新潮 発売日・バックナンバー

全202件中 46 〜 60 件を表示
1,300円
【三島由紀夫賞受賞第一作】
◆皆のあらばしり[一七〇枚]/乗代雄介
素数の木曜に歴史は書き換えられる? 幻の古文書を探す高校生のぼくと謎の男。虚実とは何か。真実はどこにあるのか。語りフィクションの衝撃!
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◆So You Think This Is It?[一一〇枚]/舞城王太郎
愛する女のクソ元夫と俺は走る。サンディエゴからこの世の果てまで、究極の祈りへの旅。
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◆大使とその妻[新連載・第二回]/水村美苗
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◆詩人ちゃん・キル・ミー(十一)/最果タヒ
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◆プリニウス(七十八)/ヤマザキマリ+とり・みき
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■■ 連載小説 ■■
◆曼陀羅華X(十九)[連載完結]/古川日出男
◆聖都創造(十三)/天童荒太
◆天使も踏むを畏れるところ(十五)/松家仁之
◆全然(二十四)/滝口悠生
◆漂流(二十六)/町田 康
◆ビッグ・スヌーズ(四十一)/矢作俊彦
◆荒れ野にて(六十五)/重松 清
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第53回《新潮新人賞》予選通過作品発表
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第54回《新潮新人賞》応募規定 [ウェブ応募受付中!]
【選考委員】大澤信亮/小山田浩子/鴻巣友季子/田中慎弥/又吉直樹
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【往復書簡】笑犬樓 vs. 偽伯爵(後篇)/筒井康隆 蓮實重彦
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【対談】水戸学のアクチュアリティ 『尊皇攘夷 水戸学の四百年』を巡って/片山杜秀 福嶋亮大
日本近代を呪縛したプログラムとは何か? 戦後に忘却を強いられた思想の血脈が蘇る。
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【新連載掌篇】壺中の天地[第一回]蛸狩り(1) エリイ(Chim↑Pom)
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◆香港映画、地下に潜る/四方田犬彦
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◆銃声/竹内康浩
――サリンジャーの残した謎
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◆包摂の手に絞め殺されない領域/鈴木涼美
――千葉雅也『オーバーヒート』を読む
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◆村上―チェーホフ―濱口の三つ巴/沼野充義
――『ドライブ・マイ・カー』の勝利
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◆『豊饒の海』論(十)/平野啓一郎
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◆能十番 日英現代語訳 第十回・経政/いとうせいこう ジェイ・ルービン
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◆大楽必易――わたくしの伊福部昭伝(十一)/片山杜秀
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◆小津安二郎(十三)/平山周吉
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◆保田與重郎の文学(三十四)/前田英樹
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◆小林秀雄(七十八)/大澤信亮
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◆地上に星座をつくる/石川直樹
第九十九回・黒曜石を探して
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◆見えない音、聴こえない絵/大竹伸朗
第一九八回・根拠なき確かな形
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■■ 新潮 ■■
◆隣の畑のウリやスモモを味わう/猪木武徳
◆音楽産業の壊滅と復活から本の世界が学べること/榎本幹朗
◆ここじゃないどこか/玉田真也
◆十年越しの夢想/ペス山ポピー
◆甘えんな/山中瑶子
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■■ 本 ■■
◆上野千鶴子+鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』/植本一子
◆本谷有希子『あなたにオススメの』/首藤 凜
◆石沢麻依『貝に続く場所にて』/瀬尾夏美
◆滝口悠生『長い一日』/矢野利裕
1,700円
【新連載】
◆大使とその妻/水村美苗
【新連作】
◆あなたたちはわたしたちを夢みる/川上弘美
◆成就/青山七恵
◆八重/朝吹真理子
◆北へ/石原慎太郎
◆片翅の蝶/上田岳弘
◆訪問者たち/江國香織
◆墓の書/円城 塔
◆絵画教室/小山田浩子
◆にせ巡礼/角田光代
◆豚の声、春の声/金井美恵子
◆BAKUTAN!!/金原ひとみ
◆兎我野町/岸 政彦
◆刑期満了/桐野夏生
◆できればドウを助けたいけど/古谷田奈月
◆法と秩序/柴崎友香
◆ムーンパレス炎上/島田雅彦
◆星座のひとつ/瀬戸内寂聴
◆埋立地/高橋弘希
◆夢だとでも思ったか?/高山羽根子
◆時計と船/田中慎弥
◆ストーカーについての四つの見解/多和田葉子
◆離婚熱/筒井康隆
◆第三の悪癖/津村記久子
◆誰かの念/中村文則
◆波/西 加奈子
◆ストレス・リレー/平野啓一郎
◆日々のレッスン/保坂和志
◆レジ打ちの女/星野智幸
◆配水池から/堀江敏幸
◆ディスカバリー/村上 龍
◆最後の展覧会/村田沙耶香
◆情け嶋/吉本ばなな
【特別企画1】
[往復書簡]笑犬樓 vs. 偽伯爵(前篇)/筒井康隆 蓮實重彦
【特別企画2】
[対談]小説の始まりはどこ?/朝吹真理子 宇佐見りん
【特別企画3】
創刊一四〇〇号の「新潮」を彩る文学者たち/〔選・文〕中島国彦
――新発見・佐藤義亮ゆかりの記念帖の名品から
【記念エッセイ1】わたしの「新しい生活様式」
◆阿部和重・Brand-New-Life
◆岡田利規・新しくなったのかどうか判然としない
◆奥泉 光・ある予感
◆尾崎世界観・物販テトリス
◆木村友祐・まどろみと暴風雨
◆黒川 創・マスクと所作について
◆佐伯一麦・オーダーメイドのインソール
◆高橋源一郎・読むダイエット
◆谷崎由依・旅は続く
◆千葉雅也・二十世紀の人
◆天童荒太・理髪店からの帰りに、ビル解体と狸に出会う
◆藤野可織・新しい絆
◆古川日出男・X時間で歩ける範囲をご近所とする生活様式
◆町田 康・世間に迎合
◆松家仁之・裸足になる用意はできている
◆三国美千子・もう一つの世界
◆村田喜代子・あたしのベランピング
◆山下澄人・雨を滴下して地下水とする
【記念エッセイ2】旅に学んだ
◆東 浩紀・八甲田と失敗
◆池澤夏樹・『マシアス・ギリの失脚』の頃
◆いしいしんじ・イリノイの小包
◆石井遊佳・旅のおわり・小説のはじまり
◆小川洋子・アルルへ行く
◆黒田夏子・旅ぶしょうの旅まがい
◆高樹のぶ子・平安旅行
◆高村 薫・夢を彷徨う
◆滝口悠生・原付二十年
◆辻原 登・アンビルト
◆長野まゆみ・人の旅を旅する愉しみ
◆乗代雄介・片隅の佐竹徳
◆日和聡子・幸福の一つ
◆古川真人・黄砂
◆又吉直樹・神聖が遠い
◆町屋良平・旅は小説か
◆松浦理英子・見えない闘い
◆松田青子・何も思いつかない
◆宮内悠介・壊れぬうちに、壊れぬ景色を
◆宮本 輝・フンザ
◆矢作俊彦・極道放射能・序に代へて どこへ行ってもどこかを見ている
■■ 本 ■■
◆三国美千子『骨を撫でる』/江南亜美子
◆村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』/田口賢司
◆金子 薫『道化むさぼる揚羽の夢の』/武田将明
◆阿部和重『ブラック・チェンバー・ミュージック』/與那覇 潤
1,200円

◆たんぱく質[一二〇枚]/飴屋法水
僕、神様に会ったことあるよ。
彼は、いきなりそう言った――。
唯一無二の表現者による、
「私」と「たんぱく質」と「地球」の物語。

【新潮新人賞受賞第一作】
◆祈りの痕[一八〇枚]/中西智佐乃
家族という檻。貧困という地獄。
南大阪の工場で出会った女性ふたりは
魂の祈りを交わす。

◆大年寺山/佐伯一麦
3・11から10年、コロナ禍で
「旅」を奪われた作家が近所の
「散歩」で見つけたものは?


河合隼雄物語賞・学芸賞発表

【物語賞授賞作】
水を縫う/寺地はるな

【学芸賞授賞作】
「犠牲区域」のアメリカ――
核開発と先住民族/石山徳子

【選評】
後藤正治(物語賞)/山極寿一(学芸賞)

◆【対談】さびしさの行方
/沢木耕太郎+松浦寿輝

攻撃的な自由人として生きるか。
螺旋を描いて「好きなこと」を追うか。
旅と人生の思索。

◆【対談】小説は全てを受け入れる
/金原ひとみ+宇佐見りん
生まれながらにしんどい――
だから書いて息をする。
若くして脚光を浴びた二人の初対談。

<金原ひとみ『アンソーシャル
ディスタンス』を読む>

◆こんなに元気が出ていいのだろうか
/西 加奈子

◆制御不可という不穏と平穏
/鈴木涼美
1,200円

◆フェイクスピア[長篇戯曲]
/野田秀樹
森の闇から聞こえる匣はこの声、
それは盗まれた神様の声。
ニセモノだらけの世界に
恐山のイタコが召喚する、
たった一つの本当の言葉。

◆ねむらないひめたち
/藤野可織
奇病が蔓延する世界で、
姉妹は“救援者”たちをスナイプする。
激烈な現代風刺喜劇!

◆墳墓記[新連作第二回]
/高村 薫
歌人・藤原定家と
法廷で速記者を務めた現代の男。
二人の声や思念が夢の中で共鳴する。

◆FICTION 07 助けになる習慣
/山下澄人
作家はなぜ小説を書き、生きるのか? 
芸術の生まれる場所を見つめた連作、
ここに完結。

第34回 三島由紀夫賞発表
【受賞作】旅する練習(一部掲載)
/乗代雄介
【選評】川上未映子/高橋源一郎
/多和田葉子/中村文則/松家仁之
◆受賞記念エッセイ 赤坂遠足記/乗代雄介

◆【対談】「危機」の時代の新しい地図
/藤原辰史✕森田真生
現在地の見えない世界観をいかに更新するか。
人文学と科学の交差点に遊戯性が浮上する。
1,200円

◆オーバーヒート[二四〇枚]/千葉雅也
二〇一八年、大阪。僕に向かって雨が降る
クソみたいな言語の雨が。
肉体と哲学、青年期と中年期の交点に立ち、
男は未来へ手を伸ばす。『デッドライン』から二年、
瞠目の第二中篇!

◆詩法――あるいは鳥と井戸[新作詩]/池澤夏樹

◆こちら側の人たち/藤野可織

◆プリニウス(七十七)/ヤマザキマリ+とり・みき

[第45回]川端康成文学賞発表
◆マジックミラー/千葉雅也
【選評】荒川洋治/角田光代/
辻原 登/堀江敏幸/村田喜代子

第34回《三島由紀夫賞》候補作品発表

第54回《新潮新人賞》応募規定 
[ウェブ応募受付 近日開始!]
【選考委員】大澤信亮/小山田浩子/
鴻巣友季子/田中慎弥/又吉直樹

[短期集中連載]
◆『豊饒の海』論(七)/平野啓一郎

◆能十番 日英現代語訳/
いとうせいこう ジェイ・ルービン
第八回・海人

◆ブリーディング・エッジな言語運用/
上田岳弘
トマス・ピンチョン『ブリーディング・エッジ』を読む

◆孤独なテロリストを生み出し続ける構図/
武田 徹
磯部 涼『令和元年のテロリズム』を読む

【リレーコラム】Passage――街の気分と思考(23)
◆ロサンゼルス 拡散する夢/柴崎友香
◆枕木を踏む/谷崎由依
1,200円
◆お時さん/筒井康隆
ああお時さんお時さん。
失われた時をかける彼女は今どこに? 
時空を彷徨う絶品掌篇!

◆道化むさぼる揚羽の夢の
[三二〇枚]/金子 薫
広大な地下都市に幽閉され、
羽化=自由を夢見る男の数奇な運命。
「命懸けでふざける」
想像力で時代の閉塞を揺さぶる圧倒的長篇!

■■ 新潮 ■■
◆理想の「ラジオ」としてのClubhouse
/柳瀬博一

◆コジャックの館/堀江 栞

◆旅という名の無/小川 哲

◆【新発掘】
三島由紀夫 全集未収録掌篇
恋文
『仮面の告白』の一九四九年――
新進作家は「極く短かい」物語に
占領下を活写していた。
[解説]
三島由紀夫「恋文」の位置/斎藤理生

◆ツボちゃんの話――
夫・坪内祐三/佐久間文子
博覧強記の東京っ子。
希有な同時代の語り部が急死して一年半。
妻が語るありし日の記憶。

◆[対談]「速い怒り」に抗って
朝井リョウ+村田沙耶香
自らの深淵を見つめた先に、小説が立ち上がる。
世界の内側と外側に立つ作家の真剣討論。

◆性的妄想の行方/濱野ちひろ
――朝井リョウ『正欲』を読む

◆平野甲賀さんの思い出/大森和也

【リレーコラム】
Passage――街の気分と思考(22)
◆おばちゃんたちの声/西加奈子
◆ライブ・イン・ピース/水原希子
1,200円
[新連作]
◆墳墓記ふんぼき/高村 薫
藤原定家、墓室に臥したる夢を見き。
日本語表現の拡張に挑戦する、
高村文学の真骨頂。

◆象の皮膚[二〇〇枚]/佐藤厚志
象の皮膚は私の皮膚に似ている――
アトピーに苦しみながら
震災前後の仙台に生きる
女性の魂の格闘と飛翔。
新潮新人賞受賞第一作。

◆点点/小山田浩子
この街では広島カープの軌跡が、
人々の記憶の物差しや引き出しと
深く結びついている。

◆路地があった/瀬戸内寂聴

◆プリニウス(七十六)
ヤマザキマリ+とり・みき

【特集】
大震災「十年」の意味
◆柳美里ロングインタヴュー
時の目盛りが壊れた後で 
聞き手・構成 小松理虔

◆死者と生きる/奥野修司
――被災地の霊体験

◆心の陸前高田/畠山直哉

◆テロルとしての病い/木村朗子
――小林エリカ『トリニティ、
トリニティ、トリニティ』を読む

【対談】
◆連帯ムーブメントはおもしろい
上野千鶴子✕長島有里枝
仲間が出来れば道は開ける。
経験を未来に手渡すための、
フェミニスト2人による初対談。
1,200円
◆永久保存大特集
創る人52人の「2020コロナ禍」日記リレー
私たちの生を一変させた新型コロナウィルス。
刻一刻と感染が広がる「緊急事態」を生きた
創る人たちの一年を記録し、未来につなぐ!

筒井康隆 町屋良平 松田青子 ブレイディみかこ 
柴崎友香 菊地信義 菊地成孔 小山田浩子 
ヤマザキマリ 町田 康 佐伯一麦 角田光代 
朝吹真理子 高橋源一郎 石原慎太郎 植本一子 
内沼晋太郎 金井美恵子 山城むつみ 水村美苗 
飴屋法水 今村夏子 東 浩紀 エリイ 大竹伸朗 
島田雅彦 青山七恵 桐野夏生 高山羽根子 
滝口悠生 小川洋子 坂本慎太郎 千葉雅也
塩田千春 津村記久子 多和田葉子 
いしいしんじ 金原ひとみ 池田亮司 
ケラリーノ・サンドロヴィッチ 
村田沙耶香 柳 美里 上田岳弘 近藤聡乃 
黒河内真衣子 柄谷行人 宇佐見りん 平野啓一郎 
坂本龍一 青葉市子 川上弘美 蓮實重彦

■■ 新潮 ■■
◆絵-to-Z/青木美紅
◆森山大道サンの映画を撮って/岩間 玄
◆高見順賞の終焉と詩の共和国/佐々木幹郎
◆“Words Matter”
ポスト・トランプ時代のアメリカ文学/矢倉喬士

◆書ける/書かれる私になってしまう/町屋良平
尾崎世界観『母影』を読む
◆好奇心が導く旅/相澤伸依
ミシェル・フーコー『性の歴史IV 肉の告白』論

【リレーコラム】
Passage―街の気分と思考(20)
◆東へ/多和田葉子
◆夢の行動範囲/朝吹真理子

◆プリニウス(七十五)/ヤマザキマリ+とり・みき
1,200円
◆川のほとり/筒井康隆
最愛のひとり息子・筒井伸輔、二〇二〇年に死す
――時空を超えた再会を描く感動掌篇!

◆骨を撫でる[一三〇枚]/三国美千子
逃れえぬ河内の土地と血縁の業。
三島賞受賞『いかれころ』の世界を
突き詰めた野心作。

◆大阪の西は全部海/岸 政彦
生まれてこないって、どういうこと? 
脳内の声と対話し、私は自分の人生を引き受ける。

◆FICTION 06 黄金の馬車/山下澄人
仲間の死、劇団の苦境、作家デビュー。
記憶は混濁しつつ、
今この瞬間に向かって流れ込む。

◆プリニウス(七十四)
/ヤマザキマリ+とり・みき

◆家族と敗戦 江藤淳論/先崎彰容
善悪が吹っ飛んだ時代に、母と隔離され
幼年期を過ごした江藤は、深刻な危機に陥った。

◆戦時下の生を描く[講演]/黒沢 清
たとえ戦争中でも、
人間は自由と幸福の追求を諦めない。
『スパイの妻』のテーマを語る。

◆霧のなかのルイーズ・グリュック/今福龍太
喪失の影にこそ希望は宿る。
ノーベル文学賞の栄誉へ至る、
アメリカスの女性詩人の系譜。

◆#SAVEtheCINEMAとは何か、
何を目指しているのか/馬奈木厳太郎

1,100円

創作特集2021

今年117年目の文芸誌

◆Drugs And Poison/阿部和重

◆テクノブレイク/金原ひとみ

◆彼らの惑星へ帰っていくこと[特別原稿]
/村田沙耶香

◆弾丸祈願旅行/角田光代

◆わかることと知ること[特別原稿]
/東 浩紀
――『メノン』について

◆詩人ちゃん・キル・ミー(七)/最果タヒ

◆風力発電所/高橋弘希

◆シンプル/真理[特別原稿]/保坂和志

◆虚空へ[新作詩]/谷川俊太郎

◆わたしのコーリング[特別原稿]
/ブレイディみかこ

◆喇叭ラッパ吹きのララ/多和田葉子

◆わいせつなおねえさまたちへ/山田詠美

◆坂田バレエ団[特別原稿]/水村美苗
――『お稽古ごと太平記』

◆『豊饒の海』論(二)[短期集中連載]
/平野啓一郎

◆大城立裕先生と私のアイデンティティー
/佐藤 優
――追悼・大城立裕

◆君と世界の戦いでは、世界を支援せよ
/松家仁之
――カーソン・マッカラーズ
『心は孤独な狩人』を読む

【リレーコラム】
Passage――街の気分と思考(18)

◆無音の場所/西加奈子

◆アンバランスなバランス/水原希子
1,400円
◆【特集】三島由紀夫 没後五十年
【創作・私の「仮面の告白」】
・下品な男/上田岳弘

・その一匹を殺したのは誰か/高山羽根子

・檄/舞城王太郎

・お面/三国美千子

【評論】
・『豊饒の海』論(一)
[短期集中連載]/平野啓一郎

・平岡少年とキリスト/大澤信亮

・ニセモノの少女/鈴木涼美

・「われら」への道/浜崎洋介

◆あくるとしの三十三さいたち/黒田夏子
――『定本三島由紀夫書誌』制作のころ

◆母影おもかげ[一五〇枚]/尾崎世界観
私は書けないけど読めた。お母さんの秘密を。
孤独を抱え、行き場のない少女は、
カーテン越しに世界に触れる。
渾身の文芸誌初中篇!

◆行きつ戻りつ[新連作]/森内俊雄

◆金木犀/藤野可織

◆プリニウス(七十三)/ヤマザキマリ+とり・みき

◆【対談】「炎症する私」の文学空間/
三浦雅士 福嶋亮大
――『らせん状想像力
平成デモクラシー文学論』を巡って
平成年間の文学と社会に何が起こったのか? 
大変動を解き明かす画期的批評を徹底討議!

【三島由紀夫賞受賞記念インタビュー】
◆未熟でねちっこい「私」と共に/宇佐見りん

【古井由吉『われもまた天に』を読む】
◆タイムトラベラーの遺言/島田雅彦

◆みずからかすかな光を放つように/前田英樹
1,300円
【第52回】新潮新人賞発表
◆【受賞作】
わからないままで[一三〇枚]/小池水音
幸福な親子の時間。消えゆく命の灯火。
多視点で鮮やかに描かれる、名もなき家族の肖像。
〈インタビュー〉別れをいかに表現しうるか

◆【受賞作】
追いつかれた者たち[二二〇枚]/濱道 拓
凄惨な監禁・失火事件を再現する濃密な語り。
人間の闇を精緻に映し出す新たな眼が開いた。
〈インタビュー〉4年ほど前に見た夢が始まりでした

【選評】
大澤信亮/小山田浩子/鴻巣友季子/田中慎弥/又吉直樹

■■ 新潮 ■■
◆「絵のゆくえ」のゆくえ/佐藤直樹
◆暗号を語る標本――回遊型展示の可能性/松井 周

◆第33回 三島由紀夫賞発表
【受賞作】
かか(一部掲載)/最年少受賞! 宇佐見りん
【選評】
川上未映子/高橋源一郎/多和田葉子/中村文則/松家仁之

◆第28回 萩原朔太郎賞発表
【受賞作】
雨をよぶ灯台(一部掲載)/マーサ・ナカムラ
【選評】
佐々木幹郎/建畠 晢/松浦寿輝/三浦雅士/吉増剛造

◆第19回
小林秀雄賞発表
【受賞作】心を病んだらいけないの?
――うつ病社会の処方箋(一部掲載)/斎藤 環 與那覇潤
【選評】
片山杜秀/國分功一郎/関川夏央/堀江敏幸/養老孟司

【リレーコラム】Passage――街の気分と思考(16)
◆王立病院の闇/多和田葉子
◆方向がわからない人の地図の見方/朝吹真理子
1,100円

◆ウィーン近郊[二〇〇枚]/黒川 創
この街に四半世紀住み続けてきた兄は、
帰国の予定がありながら、なぜ自死の道を選んだのか。
兄と報せを受けた妹の、人生の軌跡。

◆一日の終わり/藤野可織

◆プリニウス(七十一)/ヤマザキマリ+とり・みき

■■ 新潮 ■■

◆遅いからだ/ハラサオリ

◆粒を見る/増村十七

◆壁と戯れ、声と運命/松原俊太郎

◆【対談】
小説という「ジャンルX」
/佐々木 敦 高橋源一郎
一体全体、小説とは何なのか? 
詩・批評との比較の果てに、新たな定義が立ち上がる!

◆小説、最も甚だしい錯覚/鴻巣友季子
――佐々木敦『これは小説ではない』を読む

◆【新連載】
大楽必易――わたくしの伊福部昭伝/片山杜秀
20代の若者が70代の現代音楽家の許に
通い詰めて聞いた言葉により綴る――画期的評伝!
1,060円
◆滅私[二三〇枚]/羽田圭介
物を持たず、記憶はHDDに格納――
ミニマリズムに没頭する男を、
1枚の写真が究極の捨てへと導く。
現代の虚無を照射した快作!

◆FICTION 05 サンパヤ テレケ/山下澄人
ちゅうが死んだ――谷で共に過ごした旧友が。
現世の外へ出るための、常識破壊のレッスン。

◆いきていて[新作詩]/谷川俊太郎
【インタビュー】
「米寿の詩人は静かに、
「本当の事」を申し立てている」
聞き手・構成 尾崎真理子

◆ハルピン駅/瀬戸内寂聴

◆マスクの時代の仮面/今福龍太
抵抗者は顔を覆い連帯する。
コロナ下の規律から仮面マスクの政治性を解き放つ、
先鋭的文化論。

◆BLMによせて/佐久間裕美子
――再編される歴史のストーリーライン

◆追悼・岡井隆 
時こそはわがしづけき伴侶/三枝昻之

◆未だ名がない世界/椹木野衣
――高山羽根子『首里の馬』を読む
1,100円

◆ジャックポット/筒井康隆
ウィズ・コロナで人類絶滅? 
最強のツツイウイルスが小説に感染。
復活の日は来るのか。

◆聖都創造[新連載]/天童荒太
人類の滅亡を目前にして、何のために生きるのか。
ポスト・コロナを予見する近未来小説。

◆海がふくれて[一二〇枚]/高橋弘希
九年前、父は海で消えた。
大人になりゆく少女が、嵐の日の灯台で生命の淵に潜り込む。

◆天使も踏むを畏れるところ[新連載第二回]/松家仁之

◆夢のなかで行った町[連作完結]/松浦寿輝

◆誰のものでもない幽霊たち/藤野可織

◆プリニウス(七十)/ヤマザキマリ+とり・みき

≪第八回≫河合隼雄物語賞・学芸賞発表
【物語賞授賞作】該当作なし
【学芸賞授賞作】
チョンキンマンションのボスは知っている/小川さやか
――アングラ経済の人類学
【選評】中沢新一(学芸賞)


◆【新連載】小津安二郎/平山周吉
二十世紀を代表する世界的映画「東京物語」の監督は、
戦中・戦後をどう生きたのか?

◆往復書簡 読むたびにあふれてくる豊かさ
/黒田夏子 蓮實重彥

◆重ね描かれる記憶の記憶/山本貴光
――黒田夏子『組曲 わすれこうじ』を読む

◆獅子文六の内なる日本 前篇/福田和也

◆ダークアンデパンダン/卯城竜太

◆木村伊兵衛のイマージュ/日高 優
――文士たちの肖像写真

◆コロナの認識論[新連載第二回]/養老孟司

◆あの頃何してた? [新連載第二回]/綿矢りさ

◆能十番 日英現代語訳[第三回・邯鄲]
/いとうせいこう ジェイ・ルービン

【リレーコラム】Passage――街の気分と思考(13)

◆デッドエンドの思い出/吉本ばなな

◆最後の遠出/長島有里枝

◆OH MY GOD/エリイ(Chim↑Pom)
第十一回・暗闇に追いつかれないように、
光のあるうちに歩きなさい。

◆保田與重郎の文学(二十二)/前田英樹

◆水戸学の世界地図(五十二)[連載完結]
/片山杜秀

◆小林秀雄(六十六)/大澤信亮

◆地上に星座をつくる/石川直樹
第八十七回・渋谷の鼠

◆見えない音、聴こえない絵(一八七)/大竹伸朗

■■ 新潮 ■■
◆死者の断片/司 修

◆6月20日、アトリエにて。/片山真理

◆ある兼業者のステイホーム/かげはら史帆

◆死の淵で、パイプを造る/上出遼平

◆超新星/井手健介

◆大量死の季節に――2つの死と、君の生と/七尾旅人
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新潮の内容

  • 出版社:新潮社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月7日
クォリティの高さをこだわり続ける文芸誌
歴史と伝統を誇る月刊文芸誌。三島由紀夫賞などの文学賞が発表されます。

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