クリーンテクノロジー 発売日・バックナンバー

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2,096円
■特集:スマートファクトリーに関するさまざまな先端技術1
○ドイツ製バルブヘッドによる既存設備のスマート化の促進と展望/ビュルケルトジャパン㈱/宇田川隆博
本稿では、既存設備および既存の制御をなるべく維持したまま現場で無理のない導入が可能なIoT、Industrie4.0世代対応の製品のうちバルブヘッドを紹介する。

○ メーターの価値が変わるガスミエールの開発/アズビル金門㈱/林 智一・本山健一
ユーティリティメーターのスマート化に対する期待は世界的に高まっており、日本国内でもスマートメーターが普及期を迎えると予想される。また、通信においては、LPWA(Low PowerWide Area)等新しい通信技術が次々と登場し、IoT(Internet of Things)時代となってきている。特にLPガス業界においては、検針、保安、料金徴収、配送効率化等にLPガススマートメーターを用いて実現したシステムに注目が集まってきている。本稿では、LPガススマートメーター「K-SMα」とそのクラウドサービス「ガスミエール」について紹介する。

○ 食品工場における製造工程の“見える化”/㈱アーゼロンシステムコンサルタント/高橋貞三
本稿では、食品工場における製造工程の“見える化”の現状と当社の取り組みについて紹介する。

○IoT・LPWA(Low Power WideArea)でどのように社会が変わるのか/㈱ゼネック/美馬芳彦
近年、IoTはセンサーの小型化やコストの低下・省電力化により急激に発展を遂げている。本稿では、IoT分野における技術の発展を、当社の具体的事例を用いて紹介する。

○ 手軽に現場を見える化するIoTクラウドサービス/IoTBASE㈱/澤和寛昌
ビジネス市場で熱い注目を浴びているIoT。成長期待の高い有望市場であるにも関わらず、企業の現場には導入が進んでいないのが現状である。本稿では、当社のIoTシステムを紹介しながら、この課題について対応策を述べるとともにIoTの導入事例を紹介する。

■特集:粒子の捕集・計測・制御2
○ 小型・高性能PM2.5センサ/パナソニック㈱/渡部祥文
本稿では、様々な発生源や季節の影響を受けず、激しい大気環境汚染地域でも使用可能とする粒子径判別式の小型・高性能PM2.5センサについて、その構造、PM2.5質量濃度の算出方法、種々の地域における公定法との比較検証の結果について紹介する。

○ 小型環境計測器が大気科学や社会に与えるインパクト/名古屋大学/松見 豊/長崎大学/中山智喜
本稿では、微粒子や大気成分のローコストで小型な比較的精度の高いセンサと小型環境計測器の開発について紹介する。それらの計測への応用の具体例を示し、1人に1個のレベルでの環境計測と高度情報ネットワーク・AIが切り開く新しい社会と科学について概説する。

○PM2.5と前駆ガス状物質の昼夜別同時観測/群馬県衛生環境研究所/熊谷貴美代・田子 博・梅田真希
PM 2.5の発生源として、ガス状物質が大気中で粒子に変化する二次生成が問題となっている。本稿では、PM 2.5中の二次無機粒子に着目し、前橋において冬と夏に昼夜別にPM 2.5とガス状物質の同時観測を行った結果について紹介する。

■解説
○JIS B9920-2「浮遊粒子数濃度による空気清浄度に関するクリーンルーム性能を根拠付けるためのモニタリング」/日本エアーテック㈱/渡辺直樹
この規格は、クリーンルーム又はクリーンゾーンが、粒子数濃度による空気清浄度を維持し、十分に機能を発揮していることを保証するためのモニタリングについて規定しており、国際規格:ISO 14644-2:2015に対応し、JIS B9920の第2部として2019年にまとめられた。具体的には浮遊粒子数濃度の測定や影響するパラメータを、適切なリスクアセスメントに基づくモニタリング計画として文書化し、実施し、維持する事を求めている。さらに粒子数濃度による空気清浄度試験をJIS B 9920-1:2019に基づいて実施するよう規定している。

○JIS B9920-1 第1部:「浮遊粒子数濃度による空気清浄度の分類」/TAC研究所/鈴木良延
本稿では、今年3月に改正された、JIS B 9920-1 第1部を紹介する。最少測定点数の設定方法は品質管理手法である抜取り検査に基づく標準方法と緩和措置による2種類、分類方法は、標準方法、測定信頼度向上のための措置、及び逐次サンプリング法の3種類がある。

○室内化学物質汚染の現状と今後の対策/近畿大学/東 賢一
室内化学物質汚染に対しては、室内濃度指針値を中心とした取り組みが行われてきた。本稿では、室内化学物質汚染の特徴とこれまでの取り組み、近年着目されている代表的な化学物質による室内汚染と今後の課題について紹介する。

○再生医学研究を変える新技術としての循環式三次元組織培養システム/大分大学/花田克浩
三次元組織培養は、近年、再生医学や癌研究などの領域で高い注目を浴びている。しかし、既存の三次元組織培養技術では、内部の細胞に酸素や栄養素を供給できないため、大きな細胞塊を調整することは非常に難しい。この問題を解決するために、我々は酸素ナノバブルと中空糸膜を活用した新規培養システムを考案した。中空糸膜を人工血管と模して、内部に栄養素と酸素ナノバブルを含んだ培養液を循環させ、中空糸膜外部で細胞塊を培養するという手法である。この方法では、細胞塊に効率よく栄養素と酸素を供給することが可能であるため、直径1 mm以上の大きな細胞塊が容易に調整できる。

○ナノテクを用いたバイオセンサとストレス計測への応用/関西大学/伊藤 健
本稿では、ナノサイズの物質が発現する特有の物性、現象や大きな比表面積(体積に対する表面の割合)を利用したストレスマーカー検出法(水晶振動子マイクロバランス(QCM)法、局在表面プラズモン(LSPR)法)について紹介する。

○曲げ伸ばし可能な高機能性ファインセラミックスの高品質単結晶薄膜/近畿大学/西川博昭
高機能性ファインセラミックスの高品質な単結晶薄膜は、各種の高感度センサ材料として有効である。しかしながら、作製には極めて高温が必要であるため、軽くてフレキシブルであるが耐熱性に乏しいプラスチックシートに組み合わせてウェアラブルセンサを実現するには、プロセス上の工夫が必要である。そこで、高機能性ファインセラミックスの高品質な単結晶薄膜を一旦耐熱性に優れる基板上に作製したのち、これを剥がしてプラスチックシート=別の基板に転写する技術を研究している。従来は転写に際して顕著な剥離・欠損が見られたが、これを回避して面積10 mm×10mmの単結晶薄膜を剥離・欠損なく転写する新規なプロセスの開拓に成功した。

○最新の無菌製剤工場/日新製薬㈱/大石政道
無菌医薬品製造に関する規制のグローバル化に準拠するために、最新鋭の無菌製剤製造工場を建設した。本稿では、本工場建築にあたり、その設計思想と品質向上のための様々な取り組みを紹介する。

○低温および低基板ダメージ成長による酸化物薄膜/高知工科大学/山本哲也・古林 寛
異種材料基板上酸化物薄膜実現には低温・低基板ダメージ成長が必須である。プラズマ密度とイオン飛来エネルギー設計は非晶質ガラス基板上多結晶薄膜での結晶子内原子配向と結晶子間配向との自在制御を両立させる。

○活性炭素繊維を用いたVOC回収装置/東洋紡㈱/岡田武将
活性炭素繊維を吸着材に用いたVOC回収装置は、高除去性能、高品質な回収溶剤、コンパクトといった特長をもち、国内外の工場で広く採用されている。本稿では、活性炭素繊維の特長と複数の回収システムについて紹介する。
2,096円
■特集:クリーンルームの最新動向と将来展望~その開発竣工等~
○医薬品製造施設向け最新室圧制御技術/ダイダン㈱/井上雅博・篠原拓真
当社は、さまざまな諸問題を解決するため、局所排気装置による風量変化に自動で追従し、室圧変動を抑制、かつ調整作業量を軽減できる制御システム「バリアスマートMT」を開発した。本稿では、その技術と効果、課題などについて紹介する。

○電解水エアワッシャーシステム/新菱冷熱工業㈱/佐原 亮・三上秀人・服部美紀
本稿では、ケミカルフィルタを超えるAMCs除去性能を実現した「電解水エアワッシャーシステム」の概要について紹介する。

■特集:粒子の捕集・計測・制御①
○ 試料採取フィルターによるPM2.5の無機元素の操作ブランク値の違い/環境省環境調査研究所/本多将俊 ・
大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の無機元素の操作ブランク値の特徴は、試料捕集に用いるフィルターによって異なる。本稿では、材質の異なるフィルターを使用した場合の、操作ブランク値の特徴の違いについて紹介する。

○ 時間応答性の高い可搬型センサーを用いた局所的なPM2.5高濃度汚染場の調査/大阪市立環境科学研究センター/板野泰之/(公財)ひょうご環境創造協会/中坪良平/名古屋大学/松見 豊
PM2.5汚染が改善傾向にある中で、小規模な汚染源による局所的な高濃度汚染が注目されつつある。このような汚染は一般大気への影響は小さいものの、個人暴露量に対して無視できない影響を及ぼす可能性がある。本稿では、近年開発された高い時間応答性を持つ小型センサーを用いてその実態を調査した例を紹介する。

○室内SPMの粒度分布に関する考察/芝浦工業大学/西村直也
本稿では、室内における SPMの性状について実測を通して粒度分布を計測し、その結果から粒度分布の一般解を求めることを目標に定め、その際、統計学において計測対象のばらつきを表現するために用いられる「不確かさ」を用いる手法を紹介する。

○ 高保塵量のフッ素樹脂HEPAフィルタ開発/ダイキン工業㈱/桐谷絵美
フッ素樹脂延伸膜フィルタは低圧損だが短寿命という欠点があった。3種のフッ素樹脂の混合により、低圧損と長寿命を両立する低密度の厚膜構造を実現した。本稿では、その構造の維持に重要な成分とその効果について紹介する。

○ 局所作業空間の可視化と浮遊微粒子捕集の手法/㈱セントラル科学貿易/鈴木清之
本稿では、気流を可視化するために液体窒素と精製水を使用する装置と精製水のみを使用して、フォグを発生させる装置について紹介する。

■解説
○環境センサによるクリーン空調制御システムの開発/清水建設㈱/近藤恒佑・長谷部弥・小松原正幸・染谷孟行
本稿では、CR内環境を画像センサ、パーティクルセンサで捉え、その環境に合わせてFFUを制御するシステムの開発を試みた内容を紹介する。

○過酢酸による空間除染の最新技術/SDバイオシステム㈱/榊 昭雄・磯貝未来
高い安全性と優れた効果を持つ過酢酸を用いた空間微生物除染において、腐食性や臭気の問題を克服し、養生不要で、従来困難だった条件でも安定して高い効果を発揮する最新の過酢酸サイクル除染法について紹介する。

○VOC排出規制の現状と展望/高砂熱学工業㈱/河岡将行・伊藤 衛
VOC排出と地球温暖化との関わり、国内の大気環境の状況、現状のVOC排ガス処理の課題に鑑みながら、VOC排出抑制の将来像について展望する。あわせて、当社が開発した新しいVOC回収システムについてその有用性を紹介する。

○微生物バイオプロセスを用いたレアメタル資源の確保/法政大学/山本兼由・渡邊宏樹
省エネルギー・低環境負荷・低コストの期待がある微生物バイオテクノロジーが、ゲノム科学の発達から微生物バイオプロセスへと発展している。本稿では、微生物バイオプロセスを利用した金属再資源化の技術開発を紹介する。

○ガンマ線滅菌・殺菌/㈱コーガアイソトープ 河合政利・福山貞伸
本稿では、ガンマ線滅菌の特徴、ガンマ線照射装置、ガンマ線による医薬品の滅菌および化粧品の滅菌、 微生物の管理について紹介する。

○セラミック膜による小スケールろ過試験機/岩井ファルマテック㈱/佐藤大樹
膜分離で使用される「膜」は有機膜と無機膜に大別できる。本稿では、当社が上市する無機膜、特にセラミック膜試験機について、試験機の概要および、試験実施例について紹介する。

○MEMSとLSI技術によるエッジヘビーセンシング/東北大学/室山真徳
本稿では、エッジ側に設置したMEMSとLSIを用いたエッジヘビーセンシングが実現しうる未来のビジョンを紹介する。特に触覚センサを例に挙げる。

○アルコール溶液をキャリアとする高効率蓄電システム/九州大学/福嶋 貴・北野 翔・山内美穂
化学的に安定で、溶液として扱えるアルコールは、電気エネルギーの貯蔵媒体として理想的な物質である。本稿では、バイオマスから得られるシュウ酸とアルコールであるグリコール酸の酸化還元を介した蓄電システムを紹介する。

○空気は食品の副原料/中設エンジ㈱/野々村和英
「意識されていない空気、然しそれは食品の大事な副原料!」本稿では、その空気質を清浄に保つための考え方・対策を食品工場周囲の環境の理解から、換気方式、そのためのエアフィルタ、空調方式について幅広く紹介する。
2,096円
■特集:産業を切り拓く可能性を秘めた新技術2
○ミストプラズマによる生きものの制御/京都工芸繊維大学/高橋和生
本稿では、大気圧下で発生させるプラズマが植物の発芽促進に寄与することを示し、またプラズマの殺菌について、微粒子としてのミストを添加することによって、その効果が増大することを紹介する。

○ 機能性ポリマーの相転移現象に基づく無廃棄物型レアメタルリサイクル技術/東京工業大学/塚原剛彦・佐賀 要/(国研)日本原子力研究開発機構/鈴木英哉・松村達郎
本稿では、筆者らが開発した新しい分離法“相転移性水系溶媒抽出法”に基づくレアメタル分離回収について紹介する。

■特集:医療施設における環境管理
○ 手術室におけるノイズの影響/山田医療照明㈱/鈴木敏弘・小野英尚
近年、LED照明の普及が進み、医療施設においてもLED照明器が普及し始めている。そのなかで医療現場におけるLED照明器によるノイズの影響が取り沙汰されている。本稿では、天井に設置されるLED照明器やLED無影灯の運用を通してノイズの影響について紹介する。

○ 循環不全状態の皮膚色の識別に適した照明要件/富山大学/秋月有紀
本稿では、これらの色表現を用いて、短時間で変化する循環不全状態の皮膚色について示した上で、その状態変化の識別に適した理想的LED光源の分光特性について紹介する。

○2系統空調制御システムを採用した実手術室の環境性能検証/清水建設㈱/山田容子
異なる温度要求に応えることを目的に、周囲旋回流と中央下降流を組み合わせ、1室に二つの温度帯を形成することを特徴とする手術室空調を開発した。本空調を採用した実手術室の竣工時に、実運用を想定した負荷を与えた環境測定を行い、その性能を検証した。本稿では、実手術室の竣工時の環境性能検証の手法と結果について紹介する。

■特集:食品・医薬品製造における最新のクリーン化技術
○ AI捕虫器を活用した防虫管理/アース環境サービス㈱/足達由貴
製品出荷前に、昆虫混入リスクの評価や対応が可能な「品質保証型の防虫管理」を実現するAI捕虫器「RIG1.0」。本稿では、開発コンセプト、短時間で正確な昆虫モニタリングデータを提供するAIや誘引ギミックについて紹介する。

○ 高圧蒸気滅菌装置/サクラエスアイ㈱/木村 豊
滅菌は、全ての微生物を死滅させることであり、製造される製品及び製造する設備の安全性や有効性を確保するために重要な処理工程である。本稿では、一般的に広く用いられている高圧蒸気滅菌装置の概要と各滅菌方式の処理内容について紹介する。

○食品製造工場における防虫用装置/日本エアーテック㈱/長塚 涼
食品製造工場及び物流倉庫において、品質保持と異物混入対策は重要課題である。HACCP(Hazard Analysis CriticalControl Point)による衛生管理対策として、搬入/搬出口や室間にエアーカーテン、エアーシャワー装置等をはじめとする各種対策機器が使用される。本稿では、主に防虫用エアーカーテン装置について、最新のデータを用い紹介する。

○手袋は二次汚染防止最後の砦/㈱ワークソリューション/荻原真二・嶋田清美
食品製造現場で作業者の手袋が汚染源となっては本末転倒である。本稿では、「手袋除菌システムソルパット」の殺菌効果、安全性、履歴管理・入退室管理機能、衛生管理マネジメントへの組み込み方法などを紹介する。

○次世代ATPふき取り検査法(A3法)の開発と食品分野における応用/キッコーマンバイオケミファ㈱/松本浩祐
現場での洗浄を簡単に10秒で数値化できるが、ATPふき取り検査の最大の特徴である。現場で簡単に迅速に検査できる特徴から食品分野のさまざまな場面で使用されている。食品分野だけでなく、医療分野における医療機器の洗浄評価、環境の汚染度評価、さらにビルメンテナンスでの清掃の評価、ハウスクリーニングにおける入浴施設の清浄度評価にまで応用が広がっている。本稿では、その概要について紹介する。

■解説
○医療機関におけるバイオセーフティの現状と課題/聖マリアンナ医科大学/山崎行敬・高野知憲・國島広之
2020年7月の東京オリンピック・パラリンピックでは、約1,000万人の来場者が予測されている。大規模な世界的イベントでは、海外からの感染症流入のリスクおよび、マスギャザリングによる伝播拡散も想定され、確実な病原体の封じ込めが必要不可欠である。

○全固体電池技術に立脚した超低消費電力メモリデバイス/東京工業大学/渡邊佑紀・一杉太郎
コンピュータの消費電力増大が問題視される中、近年では低消費電力で動作可能な次世代メモリデバイス開発が活発化している。本稿では、全固体Li電池構造に立脚した超低消費電力メモリデバイスについて紹介する。

○PFAチューブの表面粗度に関する新提案/ダイキン工業㈱/今村 均
筆者は、PFAチューブ内表面に、ノサイズの微粒子が滞留する可能性について議論するためには、チューブの表面粗度の測定方法についても見直しが必要と考えた。本稿では、ナノレベルで表面粗度を測定する方法と必要性について紹介する。

○SLAM自立制御/3Dマッピング・システム/㈱みるくる/稲葉伸二
本稿では、背景技術の紹介の上で、SLAMによる自律制御機能付きUAV Lidarシステムとして唯一市場に普及するEmesent社「Hovermap」について紹介する。

■製品紹介
○環境微生物検査に適した検査キット/㈱エルメックス/和久信一

2,096円
■特集:クリーンルームの災害対策
○IoTを活用した次世代のBCP支援システム/大成建設㈱/関山雄介・内山泰生・佐藤貢一
IoTの活用により、従来の地震対策に加えて更なる減災・復旧日数縮減を可能とする次世代のBCP支援システムとして、これまで対応が難しかった地震直前/直後を含む地震前.応急・復旧段階の各フェーズに対応する対策を紹介する。

○BCP対応型の次世代電子デバイス工場/大成建設㈱/上田俊彦・関山雄介・薦田香織・矢田雅一/㈱篠塚研究所/佐藤芳久
巨大地震に対する被害最小化と工場復旧の超短工期化をコンセプトとしたBCP対応型の次世代デバイス工場について、建築構造体、非構造部材等の部位ごとの対策技術を紹介すると共に、効果的な対策立案のための地震リスクマネジメント手法を、事例を交え解説する。

○電子デバイス生産施設のリスク軽減技術、クリーンルームの地震対策/鹿島建設㈱/小野宜彦
自然災害リスク軽減に取り組む企業の多様なニーズに対し、保有する要素技術、実際の対策事例やBCP 支援サービスについて、その概要を紹介する。

○断熱サンドイッチパネルを用いた耐震天井/日軽パネルシステム㈱/松本量央
近年頻発する震災により建築業界では耐震への要求が年々高まっている。本稿では、産業空間における主要建材である断熱サンドイッチパネルを用いた、「断熱」に留まらない「安心・安全な空間構築」について紹介する。

○3.11震災から学ぶ東北大学MEMS関連施設の例/東北大学/田中秀治
本学のクリーンルームを含むMEMS関連施設が3.11震災で受けた被害を整理し、同規模の地震に見舞われた際、読者の事業所でどのようなことが起こりうるか頭の中でシミュレーションするための材料を提供する。

■特集:産業を切り拓く可能性を秘めた新技術1
○超音波ホーンを用いた高濃度ファインバブルの効率的生成方法ならびに活用例/明星大学/清宮義博
筆者らが提唱する超音波ホーンを用いた高濃度ファインバブルの効率的生成方法ならびに活用例について述べつつ、大都市農業に高濃度溶存オゾン水を活用することで、狭い農地の有効利用と野菜の生育に有効であることが分かってきたので、この問題についても例を挙げて紹介する。

○フレキシブルデバイスに向けたIn-Ga-Zn-O薄膜トランジスタの新たな低温形成技術/高知工科大学/古田 守
In-Ga-Zn-O薄膜トランジスタ(IGZO TFT)は次世代ディスプレイへの研究が活発である。IGZOは室温成膜可能であるが、良好な特性には300 ℃程度の熱処理が必要である。今回はフレキシブルデバイスに向けた150 ℃プロセスによるIGZO TFTを開発した。

○分子プレカーサー法による光充電型薄膜リチウムイオン電池の形成/工学院大学/永井裕己・佐藤光史
本稿では、比較的安定な金属錯体を前駆体とする薄膜形成法の分子プレカーサー法の応用と、それを用いて形成した光で充電する薄膜リチウムイオン電池について紹介する。

○FPD製造工程などの静電気放電の検出評価技術とEMC用高感度低周波磁界プローブ/九州工業大学/大塚信也
本稿では、新技術説明会で紹介した「FPDにおける静電気放電の検出評価技術」と「プリント基板や電子デバイスにおける近傍磁界を高感度・高空間分解で測定できるEMC用低周波磁界プローブ」の技術概要を紹介する。

○環境エネルギー発電技術開発と安価で印刷可能なハイブリッド発電シート/小山工業高等専門学校/加藤岳仁
世界のエネルギー事情に明るい未来を創ることを目指し、産学官の連携のもと、次世代型環境エネルギー発電デバイスの研究開発に「有機無機ハイブリッド材料」と「塗布プロセス」をキーワードに挑む。

■特集:無菌製剤施設除染技術の最新動向2
○ドライ方式過酸化水素除染の機構と特性検討/㈱日立プラントサービス/末松孝章
発熱機器を含む閉鎖系アクセス制限バリアシステム等への適用を念頭に、ドライ方式過酸化水素除染の機構と特性を検討した結果、均一な除染性能を得るにはウェット方式と比べドライ方式が優位であることを明らかにした。

■解説
○磁歪振動発電と応用展開/金沢大学/上野敏幸
本稿では、磁歪振動発電デバイスの構造と原理、特性、IoTへの応用、また将来的にデバイスを大型化した場合の電力回生や再生可能エネルギーへの展望を紹介する。

○洗浄バリデーションに対する実践的な取り組み/ナノキャリア㈱/宮嶋勝春
開発品の活性が高まるとともに、洗浄バリデーションの重要性も高まっている。本稿では、洗浄バリデーションの実施において検討すべき、残留限度値の設定基準や目視検査の標準化など10項目について、その現状と課題を紹介する。

■解説
○目詰まりしないオンラインTOC計/㈱ハック・ウルトラ/岡田政嗣・佐々木信也
○次世代ATPふき取り検査システム(A3法)/キッコーマンバイオケミファ㈱/松本浩祐

2,096円
■特集:建築現場におけるVR/ARの最新技術2
○屋内デジタル化プラットフォームNavVis/㈱構造計画研究所/梅田雅之・宮垣英司・松山祐樹・坂上裕信
NavVisは、従来の方法よりも早くかつリーズナブルに、屋内の3Dマップを作るサービス。Googleストリートビューの様に建物の中の様子を360度高解像度パノラマ画像で見渡す、また、3D点群モデルによって立体的に見ることが可能である。

○複合現実(MR)技術を用いた建設業の生産性向上/小柳建設㈱/和田博司
仮想現実技術(VR)の産業への活用が昨今、進んでいる。複合現実技術(MR)は、VRに類する技術の中で建設業に最も適していると考える。本稿では、「Holostruction」開発の経緯、機能、実証実験の結果について紹介する。

■特集:無菌製剤施設除染技術の最新動向1
○科学的根拠のある除染システムの確立/アース環境サービス㈱/中村浩章
無菌医薬品製造やそれに準ずる管理が必要な業態に於いてホルマリンに替わる環境除染システムの導入が進みつつある。本稿では、空間除染に用いる各種除染剤の紹介と仕様設計の重要性を、科学的根拠をもとに紹介する。

○無菌医薬品、再生医療製品製造工程におけるブラックホールと最新の過酸化水素除染技術/㈱エアレックス/川﨑康司
過酸化水素除染はその機序も不確かで、その課題を抱えながら実応用が進んでいる。まさにブラックホールが多くある除染の宇宙に対して、酵素技術と世界最速除染を可能としたUltra DeconTMシステムによりこの課題に挑戦した。

○過酸化水素ガス殺菌技術の役割、導入事例紹介と多用途展開/大和製罐㈱/桑原浩輔・浅野稔浩・石川浩介/㈱グロービック/岡崎 貢
本稿では、清浄環境の実現・維持に利用されている過酸化水素ガス殺菌について、当社システムの特長から、昨今のシステム導入事例や殺菌サービス事例などを紹介する。その他、現在進めている局所的な空間への適用についても同様に紹介する。

○過酸化水素を除染剤とした除染/澁谷工業㈱/谷本和仁
本稿では、過酸化水素を除染剤とした総注入量方式の除染プロセスの優位性と特徴についてデータを示し、アイソレータの除染検証手順について事例を交えて紹介する。

○可搬型過酸化水素除染装置/㈱大気社/中村欣明・清都研吾
当社では室内の過酸化水素除染を過酸化水素が凝縮しないドライな環境で行う除染方式を開発し納入している。本稿では、そのうち、小規模室内や狭小空間への対応がしやすい可搬型除染装置を用いたシステム構成と除染事例を紹介する。

○過酸化水素ガスによる除染機器・システム/デンコム㈱/一色祐介
本稿では、イタリア・Amira社による最も革新的な過酸化水素を用いた除染システムであるBioresetを紹介することで、過酸化水素ガスによる除染機器に関する最新技術を浮き彫りにする。

○使用中も無菌性保証が取れた過酸化水素スプレー/㈱三ツワフロンテック/道幸昌史
使用期限がバリデーション取れで、使用中の無菌性が取れている過酸化水素スプレー。本稿では、どういったバリデーションデータを取得しているかについて紹介する。

■解説
○量子ドットデバイスの現状と展望/NSマテリアルズ㈱/宮永昭治
本稿では、次世代ディスプレイのキーマテリアルであるQDの応用方法、更に、照明、太陽電池、センサー、情報通信等への利用を紹介する。RoHS規制を考慮したQDの必要性、及び、QDを「使う技術」開発の重要性についても議論する。

○質量の単位「キログラム」の新たな定義/(国研)産業技術総合研究所/倉本直樹
2019年5月20日、質量の単位「キログラム」の定義が改定された。新たな定義は普遍的な物理定数であるプランク定数に基づく。本稿では、新たな定義が導かれた経緯および定義改定の実現に我が国が果たした役割について紹介する。

○大量廃棄時代に向けた太陽光発電パネルリサイクルの最新動向/早稲田大学/大和田秀二
本稿では、最近のリサイクル技術の開発動向を記しつつ、主としてガラスのリサイクル技術についてその概要を紹介する。

○食品を対象としたサルモネラ属菌の検査方法/東京都健康安全研究センター/小西典子
サルモネラは最も重要な食中毒起因菌の一つである。食品を対象にサルモネラの検査を行うことは、食の安心・安全を確保するために非常に重要である。本稿では、食品衛生法で定められた方法から迅速・簡易検査法まで、検査の概要とポイントを紹介する。

○クリーンルーム・バイオセーフティ施設等における気密性の評価/戸田建設㈱/村江行忠
本稿では、クリーンルーム等を対象に、汚染物質の侵入防止・拡散防止とともに、省エネルギー性に大きく影響を与える建築空間の気密性に関して、測定方法、漏気箇所の調査方法に加え、これまでに実施した測定結果について概述するとともに、独自に検討を行った気密評価レベルについて紹介する。

○感染制御の視点で望まれる病院環境~理想と現実~/兵庫医科大学病院/一木 薫
感染制御の視点で考えた病院環境として、水と空気の管理、ゾーニングがあげられる。本稿では、シンク配管の細菌汚染対策、レジオネラ対策、工事に係るアスペルギルス対策、物品や導線のゾーニングについて、そのポイントを紹介する。
2,096円
■特集:建築現場におけるVR/ARの最新技術1
○建築とVR/ARについて/東京大学/廣瀬通孝
平成の始めには概念でしかなかった「デジタル世界」が今や現実のものとなりつつある。 この30年間におけるVR技術の進化について触れることで、建築とVR/ARの現状を浮き彫りにする。

○仮想空間で合意形成を導く環境設計ツール/㈱アドバンスドナレッジ研究所/塚本百合
昨今、環境設計への意識・要求が高まっているが、設計者からクライアントへその設計案の価値を伝え合意形成を得ることは容易ではない。風の流れや温度分布を三次元で見える化できるだけでなく、コミュニケーションツールとしても有用なVRを活用してみてはどうだろうか。

○気流シミュレーションのVR/AR可視化技術/㈱ソフトウェアクレイドル/吉川淳一郎
本稿では、当社が気流シミュレーションの結果を、いかに立体的に(リアルに)見せようとしてきたかを過去から現在までの経緯も含め紹介する。

○点群VRのエンジニアリングへの適用/㈱エリジオン/渡辺友彦
VRは今後エンジニアリング領域での活用の増加が見込まれる。背景には3Dスキャナーの普及があり、現在では現場の様子をそのままVRコンテンツ化できるようになっている。本稿では、先進事例を交えた点群VRのトレンドを紹介する。

○ARで空間を可視化する検査アプリ/㈱エム・ソフト/代永英明
iPadで周辺環境を測位し、ARでデジタル付箋(ピン)を空間上に可視化。点検・検査で発見した問題箇所をデジタル座標に変換し、報告書や図面データに反映。建設現場や設備メンテナンス業務の生産性の向上を実現する。

■解説
○循環型社会におけるリチウムイオン電池リサイクルのこれから/早稲田大学/所 千晴
2次電池の中でもxEV用途をはじめとした急激な市場拡大が見込まれるリチウムイオン電池を対象として、その循環システム構築の現状と課題を概観する。また、リサイクルプロセス開発に対する筆者らの取り組み事例についても紹介する。

○バイオミメティクス-模倣こそが人新世を生き残る持続可能なイノベーションである/千歳科学技術大学/下村政嗣
人新世において、バイオミメティクスを分子系から生態系にいたる総合的な生態系サービスとして確立することで、再生可能資源系経済と枯渇性資源系経済が調和する循環型経済に基づく持続可能な街づくりに寄与できる。

○最先端電子顕微鏡技術を用いた機能性デバイスのオペランド観察/(一財)ファインセラミックスセンター/山本和生・穴田智史/パナソニック㈱/野村優貴
機能性デバイスを研究・開発する上で、実際の動作に近い環境下で評価すること(オペランド評価)が求められている。本稿では、最先端のオペランド電子顕微鏡技術を用いて、化合物半導体p-n接合の電位変化および全固体電池内部のLi分布の変化を定量的に観察した結果について紹介する。

○特別養護老人ホームにおける室内マイクロバオームの実態/工学院大学/柳 宇
本稿は、筆者らが行った介護高齢者福祉施設6施設内のマイクロバイオーム(菌叢)の調査結果について述べるものである。Acinetobacter属、Streptococcus属、Staphylococcus属は浮遊細菌、付着細菌の両方で検出された。浮遊細菌の場合、前述した3属にLactobacillus属とPrevotella属、付着細菌はBacillus属とParacoccus属の割合が多かった。

○室内環境における準揮発性有機化合物(SVOC)のリスク評価/大阪大学/小島直也・青木幸生
本稿では、室内空気汚染物質として着目されるSVOCに関して、まずそのリスクに係る曝露実態や有害性を整理した。次に筆者らが取り組むシミュレーション・モデルを用いた濃度推計に関する研究知見について紹介する。

○長崎大学のBSL-4施設設置に向けた検討状況について/長崎大学/中嶋建介
現在、本学は我が国で初めてとなるスーツ型BSL-4施設の建築を進めている。本稿では、大学、国、自治体等が施設設置に向けてこれまで行った対応と、2021年の完成を目指す本BSL-4施設の概要等について紹介する。

○BCPの観点から見た病院の停電対策/鹿島建設㈱/小林直樹
病院における停電時対応は非常に重要であるが、停電が発生して初めて施設が置かれた状況を知ったり、想定外に直面する病院が多い。停電対策の策定に当たっては停電事象と対応システムの正しい理解が必要である。

○「環境」配慮型病院の実現/㈱佐藤総合計画/田村富士雄
病院は省エネルギーのみならず「患者・職員ファースト」を掲げ、身体性を重視し健康性・快適性・執務効率などを高める視点に立ち、「環境」をより多面的に捉えていくことが重要である。本稿では、そんな視点から環境配慮型病院を考え、取り組みを紹介する。

○遺伝子解析による微生物推定解析/タカラバイオ㈱/西脇一恵・垂井智子
『遺伝子による微生物推定解析』は、第十六改正日本薬局方に「遺伝子解析による微生物の迅速同定法」として収載され、製造現場での出荷判定や工程管理などに幅広く利用されている。培養したコロニーからDNAを抽出しPCRにより増幅後、シーケンス解析にて得られた遺伝子配列をデータベースに照合して菌種を同定することができる。また、次世代シーケンサーを用いて細菌叢を網羅的に解析する手法も紹介する。

○全固体電池における界面と電池特性/(国研)物質・材料研究機構/高田和典
固体電解質の高いイオン伝導度を電池性能につなげるためには、材料界面で生じる異常なイオン輸送挙動の理解が不可欠である。本稿では、全固体電池においてみられる輸送特性の異常とその制御法について紹介する。
2,096円
■特集:プリンテッドデバイス技術
○山形大学 有機エレクトロニクス研究センター プリンテッドデバイス技術研究部門/山形大学/時任静士
新しいものづくり技術として、低コストでフレキシブルな電子デバイスが実現できる印刷法が注目されている。本特集では、当研究部門で進めている印刷の高機能材料、プロセス、デバイス、応用研究について紹介する。

○銀ナノ粒子インクの開発と印刷プロセスへの展開/山形大学/熊木大介
高精細インクジェット装置に向けた低温焼結型銀ナノ粒子インクの開発と、ロールtoロールインクジェット装置を使ったフレキシブルデバイス開発への展開について紹介する。

○印刷型P(VDF-TrFE)センサの基礎と応用/山形大学/関根智仁
近年、有機エレクトロニクスをベースとした物理量を測定できるフレキシブルセンサが活発に研究されている。本稿では、これらのデバイス特性の基礎と応用、およびヘルスケア応用の可能性について紹介する。

○有機トランジスタ型バイオセンサの高性能化と汗成分計測への応用/山形大学/長峯邦明
健康寿命延伸の実現をサポートするため、採血不要で汗成分から非侵襲的に健康状態をいつでも把握可能とすることを目指した新規汗成分センサに関する基盤技術について紹介する。

○有機電界効果トランジスタ(FET)センサ応用に向けた低分子センシング膜の構築/山形大学/古澤宏幸
有機半導体でFETを構築した有機FETは柔らかいシート基板上に印刷法で構築できる軽くて柔軟なデバイスで、ポテンシオメトリー型電気化学センサとなる。本稿では、有機FETセンサで低分子化合物の検知を可能とするセンシング膜開発の取り組みについて紹介する。

○オンデマンド印刷で作る有機集積回路の設計法/山形大学/松井弘之
インクジェットなどのオンデマンド印刷で作る有機集積回路の設計法について、相補型有機オペアンプを例にとり、①設計ルールの決定、②回路設計、③レイアウト設計、の順に紹介する。

○有機集積回路用印刷プロセスの開発/山形大学/竹田泰典
印刷型電極を用いた相補型有機集積回路の作成プロセスを構築した。本稿では、p型とn型有機トランジスタのSD電極層を分離する積層構造タイプと、分離しない同一平面上タイプの二つの作製プロセスを紹介する。

○フレキシブルハイブリッドデバイスの開発と応用/山形大学/芝 健夫・横澤晃二・関根智仁・WANG Yi-Fe
IoT社会でのあらゆるモノ、ヒトへの電子デバイスの応用に向けて、印刷型有機集積回路とSi-LSIを融合したフレキシブルハイブリッドデバイスを開発した。有機体温/圧力センサを例にとり、スクリーン印刷法を用いて無線通信機能搭載フレキシブルハイブリッドセンサの試作と計測実験を行い、計測データの伝送に成功した。この技術は、将来のIoT社会におけるキーデバイスとして応用展開が期待される。

○自己組織化単分子膜と印刷配線形成プロセスへの応用/山形大学/西川尚男
有機シラン系のSAMsの形成メカニズムと印刷技術への応用について紹介する。

○曲面・立体物表面への電子デバイス製造を目指した印刷技術/山形大学/高岡貴行・佐藤信行
本学で研究が進められている、2種類の「3Dプリンテッドエレクトロニクス(3D-PE)技術」の概要を最近の研究報告を交えて紹介する。3D-PE技術を用いて、曲面・立体物表面への直接印刷によるデバイス作製を目指している。

■解説
○院内感染対策を製品化したダストレス照明器具/㈱遠藤照明/齊藤 誠
病院照明では明るさ感が得られ、患者の不安な気持ちを和らげる効果が期待できる見た目に優しい間接照明を造作工事で作られるが、埃が溜まる為、院内感染対策上問題視される。その問題点を改善した間接照明を器具化した。

○医療機器が手術室空調に及ぼす影響/九州医療センター/甲斐哲也
流線形多灯式の無影灯は、円形多灯式に比べ気流の停滞が生じない。垂直層流方式の手術室では、無影灯軸は二軸の方が手術室中央の清浄度が高い。温風加温装置は、覆布を掛けた状態では手術野の気流に影響を与えない。

○数値シミュレーションによる補助装置を用いた空気清浄機の浮遊花粉除去性能評価/群馬大学/髙橋俊樹・福田裕也
ラージエディーシミュレーション(LES)による乱流解析から、サーキュレータと空気清浄機を設置・稼働した室内における気流の構造を調べた。同時に、室内に侵入したスギ花粉挙動の解析を行い、花粉除去性能を評価した。サーキュレータの導入効果を高めるためには、サーキュレータの送風が空気清浄機の吸気流として連結する流れ場を構成する必要があることが明らかになった。

○微細CMOS LSIの製造技術/(一社)半導体産業人協会/鈴木俊治
プレーナー型CMOS LSIの作製技術について、微細化のための技術に重点を置きつつ紹介する。先ず、微細化の効用とその課題について概観し、次に、CMOS LSI作製の夫々の技術について説明してゆく。

○バイオミメティクスを利用した表面構造設計の具体事例/㈱日立製作所/宮崎真理子
筆者が確立した、バイオミメティックデザイン(生物の機能を解析し、人工的に類似の機能を工業製品で再現する設計)の方法と、それを利用して流体機器の高機能化を実証した例について紹介する。

○硫化物および酸化物固体電質を用いた全固体電池の作製とその問題点/首都大学東京 金村聖志
全固体電池はその安全性、エネルギー密度、寿命などの性能の高さから注目され研究が進められてきた。材料研究から電池生産の開発に徐々にその開発段階は進展している。本稿では、硫化物系および酸化物系固体電解質を用いた電池の作製における問題点を紹介する。

○細胞培養加工施設の昆虫モニタリングの実際/大阪大学医学部附属病院/田所美香
細胞培養加工施設における昆虫モニタリングは、施設内に生息する昆虫の数や種類を特定することにより、無菌医薬品の製造所と同様、清浄度レベルを維持するためのペストコントロールとして重要である。本稿では、当院における昆虫モニタリングの実際と防虫管理について紹介する。

○振動計測とAIで製造ラインの故障を予知する実証実験/IMV㈱/金子公一/NTTテクノクロス㈱/井上 淳
機械類の故障や不良の発生は、工場の生産性低下や品質劣化に大きく関わる。モーター・ポンプ・ブロワなどの回転機械の振動データ測定による異常検知・障害予測について、AI技術を用いた実証実験について紹介する。
2,096円
■特集:次亜塩素酸水生成装置の最新基盤:標準化と種類および生成水の活用

○特集の趣旨/(一財)機能水研究振興財団/堀田国元

○次亜塩素酸水生成装置/(一財)機能水研究振興財団/堀田国元・中藤誉子
電解槽の型別に基づく生成装置の種類と構造、次亜塩素酸水生成の仕組み、および装置の標準化(自主基準とJIS規格)の経緯と内容の要点、ならびに次亜塩素酸水の基本的な用途、用法、留意点について概説した。また、メーカー各社の装置の概要一覧をまとめた。

○微酸性次亜塩素酸水生成装置/(一財)機能水研究振興財団/堀田国元
微酸性次亜塩素酸生成装置は、一室型電解槽で生成した電解液を大量の水道水で希釈調整し、規定範囲の微酸性pH(5.0~6.5)と有効塩素濃度(10~ 80mg/L)をもつ微酸性次亜塩素酸水を吐水する。被電解物質の違い(希塩酸または食塩-塩酸混合液)によって2種類の装置がある。本稿では、その前書きとして概要をまとめた。

○希塩酸を被電解物質とする微酸性次亜塩素酸水生成装置/森永乳業㈱/濱谷希人
本稿では、希塩酸を被電解液として、有効塩素濃度10~ 30mg/Lの微酸性次亜塩素酸水を生成する装置システムの概要と使用上の留意点、メンテナンス、および生成電解水の物性と使用例、使用上の留意点等について紹介する。

○食塩-塩酸混合液を原水とする一室型微酸性次亜塩素酸水生成装置/㈱OSGコーポレーション/恒川良太郎
本稿では、食塩-塩酸混合液を被電解液とし、高有効塩素濃度(50~ 80mg/L)の微酸性次亜塩素酸水を生成する装置の概要とメンテナンス、および生成水の特徴、注意点、用途等を紹介する。

○水道電解水生成装置とその活用/TOTO㈱/村橋利行・梅本 歩
本稿では、温水洗浄便座に組み込まれた一室型電解槽での水道水電解により、水道水質を維持しつつ有効塩素を生成し、殺菌力示す水道電解水を生成する装置について特徴や性状、効果等を概説し、住宅設備機器への適用や将来展望について紹介する。

○電解次亜水生成装置の概要と活用/三浦電子㈱/大塚正司
本稿では、食塩水を一室型電解槽で電解し、次亜塩素酸ナトリウム希釈液とみなされている弱アルカリ性(pH7.5以上)の電解次亜水を生成する装置のシステムとメンテナンス、および電解次亜水の物性や使用上の留意点について紹介する。

○空間清浄用電解次亜水生成装置の概要と効果/パナソニックエコシステムズ㈱/堀切茂俊
本稿では、食塩水を電解する一室型電解槽を組み込み、生成する電解次亜水に接触させた気液接触フィルタの中を施設空間空気が通過することによって清浄化(除菌、脱臭)される装置について、その構造、使用法と留意点、メンテナンスおよび効果について紹介する。

○二室型次亜塩素酸水生成装置と生成電解水/アマノメンテナンスエンジニアリング㈱/吉野達也
本稿では、陽極と陰極が隔膜で仕切られた二室型電解槽で食塩水を電解し、強酸性次亜塩素酸水(pH2.7以下、有効塩素濃度20~ 60mg/L)と強アルカリ性(pH11~ 11.5)電解水を生成する装置の概要とメンテナンス、および二つの生成水の物性、活性、使用上の留意点ならびに併用用途(衛生的手洗い)について紹介する。

○弱酸性次亜塩素酸水生成装置/ホシザキ㈱/吉田恭一郎
本稿では、弱酸性次亜塩素酸水(pH2.7~ 5.0、有効塩素濃度20~ 60mg/L)の認可内容と基本的特徴、および生成装置システムの概要と実用例について紹介する。

○三室型次亜塩素酸水生成装置/金澤工業㈱/松田秀三
本稿では、三室型電解槽による次亜塩素酸水生成装置(流水式とバッチ式)の基本的構造、次亜塩素酸水とアルカリ性電解水の生成機構、装置のメンテナンス・日常/定期点検(項目、測定器具)、生成水の物性・使用上の留意点などについて紹介する。

○三室型電解水生成装置による活用事例/新日本空調㈱/高塚 威/デノラ・ペルメレック㈱/錦 善則
本稿では、酸性電解水とアルカリ性電解水を生成する三室型電解水生成装置の概要、両電解水の混合による微酸性電解水の作製、ならびに強アルカリ性電解水の除菌・脱臭効果および微酸性電解水との併用による福島原発廃炉作業用マスクの洗浄除菌への応用について紹介する。

■製品特集:医薬品製造関連製品と技術
○無菌性担保の科学的QRMのために/㈱エアレックス/川﨑康司・神農満雄・小川智丈
○医薬品製造での打錠工程の問題点を評価する技術/東芝ナノアナリシス㈱/照井裕二・西沢正人
○ナノ粒子が計測可能な粒度分布計の特長と役割/ベックマン・コールター㈱/中崎智文
○過酢酸薬剤を用いた除染システム/ファーマバイオ㈱/増田憲二郎
○医薬品実験施設における空調設備の省エネルギーと検討のポイント/高砂熱学工業㈱/小野仁義
○ワイヤレス流体監視システム/㈱ヨシタケ 津布久剛
○医薬・医療品製造分野での静電気による問題と対策/㈱ベッセル/田口二郎

■解説
○半導体洗浄工程における絶縁破壊およびカーボン汚染の解決/大陽日酸㈱/渡辺琢人

○室内塵性ダニの飼育と防除試験/北九州市立大学/丸岡明希・森田 洋/日産化学㈱/好田年成
室内塵性ダニはアレルゲンとして作用することから、現在様々なダニ防除剤が開発されている。本稿では、ダニの飼育法と防除試験について解説を行い、更に分岐型高級脂肪酸を用いたダニ防除剤の開発例について紹介する。

○心理的ストレス反応とヒト皮膚から放散するアンモニアの関係/東海大学/関根嘉香・森本紗永子/㈱ガステック/池田四郎
アンモニアはヒト体表面から放散する皮膚ガスの一つである。皮膚アンモニアの放散量は、交感神経優位(緊張・興奮状態)を反映し、日常的に感じている心理的ストレスによる身体症状に関連する可能性が見いだされた。

○動物実験施設とバイオセーフティ/北海道大学/有川二郎
実験動物を感染症から守ることは、適正な動物実験の実施に不可欠である。本稿では、ラットが感染源となる人獣共通感染症である、腎症候性出血熱(HFRS)対策を例として、動物実験施設におけるバイオセーフティについて紹介する。
2,096円
■特集:微生物の制御と活用
○微生物の動態とコントロール/東京農業大学/内野昌孝
微生物は様々な環境に存在し、他の微生物と協調的、競争的に活動している。本稿では、特徴的な微生物の紹介や複数の微生物が環境適応力について紹介する。また、これらを制御するための考えを微生物の視点で説明する。

○微生物を活用した化学物質識別法開発と化学的影響評価の可能性/(国研)情報通信研究機構/田中裕人・數田恭章・坪本梨沙・小嶋寛明
本稿では、微生物を化学物質情報の可視化デバイスとして使い、ヒトにとって有用な情報を統計処理により抽出する化学物質識別法を紹介する。化学物質に由来する、味、毒性、清浄度、環境評価などへの応用が期待される。

○最近の食中毒事情と食品の微生物安全性確保の取り組み/(公社)日本食品科学工学会/川本伸一
食中毒は、依然世界的に公衆衛生上の脅威であり、先進国では経済活動に与える影響も少なくない。まず最近の微生物による国内外の食中毒事情を述べ、食品の微生物安全性確保の取り組みについて概説する。

○ガス置換包装(MAP)の普及/スターゼン㈱/三浦和行・成田静香・戸田由紀・富田昌俊/スターゼンミートプロセッサー㈱/野市哲也/東京家政大学/森田幸雄
食品のガス置換包装(MAP)は欧米では普及している。牛と豚肉をMAPおよび大気包装し保存性を比較した。一般細菌数はMAP試料が低値を示すものが多いこと、豚肉は消費期限が伸びる効果があることが示された。我が国もMAPを普及すべきである。

○微生物との付き合い方/東洋食品工業短期大学/稲津早紀子
食品の変敗事故や食中毒事件には多くの場合、微生物が関与している。食品製造現場で適切に微生物をコントロールするためには、現場の汚染状況を把握し、適切な環境を維持すること、そして課題発見を見逃さないことが重要である。

○医薬品、再生医療製品製造工程における最新の無菌クリーン化技術・最新の迅速測定技術/㈱エアレックス/川﨑康司・二村はるか・矢崎至洋・Albert Groeneveld
医薬品業界では、高度化、複雑化する製品とGMPへの適切な対応に加え、生産工程や手法の改善や開発による経済性向上という相克する要求への対処が一層必要になってきた。このために「論理性」の強化、「迅速性」向上が重要で、これらを支援するセンサ技術の向上や新技術開発が望まれている。本稿では、医薬品、再生医療製品でのいくつかのシーンでの「迅速化」に関する最新のトピックスと関連するセンサ技術について紹介する。

○バイオフィルム検査用スワブの評価/アース環境サービス㈱/矢野圭介/㈱エルメックス 佐藤拓耶/㈱アクティス/後藤 仁/エヌ・ティ・ティ・エイ・ティ・クリエイティブ㈱/脇田美幸/徳島県立工業技術センター/岡久修己・西岡浩貴/大阪大学/那須正夫/徳島大学/横井川久己男
バイオフィルムは微生物汚染源として問題視されるが、現在汎用されている滅菌綿棒では採取が困難である。そこで、バイオフィルム固着箇所に適した特徴をもつ採取用器具「バイオスワブ」について、その有効性を評価した。

■解説
○HACCPの考え方を取り入れた衛生管理(いわゆる基準B)の概要と対応/㈱BMLフード・サイエンス/矢島秀章
2018年6月、食品全事業者にHACCPの制度化が国会を通過した。だが法律の対象となる大多数の中小零細企業には、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」はまだ遠い存在だ。具体的に何をすればいいか示したので習って行動に移して欲しい。

○弁当おかずの盛り付け用協働人型サービスロボットの開発と想定適用例および今後の展開/㈱アールティ/中川友紀子
近年、中食をはじめとする食品工場では、「食の安全」「生産工程の自動化、省人化による生産効率の向上」「人材の確保」等が課題として挙げられている。当社ではこの中の「生産工程の自動化、省人化による生産効率の向上」へのアプローチとして、弁当工場のおかずの盛り付けラインでの活用を想定した、いわゆるトッピングを自動化するロボットの開発に取り組んでいる。具体的事例としては2018年10月に開発中のプロトタイプロボットによるからあげなどの食材を食品コンテナ(番重)から一つずつばら積み取り出しを行い、ベルトコンベアに流れてくる弁当箱に詰めるデモを発表した。本稿では、このロボットについて開発の背景や使われている技術、想定している使用法等についての展望を紹介する。

○味覚センサで世界をつなぐ/㈱インテリジェントセンサーテクノロジー/池崎秀和
30年にわたって味覚センサの開発に携わってきた。2019年現在までに、国内で450台以上、海外で70台が導入されている。本稿では、なぜ、今、味の数値化が必要とされているのかについて解説する。

○中国北京市におけるPM2.5の酸性度(pH)と化学イオン成分の実態とその解析/慶應義塾大学/田中 茂・祐川湧哉・張 韻静/清華大学/賀 克斌・段 鳳魁・朱 麗丹・楊 碩・李 慧/東京ダイレック㈱/井上浩三・楊 柳
中国北京市で、定期的なPM 2.5大気観測を行い、北京市でのPM 2.5高濃度大気汚染発生時における強酸性粒子の実態を把握し、大気汚染物質データと気象条件を基に、PM 2.5酸性化のプロセスを解明するBe MAPS(Beijing Metropolitan Acid ParticlesStudy)研究プロジェクトを清華大学環境学院・賀教授の研究グループと共同で、2017年1月10日から開始し12月31日までの1年間、PM 2.5大気観測を行った。

○温室効果ガス削減に資する次世代蓄電池研究/(国研)科学技術振興機構/杉浦晃一
温室効果ガスを削減するため、エコカーの普及や再生可能エネルギーの安定的利用が必要であり、より性能の高い革新的な次世代蓄電池の実現が求められている。本稿では、当機構(JST)が運営推進しているALCA次世代蓄電池(ALCA-SPRING)の研究成果と実電池化に向けた課題を紹介する。

○画像入力機器の小型化・高性能化をもたらしている撮像素子技術/ソニー㈱/奈良部忠邦
近年のスマートフォンに代表される画像入力機器の発展には、撮像素子の特性と機能の向上が大きく寄与している。CCDが発明されてから50年目を迎える2019年に際して、現在に至る撮像素子の技術革新と画像入力機器の小型化の状況を紹介し、今後の方向性を示す。

○三次元積層型センサ/ディテクタ/東北マイクロテック㈱/元吉 真
三次元積層型IC(3D-IC)は従来のICに比べ飛躍的に性能を向上させることができる。本稿では、この構造を実現する例として3μm径金円錐バンプ接合を使った積層型センサ/ディテクタ集積化技術を紹介する。

○協働ロボットがもたらす新しいものづくりの現場/川崎重工業㈱/吉桑栄二
労働人口は今後減少の一途をたどり協働ロボットの広がりが加速するなか、本稿では、duAroシリーズによる「人とロボットが共存する生産システム」を、労働力減少・高齢化に対する有効な対策の一つとして紹介する。
2,096円
■特集:拡がりをみせる再生医療の現状
○再生医療に資する無菌操作と細胞製造の現状/大阪大学/水谷 学・紀ノ岡正博
生きた細胞を製品とする製造では、工程内において想定外のばらつきが生じる。商業生産で品質のばらつきを抑えた製造を行うには、製品の開発段階より工程手順のデザインスペースを明確にすることが求められる。

○順天堂大学における細胞調製施設運営の課題と現状/順天堂大学/藤村 聡・田中里佳
順天堂大学難病の診断と治療研究センターに整備された細胞調製施設では運営管理の一部を企業委託しながらアカデミアにおける施設運営の課題解決を図っており、本稿では、本学における施設運営の現状について紹介する。

○CPCの立ち上げと維持の歴史~新潟再生医療事始め/新潟大学/中田 光
多くの大学病院において、再生医療を推進するために、細胞プロセッシングセンター(CPC)を設置している。しかし、多くは、トラブルが続き、やがて使用されなくなってきた。「始めに言葉ありき」~我々は、CPC稼働の前にまず、運営のための組織を創り、入室のためのルールを作り、環境測定や清掃のための手順書を完成させた。2006年のことである。以来、13年にわたり、混乱なくCPCを維持してこられたのは、立ち上げ当初に企業のGMP理論について多くを学んだことが大きかった。

○細胞培養加工施設における無菌操作環境の構築に関する考え方/大阪大学医学部附属病院/小川祐樹
生きた細胞を原料とする細胞加工物の製造では、最終加工物の無菌処理が困難であることから、継続的な無菌操作による異物混入の防止が求められる。異物混入の防止には、適切な無菌操作環境の構築およびその運用が重要となる。本稿では、無菌操作の実施に求められる無菌操作環境の構築に関する考え方について紹介する。

○細胞培養加工施設における着衣仕様と入室方法の検討/ダイダン㈱/松尾恵倫子
CPFを運用する上で、更衣仕様や入室方法の検討は重要課題である。本稿では、普段着・クリーンインナーおよびクリーンスーツを対象に、着衣が周囲環境へ及ぼす影響について紹介する。

○安全キャビネット周囲における細胞培養操作環境のクリーン化技術/三機工業㈱/新村浩一・植村 聡
簡単に細胞培養環境の異物混入リスクを低減させる方策として、自己循環型クリーンユニットによる気流改善技術を紹介する。本ユニットは、安全キャビネットの清浄な排気をその前面の清浄化に再利用するものであり、無動力の設備となっている。

○CPFの費用削減と交差汚染を抑制できる半開放型気流制御ブース/ダイダン㈱/多田光輝・古川 悠
CPFにかかる建設・運用コストなどの費用削減と交差汚染の抑制を目的とした半開放型気流制御ブース「エアバリアブース®」について紹介する。

■特集:大学等のクリーンテクノロジー関連新技術3
○含細胞ミセル液の水環境浄化への応用/日本大学/岩淵範之
低コスト・ローテクノロジーからプラント対応までを可能とするオーダーメイド型の高機能な微生物製剤の開発は、廃水処理業界で渇望されている。本研究では有機溶媒中で生育可能な微生物を使った新規製剤を開発した。

○湿潤の違いを見分けるモイスチャーセンサ/(国研)物質・材料研究機構/川喜多仁
結露検知技術の現状と課題、および微小な水を検出可能なセンサ(モイスチャーセンサ)とその結露検知と予知に関する研究結果、応用展開について紹介する。

■解説
○炭化水素の冷媒活用とドロップイン技術/(一財)日本自然冷媒研究開発機構/清水顕一・谷川広行・清水 誠
炭化水素の冷媒活用で「省エネ」と「地球温暖化対策」を同時に実現する。ヨーロッパや東南アジアで普及しているドロップイン技術の導入により、現実的な「ノンフロン化」への扉を開くことが可能となる。

○大空間向けタスクゾーン省エネ空調/新日本空調㈱/永坂茂之・磯 佑輔・張 江
大空間における低層の居住域または作業域を対象に、開発した独自の吹出口を採用して部分混合によるタスク空調を行う「Lo-HAS(ローハス)TM」は、空調空気の風量削減効果を期待できる省エネ技術である。本稿では、技術概要を紹介する。

○原子時計チップの開発とその展望/(国研)情報通信研究機構/原 基揚
近年、小型原子時計が国内外にて注目を集めている。我々は、この状況に鑑み、超小型マイクロ波発振器およびMEMSガスセルの開発を進め、良好な原子時計動作を得た。

○透明中間膜を用いた常温接合法による有機ELデイスプレーの封止技術/ランテクニカルサービス㈱/松本好家 ・
有機ELの封止~特にフレキシブル有機ELの封止は薄膜封止を主技術として発展してきた。当社は接着剤を使用しない常温接合技術を核に、新しい有機ELの封止を提案する。

○離散体(粒子・結晶・細胞・空隙等)の三次元推定/(国研)産業技術総合研究所/上田高生
離散体(粒子・結晶・細胞・気泡等)の形状やサイズに係る三次元物性を、容易に計測可能なニ次元情報から推定する手法を開発した。様々な形状の離散体に適用でき、任意の三次元物性を推定できる点が特徴的である。

○安全性を優先した殺菌水選定のポイント/㈱クレオ/吉比正弥
殺菌水の選定では、「安全」+「安定」=「安心」がキーワードとなる。本稿では、当社の殺菌水開発に於いて、安全性を中心に様々なニーズの実現を検討した過程を説明しながら、殺菌水選定のポイントを紹介する。

■製品紹介
○CPWS(閉鎖系細胞調製システム)/PHC㈱/出口正人

■研究室紹介
○東京大学情報理工学系研究科知能機械情報学専攻廣瀬・谷川・鳴海研究室/東京大学/廣瀬通孝

2,096円
■特集:大学等のクリーンテクノロジー関連新技術2
○殺菌用・深紫外LEDの最近の進展/(国研)理化学研究所/平山秀樹
AlGaN深紫外LEDは殺菌を中心した幅広い市場展開が期待されている。本稿では、AlN結晶の高品質化による発光効率の向上や光取り出し効率の向上により高出力化してきた殺菌用・深紫外LEDの現状と今後の高効率化へ向けた展望について紹介する。

○データ駆動型定量嗅覚センサ/(国研)物質・材料研究機構/柴 弘太・田村 亮
「ニオイ」は身近な存在であるが、その素性は千差万別であり、様々な可能性を秘めている。本稿では、ニオイ分析ツールとして近年注目される「嗅覚センサ」を軸に、ニオイから特定の情報を抽出するための手法について紹介する。

○非破壊による食品中の異物・寄生虫の高感度検出法/岐阜医療科学大学/永井 慎
本技術は、高磁場下で非破壊的に商品内の異物を画像検出および定量できる技術である。本稿では、非破壊による食品中の自然毒および寄生虫検出事例について紹介をする。

○キャビテーションを併用した水中プラズマによる水処理/佐賀大学/猪原 哲
水中キャビテーションを併用した水中プラズマによる水質浄化装置について紹介する。本浄化方法はプラズマによる活性種を用いる方法であり、装置の概要と代表的な処理結果について紹介する。

○もみ殻発電プラント灰からのアルミノケイ酸ナノチューブの合成とそのVOC吸着材への応用/埼玉工業大学/本郷照久
米のもみ殻発電プラントからは、シリカを多く含んだ大量の灰が発生し問題となっている。本研究では、もみ殻灰からVOC吸着材として有用なアルミノケイ酸ナノチューブを合成するプロセスを確立することに成功した。

○排水中未利用リン・フッ素資源の鉱物化によるダイレクトリサイクル/富山高等専門学校/袋布昌幹・高松さおり
リン、フッ素を鉱物中に不溶化する鉱物化技術を活用し、排水中未利用資源を直接工業資材として利活用できる「ダイレクトリサイクル」技術の構築を目的に、鉱物化資材開発、排水処理技術などを検討した成果を紹介する。

■解説
○最先端の研修・研究機能を有する医薬品対応施設計画/大成建設㈱/岩村卓嗣
医薬品製造施設は製造する製品によって異なる環境条件が要求される。本施設では注射製剤などの無菌製剤、経口剤などの固形製剤といった様々な製造環境を実現することができるような研修施設を構築したので紹介する。

○炭素社会実現に向けた、再生可能エネルギー利用と電力貯蔵への期待/(一財)電力中央研究所/池谷知彦
低炭素社会は低炭素な電源と高効率な電気利用技術との組み合わせにより実現できる。再生可能エネルギー電源導入による低炭素化には、系統を安定に寄与する二次電池技術が欠かせない。二次電池はさらに幅広い分野で大いに期待できる。

○バイオ3Dプリンティング技術で求められる装置開発/㈱サイフューズ/岸井保人
当社では、バイオ3Dプリンタを用いて細胞のみで構成されたスキャフォールドフリーの三次元細胞製品を開発している。本稿では、バイオ3Dプリンティング技術開発で培った技術の一端を紹介する。

○地下鉄構内空気中の粒子状物質の現状と課題/慶應義塾大学/奥田知明
近年、我が国においては、屋外大気におけるPM 2.5等の粒子状物質による健康影響に対する関心が高まっているが、地下鉄構内のような閉鎖的環境における粒子状物質の実態解明は進んでいない。本稿では、筆者の調査結果を中心に、地下鉄構内空気中の粒子状物質の現状と課題を紹介する。

○ダウンフローとアップフローを併用したクリーンルーム空調システム/三機工業㈱/佐々木賢知・今村洸介
半導体製造プロセス向けクリーンルームに対する省エネルギーの要求が高まっている。当社ではさまざまな条件に対し最適な能力を発揮するクリーンルーム空調システム「DOUP」を提案する。同製品は冷熱源動力の省エネルギー、製品への汚染リスクの低減、フロア面積の有効活用等の利点をもつ。本稿では、このCR空調方式に関して、空調システムの特徴と省エネルギー効果について紹介する。

○手術室における患者の熱的ストレスを軽減する放射~対流併用空調/北九州市立大学/白石靖幸
実在病院における手術室を対象に、空調方式の違いによる室内空気清浄度の差異をCFD解析を用いて比較、検証を行った。結果として、対流空調では、放射空調に比べ、手術野において空気清浄度が低下する可能性が示唆された。

■製品特集:コロニーカウンター
○高性能カラー識別機能付き自動コロニーカウンター/㈱セントラル科学貿易/岡本将義
○迅速微生物検査キット/ニッタ㈱/川越信幸
○製薬用水におけるオンラインでの微生物迅速測定技術/メトラー・トレド㈱/八木橋義仁

■製品紹介
○ドレンレスを実現した冷・暖房可能スポットエアコン/日本ピーマック㈱/福岡康夫

■研究室紹介
○疾患予防の細胞科学/東京農工大学/斉藤美佳子
2,096円
■特集:大学等のクリーンテクノロジー関連新技術1
※本特集は科学技術振興機構主催の新技術説明会(2018年1~6月開催)とイノベーションジャパン(2018年8月開催)に基づく記事を収録しております。

○アクリルナノ粒子が示す広範囲な殺藻・増殖抑制と作用メカニズム/高知工科大学/大濱 武・ドゥイヤンタリウィディヤンニンルン/新潟大学/林八寿子/チカミミルテック㈱/小松千景・飯田大介・近森洋二
シアノアクリレートのナノ粒子は、きわめて広範囲な微細藻に迅速に細胞死を誘導する。細胞死は、ナノ粒子の細胞への衝突をきっかけに活性酸素種(ROS)が細胞内に蓄積することで起こる。

○可食性生体ポリマーの特異的ゲル形成能を活用した分子分離膜プロセスへの展開/小山工業高等専門学校/加島敬太
可食性生体ポリマーのアルギン酸カルシウムに着目し、低分子量域(<600 Da)の分子分離に有効な分子ふるい膜を調製した。また、吸着剤微粒子を固定化することで、水溶性色素を除去する吸着分離膜を開発した。

○化学的修飾によるポリエチレンの撥水性化/福岡大学/中野涼子・深谷光貴・関口博史・八尾 滋
PE吸着特性を有するアルカン鎖アクリレートと、C6程度のパーフルオロ鎖を有するアクリレートから成るA-Bブロック共重合体を用いてPEフィルムおよびPE不織布の表面を改質した結果、フィルムの接触角は94° →120°に、不織布表面の接触角は120° →130°に向上させることができた。

○超吸水性高分子を利用した高感度イムノチップ/(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 大崎寿久・神谷厚輝・竹内昌治/㈱森永生科学研究所 小山由利子
従来のインフルエンザ検査キットのウイルス検出原理には、ウイルス抗原と未反応の標識抗体を十分分離できない内在的課題があり、感度・特異度に制限があった。本研究では、従来法の簡便・迅速性はそのままに、この課題を克服した高感度イムノチップの開発を目的とした。

○防臭や抗菌などの機能を印刷する/京都府立大学/細矢 憲/大平印刷㈱/玉岡明彦/りてん堂 村田良平
京都の伝統技術に学んだ友禅印刷を用いて、防臭性や抗菌性を持つ機能性微粒子の印刷を行った。機能性微粒子は印刷過程で濃縮・積層され、その機能も損なわれないことが明らかとなり、意匠性を持って機能の印刷が可能となった。

○高分子ゲルを使った水中金属イオンの新しい除去・回収プロセス/広島大学/後藤健彦
本研究では、水中で膨潤した際に水酸化物イオン(OH-)を生成し内部が塩基性に保たれる性質を持つ高分子ゲルを利用し、重金属溶液から金属イオンをゲル内部に水酸化物として蓄積する新しい分離回収方法を提案する。

○微生物を活用した「泥の電池」による革新的な発電・浄化システム/佐賀大学/冨永昌人・音谷隼平
本稿では、微生物を活用して、泥の特性を活かした「泥の電池」について紹介する。センシングデバイスの低電力化と「泥の電池」は相性が良い。「泥の電池」の発電と浄化の両面から、その特性や能力について説明した。

○液滴濃縮による高感度かつ簡易な環境分析/富山高等専門学校/間中 淳・袋布昌幹/茨城県産業技術イノベーションセンター 加藤 健
本稿では、環境の分野における現場分析において有効な比色法の分析感度の不足を補うために用いられる各種濃縮法に関して概説し、より高性能な濃縮手法として液滴へ濃縮する均一液液抽出法を紹介する。

○超高温可溶化メタン発酵技術と可溶化菌の水処理への応用/鈴鹿工業高等専門学校/甲斐穂高/長崎総合科学大学/中道隆広/熊本県立大学/石橋康弘
本技術は、環境中から単離した耐熱性プロテアーゼを産生する可溶化菌によって固形有機成分を80 ℃で可溶化処理して低分子化させて、1槽式メタン発酵と比較して約2倍のガス発生量ができるメタン発酵技術である。

■解説
○微小粒子状物質の短期曝露による健康影響/東邦大学/道川武紘
微小粒子状物質(PM 2.5)の健康影響が取り沙汰されて久しいが、日本における知見は少ない。本稿ではPM 2.5の短期曝露と死亡との関連性について、人口が多い日本の100都市において検討した結果を中心に紹介する。

○冷房方式の異なる病室の温熱環境が睡眠時の人体生理反応に及ぼす影響/北九州市立大学/白石靖幸
対流空調と放射空調の二つの冷房システムが導入された病室の温熱環境が人体生理反応に与える影響を、被験者実験並びにCFD解析により検証した。結果として、放射空調の方が入眠潜時および中途覚醒時間が短く、睡眠効率が高い等の傾向が確認できた。

○ATP法による微生物の迅速試験法/大阪大学/池松靖人
微生物管理における測定技術は近年、科学技術の進展で微生物迅速試験の手法が増えている。本稿ではATP法の迅速試験法による新しい微生物管理方法とその運用について検証事例も提示しながら解説する。

○920MHz帯を用いた施工現場無線通信システム/三機工業㈱/飯田浩一
建設施工現場へIoTを導入しクラウドを通じた支援を行うため、大型現場でも通信可能で設置や移設が容易な電池で動作するメッシュネットワークを用いた熱中症センサを開発した。本稿では、試験状況や今後の展開について紹介する。

■製品紹介
○HACCP導入のための衛生管理対策機器/日本エアーテック㈱/大野広行
○半導体製造用超純水中の10nmレベルの微小粒子の計測とサンプリング手法/日本カノマックス㈱/大竹哲哉

■研究室紹介
○大分大学理工学部創生工学科電気電子コース放電プラズマ研究室/大分大学/金澤誠司・市來龍大・立花孝介

2,096円
■特集:環境微生物の分析・評価方法の最新情報
○イルミナ次世代シーケンサーの解析原理と環境調査に使用される主なアプリケーション/イルミナ㈱/小林孝史
本稿では、次世代シーケンサーと当社次世代シーケンサーの解析原理について紹介する。環境中の微生物検査に次世代シーケンサーが使われるアプリケーション例としてメタ解析について説明し、実例として宇宙ステーション内の微生物解析を紹介する。

○ 気相フローサイトメーターと全濡れ壁サイクロン捕集機を用いた浮遊病原体リアルタイム測定装置の開発/東京エレクトロン㈱/田村明威
筆者らは大気中の病原体の特異的リアルタイム検出装置を開発中であり、本稿では、装置概要と世界初の大気中インフルエンザウイルスの特異的かつ連続検出結果を紹介する。

○東アジアを越境輸送されるバイオエアロゾル/金沢大学/牧 輝弥/大分県立看護科学大学/市瀬孝道 ・8
黄砂煙霧が発生した韓国と日本にて、大気を浮遊する細菌の群集構造変化を調べたところ、大陸から列島へと細菌が越境輸送される過程で種組成を変化させることが判明し、その健康や気候への影響に配慮する必要がある。

○学校環境におけるマイクロバイオームの実態に関する調査/ダイダン㈱/畑中未来
建築空間内には、感染性の微生物だけでなく、多種多様の微生物が叢を形成している。そこで大学教室におけるマイクロバイオームの実態調査を行い、16SrRNA解析を行った。本稿では、夏期の3地域における細菌叢とその特徴について紹介する。

○アースピットにおける遺伝子解析を用いた真菌菌種の推定/鹿児島大学/松鵜さとみ
鹿児島県鹿児島市にあるアースピットを有する1施設で、浮遊真菌濃度測定と、市販されているDNA抽出・PCR法反応キットを用いた遺伝子解析による菌種推定を行った結果、従来法(スライドカルチャー法)の推定結果の比較を紹介する。
※本特集は室内環境学会主催講演会(2018年9月7日)に基づく記事も収録しております。

■解説
○静電噴霧によるPM2.5およびウイルスの除去処理装置の開発/慶應義塾大学/嶋林 亮・長澤應秀・田端凌也・田中 茂
深刻な大気汚染の原因となるPM 2.5の新規除去処理技術として、静電噴霧ミストによるPM 2.5およびウイルスの除去処理技術を開発した。本法では、微小粒子をプラスに荷電した上でマイナスに荷電した除去液を噴霧することで、静電引力を利用して効率よく吸着除去を行う。

○再生医療の実用化に向けて~ロボットの活用~/ロート製薬㈱/小池哲央
再生医療は、これまで有効な治療法のなかった疾患の治療ができるようになるなど、非常に期待されている新しい治療法であるが、高品質なものを安定的に、低コストで提供するには数々の課題がある。当社でのロボットを活用した事例等、再生医療の実用化に向けた取り組みを紹介する。

○シミックCMO㈱足利工場高薬理対応注射剤棟/シミックCMO㈱/尾崎和彦
当社足利工場では、市場規模の拡大が見込まれる抗がん剤およびバイオ医薬などの受託製造に対応するために、2018年4月に新注射剤棟を竣工した。本稿では、当該注射剤新棟の概要を紹介する。

○抗菌加工製品の抗菌性試験方法/東亞合成㈱/大野康晴
プラスチック成形品等に適用できる抗菌性試験方法としてJIS Z 2801:2000“抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果”が制定された。現在では、衛生性の向上や防臭などの目的に抗菌加工製品がさまざまな用途に利用され、その抗菌性能の評価にJIS Z 2801が多用されている。本稿では、プラスチック成形品等に適用するJIS Z 2801:2012を中心に抗菌性試験について紹介する。

○PM2.5の低減に貢献できる数値シミュレーションの構築/(国研)国立環境研究所/茶谷 聡
数値シミュレーションはPM 2.5、特に大気中で生成される二次粒子の濃度低減を検討するのに有用である。より精度の高いシミュレーションを構築するための課題と取り組み、ならびに濃度低減に資する活用例について述べる。

○アルミ冷媒配管工法「アルミンジャー工法」/三機工業㈱/内山聖士
軽量で安価なアルミニウムに着目し、アルミニウム冷媒配管工法「アルミンジャー工法 .」を開発した。本稿では、冷媒配管やメカニカル継手に係わる法規や各種規格が求める性能を述べるとともに、開発したアルミニウム冷媒配管工法の施工事例について紹介する。

○多様化するクリーンテクノロジー「製造環境と製品」の汚染リスクを監視する技術/㈱インテクノス・ジャパン/門井剛史

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第67回/新日本空調㈱/水谷 旬

■研究室紹介
○群馬大学理工学部電子情報理工学科環境エネルギー設計研究室/群馬大学/高橋俊樹
2,096円
■特集:リチウムイオン電池の最新動向
○車載用リチウムイオン電池の現状と今後の展望/(国研)産業技術総合研究所/小林弘典
近年、CO 2削減を目指した電気自動車の導入の動きが海外で加速化している。駆動電源としては高エネルギー密度であるリチウムイオン二次電池(LIB)が全面的に採用されていることから、市場の更なる成長への期待が高まってきている。本稿では、車載用LIBの特徴について紹介し、電気自動車を中心とした最新の開発状況に加え、LIBの限界性能を超えるポテンシャルを秘めた全固体電池についても紹介する。

○住友金属鉱山㈱におけるリチウムイオン電池のリサイクル技術開発/住友金属鉱山㈱/浅野 聡
当社では既存の銅製錬所、ニッケル精製工場、電池正極材製造工場を活用したリチウムイオン電池中のリサイクル技術を開発した。廃電池から二次電池の正極材が再生されるまでの各工程について紹介する。

■解説
○PM2.5の特徴と石炭燃焼による生体影響/埼玉県環境科学国際センター/米持真一・王 効挙/上海大学/呂 森林・尚 羽
国内の微小粒子状物質(PM2.5)には濃度低下が見られるが、中国農村部では依然として燃料を石炭に依存している地域が少なくない。本稿では、これまで行った、石炭燃焼に由来する元素に着目した日中共同研究について述べる。

○クロスフローろ過による膜分離技術/岩井ファルマテック㈱/佐藤大樹
分離を主とする単位操作には様々な物が存在するが、その中でも膜分離技術は他の方法にはない特色を有する。本稿では、膜分離についての基礎的なアウトラインの紹介と、その適応例等について紹介する。

○小さな可動部を印刷する技術/(国研)産業技術総合研究所/金澤周介・牛島洋史
カンチレバーなどの中空構造体は種々のセンサーの検出部として利用価値が高い。本稿では、印刷技術を基に中空構造体を高効率に形成する技術と、センサー作製への応用例について紹介する。

○デザイン思考による紙ベースIC基板の新ソリューションの考察/慶應義塾大学/三原裕介・徐 盈穎・中野 冠/テクノアルファ㈱/若杉治仁
昨今、尖ったテクノロジー・材料が存在するが、その活用の幅の拡大に苦心することが多い。本稿では、産学連携の元Arjowiggins社製紙ベースIC基板の新ソリューションを提案するために、既成概念からの脱却を図る為の「デザインシンキング」を活用し、新しい「紙」のソリューション提案と考察を行った。新たなアプリケーションの考察手法、並びに最終ソリューションを紹介する。

○直接外気冷房型データセンター向け気化式加湿器の開発/ダイダン㈱/間宮啓介・有村哲郎
データセンターなど、省エネ化のために冬期の外気を室内に導入する空調方式を採用する建物では、湿度制御がネックとなる。省エネかつ外気条件の変動にも追従可能な気化式加湿器を新たに開発したため、紹介する。

○高感度微弱発光測定法を用いた各種材料の微少酸化劣化の評価/東北電子産業㈱/山田理恵・佐藤 哲
有機物の酸化劣化に伴い生成し蓄積する過酸化物は極微弱な光を生じることが知られている。この微弱発光を高感度に検出することで従来の手法では見えない変化を捉えることができる。本稿では、2018年1月にJIS K7351として制定された高感度微弱発光測定法(ケミルミネッセンス(CL)法)の概要、メカニズムおよび応用例について述べる。

○HACCP導入の制度化に当たって/山口大学/豊福 肇
食品衛生法等の一部を改正する法律が平成30年6月13日に公布された。今回の改正で、HACCPに沿った衛生管理の制度化が求められた。本稿では、HACCP導入、実施におけるHACCP7原則の6番目の原則である「検証」に焦点をあて、検証としての主に微生物検査の役割と意義を紹介する。

■製品特集:より精緻な次元へ進化する新たな製品と技術
○パーティクルフリー水を連続供給可能な純水装置/ヴェオリア・ジェネッツ㈱/黒木祥文
○静岡テクノパーク「静岡ショールーム」と「クリーンルーム」/㈱ダルトン/遠藤 聡・中澤研一
○フィルムクリーナ革命/㈱TRINC/高柳 真
○公共施設における防カビ・防虫対策製品の特長と役割/ニッシン・ジャパン㈱/具志堅雅夫
○新たな環境課題と光触媒型空気清浄機による対応/金沢大学/水野真人/城南信用金庫/内田悦嗣/盛和環境エンジニアリング㈱/栗屋野伸樹

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第66回/新日本空調㈱/水谷 旬

■研究室紹介
○究極の水電解技術:水道水と家庭用電源で4種の機能水を作る/工学院大学/岡田文雄
2,096円
■特集:食品の安全性を支えるさまざまな技術
○今後の食品工場のあるべき姿/大成建設㈱/炭田光郎・佃 修・原 一朗
近年、社会環境や法規制、消費者嗜好等の変化により食品工場のあり方が変化している。法規的にはHACCPの考え方が1998年から日本に導入され、2018年から2年以内に義務化の流れがある。他の規格を統合したFSSC22000の導入も進んでいる。こうした中、当社が考える最新工場のあるべき姿を提案する。

○最新の食品工場トレンド/清水建設㈱/佐藤尚生
近年の食品工場を取り巻く環境変化として関心が高く、喫緊の対応が求められているものとして、「食の安全」「生産工程の自動化、省人化」「多様な人材活用」が挙げられる。この3点を主眼において最新の食品工場のトレンドを紹介する。

○マイクロバブルオゾンを活用したカット野菜の新洗浄・殺菌システム/ライオンハイジーン㈱/甲 純人
カット野菜等の殺菌において、塩素系殺菌が野菜にダメージを与える不具合に着目し、不具合のない代替技術としてマイクロバブルオゾンを活用した殺菌技術について取り上げ、その導入メリットを紹介する。

■解説
○紫外線を用いた水処理技術の現況と今後の展望/立命館大学/神子直之
水の紫外線処理が注目を集めている。水処理分野における紫外線照射の効果について概略を説明し、加えて新規光源と言えるUV-LEDとエキシマランプの特性を説明した後、新たな水処理への可能性について述べる。

○生産性と省エネの両立を図る連携制御/横河電機㈱/池山智之・林 尚典
生産効率向上、安全・安心な操業を最優先としながら、省エネとの両立を目指して、持続可能な社会を実現するためのソリューションの位置づけとして、連携制御の概念を紹介しIoTを活用した具体的な事例を紹介する。

○山形県のプリンテッドエレクトロニクスおよびMEMSへの取り組み/山形県工業技術センター/矢作 徹・村山裕紀・阿部 泰・村上 穣・岩松新之輔・加藤睦人・渡部善幸
インクジェット印刷によるフレキシブル基板への配線形成技術について検討した。さらに得られた知見を参考に、県内の印刷機メーカーと共同研究を行い、フレキソ印刷によるプリンタブル湿度センサの開発を行った。

■製品特集:新たな可能性を切り拓く製品と技術
○SPPテクノロジーズ社製ミニマル装置の特長と役割/SPPテクノロジーズ㈱/野沢善幸
○超小型・超高性能クリーンベンチ/㈱TRINC/高柳 真
○高圧ガス中の不純物分析/東芝ナノアナリシス㈱/長田文美
○クリーンブースの特徴と役割/日本エアーテック㈱/田中孝幸
○UPW中の5nmの微小粒子のサンプリング手法/日本カノマックス㈱/大竹哲哉
○光照射式静電気除去装置の特徴と役割/浜松ホトニクス㈱/藤井健夫
○クリーン環境に対応したアクチュエータ/THK㈱/戸田隆久
○微生物検査装置バイオプローラの測定原理使用方法と用途/光洋産業㈱/井手真作

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第65回/新日本空調㈱/水谷 旬
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  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:A4変形判

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