新潮 発売日・バックナンバー

全214件中 76 〜 90 件を表示
1,060円

◆縁側の人/筒井康隆
こらこら、気ちがいを見る眼でわしを見るな。
芸術への愛あふれる恍惚の老人、最期の独白。

◆半睡[二四〇枚]/佐々木 敦
物語ミステリは不眠の夜に動き出す。
伝説の老作家、運命の女性二人との出会いから、
「あの日」へと向かって。あなたを驚愕させる、著者初小説!

◆星曝し/石井遊佳
七夕に、人々は家をさらしかえことする。
「繋がり」の新たな地平を開く作家意識の開花。

◆曼陀羅華X 2004【新連載第二回】/古川日出男

◆トラステヴェレ/松浦寿輝

◆プリニウス(六十七)/ヤマザキマリ+とり・みき

【新連載】
◆能十番 日英現代語訳 第一回・藤戸
いとう せいこう+ジェイ・ルービン
なぜ日本で六五〇年も続いてきたのか。
能を読む快楽が、現代語訳・英語訳によって蘇る。

◆「政治と文学」の再来/福嶋亮大
1,100円

◆曼陀羅華X 2004[新連載 一六〇枚]
/古川日出男
湾岸の姉妹、教祖を奪還させた作家、
オウムの夢を見続ける男。
予言ヴィジョンは撒布され始めた!

◆首里の馬[二三〇枚]/高山羽根子
未名子の孤独は響きあう。異国の友、
そして幻の宮古馬ナークーと。
沖縄史を射貫く、知への意志。

◆詩人ちゃん・キル・ミー(二)/最果タヒ

◆人を幸せにする仕事/藤野可織

◆遭いたい人/瀬戸内寂聴

◆江華島/松浦寿輝

◆プリニウス(六十六)
/ヤマザキマリ+とり・みき

【対談】学問と文学の間で
/千葉雅也+岸 政彦 コーディネイター・西成彦
執筆には常に「制約」が必要である
―哲学と社会学から文学へ漸近する二人が語り合う。

◆世紀末ウィーンをめぐる考察/福田和也
――技術、耽美、人道

【追悼 坪内祐三】
◆文学という器/福田和也
◆坪内さんは追悼文が大好きだった/平山周吉

◆わたしの声の複数/鈴木みのり
――トランスジェンダー女性の生/性の可能性を探って
1,200円
◆いまから帰ります[一五〇枚]/天童荒太
あの地で働く男たちの一夜に起こった奇跡とは? 
震災後日本のエッジを照射する新境地。

◆カロンテ/吉本ばなな
ローマ、最高の親友が死んだ街
――失われた存在を求め、再生を希う「私」は旅に出た。

◆水のにおい/桐野夏生
老母の死をきっかけに、
母と娘の複雑な関係は静かに移ろう。
取り残された愛憎の行方。

◆かれのこえ/町屋良平
彼女はその演奏を聴き、これから恋をして、
失恋することがわかってしまった気がした。

◆渦巻き/日和聡子
私はどこに行き着くのだろうか? 
作品完成を追い求める画家の、渦巻く意識の運命劇。

◆掌篇三作/黒田夏子

◆ミチノオク 第二回 貞山堀/佐伯一麦

◆パリ十五区/松浦寿輝

◆プリニウス(六十五)/ヤマザキマリ+とり・みき

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【特集】あいちトリエンナーレ・その後
◆次にバトンを渡すために/津田大介

◆賽は投げられた/小田原のどか

◆芸術のポリティカル・プラクティス/藤井 光

◆声枯れるまで/ホンマエリ(キュンチョメ)

◆〈反歌〉についてのノート/高嶺 格

◆公こうの時代/卯城竜太(Chim↑Pom)

◆Jアート・コールセンターの試み/高山 明

◆アート界の“規制”事実/小泉明郎

◆私的、表現の不自由/市原佐都子

◆いつかボイコットをするかもしれない誰かのために
/田中功起

◆The Clothesline――様々な抗議のかたち
/モニカ・メイヤー(田村かのこ訳)

◆ボイコットをボイコットする
――トリエンナーレの齟齬/椹木野衣

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◆決定的瞬間の記憶/野田康文
――芥川龍之介『藪の中』の時空間
◆色にあらず/佐久間裕美子
――差別する、差別される日本人
1,250円
村上龍 「MISSING 失われているもの」-500枚一挙掲載/創作 角田光代-「落ちない岩」/特別寄稿 新連載 米本浩二-「石牟礼道子と渡辺京二」
1,300円

◆奈落[二四〇枚]/古市憲寿
2001年の夏、私はステージから
床に落ち意識を失った――
人気絶頂の歌手が陥った苛烈な「孤独」と
家族の織り成す運命のドラマ!

【三島由紀夫賞受賞第一作・一五〇枚】
◆青いポポの果実/三国美千子
ママのような雌犬にはなりたくない。
家族と奇妙な隣人の世界を覗き見ながら、
思春期前にナナはもがく。性と生を強烈に描く飛翔作。

【大型戯曲】
◆Q:A Night At The Kabuki/野田秀樹
愁里愛じゅりえは源氏、瑯壬生ろうみおは平家。
争い合う一族の運命は、悲劇によって終わるのか。
それからの二人にQUEENが鳴り響く愛の舞台オペラ!

◆スノードロップ[後篇]/島田雅彦
令和の悪政を許しておけるか。
妃はついに目覚め、たおやかな「世直し」に立ち上がる!

◆夢みる権利/黒川 創
あと、どれだけ勤めが続けられるかわからない。
だが身を引くべきときは、近づいている。

◆母または母/宮沢章夫

◆はらから[前篇]/瀬戸内寂聴

◆台南/松浦寿輝

◆象は静かに座っている/胡波フー・ボー 藤井省三 訳

◆オマカセ/ウェイク・ワン 小竹由美子 訳

◆可能性の中心としての「子どもたち」/仲俣暁生
――阿部和重『オーガ(ニ)ズム』論
今福龍太『宮沢賢治 デクノボーの叡知』を読む

◆模倣ミメーシスの力/岡村民夫

◆デクノボーとしての身体/砂連尾 理

◆『変半身(かわりみ)』という倒錯について
/松井 周
1,060円
〈第51回 新潮新人賞発表〉
◆【受賞作】尾を喰う蛇[二三〇枚]
中西智佐乃
語らせたい。震えるほど酷い戦争の記憶を。
介護士・興毅の荒んだ魂が老人の地獄を呼び覚ます。
現実と対峙する新たな才能の誕生!
【インタビュー】暴力を追いかける
【選評】大澤信亮/川上未映子/
鴻巣友季子/田中慎弥/中村文則

◆【新連載】ミチノオク 第一回 西馬音内
佐伯一麦
兆しは常に東北からやってくる――。
私小説作家が3・11で傷ついた故郷の
深い場所からの声に耳を澄ます。
待望の連作短篇、始動!

◆雨あがりの出立/古井由吉
入院が決まった晩、私の一家は
すべて故人になったことを報った。
炎天までの長い梅雨。

◆上田/松浦寿輝

◆プリニウス(六十三)/ヤマザキマリ+とり・みき

〈第27回 萩原朔太郎賞発表〉
【受賞作】QQQ/和合亮一
【選評】佐々木幹郎/建畠晢/
松浦寿輝/三浦雅士/吉増剛造

〈第18回 小林秀雄賞発表〉
【受賞作】江藤淳は甦える/平山周吉
【選考委員】片山杜秀/関川夏央/
堀江敏幸/養老孟司

【鼎談】
◆黒澤明の「告白」
ポール・アンドラ/四方田犬彦/北村匡平
フィルムに籠めた真実が、コソヴォを、
9・11を喚び覚ます。鎮魂としての『羅生門』。

◆三点確保――川上未映子『夏物語』の難所で
山城むつみ

◆【追悼・池内 紀】池内さんの声が
今でも聞こえるような気がする/沼野充義
古川日出男-『曼陀羅華X 1994-2003』/講演-平野啓一郎による平野啓一郎

◆デッドライン[二三〇枚]/千葉雅也
線上で僕は悩む。
動物になることと女性になることの間で。
哲学者から小説家への鮮やかな生成変化。
21世紀の『仮面の告白』、誕生!

◆われもまた天に/古井由吉
考えてみれば、私は若い人たちにとって、
また会えるかどうかの人間である。改元の初夏。

◆行列/津村記久子
「あれ」を見ないのは人生の損――。
十二時間に及ぶ大行列に、
社会の縮図が浮かび上がる。

◆暗い林を抜けて[一二〇枚]/黒川 創
愛という言葉を必要とするとき、
たぶん私たちは、
すでに、それを失いかけているのだ。

◆全然[新連載第二回]/滝口悠生

◆消えた墓場/瀬戸内寂聴

◆シャトー=シノン/松浦寿輝

◆プリニウス(六十一)
/ヤマザキマリ+とり・みき

◆特集 江藤淳 没後二〇年
【講演】戦後批評の正嫡 江藤淳/上野千鶴子
【講演】江藤淳になりたかった/高橋源一郎
【評論】妖刀の行方/福田和也
【対談】ジェントルマンの野蛮な批評
/苅部 直、平山周吉

【新連載】OH MY GOD/エリイ(Chim↑Pom)
第1回“不道徳な病”

■■ リレーコラム ■■
Passage――街の気分と思考(3)
◆ダブリンの声/柴崎友香
◆靴と指ぬき/谷崎由依

◆嶽本野ばらは気高き理想という旗を掲げる
――『純潔』論/川本 直

■■ 新潮 ■■
◆写真には写らない赤/尾崎世界観
◆情念のモンスターを手なずける/相馬千秋
◆二一世紀トルコ、イスタンブールの
モスク事情/宮下 遼
◆「かなわない」その後/植本一子
◆橋本治さんの恵み/仲俣暁生
◆全然【新連載】/滝口悠生
東京から小笠原へ航海する男。自衛隊機で硫黄島に飛ぶ女。
そして、戦前の硫黄島に暮らす者。時空を超えて進行する新代表作誕生!

◆デバッガー/金原ひとみ
顔のバグを除去すれば彼との未来が開けるのだろうか。
ストロングゼロ・シリーズ第二作。

◆大正琴/瀬戸内寂聴

◆上野/松浦寿輝

◆プリニウス(六十)/ヤマザキマリ+とり・みき

【第七回 河合隼雄物語賞・学芸賞発表】
【物語賞授賞作】
ののはな通信/三浦しをん
【学芸賞授賞作】
土 地球最後のナゾ/藤井一至
――100億人を養う土壌を求めて
【選評】中島京子(物語賞)/中沢新一(学芸賞)

【特別対談】
◆戦争と愛、運命と反射/上田岳弘 高橋一生
――小説『キュー』をめぐって
俳優と作家、超越的な視点を共有する二人は
どう世界を捉え、表現につなげているのか?

◆小説の究極――上田岳弘論/大澤信亮

■■ 追悼・加藤典洋 ■■
◆批評を書く、ということ/黒川 創
◆加藤先生、その人/マイケル・エメリック

■■ 新潮 ■■
◆サターンリターン/喪失を描くこと/鳥飼 茜
◆どこでもないところ/湯浅 学
◆抜け落ちてしまった明治の昆虫採集/山下泰平
◆彼女を信じてるから同人誌を作った/小澤みゆき
◆といをつたって/磯上竜也
◆雛の春【新連作】/古井由吉
旧正月の手術も済んで、病室の白い天井の静まりに、
泣き叫ぶ幼女と人の千のつぶやきが響く。
移ろう日々を詠ながめる文学の新しき深度。

◆覚えていること[一二〇枚]/黒川 創
渦中にあっては「世界戦争」という認識はない。
戦闘は、各々の国国の利害の下にあった。

◆タイマイ異聞/古川真人
「海亀タイマイを見つけた女」の話が、
知人から知人たちへ伝わっていく。
語りの根源としての異聞。

◆井戸/瀬戸内寂聴

◆タクナ/松浦寿輝

◆プリニウス(五十九)/ヤマザキマリ+とり・みき

【第32回 三島由紀夫賞発表】
【受賞作】いかれころ(一部掲載)/三国美千子
【選評】辻原 登/高村 薫/川上弘美/町田 康/平野啓一郎
■受賞記念エッセイ/三国美千子
■「いかれころ」論/古谷利裕

■■ 新連載リレーコラム ■■
Passage――街の気分と思考
◆ファントム・オブ・ユース/長島有里枝
◆甲州街道はもう春なのさ/吉本ばなな

◆水戸学の世界地図【連載再開】/片山杜秀
日本の近代を準備した徳川御三家の過激思想。
その真実を解き明かす話題の論考、完結へ!
◆小林旭という旅(前篇)/福田和也
八十歳にして全国巡業を続ける稀代のスターに「日本」を読む。
文芸批評の自在の変奏。
◆先崎彰容への公開質問状/安藤礼二
◆百の夜は跳ねて[二三〇枚]/古市憲寿
高層ビルは世界の縮図。
その内と外の境界にある窓ガラスを拭く青年に聴こえる声とは? 
若き俊才が開く「令和」の文学の新たな扉!

◆うなぞこ/日和聡子
清冽な想像力が捉えた、海底の住人らの命の煌めき。
よりどころを求める彼らの運命は。

◆赤い靴/瀬戸内寂聴

◆ニャウンシュエ/松浦寿輝

◆プリニウス(五十八)/ヤマザキマリ+とり・みき

◆天皇と人間――坂口安吾と和辻哲郎/先崎彰容
良薬か劇薬か。
和辻は人間には天皇や伝統が必要だと言い、
安吾は天皇制を危険だと語る。

◆舞城王太郎と平成文学のナラティヴ/福嶋亮大
ヒューマニズムの崩壊に対応した平成の小説家たち
――その未完のプロジェクトの軌跡。

◆宮沢賢治は宇宙の半分/今福龍太
渾身の連載「新しい宮沢賢治」を終えた著者が、
結末部コーダとして描く「幻想イーハトーヴ紀行」。

■■ 対談 ■■
◆エリザベスたちは消えない/村田喜代子 原 武史
神功皇后から満州国王妃、北九州の老婆まで。
動き続ける歴史へ還る、文学と政治の交錯点。

■■ 新潮 ■■
◆観葉植物はセックスをするか
――岡田利規『NO SEX』をミュンヘンで観る/内野 儀
◆一九九〇年代サブカルを再考する/倉数 茂
◆令和元年のスペースボール/鴻池留衣
◆THIS SANDWICH IS NO MAYONNAISE/佐藤友哉
◆保守的な家族観と言われても/鈴木みのり

◆ニューシネマ「バブルの塔」/筒井康隆
おお私の想像力と創造力にあふれる残虐性と残虐行為!
巨匠が放つ平成最後の超傑作!

◆人生は驚きに充ちている[一〇〇枚]/中原昌也
私は、この地味な会議室で、あの神秘的な体験を
文芸作品に昇華させなければならない......。

◆蜜の静かに流れる場所[一〇〇枚]/黒川 創
大学の友人だった言語聴覚士の女と通信社記者の男。
五十代になって交差する二人の人生。

◆FICTION 02 楽園/山下澄人

◆サーカス/瀬戸内寂聴

◆ヴィル=ダヴレー/松浦寿輝

◆プリニウス(四)/ヤマザキマリ+とり・みき

【アンケート特集】
平成の終焉――何が生まれ何が消えたのか
◆谷川俊太郎▪私的なファクト
◆水村美苗▪完全な絶望はありえない
◆会田 誠▪平成という時代はありません
◆西川美和▪フィルム/デジタル
◆竹内 洋▪「ほとけの◯◯教授」に「上から目線」
◆川本三郎▪アナログ人間の困惑
◆平野啓一郎▪時代の「自分探し」
◆最果タヒ▪よそよそしい平成
◆小澤 實▪はがきからメールへ
◆本谷有希子▪以前/以後
◆エリイ(Chim↑Pom)▪幽霊のような自主規制
◆高村 薫▪饒舌と沈黙
◆中村文則▪愚かさの再生産と、言葉の変容
◆上田岳弘▪「昭和」の余熱、あるいはピボットの足場としての
◆高樹のぶ子▪謝罪と沈黙
◆三宅 唱▪撮影現場は生き物
◆蓮實重彥▪「元号」などというものは適当に無視しておけばよい
◆岡田利規▪この国の外が持つ意味の変容
◆長野まゆみ▪紙の本を読む「読者」
◆ブレイディみかこ▪さっさとデフレを終わらせろ
◆辻原 登▪熊野の神木
◆町屋良平▪よろこびのTikTok
◆桐野夏生▪人の死が生まれ、私という人間が消えた
◆福田和也▪清水志郎/澤口知之
◆小山田浩子▪そう思った自分こそ駄目じゃないか
◆野田秀樹▪私の中に生まれた新しい罪悪感

平成ベストテン
◆山根貞男▪映画
◆椹木野衣▪アート
◆和久田頼男▪演劇
◆片山杜秀▪クラシック
◆佐々木 敦▪Jポップ
◆五十嵐太郎▪建築

■■ 発掘原稿 ■■
三島由紀夫 現代青年論 “弱い父親”への反逆
『仮面の告白』『金閣寺』等で青年を描いた三島が
死の前年に青年の変容と不変を説く。
解説・斎藤理生

◆ベンヤミンのメキシコ学――運命的暴力と翻訳/山城むつみ
若き思想家はなぜその絵文書を読もうとしたのか。
暴力批判と翻訳論を繋ぐ広大な可能性。

〈追悼ドナルド・キーン〉
◆「日本」について質問された人/平野啓一郎

◆昨日の戦地から、ずっと。/尾崎真理子

〈追悼 高橋英夫〉
◆批評の正統に殉じて/菅野昭正

【芥川賞第一作】
◆ショパンゾンビ・コンテスタント/町屋良平
魔法のような音を奏でるピアニストは同級生。
才能って、天才ってなんだ? 新身体派の新音楽小説!

◆ファイア/大前粟生
燃え上がるラーメンと冷めゆく愛。
先鋭的想像力と緻密な人間模様が京都の地で像を結ぶ。

◆カウチサーフィン/大竹昭子
外国からのゲストが三世代住宅にやってきた。
思わぬ出来事が一家にもたらしたものは――。

◆宝物/瀬戸内寂聴
宝物を探して、少女は冒険する。
硝子工場へ、幼稚園へ、「不思議がいっぱい」の世界へ。

◆わたしが行ったさびしい町(4)名瀬/松浦寿輝
人はふつうの町で生きふつうの町で死んでゆく。
生それじたいが本質的にさびしいのだ。

◆あなたの日常に福島はある/小松理虔
震災から八年。「関心の断絶」をいかに乗り越えるか。
新復興論』の著者が福島から問う。

◆川端康成最後の書簡――「不浄」ということ/深澤晴美
「この春は、心弱りに引籠もつてをりました」
自死の直前に認められた川端書簡の謎を問う。

■■ 追悼 橋本治 ■■
◆ありがと、じゃあね/高橋源一郎
◆如是我聞/松家仁之
◆ミトンとふびん/吉本ばなな
かけおちのように極寒の街ヘルシンキ にやってきたふたりに、
この世界が与えてくれた祝福の時間!

◆[掌篇三作]ひきだし火事/さかさ率/うろの中の天
黒田夏子
季節とともに幼年のあそびは変わりゆく
――ひきだしに詰まった、人生の過ぎ去りし光陰。

◆バルコニー/加藤秀行
彼女の部屋で、彼女と文字を移し換える。
翻訳という行為が映し出す、青年の生の手触り。

◆白人たち/ジェン・シルヴァーマン 訳・解説:藤井 光
独りよがりな正義感から、白人上流階級らしさを捨てようと
足搔く夫婦の行きつく先は?

◆チェロ湖[新連載第二回]/いしいしんじ
四人ヨツトは魚や鳥に育まれ、チェロ湖随一の少年に育つ。
水底から立ち上がるめくるめく物語。

◆蠅[新連載第三回]/瀬戸内寂聴
お遍路の鈴の音が鳴る町で少女は成長する。
少女の目が世界の実相を鮮やかに映し出す。

◆わたしが行ったさびしい町(3)イポー[新連載第三回]/松浦寿輝
バス旅行でマレー半島縦断という思いつき。
私は自堕落なバックパッカーに転落した。

◆プリニウス[移籍新連載第三回]/ヤマザキマリ+とり・みき

■■ 連載小説 ■■
◆ビッグ・スヌーズ(十四)/矢作俊彦

◆荒れ野にて(三十九)/重松 清
第51回《新潮新人賞》応募規定
【選考委員】大澤信亮/川上未映子/鴻巣友季子/田中慎弥/中村文則

【特別文芸批評】
◆三たび文学に着陸する/古川日出男
――古事記・銀河鉄道の夜・豊饒の海
今文学たる日本文芸の始点。流転を生きる少年小説。
運命を駆動させた最期の四部作――。
大崩壊後のビジョンを提示する予言的文学論。

■■ 対談 ■■
◆鶴見俊輔とは何者だったのか?/黒川 創+片山杜秀
断片から流れを作り様相を捉える。
党派に縛られず柔軟に人を見る。思想界の巨人の実像。

◆追悼・梅原 猛 仙童遷化/中沢新一

◆狂気の静けさ/アピチャッポン・ウィーラセタクン 訳:金子 遊

◆昭和の終わり、平成の終わり/三輪健太朗
――手塚治虫没後三十年に寄せて

◆声――フランスと日本と(二)/福田和也

◆保田與重郎の文学(六)/前田英樹

◆これは小説ではない(十)/佐々木 敦

◆地上に星座をつくる/石川直樹
第七十一回・せとうち初詣

◆見えない音、聴こえない絵/大竹伸朗
第一七一回・金魚とマッチ棒

■■ 新潮 ■■
◆取材は恋愛に似ている/相澤冬樹

◆インスタグラム時代のホリー・ゴライトリー/山崎まどか

◆昨年/伊舎堂 仁

◆2018年はnoteで日記を売って食っていける時代になっていた/岡 映里
【新連載】
◆チェロ湖/いしいしんじ
チェロの形をした大きな湖の畔で、青年はアユを釣り、
野鳥の声を録音し、古い物語を釣る。
生と湖の歴史と生態系が交響する大型作品!


◆履物屋の親友[新連載第二回]/瀬戸内寂聴
想像力に目覚めた四歳のわたしはすべての経験を老人に物語る。
小説家の起源を問う掌篇。

◆漂流[新連載第二回]/町田 康
荒れ狂う波濤。いよいよ私はあれをやる時が来た。
海を鎮め船を救う奇跡の神威を見よ!

◆わたしが行ったさびしい町 2・ペスカーラ
[新連載第二回]/松浦寿輝
「魚の町」ぺスカーラに行こうと決意したのは、
ラヴェンナのモザイク画を見たせいだ。

◆飛光/日和聡子
それは、新月の夜にやって来る――。
子を待つ母の強い祈りが虚実不可分の世界を呼ぶ。

◆助けて/藤野可織
正社員のまま母となった元同僚たち。
その子供らの愛らしい写真がまな子の小説を脅かす。

◆続続続アイオワ日記(完)/滝口悠生
今年ここに集まった作家たちがまた集まることはたぶんもう二度とない。
共同生活完結篇。

◆プリニウス[移籍新連載第二回]/ヤマザキマリ+とり・みき

■■ 連載小説 ■■
◆ヒロヒト(六)/高橋源一郎

◆ビッグ・スヌーズ(十三)/矢作俊彦

■■ 特別対談 ■■
◆この国の内と外/川上弘美+ヤマザキマリ
小説と漫画で世界に日本文化を発信し続ける
2人の書き手の真摯でユーモラスな初対談!

◆「ポスト」をめぐって/蓮實重彦
――「後期印象派」から「ポスト・トゥルース」まで
Postの一語に秘められた殺戮と延命の両機能。
嘘臭いこの時代を撃つ、白熱の東大講演録!

◆声――フランスと日本と/福田和也
パリを訪ね、フランスと日本を貫く声を聴く。

◆カワイイ、灰色の日本/リン・ディン 訳・解説:小澤身和子
ベトナム人作家の「日本死にかけ」旅行記。
]
◆精神の自由を保ち、九十三年の生涯に向き合う/最相葉月
――黒川創『鶴見俊輔伝』論

◆保田與重郎の文学(五)/前田英樹

◆無何有郷からの通信/今福龍太
――新しい宮沢賢治(9)

◆これは小説ではない(九)/佐々木 敦

◆地上に星座をつくる/石川直樹
第七十回・ヒマラヤの仮面神

◆見えない音、聴こえない絵/大竹伸朗
第一七〇回・ビルと圓通寺

■■ 新潮 ■■
◆女の子のロールモデルと戦争/堀越英美

◆時代精神と先端音楽――追悼・阿木譲/椹木野衣

◆人類学は私たちに何を示してくれるか/長谷川眞理子

◆金融政策と「貨幣とは何か」をめぐる論争/飯田泰之

◆悲嘆可能性と前未来/岩川ありさ
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商品情報・内容

  • 出版社:新潮社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月7日

■ クォリティの高さをこだわり続ける文芸誌

歴史と伝統を誇る月刊文芸誌。三島由紀夫賞などの文学賞が発表されます。

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