822 年、アメリカの神学教授のクレメント・クラーク・ムーアが「聖ニコラスの訪問」という詩を娘のために作ります。その中で「八頭だてのトナカイの橇に乗って、茶目っ気があり、人のよさそうな顔をし、おなかの突き出た小柄な聖ニコラスが煙突から家に入りプレゼントを靴下に入れる様子」が書かれ、それがサンタクロースのイメージとして広まりました。

☆ろうそく…救世主がこの世にもたらす光を表します。ツリーにろうそくを灯すことを考えたのは16世紀に宗教改革を行ったドイツのマルティン・ルターという逸話がありますが、当時ろうそくは高価だったため、一般化してはいませんでした。

☆クリスマス…クリスマスは英語でキリスト(Christ) のミサ(mass) という意味で、キリストが誕生した日を祝う礼拝とされています。実際はキリストの誕生日は史実にはなく、キリスト教が伝わる以前からヨーロッパの人々が盛大に行っていた冬至を祝う祭(太陽神ミトラの誕生の祭や農耕の神サトゥルヌスを祭る豊穣祈願のサトゥルヌス祭や北欧でのユールの祭など)をキリスト者たちが布教しやすいようにキリストの誕生日としました。また、その日を境に太陽の力が強くなる冬至の日がキリストの誕生日としてふさわしいとも考えられました。

☆トナカイ…エスキモーによって飼いならされ、寒さと長旅に耐える荷物運搬用のトナカイは従順で、ねばり強い動物です。魂を運び、また、太陽の光を導き入れると考えられ、不吉な力から人々を守ってくれるとされました。また、角が生え変わることから豊穣の魔術力を持っているとも信じられました。
クレメント・クラーク・ムーアが書いた詩の中の八頭のトナカイには名前が付いていて、ダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクセン、コメット、キューピッド、ダンダー、ブリッツェンといいます。なお、天体望遠鏡で国内トップの会社ビクセンは幸せの使者のトナカイの名前からビクセンという響きが気に入り社名にしたそうです。

☆ツリー…キリスト教が伝わる以前のヨ-ロッパで、冬の闇の時間が長く、死者の霊が歩き回ると考えられた冬至の魔除けとして家の内外に置かれた常緑樹(モミやドイツトウヒ、セイヨウイチイ、ツゲ、セイヨウヒイラギなど)に起源を持ちます。モミの木に飾り付けたツリーが最初に記録に現れるのは、1419年ドイツのフライブルクで、リンゴや洋梨、オブラート(最後の晩ばんさん餐でキリストが私の体と言ったパンを意味するもので、薄くて、丸い、ウエハースのようなもの)、レープクーヘン(香辛料や蜂蜜をたくさん使って作るクッキーのようなお菓子)、ナッツや金紙などの紙飾りが付けられていました。クリスマスツリーが定着するのはドイツ語圏で1820~30年だそうです。

☆日本のクリスマス…戦国時代の16世紀、フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えました。キリシタンたちはクリスマスのことをラテン語で生誕の意味の「ナタル」から「ナタラ」と呼びました。最初の「ナタラ」の記録は、ザビエルが日本を去った翌年の1552年、山口で信徒が教会に集まって祝われたものです。その後、キリスト教は禁制となり、日本国内におけるクリスマスの歴史は二百数十年間、表向きには途絶えます。日本人主催の初めてのクリスマスパーティーは、1874(明治7)年、東京銀座にあった原 胤昭経営のプロテスタントの女学校(現在の女子学院の前身のひとつ)で、純日本風な趣向が親しみやすいと考えらえ、裃を付け、刀をさし、ちょんまげのかつらをかぶり、殿様風の姿のサンタクロースに扮装したそうです。

●ミニ知識参考図書…『クリスマスの文化史』(白水社)、『図説クリスマス百科事典』(楓風舎)、『サンタクロースの謎』(講談社)、『サンタクロースとクリスマス』(東京書籍)、『年中行事事典』(三省堂)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

<読者の広場>
【445号へのお便り】
 
北海道の七夕は月遅れの8月7日で子どもたちの夏休み中に行われます。幼い頃、七夕飾りを折り紙で作って糸をつけ、近所の子どもたちと笹ではなく、柳の木に飾りました。夜にはその飾りの下で花火をして楽しかったことを思い出します。今の子どもたちにも日本の伝統行事にたくさん触れてほしいです。もっと折り紙を好きになって、いろいろな発見や楽しさを感じてもらいたいです。少人数の大人対象で折り紙を折ることがあります。
平面ではなく立体の器や花などを折るのですが、できあがると感動しています。私も毎月、月刊『おりがみ』が届くたびに新しい作品と出会い、感動しています。
北海道 葛西明子さん

 「天体望遠鏡」、新しくてよかったです。「菊のくす玉」がすばらしかったです。最近、くす玉にはまっているので、これからもくす玉、お待ちしています。3年ほど前から近所の郵便局(中野区の南台第二郵便局)に季節の折り紙をプレゼントしています。季節ごとに郵便局の方々が入れ替えてくださるのですごく嬉しいです。海外の折り紙の本を入手しました。虫専門なのですが、なんと購入して2年たちますが難解すぎて、まだ一匹も完成にいたりません。日本の折り図は親切でわかりやすい。目標は折り紙の虫の昆虫採集! がんばるぞ!
東京都 志村歌代子さん

 『417号』で芳賀和夫先生の連載を拝見して、説明のていねいさに私にもできるかもとバックナンバーを申し込みました。「セット定規」を作って折り進んだのですが、「第4回」の正6点星が難しく、やはり無理だったかと思いながらも最後まで読んでいくと「見られるものになっているのでよしとしましょう」のお言葉に心和みました。そして連載11回分、それなりにできあがり、充実した気分です。それにしても第1回の『406号』が絶版なのが悔やまれてなりません。
静岡県 鈴木アツコさん

 地方でも盆踊りがあり、夏らしい「おわら風の盆」を折りました。「桔梗のお皿」や「菊のくす玉」、いろいろとありがとうございました。「支部だより」や「新刊書紹介」、「頭の体操」を楽しみにしています。私も86歳過ぎましたが、「頭の体操」がんばっています。 先の号で答えを見るのが楽しみです。
福岡県 武井カオルさん

 「桔梗のお皿」がよかったです。以前に比べてカラーページが増え、見ていても楽しい本になったと思います。デイサービスで働いています。ときどき利用者さんに折り紙を教えて差し上げますが、性格も表れてちょっとおもしろいです。
東京都 中村路子さん

●子どもたちと「おたのしみDAY」原 嘉子(埼玉県)
 学童保育室に勤務しています。元気な子どもたちとすごす日々は楽しいです。「おたのしみDAY」を紹介します。「おにぎりランチ」では事前に具のリクエストを取るのに折り紙のおにぎり(朝日 勇さん創作)を折り、食べたいところに貼りました。小学1年生もすぐ覚えて、たくさん折ってくれましたが、貼るのは1人2個までとしました。「おたんじょう会」では、「たまやーユニット」(青柳祥子さん創作)を使い、バースデーカードを作成して渡しました。なるべく、折り回数の少ないものから折る楽しさを知ってもらい、季節ごとの折り紙を楽しんでいます。4年生で卒業する子どもから「折り紙を教えてくれてありがとう!」とお手紙をもらうと、すごくうれしいです。これからも折り紙を楽しみたいです。

●ポインセチアのクリスマスカード 中澤信子(神奈川県)
 『440号』の「おりがみガーデン」にご紹介いただいたクリスマスカードのポインセチアは、『折り紙を愉しむ-木版本「折紙模様」を折る』の「はなびし」を応用したものです。制作見本をご覧ください。 
 来年東京で54年ぶりの国体(スポーツ祭東京2013)が開催され、西東京市ではバスケットボールとティーボールが実施されます。そのリハーサル大会が8月11(土)~13日(月)、西東京市総合体育館で行われました。おもてなしのひとつとして折り紙などで会場を飾りつけ、監督、選手、関係者の方々をお迎えしたいと、西東京市のスポーツ振興課、高齢者支援課から市内福祉会館の折り紙サークル4か所に依頼されました。教室のみなさんと相談し、おりがみドリーム新町教室と富士町教室2教室でお引き受けすることにしました。制作するのは東京都の鳥ユリカモメがモチーフのマスコットキャラクター「ゆりーと」(折り紙考案:山下 渡氏)と伝承の鶴です。みなさんとリハーサル大会、本大会の成功を祈りながら楽しく折らせていただきました。作品は総合体育館内、市内公共施設などにも展示されました。
 9月の末に、スポーツ祭東京2013西東京市実行委員会の手塚光利事務局長より、お礼状をいただきました。


ノア・こぶし会「平成24年 楽しいおりがみ展」
 練馬支部「ノア・こぶし会」支部長 服部周平/東京都

8月25日(土)~29日(水)、恒例の支部作品展を開催しました。
 会場は東京・表参道のクレヨンハウス近くのギャラリーMで、相談役の大橋晧也理事長、中村桂一常任理事の力作をはじめ、メンバー全員がそれぞれ趣向を凝らした作品が会場一杯に展示され、神奈川、千葉、埼玉など多くの折り紙愛好者の方々が作品を前にして和気あいあいに交流し、楽しい5日間でした。
 特に日曜日は表参道元気祭で100余りの連が競う「よさこい祭」と重なり連日満員の盛況でした。ご来場の皆々様に誌上をお借りして厚く御礼申し上げます。


「納涼の夕べ」「両国納涼水辺まつり」に参加
  墨田支部「折り友すみだ」支部長 中村桂一/東京都

8月4日(土)・5日(日)に旧安田庭園で開催された第42回「納涼の夕べ」と、8月24日(金)に両国駅近くの隅田川テラスで開催された第5回「両国納涼水辺まつり」。両国の夏の風物詩として親しまれている、この2つの行事に、墨田支部が折り紙教室を出店しました。

【みんなの作品展】
那須三島公民館 おりがみ講習会 4日間 福田芳子(栃木県)

 毎年、那須の三島公民館で「おりがみ」を指導している私です。今年は「くす玉」「プーさん&イーヨー」「正十二面体」「パンダ」を指導しました。『433号』の丹羽兌子先生のパンダはとても人気があり、子どもたちも大人の人も楽しめました。いろいろなしぐさが子どもたちの発想により生まれ、とても喜んで折り紙をしていました。「オリンピック」「おまつり」「遊び」など子どもたちなりにテーマを決めて作品を作っていたようです。同じものを5つ折り、折り方もあっという間に覚えました。私も楽しい時間を過ごすことができました。
 本当にいろいろな作品ができて喜んでいます。子どもたちはすばらしい才能を持っています。折り紙って楽しいって子どもたちに言ってもらえてうれしい日々でした。

日中国交正常化40周年記念 中国的文化祭に参加して 田中裕子(香川県)

 7月14日(土)~16日(月/祝)、アイパル香川(高松市)で開催された記念文化祭。最終日に中国語講座、観光、中国結びの講習とともに折り紙展示と講習が行われました。県の国際交流課から古典的なもの、日本的なものをという要望にそって川井淑子先生創作の「葵あおいびな雛」他、月刊『おりがみ』掲載作品で歳時記の色紙を展示しました。十二支や連鶴、山口 真先生創作の「連獅子」、土戸英二先生創作の「招き猫」、納所克志先生創作の「クマさん」なども人気がありました。また津田良夫先生創作の「げた」を「今日も無事、家に帰れますように」の願いをこめてお守りとして飾りました。「かわいい!」という声も聞こえてきました。
 いつも思うのですが、今の若い親子は絵や文章が実にユニークでおもしろく、当日講習の「フェアリーペンギン」や暑中見舞いのグリーティングカードなどの表現に感動しました。楽しいなあ、祖父母や兄弟にプレゼントする、と、たくさん折る子どもたちに折り紙ボランティアの私の生きがいを感じました。また中国の方々ともお互い作品を交換したり、よき一日となりました。

【ワールドオリガミレポート】
中国での私の夢 松沢春雄(中国、雲南省)

 私は今、中国で折り紙を教えています。身分も大学教員として認められ、美術学部と教育学部の学生に教えています。
 私のいる大学は雲南省紅チュノム河州蒙自市というところにあります。ベトナムの国境から150kmという辺境の田舎の大学です。紅河学院といって12学部1万人の学生がいます。雲南省は平均海抜が2000mといわれる山国ですから、穏やかで温暖な気候なのです。少数民族も多く住み、その子弟も学生として多く学んでいます。そういう学生は皆、手仕事を多くしているせいか、器用で教えがいがあります。
 私は退職(中学教師)後の夢として、“当地に折り紙を定着させること”に賭けてみようと思うようになりました。それは砂漠に木を植えるような仕事だと思います。折り紙をしたことのない人がほとんどなのですから。それには苗木を立派な根をもつようにすることや、タネや地下茎でどんどん繁殖するような苗にしなければならないと考えます。大学生はちょうどよい苗になってくれます。将来は、幼・小・中学校の教師を目指しているのですから。
 今年の6月からは、大学内の宿舎を出て、アパートを借りてメイドさんを雇い入れて、衣、食、住を整えました。さらに近くにアトリエも共同で借りて、そこでも教室を開き、近所の子どもたちにも教えています。
 夢は着々と進んでいます。でも困難や不安はいくつもあります。
 たとえば、当地では折り紙が入手困難であること(上海製の紙が売られていますが、粗悪なので不適です)。だから、日本から送っておいたものを使っています。給料も当地としては破格の5万円をいただいていますが、用紙代でほとんど消えて、あとは私の年金で生活しています。それに何といっても、私はまだ中国語がわからないということが、最大の悩みです。
 『おりがみ』の読者の皆様で、当地を訪ねてみたいという方がおられましたら歓迎します。近くの元陽梯田(棚田)は世界一の規模です。
 それから、不要になった折り紙の本や紙や作品がございましたら、多少に関わらず、留守宅の方に寄贈していただけたら幸いです。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://www.origami-noa.jp/(トップページへ)

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「古都 鎌倉」 

京都、奈良、江戸に続いて、「11月の古都シリーズ」第4弾は、鎌倉です。
 日本初の本格的な武家政権発祥の地として世界遺産登録を目指している「武家の古都・鎌倉」は、三方を山に、一方を海に囲まれた、美しい自然と一体の都です。名所旧跡や四季の花など、折りたくなる要素がいっぱい。
 ところで、関東近郊のいろいろな場所に「鎌倉」の名のついた道があります。そのすべての道はもちろん鎌倉に通じていて、そのくらい整備されていたので
す。私たちも、そんな鎌倉街道のように、それぞれの目的地に向かって、折り紙の道を進んで行こうではありませんか。それでは、いざ、鎌倉!

①☆平安の武士と馬・笠原邦彦
私のもっとも古い時期の作品を取り上げていただき、ちょっぴり恥ずかしいような、でも嬉しいことです。この複合の「馬」は、敬愛この上なき千野利雄先生の御作にならったものでした。

②☆太刀魚・松野幸彦
はじめは「下あご」のあるものを、と思いましたが、考えなおしました。
むなびれに紙の裏が少し出ますが、作りやすさを優先した結果です。頭の「ぐらい折り」を避けるために、工程(⑥~⑧)を加えました。

③北条政子(尼将軍)・川手章子
ゆったりとした上着の下に袴をつけた人が現れました。昔(いにしえ)の人の風情を感じました。作品を見ながらいろいろ想像し、楽しんでみました。

④日本家屋・松野幸彦
入母屋と切妻の2種類の屋根ができます。入母屋の屋根の形が気に入っています。外壁(本体)は、屋根との形合わせのため、伝承の箱の変則折りです。下の箱をふせずに屋根をのせると、入れ物として使えます。

⑤三重の塔・永田紀子
10数年前に11枚で五重の塔を創りました(右)。今回は1枚で壁とひさしができるので簡単な作品となりました。

~詩を折る~[第17 回]『吾妻鏡』 静御前の和歌
色紙構成・制作 飯田伊勢子

⑥りす・青木良
飛び跳ねているリスをイメージして創作しました。四足でも二本足でも立ちます。

⑦サザンカの花・川手章子
童謡にも歌われているサザンカの花。私の作品リストの中に3回載っていて、さてどのサザンカが咲くのかな…と、ふとつぶやいた次第です。

⑧☆お地蔵さま・土戸英二
このお地蔵さまは、以前創った作品の簡易版です。折り方が分かれば、顔の比率を変えて個性豊かなお地蔵さまを創ってください。

⑨呉竹・秘伝千羽鶴折形より
江戸時代の1797 年に出版された『秘伝千羽鶴折形』の中に紹介されている作品です。

【ミニ知識】
◇鎌倉…神奈川県南東部にある市。日本史上初めて武士が本格的に政権をとり、源頼朝が鎌倉幕府を開いた都市です。頼朝が征夷大将軍に任官された1192年が始まりとされていましたが、今は壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼし、守護・地頭設置権を認められた1185年が始まりと解説する教科書もあるそうです。鎌倉は相
模湾に面して、三方は山に囲まれ、天然のとりでを持つ都でした。鶴岡八幡宮を平安京の内裏に、そこから由比ケ浜まで一直線の参詣道路の若宮大路を朱雀大路になぞらえました。外部から鎌倉に通じる道路には傾斜が急な地形を使って「切り通し」が設けられ、鎌倉に入るすべての人や馬、物資が管理されました。鎌倉時代が終わるのは北条氏が 新田義貞たちの軍に滅ぼされた1333年です。 戦国・安土桃山時代になると小田原や江戸に関東の中心が移り、江戸時代の鎌倉は都市の機能を失って、各村々に分かれていました。

◇太刀魚…体長1.5m に達する、刀のように細長く銀白色の魚です。尾びれや腹びれはなく、尾の部分は先細りになっていて、うろこはありません。旬は夏から秋の白身の魚で、塩焼きや煮付けなどにして食べるとおいしいそうです。名前の由来は姿が太刀に似ていることからという説と、頭上を通りすぎる餌をねらって立ち泳ぎをすることからという説があります。この魚には伝説があります。鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した武将の新田義貞が鎌倉攻略のために引き潮を祈願して、稲村ケ崎から相模湾に投げ入れた太刀の生まれ変わりだとするものです。

◇ 北条政子…1157年~ 1225年。鎌倉幕府を開いた源 頼朝の正室。伊豆の豪族の北条時政の長女で、伊豆の流人だった頼朝の妻となりました。頼朝の死後、出家しましたが、征夷大将軍になった長男の頼家、次男実朝が暗殺され、傀儡将軍として京から招いた二歳の藤原頼経の後見となって幕政の実権を握り、尼将軍と呼ばれました。口絵では、現在の横浜市港南区に残る伝説を表現しています。鎌倉に入る人たちが馬を洗ったり、身支度を整えるため利用したので馬洗川と呼ばれた滝壺がありました。馬洗川で馬を洗っていた二人の若武者に、政治の争いで失った息子の姿を重ね、「気をつけて鎌倉へ参られよ」と優しく言葉をかけたというものです。

◇多重塔…屋根が何層にも重なった木造や石造の仏塔です。高いので落雷で焼失しやすいそうです。建長寺は、1253年に創建された鎌倉にある禅宗の寺です。創建当時には「華厳塔」と呼ばれる三重塔とも五重塔とも考えられている多重塔が建っていたそうです。

◇静御前…生没年不明。白拍子。白拍子とは平安末期から室町時代にかけて行われた歌舞のひとつで、それを職業とする女性のこともさします。白水干に、
立烏帽子、白鞘巻の刀を差した男性の服装で、今様(当時流行した新様式の歌謡)を謡いながら舞いました。白拍子本来の歌舞を真ん中に、その前後に和歌を入れるのが定型で、白拍子とは雅楽の素拍子に通じ、基本のリズムという意味だと考えられています。静は13歳のとき、京都の神泉苑で行われた「雨乞いの舞」で舞ったあとに雨が降り、後白河法皇から「日本一」と賞賛され有名になりました。16歳で後白河法皇の計らいで源義経の側室となりました。

◇常盤御前…1138 年に生まれ、没年は不明。源 頼朝の父である源義朝の側室。美しい女性だったと考えられており、義朝との間に今若(のちの阿野全成)、乙若(のちの義円)、牛若(のちの源 義経)を産みます。義朝の死後、公家の一条長成に嫁ぐまでの事実は不明ですが、『平家物語』では3人の子を守るために夫の敵、平清盛の側室となります。

◇サザンカ…日本原産のツバキ科の花。秋の終わりから冬にかけて花を咲かせます。漢字の山茶花は中国語でツバキ類一般を指す山茶に由来し、サザンカは山茶花の本来の読みの「サンサカ」がなまったものと考えられています。鎌倉では葛原岡神社や源氏山公園付近が名所になっています。

●ミニ知識参考図書:『武家の古都、鎌倉』(山川出版社)、『日本文化のかたち百科』(丸善)、「横浜市港南区ホームページ」、『白拍子静御前』(新人物往来社)、『義経記』(岩波書店)、『伊勢物語』(岩波書店)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『暮らしの歳時記』(講談社)、『日本の歴史』(作品社)、『神奈川県の地名』(平凡社)

<読者の広場>
【444号へのお便り】
 「おばけちゃんとソフトクリーム」、おばけがソフトクリームに変身!するところが意外で、楽しいですね。おいしそうなソフトクリームの中におばけがかくれているなんて技あり!! です。早朝(4時ごろ)、野鳥のさえずりで目が覚めます。近頃特ににぎやかです。夏休みで、小学校のラジオ体操(夏休み)が始まり私も体を動かしています。ところどころ忘れている部分もありますが…。
青森県 原子睦子さん

折紙協会の封筒が届きました。開けてビックリ、きれいな折り紙が入っていました。「クイズ頭の体操」に当選したのです。ありがとうございました。四つ葉のクローバーを見つけて、何かよいことがあるかしら…とお便りしたのです。信じてしまいます。「新事務局へようこそ」、いつも楽しみにしています。本当に自分が見てまわっているようで楽しくなります。「和紙ものがたり」もよかったです。扇の歴史が少しわかりました。勉強になります。作品は「おばけちゃんとソフトクリーム」をたくさん折りました。「琉金」を折って小さいうちわに貼りました。折り紙をしていると時間を忘れますね。送っていただいた折り紙で何を折ろうかな~と今、考えています。
兵庫県 林 悦子さん

 「クリスタルの花」、「琉金」がよかったです。「読者の広場」の中の「折り紙は薬より効きます」の文には心が動きました。最近はユニット式折り紙に凝っています。すきま時間に折りためて組み上げたときの爽快な気分が癖になりました。
東京都 中村路子さん

 予想外の病気のため入院し、やっと家へ帰ってきました。「クイズ頭の体操」だけ折ることができました。早く他の作品も折ってみたいです。
鳥取県 高階圭子さん

 「444号」が届き、いつものように「クイズ頭の体操」から始めました。そして先月号の「来月号のおしらせ」で気になっていた「扇風機」を折ってみました。来月号の「おわら」も楽しみです。最近買った本「ORIGAMI ART」と「ADVANCEDORIGAMI」が、「2012折紙シンポジウムin京都」の海外招待作家のMichaelG.Lafosseさんのものでした。この本を見てすごい!!と思っていたところに、43ページの写真とリスが目に入りびっくりしました。この方の作品で「錦鯉」を見たとき、本物の写真だと思ったくらいすごい!!と思いました。そして最近私なりに(下手ですが)「錦鯉」を使った色紙を作りました。シンポジウムには参加できませんが、ファンが一人ここにいることをお伝えできたらな~と思います。「443号」の46ページに載っていた、ふくらむ、縮む、ユニット多面体の折り方を載せていただきたいです。
大阪府 原田延子さん

【支部だより】
琉球支部設立五周年記念「おりがみ展」「折紙講習会」開催
  琉球支部「月桃の会」 支部長 兼島栄子/沖縄県 (文:島袋保子/沖縄県)

支部結成5年を記念して、5月29日(火)~6月10日(日)の二週間、県立博物館・美術館の県民ギャラリーでおりがみ展を開催しました。折紙講師23名の会員全員参加の展示会です。川井淑子先生(日本折紙協会理事)の干支や花の色紙、立体の川崎ローズや鶴の菊、カーネーション、胡蝶蘭などの花、連鶴、アジサイ折り、平織り、フレーベルの模様折りそしてふるさとの風景など心をこめた作品が並びました。
 美術館という場所と、TVやラジオ、新聞での報道のおかげで、観光の方、香港、台湾、インド、ベトナム、ハワイ、アメリカなど外国の方の見学もあり、英字新聞を見たという沖縄在住の外国の人もたくさん来ていただきました。
 デイサービスの高齢者や車椅子の皆さん、保育園の子どもたち、折り紙サークルの方やそのお友達などおおよそ2000人の方に見ていただきました。部屋に入り「すごーい」「これが折り紙なの」「折り紙を見直したわ」といううれしい声。中でもふるさとの家の赤がわらの風景に「わぁ懐かしい」と涙を見せるお年寄りもいて案内係ももらい泣きしてしまった場面もありました。
 一枚で折った連鶴、藤本修三さんの平織、アジサイ折りに感心する人や、フレーベルの模様折りのモチーフつなぎや立体の箱、キューブには、川井淑子先生からよかったねといっていただきました。中でもたくさんの蟻やフレーベルのモチーフつなぎ、平織、連鶴に挑戦した会員の中のただ一人の若い青年の作品は皆さんに好評でした。
 二週間の展示が終わったときの充実感は皆の胸をいっぱいにしました。 埼玉の左方さん、金沢の斉藤さんが、初日に、遠くから来てくださり、作品も飾らせていただきました。展示会を見に来てくださった皆さんやメールや電話で応援をしてくださった皆さんに、本当に心から「にへぇでーびる」:ありがとうございました。
***
 この「おりがみ展」を開催した県立博物館・美術館の講座室で、色紙の川井淑子先生をお迎えし、折紙講習会を開催しました。この様子も、またあらためて紹介したいと思います。

「髙木 智 遺作展」と、支部作品展
  京都支部「古都折紙倶楽部」 支部長 山下 明/京都府

 「2012折紙シンポジウムi n京都」会期中の7月22日(日)~24日(火)、同じホテル内の展示会場(鞍馬の間)で「髙木智遺作展」が開催されました。
 京都支部名誉顧問でいらした高木先生は、シンポジウムが地元京都で開催され、ご自身も出席されることを、とても楽しみにしておられました。病躯をおして、その準備などに心していらっしゃいましたが、願い叶わず、昨年8月6日逝去されました。
 高木先生は京都支部設立時から物心両面、全面的に支援して下さった大恩人です。髙木先生が人生をかけて追究された折り紙と俳句における功績を、多くの方に知っていただこうと、シンポジウム開催に合わせ、遺作展が計画され、京都支部も微力ながらお手伝いさせていただくことになりました。高木先生は折り紙の歴史研究の第一人者です。収集、愛蔵してらした多数の浮世絵、古書文献資料の実物、原本は、最も古くは江戸時代に折り紙作品が「図」として表記されていたという高木先生の研究の成果を証明しています。折り方の説明本などは、江戸時代から明治、大正、昭和初期の書籍を、数多く収集されたもので、折り紙の教育史、日本文化史における貴重な資料として五百名を超える来場者の目を釘付けにしていました。
 そして、高木先生といえば、子どもが喜ぶ易しい折り紙作品をたくさん創作され、伝承折り紙や幼児、児童への教育、普及活動に熱心でいらしたことでも知られています。句集や折り紙の歴史研究の本とともに、並べられた子ども向けの可愛い表紙の著作の数々に先生の温かなお人柄が偲ばれます。
 長年にわたり、高木先生の研究生活を支えてこられた奥様の晶子様が、厳選された出展作品の中で、「折紙作品 色紙 名画シリーズ」と「童謡シリーズ」はとくにすばらしいものでした。高木先生創作の折り紙作品と俳句作品を絶妙に結び合わせ、展示されました。俳句の道を共に歩まれ、高木先生の折り紙研究をずっと見守ってこられた奥様ならではの選定、展示です。高木先生力作の「弥勒菩薩」や「鎧兜一式」などの立体作品、全出展作品一つ一つに、奥様の先生への深い思い、ご夫妻の固い絆が感じられ、胸打たれます。シンポジウム開催にあたり、お忙しい中、ご挨拶にいらしてくださった門川大作京都市長も、小泉光太郎名誉支部長の案内で遺作展を見学されました。その感想は「折り紙の歴史研究の草分け的存在である高木智さんの遺作展をはじめ数々の作品を拝見。器用な手先と想像力をフル回転させて制作された力作揃い。とても感動しました! 小泉光太郎名誉支部長をはじめ関係者の皆さんのご尽力に心から敬意を表します。」と市長さんのブログに掲載されています。
 高木先生は大変残念なことにシンポジウム開催前に逝去されましたが、遺作展を通じ、確かに私達と一緒に参加され、共にいらしたのです。

【みんなの作品展】
「梅ちゃん先生作品展」開催 梅本吉広(大阪府)

新潟支部の作品展に続き(『444号』P50「支部だより」をご覧ください)、石川県の日本折紙博物館で6月24日(日)~9月5日(水)、「梅ちゃん先生作品展」を開催することができました。今、NHKの朝ドラでやっている名前は、勤務する小学校で私が子どもたちから呼ばれている名前で、私の方が元祖?です。
 個展としては2回目ですが、これまで制作した私の全作品140点余りを展示することができました。入口の看板は、私の手書きで、手作り感を出しました。今回、作品名だけでなく作品の見どころや簡単な解説をつけましたので、より深く折り紙を見ていただけたと思います。展示をコーナーごとに分け、進化するリング・昆虫・遊び・結びユニット物語・ゆるゆるユニット集・色紙・ねり紙・その他の立体 としました。特に結びユニットと指輪と遊ぶ折り紙は種類も多いので、見応えがありました。展示直後に、カナダから来られた学生のグループの見学がありました。「おりがみあいうえおひょう」を見て、「これは何ですか」など、楽しく日本語の交流ができました。
 なお、展示には、細部にわたり地元金沢支部長の田中稔憲さん夫妻や、香川支部長の坂本整子さんにご協力いただきました。どうもありがとうございました


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://www.origami-noa.jp/(トップページへ)

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

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特集「秋の遠足」 

ノアちゃんは、この秋、おしゃれなファッションで本格的な登山を楽しむ「山ガール」に挑戦!リュックに登山靴、サングラス、おっと、大事なお弁当も…
準備万端です。「そこに山があるから、なんちゃって。さあ出発!」
はりきって出かけたノアちゃんでしたが…。
「…はあ、疲れた…荷物は重いし足は痛いし日差しは強いし…どれも一目で気に入って買っちゃった登山グッズだったんだけど、靴馴らしぐらいしておくんだったなあ…でも楽しかった、また行こうっと!」
こんどは帽子を忘れずにね!

①リュックサック・浅井かづゑ
カニの甲羅のような形のリュックサックですが、厚みのないものなら中に入れることができます。メッセージカードなどを入れて、プレゼントに添えるとおしゃれです。コインケースにしてもいいですね。

②登山靴・納所克志
険しい岩場で足元を支えるビムラム底、指先にゆとりを持たせる爪先の膨らみ、登山靴の頑丈な形の中に何か親しみを感じるのは、頼れる母親の姿をそれに重ねるからでしょうか? 丸みの表現を大切に造ってみてください。

③サングラス・青木良
昔の作品で、折り方はすっかり忘れてしまったので、魚の基本形から再構成しました。はじめの4工程は何を折っているのかわからなくて気持ち悪いかもしれませんが、その後は、すっきり折れると思います。

④小学生の男の子と女の子・川手章子
はじめに男の子ができあがり、女の子もおそろいで折ってみました。雰囲気が小学生のように思いました。体の⑩から⑪はよく見て折ってくださいね。ポケットになっているところに首をさしこみます。小学校の行事がいろいろと頭に浮かびました。

⑤水陸両用バス・松野幸彦
『398 号』に掲載の「着せ替え自動車」(写真小)の要領で作ってみました。普通のバスとの形の違いが明確でなく、どこをどうしたらよいものやら、悩みました。

⑥☆なかよしくり坊・住田則子
お友だちのような、兄弟のようなくりができました。いつもよりそって仲よしに見えます。何個か作って立たせるとかわいいです。もみじの葉を散らして、その間に立たせるととても秋らしくなりました。

⑦かきの器・石渡正一
旅先で柿を丸ごと器にし、料理を盛りつけたものをいただいたことがありました。季節を愛でる日本人の美学とでもいうのでしょうか。「あぁ…日本っていいなあ~」としみじみと思いました。他の野菜や果物にもアレンジしても面白いですね。

⑧コスモス・一ノ瀬美智子
正八角形より8枚の花びらの花ができます。もっと切れこみの深い花を作りたいと思い、⑩⑪でできた袋をさらに花びら折りにして開きました。コスモスに似ているので、作品名を「コスモス」にしました。

⑨☆キャンディポット・伝承
過去の月刊『おりがみ』連載の大橋晧也理事長の『オリガミ・スタディ・ルーム」で、「ざぶとん+風船」の複合基本形作品の説明の中で、伝承のコップのバリエーションとして紹介されたものです。

⑩器・臼田隆行
折りたたみと展開がいつでもどこでも手軽にできる壺形の器。使わないときは平らにたたみ、使うときは取っ手を引っ張るだけ。上げ底になっているのもポイント。

⑪パッケージとスライドケース・川手章子
大きめの紙で折ると実用としてよさそうです。パッケージの方はできたてのパンをいっぱい入れたりして…と考えるとパンのフワッとしたいい香りがしてきそうです。スライドケースは1色または2色の2通りが楽しめそうです。

⑫カラフル恐竜シリーズ・半田丈直
多くの方が創られている「きょうりゅう」たちです。それほど難しくなく折れるようにと表現してみました。カラフルでかわいいペットのような、こんな「きょうりゅう」たちがいたら…楽しいですよね。

【ミニ知識】
◇メガネの日…10月1日。1996 年に設立したメガネ業界の製造、卸売り、小売業の11 団体が加盟の日本眼鏡関連団体協議会が1997 年に制定しました。漢数字を並べた一〇〇一の形を一をメガネの蔓、〇をレンズに見立ててこの日と決められました。日本メガネベストドレッサーの選定などが行われています。また、10月10日の「目の愛護デー」と、10 月1 ~ 31 日の目の愛護月間と提携して、10 月1~ 10日が「眼と眼鏡の旬間」となっているそうです。

◇登山の日…10月3日。登山学校や講習を行う団体の社団法人日本アルパイン・ガイド協会が語呂合わせで1992 年に制定しました。

◇陶器の日…10月4日。日本陶磁器卸商業協同組合連合会が1984年に、陶器の古称「 陶瓷」からの語呂合わせで制定しました。

◇水陸両用バス…タイヤが付いていて陸上をバスとして走ります。車体の後方にはスクリューが付き水上に船として浮かびます。スピードはあまり出ませんが、観光用として運行しています。

◇柿の日…10 月26 日。全国果樹研究連合会が柿の栄養、おいしい柿の選び方を人々に知らせるために2005年に提唱しました。1895年のこの日は俳人の正岡子規が「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだ日とされています。柿はビタミンCが豊富で、栄養価が高い果物です。柿が渋い原因はタンニンで、防水性に優れています。実をしぼって取った「柿渋」が紙や布に塗られて利用されてきました。

◇栗…日本と朝鮮半島南部の原産で、縄文時代から食用とされました。十五夜から1 か月後の旧暦9月13日のことを十三夜といいます。中国から十五夜の風習が入ってくる前から日本で行われていた月見の風習で、このころが旬の栗を供えるので「栗名月」ともいわれています。

◇ハロウィン…10月31日。ハロウィンは、古代ヨーロッパに住んでいたケルト民族の収穫感謝祭が起源です。アメリカで子どもたちの楽しいイベントになり、今は世界各国に広がっています。魔女やおばけに仮装して、“トリック オア トリート”(お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ)と言いながら、家々を一軒ずつ訪れます。集めたお菓子でハロウィンパーティーを開きます。

◇恐竜…およそ46億年前に地球は誕生し、2億4500万年前から6500万年前までの1億8000万年にわたって恐竜は地球に存在しました。地球にはたくさんの恐竜の化石が残されていて、それにより恐竜の研究が行われています。中国で「羽王竜」と名付けられた羽毛を持った恐竜の化石が新たに発見され、「恐竜は爬虫類の祖」から「鳥類の祖」という説に大きく変わる一因となっています。今年の夏、日中国交正常化40周年を記念しての恐竜博覧会が千葉県の幕張メッセ国際展示場で行われ、羽王竜の全身化石が世界初公開されたことが話題となっていました。

◇ステゴサウルス…ジュラ紀(2 億800万年前~ 1 億4600万年前)後期から白亜紀(1 億4600万年前~ 6500万年前)前期に存在した草食恐竜。名前は「屋根トカゲ」の意味。背中の巨大な装甲板が特徴で、敵から身を守るためのほか、体温調節やはでな色彩でオスがメスに求愛するときにも使ったとも考えられています。

◇ブラキオサウルス…ジュラ紀後期に存在した草食恐竜。巨大な体に長い首と尾で全長25mもあり、地球上に存在した生命の中でもっとも大きい陸上脊椎動物です。首はまっすぐ持ち上げることができず、ゆるやかにななめに持ち上げたと考えられています。

◇トリケラトプス…白亜紀の最後に登場した草食恐竜。角竜類で、全長9m。名前は「3本の角を持つ顔」という意味です。天敵のティラノサウルスから身を守るために群れを作ってくらしていました。後頭部のフリルの部分は、敵から身を守ったり、仲間を見分けたり、大きい方がメスに人気があったり、日射しをさえぎり体温調節をしたりなど多くの役目があったと考えられています。

◇ティラノサウルス…白亜紀の最後に登場した肉食恐竜。「暴君のトカゲ」と名付けられ、全長14mで最大級の獣脚類です。大きな頭には太くて頑丈なナイフのような歯が60 本もありました。トリケラトプスに突き刺さっている歯も見つけられているそうです。前足が小さく、2本指になっています。

◇プテラノドン…白亜紀後期に存在した爬虫類の翼竜です。名前は「歯のない翼」の意味です。全長7~ 9m。大きな鶏冠が特徴で、大型のもので頭骨の長さが1.8mもあります。翼竜の指は4本あり、一番外側の1 本が異様に長く、その指に沿って膜が張り羽になっています。翼竜は現在の鳥のように飛べたかどうかはわかっていなくて、高低差を使って飛んでいたと考えられています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『ヒサクニヒコの恐竜図鑑』(集英社)、『日本全国恐竜に会いに行こう!』(昭文社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、「世界乗り物いろいろ事典」(新潮社)

<読者の広場>
【443号へのお便り】
今月号も季節に合った楽しい折り紙が紹介されており、チャレンジする意欲がわきました。昔の雑誌に掲載された折り紙については、もう少し解説を詳細にしてほしい。最近の海外での活動、大変興味深く見ています。この夏、福祉関係の研修で海外に行く友人に頼まれて、簡単な折り紙の説明書を作成中です。研修先でのコミュニケーションの一助になればと思います。
茨城県 松井 修さん

「おりがみガーデン」、毎月みなさんの力作に感心しています。本物の笹がなくても七夕の感じが出せて、作品としても仕上がり、うれしいです。3ページの「七月七日 星に願いを」のページを色紙に仕上げたいです。
神奈川県 岡 道子さん

群馬はとても暑くて早くもバテてしまいそうな私です。月刊『おりがみ』が毎月届くのを楽しみにしています。今月号は七夕と海の日特集ということで内容が盛りだくさんでしたね。中でも「カニ」、「シオリ」、「笹の葉」がよかったです。七夕までに笹の葉をたくさん作って、今月号に載っている作品を作って、家に飾りたいと思っています。「おりがみガーデン」の「花のオブジェ」がとてもきれいですね。折り方をぜひ載せてください。来月号も楽しみにしています。
群馬県 畑村美由紀さん

「毎号全作品」挑戦しております。あまり興味もなかった分野の作品にも新しい技法の発見があって、友達にわざわざ見てもらったりなど楽しさが広がりました。『432号』で「干支の時計」のうちの3点が出ていましたので、これから毎月出て十二支がそろうのかと期待していましたが少しがっかりでした。が、これから先は自分の努力と工夫で…という夢をいただきましたので…。月刊『おりがみ』の縁には感謝です。折り紙の深さと高等さがわかって、その後をなぞらせていただく喜びが日常の中にあることは本当にありがたいことです。義妹が遊びに来て一緒に楽しんでおりますが、教えて…という人に会うと講師の資格でも取れたら気楽に応じられるような気がして、まずは申請してみています。何だか折り紙でかぎりなく遊べるような気がしております。
鹿児島県 松下チヱ子さん

5月に「秋刀魚」を投稿しましたが、今月号の「魚」を見て驚きました。伝承の作品とよく似た形だと知りました。自分で工夫して創作したつもりでしたが偶然の一致でした。自分の創作と自信を持って言える作品はなかなか作れないものだと、折り紙の奥深さを感じたところです。
大阪府 殿谷仁志さん

【支部だより】
「倉吉・鳥取バスツアー」開催
神戸支部「サークル紙ふうせん」 支部長 柴本厚子/兵庫県

5月31日(木)、私たちはメンバーや折り紙愛好家を募って、総勢43名で鳥取県へ日帰りバス旅行に出かけました。出発してまもなく、参加されていた奈良支部長の竹尾篤子先生からかわいい作品のプレゼントがあり、車内に歓声がわきました。
 まずは倉吉名菓「打うつぶき吹公園だんご」のお買い物、昼食は倉吉名物「餅しゃぶ」に舌鼓を打ちました。散策した後、最終目的地の「いなば和紙」さんに到着。貴重なお話をうかがいながら工場見学、和紙のお買い物も楽しかったです。その後、いなば支部長の房安寿美枝先生より「芍薬」の講習を受け、みなさんの顔は笑顔であふれていました。帰りの車内ではお土産にいただいた鳥取の名産品のくじ引き大会に盛り上がりました。参加された方には私の新作「おしどり」の折り図や、いくつかの小品のプレゼントも用意し、喜んでいただきました。
 余談ですが「打吹公園だんご」の石谷精華堂さんに、いなば和紙で作った「おしどり」を飾っていただいています。機会がありましたらお立ち寄りください。

支部交流会報告
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

6月23日(土)・24日(日)にかけて、日本折紙博物館及び山代温泉の旅館を使って、金沢支部、新潟支部、越前和紙の里支部合同の支部交流会を開催しました。
 博物館内の新潟支部と大阪支部の梅本吉広さんの作品の展示ブースの入れ替えに合わせて開催しました。梅本さんと同行の香川支部長の坂本整子さんにも加わっていただき、4つの作品を制作し、楽しい時間を過ごしました。
 機会があればまた、開催して交流の輪を広げたいと考えています。ちなみに梅本さんの作品は9月5日(水)ごろまで展示したいと考えています。夏休みに合わせて、博物館にご来館いただき、作品を鑑賞していただきたいと思います。

中村桂一先生の講習会 報告
豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子/東京都

豊島支部では毎月第2金曜日に、日本折紙協会2階講習室で勉強会を開いています。6月8日(金)、中村桂一先生(日本折紙協会常任理事、墨田支部長)をお迎えして、講習会を開きました。「遊びの折り紙」というタイトルで、中村先生は定刻前から「よく飛ぶ飛行機」「首を振る犬」「蛙」「かわいい猫」「先生オリジナルの顔」「象」… 全部で12種類も教えてくださいました。立ったりすわったり大忙しの中村先生でした。
 先生の指先からは次々と動物が生まれ、その速さ、器用さに見とれながら皆もがんばってついて行きました。遊び心満載の講習でした。最近では「パソコンから取り出して…」という折り方もありますが、人から人へ、手から手へ伝えていく折り紙のよさ-原点ともいうべき楽しさを改めて実感した、得がたい時間でした。

支部総会で「踊り子」講習
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」広報係 山本孝子/兵庫県

 今年は辰年。昇り竜かと思いきや大きな自然災害や事故に胸を痛める毎日です。竜巻の報道を見て、自然を侮ってはいけないという思いを改めて感じます。
 5月13日(日)に、のじぎく兵庫支部「神戸国際折り紙会」の総会を開きました。その際、石橋美奈子支部長より、おりがみ『97号』(絶版)おりがみギャラリー(写真小)に掲載された「踊り子」を教えていただきました。『97号』の「作者のことば」によると、支部長はメヌエット(小さいステップのフランスの田舎の踊りで、ゆっくりした4分の3拍子)を踊っている人をイメージして作られました。
 29年前は直角二等辺三角形不切一枚折りで、顔や手足には折り紙の白い面を、スカーフやドレス、くつには色の面を出すよう工夫されたようです。今回は、正方形不切一枚折りで、支部長がみんなに折れるようにアレンジして、ご指導くださいました。
 私には少し難しかったのですが、折り図を見て分からないところは支部長にお聞きしながら、何とか2体の「踊り子」を仕上げることができました。とても素敵な「踊り子」で、できあがった時の喜びで、思わず「やったー! できたー!」との声が上がりました。出席者の「踊り子」を集めて、舞台で踊っている様子を再現しました。
折り紙の大きさを変えてみたり、色を変えてみたりすると、17世紀の宮廷での楽しい舞踏会を再現することができます。

【ワールド オリガミ レポート】
スリランカで折り鶴指導 中嶋須雅子(福岡県)

 「2011折紙シンポジウム in 草津温泉」の国際交流部会(コーディネーター:初音みね子さん)に参加しました。そこで事前アンケートに「英語で折り鶴を教える方法を知りたい」と書きました。1か月後に「スリランカ里子交流ツアー」に参加することになっていたからです。
 スリランカ日本教育文化センターでは、約10項目の日本文化の指導及びコンテストがあり、私は、折り紙を担当しました。指導からコンテスト審査までです(外国人に対しての折り鶴の指導法は、全く自己流でした)。
 通訳の方の助けで下記のお話から進めました。「日本の折り紙文化は世界一です。日本の折り紙の代表は『折り鶴』です。折り鶴は『平和と祈り』の使命を担っています。現在は世界中で折られています。それで、本日は鶴を折ります。折り鶴が作れると皆さんの人生で何時か必ず役立つ時があると思います。折り紙も他の学科同様得意な方とそうでない方がありますので、覚えた方はできなかった方に教えてあげてください」
 話の後は以下の順で進めました。
①日本で出会った3歳の子や9歳の台湾のお子さんなど、小さい子どもでも折れるという話をし、「折り鶴は難しいと言われているけれど、必ず折れる」と信じさせました。②日本人は鶴を折る時、祈りの気持ちを込めて折ることを話しました。③折り紙は、好きな色を選んでいただきました。④指導用にセンタースタッフが用意してくれた35cm角の真っ赤(裏は白)な折り紙が有難かったです。私は「浮かせ折り」でポイントを実技で説明しながら、子どもたちの進行状況に合わせてすすめました。2羽目まで席も回って手伝いました。手が空いている日本人スタッフが上手くサポートしました。⑤コンテスト:時間短縮の関係で3羽目はコンテストとなりました。参加対象は7、8、9年生で日本の中学生にあたります。コンテストですから手伝いなしです。できあがった作品を指定の用紙に貼り名前を記入して提出してもらいます。終了後、用意していました完成品を子どもたちに自由に持って帰ってもらいました。これは、開いて復習用になりました。⑥評価皆さんの作品は、想像以上によい出来栄えでした。日本人の一人から、「同じアジア人の血が流れているから」との発言がありました。畳んだ状態で指定用紙に貼っての提出でしたから、羽を開いて審査しました。⑦反省:折り紙の中から金銀を外していませんでしたので、コンテストに銀の折り紙で折って提出したお子さんがありました。ホイル紙ですから非常に折りにくいので申し訳なかったです。
***
 スリランカからは、もともと簡単なものをという要望でしたが、私は直前に「折り鶴交渉」に成功しました。できると思えば何でもできる、難しいと決めてかかれば何もできません。体の無理を押してスリランカを訪問した甲斐がありました。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「秋の始まり」 

5月の金環日食をはじめ「天体ショーの当たり年」といわれる2012年。ノアちゃんもすっかり宇宙のとりこです。中秋の名月の今夜もスターウォッチング。
たぬきもお月見の季節が大好きです。ノアちゃんの新型天体望遠鏡に興味しんしん。おや、なにか贈り物です。かぐや姫も故郷に帰ったという十五夜。今夜は不思議なことが起こりそうです。

①☆かぐや姫、竹の容れもの・山梨明子
かぐや姫の頭のうしろを小さく折ると、顔の白い部分が細くなり、大人っぽくなります。反対に大き目に折ると、顔の部分が小さくなり、幼い子に見えます。ご自分のイメージに合わせて折ってみてください。

②おとぎばなしのおじいさんとおばあさん・笠原邦彦
おとぎ話の世界で、バラエティーに富む主役の工夫が楽しいのはいうまでもありませんが、わき役も工夫し甲斐のあるテーマです。このおじいさんとおばあさん、大事なわき役で、桃太郎にかぐや姫に笠地蔵に、と大活躍。

③☆たぬき・児玉功
この作品は⑩まで折って裏返すと葉っぱができるのですが、それをさらにひと工夫してできた作品です。たぬきは人に化けますが、落ち葉として舞ってきた瞬間、元に戻るとは!! おなかをポンポコたたいているようで、あいきょうがあり、面白い作品になりました。

④おわら風の盆・斎藤静夫
越中おわら風の盆は、哀愁をおびた音色にしなやかな女踊り手と農作業の所作を表現したキレのある男踊り手が暗闇に浮かびあがり、観る人の心をゆさぶるものがあります。そんな雰囲気を出したいと折りました。

⑤天体望遠鏡・青木良
大口径のわりにコンパクトな屈折反射型の「マクストフ• カセグレン式」望遠鏡です。

⑥☆鶴のおもてなし・小の林知恵美
お菓子の敷き紙として、おもてなしやくつろぎのお茶タイムなどに、お役立てくだされば嬉しく思います。

⑦メモ入れ付きカップとグループケース・川手章子
メモなどをちょっとさし込めるケースができあがり、4パーツを組み合わせてみました。1色、2色、4色などの組み合わせも楽しんでくださいね。⑲から⑳のところをよく見て折ってください。

⑧まねきねこ・青木良
うしろの部分をさしこんでしおりとして使える作品です。立たせることもできます。福よ来い!。

⑨桔梗のお皿・永田紀子
三角の花びらの部分を裏側のひだの下にさしこんでもよいです。

⑩菊のくす玉・市川 学
「花のブローチ」(ノアブックス『花のおりがみ』収録)の土台を花びらの内側に折り込むような作品になります。土台がない分、形を整えにくくなりますが、ていねいにきれいにしあげてください。

ミニ知識
◇竹取物語…9世紀後半から10世紀の初めの平安時代前期に成立した、かなで書かれた物語の始祖とされています。伝承の説話を軸に上流貴族社会への風刺がユーモアたっぷりに書かれているこの物語の作者はわかっていません。あらすじは次のとおりです。**「 竹取の翁」が竹の中から見つけて育てた3寸(約10cm) ほどの女の子が、3か月ほどで輝くほどの美しい女性となりました。「なよ竹のかぐや姫」と名付けられたその女性に、求婚する者も多く、とくに5人の熱心な貴公子たちがいました。かぐや姫が出す結婚の条件としての難題を解決することができず、最後には帝の求婚も断ったかぐや姫は、十五夜の晩、迎えに来た天人たちとともに月の国に帰って行きます。姫に去られて傷心の帝は、姫が残した不死の薬もいらないと天にもっとも近い駿河国の山で燃やすように命じます。その山は、たくさんの士が登り、薬を燃やしたので「たくさんの士」と「不死」に掛けて、「富士」と名付けられました。** 「かぐや」は(太陽や月のように光り輝くさま)から出た名前と考えられています。生長が早く生命力さかんな竹の薬効や、竹製品としてさまざまな道具になるという有用性のため、竹が人々に神聖視され大切に扱われたことから生まれた物語です。

◇おわら風の盆…9 月1~3 日。富山県八尾町で行われている風祭り。風祭りとは、台風が起こりやすい二百十日(立春から数えて210日目。9月1日、2日ごろ)前に行われる、風を鎮めるための祭りです。風を吹かせて稲に害をもたらす悪霊を、踊りの輪に巻き込んで送り出そうとするものです。地方と呼ばれる三味線、太鼓、胡弓、尺八などの囃子に合わせて「越中おわら節」を唄いながら、はっぴ姿の男性がきびきびと踊り、浴衣に黒い帯を着けた女性がゆるやかにしっとりと踊ります。「越中おわら節」は、九州西海岸一帯を中心とする港町で酒宴に歌われた騒ぎ唄の「ハイヤ節」が、船乗りたちによって日本海を北上して伝えられ、八尾の娘たちが糸繰り唄にしたものといわれています。「雨戸押し上げ 空うち眺め あの星あたりが おわら ぬしのそば」「恋のやまいで 痩せたも痩せた 二重まわが おわら 三重まわる」などとおわら節は恋の唄ばかりです。囃子に使われる胡弓(弓を用いて演奏する三味線のような弦楽器)も、
同じ海の道をたどってきたものと考えられています。

◇十五夜…旧暦8月15日の満月の夜に、秋の収穫物を供えて感謝する祭りです。この夜の月がもっとも美しいとされ、秋とされる旧暦7月、8月、9月のまん中であることから、「中秋の名月」と呼ばれています。

◇重陽の節供…旧暦9月9日。縁起がよいとされる陽数(奇数)の中で最大数の九が重なるので、とくに縁起のよい日と考えられ、「菊の節供」「栗の節供」「お九んち日」とも呼ばれています。中国ではこの日に菊の花を飾り、菊酒を飲んで、邪気をはらい、長寿と無病息災を願う風習があり、日本には奈良時代に宮中へ伝えられました。江戸時代になると、庶民の間では秋の収穫祭と習合し、「お九日」などとして祝われるようになりました。また、花札の九月を表す十
文札にも菊と杯の絵が描かれるなど庶民の遊びの中にも取り入れられました。

●参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『年中行事事典』(三省堂)、『和ごよみ四季の暮らし』(日本文芸社)、『日本昔話と古代医術』(東京書籍)、『竹取物語、伊勢物語』(集英社)、『祭りごよみ』(交通新聞社)、『祭りの歳時記』(新人物往来社)、『民俗小事典神事と芸能』(吉川弘文館)

<読者の広場>
●「Emiの楽しい折り紙 東京教室」を受講しました 高智千鶴子さん(千葉県)
 6月19日(火)の第一回教室では、鈴木恵美子先生の素敵な作品をたくさん拝見することができて嬉しかったです。
 第一部では、今まで自己流で折っていた「ツイストローズ」をご指導いただき、本を見るだけではわからないコツを知ることができてとてもためになりました。また、「愛の翼にツイストローズ」を『月刊おりがみ』よりひとあし早く折ることができたうえ、本には記載のない鶴の下の固定の仕方も教えていただけ、飾り方に至ってはまさか黒い輪がベルト芯とは思いもよりませんでした。とても勉強になりました。
 6月27日(水)には、オカリナサークルの仲間と松戸市の本土寺に出かけ、紫陽花を鑑賞しながら屋外でオカリナを吹いてきました。教室に飾ってくださった先生のお庭の紫陽花を思い出していました。第二部で教えていただいた「折りたたみバスケットA」を持っていきましたら、皆さんの注目の的で、素敵ね、ほしいわぁの声がいっぱいでした。一番年長の素敵な女性にお譲りしましたが、もう一回見せてと他の方は名残惜しそうでした(紫陽花に合わせて水色のリバーシブル和紙と講習で頂いたメッシュを合わせて折り、水色のツイストローズを付けました)。バスケットの中はお菓子ではなく、和紙で作った「願い星」で、「もうすぐ七夕ですね、皆さんの願いごとが叶うといいですね」と、ひとつずつプレゼントしたのですが、講習で作成した「メッシュの星飾り」だったら皆さんにもっと喜ばれたかもしれません。
 次回からの教室も楽しみです。

【442号へのお便り】
「フランスの佐藤直幹さんのバラ」の記事がよかったです。私もバラを作ってみたいです。折り方を教えてくださいね。「百合の盛花」に苦戦しています。折っていっても途中でわからんようになります。もっと勉強ですね。
石川県 待川直子さん

「干支の時計」(卯、巳、午)は簡単にできて、表情もかわいいです。十二支を全部折って、私も時計を作ってみたくなりました。「おりがみ調査隊」の「かぶと」、以前折ったことがありましたが、河合豊彰さんの作品だとは知りませんでした。
青森県 原子睦子さん

連載「折り図のミカタ」を毎回楽しみに読ませていただいています。1つの形を作り上げるまでの流れを知り、読者に分かりやすく伝える工夫や技術を知ることは大変勉強になります。本当に折り図の見方は折り紙の味方ですね。
大阪府 殿谷仁志さん

連載「雑誌『小国民』に見る折り紙」がよかったです。「2011おりがみカーニバル入賞作品」のすばらしさに感激!!
神奈川県 岡 道子さん

「花嫁」さんはお遍路さんにも見えましたがすてきでした。「芥川龍之介」はリアルでした。「干支の時計」、あとの9つの干支も作りたいです。ぜひ載せてください。季節に合った作品を折っていきたいと思っています。
徳島県 大平昌代さん

【支部だより】
第13回「信州おりがみ交流会」を実施して
信濃支部「りんどう」 文:今井久子/長野県、写真提供:大口妙子/長野県

  ちょっぴり道草をして遅くなった信濃路にも、やっと春が訪れ、桜、あんずの花咲く4月21日(土)と22日(日)の2日間、信濃支部「りんどう」主催による、第13回信州おりがみ交流会を、長野市勤労者女性会館しなのきにおいて、開催しました。全国より200名近くのご参加をいただき、大変有意義な会を持つことができました。
 今年のメインゲストには、長野県のご出身でもあります、川畑文昭さんをお迎えして、全体会で「折紙~ペーパークラフトの間で」と題してご講演いただきました。
 川畑さんといえば、折り紙理論に基づく、精巧な作品を数多く創作されていますが“はさみで切って、形を表現する!”という驚く内容のプレゼンテーションに、一堂、全く新鮮な感覚を覚えました。と同時に、川畑さんに、身近で気軽に声を掛けていただき、お話を伺うことができたことも、たいへん嬉しいひとときでした。
 また、全国から、たくさんの講師の方々のご協力により、40余の教室で、それぞれステキな作品のご披露と、丁寧なご指導をいただき、とても実り多い勉強会になりました。毎回、交流会のたび、申込み時より講師はじめスタッフとしての、あたたかなご支援のお申し出をいただき、地元スタッフ一同、感謝いたしております。当日は、地元の愛好者対象の「早得教室」から、川畑さんの全体会、昼休みをはさみ、講習プログラム、さらに夕食を済ませ、それぞれの講師により深夜まで、折紙三昧の時を過ごしました。
 懇親会では、日頃お目に掛かる時とはひと味違った、皆様の多種多芸ぶり! 全員で歌に合わせて手話を…。健康体操で身体を動かしたり、オカリナの音色に聴き入ったりと、大盛り上がりでした。
 久しぶりの再会に旧交を温め合ったり、新しい折り紙仲間と情報交換をされた方もおられたようです。
 折り紙が結んでくれた、たくさんの縁えにしに、とても深い喜びと、幸せを感じております。また、来る年もたくさんの皆様のお力をお借りして、より一
層充実した、楽しい交流会が開催できることを願っております。
 最後に、協会はじめ、ご協力、ご参加いただきました皆様に、心から感謝申し上げます。

2011年末からの支部作品展報告
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子/埼玉県

 2011年11月27日(日)~12月1日(木)に「埼玉県芸術文化祭2011」において、折り紙夢工房の作品展を川口文化センター「リリア」ギャラリーで開催しました。テーマは「キャラクターの夏祭り」です。会員一同切磋琢磨し新作の「ウルトラマンおりがみ」は人気の的でした。ウルトラ兄弟参上!! の8人組は家族連れが写真を写して喜ぶ姿がよく見られました。折り紙の楽しさや技術を伝承する体験コーナーでは、多くの愛好者が集まり親睦を深めることができました。
親子連れをはじめ幅広い世代が訪れ「折り紙の奥深さに感動した」等の感想に会員も励まされました。折り紙には無限の可能性と創る喜びがあるということを体験の中から感じ取っていただけたと思います。日本の伝統文化である折り紙の知恵と技術の伝承に貢献することができました。 
2012年2月4日(土)に第36回埼玉県文化振興会において、折り紙夢工房の作品を埼玉会館大ホールで発表しました。大会テーマ「生きること、表現すること」、教養分科会テーマ「伝統文化の伝統と創造」に合わせて、4m角の用紙で着物、はばたく鶴、カード入れなどウエットフォールディングで木槌なども使い会員50名で参加。会員の作品を舞台いっぱいに各自で持ち発表、大きな拍手をいただき折り紙の楽しさを伝えることができました。折り紙を始めて45年になり、会員も自分の夢に向かって楽しんでいます。11月に埼玉県芸術文化祭が川口総合文化センター「リリア」で開催されますので、作品制作にがんばっています。
***
 2012年2月18日(土)~23日(木)に第28回大宮第2公園「梅まつり」の会場において、折り紙夢工房の作品展を開催しました。梅香る中、陶芸展があり大勢の入場者に感激しました。毎年楽しみにしていますとの声に励まされたり出会いの楽しさにリピーターも増えました。特に今年は福島県双葉町民の避難所へ3度ほどボランティアで行った縁で、東日本大震災の被災者支援のため、募金をお願いしました。募金をしてくれた方のお礼に会員が制作した「おひなさまの姫色紙」をプレゼントしました。大変好評で、たくさんの方々に募金をしていただき27,400円になりました。元埼玉県立騎西高校に避難している福島県双葉町のみなさんの希望で折り紙の本24冊を3月22日に双葉町役場に届けました。町民の方から喜びの声を聞き、義援金のありがたさを心に刻みました。その模様は大宮第2公園ギャラリー会場に報告書として1年間貼り出してくださることになりました。感謝いたします。

折り紙玉手箱20周年   作品展
吹田支部「折り紙玉手箱」支部長 渡辺眞寿美/大阪府

美しい和紙から広告用紙まで、たった1枚の紙から広がる夢に魅せられて1人でも多くの人に折り紙の楽しさを知っていただくために活動して20年。4月6日(金)~8日(日)、吹田市文化会館(メイシアター)で作品展を行いました。今までの作品と今回作品展のために会員1人1人が真心こめて折った作品を合わせて300点余りで会場を飾りました。 遠方からも多数ご来場くださいました。連日大盛況で会員一同心よりお礼申し上げます。ケーブルテレビも取材に来てくださって1日5回、1週間(4/13~20)放映されたことにも感謝、感謝です。とても忙しい思いをしましたが健康で活動を続けられたことに感謝しています。仲間の大切さを感じ、折り紙をやっていて本当によかったという充実感でいっぱいです。ありがとうございました。

【ワールド オリガミ レポート】
小倉隆子・藤本祐子 フィリピン紀行 文:藤本祐子(東京都)

5月17日(木)から22日(火)まで、フィリピンのセブ島から高速船で3時間のカモテス諸島のポロ島へ行ってきました。フィリピンで終戦を迎えられた清水 猛氏が20年前から続けておられる医療奉仕活動に参加されて今年で8回目の講師の小倉隆子さんに同行させていただいたものです。 小倉さんは島の子どもたちに清水さんの建てられた教会などで折り紙を教えて交流してこられました。おみやげに鉛筆や折り紙、ノートなどを携えて。
 今回はその活動をぜひ見せていただきたかったのと、南国のフルーツ(特にマンゴー)やきれいな海にひかれての参加でした。
 付近にヤシの木とバナナの木の生い茂る小さな教会で、子どもたちはとても楽しそうに、熱心に折っていました。親も一緒に来ているのですが、幼稚園くらいの年齢の子どもたちは、親とはなれた席で友達同士習っていて、のみこみも早かったです。小さな台の上でしたが、工夫しながら教え合いながら折っている
姿はほほえましいものでした。何より継続した活動ゆえ、島の方達が心待ちにしていることを感じました。
 日本で子どもたちに教えるときは、少々教育的な意義なども考えたり、お話ししてきた私ですが、今回の旅では、紙を折って形ができ、それで遊ぶという折り紙をする楽しさの原点にもどれたような気がしました。 
帰りの舟を待つ時間、波止場の近くのお店がある場所で、同行した会員の石井よし子さんと豊崎美恵子さんが、地元の子どもたちに風船やだましぶねを折ってあげて遊んでいました。風船をぽんぽんついたり、「だましぶね」で大ウケしている子どもを見たのは久しぶりで、素朴な伝承遊びを日本でも受け継いでいきたい、と改めて思いました。

※連載『「小国民」にみる折り紙』は筆者都合により休載します。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「熱く、涼しく夏を楽しもう!」 

『ここは花火がよく見えるなあ、おお、こんどはでっかいなあ、暑さを忘れる、日本の夏だねえ、たーまやー、なんちゃって』
『ノアちゃん、花火おわったらテレビでオリンピック見よう』

①☆おばけちゃんとソフトクリーム・鈴木裕子
おばけちゃんの手は下向きに変えられます。⑨を折らない形です。おばけちゃんをコーンに入れると、ソフトクリームになります。

②蚊やり豚・永田紀子
おうちの基本形から何となくできあがった作品です。節電の影響で蚊やり豚が見直されているとか。

③クリスタルの花・川手章子
クリスタルのお花がパッと咲いたような作品に思いました。また、夜空に映える花火としてもよさそうです。いろいろな色の折り紙でクリスタルの花を咲かせてみてくださいね。

④琉金・東海林 伸嘉
ヒレの多い金魚は難しい題材でした。私は難度の高い作品も好きなので、つい折り手順を多く、難しく考えてしまいがちです。なるべく少ない折り手順で完成させるのに苦心しました。

⑤扇風機・浅井かづゑ
羽根を1 枚で折ろうとすると花になってしまうので、2枚使って表現してみました。内側にトレーシングペーパーなどの半透明の紙を使うと、より扇風機らしく見えます。節電の夏、おりがみ扇風機で涼を感じてくださいね。

⑥帆船・松野幸彦
伝承のヨットからの発展で、マストを複数にしてみました。⑭の開きどめが細かくて差し込みにくいですが、全体としては手順もほどほど、スッキリまとまった作品だと思います。

⑦ポップアップハウス・松野幸彦
屋根形のふたのついた箱をいろいろ創作する中で、平面→立体のポップアップのおもしろさを発見しました。底がないので小物入れとしての実用性はありませんが、そのおもしろさが勝っていると思います。

⑧フウリンソウ(ツリガネソウ)・伝承
フウリンソウまたはツリガネソウなどの名前で伝承されている作品です。ツリガネソウは花の形が釣鐘状の形の花の総称で、ホタルブクロなどのことも指します。口絵の作品はガクに花の大きさの4分の1の大きさの紙で折った伝承のキキョウ(ノアブックス『花のおりがみ』収録)を使いました。

⑨なでしこジャパン・小笠原はるみ
『431号』の津留見裕子さんの「織姫• 彦星」を参考に工夫しました。髪形は折り方を変えたり、切り込みや追加の紙を使って各選手の個性が出るように仕上げてください。ゴールキーパーは色を変えてぜひ11 名折ってチームワークと絆を表現してくださると嬉しいです。

⑩なでしこ・朝日勇
『193 号』で「彼岸花」として掲載された作品ですが、か細い花弁が「ナデシコ」をも連想されるところから色を変えて時折応用しています。涼感漂う花の風情となりますので、どうぞお試しください。

⑪月桂樹の冠・永田紀子
「木」(『436号』おりがみガーデン掲載/写真小)と同じ考え方の単体をまっすぐにいくつかつないでリング状にしたものです。葉がつんつんとび出ているところが月桂樹の冠かなと思いました。8枚以上でリング状になります。頭に合わせてお好みの数をつないでください。

⑫愛の翼にツイストローズ(八重咲き)・鈴木恵美子
1997 年、茨城県の海外派遣生になった時に県章のデザインの渦巻き状のバラを創作しました。以来、‘ No.10’ までさまざまなバリエーションを考えました。国内外で人気の作品となり、私の代表作となりました。昨年、岡村昌夫先生制作の今回の作品がJAL の機内ビデオに採用され光栄でした。

⑬☆ティーポットの指人形・青柳祥子
イギリスの伝承童謡のひとつです。腕を腰に当てて自分がteapot になり、右手が取っ手、左手が注ぎ口、頭がポットのふたになり、沸騰してお湯を注ぐまでを体で表現しながら歌います。それを指人形で作ってみました。アメリカの幼稚園の先生にこの作品を送ったら音楽の授業で使ってくださったそうで好評だったようです。

ミニ知識
◇蚊やり豚…豚の形の陶器製の蚊取り線香入れで、夏の風物詩として人気の製品です。三重県の「四日市萬古焼」で作られたものが有名です。四日市市では 2000 年から「KAYARIBUTART アートな蚊遣り豚展」が行われており、今年3年ぶりに開催されます。蚊やり豚の由来などははっきりしていませんが、いくつか説があります。豚の形は徳利を横にした形から考えられたのではないかとか、猪が火防信仰の対象であったからではないかというものです。東京の新宿区の武家屋敷跡で、江戸時代末期の全長35cm の蚊やり豚が出土しています。蚊取り線香は明治時代以降にできたもので、江戸時代には枯れ葉やおがくずを中で
いぶしていました。

◇琉金…金魚の一品種。丸みのあるずんぐりとした体と長い尾びれが特徴です。金魚の原種である和金から生まれた品種で、琉球(現在の沖縄県)経由で薩摩(現在の鹿児島県)に伝えられたのでこの名前がついています。和金も中国から伝来したものですが、江戸時代中期に琉金などの新しい品種が出回り、それまでに日本にいた金魚ということで和金と名付けられました。

◇第30 回オリンピック競技大会…2012年イギリスのロンドンで開催される夏期競技大会で、26の競技があります。開会式は7月27日、閉会式は8月12日。ロンドンでのオリンピック開催は1908年(第4回)、1948年(第14回)に続いて3回目です。イギリスはエリザベス女王即位60 年と重なって、お祝いムードで盛り上がっています。ところで、ちょうど100年前の 1912(明治45) 年、日本は初めてオリンピックに参加したそうです。スウェーデンのストックホルム大会で、出場した陸上短距離の三島弥彦選手が現地から家族に宛てた絵はがきが見つかったことがニュースになっていました。

◇イギリス式庭園…イギリス式庭園には2種類あります。一つは18世紀に発展した庭園の様式で、自然のありのままの姿を感じられるように、広大な敷地に湖や川の周りに広がる田園風景を人工的に作った庭園です。もう一方は、19世紀以降に生まれた「フラワー・ガーデン」や「コティッジ・ガーデン」と呼ばれる、さまざまな花が入り乱れて咲く庭園です。

◇イギリスの家…17世紀以前は木造が多く、田舎に残っている茅葺きの農家なども木造民家の典型的なものでした。16、17世紀ごろから農業用地を作ったり、工業の燃料にするために森林が伐採されたために木材が減少し、また 1666 年のロンドン大火後、都市部において木造建物の建設が避けられるようになったことなどから、石造建築の建物が増えました。なお、イギリスの田舎では土地を囲む「ヘッジ」と呼ばれる垣根が特徴的です。南部では生け垣で、北部では石を積んだものが多いそうです。

◇バラ…イギリスはもともと大ブリテン島のイングランド、ウェールズ、スコットランド、およびアイルランド島の北アイルランドの4つの国です。ロンドンはイングランドにあり、バラはイングランドの国花とされています。国花となったのは、貴族の二つの家系の間で行われたバラ戦争(1455 ~1485 年)という内乱が由来です。白バラを紋章とするヨーク家と赤バラを紋章とするランカスター家が対立、それを統一したヘンリー・テューダーが赤バラに白バラを合わせた紋章を使ったからです。

◇イギリスの紅茶…紅茶の原産地は中国ですが、世界的な飲み物として広めたのはイギリス人です。1613 年、九州の平戸に商館を設置したイギリスの東インド会社は、堺や京都で「上等の茶」の買い付けを行い、翌年持ち帰ったという記録がイギリス人と茶とのもっとも古い関わりを示すものです。紅茶がイギリスに伝えられた当初は宮廷や貴族の飲み物でしたが、18 世紀後半には庶民の間にも広がっていました。イギリスでは紅茶にミルクを入れるのが一般的で、カップにミルクを先に入れる人が圧倒的に多いそうです。また、日本で茶柱が立つと縁起がよいといわれますが、そのような「紅茶占い」もあるそうです。

◇ナデシコ…ナデシコと一般的にいわれるカワラナデシコは、日本原産の花です。明るい野原や河原で多く育つ多年草で、線形の対生する葉を持ち、花弁の先がギザギザに切れ込んだ可憐なピンク色の花を咲かせます。万葉集でナデシコを人にたとえて詠まれている歌は16首ありますが、意外にもそのうち半分は男性のことを詠んでいるそうです。山上憶良が万葉集で詠んだ「秋の七種」は瞿麦で、カワラナデシコのことではなく中国原産の石竹です。ナデシコの語源は「撫し子」で、水辺で行った禊、母子草(春の七草のゴギョウのこと)と同じように、その葉で子どもを撫で、けがれをはらって川に流した習慣があったと考えられています。「大和撫子」はカワラナデシコのことを指します。清らかで凛とした姿から、日本女性の象徴とされました。
2004年、公募により、サッカーの日本女子代表チームの愛称に「なでしこジャパン」が採用されています。

◇月桂冠…古代ギリシャで競技の勝利者にかぶらせた月桂樹の枝や葉で作った冠のことです。月桂樹は地中海沿岸原産の常緑樹で、乾燥させた葉は香辛料としてよく利用されるローリエです。なお、オリーブは別の植物です。

◇マザーグース…イギリスやアメリカなど英語を母国語とする国で、昔から伝承されてきた童謡です。マザーグース (ガチョウのおばさん)という名前は、イギリスの児童書の編集者ジョン・ニューベリーが 1765 年ごろに出版した伝承童謡集の名前に、フランスの作家、シャルル・ペローが伝承童話をまとめた本で使った副題の英訳を付けたのが始まりです。マザーグースは800以上もあり、数え歌、子守り歌、ゲームの歌などの本来的な童謡のほか、なぞなぞや早口言葉や諺、ナンセンスな歌、歴史上の事件を歌ったものなどさまざまあり、イギリス人の生活の中で生き続けています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『植物名の由来』(東京書籍)、『年中行事事典』(三省堂)、『暮らしの歳時記』(講談社)、『英文学のための動物植物事典』(大修館書店)、『英米文学事典』(研究社)、『図説マザーグース』(河出書房新社)、『イングランドーティーハウスをめぐる旅』(文化出版局)、『英国紅茶の話』(東京書籍)、『イギリス』(新潮社)、『イギリス』(JTBパブリッシング)、『21世紀のイギリス文化を知る事典』(東京書籍)、『英国庭園を読む』(新潮社)、『ターシャの庭』(メディアファクトリー)、『楽しみは創り出せるものよ』(メディアファクトリー)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

<読者の広場>
●「ツリガネソウ」で作るピエロ人形中島 進さん(埼玉県)
 「くす玉人形」と呼ばれている、伝承のくす玉の単体を大小組み合わせた人形はよく知られていますが、この人形もやさしい折り方で、ふっくらした形がピエロによく似合っていると思います。オランダでも講習して人気でした」(P6をご覧ください)。
この単体は、伝承の「ツリガネソウ、フウリンソウ」の花と同じ形でした。原作者は今のところ不明ですが、近年、インターネット上で紹介されたり、手から手へと伝えられている評判の作品のようです。何か情報をご存知でしたら、お知らせください。

●折り紙は薬より効きます 上西照代さん(大阪府)
  いつも折り紙を楽しんでいます。今、私は入院中です。病室ではリハビリのために折り紙を折っています。薬よりもよく効きますよ。特にお花を折るのが好きです。元気なときには、お花をよく見に行ったものです。桜をはじめ、梅、あじさい、あやめなど、どれもステキですよね。看護師さん、患者さんが私の病室に来てキレイねと言ってくれます。その言葉がとてもうれしいです。もっともっとがんばってみんなに喜んでもらえる作品を折っていきたいです。

●「パタパタ・エンドレスメッセージ」に感動 古堅幸江さん(沖縄県)
『440号』のカストランガーさんの「Infinite Flipper」を私は、「九州折紙コンベンション熊本大会(2011年)」で鈴木恵美子さんから「エンドレスメッセージ」という作品名で教わりました。万華鏡のような楽しい変化とメッセージを書くアイデアに感動した私は、早速、教室やサークル、施設などで教えました。
 ある日、施設の朝礼ミニ講話で、鈴木さんのアドバイスを受けて30cm角の紙で作り、鮫島輝明氏の「心の四季」を大きな文字で書いた「エンドレスメッセージ」を披露しました。
 私が「人に接する時は」と読み上げると、子どもたちが元気な声で「暖かい春の心」と続けました。「仕事(勉強)をする時は、燃える夏の心」「考える時は、澄んだ秋の心」「自分に向かう時は、厳しい冬の心」と、パタパタの動きに合わせながら大きな声で詩(うた)を読んでくれました!
 一緒に読んでくれるなんて!予想もしないことでしたので感激の朝礼となりました。そして、朝礼が終わるやいなや子どもたちが駆け寄ってきて「作り方を教えて!」と言ったのです。また、知的・身体的・精神的に障害のある子どもたちの施設(親子でお弁当を持って一日過ごせます)では、完成した「エンドレスメッセージ」にお母さんたちが「子どもの写真を貼って、『好きだよ』とメッセージを書こうかな」とワイワイ弾んだ明るい声が聞こえてきました。「エンドレスメッセージ」からたくさんの感動を貰っています。

●嶋田ツミ子先生の思い出 小笠原はるみさん(愛媛県)
 折紙講師の嶋田ツミ子先生より「数人で折り紙を楽しむ会をもとうと思うのよ」とお誘いを受け、2003(平成15)年7月「折紙ひまわりの会」が8名で発足しました。初めての作品はもちろん「ひまわり」でした。「ブローチにしてもいいですし、帽子にチョットつけてもいいですね」と優しい声で教えてくださいました。先生は幼稚園や小学校の教諭を退職後、公民館で小学生に、私の勤めているデイサービスにボランティアで指導に来てくださいました。2009(平成21)年4月、先生が体調を崩された後は、先生が早く元気になられることを願いながらサークルを続けてきました。現在は12名です。先生が2011(平成23)年12月27日、永眠されました。76歳でした。「折り目をしっかりつけていたらできるんですよ」というお言葉を大切にして、これからもみんなで折り紙の楽しさや輪を広げていきます。嶋田ツミ子先生、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

●アメリカの留学生に折り紙を… 田島紀代さん(長崎県)
長崎短期大学のハウステンボス教室で、アメリカの留学生10名程が半年間日本文化を学ぶために佐世保に滞在しております。その中で3月2日(金)、9日(金)、16日(金)の3日間、折り紙講座を行いました。折り紙の歴史から、記号の見方、折り方などを取り入れ、役に立つもの、飾るもの、遊ぶもの、の三種類を教えました。 アメリカの留学生なのでクリスマスグッズ(リース、サンタ、参考は『おりがみでクリスマス』)を取り上げました。一番の人気は、雪が積もったツリーで星まで1枚で折る木でした。 「帰国後、習った折り紙をたくさんの人々に教え広げて行きたい」との感想でした。8月まで彼らは滞在するので「もう一度来て下さい」と、嬉しい返事がありました。一番難しいのは折り紙用語で、山折り、谷折り、中わり折りを暗記しながら作品を折っていました。第2弾として、秋に留学生が来る予定です。人数は少ないですが折り紙がもっともっと広がれば嬉しく思います。

【441号へのお便り】
「よろい兜」、「かぶと」がよかったです。今月号は作りやすい作品が多かったです。ドールハウスに興味があり、折り紙で1つずつでもそろえていけたら…と思っています。特集してください。
長野県 轟 照子さん

 子どもたちは「コンパクトとパフ」が気に入り、超ミニサイズや特大サイズのコンパクトとパフも作り、お化粧して遊んでいました。「国際交流基金インド、スリランカ折紙講師派遣報告」は、首を横に振ることがイエスの意味だなんて、ちょっとした仕草にも大きな違いがあるものだとおもしろく読みました。
大阪府 殿谷仁志さん

 「新事務局へようこそ」を読みながら、行ってみたいなと思っています。家の近くの公園の桜の大木が数十本も花を散らせています。一足早く花を咲かせた河津桜は黄緑色の葉をキラキラと輝かせてきれいです。どの桜の木も今から葉を出して輝くのですね。この間、公民館の庭でシロツメ草の葉の中で四つ葉のクローバーを見つけました。持って帰って押し花にしています。何かよいことがあるでしょうか…。道端の草もかわいい花を咲かせています。いいですね。
兵庫県 林 悦子さん

 表紙で使用した紙の大きさが書いてあったので助かりました。また最近、使用した折り紙の商品名とメーカーがわかってうれしいです。折り紙を始めたのは、友人に習いたいと言われたからです。友人は1年ほど続けた後、体調を崩してやめたので、ときどき習った折り紙を一緒に折って楽しんでいます。奥深い折り紙にときどきつまずきながらも5年目に入りました。電車の中で折って、周りの方に差し上げて喜んでいただいています。
兵庫県 辻本芳子さん

 今年から講師講習会や折紙シンポジウムに参加してみよう!と早速申し込みしました。今のところ本を見ながらいろいろな折り方の練習をしたり自分のアレンジで花束をたくさん作り、プレゼントしたりしています。初めての講師講習会…どんな勉強ができるのかなと期待しております。また、折紙シンポジウムも初めての参加ですが、ワクワクドキドキしています。今月号は兜を中心にいろいろな形の兜や大きさの違うものを作って楽しんでいます。本当にたくさんの種類(折り方)があるものだな~と感心しながら折っています。
埼玉県 根本聖恵さん

【支部だより】
日本折紙博物館で支部作品展
新潟支部「はまなす」支部長 津野ミエ/新潟県

 3月20日(火/祝)、身動きできない程の折り紙作品を車に載せて、彼岸の中日だというのに雪の降る朝6時、加賀の折紙博物館をめざして走りました。
 加賀に着く頃はそれでも陽もさして、作品を濡らすことなく無事着。地元・金沢支部の田中稔憲先生のご指導をいただきながら展示に取りかかりました。「はまなす」会員の力作を精一杯お披露目したい気持ちでした。階下の「お菓子の城」から漂ってくる甘い香り、香ばしい匂いに「ボード」の花々はふるえ、コアラやリスの動物たちは鼻をヒクヒクさせ、「瓢湖」の白鳥は忙しそうに泳ぎまわっていました。作品の飾り付けを終え、田中先生の「折り紙もろもろ」のお話をうかがって作品展の成功を祈りました。

絆 届け東北へ!ほほ笑みの歌声
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長 梅本吉広/大阪府

 今年も3月10日(土)・11日(日)、阿倍野市民学習センターで「グループフェスティバル2012」が開催されました。
折しも今回は東日本の大震災の1周年と重なり、震災が発生した時刻に会場で黙祷があるなど、いつもと違う文化祭となりました。大阪支部も絆を何か形にしようということで、土戸英二さんの作品「天使」をみんなで折り、合唱団の構成にしました。また、木下一郎さんの作品「額縁」(『434号』)の中に、取り戻したい三陸海岸の写真を入れて、展示をしました。このような絆のコーナーの他、ユニットや龍、ひなまつり、スキーやスノボ、サッカーなどスポーツ、鶴、季節の色紙などに分類して展示し、色紙が28作品、立体138作品が所せましと並びました。最終日には大勢の見学者でにぎわい、盛況のうちに終了しました。

長崎折遊 おりがみ展示会 (文)上野善幸/長崎県
長崎支部「長崎折遊」(支部長 浜田 勇)

 「気楽に折ろうよ!」をモットーに活動を続けている長崎支部。作品展は2007(平成19)年以来です。浜田支部長の「戦国武将の時代折り紙」(日貿出版)発刊に触発され、こどもの日を目標に作品展を計画しました。有名な観光地でもあるグラバー園の入口前にある南山手美術館の2階ギャラリーをお借りし、「端午の節句」をテーマに、4月14日(土)から5月6日(日)まで開催しました。
 入口のウェルカムボードに迎えられ、まず目に入るのは、会員共同で作った300本の菖蒲・アヤメ園。次にお子さんや、折り紙に日頃触れ合う機会が少ない人にも解りやすい伝承折り紙のコーナーが続きます。さらに進むと十二支の動物たちや、長崎の花「あじさい」、大きな「しゃちほこ」にも驚きの声が聞かれました。その周りは額に入った花や花瓶のバラなどで彩られています。
 メインは戦国武将のかぶと類ですが、支部長の力作「抽象折り紙」も新しい試みでしょう。最後はユニットコーナーを設け、くす玉26個や球形ユニットを多数飾り、華やかに締めくくります。
 開催前に長崎のテレビ番組で浜田支部長が紹介され、パンダの折り方が、実況中継で放送されました。さらに、ケーブルテレビでの展示会の紹介もあり、会場には会員の友人、知人をはじめ観光客、修学旅行生、留学生、外国人親子などたくさんの人が訪れ、折り紙体験も楽しんでいました。また、触って遊べるコーナーでは子どもだけでなく、大人も楽しく遊んでいました。
 終わってみると、県外、国外の120人を含め約600人の訪問客があり、特にゴールデンウィークの前半は、当番の人は昼食の時間も取れないほど、てんてこ舞いをしていました。
 折紙体験コーナーでは、かぶと、独楽、箸袋など6種のメニューを日替わりで体験できるよう計画しましたが、浜田支部長の手なれた指導や訪問客の要望もあり、動いて遊べるものにも多くの人が集まりました。折り紙の楽しさを知っていただき、一人でも多く折り紙の世界に興味を持たれるよう念じつつ今回の展示会を終えました。

おひなさまのお祭りに出展
奈良支部「あきしの」支部長 竹尾篤子

 3月1日(木)~31日(土)に開催された「第6回高取土佐町並み 町家の雛めぐり」に、遠方よりたくさんの方にお越しいただきました。天候は不順でしたが大盛況でした。高取の町は大昔からの薬の町です。古い家並を残す街道筋の各家には古くから伝わるおひなさまがあります。このおひなさまを飾ってみなさんにお見せして楽しんでいただくお祭りです。
 その町中にある「町家のギャラリー輝」で、私たち奈良支部は折り紙のおひなさまや鶴を飾りました。1枚の紙から折り出すおひなさまや鶴に、皆さん目を見張り、驚きながら見てくださいました。土曜、日曜には体験講座を開き、おひなさまを折ってもらいました。初めて折るおひなさまに感動していただきうれしかったです。本当にありがとうございました。来年もまた飾ってみようかなと思っています。

新連載 雑誌『小国民』にみる折り紙 今と江戸をつないだ明治
岡村昌夫

【折紙変化船(へんげぶね)-その2-】
 前号で紹介した雑誌『小国民』第5年21 号(明治26 年11 月)の「折紙変化船」の「変化(へんげ)」というのは、フレーベル式折り紙のうちの、次々に形を変化させながら違う作品に移行する折り方(ロバート・ハービンさん※の用語では「MULTI FORM」)ですが、ここの『小国民』の掲載図では、最初にざぶとん折りを重ねていることが分かります。「二そう舟」と「帆かけ舟」の二種だけを作るならこれは不要ですが、そう折ると、日本で言う「やっこさん」や「はかま」などから、「たから舟」まで折る事が出来て「変化」の範囲が広くなります。フレーベルの「二重基本形」を使用した場合の折り方がこれでした。(「二重基本形」のほかに「単純基本形」がありますが、これは、ざぶとん折りを重ねる回数が違うだけです。)
 前号でも触れましたが、「二そう舟」と呼ばれる作品には2種類があって、日本に江戸時代からあった伝承作は「ぶた」に近い方であった可能性が強く、西洋のとは少し違っていたのではないかと思われるのです。そのことを、『小国民』の記者も投稿者も、はっきり認識していなかったものか、図中の完成図があやふやな形に描かれています。作品の形を正確に把握していないのです。このような例は他にもありました。
 明治41 年に出版された『折紙と図画』(木内菊次郎著)でも、2種に分けているものの、完成図が全く同じで、区別無しです。この本の第一集の項では、今で言う「かんのん折り」を基本とする作品(「いえ」や「ぶた」など)を並べた中に「催合船(もやいぶね)」を入れて「二艘船ともいふ。」と書き、第三集(ざぶとん折りから始めるものだけ)には「風車」を折り返して変化させる「二艘船」をあげていながら、その完成図が第一集の図と全く同じなのです。違いが正確に認識されていなかったことの表われでしょう。 前号に書いた『小国民』の記事に「古(いにしへ)より伝わる」と書いてあったのも、同様な誤解があったことを推測させます。
***
 『小国民』第6 年(明治27 年)12 号の折紙記事は、折紙を利用した「変わり絵」の遊びです。この中には、「二そう舟」は含まれていませんが、それを開いた形(「べっかこう」)から初まり、「河童(かっぱ)」、「とま舟」、「帆掛け舟」、「碁盤」に変化してゆくように絵が書き込まれています。これとよく似た「おもちゃ絵」(子供用の刷りもので、切り抜いて遊ぶもの)が明治に出版されていますので、それを真似て投書した少年がいたのでしょう。最初の「べっかこう」は「べっかんこ」とも、「あかんべ」とも言いますが、舌を出している絵を見て、投書者がそう書いたのでしょう。しかし、これは「舌出し三番叟(さんばそう)」という踊りを表現したものです。歌舞伎で現在も上演されているもので、日の丸を付けた「剣先烏帽子(けんさきえぼし)」をかぶって踊りますが、この折り紙は、絵を描かないで、このままの形でも「さんばそう」略して「さんば」と呼ばれていました。(明治18年刊、飯島半十郎著『幼稚園初歩』に掲載されています。)
 「とま舟」や「かっぱ」なども含めて、この変わり絵遊びは、フレーベル式折り紙から離れて、すっかり日本化されていると言えるでしょう。これでは、「MULTI FORM」の作品群はヨーロッパから来たという事実が、昭和以後の人たちに忘れられてしまったのも無理からぬことだったかも知れません。「帆掛け舟」を「だまし舟」にして遊んだのも、やはり日本の子供たちだったと思われます。

【ワールド オリガミ レポート】
オランダ折り紙コンベンションに参加して 
中島 進(日本折紙協会理事/埼玉県)

 4月12日(木)~18日(水)、日本折紙協会の会員11名の皆様と一緒に、オランダのメノロードで行われた大会に参加し、楽しい折り紙交流をしてきました。オランダでは、オランダ折紙協会のピーター、ヤネッケご夫妻に大変お世話になりました。
 成田を出発、アムステルダムまでの機中では、折り紙作品が(飛行機だけに)飛び交い、大好評でした。翌日は、アムステルダム市内を観光(国立博物館でレンブラントの絵に感動、王宮、マヘレの跳ね橋、アンネフランクの家を見物)し、午後にはチューリップで有名なキューケンホフ公園で、満開のチューリップに堪能しました。その後、大会会場のメノロードに着き、参加者の皆様の歓迎を受けました。参加者は合計150名で、森林公園の中にある静かな研修所で2泊3日の折り紙交流を楽しみました。
 夕食後は、自由折り紙広場があり、夜遅くまで折り紙を教えたり、教わったりしました。楽しい時はあっという間に過ぎました。大会後の4月16日には、現地小学校で子どもたちに折り紙を教える日で、早朝、オランダ折紙協会の事務局の方々の見送りを受けバスで出発しました。途中、ピーター、ヤネッケご夫妻の、きれいな自宅に立ち寄り、多くの折り紙作品と美しい庭を見せていただきました。
 その後、小学校に移動し、3クラスで折り紙を教えました。生徒たちは、よく折り紙授業を受けているとのことで、折り紙レッスンを楽しんでくれ、先生方にも大好評でした。帰り際には、生徒たちはバスを見送ってくれ、大変楽しい経験ができました。その後、アムステルダムに戻り、翌日、日本に向け帰国し、折り紙を通じた楽しい旅を終えることができました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「七夕と海の日」 

 『昔の人は、今よりもずっと、星座で季節を感じていたんだって。天の川の両岸の明るい2つの星が宵の空に昇るころが、夏の始まりです。伝統にならって習字や裁縫、そして折り紙の上達を祈って、七夕飾りを作りましょう。織姫と彦星が、会えますように』
 『新暦7月7日はたいてい梅雨空で、晴れたとしても夏の星座はまだ低くて、やっぱり旧暦とか月遅れの行事なんじゃないかなあ…。それにベガとアルタイルって15光年も離れてるんだってさ。遠距離にもほどがあるよね』…表現は違うけど、七夕を想う気持ちはいっしょ。2人なかよく七夕祭りの準備中。今夜は晴れるといいですね。

①☆魚・伝承
この作品は『159号/絶版』で紹介された作品です。「胸びれ」が折り出された伝承作品です。(編) 

②☆お魚の手紙折り・伝承
長方形で折る「手紙折り」の作品です。インターネットや書籍で紹介されてよく折られるようになったようです。③は正方形の半分の三角形なので、正方形用紙からでも同じ形ができます。(編)

③イルカ、コククジラ、ナガスクジラ、マッコウクジラ、ザトウクジラ・松野幸彦
尾びれの構造を基本に、他のパーツの形を変化させることでクジラを折り分けてみました。並べて図鑑のように楽しんでください。

④ホタルイカ・高山三千江
富山湾の春の風物詩「ホタルイカ」は、神秘的に光る様子が有名です。7.5cm角の茶色のハーモニーおりがみで折ると、茹でたホタルイカのようになります。箸置きにもなりますよ。

⑤カニ・郷原利夫
ずいぶん前に投稿した作品を掲載してもらえて、感激しています。

⑥マンタ・笠原幸惠
水族館が好きなので、海の生き物を折りました。はじめて載せていただいて、嬉しく思っています。

⑦さかなのいれもの・池田明美
相変わらず実用的な作品に凝っています。それも季節に応じたものができあがれば最高です。この作品は伝承の箱をアレンジしたものです。この作品の他にもいろいろアレンジを楽しむことができます。皆さんも考えてみませんか。

⑧シオリ・川手章子
本やノートのページの角にかぶせ、シオリとして使っていただけたらと思いました。また割れ目にちょっとしたメモなどをはさんでもよさそうです。折り紙によっては2色の四角が並びますよ。

⑨☆笹の葉・藤本祐子
子どもたちにも折れる簡単な笹の葉です。左右対称に折れなくても気にしないで大丈夫。いくつか集まったら、自然な味が出ますよ!

⑩寄りそう花、寄りそう花の薬玉・永田紀子
2つの単体を合体させてはじめて花が寄りそうにできることに気付き、織姫、彦星の気持ちを表しているように感じました。2枚組みがとくに七夕の飾りにはふさわしいのではと思っています。

⑪鶴のメリーゴーランド・高山鈴子
くす玉を創るつもりでしたが、4羽を組み合わせたら思いがけなくかわいいメリーゴーランドができました。これを6個組み合わせると薬玉ができます。頭の角度は調整してください。頂点に伝承の風船をのりづけするとかわいいです。

⑫カットクリスタル・小宮はじめ
1つのパーツで、中心から接続部分を合わせて放射状に12枚の羽根になっています。6枚のパーツで組む時は少々入れにくいですが、がんばって完成させてください。完成形は正8面体になっています。紙の色や素材にも工夫して楽しんでみてください。

⑬星のゆびわ・浅井かづゑ
カラ-ホイルの折り紙を使い、⑦の「つぶしながら折りたたむ」のところを途中までつぶした形で折りすすめていくと、宝石の入った指輪のように見えるので、試してみてください。7.5cm角の紙が指に合いますが、9cm角の紙が折りやすいです。⑫のさしこみで大きさを調節してください。

⑭キラキラ星・東海林伸嘉
伝承作品のコップの折り目を基に作りました。この作品を折り紙をふだんやらない人に見せると、四角い紙が星の形になることに驚いていました。わりと簡単な作品なので、作り方を教えてあげると喜びます。光沢のあるキラキラした紙で折るときれいですよ。

⑮すいか・桃谷好英
立体的なすいかです。入れものとしても使える作品です。赤と緑の両面折り紙で折りましょう。(編)

ミニ知識
◇海の日…7月の第3月曜日で、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨とした国民の祝日です。また、7月は、1972(昭和47)年から「海岸愛護月間」に定められ、「美しく、安全で、いきいきした海岸を目指して」を標語に、社団法人全国海岸協会が人と海のふれあいの場としての海岸を守るために普及活動をしています。

◇ふみの日…7月23日。1979(昭和54)年に、当時の郵政省によって、手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて文字文化を継承する一助となるようにと制定されました。なお、8月8日ごろの立秋の前日までは、暑中見舞いを出し、それ以降は残暑見舞いを出します。

◇ホタルイカ…体長5~6cmの小形のイカです。深い海にすんでいますが、産卵期にはメスが浅海を回遊します。メスの数に比べてオスの数がきわめて少ないといわれています。全身に粒上の発光器があって、発光すると美しく、富山県魚津市の群遊海面は特別天然記念物に指定されています。食用にするのは日本のみといわれ、富山県の漁港では4~6月ごろ産卵に集まる群れを対象に漁業が行われます。

◇カニ…脚は5対で、そのうち先端の1対はハサミになっています。そのハサミでエサをちぎって、口に運びます。なお、缶詰めで最高級とされるタラバガニは、実はカニではなくヤドカリの仲間です。

◇マンタ…オニイトマキエイのことです。体の幅は6mで、最大級の魚です。マンタはスペイン語で「毛布」という意味です。頭にある2本のツノのような部分は、頭とうき鰭と呼ばれ、胸びれの一部が口の両端に突き出たものです。曲がるときにかじの役目をしたり、口を囲むように下側に折り曲げて、エサを囲んで取ります。

◇クジラとイルカ…クジラとイルカは、同じクジラ目に属す仲間です。体長数m以上のものをクジラ、それ以下の小さいものをイルカと呼ぶこともありますが、この区別ははっきりとしたものではないそうです。この仲間はヒゲクジラと歯クジラとに大きく二分されます。ヒゲクジラは歯が進化して一本もなくなり、かわりに上あごから下に向かって数百ものくし状のヒゲが生えました。小さなエサを口に入れて、口を閉じ、ヒゲの間から海水だけを外に出し、エサをこします。漢字に魚偏を持つことからもわかるように、古くから魚とみなされました。クジラが魚ではないとはじめて明らかにしたのは、江戸時代の1760年に出版された山瀬春政の『鯨志』です。クジラは一頭まるごと利用できるといわれ、肉を食用、皮や骨や内臓などから油を採り、肝臓や膵臓は薬品原料になります。ヒゲはからくり人形のぜんまいとして使われたりしました。

◇イルカ…歯クジラの仲間。体長1.3m~3.9m。脳の体重比が高く、脳の表面のしわも多く、知能が発達しています。声や音やジェスチャーなどでコミュニケーションしていると考えられています。

◇コククジラ…ヒゲクジラの仲間。体長12~13m。メスはオスの倍ほどの体重があります。背びれがなく、背の後半から尾びれ近くにかけて小さなコブ状の盛り上がりが8~9個あります。濃い灰色に薄い灰色がまだらに混ざっていて、この特徴から英語名はグレイ ホエールです。和名のコクには克という漢字が当てられていますが、和名の由来はわかっていません。体一面にフジツボとクジラジラミが付着していますが、この寄生生物がなぜコククジラを好むのかもわかっていません。

◇ナガスクジラ…ヒゲクジラの仲間。体長21~22mで美しい流線形です。鋭くとがった先端がちょうど45度の角度で後方に傾いている形のよい背びれが特徴で、この背びれから英語名はフィン ホエール(フィンはひれの意味)と名付けられています。ナガスクジラ科には下あごからへそのあたりまで、畝須と呼ばれる、深さが約5cmの溝が平行に走っている部分があり、それが長いのでナガスクジラという和名が付けられています。畝須は、ベーコンの原料として食べられます。

◇マッコウクジラ…体長11~15m。アメリカのハーマン・メルビルの小説『白鯨』の中のクジラはマッコウクジラで、65種類いる歯クジラの代表ともいえるクジラです。歯クジラはヒゲクジラとは逆で、オスがメスより大きいです。体長の3分の1を占める角張った巨頭に、白くて濃い脳油がつまった脳油袋があり、そのおかげでマッコウクジラの潜水能力は優れています。深度が増すたびに冷たくなる海水を鼻道に取り入れて脳油袋を冷やし固めて、重りにして深く潜ります。この脳油は人間にとっても有益で、昔は高級ろうそくに、近代になっても高級潤滑油として自動車から宇宙ロケットにまで使用されました。クジラの鼻孔は通常頭の上に付いていますが、マッコウクジラだけが頭の前の方の左側に付いています。鼻孔も他のクジラのようにまっすぐ下の鼻道につながっていず、前方45度の角度に付いていて、吹く潮は前方45度に上がります。抹香とは粉末状の香のことで、マッコウクジラの腸から採れる龍唾香(りゅうぜんこう)を乾燥させて火にくべると抹香に近い香気が漂うことから名付けられました。龍唾香は腸にできるコブから採れますが、すべてのマッコウクジラにあるわけではないそうです。

◇ザトウクジラ…ヒゲクジラの仲間。体長14m。背びれの出ている部分がこんもりと盛り上がっているのが特徴です。英語では猫背という意味のハンプバック ホエールと呼ばれていますが、琵琶を背中にかついだ座頭の姿に似ていることからこの和名が付きました。長い胸ビレを前後左右にゆっくりと振りながら泳ぎます。

◇七夕…中国大陸から伝えられた7月7日の夜に天の川を渡って会うことを許された牽牛と織女の星伝説の「七夕」と、短冊に歌や文字を書いて裁縫や書道の上達を願う「乞巧奠」(乞巧は巧を乞うこと、奠は祭るという意味)という風習が、日本古来からの水辺の棚に置かれた機で神衣を織って神を迎える棚機女の神話に結びつき、日本独特の七夕の行事となりました。七夕はお盆の行事とも関連が深く、先祖の霊を迎えるために身を清める禊の行事という意味合いもあります。そのため、七夕には短冊が流れてしまうほど雨が降るのがよいとされる地域もあるそうです。

◇七夕の笹…笹は神が降りてくる依代と考えられました。五色の短冊を七夕飾りとして笹竹に付ける七夕竹の風習は江戸時代から始まりました。五色とは中国の陰陽五行説に基づいた赤、青、黄、白、黒のことです。江戸幕府が七夕を五節供のひとつに定めたことから武家の間で盛んになり、寺子屋の普及とともに習いごとや習字の上達を願う風習として町民の間でも広く行われるようになりました。

◇スイカ…いつ日本に渡来したかははっきりとはしていませんが、江戸時代には広まっていたそうです。黒と緑の縞模様のスイカが広まったのは昭和の初めのことで、それまでは黒く見えるほど濃い緑色でした。黒い皮の中に血のような真っ赤な実が詰まったスイカは、江戸の人々には初めは気味悪がられたそうです。暑さが厳しくなるころの、土用丑の日に精のつくうなぎを食べる風習がありますが、スイカもよいとされています。なお、7月27日は、スイカの縞模様を綱に見立てて「なつのつな」の語呂合わせから「スイカの日」と制定されています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『五節供の楽しみ』(淡交社)、『年中行事事典』(三省堂)、『今日は何の日か?事典』(講談社)、『暮らしの歳時記』(講談社)、『民俗行事歳時記』(世界聖典刊行協会)、『江戸っ子歳事記』(三省堂)、『大江戸ものしり図鑑』(主婦と生活社)、『家族で楽しむ歳時記・にほんの行事』(池田書店)、『クジラとイルカの図鑑』(日本ヴォーグ社)、『日本人のクジラ学』(講談社)、『鯨ウォッチング&タッチング』(講談社)、『クジラの謎イルカの秘密』(河出書房新社)、『水族館のいきものたち』(マリン企画)、『サカナの雑学事典』(新人物往来社)、『魚貝ウォッチング図鑑』(思索社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

新連載【和紙ものがたり】〔第3回〕うちわ
江戸時代に日本を訪れた外国人は和紙の用途が広いことに驚いたといわれています。このコーナーでは、日本人が和紙を 生活の中でどのように利用してきたかを紹介します。
伝統のうちわは竹細工に紙や絹を貼ったもので、節電対策としてその良さが見直されています。うちわの生産日本一の香川県丸亀市「うちわの港ミュージアム」の竹田さんにお伺いしました。

うちわとは
うちわは中国大陸から伝わり、奈良時代や平安時代の貴族の間で、涼をとるだけでなく、日差しをよけたり、顔を隠したりするなどのためにも用いられました。江戸時代になって、紙と竹細工の製造が盛んになり、日本各地でうちわが作られるようになりました。江戸の女性の間では、うちわを手にすることが大流行したそうです。「丸亀うちわ」は、江戸時代の初めに金比羅参りのみやげ物として、朱赤に丸金印の渋うちわが作られたのが始まりといわれています。香川県内に和紙の里はありませんが、「伊予竹に土佐紙貼りてあわ(阿波)ぐれば讃岐うちわで至極(四国)涼しい」と歌い継がれているように、うちわの材料を近隣の各地でまかなっていました。つまり竹は伊予(現在の愛媛県)、紙は土佐(現在の高知県)、糊は阿波(現在の徳島県)を使って、讃岐(現在の香川県)でうちわの製造が行われていました。

※渋うちわ…表面に渋柿の実から取った汁(柿渋)を塗ったうちわ。柿渋が防虫剤や防腐剤の役目をし、また防水性も出て、丈夫なうちわです。台所の火あおぎ用として使われてきました

うちわ用の紙
丸亀うちわは竹の骨が細いので、薄くてこしがある和紙が貼りやすく、できあがりも美しいものになります。また、あおぐための道具であるうちわには、軽くて丈夫な紙が適しています。
 上の写真のうちわには、どれも骨が透けるほどの薄い手漉きの和紙が使われています。土佐の典具帖紙や落水紙で、どちらも楮を原料にした、しなやかな紙です。現在、丸亀うちわに一番よく使われる紙は、「仙貨紙」と呼ばれる機械漉きの和紙の薄口です。丈夫で、適度な張りと薄さで扱いやすく、うちわの港ミュージアムの来館者も体験うちわ作りをこの紙で楽しんでいるそうです。

うちわの作り方
竹細工に和紙を貼った丸亀伝統うちわは「木取り」(40cmほどに切った竹をうちわに適した幅に割る工程)、「割わき」(「切り込み機」で穂先より10 cmほどの切り込みを入れて35~40本にさく工程)、「穴あけ」 (鎌と呼ばれる弓竹を通す穴を節の部分にあける工程)、「柄削り」(柄の部分の仕上げに当たる工程)、「編み」(弓竹を通した穂を糸で編む工程)、「付け」(編んだうちわ骨の弓竹に形をつけ、糸をとじつけるという工程)といった竹細工の工程を経たものに紙を貼ります。「貼立」と呼ばれる工程で、うちわの骨の穂の部分に薄く溶いたのりをつけ、地紙を貼り付けます。そのあとが「型切り」 で、「昭和」「玉子」などに穂を仕上げます。最後にうちわのまわりに「へり紙」と呼ばれる細長い紙を貼って「へり取り」を行います。

登録有形民俗文化財
 「丸亀うちわは昔から宣伝や販売促進用が主なので、現在は安価な、骨がプラスチック製のポリうちわが生産の大半を占めます。ただ、ポリうちわは重くて、あおぐのには適さないように思います。薄い手漉きの和紙を使った丸亀伝統うちわであおぐと、柔らかい優しい風が起こせます。ぜひ、一度お試しください」と竹田さんはおっしゃっていました。
 2011年に「丸亀うちわの製作用具及び製品」が登録有形民俗文化財に認定されたそうです。竹と和紙で作られた伝統うちわが、これからも日本の蒸し暑い夏に心地よい涼しい風を送り続けてくれることでしょう。

<読者の広場>
●折り紙気まぐれ便り 大倉ぎん子さん(岐阜県)
いつも月刊『おりがみ』をありがとうございます。病気とともに40数年。折り紙があったから今日まで来られたのだと思います。手術を9回くり返して生きてきました。おまけの人生、いつもそう思いながら文通を楽しんで、こんな通信も喜んでいただきました。ほんの一部ですが、ご覧ください。

●保育園で折り紙の個人制作 くるみ保育園 秋吉好子さん(佐賀県)
 当園ではモンテッソーリ教育を導入しています。「布」でできた「折る」道具を使って、三角形や長方形に折ることを何度も楽しみます。次の段階で紙に移ります。1年近く経つとミニアルバムを利用して作った折り図本を見て「これ作る!」と、うれしそうに折り紙をしています。1~6回で折れる簡単な作品を準備しましたが、折るたびに「うわぁー」と声を上げ満面の笑みを見せてくれる子どもたちを見ていると、このままずっと折り紙が大好きな子でいて欲しいなと思います。ここ数年共同制作ばかりでしたが、今年は選択の自由を大切にして個人制作にしました。(折り図本を作るとき『おりがみ4か国語テキスト』を参考にしました)。

●第21回 墨田区平和メッセージ展に参加  相馬効子さん(東京都)
3月は東京大空襲、そして昨年の東日本大震災と忘れられない月になりました。
今年も墨田区では慰霊をこめ3月9日(金)に平和を願う式典が行われました。コンサートやメッセージ展とともに折り鶴で描いた「とどけ 平和と復興の願い 夜空に咲く 大輪の花火にのせて」が壁一面に飾られました。大輪の花火が被災地の方々を慰め、元気づけるように勢いよく夜空いっぱいに咲き、鳩たちが平和を訴えるように今年5月開業の東京スカイツリーの周りを飛んでいます。みなさんとコンサートを聴きながら亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災地の一日も早い復興を願いました。私たちも和カフェ「みづき」のお客様を中心に今年も2,501羽を折り参加させていただきました。

『432号』で紹介していただいた後のご報告をします。
みなさんが折ってくださったメッセージ入りの折り鶴300羽は文字が見えるように吊るしました。会員の中に南相馬市の方がいらっしゃるご縁で、南相馬市役所へ「絆」「あきらめないで一歩一歩」のフレームと折り鶴を一緒に送らせていただきました。後日、市民ホールに飾られた写真とお礼のメールが届きました。その後、市役所の方々7名が復興を願って2月26日(日)に開催される東京マラソンに参加、そのとき「あきらめないで一歩一歩」の標語をタスキにして走りたいので…と電話がありました。私たちも震災の後、どなたかが使った言葉を引用させていただいたものだったのですが、思う気持ちはみな同じと使っていただくことにしました。さっそく横断幕を作り応援に駆けつけました。大勢の選手が参加していましたが、市長さんを囲んでタスキを掛けた市役所の方々
とお会いすることができました。
 また、雛祭りが近いこともあり、被災地の方々にはお雛様も地震で壊れ、津波で流されて寂しい思いをなさっている方もいらっしゃるのでは…と思い、高濱利恵さん創作の「お雛様」を折って市役所へ送りました。すると市役所から応援のお礼のメールが雛壇や屏風を手作りしロビーに飾られたお雛様の写真とともに送られてきたのです。お忙しい毎日の中、私たちへのお心づかいに感謝の気持ちでいっぱいになりました。これからもできることを見つけ、折り紙を通じて応援を続けていけたらと考えています。私たちは端午の節供に向けて兜を折り始めています。

【440号へのお便り】
 今月号は特集「うれしい春」のタイトルにふさわしい内容でした。「おりがみ」のタイトルが8ページにも出現しますが、写真と解説のみでよかったのではないでしょうか。「ワールドオリガミレポート」の中のハンガリーのヴァーシュ・イルディコさんのハートの折り紙は心温まるものでした。「モンゴル折り紙センター活動アルバム」はおもしろく、このような外国での活動状況は興味いっぱいです。今後も期待しています。
千葉県 鈴木茂昌さん

 『440号』の43ページ、鳥取県の高階様へ。私は毎年2月に看護師の定年退職者の集いがあるときに、ダンボールに作品を入れて持参し、宴会前に披露します。約30名の集いですが、「アッ」という間になくなっていきます。みなさんの「感嘆」、「感激」、「喜び」の声に私はいつも満足しています。
石川県 菊地紀子さん

 目が悪くなったので、折り図の後半を大きくして欲しいです(谷、山線が見づらい)。「12回いのっこ祭り」に今年も出品(第1回から出品しています)。今年は「川崎ローズ」、「干支の辰」「たつのおとしご」が好評でした。
大阪府 山田充代さん

 「エンピツアイドルまめ吉くん」は、我が家のダックスフントの名前も「まめ吉」なのでうれしくなり、たくさん作りました。顔も犬顔に変えたりして、近所の新1年生に「Pencil Pot(えんぴつ立て)」とともにプレゼントしました。子どもたちに大変な人気でした。川手先生の作品はいつも好評です。近所のチビッ子たち、デイケアのみなさま、地域の方々とボランティアでふれあうことができるので、折り紙をしていて本当によかったと思っています。
広島県 土本八重子さん

<みんなの作品展>
小さな展示会、広がる折り紙の輪 小倉隆子(東京都)
 2月7日(火)~19日(日)、多摩市貝取の「白樺」というギャラリーを兼ねたコーヒーショップで、「押し花と折り紙のコラボ」と題したひなまつりの展示会を開催いたしました。おひなさまの創作もいろいろなバージョンで工夫して飾らせていただきました。押し花の石橋智恵子さんは、以前日本折紙協会の行事でインドネシアを訪問したとき、着付けの先生として参加されていた方です。これも折り紙を通してのつながりで、このたびの運びとなりました。押し花もおひなさま中心で、藤娘やかわいい力作ばかりでした。折り紙教室も何日かに分けて行い、押し花や折り紙びなのタペストリーを制作して連日大盛況でした。大変多くの方に折り紙を理解していただき、喜んでお持ち帰りしていただきました。
 今回は小さな展示会ということもあり宣伝は控えたのですが、大勢の方が見に来てくださいました。小さなお子さまから80歳、90歳とさまざまな方が来てくださり、遠方からも大勢の方が足を運んでくださいました。本当にうれしく感謝でいっぱいです。ありがとうございました。折り紙と押し花は異質なものですが、なぜか不思議とマッチしていました。押し花の方も折り紙に非常に興味を持ってくださり、反対に折り紙の方も押し花の世界をのぞかせていただき、大きな輪ができたような気がします。
 皆様の要望もあり、次回は長期に渡り開催することが決まりました。今年の12月4日(火)~25日(火)でクリスマス特集、26日(水)~翌年の年明け1週目までは正月特集と創作作品を飾らせていただく予定です。喫茶店という特殊な場所ですが、クラシック音楽を聴きながら折り紙の展示を楽しんでいただけることと思います。ご来場お待ちしております。

「アジア太平洋盆栽フェスタ水石高松大会」に参加しました 坂本整子(香川県)
 2011年11月18日(金)~21日(月)、高松市で盆栽フェスタが開催されました。イベントのひとつとして「国際文化交流~世界の遊びを体験してみよう」が「e-とぴあ かがわ」であり、「中国・インドネシア・マレーシア・ベトナム・ロシア・カナダ・日本のあそび」が紹介されました。日本はもちろん「おりがみ」です。盆栽といえば、大阪の梅本吉広支部長! 香川のシンポジウムのおみやげの基になった「富士山と松」の作者です。お忙しい先生に黒松(香川の県木)の盆栽色紙の講師をお願いしました。
 参考作品として展示していた梅本先生の龍を見た小学4年生の子どもさんが、どうしても折りたいということで翌日教材を準備して、といううれしい予定外講習もありました。
 梅本先生は当初、加賀での講習会に参加予定でしたが、金沢支部長の田中稔憲先生の「今回は香川に行ってもらおう」のひとことで実現した展示と講習でした。両先生ありがとうございました。

【支部だより】
布施知子先生をお招きして
(文)島袋保子/沖縄県 琉球支部「月桃の会」(支部長 兼島栄子)

 2月11日(土/祝)、寒緋桜満開の那覇市に布施知子先生をお呼びして、折り紙愛好家を対象に折り紙講習会を開催しました。
 会場の県社会福祉センターの403号室いっぱいの90人の参加。講習作品は30組のユニットと螺らせん旋の箱、その箱に入れるチュ―リップ一輪。パーツの組み立てに時間をとられている様子に、ひとりひとり丁寧にコツを教えておられる先生と作品作りに取り組んでいる教室の熱気が伝わってきました。
 アンケートの結果「難しかったけれどできあがったときはとてもうれしかった。また来年も必ず来ます」との声も多く、準備は大変でしたが楽しい講習会でした。 皆さんが本土に出かけることはなかなか難しいので、こうした講習会は大変有意義でした。また来年もがんばりましょうと実行委員で確認しあったところです。
<琉球支部会員研修会の開催>
 一般の講習会の後、会員23名で2月12(日)・13日(月)の二日間にわたっての研修会を若狭折り紙ギャラリーで実施しました。テーマは藤本修三さんの「平織り」で、支部として取り組むのは今回で二度目です。沖縄の紙「月桃紙」に折りこみを入れながら平織り、そして「ぜんまい折り」に挑戦。皆さん苦戦しながらも和気あいあいと折り紙三ざんまい昧の研修会です。翌日も続いて平織りと模様折りからコスモスを楽しみました。
 そして先生から素敵な言ことだま霊をいただきました。「折り紙は 新しく始めた人も長く折り紙をしている人も同じ喜びわ味わえる。年齢も国も越えて… 一生の友にしてください」 平織りの研究会を始めよう…平織りにはまった支部長も張り切っています。

「すみだ観光まちびらき」で折り紙イベント
墨田支部「折り友すみだ」 支部長 中村桂一/東京都

「すみだ観光まちびらき」は、2011年11月~2013年3月までの、東京スカイツリー開業前後の期間を「国際観光都市すみだ」のまちびらきと位置づけたキャンペーンです。各種PRやイベントが開催され、東京スカイツリーの建つ街“すみだ”の魅力を国内外に発信しています。
 このイベントの一環として、3月24日(土)、墨田支部「折り友すみだ」のメンバー3名で、折り紙コーナーを出店しました。会場は、「勝海舟の銅像」でも有名な、墨田区役所前うるおい広場です。あいにくの冷たい雨で、残念ながら来場者は多くなかったのですが、折り紙を楽しんでいただけたのはよかったと思います。キャンペーン期間はまだ長いので、今後も機会があれば出店したいと思います。

新支部設立あいさつ 高槻支部「思いやりの心」
支部長 佐藤 馨/大阪府

折り紙を楽しむ会(教室)を毎月第2月曜日、芝生老人福祉センター3階で開いています。わいわい、がやがや、と面白く折り紙を楽しんでいます。生徒さんはもともと老人大学のクラブ活動で折り紙を楽しんでいたOBのみなさんです。他、地域の方々にもご入会いただき、地域社会との交流の場となっています。折紙講師資格をお持ちの方も6人と増えてまいりました。教室での折り紙指導も現在各講師の方々によって進めています。生徒さん相互のふれあいの場とし、「思いやりの心」を念頭に少しずつまとまってきたところです。今後も日本折紙協会のみなさまのご指導を賜りますようお願いします。

新連載 雑誌『小国民』にみる折り紙 今と江戸をつないだ明治
岡村昌夫

 雑誌『小国民』第5年21号(明治26年11月)に「折紙変化船(へんげぶね)」として、興味深い記事を掲載しています。
 「へんげ」というのは、以前からのフレーベル式折り紙や、この時代に始まった小学校手工科の折り紙の定番だった種類の作品群で、二重または三重の座布団折りから、付いている折り筋を使って畳み変えながら、いくつかの形を作っていく方法を指します。「二そう舟系」の一群の作品をそう呼んだのですが、現代では、それを指す日本語がありません。英語ではロバート・ハービンさんが‘MULTI FORM’という語を使いましたが、その日本語版(昭和35年緑地社発行『折り紙読本 外国篇』)では「多角形」と誤訳されています。(「多形」とでも訳したのを編集部が不注意に直してしまったのでしょうか。とても良い訳本なので、訳者のミスとは思えないのです。)言葉がないのは不便ですので、私はもとのまま「へんげ折り」と言っています。「変化折り」と書くと誤解されます。
 『小国民』のこの号では、「二そう舟」から「帆掛け船」への畳み変えを扱っています。説明文では「二そう舟」を「これ古(いにしへ)より伝はる法にて面白からず。」と説明してから「帆掛け船」を紹介しています。つまり、「二そう舟」は古い伝承作だが「帆掛け船」は新しくてあまり知られていないものだと言っているのです。
 フレーベル式幼稚園関係の原書や、明治10年台以後の日本の幼稚教育書には「帆掛け船」は必ず載っていますが、それ以前の日本の資料には現れませんので、これは西洋の伝承作でしょう。この『小国民』の記事はそれを裏付けるものです。
 ただ、西洋では、相手に目をつぶらせて遊ぶ「だましぶね」の習慣はなかったようで、それは明治後半期に日本で始まったものと思います。明治41年に書かれた、日本の折り紙の総まとめ的な『折紙と図画』(木内菊次郎著)によると、「だまし船」以外にも「むじな船」「たぬき船」「化け船」などと呼ばれていました。呼び名が一定するに至っていないわけで、その遊びが出来てから、そう時間が過ぎていないように思われます。
また、この2種類の船の折り紙は、「へんげ折り」ですから、片方が西洋系ならば「二そう舟」も同じ西洋系のはずで、事実、西洋では「ダブルボート」の名で広く知られていました。しかし『小国民』では昔から日本にあったと書いていました。
 確かに日本にも古くから「にそうぶね」という名の折り紙がありました。ただ、それが西洋の「ダブルボート」と同じものであったかどうかは別の問題なのです。
 1766(明和3)年に初版が出た『和漢船用集』という有名な本に「二艘船」の名とともに載っている図を見ると、明らかに「ダブルボート」とは違っています。私が幼少のころ最初に覚えたのはこれでしたが、他にも似た「にそうぶね」があることに気づいたのは、後年のことでした。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「ハッピーウェディング」 

近年、結婚式に和風のテイストを盛り込んで演出するのが人気です。
ノアちゃんが出席した結婚式でもリングピローが折り鶴で、引き出物も千代紙のかわいいケースに入っていて、とても和やかな気持ちになりました。ノアちゃんは披露宴の余興で、きれいな花嫁さんにおめでとうの気持ちを込めてエレキギターを演奏しました。
「ありがとう、ノアちゃん。幸せな家庭を作るね。」と、花嫁さんは嬉し涙でした。

①☆メロディコースター・住田則子
音楽好きだからでしょうか。できた単体をながめていると、どうしても4分音符にしか見えなくて…。丸くつないだらクルクル回って、楽しいメロディが聞こえてきそうな気がします。

②かたつむり・青木良
体の色を変えるところとカラを立体にするところがポイントです。貝がらが背中にちょこんとのっかっている感じがかわいいと思います。

③花咲きレター・川手章子
「こいのぼり」は、その飾り方が悩ましいところです。色紙に貼るのでは芸がないし、透明プラスチック板(OHPシート)などをうまく利用するのもいいかも。OHPシートは文房具屋さんでも手に入ります。

④クレマチス・小倉隆子
花びらの整えが少しこまかくて大変ですが、できあがりがとても可憐な花になります。「ステップおりがみ」(クラサワ)のブルーやピンクで折ってみてください。すてきなクレマチスになります。

⑤百合の盛花・富永康平
花のユニット16個からなる薬玉(写真小)を作る過程でできる作品です。花に葉のジョイントを接続するところが難しいかもしれませんが、接続部分の構造をよく見ればわかります。メシベとオシベを付けると引き立ちます。

⑥花嫁、花婿・浅井かづゑ
花婿の上半身は、着物と羽織を表現してから頭部を作ることにしたため、紙の重なりで少し折りにくくなりましたが、その分、袴は伝承折りの舟から簡単に作れるようにしました。和の装いの二人に乾杯! おめでとう!

~おってあそぼう~
☆だれのおうち? 芥川龍之介でした・青柳祥子
昨年、草津のシンポジウムの創作部会に参加しました。コーディネーターは布施知子さんでした。創作のテーマが「顔」で、その時にできた作品です。芥川龍之介の髪型に特徴があるので作りやすかったです。

⑦☆干支の時計(卯、巳、午)・津留見裕子
時計屋さんに十二支の漢字で表示された時計がありました。ほしかったのですが、残念ながら非売品でした。「それなら自分で作ろう」と思い、十二支の動物にして作ってみました。今回は、卯、巳、午を紹介します。

⑧エレキギター・青木良
⑯⑰のかぶせるようにして裏を出すところがすこし難しいかもしれません。ホイル紙で折るとかっこよくできます。

⑨プレケース・川手章子
プレゼントケースを略してプレケースと名付けてみました。少し大きめの折り紙で折るとよさそうです。口止めの部分にシールを貼って、工夫してみてくださいね。また折る工程も楽しめた作品です。

⑩新聞紙のスリッパ・エリック・ケネウェイ
近年、災害時に役に立つ折り紙としてよく折られている作品です。今回、イギリスの折り紙作家エリック ケネウェイさん(故人)の著書“COMPLETE ORIGAMI”(1987年St.Martin’s Press発行)に紹介された折り図をもとに作図しました。なお、この本は伝承折り紙作品、他作家の創作作品のほか、おむつの折り方、まわしの締め方なども紹介されているユニークな本です。

ミニ知識
◇ジューンブライド(6月の花嫁)…6月は、日本ではじめじめとした梅雨の時季ですが、西欧では快適な季節で結婚シーズンです。また、Juneという月の名前がローマ神話で結婚を司る女神とされるJunoに由来することもあり、「6月に結婚すると幸せになれる」という言い伝えがあります。

◇婚礼衣装…結婚式に着る男女の礼装です。もともと結婚式は、神に対する誓約と祈願の意味をもつ祭典だったので、婚礼衣装は神に仕える祭服とみなされ、清浄で華麗なものが多いとされます。

◇白無垢…上着、下着ともに白い着物。もともとは吉事にも凶事にも白が女性の正装の色で、今日、花嫁の伝統的な婚礼衣装として白無垢が残っています。

◇角隠し…明治時代以降は、平安時代から続く女性が被かぶり物を用いて日常生活の中で顔を隠すという風習はなくなりましたが、婚礼や葬式などの儀礼の中に綿わたぼうし帽子や角隠しの形で残されました。婚礼時の綿帽子はちりよけの実用を兼ねて江戸時代から用いられましたが、角隠しという言葉はありませんでした。江戸時代には角隠しと同じ形のものが揚帽子と呼ばれていました。角隠しという言葉は明治時代になって表れ、怒りを象徴する角を隠すことで従順でしとやかな妻となることを示すといわれます。

◇傘の日…6月11日。暦上では入梅のこの日に東京都洋傘ショール商工協同組合が1990年に制定し、傘の楽しさ、美しさ、機能をアピールしています。

◇ロックの日…6と9の語呂合わせで6月9日に制定され、音楽のイベントなどが行われます。ロック音楽とは「ゆさぶり動かす」という意味のダンスのロックンロール(rock’n’roll =rock and roll)から生まれた強烈なリズムを持つポピュラー音楽です。1950年以後、若者の間で流行しました。     

◇エレキギター…胴の部分が薄い一枚の板でできているので、弦の振動が直接マイクに入り、電気信号に変えて強い音が出るギターです。

◇時の記念日…6月10日。時間の大切さを人々に自覚させるために、1920(大正9)年に知識人の有志による生活改善同盟会が主唱し定めました。『日本書紀』に天智天皇が十年(671年)四月に、漏刻(水時計)を使って初めて時刻を報じたことが記載されていて、その日が新暦の6月10日に当たります。なお、江戸時代までの日本では、不定時法で、日の出はいつも明けの卯の刻、日の入りは暮れの酉の刻と決められ、昼も夜も六等分されていました。

◇芥川龍之介…1892(明治25)年~1927(昭和2)年。辰年、辰の日、辰の刻に生まれたので、龍之介と名付けられたといわれています。生後7か月で母親の発狂のため、母の実家の芥川家で育てられました。その芥川家が東京市本所区小泉町(今の墨田区両国3丁目)にありました。大正時代、文壇の寵児として多くの著作を残しましたが、36歳で自死しました。亡くなった7月24日は、著作『河童』から河童忌とされています。なお、芥川賞は純文学の新人の発掘をめざした文学賞ですが、文藝春秋社を主宰していた菊池 寛が旧友の芥川龍之介を記念して設定し、1935 (昭和10)年以来続いています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『大日本百科事典』(小学館)、『日本風俗史事典』(弘文堂)、『服飾大百科事典』、(文化出版局)、『花嫁はなぜ顔を隠すのか』(悠書館)、『知られざるきもの』(奈良新聞社)、『和婚』(芸文社)、『記念日事典』(東京堂出版)、『和ごよみ四季の暮らし』(日本文芸社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

新連載【和紙ものがたり】〔第2回〕張子玩具
このコーナーでは、人々が和紙をどのように利用してきたかをご紹介します。
今回は玩具。玩具は、子どもを喜ばせ、大人を優しい気持ちにさせます。和紙で作る玩具は種類が豊富で、凧、姉様人形、カルタなど和紙をそのまま使うものと、和紙を加工して使うものとがあり、張子は後者に当たります。
 福島県の中央部に位置する郡山市の高柴地区は、江戸時代には三春藩領の高柴村で、三春駒と三春張子の発祥の地です。「高柴デコ屋敷彦治民芸」十代目当主の橋本高宜さんにお話を伺いました。

張子とは
張子は紙を何枚も貼り重ねて作る 細工物です。江戸時代後期の文化・文政期(1804~1829年)に各地の城下町を中心に、使用済みの古い和紙を 紙を 利用して盛んに作られるようになりました。軽くて、丈夫なことから人気のある玩具だったそうです。
 小麦粉で作ったのりで紙を張り重ねます。張子の大きさによって、5枚合わせ、7枚合わせ、9枚合わせなど枚数が異なります。ぬるま湯に浸したあと、余分な水分をとります。それを木型に張り付けて、乾燥させたあと、木型を抜き取ります。それに胡粉(貝殻を粉にしたもの)を塗り、絵の具で彩色します。

高柴デコ屋敷彦治民芸の張子の紙
「高柴デコ屋敷」 のデコとは木彫りの人形の木像(デク)がなまったものだと考えられています。4軒の家々がそれぞれに江戸時代から数百年の伝統を守り続けています。6月の第一日曜日に毎年「高柴デコ祭」が開かれ、張子のひょっとこや七福神の面をかぶって楽しく踊ります。昔は近辺の農家はどこでも冬の副業として紙を漉いていたそうです。安い原料を使って、多くの人に気安く買って楽しんでもらえる民芸品の張子 張子 が名物となりました。
 張子用の紙は100%楮の和紙だと繊維が長過ぎて強いため張りにくいので、襖の下張りなどに使う少し弱い紙が向いています。楮の黒皮のくずから漉いた茶塵や桑の皮で漉いた桑塵などを用います。『429号』の「和紙の里めぐり」でご紹介した、同じ福島県内の二本松市で漉かれた上川崎和紙を10年程前までは使っていましたが、紙漉きの職人が少なくなって、必要な紙を予算でまかなうことが難しくなったので、現在は埼玉県の小川和紙を使っているそうです。
 張子の有名産地の中には 30年前すでに和紙を使うことをやめた所もあるそうですが、橋本さんは機械漉きの和紙と手漉きの和紙とを部分によって使い分けながら、和紙に深い思い入れを持って作っているそうです。
 「将来、張子には手漉きの和紙が使えなくなる時が来るかもしれません。和紙には侘や寂があります。これらは古いものや質素で落ち着いたものに美しさを求めることで、日本人が大切にしてきたものです。また、和紙は洋紙にはないしなやかさがあるので張りやすく、和紙の風合いは捨て難いものです。皆さんに喜ばれる張子を作り続けていけたらと思っています」と橋本さんはおっしゃっていました。

<読者の広場>
●折り神様に感謝 石橋ユリ子さん(福岡県)
 月刊『おりがみ』毎月楽しみに拝見しています。右手の指のしびれのため折り紙を折ることができないかも…と不安を感じつつ過ごす日々でした。思い切って手術をして、成功。あの傷みはどこへやら、忘れました。それでふと思い浮かんだのが、あのパクパク蛙(辻 昭雄さん作『おりがみ傑作選4おってあそぼう!!編』収録)。大きい口の中に御礼のメッセージを書き込みました。左の蛙は15cm角「先生おりがみが折れるようになりました」、中央の蛙は12cm角「感謝」、右は15cm角「ありがとうございました」。ぴょんぴょんガエルは7.5cm角です。折り紙に出会えてよかったと感謝しています。病院の先生にも喜んでいただきました。折り神様に感謝します。

●私の“宝物”、そして“こちらこそ” 武内捷子さん(高知県)
 昨年10月18日(火)、高知市内小学校の3年生の授業に折り紙を取り入れていただきました。1時間の予定でしたが子どもたちの熱心な姿に、校長先生から2時間目の授業もお願いします、と依頼されました。「花コマ」(曽根泰子さん作)ができあがり大喜び。すぐ「ペンギン」(青柳祥子さん作)を折り始めました。小さな手先をよく動かし、わからないところは隣の席の子どもが教え、こうして全員が仕上がりました。
 数日後、32名の子どもさんからうれしいお礼の手紙をいただき、感激しました。大切な宝物となりました。私も「こちらこそ」のお返事をいたしました。折り紙パワーすごいです!!
 12月1日(木)には高知県ろう学校でクリスマスの折り紙教室のお声がかかりました。先生の説明と同時に折って行きます。みなさん一生懸命、体越しに輝いています。クリスマスリースに貼るのも自由、いろいろと驚く発想にまたびっくりでした。思い思いにできあがった作品を見て、「いいねえ」「かわいいね」と喜んでいただきました。2校のみなさん、先生方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

●「折り紙交流会」終了によせて 榎本京子さん(東京都)
 平成9(1997)年9月、講師の勉強の場にと、立ち上げた交流会でしたが、今年の2月25日(土)、30回を区切りとして終了することとなりました。
 折紙講師資格を取得した人達でも、種々の事情で折紙シンポジウムなどに参加が困難であったり、勉強、交流の場が欲しいとの声に応えて、会員の丹羽芳彰さんが呼びかけてくださり、日本折紙協会からも当時の佐野康博理事長、黒岩琢磨事務局長、落合けい子さん(事務局)、その他の方々のお支えをいただき、スタートいたしました。最初は場所の確保など大変なこともありましたが、同じく会員の舞もうぎ木富貴子さんの尽力により田町の三田いきいきプラザに定着してからは参加者が増えつづけ、一時期はキャンセル待ちをお願いしたこともありました。その頃から当初の運営方針と少しずれた思いも出始めましたが参加者の「楽しい、楽しい」の声に押され、流されてきた感は否めません。そのような折、東日本大震災を体験し、区切りをつけるべき時と、決断いたしました。
 御指導、御協力いただいた諸先生方、参加者の皆様に心より感謝申し上げますと共に今後ますますの御活躍を期待しています。
 これまでの15年間、8名の世話人のチームワークはまことに見事と、自画自賛しています。丹羽芳彰、相澤喜久枝、秋山一江、石井静子、磯 久子、佐々木万里子、舞木富貴子、皆様お疲れ様でした。

●娘のために心を込めて作ったバラの花束 福田和子さん(東京都)
 結婚する娘から式で折り紙の花を折って飾ってほしいと頼まれ、東京おりがみミュージアムを訪ねました。そこに展示されていた、市川 学さんのバラを折ろうと思いました。市川さんの本を購入して折り始めると、とても難しく、何度も何度も折り直してはやっと仕上げました。美しい和紙で折ったバラに娘も満足してくれたようです。

●フランスの佐藤直幹さんのバラ 川崎亜子さん(神奈川県)
 写真小はフランスの佐藤直幹さんが折ったもので、かごのバラは私が制作しました。用紙は五角形ですが、切り込みものりづけもありません。 私のブログ「折り紙作品」で「Naomiki Sato Rose」と紹介しています(http://ameblo.jp/taiannkitijitu/)。また、(ソーシャル・ネットワーキングサービス)mミクシィixi内では佐藤さんのハンドルネームを取って「Mikki Rose」と(私が勝手に)呼んでいます。佐藤氏自身は「五角バラ」など、作品名にはあまりこだわっていないようです。佐藤さんが日本にいらした際に講習を受ける機会があり、以来交流を続けています。
 mixi内では日本語で折り図が公開されていますが、フランス語のサイトhttp://pliagedepapier.com/gallery/thumbnails.php?album=634)では折り順の画像が公開されています。最近は折り手も増えてきて「いろんな人に折ってもらいたい」と佐藤さんはおっしゃっています。

●復興を願う折り紙「千枚ホタテ」 楠奥則子さん(栃木県)
 未曾有の大災害にみまわれた昨年、地元新聞に以下の記事が載っていました。《東日本大震災で線路が流失し運休している三陸鉄道南リアス線の恋し浜駅(岩手県大船渡市)に地元特産のホタテを折り紙で模してつるした「千枚ホタテ」が飾られている。1つ1つに復興の願いが書きこまれ、駅を訪れてメッセージを残す人が絶えない。駅のある海辺の小石浜地区では養殖ホタテを「恋し浜」ブランドで売り出し、ホタテの貝殻を絵馬に見立てて願いごとを書いてつるしてあった。しかし津波で養殖施設が壊滅、貝殻も入手できなくなった。車内アナウンスを担当していた菊地望のぞみさんらが千羽鶴のように折り紙で代用することを発案した。》
 秋には毎年恒例の「とちぎ市民協働まつり」が行われます。今回のテーマ「思い」にピッタリ、ぜひ再現したいと、折り紙グループのメンバーと協力し千枚を折りました。また、まつりの当日には訪れたお客様にも折ってもらい1,300枚を折ることができました。
 1日も早い復興を願いながら1枚1枚思いをこめて折り、メッセージも書き添えました。後日、三陸鉄道恋し浜駅に作品とともにみんなの思いも一緒に送り届けることができました。折り紙でこんなに感動し、喜んでいただくことができ、大変うれしく、折り紙をやっていて本当によかったと思いました。

【439号へのお便り】
 段飾りに感動しました。立体なのでとてもうれしかったです。「チューリップのコーナーケース」はチューリップの葉が箱本体から折れているのでびっくりです。「ワールドオリガミレポート」は興味深く、海外での活動にも関心があり、世界中で親しまれていることに心動かされる思いでした。言葉が通じなくても伝わるものもあると思います。音楽や折り紙もきっとそうです。機会があったらぜひ世界へ!
北海道 葛西明子さん

 「ひな人形」は形が変わっていておもしろいなと思いました。10体折ってリビングルームに飾りました。「貝がらのお手紙」は簡単だけど、ステキ! 私は穴を開けてリボンを結び、しおりにしてみました。←こんな感じです。「チューリップのコーナーケース」もかわいくて、とても気に入りました。「鶴のボトルキャップ」は少し難しく、苦戦しました。折り紙をしているときが至福のときです! 今は練習段階ですが、いずれは折り紙教室を開き、折り紙の文化や楽しさを広めるお手伝いをしていきたいと思います。
埼玉県 根本聖恵さん

 ひなまつり特集号、変わった作品も豊富でよかったです。「屏風付き台」は他のおひなさまを折っても使用できます。「ひな人形」は箱型でおびな、めびなの髪形もユニーク。「十字星ブローチ」をオーロラカラーで折りました。カラフルでよかったです。『438号』の「おりがみカーニバル」の長野耕平賞「つばめの親子」、海野由佳さんの作品をつばめが飛来するころにぜひ折らせてください。いい家族の雰囲気が出ていて素晴らしいです。 
愛知県 伊藤文代さん

 永田紀子先生の「おひなさまと屏風付き台」がよかったです。「2011おりがみカーニバル入賞作品紹介2」、どの作品もテーマ「絆」にそったすばらしいもので、10歳の森永寿美子さんの「ムシといっしょ」の発想に拍手! 「虫博士になりたい」と将来の夢を語っていた孫の幼稚園時代を思い出し、思わず顔がほころびました。斉藤静夫先生のタペストリー、織物のようにつむがれた折り紙がとっても温かい「絆」になり、うれしく拝見しました。毎年3月のおひなさま号が楽しみです。納所克志先生の「ひな人形」はとても新鮮でした。
神奈川県 中原妙子さん

<みんなの作品展>
シルバー寺子屋 折り紙活動 坂本君江(千葉県)
 定年後に自宅で60歳以上の人たちを集めて「シルバー寺子屋」を始めました。折り紙を教え、作品は施設や病院の方、また高校生へ伝承し、高齢者の方たちにも喜ばれています。12月に入ると三人官女から折り始めて、1月にお内裏様を折り、2月に五人囃子に挑戦する年月を過ごしています。最近は男性が興味を持ち、数年前の作品を持っていてくださる方もあり、うれしく思っています。
 公民館の文化祭では、折り紙体験コーナーに力を入れました。「ひまわり」(満田きくさん創作『168号』『おりがみ傑作選2』)など、簡単なものづくりの楽しさを味わってもらおうと腰掛け1つで一緒に作りました。連鶴は「福」の文字(菅本トシ子デザイン)を展示しました。

地区センターで折り紙展 阿部久美子(神奈川県)
 折り紙の楽しさを知って3年目です。いろいろと作品もでき、近くの方たちとにぎやかに日々を過ごしています。昨年は永田紀子先生のご提案で、近くの地区センターで折り紙展をさせていただきました。気がつくと折り紙が手の中にあります。またバスや電車の中でも折っていて、できたものをお隣の方に差し上げます。町内会でも折り紙教室の指導を頼まれ、簡単な花を作りました。折り紙と、長年続けてきました俳句をペアにして表現力豊かに仕上がるように構図を考えるのも楽しいことです。全国の方たちのあふれる折り紙へのパワーもまた私を誘うばかりです。

【支部だより】
「ホテルの壁面を折り紙で装飾」
青木明子/千葉県 船橋支部「綾の会」支部長

JR船橋駅北口にある船橋グランドホテルに折り紙作品を飾らせて頂き5年が過ぎました。おかげ様でホテルのラウンジにてお教室を開き、作品制作を致しております。これが地元のミニコミ誌に紹介され、支部員も増えました。また、支部として月1回老人施設を訪問し入居者の方といっしょに折紙を楽しんでおります。これからも老人施設の方にも、ホテルのお客様にも楽しんで頂けるよう、作品製作を頑張り続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

「全員 目標達成!」 (文)芹澤洋子/神奈川県
西横浜支部「横浜 子どもに夢を」(支部長 柏俣美枝子)

私たち西横浜支部は毎月1回の勉強会を続けてきました。今年1月には支部員全員が講師資格を取得するという目標を達成しました。これを記念して、1月9日(月/祝)に栃木県から宮田 弘先生をお招きして折り紙教室を開催しました。宮田先生から素敵な「龍のカード」のプレゼントがあり大感激でした。教室では「スター・ユニット」の組み方に悪戦苦闘し、先生の手をだいぶわずらわせました。でも先生は嫌な顔ひとつなされず、いつも優しく笑顔で手ほどきくださいました。次の桜からチューリップに変身する可愛らしい作品には、みんな大喜びでした。資格は取得したものの、まだまだほんの入口で、これからの精進を思い知らされました。またたく間の2時間でしたが、宮田先生の優しい笑顔を栃木訛りのイントネーションが心地よく印象に残りました。また先生にお教え願いたいと思っています。

新連載 雑誌『小国民』にみる折り紙 今と江戸をつないだ明治
岡村昌夫

 明治26(1893)年、雑誌『小国民』の5月からほぼ毎号に折り紙記事が載るようになりましたが、そのトップは「紙筺」でした。これは、「羽根つき風船」という名前で伝承されている、羽の生えた「ふうせん」の形で、西洋ではよく知られている作品です(『96号/絶版』に、「セネガルの水さし」としてアレンジ作が紹介されています/写真右)。この作品はティー・ケトルとかフライング・キューブなどと呼ばれていますが、何にでも翼を付けて飛ばしてしまうのは西洋的発想らしく、ハートや手紙などに翼を付ける折り紙は最近わが国でも人気があります。
 この『小国民』の折り方説明によると、「風船基本形」を折るのに、正方形の中心で直角に交わる2本の線と、対角線2本とを、山と谷を別にして折っておいて、一度に畳んでしまう手順なのに驚かされます。これは新しい手順だと一般に思われていますが、そうではないのです。
 ここでは、まだ山と谷をことばでは表現していませんが、図では線種を変えていますし、それが理解できないと折れません。説明法が未発達でも、当時の折り紙少年たちには分かったのでしょう。
 「ふうせん」も西洋の伝承作で、小さな虫を中にとじこめるペーパー・プリズン(牢屋)とか、水を入れて投げ付けて遊ぶウォーター・ボン(爆弾)などという呼び名です。日本の伝承作ではありません。『小国民』の明治27(1894)年の第4号に「鞠」の名で掲載されています(右図)。当時「風船」ということばはありましたが、軽気球または落下傘を指していました。
 明治23(1890)年に東京の上野公園で、英国人スペンサーが興行した「スペンサーの風船乗り」が有名ですが、軽気球から落下傘で飛び降りたものです。それ以来、上野公園に「風船売り」が現れて、『小国民』にも記事と挿絵が載っていますが、玩具の落下傘でした。また、夏目漱石が明治28(1895)年のことを描いた「坊っちゃん」には、祝賀会の花火から「風船」が飛び出したと書いていますが、これも小さな落下傘でしょう。
 球形の紙風船は、明治24~26年ごろ「空気だま」の名で東京府内の子どもたちの間で流行したという記事と挿絵が、これも『小国民』に載っています。最初は穴の部分の内側に紙の弁がついていました。これを「紙風船」と呼ぶようになったのは昭和の初めごろのようですが、昭和10年前後には口穴の弁がなくなったそうです。
 それとは別に、富山の薬売りが各地に配って歩いた景品の紙風船は、明治後期には盛んだったようですが、形がサイコロ型なので「角風船」と呼ばれたらしいのです。折り紙の「ふうせん」は、むしろこれに近い形です。 水素などを入れて空中に浮かべる「ゴムふうせん」は、明治初年、横浜や神戸などで舶来品が売られ、間もなく国産品も出てきましたが、「ゴム凧いか」「たまだこ」「ふくれだま」などと呼ばれていたそうです。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
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商品情報・内容

■ 季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します

幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

無料サンプル

■ 436号 (2011年11月01日発売)

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