週刊金曜日 発売日・バックナンバー

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509円
■警察・公安の闇
 対談 公安に監視される警察官たち(大河原 宗平・仙波 敏郎)
 それでも私たちは組織の腐敗と闘う

全警察にはびこる、裏金という犯罪行為。
これに勇敢にも抗議した2人の警察官に対し、組織は何をしたのか。
正義の声をいかなる手口を使っても抹殺しようとする卑劣な実態を
当事者の証言で暴露し、巨悪の本質に迫る。

私を懲戒にした組織の卑劣(大宅 武彦)
ヤラセだった「拳銃摘発」

おとり捜査に見る腐敗の構造(市木 春秋)
北海道警が起こした犯罪デッチ上げ事件

北海道警の現職警部が、拳銃所持や覚醒剤密売に手を染めていた
「稲葉事件」。この事件の背後から、拳銃摘発の件数を稼ごうと、
「おとり捜査」に走る警察の体質が浮かび上がった。しかも、
拳銃摘発に重点を置いた結果泳がせ捜査に失敗し、129キロの
覚醒剤が闇社会に流出した疑惑も浮かんでいる。

私がやったスパイ獲得の手口
元公安警察官の独白(真田 左近)


■バッグに入れていても情報が盗まれる?――渦中の男性が手口を語る
 スキミング犯罪の恐怖と防ぎ方(平野 宗彰)

自分のまったく知らないところでクレジットカードが使われる事件が
相次いでいる。
米国で起きた情報流出事件では、日本国内の不正使用総額が6月23日
までに約1億3000万円を超えた。これは情報処理会社の不手際が原因だが、
このほかに情報を個別に読みとるスキミングという手法がある。
その渦中でうごめく男性に話を聞く事ができた。


■大物国税OBの影もちらつく
 竹中郵政大臣に「広報チラシ」疑惑(横田 一)


■痛憤の現場を歩く(36) 沖縄篇(2)
「辺野古に基地はつくらせない」(上)
 海上で作業中止を求め 24時間ピケ態勢が続く(鎌田 慧)

名護市辺野古に、普天間から基地を移設する計画がもちあがったのは6年前。
“ジュゴンの住む海を壊すな”“もう沖縄に基地はいらない”と、反対する
人たちは、海上の作業用櫓を占拠して、今日も交渉を続けている。

509円
■日韓国交正常化40周年
週刊誌協力企画でアンケート
ふたつの国の現実 沈黙しない20人に学ぶ
 2005年は日本にとっては「敗戦」、韓国にとっては「解放」60年。
また1965年6月22日の日韓基本条約調印、つまり日韓国交正常化から40年という
意味深い年である。2002年にはサッカーワールドカップ共同開催、
突如もたらされた「ヨン様」を始めとする韓流ブームによって、
日韓の距離は縮まったと多くの市民が思ったことだろう。
 しかし、竹島(独島)領土問題、「つくる会」教科書をめぐる歴史教科書検定や
「靖国」問題などにより、関係は悪化し振り出しに戻るかのようである。
なぜ、次々と日韓問題が再燃するのだろう。解決する方法はないのだろうか。
 そこで、かねてから記者同士の交流があり、日韓について問題意識を共有しうる
韓国『時事ジャーナル』と協力して企画を立ち上げることになった。
穏健派、強硬派問わず日韓関係について代表的な意見を持つ日韓のジャーナリスト、
政治家、学者など、両国編集部がそれぞれ10人、計20人を人選し、
アンケート調査を実施した。日本と韓国は近くて遠い国のままなのか。
両国の現在と未来について学ぶきっかけとなれば幸いである。


■靖国問題
行くか行かないか 日本の岐路となる小泉の選択(山内 大輔)
小泉首相の靖国神社参拝問題はいまや、日中・日韓外交の
「支障」というレベルを超え、大きな国際問題になってしまった。
この危機をどうのりこえるのか。
いま、まさに日本は大きな選択をせまられる岐路に立っている。


■「韓国の若者は本を読めない」
「盧武鉉大統領も金正日のように独裁的な立場を欲している」……
『週刊新潮』連載コラム執筆者
櫻井よしこさん、取材して書いていますか(青木 理)
『週刊新潮』の人気連載コラム「日本ルネッサンス」が“暴走”ぎみだ。
執筆しているのは、保守論壇に強い影響力を持つことで知られている櫻井よしこ氏。
このところ中国や韓国問題に力を入れているが、
内容はタカ派色に彩られ、明らかな事実誤認も多い。


■安保理常任理事国入りのワナ
米国が狙う「法の支配」破壊と日本の参戦(成澤 宗男)
政府・外務省は見通し不明ながら、依然国連の安保理常任理事国入りを諦めていない。
だが、何の主体性もなく米国に尻尾を振るだけの日本が、
安保理で何をしたいのかはっきりしていない。
かりに実現しても、米国の傭兵に使われるだけだろう。
509円
■石原慎太郎氏を追及できない出版社の弱味

都政大混乱の元凶は、働かない知事と恐怖政治の副知事(本誌取材班)
石原慎太郎都知事が都政を丸投げしていた“側近中の側近”濱渦武生
副知事が、ついに都政を追われることになった。だが副知事を追及して
いた都議会自民党は、「石原人気は都議選に欠かせない」とばかりに、
さっさと矛を収めた。
有名人スキャンダルに血道をあげる出版社系週刊誌もなぜか音無しだ。


■阪急電鉄にもあった! 日勤教育
追いつめられる運転士たち(東原 昭彦)
4月25日のJR福知山線脱線事故で明らかになった、運転士への日勤教育。
しかしこれはJRに限ったことではない。
関西私鉄の雄、阪急電鉄でも、オーバーランをした運転士に対し、JR西
日本同様の日勤教育が行なわれていたのだ。


■敗戦60年 沖縄
アレルギー薄れ 存在感増す自衛隊(阿部 岳)
「鉄の暴風」と形容された沖縄戦終結から60年。
沖縄では、住民を虐殺した日本軍の流れをくむ自衛隊に対して厳しい
眼差しが注がれてきた。だが、ここ数年、そんな意識が急変しつつある。

「戦時下」の金武 安全求め闘う住民(鈴木 実)


■敗戦60年 ドイツ
心に刻む歴史の通過点
「民主主義の日」(敗戦記念日)のベルリンからの報告(梶村 太一郎)
ドイツ敗戦60年の5月8日の2日後に正式除幕された「ホロコースト記念碑」は、
「犯罪の歴史」を国家の最高意思決定機関が告白し、国民が心に刻む誠実な対処
の証である。
しかもそれを通過点とし、「歴史の克服」へさらに歩みを進める意思を表現した
ドイツを首都ベルリンから報告する。


■大メディアの正体 第二部(4)
テレビ朝日
モラルに疑問符がつく『朝日新聞』の植民地(本誌取材班)
6月下旬、テレビ朝日の新社長に就任するのは、またしても『朝日新聞』出身者だった。
新聞人がトップに座り続けることの弊害はないのだろうか。

509円
■ベトナム戦争から30年

米軍がベトナムでまき散らした大罪(写真と文 石川文洋)
アメリカの仕掛けた侵略戦争への勝利から30年。
経済発展著しいベトナムだが、今なお米軍が撒いた「枯れ葉剤」
の影響と見られる症状に苦しむ家族が後を絶たない。南ベトナム
解放記念式典にあわせ4月下旬から5月上旬にかけて現地を取材
した筆者が最新事情を報告する。

38年前のゲリラ拠点へ感傷旅行(本多 勝一)
米国がベトナム戦争に本格介入してから3年後の1967年、筆者は
解放戦線の潜入取材に成功し、世界に衝撃を与えた。そのときの
ゲリラ拠点を再訪した。


■大メディアの正体 第2部(3)

TBS
本業不振を埋めようと力を注ぐ不動産業の成否(本誌取材班)
視聴率が落ち、かつての栄光を失ったTBSは、豊富な不動産を背景
に赤坂再開発に乗りだした。
不動産業は“起死回生”の手段となるか。


■EUはフランスの「ノン」で死ぬのか

オコンを喜ばせた左派の「役割」(成澤 宗男)
フランスで5月29日に行なわれた欧州連合(EU)憲法の批准をめぐる
国民投票で反対派が勝利し、さらにオランダでの否決も引き起こした。
この結果、EUは一挙に混迷の度を深めている。
何がこのような事態を生んだのか。


■愛知万博開催中の瀬戸市で大量の放射性物質

産廃「グランドキャニオン」(前田 栄作)
愛・地球博という環境をテーマにした万博が開催されている愛知県。
だが、その会場の1つがある瀬戸市には、深刻な環境問題が浮上している。

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■ヤミ金¥サラ金特集 第10弾
編集協力費5000万円
朝日新聞が武富士に屈した日(三宅 勝久)
サラ金大手の武富士から「編集協力費」として5000万円を受け取っていた朝日新聞社。
週刊誌で暴露されると武富士に謝罪して返金、内部処分を行なった。
「報道に影響はない」としながら今も武富士から広告費をもらい続けているが……。
まずは武富士とメディアの問題から取りあげる。

第三者・時効債権・振り分け
弱みに付け入る武富士商法(三宅 勝久)
武富士のテレビコマーシャルが解禁になった。
だからといって過去を反省したわけでも、大メディアが被害を報道するようになったわけでもない。
本誌ではこれからも、被害の実態を報告していく。
今回は、家族関係を巧みに利用した手口などを暴く。

フリーライター座談会
不当提訴は言論弾圧だ
広田 研二
三宅 勝久
横田 一
北村編集長(司会)
武富士をはじめ、裁判によってフリーのジャーナリストを言論弾圧するということが最近、目立っている。
これを見逃していては調査報道などますますできなくなると、不当提訴と闘った当事者たちが語り合った。


■修正申告捏造
国税局「リョウチョウ」が生んだ冤罪(平田 剛士)
正直に税金を納めてきた個人経営者が、自宅に突然やってきた国税局調査官たちに何日間も「調査」された挙げ句、身に覚えのない脱税容疑を被せられ、莫大な罰金を科された。
2年後、国税不服審判所は“冤罪”と認めて罰金取り消しを決めたが、本人に謝罪もなければ、冤罪の事実を公表もしていない。


■談合疑惑 ワースト1は島根県
“青木幹雄王国”でも橋梁談合か(横田 一)
談合は必要悪――。
そう言ってはばからない建設業者は少なくない。
だが、談合は血税の無駄遣いである。
本誌で繰り返し報じてきた島根県の談合疑惑に捜査のメスはいつ入るのか。


■わたしと憲法シリーズ5 大橋巨泉
左翼のほうがカッコイイじゃない
509円
■大メディアの正体 第2部(2)

日本テレビ
【スクープ】
持ち株問題で“浮上”した大株主、武富士(本誌取材班)
値上がり確実の未公開株、しかも数々の問題が指摘されている消費者金融
「武富士」の未公開株が、武富士から日本テレビの間部耕苹社長(当時、専務)
に渡されていた。
しかも、武富士は日本テレビの大株主になっていることも明らかになった。


■検証 JR脱線転覆事故から1カ月

乗客より組織と上司優先の職場の起こした悲劇(粟野 仁雄)
「貧すれば鈍する」ではない。「富んで、なお鈍する」。
地域共存を拒否した「独り勝ち」狙い。
組織内の上層部しか見えない皮膚感覚なき無機質社員……。
戦後鉄道事故史上四番目の死者を出した大惨事は、日本社会の縮図だ。

労組が労組を支配する(広田 研二)
国鉄の分割民営化の目的の1つが「国労つぶし」だったことは、この政策を推し
進めた中曽根康弘氏自身が後日告白している。
4つの組合に分裂し、最大規模の労組が会社の職制を抱え込み他の労組員を支配
するJR西日本は、彼らの狙いを体現している。

事故再発防止には民営化路線を見直せ(立山 学)
107名の人命を奪ったJR西日本の福知山線での電車脱線事故の真相究明は、従来の
ように、政府の政策・監督責任や、JRトップの経営責任を不問にしたまま、
「現場」責任に全てを帰して終わりにさせてはならない。
この事故は「国鉄民営化災害」である。


■薬害肝炎

1980年代、出血時に血液製剤を投与されていませんか?
困難なC型肝炎の治療期待と失望と不安(大西 史恵)
C型肝炎を治すための唯一の方法は、インターフェロン注射を行なうこと。
しかし副作用は多岐にわたり、高価な上、有効性は高くない。
「治したい」、でも「治るのか」……、いろいろな思いがつきまとう。


■わたしと憲法 シリーズ4
佐藤優(『国家の罠――外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)を書いた
外務省の元主任分析官)暴力を振るうのが国家の本質

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■大メディアの正体 第2部(1)フジテレビ

視聴率4冠王奪回の内幕(本誌取材班)
ライブドアとフジテレビのあらそいは、既存のマスコミのあり方を多くの人に
考えさせることとなった。
連載「大メディアの正体」の第2部では、各社の内幕を具体的に追及、構造的
な問題を浮かび上がらせる。

■戦後60年を迎えて 佐高信・編集委員インタビュー

俳優 吉永 小百合さん
「言わないで後悔することが一番よくない」

■イラク邦人拘束事件

戦場に蠢く傭兵の実態 斎藤昭彦氏拘束事件を考える(成澤 宗男)
またイラクで、日本人が拘束された。
しかも、今回は傭兵となっている人物だ。
一年前の同じ拘束事件で、あれほど被害者を「自己責任」の名目で責めたてた
右派マスコミから同じ批判が聞こえないのは、なぜなのか。

■教育座談会

学校の自由は死なせない―「日の丸・君が代」強制と闘う―
司会:斎藤貴男 (ジャーナリスト)
出席者:竹森真紀 (北九州ココロ裁判原告)/
渡辺厚子 (都立北高校教諭)/斎藤ゆかり (元都立戸山高校PTA)

東京の都立高校を中心に、全国でファシズム前夜を思わせるような
「日の丸・君が代」の強制がまかり通っている。
良心の自由が踏みにじられる現場からの実態報告を交えながら、これに抵抗
する力をどう結集するのか、そしてどうはね返していくのか。
ジャーナリストの斎藤貴男氏が、教員、保護者と語り合う。


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■電通が君臨する広告業界
本格調査に公正取引委員会が着手! (本誌取材班)
広告業界のガリバー、マスコミ最大のタブーと言われてきた「電通」。
そのいびつな寡占の実態に、いよいよメスが入りそうだ。


■“家族の神話”が子どもを殺す(小宮純一)
子どもを虐待する事件が跡を絶たない。通告から48時間以内に子ども
を救う「48時間ルール」を実施している埼玉県でも、防げなかった
事例がある。事件の背景を追うと、旧態依然とした家族観が見えてきた。

内田春菊さんインタビュー(聞き手/木附千晶)
子どもをいじめているのはどこかの悪人ではなく、身内の人間

J・T・リロイさんインタビュー(聞き手/木附千晶)
母親にもっと抱きしめてほしかった

【座談会】田中孝彦/斎藤学/福田雅章
大人は怒りを受け止めきれているか
子どもが引き起こす事件は、虐待された子ども自身が表す怒りではない
だろうか。だとすれば、大人は子どもの怒りをどう受け止めるのか。
家族、学校、社会はどうあるべきなのか。それぞれの専門家が提言する。


■ JR事故の“隠された原因”
「安全対策より労務対策」という暴走(村上 恭介)
死者107人の大惨事となったJR西日本の脱線事故は、社員や乗客に募って
いた安全への不安が、最悪の形で現実になった不祥事だ。
事故の背景には、競合私鉄もあきれるJRの異常な労務管理があった。

誇りを失った職場が起こした大事故(粟野 仁雄)


■大メディアの正体12
NHKは再生できるか
NHKの理事全員が交代した4月25日、橋本元一会長は局内に
「改革・新生委員会」を新設した。
3月末で74万件を超した受信料の支払い拒否・保留に歯止めがかかるかは、
これからの取り組み次第だ。
大メディアの正体第1部のまとめとして、NHKの勤務経験者を中心に、NHK
に望む声を聞いた。

現場はもっと葛藤を(佐藤謙一郎)

アジアに耳を傾けるべき(小中陽太郎)

人材を生かし本業に精を(林家竹丸)

経営と編集を分離せよ(野中章弘)


509円
■憲法変えれば未来は薔薇色?
憲法改悪を許さない 憲法キャンペーン第2弾
新憲法試案が示す
自民党による 自民党のための憲法 (豊 秀一)
今月4日、自民党の新憲法起草委員会が新憲法試案要綱を発表した。
前文、天皇、安全保障などの10の小委員会がそれぞれの要綱をまと
めた形で、同党が制定を目指す新憲法の骨格とも言うべきものだ。
昨年公表された「論点整理」「憲法改正草案大綱」に続き、この
要綱からも同党の目指す方向が読みとれる。
そこには、立憲主義に基づいた市民のための憲法という考えはみ
じんもない。
自民党にとっての「薔薇色」の社会、市民にとっては「棘」だらけ
の社会が近づいている。

財界人として改憲に反対する(対談 斎藤貴男・品川正治)
日本経団連が改憲を主張するなど、右傾化の中で財界が占める役割は
大きさを増している。
だが、経営者として自身の戦争体験から、これに真っ向から異議を唱
えているのが品川正治氏だ。
財界人の取材経験が豊富な斎藤貴男氏を聞き手に、平和への熱い思い
を語ってもらった。

「100年の理想」を政治の力で現実に(早野 透)

経済と生活を脅かす自民案「国民の責務」(竹信 三恵子)

わたしと憲法シリーズ2 春風亭小朝
不安からすべてが悪く回っていく

【9条】「平和のうちに生存」しているか?(石埼 学)

【言論の自由】改憲と連動した権力の言論攻撃(山口 正紀)

【ジェンダー】まだ男女平等は実現していない(堀口 悦子)

【外国人】9条こそ「国民以外」の命綱(朴 慶 南)

【天皇】僕らが天皇の心情を妄想する時(森 達也)

改憲論はタブーではなかった(愛敬 浩二)
まもなく58歳を迎える日本国憲法は、いまも生命力にあふれている。
戦後繰り返し起きてきた改憲への動きを知ると、そのことがはっきりとわかる。


509円
■特集 2005年 教育があぶない

これが検定済教科書だ !
来年度から使われる中学校用教科書の検定結果発表後、
中国・韓国が猛反発している。
4年に1度の検定で、教科書に何が起こったのか、どう
変わったのか。
「新しい歴史教科書をつくる会」主導の扶桑社版教科書
を中心に、注目の個所を検証する。

扶桑社『新しい公民教科書』
ルール無視のロボット人間養成本(高嶋 伸欣)

扶桑社『新しい歴史教科書』
これでアジアの人たちと仲良くできるの?(小牧 薫)

そのほかの歴史教科書
すべての教科書から「慰安婦」が消えた(石井 建夫)

日中韓の共同編集で歴史教材発刊
『未来をひらく歴史―東アジア3国の近現代史』(俵 義文)
3年間かけて編纂された日中韓共同編集の歴史教材が、
いよいよこの5月に刊行される。
敗戦60年の今年、侵略と植民地支配の過去を克服する
試みがようやく結実した。
この書籍は、東アジア共通の歴史認識を提供する画期的な
教材として関心が寄せられている。


■中国の反日運動
衝突に向かって漂流する二隻の船
補完し合う新たな関係を(ハワード・フレンチ)
中国での反日デモが拡大している。
歴史教科書問題などをめぐる、日本の歴史に対する不誠実さ
が根源にあることを重々承知しつつも、暴力的な行動を認め
るわけにはいかない。
中国と日本は手を取り合うことができないのか?
日本で三年勤務し、現在上海で取材活動をしている、
米紙『ニューヨークタイムズ』の特派員に寄稿してもらった。

雲南省・昆明レポート
相手への想像力こそ問題解決の決め手(近藤 雄生)


■筑紫哲也責任編集ページ
映画界の巨匠 テオ・アンゲロプロスの意味
ギリシャの映画監督、テオ・アンゲロプロスが6年ぶりの
新作『エレニの旅』を発表した。
現役の、世界中の映画監督のなかでもっとも「巨匠」の名に
値すると評される彼が発信し続けるメッセージは、いま、
どういう意味を持つのか。
筑紫哲也・本誌編集委員が迫った。

「省略」に逆らう作家(筑紫 哲也)

『エレニの旅』の〈音楽〉の力(青山 真治)
アンゲロプロスは世界中の「同業者」からも尊敬される
存在だ。
『EUREKA』(2000年)などで国際的にも評価の高い映画
監督、青山真治氏は、新作をどう見たのだろうか。

詩人としてのアンゲロプロス(池澤 夏樹)
なぜ、あんな作品を次々と作れるのだろうか――。
アンゲロプロス映画の日本語版字幕を手がけ、個人的な
交友もある池澤夏樹さんが、あらためて持った疑問と、
その答えとは。


509円
■米軍が、自衛隊が動く
いま自衛隊が、安保が、そして日本が変わろうとしている。
その動きをたどって行くと、各国で進行している米軍の再編
に突き当たる。
ブッシュの世界戦略に巻き込まれる日本。
それは憲法9条の骨抜きも意味する。

「米軍再編」で自衛隊は米国支配に(本誌取材班)

座間に米軍団司令部がやって来る(星 徹)
米陸軍四万人の兵力を動かす第一軍団司令部を神奈川・座間基地に
移転させる計画が動いている。米国との運命共同体的な後方支援を
担わされることに市民の反発が強まっている。

ネオコンは次の戦争を狙うか(成澤 宗男)
第二期ブッシュ政権は、従来以上に国際機関への挑発的な姿勢を
あらわにしている。背景には、世界中で戦争を起こす際に予想
されるあらゆる国際的制約を敵対視し、それを破壊しようとする
恐ろしい意図がある。

米国覇権に徹底利用される沖縄(新崎 盛暉)
「米軍再編」が進んでいる。その本質は、「沖縄の過重な基地負担軽減」
を口実に、米国の世界支配戦略に協力し、自衛隊を米軍と一体化すること
に他ならない。

下地島空港の軍事利用阻む「屋良覚書」(寺川 潔)


■佐高信インタビュー
トヨタ自動車とUFJが組んだ
ミサワホーム乗っ取り劇に創業者の三澤千代治氏が激怒!
「トヨタは“人殺し”で儲ける会社だ」
債権買い取り期限ぎりぎりで、産業再生機構に送り込まれてしまった
ミサワホームホールディングス。すでに引受先としてトヨタ自動車が
名乗りでた。これはトヨタ、UFJ、竹中平蔵金融担当相(当時)が
描いたシナリオなのか。渦中の創業者・三澤千代治氏が告発した。


■児童自立支援施設滞在ルポ
少年法「改正」に異議あり
絆を取り戻す道しるべ(西村 仁美)


■大メディアの正体11
「今のテレビがごみになる」
デジタル利権で笑うNHK(本誌取材班)
東京の民放キー局が相次いで株式を上場した背景には、一昨年から
段階的に始まった地上波デジタル放送があった。
業界推計によれば、必要な投資額はキー局で一〇〇億円前後、NHKを
含めた放送局全体では一兆円とされている。
このデジタル化利権でほくそ笑んでいるのが、実はNHKなのだ。




509円
■憲法改悪を許さない
憲法キャンペーン第1弾
憲法変えれば未来は薔薇色?

自民党は結党50年の今年、改憲へ向けた具体的日程を公言し、
独自の憲法案を「己も他もしあわせになるための共生憲法」
と自賛する。憲法を変えて新しい国づくりをしたいという
民主党。現実に憲法をあわせようという公明党。まるで憲法
さえ変えれば社会の諸問題が解決されるかのような口ぶりだ。
だが、改憲勢力が描く「薔薇色の未来」に目を奪われている
うちに、いつのまにか「国民の責務」という棘に権利や自由
をからめとられ、身動きのできない状態になってしまうのでは
ないか。そうさせないために、小誌ではこの1年、
憲法キャンペーンを展開する。第1弾では、まず現状を冷静に
把握し、「護憲」勢力の課題について考えるところから始めたい。

「3分の2」の攻防
読みにくい永田町の憲法地図(白金 太郎)

自民党は悲願の憲法改定で盛り上がり、
「これまでの野党とは違う」ことをアピールしたい民主党が
この動きに反応している。ただ、4日に改憲草案要綱を発表した
自民党にも慎重派があり、民主党は改憲派と護憲派の差が
激しい中、どう着地するのかが注目される。永田町の地図は
どう読めばいいのか。


「守る」ではなく「守らせる」
憲法が縛るのは民ではなく権力(高橋 哲哉)

自民党は昨年6月に同党憲法調査会が「論点整理」、11月に
「憲法改正草案大綱」を公にし、同党の基本的方針を明らかにした。
大綱はその後参議院での反発から撤回されたが、目指す方向性に
変わりはない。憲法改正の狙いと、改正論議そのものの問題点に
ついて改めて考える。

共産・社民・みどり 若手関係者座談会
「しがらみ」捨てて
今こそいっしょにやりましょう

「憲法の危機」が叫ばれ、憲法のために結束する動きが各地で
起きている。同じ「護憲」を掲げながら、目に見える「共闘」が
見られない政党に結束を期待する声は少なくない。しがらみの
ない世代の党関係者が、共闘のあり方について率直に語りあった。

これだけは知っておきたい
「国民投票法案」Q&A(隅野 隆徳)

与党が今国会への提出を目指している憲法改正国民投票法案に
ついて、日本ペンクラブ(井上ひさし会長)が白紙撤回を求める
など、反対の声が強まっている。そもそも国民投票法案とはどう
いったものか。どう考えればよいか。そのイロハから考える。

大統領に勝訴した大学生
ロベルト・サモラ氏 講演抄録
九条を守る闘いを歴史的実例に

2月25日、「憲法行脚の会」が主催した集会で、サモラ氏が自分の
行動の意義と、平和への想いを語った。その講演を抄録する。

わたしと憲法(1)
ロベルト・サモラ氏
日本の憲法を守ることは日本人だけの問題ではない


■大メディアの正体(10)
愛知万博をちゃっかり利用したNHK(本誌取材班)

テレビ放送(白黒)の開始、カラー化、衛星放送の登場など、
新技術によってNHKは収入を伸ばしてきた。その結果生まれた
“技術至上主義”は、視聴者が望む水準をはるかに超えた研究に
受信料をつぎ込むところまできている。その典型が愛知万博で
展示されているスーパーハイビジョンだ。そして技術畑のトップが
会長に上り詰めた橋本元一氏なのだ。

【コラム】小幡績・慶應義塾大学助教授インタビュー
    「マネーゲームをしているのはフジのほうだ」

ニッポン放送の買収に端を発したフジサンケイグループとライブ
ドアの対立は新局面を迎えた。ニッポン放送が保有するフジ
テレビ株をソフトバンク・インベストメントに貸し出すなど、
フジテレビ側の一連の対応はどう評価すべきなのか。ライブドア
問題に詳しい専門家に話を聞いた。


509円
■特集 報道されない「暴走する公安警察」

最近、公安警察の、市民運動のささいな活動を口実にした
長期間勾留や、共産党活動家の狙い撃ち的逮捕が目立つ。

それは、オウム問題も薄らぎ自らの存在意義が危ぶまれる
公安警察の焦りとも取れる。公安警察はどこに向かおうと
しているのか。警察問題に詳しい大手メディアの記者に
話してもらった。

大手メディア記者覆面座談会(司会 魚住 昭)

市民の運動が今狙われる(成澤 宗男)
無差別に襲いかかる「現代の特高」たち

昨年起きた東京都立川市での自衛隊官舎ビラ撒き逮捕事件の
ように、公安警察による市民運動への弾圧や参加者への嫌が
らせが目立っている。
外部のチェックもないまま好き放題を繰り返す公安こそ、
民主主義を根底から崩している社会の敵だ。

【コラム】右翼を育てている公安の実態(鈴木 邦男)

ビラ配布で公安が10カ月密着(糟谷 廣一郎)
社会保険庁職員を張り込み・尾行・盗撮……逮捕・起訴

公安警察こそ民主主義の敵だ(内田 雅敏)


■竹島問題で火がついた韓国の反日運動
 盧大統領のシグナルを無視した小泉首相(青木 理)

島根県議会で先月16日、2月22日を「竹島の日」に定める
条例が制定され、韓国では反日運動が一気に燃え上がった。
過剰とも言える韓国の反応をどうとらえるべきか。


■消された女性国際戦犯法廷
 NHK番組改変で隠された部分はここだ!(星 徹)

NHKの「戦争をどう裁くか」シリーズで旧日本軍の戦時性
暴力を扱った番組が、自民党の有力政治家の圧力が強まる
なかで改竄された。彼らが強引に消そうとした部分には何が
映っていたのか。関係者の証言などから検証する。

NHK番組改変の真相はこうだ!(俵 義文)


■辺野古沖の闘いに“世界最強”の助っ人(写真と文 福里 政哉)

国際環境保護団体グリーンピースの伝説の船「虹の戦士号」が
3月6日から1週間、沖縄にやってきた。名護市辺野古沖の海上
基地建設に反対する住民たちを支援するためだ。この機会に“
海の闘士”の素顔に迫った。

509円
■特集 2005年 教育があぶない!
都立高校卒業式
それでも生徒は発言する
厳戒態勢の学校現場(池添 徳明)
戦後60年経ったこの国で、今やもっとも戦前の光景がよみがえりつつあるのが教育の現場だ。「日の丸・君が代」、戦争を讃える教科書などが全国で押しつけられようとしている。だが一方で、抵抗している人々も。まずは異議申し立ての声を挙げる東京都立高校の生徒の姿から。

「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文事務局長に聞く
憲法・教育基本法改悪阻止と「つくる会」との闘い
「日の丸・君が代」強制など、学校を直撃している問題は、憲法・教育基本法改悪と一体の攻撃だ。これに反撃するには地域からの取り組みが急務だが、「つくる会」教科書阻止の闘いは、その口火を切る。

公平性が疑われる文科省・教育委員会の対応
ゆがんだ「つくる会」教科書採択シフト(浪本 勝年)
2001年の前回教科書採択で惨敗を喫した「つくる会」主導の中学校教科書(公民・歴史)の採択率を引き上げるべく、文部科学省や教育委員会が露骨な動きを見せている。どのようなことが起こっているのかを検証する。


■大メディアの正体9
“下請け”にも“圧力”をかけるNHK(本誌取材班)
不祥事の再発を防ごうと、NHKは業務点検に力を入れているのだという。
紅白歌合戦などを舞台にした、元チーフプロデューサーの番組制作費不正支払い総額は1億6000万円にものぼるとされるのだから、当然だろう。だが、その中で制作会社に対する異様な調査が明らかになった。


■花粉飛散量は去年の20~30倍!
花粉症グッズをチェックする(渡辺 雄二)
ドラッグストアの目立つ場所に並べられた花粉症対策グッズの多さに、迷った人も多いはず。
花粉症グッズの傾向をみてみよう。
509円
■3月25日に駆け込み開幕!
やっぱりおかしい愛知万博(前田 栄作/横田 一)
名古屋に住む有力者の土地転がしから2005年国際博覧会、
通称・愛知万博(愛・地球博)は始まったという。
時流に合わせて「地球博」と名付けたものの、今時、こんな環境破壊博をやっては世界の笑い者になりかねない。


■「手鏡事件」3月23日地裁判決直前
植草一秀さん 独占インタビュー
真実は私と警官と神だけが知っています
「人気エコノミストのハレンチ事件」は格好のゴシップだったが、実は、この事件は警察官の目撃証言だけが唯一の証拠なのである。しかも法廷での警察官の証言は二転三転している。あくまでも無罪を主張する植草一秀さんに聞いた。


■大メディアの正体8
晴れないNHKの“圧力”疑惑(本誌取材班)
先週号(3月11日号)の本誌記事「NHK沖縄が地元紙に“圧力”」に対して、NHKと『沖縄タイムス』は敏感に反応した。
読者の投稿の全文が実名入りで掲載前に流出し、一転してボツになった異常事態だから当然だろう。
だが、両者とも十分な説明責任をはたしているようにはみえない。


■イラク開戦2年
勝利の展望を喪失した米軍
侵略を「民主化」と称するブッシュの欺瞞(編集部・成澤宗男)
忘れもしない2003年3月20日、米国は「大量破壊兵器」などのウソを口実にイラクを侵略した。
それから2年、レジスタンスを鎮圧するのが不可能である事実を隠し、「中東民主化」なる美名の元に新たな戦争と軍事支配強化を企んでいる。
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