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■今井一 vs. 坂本修
【激論】国民投票法
憲法9条めぐる「次なる闘い」
司会・進行 北村 肇(本誌編集長)
憲法改正の是非を問う国民投票をいかに実施するのか。
そのルールを定める法律が成立する……。
国民投票法の問題点をどうみるか。
そして一段と現実味を増してきた改憲発議に向けて、9条護憲派はどのような闘いを展望するか。


■【激論!】
藤井誠二vs.森達也
できることなら自分の手で仇をとりたい――
「殺された側の論理」が突きつけるもの
『殺された側の論理』という本が話題になっている。
理不尽な犯罪に遭った被害者やその遺族は、「被害後」を生きるために加害者に対してどんな思いで、どんな「罰」を望み、どんな「権利」を望んでいるのか。
メディアであまり取り上げられることのなかった本音が綴られている。
その言葉は重く、読む者の心を揺さぶる。
彼らの「論理」は私たちに何を突きつけているのだろうか。


■これが「慰安婦」事件を裁いた軍法会議の判決だ
【第1弾】櫻クラブ事件(梶村太一郎)
一国のリーダーが歴史の事実をあえて歪めることは、被害者に対して限りなく失礼であるばかりでなく、その国の品性すら疑われる。
本誌では4月13日号で予告したように、埋もれていた資料を発掘し発表する。

櫻クラブ事件判決文
監訳/村岡崇光(ライデン大学名誉教授)
オランダ軍バタビア臨時軍法会議の「櫻クラブ事件」1946年10月25日の判決文翻訳の要旨。
( )内は訳註。
[◇◇]はオランダの情報保護による抹消人名であるが、判明している人名は被害者を除いて[ ]内に表記した。

■三菱重工の正体5
スパイ衛星打ち上げまで商売に(本誌取材班)
この2月、H2Aロケットを使って情報収集衛星が打ち上げられた。
詳細は「機密保持」を理由に明らかにされていない。
多額の税金が使われているにもかかわらず不透明な部分が多すぎるとの批判も強い。
そして、このロケットや衛星の開発、製作に深く関わっているのが三菱グループだ。
打ち上げロケットは「重工」、衛星本体は「電機」、部品や調達などに「商事」「プレシジョン」「レイヨン」など多くが参入している。
509円
■憲法特集
あなただからできること、何ですか?
憲法改定のための手続き法案が衆議院で可決し、法案の審議は参議院に場所を移した。
国会内勢力においては改憲派が多数を占める現状では、このまま法案が成立してしまうのは必定で、否決させるためには市民が声をあげて議員にプレッシャーをかけるしかない。
だが、それでも法案が可決されてしまった場合、私たちは「負け」なのだろうか。
いやそうではない。
次に私たちがなすべきなのは、平和主義や国民主権を壊すような憲法改定発議を議員にさせない世論をつくることだ。
市民の底力が問われるのはこれからである。
方法は何でもいい。1人でもできることを見つけ、1人でも多くの人に、自分の言葉で、自分のやり方で、思いを伝えよう。
あなただからできることは、なんですか。

1人でもできることを1人でもやることです(大山 勇一)
弁護士業のほか、街頭でマイクをとり、ビラを作って配るなど、とにかく身体を動かす弁護士である大山氏は「私はどんな結果になっても絶望しない」という。
それは市民の力を信じているからだ。

憲法9条を伝える、活かす、わたしのアイデア(宮本 有紀)
難しいことを話すのではなく、もっと気軽に、簡単に憲法を伝えたい。
気負わずに楽しんで憲法を活かしたい――
そんな思いから生まれた、憲法を伝える、活かすアイデアをご紹介します。

憲法を活かす日本酒「九条」の会
企画 NPO「ねっとわーく京都21」
日本酒「九条」を酌み交わしながら憲法を語ろう

9条の会「きものっ娘」
着物も憲法もいいものは日常的に使う

草野球チーム「Article 9」
対戦相手に9条カードをプレゼント

よみがえる60年安保・全共闘世代の熱き魂
国会前で座り込み 改憲阻止に
立ち上がった「学生運動OB」(成澤 宗男)

作品で問い続ける鉄の造形作家 武田美通さん
あの戦争はなんだったのか――
鉄の戦死者たちに遺言を託して(吉田 亮子)

憲法第9条は現代平和主義の源流になっているか?
軍隊のない国家を訪ねて(前田 朗)
世界で戦争放棄の条項を持つ国は少なくない。また戦力不保持の国も点在する。
ではその両方を憲法で明記している日本はどうか。「平和憲法」は、世界に影響を与えてきたのだろうか。
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■異常行動だけじゃない! 突然死の危険もある!
「タミフルはのむな」(浜六郎)
服用後に2人の中学生が相次いで転落死したことから端を発し、「異常行動」の危険性が注目されている。
しかし「異常行動」にだけ気をつけていればいいのかというと、そうではない。


■ついに衆議院で可決!
「国民」不在の国民投票法案(猿田 佐世)
憲法を特に尊重してその理念の実現に努めなければならないはずの首相が憲法改定を主導し、改定手続き法案が、審議不十分のまま衆議院で強行採決された。
真摯に国民の声に耳を傾けることなく採決に持ち込むという憲法の理念を無視したやり方を許してはなるまい。


■本多勝一編集委員インタビュー
沖縄返還密約訴訟で敗訴し、控訴した西山太吉さん
「今の日米軍事再編に続く問題だ」
日本政府はなぜ“密約”を否定し続け、裁判所はそれを黙認するのか――
1972年の沖縄返還密約事件で、東京地裁(加藤謙一裁判長)は3月27日、「密約を否定した検察官の起訴や政府高官の発言などで名誉を傷つけられた」として国に賠償などを求めた西山さんの訴えを棄却した。


■子どもはもういない 第1回
競わされる子どもたち
これでも受ける?
43年ぶりに復活した全国学力テスト(木附 千晶)
子どもは、おとなへの発達途上にある存在だ。
そんな子どもが安心して成長し、能力を発達させる「子ども期」には子どもの欲求に適切に応答し、そのままで抱えてくれるおとなとの関係が不可欠だ。
ところが、その関係性が壊されようとしている。
24日、新自由主義教育改革を貫徹させるための全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)が実施される。

「通いたい学校」追い求めた(木附 千晶)
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■編集委員対談
落合恵子×筑紫哲也
司会・佐高 信(本誌発行人)
何が石原氏を勝たせたのか
ほとんど全ての現職が再選を果たし、「現職の勝利」とも言える統一地方選。
注目の東京都知事選挙も、現職の石原慎太郎氏の圧勝に終わった。
何がこの結果を招いたのか。
私たち市民は、ここから何を学ぶべきか。

■特集 再沸騰する「慰安婦」問題
海外メディアが首をかしげるアベコベ首相
窮地に陥った閉鎖的「慰安婦」言説(上杉聰)
自らの論理破綻を訪問予定先(4月末)の米国メディアに大批判されている安倍晋三首相。
さすがにまずいと思ったのか、4月3日には米国のブッシュ大統領に対して、河野談話を継承することを伝えた。
歴史の修正を求める発言を続けている妄言首相を論破する。

■「慰安婦」否定は日本の国辱
恥を知れ安倍さん(霍見芳浩)
米国下院での対日非難決議を潰そうと、多額の資金を使ってロビーイングし、『産経新聞』人脈を使ってウソ八百を唱えつづける安倍グループ。
その策動が日本人の名誉を貶めている。
逆に戦争責任を追究しつづける日本人や日系米人は「日本人の誇り」と評価されている。

■櫻クラブ事件
これが靖国に祀られている
慰安所経営者だ!(梶村太一郎)
「慰安婦」問題で、安倍首相が「(軍の)強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実」と述べ、国際的に非難の輪が広がっている。
そんな折、国立国会図書館が慰安所の経営者だった者が靖国に祀られていることを示す文書を公表した。
しかもこの人物の実名が2月の米外交委員会での証言で挙げられていた。
本誌では、問題の日本人男性とそのパートナーを特定する資料を入手した。

■告発レポート
群馬県・八ッ場ダムの疑惑(上)
社が国交省に売り飛ばされていた(高杉 晋吾)
群馬県の吾妻川中流の吾妻渓谷に半世紀以上前に計画され、2010年度が完成予定とされている八ッ場ダム。
関東地方の1都5県に水を供給するのが目的とされているが、1人当たりの水道給水量はすでに頭打ちになっている。
ダム計画を進めるなかで起きた疑惑について掘り下げ報告する。
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■統一地方選特集
さらに進む大型再開発
新知事誕生で東京はどうなる(本誌取材班)
4年に1度の統一地方選挙が始まっている。
268人の首長が決められ、836の議会で地方議員たちが選ばれる。
有権者の思いはどこまで届くのか。

東京都議会がワースト大賞だって!
肝心なのは税金の使われ方
議員特権を拒否する候補者を選ぼう(田中 信一郎)
そもそもなぜ議会があるのか?
それは行政の税金の使い道をチェックするためである――。
東京都目黒区の政務調査費のすさまじい乱費ぶりが問題になったが、今一度自分が住んでいるマチの議会を振り返ってみようではありませんか。

東京・杉並山田宏区長のマニフェスト(横田 一)
市民派を標榜して初当選し、今回の選挙で3期目を目指す区長の公約にはとんでもないものが含まれている。

チェック機能果たさぬ地方議会
“不都合な議員”に辞職勧告した館林市議会(山口 舞子)
行政側を追い詰めていたはずの市議が、逆に議会から追及される立場になり、ついには辞職勧告を突きつけられた。
群馬県・館林市議会で起きた驚くべき状況を報告する。


■国策捜査第3回
“疑惑の総合商社”・鈴木宗男氏 衆議院議員
世論に背中を押され「まず逮捕ありき」で突っ走った検察(青木 理)


■東京・杉並区
「つくる会」歴史教科書使用から1年(上)
社会科教師たちの苦悩(星徹)
現場教師や研究者の間できわめて評価の低い扶桑社版「歴史」教科書が、昨年4月から東京・杉並区立中学校の授業で使われている。
実際に教える教師の思いは? どのような工夫をしているのか?
混乱の現場の実態と、この教科書に対抗する市民・研究者の取り組みなどを、2回にわたって報告する。


■米軍再編
再浮上する悪夢
沖縄・やんばるヘリパッド移設計画(浦島 悦子)
1990年代末に立ち消えになったかに見えた沖縄島北部の米軍ヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)移設計画が、突如再浮上している。
垂直離着陸機を辺野古の新基地建設と連動して配備強化する狙いだ。
住民の安全など眼中にない理不尽な工事を政府は7月から始めるという。
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■首都・東京の暗部
「てっぺん野郎」の仲間たち
裕次郎の残像を食う「亡国」の忠犬(天城 慶)

「石原裕次郎の兄」として選挙を勝ち続けた石原慎太郎都知事。
だが、その一票は決して裕次郎の票になるわけではなく、石原都政ファミリーのための一票と言えそうだ。

ディーゼル規制とプラスチック焼却の矛盾
増えるぜんそく患者 一貫性のない環境対策(青木 泰)

ベルギーの国家財政に等しい巨大地方自治体・東京。週3日登庁し、豪華出張を繰り返すお気楽知事の足跡は一貫性がなく、環境や命と健康を守りムダをなくすという点からほど遠い。

築地市場移転の本当の理由
強者がますます栄えるまちにしたい石原知事(永尾 俊彦)

土壌汚染された江東区豊洲の東京ガス工場跡地に東京都が中央区の築地市場を移転させる問題(その危険性は本誌2月2日号参照)が、都知事選の争点に急浮上している。
石原知事は汚染の再調査含めて検討すると言っているが、背景には金の流れが見え隠れする。


■追及第5弾 裁判員制度広報費の闇を追う
 地方紙の抵抗を封じた電通のあきれた自画自賛(本誌取材班)

全国の「地方紙」46社47紙の発行部数をあわせると、約1877万部。
巨大広告代理店「電通」(俣木盾夫社長)は、この部数を“武器”に最高裁から巨額の税金を引き出した。その“仕掛け人”が浮かび上がってきた。

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■対談 田中優子・佐高信
小人が知事になると不善を為す

文化人を自負しつつ政治家になった石原慎太郎都知事。
だが、文化人として、為政者として、ふさわしい言動をとっていると言えるのか。
文化の観点から見た石原都知事とは――

スキャンダルは本当に出る?
浅野史郎“都知事”に怯える警視庁(天城 慶)

都市再生という名の公共事業
都知事人脈と東京理科大学移転の点と線(本誌取材班)

石原慎太郎都知事が熱心に進めてきたのが都市再生だ。
その都市再生と石原氏の周辺の点と線はどこで交わるのか。


■産科医療の無過失補償制度とは?
 主役は「患者」、目的は「医療安全」であるためには(大西 史恵)

「医師不足」が各地で深刻化する中、とりわけ「お産難民」なる言葉が生まれるほど、産科医の不足が取りざたされている。
その打開策の一つとして出てきたのが、“産科医療における無過失補償制度”案。
医療事故被害者、医師、弁護士にその問題点を聞いた。

小児科、産科だけじゃない!
「医療崩壊」へのカウントダウン? 広がる「医師不足」(矢吹 紀人)

もはや慢性的な「医師不足」に陥った日本の医療。問題は都市部にも広がっている。
「医師数は充足している」と、一貫して主張してきた厚生労働省の姿勢が問われているいま、深刻化する各地の現状から、医師不足の本当の原因が見えてくる。


■安倍政権が岩国市民に返した 「美しい答え」(今井 一)

「米軍再編特措法案」が今国会に提出されている。
この法律は、米軍の基地や訓練などを受け入れた自治体に対し、4段階に分けて再編交付金を上積みしながら支給することを盛り込んだもので、政府は「飴と鞭」をより露骨に押し出す構えだ。
そして、山口県岩国市では「空母艦載機部隊」の移駐をめぐり、この特措法を先取りする動きが起きている。

井原勝介市長の話



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■2007年 子どもを救え!
都立高校卒業式 “石原都教委”の大暴走
校長も教員も反対!
「日の丸・君が代」強制(星 徹)
“石原都教委”の「日の丸・君が代」強制は違憲とした昨年の「9・21判決」から、はじめての卒業式をむかえた。
しかし、「君が代」伴奏の職務命令は合憲とする最高裁判決が先月あり、今月5日には昨年の行事での「君が代」不伴奏に「9・21判決」後、初の処分が発令されるなど、現場には圧力がかかっている。

■東京・町田市 広がれ地域住民の輪
「不起立」貫く根津さんを処分させない(吉田 亮子)
前回は停職3カ月、今回は……。
それでも「日の丸・君が代」に不起立で貫くという教員、根津公子さんが昨年、東京・町田市の中学校に赴任した。
2年前、「君が代」の声量指導反対で盛り上がった市民らに、処分させてはならないという輪が広がっている。

■イラク開戦4年
追い詰められた侵略者(上)
バグダッドの攻防(成澤 宗男)
米国のイラク侵略から、4年がたった。だが第二次世界大戦の期間を上回りながら、展望は見えてこない。
「対テロ戦争」と称し、殺戮に明け暮れる凶悪な侵略国家は今、断末魔の苦痛にあえぐ。

■韓国人遺族ら肉親の
靖国合祀「絶止」求めて提訴
生きてるうちに父、夫の「恨」を解きたい!(田中 伸尚)
日本の侵略戦争に動員されて戦死した韓国人の軍人・軍属遺族ら11人が2月26日、東京地裁に靖国神社と日本政府を被告にして肉親の合祀「絶止」などを求める訴えを起こした。
原告の中には生存しているのに合祀されていた人もいる。
すでに大阪地裁では、日本人・台湾人遺族による同種の裁判が始まっている。
靖国問題の核心、合祀を問う動きが国境を越えてさらに広がった。

■集中連載×第3回 石原慎太郎の本性
金儲けのプロが参加
東京五輪招致戦争(本誌取材班)
「五輪の言い出しっぺだから責任がある」――。
石原慎太郎都知事は、3期目となる知事選に出馬する最大の理由をこのように語った。
派手にぶち上げられた東京五輪。だが、その裏にはスポーツマンシップや平和などとはかけ離れた、泥臭い姿が浮かび上がってくる。

石原慎太郎 傲慢な品性が生む差別発言(本誌編集部)
509円
■シリーズ警察の闇 第7弾
「市民社会の敵」が暴走する

朝鮮総連に対する異常な弾圧
①「生物兵器」に結びつけられた在日女性の薬(本誌取材班)
警察は「北朝鮮が困る事件の摘発」を公言し、事件性があるかどうか疑わしい捜査に大量の公安を動員して逮捕・家宅捜索を続けている。
その異様さは、朝鮮戦争前夜を思い出させるほどだ。

②当局が使った「税理士法違反」という手口(本誌取材班)
在日朝鮮人が日本に暮らしている歴史的背景を無視し、警察は強制捜索を「送金」や「ミサイル開発」に結びつけ、結果的に差別意識を助長している。

「詐欺罪」をデッチ上げた公安の労組つぶし
兵庫・日本管検工業分会弾圧事件(本誌取材班)

鹿児島・志布志事件の「裏の裏」
警察は最初から新人県議を狙った(新島 洋)
異常な長期勾留や「踏み字」を始めとした精神的拷問など、裁判中にでっち上げの手口が暴露された志布志署による公選法違反事件(3月6日に検察は控訴断念)を追うと、地元自民党県議とくんだ警察の腐敗体質が見えてくる。

横行する「極左暴力集団」のレッテル貼り
公安を野放しにする裁判所の罪と怠慢(本誌取材班)

区議逮捕が示す「すでにある共謀罪」
勉強会で発言しただけで「共犯」に(小谷 洋之)


■集中連載×第2回
石原慎太郎の本性
石原都政利権のカラクリ(本誌取材班)
石原慎太郎が東京都知事に就任した1999年以来、東京は大きく変貌している。
都内各地で大規模開発が行なわれ、ビルが濫立。
地価も高騰しつつある。
その一方でつきまとうのはきな臭い利権の話だ。
そのカラクリは何なのか、操るのは誰なのか。
大規模開発をめぐる石原都政の裏を暴く。


■痛憤の現場を歩く68
鎌田慧
国策に翻弄される炭都・夕張(上)
中田前市長の開発手法は 「三井」の模倣だった
北海道夕張市が3月6日、財政再建団体に指定され、国の管理下に入った。
同市は今後18年間で約353億円の赤字を解消する計画で、市民は“最高の負担で最低の行政サービス”に苦しむこととなる。
夕張市を破綻させた真の“戦犯”はいったい誰なのか。


■ 「反基地」で歌った!踊った!
沖縄・辺野古で:手作り"の音楽イベント(文・写真 藤田 正)
米軍新基地の建設計画が進む中、辺野古で「Peace Music Festa!辺野古ユ07」が2月24、25日の2日間、開催された。
スタッフ、出演者、すべてがボランティア。
合言葉は「わったー地球はわったーが守る」。
若い世代主導による「反基地アピール」の新しい形を示すライブとなった。


509円
■集中連載×第1回
石原慎太郎の本性
枯渇するブレーンと右派人脈(本誌取材班)
過去の自らの多選批判に口をつぐみ都知事3期目をめざす石原慎太郎。
都政の私物化批判で痛手を負ったものの、自民党の推薦を断るなど無党派層向けにあざといポーズを見せる。
その一方で裕次郎にあやかった人気は過去のもので、ブレーンたちも枯渇。
一部の右派人脈とコワモテ参与だけが頼りというから、もはや政治寿命は尽きたというべきなのだが……

■このまま通しちゃいけない
国民投票法案
今国会での成立が確実視され、「5月3日の憲法記念日までには成立」や「3月初旬には衆院通過」などとも言われる憲法改正手続き法案。
昨年12月に与党と民主党が出した修正案は非常に似通っており、相違点の調整が可能な内容だ。
あとは参院選をにらんでの党略と議員らの個人的思い入れなどでどう動くか、政治的かけひきの問題になっている。
手続き法制定についての是非論はこの特集では触れないが、現時点での法案が、このまま通しては問題がある内容であることは確かだ。
「単なる手続き法だからつくっておけばよい」とは言えない問題点を指摘する。

こんなにある 疑問点・問題点(菅沼 一王)
法案内容で報道されるのは投票権者の年齢や、広告規制などが多いが、過半数の分母や最低投票率、憲法審査会の設置など、重要な部分はほとんど知られていない。
日本弁護士連合会憲法委員会事務局長の菅沼一王氏に、項目ごとの問題点を指摘していただいた。

一部議員の条件交換で成立させていいのか(猿田 佐世)

広告はどうなる?「護憲」側もわれる規制方法(臺 宏士)
報道規制はだめだが、テレビの有料広告に限っては一定のルールが必要、ということについて党派や立場が違ってもほとんど反対はない。
だが、どう調整するかについては意見が分かれている。
「護憲」の市民の中にはテレビスポットCMを全面規制すべきという意見があり、社民もその方向だが、それが後に公権力による表現の規制につながると懸念する声もある。

■「私は毎日、天使を見ている。」
“I See Angels Every Day. ”(写真 渡邉博史)

■抵抗の精神を改憲前夜に継ぐ
小樽 多喜二と生きる街(菊地 正憲)
作家・小林多喜二が特高に虐殺されたのは、74年前の2月20日のこと。
その命日に、故郷・小樽の墓前に集う人々がいる。
そこで多喜二はいかに語られ、いかに生かされようとしているのだろうか。


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■相変わらずの「海老沢なき海老沢体制」?!
NHK受信料不払いの「理由」(丸山 昇)
「受信料義務化」に向け躍起になっているNHK。
しかし、支払い拒否で引責辞任したはずの海老沢前会長は「横綱審議委員会委員長」のポストにのうのうと“天下り”。
歌謡番組の観覧には国会議員の後援会が「優遇」されるなど、消費者(視聴者)に顔が向かない体質は相変わらずだ。
こんなNHKに受信料を払う必要があるのか?!


■巨大兵器産業
三菱重工の正体2
社内を徹底統制するブラックリスト(本誌取材班)
軍事機密の保護を名目に、超監視社会が到来しようとしている。
その仕組みの一つに、日本政府が米国との間で結ぶ方針を決めた「ジーソミア(GSOMIA+軍事情報に関する一般的保全協定)」がある。
安倍政権は、今年前半には締結し、国会で承認を取り付けたい考えだ。
この協定で最も恩恵を得るのは三菱重工だといわれている。


■国策捜査 第2回
検察裏金問題・三井環氏 元大阪高検公安部長
原田明夫検事総長が陣頭指揮した検察庁の庁益捜査(青木 理)


■少年法「改正」に異議あり!
少年冤罪、それでも警察は謝らない(西村 仁美)
「ぼくは無実です」――
放火事件の容疑者とされた14歳の少年(当時)は、警察、検察、家裁と一貫して否認し続け、家裁での少年審判決定後、親とともに県、警察署の警察官、隣人2人を相手取った国賠訴訟などを起こした。
いずれも無罪判決を勝ち取ったが、あれから7年、いまだ冤罪被害は終わっていない。


509円
■巨大兵器産業
三菱重工の正体(1)
不毛ミサイル防衛で狙う巨額の税金(本誌取材班)
自衛隊が大きく変わりはじめている。
今年初め、防衛庁は防衛省に“昇格”したことで予算編成権を手にした。
世界的な米軍再編の一環として自衛隊と米軍の一体化が進み、巨額の税金をつぎ込む弾道ミサイル防衛(BMD)システムの導入も進む。
その結果、国内の兵器産業の姿も大きく変わらざるを得ないだろう。
日本で最も巨額の“兵器”を製造する三菱重工業を通して兵器産業の正体に迫る。


■中東で新たな戦乱の危機
対イラン軍事包囲網が強化へ(成澤宗男)

中東紛争マップ
米・イスラエルはこう動く――
米軍は2003年に開始したイラク戦争で泥沼に陥り、イランを射程にした新たな軍事的冒険で事態打開を画策。
昨年レバノン侵攻で失敗したイスラエルも、不気味な動きを見せている。


■実名座談会
密室の浜岡原発で見たもの
運転開始から30年を過ぎた中部電力・浜岡原子力発電所は、行政との長年にわたる癒着、住民への圧力によって、強固な隠蔽体質が築き上げられている。
「やりたい放題」とも言える土壌の中で、ついにプルサーマルまでもが実施されようとしている。


■現地ルポ
夕張の静かな悲鳴(野口 隆史)
財政破綻した北海道夕張市。
今月中にも財政再建団体指定を申請、今後国の管理下で353億円もの借金を返済することになる。
希望はなかなか見いだせない。
自己破産、解雇、人員削減……。
市民の静かな悲鳴が聞こえる。
509円
■佐高信 編集委員インタビュー
ラスプーチン・佐藤優 独占インタビュー
不当判決に“宣戦布告”
「控訴を棄却する」――東京高裁の法廷に高橋省吾裁判長の声が響いた瞬間、傍聴席を埋めた佐藤優さんの支持者に落胆が広がった。
東郷和彦・元同省欧亜局長が弁護側証人として出廷するなど、佐藤さんに有利な“証拠”が新たに出ていたからだ。
1月31日判決の翌日、佐藤さんに今後の覚悟を聞いた。


■2007年 子どもを救え!
「予防訴訟」弁護団事務局長・加藤文也弁護士に聞く
「日の丸・君が代」強制に抗う(聞き手・写真撮影/星 徹)
都教委の「日の丸・君が代」を強制し、「立て」「歌え」「伴奏せよ」との通達に、心ある教師は身分と生活を賭けた抵抗を続けている。
一方、昨年秋には東京地裁が、「強制は違憲」とする画期的判決を出した。
今春の卒業式・入学式は、「こころ」をめぐるあらたな闘争段階に入る。

この運動は「少数者の闘い」ではない(近藤徹さん)
「君が代」の伴奏は“流れ”に加担すること(池田幹子さん)
悩み抜き、やむに止まれぬ思いで行動(鈴木毅さん)

映画『君が代不起立』
淡々と描かれる小さな怒り 強制は教育ではない(北村肇)

教育再生会議
第一次報告に隠されたわな 子どもと一緒に怪物退治に出かけよう!(福田 雅章)
いま、日本社会を教育「改革」という名の嵐が吹き荒れている。
ふつうの嵐なら身をこごめて過ぎ去るのを待てばよい。
しかし、この嵐はこれまでの蓄積をすべて台無しにしてしまうほどのとてつもなくでかいものだ。
子どもを飲み込み、日本の国土を荒廃させ、日本社会そのものを沈没させてしまうおそれさえある。
「美しい国」を統べる怪物たちの仕業だ。怪物の本当の正体とはなにか?


■不祥事続出でもはや死に体?!
内憂外患の安倍政権(天城 慶)
発足当初から短命政権、見切り発車と言われた安倍政権。
唯一の売りだったタカ派色ですら、それを支える知力も体力もないため、腰砕けと呼ばれ、閣僚の不祥事も続出している。


■「あるある」だけじゃない!〈フードファディズム〉番組の実態(上)
「おもいッきりテレビ」の偽装疑惑(鳥集 徹)
「発掘!あるある大事典Ⅱ」のデータ捏造が次々と発覚。
“科学”の仮面をまとい、食の健康効果を過大に評価する「フードファディズム」番組、その情報「偽装」の実態を、2回にわたって追及します。


509円
■ウソまみれの「弁明」をしても残る醜聞の数々

ふざけるな、石原!(成澤 宗男)
「恥知らずが服を着て歩いているような男」(斎藤貴男氏)とはよく言ったものだ。世間の批判にあわてて言い訳を始めたが、ウソをつくならもっとうまくついた方がいいのではないか。

こんな男を三選させてはいけない(斎藤 貴男)

都政私物化と浪費をただす
批判に居直った石原知事の傲慢(吉田 信夫)
「懸命に働き、税金を納める私たちを何だと思っているのか」――。石原知事の都政私物化・税金浪費に、こうした批判が続々と寄せられている。だが、「私物化って何ですか」などと居直る知事に、行政の長の資格はない。


■2007年 子どもを救え!
【茨城・愛媛】高校「未履修」問題
追い詰められる校長の悲惨(星 徹)
昨年10月24日に富山県で火がついた「未履修」問題は瞬く間に全国に広がり、続々と該当校がリストアップされた。
文部科学省や各都道府県教育委員会が「未履修」問題の責任を校長に押し付ける流れのなかで、茨城県と愛媛県の県立高校の校長が相次いで自殺した。
2人の校長はなぜ自殺したのか。


■文化庁が“認可”した
「日本の歌百選」のいかがわしさ
不透明で不可解でいい加減な選曲(対馬亘)
「あの歌」がないのはなぜ?(藤田正)
昨年12月、「親子で歌いつごう 日本の歌百選」が発表された(文化庁・日本PTA全国協議会主催(http://www.uta100sen.jp/)。
河合隼雄・前文化庁長官の発案で、由紀さおり、近藤信司・文化庁長官ら12人の委員が選んだという。
しかしこの選曲……どこか「ヘン」じゃないですか?


■グアンタナモ GUANTANAMO
(写真・文 パオロ・ペレグリン)

509円
■国家の手先か 国が手先か
日本経団連「御手洗ビジョン」のゴーマン
【対 談】佐高 信・斎藤貴男
このビジョンのどこに「希望」があるというのか。
大多数の市民・国民を犠牲にして大企業だけが儲けるマニュアル、それも米軍と一体の戦争遂行をも想定する破廉恥さ。
日本経団連(会長・御手洗冨士夫キヤノン会長)が1月1日付で発表した「希望の国、日本」と題された提言(いわゆる「御手洗ビジョン」)を読み解く。


■国策捜査第1回
KSD事件・村上正邦氏 元自民党参議院議員会長
取り調べで罵詈雑言を浴びせた井内顕策検事(青木 理)


■「音声ガイド」付きで一般公開中
『武士の一分』が挑んだもう一つの作品世界(北川 大)
失明の悲運に遭遇する下級武士とその妻の情愛ゆたかな世界を描いて大ヒット中の『武士の一分』。
制作にあたった山田洋次監督率いる「山田組」が、「音声ガイド」づくりに全面協力、視覚障がい者もともに楽しめる上映会が全国5カ所で順次開催されている。


■朝鮮学校高級部生徒が語る
私たちが朝鮮と日本の架け橋になりたい(インタビュー・西野 瑠美子)
朝鮮総聯傘下で運営される朝鮮学校では日本で生まれ育った在日コリアンの学生たちが日々、朝鮮半島の言語、歴史、文化を学んでいる。
「北の脅威」が喧伝されるなか、彼らは日本をそして朝鮮をどう思うのか。
朝鮮への修学旅行から帰ったばかりの彼女たちにその思いを直接聞いた。


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