住まいとでんき 発売日・バックナンバー

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1,600円
■特集:住まいの脱炭素化
〇くらしの脱炭素化を目指して
家庭部門の目標達成に向けた進捗と取組
/環境省 地球環境局 総務課 脱炭素社会移行推進室
〇ZEHは本当にいいの?
『温度と空気をデザインする』省エネ性の高い住まいづくり
/国松工務店 伊藤孝修 
〇マンション建設時のCO2削減
建物地上部分に環境配慮型コンクリート採用
/三菱地所レジデンス 宮本侯丘
〇 LCCM集合住宅普及への取り組み
/大東建託 大久保孝洋
〇 LCCMに対応できる住まい
「カサートX 平屋LCCMモデル」の概要
/パナソニック ホームズ 北郷進也
〇アルミ再生率100%への挑戦
脱炭素化の新たな選択肢「PremiAL」
/LIXIL 植田祥平
〇不動産事業における「建設時GHG排出量算定」の検討
「建設時GHG排出量算定マニュアル(2022年度版)」策定の
背景・内容・算定手順等について
/不動産協会 竹内洋徳・高山雅士
■Product Navi
〇エコキュート2024年モデル、20機種を発売
2025年度省エネ基準達成 補助金対応
/コロナ
■TOPICS
〇災害対策とオール電化
/福地建装 福地脩悦
■事例紹介
〇 一軒の住まいづくりから地域への貢献を目指す
太陽光発電システム標準搭載の商品も人気
/西和不動産
■連載
〇常識?非常識?学びのなんでも研究室
第107回 地学を勉強しよう!
第2弾(P波とS波)
/わらっく 室龍二
〇社会包摂とデザイン 
第38回 アンコン、ポリコレ、マイアグとネガティブ・ケイパビリティ
/九州大学 尾方義人
〇I Hクッキングヒーターで毎日おいしくcooking!
第22回I H のきほん 話題の台湾料理もI H で簡単に!
/Office OKUAKI 奥秋曜子
〇子育て真っ最中!団塊J r.の住まい考 206
夜は全て事もなし
/藤原千秋
〇ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ 
第10回 ベトナム土産物の記憶-1990年代半ば
/静岡県立大学 内海佐和子
1,600円
■特集:住宅の空気環境のこれから
○でんきとの新しい暮らし方
災害などの非常時に備えて安心。クリーンで快適な暮らしへ
/東京電力エナジーパートナー 後藤邦彦
○ボタンひとつで地球温暖化抑止へ
CO₂回収装置「ひやっしー」を取り入れた暮らし
/炭素回収技術研究機構(CRRA) 定方優芽 
○緑化屋根による環境配慮と家族の繋がり
地球環境の変化の中で一つの住宅にできること
/KAZ建築研究室 小磯一雄
○エクセルギーハウスで森に暮らす
隣に役立つ仕組みをつくる
/エクセルギー 黒岩哲彦
○『大風量・小温度差』の新しい全館空調
吹出口から冷たい風や熱い風が出ない空調マッハシステム
/F Hアライアンス 廣石和朗
○太陽エネルギーの利用で空気環境を創る
夏涼しく冬暖かい、次世代ソーラーシステム「そよ風」の概要
/環境創機 友良平
○中小工務店向け支援型高性能全館空調システム
省エネ大賞受賞「エクセレント ハウジング システム」概要
/システック環境研究所 落合総一郎
/Y K K A P 渡邉昭弘
/アキレス 本田俊裕
/日本住環境 橋田昌之
○新制御システムによるエアコンの効率運転で、省エネ性・除湿機能が向上。
加湿ユニット搭載により、快適な湿度環境を実現
住宅向け全館空調熱交換気システム「with air(ウイズエアー)」
/パナソニック 米澤桃子・坪内雅史
○清掃性に配慮した換気システム
メンテナンス性に特化した、澄家(すみか)換気システムと、全館冷暖房システム
/マーベックス 本田祐樹
■Product Navi
○Lighting 5.0 ~未来のあかりアイデアコンテスト2023~
応募総数計290作品の中から受賞作品が決定
/日本照明工業会
■事例紹介
○お客さまが主役の百人百色の住まいづくり
太陽光発電システム採用率75%を誇る
/ユーロプランニング
■連載
○常識?非常識?学びのなんでも研究室
第106回 大人になったし、地学を勉強しよう!第1弾
/わらっく 室龍二
○社会包摂とデザイン 第37回 休みのデザイン
/九州大学 尾方義人
○子育て真っ最中!団塊J r.の住まい考 第205回
文化祭
/藤原千秋
特集 住まいと自然
○パッシブデザインの概要とポイント
/Forward to 1985 energylife 辻 裕介
パッシブデザインとは、建物のあり方をしっかりと考えて、太陽や風といった自然エネルギーを上手く活用・調節し、快適かつ省エネな住まいを目指す設計手法のことである。そのパッシブデザインの5つの設計項目の概要と計画におけるポイントを中心に解説する。
○「太陽熱導入拡大に向けたロードマップ」の取り組み
/ソーラーシステム振興協会 原 人志 
「2050年までに温暖化ガス排出実質ゼロ」の目標に向けて、当協会では「太陽熱導入拡大に向けたロードマップ」を策定公表し諸活動に取り組んでいる。太陽熱利用の現状とともにロードマップに掲げた最近の活動状況事例について紹介する。
○自然の風を取りこむ快適リフォーム
/YKK AP 石川 南
風通しのよい快適な住まいにするためには風の「入口」と「出口」が重要である。効率的な窓の開け方や、壁を壊さず簡単にリフォームできる窓やドア、網戸など最新の商品を紹介する。
○カムフラージュハウス
/井口浩フィフス・ワールド・アーキテクツ 井口 浩
めざしたのは、デザイン(企画、意匠)の自由さと、環境共生の両立。そして、環境との共生とは、我々の祖先の縄文人が育んだ知恵であった。この住宅は、太古の縄文の叡智と、現代のデザインの自由さを両立させるべく、未来へつなぐ試みである。
○三家ランド
/三家大地建築設計事務所 三家 大地
めざしたのは、デザイン(企画、意匠)の自由さと、環境共生の両立。そして、環境との共生とは、我々の祖先の縄文人が育んだ知恵であった。この住宅は、太古の縄文の叡智と、現代のデザインの自由さを両立させるべく、未来へつなぐ試みである。
○緑を活かした地域価値向上の取組
/都市再生機構 長田 愛子
U R都市機構では、住友林業との共同研究により、団地の緑豊かな屋外空間の「存在価値」「利用価値」の見える化、お住まいの方との共有による団地の価値向上に向けた取組を千葉県松戸市にある常盤平団地にて試行。その事例を紹介する。

TOPICS
○住まいにおける薬保管のポイント
/広島大学大学院 猪川 和朗
薬は室内保存が原則で冷所保存は例外。医療安全を確保して整理整頓し、機能的な収納へと工夫したい。正しい服薬を心がけた上で残った薬に対応。使用期限を過ぎたら廃棄の対象。本稿では、住まいで薬を保管する際のポイントについて述べる。
○テキスタイルの可能性
/sumarch 鶴田 友香
テキスタイルの中でカーテンという身近な素材を色々な使い方で住宅に落とし込んだ。リノベーション空間におけるカーテンの可能性は、計画段階からコンセプトと絡めて計画していくことで無限につくることができる。機能面でも役割を満たすことでリノベーションのアイデアが広がる。

事例紹介
○国産ヒノキと真壁づくりで居心地の良い木の家をつくる
/カーペンターズハウス
奈良県生駒郡斑鳩町に展示場と営業所を置き、今年で創業28年になるカーペンターズハウス。国産ヒノキと真壁づくりを特徴として、木の香りと温もりのある住み心地の良い住まいをつくる。大工棟梁出身の代表が率いる卓越した施工力を誇る同社の家づくりを紹介。
○自由な発想力と確かな技術力で、自然と共生する住まいづくり
/アート工房 匠人
和歌山県和歌山市で設計事務所からスタートしたアート工房 匠人。設計事務所と工務店がワンチームとなり、「自由な発想力」と「確かな技術力」で、デザイン性と本物の素材にこだわり家づくりを行う。アート、オーガニック、パッシブの「3つのデザイン」をコンセプトとする同社の家づくりを紹介。

連載
○常識?非常識? 学びのなんでも研究室 第105回
/わらっく 室 龍二
数学が苦手な人は、数学を単なる計算問題として捉えていたり、暗記に頼って学習していることが多いもの。社会に出てから使える学習にするためには、数学が始まる中学1年生の学習からしっかりと理解を深めることが必要。今回は中学1年生の数学の学習に焦点を当てて検証します。
○社会包摂とデザイン 第36回
/九州大学 尾方 義人
包摂型社会を実現していくためには、選挙や投票の仕組みをどうやって決めていくかを考えることが大変重要です。AKB48選抜総選挙から、サンリオキャラクター大賞、江戸時代の日本、コンクラーベ、世界各国の選挙と投票の仕組みを考察します。
○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcook i n g! 第21回
/Office OKUAKI 奥秋 曜子
Hのきほん操作で、おうちで簡単につくれるレシピを紹介。今回は定番の家庭料理をテーマに、肉じゃが、マカロニサラダ、揚げアスパラのレシピを取り上げます。登場回数が多い定番料理も、I Hを使えば簡単で効率よく美味しくつくることができます。
○子育て真っ最中!団塊J r.の住まい考 第204
/藤原 千秋
しんしんと秋が深まっていく日々。筆者が遠い子どもの時分の秋に体験した葡萄狩りと、その時に獲った葡萄園のコオロギの思い出から、「食」と「生」の現在を考察した小文。
○ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ 
/静岡県立大学 内海 佐和子
ホイアンに通い始めたのは1994年。今年2023年で30年になりました。近年はCOVID-19のせいで行けなかった。そんな時「30周年じゃない?」と他人から指摘されて、びっくり。そして今年、3年ぶり30年目のホイアンに行ってきました。泊まるのは30年来の定宿、ホイアンホテルです。
特集 オール電化
○カーボンニュートラルとZEHの現状
/経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー課 木村 拓也
2050年カーボンニュートラルの実現には、家庭部門における省エネが重要である。本稿では、家庭部門の対策として、経済産業省におけるZEHの実現や普及に向けた取り組みについて述べる。
○太陽光発電市場の今後の展望
/太陽光発電協会
世界では太陽光発電の導入拡大が顕著で、日本でも2030年目標の達成に向け、東京都・川崎市では新築建物への太陽光発電設置義務化の条例改正が行われた。一方、太陽光に係る課題・ネガティブ発言に対しては、主力電源化に向けて、業界全体で真摯に取り組んでいる。
○東京都「太陽光義務化等に関する新制度」
/東京都環境局 福安 俊文
東京都は、2050年脱炭素社会、2030年カーボンハーフの実現に向けて、2025年度から、大手住宅供給事業者等に対し、新築住宅等への太陽光発電設備の設置や断熱・省エネ性能の確保等を義務付ける新制度を導入する。
○太陽光発電の余剰電力を活用する三菱 おひさまエコキュート
/三菱電機 吉田 朋史
三菱電機は、太陽光発電の売電価格低下に着目し、太陽光発電の余剰電力を使って昼間にわき上げを行う「三菱 おひさまエコキュート」を開発。余剰電力を高効率で給湯に変換するため、経済的かつ環境にやさしい給湯機となっている。
○おひさまエコキュートの実フィールド計測
/東京電力ホールディングス 八木橋 威夫/小林 和幸
おひさまエコキュートを実住宅で約1年間実測した結果、従来の夜間型エコキュートと比較して省エネ性能が1割程度向上、また太陽光発電の自家消費率の押上げ効果は30ポイント程度となることが確認できた。このことから、おひさまエコキュート導入はCN実現に向けての有効な一施策であると考える。
○太陽光定額利用サービス「エネカリプラス」
~PPAモデルを活用した太陽光発電システムの普及促進~
/東京電力エナジーパートナー 水野 未結
東京電力エナジーパートナーは、初期費用0円、毎月定額のサービス料金で太陽光発電システム・蓄電池等を導入いただけるPPAサービス「エネカリプラス」を販売。カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みをご紹介。
○一定量の電気”と“太陽光発電設備の機器リース”をセットにした
パッケージメニュー「はぴeセット ソラレジ」/関西電力 白崎 友梨
関西電力は、電気と太陽光発電設備等の機器リースをセットにした新しいパッケージメニュー「はぴeセット ソラレジ」を開始。一定量までの電気と太陽光発電設備等の機器リース費用をセットにし、定額料金でご提供する新築のお客さま向けのサービスの概要を紹介。
○環境負荷を抑えた首都圏電力直送『戸建・街中発電所』、
新築建売住宅における『バーチャルメガソーラー』の取組み
/関西電力 白崎 友梨
デベロッパーである野村不動産と東京電力エナジーパートナーが協業、毎年首都圏で分譲する建売300戸の購入者の屋根で発電する約1,000 kWを一つの発電所とし、バーチャルメガソーラーと名付ける取組みを開始。建売で進める難しさや今後の課題も見据えつつプロジェクトを紹介。
○木造大型パネルを用いた在来木造の工業化による住宅支援サービス
/ウッドステーション 塩地 博文
省エネ住宅普及の壁、それは「建材重量」「複雑施工」「初期導入コスト」。それらを一掃する取組を、エネカリプラスとコラボで実現。生産技術をオープンにし、誰でも生産を可能とし、複雑化した施工を簡易にするサービスを紹介。
○エネルギー高騰による戸建て住宅の提案事例
/積水ハウス 櫻井 健太
エネルギー高騰が叫ばれる現代、光熱費を意識したお客様が増えている。新築戸建住宅での光熱費削減、CO2排出量削減を実現するZEH住宅の取り組み。お客様ごとに要望をくみとり間取りや外観だけでなく、光熱費も意識した設備の提案事例を紹介。
○ビルダーにおけるオール電化の取り組み
/グランディハウス
グランディハウスによる、栃木県,千葉県での脱炭素社会実現を可能にする、おひさまエコキュートを標準採用した大型分譲地の採用事例の紹介。またお施主さまへの喜んでいただける住まいづくり、街づくりについての同社のコンセプトも紹介する。
○集合賃貸住宅における創エネ・蓄エネの取り組み
/東京電力パワーグリッド 用地部 FM推進センター
入居者や地域の皆さまに対し、省エネ性能を高めた住戸計画による「環境への配慮」や非常用電源などを備え、中野区と防災協定を締結し、災害時に帰宅困難者を受け入れる「防災への取り組み」のふたつを軸に、「くらしサポート」「地域活性化」を加えた4つの価値を提供。
事例紹介

事例紹介
○一人ひとりのお客さまのニーズに応え続ける
/八幡コーポレーション
伝統的な純和風建築を得意とする八幡コーポレーション。時代の変化に合わせたニーズに応え続け、現在では自由な発想で建てる注文住宅を中心に、一人ひとりのお客さまに合わせた多彩なデザインの住宅を数多く手掛けている。同社の家づくりのこだわりを紹介。


連載
○常識?非常識?学びのなんでも研究室 第104回
/わらっく 室 龍二
楽しんで覚えるのが難しい英単語の学習について検証。基本となる発音記号のマスターの重要性から、覚え方のスタイルなどを解説しながら、国語(日本語)との関係性にまつわる筆者の考え方を紹介します。
○社会包摂とデザイン 第35回
/九州大学 尾方 義人
夏から秋にかけて数多く開催されたスポーツの世界大会。そこに出場する日本代表の基準を調べるとともに、「日本人」の定義や共同体における国民について考察。さらに「ウルトラセブン」を題材に地球人と宇宙人のコミュニケーションにも対話のヒントを探ります。
○子育て真っ最中! 団塊j r.の住まい考 第203回
/藤原 千秋
ふと嫌な感じがしながらも、自分の心の声を打ち消して危険を感じる方向にでも何となく進んでいってしまう。周囲の動き、外圧に屈してしまう。ということが極めて「できない」筆者が従うのは己の、とある感覚である。そんな感覚にまつわる小文。
特集:リノベーション・長生き住宅
■リノベーションが当たり前になる社会へ
適合R住宅・戸建て住宅の長期活用を叶える仕組み
/リノベーション協議会会長 内山 博文
リノベーション住宅を安心して購入できる「適合R住宅」の仕組みづくり、既存住宅の流通活性化、消費者への普及促進を目指す「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」の開催など、リノベーション協議会の取り組み。そして空き家の活用を推進する「空き家リノベラボ」の取り組みを紹介。
■戸建性能向上リノベーション実証プロジェクトと今後の展開
/YKK AP 西宮 貴央
ストック住宅の断熱性能と耐震性能の向上プロセスを検証する「戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」。その取り組み事例と成果、そして、性能向上リノベーションで実現する安全・安心・健康・快適な暮らしを伝える。
■京町家を蘇らせた「醍醐の家」と体感モデルの必要性
/平安建材 水嶋 弘明
先進国である日本の弱点は“我慢を美徳”としている国民性であると思っている。日本には四季があり夏は暑く冬は寒いのが当たり前で、宅内環境も外気温と追随し夏は暑く冬は寒い。それを暖房機器や冷房空調で耐え忍び、その機器のみの省エネ性能向上のみでは限界であると認識し、住宅の断熱性能向上を促進すべきである。
■住宅医の育成
/住宅医協会 滝口 泰弘
日本で良質な住宅ストックを形成していくためには、既存住宅の調査診断から性能向上改修までワンストップで実施できる専門家(住宅医)の育成が急務である。岐阜県立森林文化アカデミーの木造建築病理学から生まれた住宅医を育成する取組を紹介する。
■良質な住宅ストック形成を推進する「家ドック」サービス
/日本戸建管理 吉村 卓也/高柳 慶一郎
既存住宅の良質なストック活用が求められているなか、次代に受け継がれる住宅の維持管理のあり方に一石を投じる「家ドック」サービス。「住まいのかかりつけ医」として、戸建住宅を点検し、劣化抑制、建物の資産管理維持を実現するサービスを紹介する。
■性能向上リノベーションとは
/アルティザン建築工房 武田 友子
不動産・建築資材・光熱費、加速する値上げラッシュ。購買意欲が下がっている中、勝ち残れるのは誰でも創れる箱物ではなく、永く安心して暮らせる住まい。耐震性能、断熱性能を維持して、無料太陽光を設置するZ E H 型住宅を提案する。
■目に見えない価値の再構築
/増木工務店 山口 愛莉沙
「実家を売却したい」という相談からからスタートしたリノベーション。不動産の売買、性能向上リノベーションにとどまらず、買主が所有していた不動産売買と買主一家がこの先幸せに暮らすための相続手続きまでトータル提案。時間軸に落とし込んだ一つのリノベーション事例を元に、私たちが実際に感じたこと、伝えたいことを届ける。

TOPICS
■電子レンジ搭載の「レンジグリルI H」にI oT機能を新搭載
三菱電機 最新I H クッキングヒーター紹介
/三菱電機ホーム機器 杉浦 葵
電子レンジ機能を搭載した「レンジグリルI H」にI oT機能を新搭載。音声操作及びアプリと連係した操作により、さらに省手間で調理の負担を軽減。レンジグリルI Hならではの時短調理の秘訣を紹介する。
■目指すのは暮らしの「便利の先の豊かさ」
/LIVING TECH 協会
テクノロジーで暮らしの豊かさの実現と社会課題の解決を両立し、すべての人々が快適で活き活きと暮らせる社会を創ること目指すL I V I N G T E C H 協会。スマートホームの普及に向け、業界横断、ユーザー参加型で取り組む、最新のプロジェクトを紹介。


事例紹介
■メンテナンスフリーの長く安心して住める家
/カメヤグローバル
創業以来、地域密着をモットーに、他にはないこだわりの注文住宅をつくり続けてきたカメヤグローバル。メンテナンスフリーの外壁、独自のダブル断熱工法などを標準装備。全棟で耐震等級3、G2グレードを標準として、自社版のZ E H ロードマップを策定し、積極的にZ E H を推進している。


Product Navi
■業界初「U V-C L E D」で加湿フィルターを除菌
/コロナ
コロナは、清潔機能を充実させたハイブリッド式大能力加湿器「U F - H Vシリーズ」2機種を9月上旬より全国の家電量販店にて順次発売。「U V - C(深紫外線)」を加湿フィルターに照射することで、フィルター表面を除菌する機能などを紹介。


連載
■常識?非常識?学びのなんでも研究室 第103回
8月15日に近畿に上陸した台風7号。改めて台風対策は準備が9割だと感じた筆者が、事前にすべきこと、台風発生時、台風接近時に必要な準備、台風対策を整理しながら紹介します。
■社会包摂とデザイン 第34回
マイナンバーカードとは何か?を確認するとともに、マイナンバーカードのデザインについて考察します。複雑な構造の制度であり、カードにもさまざまな情報が構造化されているだけに、情報を論理的に整理するデザインとしてのテクノロジーが求められます。
■子育て真っ最中! 団塊j r.の住まい考 第202回
メロンやスイカ、お線香、夏の香気。空気を埋め目にみえるような蝉の声。盆のある日に感じた違和感。今年という暑すぎる夏の小景と、筆者のこれまで積み重ねてきた夏の記憶とが、織り混ざる小文。
■ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ 第8回
バンコクで海外に長期滞在している日本人の住まい方調査をしました。インタビューを受けて下さったのは駐在員の奥様方。奥様方はいつもとは違う話し相手を面白がって下さったようで、話は次から次へと展開。書きたい話は山のようにありますが、今回はさわりを少々。
1,600円
■特集 これからのまちづくり
○先が見通せない時代のまちづくり
/横浜国立大学大学院 野原 卓加
未来を見通すことのできない現代のまちづくりには、データや証拠を活かす、先を見据えて目標達成の方法を考える、小さな動きから先を見る、連鎖的な動きを生む戦略を立てるなどの視点がヒントになるとともに、これらを多主体でフラットに進めてゆくための公×民×学連携拠点「アーバンデザインセンター」という仕組みが注目されている。
○市民が幸せを実感できるまちを目指して
/古川市 陰山 大輔
令和4年度「情報通信月間」総務大臣表彰(団体)を受賞するなど、スマートシティの取組で注目される加古川市。加古川市が推進するスマートシティの取組について紹介する。
○福山本通商店街の変身と挑戦
/わくわく街家研究所 木村 恭之
シャッター街になりつつあった商店街をやめるかという決断の局面から、地元市民の協力により「とおり町Street Garden計画」の策定と実施を経て、街づくり関連施設やカフェ系店舗の新規開業による空き店舗率の改善などの成果を達成。現在の課題と今後の展望なども紹介。
○老舗観光地のコンパクトタウン香川・琴平町の取り組み
/琴平町長 片岡 英樹
過疎・人口減少・少子高齢化の小規模自治体で、老舗の観光地、香川県琴平町。厳しいコロナショックで失ったものと得たもの。マイナス要素を嘆いていても、よくなることはない。発想と意識の変革。そして、民間の活用と連携が、持続可能への道と考える。
○UR賃貸住宅におけるスマート技術活用の実証実験について
/都市再生機構 田中 克典
UR都市機構では様々な社会課題に対し、AIやIoTなどのスマート技術の活用について検討を開始している。本稿では、団地(U R賃貸住宅)にお住まいの方にモニター参加していただいた「自動運転・遠隔操作ロボットを活用した配送実証」と「LINE・Webアプリを活用した団地ピンポイント情報の見える化実証」について紹介する。
○ (仮称)内幸町一丁目街区再開発プロジェクト
/東京電力ホールディングス 大金 優樹
カーボンニュートラルと防災を軸とした「次世代のまちづくり」を通じて、安心で快適なくらしの実現を目指す東京電力グループが、フラッグシップモデルとして位置づけて取り組んでいる、同社本社建物を含む大規模再開発である「(仮称)内幸町一丁目街区再開発プロジェクト」について紹介。


○人流ビッグデータを活用した魅力的な観光地づくり
/GEOTRA 陣内 寛大
GEOTRAは、三井物産とKDDIが設立した合弁会社で、人流データを活用したソリューションを提供。コロナからの回復、インバウンド観光客増において注目される観光領域での活用事例も多く、その一例として大阪府富田林市の事例を紹介。同社は、ビッグデータを活用した多様な分析により、行政・自治体等の効果的な観光施策の立案を支援している。
○データドリブンなまちづくりを加速、AIはいよいよ実装フェーズへ
/Intelligence Design 末廣 大和
まちづくりのためのデータ取得方法は群雄割拠の時代を迎えている一方でデータ利活用事例があまりないことが大きな課題となっている。自治体や企業からのニーズが高まっているAIカメラ(IDEAシリーズ)の事例を通じて具体的なデータ利活用について検討の一助になれると幸いである。

■TOPICS
○ZEH住宅に最適な除湿機能付き外気処理換気システム「Saravia(サラビア)」
新築住宅の高気密・高断熱化に伴い、全熱交換器を使用する第一種換気が今後急速に普及することが予想される中、「Saravia」は、外気処理による省エネ性が評価され、2022年度製品・ビジネスモデル部門において省エネ大賞経済産業大臣賞を受賞。今後、住宅の省エネ換気システムとしての拡大を目指す。
○業界初、専用アプリで日射量予報と連携し、自動で沸き上げ。
太陽光発電の電気を有効活用したエコキュート
/パナソニック 松岡 孝/内谷 和雄
近年、カーボンニュートラル社会の実現に向けて再生可能エネルギーの利用が加速する中、日射量予報から太陽光発電の出力を予測し、自動で沸き上げる「スマートソーラーチャージ」機能を搭載、家庭内の給湯エネルギーを削減しCO2排出量削減に貢献するエコキュートの新モデルを紹介。

■事例紹介
○太陽光発電システムと高性能住宅でZEHを普及
/ヨネダ
ZEHビルダーとして最高ランク6つ星の評価を獲得し、高いZEH普及率を実現しているヨネダは、社員一人ひとりが「信義」をもって仕事をするという姿勢とともに、時代に合わせた高性能住宅を提供。同社の住まいづくりへのこだわりを聞いた。



■Product Navi
○定格温水出力12.0 kWのヒートポンプ式温水暖房機を発売
/コロナ
コロナは、ヒートポンプ式温水床暖房機「コロナエコ暖システム12.0」を2023年9月上旬から発売する。省エネ住宅1棟を暖めることが可能な12.0 kWに設定された定格温水出力など、主な特長や機能を紹介する。
○株式会社エナリスの「低圧リソースの活用をはじめとした
アグリゲーションビジネス拡大のための実証事業」に参加
/Next Drive
Next Driveは、エナリスのパートナー企業として「分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」に参加。国内最大規模となる分散型エネルギーリソースを導入する、アグリゲーションビジネス拡大のための実証事業となる。

■連載
○常識?非常識?学びのなんでも研究室 第102回
/わらっく 室 龍二
数学の数そのものの重要性について検証します。自然数、有理数、無理数、虚数など、さまざまな数の種類がどの順番でどう増えてきたのかを知り、人間が便利さ追求するために少しずつ充実させてきた道具として数の面白さを考えます。
○社会包摂とデザイン 第33回
/九州大学 尾方 義人
男女格差を評価した「Global Gender GapReport」(世界男女格差報告書)の2023年版が発表されました。社会包摂デザインや制度のデザインとして、この指標自体がどのようなものかに注目し、ジェンダーギャップを解説していきます。
○子育て真っ最中!団塊jr.の住まい考 第201回
/藤原 千秋
先送りにしていること。いつか。×歳になったら。そんなふうに思っていたものごとを、思いがけず予定より先んじて行ってしまうことがある。逝去した母との会話を思い返しながら、子育てや仕事を言い訳にしていた筆者自らの「いつかやろうと思っていたこと」を綴った小文。
1,600円
■特集:誰もが暮らしやすい健康的な住まい
○人生100年時代を豊かに生きるには
社会参加の重要性/千葉大学予防医学センター/河口 謙二郎/近藤 克則
○高齢者等が安心して暮らせる住環境整備の支援
「スマートウェルネス住宅等推進事業」の解説/国土交通省 住宅局安心居住推進課/湯谷 大朗/小嶋 満星
○住まい手と造り手が技術情報を共有する『長持ち住宅ガイドライン』
耐久性を確保した安全・安心な木造住宅を建設するために/国土交通省 国土技術政策総合研究所/宮村 雅史
○ひとりひとりが、健康で心ゆたかに暮らし続けられるための多世代交流型施設
「安心できる環境・住まい」「まなび」「交流」の拠点、「Gakken多世代スクエア吹田SST」/学研ココファン/十川 陽
○断熱等級7をクリアする「CARDINAL HOUSE BES-T019」の開発/土屋ホーム/吉戸 竜彦
○気をつけたい脱水と熱中症/広島大学大学院/猪川 和朗
■トピックス
○総二階だった家を平屋に減築リノベーション
新築とリノベーションを並行検討するリノベーションとは/モリタ装芸/小倉 直之
○小さなまちの納屋と団地
古き良き”が心地よい、職住一体のカタチ/フロッグハウス
○すっきり、美しく。高い清掃性にこだわったバスルーム
お風呂掃除の価値観を「BEVAS(ビバス)」で変えていく/パナソニックハウジングソリューションズ/加藤 裕希
○ルームエアコン「ノクリア」シリーズの最新動向/富士通ゼネラル/平 律志
■プロダクトナビ
○NextDriveが電力安定供給に貢献する「蓄電池アグリゲーター」として登録/NextDrive
○IoEプラットフォーム「Ecogenie+」が中海テレビ放送のサービス管理システムと連携/NextDrive
■連載
○常識?非常識?学びのなんでも研究室 第101回
面白くてタメになる学習をするために知っておきたいこと(計算編)/わらっく/室 龍二
○社会包摂とデザイン第32回
失格判定と判断のプロセス/九州大学/尾方 義人
○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考200
しばらく/藤原 千秋
○ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ 第7回
どうなった? バンコク調査/静岡県立大学/内海 佐和子


1,600円
■特集:暮らしの中に入ってくる食の情報
○熱源の種類で料理が変わるか?/横浜国立大学 名誉教授/渋川 祥子
調理に使われるエネルギーも時代とともに変わり、現在はガスが主流であるが、電気をエネルギー源とする調理加熱機器があたらしく増えている。電子レンジやIHヒーター、自動調理鍋などの特徴と調理成績について解説する。

○コロナ禍が招いた宅配急増と家事分担見直し
パルシステムのミールキット伸長にみる男性の家事参加/パルシステム生活協同組合連合会/植田 真仁
生協などが展開する宅配事業は、コロナ禍で大きく需要を高めた。なかでも、ミールキットの伸長が目立っている。これは男性の夕食づくりをはじめとする家事参加を促し、家庭内での家事分担が見直された兆しにも見える。

○昆虫食の魅力と可能性/食用昆虫科学研究会/吉田 誠
国連の食糧農業機関(FAO)が2013年に報告書を発刊してから昆虫食への注目が集まっている。魅力溢れる食用昆虫について、伝統食材として、新しい食材として注目を集める背景や動向を紹介し、消費者として昆虫食をどう楽しむかを紹介する。

○多用化する食事のスタイル
マクロビオティックの視点から見るビーガン、ベジタリアン、グルテンフリー、ローフード、アーユルヴェーダ/ラ・コシナ・デ・ミナカ/永井 邑なか
ビーガン、ベジタリアン、グルテンフリー、ローフード、アーユルヴェーダ等、食のスタイルの多様化が進んでいる。各食事法はどのような人に適しているのかをマクロビオティックの視点から考える。

○学校給食の充実と学校における食育の推進
~子どもたちの「生きる力」を育むために~/文部科学省 初等中等教育局健康教育・食育課
学校教育活動の一環として、普及・充実が図られてきた学校給食の歴史から、文部科学省が取り組む学校給食における食育の推進、地場産物等の活用促進、栄養教諭による食に関する指導などについて紹介する。

○食品ロスの状況と削減に向けた取組/消費者庁 消費者教育推進課 食品ロス削減推進室
食品ロスとは、食べ残しや売れ残りなど、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことである。日本の食品ロスの現状や、政府、地方公共団体、民間など様々な主体による削減の取組事例、また消費者にできる削減のコツ・ポイントを紹介する。

■トピックス
○新型家庭用エコキュートを発売
日立家庭用エコキュートWシリーズの特長/日立グローバルライフソリューションズ/大木 誠之
省エネ基準(目標年度2025年)達成製品を16機種に拡充した家庭用エコキュートWシリーズ(全22機種)を4月に発売。その中から、省エネ性能No.1の年間給湯保温効率(JIS)4.2を達成し、スマートフォンで外出先からも給湯の操作や確認ができる家庭用エコキュート[水道直圧給湯]フルオート標準タンク(高効率)BHP-FV37WDを紹介。

○ヘルシーメニューとカロリー選択機能を搭載「電気圧力鍋ヘルシープラス+」
シリーズ累計販売台数50万台のアイリスオーヤマの「電気圧力鍋」/アイリスオーヤマ
「低脂質」や「塩分控えめ」などの52種類のヘルシーメニューを含む108種類の自動メニューから、合計カロリーに応じた料理を選択できる機能を搭載する「電気圧力鍋ヘルシープラス+」の主な特長を紹介する。

○楽しく時短「ティファールの電気圧力鍋」
「クックフォーミー」と「ラクラ・クッカー」シリーズの魅力/グループセブジャパン/藤井 由美子
電気圧力鍋と圧力鍋の両方を製造販売しているメーカーとして、基本的な圧力鍋の仕組みとメリット、ティファールの電気圧力鍋が生まれるまで、ティファールが注力している電気圧力鍋のシリーズ別特長などについて紹介する。

○手軽に本格調理ができるシンプルでスタイリッシュな電気圧力鍋
コイズミマイコン電気圧力鍋(KSC-3502)の特長とレシピ/小泉成器/藤橋 雪菜
電気圧力鍋とは、火やガスを使わずに圧力調理ができる家電である。なかでも、コイズミのマイコン電気圧力鍋(KSC-3502)は、手軽に本格調理ができ、発売以来、根強い人気製品である。自動メニューや本格炊飯モード等、コイズミならではの特長とおすすめレシピを記載している。

○家庭用調理器の最高峰を目指したオートクッカービストロ NF-AC1000
~誰もが手軽に「おいしい」を作ってあげられる世界の実現に向けて~/パナソニック/内田 さやか
業界初の「鍋底かきまぜ」と「圧力」を同時搭載し、業界最高の火力と業界最高クラスの圧力で炒め調理や煮詰めなど圧力調理でワンランク上の料理をご家庭で楽しめる。当社がこの商品の開発に至った背景、商品特長と今後の展望について述べる。

■事例紹介
○デザインと性能の両立で、心を豊かにする家づくり
ツーバイフォー工法で耐震性と安心を提供/ハイランド
一人ひとりのお客さまの希望に合わせた家づくりを続け、豊富な施工事例を誇るハイランド。デザインだけではなく、断熱性・気密性の向上にも日々取り組み、全棟でツーバイフォー工法を採用。デザインと性能を両立する安全で快適な住まいづくりを紹介。

■連載
○常識?非常識?学びのなんでも研究室 第100回
英語は、語順で理解できるって、早く教えてほしかった!/わらっく/室 龍二
前回の抽象と具体というキーワードから考えた国語と英語の違いに続き、今回は、語順をキーワードに、国語と英語の違いについて検証します。英語における語順の重要性に対し、国語は最後の結論が大事という違いに着目します。

○社会包摂とデザイン 第31回
レディース・アンド・ジェントルメンとレディースデイ/九州大学/尾方 義人
飛行機の機内アナウンスから、映画館の「レディースデイ」の廃止など、LGBTQの人への配慮やジェンダーレスへの取り組みがさまざまなところで進んでいます。単純に答えがすぐでないことも多く、一つ一つ丁寧に考えていくことが重要なジェンダーデザインについて考察します。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 199
働きたくない/藤原 千秋
「働き始め」て、ぼちぼち四半世紀近くが経過した筆者。親の遺した家の片付け途中に見つけた布の端切れの処遇から、ささやかな手慰みの「現実逃避」に嵌まり込んでいく。あまりおおっぴらに言えない心の声とは。子育てに並走した混沌の小文。

■表紙イラスト「夏の空」篠田 めい(愛知県立芸術大学 美術学部デザイン 工芸科デザイン専攻学部)
夏といえば青い空のイメージが強いかもしれません。しかし私は夕焼け空も好きです。学校から帰る時、今まで暗くなっていた時間なのに空が明るい。同じ時間なのに空の明るさが明るいと、夏が来たと告げられているような気がします。

1,600円
■特集:住まいの木造・木質化
○都市における中大規模木造公共建築物の最新事例と木材利用促進の取組の動向/林野庁 木材利用課/五味 亮
公共建築物の木材利用については、「都市(まち)の木造化推進法」に基づく基本方針で、民間建築物への木材利用促進を図るために率先垂範を示すものとして一層促進することとされている。本稿では、建築物での木材利用のモデルとなる中大規模木造公共建築物の最新事例を紹介するとともに、木材利用の促進の取組の動向について説明する。

○ウッドデザイン賞2022の概要と住まいに関わる事例の紹介/日本ウッドデザイン協会/高橋 義則
木を使って社会課題の解決に取り組むモノ・コトを表彰する「ウッドデザイン賞」。SDGs、カーボンニュートラルの流れから木材が注目され、木造建築、空間木質化も機能性、デザイン共に各段に向上した。本稿では上位賞受賞作品を中心にその魅力を探る。

○都市建築の木造化に求められる技術/竹中工務店/宮崎 賢一
「FLATSWOODS木場」は竹中工務店が2020年に完成した日本初の免震高層木造である。最新の木造技術でつくられる高層木造建築は、都市の脱炭素化を促し、森林と地域の抱える社会課題を解決することができる。

○「もり」から「まち」へ~都市における木造耐火4階建集合住宅の実例/三菱地所ホーム/伊藤 克己
カナダ林産業審議会(COFI)主催「第3回COFI中層木造建築デザインアワード」に入賞を果たした木造耐火4階建集合住宅の実例紹介を中心に、三菱地所グループとしての木造建築の取り組み、木造建築の様々なメリット、非住宅木造建築の実績について紹介します。

○国産材使用、自社工場での製造・組立による低価格・高品質な戸建住宅
「MOKUWELLHOUSE」の特徴/MEC Industry/内門 沙織
「MOKUWELLHOUSE」はMECIndu stryが、木材を直交させ積み上げることで高強度・断熱耐火性能を有するCLT、耐震・断熱・気密性に優れた2×4パネルという高性能建材を活用し、製造の大部分を自社工場にてプレファブリケーション化することで実現した高品質・低価格の戸建住宅です。

○フェアウッドと、木材のトレーサビリティの重要性/ワイス・ワイス/佐藤 岳利
適正な木質資源の利用は、地球温暖化対策、生態系の保全、地域社会の健全な維持など、持続可能な循環型社会の実現を目指す「SDGs」と密接な関係があり、その目標達成に大いに貢献できます。ワイス・ワイスが取組む「フェアウッド」について紹介します。

○窓が変われば暮らしが変わる
国産杉による木製サッシMADOBA/日本の窓/佐藤 正志
木の窓からの景色を取り戻そう。かつて見た日本の景色、木の窓からの環境を取り戻そう。すべて日本の木で造られた世界のどこにもない工場で、それぞれの住まいにあった窓や建具を造るために、すべて受注生産で製造している企業の取り組みを紹介。

○合法木材供給への木材業界の取組
林野庁ガイドラインに基づく合法木材供給の仕組みとクリーンウッド法/全国木材組合連合会/加藤 正彦
合法的に伐採された木材(合法木材)を供給するため木材業界が取り組んできた合法証明制度の仕組みと、「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」の概要について紹介します。

■トピックス
○スマートコミュニティにおける地中熱・再生可能エネルギー熱の利活用
再生可能エネルギー熱を熱源とするヒートポンプチラーの概要と導入事例、そして将来的展望/ゼネラルヒートポンプ工業/津谷 駿介
地中熱をはじめとする再生可能エネルギー熱を熱源とするヒートポンプチラーはカーボンニュートラルに資する省エネ技術である。再生可能エネルギー熱の概要とゼネラルヒートポンプ工業におけるヒートポンプチラーの導入事例について紹介する。

■事例紹介
○富士の恵みで建てる地産地消の住まい
良質な富士ひのきを全棟で使用/イデキョウホーム
「富士の恵みで建てる家」をキャッチフレーズとして、全棟に富士ひのきを採用し、木の温もりあふれる住まいを提供しているイデキョウホーム。自社工場でつくる古紙を活かした断熱材を開発し、北海道レベルの高い住宅性能を誇る地産地消の住まいづくりを紹介。

○シンプルで上質なデザイン、安全で快適な住まいをつくる
オリジナルブランド「ビギンズの家」に注目/ワークホームズ
滋賀県近江八幡市に本社を構え、45年以上の歴史を持つワークホームズ。長年の経験と知識を活かしたオリジナルブランドの「ビギンズの家」を展開。地熱を活かした床暖房を取り入れ、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住まいづくりを地域の方々へ提供している。

■プロダクトナビ
○衣類乾燥除湿機「Maxとき」モデルを発売/コロナ
コロナは、2021年秋に定期運行を終了した世界最大級の高速列車・上越新幹線E4系「Maxとき」をモデルにした衣類乾燥除湿機「E453-112」を、公式オンラインストアと、JR東日本公式ショッピングモールで販売を開始。特長やこだわりを紹介する。

■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室 第99回
国語と英語、抽象と具体の関係性とは?/わらっく/室 龍二
国語と英語の違いについて検証します。言語を学習するという意味では同じ科目であり、必要とされる能力も同じだと考えていませんか?英語はできるけど、国語はできないという話もあり、また逆もあります。抽象と具体というキーワードを使い、この問題を考えます。

○社会包摂とデザイン 第30回
救急車をタクシー代わりに使ってはいけません/九州大学/尾方 義人
救急車をはじめとした、傷病者を搬送するための車両の歴史や変遷を紐解き、緊急自動車や運転者、さらには利用者に関わる制度や法律について紹介。傷病者を搬送する制度について考察します。55

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking! 第20回
IHのきほん もっとグリル(ロースター)を活用しよう!/Office OKUAKI/奥秋 曜子
Hはヒーターだけでなくグリル(ロースター)も活用すれば、もっと料理の幅が広がり時短にもなります。天ぷらの温め、トーストなどの日常的な使い方から、スイーツやパンづくりなどのレシピを紹介。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 198
世界の常識/藤原 千秋
子ども時代、自分の育った家庭の「当たり前」は世界の常識に等しいものだった。環境、価値観、考え方。衣食住に関する、あらゆるそんなものごと。その「当たり前」が壊されたささやかな記憶を今ある子育ての日々に繋げて物思う。

○ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ 第6回
どうなる?バンコク調査/静岡県立大学/内海 佐和子
2022年、世界はウィズコロナに移行を開始。それに伴い、勤務先の海外出張も解禁になりました。そこでストップしていた在外邦人の居住文化の研究を再開。22年度の調査対象地はバンコク。早速、準備にとりかかったものの頓挫続き。はたしてどうなる?バンコク調査。

■表紙イラスト「紫陽花畑」篠田 めい(愛知県立芸術大学 美術学部デザイン 工芸科デザイン専攻学部)
雨が多くなる時期は憂鬱になりがちです。空も暗くてジメジメして嫌な気持ちになるかもしれません。しかし、そんな時こそお気に入りの傘をさして外に出てみませんか?いつもと同じ景色も違うように見えるかもしれません。
1,600円
■特集:調整するあかり
○次世代照明の提案
新時代のあかりの概念「Lighting5.0」の紹介/日本照明工業会 住宅リニューアル小委員会/太田 充俊・山田 高臣・越川 俊男・杉山 弥栄子・中東 縁・小篭 彩子・戸上 靖子
日本照明工業会は、明るくする機能だけではなく、「健康」「安全」「快適」「便利」という、4つのさらに進化した価値をもたらす照明を「Lighting5.0」と定義し、Society5.0に対応する次世代照明として提唱しています。「Lighting5.0」は、新しい豊かな暮らしの創造に貢献します。

○健康な生活のために照明ができること/東京都市大学/小林 茂雄
建築空間における自動調光はまだ発達段階にある。時刻と在室者の有無のみが扱われており、個人の行動特性を反映していない。一日のサーカディアンリズムに合わせた大きな照明環境の変動の他に、短い単位で光の波長や強さが自動的に調節されるようになるだろう。

○超小型カメラ付き照明を活用した3次元監視制御システムの可能性/立命館大学/本間 睦朗
今後のものづくりにおいては、NHKの朝ドラでもテーマになっているように、企業間でナレッジの相互提供的な協調が大切であり、その意味でプラットフォーム構想の意義は大きい。そして、言い古されてはいるが「自然との協調」にも大いに可能性を感じる。今回、自然環境を観察して得られたナレッジをもとに、プラットフォーム構想を構築した。検討すべき課題は多いが、実現に向けて奮闘中である。

○色温度・明るさ・シーン等、照明は調整することで、もっと自由に
次世代調光調色LED照明『Synca』/遠藤照明/黒田 科子
照明は調整することで実に多くのメリットがある。さらに自由度を増した「あかりを調整する」ことの可能性について、光と健康面・心理面の関係、光とエネルギーの関係をご説明しつつ、弊社LED製品:次世代調光調色『Synca』の使い方例をご紹介する。

○自然光をとどける。太陽光採光システムの最近の動向/太陽光採光システム協議会/蒲沢 直紀・遠藤 真紀子・小出 重憲・村上 英明・古畝 宏幸
太陽光採光システムは、直接、太陽光をミラーやレンズ等によって、直射日光が入らない住宅や地下施設に採光・伝送する地球温暖化対策にも注目されている製品です。本稿では、最近の技術動向と製品を紹介します。

○日本のあかりの歴史
-調整するあかりに寄せて/灯工舎/藤原 工
原初のあかりから、燃料とともに進化したあかりの歴史を概観。日本ならではの座の生活様式、和紙の進化、気候風土、民族性などより、構築された独特なあかり文化を紹介。その代表であり、江戸時代に進化し、多様な使われ方をした「行灯」の概要などについて解説する。

■トピックス
○「性能向上リノベデザインアワード2022」審査結果発表
断熱性能”と“耐震性能”を向上したリノベーション事例を選定/YK KAP
YKK APは、中古住宅の“断熱性能”と“耐震性能”を向上したリノベ―ション事例を募集する「性能向上リノベデザインアワード2022」において、応募総数115作品の中から優れた作品を選定。受賞作品から最優秀賞と優秀賞を紹介する。

○人がゆるやかに交わる多機能交流型賃貸住宅
リビタが展開する新しい賃貸住宅『Well-Blend』/リビタ
リビタは、多機能交流型賃貸住宅『Well-Blend』シリーズの展開を積極的に進めている。『Well-Blend蒲田』の2階にはパーソナルジムやサウナが併設され、水回りの付いた居住スペースに加えて、建物内にフィジカルやメンタルを「整える」機能を兼ね備え「健康的な生活を叶えるライフスタイル」を賃貸住宅で提案していく。

○クリーンなエネルギーをつくる未来の屋根
屋根一体型太陽光パネル「Roof-1」販売開始/モノクローム
太陽光発電でエネルギーをつくる未来の屋根を開発するモノクロームは、屋根一体型太陽光パネル「Roof1」を、公式ホームページ上で一般販売を開始。また、販売開始と同時に公開された「Roof-1」の詳しい情報や今後の展開を紹介。

○家族みんなが使いやすい新時代の玄関ドア
M30顔認証自動ドア/YKK AP
YKKAPは、顔認証などの電気錠システムで解錠するとドアが自動開閉する戸建住宅用自動ドア「M30顔認証自動ドア」を発売。磁力で開閉する「リニアシステム」を搭載し「顔認証キー」と連動させることにより、ハンズフリーで入室できるアクセス性とセキュリティを両立した戸建住宅用自動ドアとなる。

■プロダクトナビ
○共用施設向けアプリでマンションの利便性・快適性を向上
「PlusSUITEコンシェルジュ」を開発・導入/積水化学工業
積水化学工業住宅カンパニーは、分譲マンションブランド「ハイムスイート」に共用施設向けアプリ「PlusSUITEコンシェルジュ」を導入。住民専用アプリ「NiSUMU」との連携でスマート機能を強化し、共用部での利便性、快適性を向上。「ハイムスイート」シリーズで順次導入を予定している。

○グローバルスタンダードな高性能住宅「エネージュG3+」発売/ヤマト住建
ハウスメーカーのヤマト住建は、HEAT20の最高等級G3グレードの住宅「エネージュG3+」を発売。家中どこにいても温度差が少なく心身共に健康・快適に過ごせるUA値0.26以下の性能を誇る。兵庫県内にモデルハウスもオープンし、地域への普及を目指していく。

○山形県朝日町の「空気神社」とコラボレーション
空質空調社の技術で「環境の町」に貢献/パナソニック
パナソニック空質空調社は、山形県朝日町の「空気神社」とのコラボレーションを発表。同社が持つ空質空調機器、LED照明、クリーンエネルギー関連製品などを活用し、空気神社をサポートするとともに、空気や自然の大切さを発信し、体感できる場を提供していく。

■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室 第98回
トルコ・シリア大地震を他人事にしない!②/わらっく/室 龍二
前回、トルコ・シリア大地震について、決して他人事にならないよう、教訓として意識しなければならないことについて検証を進めました。今回もその続編として、みなさんに思い出していただきたい日本で起きた大地震や、トルコ・シリア大地震と関東地震の共通点などについて検証していきたいと思います。

○社会包摂とデザイン 第29回
大谷ルールとペッパーミル/九州大学/尾方 義人
WBCの大谷ルールをはじめとした、一人の選手がきっかけとなって適用されたルールを紹介。スポーツリーグにおける外国人選手枠の制限を比較することは、スポーツ文化と国の歴史、「外国人」への考え方などを知る機会につながります。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考197
ミステリー/藤原 千秋
20年近く前の自分の写真があまりに老けていて驚く筆者。振り返るほぼほぼ記憶を失っている怒涛の子育ての日々のなか、行き場がなくて子連れで通っていた美術館という場所に、今、意外な接点が生じた。作者および作品の紹介

■表紙イラスト「未来の希望」篠田 めい(愛知県立芸術大学/美術学部デザイン 工芸科デザイン専攻学部)
子どもの成長と出世の願いを込めて飾られる鯉のぼり。それを大迫力で見られるのが鯉のぼり祭りです。近年は大きな鯉のぼりを飾るご家庭も少なくなってきたように思います。そんな中、鯉のぼり祭りに足を運んでみるのもいいかもしれません。
1,600円
■特集:電気自動車
○カーボンニュートラルに向けた自動車の電動化技術に関する将来展望
低炭素の2030年から脱炭素の2050年を目指して/早稲田大学/大聖 泰弘
わが国ではパリ協定を受けて、2050年に向けたカーボンニュートラルが目標とされている。本稿では、自動車分野の対策として、エンジン車に代る各種の電動車に関わる技術や、バッテリー、電力、石油に代る合成燃料等に関わる技術を取り上げ、私見を交えて将来展望する。

○ゼロカーボン・ドライブの実現に向けて/環境省 水・大気環境局/河田 陽平
環境省では運輸部門の脱炭素化に向け、走行時のCO2排出量をゼロとする移動を「ゼロカーボン・ドライブ」と銘打ち、その普及を促進している。本稿では、再生可能エネルギーと電動車を組み合わせた「ゼロカーボン・ドライブ」普及施策の一部を紹介する。

○EVから始まる「暮らしの電化」/東京電力エナジーパートナー/町田 吉弘/小針 聖香
カーボンニュートラル社会の実現へ向け、ガソリン車から電気自動車へのEVシフトが本格化した。V2HによるEVと家との“エネルギーの一本化”がもたらす利点とは?V2Hの仕組みやメリット、太陽光発電との併用メリット等について紹介する。

○エコカーによる停電対策~スマートエルラインライトの提案~/日東エルマテリアル/新保 克昌
戸建て住宅におけるレジリエンス対策の充実をより広範囲において実行するため、EV自動車だけでなく、身近な電源であるHV車、PHEV車、発電機までも活用できる「スマートエルラインライト」の提案。同製品は、太陽光も活用でき、かつ蓄電池設置においても優位性を発揮する。

○国内の集合住宅へのEV充電器の導入・運用/ユアスタンド/デニス・チア
2030年代、ガソリン車の新車販売が禁止されます。EV普及時代では自宅における充電器が重要な設備になるでしょう。集合住宅への充電器導入は難しいとされてきましたが、今やIoTを駆使し、受益者負担を実現しながらサービスを提供する事業者が現れています。ユアスタンドを事例に解説します。

○食とエネルギーの自給自足を目指す。忍野オーガニックCafeのコンセプト/忍野オーガニックCafé/桑原 文雄
エネルギーの自給自足を体現し見える化したモデルルームとしての「忍野オーガニックCafe」は、5年の構想を経て具現化しつつある。まだ完全なオフグリッドとはなっていないが、ゼロエミッションは実現しつつオフグリッドに近づける努力を続けている。

○家と車をつなぐ、暮らしのエネルギーの新しいあり方
災害に強い安心な住まいを叶える「エネトリオ+」/トヨタホーム
トヨタホームでは車を蓄電池として活用する、暮らしとエネルギーの新しいあり方を実現する「エネトリオ+」を提案。非常時に車と住まいをつなぎ、電源として使うための三つのサービス「クルマde給電」「V2Hスタンド」「壁掛型充電器」を紹介。

○住環境でEVを諦めない社会を目指す「+e PROJECT(プラスイープロジェクト)」
集合住宅へのEV普及に向け、日産自動車と積水ハウスがタッグ/積水ハウス/日産自動車
日産自動車と積水ハウスは、ゼロエミッション社会と快適でエシカルな暮らしの実現に向け、EVをより身近に選択できる「+e PROJECT」を発足させ、住環境とEVのより良い関係性を目指したさまざまな施策を展開。プロジェクトの概要を紹介する。

■トピックス
○YKK不動産のパッシブタウンの取り組み
地域の豊かな自然環境を活かした快適で持続可能な住まいとまちづくり/YKK不動産/八木 繁和
富山県黒部市で「地域の豊かな自然環境を取り入れ快適で持続可能な住まいとまちづくり」を掲げているパッシブタウン開発の背景・経緯・目的を、エネルギー消費量削減に挑戦した前期街区117戸と脱炭素カーボンニュートラルに挑戦する後期街区に分けて紹介する。

○省エネルギーで健康的な家を、今後のスタンダードに/エネルギーまちづくり社/竹内 昌義
脱炭素社会の実現には、家を暖かくして使うエネルギーを減らすことが不可欠であり、それは人間にとっても健康的な住まいをつくることにつながる。家を断熱する方法を、手軽にできるDIYから、改修時の優先順位まで、幅広い層に向けて解説。断熱をする時の基本的な考え方についても紹介する。

■プロダクトナビ
○IoEプラットフォーム「Ecogenie+」が新エネ大賞を受賞
再エネの導入拡大や調整力として活用できる先進性が評価/NextDrive
エネルギー管理とクラウドサービスの開発・提供に取り組むN extDriveは、「令和4年度新エネ大賞NewEnergyAward-」において、IoEプラットフォーム「Ecogenie+(エコジーニープラス)」が新エネルギー財団会長賞(商品・サービス部門)を受賞。評価のポイントやプラットフォームの特長などを紹介する。

○ルームエアコン「ReLaLa」新モデル発売

2023年モデル22機種を3月上旬より順次発売/コロナ
コロナは、ルームエアコン「ReLaLa(リララ)」の2023年モデルとして、フラグシップモデルの「Zシリーズ」、基本性能を重視したスタンダードモデルの「Nシリーズ」、窓に取り付ける「ウインドエアコン」など、22機種を2023年3月上旬より順次発売。「Zシリーズ」を中心に製品の特長を紹介する。

○「中小工務店向け支援型高性能全館空調システム」が省エネ大賞を受賞
ZEHの普及に寄与する技術支援であることが評価/システック環境研究所/アキレス/YKK AP/日本住環境
システック環境研究所、アキレス、YKKAP、日本住環境は、「2022年度省エネ大賞の製品・ビジネスモデル部門」において「中小工務店向け支援型高性能全館空調システム」で資源エネルギー庁長官賞(建築分野)を受賞した。評価のポイントやスキームの特長などを紹介する。連載

■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室 第97回
トルコ・シリア大地震を他人事にしない/わらっく/室 龍二
トルコ南東部、シリアとの国境付近で発生したトルコ・シリア大地震について、同じように地震が起きやすい国に住んでいる国民として、決して他人事にならないよう、教訓として意識しなければならないことについて検証をしていきます。

○社会包摂とデザイン 第28回
社会包摂漫画/九州大学/尾方 義人
あまり社会には知られていないけれど、とても重要で大変な職業を描いた漫画が増えています。その中でも、マイノリティに関わる仕事や社会包摂に関係するような仕事を題材にしたものを紹介しながら、それらの物語で描かれる社会の仕組み・関係を読み解いていきます。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考196
黄色い蝶/藤原 千秋
父母の死後、未だ終わらない実家の片付けの日々。誰も住んでいないその建物や屋敷に、しかしそこはかとなく漂う父の気配。真冬の日の番いの黄色い蝶に仮託して顕現したその姿に、筆者は姿なき父母の心を見出す。親亡き後の世を生きていく子の心情を綴る。

○ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ
第5回 SDGs研修で伊豆へ行く-わさび田編/静岡県立大学/内海 佐和子
勤務している静岡県立大学のSDGsイニシアティブ推進委員会が持続可能性をテーマとした、四つの現地見学ツアーを企画。そのなかの狩野川コースに参加しました。午前中の狩野川放水路に続いて、午後は筏場のわさび田を見学。今回はわさび田見学のレポートです。

■表紙イラスト「桜の街」杉山 理香(日本大学大学院 芸術学研究科 造形芸術専攻)
春の象徴とも言える桜の木と住宅街を合わせて4月らしく穏やかなイメージで描きました。日が落ちる少し前にそれぞれのお家から電気がつき始める瞬間を描写しています。

1,600円
■特集:住まいとでんきアラカルト
○ウッドショックの影響を受けにくい材料生産者をめぐるバスツアーのレポート
―小嶋工務店主催「TOKYOWOODバスツアー森をみて、家を想う」に参加して―/一級建築士事務所/J環境計画/坂東 順子
多摩地域の林業家・製材業・プレカット工場・工務店・建築士が一つになり、地産地消「TOKYOWOOD」の家づくりを実現している。この生産地をめぐるバスツアーに参加した一設計者が、伐採現場、原木市場、貯木場、製材所等をレポートした。

○ポータブル電源の非常災害時の活用/防災安全協会/水口 健
停電時や電気の節約に、またキャンプなどのレジャーで有効なポータブル電源。手軽に使えることで企業や家庭において2019年より急速に普及している。一方使われずに、また使用頻度が高く寿命を迎えて放置されることが少なくない。そこでポータブル電源の現状と今後の課題を提起する。

○次世代生活インフラを目指す「HOMETACT」/三菱地所/橘 嘉宏
総合スマートホームサービス「HOMETACT」は、メーカー横断で住設機器やIoTデバイスを操作可能なプラットフォームサービス。日本の不動産商流にフィットし、導入障壁のないサービスを提供。本稿では、その特長と今後のビジョンについて説明する。

○自宅で楽器演奏を満喫できる賃貸住宅の秘密
「音楽マンション🄬」で叶える理想の暮らしと快適な住まい/越野建設/土屋 貴之
楽器演奏に対応した賃貸ブランド「音楽マンション」。防音性能についての考え方から住み心地に関する取り組み、さらに独自のブランドコンセプトや入居者ターゲットの設定、長期入居を図るサービスなど楽器演奏愛好家の高い支持を受けている秘密を紹介する。

○合理的な断熱計画とは/西方設計/西方 里見
合理的な断熱材計画とは、性能が各地に適合した断熱性能と考える。日本の気候が亜熱帯、温帯、亜寒帯と南北に広く一つの数値では表せないからである。国の住宅性能表示の等級は4から7等級を設けて28種類あるが、6から7等級を目指していきたい。

○人生100年時代を愉しむ住まい/生涯健康脳住宅研究所/嘉規 智織
人生100年時代では、心身共に健康を保ち元気に過ごすことは、誰もが思うことである。「生涯健康脳」を保持する要件から、話食動眠(会話、食事、運動、睡眠)の四つの配慮を規定し、ライフステージに合わせ「話食動眠」配慮を実現する「人生100年時代の住まい」ついて述べる。

■トピックス
○工務店が造る全館空調「マッハシステム」省エネ大賞受賞
大風量小温度差空調・高効率汎用製品の活用で36%省エネ/FHアライアンス
FHアライアンスが展開する全館空調「マッハシステム」が、省エネルギーセンターが主催する2022年度省エネ大賞で、製品・ビジネスモデル部門「省エネルギーセンター会長賞」を受賞。同システムの概要や優れた省エネ性能などについて紹介する。

○コネクテッド家電の使い方に合わせた情報を届けるスマホアプリ
「ハピネスアップ」のダウンロード配信開始/日立グローバルライフソリューションズ
日立グローバルライフソリューションズは、日立のコネクテッド家電で製品ごとに提供しているスマホアプリの機能を統合し、さらに使い方に合わせた家事サポートやメンテナンス提案などを届けるスマホアプリ「ハピネスアップ」を開発。ダウンロード配信を開始した。

○時代潮流に見合った家づくり/福地建装/福地 脩悦
世代交代の時期を迎える団塊世代の工務店経営者は、地域社会に溶け込み質の高い家づくりを牽引してきた経験を活かし、アナログとデジタルを融合させた家づくりを後継者へとつないでいくことが求められている。省エネ基準の義務化にともない断熱をテーマに、時代に合った家づくりについて見解を語る。

■事例紹介
○バランスの良い家づくりをワンストップで展開
お客さまの幸福な暮らしをつくる/丸石木材住宅
和歌山県の北東端にある橋本市。大阪圏のベッドタウンとして家族と暮らす住宅を購入する人も多い地域で、土地探しから設計・施工、リフォームまで、住宅に関わる業務をワンストップで展開する丸石木材住宅。地域密着で人々の幸せな暮らしを追求する同社代表取締役の石田雅彦氏に話を聞いた。

■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
第96回 久しぶりの国語学習で感じたこと、あれこれ!/わらっく/室 龍二
前回の英語に続き、今回は国語の学び直しについて考えます。国語が苦手だった筆者が、社会人になってから予備校に通うなどの努力で、身につけた国語力の重要性を考察。論説文や小説文を理解する方法を分かりやすく解説します。

○社会包摂とデザイン第27回
多次元の少子化対策/九州大学/尾方 義人
日本のみならず世界でも課題となっている少子化。世界各国の多彩な少子化政策を紹介するとともに、家族政策・婚姻制度・住環境政策・労働市場政策・男女共同参画政策など、たくさんの系譜と関係から考えていくべき多次元の少子化対策について考察します。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking!第19回
IHのきほん IHでおうちスイーツ!/Office OKUAKI/奥秋 曜子
IHのきほんの操作で、おうちで簡単につくれるスイーツのレシピをご紹介します。アップルパイ、チョコグラノーラ、カプチーノなど、お客さまにも喜ばれるものばかり。りんごの栄養とともに甘くてやさしい味わいのティータイムを楽しみ、寒い冬を乗り切りましょう。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考195
静かに動く/藤原 千秋
昨年暮れのある日、突然に異状をきたしだした筆者宅の10年選手の洗濯機。それから日を追って怪しさを増す動きへの驚きと戸惑い、そうして湧き上がる否定と逃避と諦め。この流れは何かに似ている気がしてならないまま、淡々と後継機を探す心ざまをたんたんと記した小文。

■表紙イラスト「春の明かり」/杉山 理香(日本大学大学院 芸術学研究科 造形芸術専攻)ひな祭りで飾られる雪洞の明かりを電気にかけて表現しました。冬から春に季節が移り変わり、柔らかい雰囲気が表紙から感じられるように制作しました。
1,600円
■特集:災害への備え~レジリエンス~
○「防災住宅」が誇る住まいのレジリエンス
「我が家」は災害から家族の命を守る第一の砦!/防災住宅研究所/児玉 猛治
「災害大国」と呼ばれる「日本」。南海トラフ巨大地震や首都圏直下型地震の30年以内の発生確率が70%を超えている現在、家族の命を守る第一の砦は「我が家」。住宅メーカーの言う「災害に強い」とは本当なのか?真の「防災住宅」を紹介。

○水害時、生活継続性を高めた防災配慮型賃貸住宅
~大東建託が開発した、ぼ・く・ラボ賃貸「niimo(ニーモ)」~/大東建託
大東建託は、水害対策に特化した防災配慮型の戸建ての賃貸住宅ぼ・く・ラボ賃貸「niimo(ニーモ)」を販売した。本商品は、1階をRC造、2~3階を2×4工法で施工している。居住空間を2階以上に集約し、被災直後でも自宅で住み続けられる設計にすることで賃貸事業の継続性向上を図る。

○災害と環境 2つの対策を両立する木造/パナソニックアーキスケルトンデザイン/稲垣 隆介
国策により進む建築物の木造化について、住まいとともに街づくりの重要な要素である施設など「非住宅」の視点で述べる。コスト面・環境面からの木造化の意義と木造の建物の強度についての誤解を概観し、木造非住宅の持つ課題への提案として「パナソニック耐震工法 テクノストラクチャー」が災害時に地域の拠点となる建物に採用された事例をご紹介する。

○再生可能エネルギー100%の災害に強いスマートハウス/絆ジャパン/増田 文彦
電気代高騰、自然災害、コロナ禍でも安心して暮らせる“次世代のスマートハウス”とは?「再生可能エネルギーを活用し夜間も電気を買わない家」「災害時、避難所になる家」「エアコン一台で全室同じ温湿度の空気環境の家」など、暮らし方が変わるポイントを解説。

○完全自立型防災住宅
被災後でも3週間平常時のように過ごせるパーフェクトハウス+/小野田産業/滝川 真哉
災害が起きても自宅で3週間安心安全に過ごせるのがパーフェクトハウス+.である。地震対策、液状化対策、停電対策、断水対策下水道対策を施し、25年保存可能な非常食を備えており、非常時でも普段通りに生活できることを実現した。

○IoT活用で「蓄熱」&「レジリエンス」対応可能なエコキュート
パナソニック家庭用自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「Jシリーズ」/パナソニック/松岡 孝/内谷 和雄
現在、住宅環境では「エネルギーマネージメント」と「レジリエンス」が最重要な課題となっている。IoTを活用し、独自のアプリを開発することで太陽光発電の余剰電力を活用できる「蓄熱」技術や災害時に事前に「お湯を備えておく」制御で「エネルギーマネージメント」と「レジリエンス」の両立を図った。

○ハザードマップの普及に向けた国土交通省の取組
水害発生時の迅速かつ円滑な避難方法の確認/国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 水防企画室
本稿では、ハザードマップの概要や全国の作成状況の他、国土交通省による作成の支援、水害リスク情報の空白域解消に向けた取組等を紹介する。また、マイ・タイムライン等の周知・避難に向けた取組や、最近のユニバーサルデザイン化に向けた取組等も紹介する。

○大雨災害発生の危険度を予測する地図情報「キキクル」
自主的な避難の判断に、より一層役立てていただける情報を目指して/気象庁/大気海洋部気象リスク対策課
キキクルは、雨が強まってきたときなどに、どこで大雨による災害発生の危険度が高まっているかを一目で分かりやすく把握できる地図形式の情報である。より一層、防災対応に使っていただけるよう、キキクルは改善を続けている。

○電気火災の発生抑制のための感震ブレーカーの普及に向けた取組について/内閣府 政策統括官(防災担当)付 参事官(調査・企画担当)
近年の大規模地震の発生に伴う地震火災の要因をみると、出火原因が判明した火災の内、半数以上は電気機器等に関連する、いわゆる電気火災とされている。電気火災の発生抑制には、感震ブレーカーが一定の効果を有するとされており、感震ブレーカーの普及に向けたこれまでの取組や現状について紹介する。

■プロダクトナビ
○家庭の脱炭素を促進する、太陽光設備などに関する新サービス
「カテエネリース」と「カテエネソーラー ランニングフリープラン」/中部電力ミライズ
中部電力ミライズは、家庭の脱炭素化を促進するため、太陽光発電システムや定置型蓄電池などの導入にかかる初期費用の負担軽減につながる、既存戸建て住宅向け「カテエネリース」の提供を開始するとともに、新築戸建て住宅向け「カテエネソーラー ランニングフリープラン」を追加。これらのサービスの概要を紹介。

■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室 第95回
久しぶりの英語学習で感じたこと、あれこれ!/わらっく/室 龍二
英語学習で四苦八苦する子供たちのために、英語の学び直しにチャレンジしています。改めて調べてみた学校教育における英語の授業の重要性や、基本中の基本である文法や英単語の学習の大切さについて検証し、効果的な勉強法について整理しながら掘り下げてみます。

○社会包摂とデザイン 第26回
行政の仕組み/九州大学/尾方 義人
福岡県南部にある「三連水車」という観光資源にもなっている農業施設を例に、農家が負担している維持管理費、メンテナンスの労力、国や自治体の補助金などについて考え、行政の仕組みと法律の関係性、求められる柔軟な仕組みづくりについて考察します。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考194
噴水のある小景/藤原 千秋
子どもを育てていると折々自分の子ども時代の記憶が唐突なあぶくのように蘇るものだが、先日の筆者は仕事で訪れたある街の公園で、35年前の子ども時代にここに頻繁に来ては厳しい家族の状況に耐えていた光景と対峙することになった。真冬の情景と重ね合わせた、心の言葉を綴る小文。

○ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ 第4回
SDGs研修で伊豆へ行く-狩野川編/内海 佐和子
勤務している静岡県立大学のSDGsイニシアティブ推進委員会が、持続可能性をテーマとした、四つの現地見学ツアーを企画。その中の大井川コースと狩野川コースに参加できることになりました。今回は日本の土木技術に感動した、狩野川ツアーのレポート第1弾です。

■表紙イラスト「ハート型の贈り物」杉山 理香(日本大学大学院 芸術学研究科 造形芸術専攻)
2月はバレンタインの季節ということで、お家の中でチョコレートを作ったり食べたりしているところを想像できるようにイラストを制作しました。それぞれのお家の窓から電気の明るさが見えてきて、そこには住む人々の暮らしの暖かさを感じられるようにしています。
1,600円
■特集:住まいのカーボンニュートラルとSDGs
○「CO2排出量を2030年までに50%削減」を宣言
三菱地所レジデンス・住まい事業を通じたSDGsへの取り組みを加速/三菱地所レジデンス/渡辺 尚子
三菱地所レジデンスは2022年1月にCO2排出量削減戦略を発表。「マンション建設時から入居後50年にわたるサプライチェーンでのCO2排出量」を2030年までに50%削減することを宣言した。ZEH-MOrientedを標準とし、マンション屋上に太陽光発電パネルを設置、全電力を非化石化する。

○「世界への結びつき」を捉えたヤマト住建のSDGs宣言/ヤマト住建/池田 和世
住宅会社がどんな住宅を普及させるのか、一般家庭がどんな住宅を選択するのか、それだけで地球の未来は変わる。日本の住宅を“世界基準レベル”へ引き上げることを使命としているヤマト住建。今この瞬間に目の前には見えない問題も改善できる住宅性能についてSDGsを通して考える。

○カーボンニュートラルに向けZEH基準を標準化したミサワホームの取り組み/ミサワホーム/石塚 禎幸
ミサワホームがカーボンニュートラルに向けて取り組むZEHの商品展開について解説した。CENTURY蔵のある家ZEHADVANCEは大空間、大開口でありながらZEHを実現した。これは入居者からみれば実現したい暮らしを妥協することなくZEHが実現できるメリットがある。また更なるZEH推進に向け太陽光パネルの搭載量向上、断熱性能の向上に取り組む。今後LCCM住宅の普及、推進の取組みを加速させていく。

○セキスイハイムの最新「スマート&レジリエンス」技術を実証推進
環境省の支援を受け、実邸で環境性・快適性を評価/積水化学工業
積水化学工業住宅カンパニーは、環境省の支援を受け、「新スマートパワーステーションFRGREENMODEL」でモニター邸を募集し、その評価・実証を行い、エネルギーの自給自足を推し進める技術のさらなる強化と普及を図っている。その取り組みの詳細を紹介。

○2030年までに陸域と海域の30%を保全
30by30ロードマップ/環境省 自然環境局/堀上 勝
地球規模で生じている生物多様性の損失を止め回復軌道に乗せるための国際目標である「30by30」の達成に向けて、我が国でも動き始めているところ。30by30ロードマップ、OECMの設定、30by30アライアンスなどの取組について紹介する。

○サステナブルな電力利用で自然と共生する暮らし「スマートエコライフ」
スマートリモコン「Nature Remo」、次世代HEMS「Nature Remo E」で家庭のエネルギーマネジメント/Nature
atureは家庭のエネルギーマネジメントの普及と再生可能エネルギー100%の世界の実現に着目。「NatureRemo」「NatureRemoE」の紹介、再生可能エネルギーで発電された電力の自家消費率を最大化するシステムの推進など、カーボンニュートラル実現に向け、全ての家庭に求められるエネルギーをスマートに利用するライフスタイルを解説。

■プロダクトナビ
○「TEPCO省エネプログラム2022」を拡充
国の節電プログラムで家庭のお客さまに最大5,000ポイント/東京電力エナジーパートナー
東京電力エナジーパートナーは、省エネ・節電等のサポート、お客さまの負担を軽減するための取り組みとして「TEPCO省エネプログラム2022」を実施している。このたび、経済産業省・東京都の補助金事業に参画し、達成特典(ポイントや現金等)に上乗せして特典を付与し、当プログラムを拡充することを決定した。

■事例紹介
○お客さまの感性を活かすオンリーワンの家づくり
デザイン性と見えない部分の安全性・快適性を両立/シンヨウ建設
南河内エリアで新築一戸建て、建て替え、リフォームなどを手掛けるシンヨウ建設。お客さまが希望するデザインを叶えることはもちろん、目に見えない安全性や快適性も高め、住み始めてからの暮らしを一番に考える家づくりについて紹介する。

■トピックス
○エアコンの新たな省エネ基準策定に伴う省エネラベルの変更について/経済産業省 資源エネルギー庁/稲邑 拓馬
2050年カーボンニュートラルの実現には、家庭部門における省エネが重要である。本稿では、家庭部門の対策として、省エネ法に基づきラベルを用いて消費者へ家電等の省エネ性能に関する情報提供を行う小売事業者表示制度と、今般改正したエアコンの新しい省エネラベルについて述べる。

○新たな時代のニーズをとらえ、快適性と省エネ性を両立
ダイキンルームエアコン 新型『うるさらX』/ダイキン工業/喜田 一世
2022年11月1日に発売した、ダイキンルームエアコン新型『うるさらX』について紹介。快適性と省エネ性を高いレベルで実現することを目指した商品開発の背景と機能の詳細について解説。

○冷暖房だけでなく、換気と加湿・除湿技術でお部屋の空気を整える
パナソニックルームエアコンEolia(エオリア)/パナソニック/足達 健介
冷暖房と空気の清潔性や快適性に対し更なるこだわりをもって進化を遂げた、2022年11月発売のパナソニックルームエアコン「エオリア」LXシリーズの新機能について紹介する。新快適機能:大風量給排気システム及び新熱交換器、新制御。新健康・清潔機能:換気+「ナノイーX」。

○「Premiumプラズマ空清」新搭載、選択できる「プラス換気ユニット」も別売り
日立ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズ/日立ジョンソンコントロールズ空調/神野 憲之
日立ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズは、ユーザーの暮らしに合わせて選択できる「プラス換気ユニット」を別売。日立ルームエアコン「白くまくん」新プレミアムXシリーズは、従来の清潔機能に加え、新機能「Premiumプラズマ空清」を搭載し、お部屋の浮遊カビだけでなく隠れた付着カビも抑制。また、別売のオプション型の換気ユニットは大風量の換気を実現。

○寒冷地ニーズにあわせた快適空間を提供する三菱ルームエアコン
ズバ暖霧ヶ峰FD/VXV・ZD/HXVシリーズ/三菱電機/佐藤 雅一
三菱ルームエアコン「ズバ暖霧ヶ峰」はエアコン暖房の不得意な舞台とされてきた低外気温環境での運転を強化し、業界で初めて寒冷地向けエアコンとして発売、快適な空間を提供してきた。2019年9月以降に発売した「ズバ暖霧ヶ峰FD/VXVシリーズ、ZD/HXVシリーズ」の寒冷地ニーズにあわせた快適空間を提供する機能について紹介する。

■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室 第94回
和算も代数(方程式)も、めっちゃすごい!/わらっく/室 龍二
中学で習う数学の分野から、数や式に関わる代数について、特に方程式のすごさを検証します。小学校で習う和算のすごさも、鶴亀算や和差算を例に一緒に検証したいと思います。社会に出てから必要になるコミュニケーション力を高める数学について考えます。

○社会包摂とデザイン第25回
「こども」とは何か?/九州大学/尾方 義人
民法改正により成年年齢が18歳に引き下げられる法律が施行されました。成人式のあり方や女性が結婚できる年齢など、関連して変化した事柄を取り上げ、改めて子どもとは何か?その権利や保護について考えます。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 193
家の終わり/藤原 千秋
夜と昼とで見せる街の貌は変わる。近年増加し、昼間ことに目につくようになった、そんな町中の「空き家」たちの荒廃ぶりに、その家に住まってきた見知らぬ人の去就を思う筆者。自身も親から引き継ぐ「空き家」の主である筆者の思考する、家というものへの小文。

■表紙イラスト「地球と共に健康に」水野 里香(グラフィックデザイナー)
地球環境を考えた家はこれからの時代とても大切になってきます。地球と共に健康になれる、そんな家が理想だなと思いました。
1,600円
■特集:住まいのリーズナブルコストとは
○「ベース」と「トッピング」で住宅コストを考える/アトリエフルカワ一級建築士事務所/古川 泰司
建設費の高騰で、見積もりをとったら大きく予算オーバーとなった時にどうするか? 工事内容を「ベース」と「トッピング」にわけて考えることで、家づくりのポイントをクライアントと共有しコストコントロールしながら納得の行く家づくりとする。

○リーズナブルコストを実現した二世帯住宅兼アトリエ
取捨選択の先に見えた、自分にとっての快適な暮らし/クレパス設計室 佐々木 すみえ
住宅に必要な最低限の骨格を造り、住みながら完成させる住宅。原点に立ち戻り、これからの日々を想像し、取捨選択を重ねた。無くても良いものがそぎ落とされた後には、本当に大切なものが残った。時間ごとの日差し、風が通り抜ける空間に癒され、時間を忘れて庭を眺めている。予算はあった方が良いが、無い事も悪い事ばかりではない。

○デザインとコストのベクトルの考え方
デザインはコストと相反するものか? 実はデザイン力がコストを制する/充総合計画一級建築士事務所/杉浦 充
一般的に住宅のデザイン性を高めるとコストがかかってしまうと考えられている。一方でコストをかけずとも安普請に見えない居心地の良い住まいが実現したりもする。デザインはコストと相反するものなのだろうか? コストとデザインを同じベクトルで扱える事を事例と共に紹介する。

○超高気密、超高断熱の快適住宅を驚き価格で実現する
夏は涼しく、冬は暖かい。外張W断熱住宅「プレスト」/アエラホーム/後藤 俊雄
アエラホームは「より良い家をより多くの方に」の基本理念のもと、外張W断熱工法を採用した高気密・高断熱・高遮熱の高性能住宅を提供している。環境に優しく、住む人にも優しい快適住宅「外張W断熱の家」の秘密を主力商品「プレスト」をテーマに紹介する。

○建築用3Dプリンティングによる施工事例の紹介
日本国内初となる3Dプリンタ施工による建築確認申請取得の建築物/Polyuse/鎌田 太陽
本稿では建設用3Dプリンティング技術を概説し、Polyuseが開発したガントリー型の建設用3Dプリンターを紹介している。さらに本技術を適用した施工事例として、群馬県渋川市により第4号建築物の鉄骨造として建築確認済証が交付された倉庫の施工について紹介した。

○規格型平屋と太陽光発電で賢く丁度良く住む
世帯の多様化・少人数化と脱炭素の時代に向けた住まいの提言/Casa robotics/細谷 竜一
世帯の小型化・多様化、住宅の脱炭素化、そして在宅勤務の普及による郊外移住の動きは住宅市場に変化をもたらしている。本稿では当社の太陽光パネル付き・スマートホーム対応の1~4LDKの規格型平屋住宅がこれからの住宅ニーズにいかに応えるかを論じる。

○「クラスコ」―モジュラー建築について/サンワカンパニー/熊野 由洋
サンワカンパニーのオリジナル製品であるクラスコはモジュラー建築の一例であるが、その様々なメリットを紹介することで、近年増加している通常の建築物とは異なるモジュラー建築の可能性について一考する。

■事例紹介
○夏は涼しく、冬は暖かい家で人々の幸せをつくる
「特許断熱ウレタン遮熱工法」を独自開発/高屋組(愛ホーム)
金銭的に無理のない予算で家を建てることが、住む人の幸せにつながるという思いから、適正価格にこだわり、丈夫で長持ちする家を提供する高屋組。「特許断熱ウレタン遮熱工法」を独自に開発し、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる家を安価で建てることに取り組み、多くのお客さまに喜ばれている。

■プロダクトナビ
○戸建スマート&レジリエンスまちづくり』がグッドデザイン賞を受賞
セキスイハイムが取り組む社会課題への対応が評価/積水化学工業
積水化学工業住宅カンパニーが取り組んでいる『戸建スマート&レジリエンスまちづくり』が、2022年度グッドデザイン賞を受賞。分譲地全体での共通化した環境や防災への対応と、地域課題へのきめ細やかな対応を組み合わせた“まちづくりの仕組み”が評価された。

○スマートリモコン「Nature Remo」で冬の電力ひっ迫対策!
関西電力と「冬の節電プロジェクト2022」で提携!/Nature
Natureは、関西電力が、今冬の電力需給ひっ迫リスクに対し実施する「冬の節電プロジェクト2022」に、電力小売り事業者向けサービス「デマンドレスポンス支援サービス」を、夏季に引き続き提供する。今夏の取り組みを拡充したプロジェクト概要などを紹介。

○「Ecogenie+」が低圧VPPプラットフォームとサービス連携
モバイル端末を通じた住まいの節電とVPP参画が可能に/NextDrive
エネルギー管理とクラウドサービスの開発・提供に取り組むNextDriveは、IoEプラットフォーム「Ecogenie+」と、東芝エネルギーシステムズの低圧VPPプラットフォームサービスとの連携を開始した。

■トピックス
○Wi-Fiセンシング機能搭載のスマート照明が登場
新ブランド「WiZ」が日本初上陸/シグニファイジャパン
シグニファイジャパンは、日本初展開となるスマート照明の新ブランド「WiZ」を、Amazonで限定発売。世界初となる「Wi-Fiセンシング機能」を全ての製品に標準搭載している「WiZ」の特徴と商品ラインナップを紹介。

■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室 第93回
今こそ、新しい自分のために学び直そう!/わらっく/室 龍二
最近興味があるのが、学び直しです。学生時代、就職してからも、いろいろと学んできたわけですが、人生をリセットするためにも、体系的に学び直したいと思うようになりました。今回は、そんな学び直しについて、検証してみたいと思います。

○社会包摂とデザイン
第24回 建築基準法からみる社会包摂/九州大学/尾方 義人
人の命や財産を守るための建物の法律である「建築基準法」をテーマに、幼保連携型認定こども園や民泊、また防災などの観点から「人」に関わる部分を対象に社会包摂について考えます。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 192
細々とした罠/藤原 千秋
ひどい風邪で臥せった後、散歩の習慣ができた筆者。夜な夜な街を歩き、人の暮らしの気配を感じ取りながらいろいろのことを考える。生きることの面倒くささ、側からの見苦しさ。しかし…。「生」と「暮らし」を再考する小文。

○ソトでもウチでも好奇心~わくわく教授のあれこれ 第3回
草薙球場へ行く/静岡県立大学/内海 佐和子
静岡の草薙球場へ、日本ハムVS楽天の公式戦を観に行きました。地方球場でのプロ野球観戦は初めて。ゲストも来るし、イベントもいっぱい。球場周辺はいつもとは違うにぎやかさとわくわく感でいっぱい。でも、行き慣れた神宮球場とは雰囲気が違う。

■表紙イラスト「欲張りに!」水野 里香(グラフィックデザイナー)
子供が一つのおもちゃを決められないように、大人だって選択するのって難しいですよね。沢山の事を家族で楽しめる余裕を作ってくれるのがローコスト住宅なのではないでしょうか。
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  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
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