精神療法 発売日・バックナンバー

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[巻頭言]コロナとウクライナ――痛ましい現実と、素晴らしい近未来を描く小1女子の絵の対比 山中康裕

[特集]サイコロジカル・ファーストエイド――新型コロナウイルス禍のメンタルヘルス
総論・PFA
サイコロジカル・ファーストエイドの発展と普及 大澤智子・加藤 寛
COVID-19とPFA 金 吉晴
新しいサイコロジカル・ファーストエイド(Psychological First Aid: PFA)―RAPID PFA―をコロナ禍で活かす 久我弘典
新型コロナ禍でどのような心の問題がおきているか――メンタルヘルス問題への対応マニュアル作成 中尾智博

医療者への対応・リモート
総合病院での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関わるこころのケア 高橋 晶
精神科患者の感染への対応 福田陽明・齋藤正彦
RAPID PFAを用いたオンラインによるメンタルヘルス相談 萱間真美・瀬戸屋希
デジタルツールを活用したこころのケア――その可能性と課題 大野 裕

精神医学的問題への対応
強迫症への対応 飯倉康郎
コロナ禍がもたらした依存症回復支援への影響――依存症のケア 松本俊彦
新型コロナウイルス禍における自殺対策――精神療法家にできること・すべきこと 田所重紀・河西千秋

[エッセイ]
このCorona禍状況で私の考えること 山中康裕
僕たちはいかにコロナ・パンデミックを忘却するのだろうか 黒木俊秀
報道される立場――当院におけるCOVID-19クラスターの経験 牧 徳彦
この世界の片隅で思う三つの憂慮 妙木浩之
コロナ後遺症に「こころのケア」は必要か? 井原 裕
差別・偏見について――悪者作りはもうたくさん 秋山恵子

[投稿論文]
[症例研究]家庭内暴力を呈した男児との面接――制限を設けることの意義 森 一也・岩垂喜貴

[連載]
動機づけ面接を始める・続ける・広げる 第10回 動機づけ面接の機能と作用機序 村井佳比子
発達障害のいまとその先に向きあう――二次障害への心理的支援 第4回 行動上の問題のある子どものインクルージョンの実現に向けて 井上雅彦
古典症例に学ぶ 第4回 摂食障害とその家族――下坂幸三とその業績 中村伸一

[書評]
前田ケイ著『私の体験的グループワーク論―現場ですぐに役立つ実践技法を伝えます』 安西信雄
リディア・ジラウスカ著『大人のADHDのためのマインドフルネス―注意力を強化し,感情を調整して,目標を達成するための8つのステッププログラム』 佐渡充洋
たつみ 寛著『生きていて良かった虐待されても』 小石川真実
ロバート・J・ウルサノ,キャロル・S・フラートン,ラース・ウェイゼス,ビヴァリー・ラファエル編『災害精神医学ハンドブック』 西 大輔
天童荒太,高橋良臣,川場哲也著『鼎談 なぜ子どもたちは生きづらいのか―「いま」を生き抜くためのヒント』 山中康裕
横道 誠著『唯が行く!―当事者研究とオープンダイアローグ奮闘記』 頭木弘樹ベティ・アリス・エリクソン,ブラッドフォード・キーニー編『ミルトン・エリクソン/アメリカン・ヒーラー』 遊佐安一郎
アン・ハリントン著『マインド・フィクサー―精神疾患の原因はどこにあるのか?』 高木俊介
〈映画評〉英雄の証明 山中康裕
〈展覧会評〉楳図かずお大美術展―ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館 原田誠一

[患者から学ぶ]
治し(?)治され32年 高 宜良

[Review of Books Abroad]
Judith Orloff : Thriving as an Empath : 365 Days of self-care for sensitive people 串崎真志

[海外文献抄録]谷 真美華,他

[てらぺいあ]メンタライゼーションのメンタライゼーション 波多腰正隆

[かたるしす]Zoom形式の研修効果
[巻頭言]流  行 松木邦裕
[特集]ユング派精神療法の危機と未来
ユング綜合心理学・精神医学の幕開け 山中康裕
トリックスター元型からみたユング派心理療法の危機と未来 田熊友紀子
『赤の書』出版から見えてきた女性のはたらき 豊田園子
危機意識と心理学の誕生 猪股 剛
流動する個性化 老松克博
ユング派箱庭療法の未来 小野けい子
「難解な」ユング心理学として生き残ること 長堀加奈子
臨床体験とコンプレックス理論 奥田智香子
臨床の内的な枠組みとしてのユング心理学 岩宮恵子
影との共存について考える――東野圭吾の小説『夢幻花』のイメージから 広木芽枝
暗闇に生きる私を見出す光の瞬き――ユング派精神療法のいるところ 鈴木志乃
[エッセイ]
いま,ユングをどう捉えるか――「グノーシス的知」とその宇宙的起源の観点から 豊嶋良一
こころのロボトミーを回避するために 広瀬 隆
ユング派精神療法の現在への雑観 森 茂起
チューリッヒの思い出 松本憲郎
よく見る,聴く,感じること――心理療法において師匠を持つことの大切さ 石川裕子
分析心理学のこれから 川戸 圓
我流・ユング派精神療法体験記 原田誠一
「からだ」「こころ」「いのち」と分析心理学 横山恭子
ユングと精神療法の倫理 林 直樹
ユングを読む 岸本寛史
[投稿論文]
[症例研究]箱庭でインターネットゲームの世界を表現し続けたゲーム依存傾向のある不登校の思春期男子例――インターネットゲームと箱庭,夢のイメージ体験に注目して 宮崎健祐
[連載]動機づけ面接を始める・続ける・広げる 第9回 忙しいヘルスケア従事者のためにMIが貢献できること 瀬在 泉
発達障害のいまとその先に向きあう――二次障害への心理的支援 第3回 早期療育の向かう先 井上雅彦
古典症例に学ぶ 第3回 ヒルダ・ドゥリトル(H.D.)――フロイトから受けた分析の記録 成田善弘
[書評]
杉山登志郎著『テキストブック TSプロトコール―子ども虐待と複雑性PTSDへの簡易処理技法』 白川美也子
ニコラス・トールネケ著,スティーブン・C・ヘイズ序文『メタファー―心理療法に「ことばの科学」を取り入れる』 田中恒彦
マイケル・ホワイト著『リフレクションズ―ナラティヴと倫理・社会・スピリチュアリティ』 坂本真佐哉
クリストファー G. フェアバーン著『過食は治る―過食症の成り立ちの理解と克服プログラム』 西園マーハ文
フレッド・ブッシュ著『精神分析マインドの創造―分析をどう伝えるか』 岡田暁宜
T.H. オグデン著『精神分析の再発見―考えることと夢見ること 学ぶことと忘れること』 山崎孝明
L. ホーウィッツ著『第四の耳で聴く―集団精神療法における無意識ダイナミクス』 太田裕一
飛鳥井望編『複雑性PTSDの臨床実践ガイド―トラウマ焦点化治療の活用と工夫』 森岡久雄
ベロニカ・カロス=リリー,ジェニファー・フィッツジェラルド著『カップルのための感情焦点化療法―感情の力で二人の関係を育むワークブック』 藤田博康
松木邦裕,日下紀子,根本眞弓編『精神分析臨床での失敗から学ぶ―その実践プロセスと中断ケースの検討』 小尻与志乃〈
映画評〉ドライブ・マイ・カー 山中康裕
[患者から学ぶ]
人~生きものとしての共通性への気づき 清瀬千彰
[Review of Books Abroad]
Edited By Rosine Jozef Perelberg & Gregorio Kohon : The Greening of Psychoanalysis : André Green’s new paradigm in contemporary theory and practice 増尾徳行[海外文献抄録]中川美保子,他
[学会の印象]
第10回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会 松隈信一郎日本精神分析学会第67回大会 妙木浩之第38回日本森田療法学会 村山桂太郎
[てらぺいあ]
統合失調症と短歌を財産とした人生 森越まや
[かたるしす]
はじめに 平島奈津子

第1部 臨床現場からの声
Ⅰ 精神療法の視点から“いま”をとらえる
臨床で抱えていくもの―変容の臨界点での感覚から 岩宮恵子
「子ども臨床」に戻って思うこと 山登敬之
創造を導く制約の再構築―精神分析的心理療法の観点から 遠藤裕乃
児童養護施設から社会と個人を眺めてみた 大塚 斉
社会適応という自己不適応―分断を乗り越えるためのトラウマインフォームドケア 野坂祐子
悩みの多様性とその回復をめぐって 北西憲二
21世紀の人格構造をめぐって 牛島定信
「成長」の終わりと「人格」の消滅 高木俊介
温故知新―未来を探れ 大西 守
コロナ禍と精神療法:対立をこえて 北村婦美
境界線に関する考察 林 公輔
「悩みがあったら相談に来てください」:この呼びかけの弱点は何か―自殺対策に資するさまざまな研究アプローチの試み 岡 檀
僕の臨床―精神療法的でありたいと願う 田中康雄
臨床の現場はいつも騒々しい 信田さよ子

Ⅱ 精神療法の可能性を探る
コロナパンデミックによるグループ実践の変化―私の感情体験から見えてきたもの 鈴木純一
本邦における集団精神療法の現状と課題 藤澤大介・田島美幸・田村法子・近藤裕美子・大嶋伸雄・岡島美朗・岡田佳詠・菊地俊暁・耕野敏樹・佐藤泰憲・髙橋章郎・中川敦夫・中島美鈴・横山貴和子・吉永尚紀・大野 裕
「ひきこもる能力」を育む―精神分析の立場からコロナ時代のひきこもり支援を考える 加藤隆弘
精神療法についての個人的感想―34年前の私の症例報告から 原井宏明
精神療法としてのアドボケイト―診断書の技術 井原 裕
日常臨床に生かす認知行動変容アプローチ 大野 裕
アメリカ精神療法最新事情―臨床現場からの声 大谷 彰
お別れの時間 笠井 仁
性別違和の臨床において私が悩むこと 針間克己
精神医学のいまに精神分析を活かす 鈴木 龍
こころの臨床,現場から 山中康裕
統合失調症を併存するがん患者の臨床 岸本寛史
探求方法としての書くこと 小森康永
精神分析的精神療法と未来―Pluriverseとローカルなもの 富樫公一
情緒が息づく空間 その温もり 森さち子

第2部 こころの臨床とメディア
精神科医がSNSで発言することの社会的意義について 斎藤 環
専門家として情報発信すること 松本俊彦
テレビの作り出す非適応思考にどう対処するか 和田秀樹
こころの臨床現場と,その外の現場から 星野概念(俊弥)
疾患啓発か疾患喧伝か,そのぬかるみに足を取られて 香山リカ
ジャーナリストも心を傷つけている 松井 豊

第3部 座談会 平島奈津子・井原裕・信田さよ子・藤澤大介
[巻頭言]「推し活」と心理療法 岩宮恵子

[特集]看護と精神療法
「看護と精神療法」の特集にあたって 武井麻子
1.精神看護の歴史と教育
日本初の看護者による精神科看護の教科書――日本における精神看護の歴史を刻んだ清水耕一 鷹野朋実
日本の精神看護教育における精神療法の位置づけ 宮本眞巳
2.院内での看護と精神療法
入院が長期化する精神科患者の力動的理解と精神療法的かかわり――激しい身体化と攻撃的言動を示す「むずかしい患者」の事例から 白柿 綾
精神科病棟におけるコミュニティミーティングの実践について 岩﨑壮登
看護と認知行動療法 岡田佳詠
3.精神看護領域における専門看護師(CNS)の実践
精神看護専門看護師 渡辺純一
リエゾンナースが行う救急領域におけるグリーフケア 木野美和子
4.病院を出る看護師
ともに成長できる地域での支援活動 原 真衣
オープンダイアローグに学ぶ――地域精神保健における対話的でコラボレイティブな支援のあり方 下平美智代
医療の場における感情労働のダイナミクス――個人と組織の無意識をさぐる 武井麻子
[エッセイ]
母子デイケアでの精神療法との出会い 久保田あや
入院森田療法における看護の役割 松橋美奈・久保田幹子
看護とACT 近田真美子
生活支援のパラダイムシフトと看護 萱間真美
ユタによる自死および自死遺族をめぐる支援の可能性――死者との対話による癒し 鈴木啓子
シュヴィング,サリヴァン,中井久夫の臨床から学ぶこと 加藤 寛

[連載]
動機づけ面接を始める・続ける・広げる 第8回 愛着障害・トラウマ・発達障害とESS――MIの新しいフロンティア? 磯村 毅
発達障害のいまとその先に向きあう――二次障害への心理的支援 第2回 障害受容とペアレント・メンターによる支援 井上雅彦
古典症例に学ぶ 第2回 自己愛的傾向を持つ赤面恐怖(社交恐怖)の精神療法――森田の治療技法と治療者患者関係の検討 北西憲二

[書評]
C・G・ユング著,スザンヌ・ギーザー編『C・G・ユングの夢セミナー パウリの夢』 山中康裕
ジェレミー・ホームズ著『アタッチメントと心理療法―こころに安心基地を作るための理論と実践』 北島歩美
宮田量治著『外傷性ひきこもり―日本的な複雑性PTSDへの支援と治療』 斎藤 環トレーシー・D・イールズ著『心理療法におけるケース・フォーミュレーション―的確な臨床判断に基づいた治療計画の基本ガイド』 下山晴彦
イライザ・ネボルジーン著『子どもの「やり抜く力」を育むワークブック―認知療法のスキルで身につく成長型マインドセットとレジリエンス』 岩垂喜貴
ジョアン・M・ファレル,アイダ・A・ショウ著『〈実践から内省への自己プログラム〉ワークブック 体験的スキーマ療法』 林 直樹
池田久剛著『実践セミナー 不登校の理解と支援―4つの視点によるアプローチ』 東 啓悟
日本精神病理学会書籍刊行委員会,清水光恵,芝 伸太郎,熊﨑 努,松本卓也編『精神症状の診かた・聴きかた―はじめてまなぶ精神病理学』 玉田 有
松隈信一郎著『人生を豊かにするウェルビーイングノート―ポジティブサイコロジー×解決志向アプローチでこころの健康を育てる』 奥山真司
原田誠一著『精神療法の基礎と展開―「受容~共感~一致」を実践するために』 神田橋條治

[Review of Books Abroad]
By Anthony Bateman and Peter Fonagy : Handbook of Mentalizing in Mental Health Practice. 上地雄一郎

[海外文献抄録]原田康平,他

[学会の印象]
日本家族療法学会第38回大会 坂本真佐哉
日本心理臨床学会第40回大会 山崎孝明
第117回日本精神神経学会学術総会 池田暁史

[患者から学ぶ]
立ち止まること・不安の中に留まること 松本佳子

[てらぺいあ]一冊の本から歩き出して 梅本育恵

[かたるしす]
[巻頭言]現在の喪失状況と精神療法 森山公夫
[特集]『異界』の意識と精神療法
前口上――「異界」ワールドへの招待 原田誠一
統合失調症と異界 老松克博
プレイセラピーにおいてボールが開く異界 高橋 悟
自然の暴力によって開かれる異界 野口寿一
異界を開く箱庭の仕掛け――モノと場所の観点から 石原 宏異
界体験と個人神話の創造――出雲国風土記:サメなる太母の祀りを手がかりとして 高見友理
前思春期に開かれる異界――心理療法における夢の検討から 長谷川千紘
「異界」と「異世界」 西嶋雅樹思春期の異界とサブカルチャー――触媒、あるいは器として;思春期女子の事例 笹倉尚子
異文化体験としての異界 山 愛美
がん患者の異界 岸本寛史
心理療法と「異界」――面接内で語られる漫画やアニメから 岩宮恵子
[エッセイ]
シャーマニズムとソーシャルワーク 足立孝子
感染症とスピリチュアリティ 松田真理子
コラージュ 今田雄三
異界と超常体験 串崎真志
トランスと異界 笠井 仁
異界とカオス――自己変容との関連から 北西憲二
少年の死と,『異界』 平島奈津子
精神療法における「異界」の出現 山中康裕
「異界」を巡る空想 神田橋條治
[症例研究]同一治療者による親子それぞれへの心理的介入の試行――親子同席面接,親子逐次面接,そして個人心理療法へ 仲谷 隆
[論説]認知行動療法の持つ構造・枠組みとイメージ書き直しの関係についての検討 玉井 仁
[連載]
動機づけ面接を始める・続ける・広げる 第7回 精神療法入門・再入門としての動機づけ面接 挾間雅章
発達障害のいまとその先に向きあう――二次障害への心理的支援 第1回 家族に対する心理的支援とペアレント・トレーニング 井上雅彦古典
症例に学ぶ 第1回 ビリー・ミリガンの人生と精神科治療 林 直樹
[書評]
ウィルフレッド・R・ビオン著/ジョゼフ・アグアヨ,リア・ピスティナー デ コルティナス,アグネス・レジェツキー編『ビオン・イン・ブエノスアイレス 1968』 住吉孝久・加藤隆弘
元永拓郎著『サイコセラピーは統合を希求する―生活の場という舞台での対人サービス』 林 直樹
坂口恭平著『躁鬱大学―気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません』 波多腰正隆
中島美鈴,藤澤大介,松永美希,大谷 真編著『もう一歩上を目指す人のための集団認知行動療法治療者マニュアル』 嶋田博之
国重浩一著『もう一度カウンセリング入門―心理臨床の「あたりまえ」を再考する』 能智正博
スーザン・L・ウッズ,パトリシア・ロックマン,エヴァン・コリンズ著『マインドフルネス認知療法を教えるということ―実践の体現と瞑想的対話(インクワイアリ)』 家接哲次
ジョン・ボウルビィ著,マルコ・バッチガルッピ編『アタッチメントと親子関係―ボウルビィの臨床セミナー』 岡本亜美
梅崎正直著『自閉症の息子をめぐる大変だけどフツーの日々』 市川宏伸
[患者から学ぶ]ある相談室登校の女子中学生から教えられたこと 藤田博康
[Review of Books Abroad]Salomon Resnik : The Logics of Madness : On Infantile and Delusional Transference. 筒井亮太
[海外文献抄録] 舘野由美子,他
[学会の印象]第18回日本うつ病学会総会/第21回日本認知療法・認知行動療法学会(合同開催) 林 直樹第20回日本トラウマティック・ストレス学会 佐久間 啓
[かたるしす]
[てらぺいあ]多様性の時代に思うこと 小平雅基
[巻頭言]患者を文学とまちがえた男 岸本寛史
[特集]夫婦・家族療法の実際――事例に接する
企画の趣旨:夫婦・家族療法の実際――事例に接する 中村伸一
カップル・セラピーの事例 野末武義
家族療法で子どもを治す 森野百合子
問題とされる家族員不在の家族療法 日下華奈子
カップルのブリーフセラピーとしての治療的アセスメント 中村紀子
医療における夫婦・家族療法 渡辺俊之
原家族スーパービジョン(Family-of-Origin Supervision)の実際 中村伸一
外来診療場面での家族心理教育の応用 後藤雅博
[エッセイ]
「多方向への肩入れ」というスタンス 平木典子
ソーシャルワークと家族療法――家族の立体的理解 福山和女
不登校の治療に家族の観点をどう組み込めるか 齊藤万比古
「家族同席面接のすすめ」をめぐって 近藤直司
小児病棟で出会う夫婦 上別府圭子
大学の心理相談室における夫婦療法 生島 浩
ノイラートの船としての家族療法 上田勝久
[連載]
実践SST再入門 最終回 個人SST 舳松克代
個人心理療法再考 最終回 個人心理療法Q&A 上田勝久
動機づけ面接を始める・続ける・広げる 第6回 動機づけ面接と私的事象 坂上貴之
[書評]
田代 順著『〈フィールドワーク〉小児がん病棟の子どもたち―医療人類学とナラティヴの視点から』 岸本寛史
木部則雄,平井正三監修/吉沢伸一,松本拓真,小笠原貴史編著 『子どもの精神分析的セラピストになること―実践と訓練をめぐる情動経験の物語』 大橋良枝
ウィルキンソン, M.著『セラピーと心の変化―情動・愛着・トラウマ、そして脳科学(Changing Minds in Therapy)』 山中康裕
池田暁史著『メンタライゼーションを学ぼう―愛着外傷をのりこえるための臨床アプローチ』 原田誠一
山崎孝明著『精神分析の歩き方』 岡田暁宜
大森哲郎責任編集『《POWERMOOK 精神医学の基盤》[5]精神医学における仮説の形成と検証―総合テーマ 精神医学における科学的基盤 No2』 長峯正典
アンドレ・グリーン著,ジャン・アブラム編『アンドレ・グリーン・レクチャー―ウィニコットと遊ぶ』 妙木浩之
シンディ・N・アリエル著『アスペルガー症候群との上手なつきあい方―パートナーを理解してつながる』 北島歩美
藤田博康著『幸せに生きるためのカウンセリングの知恵―親子の苦しみ,家族の癒し』 神田橋條治
〈映画評〉科捜研の女―劇場版 山中康裕
[患者から学ぶ]「回復」と「成長」 岡島美朗
[Review of Books Abroad]Primary Research Group Inc. : Survey of College Counseling & Mental Health Services During the Pandemic/Primary Research Group Inc. 太田裕一
[海外文献抄録] 小川豊昭,他
[学会の印象]開業精神療法研究会 妙木浩之
[かたるしす]
[てらぺいあ]秋の夜に想う 笠原麻里[追悼]吉松和哉先生の思い出 北西憲二
[巻頭言]共同体の変容と病像変化 柴山雅俊

[特集]複雑性PTSDと接する――さまざまな治療的アプローチ
複雑性PTSDの当事者と接する際の基礎知識 原田誠一
複雑性PTSDの診断と対応 金 吉晴
ナラティヴ・エクスポージャー・セラピーと複雑性PTSD 森 茂起・荒川和歌子
メンタライゼーションに基づく治療(MBT)と複雑性PTSD 上地雄一郎
表現療法と複雑性PTSD 山中康裕
統合的アプローチと複雑性PTSD 村瀬嘉代子
中井久夫,安克昌と複雑性PTSD――病態理解と臨床実践 高宜良
多面的援助アプローチと複雑性PTSD――今そこで起こっている複雑性PTSDへの支援的介入という視点から 田嶌誠一
家族療法と複雑性PTSD――家族面接で複雑性PTSDに接する 中村伸一

[エッセイ]
私説 治療のための「物語」 神田橋條治
マインドフルネスと複雑性PTSD 大谷 彰
ポリヴェーガル理論と複雑性PTSD――病態理解と治療 津田真人
「内観療法と複雑性PTSD」をめぐる随想 真栄城輝明
森田療法と複雑性PTSD――トラウマからの回復と生きる力 北西憲二
DV被害母子~複雑性PTSDの臨床――親子相互交流療法PCITによるアプローチ 加茂登志子
複雑性PTSDに対する集団STAIR(感情と対人関係の調整スキルトレーニング) 丹羽まどか・金 吉晴
ソーシャルサポートと複雑性PTSD 大岡由佳
文学にみる複雑性PTSD・2―ドストエフスキーの『虐げられた人びと』と『白痴』 高橋正雄
解離状態への接し方 神田橋條治

[資料]
トランスジェンダー(FtM)当事者のメンタルヘルス専門機関利用に関する実態調査――共同創造(Co-Production)の試み― 日野映・勝又栄政・東畑開人・阿部大樹・杉山文野

[連載]
実践SST再入門 第11回 さまざまなSST 舳松克代
個人心理療法再考 第11回 オンラインセラピーについて 上田勝久
動機づけ面接を始める・続ける・広げる 第5回 心理臨床における動機づけ面接 沢宮容子・佐藤洋輔

[書評]
原田誠一編『複雑性PTSDの臨床―“心的外傷~トラウマ”の診断力と対応力を高めよう』 山中康裕
傳田健三著『大人の発達障害の真実―診断,治療,そして認知機能リハビリテーションへ』 北西憲二
松木邦裕編『トラウマの精神分析的アプローチ』 平島奈津子
田中千穂子著『関係を育てる心理臨床―どのようにこころをかよわせあうのか 専門家への手びき』 成田善弘
神田橋條治著『「心身養生のコツ』補講50』 中尾智博
サラ・J・スワンソン,デボラ・R・ベッカー著『IPS援助付き雇用―精神障害者の「仕事がある人生」のサポート』 赤畑 淳
亀岡智美,飛鳥井望編著『子どものトラウマとPTSDの治療―エビデンスとさまざまな現場における実践』 岩井圭司
クラウディア・ブラック著『あなたの苦しみを誰も知らない―トラウマと依存症からのリカバリーガイド』 松本俊彦

[患者から学ぶ]わがたつ杣から見てきたもの 小林一成
[Review of Books Abroad]
Paul Stallard : A Clinician’s Guide to CBT for Children to Young Adults 松丸未来

[学会の印象]
日本集団精神療法学会第38回学術大会 荒木章太郎
日本離婚・再婚家族と子ども研究学会2020年度第1回研修会 大瀧玲子

[かたるしす]
[てらぺいあ]ASDにおける「無時間的融合」 大饗広之
3,080円
はじめに/新型コロナ禍が示唆したアサーティブな選択 平木 典子

■Ⅰ アサーションを始める前に:理論的基礎
アサーション・トレーニングの考え方とその広がり――表現法からコラボレーションへ 平木 典子
コミュニケーションスキルとしてのアサーション 沢崎達夫
認知行動療法とアサーション 中島 俊・堀越 勝
感情焦点化療法におけるアサーションの意味 岩壁 茂
セルフ・アサーション・トレーニングの基礎と展開 菅沼憲治
ナラティヴ・セラピーとアサーション・トレーニング 国重浩一
機能的アサーションという視点――「カタチ」なきアサーション 三田村 仰
アサーションの基盤――大人との関係の中で育つ不快感情を抱える力 大河原美以
意味を生成するコミュニケーションとしてのアサーション 神戸康弘
アサーションと社会構成主義 藤田博康
■Ⅱ アサーションを身につける(教育・訓練):さまざまな領域でアサーションを活かす
教師のためのアサーション――教師がアサーションと出会うとき 沢崎俊之
学校現場でのアサーション――小学校の実践から 鈴木教夫
大学生のためのアサーション 柴橋祐子
看護師のためのアサーション――多職種協働や意思決定支援の観点から 簗場久美子
ジェンダー・ハラスメントとアサーション 森川早苗
アサーションからみた介護者支援 原 祐子・深津 亮
クライエントのパーソナリティにアサーションを適応する――内的アサーション概念をふまえた試論 原田誠一
カップル・セラピーにおけるアサーション――カップルの対話を促進し,アサーティブな関係を構築する支援 野末武義
地域医療におけるアサーション支援 飯田俊穂
■Ⅲ アサーションの臨床的応用:ケーススタディ
ストレスマネジメントとアサーション――私が提供している支援法-CBT-の臨床経験の中から 中野有美
アサーティブなアンガーマネジメント 園田雅代
ひきこもりの若者のための段階的精神療法としてのアサーション・トレーニングの活用――自室から社会へとつなぐ集団精神療法の試み 米倉けいこ
コンパッションとアサーション――臨床的応用:ケーススタディ 樫村正美
アサーションと自己への気づき――ゲシュタルト療法の視点から 細越寛樹
トラウマを受けた子どもへのアサーション支援 齋藤真樹子・細金奈奈
学校で学ぶ――発達障害児のアサーションスキル 田中和代
セルフヘルプ・グループにおけるアサーション 高松 里
スクールカウンセリングとアサーション 境 泉洋
非行少年へのアサーション支援 辻村德治
家族のためのアサーション・カウンセリング 加藤由美子

Ⅳ エッセイ
カウンセラーへのアサーション支援 下山晴彦
アサーションと行為的実践――アサーションと森田療法の比較 北西憲二
緊急支援におけるアサーション――話すこと・聴くことの大切さと難しさ 小澤康司
慢性疼痛とアサーション――被養育体験の重要性と治療介入のエッセンス 細井昌子
個と組織の新しい関係開発とアサーション 八巻甲一
HSPとアサーション―援助者は何を気をつけ,またどのように援助できるのか 久保言史

Ⅴ 座談会 平木典子/沢崎達夫/岩宮 恵子
2,200円
[巻頭言]精神療法はコロナパンデミックにどう立ち向かい,何を学んだか 大谷 彰

[特集」複雑性PTSDを知る――総論,実態,各種病態との関連
複雑性PTSDを論じる意義について 金 吉晴
複雑性PTSDにおける診断の歴史と意義――児童期の逆境体験ACEsの問題も含めて 大江美佐里
子ども虐待・DVと複雑性PTSD 信田さよ子
ネット「いじめ」がもたらす傷――現代の思春期の問題から考える 岩宮恵子
ハラスメントと複雑性PTSD――その概念と事例の評価に関して 小西聖子
差別と複雑性PTSD 香山リカ
複雑性PTSDの神経生物学 複雑性PTSDと脳科学 堀 弘明

[エッセイ]
複雑性PTSDの診断とスクリーニング尺度 丹羽まどか・金 吉晴
アディクションと複雑性PTSD 松本俊彦
パーソナリティ障害とCPTSDについて考える 岡野憲一郎
統合失調症と複雑性PTSD 原田誠一
発達障害と複雑性PTSD 大塚美菜子・亀岡智美
複雑性PTSDと性別違和 針間克己
受刑者と複雑性PTSD 宮本悦子
複雑性PTSDの精神鑑定――永山則夫の場合 石川義博
文学にみる複雑性PTSD・1―山本周五郎の『赤ひげ診療譚』 高橋正雄

[連載]
実践SST再入門(10回)オンラインで行うSST 舳松克代
個人心理療法再考(10)日本流心理療法再考 上田勝久
動機づけ面接を始める・続ける・広げる(4)家族訓練としての動機づけ面接 岡嶋美代

[書評]
内海 健著『気分障害のハード・コア―「うつ」と「マニー」のゆくえ』兼本浩祐
統合失調症のひろば編集部編『山中康裕の臨床作法(こころの科学増刊)』小栗正幸
マイケル・ラスティン,マーガレット・ラスティン著『リーディング・クライン』長沼佐代子
松木邦裕著『パーソナル 精神分析事典』藤内栄太
中釜洋子著『《中釜洋子選集》家族支援の一歩―システミックアプローチと統合的心理療法』下山晴彦
青木省三,村上伸治,鷲田健二編『大人のトラウマを診るということ―こころの傷に“気づく”ことで精神科臨床は変わる』本田秀夫
岸本寛史著『せん妄の緩和ケア―心理面への配慮』小森康永

[患者から学ぶ]
不妊というメガネをかけてこの世界を見るということ 平山史朗

Review of Books Abroad
Edited By James Peinkofer : Lilacs in the Rain : The Shocking Story of Connecticut’s Shaken-Baby Serial Killer 溝口史剛

[海外文献抄録] 一柳貴博,他
[かたるしす]
[てらぺいあ]子どもの声を聴く 小田切紀子
[追悼]徳田良仁先生のご逝去を悼む 山中 康裕
2,200円
[巻頭言]大学病院精神科に戻って 加藤忠史

[特集]オンライン心理相談の最前線

ICT活用の心のケアの現在――オンライン心理相談の最前線 下山晴彦
サービス・ギャップを越えるオンライン心理支援 シュレンペル レナ
ICT活用の心のケア最前線――世界的動向 北原祐理
オンライン心理相談実践のためのガイドライン 田中恒彦
AIを用いたチャットボットによる心のケア 大野 裕
ICTを用いた子ども虐待対策 髙岡昂太
オンラインによるスーパービジョンのポイント 藤澤大介
うつ病のブレンド認知行動療法 加藤典子

[エッセイ]
ICT心理療法に物申す(そんなものいらない) 山中 康裕
オンライン精神療法の課題と共通感覚論 林 直樹
生活の発見会オンライン学習会 奥村 典彰
オンラインを活用した子どもの支援――オンライングループ療法の体験を中心に 山口 貴史
ひきこもりの青年に対するオンライン支援の可能性 松隈 信一郎
グループカウンセリングをオンライン化した経験から 信田 さよ子
オンラインカウンセリングの限界 伊藤 絵美

[症例研究]
治療者の精神療法的関わりの変化や向精神薬の変更によって、好転に向かった双極Ⅱ型障害の一例――森田療法的視点からの考察 樋之口潤一郎
入院森田療法の協同的環境により身体症状症が改善した一例――青年期の自己愛と自立という側面からの考察 横山貴和子・塩路理恵子・舘野 歩・山市大輔・新村秀人

[短報]
息子と死別後に息子が生きていると訴えた老年期女性の面接経過――夢に現れた息子との対話を試みた一例 宮崎健祐

[連載]
実践SST再入門 第9回 問題解決技能訓練 舳松克代
個人心理療法再考 第9回 マネジメントを主とした心理療法・心理的支援について 上田勝久
動機づけ面接を始める・続ける・広げる 第3回 精神科病院における動機づけ面接の普及 今井淳司

[書評]
田中新正,他編著「催眠心理面接法」 下山 晴彦
下園壮太,他監修「クライシス・カウンセリング(上級編)―戦略的カウンセリングスキルとうつの社会復帰支援」 橋本 和典
滝川一廣,他編「子ども虐待を考えるために知っておくべきこと(こころの科学増刊)」 田中 哲
松隈信一郎著「ポジティブサイコロジー 不登校・ひきこもり支援の新しいカタチ」 沢宮 容子
原井宏明著「認知行動療法実践のコツ―臨床家の治療パフォーマンスをあげるための技術」 中尾 智博
松谷克彦,他編著「こころに寄り添うということ―子どもと家族の成長を支える心理臨床」 平木 典子
岡野憲一郎著「揺らぎと心のデフォルトモード―臨界状況から生まれる創造性」 横井 公一
ルイス・アロン著「こころの出会い―精神分析家としての専門的技能を習得する」 鈴木 智美
青木省三著「思春期の心の臨床[第三版]―日常診療における精神療法」 齊藤 万比古
高木洲一郎著「摂食障害のすべて」 大野 裕 
池見 陽,他著「バンヤンの木の下で――不良外人と心理療法家のストーリー」 山中 康裕

[患者から学ぶ]困ったときの「催眠」頼み 田中新正

[Review of Books Abroad]
Renos Papadopoulos : Involuntary Dislocation : Home, Trauma, Resilience, and Adversity-Activated Development 平尾和之

[海外文献抄録] 山中康裕,他

[かたるしす]

[てらぺいあ]新型コロナウィルス一考 高橋祥友
2,200円
特集:コロナ[COVID-19]禍のメンタルヘルス

巻頭言 行動変容の時 松見淳子

1.COVID-19のもたらしたもの新型コロナ禍、パンデミックの心理学 妙木浩之
コロナと日本人の心――神話的思考をこえて 北山 修・萩本 快

2.緊急事態宣言のなかでの自粛生活
自粛生活における感染恐怖を考える――現代社会・リスク評価・破局をふまえた私見 原田誠一
自粛生活とひきこもり 斎藤 環
コロナ禍での親密的領域における暴力――個的領域の尊重という視点から 宮地尚子・金井 聡

3.緊急事態宣言に対する精神療法家の対応
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が心理臨床業務に与えた影響―緊急事態宣言直後のアンケート調査から 西見奈子・高橋靖恵・上田裕也・西岡小春・浦田晃正・星野修一
海外のロックダウン・隔離とサイコセラピー 木村宏之
遠隔心理学の可能性と限界 杉原保史オンライン面接の技術 堀川聡司

エッセイ
単科精神科病院における感染症対策と組織集団 武田龍太郎
淡々と続けていくこと 池田政俊
職員のメンタルヘルス――重役割を一時的に担う意味 秋山恵子
オンライン化による開業心理相談機関のサバイバル 信田さよ子
コロナ禍における学生相談室の対応――遠隔相談で行う学生支援について 飯島みどり
ソポクレスの『オイディプス王』――文学からみた感染症 高橋正雄
精神療法家のメンタルヘルス――オンライングループの試み 富樫公一
中世の災厄と無常観 本郷恵子
コロナと「地域リエゾン」 保坂 隆
オンラインでのグループ(ミーティング) 高林健示
認知行動療法の立場から 大野 裕
コロナウィルス・パンデミックによる不安・うつと森田療法―人と自然の関係を考える 北西憲二
母子関係へのCOVID19禍の影響 山下 洋

連載
実践SST再入門(8)SST再学習 Vol.6 舳松克代
個人心理療法再考(8)支持的心理療法について 上田勝久
動機づけ面接を始める・続ける・広げる(2)動機づけ面接を学び教える――MIを習得するプロセスとMIを教えること 北田雅子

[書評]
宮地尚子著「トラウマに触れる―心的外傷の身体論的転回」 山中康裕
鈴木大介,他著「不自由な脳―高次脳機能障害当事者に必要な支援」 福山和女
小俣和一郎著「精神医学の近現代史―歴史の潮流を読み解く」 岩井一正
C・G・ユング著「ETH レクチャー第1巻 1933-1934 近代心理学の歴史」 老松克博
藤山直樹,他編「精神療法トレーニングガイド」 中尾智博
神田橋條治,他著「心と身体といのちのこと」 黒木俊秀
大島郁葉,他著「ASD に気づいてケアするCBT―ACAT 実践ガイド」 信吉真璃奈
ジーン・クリステラー,他著「マインドフル・イーティング―過食から自由になる心理学」鈴木(堀田)眞理
岸本寛史著「がんと心理療法のこころみ―夢・語り・絵を通して」… …………… l 原田誠一 263
〈映画評〉三度目の殺人 山中康裕

[患者から学ぶ]依存への怖れと憧れ 北中淳子

[Review of Books Abroad]
Edited By Alan Cooklin & Gill Gorell Barnes : Building Children’s Resilience in the Face of Parental
Mental Illness : Conversations with children, parents and professionals 森田展彰

[海外文献抄録] 原田康平,他

[かたるしす]

[てらぺいあ]失われた「弱いつながり」を求めて 池田暁史
2,200円
特集にあたって 柴山雅俊
現代の解離症理解 野間俊一
憑依・変身・模倣――「身体技法」(Mauss)としての解離 江口重幸
現代社会におけるジェンダーと解離 宮地尚子・木村美緒
解離症と精神病様症状 柴山雅俊
自閉スペクトラム症における「人格の多元化」 大饗広之
クリプキの可能世界と解離症の精神療法――境界性パーソナリティ症との比較から 林 直樹
解離性障害の精神分析的治療論 岡野憲一郎
精神分析における広さと深さ――解離モデルからの示唆 吾妻 壮
マインドフルネスと解離症の治療 大谷 彰
解離と複雑性PTSD――トラウマ周辺解離を「急速スイッチ群」と「亜急性移行群」に二分する試論 原田誠一
エッセイ
村上春樹・ドストエフスキーと解離性デーモン 森山 公夫
南島(沖縄)における解離性障害 屋宜 盛秀
東日本大震災・原発事故と解離 堀 有伸
現代の解離 二木 文明
子どもの解離症 岩垂 喜貴

巻頭言 精神科医としての私の40年 岸本年史
新連載 動機づけ面接を始める・続ける・広げる(1)動機づけ面接とは 原井宏明
連載
実践SST再入門(7)SST再学習 Vol.5 舳松克代
個人心理療法再考(7)探索的心理療法について 上田勝久

短報 緘黙状態に対して合理的配慮を実施した大学生の支援経験 山﨑 勇・金井美保子・高橋徹・榛葉清香・山岡俊英・野村華子・大葉美奈・下平憲子・森光晃子・今野雅隆
2,200円
特集にあたって 齊藤万比古
学校メンタルヘルスをめぐる諸課題 諸富祥彦
いじめについて 田中 究
不登校 野邑健二
発達障害(神経発達症) 根來秀樹
ゲーム・スマホ依存 松﨑尊信・樋口 進
摂食障害 西園マーハ文
生徒のメンタルヘルスにおけるスクールカウンセラーの役割――集団力動の視点から考える教員との連携 清水右子
大学生のメンタルヘルス 水田一郎
教師のメンタルヘルス支援について 松浦宏明・溝口るり子

エッセイ
大災害後の児童・生徒のメンタルヘルス 牛島洋景
学校メンタルヘルスの課題としての児童虐待――スクール・ソーシャルワーカーの観点から 岩永 靖
長期欠席(不登校)からみる学校 保坂 亨
学校メンタルヘルスに活かせる認知行動療法の可能性 桐木玉美
教師のバーンアウトをいかに防ぐか 小堀彩子
新型コロナウィルス感染症脅威下の学校メンタルヘルス 山崎二三恵
2,200円
特集 児童相談所よ がんばれ――その進化論――

特集にあたって――現場での飽和状態と取り組む 福山和女
児童相談所改革をがんばる 藤林武史
社会的養護施設と児童相談所との連携強化――母子生活支援施設の機能の活用と予防的地域ケアの構築に向けて 横井義広
児童相談所70年の歴史から学ぶ 加藤俊二
「あいまいな喪失」の理解を!――社会的養護と「あいまいな喪失」 早樫一男
児童相談所現場におけるケース対応の「地図」 衣斐哲臣
児童相談所のこれから 川﨑二三彦
児童相談所児童福祉司の専門性を考察する 才村 純
児童相談所と児童養護施設との協働――子どもと家族の再統合のために 加藤 純
児童相談所の進化論――児童と家族へのソーシャルワーク援助 福山和女

エッセイ
児童相談所のジョイニング――怒りの扱いを中心に 岡田隆介
補い合う支援の始まり 森田規子
一貫して「安心・安全のアセスメント」とそれに基づく支援を――一時保護所や児童養護施設等でも安心・安全を 田嶌誠一
ささやかなバックアップの試み 平岡篤武
児童養護施設と児童相談所 髙橋直之
大きな変革を超えてのソーシャルワーク 津崎哲郎
子どもたちの命を守り,育ちを支える児童相談所 坂井隆之
2,200円
[巻頭言]
精神療法のインフォームド・コンセント(説明責任) 野村俊明

[特集:脳科学と精神療法]
特集にあたって 加藤忠史
認知行動療法の脳科学的基盤 横山仁史・岡本泰昌
認知機能リハビリテーションによる脳機能・形態変化 盛本 翼・岸本年史
精神療法と脳科学の共発展 川島一朔・熊野宏昭
精神疾患のニューロフィードバックと精神療法の協調 茂木智和
大うつ病・PTSDの実時間機能的MRIによるニューロフィードバック療法 三崎将也
精神療法の基盤となる脳科学的知見――感情調節の観点から 伊里綾子・西村春輝・山田真希子
自閉スペクトラム症者へのヒューマノイドロボットを用いた心理社会的介入の潜在性 熊﨑博一
脳科学による感性の可視化と産業応用――感性イノベーション拠点の取り組み 笹岡貴史
ロールシャッハのfMRI 浅利知輝

[エッセイ ]
脳と心のあいだを揺らぐこと 岡野憲一郎
メンタライゼーションと脳科学 池田暁史
応用脳科学研究が拓く未来―脳科学の基礎研究とその産業応用の重要性 萩原一平
アンジェロ・モッソ――魂の重さを測った研究者 宮内 哲
脳科学への素朴な期待と疑問 山中康裕
脳科学と精神療法を対等に活かす 岸本寛史
脳科学と家族療法 中村伸一

[症例研究]
児童虐待による「隔絶感」の克服に貢献する思春期女子グループの意義 那須里絵・岡本美穂・西村 馨

[シリーズ/ケースの見方・考え方 45-1]
“指”を気にする強迫症女性症例の入院治療 中尾智博・豊見山泰史・権藤知子

[連載]
プラグマティック精神療法のすすめ 最終回 精神療法ってなんだろう? 和田秀樹
実践SST 再入門 第4回 SST 再学習 Vol.2 舳松克代
個人心理療法再考 第4回 初回面接について(2) 上田勝久

[書評]
G.O. ギャバード著「精神力動的精神医学 第5版―その臨床実践」 津川律子
江口重幸著「病いは物語である―文化精神医学という問い」 北中淳子
ジョン・ハーシュフィールド,他著「こだわり思考とうまく付き合うためのワークブック―マインドフルネス認知行動療法で強迫観念と強迫行為を克服する」 小堀 修
大橋良枝著「愛着障害児とのつきあい方―特別支援学校教員チームとの実践」 西村 馨
リサ・M・ナジャヴィッツ著「トラウマとアディクションからの回復―ベストな自分を見つけるための方法」 信田さよ子
溝口史剛監修「ぎゃくたいってなあに?」 小平かやの
門本 泉著「加害者臨床を学ぶ―司法・犯罪心理学現場の実践ノート」 林 直樹
稲沼邦夫著「こどもの摂食障害―エビデンスにもとづくアプローチ」 山登敬之

〈映画評〉飢餓海峡 山中康裕

[患者から学ぶ]〈コモンセンス〉を忘れるな! 大谷 彰

[Review of Books Abroad]
Barbara Jo Brothers :Well-Being Writ Large : The Essential Work of Virginia Satir:牧野有可里

[海外文献抄録] 李智慧,他

[学会の印象]
日本催眠医学心理学会第65回大会 水谷みゆき

[かたるしす]

[てらぺいあ]コロナ来りて山河あり 近藤伸介
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