計測技術 発売日・バックナンバー

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2,300円
■特集 汎用SCADAとOPCサーバ
○SCADAは『監視』から『判断支援』へ進化する
/㈱SCADAWORX 播磨孝典
当社はN3uronの国内正規代理店として導入から運用まで支援。N3uronは軽量・エッジネイティブな次世代SCADAとして、マルチOS・高度セキュリティとMCPにより生成AI活用を中核に、将来のスマート工場と社会インフラの知能化を支える基盤を提供する。
○OPC UAで変革する生産現場とその未来
/㈱たけびし 岸本嘉人
OPC UA技術の特長や監視システムでの活用事例を紹介するとともに、設備データに意味を持たせて整理できるOPC UA情報モデルを中心に、AIエージェントやRAGを組み合わせた将来の設備データ活用と、段階的なスマートファクトリー化の可能性を示す。
○汎用SCADAによるOPC UA接続と応用
/㈱ロボティクスウェア 佐伯健二
当社が提供する汎用SCADAパッケージ「FA-Panel」におけるOPC UA関連機能の提供内容について述べるとともに、当該パッケージを用いたシステム構成および応用例、さらにOPC UA運用時における課題について概説する。
■解説
○治水・利水センシングのための振り子式水流発電技術
/岡山大学 比江島慎二
/㈱ハイドロヴィーナス 上田剛慈
水流や気流で振り子を振動させて発電するHydro-VENUSを開発している。電源のないサイトで流れさえあればIoTセンサー類の自立電源となる。流速とともに発電量が増加する性質を活かせば、自身が流速センサーとして機能する。低コストで治水・利水のセンシングネットワークを実現する。
○高性能レーザー計測で捉えたガス中放電発生初期の超高速現象
/埼玉大学 稲田優貴
放電は次世代半導体の製造プロセスや宇宙機の推進機構といった現代科学の最先端で活用されている。本研究では、高時間分解能を有する複数のレーザー計測技術を駆使することで、幅広い領域で研究が進められているストリーマ放電においてそのダイナミクスを支配する電子密度と電界を世界で初めてセットで直接計測することに成功した。
○振動発電による自律型異常診断
/東京理科大学 中嶋宇史
振動エネルギーハーベスタと機械学習を組み合わせた自律型故障診断システムを構築した。エアコンプレッサを監視対象とし、取得したエネルギーで無線送信を行い、センサ信号と無線送信間隔をk近傍法および局所外れ値因子法で解析することで、最大99%の異常診断精度を達成した。
○乾電池で駆動可能な超音波センサの開発
/(地独)東京都立産業技術研究センター 市川英伸
音響整合層を放射面に付加した超音波センサを開発した。音響整合層とは空気と放射面の中間の音響インピーダンス(密度×音速)の樹脂材である。実験とFEMによりセンサ構造の最適化を図り、従来比15倍以上の高効率化を達成できる目途を得た。
○IoT向けマネージド型エッジゲートウエイ
/ネットチャート㈱ 杉山文彦
閉域網内デバイスとクラウド間で双方向データ通信を実現し、通信時のデータ欠損対策と複数デバイスと複数サーバ間のデータ変換に対応するIoTゲートウエイ。
■連載
○ガスセンサを学ぶ 第7回
/千葉大学 椎名達雄
空気とわずかに異なるガスの屈折率による差を光の干渉縞の移動として検知することで精密な測定ができる屈折計をガスセンサとして応用する。その光波干渉型ガスセンサについてその歴史的背景と原理、特徴について解説する。
○マスフロー千夜一夜物語 第119回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
流体を測定する重要なツールである流量計。その中でも「質量流量計」に分類される熱式流量計であるマスフローメータ(MFM)、マスフローコントローラ(MFC)に搭載されている熱式流量センサーに関して、そのオリジンにあたる熱線式風速計から派生したインサーション型、半導体製造装置産業で重用されている巻線型、最新技術のMEMS型のレビューを行う。
○食品のトレーサビリティ 第97回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
米国、イスラエル対イランの戦闘はホルムズ海峡を舞台に世界経済に大きな影響を与えてきた。イランに対して米国は圧倒的軍事力で押し切る事はできずに、結局大幅な譲歩を余儀なくされている。イランの国民性はイラクとは異なっている事を読み切れない誤算だった。米国に対してしたたかに立ち向かうイランを支える食を見てみよう。
■コラム
○第120回 ファミコン出現の事情
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○温度調節計
2,300円
■特集:災害対策に向けた環境計測
○ワンコイン浸水センサの普及促進と今後の展開 
/(一財)河川情報センター 大野智弘 
国土交通省が令和4年度から実施している「ワンコイン浸水センサ実証実験」において用いられているセンサの中から、浸水の検知方式別にいくつかのその仕組みを紹介する。なお、河川情報センターは、国土交通省から委託を受けて同実証実験の実施を支援している。
○マンホールの水位計測にミリ波無線を使用したIoT型水位計測装置
/㈱NJS 山田健二 
従来、下水道管路の水位計測には投げ込み式水位計が主に使用されてきたが、導入時の期間とコストが課題であった。当社はこの度、ミリ波無線を測距に使用したIoT型水位計測装置の実用化に成功した。水位計測に無線技術を採用することで、導入コストを大幅に抑えることが可能となる。
○最新の微気圧計の開発と防災技術
/㈱クローネ 大井拓磨 
自然災害につながる火山噴火・津波・雪崩・地震のような大規模な変動から励起される、人の可聴周波数(約20 Hz~20 kHz)より低い周波数の音波であるインフラサウンド(超低周波音波)を検知可能な、新しい微気圧計を開発したので紹介する。
○AIと物理の融合によるインフラ水防災の高度化
/㈱構造計画研究所 奥野峻也 
気候変動に伴い水災害が激甚化する中、鉄道・ガス・電力等のインフラ施設の防護には、限られた計測データから広範囲のリスクを把握する技術が不可欠となっている。筆者らは、物理法則や数理的構造をAIに組み込むアプローチを軸に、水理学とAIの併用による広域多地点の水位予測と推定、および物理方程式の学習を通じ浸水シミュレーションが可能なAIを開発してきた。本稿では、各技術の原理とインフラ防災への適用事例を紹介するとともに、計測からシミュレーションまでをAIで接続する将来像を展望する。
○AIを用いた画像解析による安全で確実な流量観測
/ハイドロ総合技術研究所 井口真生子 
Hydro-STIVはAI+画像解析により、河川に設置したカメラの映像を用いて、昼夜や豪雨時を含むあらゆる条件下で、24時間365日の自動流量観測を実現した。非接触の計測手法のため、安全性の確保や、ピーク流量を逃さない確実で安定した計測を可能とする。
○災害対策における水位計測の役割
/㈱マツシマメジャテック 重枝季伸 
危機管理型水位計をはじめとする河川の水位計から、ダムや海面潮位など、身近なところで防災・災害対策として活用されている電波式水位計について、実際の活用事例を写真で示しながら紹介する。
■解説
○ドローンを活用したスラッジ貯蔵タンクの点検計画・樹脂
/日立ベルノバニュークリアエナジー㈱ 小川陽輔・熊野陽一・海老名圭徳 
/㈱日立GEプラントコンストラクション 早川英二  
原子力発電所内のタンク点検作業において、ドローンを活用した樹脂・スラッジ貯蔵タンク外面点検手法を提案。目視、板厚測定、3次元マッピングを組み合わせ、被ばく低減と作業負担軽減を実現する。
■連載
○ガスセンサを学ぶ 第6回
/千葉大学 椎名達雄 
紫外線式ガスセンサであるNDUVは赤外線式ガスセンサNDIRと同じ構成をもち、検出アルゴリズムも同様である。オゾンガスや窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)といった工場や車の排ガスによって発生する産業廃棄ガスの持つ紫外線吸収の性質を利用して計測を行う。
○マスフロー千夜一夜物語 第118回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠 
質量流量計に分類される熱式流量計を搭載したマスフローコントローラーとマスフローメーター。本稿では、それらを機能させるのに欠かせない電源、表示器、設定器の役割と、そこから発展するアプリケーションに関して、ユーアイニクス㈱の新製品SP8333シリーズを紹介しながら解説を行う。
■コラム
○第119回 リモートセンシングの発展が地震直前予知に 
/山﨑弘郎 東京大学名誉教授
■製品ガイド
○超音波流量計:製品ガイド

2,300円
■特集:進化する計装制御システムDCS②
○次世代DCSに求められるもの
/アズビル㈱ 久津間康博
DCS50年の節目に、自動化から人と協調する意思決定支援へと進化する次世代DCSの要件を整理。協調オートメーションと人間中心設計により、判断の質と操業の持続性を高める方向性を論じる。
■解説
○熱電対を用いた低温冷媒向け簡易液面計の開発
/中部大学 神田昌枝・山口作太郎
熱電対を用いた液体窒素向けの簡易液面計を紹介する。原理は熱電対の測定端が液体窒素中にあると、温度は液体窒素温度となるが、熱電対・先端部が液面から少しでも上に出ると、急激に指示温度が上昇する現象を利用して、液面位置を特定する方法である。これは液体と気体では金属表面への熱伝達率が大きく異なるためである。この簡易液面計の特長は、安価で熱侵入量が少なく、液面計の位置校正が不要であることなどである。また、この原理を利用した他の冷媒への応用の可能性について紹介する。
○無給電無線計測による中小製造業の省力化案
/泰興物産㈱ 丸田哲郎
中小企業のIoT導入では、設備通信の非統一やセンサ保守の負担が障壁となる。本稿では、外付け無線センサとメンテナンスフリー設計を軸に、精度より傾向を重視した中小企業向けの現実的な設備監視手法を考察する。
■製品と技術
○煙感知器点検ドローンの開発
/㈱ジェイテック 葛西駿・山本光
高所に設置された煙感知器の作動試験における安全性および効率性の課題解決に向け、当社ではドローンを用いた煙感知器点検手法の実用性について検証した。本稿では、その経緯と内容、今後の展望について紹介する。
○高精度3次元計測の現在地
/㈱マプリィ 山口圭司
建設・林業の現場で深刻化する人手不足に対し、背負い式LiDAR「mapry LA03-1」がもたらす変革を解説する。毎木調査や測量における実証実験では、従来比で約20倍の省力化と高精度を実証した。国産ドローンやロボットとも連携する、次世代の3次元計測エコシステムを展望する。
○プラントの状態監視に有効な多点温度計測技術
/三菱重工業㈱ 吉田茂・森真一郎・坂口貴士・宮本大樹・河島弘毅・竹内和広
電力・化学・石油・ガス等のプラント業界では、設備の老朽化や運転員・保守員の不足といった問題に直面し、状態監視に基づく合理的な運転・保守と安定操業の維持が課題となっている。そこで三菱重工業㈱では、プラントの状態監視に役立つ多点温度計測技術を開発した。本技術は耐熱性に優れた光ファイバ温度計を用いており、1本で多点の温度計測が可能である。
○超音波を用いた機械状態監視診断
/UE Systems Inc. 小西悠太
固体伝播超音波を用いた機械状態監視の原理と特徴を述べ、低速回転軸受診断および状態基準潤滑への適用方法と留意点を紹介する。
■連載
○ガスセンサを学ぶ 第5回
/千葉大学 椎名達雄
赤外線式ガスセンサについて、1800年のHerschelによる赤外線の発見からその検出方法を説明し、非分散形、分散型、干渉型、フーリエ変換を利用した方式へと発展した経緯と技術に関して述べる。
○マスフロー千夜一夜物語 第117回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
質量流量計に分類される熱式流量計を搭載したマスフローコントローラーとマスフローメーター。今回はオランダのブロンコスト・ハイテックから発表されたFLEXI-FLOW Compactシリーズの展開に関して解説する。発売から4年、彼らが提唱する“Mass Flow Control Redefined”(マスフローの再定義)はどこまで進化してきたのだろうか?
○食品のトレーサビリティ 第96回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
米国のイランへの軍事行動はチェスで言えば最初の一手でキングを取った形だが、ゲームと違い事態は複雑化している。ホルムズ海峡という世界経済のチョークポイントの攻防は私たちの生活を直撃し、原油のみならず、食料生産にも重大な影響を及ぼす。ホルムズ海峡はエネルギーと食料の交差点なのだ。そして金融システムもグローバルサプライチェーンと不可分な関係で世界を翻弄している。ホルムズ海峡から垣間見る日本の未来を覗いてみよう。
■コラム
○第118回 AI時代に独創性と創造性を育む
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○湿度・露点計・粘度計

2,300円
■特集:ガスセンサの最新動向
○社会インフラの安全を支えるガス検知技術
/新コスモス電機㈱ 松浦陸
作業環境の安全性確保に使用される当社の携帯用ガス検知器「XP-3000Ⅱシリーズ」、化学物質リアルタイムモニタ「XP-3320II-V」の具体的な活用事例を通じて、目的に応じた適切なセンサを選択することの重要性を説明。ガス検知器が、作業環境の安全性向上へ貢献していることを紹介する。
○コンパクトに集約した燃焼排ガス分析計
/ホダカ㈱ 新村賢悟
カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現。ボイラ、コージェネレーション、各種工業炉等の燃焼機器の燃焼調整や燃焼管理。これらに共通する排ガス濃度を分析する燃焼排ガス分析計HT-3500について紹介する。
■特集:進化する計装制御システムDCS①
○時代とニーズの変化を見据えた監視制御システム
/島津システムソリューションズ㈱ 伏見健史
DX、クラウド・生成AI活用の進展により、DCSには運転データを生かした新たな付加価値創出が求められている。本稿では、監視制御システム「METRISシリーズ」について、省人化・設備保全・遠隔監視・生成AIへの取り組みと今後の展望を述べる。
○次世代のプロセス制御技術
/シーメンス㈱ 神尾精
最新のプロセス制御技術について解説する。オブジェクト指向の効率的な開発、完全Webベースの統合開発環境、IT/OT統合、そしてモジュール型生産のMTPについて紹介する。
■解説
○Pt抵抗の温度係数のその場計測
/ローム㈱ 畑野舞子
高温長期駆動時に変動するPt(白金)薄膜の抵抗温度係数(TCR)に対し、比抵抗との相関を用いてその場補正する手法を考案した。本手法により、TCR変動による温度・水素濃度誤差を低減し、熱伝導式ガスセンサの長期安定動作を実現した。
○仮想空間の産業利用
/東京大学 小川紘一
産業データがGAFAデータを追い越す2020年代の中期から、仮想空間の産業利用が世界の隅々に広がる。その代表的事例が、モノやサービス、さらには企業活動の多くをデジタルツインの姿で再現する。
○アンモニアガスの可視化を可能とする有機色素化合物
/東京電機大学 足立直也
アンモニアガスなどのガス状の物質は特有の臭気を発するが、目視により確認することができない。このようなガス状物質を可視化することができれば、工場など様々な場面で安全性を担保できる技術になる。本稿ではアンモニアガスを色の変化で可視化できる有機色素化合物を紹介する。
■製品と技術
○アラームフラッディング対策ソリューション
/ウェリンテック・ジャパン㈱ 李恒
プロセス産業におけるアラームフラッディングを抑制するため、KingSCADAとProcessVueを統合したソリューションを提案する。リアルタイムデータ収集・保存とアラーム自動解析・最適化により、IEC 62682準拠の管理を実現。アラーム件数40〜70%削減、オペレータ負荷軽減が期待される。
■連載
○ガスセンサを学ぶ 第4回
/千葉大学 椎名達雄
電気化学式ガスセンサに関して、1963年の一酸化炭素中毒をめぐる歴史的背景とともに、原理と構造を解説し、日本企業による開発の歴史と応用について事例を紹介する。
○マスフロー千夜一夜物語 第116回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
現在のマスフローマーケットのメインストリームは半導体製造装置での流量制御用途である。半導体製造装置でのガス制御ではMFCの二次側圧力が大気圧以下、真空を対象としている。それと比較すればマーケットサイズは小さいが、二次側が与圧、しかも1MPa以上の領域=高圧になる流体制御アプリケーションは確実に存在する。今回はそういった用途に使用されるMFCで特に知っておく必要があるポイントにスポットを当てて解説する。
○食品のトレーサビリティ 第95回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
2月8日の衆議院総選挙は自民党の歴史的大勝となった。そこに「責任ある積極財政」を掲げる高市首相への賛否は国内外に渡っている。与野党の殆どが食料品に対する消費税減税を掲げ、その財源が問題となっている。新政権が重要と定める戦略的な17の投資分野にも巨大な財源が必要である。本稿の主題でもある食料安全保障は国民の生存に重要課題であり、恒久的な財源が必要である。まずは国の財政問題の基本事項を考察してみたい。
■コラム
○第117回 健康寿命100年に挑戦したい
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○記録計
2,300円
■解説
○第4次産業革命等における スマートマニファクチャリングとその対応に関して
/ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会 水上潔
第4次産業革命・DXなどについて読者に広い視点を提供する。国内外の動向を俯瞰し、この対応を設計問題として捉え将来像を描き、基本的対応策を紹介する。
○超高温固体の熱膨張測定技術の最新動向
/(国研)産業技術総合研究所 折笠勇
2,000K超の超高温固体に対応する熱膨張測定技術について、各国標準研究所で開発されてきた測長手法の発展を概説するとともに、パルス通電シャドウグラフィを基盤としたNMIJの最新技術開発とその性能を紹介する。
○水蒸気の流れを捉えるライダー技術
/(国研)情報通信研究機構 青木誠・大久保洸祐・岩井宏徳
本稿では、NICTがゲリラ豪雨や竜巻などの極端気象の早期予測を実現するために開発を進めている、眼に対する安全性が高い波長2μm帯赤外レーザー光を用いて大気中の水蒸気量と風速を同時に計測可能なMP-DIALについて、その計測原理、装置構成、実証結果を紹介する。
○圧縮センシングを活用した省電力計測
/大阪大学 兼本大輔
本稿では、省電力センサーシステムを実現すべく、送信データ量と回路動作回数を同時に低減する省電力化手法と、信号の再構成手法について解説する。また、提案手法を用いて、大阪・関西万博において行ったバッテリーフリー無線脳波伝送システムについて紹介する。
○昆虫嗅覚を用いた匂い追跡技術:触角搭載ドローンと蚊触角センサの計測応用
/信州大学 照月大悟
本技術は、蚊の卓越した嗅覚を応用したバイオハイブリッド型のヒト臭検出センサである。ヒト特有の匂いを高感度に検出し、視界不良や瓦礫下など画像センサが機能しにくい災害現場での要救助者探索に貢献する。小型化・ロボット搭載が可能で、今後の防災分野への応用が期待される。
■製品と技術
○計測品質の維持にかかるコストとリスクを最小化
/㈱アキュボルトリンク 垣内将儀
/(国研)産業技術総合研究所 丸山道隆
従来の定期校正のみに依存した計測器の品質管理には、「不具合に気付いた時には手遅れ」という“構造的リスク”と製造品の品質に関わる“損失リスク”が潜んでいる。これらを技術的に排除し、企業の信頼性と生産性を守るためのソリューションを紹介する。
○焼酎タンクの液量を遠隔監視
/ラトックシステム㈱ 大塚真人
焼酎タンクの液量監視を例に、レベル計データの遠隔可視化を解説。既存機器をそのままIoT化できる通信ユニットのインターフェース機能に焦点を当て、現場巡回の削減や作業の安全性向上を実現する監視ソリューションを提案する。
■連載
○食品のトレーサビリティ 第94回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
コメ問題は今後の日本の行く末を記すリトマス紙のようだ。コメは「食料安全保障」の主役であり、価格の高騰は家計を直撃する。増産すれば価格は下がるが、経営難の農家は疲弊し離農が進む。さりとて政府は財政的支援には消極的だ。一方客観情勢は日本に安全保障を突き付けている。抜本的解決に大手メディア等の恣意的情報に歪められた事実誤認が横たわっている。食料安全保障をテーマに考察してみたい。
○ガスセンサを学ぶ 第3回
/千葉大学 椎名達雄
接触燃焼式ガスセンサは日本でガスの利用が始まった1950年代から開発、実用が始められたガスセンサで日本のどのセンサメーカーでも手がけられた。線形性が良い感度を持ち、かつ可燃性ガスに広く反応することも普及した。一方で、不完全燃焼ガスとしての一酸化炭素への対応はガス中毒への安全性確保のため研究開発を経て比較的最近、2000年に至ってようやく低コスト化や低消費電力といった課題を解決することができた。その歴史を振り返る。
○マスフロー千夜一夜物語 第115回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
「質量流量計」に分類される熱式流量センサーを搭
載した流量制御機器MFC(マスフローコントローラ)、圧力制御を目的とする Automatic Pressure Controller(APC)これらの融合を目指すムーブメントを解説する。
■コラム
○第116回 日本の技術情報に関する国際会議の思い出
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○変換器

2,300円
■特集:レベル計の最新動向
○プロセス自動化を支える非接触レベル計測の新潮流
/ABB㈱
レーザーレベル計は、レベル測定技術における最新の進歩の一つである。成熟した信頼性の高い技術となったのは、実際にはここ10年のことである。当社は2016年に従来のレベル計を置き換える次世代製品“LLT100”を発表し、レーザーレベル計測の新しい標準を打ち立てた。産業用途に必要な機能をレーザー測距技術と統合することで、レベルトランスミッタを非接触測定の新たな次元へ引き上げた。
○進化するレベル測定技術
/KROHNE JAPAN㈱
現在、KROHNE社は100ヶ国以上で事業を展開し世界で16の製造拠点と43の関連企業を運営しながら、成長を続けている。本稿では標準的な用途はもちろんのこと、特殊な条件を伴うアプリケーションにも対応可能な専門家集団として特に様々な課題に対応するため進化し続けるレベル測定技術を解説する。
○フロート式液面レベル計(磁歪方式)の特長
/サンテスト㈱ 西坂信也
近年、液面の単純なON/OFF検知ではなく、液面レベルを計測する要求が増えてきている。レベル計の種類は多々あるが、ユーザーは最適なレベル計を選択する必要がある。当社のフロート式液面レベル計は「磁歪方式」を採用しており、最高水準の精度を実現している。
○プロセス産業での活躍が期待される非接触式レベル計
/㈱ノーケン 三宅菜津美
±1 mm、ビームアングル≧3°、120 mレンジでレベル計測と制御の世界を広げるSIEMENSの新製品SLR500シリーズを紹介する。
○IoT時代のレベル計測:現場の“見える化”と安心運用
/㈱マツシマメジャテック 岩本隆志
IoTとセンシング技術を活用し、レベル計測による現場の「見える化」と「予知保全を実現」し安全運用と効率化を支援する最新ソリューションを紹介する。
○様々な測定物を検知するレベルセンサの紹介
/山本電機工業㈱ 永田厚嗣
最新技術を用いた3種類のレベルスイッチを紹介する。静電容量式、音叉式、高周波式について、それぞれの方式の機能・強み・使い分けなど比較して解説する。
○差圧伝送器を使用したレベル測定方法
/横河電機㈱ 石塚智哉・仙崎泰慎
タンク等のレベル測定においては、対象とする流動性物体や測定原理、構造、目的によって様々な種類のレベル計が用いられる。本稿では、特に差圧・圧力伝送器を用いたレベル測定における注意点と解決方法について記載する。また、ディジタルリモートセンサ(DRS)形差圧伝送器、高温・高真空プロセス用の仕様や、多様な要求に対応する組み合わせ製品(ダイアフラムシールシステム)、および各種証明書類の要求への対応について紹介する。
■解説
○自動車製造プロセスにおける計測技術の応用
/慶應義塾大学 青山英樹
自動車製造プロセスにおける計測技術の応用事例として、「プレス加工における成形良否の自動判定システム」と「立体意匠形状のフィルムインサート成形」について解説する。
○時系列予測モデルによる燃料電池の水素流量推定
/㈱日立製作所 小川大樹
/東京理科大学 星伸一
燃料電池の電圧・電流・パージ信号を入力とする時系列機械学習により、センサレス水素流量推定手法を提案する。GAで特徴量・シーケンス長を選定した線形回帰モデルを用い、線形近似手法と比較してMAEを約1.4から約0.7へ50%程度低減した。
■製品と技術
○モータ電流による回転機状態監視
/㈱高田工業所 塩田也人・西野健児
三相誘導電動機の固定子電流を計測し、解析することで、負荷側を含む回転機械の状態を遠隔診断可能なクラウド型電流情報量診断システム「TM-CLOUD®」の概要と遠隔監視、および診断事例を紹介する。
■連載
○ガスセンサを学ぶ 第2回
/千葉大学 椎名達雄
半導体式ガスセンサは我が国のガス事業の発展とともに開発され発展してきた。対象となるガス種も広く、照明や熱源としたガスの安全安心の利用から、不完全燃焼ガスの検知、さらには臭いセンサへと適用範囲を広げてきた。国内のガス事業の歴史をみながら、その発展を振り返っていく。
○マスフロー千夜一夜物語 第114回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
「質量流量計」に分類される熱式流量計、それを用いて流量制御を行うマスフローコントローラは便利ではあるが、決して万能ではない。その理由を解説するとともに、代替案としてマスフローメータと流量制御弁の組み合わせを紹介する。
■コラム
○鉄道フアン台車鉄
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○コントロールバルブ
2,300円
■特集:センサと連携するIoTプラットフォーム
○AIを活用した予兆保全システムの開発
/アズビル㈱ 木村大作・木幡真望
当社は、自律型・設備管理コンセプトの下、生産設備のCBMを可能にするAIベースCBMプラットフォーム「BiG EYES MM」を開発した。本システムは予兆保全の実現により、突発故障のゼロ化と保全コストの最小化を目指すものである。本稿ではその概要と事例を紹介する。
○クラウドを活用した産業用IoTシステム
/エンドレスハウザージャパン㈱ 小川修一
操業の安定化には、フィールド機器のスマート情報の活用が重要であるが、多くの既存設備はアナログ計装が主流で、データ活用が進んでいない。この記事では、フィールド機器のスマート情報取得の方法と活用事例、さらにクラウドに直接接続する計測器やアプリケーションについて紹介する。
■解説
○「協調制御」が拓く制御AIの最前線
/㈱エイシング 代田隆起
製造や物流の現場では、複数機器が連携し環境変化に適応する制御が求められている。本稿では、AIが環境を再現して未来を予測する“世界モデル”と、複数エージェントが協調して全体最適を図る“協調制御” を融合した「協調制御AI」について、製造・物流・エネルギー分野への応用を念頭に、その基礎概念から実証までを解説する。
■製品と技術
○油圧シリンダ用故障検知機器の開発
/カヤバ㈱ 中野智和
油圧シリンダにおける故障の一つに、ロッドシールからの油漏れがある。これを早期に検知する機能を備えた機器として「シリンダ油漏れ検知システム」を開発中であり、本稿ではその概要について紹介する。
○熱画像測定・記録装置を使用した遠隔温度監視システムの紹介
/㈱シーピーアイテクノロジーズ 鈴木貞勝
生産設備の予防保全を目的とした監視システムは、異常が発生した際、迅速かつ正確な状況把握が求められる。本稿では、スマートフォンなどを活用した通報機能を備えることで、異常発生の即時検知、および対応を支援する「遠隔温度監視システム」を紹介する。
○温度帯で適応する蒸気流量超音波計測
/日本エマソン㈱ 吉本亮治
EmersonのFLEXIMクランプオン超音波流量計は、従来型の課題を解決する。本稿はFLEXIM独自技術を解説するもので、180 ℃を境界に、低温域は「伝搬時間差方式」、高温域は「相互相間方式」の二つの測定方式を採用している。この2方式が、広範な蒸気計測を可能にする。
○AI、DXを活用した工業用内視鏡
/日本ベーカーヒューズ㈱ 田谷美邦・吉田敦
AIを活用したAnalytic、先進のReal3D計測技術、DXクラウドサービスなど、マルチタスクで多種に渡る機能をシームレスに運用させるMentor Visual iQ+と航空宇宙MROショップの活用事例を紹介する。
■連載
○ガスセンサを学ぶ 第1回
/千葉大学 椎名達雄
ガスセンサの歴史を振り返り、開発の発端や現在に至る改良や時代の変遷を紹介する。各種センサの原理や方式を解説し、センサとしての機能を理解する。さらに具体的な用途や適用例についても紹介していく。
○マスフロー千夜一夜物語 第113回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
「質量流量計」に分類される熱式流量計マスフローメーター、マスフローコントローラ。その中で半導体製造装置の最新プロセス向け圧力式フローコントローラーという分野の開発黎明期に現れたMACH ONEというユニークなフローコントローラーを紹介する。
○食品のトレーサビリティ 第93回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
食品トレーサビリティと言えば、既に普及した領域だと誤解している向きがある。しかし技術の成熟とは裏腹に、現場が直面している課題はむしろ根深く、そして政治的である。それは、「情報の非対称」を意図的かつ構造的に温存してきた仕組みそのものと政策の関係について述べる。
■コラム
○第114回 電子技術の発展と故障修理
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○レベル計
■見聞記
○日本で初めて開催されたIECEx年次総会
■レポート
○SICE FESTIVAL 2025
/チェンマイ報告 三菱電機㈱ 神余浩夫
計測自動制御学会(SICE)の年次総会は、より多くの参加者を集めるためにイベント色を強めた「SICE FESTIVAL」となった。今年はタイ、チェンマイにて開催され、通常セッションのほか、展示会やレセプション等の趣向が凝らされた。この内容について紹介する。
■特集:半導体製造における計測技術
○半導体製造における隔膜式真空計
/ITWジャパン㈱ 天野慎一郎
半導体製造装置における隔膜式真空計に期待される主な役割の再認識を通じて、Brooks Instrument社の隔膜式真空計XacTorr®シリーズ CMX、および2025年にリリースされた次世代機DMXが提供する価値について紹介する。
○半導体プロセスに用いられるマスフローコントローラ・気化システム
/ブロンコスト・ジャパン㈱ 杉山彰教
半導体プロセスにおいて、原料液体やキャリアガス流量の測定・制御のために多様なマスフローコントローラや気化システムがしばしば用いられ、プロセス改善やコスト削減に寄与している。本稿では、半導体プロセスにおけるブロンコスト製品の適用例を紹介する。
○新技術を搭載したフライング式インサーキットテスタの最新動向
/タカヤ㈱ 柳田幸輝
高速・高密度化が進むプリント回路板に対応したフライング方式プリント回路板検査機の最新動向と、 JTAGとの連携やZEROインパクト技術の導入によって信頼性と適用範囲を拡大した最新モデルの構成と適用事例を紹介する。
■解説
○次世代製造を支える非接触三次元測定システム
/東京大学 高増潔
次世代製造に不可欠となる非接触三次元測定システムの概要を説明し、非接触三次元測定技術の位置づけと課題、対応技術の動向を整理し、特にJIS規格に基づく受入検査方法や不確かさ評価について解説する。
○経皮・果皮ガス成分の定量的イメージング
/東京科学大学 飯谷健太・張耿・市川健太・三林浩二
著者らは、酵素反応を用いたバイオ蛍光法にて、各種ガス成分の濃度分布を選択的かつ定量的にイメージングする手法の開発を進めている。本稿では、ガス分布のイメージング意義、原理、応用例(経皮ガス、および経果皮ガス分布の評価)について概説する。
○IoTセンサ端末用バッテリ無交換化電源回路技術
/早稲田大学 丹沢徹
IoTセンサネットワークの普及には端末の低コスト化と同時にセンサが常時動作できる状態にあるようにしてネットワーク・ユーザーに信頼性の高いサービスを提供しなければならない。本稿でこのトレードオフを解決するバッテリ無交換化電源回路技術を紹介する。
○ロボティクスを活用した工場・プラント施設等の『スマート点検/DX』
/ブルーイノベーション㈱ 熊田貴之・遠藤将利
老朽化が進む下水道の維持管理では、安全性と効率性の向上が求められている。本稿では、屋内・狭小空間で運用可能な球体ドローンELIOS 3を活用した下水道点検ソリューションについて、機体の機能、および適用事例を示し、その技術的有用性を明らかにした。
■製品と技術
○データを500 m送信する電池レスIoTデバイスによる設備異常度監視 
/㈱KELK 村瀬隆浩
IoTによるCBMの導入を推進する、温度差3 ℃から動作しデータを500 m送信する電池レスのIoT振動センサーデバイスKSGD-SV10と、IoTデータをパソコンによる高速分析により可視化するKELGEN swiftによる低コストで高性能な設備異常度監視システムを紹介する。
■連載
○マスフロー千夜一夜物語 第112回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
質量流量計に分類されるマスフローコントローラー(MFC)は便利ではあるが、万能ではない。設定信号を送れば思うように流量制御ができると思っていると思わぬ大失敗をすることになる。今回は筆者の遭遇した過去の事例を基に解説を行う。
○食品のトレーサビリティ 第92回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
生成AIの進化が日々話題となり、インターネット草創期を想起させる。インターネットは情報伝達の速度や量が飛躍的に増大し経済活動や社会生活は急変した。しかし、AIの進化は更なる広範囲かつ規模の変化をもたらしそうだ。それは米中の対立という深刻な覇権争いがあるからだ。もはやAIはそれを利用する人類が、今の国家・社会をどうしたいのかという理念を問い、使用する国家や国民の善悪への問いかけを余儀なくさせるのではないだろうか。
■コラム
○第113回 学術用語の制定と用語の統一
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■特集:SICE産業応用部門大会
○制御と暗号の融合から技術へ
/電気通信大学 小木曽公尚
暗号化制御は、通信データや制御パラメータを暗号化したまま安全に処理する技術であり、特に製造界や自動車分野でのサイバーセキュリティ対策に有効と期待されている。本稿では、制御システムのセキュリティを強化する暗号化制御のコンセプトに加えて、Python、C/C++、MATLAB/Simulinkを活用した開発基盤を紹介し、研究事例を通して技術開発の重要性を述べる。
○制御とモビリティのセキュリティ
/大阪大学 澤田賢治
本稿は、制御システムと自動車分野のセキュリティを解説し、近年のインシデント事例や自動運転・V2Xの最新動向、著者らの研究成果を紹介する。
○日本国内における制御システムのセキュリティ:これまでと今後の展望
/(一社)JPCERTコーディネーションセンター 宮地利雄
インターネットでは、普及拡大と同時に1990年代からサイバー攻撃が大きな問題として浮上していた。また近年は制御システムのセキュリティが広く論じられ、さまざまな対策が講じられ始めた。本稿では、その間の歩みを振り返るとともに、今後の展望と課題を述べる。
○スマートマニュファクチャリングに貢献する
クラウド型PLCの活用事例およびセキュリティ対策
/㈱東芝 深井英五
国内製造業のスマートマニュファクチャリングは、順調には進んでいない。工程の個別最適化は進んではいるものの、サプライチェーンも含めた全体最適化までは効果が及んでいない。現状の課題について三つ挙げ、解説する。
○計測制御システムセキュリティの技術研究
/Hitachi America, Ltd. 藤田淳也
/㈱日立製作所 松本典剛
本稿は、既存の産業制御システムに大きな変更を加えず導入できるセキュリティ対策手法に関する研究の紹介である。本提案手法は、ARPスプーフィングという仕組みを使って通信を仲介し、ネットワーク上の資産監視やセキュリティ機能を低負荷で実現するものである。
■特集:最先端のセンサ技術②
○光ファイバセンサ技術の最新動向
/東京科学大学 中村健太郎
光ファイバセンサとは、光ファイバケーブルで計測と信号伝送を行うセンサ方式であり、長大な距離にわたって「どこに」「どれだけ」のひずみや振動、温度が加わったのかを片端の観測点から知ることができる。本稿ではその原理と分類、最近の動向を解説する。
○量子計測・センシングの研究開発の現状
/(国研)科学技術振興機構 鈴井伸郎
量子計測・センシングの原理と特徴を概説し、ダイヤモンドNV中心、量子慣性センサ、光格子時計、量子もつれ光、超偏極NMR/MRIの最新研究動向と、医療・精密測位・時間標準など多様な分野への応用展望を解説する。
○ダイヤモンドNV量子センシング技術
/(国研)量子科学技術研究開発機構 小野田忍
量子センシングは、量子力学の原理を応用して高感度で物理量を計測する技術である。ダイヤモンドNV中心を利用したセンサは、室温で動作し、医療や材料科学など多様な分野での応用が期待されており、装置開発と社会実装が進められている。
■解説
○高速応答湿度センシングフィルム
/日本大学 加藤隆二
湿度の急激な変化に対して、1秒以内に色変化で応答する湿度センシングフィルムを開発した。色変化の視認性が高く、高速応答する特異な性能と、その機能発現機構について紹介する。
■連載
○マスフロー千夜一夜物語 第111回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
過去に我々が経験したガスが起因した悲惨な事故に関して、再度紐解きながら解説する。質量流量計(マスフロー)がおかれる環境が、いかに紙一重で危険なものであるかを再認識してもらいたい。
○食品のトレーサビリティ 第91回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
2025年8月5日、前石破首相はコメの安定供給に関する閣僚会議で、コメの増産を表明した。それは1年にわたりコメの需給に問題なしと言い続けた挙句に、価格高騰の要因が生産量の不足にあることを認め、米需給の見通しは誤っていたと政府が認めたのだ。最盛期1,400万tが700万t以下に激減したコメ生産に対し、なお、需給不足を認めず対策が後手に回った責任は重いが、この現象から食料政策のみならず日本の将来に禍根を残す根本的な問題が垣間見える。
■コラム
○第112回 ガスメータの革新に挑戦
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○面積流量計
■特集:最先端のセンサ技術①
○振動センサーによる予防保全とデジタルツイン 
/中山水熱工業㈱ 中山慎司
次の3点について述べる。①電池式の小型無線振動センサーによる、巡回点検より頻度の高い自動測定。②アンダーサンプリング(特許技術)による軸受の損傷検知の検証。③システム連携で設備保全を効率化するデジタルツインでのデータ参照。
○サーマルセンサを用いた非接触マルチセンシングシステムの開発
/東芝情報システム㈱ 近藤信一・永田真一・堤晋一
当社は、監視対象から放射される遠赤外線を検出するサーマルセンサを活用し、各種製造工場における機械設備・施設を非接触で見守り可能なVisilant Eyeを開発した。本稿では、その仕組みと想定される利用シーンについて紹介する。
■特集:サステナブルな社会を実現する水素活用②
○水素エネルギー社会の実現に向けて
/岩谷産業㈱ 辻上博司
世界的に脱炭素化が加速されており、クリーンエネルギーである水素の活用が各分野で検討されている。80年以上の水素事業の歴史を持つ当社の水素全体の国内シェアは約70%であり、液化水素に関しては100%である。本稿では、水素エネルギー社会の実現に向けた当社の水素事業や水素関連技術開発について述べる。
○水素サプライチェーン構築に向けた取り組み
/千代田化工建設㈱ 小川大輔
当社では水素サプライチェーン構築に向けて「つくる」「はこぶ/ためる」「つかう」の上流から下流まで幅広く取り組みを進めており、本稿では水素を「つくる」「はこぶ/ためる」においてPEM型水電解装置システム開発およびLOHC-MCH法による水素輸送貯蔵技術を紹介する。
■連載
○食品のトレーサビリティ 第90回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
コメの備蓄米放出は与党の政治的思惑もあり、随意契約で小売事業者の参入となった。しかし四万六千店の小売事業者が取り扱うも、条件の8月末までの販売も供給は滞り気味だ。小売価格の地域格差も重なり消費者は翻弄されている。米国を筆頭に海外勢が日本市場に参入を狙っており、経済のグローバル化は当初の目的から大きく外れ、トランプ大統領の出現で弱肉強食であることが明白となり、それは日本の農業そのものを危機に晒している。
○計測の小史 第37回
/㈱武藤技術研究所 武藤一夫
本連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第37回目として、近代の20世紀後半の1999年までの計測の小史について見てみる。
■解説
○応答パターンに基づく優れたガス検知選択性
/東北大学 殷澍・苗磊・薛羿貝・大川采久・長谷川拓哉
 ガスセンサーは、工業生産や環境モニタリング、人間の健康リスクの早期発見において重要な役割を果たしている。単斜晶二酸化バナジウムVO2(M1相)における同類性質ガスに対する同じ作動温度での真逆なセンシング応答挙動とセンシング挙動が温度によって逆転する現象に基づき、これまでにない新しいガス検知選択性の仕組みを提唱し、異常なセンシング挙動について検証した。
○産業プロセスへのレーザー計測技術応用とデジタルツインを用いたプロセス過程解析
/徳島大学 出口祥啓
様々な産業プロセスにおいて、カーボンニュートラルへの取り組みやエネルギー効率向上が課題である。これに対応するためには温度や元素組成、各種成分濃度、元素組成をデジタル値として計測・分析することが必要である。高感度・高応答の計測手段として、レーザー計測技術が研究開発されており、高応答・多成分計測・分析の適用について解説する。
○大規模製造プラントの監視・診断技術と適用事例
/㈱TMEIC 久保直博・新居稔大・齋藤亮・今成宏幸
大規模製造プラントである鉄鋼圧延ラインを例に、プラント性能が低下・劣化した場合に、その原因を効率的に特定するための監視・診断システムの構成方法、および、監視・診断技術の仕様と適用事例を紹介する。
○統合生産制御システム50年の歴史と今後の展望
/横河電機㈱ 塩野敏泰・横須賀拓也
■コラム
○第111回 大河内賞、大河内記念会:受賞から贈賞へ
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド:放射温度計
2,300円
■特集:サステナブルな社会を実現する水素活用①
○排ガス中水素の定量分析法とその応用
/㈱ベスト測器 別所孝亮
排ガス測定における課題や水素測定の各種手法とその原理をまとめた。また、当社で扱う水素分析計である四重極型質量分析計の実用性に関して紹介する。最後に応用例を複数紹介する。
○水素活用時の反応ガスモニタリングに貢献するガス計測技術
/理研計器㈱ 岩井義治
当社は、水素起点の反応制御への要求に応え、長年培ってきたセンシング技術とガス検知器とを組み合わせたリアルタイムガスモニタリングシステム(RTGMS)を開発した。本稿では、混合ガス中の熱量・密度・成分濃度をリアルタイムに測定可能な本システムについて紹介する。
■特集:プロセスオートメーションにおける説明可能なAI②
○AIコンピューティングにおける責任
/明治大学 村田潔
本稿では、営利企業によって主導される今日のAIコンピューティングの実態を踏まえ、また責任概念に関する既存研究を踏まえて、AIコンピューティングにおける「責任の空白」に対処するための新たな責任概念として「積極的説明責任」を提案する。
○プロセス産業のデジタル化とAI活用
/シーメンス㈱ 神尾精
デジタル化とAIによりプロセスオートメーション業界を効率化する取り組みを紹介する。生成AIの技術革新により、応用範囲が広がったデジタルアシスタントを中心に紹介する。
○半導体製造プロセスにおけるAI活用
/東芝デジタルソリューションズ㈱ 大畑文明
本稿では、半導体製造プロセスにおける代表的な課題を整理し、それらに対するAIの具体的な適用事例を紹介するとともに、説明可能性を確保するための工夫について述べる。
○AI技術を活用したプロセス産業における異常検知
/日本電気㈱ 若松直哉・杉井大介
近年、プロセスプラントの高経年化・増改造によるシステムの複雑化・熟練者の退職など、安全・安定操業の課題がある。これらに対し当社のAI技術を使用した「プラント故障予兆監視」およびその事例、またAIを使用した高度制御技術および設備を使用する作業員支援にも触れる。
■解説
○細管内の流動沸騰に関する計測と数値シミュレーション
/神戸大学 柴原誠・劉秋生
本稿では、内航海運のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、パワー半導体電力変換装置の水冷ヒートシンクを念頭に流動沸騰方式による冷却技術について概説し、沸騰音などの計測技術や流動沸騰に関する数値シミュレーションについて紹介する。
○プロセス安全のためのサイバーセキュリティ
/名古屋工業大学 橋本芳宏
安全第一はほとんどすべての製造現場、工事現場に共通の概念であると考えられるが、その安全を破綻させる要因として、サイバー攻撃が無視できない状況になっている。本稿では、人命や環境に深刻な被害を引き起こす事故が発生しうる現場を有する企業、そこへの設備・サービスを提供される企業の方を対象として、サイバーセキュリティを考えてみたい。
■連載
○食品のトレーサビリティ 第89回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
2025年4月末時点で農水省は当初の21万tの備蓄米を放出した。大正7年(1918年)と酷似しているとの指摘もある。当時、第一次世界大戦下で好景気によるインフレでコメの需要も増加し、買占めや投機によりコメの価格高騰は全国三百か所以上で米騒動となった。結果、外国産コメの緊急輸入や国産米の安売りを打ち出し、コメ買占め禁止も効果はなく、寺内内閣は退陣に追い込まれた。歴史は繰り返すのか。
○計測の小史 第36回
/㈱武藤技術研究所 武藤一夫
本連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第36回目として、近代の20世紀前半の1964年までの計測の小史について見てみる。
■コラム
○第110回 動物の感覚と記憶:回帰や帰巣本能
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○電力計/電力量計
2,300円
■特集:プロセスオートメーションにおける説明可能なAI①
○製造現場でのAI利活用とAIセーフティの重要性
/Japan AI Safety Institute 栗原悠磨
製造現場でAI活用が進む中、出力の意味が人にとって解釈しづらいケースもある。本稿ではAISIのAIセーフティに関する評価観点ガイドをもとに、特に説明可能性に着目し、AI導入時に考慮すべき脅威と対策について事例とともに考察する。
○説明可能AI(XAI)から人と共に進化するAIへ
/横浜国立大学 長尾智晴
ChatGPTなどの生成AIの産業界での利用が進むにつれて、人がAIの判断根拠や機序を理解し、納得した上で利用することの重要性が注目されている。本稿では、AIの説明性や今後の人との関わりについて紹介する。
○プラントO&M分野におけるデジタルツインとロボット&AIの連携
/千代田化工建設㈱ 高野光・古市和也
プラントO&M分野における3DデジタルツインとAI・ロボットの連携により、保全コストの適正化や人手不足への対応が可能。当社は、デジタル技術とフィジカルサービスを融合した『plantOS ®』を開発し、IoT(ロボット)により収集されたデータを基にしたAIによる異常検知、データ分析により、効率的な設備保全を実現する。
○汚泥処理設備におけるAIを適用した自動制御
/月島JFEアクアソリューション㈱ 深澤淳基
下水道職員数の減少および技術継承の懸念に対し、AIを用いた汚泥処理設備の自動運転を目指した。具体的には、これまでオペレータによって運転されていた対象に対して、画像を用いたAIと時間遅れを考慮した制御システムを適用することで自動化を実現した。
○プラントのむだ時間系プロセスへのAI制御適用
/㈱日立製作所 平野真琴・吉田卓弥・徳田勇也
/カナデビア㈱ 富松一雄・小貫由樹雄・川端馨
/㈱日立ハイテクソリューションズ 下川敦也
本稿では、過去の運転データからプラント制御で課題となるむだ時間を適切に組み込んで学習できるAI制御手法を紹介する。また、本手法の安全性評価の容易性と、実プラントの制御系に本手法を適用した結果も述べる。
○AIの信頼性を向上する技術
/三菱電機㈱ 吉村玄太・横須賀佑介・松永沙織・富岡洸貴 
当社は、全ての機器をより賢くすることを目指してAI技術「Maisart ®(マイサート)」の事業展開を進めており、安心してAIを利用できる社会の実現に向けて、AIの動作を解明して信頼性を向上する技術の研究開発に注力している。本稿では、一連の研究開発成果の中から「AIの動作を短時間で漏れなく検証する技術」と「時系列予測の根拠を説明する技術」の二つの技術を紹介し、今後の展望についてまとめる。
■特集:インフラ向けLiDARシステム②
○ソリッドステートLiDAR向け長距離・高解像距離計測技術
/㈱東芝 崔明秀
当社は、長距離測定と高解像な3次元点群を実現するソリッドステートLiDAR向けの受光技術を開発した。受光に必要なスキャン機構をチップに内蔵した2次元受光アレイ、ならびに、ADCとTDCの機能を一つの回路に世界で初めて集約した距離計測回路により高解像度を実現しながら200mの長距離性能を実証した。
○3波長レーザによる地物分類の可能性
/中日本航空㈱ 吉田夏樹
当社が所有・運用する航空機搭載型3波長同時搭載レーザ「SAKURA5」では、異なる3波長のレーザ計測画家の腕ある。これに得られる反射強度画像から3波長画像を作成し、これから認識可能な屋根材な等の地物分類の可能性について検討した。
■解説
○低温流体に関する流量計測の技術開発と課題
/(国研)産業技術総合研究所 竹川尚希
本稿では、液化天然ガスや液化水素などの液化ガス需要の高まりを背景とし、各国の計量標準機関における低温流量試験設備を概説するとともに、筆者が取り組む低温流量計測の技術開発とその課題について紹介する。
○光検知式水素ガスセンサ
/秋田県産業技術センター 山根治起
/Tianma Japan㈱ 高橋幸希・世古暢哉
水素感応性を有する光学積層膜で構成された水素ガスセンサについて紹介する。水素選択性など本センサの特徴および動作原理とともに、試作機による100ppmから100%までの幅広い濃度範囲にわたる水素計測について解説する。
■連載
○マスフロー千夜一夜物語 第110回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
「質量流量計」に分類される熱式流量センサーを搭載した流量制御機器(マスフローメーター、マスフローコントローラー)は便利な機器である。前回に引き続きその便利さ故に忘れられたその弱点にフォーカスを当てて解説を行う。
○計測の小史 第35回
/㈱武藤技術研究所 武藤一夫
本連載では、計測工学の原点を見つめ直す、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第35回目として、近代の20世紀前半の1945年までの計測の小史について見てみる。
■コラム
○第109回 新しい道を切り拓いた人々
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
2,300円
■特集:インフラ向けLiDARシステム①
○モバイル端末のLiDARを用いた堆雪形状計測
/(国研)土木研究所 寒地土木研究所 飯田美喜・吉田智
背丈を超える大きな堆雪を、モバイル端末のLiDAR計測で得られた堆雪断面形状とトータルステーション計測値を比較検証した。その結果、概ね同様の堆雪断面形状となり、モバイル端末のLiDAR計測は堆雪形状計測技術として適用できる可能性を確認した。
○LiDAR技術とその応用展望
/㈱光響 原健太・朝倉洋一・滝澤耕太郎・住村和彦
インフラ分野におけるLiDARの活用動向と技術的進展を概説し、代表的な製品と検査・計測技術の最新事例を紹介する。
○ドローン用LiDARのマルチユース化と活用
/㈱FLIGHTS 中村直人
測量用UAVレーザを車両に設置し、MMS(Mobile Mapping System)として利用可能にする「マルチユース化」の開発について紹介するとともに、その利点について紹介する。あわせて、3次元点群データの確認時に有効な、クラシフィケーション技術について紹介する。
■特集:現場作業者のための安全・健康対策②
○工場全体の温度・湿度・WBGTを集中監視
/㈱チノー 成田英男
工場全体から工事現場、学校、イベント会場等、各所で活用できる環境モニタリングシステムについて説明する。温度・湿度から暑さ指数のWBGT監視まで、小規模から広域まで一括して集中監視が可能である。常設でも,電源の無い場所でも対応し、システム全体のコーディネートまで行う。
○「測る・知らせる・記録する・制御する」
ニーズに合わせた熱中症警戒システム
/鶴賀電機㈱ 本間郁男
当社の熱中症警戒システムは、手間をかけずニーズに合った、正確でタイムリーな熱中症対策が行える。煩わしい巡回測定や告知作業から解放され、熱中症事故発生時の環境確認にも役立つ。また機器制御出力により空調システム等と連動させ、安全でECOな環境改善も可能である。
○作業者の安心・安全管理のためのリストバンド型センサー
/㈱東芝 佐多邦昭
近年、熱中症の発症が増加し、労働災害では転落事故が最も多く発生している。労働環境改善のニーズが高まる中、暑さストレスリスクの定量判断と高所作業からの落下検知・発報をIoT管理化することで、労働環境と事故対応法を確保するリストバンド型センサーについて紹介する。
○スマートウオッチで作業者の安全を見守る
/㈱ユビテック 小林正幸・宮内弘一・三上集
「Work Mate」は、製造業・建設業における労災に着目し、バイタル活用による労災予防を目指すサービスである。本稿では、「Work Mate」の基本機能に加えてバイタル情報と独自指標を活用した「熱中症予兆」「注意力低下」検知の実証と効果検証について紹介する。
■製品と技術
○進化を続ける超音波流量計
/KROHNE JAPAN㈱
液体から気体、蒸気、簡易型から高機能型まで社会が求めるあらゆるアプリケーションに対応できるKROHNE超音波流量計を紹介する。
■連載
○食品のトレーサビリティ 第88回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
2024年、ウクライナとロシアの紛争より穀物価格やエネルギー価格が高騰し、穀物輸出国が国内消費を優先し、輸出禁止措置を次々と発表した。わが国でも、食料危機が議題に上がり食料価格の高騰も相まって、日本人もようやく食料安全保障を考え始めた。その中で、食料安全保障を支える輸入原材料である配合飼料の品質を死守する全国農業協同組合連合会(全農)と生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(生活クラブ連合会)の取り組みを考察する。
○計測の小史 第34回
/㈱武藤技術研究所 武藤一夫
本連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第34回目として,近代の20世紀前半の1930年までの計測の小史について見てみる。
■コラム
○第108回 バンドン工科大学訪問
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○温度調節計
2,300円
■特集:現場作業者のための安全・健康対策①
○職場における熱中症の現状と今後の対策技術
/(独)労働者健康安全機構 時澤健
労働者における熱中症の問題は年々深刻になっている。これまでの基本的な対策は浸透してきたものの、それでは追いつかない気候変動の影響に対して、科学技術はどのように貢献できるだろうか。
○熱中症指標計の選び方
/京都電子工業㈱ 有井浩二
熱中症は正しい知識のもと、きちんと対策を行い、適切な処置を行えば必ず防ぐことのできる災害である。ここでは、まず暑さ指数(WBGT値)を正しく測るための方法及び熱中症指標計の選び方、当社のWBGT300シリーズの使い方を紹介する。
○暑さ対策リストバンドの紹介
/Biodata Bank㈱
当社では、熱中症の本質的な原因である「深部体温の上昇」を非侵襲的に推定するウェアラブル型バイタルセンサ「熱中症対策ウォッチカナリアPlus」(以下「カナリア」)を開発した。本稿では、カナリアの技術的特徴と計測原理、実証実験結果、製品の活用事例について解説する。
○作業者安全モニタリングシステム(WMS)による現場作業の安全対策
/㈱村田製作所 大串直輝
当社の強みであるセンサ技術やIoT技術を活用した「作業者安全モニタリングシステム」を戸田建設㈱と共同開発した。今回、熱中対策をはじめとした安全対策として、より多くの現場で有効に活用するために、本システムについて紹介する。
■特集:AEセンサーによる異常・故障の予兆検知②
○AE法とデジタル画像相関法による
BFRP補強筋コンクリートはりのせん断破壊挙動解明
/京都大学 麻植久史・塩谷智基
腐食や磁化しない特徴をもつBFRP補強筋コンクリートで作製されたはり供試体に4点曲げ載荷試験を実施した。同時にAE法とデジタル画像相関法を適用し、BFRP補強筋の破壊挙動の解明を試みた。
○AE計測を用いた送水パイプラインの漏水検出と安全性診断
/新潟大学 鈴木哲也
/山口大学 萩原大生
本稿では、上水道や産業用水に多用されている送水パイプラインを対象に、通水試験時に発生する弾性波をAE法により検出し、水密性照査を試みた結果を報告する。モデルパイプラインでの検討を踏まえた既設構造物でのAE計測の結果、AEパラメータを用いることにより目視の困難な充水過程を評価できることが示唆された。
○AEセンサーの周波数特性を考慮したCFRP損傷モードの評価手法の提案
/埼玉県産業技術総合センター 白石知久
CFRPの損傷モードを同定するため、AEセンサーの周波数特性を測定し、材料試験時のAEデータからのその影響を明らかにした。センサの周波数特性を考慮した時間周波数解析結果をk-means++によりクラスタリングし、損傷モードを樹脂割れの一種であるトランスバースクラックと対応付け、効果を検証した。
■解説
○測色検出法の開発と流れ分析法への応用
/徳島大学 田中秀治
/興和㈱ 柿内直哉
デジタルマイクロスコープを用いて流れの中の微小領域を動画撮影し、その画像のRGB値をリアルタイムで取得・解析する方法と、流れ分析法への応用(RGB単位ベクトル間の内積の変化に基づく指示薬の変色の判定法など)について解説する。
■連載
○マスフロー千夜一夜物語 第109回
/(一社)セーフテクノロジー 黒田誠
「質量流量計」に分類される熱式流量センサーを搭載した流量制御機器(マスフローメーター、マスフローコントローラー)は便利な機器である。だがその便利さ故に忘れられたその弱点にフォーカスを当てて解説を行う。
○計測の小史 第33回
/㈱武藤技術研究所 武藤一夫
本連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第33回目として、近代の20世紀前半の1926年までの計測の小史について見てみる。
■コラム
○第107回 父親がなぜ必要か
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○超音波流量計
2,300円
■特集:AEセンサーによる異常?故障の予兆検知①
○ドローンによる非接触AEモニタリングシステム構築のためのリアルタイム信号処理およびアーム機構の開発
/明治大学 松尾卓摩
ドローンでAE計測を行うために必要な技術を構築した。ドローンのバックグラウンドノイズを高精度に低減するためのリアルタイム信号処理技術を構築し、また、有線での計測のためのアーム機構について検討した。
○小型AE計測デバイスの紹介
/㈱IHI検査計測 深澤強・木村将人・中村英之
当社では、スマートフォンやタブレット端末でも操作可能な新型シングルチャンネルAE 計測装置「spot Wave」とデュアルチャンネルAE計測装置「lin Wave」を発売している。超小型でありながら波形の収録も可能なAE計測装置を紹介する。
○水素ステーションにおける蓄圧器の運転中のAE検査
/JFEコンテイナー㈱ 高野俊夫
/千代田化工建設㈱ 鈴木裕晶
AE法の規格化および保安検査の方法の確立は、どの非破壊検査事業者でも容易に蓄圧器の健全性を把握することを可能とし、水素ステーションの保安の確保、保安検査期間の短縮および費用の削減への貢献が可能となる。
○圧電MEMS AEセンサー
/㈱東芝 李永芳・上田祐樹・碓井隆・渡部一雄
AEヘルスモニタリング技術の適用範囲を拡大するため、当社は低コストかつ小型化が実現可能な圧電 MEMS AEセンサーを開発している。本稿では、圧電 MEMS AEセンサーの研究開発成果の一部について紹介する。
■解説
○振幅変調多重化フロー分析法
/徳島大学 田中秀治
振幅変調多重化フロー分析法では、複数の試料(または試料と試薬)を周波数の異なる制御信号で流量変動させ、両者を細管内で合流後、下流で得られた検出信号を高速フーリエ変換することで多試料同時分析や多成分同時定量を行う。本稿ではその原理と応用について述べる。
○環状ヒータを用いた管外式流速計の現場適用
/東京電力ホールディングス㈱ 梅沢修一
産業分野における蒸気や圧縮空気等の高温流体の流量計測のニーズから、環状ヒータを用いた管外式流速計を開発、精度検証を行った。そして、実際の発電において、高温流体の計測に適用し、発電所の計測装置と矛盾なく、一貫性があることを確認できたことを紹介する。
■製品と技術
○Bluetooth通信機能付温度計
/安立計器㈱ 櫻井宏充
2024年10月に発売されたHR-2000シリーズ。Bluetooth通信機能付きのハンディタイプ温度計で、指示値をPCやタブレットなどのテキストフィールドに直接入力することが可能。誤記なくその場で記録ができるため、人為的ミスの削減、ペーパーレス化を促進することができる。
○小型ロボットの導入で変わる点検業務
/ugo㈱ 荒木祥子
労働力不足が深刻化する中、「ugo mini」は設備点検業務の効率化と自動化を実現するロボットとして開発された。コンパクト設計と高度なセンシング技術により、点検精度向上と作業負担軽減を両立し、遠隔監視や異常検知にも対応する。
■連載
○食品のトレーサビリティ 第87回
/食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 大野耕太郎
コメの価格高騰が止まらず、政府は備蓄米の放出を決定した。インフレや増税による家計の圧迫は厳しさを増す一方だ。高騰の原因は多々あるが根本的には政治的な意図に操られた農政に行き着く。そこには食料安全保障や国民主権さらには憲法遵守の意志は皆無である。政治家や官僚の利権の道具と化したコメ農政を見る時、群雄割拠の様相を色濃くする世界で主権なき日本の姿が江戸末期の様相を呈していることに危機感を覚える。
○計測の小史 第32回
/㈱武藤技術研究所 武藤一夫
本連載では、計測工学の原点を見つめなおす、ということで計測の小史について見ている。本稿では、第 32回目として、近代の20世紀前半の1925年までの計測の小史について見てみる。
■コラム
○第106回 生命をつなぐということ
/東京大学名誉教授 山﨑弘郎
■製品ガイド
○湿度・露点計
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商品情報・内容

  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:B5判

■ やさしい計測システム専門誌

本誌は、工業計測の各分野について、1.基礎計測-物理・化学量等基礎的諸量の計測と分析。2.計測要素-回路、装置、精密機器。3.プロセス計装-計画、管理、プロセス制御。4.自動化機器-サーボ技術、NC、マテリアルハンドリング、自動倉庫。5.情報処理-データ処理、電子計算機及びその応用。以上5本の柱を編集の基本にし基礎理論から事例など実務応用面に至る諸問題をとりあげております。

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