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映画芸術 発売日・バックナンバー

全79件中 1 〜 15 件を表示
1,615円
『ぼくのお日さま』
奥山大史  
フィギュアスケートが三人の距離を描くのです

新作レビュー
『お母さんが一緒』
渡辺葉子 家族像が笑いで更新されていく
『箱男』
小中和哉『箱男』とは何者か?
『ソウルの春』
姜湖宙 不断に反復され、今なお続いている「あの夜」
『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』
田中千世子 毅然たるベロッキオの姿勢
『WALK UP』
田中託未 むしろ反逆のリアリティなのである
『フェラーリ』
千浦 僚 マイケル・マンの新たな射程が見える
『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』 
荻野洋一 「料理は虚構(ルビ:シネマ)ではない」とシェフは言う

シャンタル・アケルマン映画祭2024 シンポジウム
クレール・アテルトン+齊藤綾子+とちぎあきら
アケルマン、人間と世界を見つめるその比類なき眼差し

續・私が愛した映畫の晝物
 中村征夫 松岡錠司 山口 剛 井土紀州 上條葉月 鈴木里実 瀬々敬久 磯田 勉 榎本憲男 窪田信介 のむみち 河村雄太郎 

特別インタビュー ヴァネッサ・フィロ
 取材・文 魚住桜子
  恐ろしいのは、すべてがパリの知と文化の心臓部であるサンジェルマン・デ・プレでの人間関係に深く結びついていることです。フランスのエリートたちの歪んだ体質をつまびらかにしています。

特別寄稿 絓 秀実
 代島治彦『ゲバ杜』とその言説・徹底批判
 「絶望」と隣り合う「希望」とは如何なる謂か?

ジェンダーで読む『花腐し』
 川崎賢子 ホモソーシャルのファンタジー
 晏妮 雨が、現実と虚構の境界に降っている

追悼 
 唐 十郎
  山下洋輔 荒療治の名医
  支那海 東 ジュウシン、火の玉が落ちてくる!
久保新二
 快楽亭ブラック 寂しい御仁が、寂しい死に方をなさいましたよ
 竹村祐佳 滝田作品で喜劇を知ったわたしに本格的に喜劇を開眼させてくれた
ロジャー・コーマン
 コーマンズ(ダーティ工藤×千浦 僚) B級映画の帝王に別れの花束を
  
「偲ぶ★恩地日出夫 人と仕事 1933-2022」レポート
 田辺隆史

映画たちよ!私たちのディスクール
 人の愛と生の必死さ その共存と闘い、映画は果敢に応える
  川口敦子 藤原奈緒 近藤希実 岩槻 歩

ミニシアターからの声 シネマネコ
 映画の看板はあるのに、映画館が消えた町に50年の時を超えて 菊池康弘

映芸ジャーナル
 Shirley シャーリイ/夏の終わりに願うこと/満月、世界/時々、私は考える/骨を掘る男/村と爆弾/タレンタイム〜優しい歌
  角田哲史 吉田晴妃 菊井崇史 桝田 豊 石川尚彦 荒川求実 武隈風人

荒井晴彦放談
 クリストファー・ノーランのように時制で勝負するならいいけど、ホン・サンスがそれをやったらまずいよ

映画日誌
 井上淳一 磯田 勉 千浦 僚 荒井晴彦 岩槻 歩

書評
 佐々木浩久 伊藤彰彦著『なぜ80年代映画は私たちを熱狂させたのか』
 柏原寛司 荒井晴彦・稲川方人編『〈私〉の映画史』
 菊井崇史 濱口竜介著『他なる映画と』1、2 
 編集部の一冊 南とめ著『フィルムを紡ぐ 映画編集者 南とめ 聴き書き』

連載
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 雀の涙 春日信一

編集子雑言
荒井晴彦ノート


1,615円
オッペンハイマー
 飯田哲也  科学技術と人類の十字路
 山本おさむ 難解という名の詐術
 畠山宗明  クリストファー・ノーランとツァーリ・ボム
ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ
 代島治彦  内ゲバで死んだすべての死者を追悼する…… 「絶望」と隣り合う「希望」を描きたかった
 向 千衣子 「ゲバルトの杜」になる前を生きて
 鼎談 絓 秀実 亀田 博 花咲政之輔  この映画は事件を抽象化しすぎている 歴史認識と真に向き合うべきだ
左手に気をつけろ
 井口奈己  自由に動き続けるこどもたちが 映画を作る初期衝動を甦らせてくれました
違国日記
 瀬田なつき 人を受け容れる、人を解ろうとする そのことを大事にしたかった
つゆのあとさき
 山嵜晋平 人の息づかいと雑踏の音が響いてくる そんな映画が作りたかった
新作レビュー
 悪は存在しない
  中尾太一 「ハンヤ」の動物が現われるころ
 湖の女たち
  上野昻志 国家的暴力を辿る力業
 ミッシング
  北村匡平 石原さとみを壊す 『ミッシング』における演技の極致
 オールド・フォックス 11 歳の選択
  菊井崇史 あなたがおしえてくれたもの
 異人たち
  小林竜雄 山田太一の私小説に向き合う私映画
 パスト ライブス/再会
  呉城久美 こっちにはイニョンがある⁉
 胸騒ぎ
  田中千世子 不安に充ちるシーソーゲーム

特別インタビュー ジュスティーヌ・トリエ 取材・文 魚住桜子
 エンディングには15以上ものアイデアがありました。私たちは法廷サスペンス劇の多くが最後に真実を解き明かすラストとは 違った展開にしたかったのです

特集 私が愛した映画の書物
 伊藤俊也 佐々木原保志 川口敦子 いまおかしんじ 柏原寛司 赤塚成人 晏妮 伊藤彰彦 石原香絵 宇田川幸洋 井上淳一  黒岩幹子 小川直人 野崎有以 田中千世子 樽本周馬 桑野 仁  菊井崇史 北村匡平 松田広子 高崎俊夫 大野南淀 田辺隆史  中尾太一 岡本安正 ダーティ工藤 春日信一 今井照容  寺脇 研 筒井武文  坂本安美 

特別寄稿 原 一男 釜山国際映画祭偏愛レポート
仁藤由美 ナゴヤキネマ・ノイ ミニシアター再生のにぎやかな時間

映画たちよ!私たちのディスクール
 男性のまなざしと映画 女性は「見られる存在」だろうか
  川口敦子 藤原奈緒 近藤希実 岩槻 歩
追悼
 井上孝雄
  菅 孝行 「清順共闘」の〈守り人〉に
  城戸朱理 有楽町の別世界で井上さんは……
 大石洋三
  大越弘美 大石さんの遺言を私は聞き続けた
  安井喜雄 加藤泰を説得した男 大石洋三

映芸ジャーナル
 マンティコア 怪物/ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ/ 走れない人の走り方/ありふれた教室/ドライブアウェイ・ドールズ/夢の中/日日芸術

映画日誌 井上淳一 磯田 勉 荒井晴彦 岩槻 歩 稲川方人

Book Reviews
 風元 正 前田啓介 著『おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像』
 上條葉月 河野真理江 著『メロドラマの想像力』
 渡辺葉子 山田太一 著『ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉 山田太一未発表シナリオ集』
 千浦 僚 高良和秀 編著・ゆめの 漫画『映画技術入門』
 緒方伶香 浦野理一 著『染織工芸家 浦野理一の仕事 小津映画のきもの帖』
 中島雄人 風元 正 著『江藤淳はいかに「戦後」と闘ったのか』
 磯田 勉 太田和彦 編『伝説のカルト映画館 大井武蔵野館の6392日』
 編集部の一冊 西山ももこ著『インティマシー・コーディネーター 正義の味方じゃないけれど』

連載
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 雀の涙 春日信一
1,615円
2023年 日本映画 ベスト&ワースト
相田冬二 石飛徳樹 井上淳一 上野昻志 宇田川幸洋 浦崎浩實 大高宏雄 岡田秀則 緒方伶香 岡本安正 荻野洋一 小薗賀津雄 小薗裕美子 小野 寛 春日信一 上條葉月 川口敦子 木全純治 北村匡平 小嶋千佳 志村秀人 新宿かぼす会 菅原和博 田辺隆史 千浦 僚 寺脇 研 中村賢作 林 久登 桧山許治 ファビアン・カルパントラ 藤原奈緒 細谷隆広 前田耕作 山下絵里 吉田伊知郎 渡辺武信 渡辺葉子 映画芸術 編集部

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』
 重松 清 学校と先生と教え子の物語
 中森明夫 速くあれ、たとえその場を動かぬときでも!
 白石和彌 堂々と不器用に撮ったのが正解だった
 丸山昇一 その呼吸 その空気
対談 木全純治×井上淳一
いまは駅西と呼ばれていますが、当時は駅裏と言われて、名古屋では怪し気な場所でした

山田太一、追悼
辻 萬里 12回のインタビュー その前に聞いた山田太一氏の言葉
田辺隆史 山田太一さんと寺山修司
山田太一 荒井晴彦 伊丹万作、稲垣浩『無法松の一生』をめぐって
山田太一 西部 邁 荒井晴彦 脚本とは何か
山田太一 荒井晴彦 
仕事を失うことが怖いのはわかるけど、個人個人で少しずつ抵抗していくことも必要ですよ
いじめてる奴よりいじめられてる奴の方がカッコイイと思えてくるようなドラマを書きたい

追悼 深尾道典
菅 孝行 深尾道典への反鎮魂歌

追悼 鶴橋康夫
天野恒幸 鶴さんは、女優を綺麗に撮るためには何度でもやる

追悼 和光晴生 
足立正生 不定形の怨嗟、そして声なき慟哭 

特別対談『一月の声に歓びを刻め』をめぐって
 阪本順治 三島有紀子
被害者意識として生きる気はありませんでしたが、事件の現場であの時の音が甦りました

特別寄稿『福田村事件』に寄せて
原 一男 告白的森達也論

鼎談 細野辰興 勝田友巳 寺脇 研
 日本映画はいまどこに向かっているのか

新作レビュー
『コット、はじまりの夏』
田中千世子 子供が「個」として生きていく姿
『ゴースト・トロピック/Here』
いまおかしんじ 午前4時の奇跡 
『瞳をとじて』
中尾太一 わたしたちを訪う顔 
『夜明けのすべて』
北村匡平 三宅唱が描く身体と声 『夜明けのすべて』試論 

映画館からの聲が響いてくる
ナゴヤキネマ・ノイ 仁藤由美 映画館 おわりとはじまり
山口情報芸術センター 前原美織 映画館の記憶と記録を追い求めて
日韓映写技師ミーティング㏌福岡 神田麻美 映写技師は孤島のようなものだ

特別インタビュー ギャスパー・ノエ 取材・構成 魚住桜子
 2台のカメラでの撮影は、移動する際にもう1台のカメラがフレームに入ってしまう。位置をいつ変更するか、撮影進行中に頭の中でパズルを組み立てるように考え続けていました

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
映画を愛すること 映画を残すこと、その穏やかな力
川口敦子 藤原奈緒 岩槻 歩

ポーランド映画祭2023
近藤希実 〝映画祭〟が帰ってきた 

映芸ジャーナル
すべて、至るところにある/燈火は消えず/熱のあとに/サウンド・オブ・サイレンス/哀れなるものたち/ニューヨーク・オールド・アパートメント/違う惑星の変な恋⼈
菊井崇史 武隈風人 吉田晴妃 荒川求実 桝田 豊 菊池海斗 大久保渉

Book Reviews
足立正生 菅 孝行 著『ことにおいて後悔せず 戦後史としての自伝』
森宗厚子 北村匡平 児玉美月 著『彼女たちのまなざし 日本映画の女性作家』
森重 晃 大森一樹 著『映画監督はこれだから楽しい わが心の自叙伝』
山里孫存 渡辺 考 著『ディープ・オキナワ』

連載
志村秀人 そこに風は吹いているか 
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
雀の涙 春日信一
荒井晴彦ノート
1,615円
『花腐し』
 綾野 剛
  荒井さんのホンは、フィクションの強さを信じているホンなのです
 柄本 佑
  濡れたコートを同時に脱ぐシーンは台本には書かれていませんでした
 さとうほなみ
  私が祥子でいられたのは、綾野さんと柄本さんのお陰です
 川上皓市 新家子美穂
  荒井晴彦は荒井晴彦なんだとしか言いようがない
 洲﨑千恵子
  荒井さんは意味で事を並べていく、そしてより自由になっていくんです
 西山ももこ
  役者さんから「こういう作品だからこそ、ちゃんと話そう」と言われたんです

 山田宏一 こんなふうに見ました
 今井照容 心中を禁じられた近松門左衛門
 田中千世子 荒井晴彦がつくれば荒井晴彦の映画になる
 安藤 尋 あの日、あの時こそこの世だった
 洪 先恵 証言と再現
 榎本憲男 愛しさを、死を、分け合うこと

 いまおかしんじ 川瀬陽太 坂本 礼 中野 太
  荒井さんは生き生きとピュアで少年のように撮っていました
 竹田正明 制作日誌
 シナリオ『花腐し』

新作レビュー
『サタデー・フィクション』 
 山口 剛 巧みなエスピオナージ愛の物語
『ヨーロッパ新世紀』 
 城戸朱理 「核磁気共鳴」で見る現代の宗教画
『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』 
 黒岩幹子 姉弟の憎しみが解放されるとき
『春画先生』 
 田中千世子 誇らかな谷崎美学礼賛
 『きのう生まれたわけじゃない』 
 杉本真維子 無為の力

『スキンレスナイト』 望月六郎
 今という刹那と半年後の次の芝居のことぐらいしか頭にない人生を送っていたら、突然、過去が呼び起こされてしまったんです

仲倉重郎、追悼
 小中和哉 仲倉重郎さんと自由と生命を守る映画監督の会
榎 望、追悼
 市山尚三 なんとしても実現したい榎さんとの企画が残った
鈴木一誌、追悼
 大木 茂 暑く、長く、つらい夏になってしまった
 宮田 仁 前を見て歩きつづけるひと
 三上雅通 見極めようとする意志
PANTA、追悼
 末永 賢 頭脳警察映画班始末記
 井上淳一 世界の誰よりやさしいロッカーよ、さようなら
 瀬々敬久 『ドキュメンタリー頭脳警察』は京大西部講堂で幕を閉じた
 足立正生 PANTA追悼文ならず、小さな狂騒譚
ロビー・ロバートソン、追悼
 菅原和博 ザ・バンド、その夢の終点はどこに?
ジェーン・バーキン、追悼
 サエキけんぞう ジェーン・バーキン、映像と躍動した人生

特別対談 アクション映画のいま
 柏原寛司 井上淳一
  アクション映画をやるなら『孫子』くらいは読んでほしい

特別インタビュー セドリック・クラピッシュ 取材・構成 魚住桜子
 クラシックバレエを通してジェンダーに疑問符を投げかけてみました。一方、コンテンポラリーダンスにおいては、女らしさは強調されませんし、ダンサーの年齢も体型もさまざま。悲劇的な結末もありません

『福田村事件』中国からの反響
 孟中 張献民 福田村における阿鼻叫喚

ベトナム映画祭 
 野木京子 人間の悲しみ、痛み、不安が流れ込んでくる

平山周吉「ドメスチックな小津安二郎」を見つけた

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
 カッコよさと可愛らしさ 男性性も女性性も根拠とはならない
  川口敦子 藤原奈緒 岩槻 歩

映芸ジャーナル
 人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした/栗の森のものがたり/ほかげ/モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン/鯨の骨/アアルト/めためた
 荒川求実 菊井崇史 桝田 豊 吉田晴妃 菊池海斗 石川尚彦 武隈風人

書評
 細野辰興 伊藤彰彦 著『仁義なきヤクザ映画史』
 伊藤彰彦 中島貞夫、大森俊次 著『中島貞夫監督 映画人生60年を語る』
 位田将司 絓秀実 著『絓秀実 コレクション』
 編集部の一冊 川本徹 著『フロンティアをこえて──ニュー・ウェスタン映画論』

連載
 わたなべりんたろう OUT OF SCREEN 
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 荒井晴彦放談
 志村秀人 そこに風は吹いているか 
 大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 雀の涙 春日信一
 編集子雑言
 荒井晴彦ノート
1,615円
『福田村事件』を語る
 井浦 新 田中麗奈
  私たちは、あの時代のことも戦争のことも知らず、歴史を背負うことも出来ません。しかし、生きていた人々に心を寄せることは出来ます
 コムアイ
  人を助けるのではなく、自分を守るほうを選んでしまう、なぜ虐殺を止めることができなかったのか、そのことを考えました
 森 達也
  善良な人々がある瞬間に加害者になりうる、人間とはどういう生き物なのか、それを個と集団の相克から検証したかった
 髙山文彦 歴史と物語のあいだ
 中川五郎 事件の核心を雄弁に伝えること
 小野沢稔彦 「死」への欲動は「殺意」を生む
 加藤直樹 私たちもまた、見えない未来に向かって舟を漕ぐ
 宮田 仁 加害者になること
 福井紳一 危機を醸成し、危機を煽って「国家」が張り出してくる
 座談会 佐伯俊道 井上淳一 荒井晴彦
  閉鎖社会、差別、流言飛語、どこをとっても、この映画はこの国の今日の現実を映し出します


クィア映画の現在性
 東海林毅 映画『怪物』に寄せて 「クィア」たちを埋葬する
 菅 孝行 映画『怪物』 一人称で見るのか、三人称で見るのか
 渡辺みえこ ひとの性愛は、被傷性を帯びた魂の出来事か
 久保 豊 心を空っぽにしながら、ナマケモノはクィア映画の夢を見る
 坪井里緒 映画『炎上する君』 燃え盛るのではなく、世界の果てまで延焼する
 荒井晴彦放談 ゲスト:井上淳一

インタビュー クレール・マトン 取材・文 魚住桜子
 映像を担当するだけではなくて、どのようにその映画を“共有するのか”が重要です。
監督のビジョンにいかに溶け込み、いかに理解を深めていくのか、それが私の使命であり喜びでありモチベーションなのです

山根貞男、追悼
 瀧本多加志 日本映画の回しもん
 福島聖佳 森崎東的温泉と動体視力
 山根貞男の仕事 再録1
  『Wの悲劇』をめぐって 荒井晴彦 伊藤亮爾 山根貞男
 山根貞男の仕事 再録2
  『共喰い』をめぐって 荒井晴彦 山根貞男
 山根貞男の仕事 再録3
  相米映画の現在と可能性 相米慎二 山根貞男

追悼 福間健二
 髙間賢治 福間健二が髙間賢治を作った
 伊藤洋三郎 「ぼくはまだ黒い芯を昂らせている」
 瀬々敬久 一度だけ福間さんを怒鳴った
 サトウトシキ 福間さんの流儀
 佐野和宏 早過ぎですよ、福間さん
 佐藤寿保 恵子さんの笑顔が健二さんに似ている
 七里 圭 福間さんについて、思い出したささやかなこと
 福間恵子 師であり同志だった

追悼 佐々木志郎
 山田耕大 究極の師匠、佐々木志郎
 再録対談 佐々木志郎×桂 千穂
  シナリオを最優先した「日活ロマンポルノ」の映画作り

日本映画制作適正化とは?
 中村義洋×田中貴大

新作レビュー
 『探偵マーロウ』
  田辺隆史 古くて、新しいマーロウ映画
 『ウルリケ・オッティンガー、ベルリン三部作』
  冨岡悦子 フリークス・シティ ベルリン
 『遺灰は語る』
  田中千世子 さらば、ノスタルジー
 『アウシュヴィッツの生還者』
  宇田川幸洋 壮大ならいいというものではない
 『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
  上條葉月 クローネンバーグは過去に回帰したのではない

追悼 中島貞夫
 倉本 聰 貞夫とのこと
 吉田 馨 先生、行ってらっしゃい
 熊切和嘉 先生の「新しいの」
 山下敦弘 格好良い“デタラメ”
 向井康介 映画監督の背中を見せてくれた最後

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
 クィア、フェミニズム、トランスジェンダー、いまどう語る?
  川口敦子 児玉美月 坪井里緒 岩槻 歩

岡 博大 生誕120年 小津安二郎 世界のOZUを訪ねて

映芸ジャーナル
 あしたの少女/君は行く先を知らない/ファルコン・レイク/PLASTIC/遠いところ/山女/世界のはしっこ、ちいさな教室
  桝田 豊 武隈風人 洪 先恵 菊井崇史 菊池海斗 吉田晴妃 鄭 大熙

Book Reviews
 睡蓮みどり 若林 良編「ダルダンヌ兄弟 社会をまなざす映画作家」
 筒井武文 御木茂則著「映画のタネとシカケ」
 井上眞介 関本郁夫著「映画監督放浪記」
 丸山正樹 雫堺編著「『LISTENリッスン』の彼方に」
 渡辺 考 西園徹彦著「相思樹の歌」
 夏目深雪 李 鳳宇著「LB 244+1」
 森脇清隆 山根貞男著「映画を追え フィルムコレクター歴訪の旅」
 編集部の一冊 平山周吉「小津安二郎」

連載
 大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 サエキケンゾウのシネマでカルチャー最前線
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 春日信一 雀の涙
 荒井晴彦ノート
1,615円
渇水
 髙橋正弥 
  子どもが主人公の映画に惹かれてきました。恵子と久美子の幼い姉妹を通して 未来に何か提言できると思いました
 加藤正人 慈雨到来
せかいのおきく
 阪本順治 
  途中で出て行く人がいるかもしれないけど、最後まで見てもらえれば、何を真ん中にして何を描いたのかを分かってもらえると思います

斎藤久志、追悼
 長谷川和彦 斎藤は大人だな。立派に生きたよ
 橋口亮輔 映画監督という人生
 塚本晋也 『サンデイドライブ』のこと
 矢崎仁司 斎藤のこと
 石井 勲 もう一本残ってるよ
 安藤 尋 「遠慮」が優しさだった
 廣木隆一 いたい 芝居
 高尾祥子 全ては現場で作られる
 吉岡睦雄 背中にそっと置いてくれる手
 真辺克彦 “けはいのあるひと„
 鈴木卓爾 斎藤久志監督との演技の時間について
 矢口史靖 気の抜けた映画作ったらサイトーさんに叱られる
 唯野未歩子 心臓の大きさが違う人
 奈緒 映画という永遠の中で
 東出昌大 悼みと決意を斎藤監督に……
 風間志織 斎藤さんの無念を私は忘れない
 田中千世子 推しだった
 鈴木ゆたか 完成尺の5倍のフィルムが2日で消えた
 加瀬仁美 私たちは最後まで一緒に生きていた
 教え子たちの聲
  山﨑佐保子 松田知子 荒木三奈 玉澤恭平 堀田孝之 古畑耕平 川久保直貴 橋本達也 古村拳人 大島まり菜 鈴木理恵 佐藤あさみ 齋藤萌 近藤希実 細井健介 李 向 増田嵩虎 栗田陸 阿部友馬 中園和希 坪井里緒 洪 先恵 菊池海斗 伊藤裕満 八木あきほ

小沼 勝、追悼
 田中陽造 遠い記憶
 村上 修 黒い目の自画像とシュールなケルン
 柄本 明 メガネの奥で光るあの目
 末永 賢 生贄たちの曼陀羅
 松田まどか 小沼監督と過ごした夏
 樽本周馬 小沼勝自伝の「助監督」として
 小沼(小泉)篤美 「倉庫に眠ったフィルムは映画とは呼ばない」
 小沼 勝、語る 撮影所曼荼羅

追悼
 吉田喜重
  上野昻志 吉田喜重とは、だれか?
 絵沢萠子
  鳩飼未緒 大胆かつ多情な女
 今村治子
  阪本順治 お治さんとの40 年……いまめそめそ泣いている
 鈴木邦男
  足立正生 思想信条の男・鈴木邦男との無言の付き合い
  瀧澤亜希子 憂国者と陽だまり

大森一樹、語る 
『風の歌を聴け』から『テイク・イット・イージー』まで  聞き手=緒方 明

特別寄稿
 金子修介 映芸でなら語れる『百合の雨音』監督記

特別インタビュー ミカエル・アース 取材・文 魚住桜子
 僕の映画作りは常に「場所」「都市」から始まります。ロメールと一点だけ共通点があるとすれば、ロケ地から物語を膨らませていくことです

新作レビュー
 独裁者たちのとき
  福井紳一 ソクーロフ の迷妄
 レッド・ロケット
  いまおかしんじ ポルノの人
 フェイブルマンズ
  森井勇佑 映画にとりつかれたらジャンキーになるしかない
 日の丸〜寺山修司 40 年目の挑発〜
  後藤和夫 「日の丸」の向こうに何を見る
 NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇
  伊達政保 渋さ知らズの原点と実像を探る
 井上淳一 野上龍雄の覚悟を見よ
  娯楽映画職人の矜持 脚本家・野上龍雄 遅すぎた発見
連載 映画たちよ!私たちのディスクール
 性表現と身体表現の定型を映画が超えるとき
  川口敦子 児玉美月 坪井里緒 岩槻 歩
映芸ジャーナル
 僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。/ノートルダム 炎の大聖堂/J005311 / EO イーオー/レッド・ロケット/郊外の鳥たち/同じ下着を着るふたりの女
  武隈風人 桝田 豊 髙木 愛 吉田晴妃 荒川求実 菊井崇史 坪井里緒
Book Reviews
 千浦 僚 志村三代子、ヨハン・ノルドストロム、鳩飼未緒 編著「日活ロマンポルノ 性の美学と政治学」
 渡辺葉子 古賀 太 著「永遠の映画大国 イタリア名画120 年史」
 わたなべりんたろう サエキけんぞう、篠原 章 著「はっぴいえんどの原像」
 山里孫存 渡辺 考 著「沖縄 戦火の放送局—軍隊に飲み込まれたラジオ」
 久保 豊 木下 忍 著「木下恵介とその兄弟たち」
 桝田 豊 中野睦夫 著「中野睦夫作品集Ⅱ 終わりの街」
 編集部の一冊 岡 博大編「小津三昧」
連載
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 わたなべりんたろう OUT OF SCREEN
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 雀の涙 春日信一
 編集子雑言
 荒井晴彦ノート

1,615円
2022年  日本映画ベスト&ワースト
 相田冬二 石飛徳樹 磯田 勉 上野昻志 宇田川幸洋 浦崎浩實 大高宏雄 岡田秀則 緒方伶香 岡本安正 荻野洋一 小薗賀津雄 小薗裕美子 春日信一 上條葉月 川口敦子 北村匡平 小嶋千佳 児玉美月 志村秀人 新宿かぼす会 睡蓮みどり 田辺隆史 千浦 僚 寺脇 研 中村賢作 林 久登  ファビアン・カルパントラ 藤原奈緒 細谷隆広 前田耕作 山下絵里 吉田伊知郎 渡辺武信 渡 辺葉子 映画芸術編集部

崔 洋一、死ス
 伊藤俊也 崔 洋一との三十七年
 田辺隆史 まだ大丈夫、やれる、と崔は応えた
 浜田 毅  辺野古の海辺で
 佐伯俊道 じゃあ、またね~
 本木克英 崔 洋一理事長を偲ぶ
 李 鳳宇 崔 洋一、強烈な陽
 大日方教史 最後の作品のこと
 森重 晃 映画『カムイ外伝』のこと
 榎 望  崔さんのサニーサイドとダークサイド
 井上淳一 喧嘩、勝ちますよ
 若杉正明 残念な決別
 富山加津江vs荒井晴彦 崔 洋一を語る
 崔 洋一、語る 「朝日新聞」2022年5月10日~27日より再録

大森一樹、追悼
 斉藤由貴 女優力を感じた、と書いてくださいました
 岡田 裕  映画が本当に好きだった
 丸山昇一 大森一樹と出会った頃
 森重 晃  市ヶ谷駅近く、25畳のスタッフルーム
 坂本 礼  続・リュミエールたち
 富山省吾 これからも語り合い共に生きる映画仲間
 渡邊孝好 大森さん、とのこと
 村上知彦 さよならぼくのともだち
 大森一樹、語る 出生から『ヒポクラス』まで  聞き手:緒方 明

追悼 澤田幸弘
 渡辺武信 集団抗争劇〝ニューアクション〟を支えた作家
追悼 結城良熈
 山田耕大 「おまえは現場がわかっていない」
追悼 小林政広
 サトウトシキ 年が明けたらすぐに小林さんの誕生日がくる
追悼 鈴木志郎康
 村山匡一郎 個人映画の巨匠逝く

『ippo』
 柄本佑×荒井晴彦 絶対、長編撮ります

【特別インタビュー】
 オドレイ・ディヴァン 取材・文 魚住桜子
 中絶を試みることは命を危険にさらすことを意味したのです。中絶によって広がる波紋は、別の側面も炙り出していくのです

新作レビュー
『フラッグ・デイ 父を想う日』
 大野南淀 ロードムービーの快活さで内側を浸していくために
『ミスター・ランズベルギス 新生ロシア1991』
 田中千世子 「裏切るな」の声に反響するリトアニアの歴史
『コンパートメントNo.6』
 野木京子 見るべき大切なものを静かに教えてくれる
『シャドウプレイ【完全版】』
 晏妮 アフター「6.4」の縮図
『雑魚どもよ、大志を抱け!』
 細野辰興 「新しい映画」なのか「より良く出来た映画」なのか

佐藤千穂著『映画夢情』を読む
 神山征二郎 千穂さんと「映画芸術」の思い出
 伊藤彰彦  小川徹と鶴田浩二の時代への挽歌

ポーランド映画祭 進行する悲しみに彼らは向き合う 近藤希美

映芸ジャーナル
 有り、触れた、未来/小さき麦の花/啄む嘴/母の聖戦/エンドロールのつづき/ガール・ピクチャー/ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
  
連載
 映画たちよ! 私たちのディスクール
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 大木雄高 「LADY JANE」又は下北周辺から
 雀の涙 春日信一
 荒井晴彦ノート

1,615円
『天上の花』
 入山法子 有森也実 
  容易には答えの出ない人の思いをこの映画は救うのだと思います
 東出昌大 萩原朔美 寺脇 研
  愛する女性を殴る衝動は自傷行為に近いのではないだろうか
 片嶋一貴 役者たちと見ているものが同じになる瞬間がある
 井坂洋子 達治の像とその抒情詩がここに並びたつ

『あちらにいる鬼』
 寺島しのぶ 人との縁は愛おしく尊いものだと感じてもらいたい
 井上荒野 鬼ごっこのように、鬼はあちらにもいて、こちらにもいるのです
 廣木隆一 真ん中に筐子がいて両脇に篤郎とみはるがいる
 原 一男  ドキュメンタリストのつぶやき

『千夜、一夜』
 青木研次
  失踪の理由に苦しみながら待つ人、その姿を見つめることが大切なのです

新作レビュー
 『はだかのゆめ』
  大久保賢一 死者と生者、闇と光 彼岸と此岸を包む映画の力
 『背 吉増剛造×空間現代』
  菊井崇史 声と音の像の響き
 『ケイコ 目を澄ませて』
  山嵜高裕 川べりの日々
 『暴力をめぐる対話』
  冨岡悦子 撮影される思考 対話は予定調和を拒絶し、混沌とする
 『間借り屋の恋』『ダラダラ』
  坪井里緒 もっと曲がって、ダラダラで

特別鼎談
 『夜明けまでバス停で』『REVOLUTION+1』
 「怒り」を胸に、いま撃つべきものは?
  高橋伴明 足立正生 寺脇 研

いまおかしんじのいま
 いまおか的キャラクター造型と作劇術をめぐって
  井土紀州 佐藤 稔 中野 太 川﨑龍太 いまおかしんじ

特別インタビュー 取材・文 魚住桜子
エマニュエル・ベルコ
  私は美しい光を求めていましたが、ロックダウン明けで猶予はありませんでした
  撮影監督にいつも言っていたのは、人々を美しく撮ってほしいということです

邦洋★映画合戦 最終ラウンド
 荒井晴彦 寺脇 研

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
 川口敦子 児玉美月 坪井里緒 岩槻 歩

松原信吾、追悼
 長尾啓司 走ろうぜ!
 佐々木彰 山田太一ドラマスペシャルをもういちど
 深澤 宏 今、想うこと
 佐伯俊道 たった一本の二人だが……
 田辺隆史 グッドバイ、信吾さん
 本木克英 松原先輩を偲んで
 松原 慧 親孝行か親不孝か
 松原純子 いつのことだか

私の好きな映画館
 新宿文化劇場
  中村征夫 記憶に残る迷宮の映画館
 新宿日活/新宿ヒカリ座
  渡辺武信 日活アクションの歴史を刻んだ場所
 小倉昭和館/フォーラム八戸
  寺脇 研 映画の館とは?
 岩波ホール
  野崎有以 心の映写機は今日も回る
 高田馬場パール座
  渡辺葉子 あの階段を降りていく時
 シネマホール
  林 久登 三つの星座が光る場所
 ニューアート
  川口敦子 1978年夏、ニューアート
 シネロマン池袋
  千浦 僚 映 ポルノ映画が活きている場
 久留米東映劇場
  吉原秀則 いまも看板が残っている
 ACTミニ・シアター
 ACT SEIGEI THEATER
  岩槻 歩 スクリーンを見上げる時以外はずっと下を向いていた
 南明館
  丸山昇一 ものすごく前置きが長い

映芸ジャーナル
 さすらいのボンボンキャンディ/響け!情熱のムリダンガム/餓鬼が笑う/ノベンバー/夢半ば/あのころ/こころの通訳者たち
  荒川求実 髙木 愛 菊井崇史 桝田 豊 武隈風人 坪井里緒 吉田晴妃

Books Reviews
 中川五郎 西崎雅夫著「普及版 関東大震災 朝鮮人虐殺の記録 東京地区別1100の証言」
 児玉美月 オーソン・ウェルズ、ヘンリー・ジャグロム著 ピーター・ビスキンド編「オーソンとランチを一緒に」
 堀内 恭 浦崎浩實著「ムービー・マガジン1975─1989」
 柏原寛司 蓮實重彦;著「ジョン・フォード論」
 川瀬陽太 津田寛治著「悪役」
 椎根 和 会田誠 著「性と芸術」
 藤原奈緒 「私たちの湯布院映画祭 映画ファンが、来て、観て、語った46年」
 編集部の二冊 

連載
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 雀の涙 春日信一
 荒井ノート


1,615円
『はい、泳げません』『わたしのお母さん』
  阿部純子 自分の素が役柄に正直に出てくる それが私のスタイルかと思います

いま「戦争映画」を見る
 『戦争と女の顔』
  中本道代 戦後を生きる女性兵士たち
 『失われた時の中で』
  常石敬一 その人らしく生きる
 『島守の塔』
  渡辺 考 究極の事態に人は何を決断するか
 『教育と愛国』
  前川喜平 かくして教育の右傾化は進む

特別インタビュー 取材・文 魚住桜子
 マチュー・アマルリック
  脚本はバイブルではないから、解体して、よりわかりやすいように噛み砕いていく
  役者の動き、音楽に乗せていく方法を考えていくのです

新作レビュー
 『こちらあみ子』
  中尾太一 物語の判断 親に残された仕事とはなにか
 『東京2020 オリンピック SIDE:A』
 『東京2020 オリンピック SIDE:B』
  宮田 仁 8ミリ映像が子供たちを「未来」に閉じ込める
 『ビリーバーズ』
  森 達也 露骨な暗喩と手法からなにが見えるか

青山真治を、送る
 監督予定作シナリオ 『退廃姉妹』
  島田雅彦 原作、荒井晴彦+井上淳一 脚本
 森重 晃 「退廃姉妹」の行方

石井隆、追悼
 竹中直人 石井隆の世界を撮れる監督はもうどこにもいない
 伊藤洋三郎 新宿二丁目の外階段の踊り場でネオンバックに電話している石井さん
 大森氏勝 映画の父・石井隆
 明智惠子 映画(虚構)と現実の境目でいつも、美しい奇蹟を起こしてきたひと
 佐々木原保志 頑固でシャイな天才、石井隆と……

佐々木史朗、追悼
 大森一樹 へそ曲がりのダンディ、私的佐々木史朗論
 佐藤美由紀 オフィス・シロウズのはじめの頃
 須藤秋美 二度の固い握手
 八木あきほ “先生”のこと
 岡田 裕 映画界の荒野に旗を掲げた人
 根岸吉太郎 忍耐に隠された短気

伊藤雄、追悼
 中谷健太郎 ♪おいら死んだとなあ……
 柄本 明 雄さんの顔
 渡辺葉子 映画祭参加者の背中を押してくれた人
 田井 肇 敗者の姿に身を寄せる
 安藤桃子 湯布院映画祭伊藤雄顕在
 奥田瑛二 横たわる君は笑顔だったと聞いた
 阪本順治 雄さん、いまごろウクライナの上空に
 渡辺武信 映画愛を抱き続けることが彼へのお返しか?
 寺脇 研 同じ時代の日本映画を見続けて来た同士
 白鳥あかね 極楽映画祭を、雄さんと
 三沢和子 人の輪をつくるひと
 椎井友紀子 雄さんへ
 柄本 佑、安藤サクラ 遠慮がないけど愛がある 雄さんの人柄がつくった映画祭
 横田茂美 伊藤雄と湯布院映画祭史

佐藤忠男、追悼
 晏 妮 佐藤忠男について私が知っている二、三の事柄
 石坂健治 批評なのか応援なのか

新連載 荒井晴彦映画放談
 進行=岩槻 歩+稲川方人 編集部

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
 女性と血 ヒロイン像の行方をめぐって
  川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 坪井里緒

消えゆくミニシアターの面影
 野崎有以 民主主義社会における娯楽
 石橋秀彦 兵庫、豊岡劇場からの声

澤井組スタッフ座談会 /再掲載
 澤井信一郎とは何者だったか その監督術と人間術
  藤沢勇夫+小島吉弘+鹿島 勤+大津 是+隅田 靖+中田秀夫+荒井晴彦

映芸ジャーナル
 リコリス・ピザ/映画はアリスから始まった/よだかの片想い/きっと地上には満天の星/裸足で鳴らしてみせろ/ぜんぶ、ボクのせい/頭痛が痛い
  桝田 豊 吉田晴妃 磯田 勉 髙木 愛 武隈風人 菊井崇史 坪井里緒

Books Reviews
 椎根 和 横尾忠則著「原郷の森」
 北村匡平 上野昻志著「黄昏映画館──わが日本映画誌」
 北村岳人 森達也著「千代田区一番一号のラビリンス」
 編集部の一冊 仙元誠三/山本俊輔、佐藤洋笑著「キャメラを抱いて走れ! 撮影監督仙元誠三」

連載
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 OUT OF SCREEN わたなべりんたろう
 雀の涙 春日信一
 編集子雑言
 荒井晴彦ノート
1,615円

アネット

 堀越謙三 聞き手=川口敦子
  レオスは自分の作品を否定して次に進む。だから言うなれば僕と彼は共犯関係なのです

 川本 徹 ふたつのA 『アネット』とアメリカ文学
 塩田明彦 悲劇がリズムを刻んで
 つやちゃん 現代へと回転する映画の原点 息もつけないほどに積み重なる 驚きと、驚きと、驚き
 磯見俊裕 マリオネット=アネットは実在する
 菊地健雄 イメージの力 私が知るレオス・カラックス
 筒井武文 勝利したのは映画かミュージカルか
 岩槻 歩 呪いと祝福が刻み込まれた人


冬薔薇
 坂本順治+荒井晴彦 


インタビュー ミア・ハンセン=ラブ 取材・構成 魚住桜子
 母として子供たちと時間を費やす間も、映画はひとりでに豊かになっている気がするのです

インタビュー フィリッポ・メネゲッティ 取材・構成 魚住桜子
 ジャンル映画の「定型」を用いながらも、ジャンル映画として作りあげないことを最初から念頭に置いていました


新作レビュー
 TITANE/チタン
  城戸朱理 対称性と非対称性の交錯 ボディ・ホラーの新世紀へ

 カモン カモン
  藤原奈緒 「先へ、先へ、先へ」と進む君が、やがて忘れてしまうだろう「音」のこと

 リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス
  中島雄人 力強く繊細で明るくもなく、暗くもなく

 流浪の月
  上野昻志 被害と加害 その相克に課題を残す

第5回 映画たちよ!わたしたちのディスクール
 希薄さと窮屈さ 映画の破壊と創造はどこに
  川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 近藤希実


追悼 恩地日出夫
 黒沢年雄 恩地さんに対しては、おとなしくしていればいいんだと思っていました
 酒井和歌子 『めぐりあい』のこと
 桃井かおり 一緒に足掻いた人
 泉谷しげる 役者人生のスタート、そこに恩地さんがいた
 上田正治 リアリティにこだわっている人
 工藤英博 ペントハウスで過ごした熱い日々
 寺脇 研 『めぐりあい』が私の人生を決定した
 田辺隆史 「虹の岬」、未生の経緯
 泊 懋 映画の人は死なないんだ
 星埜恵子 パリとスペインのセビリア、クエンカに散骨します

 未発表シナリオ 虹の岬(仮題)
  脚本:荒井晴彦 監督:恩地日出夫

 恩地日出夫への手紙
  武満 徹 ひきさかれた「女体」の傷は殺された牛よりいたましい
 武満徹への手紙
  恩地日出夫 〝ありがとう〟そして〝さようなら〟

 採録 映画『女体』のあとで
  「作家がカメラを通して見ること」それが映画である
  恩地日出夫 佐伯俊道 荒井晴彦


追悼第三弾 澤井信一郎の軌跡
 藤原勇夫 Wの悲劇制作ノート

 採録 北海道の映画を語る
 「内地」の目から/「在北」の目を
  澤井信一郎 荒井晴彦 寺脇 研

 スタッフ座談会 澤井信一郎とは何者だったか
  その監督術と人間術
  藤沢勇夫 小島吉弘 鹿島 勤 大津 是 隅田 靖 中田秀夫 荒井晴彦


追悼 モニカ・ヴィッテ
 田中千世子 モニカ、あなたを模範に世界の不毛を生きていく


シネマスコーレを解剖する
 木全純治×井上淳一 一枚の前売り券を大切に売る、若松さんはそういう人でした


映芸ジャーナル
 マイスモールランド/私のはなし 部落のはなし/インフル病みのペトロフ家/メイド・イン・バングラデシュ/マタインディオス、聖なる村/英雄の証明/まっぱだか
坪井里緒 桝田 豊 吉田晴妃 武隈風人 菊井崇史 髙木 愛 磯田 勉

Books Reviews
 河原千春 佐伯俊道著「終生娯楽派の戯言」上下巻
 坪井里緒 アサイ著「木根さんの1人でキネマ」
 宮田 仁 樋口尚文編著「大島渚 全映画秘蔵資料集成」

連載
 大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 春日信一 雀の涙
 編集子雑記
 荒井晴彦ノート


1,615円
2021年日本映画ベスト&ワースト

選評
相田冬二 石飛徳樹 磯田 勉 伊藤 雄 井上淳一 浦崎浩實 大高宏雄 岡田秀則 岡本安正 荻野洋一 小薗賀津雄 小薗裕美子 川口敦子 北村匡平 児玉美月 志村秀人 新宿かぼす会 田辺隆史 千浦 僚 出町光識 寺脇 研 中村賢作 伴 一彦 藤原奈緒 ファビアン・カルパントラ 細谷隆広 前田耕作 吉田伊知郎 渡辺武信 渡辺葉子 映画芸術編集部

なん・なんだ
 山嵜晋平
  この山を越えれば明日があると思っていた場所。そこから、彼らの明日も続いているはずです

 高橋伴明×下元史朗
  鴨川が三途の川のように

 中野 太×荒井晴彦
  必然と理由が必要です

 井坂洋子 人はいくつになっても、変わることができる

ジョン・カーペンターを、いま!
 青山真治 スネーク・プリスケンとは何者なのか

インタビュー 取材・文 魚住桜子
 ジェーン・カンピオン
  自分が心に秘めていることを誰も盗むことはできないと、長年、私は自分に言い聞かせてきました


新作レビュー
 三度目の、正直
  朱 依拉 女が女でいられる条件とは何か?

 焼け跡クロニクル
  後藤和夫 映画の原初に立ち帰る喜びに満ちた映画

 濡れた賽の目
  風間久徳 埋もれてしまった映画をいまここに

 クライ・マッチョ
  大野南淀 後部座席から亡霊は現れない

 悪なき殺人
  田中千世子 この映画のために原作が生まれた

 夜空に星のあるように
  村山匡一郎 現実感とポリフォニックな輝き

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
 映画と映画人の「誠実さ」を私たちが意識するとき
  川口敦子 児玉美月 坪井里緒 岩槻 歩 

ポーランド映画祭2021
 近藤希実 先人のDNAが現代にどう息づいているか

追悼 澤井信一郎
 伊藤俊也 私は澤井の映画を見ながら、もういない澤井に嫉妬を感じました
 瀬戸恒雄 ともに撮影所の寮にいました
 高田勇夫 きれぎれの回想
 大谷達之 浜松北高校と東京外語大学の澤井
 丸山昇一 丁寧で艶があったよ
 沢 竜二 澤井信一郎と私
 西部智子 父と澤井信一郎監督と「映画芸術」
 佐伯俊道 幻のミツコ・クーデンホーフ
 久石 譲 あの時の若さ、あの時の澤井さん あの時代だから書けた曲……
 角川春樹 この監督に任せておけば間違いない
 岡田 裕 同期の映画人がまた一人逝った
 林 久登 澤井兄弟と四日市
 小嶋雄嗣 澤井監督ご夫妻のこと
 寺脇 研 澤井さんとの30年
 鈴木一誌 現在を滲ませる 澤井信一郎監督の思い出
 隅田 靖 私と澤井さんとの出会いと別れ。そしてこれからの道すじ
 澤井郷子 気は遣いましたが、楽な人でした
 富田偉津男+澤井浩司 信治と余志郎、この二人が澤井家を代表します

澤井信一郎未映画化シナリオ 流浪芸人

追悼 高岩 淡
 高田宏治 人も料理も酒も京の超一級、音頭をとったのは、高岩先輩やった
 檀 ふみ 健さんと淡叔父のこと

追悼 井川耕一郎
 高橋 洋 あの懐かしい部屋に帰ることはもうない

映芸ジャーナル
 テレビで会えない芸人/春原さんのうた/誰かの花/国境の夜想曲/金の糸/選ばなかったみち/さがす
  木村奈緒/武隈風人/菊井崇史/吉田晴妃/桝田豊/髙木 愛/磯田 勉

Book Review
 三上雅通 ショーレ・ゴルパリアン著「映画の旅びと」
 岡村幸宣 村山恒夫著「新宿書房往来記」

連載
 OUT OF SCREEN わたなべりんたろう
 サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
 大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
 志村秀人 そこに風は吹いているか
 雀の涙 春日信一
 荒井晴彦ノート
 編集子雑記

1,615円
草の響き
場の可能性に執着する繊細な演出で人の姿を見つめ続ける斎藤久志、その最新作は、力作が揃う連作の1本となった。精神の暗部に苦しむ夫と、夫との重い関係に苦しむ妻。各シーンのディティールに潜む思いを聞く

【インタビュー】東出昌大
菩薩のような、怒っているのか悲しんでいるのか、冷めきった顔の純子に思わず身がすくんで、気が付いたらポロポロと涙が出ていたんです

【対談】斎藤久志+荒井晴彦
佐藤泰志の小説と出会ってもう一つの人生を与えられたと思っているんです

【対談】菅原和博+荒井晴彦
佐藤泰志の小説と出会ってもう一つの人生を与えられたと思っているんです

田中千世子 斎藤久志の豊かなルネサンス!

ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES /夢の涯てまでも
1966年の最初の短編『ショウ・プレイシーズ』から55年。ヴェンダースがいま、映画の息吹を伝える

大森立嗣 都会のアリス 移動することとは何だろう?
藤本哲明 まわり道 拭われ続ける血、伝い落ちるままの涙
松本圭二 さすらい ああもう、何もかもめんどくさい
浅倉 奏  アメリカの友人 永遠ていう言葉なんて
川本 徹  パリ、テキサス「 テキサス、1868年」から『パリ、テキサス』へ
岡田秀則 東京画 ディズニーランドから引き返した人
マーサ・ナカムラ ベルリン・天使の詩 鏡に映る恋人
城戸朱理 都市とモードのビデオノート 過去にインスパイアされた現在から未来への動線がはじまる
冨岡悦子 夢の涯てまでも ヴェンダースの愛の叙事詩
隈元博樹 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ BVSCという生活、あるいは邂逅について

インタビュー アルチュール・アラリ
小野田寛郎に惹かれるまで、僕は日本に行ったこともなければ、日本の知識も一切ありませんでした
(取材・文 魚住桜子)

新作レビュー
由宇子の天秤/空白
森 達也 脚本に他者の視線が欠けている

ONODA 一万夜を越えて
佐伯俊道 歴史修正ここに極まれり

愛のまなざしを
黒岩幹子 愛を断言するこの映画の強さ

ボストン市庁舎
鈴木一誌 映画は〈孤独〉を映せるか

水俣曼荼羅/ MINAMATA
菅 孝行 〈事実〉か〈情緒〉かが問われる

追悼 澤井信一郎 第1弾
澤井信一郎、『Wの悲劇』を語る 
『Wの悲劇』シナリオ 完成版

追悼 千葉真一
内藤 誠 千葉真一と「マイ・ボーイ」のこと
深作健太 サン・ゴーズ・ダウン

追悼 小平 裕
梶間俊一 デビュー作『青い性』が出来上がった瞬間、人目も憚ず号泣した小平裕さん……その想いを考察しました

追悼 ジャン=ポール・ベルモンド
大森一樹 さらば、わが愛しの映画俳優ジャン=ポール・ベルモンド


山根貞男編「日本映画作品大事典」刊行
【刊行記念トークショウ】山根貞男+鈴木一誌+瀧本多加志
映画は静止体ではなく、動体です。この事典の記述に向き合うには、
徹底した孤独が必要です。これ以上孤独な本はもうできないのではないか。

武藤康史 作品解説こそがこの事典の仕事である

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
世界を単純化しないために映画が考えること
川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 近藤希実 


映芸ジャーナル
MONOS 猿と呼ばれし者たち/COME&GO カム・アンド・ゴー/JOINT/
ボクたちはみんな大人になれなかった/Shari/なれのはて/スウィート・シング
武隈風人 菊井崇史 磯田 勉 髙木 愛 大久保渉 桝田 豊 柴垣萌子

Book Reviews
渡辺葉子 伊藤 雄著「観るか呑むか 湯布院映画祭酔狂譚」
坪井里緒 山根貞男著「東映任侠映画120本斬り」
向千衣子 代島治彦著「きみが死んだあとで」
鴻 英良/山内則史 菅孝行著「演劇で〈世界〉を変える 鈴木忠志論」
山内則史 安井国穂著「仮面の狂騒 警視庁機動捜査隊216」
桝田 豊 中野睦夫著「贄のとき」
花咲政之輔 児玉浩宣写真集「BLOCK CITY 増補版」
松崎まこと 中山信一郎著「泣き笑い映画とジャズの極道日記」
野崎 歓 魚住桜子著「映画の声を聴かせて フランス・ヨーロッパ映画人インタビュー」
寺脇 研 武田一義著「ペリリュー 楽園のゲルニカ」
編集部の一冊 金子遊・若林良・吉田悠樹彦 編「アニエス・ヴァルダ 愛と記憶のシネアスト」

連載
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
わたなべりんたろう アウト・オブ・スクリーン
菅 孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず 最終回
志村秀人 そこに風は吹いているか
大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
雀の涙 春日信一
邦洋★映画合戦 寺脇 研×荒井晴彦
編集子雑記
荒井晴彦ノート
1,615円
ドライブ・マイ・カー
巧みな演出法と話法で新作毎に注目される俊英・濱口竜介が村上春樹の短編に挑んだ『ドライブ・
マイ・カー』、チェーホフの「ワーニャ叔父さん」の舞台劇を交差させ、登場人物の多重な心理に
繊細な眼差しを向ける濱口演出、本領発揮の出来。その背景を探る
【インタビュー】濱口竜介
現場で何かが起こる、その可能性を高めるためにはできるだけ準備をすることに尽きます

サンマデモクラシー
1963年の沖縄、サンマにかかっていた関税の還付を求めてひとりの女性・玉城ウシが裁判を起
こした――「ウシがアメリカに喧嘩を売った」、この過去の出来事を突破口にして、複雑な沖縄自
治の課題に挑んだひとりのテレビマン・山里孫存に、数々の秀作を作り、現在はNHK沖縄に在籍する
渡辺考が熱い思いを寄せる
【対談】山里孫存×渡辺 考
こんな沖縄があった、こんな人たちが生きていた……。復帰以前の沖縄を伝えていくのは、自分の
宿命だという思いがあります
音 好宏 半植民地的な米軍統治への怒りがここに

緊急特集
遠ざかるピンク映画 その見えざる現場でいま何が起こっているか?
内藤忠司 『ハレンチ君主 いんびな休日』に早くから関わってしまった私の、裁判傍聴記
いまおかしんじ 痴漢保健室
菅 孝行 週刊新潮が「作った」不敬映画 『ハレンチ君主 いんびな休日』を読む
井上淳一 私の初めてのピンク映画の行方
坂本 礼 『まったくなぁ。』
[シナリオ]ハレンチ君主 いんびな休日 荒木太郎+いまおかしんじ

東アジア反日武装戦線をめぐって、ふたたび
[再録] 鈴木邦男 『テロ 東アジア反日武装戦線と赤報隊 新版』第2部 戦争・原罪意識そして〈狼〉
稲川方人 黒川芳正『母たち』を見る 政治的戦略としての「母性」

インタビュー フランソワ・オゾン 取材・文 魚住桜子
一途な感情や幻想、思い込みによる失望、そこには普遍性があり、ホモセクシュアリティとは直接
的な関係はありません

新作レビュー
アイダよ、何処へ?
後藤和夫 事実を直視せずに明日はない
MINAMATA-ミナマタ-
代島治彦 ドキュメンタリーとは異なる地平へ
北園現代史 自由の裏に隠された衝撃の実態 一般公開Ver.
桃井 章 学校の外は、政治の嵐の只中にある
浜の朝日の嘘つきどもと
大内 靖 映画は今日も嘘をつく。だって何もはじまっていないのだから
キネマの神様
荻野洋一 現代日本映画にとって山田洋次とは何なのか?

特別座談会 配給会社はいまどうしている?
私たちがいま担うべきもの
志村大祐(ザジフィルムズ) 加藤武史(アンプラグド)
村田敦子(ミモザフィルムズ) 小林三四郎(太秦)
田井 肇(シネマ5支配人) 北條誠人(ユーロスペース支配人)
寺脇 研(映画運動家)

連載トーク第2回 映画たちよ!私たちのディスクール
映画はどこで自由となりどこで不自由となるのだろうか
川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 近藤希実

追悼 清水邦夫
石橋蓮司 蜷川さんが去って、蟹江もいなくて、清水さんも逝ってしまって、甘美な時は終わった

追悼 谷口晃
吉村英夫 好敵手谷口晃との40年
いまおかしんじ 倫理の先生
林 久登 脚本から見えてくる景色
[遺文] 谷口 晃 シナリオ修業体験記
[谷口晃遺稿シナリオ] ブント・ノスタルジア

追悼 李麗仙
足立正生 わが時代の女王は、最後には能楽劇を演じつつ、逝ってしまった

太陽肛門スパパーン 新作アルバムを聴け!
花咲政之輔 円谷幸吉の魂を先頭に、東京オリンピックを阻止し、近代オリンピックを廃絶しよう!

映芸ジャーナル
うみべの女の子/サマーフィルムにのって/かば/最後にして最初の人類/素晴らしき、きのこの
世界/東京自転車節/黄龍の村
岩槻歩/菊井崇史/桝田 豊/武隈風人/大久保渉/柴垣萌子/磯田 勉

Books Reviews
佐藤美鈴 荒井晴彦、森 達也、白石和彌、井上淳一著「映画評論家への逆襲」
高橋伴明 藤森益弘著「夢の炎 映画に恋した男たち」
松岡錠司 岸惠子著「岸惠子自伝」
坪井里緒 川本三郎著「映画のメリーゴーラウンド」
児玉美月 西森路代+ハン・トンヒョン著「韓国映画・ドラマ──わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020」
井上淳一 安井国穂著「仮面の狂騒 警視庁機動捜査隊216」
川口敦子 猿渡由紀著「ウディ・アレン追放」
編集部の一冊 寺脇 研著「西部邁が支持したアメリカ映画論」

連載
菅孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
わたなべりんたろう 日本未公開傑作ドラマ紹介
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
邦洋★映画合戦 荒井晴彦×寺脇 研
春日信一 雀の涙
荒井晴彦ノート
1,615円
『狼をさがして』『きみが死んだあとで』をめぐって
『狼をさがして』
インタビュー:キム・ミレ
人と人とが出会うときにはそもそも「反日」は存在しないのです
明石アキラ なぜ誰も「東アジア反日武装戦線“狼”」を映画化しないのか
伊達政保 この国の現在に「反日」の意味を問う
太田昌国 ヒューマニズムとテロル 大道寺将司さんを追悼する
『きみが死んだあとで』
インタビュー:代島治彦 
18歳の死者・山﨑博昭 われわれはそれ以後を生きている
森達也 あの時代の多声性を構成するために
菅 孝行 山﨑博昭の死からの視界と〈その先〉について
座談会『きみが死んだあとで』を見終えて
あの日、羽田周辺の路上で何が起こっていたか
足立正生 井上淳一 七里 圭 白石和彌 荒井晴彦
座談会『狼をさがして』『きみが死んだあとで』に映るもの
革命闘争の死者は聖化できるのか
亀和田武 絓 秀実 小野沢稔彦 荒井晴彦
『デカローグ』クシシュトフ・キェシロフスキ その魂の波状
榎戸耕史  “映画の現在形”を訴えるキェシロフスキ
渡辺克義 『デカローグ』に現れる謎の男をめぐって
石川 慶 道しるべとしてのキェシロフスキ
田辺秋守 『デカローグ』そのアリストテレス的展開をめぐって
北小路隆志 『デカローグ』に見出す絶対的偶然性
ディアナ・ドンブロフスカ 私たちはみんな結ばれている

新作批評
『明日の食卓』
井坂洋子 母の狂気がないと子は育たない
『いとみち』
藤原奈緒 少女を通して世界を見つめる
『海辺の彼女たち』
相澤虎之助 窓口にて震える映画
『ドリームランド』
大野南淀 納屋に差し込む光
『ビーチ・バム まじめに不真面目』
いまおかしんじ 無頼派は早く死ぬ
緊急討議 日本映画の現在を問う!
誰が映画を決めて誰に向けて作っているのか
山田耕大 細野辰興 森重 晃 寺脇 研
インタビュー 取材・構成=魚住桜子
アリス・ウィンクール
子供と離れる物理的な別れと、宇宙飛行士が経験する地球との別離。それは人間の関係性に似ています
新連載:映画たちよ!私たちのディスクール
 北マケドニアから吹き寄せる柔らかな風に揺られて
  川口敦子 児玉美月 岩槻歩 近藤希実
追悼 小谷承靖
上田正治 小谷の遺志「父の暦」
田辺秋守 日本映画大学での小谷承靖監督
小林竜雄 監督の”業”を見せてくれた
寺脇 研 高三の私に届いた一通の葉書
才谷 遼 サッソウと駆け抜けた
福本昭夫 故郷・鳥取での小谷監督
[再録] 小谷承靖 「父の暦」と私
追悼 フィル・スペクター
 岸野雄一 ある音楽プロデューサーの死をめぐって
追悼 ジャン=クロード・カリエール
荻野洋一 「愚かしさ」との格闘は最後の呼吸まで続いた
追悼 村山新治
村山恒夫 僕の叔父さん、映画監督・村山新治
映芸ジャーナル
SNS-少女たちの10 日間-/走れロム/犬は歌わない/ブックセラーズ/藍に響け/へんしんっ!/ボデイ・リメンバー
柴垣萌子 菊井崇史 桝田 豊 近藤希美 武隈風人 大久保渉 磯田 勉

Book Reviews
椎根 和 近田春夫著、下井草秀構成「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」
青山真治 門間雄介著「細野晴臣と彼らの時代」
坪井里緒 蓮實重彦著「見るレッスン: 映画史特別講義」
 編集部の一冊 金井美恵子著「<3・11>はどう語られたか 小さいもの、大きいこと」
連載
菅孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
邦洋★映画合戦 荒井晴彦 寺脇 研
雀の涙 春日信一 
荒井晴彦ノート
1,615円
2020年日本映画ベスト&ワースト
ベスト集計表
ワースト集計表
選評
相田冬二 石飛徳樹 磯田 勉 伊藤 雄 井上淳一 上野昻志 宇田川幸洋 浦崎浩實
 岡田秀則 岡本安正 荻野洋一 小薗賀津雄 小薗裕美子 川口敦子 北村匡平 児玉美月
 志村秀人 新宿かぼす会 田辺隆史 千浦 僚 出町光識 寺脇 研 中村賢作 伴 一彦 
藤原奈緒 ファビアン・カルパントラ 細谷隆広 前田耕作 山下絵里 吉田伊知郎 渡辺武信 
渡辺葉子 映画芸術編集部
おもいで写眞
深川麻衣× 香里奈
人の人生を許す心の芽生えが繊細な演出のなかに表れてくるのを感じていました
熊澤尚人
〝許せない〟という思いはそのままに、〝許す〟のではなくて〝受け入れる〟こと。この映画は単なるハッピーエンドではないと思っています
痛くない死に方
高橋伴明
人生の最終段階をどう過ごすか、自分の最期についての意志をどう共有するか。その問いに立ち止まってもらいたい
井坂洋子 木が枯れるように、倒れていきたい
筒美京平、私の10 曲
村井邦彦 宇崎竜童 萩田光雄 小西康陽 関川夏央 サエキけんぞう 横田茂美 坂手洋二
外波山文明 瀬戸夏子 中島雄人 菊井崇史 寺脇 研 吉原秀則 稲川方人 荒井晴彦
新作レビュー
あのこは貴族
渡辺 花 静かに流れる情熱と生命力
天国にちがいない
後藤和夫 世界の無関心に対して私たちができること
春江水暖〜しゅんこうすいだん
晏妮 「絵巻」映画の是非を問う
夏時間
岩槻 歩 薔薇色の蚊帳
国葬/粛清裁判
菅 孝行 権力は見せたいことだけを見せ、大衆は見たいことだけを見る!
成田尚哉を送る
岡田 裕、山田耕大、金子修介、桃井 章、中原 俊、廣木隆一、長谷川安弘、平田樹彦、橋本浩介、
阿亀、佐伯俊道、加藤正人、若杉正明、斎藤久志、荒井美早、縄田かのん、橋本直樹、黒沢久子、
安藤 尋、永田芳弘、太田雄子、中島ひろ子、梶原阿貴、成田可子
成田尚哉未映画化シナリオ
深夜興行 十八歳未満お断り
成田尚哉の仕事 1976 〜2019
追悼 岩本多代
岩倉高子 多代へ愛を込めて 井上淳一 研ぎかけのお米が……
インタビュー  取材・文 魚住桜子
エマニュエル・ドゥヴォス
今、映画館に一番足を運ぶのは50 代以上の女性でしょう。彼女たちは成熟した女性を見たいと思うはずです。〝老い〟を無視することはできないのです
セドリック・カーン
冒険心をかき立てられ、新鮮な喜びを感じられることが、何よりも重要だと思っています
ポーランド映画祭2020
近藤希実 マルツェル・ウォジンスキに心を鷲摑みにされた
映芸ジャーナル
いつか、どこかで/わたしの叔父さん/羊飼いと風船/ミッドナイト・ファミリー/ミス・フランスになりたい!/二重の街/交代地のうたを編む/ある殺人、落葉のころに
菊井崇史 桝田 豊 武隈風人 近藤希実 大久保渉 柴垣萌子 磯田 勉
消えるシナリオ会館に寄せて
高田宏治 脚本作家の立ち位置を共に検証し直すギリの時期か
Book Reviews
北村匡平 志村三代子・角尾宣信著「渋谷実 巨匠にして異端」
辛淑玉 木内みどり著「あかるい死にかた」
編集部の一冊 土岐友浩歌集「僕は行くよ」
連載
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
邦洋★映画合戦 寺脇 研×荒井晴彦
菅 孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず
日本未公開傑作ドラマ紹介 わたなべりんたろう
大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
志村秀人 そこに風は吹いているか
雀の涙 春日信一
荒井晴彦ノート

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映画芸術の内容

  • 出版社:映画芸術
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の30日
  • サイズ:B5
数々の受賞歴を誇る脚本家、荒井晴彦が編集・発行人をつとめる日本で唯一の映画批評誌。
日本映画界の最前線で活躍する監督、プロデューサー、脚本家などのインタビューや対談、話題作についての批評・論考を掲載。作り手の本音や業界の実情を知ることができる唯一の映画雑誌です。「情報」ではなく「肉声」が聞きたい、「タテマエ」よりも「ホンネ」が知りたいと考える本質志向の映画ファンにお勧めします。

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