住まいとでんき 発売日・バックナンバー

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1,550円
■特集:スマートシティ・スーパーシティの現状
○暮らしやすく楽しい!「スマートシティ」をもっと身近に
「スマートシティ」の主役は、市民(利用者)の皆さん。/わらっく/室 龍二
「スマートシティ」こそ、住民として、またはサービスの利用者として、皆さんに非常に関係が深い取り組みである。課題山積の日本、「スマートシティ」の進捗具合が、その地域の不動産価値に影響する時代も来るであろう。ご自身のまちで、職場で、また、暮らしそのものの中で、今より楽しく暮らしやすくしていくために、「スマートシティ」の取り組みにどう関係して、どう取り入れていくか、その概要を紹介する。

○「スーパースマートシティ」の実現に向けた取り組み
~子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまちを目指して~/Uスマート推進協議会/小室 崇
Uスマート推進協議会は、宇都宮市とともに、人口減少、少子・超高齢社会においても、子どもから高齢者まで誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまち「スーパースマートシティ」の実現に向け、「宇都宮スマートシティモデル推進計画」を策定し様々な実証実験に取り組んでいる。

○産学官連携によるデジタルトランスフォーメーション(DX)/神戸市企画調整局つなぐラボ/藤岡 健
神戸市は、人口減少や少子高齢化問題、多発する規模災害など様々な社会課題に直面しているほか、新型コロナウイルス感染拡大を契機に、市民の生活スタイルは大きく変容している。このような社会課題の解決や急激な社会の変化に対応するため産学官民が連携して進める人間中心の未来を共創していくスマートシティ「Human×SmartCityKOBE」の取組を紹介する。

○大(だ) 丸(まる) 有(ゆう) 地区のまちづくりとスマートシティ
データ利活用型エリアマネジメントモデルの構築にむけて/大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会スマートシティ推進委員会・三菱地所/毛井 意子
東京都千代田区にある大手町・丸の内・有楽町地区は、日本を代表する業務地区としてかねてより公民協調のまちづくりを進めている。2019年より、スマートシティにかかる取組を本格的にスタートさせており、データ利活用型エリアマネジメントモデルの構築を目指している。その特徴や具体取組の一部を紹介する。

○スマートシティ・スーパーシティを支える人流センサーソリューション
街のにぎわい創出などに向けた人流データ利活用/関西電力/外村 慎一
昨今のコロナ禍伴う外出自粛や三密を避ける行動の社会要請によりに人々の行動や意識が変化し、人流、混雑情報の注目は市民レベルまで浸透してきており、その必要性は高まっている。本文では、人流データの利活用による地域や街のにぎわい創出等に向けた関西電力グループの取り組みについて紹介する。

○「Foodelix」次世代デリバリープラットフォームが地方都市課題解決型を推進
コロナ禍において、官民連携により構築されたフードデリバリーシステム。
新しいビジネスモデルを構築し、将来的には地方都市の課題解決を目指し展開中/こころ/渡邉 一博
官民連携で構築したデリバリープラットフォーム。コロナ禍で苦境にある、飲食店とタクシー会社を連携し、フードデリバリーを開始した。ラストワンマイル網を既存事業者連携により構築し、新しいビジネスモデル化を推進。アフターコロナのデュアルモード社会において、買物代行や薬の配送など、高齢化や子育て世代など、買物難民、医療難民を救済することも視野に、地方都市の課題解決型、次世代デリバリープラットフォームを目指している。

○超小型EVワイヤレス充電装置の紹介と実証事例
ラストワンマイルで期待される超小型電動モビリティと、その運用をささえるワイヤレス充電ソリューション/ダイヘン 鶴田 義範
ダイヘンでは製品開発で培った技術を応用し、磁界共鳴方式を用いたワイヤレス充電システムを開発した。今回はラストワンマイルなどでの活用が期待されている超小型電動モビリティ向けのワイヤレス充電システムについて説明し、実証事例の紹介を行う。

○Open Smart UR
―UR 2030 IoT・AIの未来の住まい―/都市再生機構/大泉 達也
新しい生活スタイルやこれまでとは違った住まいの在り方へのニーズが高まっていくなか、独立行政法人都市再生機構と東洋大学情報連携学部が共同で取組む「OpenSmartUR」について、コンセプトブック「UR2030」及び『OpenSmartUR』スタートアップモデルを中心に紹介する。だまるゆう

■トピックス
○抗ウイルス対応フィルターを採用した換気・空調システム快適エアリー T-SAS(ティーサス)を開発
―ニューノーマルに欠かせない安心・快適な室内環境を実現―/積水化学工業
快適エアリーT-SAS(ティーサス)』を開発積水化学工業株式会社住宅カンパニーは、抗ウイルス対応フィルターを採用した第一種換気・全室空調システム『快適エアリーT-SAS(ティーサス)』を新たに開発した。空調・換気・粉塵浄化の三つの機能を有する従来の「快適エアリー」を進化させ、より安心で快適な室内環境の実現を図る最新モデルである。

○新型コロナウイルスに対する消毒について/広島大学大学院/猪川 和朗
新型コロナウイルスには、感染者のウイルスを含むくしゃみや咳などの飛沫を吸い込んで感染する。この「飛沫感染」に加えて感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後の手で周りの物に触れてウイルスが付き、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口、鼻や眼の粘膜に触れることでも起こる「接触感染」がある。コロナウイルスに対する消毒薬について、これまでに得られている知見をふまえて紹介する。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第55回
スナック3(スリー)/生活家電研究家/大西 正幸
1965年3月、一つの器具で、トースト、目玉焼き、ホットミルクの3種類の調理が同時にできる便利な調理器具スナック3(スリー)を発売した。ある独身デザイナーが寮生活の中で思いついたもので、特に忙しい朝は重宝である。スイッチの切り替えにより、それぞれ単独での調理もできる。本体を覆う蓋は、お盆としても使える。

○常識?非常識? 暮らしのなんでも研究室
防災対策を常にアップロードするためには①/わらっく/室 龍二
暑い日々が続いています。夏といえば、怖いのが、台風や大雨ですね。最近は、毎年のように大きな被害が発生しています。そこで今回、幅広く防災知識をアップデートして、防災対策を継続して進められるよう、基本的なことから、最新情報まで織り交ぜて、みなさんの常識を検証していきたいと思います。

○社会包摂とデザイン 第9回
孤立・孤独を生む軽度の障害という重いバリア/九州大学/尾方 義人
障害者の分類に入るか入らないか、あるいは障害が進行し始めた初期状態は、機能障害の程度は低いと言えますが、健康状態からそうでない状態に入り始めているときは、とても大きなバリアがあります。そのような軽度の障害の方の社会側の受け入れ方が今後の包摂型社会の構築に向けて重要なポイントです。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考177
私にありがとう/藤原 千秋
コロナ前の出張時、とあるビジネスホテルのエレベーターで筆者が遭遇した危機。節電、コストカットという正の理由付けが孕む見えにくいリスクを、どう子ども世代に伝えるべきか。自分自身との対話の必要性も考える。

◆表紙イラスト「安心できる場所」水野 里香(グラフィックデザイナー)
でんき”が届いているから、私達は安心して大切な人と時間を共有できる。暗くなりかけた夕方、家々に“でんき”が灯される風景は、人々の心を暖かくし、家族との楽しい時間を想い起こさせます。
1,550円
■特集:再生可能エネルギーの現状
○世界および日本の太陽光発電の導入状況と再エネ主力電源化・大量導入の課題/太陽光発電協会/山谷 宗義
世界の太陽光発電の導入状況、日本の導入状況を示し、再エネ主力電源化・大量導入の課題について概説する。また、2050年カーボンニュートラル、2030年温暖化ガス46%削減の重みを確認し、社会(生活)自体の変革を目指すべきことを示す。

○埼玉県産CO2オフセットメニュー(彩の国ふるさとでんき)について/東京電力エナジーパートナー/丸山 修毅
政府は2050年までにカーボン・ニュートラルを実現する旨の宣言を行った。環境対策への一助となるべく埼玉県と東京電力エナジーパートナーは、2020年10月、事業者向けの日本初の温室効果ガスオフセット電力メニュー「彩の国ふるさとでんき」をリリースした。その概要を紹介する。

○太陽光発電は、信頼でえらぶ。「京セラ×関西電力」の太陽光発電京セラ関電エナジーの「ちゃんとGood!サービス」/京セラ関電エナジー
「京セラ×関西電力」の太陽光発電ソーラーエネルギーを研究し続けてきた京セラと、電力の安定供給を使命としてきた関西電力がタッグを組み、信頼と安心に基づいた価値あるサービスを提供。安心で経済的なソーラーエネルギーを提案している。初期費用ゼロで太陽光発電システムを設置するエネルギーサービス「ちゃんとGood!サービス」を紹介する。

○データを紡いで世界を繋ぐAI+IoT住宅設備
ienowa/継続営業支援ツールhitonowa
エネルギーをスタイリッシュに管理するeconowa/エナジーゲートウェイ/酒井 正充
エナジゲートウェイが手掛けるAIキャラクターが毎日の暮らしを便利にするスマートフォンアプリ「ienowa(イエノワ)」、居住者の暮らしをサポートする管理システム「hitonowa(ヒトノワ)」、そして、エネルギーをスタイリッシュに管理する「econowa(エコノワ)」。住宅事業者を中心に大きな注目を集めている各サービスについて紹介する。

○持続的な街を目指したバッテリーシェアリング事業「働こCAR」
民間企業からエネルギーを通じた地域の課題解決を進める/エネファント/磯﨑 顕三
エネファントは岐阜県多治見市に拠点を置く地域エネルギーベンチャー企業である。地域で電気を「創る」再生可能エネルギー事業。創った電気を「配る」小売電力事業(たじみ電力)。電気自動車を蓄電池として電気を「蓄える」レンタカー事業(働こCAR)。この3つの事業を繋ぎ合わせながら、電気の「地産地消」を通じて、日本一電気代の安い街の実現を目指している。本稿では持続的な街を目指したバッテリーシェアリング事業「働こCAR」について紹介する。

○脱炭素社会を見据えたZEHの住まいづくり
~みらいの暮らしを創造して~/ウィザースホーム 開発部
脱炭素社会を見据えたZEHの住まいづくりをテーマに、ウィザースホームのZEH商品「ソライエ・ゼロ」を紹介する。エコロジー(環境性)を推進することで、実はエコノミー(経済性)を同時に実現できる未来基準の住まいづくりは、これからのスタンダードへ、みらいの暮らしを創造した「ウィザースホーム」からの提案を紹介する。

○業界初レジリエンス対応の自動沸き上げ機能搭載薄型「エコキュート」
狭い敷地でも設置しやすい薄型モデル
遠隔操作や気象情報と連携した自動沸き上げが可能/パナソニック
パナソニックは専用スマートフォンアプリ「スマホでおふろ」により、気象情報と連携した自動沸き上げを可能にした薄型の「エコキュート」を発売した。昨今の大規模停電の発生などにより、沸かしたお湯をタンクに保温して貯め、必要な時に使用できるエコキュートが災害時の備えとして注目されている。エコキュートは停電時にお湯が使えるだけでなく、断水時も非常用取水栓で湯水を取り出すことができ、生活用水の確保に役立つ。

■プロダクトナビ
○CORONAのものづくりを発信する拠点「CORONA快適LABO」オープン/コロナ
コロナは、ホームページ上の特設サイト「CORONA快適LABO(ラボ)」をオープンした。「CORONA快適LABO」は、コロナの商品やものづくりに対する想いや姿勢を発信し、同社をより身近に感じてもらうための仮想のLABO(研究所)である。

○コネクテッド家電 タテ型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」
「シワ低減」コースと「除菌清潔」コースを新搭載/日立グローバルライフソリューションズ
日立グローバルライフソリューションズは、乾燥時のシワを抑える「シワ低減」コースや水で洗えないものも除菌・消臭する「除菌清潔」コース、「つけおきプラス」機能を新たに搭載し、スマートフォン連携機能にも対応したコネクテッド家電のタテ型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」を発売した。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第54回
アイロン台/生活家電研究家/大西 正幸
戦後、電気アイロンが普及し、1954(昭和29)年には100万台を超えるようになった。1978(昭和53)年ころになると、アイロン台が普及を始めた。各社が売り出した当初のアイロン台は金属製で、アイロンのコンセント付き、あるいはコード付きである。1999年ころには、オールプラスチックスとし、軽量で扱いやすくなってきた。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
リモートワークで選択のポイントが変わったもの大特集!/わらっく/室 龍二
私の働き方改革の筆頭といえば、リモートワーク。非常に快適に、そして何より効率的に仕事ができるようになって、本当に助かっています。しかし、仕事の仕方が変われば、サービスや商品の選択の仕方も変わるもの。今回は、リモートワークを快適に進める上で、非常に重要なポイントを検証していきたいと思います。

○社会包摂とデザイン 第8回
公共のデザイン/九州大学/尾方 義人
公共とはなにか。最近そんなことが改めて言われることが多くなってきました。社会包摂を考える上で、「公共」は重要な言葉です。ソーシャルデザインということも最近多く言われるようになってきています。今回は包摂型社会の「公共」について考えます。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking! 第16回
IHのきほん カンタン!スピード中華/Office OKUAKI/奥秋 曜子
IHのきほん。カンタン!スピード中華を紹介します。シンプル炒飯、茄子の中華マリネ、焼き春巻き。IHの予熱機能を使えばその間に他の作業ができ、効率アップ!油ハネ防止に紙も使えます!

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考176
下駄箱のなかの世界/藤原 千秋
自宅の下駄箱掃除に励む筆者、その靴の多さと各々の靴の出身国の幅広さに物思う。デザイン、カカトのあるなし、安全性。子育ての、仕事の、ライフステージと靴のありようとの関係は浅くなく、また世相とも分かち難い。下駄箱から世界を眺めた小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第95回
印象に残った機内アナウンス/室蘭工業大学/内海 佐和子
飛行機に乗ると耳にするのが、機長やCAによる機内アナウンス。研究のフィールドが東南アジア。住んでいるのが北海道。そのため、乗ったフライトは数知れず。そこでは耳を疑うアナウンス、忘れられないアナウンスなど、様々な機内アナウンスに遭遇しました。

■表紙イラスト「にわのいのち」/清武 美桜(愛知県立芸術大学美術学部)
植物の成長の早さや、どのようなところからも生えてくる生命力にあっと驚いたことはないでしょうか。そしてそこには鳥や虫などさまざまな生き物を導きます。植物から感情は読み取れませんが、たしかにいのちがあり、いのちを繋ぐ姿が感じられます。
1,550円
■特集:最新全館空調住宅
○住宅全館空調の現況と非暖房室の室温上昇
~外皮の断熱性能の向上がベースになった様々な全館空調システムの開発~/東京大学名誉教授/坂本 雄三
様々な開発が進められている住宅全館空調システムについて現在の動向を解説した。昨今、開発が盛んになった背景には外皮の高断熱化が進んだことを挙げることができる。また、非暖房室の室温には外皮の断熱性と循環風量が大きな影響を及ぼしていること、消費者の信頼を確保するためには空調システムとしての性能表示が重要であることを指摘した。

○YUCACOシステムの現状と今後の展開/YUCACOシステム研究会/廣石 和朗
YUCACOシステムは、床下空間を空気分配用のチャンバーとして利用した大風量小温度差空調システムである。また、全館換気を大風量の空調システムと組み合わせることにより、効果的な全館の換気を行うことが出来るシステムでもある。YUCACOシステムの現状・今後の展開・exYUCACOについて紹介する。

○新築分譲マンションにおける住戸セントラル空調システムの開発
開発の歴史と導入事例の紹介/日本大学/二瓶 士門
国内における住戸セントラル空調システムの開発から約40年弱。脱炭素社会の実現や健康年齢の伸長など、住戸セントラル空調が普及する社会的な背景は整いつつある。その中でもVAV床チャンバー空調システムに焦点を当てて実証を行ってきたため報告する。

○生活に密着した全館空調システムを目指して
全館空調システム「きくばり」の特長と大切にしている想い/アズビル/太田 友美
アズビルの全館空調システム「きくばり」。「人を中心としたオートメーション」をグループ理念に持つアズビルが目指す、お客様の生活に密着した全館空調システムの姿とは。電子式エアクリーナ、ビル空調技術を取り入れたVAV、温度のバリアフリーを紹介する。

○コロナ禍でダイキンが提案する住宅向け換気・空調システム/ダイキン工業/康田 成絵
人と住まいの健康のためには、確実な機械換気が不可欠である。また、新型コロナウイルスの影響で換気方法にも関心が非常に高まってきている。ダイキンがおススメする、全館調湿・換気システム「DESICAHOMEAIR(デシカホームエア)」と在宅時間を快適に過ごすためのエアコン「ココタス」を紹介する。

○快適な空気がつくる暮らし
~デンソー全館空調PARADIA~/デンソーソリューション/永山 拓人
デンソーは、全館空調分野において時代の変化とともに変化する居住空間やお客様のニーズを見つめ、全館空調を50年以上提供し続けている。2018年に初めてVAV(VariableAirVolumeSystem)を搭載したモデルを発売した。本稿では全館空調PARADIAについて紹介する。

○全館空調システムを導入する最新の戸建住宅
~全館空調住宅「エアロテック」の最新動向/三菱地所ホーム/村上 剛志
全館空調住宅は、現在の住宅が抱える様々な問題や要望に対するひとつの回答になり得る。三菱地所ホームでは1995年に全館空調住宅「エアロテック」を発売し、2021年4月現在で、約10,000棟を超える実績がある。「エアロテック」のしくみ、除菌効果がある深紫外線LEDを搭載した「新・エアロテック-UV」など、その最新動向を紹介する。

○「ザ・パークハウス鎌倉」
当社新築分譲マンション初「新マンションエアロテック」採用
「鎌倉」駅より徒歩4分。平均専有面積123m2のプライベートレジデンス/三菱地所レジデンス/青山 博之
JR横須賀線・湘南新宿ライン・江ノ島電鉄「鎌倉」駅より徒歩4分、鶴岡八幡宮の参道・若宮大路沿いに立地し、平均専有面積123m2とゆとりある間取りで、同社の新築分譲マンションで初めて「新マンションエアロテック」を採用した物件「ザ・パークハウス鎌倉」を紹介する。

○-YUCACOシステム-導入事例紹介
システム紹介およびその効果と評価/ヤマト住建/入口 泰尚
ヤマト住建では、これまでに積極的に取り組んできた高断熱高気密住宅技術に加え、エアコン1台で家中暖冷房可能なYUCACOシステムを導入してきた。そのシステムの概要を紹介するとともに室温効果、消費電力量検証、アンケート評価をこれまでに実施してきた。その一例を今回紹介する。

■プロダクトナビ
○Ecogenie+(エコジーニープラス)
ene-arch(エネアーチ)/エフエネECOホームに採用/NextDrive
NextDrive㈱は、IoEプラットフォーム製品群「Ecogenie+(エコジーニープラス)」が、㈱グローバルキャストの新サービス「ene-arch(エネアーチ)」に、また、㈱エフティグループ並びに連結子会社で小売電力事業を行なう株式会社エフエネの新しいIoEサービス「エフエネECOホーム」に採用されたことを発表した。

○2020年度新築戸建住宅のZEH比率85%に続伸/積水化学工業
積水化学工業住宅カンパニーでは、2020年度の新築戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)比率が、前年より5ポイント伸長し、85%(北海道除く)となった。また、北海道のZEH比率が57%となり、国の2020年度までのZEH比率目標50%を全国(北海道~九州)で達成した。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第53回
クリーンBOX/生活家電研究家/大西 正幸
クリーナーは、昭和30年代に「三種の神器」に数えられていたが、白黒テレビの出現により、追い越された歴史がある。しかし、バブル期(1960~1970年)に入ると、年間600万台を超える普及期を迎えた。1984年10月、クリーナー本体と、長いホース、ターボブラシつる口など、すべてを収納できる「クリーンBOX」を発売した。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
家を買うなら、頭金はできるだけ多い方が安心!これって本当?/わらっく/室 龍二
ドンドン時代が変わってきているのに、なかなか変わらないのが、常識。タメになるものも多いので、一概には言えませんが、大事な判断に悪い影響を与える常識もたくさんあるのも事実。そんな常識に警鐘を鳴らすのがこの連載の目的です。私もファイナンシャルプランナーの端くれ。今回は住宅の購入に関する常識について、大真面目に検討していきたいと思います。

○社会包摂とデザイン第7回
包摂と多様性のためのルールのデザイン/九州大学/尾方 義人
この原稿を書いたのは2021年5月です。東京オリンピック・パラリンピックに関して、様々な動向が伝えられています。さて、本稿では開催に関してではなく、社会包摂性や多様性を担保するために重要なルールや法律や習慣、マナー、道徳などについて考えていきたいと思います。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考175
正解は何処に/藤原 千秋
良かれと準備していた学資の額が微妙に足りず、かつての自分が良かれと目指していた子育ての方向性にいささかの疑念が生じ、長年恨めしく思っていた実親の振る舞いに漸く合点が行き、現状の諸々に自信がなくなってきた筆者。完璧を望んでも詮無い一日の終わりの呟きのような小文。

■表紙イラスト:青山 めい(愛知県立芸術大学美術学部 デザイン・工芸科デザイン専攻)

■作品名:「初夏の台所」
私が一番夏を感じるのは、家で麦茶を作り始めたときです。夏の長い夕暮れをイメージして描きました。
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■特集:新型コロナウイルス禍以降の住まい
○コロナ対策における建築分野の取り組み/北海道大学大学院/林 基哉
新型コロナウイルスの蔓延により、日本では様々な場所で集団感染(クラスター感染)が発生した。厚生労働省に「クラスター対策班」が設置され、その他さまざまな感染症対策の取り組みがなされている。本稿では、その後の建築分野の取り組みについて紹介する。

○住宅での新型コロナウイルス感染症対策
家庭内感染を防ぐための換気設備等の運用を含めた対策の考え方/東京都立大学/尾方 壮行
新型コロナウイルス感染症の感染経路を整理した上で、感染者の自宅待機や自宅療養などにより家庭内で日常的な手洗いなどの手指衛生に加えて特別な感染対策が必要となる場合に感染経路ごとにどのような対策が行えるかを述べる。

○住宅取得に係る経済対策について/国土交通省/安達 将太
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて講じた弾力化措置や、令和3年度税制改正において措置した住宅ローン減税等の税制措置、令和2年度第3次補正予算において盛り込んだグリーン住宅ポイント制度等の住宅取得支援策について紹介する。

○コロナ禍の不動産動向 現状と今後の展望/価値住宅/高橋 正典
コロナ禍における不動産市場については総論としてポジティブな動きであると言われている。しかし、それは見方を変えると決して売れているというのではなく“例年と変わらない”というのが正しい解釈である。この安定した動きは今後も続くのか?そこには今後の新たな動きを予見させる指標も複数出ており、それらについて一つ一つ解説する。

○コロナ禍における健康・省エネ住宅とは
真の医療・建築連携による住環境技術、人材を社会保障に活用するために/健康・省エネ住宅を推進する国民会議/上原 裕之
コロナ禍を「単なる禍」と捉えずに、「室温と健康」に「換気と健康」を加えて綜合的に地域医療福祉を支える「建築学、建築技術者」の新たな社会的役割を生み出すと共に、「健康の為の住宅対策」を広く医療福祉関係者と国民に訴える「チャンス」と捉え、健康・省エネ住宅の普及につなげていきたい。

○新しい生活様式に対応した暮らし方の提案
時代に即したオリジナル商品の開発および普及/ナイス
新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの暮らし方、働き方といったライフスタイルや価値観に大きな影響を及ぼし、住まいに対するニーズにも変化をもたらしている。ナイス株式会社では、そうしたニーズを捉え、対応した商品やサービスを提供している。

○コロナ禍と家づくり/福地建装/福地 脩悦
コロナ禍と家づくりについて、調湿の意義、密閉空間での住み心地、巣ごもりでストレスを感じない家、コロナ過で安心して住める家、エアコン性能と昼間と夜間電力の平準化、オール電化住宅の意義などの観点から紹介する。

■トピックス
○IoEプラットフォーム 「Ecogenie+」
スマートホームエネルギー管理ソリューション/NextDrive
NextDriveはIoE:エネルギーのインターネット、IoT、HEMSを活用したエネルギー管理とクラウドサービスを開発・提供する、エネルギーデータプラットフォーム企業である。同社が自社開発するワンストップでインテリジェントなスマートホームエネルギー管理ソリューションを提供する「Ecogenie+(エコジーニープラス)」を紹介する。

○大切なのはご近所のつながりを築いておくこと まずは、自分の住む街のイベントや地域活動を知ることから
災害時に地域の助け合う力を調査/不動産・住宅情報サイトSUUMO
SUUMOでは、「自助」とともに重要で、今後求められる「共助」に着目し、「街の共助力」に関する調査を実施した。今後の防災対策を考える上で新たな視点・きっかけになるものである。百年防災社の監修のもと、首都圏の駅に関し、その周辺住民を対象に行ったアンケート調査の結果について紹介する。

○Belle Lead SkipHigh2-worklabo
2ヵ所のワークスペースで、共働き×在宅勤務に適したニューノーマルライフ賃貸住宅/ミサワホーム
ミサワホームは、大収納空間「蔵」や二つのワークスペース提案等で、ニューノーマル時代の多様なライフスタイルを快適にする賃貸住宅商品「BelleLeadSkipHigh2-worklabo」を発売。共働き世帯等のニューノーマルライフを一層快適にする賃貸住宅商品となっている。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第52回
ハンディスライサー/生活家電研究家/大西 正幸
1989年10月、超小型で、スライス、千切り、おろしなどが、簡単にできる「ハンディスライサー」(CQH-80)が開発された。本体を片手で持って、別の手で野菜などを投入できる簡便器具である。後始末も、カバーを外してさっと洗えば終わりであり、台所が苦手の男性でも、おかずなどが作りやすい便利道具である。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
住宅業界のカーボンニュートラルの取り組み/わらっく/室 龍二
今回は、超真面目な話。昨年の10月に日本は2050年までにカーボンニュートラルを実現することを世界に向かって宣言しました。この途方もない目標達成に向け、住宅業界はどんな取り組みをしていけばいいのか?優先順位はどうか?などなど。今回は大真面目に検討していきたいと思います。

○社会包摂とデザイン 第6回
多様さを評価すること/九州大学/尾方 義人
補助具のデザインを通し、多様さを評価することについて紹介します。多様性を包摂することは重要なことですが、それをどの様に評価するかということも大変重要です。しかし、その評価方法は難しいことが多く、簡単にはできませんが、多様かつ客観的な評価で、柔軟度の高い実験のデザインが重要です。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking! 第15回
IHのきほん あの味もIHで簡単手作り!/Office OKUAKI/奥秋 曜子
IHのきほん。あの味もIHで簡単手作り!サラダチキン、魚介のアヒージョ、バスク風チーズケーキのレシピを紹介します。IHなら鉄製のスキレットも使えて便利!。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考174
つくもがみ/藤原 千秋
遠方にある親亡き実家の遺品の整理に漸く当たっている筆者。数十年間の生活の残滓たるモノのあまりの物理的量と情報量に圧倒され、なす術もなく立ち尽くす。「モノ」の持つ意味、意義と「生活」を思い、溢す、詮無い小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第94回
Zoomで打合せ/室蘭工業大学/内海 佐和子
世界中がCOVID-19に席巻されて1年。様々な変化が起こりましたが、そのひとつはZoomの活用です。昨年の秋、カウンターパートであるベトナムの担当者とZoomで打合せをすることになりました。Zoomでの外国との打合せは初めて。通訳が入るのも初めて。果たしてどうなったでしょうか。作者および作品の紹介

■表紙イラスト「あめいろいろ」/愛知県立芸術大学美術学部/清武 美桜
日本には雨を表現する言葉がたくさんあります。昔から人々が自然を繊細に感じとり、そのことが多彩な言葉を生み出していたのではないかと思います。たまにはお家から、じっくりと自然の景色や現象を味わってみてはどうでしょうか。いつもの見慣れた景色に、なにか発見があるかもしれません。
1,550円
■特集:変化する暮らし
○5Gの現状と今後の展望
5Gはどのように社会に浸透していくのか?/大阪大学大学院/三瓶 政一
newnormalへのシフトが共通認識となっている社会で、5Gをスマートファクトリなどで展開する流れは始まりつつある。本稿では、このような状況を踏まえたうえで、5Gとはどのような技術であるのか、またどのような方向に進もうとし、今後どのような展開が待っているのかについて議論する。

○ローカル5Gを活用した集合住宅向け次世代無線インターネットサービス商用化の取り組み/アルテリア・ネットワークス/つなぐネットコミュニケーションズ
アルテリア・ネットワークスおよびつなぐネットコミュニケーションズは、2020年からローカル5Gを活用した集合住宅向け次世代無線インターネットサービスの商用化に向けた取り組みを始めている。今回は、その実証実験の内容報告と、ローカル5Gの導入によって次世代の集合住宅の暮らしがどのように変化するのかについて紹介する。

○ローカル5Gを活用した集合住宅におけるインターネット接続サービスの無線化に向けた実証実験について/オプテージ/西田 泰久
オプテージは、集合住宅へローカル5Gを用いた高速大容量通信に対応したインターネットサービスなどのご提供を視野に、寮でのローカル5G実証実験を実施した。実験に至った経緯ならびに実証実験の内容、状況および課題について解説する。

○これからの新しい家族と住まいの形
~こんなに毎日の生活が変わってしまうって~/田中ナオミアトリエ/田中 ナオミ
Covid19の拡大により生活は激変した。具体的にどのように現実は変わったのか、どういう日常が繰り広げられているのか、懸念されることは沢山ある。生活スタイルの変化は私たちにどのような影響を及ぼし、住宅はどうなるんだろう。どんな世の中になっても住宅の本質は「家族が元気でHappyだ」。

○住まいの中に、木の小部屋「箱の間」/三菱地所レジデンス/田中 正祥/澤野 由佳
三菱地所レジデンスの「箱の間」は、国産材を活用した“建築と家具の間”の商品で、住まいの中に設置することにより、仕切ったり囲んだりと、置き方によって気軽に間取りに変化を持たせ、住まいに新しい「居場所」をつくることができる。コロナ禍においてテレワークが普及したことにより、自宅での“働く空間”が求められているが、リビング等を「箱の間」で仕切ることで、暮らしながら働く空間を作り出すことができる。

○在宅勤務が快適になる三井ホームの住まい/三井ホーム
新型コロナウイルス感染症の拡大によって在宅勤務(テレワーク)が推奨されるようになり、既に多くの企業で浸透しつつある。このような状況下で、自宅に十分なスペースがない、ネット環境が整っていないなど、不便な思いをされている人も多い。三井ホームが考える在宅勤務を快適にするアイデアを、実例を交えながら紹介する。

○ニューノーマル時代のおうち選び
Web限定の戸建住宅商品「Lifegenic(ライフジェニック)」のご紹介/大和ハウス工業/木口 正浩
WebEB限定の戸建住宅商品「Lifegenic(ライフジェニック)」大和ハウス工業の「Lifegenic」のターゲットは、家事と仕事を両立し、住宅購入のための情報収集に掛けられる時間も予算も限られている若い世代。そこで、「家づくりで如何に「考えたいことだけを、考えたいときに、考えやすくできるか」に応えていく。また、人口減少や人手不足に対して、住宅購入のプロセスや接客方法を見直しするなど、働き方改革の推進することで社会課題にも応えていく。

○時短から時(じ) 産(さん) へ、ゆとりが産まれる新提案の家
~ウィズコロナ”へも対応した新しい暮らしの住まい、ハピエス~/新昭和FCパートナーズ/菊間 文弥
コロナ禍によって、家で過ごす時間が増えた今、家事をシェアするだけでは本当のゆとりは得られない。動線の工夫や、設備による時短で、「やる」と抱え込まずに、「なくす」という発想から「家事を削減」することで、「ゆとりある時間」を産み出すという考え方、それが時産(じさん)という新昭和FCパートナーズの新提案の家ハピエス。その概要を紹介する。

○次世代室内環境システム「SMART-ECS(スマートイクス)」
~窓を開けずに温度変化を抑えながら、きれいな空気を「わが家」に!~/積水ハウス
積水ハウスは、ウイルスや花粉といった住まいの汚染物質に配慮した「新しい生活様式」に対応する戸建住宅の次世代室内環境システム「SMART-ECS(スマートイクス)」を発売した。このシステムは、窓開け換気だけに頼ることなく、温度変化を抑えながら、換気・空気清浄し、健やかで、きれいな空気環境を実現する。その概要を紹介する。

○街も、暮らしも、働き方もアップデート
新しい暮らしのニーズに応える『リビオ練馬豊島園』/日鉄興和不動産/越川 諒大
「リビオ練馬豊島園」では、「街も、暮らしも、働き方もアップデート」をコンセプトに、新しい暮らしのニーズに応える様々な仕組みを導入している。新発想のリモートワークへの住まいのソリューション『Remotas(リモタス)』、ソーシャルディスタンスへの配慮について紹介する。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第51回
サイフォン式コーヒーメーカー/生活家電研究家/大西 正幸
近年、1980年代になりグルメブームとなり、全国で販売されるコーヒーメーカーが、年間100万台を超えるようになった。1989年3月、より本格的なサイフォン式コーヒーメーカー(HCS-40B)が開発された。外観は黒色と銀色を基調にした丸さが目立つデザインで、ミニ保温釜(RCK-5S)と同じコンセプトである。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
リモートワークで買ってよかったモノ大特集!2/わらっく/室 龍二
前回、リモートワークで買ってよかったモノ、五つほどご紹介しました。コロナ禍も1年以上続き、リモートワークも長期間に及んでくると、まだまだ紹介したいものがあります。今回は、買ってみたけど、ちょっと失敗だったなとか、今真剣に買うか悩んでいるモノをご紹介したいと思います。

○社会包摂とデザイン 第5回
包摂的なまちづくり・しくみづくり/九州大学/尾方 義人
一方的な思い込みや価値判断だけでなく、事実をしっかり解き明かしたうえで、みなで様々な価値の方向性を考えることがこれからの包摂的なまちづくりは重要です。公共の施設の整備計画に対し、地元住民が反発して、延期や断念を余儀なくされる事態など踏まえ、包摂的なまちづくり・しくみづくりについて考えます。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考173
土の花/藤原 千秋
ある日、筆者のスマホのインスタグラムに流れてきた一枚の写真。それは幼少期を過ごした町の、小さな山の風景だった。離れてもう何十年にもなる町への不可思議な郷愁、そして今子供たちを育て暮らす街への思いを、「匂い」の記憶を軸に記した小文。作者および作品の紹介

■表紙イラスト:「花菖蒲の咲く公園」/青山 めい(愛知県立芸術大学美術学部 デザイン・工芸科デザイン専攻)
近所の公園をモチーフに制作しました。暑さ寒さがちょうどいい、散歩にぴったりの季節になるのが待ち遠しいです。
1,518円
■特集:建築物省エネ法の改定
○建築物省エネ法の改正と今後の省エネルギー・省CO2に向けて/国土交通省国土技術政策総合研究所/桑沢 保夫・羽原 宏美
地球温暖化対策に係る「パリ協定」の目標達成等のため、住宅・建築物の省エネ対策の強化へ向け「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律」が2019年に公布され順次施行されてきたが、2021年4月に完全施行となる。その概要を紹介するとともに、住宅に関するWEBプログラムについても紹介する。

○建築物省エネ法と給湯器技術・再生可能エネルギーの動向/東京大学大学院/前 真之
住宅における給湯機の高効率化、および建築物省エネ法およびゼロエネルギー住宅ZEHにおける給湯一次エネルギー消費量について紹介する。さらに、今後求められる太陽光発電の自家消費に向け、蓄熱の可能性についても言及する。

○省エネ性能説明義務制度と住まいの環境負荷削減技術
―ZEH実現のポイント―/一般社団法人ZEH推進協議会・エー・ディー・エル一級建築士事務所/沖田 光平
小規模住宅・建築物の省エネ性能説明義務制度の概要を踏まえ、本制度への工務店や建築士による対応、省エネ計算に係る「作業量」と「計算の精度」の関係性、省エネ性能を実費換算した「光熱費換算値」表示の導入検討について、および住まいの環境負荷削減技術―ZEH実現のポイントについて紹介する。Topics

■トピックス
○タカラスタンダード初の新築マンション向け専用浴室シリーズ「リラクシアMPタイプ」
~省施工化やデザイン性向上で販路拡大を図る~/タカラスタンダード
独自の「高品位ホーロー」を軸に、システムキッチンやシステムバスなどの住宅設備機器を製造・販売するタカラスタンダード。この度、新築集合住宅向け市場における浴室の販路を拡大するため、同市場向けとして初めて専用シリーズ化したシステムバス「リラクシアMPタイプ」を発売した。

○外壁・窓で発電する外装システム「T-Green Multi Solar」/大成建設/山口 亮・村瀬 宏典・梅田 和彦
建物で導入しやすい創エネ技術として太陽光発電の役割が重要となっている。大成建設では建物の意匠や機能に融合し、外壁・窓で発電する創エネ外装システム太陽電池システム(T-Green MultiSolar)を開発した。その概要について報告する。

○太陽光発電の余剰電力をさらに積極的に活用できるエコキュート
卒FITで「売る」よりも「使う」時代へ/コロナ
コロナは、業界トップクラスの省エネ性能を有するプレミアムエコキュートをはじめ、太陽光発電の余剰電力を積極的に活用する機能「ソーラーモードプラス」を強化した機種などエコキュート34機種を発売する。その概要を紹介する。

○熱交換器洗浄機能を搭載し清潔性を向上させたエアコン「ReLaLa」Zシリーズ/コロナ
コロナは、室内機内部の熱交換器に「クリアフィンコート」を採用し、「アクアドロップ洗浄」で熱交換器を洗浄する機能を搭載したルームエアコン「ReLaLa(リララ)」Zシリーズを発売する。その概要を紹介する。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第50回
ミニ保温釜/生活家電研究家/大西 正幸
1955(昭和30)年、電気釜が開発され、1972(昭和47)年、保温釜が開発された。年々、よりおいしく炊ける保温釜を目指し、各社の激しい技術開発競争が繰り広げられてきた。さらに、デザイン競争が始まってくるなかで、1988(昭和63)年に、「Gnome(ノーム)」と呼ぶブランドの保温釜がデビューした。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
リモートワークで買ってよかったモノ大特集!/わらっく/室 龍二
いよいよ春が近づいてきました。昨年以来のコロナ禍で、生活が大きく変わりました。リモートワークが一般的になったのも、本当に最近です。私も自宅での仕事を充実させようと、いろいろと買いまくりました。失敗も多かったのですが、今回は皆さんに自信を持ってお勧めできるものだけを紹介したいと思います。

○社会包摂とデザイン 第4回
社会で子育て/九州大学/尾方 義人・中村 奈桜子
今回は、子育て支援という立場から、ドキュメンタリー作家で大学院生の中村奈桜子の作品を紹介したいと思います。中村さんは、「産前産後支援、育児の現場」をテーマにしたドキュメンタリーを制作しました。中村さんの文章から、そのドキュメンタリーのプロセスを紹介したいと思います。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking! 第14回
IHのきほん アメリカンテイストな家庭料理/Office OKUAKI/奥秋 曜子
アメリカンテイストな家庭料理を紹介する。ポークチャップ、型もいらず、簡単なデザート!・バナナコブラー、フライドポテトのレシピを、IHポイントを交え紹介する。
○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考172
電話の向こう/藤原 千秋
電話が鳴る。こちらの都合や心の準備無しにそこから会話をしなければならないことへの心理的ハードルは、家電話のみでなく一人一台にスマホが行き渡った今のほうが高くなったように感ずる。子供を持つ親同士の交流も…。筆者のリアルな電話事情を綴った小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第93回
ある駐妻のつぶやき②/室蘭工業大学/内海 佐和子
現在、ある研究の一環で海外に長期滞在している日本人の住まい方の調査をしています。COVID-19感染拡大前に行った調査地はハノイ。その調査に協力して下さった駐在員の奥様方は話し相手が欲しかったようで、話題は尽きず、次から次へと展開。前回からの続きです。

◆年間総目次:2020年1月号~2021年3月号

■表紙イラスト:清武 美桜(愛知県立芸術大学美術学部)
■作品名:「はるもよう」春はだんだんと外の景色が色づき始め、それをみた人々の心は浮きたちます。それは、動物たちも同じではないでしょうか。この作品にある情景は、夢のようであり、また本当にあるかもしれないと思っています。

1,518円
■特集:デュアルライフと地域工務店
○市内企業と都市部人材を複業でつなぐ「だんだん複業団」プロジェクト
~幸せ実感都市まつやまで複業してみませんか?~/松山市役所 鴻上 哲史
まちの真ん中には、全国に誇る名城・松山城。お散歩気分で歩けば多くの文人墨客に愛された名湯・道後温泉へ。まちに漂うのは、ゆかしい文化の香り。暮らしやすいまち松山市では複業を行う都市部人材と人手不足に悩む企業をつなぐ「だんだん複業団」に取り組んでいる。

○八ヶ岳とのデュアルライフ
MORISH COUNTRYという生業/MORISH COUNTRY/友枝 康二郎
この時代、首都圏より人が少ない田舎にデュアルライフ、もしくは移住する事が有意義になってきた。リモートワークという新たな仕事のスタイルが定着して、首都圏に集中する必要が無くなった。首都圏へ出かけて日帰りも出来る、近すぎず遠すぎない田舎暮らしとしての八ヶ岳山麓。八ヶ岳ライフをしたいと言う方へのアドバイス等を紹介する。

○均一な温熱環境で健康維持 本田邸
~熱中症・ヒートショックの心配も解消 オール電化×ZEH~/アーバンコキタ
標準的に高性能住宅を手掛けるアーバンコキタの提案を受け、オール電化 ×ZEH住宅を建築した本田邸を紹介する。「今は年中均一な温度でとても快適。犬も気持ちよさそうに過ごしています」と笑顔を見せる。そんな本田さんご夫婦に健康やエコを意識した住まいづくりに至った経緯や住まわれてからの実感したことを訊いた。

○防災・家事ラクで、気持ちも健やか 畑中邸
~性能・デザインだけじゃない オール電化×ZEH~/タイコーアーキテクト
高気密・高断熱仕様となる ZEHは、日々の光熱費削減だけでなく、温度差のない均一な温熱環境から、快適性や健康にも寄与する。性能たけてなくデサインにも力を入れるタイコーアーキテクトでZEHを建築した畑中邸を紹介する。災害にも配慮し、いつでも快適で健康的な住まいを持続でき、かつオシャレな住まいにとても満足されている様子だった。

■トピックス
○住宅の省エネ性能の説明義務化へ向けて/住宅技術評論家/南 雄三
省エネ基準適合義務化がなくなって説明義務になり、4月からスタートする。これで楽になったと思う業者も、トーンダウンだと嘆く業者もいる。でも基準をクリアすれば立派に省エネ住宅だと嘯くより、説明の方が本物で、総合的な知識と哲学が必要なのである。

○リモートワーク時代を感じさせる2020年注文住宅動向・トレンド調査の結果/リクルート住まいカンパニー/服部 保悠
生活に大きな変化をもたらした、新型コロナウイルスの感染拡大。未だに先行き不透明な7月から8月にかけて行った本調査では、昨年までとは違う結果が多く見られた。検討きっかけからエリアの重視ポイント、検討方法に至るまで、コロナ禍での「変化」を紹介する。

○fヘーベルメゾンペット共生型賃貸住宅
「+わん+にゃん」/旭化成ホームズ/吉沢 好彦
ペットを飼うのではなく、「ペットと共に生きる。」その為のペット共生賃貸住宅。単なるペット可ではなく、飼い主もペットもストレスなく快適に生活するためにサービス、フォローを工夫したヘーベルメゾン「+わん+にゃん」を紹介する。

○電池はどこまで進化するのか?/高砂熱学工業/倉田 昌典
電池はIoTの普及には不可欠なアイテムであり、蓄電池は電気自動車や太陽光発電などの普及にも必須である。電池の歴史と、原理、現在普及しているリチウムイオン電池の詳細を説明し、電池の課題、開発の方向性などを紹介する。

○コネクテッド家電の冷蔵庫を用いた見守りサービス/日立グローバルライフソリューションズ
日立グローバルライフソリューションズは、コネクテッド家電の冷蔵庫を用いた見守りサービスの提供を開始している。新サービスは、専用のスマートフォンアプリを通じて、インターネット接続された冷蔵庫のドア開閉情報を確認でき、離れた場所からでも家族の暮らしぶりをさりげなく見守れるサービスである。

○ニューノーマルの時代の住まい方に対する意識調査
―最先端でエコな暮らしに関心が高く、住まい方に「レジリエンス性」がある20代―/住環境研究所
住環境研究所は、「ニューノーマルの時代の住まい方に対する意識調査」を実施。ウィズコロナ、ニューノーマルの時代も見据えたこれからの「住まい方」に対する生活者の意識を明らかにすることを目的として、住宅購入者の多数を占める20代~50代の男女既婚者を対象に“してみたい暮らし方や“暮らしたい場所”について調査した。その結果、今後、住宅取得の主役となる20代の「住まい方」に対する意識に特徴を見出した。

○感染症への対応 その歴史的経緯/国立保健医療科学院/小林 健一
感染症はかつて、隔離政策により対処された歴史があるが、今日では患者の人権保証と治療法の探求が同時に求められる。感染症患者を収容する病床では、感染管理上の配慮と患者のQOL確保が重要であり、感染経路に対応した建築設備上の配慮が必要となる。

■プロダクトナビ
○公式オンラインストア「コロナストア」限定モデル衣類乾燥除湿機「スノーホワイト」/コロナ
コロナは、公式オンラインストア「コロナストア」限定モデルとして、衣類乾燥除湿機を「スノーホワイト」を発売した。コロナストア限定衣類乾燥除湿機は、省エネ性やコンパクト設計で好評を得ているスリムタイプの衣類乾燥除湿機のデザイン性を高めて、よりインテリアに溶け込むシンプルデザインとなっている。

○ARCHITRENDZERO(アーキトレンドゼロ)
「改正建築物省エネ法」に対応した3D建築CADシステム/福井コンピュータアーキテクト
福井コンピュータアーキテクトは、2021年4・施・の「改正建築物省エネ法」に対応した 3D建築CADシステム「A RCH ITREN D ZERO」の最新版をリリースした。最新版( Ver.7.2)では、法改正を・据えた機能強化を図って、的確かつスピーディーな省エネ設計に対応していくことで、ユーザーの業務・援を強化していく。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第49回
パイプファン/生活家電研究家/大西 正幸
換気扇は、一般に家電商品と呼ばれる…冷蔵庫、洗濯機、掃除機などに比べて、ややなじみの少ない商品である。トイレの換気扇は、パイプ用ファンが多く、用を足して出てくると、しばらくは匂いが残る。そこで、今回のトイレ用換気扇には人感センサーを取り付け、人がいなくなってから一定の時間が過ぎると止まるようにした。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
体調管理万全対策 寝室でも暖房を使おうキャンぺーン開始!/わらっく/室 龍二
寒さとともに、新型コロナウイルスの感染者数も増えてきました。コロナ禍で、人類にとって、ウイルス撃退のリーサルウェポンは、P C R検査でも、ワクチンでもなく、自分の免疫力であることがよく分かりました。免疫を高めるための住環境の改善が必要というテーマなら、医者ではなくても、対策を検討することは可能です。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考171
コロナと親ガチャ/藤原 千秋
コロナ禍により思いがけぬ子どもの変化に対峙することになった筆者。子育て1 9年目にして初めての経験に戸惑いつつ、親子関係そのものを振り返ることに。衝撃的な「親ガチャ」というキーワードから生活を紐解く小文。作者および作品の紹介

■表紙イラスト:青山 めい(愛知県立芸術大学美術学部 デザイン・工芸科デザイン専■作品名:「走り出す春」今年の春は過ごしやすい陽気が長く続くといいな、と言う願いを込めて描きました。早く暖かくなりますように!
1,518円
■特集:ペットと暮らす
○人と家庭動物(ペット)が共に棲む住まい/一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 金巻 とも子
犬猫と「家族」として暮らす住まいを、平成からの社会状況と住宅関連商品の変遷、および、日本の気候・風土によって培われた倫理観と住文化から考える。また、「家庭動物(ペット)共棲住環境システム」による、効率的な環境整備の考え方を紹介する。

○人と動物の共生-互いに幸せになる/アニマル・リテラシー総研/山﨑 恵子
人間が伴侶動物と暮らすということの意味や癒しの仕組みなど説明し、人と動物の関わり方を考える。特に人間というパラダイムから離れて各動物種の目線で物事を考えてみることの重要性を人は知るべきであるという点に焦点を当てる。

○ペットと暮らす住まいのデザイン/ファウナプラス・デザイン一級建築士事務所/廣瀬 慶二
伴侶動物の存在を前提とした住宅設計については、1.排泄の場所の設定、2.外部刺激の制御、3.用途別収納の充実、4.住居内のゾーニング、5.フィーラインスケールとケイナインスケールを考慮することが重要である。

○犬と共に暮らす住まいを快適にする古民家リノベーション/アトリエ きらら 一級建築士事務所/小林 輝子
先祖代々受け継がれてきた住まいを現代の暮らしにあわせた環境になるように、犬と共に暮らす住まいを快適にするために、間取りの変更を行った。建てた当時の面影を残すように、漆喰や木材など、使用する材料にこだわり、ありのままを見せる方針で再生した。

○ペットフレンドリーホーム宣言と「人とペットとの共生」の推進/日本愛玩動物協会/竹田 千寿
ペットの適正飼養の普及啓発活動を行っている本協会が「ペットフレンドリーホーム宣言」を始めるに至った経緯や、本協会が考える「ペット共生住宅」のあり方、そして「人とペットとの共生」のために必要なことを解説する。

○ペットにも優しい快適リフォーム
全館空調システム『エアロテック』を導入したリフォームのご紹介/三菱地所ホーム/山本 敦子
24時間365日家中すみずみまで換気されたきれいな空気・空調された快適な温度が循環する全館空調システム『エアロテック』。「ペットと暮らす」お客様からも大変ニーズが高い商品である。ペットと暮らす『エアロテック』を導入した直近のリフォームを3例紹介する。

○毎日一緒に。ずっと一緒に。
室内で暮らす猫犬のための快適な環境づくり/大和ハウス工業/佐藤 文
ペットという新しい家族を迎えて、住まいを新築する時に念頭に置いていただきたい3つのポイントを紹介する。共通して言えることは、「人が飼いやすい」ではなく、「猫犬が心地よい」家づくりを心掛けるということ。すると、自然と人にも猫犬にも過ごしやすい住まいになる。

○UR賃貸住宅におけるペット共生住宅について
多様化する住宅ニーズへの対応の一手としてのペット共生住宅導入/都市再生機構/西澤 潤也
ペットが共に生活するパートナーに変わりつつある状況を背景としたペット飼育可能な住宅のニーズに応えるため、URは平成13年度からペット共生住宅を供給している。導入の経緯、設備等のハード面、飼育のルール等のソフト面の紹介、今後の展望について概説する。

■プロダクトナビ
○CO2濃度を検知し自動換気する家庭用レンジフード
「SER-ECC」シリーズ/富士工業
CO2濃度を検知し自動換気する家庭用レンジフード家庭用レンジフード製造・販売において国内シェアNo.1を誇る富士工業は、CO2濃度を検知し自動換気する家庭用レンジフード「SER-ECC」シリーズを販売している。その概要を紹介する。

○電気便座の「統一省エネルギーラベル」が変わります。/日本レストルーム工業会
「小売事業者表示制度」の「多段階評価基準」改正により、電気便座の「統一省エネルギーラベル」も変わる。その概要を紹介する。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第48回
ハンディアイロン/生活家電研究家/大西 正幸
サラリーマンにとって、背広とズボンはビシッと決めておきたい大事な衣服である。とくにズボンは、折り目が取れやすい。シワ取りと折り目をつける道具としては、アイロンとズボンプレッサーがあるが、毎日かけるのは結構つらい。そこで考え出したのが、小型のハンディアイロンであった。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
2020年、いろいろな気づきがありました!/わらっく/室 龍二
あっという間に2021年が始まったわけですが、激動の2020年、ちょっと振り返ってみたいと思います。何と言ってもコロナ禍で社会が大きく変わりましたから。とはいえ、下を向いてばかりはいられないので、前向きに私が感じたこと、共有したいと思います。

○社会包摂とデザイン 第3回
社会包摂のための問いかけ-アンケートのデザイン-/九州大学/尾方 義人
皆さまは、今回紹介するアンケートのような問いかけに対して、どうお考えでしょうか。どう答えますか?アンケートを受ける時、あれ?この聞き方でいいのかな?なんてことを考えてみてください。そうすることで、当たり前を当たり前としてしか考えていなかった自分や社会が見えてくるかもしれません。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking! 第13回
IHのきほん グリルも活用!/Office OKUAKI/奥秋 曜子
ロールチキン、和風ミネストローネ、ホットココア。予熱のいらないグリルを活用したIHレシピを紹介します。グリルを活用して時短を実現!

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 170
二つの家/藤原 千秋
父親が逝去し実家の建物の管理を担うことになった筆者。しかしその心情的体力的負担は小さくなく、早くも気が滅入り、大昔この家を新築した折、無意味な我儘を通した自分を恥じる。家とは、家族とは、暮らしとはを問うた小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第92回
ある駐妻のつぶやき1/室蘭工業大学/内海 佐和子
現在、ある研究の一環で海外に長期滞在している日本人の住まい方の調査をしています。COVID-19の感染拡大前にはハノイで調査を実施。その調査で出会った駐在員の奥様方からは住まい方に留まらず、ハノイに住んだ人にしかわからない興味深い話を伺うことができました。


■表紙イラスト 作品名:「うちとそと」
冬ならではの雪景色やイルミネーションは美しく、しんしんとした寒さもともにあります。それに対して、住まいに帰ったときの暖かさはよりほっこりとして落ち着くものと思います。内と外の温度の違いが、冬の暮らしのおもしろさと感じ表現しました。
青山 めい(愛知県立芸術大学美術学部 デザイン・工芸科 デザイン専攻)
1,518円
■特集:住まいの防災・防犯
○マンション住民が災害時に自ら動くために
~三菱地所グループの防災倶楽部~/三菱地所レジデンス/熊谷 彰宏/澤野 由佳
三菱地所レジデンスでは社員有志によるボランティア組織「三菱地所グループの防災倶楽部」立ち上げ、防災意識の向上や訓練の進化・深化を目的にマンション管理組合が主催する防災訓練をサポートしている。被災生活まで想定した実践的な防災訓練、街に広がるエリア防災等のその取り組みを紹介する。

○変化する水害被害の様相と今後の展望
~自己責任と自助努力~/常葉大学大学院/重川 希志依
社会の変化と生活様式の急激な近代化が進み、それに伴い私たちの災害に対する意識が大きく変容し、「水害」の質も大きく様変わりしつつある。時代とともに変化してきた水害被害と、私たち一人ひとりが主体となって取り組む対策のあり方について紹介する。

○尾山台団地の「地区防災計画」
~団地の住民たちが自らつくった防災計画とは~/都市再生機構/樋川 翔吾
尾山台団地は埼玉県上尾市東部に位置する団地である。尾山台団地では40年以上継続して防災の取り組みが行われてきたが、防災に関する様々な課題に直面したことから、自治会及び自主防災会は在宅避難』を前提とした地区防災計画の策定を目指すこととなった。

○鉄筋コンクリート住宅「パルコン」
商品の概要及びその特徴について/大成建設ハウジング/渡辺 和之
鉄筋コンクリート住宅「パルコン」について紹介する。その具体的な内容・特長・利点・意義に加えて、パルコンが可能とする防災・減災プランニングなどについて、写真・図を交えてわかりやすく説明する。

○もっとクリアに、もっとリアルに、もっとスマートな高画質監視へ
先進の高画質テクノロジーが、監視カメラの流れを変える。

三菱電機ネットワークカメラ・システム MELOOK3(メルックスリー)/三菱電機/横尾 剛
監視カメラ業界をリードしてきた三菱電機の最新シリーズ“MELOOK3”は、急速に高度化し拡大する映像監視ニーズに、先進の高画質テクノロジーで応えている。クリア・リアル・スマートな高画質監視により社会の安心・安全に貢献する。

○最新住宅向けセンサーカメラ・ワイヤレスカメラ紹介/パナソニック/古庄 直幸
最新住宅向けセンサーカメラ・ワイヤレスカメラ紹介設備用のカメラは、一昔前までは銀行や空港などの高いセキュリティーが必要な場所についているものだった。近年では、住宅にカメラ付きテレビドアホンが普及し、一般家庭にもカメラが付くのが当たり前となった。そのような環境において、最新のパナソニック住宅向けセンサーカメラ、ワイヤレスカメラの進化について紹介する。

○リアルタイム浸水予測システム/国土交通省国土技術政策総合研究所/板垣 修/小峰 正
水害が頻発する中、河川・下水道施設の設計規模を超える豪雨時の被害防止対策が重要である。止水板等の設置による被害防止対策は設置等に必要な時間の確保が課題である。40~50分前に浸水を予測するシステムによる被害防止対策について紹介する。

■トピックス
○ECHONET Lite「レンジフードクラス」搭載製品発売/富士工業/梁取 崇/山田 香穂理
FUJIOHは、ECHONETLite規格の中で新たに制定されたレンジフードの機器オブジェクトを搭載した「SERL-ECE」シリーズを発売。遠隔操作に加え、熱ごもりの解消やセンサー連携などのユーザーメリットを持つレンジフードを紹介する。

○Ecogenie+
エネルギーに関わるすべての企業のビジネス推進を支援 IoEプラットフォーム/Next Drive
NextDriveは、IoEプラットフォーム製品群「Ecogenie+(エコジーニープラス)」の販売を開始する。「Ecogenie+」はスマートフォン用アプリの「Ecogenie+」、グッドデザイン賞を受賞したIoEゲートウェイ「Cube」または「Atto」、クラウドベースの管理システム「IoESuite」の組み合わせからなるIoEプラットフォームである。

○スマートパワーステーションFR GREENMODEL/積水化学工業
積水化学工業株式会社住宅カンパニーは、『スマートパワーステーションFRGREENMODEL』をで発売した。GREENMODELは、平均的な延べ床面積において通常の約2倍となる大容量PVと、大容量蓄電池(e-Pocket)を兼ね備えた、エネルギー自給自足型住宅の最新モデルである。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第47回
ヘアードライヤー/生活家電研究家/大西 正幸
1989(平成元)年ころの調査によると、ヘアードライヤーの使用頻度は、「毎日使う人:35%」、1週間に3回以上使う人:58%」と、半数以上を占めた。ドライヤーを選ぶときのポイントは「風量」と、「価格」を重視する人が多い。困っていることは、「髪が傷む」、「コードがじゃま」などであった。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
なんか変えようと思った時に重要なこと!(第2回)/わらっく/室 龍二
前回の連載で、ちょっとした小物購入から模様替え、大規模リフォーム、新築まで、なんか変えたいなと思っている方にあらかじめぜひ知っておいてもらいたいポイントを4つご紹介しました。今回もその続きで残り4つをご紹介します。

○社会包摂とデザイン 第2回
性への社会包摂/九州大学/尾方 義人
社会包摂のなかでも最も重視されていることの一つに“性の多様性”があります。LGBT(+α)という言葉は多くのところで耳にするようになってきたかと思います。LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとった単語です。その後に、s、S、Qなどをつけることも多いです。今回はセクシャルマイノリティについてお話しします。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考169
灰青色の夜/藤原 千秋
初秋に入り、半年ぶりの都内、8ヵ月ぶりの新幹線で関西に仕事で赴いた筆者。逃げるように隠れるように移動しながら確たる季節の移ろいを感じる。移ろうのは身体のほうも同じ。鍼灸の体験を通じ、生と生活を振り返る小文。

■表紙イラスト:青山 めい(愛知県立芸術大学美術学部 デザイン・工芸科デザイン専攻)
■作品名:「朝のさんぽ」
私は冬の晴れている朝が大好きです。ひんやりとしたイメージが伝わるような色合いにしました。2021年が皆様にとって良い一年になりますように。
1,518円
■特集:健康的な住まい
○これからの健康な住まい/近畿大学/岩前 篤
新型コロナ感染症の流行による社会と暮らしの変化に対応する、これからの住まいの計画ポイントを解説。住宅を考える際には目に見える内装や設備機械を優先しがちであるが、そのことが、長い暮らしを不適切な環境にしている原因となる。住宅を建てられるとき、そのことに留意し、日々の暮らしの中で少しでも理想に近づくような努力を払われることを願っている。

○換気をしながら冷暖房できる唯一のエアコン「うるさらX」/ダイキン工業/康田 成絵
ダイキン工業の換気ができるエアコン「うるさらX」を紹介する。うるさらXは、給気方式の「換気機能」を搭載している。うるるとさららは1999年に発売を開始してから20年にわたり、湿度コントロール技術をはじめとする空調の四要素「温度」「しつど」「気流」「清浄度」を磨き続けてきた。

○健康で快適な空気と暮らすパナソニックルームエアコン Eolia(エオリア)/パナソニック/福西 孝浩
パナソニックエアコンは「健康で快適な空気と暮らそう」のコンセプトに基づき、部屋の快適性に加え、空気とエアコン内部の清潔性にこだわり開発に取り組んでいる。今秋発売のXシリーズについて、当社独自機能の進化を中心とした「快適」「健康・清潔」機能について紹介する。

○プラズマクラスターエアコン最新動向
24時間365日使用できるエアコンをめざして/シャープ/水野 琢馬
シャープ独自の空気浄化技術「プラズマクラスター」の概要とそのプラズマクラスターを搭載したエアコンのこれでの取り組みや、昨年12月に発売した空気清浄機搭載の最新エアコン「Airest(エアレスト)」の開発背景と具体的な機能や特長について紹介する。

○排水トレー自動お掃除「凍結洗浄」搭載
日立ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズ/日立ジョンソンコントロールズ空調
日立ルームエアコン、プレミアムXシリーズは、「凍結洗浄」によるクリーン機能をさらに進化させることで、これまでお手入れが難しかった排水トレーも自動掃除が可能になった。自動で「凍結洗浄」などクリーン運転を行い、故障の有無を自己診断する「プレシーズンお手入れ」機能も新たに搭載。快適な自宅時間をすごしていただくための様々な機能も搭載している。

○快適で健康なおうち時間を実現する三菱ルームエアコン霧ヶ峰/三菱電機/杉山 大輔/森岡 怜司
室内で過ごす時間が増える中、ユーザーの意識が特に高まっている室内空気の清潔性や快適性について、2021年度三菱ルームエアコン霧ヶ峰FZシリーズ/Zシリーズの取り組みについて紹介する。高い省エネルギー性”と“いつでも・どこでも・だれでも快適”の両立を実現するため、独自の赤外線センサ技術“ムーブアイ”をコア技術として温度、湿度、気流の最適化を図ってきた。

○新型コロナ禍における健康住宅ノススメ
サンヨーホームズの健康住宅『元気いっぱいの暮らし』/サンヨーホームズ/船曳 仁
現在、我々は新型コロナや様々なアレルギー、高齢者のヒートショックなど空気環境や温熱環境に起因する様々な問題に直面している。そのような中でも住まいと暮らしを安全・安心に、心豊かにのびのびと営んでいただきたい、そんな思いから開発されたサンヨーホームズの健康住宅『元気いっぱいの暮らし』を紹介する。

○子どもの成長に寄り添う“LONGLIFE”な住まい/旭化成ホームズ
子どもの誕生から自立までの長い時間に対応できる住まいが求められている。そこで、“物”や“行為の集まる「居場所」が子どもの成長とともに変化することに注目し、住まいに「BLANK(余白)空間」を提案し、長く、のびのびと暮らせるLONGLIFEな住まいを目指した。

○人生100年時代・生涯現役時代を謳歌
「森が家」をコンセプトにした都市ストレスを軽減する家”
―生涯現役を支える鍵は、「五感のゆらぎ」と「人とのつながり」―/大和ハウス工業
生活者のセグメントの変化を見据え、新しい住まいを提案し続けている中、人生100年時代が訪れる今、長く生きるだけでは、本来の幸せな暮らしをすることは困難であり、それは、家作りの上でも、大きな課題である。大和ハウス工業の都市ストレスに対処する「森が家」をコンセプトにした“都市ストレスを軽減する家”を紹介する。

○快適な暮らしを支える「快適エアリー」/積水化学工業 住宅カンパニー
「快適エアリー」は冷暖房・除湿ユニットと高性能換気システムを組み込んだ、セキスイハイムが独自に開発した全室空調システムである。温度差が少ない快適な温熱環境および全熱交換換気扇・高性能3層フィルターにて、安定した空気環境を実現する。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第46回
食器乾燥機/生活家電研究家/大西 正幸
家庭電化商品が次々と開発された1970(昭和45)年、家庭用「食器乾燥機」が発売された。プラスチックのカゴに、ヒーターを取り付け、全体に蓋をかぶせた構造である。食器を布巾で拭く手間が要らず、早く乾燥するので便利と好評であった。1985(昭和60)年には全国需要約70万台、1990(平成2)年には、100万台に近づいた。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
なんか変えようと思った時に重要なこと!(第1回)/わらっく/室 龍二
まだまだ続くコロナ禍。大変な毎日が続きますが、在宅時間が増えたおかげで、家のことに改めて興味を持った方が多いはず。ちょっとした小物購入から模様替え、大規模リフォーム、新築まで、なんか変えたいなと思っている方にあらかじめぜひ知っておいてもらいたいポイントを紹介します。

○社会包摂とデザイン第1回
社会包摂とは/九州大学/尾方 義人
新型コロナウイルによって、私達の生活は大きく変容しました。もとに戻ることのないまま進んでいくこともあるでしょう。お金を稼ぐためのデザインだけでなく幸せになるためのデザインの考え方の一つとして、社会包摂を考えていきたい思います。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking!第12回
IHのきほん 忙しい年末もIHでらく楽!/Office OKUAKI/奥秋 曜子
忙しい年末もIHでらく楽!クッキング。ホットケーキミックスとヨーグルトでおしゃれな一品に!「ケークサレ」。「ブロッコリーのポタージュ」おなじみの餃子の皮で簡単!かわいい!「ラビオリ風揚げ餃子」のレシピを紹介。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考168
夏の病い/藤原 千秋
コロナ休校明け、追い立てられる学校生活に疲れ切った中学生の娘は体調を崩しがちとなり不登校気味となった。自身の中学時代、そのとき父にかけられた言葉を励みにしてきた過去を思い、娘に寄り添う、小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第91回
ベトナム麺の本流・ブン/室蘭工業大学/内海 佐和子
フォーはベトナムの麺料理として日本でも知名度が上がりました。では、ブンは?ブンの知名度はまったくですが、ベトナムで食べる頻度が高いのは、フォーよりもブン。汎用性が高く、一般的。形状は麺だけど、ご飯のような扱い。そんなブンを使った代表的な料理を紹介します。

■表紙イラスト「Surprise!」愛知県立芸術大学/高野 悠夏
2月といったら、やはりクリスマスが自分には最初に頭に浮かぶ。クリスマスは、プレゼントをもらったり、パーティーを行ったりするなど、驚きがいっぱいの行事だと私は考える。そこで、今回はプレゼントの箱をびっくり箱に見立ててサプライズ感を出そうと試みた。みなさんも楽しいクリスマスを過ごせるように願っている。
1,518円
■特集:オール電化・省エネ・レジリエンス
○LCCM住宅の現状と省エネ技術/国土交通省 国土技術政策総合研究所/桑沢 保夫
低炭素社会を目指し、住宅分野では省エネルギー化の推進によるCO2排出抑制が必要不可欠である。LCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)は、住宅建設時のCO 2排出量も含め生涯でのCO2収支をマイナスにする住宅として提案された。茨城県つくば市の建築研究所の構内に LCCM住宅デモンストレーション棟を訪ね、国土交通省 国土技術政策総合研究所 住宅研究部 桑沢 保夫氏にその概要についてお話しを聞いた。

○三菱電機SMART V2H~ハイスペックレジリエンス~/三菱電機 井出 智朗
昨今の台風や地震などの自然災害頻発を背景に、蓄電容量が大きい EV活用のニーズも高まっており、災害による大規模停電のリスクを最小化し、レジリエンスを向上させることを目的とした補助金の対象機器となるなど、E Vを活用したV 2 H技術に注目が集まっている。本稿では三菱電機製の EV用パワーコンディショナであるS MART V2 Hの概要や停電時の特長・利点、オール電化=レジリエンスの親和性の向上ついて解説する。

○独自のAIが人に寄り添うエネルギーマネジメントを実現する「COCOROENERGY」/シャープ/星出 純希
クラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」は、経済性と安心の両立が求められる家庭内の複雑なエネルギーマネジメントを、シャープ独自の A Iがお客様に代わって実現するクラウドサービスである。同社の H E M S機器及び蓄電池において、お客様のライフスタイルにより合った充放電制御を提供している。

○次世代蓄電システム「Smart Star L」x「Grid Share」/伊藤忠商事/佐藤 隆
災害時の備えとして伊藤忠グループで製造・販売している家庭用蓄電シスム「 Smart Star L」を紹介する。蓄電容量 9.8 kWh、入出力3 kWの Smart Star Lは、伊藤忠商事と㈱エヌエフ回路設計ブロックの合弁会社である㈱ NFブロッサムテクノロジーズにて製造、伊藤忠商事が総販売元として日本全国に販売している。

○省エネしながら快適に暮らすたかさごのスマートハウス/高砂建設/風間 健
高砂建設は「省エネ」と「住まいの快適性」の両立を目指して開発を続けてきた。平成23年の震災を機に、「災害に強い住宅」というテーマを加え、「たかさごのスマートハウス」を発表。平成23年度の「埼玉版 ECO住宅開発プロジェクト」として認定を受けた。

○パナソニック 最新IHクッキングヒーター紹介
凍ったまま肉・魚が焼けるIHグリルで調理時短を実現! Yシリーズ/パナソニック/山中 一夫
冷凍食材を利用する時短ニーズが高まる中、無駄な手間をかけずに、健康を考えた食生活を送りたいというニーズもある。このようなお客様の要望に応えするため、パナソニックは、凍ったままの食材をそのままグリルで焼き上げ、手間なく、時短調理ができる「凍ったままIHグリル」を搭載した、Yシリーズを発売した。

○日立グローバルライフソリューションズ最新IHクッキングヒーター紹介
日立IHクッキングヒーターMシリーズ/日立グローバルライフソリューションズ/天海 洋平
日立独自の「ラク旨グリル&オーブン」を使ったグリル部のオート調理に、解凍の手間を省いて冷凍の魚をそのまま調理できるメニューを追加するなどオートメニューを拡充するとともに、新開発の「日立IHクッキングヒーターアプリ」でスマートフォンと連携し、利便性を向上させた最新 IHクッキングヒーターを紹介する。

○三菱電機 最新IHクッキングヒーター紹介
電子レンジ機能搭載 レンジグリルIH/三菱電機ホーム機器/大嶋 周二
共働き世帯の増加を背景に、食事の準備に手間のかからない加工食品の利用が増えるなど、短時間で簡単に料理が作れるニーズが高まっている。三菱電機は2020年に電子レンジ機能を搭載した「レンジグリル IH」を発売。「レンジ加熱」で食材を中から加熱する特性を活かし、調理の時短・手間の軽減ができる新しい調理スタイルを提案している。

○ヒートポンプ式ふく射冷暖房システム
想像できますか?風のない冷暖房の心地よさ/テスク/櫻庭 髙光/城田 俊男/山下 晃平
投下エネルギーに対して数倍の熱エネルギーを生み出す電気式ヒートポンプを熱エネルギー源として生成された冷温水を、プラスチック製パネルヒーターに送水循環して、ふく射熱で部屋を冷却加熱する風のない冷暖房システム。その概要を紹介する。

○床暖房の歴史はヒートポンプによって新しいページへ/みてみてオープンハウス/吉田 和弘
一般社団法人みてみてオープンハウス会長、床暖房施工会副会長でもある吉田和弘氏。長年床暖房の普及に尽力し、大きな成果を上げてきた吉田氏のこれまでの歩みと今後の展望について話を聞いた。

○プレミアムウィザース50 プレステージリアード/リモージュ
新昭和グループ創業50周年50周年記念商品発表/新昭和グループ
2020年4月に創業50周年を迎えた新昭和グループ。同グループの注文住宅ブランド「ウィザースホーム」では50周年記念商品として、「プレステージ リアード」と「リモージュ」の2つのシリーズを期間限定特別仕様とした「プレミアムウィザース50」を発売している。その概要を紹介する。

○理想以上の住まい 高橋邸
大空間を実現し、光熱費も削減したオール電化×ZEH/ファーストプランテクノ
大阪府八尾市でプラン提案時から技術(テクノロジー)を重視した家づくりを行っているファーストプランテクノ。そんな同社でオール電化×Z EHの住まいを建築した高橋さま。東京から地元大阪へ移住し、開放的な住空間とランニングコストの安さに満足しているご自宅を紹介する。

■プロダクトナビ
○多機能加湿装置「ナノフィール」から大能力タイプが登場
1台で最大300m2に対応/コロナ
株式会社コロナは、1台で加湿、消臭、除菌、空気清浄ができる多機能加湿装置「ナノフィール」に、最大300 m2の空間に対応する大能力タイプを追加し、2021年4月から発売する。

○ママ開発者が考えたエコキュートが「キッズデザイン賞」を受賞しました/コロナ
コロナの省エネ給湯機“エコキュート”が、「第14回 キッズデザイン賞」(主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、内閣府、消費者庁)の「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」において、「キッズデザイン賞」を受賞した。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第45回
二槽式洗濯機-2/生活家電研究家/大西 正幸
1964(昭和39)年ころ、一般家庭では、ほとんどローラー絞りき付きの、一槽式洗濯機が使われていた。次年度、二槽式洗濯機(1.8 ㎏、1.5 ㎏)を発売したところ、勢いよく売れていった。遠心脱水機の効果で、衣類の乾燥時間がローラー式の半分になり、使い勝手が良く大好評となったのである。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
在宅時間が増えること=家庭の危機??/わらっく/室 龍二
コロナ禍の影響で皆さんの生活スタイルは大きく変わりました。特に家族の在宅時間が飛躍的に増加しました。家族との会話が増えたと肯定的に捉える方もいますが、家庭内のいざこざが増えたという話もよく聞きます。そこで、今回は在宅時間が増える中、適切な距離感を保って、快適に過ごしていくために何が必要かについて検証を進めたいと思います。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 167
優しさと正しさと美しさと哀しみと/藤原 千秋
猛暑。コロナ恐怖と楽観の混在したカオティックな価値観の跋扈した w ithコロナの世界での子育てのあれこれはダブルバインドに満ちている。暑さで体調を崩し筆者は寝込んだ病床から世を憂う。

■表紙イラスト「読書の秋」高野 悠夏(愛知県立芸術大学)
これまでの2作品は、どうにか秋らしさを追求してきた。今回も秋の号なので、秋といえば…ということをじっくり考えていたが、なかなか思い浮かばずに苦労していた。しかし、ある時に思いついた。秋といえば読書である。「読書の秋」というように、秋は読書に触れ合う季節でもあるのである。私は読書が好きなので、ぱっと明るい雰囲気にできるようなイラストを描いた。明るい雰囲気が伝われば幸いである。
1,518円
■特集:近代日本の住まいとリノベーション
○わが国の戦後の住まい・生活の変遷
-1960年代の住まいと生活の様相/神奈川大学/内田 青蔵
わが国の戦後の住宅づくりは、戦災被害の住宅とともに外地からの引揚者用なども含めおよそ420万戸という住宅不足の中で開始された。特に1960年代の住まいと生活の様相をたどり、わが国の戦後の住まい・生活の変遷を概説する。

○電化の進化
~家電“三種の神器”からIoT、その先へ~/パナソニック/川原 陽子
戦後、日本人の生活が急速に豊かになっていった背景において、電化製品が果たした役割は大きい。電化製品は、人々のくらしや社会の変化に応じて、その時々の困り事を解決し、人々の生活をより豊かにするために進化し続けている。本稿では、戦後日本の生活を、電化製品の進化とともに振り返る。

○東久留米団地の建替え事業
~さわやかなここちよい街へ。UR都市機構の団地再生事業の取り組み~/都市再生機構/ 谷 亜紀子
東久留米団地は昭和37~38年度に建設された2,280戸の団地である。平成13年に建替え事業に着手し、既存団地の良好な環境を活かしつつ、東久留米市が目指す「自然と調和した“複合多機能都市”をめざして」をコンセプトとした「東久留米市上の原地区土地利用構想」の実現を図った。

○浦和の家 全室床暖房のある可変する終の棲家
断熱改修、全室空調、自然素材を使ったマンションリノベーション/マスタープラン一級建築士事務所/小谷 和也
マンションを終の棲家にリノベして住むという流れは近年増加傾向にある。老後も含めた数十年の生活を受け止める器としてそこには何が求められるのか、実際の事例を取り上げながら素材や性能面、プランニングで気を付けるポイントなどを紹介する。

○若い僕らも老後は心配 性能向上リノベーション 北海道の家
圧倒的な性能向上リノベーションでLCCM相当を実現/アルティザン建築工房/新谷 孝秀
YKK APとのコラボレーションで実現した性能向上リノベーション「若い僕らも老後は心配性能向上リノベーションしました」の家。手掛けるまでの経緯・背景を踏まえ、具体的なコンセプト・特徴・利点・意義・これからの展望を紹介する。

○耳が遠くなった母のための「Quality of Life」向上リフォーム
家の性能と、1年365日の生活の質を上げる/育暮家ハイホームス/杉村 喜美雄
住まい手の三人がいつまでも安心安全に暮らせる家を。身体が不自由になってきたご両親のためには、毎日を快適便利に暮らせる家を、娘さん自身の人生を豊かなものにする家を目指して実現した「Quality of Life」向上リフォームを紹介する。

○鹿児島断熱賃貸
~エコリノベ実証実験プロジェクト~/大城/大城 仁
「デザイン性だけではなく断熱性能も向上させることで、賃貸でも快適な暮らしを提供することができるため、長くその物件に住み続けてもらえるのではないか」という意図のもと、「断熱は寒い地域のもの」という間違った認識を払拭するため、『これからの新しい賃貸のカタチ』として計画された「鹿児島断熱賃貸~エコリノベ実証実験プロジェクト~」を紹介する。

○古くなった建物に、新築以上の価値を
戸建性能向上リノベ実証プロジェクト/YKK AP/岩崎 武
日本のストック住宅は、様々な問題を抱えている。住宅の断熱性・耐震性の最大の弱点である「窓・開口部」の強化をすることで、「安全・安心・健康・快適」な暮らしを実現できる。戸建性能向上リノベ実証プロジェクトを通じて、性能向上リノベーションの輪を拡大している。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第44回
焼肉器/生活家電研究家/大西 正幸
1990(平成2)年、2機種目となる「スタミナ亭:H GY-200」( 18,300円)を発売した。肉から出た余分な脂が、スリットから水受け皿に落ちて分離する構造である。付属品として付けた「たこ焼きプレート」が、予想以上に好評であった。自宅で、家族とたこ焼きが作れ、団欒の場ができたのが好評の要因である。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
ウィズコロナ時代の騒音問題を考える!/わらっく/室 龍二
コロナ禍はまだまだ続きそうです。何度か連載でも取り上げましたが、両親はテレワーク、子供はオンライン授業にオンラインゲーム…。コロナ禍で在宅時間が増えることばかりです。そうなってくると大きな問題となってくるのが騒音問題。今回は、騒音問題を考える上で重要となる遮音性能について検証を進めたいと思います。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking! 第11回
IHのきほん おもてなし料理も簡単!手軽に!/Office OKUAKI/奥秋 曜子
豚肉の紅茶煮、アボカドのサラダとグラタン、人参のポタージュスープのレシピをIHポイントを交え、わかりやすく紹介いたします。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考166
知った顔のあの人/藤原 千秋
「私が男に生まれていたら、どんな姿だっただろう」という筆者の好奇心を満たしてくれた、とあるスマホアプリケーション。このアプリをめぐり、自画像の加工を行いながら自由やジェンダーについて思考した小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第90回
コロナ禍に救世主登場/室蘭工業大学/内海 佐和子
今年の春は、例年以上に楽しい用事があるはずでした。それが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、全部ぱぁ。それも一因となり体調不良に。そこに、ホイアンから颯爽と救世主登場。25年間、毎年欠かさず行ってきた景観観察調査を代行してくれるというのです。作

■表紙イラスト:高野 悠夏 愛知県立芸術大学
■作品名:「夜の散歩」10月はだんだんと暑さも和らぎ、涼しげな風が吹いてくる時期だと私は考える。こう考えると、秋の夜は散歩に適していそうだなと思った。そこで私は、夜の散歩と電球を合わせたイラストを描いた。秋の涼しげでちょっとはかない感じが伝われば幸いである。
1,518円
■特集:スマートマンション
○知っておきたい、ZEH-Mへの取り組みのポイント
ZEH-Mへの取り組みについて、建築主が抱える課題や基準を満たすための外皮や設備のポイント。補助事業を活用する場合の注意点について。/ZEH推進協議会/エー・ディー・エル 一級建築士事務所/沖田 光平
高い省エネルギー性能を持つ Z E H -Mであるが、基準を満たすためには、断熱等に係る工事費用の増額を伴う。令和2年度も、負担の軽減を目的とした補助事業が実施されているが、補助対象工事を実施する期間については注意が必要である。今後は、太陽光発電は自家消費型となり、レジリエンス強化型の集合住宅が主流になっていく。

○テレワークを前提とした「職住融合」の最新動向
コロナ禍で加速したテレワークは今後の住まいや働き方にどんな変化をもたらすのか?/リクルート住まいカンパニー/池本 洋一
コロナ禍による緊急事態宣言で、一気に広がったテレワーク。この波は、今後の住まいや働き方にどんな変化をもたらすのか?リクルート住まいカンパニーが昨年11月と今年4月に実施したテレワークと住まいに関する意識調査を分析し、今後の動向を読み解く。

○多くのお客さまの声を集め、検証し、より快適な住まいを生み出すサイクル型プロジェクト<ジオフィットプラス>/阪急阪神不動産/谷本 英一郎
ジオフィット プラスは、阪急阪神不動産のマンションブランド<ジオ>ご入居者の声を集め、検証し、カタチにしていく、住まいをよりよくするための「・活者と開発者の双・向コミュニケーションによるサイクル型プロジェクト」である。その概要を紹介する。

○ザ・パークハウス新浦安マリンヴィラ
ザ・パークハウス初の「ZEH-M(ゼッチマンション)Ready」採用/三菱地所レジデンス/近鉄不動産
三菱地所レジデンスと近鉄不動産は、「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」において、ザ・パークハウス初の「 Z E H -M(ゼッチマンション)R ead y」を採用した。Z E H -M Read yとして、低層・15棟の住棟構成による広い屋根を活用し、「省エネ」 +「創エネ」で削減率50%を達成した。

○アップデートする共用空間
リビオレゾン勝どきnex/日鉄興和不動産/佐藤 有希
リビオレゾン勝どき n exは日鉄興和不動産が展開する単身世帯向けコンパクトマンションシリーズ「リビオレゾン」の物件で総戸数96戸の新築分譲マンションである。本件に導入される「アップデートする共用空間」は、単身世帯動向調査に基づき、「単身世帯の理想のワークラウンジ」として家具を設置している。その概要を紹介する。

○IoT技術を導入したパナソニックホームズの賃貸マンション/パナソニック ホームズ
パナソニック ホームズの賃貸住宅は、パナソニックブランドの先端技術とサービスが組み込まれ、他にはない最先端の住まいを実現している。その一つとして最先端の「IoT技術」の導入がある。入居者の暮らし方の変化にあわせて、I oTシステムがアップデートし、入居者に常にあたらしい快適さを備えた暮らしを提供する。

○湯はりにあわせて自動で排水栓が閉まる「わすれま栓」
住まいの様々な機器をつないで快適をコントロール/トクラス/竹村 文宏
トクラスはバスルームとエコキュートが連動して排水栓が閉まる「わすれま栓」を発売した。マルチコントローラと連携し、宅外から排水栓を閉めることもできる。また、浴室温度が低いときには予備暖房を勧めてくれる。「省エネ」「安全・安心」「家事負担軽減」「快適」の提供が可能となった。

○関西電力が提案する家電制御サービスはぴリモ+/関西電力
手軽でカンタンにスマートホームが実現できるサービス、関西電力のはぴリモ+を紹介する。スマートリモコンと連携して、今ある部屋の家電をまとめてコントロールすることができ、外出先からエアコンを操作して快適な部屋に帰宅したり、リモコンを探さなくても声でテレビを操作することが可能である。

■トピックス
○家の機能を優先するには地域工務店の活用を/福地建装/福地 脩悦
地域に密着した工務店は、やる気にさえなれば、明日からでも理に叶った気密性能、断熱性能、そして、正しいオール電化住宅への切り替えが可能である。少子高齢化に伴う安全性確保(温熱環境のバリアーフリーも含む)のためのオール電化、CO2行動を起こすチャンスである。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第43回
マッサージャー/生活家電研究家/大西 正幸
東芝は、早くも1958(昭和33)年にマッサージャーを発売した。マッサージャーは、モータがあればできる簡単な構造である。当初は交流式で、形は細長く先端の直径が大きい。この大きい部分を振動させて、肩などにあてがう方式であった。徐々に関心をもつ人が増え、25年後の1983(昭和58)年には5機種に増えた。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
天災被害を減らす「ことば」の使い方(第2回)/わらっく/室 龍二
今年も九州地方を中心に多くの雨が降り、大きな被害が起きています。大きな被害が起きるたびに、いろいろな経験値を獲得しているはずですが、それがなかなか継承できていないのも事実。最近の動向を踏まえ、「ことば」の重要性を改めて検証していきたいと思います。

○未来構想デザイン-未来のつくりかた
未来と命と性/九州大学/尾方 義人
本連載も今回であっという間の最終回。まさかこの連載中に新しい未来が訪れるとは思ってもいませんでした。新型コロナウィルスは思いもよりませんでした。しかし、それには大きな変化のきっかけになりました。今後は他の理学とともにますます生物学・生物科学が重要になってくるでしょう。そしてそれを構成していくため、再現していくための工学が重要です。これら全体がまとまってはじめて未来を構想するデザインの方法ができるといえます。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考165
果実の中の珠/藤原 千秋
ステイホームの日々のSNSに上げられた、ユスラウメを漬けた果実酒の写真。自律神経をやられた自粛明け初夏の日々。現実と午睡で見た幻想が錯綜する、筆者の疲れたある日を記した一葉。
1,518円
■特集:でんきで行うコミュニティづくり
○市民の力で再生可能エネルギー100%の社会を目指す
エネミラの取り組みと今後の展望/おかやまエネルギーの未来を考える会/廣本 悦子
N PO法人おかやまエネルギーの未来を考える会「エネミラ」の概要と市民共同発電の取り組み、普及啓発活動、岡山市の3公民館へおひさま発電所設置など発足から現在までの 20年の歴史、そしてこれからの展望について紹介する。

○金沢工業大学エネルギーマネージメントプロジェクト
再生可能エネルギーで電力・エネルギーの地産地消を実現/金沢工業大学/泉井 良夫
金沢工業大学白山麓キャンパス・エネルギーマネージメントでは、多様な再生可能エネルギーを活用した直流マイクログリッドにより、再エネの効率的活用、地産地消、停電へ耐性向上を主要目的として実証実験中であり、この概要を紹介する。

○ライフスタイル共創型のコミュニティショップ パナソニック クラシンク/パナソニックコンシューマーマーケティング
全国に約15,000店を擁するパナソニックショップ(街のでんきやさん)。家電量販店や通販の攻勢に押されているが、「モノ」の販売だけでなく、ワクワクするような「コト」の提案と、地域のコミュニティの場としての役割を提供して復権をかける取り組みが始まった。

○スマートメーターを活用した高齢者見守りシステム/関東学院大学/中野 幸夫
スマートメーターを活用した見守りシステムの概要を紹介する。スマートメーターAルートを活用した見守りシステムには高齢化社会を支える社会インフラとしての可能性がある。また、Bルートを活用した見守りシステムはパーソナルでハンディな見守りシステムを構築できると期待している。

○電気の共同購入で広がる地域とのつながり 生活クラブでんき/生活クラブエナジー/半澤 彰浩
「生活クラブでんき」ができるまでの経過から、電気の共同購入、寄付金付きメニュー「生活クラブ自然エネルギ-基金」、地域コミュニティづくりなど、その具体的なコンセプト、特長、意義、今後の展望等を紹介する。

○電気の新しい付加価値を生む「コミュニティでんき」/東京電力エナジーパートナー/阿部 武志
コミュニティはこれまでエネルギーという差別化のできない普遍的な商品とは相対する対象ではあったが、スポーツファンなど特定の集団のための付加価値を提供することによって、日常で使われる電気というサービスでそのコミュニティの繋がりをより一層強固なものにすることを目指した。その概要を紹介する。

○プラウドシティ日吉
商業一体の大規模複合開発/野村不動産/関電不動産開発/パナソニック ホームズ
プラウドシティ日吉は横浜市港北区の丘陵地に隣接する、緑豊かな市街地における大規模再開発事業のひとつとして、野村不動産他2社J Vが新設する総戸数1,320戸の大規模分譲マンションである。その概要を紹介する。

■トピックス
○CASBEEの概要と最新動向/建築環境・省エネルギー機構/早津 隆史
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境側面を様々な角度から捉え、総合的に評価するためのシステムである。現在も社会的な動向や法整備(省エネ基準など)に伴い継続的に評価基準の改訂や新しいツールの開発が行われている。その概要と最新動向を紹介する。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-第42回
空気清浄機/生活家電研究家/大西 正幸
空気清浄機は、大きく分けて「フィルター式」と、「電気集塵式」に分けられる。前者は、ファンによって空気を取り込み、高性能フィルターで微粒子を集塵・ろ過し、活性炭などでにおいを吸着する。後者は、放電を利用し、空気中の浮遊物資を停滞させ、集塵フィルターを通り、静電気で付着させる仕組みである。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
新しい時代に合わせた新しい住宅仕様を!(第2回)/わらっく/室 龍二
これまでアフターコロナ時代にそもそもの価値観が大きく変わる可能性があることを検証し、また、アフターコロナ時代の住宅仕様について、備蓄スペースやネット環境の確保、遮音、間取りなどへの配慮が必要と紹介しました。実際に自粛生活を過ごして、住宅仕様についてさらなる気づきがありました。再度私なりの仮説を紹介します。

○未来構想デザイン-未来のつくりかた
スペキュラティヴ・デザイン/九州大学/尾方 義人
現在のコロナウイルスの影響は大きな変革のきかっけになり、変わろうとしても変われなかったことが、今変わっていっている時代だと思います。そして、本当に変わらないもの、変えたくない人がたくさんいることがらがあぶり出されています。前回も少しお話しましたがそのような変化の中で変わりつつある距離感について少し触れておきます。

○IHクッキングヒーターで毎日おいしくcooking! 第10回
IHのきほん 暑い夏もIHで涼しく料理!/Office OKUAKI/奥秋 曜子
暑い夏もIHで涼しく料理!かき揚げ、冷や麦、焼きなすのレシピを紹介。揚げ物の温度を知らせる機能がついているので、準備も効率よくできる。食材投入後の温度復帰も速いので、揚げ物がさっくりと仕上がる。具材を等分でき、油に投入した際の具材も広がらないなど、I Hポイントも紹介しています。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考164
名もなきおかず/藤原 千秋
緊急事態宣言のあと、ガラリと変わった社会、子どもたちの学校、街中の様子。急激な変容についていかない心と身体、そして通奏低音のように響く不安。そんなコロナ禍のさなかの家族の暮らしを綴った小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第89回
こんな時こそ旅の指南書-出発前編/室蘭工業大学/内海 佐和子
世界中で COV ID-19が猛威を振るう昨今。海外なんて次はいつ行けるのかとネガティブ思考に陥りがち。でも、きっと収束し、また海外旅行に行けるようになる。そこで、これまでの海外出張で学んだ、海外に出発する前にすべきポイントをご紹介。来るべき楽しいアフターコロナを夢見て。
1,518円
■特集:アジアにおける持続可能な住宅開発
○生活が刻み込まれたまちなみの再生/神奈川大学/山家 京子
場所には記憶が刻まれている。まちは生きたアーカイブと言われ、よく観察するとまちのあちらこちらに記憶の跡を見つけることができる。アジアのいくつかのまちは共通する近現代史の負の記憶、すなわち戦争の記憶を抱えている。本稿では、韓国と台湾においてそうした負の記憶をポジティブな力にかえた再生事例を紹介する。

○住宅・建築分野における国土交通省による海外展開支援/国土交通省 住宅局/村上 晴信
新興国等の都市化に伴う課題解決に資するものとして、我が国企業が海外でインフラ整備を進めることは、国内市場が縮小する我が国にとって重要である。本稿では、インフラシステム輸出に関する国全体の動きをはじめ、建築・住宅分野における国土交通省住宅局による海外展開支援の現状と今後の方向性について、アジアを中心に紹介する。

○ベトナム・ハノイの住居と住宅設備の変化/室蘭工業大学/内海 佐和子
ベトナムの都市部では、人口の急増を背景に大量の住宅供給が必要とされている。また同時に、経済発展に伴い、市民の住居に対する要求も上昇している。ベトナムの住居は戦争や政府の対応、経済状況に影響を受けながら変化してきた。本稿ではハノイを例に時系列で住居と住宅設備の変化を概説する。

○タイ・バンコクにおける分譲住宅事業
既存の概念に捕らわれることなく、新しいことに挑戦する/三菱地所/岡本 有史
三菱地所グループは、2014年にタイの大手デベロッパーであるAP社との共同事業にて、タイのバンコク首都圏エリアでの分譲住宅事業に参画した。現在までに計18プロジェクト・累計約18,000戸にのぼるコンドミニアムを供給し続けている。本稿では、タイのコンドミニアムでの特徴や三菱地所グループの取り組みの一部を紹介する。

○パナソニックインドにおける住宅部材事業展開について
インド住宅設備市場の概要とパナソニックのシステムキッチン事業の展開について/パナソニック/高橋 三昭
パナソニックは、2018年からインド市場において本格的にシステムキッチン事業へ参入した。インド住宅設備市場の実情と、パナソニックの住宅設備市場への参入の経緯、現在の取り組みについて紹介する。

○中国の電力事情
規模に加えて技術面でも世界一の電力大国デジタル化で総合インフラ産業に進化目指す/海外電力調査会/松岡 豊人
中国の電気事業は10年前にアメリカを抜き世界一の規模。風力、太陽光、高効率石炭火力や大容量長距離送電など技術面で世界をリードしている。デジタル技術で中国の電気事業は通信等と融合、総合インフラへ進化を目指す。

○フィリピンにおけるMaaS実証実験と事業化/クレメンテック/武内 寛
クレメンテックは、2016年よりフィリピンの首都マニラ市イントラムロス地区でのMaaS(MobilityasaService)実証実験に参画してきた。本プロジェクトは電気自動車を市民の新しい足として導入し、排気ガスによる環境汚染を軽減することを掲げている。本稿では、MaaSシステムの中核を担う「運行管理システム」を紹介するとともに、フィリピンでの事業化を成功させたビジネスモデルを解説する。

■連載
○暮らしに生きるこだわりの生活家電-昭和・技術ノート-41回
ミネラル整水器/生活家電研究家/大西 正幸
おいしい水を作る商品、ミネラル整水器には「ミネラルカートリッジ」と「浄水カートリッジ」とが内蔵され、その中には、麦飯石、サンゴ石、抗菌活性炭が充填してある。水が循環すると、カルシューム、ナトリューム、マグネシュームが添加され、出水時に、ごみ、汚れ、雑菌が取り除かれ、ミネラル水に仕上がるのである。

○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
新しい時代に合わせた新しい住宅仕様を!(価値観も大きく変化)/わらっく/室 龍二
前回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の中で、生活スタイル、必要とされる住宅仕様も大きく変わることについて検証しました。今回は、アフターコロナ時代には、そもそもの価値観にも大きな変化が起きてくるはずです。私なりの仮説を紹介しながら一緒に考えていきたいと思います。

○未来構想デザイン-未来のつくりかた
新たな日常と変わりゆく境界線/九州大学/尾方 義人
今回のコロナ禍で変えなければならない、変えるきっかけにできるのは、「人間生活のデザイン」「技術利用のデザイン」「社会包摂のデザイン」の3つだと考えます。曖昧になっていく境界線、境界が変化し、多様になっていくことに対して、いかに寛容になれるか、これがポストコロナへの未来構想ではないかと思います。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考163
ショーマストゴーオン/藤原 千秋
「コロナ禍」に見舞われた日々が日常と化していく中、数十年前に関わったボランティア活動を思い出しながら己のエゴと対峙する筆者。身勝手だった将来展望と、容赦の無い現実とを、今心新たに見据えた小文。
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  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
  • サイズ:A4変形判
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