月刊おりがみ 発売日・バックナンバー

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801円
特集 こどもの日


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第9 回  こいのぼり

さわやかな5 月の風にのって空高くおよぐこいのぼり。一緒に風にのれたら気持ちいいかな。子どものころの夢を思い出してみませんか。
 木はお好みで何本でもよいです。図は切らない場合用になっていますが、たこの基本形のまま大きさは同じで、小さくしたいときは下部をカットしてみてください。折れる方は大きさを変えて折ってみてください。
 二匹のこいのぼりはほんの少しだけ大きさを変えてありますが、同じ大きさでもよいと思います。また、数は多くしても、少なくしてもよいと思います。折りやすいうえに面白みも感じられる作品にしたくて、千代紙柄の洋紙を使っていますが、メッシュ折り紙などを使ってもよい効果が生まれます。
用紙や大きさや構図を工夫して、あなた好みの作品に仕上げてください。


◆紙かみかなえ鼎(三本足の器)
染谷 淳一郎

鼎は古代中国の金属製の器で、通常、3本の脚が付いていたそうです。折りすじは少ないのですが、やや折りにくいところもあります。紙を選んで折ってください。ユニットとしても使えます。(作者)


◆兜Japanese helmet by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

男の子たちと新聞紙で折った“かぶと”は幼い日の想い出です。ちょっとおしゃれに、くわ形、しころ、吹ふきかえし返、八はちまんざ幡座も揃って立体的に飾れる作品にしました。平成に入ったころに創作し、毎年季節になると折っています。(作者)


◆ミニ知識

○兜…もともとは菖蒲で作った菖蒲胄を飾るのが端午の節供のならわしでしたが、後に武者の兜や鎧が災いを防ぐとお守りとして飾られます。

○冑と甲…「かぶと」は、本来は「冑」の字を用いましたが、現在、「甲」の字がカブトの意味で使われることがあります。もともとは「甲」をヨロイ、「冑」をカブトと区別して呼んでいましたが、のちに混同されました。
○兜の緒…気持ちを引き締めて用心することを「兜の緒を締める」といいます。飾り兜の兜の緒は、総角結びが用いられていることが多いようです。左の図のように、中心の結びの形によって「人形」とその左右対称の「入形」の2 種類あります。武具には悪霊が入ってこないようにと「人形」で結ぶのが一般的ですが、写真の兜は入形です。
○八幡座…鉢の天辺の孔に付いている飾り金物。孔はもともと烏帽子をかぶせた髻(髪の毛を頭の上で束ねたところ)を出すための孔でした。


◆変り兜Japanese helmet by Mr. Yasuhira TOMINAGA
富永 康平

大きなツノ(鍬くわがた形)のある「変り兜」で、鍬形部分にかぶせ折り、段折り、頂点を
押しこむように折るなどをすると、さらに形の変わった兜になります。大きく丈夫な紙で折って、糊付けや補強をすれば、かぶることもできます。(作者)


◆鬼兜Oni helmet by Mr. Sachio TSUTSUMI
堤 祥雄

2002年の投稿作品「羊頭兜」の変形です。8~15で牙を折り出しますが、外を向き過ぎると、27でかくれてしまいますので注意してください。18で角の角度や27で全体の幅や吹返の形を変えられます。(作者)


◆鯉のぼりの箸袋Carpstreamer chopstick envelope by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田 勝久

単純な形なので、目やうろこなど描き込んでも楽しいと思います。(作者)


◆ミニ知識

◇こどもの日…5 月5 日で、もともとは端午の節供の日でした。1948(昭和23)年に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」として国民の祝日に定められました。
◇端午の節供…端午とはもともとは月の初めの午の日という意味で、五月に限りません。旧暦の五月は現在の六月に当たり、じめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い時期なので古代中国では物忌み(食事や外出などを控え、心身を清めること)の
月とされました。数字の重なる五月五日を端午の節供とし、薬効のある菖蒲や蓬を使って邪
気(病気を引き起こすもとになると考えられた毒気)をはらう行事が行われました。 それが日本に伝わり、田植え前の女性たちが菖蒲と蓬で葺いた屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄よけをする風習が生まれました。武士の時代となり、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、江戸時代には男の子の成長を願う祭へと変わっていきました。
◇薬玉…昔、宮中では端午の節供のとき、香料や蓬や菖蒲などの薬草を錦の袋につめて鞠
形にし、五色(青・黄・赤・白・黒)の糸をたらした薬玉が飾られていました。邪気をはらい長生きを願うための飾り物で、中国から伝えられ、柱や簾に掛けたり、身に着けたりしていました。現在、イベントなどで使われる薬玉の由来です。
◇鯉幟…もともとは幟の脇に付けられる「まねき」という装飾品で小さな紙製のものでしたが、江戸時代半ばごろから大きな吹き流しの形のものが作られるようになりました。都市に住む庶民の間で、中国の黄河上流にある竜門の急流を登った鯉が竜になるという登竜門の伝説にあやかって、縁起のよい鯉の形の吹き流しを子どもの成長と出世を願って飾るようになったと考えられています。なお、現在の一般的な鯉幟は竿の先端に籠玉と矢車があり、
吹き流し、真鯉(黒い鯉)、緋鯉(赤い鯉)、子鯉(青い鯉)を順に結んでいますが、元来は頂部に付けていた風車や杉の葉や目籠などに意味があって、神様の依代や忌み籠りの家の標示だったと考えられています。
◇柏餅…柏は落葉樹ですが、葉がなかなか落ちず、春に若い葉が出る直前に落葉することから、跡継ぎが絶えない縁起のよい木と考えられていました。柏の葉でくるんだ餅が端午の節供に供えられました。今月号の表紙では3 枚組みの「飾り」を柏餅に見立てています。
◇愛鳥週間(バードウィーク)…5 月10 日~ 16 日。1950(昭和25)年、野鳥を愛護する目的で、夏鳥がやって来るこの季節に制定されました。
◇母の日…5 月の第二日曜日。アメリカで母親を亡くした女性が、生前、母親が好んだ白いカーネーションをキリスト教の教会に捧げたのがきっかけとなって生まれた記念日です。1912 年からアメリカではこの日が祝日となっていて、日本でも第二次世界大戦前からキリスト教会が広め始めました。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『大辞泉』(小学館)、『戦国武将変わり兜図鑑』(新人物往来社)、『浮世絵でみる年中行事』(山川出版社)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版)、『江戸ごよみ十二ケ月』(人文社)、『日本の歳時記京都』(小学館)、『花と樹の事典』(柏書房)、『日本人のしきたり』(青春出版社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)


◆扇飾りFolding fan by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

いろいろな行事の脇役として飾っていただけたら嬉しいです。柄物の紙で折ると、模様がどう出るか分からないので最後に広げるとき、わくわくします。(作者)


◆脳 トレ折り紙
⑤体積の学習 石橋 美奈子

今回はいきなりの算数の問題に、「 えっ?えっー! ムリ!」と拒絶反応を示された方もいらっしゃると思います。
 体積の学習は、もののかさの表し方で、小学校の高学年の算数で取り組みます。算数や数学に苦手意識を持っていると、先の問題に後ずさりしたくなる気持ちもわかります。
 そんなときは、算数の問題としての数字を気にすることなく、図の形だけをよくご覧になってください。階段状のふみ台、展示台ですね。今月号の兜飾りにもぴったりです。飾り台を折るつもりでまず折ってみましょう。このふみ台は少し工夫すると右の写真のように「長イス」にもなります。
 「ふみ台」の折り紙でよいウォーミングアップができましたね。脳が暖まってきたはずです。そろそろ算数を始めてみませんか。小学校で学ぶ算数は脳の活性にとてもよい働きをするのです。


◆カーネーションCarnation by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

母の日を前にしたころ、店先の赤やピンクのカーネーションを求めてじっくり観察して仕上げました。(作者)


◆もうすぐハイハイThe baby will be crawling soon by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

20では21となることをイメージして折ってみてくださいね。テレビのCMなどで赤ちゃんが出てくる場面では思わず、“ニコッ!!”としてしまいます。そして元気で育つようにね…と心の中で願います。(作者)


◆三角コインケース(スタンド)
川手 章子

折る工程も楽しみながら仕上げてみました。ちょっとした五百円玉貯金にいいかも…。ちなみに、私たち夫婦は一年間の五百円玉貯金を年末に仲よく山わけして、楽しんでいます。五百円玉でお釣りが多くもらえるように計算して普段の買い物をしています。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 7 飾り(Decoration/Hexahedron)
モリー・カーン(author:Ms.Molly KAHN)

この作品は『おりがみ3号』(1975年発行)で紹介されました。同じ大きさの3枚の紙で作るユニット作品です。くみあわせるとき、初めから奥までさしこまないで、3のようにまん中に穴があくように3枚をくんでから、きっちりとさしこむようにすると、美しくしあがります。
This model is included in “Monthly magazine ORIGAMI No. 3”(published in 1975). This modular origami is made up of three sheets of paper of the same size. Assembling three pieces while inserting respective flaps half the way (as is shown in the diagram of step 3, having some space in the middle of three pieces) and then inserting them completely make this model more beautiful.


◆おってあそぼう!!

スーイスーイ水鳥 斎藤 静夫
Waterbird swimming smoothly by Mr. Shizuo SAITO

かつて子供たちの遊び道具のほとんどが手作りであった。その手作り遊びの楽しさを経験してもらいたいと思った作品です。(作者)

◆読者の広場

 「おりがみギャラリー」のいろいろな作品に脱帽。特に目を引いたのが「みのりの秋」です。じゃばら折りだけでこんなにおいしく果物を表現できるなんて最高。とってもおいしそう。私は立体的なお花が大好きです。花びんに生けることができるような大輪の花をぜひご紹介ください。
大阪府 福岡美智子さん

 連載「ほのぼのデイケア折り紙」は毎月楽しみにしています。友人と老人ホームへ折り紙ボランティアに行っていますので、大変参考になります。今月号も私にはむずかしくてなかなか折れません。それでも何回も何回も折っていくうちに少しずつ前に進んで行きます。そうして折れたときは本当に感激です。
愛知県 酒井澄美さん



◆World 0rigami Report
●ギリシャの美術館で折り紙講習と作品展  藤井苑子(東京都)

昨年はNOAの折紙シンポジウム(2015.10/10-12)に参加いたしませんで、大変申し訳ございませんでした。実は、9月21日(月)~10月21日(水)、ギリシャに出かけることになっておりました。2014年にたくさんの浮世絵が発表※されたコルフ島がメインになっておりました。その時の写真を少し送らせていただきます。
 私はこのようなお城のような会場とはまったく知らず、この年日本での展示会用に制作した、私の尊敬する故河合豊彰氏のシンデレラ姫を白い彫刻の好きなことから白で制作していた作品を持参していきました。
 かけ降りて来るシンデレラ姫が見えるような階段でした。私はもちろんのこと、他の方々からもびっくりされました。
 折り紙を続けておりまして、すばらしい思い出ができました。協会の皆様方にも何かとお世話になり本当に感謝しております。


●南フランスで折り紙のお店           
Marjolaine Chamayou( フランス)

フランス南部、ラングドック・ルシヨン地方のLe V ルビガンiganで折り紙のお店を運営しています。取り扱っているのは、折り紙作品を加工した小物やアクセサリーなどです。子どもたちのためにワークショップも開催しています。
 NOAの折紙講師の資格取得もめざしています。
 昨年改装したお店、活動のサイトもぜひご覧ください。


◆支部だより

第21回九州コンベンションIN宮崎
浜田 勇/長崎県

ANAホリデイ・インリゾート宮崎(旧:青島パームビーチホテル)で1/23(土)・24(日)に70人(韓国より参加の2人を含む)の参加で行われました。
 今回のコンベンションは実質的には宮崎市レクリエーション協会の

主催で行われたので、最初に、レクリエーションの手遊びから始まり講習会に入っていきました。
 講習会は、レクリエーション→折紙、折紙→レクリエーションというようなプログラム内容がたくさんありました。紙コップ、紙皿、テープを使ったりと、普段の講習会とは雰囲気が違うものでした。
 韓国の折紙のような作品。大げさにいうと異文化交流です。今後の折紙活動の刺激になった人も多かったかと思いました。懇親会には、ひょっとこ踊りが披露され、滑稽な風貌がたまらず参加者の笑いが止まりませんでした。多くの人が大雪で帰路が大変でした。でもよい、記憶に残るコンベンョンでした。


◆みんなの作品展

NHK 文化センター川越教室 やさしい折り紙作品展 高山鈴子(東京都)

 2015年12月17日(木)~20日(日)、NHK文化センター川越教室やさしい折紙の作品展を行いました。
 永年お世話になった会場(アトレ)が3月閉鎖となったので今回から本川越駅徒歩5分の所にある国の登録有形文化財、小江戸蔵くらり里の展示蔵での開催となりました。
 内部は土壁に囲まれ和の雰囲気、折り紙にはピッタリの場所。会場変更にもかかわらず地元埼玉県をはじめ、東京、神奈川、静岡、千葉、栃木、茨城と連日多くの方々にご来場いただきまして、会場の折り紙教室も楽しんでいただきました。会員一同心より感謝しております。誌上をお借りしましてお礼申し上げます。ありがとうございました。


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 チャレンジの春


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第8 回  春の贈り物

 いつもなんとなくウキウキした気持ちの中に緊張感を思わせる4月でしたが、この時期に必ず歌ったチューリップのうた。そんな春の定番のような花を作ってみました。
 新入学、新社会人となる方へ、大好きなお孫さんへ、メッセージカードなどを添えてプレゼントにいかかでしょう。小びとちゃんの入っている所に好きなカードなどを入れてみてください。もちろんそのままでもOK です。
 たくさん折って、みなさんで壁面飾りにもどうでしょか。にぎやかなお花畑となることでしょう。色紙構成で葉は2枚付けましたが、1 枚でもよいと思います。


◆花の髪飾りGarland by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

「花のブローチ」の花と台座を色分けしようとしたところ、ジョイント部分が出て簡単に組めるようになったので輪にしてみました。作例は11個つないでいますが、それより少なくても多くてもつなげます。(作者)


◆桜の花Cherry blossom by Mr. Nobuyoshi SHO- JI
東海林 伸嘉

先月号の桃の花と梅の花の原型となったものです。花びらの仕上げ方が難しくなりますので、しっかりと折り目をつけて作業してください。ホワイトデーのお返しに、(この本の発売日はホワイトデー前なので)お菓子と一緒に袋に入れて贈るのもいいと思います。(作者)


◆シロツメクサWhite clover by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸 英二

色紙やカードなどに貼り付けて制作する平面作品です。(作者)


◆組み立てケース
川手 章子

はじめに単体Aができ、単体Bを組み合わせ、ケースとしてみました。のりなしで組むことができます。一色、二色、四色などの組み合わせも楽しめそうです。上方から見ると花が開いたようにも見えます。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 6 えんぴつのフォトスタンド(Pencil-shaped Photo Frame Stand)
梨本竜子(author:Ms.Ryu- ko NASHIMOTO)

新しい季節の始まりは、ワクワクするけど少しドキドキもします。この作品に、写真や時間わりを入れて机に置いてみたら、少しほっとできるでしょうか。(作者)
At the beginning of a new season, people get excited and also
a little nervous. Placing this frame on the desk with a photo or a
timetable probably make you feel relaxed. (Author)


◆ミニ知識

○ラグビー…正式名称はラグビーフットボール。それぞれ15 人の2チームがボールを奪い合い、相手のインゴール(得点ゾーン)にボールを運び、得点を競う球技です。得点方法は得点ゾーンにボールを持っていくトライと、地面から3m の高さにあるク
ロスバーにボールを蹴り入れるゴールキックとがあります。ボールは持っても蹴ってもよいですが、パスは自分よりうしろにいる仲間にしかできません。1823 年、イギリスのパブリック・スクールのひとつラグビー校で、サッカーの試合中、生徒の ウイリアム・W・エリスがボールを腕にかかえて走ったことがラグビーの始まりとされています。けが人も続出するほど激しい競技ですが、ルールと審判を尊重して紳士(ジェントルマン)としてプレーすることでスポーツとして定着していきました。年末年始に全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場となる、東大阪市花園ラグビー場は、日本で初めてのラグビー専用スタジアムとして1929(昭和4)年に開場しました。

○ラグビーボール…皮か合成皮革の4 枚貼りの楕円形のボールです。重さは400 ~ 440g。ボールが楕円形なのは、ブタの膀胱のまわりを皮で覆って使っていた名残りだそうです。
○アーモンド…モモに近い種類で、モモに似た葉と花をつける、バラ科の落葉果樹です。果実が熟すと核が落下し、その中の仁を食用とします。夏に雨量の少ない土地が栽培に向き、アメリカのカリフォルニア州とヨーロッパの地中海沿岸が産地として有名です。アーモンドは希望や豊穣を象徴するそうです。
○シロツメクサ(白詰草)…マメ科の植物です。江戸時代にオランダからのガラス製品の箱の詰め物として渡来したことが名前の由来です。家畜のエサとして使われていたことから豊穣の象徴とされていました。英語にlive in clover という表現があり、「ぜいたくにのんびり暮らす」という意味だそうです。葉は3 枚の小葉からなりますが、奇形の4 枚の四つ葉のクローバーがまれにあり、それを見つけた人に幸運が訪れるとされています。


◆脳 トレ折り紙
④三角定規のひみつ 石橋 美奈子 
The secret of a set of square by Ms.Minako ISHIBASHI

今回の作品は、2000 年ごろ「ゆとり教育」が始まったころ、算数教具として考案しました。同じ大きさの2 枚の折り紙で作ります。2枚とも同じ色がよいでしょう。
 紙で作った定規には角度などが自由に書き込め、もしなくしてもまたすぐに作れます。プラスチックの硬質で冷たい定規と違って、やわらかさや温かさがあります。好きな色のお手製の紙の三角定規を、ああでもない、こうでもない、あれ、こうかなあと置きかえながら考えることはとても楽しい学習だと思います。
 私が子どもたちに教えたとき、ある男の子がこの三角定規をとても気に入り、それを学校へ持って行ったところ、担任の先生に「ええの持ってるやん」と声をかけられ、課外授業でも取り上げてもらえ、ミニサイズを何組も折りました。そのことをきっかけにその子は自分に自信を持ったようです。その先生のように、子どものやる気を引き出せる大人でありたいと思った出来事でした。
 「直角二等辺三角形」は前回のタングラムのときと同じ折り方です。「60度30 度直角三角形」もきちんとと4じ4 ができるようになっていて、両面使えるように仕上げてあります。
 折り紙算数で三角定規のひみつを解き明かして、頭をやわらかくしましょう。


◆ウサギ型とネコ型の消しゴム入れ
Rabbit-shaped eraser case and Cat-shaped eraser case by Mr. Hideo ISHIBASHI
石橋 秀夫

15cm×15cmの紙で折ると100円のMONO消しゴム(PE-04A/5.5×2.4×1.1cm)がピッタリです。消しゴムからの可かそざい塑剤溶出も抑えられます。できるなら、このケースに入れたまま消しゴムを使ってもらえたら、すごく嬉しいです。(作者)


◆ラグビーボール(アーモンドボール)

川手 章子

できあがりがアーモンド形のように思われてこの作品名としました。ラグビーボールのようにも見られます。ジョイントをプラスすることでボールとしてみました。(作者)


◆いちご Strawberry by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

赤緑の両面おりがみを入手し、かわいい一枚折りのいちごを作りたいと挑戦しました。種は黒だけではなく、白いポチポチもかわいいですよ(! 作者)


◆やっこ繋つなぎのランドセル
School bag by using Yakko fold by Ms. Shizuyo HARLEY

ハーレー静代

最近は海外だけではなく日本でもランドセルがファッションとして流行しているとか!? 可愛くデコレーションしたり、ステキな柄で折ったり、使って飾れるランドセル。15cm角の紙だとてのひらサイズ。 33cm角だとお手頃なものが入るギフトBOXに最適です。(作者)



◆読者の広場
おたより

『485号』(特集:お正月)宛てにいただいたお便りをご紹介します

 「1 枚で折るやっこだこ」がよかったです。大きく折ったら飛ばせるかもしれませんね。今月号は簡単に折れるものが多くあったのでよかったと思います。パチンコのパンフレットで「カラーボックス」を多く作りプレゼントしています(30 枚組みです)。
大阪府 内藤 博さん


 「祝いの膳の箸袋」は早速、お正月用に折って友人に差し上げたり、自宅用にも折りたいものです。作品の数を増やしてほしいです。「北陸コンベンション」でたくさんの作品を紹介していただいたのを、ボツボツ完成させます。
兵庫県 安井美由紀さん


◆World 0rigami Report
「クウェート国際図書展」折り紙ワークショップ報告
小宮はじめ(城南支部「おりがみトップス」支部長/東京都)

国際交流基金が平成27年度の事業として2015年11月18日(水)~28日(土)の「クウェート国際図書展」に参加。期間中の折り紙ワークショップ実施のため日本折紙協会に講師派遣要請があり、小宮はじめさんを派遣しました。講習の場は図書展だけにとどまらず、折り紙での国際交流にふさわしい内容となりました。

11月24日(火)
 出発は成田空港22:20。乗り継ぎのドーハでは、スコールのような雨。「雨の降らない国でこの雨は恵みの雨?」そんなことを思いながら3時間の待ち時間を過ごし、計約17時間でクウェート到着。
 11月26日(木)
 午前、クウェート公立ジョーン&クウェート女子校にて折り紙指導。近隣の校長先生、美術の先生や教育委員の方々の視察の中、対象は10歳の小学生で各30名2回、作品はまず動きのある簡単な「紙とんぼ」で折り紙の楽しさを知ってもらい、続いて「ハートの指輪」。対象が女の子なので、身に着けられるもの。最後は「くすだま」。全員でパーツを折って、それを私が組み上げました。その後、テレビの収録を済ませて滞りなく終了。

 お昼は在クウェート日本国大使館足木大使との昼食会。同席者に今回のメイン「国
際図書展」の図書担当キノクニヤドバイ支店のウラモトさん。話題になったのがインターネットの無料動画サイトによる無許可での放映、著作権問題などでしたが、足木大使より「法的処置を施した方がよい」と心強いお言葉をいただきました。

 午後からは、大使館での折り紙ワークショップ、事前申し込みで28名の枠が3時間で一杯になったそうです。
 ここでは、私の作品「シンプル三角ユニット」。正8面体をクウェート国旗カラー(赤、緑、白、黒)で作ってもらいました。参加者も大学生をはじめ大人から子供までいましたが、技術レベルが高く、多くの方が完成させていました。


 11月27日(金)
 クウェートでは金曜日と土曜日が休日で、この日は皆さんお休み。真夏は酷暑の国なので、活動時間は日が暮れてからです。メインの「国際図書展」でのワークショップも、スタート時間は夜6時から、7時、8時、9時と各30分ずつ計4回、2日間行いました。
 当初は1回10名で「花とくすだま」の講習を予定していましたが、参加者が大勢となり、より簡単な、遊べる作品へ構成を変え、子供たちでも楽しめるようにしました。なかでも、おしゃべりカラス、動く魚は、みんな大はしゃぎ、どの国でも同じ、かわいらしい素敵な笑顔を見せてくれました。
 2日間にわたり計8回、どの回も満員で、始まる前に着席している方たちもいて期待の高さを感じました。折り紙の楽しさを少しでも伝えられたのかなと思います。
 11月29日(日)
 20:50発の飛行機までの自由時間、図書展でお手伝いくださったスメイヤさん親子、お友達の清水さんと展示作品を習いたいという要望でミニ折り紙教室をしました。
 迎えが来るまで多くの作品を伝えることができ、私も最後の最後まで充実した有意義な時間を過ごせました。

11月30日(月)
 帰国。成田空港では大川さんの出迎え。口頭で現地での様子などを報告。 

*** 帰国して ***
 2015年11月24日(火)~30日(日)、クウェートへ行ってまいりました。出発前にフランスでISによる同時多発テロがあり不安でしたが、かえって警戒が厳重で、無事に事業を終え帰国できました。
 遠く離れた国にも折り紙を愛好する方達がいて、知り合うことができました。大学に折り紙クラブもあって、より高度な作品にも取り組んでいるそうです。また、折り紙が初めてという子供たちも多くいました。折り上がった時のみんなの笑顔が印象的で、今回の成果を実感しています。また行く機会がありましたら、大学で専門的な講義をしてみたい、もっと子供たちへ折り紙の楽しさを伝えたいと思っています。
 今回のクウェート派遣にあたって、ご推薦くださいました日本折紙協会大橋晧也理事長をはじめ関係者の皆様、5か月に及ぶ打ち合わせや現地との連絡などをしてくださった国際交流基金の大川様、現地では足木大使をはじめ同行してくださった萬谷様、通訳のダナ様、オマイマ様、ならびにアシスタントをしてくれた大学生の皆さん、多くの方々のお陰でこの事業を無事終えることができました。紙面をお借りして、改めてお礼申し上げます。


◆支部だより

スリランカでの活動報告
スリランカ支部長 De Silva Kadupitige Kカピラapila J ジャヤデワayadewa/スリランカ

2014年に続いて2015年も日本を訪れ、折り紙を学び、「折紙シンポジウム」や「おりがみカーニバル」などのイベントを通じてNOA会員の皆さんとも交流できたことは、私にとってとても幸福な経験でした。
 これらの写真は、スリランカにおける私の折り紙活動の様子です。

 訪日時に折紙講師資格を取得し、また設立承認されたNOAスリランカ支部の支部長として、未就学児とその先生、実習生に、折り紙を教えています。内容は主に作品の折り方の説明ですが、先生たちには「教え方、折り紙の指導方法」なども含めて紹介しています。
 生徒たちは、新しい作品を学ぶことが非常にうれしいようです。
 日本で学んだ知識と経験を生かし、ここスリランカはもとより、周辺の南アジアの国々にも折り紙を広めて行きたいと思っています。
 また日本に行って皆さんとお会いし、折り紙を楽しみ、学びたいと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いします。


◆みんなの作品展
第14回新春を飾る折り紙作品展「木の葉のささやき」
朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会/原 嘉子(埼玉県)

第14回新春を飾る折り紙作品展「木の葉のささやき」が1月3日(日)~11日(月/祝)、川口市立グリーンセンター・緑のアトリエで開催されました。今回もたくさんの方々との再会・出会いがありました。これも朝日 勇先生のご指導のおかげと思っております。遠方よりお越しいただきました方々をはじめ、ご来場いただきましたみなさまにお礼を申し上げます。ありがとうございました。


◆和紙ものがたり

連載〔第28 回〕漆塗りの日用品

 漆はウルシの木から採れる樹液です。大昔から人々は漆の防水性、耐水性、腐蝕防止、防虫効果、接着効果など多くの有用さと、塗ると出る色艶の美しさに気づいて利用してきました。新石器時代には石の矢尻を柄にはめ込んで藤蔓の皮で巻きしばり、それに漆を染み込ませて接着させていたそうです。また、5000年前の縄文時代の遺跡からは漆を塗った土器が発掘されています。
 漆加工の現場でも和紙がさまざまな用途で使われてきました。日本折紙協会のある東京都墨田区の建築漆工職人の安宅信太郎さんと、助手の恵子さんに取材のご協力をお願いしました。

●漆
 ウルシの木は湿潤な気候のインド、ベトナム、タイ、ビルマ、台湾、中国、朝鮮半島、日本など、東南アジアから東アジアで自生したり、栽培されたりしています。日本のウルシの木は高さが10mほどになる落葉高木で、6 月ごろ黄緑色の花を咲かせ、秋には美しく紅葉します。雄木と雌木があり、実からは鑞を、木からは樹液を採ります。
 木から樹液を採る作業を「漆掻」といいます。日本で漆掻ができるのは、十数年育った木です。木の外皮から木質に届く深さに切り疵を作り、20 分ほどで染み出してきた樹液をへらで掻き採ります。1 本の木から1 年間で60 ~ 250グラムほどしか採れません。
 樹液に含まれるウルシオールが漆の主成分で、日本産の漆が上質とされるのはウルシオールをもっとも多く含むからです。
 漆の特徴的な性質に、乾燥がありますが、洗濯物のように水分を蒸発させて乾燥するのとは違います。空気中の酸素を吸収してウルシオールが酸化して乾固(乾いて固まること)し、強靭な塗膜を作るもので、最適な温度は25℃~30℃、湿度は75%~ 80%です。これ
はかなり高温多湿で梅雨の季節に近いもので、「室」や「風呂」などと呼ばれる、内部が常に湿った戸棚で乾かします。

●漆加工での和紙の働き
 紙の漆器は、紙胎と呼ばれます。和紙と漆はとても相性がよく、和紙のからみあった長い繊維の中に漆がしっかりと染み込んでいきます。上の写真①の和紙コースターは紙胎のひとつです。東京スカイツリーと川をイメージした形と絵柄で、糊でうすめた漆を4 回重
ね塗りしてあり、水をこぼしても何度でも使える、おしゃれな働きものです。
 江戸時代に、「万年紙」と呼ばれる漆塗りの文房具があったそうです。筆で書くメモ用の紙で、濡れた布でぬぐうと長年使えるというものでした。文献に「泉貨紙※1の表裏を山くちなしの汁で染め、漆を一度引いてよく乾かし、ついで透明な梨子地漆※2で上塗りして、風呂に入れてうるしをからし、折本のようにたたんで用いる」と製法が記載されています。折り紙が好きな皆さんには、とくに興味深い内容だと思います。
 写真③は竹の籠に和紙を重ねて貼り、漆を塗ったものです。これは「一閑張」といわれる技法で、明の時代の中国から亡命し江戸時代の日本に帰化した、茶人の飛来一閑(1578 ~
1657 年)に由来します。それ以前にも、柿渋を入れて煮た糊で器に美濃紙を張り重ね、漆を塗ったものがありましたが、一閑が茶道具を作ったので評判になったようです。
 また、楮原料の極薄ながら丈夫な吉野紙は、高級漆塗りの漆を濾す漆濾紙として欠かせないものです。
 蒔絵は漆器を金、銀、色粉などで美しく飾る工芸ですが、その下図の転写にも、美濃紙などの薄くて強靱な手漉きの紙が用いられます。
 以上、漆加工での紙の活躍の場を紹介しましたが、この他にもさまざまな場で紙は重宝しています。

●古い伝統を新しい時代に生かして

漆の深みのある艶やかさや優雅さや温かみに触れると、優しい気持ちになれるように思います。漆塗りの伝統を今の、そして未来の人々に伝えるために、安宅さんはさまざまな取り組みをなさっています。講演活動やデザイナーと協力して、先に紹介したコースターをはじめアクセサリーなど親しみやすい商品を開発されています。
 下の写真の「和紙ランプ」は三角柱の木胎の漆塗り製品ですが、三面に和紙張りの枠がスライド状で入るようになっています。三面に折り紙を飾っても楽しめるのではと安宅さんはおっしゃっていました。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
特集 ひなまつり


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第7 回  ひなまつり

3 月はひなまつり。女の子にとっては楽しいお祭り。段飾りのおひなさまを飾ると、部屋が何となくいつもと違って、不思議な雰囲気があったのを覚えています。それと、私のおひなさまではなかったさみしさを今も忘れていません。ですから子どもが生まれたら、段飾りのおひなさまを飾ってと楽しみにしていました。残念ながらそれは叶いませんでした。
 今では毎年のひなまつりを自分で折って飾って楽しんでいます。今年はどんなおひなさまにしてみようかと考えるのも楽しみのひとつです。
 今回のおひなさまを普段折り紙をされてない方に折っていただいたとき、少し難しいようでした。「細かいところはお手伝いしますね」とか「私の、使います?」などと尋ねて、準備して折ってきたものを渡して美しく仕上げてもらいました。いくつになってもひなまつりは女性にとって心華やぐ行事ですから。


◆ひなまつりセットHinadoll festival by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

おびな、めびな、ぼんぼり、屏びょうぶ風でひなまつりのセットを考えました。おびなとめびなの本体と袴はそれぞれ共通で、頭におびなは烏帽子を、めびなは髪をくみあわせます。袴とぼんぼりの笠は同じ折りです。(作者)


◆貝型色紙
石橋 美奈子

阪神淡路大震災(1995年1月17日)で厳しい生活をされている避難所に、この台紙におひな様を貼りお届けした当時の皆様の笑顔(おりがみの温もり)をふつふつと思い起こさせてくれる作品になりました。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 5 おひなさまのはし入れ(Hina Doll chopstick envelope)
池田 明美(author:Ms.Akemi IKEDA )

3月3日のひなまつりに使える、簡単でかわいいはし袋です。おはしを入れる部分が、もう少し長く折り出せたらよかったと思います。(作者)
This model is a lovely chopstick sleeve for Japanese Doll festival
on March 3rd. If this length were a little bit longer, it could be even
better. (Author)


ミニ知識
◇雛祭り…3 月の最初の巳みの日(のちに3 日に固定)に水辺で体を清め、桃の酒(桃葉の粉を混ぜた酒。薬効があり邪気をはらうとされた)を飲んで、穢れをはらうという中国の昔の風習(上巳の祓)が、海や川に出かけ、紙や植物で作った人形に息を吹きかけ、体をなでた後、川にながして身の穢れをおとして健康を願うという日本に古くからある信仰と結びつきました。一方、貴族の女の子たちのお人形さんごっこの「雛遊び」があり、形代(身
代わりのもの)としての人形と雛が結びついて、室町時代に上巳の節供に雛を飾るという、今の雛祭りの形式ができました。

◇菱餅…菱形ののし
餅です。菱形は水草の菱の葉っぱの形に由来します。菱形のとがった形が厄除けや魔除けの意味があるという説もあります。もともと正月に小豆を入れた赤い菱餅が供
えられていましたが、江戸時代になって菱餅が雛祭りにも供えられるようになりました。本来のお供えは邪気をはらうとされた蓬の入った蓬餅で、その由来で雛祭りの菱餅は蓬や青粉で緑色の餅を作って、緑と白の2 色で、3 枚重ねるときは上下が緑、まん中が白だったそうです。赤い色の菱餅が雛祭り用に加わるのは、明治時代になってからだそうです。


◆菱餅Hishimochi (red, white, and green l ozenge-shaped ri ce cakes)
by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

「ハートの箱」を友人に見せたとき、トランプのマークを全て創ってみてはと言われました。スペードとクラブは困難です。ダイヤはできそうですが、菱形にするだけではつまらないので三色にしてみました。(作者)


◆桃の花と梅の花Peach blossom and Ume blossom by Mr. Nobuyoshi SHO- JI
東海林 伸嘉

以前投稿した桜を手直して桃の花を作りました。ちょっとした工夫で別の作品に仕上がるのが折り紙のおもしろさだと思います。梅の花と合わせて楽しんでください。(作者)


◆ハートのお手紙入れHeart envelope by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

少しオープンなお手紙入れです。折る工程の中でハートが生まれ、ちょっと嬉しくなりました。15cm角で折ると思ったより大きめに仕上がりますよ。(作者)


◆りぼんのメッセージカード入れRibbon envelope by Ms. Takako OGURA
小倉 隆子

簡単に折れて、りぼんのシルエットがとてもかわいい作品です。季節に応じて色合いを考えて折ってくださいネ。いろいろな用途に使えて便利です。(作者)


◆ツリーのお手紙飾り Tree decoration for a letterfold by Ms. Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子


伝承のお手紙折りにさしこめる木の飾りです。折り図の14までは、ラングドシャ(写真右、『450号』掲載)と同じです。季節によって木の色を変えて楽しんでください。12月は、クリスマスツリーにもなりますよ。木をさしこむだけでお手紙が素敵になります♪(作者)


◆赤ずきんちゃんLittle Red Riding-Hood by Ms. Masumi WATANABE
渡辺 眞寿美

子どもころから親しんできた絵本の中の赤ずきんが折り紙でできた時、思わず童心にかえり喜びました。千代紙など柄物の紙で折るとずきんをかぶる女の子として楽しんでいただけると思います。胸元にリボンシールを貼るとずきんの結びとなります。(作者)


◆おってあそぼう!!

ポコポコリング
川手 章子

ポコポコと6この小さなケースのあつまりがリングとなり、ちょっと転がしてみたくなりました。遊べる折り紙作品って、いいなあ、イカスなあと思います。(作者)


◆脳 トレ折り紙
③タングラム 
石橋 美奈子

タングラムとは「知恵の板」と呼ばれるパズル遊びのひとつです。大(2 枚)、中(1 枚)、小(2 枚)の3種類の三角形と、正方形1 枚、平行四辺形1 枚の合計7 枚の板を組み合わせてさまざまな形を作ります。日本では、大正時代にハイカラな遊びとしてはやったそうです。
 タングラムは図形のことを学ぶのにとてもよい教材になりますし、人、汽車、家、生き物など工夫しだいでいろんな形が生まれ、見立てを楽しみながら情操を養います。
 タングラムでできるデザインはたくさんあります。ご紹介する中で「矢印」「重ね三角」「アラジンのランプ」「ロケット」「花」「つばめ」はオリジナルで、「ロケット」は神戸新聞で発表当時(1992 年)、話題になっていたスペースシャトルエンデバー号にちなんで考えたものです。
 15cm 角の同じ色の紙4 枚を準備してください。それぞれの板を折り紙で作るところか
ら始めます。平易な折りですが、すべての形にとじをつけて開かないように、表も裏も重なりが出ないように仕上げてあります。折り紙タングラムで脳のトレーニングをしましょう。



◆ミニ知識
◇タングラム…「知恵の板」とは、正方形、長方形、多角形、円形などの1 枚の板をいくつかに割って、それを全片使って示された形を作る遊びで、正方形から作るタングラムはその代表的なものです。もともと中国で考え出され、「七巧図」と呼ばれました。
七巧図についてのもっとも古い文献は1803 年のもので、それ以前のことははっきりしていないそうです。七巧図が19 世紀初めに西洋に伝えられて大人気となり、西洋の遊びとして定着しました。タングラムという名前も流行した当時に売り出された商品名のひとつだと考えられています。七巧図は日本には19 世紀前半に伝来しましたが、それ以前にも正方形を7片に分割した独自の知恵の板があって、その問題集『清少納言智恵板』には1742 年
の記載があります。


◆デザート皿Dessert dish by Mr. Kazukuni ENDO
遠藤 和邦

正方基本形を作り、その4隅で止めを折って広げると中央と外側に合計5か所の仕切りがある容器ができあがります。16から18が細かい折りなので、25cm角などの大きめの折り紙が実用するにもよいと思います。2を4等分で折ると中央の器部分が大きくなります。(作者)


◆NOA
読者の広場

『484号』(特集:クリスマス)宛てにいただいたお便りをご紹介します
 初めて「おりがみ頭の体操」にチャレンジします。先日、「スカイツリータウン・ソラマチ」で「おりがみカーニバル」を拝見した際、フレーベルの模様折りを使った作品が多く、「私もいろいろな模様をコレクションしてみたい…」と思ったのがきっかけです。2012年1 月号から問題を解いてウォーミングアップしました。今月号の「クリスタルヘキサゴナル」は、ねじるようにして立体にするプロセスがおもしろかったです。光に透かしてみると星形のきれいな輝きを見ることができました。「折紙講師勉強会」で土戸英二先生に教えていただいた「七福神」を色紙仕立てにしました。和紙を貼りあわせて色をつけました。紙選びが楽しかったです。今週の天気予報に、ついに雪マークが登場しました(お手紙の消印
が11 月24 日)。例年に比べ遅い初雪になりそうです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 「クリスタルヘキサゴナル」の作品は最後のひとひねりで底付き容器に変身し、楽しく折ることができました。60度角を折り紙で作る方法、久しぶりでした。「頭の体操」になりました。本誌で紹介されています「折紙工学」とはどのようなものか、実物を見てみたいと思いました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆支部だより

秋田支部「なまはげの会」作品展示会
秋田支部「なまはげの会」支部長 畠山久子/秋田県

 2015年10月15日(木)~27日(火)、NHK秋田放送局の「ふれあいギャラリー」で、「なまはげの会作品展示会」を開きました。25名の会員が出品しました。
 来観された方が、「懐かしい」「本物の花かと思った」と楽しんでおられました。
 松尾芭蕉も訪れたという、鳥ちょうかいさん海山と、その裾野に広がる九十九島(写真2列目右側)は会員みんなで折りました。

秋田は、折り紙サークルが少ないせいか、「初めて折り紙の展示会を見ました」という方もいました。「また展示会を開いてくださいね」と心温まる言葉をいただきました。


◆三支部勉強会を開催しました
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

戸支部の三支部勉強会を11月28(土)・29日(日)に、社会福祉法人枚方療育園山西福祉記念会館で開催しました。講師に宮本眞理子先生(長崎県)をお招きし、120名を超える方が参加されました。
 1日目はクリスマスの作品を、2日目はお正月の作品を講習していただきました。美しく、可愛い作品が完成し、会場に笑顔があふれました。
 夕食後は恒例のビンゴゲーム大会。山本一彦先生(写真)の司会に大盛り上がりでした。宮本先生からも景品をご提供いただき、豪華なプレゼントに皆さん喜んでいただきました。
 宮本先生には、二日間にわたり、たくさんの作品を展示していただきました。また、金網のおりがみ「おりあみ」を使っての講習もあり、貴重な経験をさせて頂きました。初日は夜遅くまでお付き合いしていただき、ありがとうございました。
 最後に、事務局を一手に引き受けてくださった山本先生はじめ、景品のご協力をいただいた先生方にも感謝しています。皆様ありがとうございました。


◆みんなの作品展

高屋西小学校親子折り紙教室で童話をテーマに作品出展 
ハーレー静代(広島県)

今年度の高屋西小学校親子折り紙教室の「東広島市生涯学習フェスティバル」に出展した作品を紹介します。
 ここ数年取り組んでいる「読書をして世界を旅行しよう!」の今年の作品は『オズの魔法使い』でした。
 お家に戻りたいドロシーと、脳味噌が欲しいカカシ、心が欲しいブリキの木こり、勇気が欲しいライオンたちの冒険のお話しです。虹色の花畑の向こうを目指して歩き始めるところをイメージして、スタッフみんなで折りました。フェスティバル当日の会場は東広島運動公園の広い体育館なので、照明が高すぎて作品が少し暗くなってしまい、皆さんに見てもらうのにはちょっと残念でしたが、「高屋西小学校親子折り紙教室」の活動報告と同時に開いた折り紙教室には多くの方に参加いただきました。ところが、きっとおり神様がチャンスを下さったのだと思うのですが、なんと! 12月3日(木)にRCC中国放送の午後の番組「イマなまっ」に出演するという機会に恵まれ、番組の中でたくさんの折り紙作品を紹介することができたのです!
 広島では視聴率の高い番組なので、予想以上に多くの方に見ていただくことができました! 前もって小学校で取材された映像に加えて、当日の生放送にも出演するというハプニングもあり、折り紙作品をいっぱい紹介できました!年の締めくくりに貴重な体験をする事ができありがとうございました!



◆地区の文化祭で作品展 鶴嶋ひろみ(埼玉県)

2015年11月7日(土)・8日(日)に行われた東松山市高坂丘陵地区の文化祭に3回目の参加をしました。4人で始まったこの会ですが、今では28名になり十二分に折り紙を楽し
んでいます。
 年々上手になってゆく様子を地域の方々にほめていただき皆のテンションはMAX!
 私も2年続けて「おりがみカーニバル」で賞をいただき背中を押していただきました。これからも折り紙を楽しみ、折り紙の楽しさを伝えていけたらと想っています。



◆World 0rigami Report

台湾の大学で講習と展示
笹原英代(東京都)


2013年※に引き続き、翌2014年の秋にも、台湾の南なんえい栄科技大学へ講習と作品展示の依頼を受け、およそ二週間、台湾へ行ってきました。今回は、国の文科省の視察などもあり、展示作品の説明や講習と緊張しましたが、どの作品にもとても興味を示していただき、感慨深いものがありました。   ※『472号』に報告記事掲載
 学内の学生さんはじめ、地域の皆様方にも折り紙の作品を見ていただきたいとのことで、地域の皆様方にも声をかけていただき、幅広い年齢層の方々、述べ500名程の方に見てい
ただきました。折り紙も学内に徐々に浸透して、とても興味を持って頂き、今回は、鶴の基本形から、どんな作品ができるかというテーマで講習を行いました。皆、真剣に取り組む姿
に、折り紙を広める一助になれたこと、嬉しく思いました。
 折り紙から日本のことをもっと知りたいと興味を持たれ、熊本大学へ留学を果たしたと喜びの手紙が先日学生さんから届きました。将来に向け、日本と台湾を結ぶ素敵な仕事に
就いて欲しいと思いは馳せます。そのうち、会いに行ってみたいと思っています。折り紙を通じて、貴重な経験から、世界が広がっていく幸せを感じています。


◆第29回 国際交流祭 in ブダペスト(ハンガリー)に参加して
中島 進(常任理事/埼玉県)

今回、NHK文化センター主催の「第29回 国際文化交流祭 in ブダペスト」に参加してきました。ブダペストはハンガリーの首都で、中東欧最大の首都でもあり、「ドナウの真珠」と言われる美しい都市で、温泉も多く、世界遺産にふさわしい「安らぎの国」でした。

 日本から、21団体、140名参加という大きなイベントでした。日本折紙協会からは、私を含めて6名の参加でした。
 会場は、ブダペストを代表する「ヴィガドー コンサートホール」で、リスト、ブラームスなどが演奏したところ。旅程は、2015年11月26日(木)~12月3日(木)の8日間で、11月28日(土)・29日(日)の2日間がイベント開催日でした。現地ハンガリーにも折紙協会があり、私たちと共同で展示、実演しました。
 ハンガリーには親日家が多く、「おりがみ」も普及していて、我々のブースは、多数の人々に取り囲まれいつも盛況で、主催者に感謝されました。
 ハンガリーの折紙協会の皆様とも、楽しい折紙交流ができました。


午後から、会場近くの広場で、クリスマス・マーケットが開かれ、にぎやかなライトで飾られた屋台は、人々でにぎわっていました。
 楽しい時も、あっという間におわり、ウィーン経由で、日本に帰国となりました。市内観光で、ヨーロッパの伝統文化遺産に触れ、文化の大切さを痛感できた旅となりました。おり
がみも大事にしていきたいと思いました。


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その13)

 日本屈指の問屋街、江戸通り。馬ばくろちょう喰町(中央区)から浅草寺までつづくこの通りは古くから土産物のお店が軒を並べていました。『473号』でも紹介したとおり、現在JR浅草橋駅周辺は、手芸材料と人形問屋の街です。
 正しょうとく徳元(1711)年、吉德初代、尾おわり張出身の治郎兵衛がこの地に開いた人形の店から、今では東京の人形問屋の7割以上がこの浅草橋周辺に集まり、雛人形、五月人形、羽子板、破魔弓など、一年を通して道行く人の目を楽しませてくれます。


「吉德これくしょん」は、吉德十世・山田德兵衛(1896~1983、写真)が昭和の初め頃から研究資料として収集した品々を母体とする、人形玩具と文献資料などの集合体です。日本人形の祖形といわれる祓はらいのひとがた、江戸期の御所人形、節句飾りの変遷を示す古雛や五月人形、人形や玩具が描かれた浮世絵など、その数は数千点に及びます。吉德では、これらの保存と適切な活用を図るため、1980年に「吉德資料室」を開設しましたが、2014年の社屋新築を機に展示室を設けて広く一般に公開されることになったものです。「吉德これくしょん」の資料は、性質上、常時すべてを展示できませんが、随時展示替えが行われ、
また企画展も折々に開催されています。
 問屋街めぐりの際はぜひ足を運び、日本人形と玩具の歴史に触れてみてはいかがでしょう。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
月刊おりがみ484号
特集 クリスマス

◆支部だより

◆ノア・こぶし会“おりがみ展”
練馬支部「ノア・こぶし会」服部周平/東京都

恒例の練馬支部「おりがみ展」を8月27日(木)~31日(月)、おなじみの表参道「ギャラリーM」で行いました。メンバー各自の個性あふれる作品が展示され、連日多くの方々のご来場をいただき楽しんでいただきました。特に月刊『おりがみ』でおなじみの染谷淳一郎、張替亮子、青柳祥子、宮田 弘、鈴木恵美子ら(敬称略)諸先生もご来場いただきました。略儀ながら、この誌上を通じ、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。また、今年の8月の表参道は「よさこい」の本場、高知の生んだ坂本龍馬の生誕180年に当たり、「リョーマの休日」と唱いタイトルも「2015スーパーよさこい」と大きく宣伝され会場周辺は大変な人出で、その余波で会場も賑わったようでした。小川町パノラマおりがみ展を終えてさいたまのびのび支部 支部長 黒岩琢磨7月22日(水)から8月30日(日)まで休館日を除くと35日間の展示会が無事終了しました(作品詳細は『482号』P6-7参照)。多くの会員が遠方からも来場され熱心に観ていただき厚く感謝申し上げます。ユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」を使用した立派なバラをはじめ、田中陽子会員を中心とする地元の方々の作品が花を添えてくださったが、それだけではなく、働いている方が多くて会場勤務が不可能な支部会員にかわって穴を埋めてくださり汗顔の至り…。
 それにしても、過去17年間の支部作品集大成を小川町で展示できたことは20年程前の出来事と関係があるように思えます。「小川町に折紙博物館を創ろう!!」と計画していたのにバブルがはじけて全てが雲散霧消!! 大変残念な思いをしたのでした。改めて日々積み上げる歴史の重みを感じたのでした。

◆活動報告(作品展と折り紙教室)
武南支部「折り紙夢工房」支部長 金杉登喜子/埼玉県

《1》折り紙夢工房作品展
 2月21日(土)~25日(水)、大宮第二公園で開催された「大宮公園梅祭り」に合わせて、日頃の折り紙作品の展示会を行ないました。今回は、ユネスコ無形文化遺産に登録された埼玉県の「細川紙」を使った作品や、日頃、会員が挑戦した多くの作品を展示。梅まつりに来られた多くの方々も、立ち寄ってくださり、にぎやかな展示会になりました。毎日異なるミニ折り紙教室も開催し、折り紙作りの楽しさを広めるよい機会になりました。


《2》デンマークからのボーイ・ガールスカウト折り紙教室

7月24日(金)、加かぞ須市「県立加須げんきプラザ」で、世界ボーイスカウトジャンボリーに参加するデンマークからのボーイ&ガールスカウトの子供達に、折り紙の楽しさを知ってもらう折り紙教室を開きました。
 デンマークからの子ども40名に加え、同行した大人や同年齢の日本の子供達も加わり80名を超える参加となりました。

折り紙夢工房のメンバーの指導で、「羽ばたく鶴」、「水飲み小鳥」、「おしゃべり唇」、「帽子」を全員で作り、その後10人程度の分科会に分かれ、いくつかの折り紙作りに挑戦しました。
 最初は戸惑っているようでしたが、日本の子供たちと一緒に、見よう見まねで折り紙作りに集中、できあがった時には歓声があがるなど、日本文化の一端を満喫してくれたようです。これからも、日本だけでなく、海外の人達にも、折り紙作りの楽しさを知ってもらう活動もしていきたいと思っています。
 デンマークの子供達、同行の大人達には、会員手作りのピエロのストラップをプレゼントしました。


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

◆Lesson 2 サンタ(Santa)    ☆
松野 幸彦(author:Mr.Yukihiko MATSUNO)

同じ大きさの2枚の紙で作る簡単サンタさんです。立たせることもできます。また、頭に体をさしこむときに、体の背中側を正面にしてさしこむと、左手で袋を持つサンタさんになります。


◆サンタSanta by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

クリスマスシーズンとなり、サンタを折ってみました。いつも顔の部分の折り出しで苦労するので 、今回はあえて単純に重ねで処理してみました。できあがりが小さいですが、折り数もほどほど、かわいいサンタができます。ありそうでなさそうなので…。(作者)


◆ミニ知識

☆クリスマス…12 月25 日。キリスト教を始めたイエス・キリストの誕生を祝う日です。クリスマスは英語でキリスト(Christ) のミサ(mass) という意味で、ドイツ語でWeihnachten ( 聖なる夜)、フランス語でNoël( 誕生、よい知らせ)といいます。古代ヨーロッパの太陽信仰とキリスト教が結びついて、冬至の季節の12 月25 日と定められました。
☆サンタクロース…サンタクロースは人生経験が豊富で、物知りなおじいさんの姿で表されました。サンタクロースのモデルは、小アジアのミュラ(現在のトルコ西部)生まれとされる司教、聖セントニコラスで、さまざまな伝説を持ち、子どもや女性、船乗りの守護聖人とされている人物です。オランダ語で聖ニコラスは「ジンタ・クラース(SintKlaes)」で、移住したオランダ人たちがアメリカに持ち込み、ジンタ・クラースがなまってサンタクロースと呼ばれるようになりました。1822 年、神学教授のクレメント・クラーク・ムーアが「聖ニコラスの訪問」(和訳は「クリスマスの前の晩」で有名)という詩を娘のために作ります。その中で「八頭だてのトナカイの橇に乗って、茶目っ気があり、人のよさそうな顔をし、おなかの突き出た小柄な聖ニコラスが煙突から家に入りプレゼントを靴下に入れる様子」が書かれ、それがサンタクロースのイメージとして広まりました。


◆小人さんDwarf by Ms. Hiromi TAKAGI
髙たかぎ木 ひろみ

ふっくらとした小人さんです。おすわりさせたり、つりさげたりして飾ってくださいね。(作者)

◆折りくまメッセージ Bear card by Ms.Hiromi Takagi
髙木 ひろみ

くまの形のメッセージカードです。おなかの「とびら」を開いて足を下に引っ張るとメッセージが出てきます。おなかの中心が開きやすいので、シールなどでとめてください。(作者)


◆スタンド付きローソクCandle on the candlestick by Ms. Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

クリスマスツリーの飾りをみんなで楽しく作って吊るす。全員参加ができる易しい折り方で考えました。赤、オレンジ、黄、ブルー、ピンクなど好きな色で作ってください。吊るす糸は濃い緑や黒など、“もみの葉”に同化する色がよいでしょう。(作者)


◆リボンRibbon by Mr. Isao KODAMA
児玉 功

このリボンは④~⑥の工程をふわっと折ることにより、やわらかな結び目らしさを表現することができます。折りやすい作品なのでクリスマスや母の日のプレゼントなどいろいろな場面に添えてお使いいただければうれしいです。(作者)


◆リボンベルBell with a ribbon by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

クリスマス飾りにかかせないベルに小さなリボンをつけました。最後に下の方だけ少し丸みをつけてコロンとさせて完成ですが、平面作品として壁面の飾りやカードなどに貼ってもかわいいと思います。(作者)


◆ツリーボックスTree box by Ms. Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子

1枚折りのツリーボックスです。小さなプレゼントを入れてオーナメントにしても素敵です。木の表は、デコレーションして楽しんでください。すき間もあるのでそこに飾りをさしこんでもおもしろいですね。Enjoy!( 作者)


◆ミニ知識

☆クリスマスツリー…キリスト教が広まる以前のヨーロッパで、冬至の魔除けとして常緑樹を飾ったのが始まりとされています。飾りつけたツリーが最初に記録に登場するのは1419 年、ドイツ南西部の山地シュワルツワルト近くのフライブルクという町です。ドイツじゅうに広まるのは1820 年~ 30 年ごろだと考えられています。
☆ベル…ツリーと同じで冬至の魔除けとして使われていたものが起源とされています。ベルはすそが広がった逆カップ状の鐘のことです。中に吊るした舌(clapper) で音が鳴ります。なお、12 月31 日の大晦日、寺では除夜の鐘をつきます。108 回撞木でたたいて、音を鳴らします。人の心を汚すもの、悩みなどをひとつひとつ取り除いて、新しい年を迎えるためだとされています。なお、鐘の表面についているいぼは、108 個あるそうです。
☆冬至…一年中で夜が一番長く、昼が一番短い日です。2015 年は、12 月22 日です。太陽の光と熱が、一年中でもっとも弱く、冬至をさかいに昼の長さが少しづつ長くなり、
日差しも増してきます。それで「太陽の誕生日」といわれてきました。
☆ガラス玉…ツリーをガラス玉で飾るようになったのは、19 世紀初めのことで、とくに赤いガラス玉はリンゴの代わりとして喜ばれたそうです。ドイツのラウシャという山の中の小さな町は、農耕などに向かない土地でもともとガラス製品作っていましたが、クリスマスツリーが普及するのにともないガラス玉を作るようになり、今ではこの町はガラスアートの町として観光名所となっています。
☆クリスマスカード…1843 年、イギリスのヘンリー・コール(ロンドンのヴィクトリア& アルバート博物館の設立者)が、ジョン・カルカット・ホースレイにデザインの依頼をしたのが世界で初めての商品化されたクリスマスカードです。1 枚1 シリングで売られ、1000 枚ほど売れたそうです。そのうち12 枚が今も残っているそうです。
☆ Merry Christmas!…「クリスマスおめでとう」という意味で、クリスマスにかわされる代表的な挨拶の言葉です。なお、相手がキリスト教徒でない場合、”Season’sGreetings!” などの表現を使います。また、 Christmas を略して、Xmas やX-mas と書くことがありますが、X はギリシャ語でXristos(クリストス)の頭文字で「油を注がれた者」という意味で、「救世主」を意味します。X’mas と’(アポストロフィー)を入れるのは間違いです。
☆遠距離恋愛の日…12 月21 日。1221 で、両側の1 が一人を、中の2 が近づいた二人を意味して、遠距離恋愛中の恋人同士がクリスマス前に会ってお互いの愛を確かめあう日とされています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『クリスマスの文化史』(白水社)、『図説クリスマス百科事典』(楓風社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『年中行事・記念日事典』(学研)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『年中行事事典』(三省堂)


◆ほのぼのデイケア折り紙
石倉 君代

第4 回  クリスマス

折り紙で作るクリスマスリースはたくさんあると思いますが、今回は6 枚組みで、角で葉を折り出したものにしました。このリースは、同じ単体5 枚で組み合わせの位置を変えて星のリース、4 枚で額にして使ったりできます。
 まん中にできる六角形の窓の部分に、学生のころに憧れたシスターを入れて、清楚な感じを出しました。 シスターが灯すキャンドルの優しい光が皆さんの心を照らしますように。
 もっとにぎやかなリースがお好みの方は他の飾りを折って貼ってもよいでしょう。また、リースだけを折っておしまいという方は、季節の楽しいシールで飾ってみてはどうですか。


◆星のしずくStar drop by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

少しデコボコしている雫しずく形の作品となりました。キラキラした折り紙で折るとステキかな、と思います。いろんな作品に出会わせてもらって折り紙ってとても不思議で楽しみです。(作者)


◆クリスタルヘキサゴナル(水晶のような六角形★)
石橋 美奈子

たとう折り紙の技法で最後のクルッとねじると作品の中身が立体になり光に透かすと美しいクリスタルの輝き!! (作者)


◆キラキラスターTwinkling star by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

とてもシンプルなパーツ4個を組み合わせてみました。裏側も楽しめそうです。1色、2色、4色などを組み合わせていただいてもいいかなと思われました。(作者)


◆花束ケース Bouquet wrapper by Ms. Kazue ASAI
浅井 かづゑ

おりがみの花をプレゼントするときに、花束にして渡したら喜んでもらえるんじゃないかなという発想から作ってみたケースです。⑧でひっくりかえすとき、破れやすいので気をつけてくださいね。(作者)


◆バッグBag by Mr. Hideo ISHIBASHI

石橋 秀夫

もともと3D(3次元)の作品の創作に思い入れがあります。そのひとつとして本物のバッグのフォルムを持つ作品を作りたいと思いました。大きな紙で折ってください。また、いろいろなデザイン、柄の紙で折って楽しんでください。(作者)


◆新オリガミツリー
~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
大橋晧也

No.23
 【「ざぶとん+かえる」複合基本形】

 新オリガミツリーNo.23は、ざぶとん基本形+かえるの基本形です。この複合基本形は、No.22の「ざぶとん+鶴」の複合基本形よりいっそう角かどをつくることができ、その角を生かし多様な動物や虫などを折ることができます。しかし、折りが複雑になりがちで子どもたちには抵抗のある複合基本形だといえましょう。折りが複雑になることが折り紙として高度な作品だということは決してありません。簡単な折り方からも優れた折り紙作品があることも忘れてはなりません。折り紙は、彫刻や油絵のような写実性や作品の独自性(一品性)を求めるのとは違い、規則的で再現可能なのがその特徴です。したがって、複雑
な折り方やリアルな表現が折り紙として優れた作品だという考えは間違っており、それは折り紙本来のあり方ではないことをここで再確認しておきましょう。 さて、今回は花のCを子ども向きの作品として取り上げてみました。中に差し込んだ角を起こすことによって花のおしべを作りもう一つ花Aをつくりかぶせると花弁の多い花を折ることができます。一般向きの作品としてはペガサスを紹介したいと思います。ペガサス以外の子犬やゾウガ
メなどにも挑戦してみてください。
 新オリガミツリーの作品紹介は、今回で一応終わりとしますが、これまでも触れてきたようにツリーをはどこから始めてもいいのです。しかし、この新オリガミツリーで紹介した基本形からの発展は折り紙の最も大切な基本です。創作の出発点なのです。ぜひ、皆さんもそれぞれのツリーを作ってみてください。


◆読者の広場

『481号』(特集:お月見と敬老の日)宛てにいただいたお便りをご紹介します
 49 ページの書を折り紙で飾った「絆」がステキです。私も挑戦してみようと思いました。連載「詩を折る」の「童謡・赤とんぼ」では、毛筆で書いた詩に赤とんぼをそえるのもいいなと思いました。折紙師範を目指して精進したいです。新版のテキストも気になります。
愛知県 田中愛子さん

どのように組み合わせるのかなと思いながら折って「台形の箱」、3 個組、6 個組と広がり、時間がたつのを忘れてしまいました。各都道府県のキャラクターをすべて折り紙で作品化できれば、日本地図になりそうで夢が広がります。
鹿児島県 佐野由美子さん


◆World 0rigami Report

◆天国に一番近い島 ニューカレドニアで折り紙教室
倉橋聡美(ニューカレドニア)

 フランス人の夫と結婚しニューカレドニア(仏領)に移住して約2年。昨年の夏頃より折り紙を教え始めました。イベント会場や図書館などで大人から子どもまで、あらゆる人を対
象に教えています。一枚の紙で様々な形を創り出せる折り紙は「まるで魔法のよう」と好評で、大人も子供も一緒にできることから、イベントなどでは毎回多くの人がチャレンジし
てくれます。
 この8月には、子どもたちのバカンスに合わせ、ニューカレドニアの首都・ヌメアから車で北に1時間半ほどのラ・フォア市で、2週間の折り紙教室を開きました。ラ・フォア市は山形県鶴岡市と友好都市の盟約を結んでおり、日本文化にも造詣が深いようです。
 毎日、朝2時間(小さい子クラス)、午後2時間(大きい子クラス)の計4時間。何を作るか、プログラムの組み立ては大変でしたが、とても良い経験になりました。小さい子向け
にはお相撲さんの人形を作り、実際にトーナメントなどをして、折り紙を作るだけでなく遊ぶ時間も設けました。毎日何か作品を家に持って帰ることができ、子どもたちもとても喜んでくれました。


◆Oritai レポート、8月に想う
Preeti Mital、大谷加奈子(Origami Oritai隊員、インド・ニューデリー)

8月3日(月)、国際交流基金ニューデリー日本文化センターにて平和教育プログラムが開催され、現地の中学生50人がヒロシマの原爆について学び、平和への取り組みについて考
えました。
 原爆のお話の後、アニメーション映画『つるにのって』を鑑賞、そして、私達Origami Oritaiと「羽ばたく鶴」を折り、最後はスカイプにてヒロシマ平和メディアセンターのジュニアライターたちとの意見交換で締めくくられました。
 過去の出来事を学び、平和を担う次世代。活発に意見が交換されました。意見交換の間、折られた鶴を回収し、虹を描きました。この虹は5日には広島へ届けられ、広島の生徒たち
が折った20の鶴と合わせて完成。6日、平和公園の原爆の子の像に奉呈されました。
 今回の平和教育プログラムでは、遠く離れたニューデリーと広島の生徒たちが一緒に鶴を折ったり意見交換を通して、平和への思いを一つにすることができました。私たちOritai
は折り紙を通して、このプログラムに参加できたことを誇らしく思います。


◆「Japan Sun Days 2015」、ミラノで折り紙教室
相川綾子(イタリア)

今年の6月7日(日)にイタリア人のRosella Marangoniさん「日本の文化や伝統を伝える団体Japan SunDaysの代表者」が主催するイベントJapan Sun Days 2015にてソプラノ歌手としてそして折り紙講師として参加させていただきました。
 今年のJapan Sun Days 2015のテーマは、日本に原爆が落とされてから今年で70年になるということで原爆の被害者への想いそして決して忘れてはならないということが
テーマとなり私は原爆の被害を受けられ幼くして命を落とされた佐々木

禎子さんへの曲「折り鶴」などの曲をリュート奏者のClaudio Nuzzoさんと心を込めて演奏させていただきました。私達は胸が張り裂けそうな思いで演奏しそして決して忘れてはならないことだと新たに心に感じました。この「折り鶴」という曲は佐々木禎子さんへ捧げられた曲です。皆様もご存知のように佐々木禎子さんは原爆で被害を受け闘病中に1日でも病が治りますようにと願いを込めて毎日折り鶴を折り続けたことで有名です。そこでこの日は原爆被害者に対する想いを込めてたくさんの方に折り鶴を折っていただきました。
 そしてその他にたくさんの方に日本の伝統である折り紙を知っていただきたいということで演奏後には折り紙教室を開催しました。
 このような素晴らしい機会を与えてくださったRosella Marangoniさん、そしてJapan SunDaysのスタッフの皆さんに心から感謝の気持ちで一杯です。


◆みんなの作品展

絵画とおりがみのコラボ展「きょうの風・あしたの風」 
相あいおい生陽はるこ子(神奈川県)

「障しょうじがみ子紙アート油彩・南画・折り紙」のグループで「葉山芸術祭」に3回目の参加。今年は春の風が三浦半島を横断、逗ずし子(4/26~29)と横須賀浦賀(5/3~10)の2会場で開催しました。「逗子アートギャラリー」は、新緑の桜山と水のきれいな田越川沿いに、古民家「アトリエ鶴」は、開国の町、浦賀奉行所近くにあり、こて絵※1と和紙の掛け軸も特別展示され、それぞれ異なった作品展となりました。
 「さくら」「かきつばた」「あじさい」「ばら」など、絵とおりがみのコラボレーションは、「とても珍しい作品展」との声がたくさん聞かれました。スペインの思い出※2を作品にとの思いから、スペインタイルをイメージし、「星と雪の模様」をステンドグラス風に、手に取って見ていただいたりと。
 お天気に恵まれた今回の作品展に、幼児からご高齢の方まで400名近くの方々にお越しいただき、大変嬉しく思っております。


◆図書館の展示スペースで折り紙展 原 嘉子(埼玉県)

今年も3月30日(月)~4月27日(月)、近くの図書館の展示スペース
に折り紙を飾らせていただきました。今回はちょうど桜の時期でしたので、朝日 勇先生創作の「桜の花びら」付きしおりを120枚作り、「きっかけづくり」になるよう自由にお持
ちいただきました。3週ほどで完売4 4 しました。自分なりにいろいろな作品を折り、みなさんに見ていただけたことはとてもうれしいです。図書館の館長さんからお礼のお手紙と作品のプリントをいただきました。


◆連載〔第26 回〕和紙マスキングテープ

 マスキング(保護)テープとは、ペンキを塗るときなどにペンキを塗りつけたくない部分に貼ることで保護し、作業後は跡を残すことなくはがすことができる粘着テープのことです。もともとは工業用として作られ使われてきましたが、近年、文房具や手芸材料として大人気です。手漉すきの和紙で作られてきたものではありませんが、和紙マスキングテープを取り上げたいと思います。
 今回は、岡山県倉敷市に本社を構え、大正時代に蠅取り紙で創業されたカモ井加工紙株式会社と、岐阜県美濃市で美濃和紙の伝統と技術をいかしながら各種資材用原紙や機械漉き和紙の製造を行われている大福製紙株式会社にご協力をお願いしました。


マスキングテープの誕生
 マスキングテープは、貼ってはがせるように紙に粘着剤が薄く塗られて作られています。1925 年にアメリカの化学・電気素材メーカーの3M 社で研究開発の仕事をしていたディック・ドリューが、クラフト紙を使って、自動車の塗装の際に便利なテープを作ったのがマ
スキングテープの始まりです。ただクラフト紙製のマスキングテープは使い勝手の悪いものでした。
 その後、ドリューは縮緬状のしわが付いたクレープ紙に膠を浸して含ませたものに着目します。クレープ紙は伸縮性があるので車体のカーブにもなじんで
貼れ、また、クレープ紙のちいさな穴を膠がふさぐので塗料が浸透しない、優れたマスキングテープが生まれました。のちに膠の代わりに天然ゴムや合成ゴムが使われるようになりますが、クレープ紙のマスキングテープは今でも使われています。

日本のマスキングテープ
 一方、日本でのマスキングテープは塗装のマスキング用ではなく、絆創膏用の紙テープとして開発が始まりました。1918(大正7)年のM 商会(1922 年に日進合資会社に統合)による紙絆創膏と紙テープの実用新案登録が古い記録です。紙は三椏を原料としていました。
 その後、絆創膏という限られた用途から、着色紙粘着テープ、印刷紙粘着テープ、缶などの防湿シール、包装用など広がりを持った製品が生まれました。また、大正の終わりから昭和の初めにかけて小学校の「貼り絵」用教材としても普及したそうです。
 なお、アメリカのように自動車塗装マスキング用に使われるようになったのは1928 (昭和3)年ごろで、自動車塗装に吹き付け工法が導入されたことからでした。
 今回、ご協力いただいたカモ井加工紙ではマスキングテープの発売を1962年から始め、2008 年には文房具や手芸の材料としてmt(masking tape)シリーズの発売を開始しています。


◇マスキングテープに向いていた和紙
日本の紙(和紙)は楮、三椏、雁皮などの木の中皮部分の繊維(靭皮繊維)で作られ、細くて長い靭皮繊維がからみあうため丈夫で、ねばり強いのが特徴です。マスキングテープを和紙で作る場合、クレープ紙とは違い、粘着剤を塗る前に膠での処理は必要ありませんでした。さらにその薄さもマスキングテープには都合のよいものでした。
 明治時代の初めに文明開化とともに機械での洋紙製造法が伝来し、国産洋紙は政府の育成もあり発展拡大していきました。一方で、洋紙の製紙技法を和紙作りに取り入れようとする試みも増えました。1895 (明治28)年、静岡県の原田製紙は水車動力で小型のビーター(水の中で繊維を叩き紙料にする機械)と円網抄紙機で「粘剤」を使って、ナプキン原紙を作り、味わいのある和紙を機械で漉くということに初めて成功しました。明治末期から大正にかけて、和紙を機械漉きで量産できる仕組みが整っていきました。また、機械は手作業
では難しい超薄紙や長巻取り紙の製造も可能にしました。和紙マスキングテープもこのような機械漉き和紙から製造が始まりました。
 現在、マスキングテープの原料は、和紙ではなく、木材パルプや合成繊維などが主流になっていますが、和紙独特の風合いと強度は残っています。

◇折り紙の作品作りに
 和紙マスキングテープは、薄くて透けて美しいうえ使いやすいので、工作や手芸に向くものです。また紙製なので折り紙作品とも相性がよいようです。
会員のくわばらさよこさんは、折り紙作品を貼ったカードの周りをマスキングテープで飾って展示したところ、とても好評だったそうです(『478 号』P48)。
 文房具店や手芸店をはじめ100 円ショップにもさまざまな柄や色のマスキングテープが並んでいます。皆さんも今年は折り紙クリスマスカードにマスキングテープをあしらいませんか。


参考資料:『マスキングテープの本』(主婦の友社)、『マスキングテープアイディアBOOK』(ブティック社)、『機能紙』(工業調査会)、『初歩から学ぶ粘着剤』(工業調査会)、『おもしろい繊維のはなし』(日刊工業新聞社)、『紙の文化誌』(丸善)、『紙の民具』(筑摩書房)、『トコトンやさしい紙の本』(日刊工業新聞社)、『紙の文化事典』(朝倉書店)、『和紙の見分け方』(東京美術)、『和紙と洋紙』(紙の博物館)、『和紙博物誌』(淡交社)、『和紙生活誌1・2』(雄松堂書店)、『和紙文化研究辞典』(法政大学出版局)、『和紙の手帖II』(全国手すき和紙連合会)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
月刊おりがみ483号
特集 小春日和


◆車掌さんのかばん Hand bag by Ms. Shoko Aoyagi

青柳 祥子

ハンドルを少し長くしてもいいと思います。紙や柄をいろいろ変えて素敵なハンドバック(車掌かばん)にしてみてください。中に小さなプレゼントを入れてカードに貼ったりしても素敵です。しっかり口がとまるので、実用的です。(作者)


◆おしどりMandarin duck by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

おしどりのおすの美しい羽の模様を、そっくり表現できるような折り紙を見つけるのは難しいでしょう。だから実際の羽の模様にとらわれず、豪華で美しい紙を見つけて折れば、それがぴったりに見えるでしょう。(作者)


◆スフィンクスとピラミッド Sphinx and Pvramid by Mr.Fumiaki Kawahata
川畑 文昭

シンプルな見立てによる造形です。複雑に折らなくてもイメージが伝わる作品は理想のひとつだと思います。(作者)


◆グランドピアノのメッセージカードと折り手紙
Grand piano-shaped card and envelope fold by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

平面、立体と両方で使えるメッセージカードです。ピアノの発表会の案内や、プレゼントに添えるなどいかがでしょうか。同じデザインの折り手紙も考えてみました。こちらは普通の折り紙で折ります。(作者)


◆ミニ知識

○北風小僧の寒太郎…NHK のみんなのうたは1961 年に放送開始され現在も続く番組です。ここでたくさんの曲が紹介され、多くの人が歌える愛唱歌になったものが何曲もありますが、今月号の「詩を折る」(P22 ~ P23)の「北風小僧の寒太郎」もそのひとつです。この歌はもともとは同じNHK の番組「おかあさんといっしょ」で「親子で歌える楽しい演歌」というテーマで作られた曲でしたが、1974 年に「みんなのうた」で紹介されると、堺 正章の明るい歌声と軽く心地のよいリズムで大人気となりました。楽譜の冒頭には「ウェスタンの感じで」と書いてあります。

○股旅…博打打ちや芸人などが各地を股にかけて旅をして歩くことです。股旅物とは小説や演劇や映画などで各地を流れ歩く博徒(博打打ち)を主人公にして義理人情の世界を描いたものです。昭和の初めごろから股旅物という言葉が使われるようになったそうです。股旅物の博徒は、三度笠と呼ばれる顔を隠すほど深く作った菅笠をかぶっています。江戸時代、江戸と大坂間を月に定期的に3 往復した三度飛脚がかぶったところから名づけられたものです。

◆股旅 Wandering gambler by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

裏街道を歩く「ばくちうち」の旅姿は、なぜかかっこういいので、二度くふうしました。ここでのものはその最初のもので正面向きの姿です。外がいとう套の合かっぱ羽はたて縞じまが多いので、そんな模様の紙で折ると似合います。(作者)


◆ほのぼのデイケア折り紙

石倉 君代

第3 回 落葉に遊ぶ

落葉の中、元気に走って遊びまわるきつねくんと、楽しそうにおしゃべりするどんぐりくんです。深まりゆく秋の中の1 ページです。
 今回は切り込みを入れることで易しい折りになるようにしました。30 年ほど前に作ったどんぐりくんは、足や手もあって動きのあるもの。目や口をかわいく描いて表情を出してみてください。きつねは以前は1枚で折っていたのですが、難しいという声で頭と体と尾と3つに分けてみました。さらに体を前後で半分に分けてもよいかと思います。折りやすいやり方で仕上げてみてください。
 台紙は画用紙のような厚手の紙を使って折った葉っぱにしました。リボンを右につけていますが、左につけたり、まん中につけたり、位置を変えてみてください。
 教室の皆さんに一人一枚制作してもらって、それを壁面にたくさん貼って「大きな秋」を表現しましょう。文化祭のすてきな共同作品になることでしょう。


◆かさね包みWrapper by Ms. Ayako KAWATE

川手 章子

ひとつができあがった時に、大きさの異なる紙で折って組み合わせたらと思いました。大が15cm角、中が10cm角、小が7.5cm角の大きさの紙で折っています。幾人かの方にそれぞれお便りなどを入れてまとめて渡せそうです。⑨で白い部分にメッセージなどが書けます。(作者)


◆花冠 Garland by Ms.Noriko Sumida
住田 則子


最近、女の子たちの間で花冠が流行っているそうで…。まあ!かわいいと思って、ちょっと作ってみました。(作者)

◆ノブ付きケースCase with a knob by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

チリトリ型の単体を2つくみあわせてケースにしてみました。ノブが付いたケースに見え、この作品名にしてみました。両面折り紙で折るとちょっと気のきいたケースのように思われました。(作者)


◆ミニ知識

○ピアノ…鍵盤を押すとハンマーが弦を打って音が鳴ります。低音は弦を1本、中音は2 本、高音は3 本を同時に打ちます。ピアノができたころの鍵盤数は50 ~ 60 鍵、今では88 鍵あります。ピアノはチェンバロから生まれました。イタリアのバルトロメオ・クリストフォリというチェンバロ製作者が1700 年ごろ発明し、音の鳴り方を改良して、打鍵の強さによって音の強弱を付けられるようにしたのです。クリストフォリは、試作したその楽器のことを「強弱のつけられるハープシコード(gravicembalo col piano e forte)」と名づけ、そこからピアノフォルテ(pianoforte) またはフォルテピアノ(fortepiano)という名前が生まれ、さらにピアノと略称されるようになりました。弦を水平に張ったグランドピアノ(平型ピアノ)は18 世紀の中ごろ、ウィーンで作られました。グランドピアノを一般家庭にも置けるようにと改良されたものが弦を垂直方向に張ったアップライトピアノ(縦型ピアノ)で、1800 年ごろ作られました。○ピラミッド…今から約4600 年前、大王国を建てた古代エジプト人が石をたくさん積みかさねて作った国王などの大きな墓で
す。古代エジプトの都メンフィスを中心に約80 のピラミッドが集中しています。王は死んだあとも太陽の神になって永遠に生き続けると信じられていて、ピラミッドは王の死後の住まいとみなされていました。大ピラミッドの表面は、磨かれた石灰岩の化粧石でおおわれて、太陽の光が当たると白く輝いていたそうです。またてっぺんには金を貼りつけたキャップストーンが積まれていたと考えられています。ピラミッドは底面が正方形の角錐形で、4つの辺は東西南北に面しています。ピラミッドの中でもっとも有名なのが、ギザ台地に作られたクフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッドです。

○スフィンクス…スフィンクスとは「生きている像」という意味だと考えられ、頭は人間や他の動物の姿をし、体は百獣の王のライオンの姿をした想像上の動物の石像です。古代エジプトやアッシリア(今のイラクからエジプトにかけて栄えた古代国家)で作られました。もっとも有名なスフィンクスは、ギザのスフィンクスで、ピラミッドを守るために作られたとされ、カフラー王の顔をかたどって王と同じように頭巾をかぶり、太陽
信仰から顔を東に向けています。石灰岩の丘をじかにけずって建造され、全長74m、高さ20m もあります。鼻が欠けているのは風などで削られたためと、後世で軍の射撃訓練の的にされたためだそうです。
○いい夫婦の日…1988 年、財団法人余暇開発センター(現 財団法人日本生産性本部)が「いい(11)夫婦(22)」の語呂合わせから11 月22 日に制定しました。夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案し、推奨する日です。現在は「いい夫婦の日」をすすめる会事務局が実施しています。
○オシドリ…カモ科の鳥。全長48cm ほど。オスの冬羽は橙や緑色で鮮やかで美しく、イチョウの葉に似た「銀杏羽」と呼ばれる羽がはえます。メスは一年中子育てがあるので、外敵にねらわれないように全体に地味で灰褐色をしています。5 ~ 6 月に森林に囲まれた水辺で繁殖する他のカモとは違って、水辺近くの木の洞に巣を作ります。ドングリが好物だそうです。仲がよくいつも一緒にいる男女のことを「おしどり夫婦」といいますが、他のカモと同じで、子育てはメスが行い、繁殖のたびに別の相手と結ばれるのも普通のことだそうです。

●ミニ知識参考図書:『NHKみんなのうた愛唱歌集1961~1985』(NHK出版)、『やくざの生活』(雄山閣出版)、『大辞泉』(小学館)、『世界遺産ふしぎ探検大図鑑』(小学館)、『図説古代エジプト』(東京書籍)、『世界の「楽器」絵事典』(PHP研究所)、『今日は何の日?年中行事・記念日事典』(学研)、『日本の野鳥』(山と渓谷社)、『年中行事事典』(三省堂)、『世界大百科事典』(平凡社)


◆ハートの箱Heart box by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

組み合わせの工程は箱の内側になるので若干組みにくくなりますが、個人的には2枚の紙を糊付けすることなく丈夫に組めるのが絆きずなを表すようで気に入っています。(作者)


◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!

Lesson 1 Paper crane(おりづる) traditional model(伝承)


◆新オリガミツリー ~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
大橋 晧也

新オリガミツリーNo.22は、「ざぶとん基本形+鶴の基本形」です。この複合基本形は、いくつもできる角かどを生かした模様や花などを折るのに便利な基本形です。なにか具象的なものを折るのではなく規則的に折っていくときにできるパターン(模様)の美しさを楽しむのもよいでしょう。ここにあげた花などはその一例です。今回は、子ども向きの作品として、くじゃくをとりあげてみました。複合基本形そのものが決して易しい折り方ではないの
で、その先は難しい技法を使っていません。子ども向きの作品としては、他にミミズクやワニの子なども面白いと思います。帆船は、角の多さを生かした形ではありませんが、白い帆の形はいろいろ変えることができます。意欲のあるお子さんはぜひ挑戦してみてください。一般向きの作品としてはカブト虫を紹介したいと思います。一枚で立派な角つのと6本の足が折れるのが特長です。前足をふんばるように折ると強そうなカブト虫ができます。


◆読者の広場

『480号』(特集:夏休み)宛てにいただいたお便りをご紹介します

昆虫やパイナップルと夏を感じる作品が多く、童心にかえって楽しみながら折りました。「デイケアで折り紙」の連載が最終回で、さびしいです。親、子、祖父母で一緒に楽しめる折り紙は、雨が続くこの季節、いいものですね。
鹿児島県 佐野由美子さん


 「くわがた」がよかったです。「ハチ」がむずかしかったです。もっとたくさん作品を載せてほしいです。図書館で折り紙の本を借りて折っています。
兵庫県 西川美佐さん


◆支部だより

大学病院で折り紙作品展( 文)山本孝子/兵庫県
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)

恒例になっています神戸大学大学病院内ギャラリーでの作品展を、5月12日(木)~7月14日(火)の期間で行いました。
 石橋美奈子支部長の作品を含め、パネル・キャラクター・カレンダー・色紙などの作品が展示されました。医師の方々、患者の方々、お見舞いの方々、学生の方々など、大勢の皆様に観ていただくことができました。


診療所で折り紙作品展
京都洛北支部「紫野折紙倶楽部」支部長 高元登世美/京都府

 洛北船岡山のふもと(京都市北区)に去年4月に紫野協立診療所が新設されました。ここの4階で毎月第4土曜日に折り紙教室を開講しています。教室の生徒さんの作品とともに
小さな展示会をしましたのでご報告します。


◆World 0rigami Report

フィリピン セブ島 ダナオとネグロス島 折り紙交流の旅小倉隆子、浦本法子、藤本祐子(文)

6月11日(木)~17日(水)、今年もフィリピンへ折り紙交流の旅に行ってきました。
 小倉さんがフィリピンの子どもたちに折り紙を教え、文房具などを贈る活動を始められてから11年目。今年もセブ島のダナオ市の日本人ホテルオーナー新留育雄さんご夫妻にお
世話いただき、1日目は孤児院で2日目は地元の教会での折り紙講習、交流をしてきました。 
 折り紙は3人でそれぞれ王冠、飛行機、風船キャッチを教えて、かぶったり、投げたり、飛ばしたり、笑顔の時間を過ごしてもらえました。
 教会では50人の定員に150人の子どもたちと大人たちも集まり、すし詰め状態。それでも一折り一折り熱心に確認しながら、まわりの仲間と相談して折る姿が印象的でした。
 折り紙の他にも、慣れないオカリナとリコーダーで日本の歌「ふるさと」「ふじ山」とフィリピンの愛唱歌を演奏したり、(某シンポジウムで使用した)アンパンマンのお面をつけてアンパンマンの折り紙紙芝居をしたり(フィリピンには紙芝居はないそうです)、浴衣の体験をしてもらったり。フィリピンの地方に住む子どもたちに、日本という国のことをを少し知ってもらえたように思います。
 ダナオの村ではまだ鉛筆1本、ノート1冊買えない家の子どもたちもたくさんいるそうです。でも多くの子が英語を話せ、手先も器用です。学びに対する意欲も旺盛で将来性を感じることができました。そんな子どもたちに日本に少しでも良い印象をもってもらうことができたら、国際貢献の一助となれたのでは、そしてそんな小さなことの積み重ねが世界の平和につながっていったらいいな、と思います。

セブ島の後、ネグロス島で94歳の母親を引きとって介護をしていらっしゃる日本人の知人を訪ねたのですが、「一日の半分寝ている」というそのお母様が小倉さん制作の鮮やかなくす玉をお渡しした時、しっかり目で追って、ご挨拶したら手を振ってくださったことも「折り紙の力」を感じた印象的な出来事でした。
 折り紙紙芝居をお貸し下さった瀬田美恵子様、文具を寄贈下さった折紙国際倶楽部の方々、プレゼントの「風船」制作やTシャツ寄贈など、ご協力頂いた方々にお礼申し上げます。
***
 セブ空港の国内線の売店で、紙細工を見つけました。この写真の他にもいろんなつなぎ方がありました。一部を分解したところ、折り紙の要素と紙細工の要素が入っていましたが、1枚1:6(約1.2cm×7cm)の小さな紙(お菓子のパッケージのフィルム状の紙?もありました)で作ってあり、細かい手作業で作られていることがわかりました。南国ならではの華やかなアクセサリーでしょう?


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その12)

今年の「おりがみカーニバル」(11月11日「おりがみの日」記念作品展)はスカイツリーのふもと、東京ソラマチで開催されます。『445号』でご案内した東京スカイツリーですが、東京おりがみミュージアムから直線距離4 4 4 4 約1kmということで、徒歩はあまりおすすめしていませんでした。街をぶらぶら散策しながらだとそれほど距離も時間も気にならないもの。徒歩ならではの発見があるかも?

よく見えるスカイツリー、とにかくこの道に沿って行けばよいのです。すぐ近くに見えますが…。

本所吾妻橋駅周辺は、商店街となっていて、退屈しません。そこに、昭和の雰囲気が漂うゲームセンターが。ちょっと寄ってみようかな…という誘惑に負けず前進。

今回は、わかりやすいAルートよりも、よりみち(実はちょっと距離が短い)Bルートがメインだったのです。
 ミュージアムを出て右方向に6分、本所中学校の手前、「着物レンタル淑よし」のショーウィンドーに和風のミニチュア家具が(B4)。「気力」の碑を見て気力をふりしぼりながら

(それほどではない)、そのまま直進、突き当たりが東駒形コミュニティセンター。最寄りの図書館だったのですが現在全面改修工事中で、2016年1月再開予定です(B7)。
 もう一本横の道には、揚げたてのコロッケがおいしい駒形軒、おこし・豆板の工場直売、中山製菓などがあり、食にこだわるあなたはこちらの道をどうぞ。

スタートから20分ほど経過、大横川親水公園には「魚釣り場」があり、ここまでくればソラマチはもうすぐ…なのですが、「折り紙カーニバル」会場のイーストヤード「すみだまち処どころ」までは、さらに5分ほどかかるのでした。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
月刊おりがみ482号
特集 ハロウィンと魔女のおうち

Halloween and Witch’s house

◆ほうきに乗った妖婆 Witch on a broomstick by Mr.Ichiro- KUROKAWA
黒川 一郎

この作品は日本折紙協会主催の定期講習会で1979年10月27日に、4日後のハロウィンにあわせて講習されたものです。20~27はぐらい折りですが、鷲わしばな鼻の様子が出るようにうまく折ってください。(編)


◆ドラゴン2 Dragon by Mr.Edwin CORRIE
Eエドウィンdwin C コリーORRIE

エドウィン・コリーさんはイギリスの折り紙作家です。この作品は1992年12月11日に創作されたものです。当時、ご自身で作られた2つ目のドラゴンでした。


◆ミニ知識

○コウモリ…アブラコウモリは、体長4cm の小型のコウモリです。都会にもいて、民家の屋根裏や戸袋、ビルの通気口などに群れですんでいます。夕方になると前足を羽のように広げてジグザグに飛び回り、蚊などの小さな虫をたべています。コウモリはコウモリは空を飛べる、唯一の哺乳類で、昔は「蚊食い鳥」や「川守り」や「川掘り」などと呼ばれていました。西洋では悪魔、死、吸血などを連想させ、気味の悪い動物とされました。魔女はコウモリに化けて、家々を訪れると考えられていました。一方、中国では古くから霊薬と信じられました。また、漢字で「蝙蝠」と書きますが、「蝠」が「福」と同音なことから幸福の表象とされ、吉祥の装飾意匠として使われてきました。


◆コウモリBat by Ms.Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子

これは、あぶらコウモリがモデルです。体は親指くらいで翼開長は、20cmくらい。フレーベルの模様折りから折り込んでいくとできた作品です。「翼手の骨格ライン」も折りこみました。コウモリは蚊、蝿などの害虫を食べてくれる益獣です。(作者)


◆フクロウ Owl by Mr.Katsuhisa YAMADA
山田 勝久

顔の部分部分、24はクチバシ、25は目と意識しながら、それっぽく仕上げて下さい。(作者)


◆ジャックオーランタンカードJack-o’-lantern card by Ms.Sho‒ ko AOYAGI
青柳 祥子

基本折りで、簡単に折れるおばけかぼちゃのカードです。口は、上下に動かせます。お口にメッセージを書くとそのままカードになります。いろんなサイズで作ってお楽しみくださいませ。(作者)


◆おしゃれなほうき Broom by Ms.Kazue ASAI
浅井 かづゑ

18で谷折りすると扇状の部分が固定できる、この形が気に入り、ほうき、大根、てるてるぼうずの順に折ってきました。19からはふくらみがあるので、折りにくいですが、すてきな紙でおしゃれなほうきに仕上げてくださいね。


◆ミニ知識

○ハロウィン…10 月31 日。ハロウィンは、ヨーロッパの先住民のケルト人の新年(Samhain)を起源とします。ケルトの暦では11 月1 日が新年の元日にあたり、大
晦日の夜にあたる10 月31 日には死者の霊が家に戻ってくるとされていました。妖怪や魔女も現れて冬の訪れを喜び、人々にいたずらをして回ると考えられていました。人々は身を守るために仮面を付け、篝火を焚きましたが、これは一年の収穫に感謝するためでもありました。のちにキリスト教徒がケルト人に布教活動をするときに、この祭を取り込んで、「万聖節(All Hallow‘s Even)」にしました。ハロウィン(Halloween)はこの言葉を短縮したものです。

○ハロウィンパーティー…ヨーロッパではいったん廃れたハロウィンの行事は、移民としてアメリカに渡った人々の間で大切に守られ、子どもたちの楽しいイベントになりました。魔女やおばけの姿に仮装した子どもたちが、“ Trick or Treat!.”(ごちそうくれなきゃ、いたずらするぞ!)と言って家々を回り、”I’m scared.”( わあ恐い)と言って、お菓子や果物をあげます。「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれる、カボチャをくりぬいた中にロウソクを立てたおばけかぼちゃが飾られます。近年、ハロウィンはいろんな形で世界各地に広まっています。昨年の東京・渋谷でのハロウィン仮装大行列が記憶に新しいニュースですが、日本では「コスプレ(アニメや漫画などのキャラクターに扮装すること)」の祭ともなっているようです。

○魔女…魔女といえば、おばあさんの姿で、ほうきの乗って空を飛ぶというイメージですが、この魔女像がヨーロッパの人々に定着するのは、キリスト教会の正統教会の教義から外れた人々が異端者とされ、異端審問が制度化された13 世紀以降です。それ以前にも予言や占いができる不思議な力を持つ人たちはいて呪術師などと呼ばれ魔女のルーツとされています。15 ~ 18 世紀の400 年間、魔女は異端者として憎まれ、逮捕されました。裁判で「魔術を使える、悪魔と契約している、魔女の集会に参加する」などの魔女の定義にどれかひとつでもあてはまると魔女にされ、火あぶりなどで処刑されました。魔女は女性ばかりでなく、男性も子どもも魔女とされました。この「魔女狩り」で5 万人が犠牲になったとされています。気候の寒冷化のために起こった飢饉やペスト(黒死病。ネズミを通して伝染する病気)の大流行など都合の悪いすべてのことが魔女の仕業にされたのです。日本には「魔女狩り」の歴史がなかったので、女の子の姿の愛される魔女が生まれました。「魔女ブーム」のきっかけになったのが1966 年にアニメ放送が始まった「魔法使いサリー」だと考えられています。


◆テーブルTable by Ms.Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子

18で天板の部分を広げますが、やや難しい。18.20の図をよく見てください。もとの
紙の4分の1の大きさの紙をざぶとん折りして中に入れると補強になります。ソファーとのバランスを考えたため子どもたちには難しい作品になりました。伝承の箱をひっくり返したものをテーブル代わりにしてもよいでしょう。(作者)


◆ミニ知識

○フクロウ…日本全国で見られる留鳥。耳のように見える飾り羽(羽角)のないものをフクロウ、あるものをミミズクと呼んでいます。夜に活動し、羽音をたてずに飛んで野ネズミやウサギなどの哺乳類や小鳥を生きたまま捕らえるので、「夜の狩人」と呼ばれます。今月号の作品はそのハンター姿のフクロウを表現しています。低く太い声で「ホーホー、ゴロスケホーホ」と鳴きます。西洋では「夜の鳥」のイメージから不吉な鳥とみなされてきました。一方でギリシア神話のアテナ(ゼウスの頭から武装した姿で生まれ、技術・学芸や戦いを司るとされる女神。ローマ神話ではミネルバのこと)の聖鳥であることから知恵の象徴ともなっています。

○ドラゴン…ドラゴンとは、「鋭い目をしたもの」という意味だそうです。翼と鋭い爪を持ち火を吹く伝説上の怪獣で、キリスト教では悪と罪の象徴とされています。

●ミニ知識参考図書:『日本の生きもの図鑑』(講談社)、『まちのコウモリ』(ポプラ社)、『フクロウ』(あかね書房)、『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』(日本文芸社)、『ハロウィーンの文化誌』(原書房)、『図説世界魔女百科』(原書房)、『ミステリアス・ケルト』(平凡社)、『図説魔女狩り』(河出書房新社)、『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


◆ソファーSofa by Ms.Minako ISHIBASHI

石橋 美奈子

今から30年前に創作し、1989年にスペインの会報誌“PAPIROFLEXIA”で発表した作品です。⑤から⑥の一瞬でかわる形の変化は、手品のようで折り紙の楽しみのひとつですね。まいごにならないように図をしっかり見てください。(作者)(作者)


◆隅戸棚(コーナーラック)Corner cabinet(traditional model)
伝承

この作品はオランダのエリーズ・ファン・カルカル著の1864年(第2版)発行の“De KLEINE PAPIERWERKERS (” 小さな紙細工師)という、オランダ語の本に描かれていた作品です。(編)


◆フロシキ box FUROSHIKI box by Ms. Alice GIANNA
Alice GIANNA

アリッチェさんはイタリアの女性折り紙作家で、日本折紙協会の会員も長年継続してくださっています。この作品は、日本の風呂敷包みのような形だと思ったので名付けたそうです。(作者)


◆Pop-up double cube ポップアップダブルキューブ
Eric KENNEWAY

平面の形から中にある2つのかどを左右に引っ張ると、パッと立ち上がるように直方体の箱ができあがります。作者のエリックさんはイギリスの折り紙作家で、折り紙の楽しさは見ることよりも折ることだと生前おっしゃっていたそうです。この作品はそんなエリックさんらしい作品です。(編)


◆お花Flower by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

置いて飾っておけそうなお花に思われました。花芯と葉を組み合わせるとツバキの花のようでもあります。年を重ねるごとに“花”っていいなあと思います。(作者)


◆ほのぼのデイケア折り紙
Heartwarming origami workshop in the day care service
石倉 君代

第2 回 うれしい収穫
Harvest season

秋はうれしい収穫。こびとちゃんが、ぼうしに入れてはこびます。途中ころびそうになって、ぼうしの中のものが落ちてしまいそう! あわてないで、いそがないで、大切にはこんでネ。小さな子たちが、「おとなのようにできるぞー」と自分より大きなものをはこぼうとする姿を見ると、思わずほほえんでしまいます。そんな場面を作ってみたつもりです。
 収穫物はたくさんの種類を入れていますが1品でも、また、大きくても小さくてもOK です。ぼうしが難しいときは、三角に折って、かどを折るなどだけで作ったかごの形でもいいと思います。なお、色紙作品にりんごの葉をつけていますが、折り図は省きました。5cm 角の紙で菱ひしがた形基本形から伝承の葉のように折って作った葉です。もしさびしいなあと感じる方はいろいろと工夫して楽しんでくださいね。


◆新オリガミツリー
~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
大橋 晧也

新オリガミツリーNo.21は、ざぶとん基本形+正方基本形です。この複合基本形からできる代表的な伝承作品はさんぼう(三方)でしょう。規則的で折っていてとても気持ちのいい作品です。さんぼうからすぐ足付きさんぼうができますが、これからの発展が三春駒や子犬などです。またこの複合基本形から伝承のつの香箱を折り、ざぶとん折りした四つの角を加えると「花つの香箱」ができます。これは、形がくずれない利点があります。この「花つの香箱」を子ども向きの作品とします。三角バラは、四角の二辺を重ね折りして三角錐をつくる方法で、すでに何回か同じ技法で作る作品は紹介済みです。三角の底辺を正六角形になるように折れば丸みを帯びたバラにもなり、また、花弁をカールさせるといっそうバラらしくなります。この三角バラを発展させたのは三角屋根の家です。三角にしないで四角のまま折れば、ほうぎょう(方形)屋根の御堂ができます。一般向きの作品として今回は、この三角屋根の家を取り上げてみました。屋根の色を変えるとさまざまな家ができます。椿はいったん沈め折りをしてから花弁を開くようにすると、めしべやおしべが浮かび上がります。沈め折りや花弁の折り方を変化させることによって、さまざまな花を折ることができます。皆さんも工夫してみてください。


◆読者の広場
『479号』(特集:七夕と海の日)宛てにいただいたお便りをご紹介します

娘を保育園に預けていた10 年以上前、お迎えのとき娘が自分で折った素朴な折り紙を「ママにあげる!」と言って渡されたのをキッカケに、私も子どものころに遊んだ折り紙の世界に戻ってきました。折り紙を再び楽しむようになって最初に折りたいと思ったのは伝承作品の他に花、特に立体的な花でした。そしてさまざまな経緯をたどりながら川崎敏和先生の「バラ」に行きつきました。先生の折り図の線の長さや角度を少し調整して、自分なりに「最高に美しい一輪」を折るための試行錯誤を続けています。
秋田県 眞坂京子さん


 児童館の壁飾りを「スイミー」にしようと思っています。今月号の作品が参考になりました。ありがとう。
愛知県 田中愛子さん

 「マナさんの折り紙」がよかったです。今月号は全体的におもしろい作品が多かったのでよかったです。今興味を持っていることはルービックキューブです。
北海道 松林 黎さん


◆羽田空港「七夕Festival 2015」で折り紙体験コーナー
城南支部「おりがみトップス」支部長 小宮はじめ/東京都

7月4日(土)、羽田空港国際線旅客ターミナルで、「七夕Festival 2015」が開催されました。
 「江戸舞台」での記念撮影コーナーやダンスショー、プラネタリウムなどの各種プログラムが行われる中、5階「E▶DOホール」では、「“願いをこめて”折紙七夕飾りつくり」の体験コーナーが設けられ、城南支部「おりがみトップス」が、月刊『おりがみ』掲載作品を中心とした七夕関連の折り紙の指導にあたりました。
 城南支部は東京都内の大田区品川区在住の会員を中心に6月に生まれた支部で、このイベントが支部としての最初の活動となりました。
 開催は11:00~19:00ということで、指導した私たちにとっては長丁場にも感じられましたが、旅行出発前の待ち時間に参加された方は皆、時の経つのを忘れて夢中になって折っていました。


◆みんなの作品展

折り紙で結婚式のディスプレイとアクセサリー

6月28日の日曜、東京都文京区の椿山荘ホテル「ボールルーム」で友人のお嬢さんの結婚披露宴があり、折り紙の作品で式に色を添えました。
 当初は何かお願いしますとの依頼でしたが、お嬢さんの披露宴は和テイストで、個性を出したいとの要望から話が広がり、①ピアス②髪飾り③ゲストテーブルの飾り2種④ウエ
ディングケーキを飾るもの になり、「折り紙」がかなり重要な位置になってしまいました。
 友人・お嬢さん・ホテルと打ち合わせを重ね、修正・変更をしながらなんとか式前日に納めることができました。
 友人、お嬢さんを始め、親戚の方からも「こんなことできるんですね」ととても喜ばれました。


◆和紙ものがたり

連載〔第25 回〕絵画用の麻紙
「芸術の秋」には絵に関心が向かいます。右の写真は1927(昭和2)年制作、横山大観と下村観山による名画『明暗』です。この日本画は直径44.5cm、重さ12kgもの大きな「麻
まし紙」に描かれています。
「麻紙」とは麻布のぼろや生の麻から採った繊維を原料に漉かれている紙のことです。
 今回は、『明暗』を収蔵されている早稲田大学會津八一記念博物館、当時世界最大の大きな麻紙を漉いた岩野平三郎の技術を受け継ぐ岩野平三郎製紙所、越前和紙の里 紙の文化博物館、福井県和紙工業協同組合にご協力いただきました。

〇廃れた古代麻紙

麻紙は麻の繊維を原料にした紙です。紀元前に中国で生まれた製紙法は、麻を原料にしたものでした。朝鮮半島を経由して日本に製紙法が伝わった当初は、中国の製法どおり麻が原料で漉かれていました。
 麻の繊維は強靭で長く、紙の原料にするには5mm ほどの長さに切らなければなりません。また、漉きあがった紙は紙肌が粗く、ごわごわとしたもので、さらに槌で打ったり、猪の牙で磨いてつやを出していたそうです。
 しだいに、処理に手間がかかる麻に変わって、製紙の原料は楮が使われるよう
になりました。楮は各地に自生していたので入手も簡単で、処理もしやすかったからです。
 麻の原料不足もあって、平安時代末期には麻による製紙は廃れてしまいました。

〇画用材の布から紙への変遷

奈良時代には仏教文化が盛んになり、仏画が壁や衝立や屏風などの屏障具に描かれ、画用材としては紙よりも絹や麻の布が多く用いられました。
 平安時代の中期以降、遣唐使の廃止により国風文化(日本の風土にあった貴族文化)が隆盛、それまでの中国の唐絵に変わって大和絵がはやります。屏障具に布のかわりに紙が張られるようになったことにより、紙に絵が描かれることが多くなりました。紙は絵具や墨をよく吸い、独特なにじみも出て、絵画表現の幅を広げました。
 中世(鎌倉時代と室町時代)には、雁皮を原料にした鳥子紙も画用紙になりますが、主流は楮紙でした。

〇古代麻紙の復元

越前(今の福井県)の初代岩野平三郎(1878 年~ 1960 年)は、あらゆる紙を漉きこなす名人でした。
 1921(大正10)年ごろ、日本画家の冨田溪仙(1879 年~ 1936 年)と知り合い、その紹介で竹内栖鳳(1864 年~ 1942 年) や横山大観(1868 年~1958 年) といった名だたる日本画家たちが、越前の和紙を画用紙として使うようになります。

1926(大正15)年、東洋史学者で、中国の文化に詳しい内藤湖南(1866 年~ 1934 年)から送られた古代の麻紙を参考に、平三郎は苦労して麻紙を復元しました。この麻紙をもとに画家たちの意見を聞いて、「白麻紙」(麻と楮を混ぜて、白く晒したものを紙料とした紙)や「雲肌麻紙」(麻と楮に雁皮を少し加えたものが紙料。通常の裏を表として使い、繊維の様子が雲のように見えるため名付けられました)などの日本画用の紙を開発しました。

平三郎が漉いた麻紙は厚くて丈夫でありながら、肌理の細かさをも持ったもので、 絵具の重ね塗りに適していました。この紙は、近代の日本画を飛躍的に発展させました。

〇明暗

1925(大正14)年、早稲田大学に東洋一を誇る図書館が建設されました。「明暗」は、そのホール正面を飾る壁画として、横山大観と下村観山(1873 年~ 1930 年)への依頼により誕生した絵画です。「混沌とした暗闇から知恵の日が昇る」という絵を、「書物を読まなければ暗く、読めば明るくなる」と意味で『明暗』と名付け、知識を得る素晴らしさを説いているそうです。

この絵の画面が岩野平三郎が作った麻紙です。5.4m 角の大きな漉き舟で、何人もの人の手によって、雑菌がなく、粘剤(水中で固まり沈みやすい紙料繊維をばらばらにし浮遊させておくために使う植物粘液)との相性もよい水を使った紙料液の中で、ゆったりと何回もゆすって繊維をからませあい、紙の層をていねいに作ってできた暖かみに満ちたしなやかな紙は、学生の勉学の場にふさわしい絵を誕生させました。希望あふれる多くの若者たちが、その絵に励まされ、巣立っていったことと思います。

当時の図書館は、今は會津八一記念博物館となりました。『明暗』は同じ場所で公開展示され、人々を見守り続けています。
801円
特集 お月見と敬老の日


■ほのぼのデイケア折り紙 石倉 君代

第1 回 お月見どろぼう

台Tray、月Moon、だんごDango、2こつながりTwo、すすき(Japanese silver grass)、
穂Top、茎Stem、葉Grass

■祝い鶴~松竹梅~ Crane with ume blossom,pine and bamboo grass by Ms. Yu- ko FUJIMOTO
藤本 祐子

『470 号』の大橋先生の「新オリガミツリー」の「くじゃく」の折りはじめから生まれた作品です。お祝いの席の彩りに、立てても貼っても。お好きなものをさしこんで、ご利用ください。(作者)


■カメの子ユニットYoung turtle unit by Ms.Tomoko FUSE

布施 知子

「カメの子」のようなユニットです。カメの子をでっぱらせても、へこませて
も組めます。いろいろな組み方を考えましょう。(作者)


■ちゃんちゃんこ Sleeveless kimono jacket by Mr.Yoshihide MOMOTANI

桃谷 好英


袖のない羽織や袖のない半纏を「ちゃんちゃんこ」ともいいます。関西では同じような形をした甚兵衛という夏着と綿入りの冬着があります。新聞紙を貼りあわせて折ると実際に着ることができる大きさになりますが、破れやすいので丈夫な包装紙などがよいでしょう。(作者)


■壁掛けケースWall hanging case by Ms.Ayako KAWATE

川手 章子

少し大きめの折り紙で折っておたよりや折り紙作品を入れてもよさそうです。壁にいろいろな色で折りインテリア風にアレンジしても楽しそうに思われました。(作者)


■かぐやひめKaguyahime( The bamboo princess) by Mr.Isamu ASAHI

朝日 勇

このたびの掲載のお陰で、本作とは36年ぶりの再会ですから、大きな喜びと共に貴重な時の流れをひしひしと感じています。昔話を思い浮かべつつ、試し折りにてタイムスリップ気分も共にどうぞお楽しみください。(作者)


■うさぎRabbit by Mr.Isao KODAMA

児玉 功

私自身がうさぎ年生まれのこともあって、他にも違うタイプのうさぎをいくつか創作しています。この作品はそのうちのひとつです。お月見の時にはなぜかいつも満月のお月様にうさぎがいないか探そうとする私がいます。(作者)


ミニ知識
○お月見…旧暦8 月15 日の満月の十五夜と旧暦9 月13日の十三夜に月見団子や収穫物をお供えして月を愛でる風習です。現在は十三夜は行事としてあまり行われなくなりましたが、十五夜が中国から伝わった月見に対して十三夜は日本独特の風習だといわれています。団子の数は十五夜が15 個、十三夜が13 個と区別されています。
○月見どろぼう…十五夜の夜は、お供えや畑の作物を盗んでもよいという風習が各地にありました。盗まれた家でも供え物がなくなると、神様が来て縁起がよいと考えられていました。
○敬老の日…1966 年に制定された国民の祝日のひとつで、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされます。2003 年から9 月15 日が9 月第3
月曜日に変更されました。
○還暦…数え年61 歳(満60 歳)のお祝いのことを還暦といいます。十干と十二支の60 通りの組み合わせの年をすべて経て、自分の生まれたときの干支に戻るほど長生きしたことを祝います。還暦には赤ちゃんに戻ると考えられ、赤いちゃんちゃんこや頭巾、ざぶとんを贈る習わしがあります。ちゃんちゃんこは袖なしの羽織で、赤色は魔除けの厄除けの色です。生まれ変わった気持ちでこれからも元気に過ごしてほしいという願いが込められます。
○白露…二十四節気(中国より伝えられた、月と関係なく太陽の運行に基づく暦)のひとつ。現在の9 月8 日ごろで、白露が秋の野に降る始めるころとされています。
○雁…ガン類はハクチョウ類とカモ類の中間の大きさで、
「雁」や「雁が音」とも呼ばれます。ハクチョウ類よりは首が短く、クチバシは三角形をしています。雁は、一度つがいになると一夫一婦を守り、一生離れることはないそうです。渡り鳥で、秋には南に渡り、春には北へ帰ります。日本では去来の時期が春秋のお彼岸のころにあたるため、故郷が「あの世」と考えられました。なお、七十二候(二十四節気をさらに約五日ずつ三つに分けて時候の様子を表したもの)では、寒露(10 月8 日ごろ)の第一候が「鴻雁来」で雁がやって来るころとされています。
○愛馬の日…1968 年制定。日本中央競馬会が運営する馬事公苑(東京都世田谷区内)が、一般の人々に馬に親しんでもらおうと「動物愛護週間(9 月20 日ごろ~ 26 日ごろ)」内の祝日にあたる秋分の日を愛馬の日に決めました。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)、『年中行事事典』(三省堂)、『日本野鳥大図鑑』(小学館)、『「還暦」に赤いちゃんちゃんこはなぜ?』(講談社)、『イラストでよくわかる日本のしきたリ』(彩図社)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『朝日新聞』(朝日新聞社)


■伝承作品紹介
☆雁がん(伝承)Wild goose( Traditional model)

台形の箱Trapezoid box by Mr. Paulo Mitsuru IMAMURA

Paulo Mitsuru I MAMURA パウロ・ミツル・イマムラ

『476号』でランプシェードを紹介したパウロ・イマムラさんの作品です。直角を3等分する折り方(①③)を利用して創作された作品です。正三角形を3つ並べた台形ですので、右ページの下の写真のように組み合わせ用のユニットとして美しい形が作れます。(編)


■〔トンボ〕

松野 幸彦

「風船基本形」からのとんぼは、皆さん作っていらっしゃいますので、この形もすでにあるかもと思いながらも図に起こしてみました。手順も短く、形もそれなりの4 枚翅ばねのとんぼがわかりやすくできてしまいます。単純な基本形には、なかなか勝てません。(作者)


○赤とんぼ…三木露風作詞、山田耕筰作曲の童謡です。作詞者の三木露風(本名は操みさお)は、1889(明治22)年兵庫県揖西郡龍野町(現在のたつの4 4 4 市)に生まれました。幼稚園のときに両親の離婚により母と別れ、母への思慕が赤とんぼの詩にこめられているといわれています。子どものころから文学好きで、1902(明治35)年14 歳のとき、雑誌『小国民』に投稿した文章が掲載されたのをきっかけにいろいろな雑誌にも投稿し、毎月のように散文や新体詩などが掲載されるようになりました。1905(明治38)年上京、1909 年詩集『廃はいえん園』が認められ、北原白秋の『邪宗門』と並び称せられて「白露時代」といわれるようになります。「赤とんぼ」は1920(大正9)年の秋、赴任先の北海道のトラピスト修道院で文学などを教えていたときに作った詩で、翌年、雑誌『樫の実』で発表されました。発表時は第1 連目の「赤とんぼ」と「いつの日か」がそれぞれ「山の空」と「まぼろしか」、第2 連目の「まぼろしか」が「いつの日か」でした。露風は「赤とんぼのこと」と題して、「とんぼが飛ぶ頃になると、時は暑くはなく寒くはなく、よい気候となるのである。頭が大きいのがその特色である。群れているとか、たびたび見るとかで、わりあいによく印象を受ける虫である。他のものによってよりも、とんぼを思うて、その頃を考えたりする。~」と述べています。明治時代から大正、昭和を生き、多くの詩を残した露風は、1964(昭
和39)年、住んでいた東京都三みたか鷹市内で不幸にも交通事故のために亡くなりました。なお、露風の故郷のたつの4 4 4 市は赤とんぼをシンボルとしていて、イメージキャラクターは「赤とんぼくん」というそうです。●参考図書…『童謡大学 童謡へのお誘い』(自由現代社)、『日本童謡事典』(東京堂出版)、『図説 童謡唱歌の故郷を歩く』(河出書房新社)、『童謡でてこい』(河出書房新社)、『日本童謡集』(岩波書店)、たつの市ホームページ


■ぐんまちゃんGunmachan by Ms. Kimiyo ISHIKURA

石倉 君代

昨年の午年を前に馬を折るなら、住んでいる群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」をという声が教室の人たちから出てチャレンジしてみました。目と口の入れ方についての県よりの注意点「目は顔の下の方に少しはなして縦楕円形で、口は目より小さく縦楕円形に」を守ってください。(作者)


■新オリガミツリー~創作のための 折り構造と見立ての系統樹~
大橋 晧也


 新オリガミツリーNo.20は、ざぶとん基本形+風船基本形からの発展(B)です。富士山Aは富士山の頂を普通の沈め折りしたものですが、上から見ると十字形になってしまい山の威容が失われてしまいます。そこで富士山Bは山の頂上を「閉じ込み沈め折り」して十字形に広がるのを止め、2つの隅を中わり折りして頂上の火口をひらき立体感を出したものです。これは子どもには難しい技法なのでどうしても大人の手助けが必要になります。先端が細く円い棒で頂を中へ押し込むように折り込むとしっかりとした富士山ができます。親子共同作品例として紹介しておきましょう。
 一般向きの作品としては、自動車を紹介したいと思います。車好きの人はそれぞれの好みに合った車を折ってみてください。

富士山Mt. Fuji、自動車(タクシー)Car


■読者の広場

『478号』(特集:父の日と雨の季節)宛てにいただいたお便りをご紹介します

 「ポロシャツの写真立て」、「フレーベル模様折り6 個つなぎリース、12 個つなぎリース」、4 ページの「賑わい揃いのリース」、「2014 年おりがみカーニバル入賞作品」の住田則子さんの「折り紙で笑顔の花を」、池田倫子さんの「子供達の夢」がよかったです。私はまだ創作はできませんが、いつか投稿できるようにがんばります。
愛知県 田中愛子さん

 「ウィスキー・ボトル・キャップ」など過去の作品が載っているのがよかったです。今後もたくさん作品を載せてほしいです。多面体の折り紙に興味を持っています。
北海道 松林 黎さん

 「フレーベル模様折り6 個つなぎリース、12 個つなぎリース」がよかったです。「ポロシャツの写真立て」が性別、年齢を問わずよかったです。今後作品の中に色紙を使ったのを1 点入れてもらいたい、簡単なレベルでみんなに喜んでもらえるようなものがいいです。
愛知県 杉山トミヱさん


■新刊書紹介

★親子でいっしょにつくろう!男の子のおりがみ 山田勝久 著
★親子でいっしょにつくろう!女の子のおりがみ 青柳祥子 著


■支部だより

〇第16回 信州おりがみ交流会報告
  信濃支部「りんどう」支部長 成田光昭/長野県

善光寺ご開帳で連日、賑わう長野の街なか、4月25日(土)・26日(日)に信濃支部りんどう主催の第16回信州おりがみ交流会を開催しました。
 今年も海外(USA)、北海道から沖縄まで205名の参加を頂きました。
 今回のゲストは協会常任理事の曽根泰子さん(広島県)をお迎えしました。私事となりますが、毎月、会合でお目にかかり、いろいろ情報交換・意見交換する中で、ぜひ参加者と同じ目線で講演いただければと思い、大会のゲストにお願いしました。
 曽根さんは、最近、自作品を本にまとめ、出版する機会があり、実際の作品を通して制作にあたってのポイントや作品が変化する様子など本には書かれていない情報を含め、タイムリーにご披露いただきました。講演から、同じ折り紙仲間の視点で日々の生活に密着した中で折り紙に親しみ、それをずっと大切に温めてきていることが参加者一同に伝わってきました。今回、多数の写真データをお送りいただきましたので、プレゼンテーションの仕方として、画像中心で紙芝居風に編集したものを映示しました。
 一方、折り紙教室は、のべ44講座を設けました。どの教室も受講率が高く、受講者の真剣な様子や笑顔が伝わってきました。
 運営面では、課題となっていた業務のシェア(分配)と次につながる人への働きかけを意識して取り組みました。結果として目に見えた改善には、まだ至りませんが、それぞれのス
タッフの意識や行動の点で少しずつ変化が認められ、改善の芽は出てきたものと思います。
 皆さんを笑顔でお送りして、片付け後、自然と始まった1時間近くに及ぶ本音の反省会は、すべて前向きの話で、次回への継続に向けた始動であるかもしれません。この場をお借
りして、本大会に協力いただいた皆様に感謝を申し上げます。


〇東京おりがみミュージアムへ行こう!(その12)


 1915年に第1回全国中等学校優勝野球大会が大阪豊中グラウンドで行われてから今年で100年。
 ここ墨田区から、甲子園大会には、日本大学第一高等学校(日大一高)が春2回・夏8回出場。往年は「夏の一高」と呼ばれるほどの強豪でしたが、1988年を最後に出場していません。寂しい思いをしていたところ2013年春(選抜大会)に安田学園高等学校が初出場を果たし、久しぶりの甲子園に区民が湧きました。
 墨田区は昔も今も少年野球が盛んな地域ですが、墨田区と高校野球を語る上で欠かせないのが、4度甲子園に出場し(早稲田実業高校)、のちに世界のホームラン王となる王 貞治氏が生まれ育った地だということ。今年の夏の100年記念甲子園大会では、始球式も務められます。
 墨田区の、王氏ゆかりの地を巡ってみましょう。
 まずは1949(昭和24年)に誕生した日本初の少年野球場「隅田公園少年野球場」。レリーフには『戦後の荒廃した時代に「少年に明日への希望」をスローガンとして、有志や子ども達の荒地整備による汗の結晶として誕生した日本で最初の少年野球場です。以来数多くの少年球児がこの球場から巣立っていったが、中でも日本が誇る世界のホームラン王巨人軍王貞治氏もこの球場から育った一人です』とあります。この球場では毎年、墨田区少年野球連盟による「王貞治杯」が開催されています。
 東京おりがみミュージアムから東に300m(徒歩約5分)にある本所中学校には「気力」の文字の記念碑があり、門の外から見ることができます。王氏が本所中学校に入学時、野球部は休部中で、陸上部と卓球部に所属し、陸上部では砲丸投げの選手として都大会に出場するほどでした。2年生の時、野球部が再開、3年生の時には区大会で優勝、都大会にも出
場しました。この「気力」の記念碑は、在校生はもちろん、道行く人にも励ましを与えてくれるようです。
 その中学時代、王氏は高校生を中心とした地元の野球チーム「厩四ケープハーツ」にも入団、エースで5番を努めました。このチームの主な活動場所が、錦糸公園グラウンドでした。今では人工芝野球場としてリニューアルされています。
 錦糸公園内の墨田区総合体育館には、2009年に名誉区民となった王氏の顕彰コーナー「王貞治のふるさと墨田」があります。実家の中華料理店の当時のどんぶりなど、野球ファンでなくても楽しめる展示です。

ほか、折り鶴の壁画でおなじみの「すみだリバーサイドホール」1階にも名誉区民顕彰コーナーがあり、押絵羽子板職人の故・西山幸一郎(鴻月)さんとともに王氏のパネルが展示されています。
 今年の夏の甲子園、第97回全国高校野球選手権大会は8月6日(木)より開催されます。「郷土の英雄」の始球式に注目しましょう。

◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
■カブトのかぶと  半田 丈直

いろいろなものにかぶせて楽しんでください。人間がかぶると、顔の側にツノがきて、変かも知れませんね(笑)。それでも何だか楽しい感じが好きです。(作者)


■ちょうちょ 石橋 美奈子

10cm 角程度の美しいおりがみ(パールとかオーロラとかの商品名で販売されています)で作り、安全ピンを付けてブローチにすると、金属や宝石と異なり軽く、薄手の服も傷めないし、手作りで温かみがあり…と好評です。(作者)


■ミニ知識
○チョウ…チョウの羽には、細かな鱗粉が屋根瓦のように並んでいて、羽の模様はこの鱗粉の色素や組み合わせで変わります。
○クワガタムシ…2本のツノ(大顎)が特徴的です。クワガタムシは英語でstag beetle といいますが、stag とは雄鹿のことで大顎が雄鹿の枝角に似ているところから英名がつきました。大顎はオスがけんかに使ったり、木のうろや割れ目などにひそむときに穴を大きくするのに使ったり、樹液を吸うために枝に傷をつけるときに使ったりします。大顎が大きい方がよさそうですが、大き過ぎると、うまく隠れることができず、鳥などの天敵にに襲われやすくなります。
○カブトムシ…ツノは戦うときの武器として使われます。
同じ種類でもツノの大きさは個体差があり、ツノの小さなオスは大型のオスが現れる前にエサ場に行って戦わないで樹液を得、同じときに来たメスと交尾します。


●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『年中行事・記念日事典』(学研)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『日本の行事と食のしきたり』(青春出版社)、『昆虫の生態図鑑』(学研)、『恐竜研究所へようこそ』(童心社)、『恐竜大事典』(成美堂出版)


■ハチ 堤 祥雄

少し手順が長く、細かいところも多いですが、てのひらにとまるハチが折り上がります。(作者)


■くわがたStag beetle 山田 勝久

かぶとむし(P18-P20)と同じく、用紙を3枚使用して易しく折れるように考えた作品です。のりを使わなくても、しっかり組み合わせることができます。組み合わせてからの折り方で、印象がかわります。じっくり、自分が思う形に整えて下さい。(作者)


■かぶとむしRhinoceros beetle 山田 勝久


実際のクワガタムシは全体的に平たく、一方、カブトムシはずんぐり丸い体型です。それぞれの特徴が出るようにしあげてください。なお、脚の④の形は、風船基本形を沈め折りして作ることもできます。(編)


■プテラノドンPteranodon 松野 幸彦

大きなクチバシと不思議な形のトサカをもつ翼竜です。比較的簡単に形よくできました。(作者)


■ティラノサウルスTyrannosaurus 木村 哲夫

基本形から折るティラノサウルスです。シンプルな複合作品ですが、最近の復元を参考にお腹から尻尾付け根(血けつどうきゅう道弓)のラインを表現してみました。直立二足歩行をしていた恐竜なので、バランスよく二本足で立たせてください。(作者)


■デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~ 最終回 飛翔鶴  田中 稔憲


このシリーズも今回で一応の区切りを迎えます。そこで美しく仕上がるものをと思い、朝日を背景に飛翔する鶴の姿を取り上げました。連載始めの頃にも申し上げましたが、簡単に折れる作品といっても幼児とお年寄りでは同じ物という訳にはいきません。この作品は、長い人生の中で審美眼を磨いてきた方々には理解していただけると思いますが、小さな子供には、題材の縁起の良さや構図の美しさは理解できないでしょう。このシリーズの作品作りの難しさはここにあります。この作品はその中でも最もよく仕上がった一つだと思います。
 介護施設等で実際に講習した時は、羽の模様を書き入れた「絵入り折り紙」を使いましたが、だれでも用意できるように、ここでは白黒の折り紙で折って、目とくちばしと頭の赤を描き入れることとしました。雲も藤色の紙でさっぱりと表現しました。ただ、太陽はお年寄りにはきれいな円に折ることが難しいと思いますから、あらかじめ講師の方で準備しておくのがよいでしょう。色紙は「曙」という商品名で呼ばれているものを使いました。古くからあるものですが、使い方でなかなかの効果を発揮します。
 ボランティアで、お年寄りのための折り紙教室に取り組んでいる方はかなりいるようで、適した作品の少なさに困窮しているという話をよく聞きます。このシリーズについても役立っているという多くの声を聞くことができました。
 ちなみに講習については、どの施設も材料費をかけないでという要望があると思います。ところがお年寄りは人生経験が豊かですから、一般的な折り紙だけの作品は満足しない。こ
れぞという作品を見つけてもマニュアルや折り図を勝手に使用していいものかという問題もあります。
 私は講師向けに書いているつもりですから、必要なことではありますが、お年寄りに取ってはあまり触れてほしくないことも書いてきました。『月刊おりがみ』の紙面を勝手にコピーして配布するのはそれ自体問題もありますが、失礼のないようにするために差し控えていただきたいと思います。
 一方、私の作品棚には、高齢者用の作品だけで60 ほどの作品とマニュアルが並んでいます。一年間で紹介したのはそのうちの12 点…、まだまだありますし、今後も増えていくことになるでしょう。
 私は前述の事情を承知していますので、高齢者用の作品についての知的所有権は放棄しているつもりです。ですから郵送料さえ負担していただけるなら、折り図もマニュアルも増刷りして使えるものをお送りできます。あらたな講習作品が必要なら、私の自宅でも、協会事務局にでもご一報いただければと思います。できるだけご協力させていただきたいと思います。


■キキョウの器Chinese bellflower receptacle 川手 章子

底の部分が安定して平らになる器となりました。先の方がキキョウの花びらのように思われ、ちょっと涼やかな器です。ボールを置いたら、ころがらずに入っていそうです。ボカシ柄の折り紙で折ってもよさそうです。( 作者)


■パイナップルPine apple 木村 松代

つぶす部分(16~18)をていねいに折ると、仕上げが楽になります。パイナップルをつなぎ、のれんなどのつるし飾りにしてもかわいいインテリアになります。(作者)


■金魚Goldfish 二渡 昌子

胴のところがポケットになったのでひもをつけましたが、お好みでよいです。持ちてをつけないとつま楊枝さしにもできます。ゆかたのときに面白そうなアクセサリーも作りました。(作者)


■鶴の折り手紙Crane envelope 亀山 真代

ひと折りずつ折った、温もりある折り手紙に、伝えたい一言を添えたら、贈る人の気持ちが、相手の心に温かくじんわり届くでしょう。手軽に折れる鶴の折り手紙が、皆様のコミュニケーションのお役に立ちますように。(作者)


■ミニ知識
○ハチ…多くの種がありますが、腰部が細いのが特徴とされています。英語ではミツバチをbee またはhoney bee、マルハナバチをbumble bee、スズメバチをhornet、それ以外のハチをwasp と呼んでいます。ハナバチは植物の受粉に、ミツバチは蜂蜜の採取にと、古くから人々に利用されてきました。ミツバチは女王バチを中心に、雄バチ、働きバチの3 者の大家族で集団生活をしています。女王バチは産卵に、雄バチは交尾に、働きバチは巣内の掃除、卵や幼虫やさなぎの世話、花粉や花蜜集めにそれぞれあたっています。女王バチは、育
房と呼ばれる巣部屋一つに卵を一個ずつ産みます。巣には巣部屋の六角形が並んでいます。
この構造はhoneycomb 構造(ハニカムとはミツバチの巣の意味)と呼ばれ、丈夫な形として知られています。なお、洋紙の製紙法の歴史にも、ハチの巣が登場します。ボロ布に変わる製紙原料をさがす過程で、18 世紀はじめフランス人のレオミュールがハチの巣が木の繊維でできていることを発見し、木の繊維で紙ができるのではないかと考えたというものです。
○はちみつの日…1985(昭和60)年、日本養蜂はちみつ協会(現 一般社団法人日本養蜂協会)と全日本はちみつ協同組合が、「8(はち)3(みつ)」という語呂合わせから、この日を記念日に制定しました。

○ティラノサウルス…白亜紀(1 億4300 万年前から6500万年前)後期の恐竜時代の最後になって現れた、大型で最強の肉食恐竜です。祖先はジュラ紀( 2億1200 万年前から1 億4300 万年前)中期の小型恐竜で大きくてうすいトサカを持っていて、長い時間をかけて進化していきました。なお、子どもには羽毛が生えていて、体を冷やさないような役目があったと考えられています。
○プテラノドン…翼を広げた長さが6m もある巨大翼竜です。海で魚をつかまえて食べていたと考えられています。翼竜の頭にはいろいろな形をしたトサカがついていて、異
性へのアピールや仲間を見分けることに使ったと考えられています。
○パイナップル…熱帯地方で栽培され、果実は六角形の実の集まった松かさ状の楕
円体になり、黄色に熟します。葉は長さ60cm ~ 1.5m の剣のような形の厚い葉です。日本へは江戸時代末期にオランダ人より伝えられました。


■ツルの置物Crane ornament 川手 章子

台が先にできあがり、伝承の鶴から少しだけ工夫したツルをさしこんで飾ってみました。台の折り方が楽しく思われました。(作者)



■新オリガミツリー ~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
大橋晧也


新オリガミツリー№19は、ざぶとん基本形+風船基本形からの発展(A)です。コーヒーカップは、伝承の肩掛け(三角折り)から作るコップに把とって手をつけたものです。把手を両方につけると優勝カップにもなります。把手を角のように見立てればバイキングハットにもなります。「ひよこ」はオリガミツリーNo.5で紹介した「立つひよこ」と同じものですが、これは、フラッピングバードへも発展しますので改めて紹介します。嘴くちばしを細くするとハチドリにもなり、前足が動くゾウアザラシなどにもなります。シーサーは沖縄の魔除けのシンボルですが、毎年やってくる台風に抵抗するかのように屋根にのり頑張っています。屋根職人が作るので極めて変化があり中にはひょうきんなものもあります。今回は、子ども向きの作品としてコーヒーカップを、そして一般向きの作品としてフラッピングバード(羽ばたく鳥)としました。


■読者の広場

 「ワールドオリガミレポート」がよかったです。フレーベルの模様折りを学びたいです。
千葉県 高嶋恵子さん

月刊誌の裏表紙の定期講習会の講習作品の折り図も掲載してほしいです。児童館を退職してさびしい想いです。これからもどこかで折り紙を通していろいろな人たちと出会いたいと思っています。
徳島県 藤川 薫さん


■2015年フレーベルの模様折り展

琉球支部「月桃の会」(支部長 比嘉邦子※)文:フレーベル模様折り紙研究会講師 島袋保子/沖縄県

3月29日(日)~4月28日(火)、
豊見城市社会福祉センターのロビーで年度の終わりの総まとめとしてフレーベル模様折り研究会の展示会をしました。一か月間の長期間です。
 テーマは「みんな違ってみんないい」。B2の大きさの作品と立体作品やワンポイント作品モチーフを使った作品など展示しました。フォトブックもほしいとの会員の希望を取り入れて100ページのフォトブックも作りました。見てくださる方も作った本人もニコニコです。
 そうしているうちにカフェレストランのレガロさんから二か月間展示してほしいとの申し入れがあり、今はレガロに展示中です。

「えっこれが折り紙」と驚いてくださる皆さんの声を聞いてうれしくなります。
お友達の安里慎也さんのフェースブックにも載せていただきました。たくさんの皆さんが見てくださるといいなあと思っています。
 長野の「信州おりがみ交流会」で船橋市にお住まいの青木明子さん(船
橋支部長)にお会いしました。教室で模様折りを取り上げて楽しんでいただいている様子をスマホの写真で見せていただきました。全国に広がっていくのはうれしいことですね。
 金沢市に住んでいる友人の勧めもあり、8月9月には石川県の日本折紙博物館に展示していただく計画で今お話を進めています。ぜひ全国の皆さんに見ていただきたいと思って
います。楽しんでいただき、フレーベルの模様折り紙が全国に広がっていくとうれしいです。


■World 0rigami Report


2 0 1 4 年1 2 月3 日( 水)~ 1 6 日(火)、国際交流基金ニューデリー日本文化センターにて折り紙作品展が行われ、一般のご来場者だけでなく、学校からたくさんの生徒達も来てくれました。折り紙の兜を体験で被ったり、山梨明子先生のハッピーエレファントの創作秘話を聴いたり。そんな展示会会場をちょっとご案内…
 会場入り口で迎えるUTSAVの文字。展示会のテーマです。UTSAVとは、Festival、祭りのこと。会場に入るとチューリップ祭りの黄金のボートがお出迎え。その隣から日本の祭
りが並びます。
田中サタ先生が受け継ぎ伝え続けたおりびなを中心にさげもんで飾ったひなまつり、どっしりと構えたこどもの日の兜にアヤメの屏風、会場にかわいらしさを添えた七夕の織姫と彦星、ひと際注目を呼んだ夏祭りのジオラマは、細やかに折られた踊り手や神輿の担ぎ手、浴衣姿の子供たちに見る人の心が弾みます。お正月は日本人の心を込めて。クリスマスは、メンバーホープお得意のマスクにサンタクロース。

さて、ここからは本場インドの祭り。インドらしくきらびやかで華やか。夜空を光で祝うDiwali、兄弟姉妹の絆を祝うRakhiでは、手に取って身につけたくなるアクセサリの数々。色彩豊かなHoliでは満開のコットンシルクフラワーが目を引きます。Republic Dayでは蹄の音が聞こえてきそうな馬車馬。インド門を整然とマーチする象や戦車など実際のパレードの雰囲気がでています。展示をみながら“インドにもひな祭りのようなお祝いがあるよ”と声をかけてくる方。作品を通してそれぞれの文化・風習の違いや類似点について会話が始まります。
 グループで作品を作り上げる過程はけっして容易ではありません。

意見の違いをまとめて一つの作品に仕上げる難しさ。時間内に仕上げる難しさ。材料を手に入れる難しさ。みんな試行錯誤。折り紙の本だって容易に手にし理解できるとは限りませ
ん。言葉の壁もあります。それでもまた個人作品ではなくグループ作品で展示会に臨みたいというメンバーたち。みんな折り紙が大好き。折り紙がつなぐ人との縁、心の平和。一枚の紙が折りなす魅力をたくさんの方に見て感じてもらいたい。そんなメンバーの思いがOrigami Oritaiの原動力。多国籍メンバー64名、明日仁見隊長の下、今年はどんな作品ができるかな。乞うご期待です。
 (私事ですが5月より急きょフィリピン駐在となりました。)


■連載〔第24 回〕文化財修復に使われる紙

古文書、書籍、絵画、彫刻などの文化財を修復するときに、和紙が効果的に利用されることがあります。浅草寺(東京都台東区)の宝蔵門仁王尊像(吽形像)の修復作業に、世界一薄い紙が使われました。
 今回は、その修復作業にあたられた吉備文化財修復所の牧野隆夫さんと、高知県のひだか和紙有限会社の広瀬裕二さんにお話を伺いました。


◆和紙の丈夫さ
 1998 年5月から1年余りかけて、牧野さんは山形県指定有形文化財の向居薬師堂蔵の木
造薬師如来像を修復されました。この像は平安時代末期に作られ、何度かの修理を経ていましたが、前回は1959(昭和34)年に行われており、下地に和紙の反故(使用済みの古紙)
を貼ることで修理されていました。仏像修理の際、もともと布で行われていた作業を簡便化して、安価で扱いやすい紙で代用することは、江戸時代から行われてきました。
 まず、その反故をはぐことから作業が始められましたが、紙をはがすと今にも全体が崩れそうになったそうです。紙は像のゆがみを抑える役目をしていました。牧野さんはこのときに和紙の丈夫さを改めて認識されたそうです。


◆世界一薄い和紙

典具帖紙という、美濃(現在の岐阜県)で漉き始められた楮原料の極薄で粘りの強い紙があります。江戸時代には、裏張り用のほか漆漉し用や紙布となる紙糸用として用いられました。
 高度な流し漉きの技術が必要とされる紙で、美濃の特産のひとつでしたが、明治時代になって土佐(高知県)でも漉かれるようになり、今では高知県産の紙の代表となっています。


 1957(昭和32)年に「典具革命」が起きました。高知県で懸垂式短網抄紙機が発明され、典具帖紙の機械漉き化が始まったのです。もともとその薄さと美しさから「かげろうの羽」と形容される土佐典具帖紙でしたが、さらに薄い紙を漉くことが可能になりました。
 ひだか和紙有限会社では原料処理(水洗いやちりとり)を手漉きと同じように手間をかけて行いながら、手漉きと同じ風合いを持った典具帖紙を作り出しました。1平方メートルあたり2 グラム、厚さ0.02 ミリは、当時、世界一薄い紙です※。
※ 2013(平成25)年に、ひだか和紙では1平方メートルあたり1.6 グラムの染色典具帖
紙を開発、現在はその紙が世界一薄い紙です。


◆修復の現場で

 浅草寺宝蔵門仁王尊像は1964(昭和39)年に完成、木曾檜作りで重さは各1000kg ほど、身長5m ほどあります。
このとき、量にすると畳10 枚分ほどのひだか和紙製造の典具帖紙が使われました。
 形状に合わせて切った紙で、像の塗料の落ちかけた部分をラップのように抑えます。その上から兎膠※水(兎からとった膠を水で薄めて7 ~ 8% にしたもの。兎膠は薄くても接着力が強い)を塗って表層を強化します。薄い典具帖紙にさらに膠水を塗ることで和紙の質感はすっかりなくなってしまいます。きちんと役目を果たしながらも姿は隠す紙は、「もとどおり」を求められる修復作業には使い勝手のよい素材です。
 また、牧野さんは典具帖紙に膠をたらして乾かした、下の写真のような極薄のシートを修復作業用に考案されました。このシートをめくれ上がった表層と本体のすき間にさしこんで、上から湿らせると水溶性の膠が溶け、めくれた部分をしっかりと接着させるというものです。
 見えないところで役立つ和紙。縁の下の力持ちとして他にも活躍できそうです。


※膠…獣類の骨、皮、腸や魚などを煮出した液をさまして固めたもので、ゼラチンが主成
分です。木材の接合や絵の具の定着剤として使われます。また、製紙では膠に明礬(みよ
うばん)をまぜて、紙のにじみ止めと毛羽立ちを防ぐのに用います


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
◆おりがみギャラリーNo.297
マナさんの折り紙
Marten Sale Brouwerさん(ニックネーム:マナさん)は、大阪在住のオランダ人です。日本折紙協会の会員で折紙講師資格を持ち、3000作品以上を創作されている折り紙作家です。マナさんの折り紙の世界を今月号のおりがみギャラリーでお楽しみください
Mマーテンarten Sセールale Bブラウワーrouwer(M マナanna)コレクション

1枚の長い紙から、不切の千羽鶴を作る!

折り紙を始めて25年になり、3000作品以上を創作しています。鶴や蓮の花や星やあやめなどが多く、一枚の紙をはさみを入れないで折っています。
不切一枚折りの連鶴は、写真よりもうひと回り小さいもの(長さ65m)を、一組をヒロシマのため、もう一組をナガサキのために作り寄贈しました。(作者より)


◆やっこスターYakko-shaped star by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ

やっこさんが手足を広げて飛んでいる姿です。星形にも見えるので、「やっこスター」と名前を付けました。つるすなどして飾ってください。折り慣れると⑧⑨は省略できます。(作者)


◆星の置物Star-shaped ornament by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子

組んだ形のすき間が星の形をしている作品です。暗くした部屋で下からライトをあてると、天井に星が浮かび上がってきます(作者)


◆両面色変わりの星 Double-sided star by Ms. Yu- ko FUJIMOTO
藤本 祐子

大橋晧也先生の名作「星」を松野幸彦さんがアレンジされたものをさらにアレンジして、作りました。両面違う色にする必然性は?…ない…のですが(笑)こんな工夫ができるのも折り紙の楽しみの一つでしょう。(作者)


◆ミニ知識
◇七夕…7 月7 日。古代中国の宮中で行われた乞巧奠(巧を乞う祭とい
う意味。裁縫や和歌や音楽などの上達を願う行事)が、織姫と彦星の星祭りの伝説とともに七夕の行事として日本に伝わりました。七夕が日本に伝来する以前から日本にあった棚機津女の信仰(水辺の小屋で、巫女たちが神の衣を織りながら神を迎え、送るときに人々の穢
けがれを持ち去ってもらうという禊の行事)と結びつきました。このため、「しちせき」が
「たなばた」と呼ばれるようになったと考えられています。
◇七夕の星…星祭りの伝説とは、天帝の怒りをかって天の川の左岸と右岸に引き離された夫婦、牛飼いの牽牛(彦星)と、天帝の娘の織女(織姫)
が鵲の橋渡しで一年に一度だけ会うことを許されたというものです。彦星は鷲座のアルタイル、織姫は琴座のベガ、鵲は白鳥座を逆さまに見て、白鳥座の長い首の部分を尾に見立てたものです。アルタイルとベガ、そして白鳥座のデネブの3つの明るい星を結んだ形は「夏の大三角形」と呼ばれています。なお、琴座には4 つの星を結んだ四角の部分がありま
すが、これが瓜畑にたとえられ、割れた瓜から天の川が流れ出て、二人を隔てたという言いつたえもあります。
◇五色の短冊…願いごとを書いた、五色(青、赤、黄、白、黒)の短冊です。
この五色の由来は「五行説」と呼ばれる中国の古代思想で、すべてのものは、「木・火・土
・金・水」の五つの気の働きに還元することができる
という考え方です。木が青、火が赤、土が黄、金が白、水が黒とそれぞ
れに色があてがわれました。なお、黒のかわりに紫が使われることもあ
ります。
◇素麺…今月号の表紙では五色の素麺のような水引で天の川を表現しています。素麺は七夕に供えられたり、食べられたりする食べ物で、奈良時代に中国から伝わった「索餅」が起源とされています。索餅は小麦を原料にした麺で、麺の「紐」を両手ではさんで縄をなうようによりをかける工程を「索」(索は細い縄という意味)と呼ぶところから名づけられ
ました。索餅は米が収穫前で少なく、暑くて食欲もなくなる夏でも、のどごしよく食べることができる貴重な保存食でした。鎌倉時代には索餅を改良して油を使って作る「索麺」が中国から伝来します。それが「素麺」と書かれるようになったのは索の字が素と誤書され、また素が索より文字の流れがよく書きやすかったためだと考えられています。
◇輪鼓…鼓のように胴の中ほどがくびれた形のことで、図案化され紋所にもなっています。三角形の上に逆三角形がのった形です。
◇灯台…日本での灯台は、7 世紀半ばに壱岐、対馬、筑紫に防人(北九州の守備に当たった兵士)を置き、煙りや火で外敵の侵入を知らせるために烽という施設を設けたのが始まりとされています。烽の場所が遣唐使船が運行するときの目標としても便利だったため、昼は煙りをあげ、夜は篝火をたいて目印として使われるようになりました。なお、日本で初めての西洋式の灯台は、神奈川県の三浦半島の東端にある観音崎灯台です。1869 年(明治2)年に点灯されました。
◇マグロ…代表的なマグロがクロマグロで、300kg を超える体長3m もの大きな体を持ち、寿命は25 ~ 30 年と考えられています。「真っ黒」からなまって変化して「マグロ」と呼ばれるようになったとされ、釣られたあとの色は確かに黒ですが、泳いでいるときはコバルトブルーの色をしています。口から入れた水の力でえらを開けるため、呼吸するためには泳ぎ続けなければならないそうです。平均時速4㎞前後で、速く泳ぎます。マグロ類など体温が高い魚(水温より5 ~ 15 度高い)は、一般的な体温の魚(水温と同じ)より平均2.7 倍速く泳ぎ、回遊距離も2.5倍長いと最近のニュースで報じられていました。
◇イタヤ貝…カラが開いた扇の形をした貝で、ホタテ貝に似ているためホタテ貝と呼ばれることもあります。カラの長さ12cm で、カラを激しく開閉して跳ねるように泳ぎます。イタヤ貝は漢字で書くと「板屋貝」ですが、カラの放射肋(殻頂から縁まで放射状に伸びるすじ)が板葺き屋根の桟に似ていることから名づけられました。イタリアのルネッサンス期の画家ボッチチェリが描いた「ビーナスの誕生」のビーナスが乗っている貝もイタヤ貝です。

◆ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『年中行事・記念日事典』(学研)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『日本の行事と食のしきたり』(青春出版社)、『七夕の紙衣と人形』(ナカニシヤ出版)、『西王母と七夕伝承』(平凡社)、『47都道府県伝統行事百科』(丸善出版)、『日本めん食文化の一三〇〇年』(農文協)、『カミさまがいっぱい~民間信仰の世界・陰陽道の世界~』(東村山ふるさと歴史観)


◆星のリース Starlight wreath by Ms. Noriko NAGATA
永田 紀子

リングの内側のしめ縄状の模様が気に入っています。外側には8 個の三角があるので、おめでたい感じがする輝く星のように思え命名しました。この年になってもたくさんある願いごとのひとつでも叶ってくれるといいのですが。(作者)


◆笹のポケットつき箸袋・オーナメントChopsticks’ wrapper and Decoration with a bamboo grass by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子

笹の葉がポイントの箸袋を考えました。ポケットにつまようじやメモなどを入れられて便利です。一か所切るとオーナメントとしても使えますよ。楽しい七夕となりますように。(作者)


◆おしゃれなしましまキューブ、輪りゅうご鼓キューブStriped cube and Ryugo cube by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳 祥子

尊敬する笠原邦彦先生の御本でキューブの美しさに触れ、私も創ってみたいと思いできたものです。しましま、輪鼓以外に三角の模様も簡単にできるので考えてみてくださいね。中央に糸を通すと素敵なつるし飾りやネックレスにもなりますよ。(作者)


◆ジョイント六角柱Hexagonal prism by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

少し固めの折り紙を使うと、折りやすく思われました。ジョイントで組むとしっかりと、また、ガッチリとした六角柱のできあがり。形や色などで無限の楽しみを味わえる折り紙って最高です。(作者)


◆デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
Origami workshop in the day care service

第11 回 朝顔  田中 稔憲

7 月の花、朝顔。朝顔といえば、「朝顔に釣つるべ瓶とられてもらひ水」の句が浮かびます。ご存知、江戸時代の女性俳人、加賀の千代が詠んだ句です。千代は、私の住む金沢の隣町、白はくさん山市の松まっとう任に住んでいました。同郷のよしみで、朝顔は人一倍こだわりのある題材なのです。できれば実物に近い形に仕上げたいところを、あえて簡略化したのが今回の作品です。
 あきれるほど易しいでしょう? 花も葉も基本形からほんの少し折り進めるだけで完成します。これならまずできない人はいません。折り紙絵(平面色紙作品)ですから、可能なわけです。用紙は、一般的な折り紙でもかまいませんが、できればハーモニーおりがみ(ショウワグリム)のようなボカシの折り紙だとさらによいでしょう。
 もちろん願うことなら立体の朝顔を折ってもらいたいところです。でも、年を重ね、巧こうち緻性(細かいところまで手を抜かずに上手に仕上げること)に衰えがみえるようにな
ると、『239 号/絶版』に掲載されているような朝顔はかなり難しくなります。私はさらに不切正方形からほぼ同じ形のものを作っていますが、それはさらに無理でしょう。相手に合わせて作品を創る、これは折り紙造形ならではといえます。折り紙は再現性の芸術だと私は思っています。誰でも同じものを何度でも作ることができる、つまり折ってもらってどれだけということなのです。どんなに見栄えに説得力があっても、再現性が極端に低いものはけっしてよい作品ではないと考えます。
 一方で、人は自分には難しいと思っていたことを努力してやり遂げたときに喜びを感じるものです。その人の自信となる達成感です。それぞれの人にちょうどよい作品というものがあるわけです。あとは美しい作品になっているかどうか。巧緻性を求められても、美しい作品ならがんばって折りたいと思いますし、逆にその人にとって簡単すぎる作品でも、美しいと感じれば折ろうという気になるものです。
 さて、今回の作品はそれはそれは易しい作品だと思いますが、折ろうという気になっていただけるでしょうか。


◆六面鳥Rokumencho -( Cube with 6 birds)by Ms. Tomoko MIZUSHIMA
水島 朋子

13はうしろからいったん大きく開くことになると思うので、戻すときに元の形を見失わないように折りたたみます。17の向きに気をつけてください。組むときの鳥の頭の方向はどこを向いてもよいと思います。隣り合うものに同色がこないようにした方が見分けがついてよさそうです。(作者)


◆ダイヤ型の小物入れDiamond-shaped case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

後ろ姿もまとまりよく折り、ダイヤ型に仕上がったところでポケットができたのでこの作品名としました。8こ折り中心をそろえて貼ったりしても楽しそうです。両面折り紙で色の出方を工夫してもいいかと思います。( 作者)


◆おさかなリースWreath with fish by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子

正方基本形からの簡単なリースにおさかなをくっつけたら、夏らしい涼しげな飾りになるかなと思いました。夏休み、子どもたちの教室で一緒に作ってみようと思います。(作者)


◆灯台Light house by Ms. Kazue ASAI
浅井 かづゑ

灯台の踊り場の部分を表現することができたので、灯台の下にハウス型の出入り口をつけてみました。おりがみの創作への道を照らしてくれる灯台になりますように。(作者)


◆マグロTuna by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

魚は一般的に体全体をくねらせて泳ぎますが、マグロは尾ビレだけを高速で振動させて進みます。水の抵抗の少ない紡ぼうすい錘形の体は筋肉の塊で、瞬間的なスピードは時速160km に達するとか…。そんなスピードに特化したカタチを味わってください。ちなみに筋肉は刺身になるんですけどね。(編)


◆イタヤ貝(二枚貝) Japanese bay scallop by Mr. Isao KODAMA
児玉 功

余分な折り方を最小限におさえて、きれいな脈の貝をつくってみました。アクセサリーなどにも活用できそうです。中から見ても楽しめます。(作者)

◆新オリガミツリー~創作のための折り構造と見立ての系統樹~
NEW ORIGAMI TREEby Mr. Ko- ya O- HASHI
大橋晧也

新オリガミツリー№18は、ざぶとん基本形+折り本基本形からの発展です。折り本基本形(四角折り)は、自然にかんのん折りや屏風折りへと発展していきます。それからの変化を楽しみながら新しい形を探してみましょう。かんのん折りからは伝承の箱やヨットができますが、箱からの発展が恐竜で、ヨットからの発展がゴンドラです。伝承のこんこん狐の耳を大きくしたのがオオミミキツネです。また口の中の角を引き出し、歯を強調したのがハイエナです。また、合わせ箱はチリ取りのようなものを2個作りお互い差し込んだものです。1個でも角を差し込むようにすれば箱ができます。今回は、ハートのネームカードを子ども向きの作品として、一般向きの作品としては大将の兜としましょう。ネームカードは新一年生の胸のポケットに差し込んでもいいし、PTAの会議の時など台上に立てても使えそうです。大将の兜は裏かえしがやや慣れない人には抵抗があるかもしれませんが、裏返すことによって形がしっかりしてきます。


◆読者の広場


『476号』(特集:春らんまん)宛てにいただいたお便りをご紹介します
 「花巡り」はいろんな発想が生まれそうです。3 度も「読者の広場」にお便りが掲載され、感謝の気持ちでいっぱいです。伝承作品の折り紙も基本なのでよい作品があると思いますので、特集してもらえたらうれしいです。40 年前に覚えた河合豊彰さんの「おひなさま」を同封します。私の原点です。
大阪府 内藤 博さん
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 「両取っ手付き菓子器」がよかった。紙を何枚も使わないとできない作品が多いので、1 枚でできる作品を増やしてほしい。「寿鶴」の折り紙が東日本大震災の被災者の支援になっていることをテレビで知った。
東京都 千葉麻里さん
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 「花巡り」がよかったですが、私には難しかったです。「シジュウカラ」もよかったです。田中稔憲先生の「タンポポ」はステキな作品だと思います。今、趣味として興味を持っているのはユニットですが、デイサービスでも使える簡単なユニットはなかなかないので、教
えていただけるとうれしいです。
神奈川県 宮本節子さん
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 「3 月号」の「花富貴」、「花玉」、「リボンのキューブ」、たくさんできました。友人に見せたところきれいだねと全部持っていきました。うれしかったです。また今月号もがんばって折りたいと思います。
静岡県 縣あがた 八重子さん
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 「あじさい折り」がこうして文字になるとは!発想のおもしろさにビックリです。「イーチャンホイール」も組み立て後、しっかりしていて、またかわいくできました。中 一隆先生のブログを以前より見ていましたが『476 号』に「バラK1」の折り図があり、うれしく思いました。もちろんすぐ折ってみました。
広島県 中田敏子さん
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 「春らんまん」のタイトル通りの4月号でした。「あじさい折り」、「バラ」、「フラワースタンド」がよかったです。「おりがみギャラリー」や「作品展」などのカラー写真での紹介が参考になります。近くにサークルがあれば参加したいです。スペインの「折紙博物館」にも行ってみたいです。
岐阜県 丹羽恵子さん
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 春らしい楽しい作品がたくさんあり、折り方に挑戦しようと思います。年寄りが集まって簡単に折って遊べるような作品も紹介してほしいです。
和歌山県 太田 栄さん
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 「おりがみガーデン」を見ているだけで楽しいです。素敵なクリスマスカードや年賀状を見て、こんな作り方があるんだと、ただただため息です。
 茨城県 小林恵子さん
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 「花巡り」の作品は花が次々と咲き、とても楽しんで折ることができました。また二そう舟基本形から伝承の「百面相」の展開と関連を少しずつ今月号でつかむことができました。バラの折り紙作品に興味を持っています。バラの葉も折り紙で作れればいいな~と思っています。
鹿児島県 佐野由美子さん
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●第24回 墨田区「平和のオブジェ」に参加、「十二支を折る」折り紙展を開催
相馬効子さん(東京都)

毎年、墨田区では震災や戦災で亡くなられた方々を偲び、すみだリバーサイドホール(墨田区吾妻橋1-23-20)で「平和のオブジェ」の式典を行っています。今年は「東京大空襲から70 年、語り継ごう平和の思いを次世代へ」というテーマで5羽の折り鶴と鎮魂の思
いを込めた百合の花が壁画(縦13.4m、横7.5m)いっぱいに飾られました。
 いまだに世界では色々な戦いが起きています。また、毎日のように事件、事故、災害などが報じられます。本当に平和に暮らせることの幸せを次世代の人達に語り継がなくては… と思います。3 月10 日(火)に行われた「すみだ平和祈年のコンサート」の音色を聞き、平和を願う気持ちがさらに増し、胸がいっぱいになりました。

1 月6 日(火)~ 31 日(土)、カフェ&ギャラリー「みづき」(墨田区東向島3-27-9)にて「十二支を折る」というテーマで折り紙展を開催させていただきました。その時に「平和のオブジェ」のコーナーを設け、今までの23 回の記録を展示、皆様にも24 回目の折り鶴を折って参加していただくよう呼びかけました。お客様方も「しばらくぶりに鶴を折ったワ…」「私達も参加できて嬉しいワ…」など喜んでくださいました。
 そして2,191 羽を寄贈。今年も折り紙をとおして色々な方と出会い心を通わせることができました。これからも機会をみて、平和の大切さ、折り紙の楽しさなど、伝えていけたらと思っています。
 すみだリバーサイドホール(墨田区役所)の壁画は土・日曜日も見学可です。どうぞ一度ご覧になってください。


◆2014年度の作品展を開催 
葉はなし梨〔なしの会〕 渡辺信子さん(静岡県)

2月21日(土)・22日(日)、藤枝市葉梨公民館で春の作品展が開催されました。今回は「くす玉に挑戦」ということでがんばりました。いつもは教室で習った単品のみを適当にアレンジした作品でしたが、くす玉については途中で止められず、手を抜けず真剣そのもの、時間もかかりました。それだけに皆それぞれ心のこもった見ごたえのある出来栄えに心地よい達成感を味わいました。お客さんも「これはすばらしい、素敵だよう」とほめてくださり、とてもうれしかったです。来年度もがんばりますのでよろしくご指導をお願いいたします。


◆支部だより◆

◆笑顔の花咲く折り紙展「阿倍野市民学習センターグループフェスティバル2015」 
大阪支部「日本折紙協会なにわ・みおつくし会」支部長 梅本吉広/大阪府

今年も3月7日(土)・8日(日)、阿倍野市民学習センターにて、「グループフェスティバル2015」が開催され、作品展示部門に参加しました。大阪支部は当センターで、毎月研究会と定例会を開催し、会員相互の親睦と研修を図るとともに、地域の文化発展に寄与してきました。
 今年は春の色紙や立体作品が多く出品され、色紙36点、立体59点、平織り22点の総数150点が会場に所狭しと並べられました。創作作品としてはテニスの選手の躍動する姿を描いた作品や菖蒲園八つ橋を表現した日本画のような作品や、簡単に折ることのできる結び雛やユニットのチェーンなど新しい作品も多く見られました。初日から多くの参加者があり、遠方からも来ていただき大盛況のうちに終了しました。


◆東京おりがみミュージアムへ行こう!(その11)

ミュージアム最寄りの、おなじみ厩うまや橋の下流に架かる「蔵くらまえ前橋」と、橋を渡ったところにある「蔵前水の館」をご紹介

東京おりがみミュージアムから見て隅田川の向こう岸は台東区「 蔵前」 。
 江戸時代の初期、二代将軍秀忠の時代に、この一帯の川岸を埋め立て、3万坪という広大な敷地に幕府の米蔵を94棟建てました。これが 「浅草御米蔵」で、「蔵前」 の地名の由来でもあります。
 蔵前橋は、関東大震災の復興計画により架橋されたもので、それ以前は「富士見の渡し」という渡船場があった場所だそうです。橋の黄色は米蔵にちなんで黄金の穂のイメージです。
 終了した下水管工事の立たてこう坑を残し、見学施設として活用したのが「蔵前水の館」。地下に埋設され、ほとんど人の目に触れることのない下水道管の中を実際に流れている下水の様子が直接見学できる、東京23区内で唯一の施設です。
 蔵前国技館(1954年~1984年)の跡地ということで、階段の踊り場には歴代の有名力士の手形が。

下水の臭いを想像して相当な覚悟で見学に臨んだのですが、実際には耐えられないほどではありませんでした。蒸し暑い外に比べても涼しく、ガイドさん(水環境案内人)の詳しい
解説もあって、あっという間に見学時間(約60分)が過ぎて行きました。

下水道は、私たちの暮らしを見守り、浸水から街を守り、地球環境を守る、「縁の下の力持ち」を実感しました。


◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3262-4764 / FAX:03-3262-4479

日本折紙協会の公式メールマガジンです。全国のおりがみイベントを告知しています。
http://www.mag2.com/m/0000023495.html

801円
おりがみのトーヨーの全折り紙商品が2割引きで買えるショッピングサイトです。
http://origami-noa.ocnk.net/

特集「父の日と雨の季節」

◆ウィスキー・ボトル・キャップWhisky bottle cap by Mr. Shin MITARAI
御手洗 伸

35 年前の「世界のおりがみ展」に出した作品です。懐かしいですね。当時はこんなクラフト的な折り紙を模索していました。仕上がりは毎回、異なります。その時々の感覚で、ふんわり膨らませてください。(作者)


◆樽たる Barrel by Mr. Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英

上と下の部分がきっちり組み合わさるように、ひと工程ずつを正確に折ることが大切です。この作品が収録された『ファンタジックおりがみ宝島』は一昨年に逝去されたイギリスのデビッド・リスター氏に最初に贈呈した本で、亡くなる時まで「この本が一番好きだ」と言ってくださっていました。(作者)


◆ポロシャツの写真立て Polo shirt-shaped photo frame by Mr. Katsuhisa YAMADA
山田 勝久

スタンドの部分があるので、しっかり立ちます。エリの下のうしろの部分が開くのが気になる方は、のりづけしてください。(作者)


◆各々ケース Case by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子

5で指を入れて広げると各々にビーズやお菓子などを入れてみたくなりました。1色、2色、4色の組み合わせも楽しめそうです。大きさを変えて、もう少し大きなものも入れられそうです。(作者)


◆フレーベル模様折り6個つなぎリース、12個つなぎリース
永田 紀子

6個つなぎは補強のためのりづけがあった方がよいのですが、単体を少し変えると12個つなぎでのりづけなしでつながります。模様折りの中で中央が5のように折れるものはつながります。12個の模様をすべて変えて「賑わい揃いのリース」にしてみましょう。(作者)


◆未(ひつじ)
Sheep by Mr. Katsuhiro YAMAMOTO
山本 勝博

今年の干支の羊は、丸っこいイメージを頭に描き創作した作品です。最初は大きな紙で挑戦してください。定規などでしっかりプレスしてていねいに折り進めて、とくに22~25の工程は作品の仕上げを左右するため慎重に!では楽しんでください。(作者)


◆ケロちゃんのコインケース
Frog’s face-shaped purse by Ms. Yu- ko FUJIMOTO
藤本 祐子

こどもの頃、口にコインをのせるとパクッと食べるカエルの貯金箱を持っていました。ふとそれを思い出して作った作品です。立体にはできませんでしたが…。お守りやメッセージなどを入れてもいいですね!(作者)


◆クレマチスClematis by Mr. Manabu ICHIKAWA
市川 学

23はうしろから指を入れて中の部分を出します。(作者)


◆かたつむりSnail by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦

梅雨といえばかたつむり。デフォルメのきいた単純ものです。20図以内でおさまるつもりでしたが、工程が長くなりました。(作者)


◆てるてるぼうずTalisman for fine weather by Ms. Kazue ASAI
浅井 かづゑ

このてるてるぼうずは赤い線で折れば8本足のタコに、逆さまにすると野菜のカブに見えてきませんか。少し長めの紙で折り始め、てるてるぼうずの顔の部分を棒状にすれば、ほうきにもなるのでやってみてくださいね。
(作者)


◆鼓つづみ
Hand drum by Ms. Shoko AOYAGI
青柳 祥子

この鼓は、『475 号』掲載のリボンのキューブのリバーシブルです。⑫の折りすじをしっかりつけるのがコツです。友禅紙で折り、江戸打ちなどの
紐ひもで結ぶととてもきれいです。鼓から「ポ」「プ」「タ」「チ」の音が聴こえてきそうです。そういえば上うえむら村松しょうえん園の絵に「鼓の音」があります。(作者)


【ミニ知識】

◇父の日…6 月の第3 日曜日。2015 年は、6 月21 日。父親の仕事や苦労をたたえて敬い、日ごろの感謝を伝える日です。母の日に贈る花としてカーネーションが知られていますが、父の日はバラの花を贈ります。なお、漢字の「父」は、手に石斧を持って打つ意味があるそうです。

◇ウィスキー…大麦麦芽、または大麦麦芽に大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシなどさまざまな穀類を加えたものを原料とした蒸留酒です。今日のウィスキーの元ができたのは12 世紀ごろと考えられています。ウィスキーは古代ヨーロッパでアイルランドやスコットランドで使われていたゲール語で、「生命の水」という意味のウシュク・ベー・ハーが、ウシュクボー、ウスケボー、ウシク、ウスキーと変化したと考えらています。ウィスキーはスコットランド、カナダ、日本ではwhisky、アイルランドとアメリカはwhiskey と英語でつづります。ウィスキー製造の特徴のひとつとして樽の中での熟成があげられますが、使用する樽によって味わいが変わります。耐久性に優れ、丈夫なホワイトオーク樽が使われることが多いそうですが、シェリー酒やバーボンなど他の酒を熟成した樽を使うこともあります。

◇未月…陰暦では干支は年や方角や時間を表しますが、月も表していました。未月とは陰暦6 月の異称で、6 月は未の月とされていました。古代中国では冬至のある月(陰暦10 月)を十二支の最初である「子月」とし、8 番目の6 月は未に当たりました。

◇ハス…花が終わったあと、花托が大きくなり逆円錐状になって、蜂の巣のように種ができることから、古くは「ハチス」「ハチスノミ」と呼ばれ、それが「ハス」に変化したと考えられています。

◇カワセミ…青色の背とオレンジ色のお腹が特徴の小さな鳥(全長約16cm)です。止まっている場所から急降下し、大きなクチバシでエモノを捕まえて戻って食べる姿が印
象的です。

◇邦楽の日…6 月6 日。1985(昭和60)年に東京邦楽器商組合(現在の東京邦楽器商工業協同組合)が制定しました。「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日にする」という古くからのならわしにちなんでいます。なお、同じ由来で6 月6 日は「楽器の日」(全国楽器協会が1970 年に制定)にもなっています。

◇鼓…胴と2 枚の革、そして胴と革と結ぶ「調しらべ緒」という麻の縄で構成されています。胴は堅く、耐久性に優れている桜の木で作られ、革は馬の皮、縄は麻です。調緒をゆるめたりしめたりして、音色を調節するそうです。


ミニ知識参考図書:『にほんのお福分け歳時記』(主婦の友社)、『今日は何の日?年中行事・記念日事典』(学研)、『ウイスキーの教科書』(新星出版社)、『暮らしのならわし12か月』(飛鳥新社)、『花と樹の事典』(柏書房)、『日本の野鳥』(山と渓谷社)、『鳥あそび』(二見書房)、『大辞源』(角川書店)、『年中行事事典』(三省堂)、『世界大百科事典』(平凡社)


【読者の広場】

『475号』(特集:ひなまつり)宛てにいただいたお便りをご紹介します
 「花富貴」の使用紙の情報がありがたいです。「チューリップ」は、私も“ぷっくら”した姿に安らぎを感じます。「2014年おりがみカーニバル入賞作品・2」、伊藤裕香様の伝承の箱だけで構成された作品がすばらしいと思います。現物を見たいっ!!「ひなまつり」という3 月号の恒例のテーマ、「表紙はどうなるのかな?」と毎年楽しみにしています。今年はつるしびな、やさしい色あいに感心しつつ、ページをめくるとノアちゃんが「つるし飾り」になっていた…という展開。思わずニンマリしました。さらに読みすすむと使った紐の情報もわかるという徹底ぶり。折り紙を使ったカードを作るときに使えそうな、季節感のある包装紙やカタログを探すことに興味を持っています。
大阪府 山田裕子さん
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 市川 学さんの「花玉」を折り始めました。単体12 個しかできていません。組むまでは半日では無理でした。ゆっくり折りたいと思います。
静岡県 縣あがた 八重子さん
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 「2014 おりがみカーニバル」に初めて出品しました。出品の記念に11 月8 日(土)の「こどもの城」での表彰式と懇親会に出席、楽しい時間を過ごさせていただきました。次の日は上野と浅草を観光、そして「東京おりがみミュージアム」を見学しました。たくさんのすばらしい作品に感動しきり、ミュージアムのかわいい、楽しい作品にびっくりしました。折り紙初心者の私には、2 日連続で夢の世界のようでした。 入口の自動ドアのガラスもかわいいですねー。おしゃれなミュージアムに時間を忘れて見入ってしまいました。また遊びに行きまーす!!「こどもの城特別賞」の「ロボくん1 号」、本物をナマで見られてよかったです!
懇親会の会場で出会った、作者の沼田ゆうきくんもかっこよかったです!!
兵庫県 伊藤裕香さん
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 「2014 年おりがみカーニバル入賞作品・2」、「こどもの城特別賞」の「ロボくん1 号」はすばらしく、大きな夢を感じました。後ろ姿が涙顔というのもほほえましいです。3 月号はひなまつりの特集でした。毎年、いろいろな折り紙で折ってあり楽しみです。「東京おりがみミュージアム」に行ってみたいですが、働いているので東京は遠いところです。もっとアップで写真を載せてください。
鳥取県 柳澤明美さん
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 「2014 年おりがみカーニバル入賞作品」を見て感心しました。みなさんよく考えて作っていますね。今月号は折ってみたいという作品がたくさんありました。「祝い鶴」の裏表部
分を反対にした作品を同封してみました(写真)。
大阪府 内藤 博さん
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 私はボランティアを数年しています。「デイケア折り紙」の連載がとてもうれしいです。もう少しカンタンなのでしたらもっとよいと思います。また見て美しく、折りやすい作品をお願いします。
熊本県 大住幸子さん
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 「花富貴」がよかったです。今月号は組んで作る立体的な作品があったのでむずかしかった。「名探偵コナン」に興味をもっています。
山口県 西山隼人くん
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 「うさぎ雛」と「リボンのキューブ」でつるし雛を作りました。簡単でかわいいのはいいですね。今、島袋保子先生著作の『フレーベルに学ぶ模様折り紙』にはまっています。モチーフの組み合わせや色を考えるのが楽しいし、時間を忘れて夢中になりますね!
富山県 柴田智美恵さん
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“おひなさま”って作者の方の個性が出ていていろいろあり、楽しいですね。
 茨城県 小林恵子さん
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 「読者の広場」に自分の名前を見つけてびっくりしました。ケーブルテレビで折り紙の番組があります。これも楽しいです。また月刊『おりがみ』の裏面にある講習作品もいいですね。そのうち月刊『おりがみ』に載せてください。お願いします。
広島県 家原静子さん
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 毎日厳しい寒さが続いていますね。私の住んでいる群馬も山にたくさんの雪が積もっています。『475 号』もとても楽しい1 冊でした。特によかったのは「花玉」です。市川 学先生の作品は大好きですが、難しくて完成するか心配でした。けれども無事作ることができ感激しました。赤、だいだい、黄、もも、水色などの両面折り紙でいくつも作りました。とてもきれいで一足早く春が来たみたいです。「どーもくん」はかわいいですね。群馬県のキャラクター「ぐんまちゃん」の折り図が掲載されるのを待っています。また「おりがみガーデン」の「フレーベルの模様折り6 枚組みリース」と「フラワーリース」も素敵な作品ですね。こちらも折り図が掲載されるのを待っています。新刊書の『フレーベルに学ぶ模様折り紙』を買いました。リース、ブローチなどが作れて、きれいな作品があり、見ていてあきない本です。「買ってよかった!」と思う本で、おすすめです。
群馬県 畑村美由紀さん
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 新刊書の『12 か月のユニットおりがみ』が紹介されていました。花やサッカーボールがあり、興味をそそられ注文しました。『フレーベルに学ぶ模様折り紙』もぜひ購入したいです。菊地淑子さんの「折り紙百人一首」、100 通りの着物のすばらしいと思いました。ど
こかで実際お目にかかることができたらいいなぁと思っていました。今はおひなさまの作品を多く折る季節です。今年は月刊『おりがみ』にあったようにつるし雛を作ろうと思いました。「頭の体操」で折ったものを飾ろうと思います。色や模様で印象も変わりカラフルにできると思うので楽しみです。「デイケアで折り紙」を毎月読んでいろいろ勉強させていただいています。もっと折り紙が生活の中に活かせるように、楽しめるようにしていけるとうれしいです。
北海道 葛西明子さん
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 やっぱり、おひなさまがよかったです。あと「チューリップ」もかわいいですね。いろんな色で折りたいと思っています。動物のかわいい本のしおりが折りたいです。模様折り紙はおもしろいですね。「おりがみ頭の体操」は見て一瞬、「うーん」と考えてしまいますが、わかったときうれしくなります。
長崎県 木谷由美子さん
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 町田絲店の「和紙の紐 三つ編み」にとても興味があります。アクセサリーとして使える折り紙作品があるので、ぜひ「和紙の紐」をためしてみたいです。笠原邦彦先生の作品は日本的で趣があります。田中稔憲先生の作品はとてもかわいいです。「花富貴」は組んでも素敵ですが、1 つでも楽しめて2 倍楽しめます。「リボンのキューブ」はさしこむのが難しいですが、小さく作りアクセサリーにしてみたいです。「お花の指輪」、私の指には合わないので両脇をつぶしてブローチのようにしてみました。「新オリガミツリー」、1 つずつ折るのですが最後まで折れず途中でSTOP してしまいます。折り方を少し変えることでたくさんの作品になるのだとよくわかります。No.1 からもう1 度Try してみます。山田裕子様、読んでくださってありがとうございます。
埼玉県 原 嘉子さん
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 「おびな、めびな、三人官女」がよかったです。作品は難しいですけど興味のあるものばかりです。折り紙でくす玉作りにはげんでいます。うまく作れず失敗ばかりです。なんとか完成させたいです。
北海道 佐藤優子さん
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 「うさぎ雛」、「五人囃子」、「どーもくん」、かわいい!折って色紙にしました。とても素敵な色紙になりました(自己満足?)。いつも月刊『おりがみ』の一番最初に読む、私の好きな「編集雑記」。今月もあぁそのようなものなのだということがわかり、最後の3 行目からの、どうも様子がおかしい。人の顔はまだしも、和紙の質感までみんなツルツルお肌というおせっかいさんでした…そこは「ありのままで」お願いしますよ。と6 行の短い文章でいろいろなことを知ることができます。昨年12 月に出版された『季節をつなぐ12 か月のユニットおりがみ』に夢中です。折り紙は脳を活性化するといわれているように、この本を順番に折っているうちに、「手を使い」、「できあがりを考えてわくわくしながら折る」、「この折り方はどこかで折った」と思いながら自然に笑顔となります。老化した脳も活発に動いて、ユニットができあがるたびにきたえられているような気がします。折り紙はやっぱりすごい!
滋賀県 中村哲子さん
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 「ハウスでキューブ」と「どーもくん」がよかったです。3 月はおひなさまのシーズンですので、春らしい表紙とイメージでよかったと思います。興味を持っているのは田中稔憲先生の「デイケア折り紙」です。今回の「うさぎ雛」を参考にして今後も楽しみたいと思います。
神奈川県 宮本節子さん
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 「チューリップ」がよかったです。ひな飾りに関連しての伝承作品(火鉢、お駕籠)の紹介はとてもよいと思いました。
毎回行事に関連した伝承作品を掲載していただきたいと思います。「東京おりがみミュージアムへ行こう」で紹介された町田絲店、私も日本折紙協会の新事務局に行くときに見つけ、糸や紐ばかりの店に圧倒された思いがあります。折り紙を作品にしあげるために糸や紐は大切な要素になるのですね。
東京都 磯野昌子さん
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 「どーもくん」の大きな口と丸い小さな目が印象的でした。「ハウスでキューブ」は組み合わせるのが大変でしたが、きれいな形ができました。長方形の用紙で折るのも意外で楽しかったです。表紙の「つるし飾り」(つるしびな)はとてもすてきなアイディアだと思いました。
青森県 原子睦子さん
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 「花玉」や「お花の指輪」がよいと思います。指輪は正面がさみしいのでシールやストーンをつけました。いつも「ミニ知識」を楽しみに見ております。そのたびにそうだったんだと改めて覚えておこうと思っています。「クイズ頭の体操」は毎月できていますが、別にかわったことも書くこともないのでつい出しそびれています。クイズの答えの折り紙だけでもよいようにしていただければと思います。
大阪府 松下晴代さん
~クイズの答えだけでも大歓迎です。(編)
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 「おびな、めびな、三人官女」、「うさぎ雛」、「花玉」がよかったです。「新オリガミツリー」を楽しみにしています。
「花富貴」、現在奮闘中。10 年ぶりにパソコンの機種がかわったため、熟年のためのパソコン教室に行っています。休憩時、今年のヒツジを持参したら「教えてほしい」、「作って」と頼まれ、次はランドセルをリクエストされました。
愛知県 平野悦子さん
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 7 年前地域の折り紙サークルに入り、喜友名愛子先生にご指導いただいています。サークルの日が待ち遠しく、月刊『おりがみ』を購読するようになり、講師の資格も取らせていただきました。折り紙で仲間作りやコミュニケーション(おつきあい)、脳トレもでき、1 人遊びもまったく退屈しないのがいいナーと思います。さて『475 号』はおひなさまづくしでした。私は43 年前東京で働いていたとき、友人からいただいた『三月 ひなのつき』(石井桃子 著)、『折りびな』( 石井桃子 監修、田中サタ 著/ともに福音館書店) の本を読み返しました。『折りびな』から「おひなさま」、「三人官女」、「五人ばやし」を折り、月刊『おりがみ』から「びょうぶ」、「ぼんぼり」、「おかご」、「タンス」、「牛車」を折って飾ってみましたら、なんともステキにしあがりました。当時はこの本を気にもしていませんでしが、この時期だから、これまでの7 年の積み重ねがあったからこそできた作品です。時の積み重ねに感謝です。
沖縄県 岸本ヨシ子さん
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 毎月おりがみの本が届くのを楽しみにしています。多くの方の力作を見て、すばらしいと感心しています。右小指の骨折から思うようにはかどらずくやしいかぎりです。『477 号』は5 月の鯉のぼりですね。首をながくして待っています。
兵庫県 辻本芳子さん
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 季節柄ひなまつりにちなんだ記事で従来のおひなさまとは違ったものもあり、工夫することで独自性を出せることを再認識しました。一度は「東京おりがみミュージアム」に行きたいと思っています。今度、常磐線もさらに便利になるので、あたたかくなったら花見
のついでに訪問したく考えています。
3 月3 日に孫が産まれたので、今まで月刊『おりがみ』で紹介された折り紙でこどもの日の飾りを作る予定です。
茨城県 松井 修さん
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 「チューリップ」はチューリップの花らしさが出ていて、とてもかわいい作品だと思いました。「うさぎ雛」もかわいらしく、簡単なので何度も折りました。
「おりがみカーニバル」の作品はどれもすばらしいと思いました。特に子どもの発想がすごい!と思いました。今年こそはうちの子どもにも何か作らせたいです。『475 号』に紹介されていた『フレーベルに学ぶ模様折り紙』、さっそく拝読しました。百面相の応用だけかと思ったのに意外と複雑で奥が深く、挑戦してみたいと思いました。それにしても正方
形以外(六角形や八角形など)の折り紙が市販されていれば便利なのにと思うのは私くらいなものでしょうか。
東京都 林 友江さん
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●一回転するスズメができました    一ノ瀬美智子さん(長崎県)
 ある本に「スズメ」という折り紙作品が載っていたので折っていると、『467号』の半田丈直さん作(原作:竹川青良)「とべ!バッタ」と同じような形ができ、尾のところを押すとクルッと回ったのです。遊べる折り紙として使えそうです。
スズメの頭などは自分流にアレンジしました。


【秋田県内での伝統を広く全国に…】
秋田支部「なまはげの会」副支部長 天野真樹子/秋田県

 『「第29回 国民文化祭・あきた2014」発見 創造 もうひとつの秋田~』が、2014年10月4日(土)~11月3日(月/祝)、県内各地で伝統芸能が開催されました。開会式においでくださった方々に少しながらもおもてなしの心を伝えたい思いに秋田支部「なまはげの会」で、スギッチ(斎藤静夫作)と、支部員みんなで考えた「こまち娘」を、県と市に協力させていただき配布いたしました。
 会員どうしで協力し作成したものです。
 会場を訪れた人達は、可愛らしい折り紙をとても喜んでくださり、笑顔もたくさんみられました。
 また、教室が開かれている「ジョイナス」では、一角をお借りし共同作品を展示しました。
 私事ですが職場の片隅に作品を置き、四季折々の物を飾っております。これからも支部活動にがんばっていきたいと思っております。


【永田紀子先生の講習会】
湘南支部「トゥッティ」支部長 吉田淳子/神奈川県

2014年11月1日(土)に永田紀子先生による講習会を藤沢市辻堂南部市民の家で開催いたしました。当日は雨が降り肌寒い日でしたが、たくさんの作品を教えていただきました。会場内は大変盛り上がり、心温まる1日となりました。永田紀子先生と野中陽子初代支部長は昔からのお友達で、当時の思い出話も出て折り紙の縁の深さを感じました。永年の
夢でした永田紀子先生の講習会が実現できました。月刊誌でいつもすばらしい作品を紹介くださる先生とつながりができましたことは会員一同
大変うれしくとても感謝しております。永田紀子先生、ありがとうございました。


【文化教室総合展に出品】 ( 文)山本孝子/兵庫県
のじぎく兵庫支部「神戸国際おりがみ会」(支部長 石橋美奈子)

1月30日(金)から2月1日(日)まで兵庫県民会館 文化教室総合展へ出品しました。石橋美奈子先生を含め小学4年生から80代までの14人が、立体作品を中心にパネルや色紙の作品を展示し、たくさんの方々に見ていただきました。最終日には折り紙教室も開催し、実際にみなさんに折ってもらいました。特に子どもたちは動く折り紙作品に喜び、折ったもので遊んでいました。


【小倉隆子先生の講習会】
  豊島支部「折り紙レインボウ」支部長 坂間賀世子

2月13日(金)、日本折紙協会事務局(東京おりがみミュージアム)2階講習室で、小倉先生の(支部主催として)2回目の講習会を開きました。
 今回の作品は「雛っ子」で、可愛いおひなさまと三人官女の色紙2枚の吊し飾りでした。小物もあるのですぐに取りかかり、先生の元気のよい声に励まされ、皆楽しく真剣にあっという間の2時間半でした。インドでの支援活動から帰国されたばかりというお忙しいスケジュールの中、参考作品もお持ちになり、皆に感謝のプレゼントまでくださいました。また、いつも感謝の気持ちで折っているとお話しくださり、作品の端々にもそれが感じられました。
 折り紙の「よさ」を伝える言葉は数々ありますが、折り紙の「チャームポイント指数」(という言葉がもしあるとするならば)それは何だろう?皆が「作りたい」「もっと作りたい」というもの…。そのわけは?…あらためて感じることの多い素晴らしい講習会でした。


【みんなの作品展】
コミュニティハウスで作品展を開催 くわばらさよこ(神奈川県)

つづきの丘小学校コミュニティハウス(横浜市都筑区)の館長からお話があり、2014年11月12日(水)~2015年1月26日(月)、作品展を開催しました。毎月1枚制作した作品を2年分まとめて展示しました。作品は伝承作品や作者不詳のものも使用しましたが、創作が中心です。作品より額に興味津々という人もいました。「100均」のA4の額にマスキングテープなどで加工しただけなのですが、不思議が止まらないようでした。表示名札はカワイイものにしたかったので、フレーベルの模様折りからつくった額縁にしたところ、「これも素敵ね」との声をたくさんいただきました。初めての作品展でしたが好評につき2週間ほど延長になり、うれしいおまけがつきました。ふだんは子どもが走ったり騒いだりしている場所なので足を止めてくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。


季節の情景の折り紙作品展橋本弘子(京都・伏見稲荷折り紙勉強会 代表/京都府)

 2014年11月15日(土)、紅葉から冬の情景(3m×4.6m)と春夏の情景(1.6m×4m)の折り紙作品を、京都市内のイベント会場「みやこめっせ」で展示しました。会場は、テーブル2台にはユニット作品と折り紙飛行機を展示しました。また幼児さんに折っていただく「チューリップ」、お土産に妖怪ウォッチ、キャラクターなどを用意しました。会場で金融機関がハガキを用意され、「30年後の私」のテーマで多くの親御さんたちは子どもさんと会話をしながらハガキに書き込んでいた姿が印象的でした。この2作品を1日で終えるのが残念であることを申し上げたところ、京都信用金庫の本店と支店2か所に展示していただけることになりました。金融機関の展示には店内が明るくなり、すごいなぁ!の声も聞き、うれしいひとときをいただきました。3m作品は伏見区役所深草支所にも展示させていただき多くの人に見ていただいたことに感謝します。


【和紙ものがたり】

連載〔第23 回〕兵器になった紙

第二次世界大戦末期に、紙が兵器として使われたことがあります。アメリカ本土を直接攻撃するために、風船爆弾を偏西風にのせて太平洋を横断させるというもので、直径約10mもの紙製の大きな気球に水素ガスを入れて爆弾を吊るしたのです。伝統的な紙漉きと加工の技術を駆使して開発されたものでした。
 明治大学平和教育登のぼりと戸研けんきゅうじょ究所資料館で2014年11月から2015年3月まで開催された「紙と戦争-登戸研究所と風船爆弾・偽札-」の展示とガイドブックをもとに風船爆弾をご紹介します。また、高知県にある「いの町紙の博物館」と紙風船を製作・販売されている「株式会社ヘイワ原紙」の山岡大祐さんにもご協力いただきました。

取材協力・資料提供
明治大学平和教育登戸研究所資料館 
〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1- 1-1 電話: 044-934-7993
いの町紙の博物館  〒781-2103 高知県吾川郡いの町幸町110-1 電話: 088-893-0886
株式会社 ヘイワ原紙 http://www.heiwagenshi.jp


明治大学平和教育登戸研究所資料館

現在の明治大学生生田キャンパスは、旧日本陸軍が秘密戦のための兵器や資材を研究・開発するために設置した旧登戸研究所の敷地内にあります。登戸研究所は、日本の戦争と軍隊を知るうえで貴重な戦争遺跡のひとつです。研究施設だった建物が戦後も保存され、2010(平成22)年に「明治大学平和教育登戸研究所資料館」となり、活用されています。


ふ号作戦

 「ふ号作戦」と呼ばれた風船爆弾は、1944( 昭和19) 年から1945 年にかけて9300 発が、千葉県一宮、茨城県大津、福島県勿来の3 か所の基地から放球されました。1000 発ほどがアメリカ大陸に到達したとされ、そのうちの1発の不発弾の爆発で、1945 年5 月5 日、ピクニックを楽しんでいたオレゴン州の牧師の妻と5 人の子どもが犠牲になっています。また、風船爆弾に牛疫ウイルスという生物兵器を搭載して、アメリカの家畜を殺すという計画もあったそうです(未実施)。
 風船爆弾にむく紙の開発は、民間の小津産業(現在の小津和紙)が陸軍から依頼され、紙の試作は東京に近いということで、埼玉県の小川和紙の里で行われました。薄くて高密度の丈夫な紙が要求され、もともと薄い紙を漉く伝統がなかった小川の里の紙漉きの家では、何度ものやり直しに家族喧嘩になったという記録が残されています。
 量産用の紙として一番多く使われたのは高知県で生産されたものでした。紙研究家の小林良生さんの著作『和紙博物誌(暮らしのなかの紙文化)』によると、風船爆弾になる紙は風袋原紙と呼ばれ、俗に「厚典」といわれる厚手の典具帖紙です。典具帖紙はもっとも薄い楮紙のひとつで、流し漉きに高度な技術が必要な紙です。楮は薬品などで漂白していない未晒しで、典具帖紙のように完全に非繊維細胞(柔細胞。ヘミセルロ-スを多く含み繊維間の接着剤として働く)を取り除かないので丈夫な紙です。
 この風袋原紙を、多糖類のマンナンが主成分のコンニャク糊を使って下半球用に3 枚、上半球用に4 枚貼り合わせます。乾いたらアルカリと反応させるため、炭酸ソーダ(炭酸塩)の水溶液に入れて煮沸します。このままでは強くても堅くてバリバリする紙なので、グリセリン(アルコールの一種で、植物油から採取する透明の液体)に浸して乾燥させると、なめし皮のような紙ができます。
 一枚一枚規格検査を受け合格した紙だけが、直径 10 m の球体に合うハスの花びらの形の紙に裁断されます。その貼り合わせもコンニャク糊が使われました。


【地球に優しい紙風船に】

戦後、高知県内で「ヘイワ原紙」を創業した山岡茂太郎さんは、戦争中、軍の指令を受けて東京で風船爆弾作りを学び、県内や愛媛県内にその技術を伝えました。
 1991(平成3)年、環境汚染につながるゴム風船に変わって、自然にかえる紙風船を飛ばそうというイベントが行われました。この紙風船の発想の原点が風船爆弾でした。風船爆弾は兵器でしたが、爆弾を搭載しなければ自然由来の原料で作られた気球です。今は、環境に優しい紙風船が、人々に笑顔をもたらしています。 


協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。
801円
おりがみのトーヨーの全折り紙商品が2割引きで買えるショッピングサイトです。
http://origami-noa.ocnk.net/

特集「母の日とこどもの日」 
 
①戦国武将の兜・松野幸彦
7.5cm角で折って並べて、兜コレクションのような感じでミニの兜を作ってみたくなりできたものです。外形が同じで、さしこみポケットが前にある兜と後ろにある兜、60度でのまとめも面白いと思います。立物は、なるべく単純に作ってみましたが他の形にもできそうです。

②扇の楊枝入れ・藤本祐子
ナプキン折りの「扇」の応用で、後ろに三角ポケットをつけてみました。ピックやミニ小物などを入れて、お祝いのテーブルを華やかに演出してくださいね。

③かごめ(球体)・石橋美奈子
かわいいボールができます。⑮から折り方の変化でいろいろなデザインが可能です。くどいデザインにならないようにシンプルに!

④くし型の箱・永田紀子
何を入れたらよいでしょうか。ちょっと変わった形の一枚折りの箱ができました。⑬の形のままで入れ物として使うことができます。また、③の2本の平行な折りすじの幅を変えると箱の形が変化します。

⑤がま口サイフ・二渡昌子
本物のがま口のように、留めの部分をひねるようにして開閉します。ポチ袋にしたり、大きな紙で折ってギフトバッグにもいかがでしょうか。18cm角の大きさの紙で折ると千円札の四つ折りが入ります。

⑥カーネーション・小倉隆子
カーネーションの特徴でもある幾重もの花びらの感じがうまく出せた作品になりました。立体でも平面でも使えます。母の日のプレゼントに最適です。両面同色の折り紙で折るとよいでしょう。

⑦アンサンブル姿のミセス・川手章子
体がちょっとふくよかなミセスができあがりました。少しおしゃれしてお出かけの時に着ていたアンサンブル。今ではスラックス姿でどこへでも出かけてしまいますが、なつかしいスタイルです。

⑧カーネーションのメッセージカード&コーナークリップ・梨本竜子
途中の形でメッセージカードとして使ったり、クリップとして使ったり2通りに楽しめます。お母さんは物のプレゼントよりやさしい言葉をもらう方がうれしいかもしれません。

【ミニ知識】
◇母の日…5 月の第2 日曜日。日ごろの感謝を込めて、母親にカーネーションなどの贈り物をする日です。アメリカのアンナ・ジャーヴィスという女性が、母親の葬式で母親が好きだった白いカーネーションを捧げ、参列者にも配ったことが始まりとされています。1912 年に当時のアメリカ大統領がこの日を「母に感謝する日」として国民の休日に定めたそうです。一方、日本には第二次世界大戦後からこの習慣が取り入れられました。また、5 月5 日の「こどもの日」は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として、1948(昭和23)年に国民の祝日となっていて、「母の日」でもあるのです。

◇カーネーション…地中海沿岸を中心にかなり古くから栽培されて、この花を古代ギリシア人は神のゼウスに捧げたといわれています。花冠や花環を作るのにカーネーションが欠かせなかったことから、花の名前はコローナ(ラテン語で花冠や花環の意味)に由来するという説があります。キリスト教では、十字架にかけられるキリストを見送った聖母マリアが落とした涙のあとに咲いた花とされ、母性愛の象徴とみなされています。

◇薬玉…今の5月は旧暦の6月にあたり、端午の節供はもともとは病気がはやりやすいこの時季に、ショウブやヨモギなどの薬草を使って邪気をはらう行事でした。昔、宮廷では香料や薬草を錦の袋につめて、鞠形にし、五色の糸(青、赤、黄、白、黒)を垂らした薬玉が魔除けとして飾られていました。これが、今の「くす玉」の由来です。

◇兜…頭部を守る防御用の武具で、着用者の威厳を示す役割もありました。奇抜なデザインにはその武将の信仰心や美意識が込められていたそうです。

◇豊臣秀吉(1536-1598)…兜は「馬簾唐冠形兜」で、現物は残っていないものです。

◇徳川家康(1542-1616)…江戸幕府初代将軍です。兜は「水牛角黒漆塗兜」で、鉢に熊毛を植え、黒漆塗の桐製の大きな脇立を付けたものです。

◇真田昌幸(1547-1611)…信濃国上田城主。真田紐は、太い木綿糸で平たく厚く織った真田紐がありますが、昌幸が刀の柄に巻くのに用いたことに由来するそうです。『真田十勇士』で有名な真田幸村(本名信繁)は、昌幸の次男です。兜は「鉄地黒漆塗突盔形兜鉢」で眉庇に黒漆塗りの大天衝の前立が付いています。突盔形兜鉢とは鉄板をはぎ合わせた頂点がとがった形の兜です。

◇ 伊達政宗(1567-1636) … 陸奥国仙台藩主。今回の兜は「黒漆塗六十二間筋兜」に細く長い弦月形の前立が付いたもの。伊達家では江戸時代を通じて半月を兜の立物としたそうです。

◇黒田長政(1568-1623)…黒田官兵衛(孝高)の息子です。兜は「銀箔押一の谷兜」で、源平合戦の戦場のひとつで、源義経が駆け下りて平家を破ったとされる、一の谷の断崖絶壁を表現しています。なお、一の谷兜には板を縦長に立てたものもあり、『453 号』に松野幸彦さんの作品を紹介しています。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『戦国武将変わり兜図鑑』(新人物往来社)、『戦国武将・合戦事典』(吉川弘文館)、『日本人名大辞典』(平凡社)、『江戸ごよみ十二カ月』(人文社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『暮らしのならわし12か月』(飛鳥新社)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第9回 「花菖蒲」田中稔憲

  今月は花菖蒲です。『249号/絶版』掲載の杜若を使う方法もあるのですが、1枚の色紙に仕上げるには、花を5輪、葉を10 枚折らなくてはなりません。私は高齢者のための作品については原則10 枚が限界と考えています。一つ折りあげるのにどんなに単純なものでも5 分はみないと難しい。今回の作品は使っている紙の数は11 枚ですが、そのうちの半分は三角形を二つに折るだけです。だからできると考えてやってみたのです。花を花弁と花芯に分けることで、ほんの少しの折りごたえと、半数を二つ折りだけにすることで時間をかけずに仕上げることを実現しました。見栄えの割には簡単に折れるのです。
 英語でアイリスと呼ばれる花は「あやめ」「しょうぶ」「かきつばた」「しゃが」。「しゃが」の様子は少し違うとはしても、あとはとてもよく似た花です。その微妙な違いを慈しんだのは日本の文化なのです。杜若は小川の両側にびっしりと生えて咲きます。金沢の兼六園では徽軫灯籠のそばの流れに沿って庭園の美を演出します。
 花菖蒲は細い茎の先に大きな豪華な花を咲かせます。江戸期には将軍家に鉢が献上され、各大名が丹誠を込めて当日に咲かせることを競い、忠誠心を争ったのです。そういった歴史的背景が花を見る一人一人にとって違った風情をかもしだしているわけです。お年寄りの肥えた目を意識するとはまあ、こういうことなわけです。花菖蒲はカラフルな花が多いのでかえってすっきりして凛とした白の花菖蒲にしました。例えば紫だと杜若やあやめと似てくるので、白の方が花菖蒲の個性を私は感じるんだと思うんです。
 この作品は花菖蒲以外の何にも見えないでしょう? 簡単に折れて、見栄えがして、質感が伝わる、この作品はこういった目的で作った作品の中ではかなりうまく行った例です。ちなみに、体に衰えがまだ感じられない、働き盛りの方は「豆色紙」で折って、机の横にでも掛けてみてください。ちょっといいインテリアになると思いますよ。

<読者の広場>
 『474 号』はとても楽しかったです。特に「両面ハートフレーム」は1 番興味がある作品でしたので、最初に作りました。簡単で実用的、さらに作りやすい作品ですね。無地や柄の両面折り紙で15 個ほど作り友人にプレゼントしました。窓の部分には新年のあいさつの言葉や絵を描きました。すごく気に入っています。できあがったときの一つ一つに喜びを感じ、楽しく作ることができました。24cm 角の両面折り紙で作ってみても素敵でした。「おりがみガーデン」の「小花のリース」や「Sakura Brooch」が気に入っているので、折り図が掲載される日を首を長くして待っています。毎号先生方の作品にとても感動しています。私もいつか作品がひらめいたら投稿したいです。
群馬県 畑村美由紀さん

 「本」がよかったです。「不切正方1枚折り」、私は今でも信奉しています。「Piazza NOA」、全国の折紙愛好家のお便りにふれることができるので毎月楽しみです。「ゆるキャラ」の折り紙に興味があります。メジャーな「くまモン」、「ふなっしー」はいろいろ紹介されていますが、マイナーなものも知りたいです。私の地域には「おづみん」(羊の精です)がいます。
大阪府 山田裕子さん

 「2014 年おりがみカーニバル入賞作品」、とてもすばらしい作品ばかりですね!いつか私も入賞できるような作品が作れたら~! 斉藤静夫先生の招待作品「涼・オシャレ」は実物も見ましたが本当に細かくて、「すご~い!」と思わず言ってしまいました。石倉君代先生の「鬼の面、ひいらぎ」は目を書いたりしなくて表情があり、折りやすいです。「ひいらぎ」もトゲトゲの感じがあり、2 月の節分までにたくさん折りたいと思います。「おりがみカーニバルの年表」、テーマも年々変わり次のテーマは何かな~ ?! と楽しみです。「和紙ものがたり」は親類に養蚕関係の仕事をしている人がいますのでとても興味深く読みました。子どもが小学生のとき蚕をわけてもらい育てて、夏休みの自由研究で賞をもらったことをなつかしく思い出しました。
埼玉県 原 嘉子さん

 今月号の「クイズ頭の体操」はスムーズにできました。『470 号』ではすごく悩みましたが…。土戸英二さんの「ひつじ」は顔の部分が色変わりで折れるのと、左右どちらの向きでも飾れるのがよかったです。「富士山」、「タカ」、「茄子」を置いて飾り、よい夢が見られたらいいと思っています。
青森県 原子睦子さん

●介護老人保育施設で折り紙講習
  田口健司さん(東京都)

 1月31日(土)、介護老人保健施設「大田ナーシングホーム翔裕園」で折り紙を教えました。こちらの施設は今回で3度目の訪問です。教える時間は、昼食後~おやつの時間の間のレクリエーションの時間として約40分。約30人の方に、職員の方に協力していただきながら、最初に竹川青良さんの「コットンコン」を折っていただきました。半分以上の方が悪戦苦闘しながらなんとか完成。上手く回転させられた方もそうでない方もおられましたが、みなさん楽しそうでした。
 余韻を残しつつ、次の「梅の花(正五角形より)」に取り掛かりました。はじめに梅の枝と少しの梅の花を貼った台紙を見せ「このままでは寂しいので、みなさんで協力して梅の花を咲かせてください」と呼びかけスタート。 「これでいいの?」「うまく折れない」「こうやって折るのよ」とワイワイしながら折っていきました。梅の花の形を決めるハサミ入れは職員の方にしていただきましたが、開いて梅の花が現れたとき「きれいね」との声が次々に上がりました。
 「紅梅」「白梅」の台紙を手元に持っていき、希望の場所を聞きながら完成した梅の花を貼っていきました。貼り終えた作品を見せたとき、「とてもきれい」「春が来たわね」と歓声があがりました。最後に「みなさんの協力で梅の花が満開になりました。そんな梅につられて、鶯うぐいすもやってきましたよ」と鶯(創作)を台紙に貼ると、とても喜んでいただけました。

●保育園の掲示板に壁面作品を飾っています 安野恭子さん(熊本県)

 保育士です。保育に役立つと思い折紙講師資格も取得しました。毎月、保育園の掲示板に模造紙1枚分の折り紙作品を展示しています。月刊『おりがみ』で紹介される作品を参考に、数々の折り紙の本を見ながら、イメージを広げるのが楽しみとなっています。
 今回は『475号』に紹介された【チューリップ】からヒントをもらい、3月の掲示板用作品を作ってみました。3月は【思い出のアルバム】の曲がテーマとなっています。保育園ではもうすぐ卒園式。毎日、園児たちがこの曲をピアノに合わせて練習しています。私自身も大好きな曲なので、聴くたびに想いが込み上げます。春・夏・秋・冬の回想シーンと併せて、保護者の想いも表現してみました。保育園の門を入ってすぐの場所に掲示されるので、毎月新しくする度に子どもたちや保護者の方に喜んで頂けるのがとても嬉しいです。
 私たちが子どもの時代(40年前)も、現代の子どもたちにとっても変わらず、折り紙は最高のコミュニケーションツールだと感じる瞬間です。

【ワールド・オリガミ・レポート】
『おりがみ』読者の皆さん你好(ニーハオ) 松沢春雄(中国)

私の中国雲南省での生活も4年目を迎えました。
 現在は大学で週2回、「日本手工芸術折紙」というタイトルで実技実践講座を受け持っています。4か月18週で2単位になります。日本の一般教養科目の位置づけの科目なので全学部の学生が対象で人気があり抽選での受講になるようです。はずれた学生も出席して、いつも100人ぐらいを教えています。中国の辺境でも若者たちはおしゃれになってきて,髪を染める学生が増えてきました(私も負けじと白髪を染めています)。日曜日には希望者に特訓折紙塾をやっています。授業ではやれない高難度のものや時間のかかるものを教えます。折り図を見れば折れるぐらいになっている学生ばかりなのでちょっとアドバイスすれば理解できるので負担にはなりません。
 折り紙を紹介して学生たちに楽しんでもらってより多くの人にその楽しさを伝えるようになってほしいという願いをもっているので実技では、子供が『おりがみ』読者の皆さん&#20320;好(ニーハオ) 松沢春雄(中国)興昧をもてるもの、動<折り紙、飾って楽しめるものを中心に教えています。何といっても1番人気はパンダ(笠原邦彦先生作『おりがみ傑作選2』収録)です。パンダは大熊猫と書きシュン・マオと発音します(日本語でパンダと発音するとデブだという意昧になります。) 次に人気のあるのは鈴木恵美子先生のツイスト・ローズです。ねじるためのピンセットの入手に苦労しましたが舎ではインターネットで1本が10円で手に入るようになりました。中国の人たちは赤(中国では紅)が好きで赤の紙がいつも不足ぎみです。
 学生に教えるほかに、幼稚園や学校の先生たちの講習会に参加させてもらったりボランティアで山の中の小学校へ行って教えたりもしています。折り紙の紙も街の文具店では手に入るようになりました。しかし、両面同色だったり10cm角に満たない大きさだったりして(値段も高い)日本から運んだ紙を使っています。
 日本折紙協会の先輩諸氏からいただいた紙や本や折り図がとても役立っています。日本のいろいろな方々の後押しをいただいてあと1年は頑張るつもりです。
 (中国雲南省に折り紙が根づいてくれることを願って…。)

海外文化交流ベトナム(ハノイ)旅行の件 中島 進(埼玉県)

2014年11月22日(土)~26日(水)、所属しているNPO法人「日本こども文化学会」の、国際文化交流ベトナム旅行に参加し、総勢17名で、現地ハノイのベトナムの子どもたちと、「おりがみ」を中心に文化交流してきました。2013年にはホーチミン市に行きましたが、好評で、もう一度ベトナムとなりました。文化交流はすべてボランティア活動で行っています。交流は11月24日(月)に実施しました。
◇交流学校◇
 今回は、運よく「ハノイの日本人学校」とも連絡が取れて、午前中に、日本文化の授業を実施できました。
 (小学1年:3クラス、2年:2クラス、合計104名)
 みんなで分かれて、クラスごとに、「折り紙、ブーメラン、トンボ、手遊び、クイズ、トントンすもう、あやとり、腹話術」を教えて遊びました。どのクラスも大変盛り上がり、感想文には「大変楽しかった。また、来て下さい」とのうれしい言葉が書いてあり、教えた私たちも、大変感動いたしました。

◇現地ベトナム学校◇
 Thuc Nghiem Secondary School(タック・ニヤム小中学校)は小学校・中学校一貫校で総学生数2,200名のマンモス校です。午後に、この学校に移動し、生徒数が多いので、講堂で折紙講習を行いました。
13:30~14:30、中学1年生対象、170名参加、日本舞踊と折り紙「動くくちびる」。14:45~15:45、小学生9~10歳対象、410名参加、踊りと折り紙「万歳サンタ」(『424号』掲載「サンタクロース」)を教えました。大人数に教えることになりましたが、ベトナムの子どもたちは、明るく、日本人が好きです。「折り紙」も好きで、手先が器用、好奇心も強く、目がキラキラ輝き、ほとんどの生徒ができあがりました。別れ際には、ここでも「折り紙を教えてくれてありがとう。楽しかった。また、来て下さい」とみんなに言われました。
 帰国後、学校の先生から聞いた話では、「その後1か月ぐらい、折り紙の話題はとだえませんでした」と言われました。今回、総計684名の生徒に教えられたこと、うれしく思います。折り紙がベトナムに広がることを期待しています。
 やはり「おりがみ」は、世界中に通用する素晴らしいものであることを、今回も、再認識しました。また、海外に行って折り紙で交流したいと思っています。 

【支部だより】
子どもたちへのメッセージ運動展
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

阪神・淡路大震災の教訓を子どもたちに伝えるため、震災後10年目から始まったこのイベントは、20年目となった2015年で最後となりました。来場されるお客様に少しでも安らぎをと、私達も第1回から協力させていただいています。毎年個人作品と、全員の合同作品を展示し、期間中には講習会も行いました。
 また、10年目に制作した千羽鶴タペストリー「新たな出発」も「子どもたちへのメッセージ集2014」の表紙に掲載していただきました。毎年発行されるメッセージ集の中から選ばれた言葉で日赤兵庫県支部声の図書赤十字奉仕団のボランティアの方が点字を打ってくださったカードも毎回好評で大勢の方に喜んでいただきました。イベント終了後もこのカードは作り続けたいと思っています。
 このたび、諸事情によりグループ名を変更することになりました。このイベントが「サークル紙ふうせん」での最後の活動になりました。新しい名前は「おりがみ かうべ」です。これからもみんなで楽しく活動していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【特報「素雲鶴」発見の大ニュース】 折り紙歴史研究家 岡村昌夫

『秘伝千羽鶴折形』という本が連鶴を49種も紹介している世界最古の遊戯折紙の本であることは、ご存知でしょう。桑名長円寺の住職義道(魯縞庵)が作っていた連鶴作品を材料にして、当時のベストセラー作家の秋里籬島が趣向を凝らして狂歌本に仕立てた珍しい本で、寛政9年(1797)に京都で出版されました。魯縞庵は博学多才で、文学や歴史などにも深い関心を持っていて『桑府名勝志』『久波奈名所図会』その他の著述がありましたが、出版はされず原稿のまま大部分が長円寺に保存されていたのですが、先の戦災で多くが焼けてしまいました。
 その著作の中で折紙関係はただ一種だけ、当時の著述目録には、『素雲鶴 全』と書かれていました。「素雲」というのは、「白雲」という意味です。白い雲のように、美しく連なっている折鶴が主題の著作と思われます。内容は「百品五百羽」(100種で合計500羽の作品)とも記録されていましたが、これも焼失したものとされていたのです。そして、『秘伝千羽鶴折形』は49種の連鶴で、計287羽の折鶴が折られていますので、100種500羽という『素雲鶴』の中から、約半数の作品を秋里籬島が選んで採用したのだろうと思われていました。その『素雲鶴』が長円寺で発見されたというのが、今回のニュースだったので、驚かされました。新聞各紙には、『秘伝千羽鶴折形』の「原典」が発見されたと興奮気味の見出しが躍っていました。
 しかし、冷静に紙面を読み返してみると、どうもそう単純ではない様子なのです。発見された資料とは何だったのかというと、まず、「新撰 素雲鶴」と題された1冊の自筆本(23ページ)と、それに挟まれていた、題名はなく図面が描かれた1枚の紙でした。この紙には「寛政5年(1793)」の年号と著者の署名があったと新聞は書いています。掲載されている写真や「朝日新聞」デジタル版※に載った鮮明なカラー写真によると、確かにその通り「寛政癸丑年(1793年に当たる)春二月」「魯縞庵主露紅」と読め、「折鶴三十品 壱百壱羽」(連鶴30種、計101羽)という字も見えます。そして、確かに30種の連鶴の展開図(用紙の切り方)が、びっしり描かれています。ただ用紙の切り方の図と題名が書かれているだけのようです。
 なお、魯縞庵自身が「露紅(ろこう)」と女性風な別号で署名したことが確認されたのは初めてです。『秘伝千羽鶴折形』の序文で、著者籬島が名を隠して「青女房露菊しるす。」と書いたのは、「露紅」の影響だったのでしょう。
 新聞によると、今回の新発見について桑名市博物館は、「1枚の無題の紙の方がもともとの『素雲鶴』で、数枚組の1枚だけが残ったものだろう、『新撰』と題された冊子は、その後の寛政6年(1794)頃から文政6年(1823)頃までの作品も含めたもの」という趣旨の発表をしたようです。「新撰」の方は、158種もの多くの作品の題名や、全部に付いている訳ではないようですが「展開図(切り方図)」も書かれているそうで、今回はそのうちの見開き2ページだけしか公開されませんでしたが、重要な記載も見え、かなりよく判ります。それから推定すると、この中に見える『秘伝千羽鶴折形』に採用された作品の例などから言えば、多くが寛政9年以前にできていたはずで、もっと詳細な調査検討が必要です。『素雲鶴』と『新撰素雲鶴』の二種類があったと言うのは不自然ですし、この両者の書かれた目的も違っているようですので、前者を『素雲鶴』と呼ぶのは避けておきましょう。ただ「魯縞庵自作の連鶴が、大量に発見された」という大ニュースには違いありません。連鶴ファンにとっては奇跡的朗報です。
 ただし、作者自筆本であっても、『秘伝千羽鶴折形』とは違って、完成図がなく、用紙切り方図ですから、正しく再現することは困難です。このような場合には必ず折り見本が付けられていたはずです。それを入れたはずの箱の記載もありますが、残っていませんので、再現には手間がかかりそうです。
 ただ一点だけ例外がありました。『秘伝千羽鶴折形』の挿絵「春遊び図」に描かれている「釣り舟」に似た作品の切り方図が「釣花瓶」という題名で「新撰」の方に載っていたのです(舟形の花瓶を吊って掛ける花器が「釣り舟」です)。これだと完成形が判りますので、簡単に復元できます。折り易くて、よいデザインの秀作ですので、確かな魯縞庵自筆の図によった折り方として紹介しておきましょう

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
おりがみのトーヨーの全折り紙商品が2割引きで買えるショッピングサイトです。
http://origami-noa.ocnk.net/

特集「春らんまん」 
 
①花巡り・原作:藤本修三、折り方・作品構成制作:本位田那穂美
藤本修三さんから教わった「あじさい折り」を長年折り続けて、自分なりの折り方を見つけました。今回紹介する折り方ですと、内側に小さい花をどんどん増やしていけます。皆さんも挑戦してみて下さい。

②バラ(K1)・中一隆
「巡回中割折り」と私が名づけた新しい花芯構造のバラです。この作品は花芯の練習用で、花弁ボリュームを増した「K1+」、カップ状外周花弁の「K2」、現時点の最終版は「K4」です。詳細は私のブログ『薔薇と折り紙の日々』(http://nakaorigami.cocolog-nifty.com/)をご参照ください。

③フラワースタンド、フラワーリース・二渡昌子
壁面を飾るかわいいお花のリースを考えました。花の形が単純なので、見映えがするように丸いシールを貼りました。組みがあまりしっかりしていないのが難点です。軽くのりづけして工夫してみてください。

④両面タンポポ・川手章子
紙とたわむれていたら突然顔が現れたので袋にしてみました。⑤の折りすじの位置は変えることができます。左の方へ移動させてみてください。右の写真のように、できあがりがたて長の袋から横長に変わります。

⑤イーチャン ホイール・マイケル ラフォッス
使い終わったカレンダーの12枚の紙を使って「カレンダー ホイール」を作りました。それを8枚で組んでみようと思ったのが今回の作品で、古代中国の占いの書の「 the I-Ching(易経)」がふさわしいと思い名づけました。

⑥ランプシェード・パウロ イマムラ ミツル
ブラジルに住んでいますが、1974~75年にかけての1年3か月、東京大学医学部眼科学科で学びました。もう40年も前のことなのですね。この作品は、三角形、五角形、六角形の形からも折ることができ、ランプシェードとしても箱としても使えます。ポリシート製の折り紙で折ると、クリスタルのようできれいです。

⑦ブリッジケース・川手章子
⑪で立体とするところが楽しく思いました。ブリッジのように組み合わせて3か所に折り紙作品を入れて飾ってもよさそうです。花だんとしても使えます。

⑧両取っ手付き菓子器・白井和子
チューリップが花開いたような両方に持ち手のある、おしゃれな形の入れ物ができました。底をさしこんであるので丈夫です。おやつタイムにいかがですか。川手章子さんのハート付きパッケージを折っていて、ひらめきました

⑨シジュウカラ・青柳祥子
手にとまるシジュウカラを作りたいと思いました。シジュウカラは、喉から下尾筒にかけての黒い縦線があるので、黒いネクタイをした鳥とも呼ばれています。魚の基本形Ⅱをさしこむことで、そのネクタイを表現でき、留めにもなったのでとても嬉しかったです。カラフルな色で折ってもかわいいです

【ミニ知識】
◇シジュウカラ…春にオスが木のてっぺんやアンテナの上など高くて見晴らしのよいところにとまって、ツーピィツーピィとテンポのよい澄んだ声でさえずります。地鳴きはジュクジュクジュクと聞こえます。スズメの仲間で、漢字で書くと「四十雀」で、シジュウカラという名前は鳴き声が由来とされていて、カラは小さな鳥を表します。大きさはスズメとほとんど同じで全長15cmほどですが、やや細めです。オスとメスは同じ色で、頭が黒色、ほおと腹が白色、背中が灰色です。のどから腹にかけてネクタイのような黒い部分があり、オスはこの部分が脚のところで広がり、一方、メスは広がらないので、この模様でオスとメスを区別できます。

◇タンポポ…タンポポの名前の由来は、タンポポが「鼓草」と呼ばれていたことから、鼓を打つ「タン、ポン、ポン」という音からとったというもののほか諸説あるそうです。タンポポは漢字で蒲公英と書きます。これは開花前に乾燥させた全草が、古くから中国で蒲公英という漢方薬として利用されたからです。西洋でも薬草として使われ、「タンポポコーヒー」と呼ばれる飲み物は、コーヒーではなく、タンポポを細かくきざんで焦げる程度に炒ったものを煎じたもので、胃の調子の悪いときによいそうです。また、タンポポは英語でダンデライオンといいますが、これは古期フランス語の「ライオンの歯」という意味で、ギザギザした葉っぱの形からそう呼ばれています。花の色は黄色が一般的ですが、九州や四国には白いシロバナタンポポばかり生えている地域があるそうです。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)、『年中行事事典』(三省堂)、『日本野鳥大図鑑』(小学館)、『薬になる植物と用い方』(主婦と生活社)、『薬になる植物百科』(主婦と生活社)、『野草雑草観察図鑑』(成美堂出版)、『中世の祝祭』(原書房)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第8回 「タンポポ」田中稔憲

  今回は春をイメージさせる花、「タンポポ」です。花は正方形を45°ずらしてくっつけたような形を折って、これを4 枚合わせるとできるというものです。かなりの高齢者でも無理なく折ることができました。できることなら④を45°ではなく、その半分の22.5°をずらしながら8 枚合わせる方が華やかに見えます。さらに紙の大きさを小さくして二重にするとよりタンポポらしくなるのですが、8 枚を5cm 角、さらにあと8 枚を3.5cm 角で折るということになると時間もかかりますし、お年寄りは息切れしてしまいます。葉も折ることを考えると、このあたりで妥協するのが落としどころなのです。7.5cm 角の大きさが小ささの限界といったところでしょう。
 葉の方は表が緑で裏が黄緑のものなら市販でありますから、それを使うとよいでしょう。ただ、私は②の状態の用紙を5cm × 29cm の大きさの紙で作って提供しました。ステップを1 回減らして、お年寄りの集中力が切れないうちに作品が確実に仕上がることを第一に考えたからです。実際には①の谷折り線を始めから入れておくという方法もあるでしょうし、講師の方であらかじめ②の形まで折っておくという方法もあるでしょう。
 完成形を見ると一見難しそうに見える葉が無理なく折れるのは③~⑥の折りにあります。半分に折ることを3回繰り返すと、開いた時に⑧で使う山折りと谷折りがちゃんとついているというのがミソです。それから紙のサイズが、②の時に5cm × 30cm ではなく、5cm × 29cm となっているところが重要です。実際折り比べてみればわかるのですが、前者では15のとき紙が内側で重なってうまく60°に折れないのです。29cmでも理論的には正しいサイズではないのですが、これなら意識せず自然に折れるのです。正確な値を知りたい方は、三角関数でもとめられますから計算してみてください。折っていただくお年寄りの皆さんはだれも気づかないこんな緻密な計算が、複雑そうに感じられるステップをいとも簡単なものにしているわけです。まあ、このシリーズの真骨頂といったところですか。
 ちなみにこの葉のデザインは朝日 勇さんの同名の作品によるものです。折り方も紙の枚数もまるで違うのですが、とても奇麗でお気に入りなのでお借りしました。

<読者の広場>
「おってあそぼう」の「花皿ごま」と「四弁の花」がよかったです。今月号はお正月ものなので楽しかったと思います。「おりがみギャラリー」のおせち料理は作ってみたい作品です。趣味として関心があるのはくす玉ですが、「デイケアで折り紙」にも興味があります。私は色紙が苦手なこともありますが、説明がためになります。考え方、とらえ方が勉強になります。子どもたちと一緒にできる作品もあるといいですネ!
神奈川県 宮本節子さん

 東海林伸嘉様の「羊」を折りました。頭がとってもかわいらしいのでチャレンジしましたが、ちょーっときれいに体がつくれない!! でももう1 回とがんばってみたら、あぁなかなかいいなぁー。そして187 個つくって朝起会のみなさまに配りました。200 個つくれなかったです。肩がこってしまって。羊のほおのところにくるっと巻く角がむずかしかったかなぁ。さあ、来年の干支のさるはどんなかな?楽しみです。「おりがみガーデン」の山田勝久様の「ひつじ」がいいなーと思いました。
香川県 谷野宮敏子さん

 実は…『470 号』の「クイズ頭の体操」ができなくて応募することができませんでした。けど私だけができなかったのではなかったのですね。再度挑戦しました! 今度は大丈夫かしら? 昨年は「北陸コンベンション」や「第21回おりがみカーニバル」に参加できたことがよかったです。多くの先生方と接したり教わったり、とても勉強になります。また自分の住んでいる地域で折り紙を広めるべく努力しています。今年は2つ目の折り紙教室を始める予定です。
埼玉県 根本聖恵さん

 今月号の「クイズ頭の体操」はスムーズにできました。『470 号』ではすごく悩みましたが…。土戸英二さんの「ひつじ」は顔の部分が色変わりで折れるのと、左右どちらの向きでも飾れるのがよかったです。「富士山」、「タカ」、「茄子」を置いて飾り、よい夢が見られたらいいと思っています。
青森県 原子睦子さん

【支部だより】
第14回 三支部(奈良、神戸、吹田)合同勉強会の報告
吹田支部「折り紙玉手箱」支部長 渡辺眞寿美/大阪府

2014年11月29日(土)・30日(日)の二日間、川井淑子先生(高知県/日本折紙協会理事)をお招きして、奈良、神戸、吹田の三支部合同勉強会を、大阪市北区の山西福祉記念館で開催いたしました。
 今回は、大阪、京都、滋賀、和歌山支部その他の方々も大勢参加してくださって、今までで一番多くの人々が集い、とても楽しい勉強会でした。 川井先生のていねいでわかりやすい御指導で全員が作品を仕上げることができました。できあがった作品、大切に使わせていただきます。また、たくさんのポストカードを皆さんにプレゼントしてくださいました。本当にありがとうございました。
 また、恒例になっている夕食時のビンゴゲームは、講師の先生、各支部長、山本一彦先生をはじめ皆様からの手づくりの折り紙作品の景品に、山本一彦先生のおもしろトークを入れながら、とても盛り上がりました。また次も頑張ろうという気持ちがわいてきます。次回もよろしくお願いします。皆様のおかげです。ありがとうございました。

【みんなの作品展】
第13回新春を飾る折り紙作品展
「丘の上のクローバー」メルヘン絵の世界村岡竹子(埼玉県/朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会)

1月3日(土)~1月12日(月/祝)、川口市立グリーンセンター緑のアトリエにおいて朝日勇とサンフラワー折り紙友の会の会員の作品展を開催しました。テーマは「クローバーの丘」、四季折々の情景が丘の向こう側に広がります。アトリエに入るとちょっとひかえめなクローバーがお出迎え、吹き抜けの2階からやさしい光がさし、まるでそこだけ春をさきどりしたかのような幸せな気分になります。
 今回は朝日先生の新作を含め約第13回新春を飾る折り紙作品展「丘の上のクローバー」メルヘン絵の世界村岡竹子(埼玉県/朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会)100点の作品と、会員のラシャ紙作品(いつもの4分の3の大きさの台紙で会員が制作した作品)を展示しました。誰もが楽しめる人気の魚釣りを2か所に増やしました。さわって遊べる折り紙コーナーでは今流行の妖怪の他、なつかしさを感じさせる福笑いなどたくさん用意しました。海外からたまたま遊びに来て立ち寄ったという方もいらっしゃり、とても感激してお帰りになりました。
 今年も朝日先生と会員は来場されたみなさまとのふれあいを楽しみました。みなさま折り紙パワーをチャージされましたでしょうか。会期中は天候に恵まれたくさんの方々にご来場いただき、会員一同心より御礼申し上げます。

~ワールド・オリガミ・レポート~
スペインで折り紙交流  相生陽子(神奈川県)

2014年12月、スペイン語の勉強をしている娘とスペインを旅してきました。娘の知人の計らいでマドリード在住の折り紙作家マヌエル カラスコさんにお会いすることができました。7年前にオープンした「Minimum(ミニムン)」という“オリガミ”専門の店内はすばらしい作品の数々と、日本の和柄で折った作品もあり圧倒され…。クリスマスの作品を教えていただくこともできました。
 月刊『おりがみ』の『472号』と『473号』を持参、折りたたんで持って行った永田紀子さんの「富士山」(30cm角の和紙)を組み立てているときに“オリガミ”大好きという若いお父さんと4人の兄妹にじっと見つめられ緊張しながらも完成しほっとしました。さくら、おひなさまなどを4人のお子さんにプレゼント、とても喜んでくれました。
 マヌエルさんは創作のかたわらショーウィンドウの展示(大きな作品も)、大学など多方面でのご指導とお忙しい毎日をお過ごしのご様子、くわしいことはFacebookに更新されています(minimum origami)。「日本に行ってみたい」とのお言葉に娘も「お役にたてれば」と。私も再会を楽しみに折り紙を続けたいと思いました!!
 その後、スペインに出店の日本の有名雑貨店に勤める“オリガミ”大好きという知人と、同僚の日本人女性とお会いし、折り紙の話と交換も。次の日の夕方は旅行会社関係の女性と3人で食事。日本に帰ってきてからわかったことですが、私の知人と彼女のお父さんが従兄という関係でした。325万人以上が住むマドリードの“奇跡”ともいえる出会いもありました。次の日から一緒に旅した若いご夫婦も折り紙に興味を持っていることにうれしい思いも。有名なサグラダ・ファミリア教会、アルハンブラ宮殿など見事なまでのすばらしい建築に感激しましたが、思ってもみなかった“人との出会い”が私にとって最高の思い出となったスペインの旅でした。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

801円
おりがみのトーヨーの全折り紙商品が2割引きで買えるショッピングサイトです。
http://origami-noa.ocnk.net/

特集「ひなまつり」 
 
①おびな、めびな、三人官女・笠原邦彦
おりがみのお雛さまは小さい方がかわいいと思いますので、私はふつうのおりがみの4分の1の7.5cm角で折ることが多いです。ただその場合、髪が1.9cm角と小さくなりますので、ピンセットを使っています。

②リボンのキューブ・青柳祥子
おりがみの立方体はたくさんありますが、ちょっと女性らしいキューブ(?)を作ってみました。7.5cm角のおりがみ2枚で組むと、できあがりが2.5cm立方くらいでネックレスのトップとしてもおしゃれです。いろんなサイズで折って机の上に置いても飾りとして素敵ですよ。

③花玉・市川学
花びらと茎を色分けできるようにしたので、表裏別色の紙で折ってください。のり付けしなくても、かなり丈夫に組めます。

④花富貴・水島朋子
布施知子さんの著作『おりがみ花くす玉』(誠文堂新光社 発行)の「四角板1・八つ割り」を参考に作りました。ジョイントパーツを葉に見たててみました。花は⑱で終えて平面的に仕上げてもよいと思います。立体感を出したいときは、⑲で紙がたわむくらい引き出して、⑰でつけた折りすじをしっかりとつぶすといいと思います。四隅ぼかしの折り紙をおすすめします。

⑤犬のお手紙入れ・永田紀子
紙とたわむれていたら突然顔が現れたので袋にしてみました。⑤の折りすじの位置は変えることができます。左の方へ移動させてみてください。右の写真のように、できあがりがたて長の袋から横長に変わります。

⑥チューリップ・川手章子
チューリップのぷっくらした姿を見ていると、心までぷっくらしてきます。カードに貼ってもよさそうです。いろいろな色のチューリップを折って楽しんでみてくださいね。
 
⑦お花の指輪・川手章子
できあがって指にそっとはめてみました。指にも春が届いたような気持ちになりました。小さなお子さんのおててにはめてあげたら、もっとかわいいだろうな…と思いました。

⑧ハウスでキューブ・住田則子
『472 号』で単体が伝承作品の「いえ」からのユニット作品のリースとコースターを紹介していただきました。今度はいえからのキューブはいかがでしょうか。それぞれの面に写真などをさしこんで額縁として使ってもいいかも。

⑨どーもくん・宮本眞理子
2014 年の「世界らん展」の公式グッズのらんのお花のアフロヘアーどーもくんを見て作ったものです。本物のキャラクターはもう少し手が長いです。15cm角の折り紙を使って本体を折ると、目には直径5mm の黒丸シールがぴったりです。

【ミニ知識】
◇雛祭り…3 月3 日に女の子の健やかな成長を願って行われる行事です。次の3つの流れが混じり合って、江戸時代の初めに成立しました。1つ目は、中国から伝わり、奈良時代から平安時代の貴族が行った曲水の宴です。これは身に付いた厄災を水辺で流す禊祓が発展したもので、3月最初の巳の日(のちに3月3日に固定)に曲がりくねった流れのほとりに座って、流れてくる酒杯が自分の前を過ぎる前に和歌を詠むという風流な遊びでした。2つ目は、平安時代の貴族の女の子たちの「雛遊び」と呼ばれた人形遊びです。そして3つ目は、祓い清めのための呪具、祓具としての人形です。雛祭りが終わったらすぐに片付けなければならないという言い伝えは、厄災を人形に託して流すという風習の名残です。

◇雛飾り…理想の生活は宮中(内裏※天皇の住居)にあるという庶民の憧れから雛飾りは作られました。基本的な7段の雛壇飾りを以下に説明します。1段目は男雛と女雛の一対の内裏雛です。親王台と呼ばれる、繧繝文の縁が付いた畳に置きます。向かって左に男雛、右に女雛が一般的ですが、京都式はその逆です。2段目は三人官女。宮中で働く女官で、未婚の若い女性、眉をそった既婚女性と3人それぞれに特徴があり、三方、長柄の酒入れ、銚子(柄のない酒入れ)などを持っています。3段目に五人囃子。少年の姿で、向かって左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡と並び、能楽の囃方と謡を模しています。4段目には二人の随身です。警備に当たる武官で、向かって右に老人、左に若人です。左大臣、右大臣とも呼ばれていますが、実際は殿上人が武具を付けることはありません。5段目は雑用係の三人の仕丁。水干という位のない官人の装束で、泣き、笑い、怒りと三人の表情が違っています。三人の特徴的な表情から三人上戸とも呼ばれています。なお、仕丁の段には向かって左に右近の橘、反対側に左近の桜が飾られます。6段目には嫁入り道具の箪笥や長持など、7段目にはお駕篭や牛車など乗り物が飾られます。

◇犬筥…御伽犬とも呼ばれています。紙を張り重ねて作る張り子製で、犬が伏せた姿をした形の箱です。犬はお産が軽いことから、上流階級の人々が安産のお守りや子どもの厄除けとして産室や寝室に置きました。江戸時代末期、子ども用の玩具として盛んに作られるようになる張り子の起源ともいわれています。昭和時代の初めまで、小型の雌雄一対の犬筥が雛飾りとして飾られることも多かったようです。

◇つるし雛…布の端切れで人形などの細工物を、また、糸で手鞠を作って、つるして飾ったものです。江戸時代末からの歴史を持つ福岡県柳川市の「さげもん」や静岡県東伊豆町稲取の「雛のつるし飾り」が有名です。柳川の伝統的な「さげもん」は竹の輪に手鞠が26個、細工物が25個の合計51個がさげられ、人生50年といわれた江戸時代、人々が1 歳でも長く生きてほしいとの願いを込めたと考えられています。

○ホワイトデー…3 月14 日。ちょうど1か月前のバレンタインデーのチョコレートのお返しに、男性から女性にキャンデーを贈る日として飴菓子業界の全国組織である全国飴菓子工業協同組合が1978(昭和53)年に決め、1980 年からイベントを始めました。

●ミニ知識参考図書:『ちりめんの飾り物とつるし飾り』(日本ヴォーグ社)、『加賀のつるし手まり』(マコ-社)、『雛の宴』(さいたま市文化振興課)、『雛まつり』(近代映画社)、『子どもに伝えたい日本人のしきたり』(家の光協会)、『日本の年中行事』(八坂書房)、『日本人の春夏秋冬』(小学館)、『日本の「行事」と「食」のしきたり』(青春出版社)、『年中行事事典』(三省堂)、『世界大百科事典』(平凡社)、『朝日新聞』(朝日新聞社)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第7回 「うさぎ雛」田中稔憲

 今回取り上げる作品は、お年寄りの女性にとくに喜ばれる「うさぎ雛」です。この作品の体の部分は、「かんたん雛」という独立した作品です。折り線の位置が少しくらいずれても問題なく仕上がります。白い部分に顔を描いてできあがりです。高齢者のための教室の素材としてこれだけでも充分喜んでもらえます。ここでは、それに折紙講師用テキスト掲載の伝承作品「うさぎの顔」を耳の部分だけピンクになるようにアレンジしたものを加えて作りました。
 「かんたん雛」はうさぎ雛の体の⑧から手の動きをいろいろ変化させることで五人囃ばやし子にもなります。ただ五人囃子にするときは、紙の色や模様の工夫がほしいところです。 
次に、うさぎ雛の顔ですが、のっぺらぼうというわけにはいかず、とにかく可愛らしく描くことが大切です。どうすれば可愛らしくなるかということですが、要は赤ちゃんのような顔を描けばよいのです。赤ちゃんの顔はおでこが大きく、両目が少し左右に離れています。このような顔を見ると私たちは「可愛い」と感じるようになっているのです。ネコのキティの顔も、ウサギのミッフィーの顔もそうなっているでしょう? 顔を描く時はその原則で目を描き、人や動物の顔の輪郭や形によりその二つの点を微調整します。そうするとちょうどいい位置が見つかるはずです。今回の作品の顔にこだわらずに自分でぜひ工夫してみてください。
 さて、おひな様を教材として使う場合、いつも苦労することがあります。材料費です。子ども対象の場合ならさほど気にする必要はないと思いますが、お年寄りは人生経験がありますから、紙の色や質の善し悪しが重要になります。お年寄りに満足していただくには、色紙のデザインや着物になる友禅紙の柄のためにかなりの費用になってしまいがちです。私は、工場から出荷できなくなった不良品を安く入手して、使える部分だけ切り出したり、その前後の教室の材料費を少し高くしておいて、その分を充当するという方法をとっています。とはいえ、材料費で最も頭を悩ます教材には違いありません。

<読者の広場>
  月刊『おりがみ』は毎月ゆっくり全部折っています。新しい作品や海外の記事、それに和紙や歴史などさまざまな内容があり、ワクワクしています。先日、学校行事のボランティアがあり、今年は人気キャラクターのジバニャンをみんなで折りました。ジバニャンをよく知らず、そこから勉強(笑)。当日は親子参加の方や、お父さんが子どものために!と一生懸命に折っている姿に感動してしまいました。みんな上手に折って持ち帰り、うれしそうでした。行事を楽しめる折り紙はとてもうれしいです。10 月のハロウィンにはカボチャを折り、顔をつけました。大人も子どもも作り出すと発想が豊かでとてもよい時間でした。これからもクリスマス、お正月とどんどん折り紙を活かしていきたいです。
北海道 葛西明子さん

「トナカイ」が1 番よかった。いつも「おってあそぼう」を見ています。おもしろいなといつも思っています。あと「おりがみガーデン」でときどきおもしろいのがあるので、作り方など入れるともっといいと思います。
東京都 菅家爽太郎さん

 待ちに待った『472 号』のクリスマス特集はとてもよかったです。二渡昌子さんの「クリスマスツリー」は24cm角の両面緑色の折り紙で作りました。奥行きがあるのがいいですね。そこには赤色のブーツを折って飾ってみました。かわいいです。「伝承のいえをひと折りして作るリースとコースター」は「おりがみガーデン」で紹介されて以来ずっと折り図を希望していたので念願かなってうれしいです。赤4 枚、緑4枚で組み、星のシールを貼り、中央にベルをつけてみました。また、2.5cm角で折ったリースをキーホルダーに入れてかばんにつけてみたりしました。今年も友人にクリスマスカードと一緒にプレゼントします。日本折紙協会に入会して、早3 年たちます。部屋には折り紙の本や折り紙でいっぱいになっています。私の貴重な宝物です。
群馬県 畑村美由紀さん

 「ダビデの星」がよかったです。クリスマス用の作品が多くて助かりました。少し作品が高度になっていると思います。もう少しわかりやすくしていただくともっとうれしいです。毎月1 回デイケアに行っています。そのとき本誌の中よりヒントをいただいて活動をしている月もあります。本当に本誌に出会えてよかったです。皆さんにも喜んでいただき、自分も喜んでいます。うれしい『月刊おりがみ』です。
広島県 家原静子さん

【支部だより】
第20回 九州折紙コンベンション沖縄大会報告
琉球支部『月桃の会』支部長 古堅幸江(沖縄大会実行委員長)/沖縄県

 2014年11月22日(土)・23日(日/祝)、南城市の「ユインチホテル南城」において、第20回九州折紙コンベンション沖縄大会(日本折紙協会琉球支部・沖縄支部『おりがみ館 彩』主催)を開催しました。同時に、第20回記念大会として「沖縄支部・琉球支部による作品展」も開催しました。
 1日目の特別講演に川崎敏和先生(阿南工業高等専門学校教授)による「私たちは、折り紙で何をなすべきか」と題してのおりがみ講演に参加者は、熱心に耳を傾けておりました。
また、2日間にわたる53コマの講習では、43名の講師の方々のご協力で楽しく終える事ができました。懇親会では、八重山舞踊やオカリナ、くじ引き大会があり「なんじいグッズ」が当たった方々より喜びの声がありました。沖縄民謡「安里屋ユンタ」の手踊りを皆で踊り、最後に踊る「カチャーシー」では、舞台喜び合いました。次回の第21回大会は、2016年1月に宮崎県で開催される予定です。今後もご参加のほどよろしくお願いします。

【みんなの作品展】
千羽鶴ユニットの「鳳凰」「白鳥」と「やっこ繋ぎ」ハーレー静代(広島県)

2014年8月に、秋祭りに出す地域の子供神みこし輿に乗せる「鳳凰」を折り紙で作ってほしいという依頼があり、初めての経験に試行錯誤しながら完成した「鳳凰」がこれです!
 千羽鶴をベースにした何種類かのユニットを約200枚ほど折って仕上げました。形は宇治の平等院の鳳凰とフェニックスをイメージしてみました。自分としては予想以上のできあがりに満足!この経験のおかげで、11月の東広島市生涯学習フェスティバルに出品する作品が決まりました。
私が代表の「高屋西小学校折り紙教室」は、折り紙で個人の創造力・集中力を高めると共に、親子の絆を深め、人と人とのコミュニケーションの輪を広げていくことを目的として、年5回の小学校での「親子折り紙教室」をはじめ、公民館や図書館での体験教室、作品展など、地域で幅広い活動をしています。
 東広島市高屋町の白鳥山の山頂にある白鳥神社は、古事記に出てくるヤマトタケルノミコトの白鳥伝説にゆかりがあり、日本各地に点在する白鳥神社の中で一番最後に飛来した
地に建てられた神社といわれています。そのヤマトタケルノミコトを主神とする10神が祀まつられているこの地に、高屋西小学校があります。入学式や卒業式などの学校行事の際に児童と保護者を迎えるにあたり会場入口に必ず立てられる行事パネルの「フレーム」を折り紙作品として「やっこ繋ぎ」で制作しました。やっこさん達が手と手を繋いでできあがった作品は、まさに人と人との絆を表しているように思います。そして、ヤマトタケルノミコトが化身した白鳥は千羽鶴を基本としたおりがみ約300枚を使用してできています。
ヒロシマから発信された祈りの千羽鶴をベースにして作った白鳥は、高屋の地で子供たちが元気にすくすくと育って欲しいという慈愛で見守っている人々の心の象徴であり、行事の際には「フレーム」の上に飛来して子供たちを見守ります。11月30日(日)に高屋西小学校で開催された「古里まつり」で、地域の皆さんにお披露目できました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
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~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
おりがみのトーヨーの全折り紙商品が2割引きで買えるショッピングサイトです。
http://origami-noa.ocnk.net/

特集「冬来たりなば春遠からじ冬来たりなば春遠からじ」 
 
①福豆入れ・川手章子
仕上がってから上部に息を吹き込み立体にするところが楽しく思いました。少し大きめの折り紙で折るとたくさんのお豆が入るケースとなりますよ。メモ立てにしたり、帯部分にメモを書いてもよさそうです。

②鬼の面とひいらぎ・石倉君代
鬼の面は今から30 年ほど前に子どもたちと節分を楽しむために作りました。鼻は中心を少し立たせて高さを出し、口は鼻よりも少し大きく、白いキバが両サイドに見えるようにしてこわそうな感じを出しました。ひいらぎは、高齢者の教室で季節の部屋飾りとして使いました。2枚使うことで易しく折れたようです。

③エンジェルハートのギフトバッグ・二渡昌子
バレンタイン用に考えました。プレゼントや手紙入れなどに活用していただけたら嬉しいです。羽のないパターンと二通りお楽しみ下さい。

④ラバーズノット市松キューブ・青柳祥子
伝承作品のラバーズノットを4つ使って作りました。市松模様や、石畳模様など日本語の響は美しいですね。上下に市松模様のできるキューブです。自分の好きな色で、作ってみてください。そのまま飾ってもきれいですよ。

⑤折り畳みのできる箱・瀬田美恵子
折り紙の講習会などでできた立体作品をどうやって持ち帰るのか? 考えどころですね。この作品は名前の通り、折り畳みできます。箱をふたの中にすっぽり入れこむのもよいかもしれません。⑨ができれば、⑰でふたの角を立ち上げられます。

⑥本(ケース付き上製本)・笠原邦彦
おりがみ愛好熱のピークのころ、「不切正方形1 枚折り」という、先輩方の掲げた理想論を信奉していました。そんな中の収穫の一つがこれです。ただしここでは別紙で表紙を折る「複合形式」にしました。
 
⑦スノーマンのメッセージボード・藤本祐子
庶平面の作品ですが、スタンドがあるので立てられます。3等分の折りが2回あるので、小さいお子さんが折るには少し難しいかもしれません。メッセージは書いても、ポケットに忍ばせてもOK! バリエーションにサンタのメッセージボードがあります。

⑧お祝い袋(BOX型)と立ち鶴・亀山真代
お祝い袋は、 24cm 角の紙で折ると、半分に折った紙幣が入ります。行事によって、和紙の他に洋紙(ストライプなどの柄入り)を選ぶと、変化が楽しめます。さしこんだ立ち鶴は上からのりづけすると安定します。

⑨両面ハートフレーム・永田紀子
両面に同じ柄が出るので写真を2枚入れたり、すかし模様の作品をさしこんで窓に貼って内と外からも楽しむこともできます。

【ミニ知識】
○節分…2 月3 日ごろ。2015年は2月3日です。節分は季節の変わり目のことで、もともと立春、立夏、立秋、立冬の前日で年4回ありました。旧暦では立春前後に正月が来るので、立春の前の節分が大切な日と考えられ、現在まで行事が残っています。寒さや病気や災害など人間に災いをもたらすものがオニとみなされ、追い払うために豆まきをおこなったり、ヤイカガシやヒイラギや目籠を飾っておまじないをします。なお、目籠はオニが自分より目がたくさんあるものをこわがると人々に信じられたことからです。

○オニ…オニは丑寅の方向にいるとされていたため、ウシのようなツノとトラのようなキバを持ち、トラの皮のフンドシをしめている姿が考えられてきました。災いの象徴として豆まきによって追い払われますが、「訪れ神」として正月の年としがみさま神様とつながった一面も持ち、豆は供え物と考えられることもあるそうです。

○ヤイカガシ…くさいのでオニが嫌うとされるイワシの頭をヒイラギにさしたものです。「やい」は「焼く」のことで、「かがし」は「においをかがせる」ことからできた言葉です。なお、田畑を荒らす鳥や獣除けのために立てる人形のかかしも、もともとは肉や髪の毛などを焼いてにおいを出すものを竹などにつるしたもので、やいかがしのかがしと同じ由来の言葉です。

○ヒイラギ…モクセイ科の常緑樹で、トゲトゲした葉がオニの目をさすと考えられ、魔除けのため使われました。ヒイラギの語源は「疼(ひいらぐ)」で、(葉のトゲに触れると)「ひりひり痛む」というのが由来です。11 月によい香りのする小さな花が咲き、7 月に黒い実がなります。老木は丸い葉が多くなります。なお、クリスマスに活躍する、赤い実をつけるヒイラギは、葉が似ているのでセイヨウヒイラギと呼ばれていますが、モチノキ科の木で、別の種類のものです。

○エンジェルハート…ハートに、天使(エンジェル)をイメージする羽がついたモチーフです。○冬来たりなば春遠からじ…イギリスのロマン派の詩人シェリー(1792-1822 年)の「西風に寄せる歌」の一節“If winter comes, can spring be far behind?” を和訳したもので、「来たりなば」は、文語動詞「来たる」の連用形に文語の完了の助動詞「ぬ」の未然形そして接続助詞「ば」で、来たならばという意味です。また、「遠からじ」は、文語形容詞「遠し」の未然形に文語の打ち消し推量の助動詞「じ」が付いたもので、遠くはないだろうという意味です。寒く厳しい冬が来たということは、(冬のあとに必ず来る)春はそんなに遠くないという意味です。

○聖バレンタインデー…2 月14 日。3世紀ごろ殉教したローマの司教の聖バレンティヌス(英語読みでバレンタイン)の記念日とされています。彼は結婚が許されなかった兵士たちの結婚をかなえてあげていたので、その日が「愛の日」とされました。キリスト教が伝来する前の古代ローマでは、豊穣と多産を祈るルペリカリア祭が行われていて、キリスト教徒が民衆に布教しやすいように、この祭にバレンタインデーを取り込んだとされています。日本のバレンタインデーは女性から男性へチョコレートを贈る日として、菓子メーカーや百貨店が宣伝したのが始まりといわれています。近年では友達同士で贈り合う「友チョコ」、自分自身に高級なチョコレートを贈る「自分チョコ」などさまざまな広がりを見せています。

◇チョコレート…チョコレートという言葉はスペイン語のチョコラテの英語読みです。チョコレートには4000年の歴史があるとされますが、長い間飲み物として扱われ、現在のようにチョコレートが食べるものになったのはわずか100 年余り前だそうです。チョコレートは常緑高木のカカオの木になる実(25cm ほどの大きな紡錘形)から採れる豆で作ります。カカオの原産地は中米から南米北部とされ、古代メキシコのマヤやアステカの王や貴族たちの飲料になり、また、カカオ豆は貨幣の代わりとしても使われていました。カカオ豆をすりつぶしたものがカカオマスで、油脂分(カカオバター)を取り除いた残りを粉末にしたものがココアです。これに適量のカカオバターなどを加え、糖分や香料を加えてチョコレートを作ります。チョコレートには、成人病や老化の予防、ガン防止、ストレス除去などに効果が期待されるポリフェノールが多く含まれています。

◇招き猫…縁起物の猫の置き物で、手招きをした姿をしています。商売繁盛、開運出世、厄除け、縁結び、受験合格など、福を呼ぶものとされています。右手を上げたもの、左手を上げたもの、両手を上げてるものがあり、それぞれにさまざまないわれがあります。

◇猫の日…2月22日。「猫の日制定委員会」が1987(昭和62)年に制定しました。全国の猫好きの人からの公募で「ニ(2)ャン、ニ(2)ャン、ニ(2)ャン」の語呂合わせから2月22日と決められました。

●ミニ知識参考図書:『世界大百科事典』(平凡社)、『日本大百科事典』(小学館)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『年中行事事典』(三省堂)、『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、『年中行事・記念日事典』(学研)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『チョコレートの博物誌』(小学館)、『右手をあげる招き猫』(PHP研究所)、『ニッポンの神さま図鑑』(はまの出版)、『くらしとあそび・自然の12か月』(岩崎書店)、『年中行事としきたり』(東京書籍)、『対訳シェリー詩集』(岩波書店)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第6回 「招き猫」田中稔憲

 この作品は顔を描かなくてはいけないので、私は絵入り折り紙を作って講習しました。もちろん折り上がってから顔を描いてもいいのですが、お年寄りの場合は顔を描くのが大変ですから、顔を用紙に印刷したものを使いました。初作は耳に色が出るように作りましたが、絵入りとするなら耳も描いてしまえばもっと簡単になると考えてこの仕上がりにしました。
 ただ、手と足は講師が折って初めからセットに入れておきます。台も同様です。時間が十分あれば台は折ってもらっていいのですが、制限時間45 分では少し心配がありましたので、こちらで用意しました。お年寄りの皆さんに折ってもらうのは顔と体と小判の三つです。耳に色が出るものも試してみましたが、これは85 歳くらいのグループでなんとか時間内におさめました。今回のものは90歳を回ったくらいの方が対象です。
 猫の用紙には24cm角の赤の折り紙を使い、顔などをその裏に印刷しました。鼻先を折るのにその方が好都合ということもあるのですが、このようにすると全体にほんのり赤みがさしてかわいく仕上がります。

《パソコンを使っての絵入り折り紙の作り方》
 通常はひとりひとり作品の表情が違う方が面白いのですが、招き猫はキャラクター的なものなので、表情を揃えた方がよいと思い、グラフィックソフトで用紙をデザインし、B4 設定にしてジェットプリンターで印刷しました。レーザープリンターは規格外の紙は対応しにくいので、B5 用紙としても35cm 角の紙から切り出さなければならないのでかなり無駄が出てしまいます。活用してみようと思われる方にはこの方法をお勧めします。

<読者の広場>
  月刊『おりがみ』が届くと、まず「おりがみ頭の体操」をします。でもその後がなかなか続かず、ひと月たってみるとせいぜい2 ~ 3 種折っただけ…ということが何か月も。これではいけないと思いながら、なかなか時間が取れないのと、やはり年とともにに指先のおとろえがひどく目もハッキリしないため、ちょっとおっくうになっているみたいです(言い訳です)。今月は「ふなっしー」をいくつか折りました。最後に顔を書くのですがこれが結構むずかしく、「ふなっしー」に見えなくなり、自分の絵心のなさを痛感します。「関取」も知人に好評だったので、だいぶ折りました。大型新人の力士さんも出てきて11 月場所が楽しみです。先日のテレビで認知症の予防に折り紙がNo.1 に選ばれていました。ドリルなどをやるより効果があるとか…。がんばってやらねばと思っています。
茨城県 小林恵子さん

 「ねずみの嫁入り」が気に入りました。難易度がついていると挑戦力がアップしそうで、私も賛成です。(東京都の方の投稿もありましたね)。北海道は1 週間前より雪虫が飛んでいて、もうすぐ平地も初雪が降りそうです。今春、我が家の裏の花畑はネズミが雪下で活動した跡がありました(樹をかじったり、穴、トンネルの巣作り…)。それを思い出しながら楽しく折りました。施設でボランティアをしているので、「山茶花」もよかったです。
北海道 長内ヨシ子さん

 「赤ずきんちゃん」は創作者の青柳祥子さんがおっしゃる通り、折っていて驚きのある作品だと思いました。45ページに出ていたヤニーさんの作品が素敵で、もう少し大きな写真があればよかったのにと思いました。小3の娘は近所のお友達の影響で「おりがみ級制度」に取り組むようになりました。お友達は順調に昇級していますが、娘は漢字検定、習い事、児童館のイベントのお手伝いといろいろなことに目が向き、折り紙はちょっとお休みのようです。期限があるわけではないので、ゆっくりと楽しんでいけたらと思います。
東京都 林 友江さん

 「能のにんぎょう」はむずかしそうに見えましたが、スムーズに折れました。しかし立つようにしあげるには、微妙な折り具合が関係あるようです。「支部だより」の「練馬支部の折り紙展の報告」の、貝の折り紙作品はとても個性的でアイディアがあふれていました。かなり小さな作品かな? と思っています。
青森県 原子睦子さん

 日本折紙協会の活動がますます広がって国内外の支部活動が活発になっていることをうれしく思います。世界的に日本文化が認識される中で、学校教育にも取り入れてほしいと思うのは私だけでしょうか?茨城支部がないのが残念です。今月は秋のお祭りで出てくるような能や子どもの絵本に利用できそうな折り紙の紹介、興味深くみました。また最近人気の「ふなっしー」もよかったです。根強い人気のトトロなどのアニメの主人公の折り紙の紹介もぜひお願いしたいです。生活の身近なところにさりげなく置ける、活用できる折り紙を整理しています。ご祝儀袋、ちょっとしたお茶会などで受け皿代わり、食器用の袋など、工夫次第でその場を今までよりちょっとおしゃれにすることができると思います。
茨城県 松井 修さん

●夏休み親子折り紙教室 鶴見茂文さん(栃木県)

2014年7月26日(土)、宇都宮市平石市民センターで、夏休み親子折り紙教室が開かれ、ボランティア講師として私と、折り紙教室の古川会長以下6名が参加し、お手伝いしました。当日はお母さん、お父さんと一緒の子どもさんたち、約40名が参加し、熱心に飛行機、蝶々飛行機、それに大橋晧也理事長の「おりがみツリー」のおりがみ竹トンボを折り、飛ばして大喜びでした。松野幸彦先生の「カサ」の組み合わせには「マジックみたい!!」とビックリです。皆さんに「追い羽根」と岡田さんが作ったリボンの「金魚」をおみやげにあげ、楽しいひとときでした。ところで、この「追い羽根」ですが、15cm角の紙より、7.5cm角の小さい紙で折ると、驚くほどよく回ります。お試しあれ!!

●老人ホームで折り紙ボランティア 作本幸江さん(神奈川県)

 9月号の新連載「デイケアで折り紙」の田中稔憲先生のお言葉に感動しました。私も友達と2人で地域の老人ホーム5、6か所で折り紙ボランティアをしています。作った後も楽しめる作品として、季節ごとの行事や花などを折り、色画用紙に貼ります。「全部部屋に貼ってあるよ」という嬉しい声をよく聞きます。材料は折り紙だけでなく包装紙も利用しています。困ったことは、お年寄りは歳を重ねるとだんだん折れなくなるので、より易しいものを考えなくてはならないということです。この連載が長く続くことを祈っています。9月に老人ホームで作った「ねこのお月見」を同封いたします。二階堂黎子さん創作の「ねこ」を使わせていただきました。

【支部だより】
折紙展「秋祭り」
鹿児島支部「折遊かごしま」(支部長:山川幸代) 文:神宮司百合子さん/鹿児島県

 2 0 1 4 年1 0 月6日( 月)~ 1 0日(金)、折遊かごしまの展示会を鹿児島市市民ギャラリーで開催いたしました。タイトルが「お祭り」ということに決まり、「たぬきがたくさん、楽しそうにしていたらいいよネ!!」という意見が出て、毎月の定例会の中でたぬき・コスモス・イチョウなど…会員の方にイヤ!! というほど折ってもらいました。しかし、いざ、折ったものを仮に並べると「ちょっとさびしいよう!」という状態で、「御神輿を」、「舞台を」、「太鼓を叩いて」、「舞台は?」と次から次へとまた折っていただきました。
 展示中は子どもからお年寄りの方まで大勢の方に見ていただきました。とりわけビリケンさんをたてまつってあるお社の周りに咲いている彼岸花や鶴で作った「折遊かごしま」の文字は大人の方々の関心が集まっていました。また作品1つ1つの緻密折紙展「秋祭り」鹿児島支部「折遊かごしま」(支部長:山川幸代) 文:神宮司百合子さん/鹿児島県さなどに感心してくださいました。2年の1度の展示会ですが、準備に1年はかかります。制作しているときは大変でしたが、搬入・展示が終わりホッとした後は、自分の作品のように「すごいすごい」と自画自賛してしまいます。折遊かごしまのみなさま、当番をしてくださった方々、大変感謝いたします。また2年後の展示会もみなさん、がんばりましょうね!!

【みんなの作品展】
2014 OSAKA手づくりフェアに出展して宮本眞理子(長崎県)

2014年9月5日(金) ~6日(土)マイドームおおさかにおいて、OSAKA手づくりフェア(来場者数約3万5千人)が開催されました。今回は、出展名は、「おしゃれでかわいい折り紙教室」として、竹尾篤子先生と2014 OSAKA手づくりフェアに出展して宮本眞理子(長崎県)私と合同での出展でした。二人とも初めての出展で、あたふたとしましたが、お客さんとの交流もでき、良い経験ができました。レッスン内容は、なるべく簡単にできるクリスマスや干支ものを主に準備いたしました。お客さんの中には、2日間ずっと通ってこられた熱心な方も数名いらっしゃいました。土曜日は、子どもたちも参加して、楽しい2日間でした。竹尾先生も私もたくさんの折り紙の友人達、そして家族の協力で、無事に終えることができました。子どもたちへのプレゼント折り紙を作ってきてくださった西井弥世以さんはじめ、搬入・準備・講座・搬出全てにおいて、急なお願いにも関わらず、お手伝いくださった折り紙の友人達に、この場をお借りして二人から心よりお礼を申し上げます。この度の経験を活かし、次につなげていきたいと思っております。本当にありがとうございました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

801円
おりがみのトーヨーの全折り紙商品が2割引きで買えるショッピングサイトです。
http://origami-noa.ocnk.net/

特集「お正月」 
 
①ひつじ・土戸英二
前回の未年に考えた作品です。今回は片面用だった体を、立体用に改作しました。横向きの顔を開いて、前向きひつじもできました。折り図では顔に色がわりするもので紹介していますが、色変わりしない方ももちろん同じようにできます。

②羊・東海林伸嘉
新しい年を楽しく迎えるために、作りました。羊の特徴をだすため、顔の部分を色分けできるようにしました。表裏色違いの紙で作ってください。

③エンゼルのピックケース・藤本祐子
19~21は少し難しいですが、羽が開かないようにするために必要な折りです。ピック立てやオーナメントの他にも、大切な人への贈り物にメッセージをしのばせて添えてもいいですね&#9825; かわいい顔を描いたり、素敵な紙で折って楽しんでください。

④ヒツジ・ルイジ レオナルディ
工程数は多いですが、ころっとしたかわいらしい子ヒツジができあがります。頭の角度で、草を食べている姿にもなります。お楽しみください。

⑤富士山・永田紀子
この作品で使った長方形は、阿部 恒氏による正十二面体用ユニットに使われているものです。折って取り出すよりも計算して切り取った方がはるかに正確で楽です。底面の正五角形部分をきっちり組むと側面がスムーズに立ち上がります。

⑥タカ・奥田光雄
この作品はもともと「トンビ」として発表されていますが、「鳶が鷹を生む」という諺もあるので、格が上でお正月らしい「タカ」として、今回ご紹介します。
 
⑦茄子・亀山真代
庶民的な野菜の茄子ですが、国内では南方ほど実が長く、北方ほど小実品種で種類も増えました。この茄子は、標準的な日本の茄子。品種改良せず昔のままです。18~21をていねいに折って、ふくよかな茄子に仕上げましょう。

⑧宝船・土戸英二
正面から見た宝船です。すき間に縁起物をさしこんで楽しんでください。舳先の折りが少しややこしいので、右の写真のように省略しても構いません。

⑨羽子板・くわばら さよこ
ふつうのポチ袋よりも、お年玉をもらう人が楽しいかなと思ったので、口を閉じる袋にしました。胡鬼板の別名を持つ羽子板の本来の役割は疫病除よけなので、折ることで無病息災や災難厄除に効くことにも期待したいです。

⑩四弁の花・川手章子
14では15の形となることをイメージして折ってみてくださいね。平面から立体の花が咲きました。いろいろな折り紙で折って楽しんでくださいね。紅白そろえて飾るとおめでたくなりそうです。

⑪獅子舞・松野幸彦
頭と体の2 枚組みです。体は超単純。頭のうしろにできるポケットに角をさしこみます。

~おってあそぼう~
花皿コマ・川手章子
中心にお花の形のついたお皿と思われる形になったところで、そっと吹いてみました。クルクルクルッと回り、心が踊りました。

⑫毘沙門さま・笠原邦彦
おりがみに熱中し始めのころ、仏像をよく折りました。師と仰あおいだ内山興正先生は禅僧とて、おりがみで仏像を折っておられたのに倣ならったわけです。今回選んでいただいたのが、そのころの作例の一つでした。

【ミニ知識】
○ヒツジ…未は十二支の8番目で、動物はヒツジが当てられています。ヒツジはヤギに近い草食動物で、8000年ほど前から家畜として人間と親しい動物です。原産地には諸説ありますが、中央アジア高原地帯のアフガニスタン辺りが有力です。ヒツジはおとなしくておくびょうな性質で、人々は肉や乳を食用、しなやかで長い毛を衣料にと利用してきました。また、皮は薄くて柔らかいので、羊皮紙として紙の代わりにも用いられました。「羊」という漢字は、中国最古の王朝とされる殷の甲骨文字に起源を持つ象形文字で、ヒツジの頭を正面から見た形を表したものとされています。また、「美」は羊が大きいと書きますが、まるまると太った羊は美しいものとみなされたからだという説があります。日本へは、推古天皇7(599)年に朝鮮半島の百済国から送られてきたと『日本書紀』にあり、ヒツジと日本人は古いつきあいですが、高温多湿で、広大な草原がない日本にはヒツジは定着しませんでした。日本でヒツジの飼育が奨励されたのは明治時代になってからで、さらに本格的に飼育されるようになったのは大正時代です。江戸時代末の開港後、西洋からもたらされた羊は、当時西洋人が着ていた羅紗羊毛で織られた布にちなんで羅紗棉と呼ばれていました。庶民の衣料であった綿と混同されることを避けて、縮んで波打っている様子が似ていることから絹織物の高級品の縮緬にちなんで緬羊と呼ばれるようになったそうです。

◇初夢…新年に見る夢で吉凶を占うもので、元日から2日の夜、または2日から3日に見る夢とされています。江戸の町には2日に「お宝お宝ぇー、宝船宝船」と宝船売りが来たそうです。七福神がそろった宝船の絵に「長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな』という回文(上から読んでも、逆に下から読んでも同じ音になるように作ってある文句)が書き添えられていて、これを枕の下に敷き、寝る前に唱えるとよい夢が見られると信じられたそうです。もし悪い夢を見たときは、宝船を川に流してお祓いをしたそうです。

◇一富士二鷹三茄子…初夢に見て縁起のよいとされるものを順に並べた句です。この句の由来にはいろいろな説がありますが、江戸幕府を開いた徳川家康との関係が深いようです。家康が好きなもの(景色では富士山、趣味は鷹狩り、食べ物は茄子)を並べたというもの、家康が統治した駿河国の名物だとするもの、家康が「(駿河国では)まず一に高いのが富士山、二に高いのは愛鷹山、その次は初茄子である」と初茄子が高価だということをいったというものです。また、富士は「無事」、鷹と茄子は「高きを成す」に通じるからだという説もあります。江戸時代には三番目のあと「四扇、五煙草、六座頭」と続いたそうです。末広がりの扇、上っていく煙がおめでたいとされお祝いで振る舞われた煙草、座頭は頭を丸めた琵琶法師のことで、「怪我が(毛が)なし」という洒落でした。

◇獅子舞…獅子頭をかぶって行う舞のことで中国から伝わりました。もともとは舞楽として行われていましたが、しだいに災厄をはらう縁起物として、祝いごとのときに行われるようになりました。なお、渇水対策があまりなされていなかった昭和の初めごろまでは、雨乞い踊りとして獅子舞を行う地方もあったそうです。

◇ 毘沙門天…古代インドのサンスクリット語の名前ヴァイシュラヴナを写したものです。ヴァイシュラヴナとは「多聞天」と訳され、多聞、つまりすべてのことを聞きとる、耳のよい智者ということです。古代インドの神のクベラが仏教に取り入れられたものとされます。戦いの神で、厄除けの力を持ち、甲冑(鎧と兜)を着けた武人の姿をしています。左手の掌に宝塔をのせて、右手に宝棒を持ち、邪鬼の上にのる姿が一般的です。宝塔は人々に福徳を与えることを意味しています。室町時代ごろから七福神の一人として信仰されました。なお、毘沙門天は寅の日を縁日とするので、旧暦初寅の日は毘沙門天を祭る各地の神社で、初寅祭が開催されます。

●ミニ知識参考図書:『春夏秋冬えごよみ事典』(平凡社)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『和のしきたり』(日本文芸社)、『年中行事事典』(三省堂)、『年中行事辞典』(吉川弘文館)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『江戸ごよみ十二カ月』(人文社)、『おりおりに和暦のあるくらし』(角川書店)、『暮らしのならわし12か月』(飛鳥新社)、『故事・ことわざものしり辞典』(大和書房)、『東京・七福神の町あるき』(淡交社)、『大御利益七福神めぐり』(三心堂)、『知っているとうれしいにほんの縁起もの』(徳間書店)、『大字源』(角川書店)、『英語語源辞典』(研究社)、『世界大百科事典』(平凡社)

デイケアで折り紙~生き生きと心豊かに~
第5回 「椿」田中稔憲

 お正月号用に椿の花を選んでみました。『234 号/絶版』に掲載された立体的な椿が折れたら申し分ない訳ですが、それはちょっと無理な話です。
 そこで考えたのが今回の作品。横向きにして平面にすれば、簡単にできるはず。なかなか上品で、きれいな色紙作品になったと思います。色々デザインすることも可能で、一人一人違った構成にできます。ただ、早急には折れないお年寄りのことを考えると、事例のように花数は2、葉の数も7くらいがちょうどよいでしょう。 がく用の紙は小さいのであらかじめ講師の方で折って準備しておくとよいでしょう。枝も同様です。私は枝を色紙にあらかじめのりづけして渡しましたが、こうするとお一人お一人の創造性を十分発揮できなくなるという問題が生じます。生徒さんの年齢や元気の度合い、介助する介護士の数を見て、花や葉の数、あらかじめ講師の方で準備しておくパーツを判断することが大切です。 
用紙は普通の折り紙でもよいですが、それより少し薄めの無地の和紙( 民芸紙など) を使ってもらいたいと思います。以前にも書きましたが、人生を積み重ねてきたお年寄りは、体は衰えても感性は老いません。よいものはよいとわかるのです。

<読者の広場>
 だいぶ涼しくなり、秋らしくなってきましたね。虫の音を聞きながら折り紙をするのはとてもいやされ、素敵な時間が過ごせます。『470 号』はまず「頭の体操」に取り組みましたが、自信がありません。正解だといいのですが…。でも毎回楽しく解いています。「葉っぱ」はこれから紅葉の季節に合わせて、黄色、だいだい色、モスグリーン色、えんじ色など、いろんな色で折ってみました。またしおりにもなるので、さっそく使っています。友達にもプレゼントする予定です。動物を折るのは難しくて大変ですが、がんばって挑戦します。毎号届くころになるとポストをのぞいてばかりいる私です。次号も楽しみにしています。
群馬県 畑村美由紀さん

 今月号の「頭の体操」、答えがなかなかできず?! 2 種類送ります。でも、まちがっているかも~!「ワールドオリガミレポート」の浦本法子さんの記事、子どもたちの笑顔はなにものにも代えがたいですよね。折り紙は人と人を結び、心と心もつなぐすばらしい日本の文化なのですね。小倉隆子先生の10 年の活動もすごいことです。1 枚の紙はいろいろと形を変えて、世界中に夢の種をまいているのだと思いました。「折り紙の呼吸展」を見てきました。初めて見る竹尾見本帖本店(東京都千代田区)です。ずらーっと並んだ紙の見本…!展示は折り紙パワーが未知の世界へと広がって行くのを感じました。
埼玉県 原 嘉子さん

毎月の活動レポートを見ていると、日本折紙協会のグローバルな活動も多く、折り紙が単なる趣味の世界だけでなく、教育や交流などに力を発揮していることがわかります。今月はハロウィーンの作品が紹介されていました。過去の作品も使用して、作品を仕上げたいと思います。今、通院中の病院の受付に季節に合わせた作品を差し上げています。小さな子どもにも理解できるような折り方の説明図を作成したいと思っています。
茨城県 松井 修さん

 『467 号』の「頭の体操」が大苦戦だったので、今月号はこんなに早くできて大丈夫かしら、と思ってしまいました。ボランティアをしながら、折り紙で楽しく遊んでいます。月刊『おりがみ』に載っている「ミニ知識」はとても役に立ちます。「和紙ものがたり」は今昔がおりこまれてとてもわかりやすく勉強になります。
埼玉県 鶴嶋ひろみさん

 「デイケアで折り紙」の色紙「山の幸」がよかったです。いつも季節の折り紙作品をありがとうございます。藤本修三ワールドのあじさい折りにはまっています。夏休みに孫が「僕も挑戦」と言って折っていました。あまりにきちんときれいに折ったので、いつもいいかげんな私は反省させられ、きちんときれいにと日々努力です。
山口県 新井公子さん

●勤務先に干支の折り紙 坪井泰子さん(兵庫県)

いつも楽しい月刊誌をありがとうございます。『472号』では、さっそく「とんぼ」と「スプリンクラー」を折りました。1個目は組みながら外れたりして四苦八苦しましたが、2個目はコツがわかり楽しく折れました。カレンダーも残り少なくなり、写真のように干支を折ってみました。連休明けに会社のカウンターに飾ります。折り紙ってとても楽しいのですが、折り方をすぐに忘れるので困っています。何度も折って体で覚えるしかないのでしょうね。折り紙で感動を分かち合えるのが何とも言えないうれしさです。

【ワールド・オリガミ・レポート】
「折り紙の旅」-インド3都市+ブータンにて (ニューデリー)
Oritai隊長 明日仁見(インド)

 2014年9月16日(火)~26日(金)、布施知子先生がインドとブータンで折り紙講習をされました。国際交流基金ニューデリー日本文化センター(JF)の事業にて、担当の夫津木さんとすべての道中をともにし、たくさんの思い出ができました。
 私にとっては初めて折り紙講師にお供しての「折り紙の旅」。17日(水)午前、Oritaiにてすべてのイベントのキックオフ! 3人の日本人隊員も参加。午後はNIFTというファッションデザイン関係の大学、18日(木)午前は数学の先生を対象とした講座。午後はJFにての講義。なんと、100名収容のホールに200名以上が入っての超満員御礼講義。翌19日(金)の朝はインド東部ベンガル湾寄りのブバネーシュワル(オリッサ)へ移動だったのですが、大雨と強風のため、飛行場へ降りれず、急遽、インド北東部の聖地ベナレスへ着陸。その日は夕方イベントがあったため、みんな冷や汗タラタラ…そんな心配が“紙さま”の心を動かしたのか、天候が落ち着きブバネーシュワルへと再度出発!
 以前Oritaiを訪ねてくれたサガール君という学生が調整し、彼の大学にての講義が実現。数学や物理を専攻する学生だらけで、先生のスパイラルの細かな説明がわかる秀才ばかり。
 20日(土)は同じブバネーシュワルにあるNIFT、これまたファッション専攻の学生相手に講義。デリーのNIFTではしなかったテッセレーション(平織り)にみんなで挑戦。
 その後、インド南部のバンガロールへ。21日、なんと、8年前に布施先生が訪れたムンバイのオリガミ・ミトラから7名が参加。他にもチェンナイや近郊の都市からも参加。布施先生の知名度の高さを物語っています。その夜はデリーに戻り、いよいよブータンへ。飛行機が山間を通過するので、左右斜めに傾き、飛行場に無事到着したら乗客みんなで拍手喝采!ブータンはやはり「幸せの国」。インドのようにビービー、クラクションを鳴らす車もなく、なんと信号もなく、行きかう人には微笑が。
 インドではずっと移動と講習でまったく自由時間が取れなかったのですが、こちらでは自由時間もあり、手すきの紙工場へ。JICAのプログラムで日本で研修を受けた方が指導されていました。ブータンの学校ではユニットをたくさん作ってみんなで仕上げる講座、大学での講義、そして日本語学校の生徒たちと簡単な折り紙折りまくりのセッションなど・・・。
 一言では言い表せない感動と感激と感謝の今回の「折り紙の旅」。さすが布施先生。受講者に合わせた様々な内容のオンパレードで大変勉強になりました。またこのような機会があるといいなと今から心待ちにしています。

【支部だより】
第9回北陸折紙コンベンション報告
金沢支部「金沢おりがみの会」支部長 田中稔憲(常任理事)/石川県

 2014年10月4日(土)・5日(日)、越前市いまだて芸術館で第9回北陸折紙コンベンションを開催しました。
特別講師としては、中島 進常任理事をお招きして、「やさしい作品」というテーマで講習していただきました。その後、一日目の折紙教室1コマと懇親会を行いました。さらに夜の折紙市場、翌日は3コマの教室を行いました。参加者数は75名でした。コマ数を増やすことに付いては講師の皆さんに複数担当していただくことで実現しました。ご協力いただいた講師の皆様には心よりお礼申し上げます。次回は教室のコマ数をさらに増やしていきたいと考えています。
 2015年は9月12日(土)・13日(日)に金沢の石川県文教会館で開催します。来年3月に新幹線が開通し、東京から2時間半で来ることができます。そこで前泊の方を対象に金沢の旧市街(お城の周りを一周)するツアーを考えております。よく知られたところから隠れた名園・名所めぐりを計画しています。たくさんの参加をお待ちします。
 なお、例年のように『第9回コンベンション折図集』を頒布させていただきます。ご希望の方はお申し込みください。

折り紙講習会報告
多摩支部「山鳩」(支部長 瀬田美恵子) 文:山田美枝子/東京都

 厳しかった残暑も終わり、秋風が心地よく感じられる候となりました。2014年9月19日(金)、東京都多摩市関戸公民館で、神奈川県の影山孝夫先生をお迎えして「特別講習会」を開催しました。先生は身近にある材料を使って折る実用的な「エコ折り紙」をみなさんに広めていらっしゃり、ほかにも手品などもなさるとても多趣味な先生です。
 当日の参加者は30余名、講習会ではチラシやカレンダーを使い、すぐに役立つ作品を折りました。まずはじめに「縦型のオリジナルバッグ」と「横型のオリジナルバッグ」です。最後にパンチで穴を開けてカラー紐ひもを通して完成です。特に縦型バッグは折り底の部分に工夫がされていました。またできあがった作品はカレンダーの模様がそれぞれに違っていて、面白味がありました。
 次に「中国のつぼ」です。正方形で正確な3等分の折り方を教えていただいたのできちんとできあがり、とても参考になりました。最後は飾りのついたユニットの「長方形から-四角箱」です。材料は用意してくださったチラシの紙を使いました。チラシのユニークな柄が上うわぶた蓋におもしろく出て、オリジナルあふれる箱になりました。
 会場では先生と一緒に来られた峰尾さんがお手伝いしてくださって助かりました。そして先生の熱心なご指導はもとより、とてもお優しいお人柄に触れることができて、講習会は和やかなうちに終わることができました。

協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/

~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

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 【前編】ガラスの内弟子時代  構成・写真/野澤亘伸

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 【第4局】勝利の神は棋王に微笑む 記/相崎修司
・NHK杯テレビ将棋トーナメント 稲葉 陽八段vs斎藤慎太郎八段
 【決勝】結婚に花添える初栄冠  記/渡部壮大
・第14期マイナビ女子オープン五番勝負 西山朋佳女王vs伊藤沙恵女流三段
【第1局】新たな立場で  記/荒井 勝

●特集
熱局プレイバック
―棋士が選ぶ2020年度の熱局ベスト10+α―

●戦術特集
横歩を取らない相居飛車 ―定跡や研究から離れて実力勝負!― 総合監修/所司和晴七段
 Chapter1 基礎知識「15手目の可能性」
 Chapter2 講座「相居飛車▲2八飛型の好防」
 Chapter3 ▲2八飛型次の一手「局面の急所を解いて覚えよう」

●読みもの
・リレーエッセイvol.6 棋士のこだわり「畠山流指導対局の心得」文/畠山鎮八段
・AI将棋入門―人工知能はいかに人間を超えたか― 第3回「評価関数を劇的に向上させた機械学習」文/松原仁
・昭和名棋士次の一手〈熟練の技の譜跡〉第6回「九段 灘 蓮照」 田丸昇九段
・第48回将棋大賞選考会 第27回升田幸三賞 第15回名局賞選考会

●講座
・徹底解析 藤井聡太 コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー
 【第6回】第34期竜王戦ランキング戦2組準決勝 VS松尾歩八段  ガイド/谷合廣紀四段
・アマのための月刊B級ファン[第13回]旧型雁木
・詰将棋を作っちゃおう「捨て駒を覚えよう2」上田初美女流四段

●付録 ※次の一手「新手年鑑2021年版」勝又清和七段

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幅広い内容で迫るビジュアルな将棋総合雑誌。※デジタル版についてのご注意: 付録はつきません。棋力認定問題には応募できません。懸賞への応募ができない場合があります。

  • 2021/04/02
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  • 2021/02/03
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  • 2020/12/28
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GO OUT(ゴーアウト)

2021年04月28日発売

目次: CAMP & FASHION

キャンプを楽しむウェア&ギア
人気ショップ発おしゃれアウトドアなスタイル&アイテム

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ワン&オンリーなアウトドアファッションマガジン

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7 美術手帖

美術出版社

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美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。

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ステッチidees(ステッチイデー)

2021年04月08日発売

目次: 春らしい花の刺しゅうが誌面に広がります。フランス刺しゅう、クロスステッチ、リボン刺しゅうなどさまざまな技法で描く花たちをお楽しみください。
●マスクや入園入学などさまざまなシーンにも使える「小さくてかわいいワンポイント刺しゅう」
●立体モチーフ、刺し子の小もの、夏に向けて涼し気な素材で作る刺しゅう、などもふんだんに。
●刺し方や仕立て方のコツを解説するプロセスレッスンも充実。
●海外取材も満載でおおくりいたします。
●図案集と実物大型紙つきです。

定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:1,188円

刺しゅうを中心とした糸と布で暮らしを楽しく彩るハンドメイド誌、実物大型紙付き。

  • 2020/10/10
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  • 2020/04/11
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  • 2019/10/03
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  • 2018/10/11
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  • 2018/04/11
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NHK すてきにハンドメイド

2021年04月21日発売

目次: 付録 型紙・図案/手作り、新緑、いい気分

“これ作りたい!”が必ず見つかる

  • 2021/03/21
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