建築設備と配管工事 発売日・バックナンバー

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2,138円
■特集:災害等停電時における電源確保の方策
○災害におけるエネルギーインフラの実情と対応状況について/東京電力ホールディングス㈱/矢田部隆志・植竹富一
近年の自然災害は公共インフラに大きな損害を与える。また、公共インフラの老朽化問題も深刻である。しかしながら、インフラ投資に向けた財源の確保も大きな課題である。本稿では、エネルギーインフラの被災状況と災害対策に向け需要家自らが取り組む BCP対策について紹介する。

○災害対応としての分散型エネルギーシステムの有効性/東京ガス㈱/小川哲史
昨今は大規模地震に限らず、台風等に伴う大規模な風水害に起因する停電発生をうけ、エネルギー供給のレジリエンス性の重要性が改めて見直されている。本稿では「停電対応型ガスコージェネ」及び「電源自立型GHP」について、2019年の台風15号に伴う停電時の活用事例とあわせて紹介する。

○災害等非常時の病院における有効なエネルギーシステムの提案/㈱環境都市構想研究所/佐藤信孝
北海道胆振東部地震に伴う北海道全停電は、病院の機能維持に重大な障害を与えた。本調査では、ヒアリングにより停電時の病院の実態を把握し、課題を抽出した上で、これらの課題を解決するための方策の一つとして、非常時における有効なエネルギーシステムの提案を行った。

○災害時における非常用発電設備の稼働状況と解説/(一社)日本内燃力発電設備協会/新井 武
令和元年に発生した台風第15号、19号での被害状況、その時の非常用発電設備の稼働状況について述べるとともに自家発電設備の分類、構成機器について説明、さらにその計画、設置、保守管理上の留意点等について解説した。

○災害時における太陽光発電の自立運転についての実態調査結果/(一社)太陽光発電協会/中西英雄
太陽光発電の自立運転機能が停電時における非常用電源として期待されているが、太陽光発電協会では一般家庭での同機能の活用について実態調査を行った。2018年の北海道と2019年の千葉県での調査結果と同協会による「自立運転機能の周知活動」を紹介する。

○非常用ガスタービン発電設備「カワサキPUシリーズ」について/㈱カワサキマシンシステムズ/筑濱竜作
ガスタービンとは何か、非常用ガスタービン発電設備とはどの様な設備かを説明する。また、震災後に需要の高まったデュアルフューエルシステムと、非常用ディーセル発電設備との簡単な比較、大停電発生時の稼働実績について資料を交えて紹介する。

■最新技術情報
○「WILLHEAT(ウィルヒート)」/川重冷熱工業㈱/田中良知
小型貫流ボイラ「WILLHEAT(ウィルヒート)」シリーズの新製品を開発した。新製品は、従来機種の換算蒸発量2,000kg/hと同等の伝熱面積で、3,000kg/hへの大容量化とボイラ効率99%を達成している。「WILLHEAT(ウィルヒート)」シリーズでは、小型貫流ボイラの特徴を活した多缶設置により最適な蒸気システムを実現できるほか、安心の高耐久・長寿命のみならず、省エネルギー、環境負荷低減といった価値を提供する。

■解説
○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究③/丸の内熱供給㈱/矢﨑淳史
都市型地域冷暖房システムは主な熱供給先が業務ビルであるため、冷・温熱ともに低負荷の発生頻度が多い。特に冷熱の場合、冬期及び中間期・夏期の土日と夜間は熱源機器の部分負荷運転時間が多くなる特徴があり、その時間のエネルギー効率を高めることがプラント全体の効率を高めることとなる。本稿では、磁気浮上軸受を搭載した高効率インバータターボ冷凍機の運転時に最適設定値を活用した効果を検証したので紹介する。

○中央監視システムのチューニング/東テク㈱/田崎 茂
中央監視システムは、汎用的に開発されたプログラムを、個別の建物について機能設定するように作られている。システムのユーザーへの引渡しの時点では、設計時の知見によってベンダーが機能設定するので、基本的な監視操作は可能であるが、運用開始後はビル運転管理の実態に合わせて、ユーザーが継続的にチューニングする必要がある。本稿では、中央監視システムが持つ機能が、ビル管理業務を支援できるようにチューニングする方法を、savic-netTMFX(アズビル㈱)を事例として解説する。

■竣工事例
○「ZEB」認証取得 久光製薬ミュージアム/五洋建設㈱/小座野貴弘・小池武徳
久光製薬ミュージアムは、日本でも事例が少ない BELSの最高ランク『ZEB』を認証取得した建物である。最適な省エネ設計と屋根面に配置した太陽光発電パネルによる発電により、デザイン性の高い建物に対し省エネ率103%を実現。建物稼働後も良好なエネルギー運用が図られている。

○高島市役所庁舎/㈱安井建築設計事務所/小林陽一・内山和幸
「高島の豊かな自然をつなぐまちづくりの拠点整備」を基本コンセプトとし、市民サービスや市庁舎機能の利便性向上、あらゆる災害に強い防災拠点、最新環境技術を備え次世代に持続できる施設整備を目指し、新館の増築、本館の改修を行い2019年3月に竣工した同事業を紹介する。

■シリーズ
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第8回
「進化するロボット技術」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第8回。今回のテーマは進化するロボット技術である。ロボットは IoT・AI技術の進化により様々な用途で活用が拡大している。用途は、製造、運輸、医療、介護、土木、建設、保守、サービスなど非常に幅広い。本稿ではロボット技術の研究開発内容と、用途別の実用化しているロボットについて紹介する。

○外国の環境保全および建築設備事情113
バークレー市が新築住宅に天然ガスを禁止する米国最初の都市に/元㈱森村設計/前島 健

2,178円
■特集:建設現場の作業員の安全確保
○上部構造体検知用超音波センサー パノラマU/㈱つくし工房/保永賢人
パノラマUはクレーンのブームが構造体と接触してしまう事故を無くすために開発された、重機接触防止装置である。装置の仕組み、特徴について紹介する。

○重機接近警報システム ICライダーZ/北興産業㈱/澤田朋哉
重機作業の安全管理において、ICタグを活用して作業員検知時に音と光で運転手に警報する安全システム+分析ツールである。IoT技術の活用により、作業員の接近履歴データを取得することでき、現状把握とそれに基づく対策により、現場の安全性が向上させることができる。

○入退場管理システム「InOutMan」/北興産業㈱/入山憲蔵
作業員が装着したICタグから発する電波が入口に設置したレシーバ(アンテナは入口の外側、内側に2本設置)を通過すると、進行方向に応じて「入場/退場」が自動検知される。ICタグ毎に、滞在許可時間を設定できるため、リアルタイムでの作業時間超過管理が容易となる。

○建設現場向け、共創プラットフォーム「e-Stand」について/飛島建設㈱/科部元浩
e-Standは、これまで、連携することができなかった企業同士がつながることが可能となるだけでなく、建設現場で時間を費やしていた作業など、手間を削減することができる。e-Standは、新しい仕組み・サービスを構築した業界初の取り組みであり、革新的なソリューションである。

■最新技術情報
○コンパクト型空気調和機用新型プラグファン/新晃工業㈱/田中恒有
「効率の向上」・「省スペース化」・「低騒音化」の三つの市場要求に対応するために同社が開発したコンパクト型空気調和機用新型プラグファンPS型を本稿で紹介する。

○自分のスマホで操作できるオフィス空調/㈱三菱地所設計/安田健一
個人のスマートフォンを用いて、ビル用マルチ空調機を操作し、自宅のエアコンのようなパーソナル空調を実現するシステムを考察し、開発したシステムを用いて実証実験を行った。

○全空気式床ふく射冷暖房システム「ユカリラ」/大建工業㈱/池田茂人/㈱N・SET/角田 正/中菱エンジニアリング㈱/平尾豊隆/三菱重工サーマルシステムズ㈱/中村隆則
ふく射空調では、放射エネルギーを射出する物体の内部温度を如何に効率良く表面まで熱輸送して、安定した表面温度を維持するかが重要になる。しかしそれ以前に、空気や冷温水などの熱媒体からどうやって物体内部に熱エネルギーを伝えるかが重要な要素になる。全空気式のユカリラシステムは、空調空気の冷温風を床材に安定的に伝える技術を開発して商品化したシステムであり、床下部の空間内に空気輸送のためのダクト類を全く必要としない方式である。

○IoTで点検作業工数を軽減 「Kirei ウォッチ」/ダイキン工業㈱/小林亮太
同社はIoTを用いた新しい空調機点検サポートツール『Kireiウォッチ』の提供を開始した。近年の人手不足を背景に負担が増大している設備管理者の工数削減など、新たなソリューションの提供を機にこれまで以上に顧客に寄り添っていく。

○設備保全向け新開発3Dセンサーによるデジタル保全電子カルテ/㈱KMC/佐藤声喜
鉄道路線や架線橋、トンネル、水処理プラント、ビスメンテナンス等の保全作業は、人による打診棒での打診検査が主流であるが経験が必要なこと、個人差があり正確に亀裂や劣化を把握することができず、記録も紙による「保全シート」が一般的である。そこで3Dセンサーにより傷をデジタルデータで簡単に検査でき、更にその保全データをカルテ化し予防保全まで可能な画期的なシステムを紹介する。

○避雷導体と兼用可能なエア吹出し式防鳥設備 TORINIX/㈱竹中工務店/北野雅人・宮田弘樹・中楯哲史・福田久展・瓜谷真幸・木村敏朗/NIPエンジニアリング㈱/山﨑 誠
建物の鳥害は、ハト・カラスによる糞害や建材の破壊行為が多い。建物における防鳥上重要な屋上外周部への適用を想定した技術として、避雷導体と兼用可能なエア吹出し式防鳥設備“TORINIX”を開発し、適用先での高い忌避効果を実証した。また建物を見上げた時に設備が視覚内に入らないため、建物外観の意匠性にも影響しない。

○エコキュートヒートポンプ専用配管「エコるーぷ」/㈱ブリヂストン/高橋 薫
国策として省エネが進められる中、省エネ機器であるヒートポンプ式給湯機「エコキュート」が普及しつつある。当該機器に使われるヒートポンプ配管は、これまで各種課題を抱えていた。ヒートポンプ専用配管「エコるーぷ」はこれら課題を解決すべく開発されたが、本稿では、製品構成、特徴、開発経緯について紹介する。

■竣工事例
○太陽生命日本橋ビル/㈱日本設計/栫 弘之・本田公宏・稲垣 勝・小見山堤子・田村優佳・流田倫代
日本橋二丁目の日本橋髙島屋の東に位置する超高層建築(主用途はテナントオフィスビル)。建物内には、隣地の日本橋髙島屋S.C.本館および日本橋髙島屋三井ビルディングへ熱供給を行う「東京都認定地域冷暖房設備」を設置している。

○栗原工業ビル/㈱竹中工務店/松倉想馬・篠島隆司
電気設備工事を担う栗原工業㈱の新本社ビルである。事業の継続性と省CO2の両立を主軸とし、免震構造の採用と72時間のBCP性能を確保している。また、多種電源によるスマートエネルギーマネジメントシステムと照明直流給電システム、タスク・アンビエント放射空調等、種々の省CO2技術を採用している。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第6回)
合成高分子樹脂管の接合について(その2)/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管の接合に関し、先月号で記述した溶融接合に引き続き、機械的接合を取り上げる。機械的接合には、コンプレッション継手と総称されるメカニカル継手接合、フランジ接合、ネジ接合やゴム輪受口接合があり、これらの概要を解説する。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情112
○ゼロエネルギー事務所ビルのための新しい設計指針/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、ASHRAEなどによって開発された中小規模の事務所建築のための新しい省エネルギー設計指針の概要について紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす189
○火災から救ったヤギ/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:健康建築・WELLビルディング
○「WELL Building Standard」(WELL認証)の概要と最新動向/㈱ヴォンエルフ/小山暢朗
IWBIが開発・運用する、健康とウェルビーイング(Health &Wellbeing)に焦点を当てたWELL Building StandardTM(WELL認証)。 2018年5月31日に発表された次世代システムWELLv2 pilotによる登録件数の急拡大など、マーケット関係者の関心は引き続き高い。WELL認証の最新動向を紹介する。

○我が国不動産への ESG投資の促進に向けて/国土交通省土地・建設産業局
ESG投資の潮流を受け、健康性、快適性等に優れた不動産に注目が集まっている。我が国不動産へのESG投資の促進の観点から、「ESG投資の普及促進に向けた勉強会」(2017年)、「ESG不動産投資のあり方検討会」(2019年)において行われた、健康性、快適性等に優れた不動産に関する議論を紹介する。

○大成建設技術センターZEB実証棟 WELL認証プラチナ/大成建設㈱/田中拓也・張本和芳・横井睦己
当社技術センター ZEB実証棟は、ZEBの実現とスマートで快適なワークスペースの実証を目的とした建物である。今回、WELL認証で、新築/既存建物全体のプラチナを取得し、環境性能と執務者の健康増進の二つの概念が両立することを示した。

○ITOKI TOKYO XORKにおけるWELL認証取得の取り組み/㈱イトーキ/八木佳子・伊藤 猛
2019年10月に、国内3例目、インテリア版では初のWELL認証を取得したイトーキの新本社「ITOKI TOKYO XORK」。働き方変革の実現とともに認証取得を進めた本案件の特徴的な要素を、七つのコンセプトごとに紹介する。

■最新技術情報
○コアンダ効果を利用したインダクションユニット空調システムの実測評価/㈱竹中工務店/西川経太・山崎将吾・前田龍紀
本建物では、従来の一般的な空調方式と比較して、快適性の向上、工期短縮および意匠的な付加価値を見出すことを目指して同社が共同開発したインダクションユニット吹出口を初めて実装した。本稿では、計画段階でのシミュレーションソフトによる吹出口の配置検証および夏期に実施した室内環境の実測評価について紹介する。

○手術室向け空調システム「からっとオペ」/ダイダン㈱/岸本 亮・篠原拓真
医療従事者の快適性を向上させる、低コストかつ省エネな手術室向け空調システム「からっとオペ」を開発した。本システムは、従来の室内温度による制御に加え除湿機能を備えており、梅雨時期に高湿度になりがちな手術室環境を改善し、不快感を取り除く。また、除湿時の冷えすぎ防止には、冷房の排熱を利用した省エネ性の高い室温制御を行うため、運転コストの低減にも貢献する。

○三菱電機サイバーセキュリティーソリューションOTGUARD/三菱電機㈱/森永昌義
制御システム向けのサイバーセキュリティ対策としてアセスメントからシステム構築、運用サービスをワンストップで提供可能な「三菱電機サイバーセキュリティーソリューションOTGUARD.」を紹介する。

○配管圧力・満水試験自動測定・データ管理システム~みるみるくん~/レッキス工業㈱/三浦 亮
同社が2012年に発売を開始した、圧力・満水試験システム「みるみるくん」は2019年6月、冷媒試験に対応し、第3世代型に進化した。グラフによる正確・確実な記録と帳票自動作成による省力化を両立する当システムを、従来の試験方法との比較を交えながら紹介する。

○学校空調におけるエキスパンションジョイント部の施工/㈱アトムズ/小鹿島太郎
昨年夏に小学生が就学中に熱中症で亡くなるという痛ましい事故を受け、政府は予算を計上し空調機の設置を促した。以後、各自治体で設置が進んでいる。しかしながら、国交省で定める工法通りに施工されていないケースが散見される。本稿では、配管施工の問題点をふまえながら空調配管工事における正しい製品選定について提言する。

■竣工事例
○福岡県弁護士会館/㈱古森弘一建築設計事務所 古森弘一
九州大学移転に伴い六本松キャンパス跡地に裁判所、検察庁、弁護士会館の法曹三者が移転した。これまでにない弁護士会館らしい設備のあり方として、汎用技術だけでなく、採光を部屋の奥まで届けるしくみや床吹き出し空調等を実現した。

■シリーズ:第17回 環境・設備デザイン賞
○KTビル/鹿島建設㈱/弘本真一・松永大輝
KTビルは、鹿島建設の東京エリアの施工部門が入居する自社ビルである。計画に際して、建築の「つくる」フェーズから「つかう」フェーズまでのプロセスを総合的にデザインし、そして居心地良く使い続けるために建築のモジュールと設備システムが統合した環境建築の実現を目指した。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第7回
○「人工衛星データ利用と月探査」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第7回。今回のテーマは衛星データと月探査である。人工衛星は地球観測用、測位用、通信放送用など数多く地球を周回しており、衛星データを活用した新しいビジネスが生まれている。また、世界各国で月面探査が盛んにおこなわれ、月に水資源の存在が確実され、宇宙探査へ向けた月面基地構築が現実となっている。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情111
○Bradley Corp.の調査による米国の店舗のトイレの状況/元㈱森村設計/前島 健
Bradley Corp.による第10回年次手洗い調査の結果によると、よく維持管理されたトイレのある店舗は、営業上の利益があることが判った。本稿においては、その結果を紹介する。

■連載
○防食鋼管40年の思い出(最終回)/IDE研究所/井出浩司

○合成高分子樹脂管基礎講座(第5回)
合成高分子樹脂管の接合について(その1)/樹脂管コンサルタント/長谷川清
本講座の第5回からは、合成高分子樹脂管を構成する要素の基本的なしくみについて詳述する。本稿は中でも重要なしくみである管及び継手の接合から始める。

■Le petit pouce ペットと暮らす188
○子午線/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:運用データ分析の重要性
○〔巻頭言〕運用データ分析の重要性/工学院大学/富樫英介
運用データ分析の意義を、資料にもとづいて歴史的視点から述べる。また、運用性能が設計時の想定から乖離する理由を解説する。最後に、この乖離を解消するための試みとして、バーチャル建築を用いたコンペティションの結果を紹介する。

○ZEB実証事業補助対象物件の運用(実績)について/(一社)環境共創イニシアチブ/伊藤邦男・梶田保之
環境共創イニシアチブでは平成25年度よりZEB実証事業の成果を広く公開しZEBの推進を図る目的でZEB調査発表会を開催している。本稿では、ZEBの定義、年間一次エネルギー消費原単位の設計値と実測値、主たる省エネルギー技術の導入傾向などを紹介する。

○TAビルにおける継続的な運用解析・改善と計測技術/㈱日本設計/嶋田泰平
2006年竣工のテナントオフィスビルであるTAビルでは、10年間継続して消費エネルギの計測と解析を行い、運用データの蓄積と設計原単位等の貴重なデータを収集できた。また、2011年の東日本震災の経験を挟み省エネルギー施策や働き方改革の効果が検証できた。

○大成札幌ビルの継続的な運用改善とZEB Readyの実現/大成建設㈱/豊原範之・御器谷良一・村上正吾・梶山隆史・渡邉深雪 ・山本 進/大成有楽不動産㈱/谷川 優 ・小口 弘
本建物は、2006に竣工し、定期的な省エネルギー活動を継続的に行い、2016年にZEB改修を実施し、運用実績でもZEBReadyを実現した。本建物の取り組みにより、既存ストックに対しての運用改善、設備システムの最適化や、ZEB改修に対する貴重な知見を得ることができた。

○清水建設㈱技術研究所本館の省エネ運用の現状/清水建設㈱/中村卓司
当社技術研究所本館は持続可能な社会に求められる環境配慮型建築を目指し計画された。位置情報による各種最適化制御、スマートBEMSを用いた節電、在館者全員によるカーボンダイエット活動などによる、省エネ・快適性の維持・改善効果を15年以上のデータ計測・運用分析により明らかにしたので紹介する。

■最新技術情報
○EQ Houseにおける空間制御システム/㈱竹中工務店/粕谷貴司
EQ Houseでは様々な設備、IoTがビルコミと呼ぶプラットフォームに接続されており、そこから取得されるデータは、ビックデータ処理基盤に蓄積されている。それらを学習データとするAIによって、省エネと快適性の両立を目指した設備制御が試行されている。

○スマートオフィスの構築/㈱リコー/清水洋岐
同じ空間で地点地点により異なる「人の在・不在」「明るさ」「温度」をセンシングし、クラウドで遠隔管理しながら、状況に応じて細かく照明と空調を制御する「RICOH Smart MES~照明・空調制御システム~」。電力消費を抑制しながら快適なはたらく空間作りを実現する。

○天井制振構法「ロータリーダンパー天井制振システム」/㈱大林組/奥田浩文・青山優也・達冨 浩
天井制振構法「ロータリーダンパー天井制振システム」は、在来工法で施工された吊り天井と天井埋め込みカセット型室内機との間に、それらの相対応答に追従して作用するロータリーダンパー(エネルギー吸収装置)を組み込むことで、両者の損傷を防止する技術である。

○SpiderPlusと連携した機械設備・電気設備検査のIT化/㈱きんでん 尾本和夫・山口利彦
機械設備・電気設備の各種検査と、その後の検査記録の整理、帳票の作成作業の効率向上を目的として、㈱レゴリスのSpiderPlus.と連携するオプション機能を開発した。オプション機能の概要と、BLE(Bluetooth Low Energy)対応測定器について紹介する。

○銅管を傷つけず、火無し工法に最適な冷媒管保温材スリット工具/ネグロス電工㈱/梅野裕太
冷媒配管工事において、安全に冷媒管保温材のカットを可能とした工具。銅管を傷つけずに最適な深さでカットできる為、改修工事の火無し工法(メカニカル継手による管の接合)に最適である。本稿にて開発背景や特長について紹介する。

■解説
○空調設備システムの潜熱負荷処理に関する研究/(国研)建築研究所/三浦尚志
建築物省エネ法において空調設備システムの潜熱負荷処理の評価を導入することを目的として、建築研究所で実施した研究プロジェクトとその検討内容(建物の室内の湿気特性、住宅における居住者の冷房・通風行為、潜熱負荷処理を行う空調設備に関するエネルギー評価モデルの開発)の概要を説明する。

■竣工事例
○ダイヤゲート池袋(その2)/㈱日建設計/久保洋香・塚見史郎
東京・池袋に建設された、鉄道を大きく跨いで建つオフィスを主体とした高層ビル。大規模オフィスとして、広いワンフロアのワークスペース、高い安全性とBCP性能、高い環境性能を持つ設備計画とした。外周部には排気運転可能なウォールスルーエアコンが据えられ、室内の快適性と健康性向上を図る。

■シリーズ:第17回 環境・設備デザイン賞
○大空間の除湿型放射冷暖房/ピーエス工業㈱/高成田恵介
体育館等の天井高のある大空間に於いて除湿型放射冷暖房PSHR-Cは、運転開始から30分程度で人間の活動領域を気流感のない快適な環境に形成可能だ。夏場の熱中症対策、風のない環境を求められるバドミントンや卓球等にも有用であり、省エネルギーにも貢献するものである。

○新柏クリニック/㈱竹中工務店/吉岡有美・菅原 努
千葉県柏市の郊外の透析120床の診療所。「森林浴のできるクリニック」をテーマに、開放性の高い新しいクリニックを目指した。2、3階に配置し開放性の高い木造空間を実現、耐震要素となるRC造は、都市に隣接する北側にコアゾーンとして集約し、住宅地からの視線をコントロールするなど、都市構造に呼応した機能配置と構造形式を採用した。

○フソウテクノセンター/清水建設㈱/鳥居健一・芦田裕二・中村 譲・南野友子
香川県高松市に建つ「水の綜合企業・フソウ」の中核施設。多用途な空間が中庭を囲んで配置され、水の流れをイメージした曲面屋根で覆われる構成とし、自然光にあふれる大空間を生み出すことにより、組織の一体感を高める「ひとつながり」のオフィスである。更に中庭や食堂・体育館といった「地域のひととのつながり」を育てるオフィスを目指した。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情110
○米国における飲料水のPFASによる汚染/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、米国における飲料水のPFASによる汚染とそれに対するEPAの対応について紹介する。

■連載
○防食鋼管40年の思い出(第59回)/IDE研究所/井出浩司

■Le petit pouce ペットと暮らす187
○亥の子餅/畑建築デザイン/畑 由起子

2,178円
■特集:厨房空調環境の最新技術
○「厨房換気最適制御システム」の改善/新日本空調㈱/高橋 理・松本啓一・伊藤直也・田村 稔
厨房換気の省エネ施策として、厨房機器の使用負荷率に応じて換気風量を増減する換気制御を導入した。導入後1年間の運転を行い、その実測結果からエネルギー削減量やランニングコストの分析をおこなった結果を紹介する。

○省エネ・省力化・火災予防を実現する厨房環境システム/㈱HALTON/町井義生
業務用厨房環境分野をリードする。HaltonGroup、多様化が進む料飲・飲食ビジネスの省エネ・省力化・火災予防手法について実例を交え、その進化を続ける製品とオプションを紹介する。

○涼しい厨房「涼厨」/東邦ガス㈱/五十川朋孝
従来厨房の暑くて過酷といったイメージを払拭したガス厨房機器が涼厨である。涼厨は集中排気と低輻射により厨房環境を快適にし A調理場で働く方々に快適な環境を提供する。本稿では涼厨の仕組みやメリットを示すとともに、2018年9月オープンの東邦ガスの業務用厨房ショールーム「プロ厨房オイシス」を紹介する。

■最新技術情報
○寒冷地向け店舗パッケージエアコン「暖ガンハイパーインバータ」/三菱重工サーマルシステムズ㈱/稲葉 隆・波良芳裕・市来嵜航
店舗パッケージエアコンはヒートポンプ方式を採用している為、寒冷地域で外気温がマイナスまで下がる冬季の暖房運転を行う際、室外機の熱交換器に霜が付着する課題がある。当社はこのたび寒冷地向け店舗パッケージエアコン「暖ガンハイパーインバータ」を開発したのでその室外機および組み合わせ室内機の特長について紹介する。

○ノンフロン冷媒採用の日立磁気軸受搭載高効率ターボ冷凍機/ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンシージャパン合同会社/中村康志/日立ジョンソンコントロールズ空調㈱/藤田陽一
日立ジョンソンコントロールズ空調㈱は、ノンフロン冷媒であるHFO-1233zd(E)を採用した磁気軸受搭載ターボ冷凍機「HZシリーズ」の発売を開始した。特に部分負荷運転での効率が高く、オイルフリーで給油系統のメンテナンスが不要なことからライフサイクルコストを大幅に低減でき、環境負荷低減にも貢献できる冷凍機となっている。

○ZEBを運用するためのビル・シミュレーション技術/三菱電機㈱/橋本昌典
ビル設計データ(BIM形式)からビルシミュレータを動的に生成し、消費電力と快適性を予測する。本シミュレーション技術により、ビル設計時の省エネ目標値を超えないような省エネ性と快適性のバランスをとった運用計画の策定が可能となる。

○照度測定ロボットの開発/㈱きんでん/辻元 誠・谷口和彦/首都大学東京/久保田直行/岡山大学/戸田雄一郎
昨今、建設業界において様々な省力化への取り組みが進められており、当社では自律走行式の照度測定ロボットを開発した。開発したロボットは一般的な照度測定に利用可能な目標点到達精度を有しており、従来工法と比較して大幅に作業時間の短縮を図ることができる。

○防食機能付膨張タンク「クッション・ダッキー」/ダイダン㈱/田中法幸・佐藤 茂
本装置は、本誌2013年2月号で紹介した「開放式脱気装置」を改良開発した製品である。開放式脱気装置に膨張タンク機能を兼用させる改良をおこない、2019年3月に防食機能付膨張タンク「クッション・ダッキー」として商標登録し新聞発表した。

○建築照明器具 SmartArchi(スマートアーキ)スクエアプラスタイプ/パナソニック㈱ ライフソリューションズ社/住山重次
これからのオフィス空間は、その企業のアイデンティティを表現するとともに、ワーカーが健康的に働くことができる高い空間価値が求められている。SmartArchiで新ラインアップした、600グリッド天井を活かし、自由なレイアウトができる照明器具、スクエアプラスを紹介する。

○「蟻の巣状腐食」対策銅管DANT/NJT銅管㈱(旧㈱UACJ銅管)/河野浩三・石黒則充/㈱UACJ/京 良彦
空調用銅管には稀に蟻の巣状腐食と呼ばれる局部腐食が発生し、冷媒漏れに至ることがある。当社では銅管中のリン量を高くすることで耐蟻の巣状腐食性が劇的に向上することを見出し、耐食性に加えて従来材同等の加工性が両立した新銅合金管DANT.を開発した。

■解説
○流れの可視化技術/防衛大学校/中村 元
本稿では、流れの可視化技術を紹介するにあたって、著者がこれまで経験してきた手法のうち、手軽でかつ有用な事例をいくつか紹介する。また、近年高性能化が進んでいる赤外線カメラを用いた手法として、表面近傍の流れを可視化する最新技術についても紹介する。

■竣工事例
○ダイダン四国支店「エネフィス四国」/ダイダン㈱/杉浦 聡
地中熱利用と安価な汎用機器により、完全『ZEB』を目指しながら「快適性」「経済性」も両立させたオフィスビルの概要およびZEB化に寄与する当社開発品「シーリングフリー」「クリマチェア」「リモビス」を紹介する。

○ダイヤゲート池袋(その1)/㈱日建設計/久保洋香・塚見史郎
東京・池袋に建設された、鉄道を大きく跨いで建つオフィスを主体とした高層ビル。大規模オフィスとして、広いワンフロアのワークスペース、高い安全性とBCP性能、高い環境性能を持つ設備計画とした。外周部には排気運転可能なウォールスルーエアコンが据えられ、室内の快適性と健康性向上を図る。

■シリーズ:第17回 環境・設備デザイン賞
○自然採光ブラインド T-Light. Blind/大成建設㈱/菅原圭子
「T-Light.Blind」は、「採光部」を上部に、「遮光部」を下部に配置した2段ブラインドであり、「採光」と「遮光」を同時に制御することが可能である。採光部は、特殊なスラットで構成され、太陽高度の変化に対応し、窓面に設置するだけで、室内の奥まで良好な光環境を提供することができる。

○港南区総合庁舎/小泉アトリエ/小泉雅生・冨田哲人/ARUP/荻原廣高・橋田和弘
区役所と福祉保健センター、消防署が合築した複合建築の総合庁舎である。複合建築の多様性を活かし、方位に即した表情とすることで、風景となじむ建築とすることを目指した。自然採光・通風、地下鉄湧水利用といった敷地特有の環境に、応答した結果が現れた建築となっている。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第6回
○「海外IT事情.デンマーク」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第6回。今回のテーマは海外のIT事情その2である。電子国家として進んでいるデンマークのICT戦略を紹介する。デンマークは国連調査ではICT国家No.1であり、市民生活になくてはならないものになっている。特にバイオバンクの生体データは治験関連で非常に有効なデータとなっている。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情109
○WHO/UNICEF共同モニタリングプログラムによる世界の医療施設の現状/元㈱森村設計/前島 健
世界の医療現場においては手指衛生、清潔な水および医療廃棄物の廃棄のための基本的な施設が欠けていることも多い。本稿においてはWHO/UNICEF共同モニタリングプログラムによる世界の医療施設の現状医療設備について紹介する。

■連載
○防食鋼管40年の思い出(第58回)/IDE研究所/井出浩司

■Le petit pouce ペットと暮らす186
○未来へ向かって花開く/畑建築デザイン/畑 由起子
 
2,178円
■特集:建築設備分野におけるIoT/AI活用
○建築設備と IoT・ AI/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
特集にあたって、IoT・AIの概要と役割を述べ、設計、施工、保守など設備関連業務への IoT・AIの活用方法を記述する。また無線センサーを使った IoTによるソリューション事例を紹介する。

○AIを活用した「 BEMSデータ解析ソフト」/新日本空調㈱/永坂茂之・満潮 誠・井上雅夫・中 亮・横山 博・綾目久雄
膨大なデータ量およびファイル数を有し、かつ様々な書式で蓄積される BEMSデータの分析業務において、社内向けの独自アプリケーションを開発して作業効率を.め、省エネルギーや予防保全、トラブル対応等の提案がスピーディにできるようになった。またデータベース化作業において AI技術を採用した。本稿にて技術概要を紹介する。

○防災向けIoTサービスについて/ヤマトプロテック㈱/市川 誠
IoTに関わるビジネスが脚光を浴びている。その背景には容易にセンサーや制御機器から情報収集を行い、日常生活の利便性向上に貢献している。今後、防災分野においても IoT技術の活用が欠かせなくなる。本稿では、IoTと防災を掛け合わせたサービス、製品の概要を紹介する。

○IoT技術を用いたエコキュートの制御サービスについて/大和ハウス工業㈱/瀬口和彦/㈱ファミリーネット・ジャパン 中谷浩志
当社の総合技術研究所が持つ戸建住宅におけるエコキュートの稼働情報や遠隔制御の効果に関するデータとファミリーネット・ジャパンがネットワーク上に蓄積した電力使用データを組み合わせ、IoT技術によるエコキュートの自動制御を実現するサービスを開発した。その概要を紹介する。

■最新技術情報
○ヒートポンプ・デシカントハイブリッド式産業用除湿機/三菱電機㈱/岡島圭吾・伊藤慎一・田中 学・藤本 肇
食品工場等で使用される除湿機の省エネルギー化を図るため、ヒートポンプ方式とデシカント方式の両方式の長所を併せ持ち短所を克服する除湿機を開発した。開発機は、低温で脱着可能なデシカント材を熱交換器で挟む構成とし、四方弁による冷媒回路切り替えにより熱交換器の加熱と冷却を切り替え、連続除湿およびデシカント材の吸脱着を運転停止することなく実現した。

○行動データを活用した病院物流動線計画支援システム/清水建設㈱/髙瀬大樹
病院の設計提案やコンサルティングへの活用を目的として、病院内の物流動線計画支援システムを開発した。特長は物流動線の合理性を、簡単な操作により評価・可視化できることである。ビーコンによる行動履歴データを活用した詳細分析についても紹介する。

○廃プラスチックの炭化とデコカーボ./㈱大木工藝/大木武彦/龍谷大学/青井芳史
当社と龍谷大学の共同研究を進めてきた炭素のシート(デコカーボ.)及び廃プラスチックの炭化方法の開発の中身について一部ではあるがデコカーボ.の性能やその性質を活かした利用方法及び炭化物の有効利用方法を本稿で紹介する。

○建物の浸水リスク評価・診断システムの開発大成建設㈱/大野 剛・山根正彦・高山百合子・伊藤一教
「T-Flood .Analyzer」は建物の浸水解析と解析結果の可視化を行うシステムであり、浸水経路や浸水深を3次元で把握でき、リスクマネジメントに活用できるものである。本システムはガラリなどから配管内やダクトを介して建物内に水が流.する場合についても対応できる。

■解説
○地下水温変化を活用したオープンループ方式地中熱利用空調システムの実証運転/岐阜大学/大谷具幸
岐阜県岐阜市の地下温度が夏季に低下し冬季に上昇する地域で、地下水を活用した地中熱利用空調システムの実証運転を行った。その結果、既設の空調システムである灯油焚吸収式冷温水発生機と比較して運用コスト73%削減を実現することができた。

■竣工事例
○福井県営体育館/㈱久米設計/織間正行
2018年秋に開催された福井しあわせ元気国体、福井しあわせ元気大会に向け、福井運動公園内の旧体育館跡地で建替えを行った福井県営体育館の概要を本稿で紹介する。

○近畿産業信用組合/大成建設㈱/根本昌徳・湯浅 孝・坂下泰士・永吉敬行・齋藤允喜哉
近畿産業信用組合本店は.融機関で国内初となる都市型.層ZEB Readyを実現した最先端の環境配慮型建築である。建物用途は.融機関の本店事務所ビルである。本計画では各種省エネルギー技術を多数導.することで、ZEB化が難しいと.われる都市部の.層ビルにおける ZEB化に取り組んだ。

■シリーズ:第17回 環境・設備デザイン賞
○フラップゲート式可動防潮堤/neo RiSe/日立造船㈱/仲保京一
近年、水災害の強大化、頻発化が顕著となっており、毎年のように全国各地で浸水被害が報告されている。このような中、当社では開閉のための動力や人的操作を必要としない水災害防護設備「neoRiSe(ネオライズ)」を開発・実用化した。本稿ではその特徴や適用例について紹介する。

○院内感染対策を製品化したダストレス照明器具/㈱遠藤照明/齊藤 誠
病院照明では明るさ感が得られ、患者の不安な気持ちを和らげる効果がある見た目に優しい間接照明を造作工事で作るが、埃が溜まる為院内感染対策上問題視される。その問題点を改善した間接照明を器具化した。

○風景にひらく研究所/㈱竹中工務店/翁長 元・森橋俊之
創薬企業の新社屋である。創薬系ラボとしての機能と眼前にひろがる風景を取り込んだ豊かな執務環境を両立するために、湾曲した平面形状と場所ごとに最適化された膜材の外装ルーバーを計画した。ルーバーの形状を太陽の軌跡から生成したことでこの場所独自の新たな風景が生まれた。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情108
○米国における漏水の現状と漏水修理週間/元㈱森村設計/前島 健
米国環境保護庁の WaterSenseの漏水修理週間プログラム、漏水量、漏水のチェック方法、漏水の修理方法などを紹介する。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第4回)
合成高分子樹脂管を取り巻く規格の整備動向II/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成.分子樹脂管の規格化における記述すべき重要項目として、寸法項目と性能項目がある。本稿では、その内、規格に明示すべき性能項目の内容を取り上げ、国際規格(ISO規格)に対する国別規格(JIS規格等)の、性能項目における整合性の現状を解説する。

■Le petit pouce ペットと暮らす183
○建築現場のウマ/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:データセンターの最新技術動向
○「Uniflair InRow DX」データセンター冷却ソリューション/シュナイダーエレクトリック㈱/木下英彦
データセンターでは熱処理がエネルギー効率化のキーといっても過言ではない。大型化と同時に局所化がすすんでるデータセンターにおいて、発熱機器の直近で廃熱を効率的に除去できるラック列に組み込む InRowタイプが有用と考える。当社提供のラック列組み込み空調機について説明する。

○リーバート・空冷フリークーリング電算室用空調機/DKSHジャパン㈱/佐藤陽介
最新のデータセンターは省エネ向上に、自然の力を利用した様々な外気利用冷房を利用している。本稿では、米国バーティブ社の開発した、空冷空調機でありながら中間期~寒冷期の外気を用いて高効率に冷房を行うことができる、空冷間接フリークーリング冷房システム“リーバート DSE”について紹介する。

○サービスの多様化、高発熱化が進展するデータセンターの二つの水冷空調機/㈱NTTファシリティーズ/由佐卓也・吉井 存・三宅加典介
データトラフィックの急拡大、AI/ディープラーニングを活用したサービス需要等が高まる中、データセンターの空調設計は多様化している。本稿でトレンドとして急拡大する CyberAir壁型空調機とビックデータサービスを冷却で支える CyberAirリアドア型空調機を紹介する。

○ハイパースケール・データセンター用オイルフリー空冷ターボチラー「SMARDT TA Class」/㈱NTTファシリティーズ/由佐卓也
同社は2019年5月、オイルフリーチラーのリーディングカンパニー、SMARDT社(本社カナダ)と事業提携し、オイルフリー大容量空冷ターボチラー「SMARDT TA Class」の販売・保守サービスを開始したので紹介する。

■最新技術情報
○個人で暑さ・寒さを調整できるイス型タスク空調/ダイダン㈱/花園新太郎
イス型タスク空調「クリマチェア」の紹介。送風機能と加熱機能があり、体感温度±1℃程度の調整が可能。通信機能を搭載しており、アンビエント空調を含めた空調最適化に取り組む。

○屋外用エアコン「アウタータワー」/ダイキン工業㈱/小玉あい
近年、夏の暑さ対策や、屋外の快適性向上に対するニーズが高まっている。屋外暑熱対策設備として一般的な、ミスト発生装置・冷風扇・スポットエアコンの課題を克服し、真夏の屋外に『クールスポット』を創り出す、屋外用エアコン『アウタータワー』について紹介する。

○液式調湿装置 モイストプロセッサー/ダイナエアー㈱/宮内彦夫
モイストプロセッサーは外調仕様の液体調湿剤利用湿度調和装置である。単なる除湿・加湿機器ではなく通年利用される除・加湿両用、除塵・除菌・温調機能まで併せ持つ多機能型外気調和装置である。近年の技術開発によってさらに進化を遂げつつある。

○高性能ポリエチレン管のハウジング接合/ジャパン・エンヂニアリング㈱/大西啓太
近年普及が進む高性能ポリエチレン管において、ハウジング形管継手を使用した管接合を開発した。現場で融着機を使用せず、レンチさえあれば施工可能な新システムであり、昨今の課題とされている省力化や働き方改革などの課題に応える新しい管継手である。

○硬質塩化ビニル製 エスロン「コンパクト雨水マス」/積水化学工業㈱/栗栖忠臣
通の在庫管理が煩雑である。そこで、当社では狭小地への設置が可能なコンパクト形状かつ1品種で様々な排水管口径・流入出角度の配管に対応できる、施工自在性を併せ持った画期的な「コンパクト雨水マス」を新しく開発した。

○天井裏走行ロボットの開発/㈱横浜ケイエイチ技研/萩原哲夫
人間が作業しにくい狭い場所での作業が得意なクローラ型ロボット。搭載したカメラの映像を見ながら操作し、画像を保存することもできる。有線給電のため時間の制約なく作業を行うことができる。給電ケーブルを利用した配線作業等への応用も可能である。

■解説
○温泉熱を活用した温泉街全体の省エネ事業/三機工業㈱/高木禎史
山形県湯野浜温泉は、持続可能な循環型社会を目標とした「湯野浜100年構想」の一環として、豊富な源泉の未利用熱を活用した温泉街全体の省エネ事業を行った。源泉から熱交換器とヒートポンプの2段階で回収した熱を利用して集中給湯を実施、大幅な省エネを実現した。

■竣工事例
○スーパーエコスクール瑞浪市立瑞浪北中学校/㈱日建設計/田中宏明・佐藤孝広
新たな公立中学校の計画に際し、ZEB実現を目指して、瑞浪市の自然・歴史・文化の叡智を活かした環境デザインを導入した。また、省エネ行動を意識したライフスタイルを普及・波及をさせるべく、生徒自らが気づき・考え・行動するための環境教育ツールを配した。

○読売テレビ新社屋/㈱竹中工務店 中川浩明・増田恭大・粕谷 敦
「10seeds~あふれるビジョン」をコンセプトに、大阪城をのぞむ立地・一般の人に開放されたエントランスロビーによるにぎわいの創出、放送施設の特性に適した省CO 2技術の導入、スマートウェルネスなオフィス環境の実現、放送機能継続と地域貢献のための BCP機能の確保を目指した。

■シリーズ:第17回 環境・設備デザイン賞
○石の島の石/中山英之建築設計事務所/中山英之・松本巨志
小豆島町草壁港に建つ RC造の小さな公共トイレ。古くから採石が盛んな本島の花崗岩をコンクリートの粗骨材として用い、一部躯体に斫りや研ぎ出しを施すことで表面にその石を露出させている。本稿では建物の概要と、その特徴的な断面形状を説明する。

○赤坂インターシティAIR/㈱日本設計/竹部友久・真崎英嗣/山崎暢久・中川優一
赤坂インターシティ AIRは、敷地内で自己完結するような開発ではなく、開発地区の枠を超え、他の開発や地元の営みとの連携を大切に『緑のネットワーク』と『エネルギーの面的利用』を核とした新たな都市環境デザインと自立エネルギー型都市づくりを実現している。

■シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報
○第5回 「海外IT事情(1)エストニア」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第5回。今回のテーマは海外の IT事情である。電子国家として進んでいるエストニアとデンマークを2回にわたって紹介する。今回はエストニアである。エストニアではインターネットを利用した ITシステムを国家戦略と位置づけ、各国にそのシステムを展開しようとしている。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情107
○USGBCが発表したLEED認証の2018年における上位10州/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、USGBC(U.S. Green Building Council、米国グリーンビルディング協議会)が発表したLEED認証の2018年における住民1人当たりの認証面積上位10州の内容を紹介する。

■連載
○防食鋼管40年の思い出(第57回)/IDE研究所/井出浩司

■Le petit pouce ペットと暮らす
○ロータス効果/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:コンベンションセンターの設計・設備
○東京国際展示場(東京ビッグサイト)/㈱佐藤総合計画 田村富士雄・岡山武雄・是永恒久
東京国際展示場は、1996年の開業以来、国内最大となる約8万m 2の展示面積を有する展示会場として、我が国の展示会産業を牽引してきた。都は展示機能の拡張を目的とした増築部分の建設を2014年に決定、設計・施工を経て、2019年6月に竣工、南展示棟約(2万m 2)として7月にオープンした。本稿では、1996年開業の既存棟ならびに本年オープンした南展示棟について紹介する。

○東京国際フォーラム/㈱森村設計/村田博道・深谷将一
1997年にオープンした東京国際フォーラムは施設の高い稼働率と年間2,000万人を超える来館者数で運用されている。適切な維持管理と計画的な改修工事の実施により、今でも新鮮な施設となっている。本稿では、改めて東京国際フォーラムの施設・設備概要や特長を示すとともに、改修工事等で竣工時から手を加えられた内容について解説する。

■最新技術情報
○変風量コアンダ空調システムの開発/㈱三菱地所設計/羽鳥大輔・平須賀信洋・加藤 駿/新菱冷熱工業㈱/坂本 裕・五十嵐瞳
Air-Soarerは、コアンダ効果と変風量制御の両立のために開発した、金属板とおもり・回転軸で構成した自律式の可動羽を有する制気口を用いた空調システムである。器具の制御性や空調環境の検証、被験者実験等を基に、有用性の高いシステムを実現している。

○IoTカメラと機械学習で設備の目視巡回点検を効率化するクラウドサービス「LiLz Gauge(リルズゲージ)」/高砂熱学工業㈱/武田浩一郎/高砂丸誠エンジニアリングサービス㈱/平井則行/LiLz㈱/大西敬吾
LiLzGauge(リルズゲージ)は、電源無しで長期動作可能な IoTカメラを用いて計器を撮影し、画像処理によりデジタル値へ変換して Web画面に一覧表示する。点検対象の計器の値を事務所で確認できるため、点検事業者の大きな負担となっている巡回業務を大幅に削減できる。

○全高浅型の浄化槽CV型について/フジクリーン工業㈱/濱裕次郎
同社では、2019年3月22日に35~50人槽の浄化槽CV型を新発売した。CV型は、全高浅型・コンパクト・シンプル構造などの特徴を持っており、従来機種と比較して、施工性・維持管理性・環境性能が大幅に改善された。本稿では CV型の特徴をまとめて紹介する。

○屋内点検に球体ドローンの活用の可能性/ブルーイノベーション㈱/熊田貴之・遠藤将利
インフラ点検が抱えている調査困難、危険な作業等の課題に対し、屋内飛行に特化した「ELIOS」を用いたドローン点検サービスを開発した。その結果、ボイラー、煙突、下水道などの点検に有効である事を実証した。

■解説
○「墜落制止用器具の規格」について/厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課
2019年2月から、墜落制止用器具に係る改正法令等が施行されている。特に高さ6.75メートルを超える場所における作業では「フルハーネス型墜落制止用器具」の使用が義務付けられていることから、「墜落制止用器具の規格」等に基づく同器具の適正な使用について解説する。

■竣工事例
○白井データセンターキャンパス稼動開始/㈱インターネットイニシアティブ/堤 優介
ICT業界の動向を見据えた本データセンターの特徴と、環境省「平成30年度 次世代省 CO 2型データセンター確立・普及促進事業」に採択された省エネ技術である、建物を利用した外気冷却空調、そして、AIを利用した運用計画を紹介する。

○武蔵野の森総合スポーツプラザ/㈱日本設計/星野秀明・吉崎大助・佐藤昌之・小野塚能文
同建物は、多摩地域のスポーツ・文化の拠点として、隣接する味の素スタジアムや西競技場とスポーツ施設のネットワークの中で、最も新しく竣工した施設である。東京2020ではバドミントン及び近代五種、パラリンピックでは車いすバスケットボールの会場に決定している。武蔵野の森のランドマークとなるべく、省エネルギー・CO 2削減を行うともに、災害時にも必要な機能が確保できるように計画されている。

○JS博多渡辺ビル大成建設㈱/石村佳子
JS博多渡辺ビルは、BELS認証制度において、テナントオフィスビルとして国内初のZEB Ready認証を2017年3月に取得することができ、2018年2月に竣工しした。ZEB Readyの実現に向けた計画概要と、快適性と更なる省エネ性向上の取り組みについて紹介する。

○御園座タワーの建築設備概要/積水ハウス㈱/瀬戸 守/鹿島建設㈱/大西健一・酒井達也
本施設は超高層複合用途建築物で、劇場、店舗、住宅により構成されている。伝統を受け継ぎ、賑わいの街づくりに応える劇場と店舗、素晴らしい眺望と都心にありながら静寂性を備えた住宅、この二つの相反する要求に対しての設備計画の事例を紹介する。

■シリーズ
○第17回 環境・設備デザイン賞
発想の転換で圧倒的な省エネ効果を実現した「加温自動水栓」/㈱LIXIL/萩原高志
加温自動水栓は、「そもそも手洗いに今の温度の温水が必要なのか?」という根本的な所まで踏み込み、今までの常識であった手洗いの温度設定を下げたことにより、高い省エネ効果を実現し、また、様々な観点で、従来から価値が大きくアップした新しいパブリック手洗い水栓である。

○外国の環境保全および建築設備事情106
2018年のWaterSenseの持続的卓越性賞 受賞者(その2)/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、水使用器具の節水認証などをして水利用の高効率化を進める EPA(米国環境保護庁のプログラム)のWaterSenseの2018年の持続的卓越性賞受賞者(その2)を紹介する。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第3回)
合成高分子樹脂管を取り巻く規格の整備動向/樹脂管コンサルタント/長谷川清
合成高分子樹脂管の普及とともに規格・標準化も整備されてきた。だが、当初整備された国別規格(JIS規格等)と、グローバル化対応で後から整備された国際規格(ISO規格)には、整合化が必要な寸法規格上の差異があったため、整合化の要点を抽出し、今後の展望を解説する。

○防食鋼管40年の思い出(第56回)/IDE研究所/井出浩司

■Le petit pouce ペットと暮らす181
○アマガエルの変身術/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:建築物の浸水対策
○日本における異常気象の現状/気象庁/高槻 靖
日本における大雨や短時間強雨の頻度は、長期的に増加していることが観測結果から明らかになっている。このような変化は、気温の上昇に伴う、大気中に含みうる水蒸気量の増加が要因の一つと考えられる。今後も、地球温暖化の進行に伴って、大雨や短時間強雨の頻度はさらに増加すると予測されている。

○雨水浸透施設の普及に向けて/東京都下水道局/中田逸夫
東京都下水道局では、1時間50ミリの降雨や、特に浸水被害の影響が大きい大規模地下街や一定規模以上の床上浸水が集中して発生した地域では75ミリの対応を進めてきている。浸水被害から街を守るためには、地域の利用者と行政とが一丸となり、雨水浸透施設の設置を促進することで、より効果が現れる。本稿では雨水浸透施設をより一層普及させるために行っている様々な取り組みを紹介する。

○都市型水害リスクを低減する植栽空間「レインスケープ」/㈱竹中工務店/古川靖英・蓑茂雄二郎・三輪 隆
グリーンインフラの有望な技術の一つとして、雨水浸透型の緑地帯及び、緑地帯を通過した後の雨水を潅水等に利用する技術開発を行っている。本稿では、本技術の持つ多様な機能のうち、特に雨水貯留機能と水質浄化機能に着目して、3年間にわたり効果を評価した結果を示す。

○一般建物用止水ダンパ「水断羽(ミズダンパ)」/新日本空調㈱/木村 崇・田村 稔
建物の外部開口となる外気取り入れ口や排気口から空調ダクト系を介する浸水を防止することは、建物BCPの観点からも備えるべき機能と考え、一般建物用止水ダンパ「水断羽(ミズダンパ)」を開発した。本稿で特長と仕様、性能評価試験、導入イメージを紹介する。

○水害への確かな備え/㈱LIXIL/増田 弘
世界的な地球温暖化、都市部におけるヒートアイランド現象などの要因により、都市部において今後突発的な豪雨災害が発生するリスクは非常に高い。本稿ではこれらの災害に備えるための防水板設置、対策について紹介する。

■最新技術情報
○大空間向けタスクゾーン省エネ空調「AiR-Lo3(エアロスリー)」/新日本空調㈱/永坂茂之・磯 佑輔・張 江
大空間における低層の居住域または作業域を対象に、開発した独自の吹出口を採用して部分混合によるタスク空調を行う「AiR-Lo 3(エアロスリー) TM」は、空調空気の風量削減効果を期待できる省エネ技術である。本稿にて技術概要を紹介する。

○防爆区域に光と空気を同時に搬送する光ダクトシステムの開発と関連技術/大成建設㈱/田口英幸・大山能永
研究施設や工場で可燃性ガスや薬品などを取り扱う防爆区域のような特殊エリアにおいて、隣接室に設置した汎用照明・空調設備を利用して光と空気を同時に搬送する新型ダクトシステム「T-Light Duct Air」及び関連技術を紹介する。

○高圧及び特別高圧受電設備稼働中の劣化診断/㈱かんでんエンジニアリング/宮尾一彰
高圧及び特別高圧電力用CVケーブルに発生する絶縁劣化の要因と形態、絶縁劣化診断技術の概要を解説し、稼働中の CVケーブル内部の欠陥で発生する部分放電により絶縁劣化を検出する活線診断について紹介する。

■解説
○汎用ソフトウェアでできるBIM/㈱三菱地所設計/矢野健太郎
今後の建設業界の生産性向上にはBIMの利活用が欠かせない。BIMを業界全体へより広く普及させるため、ステークホルダーの多様なニーズに合う手法として、汎用性の高い Excelを情報交換プラットフォームとした連携システムの概要とその効果などについて紹介する。

○「 温水洗浄便座」のシンボルマーク策定と「洋式便器」「和式便器」マークについて/(一社)日本レストルーム工業会/中森秀二
日本レストルーム工業会では、「温水洗浄便座」のシンボルマークを策定した。「温水洗浄便座」シンボルマークは「洋式便器」「和式便器」のシンボルマークと共に日本工業規格に追加登録された。本稿ではマーク策定に至る背景・経緯と共に、それに込めた“思い”を紹介する。

○我が国の木材需要の動向について/林野庁 企画課
木材は、「植える→育てる→使う→植える」というサイクルにより、将来にわたっても利用が可能である。我が国の森林は本格的な利用期を迎えており、CLTなど新たな製品の開発や利用、医療施設など公共建築物への利用等の拡大が進んでいる。その概要を紹介する。

○建築物における木材需要拡大に向けて/林野庁 林政部/川原 聡
林業・木材産業の成長産業化のために、新たな木材需要の創出と木材の安定供給体制の構築が必要である。建築物における木材需要拡大の現在地と課題を踏まえて、「他資材からの代替需要の獲得」と「外材からの代替需要の獲得」に向けた林野庁の取り組みを紹介する。

○CLTの普及促進における政府及び環境省の取り組み/環境省 地球環境局/市川善浩
建築物の低炭素化・省エネ化と木材の建築物への利用を促進する部材として、CLT(Cross Laminated Timber)が注目を集めている。構造部材として活用でき、木材の特長を存分に発揮できる CLTに対する、政府としての姿勢と取り組み、及び環境省の行う支援制度等について紹介する。

■竣工事例
○さっぽろ創世スクエア/㈱日建設計 齊藤義明・鈴木 聡・津村勇次/㈱北海道日建設計/金子政之
さっぽろ創世スクエアは、札幌市中心部の新たなランドマークとして、まちづくりや地域貢献に十分配慮して計画された。札幌市のまち作りは今後も継続的に続いていくが、札幌が世界に発信する文化と交流の拠点として大きな意義のある建物となっている。

■連載
○防食鋼管40年の思い出(第55回)/IDE研究所/井出浩司

■シリーズ
○シリーズ:いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第4回
「ブロックチェーンとは?」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第4回。今回のテーマはネットワーク社会での取引の処理を安全に実現するためのキイとなる「ブロックチェーン」がテーマである。仮想通貨ビットコインから誕生したブロックチェーンは、ネットワーク社会での価値の取引方法を一変させる革新的な技術であることを紹介する。

○外国の環境保全および建築設備事情90
2018年のWaterSenseの持続的卓越性賞 受賞者(その1)/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、水使用器具の節水認証などをして水利用の高効率化を進める米国環境保護庁のプログラム WaterSenseの2018年の持続的卓越性賞受賞者を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす180
○新元号「令和」/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:自律安定制御機器
○自然切替ダンパー㈱日建設計/村松 宏
自然切替ダンパーは、一つの入口を通過する気流の温度によって、二つの出口の何れかへ自動的に切替える機能を持つ。切替の仕組みを簡素化し、制御をなくすことでコストを抑えながら室内上下温度差を解消し、頭寒足熱のより良い環境を、より簡単に、より安く実現する。

○吊り機器の制震・制振補強「柔(にゅー)ワイヤ工法」/新日本空調㈱/品田直也・永坂茂之・田村 稔・木村 崇・中川冬彦/日栄インテック㈱/山崎利男・大野杏介
本工法は作業時間を従来工法の3分の1以下にし、作業時の省スペース化と省資源化を図り、制震・制振効果が吊り機器へ大きな力の作用を低減するという効果を、後付け施工で実現する。本稿では、本工法の施工性や品質のさらなる向上を図った改善点を紹介すると共に、本工法の応用的な使用方法として在来工法と柔ワイヤ工法を組み合わせた検証事例を紹介する。

○冷媒自然循環を利用した放射パーソナル空調システム/㈱竹中工務店/粕谷 敦・小林佑輔
放射パーソナル空調に、冷媒自然循環システムを組み合わせることで、快適性と省エネルギー性を両立することが可能となる。本稿では、冷媒自然循環を利用した放射パーソナル空調システムについて、解析・実験評価例及び建物への導入計画例について紹介する。

○逆流防止機能による効率的な自然換気システム/三協立山㈱/堀 剛文
地球環境保全の観点から、省エネルギー対策が進化している。春や秋といった中間期と呼ばれる心地よい季節には、積極的に自然換気を行うことによる省エネを進めたい。その中でも、自然換気を効率的に行う手法と、その換気開口を紹介する。

■最新技術情報
○硬質塩化ビニル管「エスロン パイプ・+(プラス)」/積水化学工業㈱/佐々木基宗
同社は近年の気候環境に対応した、年間を通して反りに強い硬質塩化ビニル管「エスロン パイプ・+(プラス)」を販売開始したので本稿で紹介する。

○屋外の暑熱環境に配慮した熱線再帰フィルム/㈱エービーシー商会/堀田一弘
2015年、電子部品、光学材料のメーカーによって上市された熱線再帰フィルムを建築分野において同社が「ソラリフレ .」として営業・販売を担うこととなり、都市部の暑熱環境改善が叫ばれる中、この技術を広く認知してもらうため改めて本稿で紹介する。

○蒸気式温水製造ユニット「SteamAqua 型式SQ-C01」/㈱テイエルブイ/多田享平
給湯設備には中央給湯と個別給湯の方式があり、また熱源として蒸気を用いて温水を製造する場合には直接加熱と間接加熱の方式がある。蒸気を利用する工場での個別給湯に適し、設置しやすく、異常な高温出湯を防ぎ、詰りトラブルの少ない蒸気式温水製造ユニットを紹介する。

○デジタル測定器と BIMの連携による検査のデジタル化/㈱竹中工務店/園田真吾
建設工事における設備検査は、近年データ連携での BIM活用が進み、デジタル測定器による検査が主流になってきた。また、建設業界では、BIM(Building Information Modeling)を施工管理で活用する事例が増えてきており、デジタル化による生産性向上が期待されている。本稿では、デジタル測定器と BIMを連携させた仕組みの内容と検証結果を紹介する。

○環境測定用無線センシングシステム「Wi-Musu(ワイムス)」/新日本空調㈱/綾目久雄・高塚 威
ICT/IoT技術を利用した環境測定用無線センシングシステム「Wi-Musu」を、空調空間の高精度かつ迅速な性能検証とその省力化のために開発した。Wi-Musuは、刻々と変化する空調空間の様々なデータを、リアルタイムに見える化する。当社は、ICT/IoT技術の空調分野への応用展開に注力し、質の高い安心・快適な空間の提供を目指す。

○多様な熱源機制御を可能とするコントローラ/東芝キヤリア㈱/松本雄紀
当社製品の熱源機「ユニバーサルスマート X」シリーズと他熱源機器を含む最大16の機器グループ、128台の熱源機器の併用運転を実現し、様々なシーンにあったエネルギーミックスを簡易な計装で構築することが可能な「グループコントローラ」と「ポンプモジュールキット」を紹介する。

○水資源問題の解決に貢献する「再生水供給サービス」/栗田工業㈱/育野 望
水の回収ニーズは環境保全の観点から急速に高まっており「水」に関する目標を CSR活動として取り組んでいる企業は年々増加している。本稿ではユーザーに対し環境保全のみならず水の再利用によるコストメリットをも提供すべく、このたび立ち上げた「再生水供給サービス」について紹介する。

■解説
○排水をしない画期的な配管洗浄技術/高砂熱学工業㈱/大迫孝輔/高砂丸誠エンジニアリングサービス㈱/沖田茂喜・横川 進・竹倉雅夫
同社は一回の水張りのみで排水することなくフラッシングを完了できる「排水レスフラッシング .工法」を開発した。本稿では、既報において紹介した本工法を、新設ではなく既設配管に導入した応用事例について紹介する。

○多摩市唐木田の新築工事中の火災を踏まえた防火安全指導の推進/東京消防庁
昨年7月、新築工事中の建築物で、作業員が死亡する火災が発生した。本火災での問題点等を踏まえ、類似の火災による被害の発生を防止するため、新たに避難対策等を強化した防火安全指導を開始し、作業時の安全対策等の再徹底を働きかけたので概要を紹介する。

○ダウンフローとアップフローを併用したクリーンルーム空調システム/三機工業㈱/佐々木賢知・今村洸介
CR内のエリアごとの特徴を踏まえ、ダウンフローとアップフローを併用する、CR空調システム DOUPの紹介である。記事では本システムの特徴と、特に省エネ性能が従来タイプ CRとの比較で優位であることを説明する。

■竣工事例

○丸の内二重橋ビル/㈱三菱地所設計/中村 厚・沼部敬之
丸の内二重橋ビルは、自然エネルギー利用や熱負荷対策等の様々な環境共生技術を導入し、都市再生特別区の適用を受けて容積緩和を行っている。また、インフラ洞道の整備や DHCプラントの設置を行い、丸の内エリアの防災性能・環境性能を高める取り組みを行っている。

○みんなの森 ぎふメディアコスモス/ARUP/荻原廣高
岐阜市の中心部に建設された、市立図書館を含む複合施設。「大きな家」と「小さな家」のコンセプトに呼応すべく、地域の持つ環境ポテンシャルと多様な屋内外空間を組み合わせることで、個性的で豊かな居住環境と大幅な省エネルギーを同時に実現させるに至った。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第2回)
合成高分子樹脂管は、既存の金属管とはやや異なる特性を持つ。本稿では、この差異について理解が得られるよう、強度特性・耐久性・耐候性・クリープ特性・破壊モード・耐震性・耐熱性・環境負荷特性等の代表的特性について提示し、留意すべきポイントを解説する。
合成高分子樹脂管の代表的特性/樹脂管コンサルタント/長谷川清

○防食鋼管 40年の思い出(第 54回)/IDE研究所/井出浩司

○シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情104
人口増加の米国西部の都市の水使用量の減少/元㈱森村設計/前島 健
人口が増加しているにも拘わらず水使用量が減少している米国西部の都市の現状を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす179
○未来のための金曜日/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:庁舎の最新事例紹介
○周南市役所/新庁舎/㈱日建設計/水出喜太郎・藤井拓郎・畑部誠一
同庁舎は利便性に加え、市民活動の様子が伺える親しみやすい庁舎の顔とした。また、「地球環境にやさしい環境配慮型庁舎」を目指し自然エネルギーの活用、省エネルギー機器の採用、エネルギー管理を容易にするビルディングエネルギーマネジメントシステムの採用などランニングコストの低減を図っている。

○桶川市役所/㈱日本設計/淺井万里成・松本隆志・大坪 泰・篠崎康志
桶川市庁舎では、木造と中間免震構造のハイブリッド構造からなり、「旅籠」のようなスペースの実現を目指した。地中熱ヒートポンプや井水のカスケード利用といった自然エネルギー活用だけでなく、非常用発電機の72時間対応や自立型GHPの採用などの各種防災対策も積極的に取り組んでいる。

○藤沢市庁舎/㈱梓設計/志賀洋二・杉本憲治・木村麻美・井関幸彦・阿部克史・黒子一幸・千葉 暁・久米 薫・小萩勝男
新庁舎は「人・環境にやさしい市民に親しまれる庁舎」をコンセプトに、藤沢市の特徴である豊かな自然や海をモチーフとし、環境への取り組みを表現する庁舎を目指した。また、BCPの観点から免震構造やインフラ・昨日の確保、省エネルギー化に取り組んだ。

○小林市庁舎/㈱梓設計/葉村幹樹・椎葉夏子・国広栄一・仙川 誠
内装および構造材に至るまで木質化にこだわった庁舎である。本稿では、宮崎県小林市の恵まれた環境特性「太陽」、「木」、「水」、「気候」、「風」に応えた建築的手法、設備手法を紹介する。

○甲賀市庁舎㈱梓設計/下野日出幸・寺田庄作
免震構造を採用し、大地震後も防災拠点として機能する計画としている。インフラが途絶するような災害時にも庁舎機能を継続できるBCPに配慮した庁舎である。自然エネルギー利用としては、30kWの太陽光発電設備、地中熱利用、雨水利用を行い、地球環境に配慮した庁舎としてCASBEEはSランク評価を得ている。

○浦安市新庁舎/鹿島建設㈱/神谷麻理子・弘本真一・飯田浩貴
分散化、老朽化していた旧庁舎機能を統合し、東日本大震災での被災経験を踏まえた最善の防災拠点機能を備えた庁舎となるよう計画した。BCP 機能の確保に加えて建築の構成を活かした環境負荷低減などLCCに配慮した計画とし、快適性との両立を目指した。

■最新技術情報
○2019年度富士通ゼネラルルームエアコン「ノクリア」Xシリーズ/㈱富士通ゼネラル/平 律志
同社では「nocria(ノクリア)」Xシリーズの2019年度向けモデルをフルモデルチェンジした。新たにAI、IoT 技術を導入し、エアコン自体がユーザーの操作や部屋の暖まりやすさ・冷えやすさなどを学習し、部屋の特徴やユーザーの好みに合う次世代のエアコンを開発した。

○設備機器の保全費用を見える化する/㈱FMシステム/百瀬亜紗美・丸田 睦・千野元就
FM-Refine(エフエム・リファイン)は、建物の長期修繕計画の検討や予防保全のための予算立案をサポートする、運用コストをシミュレーションするシステムである。FM-Refineを使用することで維持管理コストの把握と削減に役立つシステムを紹介。

○センサーの電池不要 IoT検証キット/㈱ソルティスター/高野 久
当社は、オフィスや施設の入退出・空調等の管理に活用可能なIoT 検証キットをコアスタッフ社と共同開発。IoT 分野で問題となっているセンサーの電池交換の解決策として、電池不要の近距離無線通信規格EnOceanを利用している。

○エアコンの吸気口に貼るだけ。空気清浄機能付きエアコン・フィルター/㈱ダイアン・サービス/三角治洋
室内空気環境への要望は、単なる「温度・湿度・風の当たりへの対策」から、「室内空気環境の浄化(より優れた徐塵・消臭・除菌)」へ変化してきている。これらに応えるため、本商品が凸版印刷との共同開発により誕生した「AIR QUEST EX」(AQ)を本稿で紹介する。

○金属浸透剤(防錆剤) CORRIZON/㈱ケーアイエヌ/㈱創成
CORRIZONはイスラエル軍をはじめ、世界の船舶や建造物などに使用されており、防錆にかかるコスト削減を可能にする製品として注目されている。従来の防錆剤のように金属表面を覆うことで錆の発生を防ぐといった効果を主としているのではなく、金属内部に浸透し、金属自体から腐食の原因を取り除き、耐腐食性を持たせる働きをする。

■解説
○1級管工事施工管理技士学科試験計算問題対策/東テク㈱/田崎 茂
1級管工事施工管理技士学科試験では計算問題が含まれるが、使用する計算式を記憶に頼っていると不確かになりやすい。本稿では正しい式を使用できるように式の導出と単位の確認について解説する。

○一般社団法人日本潜熱蓄熱建材協会設立と潜熱蓄熱建材について/(一社)日本潜熱蓄熱建材協会/横山昌弘

○省エネと知的生産性の向上を図るオフィス/愛知製鋼本館/㈱竹中工務店/石橋良太郞・野中康司
省エネと知的生産性を向上させるオフィスとして、愛知製鋼本館の取り組み概要を報告する。省エネルギー目標として、ZEB-readyを掲げると共に、調色・調光照明、放射・デシカント空調等の様々な取り組みにより、知的生産性の向上を図っている。

○公共研究施設で国内初の「ZEB(Nearly ZEB)」認証取得/大成建設㈱/信藤邦太/㈱久米設計/横山大毅
「愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所」において、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」で、5段階評価の最高ランクを獲得すると同時に「ZEB(Nearly ZEB)」認証を公共研究施設において国内で初めて取得した。本稿では、その建物概要や評価結果、導入している主な要素技術について紹介する。

■連載
○防食鋼管 40年の思い出(第 53回)/IDE研究所/井出浩司

■シリーズ
○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第3回
「IoTとは? インターネットと通信技術」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第3回。今回のテーマはSociety5.0を実現するためのキイとなる「IoT(モノのインターネット接続)」とは何かをテーマとする。IoT 市場規模、無線通信技術の種類、IoTの応用、サイバーセキュリテイリスクなどについて概説する。

○外国の環境保全および建築設備事情103
ヨーロッパで最初に LEED都市認証されたイタリアのサボナ/元㈱森村設計/前島 健
LEED都市認証およびLEED地域認証については、このシリーズの(その93)において紹介したところであるが、本稿おいては、最近のLEED 都市認証事例およびLEED 地域認証事例を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす178
○神馬(しんめ)の背/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:建築設計・施工関連クラウドサービス
○BIMの普及とクラウドサービスへの展開/明治大学/樋山恭助
BIMはクラウド上における統合データの共有といった新たな段階へ移行しようとしている。この動きに着目し、ストック型社会における省エネを加速させるべく、クラウド上の BIMデータを用いた省エネ健診システムの可能性を思考実験する。

○建築物省エネルギー基準への適合性判定プログラム(WEBPRO)/国土交通省国土技術政策総合研究所/宮田征門
省エネルギー基準への適合性判定プログラムである「エネルギー消費性能計算プログラム(WEBPRO)」について、その開発意図、なぜオンラインプログラムを選択したか、プログラムの構成、直近のアクセス数、WEBPROのデータベースを利用した届け出データの収集・分析スキームを紹介する。

○クラウド版地中熱ヒートポンプシステム設計・性能予測ツール「Ground Club Cloud」/北海道大学/葛 隆生
地中熱ヒートポンプシステムにおいて GHEXの規模を適切に設計することが可能な GSHPシステム設計・性能予測ツール「Ground Club」について、クラウドで利用できる「GroundClub Cloud」の開発を行った。本稿では「Ground ClubCloud」の概要とクラウド化を行ったことによる特色、ツールの特長について紹介する。

○BIM360を利用した建設業のプロセス改善の可能性について/オートデスク㈱/アナビ英子
国土交通省は建設産業の展望や関連制度の基本的枠組みについて検討し、「建設産業政策2017+10~若い人たちに明日の建設産業を語ろう」という政策を出した。ものづくりの支援という印象の強かった ITの考え方を変え、手戻り作業をなくすための納期短縮、コスト削減といったフロントローディングに寄与するためのマネージメント支援ツールとしての要素を多く含むBIM 360を本稿で紹介する。

○デジタル図面活用クラウドサービス「TerioCloud」/沖電気工業㈱/三村典雅
近年タブレット端末を活用するソリューションが多いが、画面表示の遅さや画質が悪いために現場作業者のストレスとなっていた。本稿では、CAD図面を高精細・高精度なデジタル図面に変換する独自の技術およびユーザーの使いやすさを追求したインターフェースを搭載したアプリケーションにより、さらに作業効率化に貢献するクラウドサービス「TerioCloud .(テリオクラウド)」について紹介する。

○IoTを活用した電気設備診断と維持管理の効率化/㈱明電舎/井上和重
クラウドサービス活用により収集したデータから、電気設備内部の様相や部品の劣化状況など運転状態を分析し、余寿命予測や故障部位特定など設備を診断する技術への取り組みについて紹介する。今回対象とする設備は、油入変圧器、開閉装置、電動機である。

○建築業の生産性が向上するクラウドシステム/加和太建設㈱/川合弘毅
建設会社が自ら開発し、全国にサービス展開する原価管理のためのクラウドシステム「インパクトコンストラクション」。このシステムは同社の生産性を高め、著しい成長を支えている。システムの開発背景やその特長を紹介する。

○ウェアラブルデバイス情報のクラウド化と空調設備/㈱竹中工務店/田中規敏
建物管理をクラウドで実現する建物管理プラットフォームの事例を紹介するとともに、ウェアラブルデバイスから得られるデータを利用して個人の好みをパーソナル空調制御へ反映した事例について紹介する。

■最新技術情報
○オフィス向けスマート空調システム「selFort」/三機工業㈱/鈴木慎介
同社は在室者の好みに合わせたきめ細かな空調を目指し、オフィス向けスマート空調システム「selFort TM」を開発した。在室者自ら吹出口単位での空調風量の設定ができ、負荷の状況や個人のニーズに応じて木目細かな空調制御ができるシステムを本稿で紹介する。

○流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL+/アズビル㈱/金子みなみ
現在、建物の省エネルギー化の中で、空調の更なる省エネルギーが求められている。空調の省エネルギーに貢献する空調制御弁である、流量を計測し、制御する機能を搭載した「流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL+ TM(アクティバル プラス)」の特徴、仕様、導入効果の検証を紹介する。

○次世代の実験室環境を創出するシステムを開発
省エネルギー化と健康や安全性にも配慮した環境制御技術「T-Labo. Next」/大成建設㈱/信藤邦太
研究施設の次世代型実験室での省エネルギーの実現と、研究者の安全・健康確保との両立を目的として、室内環境を最適に制御する「T-Labo.Next」を開発した。空調、照明、換気等の制御技術をニーズに合わせて構築することで、次世代型の実験室の環境制御に求められる要素を一体的に管理することができる。

■解説
○DRA-CAD17シリーズの設備分野での活用/㈱建築ピボット/千葉貴史
建築設計・製図において建築の多様な情報を扱える国産CAD「DRA-CAD」が、2018年11月にバージョンアップし電気設備系機能や図面管理機能も強化された。操作性のよさ、表現力、優れたデータ交換機能とともに業務効率化を図ることができる新バージョンを紹介する。

○ペロブスカイト系太陽電池の特性およびZEBへの適用について/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構/玉井 仁・楠原賢治・山田宏之
低コスト、軽量・柔軟性を兼ね備える革新的太陽電技術として注目を集めているペロブスカイト系太陽電池の基本技術、NEDOプロジェクトにおける研究成果、新規適用用途の可能性およびその特性を生かした ZEBへの適用の可能性について紹介する。

○業務用ヒートポンプ給湯機の保守・点検ガイドライン 保守点検のおすすめ/(一社)日本冷凍空調工業会
業務用ヒートポンプ給湯機の定期診断(点検・清掃)に不備があると、異常の発見が遅れるばかりか、突然の設備故障に至る。予防保全として、点検内容や交換周期を部品毎にまとめた当保守・点検ガイドラインで、必要な定期メンテナンスを実施いただきたい。

○「技術」と「人財」を磨く戦略拠点「三機テクノセンター」/三機工業㈱/湊 洋行・植村 聡・池田利幸
三機テクノセンターは一般事務所主体であった旧三機大和ビル A館を改修し、技術の向上や人の育成などを行う技術・技能研修、安全体感エリアを含めた研修施設や研究開発施設、技術展示エリア、宿泊施設等を包括する「総合研修・研究施設」として建設された施設である。

■連載
○合成高分子樹脂管基礎講座(第1回)
合成高分子樹脂に関する基礎知識/樹脂管コンサルタント/長谷川清
使い易さから、インフラ・建築設備用途での使用が大きく伸びているポリエチレン管・塩ビ管などの樹脂管だが、鋼管とは異なる樹脂管特有の物性を知ることで、樹脂管のより良い使い方が見えてくるため、本講座において、樹脂管特性の体系だてた知見について解説を行う。

○防食鋼管 40年の思い出(第 52回)/IDE研究所/井出浩司

○シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情102
1970年以降減少している米国の水使用量元/㈱森村設計/前島 健
米国の水使用量は、最も水量の多い熱電子発電用水を含め、1970年頃から減少してきている。本稿においては、取水量を基にこの背景を紹介する。

■Le petit pouce ペットと暮らす 177
○寺院で除草奉仕/畑建築デザイン/畑 由起子
2,178円
■特集:バルクタンク設備の最新動向
○新バルク供給システムとは/日本LPガス団体協議会/東面光浩
一般家庭等への新たな LPガス供給方式として定着してきた新バルク供給システムの普及状況を踏まえ、災害に強く、環境にやさしい LPガス利用促進の為に、今後同システムに期待される活用例について紹介する。

○LPガス災害バルクの普及促進に向けて/(一社)全国LPガス協会/髙木裕則・瀬谷孝之
「LPガス災害対応型バルク」は、LPガス貯槽に供給設備やコンロ等の消費設備を一体的に備え、災害時の避難所でのライフラインを支えるユニットである。記事においては、災害対応バルクのシステム説明、国が行う導入支援の概要、導入事例を中心に紹介を行っている。

○LPガス配送効率化汎用バルク貯槽と高付加価値製品の開発/富士工器㈱/三宮毅之
バルク供給導入時に低価格汎用製品開発、LPガス発生量不足分を低温熱源でアシストした「ハイブリッド」なハイパーバルク、災害に強い LPガス特性を最大限に生かした発電機付災害バルクユニット、バルク貯槽更新時に有利な残ガス減少装置について紹介する。

○ベーパーライザーおよびベーパーライザー内蔵バルクの概要と製品/カグラベーパーテック㈱/谷口 忠・鈴木佑一朗
LPガスバルク供給が開始され約20年が経過し、今後はバルクの新設需要と共に更新需要が高まってくる。それと共に、同時期に設置したベーパーライザーの更新も増加することが予想されている。本稿では改めてベーパーライザーおよび消費型ベーパーライザー内蔵バルクの基本知識と最新動向を紹介する。

■最新技術情報
○スポット・ゾーン空調システム「FLEXAIR」/東芝キヤリア㈱/尾﨑 健
機械組立工場などの中・大空間を有する工場(以下、単純に工場と称する)における空調についてはチリングユニットを利用したセントラル空調方式や個別分散方式に代表される空冷直膨式空調システム、いわゆるパッケージエアコンが利用されている。しかし、設置方法や空調方式の面で多くの課題がある。本稿では工場内の空調における課題の解決を目的に東芝キヤリアで開発したスポット・ゾーン空調システム「FLEXAIR」について、製品の特徴と納入事例を紹介する。

○冷房/加湿/防除システム CoolPesconR(クールペスコン)/㈱いけうち/山口祥吾
施設農業における収量増加と省力化を目的とした冷房/加湿/防除システム『CoolPescon .(クールペスコン)』を紹介する。栽培環境の改善と作業の自動化が可能で、また微細で均一な霧である『セミドライフォグ .』は作物を濡らさず、省コストで利用することが可能だ。

○バイポーライオン空気浄化システムの効用/㈱くろがね工作所/宮田信夫
省エネと「健康・ウエルネス執務スペース」実現のためのソリューションとして、室内の浮遊汚染物質をプロアクティブに除去できる、バイポーライオン空気浄化システムを紹介する。

○床チャンバー式全館空調システムによるマンションリフォーム/㈱メックecoライフ/子安 誠
三菱地所グループの開発した床チャンバー式全館空調システム「新マンションエアロテック」は遮音のための二重床の床下空間を利用し、全館空調にも関わらずダクトレスを実現することで、梁下の下がり天井問題を解決、さらにダクトが不要なことによるコストダウンを実現。省エネ性、メンテナンス性の良さなどのメリットもあり、マンションリフォーム市場への展開に注目が集まっている。

■解説
○虎ノ門ヒルズ LOBAS熱源・空調システムの運用性能検証/㈱日本設計/佐々木真人
本事例は空調技術の開発・確立以来、様々な技術が普及し、高度に汎用化されている今、原点回帰し、空調熱媒水温度、温度差、蓄熱槽の使い方など再考したものである。2014年竣工以来、運用5年目を迎え、チューニングを含めた性能検証概要を紹介する。

○地方公共団体における業務継続性確保のための非常用電源に関する調査結果/消防庁国民保護・防災部
平成30年北海道胆振東部地震では、北海道全域で停電が発生し、非常用電源確保の重要性が改めて認識されたところである。消防庁では、平成27年度から毎年度、災害対策本部が設置される地方公共団体の庁舎における非常用電源の確保状況等に関して調査を実施し、その結果を公表している。本稿では、平成30年11月に公表した平成30年度の調査結果について紹介する。

○大阪市水道局における直結給水方式の範囲拡大について/大阪市 水道局/池口 親
本市は、受水槽の衛生管理の不徹底に伴う水質劣化に起因して、良質な水道水がお客さままで届かない場合があるため、これを改善すべく直結給水方式の適用範囲の拡大に取り組んでいる。本稿では、本市における直結給水の拡大に向けた取り組みと今後に向けた施策について報告する。

○冬場の住居内の温度管理と健康について/東京都健康長寿医療センター研究所/野本茂樹/多摩平の森の病院/高橋龍太郎
冬場の住居内の温度管理に関連して最も健康に影響を及ぼすのがヒートショックである。ヒートショックとは一般に「温度の急激な変化で血圧が大きく変動することによって起こる健康被害」と考えられている。1日の内で最も長時間を過ごす居間の温度を適温に保つことは大切であるが、トイレや脱衣場それに浴室との温度差を小さくすることが重要である。

○鳥取県立中央病院/㈱日建設計/山本恭史・國吉敬司
鳥取県立中央病院は県東部医療圏の基幹病院として地域医療の一翼を担う。地震や水害への対策を十分におこなうとともに、可変性・拡張性を充実させ、医療の変革に備える。冷温水蓄熱槽や地中熱利用の融雪設備などライフサイクルコストにも配慮を行った。

○NICCAイノベーションセンター/Arup/田村修一・向井一将・櫛引祐太・竹中大史
本建物においては、福井ならではの地下水・卓越風を効果的に利用しながら、建物の中に大胆に自然光を取り入れることで、快適性・省エネルギー性を実現しながら施主が求める活気のある空間が実現された。これら自然の恵みを利用した環境・設備計画が認められ、本物件はサステナブル建築等先導事業(省CO2先導型)の採択を受けることとなった。

■シリーズ
○外国の環境保全および建築設備事情88
カリフォルニア州が新築住宅に太陽光発電の設置を要求する米国最初の州に/元㈱森村設計/前島 健
2018年5月6日にカリフォルニア州は、殆どの新築の住宅に太陽電池パネルの設置を求める米国の最初の州となった。本稿においては、このことに対する意見を紹介する。

○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第2回
「人工知能( AI)とは?」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
シリーズ解説の第2回。今回のテーマは「人工知能(AI)」とは何かである。昨今の人工知能ブームの背景など概説し、人工知能の進化の過程およびその技術のレベル分類、空調設備分野への機械学習、デイープラーニングの応用について説明する。

■Le petit pouce ペットと暮らす176
○雲龍の仮面/畑建築デザイン 畑 由起子
2,178円
■特集:睡眠と環境制御・設備機器
○四季の睡眠とエアコン使用による睡眠環境が人体に及ぼす影響/豊橋技術科学大学/都築和代
高齢者の住宅温熱・光環境と睡眠の実態を調査し、夏に睡眠効率が低下し睡眠時間が短くなっていることを示した。冬の中立温度は16℃、就寝中は7~15℃でも寝具を多用し眠っていた。夏のエアコンからの吹き出し頻度と風速が異なる2種類の冷気流の影響を比較すると、青年といえども皮膚を刺激し、体動を増やすなど影響があることが示された。

○冷房方式の異なる病室の温熱環境が睡眠時の人体生理・心理反応に及ぼす影響/北九州市立大学/白石靖幸
対流空調と放射空調の二つの冷房システムが導入された病室の温熱環境が人体生理・心理反応に与える影響を被験者実験により検証した。結果として、放射空調の方が入眠潜時及び中途覚醒時間が短く、睡眠効率が高い等の傾向、更に起床後の快適性も高いことが確認できた。

○健康空調/新晃工業㈱/小田久人/(特非)バイオメディカルサイエンス研究会/瀬島俊介/工学院大学/柳 宇
近年、医療福祉施設での院内感染対策に対する環境整備が急がれている。空気浄化手法であるフィルタろ過、換気・ゾーニングに加えて、UVランプ組込み空気調和機「健康空調 .」を提案する。健康空調.の菌抑制効果やシステムについて示す。

○最適な睡眠環境を生み出すテクノロジー/レイコップ・ジャパン㈱/高吉史彬
世界初のふとんコンディショナーは、本体とエアマットにより快適な睡眠を実現しており、「最適な温度」「最上の寝心地」「最高の快適さ」をコンセプトに、入眠時はすぐに寝付け、就寝中にぐっすり眠り、起床時はすっきりとした目覚めの為の睡眠環境が可能である。

■最新技術情報
○ドラフトチャンバーの吹出口を開発/大成建設㈱/信藤邦太
ドラフトチャンバーを多数設置している研究施設では、多くのエネルギー消費が必要であった。そこで、ドラフトチャンバー用の給気について、温湿度処理しない外気を吹出しても、室内の温湿度に影響を与えにくい、かつ作業者の安全性・快適性を維持することが可能な給気ユニット「T-DC Air Diffuser」を開発したので紹介する。

○「AI」で室内空気環境を先読み空気清浄を実現するパナソニック エアコン エオリア/パナソニック㈱/倉田 理
当社エアコンのエオリアは「健康」「快適」「省エネ」「デザイン」「スマート」の五つのコンセプトを基軸に商品開発に取り組んでいる。今回は18年10月に発売したエオリア Xシリーズについて「AI先読み空気清浄」機能を中心とした新搭載技術や進化ポイントについて紹介する。

○“おまかせA.I.自動”搭載のルームエアコン/三菱電機㈱/杉山大輔・吉川浩司
霧ヶ峰F Zシリーズは、送風機に二つのプロペラファンを搭載し、独立駆動させることで部屋内に左右に二つの温度を作り出すことを可能としている。今回はユーザーの期待の高い、温度と湿度を快適な環境に保ちながら、省エネも確保した技術について紹介する。

○日立ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズ/日立ジョンソンコントロールズ空調㈱/神野憲之
エアコンの内部クリーンに取り組む日立エアコンの新製品は、熱交換器を自動で洗浄する「凍結洗浄」を進化させた「凍結洗浄ファンロボ」を新たに搭載することで、ファンのホコリも自動で掃除できるようになり、一歩進んだエアコン内部の自動掃除を実現した。

○通行者の快適性と、建物の省エネを実現する自動ドアセンサー/オプテックス㈱/竹田和義
横切り通行や滞留者で「開かない」自動ドア。歩行速度に合わせ最適タイミングで「開く」自動ドア。省エネ社会の実現に向け、建築物におけるエネルギーロスを削減するとともに、通行者にとって、より快適なエントランス空間の提供が可能な自動ドアセンサーとは。

○新配合の塩化ビニル管用着色接着剤/積水化学工業㈱
同社の環境・ライフラインカンパニーは、新たに開発した硬質ポリ塩化ビニル管用着色接着剤「エスロン接着剤No.73Sバイオレット」を2018年12月より発売開始したので紹介する。

○キャブタイヤケーブルレス工事用エレベータの開発/㈱竹中工務店/永田幸平・山添大樹
主に建設現場で使用される工事用エレベータにおいて、キャブタイヤケーブル(電源ケーブル)レス化を図るため、中国国内で主流となっている給電レールを用いた電源供給を行う仕様を開発した。

■解説
○液式調湿空調機の低コスト化・高効率化技術/中部電力㈱/中山 浩
同社はダイナエアー㈱と共同で、安価な液式調湿空調機の商品化に向けた新技術を開発した。鉄などの汎用的な金属でも腐食しない調湿剤(イオン液体)を採用と熱交換器の改良により、少ない調湿剤の量で、従来と同等の調湿・除菌性能を実現した。

■竣工事例
○群馬県立歴史博物館(改修)/㈱日本設計/小笠原昌宏
文化財を保存・展示可能な準恒温恒湿環境を実現するため、建築的な断熱・気密対策に加え、高精度の制御技術を取り入れた。又、空調設備のなかった収蔵庫にも空調を設けた。年間エネルギー消費は2倍近くになったが、空調運転時間を通年24時間運転としたことによる。

○快適性と汎用性をそなえた“普及型ZEBオフィス”~ZEBをもっと身近に~/㈱竹中工務店/白石晃平・中山裕介
いま、ZEB(ゼロ・エネルギービル)の「普及」が求められている。当社は「ZEBをもっと身近に」との想いから、「快適性・経済性・汎用性・使いやすさ」の四つをそなえた ZEBを「普及型ZEB」としてプロジェクトに展開している。このほど、テイ・エステック新本社屋新築プロジェクトにて具現化しているので、その取り組みを紹介する。

■シリーズ:第16回 環境・設備デザイン賞
○TSURUMIこどもホスピス/大成建設㈱/出口 亮
難病の子どもと家族に当たり前の日常を提供する日本初の「コミュニティ型こどもホスピス」である。大阪市の都市公園に立地し、「道の空間」が「六つの家」を繋ぐ建物構成。家のようにありのままの環境を享受できる場でありながら、多様な居場所がある村のような建築を目指した。

○地域とともに歩む地方都市の民間急性期病院/㈱竹中工務店/室淳二郎・北原祥三・藤崎恭久
新潟県中越地方の急性期医療を担う地域中核病院( 481床)である。本稿では気候風土への呼応、厳しい冬季の風雪との共生、将来の拡張・改修への配慮、医療継続計画、省エネルギーに配慮した建築・設備の概要を紹介する。

■シリーズ:外国の環境保全および建築設備事情100
○給水管中の細菌の増殖に関する研究/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、U. of I.(The University of Illinois、イリノイ大学)の環境工学の教授であるWen-TsoLiuらによる給水管中の細菌の増殖の現状に関する研究成果を紹介する。

■連載
○防食鋼管 40年の思い出(第 51回)/IDE研究所/井出浩司

■Le petit pouce ペットと暮らす175
○足腰の守護神/畑建築デザイン/畑 由起子

◆2018年間総目次
2,178円
■特集:厨房排気脱臭装置の最新動向②
○臭気指数制度の概要について/環境省 水・大気環境局/中田未来
「悪臭」とは、人が感じる「いやなにおい」、「不快なにおい」の総称である。最近の悪臭苦情はサービス業からのいわゆる都市・生活型と呼ばれものが増加しており、幅広い対応が求められる。本稿では、悪臭苦情の多様化・複雑化に対処でき、また住民の感覚にも近い規制が可能となる「臭気指数規制」について紹介する。

○厨房排気対策用消臭器DCシリーズ/日本デオドール㈱/柿本元大
におい環境対策専門会社として、様々な臭気対策に取り組む立場から、厨房排気対策の現状についての解説し、中和消臭システムを導入した事例を紹介する。

○厨房排気用脱臭ユニットミドリブロックデルタ/ミドリ安全エア・クオリティ㈱/木村英明/ミドリ安全㈱/山口裕之
最近の悪臭苦情の傾向は飲食店などサービス業からのいわゆる都市・生活型悪臭が増加している。本稿では、厨房排気臭気を約90%低減する脱臭ユニット「ミドリブロックデルタ」の特長・性能・商品ラインアップについて紹介する。

○臭気の測定方法及び臭気判定士について/(公社)におい・かおり環境協会
臭気の測定においては、濃度が薄く、臭気物質をとらえることが難しいため、評価の目的、対象とする臭気の特徴を十分理解した上で測定方法を選定しないと、誤った評価をしてしまう。本稿においては、臭気の測定方法とその特徴を整理した上で、その中でも嗅覚による測定方法について紹介する。

■最新技術情報
○環境負荷を大幅に低減した空冷ヒートポンプ式モジュールチラー/ダイキン工業㈱/田中敏稔
HEXAGON Force32は、新冷媒R32を用いた空冷ヒートポンプ式モジュールチラーである。地球温暖化係数(GWP)が小さい R32冷媒の採用により、従来機種と比較して、GWPを70%以上削減した。また、R32は熱効率にも優れ、高度な省エネ制御と相まって業界トップクラスの省エネ性能を有する。

○EV/PHEV用充放電器と蓄電池設備を一体化したV2Xシステム/㈱ダイヘン/大堀彰大
商用電源が停電した非常時における長時間の安定した電力供給を目指してEV/PHEV用充放電器と蓄電池設備を一体化したV2Xシステムを開発したので、そのV2Xシステムについて紹介する。

○IoT時代のビルシステム向けサイバーセキュリティソリューション/㈱NTTファシリティーズ中央/渡邊 剛
サイバー攻撃は、地震や水害と同様に、ビルの重要なインシデントである。ビルを守るうえで、ビルと ICTのライフサイクルの不一致、技術者のスキル不足が主な阻害要因である。IoTや AIを活用したビルが増加する中、快適でセキュアなビルを実現するために、ビルの弱点を可視化し、適切な対策を施すことが重要である。

○建物のあらゆる情報を集約できるプラットフォーム「BIMWill」/㈱大林組/焼山 誠
BIMWillは BIMモデルが持つ3D形状をユーザーインターフェースとし、属性情報を外部システムとの連携情報として活用したデジタルツインをクラウド上に構築し、建物維持管理に携わるビル所有者とビル管理者での情報共有により、各種業務の効率化および高度化を実現する。

○小型ウェアラブルカメラから得られる作業者視点の映像の活用方法/ダイダン㈱/岡本崇利・中野一樹/早稲田大学/石田航星
本稿では、「生産性の向上」「品質確保」を目的とした ICT技術の活用として、小型ウェアラブルカメラから得られる作業者視点の映像の活用方法を三項目、具体的な事例を含めて紹介する。1.部材IDの読み取り、2.部材の3次元形状、3.作業員の移動経路。

○モバイル端末による高所作業車のリアルタイム予約管理アプリ「高車予約」/㈱竹中工務店/松田 耕・杉本俊介・今枝賢志朗/㈱朝日興産/吉田真悟
同社ではビーコンを活用する方法で、作業所内のひとやものの情報に「位置情報」を収集し、資機材管理、工事写真管理などに活用するモバイル端末用アプリ「位置プラス」シリーズを開発している。本シリーズの新しいアプリとして「高車予約」(特許出願済)を開発したので本稿で紹介する。

■解説
○国内初 高効率帯水層蓄熱冷暖房システム/日本地下水開発㈱/山谷 睦
NEDO「再生可能エネルギー熱利用技術開発事業」での採択を受け、国内初の高効率帯水層蓄熱冷暖房システムの開発に取り組んだ。密閉井戸構造により、揚水して熱利用した地下水の100%注入を実現した。システム稼働時に太陽光集熱器を併用して夏期は温熱、冬期は冷熱を地下帯水層に蓄え、次シーズンの冷暖房熱源に使用することで更なる高効率化を可能にした。

○都市型地域冷暖房の省エネルギー手法に関する研究2/丸の内熱供給㈱/矢﨑淳史
プラントのシステム効率向上を目的として、2016年10月~2017年9月に実施した冷凍機更新工事において導入した磁気浮上軸受搭載の高効率インバータターボ冷凍機について、主に冬期における部分負荷運転の実績を紹介する。

○BIMガイドラインの改定について/国土交通省/榮西巨朗
官庁営繕部においては、「官庁営繕事業における BIMモデルの作成及び利用に関するガイドライン」を H26年に策定・公表し、BIM利用の拡大を図ってきた。今般第3弾として、H30年8月にBIMガイドラインの改定等を行ったので概要を紹介する。

○「建設技能トレーニングプログラム」について/国土交通省 土地・建設産業局/岡田祥昂
建トレは、多様な技能・技術の習得の機会を提供する「建設リカレント教育」の一環として、平成30年5月に webサイト上で公開された。本稿では建トレの作成経緯、利用方法とその内容について紹介する

○「建築物の自然換気設計のための風圧係数データベース」の概要/(国研)建築研究所/西澤繁毅
多様な建物、周辺状況において風洞実験により取得した平均風圧係数データを、自然換気・通風の計画・設計にあたって合理的に風圧係数設定を行うための資料としてとりまとめ、公開した。

■シリーズ
○第16回 環境・設備デザイン賞
女神の森セントラルガーデン/㈱竹中工務店/左 勝旭・池田紘史・川原大喜
女神の森セントラルガーデンは、山梨県・小淵沢に本社を構える、美と健康を扱う企業の多目的ホールである。周辺環境の継承・省エネルギー・省CO 2・地域循環の実現を目指して、意匠・ランドスケープ・設備が一体となって実施した取り組みを紹介する。

○いま知っておきたいIoT・AI関連情報 第1回
「いまの時代のキイワード」/高砂熱学工業㈱/倉田昌典
IoT、AIなど、デジタル技術は大変な勢いで進化している。デジタル技術の設備システムへの応用は大きな変化をもたらし、より付加価値の高いシステムへと進化することが期待される。設備技術者として、いま知っておきたいデジタル技術についてシリーズで解説する。

○外国の環境保全および建築設備事情
USGBCが発表したLEED認証の2017年における上位10州/元㈱森村設計/前島 健
本稿においては、USGBC(U.S. Green Building Council、米国グリーンビルディング協議会)が発表したLEED認証の2017年における住民1人当たりの認証面積上位10州の内容を紹介する。

■連載
○防食鋼管 40年の思い出(第 50回)/IDE研究所/井出浩司

■Le petit pouce ペットと暮らす 174
○蝶の羽ばたき Part2/畑建築デザイン/畑 由起子
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  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:B5判

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本誌は、空気調和、給排水衛生、電気、特殊設備等の専門誌として36年の歴史をもっております。最近の大型建物、空港、ホテル、病院、劇場、工場、食品・薬品製造、設備関連、クリーンルーム、研究施設、商業ビル、集合住宅、また地域冷暖房を含む都市設備、最近のインテリジェントビルに至るあらゆる建築設備について、そのシステムから材料、機器、設計・施工、運転・保守、設備更新まで、設備に関する総合技術についてコスト・法規など多角的かつ実務面からとりあげ、設備技術者に実際に役立つ情報を提供することを編集方針としています。

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