月刊おりがみ 発売日・バックナンバー

全211件中 106 〜 120 件を表示
801円
特集「うれしい春」 

文房具という言葉には古めかしい響きがあります。中国では筆と墨と紙と硯を「文房四宝」と呼びました。筆記用具も紙も、定規や消しゴムや筆箱、ほか書類や絵を描く道具はすべて1台のパソコンに取って代わられる時代ですが、手書きの文房具は廃れていくかと思えば逆にどんどん進化しています。
見た目や機能に心惹かれる文房具に出会うと、使う予定もないのに買ってしまいます。折り紙好きの皆さんにはわかりますよね?

①☆チェブラーシカ・梨本竜子
 被災地の子どもたちを励まそうという「キャラクターエイド」の活動に賛同し、キャラクターをたくさん折りました。2012 年の「おりがみカーニバル」に出品しましたが、その際、他の方の創作がなく、自作した作品です。折ってみてください。

②エンピツアイドルまめ吉くん・川手章子
エンピツの世界ではきっとアイドルとして認めてもらえそうなまめ吉くん。おチビで愛嬌ものです。エンピツにさしてもらえると高いところから広い世界が見えることでしょう。ちょっと笑ってしまいました。

③万年筆・熊坂 浩
薄めのホイル紙で折ると、よりかっこよい万年筆ができます。すてきな文字が書けそうです。(編)

④☆インクつぼ、羽根ペン・青柳祥子
作者のパウァさんは、オランダで“Envelope and Letter Folding Association”という封筒と手紙折りのグループを作られています。この作品の原題は“ランダム エンヴェロープ”といいます。②で折る角度を変えることで、さまざまな形ができるからだそうです。試してみてください。(編)

⑤小さな掲示板・永田紀子
伝承の「おうち」(⑤の形)に少し手を加えた作品です。内面にメッセージがさしこめるので、いろいろな使い方をしていただけたら嬉しいです。

⑥チューリップボックス・布施知子
内側でねじってまとめるので、完成形はしっかりします。①の折り幅を図より多くして折ることもできます。すると、巻きの強いスリムな形になります。いろいろ試してください。

⑦小物入れ・水谷壮志
正方形の紙1 枚でフタ付きの箱を作るのに苦戦しました。折り方は簡単なので、しっかり折り目をつけてきれいに折ってください。

⑧☆ハーモニーケース・川手章子
LLのケースの中にS、M、Lのケースが調和されて仲よくおさまった様子からハーモニーケースと名付けてみました。それぞれの大きさに合った折り紙作品を入れたりしたら楽しそうです。

⑨Pencil Pot(えんぴつ立て)・マーク ビーゴ アングラダ
作者のマークさんは、スペイン折紙協会の会報誌“パハリータ”の編集委員です。この作品は作者のお気に入りだそうです。『434 号』掲載の鈴木昭代さんアレンジ作品の「おかもち」の原作です。

⑩タンポポ・朝日勇
タンポポを誌面で咲かせていただき有難うございます。野辺に咲く実物に寄り添わせて美を競わせる遊びも風情ありや?などと、一瞬想像してみました。このおりがみタンポポを、お好みのままにどうぞお楽しみください。

⑪お花のエッグスタンド・木村松代
花のオブジェにシャトル、イースターエッグのエッグスタンドなどいろいろに使えます。工夫して楽しんでください。底をしっかり整えると安定します。

~おってあそぼう~
インフィニット フリッパー(パタパタ)・アンナ カストランガー
鈴木恵美子さん(茨城県)がBOS(イギリス折紙協会)のコンベンションで教わったこの作品を使って「2011 おりがみカーニバル」に「エンドレスメッセージ」と名付けて出品されました。

ミニ知識
●チェブラーシカ…ロシアの児童文学者エドゥアルド・ウスペンスキー原作で、1966年に発行された絵本『ワニのゲーナ』の中に登場したキャラクターです。南国のジャングルからオレンジの箱に入ってやって来た正体不明の不思議な動物です。1969年にロマン・カチャーノフ監督がパペットアニメーションで映画化しました。今年の1月3日にNHK教育テレビで放映されていました。チェブラーシカという名前はロシア語の口語で「ばったりたおれ屋さん」という意味です。果物屋が箱の中に彼を見つけ、テーブルの上に座らせておいたところ、イスに落ちてさらに床に落ちたので、そう呼びました。ロシア語では「~シカ」を語尾に付けることで親しみを表します。友情がテーマの心あたたまるお話は、ロシアでは知らない人はいないほどの人気で、チェブラーシカの登場人物たちが入れ子の人形になったマトリョーシカもあるそうです。

●タンポポ…名前の由来についてはいくつかの説がありますが、花を鼓に見立て「タン・ポンポン」と音をまねたというものが有力だそうです。中国では漢方薬、ヨーロッパでもハーブとして昔から薬用として用いられている植物です。根から作るタンポポコーヒーは、色や風味がコーヒーに似ているところからそう呼ばれていますが、ノンカフェインの飲み物です。また、恋占いや子どもたちの遊びで、タンポポの綿毛を吹くことが古くから行われていました。

●チューリップ…ユリ科の多年草で中央アジア原産。花の形がターバンを巻いているように見えることから、ターバンを意味するトルコ語の「ツリパム」からチューリップという名前になったとされています。日本には幕末の文久年間(1861~1864年)にヨーロッパ経由でもたらされました。

●羽根ペン…羽根ペンは鵞ペンともいわれ、羽毛の軸の先をとがらせてインクを付けて書き、5世紀から19世紀まで使われていました。ペンの語源はラテン語で翼や羽毛の意味のpennaなので、羽根はペンの始まりの形です。羽根ペンの羽毛は大型の鳥の翼からとり、北ヨーロッパのガチョウやガンが上質で、白鳥や七面鳥やペリカンなどのものも使われました。また、カラスの羽根も細字用に使われました。

●万年筆…ペン本体にインクを一定量貯え、ペン先に送ることで長時間使えるようにしたペンで、17世紀にはヨーロッパでいくつかの方式のものが売り出されたそうです。18世紀には万年筆という意味の英語のfountain pen (泉のようなペン)も用いられました。1884年にアメリカの保険外交員だったウォーターマンが、ペン芯の背に角溝をつけて空気が通るようにし、角溝の底部に細い溝を通し、毛細管作用でインクが伝わるという実用的な万年筆を作りました。日本では、1828年、鉄砲冶屋の国友眠竜が、青銅の管とネジを使い、管内の墨が筆先の出し加減によって調節される「懐中筆」を発明し、1885年にも同様のものが「万年筆」として発表されましたが、普及しませんでした。万年筆は新品が最良な状態ではなく、愛用者が使い込むことでなじんでよいペンとなるという面白い特徴があります。筆圧の強弱を表現できる、半永久的な筆記具で、近年、そのよさが見直されています。

【ミニ知識参考図書】
『世界大百科事典』(平凡社)、『年中行事事典』(三省堂)、『文房具さんぽ』(世界文化社)、『STATIONERY』(婦人画報社)、『頑張る日本の文房具』(ロコモーションパブリッシング)、『萬年筆の印象と図解カタログ』(丸善)、『チェブラーシュカとなかまたち』(新読書社)、『月刊MOE』(白泉社)、『ヨーロッパの祝祭日の謎を解く』(創元社)、『花を愉しむ事典』(八坂書房)

新連載【新・福祉と折り紙】(最終回)
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。

折り紙は幼稚なものという考えがまだまだ世の中には根強いのか、高齢者福祉施設で折り紙をさせられ、子どもではないのにと悲しい思いをしたという本人やその家族がいるという話を聞きます。そういう思いをさせることなく、折り紙の楽しさを広めながらボランティア活動を30年以上も続けられている髙山鈴子さんにお話しいただきます。

「高齢の方は人生の大先輩」 髙山鈴子(東京都)

1.はじめの一歩
1979(昭和54)年頃、都内の保谷市(現・西東京市)にある高齢者福祉施設の緑樹園に勤める知人に頼まれ、友人と二人でそこで折り紙ボランティアを始めました。職員の方がお年寄りのお世話ができない時間帯に、自分たちが代わりに折り紙でお相手をするというものでした。それまで主婦として自宅にいる毎日を過ごしていたので慣れないこともありましたが、好きな折り紙で誰かのお役に立てることがとても嬉しく思えました。そこで3年ほど折り紙ボランティアをさせていただけたことが私のはじめの一歩となり、貴重な体験となりました。

2.高齢の方を自宅に引きこもらせないために
1995(平成7)年、保谷市の高齢福祉課から、独り暮らしの高齢者の引きこもりを改善したいとの依頼を受け、折り紙を福祉会舘で教え始めました。その集まりは、現在も折り紙教室になって続いています。この依頼に前後して、同じ市の高齢福祉課から「いこいの家」でのボランティアをお願いされました。「いこいの家」とは、閉じこもりがちの高齢者をお誘いし、ともに時間を過ごすことを目的とした施設です。お茶菓子代が出るので、最初は茶話会のようなことを行っていましたが、その後、皆で歌える歌を取り入れました。歌もすぐに飽きられたので、折り紙を提案して始めました。折り紙は大変気に入ってもらえ、皆さん、朝からお弁当を持って参加し、夢中で折り紙を折って一日じゅう「いこいの家」で過ごされるほどでした。ここでの活動は9年ほど続けました。

3.高齢の方は人生の大先輩
2004(平成16)年から都内の長期滞在型老人施設に、折り紙ボランティアとして月2回訪問しています。折り紙に参加されている方の平均年齢は80歳位で、中には加齢に伴う疾病のある方も数人いらっしゃいます。そのため作品選びが難しく、月刊『おりがみ』や伝承作品の中から、比較的簡単で、折り工程が少なく、見栄えのするものを選び、時々易しく折れるようにアレンジさせていただきながら折っています。季節感のあるものも取り入れるようにして、先日は雪だるまを一緒に折りました。箱や入れ物を折ったときは遊び心で、ちょっとしたお菓子をその中に入れます。皆さんに大受けです。
教室のある日は早くから待っていてくださる方、ヘルパーさん送迎でいらっしゃる方、終了真際に来られる方などさまざまです。皆さんに作品をお見せし、作品名をお伝えして始めます。口癖のように難しい、難しいを連発する方、和やかに昔の楽しかった頃の話や曾孫さんの話などしながら折られる方、ひたすら折り紙を小さく折りたたむ方…と折る姿も一人一人違います。突如折ったものを持ち上げた方から「これ何ですか? どうするの?」との大声が響き、皆さん爆笑などという場面も何度もありましたが、作品ができあがると見せ合って誉め合い、自慢したりと大喜びです。初めは少し戸惑うこともありましたが、最近はすっかり慣れて、私もジョークを交えながら一緒に楽しんでいます。
 私一人でボランティアに当たる日は、老骨にムチ打って教室内を時間中走り回っています。3年前からボランティアさん一人が月1回の割合で応援に来てくれるようになり、助かっています。また、夏、冬、春休みには都内のある大学の実習で、女子学生さんたちが6名1組でボランティアとして来てくれています。女子学生さんたちの手助けがあるので、普段より少し難しい作品に挑戦しています。学生さんがお見えの日は皆さん、ご自分の曾孫さんを見るような優しい眼差しで会話したり、ちょっぴり甘えたり、嬉しそうに折っています。
 この記事の執筆依頼を受け、日誌を読み返して、これまでたくさんの場所にボランティアでうかがっていることに感慨を覚えました。私が折り紙をお教えしていますが、ご高齢の皆さんは人生の大先輩です。その方々から学ぶことがたくさんあります。折り紙ができることに感謝し、できるだけ長く折り紙の楽しさを伝え続けていきたいと思っています。

<読者の広場>
●おみせやさんごっこ 田口いづみさん(東京都)

東日本大震災後、小学校の図書ボランティアや、ボード装飾をしていた御縁で、陸前高田ふるさと大使をなさっている大坂周平様から支援の協力依頼がありました。最初は生活必需品の支援でしたが、きっかけになったボードの折り紙でも、力になれないか声をかけたところ、協会をはじめ、折り紙仲間が快く応じてくださって、大きな支援の輪になりました。
 この「おみせやさんごっこ」のように、子どもたちの笑顔や、保育園からのお便りにかえってこちらが癒され大きな力を分けていただいています。園長先生からのお便りに、とてもうれしい言葉がありました。「季節、行事ごとにいろいろな折り紙作品を送っていただき、今まであまり興味がなかった職員も刺激を受けています。紙を見直す良いきっかけになりました」。
 他にも保育園が数園あります。支援活動に賛同してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご協力お願いいたします。お家に眠っている折り紙、折り紙の本、作品など、お送りいただけましたら、うれしいです!!

下矢作保育園 園長 熊谷まり子

陸前高田市は3月11日の津波で一瞬のうちに町がなくなってしまいました。下矢作保育園は市の山手に位置し海からは遠い所にありますが、津波は川を伝わり目の前まで押し寄せて来ました。隣の竹駒保育園が津波に遭い、そのため、30名定員の小さな下矢作保育園に55名の子どもたちが通
園しています。
 全国の皆様からたくさんの励ましの言葉や心温まるご支援をいただきました。その中に、保育ママの田口さんと仲間の皆さんが一枚一枚折り紙で折った可愛いバックや財布、そして、色々な種類の紙がありました。
 その折り紙を見て先生方が、お店屋さんごっこをしようと提案し、園の行事として取り組みました。子どもたちと話し合い、クラス、年齢ごとに約1か月かけて作品作りをしました。
 未満児・年少児の子どもたちは、紙をくちゃくちゃに丸め色付けして野菜などに変身させました。年中児さんは、紙をころころ丸め細かいところまで観察してケーキやお菓子、アイスクリームなどを作りました。さすが年長児さんは本物に近いような出来ばえで一つ一つ感心するような作品、寿司・お弁当・お花・お面などを作りました。
 10月31日(月)の当日は自分たちで売り子とお客さんになり、「いらっしゃい! いらっしゃい!」「安いよ 安いよ」と掛け声で大賑わい。値切るといくらでも安くなり、売る側と買い手の会話も楽しかったです。買った物は袋に入りきれず持ちきれなくなると首や顔、頭につけていました。未満児の子ども達も手に持ちきれないほどいっぱい買い物ごっこを楽しんでいました。

●2012年は平和で穏やかな年でありますように 茅野福雄さん(神奈川県)
 2011年は記憶と記録に残る特別な年になりました。3月11日の東日本大震災、「絆」、「がんばろう日本」…そんな中で「流行語大賞」が日本代表女子サッカーチーム「なでしこジャパン」に決まったことは、一番の「よかったよかった」でバンザイの出来事でした。それは日本中に「勇気と希望と絆」を与えてくれました。年末恒例、12月12日の「いい字」「いち字」の日(漢字の日)には「絆」を書き上げました。新しい年は皆様にとって「よかった、よかった」がいっぱいある年になりますようにお祈りいたします。

【437号へのお便り】
「新花鶴」は、シンプルで美しい作品です。赤金両面の折り紙で折ると華やかさが増します。いろいろな折り紙“龍”を見て、大空を見上げている姿は2012年が希望を失わず前向きで行こうというメッセージのような気がしました。
東京都 磯野昌子さん

私は「ぽちぶくろ」なんか作ったことも考えたこともなかったのでよかったと思います。ちゃんといろんな種類の折り方ものっているのに折り紙の歴史みたいなのまでのっていてうれしいです。いつもいろんなわかりやすい折り紙の本をありがとうございます。これからもよろしくお願いします。今、興味を持っていることは「おりがみガーデン」にのっているものをおることです。
東京都 関本理紗子さん

12月のサークルの作品として、「新花鶴」を練習し、お正月に備えて25cm角の金・赤の用紙で折りました。季節に先がけて作品を紹介していただくのが一番です。月刊『おりがみ』の約10冊の12月号の中から適当な作品を選んで中学校の生徒66人と一緒に折り、クリスマス交流会に備えました。かわいいリースやサンタをとても喜んでいました。交流会の相手は近くの支援学校の生徒たちです。
福岡県 吉田シゲ子さん

「タツノオトシゴ」を2個折って、色紙に貼りました。すてきな干支の色紙になりました。先日同窓会で出席者に1人3個ずつバラを折ってプレゼントしました。みなさん大変喜んでくれました。「一冊まるごとくす玉!」を特集に希望します。 
徳島県 安芸光子さん

『おりがみ』を読むようになって2年、楽しみながら少しずつ折れる作品が増えてうれしいです。川手章子さん、松野幸彦さんなど、毎号すてきなオリジナルの作品を投稿される方々に興味があります。どんなふうに創作されるのかとか素顔を知りたいです。その方の自選の自信作と一緒に紹介していただけたら楽しいと思うのですが…。あと、今困っているのは折った作品が増えてきたことです。知人にプレゼントするのも多いですが、どうしたらきれいに整理できるのか、何かいい方法はないか、みなさんのお知恵を拝借したいと思っています。
鳥取県 高階圭子さん

やっと念願の「東京おりがみミュージアム」を訪れることができました。暮れの多忙な時期、突然の訪問に快く対応いただきありがとうございました。身近な作品展示や書籍、折り紙、珍しい資料室などたくさんあり、みなさんの真剣な仕事振りの中にも温かい雰囲気に、月刊『おりがみ』がより身近に感じられるようになりました。次号も次々号も…楽しみに待っています。
大阪府 池上善子さん

<みんなの作品展>
●「読書をして世界を旅行しよう」をテーマに展示 ハーレー静代(広島県)

2011年11月5日(土)、6日(日)に開催された「東広島市生涯学習フェスティバル」に、今回も「高屋西小学校親子折り紙教室」は参加しました。5年目となったテーマ「読書をして世界を旅行しよう」で3作品を出品しました。1つ目は小学校の国語の教科書に載っていて子どもたちにはおなじみの「ニャーゴ」(みやにしたつや作)、日本のお話です。2つ目はアンデルセン童話より「おやゆび姫」、そして3つ目は中近東の昔話で「まだまだつづきがあるのです」(カンタン・グレバン作)。「ニャーゴ」では、かわいいネズミやネコたちのお話を3つの場面に分けて、のぞいて見るようにしました。「おやゆび姫」ではチューリップの花から生まれた小さな女の子のシーンを表現してみました。たくさんの花たちに囲まれた、かわいい作品になりました。「まだまだつづきがあるのです」は1つのオレンジが木から落ちたことから始まるお話ですので、大きなオレンジの木を中心に登場する動物たちの配置を考えてタペストリーにしあげてみました。フェスティバルの2日間は折り紙教室も同時に実施して、多くの人に見ていただきました。
 1月6日(金)~30日(月)の25日間、新店舗になった呉信用金庫高屋支店(東広島市)のギャラリーコーナーにて過去5年間の全15作品を展示し、みなさんに見ていただけることになりました。これらの作品を見て、なお一層子どもたちが読書に親しむようになってくれたらいいと思っています。
 1 0月に知人を案内して訪れた広島平和公園。「原爆の子の像」の周囲にある「折り鶴記載台」の最前列に見覚えのある作品が! これは2011年8月5日(金)、東広島市志和で開催された「ピースベルフェスティバル」に「高屋西小学校親子折り紙教室」が出品した千羽鶴「舞鶴花」ではありませんか。全国、いえ世界中から寄せられた祈りの千羽鶴の中に入れていただいていることを、とてもうれしく思いました。 大変な災害のあった2011年でしたが、新しい年は少しでも平和な世の中が近づいてくれることを心からお祈りします。

●「やさしい折り紙作品展」開催 髙山鈴子(東京都)

2011年11月4日(金)~6日(日)、川越駅前アトレ6階の川越市生涯情報センターで、NHK文化センター川越(埼玉県)の折り紙講座の作品展を行いました。月刊『おりがみ』の作品を中心にオリジナル作品ほか、生徒が1年間に折った約180点を展示しました。恒例の折り紙教室ではクリスマスに合わせて「サンタクロース」(納所克志さん創作)を折り、とても喜ばれました。今回は3日間と短い期間でしたが遠方からもたくさんの方々がご来場くださいまして、生徒ともどもとても感謝しております。ありがとうございました。

【支部だより】
「いなば支部・香川支部 おりがみ交流会」
坂本整子/香川県 香川支部「おりがみKAGAWA」支部長

2011年10月8日(土)、山陰島根からお客様22名をお迎えして交流会を開催しました。いなば支部長の房安寿美枝さんとは、香川支部設立時に和紙の里へ私たちがおじゃまして以来のお付き合いです。
高松市の国際交流会館「アイパル香川」を会場に、午前中は国際交流おりがみ講習会(香川支部顧問、川内咲子さんの講習)、午後はいなば支部とのおりがみ交流会。充実した一日を過ごすことができました。

「香川支部 第3回作品展★クリスマス★」
坂本整子/香川県 香川支部「おりがみKAGAWA」支部長

●曽根泰子先生をお迎えして
 2011年の支部作品展のテーマは「クリスマス」にしよう。そう決めた時、会員のたっての希望で広島支部長の曽根泰子先生のご指導をお願いすることにしました。6月4日(土)に大阪での講師勉強会(日本折紙協会主催)の講師をつとめられたすぐあとなので、とても強行でしたが、翌週の6月11日(土)に来ていただけることになりました。講習作品はリース、サンタ、ポインセチアです。12月の作品展ではテレビでも紹介され、ご指導いただいたリースがアップで紹介されました。

●クリスマス作品展(香川支部と仲間たち)
 2011年11月29日(火)~12月4日(日)、NHK高松放送局内ふれあいギャラリーにて作品展を開催しました。今回は香川で折り紙を楽しんでいる仲間も一緒です。お仕事などで参加できなかった人もいますが「折り紙をみんなで楽しく」という初心を忘れず、これからも輪をひろげていきたいと思っています。来場いただいた方には「オリーブの名刺入れ」(香川支部会員 中本容子 作)、子どもたちには琴平電鉄のキャラクター「ことちゃん」(土戸英二 作)をプレゼントしました。まだまだ未熟な私たちですが今後ともご指導ご協力をよろしくお願いいたします。

「中澤信子先生の折り紙講習会」
坂間賀世子/東京都 豊島支部「折り紙レインボウ」支部長

2011年12月9日(金)の中澤信子先生の講習会は20名が参加し、新しい日本折紙協会事務局の明るい教室で開くことができました。先生の著書『折り紙を愉しむ』(芸艸堂 2010年発行)から、おひなさまとびょうぶを教えていただきました。1998年に入手されたという貴重な原本(版画)や数々の作品をお持ちくださり、本を作ったいきさつや作品の応用までていねいにお話しくださいました。なごやかな雰囲気の中で折り紙の歴史や現代にも通じる折り紙の心をしみじみと味わうことができたひとときでした。

「支部会長がテレビ出演」
津野ミエ/新潟県 新潟支部「はまなす」支部長

 1月11日(水)11:40~12:00、NHK新潟放送局「お昼はじょんのびくらし情報」の「教えて、この道の達人」のコーナーに、「はまなす」の会長、杵鞭悦子さんが出演しました。杵鞭さんに、折り紙の魅力、すばらしさを語っていただき、昨年上野動物園にやって来たり、今後被災地の子どもたちのために東北の動物園でも展示される予定で今話題になっているパンダ(笠原邦彦さん創作のもの)をていねいに折っていただきました。一枚の黒白の折り紙がみるみるうちにパンダの顔になって変身、思わず「笹の葉持ってきてあげようね」と言いたくなるほど、楽しい20分の生放送でした。

新連載 雑誌『小国民』にみる折り紙~今と江戸をつないだ明治~
岡村昌夫

明治22(1889)年7月創刊の『小国民』という、月に2回ずつ発行された少年雑誌が人気を集めていました。口絵や挿絵を重要視して、外国の情報も多く、投稿作文や、その丁寧な添削指導などにも特長がありました。真面目な内容ばかりでなく、他愛のないお笑いの部分も多くて、少年たちを夢中にさせたようです。
 その雑誌に折り紙の折り方が投稿されて掲載されるようになりました。折り紙は女性の遊びという偏見が強かった時代でも、興味を持つ男の子がいたわけで、覚えた折り方を人に教えたくて投書するのです。ほとんどは伝承作ですけれども、折り紙遊びはまだ庶民の間に広まっていませんでしたので、雑誌の編集者も珍しがって、取り上げたようです。
 最初は明治26 年の第2号に載った「紙蟹かに」でした。投稿者の書いた図と説明と実物をもとにして、担当記者が十余時間もかけて折り図を描きました。説明の用語も、図の書き方も、ほとんど例のなかった時代に、この記者は手探り状態で記事にしたのでした。これがきっかけになって、読者からの折り紙投稿が続くようになり、記者も次第にのめり込んでゆき、退職するまでの3年間に折り紙記事の掲載が40回にも及びました。その間に、説明の仕方や用語などを工夫して、折り紙史上でも珍しい「折り紙全集」のような形を作り上げたのでした。その記者は、福島県二本松出身の塩田力蔵という、後に陶磁器の研究で名を残した異色の人物でした。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「ひなまつり」 

古来、中国や日本では、「左」が上の位置でした。ひなまつりの段飾りも、男びなは女びなの左(向かって右)に置きました。明治時代までその伝統は続きましたが、西洋文化の普及とともに、男びなを右(向かって左)に置くことが多くなりました。今でも京都を中心とした関西地方では、古い伝統を重んじ、男びなを向かって右に置くことが多いそうです。今月号ではどちらの並び方もありますが、これはけっしていい加減に置いたわけではなく、「現代式、古式おりまぜて紹介」ということですので念のため。
 ところで「すぐにしまわないとお嫁に行くのが遅れるよ」といわれますが、それは人形に自分の厄を引き受けてもらい、水に流した「流しびな」の名残からだそうです。

①☆おひなさま・土戸英二
頭の折り方は、笠原邦彦さん作の「ひな段飾り15人揃」(427号掲載)などに影響を受けた作品です。

②おひなさまと屏風付き台・永田紀子
おひなさまと台、ともに伝承のコップ(⑥の形)を広げた形からスタートしています。とくに台は屏風部分と台の色変えもできるので、脇役として幅広く使っていただけるとうれしいです

③ひな人形・納所克志
表裏の境い目が折れてめぐる胴は、着物姿を象徴的に表したものです。これを基本に両面の紙や屏風の色挿し法などを使い、独自の表現を試みてください。立体にするため手間もかかりますが、なれるとたくさん作りたくなりますよ!

④☆貝がらのお手紙・パウァ・ワエルスニツケ(オランダ)
作者のパウァさんは、オランダで“Envelope and Letter Folding Association”という封筒と手紙折りのグループを作られています。この作品の原題は“ランダム エンヴェロープ”といいます。②で折る角度を変えることで、さまざまな形ができるからだそうです。試してみてください。(編)

⑤十字星ブローチ・竹尾篤子
基本の折り方に少し工夫をこらしたら、おもしろい作品になりました。ブローチだけでなく、いろいろなものに利用できます。

⑥チューリップのコーナーケース・川手章子
本体の方が先にできあがり、チューリップをポッと咲かせてみたくなりました。蝶々も飛んできてとまってくれたらいいな…と思いながら折ってみました。いろんな色のチューリップを咲かせてみてくださいね。

⑦りぼんのメッセージ・小倉隆子
ひっくり返した面が、リボンのシルエットに見える作品です。中にメッセージが書けます。22と28は大きく広げて返すと楽にひっくり返すことができます。プレゼントの友として活用ください。

⑧☆ポケット付き鳩・青柳祥子
日本では折り鶴が平和の象徴ですが、外国では鳩が平和の象徴です。頭を小さく折ると、とてもエレガントな鳩ができます。ポケットにレースペーパーなどを折ってメッセージを書いてはさんだり、プレゼントに添えても素敵です。

⑨鶴のボトルキャップ・小林俊彦
キープしたボトルが目立つようにと考えた作品です。238号/絶版にペットボトルの中に入れた作品が写真で紹介されましたが、ダルマボトルの口にかぶせると似合うように思います。

⑩珠桜・東海林伸嘉
中もとは30枚組みのくす玉として考えた作品です。ところが、5枚で組んでみたときの意外な面白さにひきつけられました。興味のある方は、30枚でくす玉を作ってみてください。

ミニ知識
●雛人形……雛人形が飾られる雛祭りは3月3日で、月遅れの4月3日に行う地方もあります。女の子の健やかな成長を願って祝う行事です。人形をなでて人間の災いを託たくす厄払いの風習に、貴族の子どもが行っていたおままごとの雛遊びが結びつき、雛人形が作られました。はじめは草や紙で作った人形を川など水辺で流していましたが、しだいに飾ってからしまう布製の人形へと変化しました。もっとも古い坐り姿の雛人形は寛永雛で、徳川二代将軍秀忠の正室である江の娘・和子(入内したのちに天皇の生母となり東福門院と改名)が、宮中で盛大な雛祭りを催した時に飾った雛人形だといわれています。

●五人囃子……左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡の少年姿の五人。能楽の囃方と謡をかたどったもので、江戸時代の中ごろに江戸で生まれました。京都などの上方には八楽人という、八人の雅楽の演奏家姿の人形がそれ以前からありました。

●蛤……表面がつるつるしていて、長さ約9cmのふくらみのある二枚貝です。旧暦3月3日には海で磯遊びをして採った貝を神様に供える風習があり、その名残りから雛祭りのお吸い物に用いられるようになりました。貝合わせの遊びで使われることからもわかるように、対になっている以外はぴったり合わないので、夫婦和合の意味が込められているともいわれています。

●白酒……子どもでも飲めるように、餅米の粥に米麹を加えて作った甘い香りのする酒です。雛祭りで飲まれるようになったのは江戸時代後期からで、江戸時代から現在まで白酒を作り続け、 山なれば富士、白酒なれば豊島屋と詠われた豊島屋に白酒を買い求める人だかりを描いた浮世絵も残されています。

●さくらの日……3月27日。1992年に日本さくらの会が桜への関心を高め、花と緑の豊かな国土づくりをめざして制定しました。江戸時代に生まれた暦の七十二候で桜始開の時期で、さくらと咲くの語呂合わせで3と9、それを掛け算すると27になるので3月27日に決められたそうです。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典 (平凡社)、 年中行事事典 (三省堂)、 江戸ごよみ十二ケ月(人文社)、 江戸っ子の一生 (河出書房新社)、 日本人のしきたり (青春出版社)、 和のしきたり (日本文芸社)、 英語で紹介する日本の年中行事 (ナツメ社)、 和ごよみのくらし (オーイズミ)、 和ごよみと四季の暮らし (日本文芸社)、 年中行事を体験する (中央公論新社)、 記念日・祝日の事典 (東京堂書店)、 雛まつり( 近代映画社)、 魚貝ウォッチング図鑑( 思索社)、 植物ごよみ(朝日新聞社)、 貝Ⅲ (法政大学出版局)、 潮干狩り (文葉社)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。

前回に引き続き、折り紙サークル「折り紙夢工房」主宰の金杉登喜子さんに、今月号では矯正施設での折り紙指導体験をお話しいただきます。

「社会参加への道を折り紙で」 金杉登喜子(埼玉県)

1.東京府中刑務所との出合い
3年ほど前のこと、インターネットで私のブロック折り紙の本を見つけたという方から、「ブロック折り紙を矯正施設の作業部で使用したい」という連絡があり、指導に行ったのが始まりです。日本最大の矯正施設である府中刑務所には約3,000名が入所しており、うち約500人が独房にいて、リハビリが必要な人の作業に採用するとのことでした。ブロック折り紙は、ルール(折り方)を守り、皆で相談したり協力したり、といった社会性を身につけるのにとても適しているようです。ブロック折り紙個々のパーツは簡単なようですが、正確に折るのはなかなか難しく、担当指導官も型紙を工夫するなどして少しずつ作品にしていきました。
白鳥や梟、屋形船などが目標で、最終的に私たち(折り紙夢工房)が仕上げての共同作業になります。「入所者が一生懸命折ってます」「社会参加ができます」という声を聞くとやる気が出、「更正に役立てば」と協力しております。
2011年の埼玉県芸術文化祭では、高さ3mの東京スカイツリーを制作しました。約21,000個のパーツを使い、積み上げていきます。試行錯誤の作品づくりで、楽しくもあり苦しくもありの作業です。これは3度目の制作ですが、バランスのとれた作品に仕上がりました。作品を撮影し、施設の方の励みになるように写真を送りました。
埼玉県志木市の井上さんからは、「フィリピンの刑務所でも入所者がブロック折り紙で作業している」と聞いて驚きました。見せていただいた写真の作品はとてもカラフルで、素晴らしいものでした。毎年11月3日は所内の体育館で文化祭があります。昨年の「第43回文化祭」では、約9,700名の市民が来場しました。折り紙夢工房の作品展と体験コーナーでは大勢の方が折り紙の文化に感動されて「来年も来るからね」と声をかけてくださいました。日本の伝統文化である折り紙の技術が刑務所の中でも心を癒し、更正の力になっていることを誇りに思います。

2.府中刑務所所長さんとの想い出
所長室にご挨拶に伺った時のこと。知的障害者との関わりを話している 時、所長さんがブロック折り紙の本を手に取り「この本を書いている時どんな思い出をつくりましたか」と聞かれました。このような質問は初めてなので一瞬驚きましたが、「この本を書いている時『とにかく、わかりやすく誰でも制作できるものを』と心に決め、どんな人でも笑顔になれる作品をと考えて一生懸命頑張りました」と答えました。「ありがとう、これからもその心で頑張ってください」との所長さんのお言葉に、色々なことが私の心に走馬灯のように浮んで、胸が一杯になりました。
今後はブロック折り紙で「輪投げ」などを作り、病気や高齢などのため体力の落ちた人たちが、体を動かし体力を付けられるように奉仕していきます。新作にも力を入れて、夢に向かって輝けるよう努力していきます。

3.埼玉県警でも折り紙指導
埼玉県警では1998年10月より、交通違反者講習の中に社会奉仕活動として折り紙を導入しており、私たちはその指導を行っています。折られた「はばたくつる」は一羽ずつに短冊を付けて、交通安全週間にドライバーに贈る啓蒙活動に使われます。配布にも協力したことがあり、その時は「折り紙付きの運転手になってください」と一人一人に声をかけ、とても好評でした。

◇ 折り紙サークル「折り紙夢工房」
折り紙教室を始めるにあたり、「講師の依頼があったら、どんな仕事でも断るな」と、鋳物の木型業をしていた、頑固一徹で職人気質の主人の言葉を支えに続けてきました。「折紙夢工房」は1968年より活動を開始して大変な時もありましたが、今では300人ほどの折り紙好きが集い、楽しむ会になりました。主人の教えを忘れることなく、公民館、美術学校、東京府中刑務所をはじめ、高等学校の課外授業や老人大学などに出向いています。教える時は、わかりやすく、覚えやすいように、自分なりの工夫で進めています。おかげで生徒たちからは「楽しかった」「時間があっという間でした」と好評で、私自身も若さと元気をもらっています。多い時は生徒が100人近くにもなりますが、かえって燃える性格なので苦になりません(地声が役に立っています)

<読者の広場>
●折り紙は祈り-ハッピードラゴンの展示会開催 吉澤英朗(福岡県)
ハッピードラゴンを受け取った人がハッピーになって、それを見た人もハッピーになって…、一枚の紙龍でハッピーの輪を広げる活動をしています。
2011年12月1日(木)~2012年1月15日(日)、ショッピングセンターのゆめタウン大牟田でハッピードラゴンの展示会を開催しました。辰年ということで、大蛇山(祭り)と故郷・大牟田のPRに努めたいと思っています。私のホームページを見ていただけたら嬉しく思います。ハッピードラゴン で検索できます。

●高松市と St. Petersburg市の交流 田中裕ひろ子さん(香川県)
香川県高松市とアメリカ合衆国フロリダ州セントピーターズバーグ市の姉妹都市提携50周年記念に、セントピターズバーグ市から親善訪問団が来高されました。11月8日(火)の歓迎夕食会には私が制作したウエルカムボードが飾られました。当日は私も招待されて、席上日本折紙協会の一員として紹介してくださいました。展示された作品をご覧になって、 「オォ、ビューティフル」と訪問団の方々は声を上げられ、いろいろな珍しい鶴があるのですね。など来賓の方々も感心のご様子でした。そして寿鶴などのお土産をお一人ずつ手渡すことができました。10年間患った主人の一周忌を終え、この先どう生きていくか模索中の私にとっては貴重な体験でした。折り紙活動をやめないでよかったです。これからも微力ながら社会に役立つ折り紙活動を続けたいと、元気と勇気がわいてきました。月刊おりがみで長期に渡り、納所先生のアルファベットが掲載されていたからこそできたこと、感謝です。

●折り鶴「絆」 児玉 功さん(大阪府)
東日本大震災、大津波、福島第一原子力発電所の事故を経て、人と人とのつながり(絆)が大切で、ありがたみがあるということがわかりました。亡くなった方々への追悼の意を込め、復興を願い、この折り鶴を創作しました。住まいの再建とともに特に大打撃を受けた農業、漁業、水産業などを復活させ、かつての活気あふれる地域コミュニティを取り戻すことを願ってやみません。2011年3月11日を風化させないためにも、この記憶を心に刻みたいと思います。

【436号へのお便り】
「クリスマスのプレゼント」は背中にしょっている袋にプレゼントが入るのがステキ。サンタさんの姿も、子どもたちが親しみを感じられる太っちょサンタさんですね。坂本整子さんの イギリスにて の記事、1つの作品との出会い、完全マスターされるまでの学びと、いろいろな方々との出会いに感動です。それと 我が家の猫を折りました のお便り、私もハロウィンのネコ、いくつも折ってカードにしました。そのネコを参考に折られたネコは、写真のかわいい猫ちゃんにそっくり。何だかうれしくなりました。三支部折紙の勉強会に参加、泊まりは初めて。そこで、夜の交流会のビンゴゲームで素敵な竜と男の子の貼ってある色紙(竹尾篤子さん作)が当たりました。大好きなお話 たつの子たろう のイメージで、うれしかったです。そのうえ、バラのブローチもいただきました。 私もいつか川崎敏和先生のバラの花をマスターするぞ! です。日頃お世話になっている 玉手箱 のメンバーの方々、またサークルに入れてくださった方々、ありがとうございました。折り紙1年生は知らないことだらけ。どこかで1つ教えてもらうとすごーくうれしくなります。
大阪府 光成喜代さん

私は最近、熊に興味がありTVでクマが出ていると目が離せません。座ったテディ・ベアが大好き!! 興味を持つということは、どんなに人生を楽しませてくれるかということを実感させられました。私は岩手県八幡平市に住んでおりますが、岩手でも作品展示会を開いてほしいです。岩手のみんなにエールを送ってほしいと思います。
岩手県 川原二三子さん

練馬支部 ノア・こぶし会 の皆さん、国民宿舎 鵜の岬へおいでくださいまして、ありがとうございました。みなさん満足されたようで、うれしく思います。私たちは 鵜の岬 から3kmほど離れたところにある、 十王交流センター で折り紙の勉強会を行っています。みんなで記事を見て、ノア・こぶし会 のみなさんと交歓できたらよかったのにねぇと言っていました。
茨城県 河西 修さん

10月26日(水) と11月2日(水)、日本テレビ放送の「家政婦のミタ」を見ていたら、折り紙のパンダが登場してうれしくなりました。番組最後の字幕に日本折紙協会とありました。
神奈川県 白井和子さん

<みんなの作品展>
「なでしこジャパン世界一おめでとう!」 小笠原はるみさん(愛媛県)
なでしこジャパンを応援していました。ちょうどそのとき『431号』の「織姫・彦星」(津留見裕子さん作)を折っていて、「なんとかなでしこジャパンの選手にならないかな…」 と考えました。創作は初めてです。自信がなかったのですが、毎月1回サークルで折り紙をしているので、みなさんに見せました。すると好評でみんなも「折りたい」と言ってくれ、みなさんそれぞれのなでしこジャパンができました。サッカーボールは昔のサッカーボールと違うので、あまりうまく作れませんでした。2011年10月29日(土)・30日(日)は、毎年恒例の文化祭「第4回いよし市民総合文化祭& ふるさとフェスティバル」が、伊予市都市総合文化施設「ウェルピア伊予」で開催され、みんなで出品しました。たくさんの工夫されたすばらしい作品に感激しました。

「たくさんのグループで活動しています」 児山義枝さん(宮城県)
仙台には昔から「折り紙好き」の方々がたくさんいらっしゃいます。小さなグループがたくさんあり、10年以上前からボランティア団体として活動しようと、仙台市からの依頼で6か所の市民センターで「折り紙でボランティア」を立ち上げ、活動しています。参加している方々の勉強会(月に2、3回程度)、「センター祭り」(年1回)での展示、仙台七夕祭りの参加、学校からの依頼による指導、児童館に作品展示などを行っています。高齢の方々は町内会で折り紙の指導をして喜ばれています。このご縁からさまざまな公共施設での指導依頼もいただいています。写真は昨年の「センター祭り」の様子です。支部はなかなか作れませんが、メンバーの移動はあるものの、総勢100名程度でがんばって活動しております。日本折紙協会の折紙講師資格取得者もたくさんいます。折り紙だけでなく、パッチワーク、編み物、水彩画、習字などのプロ級の方々の集団となっています。「折り紙の展示がすばらしいから」と入会される方もいらっしゃり、交流の輪は今後ますます広がることと思います。

<ワールド・オリガミ・レポート>
「折り紙支援ウガンダの子どもたちのもとへ」 小倉隆子(東京都)

2011年11月13日(日)、O.I.C(折紙国際倶楽部)のメンバーとともにアフリカのウガンダに飛びました。初日は在ウガンダ日本大使館邸での折り紙招待があり世界各国の大使夫人、要人の方々46名と友好の中、クリスマスリースを講習しました。全員が完成! 1枚の紙が形になっていくことに大変興味をもたれていました。和気あいあいの中、お茶会が催され、我々のパフォーマンス「玉すだれ」を披露し、笑いと拍手でウガンダとの友好のレセプションは終了いたしました。次にムラゴ聾唖学校へ。私たちの訪問を指折り数えて待っていた子どもたちは目にあふれんばかりの涙を浮かべて迎えてくれました。手話とボディランゲージで、箱、フーフーヨット、ヒコーキを講習。皆上手に折ることができ、笑顔いっぱい。競争したり、飛ばしたり、箱をかぶってみたり楽しいひとときを過ごしました。帰りには全国の皆様から寄せられた文具や折り紙作品をプレゼントして、全校生徒150名にノートを贈りました。名残つきなく次の学校へ出発。カンペラから車で1時間半離れた生徒数1,200名の共学のマンモス小学校、ボンボ ミクスト プライマリースクールへ到着。1クラス90名という6年生のクラスで折り紙教室をしました。皆礼儀正しく真剣な目で折り紙を折っていました。同じく文具、Tシャツ、全校生徒にノートを配布して子どもたちとお別れとなりました。
 大使館邸と2校の学校での折り紙教室でしたが、子どもたちの思い出作りとウガンダとの友好が、ささやかでもできたことに喜びを感じ帰国しました。誌面をお借りして、このたびのウガンダ支援への協力をしていただいたJICA(国際協力事業団)の隊員の方々と、文具、Tシャツ、折り紙作品などを寄せてくださった皆様に感謝と御礼を申し上げます。

「インドに咲いた川崎ローズ」 明日仁見(インド)

2012年の日印国交樹立60周年記念に向けた文化事業の一環として、国際交流基金のご協力により世界のDr.Kawasaki(川崎敏和先生)をニューデリーにお招きし、2011年11月3日(木)より3日間、国際交流基金ニ ューデ リー事務所のホールにて折り紙講習を行っていただきました。3日間のうち2日間は私どもオリガミオリタイ インディアのための川崎ローズの講習。インドはまだまだ折り紙発展途上国で、Oritaiにも折ることがあまり上手ではない人や初心者がたくさんいます。それでも先生から直に川崎ローズを習えるということで、ねじり折りを事前に猛特訓。インドでは人を助ける場面はあまり見かけないのですが、講習を受けているうちに助け合いの心が芽生え、川崎ローズほぼみんな完成! 2日目の午後にはデリーの有名私立学校でも講習。講習前には、生徒からインドダンスや歌のプレゼントがあります。最終日はビジター講習会で宣伝・インターネット受付をOritaiが担当。初の試みで不安でしたが、すぐに定員いっぱいに。でも当日予約なしでやって来る参加者も…。紙鉄砲、飛行機、コットンコンなど、折りやすい作品にみんな大喜び。さらに、同時開催のOritai+Dr.Kawasaki作品展の開会式でメンバーから肖像画をプレゼントされ、今までいろんな国へ行ったけれど、こんなプレゼントはなかったと目を潤ませた先生のことが忘れられません。また、現地のものを楽しむという先生の姿勢にも感動しました。プロの折り紙作家からいろんなことを学ぶことができたOritai、そして私は本当に幸せでした。先生、どうかこれからもよろしくお願いします。

「フランスのリヨンとパリで折り紙を楽しみました」 川井千世(神奈川県)

夫が仕事で5日間パリに行く事になり、こんな偶然二度とない! と、2011年10月28日(金)から30日(日)の3日間、フランスのリヨンで開催されたOORAAの第5回アルティミット オリガミコンベンション2011に参加しました。このコンベンションはタイトルに「ultimate=究極の」という看板を掲げている通り、コンプレックス系の(難易度の高い)コンベンションで、ついていくのが大変でしたが、大変貴重な体験をすることができました。
 日程は、初日は9時から受け付けで、教室は10時~12時半、ランチをはさみ、2時~6時まで教室、夕食後、8時~12時までは、招待作家の講演や、自分の折り紙活動を報告したい人、自由に折り紙を折りたい人のために、研修室が解放されます。2日目からは受け付けがなく、3日目午後の教室が終わると終了です。夜は、ロビーのあちこちで小さな折り紙グループが形成されていました。参加人数は約80人。国籍も多岐にわたり、ちょうどフランスは休暇時期だそうで、男女比も半々くらいで、年齢層も幅広かったです。外国人に身構えないという雰囲気がとても気に入りました。
 ただ一つ困ったのは、次回も行きたくなってしまったことです。本当に悩ましい問題が発生してしまった、と夫も困っている様子でした。
 11月5日(土)には、パリにあるMFPP(ムヴマンフランセデプリユールドゥパピエ:フランス折紙協会)の事務所に行ってきました。ここでは、毎週土曜日2時から5時まで、自由に折り紙を楽しむことができます。講師を招いての折り紙教室ではなく、おしゃべりをしながら、皆それぞれが折りたいものを折る形式で、憩いの空間といった感じです。また、折り紙本の貸し出しもしていて、借りに訪れる愛好家の姿も見られました。
 私はここで、クリスマスリース(高田夏代子さん作)をご紹介しました。8枚ユニットで、じゃばら折りのリーフが美しい華やかな作品です。私も僕もとそこにいたほとんどの方が参加したので、ちょっと緊張しましたが、仏語での折り方の指示を習いながら楽しくお伝えすることができました。MFPPのヴェロニクさんが「窓辺に飾るわね」とおっしゃっていました。「また訪れたいな~」と感じる素敵な人たちとの出会いでした。

「和紙の里めぐり」(新連載)最終回まとめ

楮や三椏や雁皮などの木の皮を原料にして、トロロアオイなどの粘剤と水を混ぜて、流し漉きで丈夫でしなやかな美しい和紙が漉かれます。何十という工程を経て、一枚の紙ができあがります。19回目の東山紙の職人、鈴木信彦さんは和紙作りは一枚一枚に感性が出るとおっしゃっていました。連載中、各産地の紙を取り寄せて作品を折りましたが、薄いものでも腰があるのでどの紙も折っていてとても気持ちのよい紙でした。全国手すき和紙連合会 によると、日本の47都道府県のうち和紙の産地のない県は青森県、香川県、長崎県の3 県のみで、現在もたくさんの和紙の産地が残っているそうです。紙漉きは、江戸時代に藩の奨励で寒冷な時期の農家の副業として発展し、全国各地に多くの紙郷ができました。どこも水質など環境の悪化、後継者不足、原材料の高値、道具調達の困難などで紙を漉くことが難しくなっているようです。和紙を材料とした襖や障子などを使った日本家屋が減ったことや高い値段のため、和紙も売れなくなっています。厳しい状況の中で、熊本県の宮地紙はただ一人の高齢の紙漉き職人さんが、石川県の加賀雁皮紙はただ一軒の工房がその伝統を守り続けていました。紙漉きの職人さんが寒冷な季節に冷たい水を用い、根気のいる作業を日々繰り返され、懸命に紙漉きの伝統を守り、地域色豊かで、丈夫でしなやかな和紙を作り続けていました。
連載の10回目で福島県二本松市の上川崎和紙を紹介しました。女性たちが紙漉きの過酷な労働があるので、その紙郷に嫁に行くのをいやがったという歌があるほど紙漉きが盛んな土地でした。安達太良山を背景にする阿武隈川の写真は息をのむほど美しい景色でした。掲載が3月11日の東日本大震災の前でしたので、その後、会員の方から あの福島の和紙の里はどうなのでしょうか とご心配の電話や手紙を受け取りました。掲載当時取材した二本松市和紙伝承館の吉清水さんに電話で伺いました。
『ここでは地震の揺れは物が落ちる程度でした。ここは道の駅ですから、震災直後いわき方面からたくさんの方が避難されてきました。皆さん、今は趣味のことなどいっている場合ではないと10日間ほどお店は休み、避難の方の対応に当たりました。現在は以前通りお店は開けていますが、お客様は震災前の60%どまりです。先日(2011 年12月)、1週間かけて来年用の楮を収穫し、今後、放射能検査に出す予定です。和紙伝承館では現在も、去年収穫した楮を使って紙を漉いています』とのことでした。水も土も作物も木もすべて放射能にさらされ、今後を心配しながらも見守ることしかできない私たちです。
この 和紙の里めぐり は今回で終わります。ご愛読ありがとうございました。
441号から和紙を使って作られた物をその産地とともに紹介する「和紙物がたり」を開始します。

【支部だより】
「支部作品展を開催」
今井久子/長野県 信濃支部「りんどう」事務局

「ちょっくらお寄りなして」とは、お客様を心からおもてなしをする信州の方言です。
こんな言葉に由来する長野市立博物館付属「門前商家『ちょっ蔵おいらい館』」にて、2011年10月12日(水)から23日(日)まで支部作品展を開催しました。信州の昔の趣ある佇たたずまいの商家「油あぶら問どん屋や 」の店舗跡と土蔵をギャラリーとして、当地の折り紙愛好者の作品と県外の方々から寄せられたすばらしい作品を展示させていただきました。
まず重い入口の戸を開けるとなつかしい高濱利とし恵え さん創作「花札十二月」(『172号/絶版』)を二曲一双の屏風にした大作、これは教室全員での製作です。胡蝶蘭群、細かな百鶴、縦に重なった連鶴、つるし鶴、今にも美しい音色が聞こえてきそうな真っ白なドレスの大きなバイオリニスト、木下一郎先生直伝のチェス一式、アクセサリーのお店かと思えるような繊細で美しいブローチやストラップ、来年の干支「龍」いろいろ…、楽しい物、お花、くす玉どれも作者の個性があふれるさまざまな作品が並べられました。見に来てくださった方も、作品の前でしばし足を止められ見つめておられました。ミニ講習会をしながら折り紙の楽しさや素晴らしさをゆっくり体験していただきました。100枚近く寄せられたアンケートのなかには「わたしもおりがみ大好きです。すごくかわいいのや、きれいなおりがみがあってすごいと思いました」と小さなお子さんが一生懸命書いた嬉しいアンケートなど、作品展をさせていただけた幸せにスタッフ一同あらためて感謝しております。
最終日には、布施知子先生に「花のくす玉」の講習をしていただきました。先生直々に一人一人手を添えて丁寧にご指導いただき、おなじみの方も初めての方も、教え合いながらの2時間はあっという間に過ぎてしまいました。
私ども「りんどう」は、中学生から80代まで、さらに長い県内、南から北からと、年齢と地域が幅広く、なかなか一堂に会する機会が少なく、この作品展はお互いに心ゆくまで語り合い、作品のこと、教室のこと、「紙」についてなど、いっぱいいっぱい情報の交換をしてそれぞれ明日からの活動につなげる絶好のチャンスになっております。
昨年は辛く悲しい震災や事故などが続きました。皆さんの心が沈みがちな時、楽しく明るく美しい折り紙の作品に触れて、少しでもあたたかな気持ちになっていただけたらとても嬉しく思います。あわせて遠方より作品をお寄せいただいた皆さまに心よりお礼申し上げます。~一折りに心託して温もり伝う~

「折り紙レインボウ」
坂間賀世子/東京都 豊島支部「折り紙レインボウ」支部長

「11月11日には平和を祈念して鶴を折りましょう」という藤本祐子さんの提案を『435号』で拝見しました。ちょうどその日に、私共の、日本折紙協会2階の教室での勉強会が始まりました。真新しい教室で会を開いた後、みんなで五色鶴を折りました。シンプルな鶴本体の羽などに色をのせ、カラフルな鶴もまたよいのでは… と折り上げました。これからも、やさしいものも取り上げながら勉強していきたいと思っています。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
 http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「節分・バレンタインデー」 

これまで節分といえば「豆まき」でしたが、大阪を中心とした風習が今や全国的なイベントとなりつつある、節分の恵方巻き。折り紙にも新風ということで、今月の特集に恵方巻きが仲間入りです。
 おや、どういう事情でしょうか、苦手なはずのヒイラギとメカゴの上で、お酒好きの鬼が「丸かぶり」をしています。これは貴重な映像です。「そんなに俺たちを嫌わなくても…」といったところでしょうか。彼にも幸せが訪れますように。

①枡・土戸英二
2011年の第5回北陸折紙コンベンションで前川 淳さんに教わった「サカナのマス」からインスピレーションを得てできました。発想としては15号(絶版)掲載の田中具子さんの作品と共通しています。折り線をつけてまとめるやり方は「おりがみニュース25号」(絶版)掲載の木下一郎さんの作品の影響を受けています。先人に感謝の作品です。

②浅皿・遠藤和邦
やさしい器の多くは、捻ねじり折りから始めると簡単にできます。周囲の辺と底の位置で変化し、とめの折りを工夫するといろいろとできるようです。皆さんも工夫して、新しい器を考えてください。

③鬼・笠原邦彦
鬼は私の好きなテーマです。そのため何回か工夫したものはどれも会心作のつもりです。今回採用していただいたものは、とくに気に入り。「こぶとり爺さん」の話の映像でも、大いに活躍してもらったものです。

④恵方巻き・松野幸彦
のり、ごはん、具の3色を折り出さなければならないので、筒状ののりに、ごはんと具をさしこんでみました。具の大きさ、色はお好みで。

⑤ハート合わせケース・川手章子
熊坂 浩さんの「ハートの指輪」の折り方と途中まで似ている作品です。ハートとハートが「こんにちは」と合わさるケースです。中には心がポッとあたたまるものを入れてみたいと思いました。

⑥ハートの封筒・松野幸彦
少々強引ながら、紙の表裏でハートの形に見せる方法をとっています。

⑦ちょうちょう、ちょうの名札・高木智
名札に名前を書くと教室が一気になごむので、折り紙教室で最初に折ることが多かったようです。用紙を2枚使う「複合折り紙」のやさしい作例です(編)。

⑧でんわ・高木智
昔懐かしい黒電話。鶴の基本形から、本体、ダイヤル、受話器が無理なく折り出されています。複雑になりそうな対象を単純にこなした好例でしょう(編)。

⑨☆どこからでもクリップカードケース・白井和子
合計5か所クリップとして、かつ、カードケースとして使えます。びっくりするほど簡単に折れます。21cm角で折るとカードサイズです。

~☆おってあそぼう~Talking Lips(おしゃべりクチビル)・李英順
この作品は、1995年に韓国折紙協会の季刊34号で発表された世界中で人気の作品です(編)。

⑩水仙の花・川手章子
中心を立てて立体化するところがポイントです。あとのまとめ方はスルリッとできあがり、清々しいスイセンの花のようだと思いました。花ってやっぱりいいなあと思います。折り図にしたがってていねいに折ってみてくださいね。

⑪ペンギンのピックケース・藤本祐子
ピックケース、つまり楊枝入れですが…。かわいさNo.1の皇帝ペンギンの雛の形になりました。足がうまく折り出せたと思います。ポケットにピックやメモを入れて、心をこめて机の上に立たせてあげてくださいね。

⑫☆お守り袋・山梨明子
折り紙の裏にお願いごとを書いて折り鶴を折り、お守り袋の中に入れてみるのもいいですよ。オリガミ様がお守りくださるかも。干支やおめでたい柄のシールなどを貼ると、お年玉袋としても使えますよ。その場合は18センチ角以上の紙がいいようです。

ミニ知識
●節分……節分とは季節の分かれ目のことでもともとは立春、立夏、立秋、立冬の各前日で年4回ありましたが、立春が正月と同じように年のはじめと考えられたため重視されるようになり、節分が立春の前日のことだけを指すようになりました。冬の陰気をはらう行事で、疫病、災害を象徴するものが鬼です。奈良時代に中国から宮中に伝わった行事では、桃の木で作った弓や葦の矢で鬼を追い払っていました。現在のように炒った豆をまくようになったのは南北朝時代からで、江戸時代になると民衆に浸透していきました。

●枡……液体や穀物などの分量を計る容器。木製や金属製があり、形は四角形や円筒形のものがあります。日本で主流になったのは四角形の木製のもので、政治、農業、商業など人々の生活の中で利用されてきました。古いものでは8世紀の奈良時代のものも出土しています。枡は「増す」の語呂合わせで、幸せが増す、ますますめでたい、などとして縁起物としても用いられます。節分の豆を枡に入れるのは、豆を計量するという意味合いのほか縁起物として意味も込められています。

●鬼……鬼門と呼ばれる丑寅の方角(北東)に住んでいるとされるので、ウシのようなツノとトラのようなキバを持ち、トラ皮のパンツをはいていると考えられています。

●恵方巻き……由来ははっきりとわかっていませんが、関西地方の一部地域から広まった節分の風習です。節分の日に恵方を向いて、太巻き寿司を丸かじりすると、その一年を無病息災で過ごせるとするものです。恵方とはよい方角で、年神がいるとされる方角です。太巻きの具はきゅうり、でんぶ、かんぴょうなど七福神にあやかって7種とされることが多いそうです。食べ終わるまで何もしゃべらないことが決まりです。

●バレンタインデー……2月14日。もともとローマの女性の守り神ユノー(ジュノー)の祝日で、ルペリカーリアという男女を結び付ける祭りのころでした。キリスト教徒がキリスト教の聖人バレンタインの殉教日に結び付け布教し、バレンタインデーを定着させたと考えられています。日本ではこの日はチョコレートを贈る日とされ、近年では和菓子屋も煎餅屋もこぞってバレンタイン用菓子を発売しています。バレンタインにチョコレートを贈ろうという販売促進のための宣伝をもっともはやく日本で行ったのは、神戸モロゾフ製菓(現在のモロゾフ)とされ、1936年2月、東京で発行されていた英字新聞の中に広告が掲載されました。

●低炭素杯2012……2012年2月18日(土)と19日(日)、催し物場の東京ビッグサイトで行われます。二酸化炭素排出を減らして低炭素な社会を作るために、学校、家庭、有志、企業などさまざまな団体が全国各地で行っている地球温暖化防止のための地域活動を報告し、学びあう場です。低炭素杯2012実行委員会が主催し、環境省が出場団体の中からとくに優れた活動に対し、グランプリと準グランプリを授与する予定です。

●スイセンプロジェクト……山梨県北杜市にある園芸施設八ヶ岳倶楽部を経営する園芸家の柳生真吾さんの呼び掛けで、2011年3月の東日本大震災で大きな被害を受けた土地を、寒い冬にも気高く美しい花を香り高く咲かせるスイセンの花でいっぱいにしようとする取り組みです。球根の提供を募り、2011年9月から10月にかけて賛同するボランティアにより各地にスイセンの球根が植えられました。スイセンには1万以上の品種があります。原産地はヨーロッパで、中国名の水仙は、水辺に咲く花の姿に仙境(仙人の住む土地)のイメージを重ねて名付けられたと考えられています。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、年中行事事典(三省堂)、江戸の庶民生活、行事事典(東京堂出版)、中世の祝祭(原書房)、和のしきたり(日本文芸社)、年中行事を体験する(中央公論新社)、全国年中行事事典(東京堂書店)、まつり伝承論(大名堂)、朝日新聞(朝日新聞社)、花おりおり(朝日新聞社)、日本の風習(青春出版社)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。

折り紙サークル「折り紙夢工房」主宰で、日本折紙協会武南支部の支部長として300人の支部員をかかえて精力的に折り紙普及活動をされている金杉登喜子さんは、知的障害者授産施設や刑務所で折り紙の指導をされています。今月号と来月号の2回にわたってお話いただきます。今月号では知的障害者授産施設での折り紙指導の経験のお話です。

「どんな作品にも心からのメッセージ」 金杉登喜子(埼玉県)

「知的障害者授産施設つどい」との出会い
 今から14年も前、大雪の成人の日、川口市立グリーンセンターでの「新春を飾る折り紙展」の会場でのことでした。会場には折り紙夢工房の会員が一年間で制作した作品を展示していました。約60km離れた、群馬県との県境の神川町にある知的障害者授産施設「つどい」のMさんが、新聞で折り紙展のことを知って、仲間たちとバス2台で来てくれました。一行は知的障害者の施設で学んでいる方たちで、思い思いに作品に語りかけ、笑顔があふれて手をつないだり仲間の車椅子を押したりでとてもにぎやかな様子でした。動く折り紙には特に興味を持ち、折り紙の体験教室では見事な作品を折りあげる人もいました。そして帰り支度で集合する時間になりましたが、Mさんが作品の前に座り込み動かなくなってしまったのです。見かねて施設の先生に尋ねましたら、「折り紙を折りたいと動かないんです」と言われ、私はとっさに「雪も降ってきたから早く帰らないとね。ボランティアで行ってあげるから」と話しかけると、Mさんは、スーッと立ち上がり出口の方に急ぎ駆け出して行きました。「神川町は遠いですよ」という先生に、私は「皆さんが(ここに)来たんでしょ。私だって行けますよ!」と大声で返事をしました。その一週間後には、折り紙教室の依頼を受けました。

知的障害者との折り紙教室
初日、「 来てくれてありがとう」の連発で迎えられ、心打たれました。教室には40人ほどの施設の仲間が笑顔で待っていました。さっそく教室の始まりです。紙には縦と横の繊維の流れがあることを教えて、折りやすい方で折るときれいに折れることを覚えてもらい、折り始めました。「角と角を合わせましょう」「はーい」と返事があってから角が揃うまでかなりの時間が経ちました。私は腹を決めました、この教室は折り紙を楽しむことを一番の目的にしようと!

「つどい」の仲間たちの成長
それから2年の間に基本形をマスターし、少しずつ作品を制作できるようになったので、折り紙夢工房の作品展に参加することを目標としてみんなで頑張ろうと約束しました。みんなで一つの作品を制作することにして、各自自分のできることをするようにしました。Aさんはひと折りだけの専門家、Bさんは押さえるだけの仕事、Cさんは仕上げる人、Dさんは掛け声だけの人、Eさんは糊付け専門…など全員が参加して、「集い共同作業所」のエンピツ文字とデジタル折りで制作しました。作品ができあがるまで2年間かかりました。苦しい時もありみんなで励まし合いながらの作品です。そして、いよいよ作品展示の時がやって来ました。小川町の埼玉県立伝統工芸会館に飾り付けの担当仲間が施設から7人参加し、自分たちの作品をいとおしそうに飾り付け、大満足な顔で感謝の言葉を何度も何度も言ってくれました。

折り紙夢工房作品展の展示の教訓
埼玉伝統工芸会館での特別展は初めてで、期間が45日という長丁場の大がかりな作品展でした。夏休み中だったのでご家族連れの方が多く来場され、「好評ですよ」と会場の方にも喜んでいただき私達もホッとしました。その中で「つどい」の作品も輝いておりました。仲間たちの喜びは感動そのものでした。この後の作品展でも、「つどい」の皆さんの作品にはリピーターの来場者があるほどに成長していました。
最初の展示の4年後、また伝統工芸会館からの依頼で作品展を開催しました。その時の出来事は、私たちにとって教訓となりました。ある日、会場に外国人を連れたオリガミアンと称した方たちが大勢でおみえになり、展示の表示や作品の内容について館長を呼び出し、他のお客様がいる中で大声で抗議をしていったというのです。穏やかだった会場に急に吹き荒れた嵐のようだったと聞き、胸が痛みました。出典表記についての不備があったことは、指導にあたった私に大きな責任があります。ただ折り紙を愛する大人として、抗議の仕方やものの言いようはもっと他にあったと思うのです。その後、「つどい」の仲間たちからの出品はなくなり、2000年からの付き合いで育った皆さんの心の傷は深く、いまだにいやされていません。ただMさんだけは形を見ただけで制作できる天才的な人でしたから、折り紙の制作を続けており、自分で制作した作品を自分の家の近くの工場や学校へ持って行くそうです。学校では作品をケースに入れて展示してくれるそうです。Mさんにとっては展示する喜びが生きがいになっているのです。学校の皆さんに感謝しています。

どんな作品にも心からのメッセージあり
知的障害で天才的な才能を持つMさん親子の作品への想いは、とても強いものがあります。作品展に来た時の様子にこんなことがありました。会場の中央にMさんの作品が展示されていました。親子は会場に入るなり自分の作品の前に立ち止まり、40分ほど身動きもせずにじっと見つめていたとのこと、当番で現場にいた会員はこの様子を作品の陰から静かに見守っていたそうです。この話を聞いた時、私は親子の気持ちが手に取るようにわかり、その会員には見守ってくれたと感謝の気持ちでいっぱいでした。素晴らしい会員に囲まれて私は幸せ者です。この天才Mさんはほかの人とは違い、あまり話しません。初めから折り線のきれいな作品を制作できましたが、自分以外の人の作品には興味を示さず無関心でした。私と出会ってから5年ほどたったころから、隣の人が困っていると手伝えるようになり、私のよい助っ人になりました。7年目ごろからはほかの人の作品も折ってあげられるようになりました。「つどい祭り」には折り紙教室の先生として皆さんから頼りにされる成長ぶりです。10年以上経った今、折り紙が毎日の生活の一部になり、生きがいになっているようです。
またいつの日か声がかかったら「つどい」のみんなで楽しい折り紙を制作したいと思っています。私は、たとえきれいに折れなくても、心を込めて折った楽しい作品であふれる「折り紙夢工房」を育てていきたいと思っています。どんな作品にも心からのメッセージがあるのですから。

<読者の広場>
●福島県の小学校で折り紙ボランティア
中島 進(日本折紙協会理事・埼玉県)
2011年10月18日(火)、私は、福島県本宮市にある岩根小学校で、ボランティアで折り紙を教えてきました。私の神楽坂教室の生徒さんが、この学校関係者と親しく、教室の皆さんで元気づけのために折り紙作品を一箱送ったところ大変喜んでくれたことがきっかけです。それ以来、直接小学校で教えたくなり実現いたしました。この地は、海から遠く、津波の直接的な被害はなかったのですが、地震の揺れはひどく、近くの3階建ての中学校は倒壊したそうです。この学校では、今まで一度も折り紙の授業を受けたことがなく、皆さん、斎藤静夫先生の「うごく魚」と、私の「サンタツリー」を楽しんでくれました。また、今後も訪れて励ましたいと思っています。

●平和を祈って折り鶴を折ろう
藤本祐子さん(東京都)
2011年11月11日、ちょうど家にいましたので、11時11分を一人で迎えました。大きい白い鶴を11cm角の紙で、小さい鶴を3cm角の紙で計11羽折り、つなげて飾りにしてみました。亡くなった方たちへの鎮魂をこめて大きな鶴は白い紙で、来年がいい年になりますように願いをこめて小さい鶴は虹色に折りました。今年は11という数にこだわって、一人静かに迎えた日でしたが、これからもおりがみの日はやってきます。
元気でこの日をむかえ、楽しく折り紙活動が続けられますように、毎年何か一つでも折り紙を折る日にできたらと思います。会員の私たちが周りによびかけ、広げ、やがては日本中で世界中で11.11は折り紙を折る日になったら素敵ですね!

●11月11日「おりがみの日」の折り鶴
浦本法子さん(東京都)
子育て中のお母様方に折り紙をお伝えする機会をいただき、435号の藤本祐子さん提案の“平和を祈って折り鶴を折ろう”の呼びかけをして教室を終えました。後日、代表の黒部さんから写真とお手紙を郵送していただき、大変うれしく思いました。技量も伝え方もまだまだ未熟者の私ですが、日本の伝統文化である折り紙を伝えていけたらいいなと思いました。なお私は午後11:11に11羽折りました。11cm、ではなく15cm角…。
その他、親しい友人からも、折ったよ!いろんな人に伝えたよ、と言ってもらいました。

【435号へのお便り】
5、6年前に支部の作品展を見学、折り紙作品の奥深さに感動いたしました。これがきっかけで、高齢になった今、恥じらいながらお仲間に入れていただき、老人クラブの集いなどでも折って楽しんでおります。435号のクイズの締め切り日が早いのでとまどいましたが、知人から日付は間違いと聞き挑戦しました。友人たちは433号のパンダがかわいいというので、今挑戦中です。満月の夜にポンポコポンのタヌキの腹鼓を苦心しながら折ってみました。かわいいです。435号と436号、今から挑戦します。兵庫県 笠井八重野さん

「新・福祉と折り紙」がよかったです。喘息で外で遊ぶことが苦手の自分は、紙を切って「つる」をいっぱい折って時間を過ごしていました。折り紙が人の心を開いていく力があるのに驚いています。いつか子どもたちと一緒に折ることができるようになりたいと思いました。
三重県 三浦京枝さん

「爪掛けポックリ」に子どものころを思い出しました。実家の家紋がカタバミだったので折ってみました。両親を思い出して…。
石川県 菊地紀子さん

「折紙シンポジウムのレポート」を読んで、加瀬三郎先生がお元気の頃、一度だけ参加したときのことをなつかしく思い出しました。我が家の孫が大きくなったので、今は他人様のお孫さんに喜ばれるものを折っています。
千葉県 森隆子さん

<みんなの作品展>
長崎大学教育学部 サイエンスワールド 2011
ワークショップ 『「ORIGAMI」で遊んでみよう!』開催
宮本眞理子(長崎県)
2011年10月10日(月/祝)、長崎大学教育学部恒例のサイエンスワールドに森下浩史教授の計らいで『「ORIGAMI」で遊んでみよう!』と題して、ワークショップを開催しました。先生は「感性」を養うのに折り紙が大変役に立つとお考えで、TVの開催告知でも「今年の目玉は折り紙!」と力を入れて宣伝してくださいました。当日は2か所の教室で、1つは「おりがみ迷路」と「巨大龍」の展示、広いほうの教室には「おりがみ展」と「わくわくおりがみ教室」、広い廊下では、約14mの長さの紙を使っての巨大龍作り「でっかい折り紙でドラゴンを折ろう」と、簡単な折り紙の「おりがみチャレンジコーナー」も設けました。「おりがみ展」は巨大恐竜からミニチュア作品、ウェディングブーケ、秘伝千羽鶴折形、ユニット、季節の折り紙や額物などあらゆるジャンルの作品展示、そして、さまざまな折り紙に関する書籍も展示しました。「わくわくおりがみ教室」も大学生の皆さんにすべて担当してもらいました。お陰でサイエンスワールド参加者の方々は楽しく折り紙体験ができていたようです。森下先生はじめ大学の皆さん、そして、お手伝いに来てくださった皆様方のお陰で、多くの内容を盛り込んだワークショップができました。
この場をお借りして心からお礼を申し上げます。なお巨大龍作りやおりがみ展の様子はユーチューブorigamingoにアップしています。ぜひ、ご覧ください。

幻想的に浮き出された大鶴
伊藤晴美(福岡県)
2011年11月12日(土)・13日(日)、福岡県大牟田市三池の普光寺において「竹灯籠一万本の夕べ~龍神伝説 三池光竹」が開催され、このイベントの中で7月に大牟田市民の皆さんが作成しメッセージを書いた大鶴を含めた三羽の大鶴が竹灯籠の優しい灯りの中で幻想的に浮き出されました。
一番大きな鶴は、被災者を励ます思いをこめて、東日本の方角に向けて設置しました。東日本大震災の被災地の方々に心からのお見舞いの気持ちを込めて、折り紙でエールを送ろうという企画が実現し、地域のボランティアと一緒に設営しました。

<ワールド・オリガミ・レポート>
モンゴル折り紙センター10周年記念行事に招待されて
日本折紙協会理事長 大橋晧也
2011年10月22日(土)から29日(土)まで、私たち(熊田勝保さん、鶴島賦子さん、鯉淵博子さん、酒井美紀さん・優気君親子と私大橋)の6人が、ウランバートル市教育局40周年・モンゴル折り紙センター10周年記念の祝賀と記念行事に参加するため、モンゴルに行って参りました。メーンの記念行事は、モンゴル国立現代美術ギャラリーのイベント会場の3階で行われた、幼稚園、養護学校、小学校、少年院などの19の団体が参加して開かれた折り紙作品展でした。各団体が競って会場の壁面や台上に折り紙作品を飾り、中には共同制作の大作もあり、見応えのある見事な会場構成でした。
 26日(水)の開会式にはモンゴルの駐在日本大使、清水武則氏、バヤンズルフ区役所教育課課長のオトゴンジャルガル氏、バヤンズルフ地区第55学校校長のツォグゾルマー氏、日本・モンゴル友好協会副会長ゾリグド氏、主催者モンゴル折り紙センター長のラグチャースレン氏、そして熊田さん立会いのもとテープカット。続いて子どもたちのモンゴルの踊り、紙で作った衣装をつけたファッションショーなど多彩。報道機関の取材も多く、晴れやかな幕開けとなりました。会期中は、鶴島さんや鯉淵さんも参加して、折り紙講習会を行いました。小学生の優気君も大活躍し、大盛況でした。
 28日(金)の閉会式には展示作品の優秀な団体に、今後益々の発展を祈り日本折紙協会から賞状と記念品を贈りました。また、閉会式の最後にモンゴル国政府・教育文化科学省から、熊田さんのご功績をたたえ、同氏に勲章が贈られました。熊田さんは10年以上も前から毎年モンゴルを訪ね、折り紙の指導や折り紙の本の提供など、個人のレベルでモンゴルの折り紙教育の普及に尽力されてきた方です。日本折紙協会が行っている折紙シンポジウムにも2004年(岐阜開催)以来、毎回数人のモンゴルの折り紙仲間が参加されてきたのも、熊田さんの支えがあってこそだったのです。改めてここで熊田さんに感謝したいと思います。
 もう一つ、大切な報告を申し添えます。開会式の前々日の24日(月)、私共6名が日本大使を表敬訪問した折、モンゴル折り紙センター10周年記念展の話をし、その開会式へのご参列をお願いしましたところ、日程を調べ、すぐ参列を承諾されました。そして、2012年は日本とモンゴルの外交関係樹立40周年の記念すべき年に当たるので、日本とモンゴルの折り紙作品を展示し、記念展覧会を開催しようと大使から申し出がありました。もちろんまだ具体的なことは未定ですが、必ずや実現することと思います。そのときは日本折紙協会の会員の皆さんにもぜひご協力をお願いいたします。

「和紙の里めぐり」(新連載)東山紙《岩手県一関市東山町》
2011年にユネスコの世界遺産に登録された中世平泉文化を支えたともいわれる紙郷です。

<気候・風土>
 雪は降っても30cmほどですが、寒さは厳しく、紙を漉く冬の朝は零下10度まで下がります。北上川の支流に流れ込む山谷川の清流の水を使って、純楮の未晒しの素朴な紙が漉かれています。中尊寺のある平泉の東方にそびえる束稲山の麓にある紙郷です。東山紙は「ひがしやまがみ」とも呼ばれ、この束稲山一帯が東山と呼ばれていたことに由来します。また、この一帯が京都の東山に似ているからという説もあるそうです。その名前から東山紙の発祥と考えられている地に、紙生里という集落があります。残念ながらこの集落での紙漉きは途絶えましたが、その近くの長坂という地で東山紙の紙漉きの伝統が今も受け継がれています。

<紙の歴史>
東山紙は平安末期に東北に黄金時代を築いた平泉の文化を支えたという伝説や、鎌倉勢に滅ぼされた奥州藤原氏の落人が住みつき、生活用品として作り始めたという伝説などが残っています。実際に文献に現れるのは江戸時代になってからのことで、正保2(1645)年に二名の漉き人のことが記録され、その後、伊達藩(現在の仙台を中心とする地域)の保護を受け発展し、162人の紙漉きがいたとされています。江戸時代末期から明治時代にかけてが最盛期で、おもに障子紙や傘紙を漉いていました。昭和30年代になって、懸垂式短網抄紙機が発明されると、機械による製造が難しいと考えられていた楮紙も漉けるようになりました。そのため、障子紙の需要を値段の安い機械漉きの紙に奪われて手漉き和紙職人が少なくなりました。

<製法(材料、技術)>
現在この紙郷で紙漉きを続ける4戸のうちのひとつ、東山製紙では、原料に自家栽培の楮を使っています。楮の刈り取り時期は通常は初冬ですが、寒冷地のため年が明けて春先の少し暖かくなった時期に刈り取ります。それを農作業の空いた時間に黒皮を剥いで乾燥させておき、その年の冬に使います。ネリにトロロアオイを用い、流し漉きで漉きます。寒い土地ではトロロアオイの働きがよく、沈み固まりやすい紙料液の繊維を分散させるので、やわらかな風合いの紙を漉くことができます。楮の色を残した素朴でたくましい紙で、カスと呼ばれる楮の黒皮が入った紙も漉かれています。近代和紙のもっとも標準的な大きさの二尺をおもに作っていて、5匁の紙を基本に、10匁の2枚重ね(2枚起こし)、15匁の3枚重ね(3枚起こし)、20 匁の4 枚重ね(4枚起こし)の極厚の紙まであります。なお、漉き上げた湿紙を紙床とに一枚ずつ積み重ねたものを一枚ずつはがすように起こすことから、 起こしという言い方が使われています。染紙も作り、さまざまな紙工芸品はみやげ物として観光客に喜ばれています。また、東山町内の小・中学校の卒業証書の紙を漉いているそうです。一枚一枚に職人さんの心がこもった手漉きの和紙の卒業証書は、卒業生に何よりの餞となっています。

<東山紙の今>
東山製紙の鈴木信彦さんに伺ったところ、平泉が世界遺産になって平泉由来の工芸ということで少し注目されたそうです。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県ですが、幸いなことに内陸部のため沿岸地よりも被害は少なかったそうです。被災地支援ということで、「引き合いが増え、ありがたいことです」とおっしゃっていました。紙漉きには冷たい水が欠かせません。その水を使って、身を切られるほどの寒さの土地での作業となると辛く厳しいものです。また、採算もとれずに後継者がいなくなり、廃業する紙漉き業者が絶えません。そんな中で鈴木さんは 今から20 年前、この業界に入りましたが、 「何かをやってやろう! という気持ちは今でも変わっていません。世の中の移り変わりで、廃業もしくは引退される方々も多くおられますが、最後の最後まで、歯をくいしばって頑張っていこうと思っております」と語られていました。

【支部だより】
「おりがみの四季」展開催 斉藤恵美子/埼玉県 桶川支部「べにばな」支部長

2011年10月7日(金)~19日(水)、埼玉県熊谷市の、くまがや館2階ギャラリーにて展示会を開催いたしました。
今回は「写真・秩父SLの旅」と「おりがみの四季」と題しまして、写真と折り紙合同での発表となりました。いろいろな方が期間中に見に来てくださりました。展示が急に決まり短い準備期間でしたが、会員の皆様の協力ですばらしい展示会になりました。期間中に見学に来てくれた方へのおみやげ作品も準備して、大変よろこばれました。


折り紙講習会報告 元秋功枝 /東京都 多摩支部「山鳩」

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」
あれほどの酷暑が過ぎて、ようやく秋が感じられる候となりました。2011年9月16日(金)、広く外国の風を受けられた青柳祥子先生をお迎えして、たくさんの作品とともに講習会が開かれました。
講習では魚の基本形を作り、自分が魚になったつもりで、ストーリーを考えて発展させるもの。4~5人のグループに分かれて短い時間内にまとめあげて発表するということで皆真剣。発表では、「自分の今の家族の状態を魚の大きさで表現」、「これからの理想家族としてお孫さんを含めた暮らし」「(受け口の中でたくさんの子どもを育てる魚を見て)自分自身の2人の子育ての思い出」、「魚そのまま」、「花畑にいながらもこわごわと青い海に泳ぎ出して行く自分」など、意外な楽しさを身近なドラマとして感じることができました。いろいろ工夫しながら色や形を作り上げていく絵の世界の境地で、新たな発見があってとても楽しい授業でした。さらに、オランダのパウア・ワエルスニッケさんの作品を用い、1本の線を地平線という言葉を使って貝を作り上げる講習のうまさ、伝承の家から洒落たバラと葉になる「バラが咲く箱」、2枚を使い頭と尾をかぶせ折りをして尾を指で動かす「カメ」、ポケットにたたんだドイリーとピンクのハートを入れた「鳩のメモホルダー」などもりだくさんの作品で、時間が過ぎるのを忘れるほど。参加のみなさんが笑顔で作品作りを終えました。


第17回九州折紙コンベンション熊本大会報告
川合 勇/熊本県 熊本支部「火の国」事務局長

2011年10月29日(土)・30日(日)の2日間、第17回九州折紙コンベンション熊本大会が熊本支部主催で熊本県阿蘇市・阿蘇温泉阿蘇の司ビラパークホテルで開かれました。九州大会といっても、九州以外の地域や海外からも参加者があり、総勢160名も集まりました。
特別講師に朝日 勇先生をお迎えして「おりがみ絵づくりのすすめ」の講演がありました。メルヘンの世界に入ったような数々の作品を紹介され、そのお話は私たちのこれからの折り紙作品作りの一つの道筋となりました。その後は各室に分かれ23名の講師の先生方による折り紙教室が2日間で28教室開かれました。各教室では、参加者に思う存分折り紙を楽しんでいただきました。29日夜の懇親会も時間が足りなくなるような賑わいでした。その後夜の折り紙教室広場が深夜まで続きました。長崎の宮本眞理子先生ご指導のもと「でっかい龍を折ろう」では2m以上の龍ができあがり、作品はホテルに贈呈され今も玄関ロビーで来客者を迎えています。今まで九州折紙コンベンションに開催に尽力されましたが、残念ながら6月にお亡くなりになった浦上新吾先生を偲んで、たくさんのばらの花に囲まれた先生の似顔絵が会場を見守っていました。
熊本支部の平田直美さん出展の「花と蝶」が韓国紙文化財団の盧英惠理事長さんにひと目ぼれされ財団にお嫁入りし、博物館に展示されることになるという喜ばしいハプニングもありました。そのほかの先生方からいただいた作品もホテルに贈呈、フロントや客室に飾られ、お客様をお迎えしています。国内外から集まっていただきました折り紙大好きな皆さま、そしてその方々をご指導していただいた講師の先生方、本当にありがとうございました。誌面をお借りして、心より御礼を申し上げます。なお、次回は鹿児島県で開催されます。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
 http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「お正月」
新しい年に寄せて 日本折紙協会 理事長 大橋 晧也

昨年は、東日本大震災という私たちがこれまで遭遇したこともなかった規模の災害が起こりました。その後の被災者義援金募金の呼び掛けなど、本折紙協会の支援活動にもたくさんの方のご協力をいただきました。心よりお礼申し上げます。
7月に行われた群馬県草津での折紙シンポジウムは、大震災のあとにもかかわらず250名近い方のご参加を得て、盛会裡に終えることができました。遠くスウェーデンやアメリカやモンゴルから、また韓国からも大勢のご参加をいただいて、感謝にたえません。草津は日本では大分県の別府に次ぐ湯量の地、折り紙の勉強や折り紙仲間との交流以外にも得るところは多かったのではないでしょうか。
8月には「世界のおりがみ展」が滋賀県で開催されました。「護ろう世界遺産シリーズ」の全作品の展示で、折り紙で精巧に作られた世界遺産の情景に、来場者は感嘆していました。岩手県の平泉や東京都の小笠原諸島が新たに世界遺産に登録され、富士山や鎌倉も登録を目指しているとのニュースもあり、世界遺産の展示に人々の関心も高かったようです。 10月末から開催された「第18回おりがみカーニバル」の作品募集のテーマは「絆」でした。アイディアを凝らし、いろいろな結びつきを折り紙作品にまとめて、素晴らしい、心あたたまるたくさんの作品が寄せられました。審査員たちが各賞を決めるのに大変苦労したほどでした。
月刊『おりがみ』も、この新年号で437号となります。月々の投稿作品も質量ともますます向上しています。限られた誌面の中でどの作品を紹介したらいいのか、編集スタッフは、頭を悩ませています。嬉しい悲鳴です。『おりがみ』誌上の作品こそ、日本折紙協会の活動と理念を端的に示すものです。これからも創作作品の投稿をよろしくお願いいたします。
単行本の『おりがみでクリスマス3』も発行することができました。「クリスマスシリーズの新刊を」との皆さんのご要望に応え、まとめあげた一冊です。どうぞ多くの方々にご利用いただけますよう、ご協力をお願いいたします。
今年の折紙シンポジウムは京都市で開催されます。祇園祭の最中で観光客で賑わう季節ですが、京都支部のご協力ですでに宿泊所は確保しています。長刀鉾を先頭に繰り出す山車の見事さは京都千年の歴史の結晶です。どこかで折り紙の歴史と重なるところもあるかもしれません。たくさんのご参加をお待ちしています。
今年こそ東日本大震災の忘れ難い苦しみを克服し、日本再生の年としようではありませんか。折り紙はきっと一翼を担うことができるはずです。会員皆さんの一層のご活躍とご協力を心よりお願いする次第です。

①タツノオトシゴ・松野幸彦
オリガミらしい形にできあがりました。

②龍(ドラゴン)リング・くわばらさよこ
リングをつくっていた私の目の前に、風が環めぐるようにして現れたのがこの龍です。龍が起こす風や虹(龍の一種)にある虫が龍だと知った時、大きな環も現れました。世界中を旅して還る風もまた壮大な龍リングなのです。

③かんたんな竜・中島 進
皆さんに教えると、(顔が怖くなく)かわいいと好評です。10月から折紙協会の中で私の教室を開始したので、この竜を教えたいと思っています。

④飾り台・川手章子
飾り台にしたらよさそうな作品となりました。ここに折り紙作品を飾ったら…と思いました。うしろ側も使えそうです。

⑤☆絵馬・半田丈直
絵馬は多くの方が創作されていますが、この作品は表面をいっぱいに使ったものにしてあります。少々厚い紙で折られても、無理なくできると思います。
縁起物をいろいろ、コーディネートして楽しんでください。

⑥えびすさま、だいこくさま・笠原邦彦
恵比寿・大黒を折り紙で折りたいと思ったのは、内山道郎氏に見事な作品があるのを知り、憧れのテーマとなったからです。七福神の二神ですから、七神全部を2回工夫しましたが、その最初が今回の作品でした。

⑦雲・内山興正
干支の龍のバックに映える雲です。いろいろな情景で楽しんでください。(編)

⑧新花鶴・中村榮志
中村榮志さんは1918年生まれ、2005年に亡くなった折り紙作家です。伝統折り紙の研究や紹介に尽力されました。また、独創的なさまざまな形の紙飛行機を発表されています。縦横の長さの比が1:√2の紙を真方形と呼び、その一枚をなるべく切らないで折り、完成の形には用紙の裏側が出ない折り紙を「真宝折紙(しんぽうおりがみ)」と名付けられたことで有名です。(編)

⑨透かし花手鞠・川手章子
折り図に従って一つずつていねいに折ることで仕上がりもスッキリするようです。できあがった立体は球をイメージして整えていただけたらと思います。ちょっと転がしても楽しそうです。単体も花として使えそうです。

⑩こづち・くわばらさよこ
上下にすき間があったので、飾りをつけてみたらかわいくなりました。本物の打出の小槌から出してみたいものは色々とあります。でも、折り紙のこづちから出るとしたら、誰かの笑顔だったらいいかなあと思います。

⑪☆ぽちぶくろ・松野幸彦
シンプルな作品ですが、表裏でそれぞれさしこむところがおもしろいと思います。メッセージカードには、ぽちぶくろを折った紙と同じ大きさの紙を二つ折りしたあと、横長の辺を三つ折りしたものがぴったりと合います。

⑫☆コップ敷き・白井和子
何気なく外側4か所を中央に向かって折ると、どうなるだろうと折ってみるとできあがりました。浮きが気になる場合は、辞書や文鎮などで重石をするといいですが、湯飲みやグラスを置いて使っているうちに平らになります。

⑬テディ・ベア・納所克志
人々が愛した熊の姿の縫いぐるみをさらに模した紙のクマさんを、素敵な色や柄の包装紙などで折ってください。頂き物のお返しに添えるとか…。さて今年、お山のどんぐりはたくさんあるのでしょうか。熊たちのことが心配ですね。

ミニ知識
●竜……竜は想像上の生き物で、通常地中にすみ、必要な時に尺木と呼ばれるツノを使って天空を飛んで、天の神と交流できると信じられたことから、中国では天子や皇帝の象徴とされてきました。また、竜は毛虫ほど小さくなったり、天下のすべてを覆い隠すほど大きくもなったりすると考えられました。亡くなった人を乗せて天に昇り、竜船になって海を渡らせる力もあるとされています。中国から日本に伝えられた竜は、日本古来からあった大蛇信仰と混ざりあいました。日本神話に出てくる八岐大蛇も、長崎市の諏訪神社の蛇踊りをはじめ豊作を祈願する大蛇も竜のことだそうです。竜は日本では「たつ」とも呼ばれますが、これは「神の出現」という意味からで、雨を降らせる能力を持ち、豊かな実りと富をもたらす神様として信仰されました。

●大黒天……七福神のひとつ。もとはヒンズー教の破壊の神であるシヴァ神のことでした。シヴァ神はのちに仏教を信じるようになり、古代インドのサンスクリット語(梵語)で「偉大な黒い神」を意味するマハーカーラ(摩訶迦羅)と呼ばれるようになりました。日本で大黒天といわれるようになったのはカーラが黒を意味することと、古事記や日本書紀などの神話に登場する大国主命に姿が似ていることからだと考えられています。大黒を大国と表記することもあるのはこのためです。インドから中国へ食べ物に困らないようにする神として伝わり、日本には天台宗を開いた最澄が紹介しました。時代とともに台所の守護神から福の神とみなされるようになり、左肩に袋を背負い、右手には小槌を持ち、米俵に座る福福とした姿で表されるようになりました。

●恵比須……烏帽子をかぶり、タイと釣り竿を持った姿で表されることでもわかるように、もとは漁師の間で広く信仰されていた神様です。鎌倉時代以降、商人や農民の間にも広まり、しだいに商売繁盛や豊作祈願の神様として信じられるようになりました。関西では1月10日を十日戎と呼び、大阪市の今宮戎神社や京都市の京都ゑびす神社など
で恵比須をまつる祭りが行われます。

●七福神……大黒天、恵比須、毘沙門天、弁財天、布袋、福禄寿、吉祥天(または寿老人)の七人の神様。金銀財宝を積んだ宝船に乗った姿で描かれることが多い七神ですが、七人まとめて信仰されるようになったのは江戸時代中期以降のことです。もともとは大黒天と恵比須の二神だけが信仰されました。長寿の神様の寿老人は、南極星の化身で、低い背丈に長い頭、たっぷりとしたひげを持つ福禄寿と同じものとみなされて、かわりに吉祥天が入ることもあります。町民の間で、年の初めに七福神をまつった神社を巡拝して、開運招福を祈願する風習が生まれました。

●タツノオトシゴ……ヨウジウオ科の魚で、トゲ状の体はウロコが変形して骨になったものです。顔の形が馬に似ていることからウマウオやウミウマなどとも呼ばれています。体長約8cm、体の色はさまざまで、静かな浅い海にすみ、尾を海草に巻き付けています。オスの腹部の育児嚢にメスが卵を産み落とし、そこでかえった子魚が親と同じ姿で産み出されます。この産出が楽々と行われるために、オスとメスを干物にして安産のお守りにする風習があります。漢方薬の原料にもなるそうです。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、年中行事事典(三省堂)、十二支の民俗史(八坂書房)、龍の文明史(八坂書房)、龍の歴史大事典(遊子館)、昔話・伝説小事典(みずうみ書房)、ふるさとの伝説(ぎょうせい)、日本昔話ハンドブック(三省堂)、ニッポン神さま図鑑(はまの出版)、七福神信仰事典(戎光祥出版)、図説七福神(戎光祥出版)、続日本史モノ事典(平凡社)、魚介ウォッチング図鑑(思索社)、凧の話(講談社)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。

折り紙の伝道師としての道を歩む 中西順三(神奈川県)

折り紙という民芸は、手から手へ、場所や世代を超えて何百年も前から、今に伝わっています。形や手順だけでなく、伝わっていくのです。折る楽しさや喜びなど、心もいっしょに。

東浦賀和光台折紙同好会の誕生

町内住人の親睦と融和を図る目的で1999年5月、折紙同好会が呱呱の声をあげました。女性10数名で折り紙のいろはを学ぶことから始め、私は会合の講師を引き受けました。同じ頃、日本折紙協会の講師資格を取得し、折り紙活動を始める態勢が整ったのです。この折紙同好会は折り紙の技と心を磨く道場の役割を果たし、現在に至るまでメンバーがほとんど代わりません。筆者を励ましてくれる、いわば折り紙の心の里となっています。

折り紙を伝えさせていただく
1995年1月17日に突如発生した阪神淡路大震災に遭遇した私は、震災後1年半神戸市内に住み、被災者として復旧・復興作業に従事し、世界中から集まった多くのボランティアさんたちの支援活動を目の当たりにして、人生観が大きく変わりました。いつか時節が来たらボランティア活動を始めようと心に秘めていました。月刊『おりがみ』を通じて自学自習の傍ら、日本折紙協会主催の講習会で加瀬三郎先生と出会いました。全視覚障害者である氏が助手から受け取った用紙の表裏を確かめ、およそ60名の出席者を前に、健常者を超える仕草で講習を進められました。この出会いは、私の折り紙人生のスタートにふさわしい体験であったと感謝し、以後、私は加瀬三郎先生を目標にして、折り紙の楽しさをより多くの皆さんに伝えさせていただく伝道師(自称)としての道を歩んでいます。

福祉ボランティア活動の例
横須賀市内にある老人ホームや高齢者デイサービスセンターなど3か所で、毎月1回の折り紙ボランティアを始めて10年になります。プライバシー保護のため施設名や個人写真の公開は控えますが、各所で同じような問題点を抱えながら現在に至った内容をお話しします。
私と志を同じくする折り紙仲間は、施設ごとに月1回約2時間折り紙を折ります。対象となる高齢者の人数は8名前後から36名まで、各施設の状況に応じて変わります。課題はツル、カブト、金魚などの親しまれている伝承作品から入り、徐々にレベルをあげます。施設によっては毎回同じ程度の課題を繰り返すこともあります。その日の参加者の顔色や健康状態を勘案しながら、即断で課題を決めることもあります。参加者の顔に笑みが浮かぶように昔の童謡を鼻歌で歌い、冗談を言うこともあります。折り順を間違えて慌てて後戻りすると、「アラ、猿も木から落ちるのね」と言われ、作品が仕上がると、「この折り紙を考えた人は偉いわね」と言われて、きちんと講師として伝道師の役割を果たせているのか不安を感じることもあります。このような貴重な体験を経て徐々に心が通じ合ってくると、折り紙以外の話ができるようになります。ごく最近、どじょうと金魚を折って話が弾んだこともありました。あるデイサービスセンターでは、介護を受ける約36名の方たちが順次入浴して席に戻る時間帯を狙っての講習であり、講習会というより、むしろ個人指導に近い形態です。参加者と心を合わせて折ると、笑顔が溢れ冗談も出ます。持ち時間が終わって帰るとき、手を振って「ありがとう、また来てね」と言われ、当方も「来月も会いましょう」と声を交わし、再会に弾みがつきます。

生かされる喜び
福祉ボランティア折り紙を始めた私と仲間たちが得る報酬は、参加者の笑顔と感謝の気持ちが返ってくることです。折り紙は私たちの心を結ぶ一本の絆であり、作品を完成させることが最終目的ではなく、心と心が通じ合い、相互の理解が深まることにあると思っています。折り紙という好きな畑を耕しつつ、人々に折り紙の楽しさと心を伝える要諦は、教師の立場で下目線に指導するのではなく、人々と同じ目線で折り紙を折り、その過程をともに楽しみながらゴールに達し、ともに喜びを分かち合うことであると判ってきました。末筆ながら、各施設の介護師の方々のご協力と福祉ボランティアのまとめ役、神保さん、相生さん、高橋さんならびに全ての関係者に感謝します。

<読者の広場>
Piazza NOAがよかったです! 作品はMy bagがよかったと思います!このごろは運動会の練習が始まり、おどりの練習も始まりました。神古道というおどりで、ころんだり筋肉痛になったりするけど楽しいです!今、興味を持っているのは刺繍です。クロスステッチ、ストレートステッチ、ブランケットステッチ…いろいろあるので楽しいです。
三重県 森永寿美子さん

連載「和紙の里めぐり」がよかったです。月刊おりがみ、2冊目を手にしました。楽しくて何度も読み返しています。もっと早く出会っていればと思いました。小学2年生の孫と折り紙をしていると新聞の集金が来ました。孫は「おじちゃん、税金集めに来たの?」と言ったので、おじちゃんは苦笑いしていました。
和歌山県 大門ゆり子さん

「お弁当箱」がよかったです。ワッパの弁当箱に思い出があります。昭和20年7月9日、空襲で和歌山市は焼け野原になってしまいました。東牟婁郡古座川町の母の実家に疎開しました。母はときどき、山や川へ連れて行ってくれました。ワッパの弁当箱といっしょに。「ワッパはなぁ、ごはんや料理の余分な水分を吸収してくれるので、おいしいのやで」と…。母の笑顔を思い浮かべながら…。さぁ、ワッパが折れました。今日も日の丸弁当にしませうかね…、おかあさん。
和歌山県 宮本愛子さん

東日本大震災支援活動報告を興味深く読みました。伝承折り紙や昔の作品で、楽しいものがあれば掲載してください。ボランティアで宮城県に行ってきました。仮設住宅に赤・金の鶴が一つ置かれていました。折り紙の原点を見た思いで、うれしかったです。
大阪府 伏見美知子さん

<みんなの作品展>
被災地の復興を祈って巨大折り鶴制作 伊藤晴美(福岡県)
2011年8月27日(土)、大牟田文化会館小ホールで文化体験講座「おりがみの世界~羽ばたけ! みんなの願いをのせた巨大鶴」が開催され、子どもから70歳代の方まで約20人の力を合わせて、大きな折り鶴を制作しました。この講座は折り紙の楽しさに触れて文化活動への関心を高めてもらうのが目的ですが、「被災地に大牟田からのメッセージを翼にのせて届けたい」と願い、約6m四方の紙から折る鶴を指導しました。用紙は破れにくい特殊な厚紙で、いつも折り慣れている鶴とは勝手が違い、制作には約1時間かかりましたが、高さ2mを超える折り鶴が完成し、会場は歓声に包まれました。翼には「がんばれ東北」「大牟田から応援しています」などのメッセージが書かれました。
この鶴は、同11月12日(土)・13日(日)に大牟田市今山の普光寺で開催された催し「龍神伝説 三池光竹 竹灯籠一万本の夕べ」会場に展示されました。

<ワールド・オリガミ・レポート>
トルコのイズミールで“折り紙外交” 鶴島賦子(東京都)
2010年トルコにおける日本年事業の一環として、JIKAD(日本イズミール文化友好協会)のメンバーから依頼を受けて、イズミールコナック区のトゥルキャンサイラン文化芸術センターで日本伝統手芸作品展、そして市内の女子技術専門学校3校で折り紙ワークショップを行いました。
2010年12月6日(月) から9日(木)までの4日間、展示会場には連日大勢の方が来場され、私の折り紙作品や絽刺作品などを、時間を忘れて熱心に興味深く鑑賞されていました。会場内に設けた折り紙コーナーでは、子どもから大人まで折り紙にくぎづけになって、簡単な作品のチューリップや小鳥などを作りました。できあがった作品をとても大事そうに持って帰る様子が印象的でした。10名程度を対象としたコーナーだったため、小学校の先生が放課後に子どもたちを引率して来たときには立って作品を折るということもあり、日本では見られない光景でした。JIKADのメンバーが通訳していたのですが、言葉など必要ありませんでした。私の指先に目をこらし、私の日本語の説明で十分に理解をして、初めてとは思えない程きちんと、きれいに折り上げた子どももいました。トルコでは折り紙そのものが珍しかったようです。みな夢中で作品に取り組んでいました。
また、イズミールのギョズテペ女子技術専門学校での折り紙ワークショップは希望者が殺到し、1回のワークショップでメンバーの選考が大変だったようです。60名という予約で準備していったところ、どうしてもやりたいという生徒がいて、増えて70名くらいになってしまいました。先生方も“私たちもいいですか”といって参加されたので結局80名くらいになってしまいました。教材はチューリップと小鳥、ワンピースといった簡単なものを3種類。ワンピースやチューリップはかわいい、きれいと歓声が上がり、できあがったときには作品を皆でかかげて喜び合う光景に驚きと感動を覚えました。トルコ語で“テシェッキュルレル”(ありがとう)のお礼の言葉に、私はまた明日もがんばろうと元気をもらっていました。どの子の表情もすばらしかったです。折り紙は言葉が通じなくても年齢に関係なく楽しめる、すばらしい文化だと思いました。
イズミールコナック区長のハーガン・タルタン氏からはオープニングセレモニーで「日本の文化に脚光を当てることができてうれしい。一つの国を知るには文化や芸術、そして人々の暮らし方を知ることが大切。イズミールに活気と彩りを添えてくれた日本からのお客様に感謝する」という言葉をいただいたことを報告いたします。私にとっては折り紙外交の成果です。

「和紙の里めぐり」(新連載)宮地紙《福岡県 八女市、筑後市》
~九州全土に近世の紙漉きの技術が伝わる始まりとなった和紙の里です。現在の八女市とその西隣の筑後市で漉き継がれる紙です。~

<気候・風土>
「この地に女神あり、その名を八女津媛といい、常に山中にあり」という日本書紀の中の一節が地名の由来となった八女市は、福岡県の南部の山あいにあります。市内の南端を東西に流れる矢部川沿いで紙漉きが行われてきました。矢部川は熊本県境の矢部村を源流とする延長61kmの清流で、上流にはヤマメがたくさん育っています。八女は茶の産地としても有名で、お茶の栽培に適した湿度の高い、昼夜の寒暖の差が大きい土地です。

<紙の歴史>
正倉院に残る戸籍の断簡(古文書の切れ端)が、もっとも古い和紙とされていますが、美濃(現在の岐阜県)の紙とともに、筑前(現在の福岡県北西部)と豊前(現在の福岡県東部と大分県北部)のものがあります。これらは福岡県の紙漉きの歴史が奈良時代までさかのぼり、古くから紙漉きが行われていたことを証明します。
近世の紙漉きの技術が九州に伝来するのは、安土桃山時代の文禄年間(1592~1596年)です。歴史のある紙郷である越前(現在の福井県)の今立郡五箇村出身の日蓮宗の僧、日源上人が、溝口村(現・筑後市)の福王寺を再興しましたが、矢部川の良質な水と多く自生していた楮や三椏を見て、紙漉きに向いている土地だと判断し、郷里で紙漉きをやっていた弟、新左衛門、新右衛門、新之丞の三人を呼んで、紙漉きを行わせたといわれています。先月号のこの連載で紹介しましたが、三人のひとり新左衛門が肥後(現在の熊本県)の土地に、紙漉きの技術を伝えたとされています。

<製法(材料、技術)>
原料に九州産楮を使います。九州産楮は繊維が粗くて堅く、赤い繊維のフシが出やすいので、扱いがとても難しい原料です。八女では楮のことを「かご」とも呼び、冬に収穫した楮の枝を蒸し上げ、表皮(茶色の部分)を除いていきます。この作業を「かごたくり」といい、この作業専用の刃物「かごたくり包丁」があります。
高度な技術を持つ紙漉き職人たちにより、丈夫で張りがあり、素朴な味わいのある紙が漉かれます。伸縮性があるので、加工用にも向いています。紙は多くの芸術家たちに愛され、版画家の棟方志功もその一人だったそうです。また、白くて薄い楮紙である京花紙の原産地でもありました。京花紙は極上の鼻紙として京都などで多く使われたそうです。しかし、その需要が時代とともに減り、1975 年ごろからその優れた技術で、表装紙が作られています。

<山鹿灯籠祭り>
毎年、8月15、16日の両日、熊本県の山鹿市内で女性たちが紙とごはんをすりつぶした糊だけでできた金灯籠を頭にのせて踊り歩く山鹿灯籠祭りが行われます。この金灯籠に八女和紙が使われます。湿った紙を干し板に張り付けるとき、椿の葉でこすってつやや風合いを出すなど、独特な製法で作られます。祭りでは精巧な細工でお城やお宮も作られますが、それらにも八女和紙が使われています

八女和紙の里の今
八女市は和紙のほかにも提灯、仏壇、石灯籠など、さまざまな伝統工芸を大切にしている土地です。1986年に建てられた八女伝統工芸館ではそれらを広く紹介し、伝統の保存・継承に努めています。最盛期の明治時代末期、八女和紙の里には2000軒の紙漉き場があったといわれますが、現在は7軒の工房で和紙作りが伝承されています。

【支部だより】
2第6回北陸折紙コンベンション報告
田中稔憲/石川県 金沢支部「金沢おりがみの会」支部長

2011年10月8日(土)・9日(日)、金沢市の石川県文教会館で第6回となる北陸折紙コンベンションを行いました。
1日目は日本折紙協会の大橋晧也理事長を迎えての講演会。「折り」は元々は「折り箱」「菓子折」のように木を加工して作った器をあらわす言葉であったようです。それと武家の文化であった儀式用折り紙を経て、遊技として江戸期に発展していったということでした。翌日の教室では正方基本形から作品展開の実例を取り上げていただきました。
2日目の折り紙教室は、さまざまな作品の作り方を講師の皆さんに全18教室で講習していただきました。不測の事態もありましたが、講師の皆さんのご協力とスタッフ一同の臨機応変の対応で、今年もこの行事を終えることができました。
今のところ日本海側唯一のコンベンションですので、今後も継続して、地域の折り紙の輪を広げていきたいと考えています。コンベンション期間をはさんで、金沢市内の紙処「なごみ」において、私の作品展を同時開催いたしました。理事長をはじめ多くの参加者がお越しくださり、お褒めの言葉をいただきました。あわせて御礼申し上げます。

熊本支部おりがみ作品展開催
川合 勇/熊本県 熊本支部「火の国」

2011年9月14日(水)~20日(火)の1週間、熊本市鶴屋百貨店東館ふれあいギャラリーで「熊本支部おりがみ作品展」を開催しました。
支部会員の1年間の大成となるこの作品展は、個人はもとよりグループによる作品展です。
今回は同10月29日(土)・30日(日)に行われた「第17回九州折紙コンベンション in 熊本」大会に特別講師としてお迎えした朝日 勇先生の作品の中から、B2サイズ2枚分に「妖精」を主人公としてゴンドラ、コスモス、トンボ、などを当番員が手伝って来場者の皆様に自由に製作・展示していただきました。色とりどり120人の妖精が舞う作品ができあがりました。また、この作品展と九州折紙コンベンションを楽しみにして、協力を惜しまなかった支部員の一人が5月に亡くなり、その作品も展示できました。
熊本市に秋を迎える恒例の祭り「藤崎八幡宮」と重なり、大勢の来場者で賑にぎわいました。期間中皆様から多くの励ましのお言葉をいただき感謝しています。ありがとうございました。

被災地に13,000匹の折り紙カエル
森 洋芬/高知県 高知支部「おりづる高知」支部長

東日本大震災の後、少しでも被災された皆さんの心のなぐさめになり、元気になれるきっかけができたらと思い、13,000匹のカエル(伝承のぴょんぴょんガエル)の制作に皆で取り組みました。初回は2011年4月下旬に12,000匹を宮城県の避難所(東松島市、石巻市)に、2回めは同6月上旬に1,000匹を、学校も落ち着いてきた頃だろうと小・中学校(大崎市教育委員会)に贈りました。カエルは2匹ずつ袋に小分けにして、いっしょに「絆もカエル」「一日も早く街がよみガエルように」など、筆書きで励ましのメッセージと、折り紙(用紙)を数枚入れました。この活動は2011年6月13日(月)付の高知新聞で紹介されました。

川崎敏和先生の折り紙研修会開催
関根千鶴子/福岡県 筑後支部「NOAちくご」支部長

2011年9月17日(土)は福岡県久留米市高牟礼会館、9月18日(日)は福岡県久留米市石橋文化会館において、「折紙技能向上と、折紙を社会で生かす方法を学ぶ」と題して川崎敏和先生(阿南工業高等専門学校教授)に研修を依頼、折り紙作家の川村みゆきさんにもご出席をお願いし、開催しました。ドラゴン、八角箱、六角箱、鎧よろい玉、四角箱、つぼみのバラなど、川崎先生の作品を参考にして研修会を進めていただきました。
厳しいダメ出しがありましたが、怖い中にも優しくユーモアを交えての指導で、聞き漏らさないよう集中しての折り紙、久々に真剣に聞き学びました。今回教えていただいたのは、折り線がポイントの作品で、多くの受講生は折りが甘いと注意を受け、親指の使い方を指導していただきました。お二人の作品を見せていただき、鮮明に折った線は美しく作品に表れていて、仕上げを左右することを再確認できた研修会でした。
会場に川崎先生オリジナル10点を副支部長の岡が制作し、展示しました。夜は遅くまで折り紙談議に花が咲き、川崎先生の作品に出会った楽しい2日間でした。大分や鹿児島からも駆けつけて、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「クリスマス」
飾りに、プレゼントに… クリスマスには欠かせない折り紙。“クリスマスカラー”といわれる緑、赤、白、金の用紙を選んで使うだけでも、手軽に、華やかなクリスマス気分が味わえます。今年ももうすぐ終わり。1 月の新燃岳の噴火にはじまり、3 月11日の東日本大震災、7月末の新潟・福島豪雨、9月には台風の襲来で近畿地方を中心に甚大な被害がありました。心痛む災害の多い1 年でしたが、クリスマスは今年も、誰にもやってきます。折り紙に祈りをこめて。

①クリスマスのプレゼント・西川誠司
ありがたいことに、本作品は海外を含め5誌の折り紙専門雑誌に掲載いただくことができました。こういうやさしい代表作を持てたことは、本当にうれしい限りです。

②☆コップサンタ・青柳祥子
クリスマスに何かプレゼントを頂くと嬉しいものです。伝承のコップから作ったコップサンタにお菓子と、1年の感謝を込めて、メリー・クリスマス!

③サンタブーツ・松野幸彦
屋根の⑤のように正方基本形を中心から少しずらして両端に作ると何ができるかなと確かめたとき、いくつかの作品が産まれました。その一つがこの屋根となりました。本体は伝承の「重ね箱」からのアレンジです。

④ウズマキリース・川手章子
中央部分がウズマキの形のようです。表も裏も楽しめそうなリースです。1パーツはシンプルなのですが、組み合わせるとちょっと手の込んだ作品に思われました。

⑤おりがみキルト・石橋美奈子
モザイクやキルトの組み合わせに凝っていた1986年の作品です。1989年発行のスペイン折紙協会の会報誌PAPIROFLEXIAに完成図が作品の裏面で紹介され、両面ともに模様があることに気付き、それからは両面を楽しんでいます。

⑥☆リボンの飾り台・住田則子
箸袋で折り、箸置きとして使える作品です。箸を置くと安定します。一般的な箸袋は約1:6の大きさですので、この大きさで作図しました。(編)。

⑦☆簡単な木・松野幸彦
折り工程数を最小限にしてみました。

⑧ゆりかご・川手章子
いろいろに使っていただけそうなケースに思われました。⑭から⑰のところがポイントです。折り図をよく見て折ってみてくださいね。

⑨クリスマス・プレゼント・田中稔憲
ユニットのキューブはポール・ジャクソンさん作を参考にしました。リボンを付けてプレゼントらしくしました。

⑩鐘楼のある教会・納所克志
建物は中の人たちの営みを表しますから、小さな教会も西洋の大伽藍に似た姿をしています。イブに集う人たちの聖歌にしばし耳を傾けてみましょう。鐘は金色か銀色のどちらになさいます? 模型工作として楽しんでください。建屋と鐘楼は雪化粧をしているように、屋根に白い色が出る図にしています。窓の数は自由です。折らずに描いてもよいでしょう。

⑪祈る尼僧・笠原邦彦
この作品ができた時、会心の作! と悦に入ったものです。でも発表後とくに評判を聞くこともなく、かくてひっそり一人の満足感に留まっていました。それが今回選んでもらえ、初めて「やった!」と喜んでいます。

⑫バラが咲く箱、おうちの箱・青柳祥子
伝承のおうちから作りました。バラが咲いた、バラが咲いた♪そんな歌もありましたね。蓋ふたを開けるとバラが咲くアイディアは折り紙仲間の意見がヒントになりました。

⑬テディ・ベア・納所克志
人々が愛した熊の姿の縫いぐるみをさらに模した紙のクマさんを、素敵な色や柄の包装紙などで折ってください。頂き物のお返しに添えるとか…。さて今年、お山のどんぐりはたくさんあるのでしょうか。熊たちのことが心配ですね。

ミニ知識
●サンタクロースの先祖……サンタクロースの名前の由来とされる聖ニコラウスは、小アジア(現在のトルコ)の司祭とされ、人々が幸福になるようなさまざまな奇跡を起こしたという伝説があります。一方、古代の北部ヨーロッパには厳しい冬を象徴する「冬おやじ(クリスマスおやじ)」という精霊がいました。冬おやじはプレゼントはくれずに、それどころかきちんともてなさないと機嫌をそこね、厄災をもたらすと信じられていました。これら冬おやじと聖ニコラウスが混じりあい、土着の宗教儀礼にとけこんで、ヨーロッパ各地にさまざまな伝統的サンタクロースが生まれました。

●クリスマス……12月25日。キリスト教徒のお祭りで、神の子イエスが人として生まれ、この世に現れた日とされています。イエスはベツレヘムの馬小屋で生まれたとされていますが、実は聖書には馬小屋とは書かれていないそうです。ただ馬ま 槽ぶね(飼葉桶)に寝かされたという記述はあり、動物を避難させる岩屋や洞どう窟くつの中だったと考えられています。

●エル・ニーニョ現象……数年に一度、ペルー近海の水温がいつもの年より上昇する現象です。エル・ニ-ニョとはスペイン語で幼子イエスという意味で、クリスマスのころから始まるのでこの名が付いています。国際的には異常気象の原因と考えられ嫌われていますが、この現象が起こると、豊漁、豊作になるので、現地の人には喜ばれているそうです。

●Merry Christmas!……もっともよく使われるクリスマスのあいさつです。Merryとは英語で笑い楽しむという意味です。あなたに楽しいクリスマスが訪れますようにという祝福の意味を込めて使われます。なお、相手がキリスト教徒でない場合、“Season’s Greetings!”などの表現を使います。

●ベル……冬至の魔除けとして使われていたものが起源と考えられています。キリスト教では西暦400年ごろ、ベルは礼拝に欠かせないものとなりました。クリスマスでは、信者たちを礼拝に招くためのものとして使われ、鐘の音がクリスマスの喜びの訪れを伝えます。

●ブ-ツ……お菓子を入れたクリスマスブーツがお店に並ぶのは、第二次世界大戦後のすぐあと登場した日本独特の習慣だそうです。西洋ではプレゼントを入れるためには通常、靴下を飾ります。ただ、靴を出しておく習慣も中世にはあったそうです。

●きよしこの夜……もっとも有名なクリスマスの賛美歌です。静かなる夜(Stille Nacht)が原題で、オーストリアの司祭ヨーゼフ・モーアが1816年に詩を作りました。2年後、モーアがオーベルンドルフの聖ニコラウス教会で、クリスマスイブ礼拝の準備をしているときにオルガンの故障に気付き、地元の小学校の教師をしていたオルガン奏者のフランツ・グルーバーにギター伴奏で歌えるように編曲するように依頼しました。こうして急に作られ歌われたこの曲が、オーストリアからドイツのカトリック圏に広まり、作者不詳のまま新しく見つかったチロル地方のキャロル(賛美歌)として出版されたそうです。

●クリスマスのプレゼント……キリスト教が広まる以前、古代ローマ人が豊作を願い、冬至を祝って行っていたサトゥルナリア祭がキリスト教と結びつき、クリスマス起源のひとつとなっていますが、この祭の期間中、親しい人同士で贈り物を交換したり、各家庭の料理をごちそうし合ったりしたのがクリスマスのプレゼントの始まりとされています。

●2011 国際森林年…2011年は国連で定められた国際森林年です。地球環境の保全、土壌保全、物質生産などさまざまな大切な役割を持っている森林を未来に残すために、人々の意識を高めるイベントが各地で行われています。悲しいことに、3月に起きた東日本大震災により広大な海岸林が失われ、福島第一原子力発電所での事故は森林の深刻な放射能汚染を引き起こしています。日本において2011年は森林保護に向けて、より早急な対応が求められるスタートの年となりました。

●テディ・ベア…… 2本足で立ち、首が動く熊のぬいぐるみです。1902年11月、当時のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルトは狩猟に出かけましたが、熊を仕留められませんでした。これが子熊の射殺を拒んでいる諷刺漫画に描かれ、評判になりました。大統領の愛称テディから名付けられたTeddy Bearが、アメリカ人の注文を受けてドイツのシュタイフ社から売り出されました。テディ・ベアがモデルとなってくまのプーさん、くまのパディントンをはじめたくさんの物語も生まれています。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、ポプラディア(ポプラ社)、イギリス祭事カレンダー(彩流社)、ヨーロッパの神と祭(早稲田大学出版部)、ヨーロッパの祝祭典(原書房)、ヨーロッパ祝祭日の謎を解く(創元社)、クリスマスおもしろ事典(日本キリスト教団出版局)、クリスマスの起源(教文館)、図説クリスマス百科事典(柊風舎)、記念日・祝日の事典(東京堂出版)、年中行事・記念日事典(学習研究社)、年中行事事典(三省堂)、朝日新聞(朝日新聞社)、テディベア図鑑(ネコ・パブリッシング)、すてきな女性の英文手紙(大泉書店)、マルガレーテ・シュタイフ(東京新聞)、現代スペイン語辞典(白水社)、クラウン西和辞典(三省堂)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。

折り紙で心を通わせる 古堅幸江(沖縄県)
さまざまな理由で学校に通うことができなくなった不登校の子どもたちが安心して過ごせて学習できる機関・施設が「フリースクール」です。子どもたちが成長し社会とつながっていく過程には、折り紙との出会いがありました。
口を閉ざしていたある生徒は、折り紙を通して表情が明るくなった。また、ある生徒は他人と心を通わせることができ意欲的になった。すすんで思っていることが言えるようになった。その様子を紹介したいと思います。

●フリースクール折り紙教室
「『折り紙を買いに行きたい』と娘が言ったのよ」と喜んで先生に報告しにきたお母さん。小学生の時イジメにあって不登校となったA子ちゃん。それ以来、外出ができなくなった。ある日のフリースクール折り紙教室で、黙々と折り紙を続けていた。講師の私が少し間をおいたその時、「次は、どうするの?」と小さな声で質問した。担当の先生方はA子ちゃんが口を開いたので驚いていた。そして、その日迎えに来た母親と一緒に文房具店に寄り、数種類の折り紙を買ってきた。翌月の折り紙教室の時間に私に千代紙を恥ずかしそうにソッと見せてくれた。嬉しそうな顔。そして、その中から何枚か私にプレゼントしてくれた。B君は、人の輪に入りきれなくていつも別室で一人で過ごすタイプの子。一人で科学の勉強をしていた。絵が大好きで、森や木々などを描くのを得意とする子。折り紙をしながら彼が興味のある絵の話をしていると「折り紙の発祥地は?」とうつむきながら質問した。世界的にも「オリガミ」で通っていることやフレーベルの話などをすると顔をあげてくれた。そして、自分の名前の由来、祖父母や両親の話などをしてくれた。最後に、私の名刺をあげるとロゴマークが気になったのか、考えてくれることになった。折り紙を終えたあとのB君の意欲のある表情に担当の先生は、喜んでいた。椅子にふんぞり返って「折り紙なんかやってなんになるばー」とC子ちゃん。その姿に驚きながらもひまわりの材料を全員に配布し、手作りの折り図を机の上に置き開始する。黄色い紙とこげ茶の紙が合体しひまわりが立体的になった瞬間、皆の「ワッ!」という歓声の声。C子ちゃんの手もいつの間にか折り紙を始めていた。(机の上の折り図をチラチラと見ながら…)そして、私に「ここは、どうするの?」と聞いてきた。次回の折り紙教室で、C子ちゃんは「今日は、何を折るの?」と箱から見本が出てくるのをワクワクしながら待っていた。

●地域で折り紙作品展

一人で折るだけだったのが、少しずつ各部屋に折り紙作品が飾られるようになった。「見てもらう、評価される」という経験をし、それを機に、地域の銀行で折り紙展示を行うことになった。今度は一般の皆さんから、「癒される」「心があたたまる」「おだやかになりました」「来年も楽しみにしています」と、たくさんのメッセージをいただいた。
「壁画の作品は難しいと思ったが、みんなで協力すればこんなにステキにできるんだね」「イライラするときに折り紙をするんだ」「奴さんをたくさん折って輪にしたい」「コースターを折って家族にプレゼントしたい」「カーネーションを折って、カードにメッセージを書いて母の日にプレゼントしたい」「お世話になった先生方へプレゼントしたい」などなど、少しずつ子どもたちは、折り紙で喜びを表したり、感謝の気持ちを表すようになりました。子どもたちが折り紙と触れあうことで幸せなひとときが持てるように、これからも支援していきたいと思っています。

<読者の広場>
●箸置きができました 川口和子さん(大阪府)
私は大阪の泉北で折り紙ボランティアをしています。昼食に入ったとき、井上さんという男性が箸袋でサササッと箸置きを作ってくださいました。私はそれに刺激されて、四角い紙でできないものかと考えました。本当に何気なしに紙をさわっているうちに同じようなものができました。こんな簡単にできるものは、もうとっくに誰かが作っておられると思いますが、初めて違う形の紙から同じような形のものができてうれしかったので同封します。見てください。

●イギリスにて 坂本整子さん(香川県)
英国折紙協会(BOS)コンベンションに参加しました。今回の私の目的のひとつは、デビッド・ブリルさんにお会いすること、そして私の制作したブリルモデル(ブリルさんの創作)Wスターキューブを彼にプレゼントすることでした。私がWスターキューブに出会ったのは、長崎県の宮本眞理子さんのお誘いで壱岐の集まりに参加したときでした。宮田 弘先生(栃木県)に教えていただいたのです。その時は構造が分からず、接着剤にも不慣れで作品も指も真っ黒になり、悲惨なものでした。2回目は三支部お勉強会で大阪支部の面々と一緒に宮田先生にご指導いただきました。3回目は長野(信州折り紙交流会)で覚えの悪い私は宮田先生のお手をわずらわせました。でもそのおかげでそれからは楽しくて折って作って作って…。スゴイねと言われるとついつい「どうぞ楽しんでください」と言っている私でした。

●折紙講師資格の夢 長井俊子さん(愛媛県)
このたび、折紙講師作品を娘といっしょに送りました。私は今、小学校で生活支援員の仕事をしています。6年生の男子児童の支援をして5年目が終わろうとしています。支援している児童といっしょに中学校へ行くことになったのですが、ぜひ折紙講師の資格を取り、小学校や近くの児童館で折り紙活動ができたらと思っています。活動を通してたくさんの人たちとつながりを持ち、私自身勉強をさせていただきながら、少しでもお役に立つことができればと考えております。また、娘(西岡陽子)は結婚前の7年間は保育士をしていました。今は3歳と6か月の子どもの育児にがんばっている毎日です。子どもが寝ている間にいっしょに作品を仕上げました。娘も資格を活かし、上の子どもが4月からお世話になる幼稚園やお母さん方と仲良く楽しく折り紙活動の輪を広げたいと考えています。そのときは私もいっしょに参加しながら、お母さんたちが少しでも安心して活動ができるように、子どもたちのお世話もしたいと思っています。どうぞ親子2人の夢がかなうようによろしくお願いします。

<433号へのおたより>
パンダのサイズを変えて、15cm角で折った親と、10cm角で折った子どもたち(いろいろなポーズで)をファミリーにして、友人5人にプレゼントしたら大好評でした。先日、故・加瀬三郎さんの折り紙の旅の様子をまとめた「折り紙でたくさんの笑顔を」(学研教育出版)を読んだばかりだったので、新・福祉と折り紙の「視覚障害者と折り紙を楽しむ」の記事を読んでびっくりしました。もし自分に視覚障害があったら、折り紙ができるなんてなかなか考えないと思いますが、人間って何もできないと思ったら本当にできないものなのですね。自分もまわりの人間も明るくしてくれる折り紙の力は本当にすごいと思います。
鳥取県 高階圭子さん

幼い頃から母が折り紙を折って遊んでくれました。その私自身も折り紙が大好きになっていました。先日、宮本まり代先生の折り紙教室に参加しました。そこで日本折紙協会のことを知り、入会しました。おりがみには作品と情報がいっぱい。もっと早く知りたかった! と思うほどです。毎月届くのが待ち遠しいです。今月号のパンダが頭は同じでも、体の折り方の違いで動きを感じるなんて素敵でした。たくさん作ってパンダの国を作り、飾っています。おりがみ頭の体操は毎月挑戦しています。問題に取り組むワクワク感と、問題が解けた瞬間のニコニコ感が楽しいです。
北海道 葛西明子さん

花入れは大きめの折り紙で折りました。さっそく花を作って飾ってみました。結び目六角リボンは15cm角の紙で折ったら、髪飾りに最高のできばえとなりました。本のページ数も増えて、ますます充実、毎月届くのが楽しみです。浦上新吾先生がお亡くなりになったことを誌面で知り、びっくりしました。以前、シンポジウム帰りのバスの中で川崎ローズを折っていただきました。まだ大切にケースに入れています。まだまだお若いのに、思い出して涙しています。日本折紙協会の事務局が本所に移って、とてもうれしいです。私も近所に住んでいましたので、足が治ったらうかがいたいです。
東京都 作山文子さん

特集「どうぶつ」は、いとこが娘の幼稚園で動物園を作ったのを思い出しました。精巧なものでした。最近は包装にも折り紙が応用されることが多いので、何か事例があれば紹介ください。8月に入って、秘書室に金魚のリースを折り紙で作って飾りました。四季にあったものを制作していきたいのですが、時間がなかなかとれません。
茨城県 松井 修さん

つい先日、職場の小学校5年生の子どもとミニ封筒を作りました。また、違った封筒を折りたいと思います。今年は東日本大震災がありました。本当に大変な思いをされた方が大勢おられて、報道にふれるたびに自然の力の恐ろしさを感じました。そして、8月の終戦に関する報道や原発のニュースなどにふれ、家や故郷に何十年も戻れない人がたくさんおられることに憤りを感じました。他の所で同じことが起こったときのことを自分たちのこととして考えてみなければと思います。戦争につきすすんだ時代、「変だ。違う」と思いつつ、意見を言えずつきすすんだ悲劇、どうしたら繰り返さないのか、繰り返さずにすむのか考えてしまいますね。いろいろな花の折り紙が上手に折れるようになりたいです。特にバラの花。
大阪府 光成喜代さん

パンダはいろいろなしぐさが、とてもかわいいです。36ページの読者の広場がよかったです。最近、折り図がすごくわかりやすくなったような気がします。流れが。前は見るだけの作品がいくつもありましたが、何でも折れそうな気がしていろいろと折っております。今、フレーベルのいろいろなものに興味があります。まるで頭の体操をしているようで次から次にできたときにはうれしくなります。草津のシンポジウムではいろいろとお世話になりました。楽しいひとときと、たくさんの作品に出会えて感謝しております。本当にありがとうございました。
埼玉県 秋山礼子さん

<みんなの作品展>
“札幌の景観色”折り紙 畑山八重子(北海道)
7月初旬、観光ボランティア会長の渡辺さんから折り紙について相談を受けました。さっそく市役所にて4人で打ち合わせ、半月足らずでその折り紙は完成しました。札幌のシンボルマークの鈴蘭、ライラック、時計台、かっこうの模様が札幌景観色に映え、かわいらしくほのぼのとさせてくれる札幌オリジナルの折り紙です。札幌景観色※は70色あり、その中から「雪ゆきあかり灯」、「鈴蘭」、「ライラック」、「かっこう」、「雪まつり」、「白樺」という名前の色を使いました。8月1日(月)、地下歩行空間でその折り紙イベントが市長を迎え行われました。私の教え子5人とともにボランティアで参加、その会場で1m四方の用紙で「寿鶴」を折り飾りました。大勢の市民の手で折られたその折り紙は9月開催の国際微生物会議に来札される80か国以上の方たちにプレゼントされます。微力ながらそのお手伝いに仲間入りさせていただき、楽しい時を過ごしました。(この折り紙は販売されていないため、このまま埋もれてしまうのが残念。要望はしていますがよい返事がもらえません)

花とパンダと乗ってるおりがみ展 山田勝久(神奈川県)
今年で6年目となる、神奈川県厚木市飯山にある旅館の1階、アツギ・ミュージアム ロビーでの作品展を7月1日(金)~8月30日(火)の2か月間開催させていただきました。昨年は来場者の減少を感じたので、今年は女性を意識してコスモス、バラ、ヒマワリなどの花の創作と、上野動物園のパンダ人気にあやかり、今まで創作してきたパンダ16種類と、自分が好きで創作してきた1枚の正方形を切らないで折る動物の背中に人が乗っている姿52種類などを展示しました。本厚木駅からバスで25分と交通の便が悪いため、地元の新たな集客を考えて、地元厚木市のキャラクターマスコットである「あゆコロちゃん」の折り紙をプレゼントとして希望者に差し上げることにしました。あゆコロちゃん目当てでのお客さんもいらっしゃったようです。折り紙教室の参加者の多くは、毎年来てくださって、遠方からお越しの方もあり、ありがたいかぎりです。

<ワールド・オリガミ・レポート>
BOS(British Origami Society:英国折紙協会)コンベンション参加報告
日本折紙協会理事 中島 進
8月31日(水)~9月6日(火)、英国折紙協会の大会に参加し、全参加者120名の海外折り紙交流を楽しんできました。私たちのグループ15名と、九州地区からも6名が参加されていました。成田空港からロンドンまでの12時間は折り紙タイムとなり、プレゼントが行きかっていました。
ロンドンでは2泊し、バッキンガム宮殿、ウエストミンスター寺院、グリニッジ天文台などの観光をしました。また、町に出てパブで飲食したり、スーパーなどで買い物を楽しみました。ロンドンから折り紙大会の行われるウィンチェスター市へは、観光バスで移動し(2時間)、到着後イングランド最大級の聖堂の一つウィンチェスター大聖堂を観光しました。昔の首都でもあり、緑が多く静かな市内を散策しました。その後、会場であるウィンチェスター大学に到着し、宿泊施設の大学寮の個室に落ち着き、学生気分にひたりました(2泊)。到着日の食堂での夕食会では知り合いのブリルさんご夫妻、マーク・ボライソさ、コリン・ロウさんにお会いでき歓迎されました。翌朝は緑多い庭の小鳥のさえずりで目を覚まし、大会(2日間)に参加しました。寮と会場が近くにあり、助かりました。仲間も教室で教えることができ、日本同様、小宮はじめさん、鈴木恵美子さん、川井淑子さの教室は盛況でした。大会の2日間の休憩時間でも、ロビーや庭のテーブルでミニ折り紙交流が始まり、多くの知り合いができました。作品展示場にはイギリスの方を中心に作品が展示され、日本の作品とは違い、大きな刺激を受けました。会場でオランダのピーターさん、ヤネッケさんご夫妻に会うことができ、来年4月にオランダの大会があることを聞き、仲間の多くが参加したいとのことで、行くことを約束しました。読者の皆様も参加しませんか?(日程下記)あっという間に楽しい時が過ぎ、帰りの成田便ではぐっすり眠ってしまい、大満足のうちに楽しい旅も終了いたしました。

「和紙の里めぐり」(新連載)宮地紙《熊本県八代市妙見町》
~肥後藩細川家の御用紙を漉いた紙郷です~

<気候・風土>
妙見町はもと宮地村といい、熊本県南部の八代市にあります。球磨川が分流して、不知火海に注ぐ三角地帯に位置します。球磨川水系の水無川沿いのこの地は、江戸時代に紙漉きを始めるに当たって、水質や原料などの入手に最適な土地とみなされました。温暖な気候ですが、水がとても冷たいので紙漉きに向いています。

<紙の歴史>
九州地方は古代から太宰府を中心に製紙が盛んでした。安土桃山時代の文禄年間(1592~1596 年)に、今の筑後市溝口にあった福王寺に定住した越前出身の僧、日源上人が故郷(現在の福井県今立町)から三人の紙工を連れて来て、村人に製紙技術を指導させたのが、九州各地に広まったと伝えられています。宮地紙もこの流れをくんでいると考えられています。慶長5(1600)年、関ヶ原の戦いの後、柳川(現・福岡県)藩主の立花宗茂が領地を没収され、肥後(現・熊本県)藩主の加藤清正まさに預けられました。その時、柳川藩の御用紙漉きであった矢壁新左衛門が、加藤家の申し付けにより紙漉きを始め、以来、八代の宮地地区に流れる水無川を流れる清らかな水を使って、和紙づくりが盛んに行われるようになりました。藩主から漆塗の張り板が贈られ、壇紙 、奉書紙、水玉紙、懐紙など高級な紙も漉きました。江戸時代に加藤家、細川家、松井家の庇護を受けて発展した紙郷は明治時代になると、紙の需要の高まりに伴い100人以上が紙を漉き、最盛期を迎えます。明治20年前後に藁紙の製法が伝わり、宮地は活気づきました。大正時代になると洋紙の生産に押され、廃業していく家が増えていきました。今は宮田 寛さんだけが柑橘類を栽培するかたわら、冬場の副業として紙を漉いて、伝統の宮地紙の保存に努めています。

<製法(材料、技術)>
地元ではカジと呼ばれる九州産楮の黒皮を大きな鍋釜で煮、綿状になった原料にトロロアオイを加えて、漉き舟(水槽)に入れて、流し漉きで漉き、むらのない丈夫な和紙に仕上げます。九州産楮は繊維が長くて粗いので、充分に打ち叩たたかなければなりません。処理するのに卓越した技術が必要とされます。

<紙の特徴>
漉き上がった紙は、素朴で、丈夫です。障子紙は、本場の美濃と肩を並べるほどの高品質なものです。色とりどりの染紙も作っています。

【支部だより】
2011年の支部作品展報告
金杉登喜子/埼玉県 武南支部「折り紙夢工房」支部長

2月19日(土)~27日(日)、県立第2大宮公園内ギャラリーで作品展を開催しました。公園では梅まつりと全国陶芸品販売があり、たくさんの人でにぎわいました。日常生活に活用できる作品や遊び心あふれる作品などがあり、折り紙は老若男女だれでも楽しめると、折り紙の奥の深さに感心し喜んでいただきました。その後に大宮北公民館に新しく教室ができました。
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7月5日(火)~8月21日(日)、県立埼玉伝統工芸会館で特別展「キャラクター全員集合 夏まつり」を開催しました。おまつりの要であるお神輿をかつぐ祭り人を創作してにぎやかに飾り、街の中の人、作品もさまざまな様子にして笑いをとっていました。特に会員が想いをこめたカルタは人目をひき、すばらしいの連発でした。東日本大震災で被災され元・騎西高校に避難されている方の作品も展示し元気をいただきました。この方とは私たちが折り紙ボランティアに参加した折に交流がありました。9月30日(金)にはまた埼玉芸術文化祭2011芸術文化ふれあい事業の一環として再度ボランティア活動でうかがいました。スカイツリーの作品は東京府中刑務所でブロック折り紙のパーツを制作し、組上げは折り紙夢工房の会員が行いました。大は17,978個のパーツからなり3mの高さ、小は,407個のパーツからなり2mの高さです。会場に来た方にも参加していただきました。完成したのが8月14日(日)でした。自宅からスカイツリーが見える江戸川区の小学生、加藤秀明君は「すごいそっくりだよ!」と言ってくれました。感激です。キャラクターの作品と記念写真が写せるコーナーでは、にこにこ笑顔で家族が楽しんでいました。私たちも40日間と長い作品展で想い出をたくさんいただきました。
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7月26日(火)~31日(日)まで「折り紙夢工房作品展」をギャラリー銀座で開催しました。15年間続けてきましたが、今年の展覧会を一つの節目とします。さまざまな出会いがありました。毎年楽しみにしてくれるリピーターもいて、本当に思い出の多い会場でした。15年間無事に過ごせたことを感謝しております。これからも会員一同楽しんでまいりますので、よろしくお願いいたします。

平成23年度 練馬支部「ノア・こぶし会」おりがみ展
服部周平/東京都 練馬支部 支部長

去る8月25日(木)より29日(月)まで日本折紙協会練馬支部のメンバーによる恒例のおりがみ展を開催いたしました。会場は前回同様、原宿の表参道クレヨンハウス近くのギャラリーMで、酷暑にもかかわらず黒岩琢磨理事ご夫婦、本位田那穂美、鈴木恵美子、青柳祥子、初音みね子ら諸先生をはじめ多くの皆様にご来場いただき大変なにぎわいでした。特に黒岩理事は一作一作丁寧にご批評され、会員一同とてもよい勉強になりました。28日(日)は原宿表参道元気祭と題した「よさこい」が行われました。踊手だけで1万人を超す催事と重なり、その流れの方々も立ち寄られて例年以上の盛会でした。ご来場いただいた皆様には誌上をお借りして厚く御礼申し上げます。

【親睦旅行】
おりがみ展の慰労と親睦を兼ねて、9月3日(土)、4日(日) に茨城県の鵜岬に参りました。初日到着早々、国松豊子さん、加藤美子さんによる折り紙教室を行い、入浴後は夕食、カラオケを楽しみ、2日目は宿の近くの鵜の捕獲場を見学しました。岐阜県の長良川の鵜飼で有名な、夏の風物詩の鵜飼は公式には全国12か所で行われ、それに用いる鵜は全てここで捕獲して各地に供給する日本唯一の場所です。断崖絶壁にある鳥屋に入り捕獲方法や仕掛などの説明を聞き大変感銘を受けた充実した旅でした。

中島 進先生&小宮はじめ先生・折紙講習会
山下 明/京都府 京都支部「古都折紙倶楽部」支部長

日本折紙協会京都支部は8月21日(日)、中島 進先生&小宮はじめ先生・折紙講習会を、京都駅前のキャンパスプラザ京都で開催しました。参加費の一部をチャリティーに!との呼びかけに、関西のあちらこちらから、午前午後合わせて130名のご参加を頂きました。中島先生は個性豊かな作品をご紹介くださり、小宮先生はいつもながらに熱く!お話し(対話)しながら、楽しく折りましょうよ!と、参加者の気持ちをリラックスさせながらの講習でした。お昼の休憩時間も楽しいひとときです。参加者のみなさんは、お弁当を食べながらも忙しそうにお互いの作品の見せっこや教えあいに余念がありません。この時間を使って、私は、ちょっと珍しいイタリアの折り紙作品や、自作の吹きゴマを紹介しました。参加費の一部、19,500円を東日本大震災救援のための義援金として、京都新聞社会福祉事業団にお届けしました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「お江戸」
約270年という長きにわたった「江戸時代」。徳川将軍家の統治なので「徳川時代」ともいいます。天下泰平の世ではさまざまな文化が花開き、折り紙が遊びとして広まったのもこの時代です。今月号の特集では、そんな江戸時代の空気を再現しようと考えました。江戸の中期、元禄時代の江戸の町は、世界一の人口だったともいわれています。人の賑わいがあってこそ、本来の江戸。折り紙で作った町並みをじっと眺めていると、賑わう江戸の町の喧噪が聞こえ、人波が見えてくる気がします。

①「新撰 人物折形手本忠臣蔵」四段目より力弥・古典
江戸時代の人物折り紙です。「六ツ折異形」(⑮の形)と呼ばれる変則的な六角形から折られている作品です。古典研究家の岡村昌夫さんに折り方を教えていただきました。(編)

「新撰人物 折形手本忠臣蔵」について
19世紀の初頭、大坂で出版された大判2枚の刷り物で、作者は津山勇蔵と推定できます。歌舞伎の仮名手本忠臣蔵の各場面を、25人の登場人物で構成したものですが、役者の演技を重視していて、動きをよく表現しているのが特徴です。
用紙の形や基礎折りは、当時の人物折紙として広く行われていたものですが、和紙でないと折りにくいところがあります。いわゆる「ぐらい折り」が多いので、難しいですが、折り紙を形よく折り上げる練習としては、効果があると思います。
今回は、比較的に形の取りやすい四段目の「力弥」をご紹介しました。赤穂事件の大石主税がモデルの、前髪美少年で、お小姓すがたです。奥方から婚約者のことを言われて、ちょっとはにかんだ気分が、両手の位置の違いで表現されていますのでご注意ください。左右非対称にして、微妙な感情表現をしているのです。後の悲劇(判官切腹)を引き立たせるための、明るい場面となっています。(岡村昌夫)

②アオイとカタバミ・くわばらさよこ
葵の紋に似たキュウリの輪切りを武士が食べるのは御法度だったとか。折り方を少し変えると、紋のモデルのフタバアオイとは葉が「ハート姉妹」のカタバミもできます。葵は逢ふ日(逢う日)の掛け言葉として和歌に詠まれたそうです。幸運にめぐり逢う日(葵)がたくさん訪れますように。

③蔵・永田紀子
屋根の⑤のように正方基本形を中心から少しずらして両端に作ると何ができるかなと確かめたとき、いくつかの作品が産まれました。その一つがこの屋根となりました。本体は伝承の「重ね箱」からのアレンジです。

④ ☆富士山・笠原邦彦
富士山という最上のテーマには、これまで三度チャレンジしました。今回選んでいただいたのは、いちばん“折りの多い”ものです。ところで噴火や地震の続くこの頃とて、美しい富士山の姿よ変わらずに! と願います。

⑤☆船頭さんと田舟・笠原邦彦
何年か前「Dの嵐!」というTV番組で「巨大おりがみの船に乗って旅に出よう!」という面白い実験に選ばれたのがこの舟。嵐の二人が荒川を予定の半分3キロを漕ぎ下る! 船頭さんは伝承の「河童」からの発展。

⑥わりばしの袋で作るほかけぶね・加瀬三郎
箸袋で折り、箸置きとして使える作品です。箸を置くと安定します。一般的な箸袋は約1:6の大きさですので、この大きさで作図しました。(編)。

⑦東京スカイツリー・松野幸彦
⑪での組みかえがおもしろさです。自立させると下部が開くため、左右対称となりません。⑦の折り線は下の部分を中心より少し右にずらすとバランスがとれます。

⑧☆いちょう・朝日勇
芽吹きの春から落葉までの長い時間の重さを託したこの作品に、人生の時間も重なってみえます。主役の「秋」だけでなくほかの季節にも、色を変え脇役として折っていただけたらと望んでおります。

⑨ハッピマン・川手章子
体の方が先にできあがり、全体の雰囲気がハッピを着た体に思えました。頭部は手ぬぐい柄がでるような折り紙で折っていただけたらと思います。

⑩爪掛けポックリ・熊坂浩
爪掛けとは雨や泥よけのため、げたなどの爪先につける覆おおいです。近年の着物ブームで手作りを楽しむ人も増えているそうです。この作品にはバリエーションで、雪駄や下駄などもあります。

⑪おみこし・松野幸彦
なるべく単純なパーツで構成してみました。

ミニ知識
●江戸時代……徳川家康が征夷大将軍になった1603(慶長8)年から、15代将軍徳川慶喜が大政を奉還して将軍をやめた1867(慶応3)年までの約270年間。幕府が江戸に置かれたので江戸時代と呼ばれています。海外からの侵攻がなく鎖国が続き、国内でも初期に大坂の陣や島原の乱が起こった以降は幕末まで戦争がなく平和で、さまざまな町人文化が発展した時代です。

●田舟……もともとは田で収穫した稲をぬらさずに押し運ぶために使われた舟です。しだいに、水郷や沼などでの乗用や農作物の運搬などに使われる平底の簡単な作りの舟のこともさすようになりました。

●東京……1867年10月、江戸幕府は滅びます。その翌年の1868(明治元)年2月、江戸は東京府と改められ、1943(昭和18)年には東京都となりました。東京都の木がイチョウと決まったのは1966(昭和41)年、さらに1989(平成元)年にはイチョウとTOKYOの“T”の文字をイメージしたシンボルマークができました。ガードレールなど都内のいろいろなところに使われています。

●葵紋……徳川家の家紋「丸に三つ葉葵」をはじめ、ウマノスズクサ科のフタバアオイを紋として図案化したもの。フタバアオイの葉は通常は2枚で、葵祭で有名な賀茂神社を祭る京都の賀茂氏の象徴です。賀茂氏との強いつながりから三河国の武士たちは葵を家紋として使うようになり、徳川家もそのひとつでした。なお、家紋は平安時代に公家が自分の牛車の目印としたのがその始まりとされ、江戸時代の大名家にとっては家格を表す大切なシンボルでした。

●土蔵……火除けのために周囲を土で塗り固めた倉庫は中世の絵巻物にすでに登場しています。江戸には店蔵と呼ばれる、耐火性の高い店鋪を兼ねた蔵があり、商人が川沿いに建てて暮らしていました。川沿いは幕府の土地で本来は許されないことでしたが、土蔵が立ち並ぶことによる延焼防止効果から幕府は認め許しました。1700年代前半の享保改革期の(徳川吉宗の時代)になると、幕府は不燃都市化をめざして土蔵造りを奨励しました。

●富士山信仰……江戸の町々からは神々しい富士山がよく見え、人々は信仰の対象としました。実際に富士山に出かけ、登山する人も増えたそうです。富士山自体を近在に移して祭るところもいくつもでき、富士塚と呼ばれて大人気でした。台東区の坂本富士、練馬区の江古田富士などいくつかが今も東京に現存しています。

●仮名手本忠臣蔵……元禄時代(1688~1704年)は、江戸時代が始まって100年近くが過ぎて平和な世の中でした。元禄15年12月14日に起こった、播州赤穂浅野家の浪士四十七名が両国の回向院裏の吉良上野介の屋敷に討ち入り、主君浅野内匠頭の仇討ちをしたという赤穂事件は、江戸の人々の共感を呼びました。仮名手本忠臣蔵はこの史実を題材に、幕府の干渉のため時代を360年ほどさかのぼらせた足利時代に変えて作られた、人形浄瑠璃の名作です。初演は1748年で、その後歌舞伎の演目にもなりました。題名の由来は、赤穂四十七士をいろは四十七字にかけて仮名手本に、忠臣大石内蔵助から忠臣蔵としたというのが通説です。

●ぽっくり……楕円形の厚板の台の底をくり抜いた下駄で、歩く時の音から名付けられたとされています。晴れ着を着た幼い女の子が履く習慣がありますが、それは江戸時代に遊女のお付きをしていた禿と呼ばれる女児が履いていたことに由来すると考えられています。なお、下駄は中国から伝わり、神聖な履物として祭祀に使われ、平安時代の中ごろまで一般貴族にもほとんど縁のない履物でした。江戸時代になると、下駄は一般庶民の履物として普及していきました。

●爪掛け……下駄の歯に掛けて使う雨よけや泥よけのための覆いです。もともとは、下駄の台に固定されたものでした。江戸時代の町人層が、下駄をそのファッションのひとつとして重視したことから生まれたものと考えられています。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、大名と旗本の暮らし(学習研究社)、江戸庶民の衣食住(学習研究社)、江戸庶民の娯楽(学習研究社)、江戸を知る事典(東京堂出版)、元禄時代と赤穂事件(角川学芸出版)、日本のしきたりがわかる本(主婦と生活社)、年中行事事典(三省堂)、歌舞伎を楽しむ本(主婦と生活社)、歌舞伎・主人公百選(たちばな出版)、歌舞伎ハンドブック(三省堂)、北斎の狂歌絵本(岩崎美術社)、楽しい和(小学館)、下駄 神のはきもの(法政大学出版局)、衣生活と民具(雄山閣)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。
今回は公立小学校の養護教諭として、折り紙を通して子どもたちと関わってきた魚住清子さんです。

折鶴へ手は動きつつトツトツと苦しみ吐く子。保健室正面で言えない事を折鶴が助けてくれて言葉を紡ぐ。折鶴の次は心を解放し羽ばたく鶴を折ろうと子らに
魚住清子(神奈川県)

●折り紙が仕事のパートナー
1969年から35年間、養護教諭として、高度成長からバブル崩壊という世の中の両極端のひずみを受けて苦しむ子どもたちやその家族と接してきました。子どもたちの多くは心の痛みを体の痛みとして訴えます。子どもやその母親、時には就学前の弟や妹もともに、保健室登校を長年受け入れてきました。最初は教員間の批判も多くありましたが、続けるうちに周囲の見方も変わり、いつの間にかそれが普通の保健室のあり方と思うようになってくれました。ある時、下を向いたまま黙っている子のそばに座って折鶴を折っていると、その子が私の手元をじっと見つめているのです。そこで一緒に折ろうと誘ってみました。何羽か折るうちに、その子がポツリポツリと話をしてくれるようになったのです。このことがきっかけとなり、私は本格的に折り紙を始めました。低学年の子に請われて折り紙を教えて喜ばれる経験を重ねることで、失っていた自己肯定感を取り戻した子がいました。こじれた同級生との関係や母子関係の修復にも折り紙が役立ちました。心の悩みを持つ子も、折り紙のお陰で気負うことなく悩みを話してくれるのです。いつの間にか、折り紙は私の仕事のパートナーとなっていました。

●苦しんでいる子たちを励ます折り紙

小学校入学時に重度の喘息の子がいました。母親には強い学校不信がありました。話をするうちに、学校と地域をつなぐ協力者になってくださり、日本折紙協会の会員になるほど折り紙にも夢中になりました。他の母親たちの協力もあって、その子は元気に中学校に巣立っていきましたが、環境が変わって、中学校での人間関係のストレスから目が見えなくなり、不登校になってしまったのです。母子で小学校の保健室を訪ねてくれました。そのとき、ここにいると少し目が見えるとその子が言うので、小・中学校の校長、教頭、担任との話し合いで、小学校への保健室登校が中学校での出席と認められることになりました。小学校の教員間の理解も得て、母子での保健室登校が始まりました。自宅ではほとんど目がみえないままでしたが、手探りで鈴木恵美子さんの「ツイストローズ」を折り続けていました。折ったバラを持参して小さい子たちにプレゼントするうちに、少しずつ落ち着きを取り戻し、自宅でもだんだん見えるようになり、中学校への通学に復帰することができました。ところがしばらくすると、今度は耳が聴こえなくなり、再び短期間でしたが、小学校の保健室登校をしました。そのころ、「ツイストローズ」の作者の鈴木さんと交流ができて喜んでいました。彼女は過重なストレスを我慢し、限界を超えると体の症状となって出るようでしたが、二度の苦しい経験からの回復で、ストレスともうまく付き合えるようになり、今は吹っ切れたように明るい女性に成長しています。
耳が聴こえない女子を保健室で預かったことがありました。母子家庭となって転校してきた子でした。母親は多忙なため疲れて、夕食は職場での残り物をビニール袋で持ち帰り、子どもたちの目の前で器に空けて食べさせていました。筆談したり、折り紙の「くちびる」で遊ぶうちに、以前は母が食事を作ってくれていたという話が出てきました。母親と相談し、持ち帰った夕食は、子どもに見えないところで鍋に移して温めて出すようにしてもらいました。しばらくするといつの間にか耳が聴こえるようになっていました。このことでも、折り紙が心の奥にしまいこんだ気持ちや苦しみを自然と吐き出しやすい状況を作ってくれていました。

●折り紙を使って効果的な授業

退職後、小学校で折り紙の授業を頼まれました。現役中は、折り紙と保健に関するものとは分けていましたが、ふと折り紙をしながら心と体の話をしてみようと思い立ちました。デビッド・ペティさんの「動くハート」を使いました。完成した作品がその年齢の子の心臓に近い大きさ(基本的に手のグーの大きさ)になるように折ります。赤い紙を用意し、1・2年生は10cm角、3・4年生は12cm角、5・6年生は13~14cm角、成人は115cm角のそれぞれ1/3 で折り、自分の心臓の動きを連想して動かして遊び、そこからゾウは? ネズミは?と進み、脈拍と寿命の関係を考えます。手首用の血圧計で私の血圧を計り、その時に出る音で、私の心拍を聴きます。それから各自、自分の心拍数を数えようと提案します。ドキドキと脈打つ人の体の大切さ、掛け替えのないものだからこそ自分も他人も傷つけてはいけないことを話します。3・4年生になると、「動くハート」を使って、ハートを胸ではなく、頭に当てて、心や自分をコントロールする脳の場所や、セロトニンなどホルモンの話をします。少し難しい話でも真剣に聞いてくれます。「動くハート」が授業をうまく動かしてくれたのです。また、「ザグライダー」は、思いも寄らない方向に飛ぶことがあるので、他人に悪気なく当ててしまったときの対応を学ばせるのに役立ちました。人に当てても「ごめん」とすぐに謝り、当てられた側も「いいよー」と受け返す、これを繰り返すことで、子どもたちは「お互い様」という思いやりが、自分と他者との関係を円滑にし、自分も他人も心地よくいられるということがわかってきます。何度も話して争いはいけないと教えるより、折り紙の飛行機を楽しく飛ばして遊ぶ方が子どもたちにとって効果的なことでした。

<読者の広場>
●おりがみ4か国語テキスト新しくなりましたね! 佐藤美智子さん(神奈川県)
おりがみ4か国語テキストを送ってくださり、ありがとうございます。改訂版第1版、とてもきれいなのでビックリ!何と言っても裏表紙に作品一覧の絵がついたので、見やすくて華やかです。表紙の鶴もピンク→オレンジへ、中のインクも青→黒(チョット薄めかな?)に変わり、中身もスッキリ。423号の32ページに折紙講師資格とテキストの歩みが載っていましたが、実際に手に取ってみるとよくわかります。私のテキストは第7版、1992年4月に購入したもので、もうボロボロ。さっそく使わせていただきます。老婆心ながら折紙講師にチャレンジなさる方、妹背山の首の折り方には気をつけて!(チェックが入る方、多いです。もちろん私もですが)仲間が増えるとうれしいですね。

● 平和を祈って~折り鶴を折ろう~プロジェクトの提案 藤本祐子さん(東京都)
11月11日「おりがみの日」が提唱されて31年。日本発信のこの日を、もっとみんなに知ってもらうために、この日にみんなで鶴を折って、大切な人の無事や幸せを願い、平和を祈る日にしませんか?奇しくも今年は2011年、そして東日本大震災が起きたのが3月11日、そして9.11同時多発テロからちょうど10年、という「11」という数字に因縁めいたものが感じられる年です。そんな「11」の悲劇を「世界平和記念日」でもある11月11日にみんなで祈りをこめて、古くは祓いの意味をもって折られたであろう鶴を折ることで、この因縁を打ち払えれば、とも思っています。皆さんそれぞれが身のまわりで、教室で、職場で呼びかけ、2011年11月11日の11時11分11秒に鶴を折って過ごす、というのはいかがでしょうか(それぞれ都合はおありかと思いますので、その日のうちとか夜の11時とか、自由に解釈してくださって結構です)。鶴を折れる幸せと感謝の心を持ちつつ、いろんな思いをこめて、折ってみませんか。

<432号へのおたより>
月刊おりがみに、やっと再会できました。手元に残っているのは1975年12月号と1976年の3月号の2冊。いろんな方の作品があり、見ているだけでも楽しかったです。ずっと以前のことですが…。時間があれば紙と遊んでいます。今は3歳になる孫といろんな物を折っています。保育園の友達の分もせがまれて、楽しい時間です。
三重県 三浦京枝さん

せみはいろいろなバリエーションが楽しめてよかったです。夏休みといえば、セミ採りやセミの抜け殻を集めたものですが、近年では声を聞いたり、姿を見ることが少なくなりました…。
青森県 原子睦子さん

ナップサックがかわいかったです。おりがみガーデンのうちわのおりかたをのせてほしいです。423号のチャレンジーコーナーの「休むおじか」
がとてもむずかしかったです。まだ、おれません。
和歌山県 井田慎一郎さん

あたりはずれのあるフルーツトマト、なすびが今にも口に入れて食べたくなるような作品で、すぐ折ってみました。ナップサックもかわいい作品です。毎月中身が濃く、楽しみにしています。
石川県 米村政子さん

渡辺眞寿美さんの「折り紙は希望のあかり、道しるべ」がよかったです。折り紙玉手箱の七夕まつりの作品展に伺いました。メンバーの方々の花々の見事さに、しばらくそこから動くことができませんでした。おりがみを購読し始めて3年がたちました。今まで保育の仕事で子どもたちと折れるような作品だけを探して、しっかり記事に目を通したり、折って楽しむことができないでいました。この4月に定年退職、今は折り紙教室にも月1回通い、子どもと一緒の教室に割り込ませてもらい、今の職場の子どもたちと遊べる作品を楽しんでいます。
大阪府 光成喜代さん

私も工夫して、毎日折り紙で日記をつけたいと思っています。辺の5等分と辺の3等分は大変参考になりました。最近のおりがみは読むところがたくさんあり、以前よりずっとおもしろいです。時間があるときはマンドリンの演奏か折り紙をしています。そして介護施設へ届けています。しかし、飾っていてもすぐ持って行かれてしまうのだそうです。私はそれでいいのです。それがうれしいのですと言っています。432号は全部折ってみました。トロロアオイ、かわいいですね!! せっせと折って、いろんな作品を今日も施設に届けました。
群馬県 吉田美知子さん

市川 学さんの作品集「花ひらく」に感動しました。小、中学生時代に帰ったようにドキドキしました。数週間、再入院しました。リハビリ中の病室の窓に、朝、小鳥がチッチッとやって来てすぐ帰ります。翌朝また来てチッチッ。私は折り鶴を2羽折って窓辺に置きました。3日目に2羽の小鳥(小スズメ)がかわいらしいしぐさや表情を見せて、飛んで来ました。素敵な数秒間でしたが、新しい発見でした。
岩手県 長谷川静子さん

<みんなの作品展>
個展「癌を道連れにうたを折る」開催 高木陽行さん(和歌山県)
2010年12月1日(水)~6日(月)まで開催した個展「癌を道連れにうたを折る」、大成功でした。連日2,000人超の来場者がありました。各新聞で紹介され、NHKで県内と関西地区向けに放映されました。冥土へ楽しい記録をさげていけます。病は苦しいけれども幸せいっぱいのときを過ごしました。版画家、長谷川無弟師の言葉「今日より若い日はない」「今が一番」、こう思える日々を重ねたいです。
「癌を道連れにうたを折る」のパート2「二人のうた(家内の短歌を折る)(童謡を折る)」をやりかけています。また、この展示のあと、手元にあった833冊の折り紙の本を、和歌山市民図書館に寄贈しました。「棚いっぱいに折り紙の本が並ぶ様子は圧巻でございました」と御礼状もいただきました。さっそく夏休みの子どもたちに大人気だったそうです。

※2011年9月1日(木)、高木陽行さんは旅立たれました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。(編集部)


「和紙の里めぐり」(新連載)加賀雁皮紙《石川県能美郡川北町》
~和紙のおもな原料の楮、三椏、雁皮のうち、雁皮を原料とした紙を漉いている和紙の里です。女性の職人によって、美しく、そして丈夫な加賀雁皮紙が受け継がれています~

<気候・風土>
川北町は金沢市の南西、加賀平野のほぼ中央部に位置し、霊峰白山さんから日本海へと注ぐ手取川の右岸に沿って拓かれた町です。手取川は氾濫を繰り返した川ですが、人々に多くの恵みももたらしてきました。この地方は、夏はフェーン現象の影響で気温が上がって高温多湿、冬には時折積雪もあり、厳しい寒さに見舞われます。手取川の冷たく澄んだ水を使って、優美で、強い紙が漉かれてきました。

<紙の歴史>
加賀では平安時代から紙が漉かれていたといわれていますが、盛んになったのは江戸時代に入ってからです。川北町では天明3(1783)年に敦賀 から学んだ製法で雁皮紙を漉き始め、それは京都の西陣織の金糸や銀糸※の地紙として使用されました。昭和初期以降は金箔を作る際の箔打紙を漉くようになりました。箔打紙は、金箔を打ち延ばすときに間にはさむ紙で、箔打紙の優劣が金箔の仕上がりを左右するといわれています。ところが昭和40年代に雁皮紙に代わる箔打技術が開発されると、需要が減り、しだいに川北町の紙漉きは衰退していきました。今はただ一軒の紙漉き工房だけが伝統的な製法を守っています。

<製法(材料、技術)>
雁皮はジンチョウゲ科の落葉低木で、奈良時代から紙の原料として用いられています。樹皮の繊維は、4~5ミリで細く短く、半透明で粘りがあるため、雁皮を原料とする紙は楮のもつ強さと、三椏の光沢感を兼ね備えています。蒸して、皮を剥いで、晒すなど長い工程を経て取り出した白皮から、塵を一本一本丹念に取り除きます。これにトロロアオイと地元の泥どろを混ぜて流し漉きで漉きます。泥を入れることで燃えにくい紙になります。雁皮は生育が遅いうえ、栽培が困難なので、小松市の那谷寺付近に自生するものを使います。そのうえ製造にも手間がかかるため、雁皮紙はとても貴重な紙です。

<紙の特徴>
雁皮紙は古くから斐紙(美しい紙)とうたわれ、和紙の王様ともいわれた高品質の薄紙です。強靱で、なめらかでつやがあります。虫害にも強く、変色しにくいのが特徴で、防湿性にも優れています。金沢市は全国の生産量の98%を占める金箔の産地ですが、高級品にはいまも箔打紙として雁皮紙が使われています。また、その高度な品質から、高級書道用紙、版画用紙、永久保存用紙として用いられています。現在、東京国立博物館の修復紙としても使われています。

女性の手で守られる加賀の伝統和紙
江戸時代から現在までの228年間、加賀雁皮紙を作り続けているただ一軒の紙漉き工房が加藤和紙です。丈夫で美しい加賀雁皮紙は、7代目の加藤満紀子さんをはじめとする、加賀の女性たちの手だけで守られています。満紀子さんのお母様の先代瞳さんのお話によると、男性たちが戦争にとられていなくなり、残った女性たちで紙漉きをやるようになったそうです。大平洋戦争中、贅沢禁止令が出て、紙漉きはしばらくやめていましたが、戦後、女性だけで再開して現在に至っているそうです。「女の人は、枚数はたくさん作れませんが、それでいいんです」と瞳さん。一枚一枚、ていねいに漉くことが、川北町の紙漉きの伝統を200年以上も支えています。

【支部だより】
第6回佐賀支部おりがみ展
石井正登/佐賀県 佐賀支部「おりがみSAGA」支部長

7月12日(火)~24日(日)まで、佐賀市立図書館2階中央ギャラリーにて第6回佐賀支部おりがみ展を開催しました。展示内容は共同作品と個人作品および佐賀支部定例会で講習した作品です。今回の共同作品は焼き物をテーマにしました。有田焼をイメージして作った「蛸唐草模様」の折り紙を使用して作品を作りました。個人作品は川村みゆきさんの作品をはじめ支部会員が制作した作品を展示しました。7月17日(日)には、おりがみ教室を開きました。今回は、午前と午後の2回に分けました。午前は、正四面体のギフトボックスやミッフィーなどを教えました(講師:石井正登)。午後は、川村みゆきさんに講師をお願いし、多面体キット・立方体を教えていただきました。とても盛況でした。各地より大勢の方にお越しいただき感謝しています。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

川井淑子先生高松教室開催、徳島支部お勉強会に参加
坂本整子/香川県 香川支部「おりがみKAGAWA」支部長

5月14日(土)香川県高松市丸亀街一番街レッツホール(紀伊国屋書店4階)で川井淑子先生(日本折紙協会理事)の講習会を開催しました。作品はひまわり、小袖、セカンドバッグの3点。お昼をはさんでの日程でしたが、やさしい愛に満ちたお話をちりばめながらの講習はあっという間に過ぎました。会場には今までに会員が制作した四季の色紙を飾り、雰囲気を盛りあげました。山西三智子さん(徳島支部長)、高野和香子さん(近江おりがみの会支部長)、播田裕子さん(愛媛県)にもご参加いただきました。川井先生、皆さん、幸せな笑顔をありがとうございます。
* * *
6月1日(水)、徳島県立文学書道館で行われた、徳島支部の川崎敏和先生おりがみ講習会に香川支部会員も参加いたしました。会場は駅から歩いて15分、車なら5分ほど。徳島中学校東隣に位置した、静かな学園街にあります。私は所用で参加できませんでしたが、香川支部員3名が徳島支部さんとのおりがみ交流を楽しみました。内容は箱。布施知子さんの箱と川崎先生オリジナルの折り方など、あっという間の2時間でした。徳島支部の皆様お世話になりました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「おりがみでエコ!」
エコは和製英語でエコロジーの略、本来は「生態学」のことですが、今では自然環境への配慮の意味で広く使われています。人間を含むすべての動植物が住みやすい環境のためへの取り組みとして、省エネ、リサイクルなどがあります。
チラシや古新聞も、ゴミに出す前に、同じ紙の仲間として、折り紙を楽しんでみませんか。「あっ、読んでくれただけでうれしいのに、折り紙になってお役に立てるなんて思ってもみなかった、どんな形になって、どう使ってくれるんだろう、開いたりつぶされたりたたまれたりするのかなあ、楽しみだなあドキドキ…」なんて古紙の弾んだ声が聞こえてくる…ような気がします。

①☆十二たばこ入れ(入れ物)・伝承
12個のポケットがある伝承作品です。「カミオリモノ」(鈴木江南 著、1915年長久社発行)で紹介されていた作品です。(笠原邦彦)

②敷物・伝承
もともとは古はがきを利用して折られていた作品で、明治時代以降に考えられた作品です。はがきを使う場合は、右図のように短い辺を2等分した長方形を使い、②を折らないで作ります。(編)

③☆紙コップ、護美袋・遠藤和邦
大分前に、平塚市の平塚共済病院で実際に使われていた護美袋を参考に、正方形の用紙を使って紙コップを考えてみました。一部に紙の裏が出ますが、柄と思えばよいでしょう。

④Picture Frame・木下一郎
30年前、枠作りの際の「留め角仕上げ」を発表してから、この折りを写真入れ、定期入れなどに利用してきました。中に入れるものに合わせて、さまざまなバリエーションが楽しめます。

⑤My Bag・山田勝久
厚みが出て折りにくいところもありますが、長めの耳、尻尾の半分くらいから伸びるふさふさとした毛など、ロバの特徴がうまく出ている作品です。

⑥タヌキの腹鼓・小倉隆子
正面の両端にすき間があるので、いろいろな写真、ステキな紙をさしこんだり、季節の作品を貼ったりして世界にひとつしかないマイバッグのできあがりです。たくさん折って楽しんでくださいね。

⑦おかもち・鈴木昭代
2001シンポジウム in 函館に参加したとき、「ペン立て」(原作Robinn Glynnさん「ダブルボックス」)という作品名で、アメリカのArlene G.Kennedyさんに教わったものをアレンジしました。

⑧灯火親しむ(デスクランプと本)・納所克志
白熱電球型のLED電球が開発されて嬉しいことは、愛用の電気スタンドが節電器具として生き返るからです。その上、秋の夜長の読書も遠慮なく続けられることです。そこで古くて新しい「灯火親しむ」形を作ってみました。

⑨お弁当箱・川手章子
ざぶとん折りより、スームズに折ってみました。大きめの紙や新聞紙で折ってもよさそうです。縁のところを少しだけ工夫して収まりをよくしてみました。

⑩☆吸血鬼の口・笠原邦彦
ブラジルの演劇学校で、大勢の学生を前に講演をすることになりました。舞台の上で強いスポットライトを当てられ、緊張で顔もこわばりました。とっさにこれを作り、「私は光に弱い者です。明かりを弱めて!」。緊張が解けた!

⑪ハロウィン( まじょ、ねこ、ジャック・オ・ランタン)・土戸英二
今年のハロウィンは、かわいいまじょさんを主役にしませんか。口絵のカードはA4サイズで、まじょを15cm角の紙、ねこを7.5cm角で作っています。

⑫スカルリング・笠原邦彦
この「スカルリング」とは、モデルがあるわけではなく、ガイコツの口に指をさしこむ指輪なんて、サイケでカッコいいだろう! そんな思いのものです。15cm角の折り紙の4分の1サイズで折ると小指に合います。

~おってあそぼう~
新幹線(はやぶさ・ひかり)・薗部光伸
新幹線「ひかりが初めてできた時に作ったものですが、以後先頭車両の形が変わるので最近は出版物や教室で出さないようにしていました。今回協会のお勧めにより新しく生まれ変わり、喜んでいます。

⑬かかし・木村哲夫
1996年10月に創作した作品です。実った稲穂が一面に広がる風景を見て、かかしを折りたくなりました。昔ながらのかかしにしたかったので、丸顔、着物、そして手袋を表現しました。

ミニ知識
●リサイクルの日……10月20日。10をひとまわり、20をふたまわりとかけて、環境関連の団体である日本リサイクルネットワーク会議が1990(平成2)年に制定しました。また、1991年には通商産業省(現・経済産業省)などが10月を「リサイクル推進月間」と定め、2002(平成14)年からはそれを「3スリーアールR(Rリ デュースeduce・Rリ ユースeuse・Rリ サイクルecycle)推進月間」と改めています。リデュースとはごみを出さないこと、リユースとは再使用のことです。

●あかりの日……10月21日。エジソンが1879年のこの日、実用的な白熱電球を発明したことにちなんで、照明学会をはじめ照明関係4団体が、照明文化の向上による豊かな社会の創造とエネルギーの有効利用をめざし、1981(昭和56)年に制定しました。

●ハロウィン……10月31日。古代、ヨーロッパに住んでいたケルト人のサムハイン祭が起源とされています。ケルト人の暦では11月1日が新年で、冬が始まる日です。その前夜には死霊、妖怪、魔女などが現れ、冬の訪れを喜び、人々に悪さをしてまわると信じられていました。この祭がキリスト教と結び付きました。ハロウィンはオール ハロウズ イーブン(万聖節前夜祭)の略で、万聖節とはすべての聖人を記念する日、Hallowは古期英語のアングロ・サクソン語で聖徒(saint)を意味します。

●ジャック・オ・ランタン……カボチャやカブをくり抜いて、目や鼻や口を作った提灯。この由来として、アイルランドには悪魔にいたずらをするのが好きだったジャックという男の話が伝わっています。死後、天国にも、悪魔に嫌われたため地獄にも行けないジャックが周囲を照らすために提灯を持っていたというものです。

●吸血鬼(ヴァンパイア)……人や動物の生き血を吸うとされる魔物のことです。ヴァンパイアという言葉はヨーロッパの中東部からシベリアに住むスラブ民族の間で生まれたとされています。吸血鬼はその時々で性を変えながら、映画や演劇で大衆化されていきました。なお、吸血鬼といえば「ドラキュラ伯爵」が有名ですが、イギリスの作家ブラム・ストーカーが1897年に出した小説『ドラキュラ』から生まれました。

●かかし……農作物を荒らす鳥や動物を追い払うために、田畑に設けられるもので、人形や神札、またはにおいや音によるものなどもあります。かかしとは、悪臭を出して、追い払う「嗅がし」に由来すると考えられています。昔の人はかかしを神の依代と信じていました。旧暦10月10日に十と おかんや日夜という、稲の刈り上げの祝いが行われる地方があります。このときにかかしを田の神として、家に持ち帰り、お供えをするそうです。

●鉄道の日……10月14日。明治5年9月12日(新暦1872年10月14日)に、鉄道が新橋駅(のちの汐留貨物駅、現在は廃止)から横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)の間に日本ではじめて開通した日を記念した「鉄道記念日」が、1994年に「鉄道の日」と改称されました。また、10月1日は東海道新幹線開業記念日です。1964(昭和39)年のこの日に走った新幹線0系電車は丸みを帯びた先頭車両が特徴で、2008(平成20)年12月、惜しまれながら営業運転を終えました。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、ポプラディア(ポプラ社)、イギリス祭事カレンダー(彩流社)、ヨーロッパの神と祭(早稲田大学出版部)、ヨーロッパの祝祭典(原書房)、ヨーロッパ祝祭日の謎を解く(創元社)、図解吸血鬼(新紀元社)、記念日・祝日の事典(東京堂出版)、年中行事・記念日事典(学習研究社)、年中行事事典(三省堂)、稲の祭と田の神さま(戎光祥出版)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。
第6回は先月に続き、幼児教育に携わりながら、高齢者、視聴覚に障害を持つ方、日本文化を学びにきた海外の方などにも折り紙の楽しさを広めている、東京都の津留見裕子さんです。

視覚障害者と折り紙を楽しむ(2) 津留見裕子(東京都)
(前回よりつづく)目の見えない方に教えたデビューの日ですが、突然の指名で、何を教えたのかさえ忘れてしまいました。ただ、いつも折り紙を折り、合間にお茶とおやつをいただきながら、たわいない話をしていた仲間が厳しい生徒になり、私の方はおろおろした折り紙の先生になっていたことは確かです。座布団折り一つ折るのに、ついついいつものように中心点に合わせる折り方をしてしまい、「わかりません」と言われました。「この角かどを…」と発した言葉に「この角って言われてもどの角か見えないのでわかりません」。そうなのです、折り紙を教えるとき「ここ」「このように」など視覚でとらえた言葉で説明をしてしまいがちですが、本当に指摘されるように「ここって、どこ?」なのです。これは、状況を説明する言葉を多く使って伝えることで簡単に解決するのです。
向きを変える場合の表現方法も学んだことのひとつです。90 度回転させたいとき、「3 時の方向に動かせばいいのですか? 9 時の方向に動かすのですか?」と言われ、時計の針で表現する方法を知りました。そして、回転させたあと、どのような状態になっているかを伝えると、折っている人が確認でき、安心できることもわかりました。工程が進んでいく途中で「今、この面は白い面なのですか? 色も面が出ているのですか?」とよく質問されます。折り進んで、現在どのような状態になっているかがわからなくなっているのでしょう。角度や向きを変えたときも同様です。また、これもよく見られるのですが、折りを指先で確認しているうちに折り途中の方向が逆になってしまったり、裏になっている場合があるので、次の段階に行く前につねに正しい方向に折り紙を置かなくてはなりません。「右下が鋭くとがった状態になっています」「中心が割れている状態になっている方が表、上の面です。そして、縦長の状態でおなかの前に置いてください」などと具体的に伝えることが大切です。とくに、周囲の人の様子が見えなかったり、見えづらかったりする方たちは、自分だけできていないという思いになってしまうようで、深く傷ついてしまったり、落ち込んでしまったりする様子が感じられることがあります。また、指導者として配慮不足だったことから、折ることを放棄させてしまったこともありました。何回か講師をさせていただき、そのたび「わかりません!」と厳しい言葉もあり、私の心のほうが折れてしまいそうになったこともありましたが「最近、わかりやすくなってきましたよ」というお褒めの言葉をもらえたときは子どものように嬉しく感じました。ですから、私も「きれいに仕上がっていますね」「そうです。できていますよ」「私より上手に折らないでくださいよ。私の立場がなくなってしまいますから」など、正しく折れていることを伝えました。

紙の色や材質のこと
用紙についてお話ししましょう。折る準備段階で紙を手にすると、そっと顔を寄せ「これ何色の紙ですか?」と聞かれます。「表が赤で、裏が白です。今、上の面が赤です」と伝えると「赤ですか…」と嬉しそうに色の面を手のひらでたたいたり、さすったりする姿が印象的です。反対に両面折り紙のときは「片面が青で裏は水色です」と伝えると「両面とも色なんですね」と冴えない表情を見せることがあります。作品によっては、両面ホイル紙が扱いやすいのではないかと思い用意したところ、「なぜホイル紙を使うのですか?」と言われてしまいました。両面折り紙や両面ホイル紙は、指先で確認しながら折り進めている方にとっては、表裏の区別がつきにくく、大変折りにくいことがわかりました。
折りあがった作品も、手のひら、指先で確認し、形を感じながら折っているので、最終的な仕上がりが立体的で触って形をイメージできるものには大きな感動を表していました。そのような姿を見せてくれた時、作品選びの重要性を強く感じます。
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視覚に障害があるから折り紙は折れないと思わないでください。折り方の説明をするときに具体的に言い表わせば理解してくれます。私が今、月に1 度個人指導している全盲の方は折り紙の魅力にはまっただけでなく、知り合いの視覚に障害をもっている方とその方のヘルパーさんに折り紙を教え始めたそうです。このように折り紙を通して人と人とのつながりが広がっていくことを願っています。読者の皆さんにも、近い将来、視覚に障害がある方と折り紙を楽しむ機会が訪れることがあるかもしれません。そのときに少しだけでも参考になることが拙文で伝えられていたら嬉しいです。

<読者の広場>
●“めす鶴”の千羽鶴 山川幸代さん(鹿児島県)
神戸市在住の友人、馬場まり子さんが送ってくれた、めす鶴の千羽鶴です。かつて鹿児島では、めす鶴もよく折られていましたが、最近は見ることがなくなりました。馬場さんは、このめす鶴が大好きで、いつも折っているようです。
※『422号』P32「おりがみ調査隊」の「めす鶴」に関して、「“ふくらすずめ”の名で母から教わった」という静岡県の矢田幸江さんほか、たくさんの情報をいただきました。ありがとうございました。めす鶴の折り方は、『373号』掲載の伝承作品「なまず」と途中まで同じですので、ぜひご覧ください。(編)

●2012年「ぎふ清流国体」のマスコット「ミナモ」 丸山光義さん(岐阜県)
2012年に岐阜県で第67回国民体育大会が開催されることになりました。大会名は「ぎふ清流国体」、マスコット名は「ミナモ」と決まりました。私の町、可児市は女子ゴルフの会場となります。これを機会に折り紙を通して「ぎふ清流国体」をPRしようと思い、ゴルフスタイルのミナモを折ってみました。なお、長良川や木曽川の清流をイメージし、「ミナモ(水面)」と名付けられたようです。

<431号へのおたより>
毎月、「おりがみ」が届くのを楽しみにしています。おりがみガーデンの作品を拝見するたびに、かわいいもの、美しいもの、ときにはユーモラスなものなどがあり、思わずニッコリしてしまいます。連載「和紙の里めぐり」、地図や写真が多く、毎月とても興味深く読んでいます。
千葉県 花澤道子さん

今月号のお気に入りは「織姫・彦星」。いくつになっても七夕は季節の行事としていいですね。最近、雑種の子犬“ポチ”を飼い始めました。夢中になりすぎて、子育てよりエネルギーが要りそう。そこで、いろんな種類の犬の折り紙の特集を組んでほしいです。
徳島県 原田恵子さん

今月号は自分好みの作品が多く楽しめました。特に「変身キューブ」は子どもと楽しめると思いました。「60°ユニット」は折るだけでないところが七夕にピッタリですね。
神奈川県 兒玉倫子さん

「マトリョーシカ」がよかったです。七夕の笹に飾れる立体的な作品がたくさんあり参考になりました。最近、ガーデニングを始めて、はまっています。庭に植えた花を折り紙で作ってみたいです。
香川県 平松初音さん

ユニット作品が大好きで見ているだけでもうれしいので、今月号にたくさん作品が載っていてうれしいです。折り紙で作品を作るのは楽しいのですが、保管場所に困っています。
千葉県 素 敏江さん

いろいろなタイプのユニット折り紙があり、さっそく挑戦してみようと思っています。もっともっといろいろな折り紙が上手に折れるようになって、折り紙の輪を広げたいと思っています。
埼玉県 堀 浩美さん

福祉と折り紙の鈴木恵美子先生の96個つないだ「つなぎツイストローズ」がすごいですね。カラーだったらすごくきれいでしょうね。「折り紙ヘルパーさん」という便利グッズ、いいアイディアだと思いました。
兵庫県 丸尾安子さん

<みんなの作品展>
『折り紙アート 東海林伸嘉展』開催 東海林伸嘉さん(東京都)
5月19日(木)~25日(水)に東急百貨店たまプラーザ店で『折り紙アート東海林伸嘉展』を開催しました。作品は動物を中心に額装したもの6点、台に飾ったもの9点、計15点を展示しました。会場は空気の澄んだ、横浜市のたまプラーザ駅前にある上品で素敵なデパートです。デパート内はゆったりとしたスペースの取り方で、周囲をじっくり見ながらくつろいで買い物ができます。そのせいか、多くの買い物中のお客様が折り紙に目を留め会場を見ていってくださいました。お客様の反応は大変良く、初日にいらした方が週末に知人を連れて再びいらしたこともありました。折り紙をしないお客様の関心も高く、自分で作ってみたいという声が多数寄せられました。これだけ大きい会場で展覧会をするのは初めてなので不安だったのですが、たくさんのお客様から温かい声をかけていただけたので嬉しかったです。「折り紙って興味のない人が多いのかな」と思っていたのですが、会期中を通じて予想以上の関心の高さに驚きました。「折り紙の創作ってどうやるの」などと色々と聞かれました。そういった好奇心に応えるのは、興味を持ってもらう上で大事だと思います。これからも自分の作品を通じて多くの人たちに、折り紙に興味を持ってもらえるようがんばります。

卒園記念に壁面制作 大塚淳子さん(栃木県)
毎年、卒園記念の作品はさまざま。今年(平成22年度末)は折り紙で壁面に挑戦しました。模造紙に方眼をつけ、だいたいの形を描き、「○には赤、△には黒、×には白を貼るんだよ」と言うと、「もう少し、ここは肌色を増やした方がいいよ」と形を調整してくれる子どもたち。折り紙は子どもたちとの幸せなコミュニケーションツールです。

作品展「折り紙でコミュニケーションを!」開催~九州新幹線全線開通記念~
池田紀子さん(福岡県)
7月14日(木)~8月31日(水)、福岡県大野城市下しも大お お利り にあるカフェ&ギャラリー「レ グラン」にて、作品展を開催しました。今回は、九州新幹線全線開通記念、私の好きな新幹線や九州の特急列車やさくら弁当を折り紙で表現してみました。大野城市長さんやJR九州の駅長さんたちをはじめ、多くの方々が来場されました。初めて私の作品をご覧になった方は、「折り紙でこんなものまでできるのですね」と感動されていました。後半(8月)は、店長の寺内秋雄さん所有の鉄道模型(Nゲージ・ジオラマ)とのコラボレーションができ、好評でした。


「和紙の里めぐり」(新連載)吉野和紙《奈良県吉野郡吉野町》
~歴史ある和紙の里です。重要文化財の修復には欠かせない和紙を漉き、楮を原料とした3種類の和紙(吉野紙、宇陀紙、美栖紙)が文化財指定を受けています。~

<気候・風土>
奈良県の中央に位置する吉野町は、町の一部が吉野熊野国立公園、県立吉野川・津風呂公園に指定されており、吉野山の桜は昔から和歌に詠まれ、日本一ともいえるほど有名です。楮の川晒しを行っている清らかな吉野川が町の東から西に流れています。この地域は内陸性気候のため夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しく、積雪することもあります。

<紙の歴史>
吉野の地に紙漉きの技術が伝わったのは7世紀の初め頃といわれています。710 年の奈良の平城京遷都後、朝廷や寺院に紙を納めるのに好立地ということから、紙漉きが盛んになりました。明治時代半ばには200戸以上の家で和紙を作っていましたが、しだいに数を減らしました。現在は6戸の家が、吉野和紙を継承するために頑張っています。

<製法(材料、技術)>
蒸した楮の原木から樹皮を剥ぎ取り、その樹皮から黒皮を取ったものを白楮といいます。この白楮の束を花びらのように開いた形で吉野川に晒します(川晒し)。水に晒す時間は冬で約8時間、夏で約4時間、流水で洗浄するとともに繊維をしっかり固めることが目的です。塵をカミソリでていねいに取った後、草木灰煮の灰汁(樫やクヌギなどの堅い木を焼いた灰汁)で、細やかな繊維を残しながら全体が柔らかくなるまで煮ます。煮上がった白楮を叩いて細かくし、白さと腰の強さを出すために地元の白土と、粘剤としてノリウツギの樹皮を細かく削いだものを布で濾して混ぜます。漉いた紙は、後ではがしやすいように一枚ずつすべを紙の端にひいてから重ねます。それを馬毛の刷毛で松材の干し板に貼り、天日で乾燥させます。

<紙の特徴>
宇陀紙は、もともと国栖紙として古くから知られていましたが、江戸時代に大和宇陀町の商人が全国に売り歩いたので、この名が付きました。厚紙で、表装用裏打紙として使われます。白土を混ぜてあるので柔らかく、虫がつきにくいことが特徴です。また、丸めても弾力で戻らず、静かに納まります。美栖紙は掛け軸の肌裏として利用されます。掛け軸は三枚ないし四枚裏打をするのですが、最後の裏打に使用します。吉野紙は美栖紙と同様、漉いた紙をすぐに板を貼り付ける「簀伏せ」をして作られます。薄くてきめが細かく、漆を濾すときになくてはならない紙です。

「福西和紙本舗」について
山に囲まれ、目の前には吉野川が穏やかに流れた集落に福西和紙本舗の工房があります。国宝の修復に使用する大和宇陀紙などを漉いています。福西家は江戸時代末期に創業、5代目の福西弘行氏は宇陀紙保存技術保持者にも認定され、吉野の手漉き和紙の伝統を今日に受け継いでいます。
現在、6代目の正行氏は幼少の頃から父・弘行氏の紙漉きを見て育ち、新たな吉野紙の可能性にも挑戦しています。

【支部だより】
東日本大震災 支援活動報告
丹野恵美子/岩手県 岩手盛岡支部「さくら会」支部長

子どもの心のケアで来ていただきたいという支援団体の‘SAVE IWATE’からの要請もあり、支援活動に入りました。
3月末に、支部会員から送られた折り紙の本や用紙を届けるため、避難所へ。会場は音楽室だったり体育館のステージだったり、机や椅子もなく…。子どもたちはとてもお話ししたかったようです。
4月3日(日)には岩手県内でもっとも被害が大きかった陸前高田市の第一中学校避難所へ出かけました。
4月15日(金)、日本折紙協会より折り紙が到着。新しい、赤や花柄が多いきれいな折り紙を全員に手渡せました。その中から好みの色を選んで楽しそうでした。5月に入り、遅れての入学式もあり、避難所では子どもたちに代わり高齢者の参加が多くなりました。このころ仮設住宅への移動も始まっています。5月21日(土)、茨城県の鈴木恵美子先生からお送りいただいた折り紙やカレンダーなども避難所へ届け、喜ばれました。
大きなカレンダーは、岩手県トラック協会に託して仮設住宅へ届けていただくことに。小さいものは直接避難所の希望者へお届けしました。折り紙で遊んだり、折り紙をしながらお話ししました。「魂まで津波に流されたようだ…」やっと口を開いてくれた高齢者の言葉はとても重いものでした。
今後も長期対応していきますので、ご協力をお願いします。


ワールドオリガミレポート
世界の折り紙仲間と交流 ミルト ディミトリィユー(ギリシャ)

5月27日(金)~29日(日)に開催されたAEP(スペイン)、6月2日(木)~5日(日)に開催されたMFPP(フランス)の、2つの折り紙コンベンションに参加して、ただ今帰国しました。コンベンションではイギリスの Nick Robinson、David and Assia Brill、イスラエルの Saadya ternberg、アメリカの Giang Dihn ほか世界中のたくさんの折り紙仲間に会えました!6月8日(水)、アテネの日本大使館で藤井苑子さん(東京都)に再会しました。昨年初めて日本でお会いした藤井さんは6月2日(木)から30日(木)までギリシャにいらして、彼女の折り紙教室にも参加しました。
私が子どもたちと折った鶴を千羽鶴にして、大使館の入り口に飾りました。大災害に見舞われた日本への祈りをこめた千羽鶴です。

OrigamiUSAコンベンションに参加して
6月25日(土)~27日(月)にニューヨーク州立ファッション工科大学で開催された OrigamiUSA のコンベンションに息子(小5)を連れて参加しました。また、せっかくの機会なのでニューヨーク州に住む兄と甥にも声を掛け現地で合流しました。 内容は、作品展示と折り紙教室が中心で、折り紙飛行機コンテストや大きな紙で折るイベントもありました。ゲストは日本の川崎敏和さんでした。複雑な作品に目が行く息子に実力相応の作品を勧めて対立したり、難しい作品は二人で仲良く完成させるなど、久しぶりに親子で折り紙を満喫しました。初参加の兄たちもすっかり魅了された様子で、来年も参加すると言っていました。 昨年に続き2度目の参加でしたが、Keiさんを始め OrigamiUSA の皆様にお世話をいただきながら、3日間有意義で心地よい時間を過ごすことができました。来年も参加しますので、皆様も一緒に行きませんか。
(専務理事 佐野 友/記)

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「どうぶつ」
タヌキ一家が毎年楽しみにしているお月見。森の動物たちもさそって、ささやかなパーティーです。おや、おだんごがひとつなくなっている… と思ったら、いたずら好きのあらいぐまが持っていました。おなかが空いていたのでしょうか…。
今月号の特集は「どうぶつ」です。 人間も動物も、同じ地球の仲間ですが、人間にとって住みやすい環境は、動物にとっては必ずしもそうではありません。都会に現れた野生動物や、飼えなくなったペットなどのニュースも聞かれます。動物たちは人間のすてきなパートナー、まずは動物たちへの愛情が大切です。折り紙が、そんなことを考えるきっかけになるといいですね。

①さる・松野幸彦
さるの特徴が、わりと簡単にうまく折り出せる作品です。猿山や動物園、そしてお話の中でも人気者のさる。いろんな場面で活躍させてください。

②なまけもの・笠原邦彦
その生き方に、敬愛の思いを感じているどうぶつです。でもこれを工夫した頃は、ただ全体の姿の表現だけで納得してしまった。そこでまた折をみて、顔の表現も加えてくふうを楽しみたいと思っています。

③あらいぐま・笠原邦彦
たぬき、ハクビシンなどに似たかわいい姿と顔のどうぶつですが、今では駆除の対象とされてしまいましたね。さて実は、ずいぶん昔の作品で、忘れていました。今回取り上げていただき、嬉しく思い出しました。

④☆パンダ・丹羽兌子
どんなにかわいいぬいぐるみより本物の方がかわいいといわれるパンダ。本物には及びませんが、いろいろなしぐさをさせられるところが気に入っています。

参考:ぶた・伝承
「ぶたの基本形」の段階で「頭と尾、4本足」の要素が見えてきます。鼻やおしりの部分は好みのわりあいで折りましょう

⑤ロバ・山田勝久
厚みが出て折りにくいところもありますが、長めの耳、尻尾の半分くらいから伸びるふさふさとした毛など、ロバの特徴がうまく出ている作品です。

⑥タヌキの腹鼓・土戸英二
満月を見て、うかれて腹鼓を打つタヌキ君です。目の折り出しが少し難しいですが、ガンバッて、折ってみてください。

⑦プレーリードッグ・山田勝久
③の形を「ストレッチ・バード・ベース(ひっぱり鶴の基本形)」といいます。無理のない工程がしばらく続きますが、しあげの段階では、はっきりした基準はありません。32、33ではまるい頭を形よく折り出してください。

⑧☆花入れ・川手章子
⑫で一気に立体とするところがポイントです。お花を入れたりして楽しんでみてください。

⑨桔梗玉・小宮はじめ
伝承の「ききょう」をユニットの単体にアレンジしました。できあがりの凹凸を逆にするだけで継ぎ手やポケットが現れるので、それをまるく組んだものです。単体AとBの色を別にすると、組むときにわかりやすいでしょう。

⑩☆ミニ封筒・曽根泰子
ミニ封筒は簡単で楽しんで折って頂けると思います。一回一回、折りすじをきちんと付けることで、きれいな作品にしあがるのです。美しい模様の折り紙で折りますと、表裏ともきれいな模様の封筒になります。

⑪結び目六角リボン・川手章子
結び目が六角形になるリボンができあがり、いろんな色、柄の折り紙で折って楽しんでみました。プレゼントなどにそっと添えてみていただけたらと思います。

⑫名札立て、スイーツケースBOX・白井和子
チューリップが花開いたようなおしゃれな入れ物です。差し込み式のフタと持ち手があるので、練り切りの和菓子、シュークリーム、ショートケーキなどのお持ち帰りに使えます。折っている過程で名札立てになることに気が付きました。

ミニ知識
●ニホンザル……動作や姿が人に似ているため、タヌキとともに昔話や伝説の主人公として人気があります。縄文時代から食用にされ、古くか
ら人にペットとして飼われていました。銅ど う鐸たくの絵や埴は に輪わ の像の中にもサルをかたどったものがあります。顔は発情期や年をとったり寒い地方にいるサルほど赤くなり、毛は暗褐色で寒い地方ほど淡くなるそうです。

●ナマケモノ……中南米の湿気の多い熱帯林にすんでいます。7.5cmもある大きなかぎづめで、木の枝に逆さまにぶらさがってくらし、睡眠、食事、交尾、出産など重要な生活活動のすべてをそのままの姿勢で行います。夜行性で、一日のうち18時間も眠っていて、一生の4分の3は眠っています。体の色は灰色ですが、コケがはえて緑色に見えることもあるそうです。逆さまにぶらさがっているために、体毛の流れが他の哺ほ 乳にゅう類とは逆になっています。きわめて不活発なので、ナマケモノという名前が付けられましたが、じっと動かず目立たないために天敵に見つかることは少ないそうです。

●パンダ……2011年2月に中国から東京の上野動物園にやってきた2頭のパンダ、オスのリーリーとメスのシンシンが話題になっています。パンダは白と黒の染め分け模様が印象的ですが、この模様について中国には伝説があるそうです。昔、パンダの身代わりになって少女がヒョウに殺されました。パンダは仲間を集めて、少女の葬儀を行い、着けた黒い腕章の色が涙をぬぐった目の回り、互いの泣き声が聞こえないようにふさいだ耳など体に染まっていったというものです。

●アライグマ……カナダ南部から北米中部までに分布します。ほおから目の回りの黒帯と尾の黒色のリング模様が特徴です。前脚の長い指で食べ物をつかみ、口に運びます。食べる前に入念に手でさぐり、においをかいで調べます。アライグマの食べ物を洗う行動は、飼育されているアライグマにしばしば見られるそうです。本来、水中から前脚で食べ物を取るのに、飼育下ではその機会がなくなるので、その捕獲衝動をはらすために、いったん水中に食べ物を浸したあと、それをとらえ、水中で動かしているそうです。

●ホンドタヌキ……昔話でもおなじみの動物です。自分で穴を掘らず、昼間はアナグマの古巣、樹木の根元の洞、建物の床下などにいます。一夫一婦制でオスメス共同で子を育て、家族群でくらすそうです。

●ロバ……ウマと似ていますが、ウマより小型で、蹄ひづめが小さく、耳が長いです。ウマのたてがみが寝ているのに対して、短く立っています。尾の下半分に房毛があります。紀元前4000年にはすでに家畜化されていて、ウマより古くから行われているそうです。粗食や悪条件にも耐える性質があり、荷を運び、乗用として使われきました。酷使されることも多く、従順なのに、気がすすまないことがあると、てこでも動かない強情さも持っていたため、ロバはしばしば愚鈍な動物の代表とされ、ヨーロッパの地中海沿岸諸国ではロバが愚者の代名詞とさえなっています。

●プレーリードッグ……北米の中西部のプレーリー(大草原)にすんでいるリス科の動物です。キャン、キャンと犬のような声で鳴くことから、名前にドッグと付けられました。体の色は、褐色か茶色で、体長約30cm、地中にトンネルのような穴を掘って、その中に巣を作ってくらしていて、四肢は短く、手足のつめは強大、耳は小さいなど、地下生活に適した体をしています。コテリー(仲間)という8頭ほどの小集団を生活の単位とし、地下に町を作る高度な社会性のある動物です。同じコテリーにくらす同士は出会うとあいさつするように鼻先をくっつけてキスをするそうです

●動物愛護週間……毎年9月20日から26日。1973年に動物の保護及び管理に関する法律(1999年動物の愛護及び管理に関する法律に改称)で定められています。もともとは1927年、日本における動物愛護運動の先駆けとなった団体である日本人道会が提唱したものでした。動物のいる生活は楽しく、心を豊かにしてくれます。現在、日本では3世帯に1世帯がペットを飼っているといわれています。その一方で、殺処分される動物も少なくありません。不幸な動物を減らすため、期間中さまざまなイベントが開かれます。

●十五夜……一年で月がもっとも美しく見えるという旧暦8月15日の夜のことで、今年2011年は9月12日(月)に当たります。もともとは秋の実りを神様に祈願したり、また感謝する祭でした。月見団子を盗まれると豊作になるという十五夜にまつわる言い伝えがあります。お月見どろぼうとして子どもたちに供え物をとらせる風習が残っている地域があるそうです。

●敬老の日……多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝うことを趣旨として、1966年に国民の祝日となりました。9月15日でしたが2003年からは9月の第3月曜日に変更されました。

●キキョウ……花の名前は中国での名前の 桔梗 に由来しますが、日本原産の花です。呉音では ケチキョウ 、漢音では キチコウ でキキョウは両方の音が混じった発音です。キキョウにはアリノヒフキという古名があります。これは漢字で書くと 蟻の火吹き です。キキョウの青紫色の花はアントシアニン系の色素を持ち、これは酸により赤く変色します。蟻酸を出すアリがかむと、花が赤くなり、アリが口から火を吹いたように見えるところから名付けられたそうです。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、ポプラディア(ポプラ社)、日本の哺乳類(東海大学出版会)、日本動物記(思索社)、日本の哺乳類(学研教育出版)、利己的なサル、他人を思いやるサル(草思社)、日本外来哺乳類(旺文社)、大草原のプレーリードッグ(七賢出版)、動物ウオッチング図鑑(思索社)、野生のパンダ(どうぶつ社)、年中行事事典(三省堂)、静岡県民俗歳時記(静岡新聞社)、 日本のしきたりがわかる本 (主婦と生活社)、 365日 今日は何の日か? 事典 (講談社)、 家族で楽しむ歳時記・にほんの行事 (池田書店)、 植物ごよみ (朝日新聞社)、 植物と行事 (朝日新聞社)、 植物ことわざ事典 (東京堂出版)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。
今月号の第5回と来月号の第6回は、幼児教育に携わりながら、高齢者、視聴覚に障害を持つ方、日本文化を学びにきた海外の方などにも折り紙の楽しさを広めている、東京都の津留見裕子さんです。

視覚障害者と折り紙を楽しむ(1)
津留見裕子(東京都)

視覚に障害のある方と折り紙を折ることがあると話をすると どのように指導するのですか? とよく聞かれます。
「折れるの? 見えないから折ってあげているのでしょ?」 「いいえ、本人が折ってますよ」「自分が折るって、手をもって折り方を教えるの?」 というやり取りも珍しくありません。 見えないのにどうして折ることができるのだろうか…… という疑問なのでしょう。今回このページに目を留めてくださった方の中にも 見えない人に折り紙が折れるの?と思われている方もいらっしゃるかもしれません。私も、視覚に障害をもつ方々と知り合うことがなければ同じように思っていたことでしょう。折り紙を通して私に新しい見方を気付かせてくれるきっかけとなったのは、今は亡き加瀬三郎先生※が指導されていた 三田おりがみクラブ へ生徒として参加したことが始まりでした。
その後、知人から 全盲の方で折り紙の個人レッスンをしてくれる人を探しているのだけれど、あなたを紹介してもいい?という連絡があり、それをお受けしたことでまた新たなつながりができ、自分自身の中で人と折り紙を楽しむ幅を広げられたような気がします。そこで、私が経験して学んだこと、気付いたことを記してみたいと思います。

加瀬三郎先生の折り紙教室
三田おりがみクラブ では、これから折ろうとしている作品の見本を順に回し、見える人は見て理解し、見ることができない人は丁寧に指先で触って確認することから始まります。そして加瀬先生の指導が始まるのでした。「第1工程目、 はい、みなさ~ん、いいですか? 色を中にして半分に折ります。できましたか?」 一斉に白い面の折り本基本形ができあがりました。 先ほど順に回ってきた見本の折り始めは、観音折りから始めるのに、先生見えないから白い面を出して折っている……。どうしよう、言ったほうがいいのかな? と心の中で思っているうちに、次の工程へと進んで行きました。東京の下町生まれだけあって歯切れのよい口調で いいですか? 2枚になっている方の紙を細長く半分に折ります。裏も同じですよ。わかりましたか? これ回してください 。別の作品でも観音折り、座布団折りから始まるものは色の面が内側の白い折り本基本形を折ります。なぜそのような折り方をするのかは、あとあとはっきり分かってきました。見えない、見えづらい方々にとって、私たちが折り図を見て折るような、線(折りすじ)に合わせて折るということが大変困難なのです。ですから、観音折りでは、白い面を出した折り本基本形を折り、2枚になっている側の紙を折り返して縁に合わせることで観音折りを縦に半分にした状態となるわけです(下図)。縁に合わせて折ることは、合わせやすく、ずれることが少ないのです。縁から少しでもずれていれば、指先で感じてわかるのです。
先ほどの加瀬先生の説明のところにも出てきましたが、 「これ、回してください」と折り途中の作品を何度か生徒へ渡すのです。見てわかる人はこれまで折ってきた工程が間違っていないことを見て判断し、次の人へ渡し、見えない人は、指で触って自分の作品が正しいことを判断します。途中途中で回ってくる作品で確認することで、とても安心できるのです。

教えてみて学んだこと
加瀬先生の教室に生徒として楽しく、のん気に参加していたある時、先生が急用で教室に間に合わないということがありました。何人もの生徒が楽しみにして集まっていたことから、急きょ私が代理で折り紙を教えることになったのです。(以下、次号につづく)

※加瀬三郎(1926~2008)
折り紙を通じて国際交流活動を続けた盲目の折り紙作家で、生前は日本折紙協会理事、社会福祉法人・日本盲人会連合理事、墨田区障害者団体連合会会長などを務められました。1991年に藍綬褒章、1996年に勲五等瑞宝章を受章。

<読者の広場>
● 復興を願って 寺崎恵美子(栃木県)
おりがみカーニバル に参加できたことだけでもとてもうれしかったのに、430号 に作品の写真(秋の七草)を載せていただき感激です。折り紙は折れるようになる達成感と、作品にしていろいろ表現できること、本当に奥深いですね。これからも長く楽しんでいきたいと思います。この写真は、3月の大震災の後、一日も早い復興を願って折った作品です。

● 折り紙に祈りをこめて 原田佳恵(福井県)
あの恐ろしい大地震と大津波から3か月が経ちました。何もできず、ただただ亡くなられた方々のご冥福と被災された方々のご無事を祈るのみです。そして原発は福井県もとても多いので心配です。本当に折り紙が何かの力になればいいですね。100の鶴と亀を折りました。ガンバレ日本!私もがんばっていきたいと思います。苦しいですが、明るさも忘れずにファイト! ですね!

● 心を落ち着かせてくれた折り紙 安達美恵子(宮城県)
私はこのたびの大震災の被災地の1つでありました、宮城県仙台市に住んでいます。幸い山側でしたので津波の被害はなく、自宅で生活できることに感謝しています。ライフラインが止まったときはろうそくの灯りで折り紙をし、外出もままならない日中も折り紙をさわっておりました。続く余震に心がザワザワして落ち着きませんでしたが、折っているときは忘れられたような気がしました。折り紙の魅力の1つに触れたように思いました。これからも折り紙を続けたいと思っております。被災者の皆様に心を寄せていただき、ありがとうございます。

● 大震災に思うこと 辻本芳子(兵庫県)
東北の地震、津波のありさまをテレビで見ていると本当に心が痛みました。今さらながら自然災害のおそろしさに言葉がありません。神戸の水害、空襲で家が焼け、はだかで着のみ着のまま四国の母の実家に身を寄せたときのことが昨日のことのように思い出されます。神戸の地震では家が倒壊しましたが、家族や身内が元気だったことが幸いでした。今回の震災で被害に遭われた日本折紙協会会員の方も居られるのではと案じています。折り紙を習い始めて5年目に入りますが、折り紙の奥深いこと、みなさまのすばらしい作品に頭が下がります。近所の子どもたちに折った作品をあげて喜んでもらっています。

●折り紙のきずな 武内捷子(高知県)
東日本大震災とそれにともなう未曾有の大津波で多くの方々の尊い生命がうばわれました。また、原発事故と重なり、避難所での生活を余儀なくされ、大変な思いで過ごされている実態を目のあたりにし、慰めの言葉もありません。テレビ、新聞で知るのみで何の援助もできませんが、こんなときだから……と、折り紙教室も少人数ですが、ハガキを120枚作りました。ところが震災地は物資等々思うように運べないとの返答、やっとNPOの方が東松島町に行かれるとの連絡をいただき、直接 今回だけ と希望を聞いていただき感激しました。一時的であれ、子どもたちに笑顔があふれることを祈ります。折り紙を続けてよかった!

● 職場で折り紙のプレゼント 高根恵子(高知県)
下の写真は職場での会のとき、来場記念品として席決めの番号札と一緒に置いたものです。布施知子先生の箱 と、川井淑子先生に教えていただいたブローチです。みなさん喜んでくださいました。

<おたより>
日本折紙協会に入会し、 おりがみの到着を楽しみに待ちました。北海道は梅雨がないとはいえ、この時季にイメージしていたアジサイ、カエルなど載っていて、さっそく折りました。また、孫に私の折った恐竜も見せたくて、ウキウキ気分で折りました。
北海道 長内ヨシ子さん

震災で落ち込んでいましたが、430号 が届き気持ちも新たに、久しぶりに折りました。 あじさいのコースターを友達にあげたり、教えたりし、とても喜んでいただきました。また、 長グツの女の子 は足の部分でよく立つので、お気に入りです。雨の日も楽しいという感じでいっぱいです。
茨城県 山崎ひろさん

「あじさいコースター と トビガエル」がよかったです。私はデイサービスに通っていて、他の通っているみなさんに作品を見せたら喜ばれました。作品をくださいという人も。私は2007年に佐賀のNHK放送局のロビーで開催された折り紙展を見て、日本折紙協会佐賀支部があるのを知りました。購読会員のままで4年近く過ぎました。折紙講師の資格も取ろうかと思いましたが、車イス生活で身体に障害がある身、一人では外出できません。これからも おりがみ を楽しみにしております。
佐賀県 筒井きぬよさん

新・福祉と折り紙をしっかりと、古い記事も読み返し勉強したいと思います。先日、窓の下にゴーヤの苗を2本植えました。夏の日差しをさえぎる緑のカーテンにできたらいいな~と思いながら。6月は衣替え、入梅、何かと忙しい月です。今、庭のあじさいがたくさんツボミをつけています。梅雨を待っているのでしょうか……。
兵庫県 林 悦子さん

「長グツの女の子」と「はあとでんでん」がよかったです。 6月の日めくりや11ページの ミニ知識 の内容を折り紙で紹介していてとてもよかったです。有料老人ホームで長い間折り紙を教えています。頭と指を働かせ、おしゃべりを交え、楽しくやっています。
東京都 稲見喜一さん

「ギター」がよかったです。細かく折ることがだんだん苦手になってきました。おりがみギャラリー、じっくり見ているとにっこりしてしまいました。いいですね、折り紙って!! ここ1~2年、ゆっくり見ることのなかった おりがみの本、端までじっくり見る時間が取れました。以前のように、おりがみ が届いてすぐ折ってみる時間(私の時間)を作りたいです。広島県 城迫孝子さん

四国旅行の帰りに神戸の天ぷら屋さんに行ったときのことです。お店のご主人が天ぷらをあげる合間に、なんと折り紙(はばたく鶴)を折ってくださいました。はばたく鶴は私も知らない人によく折ってあげるのでそのことを告げましたら、いちご、ベビーシューズ、首ふり犬と次々と、あっという間に折ってしまうので感心するやら、びっくりするやら。外国からのお客さんにとても喜ばれるそうです。何か新しい折り紙を知りませんか? と尋ねられましたが、すぐには思い浮かばず残念なことをしました(いつも手元に折り図があると、覚えようとしないので……)。折り紙のコミュニケーションの力をつくづく感じました。鳥取県 高階圭子さん

<みんなの作品展>
デイケアでのパネル作品展示 阿部久美子さん(神奈川県)
思いがけなくまた430号に私の作品のパネルを載せていただき、ありがとうございます。永田紀子先生からも早々とお電話をいただき、「すごいわね」と喜んでくださいました。今年になってからひなまつりやお節句の鯉のぼりを作り、近くのデイケアの方たちが楽しんでくださるので、取り替えのパネル作りを楽しんでいます。

生徒たちから展示の贈りもの 宮本まり代さん(北海道)
ある日、講師を務めている学校(北海道保育総合専門学校)の2Aクラスに行くと、授業で教えたワイシャツとネクタイを986個折って、授業の初めに展示してありました。こんな風に私に見せてくれたのは初めてです。2Aクラス以外の生徒も折り紙を出してくれたり、折ってくれたりして(先生も折ってくれたそうです)、1週間かけて仕上げたそうです。学校に教えに来てもう15年になりますが、一番感動したことです。これからも生徒たちのために喜ばれる作品を教え続けられるよう努力します。

基本形で作った作品展 秋吉好子さん(佐賀県)
私の勤務するくるみ保育園では、毎年一年間の制作を年度末に作品展として、ご父兄のみなさんに見ていただいています。折り紙大好きな私は子どもたちに「折る楽しさ」を伝えたくて、一年間毎月一つずつ基本形を教えてきました。今年で3年目になります。一昨年は2歳児でプーさん(15cm×15cm)、昨年は2歳児がロボット(6cm×6cm)、今年は1歳児と2歳児のたてわりクラスが2クラス(つきぐみ、ほしぐみ)でしたので、ミニーとミッキーに挑戦! 折り紙の大きさは5cm×5cm、やはり子どもの手の大きさを考えるとちょうどよいようでした。2歳児はざぶとん折りと三角を3回折って切った花と葉、1歳児には星を作りました。1、2歳児でも集中力と指先の動きのスゴさを改めて知ることができました。この楽しさをずっと持ち続けて「おりがみだ~いすき!」な子を増やしていきたいと思っています。

結婚式で折り紙が大活躍でした 柴本厚子さん(兵庫県)
5月28日(日)に娘が結婚式を挙げました。招待状には裏に新居の住所を印刷した桜のしおりを入れました。式の後の食事会では川崎ローズのテーブルフラワーをはじめ、いろいろな種類の鶴が会場を華やかにしてくれました。お越しいただいたお客様にも大変好評でした。

私の高知のよさこい雛 武内捷子さん(高知県)
ひなまつりは日本古典、女の子にとりましては優雅、健やか、成長を祈るだけでなく、夢とあこがれを求め続けている行事です。内裏びな、三人官女はよく折ってきましたが、今回新聞eco折り紙で創ってほしいとのお声をいただきチャレンジしました。着物に合う柄、色彩、大きさを新聞の中で探しながらだんだん夢が広がり、新聞で作ったとは思えないほど美しい七段飾りが仕上がりました。山梨明子さん創作の「ひなBOX」(391号/絶版)を参考にしました。BOXの中にはどのおひなさまにも風船、折り鶴がたくさん入っています。高知女流展に出展しました。一人で大変でしたが、かわいらしい人形を眺め満足しています。

病院で折り紙ボランティア 野元 眸さん(広島県)
私たちのサークルは“折り紙ボランティア”として月々の行事や花と小さな作品を作り、地元の日赤病院の院内10か所に飾っています。患者さんやお見舞いの方々の癒やしに少しでもなればとの思いからです。毎月2回集まり、テーマを決め、月刊おりがみを見ながら試作をします。1か月間飾り終えたものは望まれる方にさしあげています。作品を飾るために院内を歩いているとき、患者さんや看護師さん方の笑顔や、近寄ってじっとながめられている姿を見ると“こんな小さな折り紙が少しはお役に立てているのかナ……”と、こちらが励まされています。また、地域の「いきいきサロン」に招かれ、シーズンのものを折り、作品にしてさしあげたりもしています。みなさま生き生きと手と、頭と、口を動かし、私たちも楽しいひとときです。ボランティアを始めて7年になります。その分、年もとりましたが、生き生きとできるかぎり続けたいと思います。

「和紙の里めぐり」(新連載)五箇山和紙《富山県南砺市》
~加賀藩の手厚い保護のもと発展した和紙です。なお、有名な「こきりこ節」など五箇山の歌と踊は国の選定無形文化財に、また合掌造集落は世界遺産に指定されています~

<気候・風土>
平家の落人が隠れ住んだと伝えられる五箇山は庄川上流にあり、積雪が3mにおよぶ豪雪地帯です。そのため傾斜が急で大きな屋根を持つ合掌造りの家屋が生まれました。平成7(1995)年には岐阜県大野郡白川村の白川郷とともに白川郷・五箇山の合掌造り集落 として世界遺産に登録されています。明治元(1868)年発刊の 越中地誌略には 山間険阻ノ地ナレバ、水田ニ適セズ、稲米ヲ産セサルモ雑穀ヲ種エテ食用トシ、紙、生糸等ヲ多量ニ産シテ米ニ易ス。(中文略)紙ハ多クハ寒中ニ抄すキ、半紙、八寸2等数種ヲ出ス、中ニモ八寸ハ世ニ知ラレタル良紙ナリ とあります。

<紙の歴史>
五箇山は藩政時代加賀百万石の領地で、それ以前のものが見当たらないので断定はできませんが、近県の越前和紙や美濃和紙の紙かみ郷さとから、技術、技法、紙漉きの道具、紙の寸法、原料の処理、紙の漉き方などを導入した形跡がありません。しかもトチやケヤキの大木をくり抜いた紙漉き舟や、楮こうぞの皮を剥は ぐときに使う たくり舟 、皮を煮るときに使う灰箱など、極めて原始的な道具が残っている点は全国的にもほとんどその例がありません。したがって奈良や京都から直接伝えられた和紙の技法が山村の人々によって独自の和紙文化に形成されたものではないかと考察されています。合掌造りの大家屋の家々では多くの人を雇って、夏は焔硝(火薬)や楮の栽培、冬は紙漉きをするといった工場的な形態で和紙を製造していました。明治30(1896)年頃、初めて四国の伊予や土佐地方から半紙4枚取りや8枚取りが導入されました。これと同時に木材パルプを補助原料とする大量生産方式も試みられましたが、粗悪な紙が作られることとなり、このような紙は昭和30年代まで続きました。この頃から、五箇紙協同組合が中心となって、伝統的な五箇山和紙を残すために、さまざまな取り組みが行われました。宮本友精氏は、地元産の楮を雪で晒さらし、陸選り(掘りごたつの上などで紙料の塵取りを行うこと)して、木槌で手打ちする五箇山の古法を復活させました。

<製法(材料、技術)>
五箇山では7~8月頃になると晴天の日に、紙屋はそれぞれの持山で一斉に木を燃やして灰焼きをしました。この灰は楮を煮るときの灰汁を採るためです。楮黒皮5貫かん分(1 貫は3.75キロ)を煮るためには約2斗と(1斗は約18リットル)の灰が要るので、規模の小さな紙屋は囲炉裏の灰を1 年間ためておいて使用しましたが、大きな紙屋では灰焼きの他に炭焼きの灰も使用しました。楮の煮熟は麻布や藁わらを桶の底に敷き、そこに灰を入れ、次に水を加えて底の栓を抜きます。これを数回くり返してアルカリ成分を完全に抽出し、この液で楮を約2時間煮詰めます。漉いた紙は翌日1日がかりで重石や天秤釣りで圧搾します。藁の穂先で作った刷毛で板に貼り付けて乾燥させます。雪の多い五箇山地方では晴天の日が少ないため、この板を囲炉裏の周囲に立てかけ、大量の薪を燃やして紙を乾燥させていました。昭和57(1982)年に、五箇山の伝統和紙の継承と若者の定着を目標に 平村和紙工芸研究館 (現在は和紙工芸館と改称)が設置されました。長期滞在の和紙研究者も多く、和紙の製造や和紙工芸品の開発技法を学んでいます。

五箇山 和紙の里
平成8(1996)年に完成。五箇山和紙の歴史資料や多彩な和紙製品、製造工程を紹介しているほか、全国各地の有名和紙やパピルスなど世界の和紙を展示しています。また五箇山和紙を漉くことができる和紙体験館 もあります。9月17日(土)から 第15回全国和紙ちぎり絵展 、10月1日(土)からは 第21回五箇山和紙まつり が開催されます。

〔五箇山 和紙の里〕
〒939-1905富山県南砺市東中江215
電話:0763-66-2223
FAX:0763-66-225

【支部だより】
兵庫県 神戸支部 サークル紙ふうせん 支部長 柴本厚子

神戸では5月15日(日)、今年は特に東日本大震災被災地支援をテーマとして恒例の 神戸まつりメーンフェスティバル が開かれました。毎回100万人と報じられる人出のこの会場に、私たちも毎年 おりがみ教室 を出展しています。大半のメンバーが阪神・淡路大震災を経験した私たちは、支部設立以前から折り紙の研究や普及活動のほか、行政や地域の各団体と協同して阪神・淡路大震災の教訓を次の世代に語り継ぐ活動も展開しています。そこで今回は、その活動をご一緒させていただいている日本赤十字社兵庫県支部、兵庫県声の図書赤十字奉仕団とともに、復興都市神戸から被災地の皆様にお届けする応援メッセージの募集を企画しました。
ご来場の皆様にメッセージを書いていただいた後、朝日 勇先生の小人を折っていただき、その指導の間にメッセージを点訳し、その場でメッセージと点訳文、折り紙作品を一枚のカードに貼り込むというスタイルで、一日限りの祭りながら200通近いカードが仕上がりました。カードは被災地へお出向きの日赤兵庫の皆様に託し、主に現地の避難所や診察所で被災者の皆様に差し上げることになっています。
被災された皆様、そして復興にお取り組みの皆様にはどうぞご自愛のほどお祈り申し上げます。私たちも微力ながら息長く応援させていただきます。

折り紙で支援活動
河野セイ子/福島県 福島支部 かたくり 支部長

3月11日(金)、ものすごい揺れとともにやって来た地震と津波、想像を絶する被害に見舞われた東北各地から避難してくる方々の生活を見て言葉もありませんでした。当地方、それに追い討ちをかけたのが原発事故です。目に見えない、汚染された空気と風評との戦い、精神的にも追い詰められる毎日でした。マスクに帽子、ジャンパーがセットのような生活が続きました。電車が不通、ガソリン不足、ライフラインが絶たれどこへ行っても長蛇の列、空気の汚染……四苦八苦の生活の中でも、避難して来る子どもたちのあどけない姿を目にしていると何かお手伝いしたいと思い、皆で義援金を募り4月9日(土)に福島民友社へ届けました。3月30日(水)、皆で心をこめて作った作品を避難所へ届けることから始まり、4月21日(木)あづま総合体育館へボランティアに出かけました。皆さんから送っていただいたパンダ、六角メンコ、でんぐりかえる、などなどたくさんの動くおもちゃ、遊べるものを用意することができました。一枚の紙でも容器になり、心ばかりのアメを入れてたくさん持っていき、それを手にした方々の笑顔は忘れられません。折り紙っていいなあ!! 心をいやすことができる、会話が生まれる、じっとしてうつむいている方も少しずつ上を向いてくれる、と楽しくなりました。これも皆さんの愛情の賜物と深く感謝いたしております。
今、福島県はいろいろな困難の中にありますが、いつか花咲くときが来る、有名な花見山を皆で深呼吸しながら愛でることができると夢見つつ、今年はひまわりの花をたくさん咲かせていきたいと念じております。折り紙を通して言葉にならない宝物をいただきました。子どもの声がこだまする戸外、窓を開け放し新鮮な空気が通り抜ける室内、平穏な公園の緑……、元の生活に戻れるときを待って、今後も会員とともに楽しく折り紙を続けられたらいいなあと考えております。

ワールドオリガミレポート
「Mi ジャパン」フェスティバルに参加 渡辺 栄(山口県)

5月20日(金)~22日(日)の3日間、イタリアのミラノのウマニタリアという元修道院で、日本の文化を紹介するイベント Mi Japan 2011 for Japan(ミラノジャパンフェスティバル)に参加しましたのでご報告いたします。この催しは昨年の10月、ミラノで初めての日本関連総合イベント(茶道、武術、マンガなど)として開催され、3,500名を超える来場者があったものです。私は昨年に続き2度目の参加となりました。会場は、伝統、和食、ハイテク/エコロジー、ライフスタイルの4つの分野にわかれていました。私たち夫婦は アルテデラ カルタジャポネーゼ(日本の紙の芸術) という名のブースで 和紙、折り紙、千代紙などの作品と、おりがみ4か国語テキストや月刊おりがみ も展示させていただきました。また3日間にわたり折り紙教室を開き、多くのイタリア人が参加して折り紙を折りました。鶴、金魚、アイリスを講習し、とても好評でした。
私たちのすぐ隣のブースは江間充祐さんの 極小折り鶴 でした。来場した人たちが興味深く、極小鶴を 信じられない! と言って見ておりました。

極小折り鶴を展示 江間 充祐(静岡県)

私は長年、1cm角以下の紙で折った折り鶴や連鶴の制作をしていますが、今回、その作品が主催者の目に留まり、イタリアのミラノで極小折り鶴を紹介する機会を得ることができました。展示した作品は、2mm角の紙を折った折り鶴や、海外では珍しいと喜ばれる5円玉の穴に折り鶴を入れたもの、それから扇の連鶴などです。また、桑名の千羽鶴(秘傳千羽鶴折形)の 青海波を応用して、イタリア・日本両国の国旗にした連鶴や、鯉のぼりの極小版なども製作・展示しました。折り鶴や折り紙の美しさは、すでに広く知られているところです。その折り鶴・折り紙を極小サイズにすることで、日本人の器用さ・繊細さも伝えることができたらと思い、これまで極小折り鶴を折ってきましたが、今回のイベントで少しは伝わったのではないかと思います。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「夏休み」
夏を代表する虫、その鳴き声が夏を演出するBGMでもあるセミ。気温や時期によって鳴く種類も違います。夏の到来を告げたり、聞くと暑さが増すように感じたり、逆に涼しげだったり。そして夏休みも終盤、ツクツクホーシが聞こえると宿題の追い込み時期。「絵日記まだ書いてない、あの日なにしてたカナカナ、つくづく惜しい」といつの間にかセミと同化していたりします。
長い長い地中生活を終えて地上でいっせいに「夏」をうたってくれるセミの声に耳を傾け、夏を感じてはいかがでしょうか。

①☆あたりはずれのあるフルーツトマト・青柳祥子
お店でよく果物の隣に「甘さ保証」なんて書いてあります。でも食べてみるとすっぱ~い。こんな経験ありませんか? 表がポケットになっているのでその中に、あたり、はずれのくじを入れるとおもしろいかなと思いました。カレンダーのポケットとしても使えそうです。

②☆なすび・石田敞惠
子どものころから大好きななすびは献立には欠かせません。一年じゅう食べられますので、とても嬉しいです。折り紙を持って、目を閉じてなすびを思い出していますと、すぐに折れました。⑫⑬を折るとき、かどが出ないように気をつけています。

③トロロアオイ・川手章子
④~⑫は⑬の形をイメージして折ってみてくださいね。折りすすめると中からお花がパッと開いて咲いてくれます。折り紙の色を工夫するといろんな花が楽しめます。

④ひまわり・小宮はじめ
このひまわりは、表と裏でそれぞれでたとう折りをするので、たとう折りの技法の練習になります。集約して紙が小さくなるので大きな紙で折ることを推奨します。しっかりマスターしてきれいに咲かせてください。

⑤飛び込み選手・丹羽兌子
1981年初出の古い作品です。ユニットが初めての方にもお勧めです。また、「ユニット折り紙ファンタジー」(2010年日貿出版社発行)に「とんがり帽子」として復活。他の組み方も載っているので興味のある方はごらんください。

⑥ナップサック・青柳祥子
このナップサックは、本体がさなぎで、ポケットが羽化した蝶、ひもはさなぎになる前の毛虫。それらを組み合わせると、できた作品です。30cm角くらいのサイズで折るとしっかりしたものが入ります。

⑦パジャマ・川手章子
一日の疲れから開放され、ユッタリとくつろげるパジャマ。今まで着たいろんなパジャマを思い出します。いろんな折り紙で折って、今日はコレ、明日はコレ…と楽しむのもいいかな…と思います。大中小でも折ってみてください。

⑧☆せみ・松野幸彦
伝承のせみから羽の部分だけ白くなるように工夫された作品です。右ページに伝承作品を紹介しましたので折り比べてみてください。

~おってあそぼう!~飛んで飛んで・畠山久子
紙を飛ばしてみたいと子どものころから思っていました。飛んでほしいとの願いから、この作品名を付けました

⑨チャレンジ・コーナー パンダ・川畑文昭
1985年の創作ですから、今から26年前の作品です。中国に旅行に行って初めてパンダを見た後、そのときの印象に基づき創作した記憶があります。現在では、立体造形のパンダ作品も創作済みですが、今、当時の作品を見てみると、平面的な造形の味わいも改めて感じます。

⑩くじら・松野幸彦
この作品は魚の基本形の中央部にすき間をとった形になっていて、311号(絶版)掲載の松野さん作の「さめ・しゅもくざめ・くじら」のバリエーションです。ナガスクジラをイメージした作品です。

⑪イソギンチャク・笠原邦彦
水に棲む生きものたちは、実に多様性に富んでいて、くふうを楽しみ始めると、あれもこれもと止まるところを知らない。35年前のそんな楽しいくふうの一つを取り上げていただけ、その折の喜びがよみがえってきました。

⑫ハートに鶴・小林俊彦
「鶴のバリエーション13点」という一連の作品の中のひとつです。ほかの9点をP50のおりがみガーデンで紹介しています。33は伝承の舟(ボート)と同じような技法で、ひっくり返すようにして形をととのえます。

ミニ知識
●臨海学校、林間学校……臨海学校は海水浴や保養のために、海岸で開催・設置される学校施設で、1891(明治24)年に学習院が男子生徒を対象に実施したものが最初とされています。その後、水泳が男子中等学校における課外体育活動として採用されました。当時は校内にプールがある学校が少なく、海水浴場で合宿訓練しなければならなかったので、臨海学校が広まりました。また、大正時代中ごろになると女性の海水浴が社会的に容認されるようになり、高等女学校や女子師範学校でも臨海学校が採用され、やがて小学校にも波及します。一方、林間学校は山麓や高原での保養や身体訓練などのための学校施設で、臨海学校より歴史は新しいそうです。虚弱児の保養と健康回復のため、1905(明治38)年、東京市の精華小学校が群馬県に設けた施設が最初とされます。第二次世界大戦後の1950年代以降、臨海学校、林間学校ともに夏の恒例の学校課外行事として定着し、自然や集団生活のルールを学ぶ場となっています。

●飛び込み……高い所から水中に飛び込むことは水泳の歴史と同じくらい古いものです。できばえを競う近代スポーツとしては19世紀末にヨーロッパで始まり、オリンピックでは高飛び込みが、1904(明治37)年に第3回セントルイス大会で正式競技として採用されました。日本で、飛び込みがスポーツとして行われるようになったのは、1917(大正6)年、東京神田にYMCA室内プールが建設され、飛板が設置されたことがきっかけです。

●トロロアオイ……アオイ科の一年草で、夏の朝に大きなうす黄色の5弁花を咲かせ、夕方にはしぼみます。中国から黄蜀葵根という名前で、のどの腫れや胃の痛みに効く薬として伝わりました。根をすりつぶして取る粘液は、和紙独特の製法である流し漉きで、紙を漉く時に紙料液の繊維をばらばらにする粘剤として使用されるようになりました。この花が「ねり」と呼ばれる理由です。

●パジャマ……ウルドゥ語で「足」という意味と「衣服」の意味から来ています。インドの男性がはいていた、ゆったりとしたズボンのピジャマを、19世紀頃にイギリス人が寝巻としてはくようになったことから、英語でこの形の寝巻を「パジャマ(pyjamas)」と表すようになりました。なお、アメリカの10代の少年少女たちが、パジャマ持参で友だちの家に泊まりこんで遊ぶことを「パジャマパーティー」といいます。

●イソギンチャク……海中の岩の上などに定着していますが、時速数㎝程度で足盤を使って動くことができます。たくさんの触手が花のように出ているのが特徴です。イソギンチャクの中には、食用になる種類もあり、九州の有明海沿岸では「イシワケイソギンチャク」を味噌煮や唐揚げなどで食べる習慣があるそうです。

●パインの日……8月1日。パインの語呂合わせから、1990(平成2)年に沖縄県パイン・果樹生産振興対策協議会が制定し、8月1日から31日までを「パイン消費拡大月間」にしています。また、8月17日も語呂合わせからパイナップルの日になっています。これは生鮮果実や野菜の生産、販売、加工を行っている株式会社ドールが制定しています。パイナップルを食べ過ぎると、口の中がピリピリと痛くなることがありますが、これはブロメラインと呼ばれる酵素が口の中を刺激するためです。ブロメラインは肉を柔らかくし、また肉類の消化を助ける作用があり、酢豚にパイナップルを入れるのはこのためです。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、ポプラディア(ポプラ社)、えごよみ事典(平凡社)、図解スポーツ大百科(悠書館)、記念日•祝日の事典(東京堂書店)、植物和名の語源(八坂書房)、植物と行事(朝日新聞社)、ねむり衣の文化誌(冬青社)、集団宿泊学習の実践(東洋館出版社)、子どものための野外教育(泰流社)、日本の川遊び(岩波書店)、現代体育スポーツ大系(講談社)、遊びの大事典(東京書籍)、サンゴ礁の仲間(水中造形センター)、和紙の風土(駸々堂出版)、和紙の手帖(全国手すき和紙連合会)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。
第4回は、児童館やデイサービスなどで折り紙の楽しさを広めている、吹田支部「折り紙玉手箱」支部長、大阪府の渡辺眞寿美さんです。

折り紙は希望のあかり、道しるべ 渡辺眞寿美(大阪府)

折り紙は心と心をつなぐ希望のあかり
「久保さん、こんにちは」という私の声に向かって一礼、「今日は何を教えてもらえるか?とワクワクしています」と、駅まで迎えに行った私に声をかけてくださいます。高槻からバス、電車を乗り継いで来られる全盲の久保光広さん。「私こそ久保さんのおかげで動物や昆虫など苦手な分野にも挑戦でき、勉強させてもらっています」とおしゃべりしながら会場の図書館へ。2005年から早いもので6年になります。講師を引き受けるかどうか、ずいぶん悩みました。以前参加した「折紙シンポジウム」の高齢者・障害者部会で、加瀬三郎先生が折り紙を習いたいと思ったとき、目が見えないということで断られたという話を聞いたばかりだったので…。いろいろな人に相談しましたが、落合けい子先生(町田支部長)が「とりあえず会ってみなさい。それから考えたらいいじゃないですか」と言ってくださったことで踏ん切りがつきました。初めて久保さんにお会いしたとき、広告紙で折った伝承のカエルを持って来られて、不安はなくなりました!! 案ずるより産むが易しです。折り方の説明など言葉にも気をつけますが、折ったものにさわってもらうのが一番よくわかってもらえます。久保さんは「おりがみ4か国語テキスト」で基本に取り組み、折紙講師の資格も取得されました。毎年、吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」での七夕まつりに出展もしています。

折り紙は生きる希望のあかり
今は亡き岡山の母のことです。脳梗塞で半身不随になりベッドの上で「いつも皆に迷惑ばかりかけるから」と悲観的なことばかり言って生きる希望も失いかけていました。病院に折り紙が飾ってあったので、「見るだけより右手が動くのだからやってみる?」とすすめてみました。「例えばチューリップの花は、三角に折って横の部分を折り上げるだけ。いっぱい折るとお花畑になるよ…。」とは言ったものの、耳は聴こえず、片方の目は子どものころ失明、もう片方は10cmくらい近づけるとかすかに見える程度でした。「折り紙の本は見ているだけでも楽しい。図を見て、自分で好きなように作ったらいいよ」と言って、らくがき帳に貼ってもらいました。帰省するたびに何冊にもなった作品を見せてくれて、とても感動しました。「すごいね」とほめると、みるみるやる気を出して、家に来てくださる介護の方にも教えてあげるようになり、生き生きしてきました。らくがき帳は10冊くらいになり、地域の文化祭にも展示してもらいました。そうして母は4年間折り続け、90歳で亡くなりました。「折り紙玉手箱」の作品展でも母の遺作集を展示、その前でいつまでもずっと見ていてくださった方がいました。

折り紙は明日へ向かう希望の道しるべ
今、数か所の高齢者の折り紙教室へ指導に行っていますが、どの教室でも一人か二人は「目が見えない、手が震えるから折り紙やめなあかん」と気弱になる方がいます。「足も口も元気やろ。しゃべりに来たらええねんで」と私は言います。必ず作品ができるよと励まし、自分で折ったという満足感を味わっていただくために、手助けをしてあげます。デイサービスに来られた90歳近い男性は、できあがった作品(おひなさま)に感動して涙を流し、こちらも心温まるものを感じました。「何か知らんけど折り紙の日だけは元気が出る」とよく言われます。たった一枚の紙から夢が広がります。楽しくおしゃべりしながら心をかよわせて、折り紙仲間の輪(和)が広がればうれしいです。折り紙は世代を越えて夢中になれて、大人も子どももともにわかちあえる時間がもてます。本当に折り紙をやってきてよかったと心から思います。
最近は、「聞く力、集中力のつく幼児(3歳)からの折り紙親子教室」に力を入れています。保育園の先生、父母会など親子のふれあいに、人と人とのコミュニケーションに折り紙が生かされるよう、少しでも役に立てたらと日々活動しています。保育園に25年勤務して、子どもとかかわりを持てたことが、今とても活かされていると思います。

<読者の広場>
●鯉のぼりをたくさん折ってみました 大塚則子さん(静岡県)
折り紙で作ったバラの花を知人よりいただき、その美しさに魅了され、早くも4年。今年の2月、日本折紙協会に入会しました。我が家のテーブルの上はいつも折り紙ばかりです。孫達にお友達に、たびたび折り紙は活躍しています。ですからいただき物の包装紙は捨てられません。私は老人ホームに勤務しており、入所者のみなさんが喜んでくれる物を作りたいといつも思っています。ちなみに今月(5月)は鯉のぼりの折り紙を食堂に掲示しています(『429号』の半田丈直様の作品)。ありがとうございました。たくさん折ってみました。

●枝にとまった千羽鶴 川上桃子さん(東京都)
いつも楽しく月刊 おりがみ を読ませていただいております。今回久しぶりに鶴を折りました。千羽折り、少しずつ枝につけて友達に差し上げました。とても喜んでくれました。残りを協会事務局にお送りします。少しの間だけでも飾っていただけたらうれしいです。

<429号の感想>
「ぶたがとぶなんてまさか! 、あやしの忍者、ハムスターのハムちゃん」は子どもに喜ばれそうなものでよかったです。 折り紙の知的財産権に関する活動報告 を興味深く読みました。「新・福祉と折り紙」は福祉関係の仕事をしていますので興味を持ちました。
難しそうですが カーネーション に挑戦しようと思っています。一枚で折れるのが嬉しいです。手紙を書くことが好きで、その中に折り紙を入れています。季節に合った薄くて小さな作品が載れば嬉しいです。(兵庫県 坪井泰子さん)

クイズ 頭の体操 に応募する寸前に、今度の震災です。日本折紙協会会員のみなさま、ご無事でありますように。被災地のテレビの映像の中で、幼い子どもと折り紙を折る高校生の姿がありました。外国では募金の協力者にお礼のしるしとして、胸に折り鶴をつけているとラジオで聞きました。みなさま、折り紙で心が癒されているようです。(埼玉県 西塚ミヱ子さん)

49ページの 支部だより と50ページの連載「和紙の里めぐり・上川崎和紙」がよかったです。上川崎は一度訪ねてみたいです。月刊おりがみの編集は知的でよいです。リハビリ中にできなかったことを乗り越えられたことがあり、折り紙も一つの線に心をこめて集中してやるとできます!! 学生時代を思い出して。(岩手県 長谷川静子さん)

おりがみカーニバル入賞作品紹介の作品がとてもすばらしかったです。解説があり、とてもよくわかりました。とても細かいものやおしゃれな作品があり、私もチャレンジしてみたくなりました。今月号は季節に合った作品が多く出ていて、折ってみて楽しかったです。おりがみガーデン に載っている作品の折り図や簡単な紹介があれば楽しいと思います。だんだんと暖かくなり、きれいな花が多く見られるようになりました。私は最近、押し花をするようになりました。しおりや部屋の飾りにしたり、やってみると楽しくなります。タンポポやスミレなど野草もかわいらしくていいですよ。
(香川県 香川望恵さん)

今月号の カーネーション はむずかしかったです。4回目でやっと折れました。けど、折り紙の花で生け花みたいにすると、げんかんにかざれるのでいいです!! Piazza NOA はいろいろなじょうほうが手に入るのでいいですね!!\(^v^)/ 月刊 おりがみ が新しくなり、さらに読みやすくなりました。口絵が前よりふえたので、いろいろとアイディアがでてきます。今、きょう味を持っていることは、切り絵です。今月号でいえば、かぶとのうしろに、まるっこいみたいなやつをおいたらよくなったと、私の中では思っています。学校では今月号のかぶとをお楽しみ会で使う予定です。
(三重県 森永寿美子さん)

毎月、愛読していますが、 428号から内容が変わりましたネ。今後も私たち会員に希望を与えてください。ご発展をお祈りします。折り紙をしているときが私の 至福 のひとときです。
(石川県 菊地紀子さん)

19ページの 鯉のぼり を小学1年生の孫娘と一緒に折りました。お父さん、お母さん、弟にあげるためにたくさん折ると、箱いっぱいになりました。おりがみカーニバル入賞作品紹介 、どの作品を見ましても、うっとりです。色彩がすばらしい、アイディアもよい、人を魅了します。春のふんわり暖かい日、外の石段の上で孫娘に 425号 の福うさぎ を教えていると、近所の5歳から小学1年生の女の子たちがやってきて一緒に折りました。とても喜んで、また教えてと言って帰りました。一番満足しているのは私です。(高知県 楠瀬悦子さん)

5月にふさわしい折り紙の紹介で、震災でストップしていた制作意欲が出てきました。チャレンジしたい作品もあるのですが、用紙の入手方法についても紹介があるといいですネ。和紙を使った花を作品を折ってみたいです。(茨城県 松井 修さん)

「桃太郎」を楽しみに待っていましたが、いい形になりません。また落ち着いて折ってみるつもりです。「あやしの忍者」はユーモアがあっていい作品だと思います。伝承のしゅりけんを折って、孫と遊んだときのことを思い出しました(孫たちも大きくなり、今はサッカーに夢中です)。 折り紙の知的財産権に関する活動報告 を読みました。中で引用されていた英文を日本語で訳していただきたかったと思います(久しぶりに辞書をひいて読んだのですが、あまり自信がありません)。そうすればもっと問題点がはっきり理解できたと思いますので。東日本大震災、自分なりにできることとして少しばかりですが義援金を送りました。 430号で盛岡支部 さくら会 の活動を知り、近くに住んでいれば協力したいと思いました。早くみなさまが元気になって欲しいと思っています。
(鳥取県 高階圭子さん)

<みんなの作品展>
折紙国際倶楽部、第1回作品展 秋山美代子(神奈川県)
4月12日(火)~17日(日)、八王子市(東京都)の村むら内うちファニチャー・コミュニティスペースで、第1回折紙国際倶楽部(OIC)の作品展を開催しました。2年前の「小倉隆子と秋山美代子 二人展」と同じ会場です。小倉隆子OIC代表と私秋山と会員たちの折り紙作品を展示しました。“1枚の紙が世界を羽ばたく”をテーマに、東日本大震災の義援金送金も目的でした。九州などの遠方からも折り紙愛好家の方々が大勢お見えになりました。6回の折り紙教室も盛況で、楽しいときを過ごすことができました。期間中、約250名の方が来場くださり、集まりました義援金10万円は日本赤十字社を通じて送金させていただきました。誌面をお借りしまして、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

折り鶴とフレームに励ましのメッセージ 相馬効子(東京都)
東日本大震災の被災地の方々に少しでも元気を出していただきたいと考え、折り鶴で励ましのメッセージを描くことを思いつきました。折り鶴には平和、祈り、願い… など、さまざまな意味が込められています。今回の地震でも多くの犠牲者が出ました。その方々のご冥福をお祈りしながら、3枚のフレームを作らせていただきました。さっそく雷門の商店街で開催する義援金を募るイベントに使っていただくことになりました。おかげさまでたくさんの方々が参加してくださり、私たちが作ったフレームも一役買うことができました。「ともに歩んでいきましょう」の一枚は、集まった義援金やみなさんによって書かれたメッセージなどとともに、避難所になっている小学校へ町会を通じ送らせていただきました。ほかの2枚も避難所へ送る予定でしたが、日にちがたつにつれて皆さんの移動などもあり、送るのが難しくなってしまいました。そこで毎年「平和のオブジェ」の制作でお世話になっているスタッフの方に相談したところ、墨田区役所の1階のロビー(義援金の箱付近)に展示してくださることになりました。エスカレーターの上り口で、皆さんの目に留まり、寄付をしてくださる方も増えるのでは… と期待しています。また、先日テレビで外国在住の方が現地で折り鶴を教え、一緒に羽にメッセージを書いている映像を見ました。それにヒントを得て、私たちも励ましの言葉を被災地の方々にお届けしたいと思い、皆さんに呼びかけましたところ、さっそく温かい言葉が書かれた鶴がたくさん集まっています。復興までには、まだまだ長い月日がかかりそうです。日本の国全体に本当の春が来て、笑顔を取り戻せる日が来ることを願ってやみません。ささやかなことでも私たちにできることを考え、息の長い応援をしていきたいと思っています。

「和紙の里めぐり」(新連載)フキ紙《北海道釧路市音別町》
~北海道でもかつて楮や三椏による和紙が作られていました。今回紹介する紙の原料は、地域特産の植物です~

<気候・風土>
釧路市音別町(旧・白糠郡音別町)は、北部に阿寒山系に属する標高300~500mの丘陵地帯が広がり、東南部に向けて低くなっています。南北に走る多数の沢沿いにある狭小な土地の他、音別、尺別、直別、馬主来の各河川流域では平坦地が広がっています。年間平均気温が5~6度と低く、盛夏期においても平均17~18度程度にとどまり、最高でも25度を超えることは稀です。梅雨はなく春から夏にかけて南東の微風にのって海霧が発生することもありますが、夏の後半から秋にかけて快晴の日が多く、台風の影響はほとんどありません。また、冬は降雪量も少なく、晴天の日が続きます。音別はアイヌ語の オ・ム・ペッ(川口がふさがる)という意味です。

<紙の歴史>
音別は昔から多くの山菜が自生し、特に2mを超す蕗は 音別ふき として有名です。山菜加工施設から年間約30トンの蕗皮が廃棄されていましたが、この蕗皮には良質のパルプが含まれていることがわかりました。1987(昭和62)年に産炭地域活性化支援事業として指定を受けたことをきっかけに、音別の特産品の蕗を利用した紙の研究開発を重ねました。不純物の除去などで2年以上の研究の末、フキ紙の手漉きに成功しました。
「富貴紙」と名付け、新しい特産品として生産・販売をしていた「音別町振興公社」が、2006 年に解散し、残念ながら現在は市販されていません。

<製法(材料、技術)>
一般的な和紙の作り方と大きな違いはなく、以下のように行われます。
〔刈り取り〕野や山に自生する蕗を採取する
〔茹でる・皮剥ぎ〕加工場で皮を剥ぐ。身は食料にする。
〔水晒さらし〕剥いだ皮をアク抜きするため水に晒す。蕗1kg、重曹0.3gの割合で約4時間皮を浸す。
〔切断〕蕗の皮を適当な長さにする。
〔蒸す(煮熟)〕圧力釜で蒸す。
〔水洗い〕皮に付いている不純物や重曹を洗い流す。
〔叩解〕ビーターという機械を使って靱皮繊維を解きほぐし、適当な長さにするために叩たたきます。
〔水洗い〕靱皮繊維に付く不純物を洗い流す。
〔紙漉き〕
〔脱水〕漉き上げた和紙は圧力を加え一晩置く。
〔乾燥〕鉄板乾燥や天日乾燥で乾かす。でき上がった和紙は葉書やレターセット、また音別の小・中学校では卒業証書にも使われています。

釧路市音別町体験学習センター「こころみ」について
旧音別町で廃校となった、音別町立二俣小学校を活用した宿泊型体験学習施設です。釧路市内や管内小・中学校での宿泊研修や部活動の合宿の場として、また、道内外からの観光客にも利用されています。紙漉き体験は所要時間約2時間、 料金:1人300円より(別途、学習室使用料、暖房料加算有)、本格的な和紙を漉きます。これだけでも貴重な体験ですが、 こころみ では、フキ紙漉きを体験することができます。完成すると一人一人が違う模様に漉きあがり、絵手紙や俳句が趣味の方々にも好評です。

〔釧路市音別町体験学習センター「こころみ」〕
〒088-0104釧路市音別町字音別原野基線138-46
電話:01547-6-9000 FAX:01547-6-9001

【支部だより】
東日本大震災救援・チャリティーおりがみ教室
山下 明/京都府 京都支部「古都折紙倶楽部」支部長

4月17日(日)、京都駅前のキャンパスプラザ京都で、京都支部主催「東日本大震災救援・チャリティーおりがみ教室」を開催しました。3月11日に起きた東日本大震災による甚大な被害を少しでも救援しようと、関西の折り紙愛好家が力をあわせて、広く一般市民にも呼び掛けました。
日本折紙協会大阪支部をはじめ関西の多くの支部や市民団体、そして「日本折り紙ヒコーキ協会」のあわせて10団体が、後援団体としてご協力くださり、78名の参加により2時間半、主催・後援団体の4人の講師の先生から、たっぷりといろんな折り鶴を教わりながら、被災地の一日も早い復興を祈りました。この教室では、義援金を募るだけでなく、「被災されたみなさんの笑顔を取り戻そう!」と、「がんばれメッセージ」をつけた折り鶴をひとりひとりが折って箱に入れ、被災地へ送ることにしました。お預かりした義援金(参加費全額と自由寄付)は83,983円になり、翌日以後にも「都合で参加できなかったけど、私も寄付させて!」と、5名の方から申し出があり、合計88,983円を、京都新聞社会福祉事業団を通じて被災地へお送りしました。ご協力頂いた後援団体名を記して、感謝を申し上げます。

金沢支部主催 折紙講師講習会の報告
田中稔憲/石川県 金沢支部「金沢おりがみの会」支部長

5月7日(土)~8日(日)に加賀市山代温泉の山下屋で折紙講師講習会を行いました。草加越谷支部の中島 進支部長(日本折紙協会理事)にもご協力いただき、充実した研修会になりました。大きい紙を使って空中で折ったり、実技を中心に教材研究を練習しました。たくさんの受講者に対して、プロジェクターを使っての講習の仕方も注意点や必要な技術に関して事例を挙げてお話ししました。中でも受講者役と講師役に分かれて、全員、模擬講習をしたことが最もよい勉強になったようでした。自分の長所や癖に気づき、講師としての力量の向上につながったと思っています。経験の浅い方は今後に自信が持てたようでした。ただ、早く熟練した講師になってほしいという気持ちから、内容が多くなってしまったので、これからはもっとゆとりのある研修にしたいと思います。まだまだ身につけて貰いたい知識や技術がありますから、今後も何回か計画したいと思います。そして、ゆくゆくは折紙講師の研究会設立の機運が高まればと考えています。

第12回 信州おりがみ交流会 報告
成田光昭/長野県 信濃支部「りんどう」支部長

4月23日(土)、24日(日)の2日間、信濃支部「りんどう」主催による第12回信州おりがみ交流会を長野市勤労者女性会館しなのきにおいて開催しました。この日を迎えるにあたって、震災後の開催に熟慮しましたが、何人かの助言をいただきながら、地元の人との相談を重ね、首都圏の混乱回避の見通しがついたことから、被災された方々に配慮しながらの開催を決めました。この決定に180名の方に賛同いただき、今回も全国から皆さまをお迎えしました。今回のゲストは月刊おりがみでもおなじみの青柳祥子さんです。以前、シンポジウムで講演を伺う機会があり、折り紙をプレゼンテーションする内容に[目から鱗]の一人となり、いずれゲストとしてお迎えしたいと思っておりました。海外在住時から親交をいただき、ご主人が信州出身ということもあり今回、快くお引き受けいただきました。また、初めての試みとして全体講習を行いました。早速、青柳さんに登壇いただき、オーストラリア在住時に折り紙を始めるきっかけから折り紙活動を展開する様子を画像やジェスチャーを交えながらわかりやすく、楽しくご披露いただきました。折り紙作品の傑作を世に送りながら、感心するプレゼンテーションは、海外での活動が基本となっているのだとあらためて感じました。講演をサポートする立場では、長年の繰越資金の積み重ねで購入したパソコンと撮影機材(webカメラ)が大活躍しました。画像や折り図の掲示を演者の講演と息を合わせるのはなかなか大変ですが、とても楽しかったです(強力な助っ人に感謝します)。
全体講習のほか、延べ42の教室を設定し、全国からたくさんの講師の方々が協力してくれました。受講された方にとっては教室を選択するのにかなり迷われたのではと思います。
今回の大会で特に感じられたのが、全国の大会スタッフの方々がそれぞれの役割を十分理解して的確な行動で大会運営にあたっていただいたことです。さらに地元会員のご家族の方や地元参加者の中学生が私たちに及ばない十分な力になってくれました。震災後のややもすると落ち込む中、全員一丸となって大会を盛り上げようという雰囲気に満ち溢れていた大会だったと思います。
3月12日深夜に発生した長野県北部地震被災地にあてて企画した義援金つき作品交換会に際しましては、たくさんの作品と義援金のご協力を賜りありがとうございます。集められた19 万円余りの現金は3分の2を被災者(長野県栄村)にお送りし、3分の1を折紙協会建物の補修費用の一部に充てさせていただきました。この場を借りてお礼と報告を申し上げます。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「七夕」
東北三大祭りのひとつ、仙台の七夕祭りでの大きな目玉となっているのが「くす玉」です。古来、中国で端午の節供などに使われてきた「薬玉」とは趣を異にしますが、吹流しとよばれる紙テープを下げたとても華やかな飾りは、今ではすっかり七夕飾りの主役となっています。折り紙では、「くす玉」は単体を組み合わせる「ユニット折り紙」のジャンルとしてとても人気があります。今月号のくす玉は、かどがはっきりした、輝く星のような形が特徴です。折り紙で作る七夕の笹飾り、みんなの願いごとがかないますように。

①織姫・彦星・津留見裕子
子どもの頃、育った東京でも天の川を一度だけ見たことがあります。それが、いつの間にか天の川が見られるところがなくなってしまいました。織姫、彦星にとっては、地上から見られることが減り、ゆっくり再会を楽しんでいるのかも…。

②着物の短冊・くわばら さよこ
見えなくてもあるのが不夜城の星。天の川の出番も短冊の上ばかりですが、日本の平穏を願わずにはいられません。簡単に折れるようにと考えた着物なので、今年の七夕には、厄災を除ける形代として役立てばと思います。

③星に乗って・川手章子
星形のケースができあがったところで、とがった部分にお顔をセットしたら楽しそう…と思いました。銀河を仲良しお友だちと乗り回したら楽しそうだと一人で勝手に思いました。みんな楽しそうにニコニコしています。

④ディンプルブロック・川手章子
ディンプルは“えくぼ”の意味と辞書に載っていて、この名前を付けてみました。一つのブロックに仕上げるところが楽しく思いました。二つをそれぞれ違った色にしてもよさそうです。⑲は難しいですが、少しずつ押し込んでみてください。

⑤大星形十二面体・布施知子
1981年初出の古い作品です。ユニットが初めての方にもお勧めです。また、「ユニット折り紙ファンタジー」(2010年日貿出版社発行)に「とんがり帽子」として復活。他の組み方も載っているので興味のある方はごらんください。

⑥くす玉こんぺいとう・高山鈴子
単体の数が少なく、組み合わせも易しくて、教室や講習会など限られた時間内で、仕上がる作品ができました。お好みの紙で、たくさん折って、楽しんでください。

⑦バラユニット・畠山久子
同じ東北人として被災された方々の癒しに少しでもなればよいと思います。6枚組や12枚組(写真小)で折っても楽しめます。地域の児童館の子どもたちには人気があった作品です。

⑧とびうお・松野幸彦
形と機能(滑空)が両立した、熊坂 浩先生の「鳳凰」(423号掲載)に影響され、イメージをもった“飛び物”を作ってみました。

⑨蟹の楊枝入れ・藤本祐子
今年の1月、加賀で冬の日本海の蟹を初めて堪能しました。その記念の作品です。15cm角の大きさの紙で切り込みなし、ちょうどいい大きさにすることをめざして作りました。 でさしこまずに立てると、立てて置くことができます。

⑩☆ウミガメ・楠根遥(投稿時13歳)
海を優雅に泳ぐウミガメを想像しながら作りました。

⑪琴電キャラクターことちゃん、ことみちゃん・土戸英二
香川県の高松琴平電気鉄道(琴電)のイルカのマスコットです。琴電は2011年の今年、開業100年の記念の年だそうです。

~折って遊ぼう~ 変身キューブ・笠原邦彦
「遊びの博物誌」(坂根巌夫著、朝日新聞社)というベストセラー本の中で、吉本直貴 氏の驚異の作品「ふしぎな立方体」を知り、大感激し、すぐそのおりがみ化を考え発表したものが、今回取り上げていただいたものです。

⑫60°ユニット・川村みゆき、川崎敏和
この作品は、川村みゆきさんの「ツイスター」のバリエーションです。堤政継さんが、川崎敏和さんに教わった「ユニットの6枚組み」に刺激を受け、2001年に用紙の比率と折る角度を変えて作られました。

⑬マトリョーシカ・浅井かづゑ
箱根細工の入れ子式の七福神こけしが元になって、ロシアで作られるようになったというマトリョーシカ。折り紙では、折りたためば、中にしまえるという形にしてみました(私は15cm角、10cm角、7cm角で折りました)。

ミニ知識
●七夕……裁縫や和歌などの上達を願う乞巧奠という中国の宮中行事が、織姫と彦星の伝説とともに日本に伝えられ、もともと日本にあった棚機女の信仰(水辺に棚を建て、機織りの娘たちが神の訪れを待ち御衣を織る禊みそぎの信仰)と結びついて、日本独特の七夕の行事になったと考えられています。

●織姫と彦星の星伝説……中国の後漢時代に生まれたとされます。天帝の娘の織女と牛飼いの牽牛は夫婦仲が良過ぎて仕事を怠けたために、天帝の怒りを買って、天の川を隔てて西と東に引き裂かれてしまいます。悲しがる二人を哀れに思った天帝が、七夕の夜に一年に一度だけ会うことを許したという伝説です。織女はこと座のベガ、牽牛はわし座のアルタイルの漢名で、日本では織姫と彦星と呼ばれています。
星伝説は天文学的な裏付けもあるそうです。旧暦七月七日の夜は天の川が南北に走り、真南の線上に半月があります。月に照らされ、夜空が明るくなるために天の川が消えたように見え、天の川に隔てられた彦星と織姫が会えるというものです。

●トビウオ……ヒレが進化して飛べるようになりました。イルカやマグロなどの天敵に追われたり、近づく船に驚いたりすると、尾ビレを左右に激しく動かして水中から飛び出し、胸ビレを広げて滑空します。滑空距離は400m、時間は40秒に及ぶこともあるそうです。九州地方などではトビウオのことをアゴと呼びますが、これは幼期に下あごが突き出たり、下あごに長さや形がさまざまなヒゲがあることに由来すると考えられています。

●七夕の願いごと……七夕の願いごとを書く短冊は歌で五色の短冊と歌われています。その五色とは中国の陰陽五行説に基づいた、東・春を表す青、南・夏を表す赤、中央・土用を表す黄、西・秋を表す白、北・冬を表す黒です。昔は紙の原料となる梶の葉に、芋の葉にたまった露で墨をすって願いごとを書くと、願いが叶うといわれたそうです。

●薬玉……笹竹を美しく飾ります。薬玉は元は五月五日の端午の節供に邪気を祓い、長命を願うために、ショウブやヨモギで作られたものでした。

●七夕の笹竹飾り……中国では七夕に笹や竹を使うことはありませんでした。日本でも室町時代になって梶の木に歌の短冊をつけることは行われていましたが、現在のように竹を用いた文献上の記録は「太平記」(1370年ごろ)がもっとも古く、盛んに行われたのは江戸時代に入ってからだそうです。寺子屋の普及とともに、習字や勉学の上達を祈って広まりました。

●マトリョーシカ……ロシアの民芸品の木製の人形。マトリョーシカは女性の名前マトリョーナの愛称形で、「マトリョーナちゃん」という意味です。頭にはプラトークと呼ばれるネッカチーフを、体には民族衣装のサラファン(ジャンパースカートの形の服)を付けた、ロシアの庶民の娘の姿が基本です。胴で上下に分かれ、中から同型の小さなものが順に出てくる入れ子式になっています。日本のこけしのデザインやだるまの入れ子のアイディアから1890年代半ばにモスクワの工房で考えられたとされています。

【ミニ知識参考図書】
世界大百科事典(平凡社)、ポプラディア(ポプラ社)、えごよみ事典(平凡社)、おりおりに和暦のあるくらし(角川書店)、日本人のしきたり(青春出版社)、和ごよみのあるくらし(大泉書店)、ふるさと自慢北の夏まつり(東京経済)、植物と行事(朝日新聞社)、図説 日本の人形(東京堂出版)、KO・KE・SHI人形。(ピエ・ブックス)、マトリョーシカ大図鑑(二見書房)、七夕星まつり(ポプラ社)、きょうは何の日?(毎日新聞社)、魚介ウォッチング図鑑(思索社)、サカナの雑学事典(新人物往来社)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。
第3回は、生涯学習セミナー講師など国内外の団体でご活躍され、教育活動の一環として折り紙を取り入れ、コミュニケーションの大切さを提唱している茨城県の鈴木恵美子さんです。

四角い紙から生まれる丸い人間関係~折り紙で楽しい紙ニケーション~ 鈴木恵美子(茨城県)

原稿依頼のご連絡をいただき身が竦む思いがしましたが、「介護体験の中での折り紙や、日頃の活動体験を」とのことでしたので、肩の力を抜いて書かせていただきます。
「時間がとれない!」でも「折り紙をしたい!」介護をしていると、折り紙をしたくても、なかなか時間が取れません。いつもポケットに折り紙を入れておいて、工夫をして楽しみました。犬を散歩させる時も、なるべく手元を見ないように折りながら歩きました。夜中、疲れているのに目がさえて眠れない時に、起きて折るとますます目がさえるので、布団の中で目をとじて手探りで折りました(おかげで全盲の人が折り紙をするときの気持ちが少しはわかるようになりました)。また、花束を作りたい時、茎、ガク、葉まで折る時間が取れない時は、造花を100円ショップで買い、花部分だけを抜き取り、折り紙の花とすげ替えました。これが意外に好評で、介護をしていない人からも喜ばれました。自作のツイストローズを高齢の方や障害のある方に講習する時、なかなか半捻り状態を理解できない人には、特殊なお助けグッズを用意します。この筋をつけたグッズに紙を入れ、一緒に折ると自然に楽しく半捻りができます。このようにどんな時にも「楽しみたい」と思うと、工夫する心が生まれて、折り紙で楽しいひと時が過ごせるものです。「介護」の中でもストレスが溜まりません。

施設で喜ばれる「折り紙フラワー」
施設にいる方々は外に出る機会が限られていて、存分に四季の花々を楽しむことはできません。また、自分でお花の水を取り替えることができない方も多くいます。病院にお見舞いに生花を持って行っても断られることもあります。ある作品展で青色のツイストローズの作品の前で杖をついてずっとたたずんで見ている方に「お疲れになりませんか?」と声をかけると「なんとすてきなバラでしょう。こんなのが折れたら白血病で入院していた姪に持って行けたのに……、生花持込は禁止の病室でした」と涙を浮かべ、亡くなった姪御さんのことを話してくださいました。
老人施設の食堂に折り紙のコスモスの花束を持って行った時のことです。それまで、おしゃべりをしたり、笑ったりしている姿を一度も見たことがなかった人が、コスモスの花束を見て「ワーッ、きれい!」と言ったのです。心の中で「この人お話ができたんだ!」とさけびました。「折り紙で紙ニケーション」が生まれた感激の一瞬でした。
「いやされる折り紙ですね…」私の好きな分野は「素材を楽しむ折り紙の世界」です。15年程前からメッシュ折り紙、木の折り紙など新しい素材を取り入れて発表しています。2年程前からは鳥取の「いなば和紙」の房安寿美枝さん(いなば支部長)が、作品に合う「和紙リバーシブル」を何種類も開発してくださって、皆さんから「こんな折り心地良いリバーシブルは初めて! いやされます」と喜ばれ、素材を楽しむということは折る人も、見る人も心がいやされるということを感じています。メッシュの八下田織物の八下田章一さんに、「ラメ入りのメッシュができないかなあ。できるとコサージュに良いんだけど」、また南海プリーツの吉波忍さんに、「布の『つなぎツイストローズ』できないかな~ドレスになったらパリコレ級ですね」と言う私のつぶやきに、最初はお二人とも「難しいですね」とおっしゃいますが、月日をかけて挑戦し、夢をかなえてくれています。物づくりにかかわる皆さんには「よりよいものを作り、喜んでもらいたい」という職人気質を感じます。折り紙を折る方々も、同じ心ではないでしょうか。
「さわやか家庭共育セミナー」の講師として日本で一番古い(創立105年の)社会教育団体の特別講師として、各地をまわっていますが、行った先々で「折り紙の力」を感じるエピソードが生まれています。小学校に呼ばれた時は「おはなしを15分、じっと聞いていられない子がいます……」と、2時間のおはなしを聞いていられるか心配した先生が、その子の態度の変わりように驚き、目を見張っていました。後で聞いたところ、家庭に問題があって、心が荒れて暴力的になってきたのをなんとかしたいという思いで、私への依頼になったのでした。
セミナーや講演会には教育相談に携わっている人や、障害児をお世話している人もよく参加されますので、簡単な折り紙の実技も取り入れます。そのような時は折り工程を替え歌にしたり、物語風にして進めることもあります。心を閉ざしている人も「歌う折り紙」「おはなし折り紙」そして「素材で楽しむ折り紙」の世界に接して心を開き会話が生まれています。

ワールドオリガミレポート
インドに咲いたツイストローズ・明日仁美(インド)
10月17日(日)~24日(日)、私たちOrigami Oritai, India(Oritai=折りたい、折り隊)は、誕生1周年記念として、Japan Foundation(国際交流基金)デリー事務所のご協力のもと、鈴木恵美子先生をお迎えして、盛りだくさんの展示・講習会を開催しました。大使館ご招待による英・米・カナダ・ベルギー・中・韓・日の計7か国の国籍の人が参加の会、インド人いっぱいの会、校長先生やお母さん方も熱心に参加の日本人学校、日本語を教えるインド人教師の会、そしてわが Oritai だけの特別講習会! とスケジュールびっしりの中、「Thank you」の嵐が吹き続けた1週間でした。恵美子先生の「笑み」と面白トーク、様々な素材(布、メッシュ、木、リサイクル紙など)を使ったビックリ&エレガントな作品のオンパレードに参加者全員が魅了されていました。通訳としてずっとおそばにいられて本当に幸せな1週間。またの機会が待たれてなりません。
講習していただいた作品はいろいろありますが、「お話&折り紙」「歌う折り紙」(キツネ、エンゼルフィッシュ、はばたく鳥)や、先生の代表作「ツイストローズ」を直接習うことのできた私達は本当に幸せいっぱいでした。今回の恵美子先生のインドへの「折り紙の旅」でまかれた種は、この異国の地インドでどんな花を咲かせてくれるでしょう。これからがとても楽しみです。

<読者の広場>
●総体参加記念品のミニチュア花笠 金城和美さん(沖縄県)
この花笠は、「沖縄美ちゅら島総体2010」なぎなた部門に参加する選手、監督、役員を歓迎して制作したものです。
なぎなた沖縄連盟より折り紙で沖縄県をアピールできるものを、との依頼があり、歓待の琉球舞踊「四つ竹」で使う「花笠」のミニチュア版を制作しました。各都道府県持ち回りの高校総体(インターハイ)は47年に1度ということもあり、趣味の折り紙がお役に立てるならということで一人で大変盛り上がっておりましたが…… 実際は数量も多く、メンバー調整や、材料購入、制作日程の打ち合わせや講習、完成作品のチェックなど、半年もかけたプロジェクトになってしまいました。800~900個という数もさることながら、記念品としての見栄えも考慮したこともあり、華やかな作品に仕上がったと思っております。これもひとえに制作に関わったメンバー(折り紙サークル「久寿の会」)のチームワークの賜物でもあります。幸い、なぎなた競技部会の参加者や関係者の方々に大好評との報告をいただき、メンバー共々喜んでいます。競技でも地元の選手の活躍で団体・個人の部で優勝するという快挙もあり、この取り組みが報われたと感激しております。

●ランドセル、かわいくて! 坂本整子さん(香川県)
ランドセルは「428号」の編集雑記を読んで、あそび心で折り始めました(ちょうど2月に丹羽兌子先生に教えていただいて、かわいくて!)。こんな時、“おりがみ”が心を少しでもなごませてくれたらと思います。

<428号の感想>
『428号』届きました! すごいすごい!!驚きです。BSじゃないけどかなりのパワーアップで、内容も濃く、前より見やすい! 新事務局への途中の写真も大変親切です。ちょっとぜいたくな1冊になりましたね。カラーページの構成も素敵です。毎回新しい作品と情報、笠原さんなどのすばらしい傑作作品も見られるので満足です。「コアラ」ちゃんの眠そうなポーズ、いいですね。思わず微笑んでしまいます。(埼玉県 青柳祥子さん)

『おりがみ』が新しく変わり、ビックリしました。ページのワクは、ページがより小さく感じられます。新聞でも字がだんだん大きくなっているのに、私たちが“たより”にしている折り図が小さくなってはどうかなと思いました。 (埼玉県 岡野京子さん)

私は☆の作品と本誌の一部の作品しか折ることができません。☆マーク以外の作品が完成しますとホッとします。折りやすい作品を増やしてください。孫娘が4月から1年生です。今月号の新学期の特集、その孫と一緒に折りました。「コアラ」と「ものいれ」を折りました。「ものいれ」は覚えるまでうれしそうに折っていました。(高知県 楠瀬悦子さん)

月刊『おりがみ』の感じ、ずいぶん変わりましたね。新鮮です! タイトルや折り図が見やすく感じます。新事務局の様子なども興味深く見せていただきました。「会員専用図書室」もあるんですね。いつかお邪魔したいものです。(熊本県 三浦順子さん)

『4月号』を受け取り、変わったのにびっくりしました。ページ数も前号に比べると10ページ増加、カラーページも2ページ増加し、その分レイアウトにゆとりができたのはよかったと思います。各ページのデザインも一新され見やすくなりました。ただ残念なことはページ数が増えたのに折り図のページ数が前号に比べて3ページも減ったことです。新学期号の作品はどれも楽しい作品ばかりで、みんな折ってみたいと思います。最近は福祉関係でお年寄りと一緒に折る機会が多いので、簡単で折りやすく形のよい作品もいろいろ紹介していただくとありがたいです。(神奈川県 河田康夫さん)

「おりがみガーデン」の折り紙のクリスマスカード、年賀状、どれもステキです。私も挑戦してみたい気持ちです。「折り方の記号」のページは毎月、目にすることで確かなものとなり、楽しく折り進めることができています。(鳥取県 村上栄子さん)

連載「和紙の里めぐり」がよかったです。50代のころ、石州和紙の里・島根へ旅しました。また行ってみたいです。元気だったら……。「ツマトリソウ」もよかったです。解説もいいですね。最近、興味を持っているのは星座の色を見ることです。日本中、3月~4月にお雛様が飾られていますが、例年のこととはいえ日本人はよく保存していると毎年感心します。(岩手県 長谷川静子さん)

先月号の予告で「ランドセル」の折り方が載るのを知り、楽しみに待っていました。今年お孫さんが入学する知人に「ランドセル」と『413号』の「虎」(郷原利夫さん)を送って喜ばれました(タイガーマスクのつもり?!)。レイアウトが変わり、前より見やすくなりました。「はみだしNOA」を見るのが楽しみだったので、「おたより」のページにまとめられて見やすくなりました。
(鳥取県 高階圭子さん)

38ページの「Piazza NOA読者の広場」、25~33ページの花の4作品がよかったです。誌面が変わって新鮮な感じがしました。できるなら図を大きくしてほしいです。最近、ハーブの香りとハーブティにはまっています。(大阪府 山田充代さん)

新しくなったオフィスはいかがですか? 『おりがみ』も大幅に変身でビックリしました!! みなさんに折り紙を楽しんでいただけるよう、ますますがんばってください!!
(広島県 ハーレー静代さん)

「名ふだ」がよかったです。「ランドセル」がかわいく、いろんな色で折って飾りたいです。2月~3月にかけてはお雛様を折っていますが、タペストリーにしてみました。ちょっとちがった飾り方で人気がありました。(千葉県 素 敏江さん)

「428号」に井上和子さんの記事を掲載いただきありがとうございました。彼女からははずんだ声で喜びの報告がありました。今月号ほど月刊誌が届くのを待ちわびた月はありませんでした。3月に入ってやっと届きました。(大阪府 川口和子さん)

「スタンドポケットユニット」、「ものいれ」、「なかよしケース」、「花水車」、「風見花と植木鉢」、「ツマトリソウ」、「Flower」、「小さい折り見つけた! 折染紙」がよかったです。震災で被害に遭われた方々に思いをはせながら折り紙をしております。
(東京都 阿部道子さん)

「ランドセル」が本物に近い仕上がりで、人にプレゼントするのに最適でした。飾れるだけでなく、使える折り紙も多く、とてもよかったです。昨年9月より自宅で折り紙教室を始めました。まだ少人数ですが、お子さんたちと楽しく折り紙をしています。
(神奈川県 山口美由紀さん)

新学期の始まりに向けた特集の作品にチャレンジしようとしていたところで地震に遭って、チャレンジできなかった。毎月新しい創作折り紙があり刺激になる。会社の受付に置く作品にチャレンジしたい。(茨城県 松井 修さん)

<みんなの作品展>
作って遊ぶおりがみ教室 宮本眞理子さん(長崎県)
昨年から長崎市科学館のイベントに折り紙の展示や体験教室を通じて協力していましたが、折り紙が大変な人気だということで、今回、2月19日(土)・20日(日)、科学館恒例イベント「第26回スターシップフェスタ」でのブースのうちの一つ、折り紙ブース「作って遊ぶおりがみ教室」を頼まれました。そこで、このイベントのサブタイトル「エジソンに続け!」にちなんで、作って遊ぶだけではなく、ホログラムや明かりのコーナーも設け、チャレンジコーナーには、ミウラ折りや連鶴の折り方も特別に配し、山折りや谷折りのこともよくわかるように配慮しました。また、『秘伝千羽鶴折形』復元展示コーナーでは、実物を初めて見る方ばかりで、日本の折り紙のことや和紙のことなども説明を求められました。作ったもので遊ぶゲームコーナーには、目盛りも用意しました。トントンずもうも円盤ゴマも、どのコーナーも子どもだけではなく、大人もすっかりはまって楽しんでいただけたようでした。チャレンジコーナーは、順番待ちも出るほどの人気でした。
科学館では、2日間合わせて予想をはるかに超えて4900名の来場があったということでした。各コーナーの準備は科学館の職員さんの協力でできました。とても楽しくにぎわって、折り紙も紹介できたイベントでした。

高知グランディール結婚式場での折り紙作品展 武内捷子 さん(高知県)
高知新聞社より「高岡高新文化教室の折り紙作品展をしましょう」とお声をかけていただき、昨年9月から10月末まで、高知グランディール結婚式場で展示をしました。お友達、知人、また遠路わざわざ徳島市より来てくださった講師の吉田和子先生、矢部スミ子様、本当に皆様ありがとうございました。 最終日には「クリスマスサンタ」の講習をすることができました。とても立派な会場で展示できましたことを嬉しく思います。当館の社長様にも「折り紙がこんなにすばらしく、美しいものであることを、あらためて感じました」と嬉しい言葉をいただきました。お客様もたくさん来られました。趣味で始めた折り紙、「喜怒哀楽」私の人生です。

公民館で作品展 坂本君江さん(千葉県/シルバー寺小屋折り紙勉強会 代表)
前年に引き続き白井公民館(千葉市若葉区)に招待されて、2010年11月13日(土)・14日(日)に、日頃勉強した作品を展示しました。隣が絵手紙の展示だったので、相乗効果でゆっくりとご覧いただけて、いろいろな感想が聞けて参考になりました。球団のスローガンが“和”だった千葉ロッテの優勝もあって連鶴の「和」(菅本トシ子さんデザイン)も好評でした。くす玉「ループ」を金平糖ぐらいの大きさにしたところ興
味を持たれた人が多く、展示の一角での「いっしょに作ろう」コーナーも喜ばれました。どれも原作者の方に感謝をこめて折り伝えました。

Art Beat~奏でるアート~開催 東海林伸嘉さん(東京都)
2月26日(土)から3月13日(日)に、杉並区西荻窪にあるソーヤーカフェで、私(折り紙)を含めた様々なジャンルの作家が8人集まり『Art Beat~奏でるアート~』を開催しました。会期中に東日本大震災がありましたが、無事に最後まで終えることができました。作品は1人4点ずつ、音楽を題材にしたものを、CDのジャケットサイズで制作しました。会場は音楽を聞きながら作品を鑑賞できる落ち着いたお店です。お店の壁に8人の作家の思いのこもった作品がずらりと並び、それが流れる音楽に合わせて踊る音符のようで、賑やかで楽しげな展覧会になりました。
今回はほかのアーティスト同様に展示販売という形式をとったので、今までとは違い、見ていただく、そして買っていただくということを意識して創作をしました。初めての経験だったので、結果がどうなるか不安でしたが嬉しいことに2点も買っていただくことができました。たくさんの人に自分の作品を見ていただけて、とてもいい経験になりました。一緒にがんばった井上君、小山内さん、川又さん、齋藤君、鈴木さん、種村さん、建部さん、どうもありがとう。自分一人ではここまでがんばれなかったと思います。また、このような機会があれば、やってみたいと思っています。

「和紙の里めぐり」(新連載)阿波和紙(徳島県吉野川市山川町)
~四国最大の川、吉野川の流域では古くから天然藍の栽培がさかんでした。藍染布の技術は、和紙へ応用されました。~

<気候・風土>
徳島県は山地が多く(全面積の約8割)、南は温暖湿潤な太平洋側気候、北は温暖乾燥の瀬戸内気候、一部は冷涼・湿潤な山岳気候(剣山周辺)も含み、複雑な気象特性になっています。古くから南では漁業が盛んで、木材が豊かな産出量を誇っていました。室町時代になると、吉野川流域で藍の栽培が増えました。度重なる洪水で肥沃な砂地ができ、その砂質土の畑が藍作に適していたのです。

<紙の歴史>
阿波和紙の始まりは、今から1300 年ほど前のころ、忌部族という朝廷に仕えていた人達が、徳島県麻植郡山川町(現在の徳島県吉野川市)の地に入り、麻や楮を植えて紙や布の製造を盛んにしたとの記録が平安時代初期の歴史書「古語拾遺」(807 年)に見られ、以来、忌部族の始祖、天日鷲命(あまのひわしのみこと)を紙の始祖神として崇め祭ることにより、その技術が伝承され現在に至っています。
江戸時代には、阿波藩の藩札や奉書、画仙紙などの御用紙のほか、特産の藍を使った藍染和紙により全国にその名が知られるようになりました。1889(明治22)年のパリ万国博にも出品され、時代と共に暮らしの中へしっかりと根を下ろし、紙漉きの戸数も明治の最盛期には吉野川流域に500 戸、当時川田川流域に200戸を数えました。しかしながら、明治から昭和へ、特に戦後の日本が突き進んだ洋風化の波の中で、日常生活での必需品は洋紙へと移行し、和紙が創り上げてきた伝統的生活文化は、日々の暮らしから切り離されつつあるのが現状といえます。

<紙の特徴>
髪の髻(もとどり)(髪の毛を頂に集めてたばねた所)を束ねるために使われる元結紙や畳紙が染紙として生産され、その素朴な味わいが好まれました。近年では版画や絵画用などアート用和紙に加え、デジタル印刷の需要に応えるべくインクジェット用和紙やオフセット印刷に対応できる和紙の開発が進んでいます。阿波和紙では時代の流れと人々の生活様式、またそれに伴ったニーズをいち早くキャッチし、和紙の伝統文化を守り
継承するだけでなく、「新しい素材の作り手」としてさまざまな技法の開発、素材の研究活動を行っています。

<製法(材料、技術)>
楮が主原料ですが、三椏、雁皮なども使用します。地元特産の藍を使った染紙が多く作られました。藍には防虫効果があります。また、黄蘗(黄色の染料)や千振を使って染めた紙にも防虫効果があり、記録用紙として使われました。現在、藍染加工は「建染法」によって生産されています。これは漉き上がった白和紙を繰り返し藍汁の中に浸すもので、藍一色のものから花柄などの模様にも加工できるという画期的な方法です。

<阿波和紙伝統産業会館について>
阿波和紙の啓蒙と継承を目的とし、1989(平成元)年に(財)阿波和紙伝統産業会館が設立されました。地元の方々と和紙を通してふれあいの場を持つことはもちろん、海外のアーティストを受け入れての作品制作の援助を積極的に行ったり、毎年阿波和紙の技法を伝える手漉き和紙研修会を行い、国内外からの参加者に阿波和紙の魅力をお伝えしています。また和紙に関する作品の展示会を行い、その多様性と美しさを多くの人に知っていただけるよう活動を続けています。
(アワガミ・ファクトリー 藤森 静)

【支部だより】
三支部合同勉強会開催 竹尾篤子/奈良県 奈良支部「あきしの」支部長
第10回3支部(奈良、神戸、吹田)合同勉強会を2010年10月30日(土)と10月31日(日)の両日、三田市(兵庫県)の山西福祉記念会館「悦よろこび」にて開催いたしました。今回は、小宮はじめ先生をお招きして、2日間じっくり指導していただきました。小宮先生はていねいにわかりやすく指導してくださり、参加者全員大感激で熱心に折っていました。おかげさまで楽しい2日間でした。木下一郎先生(常任理事)にも参加していただき、みなさまと一緒に講習を受けてくださいました。井上富美子さん(故人)と3人で始めた3支部合同勉強会も、今は山本一彦先生(神戸支部副支部長)の指導の下、井上さんの後を継いだ神戸支部長の柴本厚子さん、吹田支部長の渡辺眞寿美さんと共にいつまでもこの3支部合同勉強会が続いて行くことを願っています。

小宮はじめ先生、おつかれさまでした
坂本整子 /香川県 香川支部「おりがみ KAGAWA」支部長
小宮はじめ先生は、2010年10月30日(土)~31日(日)に行われた「三支部お勉強会」の後、徳島県経由で香川県に入られました。同11月1日(月)と2日(火)の2日間、琴平公民館と善通寺の保育園・カナン子育てセンターで折り紙講習会を開催しました。写真は子どもたちとの楽しいひとコマです。その後は、鹿児島をまわられて「九州折紙コンベンション」に参加されたそうです。なお、徳島県では川崎敏和先生と、おいしい海の幸とお酒で盛り上がりました(2010年折紙シンポジウム in 香川で小宮先生とご一緒にセミをつかまえた写真が423号に掲載されています)。

思い思いの作品が集まった兵庫県民会館文化教室総合展
山本孝子/兵庫県 のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」
2月4日(金)~2月6日(日)に兵庫県民アートギャラリーで行われた、兵庫県民会館文化教室総合展に参加しました。今回は参加者全員パネルに仕立て、多くの方々に見ていただきました。テーマを「アラカルト」と題して、それぞれが思い思いに作品を作り上げました。キャラクター、四季折々、パッチワーク、キルト、紙芝居、卒業祝いなど、たくさんの作品が展示されました。特に支部長の石橋美奈子先生が手がけられた東京消防庁マスコットの「キュータ」(写真)は大好評でした。ワクワクした3日間でした。いつもながらほかの方々の作品を見せていただき、折り紙のもつ不思議さと面白さと楽しさを、また難しさを感じています。月1回の集会日には毎回和気あいあいと楽しい時間が流れています。

多彩な作品を展示「阿倍野市民学習センターグループフェスティバル2011」
梅本吉広/大阪府 大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長
ここ数年で大阪支部の会員の数が40人を超え、毎月の定例会の会議室が手狭となり、会員を制限せざるをえないほどの盛況ぶりとなっています。
今年も3月5日(土)・6日(日)、阿倍野市民学習センターにて、「グループフェスティバル2011」が開催されました。
大阪支部は当センターにて、月2回の研究会と定例会を開催し、会員相互のレベルアップを図るとともに、地域の文化発展に寄与しています。
今回のフェスティバル会場では一人数点の作品を展示しました。今年の干支のうさぎの作品やユニット作品、連鶴の作品、暮らしを彩るさまざまな花の作品、紙だけでなく素材を工夫した作品の展示がありました。今回はデビッド・ブリルさん(英国)創作の「ダブルスター」だけは触ってよいことにし、形の変化を楽しんでもらいました。また支部の事務局長の秦 康雄さんの折り鶴「桜華」の作品が人気となり、臨時の折り紙教室が開かれ、場所もないので教える方も教えられる方も立ったままでの講習となりました。近隣の参加だけでなく、滋賀県や外国の方の参加もあり、盛況のうちに終了しました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「6月の日めくり」
6月は日本では祝日がない月ですが、記念日はたくさんあります。特集では、作品紹介を日めくりのこよみ仕立てにしてみました。「今日は何の日?」と考えながら折りましょう。
雨の多い季節ですが、夏至もあり、昼の時間が長いのも、この月です。家の中でゆっくりと折り紙をするにはぴったりの季節かもしれませんね。あした、天気になあれ。

おってあそぼう!☆ケースとトビガエル・川手章子
殻がハートの形のちょっとおしゃれなカタツムリができました。あなたの大切なメッセージを運びます。そういえば、シドニーのニューサウスウェールズ大学でおりがみワークショップをしたときに男子学生から、彼女にハートのおりがみをプレゼントしたいのでハートの折りかたを教えてくださいとそっと聞かれたことがあります

①はあとでんでん・青柳祥子
ぱっくり開いた桃を両足で突っ張りながら立ち上がる元気な男の子はもちろんモモタローさん。日の丸の鉢巻きも自分で結べたのですね、お利口さん!

②長グツの女の子・川手章子
雨ガッパを着て、長グツをはいている女の子に思いました。長グツの表現をどうしよう…
と思った時、足の部分を90度に折って立たせてみようと思いました。雨の日も平ちゃらな女の子のようです

③☆あじさいコースター(がくあじさい)・住田則子
うっとうしい雨の日でも、こんなコースターでお茶でも飲んだら楽しいかも。もちろん花として飾っていただいても。とても簡単なので、折り紙が苦手な方でも大丈夫。ぜひ折ってみてください。

④ギター・津田良夫
実物のギターにできるだけ近い構造を心がけて創りました。紙の裏面をジャバラに折って、できた6つの山線で弦を表現し、ヘッドにつなげるという構造は実物に近いものです。正方形用紙で折れないものかと思っています。

⑤琵琶法師・伊藤由麿
琵琶の「さお」の部分が細かくなってしまったので、24cm角くらいの大きな紙で折ることをおすすめします。腕の部分は糊で固定した方がいいかもしれません。

⑥Libra(てんびん座)・マーク・ボライソ
後半のてんびん皿を折る工程で、紙の厚みなどのため折り図の形のように折れない場合もありますが、うまく調整しながら仕上げてください。(編)

⑦ダイヤモンド・小宮はじめ
ブリリアントカット(58面体)を目指して考え出したものです。裏面で設計をして表面に必要な線を転写するという技法です。少々手がかかりますが完成した時にはそれだけの満足感があると思います。くみあわせ上部はのりづけした方がしっかりします

⑧☆砂時計・浅井かづゑ
目に見えない時の流れを切り取って眺めていられる砂時計は、私の好きなもののひとつになっています。折り紙でも表現してみました。砂時計のくびれた部分を「蜂の腰」というのだということを知ったのはつい最近です。

⑨スピノサウルス・松野幸彦
ヒントは、知り合いのお子さんの谷野桜子ちゃん(当時11歳)作の「簡単に折れる鶴折りからのオルニトレステス」です。

⑩タペジャラ・松野幸彦
作者の松野さんはこの作品のバリエーションで、「ケツァルコートルス」(左)と「プテラノドン」(右)も創作されています。(編)

⑪アイロン・青木良
うらが銀か黒の両面おりがみで折ると、よりアイロンらしくなるでしょう。このアイロンは、はじめにホバークラフト(写真小左)として折ったもののアレンジなので、舟のように中が空いています。「419号」の水上バイク(写真小右)も同じくアレンジ作品で、3つとも構造が同じです。

ミニ知識
●衣替えの日……季節の変化に応じて衣服を着替えたり、調度を改めたりする日です。明治時代以降、職場や学校など制服を着るところでは一般的に6月1日と10月1日を「衣替えの日」としています。もともとは平安時代の更衣と呼ばれた宮中行事から始まった習慣です。なお、新潟県や長野県などには6月1日を衣脱ぎ朔日といい、夏服を着て神詣もうでをする風習があるそうです。

●プロポーズの日……6月第1日曜日。2011年は6月5日。6月に結婚する女性は幸せになれるというヨーロッパの言い伝えのジューン・ブライドの月にちなんで、NPO法人全日本ブライダル協会会長の、ファッションデザイナー桂由美さんが1994年に提唱しました。

●かえるの日……6月6日。カエルの鳴き声「ケロ、ケロ」の語呂合わせから「かえる友の会」の会員で、作家の矢島さらさんが1998年に提唱しました。「かえる友の会」は埼玉県蕨わらび市にある河鍋暁斎記念美術館内に事務局があります。河鍋暁斎は江戸時代末期から明治時代を生きた画家で、蛙好きで蛙の絵をたくさん残しています。

●邦楽の日……6月6日。習いごと、芸事は6歳の6月6日から始めると上達するという言い伝えにちなんで、東京邦楽器商工業協同組合の前身である東京邦楽器商組合が1985年に制定しました。同じ理由で6月6日は、1970年に全国楽器協会が制定した楽器の日ともなっています。

●時の記念日……6月10日。1920年に時間の貴重さを思い、時刻を守る生活を徹底させるために制定されました。天智天皇の時代、中国で発明された水時計の漏刻を置き、時刻制度を始めた671年4月25日を新暦に直すと6月10日であることにちなんで制定されました。

●入梅……昔の暦の雑節のひとつで6月11日ごろ、梅雨入りのことです。実際には気候や地域によって梅雨入りは変わります。梅雨の雨は田植え前後の稲にとって恵みの雨となるので、梅雨入りを知ることは農業をする上で重要です。そのため、江戸時代に暦学者が目安として暦に設けたといわれています。

●恋人の日……6月12日。ブラジルで始められた行事です。女性の守り神で、縁結びの神の聖アントニウスの命日の前日、恋人同士や夫婦間でこの日が祝われ、贈り物を交換します。日本には1988年に全国額縁連合組合がこの習慣を導入し、フォトフレームを贈りあう日として宣伝しています。

●父の日……6月第3日曜日で、2011年は6月19日。父に感謝する日としてアメリカで始まりました。

●ドレミの日……6月24日。1024年6月24日、イタリアの修道士が洗礼者ヨハネ祭のための聖ヨハネ賛歌を合唱隊に指導した際、その曲の各小節の最初の音が1音ずつ上がっていくことに気付いて、ドレミの音階ができる元となったことにちなんでいます。なお、ドレミの歌は1959年に初公演のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の中で、ヒロインのマリアがトラップ家の子どもたちにドレミの音名を教えるためにギターに合わせて歌った歌です。

●琵琶法師……琵琶はビワの形の胴に先の折れ曲がった竿さおを付けた、4~5弦のアジアの弦楽器です。古代ペルシアを起源として、日本には奈良時代に伝わりました。琵琶法師は琵琶を弾きながら歌謡や物語を語り歩いた盲目の芸能民で、祈祷によって怨霊や祟りを鎮める民間の宗教民でもありました。平安時代から存在したとされ、鎌倉時代には「平家物語」を盛んに語りました。第二次世界大戦後、急速に数を減らし、1980年代には、
琵琶の弾き語りで生計を立てていたのは熊本県の山鹿良之さん(1901~96年)ただ一人でした。

●天秤座……黄道12星座のひとつで、乙女座と蠍座の間にあり、明るい星はありませんが、古くから大切にされている星座です。3000年前には、秋分点がこの星座にあり、太陽がここに来るころ、夜と昼の長さが同じになることから、天秤座ができたと考えられています。6月下旬から7月上旬にかけて、夕方、南の中天に見える星座です。長四角を作る4つの星が特徴で、下方の2つが天秤皿に当たります。なお、星占いでは9月24日から10月23日生まれの人の星座に当たります。

●ダイヤモンド……ラテン語のadaman(t 硬い石)の頭部aが取れた形が語源です。純粋な炭素の結晶物で、天然でもっとも硬い物質です。高温で高圧の地下100km以上の深いところにあるマントルの中で誕生するといわれています。ダイヤモンド婚式とは結婚60年目または75年目のお祝いです。ダイヤモンドには身に着けたときの状態を封じ込める強い力があると考えられています。

●ガクアジサイ……日本原産の花で、花の名前は、花の周りを白いがく片を持った装飾花が額縁のように囲んでいるところから付けられています。

●スピノサウルス……全長17mでティラノサウルスより大きいとされる肉食恐竜で、白亜紀前期から白亜紀後期の初め存在したとされています。スピノサウルスとは「トゲを持つトカゲ」の意味で、ワニのような顔と2mの高さの背中の帆が特徴です。歯もワニ型で丸い断面をしていて、魚などを食べていたと考えられています。帆は体温調節や異性への自己アピールなどさまざまな役目があったそうです。

●タペジャラ……名前は「古い生き物」という意味で、白亜紀後期に存在したと考えられています。大きなトサカと短い尻尾が特徴の翼竜ですが、どうやって飛んでいたのかはまだ謎だそうです。

●砂時計……大きさや形が揃った、湿り気のない砂粒を、容器の中の小さな穴を通して落として時の経過を計る装置。古代エジプトから利用されていたとされていますが、現在のようなひょうたん形のガラスの容器に入れたものを上下を逆にしながら繰り返し使う形は14世紀ごろにヨーロッパで生まれ、17世紀に日本に伝えられたと考えられています。なお、島根県大田市には1トンの砂を1年かけて落とす、世界最大の砂時計があり、毎年大晦日の夜に108人の住民でひっくり返すそうです。

ミニ知識参考図書:年中行事事典(三省堂)、暮らしの歳事記(講談社)、くらしとあそぶ自然の12か月(岩崎書店)、和のしきたり(日本文芸社)、春夏秋冬えごよみ事典(平凡社)、記念日・祝日の事典(東京堂出版)、話のネタ本 この日何の日(秀和システム)、図説 花と樹の事典(柏書房)、琵琶法師─〈異界〉を語る人びと─(岩波書店)、恐竜図鑑(主婦の友社)、ヒサクニヒコの恐竜図鑑(ポプラ社)、恐竜の大常識(ポプラ社)、たたかう! 恐竜大ずかん(辰巳出版)、恐竜(学研)、みんなが知りたい! 恐竜のことがわかる本(メイツ出版)、鉱物 地底からのたより(あかね書房)、星座 夜空の四季(小学館)、ポプラディア(ポプラ社)、世界大百科事典(平凡社)、日本大百科全書(小学館)

新連載【新・福祉と折り紙】

子どもの心を育み、閉じた心の窓を開く折り紙(2)渡邉道子(静岡県)

旧エンバーソン邸折り紙の会(2)
ある日曜の午後、二組の家族が来室しました。どちらも父母と姉妹という構成です。双方の父親は、遠慮がちに「僕はいいです」とおっしゃいます。「折り紙、もう忘れたなあ折ったことないと思う」など。せっかく家族揃ってテーブルに着いたのですから楽しんでいただきたく、「初めての方でも折れますから、どうぞ」と勧めると、お父さん達は渋々うなずいて、参加されることになりました。折り進むうちに、「あら? うちのパパが“○○ちゃん”と声をかけると向かい側の子が返事をするわ」と母親が気付きました。同時に「もしかして同じ名前?」。浜松市と愛知県から来られた二家族は「偶然ですね」と言いながら握手を交わし、両家族が協力し合って、素晴らしい作品ができあがりました。父親はどちらもすっかり夢中になっていました。「家族で一つのことに取り組めて有意義な時間をすごすことができ、参加してよかったです。ありがとうございました」とおっしゃって、それぞれの家族は楽しそうに会話しながら帰られました。
日本の父親の大半は仕事一辺倒で家族の世話や育児は母親任せでしたが、近頃は核家族化も進み、色々な面で父親の家族への協力や育児参加が増えてきています。喜ばしいことです。折り紙は「家族の絆」を深めます。「旧エンバーソン邸折り紙の会」は、watanabeおりがみセラピー(当時。現折紙ワークかがやき)を立ち上げて最初の活動でした。国内外を問わず様々なところから、様々な環境の方々が来場されました。家族(親子)での来場も多く、もちろん折り紙を楽しんでいただくのが第一でしたが、私にとっても、家族という(環境や関係性といった)システムを考える良い機会になりました。

カウンセリングと折り紙
家庭教育相談員という立場から、家族カウンセリングの時に折り紙を道具として取り入れていますが、心の扉が開かれるのがとても早いのに驚かされます。
いったん閉じた心の扉を開くのには、愛をこめ、心をこめて見守る訳ですが、とてつもなく時間がかかることがあります。
しかし、折り紙を道具として、一緒に折り始めますと、自然に会話が生まれ、笑いやユーモアまでが飛び出して、家族の一人一人の心がほぐれていきます。自分の意志で自分の手で折れた作品は感動ものなのでしょう。「もっと折りたい」ともよく言われます。このように家族全体の生活能力といいますかエネルギーがパワーアップされると、家族の問題も乗り越えやすくなります。好きな色をたくさんの色の中から選んでいただきます。最初はためらっていた方も、次第に笑顔になり、夢中になって、好きな色探しをされます。心が閉じているときは、自分自身の好きな事や物、色などを意識できない状態におかれていますが、このように好きな色探しはとても効果があります。それに続いて、紙の感触、手ざわり、紙の音を感じてもらいます。そして、折り方を教わりながら折り進めていき、平面が立体になっていくときの期待感や感動は心の薬となるのです。
折り紙は、五感を養い磨きます。五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のことです(味覚は作品を味わう、面白味を感じ取る、という解釈)。感受性が良くなり、物事の判断能力も向上し平常心を保ち、心のバランスを保つのに役立ちます。そして心が上向きになって明るくなります。「待つ」ということもできるようになります(待てるか、待てないかで人生の大半が決まるとも言われています)。待つことで、折り図を読み取る能力も育ちます。折る過程で、待てない人は、折り図を正確に読み取れません。
粗雑に折り、途中で投げ出してしまいます。待てる人は、ゆっくり、じっくりですが、しっかり折れています。上手とか下手とかではありません。待てるか、待てないかは、折る時の心構えにも影響します。五感を養い、磨くということは、心の成長を助けることなので、人間性の向上に役立つのです。折り紙のもつ大きな力によって、閉じた心を開き、成長させて、自分のことだけでなく、まわりを見ることもできるようになり、心のバランスも良くなります。今の社会ではともすれば忘れがちな、思いやり、優しさ、調和、愛などを育むことができる折り紙を、より良く、正しく、楽しく、より多くの人々に伝えていきたいと思います。

ワールドオリガミレポート
インドネシアを旅して・大橋美知子(石川県)
折紙講師となって7年目の私ですが、昨年9月27日(月)から10月2日(土)までインドネシアのジャワ島やバリ島に行ってきました。
2日目に石川インターヒューマンネットワークと西ジャワ州バンドンにあるインドネシア教育大学日本語学科の草の根交流に参加しました。日本文化のひとつとして折り紙を紹介してほしいと言われ、何をしてよいか迷いました。金沢支部の支部長の田中稔憲先生に相談しましたら、伝承のおひなさまがよいのではということで材料をたくさん用意していきました。結局120名の大学生が参加、スタッフ3名と私の計4名でがんばりました。これも金沢大学の研修生だったインドネシアのノフィア・ハヤティさんの仲介で実現し、外国で多くの方たちと折り紙を楽しむことができたことを感謝しています。
石川県金沢市の国際交流ラウンジで、海外から研修に来た方たちにも折り紙をお伝えして楽しんでいます。これからもがんばりたいと思います。

<読者の広場>
すみだ平和のメッセージ展に参加 相馬効子さん(東京都)
関東大震災と東京大空襲、2度の大きな災害を経験している墨田区では今年で20回目となる「平和を願う式典」が3月10日(木)墨田区役所にてとり行われました。11万羽の折り鶴で作った平和のオブジェ、今年のテーマは「東京スカイツリーを眺めながら平和を想う」。平和を象徴する鳩が区内にそびえ立つスカイツリーへ飛び立つ姿を表しています。墨田区民もこの20年間で22万人から25万人に、折り鶴も6万羽から15万羽と年々参加者も増えています。私たちも和カフェ「みづき」のお客さまを中心に1987羽を折り、寄贈することができました。
昨年は日本折紙協会も墨田区に移転、スカイツリーも今年中に外観は完成します(3月18日に634mとなり世界一の高さになりました)。どうぞスカイツリーの見学や協会にお越しの際にはぜひ足をのばして「平和のオブジェ」もご覧ください。墨田区役所1階に1年間展示してあります。
「平和を願う」式典の翌日、3月11日は東日本巨大地震が起き、とっても恐い思いをしました。被災地の皆さまのご苦労、悲しみ、慰めようもありません。犠牲者の方々のご冥福、心よりお祈り申し上げます。戦争、テロ、地震…。どれも二度と起きて欲しくありません。これからも折り鶴を通して平和の大切さを訴え続けて行きたいと思っています。

<426号の感想>
「支部だより」の有田焼の柄の折り紙はユニークですね。本物の器のように見えます。「津軽塗り」の柄があったらきっと楽しい作品ができると思います。折り紙に関するQ&Aコーナーなどあったらよいと思います。1月下旬に雪見列車「風っこ号」に乗って、「スコップ三味線」のイベントを楽しみました(スコップを三味線、せんぬきをバチにして演奏です)。(青森県 原子睦子さん)

「ひな段飾り15人揃」がよかったです。五人ばやしのならびの説明などを読んで再度お勉強になりました。本を受け取って、折って児童に伝承したいと思う作品がありよかった!! やはり10数年前からの基本が一番!!
(岩手県 長谷川静子さん)

先日は珍しい折り紙セットをお送りくださりありがとうございました。思いがけず大喜びです。また日本折紙協会が身近に感じられるようになりました。427号のペリカンのキュートさと作者の土戸英二さんのお人柄(お目もじ済みです)が重なって、思わずウフフと笑ってしまいました。ペリカン集団を作って皆にご披露しています。ほのぼのとしてお部屋が温かくなりました。
(大阪府 池上善子さん)

おひなさまの特集がよかったです。まず最初に「うさぎ雛」を折り、続いて笠原邦彦さんの「ひな段飾り」を折りました。初節句を迎えるお孫さんを持つ知人二人に鶴の八角形飾り」とおびな、めびなを組み合わせてプレゼントしました。千代紙や普通の折り紙を使いましたが、紙や大きさの違いでいろいろな変化をつけられて楽しかったです。来月号の予告でランドセルの作品を見つけたので楽しみです。
(鳥取県 高階圭子さん)

427号、この1冊に盛り込まれた数々の作品で、孫娘の通う小学校の図書室にひなまつりの飾りを折りました。ひな段飾り15人揃、屏風、雪洞、うさぎ雛、器その他魅力あふれる作品に時を忘れ、用事を忘れたフリをしてこの1週間、久しぶりに折り紙に没頭しておりました。ある人が「このごろの折り紙は競争ばかりしているみたい。楽しい折り紙がしたいのに」と言っていましたが、すべてのお教室を退いた今、折り紙ってこんなに楽しかったのだと改めて実感しています。ずっしりと重みを感じたこの1冊、私の永久保存版とさせていただきます。
(東京都 榎本京子さん)

<みんなの作品展>
第6回雛飾りお宝展 in 飯能に参加して・広田喜美子さん(東京都)
2月15日(火)から3月6日(日)、埼玉県の飯能市商店街連盟その他の主催で「第6回雛飾りお宝展 in 飯能」が行われました。町の活性化を目指して始めたそうです。明治、大正、昭和と蔵の中に眠っていたお雛様が町中に飾られます。時代によって顔形、表情が少しずつ変わっている様子もわかり、心が和みます。つるし雛も盛んで、飯能市指定有形文化財 店蔵絹甚(明治37年建築)には御殿雛が飾られ、つるし雛も所せましとたくさん飾られていました。案内マップがあり、参加店は桃色の旗が目印で、スタンプラリーもできました。
魚屋さんにはホタテ、はまぐり、あさり貝をちりめんで包んだつるし雛が飾られ、パン屋さんでも入口に小さなパンでつるし雛のように何本もつるしてありました。折り紙教室の会員の中にお米屋さんがいらっしゃって、昨年から手作り雛で参加しています。
昨年は7段飾りを、人形は15cm角の折り紙で折り、それに合わせて7段の雛段をラシャ紙で折りました。今年は立ち雛(山科節子さん創作 折り紙四季の作品集─おもいで─ 収録)を30cm角の和紙で折りました。見に来られた方に折り紙の楊枝入れ、しおり、こま等をさしあげて、喜ばれました。

秋のフェスティバルに出展・阿部久美子(神奈川県)
横浜市金沢区富岡地区のコミュニティで毎年行っている 秋のフェスティバル に出品した作品です。昨年も10月に(1か月間)開催しました。
制作は、フェスティバルの日が近づいた頃、永田紀子先生の折り紙教室に参加して、いろいろな作品を作り、またそれをまとめてこんなパネルにして出品しました。俳句も40年続けていて、両方を組み合わせて楽しんでいます。
つるし雛が飾られ、パン屋さんでも入口に小さなパンでつるし雛のように何本もつるしてありました。折り紙教室の会員の中にお米屋さんがいらっしゃって、昨年から手作り雛で参加しています。昨年は7段飾りを、人形は15cm角の折り紙で折り、それに合わせて7段の雛段をラシャ紙で折りました。
今年は立ち雛(山科節子さん創作 折り紙四季の作品集─おもいで─ 収録)を30cm角の和紙で折りました。見に来られた方に折り紙の楊枝入れ、しおり、こま等をさしあげて、喜ばれました。永田先生もパネルの仕上がりを楽しみにしてくださっていて、制作中のお仲間とのお茶会も楽しみです。折り紙でこんな楽しい人生になるとは思っていませんでした。

東日本大震災 支援活動について
丹野恵美子/岩手県 岩手盛岡支部「さくら会」支部長
3月11日(金)の地震は、かつてない強い揺れでしたが、これほどの多くの災害をもたらすとは思いもよりませんでした。地震だけではこれほどの被害はなかったでしょう。津波が全て破壊し流しました。
4月3日(日)、岩手県陸前高田市の被災地を見て愕然としました。これほどまでに壊滅、地盤沈下により街中まで水没し、水中に家の土台が……、原型を留めることなく全ては泥をかぶり、電柱さえ根元から折れ曲がり……、言葉もありませんでした。
3月27日(日)、支部会として義援金の協力を申し出、28日に岩手日報に届けました。同日、支援団体のSAVEIWATEの知人より、陸前高田市内の避難所に子どものケアで来てくれたらありがたいという現場の声をいただき、3日9時30分に盛岡を出発しました。メールで呼びかけた会員より急きょ折り紙を提供いただき、私の手持ちの本などと避難所の陸前高田一中に向かいました。以下報告です。
子どもの遊び場になっていた音楽室には、支援でおもちゃや折り紙も少し届いていて、鶴が折られて置いてありました。子どもたちは折り紙を覚える興味もあって熱中して取り組みました。「鶴のリース」「アクロバットホース」「花コマ」「万華鏡」など。送るだけではなく子どもたちと一緒に折り、遊び、相手になったことが良かったと思います。通常の講習会と違い、当日は現場の情況を見て判断して取り組む必要がありました。さよならする時、「明日も来る?」と言われたことに一瞬返事ができませんでした。一回の支援で終わった気になっては間違い、アフターケアが必要です。「また会えるよ!」と。
今回、被災現場に接して、いろいろ多くのことを考えさせられました。被災後1か月で必要な物資は行きわたるそうです。今後精神的な面でのケアが必要になるでしょう。4月4日に日本折紙協会より支援活動助成の連絡を受けました。今後も現場の要請があれば長期対応していきます。

「瀬戸内芸術祭」と「折り紙」
坂本整子 /香川県 香川支部「おりがみ KAGAWA」支部長
2010年7月19日(月/祝) ~10月31(日)、香川県で「瀬戸内芸術祭」が開催されました。島々に国内外からアート作品が集まり、当初の予想をはるかに超える盛況ぶりでした。四国はお遍路さんの島、お接待の心を大切に高松市の玉藻公園(高松城跡)で、お茶とお菓子でお客様をおもてなししました。
公園内の高松市指定有形文化財「披雲閣」に設けられたくつろぎスペース「おもてなし庵」では香川支部も“折り紙”でお手伝いしました。パンフレットには梅本吉広さんの「結びユニット」と小宮はじめさんの「ダリア」の写真が掲載されました。おみやげには丹羽兌子さんの「おひなさま」を作り、さしあげました。ステキな作品、ありがとうございました。

「和紙の里めぐり」(新連載)烏山和紙(栃木県那須烏山市)
~今回の和紙の里は、原料として国内随一の良品といわれる那須楮の産地です~

<気候・風土>
「山あり水清きところに和紙は生まれる」との言い伝えどおり、那須・八溝の連山、那珂川の清流、そして全国一の良品と言われる「那須楮」が産出される地域であったことが大きな要因で、烏山の地で和紙の製造が伝承されてきました。
<紙の歴史>
下野国(現在の栃木県)の産紙が歴史に登場するのは、奈良朝天平宝字4年(760年)のこと、「写経料紙を産出す」とあり、建保年間1210年代の那須奉書、江戸時代の檀紙 、程村紙 、棧留紙 ※1、西内紙※2などは那須紙と総称され、その強靭さと優雅さをもって広く知られました。
最盛期には900軒を超す紙漉き農家が存在しましたが、現在は福田製紙所一軒のみが伝統を守り続けています。
7月の第4金~日曜日に行われる「山あげ祭り」は400年もの伝統がある野外劇で、国の無形文化財に指定されており、背景に使われる大小のはりこの山は和紙の産地だったからこそできたものです。
※1 棧留紙……楮を原料とした厚い手すき和紙。茨城県に産し、布地などの包装用、袋紙などに使用。桟留紙とも書く。「さんとめがみ」とも読む。
※2 西の内紙……栃木県に隣接する茨城県山方町を産地とする紙。原料は烏山和紙と同じです。江戸時代に水戸藩主の徳川光圀(水戸黄門)の保護奨励により生産が盛んになりました。
<紙の特徴>
良質の那須楮を使用しているため、強靭さと和紙独特の温かさを感じさせる和紙です。薄い紙は便箋・封筒、厚手の紙は版画用紙、賞状用紙、色や模様をつけた厚手の紙は財布や名刺入れなどの加工品となるとともに、烏山独自の和紙押絵に使用される紙となります
<製法(材料、技術)>
原料は那須楮を用い、丁寧なちりとり、煮熟など昔ながらの技法を守り、伝統の和紙づくりをしています。烏山和紙を代表する和紙であり、世に厚紙の至宝と言われる程村紙は、版画用紙、賞状用紙などとして使用され、その製造技術は町の重要無形文化財、国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に指定されました。
<烏山和紙会館について>
程村紙が町の無形文化財に指定された記念につくられ、館内では和紙製品の展示・販売、和紙を使った手づくり教室が開催されています。また、実際に製造を行っている工房「和紙の里」は、同館から8kmほど離れた山間にあり、製造の見学ができます。また、自分で紙を漉く体験教室など実施しています(要予約)。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「こどもの日」

男の子のすこやかな成長と幸せを願うのが、端午の節句。5月5日は男女ともに成長をお祝いする「こどもの日」です。忍者ごっこも復活のきざし…というわけで、子どもたちのための遊べる折り紙をたくさん紹介します。愛鳥週間や母の日など、新緑まぶしい活気があふれています。男の子も女の子も元気に折り紙を楽しみましょう。

ミニ知識・端午の節句
旧暦の5月は梅雨の時期に当たります。もともとは病気のはやるこの季節に、薬効のある菖蒲や蓬で邪気を祓う、中国から伝わった行事でした。その行事が田植え前の女性が菖蒲で身を清める風習と結びつき、端午の節供は女性の祭りになります。鎌倉時代になると、菖蒲が尚武につながることから、武士が勇壮な行事を行うようになり、さらに江戸時代に入って、男児のたくましい成長を願う祭りへと変わっていきます。
1948(昭和23)年に、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝することを趣旨とする「こどもの日」となり、子どもの幸せを祈る国民の祝日とされました。

①桃太郎・納所克志
ぱっくり開いた桃を両足で突っ張りながら立ち上がる元気な男の子はもちろんモモタローさん。日の丸の鉢巻きも自分で結べたのですね、お利口さん!

②兜・松野幸彦
417号に掲載していただいた兜のように、鍬形を大きくしました。また、鉢の部分のとがりをゆるやかにしてみました。全体が比較的大きくできあがるのもよいところです。

③兜と前立・松野幸彦
戦国武将の兜を作ってみたくなりました。あまり複雑にはしたくないため、前立用の角元(立物を付けるための突起状のもの)のある兜と前立を作ってみることで複数の兜を作ることにしました。角元はある程度の長さがあるので折って短くし、段折りで眉庇の前に角元をもってくることも可能です。室町時代以降の当世具足の兜では江戸時代の復古調のものを除き、吹き返しは小さく、あるいは、なかったりするものもあります。

ミニ知識・兜
頭部を守る武具で、着用者の威厳を示す役割もありました。遺物として残る、もっとも古い兜は古墳時代のものだそうです。安土桃山時代に動物の毛を付けたり、鉄や紙の張懸で烏帽子形、頭巾形などを作ったり、さまざまな立物を付けたりする変わり兜が流行しました。なお、武者人形の始まりは、鎌倉時代に宮中で菖蒲や蓬で作られた兜だと考えられています。この風習が武家でも行われるようになり、安土桃山から江戸時代初期には木製の兜や槍や旗指物もの(鎧よろいの背中に挿した小旗)が門前に飾られるようになりました。ほどなく町人にも浸透し、華美なものも現れてきます。

④☆鯉のぼり・半田丈直
かんたんに折れる鯉のぼりを、という発想で創ってみました。④の折り線は、いわゆる「ぐらい折り」です。その長さで、ひとつひとつの表情が変わります。真鯉、緋鯉、子どもたちの鯉…、たくさん折って飾ってみてください。

ミニ知識:鯉幟
戦陣で使われた吹き流しの形が変わったものと考えられ、真鯉、緋鯉などをかたどっています。江戸時代中ごろに飾られるようになったころは、紙に木版刷りしたものを貼り合わせた小さなものでしたが、だんだん大きくなっていきました。黄河が 上流の門を越えると鯉が竜になるという中国の登竜門の伝説にあやかり、子どもの出世を願って、商家を中心に飾られました

⑤ハムスターのハムちゃん・川手章子
突然現れてくれたハムスターのハムちゃん。両手を前にした姿を見てヒマワリの種を持たせてあげたくなりました。ほっぺは種をいっぱいほおばり、ふくらんでいます。折り図に従って折ってみてくださいね。

ミニ知識・ハムスター
二本足で立ったり、元気に動き回ったり、器用にものを食べたりなど、かわいらしい仕種で、ペットとして人気の動物です。夜行性で、1日の睡眠時間は14時間。エサをためる頬袋が左右にひとつずつあり、大好物のひまわりの種が61個も入ったという報告があります。

⑥ぶたがとぶなんてまさか!・青柳祥子
英語の成句で“Pigs might fly”といえば、ありえない、まさか!という意味です。ブタが飛んでグライダーになったので思わずこのタイトルになりました。飛ばして楽しんでくださいね!

⑦つばめさん家はベビーラッシュ・榎本京子
あらかじめ裏の角の4か所に1/16の大きさの赤い紙を貼った黒い用紙で折ると、つばめの子が大きな口を開けて餌えさを持っているようで面白いと思います。それにしてもお父さん、お母さんは忙しいですね。どうか全員無事に巣立ちますように。

ミニ知識・ツバメ
4月ごろ、南の国から渡って来て巣作りを始めます。5~7個の卵を産み、親鳥は交代で温めます。13~15日で雛がかえると、交替でエサを運びます。2、3分に1回、1日では200回にもなります。約23日で一番雛が巣立ち、またすぐ卵を産んで、二番雛を育てます。ヘビに食べられたら、三番雛まで育てることもあるそうです。

おってあそぼう!☆忍者の懐刀、あやしの忍者、☆忍者がえり 竹川青良

ミニ知識・忍者
敵国や敵陣に忍びこんで情報を集めたり、敵の重要人物を襲ったりする者で、戦国時代に活躍が盛んになりました。忍び装束は黒のイメージがありますが、実際は闇にまぎれやすい色として濃紺を使っていました。他に茶色や灰色、柿色などの色もありました。武器のひとつの手裏剣は、移動時には、危なくないように分厚い和紙のたとう紙や革袋などに入れていました。なお、2010年末から忍者ブームが起きていて、幼稚園などで折り紙の手裏剣も大人気だそうです。

⑧鍾馗さま・笠原邦彦
鐘馗などを折ろうと思ったのは、内山道郎翁に、重ね折り技法による作例があるのを知り、「えっ、こんな姿も折れるんだ!」との感動があったからです。後日、端午の節供の幟の絵を見ながら工夫しました

ミニ知識・鍾馗
厄を退け、魔を除くとされる武者人形のひとつです。古代中国の武将のかっこうをして、縮れた長い髭ひげを伸ばし、怒った顔つきの人形です。もともとは幟に描かれる人気の絵柄で、鐘馗幟といい、江戸時代中ごろから裕福な町人が立てるようになりました。鐘馗は実在の人物ではなく、楊貴妃を寵愛したことで知られる唐の玄宗皇帝の夢に出てきた架空の人物です。病気治療中の玄宗が、鐘馗が病魔と戦い退治してくれる夢を見て、起きると病気が治っていたそうです。この力にあやかるために、夢を思い出しながら絵師に描かせたのが鐘馗像だと伝えられています。なお、江戸時代末から、関東の商家などでは瓦鐘馗と呼ばれる人形を屋根にのせ、家の守り神としていました。人形の町として知られる埼玉県の岩槻市には、今も残っているそうです。

⑨シンプルローズケース・川手章子
表裏が赤と緑、ピンクと緑、白と緑などの折り紙で折ってみていただけたらと思います。中から、かわいらしい妖精がヒョッコリ顔を出してくれたら楽しいだろうなと思いました

⑩カーネーション・市川学
花びらに紙の裏が出るので、写真のように25cm角くらいの大きさの表裏同色の紙で折ってください。和紙がおすすめです。折りにくく手間もかかりますが、その分きれいに仕上がります。ぜひチャレンジしてください

ミニ知識・カーネーション
地中海沿岸でかなり古くから栽培されていて、花冠や花環を作るのに欠かせない花でした。カーネーションの名前は花冠や花環を意味するラテン語coronaに由来すると考えられています。キリスト教では、十字架にかけられるキリストを見送った聖母マリアが流した涙のあとに咲いた花とされていて、母性愛の象徴とされています。

参考文献
年中行事事典(三省堂)、暮らしの歳事記(講談社)、 くらしとあそぶ自然の12か月 (岩崎書店)、 雛まつり 親から子に伝える思い (近代映画社)、江戸ごよみ十ニケ月 (人文社)、 おりおりに和暦のあるくらし (角川書店)、 江戸の庶民生活・行事事典 (東京堂出版)、 伝えておきたい 日本の伝統 季節の慣習 (マネジメント社)、 忍者 (主婦と生活社)、 忍術教本 戦国武将 変わり兜 (新人物往来社)、 超はっけん大図鑑 ②ハムスター (ポプラ社)、 動物大百科 世界大百科事典 (平凡社)、 日本大百科全書 (小学館)

新連載【新・福祉と折り紙】
折り紙を教え、教わるとき、伝わるのは 折り方 だけではありません。折り紙教室には、折る技術を超えた心の交流があります。2001年~2003年に本誌で連載された「福祉と折り紙」では、さまざまな障壁(バリアー)を乗り越えて折り紙を楽しむ教室を紹介し、大きな反響を呼びました。今月号からの新連載は、その続編として、テーマをバリアフリーに限定せず、 折り紙の持つチカラ を大きくとらえ、考えていこうと思います。
第1回は、折り紙を活用した家族支援:折り紙セラピーを立ち上げた、静岡県の渡邉道子さんに、講師活動をご紹介いただきます。

折り紙セラピー(折紙ワーク「かがやき」)の発足
産業・教育カウンセラーとして活動中、粘土細工や折り紙など、日本の伝統文化を活用して家族支援をしてゆくために、東京大学大学院教育学研究科臨床総合教育センター教授(当時)・亀口憲治教育学博士に勧められて、2002年3月、watanabe折り紙セラピーを立ち上げました。
活動当初より以下のことをうたってきました。折り紙は医療、福祉の分野で近年癒しの一つの技術として注目されています。折り紙が人に及ぼす力を十分理解し、楽しみながら折り紙を折ることで、手や指そして脳がほどよく刺激されて活発になります。色々な新しい自分を発見したり、もちろんリハビリテーションの一部として活用できます。会話をしながら楽しく折り紙をすることで、動きにくかった手や指も少しずつ動くようになります。また、楽に他の人と話せるようになったり、心の奥深いところの気持ちを表現できるようにもなります。育児(子育て支援も含む)、育自(自分育て)にも活用できます。若さを保つのにも役立ちます。心の平安を得るのにも良いです。家族関係の改善にも役立ちます。折り紙は自分の中でまだ気付いていない力を呼び起こし、活き活きと生きるために、新しい視点から新たな行動を呼び起こすように援助してくれます。人から人へ、伝え手と学び手との共同作業です。現在は亀口教授の職域が学生支援のトップの立場に替わられたこともあり、指導に従いまして、セラピー という名称を変更して「折紙ワークかがやき」といたしました。これによって、より多くの人々に折り紙を広めてゆくことができるようになりました。

旧エンバーソン邸折り紙の会
国の登録有形文化財(静岡市所有)である旧エンバーソン邸は、1904年に静岡市西深草町に建てられ、後に静岡市立日本平動物園内、東側第二駐車場の下に移築された2階建ての白い洋館です。
2004年9月、100周年を記念して、西洋の音楽や建築が日本に受け入れられていく歴史を楽しく振り返る演奏会やシンポジウムが開かれました。私はこの記念事業の一環として、同年4月に エンバーソン折り紙の会 を発足。旧エンバーソン邸1階ホールと客間を会場に1回目の折り紙教室を開き、2回目からは2階へ移動して折り紙教室を開いていました。また、演奏会が行われた同年9月、10月、11月には、休憩時間に聴衆の前で折り紙パフォーマンスをして、皆さんに楽しんでいただきました。さらにこのコンサートの中で、日本の歌ボーカリスト、きむら みか先生から、歌われる曲の歌詞に合わせた折り紙を折って、会場に展示してほしいという、たっての希望がありました。
音のある風景 というテーマ で、1階でコンサート、2階で絵本の読み聞かせと折り紙教室が開かれることになりました。先生は歌詞に合わせて折り紙作品を手にかざして聴衆に見えるようにして歌ってくださり、子どもたちも、お父さんやお母さん、祖父母に連れられて、楽しそうに聴き入っていました。
2階の折り紙教室のお話を3つ程いたしましょう。
(その1)可愛い幼児(1歳女児)と若いお母さんが来られました。遠慮がちに「折らせてください。小さな子どもがおりますが…」「大丈夫ですよ。並んで座られたらいいですよ」「ほんとにいいんですか」女の子には5cm角の折り紙で遊んでもらいました。可愛い手つきで一生懸命に、彼女なりに折っています。その横ではお母さんがうさぎ、白鳥、鶴など、とても楽しそうに折っていました。久しぶりに少女時代に帰ったみたいでした。「楽しい時間をありがとうございます。この子もとても満足そうです。嬉しいです」と言われて帰りかけましたが、その女の子は、その日助手をしてくれていた私の末娘(20歳)の手をつかんで離しません。じっと、その手をみつめています。やがて手を離してにっこり。可愛いもみじの手でバイバイしながら「ありがと」と言ってくれました。1歳の女の子は、紙を丸めながら、その手触りや色にとても興味を持っていました。言葉はまだ話せませんが、じっと手を握り続けることが、感謝の表現だったのでしょうね。お母さんは、折り紙からエネルギーをもらえたようです。折り紙をしていると、皆、頬が紅潮していきます。
(次号へ続く)

<読者の広場>
● 折り紙の暑中見舞い葉書(2010年8月)武内捷子さん(高知県)
高知では 坂本龍馬博 に続き、8月9日(月)の前夜祭から3日間の開幕となる「第57回よさこい祭り」でにぎやかになり、人口もぐーっと増えています。光の祭典花火を折り紙で表現できたら素敵だろうとカメラのシャッターを、あの花火、この花火と迷います。むずかしいことです!

<426号の感想>
支部だよりのおりがみ電車 がすてきですね。作品を多くの人に見てもらう、よい機会だと思いました。折り図や展開図の描き方、折り方の技術的なヒントなど特集や連載記事で取り上げて欲しいと思います。青森では積雪が1mを超えて、道路が狭くなって大変です。みなさんのところはいかがですか?
(青森県 原子睦子さん)

口絵のボトルシップが素敵でした。パパとぼくのおふねがぎっちらこもほのぼのとしてよかったです。日本のお城とか折り紙で作ってみたいです。子どもが誕生してから日本折紙協会に入会しましたが、今年小学校卒業となります。あっという間の12年でした(入会して12年‼)。
(愛媛県 高橋美奈子さん)

2月はやっぱりハートの折り紙がいいですネ。支部だより に掲載されていた琴平電鉄の記事はほのぼのとした温かさを感じました。地元の幼稚園児が折った作品を電車の車両に飾って水族館のように眺められたというのです。私も東急東横線が四季折々の作品でいっぱいになったらいいナ…と夢見ています。
(東京都 磯野昌子さん)

チャレンジコーナーの 水仙 を作り上げたとき、とてもうれしかったです。私にも折れるかなと思いながらじっくりと見ながら折り進めるとなんとか仕上がりました。少し自信が持てたことと満足感でいっぱいでした。作品を創作した市川 学先生に感謝です。
(沖縄県 瀬名波広子さん)

チョコレートケーキ 、箱、折据、水仙、黒谷和紙で折った ハートのコースターから作るBOX がよかったです。1月号の 上げ羽鳥 を折って、年上の方々に差し上げました。とても喜んでいただいております。
(東京都 阿部道子さん)

連載 和紙の里めぐり・黒谷和紙 は地理的にも近く、大変興味深いものでした。ぜひ訪ねてみたいです。花の薬玉を載せて欲しいです。先月から川崎敏和先生の 水仙 を作りお正月に飾りました。たくさん生けてみなさんに喜んでもらいました。
(大阪府 池上善子さん

ハートのハーフケーキ、水仙がよかったです。バレンタインデーの作品など、即役立ち、また季節を先取りした作品が折れてうれしいです。月刊おりがみの作品を参考に私なりにいろいろアレンジして折り、脳の活性化の一助としても楽しんでおります。 支部だより、 ミニ知識コーナーもいつも興味があり勉強にもなります。
(兵庫県 籠谷和子さん)

<みんなの作品展>
朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会「新春を飾る折り紙作品展」
~花と緑のメルヘンの絵の世界~ 原 嘉子さん(埼玉県)

1月3日(月)~10日(月/祝)、埼玉県川口市立グリーンセンター・緑の展示室にて、第9回「新春を飾る折り紙作品展」が開催されました。寒さ厳しい時期ですが、吹き抜けの光あふれる会場に入ると、夢とメルヘンの世界が待っています!! 初めてご覧になった方は、「折り紙がこんなに素敵な絵になるなんてビックリしました」とか、「見ているだけで、心がウキウキします」など感想をお話くださり、私たちも大変うれしく思いました。恒例のさわって遊べる折り紙コーナーでは魚釣りが大変人気で、親子で競争したりしてたくさん遊んでいただきました。会期中は遠方より折り紙愛好者の皆様が多数おいでくださり、和やかな楽しい時間を過ごしました。来年は10周年になりますので、会員一同朝日 勇先生の指導の下、楽しい作品をお届けできますようにと思っております。

ロビー展 in はらみちを美術館 ハーレー静代さん(広島県)
高屋西小学校親子折り紙教室の読書をして世界を旅行しようをテーマに4年目を迎えた2010年度の折り紙作品は金太郎(日本のむかしばなし)、タロとジロは生きていた(南極物語)、てぶくろ(ウクライナ民話)の3作品を作りました。毎年11月恒例の東広島市生涯学習フェスティバルに出品後、2010年は国際読書年であることがきっかけで、2010年11月17日(水)から12月27日(月)に広島県三次市君田町の森の泉内はらみちを美術館でロビー展を開きました。この美術館はお母さんの優しさ、ふるさとのぬくもりをテーマに独特の詩画で人気のあるはら みちを画伯の作品が展示されています。
今回、過去の作品を含めた12作品を展示しました。11月23日(火/祝)と12月18日(土)の2回の折り紙教室も含め多くの方々におりがみを通して読書を呼びかけることができ、とても幸せで楽しいご縁をいただきました。森の泉はとても人気のある温泉で、宿泊した方や入浴に来た方など多くの方が美術館に立ち寄ってくださいました。君田小学校の生徒さんなど多くの子どもたちにも見てもらい、近隣の方だけでなく遠方よりはるばる見に来てくださった方など、とても多くの出逢いの場となりました。
前年までの9作品は9月から10月にかけて東広島市内の4つの小学校(志和堀小学校、木谷小学校、高美ケ丘小学校、上黒瀬小学校)を巡回展示したとき、多くの子どもたちからもらったおりがみの世界と出逢った感動を綴ったたくさんのお手紙の一部も美術館で同時に展示しました。

第5回北陸折紙コンベンション報告
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲(理事/石川県)

1月15日(土)~16日(日)に石川県加賀市の日本折紙博物館及び山代温泉瑠璃光で第5回北陸折紙コンベンションが開催されました。初日は山代温泉瑠璃光で前川 淳氏に「折鶴の謎」と題して講演をしていただき、日本文化の中における折鶴のイメージの広がりについて考えることができました。
2日目は1時限9教室、都合3時限で27の折紙教室が開かれました。当日は大変な悪天候になってしまいましたが、110名余りのご参加をいただき、有り難く思っております。当日は、日本折紙協会事務局のご協力も得て、博物館内に、世界のおりがみ展世界遺産シリーズも展示させていただき、参加者の皆さんに喜んでいただきました。第6回の北陸折紙コンベンションは10月8日(土)、9日(日)に金沢の石川県文教会館で行います。さらなるご参加をお待ち申し上げております。因みに体育の日の前日ということで、1月とは打って変わって秋晴れの好天に恵まれることと予想します。

「和紙の里めぐり」(新連載)上川崎和紙(福島県二本松市)
~今回は東北地方。みちのく紙として平安貴族に愛されたという和紙の里です~

<気候・風土>
福島県の中北部、二本松市(旧安達町)・上川崎地区は西に安達太良連峰、東に阿武隈山系を望み、またその中央を阿武隈川が流れており、清冽な水が手漉き和紙を育んで来ました。また、上川崎地区は山間地のため田畑が少ないこともあり農家の副業として発展しました。

<紙の歴史>
上川崎郷士誌に人皇70代後冷泉天皇の御世、康平年中(西暦1058年)紙を漉くことを創めとするとあり、みちのく紙として平安貴族に愛された紙でもあります。江戸時代には、二本松藩主丹羽氏が産業振興のため紙漉きを許可制にし、奨励しました。明治、大正を通して障子紙や傘紙として、福島県内だけではなく、東京や関東圏にも販売。昭和初期には紙を漉く農家が300軒をこえ、第二次大戦
中には軍用紙の生産割り当てがなされ、風船爆弾の和紙として使用されました。昭和18年芥川賞を受賞した東野邊薫著和紙には、東野邊が一年かけ取材した上川崎の人々の悲喜が描かれています。

<紙の特徴、用途>
強靭な楮100%の紙は生紙と呼ばれ、混ぜ物のない紙の代名詞になっており、昔は障子紙としての利用がほとんどでした。他の産地の和紙と比較すると、紙の風合いが黒っぽく濃く見えますが、生成りの色の素朴さに、人気があり、書家や画家など専門家たちの間で使用され高い評価を受けています。また現在では、障子紙はもちろんのこと住宅の壁紙やランプシェードのインテリアにも用いられ、人形などの民芸品や便箋、のし袋、バッグなどの実用品と、様々な分野で使用されています。

<製法(材料、技術)>
原料となる上川崎産の楮を12月から2月にかけて収穫し、皮をはぎ、粗皮を丁寧に包丁で落とし、白楮とします。この粗皮をそぐ作業を「かずひき」(上川崎地区では楮のことをコウズまたはカズと言います)と呼び、昔は夜なべの作業でした。和紙作りは家内工業だったため、子供たちにも年齢に応じ、一定のノルマが与えられ、水から引き上げてきた氷のついた楮を包丁で削りとりました。「嫁に行くとも 川崎きゃ嫌だ 夜は楮の皮たくり」と、昭和初期の盆踊りに歌われるように、紙漉き農家は大変な仕事でした。白楮を煮熟・水洗いし叩解したあと漉き舟に入れトロロアオイを加えて流し漉きで仕上げます。

<和紙伝承館について>
千年の伝統を持つ上川崎和紙ですが、紙漉き農家の減少や高齢化、そして後継者不足の問題があり、この伝統と技能を後世に伝えるべく、2001(平成13)年に和紙伝承館が国道4号線沿いの「道の駅安達智恵子の里」内に開館いたしました。地元の小・中学校の卒業証書制作体験や紙漉き、工芸品体験を通して一般の方に和紙の素晴らしさを伝えています。また年に一度和紙アートコンクールを開催し、全国から和紙を使用した作品(ちぎり絵等)を公募し、和紙文化の発展と継続に力をいれています。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「新学期」
学校帰りにランドセルを原っぱに置いて、そのまま遊びに行ってしまった子どもたち。水車小屋のある小川沿いには春の花がたくさん咲いています。
ランドセルが全国的に普及したのは昭和30年代以降といわれています。みんなが背負って学校に通ったこのユニークな形のかばんには、それぞれの小学生時代の思い出がいっぱい詰まっています。子どもたちを取り巻く環境は少しずつ変わり、表紙の情景は郷愁を誘うものになりましたが、昔を懐かしみながら、また今流行のカラーで、昔も今も変わらぬデザインを親子で楽しんでください。

①ランドセル・松野 幸彦
一枚折りの考え方を生かしながら、単純化するためにニ枚折りで作ってみました。
似た発想の、川畑文昭さんの作品が「おりがみCALENDAR 2007」(東洋電子製版)に掲載されていたことがわかりましたが、構造的には異なっていました。

②☆名ふだ・榎本 宣吉
この作品は榎本宣吉さんの著書「たのしいおりがみ135」(1992年永岡書店発行)に収録されている作品です。416号に掲載の白井和子さんアレンジ作の「チューリップの名札」の原作です。立てたり、胸ポケットにさしこんだりして使える、便利な作品です。

③スタンドポケットユニット・白井和子
つい立てが、しっかりとしています。机上に置くと便利です。メモ用紙や折る紙のサイズによって、カードなどが入ります。チューリップやサンタクロースなど折り紙の平面作品をさしこんで、部屋を飾る土台にもなります。

④☆ものいれ・伝承
宮 光康さんが記憶しておられて教えてくれました。勝負で勝ったべーごまを入れて持ち帰る時に大いに活用したものです。(紹介者 笠原邦彦)

⑤なかよしケース・川手章子
なかよく二つ並んだケースに思いました。ケースが生まれるごとに、中に何を入れようかなと…と思います。サイドの三角形がワンポイントです。折る工程も少し楽しんでみました。

⑥☆コアラ・青柳祥子
コアラの首に人指し指をさしこみ、あなたの手がコアラのからだです。グレーの手袋をしてパペットをすれば、おもしろいかも! 木のぼりもできますね。眠そうなポーズもできるかな? コアラはユーカリの葉を食べ、夜行性。もっとコアラのことをいろいろと調べてみましょう。

~おってあそぼう!!~
花水車・土戸 英二
平面から立体にする工程が楽しい作品です。ていねいにつまんで、美しい花水車を作ってください。

⑦テレビとテレビ台・笠原 邦彦
薄く大型の液晶テレビが主流のこの頃、すいぶんレトロなスタイルのテレビとして、くふうした当人も忘れていたものが採用され、嬉しいことです。もっともわが家のテレビ、今なおこんなスタイルの奴がしっかり生きています。

ミニ知識・テレビ
1926(大正15)年12月、高柳健次郎博士がブラウン管の蛍光膜状に「イ」の字を映し出すことに成功し、この年が日本のテレビ元年とされています。1953(昭和28)年、テレビの本放送が始まり、目で見るラジオと評判になったそうです。

⑧おぜん・伝承
このページで紹介する作品は、フレーベルの美び麗れい式しきから発展させた作品です。フレーベルの美麗式とは、ドイツの教育者で、幼児教育の祖と呼ばれるフリードリッヒ・フレーベル(1782-1852)が幼稚園教材にした幾何学的な形です。現代では一般に美術的形式や模様折りと呼ばれています。③の静止した形がベースまたはグラウンドフォルムと呼ばれる原形です。フレーベルはこの原形から折り出されるさまざまな形を提唱しています。正方形用紙だけではなく、正三角形、正五角形、正六角形、菱形の紙からも発展させています。(363号掲載 笠原邦彦 著「フレーベルとおりがみ」より)

⑨風見花と植木鉢・納所克志
お店に並ぶさまざまな紙の持ち味を見比べる方法はないかと花を取り替えできる風車にしました。部屋の中のかすかな空気の流れに動くとき、次の作品のイメージがとか…。
それはさて、いろいろな花で風のそよぎを楽しんでください。

ミニ知識・昭和の日
4月29日。もともとは昭和天皇の誕生を祝う国民の祝日、天皇誕生日でしたが、崩御に伴い、昭和天皇が自然を大切にしていたことにちなんで、1989年にみどりの日と変更されました。2007年にこの日が昭和の日となり、みどりの日は5月4日に移動しました。

⑩ツマトリソウ・染谷淳一郎
自然界には、五弁の花は多くあり、折り紙でもよく折られていますが、七弁の花は余り知られていません。七角形を精度よく折る簡便な方法を考案したので、数少ない七弁花のひとつツマトリソウができました。

ミニ知識・ツマトリソウ
日本では北海道、本州、四国に分布する、サクラソウ科の多年草です。6月~8月に、1~1.5cmの皿形に開く白い花を咲かせます。花びらの先端の淡い紅色の縁どりを着物の褄取に見立てて、この名前が付いたと考えられています。花びらは5~9枚と変異しますが、通常は7枚です。

⑪Flower・フローレンス・テンコ、アンナ・カストランガー
アメリカのFlorence Temko さん作の花を葉と茎にして、花(Anna Kastlungerさん作“Rose”)を組み合わせた作品で、Raychel Katz さんが考案しました。2010 年のオリガミUSA のコンベンションで福本多恵子さん(東京都)がRaychel さんに教わってきました。

⑫イカリ草の花・川手章子
できあがった作品を見ながら、図鑑をめくるとイカリ草の花に似ています。花びらを作るとき、重なっていて折りにくくなりますが、きちんと折るとおさまってくれますので、ひとつずつていねいに折ってみてください。

ミニ知識・イカリソウ
日本の山地にも自生します。少し長めのハート形の葉と、距(きょ)と呼ばれる、花の四方から長く伸びる部分が印象的な花です。花の姿が船の錨に似ていることから、この名前が付いています。4月~6月に紅紫色や白色の1.5~2cmくらいの小さな花を下向きに咲かせます。古くから強壮薬として使われています。

参考文献
世界大百科事典(平凡社)、ポプラディア(ポプラ社)、ベスト図解百科(学研)、花のおもしろフィールド図鑑 春(実業之日本社)、カラー高山植物(東京新聞出版局)、花おりおり(朝日新聞社)、日本の野草(山と溪谷社)、昭和テレビ放送史(早川書房)、テレビ史ハンドブック(自由国民社)、テレビ50年(東京ニュース通信社)

<読者の広場>
~郵便局で干支の折り紙と年賀状展~ 十河政子(広島県)
音戸郵便局(呉市)での年賀状の発売に合わせて折り紙の展示をしました。見ていると時間を忘れ手続きが早く終わるような気がします、自分も作ってみよう、まねてみようと言う人が再度訪れているようですよとの声、仕事の気分転換になりますと言われる職員の方、興味のある方が見に来て、はがき、切手を買われて売り上げアップになっていますと局長さんも言われました。楽しんでいただいているようでうれしいです。毎年楽しんで見せていただいていますと言われるファンの方もいて、何を作ろうか、どうまとめようかといろいろ考えながらの作品作り、自分のボケ防止にもなっているようで、これからも郵便局から頼まれれば続けていこうと思っています。

~高山鈴子さん指導のNHK文化センター川越教室作品展~ 服部周平(東京都)
日本折紙協会練馬支部ノア・こぶし会のメンバーのおひとり、高山鈴子さんは、折り紙普及活動に熱心で、NHK文化センター川越教室で多くの方々にご指導されております。その作品展が2010年11月12日(金)から15日(月)まで川越市のどまん中、アトレ6階特設会場で開催されました。広い会場の四面に教室関係者の作品が300点余り飾られ、中央部には折り紙教室のコーナーも用意され、老若男女大いに楽しんでいらっしゃいました。
また、高山さんは西東京市社会福祉協議会のご依頼を受け、“ふれあい喫茶・折り紙で介護予防”に講師として参加し、10月21日(木)に高齢者の方々に折り紙の楽しさを元気いっぱい、笑い声の中で活躍されておりました。

<425号へのおたより>
上げ羽鳥、花かんざし、在原業平、小野小町がよかったです。上げ羽鳥は金と赤の両面折り紙で作りました。正月飾りにしてもよいです。家族で喜んでいます。
(東京都 阿部道子さん)

正月向けの折り紙が多数掲載されており、役に立った。特集記事の中で折り方のわかりにくいところもあったが、もう少しページを増やして理解を高めるようにしてほしい。

小学校教育でうまく折り紙を通して理解を高める方法を考えたい。
(茨城県 松井 修さん)

かわいらしいうさぎさんやお正月飾りなどたくさんあり、全部折ってみたくなりました。みんなの作品展がよかったです。先生から直接、折り紙指導を受けてみたいなぁと、いつも思っています。東北新幹線が全線開業しました。さっそくはやてで東京往復して来ました。東京が近くなった! という感じです。
(青森県 原子睦子さん)

うさぎのポチ袋がよかったデス。ミニ知識の干支の卯やたとう、そして和紙の里めぐり&記事は読みごたえがあってとても満足しました。雪の中に保存した和紙は雪の反射で紫外線による植物色素を分解して白くなるとか。先人の知恵はすごいですネ。
(東京都 磯野昌子さん)

お花のたとう、おりがみガーデン、よかったです。たくさん作ってお友達にプレゼントしたいです。今、くすだまに夢中です。パソコンで検索して折り方を見つけては作っていますが、おりがみでも紹介していただけるとうれしいです。
(静岡県 本島輝子さん)

パステルカラーの表紙がとてもいいですね。福うさぎ、東海林伸嘉さんのうさぎをさっそく折りました。在原業平、小野小町もいいです。家族でカルタ取りをしたころを思い出します。昨年一番初めに手にしたお正月号の413号は折れる作品が少なかったのですが、今年のお正月号は折れる作品が増えてうれしいです。今年の折り紙活動(少々オーバーですが)のまとめにお正月セットを作り、知人3人に贈って喜ばれました。内容は414号のハートの箸袋、413号のタイの箸袋、424号の納所克志さんのサンタクロース、中島 進さんのバンザイサンタ、425号の福うさぎです。それから鳥取県は話題の朝ドラ「ゲゲゲの女房」の地元ですので、会合のとき友人たちにゲゲゲの鬼太郎を折って持って行きましたら、大好評でした。
(鳥取県 高階圭子さん)

冬らしくなり庭には赤や白のサザンカが咲き始めました。吹田市創立70周年記念イベントの展示の依頼がありました。できるだけ協力したいと思っています。
(大阪府 山田充代さん)

お花のたとうはポチ袋その他、いろいろ利用でき、楽しんでたくさん作りました。そろそろくすだまも載せてください。11月7日(日)、地区公民館の文化祭にて千野利雄先生のうさぎを作りました。あまりの名作にみな大喜びで、予定時間を大きく過ぎてしまいました。
(大阪府 池上善子さん)

毎号わかりやすい説明がされているので参考になります。今、折り紙で宝船に乗った七福神を折っています。
(大阪府 高谷淳子さん)

昨年の11月19日(金)に第17回おりがみカーニバルを見に行きました。初めての鑑賞です。花、花、花、こんなにもいろいろな折り方、仕上がりがあるのにびっくり、中でも張替亮子さんのどこまでも花には、またびっくり。一枚の紙で折ってあるとは。そして世界のおりがみ展のパノラマ作品、外国の街の様子、隅から隅まで細かくできていて見入ってしまいました。
(埼玉県 西塚ミヱ子さん)

~生きる、そして学ぶ意欲をくれた折り紙~ 井上和子さん(大阪府)

2年前に主人を亡くし生きる意欲をなくしていた私が、折り紙を通じて大阪府 の川口和子様と高木光子様に出会いました。お二人に支えていただきながら折り紙の魅力を感じた私は、地域で月1回の折り紙ボランティアを行っていく中で折紙講師の認定をいただきたいと思うようになり、今回認定をいただきました。私にとって折り紙は生きる意欲をくれ、さらに学ぶ意欲をくれました。昨年4月に52歳にして短大の介護福祉学科に入学し、すぐに折り紙サークルを立ち上げました。2010年10月30日(土)、31日(日)の2日間、大阪健康福祉短期大学の大学祭で第1回折り紙サークル展を開催することができました。テーマは「おりがみ ザ ワールド」とし、山、海、空とのテーマに沿って空間を
作りました。年代を超え、たくさんの人が訪れてひとときの和の空間ができました。大学祭まで期間もなく、予算もなく、今まで折り紙をしたこともない仲間で不安もありましたが、無事、大成功で終えることができました。息子や娘のような子どもたちと世代を超えてとても楽しい時間を共有できたこと、私自身年齢を忘れ夢中になってがんばれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。学校の開校以来、初めての折り紙サークル。まだまだ未熟ではありますが、来年も第2回折り紙サークル展を目指し、がんばってまいりたいと思います。

~“わろうべ祭り”に折紙の作品展示会と体験教室を開く~
手づくりサークル「折り紙であそ房」代表 尾崎晶子(千葉県)

2010年11月27日(土)、28日(日)、四街道市南部総合福祉センター「わろうべの里」で毎年恒例の地域の秋祭り“わろうべ祭り”が開催されました。本年度も“里”を利用して活動する“団体の成果発表と地域交流の祭典”として開かれ、2日間でおよそ3,200人の入館者がありました。私たちが実施した会員 の折り紙の作品展示会と体験教室にも入館者の多くが来場され、教室は終日子どもさん連れでにぎわいました。
会員の共同作品は月刊おりがみなどからの選りすぐり、あるいは朝日 勇先生のメルヘン調の作品などを参考として構成し、壁面飾りとしました。その他に四街道市内の介護施設のデイサービス支援訪問の際、施設の皆さんと一緒に折った作品、個人会員による作品を壁面に飾
りました。机の上には個人会員による立体作品を展示しました。

<支部だより>
~おりがみ展開催~ 畠山久子/秋田県 秋田支部なまはげの会支部長

前々から会員の念願であった秋田支部の展覧会を2010年10月29日(金)から31日(日)まで秋田市の中心にある会場で開催しました。会場の中央には会員全員で鶴を折っ
て、高さ1メートル50センチの三角錐に貼り、展示効果をあげました。その他個人作品は各々得意とする花・動物・行事・四季などバラエティに富んだものや、数人でグループを作りテーマを決めて、パネルを主に共同制作してみました。またいくらかでも折り紙に関心を持ってもらいたいと鑑賞に来た人たちに体験コーナーを設けました。サンタクロースを折ってもらい、大人や子どもにも好評を得ることができて、ある程度成功したと思います。

~藤本祐子先生をお招きして講習会~元秋功枝/東京都 多摩支部山鳩

一年中ハイカーたちでにぎわい、紅葉の名所として知られる高尾山のもと、多摩地区に藤本祐子先生をお迎えして講習会を開いたのは2010年11月19日(金)でした。先生は月刊おりがみなどの折り図を描いておられる他、都内中心に教室の講師として活躍されていて、今後は外部との交流にも力を入れ、生涯の楽しみにしていきたいということです。
当日は28名の方の参加がありました。講習会では初めに折り紙を3等分するための印をつける漸近法を説明してくださいました。ご自作の赤ちゃん、エンゼル、内山道郎作たとうの応用作品で紅葉のたとうと鶴のたとう、オリガミUSAのコンベンションからSimon Anderson 作ひよこ、Jeff・Beyon 作Vortex(渦巻き)でした。エンゼルは目の描き方から、頭、体、羽のバランスなどていねいに説明してくださり、たとうはハーモニーおりがみを使うと効果的だとのことでした。
最後はカラーホイル紙を使うことで折り線がしっかりとつき、立体感がある渦巻きは8枚のパーツからできていて、組み合わせて仕上げるのにみなさん、真剣でした。上と下の重ね方に気を使い、でき上がったものは外国の香りのするすてきなユニットでした。折り図は貴重な手描きのもの。その間何度もまわりながらていねいに明解な指導で、途中細かい配慮でグー・チョキ・パーの指体操も入れて楽しく進めていただきました。内容豊かな2時間あまりの講義も先生のパワフルで明るい人柄からたくさんの力をいただいた気持ちです。ありがとうございました。これからもよろしくご指導のほどをお願い申しあげます。

「和紙の里めぐり」(新連載9)
~石州和紙~ 島根県浜田市三隅町(石見地方)
<気候・風土>
石州とは石見国のことで、現在の島根県西部地方に当たります。石州和紙の里は、島根県西部の浜田市を流れ、日本海に注ぐ三隅川沿いにあります。日本全国の紙の産地の中でも、海の見える紙の里は石州だけといわれています。気候は、2011年年頭の大雪のニュースが記憶に新しいですが、寒冷な地方です。
<石州和紙の歴史>
歴史上、文献に石州(石見)の名前が登場するのが延喜式(905年に出された平安時代中期の法典)です。その中で「中男作物(20歳前後の男子が作って納める郷土の作物)に紙を四十張(枚)」と義務付けられた42か国の一つに挙げられています。江戸時代の1798(寛政10)年に発刊された国東治兵衛の『紙漉重宝記 』には、雲・和銅(704~715年)のころ、柿本人麻呂が石見の国の守護で、民に紙漉きを教えたという伝説が記されています。この本は、石州半紙の製法を初心者にもわかりやすく、図入りで紹介したもので、この本により紙漉きが農家の冬の副業として普及しました。
<紙の特徴、用途>
ここで育つ楮は質がよく、その楮で漉かれる石州半紙は和紙の中でも群を抜いて強靱です。かつては大坂の商人が石州半紙を帳簿に使い、火事の時、井戸に投げ込んで帳簿を守ったといわれています。全国の和紙の強度試験の耐折試験でも、洋紙は数回から十数回折り曲げるとちぎれますが、石州半紙は縦方向で3405回、横方向で660回まで耐えたという記録が文化庁に残っています。
── * ── * ──
先人たちから引き継がれた技術と技法を守ることにより、石州半紙技術者会が製造する「石州半紙」が1969(昭和44)年、国の重要無形文化財に指定を受けました。また、1989(平成元)年には経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」の指定も受けました。さらに、2009(平成21)年にユネスコ無形文化遺産(ユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約)に登録されました。2008(平成20)年にオープンした石州和紙会館は、石州和紙の技術伝承を研修する施設として後継者育成を図り、かつ、日本の和紙の情報発信と国際交流の情報発信、会館オリジナル和紙の製造と商品開発を行っています。石州和紙製造の全工程の体験などができ、展示室では石州半紙技術者会と石州和紙協同組合の和紙を一同に展示し、地域と密着した施設となっています。
( 石州和紙協同組合 代表理事石州半紙技術者会 副会長 久保田 彰)

<製法(材料、技術)>
原料に楮、三椏、雁皮 の靭皮繊維を用い、補助材料としてネリに「トロロアオイ」の根を粘液を使って、竹簀や萱簀を桁にはさんで「流し漉き」により作られます。楮の黒皮をはぎ、薄皮削る際、真っ白の皮にせず、緑色の甘皮を残す「なぜ皮」にするのは石州半紙 ※の独特の製法です。この甘皮部分が、繊維がからみ合ったすき間をうめて繊維が抜けるのを防ぎます。それで漉き上がった紙は緻密で耐久性があり、やや黒っぽい光沢のある紙になります。潮風の激しい地方の障子紙として重宝されてきましたが、現在はその丈夫さから保存用紙、文化財修復用紙、書画用紙など多くの分野で使用されております。
※半紙…もともとは全紙を縦半分に切った大きさの紙。近世には縦25cm、横35cmの大きさとなり、日常の用紙としてよく使われました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性を

もつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの

日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作

品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があた

えられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか

、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です

。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史がありま

す。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ

展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合

せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流

基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これら

の商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のある

ものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当

協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入

場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コー

ナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が

必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体

のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情

報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です



~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできま

す。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会

員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与

されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ

」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた

形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資

格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1

冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお

持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満

足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありま

すが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
特集「手作りバレンタインに挑戦!」

2月14日のバレンタインデーに手作りのお菓子を作ってプレゼントをするのがはやっています。また、女性同士で、チョコレートをプレゼントしあう「友チョコ」も人気だそうです。大切に思う気持ちを込めて、贈り物をすることはすてきなことですね。今年はチョコレートに折り紙のケーキを添えて、お友だちをびっくりさせませんか。さあ、手作りケーキを折りましょう!


<おってあそぼう!!>
①パパとぼくのおふねがぎっちらこ・青柳祥子
この作品を作るきっかけは、柚木沙弥郎さんの絵本「おふねがぎっちらこ」がきっかけになりましたが、自分でもいつか作りたいと思っていた親子遊びです。外国でも‘row row row your boat’や、‘Rock-a-bye Baby’の歌に合わせ、同じような遊びがあります。

ミニ知識・イクメン
育児に積極的に取り組もうとする男性のこと。2010年には厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を始めたことや、東京都文京区の区長が育児休業を取得したことなどが話題となり、流行語のひとつでした。関連雑誌も数種類発行され、ファッションに気を配り、おしゃれに、楽しく、育児に参加しようというお父さんが増えています。

②☆スプーン・堤 政継
形をしっかりさせるためにホイル紙で折ることをすすめます。実はできあがりⅡの方が最初に考えた作品で、できあがりⅠは投稿として送った作品なのでした。

③ボトル・デビッド・ブリル
この作品はもともと、1979年にエリック・ケネウェイさんの本‘Origami Paperfolding for Fun’のため創作したものです。当時、中に船を入れて「ボトルシップ」にしたいと思い、ブックカバーに使う透明なフィルムで折りましたが、きれいに仕上げるのは難しいことでした。裂けにくい素材のもので折った方がよいでしょう。

ミニ知識・ボトルシップ
和製英語で、英文は‘a ship in a bottle’。瓶の口よりも大きな帆船などの模型が入っている工芸品。1800年ごろ、西洋の船乗りが船内の素材を使って、空の酒瓶の中に模型を組み立てたのがはじまりとされています。

④☆ポット(カップ)・高木 智
この作品は「2度楽しめるおりがみ百科」(高木 智著・1994年日本文芸社発行)に「ポット」として掲載され、今回作者の許可をいただいて、「計量カップ」として口絵で使いました。そそぎ口と取っての付いた形ですので、いろいろと楽しめる作品です。

⑤チョコレートケーキ・飯田和子
折り図を見ると、ちょっと難しそうですがまず箱を作って上のぴらぴらの部分で飾りを作ると思えばそんなに難しくないと思います。私はまず箱形にしてから、細かいところはピンセットを使って飾りを折りました。
「飾り」の折りすじをつけておくことで最後が折りやすい工程にしました。(編)

ミニ知識・バレンタインデー
2月14日。古代ローマの司祭バレンタイン(ヴァレンティヌス)の殉教日で、キリスト教の祭日に当たりますが、もともとは、ローマで女性を守り、結婚の女神とされたユノー(ジュノー)の祝日で、また、ルペリカーリアという祭りのころでもありました。ルペリカーリア祭で、少女たちの名前を書いた紙切れを壷に入れ、それを少年たちが引き、祭の間カップルとなるという「名前のくじ引き」という習慣があったそうです。
なお、現存しているもっとも古いバレンタインデーの手紙は、1400年代にロンドン塔に幽閉されたフランスの詩人が妻に宛てて書いたもので、大英博物館に保存されているそうです。

⑥折据、箱(伝承)
平面の形は「折据」と呼ばれ、今でも茶道の七事式の「花月」などで使われています。この箱は、折据を立体にした形が始まりといわれていますので、今回は昔からの折り方をお楽しみください。よく知られている折り方は「378号」(絶版)に掲載しています。最近では、台所のゴミを捨てたりする箱としてよく使われているようです。(編)

⑦ハイカラケース、額付きパッケージ・川手章子
「ハイカラケース」はふちにレースの付いたような箱となりました。底部は四角く、ふちは丸くなります。「額付きパッケージ」は折りすじ一工程ずつ丁寧に付けるのがポイントです。額の中にはメッセージ、絵、写真など自由に入れて使ってくださいね。

⑧水仙・市川 学
まずは六角形を折り、そこから6枚の花びらを作り、紙の余った部分で花の中心を作ります。「ツツジ」を六角形ベースにしたような折り方になります。

ミニ知識・スイセン
ヨーロッパのイベリア半島、地中海沿岸、北アフリカで発達。日本へは中国より伝えられ、室町時代の漢和辞書「下学集」に「水仙」という名前が初めて現れます。水分の多いところに咲くことから名前が付いたと考えられています。スイセンの属名「ナルキッスス」はギリシア神話の美少年ナルキッソスにちなんだものです。
多くの妖精に言い寄られながらも拒んだために、女神ネメシスに自分の姿に恋するように仕向けられ、水面に映る自分に見ほれて泉にはまり水死したという伝説です。そのためスイセンの花は下向きに咲くと伝えられています。

⑨ふきのとう、サボテンの花、葉つきの花・永田紀子
淡い色のやわらかい紙を使えばふきのとうに、タント紙の濃い緑ならサボテンになります。サボテンには花を咲かせたくて花心に四角錘の突起を作り、サボテンの先端にかぶせました。色とりどりの花を咲かせてくださいね。

ミニ知識・ふきのとう
ふきのとうは、蕗のつぼみです。雪解けとともに芽を出し、春の訪れを知らせる野草です。てんぷらや味噌和えなどにして食べられ、独特の香りとほろ苦い風味が特徴です。宮城県古川市(現・大崎市)の特産品を販売する「ふるさとプラザ」が1993年に提唱した「ふきのとうの日」もあります。2月10日で、2と10の語呂合わせからだそうです。なお、ふきのとうには雄花と雌花があります。

ミニ知識・サボテン
メキシコではウチワサボテンなどのとげを取って、野菜として食べるそうです。日本に渡来したのは江戸時代初頭、オランダ船が持ってきたのが初めてとされ、汁が石けんの代わりとなるので、ポルトガル語で石けんを意味するsabao(サバオ)からサボテンと呼ばれるようになったといわれています。

⑩ハートのハーフケーキ・石渡正一
ティアドロップ型、2個合わせてハート型、6個または8個合わせてクローバー型、トッピングをのせてホールケーキなど自由に組み合わせて楽しんでください。

⑪ハートのコースターから作るBOX・白井和子
ハートの単体からコースター、そして折りすじをつけて立体にすると箱に発展します。ふたは外向きにすると花が開いたような形となり、内向きに折るとプレゼントBOXです。


参考文献
「年中行事事典」(三省堂)、「ヨーロッパの祝祭日の謎を解く」「366日記念日事典」(創元社)、「イギリス祭事カレンダー」(彩流社)、「和ごよみと四季の暮らし」(日本文芸社)、「世界大百科事典」「草花もの知り事典」(平凡社)、「お菓子の歴史」(河出書房新社)、「朝日新聞」「花おりおり」「植物ごよみ」(朝日新聞社)、「花の風物誌」「植物和名語源新考」「植物和名の語源」(八坂書房)、「日本サボテン史」(日本カクタス専門家連盟)

<支部局だより>
~「小さな作品展」開催~ 相模支部「夢折紙」川井千代
長い残暑も去り、ようやく秋らしくなった2010年10月6日(水)~12日(火)、私たち相模支部「夢折紙」は、女子美術大学に隣接した、市立相模原麻溝公園事務所内ホールスペースにて“小さな作品展”を開きました。“オータムフェアー”という公園イベントとも重なり、連休にはたくさんのご家族連れの方々が足を運んで下さいました。
思えば、8か月前の入院生活がなければ、私は折り紙とは無縁の生活を送っていたことでしょう。病と闘う橘(由美子)先生(支部長)と同室にならなければ、折り紙の楽しさを知ることはなかったのです。入院先、時期、同室、いろいろな偶然が重なり、私は今、折り紙に出会えた事に大変感謝しております。
さて、作品展ですが、講師を目標とする私たちのクラス(私以外は皆講師資格取得済みですが)を中心に、小中学生のクラスから60代70代のクラスまで、支部内のいろいろな仲間たちが、参加協力しました。病み上がりの先生には、アドバイザーに徹していただき、できるだけ私たちだけで、企画制作していきました。
まずは3つのテーマを決めたコーナー、魔女やカボチャをメインにした「ハロウィン」、3種類のボックスケーキを飾った「ティーパーティ」、秋の里山をイメージした「動物の森」。そして個人作品のコーナー、来客者に参加していただくコーナー。一角には、今度、支部の創作指導にあたっていただく事になった山田勝久先生の「クワガタ」や「かぶと虫」「十二支のポチ袋」の作品などを展示していただきました。また、支部仲間の和紙工芸士の高田夏代子さんは、綺麗な「花のパネル」を飾って下さいました。来場者の方々には、「コスモス、トンボ、きのこ」などの折り方を講習し、できあがった作品を模造紙に貼って展示したり、お土産としてお持ち帰りいただきました。そう、橘先生が常日頃私たちに指導して下さっている「共に楽しむ折り紙」です。中には2回3回と通って下さる方がいらっしゃり、最終日には「次はいつ来てくれるの?」とうれしいお言葉もいただきました。
折り紙に魅せられ、好きなものを好きなだけ折っていた私ですが、みんなで作り上げる楽しさ、教える難しさなど、たくさん勉強させていただきました。これからも、折り紙を通じて自分を磨き、素敵な人の輪を築いていきたい、と強く思いました。

~「織っこたちのゼロ展」に参加~ 浦和支部「さくら草クラブ」支部長 黒岩琢磨
2010年10月7日(木)~10日(日)、さいたま市北区「プラザノースギャラリー2~5」で「織っこたちのゼロ展」が開かれました。今年で3回目とのことですが、主催のNPO法人・織の音アート福祉協会、金 福漢さん(写真)の要請に応え日本折紙協会浦和支部が参加しました。10有余年間に創り上げた童謡や歌をテーマにしたパネル作品(90cm×75cm)20面が花を添え、協賛の韓国紙文化財団理事長盧 英恵様や他の来賓とともに7日(木)11時より開会式を挙行しました。その後10日まで、ファッションショーや音楽会、折り紙教室などが順次開かれて会を盛り上げました。

~スリランカと折り紙で交流~ 上総西支部「アクアラインクラブ」支部長 高嶋恵子
2010年9月18日(土)、千葉県幕張市「ホテルグリーンタワー」においてスリランカ国のテーマ「これからのたすけあい社会のシンポジウム」が開かれました。主催の認定NPO法人のC.P.I.教育文化交流委員会に支部として折り紙で協力参加いたしました。
100名の参加者は全員胸に折り紙の蝶のブローチをつけ着席。会場13テーブルにはきれいなハイビスカスの花かご(制作:坂本整子香川支部長)、押し花のコースター(制作:多摩市、石橋智恵子様)が置かれました。
ステージには桜の木のモニュメントに折り紙で極楽鳥、オウム、小鳥などと、暑い国の花々・アンセリュウムを制作して飾りました。それを背景に遠いインド洋の国スリランカから来た学生(男2人、女5人)の民俗舞踊と歌が紹介され、雰囲気を盛り上げました。私たち支部メンバーは民俗衣装のサリーを着ました。
2009年9月28日(月)~10月4日(日)は日本折紙協会主催のインドネシアの折り紙フェスティバルにC.P.I.が協力をし、そのとき「おりがみ4か国語テキスト」にインドネシア語を入れた特別版を共同制作し、同国の中・高校に頒布する活動を行いました。その活動は皆様からの協賛金のうち経費を除いた金額を同国の母子家庭の救済にまわすという有益な仕事でした。
それに対して各学校から感謝の手紙が集まってきていると聞いています。「頒布に協賛してくださった皆様に近日中にお送りできますよ」とのC.P.I.の小西会長からのお話です。
この運動の実践に皆様!どうぞ折り紙とともによろしくお願いいたします。

~三つの折り紙講習会開催~ 香川支部「おりがみKAGAWA」支部長坂本整子
日本折紙協会主催「2010折紙シンポジウムin香川」の開催にあわせて、地元の方々に折り紙の楽しさをより知らせたいと企画しました。延べ100余名の方が趣向のことなる折り紙を楽しむことができました。

~「ことでんに乗って琴平に行こう」(おりがみ電車)
2010年7月17日(土)~8月31日(火)、子どもたちの作品を乗せて「おりがみ電車」が琴平~高松を走りました。琴平には「海の博物館」もありますし金比羅様は海の神様。海の日もはさんで、電車を子どもたちと一緒に水族館のように飾りたいと思いました。いろいろ制約がありましたが、琴平電気鉄道(株)様のご協力で実現いたしました。「瀬戸内国際芸術祭連携事業冠呼称」の使用の承認もいただき、芸術祭実行委員会の後援もありました。
当初は7月31日(土)までの予定でしたが期間が延長になり、電車の乗客の皆さんからは「ほのぼのとした感じですね」「子どものころの折り紙あそびを思い出し懐かしかったです」との感想が寄せられました。
ご協力いただいた琴平町立北幼稚園・南幼稚園の皆様、琴電の皆様、お世話になりました。誌面をお借りしてあらためてお礼申し上げます。
幼稚園の子どもさんたちとは、地元の文化祭や、クリスマス、お正月などの折り紙交流、琴電琴平駅やJR琴平駅の折り紙展示も続けています。
私たちは、これからも地元に根付いた地道な活動をしていきたいと思っています。今後ともご指導をよろしくお願いいたします。


「和紙の里めぐり」(連載)7
~黒谷和紙~ 京都府 綾部市黒谷町
<気候・風土>
京都府綾部市の北部、舞鶴市に接する黒谷町は、舞鶴湾に注ぐ伊佐津川と支流・黒谷川が合流する峡谷に位置します。今でこそ、交通の便がよくなり、和紙の里として多くの人が訪れる場所となりましたが、かつては「京都府の秘境」と言われるほどでした。

<紙の歴史と時代ごとの使われ方>
約800年前、平家の落武者が敗残の身をかくすために、山間僻地で農耕地も少ないこの地を選んで住み着いたと言われています。その後人口増加と農耕地の限界、さらには野生の楮があったこと、集落をぬって流れる川の水が清澄でしかも豊富であったことから紙漉きが始められたようです。
紙が漉かれ始められた頃は近くの村落へ出向いては食料、衣類と交換しました。元禄時代(1700年頃)、山家藩の代官・十倉治右衛門が藩に必要な紙を確保するため紙漉きを奨励する政策によって紙漉きの戸数も増え、生産は伸びていきました。そのため藩内だけではさばき切れなくなったので、安政年間(1850年代)には呉服の町・京都の越後屋へ売り込みに行きました。
明治28(1895)年には土佐紙業組合から技師・大西勝四郎を招いて新しい土佐漉き(八つ取)の技術を導入しました。原料も楮、三椏、雁皮、藁などを使い、改良半紙、大判障子等新しい黒谷紙を作り、画期的な飛躍をみました。
明治末期には傘紙、養蚕用包装紙、藁半紙等が漉かれていました。第1次世界大戦の頃の大正3(1914)年~大正7(1918)年は陸軍省の乾パン袋を漉いていました。これは黒谷和紙が楮100%でその強度がかわれたからで、この時期はほとんどの業者がこれを漉いていました。この時期は当産地で一番栄え、世帯数も72戸ほどありました。大正末期(1920年頃)から綾部の郡是製糸株式会社(現・グンゼ株式会社)から繭袋や糸包みの大口注文がありました。昭和初期にはこれらの製品も代替品の進出によって受注は激減し、一部の業者は黒谷を離れていくような状況でした。第2次世界大戦前の昭和15(1940)年頃は京都向けの呉服の値札紙を中心に生産をしていました。戦時中は若い人の徴兵、軍需工場への流出、食糧増産のため紙の生産は大幅に減少してしまいました。
戦後は昭和25(1950)年頃までは呉服の値札、昭和24(1949)年~38(1963)年はサンドペーパー台紙が中心的製品となりました。しかし、これらの製品は機械漉きの発展、生活様式の変化等により需要は大きく減少しました。そこで昭和38(1963)年から新品種への転換をはかり、黒谷奉書、ハガキや便せん等の民芸品、さらには座布団、帯などに加工しています。

<紙の特徴、用途>
丹念に水と天日にさらされた黒谷和紙は強靭さが特長で、京都の桂離宮の襖、二条城の障子にも使われています。また、厚手の和紙に型染めをした「黒谷型染紙」は、袋物やクッションなどにも使われ好評です。

<製法(材料、技術)>
和紙の原料には三椏、雁皮などもありますが、黒谷の和紙は主に楮(黒谷では「かご」と呼ぶ)を使います。15年ほど前から地元の農家が楮の栽培に取り組んでおり、現在では使用する楮の50%が綾部市内で栽培されたものです。
2005年11月、黒谷和紙製造技術のさらなる発展と、この素晴らしい技術を多くの人に知ってもらいたいという思いから、閉校した「口上林小学校」を改装し、「黒谷和紙・工芸の里 和紙工芸研修センター(京都伝統工芸大学校)」をオープンしました。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL03-3625-1161
FAX03-3625-1162

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
801円
~新しい年に寄せて~ 日本折紙協会理事長 大橋晧也
明けましておめでとうございます。
昨年は香川の支部員のご協力で立派なシンポジウムを開くことができました。本物の少林寺拳法の迫力は想像以上で圧倒されました。支部の皆様にまずお礼を申し上げます。
また、こどもの城で行われた「おりがみカーニバル」にはテーマの「花」に合わせて多数ご出品いただき、「おりがみの日」制定30周年記念にふさわしい展示会になりました。さぞ下中邦彦元会長、佐野康弘元理事長もよろこんでいることと思います。11月11日「おりがみの日」を発行日として、ノアブックスの新刊「花のおりがみ」を発行することもできました。
そして何よりも昨年の大きな出来事といえば、日本折紙協会事務局をあのスカイツリーがそびえる新天地に本拠地を移したということです。確実に世界折紙センターとしての第一歩を踏み出しました。世界のオリガミアンも、日本中のオリガミアンも、大いにこの新しい拠点を折り紙文化の発信基地としてご利用ください。利用法など近々発表されることと思います。
今年のシンポジウムは日本三名泉の一つ、群馬県の草津です。浅間山、軽井沢にも近く、きっと新しい発見もあることでしょう。皆様と再会できることを楽しみにしています。

特集「うさぎのお正月」

<おってあそぼう!!>
①バニーキャップ・木下一郎
この作品は創作30年、仕上がりが‘シンプル・イズ・ベスト’作品です。キュートで、折り工程が楽しい。「鶴の基本形Ⅱ」の上部の三角の沈め折りが易しくでき、キャップの紐もシッカリはさみこめる。結んだ顔がしまってかわいく見えます。

ミニ知識・干支の卯
干支の十二支が生き物と結び付いて考えられるようになったのは中国の秦の時代(紀元前221~紀元前207年)で、卯はウサギとみなされました。さらに漢の時代(紀元前202~220年)には十二支が方位や時間を表すようになりました。卯の月は2月、季節は春、1日の時間では明六つ(午前6時)、方角は東となります。ウサギは神の性格を持つ動物とみなされ、平和、温順のお守りとされています。悪運から免れる力があると考えられ、「免れる」という漢字も「兎(兔)」から生まれたそうです。

②☆うさぎのポチ袋・長谷川太市郎
ずいぶん昔の作品なので、発想の微妙なところは忘れてしまいましたが、石橋美奈子さんの作品に「鶴のぽち袋」(「季刊をる10号」双樹舎1995年発行・品切れ中掲載)というものがあります。その作品で鶴を折るところを、兎の顔にしたのだ!と思います。なかなかうまくいったと思います。

③紙幣折りの干支の卯・高木陽行
亥、子、丑、寅、卯とそれぞれ毎年末までに創作しましたが、残りを一気に完成させました。卯、羊、午、牛、寅、子、亥と順に気に入っています。紙幣でない紙で折った場合、折り上がりの効果をねらって、セロテープなどを使って色紙の表面をぺたぺたとはがして、ぼかしの雰囲気を出したり、白い和紙などにパステル色の粉末を作り、指やティッシュペーパーにつけてやわらかなトーンに着色したりなど工夫しています。

④☆福うさぎ・土戸英二
この作品は大阪のうどん屋さん「美々卯(みみう)」の箸袋の絵を見て、考えました。

⑤ウサちゃんの貯金バコ・川手章子
四角錐の前面をウサちゃんのお顔にしてみようと思いました。7では8となることをイメージして折ってみてください。コインを入れて一杯になったら後方を開き、また、もとにもどすと貯金箱として使えますよ。

⑥うさぎ・東海林伸嘉
うさぎは多くの先達の作家が、すばらしい作品を発表しています。その中で作品に自分の個性を出すのに苦心しました。最後の工程で立体に広げる作品なので、ホイル紙を使うと綺麗に仕上がります。

ミニ知識・若水
元日の早朝に井戸や川や泉で汲み、年神に供えたり、茶を沸かして飲んだり、正月の調理に使ったり、顔を洗ったりするのに用いたりする水。この水を汲むことを「若水迎え」「若水汲み」といい、水道が普及する以前には、正月の大切な儀礼のひとつでした。「若水」は「変若水の信仰」に由来するといわれています。変若水とは、神話で、月の神である月読命が持っていたとされる若返りの水で、邪気をはらうと考えられていました。なお、月読命の使いはうさぎとされています。

⑦花かんざしと花柄杓・川手章子
15・16のところがポイントです。葉っぱにたまった夜露で墨をすり、それで字を書くと書道の腕が上がると、国語の先生から聞いたことをふと、思い出しました。日本髪に花かんざしとしてさしてもかわいらしいなと思いました。

ミニ知識・柄杓
瓢(杓)に柄が付いたものという意味です。瓢とはユウガオ、ヒョウタン、トウガンなどの実のことですが、それがヒシャクとなまったと考えられています。昔の人は、瓢の中身をくりぬき、空を容器として用いていました。

⑧お花のたとう・藤本祐子
両面おりがみを使ったり、紙の表裏を入れかえたりすると、同じ作品でもさまざまな印象になるので、面白いと思います。バリエーションもたくさん作れますので、いろいろと工夫して楽しんでください。

⑨椿のドーナツリング・永田紀子
風船基本形に少し手を加えた単体です。8個以上ならお好みの数をつないで、腕に、頭に、飾って楽しんでいただけたらうれしいです。

⑩上げ羽鳥・郷原利夫
約10年くらい前に、病院でのボランティア活動で知り合った人に、80歳の誕生日を迎える人に贈る作品をと頼まれて工夫しました。4・5の段折りさえシッカリ折れば、あとはリズミカルに折れる作品です。

⑪紅入れ(伝承)
日本古来の口紅は、紅花からほんのわずかしか採れない貴重な紅を、水を含ませた筆で少量ずつ溶いて、唇に塗りました。この作品は、もともとはその紅を入れるための実用的な折り紙です。今はポケットティッシュ入れとして使われます。儀礼折りが元になっている作品で、この「紅入れ」の折りからさまざまな作品が生まれています。

⑫☆だるま・落合けい子
このだるまさん、おくるみに包まれた赤ちゃんのように見えませんか。9月に曾孫が生まれました。パパとママが望愛(のあ)と名付けました。

⑬在原業平、小野小町・笠原邦彦
「六歌仙」の作品から、業平と小町、美男美女二人を選んでいただき、喜んでいます。折り紙ではただまっ白い顔。皆さんの心の眼にどうぞ理想の容貌を思い描いてみてください。

ミニ知識・在原業平
825~880年、平安時代初期の歌人。情熱的な歌が多く、皇族の出身、自由奔放な性格であることから、「伊勢物語」の主人公とも考えられ、理想化されています。「百人一首」に収められている和歌は、「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに水くくるとは」(不思議なことがいろいろあったという神代にも聞いたことがない。竜田川に紅葉が唐紅「濃い紅」色に散り流れ、水を絞りに染めにしているというのは)です。

ミニ知識・小野小町
平安時代前期の女流歌人。生没年や実像など不明で、絶世の美女とされるなど伝説的な人物です。恋歌が多く、艶やかながらも、自分の身を見つめる哀切な歌が特徴です。「百人一首」に収められている和歌は、「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に」(桜の花の色はすっかりあせてしまった。春雨を物思いにふけりながら眺めている間に)です。

⑭百人一首の坊さん・松野幸彦
3はわかりやすくするために目安をつけましたが、松野さんの折り図では、よい位置で折る「ぐらい折り」でした。皆さんもよい位置で見つけて、格好いいお坊さんを折ってください。

ミニ知識・百人一首
「百人首」ともいいます。百人の歌人の秀歌を一種ずつ集めたもので、それをカルタにしたもののことをいいます。普通は藤原定家(鎌倉時代の歌人)が、京都奥嵯峨の小倉山にあった小倉荘にこもり、百人の句を撰んだとされる「小倉百人一首」のことを指しますが、後世、その形式にならったものが多く作られています。江戸の元禄時代(1688~1704年)には、それまで手描きだったカルタが、木版彩色で作られるようになり、庶民に普及しました。この頃、読み手が声に出していう、現在に近い遊び方になりました。

ミニ知識・坊さん(坊主)めくり
百人一首の絵が描かれた読み札だけを使った、子ども向きの遊びです。100枚の絵札を裏返して重ねて山積みし、参加者が上から1枚ずつ表に向けていきます。男性の絵札が出たら、その1枚をもらうことができますが、坊さんの絵札が出たら、持っている札をすべて出さなければなりません。女性(姫さん)の絵札が出たら、その1枚と坊さんの絵札を取った人が出した札をすべてもらってよいというきまりが基本で、地方によって多少違っています。山積みの札がなくなったとき、持っている札が一番多い人が勝ちです。

ミニ知識・六歌仙
紀貫之(平安時代前期の歌人)が、古今和歌集に記している、平安時代初期の六人の和歌の名人です。在原業平、小野小町、僧正遍昭、文屋康秀、喜撰法師、大伴黒主の六人。

⑮鏡餅・半田丈直
お正月の「鏡餅」。地方によっては飾り方が違っているかも知れません。この作品を基本にして、自分なりにアレンジして、地元の「鏡餅」にしてみてください。

ミニ知識・鏡餅
大小の丸い餅を重ねた、年神へのお供え物です。丸い形が、心の魂を写す鏡に見立てられ、鏡餅と名付けられました。裏白はシダの葉です。裏が白いのが名前の由来で、清浄なものとして供えられます。「穂長」とも呼ばれ、長命の象徴です。

参考文献
「日本のこころ小倉百人一首」(京都書房)、「年中行事事典」(三省堂)、「食べ物起源事典」(東京堂書店)、「366日記念日事典」(創元社)、「和ごよみと四季の暮らし」(日本文芸社)、「雑学日本のこよみ」(誠分堂新光社)、「民俗歳時記」(朝文社)、「京の宝づくし縁起物」(光村推古書院)、「神秘の道具」(日本編)、「世界大百科事典」(平凡社)、「古語林」(大修館書店)

<支部局だより>
~第19回筑後支部「折紙歳時記」作品展~
筑後支部「NOAちくご」支部長関根千鶴子
2010年8月9日(月)~15日(日)、福岡市のアクロス福岡2階メッセージホワイエで作品展を開催しました。
日本昔話や失われつつある日本の自然や風物、草花・・・、四季のある日本のすばらしさを感じていただけたらと、作品29点を展示しまいした。
今回は桜の花咲く春から雪の降る冬の春夏秋冬を、日本昔話の中から「花さかじじい・浦島太郎・舌きりすずめ・笠じぞう」をA1サイズ(59.4cm×84・1cm)の額で合同制作しました。
春の空や、夏の海、秋の竹林の寂しげな色、冬の雪空の重く寒い風の表情などは、和紙を何重にも貼り合わせながら表現しました。昔話の中に出てくる人物の表情を出すのに苦心しました。
九州ではお盆の最中にもかかわらず多くの方にご来場いただきました。昔話のコーナーでは、忘れかけていた日本の風景や、昔話の内容がよみがえり、目と心を楽しませていただいたと、嬉しい言葉。
雪の結晶や新会員による今までにはなかった新しい作風も加わり、例年にない暑さの中、合同作品作りに通った道中の暑い日ざしも肥やしとなり、おかげさまで好評のうちに終了しました。
~「ノア・こぶし会 おり紙会~ 練馬支部「ノア・こぶし会」支部長 服部周平
私共練馬支部「ノア・こぶし会」では、平成22年度の作品展を8月27日(金)~31日(火)まで開催いたしました。会場は東京のど真ん中、表参道のクレヨンハウス近くの「ギャラリーM」(渋谷区)で、オーナーの増島千代子さんの学生時代の恩師が大橋晧也理事長だった関係で特別にご配慮いただいたすばらしい会場でした。会員全員各々力作を展示し、ちょうど期間中、会場周辺の青山通りは東京名物の表参道のよさこい祭りと重なり、会員関係者ばかりでなく、多くの方々に楽しんでいただきました。特に月刊「おりがみ」でおなじみの青柳祥子先生をはじめ諸先生にもご来場いただき、5日間の作品展は成功裏に終わることができました。
近年にない猛暑の日々でしたがご来場いただいた皆々様には厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

<みんなの作品展>
~折り紙講習会報告~ 島田幸子(埼玉県・桶川にじの会)
日本折紙協会桶川支部協賛のもと埼玉県近郊の折り紙愛好家が集い、青柳祥子先生をお迎えして講習会を開きました。31名の方が出席しました。初めてお会いする方が多いだけに、先生からの自己紹介では折り紙をするきっかけがとても興味深く、聞いていても飽きない話術に皆引き込まれもした。10年余りで築き上げた折り紙に対する取り組み、積み重ねた実績に感心しました。
講習会では簡単な魚の基本形から始まり、各自の考え、工夫力を引き出し発展させました。先生いわく「折り紙を会話する」を実践して見せてくださいました。海(または川)に見立てて3色の布地を波立たせ、個々の作品を浮かべてみました。一人一人の考えがちがうように、くり広げられる工夫の数々、その展開の発想のおもしろさ、めずらしい折り、形、表現の仕方など、さまざまで折り紙の醍醐味がうかがえました。
フレーベルの模様折りから発展させてできたと言われるかわいいカピバラや、ふたつきの箱などを盛りだくさんの作品を紹介してくださり、2時間半の講習会はまたたく間に過ぎました。またぜひとも来て欲しい、またやってほしいとの声が多くある中、私自身もまだまだ教わりたいことがいっぱいです。またいつか、こんどはもっと広い会場で先生のユニークで、独創的な折り紙指導を受けたいと思いました。

「和紙の里めぐり」(連載)6
~小国和紙~ 新潟県 長岡市小国地域(旧刈羽郡小国町)
<気候・風土> ~「雪を掘る」ほどに積もる雪深い山里~
旧小国町は現在、長岡市と合併し新潟県の中ほどにある山に囲まれ、町の真ん中に渋海川が流れる小さな盆地です。
冬は積雪が2mを超える豪雪地帯で、そのためこちらでは除雪することを「雪をかく」のではなく「雪を掘る」といいます。昔は玄関から雪の階段を登って外に出て電信柱の電線をまたげるほどだったといいます。近年雪は減っていますが、6年前の中越大震災(2004年10月)の後から大雪の年が増えています。しかしこの雪が清い水となり、けっして涸れることなく、田んぼを潤し良い米を作り、また紙漉きにとって欠かせない恵の水をもたらすのです。
<紙の歴史>
~ひそやかに紙を漉く~
いつが起源である、というはっきりとした記録はありませんが、天和2(1682)年には山野田という集落に30戸の農耕のかたわら冬に紙漉きを行うという家があったとされています。この地域は小国の中でも最も雪深く、山の高い位置にあり、冬は閉ざされた土地となるため屋内の土間で小さな紙を漉き、春になると仲買人を通じ一冬分の紙をお金に換えるという生活だったようです。そのため紙漉きを盛んに作業する姿を外部の人が目にすることはあまりなかったと考えられます。
近隣集落では明治時代に高知県より技術者を招き、産業として発展させる動きもありました。時代の流れとともに手漉きは減少しましたが山野田の紙漉きは古い技術を残したまま受け継がれ、その数もわずか2軒を残すのみとなりながらも、昭和48(1973)年に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」に指定を受けました。現在、紙漉きの里であった山野田集落も中越大震災で全戸移住となり、雪に閉ざされた紙漉き集落の記憶は失われつつあります。ですが小国独特の古い技法は今でも小栗山集落にある小国和紙生産組合にて受け継ぎ、雪を利用した紙づくりが行われています。
<製法(材料、技術)>
~紙を干す人が黒くなる分、紙が白くなる~
古くからの小国紙は楮を原料とし、小国判と呼ばれる9寸×1尺3寸(27cm×39cm)の小判のサイズで漉かれます。雪の降り続く冬の小国では干し板に紙を貼り天日乾燥することがやりづらかったため、漉いた紙を雪の中に埋め晴天が続く春まで雪中保存しました。これを「かんぐれ」と呼びます。春の強い日差しと雪の反射で紫外線が紙の植物色素を分解し、白く美しい仕上がりになります。「紙を干す人が黒くなる分、紙が白くなる」と言い、雪に閉ざされた中で黙々と紙を漉き、春とともにそれを干し仕上げてゆく、人のたくましい知恵と春への喜びがうかがえます。
<紙の特徴、用途>
~強い力を持つ和紙。「酒所」ならではの利用法も~
昔から小国紙は大福帳や障子紙として多く使われてきました。楮のみの原料なので、繊維が長く強いのが特徴で、やや厚めの紙であればたった5cmの紙片で25kg以上の引っ張り強度があるという試験結果も出ています。柿渋を塗り渋紙して着物の札紙(値札)や建築用の壁紙などに使用されるほか、揉み紙にしてドレスの制作なども行っております。小国和紙生産組合では日本酒ラベルの生産が主で、楮100%の手漉き和紙ラベルとして全国に出回っております。 (小国和紙生産組合 今井千尋)
~小国和紙ができるまで~
(1)「楮(こうぞ)を収穫する」
楮は桑科の植物で、株で冬を超し、春に芽を出すと夏には3~4mとグングンと伸び、11月の葉の落ちる頃に収穫します。楮を傷つけないようにカマやノコギリを使い収穫します
(2)収穫した楮は1m位の長さに切りそろえ、蒸して皮をむきます(皮が紙の原料になります)。むいた皮にはたくさんの表皮(茶色や緑色の皮)がついているので、その表皮を包丁でそぎ取るのが「皮引き」です
(3)「雪晒し」(タイトル写真)
皮引きを終えた白皮を冬のよく晴れた日に雪の上にならべて天日にあてます。こうすることによって紫外線が楮の色素を破壊し皮を白くします。雪の上に敷くことによって雪が溶けるときに発生するオゾンと水の化学反応や、雪による日光の反射がより晒(さら)しを効果的にしていると考えられます
(4)楮の皮はすぐに使わない場合は乾燥させて保存し、紙にする時は前の晩から水につけて戻します。続いて「煮熟(しゃじゅく)」「チリヨリ」(水で洗いながらチリ、スジなどを取り除く)、「叩解(こうかい)」(皮をたたいてほぐす)の工程を経ます
(5)「紙漉き」
叩解して繊維(せんい)状になった紙の原料を紙素(かみそ)といいます。紙漉槽(かみすきぶね)と呼ぶ桶に水をはり、この紙素を入れてかき回します。さらにネリを入れてかき回し紙漉きをします。
(6)「紙床をつくる」
漉いて重ねた状態を紙床(しと)といいます。これを一日置き、次の日にジャッキを使って紙を搾(しぼ)ります
(7)「かんぐれ(紙塊)」
普通は紙を漉いたら1日おいて水をしぼり乾燥しますが、昔ながらの小国紙の場合は漉き重ね、湿った紙(紙床)を雪の中に埋めます。これは雪国ならではの「かんぐれ」という方法で、冬の間は晴れ間がないため外で紙を干せません。そこで春まで雪の冷蔵庫に入れておくのです。雪の中は低温で腐食から紙を守り凍ることもありません
(8)「天日干し」
昔から鉄板を温める薪(まき)や灯油も大変貴重な燃料です。そういった資源を使わずに紙を乾燥するには天日乾燥です。小国紙の天日干しは3月頃まだ地面に雪がある時期、雪の上で行います。「かんぐれ」してあった紙床を掘り出し、板に貼りつけ天日に当てます。すると直射日光と雪からの反射で多くの紫外線が当たります。紫外線は紙の茶色の色素を破壊し、白く美しくします

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.com(トップページへ)

協会ホームページでバックナンバーの折り図を公開
http://origami-noa.com→「こんな本しってる?」→「バックナンバー」で作品名をクリックすると折り図が見られます。「折紙協会」でも検索できます。
※印刷後に配布したり、商業利用は禁じております。

~日本折紙協会(http://origami-noa.com)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL (03) 3262-4764
FAX (03) 3262-4479

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://origami-noa.com)の「こんな本知ってる?」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html
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月刊おりがみ 雑誌の内容

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

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436号 (2011年11月01日発売)
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ナンプレファン

2021年06月18日発売

目次: 表紙 
目次

BIG3 その1 超ワイド変形17合体
BIG3 その2 1つ違い交じりの58合体ナンプレ
BIG3 その3 超巨大55合体ナンプレ

★スタンダードステージ中級編★
中級スタンダードナンプレ

★合体ステージ★
2合体ナンプレ
3合体ナンプレ
4合体ナンプレ
5合体ナンプレ
8合体ナンプレ
11合体ナンプレ

★大型ステージ★
12×12ナンプレ
16×16ナンプレ
25×25ナンプレ

★変形合体ステージ★
変形4合体ナンプレ
変形5合体ナンプレ
変形8合体ナンプレ
変形10合体ナンプレ

★スタンダードステージ上級編★
上級スタンダードナンプレ

★スタンダードステージ超上級編★
超上級スタンダードナンプレ

★バラエティステージ★
サムナンプレ
対角線ナンプレ
1つ違いナンプレ
幾何学ナンプレ
0to9ナンプレ
不等号ナンプレ
フレームナンプレ
カプセルナンプレ

★数理パズルステージ★
サムクロス
ループコースパズル
ABCプレース・ネッシー
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★ビジュアルステージ★
バラエティミュージアム
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仕事や勉強の効率を上げる「はかどり文房具」のナンバーワンが一般投票で決定。過去最多99点のノミネートアイテムのなかから、各部門と総合の大賞を発表します。部門は、「書く・消す」や「収納する」などのほか、「仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス」や「デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具」といったトレンドを捉えたものをラインナップ。

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美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。

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目次: ●【特集】THE大逆転
巻頭特集は「大逆転」。ボートレースは1周1マークで決まるとよく言われますが、決してそうではない! 歴史に残る大逆転レースをこんなご時世だから改めてご紹介します。

●マスターズチャンピオンレポート
ビッグレースレポートは、原田幸哉の優勝で幕を閉じたマスターズチャンピオン。45歳の新名人誕生で、マスターズも新時代に突入した感が。優勝戦を中心に熱血レポート!

●【特集】俺たち同期の桜
最もレベルが高い期は!? 訓練生時代に同じ釜を食った間柄の同期生たち。今回は記念レース優勝回数で、「最強期」を探ります。最多記念レース優勝は第何期!?

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●24場厳選「5+5」モーター
全国24ボートレース場の注目モーターをご紹介。もちろん「狙える」5基も重要ですが「厳しいかも……」5基も参考になるはず! 毎月更新の大注目連載です。

●グランドチャンピオン徹底展望
ビッグレース展望は2本立て! まずはSGグランドチャンピオン。SGの中のSGと呼ばれるハイレベルな一戦を、さまざまな角度から斬っています。優勝候補は誰だ!?

●全国ボートレース甲子園徹底展望
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7 将棋世界

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目次: 高見泰地×八代弥×本田奎 若手俊英3棋士の棋聖戦展望座談会

●巻頭カラー
・第79期名人戦七番勝負第3局 渡辺明名人VS斎藤慎太郎八段
「“使い捨て”じゃない」記/大川慎太郎
・名人戦第3局盤外レポート
「女流棋士YouTuberが見た大舞台の魅力と人々の思い」 記/香川愛生女流四段
・「師弟」Vol.8 森信雄七段×山崎隆之八段
 【後編】23年目の歓喜 構成・写真/野澤亘伸
・第14期マイナビ女子オープン五番勝負第3局 西山朋佳女王VS伊藤沙恵女流三段
「西山快勝 4連覇にあと1勝」 記/荒井勝

●特別企画
高見泰地七段×八代弥七段×本田奎五段
精密な読みの藤井か、シナリオ描写力の渡辺か―若手俊英3棋士の棋聖戦展望座談会
「異なる強さの頂上決戦」 記/相崎修司

●講座
・徹底解析 藤井聡太 コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー
 【第7回】第79期順位戦B級2組 VS中村太地七段  ガイド/谷合廣紀四段
・アマのための月刊B級ファン[第14回]旧型雁木後編 記/美馬和夫
・詰将棋を作っちゃおう 上田初美女流四段

●プロ棋戦
・第14期マイナビ女子オープン五番勝負第2局 西山朋佳女王VS伊藤沙恵女流三段
「明暗を分けた中央の銀」 記/荒井勝
・第32期女流王位戦五番勝負第1局 里見香奈女流王位VS山根ことみ女流二段
「初陣山根、善戦」 記/藤本裕行

●戦術特集
実戦に役立つ捨て駒テクニック 総合監修/渡辺和史四段
Chapter1 「プロが教える捨て駒の考え方」
Chapter2 「急所の捨て駒を解いて学ぼう」
Chapter3 「プロの捨て駒を体感しよう」

●読みもの
・リレーエッセイvol.7 棋士のこだわり「海外旅行の思い出」文/中村太地七段
・AI将棋入門―人工知能はいかに人間を超えたか―