最新医療経営PHASE3(フェイズ・スリー) 発売日・バックナンバー

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1,430円
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最 新 内 容 2024年9月号 Vol.481(2024年8月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
 病院経営のプロ参謀に聞く!
 生き残る病院 7つの特徴

新型コロナウイルス感染症後、病院経営を取り巻く環境は厳しさを増しています。規模の大小を問わず、岐路に立たされている病院は少なくありません。一方で、地域で確固たる存在感を示し続けている病院もあります。両者の違いはどこにあるのでしょうか。その違いを見極めるポイントについて、「病院経営のプロ参謀」に聞きました。

■病院トップの経営者魂
 斎藤妙子
 社会医療法人松涛会
 理事長
(山口県下関市)

社会医療法人松涛会の斎藤妙子理事長は夫で前理事長の正樹氏とともに60年以上にわたり、地域に必要な医療、介護を提供し続けてきました。正樹氏の逝去に伴い、2020年、理事長に就任。今年6月、90歳になりましたが、法人トップとして第一線に立ち続け、現場の士気を鼓舞しています。

■病院新時代
 医療法人仁誠会 奈良セントラル病院
 (奈良県奈良市)

 ハード、ソフトの両面を整備し
 シームレス・ケアを実践

リゾート地の一流ホテルのような外観が印象的な奈良市の奈良セントラル病院。ケアミックス病院として、リハビリを中心とした医療で患者のADL改善と在宅復帰に力を注ぐとともに、後方支援のさらなる充実を図っています。

■Pick Up!
 医療法人徳洲会 TIMC OSAKA

■高橋教授のこの人に会いたい
 中村哲生
 医療法人社団永生会理事長補佐・在宅医療統括本部長

 年間投稿数全国一の“食べロガー”
 究極の味を探し求めて東奔西走

医療法人社団永生会の中村哲生理事長補佐・在宅医療統括本部長は28歳で医療界に転進し、在宅医療専門診療所の事務長として辣腕を振るうかたわら、患者、家族に寄り添う在宅医療コンサルタントとして活躍してきました。中村氏はグルメレビューサイト「食べログ」ユーザーから高い評価を集めた「食べログ百名店」で、年間投稿ランキング全国1位の座を獲得。高橋教授と食談議に花を咲かせました。

■病院とスポーツ
 女性エースの力投でV
 県大会初制覇に照準
 掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター
 (静岡県掛川市)

静岡県掛川市にある中東遠総合医療センターのソフトボール部は今年6月に行われた自治体病院球技大会の地区大会で見事優勝。県大会での初優勝をめざします。そのカギを握るのが人間ドック・健診センターに所属する入職2年目の女性エースです。

■特別インタビュー
 今、医療経営士に求められること

 原勝則
 日本医療経営実践協会代表理事

2010年の設立以来、医療経営士を全国に輩出してきた日本医療経営実践協会の新しい代表理事に、原勝則氏(国民健康保険中央会理事長)が就任しました。激変期を迎えた医療界における協会、医療経営士の使命や役割についての考えとともに、医療界の諸課題などについて話をうかがいました。

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次 号 予 告  2024年10月号 VOL.482(9月10日発行)
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◆特別対談◆
 病院経営人財を育てよう(仮題)

団塊世代が75歳以上になる2025年を目前に控え、病院経営は従来とは異なる段階に入りました。経営人財の重要性が高まっていますが、先駆的に病院経営に取り組んでいる佐藤啓二・中部労災病院院長と佐藤公治・日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院院長に、病院経営と今後の病院に必要な人財のあり方やその育成・活用などについて語り合ってもらいました。
1,430円
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最 新 内 容 2024年8月号 Vol.480(2024年7月10日 発行)
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◆緊急レポート◆
 2024年度目玉の改定
 地域包括医療病棟を
 もっと盛り上げる条件

2024年度診療報酬改定の目玉の一つに、10年ぶりの新たな入院料として誕生した「地域包括医療病棟」があります。しかし、6月の施行を過ぎても申し出状況が芳しくないことが各団体のアンケートなどで浮かび上がっています。要件が厳しすぎるといった声も目立ちますが、改めてどこに問題があるのかをレポートします。

■病院トップの経営者魂
 石坂真一郎
 特定医療法人社団研精会・社会福祉法人新樹会
 理事長
(東京都調布市)

特定医療法人社団研精会、社会福祉法人新樹会の石坂真一郎理事長。4月に就任したばかりですが、新時代にマッチした精神科医療の構築にまい進するとともに、医療界に新風を吹き込むべく、精力的に取り組んでいます。

■病院新時代
 医療法人社団晃悠会 むさしの病院
 (東京都小平市)

 救急病院にふさわしい体制を整えつつ
 住民に寄り添い「街の保健室」をめざす

2024年2月、東京都小平市に開院したむさしの病院。鹿野晃理事長・院長は新型コロナウイルス感染症対策にいち早く着手し、PCR検査を24時間体制で行うなど、精力的な活動で注目を集めました。新しく手がけるむさしの病院では、「スピード」「コンビニエンス」「コミュニケーション」の理念を掲げ、「救急の拠点」となる病院づくりをめざします。

■高橋教授のこの人に会いたい
 笠島めぐみ
 叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部講師

認知症患者数は微減とLancet論文で予測
「社会の変化」を反映した数学モデルをつくるべき

■病院とスポーツ
 社会医療法人石川記念会
 HITO病院(愛媛県四国中央市)

終了目前のビッグプレー
劇的な同点弾に全員歓喜

■国際医療福祉大学「関連職種連携演習」

ICT化で変わる医療現場の仕事
学科横断チームで実践的に学ぶ

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次 号 予 告  2024年9月号 VOL.481(8月10日発行)
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◆特集◆
 病院コンサルタントの目!
 病院の「優良」「劣悪」
 チェックポイント(仮題)

病院には人員配置が定められ、診療報酬は公定価格です。それにもかかわらず、増収・増益を続ける病院とそうでない病院に分かれます。いくつもの病院経営現場に足を踏み入れる経営コンサルタントに、「優良」「劣悪」の分かれ目を聞くとともに、「経営チェックポイント」などを尋ねます。
1,430円
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最 新 内 容 2024年7月号 Vol.479(2024年6月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
 適正な患者受け入れも円滑な在宅復帰もコレ次第
 医療・介護連携の今

2024年度診療報酬改定でも、入院退院支援はさまざまな切り口で見直しが進められました。病棟運営にも大きな影響を及ぼすだけに、今や地域連携室単独の業務でなく、病院全体の経営課題として位置づける必要があります。一方で紹介元医療機関や介護施設との連携、退院時の環境整備など、課題も多いです。本企画では、経営層、病棟、地域連携室にとどまらず、連携相手となる介護施設などにも話を聞き、入退院支援、そこで不可欠となる医療・介護連携のあり方を多角的に考察します。

●概説 
 連携にも種類がある
 石垣泰則
 一般社団法人日本在宅医療連合学会
 代表理事

●病院事例①
 医療・介護双方の歩み寄り
 社会医療法人社団光仁会
 第一病院

●病院事例②
 部署の垣根を越え一丸
 独立行政法人 地域医療機能推進機構
 群馬中央病院

●企業事例① 
 退院後の生活を支える
 SOMPOケア ラヴィーレ鷺ノ宮

●企業事例② 
 ホスピス型住宅と医療連携
 株式会社シーユーシー・ホスピス

■病院トップの経営者魂
 佐藤啓二
 独立行政法人労働者健康安全機構
 中部ろうさい病院 病院長
(名古屋市港区)

愛知医科大学の教授、病院長、新病院建設委員会委員長、学長として、病院の経営立て直しと新病院開設の陣頭指揮を執った後、2020年からは独立行政法人労働者健康安全機構中部ろうさい病院の病院長に就任。ここでも、職員の経営マインドを育みながら上昇気流に乗せるなど、経営手腕を発揮しています。

■病院新時代
 福島県ふたば医療センター附属病院
 (福島県双葉郡富岡町)

 地域で唯一の急性期病院として
 医療から3つの安心を提供

東日本大震災の影響で地域の医療機関の多くが撤退するなか医療面から復興を支えるために限られた医療資源を活用し、救急から在宅まで幅広い医療ニーズに対応している。


■特別対談
 医療×企業でつくる
 “超実践的”地域医療
 医療法人篠原湘南クリニックグループ
       ×
 ファストドクター株式会社

 超高齢化、働き方改革、人手不足を克服し
 在宅・救急医療を守ろう

1947~49年生まれのいわゆる「団塊の世代」全員が75歳以上となる2025年を目前に控え、いよいよ本格的な超高齢社会に突入する日本。そのなかで、医療のあり方も大きく変質しており、この10年来はとりわけ在宅医療の整備が急ピッチで進みました。ただその一方で、「夜間・休日」をはじめ、既存の医療提供体制では限界があることも明らかになってきました。そうした課題を克服しつつ、医療提供体制を構築していくにはどのような点に留意すべきなのか。またその時の政策はどのような方向性が望ましいのか。ここでは、長年にわたって在宅医療を展開し、かつ病院機能もいち早く整備を進めてきた篠原裕希・医療法人篠原湘南クリニックグループ理事長と、在宅医療が進展するなかで浮上した課題に対応し、特にコロナ禍のなかでその存在を全国に知らしめた菊池亮 ・ファストドクター株式会社代表取締役に、今後の医療提供体制と入院医療・在宅医療の望ましい役割分担・連携について語り合ってもらいました。


■高橋教授のこの人に会いたい
 神戸大学 数理・データサイエンスセンター准教授
 伊藤真理

医療現場「最適化」の秘密兵器
データサイエンスを有効活用せよ

■事務長の目 
 医療法人徳洲会 松原徳洲会病院事務長
 藤田元幸

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次 号 予 告  2024年8月号 VOL.480(7月10日発行)
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◆特集◆
 巻頭特別対談
 病院経営人財を育てよう(仮題)

団塊世代が75歳以上になる2025年を目前に控え、病院経営は従来とは異なる段階に入りました。需要に対し社会保障費の伸びは追いついているとはいえず、提供体制の再考が求められている一方、個々の病院でも、それぞれ舵取りの検討が必要になっています。経営人財の重要性が高まっているが、育成、活用ともその緒に就いたばかりです。巻頭特集では、先駆的に病院経営に取り組んでいる佐藤啓二・中部ろうさい病院院長と佐藤公治・日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院院長に、病院経営と、今後の病院に必要な経営人財のあり方やその育成・活用などについて語り合ってもらいます。
1,430円
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最 新 内 容 2024年6月号 Vol.478(2024年5月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
 岐路に立つ今
 医療経営士が語る『病院経営』

2024年度診療報酬改定は、病棟機能に求める「あるべき像」を明確に打ち出したといえますが、裏を返せば、その像を具現化できない病院は自らの進むべき道について再考を求められているとも捉えることができます。「今までどおり」が通用しなくなった今、病院は明確な経営戦略を描く必要がありますが、その役割を果たすキーパーソンとして、医療経営の知識を身につけ、実務に携わりながら研鑽を深めている、「医療経営士」を挙げることができます。ここでは全国の医療経営士に、経営の“専門人材”の立場から、これからの病院の方向性について語っていただきます。

Part1 ~活動の最前線から~
●北海道
道北医療経営ネットワーク
●北信越
医療法人社団尽誠会 野村病院
●東北
みやぎ仙台ネットワーク
●関西
関西医療経営勉強会
●関東
神奈川研究会
●中部
静岡県東部医療経営研究会
●沖縄
医療経営士沖縄県自主勉強会

Part 2 ~未来への提言~
●京都から日本の医療に新風を
自閑昌彦
医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院
心臓血管内科医長
(医療経営士1級)
●病院のパートナーとして
熊田貴之 
エーザイ株式会社
製品戦略推進部キーアカウント推進室長
(医療経営士1級)

■病院トップの経営者魂
 原田博雅
 医療法人徳洲会八尾徳洲会総合病院 院長
 (大阪府八尾市)

全国に76病院を展開する徳洲会グループの4番目の病院として、1978年に開院した八尾徳洲会総合病院。開院以来重きを置いてきた救急・急性期医療のさらなる充足を図るべく、昨年から新館・本館の増改築工事と増床に着手。グループの理念である「断らない医療」に磨きをかけました。

■EVENT
 医療法人社団福寿会
 コロナ禍明けで5年ぶり
 在宅サービス研究発表会が開催

医療法人社団福寿会による第17回在宅サービス研究発表会が4月6日に開催。5年ぶりの開催となった同会は、法人職員のほかに地域住民も多数参加し、在宅サービス提供における患者・利用者の満足度の向上をめざし、外部講師や職員らによる研究発表が行われました。

■インタビュー
 古川哲也
 リゾートトラスト株式会社専務取締役/メディカル本部長
 株式会社アドバンスト・メディカル・ケア代表取締役社長

 東京ミッドタウンクリニックがめざす
 「ウェルビーイング」とは

株式会社アドバンスト・メディカル・ケアが運営支援する「東京ミッドタウンクリニック」は、内科をはじめとする外来保険診療、人間ドック・健康診断、歯科、美容皮膚科、がん治療、さらにヘルスケアショップ等、幅広い医療・ヘルスケアサービスを展開しています。多角的なサービス転科の裏には、アメリカのジョンズ・ホプキンス・メディスンとの提携(現在は解消)、一部の診療科に対して国際的な医療機能評価JCI(Joint Commission International)の認証取得、さらには国内医療界の第一人者によって構成される倫理審査委員会による査定などがあります。同社のめざす医療・ヘルスケアとはどのようなものあの科。代表取締役で、同社の親会社であるリゾートトラスト株式会社の専務取締役メディカル本部長を務める古川哲也さんに話を聞きました。

■高橋教授のこの人に会いたい
 大田佳宏
 Arihmer株式会社代表取締役社長兼CEO/東京大学大学院数理科学研究科客員教授
 東大数理化初の起業家が描く未来図

■事務長の目 
 IMSグループ医療法人社団明生会
 イムス札幌内科リハビリテーション病院 事務長
 荒木伸之

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次 号 予 告  2024年7月号 VOL.479(6月10日発行)
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◆特集◆
 適正な受け入れも円滑な在宅復帰もコレ次第
 「入退院支援」の今(仮題)

2024年度診療報酬改定でも、入院退院支援はさまざまな切り口で見直しが進められました。病棟運営にも大きな影響を及ぼすだけに、今や、地域連携室単独の業務ではなく、病院全体の経営課題として位置づける必要があります。一方で、紹介元医療機関や介護施設との連携、退院時の環境整備など課題も多いです。本企画では、経営層、病棟、地域連携室にとどまらず、連携相手となる介護施設などにも話を聞き、入退院支援のあり方を多角的に考察します。
1,430円
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最 新 内 容 2024年5月号 Vol.477(2024年4月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
患者も病院も元気になる
リハ・栄養・口腔管理の勧め

2024年度診療報酬改定で新設された「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」は急性期一般病棟入院料を算定する病院などを対象としていますが、単なる加算にとどまらない意味を持っているのではないでしょうか。この三位一体の管理は21年度介護報酬改定で登場してきた考え方で、高齢者医療の考え方、体制を検討するうえでも欠かせない視点と言えます。そこで今回はこのリハビリ・栄養・口腔管理を実践している病院などのレポートを通じ、現状と課題、そして可能性について考察します。

●概説
 新たな加算創設の背景

●識者の視点
 求められる急性期の意識改革
 栗原正紀
 一般社団法人是真会
 長崎リハビリテーション病院 理事長

●事例1
 地元歯科医との強固な連携
 地方独立行政法人国立病院機構
 福山医療センター

●事例2
 より質の高いリハビリ提供へ
 社会医療法人至仁会
 圏央所沢病院

●事例3
 医療リソースを最大限に活かす
 公立八女総合病院企業団
 公立八女総合病院

■病院トップの経営者魂
 共感をもって対話を重ね
 知恵とケアを尽くして
 一緒に困難を乗り越える
 牛尾 敬
 医療法人社団翠会 陽和病院 院長
 (東京都練馬区)

1958年に開設され、早くから病院の開放化や患者の早期退院促進に注力してきた陽和病院。2019年に就任した牛尾敬院長は社会課題の変化に迅速に対応するため、地域の公的機関などとの連携を強化しつつ、患者とその家族に寄り添った医療を実践しています。

■病院新時代
 「医療と劇場とAIと」をコンセプトに
 地域に賑わいをもたらす新病院
 医療法人医誠会 医誠会国際総合病院
 (大阪市北区)

高度急性期の2病院の病床数を減らさず合併。AIの活用や情報の一元管理による医療の質向上と劇場や企業と協力し、地域に賑わいをもたらす病院をつくっています。

■新しい医療・健康のかたちを聞く
 健康ビッグデータを
 「当事者・非当事者」の壁を越える
 共通言語として活用しよう
 アンナ・クレシェンコ
 Flora株式会社代表取締役

■高橋教授のこの人に会いたい
 積み残された医師の偏在対策
 医療提供体制の真っ向議論を
 一戸和成
 株式会社タスクフォース取締役専務
 元厚生労働省保険局医療課課長補佐

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次 号 予 告  2024年6月号 VOL.478(5月10日発行)
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◆特集◆
 岐路に立つ今だから
 医療経営士が語る「病院経営」(仮題)

2024年度診療報酬改定は、病棟機能に求める「あるべき像」を打ち出したといえるが、裏を返せば、具現化できない病院は自らの進むべき道について再考を求められているともいえます。「今までどおり」が通用しなくなった今、明確な経営戦略を描く必要がありますが、そのキーパーソンとして「医療経営士」を挙げることができます。ここでは全国の医療経営士に、経営の“専門人材”の立場から、これからの病院の方向性について語ってもらいます。
1,430円
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最 新 内 容 2024年4月号 Vol.476(2024年3月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
職種別採用戦略
人材が集まる病院をつくろう

人手不足が叫ばれた久しいが、生産労働人口が減少するなかで、いかに人を集めるかは非常に重要です。今年の診療報酬改定においても処遇改善に向けた点数配分が大きいなか、自院の魅力をいかに伝えるか、どのように求職者とマッチングするかは、診療報酬の有無にかかわらず重要なテーマと言えます。事例を交えつつ考察します。

●概説 
 採用と定着を両立すべし
 株式会社
 川原経営総合センター

●事例1 
 医師採用につなぐ職場改善
 医療法人社団 康明会 康明会病院

●事例2 
 メディカルスタッフの採用
 医療法人社団円徳 慶友整形外科脊椎関節病院

●事例3 
 新卒も安心できる職場環境
 日本赤十字社 水戸赤十字病院

●事例4 
 外国人人材の活用
 医療法人社団一穂会 西山病院

●企業 
 入職時の不安を解消
 レバレジーズメディカルケア株式会社

◆特集2◆
起きてからでは遅い!
患者と職員を守る防犯対策

近年、病院を舞台に、全国を震撼させるような事件が相次いでいます。2023年9月、静岡県内の病院で男が入院中の妻と長女を刺殺した後、自殺する事件が発生。同10月には埼玉県内の病院で男が診察室に向けて拳銃を発砲。医師と患者ら計3人が負傷するショッキングな事件が起きました。病院経営者にとって防犯対策の構築は喫緊の課題だが、プライバシー保護との兼ね合いや、セキュリティシステムの高額な導入費用などで二の足を踏んでしまうケースも多くあります。不特定多数の人が出入りする環境で、不審者をいかに排除し、犯罪を未然に防ぐか――。さまざまな制約があるなかで、実効性のある防犯対策を立てるためのポイントを探ります。

■病院トップの経営者魂
 吉田純一
 社会医療法人中央会尼崎中央病院 理事長
 (兵庫県尼崎市)

1951年に兵庫県尼崎に開院して以来、70余年にわたって地域に根差した医療サービスを展開し続けている尼崎中央病院。高度急性期・急性期医療に重きを置く一方、ケアミックス病院として後方支援にも力を注ぎ、地域の人々の健康と安心ある生活をトータルでサポートしています。

■病院新時代
 医療法人篠原湘南クリニック
 クローバーホスピタル
 (神奈川県藤沢市)

高齢者医療のニーズが増大していく地域で在宅医療や介護施設との結びつきを強め高齢者救急の充実を高めています。

■トップランナーが語る医療DX の実践
 HITO病院×徳洲会グループ

近年、「医療DX」の推進への機運が高まっているが、医療現場ではオペレーションやシステム導入に伴う費用対効果、セキュリティ等々、さまざまな課題が山積みされています。今回は院内のDX化にいち早く着手した社会医療法人石川記念会HITO病院の石川賀代理事長と、徳洲会グループのシステム管理・統括を担う徳洲会インフォメーションシステム株式会社尾﨑勝彦社長に「病院DX」の現状と課題について聞きました。

■速報 2024年度診療報酬改定
 急性期を中心に「超」メリハリ見直し

中央社会医療協議会は2月14日、2024年度診療報酬改定の答申をまとめました。改定率は12月の段階で、+0.88%と決まったものの、その内訳は賃上げに役立てるなど用途が絞られ、医療機関の経営改善の機能に充てられる分はかなり限定的といえる。そうしたなかでも高齢者への救急医療や虚弱化予防など、「必要な診療にはしっかりと点数を配分する」という厚生労働省の意図はうかがえる。ここではそうした改定内容について、特に目立った点を抽出しながら展望してみる。

■ホスピカ
 ともに闘う子どもたちの仲間
 病気と前向きに向き合える
 地方独立行政法人神奈川県立病院機構
 神奈川県立こども医療センター

横浜市南区の神奈川県立こどもセンター(黒田達夫総長)には、患者の子どもたちと一緒に病気と闘う“しっぽの生えた仲間”がいる。ファシリティドッグ(FD)として活躍する「アニー」。すべての人を笑顔にするアニーは、子どもたちの心の拠りどころでもある。

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次 号 予 告  2024年5月号 VOL.477(4月10日発行)
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◆特集◆
患者も病院も元気になる
リハ・口腔・栄養管理のススメ(仮題)

今次診療報酬改定で新設された「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」は急性期一般病棟入院料を算定する病院などが対象ですが、単なる加算にとどまらない意味を持っているのではないでしょうか。この三位一体の管理は21年度介護報酬改定で登場してきた考え方で、高齢者医療・体制を検討するうえでも欠かせません。今回はこのリハビリ・栄養・口腔管理を実践している病院等のレポートを通じ、現状と課題、可能性について考察します。
1,430円
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最 新 内 容 2024年3月号 Vol.475(2024年2月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
今こそ、まちに出よう!
「病院営業」はじめの一歩

医療に「経営」はなじまないと言われたのは今は昔。一般企業であればモノであれ、サービスであれ、経営を成り立たせるために営業活動が必要なことは明白です。医療機関も継続的に利益を出さなければ経営は成り立たず、自院の機能や機能、役割などを地域に知ってもらう活動=営業は欠かせません。どんなに質の高い医療を提供しても、それを広く知ってもらえなければ、提供していないも同然です。地域で必要とされる、選ばれる病院となるための「営業」の心構え、ノウハウを紹介します。

●経営トップからの提言
 欠かせない「営業マインド」
 関塚 永一
 国立病院機構埼玉病院名誉院長
 セコム医療システム株式会社顧問

●コンサルからの提言
 成果につながる実践的営業
 株式会社メディヴァ

●事例①
 業界未経験者が活躍する
 医療法人湘南みらい 湘南第一病院

●事例②
 訪問営業のプロを活用
 社会福祉法人 恩賜財団済生会支部神奈川県済生会 横浜市東部病院

●事例③
 看護職の地域連携会
 公益財団法人天理よろづ相談所 天理よろづ相談所病院

■病院トップの経営者魂
 地域のニーズをとらえて
 医療提供体制を見直し
 生き残れる病院をめざす

 牧本伸一郎
 医療法人徳洲会高砂西部病院 院長
 (兵庫県高砂市)

2003年に開院して以来、ケアミックス病院として急性期から回復期、慢性期、在宅に至る幅広い領域を担い、地域医療に貢献し続けている高砂西部病院。徳洲会グループの理念である「断らない医療」をめざす一方で、2025年問題も見据え、さらなる機能強化を図ろうとしています。

■病院新時代
 他業種と予防医療の普及に取り組みつつ
 全国の循環器医療の質を高める

 公益財団法人榊原記念財団附属 榊原記念病院
 (東京都府中市)

榊原記念病院は循環器専門病院として全国屈指の実績を誇っています。
このノウハウを全国に普及させながら、地域には予防意識の啓発に他業種と連携しながら取り組んでいます。

■病院「伸化」論
 小規模多機能病院として
 地域密着型医療を展開する

 町立津南病院
 (新潟県中魚沼郡津南町)

町立津南病院は入院・外来・在宅・予防を4本柱に据え、地域で必要とされるプライマリケアを提供しています。人口約8700人の新潟県津南町を中心に、隣町の十日町市、県境を越えた長野県栄村などからも患者が来ています。一時期の経営危機を乗り越え、地域になくてはならない病院として存在感を発揮しています。

■高橋教授のこの人に会いたい【対談】
 社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院
 「災害が起きても医療は止めない」

1月1日の能登半島地震で被災しながらも、被災直後から救急対応を行ってきた社会医療法人財団董仙会・恵寿総合病院。能登半島唯一の地域医療支援病院として医療を継続できた要因、長丁場となる被災地の医療を守るために必要なことは何か。「災害が起きても医療は止めない」という固い決意を胸に、災害対応の陣頭指揮を執る神野正博理事長と、石川県金沢市出身の国際医療福祉大学大学院・高橋泰教授が意見交換しました。

■事務長の目
 吉川和宏(きっかわかずひろ)
 医療法人鎗田(やりた)病院

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次 号 予 告  2024年4月号 VOL.476(3月10日発行)
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◆特集◆
経営課題を解決する!
人材不足の処方箋 職員が集まる病院づくり(仮題)

人手不足が叫ばれて久しいが、生産労働人口が減少するなかで、いかに人を集めるかは非常に重要です。今年の診療報酬改定においても処遇改善に向けた点数配分が大きいなか、自院の魅力をいかに伝えるか、どのように求職者とマッチングするかは、診療報酬の有無にかかわらず重要なテーマと言えます。事例を交えつつ考察します。
1,430円
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最 新 内 容 2024年2月号 Vol.474(2024年1月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
トリプル改定前に考えよう
全職員で取り組む
「資金」視点の病院経営

コロナ禍がほぼ収束したにもかかわらず、患者は戻らず、診療単価の伸びも芳しくないなど、医業収益は思うように上がっていません。その一方で、光熱水費、人件費の高騰などを背景に、支出増が目につくようになってきました。さらに2024年度トリプル改定も控えるなど、病院の収支状況は決して楽観視できません。資金繰りも同様で、気がついた時には……といった事態も想定できます。本企画では、金融機関やコンサルタントの意見を紹介するとともに、医療機関の実践例を紹介します。

●コンサルの提案
・職員に重点を置いた経営方針
 加藤隆之
 事務長さぽーと株式会社
 代表取締役社長

・院内でできる収支改善策
 河合吾郎
 河合医療福祉法務事務所
 代表

●地銀の提言
・借入状況の適正管理を
 きらぼし銀行

・中長期の資金計画を策定する
 北海道銀行

●編集部レポート
 コロナ補助金に惑わされるな

●病院グループの実践
・右肩上がりの経営を実現
 伯鳳会グループ

・地域創生に病院を織り込む
 一般財団法人SAITO MEDICAL GROUP

●病院の実践
 日常業務に経営視点を加える
 公益社団法人日本海員掖済会
 名古屋掖済会病院

◆特集2◆
病院運営の舵取り役
経営企画の活かし方

病院経営の先読みが困難な時代、病院の経営戦略を立案し、運営方針を定める経営企画部門に期待される役割が高まっています。病院経営のいわば舵取り役のポジションだが、他職種との兼任で任されるケースも目立ち、果たすべき役割がいま一つ明確でない側面があります。どのような点に留意し、経営企画部門を位置づけるべきでしょうか。求められる役割を改めて検証したうえで、具体的な運用法、人材育成、活かし方などを考えます。

■病院トップの経営者魂
 松下晴彦
 和泉市立総合医療センター 病院長
 (大阪府和泉市)

2014年に医療法人徳洲会が指定管理者となって「公設民営」に移行し、18年の新築移転を機に名称も改めて再スタートを切った和泉市立総合医療センター(旧・和泉市立病院)。赤字経営の危機的状況から見事V字回復を果たし、新たな目標に向かって走り出そうとしています。

■病院新時代
 日本医科大学特別連携病院として
 緊密な連携体制を構築

 社会医療法人社団正志会令和あらかわ病院
 (東京都荒川区)

地域の拠点病院だった大学病院の後任として日本医科大学と綿密に連携を行いながら救急から回復期まで地域医療を支えています。

■病院「伸化」論
 急性期から在宅までを視野に、精神科
 地域包括ケアシステムの構築をめざす

 社会医療法人聖ルチア会
 聖ルチア病院
 (福岡県久留米市)

社会医療法人聖ルチア会は、福岡県久留米市で、うつ病や認知症、児童思春期疾患など5つの疾患を柱に、急性期から在宅医療までを視野にサービスを展開し、精神科地域包括ケアシステムの構築をめざしています。2024年には、患者の自宅復帰や社会復帰を支えるデイケア棟を新築し、各疾患に適した支援を充実させる計画です。

■ホスピカ
 日本メディカルスポーツ協会主催
 第2回JML選抜軟式野球大会

 天皇賜杯覇者の和合病院が初優勝
 接戦の末、足利赤十字病院を降す

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次 号 予 告  2024年3月号 VOL.475(2月10日発行)
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◆特集◆
今こそ、まちに出よう!
「病院営業」はじめの一歩(仮題)

質の高い医療を提供することは病院の使命です。「医療は仁術」という言葉が象徴するように、PR活動などに力を入れることは医療にそぐわないという意識も根強くあります。しかし、質の高い医療を提供していることを、より多くの人に知ってもらうことは大事なことです。地域で必要とされる「営業」のノウハウを指南します。
1,430円
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最 新 内 容 2024年1月号 Vol.473(2023年12月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
新時代の病院建築考
地域で求められる医療をカタチにする

病院建物の老朽化などに伴い、病院の建て替え需要が高まっています。コロナ禍を経験したことで病室の個室化や患者、スタッフ、物品の動線への配慮が一層進んでいるほか、地域住民と日常的に交流できるよう図書館や劇場を併設した病院、マンションと一体化した病院など、新時代を感じさせる病院も目立っています。一方、建築資材費用は高止まりを続け、建て替えの大きな足かせになっている現状もあります。こうした観点から、今後病院に求められる形を考察しつつ、建て替えに失敗しないためのポイントや注意点をレポートします。

●コンサルの視点
 建て替え計画の進め方
 株式会社プラスPM

●事例①
 地域課題の解決策を探る
 社会医療法人一成会 木村病院

●事例②
 病院が経済圏をつくる
 医療法人共生会 川湯の森病院

●事例③
 病院内に区立図書館
 日本赤十字社 東京かつしか赤十字母子医療センター

●事例④
 同一敷地内に2病院開院
 三友堂病院/米沢市立病院

◆特集2◆
良質な医師事務作業補助者が
働き方改革の切り札になる!

勤務医の負担を軽減するため、医師事務作業補助者の体制強化に乗り出す病院が増えています。患者に対し、良質な医療を提供するために腐心する医師をサポートする医師事務作業補助者は間接的に患者に貢献するポジションであり、その役割の重要性が認識されているからです。2024年4月から始まる医師の時間外労働時間の上限規制を控え、医師事務作業補助者の力をさらに引き出すため、留意すべきポイントなどを紹介します。

■病院トップの経営者魂
 職員重視の経営手腕で
 北陸の医療を支える
 大学病院を再生させる

 蒲田敏文
 金沢大学附属病院 病院長/金沢大学副学長
 (石川県金沢市)

石川県にとどまらず、富山県、福井県の「北陸3県」への医師派遣も担う金沢大学附属病院。一方で2024年には新棟を開設するなど、先端医療の充実にも余念がありません。ただ、それも同院の安定経営があってこそ。4期8年にわたって采配を振るう蒲田敏文病院長は、そう強調します。

■病院新時代
 地域に必要とされる医療機能を持ち
 医師の熱意を病院の成長につなげる

 社会医療法人財団石心会 川崎幸病院
 (川崎市幸区)

地域の医療ニーズに応える医師の熱意から、全国でも有数の循環器手術実績を誇る病院に成長。高度急性期病院として今後に備え医療機能の充実を図る。

■病院「伸化」論
 県立病院と民間病院が統合再編
 地域の医療課題解決に挑む

 兵庫県立はりま姫路総合医療センター
 (兵庫県姫路市)

兵庫県姫路市にあった兵庫県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院が統合再編し、2022年5月に兵庫県立はりま姫路総合医療センターとして生まれ変わりました。県立病院と民間病院が統合することによるメリットを最大限生かし、地域の医療課題を解決する病院として存在感を強めています。スムーズな統合再編の裏には、2014年から進めてきた地道な準備と情報共有のしくみづくりがあります。

■Pick Up!
 医療×企業でつくる 医療DXの実践

社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院(426床、神野正博理事長)は、地域医療支援病院として石川県七尾市一帯の地域医療の要役を担うだけでなく、日本初の病院内コンビニエンスストア開設、日本初のPHS導入など、数々のユニークな取り組みでも知られる。2023年4月にはスマートフォン「iPhone」520台を導入、しかも決定から8カ月で実装にこぎつけ、スムーズな導入ができた。背景には病院の明確な方針と体制、そして企業との協働がある。プロジェクトに関わった中心メンバーに集まってもらい、取り組みを振り返った。

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次 号 予 告  2024年2月号 VOL.474(1月10日発行)
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◆特集◆
患者減、収支率悪化……
「現金ありき」の病院経営を考える(仮題)

コロナ禍がほぼ収束したにもかかわらず、患者は戻らず、診療単価の伸びも芳しくないなど、医業収益は思うように上がらない。その一方で、光熱水費、人件費の高騰などを背景に、支出増が目につくようになってきた。さらにコロナ融資に対する返済も始まるなど、病院の収支状況は決して楽観視できない。資金繰りも同様で、気がついた時には……といった事態も想定できる。本企画では、現在の病院の資金繰り状況についてレポートするとともに、資金調達手段についてもファイナンスやファクタリングなどの活用法を考察する。
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最 新 内 容 2023年12月号 Vol.472(2023年11月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
働き方改革、高齢者対応はここから!
「病棟専門職」フル活用のススメ

近年の診療報酬改定では、薬剤師やリハビリ職、管理栄養士など、医療専門職の病棟配置、あるいはそこでの働きについて評価する流れが目立っており、2024年度診療報酬改定でも大きなテーマの一つとなっています。一方で、そうした専門職の活用法については、まだまだ研究途上と言えます。そこで本企画では、薬剤師やリハビリ職、管理栄養士など医療専門職活用の現状と課題について、先行事例も踏まえながら考察します。

●概説
 チームビルディングのあり方
 三橋尚志
 一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会 会長

●病院1
 管理栄養士の活躍
 医療法人財団医道会 十条武田リハビリテーション病院

●病院2
 専門性を発揮する体制づくり
 医療法人春秋会 城山病院

●病院3
 薬剤師によるタスクシフト
 独立行政法人国立病院機構 函館病院

◆特集2◆
病院経営の新しいカタチ
企業とのコラボレーション

最近、医療機関と異業種企業がタイアップしてさまざまなイベント、事業を展開するケースが増えています。医療機関には地域包括ケアの中心的役割が期待されています。しかし、地域住民同士の結びつきが弱まったことなどに伴い、医療機関が直接地域とのかかわりを強める必要が出てきたことも背景にありそうです。医療機関と異業種企業のコラボレーションの理想型とは――。その意義や今後の可能性を探ります。

■病院トップの経営者魂
 組織の内外に目を向ける
 視野の広さと謙虚さで
 事業の永続をめざす

 右田敦之
 医療法人財団興和会 右田病院 理事長
 (東京都八王子市)

東京都八王子市内の救急医療を長年支え、2019年に開院100周年を迎えた右田病院は、全床を地域包括ケア病棟に転換するなど、医療環境や地域ニーズに応えて変化を遂げてきました。次代の100年を見据える右田敦之理事長は、理念に掲げる「地域のホームホスピタル」の実現に向け、自院の強みにさらに磨きをかけています。

■病院新時代
 二次医療圏唯一の基幹病院として
 迅速な救急医療の提供を実現

 山形県立新庄病院
 (山形県新庄市)

地域救命救急センターと総合患者サポートセンターを新設し、高度化・複雑化する地域の医療需要に応えながら、患者に寄り添った医療提供をめざしています。

■Pick Up!
・第12回「全国医療経営士実践研究大会」大阪大会
 4大会ぶりの会場開催!

 全国各地の医療経営士が集い
 病医院の未来像を描く

・ホスピカ
 等身大の看護師がインタビュー
 医療者の真摯な姿を伝える

 社会医療法人財団石心会 埼玉石心会病院
 (埼玉県狭山市)

・事務長の目
 “魅力”の認知を得る

 西村俊也
 医療法人社団誠療会 成尾整形外科病院 事務局長

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次 号 予 告  2024年1月号 VOL.473(12月10日発行)
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◆特集◆
これだけは押さえておきたい
新時代の病院づくり(仮題)

病院建物の老朽化などに伴い、病院の建て替え需要が高まっています。コロナ禍を経験したことで病室の個室化や患者、スタッフ、物品の動線への配慮が一層進んでいるほか、地域住民と日常的に交流できるよう図書館や劇場を併設した病院、マンションと一体化した病院など、新時代を感じさせる病院も目立っています。一方、建築資材費用は高止まりを続け、建て替えの大きな足かせになっている現状もあります。こうした観点から、今後病院に求められる形を考察しつつ、建て替えに失敗しないためのポイントや注意点をレポートします。
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最 新 内 容 2023年11月号 Vol.471(2023年10月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
患者、地域と向き合う第一歩
患者が集まるマーケティング術

コロナ禍を経て、患者の受療行動が明らかに変わったとの指摘が目立ちます。病院の医療機能をフルに発揮するには、外来、救急搬送、診療所の紹介に頼るだけでなく、地域のニーズをくみ上げる取り組みが欠かせなくなっています。マーケティングもその一つで、疾患ごとの患者分布、競合病院の状況、自院からの働きかけの濃淡などを把握し、営業施策を展開することが求められます。本特集では、先行事例やマーケティング支援システムなどの紹介を通じて、自院を活かすためのマーケティング術を考察します。

●概説
 ファンをつくるマーケティング
 松本 卓
 合同会社つなぐ 代表

●事例1
 地域連携を深める
 社会福祉法人恩賜財団済生会 大阪府済生会吹田病院

●事例2
 病院全体で臨むマネジメント
 日本赤十字社 京都第二赤十字病院

●企業1
 紹介患者の分析と戦略の実践
 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン

●企業2
 紹介患者分析ツール
 メディカル・データ・ビジョン株式会社

●企業3
 入退院支援システム
 レバレジーズメディカルケア株式会社

●企業4
 地域包括ケアソリューション
 株式会社パシフィックメディカル

●企業5
 住宅サービス・機器の統合アプリ
 株式会社リンクジャパン

◆特集2◆
これだけは知っておきたい!
失敗しないMS法人運営

医療法人は医療法によって営利目的の活動が規制されている。このため、医療法人のなかには医療に関する営利活動を行う法人、メディカルサービス(MS)法人を設立し、営利事業を担わせるケースがあります。とはいえ、目先の損得勘定だけでMS法人を設立しただけでは、期待した通りの成果を挙げられるかどうか不透明です。MS法人を設立するにあたっての心構えや有効活用するうえでの留意点は何か。成功に導くための具体的なポイントを指南します。

■病院トップの経営者魂
 関 純
 特定医療法人明浩会 西大宮病院 理事長・院長
 (さいたま市大宮区)

1973年に開院した西大宮病院は急性期病院との連携を深め、現在は、さいたま市内の高齢者リハビリテーションの拠点として地域医療に貢献しています。2012年に就任した関純理事長・院長は、現場の声に耳を傾けるボトムアップ型の組織運営を心掛け、これからも職員が安心して働ける職場づくりにまい進しています。

■病院新時代
 一貫したがん診療の追求とともに
 リハビリによるQOL向上にも挑戦

 社会医療法人 恵佑会札幌病院
 (札幌市白石区)

創業以来、がん診療に特化し、その名を全国に知らしめた恵佑会札幌病院。
移転新築を機に、ソフト・ハードの両面で機能の拡充をめざしています。

■病院「伸化」論
 慢性赤字の危機的状況からV字回復
 一躍地域医療の主軸に踊り出る

 和泉市立総合医療センター
 (大阪府和泉市)

大阪府南部の和泉市に所在する和泉市立総合医療センターは、医療法人徳洲会が運営する「公設民営」型の病院です。経営が危機的状況のなか、2014年に現在の体制に移行し、18年の新病院への移転を機にジャンプアップ。V字回復を果たしました。現在は大学病院にも引けを取らない診療体制を敷き、コロナ禍でもフル稼働して地域医療を守りました。その根底には、病院を守り抜くという経営マインドがあります。

■Pick Up!
・デジタルヘルス最前線
 AIによる内視鏡診断支援システム

 医師の“眼”を協力サポート
 がんの見逃しゼロに挑戦

 株式会社AIメディカルサービス

・高橋教授のこの人に会いたい
 魅力的な医薬品市場をし構築し
 “日本初イノベーション”を世界へ

 岡田安史
 エーザイ株式会社代表執行役COO/日本製薬団体連合会会長

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次 号 予 告  2023年12月号 VOL.472(11月10日発行)
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◆特集◆
薬剤師、管理栄養士、リハ職……
病棟で専門職を
フル活用する!(仮題)

近年の診療報酬改定では、薬剤師やリハビリ職、管理栄養士など医療専門職の病棟配置、あるいはそこでの働きについて評価する流れが目立っており、2024年度診療報酬改定でも大きなテーマの一つとなっています。一方で、そうした専門職の活用法については、まだまだ研究途上と言えます。そこで本企画では、薬剤師やリハビリ職、管理栄養士など医療専門職活用の現状と課題について、先行事例も踏まえながら考察します。
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最 新 内 容 2023年10月号 Vol.470(2023年9月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
まちの患者は誰が診る?
外来機能の分化と連携

外来機能の明確化・連携を強化するため、都道府県ごとに決定される紹介受診重点医療機関。「かかりつけ医」機能の議論も進んでおり、医療計画に具体的な役割などが盛り込まれる公算が高い。両者は密接にかかわることが確実だが、こうした医療体制は地域医療をどう変えるのか。今後の行方を展望するとともに、課題を検証します。

●概説
 外来機能見直しの現状と課題

●事例①
 外来患者を抑制する一歩
 地方独立行政法人 新小山市民病院

●事例②
 「地域完結型医療」への布石
 社会医療法人財団大和会 東大和病院

●事例③
 急性期医療の強化へ
 社会医療法人 河北医療財団 河北総合病院

●事例④
 ノウハウを地域に還元
 医療法人社団焔 おうちにかえろう。病院

●事例⑤
 多様な疾患を診る
 医療法人横浜博萌会 西横浜国際総合病院

◆特別インタビュー◆
東京都病院協会
「医療」「生活支援」を焦点に
病院の体制づくりと評価

患者の大半を高齢者が占め、かつ75歳以上の割合が年々高まっているなか、「治す医療」にとどまらない、「治し、支える医療」の必要性が指摘されるようになっています。多くの地域では、その役割を「回復期」病床が担うとされていますが、「回復期」の位置付けや果たしている役割についてはかならずしも認識が共有されていないとの指摘もあります。こうした課題を念頭に、一般社団法人東京都病院協会回復期医療委員会はこのほど、「『回復期(医療生活支援期)』の医療についての提言」をまとめています。提言取りまとめの責任者である土屋明男・東京都病院協会副会長に、提言医至った背景などを聞きました。

◆特別座談会◆
第22回「大阪病院学会」記念
超高齢社会を迎える都市部の
医療モデルを大阪から発信する!

「あるべき日本の医療 示そう大阪の病院から」を大会テーマに、第22回大阪病院学会が10月8日に開催されます。コロナ禍で改めて存在感の大きさを示した民間病院は、今後本格化する都市部の高齢化にどのように臨むべきか。また地域とはどのような連携が求められるのか。学会の主催者である大阪府病院協会、大阪府私立病院協会、同学会学会長、実行委員長に議論してもらいました。

■病院トップの経営者魂
 梶原崇弘
 医療法人弘仁会 板倉病院 理事長・院長
 (千葉県船橋市)

1940年の開院以来、80年以上にわたって地域住民に親しまれている千葉県船橋市の板倉病院。2012年、祖父の代から続く同院を引き継いだ梶原崇弘理事長・院長は地域共生社会の実現に向け、地域と一体となった病院づくりに邁進しています。これからも地域をデザインし、地域住民から「おらが町の病院」と呼ばれるようになるため、歩みを進めています。

■病院新時代
 がん患者の負担軽減をめざし
 二次医療圏で完結する治療をめざす
 社会医療法人社団三思会 東名厚木病院
 (神奈川県厚木市)

放射線治療センターを設置するなど
がん治療の充実を図っている東名厚木病院では、緩和照射など治療の選択肢を増やしています。

■病院「伸化」論
 国外も視野に入れる最先端医療から
 地域の健康づくりの拠点まで対応
 社会医療法人厚生会 中部国際医療センター
 (岐阜県美濃加茂市)

山田實紘理事長が「医師としての半世紀にわたる集大成」と位置づけて2022年に開設した中部国際医療センター。同病院を経営する社会医療法人厚生会理事長だけでなく、社会福祉法人慈恵会で40カ所の介護・福祉事業所を開設、さらに多治見市民病院の指定管理者、ライオンズクラブ国際協会国際会長まで務めるなど、病院経営の枠に収まらない活動を展開してきただけあって、その基本指針も既存の病院づくりを大きく越えています。

■Pick Up!
・ホスピカ
 想定を超える規模の浸水
 事前の備えが肝要
 医療法人順天堂 順天堂病院
 (佐賀県衣島群大町)

慢性期重症疾患の患者や介護老人保健施設が併設されている順天堂病院は、水害が生じやすい立地にあり、2度の浸水を経験しました。同地へ移転する段階から対策を講じてきたが、想定を超える規模で水害が発生しました。被災時の状況をそこから得た教訓などを聞きました。

・ホスピカ
 医療を身近に感じられる場所
 地域住民の“拠り所”をめざす
 一般財団法人ひふみ会 まちだ丘の上病院

東京都町田市小野路町のまちだ丘の上病院(小森將史院長、愛称・まちおか)は人口減少、高齢化が進むなか、持続可能な地域社会の創出に挑戦しています。地域住民同士が支え、助け合う拠点となる施設がコミュニティスペース「ヨリドコ小野路宿」です。

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次 号 予 告  2023年11月号 VOL.471(10月10日発行)
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◆特集◆
入院患者マーケティングに
取り組もう(仮題)

自院の機能をフル活用するうえでも、それに適した患者に来院してもらう必要があり、具体的な手段としてエリアマーケティングが欠かせなくなっています。そのマーケティングを通じて疾患ごとの患者分布、競合病院の状況、自院からの働きかけの濃淡などを把握し、営業策につなげる上でも重視されつつあります。本特集では、その先行事例や方策の提示、あるいはマーケティング支援システムなどを紹介します。
1,320円
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最 新 内 容 2023年9月号 Vol.469(2023年8月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
2024年度同時改定の最大焦点!
「慢性期医療」評価を展望する

超高齢時代を迎え、療養病床の機能として「治し、帰す」を強化することによって、慢性期医療のさらなる充実が求められています。「アウトカムが見えにくい」「改善すると点数が下がるため、インセンティブが働きにくい」など現行の医療区分の問題点を指摘する声は根強くあります。長年の懸案となっている、DPCデータを用いた新たな診療報酬体系をはじめとした評価方法を含め、2024年度診療報酬改定でも注目される慢性期医療評価の方向性を探ります。

●提言
 急性期医療との連携強化
 小山信彌
 日本私立医科大学協会参与 / 東邦大学名誉教授

●現場からの視点①
 「多様性」をどう評価するか
 矢野 諭
 医療法人社団大和会 多摩川病院 理事長

●現場からの視点②
 在宅・介護施設の医療を補完
 熊谷賴佳
 医療法人社団京浜会 京浜病院 理事・院長

◆特集2◆
食材費や給食委託費の高騰、人材不足など山積する課題
転換期を乗り越える 病院給食の青写真

人件費や給食委託費の高騰、水道光熱費の値上がりに加え、昨今の食材費の上昇などで多くの病院で給食部門が赤字に陥っています。7月12日には四病院団体協議会から「入院中の食事療養に関する要望書」が提出されるなど、大きな転換期を迎えています。これを機に病院給食はどのように変わるのか、院内厨房の運営のあり方を考察します。

■病院トップの経営者魂
 「すべては患者のために」
 初代院長の教えを守り自治体病院の理想を追求
 吉田象二
 独立行政法人 総合病院国保旭中央病院 理事長
 (千葉県旭市)

千葉県東部の中核病院として地域医療を支える一方、全国の研修医が門を叩く臨床研修としても知られる総合病院国保旭中央病院。同院の成長・発展とともに歩んできた吉田象二理事長は、開院70周年の背詰めを迎えた2023年を新たなスタートと位置づけ、さらなる飛躍をめざします。

■病院「伸化」論
 予防医学の実践を使命に
 近隣市町村を牽引する
 社会医療法人元生会 森山病院
 (北海道旭川市)

移転新築をきっかけに、次々と新たな試みにチャレンジし、躍進を続ける社会医療法人元生会森山病院。取り組みの主眼に置くのは、先代理事長から脈々と続く“予防医学”の周知と実践という確固たる信念です。

■Pick Up!
ホスピカ
病院経営シミュレーション
横浜市立大学附属病院
(横浜市金沢区)
横浜市立大学附属市民総合医療センター
(横浜市南区)
横浜市立大学は、病院経営の人材育成を目的に独自の「病院経営シミュレーション」を開発。ゲーム感覚で楽しみながら病院経営・運営の仕組みを地形的に学ぶツールとして、附属2病院の新採用職員向け研修プログラムに活用する予定です。

デジタルヘルス最前線
会計待ち時間を大幅短縮
スマホ1つで快適な受診
東京逓信病院

事務長の目
コロナ禍の後遺症から脱却
須田祐樹
戸田中央メディカルケアグループ 医療法人社団七仁会 田園調布中央病院
(東京都大田区)

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次 号 予 告  2023年10月号 VOL.470(9月10日発行)
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◆特集◆
まちの患者は誰が診る?
外来機能の分化と連携(仮題)

外来機能の明確化・連携を強化するため、都道府県ごとに決定される紹介受診重点医療機関。どの医療機関を紹介受診重点医療機関に位置づけるかは今夏、決まる見通しです。一方で「かかりつけ医」機能の議論も進んでおり、医療計画に具体的な役割などが盛り込まれる公算が高い。両者は密接にかかわることが確実ですが、こうした医療体制は地域医療をどう変えるのか。今後の行方を展望するとともに、課題を検証します。
1,320円
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最 新 内 容 2023年8月号 Vol.468(2023年7月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
病院理念を根づかせ、自主性を育む
働き方の大変革で問われる
人事評価のめざす先

病院が抱える経営課題の一つに、「人事評価」がある。働く側のあいだでは人事評価の透明性は関心度が高いものの、専門職集団であるがゆえに組織としての評価軸を貫徹しづらい面もあり、「どんぶり勘定」のところも少なくありません。一方で、ラダーによる評価体系、あるいは他業界の人事評価制度を取り入れるケースも見られます。人事評価のあり方と実際の運用について、先行例も紹介しつつ、考察します。

●概説
 業務に対する健康診断
 株式会社日本人事総研
 並木一成 代表取締役
 森 崇 チーフコンサルタント

●事例1
 医師の人事評価
 公立森町病院

●視点
 医師評価の切り口

●事例2
 看護師の人事評価
 医療法人真生会 真生会富山病院

●事例3
 放射線技師の人事評価
 医療法人社団協友会 吉川中央総合病院

●事例4
 人事評価で医療の質向上
 医療法人香徳会 メイトウホスピタル

●企業
 オーダーメイド人事評価制度
 Petraf合同会社

◆特集2◆
コロナ禍を経て再始動!
外国人患者対応の最前線

新型コロナウイルス感染症のため、一時的に減少していた訪日外国人旅行客が再び増加に転じています。グローバル化の進行と相まって、医療インバウンドを含めた外国人患者対応が大きな課題となることは間違いありません。これからの外国人患者対応で、医療機関にはどんな姿勢が求められるのか。受入れ体制の現状や問題点を検証するとともに、外国人患者対応の道しるべとなる事例を紹介します。

■病院トップの経営者魂
 吉田 毅
 医療法人徳洲会 松原徳洲会病院 院長

全国に75病院を展開する徳洲会グループの第1号病院として1973年に開設された松原徳洲会病院(前身:徳田病院)が、50周年の節目を迎えました。同院の吉田毅院長は、院長就任後も現役の心臓血管外科医として臨床現場に携わり、同グループが提唱する「断らない医療」を実践しながら、地域医療に貢献しています。

■病院新時代
 「ホスピタウン構想」を掲げ 安心ある“まちづくり”に尽力
 医療法人明倫会 宮地病院(神戸市東灘区)

阪神・淡路大震災で被災した経験から、ケアミックス病院に転換した宮地病院。
近年は「ホスピタウン構想」を掲げ、安心ある「まちづくり」の一翼を担っています。

■Pick Up!
ホスピカ
医療法人社団一穂会 西山病院
静岡県下の高齢者ケア・医療の古株である西山病院は未来型デイケアHarnes(ハーネス)を4月に開設。100を超えるリハビリを提供し、利用者が自由に選択できる環境を整備。英国クラブの社交場のように機能することで、楽しみながら健康増進に臨むことができます。

ホスピカ
医療法人社団綾和会 掛川東病院
ひまわりを原料としたビールづくり、住民対象の美尻プロジェクト……。掛川東病院は、そんな既成概念にとらわれない型破りな取り組みで注目を集めています。住民同士が支え合う新しい医療の仕組みを構築するため、地域住民のつながりを強化したいとの思いからです。

事務長の目
〝真水の増収〟と客観視で節減
佐竹 直也
医療法人松田会 松田病院(仙台市泉区)

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次 号 予 告  2023年9月号 VOL.469(8月10日発行)
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◆特集◆
2024年度同時改定の最大焦点!
慢性期医療の「評価」を
展望する(仮題)

2024年度は診療報酬・介護報酬・障害者福祉サービス等報酬のトリプル改定は、働き方改革や地域医療構想を後押しする改定となるが、もう一つ避けて通れないのが「慢性期医療」の評価のあり方です。医療療養病棟の機能として「治し、帰す」を強化していくなかで、どのような評価体系が描かれるのか。日本慢性期医療協会が提唱する「慢性期DPC」も踏まえながら、慢性期医療の「評価」のあり方を展望します。
1,320円
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最 新 内 容 2023年7月号 Vol.467(2023年6月9日 発行)
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◆巻頭特集◆
経営者に求められる揺るぎない信念
働きやすく人が辞めない病院づくり

専門職の集団であり、離職が比較的容易である病院では、人材不足が経営に直結します。特に新型コロナウイルス感染症の影響で、新しい労働環境にあり、離職につながりやすい状況でもあります。どうすれば離職者を減らし、人材不足を解消できるのか。待遇面をよくするだけでなく、魅力ある職場づくりを行うことで、人が辞めない組織づくりに成功している事例を紹介します。

●専門家の視点1
 魅力ある職場づくりの第一歩
 石井富美
 株式会社メディカルクリエイト
 シニアコンサルタント

●専門家の視点2
 離職者対策に発想の転換
 渡辺 徹
 社会保険労務士

●事例1
 プロフェッショナルとしての矜持
 医療法人社団康明会
 康明会病院

●事例2
 共に育つ環境づくり
 公益財団法人操風会
 岡山旭東病院

●事例3
 ピアーチェプロジェクト
 医療法人社団協友会
 メディカルトピア草加病院

●事例4
 物心両面で職員をサポート
 公益財団法人脳血管研究所
 美原記念病院

●企業
 DXサービス検討を支援
 エム・シー・ヘルスケア株式会社


◆特集2◆
医療・介護同時改定でも焦点!
2025年からの高齢者リハビリ

高齢化によりリハビリの重要性が指摘される一方、現場では課題が山積している。不十分な急性期リハビリ、医療から介護への連携などです。とりわけ在宅復帰を視野に入れた生活期リハビリの提供については課題が多くあります。来年度には医療・介護報酬の同時改定も控え、大きな動きがあると予想されます。今一度、事例を通じて「あるべき高齢患者向けリハビリ」を考察します。

■病院トップの経営者魂
 山下剛司
 医療法人社団淳英会 おゆみの中央病院(千葉市緑区)
 理事長・院長

整形外科、リハビリテーション領域に力を入れたおゆみの中央病院を中核に、医療・介護を一体的に整備してきた医療法人社団淳英会。現在も臨床現場の第一線で活躍する山下剛司理事長・院長は社会的ニーズの高まりを踏まえ、最新技術を積極的に導入。今後も国際展開や臨床研究に力を入れ、医療のさらなる展開に尽力します。

■病院新時代
 社会医療法人社団正志会 南町田病院(東京都町田市)

今年より救急科を強化し、救急救命士の活躍の場を開拓。看護師との相互に教えあう共同研修などを通じ、互いの信頼関係を構築し、チーム医療の潤滑剤をめざしています。



■Pick Up!
デジタルヘルス最前線
VRで臨床工学技士を育成
臨場感ある現場を再現し学生への教育効果を高める

神奈川工科大学

医療機器の安全性や有効性を確保・維持するスぺシャリストとして、チーム医療に欠かせない臨床工学技士。神奈川工科大学(神奈川県厚木市)は、臨床工学技士の仕事を学生により身近に感じてもらい、実践的な力を身に着けさせようと、VR(Virtual Reality=仮想現実)を積極的に活用しています。

ホスピカ
医療法人ガラシア会 ガラシア病院
患者に寄り添う緩和ケア病棟

ホスピカ
独立行政法人長野県立病院機構 長野県立こども病院
ファミリーセンタードケア

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次 号 予 告  2023年8月号 VOL.468(7月10日発行)
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◆特集◆
スタッフの働きを最大限に引き出す
人事評価のあり方(仮題)

病院が抱える経営課題の1つに、「人事評価」があります。働く側のあいだでは人事評価の透明性は関心度が高いものの、専門職集団であるがゆえに組織としての評価軸を貫徹しづらい面もあり、「どんぶり勘定」のところも少なくありません。一方で、ラダーによる評価体系、あるいは他業界の人事評価制度を取り入れるケースも見られます。人事評価のあり方と実際の運用について、先行例も紹介しつつ、考察します。
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最新医療経営PHASE3(フェイズ・スリー) の内容

  • 出版社:日本医療企画
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月10日
  • サイズ:A4変
1984年創刊、わが国初の“病院経営”専門情報誌
現場第一主義に徹し、医療現場で培われた知恵・ノウハウから、医療政策への提言まで、実践に役立つ内容を盛り込み、激動の医療界における病医院経営の羅針盤として、常に一歩先を行く情報提供を行う姿勢には定評がある、いま最も注目されている最新医療経営戦略マガジンです。 行政・患者動向を多角的に分析し、多数の先進事例・経営手法を紹介。病院経営者の視点・視野・視座のレベルが上がります。

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