月刊おりがみ 発売日・バックナンバー

全210件中 76 〜 90 件を表示
801円
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特集「メリークリスマス」 
 
①クリスマスのかんたんオーナメント(サンタ、ベル、ツリー)・山梨明子
サンタとベルは、カーブした部分のふちを爪でしごくと、自然な丸みが出ます。ぶら下げるにはさしこんで立体にする段階で、輪にしたひもを内側にはさんでから折り進めると簡単です。いろいろに活用していただけると嬉しいです。

②クリスマスツリー・二渡昌子
昔最後に全体的にしっかりと折りすじをつけ直すと、きれいに仕上がります。ツリーの中に好きな物を入れて飾ってください。

③エンゼルのピックケース・藤本祐子
19~21は少し難しいですが、羽が開かないようにするために必要な折りです。ピック立てやオーナメントの他にも、大切な人への贈り物にメッセージをしのばせて添えてもいいですね♡ かわいい顔を描いたり、素敵な紙で折って楽しんでください。

④靴下テディ・土戸英二
テディーベアが靴下に入っている姿を折ったものです。クマの代わりに好きなものを靴下に詰め込んで、アレンジを楽しんで下さい。

⑤トナカイ・笠原邦彦
全完成形をご覧になり、この造形で後ろ足の形がちょっと変だと思われるかも知れませんね。でもこれはウントコショ! と「そり」を引っぱっている姿として、前傾姿勢にしてあるわけです。

⑥そり・笠原邦彦
この造形、基本的には『ヨット」と「二艘ぶね」の合成と発展という考えからのものですが、折り方はかなり難しいものです。パズルを楽しむつもりで、折り方を注意深く見て、じっくり折ってください。
 
⑦ダビデの星・アーノルド チュビス
原題を訳すと、「長方形の紙から折る2色使いのダビデの星」です。富山県の会員永崎まり子さんがアメリカのコンベンションで作者から教わって、日本に広まった作品です。チュビスさんのお許しを得て、その広まった折り方と、裏面もきれいに色分けされた原作の両方を紹介します。

⑧クリスマスツリーカード・青柳祥子
折り図の⑧までは、先月号の赤ずきんちゃんと同じ折り方です。⑪で半分に折るとあらあら、今度は木になっちゃいましたね。だから、おりがみって楽しいのです。 比べ折りしてみてくださいね!

⑨フタ付き三角ケース・川手章子
たいへんシンプルなケースです。本体とふたの色をちがえて折っても楽しそうです。また、飾りとしても使えそうです。中には折り紙作品、キャンディー、チョコレートなどを入れてプレゼントしてもよいかな。

⑩キューブ・藤本修三
「フジモトキューブ」として世界中で有名な作品です。⑪⑫は慣れないととまどうかもしれませんが、しっかりと折りすじをつけておくと、するすると折れるおもしろい折り方なので挑戦してみてください。

⑪伝承のいえをひと折りして作るリースとコースター・住田則子
いつも初めて折り紙をする人にも簡単に折れるものをと考えています。リースは小さな紙で折ると、ペンダントやブローチにもなります。どうぞ折ってみてください。

~おってあそぼう~
スプリンクラー・パウラワエルスニッケ
信州支部主催の信州おりがみ交流会(2014年4月)にオランダから参加されたパウラさんからいただいたものです。成田光昭支部長がNOAに寄贈してくださいました。お楽しみください。

⑫渦巻き・中野光枝
伝承作品の帆かけ舟を8つ組み合わせた作品です。のじぎく兵庫支部長の石橋美奈子さんが、1980 年ごろ作者ご本人から直接教わったものを知らせてくださいました。作者の中野さんは、「帆かけ舟をどうしても組み合わせてみたくなって考えた」とおっしゃっていたそうです。

【ミニ知識】
◇クリスマス…英語でキリストのミサ(Christ mass)という意味で、救世主イエス・キリストの誕生日(降誕祭) とされています。実は聖書にキリストの生誕の日付けの記載はありません。地中海一帯で信仰されていた太陽神ミトラスの祭日や、北欧の冬至祭が12 月25 日だったことから、4世紀にはキリストの降誕祭もそれらにあわせて12月25日に行われるようになりました。

◇アドヴェント…クリスマス前の4週間をドイツ語でアドヴェント、英語でアドヴァント、日本では待降節といい、祈りと断食でキリストの降誕を待つ時期とされています。アドヴェントカレンダーは12 月1 日から24 日までカレンダーの小窓を毎日一つずつ開けていくもので、小窓の中に描かれた絵、あるいは中に入っているお菓子やおもちゃなどを楽しみにクリスマスを待つという趣向のものです。印刷された最初のアドヴェントカレンダーは、1903年にドイツミュンヘンの印刷業者ゲルハルト・ラングが制作したものだそうです。

◇クリスマスツリー…キリスト教が伝えられる以前に、冬至に魔よけとして、モミ、ドイツトウヒ、セイヨウイチイ、ツゲ、セイヨウヒイラギなどの常緑樹を家の内外に飾った習慣がクリスマスツリーの起源です。モミやドイツトウヒに飾り付けをした今日のような形のクリスマスツリーは19 世紀のドイツ、とくにプロテスタント(新教徒)の地域で形作られました。最初は王侯貴族や上流階級で飾られていたものが、政略結婚などでヨーロッパの王侯貴族に伝わりました。それが都市の市民階級層に広まって、しだいに一般家庭にも浸透していきました。なお、モミの木はキリスト教では人々の罪を受け入れる天国とイエス・キリストの木とみなされ、ゴルゴダの丘でキリストが磔にされた十字架はモミの木でできていたとされるそうです。

◇クリスマスの靴下…サンタクロースの起源となった聖ニコラウスが、ある貧しい男の三人娘のそれぞれの靴下に黄金入りの袋を入れてやり、屈辱的な生活から救ったという中世の伝説から、贈り物を入れてもらうために子どもたちは靴下をさげるようになりました。

◇テディベア…2 本足で立ち、首が動くクマの縫いぐるみ。テディはアメリカの第26代大統領セオドア・ルーズベルトの愛称からで、彼が狩猟で子グマをしとめられなかったという諷刺漫画が評判になりました。アメリカ人の注文でドイツのシュタイフ社でテディベアという名前の縫いぐるみが作られ売り出されました。なお、シュタイフ社は2014 年11 月にゴジラ誕生60 周年を記念して、ゴジラの縫いぐるみを発売しました。

◇ダビデの星…正三角形に逆三角形を重ねた形の六角星です。イスラエルの国旗にも描かれています。日本でも同じ形が昔から籠目紋として知られています。

◇ポインセチア…西欧では「クリスマススター」とも呼ばれています。日が短くなると開花する性質があるので、クリスマスのころに黄色の小さな壺の形の花が咲くと同時に花のまわりの大きな苞葉が赤く花のように色づきます。栽培種で白やピンクなど他の色もあります。原産地はメキシコで、ポインセチアがクリスマスと結びついたのはメキシコの伝説からだと考えられています。その伝説とは「幼子イエスへ捧げるものが雑草しかないある子どもが、クリスマスイブに教会に歩いて行った。イエスがその雑草を奇跡で美しい赤い花へ変えた」というものです。熱帯や亜熱帯地方の野生のポインセチアは高さ5m にも育つそうです。日本へは明治時代に渡来しました。

●ミニ知識参考図書:『クリスマス百科事典』(柊風舎)、『クリスマスの文化史』(白水社))、『中世の祝祭』(原書房)、『サンタクロースの謎』(講談社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『ヨーロッパの祝祭日の謎を解く』(創元社)、『誰も知らないクリスマス』(朝日新聞社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第3回 「ポインセチア」田中稔憲

 12 月の題材としてまずあげられるのはサンタクロースでしょう。しかし毎年サンタというわけにはいかない。それにホームにいるお年寄りで折り紙をされるのはやはり女性が多い。とするとこの時季の花ということになり、どうしてもポインセチアということになります。この植物は中央上の葉が赤くなる(花と思われがちですが、本当の花は中央の小さなつぶつぶです)ので、2 色の葉を折って輪を形作れば簡単にポインセチアができます。しかし折り紙としてはどうもそれでは味気ない。
 そのように思って本物のポインセチアを眺めていると、中央の赤い葉がハートに見えてきたのです。ハートの形なら簡単に折れますし、同じ物を8つ折れば良い。やや紋切り型になってしまうのが難点ですが、お年寄りにとっては扱いやすく楽しく折れたようです。少しくらいずれてもかえって変化がついて良く、形もまとまりやすい。一般の方の場合なら、3 ~ 5 輪咲かせても良いでしょう。
 最後に金の丸いシールを中央にいくつも貼ってできあがり。一枚一枚の葉はいびつな形なのですが、不自然なくできあがりました。 
 ちなみに、折り方が通常と違うのに気づかれると思います。年が行くと目が弱くなって、折り目を付けてもよく見えなくなるのです。でもこのように紙の端に合わせるようにすれば少しハードルが下がります。お年寄りの体の変化もふまえて、作品を伝えていくことが必要なのです。
 用紙は無地のやや薄手の和紙を使いました。普通の折り紙でも勿論できるのですが、花としての味わいを考えてそうしました。和紙はできばえが温かく柔らかく感じられます。人生経験の豊かなお年寄りは良いものは良いとわかるのです。コストが限られていても質の高さは維持しなければなりません。

<読者の広場>
 お月見の作品はとてもかわいかったです。児童館の子どもたちに教えてあげたいと思いました。裏表紙に案内されている日本折紙協会の定期講習会にとても興味があります。徳島でも受講できたらうれしいです。
徳島県 藤川 薫さん

 「デイケアで折り紙」の連載、どんどん教えてください。月刊『おりがみ』の購読を始めて1 年6 か月が過ぎようとし、折紙講師をめざして勉強中です。高齢者の方々に教えられたらよいと思い、希望を持ち本誌の講習作例をしっかり勉強しています。一番に「どんぐり」を折りましたヨ。色紙に貼り、完成させたいと思います。
兵庫県 出蔵好子さん

お月見の「ポン太」はとてもかわいくて楽しくなる作品でした。すぐに10匹ほど折ってみましたよ。「着せ替えクローラー」は小さいお子さんに折ってあげたら喜ばれるのではないかと思い、機会があったら作りたい作品です。ある日の午前中、いつものように散歩途中公園に立ち寄りお茶を飲んでいたら2 歳くらいの女の子とお母さんが来て「おはようございます」とあいさつされました。翌日ふと思いついて私の折ったペンギン、下駄、傘、雪だるまのピックケース(つまようじに日本の国旗をつけました)、リボンのバッグの5 点を袋に入れ、女の子に会えますようにと祈りつつ公園に行きました。するとブランコで遊んでいました。私は昨日お会いした方ですか? と確かめ、折り紙作品を手渡すことができました。女の子はブランコをおりた後、作品の入った袋を手にニコニコしてペコンとおじぎをしてくれました。楽しい1 日でした。
千葉県 黒木恵美子さん

 「ひとこぶらくだに乗る人」がよかったと思います。子どものころから童謡の中でも「月の沙漠」が大好きです。この歌の作曲、作詞の方も知らなかったのですが、「ミニ知識」のコーナーでくわしく教えていただきました。「沙」と「砂」の区別が加藤まさをさんのこだわりに感心し、納得した次第です。
また「デイケアで折り紙」の田中稔憲先生のお考えに共感しました。今回の「クイズ頭の体操」は難しく、いつもは「ぱっ」とできますのに、少し考え、あれこれ考えているうちにできました。台風の影響で雨の日が続き、家で折り紙をすることが何日もありました。被害を受けられた方には申し訳なく思いますが、「おりがみ」をじっくり読んで折ることができ楽しい日々を過ごしました。
大阪府 松下晴代さん

 「着せ替えクローラー」がすばらしいと思いました。こどもに作ってやりたいですが、なかなか落ちついて作れません。作ったらすぐ壊されてしまいそうですが。浦和フレーベルおりがみの会の作品展の写真を拝見し、作品展の予定がわかっていれば見に行きたかったと思いました。飛行機に乗ったとき、丹羽兌子さん創作の「葉つきのバラ」(『274号/絶版』1998 年6月号)を折ってスチュワーデスの方に差し上げたところ、とても喜ばれました。とてもすてきな作品ですので、また紹介していただけたらうれしいです。
東京都 林 友江さん

●百人一首をテーマに個展を開きました 菊地淑子さん(神奈川県)

 私は10年前より葉書をキャンパスに見立て、その中に折り紙で花や景色を描くことを楽しんでいます。2年ほど前から百人一首の競技かるたを始めたこともあって、ぜひ折り紙で百人一首を作りたいと考えていました。さまざまな方々なご協力をいただき、5月1日(木)から6月30日(月)までの2か月間、横浜市神奈川地区センターをお借りして「菊地淑子 折紙葉書展(百人一首と折紙のコラボレーションの世界)」を開催いたしました。百人一首は藤原定家が入道前太政大臣の依頼により奈良時代から平安、鎌倉時代初期までの600年にもおよぶ長い歴史で生まれた、何万首という歌の中から百首を選び選び襖にはる色紙形に書いたものです。また百首によってある世界を構成する意図をもって作られている歌織物(水無瀬絵図)ともいわれています。そんな百人一首を歌の雰囲気、歌人の地位などを考えて、折り紙に思いを込めて折りました。折るにあたっては月刊『おりがみ』で発表されたさまざまな「おひなさま」の折り方を参考にさせていただきました。また、笠原邦彦先生の「五人ばやし」の折り方は手と頭の向きで表情が変わるので大変有り難いものでした。法師はおひなさまにないので、青柳祥子さん創作の「折り紙を楽しむお坊さん」(『379号』)を私がアレンジして作りました。さらに期間中「まい(my)かるた作り」折り紙教室を開き、参加のみなさんと和気あいあいと楽しみました。期間中はたくさんの方が見にきてくださり成功裡に終えることができましたことを報告させていただきます。

植物画と折り紙とのコラボ 梅本吉広(理事/大阪府)

私のいとこの植物画とともに、「いとこ作品展」を、8 月27 日( 水)~9月1日(月)、大阪府池田市の「ギャラリーいけだ」で開きました。繊細な植物画に合わせて、花や松の色紙や多彩なユニットの作品を中心に出展しました。大雨により中止された花火大会の代わりに花火の色紙を出品したのが好評でした。入場者が多く集まると、ユニットを破裂させて会場を盛り上げました。会場では臨時の折り紙教室を開き、子どもには「ひっくりカエル」、大人にはユニットの折り紙などを講習しました。開催中に二度来られる人も多く、一度見て友だちを呼んでこられたり、もう一度折り紙を習いに来られたりという様子でした。 日本折紙協会大阪支部はもちろん、奈良、吹田、滋賀、和歌山などの各支部から多数の来訪がありました。小さい作品展にもかかわらず6日間で700 人を越える入場者があ
り、盛況のうちに終了することができました。

【ワールド・オリガミ・レポート】台湾とアメリカで折り紙交流 笹原英代(東京都)

●台湾の科学技術大学で折り紙指導

 2013年10月末、台湾の南、嘉義にあります台湾南栄科技大学に、折り紙の指導で行ってきました。10月末とはいえ、気温は日本の真夏と同じで30度近くはあり、暑い日でした。
 南栄科技大学の日本語学科の1年生から4年生まで150名の学生と教職員の皆様に指導しました。嘉義は、台湾あひる、花火で有名な所と聞きまして、花火を折りました。朝日 勇先生の承諾を得て「うずまき花火」を少しアレンジさせていただき、台紙に花火を折って貼りつけました。私も150名の指導は始めてでしたが、学生さん達は、熱心に真剣に講習を受けてくださり、2~3時間の講習もあっという間に過ぎ、皆、完成させて喜んでいました。
 この日、折り紙が初めてという学生さんもいて、折り紙を折る楽しさ、できあがる素晴らしさに感動し、皆さん目を輝かせていました。担当の教授からは、「普段の授業もこのくらい熱心に取り組んでくれたら…」 。久しぶりに若いエネルギーに圧倒されましたが、私も素直な学生さん達に感心させられました。時間ぎりぎりまでいろいろな折り紙を教えてとせがまれ、楽しいひとときを過ごし、皆さんと再会を約束しました。折り紙のもつ素晴らしさを再認識し、人々の笑顔から平和を感じた旅でした。

●アメリカでキルト合同展

 6月末~7月初めまでアメリカ、シアトルのラコナへ行ってきました。今回は、ラコナにあるキルトミュージアムに、キルトとキルトの間に折り紙を展示して欲しいとの友人よりの依頼を受けたものです。キルトも三つのグループ合同で総勢30名程の旅でしたが、初めての経験に不安と冒険の気持ちで参加しました。キルトの作品が2m×2mの巨大な作品ばかりで、色彩的に劣らないか? そして大きく折らないと印象に残らないのではと、とても不安でした。そんな心配をよそに、キルトミュージアムのアミー・グリーン館長さんはとても喜んで歓迎してくださいました。ミュージアムを訪れる地元のキルトファンの方々やミュージアムのスタッフの方々にも折り紙を折って差し上げましたが、皆様とても喜んでくださいました。そして3か月にも及ぶキルトと折り紙の展示が始まりました。 私達は、日程の関係で開始時だけ参加しましたが、とても良い経験となりました。
 折り紙は、心で世界を結ぶと感じました。7月4日のアメリカ独立記念日をニードルタワーのレストランで花火を見ながら祝い、翌日帰国の途につきました。何事も失敗を恐れずに、挑戦し経験することが身になっていくと感じました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
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~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集「アートにふれる秋」 
 舞台、絵画や彫刻、オブジェなど、芸術と呼ばれるものにふれた時、その意味や解釈など、「これのどこがいいのか、ちょっとわからないなあ」と思ったとしても、そこは理屈抜きに、まずはじっくり鑑賞してみることです。アートというものは「わかる・わからない」という類いのものではなく「感じるもの」ですからね。
 折り紙も、ときに「芸術的」と評されることがあります。これは、気楽に取り組めると思っていたのが、自分では手の届かない境地にある(ように思える)素晴らしい作品に出会った時などですが、どうなんでしょう。「自分はお手上げ、見ることに徹します」という宣言だとしたら、ちょっと寂しい。折り紙の良さは、見るだけじゃなく、誰もが気軽に作れることなのです。
 自分でできる体験型アートが流行しています。芸術とは、選ばれたアーティストだけのものではないのです。こどもの城での最後の開催となる「おりがみカーニバル」も作品大募集中。これであなたもおりがみアーティスト。(P41をご覧ください)

①赤ずきんちゃん・青柳祥子
作品を創るとき、何かをつくろうと思って創るときと、紙と戯れていて、急に手のひらにひょっこり、こんにちは!と現れる作品があります。この赤ずきんちゃんは後者です。折っていて驚きのある作品。ぜひ折ってみてくださいね。

②ねずみの嫁入り・土戸英二
昔話の『ねずみの嫁入り』をもとにして創作した作品です。㉘で耳をうしろに折るとき、伝承作品のボートのような要領で仕上げてください。

③子ヤギ・青柳祥子
小さい頃「おおかみと7ひきのこやぎ」をよく読んでもらいました。うすいピンクのおりがみで折ると耳と鼻がほんのりピンク色の愛らしい子やぎができます。⑯⑰の折り方を少し変えると、かわいい角も2本できますよ。お楽しみください。

④変身ブロック・川手章子
単体のひとつがイスのようだと思いました。イスと箱各4個を組み合わせるとブロックに変身しました。この箱は引き出しのようで、何を入れようかな?と考えていると楽しくなりました。

⑤みわ玉・半田丈直
全体を見ると三つの輪が重なり合って織られています。最後に玉のようになり、三色のきれいな模様が出ます。それが名前になりました。中に豆粒を入れると音がします。糸でつないでさげてもかわいいです。

⑥能のにんぎょう・笠原邦彦
8と9で「顔」を作るところが少し練習を要するかも知れませんが、能の衣装として似合いそうな、和紙の千代紙で折ると、そこもすらっとできるでしょう。和紙のよさをはっきり実感してみましょう。
 
⑦トウシューズ・二渡昌子
リボンは工作なのでクロスさせたり、ぶら下げるようにしたりなどと、いろいろと工夫してみてください。手でかるくしごいて、ゆるくウエーブをつけるとより雰囲気が出ますよ。

⑧関取・土戸英二
朝青龍が活躍していたころに考えた作品で、顔の描き方に何となく影響を受けた記憶があります。『451号』P48の九州コンベンションの紹介記事のように立体化を工夫してください。

⑨折り紙ふなっしー・二渡昌子
いつも元気いっぱいのふなっしーが大好きです。スタンドがついて立つようにできて気に入っています。つまようじもさせるなっしー!

⑩ふたつの輪・川村晟
縦横二つの棒を輪に曲げるとき(図の⑭⑮)に、重なりの上下を間違わないこと。でき上がった輪は、そのままではどうしてもシワができるので、裏側をしごいて、きれいにしあげてください。

⑪ハートのペンダント・川手章子
比較的安定して立つ小人さんができあがり、何か胸に飾ってあげたくて作った作品です。

【ミニ知識】
◇赤ずきん…ヨーロッパで口から口へと伝えられた昔話で、フランスのシャルル・ペロー1628-1703)が1697年に『童話集』に再話(子ども向けに易しく書き直したもの)して収録しました。あらすじは「赤ずきんと呼ばれる娘が、焼き菓子を持って祖母の見舞いに行く途中、オオカミに出会う。オオカミは赤ずきんが木の実を拾ったり、蝶を追いかけたり、花をつんだりして寄り道をしている間に、先回りをして祖母を食べ、祖母になりすます。そして、赤ずきんもオオカミに食べられてしまう」というもので、話の最後に教訓も付いています。100 年あまり後、ドイツのグリム兄弟が再話した『グリム童話』の「赤ずきん」では通りがかった猟師が眠っているオオカミの腹を切り、祖母と赤ずきんを助け出します。

◇ねずみの嫁入り…あらすじは「ねずみの両親が娘を世界一偉い人と結婚させようと太陽に頼むと、太陽は自分をさえぎる雲の方が強いと断り、雲は自分を吹き飛ばす風が偉いと言い、風は自分をさえぎる壁の方が強いと言います。壁は自分をかじるねずみの方が強いと言い、娘の両親はねずみと結婚させた」というものです。鎌倉時代中期の仏教説話集『沙石集』に含まれ、古くから伝わる日本昔話のひとつです。「ねずみの嫁入り」のような、より優れたものを求めてモチーフを重ねていくという累積話は、古代インドの説話集『パンチャタントラ』にも見られます。

◇関取…もとは相撲取りの最高位だった大関のことで、今は幕内と十両力士の敬称です。関取の語源はよくわかっていませんが、江戸時代の明和年間(1764 ~ 72 年)には一般の人々にも定着していたそうです。幕下以下の力士の髷は「ちょんまげ」ですが、関取は「大銀杏」に結います。大銀杏髷というのは元結で結わえたところから突き出た部分を折り曲げた形がイチョウの葉の形をしているところからその名前が付いています。髷は頭部を守る役目もあるそうです。1871(明治4)年に散髪脱刀令が公布されたときに相撲界でも断髪が行われようとしましたが、明治政府の長官の中から反対が出て、力士風俗として相撲取りの髷は現在まで続いています。

◇能…江戸時代末までは猿楽と呼ばれ、猿楽の能というのが正しい名前で、猿楽の狂言とともに能楽と言われるようになったのは明治時代以降のことです。室町時代初めに観阿弥(1333-1384)と世阿弥(1363-1443)父子によって大成、江戸時代半ばには現在とほぼ同じ様式になった舞台芸術です。役を演じる立方と、謡う地謡方、器楽を演奏する囃子方に分かれています。ちなみに雛人形の五人囃子の左からの太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡の並びは、能の囃子方と地謡方の並びをかたどったものです。能や狂言を演じる舞台は能舞台と呼ばれ、舞台正面の羽目(板を並べて張った壁)の鏡板には大きな老松が描かれます。能の主人公は「シテ」と呼ばれ、演じられる形式は「夢幻能」と「現在能」の2 種類に分けられます。前者はあるものの化身である主役が正体を表すもので、後者は「夢幻能」のように話が過去にさかのぼらないで、現実の時間の流れに沿って話が進行するものです。

◇トウシューズ…トウ(toe) とは英語で爪先のことで、トウシューズは、バレエを踊るときの履き物です。サテン生地で覆われ、足先が糊で固められています。バレエは音楽を伴奏に、身振りや手振りで感情や意思を表現する舞踊で、ルネサンス期のイタリアで起こり、フランスで発展しました。トウシュ-ズはバレエを象徴する爪先立ち(ポワント)向きの靴です。ポワントはフランス語で、英語のポイント(先)のことです。トウシューズをはいて初めて踊った人は、いろいろな説がありますが、もっとも有名なのが1830 年代にフランスで活躍したマリー・タリオーニです。爪先立ちで空気の精シルフィード役を優雅に軽やかに踊ったそうです。

◇いい夫婦の日…11 月22 日。1988 年、財団法人余暇開発センター(現在の財団法人日本生産性本部)が、夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案し、11 月22 日を、語呂合わせで「いい夫婦の日」と提唱しました。1998 年、「いい夫婦の日」をすすめる会事務局 が設立され、日本じゅうの夫婦がよりすてきな関係を築けるようにさまざまなイベントが行われています。また、2012 年には「おりがみの日」と同じ11 月11 日が「いい出会いの日」と制定されたそうです。

◇読書週間…文化の日を中心にした2 週間の10 月27 日~ 11 月9 日。第二次世界大戦後まもない1947(昭和22)年、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」と第1回読書週間が開催されました。翌年の第2回から現在の期間となっています。2014 年の標語は「めくる めぐる 本の世界」です。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本昔ばなしとっておきの雑学知識』(日本実業出版社)、『日本昔話ハンドブック』(三省堂)、『お伽草紙展図録』(サントリー美術館)、『能・狂言入門』(文研出版)、『能のわかる本』(金園社)、『能ガイド』(成美堂出版)、『バレエダンス事典』(平凡社)、『バレエおもしろ雑学事典』(ヤマハミュージックメディア)、『民具の博物誌』(河出書房新社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第3回 「山茶花」田中稔憲

高齢者用には珍しく、小さいサイズの寸松庵色紙(13.5cm × 12cm)を使った作品です。『469 号』のどんぐりと同様です。見てわかるように、花はざぶとん折りをして角を外に少しはみ出させるだけです。あえて数値を出すなら3 分の1 ほどなのですが、生徒さんによっては理解が難しい場合があります。私は「角が少し出ればいいですよ」とお伝えしながら講習しています。もちろんひとりひとり人は皆違う訳ですから、ケース・バイ・ケースですが、無理なく仕上げられることが第一なのです。ざぶとん折りは、少しぐらいずれても重なってもかまいません。 
 通常、紙を折るときは、角と角、辺と辺をきちんと重ね合わせます。しかし、高齢者のための折り紙では、それがいいかげんでも美しくかわいらしく仕上がることこそが大切なのです。この作品は特にそれがうまくいったと自負しています。作品名は、「山茶花」としましたが、椿でもよいでしょうし、牡丹にもなるでしょう。一見たわいなく見えるかもしれませんが、なかなかこんな作品はひらめかないものなのです。
 花芯を3cm 角の小さな紙で折るのは、人によってはかなり難しいときもあります。あらかじめ講師が折って準備しておくのがよいでしょう。もちろん枝もです。
 花と花芯と葉はできあがりに裏側が出るので、両面同じ色の紙で折りましょう。ちなみに、この作品はとても材料費を安くすることができます。そこで私は作品は色紙額に入れてさし上げました。理想ではあっても普段は予算の関係で、難しいことですから。

<読者の広場>
 『468 号』は特集が「深海」ということで、深ーい緑色の神秘的な表紙で始まり、まるで自分も海の底にいったような気分になりました。中でも「佐渡おけさ」と「華火」がよかったです。この2 つの作品を折っていると夏祭りの情景が浮かんできて楽しくなりました。たくさん折って楽しい夏を過ごしたいと思いました。2 月中旬から4 月下旬まで骨折のため入院していましたが、足の痛みがなくなってから折り紙をして楽しんでいました。すると看護師さんや患者さんから「私にも折ってもらえますか?」と言われ、「テディベア」や「Car」などを折って渡したら、「とてもいやされる」と喜ばれました。折り紙をやっていて本当によかったと思いました。48 ページの小倉隆子先生の「花の輪飾り」がとても素敵で感動しました。次号も楽しみにしています。
群馬県 畑村美由紀さん


「2014 シンポジウムin 阿蘇」を無事終えることができました。よいお天気に恵まれ充実した時間を過ごすことができました。参加して本当によかったと思いました。各先生方の素敵な作品、楽しい作品、かわいい作品、おもしろい作品などいろいろな工夫がなされ、私はただただ感動しつつ、先生方に教わりながら一生懸命折りました。できあがった作品に大満足! ホント楽しかったです! また来年の参加を楽しみに折り紙生活を充実させていきたいと思います。
埼玉県 根本聖恵さん

  「サメの歯」、とがって立体的な歯がすごいですね。個性的な生き物がたくさんいる、深い海を探検しに行きたくなりました。「アンドンクラゲ」や「サンキャクウオ」、「タコ」などたくさんいるだろうな。会いたい!! 今年も我が家の朝顔が咲きました。つぼみは午前2 時ごろに開きます。みなさん、知っていました?
青森県 原子睦子さん

 「おりがみ頭の体操」、毎月楽しみにしています。「折り図のミカタ」は勉強になります。折り紙が苦手という人の中に「折り紙の本を見てもわからない」という方が多いのですが、「折り図のミカタ」はていねいでわかりやすく、とてもうれしいです。「アイスクリームのミニスプーン入れ」を作ってみました。チェックの折り紙でとてもかわいらしくできました。来月号は敬老の日とお月見の特集ですね。贈り物や実用品で使えるものを楽しみにしています。パウラ・ワエルスニッケさんの「2 折りのサンタ」!実に簡単、そして立っているのがすごいです。
北海道 葛西明子さん

【支部だより】
練馬支部「おりがみ展」報告
練馬支部「ノア・こぶし会」支部長 服部周平/東京都

練馬支部「ノア・こぶし会」の恒例の「おりがみ展」を本年は7月31日(木)より8月4日(月)まで開催いたしました。場所は例年通り表参道のクレヨンハウス近くの「ギャラリーM」で暑さにもかかわらず連日、鈴木恵美子、宮田 弘、張替亮子、青柳祥子ら諸先生(敬称略)をはじめ、会員関係者、また場所柄通りがかりの若い方や外国の方々も立ち寄られ成功裏に終わりました。特に本年度の作品はメンバーそれぞれが個性を強く打ち出し趣向を凝らした作品が並び質問も多くご来場の皆様に喜んでいただいた模様です。猛暑の中ご来場のいただいた皆様方にはこの誌上をお借りして厚く御礼申し上げます。

築地本願寺で折り紙飛行機講習
 宇治支部「茶団子折紙倶楽部」支部長 松井佳容子 /京都府

先日8月7日(木)、東京の築地本願寺様からのご依頼で、同寺が主催する「夏の子ども会in築地本願寺」におきまして、折り紙飛行機の講習を行ってまいりました。 これは毎年開催されている2泊3日のイベントで、今年は福島の子どもたちと東京の子どもたちの交流もかねて行われ、約75名の子どもたちとスタッフの方々が、折り紙飛行機を折って楽しまれました。 このイベントで講習したのは、創作の「いちごジェット」です。

「神戸国際おりがみ会」誌上作品展
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」広報係 山本孝子 /兵庫県

 「神戸国際おりがみ会 創立30周年作品展」(協賛 日本折紙協会のじぎく兵庫支部)が大好評で、神戸市葺ふきあい合文化センター・兵庫県民会館2階小展示室に続き、神戸三宮地下街(サンチカ)花時計ギャラリーが移動展として3会場目となり、石橋美奈子支部長の創作折り紙で構成した58枚の作品を展示させていただきました。2014年6月初旬から6月29日までの長い期間の展示で、外国人の親子連れもたくさん通り、子どもたちの歓声が響いていました。「素晴らしいアートでした」という評価もいただいています。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集「ハロウィンと森の動物」 

①ムササビ・山田勝久
24~25の頭の形を整えるのが難しいので、いきなり思うように仕上がらないと思います。1 度目は練習のつもりで折ってみて下さい。

②こぎつね・青木良
おすわりしているこぎつねです。15cm角の折り紙で折るとできあがりが、てのひらに乗るサイズです。

③子ヤギ・青柳祥子
小さい頃「おおかみと7ひきのこやぎ」をよく読んでもらいました。うすいピンクのおりがみで折ると耳と鼻がほんのりピンク色の愛らしい子やぎができます。⑯⑰の折り方を少し変えると、かわいい角も2本できますよ。お楽しみください。

④しまりす・児玉功
気がつけばこの作品を創作してから10 年もの月日が経ちましたが、今回掲載していただけることになり、本当にうれしいです。頭と体のバランスに注意してかわいい「しまりすさん」をつくってみてください。

⑤ヤマアラシ・堤祥雄
ヤマアラシはネズミの仲間で、たくさんトゲがあります。段折りしながら…という箇所が数回あります。ゆっくりていねいに、シャープでかっこいいヤマアラシを折り出してください。

⑥葉っぱ・川手章子
何気なく折り進めるうちに葉っぱにしてみようと思いました。グリーンで青葉に、オレンジや黄色などで折ると秋の葉になります。背中にお便りをはさんでおくこともできそうです。落ち葉となり風にのって、いろんな方々に秋のお便りを運んでくれたらなと思いました。
 
⑦魔女・鈴木裕子
空を飛んでいる姿の魔女です。頭と体とほうきの色やのりづけの角度を変えて、いろいろな魔女を作ってみてください。

⑧松茸の楊枝入れ・藤本祐子
秋の味覚「松茸」ですが、丸ごとお家の食卓に上ることは滅多にありませんね。その代わりに楊枝入れで丸ごとの松茸を並べちゃいましょう! 子供の頃には、毎年滋賀の祖母から籠一杯の松茸が届きました。それから数十年、籠を開けた時に広がったあの香りだけは心に残っています。

⑨三角スリムケース・川手章子
折りすすめていくうちに三角形のケースにしてみたら…と思いまとめてみした。 三味線のバチのような形に見えました。7 個を重ねてアーチ状にしても楽しく思われました。

⑩ボクサー・武井春美
大きなグローブのボクサー。3頭身で、少しアニメチックなボクサーです。下半身の色の出し方に苦労しましたが、ゴングの鐘の音が聞こえたら、軽快にステップを踏んでくれることでしょう。

【ミニ知識】
◇ムササビ…北海道を除いた日本、朝鮮半島、中国に分布します。夜行性で、木の上でくらす大型のリスの仲間です。体長35 ~ 40cm、尾の長さ30 ~ 45cm の前・後足と体の間に皮膚が伸びてできた皮膜があり、それを広げて木から木へとグライダーのように滑空します。滑空距離は通常30m 程度ですが、途中でU ターンできるなど高度な調整能力があります。ムササビより小型のモモンガと違って、ほおと前足、尾と後ろ足の間にも皮膜を張っています。滑空している時以外は、皮膜は体側に引き込まれていて目立ちません。体の色は背側が灰褐色、赤褐色、黒褐色で、ほおから目の上にかけて白い部分があり、腹は白色です。

◇キツネ…キツネはタヌキと同じように里山の代表的な動物です。イネの豊作を意味する黄金色の毛のため、昔から日本人はキツネを農業の守り神としてきました。キツネはとがった鼻先が特徴で、肩幅が狭いために足跡は直線状になります。同じペアで毎年春に繰り返して子どもを生み、キツネの子どもは生まれて2 週間でやっと目が見えるようになり、1か月経つと巣の回りで動き回ります。約10 か月で子が親と同じ大きさに成長すると、親は追い立てて子別れをします。

◇ヤマアラシ…体がトゲでおおわれている動物ですが、アジアとアフリカにすむヤマアラシ類と、南北アメリカに分布するキノボリヤマアラシ類の大きな2 つのグループに分かれています。今月号のヤマアラシは前者のタテガミヤマアラシがモデルで、尾が短いのも特徴です。木に登らずに地上で生活し、穴掘りが得意です。攻撃されるとトゲを逆立て、うしろ向きに突進することで身を守ります。トゲは毛が変化したもので、生まれたばかりの赤ちゃんは柔らかく、10 日ほどで硬くなるそうです。トゲの先には目には見えない「かえし」が付いているので、いったん刺さると抜けないようになっています。中国では、トゲを焼いて粉末にしたものが気血(体内の生気と血液)による心臓の痛み止めや気のめぐりの治療に用いられているそうです。

◇ヤギ…ヒツジと似た印象がありますが、首が長く、オスメスともツノを持つものが多く、オスはあごひげがあります。草を好むヒツジと違ってヤギは樹木の葉を好んで食べ、粗食でも飼うことができます。ヤギの乳は脂肪球が小さく、消化がよいとされています。近年、「ヤギの草むしり」が注目を集めています。ヤギに草を食べてもらい、その時に出るヤギのフンは肥料になるという環境にやさしい草刈りです。また、ヤギがのどかに草を食べる姿は、人々の心をいやす効果があります。これを最初に始めたのはアメリカの会社だそうです。

◇シマリス…体長14cm、尾の長さ11cm の小型のリスです。赤茶色の体に5 本の黒い縞模様が特徴です。この模様のおかげで、小枝などにまぎれて敵に見つかりにくくなります。中国、朝鮮半島、シベリア、南千島にすみ、日本では北海道にいます。ペットとして売られているものは朝鮮半島産のもので観光地などで放されて野生化しています。シマリスは森でくらしますが、木にはあまり登らず、地上で生活します。尻尾の皮膚はとても弱いので、尻尾をつかむとすっぽり抜けて骨だけになり、元には戻りません。

◇マツタケ…マツタケは古くから秋の味覚として食べられたと考えられています。奈良時代末に成立した日本最初の歌集『万葉集』に、「高松のこの峯も狭に笠立てて盈みち盛りたる秋の香かのよさ」はマツタケを詠んだものとされています。独特の香りと歯切れのよさで食用キノコの王者として珍重されます。日本、朝鮮半島、沿海州、サハリン、千島列島のおもにアカマツの林の中に群生します。マツタケに形がよく似ているニセマツタケ、バカマツタケ、マツタケモドキなどがありますが、どれも独特の香りがありません。

◇柿の日…10 月26 日。全国果樹研究連合会のカキ部会が柿の栄養などを人々に知らせ、消費の拡大、販売促進を図ることを目的に2005 年に提唱しました。1895 年のこの日は俳人の正岡子規が「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだ日とされています。

◇栗名月…旧暦9 月13 日夜の月見のことで、十三夜のことです。中秋の名月(十五夜)から約1 か月後の満月の直前の月です。 2014 年は10 月6 日。中国から十五夜の風習が入ってくる前から日本で行われていた月見の風習です。収穫された栗を供えるので、栗名月と呼ばれています。

◇ハロウィン…10 月31 日。ハロウィンは、ヨーロッパの先住民ケルト人の新年(サムハイン)を起源とします。ケルトの暦では11 月1 日が新年の元日にあたり、大晦日の夜にあたる10 月31 日には死者の霊が家に戻ってくるとされていました。妖怪や魔女も現れて冬の訪れを喜び、人々にいたずらをして回ると考えられていました。人々は身を守るために仮面を付け、篝火を焚きましたが、これは1 年の収穫に感謝するためでもありました。のちにキリスト教徒がケルト人に布教活動をするときに、この祭りを取り込んで、「万聖節(オール ハローズ イーブン」にしました。ハロウィン(Halloween)はこの言葉を短縮したものです。ヨーロッパではいったん廃れたハロウィンの行事は、アメリカで子どもたちの楽しいイベントになり、今は世界各国に広がっています。魔女やおばけに仮装して、トリック オアトリート(お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ)と言いながら、家々を一軒ずつ訪れます。

◇魔女とほうき…昔から魔女の乗り物はほうきと考えられていました。ほうきは「羽掃き」あるいは「葉掃き」から変化したものと考えられています。清掃用具ですが、ほうきは神霊を払う一方で、招いたりもでき、生と死、この世と霊界を媒介するおまじないの道具として古くから用いられてきました。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『英語で話す日本の心』(講談社)、『年中行事事典』(三省堂)、『シマリス』(国土社)、『動物の生態図鑑』(学研)、『日本哺乳類大図鑑』(偕成社)、『この日何の日』(秀和システム)、『英語迷信・俗信事典』(大修館書店)、『神秘の道具』(新紀元社)、『魔女論』(大和書房)、『ヨーロッパの祝祭典』(原書房)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第2回 「山の幸」田中稔憲

私がこのシリーズで紹介する作品は、ほとんどが伝承作品の応用・アレンジ、または基本形そのものということもあります。中には作品と呼べないかもしれないものもあります。例えばこの「柿の実」。四つ折りにするかまたは正方基本形に折ってから面取りするだけなのです。どうして正方形の紙をそのまま使うのではなく、折って正方形にするのかというと、高齢の方に指を動かしてもらえ、作品に厚みが出てよりよいものになるからです。
 90 歳くらいになれば、ほとんどの方はこの作品を折るのがやっとのくらい手が動かなくなるのです。お年寄りの置かれた環境に思いを馳せ、作品作りをする中で傷つくことのないよう配慮して楽しんでいただくということは、かなりの発想の転換が必要です。折り手順もいかに無理なく折れるようにするか工夫があります。それでも柿のヘタなどは細かくなる部分もあるので、すべて自力では折れない方もあるでしょう。そのときは、介護士の手助けが必要です。第1 回の台紙には「遠山」という名前で市販されている色紙を使いましたが、今回は自分で絵筆をとって、水墨画風に描いてみました。このような色紙を講師が準備するのは大変ですが、ぜひ試してみてください。

<読者の広場>
特集「たなばた」がよかったです。表紙を見て、笹の葉もよいけどリースもいいなと思いました。職場(朝来市社会福祉協議会いきいき介護センター)の入り口のガラス窓が殺風景だったため、両面から同じように見えるようにあじさい、カエルやかたつむりをスタッフ全員で飾りました。いったんやり始めるとやめることができず、来月何にしようかと話していたところに「たなばた」でした。利用者様を訪問するときにも折ったものをお土産にすると喜ばれます。施設でもリハビリになるため折り紙が活用されておりますが、私が月刊『おりがみ』で新しいネタを仕入れているのでスタッフから折り紙教室をやってほしいと言われます。月刊『おりがみ』に感謝です。
兵庫県 坪井泰子さん


月刊『おりがみ』、一番先に「編集雑記」を読みます。今月もやはりよかったです。縦3cm 横9cm の長方形の中の6 行の記事ですが、今月は「織姫星」のことでした。ある月は「隅田川の両岸で棲むセミの種類がちがうんだそうです。閑静な本所とにぎやかな対岸の浅草の違いは人間の都合としてセミにも何か深い事情があるんでしょうか?」と書いてありました。ある月はイタリア国旗の緑・白・赤の意味だったり、「初めてスケート靴をはいて氷の上に立ったとき」という書き出しのときもあり、ある月は「カワイイってなんだろうと考えてしまう『カワイイ色で折りましょう』って言われたら困りません?」と書いてありました。ソチ冬季五輪の羽生選手が国旗をていねいに折りたたんでいたのが印象的で…、折り紙愛好家と共通する感覚でしょうか、と書いてあり、月刊『おりがみ』の「編集雑記」は私にとても勉強になり、楽しくて素敵です。今月号の暑い日差しの中で咲く「昼顔」の色紙、とてもいいものができました。最近アクリル糸でエコたわしを編んでいます。いろいろな色の糸で楽しんでいます。
滋賀県 中村哲子さん

 「豚の基本形×2で吹きゴマ」がよかったです。初めての方とか子どもさんはたくさん折るユニット作品はあまり人気がありません!でも2 枚なら折れそうだなーとTry してくれそうです。ディアナ・ガンボアさんのオリガミワークショップに参加してきました。六本木でのショーには行けませんでしたが、ご主人とのラブラブのお話や作品作りのスライドなどを見てきました。日本と外国の考え方や取り組み方の違いがあるとは思いますが、とても参考になることもありました。雨の中がんばって行ったかいがありました。浦和駅前のパルコで作品展を見てきました。フレーベル折り紙というので、いつも「おりがみ頭の体操」で問題にありますが、とても興味があり、やはり雨の中行ってきました。オープンな会場で、人目をひくのは600 枚も折り紙を使用したという三角すいのオブジェです。春・夏・秋・冬とテーマにわかれて作られた作品額があり色の使い方がとてもすてきでした。組み合わせ方が知りたいと思ったので月刊『おりがみ』の中や単発の折り紙教室などがあると、模様折りのことがわかり楽しいと思いました。今回の「頭の体操」は「ヒント」あげすぎ~!ではありませんか?すご~く簡単でした
埼玉県 原 嘉子さん

 「読者の広場」、意外におもしろいですね。なんでしたらSNS とまでいかなくても、少し輪を広げて情報交換、交流の「広場」に、広場の柵をもう少しだけ外に広くしてみてはいかがでしょうか? 今月の「百面相」の変化(「頭の体操」)はおもしろかったです。大きなヒント「8 か所を中わり折りに」の解釈を間違えると方向を誤るところ。もっとひねくれた「お題」がほしいです。
石川県 池田総一郎さん

【ワールド・オリガミ・レポート】
【1】OUSA折り紙コンベンション参加レポート
文:中島 進(日本折紙協会常任理事/埼玉県) 写真:宮本眞理子、小宮はじめ

今回、2014年6月26日(木)~7月2日(水)の7日間、全国各地から集まった、佐野専務をはじめとする20名の皆様と、あこがれのアメリカ・ニューヨークに行き、「オリガミUSAの折り紙コンベンション」に参加してきましたので、報告いたします。

【6月26日(木)】
 成田空港第一ターミナル北ウィングの「特別待合室」に集合し、自己紹介で初顔合わせし交流しました。そのあと空港内に入り、「お菓子城加賀藩の出店」に立ち寄り、折り紙作品を展示してあるコーナーで、作品を見ていると、多くの外国の方が、興味深く見ておられ、嬉しくなりました。
 成田から11時間かけて、デルタ空港直行便でニューヨークに出発しました。途中、かなりの時間が折り紙教室になり、機内のクルーの皆様も、折り紙のプレゼントに喜んでくれました。まさに、折り紙を折るのが大好きな仲間ばかりでした。
 ケネディ空港到着後、バスでホテルに向かいました。途中、マンハッタンの高層ビル群を遠くに見て、皆さん、大感激の始まりでした。また、バスの中からニュ―ヨーク市内の賑やかな街中をみて、ニューヨークの大きな活力を感じました。
 滞在するホテルは、マンハッタンの中心にあり、おりがみUSAのコンベンションの会場まで徒歩10分と近く、エンパイヤ・ステート・ビルや五番街にも近く、買物、食事に大変便利なところにありました。ホテルには、アメリカの折り紙の友人、ベスマンさんが出迎えに来てくれていました。毎回のお世話に、いつも感謝しています。
 その日の夜には、みんなで、あの世界的に有名なタイムズスクウェアまで散歩しました。大きな、明るいネオンサインビル群に圧倒されました。

【6月27日(金)】
 バスで半日、ニューヨーク市内観光に出発し、ワシントン広場、ウオール街、(船で)自由の女神見学、グラウンド・ゼロ地などを見ることができました。最後にコンベンション会場に立ち寄り、OUSAの係の人に明日から始まる会場、大ホール、作品展示場などを案内していただきました。

【6月28日(土)~29日(日)】
 いよいよOUSAのコンベンション参加の日です。
 参加者は700名で、その規模の大きさは驚くばかりで、世界一の折り紙大会と言われていることがわかります。すべて、ボランティアで運営されています。今回のメインゲストは、イギリスのニック・ロビンソンさんでした。
 私たちのグループの皆さんの教室受講申し込みも、早めに手続きをしていたお陰で、各自、希望の教室を取ることができました。授業は英語でしたが、分からない時、手を上げると丁寧に教えていただき、作品を完成することができました。10時~17時までは授業があり、その後、夜の12時まで大ホールが用意されていて、三々五々、各テーブルではミニ折り紙教室ができ、教えあい、楽しい折り紙国際交流ができていました。
 また、会場には、有名作家の作品も含めた作品展示場、本や材料の販売コーナーなどもあり、盛況でした。着物を着ていた宮本眞理子さんと森谷美紀子さんは、参加者の注目を浴びていました。大きな荷物でしたが、運んだかいがありましたね。

【6月29日(日)】
 夜には、体育館で、各国別、グループ別に、大きな紙で大型作品を折るコンテストがあり、大賑わいでした。わが日本女子チーム(やまとなでしこ)も、ラビットを作り、大健闘し、大きな拍手を受けました。

【6月30日(月)】
 自由行動の日とし、各自、グループ別に、美術館、ミュージカル、ジャズクラブ、ショッピング、ナイヤガラ観光など、思い思いの目的を持って、ニューヨークを堪能しました。
 私たちは、べスマンさんの案内で、地下鉄でセントラルパークまでいき、美しい公園内を散歩し、その近くにある「自然史博物館」を見学しました。この博物館の地下にオリガミUSAの事務所があります。
 この日の夜には、盛大な公式懇親会(フェアウェルパーティ)が行われ、皆様と大いに、遅くまで盛り上がり、またの再会を約束しあいました。
 あっという間に、楽しい日程も終わり…。

【7月1日(火)】
 成田に向けて、帰国のデルタ便に乗りました。偶然、機内のクルーは、行きの便と同じで、また賑やかな折り紙教室となりました。

【7月2日(水)】
 全員無事、成田空港に到着、記念すべき楽しい「世界折り紙交流の旅」を終えることができました。皆様、お疲れ様でした。

 まだ、折り紙での海外国際交流に行ったことがない方も、次回、ぜひご参加ください。

【2】折り紙の素晴らしさと子どもたちの笑顔
浦本法子(東京都)

 6月8日(日)~15日(日)、フィリピン・セブのダナオ市に行ってきました。私にとって初めての海外旅行は真の豊かさとは何かを考えさせられた非常に貴重な体験となりました。講師の小倉隆子さんが毎年続けてこられた活動で、記念すべき10周年に同行させていただいたものです。また南国の海に思いを馳せながらの参加でした。参加者は日本折紙協会の小倉隆子さん、石井よし子さん、夏秋洋子さん、折り紙国際交流グループO.I.C.副代表の豊崎美恵子さん、O.I.C.協力委員 林京子さん、有志の上田幸子さんと娘の夢ちゃん(2歳)と私の8名です。
 最初の訪問先はダナオ小学校です。昨年は高学年のみでしたが、10周年には全校生徒をとの小倉隆子さんたっての希望で総勢800名の参加となりました。長方形から折る伝承の箱とクルクルチョウを折りました。小倉さんはステージ前で講習されて、私たちは子どもたちの間に入り、吹き出す汗もなんのその、頭をつきあわせての交流でした。真っ白の歯をみせて屈託なく笑う人懐っこい子どもたちに心が洗われる思いでした。できあがった箱は帽子にしてかぶり、クルクルチョウをみなで飛ばす光景は脳裏に焼き付いて離れません。何しろ800名ですから! 感動! 折り紙の後には「玉すだれ」を披露しました。「セブバージョン」に子どもたちも歓喜の声を上げて楽しんでいました。最後に日本から折り紙のコマ※と鉛筆、ノートをプレゼントしました。
 2番目の訪問先は孤児院です。ストリートチルドレンから救われた子どもたちとの交流です。子どもたちより歓迎のダンスから始まり、お互いに自己紹介してから折り紙です。ここでもダナオ小と同じ作品をみなで折りました。折り紙の後は一緒に皿回しを楽しみました。文房具、コマとお米、半袖のTシャツをプレゼントしました。 充実した折り紙奉仕活動も無事終わり、14日(土)には10周年記念パーティーが開催されました。ダナオタイタイ小学校校長先生より一人一人に感謝状をいただきました。
 また、たくさんのコマを送ってくださったみなさんと、Tシャツを送っていただいたみなさんにこの場を借りて心より感謝いたします。有志の上田夢ちゃんが国際交流に一役も二役も買ってくれたのと、旅の中で私の癒しにもなってくれました。
 言葉はわからなくても折り紙さえあれば異国の子どもたちとも通じ合える、私には想像もつかない日常を送っている子どもたちであっても…折り紙って素晴らしい! 日本の伝承文化である折り紙を伝えていける伝道師になりたいと改めて思えた旅でした。笑顔にめぐり逢うために…。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集「折り紙で人生いきいき!(敬老の日とお月見)」 

①菊の花の楊ようじ枝入れ・藤本祐子
菊の花は「フレーベルの模様折り」※の中の私の好きな形(右図)の応用で、折り出すことができました。重陽の節句の和菓子に添えたりお彼岸や法事の席にもどうぞ。黄色/緑などの両面折り紙が適しています。

②メモ立て・永田紀子
両面が使えて、安定して立たせることができます。19で開いて立体にするのをやめれば平面作品になり、カード入れとしても使うことができます。

③ポン太・植森豊子
折り方は簡単で難しいところはひとつもありません。とても気に入っている作品なので、皆さんにも気に入っていただけたら嬉しいです。

④月うさぎ・永田紀子
月の表面はクレーターだらけとわかっていても、満月を見るとついうさぎの形を確かめている自分に笑ってしまいます。ミッフィーのようなうさぎさんになりました。両面同色で折れば正面から見たうさぎになると思います。

⑤ツルの置物・川手章子
18ではしっかりと折りすじをつけ、立てます。和風柄の折り紙で折ってはし置きにしたり、飾りとしても楽しめそうです。いろいろな折り紙で折って楽しんでくださいね。

⑥國貞えがく千羽鶴・古典、折り方解説:岡村昌夫
歌川國貞(1786-1865年)の『北國五色墨』(1814 年ごろ)に描かれた千羽鶴です。「北國」とは江戸の遊郭の吉原のこと。 この浮世絵資料は、千羽鶴が一羽一羽を糸でつなげるものではなく、つなぎ折りで作られたことを証明しています。吉原にはいくらでもあった巻紙を縦に3等分しながら折られていたと考えられます。
 
⑦四葉のクローバーのたとう・市川学
茎を折らずに、赤い紙で折れば、ハートのたとう( 写真右)になります。③~⑦の折りは、たとうにしたときに開きやすくするためにします。

随時連載 詩を折る〔第18 回〕 童謡「月の沙さばく漠」加藤まさを 作詞
ひとこぶらくだ、らくだに乗る人・笠原邦彦
どうぶつの足の表現を、折るだけで「4 足」にしようとすれば、その折り方は難しくなるでしょう。そこで、座った姿とか、切って表現してみたりすることを考え、難しさを避けるが良策だと思っています。

⑧ダンス・山田勝久
色紙などに貼り付ける平面作品として創作しました。折ると、あれれ…と不思議な感覚がするかもしれません。男女組み合わせれば、解決すると思います。

~おってあそぼう~
着せ替えクローラー・松野幸彦
用紙をたくさん使いますが、部品はなるべく同じような構造で、単純化してありますので、組むときにブロック遊びのような楽しさがあります。

【ミニ知識】
○キク…キクはサクラとともに日本の国花と考えられていますが、奈良時代のはじめに中国から伝えられた渡来植物でした。菊花が皇室の紋章と定められたのも1868(明治1)年で、大昔のことではありません。中国ではキクは花の少なくなる秋に霜が降りても香り高く咲くことで、ウメ、タケ、ランとともに「四君子」とされ大切に扱われました。薬効があり、長寿不老の象徴と考えられました。

○重陽の節供…人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7 月7 日)とともに五節供のひとつです。旧暦9月9日で、中国で古くから縁起のよい数字とされる陽数(奇数)の最大数の九が重なることから重陽といわれ、とてもおめでたい日とされてきました。中国ではこの日に香りの強い茱萸(山椒のこと)を身につけて高い丘に登り、酒に菊の花びらを浮かべた菊酒を酌み交わし、お互いの長寿と無病息災を願う風習がありました。この風習が奈良時代の宮中に伝えられました。時代がくだって日本の庶民の間では秋の収穫祭と習合し、「お九日」として祝われるようになりました。今でも長崎市や佐賀県唐津市でおこなわれているおくんち祭りに残っています。なお、今はあまりおこなわれなくなりましたが、「菊の被綿」という風習があります。9月8日の夜、菊のつぼみに真綿をかぶせて、菊の露と香りを移し、翌朝その真綿で顔や体を清めると若さが保たれ、長生きできると考えられました。

○お月見…2014 年は9月8日。旧暦8月15日の夜に、美しい月を愛でながら、秋の収穫物を供えて感謝する十五夜の祭りがおこなわれます。現在の太陽暦では年ごとにお月見の日は変わりますが、月の満ち欠けを基準にしていた旧暦では毎月十五日の夜は満月の日に当たりました。秋(旧暦7 月、8 月、9 月)のまん中(最中)になるので「中秋の名月」とされ、もっとも美しい明るい満月とされました。菓子の最中はもともと満月になぞらえた菓子といわれています。

○月のウサギ…月の表面に見える黒い模様は、世界中で人や動物などさまざまな形にたとえられ、民話が伝えられてきました。日本では餅をつくウサギで、日本のようにウサギにたとえる地域は多いようです。ウサギはその行動と姿から神もしくは神の使いと考えられ、また、多産であることから女性的な動物とみなされました。一方、月も女性を象徴することから、月とウサギが結びついて伝えられています。

○クレーンの日…9月30日。社団法人日本クレーン協会と社団法人ボイラー・クレーン安全協会がクレーン等安全規則が公布された日の1972(昭和47)年9月30 日を記念して制定しました。クレーンの操作や製作などに携わる関係者が、労働災害防止の認識を高めて安全作業の周知徹底を図る日とされています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『にほんのお福分け歳時記』(主婦の友社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『五節供の楽しみ』(淡交社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

<みんなの作品展>
浦和フレーベルおりがみの会 作品展 青柳祥子(埼玉県)

6月8日(日)~11日(水)、「浦和フレーベルおりがみの会」の展示会を、さいたま市サポートセンター9階で行いました。
 フリードリヒ フレーベル(1782年-1852年)は皆さんご存じだと思いますが、スイスのペスタロッチに影響を受けたドイツの教育者です。
 55歳の時にドイツのバート・ブランケンブルクの町に『子どもたちの庭ーキンダーガルテン』を設立しました。これが世界で最初の幼稚園なので、幼稚園の創立者でもあります。
フレーベルが子どもに必要な作業の教材として作られた物は、積み木をはじめとしてたくさんあります。フレーベルから口伝方式で伝授されてお弟子さんがまとめたものの中に、現在の折り紙に相当するものがあります。月刊おりがみの「おりがみ頭の体操」でもおなじみの形です。※私たちのグループは、その折り紙の勉強会をしています。単純な正方形を少しずつ変化させるだけで、無数の美しい形が現れてくることに感動、発見しながら行った私たちの楽しい実験の『跡』を今回展示してみました。
 フレーベルが重点を置いていたことは、作品を作ることが目的ではなく、自然の中に隠れていた美しいものがつぎつぎに蝶が羽ばたくような姿で現れ来るのを見ることの経験を重ねさせることでした。そのことを、私たちは、感じながら表現することを楽しみました。今回は初めての展示会で、点数は多くありませんが、春夏秋冬のテーマに、各人が趣向を凝らしたパネル作品を中心に展示いたしました。

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第1回 「どんぐり」田中稔憲

はじめに
 「高齢な方に折り紙を教えるのは難しい」「デイケアではどのような作品を教えたらいいのですか?」などといった声をよく聞きます。確かに豊富な人生経験のある、折紙講師よりは年上であろう人たちに折り紙を教えるというのは容易なことではないでしょう。今回、私が実際にデイケア(通所リハビリ)施設などでお年寄りに折り紙を教えている経験をもとに、講習作例を紹介したいと思います。皆さんの折紙講師活動のお役に立てることを願って。

講習の中で使う折り方  
講習の中では使える折りは限られてきます。「谷折り」だけでしあがる作品が理想ですが、簡単な「山折り」や「袋折り」は使ってもよいでしょう。「中わり折り」は、特にわかりやすい折り鶴の頭などのような場合は使えます。「かぶせ折り」は難しいので原則使用はできませんが、限定的に使えることもあります。
 折り紙は本来角と角をきっちり合わせなくてはなりませんが、高齢者には過度にそれを求めることはできません。私は作品を創作するときに、多少ずれてもちゃんと作品がしあがるように考えて作ります。お年寄りは一年前できたこともできなくなります。お年寄りの実態をきちんと把握して、それに合わせて作品を考えていきます。また、同じ作品でもより易しく折れるように折り方を変えます。例えば今月号のどんぐりの実の場合では、折り図通りではなく、紙をまず、表が内側になるように二つ折りして、折った線に紙の端を合わせ、それを開いて、かんのん基本形にします。年を取ると折りすじがよく見えなくなって合わせられませんが、紙の端に合わせることは折りすじに合わせるより簡単です。

折り図
 折り図を読むということは高度な作業になるので、高齢者用の講習では、一般的に講習中はあまり折り図は用いません。けれども私は必ず渡すことにしています。ご本人が時間のあるときに再挑戦するかもしれませんし、帰宅されてご家族で話題にされたとき、折り図があると別の広がりがあるかもしれないと考えるからです。

講習作品 
特別養護老人ホームでは、入居した当初、皆さんは不安や心細さを感じています。今まで築いてきたものを捨てて入ってくるのです。これまでできたこともだんだんできなくなり、ともすれば失うばかりの人生になってしまいます。でも、折り紙で作品を作って自分の居室に飾っていけば、だんだん財産が増えていくという状況を作り出せます。置く場所が限られているので、立体作品はいつまでも飾っておくことができませんが、平面作品で構成された折り紙絵や色紙作品は壁に貼ることができます。2年も3年もすると壁がたくさんの作品で埋まってきて、さながら美術館のようになってきます。全部自分で作ったということで自信にもなりますし、豊かさを実感できるでしょう。

講習材料
 折紙講師をするにあたって、もっとも重要で、苦労することが講習用材料の準備です。材料は、可能な限りよい物を使います。デイケアでの講習には、施設の担当者の中には10 円、20 円でできるような作品を要求する場合があるようです。粗末な材料からはお年寄りを満足させるような作品を作ることはできません。できたものが粗末な仕上がりでは、お年寄りご本人ばかりではなく、そのご家族までも惨めな気持ちにさせてしまいます。子どもを対象にする場合との大きな違いはここにあります。易しく作れて美しく見栄えのする作品が必要とされるのです。単なる時間つぶしのためではなく、生き生きと心豊かに老後を過ごす手助けになるよう、折り紙による作品作りをするということを講師自身も肝に銘じ、担当者によく理解してもらうことが大切です。台紙になる色紙には絵柄の入ったものを用いるとよいでしょう。絵柄の力を借りることで、簡単な折りでできた作品も芸術的な作品になります。今回は専門店で求めたものを用いましたが、ぼかしの色紙など使ってもよいと思います。来月号では、もっと手に入りやすい無地の色紙に絵をかくことを試しますのでお楽しみに。

どんぐりには普通の折り紙を使いました。どんぐりの光沢をうまく表現することができると考えたからです。鑑賞に堪える作品作りに、和紙がつねに最適とは限りません。柔軟な発想が必要です。高齢者用の作品としては珍しく小さいサイズの寸松庵色紙を用いたこともあって、色紙を含めてもかなり安価に材料を工面できました。そこでこの時は色紙額に入れることにしました。かえって高くつくことになりましたが、この後2、3 回の教室での材料費を調整して赤字分を回収しました。
 また、お年寄りのみなさんに「松の葉」のような細かいものを折っていただくのは現実的には難しいことです。私は自分で折って講習セットの中に入れておきます。全部折っていただくことができればそれにこしたことはないのですが、脇役でピリリと効いたものをそれとなくお手伝いさせていただくことで作品の見栄えがぐんとよくなります。

<読者の広場>
 「レビューガール」は見ていても、ただただため息がでるばかり。いつかこんな作品も作れたらと思います。「ギフトボックスのカード」は簡単でかわいらしく、小さな子にプレゼントしたら喜ばれそうです。青柳祥子さんの作品は娘も大好きです。作品ごとに難易度がしめしてあれば参考になると思います。購読を始めて1 年、なんとか折紙講師が認定していただけました。着々と進級している娘が1 級になる前に講師になれてホッとしています。いつも言うことを聞かない娘ですが、最近、折り紙のことだけは「お母さんは講師だものね」と聞いてくれるようになりました。
東京都 林 友江さん


今月は従来の伝承折り紙から少しモダンなものが多くあり、折り紙の多様性を再認識しました。ゆるキャラの折り紙について特集があるといいですネ。以前、「トトロ」の折り紙を習ったのですが忘れてしまいました。5 月は近所の子どもさんに「かぶとBOX」にお菓子を入れてプレゼントに活用しました。国際交流などに折り紙で参加できればと思います。
茨城県 松井 修さん

 「ハートの箸袋」がよかったです。おたよりの「庭で見つけた折り紙名人」はおもしろい観察視点だと思いました。サンバカーニバルはあまり好きになれません。温泉に行ってきましたが、飾りケースに紙人形はあったのですが折り紙はありません。「おりがみガーデン」のように精巧に折って飾ってもらえるようになりたいです。
埼玉県 新倉宏子さん

 今年もゴールデンウィークに親子で「東京おりがみミュージアム」に行きました。昨年とはちがったものが展示してあり、楽しい時間を過ごしました。家が近かったら毎月でも行きたいのですが…。折り紙好きの人はぜひ1 度、足を運んでみてはいかがでしょうか?!「 おりがみ頭の体操」は11歳の娘が折っています。折り紙セットがあたることを楽しみにしています。
神奈川県 鈴木照美さん

連載〈第20回〉最終回 雑誌『小国民』にみる折り紙
今と江戸をつないだ明治 岡村昌夫
 
【提燈】
 今回は、明治27(1894)年正月の『小国民』第6年第1号に掲載された「提灯」をご紹介します。長方形の紙で折っていますが、正方形でも折ることが出来ます。
 折り方は簡単なのですが、『小国民』の折り図が分かりにくいので、『折紙と図画』が掲載する図によって説明します。こちらは正方形を使っています。
 最初に(一)で「かんのん折り」をして、次に(二)を谷折りにします。折り幅は辺の長さの4分の1より狭くします。すると、次の(三)の斜めの線が不正確に描かれているのに気付くはずです。そこで、(四)図をよく見てホハとヘニが離れているのを確認して折り進めます。
 先ほど(二)で「4分の1より狭く」折りましたが、ぴたり4分の1で折りますと、仕上がりは、両端が角ばった「切り子燈籠」形になり、8分の1ぐらいにしますと、細長い提灯になります。また、最初の「かんのん折り」のとき、紙の両端を中心線に合わさずに折り幅を狭くして折ると、横幅の広い提灯になります。このように仕上がりの形を変化させることが可能な作品で、伝承作の中では、かなり特徴のある折り紙なのです。しかも、単純な折りですから、身に付けておくと役に立つと思います。
 この技法は、「湯のみ茶わん」などに応用されます。似た作品に「奴さん」の足の方を開いてつぶさずに、顔と同じ形のままにした折りの「切り子燈籠」がありますが、この「提灯」とは、全く別の作品です。
 また、本誌7月号(『467号』)に掲載されていた石橋美奈子さん作の「提灯」も、完成形は似ていますが、全くの別作品で、リズミカルな楽しい折り方です。同じ技法で「リボン」「串団子」などが折れます。
 ところで、『小国民』の折り紙記事は、この号から「折紙法。其十七。」と言う「通し番号」を付けるようになりました。前年正月の第2号の「紙蟹」から始まって丸1年、月に2回発行のこの雑誌に次々と手探り状態で連載してきた投稿紹介の折り紙に対する編集方針が明確になったようです。「編者いふ。」として掲げている説明文によると、今までに14回にわたって紹介して来た作品のほかに、有名だから紹介は省略した「折鶴」と「千石船」(「たからぶね」を指す)を加えて、今回「十七」にしたとしてあります。ただ本連載前回の「カンガロと蛙」のように、同時に複数の作品を紹介することもあるので、作品の数は、17以上になっています。まだ投書が十数種届いているので、今後も連載を続けるとも書いています。
 さて、この連載を担当した編集部の記者はどんな人だったのでしょうか。『440号』の第1回でも取り上げましたが、私が調査したところ、福島県二本松出身の「塩田力蔵」という人が浮かんできました。陶磁器の研究目的で上京して、生活のため、雑誌記者をしていました。彼は、岡倉天心の援助を受け中国や日本の陶磁器研究に打ち込み、「日本美術院」の教授にもなり、陶磁器研究者として大きな功績を遺しましたが、生涯独身で昭和21年の2月、貧窮の中、栄養失調で亡くなります。83歳でした。『小国民』で「紙蟹」を担当した時は、32歳の青年でした。
 彼は『小国民』の著者としても「鹹湖(カンコ)」「鹵男子(ロダンシ)」などのペンネームで多彩な少年読み物を書いています。(「鹹」「鹵」は「塩」の意味で「鹵男子」は「間抜けな男」の意味もあります。)
 さて、「折紙法」の連載は「其四十三。(巣ごもり鶴)」が、明治28年9月号(第7年17号)に載って、「小国民」はその次の同じ9月の第18号が発売禁止処分(日清戦争の戦後処理をめぐっての「三国干渉」に触れた記事のためらしい)を受けて、事実上の廃刊に至りましたが、石井研堂主宰は、しぶとく誌名を『少国民』として、その第1号を11月に発行して続行しました。ところが、その第1号に「折紙法。其四十四。公家。狐。」が載ってから、突然「鹹湖」も「鹵男子」も「折紙法」も、この雑誌から姿を消してしまったのです。実は、岡倉天心邸(日本美術院)内に、窯が設置されて、塩田力蔵が住み込みで陶磁器研究に没頭し出す時期に重なったのでした。(翌明治29年11月の22号に「折がみ法。其四十五。」が載りますが、文体も違い記者は別人です。)
 下の折り紙連載記事の一覧表をご参照ください。内容的には、「折り紙」とは言えない「厚紙細工」のようなものも混じっていますが、これは、現代の国際化された「ORIGAMI」が「ペーパークラフト」の要素を含んでいるのと同じで、面白いと思いますが、「手ぬぐいで折る着物」を入れているなどは、日本的な現象でしょうか。 さて、この3年間にわたった折り紙記事の連載は、日清戦争(明治27年7月~28年3月)と重なります。この雑誌の内容も戦時色に染まり、熱狂的で勇ましい戦勝の話題や、清国へのヘイト・スピーチが溢れました。ただ、「鹹湖」「鹵男子」は、滑稽的な記事やブラックユーモア短編などで、鋭い文明批評を続けます。全国の折り紙少年は、戦意高揚と無縁な投書を続けましたが、それを、せっせと連載した記者がいたわけです。しかも、折り紙の内容が、軍艦とか兵隊などの戦時色と全く無縁だったことは注目すべき事実です。これは、その後の世界の折り紙の中でも目立つ特徴であって、この平和感覚は特筆されてよいと思います。折り方解説法を工夫し、「折り谷」「折り峰」の語を発案した「塩田力蔵」の功績と合わせて、我々の記憶に遺したいものです。
 明治の少年雑誌『小国民』に連載された折り紙を巡って、一通り、いろいろな種類の作品をご紹介してきましたが、今回で区切りとさせていただきます。長い間のご愛読、ありがとうございました。

【ワールド・オリガミ・レポート】
オランダ折り紙コンベンション参加報告 青柳祥子(埼玉県)

 2013年、2014年と続けて2回、OSN(Origami Sociëteit Nederland:オランダ折紙協会)コンベンションに参加しました。オランダといえば、チューリップ、風車、運河、チーズ、飾り窓、ミッフィーなどがすぐ浮かびますね。毎年そのチューリップが満開の時期、4月11日から13日頃(金曜日の夕方から日曜日までの週末)開催されます。
 毎年『月刊おりがみ』の4月号には、編集部に送られてくるクリスマスカードと年賀状が紹介されますが、中でもオランダの方のカードはとてもセンスがよく、紙の使い方などとっても上手です。オランダのコンベンションでは、折り紙を使ったカード作りのクラスもあります。
 2013年、OSN30周年記念で私はスペシャルゲストとして招待されました。会員の愛知県在住の齊藤聰子さんと、長野県在住の武井春美さんと一緒にわくわくしながら参加しました。2014年は、あまりにも前年のコンベンションが楽しかったので、今度は一人で一般参加しました。
 会場は、森の中にあるメノロード コンフェレンスセンターで、朝から夕方まで鳥のさえずりが聞こえます。静かに静かに散歩していると、穴ウサギがピョンピョンと跳ねている光景も見れます。人と自然が共有している素敵な場所です。
 コンベンションは、毎年約150人の折り紙愛好家がオランダの国内はもちろん海外からも集まります。受付が始まる頃、ラウンジでは、みんなの手作りのピンバッチの交換が始まります。各自、交換するピンの付いた折り紙を100以上作ってきて、この交換がまた楽しいのです。自分の部屋のカギを首からぶら下げるキーコードにみんなピンを付けます(全部付けるのは無理ですが…)。到着後間もないのに、もうすでに作品を教えているテーブルもあり、1年ぶりの再会で、みんな笑顔が絶えません。 土曜日は、朝食後、開会式があり、ゲストの紹介や、講師陣、スタッフの紹介のあと、ATC(アーティストトレーディングカード)の交換会があります。これは希望者だけ特別な部屋でおこなわれるものです。テーマが毎年決まっていて、2013年は、青、赤、白を使った折り紙のカード。2014年は、ハンコと折り紙を使うというテーマ。カードのサイズは世界共通で、2.5インチx3.5インチ(6.4cm×8.9cm)です。百聞は一見にしかずということで、上の写真をご覧ください。構成を考えたり、紙選びも大変ですが、作品には自分の個性も出て、作るのはとても楽しいです! 2014年の日本人の参加は、私だけでしたが、他のスイス人やオランダ人たちは、わざわざ手書きでカードに日本語を書いたりしています。交換会で他の人とお話しするのも楽しみの一つです。
 まだまだ報告したいことはありますが、誌面の都合で今回はカードの紹介中心ということで。参加申し込み方法などはまた別の機会に。


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
特集「深海」 
『こちら特殊潜水艇NO-A468号。海上管制室のノアちゃん、応答願います』
「ハイこちらノアちゃん。なにか変わったコトでもありましたかドーゾ?」
『変わったコトもなにもタイヘンです。至近距離にダイオウイカが現れましたドーゾ?』
「あらタイヘン、それでは特徴を報告してくださいドーゾ?」
『とにかくすごい迫力で、光ってますドーゾ?』
「具体的な数字で言ってくれないとわかりませんよドーゾ?」
『ええと、何人分の刺身がとれるのか皆目見当がつきませんドーゾ?』
「違います、大きさとかの話ですドーゾ?」
『ああそうか、目だけで直径20cmぐらいある感じです。その目でこっちをにらんでるみたいです。逃げた方がいいのかなあドーゾ?』
「観察を継続、落ち着いてビデオにおさめてくださいドーゾ?」
『了解。あっ海底に手頃な三脚を発見ドーゾ?』
「それは違いますドーゾ?」

①サンキャクウオ・堤祥雄
深海の海底で三脚のようにひれを立てて休むかわった魚です 。ダイオウイカをはじめ、深海にはインパクトのある姿をした生物が多いですね。

②アンドンクラゲ・堤祥雄
10年ほど前に創作した作品ですが、改めて折り図におこしてみました。35~37が難所ですが、ゆっくりと形を整え、折っていただきたいです。最近、ハネツキのようにして遊べることに気がつきました。息抜きに遊んでみてはいかがでしょう。

③キス・松野幸彦
明解な引き味とスマートな姿、上品な味で、釣りの対象魚としても人気のキスは「海の女王」とも呼ばれます。ヒレをうまく折り出して、その美しい魚体を再現してみましょう。

④サメの歯・青柳祥子
2013 年の夏、沖縄ちゅら海水族館に寄りました。展示されていたサメの顎の骨の後ろに立った人を正面から見るとサメに食べられたように見えました。サメのとがった歯は、伝承のお三方からの展開です。下に引き延ばすと三角が両側に現れるちょっとおもしろい折り方になっています。ぜひ試しあれ。

⑤タコ・山田勝久
形を作るのが難しい作品だと思います。複数の工程を後から同じように折る指示が何回かありますので、間違えないように、じっくり考えて楽しんで下さい。

⑥アイスクリームのミニスプーン入れ・藤本祐子
②を折ったあと裏返すのは、⑤をスムーズに折るためです。15cm角の大きさの紙で折ると、アイス用のプラスチックや木のスプーンがちょうど入る大きさになりました。2つのポケットに好きな小物を入れたり、クリームの部分にトッピングしたりして遊んでくださいね。
 
⑦イカ・ピーター・エンゲル(チャレンジコーナー)
この作品は1989年発行の『170号』『171号』の2か月連載で「スーパーチャレンジコーナー」作品として掲載され、「世界のおりがみ展」のパノラマブースでダイオウイカとして使われたこともありました。作者のピーターさんは『106号』で高濱利恵元理事(故人)の記事で紹介されていますが、このイカは来日された翌年の1984年に日本に送ってくださったそうです。

⑧佐渡おけさ・石橋美奈子
三十余年昔、大阪で佐渡の物産展がありました。その買い物袋に描かれた気品高い『おけさおどり』の絵をモデルに作りました。

⑨華火・住田則子
以前、事務局の皆さんに出典を探していただいた高濱利恵さんのポインセチアの雰囲気を出したいと思って考えた作品です。今回、花火として掲載…というご提案。なるほど。紙や色を変えると違ったものに見えてくる。これも折り紙の楽しいところです。

⑩汽船・笠原邦彦
かなり難しい折り方のもの、と見えるでしょうが、ほとんど仕上げまで、いわゆる「ぐらい折り」がありませんから、やさしくすっきりと折ってもらえるでしょう。ともかく楽しんでください

~おってあそぼう~ プラスユニット・川手章子
コロッとしたブロックとなりました。一つずつていねいに折りすじをつけて仕上げてみてくださいね。コロコロとよく回ります。積み木のように重ねても遊べそうです。2色の組み合わせも楽しめそうです

【ミニ知識】
◇深海…海の深さ50mくらいまでは明るい太陽の光がさしこみ、水深200mまでは浅海と呼ばれています。水深1000mからは日光が届かなくなります。真っ暗闇、高い水圧、低い水温、海底から吹き出す熱水など厳しい環境の中で、深海には生きるために風変わりな格好をしている生き物がたくさんいます。

◇マリンスノー(海の雪)…プランクトンなどの小さな生き物の死骸が、海中を雪のように沈むものです。深海にすむ生き物のエサとなります。

◇キス…2枚の大きな背びれがあり、筒形で、細長い体です。日本各地の海岸で普通に見られて釣れたことから、「岸」が変化して名づけられたと考えられています。

◇サンキャクウオ…イトヒキイワシ科ナカヅエエソのことです。尾びれの下部と腹びれが長く伸びていて、その先を海底につけて3点で体を支えて立ち、流れに乗ってくる獲物を待ち受けています。水深1000メートルの光のまったく届かない海で、目は退化し豆粒ほどのあとのようになっています。

◇アンドンクラゲ…行灯の形に似た箱形の傘を持つのでこの名が付きました。傘の高さは4cmで見えにくいですが、毒が強く刺されるとひどくいたみ、湿疹やミミズ腫れができます。日本各地で6 ~9月に見られ、夜や天気の悪い時は海底にいますが、昼は浅瀬を泳いでいます。一般的にクラゲは自分で泳ぐ力があまりなく、水の流れにまかせて浮遊生活をしますが、アンドンクラゲは箱形の傘を水平方向に伸縮させて、傘の下の触手の方向に水を噴き出して力強く泳ぎます。日本ではビゼンクラゲなど古くから食用とされ、公家社会の宴会には欠かせないものでした。
また、クラゲは古事記の中の天地の始まりを書く場面に「大地はまだ若く…くらげのようにふわふわしていた」と登場しています。

◇タコ…8本の腕があります。タコは進化の過程で持っていた殻を捨てたので、狭いところに入る習性があります。エサが入っていなくても蛸壺に入るのはそのためだと考えられています。タコは潮の流れの速いところに生息するものがおいしいとされています。タコの天敵はウツボで、タコもウツボも小魚や甲殻類をエサにするので、大格闘になるそうです。

◇ダイオウイカ…体長約5m~ 6m、直径20cmの大きな目を持つ巨大イカです。10本の腕には吸盤が2列あり、そのひとつひとつにたくさんのするどいトゲが付いています。腕のうち2本が触腕で、とても細長いです。浮遊のためにアンモニアイオンを蓄えているので、食用には向かないそうです。ダイオウイカはマッコウクジラの胃の中からよく発見されますが、巨大なために全身研究する機会が少なく、生態もよくわかっていない謎の生き物とされています。2012年、ダイオウイカの生きた姿が世界ではじめて撮影され話題となりました。深海では金色に輝いており、ダイオウイカがかつては浅瀬にすんでいた可能性が高いことがわかりました。2014 年1月 日には新潟県佐渡市の沖合いの定置網に全長4mのダイオウイカが生きたままかかっているのが見つかりました。イカは水揚げ後に死にましたが、さらなる生態の解明につながると期待されています。

◇サメの歯…ホオジロザメなど魚食性のサメは、鋭いナイフのような歯を持っています。あごの骨の上に何列も歯の層があります。また歯肉から出ている歯の下にも何枚もの予備の歯が用意されていて、出ている歯が抜けても予備の歯が次々と起き上がって出てきます。

◇佐渡おけさ…ハイヤー節(九州西海岸一帯の港町の酒宴での騒ぎ唄。船乗りたちによって北上し伝えられました)の流れを汲む佐渡ケ島の民謡です。大正時代の末、東京でレコードに吹き込む際、佐渡金山のあった相川で「相川おけさ」と呼ばれていたものが「佐渡おけさ」と命名されました。佐渡おけさの由来には伝説があります。爺に長い間飼われていた三毛猫がおけいという名前の娘に化け遊女となります。おけいの歌と踊りがとても上手だったので、「おけい節」と評判になり、爺に恩返しができたというものです。

●ミニ知識参考図書:『図解雑学魚の不思議』(ナツメ社)、『魚貝ウォッチング図鑑』(思索社)、『伝説のイカ宿命の闘い』(新日本出版社)、『海のひみつ』(小学館)、『ただいま深海1万メートル』(岩波書店)、『深海にひめられた地球の真実』(旺文社)、『ふかい海のさかな』(新日本出版社)、『ふしぎな深海魚』(汐文社)、『クラゲ大図鑑』(PHP研究所)、『水の生物』(小学館)、『新潟県大百科事典』(新潟日報事業社)、『笠の民俗』(雄山閣出版)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

【支部だより】
第15回信州おりがみ交流会 報告
文:信濃支部「りんどう」支部長 成田光昭/長野県(写真提供:大口妙子)

4月26日(土)・27日(日)に長野市勤労者女性会館しなのきにおいて第15回信州おりがみ交流会を開催しました。ゲストには久々に笠原邦彦さんをお迎えいたしました。
 大会前日から、(前泊交流として)復活「かさはら教室」に、70名を超える方々が参加されました。ここでは伝承折り紙の魅力に関して興味ある話を披露いただきました。大会初日は240名の大人数の中、「おりがみで見る夢」と題して講演いただきました。折り紙の世界の総まとめ的なお話しで、おりがみ界のいろいろなことに目を向けるきっかけとなったものと思います。
 今回の大会は、オランダから折り紙作家のパウラ・ワエルスニッケさん、夫のジェラードさん、韓国から若手の活動家2名も参加いただき、友好的に大会を大いに盛り上げていただきました。15回と大会を重ねると、スタッフはそれぞれの能力を発揮し、とても良いチームワークとなっております。一方で、常連者の紹介やインターネットを見て初参加してくれた方ともお目にかかり、現在に満足することなく、今後の橋渡しを具体的にどうするか考える機会となりました。

世界のおりがみ展 アリの王国再び
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長 梅本吉広 /大阪府

 今年も3月8日(土)・9日(日)、阿倍野市民学習センターにて、「グループフェスティバル2014」が開催され、作品展示部門に参加しました。大阪支部は当センターで、毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに、地域の文化発展に寄与してきました。
 今年の目玉作品は、協会主催の昨年制作の世界のおりがみ展に出品した「こんなのアリ?何でもアリ」の材料がもったいないので、再びアリの王国を作りました。ハキリアリの行進や地下にあるアリの巣の様子やアリジゴクとアリなどを表現しました。真ん中の円盤を回すとクローバーの春から落ち葉の秋に変身するしかけもあります。
 他にもユニット作品、暮らしを彩る様々な花の作品など総数150点が会場に所狭しと並べられました。例会で講習された作品にアレンジを加え、展示方法を工夫して作品を効果的に飾る作品展となりました。ソチ冬季オリンピックアイススケートの作品やサッカーワールドカップブラジル大会キャラクターなどの創作作品もありました。
 初日から多くの参加者があり、会場の片隅では臨時の折り紙教室が開かれ大盛況のうちに終了しました。

小倉隆子先生の講習会の報告
豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子/東京都4 月1 1 日( 金) 、東京おりがみミュージアム2階の教室で小倉隆子先生の講習会を開きました。
 先生創作の花の輪飾りに、まずうっとりしましたが、それからが大変。大小の花や葉を折り、組み立てるところでアイディアがいっぱい。思わぬ展開に皆、一つ一つをのみ込むためにがんばりました。
 小倉先生は終始にこやかに、一人一人ていねいにご指導くださいました。最後には、創作されたカーネーションを受講者に1本ずつプレゼントしてくださり、感激しました。アイディア+熱意とがんばりが一つの作品を完成させるということがよくわかりました。とても楽しく、有意義な講習会でした。

<みんなの作品展>
第38回2014日本ホビーショーに出展して 宮本眞理子(長崎県)

4月24日(木) ~26日(土)、 東京ビッグサイト国際展示場において、日本ホビーショー(来場者数12万人以上)が開催されました。会場は、さまざまな出展ゾーンに分けられています。今回私は、個人クリエーター部門での出展になりました。折り紙としては初めての個人出展のようでした。出展名は、カフェのようにメチョイスして折り紙体験でき、やさしくほっとできる場所にしたいと『おりがみカフェ』という名称にいたしました。ブースでは、日本の文化の一つである折り紙と日本ならではの和紙を使った折り紙作品作りも発信していきたいと思い、ブースを飾る作品やワークショップの作品を考えました。展示作品の中では、海外の方にも国内の方にも「花」と「百鶴」が人気でした。会場では、23日の搬入から24日ホビーショー終了後の搬出まで、初出展で戸惑うことばかりの私でしたが、時間を作ってお手伝いにきてくださいました東京教室の皆様とお友達のお蔭で、無事日程を終えることができました。特に日本折紙協会さんのご協力には、感謝の言葉もないほどお世話になりました。この場をお借りして皆様方に心より厚くお礼を申し上げます。そして、お忙しい中、会場に訪れて下さった皆様、緊張して臨んだホビーショーでお顔を拝見でき、とっても嬉しかったです!みなさま、本当に本当にありがとうございました

<読者の広場>
 「かわいいこいのぼり」と「あやめ飾り」をさっそく折って色紙に貼り、友達に見てもらいました。好評で次の集まりに作ることになりました。連載「折り図のミカタ」でいつも勉強させてもらっていますが、文章の言葉づかいが気になりますので考えていただきたいと思います。遠方に住む従姉が最近仕事をやめ何か趣味をと話があり、私が折り紙をしていることを話しました。作品とともに『おりがみ』の本を送りましたところ、「私が思っていた折り紙と違い、高度なものなのね」と言ってもらい、うれしくなりました。その後『おりがみ』の本はその方の妹さんに渡り、子どものために折っているがなかなか上手に折れないとのことでした。こうして広がっていくとうれしいな…と思っています。
大阪府 松下晴代さん

自社の東京本社が秋葉原になったのですが、なかなか伺えないでいます。「東京おりがみミュージアム」の紹介が出ていて、興味深く読ませていただきました。今月号に、海外での指導に活躍されている方の記事を読み、自分もいつか海外からの人に紹介できる機会をもてたらいいなと思っています。「兜BOX」は伝承折り紙を発展させたもので、職場の懇親会参加者への粗品入れに活用しました。
茨城県 松井 修さん

連載〈第19 回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
今と江戸をつないだ明治 岡村昌夫

【袋鼠】
 
『小国民』の折り紙連載の初めの頃の第5年13号(明治26年7月)に、変な形の「袋鼠折法」が載っていますが、「袋鼠」には(カンガロ)というフリガナがついています。
 明治15(1882)年に新設された東京の上野動物園に、翌16(1883)年になると外国から次々に珍しい動物が輸入されるようになり大評判になったそうですが、その輸入動物の第1号が「カンガルー」だったそうです。英語で「Kangaroo」と書くので、「カンガロー」と読んでしまったようですが、いかにも明治初期の気分がします。小型で、ウサギ程度の大きさの種類もいるので「袋鼠」の漢字が当てられたのも分かります。普通の大型の「オオカンガルー」は「大袋鼠」と書かれていました。その語源はオーストラリアに行った西洋人が現地の人に「あの動物の名は?」とたずねたとき、「(そんな外国語で質問されても)解らない。」という意味の現地語で「カンガルー」と答えたのが誤解されたのだというお話をよく聞きますが、それは全くの作り話で、実は「跳びはねるもの」と言う意味の語だったそうです。当時の日本人の目にも、不思議な珍獣と映ったことでしょう。子が、「オフクロ」から出たり入ったりするのですから、驚いたでしょう。折り紙少年が折ってみたいと思った気持ちが伝わってきます。昭和の、「エリマキトカゲ」が流行ったときの経験を思い出します。 あの時は、恥ずかしながら私も作ってみたのですが、「えりまき」を折り出すことばかりに夢中になったあげくに、トリケラトプスが立ち上がったような珍獣になって
しまいました。この明治の袋鼠の「不細工さ」を笑えません。この投書者は、大阪の少年ですから、実物は見たこともなかったかもしれません。テレビも映画もありませんから、雑誌か何かの挿絵で見たのでしょうか。腹の袋だけはしっかり作っていますが、特徴的な太く長い尾などには全く興味を示さずに、「こより」を付けて済ましています。しかも全体は伝承の「かえる」そのままなのですから、現代の読者は苦笑されるでしょう。ただ、明治時代の折り紙好きの少年が、興味を持った動物を作ったという事実は、微笑ましい記憶として残るでしょう。まだ、創作者も、雑誌の編集者も、読者も素朴な段階だったのです。
 折り方解説に「十二図以下は六ケしければ少しく首を傾けられたし。」つまり第13図のあたりの工程は難しいので少し工夫してくださいと言うのですが、それほどではないでしょう。「ルは児を入るる袋なり。」と書いていますが、「袋」にするより「首を出している赤ん坊」と見た方がおもしろいのでは。完成図の「ヲ」は「尾」が丁度「イロハ」の「チリヌルヲ」の「ヲ」に当たっているのがまるで洒しゃれ落のようです。別図の「蛙」の図は、いくらなんでも変ですので、4本の足を少し変形しておきました。
 おりがみの「創作」は江戸時代からマニアの間では盛んで優秀な作品も残っていますが、作者が個人名で「新案」を公表したのは、明治時代の有名な根岸派の文人、幸堂得知が明治29(1896)年15号の雑誌『少年世界』に掲載した「蝙蝠(こうもり)」という作品が最初でした。『小国民』の折り紙連載の終了直後でしたが、技法は難度の高い作品でも、造形的には「不細工」なもので、「袋鼠」の持つ珍奇な魅力ある人気動物でもありませんでした。
 創作おりがみの題材が男の子の趣味範囲に入ることが多いことには注目されます。女の子が袋鼠やこうもりを作りたいとは思わないでしょう。昔から「おりがみは女の子の遊び」とされてきましたが、それが偏見で実態はそうではなく、男の子の遊びでもあったのです。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。



801円
特集「たなばた」 

「♪さ~さ~の~は~さ~らさら~♪」
『おっノアちゃん、ゴキゲンだねえ』
「二番、歌える?」
『もちろんさ! ♪ご~し~き~の~た~んざく~♪ でしょ?』
「ハイここで問題です。ここでいう五色とは、なに色でしょうか」
『ええっ? 考えたことなかったよ…ボクの故郷の五色沼は不思議な青緑色だけど…』
「故郷って…新事実発覚!? まあそれは置いといて、青、赤、黄、白、黒の五色。覚えといてね。
で、なぜこの色かというと…」
『おっと、そっから先は今月号のミニ知識におまかせしたらいいんでないの(あっ、ちょっとクニの訛りが)…ところでノアちゃん、ユーはどんなお願いごとをしたんだ~い?(アレ、訛りを隠そうとしたらヘンなコトに)』
「“かわうそが元気でいますように”に決まってるじゃないの!」
『かわうそ? なんで?』

①ちょうちん、七夕かざり・石橋美奈子
七夕飾りは願いごとの短冊におりがみ作品も吊ると華やかになりますね。この輪っかも4 枚組みで吊ったり、ドーナツ形の穴にもうひと組みつないで輪っかつなぎにもして楽しんでください。

②七夕リース・住田則子
私の町の「放課後子供教室」では、毎年、七夕飾りを作ります。一人ずつ笹をもらい、思い思いの飾りや願い事を書いた短冊をつるします。みんな笑顔で、お手伝いの私たち大人にとっても楽しい時間です。

③井桁組みの薬玉・小宮はじめ
単体での完成時は頼りないものですが、「井桁組み」を組むときのように互いにさしこむと「カチッ」としっかりします。そんなところを楽しんでいただきたいですね。

④おりひめ、ひこぼし・川手章子
七夕のひこぼしとおりひめのお話を改めて読み、いろいろな行事には物語りがあり、季節ごとに味わっていきたいと思いました。日常に色どりを加えてくれる折り紙ってすばらしい! 折り紙と出会えてよかった!

⑤うし・笠原邦彦
これは、実際の牛の姿を折ったものではなく、民芸品の牛の置き物の姿を写したもの。この頃、何でも目に映るものを「おりがみ化」していたようで、なつかしいような、恥ずかしいような思いを覚えるものです。

⑥流れ星・松野幸彦
うしろ側もすっきりしているのが「良」です。バリエーションで、「星のたんざくまたはくんしょう」(写真右)ができます。

⑦鶴の器・住田則子
伝承の「おり鶴」をアレンジして、小さな器を作ってみました。15cm角の大きさの紙で折ると、ちょうどあめ玉が一つ入るくらいのサイズです。余談ですが、「おり鶴」はすごいです。私は以前から「ノーベル平和賞」をあげたいくらいの作品だと思っています。

~おってあそぼう~
豚の基本形×2で吹きゴマ・青柳祥子
この形の吹き独楽は、いつも風船基本形6つで作っていましたが、豚の基本形2つでもできることに気づきました。2色の色の組み合わせで、きれいなオーナメント(飾り)にもなります

⑧富士山・松野幸彦
『459 号』の影山早苗さん作の「富士山のメッセージカード」に影響され、富士山を作ってみました。影山さんの作品のように、表裏同じ作りにしたかったのですが…。簡単そうに見えるのにちょっと難しく、表面のみになります。

⑨昼顔・田中稔憲
朝顔とは違った雑草の強さを表現しました。つたは細長い紙を巻いてこよりにして3 本作ります。

⑩とべバッタ!、クマゼミ・半田丈直
幼児親子教室用にといくつか簡単なムシを考えました。「とべバッタ」は竹川先生のすばらしいバッタをアレンジさせていただきました。「クマゼミ」は、伝承作品のセミのイメージを一新したくて考えました。

⑪ちいさいおうち・山梨竜子
容れ物になっているので小物入れやプレゼントとして使えます。

【ミニ知識】
☆星伝説…中国の古代王朝の後漢時代(25年~ 220年)に生まれたとされる伝説です。天帝の娘、織女星と牛飼いの牽牛星は夫婦の仲がよすぎて仕事も手につかなくなったので、天帝の怒りを買い、天の川を境に東西に引き裂かれてしまいました。二人の深い悲しみに、一年に一度だけ七夕の日に会うことを許され、二人は鵲が羽を連ねてかける橋をわたって会います。織女星はこと座のベガ、牽牛星はわし座のアルタイルの漢名で、和名では織おりひめ姫、彦星とそれぞれ呼ばれています。アルタイルとベガ、そして、中国では頭と尾を逆にして、鵲に見立てられた白鳥座のデネブの3 つの星を結んでできる形は「夏の大三角形」と呼ばれています。旧暦7 月7 日の夜には天の川が南北に走り、ちょうど真南の線上に月がかかります。この月に照らされ、一年に一度だけ夕方から深夜にかけ地上からは天の川が見えなくなり、天の川に隔てられた織女と牽牛が会えることになると昔の人々は考えていました。

☆七夕…7月7日。中国から星伝説と、短冊に歌や文字を書いて裁縫や書道の上達を願う乞巧奠(乞巧は巧を乞うこと、奠は神仏に物を供えて祭ること)が伝わって、日本で古来からの棚機女神話(水辺に張り出した仮小屋の中の棚で、神の来訪を待って神衣を織る聖女)の禊の風習と結びついて、七夕の行事になりました。中国から「しちせき」として伝わった七夕を「たなばた」と呼ぶようになったのは、この風習が由来だからです。笹竹に七夕飾りをするのは江戸時代になって始められました。

☆五色の短冊…五色とは中国の陰陽五行説に基づいた東・春を表す青、南・夏を表す赤、西・秋を表す白、北・冬を表す黒、中央・土用(立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前の18日間)を表す黄です。陰陽五行説は、すべての具体的な存在は、相反する二つの性質を持つものの調和から成っていると考え、その積極的な方を「陽」、消極的な方を「陰」と名づけたものです。

◇セミ…鳴き声が夏の風物詩となっていますが、鳴くのはオスだけです。メスを呼び寄せるためで、敵から集団で身を守る効果もあると考えられています。オスには、空っぽの腹の中にV字形の大きな筋肉(発音筋)があり、この筋肉が伸び縮みをして背中側にある発音膜を震わすと音が出て共鳴し、大きな音になります。松尾芭蕉の俳句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」は、梅雨の晴れ間にニイニイゼミの澄んだ声が聞こえてくる情景を詠んだものとされています。クマゼミは日本では一番大きなセミで、関東から南の地域にいます。午前中にシャーシャーとにぎやかに鳴きます。セミは漢方薬として利用されているほか、東南アジアでは油いためや空揚げにして食べられますが、羽が透明なものはおいしく、アブラゼミのような不透明なものはまずいそうです。

◇山開き…7 月1 日は富士山の山開きです。江戸時代には、この日に山に登って御来光(山の頂上からおがむ日の出)を仰ぐ行事が盛んになりました。古来、人々は神霊が宿る場所として山をあがめてきました。富士山をはじめとする霊山には、通常、僧侶や山伏(野山にこもって修行する行者)などしか立ち入ることができませんでしたが、夏の一定期間に限って一般の人々にも入山が許可され、山開きはその年はじめて山岳の神と交流する日でした。山開きの日には白装束に金剛杖を持った行者が「六根清浄」を唱えながら登ります。「六根」とは「眼耳鼻舌身意」(意は心のこと)を総称する仏教語です。「どっこいしょ」という掛け声はこの「六根清浄」に由来するともいわれています。

◇ヒルガオ(昼顔)…アサガオに似た、淡いピンク色の花を夏に咲かせます。アサガオのように朝開き、午後にはしぼむ1日花ですが、正午過ぎても咲いているのでヒルガオと呼ばれています。咢状に見えるものは2枚の苞葉で、これが小さな咢を包んでいます。この苞葉はヒルガオの学名の属名カリステギア(咢覆われているという意味)の由来になっています。葉の形は鉾形や鏃形で長さ5 ~ 10cm、葉のわきから花枝を出して、ラッパ形の花を上向きに咲かせます。ヒルガオの歴史はアサガオより古く、古代エジプトで描かれました。ヒルガオの花は鑑賞栽培されませんでしたが、若芽は野菜として食用とされ、全草を乾かしたものは漢方で狗狗秧という、利尿、強壮薬として用いられます。なお、ヒルガオ科の植物で有名なものにサツマイモがあります。

●ミニ知識参考図書:『年中行事事典』(三省堂)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『浮世絵でみる年中行事』(山川出版社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『七夕の紙衣と人形』(ナカニシヤ出版)、『子ども図鑑自然とくらしと遊びを楽しむ12ケ月』(合同出版)、『昆虫のふしぎ』(ポプラ社)、『花おりおり』(朝日新聞社)、『柳宗民の雑草ノオト』(毎日新聞社)、『夏の花』(北隆館)、『大字源』(角川書店)、『世界大百科事典』(平凡社)、『総合百科辞典ポプラディア』(小学館)

【読者の広場】『464号』宛てのお便りをご紹介します

今年から始まった大橋晧也先生の連載「新オリガミツリー」は、月刊『おりがみ』が届くと一番に見ます。毎回感じるのは「折り紙の基本形ってこんなに幅広いものだったか」と思うと同時に「少ない折り工程でここまで作品の芸術性を追求することができるのか?!」という驚きです。「折り図のミカタ」の連載を読むのは断念してしまいましたが、「新オリガミツリー」の連載は今度こそ終わるまでという気持ちになれます。魅力があり、「自分もこんな創作を少しでもできたらいいのになぁ」とあこがれます。この連載、毎月毎月充実したものになってほしいです。あきるのが早い自分にとってこんなにはまるのは「福祉と折り紙」の連載以来です。
大阪府 児玉 功さん

 「2013 年おりがみカーニバル入賞作品紹介・3」のアイディア賞「平和へのあゆみ」(青柳祥子さん制作)がよかったです。折り紙でこのような表現ができることに感心しました。「新オリガミツリー」、このような系統的な図を見たのは初めてです。「ウミガメ」も思っていたより楽に折れてうれしかったです。連載「雑誌『小国民』にみる折り紙」に歴史を感じました。今月号は春らしくてつい折りたくなる作品が多くて楽しかったです。3~ 5歳の孫と一緒に折れる作品、折り方のコツなどを紹介していただけるとうれしいです。作品が図面通りきちんと折れたこと、折り紙の奥深さを知ったことがおもしろかったです。
愛知県 高浪公子さん

 3月に日本折紙協会へ入会しました。去年のゴールデンウィークに「おりがみミュージアム」へ行き、思っていたより小さな空間の中に目を見はる物ばかりで、長居をしてたくさんの本を買って帰りました。今年もまたゴールデンウィークに行く予定です。娘も私同様に折り紙が大好きで今から楽しみにしています。「おりがみ頭の体操」も娘(11歳)が折ったものです。親子で月刊誌のほとんどのものを折って飾っています。1つ残念なことに大切な月刊『おりがみ』が2つ折りにされて線が残っていることです。配達の人がバイクに乗っているときに折り曲げているのを見ました。ポストに入れるときだけ平らにしても…もう遅いです。何とかならないものでしょうか?!
神奈川県 鈴木照美さん ※娘さん:美璃さん

●第23回「平和のオブジェ」折り鶴制作に今年も参加
相馬効子さん(東京都)

 1913年の関東大震災と1945 年の東京大空襲の犠牲者を偲び制作される「平和のオブジェ」。今年は世界文化遺産に登録された富士山を記念して現在の墨田区内出身者である葛飾北斎の代表作、富獄三十六景 凱風快晴(通称赤富士)が壁面いっぱい描かれました。区の花である桜の花も咲き、平和の象徴である白鳩が小枝をくわえて舞う絵柄は区民の皆さんが折った鶴9万羽でできています。私たちも10年前に295羽から始まった折り鶴も今年は2300羽寄贈することができました。仲間の一人はご家族を戦災で失い、現在は九州で暮らす友人に折り紙を送って折ってもらっていました。先方さまも大変喜んで参加してくださいました。一羽一羽に思いを込め、色々な思いで折った鶴が集まってできた「平和のオブジェ」。改めて平和の誓いを新たにしました。
 3月10日(月)は、新日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーによる平和祈念コンサートも開かれ、名誉区民の王 貞治氏や著名人、小中学生の平和を願ったメッセージなども掲示されました(平和メッセージ展は3月20日で終了)。
 壁面は墨田区役所のホールに1年間飾られています。東京おりがみミュージアムやスカイツリー見学の折には少し足を伸ばしてご覧ください。

【支部だより】
日本折紙博物館で支部交流会
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

3月29日(土)・30日(日)、石川県加賀市の日本折紙博物館に金沢支部、越前和紙の里支部、大阪支部から会員14名が集まって支部交流会を行いました。
 初日は土戸英二さん、中村二郎さん、山本勝博さん、それから田中が作品を紹介しました。博物館が閉館した後は粟津温泉のおびし荘に場所を移して懇親会を行いました。その後は夜の講習会を持ちました。元常任理事の木下一郎先生の「写真立て」などを折って楽しみました。翌日は朝食後解散の予定でしたが、時間もあるということで、参加できるメンバーは再び博物館に戻って午前中折り紙を楽しみました。
 博物館で支部交流会を持ったのはこれで2度目ですが、他の支部と交流する機会を持つことで、視野も広くなりますし、新しい情報も得られます。それに何より「折り紙の輪」を大きくしていくことに繋がります。 毎年コンベンションも開催していますが、こういった小規模な単位の支部交流会は、準備もさほどにいりませんし、簡単な連絡ですみます。隣県の支部と交流することで意欲的にもなっていけます。他の地域でも計画してみてはいかがでしょうか。

加瀬三郎没後五年写真と作品展
 墨田支部「折り友すみだ」支部長 中村桂一 /東京都

 4月1日(火)~6日(日)、本所地域プラザBIG SHIP 1階イベントホールで、「折り紙作家 加瀬三郎 没後五年写真と作品の展覧会」を、墨田区と墨田区障害者団体連合会の後援を得て開催しました。展示作品は墨田支部が加瀬さんの創作を忠実に再現、加瀬さんと二人で活動された「折り紙外交の会」田島栄次カメラマン撮影による写真とともに、氏の業績を振り返りました。観覧者は200名を超える数にのぼりました。
 展示終了後に行った「偲ぶ会」には39人の方が参加されました。加瀬さんの思い出話に涙あり、笑いありの心あたたまるひとときでした。

【ワールド オリガミ レポート】
ブラジル・サンパウロ折り紙交流 梅本吉広(日本折紙協会大阪支部/大阪府)

派遣依頼の内容が、「病院などにおける折り紙のリハビリ効果」についての話ということでお受けしたのはよいのだが専門家でもないので、現地に到着するまで不安であった。何回も担当の杉田さんと細かいメールのやり取りをしているなかで、3コマの対象がはっきりしてきた。ひとつめは小学校での講演・ワークショップで、こちらは日常授業でもしていることなので、なんら問題はない。ふたつめの大人対象もカルチャーの教室で、これも毎月実施しているので、なんとかなる。問題は、最後の病院内で病気の子ども対象の方であった。どのような症状のどんな児童が参加し、彼らが満足してくれるのかということであった。

■3月18日(火)サンパウロ大学教育学部付属校(日本の5年生にあたる)
 学校の図書館や各教室などの施設見学のあと、午後5時から授業の1コマをあてていただいた。午後5時とは遅い時間から始まると思ったら、ブラジルの小学校は、午前と午後の2部制という話であった。治安や生活指導のためか、廊下のコーナーにトランシーバーを持った人がいるのが気になった。通訳はブラジルだけでなく日本でもおなじみの折り紙・切り絵作家の金ヶ江真理さんにお世話になる。ブラジル行きに同行した、香川支部長の坂本整子さんにお手伝いいただいた。
 挨拶のあと、折り紙のけん玉やブーメランやかみつきT-Rexのパフォーマンス折り紙などで興味を引いたあと、折り紙で「ひっくりカエル」の講習をした。このカエルはただ飛び上がるだけでなく空中で回転するのだ。
15cm角の画用紙程度でちょうど1回転する。できあがったカエルを机の上で遊ぶ子どもたちは大喜びだ。その後、私の創作折り紙の指輪やネックレスや遊ぶ折り紙を見て、最後は全員ひっくりカエルを手に持って写真撮影をした。それからも、サインをせがまれたり、大盛況のうちに終了した。何より子どもたちの笑顔がとても素敵だ。

■3月19日(水)三重県人会でのワークショップ2コマ 今回の山場の日がやってきた。スクリーンには、持参した私の2007年の個展「ときめき・きらめき・おどろきの折り紙展」のDVD(土戸英二さん作)を流し続けることにした。待ち時間や早く終わった人が退屈しない配慮だ。参加は午前50名、午後50名の定員いっぱいであった。挨拶のあと、伝承の折り鶴を発展させた自作の「鶴に扇」や「結びユニットの鶴」60枚組みなどを紹介した。
 講習に「イラットキューブ」を選んだわけは6枚組みで時間内に仕上げ可能ということと、ユニット好きで能力の高い人は、ボンドなしで仕上げてもらうということからだ。折りはやさしいが、組むのは難しい。いらいらする人はボンドを使って組み立てることになる。ユニットなどくす玉の作品は外国の人に人気がある。ただ、この準備してもらった用紙は、12cm角ではなく15cm角なので、ボンドなしでは手のなかに入りづらいので組み立てにくいものとなった。休憩中、サンパウロ新聞の取材とTV局のインタビューもありあわただしい。
 午後の2コマ目は「誕生石」と「ブレスレット」なので、時間の制約があるので、挨拶もそこそこに取りかかった。誕生石は、これまでもっとも多く折った作品のひとつで、難しくはないのだが、何せ小さいので、大きな紙で練習したあと、本番用の小さい紙で折った。表が銀で裏が赤の紙で折るのだが、途中で「ウルトラマンが登場しますよ」などと言って笑いをとる。思いのほか人気が高かったようで、さすが世界でも有数の宝石産出国の人たちだ。その後、この折りから発展してできたブレスレットを講習した。講習後、雑誌の取材もあった。

■3月20日(木)GRAACC病院(子ども専門のガン病院)
 恐竜のおもちゃや綺麗な着替えのドレスなどいっぱいの遊び道具のある病院の待合室に通された。待ってくれていたのは、点滴を付けたままの指輪をいっぱいはめた男の子など子ども4人とその母親と支援のスタッフなど、20名あまりの人数だ。暑かったけれど、約束通り白衣に白髪のドクターXに変身して、折り紙を開始する。パフォーマンス折り紙のけん玉やブーメランやかみつきT-Rexの紹介をして、ひっくりカエルの講習をした。ひっくりカエルの動きに大興奮。そして、奥田光雄さん作のきつねを講習する。加瀬三郎さん命名の「ハローフォックス」として有名な作品だ。次に指輪の好きな男の子がいたので予定していなかった指輪を急きょ入れることにした。子どもたちが折り紙によっていやされたというより、私の方が子どもたちの折り紙に取り組む姿や笑顔でいやされたといった方が正しい。足を骨折している男の子は、ギプスをつけたまま、私の折り紙のけん玉に興味を持って、技が決まるまで根気強く取り組んだ。剣先に玉が入ったとき、一斉に拍手が起こった。彼らの病気が一日でも早く快癒し、折り紙をブラジルに広めてほしいと願わずにはいられなかった。
 何より私が嬉しかったことは、木下一郎さんが日頃よく話されていたブラジルでの折り紙の先駆者ポール今村さんに会うことができたことだ。彼からジョン・モントロールさんの作品など数点をいただいた。帰り際に病院のスタッフから「毎週来てほしい」と言われた。できることならそうしたいと思った。

■3月21日(金)三重県人会 追加のワークショップ
 当初は、この日はフリーの日の予定であったのに、「イラットキューブ」の申し込みが多くて、午前中追加されたプログラムに取り組んだ。ポール今村さんの甥も参加されていた。参加者の声として、「もう午後は講習はないのか」「指輪の講習も受けたかった」「来週も来てください」など、まだまだ、折り足りなかったようだ。
***今回のワークショップの取り組みに、サンパウロ日本文化センターの深野所長、担当の杉田さんはじめ多くのスタッフの方々の細かい配慮で、時差ボケあり休みなしの4日間5講座をこなすことができました。また、私の気まぐれな説明に4日間とも誠実に通訳してくれた金ヶ江さん、後半体調を崩しながらもよくサポートしていただき、多くの作品を提供いただきました坂本さんにお礼申し上げます。
 病院での体験は、私の折り紙人生の新しい1ページを開いてくれたようです。

雑誌『小国民』にみる折り紙 連載〈第18回〉
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【蝉せみ】
 『小国民』の明治27(1894)年2月(第3号)には伝承の「せみ」が掲載されています。この作品は伝承折り紙の代表的なものの一つで※1、「兜」と同じように折って、そのクワガタの部分でハネを作りますが、そのほかの細部の仕上げの形はいろいろバリエーションがあって、一定していません。勝手に好きなように折れば良いと言ってもよいくらいに、各資料ごとに違った形をしています。ほとんどの工程が「ぐらい折り」で、基準を決めにくいからでもあるでしょうが、この虫が、姿よりも、鳴き声で私たちと関わりが深いからなのでしょう。
 「蝉」は日本の夏を代表するような、鳴く虫ですが、鳴く時期や時刻などによっても種類が異なり、地域によっても、大きさや、色も形も、鳴き声もかなり違う種類があります。大型のものでは「アブラゼミ」「ミンミンゼミ」が一般的ですが、伝承折り紙では、写実的な種類の違いを表現することはありません。
 この『小国民』の記事では「ミンミン然(ぜん)たる蝉」と、漢文のもじり的表現がされていますが、これは必ずしも「ミンミンゼミ」を指しているわけではなく「みんみん」とは、この虫の一般的な鳴き声を表したものと思います。
「みーんみんみん」と鳴く「ミンミンゼミ」は、「じいじい」と高音で鳴く「アブラゼミ」よりも、細めの身体付きをしています。「アブラゼミ」のハネは不透明なのが特徴で、これは世界の蝉の中でも、珍しいそうですが、伝承折り紙では、色による区別はしませんでした。
 『折紙と図画』(明治41年)は、4種類もバリエーションを掲載していますが、「その一」だけは「肩かたか掛けの基本」(正方形を二つに折った三角形)から作り、他は普通に「兜」から折っています。ただ、この本にしては、この作品の折り図は部分の比率が不正確に描かれてていますので、途中の図は参考程度にし、左下に掲載の再現作品は、完成図になるべく近づけた形に仕上げてあります。
 おもしろいことには、江戸時代の『かやら草』※2をはじめ、以上に引用した全ての例が、紙をひねるようにして、目を作るように指示しています。当然「和紙」を使用していた時代の、常識的な技術でした。ところが、例外として、葛くずはら原勾こうとう当さん※3の作った蝉だけは、その「目」を作っていませんでした。
 勾当さんは、三歳の時失明しましたので、虫なども、手で触って形を確認したはずです。そのため、触れば跳ねて逃げてしまう「カエル」は両足を突っ張った形に作っていました(本誌『400号』参照)。「セミ」の場合も、頭と背中の境目の段差を作っていますし、口のあたりや、足までも折り出そうとしています。それなのに「目」を無視しているのです。そういえば、勾当遺品折り紙の中には、普通は「目」も付けることの多い「蟹」など他の作品にも、「目」を付けたものは全くありません。私は、その事実に気づいたとき、その心の悲しさに胸を突かれました。そして全身全霊で折り続けた勾当さんを思い、我が身を反省せずにはいられませんでした。

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「オレ、オレ、6月!」 

今年はブラジルがアツい! えっ、いつもアツい国じゃないかって?
 6月のサッカーW杯開催国ということで、いつも以上にアツいのです!
 ブラジルは日本の約23倍の広さがあり、地球上の酸素の約三分の一を供給しているとい
うアマゾンの森林には、とてもたくさんの種類の生物がすんでいます。
 さまざまな民族がひとつにまとまった、陽気な国ブラジル。
 サンバカーニバルに参加したノアちゃんたち、みんな浮かれて空に舞い上がっています。
 地球の反対がわに思いをめぐらせて、
 オレ、オレ! 折れ!折れ!

①ダンサー・木村松代
カーニバルのダンサーをイメージしました。上下の色や柄の組み合わせでセンスがいかされます。遊び心が満ちた作品にしてください。

②レビューガール、ヤング・内山興正
「折り紙で裸女のバスト、ウエスト、ヒップと流れる線を出したり、左右均等を破って、自由に手足を活動させたりすることはたいへん問題です。この若者の手足は自由なのでいろいろと踊らせることができます。レビューガールとともにいろいろ踊らせてください。

③コルサージュバード・川手章子
ざぶとん折りよりシンプルにまとめてみました。全体が羽を広げた鳥のように思いました。胸につけて飾ってもよいし、テーブルウェアとして布で折っても華やぎそうです。また、花束留めにもよさそうです。

④かさ・松野幸彦
単体3枚で作るユニットの傘です。まん中にできる穴をうまく利用する作品です。柄の10は原作では両側からつぶしてふくらませます。少し難しいので細く折るだけに変更しましたが、原作の通りに折ってもよいでしょう。

⑤オオハシ・土戸英二
知人に「オオハシを折ってほしい」とたのまれて創った作品です。26-31が難しいので、26の折りを省略して、27を折ってから31以降と同じように折れば、平面的になって少し易しくなります。35の目を開くところは思いっきり広げた方がかわいらしいです。

⑥Vサイン・長谷川徹
この作品は、右手の中指と人さし指を立てたVサインをかたどっています。Vサインは、英語で勝利の意味のヴィクトリーの頭文字を表しています。

⑦てまり・石橋美奈子
折って差し込むため、難易度のレベルは3以上(?)でしょう。8つのすき間から指を入れて中からも支えて球体に整えてください。

⑧ギフトボックスのカード・青柳祥子
カードに貼ったりしても素敵だと思います。⑥まで開いて、中にものも入ります。

⑨ハートの箸袋・山田勝久
なにもしなければなにも伝わりません。大きくなったハートを食卓から届けましょう。

⑩ツインケース・川手章子
⑳のところでは、つまむようにしてさしこむと入れやすいです。21のところでひっかけておくこともできそうです。1 枚の折り紙から、仲よく並んだケースとなりました。お花や折り紙作品を入れても楽しそうです。

⑪くまモン・中島進
日頃から、ゆるキャラの中で一番人気の「くまモン」に注目していて、できるだけそっくりなものを目指して考えてみました。これからもPRしていきたいと思っています。

【ミニ知識】
◇ブラジル…正式名はブラジル連邦共和国。北部を流れるアマゾン川の河口に赤道が通り、国土の大半が熱帯気候帯にあります。公用語はポルトガル語で、全人口の80%がローマカトリック教徒です。「サッカーとカーニバルの国」といわれてきました。日本との時差は-12 時間。ブラジルという国名は赤色染料の原料の木パウ・ブラジル(pau-brasil ポルトガル語で炎のような赤い木)の産地だったことに由来しますが、中世以来ヨーロッパの人たちが大西洋上にあると考えた伝説上の島の名前でした。約150 万人の先住民が住んでいましたが、大航海時代の1500 年、ポルトガル人のペドロ・アルバレス・カブラルがインドに向かう途中漂着し探検したので、ポルトガル領となりました。1822年にポルトガルから独立します。「2014FIFA ワールドカップ」が、2014 年6 月12 日(木)~ 7 月13 日(日)に、ブラジルの首都ブラジリアをはじめ、リオ・デ・ジャネイロ、サン・パウロ、サルヴァドールなど12 都市で開催されます。

◇カーニバル…復活祭(イースター)前日から46日さかのぼって開かれます。イースターの日は毎年変わるので、2月に当たることも3月に当たることもあります。リオ・デ・ジャネイロのカーニバルは豪華なパレードで特に有名です。羽飾りをつけたダンサーはじめ4000人以上で構成される12 のサンバチームが打楽器、歌、踊り、山車、衣装など10 項目で審査され、2晩にわたって優勝をかけて出場します。カーニバルはリオだけでなく、ブラジルの至るところで開催されます。

◇サンバ…ブラジルのアフリカ系住民の舞踊とその音楽リズムのことで、起源は奴隷として連れて来られたアフリカ人の民族舞踊です。シンコペーション(強くすべきところと弱くすべきところを逆にして演奏)を特徴とするリズムで、通常は打楽器の伴奏がつきます。

◇オオハシ…キツツキ目オオハシ科の鳥の総称で、全長30cmから65cm の中・大型の鳥です。中央・南アメリカの熱帯林にすみ、樹上で果実や木の実や昆虫などを食べています。大きくて色鮮やかなクチバシが特徴で、名前の由来となっています。クチバシは種類によっては全長の3 分の1 の長さもありますが、内側はスポンジ状で軽くて丈夫だそうです。そのクチバシで枝から果実をもぎ取り、大きな実は砕き、小さな実はそのままクチバシの先端にくわえ、頭を上方にぴょいとあげて、クチバシを開いてのどの中にほうりこんで食べます。羽色はオスとメス同じ色で、赤色、黄色、緑色、青色、白色、黒色などのはでな色です。

◇くまモン…2011 年3 月12 日の九州新幹線全線開業にあわせて作られた熊本県を宣伝するためのキャラクターです。その年の11月に埼玉県羽生市で開催の「ゆるキャラグランプリ」で優勝するなど大人気のキャラクターです。2013 年にはドイツの自動車会社BMW の小型車MINI をくまモンのデザインにした特別車「くまモンMINI」が作られるなど、さまざまな製品のモチーフとして利用されています。

◇手鞠…日本で古くから行われていた蹴鞠(鹿のなめし皮製の鞠を地面に落とさないように数人で蹴りあって、その回数や動作の優劣を競う遊び)が起源になっています。手鞠はもともと成人男性の遊びでした。江戸時代になって真綿を芯に糸でぐるぐる巻きにし、外側はきれいな色の糸を巻き固めて仕上げて、よく弾む鞠が作られるようになり、女性や子どもが遊ぶようになりました。明治10年代からはゴム鞠も普及します。遊び方は時代や地方によっても異なりますが、つく数を競ったり、相手とやり取りしたり、歌にあわせて動作を行ったりする遊びがあります。

◇あんた方何処さ… 童歌の手鞠歌のひとつで、九州の熊本市を舞台にしています。「あんた方何処さ 肥後さ 肥後何処さ 熊本さ 熊本何処さ せんばさ せんば山には狸がおってさ それを猟師が鉄砲で打ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ それを木の葉でチョッと隠せ」が歌詞です。「さ」のたびに手鞠を足でまたいで、最後の「チョッと隠せ」で着物やスカートの中に入れて遊びます。なお、この手鞠歌の舞台は熊本ではなく、埼玉県の川越市だとする説もあるそうです。その根拠は歌詞が熊本弁ではなく関東方言であること、戊辰戦争時に川越の「仙波山」と呼ばれた地域に薩長軍が駐屯したという史実があること、仙波山には「古狸」とのあだなを持つ、江戸幕府を開いた徳川家康をまつる「仙波東照宮」があることなどからだそうです。

◇恋人の日 …6月12日。ジーアドス ナモラードスとブラジルで呼ばれ、ブラジルのバレンタインデーといわれています。Namoradoは恋人の意味です。ブラジルでは2月はカーニバルで忙しいので、バレンタインデーのかわりに、聖アントニウス(女性の守護神で、縁結びの神)の命日の前日の6 月12 日を恋人の日として贈り物をしあうそうです。写真立てに写真を入れて贈る習慣があり、日本の全国額縁組合連合会がこれを取り込んで額縁の宣伝を198 年から行っています。

●ミニ知識参考図書:『ブラジルのかわいいデザインたち』(ピエブックス)、『総合百科事典ポプラディア』(小学館)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『伝えよう!わんぱく おてんば 子どもの遊び』(教育出版)、『絵本わらべうた』(河合楽器製作所)、『あんたがたどこさ』(こぐま社)、『童歌を訪ねて』(富士出版)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『熊本県ホームページ』(熊本県)

【読者の広場】『463号』宛てのお便りをご紹介します

いろいろなおひなさまがとても折りやすくてよかったです。年々こってきて、難しくなっていたのでとてもうれしかったです。干支の折り紙に興味を持っています。
茨城県 (無記名*龍ヶ崎市の消印さん)

 「2013 おりがみカーニバル入賞作品一覧」は大変刺激になりました。36 ページのような「オリガミツリー」を作ってみたいと思っています。ひなかざりは毎年のように会社の秘書室に飾りました。今月号の「立体のバラ」を折って飾ろうと考えています。
茨城県 松井 修さん

 「お手軽ケース」がよかったです。「動物パース ねこ・パンダ・しか」、基本の形からいろいろな動物が作れ、お話し会の小道具にもなります。辺の5等分法はマスターしておきたいものです。アルファベットや数字を折るとき5等分から始めるからです。「東京おりがみミュージアムへ行こう」、今回浅草界隈で2年前の紹介から見どころが増えたとか。浅草のシンボル大提灯は見事です。私は東京マラソンのボランティアをやっているので、こんどはぜひ浅草地域を担当しようと思いました
東京都 磯野昌子さん

●第12回新春を飾る折り紙作品展 「平和の鳩とともにメルヘンの絵の世界」
サンフラワー折り紙友の会 五味貞子さん(埼玉県)

1月3日(金)~ 13日(月/祝)、川口市立グリーンセンター・緑のアトリエにて12 回目の作品展を開催しました。川口市制80周年と鳩ヶ谷市との合併記念を祝して、80周年の8ハト0 と、鳩ヶ谷市の鳩の掛詞を含めて会場内の壁一面を鳩で飾りました。期間中は晴天にめぐまれましたが、吹く風は冷たく肌にしみ入る寒さでした。それにもかかわらず早朝より大勢の方々が訪れ、特に親子連れの楽しそうな笑顔が印象的でした。「さわって遊べるコーナー」を設け、自由に思う存分遊んでもらえるようにと、積木、メガネ、コマ、魚、ハートのかんむり、輪投げ… たくさん用意しました。特に魚つりが大好評で、魚の名前を覚えたり、つった魚を数えたりとちょっとした勉強になりました。
またママゴト遊びは女の子に人気で、果物や野菜の名前をひとり言で言いながら母親気分?にひたり、なかなかその場を離れようとしない一幕もありました。どこかで折り紙って楽しいのねという声が聞こえてきました。この楽しさがいつまでも心に残り、豊かな親子の絆が深まってくれればありがたいことです。今年は朝日勇先生のラシャ紙の作品を数点飾りました。台紙と紙の選び方、パーツの並べ方、全体の構成のバランス、などの参考作品です。私どもは常に配色を学びながら、メルヘン調の作品作りに努力しています。会員作品の個性あふれる屏風作品、色紙の作品、どのようにご覧いただけましたでしょうか。期間中、諸先生方との会話も弾み、たくさんの励ましのお言葉をいただきました。
東京をはじめ近県の方々、遠方は広島、長野、浜松、新潟… 折り紙愛好家の方々、講師の諸先生方、お忙しい中本当にありがとうございました。会員一同深く感謝申し上げます。

【支部だより】
日本折紙博物館での田中先生の講習
神戸支部「サークル紙ふうせん」支部長 柴本厚子/兵庫県

2014年2月中旬まで「世界のおりがみ展」(新シリーズ「地球家族」)の作品が見学できると知り、急きょバスツアーを企画しました。せっかく行くのだからとちょっと欲張って、地元・金沢支部長の田中稔憲先生に講習をお願いしました。間近の依頼にもかかわらず、田中先生はご快諾くださいました。福祉施設で講習することの多いメンバーのために、「高齢者向けの作品」を3点お願いしました。2月5日(水)、今年初の寒波到来の日になってしまいましたが、博物館の周囲は美しい雪景色で感動いたしました。
 田中先生の「指導の方法論」に参加者もうなずきながら美しい作品が次々できあがりました。思いがけないプレゼントまでいただき、楽しいひとときを過ごさせていただきました。また、田中先生からの提案で「神戸支部コーナー」を設けていただけることになり、数点展示させていただきました。小品ばかりで恥ずかしいですが、お出かけの折にはご覧ください。
 今回は田中先生はじめお手伝いいただいた先生方、博物館の方々にも大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

2013年の折り紙活動報告(その2)
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子 /埼玉県

3》 東京府中刑務所の文化祭
 東京府中刑務所の文化祭が毎年「文化の日」に開催されます。2013年も11月3日(日/祝)、全国から作品が集められ、売店や展示などで2万人ほどの方がご来場になりました。折り紙教室もキャラクターの作品で子ど
もさんに受け、大勢の方が参加してくださり、もりあがりました。

4》 埼玉県民の日
 「11月14日」は埼玉県民の日です。今年は木曜日でしたが、学校は休みなので子どもたちも大勢参加していました。催しは県庁の中でさまざまな体験ができるのでにぎわい、「折り紙でコバトンを折ろう」の教室には350名の方が参加してくださり、とても忙しい一日でした。

5》 埼玉文化振興の集い
 12月12日(木)、埼玉会館で埼玉県文化団体連合会の「第38回埼玉文化振興の集い」が開催されました。テーマは「あしたを観る・聴く・作る」で各部の発表があり、伝統文化の楽しさを伝承することができました。折り紙作品展も、毎年お会いできる方も増え、「お元気で何よりです」が聞こえ話が弾みました。折り紙教室も相変わらず人気があり会員一同大満足でした。

【ワールド オリガミ レポート】
国際交流基金 D.R.コンゴ・ベナン折紙講師派遣報告

日本文化紹介派遣事業を実施する国際交流基金からの要請を受け、日本折紙協会から鳥本 範さん(上級折紙師範、スウェーデン在住)、臼田隆行さん(埼玉県在住)の2名を紹介、コンゴ民主共和国(D.R.コンゴ)とベナン共和国に派遣されました。2013年11月12日(火)~21日(木)の10日間の折り紙ワークショップの様子をご報告いただきます。

11月12日(火)▶ストックホルムのアーランダ空港を6:20離陸、9:05にパリに着き、臼田隆行さんとキンシャサ行きゲートで合流しました。18:35、キンシャサの空港に到着。覚悟はしていましたが、強烈に暑い。北緯60°のストックホルムから、南緯3.5°のキンシャサに来たのですから、無理もありません。
 入国審査を終えたところで、日本人のにっこり顔が。一條基信書記官でした。三宅 要派遣員を紹介され、専用車でホテルに向かいました。
11月13日(水)▶富永純正大使を表敬訪問。通訳のエロンゴさんを紹介されました。
 15:00、ワークショップは小中学生約30名の歓迎ダンスから始まりました。コンゴのダンスを想像していましたが、赤いハッピの「よさこいそーらん」でした。細長い足のハッピ姿は、かっこよく、掛け声も日本的でした。私のアシスタント役の臼田さんでしたが、相
当折り紙を心得た実力者なので、彼の創作作品も展示することになりました。会場には約70名の青少年が来ていました。彼らが実際に指で折り紙を体験する時間が少しでも長くなるように、話を短くしました。私の創作「馬に乗っている騎士」を開き、一枚の正方形に戻して、切り込みもない馬と騎士の二色の色違いの作品が元の正方形の裏表の色の違いであることがわかると、飛び上がって驚く人もいました。次に、20年も前に創作した「はばたく鴨の子」を折りました。伝承の「はばたく鶴」よりずっと簡単で、これがこんなに喜ばれるとは思っていなかったのですが、大人もこどもも、「グワグワ」と鳴き声を発声し、はばたかせ、喜んでいました。次に私の創作、HPP(Homing Paper Plane:手元に戻ってくる折り紙飛行機)をビデオを見ながら折り、一條さんも、コンゴを支援する慶応大学の学生の方々も大変喜んでくださいました。
11月14日(木)▶トルコ政府が創設したSafak小中学校は近代的な建物でした。1回目の対象は8~9歳、50名でワークショップは前日とほぼ同様に始めました。2回目は10~11歳、約50名でした。終了後イブラヒム カラダグ校長を訪ね、同席の数学教師に折り紙で解く数学問題を紹介しました。
 16:15、大使館員とご家族に折り紙ワークショップ。いったんホテルに戻り19:00からは富永大使より大使公邸に招待され、私と臼田さんと一條さん、妹尾書記官とご一緒の豪華な夕食会で、持参した折り紙をその場で折って楽しみました。
11月15日(金)▶ホテルから車で30分ほど郊外のLukaya小学校へ向かいました。慶応大学の「草の根無償資金協力」による学校です。40名ずつ、2回ワークショップを行いました。小学校は貧困地域にあり、日本大使館員がテーブルを入れました。今回は木村真紀葉委員の通訳で始めました。この地域の小学生はフランス語がまだできないので、日本語をフランス語にし、教師が現地のリンガラ語にしました。三か国語での進行は時間が削られるので、「はばたく鴨の子」の次に、HPPでなく、それよりやさしい伝承の「つの香箱」を教えることにしました。折り紙を初めて体験する生徒たちでしたが、みんな時間内でできあがりました。運転手のビヤンヴニュさんは、前日の大使館員ワークショップに参加して、すでに「はばたく鴨の子」 も「つの香箱」 も折れました。しかも、彼は日本語と、母国語のリンガラ語もできるので、隅の方で、小さい声で、フランス語を通さず、生徒たちに折り方を説明していたのです。通訳や教師を妨げない、控えめな態度でした。幾人かの生徒が行儀が悪くて教師に叱られていましたが、行儀作法から程遠い生活環境であることは、学校の周りを見ても理解できました。みんなで並んで写真を撮りました。子どもたちの目は輝いて、ここに来てよかったな、と実感しました。 次の目的地、Jewels lnternational小学校には、外交官や、ヨーロッパよりのビジネスマンの子どもたちが通っています。
13:00、ワークショップを開始。約50名の中・低学年の子たちでしたが、中には小さい子もいて、三歳児まできちんと席についていました(三歳児は折り紙は無理で、保護者が折ってあげました)。とても行儀のよい生徒たちでした。「はばたく鴨の子」とHPPは時間内にできました。50名は多めで、臼田さんや、大使館員のアシスタントと保護者のおかげで、うまく進みました。これでコンゴでのワークショップは全て終了。
 19:00、夕食はポルトガルレストラン。金曜の夜で、賑やかでした。臼田さんは一條さんの息子さんに彼の創作「カバ」をプレゼントしようと、レストランで続きを折っていました。隣の席で見ていた客が、「カバ」の出来映えに驚いて、話しかけてきました。一條さんが私たちのことを説明すると、客の一人が何かを折って、我々に見せ、私たちが上手、上手と褒めました。ところが負けじと別の客が何かを折り、競争心をあおられて、最初の客がまた折り始めました。一條さんが「鳥本さんも何か折って見せては?」 と提案しました。15cm角の紙で、最近の創作、「見返り美人猫」を折りました(『2013シンポジウム折図集』収録)。浮世絵、(菱川)師宣の「見返り美人」を立ち猫で、冗談ぽく、創作したものです。
片面が金色の白い紙で白い猫を目だけ金色で光らせるように折り、レストランに置いてきました。一條さんの嬉しそうな顔を見て、私も喜びました。
11月16日(土)▶昼食後、一條さんと北にドライブ。D.R.コンゴとコンゴ共和国の国境です。橋の近くまで来ましたが、コンゴ共和国のビザがないので渡れませんでした。専用車を降り、川辺を散歩しました。ワニはいるかな?と恐る恐る見てみましたが、町に近いからか、いませんでした。
 16:00、ホテルをチェックアウトし一條さん宅に招待されました。一條さんの息子さんは我々の折り紙を喜んでくれました。
 18:30、日本大使館を訪問し、館員に挨拶をして、空港へ。渋滞で、交通秩序も異なり、運転手は相当腕がよくなければ、勤まらないと思いました。空港近くでコンゴ最後の夕食をとり、23:00、キンサシャを離陸、経由地のパリに向かいました。キンサシャでの経験をメモしていると、お世話になった方々の顔が浮かび、離陸して30分しか経っていないのに懐かしさがこみあげてきました。
11月17日(日)▶6:50にパリに到着し、13:45にパリを離陸しました。20:00ベナンのコトヌ着。やはり暑かった。暑いだけでなく、湿度が高い。風呂場を服を着て歩いているようでした。空港を出ると、現地の運転手、ネストールさんが「日本人ですか?」と話しかけてきました。次に渡邉直之書記官と猪狩友美派遣員に会いました。大使館の隣にあるホテルに着き、渡邉さん、猪狩さんと4人で食事をしました。
11月18日(月)▶9:00塚原大貳大使を表敬訪問しました。今後の打ち合わせを行い、コトヌでも「はばたく鴨の子」とHPP をメインにすることになりました。10:30ワークショップを開始、対象はコトヌ漁港労働者約30名。大使館からは渡邉さん、バンジャマンさん、猪狩さんが手伝ってくださいました。皆さん元気に鴨の子をはばたかせ、HPP(戻る紙飛行機)を喜んでくれ、この蒸し暑い中でも成果を感じました。昼食はその漁港で、大使館員が日本レストランより準備してくれた、和風弁当でした。久しぶりの日本の味、ありがたかったです。今日は強行スケジュールのようだから、体力が消耗しないように…と冷たいミネラルウォーターをたくさん飲み、次の自的地に向かいました。
 「たけし日本語学校」でのワークショップ。この学校はタレントの北野たけし氏の付き人だったゾマホン氏(現ベナン駐日大使)が設立しました。わずか40m2の小さなスペースに、びっしり40名いて隙間がありません。対象は高校・大学生で、ここでは私は日本語を話し、アシスタントは教師の倉益 歩さんがしてくださいました。皆さん、日本が大好きで、将来日本へ行くのが夢だそうです。15:00に終わってから皆さん並んで、記念写真を撮りました。
 大使館にもどり、大使館館員対象にワークショップを行いました。約10 名でした。私は体調のことで、村上医務官に相談しました。18:00ホテルに戻り、休憩をとりました。
 塚原大使が日本レストランに我々を招待してくださいました。西内参事官、渡邉書記官、村上医務官、猪狩さん、渡邉理事官ならびに杉本警備専門員がご一緒でした。
11月19日(火)▶7 :45パウ小学校に向かって、出発しました。9:30に着き、猪狩さん、吉村さん、バンジャマンさんが準備を手伝ってくれました。
 対象は小学生で、ワークショップは始まりました。大きな教室で、60名以上の生徒、全員を満足させることができるか不安でしたが、臼田さんと大使館員のおかげで、無事時間内で、ワークショップが成功したことが、この写真を見れば分かるでしょう。私はこの猪狩さん撮影の写真が、今回一番気に入っています。
 13:20コトヌ市内のレストランで昼食し、次の目的地に出発しました。
 SOS (Save Our Souls) ビラージュ芸術専門学校に15:30到着、すぐ準備に取りかかりました。広い教室に、中学・高校の年齢の生徒たちが100 人以上います。大使館員、猪狩さん、吉村さん、バンジャマンさんにアシスタントをお願いし、始まりました。大きなスクリーンで折リ方を説明し、私はマイクを持ち、時々椅子に乗って、ワークショップは進みました。「はばたく鴨の子」は簡単ですが、折り紙経験のない人には大人でも「中わり折り」と「かぶせ折リ」は困難です。できた人を褒め、その周りの人に教えてあげてと頼んで会場全体を確認しながら、進みました。鴨の子ははばたいて、手元に戻る飛行機もできあがり、いつものように、拍手で終了しました。
 18:10、SOSビラージュ学校を出て、19:00にホテルに着いて、夕食をとりました。11月20日(水)▶午前中、市内を見せてもらう時間がありました。車でお土産を販売しているところに行きました。天気がよく、手ぶらだったので、気持ちがよかったです。次に海岸沿いを、30分ほどドライブ。砂、砂、砂…、見渡す限りの砂浜に着きました。観光の施設は、何にもありません。もったいない、砂浜海岸の観光名所になるのに。
 12:00、ホテルに戻り、昼食をとりました。13:50にホテルを後にし、アボメカラビ芸術大学に向かいました。大学はかなり広く、準備までに時間がかかりました。
 15:30ワークショップ開始。対象は20人程度で、楽でした。吉村さん、バンジャマンさんが来られて、渡邉さんが、メディアの方々を連れて来られました。芸術学部と聞いていたので、極端な性格の学生が多いのではないかと、少し心配しましたが、静かな落ち着いた雰囲気の学生ばかりでした。ベナンでの最後のワークショップは順調に進行して、大人の挨拶でお互いが感謝の言葉をかわし、ベナンでの最後の有意義なワークショップとなりました。
 その夜は日本レストランで、渡邉さん、猪狩さん、吉村さんとベナン滞在最後の夕食をしました。夕食後、猪狩さんと運転手ネストールさんと、空港に向かいました。21:30に空港に着きました。猪狩さんは別れても、我々から見えなくなるまで、手を振ってくれていました。「ありがとう…」
 23:55、コトヌを離陸。半年前に国際交流基金がこのプロジェクトを企画、私が推薦され、少しずつ、決まっていきました。半年前まではこの10日間に私が経験したことを、全く予想できませんでした。この歳まで、いろんな経験をしてきましたが、未来はほんとに、分からない。パリ行きの機内で、ベナンからの記録を取りながら10日間を反復し、機内で夢を見ていました。
11月21日(木)▶6:10、パリに着き、臼田さんと別れました。「また会う機会は多いと思います」と挨拶しあって、次のゲートに向かいました。9:50、パリを離陸し、12:20にストックホルムに着きました。「寒いなー」ちょうど0度でした。急にコンゴとベナンが遠くに感じられました。
***
 私たちが、ワークショップで訪れた各学校ならびに団体に私の「友好のハト(ハートを抱いたハト)」を記念品として渡して来ました。35cm角で折ると手のひらの大きさになる「鳩」です。強烈な気候のなかで、長持ちして欲しいので、良質の、一面が銀で、もう一方が赤の用紙を使いました。日本折紙協会の月刊誌『おりがみ』2001年の正月号(『305号』)に折り方があります。用途が多いので、ぜひ皆様、折り方を覚えてください。
 また、この場を借りまして、アシスタント役の臼田隆行さんにお礼を述べたいと思います。私と同行してくださいましてありがとうございました。ワークショップ中は私の脳、手、指になり、移動中は、時には私の筋肉になってくれ、そのほかの時間は私の雑談の相手になってくださいました。臼田さんは、すでに折り紙の実力者でありますが、ますます術と、芸を磨いて、情熱を持ち続けてください。またお会いしましょう。
 D.R.コンゴ日本大使富永純正様、一條基信書記官をはじめ、館員の皆様、ベナン日本大使塚原大貳様、渡邉直之書記官をはじめ、館員の皆様、通訳エロンゴ様、我々を安全に運んでくれたコンゴとベナンの運転手ビヤンヴニュさんとネストールさん、日本折紙協会理事長大橋晧也様、専務理事佐野 友様、ほかの皆様(紙面に限りがあり私が思う方々の名前はこれ以上挙げられない)の情熱と援助なくしては国際交流基金より依頼された、このプロジェクトにおいて、大役を果たせ得なかったと思います。全て皆様のおかげであります。本当に感謝しています。
  ( コンゴともよろしく。 鳥本 範)

 ◆鳥本さんに同行して
 初アフリカ、初南半球と非常に興味深い体験となった本企画に助手として参加させていただきました。詳細は鳥本先生が報告されていますので、少し違う観点から2点ほど。
 参加者の皆さんが純粋に楽しんでらしたり、造形系の学生さんが折り紙のロジックを貪欲に取り込んでいた様子は非常に印象的でした。アフリカの造形に折り紙がどう影響を与えるかとても楽しみであると同時に、我々がアフリカから受けた影響も無視できません。鳥本先生は芸術に、野生生物調査員でもある私は動植物に大いに刺激を受けました。伝えるだけでなく、それぞれの視点での「交流」は重要でしょう。
 コンゴ民、ベナン両国は、仏語が公用語です。残念なことに私は仏語ができません(教科書は買いました!)。『4か国語テキスト』もありますが、語学的な解説を中心とした折り紙本がぜひ欲しいところです。『日本文化で仏語会話1・折紙』みたいな本があったら面白いと思うんですが、皆さんどうですか?
(臼田隆行)

雑誌『小国民』にみる折り紙 連載〈第17回〉
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【蓮花】
 蓮花は「蓮華」とも書き、「レンゲ」と読みますが、「ハス」の花のことです。現在普通には「ゲンゲ」とも呼ぶ「レンゲソウ」のことを「れんげ」と言うので、誤解されることがありますが、「ひーらいた、ひーらいた」「つーぼんだ、つーぼんだ」と歌われる童謡の「レンゲの花」も「ハス」の大きな花を指しています。
 日本の伝承折り紙の中でも、有名な作品で、ザブトン折りを重ねて作るものですから、フレーベルの「生活の形」の作品の中にありそうですが、出てきません。「ハス」は仏教で特に極楽の池に咲く、汚れのない花として宗教的な意味を持つものですから、日本で重要視された題材でもあり、ことに「和紙」の破れにくさを必要とするために、日本でしか作り得なかった伝承作品だったと思います。
 雑誌『小国民』の明治27(1894)年8月の第16号に掲載されていますが、前号(15号)からの関係で、最初の部分に省略があるために、分かりにくくなっていますので、まず『折紙と図画』(明治41年)の方から見て行きましょう。
 この「蓮華」の(一)~(三)の図(右)と、次の解説文をお読みください。
「図(一)のごとく内方に二回座蒲団を折り、裏返して(二)のごとく一回折り、更に返して四隅を一つごとにわずかに折りたる端を(略)ヘ、ト、チ、リ、を反対の方に丸く引き出し、イ、ロ、ハ、ニ、も同様に引き出すべし。」つまり(一)図のように、一回ザブトン折りをしてから、同じ方向へ(谷折りで)もう一回ザブトン折りをしてから裏返し(二)図になり、また、もう一度ザブトン折りをして、裏返すと(三)図になり、その四隅を少しつまむように折るのです。(これは、山でも谷でもよいのですが、)実は、このつまみ折りは『小国民』の方にはないのですが、これを折っておくと、折り易くなり、和紙でなくても、洋紙でも気をつければ折ることができるようになる大切な新工夫なのです。最後に花弁をひっくり返すように引き出せば完成です。ここで、「ヘトチリ」と「イロハニ」の4片を引き出すので、8枚の花弁のハスになるのですが、『小国民』の方の説明を読むと、「尚、背面に残れる八片あり。これをことごとく起せば、十二弁の蓮花を得。」とあって、『折紙と図画』の「蓮華」よりも花弁が多くなっているのです。これはどういうことかというと、『折紙と図画』の(一)の所で、同じ方向へ二度繰り返したザブトン折りを、『小国民』の方は三度重ねているのです。これは花弁を増やす新工夫ですが、昭和になってからも私が子どものころは、花弁が少ない方にしていましたので、『小国民』の投稿者独特の工夫かと思っていましたが、実はそうではなく、花弁の多い方がむしろ古い伝承だったことが分かりました。葛原勾当さんの遺品折り紙※に含まれている作品がそうだったのです。これには、重要な問題が隠されていると私は思います。
 花弁数の少ない方を見てください。紙の表裏が見えにくい和紙作品と、裏が白く出る洋紙作品と見くらべてください。これは花弁が何枚あるように見えるでしょうか。私には4弁花に見えます。外側の4枚はガクなのではないでしょうか。
 実際の蓮の花は、もっと多弁ですが、仏教では「八はちよう葉の蓮華」と言って、曼まんだら荼羅の中央に描かれる重要な蓮華は八弁です。「八」と言う数字は多数の意味を持ちますので実際の数にこだわらなくてもよいのでしょうが、言葉としては「八葉」と言うのです。ですから、折り紙でも、八弁にしようとしたはずです。勾当さんが折った蓮華も、外側をガクとすると、「八葉の蓮華」になっていますが、同じものを『小国民』が「十二弁の蓮花」としたのは、投稿者の少年の「学不足」だったのでしょう。『折紙と図画』の著者の木内菊次郎は、外側の4枚も花弁と考えていたのでしょうか。 いつの時代でも、折り紙には、それを作る人の持つ文化、教養、生活が強く反映しているのです。

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「こどもの日と母の日」 

こどもの日。天気もよく、ノアちゃんたちは外で遊んでいました。
 「かぶと、カッコイイなあ。女の子だけど一度かぶってみたかったのよね。それにしても仮面ライダーが戦国武将っていう時代。どうなんだろう?」
 『平和を守るとか、地球を守るとか…“守る”とは“戦う”ことなのか? それでいいのか?』
 と、あんまりこどもらしくない会話が続いていたそのとき!
 “ピ~ヒャララ~”
 「その笛の音は…だれ?」
 “ヒーローはいつの時代も苦悩するものだ”
 『あっ、アナタはもしや?』
 “そう、我こそは、牛若丸。のちの源義経である。江戸のヒーローとも呼ばれているのだ”
 「知ってる知ってる、♪京の五条の~♪」
 “おお、弁慶をご存知か。あのとき私はけっして応戦せずにこらしめた。キミたちの疑問の答えも、そこにあるのではないかな”
 『う~ん…とりあえずは、よく遊ぼうっと』

①かわいいこいのぼり・石橋美奈子
25年ほど前のこどもの日のイベント『大きいこいのぼりをつくろう』に合わせて全判や新聞紙で折るように創作。最近はミニが好まれるので15cm角や20cm角の正方形での折り方に変化させた作品です。

②あやめ飾り・木村松代
花と葉を組んだ形でつないでいくと、意外な造形美があり面白く思っています。色合わせを楽しみながら折ってください。

③兜BOX・山梨明子
兜の部分のフタと身が異なる基本形から始まるのに、なぜかぴったりフィットします。兜の内側の角を箱が押さえることで開かなくなる構造です。開けるときは兜の鍬形のあたりを左右からつまむようにすると中箱がストンと落ちてきます。

④兜の楊枝入れ・藤本祐子
⑩の白い部分は⑫の色の部分をくるりとひっくり返した形です。「豚折り」を基本にした作品ですが、最終的には桃の節句の「お雛様の楊枝入れ」(『415 号』掲載。写真右)とペアになる形に仕上がりました。色々な色の紙で折って楽しんでくださいね。

⑤牛若丸・笠原邦彦
これは大いに自慢の作品ですが、しかし相当難しいものです。千代紙などをよく選んで、人形作りのつもりで、じっくり折ってみてください。時間がかかっただけ、うまくできたときの喜びはひとしおでしょう。

⑥五角包みと八角プレート・川手章子
五角形の包みができあがったところで組み合わせたら、楽しそうと思い仕上げてみました。包みの方には切手やお便り、小さな折り紙作品が入りそうです。シンプルな作品なのでお子さんにも折ってもらえそうに思いました。

⑦兜・松野幸彦
『453号』の青木 良さんの作品を見て、四角い吹き返しを折り出してみたくなりました。 工程が短く、置いたときの安定もよいです。また 「つぶし折り」のような面倒な作業もなく、厚みによる折りにくさも解消できました。吹き返しに丸い鉛筆などをあててカールさせてもよいと思います。

⑧オカメインコ・土戸英二
2012 年の「折紙シンポジウム」創作・折り図部会のコーディネーターのマイケル・ラフォッス氏の宿題として、考えた作品です。上手にバランスをとれば指にのせることもできるので、チャレンジしてください。

⑨カツオの箸袋・山田勝久
「ぐらい折り」を、多用した作品です。1つ先の形を頭に入れて、よく見比べて折り進めて下さい。

⑩リボンの付いた籠・青柳祥子
竹籠の内側に花柄の布を敷いて使用したらとても素敵になりました。これは折り紙ですが、竹籠に布を敷き、両側をリボンで結んだイメージで作ってみました。大きなサイズでもつくってみてくださいね。

⑪いちご・青柳祥子
ポケット付きのいちごができました。お弁当や、ちょっとしたパーティに使うプラスプーンのカバーとして使ってもお子様が喜びそうです。

【ミニ知識】
◇端午の節供…5月5日。端午とは月の初めの午の日ということなので本来は5月とは限りませんが、今の6月にあたる旧暦の5月はじめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い時期なので古代中国では物忌みの月とされました。数字が重なり重要視された5月5日を端午の節供とし、薬効のある菖蒲や蓬を使って邪気(病気をひき起こすもととなるといわれる毒気)を払う行事が行われ、それが日本に伝わりました。一方、田植え前の女性たちが菖蒲と蓬でふいた屋根の下で、身をきよめるという風習もあり、端午の節供は女性の祭となります。鎌倉時代になると、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから結びつき、武士が勇壮な行事を行うようになります。さらに江戸時代に入って、男児のたくましい成長を願う祭へと変わっていきました。端午の節供は、第二次世界大戦後の1948(昭和23)年、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨とする「こどもの日」となりました。

◇鯉幟…もともとは疫病除けの鍾馗などの武者絵が描かれた幟の脇に付けられた「まねき」という装飾品でしたが、江戸時代の半ばごろから吹き流しの大きなものが作られるようになりました。都市に住む庶民の間で、中国の黄河上流にある龍門の急流を登った鯉が龍になるという登龍門の伝説から子どもの成長と出世を願って飾られるようになりました。

◇牛若丸…鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟の源義経(1159 ~1189 年)の幼名です。運命にもてあそばれた悲劇的な義経の生涯は、人々に同情され、多くの伝説が残っています。京都の五条大橋での武蔵坊弁慶との出会いと対決の「橋弁慶伝説」は特に有名で、武者人形のモチーフにもなっています。弁慶は太刀1000本を奪う悲願を、1000 本目で牛若丸に破られて家来になりますが、1000本の太刀を奪うのは牛若丸となっている話もあります。

◇八十八夜…雑節とは中国から輸入した暦を日本の風土に合わせる工夫の中で、季節をより的確に知るために生まれたもので、生活体験や農作業に基づいたものです。八十八夜は雑節のひとつで、立春から数えて88日目にあたる日のことです。立夏を3日後に控え、この日を過ぎれば霜の害がなくなると考えられ、農作業が本格的に始まる日とされ、茶摘みも最盛期を迎えます。古くから八十八夜に摘み取られたお茶は柔らかくて質がよいとされ、飲むと長生きできるという言い伝えもあります。

◇オカメインコ…オウム科の鳥。全長32cm。羽色は全身が灰色で、翼の一部が白く、オスは頭と顔が黄色で、オカメインコの名前のとおりにオスとメスともに「おかめ」のお面のように、頬にだいだい色の丸い斑が特徴です。オーストラリアの開けた林にすみ、日本にも古くから輸入されていました。

◇鰹…鰹の旬は夏と秋に年に2回ありますが、初夏に黒潮とともに北上する威勢のよい鰹を江戸の人々は好みました。初物を食べると寿命が75日延びるという迷信が信じられ、初鰹は高値でも買い求めることが江戸っ子の誇りとされました。旧暦の4月は今の5月下旬にあたり、「鰹の初市」は4月8日に立ち、刺し身に辛子味噌を付けて食べることが多かったそうです。「目には青葉 山郭公 初鰹」は江戸時代の俳人山口素堂(1642 ~ 1716年)の句です。初夏の景物を「目には青葉」「耳には郭公」「舌には初鰹」と3 つ並べた句です。この季節の黒潮を青葉潮ともいい、新緑の色をめざして鰹をはじめ多くの魚が寄ってくると漁師は言い伝えてきたそうです。また、昔の人たちは初夏に現れる時ほととぎす鳥が山から来ると思っていて、その初音も季節の風物として大切にしていました。

◇イチゴ…バラ科の多年草。漢字の「苺」は「大きく豊かな草の実」という意味です。英語のストロベリーの由来は、その実を保護するために麦わらを敷く風習とする説や、匍匐茎(新緑の付け根にできたわき芽が水平方向に長く伸びる茎のこと)が麦わらに似ているためという説があります。イチゴは、ビタミンC がたっぷりの果物です。実として食べている部分は「花托」が大きくなったもので、本当の実は表面に付いているゴマ粒状のタネです。タネがたくさんできるほど花托が発達するために、大きな実になります。キリスト教ではイチゴは聖母マリアを象徴していますが、これはヨーロッパのゲルマン人の母神フリッグ(英語で金曜日の意味のフライデーの由来になった女神)が、死んだ子どもたちにイチゴを食べさせて天国へ送ったという神話がもとになっているそうです。

●ミニ知識参考図書:『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『雛まつり親から子に伝える思い』(近代映画社)、『イチゴ』(日本放送出版協会)、『源義経』(吉川弘文館)、『鑑賞俳句歳時記 夏』(文藝春秋)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)

【読者の広場】『462号』宛てのお便りをご紹介します

 「おりがみカーニバル」のレポートがよかったです! 実物はパワーが絶対にちがう! でもすばらしい作品展を見た感動がよみがえりますね! 「折り図のミカタ」と「新オリガミツリー」はとても勉強になります。日々勉強ですね。「肉球」、こんなに楽しい気持ちにさせてくれるとは…!少し難しかったですが…。このごろは月刊『おりがみ』の作品を1 冊折ろうと心がけています。
折り方や創作などの勉強のつもりで、心を入れかえがんばります。少し考えていること! 「35cm 角の単色の折り紙について」…よく使う色だけでも協会で販売してくれたらよいのに…なんて思うのは私だけですか?用紙がないとき、みなさんどうしているのかな?と思っています。「折り紙の片付け(整理)方法について」…年々たまる紙です。みなさんはどのようにしているのか知りたいです。教えてください。
埼玉県 原 嘉子さん

ロシアの方の創作作品の「マトリョーシカ」と「バラライカ」を折ってみました。「マトリョーシカ」は大、中、小の3 体を組み合わせる楽しさがあります。「バラライカ」はロシアの弦楽器とのことですが、どんな音色なのでしょうか?これからも外国の方の作品をのせてほしいです。
青森県 原子睦子さん

 今月号は「ロシアの冬のオリンピック」の特集とのことで、どんなふうに「ツルのワルツ」が使っていただけるのかな?と思っていましたが、表紙を1枚めくり、ハッ! ドキッ!となりました。五輪の輪として使ってくださるなんてすごい…です。「折り図のミカタ」、「新オリガミツリー」などは月刊『おりがみ』にふさわしい、勉強させていただけるページです。寒さがきびしく、かじかんでしまいそうなとき、フッと心をやわらかくしてもらいました。
長野県 川手章子さん

【支部だより】
2013おりがみ講習会 琉球支部「月桃の会」支部長 古堅幸江/沖縄県

南洋桜(トックリキワタ)が満開の2013年11月30日(土)、県社会福祉センターの研修室にて支部会員の兼島榮子さん(元支部長)と島袋保子さん(元副支部長)による「おりがみ講習会」を行いました。
 今回で10回目の講習会です。ほとんど顔ぶれはお馴染みですが初めての参加者も10数人いて会場を埋め尽くす盛況でした。
 午前の部では、川井淑子氏創作の干支の「午」色紙仕立てを兼島さんが指導なさいました。200%に拡大した「午」の見本をていねいに説明しながら進みました。
 「素敵な干支の色紙ができて、お正月が楽しく迎えられそう」「午の色紙を飾って来年は、ウマくいく年になりそうだわ」などと感想が寄せられました。ミニ色紙にしたりブローチにしたりする方法なども紹介されました。
 午後の部では、「フレーベルの模様折りの工夫としてワンポイントとクリスマスリース」を島袋保子さんが指導なさいました。
 グラウンドフォルムと呼ばれる基本の形を学んで、フレーベルの模様折りを工夫しながら「プレゼント入れ」や「Mボックスにワンポイントとして5cm角で折ったフレーベルの模様折り」を添えました。それぞれが工夫したフレーベルの模様折りで、世界でたった一つだけのリースになり、喜びの声が聞こえました。

香川支部二つの作品展
 香川支部「おりがみKAGAWA」支部長 坂本整子/香川県

1》香川支部と仲間たち展
2013年9月、NHK高松放送局ふれあいギャラリーにおいて、日本折紙協会香川支部と仲間たち展を開催いたしました。毎年恒例になり、高齢者の方から小学生のみなさん楽しみにしてくださっていました。また、今回は会員さんが娘さんお孫さんと三世代で作品を制作して展示、おいでたみなさんから「おりがみっていいですね。和やかなだんらんの様子が目に浮かびます」とのおことばをいただきました。
 「世界のおりがみ展」のパノラマ作品を提出してすぐの作品展でしたが、「楽しくおりがみを」の言葉どおりみなさん楽しみながらの作品展でした。

2》「 おりがみでクリスマス」展 2013年11月26日(火)~12月1日(日)、NHK高松放送局ふれあいギャラリーにおいて日本折紙協会香川支部 第五回作品展「おりがみでクリスマス」を開催いたしました。
 クリスマスを迎える森の動物たち。プレゼントいろいろ。スタンバイしているトナカイとサンタさん。魔法の家と天使…。それぞれの思いを表現しました。
 素敵な作品を提供してくださった先生方に心より感謝いたしております。ありがとうございます。また、今回は滋賀の伊地知一志様にカナダで教えていただいたモミノキをご伝授いただき香川支部会員で制作いたしました。紙面をお借りしてあらためてお礼申し上げます。

2013年の折り紙活動報告(その1)
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子 /埼玉県

1》 埼玉県芸術文化祭
 2013年10月5日(土)~9日(水)の5日間、川口総合文化センター「リリア」ギャラリーで「埼玉県芸術文化祭2013」が開催されました。900名ほどの方が来てくださり、毎年見学者が増え力強く思います。今回は「キャラクターいっぱい夢の中」のテーマで制作にはげみ、りっぱな共同作品ができあがりました。会員も年ごとに腕を上げ、リピーターも増え、賑やかな作品展になりました。

2》 埼玉芸術文化ふれあい事業
 11月2日(土)、「古典の日」の記念事業として「芸術文化ふれあい交流フェア」が埼玉文学館で開催されました。伝統文化を楽しく体験することのできる催しでした。折り紙夢工房は埼玉県のゆる玉応援団」で埼玉県観光課に登録済みのキャラクター95体を折り紙で作り展示しました。来場の方から、埼玉県のゆるキャラかれ、自分の街のキャラクターを写真撮影したり、折り方をお尋ねになるなど会話が弾み楽しい作品展となりました。折り紙教室もたくさんの方が体験し、折り紙の知恵と奥の深さに感動しておりました。

【ワールド オリガミ レポート】
Oritai 作品展 2013 -LOVE&PEACE- テーマ:「日本の四季」
 Origami Oritai, India隊長 明日仁見(インド・ニューデリー)

2013年12月3日(火)より10日(火)まで、国際交流基金ニューデリー事務所(JF)の地下展示室において、「Oritai作品展2013」を開催(今年で4回目)。JF発行のお知らせに「毎年恒例の…」と載せていただけるほど定着してきているのが大変嬉しく感じます。
 今年は皆で力を合わせて作った大きな作品が会場の壁を埋め尽くしました。「日本の四季」をサブテーマに、「LOVE&PEACE」の気持ちをみんなに伝えようと何か月もかけて準備してきたのです。鈴木恵美子先生の「くねくねヘビ君」のアイデアを使った雨季をあらわす虹、そして川崎敏和先生の桜、山梨明子先生の葉っぱ、丹羽兌子先生のもみじ、それに薗部ユニットと切り紙で春・夏・秋・冬を一本の「四季の木」で表現しました。また、川村みゆき先生の多面体で作った雪だるま、花器など、みんなの工夫が見られます。
 特に学校関係者からの反響があり、Oritaiにも教えられる人が少しずつ増えてきているので、これでいろいろな所に「折り隊」を派遣できます! みんなに「折りたい!」の気持ちが芽生えますように…。

 11月末には天皇皇后両陛下がデリーにいらっしゃり、Oritaiの活動こそ見ていただけませんでしたが、光栄にも、私がOritaiを代表して、インド全土で活躍する50名の邦人の一人として選ばれ、大使館にてお会いすることができました。この上ない喜びを感じます。 
インドはまだまだ折り紙だけでなくいろいろな意味で発展途上の国ですが、日本とのいい関係を続け、素晴らしい頭脳を、力を、平和のために使っていけるよう、そのお手伝いができるといいなと思います。みなさま、どうか応援していてください。

連載〈第16回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【兜】
 明治時代の少年たちに絶大な人気があった雑誌『小国民』の明治26(1893)年1月号に「蟹」の折り方が掲載されたのがきっかけになって、全国から集まり出した折り紙の投稿が5月号から毎号(月に2回発行)のように掲載されるようになって、その8月の第5年第16号に「紙兜折法」が載りました。「先づ一枚の白紙を取り、第1図の如く正四角に切り、其の点線通り折りて2図を得う 。」まだ編集者も不慣れでたどたどしく書き出しています。「白紙」と指定するまでもなく、当時の少年が遊びに使える紙は一般に「白紙」が当たり前でしたし、もし白紙以外の紙が使えるとしても、それで差し支えないはずです。さらに「第1図の如く」と言われなくても「正四角」は切れますし、(もちろん、当時は正方形の紙は売っていませんので自分で切る必要がありましたから)、正方形の用紙を長方形から切り出す時の段階で既に、対角線で折られていて、第2図のような直角二等辺三角形になっているはずですから、現実に即していない、不慣れな無駄の多い説明文なのです。不馴れなのは投稿者も同じだったと思います。折り図も説明文も上手に書けないでしょうから、投稿の際は、実物を送ってくるのが普通だったようで、ここでも最後に「山梨県伊藤善平氏の寄送せる実物解説に基きて記す。」としてあります。「実物解説」というのは、完成品だけでなく折り途中のいくつかの段階を示す折り見本を添えていたのでしょう。担当記者は、見本を元にして図を描き整理して、説明文を作り、掲載原稿にします。場合によっては、非常に手間がかかりますが、この記者は、未経験の仕事に熱中して、独自の工夫をし、分かり易い説明法を創りだしてゆきます。この後、2年以上にわたって集中的に連載された折り紙記事は、競争誌の追随を許さず、大きな足跡を残しました。現在の「山折り」「谷折り」という言葉の元になった「折り峰」「折り谷」という語はこの記者の発明ですが、この「紙兜」では、まだその段階には至っていませんでした。もちろん、「かぶと」は有名な伝承作で、江戸時代からありましたが、不思議なくらい古い資料があまり残っていません。浮世絵等にも出て来ないのです。子どもの遊びを描いた絵にも出てきません。折り紙が女の子の遊びとされていたために、男の子の折り紙遊びの図が少なかったせいもあるでしょう。それに、男の子が大きな折り兜を頭にかぶって遊ぶことはなかったと考えられます。つまり、後世の新聞紙のような、大きな用紙は貴重品で、子どもたちが自由に使える状況ではなかったからです。端午の節供で鯉のぼりや、鍾しょうき馗の絵は飾っても、一般に兜は飾りませんので、折り兜で遊ぶこともなかったはずです。それで絵に描かれることもなかったのです。有名な古典折り紙資料『折おりかたでほんちゅうしんぐら形手本忠臣蔵』(1800 年代初頭成立)の「大序」兜改あらための場の顔世御前が持っている兜は、これとは折り方がちがいますが、形は同じにしています。また、端午の節供のお祝いのお赤飯に添える「ごま塩包み」にこの兜をかたどったものがありますが、礼法折り紙としては、比較的に新しいと思われます。なお、明治末に伝承折り紙を集大成した『折紙と図画』に、「此折形を古は鍬形の兜と称したりしが今は単に兜とのみいふなり」という説明があります。完成形が現代と違っていますが、これが元の形です。勾当遺品折紙にも、同じ形で含まれていました。

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「お花見」 

桜は満開。今年もお花見の季節がやってきました。いろいろな屋台も並んでいます。
 「桜の下は心が華やぐなあ。このあたりで花見酒といきますか」
 『ちょっと待った! ノアちゃん、確か“永遠の14歳”って設定じゃなかったっけ?』
 「ハ~イ!永遠の14歳、ノアちゃんで~す!…って、なによ、レディに年齢を聞くなんて!だいたい“設定”とか意味わかんないし!」
 『未成年の飲酒は法律で固く禁じられていますのでね…最近は教科書にも載っているほど有名人なんだから、くれぐれも気をつけるよう
に。えー資料によるとノアちゃんは1979年の『おりがみ45号』で初登場。ということは…?』
 「詮索は野暮ってものよ。かたいこと言わずにいっしょに飲みましょうよ」
 『いやあダメです。ワタクシめは勤務中でありますからして(←何者?)』
 「コレ甘酒よ?」
 『杯大きすぎるし』

①花見で一杯・藤本祐子
お花見の時にひらひら散った桜の花びらが杯に浮かぶと嬉しい! そんな光景を思い描きながらできた作品です。完成形の比率を重視したため、折りはやや複雑で花びらの折り出し方も細かく「大人のおりがみ」となっています。

②桜一輪、桜ネット・川崎敏和
川村みゆきさんの「桜」に刺激されて考案し、「桜玉」の元になった作品です。2007年にドイツの折紙協会20周年大会に参加したとき、お母さんが小さな紙で折ったものを女の子が髪飾りにしていて、とても素敵でした。ブローチやブーケはありますが、髪飾りは初めて見ました。このように折り紙を日常で生かせるといいですね。桜玉のように球形に組むことは可能ですが美しくありません。円筒にすると綺麗にまとまります。また、ピンク系の色を混ぜて組んでも綺麗です。

③野の花・石橋美奈子
世界のおりがみ展『地球家族』のテーマに合わせハイジやクララが遊んだお花畑の花として創作。花とがくはのりで固定していますが、そよ風に揺れるようにしました。ハイジたちと一緒にお花もほほ笑んでいます。

④すみれ、チューリップ・石橋美奈子
すみれの茎の完成後、裏返しも使うと向かい合わせや反対向きもできます。チューリップは、葉の⑤の谷折りすじを茎の幅に合わさず、左側に平行に広げると葉の大小のバランスが自在に楽しめます。

⑤かたくり・田中稔憲
正三角形用紙から作る6弁の花です。折り上がってしばらくすると花が微妙に開いてしまい、キリッとした様子が出ません。実物の花はさらに花弁を後方へそらしていき、きゅっとしまった形になっていきます。実際の花を良く見て、胸にキュンとくる実感を大切にして折ってください。

⑥大輪の花・川手章子
シンプルな一つのパーツをまず15cm角8枚でAとして、間々にBをはさみ、その上にCを同様に組みました。パーツがたくさん集まり、大輪の花をパッと咲かせてくれました。たくさんの方々に楽しんでいただけたらと思います。

⑦ラナンキュラス・市川学
花びらの多い作品です。一枚一枚の花びらがきれいに重なり合うように、中央の花びらが立つように仕上げてください。折り図ではわかりやすいように色分けしてありますが、両面同じ色の紙で折ってください。

⑧イースターエッグ(ひよこ、うさぎ)・土戸英二
ヒヨコやウサギが卵の中に隠れている作品です。イースターエッグとは、イースターを祝うために特別に彩色された卵のことなのですが、野うさぎがサンタに似たふるまいをするという「イースターバニー」という伝承もあるそうなので、このような遊びもあり?と思って創りました。

⑨プランターケース・川手章子
シンプルな折り方の作品で、いろいろな折り紙で折り、実用として使っていただけるかな、と思いました。箱形のソリのような形となりましたが、子どもの頃、父が木箱にソリをつけて作ってくれたことが懐かしい思い出です。

⑩屋台・畠山久子
屋根の部分は派手な紙を使ってみるとよいと思います。たくさん折って並べてみると楽しいですよ。

⑪勉強机・山田勝久
それぞれの面での紙の重なりが少なく、効率的に形を折り出してますので、折りっぱなしだと形が安定しません。所々のり付けすると形が安定して強度も出ます。

【ミニ知識】
◇花見…とくに桜の花を観賞するために、戸外に出かけて飲食する行事です。奈良から平安時代の貴族が風雅なものと好み、江戸時代になると都市部の大衆の行楽行事として発達して多くの桜の名所ができました。こうした風俗としての花見とは別の流れで、農山村では旧暦3月、4月の特定の日に野山に出かけて1日を過ごす、山遊びの習俗があり、この習俗が花見と呼ばれていました。春の農作業に先立ち、神様と飲食をともにして豊作を祈る行事で、風俗としての花見の起源と考えられています。

◇ラナンキュラス…和名はハナキンポウゲやウマノアシガタです。早春から春の鉢植えの花として出回る球根植物です。紙のように薄い花びらが幾重にも重なっている姿が印象的な花です。花の色は、赤、ピンク、オレンジ、白、黄色などで豊富です。ラナンキュラスは、ラテン語でカエルを意味する「ラナ(rana)」に由来し、カエルのすむような湿地に自生することや、葉の形がカエルの足に似ているところから名付けられました。

◇片栗…ユリ科の花で、春に山地の林に紫色の花を咲かせ、花びらがくるりと反り返った姿が特徴的です。「傾いた籠のような花」の意味から「カタカゴ」と呼ばれ、しだいに「カタクリ」と変化していったという説があります。地下茎からは質のよいデンプンが採れ、昔は石臼でひき、木綿でこして片栗粉を採りました。明治時代以降、片栗粉にはジャガイモのデンプンが使われるようになりました。

◇イースター…春分の日を過ぎて最初の満月後の最初の日曜日で、2014年は4月20日です。復活祭と呼ばれるキリスト教徒の祝日ですが、もともとイースターとは古代ヨーロッパの「光と春の女神Eostre(エオストレ)」にちなんだ春の訪れを祝う祭でした。子だくさんで繁栄の象徴とされる野ウサギはエオストレのお供だと信じられ、卵は新しい生命を宿すので春のしるしとみなされました。

●ミニ知識参考図書:『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『年中行事事典』(三省堂)、『家族で楽しむ歳時記・にほんの行事』(池田書店)、『おうちで楽しむ日本の行事』(三笠書房)、『昭和モダンキモノ』(河出書房新社)、『花の王国』(平凡社)、『日本人の春夏秋冬』(小学館)、『世界大百科事典』(平凡社)、『中世の祝祭』(原書房)

【読者の広場】『461号』宛てのお便りをご紹介します

群馬は風がとても強くて寒いです。『461 号』はお正月に飾りたい作品がたくさんあってよかったです。「三春駒」を24cm 角で作り、「ケース&かざり」をかざり台にして貼りつけて新年を迎えたいと思います。「三春駒」の「くら」や「ケース&かざり」などは友禅千代紙などさまざまな柄を選んで飾れるのも楽しいです。また「絵馬カード」を作り、2014 年の目標を書いて1年間壁に貼ったり、「鶴のミニ門松」も飾ってみたいと思います。「おりがみガーデン」の「しきりのある六角箱」が素敵ですね。作り方を教えてほしいです。それからいつか「馬の箸袋」の作り方を教えてください。
群馬県 畑村美由紀さん

「読者の広場」がよかったです。もう新年が来るのですね。早いなぁと思いました。月刊『おりがみ』では、いつも季節の先どりの特集をしてくださるので、日本の四季や行事を忘れずにすみます。大変ありがたいです。作品についてですが、個人的に正方形1枚だけで完成する作品が好きです。まわりにORIGAMIAN を増やそうと、いろんな作品をさしあげて、紹介しています。
東京都 山野千恵さん

 今年は午年、ぜひつばさのある白馬を折りたかったのです。するとよくよく月刊誌をめくっていると「コピー用紙で折る」という本があるではないですか! ほしい…。来年の干支をみなさんに配っています。250 くらい作り、あと50は作りたいです。羊はいいのがなかったら、サンタさんを作って配ろうかなと考えています。が、なにとぞよい作品を期待して待っています。
香川県 谷野宮敏子さん

【支部だより】

神戸国際おりがみ会 創立30周年作品展開催
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)広報 山本孝子/兵庫県

神戸国際おりがみ会 創立30周年作品展(協賛 日本折紙協会のじぎく兵庫支部)を、神戸市葺ふきあい合文化センターを会場に2013年11月6日(水)~17日(日)、兵庫県民会館2階を会場に11月22日(金)~24日(日)の日程で行いました。23日(土/祝)・24日の2日間は13時~14時に無料講習会も開催し、福井県や広島県からも来てくださいました。また子どもたちもたくさん参加してくれ、折り図を見て頭を使いながら集中して折っておられました。 「みんな大好きキャラクター」「おりがみモザイク」「キルト」「くす玉の仲間」「花」「動物」「数字」「カタカナ ア~ン」「ご当地キャラ」「アニメキャラ」「アルファベット」等たくさんの作品を額にしたり、机に並べて飾ったりと楽しい、素敵な、工夫のたくさん詰まった作品が集まりました。会員同士の親睦も深まった作品展でした。

「折り紙でクリスマス」展 開催
 綾部支部「おりがみ由良川」支部長 橋本弘子/京都府

 10月半ばに地元にある銀行より、「折り紙でクリスマス」ロビー展の依頼をいただき、以前所属していた京都支部のメンバー4人で取り組むことになりました。構成は物語風にしあげることに決まり、クリスマスに必要な折り紙の手配をし、手分けをして折るものを決め、各自で折り、搬入時に持ち寄ることにしました。搬入は午前中に集まり、近くに場所を手配し準備をして搬入しました。約1時間半で飾りつけを終えました。
 展示期間は2013年12月2日(月)~25日(水)でした。銀行の方は想像以上のできばえに大変喜んでくださいました。地元の方もたくさん来場され、観光に来られた方も展示を見てくださいました。「折り紙であんなものまで折れんや!」「いやされた、きれいなものを見せてもらった」とうれしい言葉をいただきました。私たち4人も大満足!

【ワールド オリガミ レポート】
NHK文化センター主催 第27回国際交流祭in台北に参加して
曽根泰子(日本折紙協会理事/広島県)

 2013年11月16日(土)・17日(日)の2日間、台湾・台北市の華ファシャン山1914クリエイティブパークの特設会場で国際交流祭が開催されました。この企画にNHK文化センターから初めて日本折紙協会に参加依頼がありました。
 初参加のため資料作成など手探り状態での準備でした。今回の参加者は丹羽兌子さん(愛知県)、青栁伊都子さん(佐賀支部長)、伊藤晴美さん(福岡県)、坂本整子さん(香川支部長)、羽田清子さん(大分県)、曽根泰子の6名。そして台北在住の日本折紙協会会員の呂淑媛さんにも手伝っていただきました。
 私達は、5m幅のパネルに飾る作品と、ふたつのテーブルに飾る作品を日本から持参することにしました。
 準備やリハーサルおよび後片付けもあり、11月14日(木)から18日(月)まで滞在しました。14日正午すぎに出国。台北到着後は市内観光、夕食後は打ち合わせ、15日の午前中は、忠烈祠(衛兵交代式)、国立故宮博物院を見学、午後から作品の展示に取り掛かりました。日本からは、展示、茶席、舞台などあわせて27団体の参加があり、台湾からも6団体の友情出演がありました。
 日本折紙協会のパネルはすべて、私達の手で展示、撤収をしなければなりません。夕方の五時までに無事に作品展示を完成させることができました。いよいよ翌日はオープニングセレモニーです。夕食後ホテルに戻り、明日に備えて折り紙教室の作品の折り方(ぴょんぴょんガエル、はばたくはと、馬、ハートの指輪、バッタ、おしゃべりからす)についての再確認をいたしました。
 16日になりました。2日間の作品の展示と折り紙教室です。来場された皆様は、最初は眺めて通りすぎておられましたが、一人、二人と折り始められると、次から次と参加され始めました。用意された椅子が足らず、座らずに立ったままで折られる方などもあり、折り紙教室のお客様は途切れることなく最後まで盛況でした。展示の作品にも皆さん立ち止まってじっと眺めておられました。すごいと言われる方もあり、感動して写真を撮ったりされました。日本語を話せる方がたくさんおられて、私達は驚かされました。
 交流祭の来場者は、初日が7000人で2日目は4000人だったそうです。2日間で1万人以上の来場者で、主催者の方も喜んでおられました。
 会場は学生さんが案内や整備の手伝いをしてくださり、2日目は呂さんの案内で親睦も深めました。多くの方が折り紙に興味を示しておられたので、呂さんも期待に添えるように次のステップを考えておられる様子です。
 2日間を盛会裏に終えることができ、参加責任者として安堵し嬉しく思います。これは、参加してくださった皆様そして台北の呂 淑媛さんの尽力によるものと、感謝申し上げます。ありがとうございました。

連載〈第15回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【のし入れ】
 明治28(1895)年2月の雑誌『小国民』に掲載されている折り紙「のし入れ」です。実用折紙の類で、似たような物はいろいろ伝承されていました。この作品の投稿者は、東京の清水湖山と名乗る投稿定連者です。ただ創作折紙作者ではなく、伝承作をいろいろ知っていて、投稿してきます。おそらく少年読者だったでしょう。「のし(熨斗)」は、高価な食材で、神様にも供えられた、長寿を祝う「のしあわび」の「包み」の形式化したもので、贈り物に添える習慣があったことはご存じでしょう。現代でも、ご祝儀袋等に印刷されています。白い紙に赤い紙を重ねて折りますが、略式では千代紙等も使いました。「熨斗」という漢字は、音読みでは「ウット」、元の意味は「火のし」(=アイロン)で、鉄の重みと熱で布の皺しわ等を伸ばす(のす)道具です。
 紙の「熨斗」を作り貯めて入れておくケースが「のし入れ」です。この作品は、簡単に折れますので、シール等の小物入れや「お手紙折り」にも便利に使えるでしょう。私は、携帯用の使い捨て薬入れにしています。似た作品は古くからいろいろありますが、これはかなり単純で簡単な作品ですので、覚えておくと便利です。
 『小国民』の記事では「五寸」×「七寸」の用紙としていますが、これは1対1.4になり、現代のA判やB判に近い比率です。約15cm×21cmですから、A4コピー用紙を半分にしたA5判の大きさとほぼ同じです。ちなみに、書道用の半紙はB4とほぼ同じです。つまりこの作品は、現代の普通にある判型の長方形の紙で折れば何でもよいわけで、寸法にそれほどこだわる必要はありません。多少大きさが変わるだけで、基準無視の「ぐらい折り」で作れる実用折り紙です。
 これとよく似た折り方の「ごま塩包み」が、古くから知られています。ついでに紹介しておきますので、作ってみてください。形もおもしろいものです。用紙は、半紙でも、コピー用紙でも、長方形なら何でも、大きさは用途に合わせてお使いください。これは葛くずはらこうとう原勾当さんの遺品の中にも含まれていました。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「楽しいひなまつり」 

 ノノアちゃんは、心をこめて折り紙の流しびなを作りました。
「うん、我ながら会心の出来だわ。流しちゃうのがもったいないくらい。でも、これで災いを流してくれるんだから、よしとしよう」流しびなをそっと川に流すノアちゃん。
「ああやっぱり流すんじゃなかった、まって~! 」
 ノアちゃんの流しびなの行方は果たして…? というわけで、折り紙でも「ひなまつり」は大人気。『月刊おりがみ』3月号恒例の特集です。
 「流しびな」も、伝統行事として各地で行われています。折り紙のお雛様ではないけれど、東京おりがみミュージアム近くの隅田川でも、毎年行われているみたいだから、来てみてね!3月はまだ寒いけど、ひなまつり、ホワイトデー、卒業など、心温まる楽しい季節の折り紙をお楽しみください。

①立ち雛・笠原邦彦
雛祭りは「おりがみまつり」だと先輩から聞かされたことがあり、これまで3月に向けて、たくさんのお雛さまをくふうしてきました。今回選んでいただいた「立ち雛」は、そんな中でも気に入った出来のものです。

②貝びな・土戸英二
貝殻をおひなさまを飾る台に見立てた作品です。「おひなさま」と「貝」は伝承の「コップ」から発想した作品です。貝とおひなさまの組み合わせは昔(20年以上前)に田中具子さんから教わった「貝合わせ雛」(『115号』NOABOOKS『おりがみでひなまつり』掲載)からの影響です。

③パカッとひらくおひなさま・池田明美
私の創作デビュー作に感じが似ています。年をとっても、おひな様の季節になると、女子に生まれてきてよかったと気持ちがウキウキします。この作品にかわいい顔をかいて、笑顔になってもらえれば幸いです。

④なかよしびな・石橋美奈子
めびなとおびなの着物に差異をつけました。好みにより髪の毛などを付けない方は⑯で先を間に入れ折っていくと、お顔は裏の白い面で仕上がります。

⑤桃のケース・川手章子
折り図に従い、一つずつていねいに折ってみてくださいね。五角形のピンク部分ができあがったところで葉っぱを付けると桃のように思われ、桃のケースと名付けてみました。前後で桃にしても楽しそうです。

⑥百面相ボール・青柳祥子
伝承作品の百面相からできたユニットの「百面相ボール」です。あるときは、トリュフチョコレートに見え、あるときは和菓子に見え、またあるときはなんと!ふんころがしのフンにも見える。いろいろお楽しみください。

~おってあそぼう~ 飛ぶ折鶴・松野幸彦
伝承のイメージを残しながら、きれいに、まっすぐよく飛ぶ鶴です。ただし、頭の角度や、羽の2本の折りすじについては、折り位置を違えるとあっというまに飛びません。折り方が覚えやすいのも良いところです。

⑦立体のバラ・石橋美奈子
折り方が易しいので小さい用紙(7cm 角や8cm 角)で作りミニバラにもしましょう。7.5cm 角で折ると、丈は3.5cm ほどのミニバラができます。

⑧お手軽ケース・川手章子
2つのパーツを抱き合わせるように組み合わせたケースです。白い三角形の部分に書き込んだり、折り紙作品をさし込んだりしてもよさそうです。ちょっとしたプレゼントケースにも使えそうです。

⑨パンドラボックス・山内洋一
どこから開けるかわかりますか。中には「希望」が入っています。ぜひ、開けてください。

⑩動物パース ねこ、パンダ、しか・藤本祐子
基本の形⑧~⑪の中わり折りの所が少し難しいですが、きちんと折るとしっかりとした形に仕上がります。大きめの紙で折ってひもをつけるとポシェットにもなります。いろいろな動物たちを作って楽しんでくださいね。

【ミニ知識】
◇雛祭り…3月3日に女の子の健やかな成長を願って行われます。起源は中国から伝えられた上巳の節供で、上巳の節供とは3月の一番初めの巳の日に行われたことが名前の由来です。もともとは年齢や性別に関係なく、体調を崩しやすい季節の変わり目に健康を祈り厄祓いをするための行事でした。草や藁や紙で作った素朴な人形で、体をなでて厄を移して水に流しました。祓いのための人形が、女の子の雛遊びの人形と結びついて日本独特の行事に発展し、江戸時代には現在行われているような雛祭りとなりました。

◇立ち雛…ケガレを祓う人形を思い起こさせる姿をしていて、古い形の雛人形と考えられています。坐雛に添えて飾られます。

◇貝…旧暦3月3日の雛祭りでは磯遊びをして、採った貝を雛人形に供える風習が各地にありました。水辺で禊や祓いを行った古い信仰の名残でした。

◇左近の桜、右近の橘…今月号の表紙や口絵では、青柳祥子さん作の「百面相ボール」を桃色と緑色で折って、雛飾りの桜と橘に見立てました。京都御所の中心に立つ紫宸殿は、儀式を行う建物です。この庭には平安時代から東側(左)に桜、西側(右)に橘が植えられていました。江戸時代後期、京都では雛人形を飾るために紫宸殿をまねた御殿が造られるようになり、このころから雛飾りに桜、橘が加わったと考えられています。なお、江戸でも御殿が作られ、こちらは徳川将軍家ゆかりの東照宮をまねていますが、桜と橘はそのまま移され、現在まで伝えられているそうです。

◇桃…原産地でもある中国で、古来、桃は仙人の果物とされ、長寿の象徴でした。霊力がやどり、邪気(病気をひき起こすもとになるといわれる毒気)を祓うものと考えられました。中国の上巳の節供では桃の花を浮かべた酒を飲んだそうです。実際、桃は花や実や葉に薬効成分があります。ところで、桃の字は木偏に兆しと書きますが、これは古代、桃の核(種が入っている大きな殻)を使って占いが行われていたからと考えられています。現在とは異なる、古い桃の品種では核はパクリと2つに割れ、この割れ方で占いが行われていたそうです。

◇桃の日…3月3日。1999 年に日本たばこ産業株式会社(JT)が、製造・販売する「桃の天然水」の宣伝のために、「桃の節供」とも呼ばれる雛祭りの日に制定しました。

◇ホワイトデー…3 月14 日。バレンタインデーの行事が定着すると、菓子業界はそのお返しの贈り物としてクッキーやマシュマロやキャンディーを宣伝・販売するようになりました。この動きに合わせて、全国飴菓子工業協同組合がバレンタインデーのお返しに男性から女性へキャンディを贈る日として、1980年3月14 日に第一回ホワイトデーを設けました。「ホワイトは純潔のシンボルで、ティーンのさわやかな愛にぴったり」と名付けられたそうです。

◇パンドラボックス(パンドラの箱)…パンドラはギリシア神話に登場する、人類最初の女性です。巨人のプロメテウスが天の火を盗み人間に与えた罰として、主神ゼウスがパンドラの箱( Pandora’s box ) を彼女に与え、地上で結婚するとき贈り物にするように命じました。プロメテウスの弟エピメテウスはパンドラの美しさに心を奪われ結婚します。彼がふたを開くと、中からあらゆる害悪が出て世に広がり、閉じると箱の中に希望だけが残ったという話です。「パンドラの箱」には、「諸悪の根源」や「開けてはならないもの」という意味があります。

◇財布の日…サ3イ1フ2の語呂合わせから、3月12日。バッグ、カバン、サイフなどの製造・卸販売業の会社が宣伝のために制定しました。

◇パンダ発見の日…3 月11 日。パンダは中国では古くから知られ、紀元前の秦王朝の辞書にもその記述があります。1869年3月11 日にフランス人宣教師が、中国奥地のスーチョワンでパンダの毛皮を見、パンダが全世界に知られるきっかけとなった日です。

●ミニ知識参考図書:『さいたま市所蔵品展 雛の宴II』( さいたま市市民・スポーツ文化局スポーツ文化部文化振興課)、『英語で話す日本の心』(講談社)、『年中行事事典』(三省堂)、『年中行事・儀礼事典』(東京美術)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『雛まつり』(近代映画社)、『植物と行事』(朝日新聞社)、『子どもをめぐるデザインと近代』(世界思想社)、『貝III』(法政大学出版局)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

【読者の広場】『460号』宛てのお便りをご紹介します

やはりクリスマス特集ですね。大学の交流センターを飾りました。東北の折り紙愛好家の活躍に人々の力強さを感じました。毎月、その月の行事に合った飾りを作っていますが、今回の特集では新しい折り方が掲載されていて参考になりました。寄付した交流会館で評判がよかったです。
茨城県 松井 修さん

 「雪」と「『小国民』にみる折り紙」がよかったです。「四角たとう」から「六角玉手箱」へ発展する折り紙の世界に夢中になり、素敵な作品ができました。毎月本が届くたび、作品を全て折って楽しんでいます。特にポケット物は日常生活に役立っています。今回も「サンタさんとツリーのピックケース」と「ポケットフラッグ」はペッタンコにして収納でき、保管場所も取らず重宝しています。グローバルな折り紙を目指して、折り方説明に外国語(英語)訳がつけば…と思います。英語の勉強を兼ねることもでき、私としてはこの上ないことなのですが…。
鹿児島県 佐野由美子さん

 特集「クリスマス」、子どもたちが喜びそうでうれしいです。私の折った折り紙を、友人が9月の末にブラジルに持参しましたが、大変喜ばれたそうです。今度はクリスマスに折り紙を送りたいとのことで大変なことになっています。「テープ折りリース」を24cm角の両面折り紙を切って貼って作ろうと、のり付けしたところです。
静岡県 縣 八重子さん

●種子島の子どもたちと折り紙交流 小倉隆子(東京都)

2013年10月5日(土)、鹿児島県・種子島の西之表市の榕城放課後クラブと若宮放課後クラブの2つの学童クラブの子どもたちと折り紙交流をしてまいりました。開催におきましては、西之表市市長の長野 力氏、地域振興課の職員のみなさま、寺野 誠氏、2つの学童の先生方にご尽力いただき、実現できました。
会場にはたくさんの折り紙が飾ってあり、また大きな紙に大きな字で私たちを迎えてくれました。ずーっと前から準備をしてくださったのだと心をうたれました。2時間にわたり40人の子どもたちと楽しい折り紙教室を行うことができました。島の子どもたちは礼儀正しく、しっかりとお話を聞いてくれて、一つ一つの折りにとても真剣に取り組んでいました。全員、鉛筆立て、ハロウィンのかぼちゃを折り上げ、最後に全員でヘリコプターを飛ばして楽しみました。教室の終わりには各学童クラブから子どもたち手作りの感謝状をいただき、重ねて感動をいただくことになりました。そして私たちの車が見えなくなるまで手を振ってくださいました。短い期間でしたが滞在中は島の方々のあたたかい「お・も・て・な・し」を受け帰京してまいりました。島でお世話になったみなさま本当にありがとうございました。また再びかわいい子どもたちに会えることを願っています。

【支部だより】
第19回九州折紙コンベンションin 長崎 報告
 長崎支部「長崎折遊」支部長 浜田 勇/長崎県

2013年11月2日(土)~3日(日/祝)、長崎ホテル清風で開催された第19回九州折紙コンベンションin長崎は、170名の参加者を迎え、木下一郎(90歳)先生の力強い挨拶で始まりました。
 ゲストの津田良夫先生の基調講演「フクロウを例にして創作折り紙をつくる」は少し難しい部分もありましたが、川崎敏和さん、成田光昭さん、川村みゆきさん、宮本眞理子さん、梅本吉広さん、土戸英二さんなどに補助をしてもらい、参加したみなさんは、可愛いフクロウができ、いいお土産になったようです。
 参加者の力作(講習してもらう先生方の協力で)もたくさん飾られ、今回は「折紙パズル」の新コーナも作ってみました。講習作品も「金魚のモビール」、「明かりのついてる家と屋形船」のような易しい作品。「暖炉」、「編み上げ靴」などの難しい作品。「ユニット折紙」「平織り」、「折紙陶芸」など多様なジャンルで、私は面白かったと思います。私自身は木下先生の暖炉を習い、木下先生の作品がたくさんの折紙作家に影響を与えているのを再確認させてもらいました。コンベンションは女性の参加者が多いので、「ブローチ」などの作品に人気がありました。また、教えてもらう先生方は教えるための準備を相当しておられます。あらためて感謝します。懇親会は長崎の「卓しっぽく袱料理」、ホテルから見る「夜景」なども、ご馳走かと思いました。来年は沖縄で20回目のコンベンションを行います。沖縄のコンベンションの参加もよろしくお願いします。

【ワールド オリガミ レポート】
ハンガリー折紙協会設立25周年
マリアン・ヴィッラーニ(ハンガリー折紙協会 会長)

 2013年は、ハンガリー折紙協会にとって、専門家でいらっしゃる中村桂一様と川崎敏和様という特別なお客様を当地にお迎えすることができて、特別な一年となりました。


 日本折紙協会の常任理事をされている中村様は、7月にお越しになりました。若者のサマーキャンプに参加され、特に年少者を対象に指導いただき、ワークショップを開いてくださいました。すでに幼稚園の先生から折り紙の手ほどきを受けた熱心な折り紙ファンが、動物や飛行機の作り方を勉強する機会に恵まれました。ハンガリー政府観光局顧問の山田裕子様のすばらしいハンガリー語の通訳のおかげで理解を深めることができました。将来、中村理事を当地に再びお迎えしてさらに研鑽を積むことのできる機会を心待ちにしています。

 8月には、第24回ハンガリー折紙コンベンション(総会)で、ハンガリー折紙協会設立25周年を祝いました。
 コンベンションの特別ゲストとして、川崎敏和博士をお招きしました。川崎先生は、短期間のご滞在の間に8回のワークショップで指導されました。参加者は、直接指導をいただくことができたことに感激し、一同、とても光栄なことだと思っています。
川崎先生の招聘に当たっては、独立行政法人国際交流基金ブダペスト日本文化センターから多大なご支援をいただいて、実施することができました。

 この度、「すばらしい折り紙の世界」という巡回展示を作成、今後ハンガリー国内10か所以上の市町村を回る予定です。

 この25年の間に、ハンガリー折紙協会からマガジン(会報)を110冊、出版してきました。同様の会報を作っている世界の折紙団体と交換して、情報交換を活発に行っています。

連載〈第14回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
今と江戸をつないだ明治 岡村昌夫

【麻の葉模様のたとう】
 今回は雑誌『小国民』第7年12号(明治28年6月)に掲載されている「六角内に麻の葉」という題の作品を取り上げましょう。
 「麻の葉」は、家紋にもあり、「麻の葉つなぎ」や「小紋」として着物の柄や、千代紙の模様などに広く使われている古典的な模様で、正三角形をつなげた幾何学的なデザインです。植物の麻の葉の形に似ているとしての命名ですが、実際の麻の葉はもっと深く切れ込んでいてあまり似ていません。麻は衣服の繊維として代表的な植物で、古代から栽培されていて、昭和の戦中までは、非常に身近な存在でした。ところが、戦後すぐに、マリファナ等の原料ということから厳しく栽培が禁じられるようになり、「大麻」と呼ばれて、葉を目にする機会もなくなりました。現在、一般に「麻」と呼ばれている植物は、全く別種の「亜麻」「苧麻」「マニラ麻」などです。
 むかし、「麻」は生活必需品でした。衣服用の繊維としてはもちろん、縄にしたり紙を作ったり、また、「麻の実(種)」は油が採れ、七色唐辛子に入れて香りや歯触りを楽しみました。非常に丈が高くなりますが、成長が早いので、麻の葉模様は、赤ん坊の産着の模様にも使われておめでたいものとされていました。
 この『小国民』掲載の「六角内に麻の葉」という作品は、投稿者は、フレーベルの「美の形」の作品と同類の模様折りと考えていたのかも知れませんが、「たとう」(畳んだ容器)として使えます。かわいい「菓子入れ」やおりがみ作品の容器にもなります。きれいな用紙で作れば、折り雛のプレゼント用にも最適でしょう。静岡県の三島大社の折紙の恵比寿大黒の御神像の小型の方に、この「麻の葉たとう」が使用されていました。
 この『小国民』の記事では、正三角形の用紙から、正六角形を作っていますが、これでは、用紙に無駄が出ますので、正六角形の用紙から始めた方がよいでしょう。正六角形の作り方は、数学的に正確に切り出せるいくつかの方法がありますが、江戸時代以来の伝統的な方法は「紋切り遊び」の切り方でした。正方形の用紙を対角線で二つに折って作る直角二等辺三角形を三つ折りにしたり五つに折ったりして、正多角形をいろいろ自由に切り出していました。「数学的」な方法に比べて多少誤差が出やすいのですが、慣れれば、ほぼ実用的には支障ありません。『折紙と図画』(明治41年)の図を見てください。途中までは『小国民』の作品と同じですが、「麻の葉」を作る前で止めています。これは、この本の著者、木内菊次郎が、フレーベル式の模様折りの影響を受けていたからだと思います。つまり、「麻の葉」を作るには、折鶴の基本形のような「花弁折り」をしなければなりませんが、その「花弁折り」が折鶴とともに日本からヨーロッパに伝わったのは、1800年代後半ですから、フレーベルの没後で、当然フレーベル式折紙では「麻の葉」は折らないのです。藤本修三先生の「ねじり折り」でも、『創造する折り紙遊びへの招待』(1982年/朝日カルチャーセンター発行)の100ページの折り図を見ると、ほとんど同じ折りなのですが、「麻の葉」には至らず、微妙に和風ではないことに気付きます(右)。もちろん、藤本先生も他の場面では「麻の葉」を使っておられますが。
 要するに、フレーベル式折り紙の「美の形(模様折り)」では、ポケットを広げてつぶす「つぶし折り(または袋折り:squash fold)」までは折りますが、それを折り返す「花弁折り(petal fold)」は折りません。「折鶴の基本形」の形と、「麻の葉」とは、厳密に言えば、角度が異なっていて別の形ですが、技法的には同じです。
 いわば「折鶴」の応用で、「変形折鶴」の類では、よく使う技法です。似た技法は、江戸末期に葛原勾当さんの「亀」でも使われていました。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「ロシアの冬のオリンピック」 

 ノルディックスキーの選手が2人、ゴール前の競り合い!金メダルを手にしたのは先行の青選手か、それとも追い込みの赤選手か?
 冬季五輪の種目は、ひとりずつタイムを競う競技が多いので、ノルディックはいっせいに「ヨーイ・ドン!」が味わえる貴重な種目。
 ノアちゃんははるばる応援にやってきました。
 「とても寒い国だから、バッチリ防寒ね」
 『あっ、シロクマだ。マトリョーシカやバラライカを持った天使まで応援しているよ。さすがはロシアだね!…ところでノアちゃん、ソチってどっちにあるの?』
 「…ええと、そっち?」
 今年はロシアのソチ(黒海に面していて、比較的温暖ですが、山脈はスキーリゾートで有名な地域)で、オリンピックが開催されます。みんなで応援しよう!

①ツルのワルツ・川手章子
何気なく折っていて、正方形が現れたところでツルを折ってみては…と思いました。15cm角で折ったものの上に10cm 角で折ったものを90度ずらして重ねても楽しそうです。つるをはじくと、こまのようにまわります。

②スキーヤー・ロバート ハービン
ロバート・ハービンさんは生前イギリス折紙協会(BOS)の会長を務められていました。奇術師で、“Paper Magic(紙の奇術)”をはじめたくさんの著書を残されています。

③マトリョーシカ・リュドミーラ レジネヴァ
日本でも大人気のロシアの人形のマトリョーシカです。ロシアの方が創作されました。少しさしこみにくいですが、本物のマトリョーシカのように入れ子になっています。

④☆バラライカ・タチアナ クラノヴァ
バラライカはロシアの弦楽器で、胴の部分が独特な形です。作者はコピー用紙などの長方形の紙からとった正方形と残りの長方形の部分の2枚を使った作品として創作されていました。

⑤樹上のひょう・笠原邦彦
たまたま(黒地に、青やピンクや白の水玉模様の入ったホイル紙を見付け、「ヒョウ」が似合うかな?と思い付き、早速くふうしたものです。紙からイメージを得ることは多々あります。

⑥シロクマ・山田勝久
27からは、平面から立体的に折り進めるので、じっくり形を見比べてしっかりと折り進めて下さい。

⑦☆節分豆入れ・松野幸彦
『442号』の川手章子さんの「プレケース」を参考に考えた「トラピゾイドBOX」。ちょっと遊んでみました。鬼の顔を描いて、あ~あ~何をやってしまっているのか…。

⑧☆ゆきだるまのピックケース・藤本祐子
ポケットの部分の割合を工夫しました。楊枝を入れると木の枝で作った手のように見えてかわいいです。底を開くと立てられます。伝承のコップを応用したもので帽子を作るときは、ゆきだるま15cm角に、5cm角の紙がぴったりです。

⑨肉球・磯野陽子
猫の肉球がかわいかったので作ってみました。色によって犬や熊の肉球になります。二つ折って平面体のまま飾ったり、立体にして指にはめて楽しめます。立体にするときは、33、34のさしこみ部分をのりづけするといいですよ。

⑩天使・土戸英二
2枚組みの天使です。羽に折りスジをつけてよりリアルにしたり、持ち物を工夫したりして楽しんでください。

⑪ミニポーチ・川手章子
とってもシンプルなちっちゃなポーチです。五百円玉が入るかな? 切手が入るかな? 小さな折り紙が入るかな? と思いながら折ってみました。和紙で折ると、ちょっと丈夫なポーチとなりそうです。

○第22回オリンピック冬季競技大会…2014年2月7日(金)~ 2月23日(日)の17日間、ロシアの黒海沿岸のリゾート地ソチ市で開かれます。7競技98種目を代表選手が競い合います。2014 年なので、開会式を20 時14 分に始めるそうです。

○ソチオリンピックのマスコット…公式マスコットはユキヒョウ(ヒョウ)、シロクマ、ウサギの3つのキャラクターです。ロシアのテレビ局で100万人以上の視聴者が、最終選考に残った8候補から投票して選んだそうです。力や権力を表すユキヒョウは、ソチに近いカフカス地方の山にかつて生息し、現在はプー
チン大統領の支援で繁殖に取り組んでいます。

○マトリョーシカ…ロシアの民芸品の木製の人形。マトリョーシカは女性の名前マトリョーナの愛称形です。頭にはプラトークと呼ばれるネッカチーフを、体には民族衣装のサラファン(ジャンバースカートの形の服)を付けた、ロシアの庶民の娘の姿が描かれています。胴で上下に分かれ、中から同型の小さなものが順に出てくる入れ子式になっています。日本のこけしのデザインやだるまの入れ子のアイディアから1890 年代半ばにモスクワの工房で考えられたとされています。なお、ソチオリンピックの公式ウェアには、ロシアの工芸品の模様を組み合わせたパッチワークがデザインされ、その模様の中にはプラトーク柄も入っています。

○ユキヒョウ…体長1m、ネコ科の大型動物で、ユーラシア大陸中部に生息します。丸くぼやけた斑紋が特徴で、斑紋は身を隠すのに役立ちます。1m もの長い尾で岩場などでもバランスをとって歩き、寝る時はマフラーのように首に巻き付けて寝るそうです。標高2000 ~ 5000m、気温マイナス30 度の過酷な寒冷地帯でくらすので、ふさふさの長い毛をはやしています。手足がとても大きく、雪の上でも沈まず歩けます。ヒョウの仲間は木登りが得意で高い木の上で休みますが、ユキヒョウのすむ場所は樹木が育ちにくい環境なので、高い岩の上で休むようです。上質な毛皮と漢方薬を目的に、また、家畜を襲う害獣として乱獲され、 生息数が減少しています。

○シロクマ…ホッキョクグマとも呼ばれています。北極圏の、おもに流氷の上でくらしています。全身白色で、体長2 ~ 2.5mの大型のクマです。クマの仲間の中では、首が長く、頭が小さいのが特徴です。 アザラシ、魚、海鳥、トナカイ、果実、海草などを食べます。20 世紀に入って、毛皮目当てで大量に捕獲されましたが、1970年代から絶滅しないように対策がとられています。

○バラライカ…リュートの仲間のロシアの弦楽器です。胴体の三角形が特徴です。3本の弦を指で弾いて演奏します。もともとは農民の楽器でしたが、19世紀末にアンドレーエフたちにより改良され、6種類の大きさからなるバラライカが作られました。

○節分…節分とは季節の分かれ目のことでもともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日の年4回ありましたが、立春が正月と同じように年のはじめと考えられたため重んじられ、節分が立春の前日のことだけを指すようになりました。冬の陰気をはらう行事で、疫病、災害を象徴するものが鬼です。奈良時代に中国から宮中に伝わった行事で、当時は豆をまく風習はなかったそうです。桃の木で作った弓や葦の矢で鬼を追い払っていました。現在のように炒った豆をまくようになったのは南北朝時代からで、江戸時代になると民衆に浸透していきました。

●鬼…鬼は鬼門と呼ばれる丑寅の方角(北東)に住んでいるとされるので、ウシのようなツノとトラのようなキバを持ち、トラ皮のパンツをはいていると考えられています。

○猫の日…2月22日。「ニャン、ニャン、ニャン」という猫の鳴き声の語呂合わせということで、「猫の日制定委員会」が1987(昭和62)年に制定しました。

●ミニ知識参考図書:『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『民俗歳時記』(岩崎美術社)、『年中行事・記念日事典』(学習研究社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『オリンピック百話』(朝日新聞社)、『野生ネコの百科』(データーハウス)、『世界なるほど楽器百科』(ヤマハミュージックメディア)、『図説 日本の人形』( 東京堂出版)、『KO・KE・SHI 人形。』(ピエ・ブックス)、『マトリョーシカ大図鑑』(二見書房)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)

【読者の広場】『459号』宛てのお便りをご紹介します

 「おりがみ頭の体操」のフレーベルの模様折りをいつも楽しみに折っています。バリエーションの多さに感心しながら毎回楽しんで折っています。『459号』では「ソフトクリーム」をたくさん折って保育園の子どもたちに配りました。「天重」もおもしろかったです!エビがリアルでとてもおいしそうに見えました!「野菜と果物と果物ナイフ」は色紙に貼って飾り、ナイフはカバーのみ貼り付けて、ナイフが出し入れできるように工夫してみました! 「トレー」「筆洗」「フチ付きケース」など、両面折り紙や和紙折り紙などを使って、いろいろ折ってみました。楽しいで~す。
埼玉県 根本聖恵さん

伝承の「筆洗」は組み合わせて作る作品かな?と思いましたが、1 枚でできていて中心部分の星形もきれいです。「おりがみ供養」のお知らせを見て、これまでの作品を日本折紙博物館へ送りました。折り紙への感謝とさらに上達できるように願いをこめて…。
青森県 原子睦子さん

連載「折り図のミカタ」がよかったです。毎号届くのが楽しみです。月1回コミュニティセンターでおしゃべりと折り紙の会をしています。作品ができあがるのをみんながとても喜んでくれて、私も元気が出ます。
茨城県 飯沼智英子さん

石川県に住んでいるのでやはり「松葉ガニ」がよかったです。本物のようにおいしそうに見えるように工夫してみます。折るのは好きなのですが、飾ったりするのが苦手なので、みなさんの作品をとても参考にしています。色づかいや配置もとても大切ですね。
石川県 大西真智子さん

●「折鶴アート」を展示 佐野愛子(栃木県)

 2013 年8 月3 日(土)、4 日(日)、栃木県シルバー大学校(60 歳以上を対象にした2 年制の学校)で第34回学校祭が行われ、全学生約190人の共同制作「折鶴アート」を展示しました。4月から準備を始め、学校内や自宅で空いた時間を利用し、全学生がかかわり約7千羽の鶴を折りあげました。貼り付けを「チーム折り鶴」(折り紙同好会他)のメンバーが中心になり、デザインやアイディアを出し合い制作しました。1 辺180cm のキャンバスに学校祭のメインテーマ「輝」をカワサキローズ100 個あまりでデザイン、10cm 角のカラフルな小川和紙の鶴で虹を、矢板市の花「つつじ」を表現しました。
地元紙「下野新聞」にも掲載され、2日間の期間中500 人以上の来場者からも大好評をいただきました。残った鶴は千羽鶴にし、被災地の復興と応援の心を込めて、南三陸町のホテルに届けました(9 月の卒業旅行先が東北でした)。

●小学校で折り紙の実技指導 中島 進(埼玉県)
 今回、葛飾児童文化部会の伊井部長(二上小学校校長先生)より、折り紙実技研修会の依頼があり、実施してきましたので報告いたします。
(日時)平成25年10月16日(水)13:45~16:30
(会場)葛飾区立二ふたかみ上小学校
①折り紙授業 5年2組 山本学級(30名)
 13:45~14:40 「くまモン定規」②折り紙実技研修会 葛飾区の小学校の 先生方(24名) 15:00~16:30 「くまモン定規」、「くまモンバッチ」、「サンタツリー」、「大くすだま」 私の折り紙教室の6名が手伝ってくれました。
(内容)私の創作の「おりがみくまモン」の人気は絶大で、5年生には、少しむずかしいかなと思いましたが、助手の皆さんの手伝いもあって、くまモンの頭を3つ作り、それを「韓国特製の定規」の中に、のりづけし、全員、できあがりました。生徒からの感想文を見ましたが、「最初難しいと思ったが、手伝ってもらい、分かりました」「家に帰ってから、妹、弟、お父さん、お母さんから教えてと言われ、作ってあげて大変、喜ばれました」
「これからは、もっと、おりがみを覚え、外国の人とも、交流に役立てたい」「この定規は、わたしの宝物で、大事に保管します」などとの、嬉しい報告がありました。
 先生方にも、折り紙が海外でも大変好評で、一種の芸術とも思われているとお話しすると、驚かれ、自分のクラスの生徒たちともっと折り紙を楽しむ機会を作りたいとおっしゃっていました。今回の「大くすだま」は、30枚でできているもので、クラス全員で作れば、すぐ素晴らしい作品となります。もちろん「くまモン」を見せて、学校中に広めてもらえば、折り紙の良さが伝わると思います。
 私は、来年、ニューヨークで開かれる、「全米おりがみ大会」に参加する予定です。世界から700名ほど集まってきます。折り紙の世界では、不思議なことに折り紙作品を見せあえば、言葉は要らずに、交流できます。 
 今回、東京が台風に直撃され、学校も登校時間を遅らせたり、休校が多くなった中、参加者が減って残念でしたが、参加の皆さん、熱心に、折り紙を折り、喜んでいたのに感動いたしました。伊井校長先生はじめ、事務局の皆さん、準備ありがとうございました。

【支部だより】
折り紙教室例会の報告
 京都洛北支部「紫野折紙倶楽部」支部長 高元登世美/京都府

京都市洛北に位置している紫むらさきの野診療所4階にて毎月2・4土曜日に折紙教室例会を開講しています。2013年9月28日(土)は「たまやユニット」(青柳祥子さん創作/写真)を講習したのですが、両面折り紙を5枚使用したら中心が☆形にできあがり、ステキなインテリアにしあがりました。応接間に飾ろうという感動の言葉をいただき、喜ばずにはいられませんでした。10月はハロウィンということで「ジャック・オー・ランタン」(土戸英二さん創作)を講習しました。
 普通のおばさんになりたくなくて、折紙講師を取得させていただきました。日本伝統文化の折り紙を一人でも多くの方々に広める仕事ができまして心より幸せに思っている次第です。与えられた命の限り、この仕事を続けて行こうというファイトが自分の中に涌いてきたのを覚えました。習いに来ていただく支部のメンバーの方にも本当に感謝です。今後ともご指導よろしくお願いいたします。

連載〈第13回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【「赤ゲット」または、「雪降道者」】

 明治から昭和初期に「赤ゲット」という言葉がありました。「ケット」とは、「ブランケット」の略で「毛布」のことですが、寝具ではなくて、防寒用の赤い毛布を肩からすっぽりかぶったり、上着に仕立てたりした、男性用の旅行着だったようです。ところが、明治初期に、地方から東京見物にやってくる人たちの定番だったために「お上りさん」という意味になってしまいました。現代でも、ヨーロッパなどへ何の目的意識も持たずに観光に行くような人を、「赤ゲット」と呼ぶことがあります。そのせいか、「赤ゲット」は田舎臭いイメージですが、実は真っ赤な色もデザインも斬新で、文明開化の時代にはお洒落着だったのです。ただ、流行しすぎて野暮に見られたのでしょう。
 折り紙作品としては、明治の伝承作として、よくできています。折り方は「かえるの基本形」の応用ですが、意外な展開があって面白く、頭の部分は「ぐらい折り」(基準がない折り方)で仕上げますので、個性的な変化がでます。
 明治28(1895)年の『小国民』第7年2号の図では未熟な仕上がりですが、明治41(1908)年の『折紙と図画』(木内菊次郎著)では、かなり洗練されています(右)。工夫して更に変わった作品を生み出すこともできそうです。
 ところで『折紙と図画』という本には正式の題名「赤毛ゲット布」の他に「雪降道者ともいふ」と書かれているのですが、『小国民』には「雪降道者」だけで「赤ゲット」とは書かれていませんでした。「雪降道者」とは何でしょうか。「道者」とは、仏道等の修行者の意味から変化して、霊山や神社仏閣などを、先せんだち達(先導する指導者)に従って巡回する人たちを指し、「同者」「同社」とも書きましたが、雪の中を連れ立って歩く旅人のことを「雪降道者」と呼んだようです。寛政6(1794)年に出た『繪兄弟』(山東京伝 作)という本に「雪降道者」が描かれています。「繪兄弟」というのは、江戸時代に流行した絵合わせ遊びの一種で、似た図柄の絵を並べて、どちらが兄か弟かと競ったのですが、その京伝作の『繪兄弟』の中に、合羽を着た二人連れの旅人の絵と紙かみびな雛の絵とを並べて「雪降道者」を「兄」として、喜劇的なセリフを付けたページがあります。
そこに「合羽でござれや雪空」とあります。これは「さっさとござれや節せきぞろ季候」という文句(「節季候」と呼ばれた門付け芸人の囃子ことば「さっさとござれや」から)の「地じぐち口」(駄洒落)ですが、「雪の降りそうなときには合羽を着て行け」という意味ですから、「雪降道者」が合羽を着ていたことが分かります。「カッパ」はポルトガル語」の[capa]からの外来語で、本来は袖なしの外套でした(英語のケープと同じ語です)。広げると丸くなることと、「南蛮僧」の着ていたことを掛けて「坊主合羽」とも呼びました。「駒止めて袖打ち払ふ世話もなし坊主合羽の雪の夕暮れ」という有名な狂歌がありますが、雪中の外出着として便利なものでした。首は出して着ます。「股旅もの」の時代劇で「旅人さん」の定番衣装、三度笠に「縞の合羽」の方が、この折紙の形に似ていますが、「合羽」は袖なしで、肩に掛けて着るものですから、「赤ゲット」とは形が違います。この作品は、頭からかぶった形になっていますから、合羽姿の「雪降道者」を作ったものとは思えません。『小国民』の投稿少年が「雪降道者」と改題しようとしたのでしょうが、絵ではもとの「赤ゲット」と同じく毛布の模様まで書き込んでいますから、「赤ゲット」の題の方が古いはずです。一般には「赤ゲット」の名で昭和まで伝えられてきました。『折紙と図画』の著者は『小国民』を参考にしたのでしょう。 明治の『小国民』誌は、京伝の『繪兄弟』の中の難しい洒落や、品の悪い部分を少年向きに改作して、そっくり同じ趣向の連載をしています。「赤ゲット」の野暮ったいイメージを捨てて趣の深い名に替えようとした少年読者がいたものと思われます。このように伝承折り紙の題名には、庶民生活の長い「歴史」が反映されているのです。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「お正月」 

新年号ご挨拶 日本折紙協会理事長 大橋晧也
明けましておめでとうございます。
 昨年2013 年は、日本折紙協会設立40周年の記念の年を会員の皆様のご協力ですばらしい一年にすることができました。ありがとうございました。
 9月には、記念大会の折紙シンポジウムを東京都内の国立オリンピック記念青少年総合センターで行いました。台風の直撃という悪天候にもかかわらず400 名を超える参加者を迎えました。アメリカ、ロシア、スペイン、スリランカ、スウェーデン、タイ、韓国など海外からも参加され、国際色豊かな大会になりました。特にアメリカのオリガミUSA会長ウェンディ・ザイクナーさんからは40 周年記念の祝辞と盾をいただき、講演と「コロンブス・キューブ」(デイブ・ミッチェル作)というおもしろい作品の実技指導もしていただきました。また、長年、新潟支部長としてご活躍された津野ミエさん(元理事)の表彰も行いました。それぞれの分科会も充実した研修会となり、「世界のおりがみ展」の新シリーズ「地球家族」をテーマにした支部の共同作品の展示も力作揃いで大変好評でした。
 11月に行われた「第20回おりがみカーニバル」には、「あゆみ」という難しいテーマにもかかわらず多くの方から秀作を寄せていただき、質の高い展示会となりました。今年は第1 回目から会場だった「こどもの城」での最後の展示となりますが、「おりがみカーニバル」という名前にふさわしい、盛大でにぎやかな展示会にできたらと思っています。 出版事業では、松野幸彦さんの『干支とかぶとを折る』を刊行、『月刊おりがみ』誌上で活躍中の新作家を紹介するシリーズの4冊目です。年末には、過去の『月刊おりがみ』の中から鶴に関連する作品を集めた『鶴のおりがみ』も発行しました。
 また、WOC(世界折紙センター)のロゴマークが公募で決まり、「東京おりがみミュージアム」も一般の人に知られるようになり来場者も増えてきました。
 各地の支部やサークルでは、多くの方が折り紙を楽しまれ、盛んに普及活動をなさっています。京都には新しく3支部が生まれ、広い京都府にまんべんなく活動の基点をつくられて見事な計画だと思います。
 今年は41 年目の日本折紙協会となるわけですが、皆様と一緒にさらによい協会にしていけたらと願っています。より多くの人に折り紙の喜びを伝えましょう。今年は7 月に熊本県内で折紙シンポジウムが行われます。世界一の阿蘇カルデラを眺めながら多くの仲間との再会と新しい方との出会いを楽しみにしています。2014 年が皆様にとってすばらしい一年となりますように。

①春駒・田中具子
口絵の写真は『おりがみ173号』の「おりがみギャラリー」で紹介された田中具子さんの色紙作品です。この写真にあるように手綱を細い紙で折ってのりづけすると、より春駒らしくなります。

②☆はねる仔馬・河合豊彰
前足2本で立って、うしろ足をぴょんと蹴り上げている姿がかわいらしい作品です。作者の河合さんは、バリエーションでドンキー(ロバ)(『折り紙全書』1979 年主婦と生活社 発行/絶版』も発表されています。

③うま、こまいぬ・(うま)笠原邦彦、(こまいぬ)内山興正
ここでの折り方は体に紙裏の白がでるようになっていて、それもおりがみらしくてかわいいと思いますが、⑩図のところで、紙裏の白をぐるっと内側に折り入れますと、全体が紙表の色となります。やってみてください。

④三春駒・熊坂浩
「三春駒」という福島県に伝わる、木製の郷土玩具を折り紙で表現した作品です。平面作品としてまず仕上げてから、立体的にすることもできます。前足が自然に開いてきますが、前足の内側と体の間を軽くのり付けするとよいでしょう。

⑤福禄寿・笠原邦彦
七福神のひとりとしてくふうした「福禄寿」です。細長い別紙をねじるなどして「杖つえ」を作り、のりづけで持たせましょう。鶴を連れているそうですから、「おりづる」を一緒に飾るのもいいでしょう。

⑥絵馬カード・川手章子
カードにメッセージを書いたり、折り紙作品を貼り付けたりしてもよさそうです。折る工程も楽しみながら作品を仕上げていただけたらと思います。15cm角以上の少し大きめの紙で折ってみてくださいね。

⑦さんばそう・田中具子
おめでたい舞を踊っている姿を折り紙で表現しています。人物の22が少し難しいですが、23の形をよく見て、全体を半分に折りながら中の部分をずらして折りたたみましょう。

⑧ケース&かざり・川手章子
シンプルでスッキリと折り上がってくれたところがいいかな…と思います。実用としていろいろな折り紙で折って楽しめそうです。また、クルリッと逆にしてかざり台としても使えそうです。

⑨キスをする鶴の箸袋・稲吉秀尚
キスをする鶴をイメージしました。袋部分の折り方を変えると、結婚式用の席札立てにアレンジする事も可能です。左右対称に折るのは結構難しいので、大量生産の場合には36の羽の折りなどを省略してみてください。

⑩雅鶴・小宮はじめ
お正月の飾りに使ってもらえたら嬉しいです。

⑪☆鶴のミニ門松・藤本祐子
鶴の部分を松に、中心部分を竹に見立てました。お正月の食卓に「パーソナル門松」として飾ってはいかがでしょう。梅の造花の小枝をさすと松竹梅の飾りにもなります。いろいろな紙で折って楽しんでいただけたら嬉しいです。

⑫☆封書折り・石橋美奈子
この作品は平成5(1993)年2月28日付神戸新聞に、折り方が掲載されました。24cm 角や25cm 角の正方形で作ると、お札を広げたまま入れられるので、お祝い包みにもなります。

⑬桜のお皿(銘々皿、大皿)・山梨明子
銘々皿を少しほどいて組み合わせると大皿になります。引掛りが少ししかありませんが5枚を組むと安定します。大皿の上に少し小さな紙で折った銘々皿を乗せるのもいいです。いろいろと活用していただければ幸いです。

⑭花手箱・住田則子
箱をしっかりさせるためにざぶとん折りをしましたが、使う紙によっては省略してもいいと思います。省略すると、一回り大きな箱になります。ちなみに「花手箱」という名前は、日ごろ、折り紙には全く無関心な主人がつけました。

【ミニ知識】
○春駒…郷土玩具のひとつで、丸竹(切り出したままの竹)の先端に練り物(粉状のものを糊や樹脂などを混ぜて固めたもの)や張り子で作った馬の首をつけて、もう一つの先端に車輪をつけたもので、子どもがまたがって遊びます。初春の遊びに使われたので、春駒という名前がつきました。平安時代から、生竹に紐をつけて手綱に見立てまたがって遊ぶものを竹馬と呼んでいましたが、これが江戸時代に入って改良されたものと考えられています。

○馬…昔から人々は動物を人と神の間をつなぐものとみなしてきました。動物の競争や闘いは、姿の見えない神の意思をきくための手段で、競馬や闘鶏は吉凶をあらかじめ知るための方法でした。馬は、ヨーロッパの旧石器時代の洞窟壁画で牛とともに描かれたほど人間とのかかわりの長い動物で、農耕用、運搬用、軍事用、食用などさまざまに利用されてきました。日本語のウマはモンゴル語のモリンに由来するとされ、縄文時代の遺跡から馬の歯が出土することから早い時代に大陸から渡来していたと考えられています。

○絵馬…神社や寺に祈願やお礼のために、馬やその他の絵などを描いておさめる額です。馬は神様の乗り物として神聖視されていたので、神がやって来るのを願って生き馬を捧げる風習がありました。一方、土馬(土器の馬)や木馬(木製の馬)などの馬形を献上する風習もあり、それが簡略され、板立馬(板に馬を描いたもの)も献上されました。馬形や板立馬がさらに簡単になり、額状の板に描いた馬、すなわち絵馬が登場します。絵馬の奉納は奈良時代からあり、2006年に奈良市東部の日笠フシンダ遺跡で発掘された古代最大の絵馬(横27.8cm、横19.9cm、厚さ0.8cm)は、ヒノキ製で、斑点の付いた薄い灰色の馬が描かれ、737年に平城京で大流行した天然痘の災いを追い払う願いが込められていたと考えられています。

○三春駒…旧三春藩領内の福島県郡山市西田町高柴に伝わる、木製馬の郷土玩具です。土地では「三春の木馬」と呼ばれています。もともと馬産地で知られた三春地方の馬をかたどった木馬で、直線を生かしたたくましい形に、花模様の胸掛け腹帯、クツワや手綱が描かれ、棕櫚のタテガミと尻尾をピンと立てています。この玩具には、平安時代初めの坂上田村麻呂の遠征伝説と結びついた古い由来があります。坂上田村麻呂が苦戦していたとき、どこからともなく百頭の馬がやって来て助けました。その馬が実は戦勝祈願にもらった木馬だったというものです。ある村人がこの木馬を模して、人々に配ったところ、子どもたちが健やかに成長したので、子育木馬と呼ばれてお守りとされたそうです。もともとは黒ですが、白色も作られて、それは晩年のお守りとして親しまれています。

○福禄寿…七福神(大黒天、恵比須、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋)のひとりで、異様に長い頭とたっぷりとした白いヒゲが特徴の、鶴や亀を連れている仙人風の神様です。福禄寿と寿老人はしばしば混合されますが、この二人とも「南極老人星」という星を神格化したものだからです。「竜骨座」という星座の中に「カノープス」という明るい星があり、それが中国では「寿星」または「南極老人星」と呼ばれていました。福禄寿という名前は、「福」が家庭の幸福と子孫繁栄、「禄」は俸禄のことで財産、「寿」は寿命のことで健康と長生きを表し、道教(漢民族の不老長生を求める民間信仰)で理想とされる三つの徳を備えている神様とされています。

○三番叟…狂言の舞で「三番三」とも書きます。五穀豊穣(五穀とは米、麦、粟、黍、豆の5種類の穀物のことで、穀物作物の豊かな実り)を祈る舞です。「揉ノ段」と「鈴ノ段」の二段で構成されています。揉ノ段は、華やかに弾んだ囃子で始まり、「おおさえ、おおさえ、おお、喜びありや」と謡い出し、足拍子を踏みながら、力強く舞います。「揉む」とは激しい所作をするという意味です。鈴ノ段は「黒式尉」(黒い彩色の老人の面)をかけ、鈴を振りながら寿福を祈り、厳かに舞います。足拍子を小刻みに踏み、鈴で種まきを表しています。今月号の作品の「さんばそう」はこの場面を表現しています。なお、三番叟は、日本各地の民俗芸能や人形芝居の中にも、さまざまな形で祝の舞として残っています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『福神信仰』(雄閣堂出版)、『日本人と福の神』(丸善)、『図説七福神』(戎光祥出版)、『日本の神さまおもしろ小事典』(PHP研究所)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)、『年中行事事典』(三省堂)、『狂言ハンドブック』(三省堂)、『What is 狂言?』(檜書店)、『能・狂言を楽しむ本』(主婦と生活社)、『郷土玩具事典』(東京堂出版)、『日本郷土玩具事典』(岩崎美術社)、『日本こどものあそび図鑑』(遊子館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

【読者の広場】『458号』宛てのお便りをご紹介します

  『458号』を読んでいると、時のたつのを忘れます。中でも「折紙シンポジウム」、夏は第8回以降、参加回数も多く、お会いして今は故人となられた方の笑顔や、交わした言葉が思い出されます。また今もお元気で活躍、でもシンポジウムでしかお会いできない遠方の方々のことも。ここ数年、私は体調をくずし参加していませんが、「強く願えば叶う」と申します。2年後の東京大会では、ぜひみなさまにお会いしたいと思います。
神奈川県 野中陽子さん

 「ローズメダリオン」はさすがに難しい作品でした。手元に24cm 角の折り紙がなくて広告紙を使ったところ、折り目から破けました。紙の厚さ、張りなど作品により使いわけることの重要性を実感しました。『458 号』で日本折紙協会の歴史を知ることができました。世界の国々とのつながり、大切にしたいと思いました。世界中の方々と折り紙を通して交流できるように、英会話の学習に力を入れていきたいと思います。
鹿児島県 佐野由美子さん

 (リクエスト特集の)「ジャック・オー・ランタン」、なつかしい作品です。いつもハロウィンの頃になると、この作品の折り方を20年分の本から探してい
たのです。『458 号』は日本折紙協会40周年記念の喜びにあふれていました。表紙の目次の横に書かれていた「いろんなことがありました。これからも折り紙でひろげよう、やさしさの輪!」とあったように、設立当時の苦労が手に取るようにわかりました。「NOA年表」を読んでいて、第2次世界大戦後、創造性の重視から折り紙が教育課程より外される…とあって、そうなんだ!と初めて知りました。紆余曲折を経てきたのですネ。
東京都 磯野昌子さん

 『458号』は「40周年記念号」ということで、いつもと少し月刊『おりがみ』を楽しむことができました。本当におめでとうございます。「NOA 年表」はとても勉強になりました。設立日の10月27 日は両親の結婚記念日と同じ日なので、これも何かの縁だとうれしくおもいます。先日、30年くらい前の折り紙の本を見ていたら、大橋晧也理事長の名前が掲載されており、驚きと感動でいっぱいになりました。これからもずっとすてきな日本折紙協会に期待しています。
群馬県 畑村美由紀さん

 40周年記念折紙シンポジウムの懇親会でのスリランカ踊りは、教育里親支援事業を行っている団体のCPI(教育文化交流推進委員会)のかわいい里子たちでした。シンポジウム期間中の2013 年9 月14 日(土)~ 16 日(月/祝)まで一行は、築地本願寺に滞在。CPI の小西さんと私も一緒でした。宿泊中は毎早朝、全員本堂にてお経をサンスクリット語で唱えました。みんな真剣でした。その後お寺の朝食、おかゆ、うめ干し、たくあんをいただき、寺内を見学。大変有意義な旅となったようです。やはり母国のカレーを食べたくなり、やむなくカップヌードルカレー味を用意。大変喜んでいました。
千葉県 高嶋恵子さん


【支部だより】
メンバーの心ひとつに 折り紙展開催
 新潟支部「はまなす」支部長 杵鞭悦子/新潟県

私たち「新潟はまなす」の会では、2013年8月6日(火)~25日(日)、新潟県立植物園にて折り紙展を開催しました。
 この展示のために5月11日(土)に東京都の小宮はじめ先生に新潟までお越しいただき、講習会を開きました。小宮先生のユーモアたっぷりでお習いした「ハイヒール」を展示のメイン作品としました。また月刊『おりがみ』に掲載された長谷川太市郎先生創作の「数字」と「アルファベット」で8月暦にまとめてみました。愛知県の鈴木裕子先生創作の「音符」(『406号』掲載)を「花は咲く」の曲の一部に制作しました。他に、金沢での北陸コンベンションでの講習会作品を参考にまとめてみました。
 何しろメンバーはあちらこちら遠方より出席のため、みんな集まって制作する時間が限られて、宿題が多くなりました。こんなことで幹事はドタバタ状態になってしましたが、目的をひとつとしたメンバーの情や思いやりが深まり、熱情が伝わってくる作品展となりました。

松野幸彦先生をお迎えして
多摩支部「山鳩」(支部長 瀬田美恵子) 文:林 道子/東京都

 多摩支部「山鳩」では、2013年8月16日(金)、多摩市の関戸公民館で松野幸彦先生による折り紙講習会を開催しました。会場が狭いほどの30名近い方々の参加がありました。おりしもこの日は猛暑。
 最初は先生のオリジナル作で、背びれ、胸びれのあるかっこいい魚の登場でした。「次はむずかしいタコを折ります」とおっしゃるとみなさんから「ワァー」という歓声があがりました。私どもにできるのかと心配しながら折り始めました。8本の足を1本ずつ折り上げるのが大変でしたが、できあがった真っ赤なタコの足が開いたときには感動。足の間には水かきまでひろがっていて、その存在感は抜群でした。このような複雑な生き物も折り紙でシンプルに表現できるのだと感心させられました。子どもたちに見せたらどんなに喜んでくれるかしら、と思いました。
 3つ目の折り紙は四方に花びらがひろがり、載せたお菓子に花が咲くというかわいらしいお皿。お皿ができあがったところでもう少し時間が残ったので、先生はちょっと考えられて「ではゾウを折ります。まず鶴の基本形を折ってください」とおっしゃいました。「え、鶴がゾウに化けるの?」と思っているうちに、あっという間にゾウができあがりました。先生の教え方がとてもユニークで、「こんな風に折りなさい」という前に「鶴のこの部分でゾウの足を折りたいのですが」といわれました。そして私たちとともに一瞬考えた後に、折り方を教えてくださいます。先生の創作過程の1コマを見せていただいたようでうれしくなりました。
 最初から最後までおだやかなお人柄で会場をまわって、一人一人ていねいに教えてくださいました。創造の海を泳ぐ折り紙タコや魚たちに、しばし暑さを忘れた時間でもありました。

【ワールド オリガミ レポート】デリーでユニット! 明日仁見
2013年9月17日(火)・18日(水)、ユニットの大御所、川村みゆき先生がデリーへ!
 Japan Foundation(国際交流基金)ニューデリー事務所主催の文化行事で、Oritaiはそのお手伝いをしました。インド工科大学デリー校(IIT)、そしてお隣の都市ノイダにある、アミティー大学の理系の学生を対象に講義とワークショップをおこなっていただきました。私自身は理系の人間ではないので、先生の細かな専門的なお話には目が点になってしまいましたが、ワークショップの時には張り切ってお手伝いができました。他にも一般向けの講義、そして美術・数学の先生対象の講座もあり、どれも満員御礼で充実、満足感あふれる日々…。
 同じものをいくつも作ってできるユニット。インド人にその根気があるかどうか!? ちょっと心配ではありましたが、そんな気苦労はなんのその、どんどん作品ができ、満足そうな顔のオンパレードとなりました。折り紙でつながる「輪」と「和」。これからも大事にしていきたいです。先生、ありがとうございました!

【特報】
折り鶴の最古資料新発見! 「折鶴に松図小柄」
NPO法人 日本刀剣保存会 評議員、審査員補 中西祐彦

 この度は後藤栄乗作の小柄を紹介させていただきます。きっかけは私の所属するNPO法人日本刀剣保存会が発行している『刀剣と歴史』という機関誌に刀剣や刀装具を紹介するページがあり、今回ご紹介する小柄の説明文を書きながら、折鶴の歴史や成立は、いつ頃なのかという疑問が浮かんだことから始まりました。日本折紙協会にお尋ねしたところ、折り紙歴史研究家の岡村昌夫先生をご紹介いただき、ご教授を願った次第です。
 まず、小柄とは何かというところから説明させていただきますと、写真(2)のように小柄の小口に小刀を装着して、現代でいうペーパーナイフのように封書を開封するために使用したり日常の文房具として使われたと考えられています。テレビの時代劇などで小柄を手裏剣のように投げたりする場面を見かけますが、そのような使い方はしなかったようです。そして使用しない時は写真(3)のように刀の鞘さやの裏側に開けられた穴(小柄櫃びつ)に収納します。
 この小柄の作者の後藤栄乗ですが、この後藤家とは足利将軍家に仕える家柄でした。室町中期、後藤祐乗(1440-1512)という人が、どういう訳か金属細工の技術が優れていて、それが時の将軍足利義政の目にとまって側近となり、以降代々将軍の刀の外装を飾る刀装具を製作するようになったと伝えられています。
 後藤栄乗は天正五(1577)年に後藤宗家五代目の徳乗の嫡男として京都に生まれ、落語の「金明竹」で有名な、いわゆる「ユージョ」「コージョ」「ソージョ」※1の六代目にあたるわけです。この人は豊臣秀吉に仕え豊臣家の財政に携わり(大判金の製作や分銅役等)、また刀装具の製作を受け持ちました。豊臣家の敗亡後は徳川家から豊臣家の協力者として遠ざけられ没落の憂き目をみましたが、徳川家としても金銀の扱いに長けていて京都の三長者の筆頭で経済力もある後藤家は使い物になると踏んでいたのでしょう、程なく許されて二代将軍の徳川秀忠に仕えることとなりましたが元和三(1617)年、41歳で亡くなっています。
 後藤家の作品は刀装具類の中でも研究が進んでいる部類で、後藤家が書き遺のこした作品の図柄などに関する資料や後藤家が発行した折り紙(鑑定書)などもたくさん遺っていて、紋様の特徴や作り込みなどから無銘(製作者の名が記されていないこと)であっても時代の比較や代別は比較的容易であります。
 この小柄は金の袋着せで折鶴を彫り表し、折鶴の彫刻は端正で立体感にあふれて美しく、若松は赤銅に金色絵で彫り上げられ、無銘ではありますが紋様の彫りの特徴や作り込みの様子から栄乗作と鑑定されています。後藤家のこのような作り込みの小柄は当時は大名や高位の武士または公卿のような人しか所持できなかったようです。写真(4)に江戸初期の後藤家の作品ではない小鳥と粟穂図の小柄を紹介しますが、このような小柄ですと一般の侍でも所持することができました。表面の魚子(魚の卵のような小さな粒を刻んだ細工)が摩耗して、随分と愛用されたものと見受けられます。後藤家の小柄と見比べますと作品から滲にじみ出てくる品格の違いが見て取れると思います。また写真(5)は後藤悦乗(1642-1707)作の十二支図の小柄で、栄乗からみると大甥にあたる人の作品ですが、ようやく世の中からも戦争気分が抜けて作品に時代の華やかさが感じられます。彫刻の技術は細密工芸の極致を示して、幅10cmに満たない画面の中によくこれだけの仕事ができたものと感心させられますが、やはり作風のうえからも栄乗の折鶴小柄と比べると少し時代が新しいとの雰囲気を感じていただけると思います。これまで、折鶴の姿が文献に現れる最古の資料は1700年代の初め頃の本と知り、この小柄の出現で歴史が約百年遡さかのぼることは誠に感慨深く、想像するに折鶴が上流の武家社会で成立してから庶民の間に浸透するまで約百年の時間が必要だったのでしょう。そうして巷に舞い降りた折鶴は、その姿の可愛らしさや折る楽しさなどから堰せきを切ったように江戸の人々の間に広がっていったのでしょう。
 この度の『月刊おりがみ』に刀装具を紹介させていただくにあたり、思いもかけずに折り紙の世界と刀剣の世界につながりができましたことに喜びを感じつつこの項を締め括くくらせていただきたいと思います。

【新発見 折鶴の図の初出例】 岡村昌夫
 従来は、「折鶴」という言葉と図とが同時に現れる資料としては1700年刊の『常磐ひいながた』という「雛形本」(友禅染めのデザイン見本帳)が最も古く、図だけならその一年前の『百首歌入り名所ひいながた』に出ているのが古いとされていたのですが、今回紹介された小柄の折鶴図は、1617年に亡くなったという作者の、前期の製作というもので、一世紀も早まることになります。私も正直な所、半信半疑で他の数本の小柄と並べて実物を拝見させていただきました。しかし、製作上の技術的な特徴についても詳細な説明をお聞きしましたが、説得力のある「論拠」がそろっていて、「後藤栄乗作」とする「極」(鑑定)は動かしがたいようですし、桃山末期という時代の美術品としての、斬新でありながら、洗練された古雅な格調の高さも、否定出来ないと思いますので、ここでは、折り紙史の立場から矛盾なく説明できるかどうか、考えてみることにしましょう。
 この折鶴の図は、中央の折鶴に比べると、左右の、やや斜め横向きの鶴の図には不自然な所があります。背から尾にかけての形がおかしいのです。両翼の形も写実的ではありませんが、それは「図案化」の許容範囲であって、違和感はありませんが、この鶴の後半身の形は異様です。どうしてこういう形に彫ったのでしょうか。私は、その理由を、栄乗が下絵を描いたとき、折鶴の実物を持っていなかったからだろうと推測しました。鶴を折れる人もいなかったのでしょう。折鶴を見た事はあったとしても、細部までは覚えておらず、正面からの図だけを見て図案を描いたから、こうなったと解釈しました。もし、そうだとすると、これは、折鶴の発生時期を推定させる重要な史料になります。室町末期のころ、武家社会の礼法家の間で儀礼折紙の余技として鶴や船などの折紙が作られたという推測は極めて自然に納得できます。まだ折り紙が女性のものという偏見も無かったでしょうし、礼法が男性のためのものだった時代ですから、折鶴の図が、男性用の刀装具の中に現れた事も不思議ではありません。身分の高い武家か公家の若君の文房具として製作されたものだったとしたら、折り紙を使った事も納得されるでしょう。1世紀後の、女性用の友禅染めの衣装に折鶴が描かれた元禄時代とは全く違う状況だったのです。
 小柄の、横長の構図は、絵巻物や、障壁画※2の影響も大きいようですが、この小柄はシンプルな構図ですので、私は、当時武家社会でもてはやされていた、能楽の橋はしが懸かりの役者の姿を連想しました。ことに中央の鶴は、能装束の大きな両袖を左右に構えて直立するシテ※3の姿を彷彿とさせます。
 当時は、おそらく「折鶴」という言葉はまだなくて、「紙鶴」とか「紙折り鶴」とか、何と呼ばれていたかは分かりませんが、この折紙作品が「鶴」であったことだけは、松が配されているので明確です。実は「折鶴」は鶴の姿を写して作られたものではありません。正方形の紙の角の2等分線をさらに2等分し、という単純な折りをくりかえしている内に出来上がった形(4つの角がある星「四芒星」)をもとにして、最後に首を折り曲げた瞬間に「鶴」が誕生したのです。しかし、初めて見た人が誰でも「鶴だ」と思う形ではありません。20年程以前に季刊『をる』創刊号(双樹舎発行)に、外国人20人にこれを最初何だと思ったかという聞き取りをした記事が出ていましたが、「鶴」と答えた人は4人だけで、「鳥」の他「ドラゴン」「コンコルド」「蝶」というような状況でした。それがおそらく最初から「鶴」とされていたらしいことが、判明したことになります。大きな松に巣作りをするのは、実は「こうのとり」ですが、古くから「鶴」と混同されていて、丹頂鶴の姿で描かれ「松に鶴」が長寿の象徴とされたのですが、ここでは「若松に折鶴」で伝統の図柄をリニューアルさせた作者のセンスの良さに注目し、爛熟した桃山文化の斬新で洗練された美を鑑賞することにしましょう。良いものを見せて頂きました。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「クリスマス」 

今夜はクリスマス・イブ。サンタさんは世界中を飛び回って、大忙しです。
「サンタさん、今ごろ、どこの国にいるのかなあ?」
ノアちゃんが家の外に目をやると、そこにはソリとトナカイが!
「あっ、あれはもう間違いなくサンタさんの乗り物!もしかして、近くに来てるのかな!?」
ノアちゃんは、サンタさんがプレゼントを配っている間に、サンタさんのへのお礼の手紙を、こっそりソリに置きました。

①サンタの箸袋・山田勝久
昨年の12月号(『448号』)でも、山田さんの「サンタの箸袋」を紹介しましたが、この作品は、うしろに折ることで、箸置きにしたり立たせて飾っておいたりすることのできる箸袋です。

②サンタさんとツリーのピックケース・藤本祐子
同じ形から折れるサンタとツリーです。サンタはよくある形ですが、この折り始めからの作品は今までないようです。ツリーの⑩が難しいですが、中までしっかり指を入れてまっすぐ立つように形作ってください。サンタもツリーも三角の部分を使って立たせることができます。

③☆そり・笠原邦彦
「そり」は、敬愛しておりました千野利雄先生に、同様の構造のものがあり、それをお手本にさせていただきました。

④トナカイ・笠原邦彦
トナカイの大きく複雑な形の角の表情を、何とかやさしく表現できないか、との思案から工夫したものです。その点にご興味を持ってください。

⑤☆ポケットハウス・二渡昌子
窓のところをポケットにしました。15cm 角の折り紙で折ると、小さいお菓子などを入れることができます。簡単なので、たくさん折って飾ってください。

⑥雪・山梨明子
「サクラサク」と同じく、東海林伸嘉さんの「キラキラ星」からのアレンジです。25からの中わり折りの折り幅などは一例ですので、いろいろアレンジしてみてください。

⑦リボン・青木良
シンプルな形ですが、⑤⑥の三等分や「引きよせ折り」の多用で、左右対称に折るのがなかなか難しい作品です。「半分に折って進めればいいのでは?」と思っても、中心部の厚みのせいで半分に折るどころではないというもどかしさ。それだけに、きれいに折り上げたときの喜びがあります。

⑧食器・山田勝久
紙皿という名前で投稿された作品です。実用にも使えそうです。

⑨花のオブジェ・住田則子
花のような器にならないかな…と思って組んでみると、まん中に大きな穴が…。ま、これはこれでこのまま飾ってもきれいよね、という訳で「花のオブジェ」の誕生となりました。

⑩テープ折りリース・丹羽兌子
紙を裁断すると残る細長い紙。すてきな細長い紙があったら、こんなリースを作ってみたらいかがでしょうか。表裏の色の違いを生かすと意外な表情を出すことができます。

⑪パッケージ・川手章子
いろいろなサイズで折り紙で折り、中にプレゼントを入れたらステキかな…と思います。ひとつずつていねいに折ってみてくださいね。口元がピタッと封ができる所がポイントです。

⑫Star Container(星の入れ物)・デビッド・ブリル
A判やB判の長方形で折る、正五角形(近似)から作る入れ物です。やや厚めの紙を使い、何度も繰り返し折りすじをつけてからふくらませるのがコツです。茨城県の鈴木恵美子さんの定期講座「素材を楽しむ折り紙」の講習作品にもなり(日本折紙協会2階講習室、2013年6月)、好評でした。(編)

⑬ハートのエンベロープ・川手章子
⑭では⑮となる形をイメージしてていねいに折ってみてください。少し大きめの折り紙で折っても楽しそうです。心のこもったあたたかなメッセージなど入れてみてくださいね。

⑭ユニコーン・山田勝久
山田さんは、この作品のバリエーションを多く創作されています。「トナカイ」(『340 号/絶版』 掲載)、「ロバ」(『433 号』掲載)などが、『月刊おりがみ』で紹介されています。(編)

~おってあそぼう~ ねこみみカチューシャ 佐野 香代子
私の地元(静岡県磐田市)のゆるキャラ「しっぺい」を創作するうちにできました。先に帽子の作品が完成し、次に若い女の子のイメージから耳付きのカチューシャが浮かびました。クリスマスパーティーなどでおしゃれにデコってみてください。

⑮☆ポケットフラッグ・梨本竜子
かわいい柄の紙を見つけると飾りたくなります。今流行のフラッグガーランドにしてみてはいかがでしょう。ポケットになっているので、中にシールやガムなどを入れてパーティーの後、おみやげにすることもできますよ。

【ミニ知識】
☆クリスマス…12月25日。キリスト教を始めたイエスの誕生日とされますが、キリスト教が成立したころはクリスマスの祝祭はなく、復活祭(イースター)の方が重要視されていました。キリスト教が伝わる以前からヨーロッパの人々が盛大に行っていた冬至を祝う祭(太陽神ミトラの誕生の祭や農耕の神サトゥルヌスを祭る豊穣祈願のサトゥルナリア祭など)に、キリスト教徒が布教しやすいようにキリストの誕生日を合わせたのです。

☆クリスマスイブ…西洋では昔、日没から1 日が始まるとされていました。イブはもともとは前日という意味ではなく、夕方(evening) のことです。

☆サンタクロース…「サンタクロース」という名前は、小アジアのミュラ(現在のトルコ西部)生まれとされる司教・ニコラスが由来となっています。聖セントニコラスは、さまざまな伝説を持ち、子どもや女性、船乗りの守護聖人とされている人物です。聖ニコラスをオランダ人の移民たちがアメリカに持ち込み、オランダ語の「ジンタ・クラース(Sint Klaes)」がなまってサンタクロースと呼ばれるようになりました。

☆トナカイ…北極圏にはなくてはならない家畜で、肉はもちろんのこと、角も毛皮も骨も有効に利用されます。昔は乳もしぼられていたそうです。トナカイはオスとメスともに角をはやしています。また、「赤鼻のトナカイ」というクリスマスソングがあるほど、トナカイの赤い鼻は特徴的なものですが、それは鼻の毛細血管が発達して、赤血球が十分に供給されているためだそうです。そのおかげで、寒い中でも脳が守られ、「寒空でもサンタクロースのそりを引くために赤鼻が欠かせない役割を果たしている」と、2012 年のイギリスの医学誌にオランダとノルウェーの研究チームが発表しました。

☆ユニコーン…日本語では一角獣と訳される、想像上の動物です。ウマに似ていて、額にねじれた長い角をはやし、ヤギのようなヒゲ、割れたひづめを持つとされています。角には毒を消す力があると信じられていました。海獣のイッカクの角がユニコーンの角と考えられ、削って飲まれたり、杯やナイフの柄として使われました。

☆一角獣座…冬の大三角形(オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンの3 個の星を結んでできる三角形)に上半身をつっこむ形で描かれる星座です。特に明るい星はありませんが、天の川の中にあり、星団や星雲が多いのが特徴です。それらの星雲の中で有名なものに、肉眼ではぼんやりとした光にしか見えませんが天体写真には真っ赤なバラの花びらのように写るバラ星雲があります。また、ツリーの形のクリスマスツリー星団と呼ばれるものもあります。

☆クリスマスツリー…小枝を使って、魔除けにしたり、生命力を得ようとしたりすることは、古代インドや古代ギリシャなどですでに行われていたそうです。クリスマスツリーは、モミやトウヒなど常緑樹の小枝を冬至のころに豊かな実りを願って家に飾るドイツの「マイエ」が起源とされています。16世紀ごろからその枝に収穫物であるリンゴなどの果実や木の実が吊るされるようになりました。ツリーに今のような飾り付けがされるようになったのは、20 世紀の第一次大戦後といわれています。

☆カチューシャ…ヘアバンド型の髪飾りで、大正時代初めに上演されたトルストイの小説『復活』の女主人公の名前に由来します。演じた松井須磨子が劇中付けていた髪飾りが、カチューシャと呼ばれるようになったそうです。

☆フラッグガーランド…ガーランドとは花輪や花冠のことで、フラッグガーランドは三角の小さな旗をつなげた室内装飾です。紙や布で手作りすることが、近年流行しています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『イェンセン家のクリスマス』(文藝春秋)、『クリスマスおもしろ事典』(日本キリスト教団出版会)、『誰も知らないクリスマス』(朝日新聞社)、『サンタクロースとクリスマス』(東京書籍)、『くらしとあそび・自然の12か月』(岩崎書店)、『全天星座百科』(河出書房新社)、『冬の星座博物館』(地人書館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『大正ロマン手帖』(河出書房新社)

【読者の広場】『456号、457号』宛てのお便りをご紹介します

 指先に力が入らず重なった部分を折り込むのは苦手です。『456 号』の作品は、私にとってちょっと難しかったです。巻頭と「おりがみガーデン」のカラーページが好きです。見ているだけで楽しく、色使いも参考になります。「ひらめ」の⑫の開いて折りたたむ図の見方がよくわからなく、目の描き方も位置が少しちがうと表情が変わってしまいます。もともと布施知子さんの作品が大好きだったので、『457号』の「桔梗の五角箱」を見たときも“いいな”と思いました。さっそく作ってみたかったのですが、とにかく8月は忙しく、何も作らないまま早くも10月号が届いてしまった有様です。今月はがんばってみようと思っています。
茨城県 小林恵子さん

  『456号』の「ヒマワリケース」、「リボンのバッグ」、楽しかったです。8月5日が「ハコの日」だとか、おもしろいですネ。特集の「浦島太郎と海」では、歌詞に合ったいろいろな折り紙の作品を眺めていて、その情景が浮かんできました。太郎がおじいさんになった場面はあわれさがよく表現されていました。「和紙ものがたり」、国立印刷局での手すき体験は夏休みのこどもの宿題のヒントになりそうな情報でよかったと思いました。『457 号』は「ウサちゃんの小袋」、「カンガルー」がかわいらしかった。特にカンガルーの赤ちゃんがいい!! 連載「折り図のミカタ」、省略の表現のいろいろを読んでいて、破断線の説明は、「…切り取ったような表現を真に受けて、本当に切り取ってしまうかもしれない…」とあり、思い出して苦笑しました。私も昔は、本当に破ろうと思ったからです。
東京都 磯野昌子さん

 『456号』の「巻貝」は折り方でいろいろな形にできるのが楽しいと思います。耳にあてると波の音が聞こえてきそうです…。家の玄関前や裏の方に種はまかなかったのですが、こぼれたものが芽を出したらしく、どんどんのびて花を咲かせています。ぼたん色のかわいい朝顔です。生命力の強さを感じます。『457 号』の「カーラーユニット」の「折らずに、巻き合わせる」という方法は、あまり経験がありませんでした。組み合わせる枚数や色によって、さまざまな変化が楽しめますね。8 月中旬に田いなかだてむら舎館村にある「田んぼアート」を見に行ってきました。今年の図柄は「花おいらん魁」、「ハリウッドスター」、「ウルトラマン」です。色の異なる複数の稲を使って、芸術性の高い絵を作っています。展望台から見下ろすと、「おぉーっ!」という声が出ました。
青森県 原子睦子さん

  『456 号』の折り紙では、「ひらめ」、「イカ」、「イトマキエイ」、「タイ」、「巻貝」など「夏の海」をイメージする作品として使わせていただきました。保育園の子どもたちが楽しんでくれるといいなと思います。「なすびの楊枝入れ」はお友達にプレゼントしたり、「ヒマワリケース」や「リボンのバッグ」はとても素敵で、家に飾っています。「おりがみ頭の体操」で、フレーベルの模様折りのバリエーションが紹介され、毎回挑戦していますが、いったいどのくらいのバリエーションがあるのかしら?と思いながら折っています (^v^) 。折り紙を始めると時間を忘れてしまったり、時間がいくらあっても足りない…と思うこともしばしば…。作品を作っているときは本当に楽しいです。最近は折り紙の紙芝居を制作しました。「うらしま太郎」です。「おりがみ通信」という本を参考にしました。日本折紙協会に入会する前に知人からいただいた本の中に、なんと月刊『おりがみ』と『おりがみ通信』が数冊入っておりました。入会するまでは気づかずに持っていましたが、気づいた今は、活用している次第です。知人に感謝です。
埼玉県 根本聖恵さん

【支部だより】
青柳祥子先生をお招きして
 琉球支部「月桃の会」支部長 古堅幸江/沖縄県

 月桃の花が散って緑色の実が橙色に色づき始めた7月27日(土)、県社会福祉センターにて青柳祥子先生をお招きしての「おりがみ講習会」を行いました。受講生は、小学生、高校生、大学生、幼児教育関係者、折り紙愛好家で95名の盛況な中、「おはなし折り紙」がスタートしました。
 「日本の四季 富士山のかわるかわるおりがみ」「バタフライボール」「ヤドカリの家探し」「フィリップアイランドのフェアリーペンギンに会いに行こう!」、作品の折り方一つ一つにお話があり、次々と生まれてくる作品に参加者の皆さんから「折り紙が、こんなに楽しく折れるなんて感激!!」と話されておりました。
 「このおりがみ講習会を高く評価します」と小学6年生の男の子からは、微笑ましいコメントもありました。10時から16時までという長時間にも関わらず最後までジェスチャーを交えながら楽しく講習をなさる姿に支部会員一同感銘を受けました。
***
 おりがみ講習会を終え、支部会員研修を28日(日)・29日(月)の2日間を若狭折紙ギャラリーに於いて行いました。 自分の好きな紙で好きな絵を描いて、色と形で遊びながらの作品で自己表現をしました。午後は、5種類の詩をおりがみと一緒に楽しみました。
 最終日は、講師の質問に対して作品制作。その作品で物語を作り披露するというものです。
 どのグループも頭を悩ませながらも発表の段階では、堂々たる発表。「創造力が豊かだ!」と先生からお褒めの言葉がありました。 先生の『かわいいどうぶつおりがみ』(永岡書店)の本から「寝ているこいぬ」などの作品制作。午後は、「フレーベルの模様折りからの発展」ということで「クレマチスの箱」、「模様折りで飾る七夕の短冊」などを教えていただきました。 青柳祥子先生の分かりやすく丁寧な説明に皆熱心に耳を傾け、非常に密度の濃い3日間でした。

【みんなの作品展】
七夕飾りコンテストで最優秀賞 大塚淳子(栃木県)

宇都宮市折り紙愛好会「おりひめ」は市職員を中心に活動中。結成から7年目、現在メンバーは23名です。8月2日(金)~5日(月)に宇都宮市オリオン通りで開催されました「オリオン七夕まつり」の、七夕飾りコンテストに応募し、最優秀賞であるオリオン賞を受賞しました。構想から3年、川崎敏和さんのローズ3,200個を使い、市のマスコット「ミヤリー」を模りました。予想以上のできばえに「すご~い!」と口々に自画自賛。道行く人も立ち止まり、一つ一つが薔ばら薇だと気づくと驚かれていました。表彰式では賞状と賞金10万円をいただきました。今後も技術の向上と継承・地域の文化活動に参加し、さらに紙ニュケーションを深めていきたいと思います。

「YOUNG ORIGAMIAN’S GROUP AICHI おりがみ展」開催 半田丈直(愛知県)

5月3日(金/祝)~ 7月28日(日)、日進市のトーイ・カルチャーミュージアム「海賊船」で、「YOUNGORIGAMIAN’S GROUP AICHIおりがみ展」を開催しました(後援:日進市教育委員会、東郷町教育委員会)。私と、私が教えている折り紙が大好きな若い(中学生中心)グループによる、約100作品が展示されました。
 会場は週末のみの開館でしたが、会期中は多くの方に来館いただき、趣旨が中学生の発表の場ということで、彼らの自信になればという思いで催しただけに、これからの「折り紙ライフ」によい経験になったと思います。

連載〈第12回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【石畳(糸入れ、六角玉手箱)】
 明治27(1894)年2月の雑誌『小国民』第4号に「折紙法。其二十。鞠まり。」として、私たちが「風船」と呼んでいる作品が載っていますが、その折り図が大間違いで、全く別の作品と入れ替わっています。(それは普通「糸くず入れ」また「糸入れ」という伝承作で、「石畳」とも呼ばれています。)担当記者がよほど忙しかったのでしょうか、大間違いはさらに続いてしまいます。同年3月に出た第6号は「折紙法。其二十一。石畳。」ですが、折り方解説文は第4号に載っていた折り図によっての説明をしていますが、下段の折り図は「鞠」(風船)ですから、ややこしいのですが、「石畳できあがり」として載っている大きな図が、何と「石畳」ではなくて「六角玉手箱」なのですから、この大ミス続きで、読者の頭はさぞ混乱したことでしょう。これは「石畳」(「糸入れ」)を6個作って糊付けする物ですから、関係はありますが、形が違うのですから、困ります。この間違いは、次の第7号で「追加」の記事で説明されて、決着が付きました。これは非常に珍しい編集ミス事件です。
 「六角玉手箱」という名は、後年の本多 功 著『日本のこころ 伝統折紙』(日貿出版社、1969年)に載っていますが、この『小国民』誌では不明のままになっています。これもミスでしょう。『幼年雑誌』という名の競争誌が、同じ年の9月号に、同じ作品を異なる折り手順の図を付けて「六角紙箱」の題で掲載しました。しかし図の書き方や説明の用語等は『小国民』の方がずっと洗練されていました。
 先ず「石畳」から。敷石を敷き詰めたものが石畳ですが、特に正方形の石を敷いた形をデザインした模様を指します。普通「市松模様」とか「あられ」とも言う、一つおきに色の付いた正方形を並べた形を言いますが、正方形一枚だけも「石畳」です。折り紙では、正方形にたたんだ「たとう」のことで、「糸くず入れ」とも呼ばれていますが、昔の人は「しつけ糸」など、使用済みの糸も大切していましたので、「糸くず」は捨てるゴミではないのです。現代の人は「糸くず入れ」という呼び名をきらって、「糸入れ」という別名の方を使いたがりますが、「糸入れ」は元来「三味線の糸」を輪に丸めて入れたものでした。「石畳」は分かりにくくなりましたので、今は「コースター」という人もいるようですが、これはもともとは「入れ物」だったのです。実は、これと全く同じ形の物が、ヨーロッパにも古くからありました。子どもが洗礼を受けたときに名付け親に書いてもらって保存しておく証明書に現代でもこの様式の紙を使うそうです。
 この「糸くず入れ」の紙の中心部の正方形の対角線を切りこんで、畳みなおすと、「糸入れ」の四辺に2等辺3角形の継ぎ手が付いた、ユニットの単体ができますので、それを6個作って継ぎ手を「のりしろ」にして組み合わせながら、糊付けすると、「六角玉手箱」ができます。3個の単体の「のりしろ」3つが、正三角形になるように並べて、紙の重なる部分を糊付けします。組み上げると、「のりしろ」部分が露出していて見苦しいと思ったら、正三角形の紙を貼付けて隠します。要領が分かったら、初めに正三角形の紙を作っておいて、その裏側にのりを着けて、「のりしろ」を組み合わせながら貼り付けて行くと、組みやすくなります。
 この作品の面白い所は、でき上がると、単体の6か所の畳んだ部分のどこを選んで開いても容器の物入れ口になることです。形も立方体の各角を切り落とした「切り子型」になっていて用紙を工夫すると美しい飾り物になります。かなり以前になりますが、東京都文京区にある「礫川浮世絵美術館」の松井館長からご連絡があって、珍しい物を見せていただきました。『児雷也豪傑譚』という幕末期に30年にわたり刊行された大長編読み物の外袋の絵に、児雷也の妖術で現れる大蝦がま蟇が描かれているのですが、これが何と折り紙で作ってあります。しかも、その横に飾ってある美しい置物が「六角玉手箱」だったのです。この絵によると、立体の各面の三角形の部分ごとに、別の美しい千代紙を貼り付けて飾っていました。写真は私が真似をしていろいろ作ったものの一例です。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「おいしい秋!」 

黄色と赤の実のなる「奇跡のリンゴ」ができました。今が食べごろです。
『ノアちゃん、ひとつ、いかが』 「あの高いところにある黄色いのがいいな」 
『えっ、味はおんなじと思う…いや、わかった。黄色いのね』
踏み台に上がって、おっとっと…。 『はい、どうぞ』 
「ありがとう、いただきまーす!うん、甘みと酸味がほどよいカンジね、これ、品種名とか決まってるの?」 
『いや、まだみたいだよ。じゃあ、ぼくが命名“ゴールデンレッド”なんちゃって』
「え~、なんて軽い名前なの。“紅黄金”(べに こがね)とか、イイんじゃない?」 
『えっ、ずいぶん古風というか和風だね。…赤と黄色、食べ比べて考えようかな』 
皆さんの近所のスーパーに、聞き慣れない名前のリンゴがあったら、コレかも知れません。

①野菜と果物と果物ナイフ・松野幸彦
立たせることもできる野菜と果物。上にさしこむものをかえることで、かき、なし、みかん、リンゴ、かぶ、トマトが作れます。果物ナイフをそえて。おままごとのはじまり!

②☆土鍋・青柳祥子
肌寒くなると、お鍋がいいですね。わたしは福岡出身なので、よく水炊きをいただきました。地方によっていろんな鍋がありますね。さっ、今晩は何の鍋にしましょうか。

③松葉ガニ・土戸英二
世界のおりがみ展の『お国自慢シリーズ』に出展したブースを飾った作品(写真小)です。『448号』掲載の笠原邦彦さんの「サンタのおじさん」の折り方を参考にはさみの折り出し方を考えました。

④天重・石渡正一
商店街や定食屋さんから漂ってくる誘惑のかおり…。重箱は角の丸みをふたと調整してください。トッピングはうな重、かつ重、海鮮重いろいろと試してみたらいかがでしょうか?

⑤ソフトクリーム・梨本竜子
今年の夏も暑かったですね。アイスをたくさん食べました。これからのシーズンは、こたつでアイスもいいですね。中にあめなどを入れて、プレゼントにも使えます

⑥先われスプーン・池田明美
同じ作品を2回も掲載していただけるとは、本当に嬉しいです。少しでも本物に近いものに仕上げていただくことを願います

⑦☆トレー・川手章子
少し長方形のトレーですが、比較的おさまりのよい作品と思われます。大きめの少し固めの折り紙で折り実用として使っていただけたらと思いました。

⑧食器・山田勝久
紙皿という名前で投稿された作品です。実用にも使えそうです。

⑨埴輪の兵士と馬・笠原邦彦
「埴輪の兵士と馬」は、どちらもずいぶん手のこんだ折り方でした。とくに「兵士」の方は、23、24あたりで、工夫した本人もちょっと迷ってしまいました。25もしっかり目に留めて折ると、うまく折っていただけるでしょう。

⑩筆洗・伝承
「筆洗」とは筆の穂を洗うための容器です。「花箱」という名前でも伝承されている作品です。まわりの4か所のひとつひとつを伝承作品の「GI ハット」(『おりがみ4 か国語テキスト』収録)のようにし、全体が丸くなるようにしあげましょう。

⑪フチ付きケース・川手章子
⑲で立体にするところが楽しく思われた作品です。大きな折り紙や両面折り紙で折っても楽しそうです。シンプルな作品ほどいろんな折り紙で楽しめますね。

~おってあそぼう~ ジェット機・松野幸彦
わりに簡単に折れる、形のよい飛行機です。かっこよく飛ばしましょう。

⑫☆富士山のメッセージカード・影山早苗
この作品は、中に心を伝えるメッセージを書くことができます。また、立てて飾ってもステキです。世界文化遺産に登録された富士山を身近に感じるお手伝いが少しでもできればうれしいです。山になる部分の裏側にちょっとのりをつけるとすっきり立ちます。

【ミニ知識】
○学校給食…日本で学校給食が始まったのは、1889(明治22)年、山形県鶴岡町(現在の鶴岡市)だといわれています。鶴岡町の寺院の住職が中心になって作った「私立忠愛小学校」に通ってくる児童の多くが貧しく、昼食を持参できなかったことから、無料で給食を提供したそうです。一般社団法人山形学校給食会のホームページによると、当時の献立内容はおにぎりと塩鮭と煮びたしでした。1932(昭和7)年には、就学を奨励し、また子どもたちの身体を強くするために、政府も学校給食に乗り出します。第二次世界大戦後の1954(昭和29)年に公布された「学校給食法」では、給食の役割を子どもたちに食事を与えることだけではなく、食事を教材にして味覚や食物選択能力を育て、食生活と食文化についての知識を身に付け、子ども自らが心身の健康な発達を図っていくことと位置付けています。子どもの味覚や嗜好を洋風化、画一化するとの問題視されたこともありましたが、近年では各地域のさまざまな地場産物を食材にしたりするなど改善が図られています。また、岡山県の備前市では備前焼の器を学校給食用に導入する計画もあるそうです。

○先われスプーン…先を3つに割ってとがらせてある、フォーク兼用のスプーンです。学校給食などで使われてきました。1976(昭和51)年、学校給食に古米の処理の目的もあって米飯給食が行われるようになってからは、箸を導入する学校も増えました。また、先が4つに分かれ、スプーンとフォークを合体させた「スポーク」が、コンビニエンスストアなどで使われるようになりました。

○マツバガニ(松葉蟹)…冬の代表的な味覚であるズワイガニのことで、島根県や鳥取県などの山陰地方での呼び名です。丹後地方では、タイサガニ、福井県や石川県ではエチゼンガニなどと呼び名が変わります。クモガニ科のカニで、甲は丸みをおびた三角形で、長い脚を特徴とします。日本海にいて、11 月にカニ漁が解禁されます。

○文化の日…自由と平和を愛し、文化をすすめることを目的とした国民の祝日です。1946年(昭和21)年に日本国憲法が公布され、憲法の精神を文化の日として残したいとの思いから1948 年に定められました。

○天ぷら…日本の代表的な揚げもの料理です。江戸時代、天ぷらは上方(現在の京都、大阪地方)と江戸とでは、名前が同じでも異なった食べ物でした。上方の「天ぷら」は魚のすり身を素揚げした、今は一般的に「薩摩揚げ」と呼ばれるものだったのに対し、江戸では水溶きした小麦粉を衣に付けて揚げたものでした。現代では「天ぷら」といえば、江戸の衣揚げのことですが、今でも西日本には昔の上方での「天ぷら」が残っている地方があります。なお、天ぷらが江戸で人気だったのは屋台の食べものとして庶民に愛されたからです。1700年代半ばには出版物の挿絵に天ぷら屋台が登場します。江戸時代後半になると有名料亭に天ぷらを看板にする店も現れました。

○埴輪…4~7世紀に古墳の上や周りに置かれた素焼きの土製品です。埴輪という言葉は、土で作った輪という意味で、弥生時代の壺をのせる器台を起源に持つ円筒埴輪から生まれた言葉と考えられています。一方、人物、猪、馬、鶏、水鳥、盾、家などの形をした形象埴輪があり、亡くなった首長の権威を示し、邪悪な霊などから守るために置かれたと考えられています。

○富士山…日本一高く、霊力を持つ山と考えられ、はるか昔から日本人に愛されてきた富士山は2013年6月、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。朝日に染まる富士山は「赤富士」、太陽が重なったときに見られる「ダイヤモンド富士」、湖に映る「逆さ富士」などさまざまな縁起のよい姿があります。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『この日何の日』(秀和システム)、『英語で話す日本の心』(講談社インターナショナル)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『暮らしの歳時記』(講談社)、『知っておきたい日本の年中行事事典』(吉川弘文館)、『知っているとうれしいにほんの縁起もの』(徳間書店)、『絵で見る日本食物誌』(春秋社)、『日本食生活史』(吉川弘文館)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

【読者の広場】『455号』宛てのお便りをご紹介します

 「星の封筒(星に願いを)」がよかったです。「Butterfly for Kyoto」は形を整えるのが難しかったです。連載「もの作り教育に役立つ幾何折り紙教材の開発」で「折り紙を生みだすということ」の記事を読んでいてほんとうにそうだと思いました。折り紙を制作するとき頭で考えて作る以外に、実際にものに接したり、人との交流から考えが新たに生まれてくるという内容に、折り紙でもそうなのだナと思ったのです。ものごとに行き詰まったとき発想を変えていくとフッと道が開けることがあるからです。
東京都 磯野昌子さん

 「牛」はどっしりとした安定感がいいですね。ちょこんと出たツノもかわいいです。先日テレビで、折り紙の製造工程を紹介する番組がありました。トーヨーの工場ではローラーで塗料を塗り、乾燥してロール状に巻き取り、別の工場へ持って行って裁断していました。手作業で袋詰めです。金色は銀色にオレンジ塗料を塗って作っていました。金紙を見ると何となくオレンジっぽい気がします?!
青森県 原子睦子さん

連載「折り図のミカタ」の切りこみ線、いつも折り線との区別がわかりづらく、一目で納得できる「決まりごと」があればと。作者、出版社によって多少異なるものですから…ナルホドデス。45ページの「飯田の水引」を読んでいて、そういえば各地にこの水引細工があることは知っていますが、もう少しつっこんで作品を紹介してほしいですネ。
石川県 池田総一郎さん

 「にょろにょろ」、いろんな色で折っていくととてもきれいで楽しい作品になりました。同じものを何個も折るユニット作品なので夢中になれるのもよかったです。絵本「はらぺこあおむし」のようにツノをつけてみようかと考え中です。みなさん小さな作品を作るときに、折り目だけでは固定できないときはどうされているのでしょう? 私は両面テープを小さくカットして使っているのですが、そうすると仕上がりがきれいにならず…何かよい方法があれば教えていただきたいです。裏表紙の折り紙教室の講習作品はデザインや使っているものなど参考にさせていただきながらアレンジして、毎月季節の作品を1つずつ作って(大人用、子ども用)写真に撮り保存しています。何年後かには親子おりがみ教室を開きたいと思っているので、それまでにストックをたくさん作っていきたいです。折り紙を始めるまでは、折り紙といえば色つきのものか千代紙の和柄のようなものしかないと思っていましたが、今月号同封の商品カタログにもたくさんあったように、洋風のカラフルなかわいらしいものたくさんあることを知りました。百円ショップでもいろいろな柄が手軽に購入できることにびっくり!! 百円ショップに行くたびに新しい柄がないかチェックするのが最近楽しみになってきています。
滋賀県 加藤由香理さん

●おりがみでひまわり畑 井上和子(大阪府)

先日、グランキューブ大阪で講師勉強会に参加させていただきました。講師の二階堂黎子先生から「ひまわり」を教えていただき、教わった立体感のある折り方で、ひまわり畑を作ってみたいと思いました。
 ちょうどそのころ、兵庫県の佐さよう用町で「ひまわり祭」を開催しているとテレビのニュースで知り、さっそくでかけました。何万本もの黄色の大輪が太陽に向かっていっせいに整列した姿は、圧巻でとても感動しました。
 この感動を表現したいと考え、できたのがこの作品です。遠近感がでるように奥行きをどうすればよいか考えました。家を見渡し、藤のレター入れのかごや、手織りの色紙で編んだランチョンマットを利用してみました。そして花の中央をふくらませてひまわり全体の立体感を出してみました。
 講習で教わったひまわりの折り方で、小さな「ひまわり畑」が完成したことがとてもうれしく思いました。

【ワールド オリガミ レポート】
ベトナム・ホーチミン折り紙交流の旅 中島 進(埼玉県)

 6月14日(金)~18日(火)の5日間、ベトナムで文化交流の旅をしてきました。日本折紙協会会員の福本多恵子さん、高野和香子さん、刈田すみ子さん、森谷美紀子さん、志田春一さんを含む22名で、ミトーのメコン川クルーズ、ホーチミン市内観光、水上人形劇鑑賞、クチのベトナム戦跡見学などを楽しみました。
 参加の皆様には、前もって、「文化交流の場」は、特に学校とか、舞台上の実演だけを想定せず、旅行中の、あらゆる場所がパフォーマンスの場であり、いつ、どんな場所でも、ベトナムの人々と文化交流をするように、お願いしました。
 そのため、成田空港出発から始まって、街なか、レストラン、買い物中、観光中、など、あらゆるところで、回りの人々と楽しい交流ができました。
 ベトナムは、現在、他の東南アジアの国々と同じように、経済的に大発展中で、大変活気があり、オートバイが町中たくさん動き回り、道路を横切るのが大変でした(次には自動車の時代が、すぐ来るでしょう)。
 ここでは果物も豊富で、料理も辛くなく、日本人の口に合うものばかりで、物価も安く、安心して食事、買い物ができました。ベトナムの人々は、親日家の人が多く、楽しく接することができました。
 この時期は、雨季にあたり、観光中、2度ほど、スコールにあい、貴重な体験ができました。
 ホテルは、繁華街に近く、3日間、同じホテル(ニューワールド)の滞在で、荷物の移動がなく、らくでした。ビュッフェスタイルの朝食は最高でした。
 最後の日に、幸運にも、ホーチミン市郊外にあるバンクェン幼稚園で、100名ほどの子どもたちに教える機会がありました。
 ガイドさんや園の先生たちに手伝ってもらい、腹話術、折り紙、手品、あやとり、ピアニカ伴奏での歌、とんとん相撲、靴下人形、などを教え、大変楽しんでくれました。言葉がわからなくても、十分伝わり、楽しい文化交流ができました。
 旅行の終わりには、楽しかったので、また来年も、海外旅行に行きたいねという希望が寄せられました。来年を楽しみにしていてください。

第9回 笑顔いっぱいのフィリピン交流 小倉隆子(東京都)

 6月13日(木)~6月20日(木)、フィリピン・セブ島のダナオ市に行ってまいりました。今年でフィリピンの子どもたちとの交流も9年目を迎えました。参加者は日本折紙協会会員の石井よし子さん、石橋智恵子さん、私たち折り紙国際交流グループO.I.C.副代表の豊崎美恵子さんと私を含めた4名です。最初の訪問先はタイタイ地区にあるダナオ小学校です。生徒数は750名ほどです。野外ホールをお借りして高学年を対象に「フーフーヨット」(伝承)などを折って楽しみました。小さい子も折りたくてしょうがない様子、屋外スタンドは低学年の子どもたちでいっぱいです。全員ができるようにと折り上がりを確認しながらの折り紙教室でした。石井さん、石橋さん、豊崎さんは子どもたちの間、間に入り指導してくださって、汗だくだくでがんばってくださいました。折り紙の後は、日本の大道芸の演舞の時間、玉すだれ(セブ4 4バージョン)でヤシの木やフィッシュなど南国のイメージを披露し、皿回しは子どもたちにステージに上がってもらって体験してもらいました。子どもたちは初めて見る催し物に歓声をあげて本当に楽しんでいました。そして終了後は先生や生徒、小さな歌手のパフォーマンスで私たちの労をねぎらってくれました。大盛り上がりの中、楽しい交流の時間が過ぎて行きました。この地区もまだ電気がない家や、学校にもあまり登校できない子どもたちがいることを聞きました。ささやかですが、鉛筆1,500本、クラスごとに遊べるように縄飛び40本をプレゼントしました。
 次の日、2番目の訪問先、日本語補習学校へ行ってまいりました。ダナオから離れたセブ市内に近い場所に移動しました。教室がコの字型、L字型になっていて教えるのが大変でしたが、先生方の協力のもとダナオ小と同じ作品を全員が折ることができました。折り紙に普段から接している子どもたちも多く、みな上手に折っていました。折り紙の後は同じく演芸大会、上の階のホールに集合して、演舞を楽しんでいただきました。皿回し体験は人気で何人もの子どもたちが挑戦していました。マニラ新聞の取材もあり緊張しましたが、校長先生のひょっとこ面の姿の参加もあったりして、子どもたちの小さな思い出作りに一役買った思いがしました。補習校へは分度器セットと鉛筆を生徒分プレゼントしました。
 今回は折り紙+演芸でしたので、多忙の中の特訓、特訓の日々でしたが、無事両校の交流をつつがなく終えることができ、子どもたちのくったくのない笑顔にたくさん出会えました。石井さん、石橋さん、豊崎さん本当にお疲れさまでした。誌面をお借りして、3人の方に拍手を送らせていただきます。このたびの交流は友人の新しんとめ留育いくお雄氏(ダナオ在住の実業家)、氏の奥様ジンギさん、補習校の校長先生をはじめ父母の会代表の岡田女史のご尽力で実現しました。そして鉛筆1,500本運動に協力してくださった全国のみなさま、子どもたちにたくさんの折り紙や作品を寄付してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
 来年はフィリピンの子どもたちとの交流も10周年。孤児院、障害児施設訪問の依頼も来ております。またダナオ小の低学年の子どもたちにも折り紙を折ってもらう計画も考えています。人手が足りません。協力してくださる方の一報をお待ちしています。一緒に日本の文化である折り紙を、フィリピンの子どもたちに伝えていきませんか!! 

【支部だより】
第8回北陸折紙コンベンション報告
 金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲/石川県

7月27日(土)・28日(日)、石川県文教会館で第8回北陸折紙コンベンションを開催しました。特別講師としては、昨年、国際交流基金の要請で一緒にインドとスリランカで活動した静岡県の山梨明子さんに依頼して、新作の箱のバリエーションを講習していただきました。大変に好評でした。その後、一日目の折紙教室1コマと懇親会を行いました。さらに夜の折紙市場、翌日は3コマの教室を行いました。参加者数は75名でした。コマ数を増やすことについては講師の皆さんに複数担当していただくことで実現しました。ご協力いただいた講師の皆様には心よりお礼申し上げます。次回は教室のコマ数をさらに増やして行きたいと考えています。
 来年は10月11日(土)・12日(日)に福井県越前市の「いまだて芸術館」で開催します。越前市は日本最大の手漉き和紙の産地で、「紙の文化博物館」や、紙の神を祭る「大滝神社」などがあり、また、絶品の越前そばを懇親会参加者全員に楽しんでいただく予定です。
 なお、例年のように『第8回コンベンション折図集』を頒布いたします。

秋田支部「なまはげの会」展示会
秋田支部「なまはげの会」(支部長 畠山久子) 文:尾川宏子/秋田県

 7月19日(木)~31日(水)の13日間、NHK放送局のロビーにある「ふれあい広場」で「なまはげの会」の展示会を開きました。
 講習会というほどではありませんが体験コーナーを設け、水鳥を作りビー玉を利用して動かして楽しむ遊びを取り入れ、幼稚園児、小学生、中高生そして大人の人も参加してくれ、この期間中で200人近い人が参加してくれました。見学の方もその倍以上おりました。特におばあちゃんは孫のために、と作って帰られました。
 男性の方も結構見ていってくださいましたが、女性と違って「かいじゅう(恐竜)とかを折っている」という方や、「奥さんの折ったものをみんなにあげている」など、男性女性の折る物の違いを感じました。
 秋田市の祭りである「竿かんとう灯」と、大仙市の大おおまがり曲の花火をイメージしたパノラマ作品を作り、お祭りの期間前に飾ることでなかなかの好評をいただきました。来てくれた人達もみんな熱心に見てくれ、うれしく思いました。
 また来年度は、秋田県で「全国文化祭」が行われますので、参加できればと思っております。今、日本折紙協会の「世界のおりがみ展」(「地球家族」シリーズ)支部パノラマ作品ができあがったところです。秋田にも巡回展が来て全国の作品を見せていただけることを願っております。

練馬支部作品展と研修旅行
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

◎支部研修旅行
 恒例の夏の研修旅行は中村桂一幹事の企画で本年は奥武蔵にまいりました。8月31日(土)池袋に集合、西武池袋線で吾あがの野より宿の送迎車で現地「奥武蔵休暇村」に到着し、早々に折り紙教室を始めました。講師は藤井苑子さんと小倉隆子さんのお二人で、個性あふれる作品をご指導くださり、1時から5時まで長時間に渡り楽しみました。2日目は長瀞のライン下りで、奇岩の間を水しぶきを浴びながら川風の中を進み楽しい旅となり、8月の作品展と共同制作の疲れを洗い流した2日間の旅となりました。

◎ノア・こぶし会 作品展
 例年、8月下旬の「原宿表参道元気祭 スーパーよさこい」に合わせて開催していました「支部作品展」は「世界のおりがみ展」の共同制作と重なったため、本年は8月1日(木)から5日(月)まで開催しました。場所は従来と同じ表参道の「ギャラリーM」。クレヨンハウス近くのすばらしい場所に、連日、たくさんの方々にご来場いただきました。
 展示作品も会員各々の個性が表現された例年に勝る充実した作品展となり大変好評裏に終了いたしました。猛暑の中、ご来場いただいた皆さま方にはこの誌上をお借りして心よりお礼申し上げます。

連載〈第11回〉雑誌『小国民』にみる折り紙
‒今と江戸をつないだ明治‒ 岡村昌夫

【傑作『なまず』】
 明治の少年雑誌『小国民』に連載された折り紙の中から、傑作として、知る人ぞ知る「なまず」を紹介しましょう。
 明治26(1893)年の22 号(11 月)に載った「折紙鯰の法」と題された記事です。「折紙鯰」は「おり/かみなまず」と読みます。「おりがみ/なまず」ではありません。まだ「折紙」ということばが、広く定着していなかった時代でした。(先月号参照)
 ただ、この作品は和紙でないと、うまく折れません(現在、あまり知られなくなってしまったのは、そのためです)。折る場合には、必ず、和紙折り紙か和紙千代紙を使ってください。試し折りのつもりでも、普通の折り紙用紙では時間の無駄になるでしょう。折り方は簡単ですが、出来上がる瞬間に予想外の展開があって、最初は誰でも歓声をあげるほどの面白い作品です。
 仕上がる直前までは、「ふくらすずめ」(地方によっては「メスの鶴」「メンヅル」と言うそうですが、)と同じですから、ついでに折ってみましょう。最後の引き出すところは、思い切って紙が破れる程に力を入れて引っ張ってください。うまく引き出せたら、腹から指を入れて立体的に形をなおし、「ひげ」や「尾」も形よくととのえます。このあたりも無類の面白さです。
 ところで、実はこの作品は、古くは「ふぐ」だったのです。その場合は「ひげ」の先を広くたたんでおいて、胸鰭の形にととのえます。これも、見事な作品ですので、「鯰」と「ふぐ」の両方を覚えておきましょう。故高木智先生ご所蔵の「森脇家資料」のなかに、江戸時代(文政ごろ)の「ふぐ」の実物が遺っています(右)。それは、尾もひと折り工夫が加えられていますので、よく見てください。
 この「ふぐ」が「なまず」に変わった時期は、安政の大地震の後の頃だと思われます。その大震災に遭遇した、「葛原勾当さん」が遺した折り紙作品の中にある実物は、あきらかに「なまず」の形になっています。その後、明治の資料に出て来るのは「なまず」ばかりで、「ふぐ」は全く現れません。昔は地震は大鯰が暴れるために発生するという俗説が広く信じられていました。その大鯰を押さえているという「要石」が、茨城県の鹿島神宮と香取神宮に古くから存在しています。 
「安政の大地震」というのは、安政2年(1855)10月の江戸大地震と,その前年11 月の東海大地震、南海大地震の三回の巨大地震を、指していますが、その前後には各地で地震が頻発していました。大地震後の復興景気に浮かれた大衆によって、鯰大明神などとあがめられ、人気者になりました。「鯰絵」と総称される,ユーモアや風刺に満ちた錦絵が大量に出版されたりもしました。その「鯰の大ブーム」の中で、折り紙の「ふぐ」が「なまず」に変身したわけです。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

801円
特集「協会設立40周年記念号」 

【寄稿】その名は「オリガミ」折り紙歴史研究家 岡村昌夫
 その名は「オリガミ」折り紙歴史研究家 岡村昌夫

―――明治時代以後のこと
 現在、私たちが、「オリガミ」の名で呼んでいるものが、その名で呼ばれるようになったのは、それほど古いことではありません。明治23(1890)年に小学校に「手工科」が新設されてそのカリキュラムの中で「折紙細工」という言葉が使用されたことに始まりますが、それ以前、またその後も、幼稚園では「たたみがみ」と呼ばれていました。これは、明治9(1876)年に日本で初めての公立幼稚園として、後のお茶の水女子大学附属幼稚園が創設されたときにフレーベルの保育法を取り入れましたが、その「恩物」の中に「摺紙法」があったことから始まったのです。これはドイツ語の「GABE」、つまり英語の「GIFT」を、神からの贈り物の意味で「恩物」と訳し、その中の「FALTEN」(FOLDING)の訳語として、当時の常識で漢語の「摺紙」を採用したのです。これを音読して「しょうし」、普通は訓読みで「たたみがみ」を使いました。当時のわが国では「伝承オリガミ」を指して「折り物」と言っていたのですが、キリスト教にもとづく理念によって組み立てられたフレーベル式のものとは、違いもありましたので、あえて別の訳語を採用したものと思われます。 明治時代の初めごろは、家で母たちと「折りもの」を折っていた子どもが、幼稚園では「たたみがみ」(「かみたたみ」ともいいました)をたたんでいたのです。ただ当時は紙を自由に遊びに使えたり、幼稚園に行けるのは、まだ限られた家庭の子どもだけでした。それが、小学校で手工科が必修教科になった明治20年代以降に「折紙」という言葉は全国に広まりました。
 雑誌『小国民』に折り紙記事が連載されたのは、明治26(1893)年から27(1894)年で、徐々に広がって行く状況がリアルタイムで記録されています。最初は「紙蟹」「紙筐折かた」でしたが「折紙福助」「折紙狐」等をへて、明治27年1月号から「折紙法○○」の形式になりました。同時期の他誌『幼年雑誌』では「紙○」「紙○折り方」等で、まだ「折紙」という語は使われていません。『小国民』の「折紙法」というのも、「紙を折る方法」という意味であって、まだ完全な「おりがみ」という熟語にはなっていないようです。「折紙(おりかみ)」という語はすでに鑑定書の意味があったので、「折りもの」に使うのには違和感が残ったのでしょう。しかし、やがて明治末には「折紙」が普通に使われるようになりました。けれども依然として幼稚園では昭和初期まで、「たたみがみ」でした。

―――江戸時代には 
江戸時代になったころ、実用的な紙が急速に普及しましたので、いわゆる「遊戯折り紙」も広がってきました。その呼び名は「おりすえ」で、最初に現れる文献として、天和2(1682)年に出版された井原西鶴作『好色一代男』の巻頭の章が有名です。主人公の少年が「おりすえを遊ばし」と書かれています。「比翼」という作品を折ったことにしてありますが、これはもしかすると連鶴だったかもしれません。実は西鶴は、その2年前に作った俳諧の句の中でも「おりすえ」をよんでいます。こちらは酒の銚子に付ける飾りの「蝶花形」を指しています。これは「儀礼折紙」ですが、こちらも当時は「おりすえ」だったことがわかります。
 「おりすえ」は漢字では「折居」と書きます。「居」は「据」と同じ。立体を平面に折り畳んだものという意味です。「折居」は、茶道や香道で使う、紙の箱を平面に折り畳んだ形の容器の名称でもありますが、もっと広い意味でも使っていたのです。「おりすえ鶴」だとか「おりすえ虚無僧」のような使用例もあります。
 1700年を過ぎた頃から急速に「遊戯折り紙」が普及しますがその頃の『欄間図式』という、欄間の透かし彫りのデザイン集に「折形」があり、1800年前後になっても『千羽鶴折形』や『折形手本忠臣蔵』などや、少し後の『かやら草』の記録等によって広く「折形(おりかた)」と呼ばれていたことも分かります。この語は小笠原などの礼法の「包み」等の折り方を指す語が転用されたものですが、幕末ごろになると、少なくとも江戸地域の、折り紙をするような家庭では「折りもの」が一般化していて、明治まで続いたのです。

―――国際語ORIGAMI
国際語「ORIGAMI」を誕生させた功労者はアメリカの「折紙の母」リリアン・オッペンハイマーさんです。彼女がニューヨークに「アメリカORIGAMIセンター」を創設したとき以来、彼女たちの努力によって「ORI GAMI 」という言葉が西欧にも広がってゆきました。
 「おりがみ」の英訳は「paper-folding」ですが、それだと「papercraft」の一種と混同されるおそれがあるので、別の言葉にしようと、リリアンさんは考えたそうです。つまり「おりがみ」と「paper-folding」は必ずしも同じものではないということを知っていたのです。
 実は彼女は、折り紙の起源は中国にあったと思っていたのです。研究者ではなかった彼女の誤解だったのですが、そのため、最初は中国語の「zhe-zhi」にしようとしたのですが、彼女にとってその発音が難しく、日本語の「origami」の方が発音もし易く、魅力的な響きの言葉だと感じて、そちらを選んだというのです。「ORIGAMI」が国際語になったいきさつは以上のようなものだったのでした。
 オッペンハイマーさんは「p a p e r -folding」だと一部に別種のものが含まれてしまうと思って「ORI GAMI 」を選んだのですが、多くの人は「paper-folding」と「ORIGAMI」とは同意だと認識したようでした。そのために西洋の「ORI GAMI 」には日本人から見ると「厚紙細工」や「切り紙細工」のような物が混じっていて、最初は違和感がありましたが、現在では普通に受け入れられるようになっています。「国際化」というのは、そういうものでしょう。

―――「おりがみ」の意味いろいろ
 「折紙協会」「月刊おりがみ」等という場合の「おりがみ」について書いてきましたが、この言葉は、別の意味も持っています。「おりがみ付き」という場合は、これは古い別語で(もとは「おりかみつき」でした)、横長に二つ折りにした「折り紙」と呼ばれた用紙に鑑定書(本物であるという証明書)などを書いたことから「保証付き」の意味に使われています。
 その他にも「鶴の折紙」「かえるの折紙」等という場合は、「折紙作品」のことです。「両面折紙」「単色折紙」などと言うときは「折紙用紙」の意味で、もとは「いろがみ」と言いましたが、このような意味の広がりは、「折紙」の場合だけで、「折りすえ」「折形」「折りもの」「たたみがみ」などにその用法はありませんし、もちろん、「paper-folding」に「用紙」の意味はありません。したがって「ORIGAMI」も、その意味を持ちません。

学びと親睦の「折紙シンポジウム」

折り紙は、造形教育はもちろん、歴史、幾何、材料、コミュニケーションといった多様な分野に広がりを見せる文化です。NOAの「折紙シンポジウム」では、講演や「折り紙教室」だけでなく、専門的な内容を、司会者(コーディネーター)と参加者が話し合う勉強会=「部会(セミナー)」を置くことで、趣味愛好の範囲を超えた、折り紙のもつ大きな可能性を学ぶ機会をもたらしました。
 これまでに開かれた中で、ユニークな内容の部会を紹介します。

■折って教えてまた折って…の会 
教えたい作品、教えてほしい作品、好きな作品を持ち寄って、教え教わる部会。後年の「折紙市場(教室広場)」の原型です。タイトルがユニークでしたね。(第17回大会)
■折紙分類体系研究
 データベースの必要性を説いた先見の部会。見立ての分類にとどまらず、「折り紙とは何か」「オリジナリティとは」「著作権について」などが話し合われました。(第18回大会)
■天狗大会
 折り紙にかなり自信のある人たちが、高度な技術を駆使した作品を持ち寄り、それに挑戦して、完成の喜びに浸るという部会。(第18回大会)
*これらの部会は現在は開かれていませんが、以後新設された部会や教室に内容が集約されるなど、そのエッセンスは今も生き続けているといえるでしょう。
 しかしながら、「勉強会よりも、とにかく折りたい」という参加者は常に多く、その声を反映して、1992年以降は「部会と教室の同時進行」という形式となり、今に至っています。

①かき・内山興正
『月刊おりがみ』では季節感のある折り紙作品を数多く紹介しています。この作品は、『85号』(1982年9月号)と『170号』(1989年10月号)に掲載されているものです。作者の内山興正さん(1912-1998 年)は、生前、日本折紙協会の顧問を務められました。著書『折り紙』(1962 年国土社発行)の中で、日本の昔からの折り紙を基本図を用いて集大成され、基本形という考え方を確立されました。

②☆ジャック・オーランタン・土戸英二
この作品は今から24年前に考案したものです。目や口がカボチャをくりぬいたように見えるように、紙の重なりを工夫しました。今は、英語の発音により近い「ジャコランタン」と表記されることが多いようです。(作者)『月刊おりがみ』ではその月の大きな行事がしばしば特集名になります。アメリカで子どもたちのお祭りとして10 月31 日に盛んに行われてきた「ハロウィーン」は、この20 年で日本でもよく知られるようになりました。この作品は『266 号』(1997 年10 月号)に掲載された作品で、ハロウィーンにかかせない、かぼちゃ提ちょうちん灯を折り紙で表現したものです。

③秋海棠・田中具子
折ったものを1 枚の色紙に貼って制作する色紙作品は人気があります。この作品は田中さんに1 年間担当していただいた「シリーズ花」という連載の中のひとつで、『133 号』(1986 年9月号)で紹介されました。なお、月刊おりがみ』には「おりがみギャラリー」という、カラー写真で作品を紹介するコーナーがあります。田中さんの色紙作品は数回とりあげられています。

~チャレンジコーナー~ ローズメダリオン・藤本修三
『177号』(1990 年5 月号)で掲載された作品で、難度の高い作品を紹介する「チャレンジコーナー」でした。チャレンジコーナーの作品は、動物、植物、ユニット、乗り物などさまざまなジャンルにおよび、心待ちにしてくださる会員の皆さんが少なくはありません。この作品はねじり折りを2回使った作品で工程も長いですが、作者の藤本さんのお気に入りで、世界じゅうで愛されている作品だとおっしゃっていました。

【ミニ知識】
○ハロウィン…古代ヨーロッパに住んでいたケルト人の祭が起源とされています。Samhain 祭という新年を迎える祭で、この日は死者の魂が家に帰ると信じられていました。ヨーロッパでは廃れたハロウィンの行事が、アメリカに移住した人々によって受け継がれ、子どもたちの楽しいお祭りとなりました。

○柿…日本へは中国から奈良時代に伝わったとされ、実を食用にするために古くから栽培されています。柿からは柿渋が採れます。柿渋は熟していない渋柿をつぶしてしぼり出した汁を発酵させて上澄みをとった、褐色の液体です。防水と防腐の効果があるので、木製品や和紙に塗ったり、麻や木綿などの染色に用いられてきました。

○秋海棠…ベゴニアのことで、左右非対称な葉が特徴で、残暑厳しい立秋のころから、枝先にピンク色の小さな花を咲かせます。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『柿渋』(法政大学出版局)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『ヨーロッパの祭と伝承』(早稲田大学出版部)、『四季の花事典』(八坂書房)

『おりがみ』折り図のあゆみ
NOAの会報の歴史は、1973年の設立の翌年に発行された『季刊おりがみ』から始まるんだ。途中、発行元や判型が変わったり、隔月モノクロになったりしたけど、『57号』からは、世界的にも貴重な「折り紙のカラー月刊誌」として今に至る。そのあたりの事情は『400号』の記念ページにゆずるとして、ここでは、月刊『おりがみ』の主役であり専門誌たるゆえんでもある「折り図」が、どう進化してきたかを見てみよう。 記念すべき『季刊おりがみ』の最初の折り図がこれ。おや、様子が変だぞ…このページは矢印線がない。後ろのページに進んでも、矢印があったりなかったり。今の誌面と比べてみるとあまりの違いに面食らうけど、これは折り図を描くのがヘタだった、というわけではない。まだ記号のルールがなかったんだね。
 翌年の月刊『おりがみ』創刊からさらに1年後の『ORIGAMI-NEWS 17号』に、「折り図の記号を一つに」と題した記事が掲載され、ここでようやく統一ルールを作る動きとなる。この「記号の統一」というのは今でも続くテーマだ。何気なく使っている記号も「永遠の叩き台」だと思って、良案があればどんどん知らせてくれ。
 折り図は、線の美しさより「工程の整理」の方が大切で、どちらかというとそっちに腐心してきた歴史がある。NOAの折り図は「省略がない」「折りやすい」という一定の評価を得てきたが、あとはやっぱり、きれいな線の方が見やすいよね。 「きれいな線」を描くには熟練が必要だ。今月号P11~P21の作品は、『おりがみ』掲載時、ペンによる手描きの折り図で紹介されていたぞ。今見てもなかなか味わいがあって、逆に新鮮に感じるが、1990年代、コンピュータ折り図の登場によって、誰でもきれいな線を描けるようになった。コンピュータ折り図は『195号』で初登場。以後、「曲がらず、清潔で、場所をとらない」コンピュータ作図は普及の一途をたどり、印刷所の状況も大きく変化し、悲しいかな本誌もご多分にもれず一気にコンピュータ(デジタル)による作図に切り替わってしまった。 「一気に」と言ったけど、ちょっとウソ。編集部による初めてのコンピュータ作図は、『235号』(1995年3月号)の、山梨明子さん創作の「おひなさまのはし入れ」「おひなさま」と、笠原邦彦さん創作の「パノラマキューブ」と、守屋朝子さん創作の「桜・橘」。ここからしばらく手描きとコンピュータの混在時代が続き、完全にデジタル移行したのがなんと『309号』(2001年5月号)っていうんだから何と言えばいいのか…「技術の伝承」にちょっとこだわりすぎたかもしれない。
 今、投稿作品のほとんどに作者は自分なりの折り図を付けてくれている。以前は「折り図を描くのは難しい」と感じていた皆さんも、誌面の折り図や、描き方指南のコーナー、シンポジウムなどで、少しずつ、見るものから描くものになっていった結果だろうね。
 「折り図を描くこと」は、折り紙の形を記録するものとしてとても大切な技術だ。近年はインターネット上の動画の普及などで、逆に工程がぼやけてきた印象があるが、次々に変わっていく折り紙の形を、工程ごとに分割し、記号で表現するという「折り図」の様式はこれからも変わらないと思うので、どうか見守っていてくれ。

~40 周年によせて~(役員より皆さんへメッセージ)
日本折紙協会設立40周年を、会員の皆さんとともに祝い、これまでの多大なご協力に感謝申しあげたいと思います。この機会に、協会設立本来の趣旨を再確認し、さらなる発展のスプリング・ボードにしたいと思います。当時、下中邦彦会長は『おりがみ』創刊号※の冒頭「人間性回復と創造性の伸長のために」の表題で「折り紙は日本の伝統的な紙の造形で、それは長い歴史をもち、私たち日本人の感性や造形力を培ってきたものです。」ました。(中略)また、そうした折り紙の作り方は、祖母から孫へ、姉から弟へ、そして仲間から仲間へ、人間的な温かい交流の中で引きつがれてきたものです。」ともいっています。このことは、今年制作される「第14回世界のおりがみ展」のテーマ「地球家族」に連携するものです。地球に生きる全てのものは皆家族なのです。折り紙を通して今
後ますますその絆を確かなものとしていきましょう。
理事長 大橋晧也

こどもと折り紙 日本折紙協会理事 川井淑子

入園したての四月、母親に手を引かれ泣きながら登園してくる子どもを預かり膝に乗せ抱きしめても泣き止まない。ポケットから折り紙を出して蝶を折り、手の平に乗せてパタパタさせると急に笑顔に変わり、指でつっつき始めた。動く折り紙は魔法のように子どもの心を開いた。だがすばらしい折り紙もやらされる教育では折り紙嫌いになる。子どもの個性を育てたく、やる気を引き出すための楽しい指導方法を考えた。そこに無限に広がる創作の鍵があることを指導者自身が理解して、折り紙を好きになる心を育てることが基本である。指導者自身、創作を試み感動する力を養うことが大切である。
 一粒の種を各自が蒔き、その成長過程をよく観察し自分で折ってみる。きちんとした折り方でなくても折って、葉や茎や花の形を創ってみる。子どもたちは生命(いのち)を見つめながら各自が観察記録を折り紙で表現した。自由な心が芽生え、やがて動物、乗り物、食べ物等いろんな物を折り始め、絵を描く如く折り紙表現をやるようになっていった。お話を読み聞かせ、グループごとに折り紙で場面を表現したこともある。
 もう一つは折り紙の発展。折って出来上がりという視点を変えてみる。例えば白い大きな紙で鶴を折り、いったん元通りに広げてみる。そこには最初なかった折り線が付いている。子どもたちは「うわー。くもの巣だ!」「線路みたい」と喚声をあげた。その線を鉛筆やパスなどでなぞったり、面の部分を色でぬり分けたり、一人一人違ったすばらしいデザイン画が完成した。またある時はその線を切り離してできた四角や三角を形から何に見えるか想像し「クッキーだ」「電車だ」などタイルのように並べ、友だちと床いっぱいに広がって造形遊びを楽しんだ。
 子どもの心が解放されること、楽しいと思うこと、人に認めてもらうこと。子どものやる気はそんなことから育っていく。折り紙はその中の一つの手だてである。折り紙「を」教えるのではなく、折り紙「で」教えていくのである。子どもに教えているつもりが実は子どもに教えられた。私自身子どもに育てられたように感じ、幼児教育に関われたことを幸せに思う。

おりがみの力 野中陽子(神奈川県)

今から35年前、公民館の折り紙教室で私は笠原邦彦先生作のパンダを教わり、その愛らしさに感動! 講師から日本折紙協会を教えていただき『月刊おりがみ』の購読も始めた。
 何の変哲もない一枚の折り紙にも、人を動かす力があることを知った。これを伝える人になりたいと思い、1980 年、講師資格を取得。しかし自分が折れることと、人に教えられることは別。まずは基礎を学びたいと思った。
 幸いにもその年の7月号から、大橋晧也先生の連載「先生とお母さんのための、おりがみ研究室」が始まった。「おりがみは、なぜ正方形を使うのでしょう?」に始まり、毎回知っているようで、実は知らないことばかり。
 後年、公民館サークルで、この内容を活用させていただいた。分かりやすい教科書で基礎を学ぶと、誰でも折り紙が100倍楽しくなり、長続きすると思います。偶然にも同じ年に、藤沢市内の文化センターで長野耕平先生の10回講座が始まった。折り紙の歴史や理念、活用、循環基本形などを熱く語られた。中でも忘れられないのは「折り紙はコミュニケーションツール」の言葉です。
 その後、各地の公民館、老人福祉センターや学校などから講座の依頼が相次いだ。だが、先生と呼ばれ続ける中で、あるとき自分が、上から目線であることに気づいて深く反省。
 20回に及ぶシンポジウムの参加と、海外研修のおかげで、視野も人の輪も広がった。
 2007 年の秋田でのシンポジウムでは、高齢者・障害者部会を担当、多くの意見や体験を伺い話し合った。参加者の一人で仙台のSさんとは、その後も文通。3.11で消息が途絶えたが、3か月後に無事と分かる。自宅半壊の中、仮設住宅で暮らす人やNPOの依頼で彼女は仲間と折り紙教室を再開するという。先方が必要な教材を私も友人と送る。
 彼女がよく手紙に書いてくる言葉。それは「おりがみの力」である。

11月11日「おりがみの日」のあゆみ

 数字の1が4つ並ぶ11月11日、数字の”1”を正方形の一辺と見立て、1が4つで正方形のおりがみの4辺を表すことから、1980年9月に、この日を「おりがみの日」に制定しました。世界平和記念日(1918年第一次世界大戦休戦条約が調印された日)にもあたり、おりがみの平和を願う心と相通じるものがあることも制定した理由のひとつです。全国的な行事に拡大するための本格的なPR活動として、「おりがみフェスティバル(仮称)」などの構想がありました。(『63号』に特報掲載)

◆和紙おりがみ展
 日本折紙協会主催の具体的な記念イベントを実施したのは1984年のこと。東京都文京区の「おりがみ会館」での「和紙おりがみ展」です。和紙をテーマに応募された作品展と、記念パーティーを行いました。和紙の風合いを生かした作品が100点以上寄せられ、来場者を魅了しました。

◆連鶴イベント
 長野耕平常任理事(故人)の発案で、銀座和光ビルのウインドーに180羽の連鶴を展示したり、街行く人といっしょに連鶴を折り上げるイベントも行いました。

◆ミニチュア折紙展
 日本折紙協会設立20周年を記念して、1993年には東京都文京区の「ギャラリーおりがみはうす」で「ミニチュア折紙展」を開催、「小さなおもしろさ」と好評でした。(現在の「おりがみカーニバル」の「ミニチュア部門」は、この展示会のなごり)

◆おりがみ供養
 同名の行事は1981年4月から「おりがみを研究する会」主催で墨田区向島の長命寺で行われていましたが、協会主催としては1993年、文京区の白山神社で行ったのが最初の「おりがみ供養」でした。現在は石川県加賀市「日本折紙博物館」で毎年11月11日に行われています

◆おりがみカーニバル
 現在の「おりがみの日」イベントといえば、もうすっかりおなじみ、渋谷区「こどもの城」で開催される「おりがみカーニバル」。第1回の1994年から数え
て、今年で第20回となり、毎年、テーマに合わせたコンテスト形式の作品展と、勉強会、表彰式、懇親会が行われます。
 昨年、「こどもの城は2015年3月末に閉館」というお知らせがあり、とても残念な思いをされた方も多いことでしょう。この会場での開催もあとわずか。心をこめて作品を制作・鑑賞しましょう。今年の日程は以下の予定です。
日程/2013年11月2日(土)~24日(日)
講師勉強会/11月16日(土)
表彰式・懇親会/11月16日(土)

「世界折紙展」のスタート
日本折紙協会元事務局長・日本折紙協会理事 黒岩琢磨

今年制作の「世界のおりがみ展」は第14回ですが、第1回展のスタート時のエピソードをまとめて紹介しましょう。
 「世界折紙展を開きます」というアドバルーンが協会からあげられたが、待てど暮らせど続報が一切ありません。この状況に不安を感じた私は、東京出張のついでに協会事務局(サンリオ内)を訪ね、話を聞いて驚きました。世界折紙展の企画と開催場所を決める理事2名(いずれも故人)が任命されていましたが、どこからどう手をつければ良いのか分からず途方に暮れておられたのです。そして、挙げ句の果て「あなたデザイナーだからできませんか?」とお鉢が私にまわってきました。
 当時、大阪在住の協会会員であった私は広告代理店萬年社大阪本部の部長が本職、帰阪後、早速行動を開始しました。日本の伝統民芸である折り紙には古都・京都がふさわしいのではと考え、萬年社京都支社を訪れ支社長に相談しました。
 話を了とした支社長が紹介してくれた百貨店担当の営業マンと早速京都駅前の百貨店を訪問、世界折紙展を売りこみました。
 数日後、「採用」の通知をいただき、協会を安堵させることができました。
 会場は京都・丸物百貨店( 現・近鉄百貨店)、開催日は1976(昭和51) 年5 月28 日から6月2日までと決定。急遽Make The Earth Beautiful をテーマとした16景の脚本を書き会場の演出を担当しました。
 初めての世界折紙展で物珍しいと思われたのか、NHKや民放各社、各新聞社が一斉取材、おかげで会場(80坪)は連日超満員、あまりの人いきれに鑑賞途中で逃げ帰る人まで出る有様。その盛況を見た百貨店は京都中の本屋から折り紙の本を集め、会場に畳一畳程の売り場を急造、本は飛ぶように売れ、協会持参の雑誌はキズモノまで完売しました。
 盛況を聞きつけた東京池袋・西武百貨店の課長が来場、7月23日から28日まで同店開催へとつながりました。しかも東京開催の前日22日に美智子妃殿下(当時)が礼宮様(当時)、紀宮様(当時)をおつれになり2000点におよぶ作品を御覧になられました。この記事と写真は通巻7号に掲載されています。
 京都展に百貨店が要した費用は600万円、その半分の300万円が6日間の展示台作りの費用。これがヒントとなり、後年、協会事務局長に就任した私が折りたたみ式の展示台※を考案、本格的に「世界のおりがみ展」巡回に取り組むことになったのでした。

日本折紙博物館のあゆみ

2001年7月に、北陸加賀の地に日本折紙博物館をオープンいたしました。協会様との不思議なご縁をいただいて今日がございます。昨日のことのように思い出します。亡き佐野元理事長はじめ、内藤前理事長、大橋現理事長も見えられ、祝っていただきました。繊細で色鮮やかな折り紙作品を前に、ご来場の方は思わず「わーっ」と歓声をあげ、笑い顔になるのです。折り紙には心を癒す力があるのでしょう。2007年12月には千葉県の成田空港内に別館を、2010年3月には熊本県の阿蘇ファームランド内にもミュージアムをオープン。御縁をいただいたことに感謝申し上げ、日本折紙協会様のさらなるご発展と会員様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
日本折紙博物館館長 北川路子

日本折紙博物館
世界最大級の折り紙の常設展示場として2001年7月にオープンした日本折紙博物館。「世界のおりがみ展」パノラマ作品など、日本折紙協会が展示協力、作品提供をしています。毎年11月11日には「折り紙供養」も実施、折り紙の普及につとめています。

世界折紙センターシンボルマーク決定!

◆W.O.C(. 世界折紙センター)シンボルマーク評議会
 2013年4月19日(金)、日本折紙協会(東京おりがみミュージアム)2階会議室で、世界折紙センターのシンボルマーク評議会を実施しました。
 スペシャルアドバイザーとして本誌の印刷会社である大日本印刷(株)デザイン部の助言をいただきながら、大橋晧也理事長、中村桂一常任理事、黒岩琢磨理事、佐野 友 専務理事の立ち会いのもと進行しました。応募作品のうち、得票上位はFYさん(東京都)の(13)、TYさん(東京都)の(18)(19)、そしてMYさん(東京都)の(9)~(12)のバリエーションでした。
 最終選考に残ったのは( 9 )~(12)。その中で色と形を集約整理するという方向性をもとに決定したのが、上のデザインです(応募作品のイメージを損なわない程度に、細部を調整してあります)。
 「形も色も、落ち着きのある、シンプルなデザインほど、長く愛されるものです」という講評でした。シンボルマークにご応募いただいた皆さん、また投票いただいた皆さん、本当にありがとうございました。おなじみのNOAマークとともに、このWOCマークが今後どう活躍して行くのか、お楽しみに。

◆W.O.C.こぼればなし
 世界折紙センター構想の初期段階は、博物館のような建物のイメージでした。1995年には「折紙博物館建設基金」が設立され、左下の記事(『236号』)のように、埼玉県小川町に博物館を建設するための具体的な動きもありましたが、社会情勢の変化もあってその計画はうまく進みませんでした。
 一方、巡回展という形で成功をおさめてきた「世界のおりがみ展」ですが、それは大規模な常設展示場を持たなかったという意味でもあります。「世界最大級」とうたわれた石川県加賀市の「日本折紙博物館」のオープンによって、日本折紙協会はひとつの転機を迎えることになります。
 インターネット環境が飛躍的に発展した現在、文化資産としての折り紙の著作権保護や情報共有といった新たな事業の展開には、大きな建物は不要です。現状では「世界折紙センター」は「具体的にどこかにあるもの」というイメージではありません。今後、新たな展開がありましたらお知らせします。本誌添付の「おりがみガーデン投稿用紙」が、『420号』(2010年8月号)から「月刊おりがみ投稿作品記録用紙」となり記入項目がずいぶん増えたのも、W.O.C.事業に向けて、折り紙作品に対する考え方の大きな変化といえるでしょう。

「世界折紙センター」World Origami Cente(r W.O.C.)
構想理念:文化資産としての折り紙作品を後世に残すため作品の登録管理を行います。著作権保護や情報の共有化をはかり、国際機関としての役割と地位を確立します。


協会ホームページに「おりがみのトーヨー専用ショッピングカート」ができました
約800種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origami-noa.ocnk.net/

~日本折紙協会とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

パノラマ作品の最新作は下記の「護ろう世界遺産シリーズ」であり、全39点あります。
1. 世界遺産/WORLD HERITAGE SITE
2. 危機遺産ガラパゴス
3. 動物たちのヨセミテサミット
4. 中央アマゾン自然保全群
5. エジプトのカフラー王・クフ王のピラミッド
6. セレンゲティ国立公園
7. オーストラリアの世界遺産
8. 世界最大のサンゴ礁 グレートバリアリーフ
9. 大熊猫の故郷、四川省臥龍山脈の奥深い森林(大地震前の保護地区です)
10. 世界遺産 万里の長城
11. 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
12. 世界文化遺産 国宝姫路城-いま・むかし-
13. 白神山地幻想
14. 京都 秋の金閣寺(鹿苑寺)とその庭園
15. ひだ白川郷の秋
16. 世界遺産・原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
17. 山紫水明に包まれた日光の世界遺産
18. 琉球王国のグスク及び関連遺産群「識名園」
19. 琉球王国のグスク及び関連遺跡群〔首里城・首里城正殿〕
20. 高野山奥の院
21. 世界遺産・自然遺産・しれとこ
22. インド タージマハル
23. ビッグベンにつどう物語りの主人公たち
24. オランダ自然との闘いから、自然との調和に
25. アルプス山脈と登山鉄道。スイスの山合い風景
26. 世界遺産 スペイン コルドバ歴史地区
27. グラン・プラス世界遺産フラワーカーペット
28. 水の都ヴェネツィアの建築とラグーン(潟)
29. ギリシャアクロポリスの丘 パルテノン神殿
30. 発掘されたトロイ遺跡と伝説の木馬

バックパネル・アブスト(ディスプレイ棚)・パーテーション・テーブル・椅子・販売ワゴン・ガラスケース・ストック棚等什器、電源・配線、看板・ポスター・チラシ・入場券、宣伝広告・広報・告知(宣材のポジはご用意致します)等はお願い致します。又、地元教育委員会・マスコミ等の後援も頂けるようお願い致します。
開催費用は、開催時期・開催期間・開催場所・内容等の条件によりご相談の上お見積りさせて頂きますが、おりがみブース全作品と個人作品展示、おりがみ教室、販売コーナーを設置した場合(フル装備)の最終的なご予算は「7桁」になるとお考えください。
「おりがみブース」は折り紙で制作した繊細な立体作品ですので、傷付かないようにダンボールで覆い、1個が2m弱の立方体になります。また運送方法にも細心の注意が必要となり、チャーター便で他荷物と混載せずに運ぶため、運送コストが通常よりもかかります。

展示作品数は会場スペースやご予算に応じて調整できますので、実施期間、会場の場所と規模、おりがみブースの展示数、おりがみ教室の実施日・時間・対象人数等と全体のご予算につきましては、お気軽に担当佐野までご相談ください。

日本折紙協会事務局
おりがみ展担当 佐野
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162


~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~NOAブックスとは~
日本折紙協会では、月刊「おりがみ」のほか、折り紙専門書籍を発刊しています。
購入をご希望の方は、日本折紙協会のHP(http://www.origami-noa.jp/)の「ショッピング」のページで表紙画像をクリックすると、アマゾンの購入サイトへジャンプできます。代金引換やコンビニ払い等の各種お支払い方法で購入できます。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,100円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

おりがみ4か国語テキストは、折紙協会のホームページ(折紙協会で検索)経由で購入できるほか(代引き・コンビニ払い)、郵便局にある払込取扱票の通信欄に「テキスト1冊」とご記入の上、テキスト代1,020円+送料290円=1,310円を下記へ郵便振替で送金していただければ入金日より約1週間でお届けいたします。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

おすすめの購読プラン

月刊おりがみ 雑誌の内容

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

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趣味・芸術 雑誌の売上ランキング

BE-PAL(ビーパル)

2021年05月07日発売

目次: BE-PAL 6月号の付録は、ドラえもん50周年を記念したかわいいミニシェラカップ。
コンパクトで使い勝手の良いミニサイズ。
ハンモックでお昼寝中のドラえもんと出かけよう!

アウトドアといえばBE-PAL(ビーパル)!

  • 2021/04/08
    発売号

  • 2021/03/09
    発売号

  • 2021/02/09
    発売号

  • 2021/01/08
    発売号

  • 2020/12/09
    発売号

  • 2020/11/09
    発売号

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ナンプレファン

2021年04月19日発売

目次: 表紙
目次

BIG3 その1 超ワイドサムクロス
BIG3 その2 対角線交じりの55合体ナンプレ
BIG3 その3 超巨大55合体ナンプレ

★スタンダードステージ中級編★
中級スタンダードナンプレ

★合体ステージ★
2合体ナンプレ
3合体ナンプレ
4合体ナンプレ
5合体ナンプレ
8合体ナンプレ
11合体ナンプレ

★大型ステージ★
12×12ナンプレ
16×16ナンプレ
25×25ナンプレ

★変形合体ナンプレ★
変形4合体ナンプレ
変形5合体ナンプレ
変形8合体ナンプレ
変形10合体ナンプレ

★スタンダードステージ上級編★
上級スタンダードナンプレ

★スタンダードステージ超上級編★
超上級スタンダードナンプレ

★バラエティステージ★
1つ違いナンプレ
サムナンプレ
幾何学 ナンプレ
対角線ナンプレ
不等号ナンプレ
カプセルナンプレ
足し算アローナンプレ
0to9ナンプレ

★数理パズルステージ★
サムクロス
ループコースパズル
さくらんぼ・ボンバーパズル
ビルディングパズル・スターバトル

★ビジュアルステージ★
北野ひぐまの究極の1問
バラエティミュージアム

解き心地最高のナンバープレース専門誌

  • 2021/02/19
    発売号

  • 2020/12/19
    発売号

  • 2020/10/17
    発売号

  • 2020/08/19
    発売号

  • 2020/06/18
    発売号

  • 2020/04/17
    発売号

3 BOAT Boy(ボートボーイ)

日本レジャーチャンネル

最大
8%
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無料

BOAT Boy(ボートボーイ)

2021年04月09日発売

目次: 特集 最強!峰竜太/特集 令和2年度のボートレース/レポート レディースオールスター

定期購読(1年(fan note book付き)プラン)なら1冊:633円

あなたとBOAT RACEをアツくする超抜マガジン

  • 2020/06/11
    発売号

  • 2020/05/11
    発売号

  • 2020/04/11
    発売号

  • 2020/03/11
    発売号

  • 2020/02/10
    発売号

  • 2020/01/11
    発売号

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無料

NHK 趣味の園芸

2021年04月21日発売

目次: 大特集 バラのある幸せ/注目特集 初めての芝生づくり

人生100年 植物と暮らそう

  • 2021/03/21
    発売号

  • 2021/02/21
    発売号

  • 2021/01/21
    発売号

  • 2020/12/21
    発売号

  • 2020/11/21
    発売号

  • 2020/10/21
    発売号

5 将棋世界

マイナビ出版

最大
50%
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将棋世界

2021年05月01日発売

目次: ●巻頭カラー
・「師弟」Vol.8 森信雄七段×山崎隆之八段
 【前編】ガラスの内弟子時代  構成・写真/野澤亘伸

●プロ棋戦
・第46期棋王戦五番勝負 渡辺明棋王vs糸谷哲郎八段
 【第4局】勝利の神は棋王に微笑む 記/相崎修司
・NHK杯テレビ将棋トーナメント 稲葉 陽八段vs斎藤慎太郎八段
 【決勝】結婚に花添える初栄冠  記/渡部壮大
・第14期マイナビ女子オープン五番勝負 西山朋佳女王vs伊藤沙恵女流三段
【第1局】新たな立場で  記/荒井 勝

●特集
熱局プレイバック
―棋士が選ぶ2020年度の熱局ベスト10+α―

●戦術特集
横歩を取らない相居飛車 ―定跡や研究から離れて実力勝負!― 総合監修/所司和晴七段
 Chapter1 基礎知識「15手目の可能性」
 Chapter2 講座「相居飛車▲2八飛型の好防」
 Chapter3 ▲2八飛型次の一手「局面の急所を解いて覚えよう」

●読みもの
・リレーエッセイvol.6 棋士のこだわり「畠山流指導対局の心得」文/畠山鎮八段
・AI将棋入門―人工知能はいかに人間を超えたか― 第3回「評価関数を劇的に向上させた機械学習」文/松原仁
・昭和名棋士次の一手〈熟練の技の譜跡〉第6回「九段 灘 蓮照」 田丸昇九段
・第48回将棋大賞選考会 第27回升田幸三賞 第15回名局賞選考会

●講座
・徹底解析 藤井聡太 コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー
 【第6回】第34期竜王戦ランキング戦2組準決勝 VS松尾歩八段  ガイド/谷合廣紀四段
・アマのための月刊B級ファン[第13回]旧型雁木
・詰将棋を作っちゃおう「捨て駒を覚えよう2」上田初美女流四段

●付録 ※次の一手「新手年鑑2021年版」勝又清和七段

定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:410円

幅広い内容で迫るビジュアルな将棋総合雑誌。※デジタル版についてのご注意: 付録はつきません。棋力認定問題には応募できません。懸賞への応募ができない場合があります。

  • 2021/04/02
    発売号

  • 2021/03/03
    発売号

  • 2021/02/03
    発売号

  • 2020/12/28
    発売号

  • 2020/12/03
    発売号

  • 2020/11/02
    発売号

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GO OUT(ゴーアウト)

2021年04月28日発売

目次: CAMP & FASHION

キャンプを楽しむウェア&ギア
人気ショップ発おしゃれアウトドアなスタイル&アイテム

参考価格: 780円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:390円

ワン&オンリーなアウトドアファッションマガジン

  • 2021/03/30
    発売号

  • 2021/02/27
    発売号

  • 2021/01/29
    発売号

  • 2020/12/28
    発売号

  • 2020/11/30
    発売号

  • 2020/10/30
    発売号

7 美術手帖

美術出版社

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参考価格: 1,760円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:880円

美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。

  • 2021/03/05
    発売号

  • 2021/01/07
    発売号

  • 2020/11/07
    発売号

  • 2020/09/07
    発売号

  • 2020/07/07
    発売号

  • 2020/05/07
    発売号

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ステッチidees(ステッチイデー)

2021年04月08日発売

目次: 春らしい花の刺しゅうが誌面に広がります。フランス刺しゅう、クロスステッチ、リボン刺しゅうなどさまざまな技法で描く花たちをお楽しみください。
●マスクや入園入学などさまざまなシーンにも使える「小さくてかわいいワンポイント刺しゅう」
●立体モチーフ、刺し子の小もの、夏に向けて涼し気な素材で作る刺しゅう、などもふんだんに。
●刺し方や仕立て方のコツを解説するプロセスレッスンも充実。
●海外取材も満載でおおくりいたします。
●図案集と実物大型紙つきです。

定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:1,188円

刺しゅうを中心とした糸と布で暮らしを楽しく彩るハンドメイド誌、実物大型紙付き。

  • 2020/10/10
    発売号

  • 2020/04/11
    発売号

  • 2019/10/03
    発売号

  • 2019/04/11
    発売号

  • 2018/10/11
    発売号

  • 2018/04/11
    発売号

NHK すてきにハンドメイド

2021年04月21日発売

目次: 付録 型紙・図案/手作り、新緑、いい気分

“これ作りたい!”が必ず見つかる

  • 2021/03/21
    発売号

  • 2021/02/21
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  • 2021/01/21
    発売号

  • 2020/12/21
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  • 2020/11/21
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  • 2020/10/21
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