外交フォーラム 発売日・バックナンバー

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817円
<特集>

経済外交のニューウェーブ

戦後復興を経て、世界経済を牽引してきた日本。その裏には「経済外交」が存在した。日本は、2008年サミット議長国に続き、2010年にはAPECの議長国に就任する。
グローバリゼーションにともなう世界経済の様相は急速に変化し、特に東アジア経済は、「東アジアの奇跡」と呼ばれるほど急速に発展した。
昨今の東アジアでは中国の台頭がみられ、自由貿易協定や経済連携協定が活発化し、またAPEC内では自由貿易圏構想まで提案されるに至っている。
世界経済と東アジア経済の環境は、どのように変化しているのか。
そしてその変化に対応するため、いま日本の「経済外交」に求められることとは


日本経済外交の展望
――北海道洞爺湖サミット 二〇一〇年日本APECに向けて
/小田部陽一
世界経済の姿は大きく急速に変化している。その変化に的確に対応すべく、外務省の知見と特徴を活かして推し進める「経済外交」。政府だけでなく民間企業などとも力を合わせ、国際的ルールを作り、重点国・地域と対話と協力などを通じて、日本の経済上の国益の確保を追求していく


グローバリゼーションと経済外交
――世界経済はどう変化し、日本の経済外交はどう対応してきたか
/井上淳
「WTOの発足を契機に世界経済は急速なグローバル化を経験してきたが、日本はそれ以前から工程間分業の構築という形で、東アジアと事実上の経済統合を進展させてきた。東アジアとの工程間分業を前提とすれば、EPAによって、WTOを超える範囲についても対応していく必要がある。加えて、グローバル化によって再燃した資源の安定供給源確保という古くて新しい課題にも対応しなければならない。ここでは、経済外交の現状について理解を深めるために、経済情勢の変化に即して経済外交を概観する


日本の将来像から経済連携協定(EPA)政策を考える
――大市場、米・EUとの締結の意義とは
/浦田秀次郎
日米、日欧EPA締結に向けたフィージビリティ・スタディが重ねられている。世界経済が新たな秩序で動きつつある中、日本は大市場米欧とEPAを締結することにどのような意義をもつのか。日本の将来を見据えた経済外交のあり方とは


日米経済協力
――アジア経済における安全保障の必要性
/ケヴィン・G・ニーラー
本年初頭に提出されたアーミテージ第二報告書では、アジア地域全体の中で日米関係を位置づけている。アジア全体の多岐にわたる経済問題に対応するために、日・米はいかなる協力関係を模索するべきか


日欧経済連携強化に向けて
――経済界の立場
/金原主幸
「摩擦と対立」の時代から「協調と連携」の時代に入って久しい日欧経済関係。さらなる関係強化を目指し、日本経団連では二つの提言がまとめられた。日本経済界の欧州統合認識、日EU間に残る課題、そして経団連が欧州側に働きかけている内容とは


対談
インド、オーストラリア、湾岸諸国とのEPAの新しさ
/木村福成/神保謙
新しい意味づけのEPAの第二幕が始まった。今年6月署名の日ブルネイ、8月署名の日インドネシアEPAの新しさとは。そしてそれにつづくオーストラリア、インド、湾岸諸国とのEPAがもつ意味合いを考える際の留意点とは


国際貿易体制の「正直な仲介者」として
――WTO交渉の現場から
/渡邊頼順
風光明媚な景勝地、レマン湖畔。しかし、そこは知的所有権や関税率の設定などで、各国がしのぎを削る場でもある。この地に居を構えるWTO事務局は規模こそ小さいものの、有能な「黒子」としてこれまで無視しがたい役割を果たしてきた。各国の交易活動がいっそう緊密化するなか、ますます同機関の役割が問われている


アフリカ円借款の再構築
――二〇〇八年TICADⅣに向けて
/築野元則
昨今アフリカでも経済成長が見られ、これを持続的なものにするために同地域への支援が強化されている。これら支援検討にあたり、日本のアジアに対する円借款事業の成功経験を生かしたい。来年五月にはTICAD(アフリカ開発会議)Ⅳが開催される。日本は改めてこの分野で指導力が発揮できるのか


資料篇
ひと目でわかるEPA


<小特集>

中南米の再発見

日本と中南米の新たな出会い
/恒川惠一
一九八〇年代の中南米経済大不況による日本・中南米関係の「失われた一五年」を経て、昨今、再活性化の時機が到来している。その背景には下火の時代にも見られた双方の努力があった。今後、日本はこの親日大陸である中南米といかに付き合っていくべきか


歴史に翻弄されたパナマ運河の過去と未来
/小林志郎
大西洋と太平洋をつなぐパナマ運河完成から約一世紀。近年の世界貿易の急増と船舶の大型化に伴い対応するべく「第三閘門運河」建設準備が進められている。パナマ運河の歴史を振り返り、「第三関門運河」計画の疑問点にも触れる


パナマ運河、なぜ拡張工事が必要なのか
/並木芳治
パナマの安定と世界の海運時流にかなう新たな計画が進んでいる


海を渡った日本の民家
――日本文化を紹介する場をブエノスアイレスへ
/永井槇也
ブエノスアイレスにたたずむ日本の民家。あるアルゼンチン人夫妻が「地球の裏側の国ニッポン」を紹介するために、それは運ばれた


資料篇
日・中南米関係

グラビア
中南米にみる日本






<カントリー・イン・フォーカス>


ガーナ

日本とガーナ、これまでとこれから

/浅井和子
今年は日本・ガーナ国交樹立五〇周年にあたる。当初は両国とも順調な経済発展を進めてきたが、ガーナは時代の流れに巻き込まれ悲劇を再度経験する。しかし昨今のガーナの経済成長は著しい。今後、多くの共通点を持つ両国が平和に貢献することを期待する


意志あるところ、道は通じる
――ガーナに賭けた思い、故武邊寛則氏の足跡をたどる
ガーナ共和国の首都アクラから西へ一二〇キロのところにあるアチュワ村。一九八六年、村落開発を目的に青年海外協力隊の三代目として武邊寛則氏が派遣された。彼は村人たちに安定した収入源を確保するため、通常二年間の人気を一年延長し、養鶏とパイナップル栽培プロジェクトを実施した。しかし、そのプロジェクトの成功をみることなく、自動車事故で帰らぬ人となった。彼はガーナに、そしてアチュア村にどんな思いを抱いたのだろう


グラビア
ガーナの魅力

<特集外>

平和構築外交の試金石
――ミンダナオ紛争影響地域における日本の協力
/永石雅史
すでに三〇年以上にわたりフィリピン政府とイスラム武装勢力との間で紛争が続いているミンダナオ。昨秋、復興・開発支援に携わるため一人の日本人が同島に降り立った。現場で感じる日本の支援のあり方とは





<連載>

悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
青い空の下の墓標
/斉藤由香
現代社会科学における宗教の復活
/猪口孝

談話室
日中ビジネスの橋渡しをして
/山本晃

映画から見る世界の今 第11回
中国に行って思ったこと
/朴木浩美
中国には、急速に発展しても、その勢いに飲み込まれないだけの力を感じる・・・・・・

日本の読み方・読まれ方 第2回
MITI and the Japanese Miracle
by Chalmers Johnson
/徳川家広
1980年代後半、日本経済の奇跡が世界中でささやかれ、日本経営に学ぶビジネス書が英語圏で次々とベストセラーになった。30年近く経ったいま、日本経済はどのようにかたられているのか

書評フォーラム 選評・細谷雄一
『グローバル・ガヴァナンスの歴史的変容』
『国連の政治力学』
『平和政策』

INFORMATION&読者投稿

817円
第一特集
40歳を迎えるASEAN
時代が変われば人の考えも組織も変わる。ASEANは今年8月設立40周年を迎える。ASEANを通じて東南アジアへ影響を及ぼしてきた日本は、中国の台頭によりASEANへの影響力と東南アジアへのイニシアティブを失ってしまうと恐れている。しかし、いま、本当に恐れるべきなのは、ASEANに接近する中国ではない。ASEANに、日本は中国やほかの国ほどASEANに貢献しないと思われること、そして、日本が、ASEANのそうした考えを汲み取れないことなのだ。新たな時代に向けてASEANはどう変わろうとしているのか。日本はどうつきあっていくべきなのか

戦後ASEANをめぐる歴史的見取り図
――日・ASEAN外交30年を振り返る
/若月秀和
ASEANとの協力関係を通じ存在感を発揮してきた日本は、いま中国の外交攻勢に焦っているかのよう。だが不毛な主導権争いは避けたい。対ASEAN外交の過去の遺産に依存せず、ASEANの考えを鋭く察し、中韓と緊密な連絡をとったイニシアティブを探れ

インタビュー
変わりゆくASEANとの付き合い方
――40年の節目に
/山影 進
「弱小連合」から「無視できない存在」へ――国際社会における存在感を高めたASEAN。設立40年を迎え、2015年の共同体構築に向けてどう変わろうとしているのか。日本はどう付き合っていくべきなのか

アジアと世界の懸け橋に
/中北 徹
日本とアジアはどういう関係性なのか。そのうえで日本が果たす役割は何か。「アジア・ゲートウェイ構想」の議論をもとに日本とアジアの将来像を描く

資料篇
ひと目でわかるASEAN

グラビア
東南アジアの世界遺産

小特集
アメリカにおける日本

日本文化はすでにアメリカ社会に浸透しています
/マリー・アンチョドギー
アメリカにとって日本は文化的に「普通の国」になっています

互いに「いいやつ」と思える関係を
/鈴木庸一
米大リーグでの日本選手の活躍、存在は米社会に何をもたらしたか……

受け入れられた日本の現代音楽
/福中琴子


カントリー・イン・フォーカス
バルト三国
――自由と繁栄の弧のかなめ石
外部勢力に蹂躙され続けた不運の歴史を持ち、長くソ連の「鉄のカーテン」の向こう側にいたバルト三国。しかし1991年にソ連からの正式な離脱が認められ、近代化を抑制するくびきから解き放たれたとたん、バルト三国はこれまでの100年を一気に取り戻すかのように自由化へと走り始めた。2004年にはEU、NATOへ加盟を果たしたその勢いは、かつて三国が「鉄のカーテン」の向こう側にいたのだという事実を忘れてしまいそうなほどだ。しかし彼らの歴史は、彼らがうちに持ち続けていた価値観の普遍性を教えてくれる。ソ連圏内にあって経済の自由化・民主化をもっとも進めていた国々――それがバルト三国だった。世界に共有される普遍的価値の重要な担い手として堂々と現れたその姿を称え、いまや彼らはこう呼ばれる。「世界一リベラルな国」と。2006年、バルト三国と日本との外交関係開設は15周年目を迎え、天皇皇后両陛下がバルト三国を歴訪された。自由と繁栄の弧をつくるうえで、日本はより深く彼らのことを知らねばならない

ラトビアに近い国、日本
――日本滞在で思ったこと
/オディータ・クレンベルガ
自然を敬う心、知性と勤勉に重きを置く精神……。ラトビア人と日本人にはさまざまな共通点があります

資料篇
バルト三国とは

インタビュー
インドからみた日本、アジア
――アジア太平洋においてなぜ日印関係が重要なのか
/ブラマ・チェラニー/聞き手・堀本武功
中国のさらなる台頭が予感されるなか、日印関係はアジアの将来の力学を決定づけるほどの重要さを持つという。ロシア、米国の動きをも睨みながら長期的・戦略的な協調体制を考えるとき、インドからみた日本とアジアの姿とは

国民融和の必要性
/サアド・ユースフ
人類文明発祥の地、イラク。しかし、大陸の要衝であるこの国は有史以来、さまざまな勢力の思惑に翻弄され続けた。旧体制が崩壊した現在、民主主義国家への移行を図りつつあるなかで同国は断ち切られた国民の結束をどう再構築していくのか。和解政策のキーマンが今後の展望を語る

現地レポート
「優しさ」の国、ラオス
坂井弘臣
「また来たね」とでも言うかのように微笑みかける老婆。「あんたも一杯どうかね」と酒を勧める人々……。この国には私たちが失ってしまった優しさが満ち溢れている。主たる産業資源も観光名所もない最貧国ラオス。しかし、心豊かな人々は、悠々たる時の流れのなかで、常に笑顔を絶やさない

それぞれの思いを胸に
――必ずまた日本に戻ろう!
/王 蘇嘉/王 笑凡/李 正政/于 澣清
2006年9月から日本各地の高校で過ごしてきた30数名の中国人留学生たち。語り尽くせないほどの思い出を抱え、7月27日、彼らは中国へと帰って行った。帰国を一カ月後に控えた彼らが残した作文集より4名の作品を転載(原文)する


連載
悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
夏の夜空ア・ラ・カルト
――満天の星、赤い月
/渡部潤一
日中戦争の再考を試みて
/井上寿一

映画から見る世界のいま 第10回
もし、あの時代に青春期を迎えていたら……
/朴木浩美
救われたり、人生について考えたり、知識が増えたり……。映画にはさまざまな役割がある

日本の読み方・読まれ方 第1回
The Making of Modern Japan
by Marius Jansen
/徳川家広
一カ月のお休みの後、装いも新たに新連載がスタート。今次の連載では、日本研究の良書・名著・知られざる傑作を、未訳のものと国内版が入手困難なものを交えて紹介する

書評フォーラム 選評・篠田英朗
『イラク占領――戦争と抵抗』
『モブツ・セセ・セコ物語――世界を翻弄したアフリカの比類なき独裁者』
『開発の思想と行動――「責任ある豊かさ」のために』

INFORMATION&読者投稿
817円
特集
イラク ニュースの裏側を読む
米英軍のイラク攻撃開始から4年。日本へ届く断片的なニュースは、イラク情勢の悪化を匂わせる。かつて、イラクはその豊富な石油資源をもとにすぐに復興を達成するだろう、とささやかれた。しかしいま、内戦はドロ沼化し、新石油法案は宙に浮き、地道で堅実な支援だけがどうにか負の流れを押し戻そうとするばかり。4年前の見通しはどこで踏むべき場所を間違えたのか。私たちのもとへ届けられるイラクのニュース――その裏で、本当は何が起きているのか?

鼎談
イラク安定化へのシナリオ
/大野元裕・鈴木敏郎・出川展恒
米英軍によるイラク攻撃開始から4年以上が経過した。イラクは昨年発足した本格政権下でも、治安や経済の悪化がつづき、回復の展望がみえにくい状況にある。イラク情勢をどう読み解くべきなのか

イラクの生命線
――石油生産・輸出量の現状と新石油ガス法案の行方
/吉岡明子
イラクの生命線・石油産業の復興は、思わぬ障害につまずき続けている。武装勢力に襲撃されるパイプライン設備と職員たち、中央政府とクルド地域政府の意見対立から宙に浮いたままの新石油ガス法。国際石油会社は用心深く状況を眺め、選択的に参入を試みている

ドロ沼化するイラク治安情勢
――なおも続くテロリズムの脅威
/菅原 出
イラクで起きているのは、「一つの内戦」ではなく複数の内戦や反乱が複数の共同体や組織を巻き込んだカオスである。もはや、米軍の手に負える状態ではない――これがいまのイラクだ

イラク支援の現場から
/森 裕之
多額の金を投じ、大規模に行なっても、評判の悪い支援がある。現地の人々の経験や知識を認めず、支援者の論理を押しつけるものがそれだ。JICAはたとえ小規模でも、確実にポイントを突き効果をあげる支援をめざす

資料篇
日本のイラク復興支援


第二特集
原子力協力の可能性

原子力の平和利用への日本の提案
/小溝泰義
「原子力ルネッサンス」が到来した。原子力発電への再評価が進み、企業の動きは活発になっている。しかし核が軍事転用できる技術ということに変わりはない。いかに核不拡散・核セキュリティを確保する制度を構築するか

人類が直面する課題に立ち向かうために
――原子力政策の課題
/近藤駿介
恩恵もリスクも大きい原子力エネルギー。しかし地球規模で出現しているエネルギー問題を検討すれば、原子力エネルギーの利用拡大が人類の共有する課題に立ち向かう姿勢として正しい。その根拠とは

原子力産業界の合従連衡の行方
/中島 清・佐藤 理
原子力産業界が波立っている。新規エネルギー需要を生みつつあるアジア、地球温暖化防止のため化石燃料資源への依存を見直す動き……。それらは原子力産業界を揺さぶり、企業間の買収、提携、戦略に次ぐ戦略を発生させている


カントリー・イン・フォーカス
ラオス

半世紀にわたる協力関係を未来につなげるために
――ブアソーン首相の来日に接して
/原 洋之介
「チンタナカーンマイ(新思考政策)」と名付けられた市場経済への移行計画から20年。ラオス首相ブアソーン・ブッパーヴァン氏が来日した。世界経済の重要な一員となりつつあるラオスと、日本はどのような関係を築きうるか

日本のODはラオスでどう受け止められているか
――ブアソーン首相参議院ODA委員会(2007年6月15日)でのスピーチ
/ブアソーン・ブッパーヴァン

投資先としてのラオスの魅力
/鈴木基義
近年、ラオスへの投資意識が高まっているという。進む経済改革、低廉な人件費、近隣国との類似性……。同国には、まだ私たちの気づかない「資産」が眠っている。内陸国、ラオスを陸の孤島で終わらせぬために、いま、発想の転換が求められる

ラオスの障害者に車椅子を
/岡山典靖

グラビア
ラオスの街角


特集外
インタビュー
首脳自身が「決断」した歴史的サミット
――ハイリゲンダム・サミットを振り返る
/河野雅治
1975年、おもに経済問題を議論する場として始まったサミットは、時代に応じて議題や参加者を変え、今年で33回を数えた。世界をリードする主要国首脳は、いま国際社会が直面する問題をどうとらえ、何を課題として認識を共有したのか。来年、洞爺湖サミットに受け継がれた課題とは……。サミットを陰で支えたシェルパに聞く

資料篇
ひと目でわかるG8ハイリゲンダム・サミット

インタビュー
戦争に対する幻想を壊したい
――映画「TOKKO 特攻」公開に向けて
/リンダ・ホーグランド/聞き手・鈴木美勝
太平洋戦争末期、日本軍は爆弾を搭載した戦闘機を搭乗員ごと敵艦に体当たりさせる特攻作戦を敢行、何千もの若い命が大海原に散った。長編ドキュメンタリー映画「TOKKO 特攻」は、日系二世アメリカ人リサ・モリモトが監督、元特攻隊員たちの証言などを基に真実に迫った力作だ。この映画をプロデュースした、日本生まれのアメリカ人リンダ・ホーグランド氏に、作品に対する思いを聞いた

カタール便り
「日本式教育」熱にこたえて
/堀江正彦
日本式の教育を。カタールの人々がそう願う動機はさまざまだ。国の発展への願い、アニメを通じた興味、質のよい教育や子どもたちへのきめ細かい対応への期待。「日本学校」は日本と湾岸諸国の関係を豊かにしていくだろう

2007年NPT再検討会議準備委員会
――日本外交の面目躍如
/浅田正彦
ウィーンを舞台に天野議長とイランを主人公とするドラマが繰り広げられた。会議参加者に「これまで10年以上NPT関連の会議に出ているが、今回の会議はすばらしい」と言わしめたこのドラマの全容

連載
悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
シュールなドバイ、アートの企み
/鈴木麻紀子
対話から和解へのプロセス化
/川島 真

時事コラム
日本の捕鯨外交を考える
/大久保彩子

映画から見る世界のいま 第9回
音楽映画、仏の視点と日本の視点
/朴木浩美
クラシック音楽という同じテーマでも、日本とフランスではこれほど見せ方がちがう

書評フォーラム 選評・川島 真
『徳川後期の学問と政治――昌平坂学問所儒者と幕末外交変容』
『岐路に立つ日中関係――過去との対話・未来への模索』
『日本占領と軍政活動――占領軍は北海道で何をしたか』

INFORMATION

817円
第一特集
中国経済の解剖
目下、2008年の北京オリンピックに向けて発展の道をひた走る中国。世界の資産がこの大陸に流れ込み、日々富者が生み出される。しかし、その一方で法制度の不備や環境破壊など問題も尽きない。混迷の時代から脱し、世界経済にただならぬ影響力を持つに至った大国は一体どこに向かおうとしているのか。悲観論から楽観論まで様々な議論が交錯する現在、偏見でも憶測でもない中国経済の生の姿を抉出する

鼎談
世界経済のよきメンバーになれるか
――「いつか来た道」をたどる中国
/田代秀敏・津上俊哉・村山 宏
市場ガバナンスはどこまで機能しているのか。北京オリンピックまで中国経済はもつのか――中国経済の実態を徹底解剖する

中国はどこに向かっているのか
――「大国」ゆえの課題
/松本盛雄
2001年にWTOへの加盟も果たした中国は世界経済に大きな影響を与える存在になった。とはいえ、旧時代の残滓はいまだ根強く存在し、同国経済に不安を投げかけている。中国はどこへ向かっているのか

物権法で何が変わるか
/鈴木 賢
民法典。それは市場経済を支える基本的な法律である。中国ではいまだ完成をみず、なかでも物権法は空白が目立っていた。しかし今年3月、全国人民代表大会は物件法を採択。中国は公有制を捨て、私有化を認めたのだろうか

動き出す中国の外貨準備
――中国の外貨準備急増が与える影響とは
/露口洋介
中国では中国人民銀行の為替市場における介入により中国の外貨準備が急増している。日本をも上回る外貨準備から新たに設立される投資会社に移管されることで為替市場、金融政策、海外に与える影響はいかなるものか

経済過熱防止に向けた金融政策の集中発動
/田中 修
株式市場と不動産市場の過熱に歯止めのかからない中国で、人民銀行が初の集中的な金融政策を打ち出した。利上げ、預金準備率引上げ、為替レート変動幅引上げ。利潤追求を優先させてきた銀行への懲罰的意味合いをもつこれら3政策は、過熱を防ぐことができるか


第二特集
イスラム金融
――世界への影響拡大の実態分析

イスラム金融を日本が取り入れたなら
――創意に富む日本人はどう発展させていくか
/ハリール・ビン・イブラヒーム・ハッサン
社会主義は破れ、資本主義が世界を席捲する。富者はますます富み、敗者は隅へ追いやられる。そんな中で社会的責任を重視するイスラム金融は異色の存在だ。イスラム金融とは何か、日本はその導入に際して何を期待され、何を得るか。イスラム圏からの視点を語る

各国イスラム金融制度事情
――世界への影響拡大の実態
/中川利香
イスラム金融制度への、国際社会の関心が高まっている。同制度を積極的に導入しているマレーシア、先進国では最も力を注いでいるといわれる英国、他国に比べ大幅に遅れている日本……。ビジネスチャンスの側面から、各国のイスラム金融制度事情を探る

イスラム金融の活用を通じた外交の強化に向けて
/前田匡史
現在、多くの非イスラム国金融機関がイスラム金融ビジネスへの取り組みを強めている。すでに欧米は日本の先を走っている。だが開花の時を待つ日本のポテンシャルも決して低くはない。イスラム金融の必要性とは

カントリー・イン・フォーカス
モルドバ

「遠くて近い国」モルドバ
――日本・モルドバ関係構築の最前線で思うこと
/馬渕睦夫
「有能な人材に恵まれた豊かな農業国」、「自国の将来に対して希望を持った人々が印象的」な豊かな国、モルドバ。地理的には遠く離れているが心情的には日本に近い。強国に翻弄されてきた苦難の歴史を持つ小国モルドバに対し日本ができることとは

沿ドニエストルをめぐる攻防
/六鹿茂夫
日本では「沿ドニエストル」として知られるトランスニストリア。親ロ派が多く、たえず分離独立の機会を窺う同地域はこれまでモルドバにとって喉に刺さった棘であり続けた。欧州の拡大、台頭するロシア、そしてアメリカの世界戦略……。今世紀初頭、周辺の状況が激変する中で同地域の戦略的重要性はかつてないほどに高まりつつある

日本とモルドバの懸け橋として
――日本語教師奮闘記
/水谷梢太
50音図を見た学生たちから「これ、全部覚えるの!?」と落胆の声。「いや、実はカタカナもあるんだけど……」と私の心の声。日本語を通して日本人の振舞い方や考え方も積極的に取り入れようとする学生たち。彼らの笑顔が私を支える

資料
モルドバ共和国(Republic of Moldova)

グラビア
モルドバの街角から


特集外
現地レポート
パキスタンよ、どこへ行く
――司法危機から政治危機へ
/岸野博之
チョードリー最高裁長官の停職処分に端を発したパキスタンの司法危機は、政治危機へ転化しつつある。反ムシャラフ運動、ベナジール・ブットー元首相の帰国をめぐる駆け引き。パキスタンはどこへ向かうのか

日本企業は今なぜベトナムに投資・進出するのか
/市川匡四郎
中国やタイにおけるリスクが、企業の目をベトナムの魅力へと向けさせる。SARSを隠蔽せず、反日デモも起きず、人件費も安い。そのベトナムは現在、WTOから課せられたサービス分野の開放などの課題にまじめに取り組んでいる。ベトナムから目が離せない

1907年ハーグ平和会議再訪
――韓国皇帝の使節 下
/村瀬信也
3人の韓国使節は、ハーグ平和会議への参加を拒否されたが、その一人、20歳の李?鐘が演説会で行なった悲痛な訴えは、多くの人々の心を打った。その後の韓国の運命と使節たちの人生を追う。李儁の死の真相は?李?鐘の秘められた後半生とは?


連載
悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
シュレーダー、プーチンの鎹(かすがい)外交とは
/倉田保雄

時事コラム
安全保障論議に思う
/松本好隆

談話室 第99回
日本の「特別扱い」はもうできない
――米アジア・ソサエティの代表に聞く
/ヴィシャカ・N・デサイ

映画から見る世界のいま 第8回
自問自答するのは珠玉の名作をつくるため
/朴木浩美
ハリウッド標準の脚本技術でインパクトが強い、夢のような日本映画を作るにはどうすればいいだろう……

洋書百遍、意自ずから通ず 最終回
The Ends of the Earth
by Robert D. Kaplan
/徳川家広
連載の出発点でもあった「冷戦」というテーマに立ち返る

書評フォーラム 選評・細谷雄一
『幣原喜重郎と二十世紀の日本――外交と民主主義』
『桂太郎――予が生命は政治である』
『加藤高明と政党政治――二大政党制への道』

INFORMATION&読者投稿

817円
特集
美しい国、日本が誇る
国際協力の現場で活躍する日本人
日本は紛争や飢餓、貧困など困難に直面する人々のために世界に先んじて活躍の場を求め、一生懸命仕事に励む市民がたくさんいる国だ。拍手ではなく笑顔を求めるその姿は、現地の人々の心に確かな足跡を残す。日本と日本人の価値を改めて考える

「拍手を求めない」国際協力の国・日本
/鶴岡公二
日本人の美徳のひとつは、自分たちが世界のために役立つことができるのなら、近視眼的な評価を気にかけず、誠実に実行することにあるように思います。多くの、地道に活動している方々が心の底から言うのは「笑顔がうれしい」ということです

あの笑顔を忘れない
――スポット勤務医奮闘記
/服部匡志
3カ月のつもりが、いまや5年が経過したベトナムでのボランティア活動。日本人眼科医が現地で直面した問題とは、想像をはるかに超える医療技術の遅れと医療サービスの悪さだった。経済的理由から十分な治療を受けられない患者との触れ合いに国際協力のあるべきすがたを問う

インタビュー
世界一のメガネ屋と呼ばれて
――人と人をつなぐ企業の国際協力
/金井昭雄/聞き手・宇賀神朋子
一人のビジネスマンとして、国際社会から何を強く望まれているかを知ることが国際支援の第一歩だ。こういった意識を企業のリーダーがもつことが大切である

法整備支援の中の日本
――ひとりの法律家として
/柴田紀子
法。それは国家の根本である。カンボジアでは今、ポル・ポト政権によって破壊された法制度の整備が着々と進められている。日本はその主たる支援国のひとつだ。明治時代、当時の先進諸国に法律を学んだ日本が同国に対してできることとは

紛争後復興支援の現実と実感
――自立を支える触媒としてのNGO
/柴田哲子
皆さんこんにちは。JENカブール事務所長の柴田哲子です。2006年の10月末にアフガニスタンに赴任して、本年4月で約半年となりました。アフガニスタンという紛争後復興支援の現場において、国際非政府組織(NGO)としてサービスデリバリーを行なう中で考えたことや現在の活動などについてお伝えいたします

インタビュー
世界に通用する製品を
――バングラデシュ発 笑顔をつくるバッグ屋さん
/山口絵理子
洗練されたデザインのジュート・バッグ。それは途上国の人々が作り上げたものだ。いま、バングラデシュの地でバッグ製造を指導し続けるひとりの日本人女性がいる。現地の人々が自らの手で世界に通用する商品を生み出す

内戦下での人道支援
――国連職員としてできること
/根本かおる
ジャーナリズムでの経験と人道支援での経験を活かして、一人でも多くの日本人に人道支援と国際協力の意義を理解してもらうことこそ自分のミッションだと思っている。そして私は、国連職員というプロフェッションを誇りに思っている

グラビア
国際協力の現場から

資料篇
国際協力に携わるために


カントリー・イン・フォーカス
ベトナム

戦略的パートナーシップ構築に向けて
――日越協力の可能性
/白石昌也
第二次世界大戦以降、絶え間のない戦乱に巻き込まれてきたベトナムはいま最も経済発展が著しい国の一つだ。そんな同国に対し日本は一貫した支援を続けてきた。今後、両国が真のパートナーシップを築いていくために、日本は新たなステップを踏み出す必要がある

資料篇
ベトナムを知る

グラビア
ベトナムの街角から

特集外
1907年ハーグ平和会議再訪
――韓国皇帝の使節 上
/村瀬信也
1907年6月15日、第2回ハーグ平和会議が開かれた。戦争法分野を中心に13の重要な条約が採択され、国際法の発展において輝かしい成果があったとされる。100年目にあたるいま、韓国皇帝密使事件を通して、この歴史的会議のもう一つの姿を探る

安保理改革へ日本が投じた一石
――国連安保理PKO作業部会議長国として
/川上隆久
日本は従来から、国際の平和と安全に関し主たる権限を有する安保理に意思決定の過程での透明性を高め、行動に関する説明責任を明らかにするように求めてきた。PKO作業部会改革もこの視点から行なわれた。議長国を務めた2年間を振り返る


連載
悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
桃太郎と5つの黍団子
――難民の日本への第3国定住
/岸守 一
直感で行動する革命家、エリツィンを悼む
/吉田成之

談話室 第98回
モノづくり神話を超えた国家戦略を
/内海善雄

映画から見る世界のいま 第7回
世界のために映画業界ができること
/朴木浩美
作品を観、楽しむことで自然と社会貢献ができる。そのような仕組みの構築がいま求められている

洋書百遍、意自ずから通ず 第11回
Oracle Bones
by Peter Hessler
/徳川家広
本書には現代中国を知るための最良のアプローチの仕方が著されている

書評フォーラム 選評・篠田英朗
『憲法の理性』『憲法とは何か』『これが憲法だ!』
『アメリカの終わり』『アメリカ外交の大戦略――先制・単独行動・覇権』

INFORMATION&読者投稿
817円
第1特集
日中関係
――35周年vs.70周年
2006年10月の安倍首相訪中をきっかけに新たな風が吹き始めた日中関係。日中国交正常化35周年、盧溝橋事件から70周年、日中関係史の光と陰の部分を併せ持つ2007年は両国にとって大切な年になる。ますます深化する経済・文化面での交流の一方、歴史認識問題は依然として日中関係に陰を落とす。両国を隔てる重い歴史の障壁を越え、「平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展」のため未来志向の土台、信頼関係を築くには

特集解題
35周年vs.70周年
――記憶と未来のマネジメント
/南部義有

日中歴史共同研究の出発
――事実の探求に基づいて
/北岡伸一
日中双方できちんと評価された歴史家が歴史対話することは重要だ。政府の主要な仕事から歴史問題を取り除くことによって、日中両国の外交関係を発展させる余地が大きくなる。共通の歴史認識をもつのは困難だろうが、「アグリー・トゥー・ディスアグリー」に達することは可能だろう

南北戦争、戊辰戦争、国共内戦
――3つの内戦と外国の干渉
/阿川尚之
米国、日本、中国、いずれも近代化の出発点に内線があった。外国勢力が介入を試みたが、それを防いだ日米と防げなかった中国は、国家統一の実現へ向けて異なる道を歩む。近代化の過程で見られた内戦と外国の干渉から、現在の歴史問題を考える

インタビュー
2007「日中文化・スポーツ交流年」実現に向けて
/内田欽也
日中国交正常化35周年を迎える今年、両国の相互理解をより深めるために2007「日中文化・スポーツ交流年」という大規模なプロジェクトが動き始めた。そのイベントを取り仕切る事務局長に、実現に向けた意気込みを聞く

対談
心と心をつなぐ交流の輪
/橋本カツ子/堀 俊雄
2006年9月7日、期待と不安に胸を膨らませ、中国各地から三十数名の高校生が日本にやって来た。彼らは日本でなにを見、なにを感じ、なにを得たのだろう

グラビア
心と心をつなぐ
――日中スーパー・ライブ イン 北京


第2特集
外交を学ぶ
読者のなかには、漠然と「外交」という言葉に魅力を感じて本誌を手にとった学生諸君もおられよう。また、将来外交に携わるために具体的な準備を始めている諸君もおられよう。しかしそれを一生の生業とする前に、なぜ外交か、今外交に何ができるかを、じっくり時間をかけて考えてみてほしい。本特集はそのために、第一線で活躍する外交官、研究者が贈る、外交を学びたい読者のための最良の手引きである

外交とは何か
――異なる社会の共存の作法
/中西 寛
外交とは「交渉による国家関係の処理」(ニコルソン)を意味する。大戦や危機など人類の歴史は常に外交のありようを変化させてきた。しかし、他社との差異を認め、共存の努力を図るという基本精神は決して変わらない

外交官をめざす君に
――読書の真善美
/山内昌之
「外交官になるために必要な本を教えてください」――歴史学者から外交官志望のA君へのアドバイス

外交官の新しいあり方
――自国のスポークスマンとして
/ミッシェル・プランシェール=トマシーニ/聞き手・西川 恵
外交官の役割は「事前の地ならし」である。こう語るルクセンブルク大使がパイオニアとして任務にあたった日本での5年間を振り返る

対談
外交は結局、人
/アフターブ・セット/高久 裕
日本への留学経験を持つセット氏が駐日大使に赴任したのは2000年から3年間。インド核実験実施のあと冬の時代にあった日印関係を再建し、インドブームにまで発展させた。このときの活動を支えたのが日本留学時代からの友人たちであった。民間非営利の国際政治交流活動を続けボランティアで大使の人脈拡大を支援した高久裕氏がセット氏の大使奮闘ぶりを聞く

なぜ私は外交史を学ぶのか
/細谷雄一
外交史の魅力は、過去の黴びた文書を開くことそれ自体にあるのではない。通常は覗くことのできない、外交の最前線の舞台での大国間の緊張感溢れる交渉を、あらゆる角度から熟視できる醍醐味にあるのだ


カントリー・イン・フォーカス
スウェーデン

スウェーデンの外交力
――「内なる旅」の積み重ねによって
/レナートソン中満 泉
人口にしてわずか900万足らずの中堅国家スウェーデン。しかし、同国は平和や人権の分野において多くの逸材を輩出するなど、国力以上の存在感を発揮している。そこには、スウェーデン人の民主主義に対する高度な意識、そして、個人の幸福追求に対する尊重が存在する

ヴィ エー テゴマス(テゴマスです)!
――スウェーデンの少女たちを魅了する日本のアイドル・デュオ
/マリータ・リンドクヴィスト
いま、スウェーデンの音楽シーンがゆれている。テゴシ・ユウヤとマスダ・タカヒサによる日本人デュオ「テゴマス」はその登場とともにスウェーデン女性の心を強くつかんだ。ライブで泣き、叫ぶ少女たち。彼らが日本人アイドルに熱狂する理由とは何なのか。そこには欧米のスターたちにはない魅力が潜んでいた

インタビュー
PKO訓練体験記
――スウェーデン軍国際センターに学んで
/篠田英一郎
スウェーデン軍国際センター。そこでは平和維持活動(PKO)任務に携わる人材が日々育成されている。そんな同地に昨年一人の若き自衛官が派遣された。彼がそこで体験したこととは。今後、いっそう重要性を増すであろうPKO教育のいまとスウェーデンの取り組みについて考える

資料
スウェーデン王国を知る(Kingdom of Sweden)


特集外
外交のインフラ、ODA
――メディアの時代の課題
/草野 厚
ODAは日本の外交を展開するうえでのインフラ、つまり日本の発言権確保、影響力保持という意味で日本外交の基盤整備の役割を果たしている。量的削減に歯止めを掛けることがなにより必要である

反自由貿易化するアメリカの中産階層
――所得格差と貿易交渉
/鈴木庸一
OECDの貿易委員会における米国政府代表の悩みは所得格差の問題である。貿易自由化は、政治過程を通して、それとは一見関係のなさそうな所得格差の問題抜きには解決できない問題となりつつある


連載
悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
マ・フランス(私のフランス)
/山口昌子
経済効率優先の神話が終わるとき
/生駒芳子

談話室 第97回
日本はイノベーションで発達した社会です
/薬師寺泰蔵

映画から見る世界のいま 第6回
戦争映画がヒットするわけ
/朴木浩美
近年増え続け、ヒットする戦争を題材にした映画。受ける背景とそれに期待する役割とは…

洋書百遍、意自ずから通ず 第10回
Friends in High Places, the rise and fall of Clark Clifford
by Douglas Frantz and David McKean,
/徳川家広
米国政界・財界・官界・社交界に精通している人々にも計り知れない闇の世界がある

書評フォーラム 選評・川島 真
『台湾における一党独裁体制の成立』
『現代中国政治と人民代表大会』
『「氷点」事件と歴史教科書問題』

INFORMATION&読者投稿
817円
第1特集
「自由と繁栄の弧」をつくる
――日本外交の新機軸
2006年11月30日、麻生太郎外務大臣は「自由と繁栄の弧をつくる」と題する講演で日本外交の新戦略を描いた。日本外交の柱である「日米同盟の強化」「近隣諸国との関係強化」に加えて、民主主義、自由、人権、法の支配、市場経済という普遍的価値を重視して進める「価値の外交」を提唱。ユーラシア大陸の外周に勃興してきた振興の民主主義国家と連帯し、「自由と繁栄の弧」形成に向けて積極的な外交を展開していく、という(鈴木美勝論文)。新たな外交理念は今後国民の理解・支持を得て具体的に実現させていく。日本外交の新戦略をどう読み解き、どう感じたか。さまざまな意見をきいた

対談
「美しい国」の「主張する外交」がめざすもの
――市民権回復外交の時代は終わった
/坂元一哉/兼原信克
いまや戦前を否定して市民権を得るための外交は終わった。新しい肯定形の日本、日本の価値観を定義する時代にきている

新戦略宣言「自由と繁栄の弧」考
――主張する外交・日本の決意表明
/鈴木美勝
敗戦から復興した経済大国が、21世紀世界に貢献する大国にならんと壮大な戦略ビジョンを提唱した

外相スピーチをこう読む
/伊奈久喜
2月24日、外務省主催シンポジウム「自由と繁栄の弧をめざして」に参加して

インタビュー
外交史における価値観
――「世界一強い国との関係が大事です」
/岡崎久彦
価値観でくくった外交は、パワーポリティクスとまったく矛盾しません

深まる信頼と価値の共有
――カンボジア、ラオス、ベトナムとの対話
/水越英明
長きにわたり戦乱に揺れたCLV諸国。その3国に日本が行なってきた協力は必ず「自由と繁栄の弧」を形成する一助となるはずだ

同じ価値観をもつ者として
――ウクライナ支援をめぐる日・ポーランド協力
/ジェルジ・ポミャノフスキ
2004年の「オレンジ革命」によって民主主義国家として歩むべきことを明らかにしたウクライナに対し、日本がさまざまなサポートをしていることはあまり知られていない。同国への援助プロジェクトをともに実施したポーランド人の目に日本の支援はどのように映ったのか

資料篇
麻生太郎外務大臣演説
「自由と繁栄の弧」をつくる
――拡がる日本外交の地平

第2特集
アフリカ問題と向き合う
アフリカ。それは一つの「個性」(エンクルマ)を意味する。かつて、植民地主義と独裁にゆがめられた大地は、HIV/AIDSや貧困などさまざまな問題を抱えながらも無視しがたい勢力として国際社会の中に浮かび上がりつつある。アフリカの果てしない闇に光を照射させるため日本に何が求められているのか

アフリカの主体性と国際社会
/小田英郎
アフリカの連帯を強化し、「アフリカの個性」を国際社会に投影させようという独立の時代以来の希求は、確実に持続されている

インタビュー
アフリカ問題にどう取り組むか
――TICADⅣに向けて
/堀内伸介
アフリカの救世主は先進国でも日本でもない。それは紛れもないアフリカ人自身なのである

インタビュー
いま私たちが知るべきこと
――アフリカ問題に取り組んで
/アグネス・チャン
アフリカで深刻化している問題とは、HIV/AIDSと、絶え間ない紛争。これらの問題は子どもたちにも影を落としている。現地を訪れた、アグネス・チャン・ユニセフ協会大使に子どもたちとの交流から見えてきたものとはなんだったのか

新たなマーケットとしてのアフリカ
/服部 治

資料篇
TICADとは

グラビア
Facing Africa

カントリー・イン・フォーカス
モンゴル
近くなった国、モンゴル
――民主化と経済発展のすすむモンゴルでいま何が起きているか
/清水武則
1990年代の民主化運動で社会主義体制からの脱却を果たしたモンゴルに対し、日本は援助のイニシアティブをとってきた。モンゴルが中・韓・ロシアとの経済連携を深めるなか、日・モンゴルの友好関係をさらに発展させるために打つべき手とは

衛星中継、ブフ、ジャパン・ドリーム
――角界で活躍するモンゴル人力士たち
/ワンダン・ダワー
34人。それは現在、横綱朝青龍を筆頭に、角界に在籍するモンゴル人力士の数。彼らの活躍は、社会の変革期にあったモンゴルの人々に希望を与えてきた。モンゴル人力士たちは、どのような気持ちで大相撲の土俵を目指すのだろうか

グラビア
魅せられて、モンゴル

特集外
日本外交に内在する価値とは何か
――国際社会の「良識ある常識人」であれ
/宮城大蔵
「価値の外交」を掲げて一歩を踏み出すのであれば、究極の理想に向けた志は持ちつつも、そこに至る道程の困難と複雑さを十分に理解した丁寧なアプローチこそが必要とされるであろう

NATO変革の現段階
――新たな役割と新たなパートナーシップ
/鶴岡路人
NATOは時代の要請に柔軟に対応していく中で、自らを形作っている。その過程では日本などの「コンタクト諸国」の側のイニシアティブによって可能なことも少なくない


連載
悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
モンゴロイドは馬頭琴の夢を見る、か?
/嵯峨治彦
アフリカ開発の新たな担い手
/大林 稔

映画から見る世界のいま 第5回
「バベル」の作品力に学ぶ
/朴木浩美
監督の独特の描き方と脚本力に支えられる「バベル」。ここから日本は何を学ぶか

洋書百遍、意自ずから通ず 第9回
Imperial Life in the Emerald City
by Rajiv Chandrasekaran
/徳川家広
泥沼化するイラクを舞台に、どのような占領作戦が繰り広げられているのか

書評フォーラム 選評・細谷雄一
『パクス・ブリタニカのイギリス外交』
『独仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序』
『冷戦変容とイギリス外交』

読者投稿
817円
第1特集
エネルギーの地政学
――いま世界で何が起きているのか
21世紀はエネルギー問題の世紀となる可能性が高い。原油が安価で提供された20世紀は過去のものとなり、エネルギー資源のマーケット的側面に力を集中してきた日本の従来型政策は時代遅れとなった。エネルギーは文字通り国家繁栄のための燃料である以上、それは安全保障そのものなのだ。世界はすでに動き始め、地政学の見取り図も変化してきた。日本にも、新たな長期的な戦略が必要とされている

日本のエネルギー安全保障外交・政策を考える
/石郷岡 健/十市 勉/宮家邦彦
資源価格の高騰、中国需要増、資源外交のインパクト、地政学リスクなど資源エネルギー問題における世界の新たな動向をどう読み解いたらよいのか。日本のエネルギー資源政策、安全保障政策、他国との協力のあり方とは

エネルギー資源をめぐる世界の新たな動き
/柴田明夫
原油に代表される近年の資源価格の高騰は「安い資源時代」から「高い資源時代」へのパラダイム・シフトといえる。日本経済にとって資源インフレは、さまざまな投資機会をもたらすものだ。いまエネルギー資源をめぐり何が起こっているのか

新エネルギー開発はどこまで進んでいるのか
/青島桃子
世界中でいま最も注目されている新エネルギー。石油依存度が高く、エネルギー自給率が低い日本にとっても、エネルギー安定供給、地球環境問題の二つの側面から重要なエネルギーとして位置づけられている。新エネルギーの現状とは。また今後どのような発展が期待できるか

資料篇
図表で読み解くエネルギー資源動向

第2特集
国のパワー国際会議産業
人が集まるところに交流が生まれる。それはいつの時代においても変わらない。近年、国際会議が一つの「産業」として注目を集めている。国際会議は富を生み落とすと同時に「ソフト・パワー」の手段ともなりえる。それだけに国際会議の自国開催は魅力だ。とはいえ、日本にとってはそれらに対していまだ認識が乏しいのも事実。会議外交の華麗なる伝統を有する欧米、猛追するアジアの狭間に立たされた日本が採るべき道とは

国際会議は「ソフト・パワー」拡大の場
/池村俊郎
かつて欧州外交史に一時代を築いた会議外交。その伝統はいまや国際会議産業として結実し、欧米のソフト・パワーの発揮に貢献している。そのような歴史をもたない日本が世界に伍していくためには一体何が必要なのか

インタビュー
国際会議招致に必要なもの
――2008年サミット開催に向けて
/登 誠一郎
いま、日本の国際会議開催数はアジアの中で第4位。その数字は世界的に見ても決して高いとはいえない。2008年には日本でサミットが行なわれる。その前にわれわれは何をなすべきなのか

資料篇
国際比較 国際会議開催状況

カントリー・イン・フォーカス
ブラジル
2008年は「日伯交流年」にあたる。近代以後、日本とブラジルは移民などを通じ、密接な関係を築き上げてきた。しかしながら、現在、日本人の同国に対する関心はあまりに希薄だ。1970年代、ブラジル経済は未曾有の経済的危機に直面した。しかし、近年、石油やエタノールなど豊富な資源を背景にその存在感を高めつつある。長いトンネルから脱した南米の大国と日本はこれからどのようにつきあっていくべきなのか

日伯経済関係の再活性化を願って
/高坂節三
鉱物、農産物両方の資源を兼ね備え、140万人超ともいわれる日系人の存在(海外の日系人の過半数を占める)を考えると、日本との補完的関係では、中国やインドよりも優っているとも言えるのです

ハイパーインフレから卒業したブラジル
――独自の発展モデルへ視野開く
/堀坂浩太郎
新しい歴史の領域に入りつつあるブラジル。一桁のインフレが4年続き、新エネルギーの一代供給基地となり、国土・風土を“資源”とした商品がつぎつぎと芽を出しつつある

在日ブラジル人たちの思い
/松原マリナ
在日ブラジル人たちが日本社会で快適に生活できるよう、日々精力的に支援活動を行なっている人々がいる

コラム
ビリオンセラーに隠されたある家族の真実の物語
映画「フランシスコの2人の息子」 太陽の国ブラジルを涙と笑いで包んだ感動の話題作

資料篇
早わかり日伯関係

グラビア
ブラジルのいま

特集外
連載 戦後日本と「アジア主義」 下
ジレンマと使命感の狭間で
/宮城大蔵
第二次世界大戦後、「アジア主義」の理念はアジア独立の潮流として現実のものとなる一方、アジア進出を主眼とする日本「の」アジア主義と複雑に交錯してきた。日本とアジア、2つの「アジア主義」から見える問題の総体とは

「自由と繁栄の弧」を人々に届けるために
――民主化支援と人間の安全保障
/中満 泉
これまで他国の民主主義、自由、人権を取り上げることに慎重であった日本外交が、今後はこれらの「普遍的価値」を重視していくという。この新しい指針が、外交・政府開発援助(ODA)政策などにどう反映されていくのか

進化するNATOと日本
――世界の安定のために
/内藤昌平
その役割を変化させるとともに、日本との連携の可能性を高めつつある冷戦後のNATO。歴史的とも形容される安倍総理のNATO訪問を契機に、日本はNATOと具体的な連携をいっそう強化し、世界の平和と安定に貢献することができるか

連載
悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
上海ドリーム
/鈴木美勝
民俗音楽の魅力
――グリーグがくれたもの
/樫原聡子

談話室 第96回
国の在りようを残していく――これが公文書館の役割です
/菊池光興

映画から見る世界のいま 第4回
「めぐみ――引き裂かれた家族の30年」が教えてくれたこと
/朴木浩美
親の愛は、世界を動かす――この思いを世界の人々が共有した作品を追う

洋書百遍、意自ずから通ず 第8回
Among the Mansions of Eden
by David Weddle
/徳川家広
ビバリーヒルズの磁力を理解する鍵は不動産にあるらしい……

書評フォーラム 選評・篠田英朗
『語りえぬ真実――真実委員会の挑戦』
『ヒューチャー・ポジティブ――開発援助の大転換』
『アフリカとアジア――開発と貧困削減の展望』

INFORMATION&読者投稿




817円
<第一特集>
「日本ブランド」ってなに?
――ナショナル・ブランディング入門

「イメージ」は国の運命さえ左右する。ゆえに自国のブランド・イメージを運営する商業的な広報戦略が外交にも必要だ。さらに獲得したよきイメージを裏切らず、実際に行動で示し、第三者の信頼を勝ち得ていくことが不可欠なのだ


本特集の読み方
国家にとってブランドとは
/加藤濯也

競争力のある国家アイデンティティを
――グローバリズムの中における国家のブランド・マネージメント
/サイモン・アンホルト
氾濫する情報とは裏腹に、現代生活において人びとが判断の基盤にするのは、実はいくつかの単純なイメージでしかない。そうであれば、国家ですら、国際社会における自国のイメージに無頓着ではいられまい。競争力ある国家アイデンティティの構築法とは

インタビュー
魅力ある国日本のブランディング戦略
/ダンネンバーグ・アンドレアス
「比類なく多様で、すべての感覚に刺激的。そして、とてつもない元気をくれる」国、日本。魅力をアピールしていないがために日本は大きな損失をしている

静かな秀才、日本
――戦略的なパブリック・ディプロマシーのすすめ
/吉崎達彦
伝統芸能やテクノロジー、ポップカルチャー…。すぐれたコンテンツがありながら、それを世界に発信する能力に欠けている日本。その根幹には「秘するが花」な日本人特有の心情がある。そろそろ本質を変えないと、いつまでたっても「日本ブランド」は確立しない

日本のブランドを考えるための本
/吉田 望
世界でブランド製品を輸出できる力のある国はわずか10カ国程度。日本はその内の一つだ。日本はなぜそのような力を手に入れることができたのか。その謎を解く鍵は連綿として続いてきた歴史や文化の中に隠されている

参考資料
世界の中の日本

グラビア
日本イメージを探る





<第二特集>
ロシアでいま何が起きているのか


東方をうかがうロシア
――資源、領土、人口という三つの難問
/クリフォード・ギャディ
大国ロシアを復活させたものは石油と天然ガス。「エネルギー大国」の未来はエネルギー開発戦略の効率性にかかっている。だがロシアの資金と労働力の現状は、むしろ非効率性を増大させているようだ

プーチン後のロシア
――2008年大統領選挙がもたらすもの
/リリア・シェフツォーバ
プーチン大統領の堅固なリーダーシップの下で一見、平穏を維持するロシアだが、その深遠には体制を突き崩しかねない深刻な問題を内包している。2008年の大統領選挙と、新たな指導者はこの地に一体何をもたらすのか

サハリン2プロジェクトの真相
/本村真澄
2006年9月、ロシア天然資源省は80%進捗していたサハリン2プロジェクトの工事認可を取り下げた。この背景には何があったのか。ロシア・ビジネスへの教訓とは

書評
『プーチンのロシア』から現代ロシアを読み解く
/評者・栢 俊彦

インタビュー
ロシア式「芸術家の育て方」
/西本智美
芸術やスポーツなど、ロシアには優秀な人材が数多くいる。なぜこれほどまでにロシア人は芸に秀でているのか。指揮者として各国で活躍する西本氏に聞く

グラビア
ロシアのいまを探る

特集外
特別インタビュー
正直な国、日本であれ
――2007年日本の課題
/塩川正十郎/聞き手・伊奈久喜
慶應義塾大学二年生だった塩川氏は昭和18年(1943年)10月の出陣学徒壮行会に参加した。共に行進した何人かの友人は戻ってこなかった。戦後「戦争みたいな馬鹿なことはやったらあかんという気持ち」を抱きつつ政治家として現実主義に基づいて国を支えた塩川氏。世界と日本をいま彼はどうみているのか

新連載 戦後日本と「アジア主義」 上
戦後に潜む「アジア主義」
/宮城大蔵
アジア主義。それは、「アジア人のためのアジア」を希求することであり、これまで多くの思想家・政治家によって高唱されてきた。しかし、高邁な理想の影には冷徹なリアリズムがつきまとうのも事実。戦後日本の対アジア外交から「アジア主義」の虚実を剔抉する

東アジア共同体論議にどう関わるか
/小原雅博
事実上の経済統合が進む東アジア。ASEAN+3や東アジア・サミットを中心に高まる共同体論議に日本はいかに向き合い、イニシアティブを取っていくべきか

海を渡った型紙たち
――パリの「型紙とジャポニスム」展
/岡 眞理子
正確で繊細な職人芸がもたらす日本の型紙。アール・ヌーボーに影響を与えた一世紀前のクールジャパンの魅力は現在のパリでどう解されるか




<連載>

悲観・楽観・世界観
/千野境子

巻頭随筆
フィリピン人の妻、お母さんのチャレンジ
/佐竹眞明
名は体を表す?
/滝沢三郎

談話室 第95回
東アジアにおける望ましい国際協調とは
/マイケル・H・アマコスト

米欧対立と21世紀の国際政治構造 最終回
西側世界と日本外交
/渡邊啓貴
「西側世界」という言葉に無頓着になりがちな日本。西側諸国にとり「異端の同盟国」ともいえる日本はイラク戦争時にも出口の議論に終始した。グローバルな文脈で日本外交を考えるのに何を心得なければならないのか

リレー・エッセイ 国際協力の現場から 第2回
国際協力に必要なコア・コンピテンシーとは
久木田 純
国際協力に関わり成果をあげるための資質と能力、「コンピテンシー」。その真髄とは

映画から見る世界のいま 第3回
「運命の岐路」にたつ日本映画界
/朴木浩美
年間400(700)本以上の映画が製作されている日本、「映画輸出国」への道を歩み出している

洋書百遍、意自ずから通ず 第7回
The Sack of Rome
by Alexander Stille
/徳川家広
イタリアの首相にして、大富豪、そしてメディア王でもあるベルルスコーニの半生が赤裸々に語られる

書評フォーラム 選評・川島 真
『近代東アジアのグローバリゼーション』
『中国の統治能力――政治・経済・外交の相互連関分析』
『ナツコ――沖縄密貿易の女王』

INFORMATION&読者投稿


817円
■50年先を睨んだ新しい国連外交の礎を築く
/大島賢三
日本と国連の関係において、真の「戦後の総決算」は完結していない。日本にとっての総決算とは、安保理の構成や旧敵国条項に象徴される60年前の遺物の壁を乗り越えること、その上で世界の諸課題により積極的に取り組むことで実現されていく。いま日本のマルチ外交戦略において国連外交の強化が焦眉の急である

■座談会
日本がリードする国連改革
――新たな時代の国連外交のあり方とは
/位田隆一/淡路 愛/秦 喜秋/河野雅治
たとえさまざまな問題が露呈しても、国連という存在の必要性には疑いはない。安全保障理事国の一員となるメリットも同じである。国連とは何かをしてくれる機関ではなく、何かをさせる機関なのだ――。そう気づいたとき、埋もれっぱなしの貴重な国連外交の資源を、私たちは日本の中に見出す

■国連の行政改革の行方
――新公共経営論導入上の課題
/蓮生郁代
国連が、効率的・効果的な行政を進めるうえで直面する問題とは何か。限られた資源で新たな時代の要求に応えるために、国連が推進すべき行政改革のあり方を探る

■人権問題の「非政治化」における日本の役割
/安藤 仁介
国連人権委員会が発足してから60年。同委員会は「国連人権理事会」として再生した。しかし、人権の政治利用や組織の肥大化など問題は山積している。新たな時代にあって、もの言わぬ「人権優等生」日本はどのような役割を果たしていくべきなのか

■画期的な人権条約の国内実施に向けて
――Nothing about us, Without us!
/東 俊裕
2006年8月25日、障害のある人の権利条約草案が採択された。この日は国際人権の枠組みに新たなページを刻んだ

■国連職員になるためには
地道な努力が実を結ぶ
/渡邉ひとみ
国連で働くために必要なのは、我慢強さと真面目さと思いやり、そしてユーモア。やりがいもあるがストレスも多いPKO局員の日常は、猛スピードで駆け抜けていく

■資料篇
加盟から50年
――日本と国連との関係を読み解く

■グラビア
1956年12月の興奮






<第二特集>
2007年日本の外交課題

■構想力が問われる一年
――2007年の世界情勢での、「主張する外交」の課題
/渡部恒雄
日本外交アジェンダを左右する米中間選挙の民主党の勝利は何を意味するか。2007年の世界情勢と日本の課題を読み解く

■動き始めた日中関係
/小島朋之
東アジアに大きな影響をもたらす大国、日本と中国。この二国関係に「戦略的互恵関係」が構築されれば、第三段階に突入する。あらゆる可能性に対応できるよう日中関係を取り巻く九つの変数から、刻々と変化する今後を読み取らなければならない

■「反逆の世代」が握る韓国政治の将来
/中島哲夫
「386」。1980年代の学生運動に参加した世代で、現在30代後半から40代にあたる人々を韓国ではこう呼ぶ。いまや「386」の同国政治に与える力は無視し難いものとなっている。しかし、その思想が「反米親北」と言われるだけに予断を許さない

■共和党中間選挙の敗北とアジア外交への影響
/春原 剛
「ベーカー前駐日大使を北朝鮮問題の政策調整官に?」。中間選挙における民主党による上下両院の制覇という結果に伴い、政府内での人事変動が進行中だ。ポストをめぐる人事再編が、今後ブッシュ政権の対アジア外交、日米関係にどのような影響を与えるのか

■カントリー・イン・フォーカス
フィリピン
特別インタビュー
終わらない戦後/カルロス・寺岡
――日系人は「日比の架け橋」に
/聞き手 大澤文護
多くの日本人が戦前、フィリピンで豊かな暮らしを営んでいた。しかし、日米比合わせて150万人もの人々が犠牲になった第二次世界大戦のフィリピン戦の悲劇を境に幸せな日々は暗転した。その傷跡は、今も、フィリピン日系人の心や暮らしの中に残る。戦前、戦中、戦後を生き抜いたフィリピン日系人会連合会のカルロス寺岡会長(76歳)に、フィリピンの日系人が通り抜けてきた過酷な歴史への思いと未来への展望をマニラ首都圏の自宅で語ってもらった

■戦後和解を乗り越えた日比友好50年
/山崎隆一郎
人間として最も尊くかつ難しい行為である「許す」ことを身につけた比国民が、悪い意味での「バハラ・ナ」から脱却し、奮起して多くの困難に立ち向かい、よりよい国をつくり上げていってほしいと願っている

■日比EPAへの期待
――経済関係を支えたビジネス界の思い
/池 信介
関係正常化から50年が経つ2006年、ようやく日比EPAが署名された。本協定締結でビジネス環境が整備されることにより、経済活動が拡大するだろう

■第一歩を踏み出した日本の平和構築への取り組み
――ミンダナオ和平実現へ
/藍平兒
日本のマスコミが北朝鮮問題に夢中になっているとき、日本の外交にとって重要な一歩がそれにふさわしい注目を浴びることなくひっそりと刻まれていた

■フィリピンのパズル
――有利な条件を有しながら、なぜ「発展」しないのか
/中西 徹
フィリピンは経済発展の基盤を有していたにもかかわらず、「東アジアの奇跡」から取り残されてしまった。しかし、そこにはわれわれが考えているものとは異なる「豊かさ」を選択する人びとがいる。フィリピンを単に「発展」が遅れた国と言い切れるのだろうか




<連載>


■悲観・楽観・世界観
/千野境子

■巻頭随筆
戦争責任も臆せず英語で論じたい
/鬼頭 誠
サダムが教えてくれたもてなしの心
/宇賀神朋子

■談話室 第94回
スーダンでの食糧援助の現場から
/忍足謙朗

■米欧対立と21世紀の国際政治構造 第3回
二つの普遍主義の対立と妥協
――冷戦終結以後の米欧関係の角逐
/渡邊啓貴
自分たちは単独行動主義ではやっていけない場所まできた。アメリカのタカ派でさえそう悟った。イラク戦争はアメリカの優位性が相対的なものだと示し、外交方針を正当化する努力の重要さをにわかに浮き上がらせた

■映画から見る世界のいま 第2回
南アフリカ共和国の現実と希望
/朴木浩美
南アフリカ共和国で出会ったのは「サウスアフリカン・ハリウッド」への希望を抱く映画関係者と南ア映画の魅力だった

■洋書百遍、意自ずから通ず 第6回
Bubble Man
by Peter Hartcher
/徳川家広
アメリカの好景気は単なるバブルだったのか?米金融政策の要だったアラン・グリーンスパンの業績の真実を追う

■書評フォーラム 選評・細谷雄一
『アンチ・ネオコンの論理――ヨーロッパ発、ポスト・アメリカの世界秩序』
『ポスト帝国――二つの普遍主義の衝突』
『ヨーロッパの東方拡大』

■読者投稿


817円

日本のODAは脱皮できたか
政府開発援助(ODA)の抜本的改革がいよいよ本格化してきた。問題は、生きた現実と個性ある人々を相手にしているということ。実り豊かなODAの可能性は時間とともに形を変えていく。われわれはなぜ彼らと関わらねばならないのか。いま一度足もとを確かめ、より思慮深い選択を


■外交政策としてのODA
――新たな時代の開発援助の方策とは
/廣野良吉
なんのためのODAなのか。いま、ODAは外交政策手段としての位置づけを獲得しつつある。世界は変わっていく。それにあわせて外交政策も変わっていく。ODAが外交政策の一環であるならば、日本はどうODAを変えていくべきだろうか

■国際的な援助議論の潮流
/リチャード・マニング
自国の経験から得られた教訓を開発援助に反映させる。これが援助大国日本の特性である。他主要ドナーと比較して日本の援助はいかなるものであろうか。日本はどのようにして援助成果を向上できるか

■ODAとNGOのパートナーシップ強化にむけて
――人間の安全保障の観点から
/野田真里
人間の安全保障とは一人ひとりの尊厳を重んじ「恐怖と欠乏からの自由」を実現すること。この日本の国際協力の柱となる概念を実効性のあるものにするには、ODAとNGOが互いに協力していくことが大切だ

■サマーワの笑顔のために
――対話と共感を基調とする人道復興支援
/江端康行
サマーワ最後の日、いつもどおり元気よく手を振る子どもたちの笑顔を眺めながら、これまでにない充実感、安堵感、そして多少の寂しさを味わった。この笑顔がサマーワから消えないことを心から祈っている

■ドミニカ共和国で自動車整備士を育てる
/浅妻金平
遠く離れたカリブ海の国、ドミニカ共和国。ここでは自動車の七割を日本車が占め、その整備技術が不足している。シニア海外ボランティアとして派遣された元技術者は海を越え、言葉の壁を越えて彼らに何を伝えたか

■コラム
海外経済協力会議に携わって
/小川和也
海外経済協力会議の議題はあらかじめ決まっているわけではなく、どのような国や事項をどのタイミングで取り上げるのか、また国際会議や要人訪問などの外交日程なども勘案しつつ機動的に判断される

■エッセイ
スキーム間の統合で何ができるか
開発に確たる処方箋はない。だからこそ、現地で足場を確かめる者と、それを吟味して大規模な事業へつなげていく者とが提携すれば、きっとすばらしいことができる

■異なる能力を統合し、さらなる高みへ
/小西淳文

■クライアント志向の徹底を
――フィリピンの現場経験を通じて
/木村 出

■援助協調と援助競争
――日本のODAの国際競争力
/生島靖久

■資料
ODA改革で何が変わるか

■カラー・グラビア
日本の技術を世界へ
――シニア海外ボランティアの活躍

<第二特集>
地域統合の新潮流

■インタビュー
新たな「知」の共同体を目指して
――「開かれたアジア」構築のために
/竹内佐和子
近年、世界では地域統合をめぐる動きが注目を集めている。アジアもまたその例外ではない。21世紀は「アジアの時代」とも言われるが、同地域が今後、経済的な結びつきを一層強めていくためにも新たな枠組みの構築が望まれる

■アジアにおける域内バスケット通貨への道筋
/木村茂樹
通貨統合。それは地域経済統合にとっての最終的な到達段階だ。しかし、アジアがそこに至るまでの道程は険しく長い。「アジア通貨単位」に関する議論が急速に高まる中で、どのような道筋がアジアにとって現実的なものなのか。アジアにおける域内バスケット通貨への道筋について考える

■マルチラテラルな国際政治の中のインド
/竹中千春
冷戦後の15年。それはインドが大国への道を歩む上で試練の期間であったかもしれない

<緊急特集>
北朝鮮はどこに向かっているのか

■北朝鮮核実験の背景
/小此木政夫
冷静に問題の本質がどこにあるのか見極めよ。「ならず者」から武器を取り上げることは、そうたやすいことではないのだから――。北朝鮮はなぜ核を求めるのか。ブッシュ政権はなにを読み違えたのか。いま日本が置かれている状況とは。北朝鮮核実験の背景を探る

■新・米朝対立
――北朝鮮核実験とブッシュ政権の戦略
/春原 剛
突如として行なわれた北朝鮮による核実験。その時、大国は何を考え、いかなる思惑を抱いたのか。北朝鮮の終焉が秒読み段階に入るなか、その彼岸では米中による冷徹な値踏みが進行していた。ポスト冷戦後の「パワー・ゲーム」に迫る

■資料編
北朝鮮の核問題を知るために

<特集外>
■エッセイ
悲劇の慰霊碑を任された日本人建築家
――「Postcard(ポストカード)」
/福永佳津子
9・11の悲劇から5年。マンハッタンを臨むスタッテンアイランドに犠牲者たちを悼む慰霊碑がつくられた。あまたいるコンペ参加者からグランプリを勝ち取ったのは、若き日本人建築家、曽野正之氏。彼はこのメモリアルにどんな思いを込めたのか

■米欧対立と21世紀の国際政治構造 第2回
米欧関係の中の冷戦の再考
――覇権的協力関係から競争関係へ
/渡邊啓貴
「友」であるが「敵」でもある。冷戦の緊張緩和に伴い、アメリカとヨーロッパの間に顕在化したそれぞれの自己評価と世界観の隔たりは根が深かった。ケーガンが「われわれは火星に、彼らは金星にいる」と表現したほどに

<連載>
■大学ゼミ訪問 第84回
青山学院大学 土山實男ゼミ

■悲観・楽観・世界観
/千野境子

■巻頭随筆
女性のたくましさに魅かれて
/古居みずえ
疾風の中韓歴訪
/木下英臣

■新連載 映画からみる世界の今 第1回
映画が教えてくれること
/朴木浩美
映画プロデューサーである筆者が、毎月一作品を取り上げ、作品の魅力を通して世界情勢を語る

■洋書百遍、意自ずから通ず 第5回
The Money and the Power, by Sally Denton and Roger Morris
/徳川家広
カジノ、犯罪組織、CIAの腐敗――。カジノ・リゾート都市ラスベガスの歴史を掘り起こすと、アメリカの裏面史が丸ごと透視できてしまう

■書評フォーラム 選評・篠田英朗
『正しい戦争という思想』
『人権の政治学』
『諸刃の援助――紛争地での援助の二面性』

■年間総目次

■読者投稿
817円
<特集>
平和構築というプロフェッション

■特別インタビュー
平和構築におけるオーナーシップ
――現地に平和を根付かせるために
/ラグダール・ブラヒミ/聞き手・中満 泉

■平和構築の時代
――日本がリードする人間の安全保障+国家機能の再建
/星野俊也

■座談会
平和な社会を構築するために何が必要か
――課題と日本の役割を考える
/熊岡路矢/篠田英朗/中満 泉/紀谷昌彦

■平和構築の現場から
平和構築はあらゆるアクターによる総合産業
/吉田鈴香

■残る内戦の傷跡
――スーダンにおける「平和の定着」支援
/住吉 央

■ダルフール:平和創造と平和構築との狭間で
/池邉英雄

■国連平和構築委員会の光と影
/山内麻里

■平和構築の人材育成に関するセミナーにおける麻生外相基調講演
平和構築者の「寺子屋」をつくります
/麻生太郎

■資料篇
平和構築活動を知るために

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
特集外
■小泉外交とはなんだったのか
――ポスト冷戦後の日本が直面する外交課題
/伊奈久喜

■日ロ関係を見る学生の視点
――日露学生フォーラムを終えて
/内田一彦

■新連載 米欧対立と21世紀の国際政治構造 第1回
米欧関係の原点と成熟
/渡邊啓貴

<連載>
■外交のスタイルブック 最終回
孤高の画家が胸に描いた彼方の美
祖国を誇りに思う心 日本の美しさを体現する
ゲスト・節子・クロソフスカ・ド・ローラ
/中島渉

■大学ゼミ訪問 第83回
拓殖大学茅原郁生ゼミ

■悲観・楽観・世界観
/千野境子

<巻頭随筆>
■ジャーナリズムとは、変身すること
/藤原章生
■ユニークな都市香港
/麻生雍一郎

<新連載> リレーエッセイ 国際協力の現場から
顧みられない疾病、フィラリアへの挑戦
/幸田正夫
平安時代の巻物にも描かれたフィラリア症。日本は制圧に成功したが、貧困国では戦いが続く

洋書百遍、意自ずから通ず 第4回
Europe’ Last Summer
by David Fromkin
/徳川家広
「この戦争は、ぼくが準備して始めたものだ。なのに、こうして何もできない状態に置かれるのは、とても苦しい」――モルトケ

書評フォーラム 選評・川島 真
『日中関係――戦後から新時代へ』
『国境・誰がこの線を引いたのか――日本とユーラシア』
『戦後台湾における〈日本〉――植民地経験の連続・変貌・利用』

INFORMATION&読者投稿




817円
特集<独自外交の限界――日・イラン関係>

■必要のなかった戦争――レバノン危機と逆説の構図
/山内昌之

■中東政治を左右する存在――「ヒズボッラ―」とは何か
/末近浩太

■ダメージコントロールに傾注すべき日本外交
/田中浩一郎

■アフマディネジャード政権理解に向けて
/坂梨 祥

■米国の「イラン脅威」論と対イラン政策
/中西久枝

■浸透するイランの影響力――ヒズボッラ―支援と核開発
/デヴィッド・メナシュリ

■現代イランを縦横に理解するための好著
/貫井万里

■イランの文化遺産保存に携わって
/岡田保良


<小特集>
北朝鮮分析の視角

■国際政治の力学から北朝鮮問題をとらえ直す――非難決議採択から学ぶべき教訓
/秋田浩之

■オーストラリアの北朝鮮政策――北朝鮮留学生との交流の経験をふまえて
/阿久津博康
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
特集外
■国連安保理スーダン・コンゴ視察団に参加して
/北岡伸一

■資源と紛争の国に、平和と繁栄は来るか――コンゴ民主共和国で初の民主選挙
/饗場和彦

■ヨーロッパ新興民主主義国の若手リーダーたち――欧州評議会主催「夏期民主主義大学」に参加して
/岩間陽子

■途上国に投資を誘致するための提案――「投資のための政策枠組み」をとりまとめて
/目賀田周一郎

■名著を読む 杉本信行著『大地の咆哮』
/樋泉克夫

■変わる南米の政治地図・下
「ポスト冷戦」後のベネズエラ
/富田 与

・・・・・・・・・・・・・・・
連載
■外交のスタイルブック 第11回
誠実に風景と向き合う
ゲスト・マイケル・ケンナ
/中島 渉


■悲観・楽観・世界観
/千野境子

■巻頭随筆
/朴木浩美/鈴木 均

■アメリカ・アフター・アワー 最終回
/秦 隆司

■洋書百遍、意自ずから通ず 第3回
The Company-a novel of the CIA, by Robert Littel
/徳川家広

■書評フォーラム
『ウィルソン外交と日本』
『マサチューセッツ通り2520番地』
『アメリカ外交と21世紀の世界』
/細谷雄一

読者投稿





817円
[特集]世界のハブ&スポークスとして
なぜか気になるインド

■インドからみた世界
/堀本武功

■神秘のベールの向こうへ―インド社会の真の姿と日印文化交流
/佐藤幸治/柴原三貴子/中島岳志/矢萩多聞

■核をめぐる米印関係
/秋山信将

■豊かな外交関係を築くために―インド型民主主義を理解する
/竹中千春

■NGO大国インド―グローバル社会の中の市民社会
/小川忠

資料篇 数字で見るインド
グラビア インドの素顔

[小特集]
日本のアジア外交のあり方とは

■アジア太平洋 進歩と課題
/ロバート・A・スカピラーノ

■歴史から日中交流を考える―夜香来からGLAYまで
/青樹明子/谷野作太郎/山口淑子

■等身大の日本を知ってもらうために―動きだすテレビ対外発信
/高島肇久

■サンクトペテルブルク・サミットを振り返る
/藪中三十二

■変わる南米の政治地図・上 「ポスト冷戦後」のはじまり
/富田与

<連載>
■外交のスタイルブック第11回
異文化として茶を学ぶ
/中島渉 ゲスト・千宗屋

■悲観・楽観・世界観
/千野境子

■巻頭随筆
/川田雄基/相原征代

■談話室 第93回
アメリカはなぜ民主主義を推進するのか
/猪口孝

■アメリカ・アフター・アワー 第11回
ヴィップたちの失言
/秦隆司

■洋書百遍、意自ずから通ず 第2回
State of War, James Risen
/徳川家広


国際関係関連書籍紹介

INFORMATION & 読者投稿
817円
[特集]
深刻化する中国の環境問題

■鼎談
一衣帯水の日中が共有すべき課題として
/今井千郎/清水美和/松本盛雄

■インタビュー
なぜ環境危機を避けられなかったのか
/李志東

■枯れる黄河――被害甚大だった「断流」、その後も病は癒えず
/渡辺斉

■ルポルタージュ
白血病に侵される子供たち――金銭が生む命の格差
/加藤隆則

■環境という名の新たな価値を日本に与えよ―環境ビジネスのターゲットは中国・巨大市場
/青山周

■中国環境問題への取り組みの現場から
巨大魚付林:アムール川・オホーツク海・知床を守るための日中ロの協力
/白岩孝行

■信頼関係構築への道のり――緑のネットワークを通じた協力
/高見邦雄

■NGO交流――環境共同体としての日中韓
/廣瀬稔也

■鉄鋼業における技術協力
/鈴木孝男

■資料篇
中国の抱える環境問題
/チュウ・チョン・シイアン

■電力事情と環境問題
/中山元

■カラーグラビア
中国の自然と環境

[特集外]

■アフガニスタンの内なる声を汲み上げるために――平和構築の行方と日本の関与
/篠田英朗

■日中経済・文化の交わる地
/三根伸太郎

■在日米軍再編:より完全な同盟国を目指して
/笹島雅彦

■対談
太平洋を共有する隣人、島嶼地域を大切に
/小林泉/佐藤正晴

■外交青書の100%活用法、伝授します。
/高橋誠一郎

[連載]

■外交スタイルブック(第9回)
文字で思いを伝えるということ
ゲスト マンフレッド・ラミー
/中島渉

■悲観・楽観・世界観
/千野境子

■巻頭随筆
/玄田有史/横堀克己

■談話室(第92回)
1100人規模の日中高校生交流に立ち会う
/石尾喜代子

■新連載 洋書百遍、意自ずから通ず(第1回)
The Cold War: a new history by John Lewis Gaddis
/徳川家広

■アメリカ・アフター・アワー(第10回)
アメリカはいい国?それとも……
/秦隆司

■INFORMATION&読者投稿

商品情報・内容

  • 出版社:都市出版
  • 発行間隔:月刊
  • サイズ:B5判

■ 日本で唯一の外交問題・国際関係論専門のオピニオン誌

国際社会の中で、日本の外交はどうあるできか。内外の著名な筆者が問題の核心を鋭く分析、世界の動きがリアルにつかめる情報を満載。研究者・ビジネスマン・官界・学生をはじめ国際問題に関心ある人々の必読誌として1988年の創刊以来、高い評価を得る。

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