美術手帖 発売日・バックナンバー

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1,676円
◆○
○◆ 特集 「写真家」になる基礎知識

たとえばちょっと雰囲気のいい写真が撮れると、「作品」として他人に見せた
くなるでしょう? 表現をかたちにする手段として、「写真」は、アーティス
トをめざすあなたの至近距離にある。
でも、近くにあるからこそ、他人と違うオリジナルでユニークな「作品」を生
み出すには、やらなくちゃいけないことも多い。撮影からプレゼンテーション
までの技術習得、そして作品としてのコンセプトづくり、さらに作家としてや
っていけるという自信―そのいずれをも欠かすことができない、また逆にどれ
かひとつに縛られすぎてもダメ、な奥の深い方法だともいえるのです。写真が
大好き。だから、写真作家としてやっていきたい。夢と現実は紙一重です!

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 梅佳代

2 石塚元太良

3 藤城冥砂

4 野口里佳

5 蜷川実花

6 写真作家への道

7 エッセイ 柴崎友香

8 ホンマタカシ先生と“ニセ写真作家”ワークショップ

9 テクニック&アクションQ&A

10 写真便利ガイド

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┃1 梅佳代
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日常に渦巻く「笑い」のシャッターチャンス

「ユーモラスな写真」なら古今東西に数多くある。が、目にした瞬間に本当に
声を上げて笑ってしまう写真というのは稀有だ。
「ご近所写真」とのキャッチフレーズも付いて、手軽にだれでも撮れそうな写
真と思われがちだが、そうではない。人から「おもしろい」とほめてもらえる
ことを心から願い、日夜シャッターチャンスを探し続ける彼女こそ、真にひた
むきに写真と向き合う作家の一人だ。


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┃2 石塚元太良
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地球のあらゆる場所は素材となる

アラスカを縦断するパイプラインを追った新作写真集『PIPELINE ALASKA』も好
評な石塚元太良。旅は重要な写真制作の契機とはいえ、彼の場合そのスケール
はけた外れ。訪れた国は60を超え、移動距離の合計は地球を4周した計算になる
という。しかし旅という行為に引きずられることなく明快な作品のビジョンを
持つこの作家は、まるで通勤するがごとく最果ての地まで出かけていって、今
日も黙々と撮影しているに違いない。


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┃3 藤代冥砂
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あらゆるものにカメラを向けるメディアの寵児

世界中を旅した写真をまとめたかと思えば、週刊誌の表紙撮影を毎週担当。男
性誌でアイドルを撮り下ろし、一方で硬派なフォト・ドキュメントも手がけ、
いつしか小説家としても注目を浴びている。あらゆる媒体を渡り歩き、ジャン
ルを軽やかに越境していくスタイルが可能なのは、彼が写真の可能性を、誰よ
りも強く信じているからなのかもしれない。


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┃4 野口里佳
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世界はまだ見ぬ謎に満ちている

あるとき自分のなかに湧いた小さな疑問。その謎を解き明かし、目に見える形
にしてみたいと考えるところから、彼女の作品づくりは始まる。「自分が見て
いないものは、なんと多いことか」と、世界の広さに呆然としながら、あちら
こちらを歩き回って答えを探す。その過程を作品にしていく彼女は、写真を始
めたそのときから、すでに一人の作家だったようだ。


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┃5 蜷川実花
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人生とともに進化し続ける独自の世界観

若くして映画『さくらん』を監督したことで、一躍時の人となった写真家・蜷
川実花。現実を再現する客観性を振り払い、自分の好きな世界を切り取り、構
築した極彩色の写真は、今や彼女ならではの表現として、多方面で高い評価を
得ている。日常と非日常が地続きとなった蜷川ワールドでは、死者を弔う墓地
の造花でさえ極上の美に変換される。好きな写真を撮り続けることで躍進して
いく、素直でパワフルな、その写真家人生。


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┃6 写真作家への道
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●学校で学ぶ、アシスタントとして修行する

写真は学校で学べるのか / カメラマンアシスタントで身に付くことは
/ 写真産業の将来性は

●コンペ、コンテストに入賞する

第一歩は見やすいポートフォリオ / 最後の関門、プレゼンテーション

●個展を開く

作品に合ったギャラリー空間を選ぶ / 自由に見てもらうためのニュート
ラルな展示

●写真集を出版する

写真集ができあがるまで / 作品としての写真集をつくる

●出版メディアで仕事をする

雑誌編集者にとって「よい写真」とは? / ともに歩んでいける編集者を
見つけろ / 出会いは待っていても来ない……

●木村伊兵衛賞を受賞する。そして受賞した後は……

受賞によって変わったことは? / 制作への影響は「ナシ」


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┃7 エッセイ 柴崎友香
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“学生のとき写真部員だった小説家は、いまでも心にカメラを持っているよう
です”

『世界を見ること、風景について考えること』

「目がカメラになっていたらいいのに、と小説にも書いたけれど、外を歩くた
び毎日のようにそう思う。/それは、目が見たものをあとで再現できたらいい
のに、という気持ちとともに、自分自身がカメラのようにそのまま写るものを
とらえたいからだ。」


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┃8 ホンマタカシ先生と“ニセ写真作家”ワークショップ
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精神論が支配する日本の写真界で写真を理論化することは可能か?
まず作品の物理的条件や時間、フォルムなどの構造を読み解き、それを自分の
写真として再構築してみる。作家を目指す6名の若者と一緒に誌上ワークショッ
プを開催。


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┃9 テクニック&アクションQ&A
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Q1 カメラ選び

Q2 便利グッズ

Q3 作品セレクト

Q4 プリントの種類

Q5 デジタル画像処理

Q6 カラープリント

Q7 モノクロ暗室テクニック

Q8 展示のやり方

Q9 「ブック」をつくる

Q10 売れる写真集


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┃10 写真便利ガイド
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写真が見られる美術館、ギャラリー/写真が学べる大学、専門学校/写真コン
ペ、コンテスト/主要レンタルラボ、スタジオ


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┃ 「アートで候。会田誠 山口晃」展
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「アートで候。 会田誠 山口晃」展(上野の森美術館、6月19日まで)で、ます
ます諷刺と諧謔の冴えを見せている山口晃。現代美術には「アイドル・アーテ
ィスト」の系譜があるのではないか、と提唱する筆者が、日本美術界の正統ア
イドル・山口晃の人気の秘密を語られた言葉から探る。

山口晃:画壇アイドル論事始―山口晃の巻
会田誠:「河原」を侵犯すること

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┃ 〈遊び場〉の展示室
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大和ラヂヱーター製作所ビューイング・ルーム訪問

日本屈指の「噂のコレクター」佐藤辰美から、「僕のビューイング・ルームへ
ようこそ」。

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┃ フェミニズムの現在
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ポスト・グローバル時代の〈女〉とアート

NAとLAで開催中の話題の展覧会からフェミニズムとアートの過去・現在・未来
を考える

なぜ今フェミニズムなのか?/1960~70年代への再考とグローバリズムがもた
らしたもの/女性パトロンとオーガナイザーの活躍/フェミニストは誰?、フ
ェミニストアートの抱える問題


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■ニューヨーク / ジェフ・ウォール回顧展、ダナ・シュッツ個展「地球人
の肩を持て」

■ロサンジェルス / チャールズ・レイ新作展、「ルース・アサワの彫刻:
空中の輪郭」展、「手細工の詩学」展

■ロンドン / 「ヨアキム・シュミッド:セレクト写真作品1982-2007」展、
「ポール・チャン:The 7 Light」展

■ハノーヴァー / 「メイド・イン・ジャーマニー」展

■ソウル / 韓国国際アートフェア

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┃連載
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■子供と美術 26 初めての図工の時間 ~ ラオスの村に図工の先生がやって
きた

■やっつけメーキング 43 カップルをやっつける

■画家たちの美術史 53 菊畑茂久馬

■アックリリックス・ワールド 40 宮崎勇次郎

■アートで生きる/アートとかかわる 1 北川フラム


1,676円
◆○
○◆ 特集 ル・コルビュジエ ~ 美術と建築のマリアージュ

ル・コルビュジエ(1887-1965)は合理性と機能美に基づいた近代モダニズム建
築を完成させ、20世紀の芸術と文化に多大な影響を与えた建築界の巨匠です。
であると同時に、絵画、彫刻など数多くの造形作品を制作した芸術家でもあり
ました。偉大なる「総合芸術家」の思想と作品世界を読み解きます。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

●ル・コルビュジエ

1 国立西洋美術館

2 ル・コルビュジエの美術

3 ル・コルビュジエは何者だったのか?

4 ル・コルビュジエ略年譜

5 総合芸術家としてのル・コルビュジエ相関図

6 10のキーワードで読み解く 多面体としてのル・コルビュジエ

●アート&アーキテクチャーNOW!

7 美術と建築のクロッシング・ポイント20選

8 藤森照信

9 対談 関係性をつくる建築/アート

10 カラダと建築

11 もっと知りたい! 国内&海外の建築NEWS

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┃1 国立西洋美術館
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日本で見られる唯一のコルビュジエ建築

1958年に着工、59年に竣工・開館した国立西洋美術館は、日本で唯一つくられ
た、コルビュジエが直接関与した建築である。戦後フランスから寄贈返還され
た「松方コレクション」を蔵する本館にはコルビュジエの建築理念が宿ってい
る。

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┃2 ル・コルビュジエの美術
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ル・コルビュジエは生涯を通じて絵画、彫刻、版画、タピスリー、エマイユ、
壁画などの造形作品を作り続けた。「ル・コルビュジエ展:建築とアート、そ
の創造の軌跡」(5月26日~9月24日、森美術館)の出展作を中心に、彼の造形
活動の秘密を紐解いていこう。

ル・コルビュジエの原点/スケッチと初期作品/ピュリズム/女性/象徴的モ
チーフ/版画/彫刻/タピスリー

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┃3 ル・コルビュジエは何者だったのか?
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知っているようで知らない、あまりに有名でどこから入ればいいのか迷ってし
まうのが、ル・コルビュジエではないしょうか。ここでは五十嵐太郎さんに、
ル・コルビュジエの考え方を
代表作を例に挙げながら語っていただきます。分かりたいあなたのために、い
ざ入門!

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┃4 ル・コルビュジエ略年譜
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この年表は、以前別の機会に発表した年表を下敷きにしている。再構成に当た
っては、ル・コルビュジエの生涯を①出来事、②建築・都市計画案、③造形作
品の3つに分割し、このうち②と③に関しては、掲載スペースを考慮のうえ、本
誌にて掲載した作品を中心に再録する方針を採用した。なお左端の目盛りは各
作品の計画・着工年に対応しており、完成・竣工年に関しては後ろに-をつけ
て示してある。

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┃5 総合芸術家としてのル・コルビュジエ相関図
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コルビュジエの思想/美術界の流れ/デザイン・建築界の流れ/建築界の流れ
/政治の流れ

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┃6 10のキーワードで読み解く 多面体としてのル・コルビュジエ
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ル・コルビュジエは建築のみならず、思想、芸術、音楽など多様な分野に影響
を与えている。まさに「ル・コルビュジエ」という名前そのものが記号化して
いるのだ。同時代の動きを交え、10の切り口でこの歴史的建築家を解読する。


・出自と天才
・キュビスムとピュリスム
・クセナキスとフィリップス館
・ルシアン・エルヴェと写真
・モデュロール
・インターナショナル・スタイル
・ル・コルビュジエと美術館
・ジェンダー
・ユルバニスムとシチュア・シオニスム
・ル・コルビュジエと日本

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┃7 美術と建築のクロッシング・ポイント20選
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美術と建築では、制作プロセスも批評用語も異なっている。しかし、解釈の主
軸を、夢の強度や空間体験の身体性に置き換えてみれば、19世紀末のガウディ
からいま話題の石上純也まで、私たちはこの地球上のあらゆるところで美術と
建築の交差点を見つけることができる。ここでは、そんな建築家/アーティス
トたちの作品を紹介する。

・ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ
・スティーヴン・ホール
・石上純也
・ドナルド・ジャッド
・イヴ・ブリュニエ
・ピーター・アイゼンマン
・アントニ・ガウディ
・伊藤豊雄&セシル・バルモンド
・石山修武
・ブルース・ガフ
・フレデリック・キースラー
・アルド・ロッシ
・ゴードン・マッタ=クラーク
・トーマス・デマンド
・コンスタント
・ヴィト・アコンチ
・ピーター・クック(アーキグラム)
・アシンプトート
・カールステン・ニコライ
・オラファー・エリアソン

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┃8 藤森照信
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宇宙遺産をめざして

縄文建築団による素人仕上げを取り入れつつむやみに壁や床を曲げたりせずに
建築としての節度を守る“超”シロートの建築で大人気。06年のヴェネツィア
・ビエンナーレ建築展では堂々と自作を展示して国際的にも大好評。飄々と突
き進む、藤森建築の魅力とは?


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┃9 対談 関係性をつくる建築/アート
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塚本由晴(アトリエ・ワン)× 土谷享(KOSUGE1-16)

建築のみならず、パブリック・スペースでの人の動きをデザインしようとする
アトリエ・ワン。また、ワークショップという手法により、人が関わることで
成立するアートを追求するKOSUGE1-16。彼らが目指す建築とアートの可能性、
見えないものから生まれる新しい「価値」とはどんなものなのだろうか。

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┃10 カラダと建築
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荒川修作+マドリン・ギンズが、「有機体としてのカラダ」の実践として計画
した集合住宅《三鷹天命反転住宅》。竣工して半年経ち、そこではすでに生活
が営まれている。はたして、カラダはひらかれたのか?人間と建築をつなぐ関係
のひとつとして、身体というテーマから考えてみる。

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┃11 もっと知りたい! 国内&海外の建築NEWS
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国際建築展から美術館建築の動向、日本で見られる建築展、映画情報まで、建
築と美術にまつわる注目のトピックを集めました。


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┃ マルレーネ・デュマス
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南アフリカ出身で現代最高峰の画家──マルレーネ・デュマス。時代のポート
レートのように描かれる政治犯、黒人、娼婦、そして恋人、友人たち。こうし
たリアルなモチーフに回収しきれない、デュマスの「絵画」にある自由さと豊
かさはどこからくるのか? オランダ留学経験のある画家・長谷川繁がオランダ
絵画の伝統とのつながりから読み解く。東京都現代美術館で開催中の個展にあ
わせて来日したデュマスと荒木経惟とのポートレート・セッションも実現!

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┃ アントン・ヘニング
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[画家の喜び]

シック&カラフル、POP&JAZZY。熟成した色彩と自在にうねる線が、
極上のコンポジションを奏でる。眩しいイリュージョンが、絵画のフッレーム
を超えて現実空間の中へと、ダイナミックに融合する。ヨーロッパを中心に躍
進中のヘニングの作品は、まさに「リビング・ペインティング」、まるごと「
描く=生きる喜び」で覆い尽くされていた。それは「総合芸術(トータル・ア
ート)」という夢の最新形態だろうか?日本初個展記念インタビュー。

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┃ 絶唱の30年 石内都と歩く横須賀
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横須賀美術館4月28日開館

横須賀美術館が4月28日に開館した。東京湾のみなもが照り返すぎらぎらとした
光の粒が、まるで水槽中の人工珊瑚のような建築のシェルを照らして、白昼夢
のように目に飛び込んでくる。見上げると、観音崎公園の深い木々のなか、美
術館を見下ろす一隅に、砲台の遺構が不気味に赤茶けて、かすかな木漏れ日を
も吸い取りつくしている――。横須賀という土地に巣食う光と影。幼少~青春
の時期を過ごしたこの地に、愛憎ないまぜな気持ちを抱き続けてきた写真家、
石内都さんとともにそぞろ歩いてみよう。『絶唱・横須賀ストーリー』(1979)
から30年。バブル経済とその後の失われた10年……絶唱の余韻を聴きつつ、こ
の国の姿をいまいちど振り返ってみたい。

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┃ 対談 椹木野衣 × 松井みどり
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1990年以降のアート──ポップ/マイクロポップ[後編]

松井みどり企画による「夏への扉ーマイクロポップの時代」展をきっかけに実
現した、日本の美術界を代表する美術評論家二人の初対談。ドゥルーズ=ガタ
リという同じ出発点からそれぞれ「ポップ」(椹木)と「マイクロポップ」(
松井)という対照的な概念を導きだした二人。後編では、21世紀の閉塞した「
日常」からのアートによる内在的な超越の可能性を語る。

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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■パリ / 「ジャン・ポール・ゴルチエ/レジーヌ・ショピノ ファッショ
ンショー展」、「ジャン・シャルル・ド・カステルバジャック」展

■ロンドン / 「ザ・シークレット・パブリック・ブリティッシュ・アンダ
ーグラウンド最後の日々」展

■ニューヨーク / 「消滅の記録と失踪の記憶」展、「グローバル・フェミ
ニズム」展

■デンバー / ザ・ラボ The Lab

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┃連載
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■子供と美術 25 なぜいま図工が必要か? ~ 対談:藤幡正樹×原島博

■やっつけメーキング 42 輪ゴムをやっつける

■Go! Artst Go! 26 今井俊介


1,676円
◆○
○◆ 特集 ヘンリー・ダーガー ~ その生涯と物語『非現実の王国で』

「ダーガーという謎」

ヘンリー・ダーガーは1973年4月13日に亡くなった。人生の後半の40年間をシカゴ市内
の賃貸アパートで暮らしていたが、家族も友人もなく、生前彼を訪ねてくる人は近所
の境界の牧師以外皆無だった。老齢で脚が不自由になり階段の昇り降りができなくな
ると、大家の計らいでカトリック系の老人養護施設に移る。そのとき大家が部屋の中
の持ち物をどうしたらいいかと尋ねると、ダーガーは「好きなようにしてくれ」と答
えたという。
その部屋は物で埋まっていた。ごみ屋敷ならぬごみ部屋は床から天井までジャンクで
埋まり、足の踏み場もなかったという。大家のネイサン・ラーナーが片付けを始める
と、そこに奇妙なものを発見した。『非現実の王国で』という題のついた物語の原稿
と挿絵であった……。(小出由紀子)

無垢なる少女たちが大人たちの悪に抗い戦う1万5000頁(!)の大長編小説『非現実の
王国で』。それは60余年間、誰一人知る者なく制作され、死の寸前に偶然発見された
驚異の作品群である。天涯孤独、養護施設育ちの雑役夫……。すでに伝説化している
彼の生涯と創作の謎に迫る


~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 『非現実の王国で』の世界を巡る

2 メイキング・オブ・ザ・ダーガー・ワールド 制作の舞台裏

3 果てしない物語の迷宮へようこそ

4 ヘンリー・ダーガーの生涯 1892─1973

5 対談 小出由紀子×都築響一

6 キヨコ・ラーナー・インタビュー

7 ダーガーに出会うためのミュージアム&ギャラリー&ブック

8 テキスト(長谷川祐子、会田誠、Mr.、やなぎみわ、斎藤環)


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┃1 『非現実の王国で』の世界を巡る 図版解説
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・〈子供奴隷制解放〉を目指して純真可憐な少女たちの壮大な戦いが始まる。
・〈大人・男・悪〉が行使する暴力の臨界点―。
・無垢な子供、あるいはファンタジーの怪物?
・永遠のパラダイスを求めて。


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┃2 メイキング・オブ・ザ・ダーガー・ワールド 制作の舞台裏
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繰り返し登場する少女たちの姿、カラフルな彩色、天国と地獄を往き来するようなイ
メージ。壮絶な戦いを繰り広げるダーガーの作品群は、どのようにして生まれたのか?
原美術館展覧会キュレーター、内田洋子さんに聞いた。


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┃3 果てしない物語の迷宮へようこそ
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入門『非現実の王国で』

・「王国」の基本設定と主な登場人物
・「アーロンバーグ・ミステリー」について
・グランデコ―アンジェリニアン戦争の結末
・物語テキストと挿絵の関連性
・ダーガーは「アウトサイダー・アーティスト」なのか?

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┃4 年譜 ヘンリー・ダーガーの生涯 1892─1973
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┃5 対談 小出由紀子×都築響一 「ヘンリーが住んだ小宇宙、その記録」
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写真集「HENRY DARGERA’S ROOM」を巡って

壁を彩る幾人もの少女たちの肖像、安物の十字架と聖人像、壊れた玩具や眼鏡にがら
くたの類、おびただしい量の古い新聞や雑誌の束、床に転がる消化薬ペプト・ビスモ
ルの空き瓶……。ダーガーがその半生を過ごした部屋は、彼の人生と制作の痕跡を伝
える、驚くべき空間だった。今は無いこの異世界のイメージを集めた写真集が、もう
すぐ、ここ日本で刊行される。手がけたのは、長年、アウトサイダー・アートを旺盛
に紹介してきたふたりのエキスパート。制作中の本について、そしてアートをとりま
く状況についての、スペシャル・ダイアローグ。


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┃6 キヨコ・ラーナー・インタビュー
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ダーガーが亡くなる前年まで42年ほど住みつづけたアパートの部屋。その最後の大家
さんだったのが、ネイサン&キヨコ(清子)・ラーナー夫妻である。ネイサンは写真や
デザインの分野で活躍するアーティストで、キヨコさんはピアニスト。ダーガーの死
後、部屋の処分を託された二人は、作品管理や資料の保存に努め、多くの重要作品を
美術館に寄贈してきた。1997年にネイサンが亡くなった後は、キヨコさんが展覧会や
取材要請に孤軍奮闘し、ダーガー研究を志すものがあれば親身になって世話をする。
シカゴのご自宅に彼女を訪ね、生身のダーガー本人を知る数少ない一人として、当時
の記憶をたどってもらい、作品の保存と紹介に尽力してきたこれまでの活動を、思う
存分語ってもらった―。

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┃7 ダーガーに出会うためのミュージアム&ギャラリー&ブック
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Q1. 日本で実物の作品は見られるの?
Q2. ダーガー作品に出会えるミュージアムは?
Q3. 画廊で作品を買うことはできるの?お値段は?
Q4. 画集やグッズが欲しい!オススメは?


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┃8 テキスト(長谷川祐子、会田誠、Mr.、やなぎみわ、斎藤環)
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・天使と狂気の両面をもつ独裁者 | 長谷川祐子

・ダーガーになれなかった/ならずにすんだ僕 | 会田誠

・「恥ずかしいものでいいんだ!」と勇気づけられた | Mr.

・密室からの解放、あるいは空虚の貪欲 | やなぎみわ

・ダーガー・ゲームのマトリクス | 斎藤環



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┃ 落合多武
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“the message from a polar region”

「オチアイ・タム」。ニューヨークを拠点に活動する彼は、無国籍風なその名前の印
象とあいまって、日本のアートファンにとってはいささか謎めいた存在かもしれない。
ドローイング、映像、インスタレーションなど幅広い手法で独自の世界を表現する作
家、個展のたびにまったく異なるアプローチで我々を驚かせる作家、そしてだれとも
似ていない、寂しくて美しい世界を見せてくれる作家―。これまであまり語られてこ
なかった落合多武の実像にせまりながら、彼にとっておよそ3年ぶりの日本での発表と
なった「夏への扉─マイクロポップの時代」展(水戸芸術館現代美術ギャラリー)で
のドローイング・インスタレーションの詳細を特集する。


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┃ 中ハシ克シゲ
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所与の風土〈日本〉を彫刻家として生きる

君は、あの人気力士、小錦の実物大彫刻を見たことがあるか。君は、一方はブロンズ
のまま、他方は金箔を貼られた、昭和天皇の2体の実物大像を知っているか。では、松
の木の彫刻は―。彫刻の概念的な本質と、それと相容れがたい日本の風土との格闘。
それが、これらの作品を生んできた中ハシ克シゲのモチベーションだ。そして、その
追求の果てに生まれた渾身の二大プロジェクトが、第二次世界大戦をモチーフに進行
中の「ゼロ・プロジェクト」と「オン・ザ・デイ・プロジェクト」だ。日本における
戦争証言者が静かに減少していくいま、これこそが彫刻家に可能な「戦争表現」の頂
きにある。


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┃ 靉光
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その絵、答えを許さず

昭和戦前・戦中期、他に類を見ない謎めいた作品を残し出征中の中国で戦病没した画
家・靉光。ライオン?カマキリ???無数の「形」が蠢く画面に吸い寄せられて見れば
見るほど、わからなくなる。靉光は答えにたどりつくことを許さない。画家・齋藤芽
生さんと一緒に、展覧会場を歩いてみた。キーワードは“密度”―。


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┃ 対談 椹木野衣 × 松井みどり
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1990年以降のアート──ポップ/マイクロポップ[前編]

松井みどり企画による「夏への扉―マイクロポップの時代」展(水戸芸術館で開催中)
をきっかけに、日本の美術界を代表する美術評論家二人の初対談が実現した。1990年
以降のアートに二人は何を見たのか?あまりに議論が白熱したため今回だけでは収ま
りきれず、特別に2号連続前後編でお届けする。


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■ドバイ+アブダビ / ガルフ・アートフェア

■ウィーン+ゲント+チューリヒ / 「FUKU03 概念。行為。言語。」展、「狂気は
女性的?1900年頃の精神医学における女性の芸術 プリンツホルン・コレクション」展、
「観音」展、ロダン回顧展

■ロンドン / 「ギルバート&ジョージ 大展覧会」「アーナウト・ミック 替わっ
て、替わって」展

■ニューヨーク / 「ヴォイシズ・オブ・アワ・タイム(時代の声)」展、AICAア
ワード2006

■ロサンジェルス / アンドレア・ジッテル個展「クリティカル・スペース」、キ
ム・ジョーンズ回顧展

■北京 / 「アート・イン・アメリカ」展、「玩画廊」展


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┃連載
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■子供と美術 24 おしゃべり「ビデオくん」 ~ 映像とメディア・リテラシー

■やっつけメーキング 41 島をやっつける

■アクリリックスワールド 39 田尾創樹

■画家たちの美術史 52 片山雅史

1,676円
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○◆ 特集 「アートマーケット」のしくみが知りたい! ~ 作品購入の基礎知識
からオークションまで

アートマーケットは21世紀に入り、かつてない活況を見せている。ただ、それは海の
向こうでの話だ。日本はどうだろうか? 普通の人にとっては作品価格の設定や購入
方法などが不透明に感じられるだろうし、いまだアートとビジネスとを同列に語るこ
とが憚られるような雰囲気もある。
一方で、アートの持つ大きなポテンシャルに気づき、社交やビジネスのツールとして、
また日常をより豊かに彩る生活必需品として、アートのある生活を大いに楽しむ人も
増えてきている。日本でもアートが産業としての地位を確立することができるのか?
この数年が重要な分岐点になるだろう。
進化を続けるアートフェアやアートオークションを体験してみることもいい。でも、
まずは好きなアーティストに一票を投じるつもりで、作品を購入し所有してみること
をお薦めしたい。アートマーケットのしくみがきっと見えてくるはずだ。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 A@A アート・アット・アグネス 2007

2 アートコレクターになる!

3 作品の価値=値段が知りたい!

4 将来有望! 日本の若手アーティスト50

5 アートグッズのススメ

6 コレクター訪問

7 オフィスにアートはどうですか?

8 鼎談 マーケットから日本のアートシーンを変える!

9 インフラストラクチャー オブ アートマーケット

10 作品が買えるギャラリーリスト

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┃1 A@A アート・アット・アグネス 2007
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1月13―14日、東京・神楽坂の「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」を全
館貸り切り、国内から31軒のギャラリーが集結したアートフェア「A@A アート・アッ
ト・アグネス 2007」が開催された。 J-WAVEが会場から中継した効果もあって、若
いカップルや家族連れも数多く訪れ、一時は入場まで2時間待ちとなる大盛況となった。
ホワイトキューブのギャラリーとは異なり、ホテルの一室での展示はリラックスし
た雰囲気の中で、作品とよりプライベートな感覚で対面できる。また、ベッドやバス
ルームにも作品が置かれていて、自宅での展示がシミュレーションできて楽しい。若
手作家の手頃な値段の作品が中心だったので、アートコレクションのいいきっかけに
なった人も多かったのではないだろうか。


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┃2 アートコレクターになる!
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コレクションの基礎知識

作品を買ってみたい! アートで部屋を素敵に演出したい! そう思っても情報が少な
かったりで、最初のハードルを高いと感じてしまい、購入まで踏み切れない─ここで
は基本となるギャラリーとのやりとり、額装・展示から、コレクションの活用法まで、
一通りの流れを概観してみたい。複雑なことは特に何もないことがわかるだろう。最
初の1点、そのハードルを越えてしまえば、あとは自然と奥深いアートコレクターへの
道が開けてくるはずだ。

◆コレクションの心得は?

コレクションを始めるうえで最も重要な第一歩は、自分自身の価値観を変えること。
そして、作品を持つことによって得られる、アートの効力を十分に理解すること!

◆どこで何を買う?

美術作品が欲しい!と思っても、どこで買うことができるのでしょう。ここではプラ
イマリー・ギャラリーでの購入方法をお教えします。

◆どう値段は付けられるの?

あの作家とこの作家、あの作品とこの作品、どうして値段が違うのでしょう。いろい
ろな条件のもとで、ギャラリーは値段を付けているのです。

◆どうやって支払うの?

欲しい作品を現金でポンと買えれば問題ないですが、作品によってはそうもいきませ
ん。作品購入に至るまでにも、注意は必要です。

◆どこに、どう飾る?

初めて購入した作品が家に到着。いざ展示、となるとどうしたらいいか戸惑うもの。
でも心配ご無用、部屋に飾るのは意外に簡単なのです。

◆額に入れたほうがいいですか?

伝統ある油彩画や日本画とは、見かけも仕様も異なる現代美術作品の額装。額によっ
て作品の魅力まで変わってくるから不思議。作品タイプ別に額装について説明します。


◆どこで、どう活用する?

手に入れた作品を愛でる楽しみは、自分だけでなく、より多くの人とシェアしたい。
コレクションを公開する方法はさまざま。作品をオープンすることで人の輪が広がっ
ていきます。

◆どうつくりあげる?

美術館への殿堂入りを果たし、後世まで引き継がれるようなコレクションをつくるに
は、明確な方向性と目的意識が不可欠。個人の視点を超えた時代の先取り感覚も必要
です。

◆法律/著作権

・コレクションを自分のホームページに載せる。
・コレクション展の入場料とカタログ。
・公園や公開されている屋外での恒常的な設置。
・写真作品の被写体が人の場合の注意点。
・所蔵権とは?コレクションを管理する財団法人をつくる。

◆税金

・購入の際の税金。
・譲渡(売却)の際の税金。
・寄付(寄贈)の際の税金。
・相続税について。


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┃3 作品の価値=値段が知りたい!
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市場価格をつかむケーススタディ

ここ数年、毎シーズンごとに海外オークションでの「アーティストレコード」(アー
ティストの史上最高落札価格)の更新が話題になっている。日本人作家でも草間彌生、
奈良美智、村上隆に続き、2月のクリスティーズロンドンで杉浦博司が落札額1億円を
記録した。また国内市場でも、需要の高まりから急激に価格が上昇している松井冬子
のような若手スターも出てきている。一方で、オークションが牽引している世界のア
ートマーケットの熱狂的で急激な沸騰は、需要と価格の不安定化を招きかねない。そ
のためアーティストやプライマリーギャラリーにとっては、長い目で見て不安材料と
なるケースもある。しかし、この市場原理に基づくダイナミックな価格変動、これが
現在のアートマーケットの醍醐味でもある。そう、あなたの買った作品が近い将来、
1億円を超える市場価格をつけることも夢ではないのだ(そこで売るかどうかは、また
別の話になるが……)。

杉本博司 | English Channel Weston Cliff
草間彌生 | No.D
松井冬子 | 浄相の持続


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┃4 将来有望! 日本の若手アーティスト50
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これからの活躍が期待される日本の若手作家の作品を価格とともに紹介する。まだ評
価の定まっていない作家を自分の目を信じて買うことには、なにより作家の成長を一
緒に見守っていく楽しみがある。そして、海外でも活躍するようになり、価格が上が
って手の届かなくなったときには、さみしい気持ちとともに、その評価の手助けが少
しでもできたことを喜びたい。


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┃5 アートグッズのススメ
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美術作品を購入するには、 やはり勇気がいる。 ならば、もう少し手軽に買える アー
トグッズから始めてみては? プロダクトとはいえ、 作家の意向が反映された立派
なアート。 手元に置くだけで、 きっと何かが変わります。


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┃6 コレクター訪問
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高橋龍太郎(医師)

きっかけは草間彌生/作品と対面したときの感動/コレクションを公開する/コレク
ションを文化的土壌としたい

西高辻信宏(大宰府天満宮権宮司)

きっかけはギャラリーでの衝動買い/同世代の作家とともに成長したい/身近に置け
ば作品の見方が変わる/大宰府天満宮でもコレクションを

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┃7 オフィスにアートはどうですか?
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仕事場であるオフィス空間に、アート作品が飾られたらどんな気分になるだろう?
若手アーティストの作品がオフィスに展示されるまでのプロセスを追ってみた。


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┃8 鼎談 マーケットから日本のアートシーンを変える!
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活況を呈しているとはいえ、さらに社会に開かれたアートマーケットとなるためには
何が必要で何が問題なのか。そして欧米に引きずられることなく、日本独自のスタイ
ルを確立することは可能なのか。様々なジャンルをバックグラウンドにマーケットの
第一線に立つ3氏に、現在のシーンについて語っていただいた。

後藤繁雄(編集者/アートディレクター)
岡田聡(コレクター/精神科医)
吉井仁実(ギャラリスト)


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┃9 インフラストラクチャー オブ アートマーケット
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◆アートフェア ~ オープンなマーケットと活発な流通をつくる

「最新のホットな情報にアクセスしたければ、アートフェアに行け」。なぜ、いまこ
れほどまでの活況を見せているのか? アートフェア東京2007エグゼクティブ・ディ
レクターで、世界のアートフェアを経験している筆者による「アートフェア・シンド
ローム」論。

◆アートオークション ~ オープンなマーケットと活発な流通をつくる

オープンな場で作品の価値付けをしていくオークションが、セカンダリー・マーケッ
トで果たす役割は大きい。熱狂的な盛り上がりを見せる海外オークションとともに、
日本でも頭角を見せ始めたコンテンポラリー・アートオークションの動向からも目が
離せない。

◆ネットギャラリー ~ アートマーケットの裾野を広げる

オリジナル商品を含む作品の販売・買取りをするサイト、アーティストのプレゼン・
交流の場を提供するサイトが登場してきている。ネットがアートへの入り口に。

◆アートファンド ~ マーケットを支えるインフラとしての、新しい金融商品


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┃10 作品が買えるギャラリーリスト
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この特集で、アートを買うこと、さらにはアートコレクションに興味を持った人は、
とにかくギャラリーを訪れてほしい。ギャラリーによってその雰囲気や方針が異なる
ので、実際に行ってスタッフと話をしてみるといろいろな発見があるはず。このリス
トからあなたのお気に入りのギャラリー、作品と出会えることを願っています。


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┃「夏への扉―マイクロポップの時代」
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「マイクロポップ」。
同時代のアーティストに顕著な、身近で、ささやかで、だからこそいとおしい作品の
数々と作家の営みと、 そして彼らが示す未来への方法論を、美術評論家の松井みどり
はこう名付けた。 その代表といえる若手を中心とした15人の作家による展覧会が水戸
芸術館現代美術ギャラリーで開催中である。 2000年代アートシーンのひとつのメルク
マールとなるであろう、必見の展覧会を速報する。 暗い冬の時代をぬけて、光あふれ
る輝ける未来へ。 「マイクロポップ」は新しい時代の扉を開く鍵となるか―。

自由への道筋―マイクロポップの方法 / 松井みどり
マイクロポップのマンガっち / 西島大介
マイクロポップの身体―美術とパフォーミング・アーツの今日的交点 / 木村覚

マイクロポップについての一つの考察―クリティシズムという観点から / 大森俊



クローズアップ・アーティスト ~ 森千裕/泉太郎/半田真規

展評 「日常、この外なるもの」 清水穣


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┃六本木の高層階で笑うは微笑か爆笑か
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森美術館で開催中の新旧二つの笑いの展覧会

森美術館で開催中の二つの展覧会は、どちらも「笑い」がテーマ。土偶や埴輪に始
まる「日本美術が笑う―縄文から20世紀初頭まで」展は、日本美術の歴史の中で表現
されてきた「笑顔」や「おもしろみ」を、初公開作や名作を取り揃えて展示している。
一方、「笑い展―現代アートにみる『おかしみ』の事情」は、世界中から笑える現代
美術作品が大集合。思わず吹き出してしまう作品、風刺の効いた作品、「なんじゃこ
りゃ」な作品などなど、笑いのツボの多様さを披露する。 さあ、ここに紹介するの
は、批評家、アーティスト、ジャーナリストが「笑い展」を中心に語った座談会。笑
いにきびしい面々は、「美術と笑い」をどう見たか―。


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┃都市とアートの諸相
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六本木アートシーン2007

1月21日に国立新美術館が開館した。3月30日には赤坂から移転してくるサントリー美
術館や、新しいデザインミュージアム「21_21 DESIGN SIGHT」が入る「東京ミッドタ
ウン」がオープンする。変わり続ける都市・六本木と、それに合わせるように変容し
続けるアートの様相を、人とハコ(ミュージアム)の両面から解剖してみたい。

◆Scene1

「都市という怪物」も、よくよく考えればひとりひとりの人間の集合体だ。この街の
最もナマナマしい断面を肌で感じるために、六本木アートシーンのキーパーソン=南
條史生・森美術館館長に一日密着取材を試みた。

◆Scene2

新・六本木アートMAP&GUIDE

◆Scene3

論考 カクサの中で彷徨うアート 暮沢剛巳

失われた10年を経て、再び動き始めた日本の社会。 その格差社会の象徴ともいえる六
本木ヒルズの足元で、 アートはどのような力を帯び、 また都市に対していかなる作
用を及ぼそうとしているのだろう? 欧米の都市型ミュージアムとの比較を交えながら、
2007年以降の日本のアート・シーンを占ってみよう。



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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■◎ロンドン / 「マーク・ウォリンジャー 国家ブリテン」プロジェクト展、「ド
イチェ・ベルゼ写真賞2007」展

■ニューヨーク / キキ・スミス個展「集まり 1980-2005」、吉田茂規個展「サイ
レント・シティー」

■北京 / 「公開討論会」プロジェクト展、程大鵬「失重」イベント、馬岩松「畳
?」展

■台北 / 「赤裸人」展、「圏」展

■ウィーン / 「シャンディイズム 分野としてのオーサーシップ」

■パリ / 「プログラムM??反転した世界からのニュース??」展、ドミニク・ゴン
ザレス=フォルステール個展「エキスポドローム」


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┃連載
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■子供と美術 23 つくえの上の顔~いろんなものをならべて顔をつくろう

■やっつけメーキング 40 池袋をやっつける

■GO Artist GO 25 長谷川冬香

■画家たちの美術史 51 日高理恵子
1,676円
◆○
○◆特集 アート・クラシックQ&A 西洋美術編 ~ ミロのヴィーナスから
カンディンスキーまで

「現代美術が好き。でも最近、古典作品をもういちど見直してみたいとも思うん
です…」。ある若いアートファンのそんな声を耳にしました。そういえば音楽も
文学も、世の中まさにクラシックブーム。展覧会でも、「プラド美術館展」や「
オルセー美術館展」の会場に、若者たちの姿がずいぶん目立っています。きっと
ふだんはロックを聞き、ネットでニュースを見ているそんな彼ら、どうやら古い
からイイというわけではなく、名作に新しいモノサシをあて、自分なりの楽しみ
方を見つけはじめているようです。脳科学、心理学、ゲーム、セックス…それぞ
れの分野の専門家に、これまでの美術史とはひと味違うやり方で、西洋古典をエ
ンターテインメントしてもらいました。まずは「知ってるつもり」をハイ、ごみ
箱へ。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 ビジュアルQuestion Part1

2 ビジュアルQuestion Part2

3 対談 クラシック談義 「古典をナマで味わおう!」

4 特別イラストエッセイ 芝崎みゆきの「ジオット・ワールドにてペテロを想
う」

5 日本にもこんなにあるクラシック・マスターピース

6 クラシックの逸品が見られる2007年注目の企画展スケジュール


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┃1 ビジュアルQuestion Part1
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BC2万4千 ~ 16世紀

■ヴィレンドルフのヴィーナス / 美の絶対と相対
■ラスコー洞窟壁画 / 有史以前の宇宙表現
■カフラー王坐像 / 国家権力の起源
■死海文書 / 人類最古のアーカイヴ
■ミロのヴィーナス / 欠落が生む意味
■リンディスファーン福音書 / 言語と装飾
■シャルトル大聖堂西正面王の扉円柱人像 / 彫刻の制約
■スクロヴェーニ礼拝堂壁画 / 空間と視線誘導
■野ウサギ | アルブレヒト・デューラー / 写実と贋作
■モナ・リザ | レオナルド・ダ・ヴィンチ / 反照し続ける鏡
■バベルの塔 | ピーテル・ブリューゲル(父) / 建築と廃墟


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┃2 ビジュアルQuestion Part2
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16世紀 ~ 20世紀

■病めるバッカス | カラヴァッジオ / 作者の狂気
■アルカディアの牧人たち | ニコラ・プッサン / 埋め込まれた意味
■ラス・メニーナス(女官たち) | ディエゴ・ベラスケス / 鑑賞の迷宮
■牛乳を注ぐ女 | ヨハネス・フェルメール / 光の知覚
■聖パウロに扮した自画像 | レンブラン / ト扮装する自画像
■裸のマハ|着衣のマハ | ゴヤ / ヌードへの遡行
■世界の起源 | ギュスターヴ・クールベ / タイトルの闇
■星月夜 | フィンセント・ファン・ゴッホ / 目の誘導
■叫び | エドヴァルド・ムンク / 心の表現
■りんごとオレンジ | ポール・セザン / ヌ三次元と多視点
■歩く人 | オーギュスト・ロダ / ン時間の表現
■睡蓮 | クロード・モネ / 光の反射と拡散
■接吻 | グスタフ・クリムト / 二次元の可能性
■オルタ・デ・エブロの工場 | パブロ・ピカソ / 視点による分割
■ムルナウの教会 | ワシリー・カンディンスキー / 抽象再確認


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┃3 対談 クラシック談義 「古典をナマで味わおう!」
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中村英樹×暮沢剛巳

「はじめてこの企画について話したときに、「デュシャンより前」に焦点を合わ
せようということになりましたよね。現代美術、すなわち20世紀後半の美術の流
れを汲んでいるものの原点は、1917年に発表されたマルセル・デュシャンの《泉
》と名付けられた便器であり、そこに表現された、「いままでの権威や、価値を
いちど疑ってみる」という「反芸術」の精神です。その後に続く現代美術の作家
は、デュシャンに倣って懐疑の態度にのっとり、徹底的に既成の価値観を壊して
いきますが、いっぽうで芸術の自己解体だけを目的化して堂々巡りになり、行き
詰まりをきたしている側面も否めない。そんな状況にある現在、「古典を振り返
る」というと反動に聞こえるかもしれませんが、むしろ私たちの生き方と、そし
て美術のあり方を現在形で再構築していきたいという思いが高まっているのだと
思います。」 ― 中村

「私自身も「現代美術から入った人間」なので、本格的に近代以前の美術につい
てトレーニングした経験がありません。それで今回の企画をとても新鮮に感じま
した。デュシャンの便器が美術館という「文脈」の上にポンと置かれた瞬間、現
代美術という文脈が初めて設定され、それまでの美術との分水嶺となった。その
分水嶺というのは、リテラシーの違いだと思うんです。創作というものをどのよ
うに意味付けるか、解釈するかという点でそれ以前と以後では決定的に異なって
いる。」 ― 暮沢



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┃4 特別イラストエッセイ 芝崎みゆきの「ジオット・ワールドにてペテロ
┃ を想う」
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃5 日本にもこんなにあるクラシック・マスターピース
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本場海外まで行けなくても、日本国内でだって、本物の逸品は見られる。西洋美
術の歴史に燦然と輝く巨匠たちの名品を見に出かけよう!

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┃6 クラシックの逸品が見られる2007年注目の企画展スケジュール
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大エルミタージュ展、ターナー、ロダン、ダ・ヴィンチ、モディリアーニ、モネ、
ユトリロ、ラファエロ、ルーベンス、ブリューゲル、ムンク、ルドン、ロートレ
ック、etc……

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┃「GEISAI」とはなんだったのか?
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村上隆インタビュー おもろいアートイベントをより多くのお客様に!!

2001年9月、東京都現代美術館での個展に際して開催された「芸術道場GP」を原型
として始まった「GEISAI」が、昨年9月の第10回目をもって一つの区切りを迎えた。
国内外の実力あるキュレーターやコレクターなどが審査員として参加し、多くの
アーティストのデビューときっかとなったGEISAIとはなんだったのか? 村上隆の
インタビュー、関係者のコメントなどから検証する。


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┃終わらない戦争と芸術によるささやかな試み
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「戦争と芸術〈美の恐怖と幻影〉」展キュレーター、飯田高誉に聞く

世界に目を向ければ戦争や紛争は後を絶たず、どんなに平和を叫んでも、我々が
暴力による死と隣り合わせであることには違いない。日本では天皇制の意義、あ
るいは憲法9条の解釈を巡る議論が続き、先月は防衛庁が防衛省へと格上げしたば
かりだ。そんな折、美大の構内で行われた小さな展覧会「戦争と芸術」が、テレ
ビや新聞で話題となった。横尾忠則、杉本博司、宮島達男、神谷徹の4人が、それ
ぞれの戦争への思いを作品化して参加。さらに、防衛省所蔵の藤田嗣治の戦争画
と、立命館大学国際平和ミュージアム所蔵の長崎で被爆した聖像も並んだ。戦争
を考える契機としての美術展とは、いかに構想されたのか。企画したキュレータ
ー、飯田高誉に話を聞いた。


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┃Boris Mikhailov ボリス・ミハイロフ
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自由の感覚

1990年代、旧ソビエト崩壊後の混迷した社会に生きる人々と変わりゆく街をとら
えて、国際的な舞台で熱い注目を浴びた写真家が、この冬、東京にやって来た。
エンジニアとして働き独学で写真を始めた60年代後半から、東京で相次いで開催
中の個展、滞在中に撮影した日本のことまで、存分に聞く―。


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■デンバー / 「探知機」展

■ロサンジェルス+サンタモニカ / ジェイソン・ローズ逝去、「奇妙な新世界
ティファナのアート&デザイン」展

■ニューヨーク / ロバート・ウィルソン個展「ブーム・ポートレート」、クイ
ーンズ・インターナショナル2006「すべて同時に」

■ロンドン / リチャード・ウィルソン個展、クリストフ・ビュッヒェル個展「
シンプリー・ボティフル」、ジョナサン・モンク個展「セカンドハンド(中古)」

■ベルリン / アイシェ・エルクメン個展「一文無し」、エリナ・ブロテルス個
展、島袋道浩パフォーマンス「フィッシュ&チップス/酒ピリンニャ」


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┃連載
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■子供と美術 22 しぼりだし絵とのり染め~身体を使った自己表現

■やっつけメーキング 39 約束をやっつける

■アクリリックス・ワールド 38 大竹竜太

■画家たちの美術史 50 中村宏
1,676円
◇○
○◇ 特集 職業は「アーティスト」~アーティストになる基礎知識Part2

「アーティスト」になりたい!
でも「アート」を職業にするのはとてもむずかしい。美術大学を卒業したからと
いって「アーティスト」になれるわけではない。ましてや、「アーティスト」だ
と名乗ったからといって「アーティスト」になれるわけでもない。
では、「アーティスト」になるということは、いったいどういうことなのだろう
か?
もちろん、いい作品をつくることが「アーティスト」にとって基本であり一番大
切であるということは、たしかなことだ。しかし、職業としての「アーティスト」
には、それ以外にもやらなければならないことはたくさんある。
「アーティスト」としてキャリアを積む。「アーティスト」として収入を得る。
「アーティスト」として社会に参加する。
その一つひとつが、マニュアルのない、その人だけの道のりだ。その中で、あな
たの目指す「アーティスト」は、何をするのか、どうあるべきか、一緒に考えて
いこう。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 日比野克彦

2 ヤノベケンジ

3 天明屋尚

4 アーティストの仕事 | 「アート」で生きていく方法

5 「アーティスト」って何だろう?

6 データ [保存版]アーティストのためのイエローページ


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┃1 日比野克彦
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“作品だけではなく人間がサポートされてこそ「アーティスト」”

学生時代にダンボールでつくった作品で衝撃的デビューを飾って以来、はや25年。
いまやお茶の間にもその名が浸透しているアーティスト、日比野克彦。展覧会、
舞台美術、イベントプロデュース、学校の先生、本の装丁に商品開発、テレビ出
演といった幅広い活躍で日々多忙なHIBINOに、アーティストとしての生き
方を問うてみた!

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┃2 ヤノベケンジ
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“お金がないよりもイマジネーションが枯渇するほうが怖い”

「サヴァイヴァル」をテーマに、終末の未来を生き抜くための装置を生み出して
いた作家は、21世紀に未来への希望を示す「リヴァイヴァル」へとテーマをシフ
トさせた。それに合わせるかのように、孤独なアトリエでの制作から、他人を巻
き込んでのプロジェクトに制作手法も変化をみせるヤノベケンジに、制作を続け
ていくその思いを聞いた。

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┃3 天明屋尚
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“今から考えると無謀もいいところでもうギャンブルに近い感じだった”

天明屋尚ほど人の考える「成功」のイメージに近い作家はいないのではないか。
デザイナー時代から各種公募展で入選し、30歳でアーティストとして独立。日本
画に現代日本の風俗を融合させたその先鋭的な表現はすぐに美術界の注目の的に。
2006年にはFIFAワールドカップのポスターを描き、国内のみならず海外
からも熱い視線を浴びている。そんな彼が、自身の選んだ「アーティスト」とし
ての生き方について語る――。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃4 アーティストの仕事 | 「アート」で生きていく方法
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

もしあなたが「アーティストになりたい」と家族に宣言したら、十中八九反対さ
れるだろう。曰く「どうやって食っていくんだ」。そう言われたとき、あなたは
「アーティストは、こうやって食べているんだよ」と説明できるだろうか。 「ア
ーティスト」だって、仕事の内容は他の職業と基本的には同じ。ただ、労働力を
提供してその対価として給料をもらうのではなく、自分の頭と腕が自発的に産み
出した作品を、経済的な価値に置き換えているだけだ。 しかし、それがなかな
か難しい。作品という、価値を金額に換算しにくいものを元手に商売をするのだ
から、自分の作品の本質をしっかり見極め、他者にアピールし、認めてもらうこ
とがまず第一歩となる。 前回の特集「アーティストになる基礎知識」(2005年
2月号)では、プレゼンテーションのノウハウなどを中心に、「アーティスト」に
必要とされる基本的な知識やスキルを特集した。今回は、さらに一歩進んで、そ
れをどう収入に結びつけていくか、ということを中心に解説していく。

●制作環境を整える

・アトリエ / 気になる!みんなのアトリエ事情
・マネジメント / 「人」と「時」と「金」を結ぶ

●キャリアアップする

・コンペティション / 賞金・名声そしてキャリアも手に入れろ!
・公募団体展 / 今、登竜門として新たに注目?
・アーティスト・イン・レジデンス / グローバルなネットワークを構築で
きる
・助成と協賛 / 国や企業にサポートしてもらう

●「アーティスト」が収入を得る場

・展覧会 / 貸し画廊、企画画廊から美術館へとステップアップ!
・国際展 / 若手の参加が望まれる場
・パブリック・アート / アートを社会に生かす
・アート・イベント / 作品を見せる&売る~新しい発表の場

●社会の中で生きていく

・税金 アーティストは収支を自分で管理するべし
・著作権 自分の作品を管理するための基礎知識
・アーティストのトラブル 万が一の時には一人で悩まない
・アーティストの人生設計 就職、結婚、出産でどうなる?


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┃5 「アーティスト」って何だろう?
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●座談会

職業としての「アーティスト」/生き方としての「アーティスト」
榎本了壱×楠見清×福住廉

●インタビュー 信濃川日出雄

小学館『ビッグコミックスピリッツ』に連載された『fine.』は美大を卒業した男
女6人が登場する青春群像劇。その主人公・上杉祐は(自称)芸術家。長編マンガ
で現代美術を志す主人公を描くのは異例の試みだ。人気マンガ誌で美術の世界を
扱う難しさとは?そして上杉祐とはいったい何者だったのか?連載を終えたばか
りの信濃川氏に聞いた。

●テキスト

・やんちゃなキミのための「アーティストになる方法」 / 新川貴詩

・アー・ユー・ハッピー? / 東谷隆司

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┃6 データ [保存版]アーティストのためのイエローページ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アーティスト・イン・レジデンス/助成金/コンペティション/公募団体展



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┃八谷和彦 OpenSky2.0
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鳥を、乗りこなす 人が、空を、飛ぶ

「風の谷のナウシカ」の、あのメーヴェが飛んでいる姿が見たい─。そんな夢の
実現が近づいてきた。八谷和彦が航空設計のエンジニアと手を組み、自らは身体
的な訓練を積み、尾翼のないジェットグライダーで空を飛ぼうとしている。個人
的に飛行装置をつくってみるプロジェクトとしてスタートした「OpenSky」は、つ
いに最終段階へ移行。そしていま、その道程を明らかにした展覧会が開催中だ。
予感に満ちたその会場に展示されているのは、不可能と現実の狭間、ファンタジ
ーから物語が生まれる瞬間、そんな界面なのかもしれない。


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┃取手アートプロジェクト2006
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一人前のいたずら―仕掛けられた取手

8年目となる今回は、ゲスト・プロデューサーに、野村誠、藤本由紀夫、ヤノベケ
ンジの3人を迎え、これまでにない盛り上がりをみせた。公募課題「街・音・かた
ち」に対し、全国から応募されたプラン総数253件から選考された総勢39組のアー
ティストが参加。プロデューサー、アーティスト、スタッフ、市民が、議論して
合宿制作してワークショップして仕掛けあった末に繰り広げたスペクタクルなパ
ーティーの結末はいかに?


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┃ノルウェーの森で滞在制作
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アーティストへの信頼を基盤とした実践

招待されたアーティストが一定期間その地に滞在し、制作するための施設。それ
がアーティスト・イン・レジデンス。世界各地で徐々に増えてきてはいるが、そ
れぞれ内容や運営形態が異なるうえ、情報が豊富とはいいきれない。そこで、そ
の一例として、個人資産家と自治体の積極的な支援により運営されているノルウ
ェーのあるレジデンス施設を、滞在経験を踏まえてリポートしよう。


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■ニューヨーク / ヘンリー・ダーガー個展「ヴィヴィアン・ガールズ、現る」、
MAYA MAXXのライブ・ペインティング

■パリ / 「他者の視線」展、ザヴィエ・ヴェイラン、セバスチャン・テリエに
よるパフォーマンス、イヴ・クライン個展「身体、色、非物質」

■ロンドン / デイヴィッド・スミス展、モナ・ハトゥーム個展「ホット・スポ
ット」、「イギリスのハンス・ホルバイン」展、「デイヴィッド・ホックニーの
肖像 人生・愛・アート」展

■台北 / 台北ビエンナーレ2006「ダーティー・ヨガ」

■ブリスベン / 第5回アジア太平洋トリエンナーレ

■モスクワ / パーヴェル・ペペルシュテイン個展「ペンタゴン」、レオニート
・チシコフ個展「ラドミール ユートピアのオブジェ」、ドミトリー・グートフ
個展「反復・逆行・カノン・遅く・休止」


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┃連載
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■子供と美術 21 きれいで不思議な壁~光の造形遊び

■やっつけメーキング 38 クリスマスをやっつける

■GO! Artist GO! 24 村本崇洋

■画家たちの美術史 49 東島毅
1,676円
■■
■■特集 荒木経惟 解体新書!

〈天才〉写真家・荒木経惟。私写真から爛熟する生と性、死と再生の物語まで、
圧倒的個性と超絶的エネルギーで膨張しつづけるARAKI世界を生み出す〈驚異の人
〉。その凄まじい創造力、無比の魅力とは、いったいどこから来るのか? 傑作の
数々と荒木自身の言葉、最新の荒木論を通して、爆走する〈超星〉に迫る!

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 「絶景×脱景」

2 荒木経惟インタビュー | ききて=飯沢耕太郎

3 美術手帖オリジナル特別付録
ARAKI絵巻2007 | 「花とヤモリンスキーと緊縛女」&「日本人ノ顔
青森ノ顔」

4 ARAKIの〈現在〉と〈人生〉に出会う5つの旅

5 アラーキズム事始め! ビギナーのための基本図書&DVD

6 荒木経惟 年譜&語録

7 スペシャルレポート!
「人妻エロス」禁断の撮影現場・密着!!

8 批評

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┃1 「絶景×脱景」 荒木経惟作品 24ページ
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┃2 荒木経惟インタビュー | ききて=飯沢耕太郎
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写真はこうだ」という固定観念を壊す。
「写真が写真でなくなるところ」が到達点かもしれないしね。

〈天才〉アラーキー。現代の日本に彼ほど、その名を広く知られ、愛され親しま
れている写真家が、他にいるだろうか? けれども、「では、アラーキーとは何
者なのか?」と、いざ、その姿に向き合おうとすれば、実は、事はまるで単純に
はいかない。万華鏡の目眩ましよろしく、イメージが分かれて散らばり、それぞ
れが凄まじいスピードで膨張していくからだ。「写真」の極致としか言いようの
ない作品がある一方で、それ自体をも呑み込んで破壊するような作品もある。ふ
たつが渾然と混じり合って動きつづけるARAKI世界、その驚異とは、いったい何な
のか? 66歳を迎えた今なお加速し爆走する荒木、そのひとに、あらためて聞い
てみよう─。

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┃3 美術手帖オリジナル特別付録
┃ ARAKI絵巻2007「花とヤモリンスキーと緊縛女」&「日本人ノ顔 青森ノ顔」
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2006年に撮影された「花とヤモリンスキーと緊縛女」と「日本人ノ顔 青森ノ顔」
を、折込み12ページ表裏の絵巻にして再現しました。アラーキーの写真の色彩の
美しさと、ポートレイトから溢れる被写体の生き生きとした表情を、パノラマ仕
立てでご堪能ください。 美術手帖オリジナル。

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┃4 ARAKIの〈現在〉と〈人生〉に出会う5つの旅
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Chapter 1 顔 A NIPPON DOCUMENTARY | 内田真由美

Chapter 2 東京物語から東京人生へ | 竹内万里子

Chapter 3 世界 WORLD-WIDE ARAKI | 一色與志子

Chapter 4 陽子のメモワール | 北澤ひろみ

Chapter 5 荒木本! THE 名作写真集20選

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┃5 アラーキズム事始め! ビギナーのための基本図書&DVD
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┃6 荒木経惟 年譜&語録
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┃7 スペシャルレポート!
┃ 「人妻エロス」禁断の撮影現場・密着!!
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『週刊大衆』に98年の初めから掲載されているこの長期連載は、最近の荒木さん
の仕事のなかでも、一種、特別な領域。そこで撮られた後に写真集で発表された
副産物も含めて、あまたの名作・珍作(?)が産み落とされ、まさに生産と実験
の温床(ホットベット)、緊迫の最前線なのだ。もはや撮影現場は聖域。撮影中
のモデルとの会話のやりとりを文字にしたものから想像したり、アラーキー狂い
のアメリカ人映像作家が撮ったドキュメンタリー『アラキメンタリ』でちょっと
だけ見ることはできるけれど、誌面で密着した記事は見たことがない。そんな貴
重な体験を、撮り下ろし現場から若奥様3人斬りのコトの仔細まで、本誌編集Kが
実況中継でお届けします!

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┃8 批評
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review 1 物語、喪の語り 荒木経惟の「名」をめぐって | 八角聡仁

review 2 家からの空――「日本人ノ顔」のこと | 加藤典洋

review 3 永遠に勃起せよ、荒木経惟 | 斎藤環

review 4 ヨーロッパにおけるアラーキー、その受容の変遷 | 三木あき子


~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

古屋誠一

吉永裕

中岡真珠美

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┃古屋誠一
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『Memoires 1983』―1983年の記憶

古屋誠一の新作写真集『Memoires 1983』の著者は,「クリスティーネ・フルヤ・
ゲッスラー 1983|古屋誠一 2006」と記されている。1985年に自ら命を絶った妻
・クリスティーネが83年に書き残していた手記と,同時期に古屋が撮影していた
写真は今回古屋の手によって一つにされた。しかし,なぜ今1983年なのか? そ
して,何が古屋に残された手記の再読を促し,ふたたび亡き妻にかかわる写真集
を編ませたのか?


~*~*~ 展覧会 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 Rapt!

2 ボロボロ ドロドロ展

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┃1 Rapt!
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Contemporary art from Japan

オーストラリアに日本文化を紹介するプロジェクト「Rapt!」が7月から11月にか
けて、メルボルンを中心に開催された。20名の日本人作家とキュレーター、アド
バイザーらが複数のギャラリー、パブリックスペースなどでアーティスト・イン
・レジデンス、シンポジウム、展覧会を展開。そのドキュメントを、現地でプロ
ジェクトにかかわったフィリップ・ブロフィとアドバイザーとしてシンポジウム
に参加した前田恭二の二氏のテキストとともにお届けする。


~*~*~ 特別記事~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

1 デヴィッド・エリオット

2 アートとデザインを学ぶ2007最新データ&ガイド

3 2006年アートナビゲーター1,2,3級共通検定試験 問題と解答

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┃1 デヴィッド・エリオット
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旅の途中―森美術館での5年間。そしてこれから……

2001年春。2年半後にオープンを予定する六本木ヒルズ・森美術館の館長として、
ひとりのイギリス人の名前が発表された。それから5年―この10月に任期を終えた
国内初の外国人美術館館長に、日本での日々、アートの見方を聞いた。

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┃2 アートとデザインを学ぶ2007最新データ&ガイド
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今、あらゆる分野でアートやデザインの世界が注目されている。高度に情報化が
進むビジネスのフィールドや日常生活においてアートという表現技術が強く求め
られる時代になってきているのだ。本特集では、各校の理念、特色ある取り組み、
プロジェクト、最新データなどの情報とともに社会の変化に対応した魅力あふれ
るカリキュラムでアーティスト育成をめざす美術系大学・専門学校を紹介する。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3 アートナビゲーター1,2,3級共通検定試験 問題と解答
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アートナビゲーター検定試験[主催・(株)美術出版社]は2003年よりはじまり、
2006年10月29日には第4回が開催されました。ここでは第4回アートナビゲーター
1,2,3級共通検定試験問題と解答を紹介します。なお今回は、四肢択一問題は各級
共通として50問から150問となり、1,2級はこの共通問題に穴埋め問題、記述式問
題が加わりました。
(※スペースの関係でこの誌面では、問題の形態を変更し、本試験問題では提示
されていた参考図版を割愛したものがあります。)


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■サンパウロ / 第27回サンパウロ・ビエンナーレ「どのように共生するか」

■ロサンジェルス / 「2006カリフォルニア・バイエニアル」、「マグリット
と現代美術──イメージの欺瞞」

■ニューヨーク / 「トロピカリア──ブラジル・カルチャーの革命」

■ロンドン / 「ユニレヴァー・シリーズ:カールステン・フラー テスト・
サイト」展、「ターナー賞2006」展

■ベルリン+ハンブルグ / マシュー・バーニー&ヨーゼフ・ボイス展「現在
のすべては変形されるべき」、ハンス・ハーケ回顧展「現実に 1959-2006」

■ソウル / 「メディア・シティ・ソウル 二重の現実」


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┃連載
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■子供と美術 20 マイ・アート・スペース

■やっつけメーキング 37 身体をやっつける
1,676円
◆◆
◆◆ 特集 全身全景 大竹伸朗

「日本の存命作家の個展としては最大規模」といわれる、大竹伸朗の個展「全景
1955-2006」展が始まった。展示は小学生時代の落書きから廃品利用の最新作ま
で2000点。4トントラック25台で搬入したという100トン級の展覧会だ。51歳にな
ったばかりで「存命作家」もないものだが、では、大竹伸朗とは何者か。絵を描
き、スクラップブックに貼りまくり、がらくたを集めて作品をつくり、ノイズを
轟かす、全身全方位で創造にまみれ、表現と格闘する男。いや、そういうことで
はない。あるエッセーに「『真実』という言葉は自分にとっては限りなく『芸術
』という言葉に接近している」と書いた大竹伸朗を、信じて間違いはない

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 特別寄稿 誰が大竹伸朗を語れるか | 浅田彰

2 「全景」の全景―50のセクションでたどる完全ガイド

3 美術手帖オリジナル特別付録
大竹伸朗〈毎貼(まいばり)〉スクラッブブック1977 ― 2006

4 THE 5/2000 ― ヤマタカEY∃による「全景」展の独断ベスト5

5 境界線上の開拓者たち ― 特別編
大竹伸朗×斎藤環

6 テキスト

7 コラム 〈 大竹伸朗と私、「全景」と私 〉

8 大竹伸朗関連書籍&グッズガイド、大竹伸朗略年譜1955 ― 2006

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┃1 特別寄稿 誰が大竹伸朗を語れるか | 浅田彰
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┃2 「全景」の全景―50のセクションでたどる完全ガイド
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

出展総数2000点という数、また小学生時代から現在までという時間、とにかくMA
X級のこの個展。ここでは、その全体を50のセクションに分けて、大竹伸朗という
巨大な創造CHAOSを知るための誌上ナビゲーションを作ってみた。ここで展覧会に
行くまでの予習をし、次に実際に作品を見て、確認。そして家に帰ってから、あ
らためて大竹伸朗を考えるときの復習の資料として、本稿を大いに活用してほし
い。
※本稿は、「大竹伸朗 全景1955-2006」鑑賞ガイド(執筆=藪前知子[東京都現代
美術館学芸員])を参考にしています。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3 美術手帖オリジナル特別付録
┃ 大竹伸朗〈毎貼(まいばり)〉スクラッブブック1977 ― 2006
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「全景」にも展示されている大竹伸朗の64冊のスクラップブック。その中から抜
き出した総計768人の肖像を、両観音開き全16ページにわたる一大絵巻に仕立てる。
768コマの大CHAOS。美術手帖オリジナル!

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┃4 THE 5/2000 ― ヤマタカEY∃による「全景」展の独断ベスト5
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大竹伸朗をして「尊敬できる人物」「日本の救い」と言わしめた男であり、大竹
にとっては《ダブ平&ニューシャネル》との共演ライブが控えた〈PUIZZLE PUNK
S〉の相棒、ヤマタカEY∃。彼が独断で選んだベスト5とは?

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┃5 境界線上の開拓者たち ― 特別編
┃ 大竹伸朗×斎藤環
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

作家のモノローグ+斎藤環による作家論。自他両方の視点から、時代のエッジを
歩くアーティストを紹介する「境界線上の開拓者たち」。大竹が「全景」展に込
めた思い、大竹流アーティストの心得とは?そして斎藤は大竹をいかに分析した
か。

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┃6 テキスト
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既にそこにある宇和島の大竹伸朗 | 東谷隆司

20世紀スクラップブック、21世紀ビルト・オン | 楠見清

まぶたの裏の世界にあるもの ― 大竹伸朗と写真 | 後藤繁雄

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┃7 コラム 〈 大竹伸朗と私、「全景」と私 〉
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南條史生 /森村泰昌 /秋元雄史 /小田島等 /イルコモンズ /辛酸なめ子

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┃8 大竹伸朗関連書籍&グッズガイド、大竹伸朗略年譜1955 ― 2006
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~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

ビル・ヴィオラ

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┃ ビル・ヴィオラ
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共感の哲学

孤高の映像作家ビル・ヴィオラの世界を、日本で一堂に体験できるチャンスがつ
いに訪れた。生と死、誕生と再生といった人間の根源に迫るその作風は、神秘的
で宗教的と評されることも多く、その思想は深く汲み尽くされることがない。圧
倒的な強度で唯一無二の映像世界をつくりあげるアーティストの実像に迫る。


~*~*~ 展覧会 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 NAOSHIMA STANDARD 2

2 土偶と太郎と、ときどき埴輪

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┃1 NAOSHIMA STANDARD 2
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現代美術が息づく島の新しい挑戦

いまや美術ファンなら誰もが知る、日本有数のアート・スポット─それが瀬戸内
海に浮かぶ香川県の直島だ。この秋はまた「NAOSHIMA STANDARD 2」と題し、町並
みの情緒や海の香り、山の涼風を感じながら作品を鑑賞してまわる展覧会がスタ
ート。離島にまつわる伝統や歴史、場所性を参照しながら制作された、12人のア
ーティストによる作品をリポートしよう。

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┃2 土偶と太郎と、ときどき埴輪
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縄文と現代 二つの時代をつなぐ『かたち』と『こころ』

青森県立美術館のオープン第二弾展覧会は「縄文」がテーマ。これでもか(!)と
並べられた土偶、土器、石器、そして戦後日本の現代美術作品が巨大な展示室に
ひしめき合っていまだ見たことのないようなカオティック(混沌)な展示空間が
生まれました。評論家の福住廉さんと一緒に展覧会を訪れてみます。

中沢新一 講演録
『超核の神話―縄文から岡本太郎、そして未来へ』


~*~*~ 特別記事~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

1 2007年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館プレ・リポート

2 「湖上の月と二刻の唄」
アートと琵琶湖の自然が織り成すあまりにも幸福な4日間

3 東野芳明を偲ぶオマージュ展
戦後の現代美術を牽引した評論家の一周忌

4 がんばれ! 図工の時間フォーラム
図工の危機にアーティストと研究者が立ち上がった

5 追悼 松澤宥
「観念美術」の偉大なる創始者

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┃1 2007年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館プレ・リポート
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指名コンペ結果発表+応募案誌上公開

今回のコンペティションに展覧会プランを応募した4氏に、本誌掲載用に「主旨・
内容」のサマリーを1600字で執筆いただいた。 応募時に提出したプラン・作品写
真などを中心に参考図版とその解説も添えてもらった。


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■チューリッヒ / ウゴ・ロンディノーネ個展「空気はすべてになる、無にさ
えも」、テレンス・コー個展

■パリ / ローマン・シグネール個展、アデル・アブデセメッド個展「プラク
ティス・ゼロ・トレランス」

■ロンドン / 「ターナー賞2006」展、フリーズ・アート・フェア2006

■ニューヨーク / 「エコトピア 第2回ICPトライエニアル」展、「ニュー・フ
ォトグラフィー2006―ジョナサン・モンク、バーバラ・プローブスト、ジュール
ズ・スピナッツ」展

■光州 / 第6回光州ビエンナーレ2006 熱風変奏曲

■北京 / 第2回中国国際建築芸術ビエンナーレ、798創意文化祭


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┃連載
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■子供と美術 19 色と形で構成しよう

■やっつけメーキング 36 やっつけられなかった
1,676円
◆◆
◆◆特集 M.C.エッシャー アート&サイエンスの革新者

エッシャーの“だまし絵”を知らない人はいないだろう。
しかし、これまで私たちは表現されたビジュアルの不可思議さに魅惑されるあま
り、それを生み出した厳密なシステム、科学的な方法論という、エッシャー芸術
の真の革新性と発展の可能性にまで目が及ばなかった。そう、エッシャーが発見
した鉱脈はまだ十分に掘り尽くされてはいないのだ。ならば、いま一度、アート
&サイエンスの比類なき統合を成し遂げたM・C・エッシャーの意思を継ぎ、その
巨大な迷宮の探索へ出かけることにしよう。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 4つの趣味と10の関係

2 オランダにエッシャーの足跡を訪ねる

3 テキスト

4 エッシャーが愛好したケプラーの多面体

5 特別付録 たためるプラトン立体 3点

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┃1 4つの趣味と10の関係
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本特集では、エッシャー(観察者Me)と、彼の制作テーマである“4つの趣味”
を軸にして、そこから派生する10の関係に掲載作品を分類して紹介する。

4つの趣味 ~ 正則分割・遠近法・無限性・不可能性

&観察者Me(エッシャー)

その組み合わせ

A|正則分割―観察者Me
B|遠近法―観察者Me
C|無限性―観察者Me
D|不可能性―観察者Me
E|正則分割―遠近法
F|正則分割―無限性
G|正則分割―不可能性
H|遠近法―無限性
I|遠近法―不可能性
J|無限性―不可能性

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┃2 オランダにエッシャーの足跡を訪ねる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

エッシャーの故郷オランダでは、様々なエッシャーの世界にふれることができる。
ハーグ市立美術館の分館で展示されているコレクションはもちろん、建物のファ
サードや内壁の装飾デザインも多く手がけてlる。今回の取材では、アムステルダ
ムを拠点として、ハーグ、ユトレヒト、ライデンにエッシャーの足跡を訪ねた。


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3 テキスト
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・≪4つの正多面体≫と準結晶理論
・「可能な3角形」と「不可能な3角形」
・消えたメビウスの帯??老獪なるエッシャー
・シンメトリーへの回帰??芸術と科学の相補性

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃4 エッシャーが愛好したケプラーの多面体
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

エッシャーが愛したケプラーの多面体。その多面体を誌面の展開図をもとに、実
際に作ってみよう。多面体の美しいフォルムと、その数学的な正確さを実感して
みてほしい

・小星型12面体
・星型8面体

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┃4 特別付録 たためるプラトン立体 3点
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

TETRAROLL ESCHER / 表裏のトポロジー
CUBEROLL ESCHER / 5角形で平面を埋めつくす
OCTAROLL ESCHER / 角度のトポロジー

~*~*~ 展覧会 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 快走老人録

2 シンガポール・ビエンナーレ2006

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┃1 快走老人録
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老ヒテマスマス 過激ニナル

滋賀・近江八幡で異色の老人パワーが炸裂する意欲的な企画展が開催中だ。テー
マは、ズバリ「ドキドキする切実なリアル。底抜けでおおらかな放出。最後のカ
ーブをフルスロットルで突っ走る時、人はその向こうに何を見ることができるの
だろう」―?アウトサイダー・アートと現代(インサイダー)美術のクロスポイ
ントを測る

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2 シンガポール・ビエンナーレ2006
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

“belief” ??あなたは何を信じますか?

シンガポール初の現代美術の国際ビエンナーレ、その記念すべき第1回展が開幕し
た。日本人のアーティスティック・ディレクターのもと、38の国と地域から95人
(組)のアーティストたちが、旧市庁舎や美術館、旧軍用施設や寺院、公共住宅
など、市内各所を舞台に展示中だ。テーマは「信念(belief)」。小国ながらも、
多民族・多言語・多宗教が共存し、アジアでも有数のコスモポリスで、このシン
プルかつ深遠なキーワードはどんな花を咲かせているのだろうか―?

~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 大竹伸朗

2 真島直子

3 山口聡一

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┃1 大竹伸朗
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その日に起こったこと全部の記録
東京都現代美術館での特大個展「全景 1955-2006」がついにオープン!! 来月号で
の大竹伸朗特集に先駆け、今月は、夏に愛媛県宇和島の大竹を訪ね、アトリエで
行ったインタビューを紹介する。「全景」展への意気込みを語る、熱い言葉の記
録を―。

~*~*~ 特別企画~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

画廊で展覧会を開こう!

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アーティストにとって、作品を発表することは、作品をつくることと同じくらい
大切なこと。学生、社会人、プロアマ問わず、あなたがもし作品をつくっている
なら、画廊で発表することは、アーティストとしての大きなステップとなるでしょ
う。でも、画廊って正直よくわからない、敷居が高そう、お金はいくらかかるの、
作品は売れるの……?
この特集ではそんなあなたの不安や疑問を解消します。

~*~*~ 特別記事 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

1 「アートスコープ 2005/2006 インターフェース・コンプレックス」展

2 映画『9.11-8.15 日本心中』

3 『荒木本! 1970-2005』刊行!

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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ホーチミン / ホアン・ズーン・カム個展「ファットフリー美術館」、A&A
パブリック・アート・ユニット展「ドリーム・コレクター」

◆釜山 / 2006釜山双年展「どこでも」

◆上海 / 「サテライト」展、第6回上海ビエンナーレ2006「超設計」

◆リバプール / リバプール・ビエンナーレ2006「インターナショナル06」

◆チチェスター+ロンドン / 「カンディンスキー 抽象への道」展、サーペン
タイン・ギャラリー・パビリオン2006・バイ・レム・コールハース&セシル・バ
ルモンド・ウィズ Arup 、「ブリティッシュ・モダン・アート 最初の100年」


◆ニューヨーク / ザハ・ハディド個展、「ワンウエー・オア・アナザー
―アジアン・アメリカン・アート・ナウ」展

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┃連載
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◇子供と美術 18

◆やっつけメーキング 35 公募(コンペ)をやっつける[募集編]
1,676円
◇◆
◆◇特集 入門★中国美術~世界で一番元気なアートシーン

89年「天安門事件」、02年「SARS禍」、そして06年、空前の「美術品バブル」。
一気に打ちあがったチャイニーズ・アートの花火。その魅力を、政治・社会、過
剰なリアリズム志向、家々を飾る民間芸術、美大のエリート教育、そして猛スピ
ードで変貌する都市……などなどから読み解きます。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 上海

2 北京

3 画家・張暁剛さんを雲南省に訪ねる

4 20世紀の中国美術

5 若冲、雪舟、そして中国絵画

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┃1 上海
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2010年の上海万博に向けてますます成長を加速させる中国最大の経済都市、上海。
押し寄せる都市の変化の波でまるでサーフィンでも楽しむかのように、画廊街「
莫干山路50号」のギャラリストたちは揃ってポジティブに考え、迅速に行動しな
がらアートシーンをかたちづくっているのだった。


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┃2 北京
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いまや北京のアートシーンを語るうえで欠かせない798(チージョウバー)藝術工
廠。 370の画廊、アトリエ、スタジオなどがひしめき、しかもますます増えてい
く勢いだ。春と秋にはクリエイティブな展覧会が目白押し。5月には「大山子(ダ
ーシャンヅ)芸術祭」で賑わいを増す。世界が注目する北京アートシーンの最前
線をレポート。


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┃3 画家・張暁剛さんを雲南省に訪ねる
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淡いモノトーンの筆致で描かれた無表情な家族の肖像画。重く激しい歴史が封印
されたかのようなクールな画面。日本でも公開中の映画『胡同(フートン)のひ
まわり』では、父との葛藤を超えて画家となる主人公の劇中作品に起用され、観
客の心を捕らえた。帰郷中の雲南で、画家は自らの作品・思想・人生について、
ゆったりと語った。


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┃4 20世紀の中国美術
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5年ごとに行われる中国最大規模の公募美術展「全国美術展覧会」は中国美術界の、
いわば頂上決戦ステージだ。数万点の応募作から選ばれた約600点が、北京で多く
の観客を集め展覧される。日本にも展覧会が巡回しており、各作品の驚異的な写
実描写と、激動する社会的背景のなかでのアーティストたちの情感に多くの反響
が寄せられている。ここではそのダイジェストをお届けしよう。中国美術の多様
なリアリティーを感じてほしい。


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┃4 若冲、雪舟、そして中国絵画
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巡回中の「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展をきっかけに、さらにブ
ーム過熱中の伊藤若冲。中国に渡って帰国し、大きな名声を得た雪舟。彼ら日本
を代表する絵師たちが、圧倒的に影響を受けた中国絵画とは│。気鋭の中国絵画
研究者板倉聖哲氏と、ご存じ日本美術応援団長山下裕二氏が、その密接な関係を
語る。


~*~*~ 展覧会 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 1990年以降のヨーロッパとアメリカの絵画展

2 キセキのキセキ YOSHITOMO NARA +graf A to Z

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┃1 1990年以降のヨーロッパとアメリカの絵画展
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Essential Painting

マルレーネ・デュマス、リュック・タイマンス、エリザベス・ペイトン、ジョン
・カリン、ローラ・オーエンズ etc. etc.……。90年代から今日まで、「新しい
自由な絵画」を開花させ、国際的なアートシーンの第一線で活躍してきたペイン
ター13人の珠玉の作品群が、日本にやって来る! 10月3日から大阪・中之島の国
立国際美術館で開催される待望の企画展を誌上特別プレビュー!

Elizabeth Peyton
Wilhelm Sasnal
Cecily Brown
Laura Owens
Marlene Dumas
John Currin
Peter Doig
Alex Katz
Luc Tuymans
Michel Majerus
Bernard Frize
Mamma Andersson
Neo Rauch


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┃2 キセキのキセキ YOSHITOMO NARA +graf A to Z
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奈良美智の故郷である弘前の地で、長い準備期間を経て「YOSHITOMO NARA + gra
f A to Z」がついに開幕しました!赤レンガの倉庫の中に、grafが建てた小屋は
総数44。展示されている奈良の作品は、数えきれないほど。そして制作と運営に
あたったボランティアは、延べ13000人。「こんな展覧会、見たことない!」“奇
跡”のような、“輝石”のような、一大イベントの“軌跡”を追います。

A to Z レビュー
A to Z 会場点景
A to Z ドキュメント
A to Z 全員集合


~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 篠原有司男

2 和泉賢太郎

3 山口啓介

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┃1 篠原有司男
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ギュウチャン・エクスプロージョン!プロジェクト

「セザンヌ×蛙」、「五条大橋×ジャンヌ・ダルク×自由の女神」……。あらゆ
るものをハイブリッドさせて突き進むギュウチャンこと篠原有司男。伝説の名著
の完全復刻版をはじめとする豪華書籍3部作の同時刊行や、全国各地で行われる展
覧会&イベントで構成されるプロジェクトについて作家に聞いた。


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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◇ニューヨーク:サラ・ジー《コーナー・プロット》、「グラフィティー」展

◆サンフランシスコ:「コズミック・ワンダー」展、「5つの生息地―ラングトン
占拠」プロジェクト

◇台北:「慢」展、「境界(彊界)」展

◆ロンドン:2012年新装オープン! 拡張するテイト・モダン、「コンスタブル
ザ・グレート・ランドスケープ」展、「ザ・シップ 気候変化のアート」展

◇バーゼル+ベルリン:タシタ・ディーン個展「アナログ―フィルム、写真、ド
ローイング 1991-2006」、フランシス・アリス個展「サイン・ペインティング・
プロジェクト(1993-97)改訂版」、「EI126671859」展

◆パリ:ジェニファー・アローラ&グィレルモ・カルザディーラ個展「ランドマ
ーク」、ジェニファー・アローラ&グィレルモ・カルザディーラ個展「(エン)
トロピックス」、ケ・ブランリー美術館

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┃連載
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◇子供と美術 17

◆やっつけメーキング 34 インスタントラーメンをやっつける
1,676円
■○
○■特集 BTの画材講座 見る/知る/解く/描く

絵画にとって、「何が描かれているか」ということと同じくらい、「“何”で
“どう”描かれているか」ということは重要です。 そこには、画家たちの創意
工夫がふんだんに盛り込まれているからです。絵を描いている人、絵を見るの
が好きな人……。すべての美術愛好者にとって、画材への理解は、アートの世
界を自由に飛翔するための「パスポート」となるでしょう。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 山口晃 アトリエ訪問インタビュー

2 画材から「見る」

3 画材を「知る」

4 画材を「解く」

5 画材で「描く」

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┃1 山口晃 アトリエ訪問インタビュー
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「画材の特徴を知れば利点を生かすことも逆の見せ方もできる」

戦国時代の合戦図かと思いきや、甲冑に身を包んだ武士にまじって蕎麦屋の出
前や重役風のスーツの男、はたまた骸骨戦士までが登場。たなびく雲の合間か
ら見える街の俯瞰図には現代人の群像が―。「西洋的なる眼差し」と「東洋的
なる眼差し」に様々な時空を織りまぜ、過去からの時間の流れをまるで宇宙か
ら俯瞰して描いたかのように、一枚の「今様」絵画にする山口晃。
彼の描く絵はどうしてこうも人を惹きつけてやまないのか。山口の表現宇宙に
漂う星のひとかけらでも拾えればと、山口のアトリエを訪問した。


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┃2 画材から「見る」
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「どんな絵具を使っているのだろう?」の疑問。「この画材でこんな表現ができ
るんだ!」の驚き。「すごいテクニック!」の感嘆。画材から絵画を見ると、表
現と格闘する画家たちの汗や息づかいがダイレクトに伝わってくるでしょう。

◆近代画家たちの「画材」と「表現」をめぐる冒険―名画に見る画材&テクニック

・クロード・モネ|睡蓮
・ジョヴァンニ・セガンティーニ|アルプスの真昼
・岸田劉生|麗子肖像(麗子五歳之像
・狩野芳崖|仁王捉鬼
・梅原龍三郎|北京秋天
・竹内栖鳳|ベニスの月
・土田麦僊|ヴェトイユ風景
・小杉放菴(未醒)|天のうずめの命
・川端龍子|角突之巻(越後二十村行事)[部分]
・ジャン・フォートリエ|人質


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┃3 画材を「知る」
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画材ってそもそもどんなもの? 絵具は何からできているの? 油絵ってどうや
って描かれているんだろう? 知っているようで知らなかった、画材の基礎知識。
知ればアートの世界がぐんとあなたに近づきます。

◆今さら聞けない?知っておきたい! 画材の基礎知識

・Q1 絵のしくみを教えてください
・Q2 絵具は何からできているのですか?
・Q3 展色材によって、同じ顔料でも色味が異なると聞きましたが?
・Q4 油絵具ってどういうものですか?
・Q5 売り場に何種類もの油が!どれをどう使ったらいいの?
・Q6 日本画にはどんな絵具を使うのですか?
・Q7 アクリル絵具の種類は?
・Q8 アクリル絵具の正しい使い方を知りたい!
・Q9 アクリル絵具のメディウムにはどんなものがありますか?
・Q10 水彩絵具にはどんな特徴がありますか?
・Q11 色鉛筆とパステルとコンテの違いを教えて!
・Q12 天然顔料にはどういうものがありますか?
・Q13 人工顔料はどうやってつくるのですか?
・Q14 文房具店で売っている画材と、画材店で売っている画材は、何がちが
うのですか?
・Q15 絵具を捨てるときはどうしたらいいのですか?
・Q16 チューブのラベルの見方を教えて!


◇あらためて知りたい!油絵の基本

◆知っておきたい!日本画の基本

◇魅力再発見!アクリル画の基本

◆一歩すすんだテクニック!水彩画の基本

◇もっと上手に使いたい!色鉛筆画の基本


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┃4 画材を「解く」
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画材についてもっと詳しく知りたいから、絵具の生まれる現場を直撃!画材の現
在と未来についても考えたい!絵具工場、画材店、アーティスト……。画材は、
さまざまな人の思いを載せて、ひとつの「作品」へと姿を変えるのです。

◆工場見学

1.アーティスト笹倉洋平さんと行くホルベイン工業・枚岡工場

油絵具、水彩、アクリル絵具、色鉛筆など幅広い色材を扱うメーカー、ホルベ
イン工業。白にこだわりを持つ笹倉洋平さんと、水彩・アクリル絵具などの製
造工場と技術部の研究施設がある枚岡工場を見学しました。

2.ニッポン画家山本太郎さんと行くナカガワ胡粉絵具・胡粉工場

日本画の絵具の白としてなくてはならないものが牡蠣などの貝殻からつくられ
る胡粉である。画材についての勉強会を行うなど素材研究に熱心な「ニッポン
画家」の山本太郎さんと、日本に数社しかない胡粉の精製工場のひとつである、
京都のナカガワ胡粉絵具の工場を見学しました。

◇街の画材店を訪ねる

1.ニッポン画家山本太郎さんと行く彩雲堂本舗

古い佇まいの家屋が軒を連ねる通りに面した彩雲堂本舗。江戸時代に創業され
た老舗の日本画材専門店は、絵具だけでなく筆でも有名。たびたび訪れるとい
う山本太郎さんとご主人のやりとりに素敵な信頼関係がうかがえました。

2.アーティスト近藤聡乃さんと行く月光荘画材店

東京・銀座にある創業90年の老舗・月光荘画材店。街のお店ならではのきめの
細かな対応で、絵を愛する人々をサポートしています。「以前から気になって
いた画材屋さんなんです」という近藤聡乃さんが訪れました。

◆論考 画材の現在と未来

1.物質としての油画の原理 text by 佐藤一郎

油彩画の特徴は、不透明な絵具に透明な絵具を塗り重ね、空間という「透明な
もの」までをも再現することにある。油絵具の開発とその絵画技術の発展は、
「見ること」の構造に対する、画家たちの真摯な挑戦の歴史であった。

2.日本画の画材と“自由” text by 荒井経

「西洋画」に対抗して、日本の伝統的な絵画技法が「日本画」とよばれるよう
になっていく。そのとき、画家たちが日本的なものの拠りどころとしたのは「
岩絵具」であった。画材から、近代日本画が抱える問題点を提起する。

3.アクリル絵具~現在の問題点と展望 text by 植木誠一郎

便利さで多くのユーザーを獲得しているアクリル絵具。しかし絵画ジャンルと
しても画材としても、本格的な研究はまだ発展途上である。その歴史と性質か
ら見えてくる、アクリル絵具独自の可能性を探る。


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┃4 画材で「描く」
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さあ、次はあなたの番です。画材を手にとって、作品制作にチャレンジしましょ
う。あなたをワクワクさせるすてきな画材が、画材屋さんにはたくさんありま
す。ぜひ足を運んでみて、あなただけのお気に入りを見つけてください!

◆2006年度版 最新画材カタログ BT Selection こだわりの画材

油絵具/水彩絵具/アクリル絵具/メディウム/パステル/色鉛筆/日本画用
絵具/筆/紙/鉛筆


~*~*~ 特別記事 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 越後妻有アートトリエンナーレ2006

2 Mudam Luxembourg

3 Becoming a Curator

4 身体改造を問いつづけるオルランの再来日

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┃1 越後妻有アートトリエンナーレ2006
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大地の芸術祭の幕が開いて

震災や豪雪といった数々の苦難を乗り越え、ついにスタートをきった大地の芸
術祭。これまで、日本の原風景・里山にふれることや地域復興政策としての有
効性など、自然や地域の側から語られることも多かった。もちろん、それらも
芸術祭の重要な一面であり、世界でも希有な美術展として注目を集める根拠に
もなっている。しかし、何をおいても国際美術展として、作品1点1点をしっか
り観ることを忘れるべきでない。ここでは開幕直後に取材した最新作を多く紹
介したい。必ずあなたの心に響く作品があるはずだ。


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┃2 Mudam Luxembourg
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ルクセンブルク初の現代美術館 開館

7月2日にグランドオープンを迎えた、グラン=ドュック・ジャン近代美術館、通
称〈Mudam Luxembourg〉。そのメイン・コンセプトは“Be the Artists’ Gues
t(アーティストのゲストになりなさい)”。展示、収集・収蔵、教育・普及、
広報、ショップ運営等々、館の多彩な活動に則して、アーティストたちにコミ
ッションワークを制作してもらうというユニークな方法論を実践している。〈
成熟した革新性〉に新しい美術館のインターフェイスを観る─。


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┃3 Becoming a Curator
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合い言葉は「愛」と「誠」!

30歳以下の若手キュレーター発掘と育成を目指す国際賞「ロレンツォ・ボナル
ディ・アート・プライズ」。後ろ盾になる組織もない、展覧会づくりの経験も
(ほとんど)ない〈僕〉が、賞を受賞して展覧会をオープンするまでの記録―。


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┃4 身体改造を問いつづけるオルランの再来日
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整形アーティストによる21世紀的展開とは?

オルランが10年ぶりに来日を果たした。外科手術によって自らの顔を整形する
パフォーマンスで話題となった彼女の存在は強烈なインパクトを与えるもので、
現在でもその名前や作品を記憶している人も多いだろう……。

~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 尾仲浩二

2 野見山暁治

3 齋藤芽生

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┃ 尾仲浩二
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「懐かしさ」は罪か―? 「普通の写真」であるためのたえざる歩み

「普通に、『写真の写真』が撮りたかったんですよ。何かのための、写真のた
めでもないし、美術のための写真でもない、いわゆる普通の写真でいたかった。
それはずっと変わらないですね」。何のためでもない、普通の写真とは何か。
それは「普通に撮る」写真ではなく「普通に見る」写真だといえるかもしれな
い。


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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◇ヴェネツィア:ルーチョ・フォンタナ個展「ヴェニス?ニューヨーク」展、「
われわれはどこへ行くのか?」展

◆バルセロナ:ループ‘06 第4回ヴィデオアート・フェア、ソナー・フェステ
ィバル2006

◇レオン+マドリッド:フォト・エスパーニャ2006「自然:」展、ロエベ創業
160周年記念「テイク・ミー・ウィズ・ユー」展、「トライアル・バルーンズ(
観測気球)」展

◆アムステルダム+ハーグ:「アップ・アンド・カマーズ」展、「レンブラン
ト?カラヴァッジオ」展、「サマー・コレクション」展
◇ベルリン:ソンアンビエンテ・ベルリン2006

◆ロンドン:ビル・ヴィオラ個展「愛と死 ザ・トリスタン・プロジェクト」、
デミアン・ハースト個展「《千年》とトリプティック」フランシス・ベーコン
個展「トリプティック」、「グレイソン・ペリー リンカーンシャーの魅惑」


◇ニューヨーク: 「ビューティフル・ゲーム?現代美術とサッカー」展、クレ
イトン兄弟個展「ウィッシー・ワッシー」

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┃連載
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◇子供と美術 16

◆やっつけメーキング 33 カブトムシをやっつける

◇モダン日本グラフィック 4(最終回) 山名文夫(その2)
1,676円
◇◆
◆◇特集 アートの旅にでかけよう

この夏ならではの、極めつけのアートを見つけに出発! 青森では、オープン
したての美術館で、煉瓦倉庫で、奈良美智さんが待っている。新潟には、里山
まるごとアートの国、「大地の芸術祭」が3年ぶりにやってくる。瀬戸内・直島
では、生まれ始めたアートファンのコミュニティーに参加したい。プランはちょ
っとで、ルートは自由に、出会いは未知数。そんな、アートの旅にでかけよう。



~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 青森編

2 新潟・富山編

3 瀬戸内編

4 全国ミュージアム・ガイド30選

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┃1 青森編
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◇弘前 / ひと夏だけ訪れることのできる夢の街「A to Z」をさまよう

奈良美智の生まれ育った街・弘前と奈良+grafが仲間たちとつくりあげた小屋
が立ち並ぶ迷宮の街「A to Z」。現実の街と架空の街の間であなたは何と出会
うのだろうか。参加者それぞれの歩いた足跡が誰のものでもない物語を紡ぎだ
す――。

◆青森 / ねぶたの本場で巨大美術鑑賞。ついつい気持ちもでっかくなる

構想から15年――青森県立美術館がいよいよ開館する。オープニング展の目玉
は、シャガールによるバレエ「アレコ」の舞台美術で、巨大な綿布画が4幕分揃
う、レアな展示だ。さて、青森で巨大といえば「ねぶた」。この夏、アレコと
ねぶたを一緒に堪能してみよう。

◇青森~恐山 / 深く青き森に根付く、縄文のこころをたどる

5,000年前の人びとの生活を、われわれの前にありありと浮かび上がらせた、
三内丸山遺跡の発見。大型掘立柱建物と、多くの出土品の造形は、私たちの「
縄文的」なイメージを決定付けた。縄文文化の「発見者」岡本太郎の足跡を追
って、青森から下北へ。

◆八戸~三沢 / 基地と原燃のドラマチックワールドに演劇界の異才を訪
ねる

身捨つるほどの 祖国はありや――。小学校の多感な時期を、母とふたり三沢
で過ごした寺山修司。その詩の魅力は、世間の抑圧を撥ね返すエネルギーにあ
る。「下北」は、津軽地方に差別され、米軍基地と核処理施設をおしつけられ
た。八戸を拠点に世界で活動する前衛演劇の旗手を訪ね、現在形の「下北」の
横顔を垣間見た。


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┃2 新潟・富山編
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◇越後妻有 / 日本のふる里のくらしに「大地の芸術祭」でふれる

日本の原風景ともいえる里山に330を超えるアート作品が展開される。真夏の日
を浴びて山道を歩きながら自然の中でアーティストの作品と対面する。世界で
も稀な展覧会をさらに楽しむために越後妻有の風土と積極的に関わってみよう。
新鮮な出会いが待っているはずだ。

◆佐渡島 / 厳しい自然と芸能が息づく島の豊かな表情を体感する

日本海最大の離島・佐渡島。かつて遠流の地として貴族が流され、都からの文
化・芸能が発達した。また、対馬海流の影響で新潟本土にくらべ冬暖かく夏は
涼しく、珍しい植物も多い。北端の寺院で僧侶をしながら佐渡の波を撮り続け
ている梶井照陰を訪ねた。

◇氷見 / 風景をつなぎ、人がつながる、街の再生の萌芽を見つける

老舗旅館を再生させるプロジェクトがいまや氷見の街と人を巻き込んで進んで
いる。アーティストの想像力が発端となって、まずは氷見の人たちが街の魅力
に気付くこと。その魅力は訪れた人にもきっと届くだろう。再生は氷見のシン
ボル上庄川の流れのようにゆっくりゆっくりと進んでいく。

◆入善~黒部 / 黒部川のダイナミックな流れがつくる壮大な眺める

「あばれ川」と呼ばれる黒部川。広大な扇状地と深く刻まれた黒部峡谷の自然。
水流が多く高低差があるため水力発電も発達し、そこで多くの人間ドラマが生
まれた。現在はおとなしい黒部川、自らがつくりだしたその自然と人工の景観
に何を見る。


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┃3 瀬戸内編
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◇直島 / アートの島で出会う人と暮らし、そして人生を見つめなおす

一昨年の地中美術館オープン以降、以前にまして美術ファンで賑わっている直
島。島外から移り住んでカフェを開いたり、空いている部屋を安い民宿にした
り、島に暮らす人々のあいだにも新しい風が吹き始めている。美術館に訪れた
ら、そんな島のリアルにも触れてみたい。

◆津山~奈義 / 死体標本から異空間アートまで。山間の町でトリップす


岡山県北の街、津山・奈義。開けた瀬戸内から離れ、閉鎖的なイメージもある
が、江戸時代には洋学を先取した藩の気風があり、今は奈義町現代美術館とい
う、不思議な展示形態をもつ施設がある。山間の町の、凝縮された精神風土を
探る。

◇高知 / よさこいの地のバガボンドたちと南国の開放感にひたる

そそりたつ山並みに三方を囲まれ、太平洋の荒波に南側を閉ざされた高知県。
自然環境がもたらす心理的距離感は、しかしアーティストたちにとって、この
うえない自由な風土を提供している。映像作家、大木裕之とともに道後温泉(
愛媛)を発した。

◆讃岐平野 / うどんとアートのラビリンス。香川でお宝を掘り当てる

香川は日本で一番面積の小さな県だ。瀬戸内の暖かな気候、用水確保のための
ため池。古くから瀬戸内の海上交通がもたらした文化、そして空海以来の宗教
文化の交錯地でもある。イサムノグチ、丹下健三、猪熊弦一郎、中川幸夫ら強
烈な個性をもつアーティストたちがこの地で出会っている。この地のギャラリ
ストとアートコレクターを訪ねた。


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┃4 全国ミュージアム・ガイド30選
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気にはなってはいたけど、なかなかいけなかった美術館はありませんか?常設
展示が充実していたり、庭園がすばらしかったり、建築がユニークだったり…
…。そしてなにより訪れることそのものが「旅」になるような、とっておきの
ミュージアムを厳選してご紹介します。

モエレ沼公園
土門 記念館
金沢21世紀美術館
ニキ美術館
富弘美術館
ハラ ミュージアム アーク
森美術館
神奈川県立近代美術館 葉山
箱根ラリック美術館
ポーラ美術館
松本市美術館
池田満寿夫美術館
ヴァンジ彫刻庭園美術館
秋野不矩美術館
豊田市美術館
養老天命反転地
MIHO MUSEUM
細見美術館
アサヒビール大山崎山荘美術館
京都府立陶板名画の庭
サントリーミュージアム[天保山]
大原美術館
足立美術館
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
イサム・ノグチ庭園美術館
大塚国際美術館
福岡アジア美術館
熊本市現代美術館
鹿児島県霧島アートの森
田中一村記念美術館


~*~*~ 巻頭特集 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

岡本太郎「明日の神話」再生プロジェクト

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メキシコシティ、愛媛・東温市、そして東京・汐留へ……。高さ5・5メートル、
幅30メートルにおよぶ巨大壁画《明日の神話》は、1968年から69年にかけて岡
本太郎が制作、その後、撤去、行方不明となり、2003年に岡本敏子が発見。二
人の死後も意思を継ぐ人々のエネルギーによって、輸送、修復され、ついに公
開にこぎつけた。本誌ではこの夏もっとも注目されるこの作品に、詳細な図版、
修復家のインタビュー、年譜、対談、テキストなど様々な角度から追ってみた
い。

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┃1 対談 平野暁臣×鶴田真由
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“太郎のエネルギーをシャワーのように浴びて”

年齢、性別を問わず、あらゆる人に影響を与えつづける「岡本太郎」というエ
ネルギーとは、いったいなんなのか。「『明日の神話』再生プロジェクト」ゼ
ネラルプロデューサーの平野暁臣氏と、このプロジェクトの応援団「太郎の船
団」のメンバーでもある女優の鶴田真由さんに、壁画、太郎、岡本敏子につい
て語ってもらった。

“見る”というより“浴びる”感覚 / 岡本敏子の“人生最後の仕事” /
周りを巻き込むエネルギー


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┃2 修復ドキュメント
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《明日の神話》はいかにして甦ったか

1969年、メキシコのオテル・デ・メヒコに納品されて以来、行方知れずとなっ
ていた《明日の神話》。35年後に発見されたときには、資材置場という劣悪な
環境にあった。巨大な画面には、割れ、歪み、汚れに加え、欠損部もある。メ
キシコから愛媛県東温市の作業場に運ばれ、修復家の手に委ねられた。一年間
に及ぶ修復は、いかにして行われたのか。修復チームを率いた吉村絵美留氏に
話を聞いた。


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┃3 論考
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再説「爆心地」の芸術─岡本太郎と「明日の神話」 by 椹木野衣

壁画《明日の神話》の主題に、そもそも表象することが不可能な純粋な光の横
溢である「爆心地」を選んだ岡本太郎は、表象の「事後性」という問題をどの
ように超えたのか。壁画と同時期に取り組んでいた大阪万博「テーマ館」との
奇妙な符合から読み解いていく。


~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 束芋

2 長沼基樹

3 北辻良央

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┃ 束芋 ヨロヨロン
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日本人のドメスティックな公衆感覚を独特のユーモアと鋭いアイロニーで表現
した衝撃的なデビュー作から7年。現在、原美術館で開催中の個展「ヨロヨロン」
では、「身体」を通じて世界の内側へとアプローチしていく、束芋の進化を見
出すことができる。作家としての新たな局面を見せる、束芋の「現在」にスポ
ットをあてる。

◇インタビュー ~ 「わたしの作品は『何ものっていない器』でありたい」

新作は自分の中の「ブレ」を表現 / 「身体」から「世界」「宇宙」が見
える / 命を吹き込み、命をそぎ落とす

◆作家論 平成生命主義の幕開け by 福住廉


~*~*~ 展覧会 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 さよならナム・ジュン・パイク展

2 「群島」のアートへ

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┃1 さよならナム・ジュン・パイク展
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“バイ・バイ・キップリング、ハロー・パイク!”

フルクサスへの参加やヨーゼフ・ボイス、ジョン・ケージとの共演、衛星放送
を利用したグローバル・ネットワーク番組、TVモニターを多用したインスタレ
ーションなどによってアートシーンを牽引した東洋人、ナム・ジュン・パイク。
20世紀という時代の技術的な成果をもっとも深く理解し諧謔をこめて作品に転
化した慧眼のコスモポリタン、パイク。今年初めに逝去したメディア・アート
の第一人者、パイクをワタリウム美術館で開催中の回顧展を契機に再考する―
―。
東洋と欧米を移動しながら / キップリングへの反論 / ヨーコによるエレガ
ントな追悼

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┃2 「群島」のアートへ
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交錯し共鳴する3つの経路

東京・茅場町、隅田川に臨むマンションの一室にあるGALLERY MAKIで、「論証
―群島のアート考古学」と題された異色の連続企画展が開催中だ(7月28日まで)
。国家や民族に規定された美意識の臨界点を問い、近代の枠組みに捕らえられ
てきた芸術と美学の彼岸を垣間見る……偶然の出会いがなにかを共鳴させる、
未知の海路の中へ─。


~*~*~ 特別記事 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

1 文化庁芸術選奨受賞者・和田盗作問題を考える

2 映画「ジダン 神が愛した男」

3 青木淳内装設計・TARO NASU (大阪)オープン

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┃ 文化庁芸術選奨受賞者・和田盗作問題を考える
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巷を騒がせてきた洋画家・和田義彦への「盗作疑惑」と文化庁芸術選奨授賞取
り消しの報道。一連の騒動が露呈させた問題は、一画家のモラルを問いて帰結
する次元のものではない。美術界とこの国が由としてきた美術評価システムの
機能不全が、いま、問われている。

opinion 1 この国が定めた「美術」を問う by 椹木野衣

opinion 2 美術は「鎖国」されたままなのか by 東谷隆司


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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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◇シドニー:第5回シドニー・ビエンナーレ「接触領域」

◆ジャカルタ:ジャカルタ・ビエンナーレ2006

◇バーゼル:アート|バーゼル2006

◆ヘルシンキ:「ARS 06―現実感覚」展

◇ベルリン:ソンアンビエンテ・ベルリン2006

◆ブカレスト:ブカレスト・ビエンナーレ2「カオス―混沌の時代」

◇パリ:アルモドヴァル展

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┃連載
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◇子供と美術 15

◆やっつけメーキング 32 カブトムシをやっつける

◇モダン日本グラフィック 3 山名文夫(その1)
1,676円
◇◇
◇◇特集 ZERO ZERO GENERATION NIPPON 2 ― 2000年代から未来に向かう日
本の新世代アーティスト108人

2000(ニセンゼロゼロ)年代、日本(ニッポン)―。この時代を牽引する新世
代アーティスト100人余りが一挙登場し、2000年代をかたちづくる感性とイマジ
ネーションを総攬した本誌「ゼロゼロ・ジェネレーション特集[2002年2月号]。
00年代も折り返し地点を過ぎた現在、この国のアー卜は、いったいどんな10年
を生み出してきたのか?ニッポンの〈今〉と〈これから〉をつくりだす若手一
人ひとりの活躍を見て辿りながら、再び、00年代の日本を俯瞰しつつ、見つめ
直してみたい。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 アーティスト・ファイル

2 状況分析編―2000年代日本のアートシーンを読む

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┃1 アーティスト・ファイル 日本の新世代アーティスト108人
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青山悟 / 雨宮庸 / 安藤正子 / 池田学 / 池田光弘 / 池松江
美(辛酸なめ子) / 石川恭子 / 石田達郎 / 石渡誠 / 泉孝昭
/ 泉太郎 / 市川創太 / 稲森栄敬 / 岩井知子 / 岩崎貴宏 /
岩田とも子 / 梅津庸一 / 榎本耕一 / 王子直紀 / 大久保亞夜
子 / 大竹竜太 / 大野智史 / 大庭大介 / 片山博文 / 加藤崇
/ 金氏徹平 / 川崎昌平 / 鬼頭健吾 / 君島彩子 / 國方真秀
未 / 倉重迅 / 倉谷拓朴 / 栗林隆 / 小柳裕 / 佐伯洋江 /
坂元友介 / 佐々木愛 / 笹口数 / 笹倉洋平 / 笹山直規 /
さわひらき / 志賀理江子 / 舛次崇 / ソフトパッド / 高木紗恵
子 / 高木正勝 / 高嶺格 / 田口和奈 / 竹村京 / 田幡浩一
/ chim↑pom / 塚田守 / 津田直 / 土屋仁応 / 照屋勇賢 /
中岡真珠美 / 永岡大輔 / 中田泉 / 中西信洋 / 名和晃平 /
西尾康 / 西野達 / 野田幸江 / 橋爪彩 / 林俊 / 林智子
/ パラモデル / 春木麻衣 / 半田真規 / 板東慶一 / 冨谷悦子
/ 本城直季 / 前田征紀 / 槙原泰介 / 町田久美 / 松井えり
菜 / 7松井冬子 / 松原壮志朗 / 水内義人 / 三瀬夏之介 / 三
宅砂織 / 三宅信太郎 / 宮永愛 / 森千裕 / 森弘治 / 八木良
太 / 山川冬樹 / ヤマタカEY / 山本一弥 / 山本桂輔 / 山本
高之 / 山本基 / 横山裕一 / 吉田和貴 / 淀川テクニック

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┃2 状況分析編―2000年代日本のアートシーンを読む
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■1. 〈内向〉の技法、帰属なき〈表象〉―「ゼロゼロ・ジェネレーション」
という時代 text by 椹木野衣

2006年初夏│00年代も折り返し地点を過ぎた今、省みて、いったいこの奇妙な
造語、「ゼロゼロ・ジェネレーション」は、なにを意味してきたのか? 89年
の「壁崩壊以後」から、01年の「対テロ戦争と監視の台頭以後」へ。〈身体/
表象〉への透徹した視線と、高度に研ぎ澄まされた技巧が、歴史の抑制を超え
て奔出する

ゼロゼロ・ジェネレーションの航海図 / ふたつの切断面 / 監視とIDイ
デオロギー / 〈内向〉という抵抗 / 技巧の行使―〈内なる日本の崩壊
〉以後 / ゼロ・ディケイドの未来?


■2. 認識と身体の境界を越えて―きたるべき時代へのアプローチ
text by 松井みどり

20世紀末の芸術は「日常性」を取り込んで大きな成果を得たが、ここに来て、
時代は世界とより根元的に向き合おうとする新傾向の作家たちを生みつつある。
閉塞感と暴力性に覆われた現在の世界は70年代初めに似ていると看破し、ロバ
ート・スミッソン、菅木志雄らが提示した概念を現代に敷衍した時、新世代の
身体性、精神性によって変容された世界が現前する

始まりの予感―ランド・アートとパフォーマンスの復権 / 生成のプロセス
に至る「破壊」―スミッソンからジェラテン、半田真規へ / 「境界」の現
出と物の内側―菅木志雄の省察と田中功起の観察 / 意識と身体の内部の開
示―森千裕によるイメージの沈殿、泉太郎における実存的身体のスラップステ
ィックな出現 / 日常を超えて―閉塞感からの脱却


■3. GEISAIの2000年代―世界最速のアート・イベント、GEISAIが輩出したア
ーティストたち text by 宮村周子


■4. ∞ジェネレーション―Generation Infinity text by 東谷隆司

インターネットによる生活環境の変化が、美術にも影響を及ぼさずにすむはず
がない。では、ITによる情報流通の匿名化と加速化、コンテンツの増加と共有
化を脅威としない芸術とは何か。洋画家の盗作騒ぎでにわかにかまびすしい日
本の美術界の、悪しき構造とは何か。それは本質的かつ火急の問いである。
「われらが時代」が立っている地平を、再確認せよ

~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 鷹野隆大

2 根岸芳郎 ― 「未知への旅」を誘う色の水

3 ヒラタシノ ― 人の心に花がさく絵

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┃ 鷹野隆大
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“写真の表面をなぞる官能への誘い”

その発表の度に大きな話題を呼び、写真界の芥川賞と称される木村伊兵衛写真
賞の最新受賞者が、鷹野隆大写真界気鋭の論客が、受賞作『In My Room』を手
がかりに鷹野作品の魅力を解き明かす

身体のアーティキュレーション―鷹野隆大写真集『In My Room』を読む
text by 小林美香

性的存在と視線 / 人という得体の知れないもの / 「現実」を認識する
ための写真

~*~*~ 展覧会 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 横尾忠則展@カルティエ現代美術財団

2 アフリカ・リミックス

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┃1 横尾忠則展@カルティエ現代美術財団
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“パリを熱狂させた豊饒なイメージ”

村上隆や森山大道など日本のアーティストを積極的に紹介してきたカルティエ
現代美術財団が、今度は横尾忠則の大規模個展を開催。60年代作品から最新作
まで、絵画を中心にした展示はパリで熱狂的に迎えられ、盛況のうちに終了し
た。本稿は、今回の展覧会のアソシエート・キュレーターであり、かねてより
横尾の活動を見続けてきた飯田高誉による、横尾忠則ヨーロッパ初個展の報告
である。

死のイメージを喚起する「赤」 / 展覧会初日の興奮と大きな反響 / グ
ラフィックと絵画の境界消滅

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┃2 アフリカ・リミックス
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“多様化するアフリカの現代美術”

多くの日本人にとって、アフリカは遠い。しかも、アフリカ/現代美術となれ
ばなおさらだろう。無理して言葉で理解しようとせずに、まずは作品と直に触
れてみてほしい。どう受け取り、どうリサイクル/リミックスするかはあなた
の自由だ。ここでは市原氏と小田氏、2人の実践を紹介する。

■1. アフリカ・リサイクル text by 市原研太郎

これまでのアフリカ現代美術展 / エネルギーあふれる展示 / 新たな二
項対立を乗り越える術を

■2. REMIXXX THE AFRICA REMIX text by 小田昌教


~*~*~ 特別記事 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

1 映画「胡同(フートン)のひまわり」
“父、息子、画家の夢―失われゆく北京の路地で

2 『アーモリー・ショウ物語』
マルセル・デュシャン《階段を降りる裸体No.2》の解体とポップアート

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┃Around the Globe 海外のアートシーンから
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■ロンドン:「壊れた橋の上には雪はない?ヤン・フードンによる映像インスタ
レーション」展、「インナー・ワールド・アウトサイド」展

■ニューヨーク:さわひらき個展、タミー・ベン=トァーのパフォーマンス
「白子ネズミのダンス」、ジェニー・ホルツァー写真展「Night Feed」、ジェ
ニー・ホルツァー絵画展「Archive」

■パリ:「アートのちから」展

■ロサンジェルス:ライナー・ガナール「自転車で走るサンセット大通り」、
エリック・ウェズリー個展 MOCAフォーカス

■北京:第3回大山子国際芸術節「北京/背景」

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┃連載
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■子供と美術 14

■やっつけメーキング 31 ファッションをやっつける

■越後妻有ドキュメント2006 3 インタビュー クリスチャン・ボルタンスキ


■モダン日本グラフィック 2 杉浦非水(その2)

1,676円
BT2006年 6月号


■ ■特集 工芸発見! ― 日本美術ってすごい!


泥団子にハマる幼児の話題をよく耳にします。光る、硬いちょっと重い、つるつるしていて気持いい。あれって、モノをつくり、愛しむことの根っこだと思うんです。「さわりたくなる」「つくりたくなる」「ほしくなる」。日本美術、とくに工芸にはそういうモノ欲をダイレクトに刺激するなにか、つまり“モノ力”があふれています。欧米の美意識へのヘンなコンプレックスがないがしろにしてきた古い工芸から、工芸のエッセンスを敏感に嗅ぎ取った作家による新しい美術まで。これこそが“モノ力”だ、という、日本美術のエッセンスをご紹介します。美術に触れるには、先入観を捨てること。その大事さがわかります。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~**

1 横尾忠則の工藝礼讃

2 辻惟雄 日本美術と工芸の歴史

3 コンテンポラリーなモノ作家たち

4 対談1 須田悦弘×千宗屋 〈モノの価値について考えてみる〉

5 コラム1 越後妻有に、縄文時代以来の窯場が誕生

6 “つくってみたくなる”

7 批評1 現代美術としての工芸

8 批評2 もうひとつの工芸―展覧会シーン1985-2005

9 オススメ工芸ミュージアム

10 対談2 杉本博司×山下裕二 〈“モノ力”について考えてみる〉

11 コラム2 工芸をめぐるコトバ

12 批評3 偽装のジャンル―もしくは「工芸」という橋

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┃1 横尾忠則の工藝礼讃 ┃
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遊びをせんとや生まれけむ戯れせんとや生まれけむ遊ぶ子供の声聞けば我が身さえこそ動がるれ。美術とデザイン、その双方のジャンルを自由に行き来し、そこから常に斬新な発想と表現を生み出し続ける、現代の尾形光琳、横尾忠則。その横尾氏に今回は「工藝」に対する礼讃を主題に作品を作ってもらった。「梁塵秘抄」に歌われた,万人がもつ「遊び心、戯れ心」と、横尾氏の遊びゴコロとが共鳴する。

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┃2 辻惟雄 日本美術と工芸の歴史 ┃
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見過ごされてきた日本人の美的感覚、エキセントリックな表現や遊びの精神などを鋭敏に嗅ぎ分け、伊藤若冲岩佐又兵衛などの絵師を再評価し、近著『日本美術の歴史』(東京大学出版会)が美術書としては異例の4万部のベストセラーになった、辻惟雄氏。日本美術史の第一人者に、美術全体のなかでの「工芸」の位置、工芸が本質的に持つ、デザイン的な性格。「好み」という言葉に象徴される工芸の自由闊達さ。そんな新鮮な「工芸」観を語ってもらった。

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┃3 コンテンポラリーなモノ作家たち ┃
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素材と、技術と、つくる意思。そのいずれにも究極のこだわりを発揮するつくり手が生み出す「モノ」。さまざまな分野で、さまざまなモノがつくられている。モノそのものがもつ存在感が、われわれを魅了する。「モノ」の魅力を創出する13人、その仕事ぶりを紹介する。

村山留里子 / 奥畑実奈 / 新井達矢 / 前原冬樹 / 嵯峨篤 / 名和晃平 / 石上純也 / 上田博文+竹田直樹 / 高見澤英子 / 内田鋼一 / 杉本英輝 / 更谷富造




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┃4 対談1 須田悦弘×千宗屋 〈モノの価値について考えてみる〉 ┃
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「石ころと金は、ふつうまったく逆の価値なんですけど、考え方しだいでは、じつは同じところに行き着くこともある」
「空想でいいので、利休とデュシャンの対話を聞いてみたいです。近代以降のイメージの手垢をさっぱり洗い流したふたりの対話を」

道具というモノ / 名前と逆説 / 生きる道としての工芸と美術 / 「ことば」に使われない


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┃5 コラム1 越後妻有に、縄文時代以来の窯場が誕生 ┃
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この夏に開かれる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」において、新潟十日町市の農村集落に“縄文時代以来”の窯場が誕生する。縄文時代中期の火焔型土器を出土した十日町市ではあるが、その後、やきもの文化は途絶えてしまっていた。その十日町の土質に注目した陶芸家たちが、この夏、「大地」の祭典で再び十日町の土を用いた「妻有焼」を展示する。

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┃6 “つくってみたくなる ┃
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見るのもいいけど、実際に自分でも作ってみたい。泥団子に魅了される幼児のように、工芸は人にそんな気持をおこさせる。さあ、先に紹介されたその道の第一人者に、その楽しみ方を教えてもらおう。

ガラス 高見澤英子 / やきもの 内田鋼一 / 能面 新井達矢 / ネイルアート 奥畑実奈

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┃7 批評1 現代美術としての工芸 ┃
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工芸の価値は作品の中に蓄積され、作品そのものから読み解かれる技術の中にこそ存在し、言葉から伝えられるものではない。その価値は「遺伝の記憶」「言語の記憶」と区別される「技術の記憶」として経験されるのである。

「芸術のための芸術」としての工芸 / kunstgewerbeから工芸へ―その興隆と失墜 / 「伝統工芸」と「近代工芸」 / 柳宗悦の民藝思想とその周辺 / 工芸と「上位美術」 / アルス・ノーヴァ―「新しい術」が開いた現代美術と工芸の関係 / 終わりに―「art for art’s sake」としての工芸

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┃8 批評2 もうひとつの工芸―展覧会シーン1985-2005 ┃
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「生活」との関わりで語られるいっぽう、「芸術」として鑑賞の対象になる工芸。美術館における展覧会というメディアをとおしてその存在をかえりみることは、とりもなおさず工芸の本質を考える行為につながる。最近20年間に行われた、工芸をテーマとした展覧会から、同時代の視点を汲み取ってみよう。

工芸の同時代性 / ジャンル横断のダイナミズム / 「挑むかたち」という挑発 / 再び、工芸の同時代性について

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┃9 オススメ工芸ミュージアム ┃
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古くから土地に根付いていたり、歴史のなかで権力者や数奇者に蒐集されたり、工芸を訪ねてまわると、かならず「日本」の姿がみえてくる。ここでは全国の特色ある工芸ミュージアムをチョイスしてみた。工芸から日本を考え直す最適の場所。

日本こけし館 / 蟹仙洞(かいせんどう / 茨城県陶芸美術館 / 春風萬里荘 / 益子参考館(濱田庄司記念館 / METAL ART MUSEUM / 遠山記念館 / 東京国立近代美術館工芸館 / 渋谷区立松濤美術館 / 五島美術館 / 永青文庫 / 大倉集古館 / 根津美術館 / 畠山記念館 / 日本民藝館 / 刀剣博物館 / 能面博物館 / 岐阜県現代陶芸美術館 / 愛知県陶磁資料館 / 浜松市美術館 / 豊田市美術館 / 松本民芸館 / 徳川美術館 / 芸術の森 伊豆ろう人形美術館 / 石川県立美術館 / 滋賀県立陶芸の森 陶芸館・産業展示館 / 石川県輪島漆芸美術館 / 金沢市立安江金箔工芸館 / 武生市越前の里資料館 / 佐賀県立九州陶磁文化館

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┃10 対談2 杉本博司×山下裕二 〈“モノ力”について考えてみる〉 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

「これ、欲しい。ポケットに入れて空港のゲート行ったら、ピンポン鳴るのかなあ?」「先日拝見したときより、古色がついている。現代作か古代作か、見分けがつかない……

古色のついたモノたちに酔いしれる / 無署名性の美意識について考える / 日本美術のモノ力を見直してみる

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┃11 コラム2 工芸をめぐるコトバ ┃
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工芸作品に投げ掛けられる言葉のほとんどは、「景色がいい」「重厚な佇まい」「味わいが深い」などといった、個人の趣味も含めた表層的な印象か、もしくは技術的な評価になることが多い。ここでは、制作者自身が、時代と向き合い、自己の仕事を対象化したときに得られた、その結実としての言葉を紹介する。柳宗悦、八木一男、山田光、中村錦平。「工芸」を語る作者の言葉に、耳を傾けてみよう。

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┃12 批評3 偽装のジャンル―もしくは「工芸」という橋 ┃
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工芸と現代美術。ふたつの領域を見つめながら、それぞれの新しい可能性を探ってきた筆者。昨年、東京都現代美術館で企画した「アルス・ノーヴァ│現代美術と工芸のはざまに」展、5年間にわたる資生堂ギャラリー「life/art」展の試みを経て、その眼に映っているものは?

工芸とデザイン / 偽装のジャンル / 造形芸術における“公民権運動”と伝統主義 / アヴァンギャルドと工芸 / 情報社会における造型 / 分離と結合 / 工芸という橋
1,676円
◆◆
◆◆特集 創造する脳 ― どうして人は絵を描くのか?

「脳」ブームといわれている今、脳について様々なアプローチがなされている。
脳神経学は脳の機能を解き明かし、脳科学はイメージの発生を説き、ロボット工学は人工知能を進化させる。美術は何ができるか。ヒトが絵を描く「なぜ?」と「どうやって?」を探ることで、浮上してきた脳の秘められた真実と新しい不思議。美術と異分野のクロスポイントから芸術の淵源、創造力の謎に迫る。

~*~*~ 目次 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~**

1 中沢新一

2 レオナルド・ダ・ヴィンチ

3 「脳! ― 内なる不思議の世界へ」展

4 佐々木里加

5 脳科学から見た絵画史

6 どうやってロボットは絵を描くのか?

7 佐藤雅彦 + 菅俊一

8 トリックスターとしての脳

9 パズルやゲームの脳刺激で、創造力は向上する

10 イメージの〈写真記憶〉は右脳を鍛える

11 難易度ウルトラC級「脳あそび」

12 対談 岡崎乾二郎×斎藤環

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┃1 中沢新一 巻頭インタビュー ┃
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“なぜ、いま脳が注目されるのか ― 時代は芸術の再編成を求めている”

「芸術」には終わりがある / 人類の脳は数万年前と変わらない / 心の内部に見つけた「光」 / シャーマンとしての芸術家 / 芸術の発生から未来を考える

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┃2 レオナルド・ダ・ヴィンチ ┃
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“統合された知、視覚の科学”

時を超えて人類を魅了する不朽の名画を描き、人体解剖学や物理科学の研究から、飛行機や軍事技術の構想、建築設計や都市計画まで手がけた「万能の天才」ダ・ヴィンチ。遠近法・幾何学・比率と構造の美から、鏡文字とイメージの謎まで、「総合知」が生み出した芸術を追う。

ダ・ヴィンチという〈謎〉 / 新しい視覚・構造の科学~遠近法・幾何学構造・比率の美 / 無神論と性同一性障害? / 鏡文字VSイメージ…解剖学の宇宙へ

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┃3 「脳! ― 内なる不思議の世界へ」展 ┃
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ヒトの身体のなかでもっとも神秘的な脳の世界。
その「謎」の深さ・広さは宇宙空間にも匹敵する。
「人類とは何か?」「心とは何か?」「〈私〉とは何者なのか?」
脳を知り、その機能解明に挑む科学の営みを紹介する話題の展覧会を観る。

茂木健一郎 “脳! ― 底が抜けてこその自由”

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┃4 佐々木里加 ┃
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“脳内ヴィジョンを具現化し発信する装置”

「脳」をモチーフに大きな作品を制作しつづけている佐々木里加。
脳をかたどった立体やCG出力をもとにした脳の図像が、金属的な光沢を伴ったり宇宙を思わせる静謐さを醸し出したりしながら、画面を構成する。幼少時から一貫して脳や心に関心を寄せ、作品をとおして追究を続ける彼女に話を聞いた。

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┃5 脳科学から見た絵画史 ┃
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“イメージ認識と描画の関係”

「フランス南東部で1994年に発見されたショーヴェ洞窟の壁画は、約3万年前に描かれたものだそうです。そのリアルな動物の姿を見ると、造形芸術の表現精神が、綿々と数万年も営まれているということに驚かされます。また、自然状況下で絵を描くという行為、3次元の像を2次元の平面に再現するという行為を実現しているのはヒトだけであるという事実は、たいへん興味深いものです。
私は長年、臨床医として脳の病気をもつ患者さんと接してきました。ここでは、そうしたなかで考えてきた、脳の働きと絵画についてお話しします」。
(東京女子医科大学医学部長 岩田誠)

目のしくみ / 見えたままに描く絵画 / 脳のモジュール構造 / 視覚情報処理の2つの経路 / 「空間」がわからない / 「色」と「形」がわからない / 画家の用いた視覚認知モジュール① / 画家の用いた視覚認知モジュール② / リアリズムにおける矛盾 / 右脳を損傷した画家 / ヒトはなぜ絵を描くのか

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┃6 どうやってロボットは絵を描くのか? ┃
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“描画行為のシミュレーションが示唆する脳の複雑さ”

対談 藤幡正樹×池内克史

「どのようにしてヒトは絵を描くのか」「なぜ描くのか」一一この普遍的なテーマを科学的に解明することを目的とした研究が、東京芸術大学藤幡研究室を中心に行われている。そのうちのひとつが、東京大学池内研究室と共同で進めている、ロボットに絵を描かせることを通じて、人間の創造的な芸術行為の本質へと迫る新しい試みだ。アーティスト、藤幡正樹と、日本随一のロボット工学者、池内克史が、その現在の成果と今後の課題について語る。

「描く」を科学するプロジェクト / ロボットがどこまで判断するのか / 身体性から出てくる描き方 / 「描く」ためのタスク・モデルを考える / 人工知能と身体性の問題 / プロの画家の持つ技術とは何か / 「人間とは何か」という問題へ

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┃7 佐藤雅彦 + 菅俊一 ┃
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“脳は最適な解を見ている”

私たちは毎日の生活の中で、テーブルの上にある料理を見て、そこに箸をのばしたり、地下鉄のドアが開くのを見て、近づいて乗り込んだり、雑誌に載っている文や写真を見たりなど、「目を使って何かを見る」という作業を起きている間ずっと続けています。しかし、その間「今、自分は見るという活動をしている」という意識を特に持つわけではありません。ごく自然に何かを見て、「そのものが何であるか」、「そこで何が起こっているのか」を理解しているのです……。

私たち人間の脳は、「見えない部分」をどのようにイメージするのでしょう。「私たちはどうやってモノを見て、理解しているのか」、そのメカニズムを探ります。

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┃8 トリックスターとしての脳 ┃
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“夢想を物質化する想像力”

何もないところから有機的な意味を見つけだすことを「夢想を物質化する想像力」として「物質的想像力」と名付けたことがある……(松田行正)。

脳が目という端末を駆使して外界を把握しようとする時、脳は、実は、自分にとって都合のよいようにモノをを見ようとする。それはあたかもトリックスターのような価値紊乱を引き起こす。目で見えているということは、実はそれほど当てにならないことなのかもしれません。

色を見る / 形を見る / 動きを見る / 立体を見る

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┃9 パズルやゲームの脳刺激で、創造力は向上する ┃
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“クリエイティブ脳開発①”

老化しにくい臓器「脳」 / 刺激するほど脳力アップ / 重要なのは手を動かすこと / 潜在能力を引き出そう (脳神経外科医 眞田祥一)

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┃10 イメージの〈写真記憶〉は右脳を鍛える ┃
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“クリエイティブ脳開発②”

脳ドリル大流行のなか、様々な論者のメソッドが次々と紹介されている現在。七田眞はその先駆のひとりとして、視聴覚情報の大量インプットによる脳開発を長年提唱してきた。高速リズムや音声による情報入力とともに、とりわけ「七田式」が重視するのが、色や図形などの視覚記憶トレーニングだ。想像力=創造力を育む「イメージ脳としての右脳」活性法について聞く。

イメージは右脳の“言語” / 「統合脳」とイメージング / 視聴覚トレーニングの実践 / 21世紀の飛躍? (教育学博士 七田眞)

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┃11 昭和40年会の、難易度ウルトラC級「脳あそび」 ┃
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昭和40年会が贈る、難度ウルトラC級の(いまはもっと上の難度があるけど)、脳あそび。40年生まれが考えた、よくも分からぬ問題の数々。まずは考えてみてくださいな。

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┃12 対談 岡崎乾二郎×斎藤環 ┃
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“〈関係〉と〈学習〉の創造”

クオリアと認識、パターンとコンテクスト、アウラと色彩、〈ひきこもり〉と美術、関係と学習……。脳と絵画をめぐって展開される興味津々の対話。

脳とコンテクスト認識 / 目と脳のチューニング / 無関係の関係……偏頭痛のアウラ / 美術の〈引きこもり〉性 / 〈分からなさ〉を楽しむ / 〈学習〉……サッカー・パスの交換



~*~*~ アーティスト ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

1 ギィ・ブルダン

2 靉嘔 AY-O

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┃1 ギィ・ブルダン ┃
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“肉体もエロスも〈モノ〉化する70sのラディカリズム”

マドンナのビデオクリップ「ハリウッド」で、その写真世界が全面的に盗用され、ここ数年、再評価が著しいギィ・ブルダンの作品。60年代末から70年代に輝いた彼の作品世界は、あらゆるものをオブジェ化する。肉体もエロスも〈モノ〉化する彼の、もっともお気に入りのオブジェは「脚」である。その脚に絡めて「ロリータ趣味」がそこに加わる。アンダーグラウンド的な事象をポップでカラフルな画面でオーバーグラウンド化してしまうのがブルダンである。強烈な色彩と、唐突にトリミングされた肉体のエロティシズム。いま、ブルダンの持つ過激な写真世界があらためて見直されている。

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┃2 靉嘔 AY-O 虹のかなたに ┃
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“靉嘔 AY-O 回顧1950-2006”

フルクサスで活躍し、「虹の画家」として知られる靉嘔(あいおう)。
五感から第六感へ。知覚の芸術家の全貌がいま明かされる。
福井県立美術館で幕を開け、今夏、宮崎県立美術館に巡回するこの回顧展は、それぞれの開催地と作家の知られざる関係を掘り下げることで、国境を越えたアヴァンギャルドと日本の戦後美術史をグローバルとローカルの2つの視座から照らし出す。


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1 人間の未来へ ― ダークサイドからの逃走

2 GEISAI#9

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┃1 人間の未来へ ― ダークサイドからの逃走 ┃
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“To The Human Future―Flight From The Dark Side”

水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催中の「人間の未来へ?ダークサイドからの逃走」展は、現代美術と報道写真に、詩や箴言を組み合わせた、革新的な企画展だ。芸術監督・逢坂恵理子氏の卓越したキュレーションのもと、おのおのの作品の放つメッセージが融合し、訪れた者の心に強く響いて、真摯に問いを投げかけてくる。現代社会を覆う闇。それでも信じるべき希望。これらの現実を前に、あなたは何を感じ、どう行動しますか?

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┃2 GEISAI#9 ┃
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“進化し続けるアートの祭典を追え!”

去る3月12日、東京ビッグサイト西4ホールで開催されたGEISAI#9。ファッション界との連動、豪華審査員、多彩な企画で日本のアートシーンに大きなインパクトを与えたイベントに密着!

各賞受賞者発表! 金・銀・銅 / 本戦審査員賞 / BTスカウト賞!
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美術手帖 雑誌の内容

  • 出版社:美術出版社
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:奇数月7日
  • サイズ:A5
美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。
資料性の高いヴィジュアル・マガジンとして海外からも熱い注目を浴びている。1948年の創刊以来、たえずアートシーンをリードしつづけるオピニオン雑誌。

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2020年10月号 (2020年09月07日発売)
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GO OUT(ゴーアウト)

2021年11月30日発売

目次: ヌクい、冬スタイル。

11/30(火)発売のGO OUT vol.147「ヌクい、冬スタイル。」では、イケてる冬キャンプ&焚き火スタイルを大特集。そのほかにも、防寒アイテムカタログと、今月も盛りだくさんでお届けします!!


〈“冬”キャンプSTYLE拝見。〉
ギアやファッションも重装備になる「冬キャンプ」で愛用しているアイテムを、おしゃれに外遊びを楽しむ達人たちに教えてもらいました。ほかの季節とは異なる、趣味のアクティビティを反映したスタイリングとこだわりのギア選びにご注目です。


〈ヌクい、冬装備。〉
冬本番の寒さを、あたたかく、むしろ楽しんで乗り切るためには、アタマや手や足元など、カラダの先っぽまで防寒対策するのが大切。機能はもちろん、ルックスやノリだってヌクヌクさせてくれるアイテムたちを集めてまいりました!!


〈絶対焚火主義。〉
朝晩の冷え込みが厳しくなる季節こそキャンプは楽しいという人は多いハズ。そんな時期だからこそ思う存分薪をくべて、炎で暖まろうじゃありませんか!今回はそんな焚き火ストたちに向けた最新ギアをご紹介します!


CONTENTS

013 GO OUT Choice
034 “冬”キャンプSTYLE拝見。
050 ヌクい、冬装備。
070 絶対焚火主義。
091 GO OUT Choice
106 BRAND PICK UP「SUPERMARKET」
113 GO OUT CAMP 猪苗代 vol.7 Report
116 GO OUT CAMP 関西 vol.7 Report
118 GO OUTの通販
126 GO OUT Livin’
132 長者温泉 ゆとり館
137 Shop List
139 
142 釣り部
144 ALEX飯店
146 Lookin’ Back on Trail
148 本間良二の One Size Fits All
152 A Beautiful Day ~Festival Photography~
154 POOR BOYS TIMES

参考価格: 850円

ワン&オンリーなアウトドアファッションマガジン

  • 2021/10/29
    発売号

  • 2021/09/30
    発売号

  • 2021/08/30
    発売号

  • 2021/07/30
    発売号

  • 2021/06/30
    発売号

  • 2021/05/28
    発売号

2 GetNavi(ゲットナビ)

ワン・パブリッシング

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GetNavi(ゲットナビ)

2021年11月24日発売

目次: 【総力特集】ホームセンター攻略ガイド
DIYや園芸用品だけでなく、日用品や生活家電、キャンプ用品など多彩なアイテムを扱うホームセンターがいまアツい!
各ショップのプライベートブランド商品を中心にホームセンターならではの名品を紹介しつつ、それらを使いこなすためのワザも併せてお届けします。

【毎年恒例】家電大賞2021-2022
GetNaviと家電専門ニュースサイト「家電 Watch」とのコラボによる家電アワード「家電大賞」が2021年も開幕。読者による投票がスタートしました。7回目となる今回は、史上最多の157製品がノミネート。ステイホームを充実させた逸品が目白押しです。特に、空調、調理、美容・健康系の充実ぶりが顕著となっています。本特集を読んだうえで、清き一票を!

【緊急特集】語れる最旬ウオッチ
いま高級腕時計が注目を集めていることをご存じでしょうか? その理由は、いつか子どもに託す形見代わりであったり、資産としての保有であったり、自己満足であったり、人によって千差万別。そんな腕時計シーンのリアルを、有名店への取材とともに専門誌「WATCH NAVI」の編集部がレポートします!

参考価格: 630円

デジタル機器・車・ファッション・ホビー…若い男性が興味を持つ新アイテムの魅力・購入メリットを解説!

  • 2021/10/22
    発売号

  • 2021/09/24
    発売号

  • 2021/08/24
    発売号

  • 2021/07/21
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  • 2021/06/24
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  • 2021/05/24
    発売号

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ナンプレファン

2021年10月19日発売

目次: 表紙 
目次

BIG3 その1 超ワイドサムクロス
BIG3 その2 対角線交じりの55合体ナンプレ
BIG3 その3 超BIGリレー!ナンプレアイランド

★スタンダードステージ中級編★
中級スタンダードナンプレ

★合体ステージ★
2合体ナンプレ
3合体ナンプレ
4合体ナンプレ
5合体ナンプレ

★大型ステージ★
12×12ナンプレ
16×16ナンプレ
25×25ナンプレ

★変形合体ステージ★
変形4合体ナンプレ
変形5合体ナンプレ
変形8合体ナンプレ
変形10合体ナンプレ

★スタンダードステージ上級編★
上級スタンダードナンプレ

★スタンダードステージ超上級編★
超上級スタンダードナンプレ

★バラエティステージ★
幾何学ナンプレ
1つ違いナンプレ
対角線ナンプレ
サムナンプレ
0to9ナンプレ
不等号ナンプレ
足し算アローナンプレ
カプセルナンプレ

★数理パズルステージ★
サムクロス
ループコースパズル
ボンバーパズル
ナンバーエリア
さくらんぼ

★ビジュアルステージ★
バラエティミュージアム
金子昌弘の究極の1問

解き心地最高のナンバープレース専門誌

  • 2021/08/18
    発売号

  • 2021/06/18
    発売号

  • 2021/04/19
    発売号

  • 2021/02/19
    発売号

  • 2020/12/19
    発売号

  • 2020/10/17
    発売号

4 美術手帖

美術出版社

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美術手帖

2021年11月06日発売

目次: 特集
「NFTアート」ってなんなんだ?!
デジタル・アート売買の新たな生態系を探る

デジタルデータの唯一性を担保し、半永久的に遺り続ける(と言われる)デジタル資産「NFT(非代替性トークン)」。この技術基盤の誕生によって、従来コピー可能であったデジタルデータにも価値がつき、仮想通貨により売買が可能になった。
2021年は、NFT元年とも言える年で、NFTを活用したデジタル・アートは驚くような高値で取引され、大企業がNFTを活用した様々なサービスやコンテンツを生み出し、いまもなおNFT市場は活況を呈していると言えるだろう。
本特集では、そのNFTを活用したデジタル・アート=NFTアートと、それを支えるコミュニティの実態を取り上げる。それらは既存のアート界とはまったく別の「新たなアートの生態系」と呼べるものだ。「NFTアート」とは何か? いったいそこでは何が起きているのか? 既存の美術界との関係はどうなるのか? その価値と可能性を考えたい。


SPECIAL FEATURE
「NFTアート」ってなんなんだ?!

NFTアートの基礎知識
施井泰平=監修
Zombie Zoo Keeper=ヴィジュアル

NFTアートのはじまり、既存の美術界との違いと可能性
ジェイソン・ベイリーインタビュー
國上直子=聞き手

NFT×アート事件簿
高岡謙太郎=構成


PART1 NFTがつくる新たなアートの生態系

高尾俊介
Hackatao 森旭彦=聞き手
mera takeru
ミス・ティーン・クリプト 國上直子=聞き手

NFTアート・マーケットプレイス比較 施井泰平=監修
NFTアートの買い方&売り方 川口達也+mera takeru=監修

Lev 宮本裕人=聞き手
川口達也

フィジカルアートとの比較から考えるNFTアートの特徴と法律的課題
木村剛大=文


PART2 アート×NFTのルール設計とその未来

ラファエル・ローゼンダール 金澤韻=聞き手
真鍋大度

メガギャラリーに聞く、NFTアート積極参入の理由 國上直子=文
アーティストたちによるNFTアートにおけるルール設計の試み 木村剛大=文

NFTアートが生み出すコミュニティの変革と未来
エキソニモ×真鍋大度×高尾俊介 高岡謙太郎=進行


ARTIST PICK UP
今津景
永田康祐=聞き手

WORLD NEWS
North Adams/London/Berlin/
São Paulo/Insight

ARTIST INTERVIEW
ロニ・ホーン
石川卓磨=聞き手

特別寄稿
「社会的転回」の市場化について
大森俊克=文

REVIEWS
「秋山祐徳太子と東京都知事選挙」展 椹木野衣=文
オスカー・ムリーリョ「geopolitics (manifestations)」展 清水穣=文

小笠原敏晶記念財団
ポルトムインターナショナル北海道

青柳龍太「我、発見せり。」(22)
平山昌尚「つづく」49話
プレイバック!美術手帖 原田裕規=文

BOOK
月刊美術史
常備店リスト
バックナンバー案内
次号予告



参考価格: 1,760円 定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:880円

美術の専門雑誌という枠組みにとらわれず、さまざまなジャンルを横断する斬新な内容に定評。

  • 2021/09/07
    発売号

  • 2021/07/07
    発売号

  • 2021/05/07
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  • 2021/03/05
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  • 2021/01/07
    発売号

  • 2020/11/07
    発売号

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月刊ホビージャパン(Hobby Japan)

2021年11月25日発売

目次: 【巻頭特集】第24回全日本オラザク選手権
受賞作&応募作品完全掲載

皆さまお待たせしました。日本最大級のガンプラコンテスト第24回「全日本オラザク選手権」の審査結果がいよいよ発表になります。今年はオラザク史上最多となる2300点を越える作品が集結しました。ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
 そして恒例の全作品掲載も前回を上回る大増ページでお送りする予定です。ガンプラモデラーの皆さまによる力作の数々をお楽しみくださいませ。

【注目連載】
●週末でつくるガンプラ凄技テクニック
●ノモ研 野本憲一モデリング研究所
●AMAZING WARHAMMER
●Tony’sヒロインワークス
●月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。
●超合金の魂
●Ma.K. in SF3D

参考価格: 1,100円 定期購読(月額払いプラン)なら1冊:1,012円

ホビーファンのための総合ホビー誌

  • 2021/10/25
    発売号

  • 2021/09/25
    発売号

  • 2021/08/25
    発売号

  • 2021/07/21
    発売号

  • 2021/06/24
    発売号

  • 2021/05/25
    発売号

6 将棋世界

マイナビ出版

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将棋世界

2021年11月02日発売

目次: ●藤井聡太三冠特集
・19歳三冠の意義―藤井聡太の大記録
・あつまれ!描く将 三冠誕生記念・藤井聡太特集
・別冊付録 三冠王たちの将棋 記/勝又清和

●特別企画 順位戦前半戦ハイライト対談 千田翔太七段×山本博志四段
 棋士たちの懸命な戦い 構成/相崎修司

●プロ公式戦
・第34期竜王戦七番勝負第1局【豊島将之竜王VS藤井聡太三冠】
 1手が分ける運命 記/鈴木宏彦
・第69期王座戦五番勝負第4局【永瀬拓矢王座VS木村一基九段】
 もう一度「これが最後」の声を 記/大川慎太郎
・第52期新人王戦決勝三番勝負第2局【伊藤匠四段VS古賀悠聖四段】
 相当強い新人王 記/荒井勝
・第11期加古川青流戦決勝三番勝負【服部慎一郎四段VS井田明宏四段】
 前進また前進 自戦記/服部慎一郎四段
・第1期ヒューリック杯白玲戦七番勝負【西山朋佳女流三冠VS渡部愛女流三段】
 第2局 西山 絶品の角で連勝 記/編集部
 第3局 西山 豪快な踏み込みで3連勝 記/編集部
・第3期大成建設杯清麗戦五番勝負第1局【里見香奈清麗VS加藤桃子女流三段】
 加藤、強手の銀3発 記/編集部
・霧島酒造杯第43期女流王将戦三番勝負第1局【西山朋佳女流王将VS里見香奈女流四冠】
 勢いよく攻めて快勝 記/工藤光一
・注目の一戦! 第15期マイナビ女子オープン
 里見香奈女流四冠VS里見咲紀女流初段、姉妹対決 記/藤本裕行

●講座等
・徹底解析 藤井聡太 コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー
 【第12回】第34期竜王戦挑戦者決定三番勝負第1局 VS永瀬拓矢王座 ガイド/谷合廣紀四段
・石川優太の三間飛車を指してみよう 先手三間vs 持久戦③ 講師/石川優太四段
・詰将棋を作っちゃおう 講師/上田初美女流四段

●戦術特集
踏み込みと見切りのテクニック 総合監修/井田明宏四段
Chapter1 講座「チャンスに強くなる踏み込み術」
Chapter2 次の一手「踏み込みと見切りを考えよう」
Chapter3 プロの踏み込みと見切り「プロの妙技を堪能しよう」

●エッセイ/インタビュー
・リレーエッセイvol.12 「実はスーツ好きなんです」記/山本博志四段
・クローズアップ 古賀悠聖四段 フリークラス脱出し来期の順位戦初参加
・なんでも聞いちゃうぞ! ゲスト/佐藤和俊七段

●その他
・AI将棋入門―人工知能はいかに人間を超えたか― 第9回「プロ棋士対コンピュータ将棋の対戦」 記/松原仁
・昭和名棋士次の一手 第12回「真部一男九段」 記/田丸昇九段

定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:410円

幅広い内容で迫るビジュアルな将棋総合雑誌。※デジタル版についてのご注意: 付録はつきません。棋力認定問題には応募できません。懸賞への応募ができない場合があります。

  • 2021/10/01
    発売号

  • 2021/09/03
    発売号

  • 2021/08/03
    発売号

  • 2021/07/02
    発売号

  • 2021/06/03
    発売号

  • 2021/05/01
    発売号

BE-PAL(ビーパル)

2021年11月09日発売

目次: 特別付録 SOTO ステンレス”ランチ”プレート/大特集 焚き火とナイフを極める/小特集 今買うべき、実力派SUVを探せ!

アウトドアといえばBE-PAL(ビーパル)!

  • 2021/10/07
    発売号

  • 2021/09/09
    発売号

  • 2021/08/05
    発売号

  • 2021/07/08
    発売号

  • 2021/06/09
    発売号

  • 2021/05/07
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ステッチidees(ステッチイデー)

2021年09月13日発売

目次: ●一大特集は「アルファベット刺しゅう」。イニシャル、花文字、メッセージなどさまざまなタイプのアルファベットを紹介します。
意味のある文字はもちろん、図案としても美しく楽しめる文字。今回は特にサンプラーも充実しているので、好きな技法と書体で刺して下さい。
●毎年恒例となりつつある、歳時記をテーマにしたクロスステッチや、クリスマスとハロウィンの小物も楽しく展開。
●人気の刺し子とこぎんもフォローします。
●刺し方や仕立て方のコツ、プロセスレッスンも充実。
●海外取材も引き続き誌面を賑わせます。
●図案集と実物大型紙つきです。

定期購読(【月額払い】プラン)なら1冊:1,188円

刺しゅうを中心とした糸と布で暮らしを楽しく彩るハンドメイド誌、実物大型紙付き。

  • 2021/04/08
    発売号

  • 2020/10/10
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  • 2020/04/11
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  • 2019/10/03
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  • 2019/04/11
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  • 2018/10/11
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人生100年 植物と暮らそう

  • 2021/10/21
    発売号

  • 2021/09/21
    発売号

  • 2021/08/20
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  • 2021/07/21
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  • 2021/06/21
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  • 2021/05/21
    発売号

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