週刊金曜日 発売日・バックナンバー

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509円
■安倍政権はなぜ「教育再生」を最重要課題とするのか
教育基本法も憲法も改悪は許さない
「憲法改正と教育基本法改正」――
どちらも安倍晋三首相が政権の課題として掲げるものだ。
特に、過半数の議決で変えられる教育基本法がまさしく危機に瀕している。
本来なら経済を立て直し、社会保障制度を充実させ、国民の生活不安を取り除くのが最優先のはずの政権が、なぜ「教育再生」を最重要課題とするのか。
政治が教育に手をつけるということの意味を、さまざまな角度から考察することが必要だ。
「国を愛す」「家族を愛す」という建前の仮面をかぶったまま成長する子どもたちで、この国が満ちてからでは遅い。

小学校入学前に「勝ち組」を選ぶ
教育基本法“改正”案(石埼 学)
なぜこんなにも教育基本法を変えたがるのか。
安倍晋三首相の著書と所信表明演説をよく読むと、その狙いが透けてみえる。

教育で「危険な現実」は変えられない
上野千鶴子・佐高信
自民党「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」の安倍晋三座長と山谷えり子事務局長がそれぞれ首相とその補佐官になり、「教育再生」に力を入れている。
家族と国家を重視する政権が教育に関与するとはどういうことなのか。

澤地久枝 講演抄録
九条の会の呼びかけ人である澤地久枝氏が9月14日、明治大学で行なわれた憲法行脚の会主催の集会に参加。
その講演を抄録する。


■シリーズ リストカット ②
写真 岡田敦
文 東川光二


■なぜかブームの白洲次郎
昭和の快男児は利権がお好き?(松井克明)
歴史とは語りたい人間によって語られ、作られていくのかもしれない。
そのよい例が、戦後日本の独立のシンボルに祭り上げられ始めた白洲次郎ではないだろうか。

509円
■北朝鮮と安倍外交
【対談】佐藤優・和田春樹
日米両政府が、核実験を行なった朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への圧力を強めている。
安倍政権のこれまでの対応を検証し、これから取るべき外交政策を探る。

制裁決議が決まった平壌を行く
「ひっそり」と続く人々の日常(綿井 健陽)


■沖縄県 知事選
「反自公の顔」 と「沖縄の天皇」 激突へ(高江洲 千里)
在日米軍再編問題など今後の基地政策を左右する沖縄県知事選まで1カ月を切った。
保守・革新とも「負けることのできない」総力戦の様相を日増しに強めている。


■第17回 週刊金曜日ルポルタージュ大賞
優秀賞入選作
散るもよし 今を盛りの 櫻かな
「らい予防法」廃止10年、国賠訴訟5年。ハンセン病のいま(西尾 雄志)


■「ブッシュ・ディド・イット(Bush Dit It)」
米国で広まる「9・11真相究明運動」(きくちゆみ)
「もう政府の言うことは信じられない」と、米国民の多くが「9・11事件はテロリストの仕業」という「公式見解」に懐疑的になっている。
それを支えているのは、事件の真実を求める無数の草の根運動だ。


509円
■小池百合子・世耕弘成・中山恭子・根本匠・山谷えり子ら5人組こと
内閣総理大臣補佐官「アベレンジャー」の力量(天城 慶)
首相の「開かれた保守」はどこへ消えたのか。
「安全運転」内閣とも呼ばれ、どうやら来年の参院選までは「保守」点検ばかりの鈍行運転でいくらしい。
まだまだ地金は覗かせていないとはいえ、首相を支える補佐官たちからは、安倍内閣が目指そうとしている姿が見えてくる……。


■佐高信 編集委員 インタビュー
日ソ国交回復50年
ロシュコフ駐日ロシア大使
北方領土問題はなぜ解決しないのか
10月19日、日本と旧ソ連が国交を回復した「日ソ共同宣言」から50年の節目を迎えた。
半世紀たっても平和条約が結ばれず、「北方領土」が返還されないのはなぜなのか。
北東アジアの平和実現にきわめて重要な日ロ関係をあらためて問い直す。

根室現地ルポ
カニが映す“国境”の表と裏(写真・文 本間 浩昭)
暖流と寒流がぶつかり、濃霧が夏をすっぽり覆う北方四島の海域。
グレーのカーテンを隠れ蓑に、かつては日本人が、いまはロシア人が密漁と乱獲に明け暮れる。
“国境”自体がそもそもグレー・ゾーンであり、悲劇は起こるべくして起きた。

専門家が読み解く交渉過程
日本をはめた米国の策略(グレゴリー・クラーク)
北方領土問題が解決しない背景には、半世紀前の日本政府の方針転換がある。
その背後に米国の圧力があったことを知る人は少ない。


■第17回
週刊金曜日ルポルタージュ大賞 優秀賞入選作
フツー人たちのカクシュ(原 均)


■「福島県官製談合事件」の隠された構図
水谷建設顧問にあの神奈川県警元本部長が天下り(平井 康嗣)
「サブコン」と言われるゼネコンの下請けで業界トップとなった水谷建設。
堅実と呼ばれた社風は社長の代が変わり、政治とカネと闇を呼び込んだ。
一方、矢面に立つサブコンの背後には、胸をなで下ろしている巨悪の影がちらつく。
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■安倍晋三「教育改革」のおぞましさ
愛国心を押しつける「ストーカー首相」 【対談】佐高信・魚住昭
安倍新政権がまずやろうとしているのが教育基本法の「改正」だ。
たくさんの処分者が出た学校現場での「日の丸・君が代」問題に関しても、教師の処分を支持する発言をしはじめた。
しかし安倍総理、あなたに教育を語ることができるのか。

危険な「なかよし内閣」はこうしてできあがった(俵 義文)
安倍晋三は議員に初当選してからわずか13年で、なぜ自民党総裁、総理大臣にまで上りつめることができたのか。
自民党と超党派の右派議連の要職をわたり歩き、派閥の領袖や幹部たちに重用されていった軌跡を辿る。


■ここまでやるか! 外資系企業残酷物語
日本国内には約2000社(2004年・総務省統計)の外資系企業があるが、日本の労働法や慣行を無視あるいは悪用し、働く者の権利と生活を侵害し続ける“札付き”が少なくない。
新会社法の施行で外資の増加も予想される中、その横暴に歯止めをかけなければならない。
最高裁が断罪したネスレと、IBMの事例を紹介する。

最高裁も断罪した労組攻撃
ネスレで闊歩する「法令無視」(村上 恭介)
「ネスカフェ」で知られる世界最大の食品メーカー、ネスレが世界各地でトラブルを多発させている。
中でも日本法人のネスレ日本は、労働組合を分裂させ、意のままにならない社員への不当解雇や人権侵害を繰り返し、裁判所の判決、労働委員会の命令も無視するという悪質さだ。
華やかな広告の裏側で、法令違反を重ねて恥じない多国籍企業を信用できるのか。

人間らしく働くルールを
「リストラのデパート」日本IBM(水口 洋介)
IBMと言えば、世界に冠たるIT企業。
世界各国に子会社が配置されている。
日本IBMは15年前には約2万5000人の労働者がいたが、ダウンサイジングと称する世界的規模のリストラの結果、現在は1万9000人程度に減少。
「リストラのデパート」の実態を紹介する。


■佐藤優の飛耳長目(8)
北朝鮮の核実験で日本を有利にする知恵

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■安倍首相“初演説”を採点する
予想どおり「改憲・タカ派」が主要ポストを占めた安倍晋三内閣。
9月29日に行なわれた “初演説”では教育基本法「改正」をはじめ、集団的自衛権の解釈見直し、国民投票法など改憲への布石と言える「所信」を次々と表明。
日本、アジア、米国の3つの視点からこれを採点する。

【日本】タカの爪隠す改憲への「地ならし政権」
格差社会ますます深刻に(金子 勝)

【アジア】「大タカ派」登場に危機感高まるアジア諸国
ごまかせない歴史認識(尹 健 次)

【米国】ブッシュ帝国主義に奉仕する「醜い国」へ
「日本売却」むしろ拍車(霍見 芳浩)


■シリーズ リストカット(1)
愛の反対語は憎しみではなく、無関心である(写真/岡田敦、文/東川光二)


■「9・11」の謎 PartⅣ
vol.3  WTC6と7(成澤 宗男)


■巨人・桑田投手の元義兄がまた疑惑!
NPO法人使った詐欺まがい手口で金儲け(松井 勉)
読売ジャイアンツの桑田真澄投手が「投げる不動産屋」と揶揄されたのは、17年ほど前のこと。指南役は当時桑田投手の義兄だった長田喜弘氏。
その長田氏、今も懲りずに詐欺まがいの金儲けをしているというのだ。


509円
■激論 非武装中立
大塚 英志vs.前原 誠司
平和をどうやって守るのかに関心が高まっている。
憲法9条2項を“改正”し集団的自衛権を認めるべきだと主張する衆議院議員・前原誠司さんと、護憲派の評論家・大塚英志さんが議論した。

非武装中立論とは段階的“軍縮”論(編集部)


■検証 非武装中立
“死の商人”が集う日米安全保障戦略会議(写真・文 本誌取材班)
死の商人たちは、いつの世においても、1円でも多くの軍事費を、したがってできるだけ強大な軍隊を望む、と石橋政嗣さん(社会党委員長+当時)は『非武装中立論』で指摘した。
「日米同盟」が叫ばれるなか、両国の軍事産業が表だって結びつこうとしている。

防災訓練という名の「軍事演習」(本誌取材班)


■「ワーキング・プア」の現実(1)
前近代的労働の復活
搾取される流浪の労働者たち(平舘 英明)
働いても生活できない――。
「働く貧困層」(ワーキング・プア)が、あらゆる産業や職種で広がっている。
生活の糧を得られない労働が、いかに人間の尊厳を奪う非人間的なものか。
連載第1回は、安価な労働力として「搾取」と「使い捨て」にされる底辺の労働者にスポットをあてる。


■ 食育で子どもの“食の歪み”は 解消されるのか(木附 千晶)
世の中、食育ばやりだ。
昨年6月に制定された食育基本法を受け、3月には食育推進基本計画も策定された。
企業は食育のお墨付きを得て公然と学校で出張授業などを行なうが、“食の歪み”の解消や「豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていく」(前文)ことはできるのか。


■第17回
「週刊金曜日ルポルタージュ大賞」結果発表


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■安倍晋三官房長官の正体 第4回
“安倍首相”ブレーン人脈の見識、評判、人格(天城 慶)
保守本流の看板を自認したいらしい安倍氏は、経済重視の宏池会的保守の政策を
行き過ぎた福祉と考え、日本が “自立する” ために外交や軍事の強化を主張する。
われわれの税金を福祉よりも軍備に使いたいわけだ。そんな安倍氏を支える面々とは。

ダベシンは自分の足下を見てみろ
地元・下関市は 安倍氏の取り巻きで“治外法権”!?(横田 一)
再チャレンジ、フェアな競争とはほど遠いのが安倍さんだ。
親の地盤を譲り受け、政治家になってチャレンジとは笑わせる。
弟も国会議員、地元では応援する市長が公共事業を乱発している。


■『ソトコト』に1100万円で製作依頼!!
環境ホルモン問題を隠蔽する環境省(川村 敏久)
雑誌『ソトコト』今年1月号の別冊付録「チビコト」の内容に、波紋が広がっている。魚のメス化は合成化学物質(環境ホルモン)ではなく、人間から出る女性ホルモンが原因だという。どうして『ソトコト』がこんな記事を? 調べていくと、驚くべき事実が浮上した。


■シリーズ「この国のゆくえ」第23回
日中国交正常化
「対ソ核戦争」で中国は米・日に譲歩(加々美光行)
「共同声明」が対中外交の原点(田畑光永)


■内部告発! 産業技術総合研究所(つくば市)
ずさんな動物実験と35億円のムダ遣い(太田 宏人)
科学の街・つくばを代表する研究機関のひとつ「独立行政法人産業技術総合研究所」で、合計35億円超の国費が不適切に使用されていることが、内部告発で明らかになった。同施設では動物実験についても、きわめてずさんなことが日常的に行なわれているという。


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■ジェンダーと天皇制
産まない自由のない皇室(角田 由紀子)
41年ぶりの皇族男子誕生で、皇室典範改正の議論は「男系男子継承」派の巻き返しが予想される。
しかし、その論議には、天皇候補を産むことを強要される女性に対する考慮はまったくない。
天皇制と女性の人権との関係について、この問題に長く取り組む弁護士に聞いた。

男子&安倍政権誕生で
どうなる皇室典範改正(武田 羊子)
「男系男子」であることに価値を置く保守派は、日本国憲法に謳われた個人の尊重や市民の権利といった概念が嫌いだ。
安倍政権が誕生したら、憲法やジェンダー平等はどれだけ目の敵にされることか。


■「9・11」の謎 PartⅣ
vol.1 『ユナイテッド93』の真実(成澤 宗男)


■疑惑の「人体の不思議展」
死体標本はどこから来たのか(小林 拓矢/片岡 伸行)
「怖いもの見たさの金儲けイベント」に批判の声プラストミックという技術で作られた死体標本が並ぶ「人体の不思議展」。
全国各地を巡回し開催されている同展は、死体標本の提供元をはじめ、中国人と言われる死体提供者、連絡先非公開の主催者など不可解な点が多い。


■安倍晋三官房長官の正体
第3回 思想を隠す自称“愛国者”(横田 一+本誌取材班)
核武装発言に憲法問題。
一昔前なら政治家生命が終わったような発言を連発してきた安倍晋三官房長官。
いまや、主観的な価値観である「美しい国」という言葉によって、政策の曖昧さや過激な思想のすべてを覆い隠そうとし始めている。


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■中東激震
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエル軍が8月14日、停戦に応じた。
停戦監視にあたる国連レバノン暫定軍に参加する各国の軍隊が9月に入って次々と現地入りしている。
だがすでに、停戦は長続きしないとの観測も出はじめた。
イスラエルの強硬派は、ヒズボラが武装解除に応じるか不透明なことに不満だし、ヒズボラの「勝利」を見てイスラム諸国が強気になっているからだ。
次の戦闘が、ヒズボラを支援しているとみられるイランやシリアを巻き込むことになれば、戦火は中東全域に広がりかねない。

“勝利”に沸くレバノン(写真・文 豊田 直巳)
イスラエルとレバノン合わせた死者は、1カ月あまりの戦闘で千数百人に達した。
被害者の多くはレバノン側だが、強大なイスラエル軍に屈しなかったと戦勝ムードが高まっている。

藤田進・東京外語大学教授に聞く
米・イスラエル支配を崩す民衆の力
あらゆる暴力で米国とイスラエルが民衆を弾圧しても、彼らの望みはかなわない。
それが不正義であり、人々を抑圧するものである限り、抵抗はやまないからだ。
いま、侵略者たちの敗北が始まりつつある。

ブッシュの「拡大戦争戦略」とレバノン(成澤 宗男)



■安倍晋三官房長官の正体
第2回 怪しい政治家(横田 一+本誌取材班)
カルト教団の統一協会のダミー団体に祝電を送り、宗教団体めいたコンサルタント会社の取締役に名を連ねていたなど、時に首をひねらざるをえない行動をみせる次期首相候補ナンバーワン、安倍晋三官房長官。その経歴を見ると怪しげな団体と結びつく。


■シリーズ「この国のゆくえ」第22回
 天皇・マッカーサー会談
昭和天皇と歴史の“ねじれ”(豊下楢彦)
崩れる「平和愛好神話」(鈴木 裕子)


■ニッポンの翼が危ない(2)
正社員CAとお呼び!(安田 浩一)
従業員のためにあるはずの労働組合が、会社の労働者支配のために使われている。
会社推薦の組合に所属しないと、希望実現への道が狭く遠くなっていく。
航空業界の組合数の多さがひずみを物語っている。

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■安倍晋三官房長官の正体
第1回 闘わない政治家(横田 一+本誌取材班)

2002年に浮上した北朝鮮拉致問題に対する強硬姿勢で一躍タカ派として知名度を上げた安倍晋三衆議院議員。
母親・洋子氏は「昭和の妖怪」岸信介元首相の娘、父親は次期総理といわれ続けた安倍晋太郎氏、遠縁には佐藤栄作、吉田茂元首相も顔を出すという突出した毛並みのよさもあわせもち、もはや次期首相間違いなしと言われる。
だが、期待された公約には外交と教育という保守イデオロギーばかりが目立ち、生活実感のともなう政策がない。
総理にもっとも近い男は、庶民にもっとも遠い男のようだ。
誇大なイメージに覆われた世襲政治家の正体を暴露する。


■ニッポンの翼が危ない(1)
B777エンジン停止(安田 浩一)
日本の空を飛び交う旅客機のエンジンが空中で停止する事故が頻発している。
コスト削減を求めて合理化・効率化を追求するあまり、安全を確保する余裕がなくなってきている現状を現場から報告する。


■痛憤の現場を歩く58(鎌田 慧)
水俣をめぐる石牟礼道子さんとの対話(上)
エリートの言葉や考えが庶民とは別になった
近代化とはいったいなんなのか、どんな意味を持っていたのか――
水俣病公式発見から今年で50年を迎えるが、いまなお解決にはほど遠い。
『苦海浄土 わが水俣病』などで知られる石牟礼道子さんにじっくりと話をうかがった。


■元通産官僚・自民党衆院議員
「借金大歓迎」知事誕生ではじまる
長野県政の“大逆流”(保屋野 初子)
9月1日、長野県知事に就任した村井仁氏が初登庁した。
2期6年にわたる田中県政で進められた「脱ダム」などの改革は一大転換点を迎える。
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■特集
再び「靖国」を問う
小泉首相は8月15日、現職首相として85年の中曽根康弘首相(当時)に続く2度目の「終戦記念日」の靖国神社参拝を強行した。
次期政権にも対応を迫るこの参拝問題が示すのは、戦後61年たってもいまだ国家神道に呪縛されているこの国の恥ずべき姿に他ならない。

小泉の「靖国」参拝
その本質的な意味を問う(菅原 龍憲)

「返せこの手に/還我祖霊」
初の合祀取消し訴訟始まる(田中 伸尚)
戦没した肉親が靖国神社に無断で英霊として合祀されているのは、苦痛で耐え難いと訴えてきた日本と台湾の遺族9人が8月11日、同神社を被告にして初めて合祀取消し訴訟を大阪地裁に起こした。
遺族らは合祀に組織的に関与した国の行為も問い、同神社と連帯して1人100万円の損害賠償を求めている。

米国も批判した
首相失格の「異常」さ(霍見 芳浩)
日本を拠点にアジアを支配しようとするアメリカにとって、中国や韓国と首脳会談もできなくなっている状況は好ましいものではない。
ブッシュの忠実な “ポチ” としては、最後にご主人の期待を裏切ったことになる。

詭弁・珍論がまかり通る「歴史認識」
「天皇メモ」で始まった右派の混乱(天野 恵一)
外交無能の小泉首相が繰り返した靖国神社参拝で、パンドラの箱が開いたように同神社をめぐる論議に火がついた。
さらに先月公開された「天皇メモ」も加わり、そこでは右派の支離滅裂ぶりが明らかになってきている。


■特集「起業という夢」の行方
増殖する「起業バカ」
狙われる団塊世代(渡辺仁)
ホリエモン逮捕から7カ月。
起業成功者の象徴だった彼の転落は大きな話題となったが、その陰で、安易な考えで「起業という夢」を追い、身ぐるみ剥がれる起業バカが後を絶たない。
会社を退職した団塊世代が多いのも特徴だ。実態を追った。

それでも「起業をめざす !」
若者たちの今(天野一哉)
堀江貴文氏を始め、メディアに登場する起業家の特徴の1つが、その若さだ。
しかし、若い人が起業をめざす環境は、米国などに比べると4半世紀遅れていると言われる。
「起業という夢」を追う日本の若者と、それを支援する人の現状を取材した。


■シリーズ「この国のゆくえ」第21回
金大中事件
カネで裏取引した黒い「政治決着」(伊藤成彦)

内外で阻止した抹殺の企み(佐々木秀典)


509円
■特集 靖国
靖国は、戦前の軍国主義の象徴であると同時に、戦後国民意識の無自覚性の象徴でもある。
侵略を聖戦とし、戦犯を神と讃えるこの神社は、戦後社会と“違和感”なく共存してきたからだ。
この事実から、改めて靖国の本質に迫る。
九段の大鳥居の奥に潜むのは、戦争を美化する忌まわしき思想装置に他ならない。

【対談】
「靖国問題」の本質 高橋哲哉vs.田中伸尚

西郷は愛国者ではないのか(佐高 信)

世界が問う「日本の侵略神社」
韓国で開かれた初の靖国「国際シンポジウム」(本誌編集部)
なぜ侵略を賛美し、戦争犯罪人を神と祀るのか――。
いまアジアのみならず、欧米からも靖国神社に鋭い批判が寄せられている。
問われているのは首相の参拝だけではない。
靖国のイデオロギーをいまだに断ち切れない、この国の無節操なのだ。

靖国と私
靖国神社―。
昭和天皇が「不快感」を示そうが示すまいがA級戦犯を分祀しようがしまいが戦争犠牲者の慰霊・鎮魂という建前を超えて、侵略戦争を美化し正当化する「装置」として機能してきた。
この「靖国」なるものをどう見て、何を感じているのか。
各界の方から率直な声を寄せてもらった。
戦争の中心にあった象徴的存在(俳優 米倉斉加年)
見えないアジアの犠牲(エッセイスト 朴慶南)
感傷で覆い隠す呪詛の声(作家 目取真俊)
祀る裏側で戦争肯定(音楽家 小室等)
霊と御心と思考停止(精神科医 香山リカ)
靖国と被爆の連関マジックを解く(ノンフィクション作家 吉田司)
世界に誇れる憲法を守って(エロテロリスト インリン・オブ・ジョイトイ)
意味づけも約束もされたくはない(江戸時代研究者 田中優子)
ねじれた連立方程式を解けば(社会学者 宮台真司)
ラリーに教わったこと(作家 さいふうめい)
小泉の問題ですから(作家 中山千夏)


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■佐高信編集委員インタビュー
A級戦犯の孫 元外務省局長
東郷和彦氏が語る
「天皇メモと靖国」 歴史の針を一時止めよう
首相の靖国神社参拝について私たちは何を考え、どう行動すべきなのか――A級戦犯・東郷茂徳元外相を祖父にもち、外交の第一線に長く立ってきた東郷和彦氏が、長い沈黙を破り緊急提言する。


■遺族座談会
息子は自衛隊に殺された
写真撮影・構成 三宅 勝久(ジャーナリスト)
【出席者】
Hさん(「さわぎり」事件の遺族)
I夫妻(「たちかぜ」事件の遺族)
吉岡 吉典(前参議院議員)
自衛隊員の自殺が跡を絶たない。昨年度の自殺者数は、自衛官93人に事務官等8人を合わせた計101人。前年度(100人)に続き過去最多を更新した。防衛庁は対策に取り組んでいるというが、焼け石に水。一方で、殺人、強盗、薬物汚染などの凶悪犯罪も続発。そして凄惨ないじめが横行する。「荒れる自衛隊」の実態について、自殺した自衛官の遺族たちが語り合った。


■2016年五輪招致
独断専行する行政の本音は大型再開発(谷口 源太郎)
オリンピック国内候補地決定が8月30日に迫った。
名乗りを上げている東京と福岡で反対の声が高まっている。
強引に招致を進める両都市の背景事情を探る。

オリンピックもいいけれど……
どうする? 首都直下地震の瓦礫の山(片岡 伸行)


■「御用審議会」に辞表をたたきつけた研究者が語る
これがプリオン調査会の実態だ(岡田 幹治)
帯広畜産大学名誉教授
前プリオン専門調査会専門委員
品川森一
多くの消費者の反対を押し切り、米国産牛肉の輸入が再々開された。
安全とはとてもいえない牛肉に「輸入可能」のお墨付きを事実上与えたのが、食品安全委員会のプリオン専門調査会だ。
そこではどんな審議が行なわれてきたのか。理不尽な運営に抗議して辞表をたたきつけた国際的研究者が、その内幕を明かす。


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■検証「小さな政府」大きな格差
医療制度改革
誰もが「医療難民」になる時代がやってきた(矢吹 紀人)
「医療崩壊元年」といわれる。与党の強行採決で成立した医療改革関連法では、療養病床の大幅削減や高齢者の医療費が負担増になり、介護保険法改悪で行き場を失った高齢者を直撃した。
医療や介護を求める患者、高齢者たちを取り巻く日本の現実は――。

日本の“行く道”となるか?
英国の失敗と克服(近藤 克則)

失われていく「医療保障」(逆巻 さとる)
“膨大する医療費抑制のために”をスローガンに、大幅な「医療構造改革」が始まる。
そもそも「高齢化で膨張する医療費を抑えなくてはいけない」という発想は正しいのか?


■嘉田由紀子・滋賀県知事インタビュー
「人間と自然が共に生きるモデルを滋賀につくりたい」
今月二日、自民・公明・民主の推薦を受けた現職を破って当選した嘉田由紀子・新滋賀県知事。
オール野党とも言われる県議会と向き合う知事に、県政への思いを聞いた。


■戦争はイヤでございます。散らかりますから
鼎談 永六輔/井上ひさし/小沢昭一 司会進行:矢崎泰久
国民投票法案が国会で審議中の今年の憲法記念日、忙しい面々が久しぶりに顔をそろえ、第九条、天皇制、この国の行く末、……などを語り合った。
この日の講演内容はブックレットに近くまとめられるが、一足早く一部を紹介する。


■シリーズ「この国のゆくえ」第19回 レッド・パージ
思想・言論弾圧事件からいま、学ぶことは(平田哲男)

戦前から続く思想侵害の構造(吉岡吉典)

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■格差社会で銀行ぼろ儲け
盗まれた国民のカネ304兆円
大増税、医療費値上げ、生活保護切り下げなどセーフティネットを脅かす政策が次々に実行されて、持てるものと持たざるものの格差を拡大する社会が日常生活に浸透してきている。
その一方で、銀行を含めた大企業は軒並み増収増益。
それもこれも、ゼロ金利で預金者の金利304兆円を超えるカネを銀行が踏み倒して、企業も借入利息をおさえてこられたからだ。
庶民を食い物にするメガバンクとそれを支える日本銀行を許していいのか!

顧客を犠牲にしてメガバンクは軒並み好決算(原 七郎)

コイズミ改革利権集団が主催する「最強の運用ポートフォリオ構築講座」
精巧に構築されていた福井総裁の資産内容(今田 栄司)
だれが無欲で清廉潔白な人だって? 金融界からみた福井総裁はプロ顔負け財テク家なのだ。


■新・買ってはいけない68
ナノテク商品 拡大版(境野米子)
近ごろ目にすることが多い「ナノテクノロジー」、略して「ナノテク」の文字。
さまざまな分野の商品に応用されているナノテクについて、はたまたナノテク商品の安全性について、一挙に検証します。


■タミフルと“事故死”!?(大西 史恵)
7月3日の夕方、沖縄県に住む中学1年生の男子生徒が、「タミフル」服用後に自宅の高層住宅から転落し、同日死亡した。
これまでにも、タミフル服用後に異常行動を起こし、奪われた若い命がある。


■わたしと憲法 シリーズ37
大林宣彦
映像のマジシャンと呼ばれる映画作家
結論はすぐに出さず、考え続けること


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