a+U(エーアンドユー) 発売日・バックナンバー

目次:
本号では、構造技術者フェリックス・キャンデラ(1910〜1997年)による「シェル構造」の功績に焦点を当てます。ゲストエディターのフアン・イグナシオ・デル・クエト教授の監修のもと、24のプロジェクトを通して、スペイン・メキシコ・アメリカと渡り歩いた彼の足跡をたどります。
鉄筋コンクリートを驚くほど軽快で表現豊かな素材へと進化させ、近代建築に革新をもたらした彼の生涯と、幾何学的な探究の歴史を紹介します。

全205件中 1 〜 15 件を表示
2,852円
特集:建築家の自邸ー20世紀と現代の実験的な試み

内容:本号では、建築家たちの自邸を特集する。建築家は自邸の設計において、どのようなことを考え、何を実現しようと試みたのか。そして今、自邸に何を求めているのか。現代の建築家17組に質問を投げかけ、その回答とともにそれぞれのプロジェクトを掲載している。
巻頭には、ケン・タダシ・オオシマ氏のエッセイのほか、20世紀を代表する建築家たちの自邸も紹介する。オオシマ氏は、自邸とは設計者が思い描く空間を実現するための実験場であると述べている。フランク・ロイド・ライトのスタジオを兼ねた自邸、バルクリシュナ・ドーシによるパッシブな環境への試み、そして「実験住宅」という名をもつアルヴァ・アアルトの自邸など、そこには様々な実験的試みがうかがえる。こうしたテーマは、現代においても建築家たちが向き合い続ける課題である。
ある設計者は、自邸を設計する難しさの1つに、クライアントがいないことを挙げている。要求や設計条件、竣工時期など、デザインにたいする制約がないことは、自由であるというよりも、むしろ困難であったと言う。多くの設計者も、多かれ少なかれ同様の自問自答を重ねながら、完成することのない空間に向き合い続けている。オオシマ氏の言葉を借りれば、自邸には、それぞれの時代を投影する建築の課題が現れていると言えるのかもしれない。

エッセイ:
建築家の自邸
時空を超えた実存的実験
ケン・タダシ・オオシマ

ジョン・ポーソン
ホーム・ファーム

ペソ・フォン・エルリッヒスハウゼン
ルナ・ハウス

アンドラ・マティン
AMレジデンス

マヌエル・アイレス・マテウス
エンコスタ・ド・カステロの住宅

ヴィンセント・ヴァン・ダイセン
カーサM

ウェンディ・ルウィン・アンド・グレン・マーカット
ルウィン・マーカット邸

クリストフ・インゲンホーフェン・アーキテクツ 
プライヴェート・ハウス

セルガスカーノ 
シリコン・ハウス

ビャルケ・インゲルス 
ハウス・ボート・ブッケン・ブルーセ

WORKac 
リヴァーハウス

アンサンブル・スタジオ 
ヘメロスコピウムの家

ポイント・スプリーム 
ペトラローナ・ハウス

ファラ 
[067] 家とアトリエ
[143] 柱のまわりの家
[150] ビルの下のオアシス

アダモ+ファイデン 
プラザ・マファルダ・ビルディング
33オリエンタル138ビルディング

ブンサーム・プレムタダ 
バック・オヴ・ザ・ハウス

AMAA 
1:1スタディモデル

バロッツィ・ヴェイガ 
プライヴェート・アパートメントG47
プライヴェート・アパートメントP19
2,852円
『a+u』 7月号は近年竣工した12の美術館を特集する。展示室を中心に構成された単なる建物を超え、美術館が再構想されつつある時代における多様な展開を紹介する。新たに建てられたミュージアムの中には、街路へと開くものがある。OMAによるニューヨークのニュー・ミュージアムはその一例だ。SANAA設計の既存棟と隣接し、プログラムにおいて相互補完的であるが、建築的性格においては対照的な2棟は、1つの対として都市環境と直接呼応する。また、建物をもち上げ、地上をパブリックスペースとして開放するプロジェクトもある。ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロンのM+は、香港の埋め立て地に浮かぶ水平プラットフォームとして、設計時に発見された中央の吹抜け空間を核に構成されている。ロサンゼルスでは、ピーター・ズントーとSOMによるデヴィッド・ゲフィン・ギャラリー – ロサンゼルス・カウンティ美術館が、1つのモノリシックな構造体としてウィルシャー・ブルーバードを跨ぎ、分断されたキャンパスを連続した地表面へと統合する。一方で、既存建築の内側でアプローチを展開する建築もある。アトリエ・ジャン・ヌーヴェルによるパリのカルティエ現代美術財団ーパレ・ロワイヤルは、オスマン様式のファサードを保持しつつ、側面ファサードをガラス張りにすることで内部を通りへと開いている。本号に収録されたプロジェクトはいずれも、美術館における役割の大きな転換を示唆している。それは、作品を展示するための建築にとどまらず、人々が集うコモンズへの変容である。

エッセイ:
千年の架け橋--美術館と現代的状況--
ミカエラ・ギーベルハウゼン

エッセイ:
覚え書き-ニュー・ミュージアムについて
アンドリュー・マクネア

OMA/重松象平
ニュー・ミュージアム

エッセイ:
増築ではなく、対としてのデザイン
重松象平

ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロン
カルダー・ガーデンズ
M+

アトリエ・ジャン・ヌーヴェル
カルティエ現代美術財団-パレ・ロワイヤル

MADアーキテクツ
フェニックス・ミュージアム

MVRDV
デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン

BIG
オーデマ ピゲ博物館

ピーター・ズントー+スキッドモア・オウイングス・アンド・メリル(SOM)
デヴィッド・ゲフィン・ギャラリー-ロサンゼルス・
カウンティ美術館

デイヴィット・チッパーフィールド・アーキテクツ
チューリッヒ美術館拡張

オードネル+トゥミ・アーキテクツ
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館イースト・ミュージアム

エストゥディオ・ヘレオス
マルバ・プエルトス

ケレ・アーキテクチュア
エウェ文化・精神センター

追悼
フランク・ゲーリー-ロサンゼルスからビルバオへ
ラファエル・モネオ
2,852円
Prefabrication Matters特集/3つの大陸(南米、アジア、欧州)にわたる建築と建設の未来について、4組の建築家(ELEMENTAL、PAO、Ensamble Studio、SUMMARY)による対話形式で構成されている。
これらの建築家は、プレハブリケーション技術を通じて、建設コストの削減や、もみがらやバイオ炭コンクリートといった持続可能な素材の活用といった社会的な問いへの回答を試みている。
誌面では、アレハンドロ・アラヴェナ(ELEMENTAL)へのインタビュー、アン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサ(Ensamble Studio)へのインタビュー、そして、建築家がいかにして設計と建設の間の溝を埋め、ふたたび「マスター・ビルダー」としての称号を取り戻すことができるかを議論する座談会を収録している。
2,852円
特集:子どものための都市空間

Content
『a+u』5月号は、建築家がいかにして既成の建築環境の中に、子どもから大人までが楽しめる「遊びの空間」を組み込んできたかに光を当てる。都市デザインにおいて「遊び」が優先されることは稀であるが、フォト・エッセイ「ファン・アイクをたどる」は、第二次世界大戦後のアムステルダムでアルド・ファン・アイクが設計した700もの遊び場のうち、現存するのは20に満たないという事実を明らかにしている。ナミ・プレイ・パビリオンのようなプロジェクトは、迅速かつ柔軟な解決策がいかに大規模な住宅プロジェクトの価値を高めることができるかを示す。一方で青い巨人などのプロジェクトは、都市の遺産を活性化させることで、新たな体験を育んでいる。都市環境において、素材の多様性は重要な要素となる。地元の素材を用いて、地域コミュニティの力強い生命力を反映したような包容力のある形態をつくり上げたポッド・フォー・ハピネスや、それとは対照的に3Dプリンティングを用いて有機的な形態を試みたボルダー・パークがその証左である。また、リタ・リー公園のようなプロジェクトは、老朽化が懸念される既存の資産に新たな命を吹き込み、カラー・ピットなどのプロジェクトは都市を修復する営みとなっている。このように遊びの空間は、それを利用する子どもたちだけでなく、その創造に関わる設計者や施工者の想像力をも喚起する存在として立ち現れている。

「ファン・アイクをたどる」
スタジオ・ドマウ

青い巨人
エクスパンドスタジオ

「ロックス・オン・ホイールズ」
マイク・ヒューソン

「学校の模型」
フロリアン・グラフ

エッセイ:
創発的な遊び
サラ・ブルネル

ハーヴァード・ヤード・チャイルドケア・センター 遊びの研究
G2コラボラティヴ

ナミ・プレイ・パヴィリオン
ナミ・ナミ・スタジオ

クリーチャーズ
エルテプル

ポッド・フォー・ハピネス
クラフト・ナラティヴ

ボルダー・パーク
シースイ・デザイン

遊び場のランドスケープ
イダルゴ・ヌニェス・アーキテクツ

水処理施設の遊び場への転換
アン=デオール

カラー・ピット
エティエンヌ・バストルマジ、サンドラ・リチャニ、ナダ・ボルジ

フレスニヨの遊び場
ロサナ・モンティエル+アリン・V・ウォラック

ピラレス
ロサナ・モンティエル・スタジオ

エントレリオス教育公園
コンナチュラル

サン・アントニオ・スクール 1.0
ELEアーキテクツ

ブロックス
カーヴ

パチャカマックの考古学者と子どものための部屋
スイス連邦工科大学チューリッヒ校 (ETH)+教皇庁立ペルー・カトリック大学(PUCP)

エッセイ:
遊び場の形態から見る子ども観、および子ども観から見る遊び場の形態
ヴィンセント·ロマニー

「フェアじゃないよね!」
スタジオ・ドマウ

ブランバーネン・アクティビティ・パーク
アグラフ・アーキテクツ

リタ・リー公園
エコミメシス

チリ独立200周年記念子ども公園
エレメンタル

色彩の公園
EMBTアーキテクツ

2,852円
a+u 2026年4月号
特集:BAST

Content
『a+u』4月号は、フランスのトゥールーズを拠点とするBAST(Bureau Architectures Sans Titre:無題建築事務所)を特集する。ローラン・ディディエ、マチュー・ル・ニ、ルイ・レジェは、リサーチにもとづいたアプローチを追求するため、経営参加型協同組合(SCOP)を組織した。彼らは全般にわたって単一のビジョンを主張するのではなく、敷地固有の条件と構造的理論によって各プロジェクトを構築する。
改修プロジェクトであるメゾン47やエキプマン53を含む控えめなプログラムに取り組みながら、BASTは地元のヴァナキュラーな建物の整合性を保ちつつ、新たな空間を切り拓いている。メゾン37のような新築プロジェクトは、敷地とつながるための新しい手法を提示する。本号では、紹介する18のプロジェクトについて、竣工後の建物だけでなく、人間、敷地、素材の間で絶え間ない調整が行われる建設現場のダイナミズムにも焦点を当てている。(編)

メゾン48
メゾン44
メゾン32
エキプマン69

エッセイ:
建築の実践
アドリアン・コント、アドリアン・ムリー

アパルトマン12
アパルトマン13
エキプマン53
エキプマン56
ロジュマン33
ロジュマン35

座談会:
BASTとギレルモ・フェルナンデス=アバスカル

メゾン37
メゾン38
メゾン39
メゾン43
メゾン45
メゾン47

ワークショップ:
オポチュニテ04/ワークショップ04--教育活動

テルシエール18
テルシエール19
2,852円
Content
エッセイ:
ロンドンの限界
アンドリュー・クランシー

ブリスコ・ローラン+アラント・インダストリーズ
コスタズ・バーバーズ

JAM
油絵の小屋

サッカラ
フォーレン・オーク

エッセイ:使用と誤用と混用
ナナ・ビアマ=オフォス

エントロピック・グループ
アーチボルド

コモンボンド
庭の隠れ家

マテリアル・カルチャーズ
アーティスト・スタジオ

プライスゴア
ロンドン・ブリュット

ディヴィット・リーチ・アーキテクツ
家の中の家

ハヤツ・アーキテクツ
アーティストの家

タケロウ・シマザキ・アーキテクツ、t-sa
ニワ・ハウス

エッセイ:ロンドンの住宅
ローラ・エヴァンス

ヒュー・ストレンジ・アーキテクツ
ストレンジ邸

サンチェス・ベントン・アーキテクツ
ミューズ・ハウス

31/44アーキテクツ
6つの柱

スティーブン・テイラー・アーキテクツ
オールド・ドライブ 

ディヴィク・カーレン
倉庫 

ディヴィット・コーン・アーキテクツ
スマーツ・プレイス 

エッセイ:ロンドンにおける「適応」
ブシュラ・モハメド

アパラタ
アーティストのための家

ベルント・シュムッツ・アーキテクツ、エミリー・グリーヴス
ウエスト・ヒル 

アダム・カーン・アーキテクツ
セントラル・ソマーズ・タウン

NVBLアーキテクツ
空気と石

ヘンリー・ヘイルブラウン・アーキテクツ
ハックニー・ニュー小学校&333キングスランド・ロード

エッセイ:テラス・ハウス端部の住宅、ハックニー、ロンドン、1999~2002
ジョナサン・サージソン

メアリー・ダガン・アーキテクツ
ライオン・グリーン・ロード

ウィザーフォード・ワトソン・マン
アップルビー・ブルー・アルムスハウス
2,852円
Content
『a+u』2月号は、数々の受賞歴を誇るアメリカ人建築家、トーマス・ファイファーを特集する。本号で紹介する住宅10作品と文化施設12作品に見られるように、ファイファーの作品は、風景に深い敬意を払いながらも、確かな存在感を表す。牧歌的な草原に建とうと、都市環境に建とうと、建築が周囲を支配することなく、環境との調和を保っている。こうした建築と風景との文脈に配慮した対話は、形式的表現にとどまらず、環境性能にまで及ぶ。タカニックの住宅における可動式の日除け、ハドソン・ヴァレーの住宅Ⅲで薄いガラス壁を覆う厚いコンクリートの庇、あるいはムーディ・アンフィシアターの多層的なキャノピーに見られるように、ファイファーの建築が湛える静謐で内省的な質は、敷地、気候、光にたいする科学的理解から立ち現れている。(編)

エッセイ:
光の詩学:風景から観照の空間へ
スサナ・ヴェンチュラ

ゲントの住宅
ハドソン・ヴァレーの住宅Ⅲ
ハドソン・ヴァレーの住宅Ⅱ
ハドソン・ヴァレーの住宅Ⅰ
エリザヴィルの住宅
マディソンの住宅
フィッシャーズ・アイランドの住宅
ミッドウエストの住宅
ソルト・ポイントの住宅
タカニックの住宅

エッセイ:
グレンストーンというレンズを通して
トーマス・ファイファー

グレンストーン美術館
ワルシャワ近代美術館
TRワルシャワ劇場 
ギリシャ国立考古学博物館 
ムーディ・アンフィシアター 
コーニング・ガラス美術館 
ノースカロライナ美術館 
美術館・文化センター 
ライス大学ブロクシュタイン・パヴィリオン 
ワグナー・パーク・パヴィリオン 
アメリカ合衆国連邦裁判所 
シネ・コロンビア本社 
2,852円
Content
『a+u』1月号は、2008年にドン・ゴン(董功)によって設立された直向建築(ヴェクター・アーキテクツ)を特集する。北京を拠点とする事務所は、初期のプロジェクトから、建設された作品と敷地との関係性、すなわち海から山へ、そして都市の中心部へと至るまでの関係性を最優先し、各プログラム固有の要求に最善で対処するための手がかりを、自然および人工のランドマークの両方に探求している。海辺の礼拝堂(秦皇島市)に見られるように、大胆なジェスチャーとは無縁ではないが、近年のジンヤン・キャンファー・コート(景徳鎮)のような作品では、視界から退くことで、都市の文脈に自らを編み込み、不可分なものとしている。素材が光をとらえ、光と戯れるための重要な要素であり続ける一方で、ヴェクター・アーキテクツの自然を保存する決意、例えば、18mの木々を荔園外国語小学校(深圳)の核とする決定は、彼らが敷地固有の精神を把握する能力の証左である。(編)

マニフェスト:
敷地を見抜く
ドン・ゴン(董功)

海辺の礼拝堂
海辺の図書館 
海辺のレストランY 

エッセイ:
ドン・ゴンとヴェクター・アーキテクツ 
ヘンリー・プラマー

象山図書館 
山頂劇場 
田野美術館 
並列された中庭の連続体--息壤ホテル 
武陵山眼石温泉
 
エッセイ:
平面図と透視図における生命線:ドン・ゴンの線画、絵画、建築 
デイヴィット・レザバロフ

ジンヤン・キャンファー・コート 
「ありふれた樹木の再生」 
音楽の礼拝堂 
長江美術館
 
エッセイ:
敷地は告げる 
リィウ・ドンヤン(劉東洋)

碧山穀倉アート・センター 
ベンガルボダイジュ庭園コミュニティ・アート・センターと食堂 
荔園外国語小学校 
「鋼草」 
南開大学海氷研究センター 
海口文化・生態記念公園 
上海海洋パヴィリオン 

エッセイ:
ヴェクター・アーキテクツ:交点をデザインする 
ミケーレ・ボニーノ

2,852円
Content
特集:エクスペリエンス トリスタン・シャドニー、ローラン・エスミレール、エリック・ラピエール
『a+u』12月号は、トリスタン・シャドニー、ローラン・エミレール、エリック・ラピエールが率いるパリ拠点の建築事務所、エクスペリエンスの作品を特集する。彼らの建築へのアプローチは、彼ら自身の言葉を借りれば、「驚異を探求する、文化的かつ類型論的な手法」である。この探求は、綿密に製作された模型を精密に撮影するというユニークな手法、そして、驚くほど細密に描かれたオルゴール箱のような「開いた箱」アクソノメトリック図にとらえられている。同事務所が建築形態について行う思索は、きわめて合理的であるがゆえに超現実的な領域へと回帰するというパラドックスを内包しており、それは今号で紹介する19の作品を通して明らかになる。たとえば、コレクターのための住宅では、構築された壁のヒエラルキーが可動式の家具によって揺さぶられ、空間の定義がなされる。対照的に、クリス・マルケル学生寮では、画一的な整合性が排され、プログラム、敷地、空の色、その他適用可能なシステムによって形成された自己生成的な合理性が優先されている。特に住宅は、ユニットの単純な反復ではなく、異質な要素が共存する有機的なシステムとして構想されている。彼らのプロジェクト全体を通じて、音楽というテーマが通奏低音のように流れている。建築家たちはアートと音楽の言語から着想を得て、リズム、変奏、対位法を空間的形式へと翻訳しているのである。
(編)

エッセイ:
未完の行為
アメド・ベルホジャ

《美術館、ショールーム、住宅》
コレクターのための住宅

《アクソノメトリックな廊下》
住宅、保育園、道場

《幾何学的蟻塚》
ベルテロ集合住宅

《反有機的統合》
パレゾ学生寮

《自然光の巨大さ》
国立美術館

《体系の変異体》
クリス・マルケル学生寮

《空飛ぶ絨毯学校》
ヴェルドー校舎

《ランドスケープ・プロペラ》
オフィス・ビルディング

《ロバート・スミッソンのためのアンチモニュメント》
古典音楽と現代音楽のための音楽センター

《思考としての空間》
リスボン建築トリエンナーレ、手段の経済学

《クロノプラン》
ヴォルフ集合住宅

エッセイ:
クロノプラン
トリスタン・シャドニー、ローラン・エスミレール、エリック・ラピエール

《建設された模型》
ル・ポワン・デュ・ジュール・アートセンターと出版社

《現実とは何か。虚構とは何か。》
ミゴー学生寮

《光学装置としての住宅》
ピルミル集合住宅

《集合住宅の規模》
大規模な団地の改修

《一見すると無用なもの》
フォンデイルの都市型物流施設

《類型学的ダイナミズム》
フローラ・テラス・ハウス

《衝突しあう記憶》
ヴィーヴ・ゾー閘門の管理棟

《読書のための筏》
休暇住宅

座談会:
体験から試みへ、そしてふたたび体験へ 160
トリスタン・シャドニー、ローラン・エスミレール、シャロン・ジョンストン、エリック・ラピエール、マーク・リー
2,852円
Content
『a+u』11月号では、2015年に刊行された初のモノグラフ以降、クリスト・アンド・ガンテンバインの作品における継続・断絶・進化の軌跡を探ります。敷地条件やプログラム上の制約を、空間的な意外性を生み出す好機として積極的に捉える彼らの姿勢は、スイス国立博物館の増築など、ミュージアム・タイポロジーへの実験的アプローチにも顕著に表れています。これらの試みは、都市の修復とも言える営みであり、文脈に根ざし、市民に開かれ、公共性を担う建築空間 ──すなわち現代都市における「サード・スペース」の創出へとつながっています。ヴォジラール集合住宅に見られるように、彼らのタイポロジー的手法は単に機能を再現するにとどまらず、現代の住空間が抱える課題に対して繊細かつ的確な応答を示しています。創作の継続において一貫しているのは、同時代の協働者や歴史的建築家、建築概念、そして「時間」との対話を重ねてきた姿勢です。(編)

 
スイス国立博物館増築
バーゼル美術館増築
バルセロナ現代美術館(MACBA)増築

座談会:
時の試練に耐える
エマヌエル・クリスト、クリストフ・ガンテンバイン、シャロン・ジョンストン、マーク・リー

新アーレ橋 
リンツ チョコレートの家
ロシュ・フレキシブル・オフィスビル
UKハウス改修
リスト・カスタマー・センター
ヴィリー・ブラント通りの複合ビル

エッセイ:
類型学的進化
ジャネット・クォ

プラッテルンの複合タワー
ヴォージラール公営住宅
コーポラティヴ・ハウス
ウェストホフ集合住宅
テラスハウス

エッセイ:
ヴォージラール公営住宅
エリック・ラピエール

音楽院
ピロスマニ・スカイ
宗教改革記念パヴィリオン
パリ・インターナショナル・アートフェア
ジョヤ展会場デザイン
「10の模型」
「マハラ──都市と農村の暮らし」
アテネ・シリーズ
2,852円
Content
『a+u』10月号では、高名なポルトガルの建築家、アルヴァロ・シザ・ヴィエイラの近作を特集します。1960年代後半より活動を続けるシザは、今日に至るまで世界各地で建築を手掛け、その一つひとつが土地に根差した共同体の価値を映しだしています。その繊細な感受性は、規模や素材の選択にも表れており、伝統的な工法を想起させるメキシコの「クレイ・パヴィリオン」や、新たに設けたランドスケープ・テラスを建物の主要な機能に彫刻的に統合しつつ、遺構のファサードには余分な手を加えない「マガリャンイス邸の改修」などに見ることができます。本号では、16の近作に加え、建築家で評論家のヌーノ・グランデによる「ポルトに寄す」も掲載。シザが愛するこの都市における、最も影響力のある5つのプロジェクトを取り上げています。(編)

エッセイ:
世界市民アルヴァロ・シザ
ヌーノ・グランデ

レサ・ド・バリオ修道院──改修プロジェクトと開かれた彫刻

アルヴァロ・シザ・ウィング

コリエン・ハウス

セブロ展望台の改修

市立文書館のためのマガリャエス邸改修

西56丁目611番地のタワー

ヴィラ・アデウジーニョ

ミリャナの教会

監視塔

グラマショ財団本部

華茂芸術教育美術館

マノエル・デ・オリヴェイラ映画博物館

カサ・ワビ・クレイ・パヴィリオン

嘉卿園

市立音楽学校

フィルヒョウ6番地のノバルティス・キャンパス
 
エッセイ:
ポルトに寄す 
ヌーノ・グランデ

マヌエル・マガリャエス邸
 
ボウサの低所得者集合住宅 

ポルト大学建築学部 

サン・ベント駅 

モンテ・ダ・ラパ──住宅、宿泊施設、喫茶店


3,410円
Content
『a+u』9月号は、イタリアの構造エンジニアのピエール・ルイジ・ネルヴィ(1891〜1979年)を特集する。20世紀イタリアが生んだ偉大なる構造的建築物のクリエイターの1人として世界的名声を得ているネルヴィのレガシーを、未出版のプロジェクトを含む作品群によって再確認する。
これまで多くの賞賛と尊敬を得ているように、ネルヴィは素材の可能性、構造、技術性、経済性、美的表現、施工性、機能性を追及した大空間を特徴とする作品を生みだし続けた。これらのキーワードは矛盾をも内包しているが、すべてが成立する最適な「妥協点」を見つける才能は彼の天性といえるのではないだろうか。最適な妥協点は往々にしておとなしい帰着点をもたらすが、抜きんでた驚きを与えられる作品を生みだす力こそネルヴィをネルヴィたらしめている。その才能は偶然ではなく、彼が繰り返し行った実験や熟考という努力の賜物でもあることを忘れてはいけない。
生前はその名声をほしいままにしたネルヴィであったが、彼の没後は事務所の突然且つ予想外の閉業も一因となり多くの図面は分割され離散するような状態で保管され、イタリア国内の著名な評論家による批判を受けることでネルヴィについて触れられる機会も減少し、なかば忘れられたような不幸な時期もあった。
ネルヴィは1990年代に「再発見」され、クラウディオ・グレコ教授による画期的なアーカイブ研究、ゲストエディターのフランチェスコ・ロメオ教授による保存活動、そしてピエール・ルイジ・ネルヴィ・プロジェクト財団の活動など、数々の研究者らの尽力で再評価された。本号で紹介する作品のレビューは、そうした再発見活動の要約であり、ネルヴィの仕事の包括的な概観を提供することを目的としている。
そしてネルヴィの作品は、他の近代建築と同様に保存という課題を我々に突きつけている。イレーネ・マッテイーニ氏のエッセイで紹介されている保存と活用の実例は、保存こそが未来へと通じる道であることを示している。また、豊川斎赫教授によるエッセイは丹下健三がネルヴィから受けた影響やネルヴィへの評価を明らかにする。さらにスキッドモア・オウイングス・アンド・メリル(SOM)の著名な構造家ウィリアム・F・ベーカー氏は自身の構造家としての視点からネルヴィの作品および哲学を評する。これらのエッセイによってネルヴィの多くの側面が立体的に浮かび上がるであろう。

福田陽子
ゲストエディター

 
エッセイ:ネルヴィの時を超越した哲学
ウィリアム・F・ベイカー

初期 1913 ~ 1949
ピエール・ルイジ・ネルヴィ 初期 1913 ~ 1948 
クラウディオ・グレコ
 バンキーニ劇場、アウグステオ劇場とケーブルカー駅/ベルタ・スタジアム/
 飛行機格納庫/プレファブ格納庫/農業機械工房
マリアーナの実験倉庫 
ミラノの見本市パヴィリオン 
トリノ博覧会展示館・ホールB 
塩倉庫

1950年代
トリノ博覧会展示館・ホールC 
タバコ俵倉庫 
キアンチャーノの温泉施設 
ガッティ毛織物工場 
トリノ市営交通公社の整備場 
スポーツ・パレス(小体育館) 
ユネスコ本部 
ピレリ・ビル 
フラミニオ・スタジアム 
スポーツ・パレス(大体育館)
 
エッセイ:ネルヴィを保存する 
イレーネ・マッテイーニ

1960年代
サヴォーナ駅旅客ターミナル 
トリノ労働会館 
ダートマス大学レヴェローネ・フィールド・ハウス 
ブルゴ製紙工場 
ジョージ・ワシントン・ブリッジ・バスステーション 
フィアット・ミラフィオーリ工場給水塔 
モッタ・グリル高速道路サービスステーション 
ストック・エクスチェンジ・タワー 
オーストラリア・スクエア・タワー
 
エッセイ:ネルヴィと丹下健三
豊川斎赫

1970年代
聖マリア被昇天大聖堂 
パウロ6世記念ホール 
ノーフォーク・スコープ・アリーナ 
ヴェネツィア貯蓄銀行本店 
在フランス・オーストラリア大使館 
MLCセンター 
コートジボワール大統領葬儀場 
グッド・ホープ・センター 
在ブラジル・イタリア大使館

エッセイ:
ピエール・ルイジ・ネルヴィ──過去と未来の間 
フランチェスコ・ロメオ


2,619円
Content
『a+u』8月号は、12年前に出版されたマウリシオ・ペソとソフィア・フォン・エルリッヒスハウゼンの最初のモノグラフ(a+u 2013年6月号 No.513)の続編である。今回発表された20点の作品は、絵画と建築の融合に向けた彼らの方法論と哲学の進化を示すものである。幾何学の探求を通して建築の表面の限界と戯れるペソ・フォン・エルリッヒスハウゼンは、読者に「アーキテクトニックな(建築的な構成をもつ)像」を、厳格な複製としてではなく、あらゆる可能性を秘めた世界の中で自己を視覚化する方法として考えるよう誘う。そこでは物理的な目と心の目が交わるのだ。したがって、建築は固定されたものではなく、予測不可能なものであり、個人の自己認識と、彼らが占める空間と瞬間とが重なり合うものなのである。二人の絵画は、官能的でありコンセプチュアルでもある建築の知覚に、私たちを入り込ませてくれる。 (編)

エッセイ:
絵を描くこと、建物をつくること、像を描くこと
マウリシオ・ペソとソフィア・フォン・エルリッヒスハウゼン

ブルー(パヴィリオン)
マイン(パヴィリオン)
メリ(ハウス)
ヴァラ(パヴィリオン)
ロバ(ハウス)
ホール(パヴィリオン)
エコー(パヴィリオン) 
イネス(イノヴェーション・センター)
ラエム(ハウス)
レス(パヴィリオン)
ルナ(ハウス)
ラマ(パヴィリオン)
ロサ(パヴィリオン)

エッセイ:
正方形・十字・円
アンジェラ・パンとセン・クアン

レスト(レストラン)
ニエト(パヴィリオン)
ポンド(パヴィリオン)
リマ(ハウス)
ベア(ハウス)
エセル(ハウス)
ミロ(ハウス)

2,852円
Content
『a+u』7月号では、ニューヨークのように巨大なスケールで開発が進む都市において、「歩く」「休む」「働く」「遊ぶ」といった人間の基本的な営みを中心に据えた空間づくりがいかにして可能か、という問いを投げかける。今回取りあげたミッドタウンやロウアー・マンハッタンのプロジェクトは、現在ニューヨークの建築を豊かにしているスケールの異なる様々なタイポロジーの一端を示すものである。スキッドモア・オウイングス・アンド・メリル(SOM)による「モイニハン・トレイン・ホール」は、隣接する歴史的なジェームズ・A・ファーリー・ビルを活用して、ペンシルヴェニア駅を拡張することで、都市の構造を保ちながら交通拠点需要の高まりにこたえる試み。一方、nアーキテクツが手がけた「ガンズヴォート・ペニンシュラ・パーク」のようなコンバージョンは、かつての工業地帯であるウォーターフロントを緑地やスポーツ施設へと再編する、数十年にわたる取り組みの一環と位置付けられる。またコーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)による、住宅不足という課題に対し、建物の素材感を周辺環境と調和させ、ヒューマン・スケールとアーバン・スケールとを統合したプロジェクトを取りあげる。さらに、ウォレル・ヤンやWORKacといった小規模な設計事務所による、大規模開発の只中において繊細な設計介入によって都市の個性を守るアプローチを紹介する。 (編)

エッセイ:
建物の域にとどまらない、
マンハッタン・ウエスト・サイドのまちづくり40年
キース・P・オコナー

スキッドモア・オウイングス・アンド・メリル(SOM)
イースト・エンド・ゲートウェイとロングアイランド鉄道コンコースの改修
モイニハン・トレイン・ホール
マンハッタン・ウエスト
ハイ・ライン──モイニハン・コネクター

リサーチ:
オフィスから住宅への転用のスタディ:1633ブロードウェイ
スキッドモア・オウイングス・アンド・メリル(SOM)

ヘザウィック・スタジオ
ヴェッセル
リトル・アイランド

nアーキテクツ
ガンズヴォート・ペニンシュラ・パーク

スノヘッタ
マディソン・アヴェニュー550番地のガーデン

エッセイ:
前衛建築の伝説と市場原理主義都市の興隆
スティーブン・ザックス

ディラー・スコフィディオ+レンフロ
スパー──ハイ・ライン 
コロンビア・ビジネス・スクール 

ウォレル・ヤン
カナル・プロジェクト・リノベーション 

エッセイ:
イースト・ミッドタウン再生 
アンドリュー・クリアリー

コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)
ワン・ヴァンダービルト 
55ハドソン・ヤード 

エッセイ:
技と創意、コンテクスト、パフォーマンス:
現代のアメリカン・ヴァナキュラーをつくる 
ジェームズ・フォン・クレンペラー

コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)
64ユニヴァーシティ・プレイス 

WORKac
ステルスビル 

ゲンスラー
パールハウス 

2,852円
Content
青木淳のモノグラフである。
青木は、住宅や公共建築、商業建築など、多岐にわたる建築で知られる、日本を代表する建築家である。また、それら実作を通して語られる、批評性に富む言説に喚起される者は数多い。その中で、今号は青木のアートにまつわるプロジェクトのみを取り上げる。
青木の建築は、どんな用途であっても様々な使われ方に対して寛容であり、不確実な関係性に向かって開かれている。それは、均質で一様な風景をつくり出すこととも、個人の強いメッセージを示すこととも一線を画す、人間それぞれがもつ価値観や速度が混在した、矛盾やブレを許容する建築といえる。そしてそのプロセスは、目的地(コンセプト)に向かってまっしぐらに進んでいくものではない。様々な立場や年代、職能をもった協働者と共に、常識や先入観を極力外し、見たことのない世界へ行き着こうという希求によって生み出される。青木は、いちばんそれが現れるのが「Museum」だというのである。日常生活から湧きでてくるものが重なって文化となり、やがて「Museum」ができていく。それは誰にもどこでも開かれている存在なのだという意図も込められている。
今号で取り上げるプロジェクトは、公共の美術館をはじめ、ギャラリーや展示構成、アートワークなど幅広い。それらは、そこにおく作品ごとに、訪れた人ごとに、その日その時間何かが起こるごとに、そのための空間に変容していく。そのどこまでも広がるイメージを包摂する25のプロジェクトを、青木が今号のために書き下ろした論考と解説と共に紹介する。この先の自由を示す建築の可能性を見ていただきたい。 (編)

はじめに
京都市美術館(京都市京セラ美術館)
ヴィクトリア&アルバート美術館増築プロポーザル案 
テロのトポグラフィープロポーザル案 
新福岡県立美術館プロポーザル案 
滋賀県立近代美術館プロポーザル案 
エッセイ 中立点 
TARO NASU 大阪、TARO NASU バンビ 
TARO NASU 
シュウゴアーツ 
「赤と青の線」 
「言語と美術──平出隆と美術家たち」 
岡山ハウス 
ぼよよん土管 
U bis 
「丸山直文 水を蹴る──仙石原──」 
「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」 
「近藤亜樹:我が身をさいて、みた世界は」 
エッセイ 無化への改装 
青森県立美術館 
 「[帝国ホテル二代目本館100周年]フランク・ロイド・ライト
 世界を結ぶ建築」 
「はっぱとはらっぱ」 
エッセイ 動線体、再び 
テンポラリーなリノヴェーションとしての展覧会 
 シン・マサキキネンカン 
 鳥は泳ぎつづける 
 HAPPY TURN 
 雲と息つぎ 
ラビットホール 
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