法学セミナー 発売日・バックナンバー

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特集= 人口減少社会にどう向きあうか
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人口減少社会に法はどう向きあうべきか?……吉田克己

正しい年金
——どの世代に生まれようと有利にも不利にもならないように
  ……瀧川裕英

成熟社会のまちづくりの課題……原田大樹

人口減少社会における災害法制の課題……菅野 拓

縮小社会における公的意思決定プロセスの課題と処方箋
  ……巻 美矢紀

人口減少社会における環境法政策の方向性
——3つの基幹的計画を読む……北村喜宣

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■論説
同性婚訴訟のこれまでとこれから——台湾法との比較の視点から
  ……鈴木 賢


■REPORT
日本の死刑課題に取り組む——CrimeInfo設立5周年……編集部

「変わっていく時間」に希望を持って
——第75回 “社会を明るくする運動”に寄せて
  ……法務省保護局更生保護振興課


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■新連載
FOCUS憲法Ⅵ
[第1回]私人間紛争における憲法の適用
——ゴルフクラブ入会拒否事件……片桐直人・伊藤 建


■連載
とある元裁判官の随想録
[第14回]たゆたえども沈まず
——il est battu par les flots, mais ne sombre pas
  ……大島眞一

企業法務部からみる法の地平
[第2回]TOEIC990点の先へ、文化を越える組織内弁護士の醍醐味
  ……渡部友一郎

笑ってはいけない法哲学
[第2回]第三者委員会は悪しきインフォーマリズムに陥っているのか 
  ……松尾 陽

憲法よりもまだ深く
[第13回]君たちは何をもって「等しい」というのか
  ……江藤祥平

民法と戸籍
[第2回]どのような人たちが同じ戸籍になるか?……山野目章夫

紛争類型で学ぶ民法演習
[第47回]抵当権の効力が及ぶ範囲(基礎編)……千葉惠美子

主張立証構造からアプローチする基本民法判例
[第13回]催告解除と契約目的(後編/分析編)……高 秀成

入門刑法Ⅱ——各論
[第2講]生命・身体に対する罪……大塚裕史

裁判実務と対話する刑法理論
[第45回]不作為による殺人罪の作為義務(その2)……松尾誠紀

刑事訴訟法 教科書の余白に
[第2回]「ダメな人」あるいは「ちょっと悪い人」に最適化された刑事司法
——刑事司法の日本的特質……笹倉宏紀

環境法基本演習
[第2回]水質汚濁防止法における排水規制の仕組み等……島村 健
【対談】個人を守る——「法という考え方」とフィクション
  ……伊藤 真×蟻川恒正
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■特集= 「働くこと」を考える
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歴史からみる「働くこと」……水町勇一郎

社会的協働のなかでの仕事……齋藤純一

労働経済学からみる「働くこと」……黒田祥子

「多様な個人が包摂され、活躍できる」労働市場のつくり方
  ……緒方桂子

労働年齢の終期——変遷と今後の展望……島村暁代

労働者保護を実現するのは法律だけではない
——労働組合・労働者側の視点……竹村和也

“多様”と“柔軟”の時代にキャリアをどう重ねるか
——企業側の立場を踏まえて……町田悠生子

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■新連載
企業法務部からみる法の地平【第1回】発見者として
組織内弁護士(インハウスローヤー)——法の地平線を拓く
  ……渡部友一郎

笑ってはいけない法哲学【第1回】
リベラリズムが根源的な問いを回避する理由……松尾 陽

民法と戸籍【第1回】同じ姓の人とする婚姻──その意味を考える
  ……山野目章夫

入門刑法Ⅱ─各論【第1講】生命に対する罪……大塚裕史

刑事訴訟法 教科書の余白に【第1回】なぜ「手続」か
——「手続」の存在意義あるいは「適正手続の保障」をめぐって
  ……笹倉宏紀

環境法基本演習【第1回】
生活妨害(騒音)に対する差止訴訟・損害賠償請求訴訟
  ……島村 健


■連載
とある元裁判官の随想録【第13回】
新しい門出を祝して——容易な難問は分かりますか?
  ……大島眞一

憲法よりもまだ深く【第12回】
平等のパラドクス——権力と個人の狭間で……江藤祥平

FOCUS憲法Ⅴ【最終回・第9回】
[座談会]ジェンダーをめぐる裁判動向と違憲審査の方法論
  ……木下智史・松本和彦・村西良太・片桐直人・伊藤 建

紛争類型で学ぶ民法演習【第46回】
人格的利益の侵害と差止請求権(発展編)
──インターネット上でのプライバシーの保護を素材として
  ……千葉惠美子

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第12回】
催告解除と契約目的(前編/基礎知識編)……高 秀成

くらべてわかる会社法【第12回】
退職慰労金の不支給・減額……山下徹哉

裁判実務と対話する刑法理論【第44回】
不作為による殺人罪の作為義務(その1)……松尾誠紀
1,540円

■特集= 能登半島地震で起きたこと
    ――災害時の法的支援のこれからを考える
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企画趣旨……早津裕貴

能登半島地震・奥能登豪雨における法的課題
――被災地首長・自治体職員への聞き取り調査を通して
  ……能登半島地震と法研究会 

過疎被災地に対する支援の在り方
――被災者弁護士が直面する支援への壁……宮崎昇一郎 

危機的状況にある自治体職場
――現状と課題について考える……糸崎弥央 

能登半島地震からの早期復旧・復興にあたる国家公務員
――国土交通省を例として……笛田保之=梶田昌義 

公費解体を考える――その制度の沿革と根拠、許容性……大脇成昭 

「復興」制度・政策と住民自治
――被災者の「住み続ける権利」保障の観点から……井口克郎 

災害復旧過程における応急仮設住宅から災害公営住宅への移行
  ……島田明夫 

大災害時における犯罪について……斉藤豊治 

震災による建物の損壊をめぐる法的課題
――能登から全国へ向けた課題の提起……石尾智久 

自然災害時における介護サービス保障
――介護施設等の業務継続計画を中心に……石田道彦

震災における公法的課題
――公費投入禁止原則、国・自治体間の連携可能性、政教分離
  ……稲葉実香 

災害と犯罪
――令和6年能登半島地震に伴う財産犯、偽・誤情報の拡散等
  ……永井善之 

被災地対応の最前線に立つ「公務員」に寄せて……早津裕貴 

被災者の生活支援・生活再建――民法の果たし得る役割
  ……宮本誠子

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■法学者の本棚
闇の大海原の灯台……内田 貴
――ロナルド・ドゥウォーキン『法の帝国』


■論説
共同親権の基準――合意と協力……木村草太


■連載
とある元裁判官の随想録【第12回】
法学セミナー隔月刊へ――リスタートに向けて……大島眞一 

FOCUS憲法Ⅴ【第8回】
警察による無罪確定者の個人情報の取扱いをめぐる事例分析
[問題解説編]……伊藤 建 

憲法よりもまだ深く【第11回】
プライバシーと家族/性……江藤祥平 

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第11回】
契約目的に影響する追完不能と解除の可否(後編)……高 秀成 

家族法のアラカルト【最終回・第21回】
子どもをめぐって――「子ども」と「大人」の境界と今後の課題
  ……石綿はる美 

くらべてわかる会社法【第11回】
株主の締出しの効力を争う方法……山下徹哉 

新しい刑事政策【最終回・第12回】
社会内処遇と刑事政策……正木祐史 

裁判実務と対話する刑法理論【第43回】
殺人罪の実行の着手(その4・完)……東條明徳 

入門刑法Ⅰ[総論]【最終回・第24講】
緊急避難論……大塚裕史


■最新裁判例研究
経済法……田平 恵 
[東京高裁令和6 ・1 ・19 裁判所ウェブサイト]

租税法……藤原健太郎 
[東京地判令和6 ・3 ・26 LEX/DB:25612233]

労働法……石田信平 
[東京地判令和6 ・5 ・31 LEX/DB:25620877]



※連載・千葉惠美子「紛争類型で学ぶ民法演習」は休載いたします。


1,540円
■特集= 公務員の働き方と法――民間との違いを考える
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【総論】公務員についての法を考える――その趣旨・対象・視点・意義
  ……下井康史

非正規公務員ってなんだ?――働く者としての権利保護なき労働者
  ……上林陽治 

どうやったら公務員になれる?……横田明美 

公務員の給与水準決定制度……奥 忠憲

公務員の何が「ブラック」なのか?……早津裕貴 

公務員はバイト禁止?――副業・兼業規制……河野尚子 

公務員に対して法は優しいのか? 厳しいのか?……北見宏介 

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■法学者の本棚
何気ない読書が広げる自分の世界……佐藤岩夫
――アマルティア・セン『不平等の再検討――潜在能力と自由』


「人間到る処青山あり」で飛び込む未来……赤根智子=越智 萌(聞き手)


■論説
同性婚訴訟、ふたつの高裁判決――高裁判事たちの挑戦とそこに宿る陥穽
  ……駒村圭吾


■連載
とある元裁判官の随想録【第11回】
外部経験――行政庁に出向して……大島眞一

FOCUS憲法Ⅴ【第7回】
警察による無罪判決確定者の個人情報取扱いをめぐる事例分析[判例解説編]
DNA型データ抹消請求事件(名古屋地判2022〔令4〕・1・18判時2522号62頁)
  ……村西良太   

憲法よりもまだ深く【第10回】
得体の知れないプライバシー……江藤祥平 

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第10回】
契約目的に影響する追完不能と解除の可否……高 秀成 

家族法のアラカルト【第20回】
親権の共同行使をめぐって――親権を共同行使するとき・ことと共同行使しなかったとき
  ……石綿はる美 

くらべてわかる会社法【第10回】
株主の締出しを目的とする株式の併合……山下徹哉 

新しい刑事政策【第11回】
「入口支援」と司法の役割――カナダ・ダウンタウン・コミュニティー・
コートを参考にして……春日 勉 

裁判実務と対話する刑法理論【第42回】殺人罪の実行の着手(その3)
  ……東條明徳

入門刑法Ⅰ[総論]【第23講】
罪数論の基礎(2)――数罪……大塚裕史


■最新裁判例研究
民 法………深川裕佳 
二重瞼形成手術における手技上の注意義務および説明義務
[東京地判令和5・10・2判タ1520号78頁]

刑 法…………山本高子 
不正に入手した秘密伴を使用して暗号資産を送信することが、
電子計算機使用詐欺罪の 「虚偽の情報」を与えたといえるか
[最三小判令和6・7・16裁時1843号25頁]


※連載・千葉惠美子「紛争類型で学ぶ民法演習」は休載いたします。
1,540円
■特集= 家庭裁判所にできること
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家庭裁判所の歩みとこれからの役割……西岡清一郎 

相続と民法と家庭裁判所……櫛橋明香 

家族の中の子の利益……山口亮子 

子ども虐待に対する司法の役割……橋爪幸代 

友の会付添人から見た非行少年と家庭裁判所……岡田行雄 

家庭裁判所調査官のある一日……廣田邦義 

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■法学者の本棚
法律はいつでも守らなければならないのか……松井茂記
――手塚治虫『ブラック・ジャック(1)』


■特別企画
赤根智子・国際刑事裁判所所長に聞く(上)
世界で起きていることは、日本でも起きること
  ……赤根智子=越智 萌(聞き手)


■論説
「正確で分かりやすい」法律文章(あるいは日本語文章)の作り方
――白石忠志『法律文章読本』を読む……笹倉宏紀


■連載
とある元裁判官の随想録【第10回】
裁判官への道──なぜ裁判官になったか?……大島眞一

FOCUS憲法Ⅴ【第6回】
代理投票における投票補助者の選出と投票の秘密[問題解説編]
  ……伊藤 建

憲法よりもまだ深く【第9回】
声なき反抗者たち――言論と抗議運動……江藤祥平

紛争類型で学ぶ民法演習【第45回】
契約締結過程における不適切な説明・情報提供行為と不法行為責任(基礎・発展編)
  ……千葉惠美子

家族法のアラカルト【第19回】
監護者指定をめぐって(下)――監護者の権限と親権者との関係を中心に
  ……石綿はる美

新しい刑事政策【第10回】
地方再犯防止推進計画――刑事政策における地方公共団体の責務
  ……高橋有紀

裁判実務と対話する刑法理論【第41回】
殺人罪の実行の着手(その2)……東條明徳

入門刑法Ⅰ[総論]【第22講】
罪数論の基礎(1)――本来的一罪……大塚裕史


■最新裁判例研究
刑事訴訟法…………河村有教 
録音録画記録媒体を信用性判断のための補助証拠として採用した範囲を超えて
実質証拠として使用しているものと評価せざるを得ず違法があるとされた事例
[東京高判令和4・3・9LEX/DB:25572127]

民事訴訟法………安永祐司 
検察官による取調べの録音録画記録媒体に対する文書提出命令が認められた事例
[最二小決令和6・10・16裁判所ウェブサイト]

商 法…………清水円香 
責任追及等の訴え係属中のキャッシュ・アウトと株主の原告適格
[東京高判令和6・3・6資料版商事法務485号173頁]



※連載・高秀成「主張立証構造からアプローチする基本民法判例」、
山下徹哉「くらべてわかる会社法」は休載いたします。


1,540円
■特集= 刑法研究者が作った論証パターン
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企画趣旨……樋口亮介 

不作為犯の論証パターン……松尾誠紀 

因果関係の論証パターン……大関龍一 

方法の錯誤の論証パターン……樋口亮介 

実行の着手の論証パターン……佐藤拓磨 

共同正犯の論証パターン……豊田兼彦 

不法領得の意思の論証パターン……十河太朗

詐欺罪における欺罔行為の論証パターン……冨川雅満 

【座談会】執筆者が語る論証パターン
  ……樋口亮介=十河太朗=豊田兼彦=佐藤拓磨=松尾誠紀=
  冨川雅満=大関龍一

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■法学者の本棚
幅広い視野で、一語にこだわる!……下山憲治
――石田雄『一語の辞典 自治』


■論説
袴田再審無罪判決に思う……村山浩昭


■連載
ここに弁護士がいてよかった【第28回】
必要とされる喜びが熱意になる……原 春加 

とある元裁判官の随想録【第9回】
司法試験のCBT方式に思う――いったいどうなるの?……大島眞一 

FOCUS憲法Ⅴ【第5回】
代理投票における投票補助者の選出と投票の秘密[判例解説編]
  ……片桐直人 

憲法よりもまだ深く【第8回】
関係性に宿る言葉の暴力――表現の自由の観点から……江藤祥平 

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第9回】
契約不適合の判断構造と品質保証合意(後編)……高 秀成 

紛争類型で学ぶ民法演習【第44回】
製造物責任の競合と共同不法行為責任の可否(発展編)
――建築アスベスト事件を素材として……千葉惠美子 

家族法のアラカルト【第18回】
監護者指定をめぐって(中)――監護者の権限と親権者との関係を中心に
  ……石綿はる美 

くらべてわかる会社法【第9回】
株主総会に代表取締役の選定権限を与える定款規定の効力(その2)
  ……山下徹哉 

新しい刑事政策【第9回】
刑法理論から見た刑事政策……金澤真理 

裁判実務と対話する刑法理論【第40回】
殺人罪の実行の着手(その1)……東條明徳

入門刑法Ⅰ[総論]【第21講】
共犯と身分……大塚裕史



■最新裁判例研究
民 法…………谷本陽一 
相続回復請求権の消滅時効完成前における表見相続人の取得時効
[最三小判令和6・3・19 判タ1523号93頁]

刑 法…………橋本広大 
家族内ETCカード利用と電子計算機使用詐欺罪の成否
[大阪地判令和6・5・8 LEX/DB:25599425]

行政法…………児玉 弘 
労災保険給付支給処分取消訴訟における事業主の原告適格
[最一小判令和6・7・4 裁判所ウェブサイト]
1,540円

■特集= 刑事司法によって傷つく人たち
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企画趣旨…………中島 宏

利益再審の意義と法改正の展望……豊崎七絵

国家賠償請求訴訟を通じた救済は可能か?……水野陽一 

上訴は救済制度として機能しているのか……中川孝博 

刑事手続における被害者関連情報の保護……中島 宏 

日本における加害者家族支援のこれから……阿部恭子 

刑事事件とメディア
――「犯罪加害者」家族、「犯罪被害者」「冤罪被害者」報道を考える
  ……山田隆司

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■法学者の本棚
人間の感情の機微に向き合う……平良小百合
――芥川龍之介『羅生門・鼻』


■論説
歴史学と訴因――歴史学から刑事事実認定学が学ぶべきこと
  ……石塚章夫


■連載
とある元裁判官の随想録【第8回】
勉強方法の発見!――大学入試に苦労した話……大島眞一

FOCUS憲法Ⅴ【第4回】
ヘイトスピーチ条例の合憲性をめぐる事例分析[問題解説編]
――表現内容規制の争い方……伊藤 建

憲法よりもまだ深く【第7回】
表現の自由は儚く――民主主義と自己統治……江藤祥平

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第8回】
契約不適合の判断構造と品質保証合意(前編)
  ……高 秀成

紛争類型で学ぶ民法演習【第43回】
建物の建築と工作物責任(発展編)……千葉惠美子

くらべてわかる会社法【第8回】
株主総会に代表取締役の選定権限を与える定款規定の効力
  ……山下徹哉

新しい刑事政策【第8回】
修復的司法を考える――修復レンズで犯罪と司法をみる
  ……謝 如媛

入門刑法Ⅰ[総論]【第20講】
共同正犯の処罰範囲――承継的共同正犯と共同正犯関係の解消
  ……大塚裕史


■最新裁判例研究
労働法…………井川志郎 
協同組合グローブ事件
[最三小判令和6・4・16労判1309号5頁]

知的財産法…………宮脇正晴 
AIは特許法上の発明者といえるか
[東京地判令和6・5・16判タ1521号241頁]

商 法…………藤林大地 
建築基準法に基づく技術的基準に適合しない製品の販売と報告・公表義務
――TOYO TIRE株主代表訴訟事件
[大阪地判令和6・1・26資料版/商事法務482号130頁]


■書評
千葉勝美 著『同性婚と司法』……木下昌彦




※連載「裁判実務と対話する刑法理論」、石綿はる美「家族法のアラカルト」は休載いたします。


1,540円
■特集= 知的財産法のホットイシュー
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知的財産をめぐる法的問題とその調べ方……宮脇正晴 

AIと著作権法……高野慧太 

ゲーム特許で学ぶ特許法……前田 健 

コスプレから考えるファッション・ロー……小嶋崇弘 

営業秘密――意外と身近で、予期せぬトラブルに要注意……山根崇邦

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■法学者の本棚
未だ何も成し遂げていない君へ……田中亜紀子
――立原正秋『冬の旅』


■論説
除斥期間に関する判例変更
――旧優性保護法強制不妊手術国賠訴訟 最高裁2024(令和6)
 ・7・3大法廷判決……松本克美


■連載
とある元裁判官の随想録【第7回】
「なにか有名な判決は?」──思い出すいろいろな判決
  ……大島眞一 

FOCUS憲法Ⅴ【第3回】
ヘイトスピーチ条例の合憲性をめぐる事例分析[判例解説編]
――大阪市ヘイトスピーチ対処条例事件
  ……松本和彦 

憲法よりもまだ深く【第6回】
表現の自由と不自由――自己実現とは何か……江藤祥平 

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第7回】
土地売買における数量不足と損害賠償の範囲
  ……高 秀成 

紛争類型で学ぶ民法演習【第42回】
包括遺贈・相続分指定と遺言執行者の職務権限(応用編)
――不動産登記手続請求訴訟を素材として
  ……千葉惠美子 

家族法のアラカルト【第17回】
監護者指定をめぐって(上)
――監護者の権限と親権者との関係を中心に
  ……石綿はる美 

くらべてわかる会社法【第7回】
監査役の任務懈怠責任(その2)……山下徹哉 

新しい刑事政策【第7回】
ハーム・リダクション-version 2.0……丸山泰弘 

裁判実務と対話する刑法理論【第39回】
責任能力の判断(その6・完)
――特に幻覚妄想の認められる事案について
  ……佐野文彦 

入門刑法Ⅰ[総論]【第19講】
共同正犯の基礎理論(4)――意思内容の齟齬(その2)
  ……大塚裕史


■最新裁判例研究
憲法…………石塚壮太郎 
(最二小判令和5・12・15 LEX/DB:25573213)

民法………中野邦保 
(最一小判令和5・10・23 裁時1826号3頁)

刑法…………天田 悠 
(最三小判令和6・5・21 裁時1840号1頁)


■書評
安藤由香里=小坂田裕子=北村泰三=中坂恵美子 著
『開かれた入管・難民法をめざして――入管法「改正」の問題点』
  ……安田菜津紀
1,540円
●特集●
古典は招く

企画趣旨……大屋雄裕

所有権は必要か?……大屋雄裕

プライバシーは必要か?――「放っておいてもらう権利」としてのプライバシーの価値……松尾 陽 

人権は必要か?――トマス・ペインによるブリテン国制批判とその射程……清水 潤 

成文法は必要か?─G・W・F・ヘーゲルの法典編纂賛成論を参考として……西村清貴 

法による強制は必要か……三浦基生 

市場の規制は必要か?――アダム・スミスの経済学……太田寿明 



法学者の本棚●悩む。……横濱和弥 
        ――田中芳樹『銀河英雄伝説〈1〉黎明篇』

連載●とある元裁判官の随想録【第6回】司法試験に思う――短答式試験は必要か?……大島眞一 

●FOCUS憲法Ⅴ【第2回】積極目的の経済規制に関する事例分析
[問題解説編]……伊藤 建 

●憲法よりもまだ深く【第5回】世俗の時代の中の宗教……江藤祥平 

●主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第6回】他人物売主の義務の内容(後編)……髙 秀成 

●紛争類型で学ぶ民法演習【第41回】未成年者の行為と監督者の責任(基礎編)……千葉惠美子 

●家族法のアラカルト【第16回】未成年者の普通養子縁組をめぐって(下)――手続に関与するものと「子の利益」を中心に……石綿はる美 

●くらべてわかる会社法【第6回】監査役の任務懈怠責任……山下徹哉 

●新しい刑事政策【第6回】犯罪をした高齢者の特性とそれに応じた対応……安田恵美 

●裁判実務と対話する刑法理論【第38回】責任能力の判断(その5)――特に幻覚妄想の認められる事案について……佐野文彦 

●入門刑法Ⅰ[総論]【第18講】共同正犯の基礎理論(3)――意思内容の齟齬……大塚裕史 


最新裁判例研究
●経済法…………田平 恵 

●租税法………藤原健太郎 

●労働法…………石田信平 
1,540円
特集=これからの投資の話をしよう
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市場区分見直しの効果……増田友樹

ダブルコードと上場会社のコーポレート・ガバナンス……寺前慎太郎

上場会社における自己株式取得……堀井拓也

暗号資産取引と金商法……松尾健一 

ESG投資は企業を変えるか?
――株主としての「発言」に着目して……久保田安彦

個人投資家だって「プロ」になりたい!
――特定投資家制度の再検討……林 孝宗

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法学者の本棚●人生を変えてくれた本……池田眞朗 
――ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った(上・下)』

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新連載●FOCUS憲法Ⅴ【第1回】積極目的の経済規制に関する事例分析[判例解説編]
――あん摩マッサージ指圧師養成施設の設立不承認処分事件
(最2小判2022〔令和4〕・2・7民集76巻2号101頁)……木下智史 

連載●とある元裁判官の随想録【第5回】裁判風景――ちょっと変わった(?)裁判……大島眞一 

●憲法よりもまだ深く【第4回】政治と宗教の分離の果てに……江藤祥平

●主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第5回】他人物売主の義務の内容(前編)……髙 秀成

●紛争類型で学ぶ民法演習【第40回】自転車の衝突事故に伴う責任(基礎・発展編)……千葉惠美子

●家族法のアラカルト【第15回】未成年者の普通養子縁組をめぐって(中)――手続に関与するものと「子の利益」を中心に……石綿はる美 

●くらべてわかる会社法【第5回】株主総会における議決権の代理行使と代理人資格の制限……山下徹哉

●新しい刑事政策【第5回】少年法は何をめざしているのか――試験観察を通じて考える……大貝 葵

●裁判実務と対話する刑法理論【第36回】責任能力の判断(その4)――特に幻覚妄想の認められる事案について……佐野文彦

●入門刑法Ⅰ[総論]【第17講】共同正犯の基礎理論(2)……大塚裕史 

REPOERT
●「変わっていく時間」に寄り添いながら――第74回“社会を明るくする運動”に寄せて……法務省保護局 

●第11回守屋賞……ERCJ事務局 


最新裁判例研究
●民 法………深川裕佳 

●刑 法…………山本高子 

書評●『「差別」のしくみ』木村草太 著…………遠藤比呂通 
1,540円
その用語、本当に分かって使っていますか? あやふやな理解になりがちなフレーズの使い方を身につけ刑法学習の確度を上げよう。

特集=刑法のマジックワード
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危険の現実化……杉本一敏 

一連一体の行為……荒木泰貴 

実行の着手と結果発生の危険性……安田拓人 

共同正犯の悩みどころ――「自己の犯罪を行う意思(正犯意思)」の使い方……伊藤嘉亮 

判断の基礎となる重要な事項(詐欺罪)……足立友子 

自己の名義・計算……川崎友巳 

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法学者の本棚●主権者は誰だ?……本 秀紀 
        ――佐藤 信 台本・作詞/林 光 作曲『舞台のためのカンタータ 鼠たちの伝説 安部公房「プルートのわな」より』


論説●いじめ防止対策推進法のいじめ概念について――旭川いじめ事件調査報告書を読む……中富公一 

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連載●とある元裁判官の随想録【第4回】和解あれこれ――はて、どうしたでしょうか?……大島眞一 

●憲法へようこそPartⅢ【最終回・Unit4】どうして地域でルールが違うの⁉――条例と法律の関係……笛木 淳 

●憲法と行政法の交差点【最終回・第28回】[座談会]連載を振り返って(下)……神橋一彦=櫻井智章=鵜澤 剛=栗島智明 

●主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第4回】手付契約と履行の着手……髙 秀成 

●紛争類型で学ぶ民法演習【第39回】親権者による利益相反行為と法定代理権の濫用(発展編)……千葉惠美子 

●家族法のアラカルト【第14回】未成年者の普通養子縁組をめぐって――手続に関与するものと「子の利益」を中心に(上)……石綿はる美 

●歴史に学ぶ商法・会社法【第22回】株主代表訴訟……高田晴仁 

●くらべてわかる会社法【第4回】取締役の取引行為と取締役会による承認……山下徹哉 

●新しい刑事政策【第4回】赤ちゃんポストと内密出産……山下裕樹 

●裁判実務と対話する刑法理論【第36回】責任能力の判断(その3)――特に幻覚妄想の認められる事案について……佐野文彦 

●入門刑法Ⅰ[総論]【第16講】共同正犯の基礎理論⑴……大塚裕史 

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最新裁判例研究
●刑事訴訟法…………河村有教 
訴因変更請求について、検察官の訴追権限の濫用と同視すべきものとして、却下を免れないと判断された事例
[東京地判令和5・11・17 LEX/DB:25596604]

●民事訴訟法………安永祐司 
特許権侵害訴訟において敗訴した前訴原告が同一当事者間において提起した後訴につき、紛争の蒸し返しであるとして訴えを却下した事例
[知財高判令和5・5・18 裁判所ウェブサイト]

●商 法…………清水円香 
特別利害関係人の議決権行使・株式交換比率の公正性と株式交換無効事由
[東京高判令和5・9・28 資料版商事法務477号207頁]

書評●『〈超個人主義〉の逆説――AI社会への憲法的警句』山本龍彦/著…………山本健人 


※連載・江藤祥平「憲法よりもまだ深く」は休載いたします。
1,540円
特集= マンガ・アニメで民法入門
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民法における「人」概念
――ドラえもん「ネコが会社を作ったよ」……栗田昌裕 

民法で読む『税金で買った本』
――“貸し借り”の法的性格に注目して……大澤慎太郎 

「法」の力と、その源、その限界
――『ドラゴン桜』から「法的責任」「法的保護」を考える
  ……田髙寛貴

学校事故と、危険の引受けと、自己決定権と
――『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』から学ぶ
  ……西内康人 

【推しの子】から考える民法の諸問題……加藤雅之 

いのち短し恋せよ乙女
――『はいからさんが通る』から「家族」を問う
  ……羽生香織


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●法学者の本棚
海外とどう向きあうか……水野浩二 
  ――北杜夫『どくとるマンボウ航海記』

●論説
辺野古代執行訴訟と地方自治――役割を「放棄」した司法部
  ……本多滝夫

不適正処遇の防止と拘禁刑下の処遇の前提
――名古屋刑務所事案第三者委員会提言書を読む
  ……武内謙治

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●連載
とある元裁判官の随想録
【第3回】司法試験問題を考える
――司法試験受験生への激励を込めて……大島眞一 

憲法へようこそPartⅢ
【Unit3】自分たちのことは自分たちで決めよう!
――民主制と選挙……柴田尭史 

憲法よりもまだ深く
【第3回】ニッポン国の象徴――良心の自由をめぐる葛藤
  ……江藤祥平 

憲法と行政法の交差点
【第27回】[座談会]連載を振り返って(上)
  ……神橋一彦=櫻井智章=鵜澤 剛=栗島智明 

主張立証構造からアプローチする基本民法判例
【第3回】意思表示の解釈・契約の解釈(後編)
  ……髙 秀成 

紛争類型で学ぶ民法演習
【第38回】相続分の指定および遺贈と登記(発展編)
──相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全(3)
  ……千葉惠美子 

くらべてわかる会社法
【第3回】株主総会決議の取消しの訴え・不存在の確認の訴えと
訴えの利益……山下徹哉 

新しい刑事政策
【第3回】電子監視の基礎理論……甘利航司 

裁判実務と対話する刑法理論
【第35回】責任能力の判断(その2)
――特に幻覚妄想の認められる事案について……佐野文彦 

入門刑法Ⅰ[総論]
【第15講】未遂犯論(3)――中止犯と必要的減免……大塚裕史


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●最新裁判例研究

◇民 法…………谷本陽一
物上代位に基づく将来賃料債権の差押えと差押え前になされた
相殺合意の優劣
[最二小判令和5・11・27裁判所ウェブサイト]

◇刑 法…………橋本広大
監護者性交等罪の身分なき共犯
[松江地判令和5・9・27 LEX/DB:25596133]

◇行政法…………児玉 弘 
同性パートナー犯罪被害者給付金不支給裁定取消訴訟
[最三小判令和6・3・26裁判所ウェブサイト]


●書評
『冤罪学――冤罪に学ぶ原因と再発防止』西 愛礼/著
  ……指宿 信


※連載・石綿はる美「家族法のアラカルト」は休載いたします。
1,540円
特集= 憲法問題の見つけ方
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渋谷はハロウィーン会場なのか否か――憲法上の自由と給付
  ……柴田憲司 

脈拍で測る生徒の集中度――プライバシーの権利と教育の自由
  ……中川 律 

難病患者は公務員にふさわしくない?
――職業の自由・勤労権の限界……山崎友也 

何をしたら児童虐待?――埼玉県虐待禁止条例改正案と憲法
  ……榎 透 

技能実習生嬰児死体遺棄無罪判決と個人の窮境
  ……佐々木くみ 

議席ローテーションと国会議員の地位・選挙・任期
  ……植松健一 

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●法学者の本棚
フランス法への誘い……吉井啓子 
  ――オノレ・ド・バルザック『ゴリオ爺さん』


●連載
とある元裁判官の随想録
【第2回】遺言書の検認手続
――当事者それぞれの人生がそこにある……大島眞一 

憲法へようこそPartⅢ
【Unit2】看板の不自由――表現の自由と景観保護
  ……宮村教平 

憲法よりもまだ深く
【第2回】シン・日本の誕生……江藤祥平 

憲法と行政法の交差点
【第26回】行政法と憲法原理
――「法律による行政の原理」とその周辺……神橋一彦 

主張立証構造からアプローチする基本民法判例
【第2回】意思表示の解釈・契約の解釈(中編)
  ……髙 秀成 

紛争類型で学ぶ民法演習
【第37回】特定財産承継遺言と登記(発展編)
――相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全(2)
  ……千葉惠美子 

家族法のアラカルト
【第13回】親権の辞任などをめぐって(下)
――親権者の地位の特徴と所有権との比較……石綿はる美 

くらべてわかる会社法
【第2回】募集新株予約権の発行に瑕疵がある場合の争い方
  ……山下徹哉 

新しい刑事政策
【第2回】受刑者の権利と処遇……大谷彬矩 

裁判実務と対話する刑法理論
【第34回】責任能力の判断(その1)
――特に幻覚妄想の認められる事案について……佐野文彦 

入門刑法Ⅰ[総論]
【第14講】未遂犯論(2)─不能犯と未遂犯の区別
  ……大塚裕史

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●最新裁判例研究

◇労働法…………井川志郎 
名古屋自動車学校事件
[最一小判令和 5 ・ 7 ・20労判1292号 5 頁]

◇知的財産法…………宮脇正晴 
結合商標の類否判断
[知財高判令和 5 ・11・30 裁判所ウェブサイト]

◇商 法…………藤林大地 
株式交換契約に関する事前備置書面等の虚偽記載
[東京高判令和 5 ・ 9 ・28 資料版商事法務477号198頁]


●書評
『障害のある人が出会う人権問題』岡田順太=淡路智典=杉山有沙/編
  ……尾形 健


1,650円
【内容紹介】
法学の学習は条文から出発する。これから法を学ぶ初学者に、学習の基本である条文に親しみ、理解を深めてもらうための入門企画。

【目次】
●特集●
法学入門2024――条文に親しむ


[憲法]憲法における条文の意義……西村裕一

[民法]民法における条文学習のポイント――条文の仕組みと使われ方……三枝健治

[刑法]立法者の意思を探る……只木 誠 

[民事訴訟法]過程を味わおう――No Process No Eureka!……安西明子 

[刑事訴訟法]刑事訴訟法の条文をミクロ、マクロの各視点からみてみよう……榎本雅記 

[行政法]趣味を活かして行政法を学ぶ……大久保規子 

[国際法]国際法における「条文」……岩月直樹 


法学者の本棚●法律学との和解……野田 進 
        ――ジャン=ポール・サルトル『嘔吐』

論説●
閉鎖会社のガバナンスにおける課題と近年の動き……松井智予 


新連載●とある元裁判官の随想録【第1回】裁判官生活の始まり――37年間のスタートを振り返って……大島眞一 

●憲法へようこそPartⅢ【Unit1】逢いたくなったときに君はここにいない……片桐直人 

●憲法よりもまだ深く【第1回】世界の終わりと始まり……江藤祥平 


●主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第1回】意思表示の解釈・契約の解釈(前編)……髙 秀成 


●くらべてわかる会社法【第1回】支配株主の異動を伴う募集株式の発行等の効力……山下徹哉 

●新しい刑事政策【プロローグ】連載のはじめに……甘利航司 
【第1回】拘禁刑……中村悠人 

連載●憲法と行政法の交差点【第25回】憲法原理と行政法――憲法原理とその活かし方……櫻井智章 

●紛争類型で学ぶ民法演習【第36回】共同相続・遺産分割と登記(発展編)――相続財産を構成する不動産の処分と取引の安全①……千葉惠美子 

●家族法のアラカルト【第12回】親権の辞任などをめぐって(上)――親権者の地位の特徴と所有権との比較……石綿はる美 

●裁判実務と対話する刑法理論【第33回】急迫性等の正当防衛前提状況について(その8)……嶋矢貴之 

●入門刑法Ⅰ[総論]【第13講】未遂犯論⑴……大塚裕史 


最新裁判例研究
●憲法…………石塚壮太郎 
同性パートナーへの犯罪被害者給付金不支給事件
[名古屋高判令和4・8・26 LEX/DB:25572344]

●民法………中野邦保 
高層マンションの売買契約において免震部材の
法令適合性に疑義がないとする買主の動機に
錯誤があった場合の要素の錯誤の成否
[東京地判令和4・3・29判時2565号61頁]

●刑法…………天田 悠 
囲障の外側に位置する石段部分への立入りと住居侵入罪の客体としての「囲繞地」
[大阪高判令和5・5・15判タ1513号137頁]


書評●『行政法Ⅰ 行政法総論』興津征雄 著…………曽和俊文 

※連載・高田晴仁「歴史に学ぶ商法・会社法」は休載いたします。
1,540円
2023年に出た最高裁判決を担当した弁護士が、依頼者との出会い、訴訟戦略上の工夫、事件・判決の意義を語る。



本号の詳細
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特集
最高裁判決2023――弁護士が語る
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プロバイダ責任制限法に基づく電話番号の開示請求と改正の時際法的解釈……中澤佑一 

大阪西中島納骨堂経営許可等取消請求事件……豊永泰雄 

「宮本から君へ」事件――民法34条を起爆剤とする給付行政に係る行政裁量の壁の突破……平 裕介 

性同一性障害特例法の第3条1項4号を違憲無効とした最高裁大法廷決定……南 和行=吉田昌史 

刑事施設におけるカルテ不開示決定に対する国家賠償請求事件……浦城知子 

参議院議員定数是正訴訟……山口邦明 

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●法学者の本棚「生きること それがただちに 人生なのだ」……北村喜宣 
        ――山下和美 著『天才 柳沢教授の生活』

●論説
最高裁における弁論──「宮本から君へ」訴訟上告審判決を見る視点……蟻川恒正 

日本版DBSの課題と展望……高平奇恵 

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●連載 Law of IoB――インターネット・オブ・ブレインズの法【最終回・第23回】脳神経技術と民主主義――ニューロマーケティングを素材として[事例研究6 後編:ディスカッション]……大島義則=松尾剛行=駒村圭吾=斉藤邦史=数藤雅彦=成原 慧=福士珠美=小久保智淳=西村友海=酒井麻千子 

●FOCUS憲法Ⅳ【最終回・第10回】[座談会]判決の射程の評価と学説の判例への向き合い方(2)……木下智史=松本和彦=村西良太=片桐直人=伊藤 建 

●憲法と行政法の交差点【第24回】立法国賠訴訟における実体的な憲法判断の先行――付随的違憲審査制の黄昏?……栗島智明 

●裁判実務と対話する刑法理論【第32回】急迫性等の正当防衛前提状況について(その7)……嶋矢貴之 

●入門刑法Ⅰ[総論]【第12講】責任論……大塚裕史 


最新裁判例研究

●経済法…………田平 恵 
排除の意図・目的が考慮された私的独占事例
[東京高裁令和5・1・25 審決集69巻254頁]

●租税法………藤原健太郎 
消費税法における「課税対応課税仕入れ」と「共通対応課税仕入れ」の区分
[最一小判令和5・3・6 民集77巻3号440頁]

●労働法…………石田信平 
住友生命保険事件
[京都地判令和5・1・26 労判1282号19頁]

書評●『世の中を知る、考える、変えていく
─高校生からの社会科学講義』飯田高=近藤絢子=砂原庸介=丸山里美 編…………板垣勝彦 

※連載「ここに弁護士がいてよかった」、石綿はる美「家族法のアラカルト」、高田晴仁「歴史に学ぶ商法・会社法」は休載いたします。
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