看護技術 発売日・バックナンバー

全196件中 31 〜 45 件を表示
特 集

◆発症から看取りまでを支える
 脳卒中のトータルケア
  編集/飯山有紀

 常にわが国の死因上位にあがる脳卒中ですが、高齢化が進むなかで、脳卒中患者のさらなる増加が懸念されています。そのため、急性期から回復期、在宅療養期への連携、看取りを意識した継続看護……といった、発症から看取りまでを多職種でトータルにケアしていくことが求められています。そのため医療者は、ケアを「点」ではなく「線」で理解する必要があります。
 本増刊号では、脳卒中の病期ごとのケアのポイントを理解し、トータルケアを実施するための包括的な知識とスキルを提供します。
●目次
◆編集にあたって
    飯山有紀

総論

◆脳卒中のトータルケア:
 発症直後から看取りまで
    橋本宜子

第1章

◆脳卒中を理解する
 1. 脳卒中の病態
    平野照之

 2. 脳卒中の診断と治療
    平野照之

 3. 脳卒中患者のACP
    橋本洋一郎・他

第2章

◆リハビリテーションとチーム医療
 1. 脳卒中とリハビリテーション
    飯山準一

 2. 回復期リハ病棟とチーム医療:
   フロアマネジメント体制を中心にして
    平田好文

第3章

◆脳卒中患者を支える看護
 1. 脳卒中トリアージの支援技術
    蛯沢志織

 2. 脳卒中重篤化回避の支援技術
    杉本智波

 3. 早期離床と日常生活自立に向けた支援技術
   ①運動禁忌,基本動作獲得への支援
    安永 惠

   ②排泄障害への支援
    時枝佳世

 4. 生活再構築のための支援技術
   ①高次脳機能障害
    中間達也

   ②高次脳機能障害を有する患者への支援
    水迫友和

 5. 脳卒中患者への社会的な支援技術
    梶原由美

 6. 脳卒中発症予防と再発予防:薬物療法と生活管理を中心に
    山田由李子

 7. 脳卒中と栄養
    岡野琴絵

 8. 血管性認知症
    栗原由貴美

 9. 脳卒中とうつ
    太田光紀

第4章

◆事例にみる脳卒中のトータルケア
 1. Walk-inで来院し,静注血栓溶解(rt-PA)療法の適応となった症例:
   脳卒中トリアージ支援技術
    蛯沢志織

 2. 右被殻出血患者に対する重篤化回避支援:
   脳循環モニタリングと並行した覚醒水準改善へのケア実践
    杉本智波

 3. 入院後に急性増悪を呈した脳梗塞患者に対する“ 活動制限”と
   “ 早期離床”という相反する支援への葛藤
    安永 惠

 4. 高次脳機能障害のある患者の排泄行動獲得に向けたケア
    時枝佳世

 5. 患者の役割に着目した半側空間無視に対する看護介入
    水迫友和

 6. 高齢で脳梗塞を再発した終末期患者の退院調整
    梶原由美

 7. 脳卒中危険因子重複患者に対する自己効力感を用いた再発予防教育
    山田由李子

 8. 脳卒中患者への個別性を考えた栄養管理
    岡野琴絵
1,430円
●目次
第1特集

◆早期発見で患者を救う
 看護師が担う敗血症ケア
     編集協力/渕本雅昭

●特集にあたって
     渕本雅昭

●Part1 敗血症の病態と治療
     鈴木銀河

●Part2 敗血症ガイドライン2020改訂ポイント:ガイドラインを看護ケアに活かす
     石川幸司

●Part3 予期せぬ急変と敗血症
     渕本雅昭

●Part4 事例で学ぶ 敗血症ケア
  ①救急搬送された敗血症疑いの患者
     島津かおり

  ②大腸がん術後に敗血症となった患者
     山村尚裕

  ③高齢の敗血症患者の治療と看護の実際
     細萱順一

第2特集

◆今改めて知っておきたい
 急性期病棟における院内感染対策
     執筆/崎浜智子

●COVID-19新型コロナウイルス感染症の院内感染アウトブレイク事例から学ぶ
 今改めて確認したい急性期病棟における感染予防策
     崎浜智子

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●医科歯科連携:歯科依頼のタイミング
  吉住 結

◆生死を巡る心理童話
●女の芸術家-②
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●薬剤の使用方法にまつわるヒヤリ・ハット②
 :誤った希釈法・溶解法
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●来訪者自身の歩みを支援する
 :マギーズ東京での実践から
  岩城典子

◆病棟看護師が行う心のケア
●一般病棟に入院する精神疾患患者の看護
  髙野亜希子

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせたリハ栄養
 :誤嚥性肺炎治療後に長期間絶食となった高齢者へのリハ栄養アプローチ
  丹藤 淳

◆治療選択における意思決定支援
●ERでの意思決定支援
 :気管挿管を拒否する患者と望む家族
  佐伯悦彦

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●看護師が関与した個人情報保護違反に関する判例
  橋本勇人・品川佳満

◆研究レポート
●洗髪における泡の拭き取りの有無がすすぎ湯量にもたらす効果
 ~陰イオン界面活性剤残留濃度とすすぎ残し感による比較~
  古宮桃子・他
1,430円
●目次
第1特集

◆「食べたい」を支える!
 QOL向上を目指す摂食嚥下ケア
     編集協力/竹市美加

●Part1 「口から食べる」ことの意義
     竹市美加

●Part2 患者の「食べたい」をアセスメントする
     竹市美加

●Part3 原因別 患者の食支援
  ①嚥下
     金 志純

  ②口腔状態
     金 志純

  ③食物形態
     竹市美加

  ④食事介助方法
     竹市美加

●Part4 困難事例に向き合うための包括的ケア
  ①急性期における事例:認知機能低下
     田平佳苗

  ②施設における事例
   :生活期の要介護高齢者の「食べたい!」を支える終末期の食支援
     榎本淳子

  ③療養病棟
   :食支援が退院支援の一助となった事例
     安部 幸

  ④経鼻経管栄養離脱に向けステップアップ食を活用した早期経口摂取への取り組み
     井野美穂子

  ⑤在宅における包括的食支援
   :廃用症候群により誤嚥性肺炎を繰り返す利用者の食べる希望をつなぐ
     竹市美加

第2特集

◆新型コロナウイルスに負けない!
 食事介助における感染予防と環境調整
     執筆/竹市美加

●新型コロナウイルス感染症から考える食支援
     竹市美加

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●摂食嚥下障害の評価と訓練
  原 豪志

◆生死を巡る心理童話
●女の芸術家-①
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●薬剤の使用方法にまつわるヒヤリ・ハット①
 :誤った投与経路
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●子どもから大人になる時期に本人と家族が考えるACP
  石浦光世,山﨑麻朱

◆病棟看護師が行う心のケア
●パーソナリティ障害・発達障害の理解と看護
  栗原順子

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせたリハ栄養
 :椎骨動脈解離によるクモ膜下出血患者のリハ栄養アプローチ
  池本智義

◆治療選択における意思決定支援
●複数の診療科からの指示と多職種によるリハビリテーション介入時における意思決定
 :“現代家族育ち”の看護師のコミュニケーションから
  門馬 治

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●看護部が開設しているソーシャルメディア(ブログ)からの情報漏えい
  品川佳満・他
1,430円
●目次
第1特集

◆適切なゴール設定で予防・治療する!
 スキンケア用品の選び方・使い方
     編集協力/帶刀朋代

●Part1 スキンケアの基礎知識
     帶刀朋代

●Part2 スキンケアと創傷治癒に用いる外用剤・保湿剤の基礎知識
     関根祐介,藤瀬 遥

●Part3 ゴール設定別 スキンケア用品の選び方・使い方
  ①皮膚を洗浄したいときに用いるスキンケア用品
     石井光子

  ②保湿したいときに用いるスキンケア用品
     山本千春

  ③摩擦・ 圧迫から保護したいときに用いるスキンケア用品
     帶刀朋代

  ④圧迫から保護したいときに用いるスキンケア用品
     志村知子

  ⑤排泄物の刺激から保護したいときに用いるスキンケア用品
     山本千春

  ⑥テープなどの粘着物から保護したいときに用いるスキンケア用品
     山本千春

●Part4 専門医に診てもらうべき皮膚疾患
  ①皮膚科医に診てもらうべき皮膚疾患
     入澤亮吉

  ②形成外科医に診てもらうべき皮膚疾患
     柴田 大

第2特集

◆事例で考える
 予防的スキンケア
     編集協力/帶刀朋代

●Part1 救命救急センターでのスキンケア
     志村知子

●Part2 急性期を脱した一般病棟でのケアと施設復帰への準備
     石井光子

●Part3 肺がんの術中ケア
     吉村美音

●Part4 肺がん終末期のスキンケア方
     帶刀朋代

●Part5 大腸がん薬物療法中の予防的スキンケア
     淺野耕太

●Part6 予防的フットケアのセルフ(家族)管理について
     中川由季,山本 潤

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●口腔機能管理の意味を理解しよう
  中根綾子

◆生死を巡る心理童話
●霊能者の最期-⑤
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●名称の類似した薬剤の取り違え④
  勝野晋哉,中村直人

◆病棟看護師が行う心のケア
●慢性疾患患者の心の理解と看護
  田久保美千代

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせたリハ栄養
 :急性期から亜急性期における心不全患者に対するリハ栄養
  富樫慎太郎

◆治療選択における意思決定支援
●治療をめぐる医療者間の方針の相違
  上山一樹

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●コンピュータウイルスへの感染による情報漏えい
  品川佳満・他
1,430円
●目次
第1特集

◆オピオイド鎮痛薬
 適正使用に必要な看護のポイント
     編集協力/谷口彩乃

●Part1 がん患者がもつ痛みの分類と,それぞれの治療戦略
     谷口彩乃

●Part2 オピオイド鎮痛薬の種類と使い分け
     猪狩智生,田上恵太

●Part3 オピオイド鎮痛薬の不適切使用について
     山口重樹・他

●Part4 がん患者の抱える心理社会的な問題
     茅野綾子

●Part5 がん患者の疼痛治療において,看護師に求められるかかわり方
     風間郁子

●Part6 事例にみる 臨床におけるオピオイドの使い方
  ①がん治療期におけるケミカルコーピング症例
     中條庸子,田上恵太

  ②終末期におけるケミカルコーピング症例
     渡壁晃子

  ③オピオイド鎮痛薬の依存が疑われた症例
     関川加奈子,谷口彩乃

  ④がん患者の慢性疼痛(がんサバイバーのがん疼痛)の管理
     権 哲

  ⑤在宅医療におけるオピオイド鎮痛薬の使い方
     近藤 健

第2特集

◆がん看護における補完代替療法
 エビデンスに基づく活用法と実践
     編集協力/神里みどり

●Part1 エビデンスベースで取り組む看護で活用できる補完代替療法の実際
     神里みどり

●Part2 看護師が活用・実践できる補完代替療法にかかわる支援
  ①疼痛緩和,心理的不安軽減のためのアロマセラピー・マッサージによるケア
     塚原ゆかり

  ②患者・家族への健康食品の情報提供と支援
     大野 智

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●口腔機能の評価
  山口浩平

◆生死を巡る心理童話
●霊能者の最期-④
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●名称の類似した薬剤の取り違え③
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●高齢認知症者のACPを考える
 ~重度認知症者の意思を汲み取るかかわりをとおして~
  川島智恵,吉岡佐知子

◆病棟看護師が行う心のケア
●がん患者の心の理解と看護
  野村優子

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせたリハ栄養
 :急性期循環不全患者のリハ栄養
  朝倉之基

◆治療選択における意思決定支援
●検査のための穿刺を嫌がる子ども,検査を受けさせたい親の意思決定支援
 :先天性心疾患患児の主体性を支えるために
  大津幸枝

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●電子カルテの目的外閲覧
  品川佳満・他
1,430円
●目次

第1特集

◆糖尿病とうつ
 看護師が「気づく」「つなげる」「支援する」ためのポイント
     編集協力/清水安子,遠藤淑美

●Part1 糖尿病患者とうつの関係
     髙橋 慧,清水安子

●Part2 糖尿病患者が示すうつ症状
  ①糖尿病患者の療養過程で見られるうつ
     河野伸子,奥山崇恵

  ②糖尿病患者と療養過程を共にする看護師が示しやすい反応
     河野伸子,奥山崇恵

●Part3 うつ症状のある糖尿病患者への支援
     ―グループセッションの経験から―
     白柿 綾

●Part4 うつ症状のある糖尿病患者への多職種支援
     片山圭子

●Part5 事例から学ぶ うつ症状のある糖尿病患者への療養支援
  ①糖尿病診断時に看護師が寄り添い,うつ症状を未然に防いだ事例
     山尾美希

  ②外来診療時に看護師が患者のうつ症状に気づき,多職種と連携した事例
     柳井田恭子,曽我部雅代

  ③うつ病によりセルフコントロールを行うことが困難な患者への療養支援
     川口麻衣

  ④うつ症状があることを認めたくない患者への療養支援
     曽我部雅代,柳井田恭子

  ⑤経済的な理由から治療を拒むうつ傾向にある患者への療養支援
     水野美華

第2特集

◆糖尿病による視力障害を併発した患者への看護
     編集協力/前田直子

●Part1 糖尿病視力障害患者への看護の特徴
     前田直子

●Part2 視機能に変化がある患者が新たなものの見方を獲得していくためのケア
     佐藤美穂,前田直子

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●歯科医,歯科衛生士と一緒に行うべき口腔ケア
  吉見佳那子

◆生死を巡る心理童話
●霊能者の最期-③
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●名称の類似した薬剤の取り違え②
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●神経難病をめぐるACP
 :生きるための選択
  漆戸由紀子

◆病棟看護師が行う心のケア
●抑うつ状態にある患者の看護
  河野佐代子

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせたリハ栄養
 :医療療養型病院でのリハ栄養実践
  平畑典子

◆治療選択における意思決定支援
●患者自身が自分の治療を決定しない場合の意思決定支援
  町田真弓

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●院外への持ち出し②
 :ルール違反からの漏えい
  品川佳満・他

◆研究レポート
●手袋交換における汚染および時間の観点からみた適切な手袋の使用方法の検討
 :二重手袋と一重手袋の比較から
  青木香澄・ 他
1,430円
第1特集

◆患者の気持ちに寄り添う
 服薬支援
     編集協力/溝神文博

●Part1 服薬支援をめぐる現状と課題
     溝神文博

●Part2 患者のアドヒアランスを高める服薬支援のポイントと対応
  ①患者のアセスメント
     武藤浩司

  ②残薬管理
     篠永 浩

  ③患者教育
     末松文博・他

●Part3 事例にみる 患者の気持ちに寄り添う服薬支援
  ①嚥下機能障害による服薬困難事例
     岸本 真

  ②認知機能低下患者の服薬困難事例
     新井さやか

  ③身体機能低下による服薬困難事例
     藤原久登

  ④独居など介助者がいない患者の服薬困難事例
     中谷美夏

  ⑤薬に対して過剰な期待を寄せる事例
     相宮幸典

  ⑥患者の不安が強く服薬を拒否してしまう事例
     奥田佳苗

  ⑦複数の病院にかかり,管理ができなくなった事例
     今井隆裕

第2特集

◆救急領域における
 自殺企図者とのかかわり
     編集協力/柳澤八恵子

●Part1 救急領域における自殺企図者の特徴
     柳澤八恵子

●Part2 事例にみる 救急領域における自殺企図者とのかかわり
  ①治療やケアに抵抗を示す境界性パーソナリティ障害患者へのかかわり
     奥野史子

  ②妄想により自殺企図を起こした興奮状態にある統合失調症患者へのかかわり
     奥野史子

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●口腔ケア用品の選択・使用法②
  古賀ゆかり

◆生死を巡る心理童話
●霊能者の最期-②
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●名称の類似した薬剤の取り違え
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●循環器疾患をめぐるACP
  五十嵐 葵

◆病棟看護師が行う心のケア
●怒りの強い患者の看護
  渡邉香織

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせたリハ栄養
 :大腿骨近位部骨折患者へのリハ栄養での介入
  兼本佐和子

◆治療選択における意思決定支援
●急性期における治療の中止・継続
 :意識レベルが改善した患者の意思と代理意思決定者の意見の相違
  大村正行

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●院外への持ち出し
 :車上荒らしによる盗難
  品川佳満・他
特 集

◆超高齢社会の重要トピック
 フレイル対策最前線
  編集/佐竹昭介

 近年様々な領域で,高齢者ケアの最重要課題としてフレイルとそれに伴う疾患や問題への対応が模索されている.フレイルはADLの低下や併存疾患の悪化といった身体的な問題だけでなく,うつや認知症との併存による精神的・認知的問題や,社会的孤立といった社会的要素も含むため,包括的かつ多角的なアセスメントと支援が重要である.
 本増刊号ではフレイルとそれに関連する疾患・問題を取り上げ,それらを予防するための知識と,看護職が取り組める対応や支援方法について,事例も交え包括的に解説する.

●目次
◆編集にあたって
    佐竹昭介

第1章

◆フレイルとは何か?
    佐竹昭介

第2章

◆フレイルの評価方法と多面的ケア
 1. フレイル高齢者の評価方法
    山田 実

 2. フレイル高齢者の栄養問題と対応
    木下かほり

 3. フレイル高齢者の口腔機能向上の支援
    渡邊 裕

 4. フレイル高齢者のリハビリテーション
    吉村芳弘

第3章

◆フレイルが高齢者にもたらす疾患・問題とその対応
 1. 社会的孤立
    桜井良太

 2. ポリファーマシー
    小島太郎

 3. 術後合併症
    西原恵司

 4. 転倒・転落
    松井康素

第4章

◆疾患とフレイルの関係
 1. 心不全
    平敷安希博

 2. 認知症
    神﨑恒一

 3. 糖尿病
    杉本 研,楽木宏美

 4. 呼吸器疾患
    千田一嘉

 5. 摂食嚥下障害
    若林秀隆

第5章

◆療養の場におけるフレイル対応
 1. 外来におけるフレイル対応
    高梨早苗

 2. 入院におけるフレイル対応
    新美千佳

 3. 退院支援におけるフレイル対応
    加納 優

 4. 在宅支援におけるフレイル対応
    小原淳子
第6章

◆地域におけるフレイル予防・対応
 1. 地域で取り組むフレイル対策のポイントと重要性
    田中友規,飯島勝矢

 2. フレイルチェックを活用した健康長寿のまちづくり
    田中友規・他

 3. “フレイルサポーター”がカギを握る地域での支援
    田中友規・他

 4. 産学連携で取り組むフレイル対策
    田中友規・他
1,430円
第1特集

◆認知症高齢者の
 スキンケア
     編集協力/野島陽子,木村陽子

●Part1 認知症高齢者と皮膚障害について
     野島陽子,木村陽子

●Part2 事例で学ぶ 認知症高齢者のスキンケア【 基本のケア】
  ①清潔ケアを拒む患者の思いと患者の思いに寄り添ったケア
     野島陽子

  ②入浴や清拭を拒否する患者の看護:肯定的な声かけとさりげない支援・環境調整
     木村陽子

  ③思いを表出することが困難な認知症患者の離床のためのケア
     野島陽子

●Part3 事例で学ぶ 認知症高齢者のスキンケア【 トラブル別対応】
  ①おむつ交換を苦痛に感じる前頭側頭葉変性症患者に対する失禁ケア
   ~IAD予防とトラブル発生時のケアについて~
     千葉まり

  ②せん妄発症時の抑制具装着部位の皮膚障害予防・発生時のケア
     髙木美那,治久丸尚美

  ③超高齢認知症患者の脆弱な皮膚を守る看護
   ~スキン-テア予防の方法と環境整備,スキン-テアの治療~
     大野尚美

  ④攻撃性のある認知症患者の褥瘡ケア
     髙木美那,治久丸尚美

  ⑤セルフケア能力の低下によりフットケアが困難となった患者
     今野真希

  ⑥ストーマ周囲に皮膚障害を生じた認知機能障害のある患者へのケア
     髙木美那,治久丸尚美

第2特集

◆いまさら聞けない!
 根拠と配慮のある 陰部洗浄・おむつ交換
     編集協力/野島陽子

●Part1 根拠と配慮のある 陰部洗浄
     首藤桃子

●Part2 根拠と配慮のある おむつ交換
     市川由美子

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●口腔ケア用品の選択・使用法①
  佐藤茉莉恵

◆生死を巡る心理童話
●霊能者の最期-①
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●外観の類似した薬剤の取り違え:同成分の異なる剤形
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●透析医療をめぐるACP
  徳元しのぶ

◆病棟看護師が行う心のケア
●依存の強い患者の看護
  菅原亜有美

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病気とセッティングにあわせたリハ栄養:食道がん術後患者へのリハ栄養での介入
  市川佳孝

◆治療選択における意思決定支援
●救命を第一優先とした下肢切断の一事例:家族に求められる決断と本人の意向
  後小路 隆

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●FAXの誤送信
  品川佳満・他
1,430円
第1特集

◆急性期だからこそ取り組むべき
 救急・集中治療領域における終末期ケア
     編集協力/渕本雅昭

●Part1 救急・集中治療領域における終末期ケアとは何か
     明神哲也

●Part2 救急・集中治療領域における終末期ケアに伴う困難
  ①看護師が直面する困難:救命と看取りのあいだ
     住永有梨

  ②患者・家族が直面する困難:急変と悲嘆のあいだ
     辻本真由美

  ③多職種間で直面する困難:連携と調整のあいだ
     渕本雅昭
  

●Part3 看護師が取り組む救急・集中治療領域における終末期ケア
     榑松久美子

●Part4 事例で理解する 救急・集中治療領域における終末期ケア
  ①多臓器障害で終末期に移行し,治療方針の代理意思決定を求められる家族
     瀧 洋子

  ②終末期ケアへシフトするなかで救命をあきらめたようにとらえ,怒りをあらわにする家族
     春名純平

  ③身寄りがなく意思が確認できない患者の延命治療
     小野澤圭子

  ④ 救命後の療養環境について限られた時間のなかで連携する医療者
     山田理絵

  ⑤望ましいと考えるケアを実践できず倫理的苦悩を感じる看護師
     髙梨奈保子


第2特集

◆DNARを理解する
 患者・家族が納得する最期を迎えるために
     編集協力/山崎千草

●Part1 DNARの現状と課題
     山崎千草

●Part2 DNARを示した患者・家族が納得する最期を迎えるために:看護師が今取り組むべきこと
     八尾みどり

●Part3 事例で理解するDNAR
  ①家族が救急隊を呼んでしまった,在宅看取り予定の患者
     川添紀子

  ②救急搬送されて救命したが,事後にDNARが示されていたことが判明した患者
     多田昌代

  ③DNAR指示のある患者が急変したときの治療 ・ ケアを考える:病棟看護師の立場から
     竹田美樹


連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●口腔ケアを行う際の姿勢
  佐藤枝里子

◆生死を巡る心理童話
●ある大社長の末路‐③
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●外観の類似した薬剤の取り違え:超速効型インスリン製剤と持効型インスリン製剤
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●何を大切にしているのかを形にする看護ケア
  小島 朗

◆病棟看護師が行う心のケア
●不安の強い患者の看護
  木村範子

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせて病棟看護師が行うリハ栄養
  内橋 恵

◆治療選択における意思決定支援
●意思決定における法的問題
  榑松久美子

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●院内でのUSBメモリの紛失
  品川佳満・他
1,430円
第1特集

◆乳がん患者へのトータルケア
 病棟・外来看護師が知っておきたい乳がん看護のエッセンス
     編集協力/増島麻里子・阿部恭子

●Part1 乳がん患者へのトータルケアのために
     阿部恭子

●Part2 乳がん患者と家族のトータルペインの理解とケアのポイント
  ①乳がん手術による患者と家族のトータルペインとケア
     笹原奈津美,阿部恭子

  ②乳がん薬物療法による患者と家族のトータルペインとケア
     中野妃佐惠

  ③乳がん放射線療法による患者と家族のトータルペインとケア
     橋口周子

  ④ライフステージから考える乳がん患者の妊孕性と家族のトータルペイン
     神津三佳

●Part3 多職種連携・協働における看護師の役割
     大椛裕美

●Part4 事例にみる 乳がん患者と家族へのトータルケア
  ①術式選択に悩み気持ちが揺らぐ患者への支援
     小原未貴

  ②術後の薬物療法による生活への影響に不安がある患者
     日髙由衣子

  ③外来通院がつらい高齢患者へのケア
     橋口周子

  ④妊孕性温存を希望する若年性乳がん患者
     神津三佳

  ⑤乳がん治療と仕事の両立支援を行った事例~その人らしさを支える看護~
     一場 慶

  ⑥再発後,病状進行に伴い治療選択を求められる患者
     田中敦子

第2特集

◆困難事例から考える
 自殺念慮の高いがん患者への対応
     執筆/河野佐代子

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●口腔ケアの基本手技
  須佐千明

◆生死を巡る心理童話
●ある大社長の末路‐②
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●外観の類似した薬剤の取り違え:救急カートに準備された薬剤
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●救急医療においてACPの考え方や学びをどう活用できるか:医師の立場から
  沼田賢治

◆病棟看護師が行う心のケア
●せん妄の理解と看護
  木村範子

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●リハビリテーション栄養ケアプロセス
  永野彩乃

◆治療選択における意思決定支援
●患者/家族の意思の尊重は必ず遵守されるのか?
  冨岡小百合

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●個人情報保護に関する法的・社会的責任
  橋本勇人,品川佳満
1,430円
第1特集

◆高齢者のせん妄を防ぐ!
 看護師ができる療養環境調整
     編集協力/中筋美子

●Part1 高齢者が不適切な療養環境から受ける影響とせん妄発生リスク
     中筋美子

●Part2 せん妄の原因と特徴:療養環境との関係を中心に
     森山祐美

●Part3 高齢者が安心できる療養環境の調整
  ①病床環境
     田中久美

  ②不快症状の緩和
     花房由美子

  ③リアリティ・オリエンテーションによる見当識の維持
     岡野照美

  ④家族や来院者への説明
     原田かおる

●Part4 事例で理解する 療養環境調整方法
  ①認知機能低下のある高齢患者のせん妄予防と発症後の療養環境調整
     正田美紀

  ②筋肉が衰え早期離床が困難な患者のせん妄の悪化を予防するために行った環境調整
     杉原陽子

第2特集

◆特徴を理解し,的確に使い分ける!!
 せん妄アセスメントツールの選び方と使い方
     編集協力/卯野木 健

●Part1 CAM-ICU
     神田郁也

●Part2 ICDSC
     山本憲督

●Part3 DST
     堀内雅人

連 載

◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●口腔ケアのステップアップのために,まず歯科と連携
  尾﨑研一郎

◆生死を巡る心理童話
●ある大社長の末路‐①
  中川 晶

◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●外観の類似した薬剤の取り違え:プラスチックアンプル注射液
  勝野晋哉,中村直人

◆よりよく生きるためのACP
●アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)とは何か
  鶴若麻理

◆病棟看護師が行う心のケア
●身体疾患を抱える患者の心の健康と看護
  福嶋好重

◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病棟看護師の介入がカギを握るリハビリテーション栄養
  森 みさ子

◆治療選択における意思決定支援
●治療選択における意思決定支援の考え方
  冨岡小百合

◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●医療機関で起きている患者情報の取り扱い事故のパターン
  品川佳満・他
1,430円
第1特集

◆“望ましい死”に寄り添うケア
 終末期がん患者のQOLを高めるために
     編集協力/宮下光令

●Part1 “望ましい死”とは何か:日本人にとってのGood Deathとその達成
     宮下光令・升川研人

●Topic 死の質世界ランキング
     升川研人・宮下光令

●Part2 項目別 GDIから見えるQOL向上のためのケアのポイント
  ①身体的苦痛の緩和:からだや心のつらさを和らげるためには
     髙橋紀子

  ②医師や看護師を信頼できる:信頼される医療者になるためのコミュニケーション
     重野朋子

  ③家族や他人の負担にならない:終末期がん患者の負担感に対する望ましいケア
     平塚良子

  ④療養環境:望んだ場所で過ごすためには
     石井容子

  ⑤意思決定支援:希望や楽しみをもって生きるには
     伊藤奈央

  ⑥後悔を最小限に最期を迎える:人生をまっとうしたと思えるには
     青山真帆

●Part3 事例から考える“望ましい死”を実現するために看護師ができるケア
  ①在宅療養中心から臨終期を病院で看取った症例
   :最期に伝えたいことを伝えることの意義
     林 ゑり子

  ②最後までできるだけの治療を行うことを望んだ白血病患者の事例
     李 美玲

  ③身体的苦痛の緩和:“望ましい死”の実現のために患者のつらさを見極める
     高野純子

第2特集

◆在宅看取り 看護師にできること
 :援助を言葉にして,伝えること
     執筆/小澤竹俊

連 載

◆スキンケア用品の正しい選び方・使い方(最終回)
●終末期のスキンケア:肺がんのD氏③
  帶刀朋代

◆患者の“食べたい”を支えるテクニック(最終回)
●困難事例での対応
  竹市美加

◆予期せぬ急変の徴候を見逃さない(最終回)
●高齢者における急変前の予兆とは【知識・実践編】
  細萱順一

◆インシデントから学ぶ 日常ケアに潜む落とし穴(最終回)
●「日常ケアに潜む落とし穴」に落ちないために
  黒川美知代

◆疾患を限定しない緩和ケア(最終回)
●難治性喘息により呼吸困難がある患者への介入
  千葉恵子

◆看護現場での倫理的ジレンマに向き合うための考え方(最終回)
●倫理的ジレンマに向き合う:連載をおえるにあたって
  習田明裕
1,430円
●目次
第1特集

◆高齢者と薬
 看護師がカギを握る生活に根ざした薬物療法
     編集協力/長瀬亜岐

●特集にあたって
     長瀬亜岐

●Part1 高齢者の薬物療法の現状と課題,看護師の役割
     菅谷清美

●Part2 薬物有害事象を見逃さない/起こさないためのアセスメント
     石角鈴華

●Part3 訪問看護師から病院看護師に向けたメッセージ
    :大切にしてほしい高齢者の薬への思い
     樋口秋緒

●Part4 高齢者に生じがちな副作用と有害事象を理解する
  ①よく使用されている副作用・有害事象を起こしやすい薬
     早瀬友和

  ②薬剤性を疑う高齢者のみかた:せん妄
     菅原峰子

  ③薬剤性を疑う高齢者のみかた:便秘
     荒木亜紀

●Part5 薬物有害事象へのアセスメントと介入
    :事例から学ぶ 高齢者の療養場所による薬のみかた
  ①急性期病院①:看護師が注意したい薬剤の適正使用のためのポイント
     山下いずみ

  ②急性期病院②:脊髄損傷による排尿障害への多職種アプローチ
     櫻井美智

  ③回復期リハビリテーション病棟:急性期からの治療薬がもたらしたBPSD
     三浦直子

  ④高齢者施設:有料老人ホームから老人保健施設へ入所した寝たきり高齢者への介入
     中川真奈美

  ⑤在宅:日ごろの生活状況を処方に活かす
     勝眞久美子

第2特集

◆高齢者のてんかん
 :側頭葉てんかんと認知症を誤認しないために
     執筆/赤松直樹

連 載

◆スキンケア用品の正しい選び方・使い方
●抗がん薬投与中のスキンケア:肺がんのD氏②
  淺野耕太

◆患者の“食べたい”を支えるテクニック
●食事介助:安全に美味しく食べ続けるための食事介助の基本
  竹市美加

◆予期せぬ急変の徴候を見逃さない
●Rapid Response Systemで急変を防ぐ
 :小児における急変前の予兆とは【知識・実践編】
  吉野尚一

◆インシデントから学ぶ 日常ケアに潜む落とし穴
●コミュニケーションエラー:人間の特性を考慮してのシステムづくり
  杢代馨香

◆疾患を限定しない緩和ケア
●家族を含めたトータルケア②:多職種との協働
  千葉恵子

◆看護現場での倫理的ジレンマに向き合うための考え方
●実践上の倫理的概念②:「アドボカシー」,「ケアリング」
  加藤智史

◆研究レポート
●当院集中治療室(ICU)の人工呼吸器装着患者の人工呼吸器関連肺炎(VAP)発症に
 関与する因子とそれに対する看護ケアについての検討
  藤本礼子・他
特 集

◆認知症者の意思決定支援
 意思形成・表明・実現のプロセスを支援する
  編集/成本 迅

 高齢化の進展とともに様々な医療現場で認知症の人に対して治療を行う場面が増えている.認知症の人は,記憶障害や理解・判断力の低下により,治療内容について十分理解できないことがあり,本人のみの同意では権利擁護の観点から不十分な場合がある.また必要な処置や検査などに協力することができず,医療者側が十分な治療が提供できないこともある.このため,認知症の人の治療の選択を支援するためには,認知症についての十分な理解に基づいたわかりやすい説明や環境の整備,コミュニケーションのスキルが必要となる.また,在宅での看取りの過程での積極的な治療の差し控えや,緩和ケアへの移行,介護施設への入所なども本人の意向が確かめられないときには,本人の意向をできるだけくみ取りつつ,多職種で話し合って決めていくことになり,難しい判断を迫られる場面もある.このような一連のプロセスのなかで,必要とされている医療に関して十分な知識をもち,患者に近いところで本人や家族の意向を知る立場にある看護職が果たす役割は大きい.
 本増刊号では,認知症の特徴とコミュニケーションにおける留意点,そして意思決定支援のためのスキルとプロセスについて概説し,その後様々な場面における意思決定支援について具体的な事例に基づいて紹介した.加えて,意思決定支援の法的位置づけについて中央大学法学部の小賀野教授に解説していただいた.全体として,認知症の人の意思決定にあたって十分な支援ができるだけの知識を盛り込むことができたと考えている.本増刊号が,意思決定支援のための知識とスキルを高めるための一助となることを願っている.

●目次
◆編集にあたって
    成本 迅

総論

◆認知症者の意思決定支援そのプロセスと看護職の役割
    成本 迅

第1章

◆認知症の人を理解する
 1. 認知症の原因疾患とそれぞれの病態
    松岡照之

 2. 中核症状とBPSD
    松岡照之

 3. 本人支援と家族支援は車の両輪
   本人にとってよりよい支援を認知症の人・家族と一緒に考える
    鎌田松代

 2. 認知症者の社会生活に関する制度や法律
    小賀野晶一

第2章

◆認知症者の意思決定プロセスとその支援
 1. 意思決定支援のための人的・物的環境整備と支援プロセス
    加藤佑佳

 2. 意思決定能力の評価と医療者が果たすことができる役割
    江口洋子

 3. 多職種による意思決定支援チームの構築と活動
    内田直樹

 4. 意思決定支援プロセスにおける家族の役割と支援
    加藤伸司

第3章

◆事例にみる認知症者の意思決定支援
 1. 家族の支援が困難な認知症高齢者への支援
    園田 薫

 2. 合併症をもち急性期病院に入院する認知症高齢者への支援
    西岡さおり

 3. 施設を出て一人暮らしを希望する認知症高齢者への支援
    内田直樹

 4. 推定意思を尊重し治療方針を決定した事例
    内田直樹

 5. 施設への入所支援および急変時の対応の難しさ
    西村幸秀

 6. 介護者が死亡し本人の意思確認が困難な事例
    松本善則

 7. 本人が必要性を認識できず介入が難しい事例
    松本善則

 8. 意思決定支援会議による話し合いを重ねサポートした事例
    松本惠生

看護技術の内容

新人看護師からプリセプターまでの看護師の知りたい,学びたいに応える実践マガジン
単なるHow toにとどまらず,最新の文献やガイドラインをもとに看護の根拠と実践をお届けしています.さらには,より実践に役立つ情報をビジュアル的にも見やすく,わかりやすい本誌は臨床現場で従事する看護師必携の一冊です.

この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!

看護技術の所属カテゴリ一覧

Fujisanとは?

日本最大級雑誌の定期購読サービスを提供

デジタル雑誌をご利用なら

最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!

総合案内
マイページ
マイライブラリ
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.