検査技術 発売日・バックナンバー

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2,200円
■解説
○Society5.0が目指すセンシング技術の開発動向/岡山大学/西山 哲/アミューズワンセルフ/冨井隆春・佐野ひかる/国際航業/藤木三智成
Society 5.0という新たな社会のセンシングは、必要な情報だけを必要な時に人に提供する。その結果、煩雑な作業から解放された人は、新たな価値の創造に専念できる。本稿では、スマートシティと防災・減災分野で、Society 5.0実現を目指すセンシング技術事例を紹介する。

○建築分野におけるドローンの活用/建築研究所/宮内博之
建築分野でのドローン活用に関して、日本建築ドローン協会の紹介、ドローン分野の動向・法令と環境整備、ドローンの安全技術と運用、建物点検調査に関わるドローンの活用、ドローンを用いた建築物外壁の定期調査について紹介する。

○産業インフラにおけるマイクロドローン活用について/ウィズソル/小柴貴之
新技術として、マイクロドローンについての当社の活用について本稿にて紹介する。ドローンの産業インフラにおける活用の期待度は高まっており、ドローンを採用することで目視作業環境の改善が求められている。当社マイクロドローンは、高所や閉所での目視業務における付帯工事の低減によるトータルコスト削減と工程の短縮化を目的として、マイクロドローンの活用について紹介する。

○電線・鉄塔分野におけるドローンを活用した新しい取り組みの実践、展望/ジャパン・インフラ・ウェイマーク/原田裕士・中嶋研太
電線・鉄塔分野におけるドローンを活用した新しい取り組みを実践することによる設備効率化の事例を紹介し、共同設備点検による更なる効率化やAI活用によるノウハウ継承等の展望についても紹介する。

○屋内点検ドローンを活用した、閉鎖空間内のガス濃度測定の実証実験/ブルーイノベーション/熊田貴之・遠藤将利
内部点検ドローンの使用方法は主に目視点検が中心だが、閉鎖空間におけるガス検知も有望な分野になり得ると思われる。本稿では、小型ガス検センサーを搭載したドローンによるCOやH 2Sガス濃度計測の実証実験を行った結果について紹介する。

■技術トピックス
〔航空・宇宙〕
○ひずみリモート計測技術の開発/宇宙航空研究開発機構/神田 淳
ひずみ計測は、ホイートストンブリッジ回路を用いた計測が一般的であるが、無線化しつつ小型化することが難しい問題があった。そこでCMOSインバータ発振回路を用いて、高精度かつ無線化可能なひずみ計測技術を開発した。

〔インフラ〕
○モバイル端末を活用した電子野帳システム導入/阪神高速技術/宮下智陽/阪神高速道路 眞下裕也
構造物点検業務の更なる高度化・効率化を目的に、点検現場からデータベースの閲覧および点検結果入力が可能となる、モバイル端末を用いた電子野帳システムを開発・導入した。課題・不具合等の整理を行い、本格運用している。

■連載
○音波のよもやま話44
探触子からの音の送・受信(1)/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
探触子から発生する音と音等を探触子が受信した場合の現象を紹介する。

■特集:注目の非接触検査・計測技術
○鋼管パイプの固有振動を用いたレーザーによる非破壊検査/レーザー技術総合研究所/倉橋慎理・コチャエフ オレグ/大林組/新村 亮
土木工事では鋼管により泥水などの圧送を行う。シールド坑内や高架橋などでは鋼管を長期間固定して使用することがあり、鋼管の摩耗・減肉、破裂が問題となる。レーザーを用いて遠隔から鋼管の肉厚を測定する技術の解説を紹介する。

○遠隔非接触計測による構造物の検査・診断手法/鉄道総合技術研究所/上半文昭
鉄道橋等の構造物検査の効率化・安全化を目的として、レーザ振動計、ビデオカメラ、ドローン、AIを活用した、遠隔位置からの構造物検査技術を開発し、実橋を対象とした実証実験でその機能と効果を確認した事例を紹介する。

○免震基礎コンクリート表面の空隙計測の効率化/セイコーウェーブ/新村 稔
3次元計測・解析の一つの適用事例として、免震基礎コンクリート表面の空隙計測の効率化について紹介する。

○ドローン搭載型ガス検知用カメラ/アイ・アール・システム/鈴木公治
温室効果ガスであるメタンガスの排出削減に向けたガスの可視化技術について、従来のガス検知手法との違いや優位性、ガス可視化カメラの社内デモによる成果を紹介する。また、ドローン搭載型ガス検知用カメラの紹介、展望へと繋げる。

■製品ガイド
○メンテナンス・レジリエンスOSAKA2021の見どころ
○試験機

2,200円
■解説
○配管モニタリング可能な高温超音波センサ/熊本大学/小林牧子
ゾルゲル複合隊による薄膜超音波センサは耐熱性と柔軟性が利点である。本稿では、配管上に直接形成するオンサイト型超音波センサ、配管に接合するフレキシブル型超音波センサによる配管モニタリング例について、それぞれ紹介する。

○動作解析に基づいた技能伝承の試み/名古屋市立大学/横山清子
塗装を対象として、熟練技能工の効率的かつ身体負担の少ない塗装動作を人間工学の手法で定量的に分析し、得られた特徴を直感的に分かりやすく表現し、熟練者の技能伝承に資する事例を紹介する。

○構造物の内部欠陥を検出する力センサレス打振検査デバイスの開発/東芝/桑原央明/モーションリブ/國分元樹・溝口貴弘/横浜国立大学/下野誠通/慶應義塾大学/大西公平
打撃時の反作用力を力センサレスに推定する技術の概要について解説し、構造物の内部欠陥検出への適用に向けたフィージビリティスタディについて紹介する。

○新コンセプトの超音波探傷器/IHI/濵野聡明・椎名英介
手作業の超音波探傷試験を、より簡単で信頼性の高い検査にすることができる、新コンセプトの超音波探傷器「ARMUT .」の原理、特長、適用事例について紹介する。

○超音波による接着系アンカーボルトの非破壊検査/ジャパンプローブ/田中雄介
看板やトンネルの固定に使用されている接着系アンカーボルトの健全性を超音波で評価した。本稿では、アンカーボルト施工不良時の信号変化から評価し、シミュレーションで超音波伝搬を調べ、健全時と不良時の信号の差を紹介する。

■技術トピックス
〔鉄道〕
○超音波によるレール軸力の評価に関する研究/レールテック/大隅啓介/関西大学/宅間正則
軌道保守管理上の弱点となるレール継目部を溶接したロングレールでは、温度変化で生じる軸応力の管理としてふく進検査法が採られている。さらなる精度の向上を目的とし、測定現場を考慮した新たな管理手法について提案を行った。

〔エネルギー〕
○熱電EH振動センサデバイスの開発/KELK/村瀬隆浩
熱電エネルギーハーベスティング(環境発電)により、モータに置くだけで、温度差10℃から動作する電池レス振動センサ「熱電EH振動センサデバイスKSGD-SV」の、自己発電のしくみと性能、および活用方法を紹介する。

■特集:AIの検査技術への広がり
○機械学習を用いた振動場の解析技術について/IHI原動機/藤井 幹
振動解析に機械学習を取り入れ、振動場を対象に網羅的に解析し、振動場全体の状態把握とともに、従来手法では検知困難な低速で運転される機器の異常兆候の早期検知可能とした技術と実例を紹介する。

○AI技術を搭載した音響・振動診断システム/三菱電機エンジニアリング/西田博幸
異音検査の自動化において、学習データを用いて判定閾値を自動生成する機能を備えた製品について紹介する。

○AIを活用した熱交換器における超音波探傷試験の自動欠陥検出システム/日立造船/和田貴裕・井岡良太・篠田 薫・安部正光/ニチゾウテック/服部 洋
各種プラントなどに使用される熱交換器の非破壊検査を効率化させるAI超音波探傷検査システムを開発した。本稿では、従来比約75%の検査時間削減を実現し、熱交換器における管端溶接部の溶接欠陥有無を高精度に判定する方法ついて紹介する。

○Deep Learningを用いた良品学習による画像検査システム/シーイーシー/久保田進也
WiseImagingで使用しているAuto Encoderを使用した良品学習の仕組みと実際の適用事例を紹介し、Deep Learningを含めたAIを導入する際のポイントを解説する。

○機械学習を用いた丸棒鋼の表面きず検査技術/大同特殊鋼/森 大輔・野﨑航平
ピーリング加工後のステンレス丸棒鋼に発生する表面きずの検出方法(画像処理法)を対象に、「撮像方法の最適化」と「機械学習(ディープラーニング)による弁別精度向上」について紹介する。

■製品ガイド
○工業用管内検査機器
2,200円
■解説
○NDIS 0603に基づく国内PD資格試験の開始から14年間の実施状況/電力中央研究所/渡辺恵司・林 山・東海林一
当所PDセンターは2006年3月に日本非破壊検査協会よりPD資格試験機関の承認を取得し、ステンレス鋼配管突き合わせ溶接部のSCC深さサイジングのPD(Performance Demonstration:性能実証)資格試験を実施している。本稿では、これまでのPD資格試験の実施状況を紹介する。

○土中水分に着目した降雨に対する斜面の健全度診断手法/大阪大学/小泉圭吾/西日本高速道路/堤 浩志・藤原 優・星野弘明/西日本高速道路エンジニアリング 小西貴士
近年、降雨に伴う斜面災害が増加傾向にあり、その対策が課題となっている。本稿では、IoTを用いて土中水分に着目した斜面の健全性指標であるIQS指数を実斜面に適用した事例を紹介する。

○高温蒸気タービン適用のNi基超合金の蒸気酸化の影響評価/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
最近の脱炭素化の流れの中で、石炭火力の高効率化は必須である。蒸気条件の高温化は汽力プラントの熱効率を向上させる上で有効である。蒸気タービンの入口温度を100℃上昇させ700℃とし、熱効率を10%向上させる国家プロジェクトが推進されている。この場合、蒸気タービンの高温部材としてNi基超合金の適用が必須となる。Ni基超合金はガスタービン部材としては適用実績があるが蒸気タービンではない。Ni基超合金を蒸気タービンに適用する場合、蒸気による応力誘起粒界酸化割れ(SAGBO)が懸念される。そのため、蒸気環境負荷試験装置を導入し、蒸気酸化の影響評価を行ったので、その一端を紹介する。

■法規・規格
○JIS Z 3110を引用した火技解釈溶接部への放射線透過試験のきずの分類と判定基準/発電設備技術検査協会/佐藤長光
RTのJIS規格におけるきずの分類の変遷を調査し、調査結果に基づいてJIS Z 3110を引用するきずの分類の検討と提案を行った。その後、製造規格等でのRTの判定基準を調査し、調査結果に基づいて火技解釈でJIS Z3110を引用する場合の判定基準について検討と提案を行った。

■技術トピックス:鉄道
○鉄道電気設備におけるスマートメンテナンスについて/東日本旅客鉄道/徐康一郎・佐藤 智・伊藤寛明
当社では、今後の環境変化に的確に対応してくためにスマートメンテナンスの導入を進めている。本稿では、信号部門2件(軌道回路装着ボンドモニタリング、電子軌道回路モニタリング)、電力部門1件(電車線モニタリング)の計3件の取り組みを紹介する。

■連載:音波のよもやま話 43
○屈折(スネル)の法則(3)/アイ・エス・エル 宇田川義夫/東北大学/三原 毅
音のスネルの法則をFTDT二次元シミュレーションで確認する。その結果、界面両側の波面が直線状の場合のみ合うことがわかる。臨界角を超えると、全反射せず、音は伝播するが、波面が直線状にならない。

■検査機器
○放射線透過法による予防保全と品質管理/イーグローバレッジ/門田年民/ダイヤ電子応用/鈴木啓之
VJX社のポータブル小型高線量X線源を使用した、放射線透過法による予防保全と品質管理の実績を紹介する。

■特集:残留応力の計測・検査技術
○レーザ光を用いた超音波伝搬のプロービングによる固体試料中の残留応力の一評価法/秋田大学/今野和彦
欠陥や加工等によって生ずる試料中(アクリル)の残留応力の超音波への影響をレーザ光(ビームスポット径20μm)を用いて光学的に検出する新しい方法について述べ、高調波が発生することを紹介する。

○cosα法を用いたX線残留応力評価における注意点/金沢大学/佐々木敏彦/三菱製鋼 山崎智裕
ショットピーニング処理したばね鋼に対する残留応力の評価を、新技術であるcos α法を適用した結果と、測定精度上重要な三軸応力状態の影響、注意点について紹介する。

○部材内部の残留応力の新しい測定技術<コンター法>/IHI検査計測/高倉大典/IHI/津乗充良
部材内部の残留応力の2次元分布が計測可能な手法として近年関心を集めているコンター法について解説するとともに、コンター法を用いた計測事例を紹介する。

■製品ガイド
○厚さ計・膜厚計

2,178円
■解説
○多方向照明画像による小型金属部品の微小凹凸欠陥検出手法/中京大学/山腰朋城・青木公也/IHI 町田賢一郎・鈴木一将/YYCソリューション・中京大学/輿水大和
現在、立体形状を有する金属部品の微小凹凸欠陥検出の多くが目視検査によって行われている。本稿では、この検査に対し、著者らグループが取り組んだ、照明条件を変化させた複数枚の画像を用いて、微小凹凸欠陥検出手法について紹介する。

○可変リフトオフ環境下におけるめっき厚さ評価/職業能力開発総合大学校/小坂大吾
複数の物理量が含まれるセンサ出力から、信号処理によって目的の物理量を得る手法について解説する。紹介する手法はセンサ出力が複数存在する場合に適用が可能である。本稿では、例として渦電流試験に適用した結果を紹介する。

○配管肉厚検査における検出確率を用いた検査技量の評価/神戸大学/中本裕之
本稿では、超音波厚さ計による配管肉厚検査を対象として、検査技術の信頼性の評価に用いられる検出確率による検査技量の定量化方法について、実験結果も含めて紹介する。

○機械学習AIの品質マネジメント/産業技術総合研究所/大岩 寛
機械学習AIを用いたシステムが社会に展開されるにつれ、その品質マネジメントが重要になってきている。本稿では、機械学習AIの品質に纏わる課題について検討し、とりまとめた「機械学習品質マネジメントガイドライン」を紹介する。

○遠隔での溶接部外観検査を想定した計測技術の調査/発電設備技術検査協会/水野亮二・村上功治・古川 敬
遠隔での溶接部の外観確認では、Webカメラ等による溶接ゲージの読み取りが困難な場合があり、遠隔で溶接部の寸法を簡便に計測でき、寸法を確認できる技術が望まれている。本稿では、遠隔での外観検査を想定し、既往の計測技術の適用性を調査した結果を紹介する。

○Web会議ツールによる超音波探傷の実技講習/ジャスト/辻 哲平・古舘岳実・池ヶ谷靖
本稿では、超音波探傷試験の実技講習について、実際の講習と同様の内容の講習を遠隔から実現するためのいくつかの方法の比較と、実施した結果について紹介する。

■連載
○音波のよもやま話42
屈折(スネル)の法則(2)/アイ・エス・エル 宇田川義夫/東北大学/三原 毅
本稿では、A1試験片で測った屈折角とスネルの法則の計算とは一般的に合わないことを机上で紹介する。

■特集:インフラストラクチャーで活用される検査・診断・保全技術②
○長大PC橋におけるロボット技術を活用した橋梁点検/岐阜大学/羽田野英明・六郷恵哲/ユニオン/溝部美幸
本稿では、長大PC橋の定期点検における点検用ロボット技術による橋梁の変状検出能力についての定量的な評価と、従来の近接目視点検との対比を行うことで、橋梁点検ロボット技術の活用・普及に向けた情報提供を紹介する。

○橋梁点検における点検支援技術の活用事例/大日本コンサルタント/喜多亮輔
本稿では、近年使用が増え始めた点検支援技術について、実際に使用した技術の概要紹介と、点検現場で使用した際に気づいた点等を、使用者の立場から紹介する。

○長大橋主塔点検ロボットの開発/本州四国連絡高速道路/山下 洋
本州四国連絡橋の長大橋主塔は高さ300m近くに達するため、近接点検には安全で効率的な手法が求められる。当社は、磁石車輪により鋼製塔壁を走行できる主塔点検ロボットを開発した。本稿では、主塔点検ロボット性能と点検結果等について紹介する。

○PC橋梁の内部鋼材破断検知ソリューション/コニカミノルタ/森田 博/コニカミノルタビジネスアソシエイツ/橋本好之・高倉一徳
老朽化が著しい道路や橋など、目視では確認できない構造物の内部鋼材破断は隠れた社会問題である。独自開発の磁気ストリーム法と既存技術の漏洩磁束法を構造物で使い分け、完全非破壊で内部鋼材破断検知を実現する。

○画像ベースインフラ構造物点検/キヤノン/雨貝祐輔・穴吹まほろ/キヤノンマーケティングジャパン/武田知樹
本稿では、橋梁やトンネルといったコンクリート構造物の近接目視点検に代わる方法として、点検対象面を高精細に撮影し、その撮影画像に写る変状を検知・解析することで点検を行う「画像ベースインフラ構造物点検」について紹介する。

■製品ガイド
○漏れ検知・検査
2,178円
■解説
○光計測の応用による精密研磨製品の欠陥検査技術/産業技術総合研究所/坂田義太朗
応力誘起光散乱法による潜傷(せんしょう)の非破壊検出技術について、技術概要を説明するとともに、実証例について紹介する。また、検出原理の解明に向けて、微小領域での評価結果についても紹介する。

○後方散乱X線撮像装置を用いたCUIスクリーニング検査/日本工業検査/村田倫生
保温材下外面腐食(CUI)が近年問題となり、検査手法も注目を浴びている。当社で大径管や機器のCUIスクリーニング検査用として、後方散乱X線撮像装置の検証を行った。本稿では、検証実験と保温配管に行った事例を紹介する。

○アスベスト建材調査と分析の現状:分析編と法改正編/EFAラボラトリーズ/亀元宏宣・小沢絢子・金子岳史・大田黒信介
日本におけるアスベストを取り巻く情勢は今も変化をし続けており、複雑でわかりにくくなっている。法規制の現状や、アスベスト調査、分析、および今後の動向について1月号に続き紹介する。

■技術トピックス
〔鉄道〕
○鉄道事業者向け新サービスRaiLis/アジア航測/平松孝晋
道路分野の測量技術である「MMS(Mobile Mapping System)」を鉄道の調査・検査等に適用するために開発した、鉄道事業者向けサービス「RaiLis」について紹介する。

〔法規・規格〕
○国内及び海外での火力発電設備規格の相違点/発電設備技術検査協会/小嶋敏雄
火力発電設備の設計、製造、建設に必要な国内規格である「火技解釈」と、同等な海外規格のうちの代表的なものである、ASME規格、及びEN規格における、要求事項等の相違点について簡単に紹介する。

■検査機器
○高加速マイクロフォーカス計測用X線CTシステム/ニコン/青木貴史
X線CTは検査装置として幅広い分野で利活用されているが、より大型・高密度の部品に適応すべく、高加速大出力マイクロフォーカスX線源と、それを用いたCTシステム機を独自に開発した。本稿では、その計測機能開発状況と併せて紹介する。

○可搬型X線断層検査装置/つくばテクノロジー/齊藤典生・王 波・劉 小軍・鈴木修一
1方向X線撮影で判別しにくい重なった画像を、CTではない3方向X線撮影により、断層画像を現場にて瞬時に再構成し、奥行方向の位置を特定して検査できる可搬型X線断層検査装置について解説し、その検査例、撮影例を紹介する。

■特集:インフラストラクチャーで活用される検査・診断・保全技術1
○FBGセンサによる長期モニタリングシステム/IHI検査計測/福本伸太郎
老朽化した橋梁の補修工事を効率的に実施するため、建造物の状態の変化を客観的かつ継続的に把握するための技術としてひずみや温度計測に着目し、5年間を目標としたモニタリングシステムを開発した。

○ドローン機能を活用したポール型点検ロボット/新日本非破壊検査/和田秀樹・下林佑輝
打音検査機とカメラを搭載したドローン機構をポールの先端に取り付け、ドローンの上昇推力で機材の重さを打ち消し、ポールの操作で点検部位に接近・接触して点検を行う点検ロボットについて紹介する。

○永久磁石式全磁束法による非破壊検査/東京製綱テクノス/椎木貞則
永久磁石を用い、従来手法より施工性を改善した永久磁石式全磁束法を開発した。この方法によれば、短時間で多くのロープの検査に電源を必要とせず、実施できる。本稿では、開発経緯や仕様、検査事例等を紹介する。

○非破壊検査技術による鋼管柱路面境界部の腐食診断/アミック/松浦康博/東京理学検査/長嶋功一
非破壊検査技術を用いた鋼管柱路面境界部の効率的な腐食診断方法(スクリーニング方法)を提案するとともに、その方法を用いると調査費用を低減できることを紹介する。

○表面SH波による道路附属物の腐食調査/神鋼検査サービス/仁井嘉之
超音波(表面SH波)を利用して、道路附属物の路面境界部を掘削せずに調査する技術POLESCANNER「ぐる探」と、国土交通省が実施した技術公募の試験結果について紹介する。
2,178円
■解説
○風を可視化するフィルム状センサーの開発/産業技術総合研究所/金澤周介
フィルム状のセンサーを用いた風の可視化技術について紹介する。ひずみと熱の授受を利用したセンシング機構をフィルムの面内に配列させ、大面積計測や曲面固定への応用も見据えた新規センサーの開発に取り組んでいる。

○画像のスペクトル分析を活用したレール表面の劣化検出法/鉄道総合技術研究所/坪川洋友
鉄道における軌道部材の検査の効率化を目的に、ハイパースペクトルカメラで撮影した画像のスペクトル分析を活用したレール表面の劣化の検出法を検討した。室内試験により、本手法の実現可能性を検証した。

○造船分野におけるフェーズドアレイUTガイドライン/日本海事協会/松本和幸・沢登 寛
2020年3月、当協会はフェーズドアレイUTの造船分野での適用拡大のため、その要件や具体的な探傷要領等を取りまとめたガイドラインを発行した。本稿では、本ガイドラインの概要について紹介する。

○X線三次元CTによる高精度検査/非破壊検査/宮本 宏
X線CT装置は開発から既に50年になり、医療分野だけでなく工業分野にも広く利用され、品質管理上の欠かすことのできないツールとなっている。本稿では、当社の所有するCT装置の概要と特長、適用例及び特殊な撮影例について紹介する。

○配管架台接触部の減肉スクリーニング検査技術/新日本非破壊検査/浅野裕一・髙橋一真
架台と配管との接触部の腐食減肉調査において、配管の持ち上げや錆こぶの除去を行わずに減肉の検出と減肉量を評価が可能な超音波V透過法による、配管架台接触部の減肉スクリーニング検査技術を紹介する。

○磁気式スポット溶接非破壊検査装置による溶接品質の定量化と実用例/日本高圧電気/杉田 優
スポット溶接の非破壊検査装置、および導入事例を紹介する。

■連載
○音波のよもやま話41
スネルの法則(1)/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
スネルの法則に関する疑問と、スネルの法則の各種導出、音圧波面の非連続性、実際の探触子のデータなどを紹介する。

■検査機器
○MEMS加速度センサー搭載の小型無線振動計/中山水熱工業/中山慎司
手間をかけずに安価に振動監視を実現する振動センサーを開発、1台でスマホを使って簡単に巡回測定ができ、多数の全自動計測も可能。3軸生波形データを利用できるのでAIなどの応用が期待される。

■特集:注目の遠隔センシング・管理手法
○デジタルRTの活用について/富士フイルム/栗原基次
デジタルRTの導入メリットをワークフローの観点から考察し、新しい働き方に対応した仕組みを構築、支援するための当社システムと事例を紹介する。

○リモートワーク時代のX線透過撮影/日本ベーカーヒューズ/北嶋一欽
デジタルRTが時代の要請に相まって、X線透過撮影のリモート、ネットワーク環境での高まった利便性について紹介する。

○橋梁下部工の洗掘に関する遠隔モニタリング技術/福山コンサルタント/宮村正樹
河床低下による橋脚基礎の洗掘の進行状況や供用可否判定について、橋脚に設置した無線加速度センサとインターネット接続を用いて、橋脚の振動データを遠隔監視し、計測結果から分析・評価する技術を紹介する。

○3D TRASARによるリモート水処理管理/片山ナルコ/横山公一・武谷啓司・加藤雅敏
独自センシング技術を備えた 3D TRASARRシステムによる、オンサイトにおける自動管理とオンラインによるリモート管理により実現されたスマート水処理管理を紹介する。

■製品ガイド
○第10回総合検査機展各社のみどころ
○放射線応用機器

2,178円
■解説
○UAVとSfM-MVSを用いた浅水域の水面下地形の測量技術/山口大学/赤松良久
本稿では、UAV、SfM-MVSを用いた地形測量の実施において、冠水部分の水面屈折を考慮した補正を行い、浅水域の水面下地形を測量する技術について解説し、あわせて、その技術の河川や湖沼浅水域への適用事例を紹介する。

○AIを活用した構造物点検・補修支援システムの開発/首都高技術/永田佳文/首都高速道路/遠藤啓一郎/産業技術総合研究所 上原和樹
本稿では、近年、医療の分野で開発されたAIを活用した類似画像の検索技術を利用し、点検結果及び補修方法を提示する維持管理を支援するシステムの概要を述べ、開発したシステムの検証、実用化へ向けた今後の展望について紹介する。

○ベテランの五感のデジタル化による継承/NTTアドバンステクノロジ/工藤美穂
本稿では、熟練工の五感での判断を引継ぎ、設備と人を見守る「ゴカンクラフト」のコンセプトと、「点検レコーダ」「アドオン振動センシング」「スマート画像点検」「作業員みまもりサービス」の各サービスを紹介する。

○3次元点群データを用いた舗装の評価手法/首都高技術/永田佳文・得能智昭・川村日成/東京大学/石田哲也・水谷 司
本稿では、3次元点群データを用いた路面性状調査手法を紹介するとともに、現場検証による本手法の検出妥当性の定量的評価を行う。

○社会インフラに向けた効率的な検査システムの提案/倉敷紡績/兵庫佑美
本稿では、路面性状検査やトンネルの外観検査など、交通インフラの維持管理に役立つ、クラボウ独自の高速・大画像ハンドリング技術を活かした技術商品を紹介する。

○狭・高・暗所を点検可能な小型ドローン/Liberaware/閔 弘圭
本稿では、煙突や天井裏など、これまで現場作業員が行ってきた狭くて暗くて高い環境における点検作業を代替可能とする、小型ドローンIBISの技術の概要について紹介する。

○アスベスト建材調査と分析の現状:調査編/EFAラボラトリーズ/亀元宏宣・小沢絢子・金子武史・大田黒信介
日本におけるアスベストを取り巻く情勢は今も変化をし続けており、複雑でわかりにくくなっている。本稿では、法規制の現状や、アスベスト調査、分析、および今後の動向についての現状を2回に分けて紹介する。

■検査機器
○非接触計測技術による接ビード形状・寸法計測装置の紹介/コムビック/松村 繁
本稿では、溶接の品質管理工程の作業の信頼性向上、省力化ができる装置で、非接触で溶接ビードの断面形状、寸法計測する「LC-GEAR」を紹介する。

○インフラモニタリングのための振動可視化レーダーの開発/アルウェットテクノロジー/能美 仁・能美 陽・白井郁夫
インフラ構造物の健全性は、多数のセンサーを取り付けて計測を行うなど手間・コストが必要であり、安全で短時間での計測が望まれる。本稿では、遠隔から非接触で短時間に計測可能な「振動可視化レーダー(VirAおよびミリ波VirA)」と計測例を紹介する。

■特集:放射線透過検査の最新動向
○放射光X線顕微鏡を用いた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の計測/高エネルギー加速器研究機構/木村正雄・渡邊稔樹・武市泰男・丹羽尉博/日本製鉄 原野貴幸・村尾玲子
本稿では、放射光X線顕微鏡による非破壊計測の特徴を述べ、具体的な結果として炭素繊維強化プラスチック(CFRP)への適用例を紹介し、き裂進展、炭素の化学状態がナノメータスケールで観測可能であることを解説する。

○X線CTによる新素材、特に繊維強化プラスチックの非破壊検査/東芝ITコントロールシステム/富澤雅美・原 拓生・冨樫法仁
新素材として繊維強化樹脂(FRP、FRTPを含む)を対象に、そのX線CTによる非破壊検査について、X線CTのしくみとCT像、FRPに用いられる主な材質とその線減弱係数、およびCT像での見え方を解説し、適用例を紹介する。

○デジタルラジオグラフィによる拡大撮影と不先鋭度の検討/IHI検査計測/田北雅彦
マイクロフォーカスX線による拡大撮影おいて、各種IQIを用いて20mmまでの鋼材について、拡大率による不先鋭度(基本空間分解能:SRb)を確認した。デジタルRT機器と組み合わせた検査ニーズに迅速に対応できる知見を収集し、デジタルRTの普及と業容拡大をに向けた検討を実施した。
2,178円
■解説
○磁束密度測定による非磁性金属配管の厚さ測定技術/東京都市大学/岸本喜直
配管の二点に針を立てて通電させたときに、配管の表面に生じる磁束密度を測定し、得られた磁束密度データから配管減肉部の位置と厚さを推定する技術について、測定原理、装置の構成、測定事例と限界を紹介する。

○空中超音波法によるコンクリートの内部探査の適用性/愛知工業大学/山田和夫
空中超音波法によるコンクリートの内部探査結果に及ぼす探査対象の厚さ、骨材寸法、初期欠陥の寸法および厚さの影響について概説し、空中超音波法によるコンクリートの内部探査の適用性について紹介する。

○鉄筋ガス圧接継手AI自動検査システムの開発/清水建設/仲林清文
昨年11月にNTTコムウェアと当社が発表した鉄筋ガス圧接継手のAI自動検査技術について、システムの概要と、現状の開発状況、課題の整理と今後の展開について紹介する。

○赤外線サーモグラフィの画像診断技術/アイ・エス・エス/小西拓洋
赤外線サーモグラフィーを用いたコンクリート内部欠陥検出の技術について解説し、遠隔からの剥落危険性検知への適用事例を紹介する。

○AIを活用した送電鉄塔の腐食劣化度診断/東北電力ネットワーク/川村高洋
当社が管理する送電鉄塔の部材腐食について、AIを活用した「腐食劣化度診断システム」による診断・管理手法の高度化事例を紹介する。

○スマートフォンとAR技術を活用した電磁波ノイズ計測技術/ペリテック/星野尚紀
測定対象と場所を選ばない、スマートフォンとAR技術を活用した、手のひらサイズの電磁波ノイズ計測ソリューションを紹介する。

■技術トピックス
〔インフラ〕
○リアルタイム監視や映像解析の精度を改善する視認性向上システム/EIZO/家永 篤
社会インフラの管理や整備において一般化しつつある、カメラ映像での定常監視や映像解析の精度向上に寄与する、視認性向上システムEIZO DuraVisionEVS1VXを紹介する。

〔鉄道〕
○ICT活用による鉄道保守の効率化/鉄道総合技術研究所/神田政幸
労働力不足やインフラ・車両の経年によるコスト増大が見込まれる鉄道施設・鉄道車両の保守について、軌道、電車線設備、構造物、車両の各分野のICT活用による保守の効率化策を紹介する。

■連載
○音波のよもやま話40
外来電気、機械ノイズ、電気的歪等(後編)/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
非破壊探傷では小さな電気信号を扱うため、近くで溶接などしていると電気ノイズがエコーとして表れ、検査の邪魔になる。本稿では、こういった電気ノイズと対処法を紹介する。

■検査機器
○AIを用いた下水道管渠の損傷検出システム/ジャスト/角田賢明
AIを用いた下水道管渠の損傷検出システムに関する開発背景、システム概要、北区される効果などを紹介する。

○超音波を利用したベアリング潤滑適正管理/東北エンタープライズ/加藤 剛・徐 佳
ベアリングの故障の代表的な潤滑不良(不足・過剰)の原因と対策、超音波による診断技術の概要について説明し、設備の延命につながる適正保全を紹介する。

■特集:自動車産業における検査技術
○磁気ヒステリシス計測によるダイクエンチ製品の非破壊硬さ検査法/岩手大学/鎌田康寛・清水一行/アイシン高丘/妹尾 武・岩瀬義孝・張 鐘植
自動車用ダイクエンチ製品の非破壊品質検査を目的とした、磁気ヒステリシス計測による硬さの推定法について紹介する。保磁力と硬さの相関の原理と実験例、表面酸化膜の影響、運用例などについて説明し、有用性を解説する。

○車載部品清浄度検査の動向/インテクノス・ジャパン/門井剛史
自動車・自動車部品分野での技術の進化により、従来行われてきた重量法検査(mg/L)から、粒子サイズと個数を計測する自動粒子計数検査へ変わった経緯と、それに関連した清浄度管理の技術体系概論を簡潔に紹介する。

○赤外線サーモグラフィによる複合材の非破壊検査/ケン・オートメーション/矢尾板達也・高尾邦彦
高感度な赤外線サーモグラフィを使用して、複合材の破壊の起点個所の特定や温度のモニタリング、赤外線サーモグラフィ非破壊検査として、内部剥離、欠陥、接着・接合状態等の観察について紹介する。

■製品ガイド
○赤外線応用機器

2,178円
■解説
○デジタルが拓くプラントの未来/旭化成 中原正大
プラントの合理的な維持・管理のためのデジタル化の目的や意味を概説するとともに、デジタル化の具体例として保温材下腐食の予測状況を紹介する。

○豪雨災害リスク箇所抽出の一手法/中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京/野村昌宏・大窪克己
近年の豪雨による土砂災害等を鑑み、航空レーザ計測データを活用した事前点検・対策等の必要な災害リスク箇所を抽出する一手法を紹介するものである。

○MRデバイスの援用による水路トンネルの維持管理業務の効率化/三井住友建設/大津愼一
開水路や水路トンネルの維持管理業務における課題とMRデバイスを用いた既往の損傷箇所への迅速なナビゲーションを可能とするシステムの構築について解説し、電力導水路トンネルにおける調査業務への適用事例について紹介する。

○路面下空洞の陥没危険度評価方法の開発/東亜道路工業/塚本真也・梅田 隼/神戸大学/澁谷 啓・白 濟民
道路の路面下に発生した空洞に対して、舗装路面から荷重を加えた際に生じるたわみ量を測定する方法、およびその測定結果について述べ、空洞の陥没危険度を評価する方法について紹介する。

○従来のUT技術を用いたオンライン腐食モニタリングシステムと活用事例/片山ナルコ 池内良一
従来より用いられているUT技術をオンライン化することで、精度も改善し的確な腐食診断が可能となってきている。本稿では、ReactiveからProactiveへ、将来型装置保全に繋がる腐食モニタリング技術について事例を交えて紹介する。

■連載
○音波のよもやま話 39
外来電気、機械ノイズ、電気的歪等(前編)/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
非破壊探傷では小さな電気信号を扱う為、近くで溶接などしていると、電気ノイズがエコーとして表れ、検査の邪魔になる。本稿では、こう言った電気ノイズと対処法を紹介する。

■検査機器
○交流電磁場法ACFMについて/エディファイ・テクノロジーズ/会田拓己
交流電磁場法ACFMの基本原理について解説し、商用の検査装置とプローブ、および応用事例の紹介をする。

○画像処理ビジュアルプログラミングツール Facilea/CKD/上岡洋介
当社の画像処理技術を応用し、知識や経験がなくても誰でも簡単に画像処理ブログラムを構築することができる画像処理ビジュアルプログラミングツールFacileaについて紹介する。

○配管探査ロボット/弘栄ドリームワークス/稲垣和美
当社が開発している配管探査ロボット「配管くん」の特徴とラインアップを解説し、ターゲットとなる顧客と今後の開発予定、事業展開を紹介する。

■特集:複合材の検査
○超音波を用いたFRP積層板の板厚方向劣化進行評価/大阪産業大学/和田明浩
FRP積層板の板厚方向劣化進行を非破壊評価する手法として劣化面から反射する超音波の分析手法を解説し、薬品タンクの内面劣化を模擬した温水劣化材料に対して本手法を適用した事例について紹介する。

○低エネルギーX線を用いた複合材料のボイド率測定法/三菱ケミカル/林 崇寛/東京大学/髙橋 淳
筆者らは20 keV以下の低エネルギーX線を活用したFRPのボイド率測定法を開発した。開発した方法は従来のFRP密度法との差が0.43%であり、気中にてインライン計測可能なことから、生産現場での適用が期待できる。

○光ファイバセンサによる航空機構造衝撃損傷検知システム/川崎重工業/池田祐次・石田卓也・髙橋晃作/東京大学/水口 周/宇宙航空研究開発機構 武田真一/RIMCOF技術研究組合/澤井規行
光ファイバセンサを利用して航空機複合材構造の衝撃損傷を検知するSHM(Structural Health Monitoring:構造ヘルスモニタリング)システムの概要、その実用化に向けて実施した耐久性試験、地上実証試験、飛行環境実証試験の一部を紹介する。

○デジタル画像相関法によるひずみ計測技術のCFRP材への適用/IHI検査計測/朝倉悠太・深澤 強
非接触でひずみ分布の計測が可能なデジタル画像相関法の概要について説明し、繊維方向の異なる複数のCFRP材を例に、引張試験のひずみ分布の計測結果を紹介する。

■製品ガイド
○超音波応用機器

2,178円
■解説
○電磁波レーダによるRC床版の滞水の検出技術/土木研究所/石田雅博RC床版では、車両走行時の輪荷重による疲労等の複合作用によって、床版上面の土砂化が発生し、最終的には抜け落ちに至る場合がある。RC床版の劣化を著しく進行させる滞水を検出するために、電磁波レーダにより床版上面の滞水を検知する手法の検討を行っている。

○画像認識技術を活用した糠田排水機場の運転監視/水資源機構/森田輝行本稿では、排水ポンプ場の運転監視において、アナログ計器などの指示値を画像認識技術により数値化し、計測作業の省力化を行った事例を紹介する。

○河川流画像計測ソフトウェアの開発とドローン利用への新展開/建設工学研究所/藤田一郎河川流の画像計測法として有望視されるSTIVについて、計測原理、利用限界、計測精度およびソフトウェアのアウトラインについて概説し、ドローンによる計測モードと実例紹介を通してSTIVの将来展望を示した。

○超音波横波トモグラフィ装置によるコンクリート構造物の非破壊試験/青木あすなろ建設/新井佑一郎・牛島 栄・佐藤俊男/地球システム科学/坂本浩之本稿では、コンクリート構造物の新しい、調査・診断技術として、超音波横波トモグラフィ装置を用いた鉄筋位置の検出について紹介する。

○下水道更生管の非破壊検査/芦森工業/北川英二下水道用更生管の管内における品質管理は重要であるが、施工した更生管の非破壊での検査方法がない。そこで、管内非破壊検査システムを開発し、その効果を確認したので、その技術を紹介する。

○塗膜防水の膜厚測定および管理方法に関する研究/エフワンエヌ/辰濱隆志ウレタン塗膜防水層の非破壊による膜厚測定は、一般的に過電流式、超音波式を用いた方法が採用されている。本稿では、金属材料の硬度測定用のリバウンド式硬度計を用いた膜厚測定方法の実験結果、および現場での適用事例を紹介する。

○弾性波の振幅減衰を用いた薬液注入による地盤改良の出来形確認手法の開発/JFEシビル/榊原淳一/五洋建設/堤 彩人・坂元宏司高周波数の弾性波の振幅減衰を用いた薬液注入範囲の出来形確認手法を開発した。筆者らは薬液の注入範囲で弾性波の振幅が減衰することに着目し、模型土層を用いた室内基礎実験、仙台港での現場調査を行い、本手法が薬液注入範囲の出来形確認手法に適用できることを示した。

○AEセンサを用いた埋込金物検査技術の開発/日本原燃/三浦 進
コンクリートに埋設された埋込金物がコンクリートに密着しているかどうか、界面状態を評価する手法をAE打音検査により実現した。本稿では、モックアップ試験と現場の測定を重ねた開発経緯について紹介する。

■技術トピックス
〔ロボット〕
○自走式点検ロボットと深層学習を用いた送電線点検手法/テクノ・サクセス/林 文博・福田和秀/香川高等専門学校/岩本直也・三﨑幸典
送電線の点検保守作業には作業員の危険や体力的な負担、長時間の目視作業が伴うものがある。その作業から作業員を開放すべく、送電線自走式点検ロボットと深層学習の研究を行っており、その成果を紹介する。

〔鉄道〕
○散水によるコンクリート表層品質の簡易評価技術/鉄道総合技術研究所/西尾壮平
鉄筋コンクリート構造物の耐久性に影響するコンクリート表層部の密実性を実構造物で手軽に評価するために開発された「散水試験」について、技術の概要を解説し、適用事例および最新の知見を紹介する。

■特集:最新の溶接部検査技術
○レーザ超音波を用いた溶接部の検査・計測技術/大阪大学/浅井 知・野村和史レーザ超音波法は、超音波を非接触で遠隔的に送受信できることから、検査の自動化や高温部材のインプロセスモニタリングという観点から溶接部の検査・計測への適用が注目されている。本稿では、その原理、特徴、応用例について紹介する。

○多管式熱交換器における管端溶接部のPAUT検査技術/日立造船/篠田 薫・安部正光/ニチゾウテック 村上丈一・新村直人・服部 洋多管式熱交換器の重要な溶接継手である管端溶接の内部を検査するため、フェーズドアレイ技術を用いたUT装置を開発した。本稿では、従来のUT技術と比べて約10倍の検査速度を確保し、あらゆる方向に発生したきずを一度に検出する方法を紹介する。

○小型・軽量X線検査装置/システム/富士電機 住川 健
ユーザーの使用目的や運用方法などのバリエーションに合わせて、X線発生器とデジタル検出器とPC+ソフトウェアで構成する小型・軽量X線検査装置システム。本稿では、特長、配管検査実施例、システム化について紹介する。

■製品ガイド
○渦流・漏洩磁束応用機器
2,178円
■解説
○鉄筋コンクリート部材の損傷評価における画像解析システムの適用/大成建設/山本悠人・畑 明仁
本研究では、実験における構造性能の評価をより高度に実施するために、画像解析システムを用いた構造性能の評価を試みた。画像解析により、従来の計測(構造物・部材の変形の局所的な情報取得)でなく、面内の分布情報として得られ、部材の損傷をより明確に確認することができた。また連続情報から損傷指標を実験から直接的に実施できることを示した。

○下水道取付管の周辺における空洞調査技術/東京都下水道サービス/中本 啓
本稿では、下水道の仕組みや道路陥没発生のメカニズム、空洞調査の基本原理や本調査機の使用実例といった、取付管の周辺における空洞調査技術について紹介する。

○マグネット吸着式小型自走台車をもちいた配管内の点検/関電プラント/山本宏之
本稿では、人が入れない配管の内部を自走し、検査を行うことを目的に開発した管内自走ロボット「Mクローラ」について、応用例も含めて紹介する。

○パルス渦電流法による非磁性金属の非破壊検査/サガワ産業/北川 茂・野見山勝彦
パルス磁気による渦電流が金属内部に浸透するので、内部や裏側、層構造の裏側の亀裂や減肉などの検出ができる。渦電流は電気抵抗率や透磁率によって大きく異なるので、材質の変化や劣化も検出できる。

○地下と地上の3次元一体診断技術/カナン・ジオリサーチ/篠原 潤/愛媛大学/防災情報センター 中前茂之
本稿では、道路陥没のリスク回避及び地下埋設物の高精度位置情報を取得し、地上情報と一元管理する地中レーダ3次元モバイルマッピングシステム(GMS3技術)を紹介する。

○保全体制整備による故障削減の考え方とその進め方/日本能率協会コンサルティング/鐘ヶ江克則・山崎辰悟・勝浦 弘
本稿では、製造業での故障が減らないという課題に対し、保全コンサルティング歴50年の当社の経験を基に大きな投資をせずに管理の仕組みを変えることで故障を合理的に削減するための体制整備と詳細の進め方について紹介する。

■技術トピックス
〔鉄道〕
○鉄道線路下の空洞探査技術/東日本旅客鉄道 神谷弘志
鉄道の土構造区間で発生する路盤陥没の発生を未然に防止するため、電磁波レーダ探査技術を使用して空洞の有無を測定する線路下空洞探査装置を開発・導入している。本稿では、その開発概要や活用事例について紹介する。

〔発電〕
○「原子力保全ハンドブック」の紹介-3/日本保全学会/山口篤憲
本稿では、原子力発電所(軽水炉)の保全に必要な工学の基本的事項(Ⅰ編)や保全現場で行われている実務(Ⅱ編)及び保全の高度化のために取り入れるべき課題(Ⅲ編)を、具体例と共に判りやすく体系的に紹介する。

■検査機器
○ワイヤレス型Flat Panel Detector(FPD)を用いたDigital Radiography System(DRシステム)/ジェイテック/甲斐 卓・吉野朋生
本稿では、ワイヤレス型FPDの概要説明と、そのFPDを使用したデジタルエックス線検査の事例を紹介する。

○点検ロボットを用いた斜張橋のケーブル点検/長大/藤木 剛・梯 誌修
道路橋は、5年に1回の頻度で近接目視点検が義務付けられているが、斜張橋ケーブルは、高所に設置されているため近接目視点検の実施が困難であった。本稿では、開発した点検ロボットの特徴と実績について紹介する。

■特集:漏れ検知・検査技術の最前線
○水撃作用による管路内の圧力波形を利用した漏水検知法/東京大学/浅田洋平・飯田俊彰/近畿大学/木村匡臣/農業・食品産業技術総合研究機構/安瀬地一作
本稿では、管内の圧力変動現象を利用した管路の漏水検知法の概要について解説し、模型管路実験における本手法の有効性の検証事例を紹介する。

○漏油検知器(オイルリークモニタ)/IHI検査計測/奥田敦司
オイルリークモニタを風力発電装置(風車)のハブ部分(プロペラ部)やナセル部(風車本体)へ搭載し漏油を早期発見することで、風車の損傷や風力発電設備周辺の環境汚染のリスクを低減することが出来る。また、センサ部は再使用することができ、ランニングコスト面に優れた装置である。

○音を『視る』技術/ニッシン産業/川島大樹
本稿で紹介する装置はエアー・ガス漏れ箇所を特定できるハンディ型装置である。その最大の特徴は誰でも簡単に使えること。しかも操業中に使用できるので、エアー漏れに掛かるコストはもちろんのこと、人件費、時間もまとめて削減できる。省エネ対策の新しいカタチを提案する。

■製品ガイド
○磁気・磁粉・浸透応用機器・剤
2,178円
■解説
○磁性配管減肉モニタリングのための低周波漏洩磁束探傷法の開発/東北大学/遊佐訓孝・宋 海成
当研究グループにおいて開発を行っている、配管減肉モニタリングへの適用を想定した低周波漏洩磁束探傷法について紹介する。現在主として、定点測定の為得られる信号が空間的に疎であることを踏まえた、検出確率評価、減肉サイジング技術等を開発している。

○軽元素材料の非破壊検査技術開発に向けた位相コントラストX線CTの活用/産業技術総合研究所/竹谷 敏/高エネルギー加速器研究機構/兵藤一行/九州シンクロトロン光研究センター/米山明男
従来のX線トモグラフィ法では十分なコントラストが得られなかった軽元素材料に対し、非常に高感度な位相コントラストXトモグラフィ法を使って得られた、樹脂や炭素材料に関する成果について紹介する。

○レーザドップラ振動計及び音源可視化装置/鉄道総合技術研究所/笹倉 実/小野測器/三神圭司/ポリテックジャパン/前川澄天
スキャニング型レーザドップラ振動計による振動モード解析、テトラホン型ビームフォーミング(BF)による音源探査など可視化技術を用いて、鉄道用駆動装置の振動及び騒音解明を行った事例について紹介する。

○プラントにおけるドローン活用に関する安全性調査研究会の成果について/工学院大学/木村雄二
プラントにおいてドローンを安全に活用・運用するための留意事項を整理したガイドラインの概要と屋内でのドローン活用の安全要件を整理し改訂した同Ver2.0を紹介する。目視検査の代替可能性については、損傷の有無の確認から歩を進めて、これらの定量評価のための検査ツールの技術開発や実証等の進捗が期待される。

■技術トピックス:発電
○「原子力保全ハンドブック」の紹介②/日本保全学会/山口篤憲
原子力発電所(軽水炉)の保全に必要な工学の基本的事項(Ⅰ編)や保全現場で行われている実務(Ⅱ編)及び保全の高度化のために取り入れるべき課題(Ⅲ編)を、具体例と共に判りやすく体系的に紹介する。

■連載
○音波のよもやま話38
探触子内妨害エコー/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
探触子内で発生する、電気的、音響的ノイズ・エコーと、そのれに依るSN比の改善法を紹介する。

■検査機器
○点検ロボットによる斜張橋の斜材点検/西松建設 原田耕司
これまでの斜張橋の斜材の点検方法では、安全性や点検精度に課題があった。そこで、それらの課題を解決した斜材の点検ロボットを開発した。本稿では、点検ロボットの概要および点検実績について紹介する。

○単繊維引張試験・モノフィラメント試験機の機能紹介と適用例/IHI検査計測/佐藤浩幸・深澤 強
近年さまざまな分野で使用されている樹脂複合材料の強度評価において重要な繊維1本(単繊維)の強度を高精度で評価できるモノフィラメント試験機LEX820の特徴を、従来の機械式万能試験機を用いる試験方法と比較しながら、試験事例を紹介する。

○配管の内部検査ロボット/シーエックスアール/白石時宜
マグネットの吸着力を利用した配管や各種構造物を自走し、目視検査可能な自走ロボットを紹介する。

■特集:赤外線を用いた非破壊検査
○熱波動の観点から考えたアクティブサーモグラフィ法の検査時間短縮の可能性/徳島大学/石川真志
熱波動の基礎について簡単に解説するとともに、これを利用したアクティブサーモグラフィ法による非破壊検査の検査時間短縮の可能性について、基礎的な実験を踏まえた検討の結果を紹介する。

○画像処理を合わせた高度な製品管理手法について/チノー/澤田浩一
熱画像計測装置を使用し、温度値をもとにした画像処理手法と、それを応用した計測事例について紹介する。

○エビデンス管理の自動化でトレーサビリティを強化/日本アビオニクス/入江朋子
近年、消費者の安心安全に対する意識の向上、サプライチェーンのグローバル化などに伴い製造業を中心に品質管理とトレーサビリティの強化が必要になっている。本稿では、サーモカメラで品質管理を効率よく且つ容易に強化できるプロセスコントロールシステムについて紹介する。

○正しく理解する赤外線サーモグラフィの選び方/フリアーシステムズジャパン/赤塚圭子
数あるサーモグラフィカメラの中で、注意すべき点やどのモデルを選択すべきかを判断するポイントについて紹介する。

■製品ガイド
○探査機器

2,178円
■解説
○二次元検出器方式によるX線応力測定の動向/金沢大学/佐々木敏彦/NTN/嘉村直哉/コベルコ科研/藤本洋平
二次元X線回折法による新しい応力測定法を紹介する。本法は、回折環からのデータをフーリエ解析して応力を得る方法で、装置の小型化や測定の高速化に適し、とくに、cosα法が苦手な不完全な回折環に有効である。

○化学プラントにおける設備の健全性評価の現状/三菱ケミカル/永井浩昭
化学プラントにおけるIoT、ビッグデータ解析、AIなどの技術の開発及び適用状況について、配管の断熱下外面腐食検査、動機器の振動解析システム、低速軸受の振動診断の検討事例を用いて紹介する。

○携帯型蛍光X線を用いたコンクリート表層部の塩化物イオン量の推定/法政大学/溝渕利明
RC構造物における携帯型蛍光X線の塩化物イオン量推定の可能性及び電磁波と組み合わせた場合の微破壊による塩化物イオン量の面的・立体的分布の推定に関する研究・開発の現状について紹介する。

○ディジタルホログラフィ瞬時マルチモーダルイメージングとその応用/神戸大学/的場 修・Manoj Kumar・全 香玉/京都工芸繊維大学/粟辻安浩/宇都宮大学/玉田洋介
蛍光と位相の瞬時かつ同時3次元計測が可能なマルチモーダルイメージング手法としてディジタルホログラフィを解説し、蛍光ビーズと植物細胞における実験結果を紹介する。

○埋設管に対する地下探査技術の現状と課題/川崎地質/鈴木敬一
上下水道・電力・通信・ガスなどライフラインである埋設管の位置を地表から非破壊で探査する方法として、地中レーダと電磁誘導法について、探査原理・探査方法および探査事例の現状と今後の課題について紹介する。

■技術トピックス:発電
○「原子力保全ハンドブック」の紹介①/日本保全学会/山口篤憲
原子力発電所(軽水炉)の保全に必要な工学の基本的事項(Ⅰ編)や保全現場で行われている実務(Ⅱ編)及び保全の高度化のために取り入れるべき課題(Ⅲ編)を、具体例と共に判りやすく体系的に解説している。本稿では、主にⅠ編について紹介する。

■検査機器
○ガス監視システムの高度化/コニカミノルタ/木内美佳子・浅野基広・森本隆史
プラントが抱える諸課題に対するソリューションとして、ポータブル型ガス漏えい検査システムを紹介する。更にガス漏えい時の避難、保全作業の効率化に貢献するべくNEDO事業で取り組んでいるAI技術開発の事例について解説する。

○設備を見守る産業用IoT無線ソリューション/横河電機 山田 悠
設備保全における設備状態把握の諸問題に対し、産業用IoT無線ソリューションSushi Sensor導入による傾向監視を提案する。本稿では、得られたデータの活用事例(アプリケーション例)や、AI解析を用いたより高度なデータ活用事例を紹介する。

■特集:注目の非接触検査技術
○赤外線イメージセンサの基礎と最新動向/立命館大学/木股雅章
暗視とサーモグラフィに用いる非冷却(熱型)と冷却(量子型)赤外線イメージセンサの構造、動作、製造技術を解説するとともに最近の技術動向を紹介する。

○赤外分光技術を用いたコンクリート表面塩化物イオン濃度の可視化技術/日進機械/ 金﨑浩司
インフラ構造物の老朽化(塩害劣化)に対し、劣化予兆に関する化学的情報の収集による予防・保全的な対策を可能にする技術の概要を解説し、供試体を用いた屋内計測および解体実橋梁を用いた屋外計測の事例を紹介する。

○光切断法を適用したトロリ線断面形状測定/鉄道総合技術研究所/薄 広歩
電車に電気を供給するトロリ線は、摩耗が進行すると破断して事故に至る可能性があるため、正確な摩耗量の測定が重要である。そこで、光切断法を用いてトロリ線の断面形状を測定し、従来よりも正確な摩耗量の測定方法を提案する。

○金属材料の疲労破断兆候の評価/中部電力/松尾顕守
配電設備に用いられる金属材料の破断事例を紹介するとともに、金属材料に応力を加え破断に至るまでの変形量をモアレカメラでモニタリングすることで破断兆候を実験的に評価した事例を紹介する。

○動画による構造物の表面変位計測と損傷分析/日本電気/高田 巡
構造物表面の可視光動画から変位・変形を計測し、損傷状態(ひび割れ・剥離・空洞)を分析する「光学振動解析技術」について、計測・分析の原理、実構造物での利用に向けた工夫、橋梁への適用例を紹介する。

■製品ガイド
○メンテナンス・レジリエンスOSAKA2020の見どころ
○試験機

2,178円
■解説
○レーザ超音波可視化試験に対する深層学習/群馬大学/斎藤隆泰・蓑輪里歩・加藤 毅
近年、構造物の維持管理等を目的に非破壊評価の重要性が高まっている。本研究では、人材不足が懸念される検査技術者の補助的役割を担う、AI技術を用いた非破壊評価システムの確立を目指す。本稿では、レーザ超音波可視化試験、深層学習について説明し、実際の欠陥に対する適応例を紹介する。

○3Dマイクロホンを用いた音源方向の簡易可視化システムに関する研究/産業技術総合研究所/添田喜治
本稿では、3Dマイクロホン、オーディオインターフェース等の既存の装置を用いて、見えない音を簡易に可視化する手法の概要について解説し、無響室と実環境における本手法の検証事例を紹介する。

○石油化学プラントにおける外面腐食管理の高度化/旭化成/皆見 岳/旭化成エンジニアリング/木村裕一
本稿では、高圧ガス認定事業所である旭化成水島製造所において、更なる保安力、技術力の向上のために取り組んでいる外面腐食管理を中心としたプラント設備(機器・配管)の設備管理の高度化に関するいくつかの取り組みについて紹介する。

○最近の磁粉探傷試験装置と検査の自動化について/日本電磁測器/堀 充孝・川澄直人・永田太祐
磁粉探傷試験の効率化を図る、より精度の高い探傷性能への改善が行われ、検査の自動化についても進められている。本稿では、最近の磁粉探傷試験の技術と自動検査の実例について紹介する。

■連載
○音波のよもやま話
従来の音波理論の問題/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
従来の超音波理論は色々な不具合を含んでおり、それらを正す。

■検査機器
○磁気ストリーム法による鋼材破断検知/コニカミノルタ/森田 博・丸山一直/コニカミノルタビジネスアソシエイツ/橋本好之
老朽化が著しい道路や橋など目視ではわかりづらいコンクリート構造物の内部鋼材破断は隠れた社会問題である。本稿では、「磁気を活用した独自の計測手法」「データ解析」「優れた利便性」を特長とする非破壊検査ソリューション、従来できなかった深さでのPC橋梁の内部鋼材破断検知について紹介する。

○超音波装置を活用した道路附属物における路面境界部腐食診断技術の紹介/レックス/久保田俊輔
道路附属物の路面境界部以下の腐食状況を、非破壊で一次スクリーニングとして診断する技術の紹介、及び沖縄県における検証例からみる今後の課題。

○振動・音響の可視化技術とその適用/システムプラス/吉井邦章
本稿では、稼働中の機械の振動や騒音を測定し、機械の変形や騒音源・空間の音響分布を人間の目にも見えるように「ゆっくり」「大きく」表すための様々な手法についてその概略と測定例を紹介する。

■特集:AI・ディープラーニングの検査・評価への適用
○時系列データに対するAIの適用例の紹介と学習用データ取得に関する一考察/東京工業大学/水谷義弘
AE試験で計測した時系列データを用いて人工ニューラルネットワークの基本的な構造と仕組みを説明する。また、教師あり学習と教師なし学習のそれぞれについてアプリケーション例を紹介する。最後に、AIへの適用を考えた非破壊検査用データの取得についての私見を述べる。

○近赤外ハイパースぺクトラル画像のディープラーニング認識/名古屋大学/稲垣哲也
38樹種の広葉樹を判別するために、新たに提案した手法(畳み込みニューラルネットワークと組み合わせた近赤外ハイパースペクトラルイメージング)の適用可能性を評価した。この手法に基づく樹種判別の正解率は90.5%となった。本稿では、解析手法について詳しく紹介する。

○構造物点検のイノベーション/ジャスト/角田賢明
構造物の維持管理の世界は今後、テクノロジーの進展で大きく変わる可能性がある。AIによる効率化・付加価値創出の可能は無限大だ。本稿では、構造物調査の専門会社ジャストだからできるAIサービスを事例を踏まえて紹介する。
○実験データに対するディープラーニングの適用事例/アドバンスソフト/松澤邦裕・山下貴志・松原 聖
本稿では、当社が開発した深層学習用ツールAdvance/iMacleの特長を紹介する。実験データへの適用事例では、ディープラーニングが所謂「ブラックボックス」であるが故の、人間の主観に依らない客観的な判断の有益性について検討する。

■製品ガイド
○工業用管内検査機器
2,178円
■解説
○超音波可視化技術及び数値解析を用いた電磁超音波探触子の評価/東北大学/高木敏行・孫 宏君/内一哲哉・手塚晃世/発電設備技術検査協会/山本敏弘
電磁超音波探触子(EMAT)は磁石形状とコイル形状の組み合わせの設計により様々な超音波のモードを励起できる。本稿では、EMATの評価方法として、超音波可視化技術と数値解析技術の概要を説明し、EMATの設計妥当性評価の例について紹介する。

○円周ガイド波による配管減肉検出技術研究会の成果/徳島大学/西野秀郎・他
大口径管の円周方向を伝搬するガイド波を用いた計測手法を取り扱った日本鉄鋼協会による研究会の報告。“ふぇらむ”Vol.24(No.1)365-41(2019)からの転載である。

○全方位移動型小型配管内走行用ロボットの研究開発/室蘭工業大学/水上雅人
本稿では、インフラ構造物点検自動化に関し、曲管・T字管を含む細径管路内の移動を可能にする、全方位移動型の配管内走行用ロボットの研究開発事例を紹介する。

○浸透探傷法のCFRPへの適用に関する試み/名古屋市工業研究所/深谷 聡・夏目勝之・名倉あずさ
本稿では、代表的なCFRPの非破壊検査事例を紹介するとともに、CFRPへの浸透探傷法の適用を試みたのでその概要を解説し、疲労負荷によってCFRP表面に生じた微視的損傷の発生・進展挙動を観察した事例を紹介する。

○CUI検査に関する取り組み/コスモ石油/伊藤智貴
プラント配管に発生する保温材下配管の外面腐食(CUI:Corrosion Under Insulation)について、重要度と発生確率からなる優先順位算出法を確立し、無駄のない検査計画を立案した。本稿では、取り組み内容と実績評価により新たに得られた知見について紹介する。

○国際廃炉研究開発機構(IRID)における福島第一原子力発電所の廃炉に向けた研究開発の概要/技術研究組合国際廃炉研究開発機構/関 修
本稿では、当機構(IRID)で実施している、「福島第一原子力発電所の廃炉に向けた技術の研究開発」の中で、「宇宙線ミュオンによる原子炉内の透視」、「小型中性子検出器」、「原子炉格納容器内部調査技術」について紹介する。

○コンクリート表面の気泡検出方法に関する研究/IHI検査計測/畑 伸佳・久山 岳・西土隆幸/IHI建材工業/黒澤 隆
コンクリートセグメントでは、製造時にできたコンクリート表面の気泡の補修作業がある。気泡の大きさについては目視で評価されている。しかし、その評価結果は、人によりばらつきが生じるとともに手間がかかるという問題がある。そこで、デジタルカメラで撮影した対象物の画像データに対し、コンピュータ処理により気泡の評価を行うシステムを開発した。

○金属腐食検知システムの開発/三菱電機/瓦井久勝・前田雷蔵・田中哲夫・水野 修
産業機器の金属部品の腐食進行度を推定するために、プリント基板に実装可能な、金属腐食センサーを用いた金属腐食検知システムを開発した。本稿では、本システムの金属腐食検知方法、構成、特長について紹介する。

■連載
○音波のよもやま話36
音場、音圧場とその測定/アイ・エス・エル/宇田川義夫/東北大学/三原 毅
本稿では、音場、音圧場の違いの説明と、音圧場の意味する内容や音場は測定不可能なことを紹介する。

■検査機器
○CSV書式を活用した3次元計測データの解析事例/セイコーウェーブ/新村 稔
本稿では、腐食減肉の数値を、縦横の任意サイズの格子で区切ってCSV書式化した事例を紹介する。CSV化することで保管や比較、その他の操作が容易になる。

■特集:残留応力の最新動向
○溶接部破壊靭性試験高度化のための残留応力シミュレーションの活用/大阪大学/三上欣希
溶接部破壊靭性試験において高強度化・厚板化にともない溶接残留応力の影響が顕著になることが懸念されている。本稿では、残留応力シミュレーションを活用して課題を解決し、試験規格へ反映する取り組みの一部を紹介する。

○生産ライン内稼働できるX線応力測定装置/新東工業 小林祐次
一般的な部品の生産現場の環境で使用でき、また短時間で測定が完了できることから全数検査を実現できるX線残留応力測定装置を開発した。本稿では、本装置の概要と特性について紹介する。

○ブラスト処理されたH型鋼の穿孔法による残留応力測定/IHI検査計測/三上隆男・鈴木優平・夏井一樹
ブラスト処理されたH型鋼を試験体としてASTM E837規格の穿孔法を用いて深さ方向に不均一な残留応力分布を測定した。その際に、同規格で規定されているロゼットひずみゲージの大きさが残留応力の測定分解能に及ぼす影響も明らかにした。

■製品ガイド
○厚さ計・膜厚計
 
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商品情報・内容

  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • サイズ:B5判

■ 試験・検査・評価・診断・寿命予測の専門誌

我が国では特定の検査分野において専門的に情報を提供するシステムは存在するものの、破壊検査と非破壊検査を包含する検査の全分野にわたって情報を提供するシステムはなく、とくに検査の第一線で活躍する技術者は、検査の実務で利用できる情報を渇望しているのが現状です。 本誌「検査技術」は、装置、設備、構造物を中心とした第一線で活躍する検査技術者に実務に役立つ情報提供をめざし、検査から試験、評価、寿命予測までを扱い、その基礎知識、ハイテク技術、現場での技術課題、各種先端機器や関連規格の紹介等、幅広い内容を編集し、これからの検査技術の普及と発展をめざす技術誌です。

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