建築設備と配管工事 発売日・バックナンバー

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2,300円
■特集:建築設備におけるAI活用事例
○産業系クリーンルームの空調を対象としたAI制御に関する検討
/清水建設㈱ 染谷孟行・近藤恒佑・小坂千里・小松原正幸
○AIを用いた設備機器の最適消音設計システム
/大成建設㈱ 荒木陽三
○ヒューマンファクターと人工知能を用いた次世代建物設備制御システム
/㈱竹中工務店 田中規敏
○AIを活用した空調制御最適化技術
/新日本空調㈱ 綾目久雄・永坂茂之
○AI導入で変革するSCM
/ダイキン工業㈱ 田中将太・三宅聡一朗
■解説
○水災害トータルエンジニアリングサービス
/鹿島建設㈱ 髙井剛・岩前伸幸・近藤宏二
■竣工事例
○ジブリパーク「ジブリの大倉庫」
/㈱日本設計 栫弘之・大庭正俊・坂部高士・内田大貴・丸山由香・亘理咲綺
○代々木参宮橋テラス
/㈱竹中工務店 栗田実・平岡麻紀・松岡竜也・村瀨澄江・徐天舒・中川浩明
○本の森ちゅうおう
/㈱類設計室 米澤星矢
○類設計室 大阪本社ビルリニューアル
/㈱類設計室 田所一隆・深瀬隆之
■シリーズ
○第21回 環境・設備デザイン賞 ガラスに貼れる革新的な吸音材
/㈱イトーキ 河村匡人
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第31回 進化するBluetooth
/TMES㈱ 倉田昌典

2,300円
特集:WELLの現状②
■ウェルネット札幌本社オフィス
/㈱日建設計 川東 隆・他
本社オフィスの建替えを機に、一つ屋根の下のオープンオフィスとし、社員同士の偶発的なコミュニケーションを誘発する仕掛けを散りばめたワークプレイスを実現した。また五感を刺激するウェルネスオフィスとして、社員の働く環境を重視するオフィスづくりを行った事例である。
■横浜グランゲートにおけるWELL認証
/清水建設㈱ 清水 洋・他
日本で初めてコア&シェル認証を取得した横浜グランゲートでの取り組みを紹介する。コア&シェル認証は建物の共用部を対象とした認証である。本稿では各評価領域の概要説明と本施設での特徴的な取り組み及び獲得した加点項目の内容を中心に示す。
■鹿島建設 技術研究所本館研究棟のWELL認証
/鹿島建設㈱ 権藤 尚・他
鹿島建設技術研究所の本館研究棟は2021年3月にWELL Building StandardTMの最高ランクであるプラチナを取得し、2021年5月にWELL Health-Safety Ratingを取得した。その内容を報告する。
■ 梓設計本社「HANEDA SKY CAMPUS」のWELL認証
/㈱梓設計 内山裕二・他
組織設計事務所「梓設計」本社オフィスでのWELL 認証の取り組み紹介。物流倉庫の一角をオフィス利用している面積約5,300m2、階高6.6mの大空間で、ワーカーの健康・快適性を考慮した様々な工夫を実施する。今回は倉庫認証取得の経験、取得内容、審査などについて紹介する。
■WELL認証とWELL Ratingの違い
/㈱ヴォンエルフ 鷲田きらら
ヴォンエルフ東京本社のWELL Health Safety RatingとWELL Equity Ratingの取り組みを紹介。WELL認証とWELL Ratingの違い、三つのWELL Ratingの特徴、東京本社での取り組み内容を詳細に解説。WELLプロダクトの柔軟性と、企業や組織が社会的責任を果たす手段としての可能性を探る。

最新技術情報
■熱源最適制御によるカーボンゼロへの取り組み
/新日本空調㈱ 豊本翔生
施設のエネルギー消費量のうち、熱源設備が占める割合は大きい。熱源最適制御により期待される削減効果は大きいが、その実現は容易ではない。本稿では熱源最適制御の
概要と、当社の熱源最適制御システムEnergyQuest Cloudを紹介する。
■エネルギーマネジメントにおけるデータ収集活用システム
/戸田建設㈱ 髙木秀太郎
クラウド対応型CO2見える化ビジョン「CO2MPAS」は、エネルギーデータをCO2排出量に換算してサイネージ表示する。当社は建物引き渡し後も、取得データに基づくエネ
ルギーマネジメントを提供し、ユーザーのCO2排出目標管理をサポートする。
■水素焚き真空式温水
/㈱日本サーモエナー 三浦智郎
ボイラ等の燃焼装置に用いる燃料としての水素は、燃焼の際にCO2を発生させないため、カーボンニュートラルの現実には欠かせないエネルギーとして注目されている。当社ではカーボンニュートラルの実現に向けて水素を燃料とした真空式温水機を開発し、2023年4月から発売を開始した。

竣工事例
■京都市役所分庁舎
/㈱日建設計 豊村幸毅
環境モデル都市である京都市では、新庁舎建物においても景観への配慮と徹底的な省エネ・低炭素が求められた。そこで、地産エネルギーを活用する環境配慮技術、景観と調和する環境配慮技術という二つの技術を融合させ、京都ならではのZEB(“KYOTO-STYLE ZEB”)庁舎の実現を目指した。
■東急歌舞伎町タワー
/㈱久米設計 田中美穂・他
2023年4月に開業した「東急歌舞伎町タワー」は東京都都市再生特区の認定を受け整備された、エンターテインメントとホテル機能を中心とした観光に特化した超高層複合施設である。建物全体の設備計画や環境配慮技術、また、災害時の帰宅困難者対応等を紹介する。
■日本設計本社新オフィスにおける環境・設備デザイン
/㈱日本設計 松山大介
日本設計本社新オフィスは2023年1月に虎ノ門ヒルズ森タワーに移転した。フリーアドレスやフレックスタイムなど新しいはたらき方やカーボンニュートラル社会への適応するための環境制御への取り組み「環境DX」を中心に新オフィスの設備・環境デザインについて紹介する。
■明治大学和泉ラーニングスクエア
/㈱松田平田設計 平川 聡・他
明治大学和泉キャンパスの創立140周年記念事業の一環として「和泉ラーニングスクエア」を建設する計画である。従来よりエネルギー消費が増加傾向にある校舎の省エネ化、環境に優しいキャンパスづくり等の目標を実現すべく各種環境配慮技術を導入し、ZEB Ready 認証を取得した。

シリーズ
■自律移動型環境計測・運用支援システム
/㈱日建設計総合研究所 鶴見隆太・他
日建設計・日建設計総合研究所は、環境や健康意識の一層の高まりとロボットフレンドリーな社会の到来を見据え、自律移動体に汎用的環境センサのユニットを設置し自由に室内を移動し計測する、自律移動型環境計測・運用支援システムを開発した。
2,300円
特集 WELLの現状①
■「WELL Building StandardTM」(WELL認証)の現在、今後の展望
/㈱ヴォンエルフ 小山暢朗
 健康とウェルビーイングに焦点を当てたWELL Building StandardTM(WELL 認証)。2014年10月に発表されたv1以降グローバルで急速な普及が続いている。最新バージョンであるWELLv2および並行してリリースされているWELL 関連システムなどWELL 認証の現状について最新動向を解説する。
■不動産分野の社会課題に対応するESG投資促進に向けて
/国土交通省 不動産・建設経済局
 ESG 投資が世界的な潮流になる中、我が国不動産分野においても、ESG 投資により課題解決につながる取り組みの拡大が期待されている。特に社会(S)分野における取り組みの考え方や評価の進め方等を整理した「「社会的インパクト不動産」の実践ガイダンス」の概要について、「心身の健康」という視点を交えながら紹介する。
■一口坂中央ビルの改修工事におけるWELL Goldランクの取得
/前田建設工業㈱ 久保俊輔
 築30年を超える中規模事務所ビルの改修工事において、省エネルギー性能を向上させてZEB Readyの認証を取得するとともに、各種ウェルビーイングへの取り組みを実施することでWELLV2-pilotのGOLDランクを取得した事例。WELL AAP/EPの制度を利用して、建屋内に喫煙室を設置しながらGOLDランクを取得している。
■日建設計東京ビル 7階リノベーションWELLプラチナ認証取得
/㈱日建設計 村田祐子
 ウェルビーイングの重要性が叫ばれている中、日建設計東京ビル7階がWELLプラチナ認証を取得した。リノベーションプロジェクトにおける取り組み事例として、新築設計時から実装されている機器やシステムと、新規導入した項目を交えながら当社の施策を紹介する。
■西松建設本社オフィス
/西松建設㈱ 浅井 晃・他
 約60年にわたり本社屋を構えていた虎ノ門において、周辺を含めた再開発により完成したテナントビルに戻り入居し、専有部分でWELL 認証プラチナを取得。WELL Health-SafetyRatingについても同時取得したことで健康経営と感染症対策の両面で安心・安全な就労環境を構築し、健康経営を社内外にアピールしている。

最新技術情報
■ロボット活用による「自動化」「省力化」技術の展開
/大成建設㈱ 大川 洋
 自走ロボットを用いて居室における照度測定を無人で行い、帳票(測定記録)を自動作成する「T-iDigital Checker」を開発した。本システムの導入により、建物竣工前性能検査の「省力化」にとどまらず、「自動化」による人的ミスの削減が可能となり、帳票の信頼性向上にも寄与できる。
■植物工場向けに電気代削減と生産量増加を同時に実現する栽培照明最適化技術
/㈱キーストーンテクノロジー 岡﨑聖一
 人工光植物工場は気候変動対策として注目され、一定の収穫や農薬不使用栽培が可能だが、照明の電気エネルギー消費が課題となっている。筆者は「エコブーストLEDソリューション」を開発した。この技術は「電気代の削減と収穫量の増加を両立」し、人工光植物工場の持続可能な運営を支えるものである。

解説
■「適正な工期設定等による働き方改革の推進に関する調査(令和4年度)」結果の概要
/国土交通省 不動産・建設経済局
 建設業において、働き方改革の更なる推進が求められていること等を受けて、国土交通省では、今般、建設工事における工期設定等の実態について、「適正な工期設定等による働き方改革の推進に関する調査(令和4年度)」を実施したので、結果概要を紹介する。

竣工事例
■北ガスグループ本社ビル
/鹿島建設㈱ 木原勇信・他
 北ガスグループ本社ビルは、札幌・北海道の国際競争力を牽引する「東の玄関口」として、「まちと共に、ひとを思い、エネルギーの未来を展望する」をコンセプトに計画された施設である。2050年のカーボンニュートラルに向けたエネルギー転換の移行期において、当面の課題であるエネルギーセキュリティの向上、エネルギー有効利用について本社屋で取り組んでいる。

シリーズ
■ポリエチレン管を用いたサイホン式満流雨水排水システム
/積水化学工業㈱ 麻村尚子
 近年、集中豪雨の増加により建物の従来雨水排水システムでは、大口径化や立て管本数の増加などの対応が必要となり、意匠性、施工性、経済性等に課題がある。そこで、雨水立て管の本数削減や小径化を図れ、耐食性、耐震性、施工性に優れたポリエチレン管を用いたサイフォン雨水排水システムについて紹介する。
■多床室の院内感染リスクを低減するプッシュ・プル式空調システム
/清水建設㈱ 辻 裕次・他
 かつては数十年、または100年近くなかった新興感染症によるパンデミックの発生頻度が近年増えており将来はより頻繁に到来する予測がある。当社はCOVID-19で頻発した病院施設での「クラスター」と呼ばれる集団感染に着目し、順天堂大学と共同で感染拡大メカニズムを分析し、クラスターが発生しにくい病室の空調システムを開発したので紹介する。
■JR熊本駅ビル
/㈱日建設計 青木亜美・他
 「都市や市街地でも自然を身近に感じ、快適に過ごせる場を創出したい」というコンセプトにより計画した。自然と過ごす人々の生活は豊かになるというバイオフィリックデザインの考えを取り入れ、建物内でも熊本らしい自然を体験できる「水と緑の立体庭園」を実現した。
■第30回 ビジネス・インテリジェンス(BI)とは?
/TMES ㈱ 倉田昌典
 シリーズ解説の第30回。今回のテーマは「ビジネスインテリジェンス」である。ビッグデータ活用や、データサイエンティストなどもあり、データがさらに重要性を増している。データを活用し、データドリブンを実現するためのツールが、「BI」である。「BI」は経営判断だけでなく、われわれの保守運用管理現場にもデータ管理ツールとして利用が可能である。今回は「BI」の概要を紹介する。
2,300円
特集:デマンドサイドマネジメントの現在
■デマンドサイドマネジメントの現状と展望
/(一財)ヒートポンプ・蓄熱センター 前田洋二
「デマンドサイドマネジメント表彰」の受賞案件は、ヒートポンプ技術の活用により、「上げDR」「下げDR」をはじめとする喫緊の課題に対応し、電気需要最適化に貢献する。その傾向から、デマンドサイドマネジメントの現状と展望が見えてくる。
■虎ノ門一丁目地区における大規模蓄熱槽を活用した電力負荷平準化と
 デマンドレスポンスへの取り組み
/虎ノ門エネルギーネットワーク㈱ 近内義広・他
東京都港区の虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの地下に大規模蓄熱槽とコージェネレーションシステムを配した、省エネ・低炭素化と同時に防災に貢献する熱電併給型プラントを設置した。供給エリア全体の電力負荷平準化やデマンドレスポンスの取り組みを実施しつつ、AI 技術の活用や継続的なコミッショニングを通し、高度エネルギーマネジメントを実現している。
■昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機
/ダイキン工業㈱ 千田孝司・他
「おひさまエコキュート」は、主に太陽光発電設備が発電する時間帯に太陽光発電による電力を使ってヒートポンプで沸き上げるので、従来形エコキュートに比べて消費電力量を約57% 削減が可能で、また住宅の自家消費率を約38% →56%に向上させることができる。これにより系統混雑緩和にも貢献し、2050年のカーボンニュートラル実現に資する給湯機である。
■沖縄における大型商業施設の省エネルギー・省CO2への先導的取り組み
/㈱竹中工務店 山形光生・他
沖縄最大級の大型商業施設「サンエー浦添西海岸PARCOCITY」において、先導的技術の導入・運用により省エネルギー・省CO2を実現し一般的な商業施設の基準値と比較し約40%の削減を達成した。
■電源自立型GHP空調システムの開発
/パナソニック㈱ 宝積俊和
電源自立型GHPは、ガスで駆動するガスヒートポンプ冷暖房機に、停電時の発電機能を搭載した空調機である。近年高まる非常時にも対応した機器ニーズに対し、通常時の高効率空調を実現しつつ、非常時は発電出力の向上でレジリエンス性を高めた機器の特徴を紹介する。
■清水建設 東北支店
/清水建設㈱ 長田真一郎・他
地域性を活かした「仕事+健康、環境、災害」志向のオフィスをコンセプトに計画した清水建設東北支店の省エネルギー化技術について紹介する。竪型温度成層型蓄熱槽、躯体蓄熱放射空調システム等を導入し、省エネルギー化、電力負荷平準化を実現。

解説
■当社の廃棄物削減・リサイクル取り組み
/新日本空調㈱ 武藤晃彦
当社の廃棄物削減・リサイクル取り組み状況、保有技術活用による廃棄物削減・リサイクル、現場の取り組み事例や、産廃リサイクル率向上に向けた取り組みを紹介する。

竣工事例
■名古屋市国際展示場第1展示館
/㈱竹中工務店 野中康司・他
大型展示・コンサートに対応した20,000m2、有効天井高さ20mの無柱空間展示室をもつ名古屋市国際展示場施設のリーディングプロジェクト。高性能外皮による環境配慮型建築計画に加え、省エネルギー・高効率技術を展開し、環境にやさしく事業性に優れた「サステナブルな低炭素型国際展示場」を実現した。

シリーズ
■施工図描画ロボットによるワークフロー変革
/新菱冷熱工業㈱ 齊藤恒英
施工図の情報を床面に描画することで、墨出し作業の省力化、及び施工図の読み間違えによる施工ミスの防止が期待される。施工図は線や文字などの情報量が多いため、ロボットを開発し、描画の自動化を行うことで施工図の描画を実現した。本稿では、実際に現場に導入した事例を紹介する。
■大風量誘引ユニット
/㈱大林組 中山和樹・他
半屋外の大空間で利用可能な、空調用の誘引ユニット「in-DUCT」を開発した。従来方式と比較して、18,000m3/hもの大風量に対応し、約50%もの誘引量を確保している。北海道日本ハムファイターズの新球場の観客用空調に実導入した。
■藤田美術館
/大成建設㈱ 宮本育美・他
大阪城のふもとにある美術館の建て替え工事。かつては藤田家の大邸宅が周辺一帯に広がっていた。土地の記憶を呼び戻すべく、隣接する公園との間に設けられた塀を撤去し、境界をなくすことで歴史の継承のあり方を追求した。公園からも自由も美術館に立ち寄ることができ、子供から年配者まで広く親しまれる美術館を目指す。
2,300円
●特集 循環型社会に向けた廃棄物削減・リサイクル
■建築設備関連の排出物対策
/月刊「建築設備と配管工事」編集委員会
 建設設備における排出物対策は、その計画・設計から始まり、受注、施工、竣工、運用、更新・改修及び解体撤去という一連の流れに抑制、再使用、再生利用をする3R行動を行っており、更には機器などの梱包材などを断る(Refuse)も入れて4Rを実践している。本稿では、建設における廃棄物のリサイクルを中心に4Rについて紹介する。
■「スクラップ アンド ビルド」から「サーキュラー デザイン ビルド」へ
/㈱竹中工務店 岡 晴信・他
 スクラップ アンド ビルドから脱却し、循環型社会を形成するために、竹中工務店が取り組んできたリデュース・リユース・リサイクル活動や、サーキュラーエコノミーを建設業で実現するために策定したコンセプト「サーキュラー デザイン ビルド」を紹介する。
■塩化ビニル管のリサイクル
/塩化ビニル管・継手協会 井上雅昭
 建築現場での配管工事を始め様々な場所・用途で便利に活用され、目にする機会も多い「塩ビ管」。塩化ビニル管・継手協会が、「塩ビ管」の環境及びリサイクル活動に対する過去のアプロ-チから現在取り組んでいる活動内容、さらには今後の課題について紹介する。
■硬質塩化ビニルライニング鋼管のリサイクル
/塩ビライニング鋼管リサイクル協会 羽生三男
 硬質塩化ビニルライニング鋼管(以下、塩ビライニング鋼管)製造メーカーは、塩ビライニング鋼管のリサイクル構築に向け、検討及び調査・研究を進めてきた結果、「加熱分離法」を開発し、平成12年、塩ビライニング鋼管リサイクル協会を設立し、リサイクルシステムを構築、リサイクル事業を展開する。これらの内容について紹介する。
■「省電力・人件費削減」に応える低圧損、洗浄リサイクルフィルター技術
/㈱ユニパック 松江昭彦
 昨今の国際情勢のあおりを受け、電力会社の電力量料金の値上げの流れは、当分続くと思われる。空調用エアフィルターの低圧損化による「空気搬送動力削減」の手法がビル管理業界で広がりを見せる。

●最新技術情報
■設備積算でのIFCデータ活用
/㈱コスモ・ソフト 笹田 拓
 BIMで設備積算はどう変わるか。これまでも「CAD連動」というキーワードで「CADデータから得られる情報を利用する」という類似の発想は存在したが、実運用が難しかった。では、なぜそれがPLANEST +BIMとIFCデータの活用で現実味が出てきたと言えるのか、BIMの過渡期での実運用例も併せて紹介する。
■好みの温熱環境を創出するパーソナル空調機
/高砂熱学工業㈱ 木村健太郎・他
 ABWが普及する中、当社は高温冷水に対応しながら什器レイアウトの汎用性を高めたデスク用パーソナル空調機を開発し自社施設へ導入した。本稿では、デスク用パーソナル空調機開発の変遷と、改良型腹部吹出型空調機の概要について紹介する。
■IoT AI 遠隔点検サービス
/ TMES ㈱ 西片一成
 画像解析による自動読み取りシステム「LiLz Gauge」は、DXに向けた施設管理の注目IoTツールで、設備巡回における目視点検87%、人の巡回からIoTカメラによる画像点検、集積データの増加、それによる質の高い遠隔設備点検サービスである。

●施工事例
■大宮門街(オオミヤカドマチ)
/㈱山下設計 須能 誠・他
 大宮門街は、大宮駅東口エリア初の再開発事業として計画された。オフィスや商業施設、銀行、公共施設(市民ホール)など多様な用途が積み重なって構成されている本施設において、建築空間・設備システムともに、個々の用途へ対応しながらも、施設全体、さらには周辺環境ともつながり、今後続く東口再開発の核となることを目指した計画について紹介する。

●シリーズ
■ オフィス空間に一体感をもたらす、無垢一枚板の風合いの再現
/㈱イトーキ 小島 勇
 “木の心地よさ”と“ロングスパンの美しさ”を兼ね備えた「silta(シルタ)」製品コンセプトはオフィス空間に一体感をもたらす無垢1枚板の風合いを再現し、オフィスワーカーのウェルビーイングな働き方をサポートするビッグテーブル。天板と脚のみというシンプルかつダイナミックなデザインの製品に仕上げた。本物の無垢の家具の触感があり、本物の木のぬくもりがワーカーのストレスを軽減し、集中力や発想力を上げる効果を実証実験で裏付けた。
■ GOOD CYCLE BUILDING 001
淺沼組名古屋支店改修PJ
/㈱淺沼組 坂野秀之
 淺沼組名古屋支店改修PJは築30年経過した自社ビルに「循環型の環境配慮リニューアル」を行う計画である。既存躯体・空間を有効活用し、脱炭素社会に向けて自然素材の採用、既存材料のアップサイクルに取り組んでいる。設備計画においては汎用品を主とし特殊な機器を用いずにZEBready 達成をしている。
■コモレ四谷ランドスケープ計画
/㈱三菱地所設計 津久井敦士・他
 コモレ四谷は、いまだに低密度な都市景観を有する四谷において、超高層ビルを含む複合用途建築による初の大規模再開発である。計画にあたっては、四谷独自の歴史性・地域性からくる多様性を生かしつつ、街の機能や人と結びつく緑豊かなランドスケープ計画とした。
■第29回 テキストマイニング
/ TMES ㈱ 倉田昌典
 シリーズ解説の第29回。今回のテーマは「テキストマイニング」である。エネルギーや室内温湿度、設備の正常運転を把握、管理するには、電力、電流、圧力や温度、湿度などセンサからの電子数値データを分析することで、運転管理や設備運用方法の改善を行うことができる。これに対して修理修繕や故障の履歴はほとんどが文字で記録されている。この文字情報を分析することで、予防保全の方法や点検の効果などを把握することはできないのだろうか。今回は文字情報の分析、テキストマイニングについて概説する。
2,300円
■特集:庁舎のZEB動向②
○各務原市役所/㈱日本設計/水田亜紀・中西剛行
○八潮市新庁舎/㈱石本建築事務所/八木唯夫・海老原昌貴・宮城悠希
○向日市新庁舎/三井住友建設㈱/高木英治・栗原寿和・田原正寛
○上郡町役場本庁舎/日比谷総合設備㈱/田子拓弥
○平川市新庁舎/NASCA一級建築士事務所/杉下浩平・大森葉月・㈱八洲建築設計事務所/石鉢幸子/Arup/橋田和弘・増井周平・向井一将・シアメイチン・与那嶺仁志・小林隼也
■最新技術情報
○空冷HP式熱回収外調機と冷温水式天埋うす形AHUを併用した“自然派ZEB空調”の技術/木村工機㈱/齊藤一成
○遠隔臨場を誰でも手軽に実現できる次世代ウェアラブルクラウドカメラ/セーフィー㈱/杉本秀樹・坂元宏範
○バーチャルセンサーを用いたデジタルツインによる空調制御システムの開発/㈱竹中工務店/金本薫希・野中康司・細沢貴史
○行動変容による脱炭素を目標とした環境行動アプリの開発/㈱日建設計/谷川あゆみ
■解説
○急速充電設備の規制のあり方に関する検討総務省/消防庁/秋吉清生
■竣工事例
○メブクス豊洲/清水建設㈱/菅 裕之・加藤勇樹・盛川岳穂
■シリーズ:第21回 環境・設備デザイン賞
○空調利用位置検知システムの開発と検証/㈱三菱地所設計/平須賀信洋・諫早俊樹・永島啓陽/三菱電機㈱/京屋貴則・吉田昇平
■Le petit pouce ペットと暮らす231
○8月の思い出畑建築デザイン 畑由起子

2,300円
■特集:庁舎のZEB動向①
○敦賀市庁舎・敦賀美方消防組合消防庁舎/㈱佐藤総合計画/小泉公利・田中宏樹・田村富士雄
2021年に竣工した敦賀市庁舎・敦賀美方消防組合消防庁舎は「いつもといつかをつなぐ庁舎(ばしょ)」をキーワードに計画された市庁舎と消防組合庁舎を一体化した施設である。オンデマンド環境制御システムなどをはじめ、多様な環境親和手法を取り入れ、ZEB Readyを実現している。

○大和高田市新庁舎/㈱安井建築設計事務所/小林陽一・山崎貢沢・神澤龍也
大和高田市新庁舎は、高断熱、日射遮蔽など負荷削減を図るとともに、高効率熱源機+全熱交換器付外気処理空調機と高顕熱型ビルマルチエアコン、照度センサー、人感センサーによるLED 照明制御など汎用で使いやすい設備機器を採用し、ZEB Readyを実現した。

○美幌町役場新庁舎/㈱ドーコン/大槻政洋・林 達也・伊藤 傑・向山和晃
北海道の東部、オホーツク海から30km程度内陸に位置している美幌町役場新庁舎は、基本設計段階から環境負荷低減に取り組むことをコンセプトの一つに掲げ、北海道内では最初となるZEB認証(ZEB Ready)を取得した公共建築物として2020年2月に竣工した。

■最新技術情報
○地域冷暖房施設向けAI自動運転システムの開発/高砂熱学工業㈱/鬼頭俊輔
地域冷暖房施設では、熱源システムの運用をオペレータが手動で行っているため、オペレータの人員不足、熟練オペレータのスキル継承といった施設運用の課題を抱えている。これらの課題を解決すべく、AIを活用した熱源自動運転システム(GDoc Ⓡ-DHC)を開発した。本稿では、本システムを稼働中の地域冷暖房施設に導入して1年間の実証試験を行い、自動運転における安定稼働、省力化の実現を達成した、その取り組みについて紹介する。

○グリーン・リニューアルZEBを推進する最新技術/大成建設㈱/豊原範之・渡邉深雪・菅原圭子
既存建物をリニューアルでZEB 化にする際に貢献できる技術として、① 排気を利用した高断熱窓システムTGreenDI Windowと②既存の空調を活かし空気式放射空調に変更できるT-Green Radiant Ductの二つの技術を開発したのでここに紹介する。

○スワームロボットシステムを用いた室内照度測定器の開発/㈱九電工/酒見和幸・古野純二・福田貴子・池田義明/九州大学/倉爪 亮・松本耕平・西浦悠生
当社では九州大学との共同研究としてスワームロボット(群ロボット)システムを用いた室内照度測定器を開発しており、複数のロボットを自律分散制御し生物のように共同作業させることで、照度測定の自動化・効率化・時間短縮を図っている。本稿ではシステム構成やプロトタイプによる実験例を紹介する。

■竣工事例
○垂井町役場/㈱梓設計/松本純一・隅田泰章・渡邉 久
旧庁舎の老朽化が進む中、閉店した商業施設を活用したコンバージョンにより新庁舎を整備した。コンバージョンによる庁舎整備は全国的に事例が少なく大きなチャレンジであったが、脱炭素化・サスティナブルな社会づくりが求められる中、コンバージョンによる整備は社会的意義が大きく、庁舎整備の在り方に一石を投じる施設となった。

○日本初の高層純木造耐火建築物『Port Plus』/㈱大林組/森山洋平・河野暁子・清家久雄・本吉健志
Port Plusは、「これからの知を育む場」というコンセプトのもとに木の特性を活かしてつくられた次世代型研修施設である。日本初の高層純木造耐火建築物であり、循環型社会を具現化したサステナブル建築となっている。

○横濱ゲートタワーの設備計画について/鹿島建設㈱/鈴木幸人・高見正彦
横浜駅からみなとみらい21地区への玄関口に、新たなワークスタイルを実現するオフィス機能と横浜の新名所となるにぎわい機能を導入した「横濱ゲートタワー」が建設された。超高層複合用途ビルにおける設備計画事例として、その計画概要と新規開発技術について紹介する。

○広島JPビルディング/㈱久米設計/西谷幸二・岡本直樹/日本郵政㈱/西村和也
広島JPビルディングは、再開発中である広島駅南口の新しい駅前景観をリードするデザインを目指して計画された複合オフィスビルである。最新のスマートオフィスビルとして利用者の利便性・安全性・快適性に配慮した設備計画の一部を紹介する。

○須賀工業本社ビル/須賀工業㈱/稲田朝夫・鈴木正美/㈱すが設備サービス/堀田 誠/㈱日本設計/竹部友久・中川優一・大谷文彦/㈱安井建築設計事務所/佐々木尚・伊藤圭一・関根 亮
新本社ビルは、「健康になる環境デザイン」を基本コンセプトとし、安全・安心で健康に働けるオフィスの実現、都市型中小規模オフィスビルにおけるセントラル空調ZEBモデルの実現を目指した。ここでは、今回取り組んだ、ZEBとウェルネスを両立させる環境・設備計画、省CO2技術について紹介する。

■シリーズ
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第28回
量子コンピュータのいま/TMES㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第28回。今回のテーマは「量子コンピュータのいま」である。量子コンピュータは米国を中心として開発が進んでいたが、ついに今年3月、理化学研究所から国産量子コンピュータのクラウド利用を開始すると発表された。開発はいま、あらたな段階に入っており、各国の開発競争が一段と激化している。量子コンピュータは数年前までは実用化が未知数だったが、開発目標はかなり具体的で明確になっている。今回は量子コンピュータの開発動向などを紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす230
○みんなの学問/畑建築デザイン/畑由起子

2,300円
■特集:建築関連センシング技術の動向
○カメラ画像を解析して得られる新たなセンシング情報について/㈱NTTファシリティーズ/中満達也
近年、カメラ、及び画像解析技術の発展により、ディープラーニングを用いてヒトの快適性を推定する研究が盛んに行われている。本稿では、安価に入手可能なRGBカメラ画像から、在館者の温冷感に係る項目である着衣量を推定する手法を提案する。

○LPWAを利用した建設現場内環境センシングシステム/㈱長谷工コーポレーション/中邨浩司
当社はLPWAを利用した「建設現場内環境センシングシステム」を開発した。各建設現場の気温、湿度、WBGT値をWBGTセンサーで収集、更に風向風速センサーによる一元管理を開始した。常に工事関係者全員が各建設現場の状況をどこにいても数値で確認できるシステムを構築した。

○小型で廉価な室内温熱環境計測記録装置の開発/工学院大学/富樫英介/EleBees/山口 悟/製品設計家/高橋翔太
製造原価7,000円を切る小型で廉価なPMV計を開発した。無線による遠隔監視、電池による長期連続測定に対応し、設計資料はすべて公開されたオープンソース・ハードウェアである。本稿では、開発の意義、設計内容、応用例などについて紹介する。

○安心で快適な空間づくりに向けた取り組/み/㈱構造計画研究所/坂上裕信
指定エリア内や座席の利用者をカメラ映像から検知し把握することで、より精度の高い利用状況を把握することができる。その情報を混雑状況の案内や設備制御などに活用することで、当社では、安心で快適な働きやすい空間づくりに向けた取り組みを支援している。

■最新技術情報
○排水温度を低下させ配管施工の省力化に貢献/ウエットマスター㈱/渡辺剛史
電熱式蒸気加湿器SJBタイプに新たなオプション「排水温度低下仕様」をラインアップ。排水配管の施工簡略化・コストダウンに貢献するほか、法順守の面にも配慮し、現場の負担を軽減する。

○埋設消火配管として採用が増加する消火用ポリエチレンパイプ/㈱クボタケミックス/松下要介
当社の消火用ポリエチレンパイプは、耐食性・耐震性・経済性に優れ、金属管と比較して環境負荷を軽減しつつ、同等の流量を確保できるなどの特長を有しており、消火設備用等の埋設配管の主流である金属管からの切り替えが進んでいる。製品の特長やトピックスなどを紹介する。

○耐震偽装問題を根本的に解決する免震建築の生産プロセスの確立について/㈱モルテン/藤原勝宣・小林弘典
当社は、東京都市大学および髙松建設㈱と共同で建築免震構造用の高減衰積層ゴム支承を実用化した。この製品は耐震偽装問題を根本的に解決する免震建築の生産プロセスの確立を目的としている。本稿では、その技術と生産プロセスについて紹介する。

○クリーンルーム天井の軽量化による地震時の物損リスクの低減、ローコスト、省エネ化/大成建設㈱/八田良行・小川 聡
ISOクラス7程度のクリーンルームにおいてパネル型塵埃除去フィルタの代替方式としてHEPAフィルタ相当の布製ダクト(メンブレンダクト)を開発、クリーンルームの天井の軽量化を実現し、地震時のリスク・イニシャルコストを低減させた。低圧損なフィルタによりクリーンルームのランニングコスト低減も実現。

○省エネ計算ソフトを活用し、2025年の省エネ基準適合義務化に備える/㈱建築ピボット/田中靖生
2025年4月から原則すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準への適合が義務付けられることとなった。そういった背景のもと、本稿では、マンション・戸建て住宅の省エネルギー計算ソフトであるSAVE-住宅/HOUSE-省エネの活用方法について紹介する。

○環境計測や設備点検などの施設管理を人の代わりに行う自律移動ロボット/㈱RoboSapiens/長尾 俊
当社が開発する、環境計測ロボットBambooBotの紹介をする。ロボットに備えた、巻尺を用いた伸縮機構のメリットと、それにより得られる新しい自動点検の未来について解説をする。また、戸田建設㈱と行った実証実験の概要と結果の紹介を行う。

■竣工事例
○日本初 木造の仮設現場事務所におけるZEB認証取得/㈱大林組/蔵重裕行/西尾レントオール㈱/西山京太
木造の仮設現場事務所として日本初となるZEB認証(netZEB)を取得した。本稿は、その実現に寄与した木造ユニット化技術と省エネルギー対応の建築資材・設備機器の採用、ならびに水素燃料電池と太陽光パネルによる電力供給方法について紹介する。

○品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」のZEB計画/㈱松田平田設計/西尾 崇・伊藤安里・丸山 純
品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」は戸越公園内の敷地の一部に位置する環境学習や地域交流の拠点であり、都内公共建築物で初のNearly ZEB建築物である。省エネルギーによるランニングコスト・ライフサイクルCO2の低減や、環境学習施設として高い快適性を目指した。

○九段会館テラスの設備計画/鹿島建設㈱/大坂 泰・松田圭輔・大橋清文
文化財保護とその利用にあたっては、既存建物の現行法規への適合が必須であり、それをどのように実現するかが設計に求められることである。九段会館テラスへの防災計画においては、既存の雰囲気を可能な限り残すため階段加圧という手法を用いて解を求めた事例となっている。

○一口坂中央ビルにおけるZEB ReadyとWELL Goldランクの取得/前田建設工業㈱/久保俊輔
築30年を超える中規模事務所ビルの改修工事において、省エネルギー性能を向上させてZEBReadyの認証を取得するとともに、各種ウェルビーイングへの取り組みを実施することでWELL V2-pilotのGOLDランクを取得した事例の紹介。

○ザイソウ正木ビル 新社屋/㈱加藤設計/河辺浩幸
「CLTを活用した普及型省エネ木造ビルのプロトタイプ」をテーマに、特別ではない一般的な技術を用いることで、地域差が生じない技術・工法の普及促進を図った。さらに、木材が持つ優位性を活用して、地球規模で課題となっている脱炭素社会(CO2削減)に向けたサスティナブル建築を実現し、「ZEB」を達成。設計時だけでなく運用時も3年連続で100%以上の一次エネルギー消費量を削減した。

■ Le petit pouce ペットと暮らす229
○勝ち虫/畑建築デザイン/畑由起子


2,300円
■特集:外気処理空調機
○低温(5060℃)再生デシカント空調機/㈱アースクリーン東北/𠮷田康敏
低温再生デシカント空調機の代表的な実施例(産業向、スーパー向、温水プール向、オフィス向)について、記述する。再生熱源は主に冷凍機の凝縮熱(ホットガス)であり、高い省エネ効果が得られる。

○高分子収着剤を応用したデシカント空調機の取り組み/クボタ空調㈱/菅野博徳
低炭素化社会の実現に向けて、建物の消費エネルギーの大部分を占める空調システムの省エネ化は必須事項であり、低温の排熱が有効活用できる高分子収着剤を使用したデシカント空調機は省エネ化に必要な技術である。デシカント空調機の市場普及に向けた取り組みについて紹介する。

○ヒートポンプ一体型外気処理機/昭和鉄工㈱/安松直樹
ヒートポンプ一体型だからできる省エネ技術や機能を外気処理機に盛込んだ製品を紹介する。リタンエアデシカント外気処理機『ラデック』、リタンエア熱回収外気処理機『ユニバーサルフレッシュ』、ルーフトップ型外気処理機『ケアフレッシュ』。

○温度・湿度個別コントロール空調システム/ダイキン工業㈱/竹内勇人・連 直斗
感染症対策に伴う機能の追加、製品ラインアップ拡充の紹介に加え、ZEB化に寄与する省エネルギー・快適性を両立した効率的な空調システムであるDESICAシステムを解説する。

○デシカント外気処理機/東プレ㈱/吉本周平
カーボンニュートラルの実現に向け空調分野でも大幅な省エネが求められている。高顕熱型ビル用マルチエアコンと除湿(潜熱処理)を換気装置にて行うことができる当社のデシカント外気処理機デシトップを組み合わせることにより、快適性を損なうことがなく消費電力を大幅に削減することが可能になる。

○デシカント除湿機の省エネ手法/ムンタース㈱/吉川直滋
デシカント除湿機には様々な省エネ手法が提唱されているが、使用するユーティリティーや機器の構成に制約があるケースも少なくない。本稿では当社で蓄積された除湿ロータ技術を用い周囲の設備環境に依存しない汎用性の高い省エネ手法について解説する。

■最新技術情報
○再生可能エネルギーを最大活用自己託送を支援するクラウドサービスの紹介/日本電気㈱/石井幹晴
2020年10月に日本政府による「2050年カーボンニュートラル」が宣言され、日本は社会全体で脱炭素に向けた再生可能エネルギーの普及・利用拡大が進んでおり太陽光発電などの発電設備を活用した自己託送の取り組みが注目されている。本稿では自己託送を行う事業者を支援する当社のクラウドサービスを紹介する。

○デジタルツインとxR技術による可視化で設備管理を効率化する/㈱日立ソリューションズ/鈴木遊太
都市・建物のデジタルツインとxR技術を活用して企業DXに対応する「都市・建物向け xRトータルソリューション」について設備管理への適用を例に紹介する。デジタルツインとxR技術による可視化が、設備管理の業務効率化や作業者の安全性向上をもたらすことができる。

○既存RC造建築物における有孔梁の鋼板補強工法㈱奥村組/赤星博仁
本工法は既存RC梁新設開孔の補強工法であり、開孔を設ける前のRC梁と同等以上のせん断性能を確保できることを構造実験により確認した。用途変更に伴う改修工事の際に梁新設開孔部に本工法を用いることで、新設設備配管等により天井高を狭めることがなく、プラン変更に柔軟に対応できる。

■解説
○大雨災害発生の危険度を予測する地図情報/気象庁 大気海洋部 気象リスク対策課
気象庁が手掛けるキキクルは、雨が強まってきたときなどに、どこで大雨による災害発生の危険度が高まっているかを一目で分かりやすく把握できる地図形式の情報である。より一層、防災対応に使っていただけるよう、キキクルは改善を続けている。

■竣工事例
○富良野市複合庁舎/㈱日建設計/丹保洋人・辻 圭輔
北海道富良野市における既存庁舎の建て替え計画である。建て替えにあたり、庁舎に隣接する文化会館の機能を取り込み、ホールを複合化した新庁舎として建設された。本稿では、災害拠点施設としての防災計画や、地中熱システムを採用した設備計画等の概要について紹介する。

○大丸心斎橋店本館/㈱竹中工務店/金坂敏通・花田 博
大丸松坂屋百貨店では「持続可能な社会」の実現に向け、「低炭素社会への貢献」「地域社会との共生」等、その成果創出に取り組んでいる。この心斎橋店新本館はそうした視点による店づくりとしている。具体的には、「低炭素社会への貢献」では、館内で使用するすべての電力に再生エネルギーを使用するほか、高効率設備機器(変圧器、熱源設備等)の採用をはじめ、保存再生を行った館内照明も含め、すべてLED化としている。

○枚方市総合文化芸術センター/㈱日建設計/副島正成
枚方市総合文化芸術センターは、大・小・イベントホールの三つのホールや、屋外には約2,000m2の緑豊かな施設前広場を計画している。音の散乱を目的とした異なる曲率の曲面煉瓦積み壁面や、ホールとして初となる放射空調を採用し、快適な鑑賞環境の実現にも取り組んだ。

■シリーズ
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第27回
次世代ディスプレイ/TMES㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第27回。今回のテーマは「次世代ディスプレイ」である。ディスプレイ技術は、テレビを中心としたブラウン管から液晶そして有機へと技術は進化し、普及が拡大した。今後、個人的なVR・ARへの対応、大画面化や自然色、3D対応、消費電力低減などディスプレイ技術の開発課題は尽きることがない。

■Le petit pouce ペットと暮らす 228
○広島のアオギリ/畑建築デザイン/畑由起子

2,300円
■特集:農業分野の地中熱・ヒートポンプ利用の動向
○ハウス栽培に適した地中熱システムの開発・実証/(国研)産業技術総合研究所/内田洋平
産総研地中熱チームでは、地中熱研究の農業分野への展開を図り、園芸ハウス栽培に適した地中熱システムの開発・実証を行った。実証した地中熱システムは、従来の灯油加温器と比較してランニングコスト40%の削減を達成した。

○VPP・蓄熱・地中熱の農業用ハウスでの利用/東北文化学園大学/赤井仁志
食農分野関係者は、省エネや再エネ、冷房や除湿に対する理解が少ない。福島県飯舘村で地中熱に蓄熱とVPPを組み合わせ、農業用ハウスの加温と冷却に使うFS 実証調査を行った。地中熱を利用した暖房は、ボイラ(A 重油)の約1/4のCO2排出量となった。イチゴの局所加温に用いれば、ボイラの1/8~1/10のCO2排出量に下がると推定する。食農分野とエネルギー分野、建築設備分野が融合することでイノベーションが生まれることを期待する。

○イチゴ栽培への地中熱利用の取り組み/新潟県地中熱利用研究会
新潟県地中熱利用研究会では、2013年から施設園芸分野への地中熱利用の試験研究を進めてきた。新潟県特産のイチゴ「越後姫」のクラウン冷暖房への地中熱ヒートポンプ利用など、これまでの取り組みについて、設備規模や構成を中心に紹介する。

■最新技術情報
○建設時温室効果ガス排出量を算定できる「概炭ツール」㈱日建設計/中田茂郎
建築設計段階において建設時の二酸化炭素(CO2)排出量を容易に算定可能な「概炭ツール」を開発し、運用を開始した。本稿では概炭ツールのうち主に建築設備に関する概要について紹介する。

○常時監視システムでの漏えい及び故障の早期発見を/日立グローバルライフソリューションズ㈱/進藤雅文
当社は業務用空調冷熱機器での異常の兆候を早期発見し、予防保全実施により安定稼働を支えるビジネスを展開している。2022年8月にフロン排出抑制法が改正され、ユーザーが行っていた簡易点検が常時監視システムに代替できることとなった。当社のサービス特徴と法改正の対応を紹介する。

○大林組横浜研修所(PortPlus)に導入したスマートビルプラットフォーム/㈱大林組/長舟利雄
スマートビルプラットフォーム「WELCS place」を紹介する。「WELCS place」は「Open Innovation」、「SeviceAssemmbly」の考えに基づき、五つのサービス基盤、①UI/UX 基盤、②認証基盤、③API 管理基盤、④共通DB 基盤、⑤統合ネットワーク基盤から構成されている。利用者のニーズに合わせ様々なサービスアプリケーションを組み合わせを容易に行えるプラットフォームを実現した。

○マンション共用設備をIoT技術で設備点検/エヌエスティ・グローバリスト㈱/森田真祐
マンションの設備管理に対して、独自のLoRa 無線技術と多種センサーを組み合わせたIoT 技術で、日常的に設備状態の監視とデータの蓄積で点検業務の負担軽減をサポートする、マンション共用設備に対する、「IoT 技術を用いた設備点検サービス」を紹介。

○HEPAフィルター搭載の集合住宅向け全館空調/㈱長谷工コーポレーション/大西 豊・伊藤健一
マンション向け全館空調熱交換気システム「withair .CUBE」は、高効率ルームエアコンで2系統の温度制御により住戸内ほぼ均一な温度環境を実現できる他、HEPAフィルターによる高い空気清浄機能を持つ。検証実験を通してこれらの性能を紹介する。

■解説
○ハザードマップの普及に向けた国土交通省の取り組み/国土交通省 水管理・国土保全局
本稿では、ハザードマップの概要や全国の作成状況の他、国土交通省による作成の支援、水害リスク情報の空白域解消に向けた取り組み等を紹介する。また、マイ・タイムライン等の周知・避難に向けた取り組みや、最近のユニバーサルデザイン化に向けた取り組み等も紹介す

○商業建築の衛生設備配管における各種鋼管・ライニング鋼管の採用状況①/IDE研究所/井出浩司
大阪府高槻市の市民ホール。高槻城を思わせる堀や塀の再現など、周辺環境に配慮した歴史的な遺構を現代的にデザイン。地場産木材を使用したルーバーによる日射遮蔽、地下ピットを利用したクールヒートピット、ソーラーチムニー等、建築・設備が融合した省エネルギーを積極的に志向。

■竣工事例
○高槻城公園芸術文化劇場/㈱日建設計/田中宏昌・中村信治・國吉敬司
○京都東山計画(山荘 京大和・パーク ハイアット 京都)/㈱竹中工務店/布上亮介・君塚尚也・新宮浩丈
京都・清水寺に続く東山裾野の景勝地に、既存の伝統建築物や庭園を保存・復元して料亭として活かしながら、新たに70室の客室をもつラグジュアリーホテルを建設した。建築・インテリア・造園に関わる要素に環境・設備計画を融合させた取り組みの概要を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす227
○環境と共生する学校づくり/畑建築デザイン/畑由起子

2,300円
■特集:植物工場と関連技術
○未来農業「COMPACT AGRICULTURE」構想と当社における植物工場の取り組み/㈱大林組/中村奈美・諌山太輔
人々の食生活を支える未来の農業の姿として小さな面積で効率よく、必要なものを必要な量だけ生産し、完全循環を可能にする「COMPACT AGRICULTURE」構想。本稿では、天候や社会情勢による食料生産の不安定化やフードロスなどの世界的な問題を解決するための構想とその実現に向けての足元の取り組みを紹介する。

○放射式植物工場ユニットの開発/大成建設㈱/洞田浩文・山中宏夫
人工光利用型植物工場は環境制御性に優れ、計画的な栽培が可能となり、品質と生産性において最も有効な生産システムである。しかしながら、人工光を得るためにはエネルギーコストおよびイニシャルコストが増大する。本稿では、光源を LEDとすることで省エネルギー性を向上させるとともに、空間利用効率を向上させた LED利用による閉鎖型植物工場を紹介する。

○季節と場所にとらわれない植物栽培/戸田建設㈱/冨貴丈宏・田中 徹
農業や環境保全に関する事業の更なる拡大を目的に、季節にとらわれず植物の栽培試験が可能な「人工光型栽培実験施設」を整備した。本稿では、施設の概要、試験事例として①エダマメの最適な栽培方法および②花卉を利用した環境修復技術に関する試験結果について紹介する。

○未来へつなぐアグリカルチャー/新日本空調㈱/高塚 威/アースコンシャス㈱/青山恭久
植物工場にも適用可能な当技術は、古着のリサイクル繊維媒地と、二酸化炭素のピンポイント施肥技術、遠隔管理機能を組み合わせた全天候型栽培システムである。リサイクル繊維媒地利用により土地汚れの心配が無く、生産性・経済性の向上にも繋がる仕組みはサーキュラエコノミーにも繋がる。

○AIによる植物工場等バリューチェーンの効率化/㈱ファームシップ/宇佐美由久・米山智之・吉渡匠汰
当社は、AIや IoTを使って、農業の生産性と収益性の向上を目指し、バリューチェーンを最適化・効率化するシステム開発を行なっている。その中で、本稿では、卸売価格予測、生産重量予測、栽培効率化を中心に紹介する。

■最新技術情報
○エアカーテンを活用したゾーン空調システム/新日本空調㈱/永坂茂之・品田直也・森 悠大/中部電力㈱/中山 浩/中部電力ミライズ㈱/青 勇志
「AC Zone」は、作業空間をエアカーテンで区切り、その中で空調機を運転させることにより、柱や壁を設置することなく空間内を快適な温度に保つことができるゾーン空調システムであり、周囲より5℃以上涼しい環境を提供し、約40%の空調エネルギーを削減する。

○ビルメンテナンスのDXを実現する業務効率化ソリューション/ダイキン工業㈱/楠 祐介
本稿では、2022年7月8日に発売した、同社の新サービスであるクラウド型ビル管理システム「DK-CONNECTBM(ディーケーコネクト ビーエム)」の開発背景や業界の課題、本システムの狙いと目的を解説する。

○付加価値のあるオフィスを実現するスマートアプリ/戸田建設㈱/堤 隆志・佐藤康樹・磯部滝夫・大竹智輝
オフィススペースの需要供給のバランスが崩れている中で、選ばれるオフィスを提供するためにスマートオフィスアプリ「T_ReCS」を開発中である。本アプリはプラットフォームとしてビル OSを導入することでビル設備とアプリを連携しつつ、様々なスマートオフィスサービスを提供する。

○建築現場向けワンマン位置出しシステムの有効性/㈱トプコン/今泉 潤
墨出し・位置出し作業の効率化を提供するワンマン位置出しシステム「楽シリーズ」に、座標抽出をスマートフォン上で行えるアプリ「楽座」が加わり、システムが完成した。計測作業にかかる人工は半分、位置出し効率は飛躍的に向上し、従来比3~4倍の作業効率を実現している。

■解説
○コンベクションオーブンとグリス除去装置との火災予防上安全な距離の運用について/総務省消防庁/河野稔尚
厨房設備とグリス除去装置との火災予防上安全な距離に関して、「コンベクションオーブンとグリス除去装置との火災予防上安全な距離の運用について(通知)」を発出した。本稿では、通知の概要及び通知を発出するにあたり実施した加熱試験について紹介する。

■竣工事例
○流山市立おおぐろの森小学校・中学校/㈱日本設計/小泉 治・市丸貴裕・草野崇文・吉岡紘介・氏家真哉・中川優一・流田倫代・杉本将嘉
流山市立おおぐろの森小学校・中学校は、「高台の緑に溶け込む 森の中の木の学び舎」を共通のコンセプトとした、千葉県流山市の大畔地区に立地する木造3階建て校舎群である。カーボンニュートラルを目指す社会状況を踏まえ、多様な木材利用や接合部技術の発展に挑戦した。また、太陽熱を利用した空調・換気システムを構築し、自然エネルギーの積極活用を行っている。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第26回 次世代太陽光発電(ペロブスカイト)/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第26回。今回のテーマは「次世代太陽電池」である。現在普及している太陽電池の約95%はシリコンを素材としているが、シリコンを素材にした太陽電池は、日射量が少ないと極端に発電量が落ちることや、硬い構造であるため設置場所に制約があるなどさらなる普及には課題がある。その課題を克服することが期待されている次世代太陽電池が「ペロブスカイト太陽電池」である。今回は、いま注目されている「ペロブスカイト太陽電池」について概要を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 226
○でんでんむしの かなしみ/畑建築デザイン/畑由起子

2,300円
■特集:カーボンニュートラルに向けた創エネ・再エネ技術の現状
○太陽熱利用の現状と展望/(一社)ソーラーシステム振興協会/原 人志
本稿では、2050年カーボンニュートラルの実現に必要不可欠であると期待される代表的な再エネの熱利用(太陽熱、地中熱、バイオマス熱など)のうち、太陽熱利用について、主に非住宅(業務用施設)用途での現状と展望について紹介する。

○地中熱利用/(特非)地中熱利用促進協会/笹田政克
地中熱ヒートポンプについて、最近の市場動向と導入事例、省エネ効果とCO 2削減効果、ZEBへの導入状況、最近の技術動向、省エネ基準Webプログラムの適用範囲、クローズドループとオープンループの現状と展望、地域熱供給での利用などについて紹介する。

○我が国の地熱開発の現状と課題/日本地熱協会/上滝尚史
地熱発電は火山国である我が国に豊富に賦存する再生可能エネルギーであり、二酸化炭素排出量が少ない、季節や昼夜関係なく安定的に発電できる及び発電以外の熱水利用が可能などの特徴がある。しかしながら、地下の開発リスクや発電まで長期間を有するなどの課題もある。本稿では地熱開発の特徴や進め方、発電方式、国内の現状及び課題などについて紹介する。

○風力発電の現状と展望/(一社)日本風力発電協会/柴田 学
日本における現状の風力発電の占める割合は小さいが、大量導入が可能な洋上風力等今後の拡大・主力電源化が期待されている。風車のタワー・基礎は、建築との関連が深く、設計基準の改定や風車の大型化を踏まえ、構造解析での合理化の取り組みが行われている。

○バイオマス発電/東京大学・日本有機資源協会/芋生憲司
2050年カーボンニュートラルに向けて、バイオマスのエネルギー利用は温室効果ガス排出削減の方法の一つとして期待されているが、様々な課題がある。本稿では、日本におけるバイオマス発電の方法、現状、課題、展望について紹介する。

○カーボンニュートラルに貢献するヒートポンプ・蓄熱システム/(一財)ヒートポンプ・蓄熱センター/井上 聡
これまで進んでこなかった生産プロセス等へのヒートポンプの導入促進により温室効果ガスを大きく削減でき、変動性再エネの大量導入に対して、蓄熱システムが社会的コストを抑えつつ調整力として有用であることを示し、ヒートポンプ・蓄熱システムがカーボンニュートラル達成に貢献できることを紹介する。

■最新技術情報
○オフィスにおけるバイオフィリックデザインの活用に向けた川崎市との共同実証実験/ダイダン㈱/塩見真衣・一瀬賢誠・伊藤光香
建物に自然の要素を取り入れる「バイオフィリックデザイン」がオフィスの執務者に与える影響を明らかにするため、川崎市にある同市庁舎の執務エリアおよびリフレッシュルームにおいて、植栽や自然の音を導入して実証実験を行った結果を紹介する。

■解説
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究⑥/丸の内熱供給㈱/矢﨑淳史/新菱冷熱工業㈱/福井雅英
2020年度までの研究において、Aセンターのインバータターボ冷凍機単独運転を対象としてAI技術を活用した最適設定自動化手法を導入し、運転実績からAI予測モデルの問題点を抽出、対策を施したAI予測モデルの改良モデルを作製した。本稿では、改良したAIモデルを使用して最適自動制御を行った運転実績の評価を示すとともに、Nプラントの複数台冷凍機を対象とした運転実績の評価について紹介する。

■竣工事例
○自然エネルギーを活用した事務所ビルのZEBの設計と評価/㈱プランテック/小川泰志
本建物は「自然エネルギーを最大限に活かしたゼロ・エネルギービルを目指す」というコンセプトのもと一次エネルギー消費量78%削減「Nearly ZEB」として設計。また設計段階より更なる省エネ化を図るため運転計画を策定し、実績でも一次エネルギー消費量96.3%削減した「Nearly ZEB」を達成。その手法を紹介する。

■シリーズ:第20回 環境・設備デザイン賞
○学ぶ意欲を高める大学図書館/㈱大林組/溝田理沙・小山岳登・木村 剛・小島義包
集い、学ぶ場として、図書館、ラーニングコモンズ、ホールの三つの機能をもつ大学の総合学修施設を計画した。自然の地形や環境を連想させる森の中の渓谷のような空間とし、ずっと居たくなり、五感が刺激され学ぶ意欲が高まる施設を実現した。

■Le petit pouce ペットと暮らす225
○一筋の光/畑建築デザイン/畑由起子

2,300円
■特集:配管更生工法の技術動向
○排水管更生は1日、給水管更生は1.5日で引き渡し/いずみテクノス㈱/村上美文
モバイルリボン工法(MR工法)、・給水管更生工事、1日で完了翌日お引渡し!。・モバイルリボン工法 特許番号第4411298号。・モバイルリボンが創る『夢』の給水環境。モバイルハイブリッド工法(MH工法):高品質&高耐熱性の新しい1day排水管更生技術「吸引工法」「ピグ工法」「リノベライナー工法」の3工法をの長所を組み合わせた当社オリジナルの工法スタイル。

○給湯管更生工法、その他工法の適用について/大阪ガスリノテック㈱/三河克己
当社が実施しているマンション・集合住宅や工場・大型施設等の建築設備配管の更生技術を紹介する。CuteSLⅡ工法は3年前に開発された新しい給湯管更生技術であり、ピンホール等による漏水を未然に防ぐ画期的な延命工法である。その他、DREAM工法は日本で初めて排水管更生技術として技術審査証明を取得した20年以上実績のある工法である。PIPS工法は大規模建築物の100A以上の設備配管を主に対象としている。

○調査技術と管更生工法について/管清工業㈱/内海克哉
排水管は、経年変化により日々老朽化している。しかし、流れている限りはほとんどメンテナンスを行わず、詰まり、漏水等発生時対応する事後対応型の維持管理ではないだろうか。今回は、屋内・屋外排水管の適切な維持管理の一助となるよう、調査技術と補修技術について紹介する。

■最新技術情報
○トップフロータイプ新型寒冷地向けビル用マルチ室外ユニット/日立ジョンソンコントロールズ空調㈱/山田 享
2022年 10月よりトップフロータイプ新型寒冷地向けビル用マルチ室外ユニット「寒冷地向け 寒さ知らず(冷暖切換型)」を発売開始した。本製品は豊富な製品ラインアップと日立独自技術による高暖房能力や豊富な除霜機能による快適性のブラッシュアップ、高い省エネ性を特徴としている。

○データセンターのカーボンニュートラル実現の核となるプラットフォーム/㈱NTTデータ/堀口茂美
データセンターのカーボンニュートラル実現にはITとFacilityの両面の可視化、相互情報連携が不可欠。GHG可視化プラットフォームの核となる「Green DC energy management」により、データセンターの効率化の可能性を広げる。

○汎用的な温熱指標をiPhone、iPad上で計算できるアプリの紹介/新日本空調㈱/木村 崇・内藤 奨・張 江
室内環境や工場環境などで用いられる主要な温熱指標をiPhone、iPad上でその場で計算して計算結果を利用端末に保存できる温熱指標計算アプリ「THERble(サーブル)」の概要を紹介する。

○サブスクリプションによる建物ライフサイクル管理サービス/大成建設㈱/上田俊彦・末田隆敏/日本マイクロソフト㈱/宇都正博・木元宏昭
建物ライフサイクル管理サービス「LCMC」は、クラウドを利用したサブスクリプション方式のサービスである。建物の点検や不具合報告をスマートフォンやタブレットで行うことができ、建物の保守管理業務の効率化が図れる。

○既築オフィスビルの省エネについて/イオンディライト㈱/井ノ口紹三
大がかりな省エネ施策が導入しづらい既築建物における省エネ施策の実践事例を紹介する。既存機器、新設機器を問わずオープンネットワークで接続し、一つのインターフェイスで操作を一元的に管理。高度な省エネ技術だけでなく、設定温度の緩和や風量の適正化などによる省エネも組み合わせて実現することで、大きな省エネにつながる。

■解説
○未来に向けた成長戦略オフサイトプラットフォームによる生産性向上/高砂熱学工業㈱/古川 潤
「T-Base.プロジェクト」はオンサイトでの「施工管理」を、オフサイトでの「生産管理」へ施工プロセスを変革し、建設業界が抱える課題の解決を図る取り組みである。技術開発、生産管理、物流構築、教育・展開、そして価値創出といった多角的なアプローチにより、業界全体に働きかけるプラットフォームである。

■竣工事例
○フクダ電子本郷事業所/㈱三菱地所設計/中村駿介・角田光陽・羽鳥大輔・髙西茂彰
フクダ電子㈱の本社機能を有する事業所建替え計画である。働きがいのある優れた執務環境の実現を目指し、『頭寒足熱』を実現する天井放射冷房と床滲み出し空調、高温冷水利用も含む高効率熱源システム、蒸散効果を利用した間接気化冷却式外調機などが導入された環境配慮建築である。

○ライフサイクルでのカーボンマイナスを目指すグリーンオフィス棟/戸田建設㈱/竹中優揮・村江行忠・市川勇太
ZEBによる省エネルギーに伴うCO 2排出量の削減だけではなく、建物のライフサイクルでの CO 2収支をマイナスすることを目指し、リニューアルしたグリーンオフィス棟をオフィスとして使用しながら、実証的に取り組むこととした。本稿では、採用した環境配慮技術の概要と運用後のエネルギー収支について紹介する。

■シリーズ
○第20回 環境・設備デザイン賞
愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所/大成建設㈱/信藤邦太
愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所は、県民の安全・安心を守るため、県土の良好な環境の確保と県民の公衆衛生の向上に関する調査・研究の拠点施設である。既存施設の老朽化に伴う改築に際し、最先端の省エネルギー・創エネルギー技術を導入し、公共施設で全国トップクラスとなる「Nearly ZEB」の達成を実現した。

○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第25回
次世代パワー半導体/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第25回。今回のテーマは「次世代パワー半導体」である。半導体にはコンピュータや通信機器に利用される半導体と、モーターの電流制御などに利用される「パワー半導体」がある。「パワー半導体」は日本企業の得意分野であり、今後大きな成長の可能性がある。今回はこの「パワー半導体」の機能や課題、今後期待されることを概説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす224
○ウサギの男の子畑建築デザイン/畑由起子
2,300円
■特集:デマンドサイドマネジメントの最前線②
○ビル用マルチ空調システム/東芝キヤリア㈱/岡田 覚
高効率ヒートポンプ製品を寒冷地へ普及すべく、課題である①EHP化に伴う契約電力アップ、②除霜時の信頼性と快適性に対し、先進的技術(トリプルロータリコンプレッサ、デュアルステートインバータ)と独自技術(個別除霜技術、8℃暖房機能、高精度電力推定技術)を投入し改善している。

○業界最小、エレベータでの真空部一体搬入対応ナチュラルチラーの開発/パナソニック㈱/石崎修司
新ナチュラルチラー『エルーラミニ』は、最小非常用エレベータでの真空部一体搬入を可能とし、搬入・現地施工性を大幅に改善した。また、冷水・冷却水ポンプインバータ制御と台数制御の組み合わせによる大幅な省エネルギー性向上を図った。製品概要について説明する。

○寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム/エア・ウォーター北海道㈱/庄子賢一/リンナイ㈱/林 泰平/㈱コロナ/眞柄隆志
本システムは家中の給湯、暖房、冷房を1台のシステムで賄うことができる寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムで業界初のシステムとなる。ハイパワーなガス暖房と高効率なヒートポンプ暖房を最適にハイブリッド化することで、快適性、省エネ性、経済性、環境性を高いレベルで実現した。

○TOPレベルの省エネと冷媒による環境負荷を低減した空冷ヒートポンプチラー/三菱重工サーマルシステムズ㈱/岡田拓也・木全央幸
高効率空冷ヒートポンプチラー「MSV2」は、令和4年度デマンドサイドマネージメント(一財)ヒートポンプ・蓄熱センター理事長賞を受賞した。受賞に至った開発背景、電力負荷平準化効果および適用技術について紹介する。

○ノンフロン自動製氷システム[プレートタイプ]/㈱前川製作所/藤本岳生
現在、マーケットで流通している氷は、R404A等の ODPやGWPなど環境負荷が高い HFC系冷媒を用いた製氷設備で製造されたものが主流であるが、近年、製氷設備の分野においても地球温暖化と温暖化に伴う異常気象などの世界的な影響によりグリーン冷媒の普及拡大を加速することが急務となっている。本稿では、令和4年度デマンドサイトマネジメント表彰「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター理事長賞(機械部門)」を受賞した自然冷媒採用プレート製氷システム「ECONICE-P」を紹介する。

■最新技術情報
○水冷スクリューチラーと冷却塔をパッケージした新製品の紹介/荏原冷熱システム㈱/石原慎也・及川善夫
熱源機器を一体でパッケージにした新製品「一体形熱源ユニット RHSDW200MVP型」を開発した。水冷チラー導入業務の大幅な削減を可能にした本製品の特長について紹介する。そのほか、遠隔監視システムを活用したサービスとフリークーリングや低GWP冷媒対応など今後の展望についても紹介する。

○フル3次元建築設備CAD/㈱四電工/織田孝之
「CADEWA(キャデワ)」は、同社と富士通が1985年より共同開発をスタート、1987年に販売開始し30年以上の歴史をもつ製品である。建設業界の「深刻な人手不足」「ベテラン社員の大量離職に伴う若手社員への技術継承」など様々な課題を解決すべく、2016年より「CADEWA Smart」の開発をスタート2019年に販売を開始した。以降、年一回のペースで機能アップを重ね2022年10月には新バージョン「CADEWA Smart V4.0」の販売を開始した。

○SDGs達成に貢献する工場加湿/㈱いけうち/江崎寛通
高精度スプレーノズルと産業用加湿システムを扱う当社は、工場・倉庫の湿度管理の方法として蒸気式加湿から水噴霧式加湿に切り替えを提案している。ドライフォグやセミドライフォグ.による加湿手法によって、電力消費量や CO 2排出量を低減しかつ冷房負荷も抑制。湿度管理にかかるコストを大幅に削減するとともに SDGs達成にも貢献する。

○設計初期段階のBIMを活用したシミュレーションツール/東急建設㈱/中川政一・古舘奈菜
ZEBの実現には必ずしも経済的合理性に見合わないことがあり、設計初期段階での建築主とのコミュニケーションが重要となっている。そこで、設計初期段階の建築物のボリュームやプラン並びにコスト検討と同時に、エネルギーシミュレーションを行うことが可能であり、建築主との合意形成が促進されることを目的としたBIMを活用したシミュレーションツール「TC-BES」を開発したので紹介する。

○多段式熱交換ユニットによる新型省エネ空調/㈱アクアイースター/木村 太
withコロナ時代の空調に求められる「省エネかつ大量換気」という課題を、地下水熱源空調により克服する。滴下式・ラジエーター式の2方式を複合した多段熱交換ユニットが、常識を覆す省水量・低価格・除湿性能を有した冷暖兼用大風量換気システムを実現した。

○3Dプリンタとコンクリート自動打設システムを用いたRC構造物の自動化製造システム/㈱大林組/北村勇斗・石関嘉一・坂上 肇・高橋敏樹・西村俊亮
コンクリート工事は型枠の組み立て・解体やコンクリートの打込み等の作業が人力で行われており、省力化が課題である。そこで、3Dプリンタとコンクリート自動打設システムからなるRC構造物の自動化製造システムを開発し、プレキャストケーソン基礎の自動製造を実施した。

○最新デバイスを活用し、データや情報を繋げ、自動化や一括処理でタスクを加速する/㈱建築ピボット/黒沢隆史
DRA-CAD21は、最新デバイスやネットワークを通じて情報を共有する。定評あるデータ互換性が強化され、点群データの読み込みが追加された。複数ファイルの一括処理も機能拡張され、ミスを減らしつつ業務スピードを加速させる機能が搭載された。

■解説
○カーボンニュートラルの達成に向けて/㈱クボタケミックス/北田修一郎
当社が販売する建築設備用ポリエチレンパイプについて、SuMPO環境ラベルプログラムによるカーボンフットプリント(CFP)宣言製品への登録を行った。今後はこれらの製品を中心に CO 2排出量のさらなる削減に努めている。当社並びに当社グループの環境に係る取り組み、CFP宣言登録製品の特長などを述べる。

○環境省の「環境技術実証事業」において環境保全の効果が実証/㈱テイエルブイ/宮脇真美
スチームトラップは多数のタイプが存在し、その選定によって、工場の安全性やメンテナンスコストが左右される。本稿では、環境保全の効果が実証されたフリーフロート・スチームトラップについて解説する。

■シリーズ:第20回 環境・設備デザイン賞
○ダイナミックレンジ放射空調システム/新菱冷熱工業㈱/坂本 裕・近都州彦/㈱三菱地所設計/平須賀信洋・加藤 駿
従来の放射空調システムの省エネルギー上の課題を様々な開発技術によって解決、若しくは改善し、地下水や河川水の利用が困難な都市部でも自然エネルギーを最大活用する放射空調システムの概要を事前検証や性能検証とともに紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす223
○くまのパディントン/畑建築デザイン/畑由起子
2,300円
■特集:デマンドサイドマネジメントの最前線①
○デマンドサイドマネジメントの課題と取り組み/(一財)ヒートポンプ・蓄熱センター/前田洋二
電力需給の最適化へ果たす需要側の取り組み「デマンドサイドマネジメント」は、時代とともにその性質は変化しているが、その役割、重要性は増すばかりである。「デマンドサイドマネジメント表彰」で各賞を受賞した最前線の技術、取り組みについて紹介する。

○愛知県国際展示場( Aichi Sky Expo)の光・風・水・熱源の最適運用による省エネルギー・負荷平準化/㈱竹中工務店/石橋良太郎・細沢貴史
愛知県国際展示場は環境配慮型展示場として、中部国際空港から世界に発信できる省エネルギー施設として計画された。自然エネルギーを最大限活用しつつ、イベント毎に負荷変動の大きい展示場の特性に合わせたフレキシビリティを備えており、今後様々な大空間建築に応用展開が図れる。

○ダイヤゲート池袋における省エネ・快適・レジリエンスが一体となったスマートウェルネスオフィスの電力負荷平準化の取り組み/㈱日建設計 塚見史郎・久保洋香
東京・池袋に建設された、鉄道を大きく跨いで建つオフィスを主体とした高層ビル。大規模オフィスとして、広いワンフロアのワークスペース、高い安全性とBCP性能、高い環境性能を持つ設備計画とした。外周部には排気運転可能なウォールスルーエアコンが据えられ、室内の快適性と健康性向上を図るスマートウェルネスオフィスの電力負荷平準化の取り組みを紹介する。

○持続可能な未利用熱利用(帯水層蓄熱システム)による工場空調システムの省エネ革新/三菱重工サーマルシステムズ㈱/崔 林日・三原伸治
700kW規模の帯水層蓄熱システムを社会実装第一弾として当社工場の冷暖房に先行導入し、その実績は同規模の空冷ヒートポンプと比べ、年間27.9トンのCO2を削減した。複雑な地質構造で地下水利用が難しいと言われる地域で成果を上げたことで普及が期待できる。

○大阪梅田ツインタワーズ・サウスにおける多熱源蓄熱システムによる電力負荷平準化/㈱竹中工務店/鈴木暢人・山崎将吾
2台の熱交換機、ターボ冷凍機、ブラインターボ冷凍機と組み合わせた氷蓄熱とCGS排熱を利用したジェネリンクによる電力負荷平準化を実現した。また熱源シミュレーションシステムと掛け合わせることにより、目的別に最適化運転が行われる仕様となっている。

■最新技術情報
○R32冷媒を使用した大風量精密空調機の技術概要日本スピンドル製造㈱/松岡隆史
当社の主力製品である精密空調機「サーマルキューブ(TC)」は恒温恒湿空間の構築に広く活用されている。一方、空調機の冷媒として使用されるハイドロフルオロカーボン類については、経済産業省より排出量削減目標が設定されている。このような状況下、当社はTCの低GWP冷媒化を推進し、最大100m3/minの大風量を有する大型精密空調機として初めて、安全対策も含めR32冷媒の使用を実現した。

○ARにより室内環境をリアルタイムに可視化/㈱安藤・間/黒台昌弘
環境ウォッチver.2は、温度や湿度といった目には見えない室内環境を可視化するものである。事前のシミュレーション結果をAR表示する機能に加え、IoTセンサで計測した温度の変化をリアルタイムにAR表示する機能を実現した。リニューアル工事前の現状把握など幅広い活用が可能である。

○設計用気象データ作成ツール/(国研)建築研究所/三浦尚志
設計用気象データ作成ツール「ArcClimate」は、建物のエネルギー消費量予測に必要な気温、湿度、水平面全天日射量、下向き大気放射量、風向・風速について、指定した任意の地点の設計用気象データを作成するプログラムである。本稿では、ツールの概要、意義、利用方法などを述べる。

■竣工事例
○持続可能な社会に貢献するオフィス ダイダン北陸支店/ダイダン㈱/北野雅士
持続可能な社会の貢献に寄与する次世代オフィスビルとして建設した、ダイダン北陸支店の計画と設備概要に関して紹介する。設備概要では主にカーボンニュートラル、ウエルネス、レジリエンスの三つの取り組みに関する技術紹介を行う。

■解説
○世界初の『AIスマート空調』で実現する脱炭素社会/㈱日建設計総合研究所/鈴木義康
神戸市の三宮地下街「さんちか」において、最先端のデジタル技術を活用した『AIスマート空調』が誕生した。2017年から2020年にかけて実施した環境省の実証事業では約50%の空調エネルギー削減に成功した。現在、カーボンニュートラル実現に向けた複数の社会実装が進行中である。
○病院建築における配管用鋼管・ライニング鋼管の採用状況について(その2)/IDE研究所/井出浩司

■シリーズ:第20回 環境・設備デザイン賞
○太陽光発電、蓄電池、EVを統合制御した次世代直流給電システム/㈱竹中工務店/松倉想馬
直流給電システムDCPSは、小型直流統合電源(MSEG)から直流系統負荷へ直接給電を行い、再生可能エネルギーの有効利用に貢献するシステムである。さらにエネルギーマネジメントシステムI.SEMでサポートすることで、BCP連携やデマンドレスポンスへの参加等が可能な次世代給電システムを実現した。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第24回 次世代スマートメーター/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第24回。今回のテーマは「次世代スマートメーター」である。電力メーターの検定期間は10年間のため、2024年度から順次新たなメーターへの交換が始まる予定である。この交換を機会に、経済産業省では「スマートメーター制度検討会」を開始し、2022年5月に最終とりまとめを発表している。この検討会の内容を中心に、次世代スマートメーターの概要を紹介する。

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