現代詩手帖 発売日・バックナンバー

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現代詩年鑑2025

◎討議
瀬尾育生+中本道代+尾久守侑 時間への戦略が問われている 二〇二四年展望

◎2024年現代詩展望
蜂飼 耳 悩むべき点は移動する 詩の現在へ
有働 薫 キャリアから獲得されるもの
阿部嘉昭 簡素化と複雑化、その他
森本孝徳 草木花奇品家雅見(そうもっかきひんかがみ)
小峰慎也 第一、二詩集を読む 新鋭展望
河野聡子 《lux poetica》の六冊を読む
神尾和寿 「現代」とは主体性のことである 詩書展望
松本秀文 自由の構想 詩誌展望
野村喜和夫 詩論ならざる詩論へ 詩論展望
福島 亮 反‐透明の〈わたし〉たち 翻訳展望
和合亮一 星明りに独り言ちて膨らんでゆくために。 谷川俊太郎の座標
峯澤典子 『松浦寿輝全詩集』を生きる。 唯一の「白さ」のなかで。
向坂くじら 詩を読みたいという衝動にかなう本 『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!』
広瀬大志 それは榎本櫻湖による「サクラコの会」だった
笠木 拓 尊厳はアテンションの手前に 短歌展望
安里琉太 「主体」について 俳句展望
小髙美穂 流転し続ける世界で 本誌表紙写真解題

◎書評集
吉田文憲 野木京子『廃屋の月』
田中庸介 新井高子『おしらこさま綺聞』
山内功一郎 和合亮一『LIFE』
たかとう匡子 日和聡子『其処』
倉田比羽子 中尾太一『フロム・ティンバーランド』
髙塚謙太郎 久谷雉『花束』
田中さとみ 望月遊馬『白くぬれた庭に充てる手紙』
山田亮太 高村而葉『生きているものはいつも赤い』
駒ヶ嶺朋乎 水城鉄茶『ジャキジャキ』

◎アンケート 今年度の収穫

◎資料
詩人住所録
詩書一覧/詩誌一覧
現代詩手帖総目次(二〇二四年)

◎アンソロジー
芦川和樹 ヴォネガットとブタのヒヅメ
石田瑞穂 E
大島静流 被膜
岡崎 純 蝸牛
小川芙由 きょりごと
小川三郎 亀と大仏
オリオン瞬平 臆病風
嘉陽安之 魔法
佐藤文香 夏の夜
張 文經 つぐなう
布施琳太郎 涙─2
麻生直子 友の開墾
北川 透 悲歌 アバターの死
小池昌代 夜のパゥ
瀬尾育生 満月
谷川俊太郎 舌を嚙む
広瀬大志 鈴なりの赤い実のイシュー
青野 暦 アヴァンタイトル
朝吹亮二 ユキヒョウの夢
井坂洋子 詩集
川口晴美 骨と犬
髙塚謙太郎 風景
中村 稔 月の雫 二〇
藤田晴央 空の泉
水沢なお オイルになる
村田正夫 時代の船
飯沢耕太郎 キアカ
小峰慎也 抱きしめてながれた日記
中村 薺 春子
新井高子 おーしらさま考
伊藤悠子 毛糸の帽子
有働 薫 マ・ポエジイ アンドレ・ブルトン「自由な結合」に倣って
大崎清夏 地面
神尾和寿 ぱちぱち
杉本 徹 砂時計の砂──ある夏の
たかとう匡子 遁走曲
高橋順子 影絵の絵本
玉井國太郎 バード
野木京子 汽水域
野村喜和夫 ヒメのヒーメン
松浦寿輝 海 人外詩篇38
秋山基夫 夕暮れ
國峰照子 ろ
佐々木幹郎 今の あなたは
竹内敏喜 ヴォルフィー変奏(抄)
田中清光 立原道造の姿
池井昌樹 破れ傘
岩木誠一郎 冬の言葉
小笠原鳥類 ウミスズメ(海雀)は「五角形。」魚(233ページ)
木田澄子 『セル 塩の犬 雨の馬』 より
最果タヒ 愛になる
橘 しのぶ 水栽培の猫
建畠 晢 まぼろしの商い
時里二郎 荒ぶるつわものに関する覚書(抄)
中本道代 音楽
西原真奈美 いつか砕けるものとして
平田俊子 水の一日
文月悠光 丘からの帰還
細田傳造 杭 より
山田亮太 うなぎ
依田義丸 胃中の蝶
稲川方人 遠い雷光の地、論証の月日
岩阪恵子 大きく目を
齋藤 貢 遠い春
ジェフリー・アングルス 木を逆さまに シーヘンジ
花氷 ウォーターカラー
平山弥生 始めに言葉ありき
松川紀代 練習
松本秀文 やどかり
和田まさ子 声は残る
ゐしもりみづゑ ベッドタウン
網谷厚子 水夏
池澤夏樹 昔の話 一 二隻の船
岡本 啓 地球
粕谷栄市 蟹
清岳こう 牛のよだれ
久谷 雉 童謡
髙野 尭 雛鳥
中村梨々 わたしの手とだれかの手と、その隣に
蜂飼 耳 詩人と地形
洞口英夫 少年
丸田麻保子 駅
望月遊馬 歌うひと
糸井茂莉 フランス組曲(南仏から少し) より
岡田ユアン 囀る、光の粒
神田智衣 祖母を抜く
颯木あやこ 汝
高安海翔 犬うごかん
竹中優子 くるぶし
寺道亮信 ナタデココ建設
のもとしゅうへい 通知センター
松岡政則 洗練がなんだ
吉増剛造 素通りする視線 フランツ・カフカ
四元康祐 問答
石田 諒 喉のつかえ
榎本櫻湖 睡蓮の覚醒、または〈الكتاب〉へのつめたい憧れとméditation
岡和田晃 沈黙の先に、聞こえるは
尾久守侑 IWABH
海東セラ すみれのテロル
金井雄二 川原の土手で 菅原克己さんへ
城戸朱理 緋色を踏んで
小松宏佳 パタパタパタ
佐川亜紀 月の乳房 高良留美子氏追悼(2)
  佐峰 存 天秤
清水恵子 潤? harmony
杉本真維子 生き物
田中健太郎 洞窟の麦
伯井誠司 「叙事詩 国始事」第五部 より
日和聡子 ぱえら
藤井貞和 のたうつ白馬
藤原安紀子 r oo t
青柳菜摘 窓神楽
暁方ミセイ あたまのなかで
荒川洋治 ダリヤ・ライン
一方井亜稀 ハイライト
植木信子 ゆく川けぶる川
草間小鳥子 圧倒的に弱く多数の、そして無価値な
倉橋健一 気まぐれな夢
高村而葉 彫り込まれた、本を開いている
照井知二 思い出
田原 骨董の自嘲
冨岡悦子 川の名を
中尾太一 フロム・ティンバーランド(抄)
中嶋中春 Star overhead
水田宗子 非地
峯澤典子 一通
山中 六 芭蕉/一滴/別れ
田中さとみ 消える花札
和合亮一 LIFE
高橋睦郎 虹 松岡正剛に

表紙・扉写真=木村和平
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩
新鋭詩集2024【作品特集】

◎作品
水城鉄茶 食欲
のもとしゅうへい 魔法
高安海翔 親密さ
花氷 夜景樹
中嶋中春 Good Enough
石田 諒 遮光
雪柳あうこ 踏切にて
青木風香 写経、の重篤性について(最後まで話す)
牛島映典 すがた
雨澤佑太郎 赤い芝生の午後の日本で
今宿未悠 水を動かす
奥山紗英 逆再生
川窪亜都 渦、指先まで
森田陸斗 皮膚間
栁川碧斗 蒸発
山内優花 グリーン・スリーヴス
故永しほる 故障/反故

◎アンケート
新鋭詩人2024 profile


【特集】同じ屋根の下で――台湾同志詩の現在

◎アンソロジー
台湾現代詩研究会編 同じ屋根の下で 台湾同志詩アンソロジー
河岸 更衣室の象
騒夏 少なくともわたしが彼女と目を見交わす人生のいつかに
陳牧宏 プールサイド 三景
楊佳嫻 異端
顔嘉琪 わたしは猫
黄岡 女神のメタモルフォーゼ
鄭聿 1980/1208
葉青 傷
許悔之 白蛇の言い分
若驩 二〇四六年に発見された古代の脚本の残頁
小令 あなただけだよ
洪暁嫻 蝶々――aへ
零雨 MRT/大量高速輸送(二〇一四)――Wに
孫梓評 私はある男の子を愛していた――バンコクの印象
鯨向海 旅先の出逢い――ボルネオ島の記憶
凌性傑 あなたに書いた祝婚歌、花蓮にて
顔嘉琪 熟年
陳克華 きみはぼくがきみの何を愛したか永遠にわからない

◎論考
三木直大 屋根を架けることと壊すこと
三須祐介 同志文学の当事者性について
楊佳嫻/赤松美和子訳 台湾同志詩のなかの「同じ思いの子どもたち」
及川 茜 マレーシアで同志詩を書くということ


◎対談合評
川口晴美+杉本 徹 内的な必然性と向き合う 新人作品合評

◎連載詩
高橋睦郎 あまりに境涯的な シャルル・ボオドレエルへ
平田俊子 二枚舌 なにが詩それが詩
山尾悠子 スワンの恋 鏡の中の鏡

◎連載
蜂飼 耳 呼びかける詩の展開 最果タヒ 詩の現在へ
中尾太一+藤原安紀子 詩の原型、言葉の身体 共の、壊れた外口で
青野 暦 「ノンセンス」とその破れ目 明るいページで
青柳菜摘 セルフデリバリー セルフインプロヴィゼーション

◎レクイエム
高野民雄 むかし「凶区」があった 私たちはそこで 詩を書いたり遊んだりした 渡辺武信追悼

◎レビュー
依田冬派 あなたを探していた 森井勇佑監督『ルート29』
菊井崇史 峻拒と希求がもたらすもの 音楽公演『歌と逆に。歌に。』

◎書評
奥間埜乃 「わたし」の気配が滲む 高安海翔『誰もいない夜 lux poetica⑤』
白鳥央堂 iPhoneとわたし のもとしゅうへい『通知センター lux poetica⑥』
江夏名枝 青い狼煙 颯木あやこ『アウラの棘』
紫衣 あなたのために 橘しのぶ『水栽培の猫』
金子彰子 「しんでゆく」なかでいきること 西原真奈美『迎え火』
水島英己 贈り物としての霧と声 今福龍太『霧のコミューン』

◎月評
神尾和寿 黄昏が訪れんとする時 詩書月評
松本秀文 詩誌は遠くまで行く 詩誌月評
笠木 拓 〈ふる〉の詩学 藪内亮輔『心臓の風化』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 季語と主体Ⅳ 季語を形而上の位置におかないために 到来する言葉[俳句]

◎新人作品
11月の作品

表紙・扉写真=上原沙也加
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年12月号は、「現代詩年鑑2025」を予定しています。どうぞお楽しみに。
1,430円
特集 白石かずこ、果てなき詩の航海

◎対談
高橋睦郎+小池昌代 野放図に闘いつづけた知性

◎アンソロジー
白石かずこ代表詩選 高橋睦郎・小池昌代 選
Now is the time/ハドソン川のそば/男根/10月のセンチメンタル・ジャーニー/My Birthday/雨季・または脱出の試み/中国のユリシーズ/生霊(カア)/メローを消せ/現れるものたちをして/バス停

◎レクイエム
吉増剛造 神人ノ長息
井坂洋子 数億光年の一瞬
水田宗子 スピリットは風に乗って 白石かずこさんへ
原 成吉 ジャズとビートと白石かずこ 朗読とトークの記録
バートン・ブルーム エロスと宇宙のはざまで 白石かずことの思い出
山崎佳代子 母
白石由子 母の思い出
津村由美子 白石かずこさんとの日々
岡本 啓 会わない

◎インタビュー
菱沼眞彦 半世紀をともに過ごして

◎写真
白石かずこアルバム

◎資料
白石かずこ年譜1931-2024

特集 シュルレアリスム宣言100周年

◎論考
朝吹亮二 詩、自由、愛、新たな秩序へ 『秘法十七』『シャルル・フーリエへのオード』
永井敦子 日本の「シュルレアリスム宣言」を読む
京谷裕彰 冨士原清一 ふたたびの東京 一九三七‐一九四四
伊藤琢麻 シュルレアリスム詩と第一言語、第二言語

◎新連載詩
水沢なお つめたい水 水辺のカーテンがゆれる

◎クリティーク
守中高明 非‐人間的なるものの詩学(下) 生、不可能、証言

◎作品
中上哲夫 ドラマのようにはいかない コロナ禍の日々
田野倉康一 TSUKISARA18
渡辺玄英 地球の影が落ちて
広田修 連禱
漆原正雄 どうやらまだ

◎連載詩
高橋睦郎 山水詩とは 謝霊運へ
平田俊子 花江 なにが詩それが詩

◎連載
岸田将幸 信じるに値するもの 帰農する宮沢賢治(下) 夢の後のかざぐるま
青野暦 止まり木に詩人のをらぬ夜の秋 明るいページで
青柳菜摘 セルフプレグナンシー セルフインプロヴィゼーション

◎書評
藤田晴央 煮えたぎる詩的表現 齋藤貢『遠い春』
一方井亜稀 綿々とつづく言葉たちわたしたち 『大崎清夏詩集』
栗原飛宇馬 魅惑的な光学装置 安智史『萩原朔太郎と詩的言語の近代――江戸川乱歩、丸山薫、中原中也、四季派、民衆詩派など』

◎月評
神尾和寿 問題のある生き方 詩書月評
松本秀文 詩の読み方 詩誌月評
安里琉太 季語と主体Ⅲ 季語を形而上の位置におかないために 到来する言葉[俳句]
笠木拓 外気にさらす裸身の心 川本千栄『裸眼』 うたいこがれる[短歌]

◎新人作品
10月の作品

◎選評
川口晴美 書き続けることでしかたどり着けない
杉本徹 現実と、もうひとつの現実

表紙・扉写真=今井智己
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年11月号は、「特集・新鋭詩集2024/同じ屋根の下で――台湾同志詩の現在」を予定しています。どうぞお楽しみに。
1,430円
特集 粟津則雄――精神の軌跡

◎歌仙
粟津則雄+古井由吉+吉増剛造+菊地信義 越の梅の巻/鬚面の巻/馬洗ふの巻/時はいまの巻/ロマネスクの巻

◎追悼
吉増剛造 歌仙 光なき光に曝さらされて
高橋順子 粟津さんは詩人だった
三浦雅士 ひとつの時代の終わり 粟津則雄を悼む
鈴村和成 ランボーと父親
野村喜和夫 ふたたび批評的共生へ 『正岡子規』を読む
池井昌樹 原初の問い 『畏怖について など』をめぐって
近藤洋太 音楽の薫陶
齋藤 貢 レンブラントの恐るべき眼 粟津則雄さんを悼む

◎資料
粟津則雄主要著作一覧

◎小詩集
Sawako Nakayasu/柴田元幸訳 T-SHIRTS FOR ANTS WHO HAVE COME UNDONE: AND OTHER POEMS ほどけっちまったアリのためのTシャツ 他三篇

◎座談会
円城 塔+布施琳太郎+平川綾真智 「詩情」の変換 AI時代に編む言葉

◎作品
安藤元雄 妹の思い出
支倉隆子 9月らら・雑
嘉陽安之 牙

◎連載詩
高橋睦郎 明るい冥界 王維へ
平田俊子 踊り子草 なにが詩それが詩
江代 充 童子 小冊の栞
山尾悠子 夢見る階段愛好者の話 鏡の中の鏡

◎追悼
今福龍太 夢通いの涯てで 追悼・川満信一

◎連載
藤原安紀子+中尾太一 くらやみのなかで 共の、壊れた外口で
岸田将幸 信じるに値するもの 帰農する宮沢賢治(上) 夢の後のかざぐるま
青野 暦 土を踏んでゆくため、わたしの足の裏は濡れた。 明るいページで
青柳菜摘 セルフプロデュース セルフインプロヴィゼーション

◎書評
福島 亮 小ささの倫理、世界大の「詩の親密圏」 阪本佳郎『シュテファン・バチウ――ある亡命詩人の生涯と海を越えた歌』
目黒裕佳子 真実を告げ知らせる禁断の果実 高柳聡子『埃だらけのすももを売ればよい――ロシア銀の時代の女性詩人たち』
佐峰 存 蝶から羽化する蝶 アマンダ・ゴーマン/鴻巣友季子訳『わたしたちの担うもの』
ロペス・パソス・フアン・ホセ 自由への賛歌 ルース・ポソ・ガルサ/桑原真夫編訳『秋のコンチェルト』
田村奏天 暗い美を靡かせる鳥類の旅 小笠原鳥類『吉岡実を読め!』

◎月評
神尾和寿 どこかで始まり、どこかで終わる 詩書月評
松本秀文 言葉にできない 詩誌月評
笠木 拓 光を容れた器はじきに 岡本真帆『あかるい花束』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 季語と主体Ⅱ 季語を形而上の位置におかないために 到来する言葉[俳句]

◎新人作品
9月の作品

◎選評
杉本 徹 この世界を凌駕するほどの
川口晴美 物語では掬い取れない輝きを求めて

表紙・扉写真=清水裕貴
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年10月号は、「特集・白石かずこ 果てなき詩の航海」を予定しています。どうぞお楽しみに。
1,430円
特集 動物と読む現代詩

◎座談会
駒ヶ嶺朋乎+カニエ・ナハ+森本孝徳 動物と詩の世界制作

◎論考
小池昌代 蜆・犬・蚕・鳥
管 啓次郎 詩の動物について
小笠原鳥類 文学は生物学、詩集は図鑑、詩は動物 『海のへんな生きもの事典 ありえないほねなし』と現代詩
鳥居万由実 火炎の国の狼が私たちの世界を守る 犬塚堯と村上昭夫の動物詩が描く人間中心性の彼岸
蜆シモーヌ 豚と犀と、あたし。野性のための巡礼
青柳菜摘 セルフエクリチュール セルフインプロヴィゼーション
小島日和 言葉の孤独
青本柚紀 氾濫する反射光 水沢なおにおける身体の攪乱的な表象
河田 桟 馬のリズムに入り込む
三上 修 現代詩の沼、鳥研究の沼

◎作品
暁方ミセイ キャンプ


◎小詩集
建畠 晢 戸袋観音の歌は止んだ

◎作品
高橋睦郎 正体は闇 李賀へ
平田俊子 JPB なにが詩それが詩
江代 充 石工たち 小冊の栞
高柳 誠 飛礫考 光の階梯/闇の折り目・最終回
小林坩堝 序詩
オリオン瞬平 ひっそりと、あったりする、のだ

◎連詩
野村喜和夫+長濵よし野+雨澤佑太郎+高橋幸寛+川上雨季 とある日 第12回エルスール財団新人賞受賞第一作

◎海外詩
イリナ・グリゴレ 誰も知らないルーマニアの詩の泉

◎クリティーク
守中高明 非‐人間的なるものの詩学(上) ガザ・ジェノサイドに直面して提起すべき問いとはなにか

◎レクイエム
樋口良澄 言葉が「肉体」であろうとした時代 追悼・唐十郎
ジェフリー・アングルス エスノポエティクスの先駆者 追悼・ジェローム・ローセンバーグ

◎連載
蜂飼 耳 言葉への抵抗、合図としての詩 森本孝徳 詩の現在へ
岸田将幸 カネについて 営農、共生、病気、原発 夢の後のかざぐるま
青野 暦 このすがたではおそらく会わない 明るいページで

◎レビュー
岡本小百合 夢素の探求 吉増剛造「ネノネ」展

◎書評
岩切正一郎 文字ならぬ文字、声ならぬ声のほうへ 野村喜和夫『パッサル、パッサル』
北川朱実 ウィスキー色の一日がふいに揺れて 岩木誠一郎『声の影』
今宿未悠 最果タヒ関数 最果タヒ『落雷はすべてキス』『恋と誤解された夕焼け』
佐藤文香 連詩の読み方 野村喜和夫編『しずおか連詩 言葉の収穫祭』
藤井貞和 姉妹の溢れる思い 毬矢まりえ・森山恵『レディ・ムラサキのティーパーティ――らせん訳「源氏物語」』

◎月評
神尾和寿 でない者の、これから 詩書月評
松本秀文 詩を支えるもの 詩誌月評
安里琉太 季語と主体Ⅰ 季語を形而上の位置におかないために 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 言葉が世界を受肉する 黒木三千代『草の譜』 うたいこがれる[短歌]

◎新人作品
8月の作品

◎選評
川口晴美 わたしがいる、ここはいったいどこなのか
杉本 徹 詩と小説の違いから

表紙・扉写真=原田裕規
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

1,430円
特集 散文詩の自由

◎巻頭詩
粕谷栄市 一羽/一生 第42回現代詩人賞受賞第一作

◎インタビュー
粕谷栄市 詩と自由をもとめて 出発から現在まで

◎アンソロジー
戦後散文詩アンソロジー/野村喜和夫編

◎解説
野村喜和夫 散文詩全史(戦後日本篇)

◎論考
建畠 晢 散文詩の内圧
時里二郎 『石目』から『名井島』へ 組み立てること、解ほどくこと、そして編むこと
田野倉康一 角と象牙の門をくぐる 粕谷栄市、散文詩の権能
安 智史 萩原朔太郎と散文詩 「散文詩」をめぐる彷徨
峯澤典子 果てしない洞からコトカタへ 時里二郎の詩の器
藤本哲明 散文という形式で耐えているもの
竹中優子 詩的であること、詩であること
鎌田尚美 優れた散文は詩を内包する 唐十郎「恋のアマリリス」
大島静流 端正な詩の横顔

◎対談
栩木伸明+佐藤良明 ソングの歌詞は文学である ディランとサイモンの「ソングの哲学」を探る

◎座談会
川野芽生+神野紗希+水沢なお+小髙美穂 言葉の中の私性 写真との対話から見えるもの

◎作品
高橋睦郎 詩というウィルスが ゲオルク・トラアクルへ
川満信一 神話の錆 他一篇 言語破れて国興るか
平田俊子 糸底 なにが詩それが詩
江代 充 耳にささやかれたこと 集中連載・小冊の栞
高柳 誠 風と暮らす 集中連載・光の階梯/闇の折り目
山尾悠子 《アウトサイダー》 鏡の中の鏡
牛山茉優 広場

◎連載
藤原安紀子+中尾太一 「詩をする」こと、「信」のゆらめき 共の、壊れた外口で
青野暦 立夏より――五月の日記 明るいページで
青柳菜摘 セルフダイアローグ セルフインプロヴィゼーション

◎書評
四釜裕子 四十七のはかなきものとの完全犯罪 國峰照子『短詩集 ん』
渡辺めぐみ 脱出は果たされるか果たされないか 依田義丸『連禱』
川上雨季 ラブレターという詩的な回転、小さな革命 布施琳太郎 『ラブレターの書き方』

◎月評
神尾和寿 今も書かずにはいられない 詩書月評
松本秀文 一行入魂 詩誌月評
笠木拓 彩度ある鼓動 川村有史『ブンバップ』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 塔の書きぶり 黒岩徳将『渦』、鈴木総史『氷湖いま』 到来する言葉[俳句]

◎新人作品
7月の作品

◎選評
杉本徹 行分け詩と散文詩について
川口晴美 生存戦略しましょうかアンソロジー、のように 

表紙・扉写真=吉田志穂
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩
1,430円
作品特集 声のありか

◎作品
吉増剛造 ナノ棒、ナノ棒
藤井貞和 蟻の思惟
長沢哲夫 木のように やわらかく 他二篇
季村敏夫 淼
帷子耀. ヨヒヤミナヘニ 五月からみなつきへ
伊藤比呂美 Diane
管 啓次郎 開拓時代
古川日出男 神域狼狼
新井高子 睦言
大崎清夏 あとに残らないものを作る
橘上 橘上・ソシアリスム(原題:Poème socialisme)
佐藤雄一 吐く前後
山﨑修平 平塚、春、朝の蜂蜜
佐峰存 極楽鳥
野崎有以 ちょうちょとカリヨン
田中さとみ 火星の植物
柴田聡子 さいきん、私は
蜆シモーヌ 供物のへるつ。や ぬたぷ  た 、や

◎インタビュー
中尾ハジメ 自分たちの手で文化を創る 兄・片桐ユズルのこと

◎論考
瀬崎圭二 詩を聴くということ

◎新連載
岸田将幸 見ること、生きること 「私」のリアリティと「よき心根」のひとたち 夢の後のかざぐるま

◎受賞第一作
中嶋中春 Diamond Life 第62回現代詩手帖賞受賞第一作
花氷 鏡の間から 第62回現代詩手帖賞受賞第一作

◎連載詩
高橋睦郎 奉仕と返礼 ライナア・マリア・リルケヘ あなたへ
川満信一 筆先の旅 他一篇 言語破れて国興るか
平田俊子 指定席 なにが詩それが詩
江代充 尽くし野にて 集中連載・小冊の栞
高柳誠 M嬢のアリア 集中連載・光の階梯/闇の折り目

◎連載
蜂飼 耳 事物の向こうを感知する 岡本啓 詩の現在へ
青野 暦 更紗の布がひとつづき 明るいページで[インターポエティクス]
青柳菜摘 セルフィー セルフインプロヴィゼーション[インターポエティクス]

◎レクイエム
朝吹亮二 榎本櫻湖のこと

◎クリティーク
小髙美穂 光芒のさきの音を聴く 本誌表紙写真解題(二〇二四年上半期)

◎レビュー
森山恵 言語前の淵源に在るもの ダンス公演『The Waves』

◎書評
水島英己 〈うた〉の可能性、〈ことば〉の根拠 秋山基夫『花下一睡』
陶原葵 靄に焙り出された道/あの消えたはずの/わたしの内部 たかとう匡子『ねじれた空を背負って』
金井雄二 思いのこもった、私的詩人論集 平川克美『ひとが詩人になるとき』
張文經 「空」を形どる 澤直哉『架空線』
小笠原鳥類 「おなじみの食品店でぜひお求めください!」、現実には書店だが ピエール・ヴェリー/塚原史訳『サインはヒバリ』

◎月評
神尾和寿 言葉に用いられて 詩書月評
松本秀文 雷鳴語入門 詩誌月評
安里琉太 Life Easy 阪西敦子『金魚』 到来する言葉[俳句]
笠木拓 パースペクティブと偏愛と 「現代短歌」五月号特集「Anthology of 40 Tanka Poets」 うたいこがれる[短歌]

◎新人作品
6月の作品

◎選評
川口晴美 緊張。感電。これ読んでみて!
杉本徹 一喜一憂をこえて

表紙・扉写真=伊丹豪
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年7月号は、「特集・散文詩の現在」を予定しています。どうぞお楽しみに。
1,430円
【特集】パレスチナ詩アンソロジー 抵抗の声を聴く

◎アンソロジー
リフアト・アルアライール わたしが死ななければならないのなら 松下新土、増渕愛子訳
アリア・カッサーブ 人間-動物の日記 松下新土、片山亜紀訳
ムスアブ・アブートーハ おうちってなに?/息子が娘に毛布をほうる/ムスアブ 山口勲訳
サーメル・アブー・ハウワーシュ もういいんだ私たちは 誰にも愛されなくても 原口昇平訳
ヌール・ヒンディ 技巧の講義はクソどうでもいい、私の仲間が死んでいる 小磯洋光訳
ゼイナ・アッザーム おなまえ かいて 原口昇平訳
ジョージ・エイブラハム あやまる/死海の亡霊たちが溺死の歴史を書き直す/あらゆる代名詞がFree Palestine となる詩作法 佐藤まな、原口昇平訳
ヤヒヤ・アシュール ガザ封鎖下/ミサイルが落ちるとき/突然僕は絶望を思い出した 永方佑樹訳
ネオミ・シハーブ・ナイ 夜明けの歌/ジャンナ 小泉純一訳
レーナー・ハラフ・トゥッファーハ 逃げることを命ずる/栄光 山口勲、原口昇平訳
アシュラフ・ファイヤード 難民の末裔 山本薫訳
スヘイル・ハンマード ガザ/ジャバーリヤー/ラファハ 佐藤まな訳

◎インタビュー
岡真理 「人間の物語」を伝える責務 聞き手・編集部

◎論考
原口昇平 現実と象徴のパレスチナのために
永方佑樹 私に出来ること

第62回現代詩手帖賞

◎発表
第62回現代詩手帖賞 受賞のことば

◎受賞作
中嶋中春 Heaven or Tokyo
花氷 オ・ラパン・アジルの夜

◎選考対談
峯澤典子+山田亮太 それでも書く理由

◎受賞第一作
荒川洋治 人車軌道 第5回大岡信賞受賞第一作
松岡政則 半音あそぷ。 第39回詩歌文学館賞・第57回日本詩人クラブ賞受賞第一作
尾久守侑 emptiness 第74回H氏賞受賞第一作
佐藤文香 つう 第29回中原中也賞受賞第一作

◎座談会
佐藤文香+佐峰存+岡本啓 可分な私/不可分な私を生きる

◎新連載
青柳菜摘 セルフサービス セルフインプロヴィゼーション[インターポエティクス]

◎集中連載
江代充 堤にはだれがいたのか 小冊の栞
高柳誠 硝子頭 光の階梯/闇の折り目

◎連載詩
高橋睦郎 死後は三重 フリイドリヒ・ウイルヘルム・ニイチェへ
川満信一 ことばの洗骨 他一篇 言語破れて国興るか
平田俊子 シロップ なにが詩それが詩
山尾悠子 眠れる黒いヘルマフロディトス 鏡の中の鏡

◎連載
中尾太一+藤原安紀子 詩の光と「行為」の姿 共の、壊れた外口で

◎レビュー
小川芙由 現場がわたしである以上、効果的な毒だった 坂東祐大&文月悠光 音楽と詩と声の現場2024

◎書評
八木幹夫 風土の雪と樹木と水源から 現代詩文庫『藤田晴央詩集』
石毛拓郎 公然たる諧謔と軽快なる詩法 現代詩文庫『村田正夫詩集』 
野沢啓 現代を生きるヴィヨン 『ヴィヨン全詩集』宮下志朗訳
杉本徹 この巻貝に耳をあてる 小津夜景『ロゴスと巻貝』 

◎連載
青野暦 ケーオスのしじま 明るいページで[インターポエティクス]

◎月評
神尾和寿 生身が裸でそのまま走って 詩書月評
松本秀文 世界を摑むための方法 詩誌月評
笠木拓 比類ないこの哀しみ、という普遍 島内景二『新訳建礼門院右京大夫集』 うたいこがれる[短歌] 
安里琉太 達磨俳諧興るべう 高橋睦郎『花や鳥』 到来する言葉[俳句]

◎新人作品
5月の作品

表紙・扉写真=濱田祐史
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩



次号2024年6月号は、「作品特集 声のありか」を予定しています。どうぞお楽しみに。
1,430円
【特集】朗読/リーディングの地層

◎巻頭詩
友部正人 一枚のレコード 小詩集

◎論考
佐々木幹郎 自作詩朗読と日本の詩について
伊藤比呂美 声をつかまえる
秋山基夫 詩の流通は多様化している
連東孝子 現代詩を世界へ
原 成吉 アメリカ詩を変えたポエトリー・リーディング
城戸朱理 響きの彫刻、響きのフーガ
細見和之 声を届けるということ 詩と歌のはざまで
新井高子 詩と声をめぐる小考 国際体験をふまえて
田中庸介 八〇年代東京の詩の朗読シーンから、フラットな「妃」朗読会の誕生まで
石田瑞穂 咆哮するポエジー
佐藤雄一 サイファーの風景
菊井崇史 詩を衝迫する声と手
吉成秀夫 始原の声
村田活彦 四半世紀の答え合わせ
岡本 啓 「百年後の夕べ」ノート
煮雪的人 「朗読抵抗」から「朗読覚醒」へ

◎インタビュー
ボブ・ホールマン+村田活彦(聞き手) 詩の合衆国へ アメリカのリーディング史五十年

◎作品
巻上公一 へんてこなる砂風
広瀬大志 朝の夜のガスパール 第2回西脇順三郎賞受賞第一作
宮尾節子 霧島
友理 穴窓 目

◎朗読と声の現場から
野村喜和夫、天童大人、管啓次郎、川口晴美、和合亮一、遠藤朋之、山内功一郎、三角みづ紀、文月悠光

◎資料
現代詩朗読年表

◎連載詩
高橋睦郎 悲劇の顚末 ソポクレスへ
平田俊子 小松菜の正体 なにが詩それが詩

◎作品
近岡 礼 予兆
岩﨑風子 野犬
竹内英典 声が
久納美輝 酸性雨

◎連載
蜂飼 耳 手作業による詩集と声の変遷 カニエ・ナハ 詩の現在へ

◎エッセイ
大野光子 「黒いミルク」から「北極光・プネウマ」へ 大坪美穂展とアイルランド詩

◎連載
青野暦 恒星としてのわたし 明るいページで[インターポエティクス]

◎書評
八木忠栄 「地獄極楽」が見え隠れして 高橋順子『泣魚句集』
宮内喜美子 川面を流れる「鎮魂歌」 白井知子『ヴォルガ残照』
鈴村和成 北條裕子と花と 北條裕子『半世界の』
奥間埜乃 あらためて問い直される現代詩 藤井貞和『〈うた〉の空間、詩の時間』

◎月評
神尾和寿 誰に書いているのか
松本秀文 サークルの外へ
安里琉太 二冊の志向するところ 中西亮太『木賊抄』、浅川芳直『夜景の奥』 到来する言葉[俳句]
笠木拓 採譜者は〈そこ〉を指さす 正岡豊『白い箱』 うたいこがれる[短歌]

◎新人作品
4月の作品

◎選評
山田亮太 「もしもの世界 選ばれなかったみらいたち無」
峯澤典子 この道をひたすら行く一篇

表紙・扉写真=宇田川直寛
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩
1,430円
【特集】杉本真維子、生を象る発語

◎作品
杉本真維子 十七歳 ぼうろ

◎対談
杉本真維子+岸田将幸 実人生のふくらみとともに 『点火期』から『皆神山』へ

◎論考
井坂洋子 純白な生地
たかとう匡子 詩一筋、乾坤一擲の人
中島悦子 『皆神山』、時間軸をみはるもの
山川直人 石ころをゴロリ
竹内敏喜 詩人の深刻さについて 『皆神山』を読む
駒ヶ嶺朋乎 皆神山内部の空隙
野崎有以 惰性へのアンチテーゼ 杉本真維子『皆神山』
藤本哲明 イノチガケノ詩法
文月悠光 静かなる反論
マーサ・ナカムラ 時代をこえて
蔡雨杉 関係性を反転させる目線とイメージで捉えられる願望 『裾花』訳者が読む杉本真維子

◎資料
杉本真維子 自筆年譜


◎作品
吉増剛造 デクノボー

◎インタビュー
吉増剛造 〝雛の家〞ヴィジョン

◎連載詩完結
井戸川射子 晩鐘 いい運搬・最終回

◎新連載
中尾太一+藤原安紀子 「詩のわたし」の生きる場所 共の、壊れた外口で

◎エッセイ
杉本徹 時間と詩をめぐる断章 多田智満子、エリオット、西脇順三郎、そして

◎連載詩
高橋睦郎 傲りの罰は ピンダロスへ
川満信一 ことばの断頭台 Kへのオマージュ 言語破れて国興るか
平田俊子 気圧 なにが詩それが詩
山尾悠子 春の祭典 女たちⅡ 鏡の中の鏡

第2回西脇順三郎賞発表

◎発表
第2回西脇順三郎賞 受賞詩集『毒猫』
広瀬大志 詩の豊饒と楽しさ 受賞のことば

◎選評
朝吹亮二、太田昌孝、加藤孝男、小池昌代、野村喜和夫

◎作品抄
広瀬大志 毒詩時

◎新人賞
奥山紗英 光を型抜き

◎作品
大谷良太 たとえば、ガザに 2024.1. 22
近藤摩耶 ショパンとそのひと
松川なおみ 墓じまい
伊口さや かがみよ かがみ

◎連載
青野暦 ものにいたるこころ 明るいページで[インターポエティクス]

◎書評
大田美和 女性詩人という思想家 水田宗子『吉原幸子 秘密の文学――戦後女性表現の原点』
田原 道案内の本 山田兼士『谷川俊太郎全《詩集》を読む』
桑田光平 水平方向への変化 澤田直『フェルナンド・ペソア伝――異名者たちの 迷路』
堀口すみれ子 天から遣わされた詩の巫部 宮部修『父、高祖保の声を探して』
山﨑修平 氾濫状態に至る道筋 林浩平『全身詩人 吉増剛造』

◎月評
神尾和寿 詩を書く必要 詩書月評
松本秀文 AIに詩はつくれるか 詩誌月評
笠木 拓 卓のグラスとその向こう 俵万智『アボカドの種』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 抒情の傍流 青木由弥子『伊東静雄――戦時下の抒情』、『山上樹実雄句集』 到来する言葉[俳句]

◎新人作品
3月の作品

◎選評
峯澤典子 見わたせば花も紅葉もない浜辺で
山田亮太 「深紅/鶸色/黄蘗色/鼠色/赤朽葉/芝翫茶/柿色」

表紙・扉写真=中井菜央
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩
1,430円
【特集】lux poeticaの詩人たち

◎エッセイ
芦川和樹 犬、犬状の芦川さんと花束
張文經 詩集『そらまでのすべての名前』をめぐって

◎インタビュー
小川芙由 言葉で印象を捉える
大島静流 相剋を見つめて

◎書評
田中さとみ バグであり、夢であり、ゼリーでもある、蠢くアニマル絵巻 芦川和樹『犬、犬状のヨーグルトか机』
菊井崇史 詩のまなざしに息づく距離 小川芙由『色えらび』
篠田翔平 「きみ」が壊れる場所で 張文經『そらまでのすべての名前』
紫衣 一縷の灯火のように 大島静流『蔦の城』

【特集】抑圧に抗して 世界からの声

◎対話
ドゥルス・グリューンバイン+縄田雄二(司会) 文学の彼岸 朗読とトークの記録

◎論考
藤井貞和 現代の予言 宮尾節子+佐藤幹夫『明日戦争がはじまる【対話篇】』
山口 勲 パレスチナで詩歌を語る人が殺されている
佐藤まな TELL THEM ガザにおける民族浄化をめぐる英語パレスチナ詩人たちの発信から
柴田 望 冷笑に抗う声 『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない』

◎作品
山崎佳代子 塩を運ぶ
ハーラ・アルヤーン 帰化した 佐藤まな訳
千種創一 オレンヂと鰭
永方佑樹 千年紀

◎巻頭詩
伊藤比呂美 根

◎長篇詩
宇野邦一 光のまちがい、時間のめまい(下)

◎受賞第一作
大木潤子 その眼の光から 第61回歴程賞受賞第一作
佐野 豊 思いの丈 第55回横浜詩人会賞受賞第一作

◎連載詩
高橋睦郎 在る 在った 無かった J・Cn・F・ヘルダアリンへ
川満信一 クイチャー 他一篇 言語破れて国興るか
平田俊子 柿色 なにが詩それが詩
井戸川射子 今まだ、間違ってるとは言えないだけの いい運搬

◎作品
廿楽順治 二十世紀の自転車屋
鳥居万由実 ぜったいにげんじつにあらわれてはいけないもの
一方井亜稀 春風のち、
塚本敏雄 はばたき

◎『岡崎純全詩集』を読む
荒川洋治 岡崎純の「おうしお」
倉橋健一 地方主義とは何か 『岡崎純全詩集』が語るもの

◎連載評論
蜂飼 耳 集積と並列から上昇へ 小笠原鳥類 詩の現在へ

◎レクイエム
高橋順子 三木卓さんの思い出

◎新連載
青野 暦 生まれ来る者たちのまなざしに 明るいページで[インターポエティクス]

◎月評
神尾和寿 「詩の書き方」とは 詩書月評
松本秀文 「幸福だった日々の翌日」を生きる者たちへ 詩誌月評
安里琉太 書き重ねてゆく書きぶり 小澤實『澤』 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 (遠さ?)という問い 郡司和斗『遠い感』 うたいこがれる[短歌]

◎書評
犬飼愛生 実態を追ってバスに乗る 中塚鞠子『水族館はこわいところ』
竹中優子 世界にはよろこびがある 佐藤文香『渡す手』
和田まさ子 やさしさの「正体」 金井雄二『げんげの花の詩人、菅原克己』
外間隆史 十年寿命が延びる本。 斎藤真理子『本の栞にぶら下がる』

◎新人作品
2月の作品

◎選評
山田亮太 「ここにしるされたどこへももういくことはないので」
峯澤典子 失われた器官に似た一語を求めて

表紙・扉写真=公文健太郎
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩




次号2024年3月号は、「特集・杉本真維子、生を象る発語」を予定しています。どうぞお楽しみに。

1,650円
現代日本詩集2024

◎作品
谷川俊太郎 さて
中村 稔 魂の行衛
安藤元雄 木の葉の光
粕谷栄市 小さい人間
北川 透 転がっていく祭壇
吉増剛造 雛の家
八木忠栄 神さまたち
藤井貞和 隠国(こもりく)の人々
高橋順子 しろつめくさ
佐々木幹郎 チェンバロのように
荒川洋治 松島の道
井坂洋子 赤 「夕鶴」より
稲川方人 遠い雷光の地、論証の日々
瀬尾育生 rosa
吉田文憲 呼ばれているのに
朝吹亮二 南風
野村喜和夫  LAST DATE付近
江代 充 道の思い出
池井昌樹 知らないで 他二篇
城戸朱理 亡国
小池昌代 夢のなかの果実
四元康祐 雲の調停 Mediation by the Clouds
多和田葉子 わたしだけの本棚
高貝弘也 鎮魂歌/記憶
川口晴美 コインランドリーと黒豹で
和合亮一 首
蜂飼 耳 詩の語り手について
日和聡子 光明
小笠原鳥類 魚の名前の漢字――魚の名前のカタカナ――。赤鱝・赤鱏――アカエイ――。
石田瑞穂 揺籃晶
藤原安紀子 羊毛乗 ツクノママ、とおい非においての短詩文 #13
中尾太一 音楽よ、こんにちは
岸田将幸 虹色な日々よ
三角みづ紀 赤いトゥナ、青いトゥナ
峯澤典子 白い紙
最果タヒ 燃える森
山田亮太 赤地に白い十字とハートのマーク
暁方ミセイ 月が出ている
森本孝徳 武器軟膏
岡本啓 0年
水沢なお 受粉の手段

◎長篇詩
宇野邦一光のまちがい、時間のめまい(上)

◎連載詩
高橋睦郎 倖せそれとも ヨハン・ヴォルフガング・テクストル・ゲエテへ
川満信一 モダン幽霊 言語破れて国興るか
平田俊子 否定形の部屋 なにが詩それが詩
山尾悠子 夜の汽車、女たちⅠ 鏡の中の鏡
井戸川射子 祈願 いい運搬

◎受賞第一作
文月悠光 生存戦略 第34回富田砕花賞受賞第一作

◎月評
神尾和寿 思いがけない一言 詩書月評
松本秀文 言葉の「適量」 詩誌月評
笠木拓 エーテルの満ちる園より 睦月都『Dance with the invisibles』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 世界のしずかさ 南十二国『日々未来』 到来する言葉[俳句]

◎レビュー
依田冬派 Not Born Yesterday 福間健二監督『きのう生まれたわけじゃない』

◎書評
神山睦美 奴隷の抒情、私たちもまた 竹内英典『伝記』
白岩英樹 革命の始源 佐峰存『雲の名前』
笠井嗣夫 原理論から詩の現場へ 野沢啓『ことばという戦慄―言語隠喩論の詩的フィールドワーク』
鈴木理策 傍観してはいられない 新井卓『百の太陽/百の鏡』

◎新人作品
1月の作品

◎選評
峯澤典子 どのようにも読め、読めないという魅惑
山田亮太 「たのしかったできごとだけをくりかえしおもいだすこどものように」

表紙・扉写真=村越としや
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

増頁特別定価1650円(本体1500円)


次号2024年2月号は、「lux poeticaの詩人たち/世界からの声 抑圧に抗して」を予定しています。どうぞお楽しみに。
2,970円
現代詩年鑑2024

◎討議
佐々木幹郎+藤原安紀子+石松佳 移行期のリアリティ、それぞれの対峙 二〇二三年展望

◎2023年現代詩展望
北川 透 明日はどっちだ 同調圧力と不穏
稲川方人 詩はいまなにを待ち、なにを赦すのだろうか 講演
斎藤恵子 無目的に迷う、存えるために
北川朱実 よじれて、ほどけて、胸をつかれて 詩書展望
一方井亜稀 他者へと引き渡される余白 詩誌展望
添田 馨 遥かなるものの影 詩人たちと晩熟の光景
石田瑞穂 翻すちから
菊井崇史 「詩」と「記」の証
青野 暦 The invention concerns the fi eld of timepieces. 新鋭展望
江田浩司 終わりなき詩を「読む」行為 詩論展望
夏野 雨 冬には冬の心で 海外詩展望
岬 多可子 海を越えて 「現代詩ラ・メール」四十周年
安里琉太 「参照性」について 俳句展望
笠木 拓 これからの読みと円居のために 短歌展望

◎書評集
高貝弘也 粕谷栄市『楽園』
唐作桂子 川田絢音『こうのとりの巣は巡る』
井川博年 八木忠栄『キャベツと爆弾』
中尾太一 荒川洋治『真珠』
草野早苗 松岡政則『ぢべたくちべた』
神尾和寿 渡辺玄英『しろいうさぎを狩る者たち』
高橋綾子 和合亮一『such and such』
横木徳久 杉本真維子『皆神山』
四塚麻衣 最果タヒ『不死身のつもりの流れ星』
草間小鳥子 暁方ミセイ『青草と光線』
松本圭二 藤本哲明『attoiumani_nizi』
吉田文憲 尾久守侑『Uncovered Therapy』

◎アンケート 今年度の収穫

◎資料
詩人住所録
詩書一覧/詩誌一覧
現代詩手帖総目次(二〇二三年)

◎アンソロジー
青柳菜摘 ジェットエンジン
飯沢耕太郎 ∞
池井昌樹 書写
北畑光男 喉の川
千種創一 糸杉と受信箱
古川日出男 天音 より
水城鉄茶 トースター
四塚麻衣 定点
井坂洋子 精霊の管
石松 佳 氷
井戸川射子 かわいそうに、濡れて
岩﨑風子 青鮫
蜆シモーヌ 時代
瀬尾育生 リトルネロ
高良 勉 イシキ浜
日和聡子 冬夜行
山﨑修平 蛎殻町を過ぎたあたりの
山田兼士 インフューザー・ポンプ
江代 充 アマデウス
川田絢音 あの鉄橋
河津聖恵 鏡
坂多瑩子 物語はおしゃべりより早く、汽車に乗って
佐々木幹郎 消えていく前に
橘上 こよみのたんじょうび
多和田葉子 階段状の冬
中村 稔 仄かに明るいハギを見遣りながら
蜂飼 耳 自然な傾き
三角みづ紀 焦点を結ぶ
山田亮太 XT NOTE4(抄)
吉増剛造 光
小笠原鳥類 ウ(抄)
最果タヒ 光は留守
福間健二 やるべきこと
暁方ミセイ 雲摺師
朝吹亮二 透明なナマ
小野絵里華 浅間山を見に行く
鎌田尚美 コントロールライン
川上明日夫 墓終いの・そして 俄
川上雨季 接続する窓
川口晴美 痕跡
姜 湖宙 ミトン
城戸朱理 捜神
君野隆久 宿る(埃だらけの道を)
定 道明 木橋の穴
たなかあきみつ (ない窓に)
徳弘康代 光を消えてください
松下たえ子 ダンサー
峯澤典子 野茨
奥山紗英 双子
カニエ・ナハ EN02
杉本真維子 しじみ
高橋順子 小鳥が鳴いている 大泉史世に
高柳 誠 輾転反側する鱏たちへの挽歌のために
中本道代 金木犀
野村喜和夫 LAST DATE付近
平林敏彦 叫び
藤井貞和 良心
巻上公一 キリンという名のカフェ
松本秀文 あれ、血?(抄)
芦川和樹 布ぬ、の繁縷はこ、べらのトスカ
安 俊暉 灯心草 より
牛島映典 ミントとカツ丼
大木潤子 遠い庭(抄)
大谷良太 ひと汗
岡本 啓 百年のリハーサル
金時鐘 虚墓
倉橋健一 一寸先の話
小池昌代 福神漬のなかの神
近藤摩耶 氷晶都市
齋藤岳深 ルリビタキを呼べ
佐々木洋一 あたらしい夜
貞久秀紀 接近
佐野 豊  I never dreamed
谷川俊太郎 風
塚本敏雄 さみしいファントム
野崎有以 昆虫食
藤原安紀子 ニュルの「ホー」学、ときおりスピン。(抄)
水嶋きょうこ 秘密の野原
伊口さや おいかけっこ
犬伏カイ 斑
岩佐なを 寂寞
神尾和寿 お知恵を拝借
管 啓次郎 千年川
中島隆志 月の石
広瀬大志 聖痕の日
松川なおみ 五十日祭
八木忠栄 私の杖
伊藤悠子 絵のなか
尾久守侑 瞳の街
菅沼美代子 乳甕
千石英世 鬼は来る
藤本哲明 ヒア&ゼア、ここを離れて他のどこかに来た
文月悠光 きかい
北條裕子 花茨
松岡政則 ゆきがたしれず
栁川碧斗 始点
四元康祐 待受
今宿未悠 しおれる/ふたたび
海老名 絢 しずかな朝
金石 稔 小さきものに寄せて
岸田将幸 草を贈る
北川 透 飼育の果て
竹中優子 水
田中眞由美 コピー用紙がめくれるので
中尾太一 緑の説話論
山本育夫 鈍足
荒川洋治 工場の白い山
川窪亜都 鋏と三つ編み
こたきこなみ 胎冥/新生
時里二郎 伎須美野
中塚鞠子 夜を走る
平田俊子 高円寺
水沢なお cement
稲川方人 遠い雷光の地、論証の月日(抄)
岩阪恵子 影について思っている
粕谷栄市 楽園
川満信一 胞衣に包まれた詩
北川朱実 伊勢平野
季村敏夫 ある日のイタリアン
佐峰 存 雲の国
白井知子 濃霧
高貝弘也 姿見の池/記憶
高市順一郎 アポカリプス禅俳句
たかとう匡子 秋
竹内英典 伝記Ⅰ
橘 麻巳子 アンダンテ
服部 誕 昭和町駅前交差点の南北
森 文子 もってのほか
和合亮一 私
渡辺玄英 しろいうさぎを狩る者たち

表紙・扉・目次写真=岸田将幸
表紙デザイン=中島 浩

1,430円
【特集】世界のなかの左川ちか
(対談)菊地利奈+中保佐和子「左川ちかの翻訳をめぐる〈詩の進化〉」
(作品)青柳菜摘、カニエ・ナハ、唐作桂子、小磯洋光
(論考)エリス俊子、中村和恵、森山恵、島田龍
【特集】『私の女性詩人ノート』を読む
(対談)たかとう匡子+文月悠光「個を生きる、不条理の時代に」
(論考)小池昌代、時里二郎、河津聖恵、松尾真由美

(受賞第一作)杉本真維子「黒目川、膝折、」
(連載完結)高良勉「琉球弧から」 桑田光平「声を集めて―フランス語圏の詩人たち」 野崎有以「「抵抗」は梨の礫か?」
(対談合評)峯澤典子+山田亮太「変化しつづける未来へ」
1,430円
詩作と翻訳のはざま 言語・AI・人間

◎対談
四元康祐+鴻巣友季子 言葉の素顔を掘り起こしてやろう

◎エッセイ
高橋睦郎 新しい詩作へ
小池昌代 詩の翻訳の可能性と不可能性
山崎佳代子 モダン・タイムス
栩木伸明 歌詞だって文学である! ポール・サイモンの全詞集を翻訳して思うこと
ジェフリー・アングルス 愛とA・Ⅰ
田原 時代と個人の限界を超えて
柿原妙子 詩の読者はここにいる
岡本啓 読むことへ耳を澄ます
佐峰存 詩の種、翻訳の土壌

香港詩人アンソロジー

◎作品
黄淑嫻 私は病気だ/不幸な街で、夜遅く、酒を飲む
宋子江 ライデンの街に杜甫を探して/醬油かけご飯
阮文略 人工の光/終末/鳥のさえずりについて/黒い雨のなかで書く詩/文字の音
盧真瑜 死がぎっしり/発生/無人
嚴瀚欽 はっきりさせよう/シャム広場
曾詠聰 拒否/白色ノイズ
胡世 雅散歩/滅び

◎解説
四元康祐 東京の夏、香港の詩の夜風

◎海外詩
ジャン゠リュック・ステンメッツ 「十月の日本」より 『そしてその間に』第二部から 中地義和訳・解説

◎受賞第一作
齋藤恵美子 カレント 第38回詩歌文学館賞受賞第一作

◎小特集
田口犬男 エミリー・ディキンスンからの電話

◎連載詩
高橋睦郎 二つの眼により セルバンテスへ ドン・キホオテへ そして
川満信一 奇妙な神智学 言語破れて国興るか
平田俊子 カーテン なにが詩それが詩
井戸川射子 群舞 いい運搬

◎作品
定道明 バナナ
佐々木洋一 黒いろうか 他一篇

◎クリティーク
福島直哉 戦後近代詩の現在(下) 鮎川信夫

◎連載
高良勉 無形文化遺産・組踊 琉球弧から
桑田光平 叙事詩と野蛮 ピエール・ヴァンクレール 声を集めて――フランス語圏の詩人たち

◎書評
宇野邦一 「死語」の不穏な意味へ 千石英世『鬼は来る』
阿部嘉昭 一切流転のさみしい壮観 岩佐なを『たんぽぽ』
伊藤芳博 今に降りしきる〈抒情〉の影を読む 塚本敏雄『さみしいファントム』
細田傳造 見えるということ/見ようとすること 犬伏カイ『ぼくのブッダは祈らない』
アサノタカオ 日々の変革をうながす読書哲学、歩行哲学 管啓次郎『本と貝殻』『一週間、その他の小さな旅』『エレメンタル 批評文集』

◎月評
北川朱実 命の潮が匂った 詩書月評
一方井亜稀 わたしたちが在る場所 詩誌月評
安里琉太 日々書く「私」 岡田由季『中くらゐの町』、池田澄子『月と書く』 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 揺曳する音と無音 川野里子『ウォーターリリー』 うたいこがれる[短歌]

◎新人作品
10月の作品

◎新人選評
峯澤典子 「悲しみは/むきかけのりんご」なのか、それとも
山田亮太 「夢の中で土の中で握手をしましたね」

表紙・扉・目次写真=管 啓次郎
表紙デザイン=中島 浩
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現代詩手帖の内容

  • 出版社:思潮社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月28日
  • サイズ:A5
詩と言語と思想から時代と文化を剥決する

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