週刊金曜日 発売日・バックナンバー

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■ドクターハラスメント3
 大学病院は腐っている(土屋 繁裕×永井 明)

テレビや雑誌でとりあげられるようになり、
「ドクターハラスメント(患者主体でない医療の総称)」
という言葉は普及してきた。だが、医療の現場が改善されたとはとても言えない。
なかでも、医師の常識と患者の常識が最もかけはなれているのが大学病院だ。
最近ドラマなどで注目されるようになった大学病院と医局構造について、
医師と元医師に話を聞いた。

「医局廃止」は日本の医療を変えるか(矢吹 紀人)

教授を頂点とした医局講座制度を、一部の大学病院が廃止した。
それは患者のための医療を実践する、大きな改革の一歩となるのか。
今年度から廃止した弘前大学と東海大学をみた。

大学病院に「町のお医者さん」?(生坂 政臣)

診療よりも研究――そんな批判に応え、
“町のお医者さん”のように患者の話をじっくり聞く
「総合診療部」をつくった千葉大学付属病院。
問診の名手、生坂政臣部長に抱負を聞いた。

■告発文が結ぶ川越市と土屋知事
 ごみ焼却施設の闇(横田 一)

利権の温床と言われるごみ焼却施設――。
ダスキン問題でクローズアップされた埼玉県では助役が談合容疑で逮捕された川越市、
そして自民党県連事件が起きた長崎県の諫早市でも、闇の世界が広がっている。

■時代を撃つ 森 達也(インタビュー 岡田 幹治 本誌編集長)

タマちゃんに住民票をあげてしまう、
麻原彰晃(松本智津夫被告)の精神鑑定をなぜかしない――。
そんな日本社会を取り巻く曖昧さに、素直に矛盾を覚える映画監督の森達也さん。
その感性で作家活動を続ける森さんが語る日本社会とは。

■片山善博・鳥取県知事 単独インタビュー
「霞ヶ関こそ問題だ」

国と地方の税・財政のあり方を改める「三位一体の改革」の行方が危うい。
国から地方に権限も財源も移す本当の意味での地方分権の実現は、
「日本再生の起爆剤」になりうるのに、
中央の官僚たちが経済人を巻き込んで抵抗しているからだ。
東芝との「つきあい見直し」発言で注目を集めた片山善博・鳥取県知事を直撃した。
509円
■往来が途絶えた朝鮮の人たちは、いま
 平壌・咸興・端川(写真・文 伊藤 孝司)

日朝関係の悪化を理由に、日本人観光客の受け入れを3月下旬から中止している
朝鮮民主主義人民共和国。最近は入国者へ10日間のSARS(新型肺炎)
予防隔離を実施しているため、ほぼ「鎖国」状態になっている。4月24日から22日間、
平壌や咸興・端川などの地方都市を訪れた伊藤さんの写真ルポをお届けする。

[平壌]街の人々の姿は変わらない
[咸興]田んぼに赤旗がひらめく
[端川]のどかな田舎道で
[取材旅行を終えて]

■『金曜日』流スローライフのすすめ 衣(文/宮谷 史子 写真/安井 進)

「スローライフ」と聞いて、どんな暮らしを思い浮かべる? ゆっくり? のんびり?
解釈はさまざまだが、経済成長優先、効率至上主義への反省が底流にあるのは間違いない。
でもそれだけじゃなく、着る・食べる・住むという暮らしの基本が、自分自身で納得でき、
継続できるものであることが大事ではないか、と私たちは考える。
自分なりの暮らし方を探す人たちに――。
隔週掲載で、衣・食・住の3テーマについてヒントを探した。

■時代を撃つ 森巣 博(インタビュー 岡田幹治 本誌編集長)

本業はおおまじめに国際博奕打ち。
オーストラリアを拠点に「非国民栄誉賞」めざして執筆活動をし、
ナショナリズムが席巻する日本で「国家」を問う話題作を相次いで出版した森巣さんに、
最近の国内外の動きについて聞いた。

■ダスキン事件は氷山の一角
 埼玉・土屋王国をめぐる疑惑の数々(横田 一)

これまで本誌でたびたび追及してきた土屋・埼玉県政の疑惑に捜査の手が伸びた。
ものつくり大学に、埼玉スタジアム、そして国体関連施設――
談合情報や内部告発文が飛び交い、街宣車が県庁舎前で疑惑追及も始めた。
火のないところに煙は立たない。ダスキン事件は氷山の一角にすぎないのだ。
509円
■平和と人権を捨てた公明党と創価学会

自自連立政権に参加した1999年、公明党は「平和と人権の党」を誓った。
しかし、その誓いとは裏腹に、ひたすら権力を追い求めるのが今の公明党の姿だ。
国政・地方の選挙や重要法案成立の舞台裏で、
自民党に恩を売りながら自己保身と拡大を続けている。
日本を戦争のできる国に導くのが自民党なら、その舞台づくりに一役買っているのが公明党、
その最大の支持母体である「創価学会」、
そして学会トップの池田大作名誉会長といえるのではないだろうか。

与党に入り原点を忘れた
永田町の三文役者(本誌取材班)

統一地方選で「大勝利」
選挙不敗神話の虚実(横田 一)

今年の統一地方選では、公明党が擁立した候補2121人全員が当選した。
自民党と共同で推薦した候補も連戦連勝。
いまや地方議会に3400人以上の議員を送りこんでいる。
自民党でさえ、800万票といわれる学会票の威力にあらためて震撼したことだろう。

議論もされない宗教法人課税
創価学会は「聖域」(古川 利明)

小泉内閣が発足して2年余り、増えつづける財政赤字を埋めるため、
相次いで増税策を打ち出している。その一方で、
全く手のつけられることのない「聖域」が存在する。
公明党の支持母体である創価学会の利害が大きく関わっている宗教法人への課税問題だ。

拝啓 池田大作様(佐高 信)

■占領下のイラクを行く(写真・文 広河 隆一)

米英軍は、イラクでなにをしたのか。
そして、イラクの人々はいまなにを考えているのか。
およそ20日間に及ぶ取材から、予想をはるかに上回る悲惨な事実が浮かび上がった。

■多国間協議を土台に平壌宣言を甦らせよう(姜 尚 中)
 北東アジアの平和と安定のために

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と日本の対話の再開を訴えた共同声明文が、
今月8日、日韓の知識人200人の名で発表された(5ページ参照)。この取組みの中心に立った、
姜尚中・東京大学教授に日朝交渉の膠着状態を解決していく道を、語ってもらった。

■こども時間 (3)雨の記憶(森 雅之)
509円
■文部科学省が育てる“理想”の子ども
 道徳ってなあに?(木附 千晶)

文部科学省が昨年、『心のノート』を小中学校に配るなどして進めている道徳教育。
その成果か、「愛国心」を小学校の評価に取り入れる自治体まで現れた。
そもそも道徳とはなにか、道徳教育は必要なのか、背後にはどんな問題が潜んでいるのか探ってみた。

【コラム】ハリー・ポッターと『心のノート』
     修身が残っていた韓国

私が考える道徳
(『心のノート』作成担当者柴原 弘志さん/中3 遠藤 祐子・仮名/中1 坂本 優・仮名)

現場の関係者に「道徳」について聞いてみました。
あなたに「道徳」はどう見えていますか?

“国力回復”に利用される道徳教育(福田 雅章)

いま道徳教育を国が推し進めているのはなぜなのか。
日本の社会構造を支えてきたシステムを読み解くと、道徳のはたす役割が見えてくる。

■無自覚なコイズミに捧ぐ
 悪循環にはまったこの国の経済(山田 厚史×金子 勝)

いくら公的資金を点滴しても、公共事業という栄養剤を入れても、
日本経済の脈は弱まる一方。いや、むしろ容体は悪化している。
一体全体、この国の経済はどうなっているのか。
経済問題の論客2人が、金融からブッシュの戦争まで鋭く切る。

■ダイオキシン類と農薬を調査
 安全な生理用品を使っていますか?

日常生活の中で使われる化学物質の種類が増えています。
意外と忘れられがちなのが、衣類や下着、生理用品など直接皮膚や粘膜に接するもの
に含まれる有害物質です。手作りのネル生地製ナプキンの普及活動をしている市民グループが、
「有機栽培ネル生地」「無漂白ネル生地」についてどの程度「安全」なのかを検証しました。
本誌が326号(2000年8月4日)で行なった市販の生理用品の検査と比較してみると、
違いがハッキリでました。

【コラム】どんな製品を調査したの?
     TEQ(毒性等量)ってなに?
     WHO方式の計算の仕方
     素材の確かさを自分で確認しよう(角張 光子)


■第13回ルポルタージュ大賞 優秀賞
 ボートピア騒動顛末記(上)――ボートピア建設阻止を勝ち取るまで(山崎 千津子)
509円
■2003年版 騙されないための経済学(今松 英悦+岡田 幹治)
 りそな・生命保険・『日経新聞』・デフレ・株価・ゾンビ企業

新聞やテレビに経済ニュースがあふれている。
だが、扱われているのは政府や企業に都合のよい報道ばかりだ。
2兆円を超す公的資金が投入される「りそなショック」を見ても、
政府と銀行の対応を追認する論調が目立つ。
1996年の住専問題では、6850億円の公的資金投入で国会が止まった。
あの熱気がいまはない。
危機の感覚がマヒしたマスコミの報道に「騙されないための経済学」2003年版をお届けする。

【コラム】『日経』と『読売』のワンマン経営者
     繰り延べ税金資産
     株で運用される私たちの年金
     日本のゾンビ企業
     米財政赤字を支える日本

■どうぶつのお医者さんのホント(坂本 徹也)

「番犬」として主に警護の役割を担っていたひと昔前と違い、
癒しや新しい“家族”を求めて、どうぶつと暮らす人が増えている。
医療におけるインフォームド・コンセント(医師の説明と患者の同意)の徹底が叫ばれるが、
獣医療の世界も例外ではない。
大切な“家族”が医療ミスの被害に遭わないために、必要なこととは何か。

【コラム】こんな獣医療トラブルがある!
     動物病院のギモン

■有事法制 平和を創る力とは何か
 北東アジアに新しい安全保障の枠組みを(水島 朝穂)

他人を傷つけても自分さえ良ければよい
――自己中心的なナショナリズムが、有事法制に賛成する人たちの背後に見え隠れする。
平和を創るにはどうすればよいか。
有事法制の愚かさを指摘し、対案を提言する。

■イラク侵略の真実
 アメリカのメディアは死んだか? 従軍記者が見た戦争(写真・文 高橋 邦典)

米軍に従軍していた記者がアメリカに戻ってみると、自分が見てきた事実が報道されていなかった。
アメリカのメディアは戦争をどう伝えたのか。自らの体験をもとに検証する。
509円
■有事3法案成立へ ほくそ笑む自衛隊

昔も今も自衛隊は不正と疑惑の迷彩色(編集部)

防衛庁をめぐる不正や疑惑が、このところ次々に明るみに出ている。
この組織は腐っているのではないか。有事三法案が衆院を通過し、
成立が秒読みに入ったいま、自衛隊の現状にメスを入れたい。

自衛隊、安保はもういらない(前田 寿夫)

必要だから存在しているのではなく、
存在するために次から次へと「必要」だという口実を考える――。
それが、現在の自衛隊の本質だ。
しかも自衛隊を生んだ日米安保条約自体が、「日本を守る」という虚構の産物にすぎない。

戦争の加害者になることへの危惧
なぜ自治体の疑問に答えないのか(上原 公子)
船乗りは戦場の海を拒否します(平山 誠一)
民間航空は平和が前提の産業です(内田 妙子)
言論統制を懸念する民放連(編集部 平井康嗣)

誰をホゴする? 国民保護法制(松尾 高志)
いわゆる有事関連三法案の審議で「有事法制をいうなら、
なぜ一番大切な住民を保護する法律がないのか」との批判が続けられてきた。
それをかわすかのように国民保護法制の骨子が出てきたが、
その内容は本当に「国民」を「保護」するものなのだろうか。

■りそな国有化ショック 竹中平蔵の時限爆弾(山田 厚史)
今年三月にあさひ銀行と大和銀行が合併して発足したばかりの「りそなホールディングス」。
会計監査により自己資本比率が二%台へ急降下、公的資金注入の申請を余儀なくされた。
この会計ショックは、りそなだけで終わるのだろうか。

■チョムスキーが語る「イラク侵略戦争」
すべては真実を知ることから始まる

米国の犯罪行為を批判しつづけている言語学者・ノーム・チョムスキーが、
イラク侵略戦争と今後の市民活動について語ったインタビューの抄訳である。
インタビュアーは、米誌『Zマガジン』の編集長・マイケル・アルバート氏。
「アメリカ市民にはアメリカを止める責任がある」という彼の言葉は、
同じくアメリカ政府に加担した「日本」に住む私たちへのメッセージでもある。

■ JCO臨界事故から4年
東海村で桜に異変(写真・文 金瀬 胖)

茨城県東海村で、桜の花に異変が起きているのが見つかった。
林立する核施設や、99年9月の臨界事故との関連が疑われる。
人に対する影響はないのだろうか。
花たちの訴えを私たちはどう聞けばいいのだろうか。
509円
■有事法制 戦争をしたい国への道
有事法制はなぜ危険なのか(渡辺 治)

有事法制は、日本を守るどころか、ブッシュが起こす東アジアでの戦争に日本が
積極的に加担し、民間企業や地方自治体を全面的に動員する態勢をつくるものだ。
圧倒的な軍事力で米国の意に添わない小国を「なぐる側」に立つのか、
それとも平和なアジアをつくるのか。

他国を攻撃できる軍隊と化する自衛隊(前田 哲男)

有事法が制定されると自衛隊は現状より多くの権限を持つことになる。
しかしすでに「防衛」の範囲を越える行為が行なわれている。
4月21日に行なわれた空中給油訓練がその一つだ。
暴走する自衛隊の違法行為を検証する。

『朝日』から民主党まで総右傾化の舞台裏(東郷 優一)

民主党や労働組合、『朝日新聞』や有識者ら、かつての「防波堤」はすべて崩れ去り、
有事法制は成立目前だ。「総右傾化」状態のこの国で、
大詰めを迎えた有事法制をめぐる永田町の舞台裏を検証する。

私たちも反対します
有事法制は憲法を破壊する(村越 進)
「戦争よし」の心を植えつける法律(小河 義伸)
田中長野県知事も反対! 自治体が国の下請けに(編集部 伊田浩之)

■これでは病院に行けない
 保険証を返せ!(平舘 英明)

誰もが安心して医療を受けられるはずの国民皆保険制度が、崩壊の危機にさらされている。
保険料を支払えずに、国民健康保険証を取り上げられる人たちが急増しているのだ。
国保証の「義務的返還」推進で、無保険者とされた人たちの実態を追った。

国民皆保険がフイに(広井 良典)

この4月から、サラリーマンの患者自己負担割合が2割から3割に引き上げられ、
国民健康保険と同率になった。この「自己負担拡大」を核とする
医療保険制度改革は、国の政策の中で社会保障をどのように位置づけていくのか、
という基本的な「価値」の選択に関わる問題である。

■こども時間(2)「夢のプリン」(森 雅之)

■座談会
 現代史の節目となったイラク戦争(尹 健 次・梶村 太一郎・前田 朗)

国連安保理事会すら無視してイラク侵攻に走った米英軍の軍事行動は、
今後の世界にどのような影響を与えるだろうか。米軍によるバグダッド制圧直後、
この戦争がもたらすであろう現代史の転換期を語ってもらった。
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