建築設備と配管工事 発売日・バックナンバー

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2,200円
■特集:現場で活躍する施工ロボット技術
○〔巻頭言〕建設現場で期待されるロボット技術の動向/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
建築物の計画、設計、施工、運用、管理において、AI・IoT技術によって進化したロボット技術がさまざまに活用されている。本稿では建設現場でのロボット活用拡大のため、建設関係各社が取り組んでいる建設現場で活躍する各種ロボットに焦点をあて、開発、実用化の状況を紹介する。

○ロボットの自律走行と遠隔管理を実現する「建設ロボットプラットフォーム」/㈱竹中工務店/永田幸平
当社では清掃ロボット、搬送ロボット、材料取付けアシストロボット等、様々な開発を行い導入しているが運用面での問題も浮き彫りになってきた。異常時において、詳しいエラー内容が不明なため、復旧までに時間を費やし、稼働データの取得ができない等、ロボット側での処理、把握には限界がある。現在はBIMとロボットと如何にデータ連携させていくことが重要と考えており本稿では、本開発の状況との実施内容を述べる。

○垂直・水平自動搬送システムの概要と現場適用/戸田建設㈱/岡田大輔
垂直・水平自動搬送システムの概要および現場環境における検証、現場における運用に関する報告である。現場環境における検証では、自己位置推定の精度向上のため、ランドマーク測位を採用した。現場における運用では、従来搬送とほぼ同等の搬送効率となることを確認できた。

○自律走行式床面ひび割れ検査ロボットの開発/㈱安藤・間 羽根田健
開発した「自律走行式床面ひび割れ検査ロボット」は、床面のひび割れ検査において、走行台車型のロボットが、自律走行、自動撮影を行い、AIにより撮影画像からひび割れを検出し、その結果を図面に表示する。本稿では、ロボットの概要や実証実験による導入効果について紹介する。

○管内検査カメラシステム/㈱カンツール/都倉孝仁
管内検査カメラシステム【ロビオン】は、小口径から大口径まで、幅広い管内検査に適したシステムである。特に優れた点として、①高い走行性、②優れた操作性、③抜群の安全性を持ち、展開カメラや本管から取付管を調査する機器など拡張性も備えている。

○作業現場で立ち作業負担を軽減するアシストスーツ/大和ハウス工業㈱/山田高之
5年後10年後の先を見据え、熟練技能者や女性など誰もが長く働ける職場環境を構築するためには、装着型のアシストスーツの導入が不可欠である。「archelisFX」は、建設業だけでなく製造業や警備、飲食業等あらゆる場面においても採用の期待が高まる。

○建設工事現場における人協働型作業ロボットを活用した省人・省力化/建ロボテック㈱/眞部達也
建設業会の根本的な問題定義とその解決策としてのロボット生産への進化が、必要であることトモロボ開発についての本質的な価値を開発コンセプトとして、説明建設現場での生産革命を達成する為に必要な要素とそれを踏まえた今後の展望を紹介する。

■最新技術情報
○フリークーリング機能付設備用モジュールチラー/オリオン機械㈱/大竹史哲・原 稔
当社のチラーは、工作機械、理化学機械、医療用など様々な業界で採用されている。本稿では、チラーにフリークーリング機能を搭載、自動制御により大幅な省エネと水温の安定性を実現。近接設置対応、低GWP冷媒R32採用の新型設備用モジュールチラーの特長を紹介する。

○CO2センサー搭載タイプ 高機能換気設備/三菱電機㈱/島田健吾
当社は、全熱交換形換気扇「ロスナイ」の新製品として、CO2センサーを搭載した「学校用ロスナイ天吊露出形」を4月に発売する。CO2濃度を検知して、換気風量を自動で切り替えることで効果的な換気を実現し、教室内の空気質改善に貢献する。

○コイル洗浄対応型ファンコイルユニットの開発/㈱三菱地所設計/平須賀信洋・茂呂幸雄
コイル洗浄対応型ファンコイルユニットは、「清潔で省エネに、小さくて簡単に」を目標に開発を行った、主にホテル客室用の隠蔽型FCUである。大きく二つの技術開発からなる本開発を本稿で紹介する。

○新型ビル用マルチエアコン室外ユニット/日立ジョンソンコントロールズ空調㈱/室伏正圭・池 知叡
当社独自、かつ、日本市場初(2021年2月発売。当社調べ)、コンパクトなサイドフロー型で、モジュール組み合わせを行いトップフロー型同等の大容量を実現した、連結可能モジュラーサイドフロー型ビル用マルチエアコン室外ユニットの紹介。

○建物の屋内外を3D化し新型コロナの飛沫シミュレーションを行う飛沫可視化システム/㈱エコ革/中田秀輝
新型コロナウイルスの感染抑制を目的として、その感染源となる飛沫の拡散シミュレーションを行い、飛沫を可視化するとともに空気浄化に関する課題の検討を行う。また、独自の飛沫瞬時吸引・不活化システムによる飲食店などのへの根本対策の提案を行う。

■解説
○新設地域熱供給プラントの一次エネルギー換算係数に関する研究/日本環境技研㈱/河村佳彦・桑原 淳/㈱日建設計総合研究所/岡垣 晃・李 致雨
本研究では、新設の地域熱供給プラントを対象として、熱源機器の性能特性や地域導管の熱損失等について、実稼働プラントの運転実績や実測を基にしたデータ整理・分析を行ったうえで、新設地域熱供給プラントの一次エネルギー換算係数を算定するためのガイドライン素案を策定した。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(番外編Ⅱ前編)
カーボンニュートラル政策と建築設備/樹脂管コンサルタント/長谷川清
日本政府は「2050年までに日本の温暖化ガスの排出を実質ゼロとする」カーボンニュートラル政策を発表した。本講座では、番外編としてカーボンニュートラル政策とは何か、建築設備業界はどんな影響を受けるのか等、同政策を巡る今後の展望を今回と次回の二回にわたり解説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 205
○くぬぎタイム/畑建築デザイン/畑 由起子
2,200円
■特集:クラウドを利用した設備管理2
○業務用空調機器向けクラウド型遠隔管理・集中コントロールサービス/パナソニック産機システムズ㈱
当社は、業務用空調機器を遠隔管理・集中コントロールできるクラウドサービスの提供を開始した。設備管理者様の効率化と省力化に向けて、新たなサービス・運用について紹介する。

○日立が考えるオフィスビル向けIoTソリューション/㈱日立製作所/大野 航
ビル管理の効率化や、利用者の快適性向上など、新常態(ニューノーマル)で求められるビルの高付加価値化を実現する、ビル向けのIoTソリューション「BuilMirai(ビルミライ)」を開発した。本稿において、BuilMiraiの概要や特長、提供価値について報告する。

○空調機器をIoTで一括管理するサービス/三菱重工サーマルシステムズ㈱/森川純次
昨今、インターネットに家電製品を接続する(IoT化)ニーズが高まっており、オフィスビルに設置する業務用エアコンにおいても同様な状況である。本システムは、インターネット上に設置したサーバにより、空調機の消費電力量を自動制御することで、ユーザーの自発的な操作を必要としない省エネ実現の一助となる。

○データプラットフォームを用いた建物管理サービス/鹿島建設㈱/鈴木雄介
建物運用時での活用を目的に、設備機器の運転状態やエネルギー使用量など運用データを自動的にクラウドへ収集・蓄積し、AIエンジンなどを用いて分析・可視化するプラットフォーム「鹿島スマートBM.」を構築した。本稿では、その概要と機能、運用状況について紹介する。

■最新技術情報
○ガス透過膜を用いた新しい換気システム/川崎重工業㈱/梅本勝弥・湯浅鉄二
SEPERNA.は、ガス透過膜を用いることで、室内空気のより厳密な衛生管理とそれに基づく高度な清浄化を実現するとともに、省エネにも寄与できる新しい換気システムである。SEPERNA.の概要、実証機の試作状況や今後の展望を述べる。

○設計、施工時のダクト選定のエンジニアリングツールとして活用できるアプリの開発/新日本空調㈱/木村 崇・内藤 奨
ダクト計算尺は、先達の尽力により構築されたダクト設備の理論と技術の一つの結晶と言える。今回、この計算尺をスマートフォン用のアプリとして開発し、ダクト選定アプリとして一般公開した。本稿では、本アプリの開発経緯と、アプリの概要を紹介する。

○正確なデータのやり取りや設計意図の伝達をする建築設計・製図CAD/㈱建築ピボット/黒沢隆史
DRA-CAD19は、テレワークやオンラインミーティングなど環境の変化に対応し、正確なデータのやり取りや設計意図の伝達を行えるよう機能強化を行った。本稿では、設備設計での利活用方法を紹介する。

○宅地用雨水マスシリーズの展開/積水化学工業㈱/山下義泰
今回紹介するエスロンコンパクト雨水マスは、都心部などの狭小地設置が可能なコンパクト形状かつ1品種で様々な配管に対応できる施工自在性を併せ持った製品である。さらに底部に有孔部を設けた浸透型のエスロンコンパクト雨水浸透マスをラインナップした。

○超高集積・高発熱サーバーに対応する液浸冷却システム/大成建設㈱/諏訪浩一
近年のデータセンターは、高集積・高発熱サーバーの増加により、従来の空気による冷却では能力が限界に近づきつつある。大成建設ほか2社は、サーバーを特殊な液体に浸し、熱処理を行う新たな冷却システム「爽空sola」を開発し、冷却能力の向上、省スペース、省エネを実現した。

■解説
○樹脂製柵状熱交換器を用いた排湯熱回収とその事例/㈱テスク/山田英和
近年、施設の省エネルギー化や未利用エネルギーの利用拡大が求められている。その一つに温泉熱利用がある。本樹脂製熱交換器は、源泉や排水系統に設けた槽の中に浸漬させて熱交換を行う。実証で一定の省エネルギー性があることを確認し、今後は幅広い分野での展開を期待している。

○水素エネルギーを活用するVPP制御システムの開発・実証/㈱竹中工務店/茂手木直也
当社は、2021年度から取引が開始される需給調整市場に向け、水素エネルギーを含む建物内の電源リソースを統合制御する新たなバーチャルパワープラント(VPP)制御システムを開発し、実証を行った。その概要について説明する。

○建築物省エネ法と給湯器技術・再生可能エネルギーの動向/東京大学/前 真之
住宅における給湯機の高効率化、および建築物省エネ法およびゼロエネルギー住宅ZEHにおける給湯一次エネルギー消費量について紹介する。さらに、今後求められる太陽光発電の自家消費に向け、蓄熱の可能性についても言及する。

○鋼管のねじ加工に関する技術研究と普及活動40年を振返る(下)/IDE研究所/井出浩司


■竣工事例
○久光製薬ミュージアム『ZEB』検証/五洋建設㈱/小座野貴弘
脱炭素化に向けZEB化推進が謳われ徐々に実績が増えている。ZEB普及には、設計性能が運用時にも発揮できるが必要であり、ZEB建物のエネルギー消費実態の把握が重要である。本稿では最近のZEBを概観し、『ZEB』を実現した久光製薬ミュージアムの運用時のZEB評価に関し報告する。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第15回
○コンピュータとプログラム/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第15回。今回のテーマはコンピュータとプログラムである。コンピュータの進化とそれに伴うオペレーションシステムの機能と種類、プログラム言語とその特徴、適用分野などについて紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 204
○生物季節観測/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:クラウドを利用した設備管理1
○企業等によるクラウド利用の現状について/総務省/藤井信英
総務省は昨年8月、令和2年版情報通信白書を公表した。白書の記述の中から、企業によるクラウドサービスの利用動向に関する調査結果や、世界全体でのクラウドサービスの市場規模の推移及び予測について紹介するほか、5G時代におけるクラウドサービスについて展望する。

○Rebroとの連携で実現する冷媒配管選定と室外機騒音計算の効率化/ダイキン工業㈱/本永 拓
昨今の建設業界における生産性向上を目指したBIM活用の促進にともない、空調設計施工業務においてもBIMを活用した効率化が求められている。本稿では、当社のクラウド型空調設計支援システム「DK-BIM」が建築設備CADのRebroと連携して実現できる効率化を紹介する。

○クラウドを利用したモバイルツールシステムによる「設備総合管理」の効率化と省エネルギーシステム/TMES㈱/先崎俊裕
当社では「設備総合管理」のためにMOTsというツール群を利用している。MOTsは設備の維持管理を効率化する「METCLOUD」と、省エネルギーに貢献する「GODA CLOUD」の二つのクラウドサービスが主な構成要素になっている。本稿ではそれらのクラウドサービスの概要と導入による効果について紹介する。

■最新技術情報
○サイフォン式雨水排水システム/積水化学工業㈱/元 隆明
近年の集中豪雨増加に伴い建物屋上からの雨水排水では、排水管の大口径化・本数増といった対策を余儀なくされている。これら対策は、重量増加による運搬性や施工性悪化や、建物内での配管取回しが困難という課題がある。当社はこれら課題解決の為、専用ルーフドレン・専用管継手・専用配管設計ソフトからなる、サイフォン式雨水排水システム・雨水ハイパー RDを開発・発売した。

○FMにおけるヒト・モノ・情報を繋ぐ/㈱FMシステム/千野元就・池永武史
FM-Integration(エフエム・インテグレーション)は、FMデータベースを中心に、BIM、施設台帳、図面、長期修繕計画、点検、保全管理など、FM業務における様々な機能と連携する統合ファシリティマネジメントプラットフォームである。本システムの概要とFM業務に役立つ機能を紹介する。

○耐破壊に優れたダクタイル鋳鉄製公設小便器の開発/伊藤鉄工㈱/藤繁俊五
近年、公園等の公設洗面所で陶器製の便器や洗面・手洗い器具の破壊被害が発生して行政が困っている。当社は破壊されない安心・安全を目指し、明るいデザインで活気ある地域社会に貢献できる耐破壊型ダクタイル鋳鉄製小便器の開発した。

■竣工事例
○高砂熱学イノベーションセンター/㈱三菱地所設計/武藤友香・羽鳥大輔・髙西茂彰/高砂熱学工業㈱/平原美博・清水昭浩・木村健太郎
高砂熱学工業の新たな研究開発拠点。主に研究と実践の場「ラボ棟」と共創と発信の場「オフィス棟」で構成され、センターを社内外に対して広く開放する。ZEB認証を取得した本建物は、新たな技術を導入した様々な執務空間を設け、バイオマス燃料や地下水熱、太陽光を用いてエネルギーの自立化を目指す。

○渋谷 パルコ・ヒューリックビル/㈱竹中工務店/芝原崇慶・小池正浩・塩澤拓馬・梛原 勝
1970年代から渋谷の街と共に文化をつくり発展してきた渋谷PARCOの建て替え計画である。都心に立地するファッションビルでありながら、高品質な屋外空間である屋上広場・立体街路を整備することで、訪れるユーザーの「健康(ウェルネス)」への配慮と省CO2の両立を目指した。

○高知赤十字病院/㈱久米設計/土岐昇三
400床を越える大規模病院として、ZEB Readyを取得した高知赤十字病院に導入した「特殊でない」省エネ手法を紹介する。『2050年 実質CO2排出量ゼロ』を目指す我国の方向を示す一助となれば幸いである。

○技術研究所展示実験棟の省エネ化改修/五洋建設㈱/小座野貴弘
今後加速する脱炭素化に対し建物の省エネ化は急務である。当社では省エネ化提案活動を積極的に進めている。その中で効果的な省エネ技術の適用方法を把握することを目的に今回技術研究所展示実験棟に多くの省エネ技術を導入した省エネ化改修を実施し、現在効果検証に取り組んでいる。

○グランエミオ所沢(所沢駅東口駅ビル計画)/㈱東急設計コンサルタント/高橋宏和・菅野幸志
グランエミオ所沢(所沢駅東口駅ビル計画)は所沢の街の更なる発展を目指し、駅を挟んだ東西を繋ぐ一体化した駅舎と商業施設からなる複合施設である。環境配慮・BCPを取り入れるほか、維持管理に配慮した計画としている。

■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○大きな地形を背負う環境共生住宅/都市建築設計集団/UAPP/手島浩之
施主の要望により眺望確保のための大開口を設けた住宅の温熱環境獲得のための試みである。冬季の日射を取得し、室内のPCMに蓄熱し活用を図った。完成後の測定と調整により、快適な室内環境の実現が確認できつつある。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第13回)
ポリエチレン管の物性改良に関する最新状況/樹脂管コンサルタント/長谷川清
ポリエチレン樹脂に関する近年の技術開発動向を踏まえ、最新のポリエチレン樹脂で構成されるポリエチレン管においては、種々の物性改良が進んでいる。今回は、これらの物性改良の内、ポリエチレン管の耐久性に絞って解説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす203
○ポンペイの黒い犬/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:建築環境計測技術の新動向
○微風速の測定/日本カノマックス㈱/星 明宏
近年では、快適性を向上させる上で微風速を管理することが一般的になってきた。加えてそれらを高い精度で手軽に測定できる風速計への期待も高くなっている。本稿では、微風速の測定と題し、熱式風速計の原理、機能、特長および校正風洞について紹介する。

○住宅における室内外環境情報提供システムの開発/工学院大学/中島裕輔
本稿では、住宅において、様々な室内外環境情報の提供を通じて省エネルギーだけでなく快適性や安全安心を確保するための賢い住まい方全般をサポートするシステム開発について、その機器製作の概要と各種情報提供機能、そして運用実験の結果について紹介する。

○情報分野と連携した室内環境計測機器の製作と実践/静岡理工科大学/鍋島佑基
省エネシステムであるデシカント空調は、システムが省エネルギー性を維持するために精密な制御が必要である。前半は安価なIoTセンサ群による空調自動化を試みを紹介した。後半は、IoTセンサを用いて種々の測定を試みたのでその取り組みを紹介する。

○最近の光環境実測/東京理科大学/吉澤 望
建築光環境の分野における近年の大きな変化・進展の一つとして、輝度および分光特性の測定がより広い範囲で一般的に行われるようになってきた。本稿では、最近の輝度・分光特性実測の動向を説明し、続いて従来の照度測定も含めた現場での光環境実測の方法や課題等を紹介する。

■最新技術情報
○低GLP冷媒R32採用空冷ヒートポンプチリングユニット/ダイキン工業㈱/森下悟史
環境対策が重要性を増す中、当社は2020年2月に地球温暖化影響の低いR32冷媒を採用した8~30HPの空冷ヒートポンプチラーを発売する。最新のマルチエアコンを母体機とすることで、生産性・制御性を向上しつつ、大幅な省エネを実現した。

○小規模改修で簡易陰圧室を構築する技術/ダイダン㈱/篠原拓真
当社の空気清浄・陰圧化ユニット「INFシリーズ」は、一般病室や診察室に小規模な改修工事を行うだけで対象室の簡易的な陰圧化と室内の空気清浄化を両立できる製品である。シリーズには使用目的や設置環境に合わせ3種類の製品がラインアップされている。

○室圧の変更が可能な多用途型簡易クリーンブース/新日本空調㈱/高塚 威・磯 佑輔
陰圧と陽圧に切り替え可能な多用途型簡易クリーンブースを紹介する。オフィスにも設置可能な寸法と重量、タッチパネル式制御、HEPA付FFU、低騒音、内側から組立て可能、標準工事2.5日間などの特徴があり、米国CDCガイドラインの空気感染隔離室に準拠する。

○大規模災害時のBCP支援ツール/大成建設㈱/龍 英夫
災害時のインフラ設備の被害状況と備蓄燃料の使用可能時間を早く正確に情報提供する「見える化」を実現し、予め計画された災害時機能維持時間に合わせて、建築設備を自動的にコントロールする機能を持ち合わせているBCP対応統合型BEMSである。

■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○神戸アイセンター/㈱日本設計 篠原史彦・山崎弘明・柴家志帆
神戸アイセンターは世界初の「眼」のワンストップセンターとして計画された。異なる用途を集積させた当施設のエントランス空間には、視力低下による困難さを抱える人々が気づきや挑戦を促すことを目的とした支援空間「ビジョンパーク」を配置した。「病院へ、遊びに行こう!」というコンセプトで患者さんに限らずあらゆる人々を受け入れる施設である。

○資生堂グローバルイノベーションセンターS/PARK/鹿島建設㈱/佐々木歩・城内 淳・平郡志樹
新しい研究のカタチを目指した資生堂の研究開発拠点。研究フロアは中央のラボに隣接してイノベーションスペースを設ける構成とし、その吹抜は階毎に東、北と交互に位置を替え、オープン階段によって11層が繋がっている。1、2階は街の人々が自由に使えるコミュニケーション施設とした。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第14回「電池はどこまで進化するのか?」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
電池はIoTの普及には不可欠なアイテムであり、蓄電池は電気自動車や太陽光発電などの普及にも必須である。電池の歴史と、原理、現在普及しているリチウムイオン電池の詳細を説明し、電池の課題、開発の方向性などを紹介する。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座 第12回
合成高分子樹脂管を取り巻く治工具類について/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管(ポリエチレン管)を取り巻く治工具類について紹介する。合成高分子樹脂管の全体像を把握する上で治工具類についても一般常識レベルの知識を持つことは必要である。また、治工具類は工事のどの工程でどのように使われるかを把握することが望ましいことから、できるだけ使用法も示して解説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす202
○パンダの生命をつなぐ/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:建築設備関連フィルタユニットの最新動向2
○フィルタ選定の留意点/TMES㈱/落合弘文/高砂熱学工業㈱/井上哲郎/日本ピーマック㈱/大田睦夫
フィルタの圧力損失、フィルタの組み合わせ使用、HEPAフィルタ、ULPAフィルタの留意点、フィルタの設置場所、参考資料など、フィルタ選定に関する留意点について紹介する。

○フィルタの計算・選定事例/㈱関電エネルギーソリューション/上村 泰/㈱E&Eプラニング/中川清二
建築物環境衛生管理、フィルタ効率の計算、フィルタ選定事例などフィルタの計算・選定事例について紹介する。なお、フィルタ効率計算プログラムは日本工業出版ホームページ(月刊建築設備と配管工事2021年2月号)よりダウンロードできる。是非、利用いただきたい。

○フィルタ用語の解説/進和テック㈱/今野貴博
JIS B 9908「換気用エアフィルタ・換気用電気集じん器の性能試験方法」が2019年に制定され、今までの性能試験方法が大きく変わり、新たな用語も多く使用されている。そこで特に新試験方法においてポイントとなる用語、および従来の試験法の用語他について解説する。

○フィルタ関連資料/日本カノマックス㈱/早川洋平
JIS B 9908換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん器の性能試験方法:2019年版では、粒径0.3μmから10μmの間を12区分して、フィルタの捕集効率を評価する方法に変更された。本誌では、OPCの原理や構造と当社のアライアンスパートナーであるドイツTOPAS GmbHが販売するOPCについて紹介をする。

○各国のエアフィルタ規格の状況/進和テック㈱/奥山一博
一般換気用エアフィルタ及びHEPA・ULPAフィルタの米国、欧州、日本の試験規格と、新たに制定されたISO規格について、これまでの経緯と内容の概要説明などについて述べる。

■最新技術情報
○可搬式抗菌フィルタユニットと自立型感染防止フードの開発/新日本空調㈱/須磨恵太郎・藤芳正司
開発製品である「可搬式抗菌フィルターユニット」と「自立型感染防止フード」の紹介と、それらをダクトで組み合わせた「感染症患者診察時の飛沫感染防止システム」を説明し、また、大風量「可搬式抗菌フィルタユニット」の適用例についても説明する。

○施工現況を迅速・高品質に点群化、設計データとの比較検証も現場で完結/㈱ニコン・トリンブル/春岡裕史
TrimbleX7は、軽量小型な筐体で三脚も軽量・堅牢なカーボン製なので機動力に優れており、各種自動機能により専門知識不要で高品質な点群データが取得可能。合成作業から設計データとの比較まで、一連の作業を現場で完結できるので生産性が大幅に向上する。

○移動式高性能エアバリアユニット/㈱大気社/久保田康三・山本芳嗣・舟里忠益・小吹尚也
簡易の医療施設など感染症専用施設以外で診察、治療を行なう医療従事者の感染リスクを低減するため、省スペースで移動可能なパーテーション構造のユニットを開発した。本稿では、数値流体解析及び可視化試験により有効性が確認できたので、その内容について紹介する。

○より効率的な施設運営のための統合管理システム/アラップ/大江晴天
アラップで開発した建物管理のための統合プラットフォームである「Neuron」について、香港の新築複合施設に導入した事例を通じて紹介する。特に、設備の設計・運用の観点で、自動制御から運用までの建物全体の情報を一つのプラットフォームで管理するメリットについて詳しく述べる。

○自ら消火する”革新的な建材/ヤマトプロテック㈱/市川 誠
防火する建材から、消火する建材へ。瞬時に多くの命を奪ってしまうガソリン火災から、できるだけ多くの命と財産を守るために、K/SMOKE PANELは自ら消火する建材という新しいイノベーションである。

■解説
○我が国の建築BIM推進会議における検討状況について/国土交通省/田伏翔一
国土交通省における建築分野のBIMによる生産性向上とBIMの普及促進のための検討状況として、「建築BIM推進会議」の立ち上げ経緯や、同会議の検討状況とその成果物、今後のスケジュールについて記載する。

■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○加圧防排煙用圧力調整ユニット/協立エアテック㈱/木下圭一郎
「加圧防排煙システム」は火災時に室内の煙を排出すると同時に避難経路である付室を加圧し付室内の圧力を高めることで、煙の進入を防ぐ避難上の安全性を一層高めた防排煙システムである。近年ではその安全性やダクトスペース削減などの施工メリットから超高層ビルを始め商業施設、ホテルなど幅広く採用されている。本稿では、このシステムに使用する圧力調整装置「CPAU(クーパー)」を紹介する。

○ブラインド昇降機構内蔵システム/㈱豊和/脇本大地
ブラインドは一次エネルギー消費量抑制のための遮熱対策として有効なアイテムとして注目されている。ダブルスキンカーテンウォールは省エネ効果の高い構造であり、そのダブルスキンカーテンウォールキャビティ内にブラインドを設置することで、より高い省エネ効果を得ることができる。しかしその場合には、ブラインドのメンテナンスを如何にして可能とするかが重要となる。本稿では、問題を解決する一助となる「A-BLIND」を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす201
○匠の合掌/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:建築設備関連フィルタユニットの最新動向1
○エアフィルタの捕集原理/工学院大学/並木則和
今般のコロナ禍において、感染経路の一つとして注目されてきた粒径5μm以下のいわゆる“飛沫核感染”の対策にも関係するエアフィルタやマスクに使用されている不織布からなる繊維層フィルタの捕集理論について、液ろ過フィルタとの違いにも触れながら概説する。

○エアフィルタのろ材及び構造について/日本バイリーン㈱/西堀 寧
エアフィルタはプレフィルタから超高性能フィルタまで多くの種類が存在し、その用途にって要求される性能は異なり素材や構造自体も多岐にわたっている。本稿では除塵用途で使用されるエアフィルタに注視し、そのタイプごとに代表的なろ材とユニット構造について紹介する。

○中性能フィルタの提案/ニッタ㈱/佐野義哉
新型コロナウイルスなど生活環境を脅かす汚染物質の浮遊が問題とされる昨今、健康で快適な生活を取り戻すためには、清浄な室内環境の実現が欠かせない。清浄な室内環境を実現するためには、大変重要な役割を果たすフィルタについて、求められる環境実現のために除去対象となる汚染物質を元に用途を分類し紹介する。

○エアフィルタの性能試験方法/進和テック㈱/奥山一博
一般換気用エアフィルタの試験規格JIS B 9908規格群が2019年に制定され、新たにPM1、PM2.5、PM10の三つの粒径範囲を対象とした粒子状物質捕集率J-ePMxが採用された。これまで用いられてきた比色法や計数法との違いや2019年版のポイント、また、今後の普及にかかる課題などについて述べる。

○SDGsとポストコロナ時代のフィルタ考察/㈱ユニパック/松江昭彦
近年、国内主要空港やメガバンクを中心に「使い捨て中性能フィルタ」から『洗浄再生中性能フィルタ』へのパラダイムシフトが始まっている。「建築物衛生法」施行以来、半世紀を経て「平均大気塵量」と「室内浮遊粉塵量」が大幅に減少したことに起因する。

■最新技術情報
○外壁・窓で発電する創エネ外装システム/大成建設㈱/山口 亮・村瀬宏典・梅田和彦
建物で導入しやすい創エネ技術として太陽光発電の役割が重要となっている。建物の意匠や機能に融合し、外壁・窓で発電する創エネ外装システム太陽電池システム(T-Green. MultiSolar)を開発した。その概要について紹介する。

■解説
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究4/丸の内熱供給㈱/矢﨑淳史
熱源システムのエネルギー消費量が最小となる最適な設定値について、オペレータによる手動設定からAIによる自動設定とすることで、省力化を図りかつ更なるエネルギー効率を向上させる等の研究をもとに、本稿では、AI技術を活用した最適設定自動化手法の概要と運用の効果について紹介する。

○給水管地中埋設部の耐震化技術確立について/建築設備用ポリエチレンパイプシステム研究会/栗栖忠臣
近年の地震で甚大な被害が確認されている、配水分岐からメーターボックスまでの給水装置引込み部には、耐震化が求められているが、耐震設計法が定められていない。そこで、レベル2地震動を想定した埋設実験により、耐震性能を確認・分析することで、耐震設計法を確立した。

○水処理におけるIoTの活用/東西化学産業㈱/柴野和明
近年、各種設備の管理業務では、現場管理者の人手不足に伴い、業務負荷増加が課題となっている。当社では水処理遠隔監視システム『アドリアルシステム』をリニューアルし、水処理システムの管理業務改善を提供する。本稿では、システム概要や、冷却水系統における適用例について紹介する。

○鋼管のねじ加工に関する技術研究と普及活動40年を振返る(上)/IDE研究所/井出浩司

■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○新宿三井ビルディングロビー改修工事/㈱日本設計/上口泰位
新宿三井ビルは1974年竣工以来丹念な改修を重ね、プライムビルとしての品質を維持している。本改修は「低層部にキャンパスオフィスを」とのコンセプトで、ロビーを含めたタワー足もとの内外部空間を仕事もできる多目的な滞留スペースに転換しようとするものである。よりパーソナルな視点に立った新しいワークスタイルへのシフトを視野に入れた改修案である。

○東京ミッドタウン日比谷/KAJIMA DESIGN/久保田聡
本計画は、日比谷三井ビルディングと三信ビルディングという二つの名建築の建替を中心とした再開発プロジェクトである。People in the Parkのコンセプトのもと、優雅な姿のDancingTowerと重厚な低層部からなる建築空間を緩やかに回遊するランドスケープデザインにより、日比谷公園と都市空間の新しい関係性を生み出している。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第13回「5G通信と8K画像」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第13回。今回のテーマは5G通信と8K画像である。5G通信は次世代携帯通信であり、今年から日本では商用利用が開始されている。従前の4Gに比較し、約1,000倍の通信性能がある。8K画像は、人間の眼の解像度を超える高細精画像であり、テレビ画像のほか、遠隔医療、防災、社会インフラ保守などでの活用が期待されている。

■Le petit pouce ペットと暮らす 200
○幸福を運ぶ木(福木)/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:建築設備・機器の洗浄・清掃
○ダクトの汚れとダクト清掃/(一社)日本空調システムクリーニング協会/清水 晋
空調ダクトを使っていると、粉塵や微生物で汚れてしまうので、清掃をする必要がある。ダクト清掃の方法としては、高圧エアホースをダクト内に入れて汚れを叩き落とし、汚れを集塵機で吸い取る方法が一般的である。

○排水管詰まりの原因と配管調査及び清掃方法/(一社)全国管洗浄協会/難波信二
建物の高層化や大規模化、複合化、ディスポーザ排水システムの普及など、多様化が進むなか、排水システムも複雑になり、曲がり部の多い排水配管が増加している。しかし、排水管洗浄を前提としている排水配管は、曲がり部が少ないことが望ましいため、排水管洗浄を行う立場から、清掃用掃除口や点検口の設置基準など、効果的な排水管洗浄を考慮した配管について、設計時に考慮すべき要件について考察した。

○「グリーンリカバリー」に応える洗浄リサイクルフィルター技術/㈱ユニパック/松江昭彦
ポスト・コロナ後の「グリーンリカバリー経済」の中で、脱炭素社会への移行がますます加速するであろう。そんな中「CO2の固定発生源」となってきた“使い捨てフィルター”を見直し、省エネ・省CO2(LC(CO2)50% 削減)を実現。SDGs、ESG 投資の新手法として貢献する。

○熱交換器自動お掃除機能「凍結洗浄」/日立ジョンソンコントロールズ空調㈱/台坂 恒・米山裕康
熱交換器を凍らせ、たくわえた霜を一気に溶かし、汚れを洗い流す「凍結洗浄」は、水だけで洗浄するよりも洗浄力が強く、1年を通じて使うことが可能である。ユーザーに手間を掛けさせことなく熱交換器を清潔に保ち、汚れによる性能の低下を抑制できる。

■最新技術情報
○快適な空調を実現するビル向け赤外線アレイセンサシステム/アズビル㈱/海老原克司
赤外線アレイセンサシステムでは、「瞬時に」「離れた場所」の温度を計測できるという特徴と熱分布から人を判別する技術により、熱負荷や人の増減といった情報を瞬間的にとらえ、先回りして制御することで室内温熱環境や換気状態の最適化に寄与できる。

○AIが空調設備を最適制御/㈱きんでん/井町勝利
AIを用いた空調最適化サービスは、利用者の空調設備の運転データや各種計測データをクラウドに蓄積し、それから導き出した最適運転パラメータによりエネルギー効率の高い運転がきるため、地球環境負荷の低減と生産性の向上に寄与することができる。

○オールプラスチック配管を実現した「エスロンプラスチック単管式排水システム」について/積水化学工業㈱/渕上斉太
エスロンプラスチック単管式排水システムは、軽量で施工が容易なオールプラスチック配管を実現でき、配管時の納まりに非常に優れたシステムである。遮音・防振性、経済性についても従来の鋳鉄管と同等以上を確保している。

○空冷ヒートポンプ式熱源機/東芝キヤリア㈱/小澤光輔
近年、地球温暖化対策から新たに代替フロン(HFC)が規制対象となり、段階的な削減が求められている。地球温暖化係数(GWP)の低い冷媒R32を採用したユニバーサルスマートXEDGE32シリーズの開発により、環境負荷低減及び高効率運転を実現し、社会および地球環境に貢献していく。

○区画避難安全検証法に対応したソフトウェア/㈱建築ピボット/江田敏男
「避難安全検証法」に準拠した計算ソフト。避難経路、煙拡散経路、避難開始時間、ドアの有効流動係数、有効幅、などほとんどの計算を自動化。入力は壁、開口、部屋属性など最低限の入力で済む。部屋形状も壁から自動抽出。部屋の境界壁1枚の追加で2部屋に分断。計算結果は表紙、目次を備えた報告書形式で出力。

○クリーンルームを防護する避圧調整ユニット大成建設㈱/岩尾正樹
クリーンルーム運用時、排煙設備等の誤操作による室内圧力異常により、室破損事故を引き起こす場合がある。筆者らは当事象防護を目的とし、室内清浄度を維持しつつ、室内圧力異常を解消可能な避圧調整ユニット「T-Pressure Relief」を開発したので紹介する。

■解説
○統合型ビルディング・マネジメント・プラットフォーム「DBM」導入事例/㈱テクサー/西村和仁
DBMは建物空間および建物内の人員、設備、環境などあらゆる情報を統合可視化するクラウドベースのビルディング・マネジメント・システムであり、東京建物とテクサーは日本橋ビルに国内で初めて導入し、評価を始めた。ビルマネジメントのDXを加速するDBMの特徴と導入の状況を紹介する。

■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○早期火災感知システムの開発/鹿島建設㈱/井上竜一
顧客工場の全焼火災事故をきっかけに、「燃焼及び消火実験」「各種感知器の比較実験」「フィールド実証実験」を通して、「差分演算」と「0補正」のロジック追加により、環境に左右さないグローバルスタンダートとなる早期火災感知システムを開発した。

○ICI LAB エクスチェンジ棟/前田建設工業㈱/今林憲一・稲田雄大
研究開発施設の管理中枢機能オフィスにて、自然エネルギーを最大限に活用しZEBを達成した事例。自然エネルギーの要素として、太陽光や卓越風、豊富な井水を建築デザインに融合させ、最大限に活用した。竣工後の1年間のコミッショニング活動で運用改善しながら、ZEBを達成した(基準値:1,081MJ/m2· 年実績:423MJ/m2· 年 創エネ:924MJ/m2· 年 計▲201MJ/m2· 年)。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第11回)
合成高分子樹脂管の施工時の品質管理と融着トラブルについて/樹脂管コンサルタント/長谷川清
本稿では、ポリエチレン管の竣工時の品質検査に焦点を当て、検査におけるポリエチレン管特有の評価方法について詳述する。電気(EF)融着を含めた熱融着は比較的新しい工法であり、施工現場では思いがけないトラブルも発生している。その概況についても合わせて解説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 199
○パンデミック/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:樹脂製熱交換器を活用した再生可能エネルギーの熱源利用
○地中熱を含む再生可能エネルギーの熱利用用途への展開/(国研)産業技術総合研究所/冨樫 聡
再エネを巡る世界の潮流や、国内のエネルギー消費動向を紹介し、再エネ熱の利用拡大に向けた課題を解説した。地中熱および未利用の再エネ熱の利用は今後需要が高まると予想される。また、樹脂製熱交換器市場の拡大のために認知度向上につながる情報発信が期待される。

○合成樹脂製熱交換器の市場開発状況/樹脂管コンサルタント/長谷川清
低温域の熱供給において、化石燃料に替えて再エネ熱を活用することが検討されている。本稿では、再エネ熱の活用に必要なHPの現況を俯瞰し、対となる熱源機器(熱交換器)の開発状況から、合成樹脂製の液-液熱交換器について、最新の動向を示す。

○合成樹脂製熱交換器の製品開発状況/ジオシステム㈱/髙杉真司
NEDO事業を通じて、従来の樹脂製投げ込み熱交換器よりも熱交換特性が優れ、低圧力損失、安価な樹脂製熱交換ユニット(G-HEX)が開発された。これらは、①ヒートポンプの熱源としての利用(アクティブ利用)および②工場廃水などからの熱回収の利用(パッシブ利用)でされている。

○新型形状地中熱交換器「扁平U-ポリパイ」/㈱イノアック住環境/大江基明・安江伸二・落合義人
NEDO委託業務「再生可能エネルギー熱利用技術開発」により開発した新型形状地中熱交換器「扁平U-ポリパイ」の製品特長、性能評価等を本稿で紹介する。

○樹脂製熱交換器G-HEXによる地中熱空調システム/㈱成宏電機/夏梅大輔
太陽熱コンデンサとも言える地中熱の効率利用に着目し、樹脂製熱交換器G-HEXを用いた井水による空調システムを自社工場内に導入した。当工場は天井が高く容積が大きいものの、エア搬送ファンを用いた空調エリアの区分化や、吹出ホースを複数設けることで効率良く作業者に冷温風を向けられるなど多くの工夫がなされいる。これらの事例について紹介する。

○地中熱交換器内蔵既製コンクリート杭工法「Hybrid Pile MS」/三谷セキサン㈱/佐々木貴史
「Hybrid Pile MS」は、建築物や橋脚の基礎で用いられる既製コンクリート杭の中空部に地中熱交換器を設置する工法である。熱交換器を杭工事の工程内で設置するTypeⅠと杭工事の後に設置するTypeⅡがあり、工期短縮とコスト低減などの特長がある。

○地中熱と太陽熱を組み合わせた農業ハウスの暖房ヒートポンプシステム/農研機構九州沖縄農業研究センター/奥島里美/ジオシステム㈱/舘野正之
再生可能エネルギーとして地中熱と太陽熱を組み合わせた農業ハウスの暖房ヒートポンプシステムの施工事例を紹介する。本事例では、太陽集熱にシート状の樹脂製熱交換器、地中熱にシート状およびスリンキー型の樹脂製熱交換器を利用した。

○施設排水を熱源としたパッシブ方式での設備導入事例/㈱角藤/前田敬文
2020年4月に供用開始した長野市の給食センターにおいて、操業時の排水(約30℃)を利用した路面融雪設備を施工した事例を紹介する。

○ベトナムでの工場排熱回収の検討/㈱アサノ大成基礎エンジニアリング/志賀 剛・山本達将
東南アジアでは経済成長に伴いエネルギー需要が高まり、省エネルギー対策が喫緊の課題で各国は省エネ技術の利用促進を進めている。㈱ジオシステムが開発した樹脂製製熱交換器(G-Hex)を用いて、ベトナムでの工場排熱有効利用を検討した事例を紹介する。

■最新技術情報
○スプリンクラー巻き出しフレキ“SP-X”/㈱テクノフレックス/関 浩司
高層建築におけるスプリンクラー消火設備に欠かせない巻き出しフレキの特性を、新たに発売した製品/SP-Xを基に紹介する。

○RFIDを利用した排水管通球試験システム/㈱長谷工コーポレーション/鈴木哲矢・森山知之
マンション建設を主力とする当社は、業務へのICT活用を開始した。これまで手作業で行われていた竣工時の排水管通球試験にRFIDを活用した結果、この検査に関連する業務時間の約3割を削減することに成功した。

■解説
○竣工設備データにみる空調衛生設備配管の管種選定事例(8物件)/IDE研究所/井出浩司
昨今ウエルネス志向による快適な空気質、空間の開放性・意匠性への配慮など多様に求められる中、スケルトン空間で一様な気流と温度分布が得られる快適な空調確立とできる機能性と設計自由度が高くシンプルなデザイン性を融合させた魅力ある展開性の高い吹出器具を開発しました。

■シリーズ:第18回 環境・設備デザイン賞
○スケルトン天井用吹出口/鹿島建設㈱/矢島大督
美しい杉林と落葉広葉樹林からなる周辺の山並み。背後の山々を借景として、建築とランドスケープが一体となった里山の風景の一部となる。いずれか片方だけでは決して満たされない、双方が不可分なものとして、周囲の雄大な自然の清々しさに呼応する空間を目指した。

○猿倉山ビール醸造所鹿島建設㈱/星野時彦/㈱ランドスケープデザイン/石浦邦章
シリーズ解説の第12回。今回のテーマは革新的なコンピュータである「量子コンピュータ」である。量子コンピュータはその動作原理から、今までのコンピュータとはけた違いの計算速度を達成するが、実用化は不可能といわれてきた。その量子コンピュータの製造技術、ソフトウエア技術が急速に進化し、現在実用化に向かっている。我々の社会を変えてしまう可能性を持つ量子コンピュータの概要を紹介する。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第12回「量子コンピュータ?とは」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典

■Le petit pouce ペットと暮らす 198
○見えざる敵/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:感染症に対処する建築設備技術2
○感染症対策と建築設計/㈱日建設計/伊藤 昭
医療関連感染の実態および感染制御科学のエビデンス(証拠)に基づいた病院の建築設備デザインにおける感染経路別対策の要点を国内外の最新動向を交えて紹介する。更に、現時点で新型コロナウイルス感染症の主な伝搬経路として考えられている、接触感染・飛沫感染の有効な対策のディテール等についても解説する。

○新型コロナウイルス感染対策としての空調設備を中心とした設備の運用について/東京理科大学/倉渕 隆
本稿では、新型コロナウイルスの感染に関し、従来の麻疹などの空気感染性伝染病との違いについて、クラスター発生に関する報告事例から検証した上で、感染拡大を抑制するための設備等の建物用途別運用方法、パンデミック対応としての今後の設備の在り方について考察する。

○院内空気環境の見直し提案/新菱冷熱工業㈱/山下一彦
医療施設内の安全な空気環境を保持するために、数値流体シミュレーション技術を用いて現状の換気状況を再現し、空気の「よどみ」を見つけて空調・換気システムの課題を明らかにし、より安定的に空気を入れ替えるためのリニューアル計画を提案する。

○ビルメンテナンス業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン/札幌施設管理㈱/田中芳章・鍋島正憲・横山光紀
ビルメンテナンス業は、重症化するリスクが高いとされる高齢者従事者が多いという特徴がある。「新しい生活様式」の実践例を考慮し、感染予防と社会経済活動の両立を図りつつ、従業員そして顧客の安全を確保するためにも「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を定めた。

○空調機用ドレン管を介した新型コロナウイルスの拡散の可能性と対策案/コンドーFRP工業㈱/稲中裕之
新型コロナウイルスの感染拡大について、エアロゾル粒子が空気中を移動したとみられる知見が報告されており、エアロゾル粒子の拡散の可能性(リスク)の一つとして、空調機用ドレン管が「感染経路」になり得ることが示唆されている。ドレン管を経由した室内空気の移動は実証されており、ドレントラップが対策案の一つとなることを紹介する。

■最新技術情報
○既存倉庫の温熱環境改善用新型ファンユニット/大成建設㈱/信藤邦太
昨今、医薬品業界では、製薬や物流のグローバル化に伴い、倉庫内温度を15~25℃の範囲に維持することが求められている。そこで、ラック倉庫用の自動搬送装置を利用して自由に移動でき、倉庫内のどこにでも設置可能で、かつ温度分布を平準化する新型ファンユニット「T-Rack Fan」を開発した。

○消防用設備等点検アプリ(試行版)の提供開始について/総務省消防庁/秋山尚樹
消防庁において、消火器、無線式の自動火災報知設備、誘導標識などの消防用設備について、建物関係者が御自身で点検し、報告書の作成を行うことを支援するため、「消防用設備等点検アプリ」を作成した。本稿は、本アプリの開発経緯や活用方法等について説明するものである。

■解説
○先進的環境配慮型作業所事務所の取り組み/大成建設㈱/白石史織
仮設の建設作業所事務所のCO2排出削減を推進するために、省エネ化モデルとなる作業所事務所を選定し『先進的環境配慮型作業所事務所』として整備した。これにより仮設事務所における国内初のZEB Ready認証を取得した。本稿にてその取り組み内容を紹介する。

○鋼管ルネッサンス運動の展開と配管クラブ創設について/IDE研究所/井出浩司

■竣工事例
○次世代ワークプレイス「横浜グランゲート」/清水建設㈱/清水 洋・佐藤啓明
大規模開発において平常時の「eco」と非常時の事業継続性「BCP」の機能を一層充実させるとともに、働く人の「ウェルネス(健康・快適性)」にも配慮した付加価値の高いオフィス環境づくりに取り組んだ。空調方式は省エネルギーと室内環境の快適性を両立する放射空調システムを採用した。

○パナソニックスタジアム吹田/㈱竹中工務店/佐藤弘康・原 大輔
J1リーグ「ガンバ大阪」の新ホームグラウンドとなる、国際サッカー連盟の基準に基づくサッカー専用競技場として、日本初の寄付金と助成金のみで建設されたプロジェクトである。持続可能なスタジアム実現に向け、必要最低限の空間作りと長寿命でメンテナンスフリーな材料選定、さらに環境設備技術の採用により、省エネルギーに努めている。

■シリーズ
○第18回 環境・設備デザイン賞
早稲田大学37号館 早稲田アリーナ/㈱山下設計/水越英一郎
多目的型スポーツアリーナを中心とする複合施設。施設の大半を地下に埋設し、その地表に「戸山の丘」と名付けた緑豊かなパブリックスペースを創出した。同時に地中熱を利用した蓄熱・空調・換気システムを構築し、ゼロエネルギーアリーナやZEB Readyを実現している。

○外国の環境保全および建築設備事情118
飲料水中の過塩素酸はこれまでに考えられてきたよりも危険である/元㈱森村設計/前島 健
米国テネシー州ナッシュビルに本部を置くヴァンダービルト大学の研究者たちは、米国の多くの飲料水の水源に検出される環境汚染物質である過塩素酸は甲状腺ホルモンの必須成分であるヨウ化物の摂取を妨げることを発見した。本稿においては、その内容を紹介する。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第10回)
合成高分子樹脂管に特有の工法について/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管の中でもポリエチレン管は、可撓性を生かした独特な工法や鋼管溶接と同等の熱融着を生かした工法等を生かして市場評価を高めてきた。本稿では、これらの工法に焦点を当て、ポリエチレン管の今後の可能性について解説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 197
○“アゲ羽蝶”/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:感染症に対処する建築設備技術①
○感染症への対応 その歴史的経緯/国立保健医療科学院/小林健一
感染症はかつて、隔離政策により対処された歴史があるが、今日では患者の人権保証と治療法の探求が同時に求められる。感染症患者を収容する病床では、感染管理上の配慮と患者のQOL確保が重要であり、感染経路に対応した建築設備上の配慮が必要となる。

○感染症対策を考えた病院の建築・設備計画/㈱長大/鈴村明文
超高齢社会の病院建築、災害時に医療機能が継続する病院建築・設備をいろいろと模索しているところであるが、今般の新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、新たな検討を加える必要が出てきた。現時点でのハード面の対策を考えてみた。また、感染対策の基本である標準予防策と感染経路別予防策の「二段階感染予防対策」について、今一度整理をしてみた。

○病院内感染予防のための空調・換気の設計手法/工学院大学/柳 宇
本稿は感染経路を示したうえで、院内感染予防のための空調・換気の設計手法について述べるものである。病院における感染症の対策方法としては、換気による希釈、ろ過による捕集、温湿度制御、適正な気流計画、紫外線による殺菌が有効であることを示した。

○病原性微生物を抑制する空調システム新日本空調㈱/米沢清美・波多野裕明・高橋 理
本稿で紹介する空調システムは、菌の増殖を防ぐ技術(抗菌空調機とAg-ion Master.)を組み込んでおり、年間を通じて抗菌効果を発揮する。また、現場での後施工が可能な抗菌化手法のAg-coat Master/エージーコートマスター.の双方を紹介する。

○外調機による換気機能強化と感染症対策技術/木村工機㈱/齊藤一成
換気が重視される今日、導入外気の除塵、冷却除湿、再熱、加熱、加湿、給排気機能を有し、省エネ性と衛生面に配慮した熱回収技術を一体化した空冷HP式熱回収外調機を用いた換気空調について、その概要を紹介する。

○新型液式調湿空調機を使用した外気調和主体型空調について/ダイナエアー㈱/宮内彦夫・七尾龍一/㈱日建設計総合研究所/丹羽英治
コロナ禍を機に換気の重要性・抑止要因の解析、確認が行われ、今後、人密度が高い施設空調は、主.外気調和・従.還気温調の環境重視型空調に転換されることが望ましい。外気処理に伴う効率が大幅に改善した新型液式調湿空調機=MOISTPROCESSORはその実現に大きく寄与することが可能である。

○超軽量空調ダクトシステム「エアホースワン」/三協エアテック㈱/大橋幸夫
仮設空調システム向け布製ホースダクト「エアホースワン」は、スポットエアコンとの組み合わせにより、屋外イベントやクールスポット、建設現場の休憩所のほか災害時の避難所や救護テントなど様々な場面での「熱中症対策の新しいカタチ」を目的に開発したので、本稿で紹介する。

○ZETA通信を利用した「換気お知らせキット」/㈱テクサー/西村和仁
当社は、室内環境の見える化と適切な換気を支援する「換気お知らせキット」の販売を始めた。ZETA通信の優位性を活かしてCO2濃度の遠隔監視と現場での適切な対応を同時に可能とした。導入施設の運用状況から「見える化」の実現によって過大なコストを必要としない運用事例を紹介する。

■最新技術情報
○CO2冷媒冷却ユニット「スーパーグリーン」/日本熱源システム㈱/外川純也・村上真一
「スーパーグリーン」はCO2冷媒の冷凍機であり、24%の省エネ、30%小型化、空冷式のため冷却水も不要、40℃の猛暑でも安定した運転を実現するなど、環境性と高い省エネ性を両立した。新たにブラインチラーも開発し、大型冷蔵庫から製氷、食品工場など用途も拡大している。

○低温廃熱を利用可能な吸着材蓄熱システムの実証試験/高砂熱学工業㈱・石原産業㈱・東京電力エナジーパートナー㈱・森松工業㈱・日野自動車㈱・(国研)産業技術総合研究所
吸着材ハスクレイをベースに、同蓄熱材を組み込んだ高密度・可搬コンパクト型蓄熱システムを開発した。今回、日野自動車の羽村工場周辺でオフライン熱輸送型での実証試験と石原産業四日市工場で定置型蓄熱槽での産業プロセスに対する実証試験を行った概要を紹介する

■竣工事例
○グランベリーパーク セントラルコート・ステーションコートB棟/㈱東急設計コンサルタント/伊藤幸史・菅野幸志・佐々木健次・塩原 緑
グランベリーパークは官民連携の再開発プロジェクト『南町田グランベリーパーク』内に位置するアウトモール型商業施設である。LEEDゴールド予備認証を取得しており、環境配慮手法を取り入れるほか、メンテナンスや管理運営に配慮した計画としている。

■シリーズ
○外国の環境保全および建築設備事情117
米国人の25%は水道水を飲まない/元㈱森村設計/前島 健
2020年の米国の水道水使用者満足度調査の結果によると、米国人の25%は水道水を飲まない。本稿においては、その理由と米国における水道水中のPFASの規制を紹介する。

○いま知っておきたいIoT・AI関連情報第11回
「ドローンの活用状況」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第11回。今回のテーマは「ドローンの活用状況」である。自動飛行ができる小型無人航空機ドローンの活用は保守、撮影など各方面で進んでおり、我々の社会生活はより便利になっている。さらにドローンの開発は、物流、交通、警備などへの適用拡大が期待されている。

■Le petit pouce ペットと暮らす 196
○思いやり距離/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:サステイナブルキャンパス
○サステイナブルキャンパスの意義・現状と今後の展望/千葉大学/上野 武
地球環境や地域社会の持続可能性に寄与する大学の活動の一つとして、世界中の大学が推進し始めたサステイナブルキャンパス実現の取組を紹介する。キャンパスの省エネルギーだけでなく、大学の使命である教育・研究・社会貢献の視点から、生きた実験場(リビングラボ)としてキャンパスを活用することで、多くの成果が期待できる。

○教育プログラムと大学運営の連携によるサステイナブルキャンパスの実現/北海道大学/小篠隆生
2019年のサステイナブルキャンパス賞(大学運営・地域連携部門)を受賞した「学生と大学がともに考える将来計画」を紹介しながら、北海道大学においてサステイナブルキャンパスをつくるとはどういうことなのか、この取り組みがどのような役割を担っているのかを解説する。

○サステイナブルキャンパス事例紹介/名古屋大学/田中英紀
名古屋大学は、サステイナブルキャンパス評価システム(ASSC)評価・認定制度おける国内初の「プラチナ」認定校である。この活動に対する多様な取り組みのうち、本学の一つの特徴である“教職協働によるエネルギーマネジメント”を取り上げ、この実績を紹介した。

○サステイナブルな学生主体の環境マネジメント/千葉大学/岡山咲子
千葉大学は2005年にISO14001を取得し、「環境ISO学生委員会」が主体となって環境マネジメントシステムを運用してきた。海外からも評価を得た“学生主体”を継続させる仕組みについて、学生の多様な環境活動や企業連携活動とともに紹介する。

○立命館大学の取り組み/立命館大学/近本智行・本田和馬・山口昌吾
立命館大学ではサステイナブルキャンパス実現のため、キャンパスの施設整備をはじめ、「立命館地球環境委員会シンポジウム」など毎回テーマを設定し、講演や、学生や生徒を交えた様々な取り組みを実施しており、その具体例を紹介する。

■最新技術情報
○次世代みず空調のロールモデル開発/木村工機㈱/齊藤一成
地球環境保全への世界的な取り組みが本格化する中、GWP=0冷媒ともいえる「水」を熱搬送に用いた冷温水式空調システムの次世代ロールモデルとして開発した「Dt10K±0.5、低負荷対応大温度差空調システム」の概要を紹介する。

○空調・換気機器設備設計支援アプリケーション/三菱電機㈱/山田真市
設計事務所・建設業者・設備業者様向けに、設備設計時の当社製空調・換気機器の選定作業の自動化により建築フローの生産性向上に貢献する「空調・換気機器設備設計支援アプリケーション」の提供を開始したので、本稿にて開発背景や特長について紹介する。

○ストラブ・グリップ「GDタイプ」の開発/ショーボンドマテリアル㈱/桐原順治
カップリング形管継手とも呼ばれる従来のストラブ・グリップを大幅にグレードアップすることで、一般配管用ステンレス鋼鋼管に対して2.0MPa仕様で消防認定を取得した。従来品との構造的な違いと、機械的強度が向上したその開発内容を紹介する。

○「施工時間は約2秒」全く新しい形のタケノコ継手/㈱オーミヤ/藤本 玄
「ねじノコ」は、既存の黄銅製タケノコ継手に特殊なネジ加工を施し、樹脂管への挿入が、約2秒で施工が可能(既存製品の約30分の1)。本稿では開発の背景、詳細について紹介する。

○超高層太陽光採光システム/大成建設㈱/菅原圭子
T-Soleil 100(ティーソレイユ100)は、高層建物の100m級のボイド(吹抜け)空間へ3種類のミラーにより太陽光を導き、通常自然光が届かず暗くなってしまう中層.低層階において、明るく快適な光環境を提供することができる採光システムである。

■解説
○オープンループ型地中熱利用システムの逆洗技術/東邦地水㈱/奥村建夫
オープンループ型地中熱利用システムにおいて、熱利用後の地下水を元の地盤に安定的に還元するための逆洗技術を紹介するとともに、濃尾平野で地下水賦存状況や地層状況および水質の異なる地点での各々の実証結果をもとに計画時の留意点等について述べる。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情116
便器洗浄水を1/2にできる新しいコーティング/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、便器の洗浄水量を1/2にできる新しいコーティング方法を紹介する。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第9回)
合成高分子樹脂管における異種管接合とガスケットの概要について/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管で配管システムを構成する際、上流側での既存管との接合や下流側での末端機器との接続など、異種管との接合のしくみが必要となる。本稿では配管システムにおける異種管との接合のしくみと、その際に考慮する必要のあるガスケットの概要について、ポリエチレン管に焦点を合わせ紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 195
○“幸運は必ず訪れる”/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:建築物の浸水対策
○変化する水害被害の様相と今後の展望/常葉大学/重川希志依
社会の変化と生活様式の急激な近代化が進み、それに伴い私たちの災害に対する意識が大きく変容し、「水害」の質も大きく様変わりしつつある。本稿では、時代とともに変化してきた水害被害と、私たち一人ひとりが主体となって取り組む対策のあり方について述べる。

○リアルタイム浸水予測システム/国土交通省 国土技術政策総合研究所/板垣 修・小峰 正
水害が頻発する中、河川・下水道施設の設計規模を超える豪雨時の被害防止対策が重要である。止水板等の設置による被害防止対策は設置等に必要な時間の確保が課題である。本稿では40.50分前に浸水を予測するシステムによる被害防止対策について紹介する。

○浸水防止用設備に関するJIS制定/(一社)日本シヤッター・ドア協会/蕪木重典
浸水防止用設備JIS制定について、昨年の異常気象で大雨による建築物や地下空間への浸水で、想定外の被害が発生し浸水被害は増加傾向にある。建物を管理する方は、ハザードマップを参考に浸水防止と避難経路確保の計画を頂けると幸いである。

■最新技術情報
○暑熱対策に最適なスポット・ゾーン 空調システム FLEXAIR2シリーズ/東芝キヤリア㈱/岡田光広
当社では、「大空間の労働環境をより快適にしたい」というユーザーの声に応えて開発したFLEXAIR1シリーズに、ユーザーからの更なる要望を実現すべく、新しい機能・制御を追加し、商品性を向上したFLEXAIR2シリーズを発売した。

○建築設備CADにおけるライセンスの最適な運用/ダイキン工業㈱/本永 拓
当社が、NYKシステムズが開発する設備CAD「Rebro」に、ライセンスを複数人でシェアできる機能を搭載した「Rebro D(レブロディー)」をリリースした。コストを最適化できるライセンスの運用方法やダイキン空調設計支援ツール「DK-BIM」との連携について紹介する。

○建築物(非住宅)の省エネルギー計算ソフトウェア「SAVE-建築 Ver.5」/㈱建築ピボット/村松大輔
SAVE-建築は非住宅の省エネルギー計算ソフトウェアである。建築の企画から設計・運用・改修まで、幅広いシーンで活用でき、省エネルギーを考えたサステナブルな建物の設計を支援する。

○地上設置型フートバルブSG-A消防評定仕様SG-F/㈱イシザキ/小川博巳
従来型フート弁では、交換する場合、吸込み管ごと水槽から引き上げなければならない為、手間がかかる。さらに吸上げ不可能な配管レイアウトや設置困難な個所、有効水量が確保できない箇所への設置など、一つの手段として、「水中から地上へ」と設置場所を切り替えることができるのが「地上設置型フートバルブ」である。

○省力化と品質安定を実現した「マルチダクトシステム」/フジモリ産業㈱/久野木淳一郎
少子化等の影響により、近年建設業就業者数の減少、高齢化が問題となっており、今後さらに深刻化されることが予測されている。その中でダクトメーカーとしてダクト接続ワンタッチ化の開発を行った。本稿では開発経緯から有用性、施工の効率化について説明する。

○建設現場向けIoT火災報知システムについて/ヤマトプロテック㈱/市川 誠・藤中友美
火災発生時に避難経路を選択して、メールや場内スピーカーで自動通知する、「建設現場向けIoT火災報知システム」の開発に、竹中工務店、KDDIと共同で取り組んでいる。本システムの実用化に向けた実証実験を竹中工務店東陽3丁目作業所にて実施した。

■解説
○卒FIT時代におけるヒートポンプ給湯機の有用性/(一財)ヒートポンプ・蓄熱センター/佐々木俊文
2019年11月以降、卒FITの家庭はPV余剰電力を売電するか自家消費するか選択に迫られている。自家消費拡大手段の一つであるHP給湯機は省エネ・省CO2でありコストメリットもあることを有識者による委員会にて定量評価した。

○事務所ビルにおける設備配管の管種選定動向(その3)/IDE研究所/井出浩司

■竣工事例
○NHK札幌拠点放送会館/㈱日建設計/中川 滋・関 悠平/日本放送協会/宮田清和・堀 純子
NHK札幌拠点放送会館は日本の放送機能の中枢を担う重要な施設である。大地震・豪雪等の自然災害や各種インフラ途絶に対しても、高いレベルで放送機能を維持できる安全性とBCP性能を有する会館として計画した。また、積雪寒冷地という特殊与件も鑑みた寒冷・積雪対策も施している。

○渋谷スクランブルスクエア/㈱東急設計コンサルタント/金澤靖幸
東京・渋谷に建設された地上47階建ての大規模複合施設。都市機能継続に貢献するための非常時の安定的なエネルギー供給、熱源の面的連携(地域冷暖房の採用)等による地域における総合エネルギー効率の向上や、建築物におけるCO2排出量削減に向けた様々な取り組みを行っている。

■シリーズ
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第10回
「社会を変えるMaaS、CASEとは」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
今回は交通関係のIoT・AI技術を応用したサービスとして実証、ビジネス化が進むMaaS(マース)、クルマ技術の100年に一度の変革といわれるCASE(ケース)の概要を紹介する。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(番外編)
ポリエチレン管を取り巻く規格の最新動向/樹脂管コンサルタント/長谷川清
2019年8月、国際規格ISO4427-2007(圧力送水用ポリエチレン管・継手規格)が、12年振りに改訂されてISO4427-2019として告示された。この変更点は来るべきJIS K 6761再改訂やJIS K 6762の改訂に盛り込まれる可能性が高いことから、本稿にて改訂内容の詳細について解説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 194
○かけがえのないもの畑建築デザイン 畑 由起子

2,178円
■特集:換気古今東西
○日本における建物の自然換気・通風研究の歴史/大阪大学/小林知広
日本の換気研究は明治期から衛生学として取り組まれ、その後建築工学において建築計画原論で知見が蓄積された。昭和40年代には基礎体系が概ね確立し、その後はそれを駆使して多岐に渡る研究が行われているが、本稿では発展の歴史経緯を振り返ることとする。

○自然換気システムの評価と課題/東京工芸大学/山本佳嗣
自然換気システムは環境調整手法、BCP対策、そしてZEBやウェルネス建築実現のための手法として、近年の環境建築に多く導入されている。しかし、設計や運用の違いによりその効果に大きな差が発生することが分かっている。本稿では自然換気の評価と課題について述べる。

○次世代人検知センサを用いた最適な環境制御/大成建設㈱/村田圭介・山口 亮
当社が㈱東光高岳と共同開発した正確に人を検知する次世代人検知センサの概要と、そのセンサのプロジェクト導入事例として、換気システムの風量制御を取り上げ、室内環境の評価と省エネルギー効果について紹介する。

○トイレ換気風量低減への取り組みについて/新菱冷熱工業㈱/坂本 裕・飯村僚子/㈱三菱地所設計/平須賀信洋・加藤 駿
トイレは臭気除去を目的に古くから15回/h程度の換気量で設計されてきた。一方、近年では自動洗浄小便器や様式大便器の一般化により、臭気発生量は大幅に抑制されている。これら環境の変化から臭気有無によって換気風量を可変制御できないか検証した事例を紹介する。

○CO2の1,000ppm基準と換気/国立保健医療科学院/金 勲
建築物衛生法のCO2濃度1,000ppmは換気基準として保健衛生の観点から定められたものであり、ASHRAEでは内外濃度差700ppmを設計基準にするなど、外気濃度上昇に伴う換気量の増加に対して建築・設備設計では様々な対策が取られている。本稿では省エネ、健康衛生、快適性に繋がる1,000ppmの意味と換気について考える。

■最新技術情報
○高性能・低コストな遮音ルーバー「しずかルーバー」/清水建設㈱/石塚 崇
小型・軽量な遮音ルーバー「しずかルーバー」の開発背景とその特徴を紹介する。本製品は、吸音材のみに頼らず羽板形状等を工夫することで、遮音性能と通気性能を高いレベルで両立することに成功した。また、部材点数の削減と施工性を追求することで、低コスト化を実現した。

○新たなビル空調の付加価値を創出 スーパーマルチuシリーズ/東芝キヤリア㈱/齋藤 裕
スーパーマルチuシリーズでは、「空調設計・機種選定」「施工」「使用・運用」「サービス」の各シーンにおけるソリューション対応力を強化すべく、製品ハード、ソフト、通信、周辺機器を網羅する総合プラットフォームとして新たに開発。本稿では各シーンにおけるソリューション技術について述べる。

○施工時間の短縮・材料ロスの削減に貢献する樹脂製ルーズフランジ/積水化学工業㈱/高井啓司
プレハブ施工では、現場での配管組み付けを容易にするためにフランジ接続が多用されるが、不具合が発生する事例もある。当社ではこれらの課題解決を目的に、フランジ接続後にボルト穴部が回転できる「エスロン.TSルーズフランジ」を開発したので、本稿で紹介する。

○小規模建物向けの最新型ビル管理システム/アズビル㈱/木都孝洋
近年加速する温暖化、2011年に発生した東日本大震災などを契機に、小規模建物においてもエネルギー管理やBCP対応のニーズが増してきている。本稿ではそういった要求に対応可能な、最新の小規模建物向けビル管理システムについて紹介する。

■解説
○ZEHの動向と集合住宅における推進に向けて/芝浦工業大学/秋元孝之
経済産業省WG、集合住宅におけるZEHロードマップ検討委員会では、分譲・賃貸の集合住宅においてもZEHの事例が出始めたこと等を踏まえ、集合住宅の住棟及び住戸についてのZEHの定義の検討を行い、2030年の施策目標の実現に向けた集合住宅におけるZEHの自立普及につなげるための課題と対策を整理し、ロードマップを公表した。集合住宅におけるZEH推進に向けた取り組みの状況を紹介する。

○ZEHマンションの道先案内/㈱イエタス/西山 博
当社はこれまで低層・中層・高層ZEHマンションを数多く手掛けてきた。その経験を踏まえ、本稿ではZEHの普及状況、集合住宅のZEH、ZEHマンションのメリット・デメリット、ZEHマンション取り組みステップ、ZEHマンションの設備機器選び、電化の優位性等について紹介する。

○大京・穴吹工務店におけるZEH-Mの取り組み/㈱大京
地球温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」に基づき、政府がZEH普及を進める中、戸建住宅のZEH化は浸透しつつあるが、集合住宅では普及が進んでいない。今回は集合住宅では困難とされていたZEH-M化に取り組み、ZEH-MOrientedを取得した「ライオンズ呉グランフォート」のZEH-MOriented実現のポイントや販売ツール、ユーザーの声等を紹介する。

○事務所ビルにおける設備配管の管種選定動向(その2)/IDE研究所/井出浩司

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第8回)
合成高分子樹脂管に使われる樹脂バルブの概要について/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管を使った配管システムにおいて、流路の開閉や流量コントロールとして使われる樹脂バルブについて解説する。樹脂バルブには、接続する合成高分子樹脂管の種類に応じてポリ塩化ビニル樹脂バルブ等、素材に対応したものが存在するが、本稿では、ポリエチレン管用樹脂バルブに絞って、詳述する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 193
○休眠打破/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:フロン規制の動向
○フロン規制対策について/環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 フロン対策室
オゾン層を破壊し、極めて強力な温室効果ガスであるフロン類について、国内外で規制強化の動きが進んでいる。国内では、機器廃棄時におけるフロン回収の徹底を図る改正フロン排出抑制法がこの4月から施行されたが、フロン対策の最新の動向を解説する。

○フロン類の生産規制と持続可能な社会の実現/(一財)日本冷媒・環境保全機構/作井正人
冷凍空調機器は我々の生活に不可欠であるが、2020年はその存続に警鐘が鳴り始めた年である、それはR22の生産禁止とHFC生産削減の問題である。今まで湯水のように使えた冷媒の使用に制限が課されたことである。冷凍空調機器の所有者はその事実を認識し冷凍空調機器と冷媒の管理をいま一層見直さなければならない。また本年4月1日より、改正フロン排出抑制法が施行され、法遵守不履行内容によっては直接罰が適用されることになる。

○低GWP冷媒の開発動向 AGCの取り組み/AGC㈱/福島正人
オゾン層破壊と地球温暖化の二つの地球規模での環境問題を解決することを目的にAGCが独自に開発した次世代低GWP媒体AMOLEA.1234yf、1224yd、X及びYシリーズ(HFO-1123混合冷媒)について紹介する。

○低GWP冷媒を適用した高効率ターボ冷凍機/三菱重工サーマルシステムズ㈱/長谷川泰士
地球温暖化防止のため、HFC削減に向けた規制が強化されており、ターボ冷凍機に対しても低GWP冷媒への転換と普及が必要となっている。そこで、150~5,000USRtの全容量帯で低GWP冷媒対応のターボ冷凍機を販売開始するとともに、冷房空調用途だけではなく、プロセス冷却や暖房用途にも普及を進めている。

○低GWP冷媒と安全・安心を両立した荏原の高効率ターボ冷凍機/荏原冷熱システム㈱/天野俊輔
GWPが1以下で環境負荷が極めて低いだけでなく不燃性かつ低毒性で環境性と安全・安心を両立する新冷媒R1224yd(Z)を採用し、低GWP冷媒の使用に伴う欠点がなく、かつ高効率で、しかも様々な仕様や使い方に柔軟に対応できる「低GWP冷媒でも、どなたにも使いやすいターボ冷凍機RTBA型」を改良、新発売したので紹介する。

■最新技術情報
○新手術室空調システム「クリーンコンポ デュアルエアー」/清水建設㈱/今井田尚文
吹出温度制御の術野下降流と室内温度制御の周囲旋回流の二つの気流で構成される新手術室空調システム「クリーンコンポデュアルエアー.」を開発した。医師、周囲スタッフ、患者に適した温熱環境と室全体の清浄度回復性能の向上を実現する。

○人手不足や自然災害の増加など、社会課題に対応する機器/ダイキン工業㈱/山口 翼
近年、自然災害の増加や建築現場での人手不足、省エネ問題など環境変化に伴う社会課題が顕在化している。業務用空調機にもこれらの課題に対応することが求められており、本稿では業務用空調機の自然災害に対する強さ、施工を簡易にする施工方法、省エネルギー性の向上に関して紹介する。

○執務者固有の体感を空調制御に反映する「温冷感空調システム」/アズビル㈱/太宰龍太
執務者が好みの室温を設定する代わりに、「暑い」・「寒い」といった今の温冷感をシステムに伝え、空調システム側で、その申告に対応する温度設定値を決定し制御する「温冷感空調」を開発した。このシステムにより、執務者は暑さ・寒さを解消することができ、さらに、冷やし過ぎ・暖め過ぎという無駄を軽減し、省エネルギーにもなった。

○冷媒用アルミニウム合金配管の継手部防食技術/東洋フイツテング㈱/志賀義則
冷媒用にアルミニウム合金管を採用する際に、継手部での異種金属接触腐食の懸念がある。この対策として、継手接触部を熱収縮樹脂の熱融着により防水することで腐食防止技術について、その効果、適用方法、留意点を紹介。

○新型給水ユニット F3100NEO/㈱荏原製作所/清水勇樹
2019年12月より販売を開始した、新型給水ユニットF3100NEO BN-MG型を紹介する。モータ効率IE5相当のPMモータと当社開発インバータを一体化した「インバータ内蔵PMモータ」を搭載することで全体をコンパクトにし、設置環境の省スペース対応と施工の作業効率向上を実現した製品となっている。

○建築・保守現場におけるヒアラブルデバイス活用/高砂熱学工業㈱/武田浩一郎/TMES㈱/阿部琢哉/㈱ネイン/山本健太郎
保守現場では、計測器の値や設備稼働状態などの記録業務が多く、点検時間の多くを占めている。今回、音声による点検業務の効率化を検証するために、音声認識技術とテキスト自動入力技術を用いたヒアラブルデバイスを開発し、騒音下にある機械室において実証試験を行った。

■シリーズ
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第9回
「フードテックとは?」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第9回。今回のテーマは食料、農業へのIT技術を適用する「フードテック」である。今後地球上の人口は更に増加し、食料は大きな課題である。IT技術を活用することによって、飛躍的な食料生産性の向上、天候に左右されない品質の安定安全化、流通での廃棄食料削減などが期待される。さらにAIによる新たな調理レシピの創造など「フードテック」の可能性は大きい。

○外国の環境保全および建築設備事情115
米国における水栓からの水によるがん患者の発生/元㈱森村設計/前島 健
米国のEWGの研究によると、米国における飲料水中の化学汚染物質の有害混合物は、100,000人以上のがん患者の原因となっている。本稿においては、この研究結果を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす192
○百花の春/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:CASBEE最新動向
○CASBEEの概要と最新動向/(一財)建築環境・省エネルギー機構/早津隆史
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境側面を様々な角度から捉え、総合的に評価するためのシステムである。現在も社会的な動向や法整備(省エネ基準など)に伴い継続的に評価基準の改訂や新しいツールの開発が行われている。その概要と最新動向を紹介する。

○CASBEE-ウェルネスオフィスとは/(一社)日本サステナブル建築協会 井田浩文
CASBEE-ウェルネスオフィスは、建築物の健康性、快適性、知的生産性への貢献度合いを評価するツールである。本ツール開発の背景及びコンセプト、評価範囲、評価パターンと活用シーン、評価項目、今後の展望について紹介する。

○CASBEE-健康とは/東海大学/中野淳太
健康寿命を延伸させるための予防医学の観点から、住環境の重要性が指摘されている。住環境における問題点に住民が自ら気づき、改善行動のきっかけとするための簡易自己診断ツール、「すまい」と「コミュニティ」の健康チェックリストについて解説する。

○CASBEE評価認証制度/(一財)建築環境・省エネルギー機構/早津隆史
CASBEEは、評価マニュアルと評価ソフト(Excel)を用い、基本的に誰もが自由に利用できる評価ツールである。一方で、評価結果を第三者や広告・カタログ等に提示するといった活用方法の場合、評価結果について信頼性や的確性の確保が重要となる。CASBEEの適正な運用と普及を図ることを目的とし、CASBEE評価員登録制度、CASBEE評価認証制度、CASBEE自主評価登録制度を設けた。

■最新技術情報
○クリーン空調制御システム「クリーンEYE(アイ)」/清水建設㈱/近藤恒佑・長谷部弥・小松原正幸・染谷孟行
本稿では、CR内環境を画像センサ、パーティクルセンサで捉え、その環境に合わせてFFUを制御するシステムの開発を試みた内容を紹介する。

○空冷式ヒートポンプチラー「DT-RⅢ(ディーティーアールスリー)」/三菱電機㈱/増井宏彰
セントラル空調熱源における空冷ヒートポンプチラーの構成比は近年増加傾向にあり、今後さらに拡大するものと予想される。三菱電機は今春に空冷ヒートポンプチラーである「DT-Rシリーズ」のモデルチェンジを予定しており、本稿にて開発背景や特長について紹介する。

○「O-T-9(オーティーナイン)」の開発/新日本空調㈱/品田直也・田村 稔・木村 崇/日栄インテック㈱/山崎利男・大野杏介
「O-T-9(オーティーナイン).」は既存の天吊り設備機器において吊りボルトの耐震補強が難しい箇所、既存設備・新築設備のいずれにも適用可能な落下防止工法であり、施工時に新たな吊り元を必要とせず、均一な施工品質が確保でき、従来の対策に比べて約1/3の作業時間で施工が行える特長を有している。

○雨水排水の効率を高める「大型高排水システム」について/積水化学工業㈱/元 隆明
昨今、異常気象による集中豪雨が頻発しており、大型建物の雨水排水設計においては、従来の降雨強度が見直され大型化傾向にある。当社は、既存配管の排水能力を最大限に高めることで、従来品と比べて約4倍の排水能力を実現した新システムを開発したので紹介する。

○愛媛県初のZEB(ZEB Ready)認証ホテル「古湧園 遥」/㈱井上輝美建築事務所+都市開発研究所/井上輝美/㈱オフィス省エネプラン/下村邦夫
ZEB実証事業は、経済産業省・環境省が進めている助成金付の制度である。認証を受けるとZEB対象機器費および工事費の2/3最大年5億円の助成を受けることができ、申請が通れば、施主にも大きなメリットがある制度である。本稿ではZEB認証を得られた省エネデーターと合わせてZEB認証に資する省エネ技術を紹介する。

○東京医科大学 新大学病院棟/㈱大林組/田中秀夫・古澤 洵・鈴木 智
東京医科大学病院の建替計画について、テーマを、①患者ファーストのものづくり、②災害拠点病院としてのBCP、③エネルギー削減・環境配慮、④維持管理と将来対応、⑤施工上の配慮、の五つに大別し、設備計画を主として紹介する。

○AIを利用した「快適性を損なわない」空調制御システムの概要/㈱竹中工務店/金子 研・橋本達也
大型ショッピングセンターの空調運転は、来館者の快適性が優先され、省エネルギーには制限があったが、AIによる解析技術を利用することのより「快適性を損なわない」ことと「省エネルギー」を両立する空調制御システムを開発した。本稿ではそのシステム概要を紹介する。

■解説
○事務所ビルにおける設備配管の管種選定動向(その1)/IDE研究所/井出浩司

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第7回)
合成高分子樹脂管用継手のバリエーションについて/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管による管路の、曲り・分岐・口径変更等は、他素材を使った管路同様、継手部分で行われる。本稿では、対象をポリエチレン管による管路に限定して、曲り・分岐・口径変更等にどんな継手が用意されているかについて、継手のバリエーションを解説する。

■シリーズ
○外国の環境保全および建築設備事情114
世界の人口の1/4を占める17ヶ国における水不足/元㈱森村設計/前島 健
以前は考えられなかった水不足が、今や当たり前のこととなっているが、本稿においては、世界の水不足の現状を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 191
○冬眠鼠(ヤマネ)/畑建築デザイン/畑 由起子
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商品情報・内容

  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:B5判

■ 建築設備の設計・施工専門誌

本誌は、空気調和、給排水衛生、電気、特殊設備等の専門誌として36年の歴史をもっております。最近の大型建物、空港、ホテル、病院、劇場、工場、食品・薬品製造、設備関連、クリーンルーム、研究施設、商業ビル、集合住宅、また地域冷暖房を含む都市設備、最近のインテリジェントビルに至るあらゆる建築設備について、そのシステムから材料、機器、設計・施工、運転・保守、設備更新まで、設備に関する総合技術についてコスト・法規など多角的かつ実務面からとりあげ、設備技術者に実際に役立つ情報を提供することを編集方針としています。

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