クリーンテクノロジー 発売日・バックナンバー

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2,096円
■特集:バイオロジカル・クリーンの進化に迫る
○室内浮遊微生物研究の現状と課題/産業医科大学/石松維世
室内の浮遊微生物について、捕集方法の特徴と問題点を示し、さらに急速に発展しつつある分子生物学的手法による網羅的細菌叢解析について記した。また、今後は浮遊微生物のリスク評価とリスク対策が求められると考えられ、細菌叢解析の成果と濃度測定データを結びつけていくことが重要になると考えられる。

○二酸化塩素ガスを用いた微生物除染特性/高砂熱学工業㈱/荒川宏樹・高橋秀人
医薬・医療分野などの無菌エリアの除染に有効な二酸化塩素ガスについて、Chick-Watsonモデルに基づき、微生物生存数の減衰効果に対する薬剤濃度、除染時間や湿度の影響を評価した結果を紹介する。

○室内空気環境の不満に関するアンケート調査/関西電力㈱/八木廉子・三島憲明/㈱かんでんCSフォーラム/若城康伸・水野啓子
ユーザーのライフスタイルに合わせた室内環境を提供することを目的に、室内の空気環境の不満や持病・自覚症状と住環境や住環境に影響を与える室内でのペット飼育や衣類乾燥等に関するアンケート調査を実施した。

○脂肪酸塩による微生物制御/北九州市立大学/森田 洋
石けんの主成分である脂肪酸塩は構成する炭素鎖の長さによってカビやアメーバの防除効果に大きな影響を与えた。これらの成果をもとに効カビ剤やコンタクトレンズのMPSへの応用について検討を行った。

○可視光応答型光触媒による室内空気質の改善効果に関する実測調査/前橋工科大学/三田村輝章/㈱フジサワ/藤澤 星
高齢者施設を対象として可視光応答型光触媒による室内空気質の改善効果に関する実測調査を実施した。その結果、周壁表面の汚染については効果を確認できたが、室内気中の汚染物質については効果は明確ではなかった。

○抗菌性試験とその評価/(元)近畿大学/坂上吉一
抗菌性試験は、各種抗菌素材の抗菌効果を適正に評価するために必要不可欠な試験方法である。今回、「抗菌性試験とその評価」と題して、抗菌性試験とその評価法の現状をJISおよびISOの試験法を中心に解説する。

○医療および介護施設における感染対策/東邦大学/辻 明良
医療施設や介護施設において重要なことは、患者あるいは入所者の多くは、易感染性宿主で、感染に対する抵抗性が減弱した宿主である。そのため、基本となる感染対策を施設環境(衛生管理や環境整備)の面から解説した。

○オゾンによる安全キャビネットの除染/日本エアーテック㈱/平松和也・真家未妃・周 楽
ホルムアルデヒドに代わる除染剤としてオゾンによる安全キャビネットの除染の有効性を検証するため、二酸化塩素、過酸化水素、ホルムアルデヒドによる除染法と比較して得られた知見を紹介する。

■特集:いまナノ粒子が面白い2
○ナノ粒子の測定と試験評価/暮らしの科学研究所㈱/成田泰章・吉田菊躬/東北文化学園大学/野﨑淳夫
同粒子に対する集塵フィルタやフィルタろ材の除塵性能について、最新のナノ粒子対応の試験装置による性能評価事例を交えて紹介する。

○ISOA生成プロセスのモデリングとコンピュータシミュレーション/芝浦工業大学/諏訪好英
ISOA生成機構については未だに未解明な部分が多い。本稿では、ISOA生成プロセスの研究おいて、コンピュータシミュレーションがどのように活用できるのかについてその可能性を紹介する。

■製品特集:食品製造における滅菌・殺菌対策製品
○新しい塩素系除菌剤の安全性/㈱ピーズガード/沖原正宜
○微酸性次亜塩素酸水/㈱OSGコーポレーション/恒川良太郎
○微酸性電解水/㈱微酸研/土井豊彦
○食品工場の芽胞菌及びノロウイルス対策と野菜類活性化の理由/(一社)日本電解水協会/鈴木正喜
○「殺菌性」と「安全性」を両立した信頼と実績の電解水/森永乳業㈱/松山公喜

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第64回/新日本空調㈱/水谷 旬
2,096円
■特集:いまナノ粒子が面白い1
○携帯型ナノ粒子移動度計による実測/日本カノマックス㈱/早川洋平・山口和夫・福嶋信彦
当社製携帯型ナノ粒子移動度計(ポータブル粒度分布測定器PortableAerosol Mobility Spectrometer:PAMS)でのプリンターからの発塵を計測した事例を紹介する。

○超高圧電子顕微鏡で見るナノの世界/名古屋大学/荒井重勇
2010年に名古屋大学に設置された1000 kV反応化学超高圧電子顕微鏡(JEM-1000k RS)は、触媒反応や金属の酸化・還元反応などを直視するために、試料近傍に差動排気方式の最大0.1気圧まで各種ガスを導入可能なガス導入機構をもち、化学反応を動的その場観察を主な使用目的として設計・製作した。本稿では、その場観察の例を紹介する。

■解説
○電子産業向け超純水製造技術の動向/オルガノ㈱/市原史貴
近年のデバイス構造の微細化および高集積化に伴い、超純水に要求される水質はより一層高くなっている。本稿では、その中でも、特に厳しい管理が求められる「微粒子」の低減・計測技術に対する取り組みについて紹介する。

○3D点群データのBIM活用に関する検討/㈱中電工 多羅尾直・小川 潔
既存設備の現地調査で3Dレーザースキャナを使用する手法には相応の熟練を要した。改善策として、3D点群処理ソフト「GalaxyEye」に、配管IFC変換機能やダクトおよびバルブ・ダンパー IFC変換機能を開発した。これにより、3D点群データから備CAD現況図作成について省力化でき、BIM活用方法となったので紹介する。

○皮膚ガス情報をヘルスケアに活用する/東海大学/関根嘉香/AIREX㈱/笈川大介
ヒト皮膚から放散される微量生体ガスは皮膚ガスと呼ばれ、その種類・放散量はヒトの生理的・身体的状態、疾病の有無、生活環境や生活行為に関係する。本稿では、皮膚ガス情報のヘルスケアへの応用可能性について紹介する。

○建築設備情報をBIMで活用するためのデータの扱い/中部大学/山羽 基
近年、建築分野では利用が増えているBIM(BuildingInformationModeling:ビル情報モデリング)について、簡単な説明とBIMにより変わる建物・施設の供給と運用管理について解説する。空気調和機を例に設備機器のデータの扱いについて説明する。

○近未来医療を見据えたキャビタス(窩腔)バイオセンサ/東京医科歯科大学/三林浩二
新たなウエアラブルIoTデバイスである、身体窩腔への装着が可能な「キャビタスバイオセンサ」について、ソフトコンタクトレンズ型バイオセンサと無線通信機能付きマウスガード型センサを紹介する。

○自治体による悪臭対策の歴史/武庫川女子大学/福山𠀋二
自治体における悪臭対策の歴史を、「大気汚染研究全国協議会」の1966~ 1985年の20年間の研究発表の内容について調査することにより、その動向を明らかにした。また、臭気指数規制導入後の現状についても行政の動きや問題点を紹介する。

○HACCP制度化に対応した予測微生物学の活用方法/北海道大学/小関成樹
病原性微生物を原因とする食中毒の制御や原因評価を難しくする要因の一つに、微生物の数が消費に至る過程で変化(多くは増加)していくことにある。微生物汚染の場合には、自己増殖する非常に扱いにくい性質を持ち、初期汚染濃度だけでは制御はできない。そこで重要な役割を担うのが、食品中の微生物の増殖/死滅を予測する技術(予測微生物学)である。本稿では、予測微生物学の基本的な概念を紹介するとともに、農産物・食品 製造流通過程における適用可能性について述べる。

○“菌”や“汚れ”はその場で見る時代/アクアシステム㈱/狩野清史
食の製造現場では、“菌”や“汚れ”がどこに存在し、どこの場所に多くいるのかを把握できれば、洗浄や殺菌が可能である。本稿では、バクテリア・セルフチェッカーと食品工場で既に浸透しているATP検査法と培養検査法の複合的な活用方法を紹介する。

○抗菌加工製品とその国内外への普及/抗菌製品技術協議会 藤本嘉明
日本で開発され国内市場に定着している抗菌加工製品は、現在は更に海外で展開されつつある。本稿では、この製品の国内外の普及に向けた活動の内容やその課題について紹介する。

○微生物迅速検査装置Lumione BL-2000/㈱日立ハイテクソリューションズ/福薗真一/㈱日立製作所/野田英之・久松光湖・石丸真子
微生物迅速検査装置Lumioneは、ATP生物発光法を利用し、微生物中のATPを非培養で測定することにより、時間レベルの迅速性と1CFUレベルの高感度を両立したので、その詳細を紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第63回/新日本空調㈱/水谷 旬

■研究室紹介
○千葉大学真菌医学研究センター微生物資源分野・バイオリソース管理室/千葉大学/矢口貴志
2,096円
■特集:歩み続ける人工知能・機能学習の現状
○DCIMを用いたデータセンタにおける最適マネジメントに関する研究/㈱NTTファシリティーズ/笹倉康佑
現代ではデータを統合管理・見える化だけでなく、DCの運営を高信頼化・高効率化する分析技術が求められており、本稿では、効果の一例としてDCIMに蓄積したデータと機械 学習を活用することにより、DCの適正な温度管理を実現する予測技術を紹介する。

○ニューラルネットワークを用いた室内環境・エネルギー予測/大成建設㈱/浦野 明
建物のZEB化を推進するためには竣工後の運用時の空調制御・運転を最適にするため、精度の高い制御手法の開発が求められている。その一つとして、制御に必要な環境・エネルギー要素の予測を運用時に逐次実施することが挙げられる。本稿では、予測手法として、ニューラルネットワークの適用可能性を紹介する。

○ニューラルネットワークによる直膨システムの干渉抑制/㈱大気社/森重公康
当社は、複数の入出力データを用い学習を行うことでモデル化が可能な機械学習の技法の一つであるニューラルネットワークに着目し、ニューラルネットワークによる空調制御の開発を行っている。本稿で対象とする空調システムは、環境試験設備における空調方式の主流である直膨システムである。対象システムは、複数の制御機器が存在し個別に制御しているため、制御機器の動作が干渉するという問題がある。本稿では、初めにニューラルネットワークによる干渉抑制の簡単な解析例を説明し、直膨システムの制御におけるニューラルネットワークの適用事例を紹介する。

○熱源システムの不具合検知・診断とシミュレーション・深層学習の応用/東京大学/宮田翔平・赤司泰義・林 鍾衍・本村 彬
熱源システムに潜む不具合は性能発揮を妨げるためその検知・診断は非常に重要である。本稿では、シミュレーションと深層学習を用いた不具合検知・診断手法について述べ、実際のシステムへの適用例を紹介する。

○IoT時代に対応したこれからのモノづくり/ファナック㈱/榊原伸介
現在、製造業を取り巻く環境は、熟練労働者不足や生産システムの生産性に関する国際競争の厳しさが増すなかで、環境保全や省エネ対応も待ったなしの状況にある。本稿では、クリーンな製造を含む次世代生産システム-SmartManufacturing System実現のための有用な手段であるロボットおよびIoTのためのオープンプラットフォームFIELDsystemの概要を中心に紹介する。

■小特集:IoT時代のウェアラブル
○ARとウェアラブル/東京大学/廣瀬通孝
本稿では、VRとARの技術がどういう関係にあるのかを記し、その重要な要素の一つであるウェアラブル技術(特に重要なのがウェアラブルコンピュータ)について紹介する。

○ウェアラブル端末の健康分野での活用/青森公立大学/木暮祐一
さまざまな分野においてIoTの応用が進められていくなかで、我々に最も身近で、またその社会還元によって有益な成果に繋がるものがバイタルデータ収集による医療・健康分野への応用である。本稿では、特に健康分野におけるウェアラブル端末の利活用について集約的に纏めた。

■製品特集:微生物検査装置
○細菌検査における自動コロニーカウンターの進化/入江㈱/尾形雅広
○より早く生菌数試験の結果を入手/メルク㈱/小林央子
○HACCPの重要管理点で一般細菌数を5分で測定/㈱NPC/森脇英樹

■解説
○医薬品原薬開発・製造へのフローケミストリー技術の活用/Takeda Pharmaceuticals International Co./大内 卓

○次世代鉛フリーはんだの動向と高信頼性接合/群馬大学/荘司郁夫
電子機器に使用される鉛フリーはんだの用途に応じた細分化が進んでいる。本稿では、現状の鉛フリーはんだの分類を概説し、低温鉛フリーはんだを用いた高融点接合部の生成を検討した研究成果を紹介する。

○多様化するパターン計測技術ニーズに応えて/㈱日立ハイテクノロジーズ/加藤 毅
CD-SEMを用いた電子線計測は、ウエーハ上の回路素子形成のための必須技術として幅広い用途に用いられている。本稿では、寸法制御、オーバレイや形状歪み、さらにエッジラフネスと計測・プロセス制御用途の最新電子線計測ソリューションを紹介する。

○自動運転を支える車載半導体測定技術/㈱アドバンテスト/長谷川宏太郎
自動車に使用される各種車載半導体の動作保障の観点から、自動運転及び自動車安全技術の動向と、関連する車載半導体デバイスの設計・生産 時における半導体デバイスの測定・検査技術(デバイス・テスト技術)について紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第62回/新日本空調㈱/水谷 旬

■製品紹介
○紙基板が新たなデバイス、NFCタグを創造する/テクノアルファ㈱/若杉治仁
○H14HEPAフィルタ/日本無機㈱/泉谷宏一
2,095円
■特集:伝送容量限界目前 マルチコア/マルチモード光ファイバに期待
○マルチコアファイバの融着接続技術/㈱フジクラ/安間 淑通
マルチコアファイバ(MCF)を用いた長距離光通信に必要不可欠であるMCF同士の融着接続技術とその課題について紹介する。また、我々の融着接続技術を用いてMCF同士を接続し、その接続損失を評価した結果についても述べる。

○マルチコア光ファイバ増幅技術/古河電気工業㈱/杉崎 隆一・高坂 繁弘
空間多重伝送を実現した場合の大きな課題として挙げられる中継局での課題を解決する手段として有望なマルチコア光ファイバ増幅器の開発が進んでいる。この技術の空間利用効率の向上と消費電力の削減の両面についてまとめる。

○マルチコア光コネクタ/千葉工業大学/長瀬 亮
マルチコア光ファイバを接続する光コネクタ技術として、要求性能、設計指針とその実現手法、および試作されたコネクタの性能について紹介する。

○空間分割多重光ファイバの入出力技術/北海道大学/齊藤 晋聖
空間分割多重伝送用光ファイバを用いた光通信システムを実現するためには、多重する各信号を合分波可能な入出力技術が必要不可欠である。本稿では、マルチコアファイバ、およびマルチモードファイバの入出力技術に関する最近の研究動向について紹介する。

○弱結合モード分割多重光ファイバ伝送技術/㈱KDDI総合研究所/相馬 大樹
弱結合モード分割多重光ファイバ伝送技術の概要とそのメリット及び実現に向けた課題について述べる。さらに、我々の最新の研究成果である大容量弱結合10モード多重伝送実験について紹介する。

■解説
○半導体量産露光用高出力EUV光源の開発/ギガフォトン㈱/溝口 計・山崎 卓・齊藤 隆志
波長13.5 nmのEUV光と反射系による縮小投影を用いたEUVリソグラフィは量産の実現に光源出力250 W以上が必要とされる。本稿では、当社で進めているEUV光源開発の最新現状について紹介する。

○レーザー技術を用いた低侵襲手術ロボット/千葉大学/中村 亮一
医療用レーザーを用いた治療法は低侵襲性、迅速性、ピンポイント性において様々な有用性を持つ。本稿では、これまでに筆者が行ってきた医療用レーザーとロボット技術を用いた新しい低侵襲手術装置の可能性について紹介する。

○全光ネットワークに向けた光伝送・光信号処理技術の挑戦/(国研)産業技術総合研究所/井上 崇・並木 周


動的に切り替え可能な光パスでエンドユーザー間を直結し、大容量・低遅延の通信を低エネルギーで実現する全光ネットワークにおける、光伝送および光信号処理技術の最新技術と挑戦課題について述べる。

○面発光レーザーが拓く新たな光エレクトロニクス~その多彩な可能性/東京工業大学/宮本 智之
面発光レーザー(VCSEL)は様々な光エレクトロニクスに活用されているが、さらに次のイノベーションを創りだすカギとなるデバイスでもある。その基本原理と特徴、また多彩に広がる応用の現状と今後の期待を解説する。

○紫外線皮膚治療器の概論/ウシオ電機㈱/益田 秀之・木村 誠
皮膚疾患に対する治療として古くから紫外線を用いた治療法が行われている。紫外線療法には、PUVA療法、ナローバンドUVB、エキシマライト等がある。本稿では、各紫外線療法の特徴やメカニズムについて紹介する。

■研究室紹介
○福井大学/大学院 工学研究科 物理工学専攻 分子科学講座 シリカガラスグループ/福井大学/葛生 伸

2,095円
■特集:医薬品製造に関連するさまざまな技術
○間葉系幹細胞によるscale-out型再生医療製造システムの開発/(国研)国立成育医療研究センター/阿久津英憲
再生医療等安全性確保法下での再生医療発展には、個別、少量プロセス処理が主体となるscale-out型の再生医療製造システムの開発進展が望まれる。再生医療等安全性確保法下の再生医療に特化した関連産業の発展が期待される。

○医薬品製造工程における最新の無菌クリーン化技術/㈱エアレックス/永井 兼・川崎康司・神農満雄・小川智丈・西功一郎
本稿では、ここ数年間におよぶ欧米を中心とする海外活動の実績と経験から、世界の無菌製剤におけるトレンドの理解と、これへの追従、さらには先回りを目指した当社の技術を紹介する。

○医薬品研究施設における空調設備の省エネルギー/高砂熱学工業㈱/青山剛士
医薬品研究施設は、一般的な施設と比較して空調設備の使用エネルギー量が非常に大きい。本稿では、安全と省エネルギーを両立させたヒュームフードを扱う医薬品研究施設の空調設備およびその省エネルギー効果について紹介する。

○医薬品製造設備における異物混入対策/日本エアーテック㈱/岡本 守
医薬品製造工程における異物混入は重要な課題となっている。異物には生体由来物(毛髪、虫等)や埃、塵等の目視できる異物から、目視できないほどの浮遊粒子、または細菌、ウイルス等も含まれる。それらの異物は、その特徴に合わせた防止、除去対策が必要とされる。本稿では、その対策装置の説明と特長を交え紹介する。

○医薬品試験用水の製造・管理方法/メルク㈱/石井直恵
医薬品の品質管理における試験は、医薬品の品質を担保する重要な工程であり、用いる水の水質および管理は非常に重要である。本稿では、日本薬局方に則った医薬品試験用水の製造と管理方法について紹介する。

○医薬品製造施設の粒子封じ込め性能評価/東芝ナノアナリシス㈱/藤野晴互・西沢正人・熊澤俊介
本稿では、まず粒子の評価について述べ、近年、具体化されてきた、高活性医薬品の代替試料による封じ込め性能評価方法について、SMEPAC準拠した方法を解説するとともに、実施の試験におけるポイントを紹介する。

○小型パーソナルインキュベーター/東京理化器械㈱/尾坂隆之
当社は、大学のラボや医薬品、食品、材料系メーカーや研究室で使われるインキュベーターシリーズに関して使用用途や目的に合せて豊富なバリエーションを品揃えしている。その中でもとりわけ小型で、実験台の上に設置でき最大3台まで積重ねが可能な小型パーソナルインキュベーターを紹介する。

○注射剤管理に使用する液中パーティクルカウンタ/リオン㈱/長部 航
当社はパーティクルカウンタの国内メーカーとして初の光遮蔽粒子計数法による液中パーティクルカウンタKL-01を1984年に発売して以来、医薬業界に製品を提供し続けてきた。今回、当社が2018年4月に新発売した、光遮蔽粒子計数法にて使用する光遮蔽式自動粒子計数器「液中パーティクルカウンタKL-05」(以降、KL-05)について紹介する。

■解説
○高齢者福祉施設における温湿度環境の管理基準と実態/国立保健医療科学院/金 勲
本稿では、全国の特別養護得老人ホームを対象に行ったアンケート調査の結果をまとめ、関東・宮城・北海道地域の特養で行った温熱環境に関する現場調査結果を紹介する。

○加古川中央市民病院におけるライフサイクルコスト低減手法/㈱大林組/木村 剛
当病院は、加古川西市民病院と加古川東市民病院が統合され、相互の病院の特徴を引継ぎながら、七つの整備方針の基に患者さんや職員にとって満足度の高い急性期総合病院を目指して建設された。ライフサイクルコスト低減に向けた五つの視点と無駄を省いた削減計画とその効果について纏めた。

○超低露点ドライルーム用省エネ除湿システム/新菱冷熱工業㈱/長澤雅俊・三上秀人・佐原 亮・尾形 甫/早稲田大学/逢坂哲彌・横島時彦
本稿では、当社が開発した省エネ除湿システム「アリフィカス R」を、超低露点向けに拡張したシステムの概要について紹介する。また、そのシステムを研究用ドライルームに導入し、潜熱負荷変動に対する露点温度安定性の評価および除湿機の運用データから求めた省エネ効果について評価した結果について述べる。

○機能性バインダーが実現するリチウムイオン電池の高機能化/日本ゼオン㈱/園部健矢・脇坂康尋
近年、機能性バインダーがリチウムイオン2次電池の性能を大きく左右することが広く認知され始め、固液界面の反応を制御するための機能性材料として大いに注目を集めている。本稿では、リチウムイオン2次電池の高性能化に寄与するバインダー技術の進化を含む技術動向を紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第60回/新日本空調㈱/水谷 旬

■製品紹介
○0から107個/cm3のナノ粒子が計測可能な凝縮粒子計数器/東京ダイレック㈱/中村 馨

■研究室紹介
○宇都宮大学工学部応用化学科伊藤・佐藤研究室/宇都宮大学/伊藤直次
2,095円
■特集:医薬品製造を支える最新技術動向
○電解水、プラズマ、オゾン殺菌の現状と問題点/東京医療保健大学/岩澤篤郎
短寿命の活性種による殺菌作用により残留毒性がない特徴を有し、さまざまな場面で使用されるようになってきた電解水、プラズマ、オゾンに関して、主に医療施設での現状と問題点に関して、殺菌効果試験の結果から紹介する。

○近紫外線反応を利用した殺菌/徳島大学/白井昭博
近紫外線を殺菌目的で使用するためには、その殺菌力の向上が必要である。第四アンモニウム塩系抗菌剤を極めて低濃度で併用すること、またフェノール酸を併用することによる光相乗殺菌力とその殺菌機構に関する知見を紹介する。

○医薬品製造設備への微生物迅速試験法の適用/小野薬品工業㈱/菅原康仁・間宮 了・鳴瀧壮二・井上靖雄

○エレクトロニクス分野での光学検査技術を応用した洗浄残り検査装置/東レエンジニアリング㈱/井中千草
当社では可視光による半導体の外観検査だけでなく、蛍光現象を利用した有機物蛍光検査装置も取り扱っている。従来、検査が困難であった有機物の残渣を蛍光撮影によって可視化し、外観検査を行っている。本稿では、半導体や液晶で培った当社検査技術を用いた洗浄残り検査装置について紹介する。

■製品特集:パーティクルカウンター
○パーティクルカウンターをよりダイナミックに使う/㈱エアリーテクノロジー/水野真人
○ハンドヘルド気中パーティクルカウンター/㈱エル・エム・エス/林 宗輝
○気中用パーティクルセンサ活用事例/オムロン㈱/三原 雄
○データインテグリティへの対応/ベックマン・コールター㈱/阿部将人

■解説
○クリーンルームを有する生産施設における環境省エネルギー手法/㈱竹中工務店/沼中秀一
本建物はエレクトロケミカル材料の製造施設である。設計内容に関する説明とクリーンルームにおける空調設備の昼夜モード切替効果、および見学者スペース(30度鋭角部)のプッシュプル窓システムの効果の確認結果について紹介する。

○グリーン社会を拓くトリリオン(1兆個)・可視化センシング/(国研)産業技術総合研究所/寺崎 正
筆者は、トリリオンセンサの本質を、価値分布の可視化と受け止めている。そこで、本稿では、トリリオンセンサについて、概要、利益、技術基盤、活用先、パラダイムシフトについて紹介するとともに、可視化センシングが拓くグリーン技術について紹介する。

○医療施設向けノンドラフト型快適空調システムの実施例/三機工業㈱/杉浦佑紀
当社では、病室や透析室などで発生するドラフトを解消するため、ノンドラフト型快適空調システムを開発し、性能検証を進めてきた。本稿では、同空調システムを導入した宮城県仙台市の東北公済病院の実施例を通じて、特長を確認するとともに、気流シミュレーションや測定結果からみた性能評価例を紹介する。

○感染制御と建築技術/鹿島建設㈱/郡 明宏
我国では、感染制御に対応すべき基準が明確でなく諸外国の基準を参照することが多いが国や新たなエビデンスにより変化する。その対策は設計初期段階から医療者・設計者・施工者がチームを組んで対応する必要がある。

○建築室内における浮遊粉じんのあり方に関する一考察/芝浦工業大学/西村直也
浮遊粒子状物質(浮遊粉じん)の粒度分の測定、体積の算出、体積および質量濃度と併せることによって浮遊粒子状物質(浮遊粉じん)の密度に関する考察を行った。

○高安全・長寿命なリチウムイオン電池/㈱村田製作所/新井成実
高安全性、長寿命、高速充放電特性という優れた特性を持つ正極材料、オリビン型リン酸鉄リチウム。本稿では、村田製作所独自の技術と共にこちらの材料を搭載したリチウムイオン電池「Fortelion(フォルテリオン)」の特長について紹介する。

○ヒートポンプ排熱利用省エネ型低露点除湿機の開発/㈱西部技研/金 偉力
70℃以下の低温再生操作条件において給気露点温度-60℃DP以下が可能な2段除湿機フローを考案し、更に省エネ性向上するため、除湿機のインタークーラの排熱を除湿ロータ再生空気の熱源として利用することを可能にした、ヒートポンプ排熱を利用する省エネ除湿機の開発及び性能検証試験について紹介する。

○健康面からみた高齢者施設の評価方法の提案/㈱日建設計総合研究所/湯澤秀樹・安達聡子
高齢化社会を迎えたわが国において良質な施設設備は重要課題である。実態調査を通じて現状の課題を明確にし、その解決方法の一つとして、高齢者の健康面からみた室内環境の基準の整理と評価方法の提案を行った。

■製品紹介
○Sevenstar社マスフロー製品/Oraphyx㈱/川村敏樹・水野直毅
2,095円
■特集:微生物制御を推める技術2
○細菌をリアルタイムに計数するシステム(生物粒子計数器)の開発/リオン㈱/関本一真
我々は製造工程の水をインラインでリアルタイムに微生物汚染リスクの上昇を検知(スクリーニング)する事が可能な生物粒子計数システムを開発した。本稿では、生物粒子計数システムの概要および測定原理、細菌検出性能を中心に紹介する。

○給食調理施設の衛生管理/名古屋学芸大学/岸本 満
給食調理ではHACCP、PRPs、教育訓練をバランスよく行い包括的、総合的な衛生管理システムを構築しなければならない。衛生管理の要点を調理工程ごとに紹介したが、従事者の力量が最も重要な要素でありマネジメント力やコミュニケーション力も伸ばすカリキュラムが重要である。

○浴室のカビ汚染実態および制御/ライオン㈱/山岸 弘
浴室の主要汚染カビは黒色のカビであるが、肉眼では見えないカビ汚染も存在する。天井のカビはその一例であり、胞子形成率が高いため浴室全体のカビ汚染の原因になっている。本稿では、対処しにくい天井のカビ、さらには浴室全体に見えずに潜んでいるカビへの効果的且つ持続的な対策となる銀系抗菌剤に付着滞留性を付与する技術と実場面での効果について紹介する。

○有害微生物の基礎知識:カビ/(公社)大阪食品衛生協会/久米田裕子
カビは、人の住む室内環境やモノを製造する工場内環境では、その旺盛な生命力ゆえに数々の悪影響を及ぼすことが知られている。本稿では、カビ発生の防止対策を立てる上で必要と考えられる、カビの一般的な性質や発育条件を紹介する。

○衛生的な食品製造現場を支える建築・設備技術と見落としがちな盲点/中央設備エンジニアリング㈱/野々村和英
本稿では、微生物そのものの制御や空調技術以前に考えるべき建築・設備の考え方について、エンジニアリング会社の施設設計者の視点でいくつかの例を以って紹介する。

○カビとアレルギー疾患/(独)国立病院機構相模原病院/福冨友馬
多くの種類の真菌(カビ)がヒトのアレルギー疾患に関わっており、真菌の種類によってどのようなアレルギー疾患に、どのように関わってくるかが大きく異なっている。本稿では、真菌に対するアレルギーとその対応について重要な真菌種の情報を軸に紹介し、今後の展開についての礎としたい。

○食品検査における非培養微生物検査法の課題/東京農工大学/斉藤美佳子・松岡英明
本稿では、国際動向を視野に入れた我が国の活動状況とそれを背景にした非培養法の装置やバリデーションの現状、および今後重要性を増すと思われる生菌標準物質の開発状況などについて概説することで、非培養微生物検査法の課題を浮き彫りにした。

■解説
○無害で安全な殺菌洗浄剤オゾンガスフリーのオゾン水/工学院大学/岡田文雄
オゾン水製造装置から排出されるオゾンガスの問題が社会的問題になっている。オゾン水製造装置は、殺菌力が不十分なオゾン水しか製造できず、使い方によっては利用者の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。我々はオゾンガスを発生しないオゾン水製造装置の研究開発を続けてきた。本稿では、その成果を紹介する。

○機能水をめぐる動向/(一財)機能水研究振興財団/堀田国元
1987年に強酸性電解水が誕生してから30年、そして次亜塩素酸水という名称で食品添加物に指定されてから15年が経過した。本稿では、強酸性電解水や次亜塩素酸水に関連する研究や業界活動、行政動向を大局的に振り返るとともに、最近の重要な動向として次亜塩素酸水生成装置に関する自主基準の確立からJIS規格の制定(2017年10月)までの経緯と内容を紹介し、今後を展望する。

○新しい塩素系除菌剤の特長と安全性/㈱ピーズガード/沖原正宜
従来の塩素系の問題点、新しい塩素系の特長、殺菌のメカニズムの概念、空間噴霧方式の可能性などについて言及することで、新しい塩素系除菌剤の特長と安全性を追求した。

○ベンチュリ管を用いた濁水処理技術/筑波大学/金子暁子・井上裕三・阿部 豊
ダム湖の懸濁の対策として凝集剤を用いた土粒子の強制沈降があり、凝集剤の高効率かつ簡便な微粒化および輸送技術の確立が求められている。ベンチュリ管式微細気泡生成装置を用いた凝集剤の微粒化および輸送技術の開発を行った。

○ファインバブルの産業利用/高知工業高等専門学校/西内悠祐・多田佳織
洗浄という分野に着目しファインバブル水のどのような特徴によって効果が期待できるのか、実際の現場での利用も含め紹介する。

○製造設備におけるUPSの最新技術動向/東芝三菱電機産業システム㈱/森 治義
生産効率向上のため、停電・瞬低対策範囲が拡大しており、これに伴って増大するUPSの損失を低減することが重要になってきている。本稿では、製造ラインに用いられる大容量の停電・瞬低対策用UPSについて、大容量化・高効率化の最新技術動向を紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第59回/新日本空調㈱/水谷 旬

■研究室紹介
○東京医科歯科大学生体材料工学研究所センサ医工学分野三林研究室/東京医科歯科大学/荒川貴博・三林浩二

○神奈川工科大学創造工学部自動車システム開発工学科石綿研究室/神奈川工科大学/石綿良三
2,095円
■特集:微生物制御を推める技術1
○再生医療等製品の製造における無菌操作と無菌操作環境/大阪大学/水谷 学・紀ノ岡正博
再生医療等製品の製造における無菌操作と無菌操作環境について概説する。

○環境水からのレジオネラ属菌検査の現状と課題/(地独)大阪健康安全基盤研究所/枝川亜希子
環境水からのレジオネラ検査として主に用いられている培養法や遺伝子検査法などについて解説し、それぞれの現状と課題について紹介する。

○食品工場および厨房での微生物汚染とその対策/食品・微生物研究所/内藤茂三
オゾン殺菌の仕組み、食品工場でのオゾンによる微生物汚染防止などについての概要を紹介することによって、食品工場や厨房における微生物汚染とその対策についての可能性を論及する。

○浴槽水のレジオネラ対策/㈱マルマ/杉山寛治
浴槽水のレジオネラ属菌対策として、遊離塩素の代替消毒剤として新たに認められたモノクロラミン消毒について紹介する。アルカリ温泉や、アンモニア、鉄・マンガンイオン等を含む温泉を使用する循環式浴槽水の消毒には、アルカリ条件下でも殺菌効果が高く、遊離塩素よりも濃度安定性があり、消毒効果が持続するモノクロラミン消毒が適している。

○室内環境におけるカビ汚染の実態/大阪市立自然史博物館/浜田信夫
住環境に生育するカビの種類は、野外とは大きく異なる。室内の様々な部分の環境に適応したユニークなカビが生育している。各カビの水分・栄養・温度特性を正しく理解することが、有効な対策を講ずる近道であろう。

○有害微生物の基礎知識:細菌/(一財)日本食品分析センター/太田知克
微生物の増殖に関わる特徴を知ることは、有害微生物の制御を考える上で最初の一歩である。本稿では、細菌の増殖に関わる基礎的な特徴を紹介するとともに、細菌により引き起こされる危害についても触れる。

○ばい菌とカビ/(独)医薬品医療機器総合機構/三瀬勝利
現在の医学は、抗菌薬が効かない耐性菌の蔓延と、肥満、喘息、アレルギーなどの新奇な病気の急増という二つの危機を抱えている。本稿では、これらの危機が、共に抗菌薬の乱用が原因になっている状況を紹介するとともに、具体的な対策も論じている。

○食品・医療分野で活躍する新世代清浄度検査/キッコーマンバイオケミファ㈱/場家幹雄
従来のATPふき取り検査では見逃してしまう汚れを高感度で検出できるATP+ADP+AMP(A3)ふき取り検査法を開発した。本稿では、食品・医療分野の衛生管理におけるA3法の有用性について紹介する。

■解説
○無停電電源装置の最新技術・動向/富士電機㈱/佐藤篤司・久保寺晋嗣
当社では、最新の技術を駆使することで無停電電源装置(UPS)の高効率化を実現し、ランニングコストの削減に貢献しつつ、品質面や可用性に優れたシステム構築を可能とする製品の開発を進めている。本稿では、電力の使用効率と可用性を高めるためのUPS最新技術と動向について製品を交えて紹介する。

○廃ガラスを再利用したゼオライト複合体材料による水環境浄化/群馬工業高等専門学校/ 平 靖之
我々の研究グループでは、微粉末状に粉砕した廃ガラスと、適切な人工ゼオライト粉末を混合し、加圧成形して加熱することで目的の複合体を得ている。得られた複合体が、高い機械的強度を有しながら、かつ優れたイオン除去能を示すことを紹介する。

○食品の安全・品質保証のためのGC/MS分析/㈱島津製作所/大林賢一
食品の安全性を確保するための最終手段となる分析結果は、常に正確で誰が分析しても同一でなければならない。本稿では、さまざまな規制分析で利用されているガスクロマトグラフ質量分析計による食品中の残留農薬分析を紹介する。

○大面積・多機能フレキシブルセンサシートの開発と今後の展望/大阪府立大学/竹井邦晴
本稿では、我々が取り組んできたフレキシブルセンサシートについて基礎技術から応用にわたって紹介する。特にロボット応用としての電子皮膚や健康管理用ウェアラブルパッチ、電子壁紙などについて言及しつつ、フレキシブルエレクトロニクスが乗り越えなければならない課題等について浮き彫りにする。

○食品メーカーにおける水の品質保証/サントリーMONOZUKURIエキスパート㈱/村上由佳
水のサステナビリティに注力する当社では、工場の水源涵養エリアに「天然水の森」を設定し、森林整備等、水源涵養機能の高い森作りのための活動を実施してきた。水の安全を科学的に維持し、顧客の安心を得るためにどうすればよいのか。工場で使用する水の遵法を確認し、適切な品質保証方法を設計するための手法に触れることで、その本質について考察する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第58回/新日本空調㈱/水谷 旬

■製品紹介
○帯電防止機器/春日電機㈱/鈴木輝夫

■研究室紹介
○プラズマ複合処理による環境技術の革新/大阪府立大学/大久保雅章
2,095円
■解説
○洗浄・殺菌プロセスへの亜塩素酸ナトリウム水溶液の活用/岡山県工業技術センター/高橋和宏
亜塩素酸ナトリウム水溶液の洗浄・殺菌効果を次亜塩素酸ナトリウムとの比較により調べ、pHが低いほど亜塩素酸ナトリウム水溶液が高い洗浄・殺菌効果を示すこと、温度との併用が効果的であることを明らかにした。

○プラズマ複合排ガス処理技術の基礎と産業応用/大阪府立大学/大久保雅章・黒木智之・藤島英勝/日本山村硝子㈱/山本 柱
燃焼機器排ガスの大気圧プラズマによる後処理に関しては、これまで多くの研究がなされてきたが、後処理にプラズマを単独で使用することは、大量の電力を要し実用的でなく、他の技術を組み合わせた複合処理が必須である。本稿では、産業用ボイラとガラス溶解炉の排気NOx浄化に対し、著者らが提案するプラズマ複合排ガス処理に関する成果を紹介する。

○放電プラズマによる水処理研究の現状と展望/大分大学/金澤誠司/(国研)産業技術総合研究所/竹内 希
大気圧放電プラズマを水処理に利用する研究が世界で行われている。本稿では、各種プラズマ方式の特徴を網羅的に解説し、有機物の分解の評価から、研究開発の状況を整理した。さらに実用化の視点から国内と国外での動向を紹介する。

○異物分析をサポートする解析ツール/㈱島津製作所/藤 里砂
EDX-FTIR統合解析ソフトウェアは、EDXによる無機元素情報と、FTIRによる有機化合物情報を組み合わせた解析を可能にしたほか、解析に使用する異物ライブラリには混合物である実際の異物情報が収録されており、解析精度の向上や分析者の負担軽減を実現した。データ保管の機能にも優れており、分析データ、試料画像、関連文書などを紐付けて蓄積していくことができる。5年、10年と分析データを蓄積していくことで、解析精度はさらに向上する。異物解析で重要な役割を担う技術である。

○水素エネルギーシステムの実用化に向けて/㈱東芝/吉野正人
次世代エネルギーとして注目されている水素を用いたエネルギーシステムの実用化に向けて、再生可能エネルギーと組み合わせたシステム実証や利活用モデル検証を通じて、その可能性と今後の課題について紹介する。

○プラスチック・エレクトロニクスがIoTに革新をもたらす/テクノアルファ㈱/若杉治仁
FlexEnable社はPETなどのフィルム上に洗練された技術を用いて有機材料を積層形成した有機薄膜トランジスタやOTFTを応用し、イメージセンサや有機液晶ディスプレイの開発・製造のノウハウおよび製品供給を行っている。同社のテクノロジー・ノウハウがIoTに爆発的な革新をもたらす日は遠くないと確信する。

○プリント基板製造における最新PE提案技術/㈱セリアコーポレーション/小林大介
スクリーン印刷での「ものづくり」が可能なプロセスにおいて、ペーストの厚みの制御が原版や印刷条件などの変更で簡便にできるメリットを活かした新しい装置を提案しつつ、スクリーン印刷がどこまで高精度、高精細対応ができているのかについて現状を紹介する。

○パネルレベルパッケージ向けインテグレーテッドドライプロセスの提案/ウシオ電機㈱/遠藤真一
エキシマランプを利用した新しいスミアプロセス“フォトデスミア”を開発した。レーザーによるマイクロビア形成により、ビア底に残留するスミアの除去にフォトデスミアは有効である。さらにスパッタシードを組み合わせたIntegrated dry processによりパネルレベルパッケージへの展開が実証された。次世代のパッケージ技術として期待される。

○有機両極性半導体を用いた相補型デジタル回路/(国研)理化学研究所/中野正浩・瀧宮和男
有機半導体を用いたデジタル回路は、従来品よりも軽量かつ安価なセンサーや電子タグを実現することができ、IoT(Internetof Things)などの次世代技術において重要なものであると期待されている。本稿では、有機デジタル回路を容易に作製できる「有機両極性半導体」について紹介する。

○コトづくりの実現に向けた細胞製造システム/大阪大学/水谷 学・紀ノ岡正博
本稿では、日本医療研究開発機構が推進している再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業「再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発」の細胞製造・加工システムの開発における、コトづくりに係る活動について紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第57回/新日本空調㈱/水谷 旬

■製品特集:オートクレーブ
○給蒸コントロール機能を採用した一般器具器材用高圧蒸気滅菌装置/サクラエスアイ㈱/横山 真
一般器具の滅菌や、動物実験施設に於いて必要とされる器具器材の滅菌に於いて、給蒸コントロール機能を採用し過熱蒸気の発生を抑止、設定温度±1.0℃を実現、セキュリティを強化、権限によるアクセス制限機能付を装備し、ログイン履歴等の管理性能も大幅アップした装置について紹介する。

○高圧蒸気滅菌/ゲティンゲグループ・ジャパン㈱/Jesper Thorheim
蒸気滅菌は、19世紀に用いられた数百年の歴史を持つ滅菌方法である。本稿では、効果的で効率的な高圧蒸気滅菌器について紹介する。

■製品紹介
○新型簡易異物測定器/バンドー化学㈱/新居俊男・坂本哲哉・青木雄一郎・石田泰之/クリーンサイエンスジャパン/園田信夫

■研究室紹介
○上智大学/堀越研究室/上智大学/堀越 智
2,095円
■特集:フィルタの最新動向と今後の展望
○極細繊維の開発動向 /東京工業大学/鞠谷雄士
スパンボンド法及びメルトブロー法による空気流を利用したウェブの製造における繊維の極細化につき、その限界を支配する本質的要因、プロセスの効率化、材料設計、多成分紡糸法の利用などの観点から、近年の技術開発動向及び研究動向を紹介する。

○回転フィルタの構造検討および性能評価/日本無機㈱/関 和也・小林 誠・包 理/金沢大学/大谷吉生・瀬戸章文
本研究で、ファンの回転を利用してフィルタだけを回す回転フィルタを試作し、その性能評価を行った。ファンとフィルタ部が一体になることで、送風と回転フィルタの両方の機能を持たせることができるため、省スペース化・省エネ化が期待できる。本稿では、この回転フィルタを使用し、回転数に伴う捕集率と圧力損失の変化を確認し、ろ材回転の効果を検証した。

○回転フィルタを用いるエアロゾル粒子径分布の測定/金沢大学/汲田幹夫・田中 豊・島津浩介・Hyun-Jin Choi・小澤 凌・瀬戸章文・大谷吉生
著者らが考案した回転フィルタは、従来の機械的捕集機構に遠心力による機構を取り入れたもので、低圧力損失下で高いエアロゾル捕集効率を実現できる。本稿では、回転フィルタとフォトメータと組み合わせ、多分散粒子の透過率データから粒子径分布を決定する技術について紹介する。

○湿式抄紙過程におけるナノ繊維混合によるエアフィルタの性能向上/三善製紙㈱/大森陽一/日本無機㈱/小林 誠・包 理/金沢大学/瀬戸章文・大谷吉生
湿式抄紙法によりナノ繊維混合ろ材を作製すると三次元的な繊維分散性が良好なシートを得ることができる。本稿では、抄紙条件の変化が及ぼすろ材内部構造の影響を確認し、最適抄紙条件を調査した。その結果を紹介する。

○ガラス繊維エアフィルタ濾材の高性能化 /北越紀州製紙㈱/佐藤 正・根本純司・楚山智彦
ガラス繊維エアフィルタ濾材において、低圧力損失・高捕集効率化は、常に求められ続けている課題である。この課題に対して、従来の濾材製品の改良、およびセルロースナノファイバーを複合化した新規濾材の開発についての検討結果を紹介する。

○繊維充填層フィルタ構造の性能に及ぼす影響/金沢大学/金岡千嘉男/日本無機㈱/包 理/麻益㈱/木村勇男
本稿では、3種類の市販ろ布と、表面加工は異なるが同一素材製のろ布について、目付、通気度などを詳細に測定し、メーカー情報との整合性、粒子排出量、表面加工の効果などについて検討した結果を紹介する。

○光半導体担持フィルタによる微小粒子状物質(PM2.5)の無害化/東海大学/三澤和洋・久須窪雄希・蘓原滉稀・関根嘉香
光半導体TiO2を担持した石英繊維フィルタを作成し、これを用いて微小粒子状物質(PM2.5)をろ過捕集後、バンドギャップに相当する紫外線を照射することによってPM2.5に含まれる有害炭素成分を分解し、無害化に寄与した。

○静電紡糸法によるセルロースナノファイバを複合したポリマーファイバの合成/広島大学/荻 崇・村田浩之・RatnaBalgis/日本無機㈱/包 理・小林 誠
本研究では、静電紡糸法を用いてCNFを複合したポリマーファイバを合成し、PVP濃度、CNF濃度を変化させてファイバ形態を評価した。その結果を紹介する。

○防カビフィルタ/日揮ユニバーサル㈱/高野仁郎
当社ではカビの胞子にダメージを与え、カビの増殖を抑える剤を、エアフィルタ用ろ材(ガラス繊維、不織布)に加工することに成功した。本稿では、フィルタで起きているカビの現状と防カビフィルタの効果について紹介する。

○防虫対策システム/㈱アクシー/畠山翔太郎

■製品特集:エアシャワー
○17型エアーシャワー/日本エアーテック㈱/丸山秋広
○除電・除塵・除菌機能付きエアシャワー/日本無機㈱/三関 元
○日立エアシャワー/㈱日立産機システム/菊池輝夫
○多様化する業種に適したエアシャワーの選定と管理/シーズシー㈲/難波重典

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第56回/新日本空調㈱/水谷 旬

■製品紹介
○可搬型過酸化水素除染システム/㈱大気社/橋上勘十

■研究室紹介
○芝浦工業大学建築学部建築学科西村研究室/芝浦工業大学/西村直也
2,095円
■特集:クリーンテクノロジー
○クリーンテクノロジーの変遷/㈱テクノ菱和/田村 一
本特集では代表的な各種産業におけるクリーンテクノロジーについて、技術の変遷や最新動向を紹介していくことで、クリーンテクノロジーに関する技術全体の動向を紹介できるものと考えている。本稿は総論として、クリーンテクノロジーの変遷について概略を紹介する。

○半導体製造におけるクリーンテクノロジー/新日本空調㈱/水谷 旬
前項では半導体製造におけるクリーンテクノロジーそのもの、もしくはそれに近い内容の動向について纏め、後半ではどちらかというと半導体自体やウェーハに関する内容を記すことで、半導体製造におけるクリーンテクノロジー、およびその他の関連動向について解説した。

○大型デバイス製造におけるクリーンテクノロジー/清水建設㈱/長谷部弥・小松原正幸
本稿では、大型デバイス製造用クリーンルームのクリーン空調システムに関して、従来のシステムでは十分に取り組めていなかった省エネ・省資源化を目指したクリーン空調システムをいくつか紹介する。

○製薬施設における空調設備設計のポイント/高砂熱学工業㈱/竹下健二郎
製薬業界の発展に伴い製薬施設の空調設備設計は、複雑、かつ高難易度になっている。本稿では、製薬施設の空調設備設計技術の普及のため、空調設備システム、室圧制御、除染方式について、最近の動向や事例を交え留意点を紹介する。

○リチウム電池製造におけるクリーンテクノロジー/高砂熱学工業㈱/西村浩一
リチウム電池製造には、空気中の水分を極端に低減した「ドライルーム」と呼ばれる環境の中で製造される。過去のドライルーム技術から最新のドライルーム技術への変遷について解説する。

○製薬製造関連施設におけるクリーンテクノロジー/ダイダン㈱/飯田修司
製薬製造関連施設の最適環境を維持する室圧制御について、室圧維持を阻害する各外乱と、それを抑制する最新技術、除染方式の比較概論や実験動物飼育施設における空調換気システムの動向などを紹介する。

○食品工場のクリーンルームとその管理/コンサルタント・テクニカルライター/佐田守弘
食品工場におけるクリーンルームは、光学機器や電子部品などの製造と異なり、主に微生物汚染の防止に主眼がある。本稿では、食品工場に適用されるクリーンルームの規格とその適用、およびクリーンルーム管理のあり方について紹介する。

■解説
○ヒト皮膚から放散するたばこ煙由来成分の測定/東海大学/関根嘉香・佐藤祥大/AIREX㈱/木村桂大
ヒト皮膚の表面から様々な揮発性有機化合物が放散され、その一部は体臭の原因になる。本稿では、能動喫煙者、さらには受動喫煙者の皮膚表面から、たばこ煙に由来するVOCsの放散が認められたので紹介する。

○細胞培養加工空間「スマートCPユニット」/ダイダン㈱/古川 悠
㈱カネカと共同で、大規模なCPFの構築が難しいユーザーに対して、半開放型気流制御ブース「エアバリアブース」と閉鎖型自動細胞培養装置「P4 CS .」を組み合わせた細胞培養加工空間「スマートCPユニット」を提案している。本稿では、スマートCPユニットの概要について紹介する。

○水中の放射性セシウム濃度全量モニタリング装置/日本金属化学㈱/斎藤英之
福島第一原子力発電所事故に伴い環境中に放出された放射性物質を含んだ排水を扱う施設において、水中の放射性セシウム濃度を、全量、原位置で高速モニタリングする装置「セシモニウォーター」を開発した。その特徴を紹介する。

○空気齢を用いた空気清浄機の性能評価と居住域での運用に関する留意点/芝浦工業大学/諏訪好英/東京工業大学/鍵 直樹
本稿では、空気清浄機の性能評価と空気齢との関係について紹介し、さらに空気清浄器を実際の室内で運用する場合の留意点について考察する。

○数値シミュレーションによる空気清浄機のスギ花粉除去性能評価/群馬大学/高橋俊樹・福田裕也
スギやヒノキの花粉はアレルゲンであり、その除去に空気清浄機が普及している。ここでは、室内に侵入した花粉除去を目的とした空気清浄機の利用を想定し、ラージエディーシミュレーション(LES)による乱流解析ならびに花粉挙動の解析の方法について説明する。さらに、花粉除去性能評価、窓や換気扇など開放系での計算例、家具の設置の影響、などを調査目的とした解析例を紹介する。

○パワー半導体製造工程におけるレーザアニーリング技術/住友重機械工業㈱/川﨑輝尚
本稿では、薄板化が進むパワー半導体製造プロセスで不可欠な熱処理技術であるレーザアニーリングについて紹介する。

○マイクロバブルを利用した半導体ウェーハの洗浄技術/(国研)産業技術総合研究所/高橋正好
半導体製造におけるフォトレジスト除去には硫酸過水という強力な薬液が主に利用される。ところがマイクロバブルという小さな泡を使うことで水ベースでの除去が可能になった。そのメカニズムや特徴について解説する。

■製品紹介
○MR技術を活用した数値流体シミュレーションの3D体感システム/三機工業㈱/福森幹太

■研究室紹介
○早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空学科精密工学研究室/早稲田大学/川本広行
2,095円
■特集:半導体分野の最新動向
○電子デバイスの微細化が高性能化・省エネ化に果たす役割と微細化終焉後の世界/東京工業大学/岩井 洋
人工知能などに重要な電子デバイスの発展は間もなく微細化の限界を迎える。本稿では、微細化終焉後の世界の22世紀までの予測を行う。

○次世代ローパワーシステムに向けたCMOS/MTJ融合技術によるSTT-MRAMと不揮発性ロジック/東北大学/遠藤哲郎
本稿では、近年の不揮発ワーキングメモリ技術をベンチマークすることで、スピントランスファトルク型磁気メモリ(STT-MRAM)の位置づけを述べる。加えて、当該技術のロジックLSIへの展開である不揮発性ロジック技術を概観し、その低消費電力性を紹介する。

○パワー半導体の可能性と市場展望/㈱矢野経済研究所/池山智也
パワー半導体におけるデバイスの種類と搭載用途、パワー半導体の市場概況、次世代パワー半導体の可能性、2025年に向けて自動車向けパワー半導体が拡大する将来展望などについて浮き彫りにすることで、パワー半導体の可能性と市場展望について追究する。

○パワーデバイスにおけるイノベーションと期待/オン・セミコンダクター/夏目 正
パワーデバイスの変革により、新たな領域での製品実現化と可能性の広がり拡大しつつある。デバイスの進化の詳細に触れながら、最終製品性能に留まらず、産業構造やビジネス構造にまで広がりつつある影響と、今後の期待について触れてみる。

○金属接合を用いたLSIとMEMSの集積化/東北大学/平野栄樹
適な工程や材料で各要素を製造できる利点から大きく期待されている。段差を持つウェハでも真空封止パッケージングが可能な切削平坦化金属接合技術を紹介する。

○5G時代の半導体を実現するパッケージ革命/㈱SBRテクノロジー/西尾俊彦

○EUVレジスト材料・プロセス技術の新展開/東京エレクトロン㈱/永原誠司
接合技術を用いてLSIと他の要素を集積する方法は、最開発が続けられてきたEUVリソグラフィ技術が、いよいよ最先端半導体デバイスの製造に適用されようとしている。本稿では、EUVリソグラフィを実現するためのレジスト材料・プロセスの新展開について紹介する。

○パワーデバイスの最新技術とその応用/筑波大学/岩室憲幸
地球温暖化問題への対応が急がれる中、CO2を排出しない電力システムへの要請は極めて大きく、その実現にはパワエレ装置の革新が必須である。パワエレ装置の性能を左右するパワーデバイスに関し、最新技術とその応用ついて紹介する。

■製品特集:注目の製品と技術
○パワーデバイス向けイオン注入装置/㈱アルバック/横尾秀和
○分析装置に超純水をダイレクトに連続供給が可能な超純水装置/ヴェオリア・ジェネッツ㈱/黒木祥文
○クリーンルームの環境評価/東芝ナノアナリシス㈱/川元浩貴・和氣愛子
○分子膜成膜装置/SPPテクノロジーズ㈱/金尾寛人・藤村 剛
○長寿命形ケミカルフィルタシリーズ/日本無機㈱/内木場あやの
○超小型純水リサイクル装置/㈱ディスコ
○バイオテロ対応ポータブルエアーサンプラー/㈱セントラル科学貿易/鈴木清之

■解説
○ヒト皮膚から放散する酢酸に及ぼす温熱性および精神性発汗の影響/東海大学/関根嘉香・高橋未奈美・二階堂直樹
酢酸は不揮発性酸に分類され、これまで生体ガスとして着目されてこなかったが、ヒトの体表面から皮膚ガスとして放散することが明らかとなった。本稿では、温熱性および精神性発汗時の酢酸の放散挙動を解説する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第55回/新日本空調㈱/水谷 旬
2,095円
■特集:食品製造に求められるさまざまな技術と対策
○人手不足を乗り切る効率的なサニテーション/㈱クレオ/渡辺光也
労働者の高齢化と人口の減少で食品の品質管理の実際の業務が難しくなる中で、我々は安心・安全な食品製造に注力することが求められている。本稿では、人手不足の現状を具体的に説明し、そうした厳しい現状を乗り切るための効率的なサニテーションについて展開する。

○高濃度微酸性次亜塩素酸水によるノロウイルス(マウス)および芽胞菌への効果/(一社)日本電解水協会/鈴木正喜
微酸性次亜塩素酸水は2002年6月に厚生労働省より食品添加物に指定され、2012年4月に厚生労働省より規格区分改正により、30ppm以上で80ppmでの使用が可能になった。原液の塩酸に食塩を添加することなく生成した高濃度の有効塩素濃度50ppm前後をを使用することで、芽胞菌は加温せず常温でも効果があり、ノロウイルス(マウス)次亜ソーより効果があることが東京大学との共同研究により明らかになった。

○用途の拡がる微酸性次亜塩素酸水/㈱微酸研/土井豊彦
希塩酸のみを原料として生成される微酸性電解水はほぼ全ての微生物に効果が有るにもかかわらず、毒性や風味異常などの弊害が殆ど無く、安全性が極めて高いため、食品工業を始めとして、微生物制御の必要な多くの分野に拡がりつつある。

○食品製造工場の環境微生物検査/日水製薬㈱/水落慎吾
本稿では、食品製造工場の環境微生物検査に使用されている代表的な検査法について、検査のポイントや活用例を紹介する。

○食品工場空調設備内の真菌類調査/国際衛生㈱/牛島悠太
食品の安全・安心に対する消費者の要求は高まってきており、食品等事業者を対象として、HACCPによる衛生管理の制度化が厚生労働省によって進められている。本稿では、空調設備の清浄度維持管理から視た、空調設備由来の汚染事例、考えられる汚染物質とその危害、問題点の抽出と対策について紹介する。

○新規な高感度ふき取り検査法の開発/キッコーマンバイオケミファ㈱/田中菜津美
ATPふき取り検査は簡便・迅速な衛生検査方法として知られているが、ATPは熱や代謝によりADPやAMPに分解されるという課題があった。本稿では、ATP、ADP、AMPを同時に高感度で測定できる、新規なA3ふき取り検査法について紹介する。

○生食肉の汚染実態とその予防/東京農工大学/林谷秀樹
生食肉は、病原性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ、エルシニアに汚染されており、たとえ法的規制がないものでも、生肉の生食は避け、良く加熱して食べることが望ましい。

■業界Trend
○ナノ粒子材料利用の現状・課題と将来展望/広島大学/荻 崇
最近のナノ粒子の応用の現状、今後のナノ粒子の応用に向けて考慮すべき課題、さらに、2015年に粉体工業技術協会の技術委員会として活動を開始した「ナノ粒子利用技術委員会」の活動状況について紹介する。

■解説
○精神的ストレスがヒト皮膚から放散するアンモニアに及ぼす影響/東海大学/関根嘉香・古川翔太・二階堂直樹
アンモニアはヒトの体表面から放散する微量な生体ガス(皮膚ガス)の一つである。運動負荷によってアンモニアの放散量が増加することは知られていたが、精神的ストレスによっても放散量が増加することがわかった。

○病院医療ガス配管設備とホスピタルエンジニアリングに求められること/㈱エフエスユニ/元田忠麿・澤田 巧
本稿では、医療ガス配管設備を構成する装置について述べ、ガスの清浄を保つための装置、検査等について要諦を纏め、またそれを維持するための保守点検およびホスピタルエンジニアリングに求められることを明確化した。

○IoTを活用した環境測定/環境リサーチ㈱/山口陽二
環境測定においては、測定データをその変動とともにリアルタイムで把握できる測定方法の確立が求められている。本稿では、IoTの技術を活用した環境測定について、マンションにおける室内環境測定の取り組み事例を紹介する。

○グリーンビルディング認証グローバル化と室内空気質認証/㈱ULJapan/岩沢こころ/㈱UL島津ラボラトリー/重里将司・追谷武寿
今後期待される室内空気質の展望を読み解くべく、LEED認証などのグリーンビルディング認証の世界的普及に伴い認証数が増加している世界の室内空気質認証、国内外の室内空気質の規制、現況、最新動向等を紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第54回/新日本空調㈱/水谷 旬

■製品紹介
○洗浄の質および業務効率を向上させるラボ洗浄/ゲティンゲグループ・ジャパン㈱/Jesper Thorheim
2,095円
■特集:食品製造に寄与する“いま”の技術
○異物除去性能の向上を目的としたカット野菜製造プロセスへの界面活性剤の応用/ライオンハイジーン㈱/久保園隆康・渡部慎一・西村園子・尾杉孝夫・矢野 傑・鍋田 優/ライオン㈱/佐藤昌裕
カット野菜の製造は多段階の工程からなりたっており、近年ではそれらの中でも異物や虫の除去工程が重要視されている。本稿では、異物除去工程に界面活性剤を用いることの有効性について述べるとともに、異物除去を目的に開発した専用洗剤を紹介する。

○静電気を利用した乾燥食材から異物を除去する装置/芝浦工業大学/佐伯暢人
本稿では、静電気を利用して乾燥食材から異物を除去する装置について解説した。乾燥レタスなどの乾燥食材から、プラスチック片や髪の毛などを除去できることを確認した。効果的に選別対象を帯電させるために、二つの手法を提案した。

○静電気を利用したドラム型異物除去装置の開発/芝浦工業大学/佐伯暢人
本稿では、食品に混入した紐状異物を除去する装置として開発したドラム型異物除去装置について紹介した。本装置は回転する接地ドラムと湾曲した2本の円筒電極、帯電装置からなる。茶葉やひじきから異物を取り出すことに成功した。

○静電気技術を用いた非加熱殺菌技術/群馬大学/谷野孝徳・大嶋孝之
液状食品ならびに固体粒子状食品の非加熱殺菌技術開発の試みとして、静電気技術を応用した非加熱殺菌法であるパルス電界ならびに沿面放電を用いた殺菌法について、事例を踏まえながら特徴と知見について述べる。

○ウルトラファインバブル水による野菜の殺菌洗浄に関する細菌学的検討/京都女子大学/吉田真歩・横山佳子/トスレック㈱/中尾順次
ウルトラファインバブルによる洗浄殺菌は、バブルを対象物へ選択的に吸着させ、pH依存性のない脱離洗浄と殺菌を同時に行う技術である。本稿では、カット野菜製造における殺菌洗浄効果を細菌学的な見地から検討した。

○食品工場における設備・装置の洗浄のポイントと具体的手法/サニタリーエンジニアリングコンサルタント/設楽英夫
本稿では、サニタリー技術の基本である洗浄についてポイントと具体的手法を記した。特に洗浄各要素の働きと流れに重点を置いて述べ、洗浄結果の評価方法および洗浄しにくい食品や装置、工程の対策について紹介する。

○食品製造工場における毛髪の混入防止/発生時の対処方法/6次産業化プランナー/永井利明
毛髪クレームは食品工場の衛生指標と言われる。しかしどこかに根絶できない諦めがないだろうか。今一度原点から振り返り、原因と対策を再考することも必要である。そんな動機の一助になれば幸いであるし、体毛毛髪の原因対策の一端を紹介する。

■解説
○天然ゼオライト複合体を用いた水浄化と低環境負荷型農業システム/法政大学/渡邊雄二郎
土を使わず天然ゼオライト複合体のみで葉物野菜を栽培する新しい低環境負荷型農業システムの構築を目指している。本稿では、天然ゼオライト複合体の水浄化能、肥料成分徐放能及び葉物野菜生育に関する研究を紹介する。

○IoT時代の先端半導体パッケージ技術動向/グローバルネット㈱/武野泰彦
現在、IoTに必要なパッケージ技術として2D、2.5D、3Dがある。2016年にはFOWLPとよばれるパッケージ技術がi-pone7に採用され、FOWLPの応用と開発が急速に進んでいる。本稿では、現在の状況を概説するとともに将来のパッケージ技術を展望する。

○カノマックスの風速計校正設備/日本カノマックス㈱/宮井勝己
計測器を扱うメーカーにとって、校正設備は非常に重要な意味を持つが、これは環境要因や経年変化によって指示値が変化し誤差を生じることがあるので、定期的に測定精度の確認(=校正)が必要なためである。本稿では、その校正について解説する。

○将来のロジックLSIのためのGeOI構造作製技術/(国研)産業技術総合研究所/前田辰郎
古い半導体であるゲルマニウムが、今新たに最先端ロジックLSIに向けに大きな注目を浴びている。本稿では、その超微細デバイス集積化の鍵となる、絶縁体上のゲルマニウム層作成技術について解説する。

○センシングが拓くエビデンスベースドスポーツの未来/慶應義塾大学/仰木裕嗣
センサ・無線・画像処理の三つの基盤技術の進化によりスポーツにおいてエビデンスをもとにしたルール変更や、トレーニングの新たな方法が生み出されている。本稿では、IoTがスポーツにもたらす恩恵をいくつかの事例を挙げて紹介する。

○新築ビルにおける室内空気中2-エチル-1-ヘキサノールの実態調査/東京都健康安全研究センター/大貫 文・角田德子・菱木麻佑・齋藤育江・小西浩之・守安貴子
新築ビルにおける室内空気中2-エチル-1-ヘキサノール濃度を継続して測定した結果、部屋による濃度差や季節変動が見られることが分かった。これらの結果から、室内濃度が高くなる要因や濃度低減のための方法について考察した。

○新築ビルにおける室内空気中有機酸類およびアルデヒド類の実態調査/東京都健康安全研究センター/角田德子・大貫 文・大久保智子・齋藤育江・小西浩之・守安貴子
化学物質による空気汚染の実態把握のため、都内新築ビルの室内空気にて酢酸、ギ酸、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドの調査を行った。各物質の室内濃度は夏季に上昇する傾向にあり、発生源は室内に存在すると推察された。

○誘電泳動を利用した細菌迅速検出装置/九州大学/末廣純也
本稿では、誘電泳動現象と呼ばれる電気力学現象と電気インピーダンス計測を組み合わせた迅速な細菌検出法である誘電泳動インピーダンス計測法(DEPIM)の原理と応用について解説する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第53回/新日本空調㈱/水谷 旬

■製品紹介
○光照射式ドライ洗浄/浜松ホトニクス㈱/佐久間亮介
2,095円
■特集:食品製造現場における自主検査と精度管理
○食品安全マネジメントと自主検査/(一財)食品安全マネジメント協会/窪田英俊
自主検査を食品衛生法の製造基準や食品添加物公定書に記載された公定分析以外の検査と位置づけ、食品安全マネジメント協会(JFSM)の食品安全マネジメントシステムであるJFS-E-C規格の要求事項を参照に自主検査を総括した。

○世界に通用する食品企業の自主検査の考え方/(一財)東京顕微鏡院/伊藤武・鄒碧珍・難波豊彦
食品企業が製造した食品に起因する健康被害はその殆どが微生物に起因する食中毒である。従って、安全性の確認には微生物検査が重要であるし、今後国内でもHACCPが義務化となることから国際的視野から微生物による自主管理を考察する。

○食品微生物検査における信頼性確保/(一財)日本食品分析センター/諸藤圭
食品の微生物検査の信頼性の確保は食品の安全性を支える上で大変重要な事項である。微生物検査を正しく行うための基本的な要件及び検査の運用状況を監視するための精度管理システムの構築について紹介する。

○食品衛生精度管理比較調査(技能試験)結果の概要/(一財)食品薬品安全センター/渡辺卓穂
民間の食品検査機関を対象とした食品衛生精度管理比較調査(技能試験)について、調査の流れと統計処理および解析結果の基本的な考え方について紹介する。

○自動生菌数測定装置テンポ(TEMPO)を用いた食品中の微生物菌数測定/シスメックス・ビオメリュー㈱/福井謙一
近年我が国では、“食品からの微生物標準試験法検討委員会”が食品の細菌検査の専門家により組織され、食品中の各種微生物について、標準となる試験法の策定が進められている。本稿では最確法(MPN法)を原理に、幅広い食品検体に使用が可能で、バリデーションの国際規格に基づいて妥当性が実証されている自動生菌数測定装置テンポを用いた試験法について紹介する。

○環境中のノロウイルス拭き取り検査における生物発光酵素免疫測定法(BLEIA)の検討/㈱BMLフード・サイエンス/中川弘
環境中のノロウイルス拭き取り検査における生物発光酵素免疫測定法(BLEIA)の概要、事例紹介、調理従事者のノロウイルス検索結果から得られた情報などを紹介する。

■特集:病院設備と医薬品製造における最新環境②
○地震時の手術室の揺れを低減する免震床/清水建設㈱/福喜多輝
地震の揺れを大きく低減することが可能な免震床を開発した。本装置は総厚が約5 mmと非常に薄型であり、地震時に可動する部分の収まりを工夫することで、通常の手術室と変わらない使用性を実現した。

○大阪中央病院でのコミッショニング活用による省エネ活動/関電ファシリティーズ㈱/中嶋輝雄
病院施設の空調用熱源システムの冷温水搬送設備を対象に、Cxプロセスを活用した省エネ活動の過程と成果について紹介する。

○医師、患者や医療スタッフに適した温熱環境に対応できる手術室空調システム/清水建設㈱/今井田尚文
当社では執刀医、患者および外周部の医療スタッフの要求に対応できる温熱環境と外周部の空気のよどみ解消を改善できる空調システムを考案し、シミュレーションによる検討と実物大の手術室モックアップ実験により検証を行った。本稿では手術室空調システムをめぐって新たに浮き彫りにされた要諦を纏める。

○手術室における粒子や熱の滞流域の解消に向けた検討/清水建設㈱/山田容子
手術室内の空気滞流の解消に向けた検討を、シミュレーションと実物大モックアップ手術室を用いて行い、吹出口位置と吸込口位置の変更のみで滞流解消が図れることを明らかにした。本稿では、手術室の空気環境の更なる改善に向けて何が必要であるかを検証し、今後の展開を考察する。

○医療施設におけるエネルギー消費量削減手法の考察と事例/㈱久米設計/横山大毅
医療施設におけるエネルギー消費量削減手法の考察とその事例について紹介する。本稿では、医療施設のエネルギー消費量の30%を超える空調設備分野のエネルギー削減に主に焦点を当て考察と事例を紹介する。

○ASHRAEにおける感染症に対する病院空調設計法/工学院大学/柳 宇
アメリカのASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)の病院空調設計マニュアル( HVAC Design Manual for Hospitalsand Clinics,Second Edition,2013)を基に、感染症に対する病院空調設計法について紹介する。

■解説
○カイコ大量飼育システム/新菱冷熱工業㈱/田中幸悦・西谷善紀
近年、シルクを医療用素材や化粧品素材等の新素材として新たな製品に利用する開発が進められ、さらに、遺伝子組換えカイコによる蛍光発色生糸の生産や医薬品原料に用いる研究も盛んである。そうした潮流の中で、筆者らは質の良いカイコ(繭)を大量かつ計画的に生産するニーズが生じると考え、カイコ大量飼育システムの開発を行った。本稿では、主に繭を作るまでのカイコを飼育する大量飼育装置について紹介する。

■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第52回/新日本空調㈱/水谷旬

■研究室紹介
○新川崎創造のもり 4大学ナノ・マイクロファブリケーションコンソーシアム/東京大学/松垣 仁・笠間敏博・佐藤友美・三宅 亮
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商品情報・内容

  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:A4変形判

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