週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/5/15号

This Week
On the Cover

Pro bono
アイルランドの人気ロックバンド・U2のボーカリスト、ボノさんとギタリストのジ・エッジさんがウクライナの首都キーウの防空壕(ごう)として使われている地下鉄駅で電撃ライブを開き、「ブラディ・サンデー」などを歌いました。ゼレンスキー大統領の招待を受けたもので、ウクライナの人気アーティストのタラス・トポリアさんと共演。ボノさんはウクライナの人々への支援を呼びかけました。15日号の表紙は、ボノさんとトポリアさんが歌う姿です。


◇今週の注目記事 ================

◇Movies: オードリー・ ヘプバーン
世界中から愛された女優オードリー・ヘプバーン(1929~93)。数々の映画で見せたチャーミングな笑顔や優雅な物腰は、今なお人々を引きつけてやみません。晩年に心血を注いだ慈善活動は、虚栄の世界に染まらなかった彼女のひたむきな生き方の表れとも言えます。そんな彼女の隠れた一面を、関係者たちの証言とともに探っていきます。ユニセフ親善大使に着任した後のたゆまぬ努力と献身的な働きは、愛の尊さを知る彼女にとって当然の行為だったのでしょう。

◇World View:  沖縄本土復帰50年
朝日新聞は、沖縄の本土復帰50年に合わせて「声」欄で投稿を募集しました。そのうち、様々な立場で当時の様子を体験した計3人の手紙を独自に英訳し、朝日新聞が所蔵する写真とともに掲載しました。

◇Weekly Picks: 漂流ごみで探る 北朝鮮の日常生活
コロナ禍によって出入国管理がより厳格化された北朝鮮の市民生活は、外国からは実態を把握しにくくなっています。そんななか、韓国の海辺に流れ着いた食品容器などの漂流ごみを収集・分析することで市民生活の実情に切り込んでいるのが東亜大学(韓国釜山市)の姜東完(カン・ドンワン)教授です。同僚や海岸を警備する兵士から冷たくあしらわれつつ、海辺通いを続けます。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
「超初級から話せる 英語声出しレッスン」(アルク)を出版した英語教材編集者歴20年の西川倫子さんに聞きました。初心者でも話す喜びを感じられるよう、短いフレーズで発話することを促す方法は、有名韓国語講師が考案した「声出しレッスン」メソッドを英語学習者向けに改良したものです。英会話力の向上に必要な「メンタルブロックを取り除くこと」についても話しています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米アリゾナ州の義足ランナー、104日連続でマラソン完走▽ドイツ・ミュンヘンのビール祭り「オクトーバーフェスト」、今秋は実施へ▽米フロリダ州の連邦裁判所、公共交通機関などでのマスク着用義務を無効に▽テニスのウィンブルドン選手権、ロシアとベラルーシの選手を出場させず――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「英首相、コロナ規制全廃を表明」です。

◆「トピック力」のススメ 
今週号から始まったコラムです。多少難解な英文でも、自分の知っているトピックのものならすいすい読めるものです。つまり、幅広い話題について背景知識をもっていれば、英語の理解も発信も容易になるはず。大学入試を素材に、そんな「トピック力」を鍛えましょう。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではハンナの両親が、ポートランドで過ごした休日について話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。日本語は外来語をカタカナで表記して区別しますが、英語では何が外来語か明快ではありません。しかし、実際には歴史と深く結びついた多くの外来語が存在しているといいます。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「AtlanticとPacific」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「母の日」について由来などを解説します。


◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、「できた」を表現するのに、いつでもcouldが使えるわけではないことを解説します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。今週号では、持続可能な環境を守るために、環境保護に積極的な若者の活動を支援しようと訴えています。

◆Dialogue with Friends
3月までAWに「Scatterbrain Diary」を連載していたキニマンス塚本ニキさんの新しいコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号は、仕事中にいつも「愛」について考えているという友人との会話です。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの新連載です。数十年に一度しか現れない移動式遊園地から帰宅した主人公のジャックと友人のクリスタルですが、クリスタルが不思議な病気にかかりました。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号では、過激な内容が「失言」「問題発言」と受け止められたバイデン米大統領のワルシャワ演説が題材です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米最高裁が、妊娠中絶権を認めた判断を覆す草案▽米FRBが22年ぶりに大幅利上げ▽EUが年内にロシア産の石油を禁輸――の3本をお伝えします。

◆Topics
ウクライナ避難者の住まいにアイルランドの城が提供された話題と、ウクライナで「ロシア軍艦、くたばれ!」切手が人気を集めている話、米国の環境団体がハリウッド作品にもっと温暖化を扱うよう呼びかけた話をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/5/1-8号

This Week
On the Cover

旅先の相棒はカメラ 俳優の永瀬正敏さん
俳優の永瀬正敏さんはジム・ジャームッシュ監督の作品「ミステリー・トレイン」をはじめ海外作品に出演し、国際的に活躍しています。写真家の顔も持ち、撮影で海外へ行くときは必ずカメラを数台持参します。写真家と俳優の仕事はそれぞれ「兄弟やいとこ同士のように」刺激を与え合っているそうです。P2のBehind the Coverで一問一答、P.12-13で永瀬さんの撮影した写真を紹介しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: ディズニー、アフリカ発のアニメを放映へ
大ヒットアニメ映画「ライオンキング」の舞台となったアフリカ大陸がアニメの発信地に―― 。ウガンダなど6カ国のアニメーターによるアフリカ発の作品が完成し、動画配信サービス「ディズニー+」で年内に視聴できるようになります。

◇Movies: マイ・ニューヨーク・ダイアリー
舞台は1990年代のニューヨーク。西海岸に恋人を残して大都会にやってきたジョアンナは、サリンジャーを顧客に持つやり手の文芸エージェントの助手になります。雑用をこなしながら作家になる夢は諦めず、やがて新しい恋人もできました。そしてある日、偶然にもサリンジャーからの電話を受け、何度か言葉を交わすうちに、自分を顧み、新たな決意を胸にします。

◇Special: ロシアの戦争犯罪、捜査する地元検事総長
ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐり、戦争犯罪や集団殺害(ジェノサイド)について国際刑事裁判所(ICC)の検察局が本格的に捜査を始めました。現地ではすでにウクライナの検事総長が率いるチームが調査を続けています。命の危険もあるなか、被害者から証言を集めるために各地を飛び回り、国際機関や海外のNGOに支援を要請しています。イリ-ナ・ベネディクトバ検事総長の一日をAP通信が同行取材しました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
大リーグの試合で女性コーチが初めてフィールドに▽スピードスケートの小平奈緒選手が引退を発表▽黒川紀章さん設計の「中銀カプセルタワー」解体▽「シンドラーのリスト」タイプした女性が死去――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「高木美帆選手が待望の金」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 牧野植物園(高知県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、高知県出身の世界的植物学者・牧野富太郎博士の業績をたたえて開園した県立牧野植物園です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「できましたら」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介する新コラムです。

◆Every BENTO Tells a story:いなりずし
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。現在は福岡在住の多田さん。今週号では、いなりずしを紹介します。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
AWで長く漫画エッセー「POST CARD FROM A BILINGUAL FAMILY」を連載してきた田村記久恵(きくえ)さんの新しい連載です。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけていきます。今週号では屋根の「かやぶき」を見学します。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の、英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの新連載です。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「神もサイコロで遊ぶ」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米英など、G20の財務相・中銀総裁会議を退席▽ロシアが新型ICBMの実験成功と発表▽中国、ソロモンと安保協定調印――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
北朝鮮の金正恩総書記が看板アナウンサーに新居をプレゼントした話と、アキレス腱の断裂には手術は不要? という話題をお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/4/24号

This Week
On the Cover
3年ぶりの「人間将棋」

将棋駒の生産量日本一で知られる山形県天童市で、恒例の「人間将棋」が3年ぶりに開かれ、対局者として初めて参加した藤井聡太竜王(右)が佐々木大地六段と「一戦」を交えました。甲冑(かっちゅう)を着込んだ武者らを駒に見立てて競う行事ですが、コロナ禍のため中止が続いていました。勝利を収めた藤井竜王は「桜が満開で天気も良く、とても楽しかった」と話していました。


◇今週の注目記事 ================

◇Travel: スペイン・タラゴナ
カタルーニャ地方の都市は、紀元前218年にローマ軍が部隊を駐留させたことをきっかけに、ローマ帝国の主要都市として発展を遂げました。古代ローマの歴史を物語る遺跡の数々で知られ、2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。筆者が撮影した動画もお楽しみください。

◇Movies: カモン カモン
ニューヨークを拠点に活動するラジオジャーナリストのジョニーは、子どもたちにインタビューするため全米を飛び回る生活を送っていました。ある時、妹のヴィヴに頼まれ、おいのジェシーの面倒を見ることになります。ロサンゼルスのヴィヴの家でジェシーとの共同生活を始めたジョニーは、奇妙な遊びを好んだり、急に鋭い質問を投げかけたりするジェシーに振り回されながらも、少しずつ距離を縮めていきます。

◇Special: 試される米国の多様性
米国で、トランスジェンダーの処遇に注目が集まっています。政府高官に登用されるなど社会による認知が進む流れがある一方、アラバマ州では19歳未満の若者に対する性転換治療を違法とする法律が成立し、物議を醸しています。中間選挙の予備選挙を前に、トランスジェンダーが抱える問題を政争に利用する傾向もあるようです。

◇Weekly Picks: 米海軍、艦隊構成を大幅見直し 小型艦船の退役を決定
世界の安全保障の主軸が「テロとの戦い」から大国間の対立に象徴される「新冷戦」に移行しつつあると言われるなか、米海軍が艦隊の構成の見直しを進めています。海賊の取り締まりを主眼に導入した高速の小型艦船を退役させると発表したのです。まだ数年しか活躍していない船も多く、議会からは党派を超えて「大きな無駄遣い」「導入に至った経緯がずさんすぎる」などの指摘が出ています


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
テスラ社CEOのイーロン・マスク氏が、ツイッター社取締役への就任を辞退▽日本酒「獺祭(だっさい)」で知られる旭酒造が、ニューヨーク・ヤンキースと公式スポンサー契約▽すばる望遠鏡などを使い、生まれたばかりの巨大ガス惑星を観測▽ダーウィンのノート、20年ぶりにケンブリッジ大図書館に戻る――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ワニの首にはまったタイヤ、6年ぶりに外れる」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではハンナと家族が、弟のクリフの科学の課題について話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。ストレスのせいか、突然激しいかゆみに見舞われたセルチさん。お陰で、「じんましん」という日本語の単語を覚えたそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「GaiaとGeorge」です。

中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号のテーマは「新茶」です。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回は、自分に合った本の選び方も伝授します。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムです。最近の企業の採用プロセスでは、就職希望者のSNSが参考にされたり、「飲み会」と称して面接が行われたりします。ジェイソンさんが採用担当だったら、どんな基準で採用を決めるのかを教えてくれました。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。今回は、ロシア出身で今はニュージーランドに暮らす大学時代の友人と、ウクライナをめぐる状況について話しました。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
フィンランドとスウェーデン、NATO加盟に意欲▽ロシアのミサイル巡洋艦「モスクワ」沈没▽世界のコロナ感染者5億人突破――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
米連邦議会議事堂付近にキツネが出没し、けが人も出ているそうです。整備士がゴミ箱から回収した芸術作品が、数百万ドルの価値があるものだった、というニュースとともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/4/17号

This Week
On the Cover

世界王者のリスペクト
ボクシング世界ミドル級王座統一戦で、世界ボクシング協会(WBA)スーパー王者の村田諒太選手(36)が、国際ボクシング連盟王者のゲンナジー・ゴロフキン選手(40)=カザフスタン=に9回2分秒TKOで敗れました。試合後、ゴロフキン選手は村田選手の健闘をたたえて自分のガウンを着せました。17日号の表紙は、試合後に健闘をたたえ合う両選手の姿です。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 対ロシア制裁 キューバ市民に余波
ウクライナへの侵攻でロシアに対する経済制裁が本格化するなか、遠い島国が余波を受けています。社会主義国家のキューバ市民は長年、旧ソ連時代に作られた自動車を大切に使ってきましたが、車の部品が届かなくなり整備が難しくなっているそうです。また、レトロな外観が観光客に人気の米国車もエンジンなど内部がロシア製に置き換えられていることが多く、市民の足に広く影響を及ぼしそうです。

◇Special: 黒人女性の前に立ちはだかる壁
黒人女性で初めて米最高裁判事に任命されたケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏。黒人差別問題で社会が二分する中、バイデン政権は大きな成果として重視していますが、ジャクソン氏の経歴などに難色を示す共和党は上院司法委員会で資質についてしつように質問を繰り返しました。傍聴した関係者らは「黒人女性が米社会で成功しようとするときに遭遇する壁」を象徴していると指摘します

◇Movies: ベルイマン島にて
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが数本の作品を撮影した島が舞台の映画です。この島に映画監督のカップルが滞在しますが、島独特の空気から創作のヒントを得る前に、どこか相いれない2人の心のすきまがあらわになります。

◇World View: イタリア・ポンペイ
イタリア・ナポリの近郊にある古代都市ポンペイ。約2千年前に火山の大噴火で壊滅しましたが、火山灰で覆われたため、町並みや人々の生活、かつての栄華がそのままタイムカプセルのように封印され、世界遺産として多くの人が訪れる場所となりました。欧州連合の支援を受けた保全活動で、観光資源として再生しつつあります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
地球から129億光年離れた恒星を千葉大などの国際研究チームが発見▽映画「ダイ・ハード」などで知られる俳優のブルース・ウィリスさんが失語症を理由に引退▽ドイツで新型コロナワクチンの偽の接種証明カードを販売するため、90回接種を受けた男性を逮捕▽中国で、風水を使って株式市場の動向予測などを行う証券会社を取り締まり――の四つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「アフガンで公立大学再開、女子学生も復学」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーと友人たちが日曜に教会に行く習慣について話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。ユダヤ教徒のセルチさん。パンデミックをきっかけに、自宅に礼拝所を設置したそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Viking」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 越後妻有(新潟県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、豪雪地帯として知られる新潟県南部・越後妻有(えちごつまり)。世界最大級の国際芸術祭の舞台として知られています。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「お疲れ様でした」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介する新コラムです。今回はファンタジー作品「The Night Circus」を紹介します。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、松浦亜弥さんの「Yeah! めっちゃホリディ」について解説します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
国連総会、ロシアの人権理事国資格を停止▽スーダン西部のダルフール紛争、ICCで初公判▽漫画家 藤子不二雄Aさん死去――の3本をお伝えします。

◆Topics  
米最高齢のパークレンジャーが100歳で引退したニュースと、世界を席巻するKポップの踊りを支えているのは日本人振付師だった、という話題をお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/4/10号

This Week
On the Cover

Sho goes on
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は3日、ドジャースとのオープン戦で「1番・指名打者(DH)」として先発出場し、5回に3号となるソロ本塁打を打ちました。大リーグは今季、打順に入った先発投手が降板後もDHとして出場を続けられる新ルールを導入します。二刀流で活躍を続ける大谷選手を意識した「ショーヘイ・オオタニ・ルール」ともいわれ、ファンには大リーグを見る楽しみが増えそうです。2ページの「Behind the Cover表紙の裏」と合わせてご覧ください。


◇今週の注目記事 ================

◇Movies: ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード
日本未公開のアクションコメディー「ヒットマンズ・ボディガード」の続編です。前作でひょんなことから殺し屋ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)を護衛することになったボディガードのマイケル(ライアン・レイノルズ)は、その仕事が原因でボディガードのライセンスを剥奪(はくだつ)され、その精神的なダメージから抜け出せません。セラピストのアドバイスでバカンスに出かけたところ、銃撃戦に巻き込まれます。そこにダリウスの妻ソニア(サルマ・ハエック)が突然現れ、マイケルはマフィアに拉致されたダリウスの救出作戦に参加させられます。

◇Travel: 「英国の庭」ケント州カンタベリー
「英国の庭」とよばれるほど風光明媚(めいび)な地方です。町を通るワトリング通りはローマ時代に作られたものです。町の中心は世界遺産であり、英国国教会の総本山でもあるカンタベリー大聖堂。この地での布教は西暦597年に聖アウグスティヌスが上陸したことに始まります。同じ年に開校したキングズスクールは、現在にまで続く最古の学校の一つと言われています。

◇Weekly Picks: オスカー授賞式 「平手打ち」騒動で見えたこと
今年の米アカデミー賞授賞式で、俳優ウィル・スミスさんが、受賞者を発表するプレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロックさんを平手打ちしたことが世界に衝撃を与えました。ロックさんがスミスさんの妻ジェイダさんの髪形についてジョークを飛ばしたことにスミスさんが激怒したのです。ジェイダさんは脱毛症を患っており、この病気に苦しむ人は世界中にいるため、このジョークには「無神経すぎる」と批判が殺到しました。一方、脱毛症が社会的に理解されていないことが根本的な問題だと指摘する声も上がっています。AP通信の解説記事です。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
英語を学ぶには「日本語から抜け出して英語に乗っかることが大事」と説く佐藤良明・東京大学名誉教授のインタビューをお届けします。最近、「英文法を哲学する」(アルク)を出版しました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
南極大陸で巨大な氷床が崩落▽フィギュアスケートの世界選手権シングルで日本人選手がアベック優勝▽ロシアのノーベル平和賞受賞ジャーナリストがウクライナ難民支援のためメダルを寄付▽女子テニス世界ランク1位のバーティ選手が引退を発表――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「オルティス氏、米野球殿堂入り」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、日曜の朝、ポーク家が朝食を食べようとしています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。まちの区画が碁盤の目のように整備されているニューヨーク出身のセルチさん。東京でのまち歩きでは迷子にならないようにするのが大変なようです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Champagne」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号のテーマは「鯛(たい)」です。


◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。ライティングはもちろん、スピーキングにも効果があります。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、’sやofなど所有を表す表現の使い分けを解説します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。コロナ禍やウクライナの戦争で先が見通せないなか、いや、だからこそ、自分の人生で何が最も大切かを考え、大きな決断をする人がいるようです。

◆Dialogue with Friends
3月までAWに「Scatterbrain Diary」を連載していたキニマンス塚本ニキさんの新しいコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部をご紹介していきます。引き続き英語と日本語の、こちらも「Duo」の原稿でお届けします。今週号では、ベルリン在住の元シェアハウス仲間との会話を紹介します。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの新連載です。数十年に一度しか現れない移動式遊園地にやってきた主人公のジャックと友人のクリスタルですが、付近ではおかしなことが起きています。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。コミュニケーション力に定評があるウクライナのゼレンスキー大統領。英議会でのオンライン演説ではシェークスピアからビートルズまで引用し、故国の苦境を訴えました。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
ウクライナに侵攻したものの苦戦が続くロシア軍。しかし、プーチン大統領の側近らは正確な戦況を報告していないのではないか、という欧米当局の分析があるそうです。上海のロックダウンが中国経済に打撃を与えている、という記事とともにお伝えします。

◆Topics
ジャズの発祥地とされる米ニューオーリンズで、100年前に制定された学校でのジャズ禁止令がようやく正式に撤回されました。英オックスフォードでは、サメの像が家の屋根に突き刺さっている反戦アートが市の史跡に指定され、作家の家族が困惑しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/4/3号

This Week
On the Cover

Historic drive
第94回米アカデミー賞授賞式があり、「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督、写真上)が国際長編映画賞に輝きました。「ドライブ」は同賞のほか、日本作品として初めて最高栄誉の作品賞候補になるなど、4部門で候補にあがっていました。会場には出演者(写真下、左から濱口監督、西島秀俊さん、岡田将生さん、霧島れいかさん)らがそろい、受賞を喜びました。


◇今週の注目記事 ================

◇Behind the Cover:  見ててハラハラ アカデミー賞授賞式
表紙の写真にまつわる裏話や関連する記事などを紹介する新設のコーナーです。今回はアカデミー賞授賞式の話題です。壇上に上がった濱口監督が、進行の都合で壇上から下りるよう促す音楽を制止してスピーチを続けた話や、俳優ウィル・スミスさんが起こした平手打ち事件などを紹介します。

◇Weekly Picks: 「ドライブ・マイ・カー」栄光への道のり
「ドライブ・マイ・カー」受賞の背景には、多様性への移行など米映画界の大きな変化があったといいます。AP通信の解説記事を紹介します。

◇Information: 新年度開始の新サービス
4月からAWのウェブサイトで提供を始めた紙面のイメージ画像(PDF)の閲覧方法や、5月10日までの期間限定で購読者に公開している「天声人語 英語音声10選」の利用方法などを解説しました。

◇Movies: Casting By
米映画界で、各作品の配役をするキャスティング担当として長年活躍したマリオン・ドハティさんに焦点をあてたドキュメンタリーです。著名な映画人たちの証言を交え、1923年生まれの彼女が、長い年月をかけていかに見かけ重視で白人男性優勢だったハリウッドで配役方法を改革し、多様な個性をもつ多数の俳優を発掘して米映画界の新時代到来に貢献したかを振り返ります。

◇World View: 米イエローストン国立公園指定150周年
タイムリーなテーマをグラフで紹介する新企画です。今週号では、1872年に国立公園に指定され、国立公園の草分けとされるイエローストンの歴史や自然、ここを生活の場としてきたネイティブアメリカンの思いなどを紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
スペインのタクシー運転手の一団、ウクライナ避難民を支援▽米国の人気犬種、今年も1位は「ラブ」▽村上春樹さん、ラジオでウクライナ侵攻に反対▽再建中のパリ・ノートルダム大聖堂の地下から古い石棺――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「世界最大級のサンゴ、タヒチ沖で発見」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ケイトとカズが春休みの計画について話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。テニスやスキーが好なアウトドア派で、マラソンも走るそうです。現在は東京の投資信託会社に勤務するセルチさんが、初来日の際の異文化体験を語ります。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 道後温泉(愛媛県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、日本最古の温泉とも言われる道後温泉。小説「坊っちゃん」に登場することでも有名です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「ふがいない」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介する新コラムです。

◆Every BENTO Tells a story:  三色そぼろ弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。現在は福岡在住の多田さん。今週号では、三色そぼろ弁当の作り方のほか、北九州市の折尾駅名物の駅弁「かしわめし」をホームで売る、日本でも数少ない「駅弁売り」を紹介します。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
AWで長く漫画エッセー「POST CARD FROM A BILINGUAL FAMILY」を連載してきた田村記久恵(きくえ)さんの新しい連載です。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけていきます。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の、英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの新連載です。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回は、英語でパンデミックはどう表現されたのかを考察します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
NATOやG7、EUが連続してサミットを開催し、対ロ制裁強化などで一致しました。ほかに、北朝鮮のミサイルが北海道沖に落下したニュースをお伝えします。
◆Topics
世界に衝撃を与えた英国のダイアナ元妃のインタビュー許諾をめぐって不正があったとして、BBCが元妃の元秘書に謝罪したニュースと、米コロラド州にあった日系人強制収容所が国定史跡に指定された話題を紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/3/27号

This Week
On the Cover
過去の教訓 大惨事防ぐ

福島県と宮城県を襲った震度6強の地震で、東北新幹線が福島―白石蔵王間で脱線しました。車両は波打つように止まりましたが、乗客乗員78人にけがはありませんでした。2004年の新潟県中越地震で新幹線が脱線し、2カ月間以上運行できなくなった事故を教訓に、車輪の近くに逸脱防止ガイドを設置したことで横転を免れたとみられています。27日号の表紙は、脱線した東北新幹線の車両です。


◇今週の注目記事 ================

◇Information: 新連載と新サービス紹介
4月3日号から始まる新連載の内容の一部を紹介するほか、ウェブサイトを通じた紙面イメージの閲覧方法などを説明します。

◇Travel: 西オーストラリア・シャーク湾
シャーク湾は、パースから海岸沿いに800キロあまり北にあるペロン半島に位置する世界自然遺産です。半島にはハメリンプール海洋保護区やフランソワペロン国立公園があり、ジュゴンやウミガメが生息しています。クルーズではクジラやエイ、サメなどに出くわすこともあるそうです。

◇Movies: ベルファスト
ケネス・ブラナー監督が幼少期を過ごした北アイルランドのベルファストを背景に描く自伝的作品です。北アイルランド紛争のさなか、厳しい状況下でも大好きな映画に興奮し、初恋に胸をときめかせる少年とその家族を描きます。

◇Weekly Picks: TikTokを通して伝えるウクライナ戦争
ウクライナの戦争が長引くなか、若者に人気の動画投稿アプリ「TikTok」(ティックトック)が注目を集めています。通常は歌やダンスなどの短い動画を投稿するのに使われていますが、その浸透度に着目した米政府がNGOと手を組んで、戦争の実態を若者に知ってもらおうと動画を配信しているほか、戦地に残っているウクライナ人が日常生活を発信しています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
ウクライナの首都キエフ近郊で取材中だった米映像作家ブレント・ルノーさんがロシア軍に銃撃されて死亡▽ベトナム政府がアクション映画「アンチャーテッド」の国内上映を禁止▽ウクライナで、地下室に避難した女性バイオリニストが家族や知人らを励まそうとミニコンサートを開いた動画が共感を呼ぶ▽福島工業高等専門学校(福島県いわき市)の学生3人が福島第一原発で作業する「廃炉ロボ」を開発――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「地雷探知で活躍した英雄ネズミ死ぬ」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナとマリーが男友達のヒューについて話しています。


◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日したデイビッド・パイプさんの担当は今回が最終回。パイプさんは、妻との結婚式を3回挙げているそうです。なぜでしょうか。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「演説、講演」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの伊東正子さんが、養蚕の歴史や生糸のつくり方、活用の広がりなどを解説します。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、大学で米文学などを教える林剛司さんが、多読に適した本を紹介します。今回は、人気のテレビドラマ「ミルドレッドの魔女学校」の原作をとり上げます。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムです。幼い頃から学ぶことに意欲的だったジェイソンさん。ある体験をきっかけに、学びに向き合う意識が根本から変化したといいます。17年間続ける日本語学習にモチベーションを与え続けているというその意識は、私たちの英語の勉強にも大いに参考になりそうです。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
緊張すると顔が真っ赤になることに悩む女性と、完全菜食に移行するか悩む人の相談にアニーが答えます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
ウクライナ難民、300万人突破▽英首相がサウジとUAE訪問、原油の供給不安解消へ協力要請▽米ゼロ金利解除――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
問題行動で処分寸前のところを訓練士に救われた雑種犬が、警察犬となって訓練士に「恩返し」した話がドラマになるそうです。ウクライナから、子ライオン2頭がベルギーに移送された話とともにお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/3/20号

This Week
On the Cover

Wed on the line
ロシアの侵攻が続くウクライナの戦場で、一組の男女が結婚しました。市民からなる「領土防衛隊」の隊員のレシア・イワシチェンコさん(右)とワレリー・フィリモノフさん(中央)です。首都キエフの検問所での挙式を、簡素な花束とベールが彩りました。ウクライナでは国を守るため女性も武器を手に取っています。20日号の表紙は2人の挙式の様子です。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 対ロシア制裁 かわす豪華クルーザー
ウクライナへの侵攻を受け、欧米諸国がロシアに対して制裁を発動しています。ロシア政府高官だけでなく、プーチン政権に近いとされる新興財閥(オリガルヒ)の大富豪も対象です。なかでも注目を集めているのは大富豪が所有する豪華クルーザー。欧州連合(EU)加盟国の一部は早速、全長数百メートルにも及ぶ海上ホテルのような豪華船の差し押さえに動いています。一方、司法当局の手が及ばない海上や外国に船を移すケースもあります。AP通信の報告です。

◇Special: ペリー提督と父島に移住した米国人 子孫をつなぐ複製星条旗
「黒船来航」で有名な米国のペリー提督が、東京・小笠原諸島の父島に移住した米国人に授けた星条旗が、約170年の時を経て移住者の子孫と米国に住む提督の子孫たちをつなぎました。きっかけは、父島の子孫の元に愛媛県のボランティアらから星条旗のレプリカが贈られた話を紹介した新聞記事でした。1月26日付朝日新聞に掲載された記事をもとに、朝日デジタルの英語サイトAsahi Shimbun Asia and Japan Watchが翻訳した記事を転載しました。

◇Movies: SING/シング:ネクストステージ
個性的なキャラクターたちが、地元の劇場の舞台を成功させようと奮闘する姿を描いた大ヒットアニメ映画「SING/シング」の続編となる本作は、おなじみのキャラクターたちが「聖地」とされる劇場でさらなる高みを目指します。ビリー・アイリッシュやアデル、BTSやアリアナ・グランデなど一段と豪華になった音楽のラインアップが楽しめます。

◇Travel: セーシェル諸島
インド洋に浮かぶ115の島々からなるセーシェル共和国は、昔から「アラブ商人の根城」あるいは「海賊の隠れ家」などといわれてきました。野生植物がまるで爆発でもしたかのように生い茂り、「元祖エデンの園」とも表現されます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
ロシアのリベラル系ラジオ局「モスクワのこだま」が解散▽102歳の男性、タイの最高齢短距離走者として活躍▽ウクライナの義勇兵募集に各国から2万人以上が志願▽中国のものとみられるロケットが月の裏側に衝突――の四つのニュースを取り上げています。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「米、生まれた年が違う双子が誕生」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーが自宅の庭で野菜を植える父を手伝います。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日したデイビッド・パイプさんが担当します。今週号では、母が飛行機恐怖症だったために、夏休みといえば一家そろって乗用車とフェリーに乗って欧州を旅行した子どものころを振り返り、旅好きになった原点を紹介します。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号は「戦い」を取り上げます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 地獄谷野猿公苑(長野県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回は、冬場に野生のサルが天然温泉につかることで有名な長野県北部の地獄谷野猿公苑を紹介します。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「よろしく」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にしたバイリンガル漫画エッセー。今週号では、筆者の子どもたちが学校の恒例スピーチコンテストで、亡くなった米国の祖母をテーマに選んだことを紹介します。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、ラブ・アンリミテッド・オーケストラの「愛のテーマ」について解説します。

◆Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、170年前に英国からオーストラリアを目指して数カ月の航海に耐え、人生を切り開いた少女を紹介します。ニキさんの先祖です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
IMFと世銀がウクライナに緊急支援▽韓国大統領に尹錫悦氏が当選▽世界のコロナ死者、600万人超える――の3本をお伝えします。

◆Topics  
ロシアが「世界の穀倉地帯」と呼ばれたウクライナに侵攻したことにより、各国で穀物が不足し始めています。国際柔道連盟がプーチン氏らの名誉職をはく奪したニュースとともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/3/13号

This Week
On the Cover

Eye on gold
北京冬季パラリンピックのアルペンスキー女子スーパー大回転座位で、村岡桃佳選手が金メダルを獲得しました。前日の滑降に続き、今大会二つ目の金。レース中に片方のコンタクトレンズがずれ落ちたものの、「コースを完全に頭の中にインプット」していたため記憶を頼りに見事にゴールしました。13日号の表紙は、喜びのポーズをとる村岡選手です。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 米国の学校図書 反差別を扱う書籍排除の動きにNO
LGBTQや黒人の地位向上を求める動きが広がる米国で、揺り戻しが起きています。学校の図書館からジェンダーや人種差別をテーマにした書籍を排除しようとする運動が各地で起きているのです。それに対して、「知る機会を奪う」と訴訟を起こして阻止しようとする動きも活発化。健全な学校図書とは何かをめぐり、米国が揺れています。

◇Movies: ガンパウダー・ミルクシェイク
殺し屋の母親を持つヒロインが、母のかつての盟友である百戦錬磨の女性たちと力を合わせ、強大な敵に挑むアクション映画です。荒唐無稽な筋書きですが、ヒロインたちがいかにも悪党然とした男たちに真っ向から対峙(たいじ)していく様が痛快です。母の盟友の一人・フローレンス役を演じるマレーシア出身の俳優ミシェル・ヨーは、「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」(1997)のボンドガールとして知られています。それから約25年。今も変わらぬキレのある見事な身のこなしを披露しています。

◇English Writing : 英語本の著者に聞く
教科書や辞書が追いつけないスピードで変化する言葉や用法を分かりやすくまとめた「英語の新常識」(集英社インターナショナル)著者の杉田敏さんに、英語学習の心構えなどを聞きました。

◇Travel: モロッコ・テトゥアン
欧州とアフリカ、大西洋と地中海を隔てるジブラルタル海峡の近くに位置する都市です。1492年、イベリア半島にあったイスラム王国がスペインに滅ぼされるとともに、追放された多数のユダヤ教徒やイスラム教徒が流入してきました。近代にはモロッコがスペイン領だったこともあり、街にはスペイン南部アンダルシアの面影が残ります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
男子テニスのドバイ選手権に出場したロシアの選手が、「戦争はやめて」とテレビカメラに書き込む▽米メディア大手が放映した北京冬季五輪のゴールデンタイム平均視聴率が過去最低に▽米サッカー女子代表チーム、男子代表チームとの賃金格差訴訟で連盟と和解▽東日本大震災で死んだビノスガイ、同種の貝の最長寿記録更新――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ホワイトハウスに新たな愛犬」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーと友人のハンナがハンナの家で映画を見ようと準備していると、ケイトとともに遅れてきたカズが「UFOを見た!」と言いだしました。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日したデイビッド・パイプさんが担当します。完全菜食主義者ビーガンのパイプさんにとって、日本は食事に困らない国だそうです。


◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「端、縁、へり」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの海生郁子さんが、スナック菓子の製造法や健康への影響のほか、代表的な菓子であるポテトチップスの由来を教えてくれます。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、読者の質問にお答えします。今週号では、be動詞の役割と訳し方について解説します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。最近出版した本は「0歳教育」がテーマ。乳児期は脳の発達に重要な時期なので、赤ちゃんに必要な刺激を十分に与えて欲しいといいます。

◆Novel: 不思議な森への切符
日本人の父と米国人の母の間に生まれたナオミは、2年前に米国から日本に戻り、地方都市の郊外にパートナーのロバートと暮らす作家志望の女性です。作家を目指している彼女はロバートから日常的に暴力を受けていました。ある日、耐えかねた彼女は家を飛び出し、たまたま駅に止まった列車に乗って心安らぐ村にたどり着きます。そこに突然現れたロバートを追い払い、平穏な時間が戻りました。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
国連総会、ロシア非難決議を採択▽世界のスポーツ界でロシア排除が加速▽ロシア国債、格下げ相次ぐ――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
ウクライナ侵攻が火星探査計画にも影響しているという話とともに、俳優のショーン・ペン氏がロシアによるウクライナ侵略を記録するドキュメンタリーを撮影している話をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/3/6号

This Week
On the Cover

Gaping wounds
ロシア軍がウクライナに侵攻し、多くの死傷者が出ています。これに対し、世界各地で侵攻の中止やウクライナ支援を訴えるデモが起こりました。ポーランドとの国境付近には、戦火を逃れてきた避難民が続々と到着しています。3月6日号の表紙は、トルコ・イスタンブールのデモの様子と、家族との再会を喜ぶ人たちの姿です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: ウクライナ侵攻 背景に分離独立の動き
そもそも、なぜロシアはウクライナに侵攻したのか? 過去の歴史を振り返りながら、今の状況を解説したAP通信の記事を紹介します。

◇Feature: 俳優・上白石萌音さん 別世界で見つけたもう一人の自分
大ヒットアニメの舞台版「千と千尋の神隠し」で主演を務める上白石萌音さんは、小学生のころにメキシコで2年間を過ごしました。そこで出会ったことや、語学の勉強法をAWが聞きました。

◇Movies: 「ボブという名の猫2 幸せのギフト」
ホームレスの路上演奏家が野良猫と出会い、成功をつかむ様子を描いた実話本を映画化して大ヒットした「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」の続編です。「本猫」のボブが出演します。

◇Travel: ドイツ南西部 ワインガルテン
少なくとも16世紀から続く、春を祝う伝統のカーニバルと、世界屈指のガプラーオルガンがあるワインガルテン修道院が有名な小さな町です。旅の筆者が、カーニバルの様子をつぶさに見学しました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
南米チリの先住民ヤーガン族の言葉を話す最後の一人が死去▽航空大手ANAホールディングスが、垂直に離着陸する「空飛ぶ車」の開発で米ベンチャー企業と覚書▽ポール・マッカートニーさんが4月から全米コンサートツアー▽米ミシガン州で100歳になった女性が記念の入れ墨――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ロシア反体制派のナワリヌイ氏にサハロフ賞」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、学校の成績が良かった末っ子のクリフを、母のキャロルがごほうびの昼食に連れ出しました。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日して現在は日本の大学などで教鞭を執っているデイビッド・パイプさんが担当しています。エベレストの映像をテレビで見て「明日、エベレストに行く」と主張する4歳の息子。登頂への第一歩として、3歳の娘とともに鎌倉での山歩きに連れ出しました。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんが、名詞を中心に意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「災害、災難」を示す単語の使い分けを説明します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 金刀比羅宮(香川県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、海上交通の守り神として信仰を集める香川県の金刀比羅宮。参道の階段の段数の多さでも知られています。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「癒やされる」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター・田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。両親の容姿を受け継いだ子どもたちは、まちで見ず知らずの人にいきなり英語で話しかけられたり、納豆が食べられないと思われたり。「非日本人」という箱に押し込められるような経験をしてきたそうです。

◆Every BENTO Tells a story:  魚ドライカレー
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。6年前から動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。海の幸に恵まれた福岡県ですが、食べられるのに売り物にされてこなかった「未利用魚」も多いようです。多田さん行きつけの弁当屋では、一手間かけておいしく調理し、提供しています。

◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、「日常を打ち砕く」という旅のだいご味とその効能を語ります。

◆Novel: Naomi and the Three Acorns 不思議な森への切符
米国出身で静岡在住のホラー作家・松浦テリーサさんの新連載小説です。日本人の父と米国人の母の間に生まれ、日本の地方都市の郊外に住む主人公のナオミは、同居するパートナーであるロバートの暴力から逃れて列車に飛び乗り、とある村にたどり着きます。しかし、ロバートがそこまで追いかけてきました。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回は、「文法の呪縛」をどうやって解くかを考えます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
西側諸国が対ロシア制裁強化で協調▽米国人の過半数はウクライナ問題への関与望まず▽エチオピア、ナイル川ダムで発電開始――の3本をお届けします。

◆Topics
冷戦下、旧ソ連によって封鎖された西ベルリン。子どもたちにお菓子を空輸した元米軍爆撃手が101歳で亡くなりました。ベルギーの王女が、王室は旧植民地に公式に謝罪すべきだと訴えているという話題とともにお伝えします。

◆Weekly Picks:  ロシア軍侵攻直後のウクライナ
侵攻が本格化した2月24日の緊迫した現地の様子を、ロイター通信の特派員が取材しました。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/2/27号

This Week
On the Cover
北京五輪 カーリング女子「銀」の快挙

北京冬季五輪のカーリング女子決勝で、日本(ロコ・ソラ―レ)は英国に敗れ、2位となりました。この競技では初の銀メダルで、前回平昌大会の銅に続き2大会連続のメダルです。予選では厳しい場面もありましたが、持ち前の粘りと正確なショットで快挙を成し遂げました。27日号の表紙は、準決勝に勝利し、決勝進出を決めた際の一コマです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: ピアニスト・角野隼斗さん
朝日新聞の1月8日付別刷り「be」に掲載されて好評だったインタビューを、朝日新聞デジタルの英語サイト「Asahi Shimbun Asia and Japan Watch」が翻訳しました。ジャズクラブ「ブルーノート東京」で演奏し、ユーチューバーとしても活躍する一方、昨年のショパン国際ピアノコンクールに出場して注目を集めた角野さんは、気鋭の研究者でもあります。

◇Travel: スペイン・バルセロナ
ぜひとも訪れたい名所がたくさんある都市です。ガウディ作の建築物のうち、世界遺産サグラダ・ファミリア教会は1882年に始まった建設工事がまだ続いていますが、昨年12月にはてっぺんにベツレヘムの星を掲げた「聖母マリアの塔」が完成しました。完成を祝うイベントのほかに、通りでもパフォーマンスが繰り広げられたようです。バルセロナが持つリラックスさせるような雰囲気は、タパス(小皿料理)が名物のバルでも味わうことができます。

◇Movies: ゴヤの名画と優しい泥棒
世界屈指の美術館として名高いロンドンのナショナル・ギャラリーで実際に起きた盗難事件を映画化しました。ロジャー・ミッシェル監督の長編遺作です。1961年、ナショナル・ギャラリーからスペインの巨匠ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれる事件が発生。容疑者として捕まったのは妻子と共につましく暮らす60歳の平凡な男で、貧しく孤独な高齢者が公共放送・英国放送協会(BBC)のテレビ放送を無料で視聴できるようにする活動を展開していました。ゴヤの絵と引き換えに得た金を、高齢者の受信料にあてようとしたというのです。

◇Weekly Picks: 米大学 卒業生の子に対する入学優遇制度に厳しい目
米国の多くの大学で長年続いてきた卒業生の子どもに対する入学の優遇制度に、風当たりが強くなっています。主に白人の裕福な家庭の出身者が優遇され続ける一方で、非白人の学生は不当に入学の機会を奪われかねないからです。特に近年の黒人差別反対運動の高まりで、この制度に対する批判かつてないほど高まり、すでに一部の大学は廃止を決めました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米ネット販売大手アマゾンが、国内従業員の基本給を2倍以上引き上げへ▽がん治療中の作曲家・坂本龍一さんが、音楽監督を務める「東北ユースオーケストラ」と3月に共演▽豪州が東岸部に生息するコアラを絶滅危惧種に指定▽南米ブラジル・アマゾンで熱帯雨林の破壊が過去最悪レベルに――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「日系人の名を冠した米駆逐艦が就役」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、日曜日の午後、トーマスが家族にサンドイッチを作っています。


◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日したデイビッド・パイプさんが担当しています。今週号では、どのようにひらがなを覚えたのか、その秘密を明かします。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「利益」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの伊東正子さんが弓道の歴史をひもとき、世界各地の同種競技と比較して弓道の魅力を語ります。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、大学で米文学などを教える林剛司さんが、多読に適した本を紹介するほか、前号に引き続いて自身の学生時代の英語学習法を紹介します。今週号では、初めて参加した英語スピーチコンテストの思い出などを語ります。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムです。今週号では、本人の能力や意欲と関係なく、一定の年齢が来ると仕事人生を断ち切られる日本の定年退職制度に疑問を呈します。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
弟の婚約者がSNSで弟のことをまったく取り上げないことに悩む女性と、妻の並外れたマナー無視の態度に悩む夫の相談にアニーが答えます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
ワクチン接種義務化への抗議デモ激化でカナダ首相が緊急事態法を発動▽豪最大の石炭火力発電所、2025年廃止へ▽エチオピア、非常事態を解除――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
女性だけで作ったインドのオンライン報道機関の活動を記録したドキュメンタリーがオスカー候補になった話と、人気の無料オンライン単語ゲームが監禁された女性の救出に一役買った話をお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/2/20号

This Week
On the Cover

Passing the torch
北京冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢(あゆむ)選手が優勝し、この競技で日本初の金メダルを獲得しました。前王者で、長くスノーボード界をけん引してきた米国のショーン・ホワイト選手は4位になりました。今大会での競技引退を表明しているホワイト選手は、平野選手とたたえ合いました。20日号の表紙は、笑顔を交わす両選手です。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: フィギュア男子 新五輪王者
北京五輪のフィギュアスケート男子フリーで、3連覇がかかった羽生結弦選手は前人未到の4回転半ジャンプに挑みましたが、4位に終わりました。新王者となったのは、前回平昌大会では実力を出しきれなかった米国のネイサン・チェン選手。日本の鍵山優真選手が銀、宇野昌磨選手が銅に輝きました。競技を終えたチェン選手は「羽生選手と一緒に戦えたことが光栄」と話しました。

◇Special: Beijing 2022: Globalization at play
グローバル化の影響は五輪でも大会を重ねるごとに顕著になっています。今回の北京大会で注目を集めているのは、中国にルーツを持つ各国代表選手たち。大勢の華人の海外移住者(チャイニーズ・ディアスポラ)の子孫が今大会には多く参加しています。一方、競技レベル向上のために出身国を離れ、中国代表になることを選んだ選手もいます。それぞれの選手が持つ北京大会への特別な思いを外国通信社が取材しました。

◇Movies: オペレーション・ミンスミート ――ナチを欺いた死体――
第2次世界大戦で連合国を勝利に導いた英国軍の奇想天外な情報戦を、史実に基づいて描きます。「ミンスミート 」(パイに詰める刻んだドライフルーツ、またはひき肉)という人を食ったような暗号名がその大胆不敵さを表します。チャーチル首相率いる英国はナチス打倒を狙い、イタリア・シチリア島への上陸作戦を計画します。上陸予定地点をギリシャだとナチスに誤認させるため、諜報(ちょうほう)機関のメンバーが集まり、新たな作戦を練ります。作戦の立案者の一人が、のちにスパイ小説「007」シリーズを書いた作家イアン・フレミングでした。

◇Travel: タイ北部プレー
落葉広葉樹のチーク材は産出国が限られますが、耐水性に優れているので船舶や家具の貴重な原材料です。19世紀末までには英国の複数の木材会社が産地であるタイ北部で営業を始めました。ボンベイ・ビルマ商会や、タイ王室の子どもたちの家庭教師を務め後にミュージカル「王様と私」の元となる回顧録を書いたアナ・リオノウンズの息子が作った会社が含まれます。外国人観光客はめったに訪れない都市には、チーク材で作られた古い建物が数多く残っており、築100 年を超えるものもあります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。今回は、エリザベス英女王が声明で「カミラ夫人を王妃と呼んで」▽ヒッチハイクしたらスイスの大臣運転の車だった▽北京五輪開会式に朝鮮族の伝統衣装の女性が登場し、韓国が反発▽米大学進学適正試験をデジタル化へ――の四つのニュースを取り上げています。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「スウェーデン、初の女性首相を再選出」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、学校の宿題でマリーがニュースチェックを始めます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日したデイビッド・パイプさんが担当します。今週号では、会社を辞め、バックパックを担いでインドへの旅に出た若き日を振り返ります。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号は「計画、予定」を取り上げます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 大谷資料館(栃木県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回は、栃木県宇都宮市にある大谷資料館です。大谷石が切り出された場所で、現在は地下採掘場跡や採掘に使われた道具などが一般公開されています。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「了承」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にしたバイリンガル漫画エッセー。今週号では、国際結婚で生まれた子どもたちの多くが成人後に直面する国籍問題を取り上げました。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、アベレージ・ホワイト・バンドの「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」について解説します。

◆Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、日本で社会人に求められる言葉遣いの難しさや、行き過ぎた敬語表現などについて語ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
スウェーデン、コロナ規制をほぼ全面解除▽アフリカ東部、過去40年で最悪規模の干ばつ▽米、台湾のミサイル防衛支援を承認――の3本をお伝えします。

◆Topics  
アイルランド初のリュージュ選手である新米医師の話と、ニューヨークの公立学校でビーガンランチ導入の話題をお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/2/13号

This Week
On the Cover

Soaring smiles
北京冬季五輪で、日本勢の金メダル第1号のニュースが飛び込んできました。スキー・ジャンプ男子個人ノーマルヒルで小林陵侑(りょうゆう)選手が優勝。ジャンプ個人での日本の金メダルは1972年の札幌五輪、98年の長野五輪に続き3個目。新型コロナウイルスの流行と外交ボイコットが影を落とすなか、日本には明るいニュースとなりました。13日号の表紙は、小林選手を抱えあげて優勝を喜ぶ日本の選手たちです。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 北京五輪 オフィシャルスポンサーの盛り上がらないCM合戦
4日に開幕した北京冬季五輪。トップアスリートたちの熱い戦いに注目が集まるなか、通常であれば開幕前からテレビのコマーシャル枠などを埋め尽くす五輪オフィシャルスポンサーのCMが鳴りを潜めています。中国の人権問題がこんなところにも影を落としているようです。

◇Movies: ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ
米国の伝説的なジャズ歌手ビリー・ホリデイ(1915-59)の波乱に満ちた人生は、しばしば酒と薬物の依存症や悲惨な少女時代とともに語られます。しかし、彼女が破滅に追いやられたのは、黒人差別に抗議する代表曲「奇妙な果実」を連邦政府に禁じられ、それに刃向かったことが大きいのだそうです。本作は、あまり知られていないその事実に焦点を当て、ビリーと「合衆国」との対決をスリリングに描きます。主演は歌手のアンドラ・デイ。かすれた声を振り絞るようにして歌う「奇妙な果実」は圧巻です。

◇English Writing : 英語本の著者に聞く
シートに書かれた英語をパズルのように組み合わせて文章をつくる手法を紹介し、ロングセラーになっている「英語で発想・英語で表現! えいごで日記」(三修社)の著者で「アルゴクラブ in English」(東京都世田谷区)主宰の能島久美江さんに聞きました。
   
◇Travel: 米マサチューセッツ州ボストン
米国の中でも歴史ある都市の一つです。17世紀前半に清教徒がイングランドから移り住んでこの都市の礎を築き始めました。英国から独立するきっかけにもなったボストン茶会事件でも知られています。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、バークリー音楽大学などの名門大学をはじめ数多くの大学が集まる世界屈指の学術都市としても有名です。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
サウジアラビアとタイが30年ぶりに外交関係を修復▽トヨタ自動車が宇宙研究開発機構と共同で月面探査車を開発中▽パキスタンの最高裁判所判事に初めて女性が就任▽米ニューヨーク州の動物園でオスのフンボルトペンギンのカップルが卵を孵化(ふか)させることに成功――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「アインシュタインの希少メモ、15億円で落札」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、天気予報が好きなケイトとカズが、夕焼けを見ながら話をしています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日したデイビッド・パイプさんが担当します。大学に入学したころは内気で、学生寮の仲間ともなかなか打ち解けられなかったというパイプさん。大学のサッカーチームの入部テストでけがをしたことが文字どおり「けがの功名」となって生涯の友ができたといいます。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「見本」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの海生郁子さんが、東洋医学について紹介します。病気やけがの治療を目的とする西洋医学に対し、東洋医学は疾病の原因を突き止め、それを取り除くことにより重点が置かれているといいます。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、読者の質問にお答えします。今週号では、置かれる場所によって意味が変わってくる「強調の副詞」について解説します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。日本での歌手デビューから50年を迎えたアグネスさん。芸能界の枠を超え教育関連の著書を多数出版し、女性や子どもの権利擁護など幅広い分野で活躍してきました。これまで続けてこられたのは多くの人の支えがあったからだといいます。

◆Novel: 不思議な森への切符
日本人の父と米国人の母の間に生まれたナオミは、2年前に米国から日本に戻り、地方都市の郊外にパートナーのロバートと暮らす作家志望の女性です。作家を目指している彼女はロバートから日常的に暴力を受けていました。ある日、耐えかねた彼女は家を飛び出し、たまたま駅に止まった列車に乗って、心安らぐ村にたどり着きます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
「イスラム国」指導者が家族巻き込み自爆死▽ミャンマー「沈黙のストライキ」で街は閑散 国軍クーデターから1年▽EU、原発を「グリーン」認定 一部は猛反発――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
リトアニアで元郵便局舎から発見された手紙を50年後に配達した話と、スポティファイがワクチン懐疑主義の喧伝をしているとして芸能関係者からブーイングが出ている話題をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/2/6号

This Week
On the Cover

In the NEWS
アイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキさんは、歌手、俳優、作家と様々な顔を持っています。小説「オルタネート」で昨年の吉川英治文学新人賞を受賞しましたが、時事問題を知ることが創作活動の糧になっているそうです。3月から上演される舞台「粛々と運針」に主演するのを前に、加藤さんにインタビューしました。表紙とともに、Special面の詳報をご覧ください。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 演出家ウォーリー木下さん 逆境の中で見つけた演劇の可能性
加藤シゲアキさんが主演を務める舞台「粛々と運針」の演出はウォーリー木下さんです。昨年の東京パラリンピック開会式の演出を担当したことでも知られる木下さんに、コロナ下で演劇界が果たすべき役割などについて聞きました。

◇Movies: THE RESCUE 軌跡を起こした者たち
2018年6月、タイ。突然の豪雨で増水した洞窟で、奥深くに閉じ込められたサッカーチームの少年たちとコーチを救出するため、世界中から洞窟潜水士や救命救急の専門家らが集結しました。彼らが言葉や文化の違いを乗り越え、力を合わせて少年らを救出する様子を、洞窟潜水士を中心に追ったドキュメンタリーです。

◇Travel: ケニア 幻のキリマンジャロを求めて
キリマンジャロを背景に草原を行き交う野生動物の姿を写真に撮ろうと、総面積約390平方キロの広大なアンボセリ国立公園を訪れます。しかし、乾期には焼き畑農業で起こった煙などのために空が曇り、キリマンジャロの姿がかすみます。雨期にはぬかるみや生い茂る草木に遮られ、蚊もわき、山を背景に動物の姿を収めるのは難しいのだそうです。


=========================

◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
ニュージーランド首相、オミクロン株感染の拡大で結婚式を中止▽北京五輪、観戦チケットは一般向けに販売せず▽昨年の訪日外国人は過去最低まで激減▽カラバッジョ唯一の天井画がある邸宅、ネット競売に入札者なし――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「イチローさんがマリナーズの殿堂入り」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナとマリーが歩いて学校から帰宅しようとしていますが、マリーは新しいブーツが足に合わないようです。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日して現在は日本の大学などで教鞭を執っているデイビッド・パイプさんが担当します。趣味は旅行と料理。今回は、悪名高い英国料理の数々と、多民族国家になったことによって英国にもたらされた料理上の恩恵、特にカレーについて語ります。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトで、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんが、名詞を中心に意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「結果」を示す単語の使い分けを説明します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: TOTOミュージアム(福岡県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、北九州市にあるTOTOミュージアム。日本が世界に誇る多機能トイレの先駆けとなった企業が、創立100周年記念事業として開設した博物館です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「お力添え」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター・田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。今週号では、田村さんの長男が年明けに彼女を自宅に連れてきた時の出来事を通し、交際相手を家族に紹介する際の日米の感覚の違いを考察します。

◆Every BENTO Tells a story:  ハムカツサンド
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。6年前から動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。各回、英語によるレシピ動画もついています。今回は、受験や仕事のお昼向きの、片手で食べられてエネルギーいっぱいなハムカツサンドを紹介します。

◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、ニキさんが子ども時代や思春期ごろに強い影響を受けた音楽について語ります。

◆Novel: Naomi and the Three Acorns 不思議な森への切符
米国出身で静岡在住のホラー作家・松浦テリーサさんの新連載小説です。日本人の父と米国人の母の間に生まれ、日本の地方都市の郊外に住む主人公のナオミは、同居するパートナーの暴力から逃れて列車に飛び乗り、とある村にたどり着きます。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回は、英文解釈に必要な「パターン認識」を考えます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米最高裁、リベラル派判事が退任へ▽仏国会、LGBTQの転向療法を禁じる法案を採択▽ホンジュラスで初の女性大統領就任――の3本をお届けします。

◆Topics
フランスで、水槽業者が丸形の金魚鉢の販売を中止した話と、米国の動物園でオランウータンの赤ちゃんが人工哺乳ですくすく育っている話題を紹介します。

◆Weekly Picks:  24年ぶりのクール・ランニング
映画でおなじみになったジャマイカのボブスレーチームが、北京五輪に出場します。24年ぶりの冬季五輪です。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/1/30号

This Week
On the Cover
米NBAで2年ぶりに日本人選手が対決

米プロバスケットボール(NBA)のワシントン・ウィザーズ対トロント・ラプターズ戦が1月21日にワシントンであり、八村塁選手と渡辺雄太選手が2年ぶりにコート上で相まみえました。八村選手が11得点8リバウンドを決め、得点なしで2リバウンドの渡辺選手を上回りました。30日号の表紙は、ラプターズがウィザーズに109対105で勝った試合の一コマです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 英BBCのリポーター 日本のハイテクとバリアフリーを取材
先天性四肢欠損の障害を持ち、英BBCのリポーターとして活躍するジャーナリストが来日し、障害を持つ人のために役立つ日本の先進技術や日本社会のアクセシビリティー(利用しやすさ)について取材をしました。1月29日の番組放送を前にポール・カーターさんがリモートでインタビューに応じ、「利用者重視の日本のハイテクは、今後すべての人が生きやすい社会を作る上で大きな役割を果たすと思う」と話しました

◇Travel: イラン・テヘラン
有名なグランド・バザールと、こじんまりしたタジリッシュ・バザールなどを訪ねます。 グランド・バザールには宝石や豪華なペルシャじゅうたんなど高級品の店に交ざって、スパイスとドライフルーツの専門店などが並ぶ区画があり、庶民の暮らしを垣間見ることができます。

◇Movies: コーダ あいのうた
コーダ(CODA)は1980年代に米国で生まれた言葉で、Child(Children) of Deaf Adult(s)(ろうあ者の親を持つ子ども)の略語。本作では、一家でただ一人の健聴者で家族の「手話通訳」の役割を担う10代の主人公が、故郷を離れ大好きな歌を大学で学ぶか、夢をあきらめて家族のもとにとどまるかで揺れ動きます。母親役は「愛は静けさの中に」(1986)でアカデミー主演女優賞を受賞したマーリー・マトリンです。

◇Weekly Picks: トンガの火山大噴火 何が起きたのか
南太平洋のトンガ諸島で海底火山の大規模噴火が発生しました。海底ケーブルが切断されるなどしたため被害の全容が伝わりにくい状況になっています。太平洋地域の広範囲で津波を引き起こすほどの噴火は、どのようにして起きたのでしょうか。今後、同じような噴火が起きる可能性は? 専門家の見方をAP通信の記事で紹介します


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
線路に不時着した小型飛行機から、警官たちが間一髪でパイロットを救出▽東京・上野動物園で生まれた双子パンダを初めて一般公開▽19歳のザラ・ラザフォードさんが、単独世界一周飛行に女性として最年少で成功▽装備不足のノルウェー軍で徴兵満了後、支給した下着や靴下を回収して再利用――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「米少女、TikTokで覚えた手信号で助け求める」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、雪の降る土曜日、ハンナと家族が何をして過ごすか話し合っています。


◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。1~3月は、英国生まれでイングランド北部ヨークシャーにある新聞社の記者として活躍した後、2014年に来日したデイビッド・パイプさんが担当します。記者時代の担当はスポーツでした。サッカーが人気を集めるイングランドでは、地元チームに対する忠誠心は伝統的にそれぞれの家庭で親から子へ、そして孫へと受け継がれてきました。父がイングランド北東部の町サンダーランド出身、母はロンドン子である筆者の家庭では、筆者がどのチームを応援するかで論争があったようです。そして筆者が選んだのは……。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「外国人」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの伊東正子さんが、中国原産の梅が日本に来た経緯や、日本にどのように定着し、文化や生活に組み込まれていったかを解説します。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、大学で米文学などを教える林剛司さんが、多読に適した本を紹介するほか、前号に引き続いて自身の学生時代の英語学習法、特に英文筆写の効果などについて語ります。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんが、リスクも偶然もなく、ボタン一つで予定通りにものごとが進むバーチャル世界の優れた面を認めつつ、様々な懸念を表明しています。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
子どもたちの歯磨きに並ならぬ干渉を重ねる妻を持つ男性と、ゲイであることを両親に知られ、その態度の変化に悩む少年の相談に、アニーが答えます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
中国の出生数が建国以来最少に▽大規模噴火で被害を受けたトンガに各国から支援物資が到着▽インドネシアが首都移転決定――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
グリュイエールチーズを名乗れるのはスイス産だけではない、と米バージニア州の裁判所が判断した話と、アカデミーフランセーズが国民身分証に英語表記があるのに抗議した話題をお届けします。
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