精神療法 発売日・バックナンバー

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3,080円
(序)……妙木浩之

Ⅰ 精神分析の現在:総説
米国での精神分析の現在……川畑直人
ロンドン・クライン派の現在……飛谷 渉
精神力動論の発展:メンタライゼーション……池田暁史
自己心理学の世界地図……富樫公一
関係精神分析……横井公一

Ⅱ 精神分析の最前線
精神分析状況・設定論……池田政俊
精神分析の新しい技法論……岡田暁宜
治療的交流……吉村 聡
関係性理論の発展:新しい地平と批判……吾妻 壮
陰性治療反応,羨望そして病理的自己構造論へ……衣笠隆幸

Ⅲ 未来の鳥羽口
ラカン学派の発展……向井雅明
英国の公的機関における精神分析的精神療法の今後の方向性……阿比野 宏
愛着理論から見た発生論……岡野憲一郎
「50年後のピグル」とウィニコット以後……加茂聡子
エヴィデンスの世界を生き残る……鈴木菜実子

Ⅳ エッセイ
小此木啓吾と治療構造論……深津千賀子
ピーター・フォナギー……東 啓悟
ドンネル・スターン……小松貴弘
間主観性理論……角田 豊
アーウィン・ホフマンの儀式と自発性の弁証法……小林 陵
アルゼンチンの精神分析運動……加茂聡子
アントニーノ・フェロ……福本 修
ピエール・マーティとパリ心身症学派……堀川聡司
ジャン・ラプランシュの仕事……十川幸司
メルツァーの発展……西見奈子
ベティー・ジョセフと投影同一化の臨床……小川豊昭
アイゲン……工藤晋平
短期力動療法の歴史的発展……飯島典子
ブロンバーグと外傷の理論……吾妻 壮
スターンの出会いのモーメント……森さち子
ボストン変化プロセス研究会の成果……松本智子
カーンバーグのIPA訓練制度批判と提案……岩崎徹也
クリストファー・ボラス……館 直彦
ブリトンの思考の発展……古賀靖彦
現代学派の精神分析:精神分析家の資格をめぐる葛藤……鳥越淳一

Ⅴ 精神分析の未来
精神分析の未来 個人的見解……藤山直樹
北山理論の発展:有無を言わせながら……北山 修
精神分析の未来地図のために……妙木浩之

Ⅵ 座談会 精神分析の未来地図
司会:妙木浩之
上田勝久・鈴木智美・山崎孝明・吉沢伸一(五十音順)
2,200円
はじめに―いま何故,発達障害の精神療法なのか:齊藤万比古
自閉スペクトラム症の診断と治療的難しさ―神経発達症群/神経発達障害群:デール・ルディン・中村紀子・ステファン・E・フィン
発達障害児の母子関係への修正的介入―自閉スペクトラム症の男児と母の親子相互交流療法(PCIT)の治療経過を中心に:細金奈奈
発達障害のペアレント・トレーニング:岩坂英巳
発達障害児のプレイセラピー:太田智佐子
思春期の発達障害児との集団精神療法:渡部京太・中里容子
認知行動療法的アプローチは心の発達にどうサポートするか?:明翫光宜
他者との営みに触れてゆくこと―自閉症との48年の治療過程:乾 吉佑
自閉スペクトラム症男子の性同一性形成の障害(思春期を中心に):山口貴史
思春期発達障害児の児童精神科入院治療:岩垂喜貴
ASD の長期経過:岩佐光章


〈エッセイ〉
発達障害の脳機能特性から見た精神療法:飯田順三
災害における発達障害児支援の観点から:牛島洋景
発達障害児の遊び・遊ぶこと:佐藤至子
発達障碍の精神療法の難しさはどこにあるか:小林隆児
重ね着症候群の精神療法:衣笠隆幸
発達障害を流行りで終わらせないために:大野 裕

〈資  料〉
心理的虐待のアセスメントについての検討:服部隆志

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 40-2〉
電子メールによるスーパービジョン:原井宏明・今井淳司

〈連  載〉
精神分析の一語 第23回 逆転移/対抗転移(2):松木邦裕

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第22回 チューリヒ留学記,娘の現地学校体験ほか:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第10回 「わかる」とはどういうことか:成田善弘

〈書  評〉
神田橋條治,他著「精神科医と整体師の技術対話 いのちはモビール―心から 身体から」:岡 留美子
三田村 仰著「はじめてまなぶ行動療法」:飯倉康郎
矢永由里子編著「心理臨床実践―身体科医療を中心とした心理職のためのガイドブック」:伊藤研一
芝田寿美男著「臨床行動分析のすすめ方―ふだんづかいの認知行動療法」:原田誠一
岡野憲一郎著「快の錬金術―報酬系から見た心」:白波瀬丈一郎
トーマス・L・セックストン著「機能的家族療法―対応困難な青少年とその家族へのエビデンスにもとづいた処遇」:藤野京子
デビッド・F・トーリン,他著「片付けられない自分が気になるあなたへ―ためこみ症のセルフヘルプ・ワークブック」:芝田寿美男
リサ・M・シャープ著「青少年のための自尊心ワークブック―自信を高めて自分の目標を達成する」:金田 渉
境 泉洋編著「地域におけるひきこもり支援ガイドブック―長期高年齢化による生活困窮を防ぐ」:五十嵐善雄
吉田ルカ著「死を思うあなたへ―つながる命の物語」:岸川淳子
W. R. D. フェアベーン著「対象関係論の源流―フェアベーン主要論文集」:鷺谷公子
村上伸治著「現場から考える精神療法―うつ,統合失調症,そして発達障害」:小林一成
〈観劇評〉リチャード三世:山中康裕

〈患者から学ぶ〉
母の思いを知るということ:牛島洋景

〈Review of Books Abroad〉
Deborah Lee : The Compassionate-Mind Guide to Recovering from Trauma and PTSD : Using compassion-focused therapy to overcome flashbacks, shame, guilt, and fear:石村郁夫

〈海外文献抄録〉
山中康裕,他

〈学会の印象〉
国際セミナー「別居・離婚家族と家族支援者のための共同養育と家族再統合のプログラムを学ぶ」:青木 聡
日本認知・行動療法学会第43回大会:原田誠一
第58回日本児童青年精神医学会総会:岩垂喜貴
第40回日本精神病理学会:林 直樹

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
ソシオドラマの力:佐藤 豊
2,200円
はじめに なぜ今倫理か?:林 直樹
〈第1部 精神療法の倫理的基礎〉
精神科医療倫理と精神療法:小俣和一郎
精神療法のインフォームド・コンセント:野村俊明
精神分析の倫理的転回とその意味:富樫公一
多重関係―特に性的境界侵犯について:北村隆人
法と精神療法:守秘義務など:池田政俊
精神療法の倫理―全体的展望と治療者の倫理的姿勢についての一考察:林 直樹

〈第2部 実践的課題〉
家族療法および家族支援における倫理的ジレンマ―秘密保持と尊厳の原則に焦点をあてて:福山和女
日本における集団精神療法の倫理的問題:小谷英文
矯正治療・非自発的治療における精神療法の倫理的問題:川邉 讓
精神療法についての倫理綱領の位置づけと倫理教育:津川律子


〈エッセイ〉
ひきこもりの精神療法の倫理:内田千代子
セクシュアル・マイノリティへの精神療法における倫理:葛西真記子
自殺対策・自殺予防の精神療法の倫理―自殺をしないという契約に焦点を当てて:高橋祥友
セカンドオピニオンにおけるエチケット:井原 裕
Masud Khan の問題:妙木浩之

〈症例研究〉
対象喪失論からみたある直腸癌患者への心理的介入の意義に関する一考察:塗師恵子

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 40-1〉
うつ病ケースを動機づけ面接のワークショップでコーチする:原井宏明・大野高志

〈連  載〉
精神分析の一語 第22回 逆転移/対抗転移(1):松木邦裕

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第21回 私の出会った人たち―谷川俊太郎,中村雄二郎,三谷幸喜,なだいなだ,橋本憲一,橋本妙,荒井良二さん:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第9回 書くことをめぐって:成田善弘

〈書  評〉
エリザベス・ロンバード著「頑張りすぎない生き方―失敗を味方にするプログラム」:原田誠一
北村俊則著「精神に疾患は存在するか」:滝川一廣
ピエール・マルシェ著「精神障害の下部構造―精神医学的思考様式の革新」:加藤 敏
スティーブン・P・ヒンショー著「恥の烙印―精神的疾病へのスティグマと変化への道標」:丹羽真一
トニー・アトウッド,他著「自閉スペクトラム症の子どものための認知行動療法ワークブック―愛情をしっかり理解し上手に表現しよう!」:稲田尚子
D・J・ミクロウィッツ著「双極性障害の家族焦点化療法」:榊原英輔
ガートルード・ブランク,他著「自我心理学の理論と臨床―構造,表象,対象関係」:妙木浩之
帚木蓬生著「ネガティブ・ケイパビリティ―答えの出ない事態に耐える力」:山中康裕
アントニア・ビフィルコ,他著「アタッチメント・スタイル面接の理論と実践―家族の見立て・ケア・介入」:遠藤利彦
青木 豊,他著「乳幼児精神保健の基礎と実践―アセスメントと支援のためのガイドブック」:山下 洋
〈映画〉立ち去った女:原田誠一

〈患者から学ぶ〉
薬物依存症患者と私:成瀬暢也

〈Review of Books Abroad〉
Diane Ehrensaft : The Gender Creative Child : Pathways for nurturing and supporting children who live outside gender boxes:佐々木掌子

〈海外文献抄録〉
原田康平,他

〈学会の印象〉
第14回日本うつ病学会総会/第17回日本認知療法・認知行動療法学会:佐渡充洋
日本思春期青年期精神医学会第30回大会:久保浩明・加藤隆弘
The 6th International Conference of Expressive Psychotherapy in Su Zhou(第6届表達性心理治療国際学術研討会):古谷 学
日本家族研究・家族療法学会第34回 つくば大会:藪垣 将

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
ある小さな事件:中川美保子
2,200円

チーム医療において活躍できる公認心理師教育に向けて:下山晴彦

〈1 公認心理師をめぐるチーム医療の発展に向けて〉
心理職をめぐるチーム医療の現状と課題:上田麻美・下山晴彦
チーム医療において期待される心理職の役割:藤澤大介
発達障害支援における多職種協働と心理職の役割:鈴村俊介・青柳恵理・村山典子

〈2 公認心理師をめぐる多職種協働チームの基礎〉
多職種協働のためのチームワーク論:高橋美保
チーム医療のための専門職連携教育(Interprofessional Education : IPE):川島義高・山田光彦
事例検討のための多職種連携:田中真理

〈3 公認心理師をめぐるチーム医療のこれから:がん医療・緩和医療をフィールドとして〉
がん医療における心理職の教育カリキュラム―チーム医療に向けて:岩滿優美
チーム医療において心理職が知っておく基礎知識:明智龍男
チーム医療における多職種協働のための情報共有:吉田沙蘭
チーム医療におけるアセスメント・介入計画:大庭 章


〈エッセイ〉
チーム医療における公認心理師への期待―認知行動療法の観点から:大野 裕
チーム医療と公認心理師にまつわる“心理師による心理師へのエール”三唱:原田誠一
チーム医療における公認心理師への期待―精神科クリニックの現場から:窪田 彰
公認心理師とチームワーク論―今後の発展に向けて:林 直樹1
チーム医療における公認心理師への期待―システム論の観点から:吉川 悟

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 39-3〉
精神科病院での認知行動療法―本人の自己効力感向上に焦点を当てた事例:上田有果里・小宅由朗・青木治亮・石川信一

〈連  載〉
神経科精神科・古参医の戯言 第18回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(15) 境界性パーソナリティ障害:貝谷久宣

精神分析の一語 第21回 もの想い(2):松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 最終回 家族支援のための集団療法―家族教室のためのツール:近藤あゆみ・高橋郁絵・森田展彰

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第20回 中国・韓国・臺灣などの友人たち―申荷永・高嵐,陶新華,金有淑・金宝愛,敏麗・梁信恵さんら:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第8回 治療者が病気になるとき:成田善弘

〈書  評〉
小林隆児著「自閉症スペクトラムの症状を「関係」から読み解く―関係発達精神病理学の提唱」:小野和哉
丸山総一郎編「働く女性のストレスとメンタルヘルスケア」:松井浩子
エリザベス・A・ローガソン著「友だち作りの科学―社会性に課題のある思春期・青年期のためのSST ガイドブック」:山中康裕
関口はつ江編著「東日本大震災・放射能災害下の保育―福島の現実から保育の原点を考える」:岩垂喜貴
細川佳博,他編著「MSSM への招待―描画法による臨床実践」:原田誠一
マシュー・マッケイ,他著「30分でできる不安のセルフコントロール」/ロナルド・T・ポッターエフロン,他著「30分でできる怒りのセルフコントロール」:小野樹郎
大谷 彰著「マインドフルネス実践講義―マインドフルネス段階的トラウマセラピー(MB-POTT)」:井出 恵
林もも子著「精神分析再考―アタッチメント理論とクライエント中心療法の経験から」池田暁史
畑野文夫著「森田療法の誕生―森田正馬の生涯と業績」:北西憲二
ミルトン・H・エリクソン,他著「ミルトン・エリクソンの催眠の経験―変性状態への治療的アプローチ」:津川秀夫
河出書房新社編集部編「中井久夫―精神科医のことばと作法(KAWADE 夢ムック)」:宮地尚子

〈患者から学ぶ〉
アナグラム・愛は変わらず落とし技:川原達二

〈Review of Books Abroad〉
Edited by David D Luxton :Artificial Intelligence in Behavioral and Mental Health Care:髙岡昂太

〈海外文献抄録〉
舘野由美子,他
〈学会の印象〉
第18回「東洋思想と心理療法」研究会:林 直樹
包括システムによる日本ロールシャッハ学会第23回札幌大会:北村哲也
第16回日本トラウマティック・ストレス学会:野口普子

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
壕の冷たい床とカウンセリング室の冷たい壁:東畑開人
2,200円

特集のねらい―「愛着障害」の流布と,概念の混乱:平島奈津子

特集に当たって:北西憲二

〈Ⅰ 総論:集団精神療法入門編〉
集団精神療法入門(1) 精神病圏内を対象に―集団精神療法を始める人のためのいくつかのアイデア:鈴木純一
集団精神療法入門(2) 神経症性障害,PTSD など:小谷英文
集団精神療法入門(3)うつ病:北西憲二
集団精神療法の研修―そのminimum requirement について:岡島美朗

〈Ⅱ 各論:実践編〉
クリニックにおけるグループワーク―大人の発達障害に特化したグループワークを中心に:染谷かなえ・窪田 彰
リワークとグループワーク―うつ病休職者の復職支援と集団精神療法との関係を再考する:前田英樹・横山太範
精神科病院におけるグループの展開:相田信男
救急・急性期病棟における治療共同体,そして集団精神療法―入院生活そのものを治療とするために:堀川公平
子どもの集団精神療法(グループワーク):渡部京太
認知症のグループワーク:平井由布子・髙崎恵美・今井幸充
メガ災害被災地における集団精神療法:橋本和典
依存症のグループワーク―アルコール依存を中心に:河本泰信
DV 被害者のグループカウンセリング:信田さよ子
子どもを虐待する父親のグループワーク:中村 正



〈エッセイ〉
「集団」による治療経験:近藤喬一
日常臨床におけるグループ療法的な構造と目標:吉松和哉
生活を楽しくするサイコドラマ:増野 肇
社会のパラダイムの変化と集団精神療法:坂口信貴
集団認知行動療法:松永美希

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 39-2〉
思春期精神科外来での認知行動療法―面接構造の柔軟性をいかした事例:荒井穂菜美・松尾雅博・石川信一

〈連  載〉
精神分析の一語 第20回 もの想い(1):松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第11回 家族支援のための個人療法―CRAFT:吉田精次

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第19回 私のあった女流作家たち―佐野洋子,工藤直子,いぬいとみこ,梨木果歩,江國香織,瀬戸内寂聴:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第7回 治療者の自己開示について:成田善弘

〈書  評〉
東畑開人著「日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学」:井原 裕
貝谷久宣,他編「社交不安症の臨床―評価と治療の最前線」:多田幸司
大嶋正浩編著「地域における多機能型精神科診療所実践マニュアル―乳幼児から成人までの地域包括ケアシステムを目指して」:山中康裕
ロレーヌ・E・ウォルフ,他著「アスペルガー症候群の大学生―教職員・支援者・親のためのガイドブック」:宮岡佳子
祖父江典人,他編「日常臨床に活かす精神分析―現場に生きる臨床家のために」:岩倉 拓
M・E・トーマス著「ソシオパスの告白」:小俣和一郎
青木省三著「こころの病を診るということ―私の伝えたい精神科診療の基本」:平尾和之
滝川一廣著「子どものための精神医学」:山登敬之
日本集団精神療法学会編集委員会監修「集団精神療法の実践事例30―グループ臨床の多様な展開」:嶋田博之
佐々木掌子著「トランスジェンダーの心理学―多様な性同一性の発達メカニズムと形成」:林 直樹
マイケル・ホワイト,他著「物語としての家族[新訳版]」:平島奈津子
鬼海弘雄著「India 1979.2016」:原田誠一
〈映画〉マンチェスター・バイ・ザ・シー:山中康裕

〈患者から学ぶ〉
「患者からしか学べないこと」と「患者以外から学ぶこと」:関 真粧美

〈Review of Books Abroad〉
Anthony W Bateman, Peter Fonagy Eds : Handbook of Mentalizing in Mental Health Practice:東 啓悟

〈海外文献抄録〉

〈学会の印象〉
日本集団療法学会第34回大会:髙林健示
第18回日本サイコセラピー学会:牛島洋景
第6回ACTA2017春の2DAY ワークショップ:手束 恵

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
現代の“ローテク臨床”:清水康夫
2,200円

特集のねらい―「愛着障害」の流布と,概念の混乱:平島奈津子

〈Ⅰ 愛着の形成とその障害〉
愛着(アタッチメント)理論の成り立ちと発展:青木紀久代
成人アタッチメント研究の臨床的意義:林 もも子
成人アタッチメント絵画投影法―アタッチメントの表象をアセスメントする:キャロル・ジョージ
反応性愛着障害と脱抑制型対人交流障害(DSM-5)の概念と診断:山口貴史・細金奈奈

〈Ⅱ 愛着理論と臨床〉
愛着の形成と周産期臨床:渡辺久子
愛着理論に基づく親-乳児精神療法:井上果子
愛着とトラウマに焦点を当てた乳幼児の精神療法:青木 豊
メンタライゼーションという概念の発明:白波瀬丈
アタッチメントと精神分析臨床:阿比野宏



〈エッセイ〉
霊長類における愛着研究:林 美里
発達障害と愛着:山﨑晃資
愛着理論と皮膚-自我:西園昌久
エモーショナリー・フォーカスト・セラピーエクスターンシップに参加して:三輪知子
女性の精神科臨床における愛着の問題:田中理香
愛着と虐待の世代間伝達:鵜飼奈津子

〈紹  介〉
義務教育・高校・大学における統合失調症患者の就学支援:武田隆綱

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 39-1〉
認知行動療法プログラムの柔軟な適用―エクスポージャーに協働関係をいかした事例:菊田和代・石川信一

〈連  載〉
神経科精神科・古参医の戯言 第17回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(14)不安・抑うつ発作は西洋の患者にも存在するか:貝谷久宣

精神分析の一語 第19回 原光景:松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第10回 物質をやめた後のスピリチュアルな成長のために―エンカウンター・グループ:引土絵未

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第18回 真照学舎の人たち:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第6回 患者観,人間観について:成田善弘

〈書  評〉
影山隆之,他著「心の健康を支える「ストレス」との向き合い方―BSCP によるコーピング特性評価から見えること」:島津明人
アントニー・C・モス,他著「アディクションのメカニズム」:成瀬暢也
ゲルハルト・アンダーソン著「ICBT インターネット認知行動療法ガイドブック」:下山晴彦
セルジュ・ティスロン著「レジリエンス―こころの回復とはなにか」:山中康裕
小澤康司,他編著「緊急支援のアウトリーチ―現場で求められる心理的支援の理論と実践」:髙岡昂太
中井久夫著「中井久夫集1 1964.1983 働く患者」:平尾和之
割澤靖子著「心理援助職の成長過程―ためらいの成熟論」:原田誠一
野田俊作著「アドラー心理学を語る1 性格は変えられる」「アドラー心理学を語る2 グループと瞑想」:坂本玲子
大野 裕,他著「保健,医療,福祉,教育にいかす 簡易型認知行動療法実践マニュアル」:平島奈津子
柴山雅俊著「解離の舞台―症状構造と治療」:十川幸司
櫻澤博文著「ストレスチェック面接医のための「メンタル産業医」入門」:天笠 崇

〈患者から学ぶ〉
患者から学んでいるか?:近藤直司

〈Review of Books Abroad〉
Monica McGoldrick : The Genogram Case Book : A Clinical Companion to Genograms:Assessment and Intervention:田附あえか

〈海外文献抄録〉

〈学会の印象〉
日本心理教育・家族教室ネットワーク 第20回研究集会新潟大会:福井里江

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
初夏の日々に想う:髙野 晶
2,200円
特集にあたって:斎藤 環
オープンダイアローグを「知の形式」として―ベイトソンの系譜から:野村直樹
オープンダイアローグの歴史的背景と考え方,そして日本での実践可能性:下平美智代
フィンランドからのもう一つの贈り物―未来語りのダイアローグ:白木孝二
ACT におけるオープンダイアローグ:伊藤順一郎・下平美智代
オープンダイアローグとナラティヴアプローチ―「個人化」を超えて:野口裕二
臨床心理士とオープンダイアローグ信田さよ子
べてるとオープンダイアローグ:向谷地生良
オープンダイアローグをいかに実践するか:森川すいめい
開かれゆく会話のためのリフレクティング―二つの事例から:矢原隆行



〈エッセイ〉
ダイアローグ,現代社会の夢と現実:高木俊介
やわらかなまなざしの中の対話―対話の一つの経験:森越まや
オープンダイアローグ雑感:楢林理一郎
モノローグ的オープンダイアローグ試論―我が国の臨床の知~認知行動療法をめぐる断想:原田誠一
「開かれた個人療法」のヒントとしてのオープンダイアローグ:伊藤絵美
オープンダイアローグにおける心の問題:八木剛平

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 38-3〉
母子生活支援施設における男児との精神分析的遊戯療法:小野和海・中村留貴子・深津千賀子

〈連  載〉
精神分析の一語 第18回 躁的防衛:松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第9回 触法精神障害のための治療プログラム:今村扶美

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第17回 第12回世界精神医学会での芸術展示―トマソフ,ロペス,カルボネル,鈴木二郎:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第5回 スーパービジョンについて:成田善弘

〈書  評〉
齊藤万比古著「増補 不登校の児童・思春期精神医学」:早川 洋
マーク・ウィリアムズ,他著「自分でできるマインドフルネス―安らぎへと導かれる8週間のプログラム」:菅沼慎一郎
秋田 巌,他編「日本の心理療法 自我篇」:北西憲二
青木省三著「精神科外来シリーズ 時代が締め出すこころ」:福山和女
ダブニー・ユーウィン著「催眠をはじめるときに知っておきたかった101のこと」:原田誠一
ウィルフレッド・R・ビオン著「集団の経験―ビオンの精神分析的集団論」:岡島美朗
福本 修,他編著「精神分析から見た成人の自閉スペクトラム―中核群から多様な拡がりへ」:松田文雄
村井俊哉,他責任編集「POWER MOOK《 精神医学の基盤》[3]―特集:精神医学におけるスペクトラムの思想」:古茶大樹
飛谷 渉著「精神分析たとえ話―タヴィストック・メモワール」:権 成鉉
J・M・ファレル,他著「グループスキーマ療法―グループを家族に見立てる治療的再養育法実践ガイド」:日下華奈子
〈映画〉ミリキタニの猫:山中康裕

〈患者から学ぶ〉
訴えと事実の間で:西松能子

〈Review of Books Abroad〉
Blanck, Gertrude & Blanck, Rubin : Ego Psychology : Theory and practice( 2nd ed):篠原道夫

〈海外文献抄録〉

〈学会の印象〉
日本精神分析学会第62回大会:皆川英明
第34回日本森田療法学会:三好真人
メンタルヘルス関連三学会合同大会:影山隆之

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
思想なのか,妄想なのか?:生田 孝
3,080円
(序)CBTにおいて大切なこと
認知行動療法の質の担保の重要性と今後の可能性:大野裕

Ⅰ 概論
スーパービジョンの基本:藤澤大介
認知行動療法の質を客観的に評価するためには:菊地俊暁
認知行動療法の副作用:岡本泰昌
インターネットを用いた認知行動療法研修の可能性:中尾重嗣・中川敦夫
看護領域における認知行動療法教育研修:岡田佳詠
公認心理師と認知行動療法研修―スーパービジョンとワークショップ:丹野義彦
英国における認知行動療法研修:宗未来
米国における認知行動療法研修:堀越勝
認知行動療法の質の担保と経済的意義―費用対効果の観点から:佐渡充洋

Ⅱ 私のスーパーヴィジョン体験:スーパーヴィジョンから得られたこと
私のスーパーヴィジョン体験―大学生メンタルヘルスの現場での取り組みを中心に:神人蘭
学生メンタルヘルス:工藤喬
学校で生徒の心を誰がどう支えるのか―認知行動療法の役割 癒す/はぐくむ:中野有美
私のスーパービジョン体験―産業現場にどのように活かされたのか:宇都宮健輔
私のスーパービジョン体験―産業現場:坂本友香
身体医療現場から:小川成
私のスーパーヴィジョン体験―在宅医療:夏堀龍暢
私のスーパーヴィジョン体験―救急・自殺:耕野敏樹
児童・思春期:宇佐美政英・岩垂喜貴・牛島洋景
地方都市でのスーパービジョン体験―心理士4人の体験から:松本和紀・渡部亜矢子
私のスーパーヴィジョン体験―開業診療所の視点より:岡崎純弥
医学生を対象とする認知行動療法の教育:野村俊明
私のスーパービジョン体験―初期研修医:大久保 亮
私のスーパービジョン体験―後期研修医への教育についての考察:安野史彦
私のスーパービジョン体験―精神科専門医の立場から:久我弘典
スーパーヴィジョンにおけるCTRS評価:樽谷精一郎
スーパービジョンのスーパービジョン:川口彰子
産業医・産業看護職のために必要な認知行動療法研修:田中克俊

Ⅲ 誌上スーパーヴィジョン・ケース検討
一例のCTRS評価の経験をもとに―ケースディスカッション:林正年

Ⅳ 座談会(これからのCBTの教育について)
司会:大野裕
岡田佳詠,北川信樹,丹野義彦,藤澤大介(五十音順)
2,200円
前口上―極付「退行」シンポジウムへの招待:原田誠一
退行の現代的な意義:岡野憲一郎
「人間の健康~成熟」の必須要素としての退行:平島奈津子
表現~イメージと退行:山中康裕
椿説憑物談義―写しと退行:小林幹穂
悪性退行をいかに予防するか?:斎藤 環
退行と精神療法―退行を上手に把握して,寄り添うコツ:生地 新
甘え―愛着障碍と退行:上田勝久
パーソナリティ障碍―嗜癖・依存症と退行:川谷大治
病跡学的にみた退行―夏目漱石の『思い出す事など』:高橋正雄



〈エッセイ〉
森田療法における治療的退行:北西憲二
「退行」とカップルセラピー:中村伸一
「退行」の視点から人間の成熟を考える:成瀬悟策
治療的退行論:西園昌久
内観療法における「退行」の意味:真栄城輝明

〈症例研究〉
ある摂食障害患者の10年に及ぶ精神療法的過程―森田療法的視点からの考察:樋之口潤一郎
離婚によるうつを抱える女性の復職支援について:若島孔文・高木 源・小林大介

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 38-2〉
大幅な遅刻を繰り返し続けた思春期男子との精神療法:佐藤友里・北村麻紀子・深津千賀子

〈連  載〉
神経科精神科・古参医の戯言 第16回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(13) 不安・抑うつ発作の鑑別診断:貝谷久宣

精神分析の一語 第17回 無意識的空想(2):松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第8回 性的マイノリティ・HIV 感染者の理解と支援:嶋根卓也

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第16回 手塚治虫,島倉千代子,今江祥智・上野 瞭・灰谷健次郎,清水眞沙子,秋野不矩さん:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第4回 師弟について:成田善弘

〈書  評〉
スーザン・H・マクダニエル,他著「メディカルファミリーセラピー―患者・家族・医療チームをつなぐ統合的ケア」:林 直樹
永尾雄二郎,他著「仏教精神分析―古澤平作先生を語る」:北西憲二
スーザン・ウィリアムス・ホワイト著「発達障害児のためのSST」:稲田尚子
成瀬暢也著「薬物依存症の回復支援ハンドブック―援助者,家族,当事者への手引き」:松本俊彦
下山晴彦,他編集「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法」:野島一彦
竹内健児編「心理検査を支援に繋ぐフィードバック―事例でわかる心理検査の伝え方・活かし方[第2集]」:千葉ちよ
ヤーコ・セイックラ,他シンポジスト「オープンダイアローグを実践する」:植村太郎
ロバート・J・メイヤーズ,他著「アルコール依存のための治療ガイド―生き方を変える「コミュニティ強化アプローチ」[CRA]」:原田誠一
ロナルド・T・ポッターエフロン,他著「アンガーマネジメント 11の方法―怒りを上手に解消しよう」:境 泉洋
鍋田恭孝著「実践 心理療法―治療に役立つ統合的・症状別アプローチ」:平木典子
〈映画〉君の名は。:山中康裕

患者から学ぶ
改めて,クライエントの体験世界を理解することの大切さ:大西真美

〈Review of Books Abroad〉
Brian Fies ; Mom’s Cancer:小森康永

海外文献抄録
時岡良太,他

〈学会の印象〉
第9回国際森田療法学会:石山一舟
日本心理臨床学会第35回秋季大会:亀口憲治
日本家族研究・家族療法学会第33回長崎大会:宮崎 愛
日本認知・行動療法学会第42回大会:境 泉洋

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
診察室での「精神療法」:近藤喬一
2,200円
サイコメトリー(Psychometry)の治療的利用:山中康裕
ロールシャッハの治療的利用:中村紀子
バウムテストの開通効果:岸本寛史
TATの治療的利用:杉江 泉
MSSMの治療的利用:細川佳博
WAT(Jung 言語連想)の治療的利用:河合俊雄
KFD(動的家族画)の治療的利用:加藤孝正
LMT(風景構成法)の治療的利用:宮木ゆり子
MMPIの治療的利用:塩谷 亨
SCT(Sentence Completion Test)の心理療法場面での利用:深津千賀子



〈エッセイ〉
風景構成法+物語:小野けい子
心理テストはそのまま心理療法になりうるか―描画テストの場合―:高橋依子
ロールシャッハ・テスト結果活用としての“共解釈”の試み:城所尚子

〈対  談〉
中井久夫先生の場合:中井久夫・山中康裕

〈症例研究〉
激しい暴力のために入院治療がなされた自閉スペクトラム症の男児の一例:岩垂喜貴・武井直之

〈文献紹介〉
精神障害をもつ人が高等教育で成功するために必要なこと:武田隆綱

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 38-1〉
児童養護施設における思春期女子の心理療法過程―分離体験をめぐって―:酒井玲子・深津千賀子

〈連  載〉
精神分析の一語 第16回 無意識的空想:松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第7回 トラウマ関連問題を背景にもつ薬物依存症に対するプログラム―女性事例を中心とした支援:森田展彰

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第15回 ケイ・ブラッドウェイ,シスル・バーニィ,ジョエル・ライス=メニューヒン:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第3回  「先生」と呼ばれて:成田善弘

〈書  評〉
James Morrison 著「精神科診断戦略―モリソン先生のDSM-5徹底攻略case130」:中川敦夫
キャサリン・モンゴメリー著「ドクターズ・ストーリーズ―医学の知の物語的構造」:平島奈津子
松木邦裕著「こころに出会う―臨床精神分析 その学びと学び方」:関 真粧美
アルド・R・プッチ著「Challenge the CBT シリーズ いつまでも健康で幸せに生きる!認知行動療法セルフカウンセリング・ガイド」:田中恒彦
中村紀子著「ロールシャッハ・テスト講義Ⅱ―解釈篇」:村上 貢
松本俊彦著「薬物依存臨床の焦点」:成瀬暢也
北西憲二,他著「がんという病と生きる―森田療法による不安からの回復」:村田豊久
エドワード・ショーター著「精神医学歴史事典」:大塚耕太郎
阿部泰之著「ナニコレ? 痛み×構造構成主義―痛みの原理と治療を哲学の力で解き明かす」:岡島美朗
神田橋條治著「治療のための精神分析ノート」:原田誠一
〈映画〉ハドソン川の奇跡:山中康裕

患者から学ぶ
教える主体は誰なのか?:上田勝久

〈Review of Books Abroad〉
Sheri Van Dijk MSW ; Don’t Let Your Emotions Run Your Life for Teens : Dialectical Behavior Therapy Skills for Helping You Manage Mood Swings, Control Angry Outbursts, and Get Along with Others:家接哲次

海外文献抄録
山中康裕,他

〈学会の印象〉
第17回『東洋思想と心理療法』研究会:大山みち子・森山敏文
第13回日本うつ病学会総会:木村宏之

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
オープンダイアローグとサイコドラマ:増野 肇
2,200円
地域を基盤とした生活困窮者支援における個人,集団,家族支援の位置づけ:福山和女
在宅生活の支え―地域と家族を包含した精神療法:岩谷 潤・伊藤順一郎
貧困問題とソーシャルワーク―貧しさとの関わり:西原雄次郎
遠距離介護における家族支援のあり方―介護離職による生活困窮リスクを減ずるために:岩澤 純
医療観察法対象者の生活基盤確立に対する支援:野村祥平
介護は家族の責任か―第2号被保険者に焦点を当てて:宮内美季
母子生活支援施設における自立支援:寺嶋恵美
家族の貧困と児童養護施設:加藤 純
ホームレス支援における当事者中心の支援論:岡村 毅・的場由木
生活困窮者支援と生活保護:池谷秀登
[エッセイ]
重症心身障害者の自立と音楽療法:髙山 仁
下流老人―日本における高齢者の貧困:藤田孝典
相模原事件とホームレス排除―いのちの意味が問われる時代に:奥田知志
ひきこもりと貧困:斎藤 環
非行と貧困―永山事件に思う:生島 浩


〈資  料〉
自傷行為をする親友に関わる際の心理についての質的調査:小嶋秀幹・中島貴子

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 37-3〉
事例記述の文体:妙木浩之・東 啓悟

〈連  載〉
精神分析の一語 第15回 罪悪感:松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第6回 アルコール使用障害の早期介入プログラム―HAPPY:杠 岳文

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第14回 埴谷雄高・北杜夫,鶴見俊輔先生,桜庭一樹・森山成さん:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第2回 精神療法家を志す動機について:成田善弘

〈書  評〉
内海 健著 「自閉症スペクトラムの精神病理―星をつぐ人たちのために」:清水康夫
福留留美著 「実践 イメージ療法入門―箱庭・描画・イメージ技法の実際」:原田誠一
ヤーコ・セイックラ,他著 「オープンダイアローグ」:山中康裕
成瀬悟策著 「臨床動作法―心理療法,動作訓練,教育,健康,スポーツ,高齢者,災害に活かす動作法」:林 直樹
ハル・アーコウィッツ,他編 「動機づけ面接法の適用を拡大する―心理的問題と精神疾患への臨床適用」:沢宮容子
老松克博著 「身体系個性化の深層心理学―あるアスリートのプロセスと対座する」:鈴木 壯
窪田 彰編著 「多機能型精神科診療所による地域づくり―チームアプローチによる包括的ケアシステム」:上ノ山一寛
蜂矢英彦著 「私の精神障害リハビリテーション論」:野津 眞
富樫公一著 「不確かさの精神分析―リアリティ,トラウマ,他者をめぐって」:川畑直人
James Morrison 著 「モリソン先生の精神科診断講座―Diagnosis Made Easier」:高橋純平
ルース・C・ホワイト,他著 「Challenge the CBT シリーズ 双極性障害のための認知行動療法ポケットガイド」:東 斉彰
P・J・ウォーレン,他編 「ヒト扁桃体研究ハンドブック―機能・構造・障害」:豊島 至
ミルトン・H・エリクソン,他著 「ミルトン・エリクソンの催眠の現実―臨床催眠と間接暗示の手引き」:大谷 彰
〈映画〉神様の思し召し:山中康裕

患者から学ぶ
精神分析的精神療法と外来森田療法―自己という患者から学ぶ:豊原利樹

〈Review of Books Abroad〉
Donna M. Orange : Nourishing the Inner Life of Clinicians and Humanitarians : The Ethical Turn in Psychoanalysis:富樫公一

海外文献抄録
原田康平,他

〈学会の印象〉
第112回日本精神神経学会学術総会:新村秀人
包括システムによる日本ロールシャッハ学会第22回福岡大会:小倉菜穂子

〈追  悼〉
牧原 浩先生との思いで:中村伸一
追悼・皆川邦直先生―「パーソナルな思い出」:満岡義敬

〈かたるしす〉
人生を生き抜くことの意味を知る―山中寛著『ある臨床心理学者の自己治癒的がん体験記』
理論と臨床の一致した統計学

〈てらぺいあ〉
精神療法とは患者のプライバシーに向き合うこと:西園昌久
2,200円
ストレスチェック時代のストレスマネジメント―簡易型認知行動療法という考え方:大野 裕
ストレス概論:男性のストレス,女性のストレス:海原純子
思春期のストレス:中野有美
妊産婦のストレスケアおよび育児支援:吉田敬子
職場の集団ストレスマネジメント:森 まき子
ストレスとアンガーマネジメント:水島広子
ストレスと依存症:高部知子
トラウマ治療と心的外傷後成長から見たストレスマネジメント:伊藤正哉
身体疾患のストレスとマインドフルネス:田村法子・朴順禮・藤澤大介
看護・介護者のストレス:中嶋秀明・萱間真美
[エッセイ]
室町時代のストレスチェックとストレスマネジメント:藤村道代
教員のストレス:新井 肇
スポーツ選手のストレスと対処法:関崎 亮
被災地のストレスマネジメント:佐藤由理
高齢者のストレスマネジメント:木之下 徹
ポジティブサイコロジーとストレスマネジメント:須賀英道


〈シリーズ/ケースの見方・考え方 37-2〉
エディプス葛藤を持つ男性との心理療法過程:東 啓悟・妙木浩之

〈連  載〉
神経科精神科・古参医の戯言 第15回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(12)不安・抑うつ発作と心的外傷後ストレス障害(PTSD):貝谷久宣
精神分析の一語 第14回 夢見ること:松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第5回 アルコール使用障害の入院治療プログラム―GTMACK:中山秀紀

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第13回 ヤカブ教授・李符永教授・ポリクルニアドゥ女史:山中康裕
精神療法家のひとりごと 第1回 「本を読む」ということ:成田善弘

〈書  評〉
伊藤絵美著「自分でできるスキーマ療法ワークブックBook1・Book2―生きづらさを理解し,こころの回復力を取り戻そう」:原田誠一
ドナルド・メルツァー著「クライン派の発展」:古賀靖彦
サラ・ボウエン,他著「マインドフルネスに基づく嗜癖行動の再発予防―臨床家のための手引き」:北西憲二
田嶌誠一編著「現実に介入しつつ心に関わる[展開編]―多面的援助アプローチの実際」:福山和女
ポール・L・ワクテル著「ポール・ワクテルの心理療法講義―心理療法において実際は何が起こっているのか?」:杉山 崇
中井久夫監修・解説「中井久夫と考える患者シリーズ1 統合失調症をたどる」:高木俊介
デヴィッド・I・ローム著「マインドフル・フォーカシング―身体は答えを知っている」:押久保岳
ピート・ウォリス著「犯罪被害を受けた子どものための支援ガイド―子どもと関わるすべての大人のために」:藤野京子
バーバラ・クーパー,他著「人づきあいが苦手な人のためのワークブック―中高生が大人になるまでに身につけておくこと」:中野有美
小笠原 恵著「教師のためのほめ方ケースワーク20―行動観察で子どもが変わる! クラスが変わる!」:石川与志也
堀川聡司著「精神分析と昇華―天才論から喪の作業へ」:上田勝久
大野 裕監修「マンガでわかりやすいストレス・マネジメント―ストレスを味方にする心理術」:菊地俊暁
〈映画〉美術館を手玉にとった男:山中康裕

患者から学ぶ
私が若い頃に学んだこと:長坂正文

〈Review of Books Abroad〉
Timothy A Brown & David H Barlow:Anxiety and Related Disorders Interview Schedule for DSM-5:Adult and Lifetime Version & Clinician Manual:有光興記

海外文献抄録
田中容子,他

〈学会の印象〉
日本心理教育・家族教室ネットワーク第19回研究集会:内野俊郎
第17回日本サイコセラピー学会:齊藤万比古
第26回開業精神療法研究会大会:重宗祥子

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
見ることへの疑い:高月玲子
2,200円
特集にあたって:北西憲二

〈マインドフルネスを考える(総論)〉
マインドフルネスと無心―無心のマインドフルネスに向かって:藤田一照
マインドフルネスとあるがまま:北西憲二
マインドフルネスが心理療法にもたらすもの―内観療法との関連から:高橋美保
アメリカにおけるマインドフルネスの現状とその実践:大谷 彰

〈マインドフルネスを実践する(実践編)〉
マインドフルネスストレス低減法:井上ウィマラ
マインドフルネス認知療法―科学的心理療法と仏教の邂逅:伊藤義徳
マインドフルにみたアクセプタンス&コミットメント・セラピー―徹底的行動主義:原井宏明
弁証法的行動療法と森田療法:内村英幸

[エッセイ]
マインドフルネス雑感:中村伸一
二元論と非二元論は融合可能なのか?―認知療法の立場から:佐渡充洋
No-Mindの臨床理論:妙木浩之
マインドフルネス・私観―文学~診療~日常生活のマインドフルな世界:原田誠一
伝統文化,魂の癒し,日本文化,そしてマインドフルネス:下山晴彦
禅と弁証法的行動療法のマインドフルネス:林 直樹


〈シリーズ/ケースの見方・考え方 37-1〉
治療初期の段階で中断となったうつ病女性との心理療法過程:加茂聡子・妙木浩之

〈連  載〉
神経科精神科・古参医の戯言 第14回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(11)不安抑うつ発作の発症機構と精神薬理学的考察:貝谷久宣
精神分析の一語 第13回 ナルシシズム:松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第4回 薬物使用障害に対する外来治療プログラム「SMARPP」:松本俊彦

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第12回 中世の城館に住む優雅な先生たち―アンドレオーリ博士・ヴィトゲンシュタイン伯爵・ルー博士:山中康裕

〈書  評〉
ジャネット・マアー・AM著「コンシューマーの視点による本物のパートナーシップとは何か?―精神保健福祉のキーコンセプト」:伊勢田堯
原田隆之著「心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門―エビデンスを「まなぶ」「つくる」「つかう」」:山中康裕
藤岡淳子編著「アディクションと加害者臨床―封印された感情と閉ざされた関係」:林 直樹
山上敏子著「新訂増補 方法としての行動療法」:高橋純平
ピーター・ディヤング,他著「解決のための面接技法[第4版]―ソリューション・フォーカストアプローチの手引き」:伊藤絵美
及川 卓著「ジェンダーとセックス―精神療法とカウンセリングの現場から」:針間克己
貝谷久宣,他編著「マインドフルネス―基礎と実践」:高橋美保
渡辺雄三著「臨床心理士の仕事の方法―その職業的専門性と独自性」:原田誠一
村田豊久著「新訂 自閉症」:清水康夫
シェリル・A・キング,他著「十代の自殺の危険―臨床のためのスクリーニング,評価,予防のガイド」:今井たよか
〈映画〉Kookyクーキー:山中康裕

患者から学ぶ
二つの“学び”:松浪克文

〈Review of Books Abroad〉
Paula Rauch, Anna Muriel : Raising an Emotionally Healthy Child When a Parent is Sick:藤澤大介

海外文献抄録
小川豊昭,他

〈学会の印象〉
日本臨床心理身体運動学会第18回大会:鈴木 壯
第19回日本学校メンタルヘルス学会:大森美湖
日本集団精神療法学会第33回大会:田中怜子

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
自閉性障害のある子どもの精神療法について思うこと:氏家 武
2,200円

[巻頭言] 古典的精神分析と現代の精神分析,(力動的)精神療法:中久喜雅文


特集 精神分析の現在

現代の精神分析の航路図:特集に寄せて:妙木浩之
ポスト・クラインの現在:福本 修
ポストコフートの自己心理学:富樫公一
関係論的精神分析の新しい流れ:岡野憲一郎
精神分析の「営み」を再考する:藤山直樹
メンタライゼーションの心理学:東 啓悟
Bollas から始まる:独立学派の現在:館 直彦
エビデンス・ベースドな精神力動論:工藤晋平
精神分析の現在とWilfred Bion:松木邦裕
〈世界の研究所の現状〉
英国:タヴィストック・クリニックにおける精神分析的精神療法の行方:阿比野宏
米国:ホワイト・インスティテュート:吾妻 壮
フランス精神分析の分派と訓練制度:立木康介
[エッセイ]
精神分析の発達と文化の変容:西園昌久
神経精神分析(ニューロサイコアナリシス)―精神分析と神経科学のコラボレーション:平尾和之
森田療法と精神分析:北西憲二


〈研究報告〉
こころのスキルアップ授業が行われている学校環境における中学生のこころの成長―抑うつレベルが高い生徒の変化と,抑うつレベルに問題のない生徒の変化:中野有美・森崎智子・吉川愛里・中川敦夫・大野 裕

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 36-4〉
患者の訴えは本当なのだろうか?―周囲の人々を「操作」する解離性障害の症例:三宅浩司・林 直樹

〈連  載〉
神経科精神科・古参医の戯言 第13回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(10)拒絶過敏性,不安症と不安うつ病の脳内機構についての考察:貝谷久宣
精神分析の一語 第12回 アルファ要素:松木邦裕

物質使用障害治療の最前線 第3回 動機づけ面接法―「底つき」を待たない物質使用障害の新しい治療法:後藤 恵

鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第11回 閑話休題「マイエンフェルトでの素敵な思い出」:山中康裕

〈書  評〉
下地明友著「〈病〉のスペクトル―精神医学と人類学の遭遇」:江口重幸
岸本寛史編著「ニューロサイコアナリシスへの招待」:岡野憲一郎
フレデリック・N・ブッシュ,他著「パニック症と不安症への精神力動的心理療法」:木村宏之
小林隆児,他編著「人間科学におけるエヴィデンスとは何か―現象学と実践をつなぐ」:濱野清志
ドナルド・W・ウィニコット著「ピグル―ある少女の精神分析的治療の記録」:山中康裕
ジュディス・A・コーエン,他編「子どものためのトラウマフォーカスト認知行動療法―さまざまな臨床現場におけるTF-CBT 実践ガイド」:飛鳥井望
ジャック・アンドレ編「フランス精神分析における境界性の問題―フロイトのメタサイコロジーの再考を通して」:牛島定信
トム・アンデルセン著「新装版 リフレクティング・プロセス―会話における会話と会話」:伊藤順一郎
稲垣 諭著「大丈夫,死ぬには及ばない―今,大学生に何が起きているのか:小林聡幸
ティモシー・A・サイズモア著「セラピストのためのエクスポージャー療法ガイドブック―その実践とCBT,DBT,ACT への統合」:原田誠一
Koichi Togashi, 他著「Kohut’s Twinship Across Cultures : The Psychology of Being Human」:林 直樹
〈映画〉FOUJITA:山中康裕

患者から学ぶ
霞を食す:霞を食す

〈Review of Books Abroad〉
John Gottman : Why Marriages Succeed or Fail : What you can learn from the breakthrough research to make your marriage last:岡本吉生

海外文献抄録
近藤喬一,他

〈学会の印象〉
日本精神障害者リハビリテーション学会第23回高知大会:富井恵子
第33回日本森田療法学会:須藤克利

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉
話すこと・聞くこと:野島一彦
3,080円
 「精神療法」は、どのように伝えられ、受け継がれているのだろうか。そしてどのような伝承が理想なのだろうか。
 最近では、伝える側にも伝えられる側にも、複数の指導者から臨床指導を受け、実践に生かしているものもあろう。しかし、わが国ではいまだに「忠誠心」を柱とする徒弟制度も残る。人から人へという側面と、その中でいかに理論的背景を伝承しているのかも重要な側面である。
 また、伝承方法についても、ベテランの面接を直に見たり、同席したりする形もあれば、面接の逐語録や録音から指導することもあるだろう。一対一の伝承や、グループへの伝承もあるだろう。さらに、指導者と被指導者の個性や相性といった問題は、伝承の過程でどのように扱われているのだろうか。
 上記のようなさまざまな問題を率直に語っていただくのが今回のテーマである。


おもな目次

Ⅰ 精神療法を教え伝える
相田信男/上別府圭子/北西憲二/齊藤万比古/坂野雄二/鈴木純一/中久喜雅文/中村伸一/中村紀子/成田善弘/西園昌久/原田誠一/東豊/平木典子/福山和女/弘中正美/堀越勝/山中康裕/吉川悟/渡辺俊之

Ⅱ 精神療法を学び生かす
平島奈津子/白波瀬丈一郎/池田真理/松浦隆信/黒江美穂子/金井嘉宏/高林健示/津島豊美/髙橋純平/村上貢/木村宏之/宇治雅代/小堀修/牧久美子/野末武義/萬歳芙美子/太田智佐子/細越寛樹/岸本寛史/赤津玲子/藤原京子

Ⅲ 座談会
(司会)中村伸一 相田信男・北西憲二・齊藤万比古・平木典子
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  • 出版社:金剛出版
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:[紙版]偶数月5日  [デジタル版]毎偶月5日
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