検査技術 発売日・バックナンバー

全261件中 76 〜 90 件を表示
2,178円
■解説
○農業水利施設の非破壊検査・計測/農業・食品産業技術総合研究機構/中嶋 勇
本稿では、農業水利施設の非破壊診断技術(①被覆水路の摩耗量計測、②被覆水路の中性化深さの計測、③パイプラインの漏水位置検出技術、④ビデオカメラを用いた集水井の簡易診断手法)について解説及び紹介する。

○磁気光学イメージングの非破壊試験への応用/鈴鹿工業高等専門学校/橋本良介
本稿では、磁気光学イメージングを非破壊試験に応用した際の特徴を解説し、特にイメージングに利用するセンサの材料や形成方法について紹介する。

○配管減肉検査向けワイヤレス超音波センサ技術/日立製作所/田村明紀/日立GEニュークリア・エナジー/沖田俊介・大城戸忍/Inductosense Ltd./Chenghuan Zhong・Matt Butcher/University of Bristol/Anthony J.Croxford・Paul D.Wilcox
発電プラントの配管減肉検査において、配管保温材の上から超音波肉厚計測することで、作業工数を要する保温材着脱等の付帯作業を軽減できる。本稿では、ワイヤレス超音波センサ技術について紹介する。

○SEM-EDSによる自動粒子解析サービス/IHI検査計測/内村大道・露木徳哉
当社はSEM-EDSを用いた自動粒子解析システムを導入した。本システムでは、数千~数万個という大量の粒子の形状情報および元素組成を自動で計測することが可能ある。本稿では、粒子解析の概要や分析までの流れ、実際の分析例について紹介する。

○接着により発生する残留応力と評価法/ソノヤラボ/園家啓嗣
接着した部品の機能・性能を満足させるためには、接着部の残留応力を評価してその影響を少なくする工夫が必要である。本稿では、接着によって発生する残留応力(内部応力)の種類と、その評価法について紹介する。

■シリーズ:NEDOインフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト
○回転機器の振動監視技術/高砂熱学工業/柴田克彦
熱エネルギー供給は、都市機能を支えるインフラとして重要な設備である。そこで、本稿では、熱エネルギー搬送機器のポンプを対象に開発してきた、低コストかつ長期異常検出のための監視システムとその実証結果を紹介する。
■技術トピックス
〔データベース〕
○保全技術アーカイブの紹介/日本保全学会/宮 達夫・山口篤憲
当学会がクラウド上で提供している「保全技術アーカイブ」では、学会に蓄積された保全技術に関する多くの知見を広く一般に公開している。本稿では、その概要と今後の展望を紹介する。

〔技術伝承〕
○視線計測・アイトラッキングによる点検技術伝承/トビー・テクノロジー/蜂巣健一
本稿では、アイトラッキング技術の概要、視線の測定データ、視線計測による調査について解説し、目視検査におけるアイトラッキングを活用した技術伝承を紹介する。

■検査機器
○汎用型火炎検知器/IHI検査計測/飯田弘幸
本稿では、さまざまな燃焼火炎に適用、バーナの不着火や失火が発生した場合に素早く火炎の有無を判定できるI-FRDの特徴や機能について紹介する。

■特集:保全、診断に活用される検査機器・システム2
○ドローンに搭載した赤外線装置による外壁調査の実証実験/建築研究所/眞方山美穂
本稿では、建築基準整備促進事業(国土交通省)の調査課題「非接触方式による外壁調査の診断手法および調査基準に関する検討(H29-30)」において実施した、ドローンに搭載した赤外線装置による外壁調査の実証実験の概要および結果について紹介する。

○打音検査機能を搭載した飛行型点検ロボット/新日本非破壊検査/和田秀樹・岩里拓弥
当社では橋梁を対象にドローンを活用した飛行型の点検ロボットを開発した。本稿では、点検ロボットを現場で適用するにあたり考慮すべき、点検ロボットの特徴や適用条件を具体的に紹介する。

○下水道管路内部の高速検査技術の開発/管清工業/西尾称英
全国で下水道管路のストックマネジメント手法が導入されている中、本稿では、管路スクリーニングに特化したカメラ「KPRO」の概要や特長、仕様等について解説するとともに、現在までの調査実績や普及展開について紹介する。

○橋梁寸法計測プロセスのデジタル化/エリジオン/平岡卓爾・向出和人
本稿では、三井住友建設が導入した、橋梁の寸法計測に3D点群データを活用する新たな手法の概要とその効果を紹介する。

○外壁調査における赤外線サーモグラフィ法の適用性/コンステック/小野塚裕也・佐藤大輔
外壁調査で用いられる赤外線サーモグラフィ法では、施釉されたタイルを対象とした場合、赤外線の反射が検査結果に及ぼす影響が大きく適用できない場合がある。本稿では、タイルの種類が検査結果に及ぼす影響について、実験をとおして紹介する。

■製品ガイド
○漏れ検知・検査
2,178円
■解説
○道路橋定期点検の課題解決を目指して/兵庫県まちづくり技術センター/渡邊佳秀・岩戸寿明
定期点検の現場作業にタブレットを使って点検することで、点検調書を自動生成するシステムを開発した。あわせて、初心者でも点検できるように対話形式でサポートするモードを付加し、人材育成にも貢献する。

■技術トピックス
〔VR・AR〕
○CAD図面投影ウェアラブルシステム/インフォマティクス/熊谷知明
本稿では、実空間でのCAD図面データMR表示が可能で建築、土木現場活用で注目されているGyroEye Holo(ジャイロアイホロ)について紹介する。

〔食品〕
○質量分析イメージングの基本手法と応用技術/いであ/山縣 彰・大房 健
本稿では、生体組織切片における投与薬物の局在解析など、薄膜試料を二次元的に質量マッピングする質量分析イメージングの基本手法について解説し、医学分野にとどまらず素材分野など様々に応用されていることを紹介する。

■シリーズ:NEDOインフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト
○超小型X線及び中性子センサを用いたインフラ維持管理用非破壊検査装置開発/静岡大学/小池昭史・青木 徹
本稿では、産業インフラにおける金属配管の保温材下外面腐食(CUI)に特化した検査システムの開発と、特にエックス線を用いた配管の肉厚の計測技術について紹介する。

○サンプリングモアレカメラによる産業機械等の変位・振動測定/共和電業/前田芳巳
本稿では、産業用機械において加工する製品の品質の向上や装置の異常診断を行う上で大切な指標である微小変位や振動を、カメラ画像により同時多点測定が可能な技術「サンプリングモアレ法」の概要と、産業界での変位・振動の測定事例を紹介する。

■連載
○音波のよもやま話
(音)のFDTDシミュレーション/アイ・エス・エル 宇田川義夫/東北大学/三原 毅
電波や音の解析に使われるFDTDシミュレーションの音への利用する場合の問題点の指摘や、使い方の注意に関して記述。現実との差異や一次元FDTD :法による超音波の原理理解などに言及。

■検査機器
○鋼製構造物の検査の効率化が図れる携帯型渦電流探傷装置/IHI検査計測/佐々木孝明
当社では、橋梁等のインフラ構造物や鉄道台車等の鋼製構造物の検査用として携帯型の渦電流探傷装置MobileEDDyRを開発・適用している。本稿では、本装置へAI判定機能を搭載したためその探傷例を紹介する。

■特集:保全、診断に活用される検査機器・システム①
○火力発電設備の状態監視・診断技術の高度化に向けた取り組み/JERA/市場元浩
火力発電設備の運用形態が大きく変化し、設備健全性、劣化状態を把握するための高度なデータ分析・診断技術の重要性が高まっている。本稿では、分析に必要なセンシングの多様化、およびAIを活用したデータ分析・診断技術の高度化の取り組み事例を紹介する。

○ステレオカメラを用いた路面性状測定システム/リコー/平井秀明・伊藤 泉
本稿では、走行しながら路面の状態を撮影し、AI(人工知能)による機械学習を活用した分析を行うことで、撮影から測定結果の算出および報告書の作成までを実施する「リコー 路面モニタリングサービス」について紹介する。

○保全業務効率化に貢献する無線機能付き高機能設備診断器/JFEアドバンテック/橋本博司
ポータブル振動診断器の既存モデルMK-220に、ICTを活用した無線通信、インバーター駆動電動機の軸受診断、振動・温度同時計測など高度診断や点検作業効率化を実現する機能を強化したMK-220HGを開発した。本稿では、その特長と活用事例を紹介する。

○画像ベースインフラ構造物点検/キヤノン/穴吹まほろ/キヤノンマーケティングジャパン/武田知樹/東設土木コンサルタント/中川光貴
本稿では、橋梁やトンネルといったコンクリート構造物の近接目視点検に代わる方法として、点検対象面を高精細に撮影し、その撮影画像に写る変状を検知・解析することで点検を行う「画像ベースインフラ構造物点検」について紹介する。

○路面境界部点検の非破壊検査への転換/NS検査/新美久仁彦
道路附属物の老朽化に伴い、近年倒壊事故が多発している。対策となる路証面境界部点検の効率化を図るべく、国土交通省は公募選定し結果を公表した。この結果を検証の上、当社技術の原因と対策を解説し、実務普及を促す。

■製品ガイド
○探触子

2,178円
■解説
○中性子イメージング装置RADEN(螺鈿)の活用/日本原子力研究開発機構/甲斐哲也・篠原武尚/総合科学研究機構 松本吉弘
検査技術の一つとしての検討材料を提供するため、これまでにJ-PARCのエネルギー分析型中性子イメージング装置RADENで中性子ラジオグラフィ/トモグラフィを使って得られた成果について紹介する。

○中性子による石油タンク底板下間隙測定技術/土木管理総合試験所/岩田摩希彦
中性子を用いた間隙測定器を導入改良し、新型の装置として実用化した。本稿では、測定の基本的な考え方、測定解析方法を紹介し、今後の活用方法について紹介する。

○加速度変動計測による風車ブレード雷撃損傷検知法の検討/海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所/藤本修平・山根健次・島田道男・櫻井昭男/日本海事協会/赤星貞夫
風力発電の不稼働時間増大の原因となり得る、風車ブレードの雷撃損傷の発生を即時に検知する手法の確立に向けて、基礎的な検討を行った。ブレード模型を用いた模擬雷撃実験を行い、本手法の実現可能性を検証した。

○加速度センサによる蒸気チューブリークの検出手法の開発/日立製作所/古市 肇・綿引直久・高橋志郎・小林啓信
火力発電プラントで蒸気チューブリークが発生した場合に備え、リークの発生個所を特定するために加速度センサを用いた高圧蒸気リークの検出手法を開発した。リーク発生個所から最大67m離れた配管上の計測点において、蒸気リークに起因する加速度変化を検出でき、二つの加速度センサによりリーク発生箇所の位置を10%以内の差で発生個所を推定できることを確認した。

○EMATのための電磁相互作用を考慮したUTシミュレーション/発電設備技術検査協会/山本敏弘
EMATの最適化に活用できるシミュレーション方法を確立することを目標として、任意の構造が扱えるFEMによりEMATによる超音波の送受信を含む超音波シミュレーションを行えるComWAVEを使用し、実験結果との比較によりシミュレーション結果の妥当性の確認を行った。

○渦電流探傷法を活用した鋼部材地際部の腐食損傷推定手法/日本電測機/永野 徹・山田隆明/日本ファブテック/細見直史/九州大学 貝沼重信
鋼部材のコンクリート地際部における腐食損傷検査では、塗膜除去やコンクリートのはつりの前処理に加えて、その復旧作業に多大な労力と費用を要してきた。そこで、著者らは検査時の前処理を行うこと無く、目視困難な埋設部の残存板厚を推定する検査手法を開発した。

○配管の腐食・減肉の連続監視とデジタル化がもたらす装置保全の変革/エマソン・オートメーション・ソリューションズ/日本エマソン/今任邦治
大半の製油所で導入が進む装置・配管の腐食・減肉監視システムだが、石油化学や化学プラントにも広がりを見せている。本稿では、その特長と活用事例を紹介しながら腐食・減肉監視システムに求められる要件を示し、これからの検査・診断を考察する。

○AIを利用したFEM逆解析による劣化調査/新納義昭
近年急速に発達したディープラーニングを活用するとFEM逆解析が可能となる。本稿では、そのFEM逆解析の応用の一つとしてカーブミラーや標識などに使われるポールパイプの劣化調査ができることを2種類の方法を使って紹介する。

■技術トピックス:補修技術
○水性錆転換塗料:ラストノックアウトの紹介/ソーラス 村上清久/新居浜工業高等専門学校/日野孝紀・矢野 潤
在日米軍の要請で、輸入を始めた錆転換塗料(防錆剤)の特徴を検証し、その検証結果から、構造物の長寿命化と保全費用削減への活用方法を提唱する。

■シリーズ:NEDOインフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト
○高信頼性センサによるインフラモニタリングシステムの研究開発/横河電機/吉田隆司・鈴木広志
長期信頼性を持ったシリコン振動式センサをインフラモニタリング用に応用して開発した加速度センサ、傾斜センサ、ひずみセンサの解説と、それらを用いた建物の健全性を評価するための実証実験の事例について紹介する。

■検査機器
○新しいセンシング手法の配電盤局所過熱監視装置/旭化成テクノシステム/今野淳一/旭化成EICソリューションズ/藤原英二
配電盤の過熱火災の予兆を検知すべく、複数の赤外線センサを用いた新しい方法で局所過熱を非接触に常時監視し、火災の予兆を迅速・安価に検知。発報させる新製品を紹介する。

○過酷な環境(高温・高電場・高磁場)下での使用に最適な光ファイバー音響センサー/ケイエルブイ/平林京介
AI/IoTの発達により急成長する設備故障・異常の予兆検知の可能性を広げる、光ファイバー技術を用いたセンサーデバイス(Phonoptics社のMyotis)を紹介し、本センサーの測定原理と高磁場・高電場・高温度・放射線などの過酷な環境下での使用に最適である理由を紹介する。

■製品ガイド
○放射線応用機器
2,178円
■解説
○非破壊検査業界の将来/日本非破壊検査工業会/塙 晴行
本稿では、当会の調査結果をもとに非破壊検査業界の現状を紹介するとともに、業界の課題をまとめ、技術者教育、人材の確保、ステータスの向上及び技術的課題と検査装置の観点から、将来のあるべき姿を考察する。

○超音波検査の将来/発電設備技術検査協会/古川 敬
本稿では、非破壊検査の主力技術の一つである超音波検査技術について、その創生からの歴史を振り返るとともに現状を分析し、将来展望を考察する。

○電磁超音波共鳴法による配管減肉モニタリング技術/東北大学/孫 宏君・高木敏行・内一哲哉
原子力や火力発電所の配管減肉検査の高度化・効率化ができるモニタリング技術が必要とされる。本稿では、EMATとEMARの原理を説明し、それによる配管減肉モニタリングに向ける研究及び適用例について紹介する。

○ロボット技術を取り入れた各務原大橋の定期点検 /岐阜大学/六郷恵哲・羽田野英明
道路橋定期点検要領で新技術の活用を可能とする見直しが行われる前の2018年度に、各務原市が実施した各務原大橋(長大PC橋)の定期点検を、高解像度カメラや打音装置を備えた点検用ロボット技術を組み合わせて支援した。

○画像解析による電車線とエレベータロープ検査技術/明電舎/庭川 誠・渡部勇介・野田祥希
電車線の架線検査及びエレベータのロープ検査を画像解析を応用して初めて実現。

○打音法による外壁剥離診断技術/KJTD 田代秀夫・奥田聖哉/建築研究所/眞方山美穂・棚野博之/クリエイティブスペース/久下幹雄
今回開発した外壁剥離診断装置は、従来の検査員の耳による打音検査を機械化したもので、解析的手法により、定量的に剥離の大きさと剥離深さを推計している。本稿では、開発した剥離診断手法と実証評価を踏まえ製品化した外壁剥離診断装置の概要について紹介する。

■技術トピックス:プラント
○新タイプのガスケット技術/KUKIL INNTOTCO.LTD/Lee Jong-cheol/Eテックコンサル/車戸 宏
高温、高圧で水素を含む流体等にはフランジからの漏洩の危険性が伴う。本稿では、これらに対応した、より漏れの発生を抑えるよう設計された新しい構造のガスケットについて紹介する。

■シリーズ:NEDOインフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト
○道路橋の維持管理及び防災・滅災を目的としたセンサシステムの研究開発/日本電気/佐藤 正・高取成毅/首都高速道路技術センター/式田直孝・村野益巳・張 広鋒
高度経済成長期に集中して整備された社会インフラの老朽化が深刻な問題となっている。本稿では、今回、開発した920MHz特定小電力無線を用いた橋梁センサシステムと地方自治体管理橋梁での実証実験結果について紹介する。

■連載
○音波のよもやま話
(音)波の重ね合わせの原理、干渉、独立性(2)/アイ・エス・エル 宇田川義夫/東北大学/三原 毅
前回に続き、一般的に誤解されている、「波の重ね合わせ、干渉、独立性」の話をする。

■特集:放射線検査技術の最前線
○大規模施設を使用したX線と中性子のイメージング/大阪府立大学/谷口良一
本稿では、X線イメージングと中性子イメージング技術の基本的な説明を行い、国内で利用可能な大規模施設を紹介する。これらの施設で利用されている放射線イメージング法を簡単に紹介した上で、イメージング技術の将来展望を行う。

○実用化が進む配管腐食検査用エネルギー弁別型放射線ラインセンサ/浜松ホトニクス/富田康弘・松井信二郎・白柳雄二・神谷陽介・小林 昭
本稿では、既に実用化が進む配管腐食検査用エネルギー弁別型放射線ラインセンサ(保温材を剥がさずに配管腐食の位置と程度を定量的に検査可能)について、実際の現場での実測データを交え、その特徴といくつかの検査事例を紹介する。

○放射線画像診断のためのAIによる支援技術/日立製作所/永尾朋洋・白旗 崇・岩田吉広・仲山貴行・尾藤良孝
本稿では、医療分野で求められるAIの役割において、当社が研究開発を進めている画像診断装置に関する放射線科ワークフローの効率化と、読影・診断支援について紹介する。

○高エネルギー対応ワイヤレスフラットパネルディテクター/ポニー工業/山田 誠
RTはフイルムX線撮影FRTからデジタル撮影X線撮影DRTへ移行が進められている。本稿では、DRT撮影で使用さるフラットパネルディテクターの中で現場環境に対応したHPX-DRについて特徴を紹介する。

■製品ガイド
○ネプコンジャパン・オートモーティブワールドの見どころ
2,178円
■解説
○赤外線カメラを活用したポットホール事前検知の取り組み/土木研究所寒地土木研究所/丸山記美雄・大浦正樹
融雪期にポットホールが発生する可能性が高い部位を、車両に搭載した赤外線カメラで非破壊診断する技術の開発に取り組んでおり、本稿では、現道での赤外線データとポットホール発生の対応関係の調査結果などを紹介する。

○非接触音響探査法による地下空洞天井部吹付コンクリート欠陥検出技術の開発/桐蔭横浜大学/杉本恒美・杉本和子/佐藤工業/歌川紀之・黒田千歳/東京電力ホールディングス/森岡宏之・鶴田 滋/東電設計/中川貴之・本田 中/東設土木コンサルタント/杉崎直人・山崎隆央
本稿では、音波照射加振とレーザドップラ振動計を用いた非接触音響探査法を用いて、既設の揚水発電所用の地下大空洞天井部における吹付けコンクリート表層の欠陥箇所を20m以上の離隔から、探査した例について紹介する。

○灰汚れ評価「灰の膠着度」の亜瀝青炭への適用/IHI検査計測/知惠賢二郎・茂田潤一
微粉炭焚き石炭ボイラにおける灰障害(灰の付着・閉塞)を評価する方法として「灰の膠着度」を開発した。「灰の膠着度」は、従来の灰障害指標で評価困難な亜瀝青炭でも灰障害の予測評価が可能である。本稿では、インドネシア亜瀝青炭への膠着度適用例を紹介する。

○リングビームスキャナーによる計測事例/前田建設工業/平田昌史
リングビームスキャナーは、地盤内の空洞等の大きさや形状を迅速かつ安価に測定することを目的として開発した装置である。本稿では、リングビームスキャナーの概要といくつかの計測事例について紹介する。

○高精度自動離着陸・航行ドローン/iシステムリサーチ/西川啓一/徳島大学/三輪昌史/アース・アナライザー/荒木寿徳
ドローンを撮影対象に対して一定の距離を保ちながら接近させ撮影する必要があり、RTK-GNSSを利用し、ドローン自動離着陸・航行技術を開発した。精度数cmでの飛行が可能となった。

○防爆認証スマートグラス/JMACS/高津知博
本稿では、日本国内防爆認証初取得のウェアラブルスマートグラス端末HMT-1Z1(Real Wear社製)を使用した遠隔作業支援について紹介する。

■法規・規格
○日本建築学会 鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説の改定について3/ジャスト/古舘岳実/エンジニアリングサービス/上平綱昭
建築鉄骨溶接部に適用される日本建築学会の超音波探傷検査規準が2018年に改定されたことをうけ、本稿では、過去の規準改定の推移と今回の改定内容を説明するとともに、現状の問題点と将来展望を紹介する。

■技術トピックス:食品
○SQUID磁気センサを用いた異物検査技術/豊橋技術科学大学/田中三郎
SQUIDは極めて感度が高い磁気センサとして知られており、液体窒素温度で動作するものが開発されて以降、非破壊検査手法の一つとして用いられることが多くなってきている。本稿では、応用例として、食品および電池などの工業製品の微小金属異物検査について紹介する。

■シリーズ:NEDOインフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト
○道路付帯構造物傾斜センシングシステムの開発/富士電機/矢尾博信
本稿では、道路情報板の傾斜と振動の常時モニタリングを目標にMEMSセンサデバイス、傾斜マルチセンサ端末、センサシステムの開発を紹介する。また、情報板挙動を把握するため行った先行フィールド試験も合わせて紹介する。

○低リーク型TFTを用いたフラットパネル検出器/産業技術総合研究所/藤原 健・加藤英俊・鈴木良一
最新のX線FPD(Flat Panel Detector)と小型X線源を組み合わせたポータブルX線検査技術の開発と、本技術を大型配管の検査に適用した事例について紹介すると共に今後の展望について述べる。

○法面変位センシングシステムの開発/三菱電機/大島正資・網嶋 武・萬谷禎昭・八木章好・寺田 翼/科学技術振興機構/鈴木信弘
920MHz帯の電波を用いて、法面の変位をミリメートルオーダーでセンシングするシステムを紹介する。本稿では、センシングの原理及び草木による変位計測精度の劣化への対策について説明し、実際の法面における実験結果を紹介する。

■特集:自動車産業で活躍する注目の検査技術
○光干渉断層画像化法による自動車塗装膜の解析/山形県工業技術センター/高橋義行/ティーワイテクノ/寺崎政人
OCT(Optical Coherence Tomography)は光を用いて非破壊・非接触で試料の断層画像を取得することが可能であり、本稿では、自動車塗装膜への適応例を紹介する。

○自動車産業におけるハンドヘルド蛍光X線分析計の活用/オリンパス/永田 渉・加藤 洋
近年、元素分析において、スクラップ・リサイクルの選別、部品の受け入れ検査、PMI検査、土壌分析や鉱物資源探査等、現場分析のニーズが高まっている。本稿では、最新のハンドヘルド蛍光X線分析計の機能と特長とあわせ、自動車産業における検査の活用例を紹介する。

○プラットフォームベースのアプローチによる生産ラインテストのコスト削減/日本ナショナルインスツルメンツ/岡田一成
本稿では、オープンなテストプラットフォームを採用することのメリットと、自動車業界の生産ラインにおけるテストコストの削減事例を紹介する。

■製品ガイド
○赤外線応用機器

2,178円
■解説
○高速度カメラと二色法温度計測技術を用いたその場観察/IHI/阿部大輔・松坂文夫
本稿では、高速度カメラと二触法温度計測技術を利用して、溶接高温割れが発生する際の温度分布を計測した結果について紹介する。

○電磁誘導技術Bracelet/E-Pit検査による金属材料腐食検査/ティティエス/横野智明
日本のプラントの多くは老朽化によるトラブルが顕在化し、検査の網羅性向上が大きな課題となっている。本稿では、限られた予算で、網羅性を飛躍的に向上させる新しいスクリーニング技術として、電磁誘導を利用した検査技術と適用事例等を紹介する。

○電磁波レーダ法に基づくコンクリート内埋設物の探査精度向上技術/四国総合研究所/ 岡部克也
コンクリート内埋設物探査手段としての電磁波レーダ法は、取り扱いに難しいところがあるため、現場では、特別な知識や技能を必要としない探査方法への期待が大きい。本稿では、この問題に対する解決手段として、信号処理による探査精度向上方法の概要について紹介する。

■法規・規格
○日本建築学会/鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説の改定について2/ジャスト/古舘岳実/エンジニアリングサービス/上平綱昭
日本建築学会「鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説」が2018年12月に第5次改定版として刊行された。本稿では、規準の1章~8章及び付則1、2の改定内容について紹介する。

○火技解釈での放射線透過試験方法と判定基準の根拠/発電設備技術検査協会/佐藤長光
平成28年2月25日改正施行された火技解釈では、RTの方法と判定基準にJIS規格を全面的に引用した大幅な改正がされた。本稿では、過去の規定概要、改正施行されたRTの方法と判定基準の技術的根拠等について紹介する。

■技術トピックス:食品
○近赤外光を用いた農産物・食品の非破壊計測/農業・食品産業技術総合研究機構/池羽田晶文
本稿では、近赤外分光法による農産物・食品の非破壊計測技術の原理や精度、装置について解説し、多様化する消費者ニーズに対応すべく進められている近年の研究事例について紹介する。

■シリーズ:NEDOインフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト
○スーパーアコースティックセンサによる橋梁センシングシステムの開発/東芝/渡部一雄・西村 修・大森隆広・碓井 隆・高峯英文・上田祐樹/西日本高速道路/和田圭仙/京都大学/塩谷智基/富山県立大学/下山 勲
本稿では、インフラ維持管理に関するNEDOプロジェクトにおいて開発した、①広帯域振動センサ、②小型無線センサ端末、③橋梁健全性定量評価手法、を統合した橋梁センシングシステムについて解説し、高速道路橋を対象とした実証実験結果を紹介する。

■連載
○音波のよもやま話33
(音)波の重ね合わせの原理、干渉、独立性(1)/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
一般的重ね合わせの原理と波の重ね合わせの原理を説明し、どの様に波の重ね合わせができるかを説明する。その結果、独立性の無い事を示す。

■特集:複合材の検査技術
○CFRP構造物の保全と電磁非破壊評価/東北大学/小助川博之・高木敏行
CFRP構造物を対象とする非破壊検査技術の現状と課題、国外における研究機関について紹介し、そのうち電磁非破壊検査技術について最先端の事例を解説する。

○CFRPにおける損傷検査のためのタッピング法とその発展/東京工業大学/芦澤 剛・水谷義弘・稲垣紀彰・轟 章
検査対象を叩いて損傷検出を行うタッピング法(打音検査)に対し、アコースティック・エミッションの原理を組み合わせたものをタッピングAE法と呼ぶ。本稿では、タッピングAE法の検査原理と特徴、計測装置の作製方法を紹介し、実施した計測実験について紹介する。

○光音響波を用いたCFRP内部の3次元非破壊イメージング/愛媛大学/中畑和之・唐川和輝
炭素繊維強化樹脂(CFRP)内部のきずを非破壊的に映像化するために光音響顕微鏡(PAM)を開発した。本稿では、開口合成アルゴリズムを用いて、CFRPに生じた衝撃損傷や綾織の積層構造を3次元的にイメージングした事例を紹介する。

■製品ガイド
○超音波応用機器
2,178円
■解説
○高速透明気体の3次元動画像計測技術/京都工芸繊維大学/粟辻安浩・福田喬人・西尾謙三/産業技術総合研究所/夏 鵬/千葉大学/角江 崇/神戸大学/的場 修
本稿では、3次元画像技術であるホログラフィ、ディジタルホログラフィについて紹介する。また、並列位相シフトディジタルホログラフィを応用し、スプレーノズルから高速に噴射される透明気体の屈折率3次元分布計測を行った結果も紹介する。

○ウルトラフレキシブル有機エレクトロニクスのセンサ応用/東京大学/横田知之
本稿では、フレキシブルセンサへのバイオ・医療に応用に向けた課題と対策に関して、ウルトラフレキシブル基板上へ作成した有機エレクトロニクスの機械的特性や伸縮性に関して解説し、応用例として、有機増幅回路と有機光センサに関して紹介する。

○Light Transport Matrixのスパース推定を用いた三次元計測・材質推定/東北大学/千葉直也・橋本浩一
本稿では、金属物体や半透明物体などの様々な光学特性を持つ物体について形状の計測が可能な三次元計測法であるLTMスパース推定による三次元計測について紹介する。また、LTMスパース推定の応用としての材質推定についても簡単に言及する。

○パルスECT検査の高度化に関する取り組み/テクノ電子/小野寺達成・武内春樹
本稿では、パルスECT検査技術の概要、亜鉛めっき鋼板越しの適用時における問題点とEddyfi社による解決策について紹介する。また、応用して開発されたPECアレイ技術についても、概要と適用事例を紹介する。

○グラウンドアンカー残存引張り力の非破壊測定方法/応用地質/斎藤秀樹/中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋/山崎 充/岐阜大学/八嶋 厚
グラウンドアンカーの残存引張り力を振動を用いて測定する技術の開発を行っている。本稿では、地中にあるグラウンドアンカー引張り部に自由振動を励起し、その固有振動周波数を測定して緊張力を求める方法を、模型実験と現場への適用例をとおして紹介する。

○パルス渦電流法を用いた腐食検査技術の紹介/東亜非破壊検査/鈴木大介
保温材下腐食等の高リフトオフ状態での腐食減肉を検出することが可能なパルス渦電流法による腐食検査装置を導入した。本稿では、実機の保温配管やタンク底板の腐食検査を行い、その結果を紹介する。

○3D計測技術の現場での有効性について/旭興産/西片太樹
本稿では、プラントの現場で近年普及し始めている3D計測技術が現場での検査業務に有効であるかを確認した結果を紹介する。

■法規・規格
○日本建築学会 鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説の改定について1/ジャスト/古舘岳実/エンジニアリングサービス/上平綱昭
日本建築学会「鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説」が2018年12月に第5次改定版として刊行された。本稿では、1973年5月に初版が発刊されてから40年以上経過した規準の改定の経緯と今後の課題について紹介する。

■シリーズ:NEDOインフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト
○開発プロジェクトにおけるモニタリング技術の概要と成果/新エネルギー・産業技術総合開発機構/安川裕介
本稿では、NEDOが推進した「インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト」において開発した、インフラ施設の維持管理を効率化するモニタリングシステムを紹介する。

■技術トピックス
〔建築・土木〕
○マルチチャープレーダと空洞判定AIの開発/川崎地質 今井利宗
本稿では、探査深度を向上させた路面下空洞探査車(マルチチャープレーダ)の概要について解説し、路面下空洞の探査事例を紹介するとともに、データ解析の効率化を目指して開発した空洞判定AIの概要とその適用性を紹介する。

〔溶接〕
○熱処理による鋼板の性質変化の取得技術/日本高圧電気 奥田 淳
鋼板に熱処理を行うと機械的性質が変化し、磁気特性に影響を与える事を解説する。本稿では、この磁気特性を取得する技術の概要について解説し、スポット溶接の非破壊検査装置への応用事例を紹介する。

■特集:知っておきたい漏れ検査技術2
○水素法漏れ試験について/エフアンドエーテクノロジー/松原未央子・松原紀之
本稿では、多様な製品の漏れ試験で実用化されている水素法漏れ試験の概要を説明し、適用方法および適用例を紹介する。

○屋外常時監視による確実で安全な環境対策/旭化成テクノシステム/立尾理賢・榎田一平
本稿では、事業場内にて発生する悪臭の傾向と管理、酸化半導体方式の概要について解説し、におい検知器の詳細と特長、用途事例を紹介する。

○超音波のビームフォーミング技術に基づいた可視化型リーク検知装置及びコロナ放電検知装置の開発/JFEアドバンテック/小田将広・安達 望
工場内の気体の漏れやコロナ放電等を、超音波ビームフォーミング技術に基づき効率良く探索、発生箇所を特定する小型軽量可搬型装置を開発した。本稿では、同技術及び装置概要を解説し、実工場での漏れ、コロナ放電の検知事例を紹介する。

■製品ガイド
○渦流・漏洩磁束検査機器
2,178円
■解説
○コンクリート中の塩化物濃度の推定方法/岩手大学/小林宏一郎
本研究では容易で高精度な塩化物濃度推定方法の確立を目的とし、電気的特性を用いた非破壊検査方法の提案を行った。計測時期を限定する方法と推定方法の提案及び推定精度の検討を行った。この結果、夏季では塩化物濃度を高い精度で推定可能となった。

○産業用ガス検知器の現状と今後/新コスモス電機/仲谷行雄
本稿では、検査・測定の分野における主な産業用ガス検知器とガスセンサを分類しその特長を紹介する。あわせて最近のトピックスとして、経済産業省から2019年4月24日に発表されたガイドラインとガス検知器との関連についても紹介する。

○鋼床版検査装置を用いた効率的な高速道路の検査/阪神高速技術/塚本成昭/日本電測機/白石 彰
阪神高速道路では、鋼床版のデッキ貫通き裂に対し、渦電流探傷法を用いた自走式鋼床版検査装置「みつけるくんK」を開発し,現在活用している。本稿では、「みつけるくんK」の概要と,これを用いた効率的な検査について紹介する。

○超音波探傷法によるポリエチレン管電気融着継手内部の可視化について/非破壊検査/ 田中隆介
本稿では、ポリエチレン管の電気融着継手に対し、超音波探傷法による内部可視化に取り組んだ結果を紹介する。電気融着継手に特化したフェーズドアレイ超音波探傷システムの採用により効率の良い内部可視化ができ、今後の超音波探傷法による健全性評価の足掛りができた。

○周波数領域自己回帰モデルを応用したセメント工場バケットエレベータ低速転がり軸受の状態監視・診断技術の高精度化/水産研究・教育機構水産大学校/太田博光
本稿では、セメント材料を垂直搬送するバケットエレベータのチェーン-スプロケット系を支持する低速転がり軸受の状態監視・診断を高精度に行う手法を紹介する。周波数領域自己回帰モデルを応用したSN比向上手法を高周波帯域に用いることで転がり軸受の損傷初期に現れる兆候を強調し、抽出することが可能となっている。

■連載:音波のよもやま話32
○音波の音速と減衰. 減衰(8)/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
本稿では、一般的に言われる減衰の原因の信憑性に関して紹介する。

■特集:知っておきたい漏れ検査技術1
○液体(水・油)の漏れ試験用検査剤の紹介/タセト/津村俊二
本稿では、微小な液体(水、油)の漏れを高感度に検出する方法として、発色現像剤(モレミール)、蛍光染料添加剤(ケイコーペネトール)の原理、種類、使用法、検出感度などについて詳しく解説、紹介する。

○漏れ検査材を利用した復水器リチュービング拡管後漏れ検査/日本工業検査/玉見久信
本稿では、熱交換器(復水器)のリチュービング(拡管施工)後に、止水ボール、及び洩れ検査材を利用した洩れ検査を紹介する。

○蛍光式水溶性油検知器/旭化成テクノシステム/山本修平・石垣秀倫
本稿では、工場などの排水に漏洩する水中の油をリアルタイムに監視する装置の概要について解説し、いくつかの検知事例について紹介する。

○エア漏れ箇所を可視化するリークディテクターカメラ/佐藤商事/岸田雅隆
シューシューと音はすれども目には見えないエア漏れを『ここから漏れていますよ!』と教えてくれる機器があれば、保全マンはどれほど楽だろう。本稿では、エア漏れ箇所を『見える化』するとともに、他の分野でも使用できるユニークな製品を紹介する。

■特集:赤外線サーモグラフィを活用した検査技術の最前線2
○非破壊試験分野における赤外線サーモグラフィ試験の標準化、技術者認証の動向/産業技術総合研究所/兵藤行志
本稿では、「より広範な非破壊試験に赤外線サーモグラフィ試験が適切に信頼性高く応用され、安心・安全な社会の構築へ寄与する」ことを目指した、赤外線サーモグラフィ試験方法の標準化及び技術者認証の最新動向を紹介する。

○ロックイン・サーモグラフィを用いた応力測定システムの応用例/ケン・オートメーション/矢尾板達也
ロックイン・サーモグラフィを用いた応力測定では、画像相関方による応力測定ではできない散逸エネルギ測定により、疲労耐久試験の初期状態でも破壊の起点となる箇所の発熱を検出でき疲労耐久試験の緩和に大きく貢献している。

○赤外線サーモグラフィによる計測の事例紹介/サーモグラファー/山越孝太郎
赤外線サーモグラフィは、非接触・非破壊で対象物の表面温度分布からきずや欠陥を検知することができる有用な検査手法である。本稿では、様々な計測事例を実際の画像を使用して紹介する。

■製品ガイド
○JASIS2019の見どころ
○磁気・磁粉・浸透応用機器・剤
2,178円
■解説
○圧縮空気による非接触非破壊での硬さと粘度の測定器/静岡大学/犬塚 博
「硬さ」や「粘度」は人体をはじめ工業製品や農産物・食品においても重要で測定頻度の高い測定対象である。我々は非接触非破壊で行う硬さと粘度の測定器を開発している。本計測器はメーカーから生産・販売も開始されている。

○硝酸銀溶液の噴霧による塩化物イオンの浸透深さ測定方法/木更津工業高等専門学校/青木優介/ものつくり大学/澤本武博/日本非破壊検査工業会/森濱和正/中研コンサルタント/川俣孝治
硬化コンクリート中の塩化物イオン浸透深さ測定方法として、供試体の断面に硝酸銀溶液を噴霧する方法の規格化が進められている。本稿では、その概要、従来の方法との違い、今後の課題などについて紹介する。

○Imagification技術とDeep Learningによるブレード非破壊検査支援/欧州富士通研究所/古屋早知子・セルバン・ジョルジェスク
本稿では、風力発電の最重要部品であるブレード製造工程における非破壊検査の課題と、Deep Learning適用による検査効率化技術の概要を解説し、顧客との共創による欠陥検知支援ソリューション開発事例を紹介する。

○斜張橋等における自走式斜材点検装置/中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京/大窪克己・高野真希子
本稿では、斜張橋等の斜材に対し、保護管変状の点検および斜材の内部鋼材の変状を調査する自走式斜材点検装置の機能と、これを用いた目視点検困難箇所に対する課題解決策について試行実績を踏まえて紹介する。

○コンクリート構造物の調査に適用可能な非破壊検査技術の紹介/アミック/三輪秀雄
筆者らは、コンクリート構造物の調査診断に役立つ検査技術や検査装置の開発を行っている。本稿では、電磁パルス法と超音波法を利用した非破壊検査技術の特徴を解説し、適用例および応用の可能性も併せて紹介する。

○ALB(航空レーザー測深)による新たな三次元地形計測技術/パスコ/小澤淳眞
本稿では、近年、水中部の地形計測技術として注目を浴びているALB(航空レーザー測深)について、計測原理、計測~三次元地形データの作成の流れ、および利活用について、計測事例を交えて紹介を行う。

■検査機器
○超音波による埋設材路面境界部の調査測定法/検査技術研究所/関口嘉之
本稿では、近年社会的に大きな問題となっている、道路付属物の路面境界部における腐食について、新技術の超音波探傷により調査測定する技術を開発したので紹介する。

○非破壊試験における中性子ラジオグラフィの重要性について/Phoenix,LLC./ポニー工業/金井大樹
非破壊試験における中性子ラジオグラフィの実情について、米国の中性子線源メーカーであるフェニックス社による解説を紹介する。

■特集:赤外線サーモグラフィを活用した検査技術の最前線①
○鋼橋疲労亀裂調査に用いる赤外線カメラの運用の試み/中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京/田中友樹・大窪克己・高橋 徹
本稿では、鋼道路橋に発生している疲労亀裂を効率的に調査することを目的に開発した、赤外線カメラを用いた調査システムと、実橋梁での検証結果を紹介する。

○赤外線調査トータルサポートシステムの開発/西日本高速道路エンジニアリング四国/川西弘一・林 詳悟・橋本和明・松田靖博
橋梁等のコンクリート構造物の浮き・空洞などを高精度かつ定量的に抽出する赤外線調査システムの概要について解説する。本稿では、画像解析による損傷判定、クラウドサーバによる自動判定システムの活用事例を紹介する。

○最新熱画像カメラの特徴ある機能と事例の紹介/チノー/加藤裕之
ビルや製造現場での電気設備・機械設備の保全業務に適した新形赤外線サーモグラフィの特徴と機能を紹介する。

○120Hz高速サンプリング温度計測で確かな“ものづくり”に貢献/日本アビオニクス/入江朋子
本稿では、最速120Hzサンプリングが可能なサーモグラフィR550Proを紹介する。高価格な冷却型ハイスペック機でしか捉えられなかった熱挙動の早いデバイスでの過負荷試験やレーザ溶接時におけるスパッタの発生挙動および近隣への熱影響を容易に検出し、信頼性の高い“ものづくり”に貢献する。

○FLIRサーモグラフィ&ドローンによるソーラーパネル検査/フリアーシステムズジャパン/中司 茂
原子力発電所の停止以降、自然エネルギーの代表である太陽光発電所は増え続けている、効率的な発電に検査は重要でありその手法にサーモグラフィ&ドローンが注目されている。

■製品ガイド
○探査機器
2,178円
■解説
○匂いセンシングの最先端技術と今後の展望/九州大学/小野寺武
本稿では、嗅覚の代わりとなるセンサ技術、匂いセンシングについて、超高感度匂いセンサ、ケモセンシティブレジスタを用いた嗅覚センサシステムを中心に、国内の研究開発動向について紹介する。

○ステンレス鋼配管の溶接部における表面硬化層の応力腐食割れへの影響評価/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
原子力、火力、石油化学プラント等で数多く使われているオーステナイト系ステンレス配管の溶接部における、表面硬化層の応力腐食割れへの影響評価を行った。実験はオートクレーブ式試験装置を適用し、丸棒切り欠き試験片を使った定応力試験を実施し、表面硬化層が応力腐食割れに少なからず影響を与えていることを確認した。溶接部は旋削加工ではなく、鏡面仕上げにすることの重要性が確認された。

○港湾監視ネットワークシステムによる水中への監視エリア拡大/日本電気/田中宏樹・小川 誠・村松 順・中野正規
近年の脅威の多様化に伴い、水中監視が重要となる。当社は港湾監視システムの一環として水中を探知するアクティブソーナーも製品化している。本稿では、誤警報が出やすい極浅海域においても動作することを、実海面における計測データとともに紹介する。

○超音波音響法による低速回転機器の診断技術/旭化成エンジニアリング/磯村優樹・迫 孝司
超音波領域の音響を用いた低速回転機器の診断技術を開発した。本稿では、空中伝搬する超音波を非接触にて検出することで、転がり軸受フレーキングや歯車ピッチングなどの異常を検出できているので、併せて紹介する。

■連載
○音波のよもやま話31
音波の音速と減衰(7) 減衰4/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
気体の音の伝播を粒子法でシミュレーションし、音速の分散があることを示す。尖鋭度により、誰が測っても同じ音速に観測されることを説明する。また、熱、圧力と音圧の関係の話をする。

■検査機器
○リアルタイム音源可視化装置を用いた生産設備のメンテナンス及び工場内静音化対策/イー・アイ・ソル/清宮純史
昨今叫ばれる「見える化」。本稿では、その一つ「音を見える化」する装置を紹介する。他社には無いリアルタイム性、低コスト、カスタマイズ対応の特徴で、自動車メーカーからゼネコン、工場騒音等、研究開発から生産現場までの業界問わず音の課題を解決する。

■特集:最新の非接触検査技術
○ドローンに搭載可能な超小型中赤外フーリエ分光イメージングユニット/香川大学/石丸伊知郎
手のひらサイズの超小型中赤外フーリエ分光イメージング装置の原理(結像型2次元フーリエ分光法)と、「微物のその場解析」について解説し、ドローンへ搭載して上空15mから分光イメージング計測した事例を紹介する。

○コンクリート水中部の非接触劣化度調査に関する検討/土木研究所寒地土木研究所/小林勇一・澤口重夫
コンクリート構造物水中部の非接触劣化度調査に向けた基礎検討として、パラメトリックソーナーによる水中コンクリート供試体の計測、透過波の確認および「教師あり学習」による反射波形の分類について紹介する。

○赤外線熱計測(パッシブ法)による地下鉄覆工コンクリートの浮き検出と実用化方法      /東京地下鉄/川上幸一
日射のない地下鉄トンネルにおいて、アクティブな加熱をせずに赤外線法を適用した浮きの検出と、その実用化へ向けた取り組みについて紹介する。

○橋梁温度解析による赤外線法適用時機の検討/西日本高速道路エンジニアリング四国/川西弘一・林 詳悟・橋本和明・松田靖博
赤外線サーモグラフィ法は気象等の環境変化に調査可能時間帯が左右される。そこで、橋梁温度FEM解析による調査可能時間帯推定を行った。本稿では、解析結果より得られた知見と留意点について紹介する。

○3Dレーザー計測における課題と点群データの有効活用/富士テクニカルリサーチ 北村友一
3次元レーザースキャナーにプラスαの機器を組み合わせることによる計測手法、得られた3次元点群データの活用方法などを紹介する。

■製品ガイド
○メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019
○試験機
2,178円
■解説
○ポータブル格子欠陥検出装置/産業技術総合研究所/山脇正人/東洋精鋼/上杉直也
陽電子寿命測定法は金属の格子欠陥等を高感度で検出できる手法である。我々は本手法を用いた市販装置の開発を進めており、今回ポータブル型システムを開発した。本稿では、ショットピーニング材を用い、その測定例を紹介する。

○予兆監視システム(SIAT)とIBM Watson Explorerの連携によるプラント監視技術の高度化/中国電力/林 司
ビッグデータに着目し、日本電気㈱が開発したネットワーク生涯対応エンジンSIATを用いた予兆監視システム(SIATAI)を共同で開発してきた。今回、JANSIにより公開されているNUCIA情報をDBとし、SIATとIBM Watson Explorerを組み合わせることにより、原因究明、対策決定までの時間短縮が可能であることを確認した。

○高減衰鋼片向けアレイ超音波探傷技術の開発/大同特殊鋼/樹神啓司・伊藤光宏
超音波の散乱減衰が大きい鋼片(高減衰鋼片)を対象とした、フェーズドアレイ超音波探傷技術の開発事例を紹介する。特に、SNR向上に向けた対策とプローブ保持治具の改善について述べる。

■技術トピックス:自動車
○FSW異材接合と非破壊検査/本田技術研究所/矢羽々隆憲
車体の軽量化を目的としてAl-GA異材接合を用いたサブフレームを開発した。接合技術にはFSWを用いて強度、耐久、耐食性を満足する構造、生産設備、品質保証システムを確立した。本稿では、その非破壊検査技術について紹介する。

■連載
○有限要素法入門4
非線形問題/E&Sコンサルタント安藤/安藤文雄
有限要素法入門最終回④として、材料非線形、幾何学的非線形などの非線形に関して、有限要素法における解析手法を基本的な数学的表現とわかりやすい簡単な例を交えて紹介する。最後に、立脚原理・理論の体系について整理する。

■検査機器
○超音波映像装置による電子部品の非破壊検査/日立パワーソリューションズ/大野 茂
本稿では、電子部品の非破壊検査で使用される超音波映像装置の高分解能化の取り組みについて述べ、その効果について測定例を用いて紹介する。長方形状模擬欠陥であれば幅1μm、円形状模擬欠陥であれば直径4μmまでが検出可能となった。

○多機能ポータブル診断器/日鉄テックスエンジ/山本豊樹
本稿では、労働人口の減少や世代交代による現場力低下を補う、多機能ポータブル診断器“エレスマートRX”とその管理用ソフトウエア(回転機械診断管理システム「MDM-360」)について紹介する。

○高さ分解能0.1nmを有する光ヘテロダイン干渉による表面粗さ計測/ツクモ工学/服部義次/フジ・オプトテック/藤田宏夫
ヘテロダイン干渉技術の応用による光学計測器の概要について解説した。非接触で振動に強く0.1nmの高さ方向分解能があり、粗さ・段差計測の紹介をする。

○低価格X線装置による2D内部観察/アールエフ産業機器事業部
本稿では、低価格(90万円)のX線装置(NAOMi-CT90 GAIKAN)による2D内部観察について、製品の主な特長・仕様、撮影手順・撮影画像、また2D撮影装置と3D撮影装置の違いについて紹介する。

■特集:検査・診断に活用される最新の音響技術
○パラボラ集音マイクロホンと合成波形分離法による複数クーリングタワー減速機の高効率状態監視・診断法/水産研究・教育機構水産大学校/山田雄太・太田博光
本稿では、パラボラ集音マイクロホンと合成波形分離法を用いた高効率状態監視・診断法について解説し、クーリングタワー減速機に適用した例を紹介する。また、診断精度の高い振動診断において検証を行い本手法の実用性を説明する。

○マイクロホンアレイを適用した風洞実験による鉄道騒音の音源探査/鉄道総合技術研究所/山崎展博
新幹線の高速化に伴い増加する空力騒音を低減するためには、事前に騒音の発生箇所を詳細に把握することが重要である。本稿では、風洞試験で指向性収音装置の一種であるマイクロホンアレイを活用した音響測定技術の概要について紹介する。

○異音検査もしくは製品評価の為の新しい音響ツール/SVジャパン/久保雄太
本稿では、製品から発生する異音を利用してその製品の不具合を検査する新しい音響解析技術を、モータ製品の出荷検査例で紹介する。

○マイクロフォンアレイを利用した音源探査システム/ペリテック/星野尚紀
リアルタイムに音の発生源を探し出し可視化。本稿では、操作や設定はタッチスクリーンで直観的に行うことができ、小型化が進んだことで持ち運びも容易になった「ハンディ音響カメラ」を紹介する。

■製品ガイド
○工業用管内検査機器
2,178円
■解説
○埋設配管のガイド波減衰は検査できないほど大きいか?/徳島大学/西野秀郎
埋設配管ではガイド波の減衰がとても大きくて使えない、という声をよく聞く。具体的データに基づくものや感想の域を出ないものが混在しているように思う。本稿では、波動理論に基づいて少し解ってきたので紹介する。

○マルチコイルプローブを用いた渦電流探傷による磁性材に対する割れ検出及び抽出技術/日立製作所/三木将裕・成重将史/日立GEニュークリア・エナジー/吉田 功
構造物表面を広範囲かつ定量的に検査できるマルチコイルプローブを用いた渦電流探傷技術を開発している。本稿では、ノイズが発生しやすい炭素鋼や低合金鋼に対する表面欠陥の検出性能と、位相特徴に基づいて表面欠陥の識別技術を紹介する。

○回転機の動作状態を計測するセンシングシステムの開発/明電舎/武田秀一
インフラ設備は、故障停止によるダウンタイムを削減するために、異常予兆を早期に捉え対処することが重要となる。当社では、既設設備に外部からセンサを取り付け、設備状態を常時把握するシステムを開発している。本稿では、上記について紹介する。

○GPS自己相対単独測位法による新しい振動計測/電源開発/柏柳正之/山口大学/清水則一/国際航業/増成友宏/神戸大学/井澗健二
単独測位のように、一台の受信機で構造物や地盤の動的変位を高精度に計測する新しい計測法であるGPS自己相対単独測位法の技術概要を紹介し、基本実験や現場実験に基づく適用限界および今後の展望を紹介する。

■技術トピックス:発電
○火力発電用タービン高温部品の経年劣化・損傷および寿命診断技術/東北大学/吉岡洋明
現在、火力発電は日本の総発電電力量の約85%を賄うまでになっており、電力の安定供給を図る上で、これらの経年設備の保全技術もその重要性を増してきている。本稿では、この中核を担う機器である蒸気タービンとガスタービンの保全を図る上において重要な技術である寿命診断技術について、これまでの開発の経緯や技術を、両タービンの仕様の違いからくる開発技術の違いに焦点を当て、その材料技術および診断技術の適用事例も含め紹介する。

■連載
○音波のよもやま話30
音波の音速と減衰(6) 減衰3/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
気体液体中の音の伝播をミクロの現象から紹介する。

○有限要素法入門3
エネルギー定理/E&Sコンサルタント安藤/安藤文雄
有限要素法入門3として、有限要素法で要素剛性マトリックス作成に必須の知識であるエネルギー定理について、基本的な数学的表現とわかりやすい簡単な例を交えて紹介する。

■検査機器
○水中放射線環境調査用ROVシステム/IHI/高田昌憲
水中かつ放射線という人が近づけない過酷な環境へのアクセスを可能とする水中遊泳型の遠隔操縦装置(ROV)について紹介する。本ROVは、カメラによる現場の構造物のモニタリングと放射線計測を目的としている。

■特集:残留応力の実務と最新技術
○X線による最新の残留応力評価技術/金沢大学/佐々木敏彦/神戸製鋼所/松田真理子/東京電力パワーグリッド/嘉賀大樹
従来技術に比べ、約10倍の高速測定と装置の小型化が可能となったcosα法によるX線応力測定技術の概要と適用事例を2件紹介する。

○X線回折を用いた3次元残留応力推定手法の溶接配管への適用/工学院大学/小川 雅
X線回折法を用いた部材全域の3次元残留応力分布の非破壊推定手法について、その原理と特徴を述べ、溶接配管を対象とした数値解析内容について紹介する。また、実用化に向けた今後の展望について述べる。

○準破壊法(準非破壊法)による残留応力計測技術の最近の動向/IHI検査計測/中代雅士・三上隆男
種々の材料に対する残留応力計測のニーズは増加している。従来のX線応力測定法で対応できない複合材料などの部材に対しても計測要求が増加しており、従来の破壊法によるひずみ解放による計測から、測定点近傍の応力解放で計測する穿孔法などの準破壊法の手法の専用装置が開発され、汎用的に計測されている。本稿では、この準破壊法について各手法の特長と最近の動向を紹介する。

■製品ガイド
○厚さ計・膜厚計

2,178円
■解説
○低周波渦電流探傷法を用いた鋼板きずの検出/九州大学/笹山瑛由
高度経済成長期に建設された社会インフラや産業インフラの老朽化が問題となっている。本稿では、インフラ維持管理・更新に向けた、低周波渦電流探傷法による鋼板のきず検出技術を紹介する。

○インバリアント分析技術を利用した非破壊検査の高度化/NECソリューションイノベータ/相馬知也/東北大学/高木敏行・内一哲哉
非破壊検査へのAI応用は主に画像検査でのディープラーニング利用が盛んに研究されているが、超音波探傷法や電磁気探傷法など人の手による検査へのAI適用は進んでいない。本稿では、これらの検査手法へのインバリアント分析を利用した高度化について紹介する。

○超音波探傷試験技術者に対する訓練の有効性検討/発電設備技術検査協会/平澤泰治・松田誠司・牧原善次
UT試験技術者に対する訓練の効果を定量的に示した結果の概要を紹介する。次に、現在検討中の、ISIでUTを行う試験技術者の探傷技量の習得・維持を目的とした訓練制度(案)について、その概要を紹介し、さらに訓練制度(案)に沿った訓練の試運用の結果の概要についても紹介する。

○Vallen社製ソフトウェアを用いたF.C.O.G手法のリアルタイム処理化/IHI検査計測/ 川﨑 拓・大森征一・大森真実
CFRP材引張試験におけるAE計測において、重心周波数解析を用いた健全性評価手法のリアルタイム処理化を可能とした。このことにより、CFRP製品における供用中の損傷評価等が可能となる。

■シリーズ:インフラ維持管理・災害対応ロボット技術の最前線
○引火性ガス雰囲気内で無線移動可能な防爆ロボット/三菱重工業/大西 献
大型電池を搭載し、引火性ガス雰囲気(危険場所ゾーン1)で無線移動可能な防爆モビリティ技術を紹介する。石油ガスプラント内を自動巡回点検するロボットに展開中であるが、危険場所での検査や資材搬送(AGV)、トンネル等の災害時のファーストレスポンダなどにも広く応用可能である。

■技術トピックス
〔鉄道〕
○鉄道車両における圧電ゴムを用いたセンシング技術/鉄道総合技術研究所 間々田祥吾
圧電ゴムの概要を説明するとともに、圧電ゴムの適用先の提案として、鉄道車両における側引戸戸先での異物の挟み込み検知事例および車軸軸受の損傷検知事例について紹介する。

〔ロボット〕
○福島ロボットテストフィールドの紹介/福島県庁 北島明文
物流、インフラ点検、災害などに活用が期待される陸・海・空のフィールドロボットを主対象に、実際の使用環境を拠点内で再現しながら、研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行うことができる「福島ロボットテストフィールド」について紹介する。

〔建築・土木〕
○CCDカメラを用いたコンクリートひび割れの目視検査/ティ・エス・プランニング/佐藤 智
道路橋等のコンクリート床版内部に発生した、ひび割れ、ジャンカ、土砂化等をφ5mmで穿孔し速硬化型特殊カラー樹脂注入後、φ9mmまたはφ10.5mmで再穿孔後CCDカメラを用いて動画データを採取し1枚の画像データにする技術を紹介する。

■連載
○有限要素法入門2
弾性学の基礎方程式/E&Sコンサルタント安藤/安藤文雄
有限要素法入門②として、有限要素法で要素剛性マトリックス作成に必須の知識である弾性学の基礎、すなわち①ひずみと変位、②応力とひずみ、④つり合い条件、そして④適合条件について、わかりやすい簡単な例を交えて紹介する。

■特集:インフラの維持管理に貢献する最新技術2
○塩分センサを活用したコンクリート構造物の簡易な塩分量調査技術/土木研究所/櫻庭浩樹・古賀裕久/物質・材料研究機構/西村俊弥
本研究では、塩分センサを用いて、硬化コンクリート中の塩化物イオン量を現地で簡易に調査する方法を提案した。塩害を受けた実橋の撤去部材に本方法を適用し、多量に塩化物イオンが侵入した範囲を検出できることを示した。

○AR技術を応用した外装タイルおよびコンクリートの内部欠陥の打音検査システムの開発/建築研究所/三島直生/ジョーカーピース/住田賢司
建築外装やコンクリート構造物の打音検査による欠陥検出技術に対して、新たにAR(Augmented Reality・拡張現実)を導入した。本開発では、スマートフォンアプリの形とすることで、低コストかつ効率的な診断技術の開発を目指した。

○橋梁の画像点検の実施可能性に関する基礎検討/金沢大学/南 貴大・藤生 慎/WorldLink&Company SkyLinkJapan/須田信也
橋梁の近接目視に代替する手法として,超高解像度カメラを用いた橋梁の画像目視点検の検討をコンクリートひび割れの検出に着目して紹介する。

○ドローンによるX線検査/つくばテクノロジー/齊藤典生・王 波・劉 小軍・鈴木修一
高所の送電線に発生する腐食劣化などを、より早く、より安全に検査する為、新しく開発したドローン用小型X線検査装置とそれを使ったドローンによるX線検査について紹介する。

■製品ガイド
○漏れ検知・検査
2,178円
■解説
○火力プラントの損傷情報にもとづくリスクベース保守管理技術/名城大学/藤山一成
本稿では、火力発電用タービンについて、検査データに基づく損傷確率と想定損害額との積によりリスク関数を求め、予防保全コストとの和をとって運転利得との差を最大化する保全間隔設定法について紹介する。

○アコーステック・エミッション(AE)による遠隔モニタリングとIoT/IHI検査計測/中村英之
本稿では、AE計測技術の概要、特徴、装置構成、データの種類を説明したうえで、インターネットに直結可能な非破壊検査の一手法として、AE技術を遠隔モニタリングやIoTに活用するうえでの利点と留意点を紹介する。

■法規・規格
○ASME SectionⅠにおけるPWHTルールの改正動向/発電設備技術検査協会/大石勇一
ASME Section Iは、我が国のボイラーに関する規格基準が参考にしている規格である。トラブルや最新の知見を考慮して、適宜、PWHTのルール改正が行われているため、最近の改正動向について紹介する。

■技術トピックス
〔ロボット〕
○吊下型壁面昇降ロボットの開発/豊橋技術科学大学/佐野滋則/三信建材工業/石田敦則・石田晃啓
本稿では、「誰もが安全かつ手軽に」操作できることを目指し開発した、建築物の外壁調査をするための吊下型壁面昇降ロボットを紹介する。

○蠕動運動型ロボットの紹介/管清工業 内海克哉/中央大学/眞野雄貴・中村太郎
複雑な排水管路調査機器として、ミミズの蠕動運動を応用した、自走式TVカメラの開発を行っている。本稿では、新しく製作したミミズロボットの性能と改良点について紹介する。

■シリーズ:インフラ維持管理・災害対応ロボット技術の最前線
○UAVを用いた噴火時の土石流予測システム/国際航業/皆川 淳・島田 徹・永田直己/東北大学/永谷圭司/工学院大学/羽田靖史/イームズラボ/伊豆智幸
火山噴火時に懸念される降灰等を起因とした土石流の被災範囲予測のために必要な情報を、マルチコプター型小型無人機(UAV)で運搬できる装置等を用いて、立入制限区域から入手する技術を開発したので紹介する。

■連載
○音波のよもやま話
音波の音速と減衰(5)減衰②/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
タングステンバッキング、コルク、ベアリング集合体、円柱棒のスタック構造など減衰材の音速分散の話をする。パルス波は伝搬に従い、パルス幅が広がると同時に、尖鋭度が高くなる事が判る。

○有限要素法入門①
有限要素法の歴史/E&Sコンサルタント安藤/安藤文雄
昨今様々な分野で活用が進む有限要素法について、まず本稿で、コンピュータの歴史、マトリックス構造解析法の歴史、有限要素法の歴史などを紹介し、次号以降で具体的な計算方法など数式を交えて解説する。

■検査機器
○画像からの高精度クラック自動抽出技術/アルファ・プロダクト/原 徹/大阪工業大学/小堀研一/青木あすなろ建設/牛島 栄
本稿では、コンクリート構造物のクラックについて、撮影距離110mで精度0.4mm、最大精度0.08mmでの自動検出を実現する技術の概要について紹介する。

■特集:インフラの維持管理に貢献する最新技術1
○無線浮流型観測機による省力型下水管検査/静岡大学/石原 進/愛知工業大学/澤野弘明
本稿では、筆者らが取り組む無線通信可能なカメラ登載観測器を下水の流れによって浮流させ、人手を使うことなく下水道のスクリーニング検査を行うシステムに関し、その設計思想と要素技術(無線通信技術、映像撮影技術)を紹介する。

○コンクリートを検知するシート状センサ/戸田建設/山田 勉・二宮伸二/ムネカタインダストリアルマシナリー/海野雄士・桑田拓弥
本稿では、山岳トンネルの覆工天端部において、打設スパン全長にわたりコンクリートの充填・締固めを検知するシート状センサの概要と検知の仕組みを紹介する。

○橋梁の経年劣化モニタリングシステム/アイペック/松谷 治
本稿では、橋梁の劣化モニタリングについて、地方自治体が気軽に使えるようにIT技術を活用しつつ、使用目的を明確にして行った当社の取り組みについての事例を紹介する。
○ワイヤレスひずみモニタリングシステム評価キット/CACH/石川幸佑
ST-COMMにより、低コストでの長期間監視が実現可能となり、大手ゼネコン、プラント企業、公的試験研究機関、大学、住宅管理企業などに導入が進んでいる。本稿では、本システムの特長などについて紹介する。

■製品ガイド
○探触子

2,178円
■解説
○PIV:技術を用いた温度場と流れ場の同時計測/産業技術総合研究所/染矢 聡
燃焼器内のガス、排気管内の流れ、データセンター等の室内空調の最適化など気体流れの最適化に有用な、空気など気体の流れの温度・速度分布を可視化する先端技術と適用事例を紹介する。CFD結果の検証、CFDで再現できない現象の解明などにも有用。

○ひび割れ幅の変化を捉えるFRP製ひび割れセンサ/岐阜大学/國枝 稔
コンクリート構造物のひび割れの開閉口を遠望から目視で確認できるFRPセンサを開発した。本稿では、開発時の検討事項の例ならびに代表的な適用事例について紹介する。

○工業用ビデオスコープ及び水中TVカメラを用いた土木構造物の点検・調査/JPハイテック/德岳勇佑・青木和浩・半谷広明
国内の水力発電所では設備の高経年化が進んでおり、より効果的かつ効率的な維持管理の実施が求められている。本稿では、水力発電設備のうち土木設備について、保守作業の品質向上並びに作業安全性の向上に向けた取り組みについて紹介する。

○非破壊検査手法を用いたコンクリート構造物内部の鉄筋腐食の推定/アミック/陰山公明・松浦康博・三輪秀雄・加賀敏明・高鍋雅則
非破壊検査手法による鋼材腐食に関する調査を実構造物で実施した後、鉄筋をはつり出して目視観察を行い、それぞれの手法の腐食状況の検出精度について検証した。

○コンクリート内の非破壊塩分測定法NPGA/理化学研究所/若林泰生・吉村雄一・水田真紀・池田裕二郎・大竹淑恵
塩害を受ける国内の多くのインフラ構造物に対して、コンクリート中の塩分濃度分布を非破壊かつ現場で測定する手法として、中性子および中性子捕獲即発ガンマ線分析を用いた測定手法開発について紹介する。

○後方散乱中性子イメージングによる内部観察/理化学研究所/水田真紀・吉村雄一・須長秀行・大竹淑恵/東芝メモリ/池田義雅
本稿では、中性子入射側と同じ側に検出器を設置し、構造内部の滞水や空隙を検知する後方散乱中性子イメージング法を解説し、模擬コンクリート床版への適用例も紹介する。

○透過中性子によるコンクリートの水分測定/理化学研究所/吉村雄一・水田真紀・須長秀行・大竹淑恵
厚さ50mmのコンクリートに浸透する水分を測定する透過中性子イメージング法を紹介する。小型中性子源を利用したイメージング手法の原理と浸透する水分の定量方法および水分浸透性状の評価例について記す。

■法規・規格
○プラント圧力設備の供用適性(Fitness-For-Service)評価技術の動向/セイコーウェーブ/田原隆康
供用中圧力設備の検査で発見された劣化・損傷の継続使用要否を判断する手法である供用適性(FFS)評価法の概要を、腐食減肉に対する3次元光計測・FFS評価システムと共に紹介する。

■シリーズ:インフラ維持管理・災害対応ロボット技術の最前線
○河川・ダムの点検を効率化・高度化する水中点検フロートロボット/朝日航洋/清成研二・飯田知靖
平成27年「次世代社会インフラ用ロボット現場検証」において、河床の洗堀把握と河川護岸の概査を効率的に行う技術として「試行的導入」の推薦を受けたロボットシステムの技術概要について解説し、社会実装への取り組み事例を紹介する。

■検査機器
○磁気ストリーム法による鋼材破断検知/コニカミノルタ/森田 博・丸山一直・阿部真之介/コニカミノルタビジネスアソシエイツ/橋本好之
老朽化が著しい道路や橋など目視ではわかりづらいコンクリート構造物の内部鋼材破断は隠れた社会問題である。今回紹介するのは、「磁気を活用した独自の計測手法」「データ解析」「優れた利便性」を特長とする非破壊検査ソリューションであり、従来できなかった深さでのPC橋梁の内部鋼材破断検知を実現する。https://www.konicaminolta.com/jp-ja/bic/hihakai/

○衝撃弾性波法によるうき剥離の検知システム/オンガエンジニアリング/栗原伸浩
コンクリート構造物のうき・剥離などの変状を自動で検知し、点検ハンマーによる打音検査を代替・補完する衝撃弾性波法によるコンクリート構造物の変状部検出システムBLUE DOCTORについて、その原理、応用を交えて紹介する。

■特集:複合材の検査技術
○ハニカムサンドイッチパネルの非破壊検査手法/オリンパス/山本優一郎
ハニカムサンドイッチパネルは軽量かつ剛性が高いことから、航空機分野・建築材料・鉄道車両など様々な分野での採用が進んでいる。本稿では、ハニカムサンドイッチパネルの検査に適した製品及び技術を紹介する。

○ShearographyとESPI測定方法を組み合わせた内部圧力差による繊維巻きチューブのNDT/レーザー計測/櫻井将人
NDT(非破壊検査)においてのシェアログラフィーシステムの運用の一例として繊維巻きチューブの測定例を紹介する。シェアログラフィーモードとESPIモードの実例を紹介しながら、製品の特長と測定結果を紹介する。

■製品ガイド
○放射線応用機器
おすすめの購読プラン

商品情報・内容

  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • サイズ:B5判

■ 試験・検査・評価・診断・寿命予測の専門誌

我が国では特定の検査分野において専門的に情報を提供するシステムは存在するものの、破壊検査と非破壊検査を包含する検査の全分野にわたって情報を提供するシステムはなく、とくに検査の第一線で活躍する技術者は、検査の実務で利用できる情報を渇望しているのが現状です。 本誌「検査技術」は、装置、設備、構造物を中心とした第一線で活躍する検査技術者に実務に役立つ情報提供をめざし、検査から試験、評価、寿命予測までを扱い、その基礎知識、ハイテク技術、現場での技術課題、各種先端機器や関連規格の紹介等、幅広い内容を編集し、これからの検査技術の普及と発展をめざす技術誌です。

この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!

検査技術の所属カテゴリ一覧

Fujisan.co.jpとは?

株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。

雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!

法人サービスはこちら >
  • タイトル1万以上

    タイトル1万以上

    豊富なラインナップで
    書店に並ばない本とも出会える

  • 試し読み

    試し読み

    バックナンバー1冊まるごと試し読み
    したり、最新号も試し読みできる

  • タダ読み

    タダ読み

    5,000冊以上の雑誌が
    無料で読み放題

  • 500円OFF

    500円OFF

    普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
    500円割ギフト券をプレゼント

  • 事前予約

    事前予約

    気になる本は
    発売日前から事前予約可能

  • 割引や特典付き

    割引や特典付き

    定期購読なら
    お得に本が読めて
    送料無料の雑誌も!

デジタル雑誌をご利用なら

最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!

総合案内
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.