週刊金曜日 発売日・バックナンバー

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509円
■安倍内閣改造
おバカ発言で見る
KY内閣の素顔(天城 慶)
「サプライズ人事」がいつも必要とは言わない。
ただ、8月27日に発足した安倍改造内閣は延命を第一に考える狙いが見え見え。
恭順の意を示した派閥の会長クラスなど、「どこかで見た顔」が居並んだ。
首相の賞味期限が切れた偽装再包装内閣に国民は見向きもしない。


■国策捜査 第8回
闇社会の守護神と呼ばれた田中森一氏 元特捜検事・弁護士
検察エリートは権力者と同じ発想で事件をつぶす(青木 理)


■疑惑の「人体の不思議展」第3弾
名前かたられ「強い怒り」!
南京大学が抗議声明
外務省(上海総領事館)に文書送付(小林 拓矢・片岡 伸行)
看板は偽りだった。
「人体の不思議展」主催者によって、中国人の人体標本に協力しているかのように宣伝されてきた中国・南京大学が「一切関係ない」とする抗議声明を出した。
新聞社やテレビ局などの主催者側、医学界や自治体などの後援団体はこの事実をどう受け止めるのか。


■南京大虐殺70年
怒りの大地 悲しみの大河
第1部 女たちの伝言(片岡伸行)
今でも「日本鬼子」なのですか? 朱秀英 第2回〈証言者2〉
509円
■原発安全は国の“不当表示”
柏崎刈羽だけではない!
活断層列島に原発(明石 昇二郎)
「原発は安全」という国と電力会社の謳い文句は不当表示ではないのか。
新潟県中越沖地震によって、これまで「直下に活断層はない」としてきた東電柏崎刈羽原発の嘘が明らかになったが、活断層直近に建つ原発はここだけではない。

イカやカキ、ワカメを育む“宝の海”が被曝する
首都圏にもやってくる!
六ヶ所再処理工場の放射能汚染(水口 憲哉)
青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場は、原発が1年間に環境中に放出する放射性物質を1日で放出し、しかも日常的に好きなときに海や空に捨てることを国が許可している。
海に捨てられる放射性廃液の漂流先と影響を考えてみたい。

河野太郎議員、核燃料サイクル政策にもの申す!
「こんなバカな政策は一刻も早くやめなさい」
お先真っ暗﨟の核燃料サイクルが止まらない。
矛盾を抱え込んだこの国のエネルギー政策は、果たして方向転換可能なのか。
自民党の河野太郎議員に聞いた。

原発の風下地域で乳がん多発
イギリス・北ウエールズで衝撃の調査結果(桐生 広人)
地球温暖化防止の重点技術に位置づけられた原子力発電所。
原発から出る放射能は微量で無害とされる。
しかし、原発先進国の英国で乳がんなどが多発している風下の村があることを、地元テレビ局が伝えた。


■南京大虐殺70年
怒りの大地 悲しみの大河
第1部 女たちの伝言(片岡伸行)
父の目前で、母と私は陵辱された
楊 明貞 第1回〈証言者1〉
天皇の軍隊による所業から70年の歳月が流れた2007年春。
中華人民共和国の古都・南京市を訪れた。
向き合わなければ鏡が何も映し出さないように、歴史に向き合うことなしに過去から照射される未来はない。
今なお怒りと悲しみにうち震える「南京大虐殺」生存者の声に耳を傾けながら、安倍晋三をはじめとした日本の一部にある侵略戦争無反省論者たちの放つ腐臭に思いを巡らせた。
第1部で紹介するのは、6人の女たちの証言である。


■『坂の上の雲』と松山(下)
善意が街を覆い
何かが壊れてゆく(森 達也)
司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』を軸としたまちづくりを進めている松山市に、森達也さんは不思議な印象を抱いたという。
悪気がある人がいない。
しかし、善意こそ暴走することがある。
松山とはこの国そのものではないか。

509円
■「美しい国」の現実 2007「8.15」
「8・15」を境に、この国は軍国主義から民主主義に変わった、はずだった。
しかし今、「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ、“戦争をする国”をめざして、この国の首相は改憲を唱えている。
「愛国心」や「伝統」「公益」が押しつけられる一方で、貧困にあえぐ層が急増。
参院選での自民党の大敗ぐらいで、この流れを止めることができるのか?
ヒロシマ・ナガサキ、沖縄、教科書、基地問題などをキーワードに、この国の「現在」を問う。

【“丸山眞男”と今】
戦後民主主義に希望はないのか
対談 雨宮処凛vs.佐高信
思想家であり、政治学者であった“丸山眞男”をめぐって議論が起きている。
2007年の今日、なぜ“丸山眞男”なのか――。

“丸山眞男”と63年目の現実(早野 透)

【ヒロシマ・ナガサキ】
今こそ「原爆神話」の解体を(木村朗)
広島・長崎の原爆投下について、米国は「終戦を早めるために必要だった」という見解を崩さず、日本でも暗に同調する意識が強い。
だが歴史の真実は、米国が原爆投下のため、わざと日本の降伏を遅らせた経過をあますことなく示している。

高まる核戦争の危機

【沖縄の市井から】
沖縄で耳にした
日常生活からの声(山口 舞子)
「日米一体化の最前線」「日本の変貌が最もよく表れる場所」。
こういった視点で語られる沖縄の現状がある。
一方、市井の人たちの視点からは、また別の世界が見えてくるのでは……。
あえてきちんと取材計画も立てず、行き着いた先々の人たちと話をしてみた。

【沖縄戦「集団自決」】
日本軍を「免罪」する
“文科省主導”の教科書検定(吉田 央)
2008年度から使用される高校歴史教科書の検定結果が、沖縄を揺るがしている。
第二次大戦末期の1945年に沖縄戦で起きた「集団自決(強制集団死)」への日本軍の関与や強制を明確にする従来の記述が、ことごとく削除されたためだ。

【新保守派の泥仕合】
「つくる会」
分裂の裏で進む
“愛国心”教育(星 徹)
内紛の末に「つくる会」を脱会した八木秀次氏らが中心となり、新たな教科書をつくるための新組織を立ち上げた。
「改定」教育基本法を具体化するための動きも表れている。
日本の政治は、新保守派の望む方向に進みつつあるのか?

【侵略の前線基地日本列島1】
― 今、米軍基地で何が進行しているか ―
岩国(成澤 宗男)

井原勝介・岩国市長に聞く
安心・安全が将来にわたって確保されるのか


■きんようぶんか インタビュー
大西巨人に聞く
『神聖喜劇』をめぐって
聞き手/佐高信


■『坂の上の雲』と松山(上)
何を前提にするかで内実は変わる(森 達也)
松山市は、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』を軸としたまちづくりを進めている。
小泉純一郎前首相も国会で肯定的に紹介した。
日露戦争へと向かう時代とまちづくりをどう考えればよいのか。
市立「坂の上の雲ミュージアム」の開館にあわせて、森達也さんが松山を訪ねた。


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■07参院選
駄々っ子安倍首相居直りで
液状化する自民・公明(天城 慶)
有権者は安倍政治に明確なNO!を突きつけた。
歴史的大敗にまみれても「続投する!」と駄々をこねる安倍晋三首相。
有権者無視のその醜態に、1999年以降続く自民・公明連立政権がいよいよ液状化し始める。


■事実隠蔽に必死のトヨタグループ企業
「偽装請負」動かぬ証拠
世界一のトヨタグループは
不法行為で利益を捻出するのか(平井康嗣)
期間工の直接雇用を主軸とするトヨタ自動車では偽装請負の存在は発覚していないが、自動車部品を供給するトヨタグループ企業内では偽装請負など労働問題が蔓延している。
愛知県の人権真空地帯に迫る。


■宮台真司インタビュー
風景に埋め込まれた
輝く「個人の記憶」
中 国
賈樟柯監督『長江哀歌』


■熱帯林からバイオ燃料へ
ボルネオ島
先住民の生活を破壊する
「地球に優しい」緑の開発(写真・文 峠 隆一)
「地球に優しい」洗剤やシャンプーのために土地を奪われていたマレーシア・ボルネオ島の先住民が、今度はバイオ燃料のために土地を奪われている。
18年ほど前から何度も現地に通い、この問題にかかわってきた筆者が、これまでの出来事とさらに悪化した状況を報告する。


509円
■2007参院選
「政局」だけでなく「政治」の話をしませんか。
なぜ距離が縮まらない?
「国会劇場」と「私たちの日常」
参院選は日本の「これから」を大きく左右する歴史的総選挙だ。
もちろん「勝った、負けた」も大事だけれど、一人ひとりが国会の場に何を託し、何を望んでいるのか。
ちょっと立ち止まり、改めて国会、そして政治について語ってもらった。

国会という遠い“芝居小屋”
もっと子ども相手の政治を(早乙女 愛 さん)

6人の子育てで実感した
「民意」とかけ離れた政治(高橋和也 さん)

実感する無力というリアリティ
「戦争反対」とは歌えない(曽我部恵一 さん)

格差是正の「特別ルール」必要
政治はもっと、ミクロな提言を(倉田真由美 さん)

引退で見えてきた参議院
少数意見を封じ込める参議院の“劣化”
「良識の府」と称される参議院から議論の場が失われ、ついには強行採決が行なわれるようになった。
いま日本の国会では何が起きているのか。
今期限りで引退を表明している2人の議員に聞いた。

悪法阻止できない少数会派
「有事法制」は最大の痛み(大田昌秀 さん)

問題の本質議論できず
強行採決で失う存在感(田 英夫 さん)


■国策捜査 第7回
日歯連1億円献金事件の闇・上杉光弘氏 元自治相
自民党政治の
腐敗と無反省ぶりが浮き彫りに(青木 理)


■関組長の
国会ロビー活動日記(2)(ロビイスト 関義友)
今回は国会の「委員会」について。
法案の採決と委員長の役割や権限について、そして参議院議員選挙におけるあなたの投票行動が今後の法案審議に与える影響について、考える材料にしていただければ……。


509円
■2007参院選
【投票基準を考える】
当選してほしい人 落選してほしい人
いよいよ選挙戦も終盤へ。
しかし、どの政党・候補者に投票するか、まだ選択を迷っている人も多いのではないだろうか。
いまいちど、考えてみよう。
どんな候補者になら、政治を託せるのか。
逆に絶対に任せられないのは、どんな候補者か。
その判断のポイントはどこにあるのか――。
「投票基準」を考えてみた。

世襲・利益代表・イメージしか語れない候補者は落とせ
リーダーたちはなぜかくも劣化したのか(金子 勝)

ひたすら政権交代に賭ける(なだ いなだ)

「物騒なタカ」の落選を!(朴慶南)

方言の力で倒立性を撃て(佐高 信)

参議院の機能は議員の見識で決まる(田中 信一郎)


■参議院選挙前の年金大全【上】
自分の年金記録をしかとチェックせよ(稲毛 由佳)
社会保険庁のずさんな管理実態が、続々と発覚しています。
「自分の年金記録は大丈夫なのか」、誰もが不安になるのは当然のこと。
でも、やみくもに心配ばかりしていても仕方ありません。
これを機に、自分の年金記録が正しく登録されているか確認して、不安を自分の手で解消しましょう。


■ルポ
桂林
山水画の彼方で
私は「日本鬼子」の子
第3回「ここが私のいた慰安所だ」(糟谷廣一郎)
中国・広西チワン族自治区の桂林に侵攻した旧日本軍・第6方面軍隷下の第11軍は、敗戦直前まで残虐な行為を繰り返し行なっていた。
1944年末、洞窟生活を続けていたある朝、女性は洞窟を出たところを、おぶっていた娘とともにさらわれた。
連れて行かれたのは、兵隊が20~30人いる見知らぬ場所。
女性は「慰安婦」にさせられ、日本兵に妊娠させられた。
「『日本鬼子』(リーベングェイズ)の子」と呼ばれた息子もまた、日本軍による犠牲者だ。


509円
■2007参院選
波乱含みの今夏の選挙
“人気投票”は成功するか
自公連立に“亀裂”が走る?……
「改憲」を問う選挙がはじまった
7月12日公示、29日に投開票となる参議院選挙。
年金問題、強行採決、さらに閣僚の“失言”や事務所経費疑惑で揺れる安倍晋三内閣の支持率(各社)は、ついに発足以来最低の30%前後となった。
真の争点は「改憲」問題である今回の選挙、その行方は?

注目候補者にアンケート
――「改憲」について、どう考えますか?(本誌編集部)

注目選挙区はここだ
国民は試されている?(政治評論家・本澤 二郎)

ブレまくりの参院選
CMでわかる日本の政治レベル(ジャーナリスト・大藤 理子)

九州地域で波乱の予感
自公連立崩壊の危機!?(ジャーナリスト・天城 慶)

「戦後レジームからの脱却」のねじれた構図(北海道大学教授・ 山口 二郎)


■シリーズ
生きている労働組合(1)
映演労連フリーユニオン・マッスルミュージカル支部
華麗な舞台パフォーマンスの陰で
賃金カットや職場排除、組合脱退強要も(平舘 英明)
不安定な非正規雇用、そして低賃金労働者の増加に歯止めがかからない。
さらに、解雇、賃金未払い、長時間労働、労災隠し、いじめなど労働者を取り巻く環境は悪くなるばかりだ。
その一方で、働く人の権利を擁護する労働組合の組織率は20%を切っている。
そんな時代だからこそ、不当な弾圧や権利侵害と闘う労働組合の本来の役割と、可能性を問い直してみたい。
「生きている労働組合」の活動を随時報告する。


■ルポ
桂林
山水画の彼方で
私は「日本鬼子」の子
第2回 三光作戦と女狩り(糟谷廣一郎)
中国・広西チワン族自治区の桂林近郊の村に、元「慰安婦」の女性と、日本兵に妊娠させられて生まれ、「『日本鬼子』(リーベングェイズ)の子」と呼ばれた息子が住んでいる。
1944年、敗戦末期の日本軍は“帝国陸軍最後の大作戦”といわれる「大陸打通作戦」を展開。
第6方面軍隷下の第11軍が桂林に侵攻し、悲劇は起きた。
本誌取材班は6月、『桂林晩報』の記者らの協力を得て2人に会った。
山深い村で、親族らと寝食をともにしながら62年前に何があったのか、話を聞いた。


509円
■ルポ
桂林
山水画の彼方で
私は「日本鬼子」の子
第1回「大陸打通作戦」の道(糟谷廣一郎)
今年3月、安倍晋三首相が「狭義の強制性を示す歴史的資料はない」と発言した「慰安婦」問題をめぐり、歴史修正主義者の動きが活発になってきた。
日本政府の謝罪を求める決議案が米議会で審議される中、日本の国会議員らが6月14日付の『ワシントン・ポスト』紙に、強制性を否定する「THE FACTS」(諸事実)と題する全面広告を出した。
世界の怒りと嘲笑を買い、決議案は6月26日に米下院外交委員会で可決された。
ちょうどそのころ、本誌取材班は中国・広西チワン族自治区の桂林市近郊を訪れていた。
元「慰安婦」の女性(83歳)と、日本兵に妊娠させられて生まれ、「『日本鬼子』(リーベングェイズ)の子」と呼ばれた息子(62歳)に会うためだ。
山水画のように美しい景観が広がるこの桂林近郊で、日本軍による慰安所への強制連行が行なわれていたのだ。
今週から5回にわたって報告する。


■“客観報道”の罠
なぜ『AERA』記事が問題なのか
対談 山口正紀・佐藤 優
中立を保つために記事には賛否両論を併記する――一見正しそうだが、ここには罠がひそんでいる。
本誌が公開質問状を載せた『AERA』記事を切り口に報道のあるべき姿を考える。


■死の灰
ポンペイ~アウシュビッツ~トリニティ・サイト~ヒロシマ(細江英公)


■「薬害肝炎でも、賛否を超えて決着をつける時期がくる」
坂口 力(インタビュアー/北村 肇)


509円
■2007参院選
年金だけでいいの?
私が考える
これこそがホントの争点
参院選が近づいてきた。
巷では「争点は年金」がもっぱらの声。
しかし、それだけでいいのか。
今回選ぶのは近い将来、「憲法改正」発議をすることになる議員だ。
単視眼的な物の見方では、国の行方を左右するこの選挙で選択を誤るのではないか。
「私にとっての争点」を7人に聞いた。

最も大切なのは
やはり「憲法」(香山リカ)

安倍政権反対の声
一人でも多く(谷口源太郎)

弱肉強食よりも
焼肉定食を(永江 朗)

金払う価値のある
議員を!(中村うさぎ)

「争点は年金」は
仕掛けかも(松本侑子)

次世代のために
ここが分水嶺だ(宮内勝典)

二本立て改憲路線への審判を(渡辺治)


■シリーズ
ニセ構造改革 第1回
補助金まみれの独立行政法人(佐々木 敬一)
「改革なくして成長なし」と連呼し、国民に痛みを強いた男がいた。
あれから6年。
特殊法人は独立行政法人と名を変えたが、税金を湯水のように使う補助金まみれの実態は今も変わらず。
安倍内閣になってからも、緑資源機構の官製談合が発覚するなど旧特殊法人と天下り業者、政治家による税金還流の構造は何も変わっていないのだ。
「ニセ構造改革」の実態をシリーズで検証する。


■国策捜査 第6回
沖縄密約事件・西山太吉氏 元『毎日新聞』記者
国民の知る権利をスキャンダルにねじ曲げた検察の大罪(青木 理)


509円
■2007参院選
HPでわかった候補予定者の憲法感覚
年金は失点 改憲が争点(本誌編集部)
一国の首相が「改憲」を争点に掲げながら、「消えた年金選挙」となるのが濃厚となってきた2007年参院選挙。
しかし3年後の国民投票法の施行を踏まえると、今回の参院選の大きな争点はやはり「改憲」ではないか。
候補予定者のホームページなどで憲法意識を探った。

候補者に意思表示をさせよう(深津 真澄)

回答者すべて「9条は変えない」(アンケート結果)


■関組長の国会ロビー活動日記(1) (関 義友)
「与党議員に直接働きかけなくては物事は動かない」。
そんな考えから、国会会期中は石川県金沢市から東京・永田町にやってきて、ほぼ毎日、国会でロビー活動を続けている筆者が、意外と知らない「国会審議のイロハ」から、国会への効果的参加方法を伝授します。


■「自殺」は個人的な問題ではなく社会問題だ
「語れない自殺」の実態を可視化しよう(谷口 硝子)
1998年にはじめて3万人を超えた日本の自殺者数。
9年連続で約3万人の高水準を維持し、20~39歳の死因のトップは自殺と、高い死亡率に変わりはない。
本格的な自殺対策はこれからだが、実効性のある対策にするためには――。


■諫早湾干拓
「ギロチン」から10年
農水省のデタラメとゴマカシに圧殺される漁民(永尾 俊彦)
1997年4月14日に、諫早湾が「ギロチン」で閉め切られてから10年経った。
いま「宝の海」と言われていた有明海の漁場はどうなったのか、そこに暮らしている漁民はどう感じているのか……。
この10年間、現場を見続けてきた筆者が報告する。
509円
■沖縄復帰 35年
米軍とともに増強する自衛隊
沖縄から見えてくる
日米関係の“変貌”(新崎 盛暉)
米軍の世界的再編の流れの中で、沖縄をはじめとする日本各地の米軍基地は、「不安定の弧」をにらむ最前線基地として、一層の基地機能強化・効率化が進められている。
日米の軍事一体化にともない、沖縄では自衛隊の存在感も日増しに大きくなっている。

【ひと目でわかるマップ】
在沖米軍基地および自衛隊基地の現状

辺野古・高江からの緊急報告
環境アセス法
踏みにじる政府の強行策(真喜志 好一)
この4月末から日本政府・那覇防衛施設局が辺野古で行なっている「環境現況調査」は、環境影響評価法に違反している。
地元住民らの抗議を無視し、日本政府は掃海母艦「ぶんご」まで差し向け、海上自衛隊員を未明の調査機器設置作業に当たらせた。

土地収用法で反対派に揺さぶり
「軍用」の懸念残る
新石垣空港(金城 正洋)
沖縄本島から南西に470キロ、八重山諸島の中核をなす石垣島は、旅行雑誌の調査で「再び訪れたい観光地」として毎年第1位にランク付けされるほど人気の高い自然豊かな島だ。
その石垣島で現在、新たな空港建設事業が進んでいる。

高低差7メートルの滑走路
普天間“欠陥飛行場”
返還のまやかし(新藤 健一)


■痛憤の現場を歩く73
鎌田 慧
北九州市“餓死”事件から1年
予算を削って人を殺す
小泉・安倍「改革」の陰画
生活保護を受けられなかったり、将来に絶望するなどして死亡する事件が相次いでいる。
日銀や政府は景気が回復しているとの認識を示しているが、貧困にあえぐ人たちはますます増えた。国民の命を守らない政府に存在意義はない。
“餓死事件” から1年経った北九州市を訪ねると、一地方自治体でなく政府の責任が浮かび上がってきた。


■石川県津幡町
“地縁血縁政治”に新風
新人議員の挑戦がはじまった!(藤田 正)
石川県河北郡津幡町。
「権力者の寄り合い政治」が日常となっている、典型的な保守の町である。
ボートピア誘致に反対する町民の声は無視され、公共施設では露骨な談合が横行する。
そんな町で、2人の女性が町会議員に初当選した。
背景には何があったのか。
長老議員との対決の行方は――。
現地から報告する。


509円
■安倍・右派流
「改憲論」のまやかし
なぜ憲法は集団的自衛権を認めないか(小澤隆一)
安倍首相は右派で固めた「有識者懇談会」を利用し、明文改憲と並行して解釈改憲を狙っているのは明らかだ。
だがどう曲解しようが、現行憲法で集団的自衛権は行使できないことを知るべきだ。

【検証】
ウソ八百を並べた壊憲派の責任を問う
「有識者懇」がイラク戦争で言ったこと(本誌編集部)
よくぞこれだけ、イラク戦争ひとつとっても判断力が疑われるメンバーだけで固めたもの。その程度でないと、解釈改憲で集団的自衛権を認めさせるような安倍首相のメチャクチャなやり方に好都合ではないのだろう。
「本来なら顔を上げて歩けないような人」(軍事評論家の田岡俊次氏。『アエラ』07年6月4日号)ばかりだが、「懇談会」でご高説を垂れる前に、自分の発言にどう責任を取るのか。

見え透いた米国発のデマを斬る
壊憲の口実としての「ミサイル防衛」(成澤宗男)


■周辺人物に聞く「たたき上げのコワモテ」評は
松岡利勝前農水相自殺の闇(横田 一+本誌取材班)
利権の固まりのように言われた松岡農水相はなぜ自殺をしなければならなかったのか。
談合や政治資金の問題すべてを松岡氏になすりつけて問題解決としてよいのか。
現地取材から真相に迫る。


■脱!脱脱ダム
熊本県 川辺川ダム
ついにはじまった推進派の内部崩壊(まさのあつこ)
1966年に計画された九州最大級の川辺川ダム。
実は昨年から、推進派の内部崩壊とも言うべき現象が続いている。
その陰には「自滅」とも取れる推進派の誤算があるようだ。


■対談
河野 美代子
坂本 洋子
民法772条2項「離婚後300日問題」
安倍政権がストップさせた法改正
今年に入り、報道に後押しされる形で見直しが進んだ民法772条2項嫡出推定問題。
今国会中の議員立法を目指していたはずが、自民党の保守派議員の反対にあい、急速にトーンダウンしてしまった。
一部を救済する通達は5月7日に出たものの、多くのケースが取り残されたままだ。
なぜこのような事態になったのか。また、保守派の懸念は何を根拠にしているのか。
現場を知る2人が、反対論のどこがおかしいのか話しあった。


509円
■信用できない!
危険な薬とその裏側(浜 六郎)
これまでたびたび指摘してきた薬の危険性が、“タミフル騒動”をきっかけに注目されている。
薬には副作用は必ずある、なんてそんなレベルではない、“常識”を超えた「薬とはいえない」モノと、薬にまつわるこわ~いオカネの話……。

製薬界と医療界の癒着が生み出す「薬害」の構図(鳥集 徹)
医学研究者に製薬会社から多額の資金が提供されているのは、いわば“常識”ともいえる。
もし、医学界と製薬界との癒着によって、医薬品の評価が歪められているとしたら……。
薬害イレッサやタミフルを例に、医学研究者の「利益相反」疑惑を問う。


■第2弾 マゲラン事件
これが「慰安婦」事件を裁いた軍法会議の証拠だ(梶村太一郎)
日本国内では「強制性を確認する資料はない」と言い放ち、米国訪問時には大統領に「謝罪」する安倍首相。
彼に「狭義の強制」があったことをお教えしよう。
これは極東裁判にも提出された証拠の原本である。

マゲラン事件宣誓調書(翻訳/村岡崇光・ライデン大学名誉教授)

■どこで生きればいいのか
大都会を彷徨うタイの象と象使い(写真/ステープ・クリッサナワリン 文/東川光二)


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■スクープ
外務省に新疑惑
日本大使館から名画や陶磁器など
4年半で98点が消えた!?
川崎春彦「早春富士」2016万円
平松礼二「路・想春」882万円
福田恵一 画題不明 630万円(いずれも推定額)(北 健一)
これはいったいどういうことなのか。
海外にある日本国大使館など在外公館の玄関や応接室、大使執務室などに飾るために購入し、日本文化の魅力を伝える役割を果たしている美術品が、ある日忽然と“消えて” いることが本誌の取材で明らかになった。
日本画や洋画、版画、そして陶磁器など、姿を消した美術品は4年半で98点にものぼる。


■「赤ちゃんポスト」を始めた
蓮田太二慈恵病院理事長単独インタビュー
「棄て児を推奨するつもりはありません」(李 隆)
5月10日正午、熊本県の慈恵病院で「赤ちゃんポスト」と世間では呼ばれている「こうのとりのゆりかご」の運用が始まり、同日には早速、男児がポストに預けられた。
さまざまな憶測を呼ぶ中、この仕組みの創設者、蓮田太二さんに話を聞いた。


■シリーズ 地球破滅あと5分(1)
地球温暖化の脅威は核戦争にも匹敵
人間活動が招く気候変動・異常気象の未来(桐生 広人)
「核爆発ほど短期的で劇的な破壊力ではないが、今後30~40年にわたる気候変動は人間社会の生活環境に劇的な被害をもたらす」。
米国の科学誌はそう警告し、地球破滅までの時間を「あと5分」とした。
「終末時計」はこのまま止まらず進み続けるのか。
509円
■2007年 子どもを救え!
【教育三法案】
学校・教員・地方教育行政「改革」のねらい
動き出した安倍流教育再生(中嶋 哲彦)
政府は、今国会に学校教育法(学校法)、教育職員免許法(免許法)、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地方教育行政法)の各改正案を提出し会期中の成立を目指している。
その皮切りに4月23日から衆議院教育再生特別委員会で審議がはじまり、質疑と学校法に関する参考人質疑があった。

【全国学力テスト】
実施が広げる波紋
子どもとおとなの信頼関係を破壊する装置(木附 千晶)
全国の約233万人の小学6年生と中学3年生を対象に4月24日、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が行なわれた。
その実施は、「この国の教育行政は、子どもたちのことなどまったく考えていない」ことを露呈させている。

【北海道】
苦悩する教育現場
「43年前のテストより悪質」闘う北教組(野口 隆史)
全国で唯一、「労務拒否も辞さない」と強硬姿勢で学力テストに非協力を表明していた北教組。
しかし道教委が「市町村名、学校名を公表しない」と表明したことで、試験の6日前に非協力戦術を撤回。
教師たちの懸念をよそに、道内の公立・私立(盲、聾、養護学校を含む)計1929校、約10万の子どもたちがテストを受けた。

国が教育を牛耳ろうとしている(北教組委員長 中山和則)

【憲法】
危機に瀕する「成長発達」
「子どもの権利条約」がおとなに課した義務(福田 雅章)
政府の無知と傲慢が、「子ども期」を奪い、今を生きる一人ひとりの幸せをも破壊し、日本の将来を危機にさらそうとしている。
子どもの成長発達を守り、だれもが幸せに生きる社会を構築するため、「子どもの権利条約」の視点から憲法を読み直してみたい。

【扶桑社】
次回教科書づくりに向け
「つくる会」に絶縁状(俵 義文)
抗争と分裂を繰り返す「新しい歴史教科書をつくる会」に業を煮やしたフジサンケイグループは、次期教科書制作からは完全に袂を分かつ決断をした。


■新・買ってはいけない93拡大版
「血圧が高めの方に」 のトクホ(渡辺 雄二)
現在の高血圧のガイドラインによって、「高血圧」とされる人は、じつに3000万~4000万人もいます。
その不安につけこむかのように、「血圧が高めの方に適した」と謳う健康食品があふれかえっています。
本当に必要なのでしょうか?


■さしすせその仕事 第1回 味噌(文・写真 木村 聡)
基本調味料を並べて――さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌)――。多様化する日本の食生活にあって、これら調味料の状況も変わりつつある。
現代の「さしすせそ」を生み出す風景を探しに行った。
第1回は味噌。
おいしい味噌は地方ごとに異なるもの。
つい自慢したくなる故郷の味噌も土地柄を反映して多種多彩。
味噌の仕事とは、風土の違いを汲み取る仕事でもあった。


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