週刊金曜日 発売日・バックナンバー

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509円
■こんどは安倍にとりいるのか
“コイズミ側用人“3人の罪状

全国の特定郵便局長から総スカンをくらった恨みか、経世会の票田であったことの私憤からか、隠れ大蔵族としての銀行擁護のためか、ともかく、言語明瞭意味不明の郵政解体だけは熱心にすすめた小泉純一郎。
いずれにせよ、道路公団民営化をはじめ口先だけのエセ改革内閣に九月で一区切りはつく。
だが、これで終わらせてはいけない。このエセ改革者を擁護した三人の側用人、宮内義彦、田原総一朗、猪瀬直樹。
そして有象無象の言論人たちの功罪を総まくりする。

規制緩和ビジネスの権化、オリックス・宮内義彦(松井 克明)

自覚がないだけに醜いチョーチン屋・田原総一朗(佐高 信)

「国民代表」の仮面かぶった官邸広報官・猪瀬直樹(横田 一)

小泉・竹中に群がった小判ザメ、文化人たち・木村 剛/松原 聡/宮崎哲弥(本誌取材班)



■シリーズ「この国のゆくえ」第18回
下山事件

戦後史の闇に浮かぶ謎の真相(柴田哲孝)

私が提出した「質問主意書」(松本善明)



■「北のミサイル」制裁狂想曲
「歴史認識」なき小泉流対北朝鮮外交(原田 武夫)

いつもの「瀬戸際外交」か挑発か、それとも北朝鮮内部の異変か。計七発が発射された「北朝鮮ミサイル」。
真相は依然闇の中だが、日本政府は国連安保理決議を求めるとともに制裁発動の圧力路線へ舵を切った。
「北」のしたたかな計算と、感情に操られた小泉外交の危うさが見える――。



■小泉外交の大罪(天木直人×鈴木宗男)
われわれの安全と財産を米国に売った……
小泉政権の5年間で日本の外交は対米従属路線をひた走った。
米国への:卒業旅行"を小泉純一郎首相は楽しんだが、米国の戦争につきあわされる私たちの負担はとてつもなくふくらんだ。
現在の外交のあり方を批判する急先鋒の二人が問題点を語りあう。

原博文氏インタビュー「日本外務省は私をスパイにし切り捨てた」






509円
■「光市母子殺人事件」判決を問う
なぜ“悪魔”を弁護するのか
安田好弘弁護士と鎌田慧の対話

オウム真理教、松本智津夫被告(教祖名、麻原彰晃)の主任弁護士を引き受ける。
その公判途中には、顧問企業の財産を隠したとして強制執行妨害容疑で逮捕される(一審無罪、東京高裁で控訴審理中)。
山口県光市の母子殺人事件では十分な審理を求めて最高裁の弁論を“欠席”し、強い批判を受ける。
一方、徹底的に事実にこだわる弁護で知られ、被告人や弁護士仲間の評価がきわめて高い――
安田好弘弁護士とはいったい何者なのか。

本当は恐ろしい
人権派弁護士バッシングの罠(佐藤 優)

安田好弘弁護士を非難することは国家にとって有益なのか。
「国権派」の論客が、「人権派弁護士」を分析する。

【コラム】「検察国家」の弊害は国民に及ぶ(元自民党参院議員会長 村上 正邦)


■ブッシュ・小泉会談
最後までしっぽを振ったポチ(霍見 芳浩)

親密さをアピールしてはしゃぎ回ったつもりが、とんだ無知と恥を晒した。
そればかりでなく、京都議定書への再加盟すら勧められず、ブッシュの誤りを追認して日本の安全保障を損なう結果になった。


■歯生活を楽しくする
歯科講座1 虫歯(カリエス)って何だろう(大野 純一)

509円
■こんな日本にコイズミがした
小泉政権 5年間の通信簿

「備えあれば憂いなし」と言って戦争立法(有事法制)を、「自衛隊が活動しているところが非戦闘地域」と言ってイラク派兵を、「人生いろいろ」と国民年金未納問題をはぐらかし続けた。一方、「官から民へ」で耐震偽装や社保庁の不正手続きなどが起き、「痛みを伴う改革」によって地方や中小企業・自営業者は疲弊し所得格差が広がった。市民・庶民の受けた「非情」に比べ、米国や大企業への「温情」は際立つ。
 戦後歴代3位という長期の在任の間、この男の軽薄で感情的なワンフレーズをテレビや大マスコミが無批判に垂れ流すことで「劇場化」を生み、解散権も選挙も手玉に取られた。愛読書は『あゝ同期の桜』という。さもありなん。靖国参拝でアジア外交は行き詰まり、戦後最悪の状態のまま。看板にした道路公団や郵政民営化も化けの皮がはがれるのは時間の問題だ。こんな日本にしたコイズミの5年間を採点する。

【政治と経済】財政赤字でボロボロ、世界一の借金王(金子 勝)
【安全保障と外交】場当たり的パフォーマンスによる哲学なき迷走(原田 武夫)
【平和と民主主義】翼賛体制に向かう改憲潮流の正体(斎藤 貴男)
【暮らしと社会】社会支援の放置続けたお題目改革(竹信 三恵子)
【総論】自己中のドーカツが闊歩した5年間(佐高 信)

小泉劇場の裏窓 政治が実業 合法的に血税を吸う世襲一族


■薬害肝炎 1980年代まで、出血時に血液製剤を投与されていませんか?
限られた「命の時間」に一刻も早い救済を(大西 史恵)

大阪地裁判決は、1987年4月以降の国の責任を認め、85年8月以降の三菱ウェルファーマの責任を認めて、そのほかを棄却した。不当部分もあるが、国の薬務行政を厳しく断罪した判決だといえる。


■検証「小さな政府」大きな格差
生存権も教育権も奪われて
母子の「棄民化」がはじまる(平舘 英明)

セーフティネットである生活保護の母子加算が減額、廃止されようとしている。
その施策のウラには、社会保障制度を「最低生活保障」から「自立支援」へと自己責任化していく国の思惑が垣間見える。また、就学援助の引き下げで、「教育の機会均等」も崩れそうだ。
まさしくこれが、「非情と思われることも国民には温情だ」と小泉首相自らが総括した「改革」の正体である。


■連載小説40 草の記憶
ヤブニンジンその5 そして最終回!(椎名 誠)

509円
■フザケルなNHK
BSドキュメンタリー「チェチェン紛争」に浮上した改変疑惑
プーチン大統領来日を控えロシア政府へ配慮か(丸山 昇)
“政治”に弱いNHKの体質は変わっていないのか――「チェチェン混迷の中で 家族を亡くした母親たちの告発」として放送されるはずだった番組が、4カ月も塩漬けにされたうえに改題されて放送された。番組の不当な改変が繰り返されたとの疑惑が浮上している。

長井・永田氏、番組制作現場から異動(竹内 一晴)

迷走する改革案
“倒産”を招く有料化(丸山 昇)

拡大版・貧困なる精神289
醍醐聰さんと語る「NHK問題」1
「本多さんが支払った」と嘘をついた集金人(本多 勝一)


■少年には子ども時代をやり直す権利がある
――両親を殺害したある少年事件から(佐久間 真弓)
昨年六月、社員寮の管理人をしていた両親を殺害した少年が、少年法「改正」で家裁から逆送され公開法廷の場で裁かれようとしている。
少年の育った環境などに触れず、事件の軽重だけで刑罰が下されてよいのか。
事件の背景に見えてくるものを追った。

少年法を「改正」する前に被害者のサポートを
(西鉄バスジャック事件被害者・山口 由美子さん)

■「救う会」の大いなる勘違い
拉致マネーを巡り相次ぐ訴訟沙汰(武可部 ノア)
横田滋氏夫妻が国連で発言するなど、世界的に注目されつつある、北朝鮮による拉致問題。
その一方で、拉致問題に長年取り組んできた「救う会」では内輪もめが相次いでいるという。
「鉄の団結」を誇ってきたこの組織に一体、なにが起きているのか。


■シリーズ「この国のゆくえ」第17回
朝鮮戦争勃発
日本の協力の秘められた実態(大沼久夫)

戦場から遠く離れて(テッサ・モーリス=スズキ)

509円
■特集
米国の、米国による、米国のための自衛隊
今、日本は決定的な岐路にある。この国を真に支配する米国は、憲法第9条を改正させ、自衛隊を米軍の指揮下に置き世界の紛争地で戦闘させることを本気で狙っている。
それに政府が実質的な「イエス」のサインを出したのが、5月に両国政府が合意した「米軍再編」なのだ。

自衛隊が世界で米軍と共に戦う日
日米の「米英同盟」化とは何か(成澤 宗男)

自衛隊「中央即応集団」を国民は警戒せよ(纐纈 厚)

ブッシュの戦争戦略を衝く
米国一極支配を目指した軍事再編(新原 昭治)
世界の軍事支配を狙う米国は、地球上に軍事基地網を張り巡らしながら、「先制攻撃」をより効率的に実行するため、日本を巻き込んで軍隊の効率化に着手した。
それが、米軍再編なのだ。


■緊急対談
大塚将司×佐高 信
村上世彰氏の「金曜日」的研究
ライブドアの堀江貴文氏とのニッポン放送株をめぐるインサイダー取引疑惑で、
巨万の富を築き上げてきた名声が地に落ちた村上ファンドの村上世彰氏。
規制緩和の象徴だった村上氏は「改革のあだ花」だったのか。


■3回集中連載
事故シミュレーション
核燃料施設「六ヶ所炎上」(明石昇二郎)
「対テロ戦争」の使命を帯び、意気揚々と三沢基地を飛び立った米軍のF15Eストライクイーグルが突如制御不能に陥った。
機体は「バンカーバスター」爆弾もろとも、六ヶ所村の核燃料再処理工場に墜落、そして炎上――。
パニックが始まる頃、“殺人”放射能雲は、北の要塞「MISAWA」に向かっていた……。
軍事的緊張が高まる真っ只中にある核施設・六ヶ所再処理工場を舞台に、「今そこにある危機」を徹底検証する「シミュレーション小説」の第2回。


■佐高信のマコトに迫るインタビュー
復讐の連鎖を断った
“笑撃”の是枝時代劇
日本人の道徳心の象徴とされる「サムライ精神」。
映画『花よりもなほ』は、時の権力者によって都合よく解釈されてきた武士道の世界に、笑いを“武器”に挑んだ痛快! 娯楽時代劇である。


509円
■教育があぶない!2006年
愛国とはなにか

政府・与党は今国会の会期を延長しないことを決めた。このため、教育基本法「改正」案は継続審議となる見通しだ。「改正」派が求める「我が国と郷土を愛する」(政府案=教育の目標)、「日本を愛する心」(民主党案前文)について、この際、じっくり考えたい。

暴走する国家権力の隠れみの(萱野 稔人)

教育基本法「改正」案から抜け落ちた視座(対談 大塚 英志 × 西部 邁)

国を愛するとはどういうことなのか。また、それを法律に書くことをどう考えるべきか。考えが異なる論客二人が初めて熱く語りあった。


■事故シミュレーション 3回集中連載
核燃料施設 六ヶ所炎上
1. 真の「米軍再編」は青森県から始まる(明石 昇二郎)

環境保護が叫ばれるこのご時世に、まるで当たり前のように放射能を海や空に撒き散らしながら稼働する、時代錯誤の極みの大迷惑施設―。それが、青森県六ヶ所村の「使用済み核燃料再処理工場」だ。しかも、この工場で作られる《製品》は、テロの標的にもされかねないプルトニウム……。そんなところで大事故が起きたら、日本や世界はどうなるのか? 六ヶ所再処理工場が抱える問題の本質を暴くべく、「想定外」の事故シミュレーションに挑んだ。


■事故被害者の母 増田陽子さんインタビュー
三菱自動車殺人事故は終わっていない(富沢 菜穂子)

「人間として最低です」――。三菱自動車タイヤ脱落事故で娘を亡くした母親が、横浜地裁の判決を機に三菱への怒りを語った。


■シリーズ「この国のゆくえ」第16回 60年安保闘争と樺美智子の死
国会が血に染まった6月の記憶(山本 祐司)

政治の季節を生きた世代の一人として(加藤 紘一)

509円
■米国産牛肉を輸入してはいけない!
これだけの理由(岡田 幹治)

米国でのずさんな牛肉処理が明らかになり、輸入が再停止されてから、4カ月。
日米両政府は専門家会合を重ね、7月に再び輸入を開始する方針を決めた。
だが、この決定は、米国のBSE対策が穴だらけである実態を無視した、政治色の強いものだ。
食の安全を日米関係への配慮の犠牲にしてよいのだろうか。

おかしいですよ、櫻井さん(岡田幹治)

“輸入再開”慎重派がそろって辞任
専門調査会の交代劇(山本 史)

危ないのは米国産牛肉だけではない!
ヒトへのBSE感染リスク(鳥集 徹)
米国産牛肉の輸入再々開問題ばかりに目を奪われていると、真のリスクの大きさを読み違えてしまう危険性がある。
BSEがヒトに与える影響とは何か。否定できない危険性を回避するためには?

■急成長する「携帯ビジネス」のかげで
ボーダフォン過労自殺事件(平舘 英明)
現代人の必需品となった携帯電話。
利便性、付加価値、経済性でしのぎを削る業界の競争の裏側には、労働者の酷使がある。
未知の携帯電話の職場に出され、自殺したひとりの労働者の足跡を追った。

■戦場で生まれた子どもたち(写真・文 高橋 邦典)

■調査のお仕事に警察の鑑札
フリーライター、週刊誌潰しの探偵業法(小谷 洋之)
現場を這うライターの取材では、聞き込み、張り込み、尾行などが日常的に行なわれている。
実はこれ、探偵の仕事とおなじ。でも、この調査活動は今後、警察の監督下で規制されることになる。


509円
■教育があぶない!2006年
 与党案よりひどい民主党案
「愛」を強制する教育基本法改定(高嶋 伸欣)

自民・公明両党の与党案で揺さぶりをかけられた民主党が逆襲に出た。その民主党案の内容は与党案よりはるかにひどい。教育の憲法を党利党略で左右する三党の責任を問う。教基法改定批判の第2弾!

既成事実化から条文へ(三上 昭彦)


■「国策捜査」の崩壊!
 検察は正義の味方か(魚住 昭×佐藤 優)

検察がおかしい。「ライブドア事件」や「耐震偽装事件」では無理な捜査が目立つ。自民党旧橋本派の1億円献金隠し事件では、検察側が描いた事件の構図を完全に否定する無罪判決まで出た。検察神話はどのように誕生し、なぜ崩壊していくのか。その経緯と背景をさぐる。


■ケータイ天国 電磁波地獄
 新東京タワー建設で電磁波過敏症が増える?(植田 武智)

東京タワーに替わるあらたな電波塔が、東京・墨田区に建設されることになった。区は観光の目玉にしたい考えだが、電磁波の影響が心配される。現在の東京タワー周辺で電磁波を測定したところ、予想を超える値が出た。


■国民新党 亀井静香衆院議員 インタビュー(聞き手・林 克明)
「だから共謀罪には反対です」

“話しあっただけで処罰される”共謀罪の強行採決は、「国民の一大関心事になっている」と、今週中はひとまず見送りとなった。とはいえ、まだまだ予断を許さない。警察庁キャリアとして捜査現場にも携わった亀井静香氏は、この法案をどうみているのか。

509円
■クタバレ「米軍再編」
米軍は米国の利益のために日本にいる。日本を守るのが目的ではない――
冷酷な事実が今回の米軍再編計画でより明らかになった。
しかも、再編実行のために日本政府は総額約3兆円、国民1人あたり約2万5000円の負担を強いられるという。
このうえ、憲法を変えて「自衛軍」を創ると、世界的規模で米軍に協力させられ、“侵略”の片棒をかつがされる。

進貢国家から抜け出す戦略(進藤 榮一)

3兆円負担を呼び込んだ戦略なき官僚の大罪(半田 滋)
米軍再編は、「この国のかたち」を根本から変える。
この最重要課題は、誰がどのような形で進めたのか。
その裏側を知れば知るほど、怒りがこみ上げてくる。

東門美津子・沖縄市長に聞く
市民の反対の声を政府に突きつけたい
沖縄市長選(4月23日投開票)で、東門美津子・元社民党衆院議員が自公推薦の桑江朝千夫・前市議を破り、沖縄初の女性市長となった。自公は国会議員40人以上が現地入りする国政選挙並の支援態勢を取り、石破茂・元防衛庁長官は「東門候補が勝つと、日本の防衛政策に影響を及ぼす」などと訴えた。与党が何としても阻止したかった東門・新沖縄市長に聞いた。

大幅な負担減を実現した韓国(青木 理)
韓国では米軍基地移転をめぐって激しい反対運動が起きている。
日本より一足先に「米軍再編」が進む韓国の実状をさぐる。


■教育があぶない!2006年
教育基本法改定案のここが問題だ(高嶋 伸欣)
満を持して提出したはずの教基法「改正」案が、全文を詳しく見るとちぐはぐだらけ、国会で攻撃可能なスキ間もそこここに! まずはそのお粗末ぶりを指摘する第1弾!


■未上場会社の甘い誘惑
未公開株商法野放しで被害者急増中(茅場町0番地)
ゴールデンウイークまっただ中の5月3日、大塚製薬の未公開株売買をめぐる詐欺容疑で、千葉県警が販売会社役員ら4人を逮捕した。
2月中旬にもアース製薬株を販売した未登録業者が逮捕されている。
未公開株の被害は、今も高齢者を標的に全国に広がり続けている。


■ハンセン病も
父も憎んでいません。
憎むのは、私たち一家を離散させた隔離政策(樫田 秀樹)
自分自身がハンセン病であったがゆえに実の娘を認知しなかった父。
その父の死後、あらためて国に対し親子関係の認知を求めた娘。
しかし、その願いは届かなかった。
国の隔離政策がもたらした苦難を患者家族からの視点で見つめる。

わが子をこの手に取り戻したい
強制堕胎させられた母親たち


509円
■進行する憲法改定
「国民投票で勝つ」ために(小森 陽一)
「憲法改正国民投票法案」に関する動きが活発になり、与党と民主党の合意があれば、制定もそう遠くない事態になった。
同法案に対する考え・立場はどうあれ、現在、この法案がどのような内容になっているのかを正確に知り、また、実際に国民投票となったときを見据えてどう闘うべきかを考えたい。

何をそんなに急ぐのか(辻元 清美)

これが最新の「国民投票法案」だ(今井 一)
改憲の是非を問う手続法の中核をなす国民投票法は、ここ数年の議論を経て、かなりの論点が集約されてきた。
「改憲」の賛成反対のいずれの立場でも、いまの段階でどういう議論になっているのかを正確に理解することは、護憲・改憲いずれの立場でも必要となるはずだ。


■アスベスト被害を歩く

高度経済成長支えた
大阪の被害者が国賠訴訟へ(粟野 仁雄)
古くは第一次大戦から軍需産業として石綿工業が栄えた大阪南部の泉南地域。
ほとんどが廃業しているが、肺疾患などの苦しみは今なお続いている。
日本のアスベスト産業の原点ともいえるこの地域の被害者が立ち上がった。

環境省がつぶした
石綿飛散シミュレーション(永尾 俊彦)
石綿による健康被害救済新法が3月27日に施行されたが、この新法成立の陰に環境省からの“圧力”でつぶされた事業があった。
兵庫県尼崎市で計画されていた石綿の飛散シミュレーションが頓挫した詳細を報告。


■教育があぶない! 2006年
野放しになる「つくる会」教科書
公取の「教科書特殊指定」廃止(俵 義文)
教科書の「特殊指定」廃止が着々と進められている。
営業力のない小規模出版社の教科書を保護して多様な選択を可能にするための規制を外し、通常の商取引と同じ営業を認めることで、何が起こるのか。
「つくる会」教科書と対峙してきた「子どもと教科書全国ネット21」からの警鐘である。


■シリーズ「この国のゆくえ」第14回
沖縄の「日本復帰」
県民が怒った「5・15沖縄処分」(福地曠昭)

いまも続く軍事要塞化(新崎 盛暉)
509円
■肥える米国 盗られる日本
「日米同盟」「グローバルスタンダード」「相応の国際分担」――。
対米関係を論じたマスコミ報道などに接すると、こうした用語が、もはや何の疑問の余地もないかのように飛び交う時代になった。
だが、いったいどれだけの人々が両国間の真の姿に目を向けているのか。
小泉首相をはじめ、竹中総務相らが唱える「小さな政府」や「構造改革」が、結局は米国の思惑に沿った政策にほかならない事実に、私たちはどれだけ気付いているだろう。
ここで、米国がどのようにわが国の財産と富を食い物にし、属国化しているか、その手口を暴く。
今こそ、自らの思考のみならず運命すらも他国に預けて恥じない、為政者と日本人自身の“奴隷根性”が問われなければならない。

相模原・座間住民は米軍移転を拒否する!(斎藤 貴男)
長年米軍基地に苦しめられてきた神奈川県の相模原市と座間市住民は、昨秋何の相談もなく日米両国が一方的に米陸軍第一軍団司令部の移転を発表したことに、大きな憤りを示している。

対談 高杉 良・関岡 英之
米国の対日要求に迎合する日本
1993年7月の宮沢喜一首相とビル・クリントン大統領との会談で交換が決まったものとされる「年次改革要望書」。
この中にことこまかく米国の対日要求が書かれている。
公式文書なのになぜか報道されない。
『拒否できない日本』の中で、詳細にその内容を分析した著者と企業・経済小説の問題作を次々と発表する作家が「この国のゆくえ」を語った。

ブッシュ盗賊集団に貢ぐ小泉“軍曹”(霍見 芳浩)
我欲むき出しで低所得者層への“惻隠の情”など持ち合わせないブッシュ。
そのブッシュ帝国の“軍曹”小泉首相がひたすら米国に貢ぎ続ける。

米国による支配と「沖縄化」する日本(原田 武夫)
「私たちが生きる戦後日本の『すべて』が、アメリカ合衆国(米国)の対日国家戦略の決定的な影響下にある」――外務省を昨年三月に退職し、近著でこう断言する筆者が、米国による対日支配の“巧妙な手口”を説く。

米「年次改革要望書」に見る日本支配計画(成澤 宗男)
勝手に他国の内政に干渉し、自分たちが商売しやすいよう制度を変えろと厚かましくも要求しているのが、米国の「年次改革要望書」だ。
これに従って日本を最終的に実質的な植民地国家にしようと動いているのが、小泉・竹中ラインにほかならない。

509円
■2006年 教育があぶない!
今国会への上程に向け、教育基本法「改正」案が与党合意されるなど、ますます教育が子どもたちから遠いものになろうとしている。
東京都杉並区と栃木県大田原市では「つくる会」教科書の使用も始まったが、こうした流れに対抗する動きも着実に広がっている。

「つくる会」教科書を使用開始
ミニ都教委になった東京・杉並区教委(星 徹)

05年度高校教科書の検定結果
戦争の事実を歪め、政府見解を教え込む(俵 義文)

都教委が教師33人処分
「どんな処分を下そうと、私は不起立を貫きます」(樫田 秀樹)


■検証
チェルノブイリ事故とその後の20年
日本が原発と「心中」する日(山口 舞子・編集部)
史上最悪の原発事故から20年。
被害はなお続き、真相もいまだ明らかにされない中、世界は脱原発の道を模索してきた。
ふと気づくと、新エネルギーの開発を放棄してきたかのような、日本の大きな遅ればかりが目につく。

真実を知らないのは、単なる馬鹿者だが、
知っておりながら、それを嘘だと言う者は罪人だ(梶村 太一郎)


■マスコミ最大のパトロン
トヨタの正体 最終回
クルマ雑誌が書けないトヨタ車の評判(横田 一と本誌取材班)
日本では多種多様なクルマが次から次へと発売されている。
しかし、実際、そんなに根本的にクルマの違いはあるのか。
トヨタ車の性能とトヨタ商法に迫る。

鎌田慧×佐高信
トヨタから嫌われる男たち対談
日の丸背負った三河の桃太郎
トヨタを震撼させた『自動車絶望工場』発刊から三三年。
トヨタ自動車の実態は変わったのか。
トヨタ取材の第一人者であるルポライター、鎌田慧がトヨタの今と未来を語る。

509円
■シリーズ警察の闇
【北海道警】
幕引き?『北海道新聞』の「おわび」に疑問の声
“見殺し”にした他紙にも批判(菊地 正憲)
2003年秋から『北海道新聞』が続けてきた北海道警察本部の“ウラ金” 疑惑追及が、「おわび」記事掲載で決着がつこうとしている。
全国紙がひややかに傍観する中で、日本新聞協会賞などの賞まで受けた一連の調査報道が新聞社幹部の手で傷をつけられてしまった。

【福岡県警】
前代未聞!保釈の被告人に無期懲役求刑(成澤 宗男)
北九州元漁協組合長殺人事件では、被告人に不利な証言をさせるための県警による司法取引が問題に。
ところが検察は、「証言の信用性がない」と釈放された事件の被告人に何と無期懲役を求刑した。

【高知県警】
県監査委員が暴いた「警察の裏金」
これでも警察はまだシラを切るのか!(竹内 誠)
地元紙によって全国で最初に裏金づくりの手口が暴かれた高知でこのほど、県監査委員が7カ月を要した県警捜査費の監査報告書を発表した。
そこには、公金を横領する警察の手口がまざまざと示されていた。

【兵庫県警】
バラバラ殺人事件の奇妙な捜査
ここまで悪化している現場の救いがたい実態(本誌取材班)
昨年1月、兵庫県で若い女性2人が覚醒剤常習者に殺された。
その犠牲者遺族の苦悩を追っていくと、酷すぎる警察の対応が浮き出てくる。

痛憤の現場を歩く51
裏ガネ告発者をつぶそうとした愛媛県警
警察の犯罪をなくせば冤罪もなくなる(鎌田慧)
愛媛県警は2月24日、1998~2004年度の全捜査費について調査した最終結果を発表、問題があったのは総額の1%に満たない約436万円だったとした。
ところが、「ウィニー」のウイルスによって流出した捜査資料がもとで、「県警のウソ」がばれはじめている。幕引きを許してはならない。


■マスコミ最大のパトロン
トヨタの正体9
忘れられる豊田家の創業精神(横田 一と本誌取材班)
トヨタ自動車の天皇家ともいえる創業一族、豊田家。
一族のものづくりのDNAから芽生えた「トヨタ生産方式」は、いまや人間破壊の“凶器”に変質しているのではないか。


■シリーズ「この国のゆくえ」第12回
美濃部革新都政誕生
時代がもたらした「東京の反乱」(菊地正憲)

革新都政の輝きはいまだ消えず(柴田徳衛)


509円
■悪法ぞくぞく小泉最後の国会
国会を注視せよ
小泉純一郎首相は、9月の自民党総裁選に出馬しないことを明言。在任約5年半という戦後3番目の長期政権を終える。この間、この宰相はなにをしたのか。道路公団民営化に郵政民営化という、旧経世会潰しと米国を利するための中途半端な規制改革、有事法制に国民保護法という戦争法制定……。そして首相として最後の国会では、国民の自由を奪うさらなる悪法の制定を目指している。

【共謀罪】
盛り上がる反対の声/映画制作も(三宅勝久)

【出入国管理法】
すべての外国人の生体情報を採取、生涯保存(西中誠一郎)

【教育基本法】
体面にこだわる公明党、あとは創価学会次第(森川八平)

【国民投票法案】
制定急ぐ与党は改憲前提(猿田佐世)


■東京高裁が控訴を棄却、死刑確定へ
「麻原裁判」を考える
オウム真理教=現アーレフ=の松本智津夫被告(教祖名麻原彰晃、51歳)について、東京高裁は3月27日、控訴を棄却する決定をした。
1996年4月の一審初公判から10年。
控訴審は開かれず、被告の口から新事実が語られないまま、2004年2月の一審死刑判決が確定する公算が大きくなった。
この結果をどう受け取ればよいのか。

民意を背景に当たり前の手続き放棄した裁判所(森 達也)

非和解的な敵対勢力が暴発しない柔構造が必要(佐藤 優)

司法は精神医学をまったく信頼していなかった(香山 リカ)

明白な犯罪事実のみによる一定かつ公平な処罰を(高村 薫)

拘禁反応の治療をすれば裁判で話せる可能性高い(加賀 乙彦)



■これでは「子どもの安全」は守れない
神奈川県・川崎市ではマンションから児童が落とされ、死亡するという事件が起きた。
相次いで報道される痛ましい事件で社会不安は高まり、防犯対策もエスカレートする一方だ。
が、最新の防犯システムにも限界があり、時に思わぬ危険をはらんでいることは見過ごされがちだ。

ICタグの最新防犯器機に落とし穴?(瀬下美和)

はびこる“不安妖怪”を退治するために(木附千晶)
子どもが被害者となる事件は本当に増えているのか調べてみると、実は減っていることがわかった。
しかし、不安は煽られるばかり。この“不安妖怪”を今のうちに退治しないと、ゆくゆくは相互監視社会になってしまう。


■あかるい農村 第1回
北海道・和寒町
時を超えるキャベツ(文・金子勝/武田明子)
偶然の産物が農業の町に活気を与えた。
日本で一番おいしいという評判もあるキャベツが生まれるている和寒町。
厳冬の北海道を訪れた。


509円
■憲法特集
誰のために「天皇制」はあるのか
「護憲」と言うからには第1章も変えないということか。
象徴という形で「尊い家族」を存続させることは日本国憲法で謳う平等原則、民主主義とは矛盾するのではないか――
このように、「天皇制」とは、「護憲派」にとって自己矛盾をつきつけられる問題であるがゆえに、あまり語られてこなかった。
だが「皇室典範改正」という形で、皇室のあり方が問われている現在、その存在の根拠を規定する憲法の課題として、あらためて「天皇制」とは何かを考えてみたい。

元宮内庁記者クラブの、板垣恭介氏が語る
新聞が書けない皇室の裏側
明仁さんと美智子さんに
皇族をやめませんかと提案したわけ(聞き手・本誌編集長 北村 肇)
皇族を特殊あつかいにして、政治の仕掛けの中に取り込み、国家のまとまりに利用するのは非人間的なことだ――
40年以上も皇室を見つめてきた元記者が、その思いを語る。

国民主権の前に
「象徴天皇制維持」打ち出した
自民党憲法草案が持つ危険性
天皇の「権威」によって
まとまる必要があるのか(横田 耕一)
皇室をめぐる一連の「ドタバタ劇」は、紀子さんの懐妊により、ひとまず幕間の休憩に入った。
いまこそ、私たちにとって天皇制とは何か、今後どうするべきかを考えなくてはならない。

議論飛び交う「女性・女系天皇」
賛成ではないが
反対といって
終わる問題でもない
女性を不幸にする
皇室というシステム(北原 みのり)
「女性天皇」「女系天皇」をめぐる議論が盛んだが、その渦中にある皇室の女性は、議論の主役にはなれない。
常に男性中心の皇室というシステムを維持するための道具とならざるを得ない立場に置かれる女性にとって、天皇制とは何なのだろうか。

国会の危機的状況
自公民「合意」まであと一歩か(高田 健)


■札幌地裁
市有地に神社は違憲
神道行事などの
「習俗化」を認めず(田中 伸尚)
小泉首相の靖国神社参拝や自民党の新憲法草案など思想・信教の自由が揺さぶられる中で3月3日、札幌地裁が政教分離を問う住民訴訟で明快な違憲判決を出した。
自治体、町内会、神社が一体化した「町のヤスクニ・村のヤスクニ」の構造や社会意識を問い、司法から違憲判決を引き出したのは2人の戦争体験者だった。


■人権とメディア 第343回
北陵クリニック事件・控訴審判決
報じられない「迅速裁判」の暴力(山口正紀)


■「エイズは静かな津波」
遅れをとる日本のエイズ対策(杉山 正隆)
今アジアがもっとも危ない――こんな指摘が国連からなされた。
先進国中、唯一HIV(エイズ・ウイルス)感染者が増加している日本では、4月に改正エイズ予防指針が施行され、都道府県など自治体が中心となってエイズ対策を行なうことになる。
真の打開策となりうるのか、昨年のエイズ国際会議を中心に世界のエイズ対策の現状を見る。

エイズの時代を生き抜くアート(溝口 彰子)
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  • 出版社:株式会社金曜日
  • 発行間隔:週刊
  • 発売日:毎週金曜日
  • サイズ:A4変形判

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