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文学界 発売日・バックナンバー

全179件中 16 〜 30 件を表示
1,200円
【創作】小林エリカ「風船爆弾フォリーズ」(短期集中連載)
東京に宝塚劇場ができた年、私たちは小学一年生になった。聞こえるのは少女たちの歌声と、戦争の足音----
長嶋有「運ばれる思惟」
絲山秋子「神と提灯行列」
水原涼「誤字のない手紙」

【鼎談】朝吹真理子×犬山紙子×村田沙耶香「童話発、BL経由、文学行き」
毎日LINEでやり取りをする三人が語り合う、思い出の中の本たち

【対談】ノリス・ウォン(映画監督。『私のプリンス・エドワード』)×西森路代「女性の選択を描くこと」

【スピーチ】柄谷行人「バーグルエン賞授賞式での挨拶」


【特集】甦る福田恆存
「私たちが欲しているのは、自己の自由ではない。自己の宿命である」今なお新しいその言葉を読む

〈対談〉中島岳志×浜崎洋介「神なき世界をどう生きるか」
〈読書案内〉中島岳志「文学の使命」/浜崎洋介「信ずるという美徳」
〈批評〉下西風澄「演技する精神へ----個・ネット・場」/片山杜秀「福田恆存・この黙示録的なるもの」/平山周吉「昭和五十四年の福田恆存と、一九七九年の坪内祐三青年」
〈初公開書簡〉福田逸「昭和三十年、ドナルド・キーンとの往復書簡」


【巻頭表現】殿塚友美「あとかた」
【エセー】岡田彩夢「アイドルから、谷崎潤一郎へ。」

【強力連載陣】砂川文次/金原ひとみ/綿矢りさ/宮本輝/奈倉有里/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/津村記久子/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/河野真太郎/住本麻子

【文學界図書室】町田康『口訳 古事記』(阿部公彦)/平野啓一郎『三島由紀夫論』(中条省平)


表紙画=柳智之「福田恆存」
1,100円
【創作】乗代雄介「それは誠」(280枚)
地方の高校生・佐田は修学旅行で訪れた東京で同級生たちとある冒険をする。かけがえのない生の輝きをとらえる、著者の集大成!

九段理江「しをかくうま」(270枚)
乗れ。声はどこからともなく聞こえた。乗れ。過去、現在、未来へ、馬と人類の歴史を語り直す壮大な叙事詩!

衿さやか「泡のような きみはともだち」(2023年上半期同人雑誌優秀作)


【鼎談】多和田葉子×関口裕昭×松永美穂「文学と文学研究の境界を越える————『パウル・ツェランと中国の天使』をめぐって」

【批評 村上春樹『街とその不確かな壁』を読む】上田岳弘「継承とリライト」

【特別寄稿】筒井康隆「老耄よりの忠告」

【巻頭表現】山崎聡子「葬列」

【エセー】中山弘明「「島崎藤村の世紀」展と雑誌「文學界」——「エディター」藤村の誕生——」/菅原百合絵「欲望と幻滅」
【コラムAuthor’s Eyes】永田紅「あの二センチが」/金川晋吾「スカートを買ってからの話」

【追悼 富岡多惠子】安藤礼二「四天王寺聖霊会の思い出」
【追悼 坂本龍一】佐々木敦「甘い復讐————坂本龍一を(個人的に)追悼する」

【強力連載陣】松浦寿輝/砂川文次/円城塔/金原ひとみ/宮本輝/西村紗知/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/犬山紙子/柴田聡子/河野真太郎/住本麻子

【文學界図書室】宮本輝『よき時を思う』(東直子)/村上龍『ユーチューバー』(吉田大助)/古川真人『ギフトライフ』(児玉美月)


表紙画=柳智之「J.D.サリンジャー」
1,300円
第128回 文學界新人賞決定発表 受賞作全文掲載
市川沙央(いちかわ・さおう)「ハンチバック」
私の身体は生きるために壊れてきた――強烈な生命力とユーモアが選考会に衝撃を与えた、ある女性の闘いの記録!

【選評】阿部和重・金原ひとみ・青山七恵・中村文則・村田沙耶香

【創作】山田詠美「肌馬の系譜」

【特集】12人の“幻想”短篇競作
山尾悠子「メランコリア」
諏訪哲史「昏色(くれいろ)の都」
沼田真佑「茶会」
石沢麻依「マルギット・Kの鏡像」
谷崎由依「天の岩戸ごっこ」
高原英理「ラサンドーハ手稿」
川野芽生「奇病庭園(抄)」
マーサ・ナカムラ「串」
坂崎かおる「母の散歩」
大木芙沙子「うなぎ」
大濱普美子「開花」
吉村萬壱「ニトロシンドローム」

【鼎談】
いとうせいこう×奥泉光×渡邊英理「「(再)開発文学」としての中上健次」
ダルンデンヌ兄弟×小野正嗣「現代の奴隷制を告発する」

【対談】王谷晶×西森路代「新しいセクシーさをめぐって」
【エッセイ】吉川一義「プルースト没後百年のパリ」

【追悼 大江健三郎】
蓮實重彦「ある寒い季節に、あなたは戸外で遥か遠くの何かをじっと見すえておられた」
多和田葉子「個人的な思い出」
町田康「狂熱と鬱屈」
中村文則「再読する(リリード)、ということ」
〈対談〉島田雅彦×朝吹真理子「理性と凶暴さと」
松浦寿輝「誠実と猛烈」
安藤礼二「大江さんからの最後の手紙」
阿部和重「Across The Universe――大江健三郎追悼」
長嶋有「もう、大江さん!」
星野智幸「「大江健三郎という権威」を批判する大江さん」
横尾忠則「散歩中の会話」

【巻頭表現】大塚凱「裸眼」
【エセー】山﨑修平「SPとNMS」/鴻池留衣「シン・仮面ライダーのエロさ」

【強力連載陣】砂川文次/金原ひとみ/綿矢りさ/宮本輝/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/津村記久子/高橋弘希/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/河野真太郎/住本麻子

【文學界図書室】遠野遥『浮遊』(渡辺祐真)/中森明夫『TRY48』(宮崎智之)/千葉一幹『失格でもいいじゃないの――太宰治の罪と愛』(青木耕平)/木村衣有子『BOOKSのんべえ』(花田菜々子)

表紙画=柳智之「河野多惠子」
1,100円
【創作】
松浦寿輝「谷中」(新連載)
長いパリ暮らしを経て、台東区谷中に住むことになった画家の香坂。入り組んだ路地で彼は何と出会うのか

上田岳弘「K+ICO」
SNSで収益を上げるICOは、かつて自分を救ってくれたウーバー配達員Kを探していた。二人は再会できるのか。ついに連作完結

小佐野彈「サブロク」
巨大な雪壁に向かって突き進む彼は、誰よりもかっこよかったーー著者の新境地”フリースキー”小説

磯﨑憲一郎「日本蒙昧前史 第二部」
美男子のテレビ俳優は、付き合っていた舞台女優から映画女優を紹介され、交際することに。縦横無尽に描かれる魅惑と迷妄の昭和史


【特集】作家とギター
「6本の狂ったハガネの振動」はなぜ私たちの心を震わせるのか。作家6人が楽器との関係を語り、小説家と音楽家がギターをめぐるエッセイを綴る

〈インタビュー〉平野啓一郎「「上手い」のはスゴイこと」/岸政彦「ギターは個人に寄り添ってくれる、どこか寂しいもの」/高橋弘希「音楽は趣味ではできない」/佐藤友哉「恥ずかしいからこそ、やれること」/北村匡平「演奏と執筆は繋がっている」/磯﨑憲一郎「ウィルスが甦ったデトロイトの夜」
〈エッセイ〉海猫沢めろん「ギター・バンド・小説」/高田漣「アンドロイドはみ空の夢を見た〜32/42/52/62/72/82」


【批評】
安藤礼二「哲学の始源――ジル・ドゥルーズ論(前編)」
柳楽馨「“your true colors shining through”――川上未映子『黄色い家』を読む」

【鼎談】下西風澄×山本貴光×吉川浩満「心はどこから来て、どこへ行くのか」

【リレーエッセイ「私の身体を生きる」】山下紘加「肉体の尊厳」

第128回文學界新人賞中間発表

第53回九州芸術祭文学賞発表【発表と選評】五木寛之・村田喜代子・小野正嗣

【文學界図書室】松浦寿輝『香港陥落』(池田雄一)/グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』(いしいしんじ)

【強力連載陣】砂川文次/円城塔/金原ひとみ/綿矢りさ/西村紗知/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/高橋弘希/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/河野真太郎/住本麻子


表紙画=柳智之「深沢七郎」
1,100円
【創作】山下紘加「掌中」
欲しいわけではなかった――主婦の幸子は、ふとした切っ掛けから万引きを繰り返すようになる。著者の新境地!

長嶋有「そこにある場所」
絲山秋子「赤い髪の男」
二瓶哲也「それだけの理由で」

【対談】國分功一郎×ブレイディみかこ「〈沈みゆく世界〉から立ち上がる」
ミン・ジヒョン×西森路代「悲恋愛を選ばないフェミニストのために」

【インタビュー】山田詠美「替えのきく言葉は使わない――小説作法を語る」(聞き手・小林久美子)

【新芥川賞作家】〈特別エッセイ〉井戸川射子「等しく私から遠い場所」
〈作品論〉宮崎智之「川下に流れゆく〈いま〉をキャッチする――『この世の喜びよ』論」
〈特別エッセイ〉佐藤厚志「先輩作家の背中」
〈作品論〉鴻巣友季子「傷の延長としてある「災厄」――『荒地の家族』論」

【特集】滝口悠生の日常
生活の愛おしさを描き続ける作家と一緒に歩いたり、しゃべったり。キーワードは「散歩」「窓目くん」「日記」
〈散歩〉「風景の一部になってみる――ルポ 秋津散歩」(取材・文 辻本力)
〈雑談〉「昼下がりに友人と」滝口悠生×窓目均/滝口悠生×植本一子×金川晋吾

【西村賢太一周忌】古谷経衡「『蝙蝠か燕か』論――西村賢太の「現代編」」

【巻頭表現】初谷むい「心底おもいます」
【エセー】グレゴリー・ケズナジャット「空気に浮遊する危険なもの」/矢野利裕「ブックオフにとって文学とは何か」

【強力連載陣】砂川文次/金原ひとみ/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/津村記久子/高橋弘希/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/河野真太郎/住本麻子

【文學界図書室】多和田葉子(関口裕昭訳)『パウル・ツェランと中国の天使』(木村朗子)/筒井康隆・蓮實重彦『笑犬楼vs.偽伯爵』(藤田直哉)/岡﨑乾二郎『絵画の素――TOPICA PICTUS』(平松洋子)/鴻巣友季子『文学は予言する』(川本直)


表紙画=柳智之「テネシー・ウィリアムズ」
1,100円
【創作】高瀬隼子「うるさいこの音の全部」中篇270枚一挙掲載
ペンネームで小説を書きながらゲームセンターで働く長井朝陽。兼業作家であることが職場に広まりはじめ、小説と現実の境界が溶解する。「おいしいごはんが食べられますように」の先を示すサスペンスフルな傑作!

町田康「踊り警察」
吉村萬壱「クニアクニアした空」
小谷野敦「幻肢痛」

【対談】島本理生×鈴木涼美「欲望が凪いだ後」
同い年の二人が語る小説の文体、テーマ、恋愛。物欲からの解放を経て、向かう先は?

【新連載批評】西村紗知「成熟と◯◯」
いま、新しい世代は江藤淳をどのように読みうるのか? 現代の「成熟」論が始まる!

【批評】長谷部浩「十三代目市川團十郎白猿序説」

【特集】『力と交換様式』を読む
4つの交換様式においてはたらく霊的な「力」とは何か? 話題の柄谷行人氏の新著を5人の評者が読み解く

大澤真幸「柄谷行人はすべてを語った」/東畑開人「転移D――友・親・店・鬱」/渡邊英理「希望の現実化のために」/佐藤優「「不可能の可能性」の追究」/鹿島茂「霊の力はどこから来るのか」

【追悼・吉田喜重】蓮實重彦「喜重さんは「驚かせる」ことが得意な方だった」

【巻頭表現】小野絵里華「居酒屋バイト少女」

【コラム Author’s Eyes】山村浩二「苦悩と情動の記録、映画史に逆行して」/加藤木礼「そのさきで待つひとへ」/片瀬チヲル「無防備な傘」

【文學界図書室】山田詠美『私のことだま漂流記』(杉本裕孝)/藤野可織『青木きららのちょっとした冒険』(児玉美月)

【強力連載陣】砂川文次/金原ひとみ/円城塔/綿矢りさ/宮本輝/奈倉有里/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/高橋弘希/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/河野真太郎/住本麻子


表紙画=柳智之「アゴタ・クリストフ」
1,100円
【新連載】砂川文次「越境」
北海道にロシアが攻め入った「事案」から10年。物資輸送中の自衛隊が急襲され――。
渾身の戦争小説が始まる!

【創作】山家望「紙の山羊」210枚
行政書士の相川は、謎の人物に教育を施すという奇妙な仕事を依頼される。新鋭の意欲作

【新連載】奈倉有里「ロシア文学の教室」

【対談】佐野亜裕美(テレビプロデューサー。『エルピス-希望、あるいは災い-』など)
×西森路代「生きづらさを抱えている人たちに」

【批評】千木良悠子「橋本治と戦争――『蝶のゆくえ』その他の短編集について」
渡邉大輔「新海誠と『国民の物語』――『すずめの戸締まり』と七〇年代」

【特集】無駄を生きる
日常の中で切り捨てられがちな「無駄」について考えました

〈ルポ〉藤原麻里菜と無駄マシーンを作る 取材・文 鳥澤光
〈アンケート〉わたしが考える「無駄マシーン」
児玉雨子/最果タヒ/高橋弘希/高山羽根子/滝口悠生/長嶋有/藤野可織/村田沙耶香/山形浩生/吉川浩満/吉村萬壱
〈対談〉吉村萬壱×藤原麻里菜「追いかけると、逃げていく『無駄』」
〈ブックガイド〉福永信「無駄という無限の宇宙」
〈エッセイ〉柿内正午「無駄な読書」


【巻頭表現】尾久守侑「X回目の空気旅行」
【エセー】安堂ホセ「好きなセリフ」

【文學界図書室】多和田葉子『太陽諸島』(岩川ありさ)/阿部和重『Ultimate Edition』(柳楽馨)/青山七恵『はぐれんぼう』(東直子)/國分功一郎『スピノザ』(千葉一幹)

【強力連載陣】金原ひとみ/綿矢りさ/宮本輝/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/高橋弘希/津村記久子/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/水上文/河野真太郎


表紙画=柳智之「マーガレット・ナイト」
1,100円

【特集】未来のドキュメンタリー
今、かつてなく熱いドキュメンタリーの映像作家は何を考え、何を未来に託すのか?

〈インタビュー〉大島 新「観る者の景色を変える――私のドキュメンタリー作法」
〈座談会〉小田香×草野なつか×小森はるか「何者でもないものが、そこに立ちあがる」
〈批評〉夏目深雪「ポリフォニーと政治――セルゲイ・ロズニツァの革新性」
〈エッセイ〉瀬尾夏美「置き忘れた声を何度でも訪ねて――映像作品『波のした、土のうえ』再考」

【創作】
上田岳弘「K+k」
夜の東京を駆け巡るウーバー配達員Kは、母から見放された少年kと出会う

島口大樹「光の痕」230枚
再開発の噂飛び交う海沿いの地方都市。高校を退学した章の元に出奔した父が現れ――

奥野紗世子「オーシャンビューの街のやつ」165枚
歌舞伎町のホテルでひとり撮影合宿を行う文子と、若者たちの交流の行き着く果ては

大木芙沙子「ふくらはぎ」(二〇二二年下半期同人雑誌優秀作)

【対談】鳥飼茜×岸政彦「物語を駆動させる風景」

【批評】
島田龍「声の在り処――伊藤整と三人の女たち 左川ちか・伊藤貞子・伊藤マリ子」
酒井信「私たちの見えない『顔』――映画『ある男』論」
安藤礼二「ヘリオガバルスのアガルタ――アントナン・アルトー論」

【巻頭表現】鈴木ちはね「夏」
【エセー】枡野浩一「短歌ブームは僕からはじまった」
【コラムAuthor’s Eyes】甫木元 空「映画はだかのゆめ、覚書」

【文學界図書室】
小川洋子『掌に眠る舞台』(マーサ・ナカムラ)/笠井潔『煉獄の時』(渡邉大輔)/古谷田奈月『フィールダー』(王谷晶)/石沢麻依『月の三相』(川崎祐)/梯久美子『この父ありて』(中島京子)

【強力連載陣】
金原ひとみ/円城塔/宮本輝/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/高橋弘希/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/水上文/河野真太郎


表紙画=柳智之「トム・ウルフ」
1,300円
【総力特集】JAZZ×文学ふたたび
文学界のジャズ・キャッツ、ここに集結! たえず変化と闘争を続ける音楽の魅力に迫る完全保存版

〈ロングインタビュー〉村上春樹さんに、モダン・ジャズ以前のジャズについて聞く(聞き手・村井康司)

〈オーラル・ヒストリー〉岸政彦「沖縄ジャズの生活史――テリー重田と上原昌栄」

〈ロングインタビュー〉大友良英「ぼくはこんなふうに言葉とつきあってきた」(聞き手・松村正人)

〈ジャズ小説〉
上田岳弘「You don’t know what love is.」/宮内悠介「暗流(アンダーカレント)」/山中千尋「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
ジュエル・ゴメス「ドント・エクスプレイン」(岸本佐知子訳) 作者・作品紹介(佐久間由梨)

〈インタビュー〉千葉雅也「即興でピアノを弾く」

〈批評〉佐久間由梨「ジャズとアフリカ系アメリカ人文学」/吉田隆一「野生のアカデミズム――ジャズとSF」

〈レポート〉石田夏穂「嗜まざる客――ジャズ喫茶のランチ食べある記」

〈エッセイ〉「ジャズと私」+極私的3枚
斎藤真理子「音と音の間を探る音楽」/小玉ユキ「これ以上何もいらない」/湯浅学「私のジャズのはじまり」/北村匡平「ジャズの恍惚と救済」/細田成嗣「フリージャズと括られた『その他』に魅せられて」/荘子it「ジャズ=ロック」/原雅明「ホールとベイリーのES-175」/矢作俊彦「オオ!ダイナ、今にして思えば」

〈ディスクガイド〉「いま、聴くべき20枚」柳樂光隆選/〈エッセイ〉柳樂光隆「五線譜から口承へ」


【創作】
鈴木涼美「グレイスレス」
 母が出ていった後も祖母と煉瓦タイルの家に暮らす私は、ポルノ女優の顔に化粧を施す日々を送っている

絲山秋子「キビタキ街道」
 早期退職し、人生のどん詰まりにいた雉倉豪の元に神が訪れる。黒蟹県シリーズ第6弾

【短篇競作】「忘れる」
川上弘美「銀色の鍵」
小山田浩子「蛍光」
立川吉笑「歩馬灯」
斧田小夜「海月生物群集」
マーサ・ナカムラ「とんぼ」
能町みね子「テレビと体表面についての落としどころのない日記」

【追悼 ジャン=リュック・ゴダール】
蓮實重彦「映画作家ゴダールは、その『特権性』を晴れやかに誇示しながらこの世界から姿を消した」

【追悼 宮沢章夫】
松尾スズキ「戯曲ではない。台本があった。手書きなのであった。」

【巻頭表現】青柳菜摘「峰船」

【エセー】倉田翠「日々のささやかな開拓について」/牟田都子「言えなくなった言葉」
【コラムAuthor’s Eyes】花田菜々子「人間になってもらえませんか」

【文學界図書室】
滝口悠生『水平線』(瀬尾夏美)/大森静佳『ヘクタール』(永井玲衣)/北村匡平『椎名林檎論 乱調の音楽』(吉川浩満)

【強力連載陣】
金原ひとみ/綿矢りさ/宮本輝/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/成田悠輔/平民金子/高橋弘希/津村記久子/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/水上文/河野真太郎

表紙画=柳智之「ミルドレッド・ベイリー」
1,100円
【講演】柄谷行人「『力と交換様式』をめぐって」聞き手・國分功一郎/コメンテーター・斎藤幸平

【創作】三木三奈「消火器」
人生が思いもしない方向へ転がってゆくのを感じる――必ずやらかす私は、なぜ消火器を手に取ったのか


【特集】もうひとつの芸術史
芸術や哲学の力を借りて、ありえたかもしれないもうひとつの歴史を見出だし、醒めない悪夢からの出口を探る

〈現代美術〉岡﨑乾二郎「『感覚のエデン』を求めて」(インタビュー)聞き手・山本貴光
〈アメリカ文学〉鴻巣友季子×川本直×青木耕平「アメリカに抗するアメリカ文学」(鼎談)
〈ロシア文学〉工藤順・石井優貴「プラトーノフが書いた『もうひとつの革命』」(インタビュー)
(論考)〈美術〉田中純「芸術史の逆撫で――ハラルド・ゼーマンを継ぐ」
〈写真〉竹内万里子「回復の途上で――傷つける写真、生み出される言葉」
〈映画〉竹峰義和「闘う伝記映画――ウィリアム・ディータレのハリウッド亡命時代」
〈漫画〉三輪健太朗「マンガを鉄道で読む人たち――モダニズムのパロディとしてのキッチュについて」
〈彫刻〉小田原のどか「不在・欠損・病――彫刻、理想化された身体をめぐって」


【小特集】『LOVE LIFE』
〈連続対談“恋愛”の今は〉深田晃司監督(ゲスト)×西森路代「感情のプロパガンダにどう向き合うか」
〈批評〉佐々木敦「ヒューマニズムについて――実験劇映画作家としての深田晃司」

【インタビュー】奈倉有里「いま、ロシア文学を読むこと」
【批評】中村香住「『属性』との付き合い方――『N/A』論」
【追悼・中井久夫】斎藤環「予言としての『対話とケア』」

【巻頭表現】山木礼子「怪力」
【エセー】林家彦三「おどけてみせる」/中上紀「没後三十年の熊野大学」

【強力連載陣】金原ひとみ/王谷晶/円城塔/辻田真佐憲/藤原麻里菜/DJ松永/成田悠輔/平民金子/高橋弘希/綿矢りさ/宮本輝/津村記久子/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/水上文/河野真太郎

【文學界図書室】綿矢りさ『嫌いなら呼ぶなよ』(児玉美月)/高橋弘希『音楽が鳴りやんだら』(陣野俊史)/今村夏子『とんこつQ &A』(柴田葵)
1,100円
<特集>声と文学/ジョン・フォード論

【創作】
・山田詠美 家畜人ヤプ子
・金原ひとみ YABUNONAKA(新連載)

【対談】
・町田康×児玉雨子 サウンド・ソング・スピリット
・ドミニク・チェン×TaiTan
  言葉はからだで発酵する

…ほか
1,100円

【特集】入門書の愉しみ
哲学や思想、小説、演劇に挑む読者のために、専門家が選んだ愉楽の入門書ガイド!

〈インタビュー〉千葉雅也「星座を作るように入門書を読む」

〈専門家が薦める入門書 哲学・思想〉
イマヌエル・カント……「自由であれ」という命令(大澤真幸)
G.W.F.ヘーゲル……その哲学の特徴は体系性にあり(大河内泰樹)
カール・マルクス……『資本論』を読む基礎トレ(斎藤幸平)
マルティン・ハイデガー……より深い問いへ(戸谷洋志)
ハンナ・アーレント……理解への第一歩は人生を知ること(酒井信)
ジャン=ポール・サルトル……変化を恐れなかったひと(永井玲衣)
ジャック・ラカン……知と真理をめぐるラディカルな転覆(松本卓也)
ミシェル・フーコー……別様に考えることに挑んだ思想家(石田英敬)
ジル・ドゥルーズ……「人間」なるパラダイムを越える(小泉義之)
ジャック・デリダ……肉声で語る思考の現場(宮﨑裕助)
ジュディス・バトラー……バトラーのどこか一部に引っかかったあなたのための入門ガイド(清水晶子)

〈小説家が薦める小説・演劇入門書〉
村田沙耶香「書いている状態の人間に向けて」
山下澄人「秘密は何もなかった」
上田岳弘「書く人へ」
海猫沢めろん「書くための本を読む」


【創作】
絲山秋子「なんだかわからん木」
所長・十和島絵衣子の家に得体の知れぬ木が生えてきた。黒蟹県シリーズ最新作

仙田学「赤色少女」
娘同士が同じ保育園に通う二組の家族が、複雑に絡み合う。家族のかたちを問う問題作

坂上秋成「陽炎のほとり」
「僕には神様がいる」。クラスメートから暴力を受けているおれと浜内の奇妙な関係


【ドナルド・キーン生誕100年】
青年キーン来日前の書簡を読む
〈批評〉角地幸男「私説ドナルド・キーン――異邦人の孤独」

【巻頭表現】布施琳太郎「黒より冷たい海のメディア」

【エセー】堀江栞「不安な背中、あたたかな手」/橋本陽介「不惑の年、語学学習の現在地」

【文學界図書室】絲山秋子『まっとうな人生』(久栖博季)/村田沙耶香『信仰』(児玉美月)/宇佐見りん『くるまの娘』(鈴木涼美)/年森瑛『N/A』(郷原佳以)

【強力連載陣】
円城塔/辻田真佐憲/藤原麻里菜/DJ松永/平民金子/成田悠輔/綿矢りさ/高橋弘希/宮本輝/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/水上文/河野真太郎


表紙画=柳智之「岡本かの子」
1,100円
【特集】西村賢太 私小説になった男
未完の長篇『雨滴は続く』を遺し五十四歳で世を去った「最後の私小説書き」西村賢太(1967-2022)を対談、回想、手記、名言集で追悼。あなたはまだ本当の西村賢太を知らない。

〈対談〉田中慎弥×阿部公彦「私小説じゃなきゃダメなんだ」

西村氏をもっともよく知る古書店主のインタビュー、北町貫多の“思い人"が綴る手記による「知られざる西村賢太」
〈回想〉「西村君との三十有余年」荒川義雄(「朝日書林」店主)
〈手記〉「親愛なる西村さんへ」葛山久子

〈名言集〉北町貫多 罵倒アンソロジー 選・エッセイ 木村綾子


【創作】上田岳弘「ICO」
杉本裕孝「グッバイ、メルティ」
藤原無雨「五十六億七千万重奏」

【対談】横尾忠則×平野啓一郎「絵画の時間、小説の時間」
伊藤亜紗×山下澄人「病気の身体が見せる世界」

【連続対談“恋愛"の今は】野木亜紀子(ゲスト)×西森路代「無意識の搾取に慣れないために」

【批評】千葉一幹「人間失格と人間宣言――太宰治と天皇」

【巻頭表現】國松絵梨「reverberations」
【エセー】野村訓市「ラジオの時代」/関田育子「演劇は「恥ずかしい」」/釜井瑛生「遠藤周作と映像」

【文學界図書室】辻原登『隠し女小春』(濱野ちひろ)/蓮實重彦『ショットとは何か』(北村匡平)/大前粟生『きみだからさびしい』(青野暦)/横道誠『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』(柿内正午)/アマンダ・ゴーマン『わたしたちの登る丘』(文月悠光)

【強力連載陣】辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/成田悠輔/綿矢りさ/高橋弘希/宮本輝/津村記久子/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/綾門優季/水上文
1,100円
【創作】
鈴木涼美「ギフテッド」130枚
歓楽街に住む娘の部屋に、「詩を書きたい」とやってきた死にゆく母。『「AV女優」の社会学』著者による渾身の初中編!

磯﨑憲一郎「日本蒙昧前史 第二部」
初来日したパンダの公開を上野動物園の飼育課長が終えた翌年、美男美女の俳優同士が結婚した――

青野暦「夢と灰」(文學界新人賞受賞第一作)
絵未、眞澄、千秋、伊沢。ことばですれ違い、ことばでつながりあう、若者たちの群像劇

中野沙羅「鳥たちは遠くで騒ぐ」(2022年上半期同人雑誌優秀作)


【対談】千葉雅也×マキタスポーツ「ボケは希望である」

【インタビュー】川上弘美「循環する小説たち」聞き手=木村朗子

【座談会】大澤真幸×川添愛×三宅陽一郎×山本貴光×吉川浩満「私たちはAIを信頼できるか」

【シンポジウム】アーサー・ビナード×関口涼子×多和田葉子×李琴峰「移動するアイデンティティ」


【批評】千木良悠子「小説を語る声は誰のものなのか――橋本治『桃尻娘』論」

【追悼・青山真治】阿部和重「You Can't Always Get What You Want――青山真治追悼」

【巻頭表現】西川火尖「空容器」

【文學界図書室】島田雅彦『パンとサーカス』(川本直)/千葉雅也『現代思想入門』(永江朗)/東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(宮崎智之)

【強力連載陣】円城塔 辻田真佐憲 藤原麻里菜 平民金子 綿矢りさ 高橋弘希 宮本輝 松浦寿輝 犬山紙子 柴田聡子 綾門優季 水上文
1,265円
第127回 文學界新人賞発表
〈受賞作〉年森瑛(としもりあきら)「N/A(エヌ・エー)」
高校生のまどかは、「かけがえのない他人」に憧れていたのだが――6人の選考委員が満場一致で推した大型新人誕生!
〈選評〉青山七恵・東浩紀・金原ひとみ・長嶋有・中村文則・村田沙耶香

【創作】
絲山秋子「神とお弁当」
黒蟹県に住む神にお弁当コンテスト審査員の依頼が舞い込んだ。お弁当の味を知らない神はその秘密を探りはじめる

滝口悠生「レイニーブルー」
恋人シルヴィと新年を祝うため、2017年末、窓目くんはロンドンへと降り立った。この恋の結末は――


【特集】幻想の短歌
わずか31文字の広大な宇宙へ! 現代短歌の最前線がこの一冊でわかる、文學界初・短歌の大型特集

〈座談会〉大森静佳×川野芽生×平岡直子「幻想はあらがう」
〈アンソロジー〉堂園昌彦「八十岐の園 幻想短歌アンソロジー80首」
〈10人による短歌7首連作〉北山あさひ「愛は勝て」
佐クマサトシ「lottery」
柴田葵「スタッキング・デイズ」
絹川柊佳「ズズ ケロロ軍曹みたく切ない」
瀬口真司「はなればなれに」
笹川諒「紫犬」
相田奈緒「繰り返しているように」
青松輝「4」
岐阜亮司「フラグメント」
小原奈実「湿疹」
〈批評〉瀬戸夏子「人がたくさんいるということ」/永井祐「普通になる口語の短歌」/宇都宮敦「聴覚イメージとしての短歌 口語短歌リズム論」
〈エッセイ〉榊原紘「短歌という鋳型 「推し」を歌にする」/くどうれいん「へびの会話」
〈座談会〉生駒大祐×大塚凱×小川楓子×堂園昌彦「短歌の幻想、俳句の幻想」
〈偏愛の一首 14人が選ぶ現代短歌の傑作〉山尾悠子 千葉雅也 井戸川射子 大前粟生 暮田真名 吉澤嘉代子 杉田協士 島口大樹 高島鈴 若松英輔 櫻木みわ 最果タヒ 三浦直之 松浦寿輝


【エッセイ】 ヴァージニア・ウルフ「今日の芸術はなぜ政治を気にかけるのか」新訳と解題・片山亜紀
【批評】安藤礼二「ディオニュソスの奪還」

演劇の力
【戯曲】「Light house」藤田貴大(マームとジプシー)/「5月35日」莊梅岩作 マギー・チャン、石原燃訳(Pカンパニー)

【巻頭表現】我妻俊樹「小鳥が読む文章」
【エセー】谷頭和希「「なんとなくの選択」を書くこと」/坂崎かおる「エーゴ」

【文學界図書室】川上未映子『春のこわいもの』(東直子)/李琴峰『生を祝う』(児玉美月)/李龍徳『石を黙らせて』(望月哲男)/古市憲寿『ヒノマル』(吉田大助)/『二つの波紋』(伊藤比呂美・町田康)を読んで(エッセイ・最果タヒ)

【強力連載陣】辻田真佐憲 藤原麻里菜 平民金子 成田悠輔 綿矢りさ 高橋弘希 宮本輝 津村記久子 松浦寿輝 犬山紙子 柴田聡子 綾門優季 水上文
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  • 出版社:文藝春秋
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月7日
数多くの芥川賞作家を輩出している代表的純文学雑誌
川端康成、小林秀雄などを同人に1933年に創刊され、数多くの作家・評論家を輩出してきた斯界を代表する月刊文芸誌。小説、戯曲、文学・映画・哲学評論と幅広い誌面構成で読者の支持を集めている。戦後から現在にいたるまで一貫した純文学の新進作家発掘にも定評があり、1955年の第一回文學界新人賞受賞の石原慎太郎氏(「太陽の季節」)以来、純文学の登竜門として次々と芥川賞受賞者を世に送り出している。

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