表現者クライテリオン 発売日・バックナンバー

全89件中 31 〜 45 件を表示
1,362円
【緊急インタビュー】
我々は「新型コロナウイルス」とどう「付き合って」いくべきか――?ウイルス学の専門家に聞く/宮沢孝幸聞き手:藤井聡

【特別インタビュー】
養老孟司、常識を語る(第2回)システムを超える「もの」――「自然」「身体」「国語」の手触りについて/聞き手:浜崎洋介

【特集】
中国化する世界――加速主義の誤謬と保守主義の必然/与那覇潤×本誌編集部
「機械化」のネクロフィリア――「未来主義」とその周辺/浜崎洋介
中央アジアに見る中華「現在」主義/宇山智彦
没落する西洋と躍進する中国――中華未来主義とは何か/木澤佐登志
共産党支配をめぐる思想闘争――現代中国における「新権威主義」体制から「新全体主義」体制への移行/石井知章
未来主義というノスタルジア/佐藤健志(一言一会)
「中華未来主義」文学座談会 現代中国の「想像力」を読む――劉慈欣『三体』をめぐって/富岡幸一郎+本誌編集部

【新連載】 国際政治学のパラダイム(第1回) 経済相互依存と制度主義/伊藤貫

【連載】 認識力欠損の危機/大石久和(「危機感のない日本」の危機 )
農は生の本なり――農から社会を組み立て直す/池上甲一(農は国の本なり)
フランス国民の共同体を取り戻せ(フランス保守論客インタビュー ジャン=ラサール「抵抗せよ」党首・下院議員 前半)/聞き手:及川健二
追悼古井由吉――現代文学の最高峰/富岡幸一郎(虚構と言語 戦後と日本文学のアルケオロジー)
伝統論再考――「創られた伝統」論の意義と限界/柴山圭太(「常識」を考える)
平和から生まれた国土と共同体――二百六十年間の江戸時代/竹村公太郎(地形がつくる日本の歴史)
青年よ、荒野をめざせ/磯邉精僊(問ひ質したきことども)
陰謀論の衝突と、米中文明の相似性/川端祐一郎(思想と科学の間で)
ヘブライ語復興運動と政治共同体の絆――言葉から考える(3)/施光恒(やわらか日本文化論)
理念にも動作環境がある/佐藤健志(だからこの世は宇宙のジョーク)
過度のバッシングが招く「霞が関崩壊」/松林薫(逆張りのメディア論)
メディア出演瓦版/平坂純一
編集長クライテリア日記/藤井聡

【書評】
『歴史に残る外交三賢人ビスマルク、タレーラン、ドゴール』伊藤貫 著/磯邉精僊
『評伝 西部邁』高澤秀次 著/田中孝太郎
『魂と無常』竹内整一 著/薄井大澄
『ハイデガーの超-政治――ナチズムとの対決/存在・技術・国家への問い』轟孝夫 著/篠崎奏平
『なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか――アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図』渡瀬裕哉 著/岡﨑祐貴

【その他】
防疫と経済は両立させなければならない(鳥兜)
コロナが脅威であればこそ、狼狽えてはならない(鳥兜)
外国企業の参入に無警戒な日本政府(保守放談)
コロナ騒動に見る現代人の「脆さ」(保守放談)
読者からの手紙(投稿)

 
1,362円
【新連載インタビュー】
養老孟司、常識を語る(第1回)――肥大化するシステムと、崩れ行く世間/聞き手:浜崎洋介

【特別対談】
臆病者の国、日本は、世界から侮蔑される(後編)/伊藤貫×藤井聡

【特集】
溶解するナショナリズム、幼児化する民主主義/会田弘継×堀茂樹×藤井聡
「高貴なる生」に向けて ポスト・トゥルース、ニーチェ、オルテガ/浜崎洋介
緩んだ空気に抗して/川端祐一郎
嘘の中の現実 ポピュリズム勢力の台頭と政治の虚構化/薬師院仁志
滅びゆく国家の肖像/文在寅のごまかし政治の行く末/李相哲
バカで卑劣で腐り果てた有権者/適菜収
「沖縄の基地問題」にまつわる嘘話/藤原昌樹
貧乏神がささやく景気堅調の嘘/田村秀男(アベノミクスの失敗)
嘘と夢のはざまで/佐藤健志(一言一会)

【緊急寄稿】
ますます悪化していくアメリカの中東政策/伊藤貫

【連載】
「危機感のない日本」の危機 国土認識の危機/大石久和
時がつくる場所 第十一回(最終回) 歴史なき自由が生んだ「コモンズの悲劇」/松原隆一郎
世界の農村を支える小農と家族農業への国際的注目――日米FTA以後の方向性を考える/松平尚也(農は国の本なり)
日欧が手を組み、アメリカへの従属を脱しよう(フランス保守論客インタビュー ブルーノ=メグレ元共和国運動党首 後半)/聞き手:及川健二
観念と肉体――埴谷雄高『死霊』の衝撃力(2)/富岡幸一郎(虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー)
伊達政宗の仙台――三・一一の仙台市民を助けた/竹村公太郎(地形がつくる日本の歴史)
愛し得ぬ人々/磯邉精僊(問ひ質したきことども)
「スポーツの日」が招く忘却――言葉から考える(2)/施光恒(やわらか日本文化論)
君、財政出動することなかれ/佐藤健志(だからこの世は宇宙のジョーク)
移動の自由がもたらす「リベラル・ディストピア」 「移動せずともよい社会」を目指して(一)コスモポリタニズム批判(二)/白川俊介(ナショナリズム再考)
報道とは死ぬことと見つけたり/松林薫(逆張りのメディア論)
メディア出演瓦版/平坂純一
編集長クライテリア日記/藤井聡
思想の転換点――平成から令和へ 第4回 リアルポリティクス(後半) 経済・財政政策の転換点/小沢一郎×宮崎哲弥×藤井聡

【寄稿】
唱歌教育にみる日本文化の連続性/佐藤慶治

【書評】
『歴史がおわるまえに』與那覇潤 著/岡﨑祐貴
『7つの階級 英国階級調査報告』マイク・サヴィジ 著/田中孝太郎
『英国議会「自由な解散」神話――解釈主義政治学からの一元型議院内閣制論批判』小堀眞裕 著/酒井佑陶
『精神科医が教える聴く技術』高橋和巳 著/篠崎奏平

【その他】
平成三十一年度・令和元年度 表現者賞・奨励賞発表
臨界を突破した安倍政権の「嘘」――「悪魔」に憑かれはじめた日本人(鳥兜)
「市民感覚」は正義や真理の拠りどころたり得るか(鳥兜)
パンデミックの必然(保守放談)
片山さつき議員の「嘘」(保守放談)
読者からの手紙(投稿)
1,362円
【特集】
臆病者の国、日本は、世界から侮蔑される(前編)/伊藤貫・藤井聡
東アジアの「戦争」は始まっている/柴山桂太
戦後的な、あまりに戦後的な―「陰気な愉しみ」の腐臭/浜崎洋介
同盟のジレンマの中で―自律性の回復を国民に強く訴えよ/上島嘉郎
トランプ現象は終わらない/会田弘継
不義の子として生きて/磯邉精僊
農業ビジネスという世界戦争(その2)/堤 未果
日本に対米外交など期待するな/佐藤健志
【連載】
歴史理解の危機/大石久和
電柱倒壊と無電柱化推進法/松原隆一郎
対米従属文学論(最終回)「ポスト・モダン」の頽落を超えて:高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』、島田雅彦『優しいサヨクのための喜遊曲』/本誌編集部
フランス保守はマクロン政権、EUにどう向き合うのか/ブルーノ=メグレ・元共和国運動党首(インタビュー)
デフレ脱却の意図の「不在」をあからさまにした消費増税/藤井 聡(新連載「アベノミクスの失敗」)
埴谷雄高『死霊』の衝撃力(1)/富岡幸一郎
都市の命の水/竹村公太郎
ビスマルクの武断主義と避戦外交(4)/伊藤貫
言語に注目する理由―言葉から考える(1)/施 光恒
「耳栓保守」の負け惜しみ/佐藤健志
祖国の声を聴け―スポーツに「地元有利」をもたらすもの/川端祐一郎
母語環境の豊かさと善き生の構想の探求―コスモポリタニズム批判(一)/白川俊介
マスコミは「良い子」でいいのか/松林薫
メディア出演瓦版/平坂純一
編集長クライテリア日記/藤井聡
村上春樹を通して考える 「物語の力」とクライテリオンのない日本/仁平千香子
保守主義者ガダマー/酒井佑陶
ジョルジョ・アガンベン 著『オプス・デイ 任務の考古学』/篠崎奏平
セーレン・キルケゴール 著『新訳 不安の概念』/岡﨑祐貴
ダンビサ・モヨ 著『いまこそ経済成長を取り戻せ 崩壊の瀬戸際で経済学に何ができるか』/田中孝太郎
リアルポリティクス/小沢一郎・宮崎哲弥・藤井 聡(連載座談会「思想の転換点――平成から令和へ」)

【その他】
(鳥兜)「失われた世代」を二度と作ってはならない
(鳥兜)暴走する緊縮、瓦解する日本
(保守放談)ネオリベ化した世界と「ジョーカー」
(保守放談)地球環境問題の論じ方
1,362円
【特集座談会】
安倍晋三「器」論 それは如何なる器なのか?/中島岳志×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
【特集原稿】
安倍晋三は典型的な戦後少年である/西尾幹二
安倍晋三と「自発的隷従者」の群れ 戦後日本人とニヒリズム/浜崎洋介
空虚な器と空虚な言論/適菜 収
移民受入れの拡大に、安倍総理はどんな夢を見たのか Anywheres(根無し草)の安倍政権が描いた机上の空論が日本を破壊する/室伏謙一
経済成長を無視する空っぽの保守主義/田村秀男
何もできなかったロングランナー/小浜逸郎
安倍改憲案は「戦後レジーム」を完成させる/堀 茂樹
【リレー連載】
農は国の本なり 第9回 歴史のなかの安倍官邸農政/田代洋一
【連載】
一言一会 総理は「爽快な器」である/佐藤健志

【連載座談会】
対米従属文学論 第九回 「国土の荒廃」を読む 石牟礼道子『苦海浄土―わが水俣病』/富岡多恵子『波うつ土地』 本誌編集部
【連載】
虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー 第七回 吉田満と三島由紀夫/富岡幸一郎
地形がつくる日本の歴史 第九回 徳川家康が生んだ関東平野 ――利根川東遷の謎/竹村公太郎
リアリスト外交の賢人たち ビスマルクの武断主義と避戦外交3/伊藤 貫
問ひ質したきことども 第二回 志士は大衆社会を生き得るか/磯邉精僊
やわらか日本文化論 舶来モノの楽しさと難しさ ――園芸文化と日本人7/施 光恒
だからこの世は宇宙のジョーク 特攻隊員を笑いものにしたトランプ/佐藤健志
思想と科学の間で 失語症の二つのタイプと現代日本人/川端祐一郎
逆張りのメディア論9 新聞に「主張」が増えると危ないわけ/松林 薫
メディア出演瓦版/平坂純一
編集長クライテリア日記 令和元年八月~九月/藤井 聡

【書評1】『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版』シェリー・ケーガン 著/篠崎奏平
【書評2】『7袋のポテトチップス――食べるを語る、胃袋の戦後史』湯澤規子 著/田中孝太郎
【書評3】『憲法学の病』篠田英朗 著/岡﨑祐貴
【書評4】『教育と授業――宇佐美寛・野口芳宏往復討論』宇佐美寛・野口芳宏 著/佐藤慶治
【巻末連載】
危機と対峙する人間思考 最終回 共感能力を必須とする二項動態思考が、保守思想の基盤である/野中郁次郎
【連載座談会】
思想の転換点――平成から令和へ 第2回 ポストモダン/新自由主義から、暗黒啓蒙へ(後半) 宮崎哲弥×松尾 匡×中島岳志×藤井 聡
出版社からのコメント
二〇一二年十二月に始まった第二次安倍内閣は、戦後誰もなしえなかった長期政権を築き上げ、この十一月には憲政史上最長の通算在任期間を達成する。日本国家の命運を握る存在が内閣総理大臣である以上、これだけの超長期政権を築いた宰相はあらゆる角度から「批評」を受ける責務を負う。
かくして本誌は、「政治家・安倍晋三」を改めて「危機と対峙する保守思想誌」の立場から「批評」する特集を企画した。
そして本特集がその「批評」の縁とするのが「安倍晋三・器論」だ。これは、「政治家・安倍晋三」は一つの「空疎な器」なのではないかという理論的な「仮説」だ。その仮説は、第一にその「器」が様々な要素を飲み込むが故に、時に「大きい器」と見做され、各勢力からの高い支持を誇ると同時に、第二に、その「空疎」さ故に入れ込まれた相矛盾する諸要素が統合・総合されることなく併置され、結果、具体の政策展開が支離滅裂となり、国益が毀損していく――という理論仮説だ。
かくして「安倍晋三・器論」は、「デフレ脱却のためのアベノミクスを推進する」一方で「デフレ化を加速する消費税を二度引き上げる」という相矛盾する施策展開と、それにも拘わらず高い支持率を誇るという事実の双方を矛盾なく「説明」する。
果たして「安倍晋三・器論」は真実なのか―――本特集ではその検証を軸としつつ、我が国の命運を左右する「安倍晋三の器」を改めて問う。
1,362円
【特集1】MMTと日本――現代貨幣理論の真実
財務省から財政主権を取り戻せ! (MMT政治座談会)/竹内譲・西田昌司・藤井聡
国家が貨幣をつくる/柴山桂太
MMTと主流派経済学者の危機/青木泰樹

「日本はMMTの実証例」のもう一つの意味/島倉原 固定観念を払拭し、「本来あるべき政府の財政」を取り戻せ――翻訳者が読み解く『MMT 現代貨幣理論入門』/鈴木正徳
日本の財務大臣、MMTに被害妄想を抱く/ビル・ミッチェル(中筋浩平訳)
内生的貨幣供給論とは何か――現代の貨幣経済を読み解く/内藤敦之
現代貨幣理論(MMT)の思想的源流/岡本英男
MMTとは「ロマン派経済学」である――ステファニー・ケルトン教授来日公演レポート/池戸万作
貨幣観が変われば、歴史観も変わる――中野剛志『富国と強兵 地政経済学序説』を読む/田中孝太郎
米上院のMMT非難決議案/佐藤健志(だからこの世は宇宙のジョーク)


【特集2】「第二次世界大戦」とは何だったのか
百年の欺瞞を暴け/長谷川三千子
日本に戦略ありや――?作戦と戦略を取り違えてはいけない/野中郁次郎
繰り返される悲劇/柴山桂太
大衆の戦争としての二次大戦/磯邉精僊
失われた政府への信用/佐藤健志(一言一会)
戦後の言論空間――令和になっても「戦後」は終わらない/富岡幸一郎(虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー)
「特攻文学」をめぐって――吉田満『戦艦大和ノ最期』・島尾敏雄『出発は遂に訪れず』/施光恒&編集部(対米従属文学論 鹿児島特別編)


【新連載】
思想の転換点――平成から令和へ 第1回(前半)
ポストモダン/新自由主義から、暗黒啓蒙へ/宮崎哲弥・松尾匡・中島岳志・藤井聡


【連載】
協同組合が生きる時代へ/中野剛志(農は国の本なり)
国土学が解き明かすヨーロッパ人・中国人・日本人の謎/大石久和(「危機感のない日本」の危機)
城下町の町づくり――「拡張開発型」から「整備再生型」へ/松原隆一郎(時がつくる場所)
政治体制としての「デモクラシー」の存続のために――「ポピュリズム」について考える(2)/白川俊介(ナショナリズム再考)
家康が関東で発見した宝――大油田と大穀倉地帯/竹村公太郎(地形がつくる日本の歴史)
朝顔との親しさ/施 光恒(やわらか日本文化論――園芸文化と日本人)
ゴシップの力――「噂話」が心と社会を作り上げた/川端祐一郎(思想と科学の間で)
テレビが「新聞」になる日/松林 薫(逆張りのメディア論)
終わらざるマキァヴェリアン・モーメント/佐藤一進(実践としての歴史叙述)
フランスの自死/平坂純一(保守のフランス史)
天上の影が映る街――ニューヨークと私/鈴木ふさ子(時の旅へのエッセイ ある街角から)
「ふるさと」をめぐる批評/浜崎洋介(近代/日本を繋ぐもの)
メディア出演瓦版/平坂純一
編集長クライテリア日記(令和元年6月~7月)/藤井聡


【書評】
平山周吉著『江藤淳は甦える』/岡﨑祐貴
岸田秀著『唯幻論始末記――わたしはなぜ唯幻論を唱えたのか』/篠崎奏平
河西秀哉著『平成の天皇と戦後日本』/佐藤慶治


【その他】
地獄への扉を開く安倍内閣、それを看過する国民(鳥兜)
日韓は「冷静な喧嘩」をやるべし(鳥兜)
勝者なき参院選(保守放談)
「吉本興業芸人・反社騒動」に見る日本の品性下劣ぶり(保守放談)
消費税の「一時的減税」を認めよ(保守放談)
読者からの手紙(投稿)
1,362円
日本外交の大転換 新時代の勢力論

日本はロシア、中国、北朝鮮等核武装国家と隣接しながら軍事力、政治力経済力を喪失し、
20世紀の遺物ともいうべき米ソ冷戦構造化で作り上げられた日米関係を堅持する以外に、
大きな外交方針を見出す事ままならないまま我が国の国税は日に日に衰退し続けている。
本来ならば日本も一つの独立国家として各国の「勢力」に対抗していくための「勢力」を携えなければならない。

―日本の外交の大転換は如何にして実現できるのか―
本特集では、日本が今置かれた状況を虚心坦懐、冷静に見つめなおすところから、そんな大逆転を考えてみたい。

【特集座談会】パブリック・ディプロマシー Public Diplomacy /小原凡司×桒原響子×藤井 聡

【巻頭連載】
鳥兜 戦後秩序の「大転換」――米中貿易戦争と日本/外交交渉と言論――「丸山発言」をめぐって
「危機感のない日本」の危機―転落への転換点一九九五年から始まる日本の危機 /大石久和

【特集原稿】
敗北を招いた日本の対中平成外交――中国の地政学的な長期戦略を見抜け /遠藤 誉
日米関係における今日の「沖縄問題」――普天間基地の辺野古移設をめぐって /ロバート・D・エルドリッヂ
再考すべき日本の島嶼防衛――迫り来る中国の脅威に備えて /山田吉彦
エネルギー安全保障の要諦は「多様化」にあり /藤 和彦
主権をめぐる現況 /堀 茂樹
1,362円
【特集】
●「令和」への建白書
   新時代を切り拓く国家戦略の提言

 ◇座談会
  「令和八策」建白のクライテリオン
   「実践・漸進・発展・有機体・長期展望」という五つの柱
     藤井聡(京都大学大学院教授)
     柴山桂太(京都大学大学院准教授)
     浜崎洋介(文芸批評家)
     川端祐一郎(京都大学大学院助教)

 ◇クライテリオン建白書「令和八策」
  ・策一、「国民・国際主義」の復権
  ・策二、「反緊縮」の確立
  ・策三、「保護・連帯」の強化
  ・策四、「分産・協調」社会の構築
  ・策五、「統治性」の確立
  ・策六、「自律・独立」の確保
  ・策七、「勢力均衡」の探求
  ・第八、「文化伝統」の再確認


…ほか
1,362円
[特集1]
●平成デフレーション
 ――いま終わる、昨日までの閉塞時代

 ◇対談 暴走するリベラリズム、破壊された平成日本――
   本物のナショナリズムを復権する新時代の闘争へ
    小林よしのり・藤井聡
 ◇対談 平成文化論――
  「言葉の耐えられない軽さ」を見つめて
    與那覇潤・浜崎洋介
 ◇改革狂の時代――平成を振りかえる/佐伯啓思
 ◇思想のデフレーションの時代としての「平成」/仲正昌樹
 ◇オタクとサブカルの三十年史/中森明夫
 ◇取り返しがつかなくなってから騒ぐ人たち/適菜収
 ◇ナショナリズム不在の平成/黒宮一太
 ◇平成とボヘミアン・ラプソディ/佐藤健志
 ◇我が育て親、平成の相貌/礒邊精僊


[特集2]
●移民政策で日本はさらに衰退する

 ◇座談会 移民政策で日本はさらに衰退する
   施光恒・黒宮一太・柴山桂太・川端祐一郎
 ◇No nation, No border――
   暴走するドイツ移民政策とメルケル首相の功罪/川口マーン惠 美
 ◇改正入管法に係る政策的課題と施行に向けて政府がなすべきこと――
   「亡国の移民政策」にしないための処方箋/室伏謙一



◆平成30年度「表現者賞」発表
  受賞作品:磯邉精僊「日本に軍隊は存在し得るか」


…ほか
1,362円
「思想」としての防災|

詳細説明

[特集]
●「思想」としての防災

 ◇平成天譴論
  ――「サイガイ」を「サイワイ」にする力
  /富岡幸一郎・編集部(座談会)
 ◇思想としての防災/大石久和
 ◇時が場所をつくる条件(2)/松原隆一郎
 ◇農業とナショナリズム/三橋貴明
 ◇防災と確率 思想としての防災/加藤尚武
 ◇国家の安全保障と強靭化の戦略
  ――求められる変化への対応/志方俊之
 ◇転ばぬ先の杖/村上陽一郎
 ◇「天災」という思想/富岡幸一郎
 ◇防災と実存
  ――新自由主義を超えて/中島岳志
 ◇災害対策とリベラリズムの欠陥
  ――時間や場所の感覚を取り戻すことは可能か/施光恒
 ◇防災の思想
  ――「防災」とは「活き活きと生き続けること」である/藤井聡
 ◇防災しないという思想/佐藤健志


[特集2]
●沖縄で考えるニッポン
 ――歴史・アメリカ・未来

 ◇沖縄で考える保守思想
  ――沖縄シンポジウムを振り返る/藤原昌樹
 ◇沖縄で考えるニッポン
  ――沖縄・与那国滞在レポート/編集部
 ◇過剰な「政治化」が招いた分断
  ――普天間・辺野古問題の四半世紀/宮城大蔵
 ◇普天間・辺野古問題と安倍政権
  ――沖縄が問う日本の民主主義/前泊博盛
 ◇対米従属文学論(沖縄特別篇)
   第4回「宿命」の島で考える文学/編集部


…ほか
1,362円
ネオリベ国家ニッポン「新自由主義」という悪魔の挽き臼

=====内容=====
「新自由主義」(ネオリベラリズム)ほど、現代の世界、そして日本社会の性格を強く規定しているにもかかわらず実体の掴みづらいものはない。
理論的には自由市場の重要性を強調する経済理論に裏付けられ、
実践的には改革・規制緩和・緊縮財政等を是とする「ワシントン・コンセンサス」に象徴される政策理念だと言われる。
しかしそうした理論や理念とは裏腹に、現実の世界で起きているのは、特定の個人・組織・階層の私利拡大が「自由」の美名によって正当化されるという詐欺行為にほかならない。
これらを放置していては、我々の社会はカール・ポランニーが言ったように、早晩「悪魔の挽き臼」にすり潰されてしまうだろう。
今回の特集では、我が国がこの「ネオリベ=新自由主義」イデオロギーに席巻されている現実について、
左右や立場の相違を超えた論考と討議を通じて認識を深めるとともに、処方箋の方向性を探る。
1,362円
日本では、米国におけるトランプ大統領の出現や英国のEU離脱(ブレグジット)等は、
大衆の不合理な感情におもねった「ポピュリズム」の帰結として語られるのが一般的だ。
もちろん、それは一面の真実である。しかし一方で、「グローバリズム」や「各国の国柄を無視した過剰な知性主義」に基づく諸改革の横行に辟易した庶民による、理性的・合理的な「社会的防衛」としての側面を持つこともまた真実であると思われる。
絶望感が日増しに拡大するこの世界において、今、あえて「ポピュリズム」に含まれる肯定的側面を拾い上げる態度こそが求められているのではないか。
『表現者クライテリオン』2018年9月号では、そうしたポピュリズムの「可能性」を多面的に探るべく、特集「ポピュリズム肯定論——『トランプ・英EU離脱』現象とは何だったのか」を企画した。

また、特集の他にも連載・寄稿・書評・読者投稿などを多数掲載。
(詳しくは下記の情報のほか、『表現者クライテリオン』オフィシャルHPをご参照ください。)

〔特集〕
小浜逸郎・藤井聡・柴山桂太・浜崎洋介 「庶民からの反逆——市場から社会を防衛するのは誰か」(座談会)
呉智英 「稗史小説と知識人」
薬師院仁志 「ポピュリズムの原点と変質——今求められる原点回帰」
佐藤健志 「ポピュリズム・オブ・ザ・デッド」
施光恒 「自由民主主義諸国の危機への警鐘——『ポピュリズム』を真摯に捉えよ」
黒宮一太 「グローバリズムに掻き消された『国民』の声」
藤本龍児 「リベラル・デモクラシーのディレンマとポピュリズム——ポピュリズムに寄生される保守」
川端祐一郎 「庶民とエリートを隔てる『文化の壁』」

〔連載〕
藤井聡 「『災害』を忘れた国家は、滅びる他なし」
堤未果 「農業ビジネスという世界戦争」
野中郁次郎 「戦略の基盤は、本質直観と物語りだ」
伊藤貫 「リアリスト外交の賢人たち:ドゴールの思想と行動 パートⅢ」
浜崎洋介 「大正教養主義の蹉跌」
柴山桂太 「あらためて『理性の限界』を問う」
松原隆一郎 「奇跡の断絶――阿佐ヶ谷住宅」
竹村公太郎 「日本のアイデンティティ、京都」
大石久和 「歴史と時間の認識に潜む危機」
富岡幸一郎 「オウム真理教と村上春樹(上)」
浜崎洋介・藤井聡・柴山桂太・川端祐一郎 「対米従属文学論:『戦後的日常』への頽落——『第三の新人』をめぐって」(座談会)
ほか10編

〔その他〕
書評、読者投稿 など
1,362円
特集
ナショナリズムとは何か
「右」と「左」を超えて

座談会
ナショナリズムとは何か
施光恒(九州大学大学院准教授)
藤井聡(京都大学大学院教授)
柴山桂太(京都大学大学院准教授)
浜崎洋介(文芸批評家)
川端祐一郎(京都大学大学院助教)
1,362円
特集 64名の論者が語る・それぞれの・・・-西部邁・永訣の歌
1,362円
1,362円
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表現者クライテリオンの内容

  • 出版社:啓文社
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:偶数月16日
與論形成に寄与する真正保守総合誌

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