週刊金曜日 発売日・バックナンバー

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509円
■特集 2005年 教育があぶない

これが検定済教科書だ !
来年度から使われる中学校用教科書の検定結果発表後、
中国・韓国が猛反発している。
4年に1度の検定で、教科書に何が起こったのか、どう
変わったのか。
「新しい歴史教科書をつくる会」主導の扶桑社版教科書
を中心に、注目の個所を検証する。

扶桑社『新しい公民教科書』
ルール無視のロボット人間養成本(高嶋 伸欣)

扶桑社『新しい歴史教科書』
これでアジアの人たちと仲良くできるの?(小牧 薫)

そのほかの歴史教科書
すべての教科書から「慰安婦」が消えた(石井 建夫)

日中韓の共同編集で歴史教材発刊
『未来をひらく歴史―東アジア3国の近現代史』(俵 義文)
3年間かけて編纂された日中韓共同編集の歴史教材が、
いよいよこの5月に刊行される。
敗戦60年の今年、侵略と植民地支配の過去を克服する
試みがようやく結実した。
この書籍は、東アジア共通の歴史認識を提供する画期的な
教材として関心が寄せられている。


■中国の反日運動
衝突に向かって漂流する二隻の船
補完し合う新たな関係を(ハワード・フレンチ)
中国での反日デモが拡大している。
歴史教科書問題などをめぐる、日本の歴史に対する不誠実さ
が根源にあることを重々承知しつつも、暴力的な行動を認め
るわけにはいかない。
中国と日本は手を取り合うことができないのか?
日本で三年勤務し、現在上海で取材活動をしている、
米紙『ニューヨークタイムズ』の特派員に寄稿してもらった。

雲南省・昆明レポート
相手への想像力こそ問題解決の決め手(近藤 雄生)


■筑紫哲也責任編集ページ
映画界の巨匠 テオ・アンゲロプロスの意味
ギリシャの映画監督、テオ・アンゲロプロスが6年ぶりの
新作『エレニの旅』を発表した。
現役の、世界中の映画監督のなかでもっとも「巨匠」の名に
値すると評される彼が発信し続けるメッセージは、いま、
どういう意味を持つのか。
筑紫哲也・本誌編集委員が迫った。

「省略」に逆らう作家(筑紫 哲也)

『エレニの旅』の〈音楽〉の力(青山 真治)
アンゲロプロスは世界中の「同業者」からも尊敬される
存在だ。
『EUREKA』(2000年)などで国際的にも評価の高い映画
監督、青山真治氏は、新作をどう見たのだろうか。

詩人としてのアンゲロプロス(池澤 夏樹)
なぜ、あんな作品を次々と作れるのだろうか――。
アンゲロプロス映画の日本語版字幕を手がけ、個人的な
交友もある池澤夏樹さんが、あらためて持った疑問と、
その答えとは。


509円
■米軍が、自衛隊が動く
いま自衛隊が、安保が、そして日本が変わろうとしている。
その動きをたどって行くと、各国で進行している米軍の再編
に突き当たる。
ブッシュの世界戦略に巻き込まれる日本。
それは憲法9条の骨抜きも意味する。

「米軍再編」で自衛隊は米国支配に(本誌取材班)

座間に米軍団司令部がやって来る(星 徹)
米陸軍四万人の兵力を動かす第一軍団司令部を神奈川・座間基地に
移転させる計画が動いている。米国との運命共同体的な後方支援を
担わされることに市民の反発が強まっている。

ネオコンは次の戦争を狙うか(成澤 宗男)
第二期ブッシュ政権は、従来以上に国際機関への挑発的な姿勢を
あらわにしている。背景には、世界中で戦争を起こす際に予想
されるあらゆる国際的制約を敵対視し、それを破壊しようとする
恐ろしい意図がある。

米国覇権に徹底利用される沖縄(新崎 盛暉)
「米軍再編」が進んでいる。その本質は、「沖縄の過重な基地負担軽減」
を口実に、米国の世界支配戦略に協力し、自衛隊を米軍と一体化すること
に他ならない。

下地島空港の軍事利用阻む「屋良覚書」(寺川 潔)


■佐高信インタビュー
トヨタ自動車とUFJが組んだ
ミサワホーム乗っ取り劇に創業者の三澤千代治氏が激怒!
「トヨタは“人殺し”で儲ける会社だ」
債権買い取り期限ぎりぎりで、産業再生機構に送り込まれてしまった
ミサワホームホールディングス。すでに引受先としてトヨタ自動車が
名乗りでた。これはトヨタ、UFJ、竹中平蔵金融担当相(当時)が
描いたシナリオなのか。渦中の創業者・三澤千代治氏が告発した。


■児童自立支援施設滞在ルポ
少年法「改正」に異議あり
絆を取り戻す道しるべ(西村 仁美)


■大メディアの正体11
「今のテレビがごみになる」
デジタル利権で笑うNHK(本誌取材班)
東京の民放キー局が相次いで株式を上場した背景には、一昨年から
段階的に始まった地上波デジタル放送があった。
業界推計によれば、必要な投資額はキー局で一〇〇億円前後、NHKを
含めた放送局全体では一兆円とされている。
このデジタル化利権でほくそ笑んでいるのが、実はNHKなのだ。




509円
■憲法改悪を許さない
憲法キャンペーン第1弾
憲法変えれば未来は薔薇色?

自民党は結党50年の今年、改憲へ向けた具体的日程を公言し、
独自の憲法案を「己も他もしあわせになるための共生憲法」
と自賛する。憲法を変えて新しい国づくりをしたいという
民主党。現実に憲法をあわせようという公明党。まるで憲法
さえ変えれば社会の諸問題が解決されるかのような口ぶりだ。
だが、改憲勢力が描く「薔薇色の未来」に目を奪われている
うちに、いつのまにか「国民の責務」という棘に権利や自由
をからめとられ、身動きのできない状態になってしまうのでは
ないか。そうさせないために、小誌ではこの1年、
憲法キャンペーンを展開する。第1弾では、まず現状を冷静に
把握し、「護憲」勢力の課題について考えるところから始めたい。

「3分の2」の攻防
読みにくい永田町の憲法地図(白金 太郎)

自民党は悲願の憲法改定で盛り上がり、
「これまでの野党とは違う」ことをアピールしたい民主党が
この動きに反応している。ただ、4日に改憲草案要綱を発表した
自民党にも慎重派があり、民主党は改憲派と護憲派の差が
激しい中、どう着地するのかが注目される。永田町の地図は
どう読めばいいのか。


「守る」ではなく「守らせる」
憲法が縛るのは民ではなく権力(高橋 哲哉)

自民党は昨年6月に同党憲法調査会が「論点整理」、11月に
「憲法改正草案大綱」を公にし、同党の基本的方針を明らかにした。
大綱はその後参議院での反発から撤回されたが、目指す方向性に
変わりはない。憲法改正の狙いと、改正論議そのものの問題点に
ついて改めて考える。

共産・社民・みどり 若手関係者座談会
「しがらみ」捨てて
今こそいっしょにやりましょう

「憲法の危機」が叫ばれ、憲法のために結束する動きが各地で
起きている。同じ「護憲」を掲げながら、目に見える「共闘」が
見られない政党に結束を期待する声は少なくない。しがらみの
ない世代の党関係者が、共闘のあり方について率直に語りあった。

これだけは知っておきたい
「国民投票法案」Q&A(隅野 隆徳)

与党が今国会への提出を目指している憲法改正国民投票法案に
ついて、日本ペンクラブ(井上ひさし会長)が白紙撤回を求める
など、反対の声が強まっている。そもそも国民投票法案とはどう
いったものか。どう考えればよいか。そのイロハから考える。

大統領に勝訴した大学生
ロベルト・サモラ氏 講演抄録
九条を守る闘いを歴史的実例に

2月25日、「憲法行脚の会」が主催した集会で、サモラ氏が自分の
行動の意義と、平和への想いを語った。その講演を抄録する。

わたしと憲法(1)
ロベルト・サモラ氏
日本の憲法を守ることは日本人だけの問題ではない


■大メディアの正体(10)
愛知万博をちゃっかり利用したNHK(本誌取材班)

テレビ放送(白黒)の開始、カラー化、衛星放送の登場など、
新技術によってNHKは収入を伸ばしてきた。その結果生まれた
“技術至上主義”は、視聴者が望む水準をはるかに超えた研究に
受信料をつぎ込むところまできている。その典型が愛知万博で
展示されているスーパーハイビジョンだ。そして技術畑のトップが
会長に上り詰めた橋本元一氏なのだ。

【コラム】小幡績・慶應義塾大学助教授インタビュー
    「マネーゲームをしているのはフジのほうだ」

ニッポン放送の買収に端を発したフジサンケイグループとライブ
ドアの対立は新局面を迎えた。ニッポン放送が保有するフジ
テレビ株をソフトバンク・インベストメントに貸し出すなど、
フジテレビ側の一連の対応はどう評価すべきなのか。ライブドア
問題に詳しい専門家に話を聞いた。


509円
■特集 報道されない「暴走する公安警察」

最近、公安警察の、市民運動のささいな活動を口実にした
長期間勾留や、共産党活動家の狙い撃ち的逮捕が目立つ。

それは、オウム問題も薄らぎ自らの存在意義が危ぶまれる
公安警察の焦りとも取れる。公安警察はどこに向かおうと
しているのか。警察問題に詳しい大手メディアの記者に
話してもらった。

大手メディア記者覆面座談会(司会 魚住 昭)

市民の運動が今狙われる(成澤 宗男)
無差別に襲いかかる「現代の特高」たち

昨年起きた東京都立川市での自衛隊官舎ビラ撒き逮捕事件の
ように、公安警察による市民運動への弾圧や参加者への嫌が
らせが目立っている。
外部のチェックもないまま好き放題を繰り返す公安こそ、
民主主義を根底から崩している社会の敵だ。

【コラム】右翼を育てている公安の実態(鈴木 邦男)

ビラ配布で公安が10カ月密着(糟谷 廣一郎)
社会保険庁職員を張り込み・尾行・盗撮……逮捕・起訴

公安警察こそ民主主義の敵だ(内田 雅敏)


■竹島問題で火がついた韓国の反日運動
 盧大統領のシグナルを無視した小泉首相(青木 理)

島根県議会で先月16日、2月22日を「竹島の日」に定める
条例が制定され、韓国では反日運動が一気に燃え上がった。
過剰とも言える韓国の反応をどうとらえるべきか。


■消された女性国際戦犯法廷
 NHK番組改変で隠された部分はここだ!(星 徹)

NHKの「戦争をどう裁くか」シリーズで旧日本軍の戦時性
暴力を扱った番組が、自民党の有力政治家の圧力が強まる
なかで改竄された。彼らが強引に消そうとした部分には何が
映っていたのか。関係者の証言などから検証する。

NHK番組改変の真相はこうだ!(俵 義文)


■辺野古沖の闘いに“世界最強”の助っ人(写真と文 福里 政哉)

国際環境保護団体グリーンピースの伝説の船「虹の戦士号」が
3月6日から1週間、沖縄にやってきた。名護市辺野古沖の海上
基地建設に反対する住民たちを支援するためだ。この機会に“
海の闘士”の素顔に迫った。

509円
■特集 2005年 教育があぶない!
都立高校卒業式
それでも生徒は発言する
厳戒態勢の学校現場(池添 徳明)
戦後60年経ったこの国で、今やもっとも戦前の光景がよみがえりつつあるのが教育の現場だ。「日の丸・君が代」、戦争を讃える教科書などが全国で押しつけられようとしている。だが一方で、抵抗している人々も。まずは異議申し立ての声を挙げる東京都立高校の生徒の姿から。

「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文事務局長に聞く
憲法・教育基本法改悪阻止と「つくる会」との闘い
「日の丸・君が代」強制など、学校を直撃している問題は、憲法・教育基本法改悪と一体の攻撃だ。これに反撃するには地域からの取り組みが急務だが、「つくる会」教科書阻止の闘いは、その口火を切る。

公平性が疑われる文科省・教育委員会の対応
ゆがんだ「つくる会」教科書採択シフト(浪本 勝年)
2001年の前回教科書採択で惨敗を喫した「つくる会」主導の中学校教科書(公民・歴史)の採択率を引き上げるべく、文部科学省や教育委員会が露骨な動きを見せている。どのようなことが起こっているのかを検証する。


■大メディアの正体9
“下請け”にも“圧力”をかけるNHK(本誌取材班)
不祥事の再発を防ごうと、NHKは業務点検に力を入れているのだという。
紅白歌合戦などを舞台にした、元チーフプロデューサーの番組制作費不正支払い総額は1億6000万円にものぼるとされるのだから、当然だろう。だが、その中で制作会社に対する異様な調査が明らかになった。


■花粉飛散量は去年の20~30倍!
花粉症グッズをチェックする(渡辺 雄二)
ドラッグストアの目立つ場所に並べられた花粉症対策グッズの多さに、迷った人も多いはず。
花粉症グッズの傾向をみてみよう。
509円
■3月25日に駆け込み開幕!
やっぱりおかしい愛知万博(前田 栄作/横田 一)
名古屋に住む有力者の土地転がしから2005年国際博覧会、
通称・愛知万博(愛・地球博)は始まったという。
時流に合わせて「地球博」と名付けたものの、今時、こんな環境破壊博をやっては世界の笑い者になりかねない。


■「手鏡事件」3月23日地裁判決直前
植草一秀さん 独占インタビュー
真実は私と警官と神だけが知っています
「人気エコノミストのハレンチ事件」は格好のゴシップだったが、実は、この事件は警察官の目撃証言だけが唯一の証拠なのである。しかも法廷での警察官の証言は二転三転している。あくまでも無罪を主張する植草一秀さんに聞いた。


■大メディアの正体8
晴れないNHKの“圧力”疑惑(本誌取材班)
先週号(3月11日号)の本誌記事「NHK沖縄が地元紙に“圧力”」に対して、NHKと『沖縄タイムス』は敏感に反応した。
読者の投稿の全文が実名入りで掲載前に流出し、一転してボツになった異常事態だから当然だろう。
だが、両者とも十分な説明責任をはたしているようにはみえない。


■イラク開戦2年
勝利の展望を喪失した米軍
侵略を「民主化」と称するブッシュの欺瞞(編集部・成澤宗男)
忘れもしない2003年3月20日、米国は「大量破壊兵器」などのウソを口実にイラクを侵略した。
それから2年、レジスタンスを鎮圧するのが不可能である事実を隠し、「中東民主化」なる美名の元に新たな戦争と軍事支配強化を企んでいる。
509円
■大メディアの正体7
ライブドア潰しの歪んだ論理(本誌取材班)
ホリエモンこと堀江貴文ライブドア社長によるニッポン放送株取得の動きに、自民党の国会議員から「フジサンケイグループ擁護」の発言が相次いだ。
証券取引法や放送法改正の動きすらある。
だが、それは自分たちに「都合がよい言論」を守ろうとしているだけではないのか。

「西武・堤逮捕」で見えたフジの罪(奥村 宏)


■スクープ NHK沖縄が地元紙に“圧力”(本誌取材班)
NHKに新たな“圧力”疑惑が浮上した。
沖縄県の有力地元紙『沖縄タイムス』に寄せられた投書を掲載前に入手し、掲載しないよう働きかけたというのだ。


■独占入手 これが検定中の「つくる会」教科書だ(高嶋 伸欣)
検定中の「つくる会」教科書のコピーが採択活動のために、市町村教育委員会の幹部に配られている。
文部科学省や都道府県レベルの教育委員会の露骨な“応援”とともに、悪質なルール違反を告発する。


■年間6000万円を自民党に献金する
トヨタのためのペテン博「愛・地球博」が開幕へ(横田 一)
3月25日からいよいよ愛知万博(愛・地球博)が半年間にわたって開催される。
「いまさら万博」と批判がある、この国家プロジェクトは大型公共事業の側面を持っている。
509円
■襲われる学校
 壁を高くしても子どもは守れない(木附 千晶)

大阪府寝屋川市で2月14日、小学校教職員3人が殺傷された事件を受け、学校の警備が強化されている。
はたして、それで子どもの安全は守れるのだろうか。
なぜ、学校を舞台にした事件が起きるようになったのか。
いま大人がすべきことは何かを考える。

【コラム】24時間監視される“町”が人気?


■連載 アジアのダムファイター 台湾編
 陳水扁政権に脱ダムさせた客家の団結力(まさの あつこ)

アジアでダムと闘う人々を紹介するシリーズ1回目は昨年、ダム代替案国際会議を開き、各国NGOが集まった台湾から。アジアからダム反対の流れを発信しよう!


■日本の中の異国
 第1回 リングの上の闘うタイ(写真・文 木村聡)


■石原都知事「ババァ発言」裁判判決
「憲法の理念と相容れない」が請求は棄却(宮本 有紀)


■名誉毀損訴訟、本誌側が再び勝訴
 武富士商法の違法、高裁も認定(北 健一)

武富士が本誌とジャーナリスト三宅勝久さんを訴えた訴訟は、控訴審も本誌側完全勝訴に終わった。
武富士商法の違法性に踏み込んだ東京高裁判決は、言論の自由にも一石を投じている。
509円
■2005年教科書の危機 第1弾
採択激戦地区を行く
今夏、4年に一度の中学校教科書の採択がある。前回採択活動に失敗した「新しい歴史教科書をつくる会」は、各地で自民党と連動した攻勢をかけている。憲法と表裏一体の教育基本法破壊につながる教科書の危機を追う。

北海道・帯広 「静かな採択環境」求める「つくる会」
栃木県・下都賀 採択地区細分化で反転攻勢目論む
神奈川県・鎌倉 右派論客が基本法改悪と連動狙う

韓日の歴史共有のために(金宗洙)

「つくる会」教科書の巻き返し作戦を読む(俵義文)
前回の4年前の採択では、ほぼ全滅に終わった「つくる会」教科書が、満を持して10%のシェア獲得に動いている。しかし、再び草の根の運動で阻止することができれば、その力は憲法と教育基本法を守る基盤になる。


■大メディアの正体6
相次ぐスキャンダルとNHKの体質(本誌取材班)
どこにでも不心得者はいる。
巨大特殊法人「NHK」は、本体だけで従業員が1万1000人を超えており、不祥事がまったく起きないなんてあり得ないことかもしれない。
だからこそ、問題が起きたときの対処が重要なのだ。
NHKは、視聴者の信頼を本気で回復しようとしているようにはみえない。


■北朝鮮の核武器保有宣言
柔軟姿勢な小泉政権の真意は(本誌取材班)
今月10日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の「朝鮮中央通信」が外務省の声明を発表し、6カ国協議の参加の無期限中断と、核兵器の保有を初めて公式に発表した。
だが、これに対する日本ほか周辺国の対応は比較的冷静だ。

北朝鮮は「核弾頭」を保有していない(吉田 康彦)


■痛憤の現場を歩く28(鎌田慧)
桶川ストーカー殺人事件の控訴審判決
正義よりも成績優先の鈍感な感性がもたらすもの
執ようなストーカー行為を受け、身の危険を感じた大学生が警察に救いを求めた。
だが、警察はまともに取り合わず、その大学生は白昼、駅前で刺殺された。
愛していた娘を失った両親は、娘の無念を晴らすため、裁判を続けている。
509円
■千葉県知事選
石原慎太郎ら首都圏連合に送り込まれたタカ派タレント
森田健作氏が立候補した本当の理由(横田 一)
「自虐史観」排除などを訴える森田健作氏が千葉県知事選に立候補する。
石原慎太郎都知事をはじめ、埼玉・神奈川の首長の支持を取りつけているという。
3000万首都圏で:愛国"知事連合を目指すのか――。


■大メディアの正体5
“海老沢退任”でも懲りないNHKの面々(本誌取材班)
NHKの迷走が止まらない。
審判のジャージーに『朝日新聞』のロゴマークが入っているとして、2月12日に予定していたラグビー日本選手権の生中継を一度は中止することにしたのは、その典型だ。
NHKはいつになったら反省するのか。

『朝日』報道、最後の決め手(田岡 俊次)
『NHK』と『朝日新聞』の全面対決はどちらが有利か。
軍事記者であると同時に、調査報道の雄でもあった『朝日新聞』元編集委員の田岡俊次氏に見解をきいた。


■今こそ「天皇制」そのものに国民的論議を
「女帝」論争に異議あり(奥平 康弘)
世襲と差別を公的に容認する天皇制は、日本国憲法がはらむ巨大な矛盾だ。
それを抜きにした「女性天皇制」をめぐる論議は、今問われねばならないこの国の在り方を考える上で有害ですらある。


■~インターネット時代の犯罪者養成所~
富を生む人権侵害暴力ポルノ(山本 有紀乃/森田 成也)
昨年末、暴力的なアダルトビデオを制作する会社の社長らが逮捕される事件が起きた。だがこれは氷山の一角にすぎない。女性への人権侵害ぶりがひどく、裁判になっている例もあるが、ほとんど報道されないだけだ。これらのビデオの情報はいまやインターネットで簡単に入手できるばかりか、アクセスした人がその内容にまで口出しできるようになった。これは「一部の特殊な世界」の話ではない。

「犯罪スレスレ」という形の犯罪(平野 宗彰)
509円
■朝鮮民主主義人民共和国で今何が?
「クーデター」疑惑、市場開放のその後、後継者問題……(本誌取材班)
隣国でありながら、その素顔が見えない朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)。
情報の少なさは憶測の肥大化につながり、噂レベルの話が飛び交う。
実態はどうなっているのか、現地を知る人や公式資料に基づいて分析してみた。


■大メディアの正体4
ほころび始めた
NHKの「言いわけ」(本誌取材班)
NHKの橋本元一会長は2月3日、国会議員に事前に番組内容を説明することは好ましくない、との認識を定例記者会見で示し、「通常の業務の範囲内」というこれまでの認識を事実上、撤回した。
『週刊金曜日』が行なった国会議員への緊急アンケートでも、NHKの「言いわけ」はほころび始めた。


■佐高信責任編集ページ
松本清張を読む【対談】横山秀夫
昨年は「砂の器」「黒革の手帖」など、松本清張の作品のドラマ化がたて続き、相も変わらぬ清張人気がうかがわれた。
そこで単なる推理小説作家ではない、反骨の作家としての古くて新しい清張の魅力を読み解く。
文芸評論家の高橋敏夫さんの見た清張。
そして、松本清張賞を受賞したベストセラー作家、横山秀夫さんとの対談を佐高信が責任編集した。

清張に発する新社会派の時代が来た(話し手 高橋敏夫さん)

司馬遼太郎と松本清張(佐高 信)


■インタビュー
裏金を実名告発した仙波敏郎巡査部長
犯罪を強制する愛媛県警の報復人事(聞き手/編集部・成澤宗男)
全国で初めて、愛媛県警に所属する現職の警察官が記者会見を聞き、警察内部の裏金の存在を実名告発した。各都道府県警察に蔓延している裏金づくりの事実が次々と暴露されているなか、新たに大きな衝撃が警察組織を直撃している。
509円
■特集 難民と入管
「国際貢献」や「難民支援」を声高に打ち出す日本。
その日本にやってくる政治難民に、私たちの政府はどのような処遇をしているのだろうか。
入国管理は外国人に対する行政だが、そこにある問題は日本人でなければ変えられない。

クルド人父子の強制送還をめぐって
難民を追い返すニッポンの品格(中島 由佳利)

国連無視の送還は「難民鎖国」の意思表示か(渡邉 彰悟)

日本国内で行なわれている難民支援(土井 香苗)


■NHK会長人事の裏事情
“海老沢院政”でますます増える受信料不払い(本誌取材班)
NHK幹部は視聴者をなめきっている。
海老沢勝二前会長(70歳)が辞任翌日の1月26日、“院政”を誇示するかのように顧問に就任したのがその象徴だ。
NHKには抗議電話が殺到し、回線がパンク状態となった。


■自然再生推進法に巣喰う
環境省の新たな“官益法人”(岩田薫)


■金曜対談 金子勝の「人生いろいろ」
第1回 元駐レバノン全権日本大使 天木直人
509円
■大メディアの正体3
開き直ったNHKの醜態(本誌取材班)
“独裁者”と揶揄された海老沢勝二NHK会長(70歳)が1月25日、一連の不祥事で受信料不払いが急増した責任を取って辞任した。
だが、だれが後任の会長になろうとも、「政治家からの圧力」問題で開き直りを続けるような体質がある限り、NHKは再生できないだろう。

NHK職員は本当に危機感を持っているのか
改竄された番組の制作に途中まで携わった
番組制作会社の元社員、坂上香さんの話


■アチェは泣いている
スマトラ島北部ムラボからの報告
ツナミの町を救え(写真・文 三宅 勝久)
インド洋沿岸で未曽有の被害を出したスマトラ島沖地震・津波。
震源間近の町スマトラ島北部、ナングロアチェ州ムラボは、筆舌に尽くしがたい壊滅的な惨状にあった。
見渡す限りの建物の残骸。漂う死臭――。
自然の猛威を前に被災者たちは嘆き、祈り、必死で立ち上がろうとしている。

津波を被災国に警告しなかった米国の謎(成澤 宗男)


■香田証生さんの両親が初めて語る
事件の真相と息子への思い
「証生は戦災に遭った子どもを助けたかった」(浅野 健一)
香田証生さん(当時24歳)は何を考え、どうしてイラクへ行ったのか。「自分探しの無謀な旅」と批判する人こそ読んでほしい。


■中山千夏の「子役の時間」
小林綾子さん(上)
映画に舞台に「子役」スターが大活躍。しかし、子役とはどんな経験なのか、あまり問題にされません。かつての名子役が同じ経験者を訪ね、そこを追求するこのシリーズ。今回のゲストは「おしん」で日本中を泣かせた、小林綾子さんです。
509円
■大メディアの正体2
ヨン様から“兵器展”まで 貪欲なNHK商法(本誌取材班)
NHKが“官僚化”する原因に、NHKの関連団体展開と、そこでの人事があるといわれる。
海老沢勝二会長など経営幹部に気に入られれば“天下り”先を世話してもらえるのなら、働き方がどうなるかは明らかだろう。
しかも、公共放送NHK本体では難しい“金もうけ”に関連団体は使われているのだ。

NHKは解体して職員と機材を海外に派遣せよ(行宗 蒼一)

「番組への圧力」問題をすり替えた安倍晋三氏(本誌取材班)


■築55年の宮城球場を選んだ理由
楽天ホーム球場を揺るがす活断層の恐怖!(岡田 晃房)
東北楽天ゴールデンイーグルスが今春、プロ野球に参戦する。
「より快適に、より近く、より自由に」。
県営宮城球場も、このコンセプトによって「ボールパーク」に生まれ変わる。
野球見物だけでなく、家族連れが一日楽しめる空間にするというのだ。
だがこの球場、安全性にかなり問題があるようだ。


■新・買ってはいけない20〈拡大版〉
体外排出系ダイエット食品(境野 米子)
ドラッグストアに行けば、「ダイエット」をウリにした商品が山のように売られています。
「ラクしてやせたい」という思いにつけこんで、まことしやかに痩身効果をうたう商品、はたしてその中身はどんなものなのでしょうか。
今回は「食べた脂肪を包み込み体外に排出する」、「体外排出」系のダイエット食品を取り上げます。
509円
■大メディアの正体1
NHKを覆う本当の腐敗(本誌取材班)
メディアがおかしい。なかでも日本を代表する全国紙やNHK、在京民放キー局の報道がゆがんできている――こんな疑問をよく聞くようになった。メディアの死は、すなわち民主主義の死を意味する。大メディアのいまを検証する。

公開番組「NHK歌謡コンサート」に団体入場する政治家後援会(本誌取材班)

NHK受信料支払い拒否の家
NHK受信料を拒否して40年(本多勝一)


■本多勝一の憂刻ニッポン
小沢一郎(上)
現行憲法の下で「無血革命」を目指す
イラク派兵、加速する憲法改悪の動き……。この国は一体どこへ向かおうとしているのだろうか。本多勝一・本誌編集委員が各界で活躍するキーパーソンをインタビューし、探る。


■阪神・淡路大震災から10年
わしらはここで生きるしかない
復興住宅で暮らす高齢者たち(樫田 秀樹)
「10年経ったら活動をやめようと思ってたけど、ますます状況はしんどくなっているんです」。こう話すのは、「よろず相談室」代表の牧さん。6400人あまりの犠牲者を出した震災の現場を取材した。

市民・行政・大学が手を携えて
愛媛県新居浜市で始まった防災システムづくり(樫田 秀樹)
100年に1度、あるかないかの大水害。それが同じ年の8月と9月に連続してやってきた愛媛県新居浜市では、今も爪跡が残る。昨年は新潟県中越地震やスマトラ沖地震など災害が多く、甚大な被害を受けた地域は多い。災害が再び来る前に防災システムをつくろうと、動き出した人々を紹介する。


■辻元清美の同時代インタビュー
香山リカさん(上)
「格好悪くてもいい。愚直に発言したいと思うようになりました」
1960年前後に生まれた30~40代の中には、既存の価値観にとらわれず、しなやかに活動する人たちがいる。社会の中核を担い、日本を変える牽引力になっているそんな方々と、
未来のトータルなビジョンを描くこのシリーズ、第1回のゲストは精神科医の香山リカさんです。


■多重がんに見舞われて 体験的治療学1 「発病」
5カ月におよぶ検査づけ前立腺の病変を突き止める(黒川 宣之)
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