イラストレーション (Illustration) 発売日・バックナンバー

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1,676円
■特集:天明幸子「Cute Rabbits」
→独特の線で描き出すキャラクターは,見る者をハッピーな気分にさせる。ユニクロが仕掛ける生鮮食品「SKIP」の仕事や「ほぼ日刊イトイ新聞」連載中の漫画キャラクターなど,満載。秋山具義さん,ヒロ杉山さんとのコラボレーションも必見。 ヒロ杉山とのコラボレーション「Mobile Art」用アニメーションの一部を公開。
  
■制作密着ルポ 平澤一平のPVアニメーション
→レゲエ・ディスコ・ロッカーズの新曲「Bridge Over Troubled Water」のPVアニメーションを平澤一平さんが手がけている。その制作を追う。
 
■gallery 川上和生「ペチカの家の少年」
→生まれ育った北海道・十勝の壮大な自然と人々の営みを季節ごとに描き,3度にわたる個展で発表してきた。その集大成。
 
■徹底研究 絵解きのイラストレーション
→雑誌媒体を中心に,イラスト・ルポや美容,健康など実用的な内容を「分かりやすく」「的確に」しかも「楽しく」伝えるためのイラストレーションが多用されている。その描き手を紹介し,現在エディトリアルの現場で使用されているイラストレーションの実例をテーマごとに上げ,傾向を探る。杉浦さやか,sino(三原紫野),小迎裕美子他
 
■イラストレータービジネス白書:ギャランティのトラブル
→イラストレーターのビジネス面の実体をさぐるシリーズ。今回はギャランティにまつわるトラブルについて。実例をあげるとともに想定しうるトラブルの対処法を弁護士に聞く。
 
■新連載=宇野亜喜良「AQUILAX CONTACT」
→キュレーターとしても才能を発揮する宇野亜喜良さんが,毎号連載で才能をピックアップする。第一回は桑原弘明。文庫本より小さい箱の中に,広大な宇宙を作る作家。

 
●モノクロームの世界=スドウピウ
●グッとくる=田名網敬一
●ジョン・C・ジェイ
●海外作家:エド・エンバリー

●第132回ザ・チョイス=井筒啓之の審査
イラストレーター井筒啓之さんによる第132回の審査が7月30日に行なわれました。
その結果を報告します。応募人数800人弱,応募点数約3000点。
今回の審査員,井筒啓之さんは,20年前の記念すべき第一回ザ・チョイスの入選者です。当時の応募作品数は500点足らず。今回は3000点を超す応募数に,井筒さん自身びっくりしているご様子。入選の知らせが来た時のことを今でも覚えていてくださいました。井筒さんはイラストレーション青山塾で専任講師をされているので,イラストレーターを目指す人たちの絵を日常的に見ているはず。どんな作品が選ばれるのでしょう
 サイズの小さい作品から,どんどん作品を見ていきます。ジャッジは早く,「残しましょう」「パス」と静かに,しかしテキパキと審査が進んでいきます。あまり迷いなく,最初の審査は終了しました。一次審査を終えて最初の一言は,「絵の中に文字を入れている人がいるけれど,やめた方がいいのにね」。一次審査で残った作品は,普段よりもかなり多く,再度その作品群を見直していきます。一次とは異なり,ずいぶんと悩まれている様子。「いいんだけどなー」「好きだナー」「この1点はすごくいい」「チョイスっぽいからやめよう」「かわいいのって,意外に好きなんだけど,これはちょっとかわいさが足りないかも」など作品にそれぞれにコメントを付けつつジャッジしていきます。
 最終審査まで残った作品はバラエティに富むものでしたが,入選は,人物を描いたものが7人となりました。「僕の好きな方向のもので,いいなと思うものはチョイスしやすいですね。でも本当は,違う方向性でも,すごくいい,どうしても残したいと感じられる作品に出合いたかった」。。。

●AD訪問=池田進吾
●絵本散歩=どいかや
●好評連載=谷口広樹の電脳隔月報,井上直久のピエゾグラフ工房
1,676円
■特集:平田利之 アイデアにスパイスを  
→常にユーモアの効いたアイデアが込められたイラストレーションを生み出している。政治経済などの難しく暗くなりがちなテーマから,生活や娯楽に関するやわらかいものまで,どんなテーマにも対応し,それぞれのテーマを多角的にとらえることでアイデアを生み出す。そしてそのアイデアをストレートに伝えるために,少ない要素の線と色面で描く。イラストレーションの「説明する」「伝える」という機能をとても大切に考えている。「明快なメッセージをシンプルな絵とデザインで伝える」欧米のグラフィックデザイナー,ポール・ランドやサビニャックらが目指した方向を彼も目指している。  

■特集:彼方を見つめる視線 現代女性のポートレート  
→近年,凛とした佇まいを見せる,新しい女性像が描かれるようになってきた。絵の中の彼女たちは笑顔をふりまくわけではないが,静かな意思と確かな存在感を感じさせる。そんな現代の美人画を描くイラストレーターを紹介する。
高橋洋々,水口理恵子,武田典子,森隆一郎,石井のりえ,田宮彩  

■Flashムービーを作ろう  
→FlashはWebなどのアニメーション作成に広く使われているソフトウエアで,最近ではWebサイト全体の構築,デザイン,インタラクティブな仕掛けを作るのにも使われている。このソフトを使ってWeb用のアニメーションやコンテンツを制作するイラストレーターが増えている。
木村タカヒロ,トリスコーシロー,ヤナギマサノリ,藤井啓誌,T.T.,マリィ・カイユ,フランソワ・シャレ,J/e/t(1),J/e/t(2)を紹介。  

■SIMPLE & PLAIN  
→コンピューターが,イラストレーションを変えつつある。一見したところ,手描きのように見えるが,実はコンピューターで描いている,という絵が増えている。中でもSIMPLE & PLAINに訴えたい内容をストレートにパワフルに伝えることに成功している3イラストレーターを紹介。金子真理,大森巳加,さかたしげゆき  

■徹底アンケートから探る イラストレータービジネス白書  
→その1 ギャランティついて考える。
イラストレーターのギャランティの相場はどのようなものか。業界標準はなく,仕事の個々の事例によって金額は大きく変わってくる。約80人のアンケート回答を整理して紹介。  


●第131回ザ・チョイス=寺田克也の審査  
漫画家・イラストレーター寺田克也さんによる第131回の審査が5月28日に行なわれました。
その結果を報告します。応募人数約720人,応募点数約2800点。

 久々に晴れ渡り,気持ちいいチョイス日和(?)と言える5月28日。Tシャツ姿で,気さくなアニキという感じの寺田克也さんが,審査にお越しくださいました。寺田さんは,実は約20年前,学生時代にチョイスに応募したことがあるそうです(河村要助さんの審査)。その時は入選にはなりませんでしたが,20年後に自分が審査をするということで感慨深げなご様子。これまでいろいろな審査の依頼を断ってきたそうですが,チョイスはご自身が応募されていたということで,引き受けてくださいました。「自分が出していた頃を思い出して,胸が詰まるような…」「落選して作品を持って帰った時の屈辱感を思い起こしながら審査します」
 立ったまま前屈みで作品をじっくり見ていきます。「すごいな」「来た来た~」と,時折コメントを挟みつつも,静かにゆっくりと審査は審査は進んでいきました。描き込みや要素の多い作品,またマチエールに凝った作品は,そのディテールまで丁寧に見て行きます。応募作品にはいつもより,SF的な世界観の作品が多いようです。「僕が審査されているような気になりますよ」
 すべての作品を見終えたのは審査開始から,約4時間後。残った作品は,少しユーモアを感じさせるようなものが多いですが,全体的には世界観もタッチもバラエティ豊かな作品でした。
 二次審査は,残した作品をテーブルに並べられる限り並べ,全体を見ながら審査されました。一次審査よりもジャッジが早く,一次審査の時点である程度,優劣はついていたようです。入選,準入選は比較的スムーズに決まっていきました。
 「楽しかったっす」。審査終了した頃には,すでに辺りは暗くなっていました。

●海外コンペティションに応募するには?
●講談社出版文化賞受賞者インタビュー/さしえ賞 白浜美千代/絵本賞 長谷川義史
●AD訪問=日高英輝
●好評連載=空山基(最終回),谷口広樹,井上直久のピエゾグラフ,絵本散歩=高楼方子
 やまもとちかひとの「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」(最終回)
1,676円
■特集:マンガ家の底力~マンガ家の描くイラストレーションはなぜ強いか  
→近年,書籍の装幀や挿し絵,広告などのビジュアルをマンガ家が手がけるケースが多くなっている。そこにはマンガの訴求力だけでなく,イラストレーションの描き手としての他にはない魅力があるからに違いない。しりあがり寿,安野モヨコ,やまだないと,和田ラヂヲの4人の作家を取り上げ,その秘密に迫る。  

■特集:宮城ユカリ「走る線,流れる空気,無垢な形」  
→勢いのある軽やかな線。間を活かした構成。デフォルメされているが,シンプルで気持ちよい形。そして溢れる色。NIKE,JR東日本などで注目されるイラストレーターに迫る。彼女の自費出版作品集もたっぷり紹介。  

■CMキャラクター新旋風 -キーワードはシンプル&ブサかわいい?-  
→テレビコマーシャルや広告に登場するキャラクターの中で,「かわいくない」キャラクターが人々の目をクギ付けにしている。その魅力と広告戦略を探る。NOVAうさぎ,TブーS,吸いたくなるマン,ドン・シボリオーネ,きのこ組他  

■クラフト・エヴィング商會  
→本という形態にこだわりながら,懐かしくも新鮮な架空の物語を作り上げ,デザインする二人組。「クラウドコレクター」,「ないもの、あります」「a piece of cake」などの著書が好評。  


●第130回ザ・チョイス=TUGBOATの審査
クリエイティブ・エージェンシーTUGBOATのアートディレクター川口清勝さん,
プランナー多田琢さんのお二人による第130回の審査が3月26日に行なわれました。
その結果を報告します。応募人数約750人,応募点数約2800点。

 今回はお二人での審査。作品の多さにびっくりすると同時に,年間のべ約5000人が応募していることに驚きを隠せない様子でした。
  作品は川口さん主導でジャッジされていきます。「パス」「う~ん,よくわからないけどなんとなく気になるから残しましょう」と,テキパキと審査は進みます。二人の審査基準にはブレがないようですが,時折,多田さんが「やっぱりそれを残そう」とパスされそうになった作品を復活させたりする場面も。大きく意見が分かれることはなく,審査は進んでいきました。
 2次審査から,テーブルに残った作品をすべて並べ,入選しそうなもの,保留のもの,落選のものを選別していきます。二人で同じ作品を見て感想を交わすこともあれば,別々に見て,残したい作品に同意を求める場面も。残った作品を窓際に並べ,相対的に見たり,1点だけ取りだして見たり。徐々に入選,準入選,最終選考対象者に大別されていきました。
 結果的に入選作品は,モノトーンのものの比率が高く(逆に準入選は鮮やかな色の作品が多かった),「ちょっとせつなそうなのが多くなったかな」とのこと。入選者の中には二人も学校の先生がいて驚いたり,作品タイトルやペンネームに反応したり,審査を楽しんでくださっているようでした。

●田辺ヒロシのパーソナル・ワーク
●大橋歩の雑誌「Arne」
●グッとくる=山村浩二
●AD訪問=木継則幸
●好評連載=空山基,谷口広樹,井上直久のピエゾグラフ,絵本散歩=あべ弘士
 やまもとちかひとの「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」
1,676円
■特集:フィリップ・ワイズベッカー  
→フランス人アーティスト。身近な道具や建物を,古いノートなどに,平面的で独特のパースで描く。色鉛筆で何度も描きなおした線の跡は画面に残り,それもよい風合いとなって素朴な印象を与える。昨年京都の関西日仏交流会館のアーティストインレジデンスに4ヵ月滞在し,制作を行なった。彼は京都の伝統美を持つ寺社仏閣よりも,生活そのものに興味を持ち,道具街で見つけたものや街の建物を描いた。描きおろし作品紹介とインタビュー。  

■特集:セキユリヲの世界  
→アートディレクターとして活動しながら,同時に,プロダクト制作にも力を入れている。ファブリックやグッズはもちろん,昨年からは自分のファッションレーベルを立ち上げた。イラストレーションを起用する仕事も多く,同時に自らも図案的なイラストレーションを描く。幅広い活動に共通するのは,ノスタルジック感。若い女性の心を捉えている。  

■海外作家●Var(ヴァー)  
→ストックフォルム在住のイラストレーター,デザイナー。二人のユニット。全ての仕事を分業でなく,一緒に考え作業している点がユニーク。一つ一つの仕事に対し,新しい答えを見つけだし,スタイルや型にはまらない制作を続ける。常にビジュアル作りのための素材(自分で撮った写真や,雑誌の切り抜き,メモ,スケッチなど)を集め,それらを組み合わせてコラージュしたり描き加えて,ビジュアルを作る。選び取り,組み合わせる「センス」が彼らの武器である。  

■網中いづる  
→サラリとした筆使いで人物を中心に描き,文芸の仕事を多く手がける。2年前まではセレクトショップの販売をしていたという,珍しい経歴。他業種からイラストレーションの世界に入った彼女の絵の魅力を探る。  

■カフェギャラリーガイド  
→作品発表の場として,ギャラリーを借りて展示するというのがこれまで一般的だったが,今はそれだけでなく,カフェに併設された展示スペースや,雑貨店などで作品を発表する人が増えている。「空間の個性を生かし,ギャラリーよりも気軽」に展示する実例と,ギャラリーを併設したスペース(カフェ,雑貨店など)をリポート。  


●第129回ザ・チョイス=高田理香さんの審査  
イラストレーター・高田理香さんによる第129回の審査が1月22日に行なわれました。
その結果を報告します。応募人数約750人,応募点数約2800点。

 新春の審査は,高田理香さん。高田さんはチョイス出身。葛西薫さんと鈴木八朗さんのチョイスで入選されています。それから約15年,今度は高田さんが審査を担当してくださいます。パレットクラブスクールなどで講師をされていますが,イラストレーションの審査は初めてということです。 「どんな作品が来ているんでしょうか? 楽しみですね」。そして審査スタート。時折「ふふふ」と笑みをこぼしながら,作品に見入っています。笑いはありつつも,「面白くて好きだけれど,チョイスの審査として残すのはちょっと…」などのコメントが。一次審査から作品はかなり絞り込まれました。
 休憩時には,「イラストレーターとして継続して仕事をして行けそうな力を持っている作品と,個人の自由な発想が作品に込められていて面白いもの。その二つの要素を兼ね備えているものを選ぼうと思っていたのですが,なかなか難しいです」「品のあるものを残したいですね」と。
 一次審査で絞り込まれた作品(なんと18名分でした)を見ていきます。じっくりじっくり丹念に作品を見て,徐々に点数を減らしていきます。「入選と準入選の線引きも難しい」。ページに掲載される時の絵のバランスなども含めて熟考を重ねた結果,入選9人,準入選6人が選出されました。最後に「作品を選んでいると,自分自身についても考えさせられるような気がします。自分が試されているような…。自分と対話しながら審査していましたね」

●東元光児
●PERSONAL REPORT=米澤よう子
●AD訪問=古平正義
●新連載=柴田こずえの絵本散歩 ゲスト田中清代
●好評連載=空山基,谷口広樹,井上直久のピエゾグラフ工房
 やまもとちかひとの「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」
1,676円
■特集:拡張するファッションイラストレーション  
→「服」とそれを着る「人」を表現するものだったファッションイラストレーションに変化が見えている。ブランドやセレクトショップがインテリアなど生活に関わるものに目を向けるようになり,それに呼応するかのように,ライフスタイルそのものを表現するファッションイラストレーションが増えてきた。その視点を持つ海外作家を含む15作家を紹介する。  

■決定! 第20回ザ・チョイス年度賞  
→ザ・チョイス年度賞は今年で20回目を迎えた。2002年度は大賞に鯰江光二,優秀賞に内田耕造,志水洋,入賞7名が決定。大賞・優秀賞受賞者は新作を紹介。また全入選作品,年度賞審査会の模様,全入選者のプロフィールを紹介する。
ザ・チョイス大賞展のお知らせ
02年度審査員:渡辺宏,村上隆,ジョン・C・ジェイ,佐藤可士和,阿部真理子,高橋千裕  

■綴じ込み付録:岩田専太郎の挿絵の描き方  
→今から60年以上前に行われた「挿絵座談会」を再録。司会=岩田専太郎。出席者は岩田専太郎林唯一,富永謙太郎,小林秀恒,志村立美。いずれも昭和の時代に活躍した第一線の挿絵画家たち。ベテランたちの蘊蓄が語りつくされる。  


●第128回ザ・チョイス=坂川栄治さんの審査  
装幀家・坂川栄治さんによる第128回の審査が11月27日に行なわれました。
その結果を報告します。応募人数約700人,応募点数約2500点。

 蝶ネクタイに黒のコーデュロイスーツという出で立ちで現れた坂川さん。本日は審査後にパーティに行かれるそうで,それに合わせた服装です。前回の高橋さん同様,坂川さんもとても大きな方です。包容力の大きさと体の大きさは比例しているのでしょうか? 終始笑みを絶やさず(時に真剣な顔で)審査をしていました。
 さて,まず一通り作品を見ていきます。その判断はあまり迷いがないようでしたが,時折,作品の制作法に関心を持っていました。作品世界は好みでも,CG作品はあまり残っていきません。手で作り上げていく過程を大切に考えているよう。「達者な」印象の作品が残っていきます。
「できるだけ新しい才能を発掘したい」。それは審査中にたびたび漏れた言葉です。
最初の審査で残った作品は約70人分。途中休憩の時には,「すごく見応えがありましたよ」とうれしい発言もありましたが,坂川さんのところに絵を見せに来る若い作家たちのこともだぶらせながら,「今の時代は継続していくことが困難。あまり印象が強いと,一度使われると他のデザイナーが使いにくく,かえって仕事の幅を狭める場合もあって難しいですね」と,絵の印象の強さや面白さが,必ずしも仕事につながり,継続していくことができるものだとは言えない現実の厳しさについてのお話もありました。
 最終審査に入ると,かなり悩まれているご様子。「断腸の思いで落とす…」と,作品を絞っていきます。落とすのは難しいけれど,逆にいいと思う作品は,最初の審査の時からほぼ決まっていたようで,入選10人の選出は比較的スムーズに決定しました。
「イラストレーションも,1点の作品として商品として,買ってもらえるよう方向に行くといいと思う。部屋にずっと飾って飽きないもの,そんな普遍的な部分を持っている作品を選んだんじゃないかな。それにしても楽しかった。こんなにいい作品達が見られて幸せです」

●ピーター・ジラルディ×湯村輝彦
●モノクロームの世界=伊勢隆則
●井上直久のピエゾグラフ工房
●グッとくる=立花文穂
●近況報告=杉浦さやか
●AD訪問=有山達也
●名古屋芸術奨励賞受賞 音部訓子
●好評連載=空山基,谷口広樹,
  やまもとちかひとの「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」
1,676円
■特集:本秀康帝国  
→画面の隅々まで,しっかりと描き込まれた「塗り込み」ペインティング。この手法でミュージシャンをはじめとする似顔絵から,漫画のキャラクターまで描きあげる。一方,明るくかわいらしい線画でのイラストレーションの仕事が,どんどん拡大中だ。懐かしさやかわいらしさと一緒に,ユーモアや皮肉が同居する不思議世界を,タッチやテーマに分けて紹介する。本秀康本人による年表やインタビューは読み応えたっぷり。またレコスケを安斎肇ら7人の人気イラストレーターが描くという豪華企画も必見です。  

■NUVELLE 12 期待の新星たち  
→バラエティ番組内のカットから,ファッション,文芸書の装画まで。さまざまなジャンルで活躍する,今注目される新人12人の作品&プロフィール一挙紹介。
山口由起子,オカダミカ,すうひゃん。,牧野千穂,深谷良一,塩田雅紀,金子ナンペイ,野中和美,五月女ケイ子,町田尚子,上田風子,近藤聡乃  

■檜山 巽:キャラクター人形「ペラ子」制作奮戦記  
→小学館から新創刊された女性向けTVガイド誌『テレパルエフ』のキャラクター制作の現場を追う。檜山巽とセサミストリートを手がけるハリウッドのジム・ヘンソンファクトリーとのコラボレーション。  

■OVERSEAS ARTIST: サラ・ファネリ  
→ロンドン在住の絵本作家。コラージュの手法を巧みに用いながら,ユーモアあふれる場面展開を作り上げる。日本でも翻訳本が多数出版されている。  

■モノクロームの世界=小野トモ子の線画  
→過剰なまでの「説明」が求められる雑誌のカットの世界にあって,上品さを保ちつつ,ちょっとトゲのある線画を描く。ベテランの線画の世界。  


●第127回ザ・チョイス=高橋千裕(新潮社装幀室室長)さんの審査  
新潮社装幀室・室長 高橋千裕さんによる第127回の審査が9月25日に行なわれました。
その結果を報告します。応募人数約900人,応募点数約3000点。

 黒ずくめの高橋さんが審査会場に到着されました。とても大きな方です。この大きな体から,繊細なブックデザインが生まれるのです。「とにかくエネルギーを感じる作品」を選ぶか,「装幀などの仕事が出来そうな作品」を選ぶか,迷っていました。
 さて,審査開始です。一人ずつ丁寧に,じっくりと作品を審査します。「まあまあ,そこそこなんだけど」「惜しい」「もう少し…」と,気になりつつも落とす作品に声をかけていきます。複数点の応募作品で,タッチやモチーフが異なっている場合には「この1点はいいんだけど」「この人は,何が描きたいのか,見えない」「自分で選び取って自信のあるものだけを応募した方が効果的だよ」。応募者の世界観があやふやなものは,その中に1点いい絵があっても,落とされるという結果が多く見られました。
 また「本来はかわいいものはそんなに好きじゃないんだけど,これはいいね」とかわいいタイプの作品を残す一方で,「構成力はあるのに,キャラクターが少女漫画なんだよね。描ける人なのに惜しい。そこから脱皮しないと」と,女性がモチーフになっている作品は,なかなか残っていきません。全作品を見終わったときには,すでに18時近く。審査開始4時間にして,やっと休憩で一息つきました。応募作全体は,切り絵など落ち着いたトーンの作品が目立ったこと,大型で描き込んだものが多い傾向が見受けられました。
 「描きなぐっているような作品が多かったけれど,若いうちは,きちんと丁寧に描いた方がいい。最初から描きなぐって,いいものが出来るのは,天才だけ。最初はきちんと描いてから,その後で,単純化したりして変化していけばいい」
 さて,最終選考。残した作品をすべて机上に並べて,じっくりご覧になっています。最終の35人ほどの作品まで絞り込んでからも,「う~ん,う~ん」と,悩んでいる様子。そして決定したのは以下の方たち。「最初は絵のクオリティで選んでいたけれども,これだけ多くの作品を見ていると,だんだん自分の好みが色濃く反映されるね」。高橋さんの言葉に,一人の審査員にお願いしているチョイスの特徴を改めて実感しました。そして今回の審査では,描きたい世界がはっきりしていて丁寧で密度の高い作品が選ばれました。

●ぐっとくる12「デザインと文字」葛西薫
●9.11アメリカ同時多発テロをアートでドキュメント
●新メディアとなった携帯待ち受け画面
●GEISAI-2本誌がスカウトした4人
●アートスクールガイド
●フロムC!=山本まもる
●好評連載=空山基,谷口広樹,
  やまもとちかひとの「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」
1,676円
■特集:絵本とイラストレーション  
→近年,イラストレーターが魅力的な絵本を発表することが多くなった。また逆に絵本作家としてスタートし,イラストレーション界でも注目される場合も増えてきた。子どものための「絵本」だけでなく,大人も楽しめる「絵本」(特に若い女性向け)の需要が高まり,「絵本」と呼ばれるものの表現の幅が広がっていることも,そのひとつの要素かもしれない。「絵本とイラストレーション」両方の世界で活躍する若手注目作家を取り上げ,その制作現場をリポートする。
酒井駒子,かわかみたかこ,坂崎千春,山田詩子
掲載絵本一覧  

■花森安治の絵と描き文字  
→『暮しの手帖』の創刊編集長で,編集者としてだけでなく,デザイナー,イラストレーター,コピーライターとしてもすぐれた才覚を発揮した。先日ギンザ・グラフィック・ギャラリーで展覧会が開催された。彼が手がけたイラストレーションを紹介する。  

■「ぬりえ」展  
→仏・カルチエ財団で開催された企画展。村上隆キュレーションで,青島千穂などカイカイキキの作家,招待作家,さらにポケモンなど日本のキャラクターを集め,大型デジタル出力を効果的に生かした展示を行なった。その制作から,会場までのレポート。  

■ピエゾグラフ:エプソンのデジタル版画技術  
→筆のタッチや絵具の質感,重なり具合までを再現可能で,リトグラフなどに代わる複製画技術としての用途のほか,展覧会などでもその威力を発揮。新しい表現ツールとしての可能性も広がっている。
宇野亜喜良,若尾真一郎,灘本唯人,阪口笑子,井上直久  

■ポール・デイヴィスatバージンアトランティック航空キャンペーン  
→昨年より,ポール・デイヴィスを起用したビジュアルを展開。制作のやりとりはインターネットを介して行なわれ,距離や時差のハンデを克服した。その制作秘話や,事件から再開に至までの経緯を紹介する。  


●第126回ザ・チョイス=阿部真理子さんの審査  
●グッとくる:「ヒプノシス」伊藤桂司
●Expression3Jを使いこなす
●フロムC!=石坂しづか
●好評連載=空山基,谷口広樹,ひげおじさんの法律相談,
 やまもとちかひとの「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」
1,676円
■特集:100%ORANGE  
→男女二人のイラストレーターユニット。ひとつのアイデアを,少ない色数とモチーフで表現する。その作品には,一度見たら忘れられない,かわいさとユーモアと懐かしさがある。自主制作のポストカードから始まり,徐々に仕事を拡大していった二人。仕事の役割や生活など,これまで明かされてこなかった二人の素顔に迫る。  

■特集:祖父江慎の世界 ブックデザインは「コンニチハ」ですよ  
→ブックデザイナー祖父江慎さんの世界,中でもイラストレーションを使用したブックデザインをあますところなく紹介する。本のデザインは,初めてその本に接する読者への挨拶のようなものだと言う。デザインによって,その本がどういうイメージのものなのかを端的に表すからだ。そのためにイラストレーションはとても重要だと言う。個々の事例はもちろんのこと,本にとっての「いい絵」とは何かを問う。 また「ピノッキオの冒険」をテーマにしたブックイラストレーションのコンペティションを行なった。その優秀作品を祖父江さんが実際にデザインし,掲載。また25社の編集者が売れる物はどれか!をジャッジする。  

■Sophisticated Lines 洗練された線画の女性作家  
→気品やウィットに溢れた世界はいつの時代も大人の女性の共感を呼ぶ。品のあるイラストレーションは,これまで女性をターゲットにした雑誌などに起用されることが多かったが,しだいに男女を問わず,あらゆる年代に好感を与えると考えられるようになり,ここ数年,ビジネス書や家族向けの広告などにも起用されるようになった。  軽やかな線でモチーフをしっかり捉えながら,洗練された雰囲気を作り上げる4人の女性イラストレーターを紹介する。
…朝倉めぐみ,大野八生,金子恵,西谷直子。  

■安西水丸のアメリカ南部・フォークアート探訪  
→安西さんがフォークアートを求めて,アメリカ南部を旅した。南部に居住するフォークアーティストの紹介とその旅の模様を伝える。素朴で味わい深く,作者が心から絵を描くことを楽しんでいる様子を伝える。登場作家はHOWARD FINSTER,R.A.MILLER,JIMMY LEE SUDDUTH,WOODIE LONGら。安西さんが蒐集している作品も紹介。  


●第125回ザ・チョイス=佐藤可士和さんの審査  
●モノクロームの世界 講談社出版文化賞さしえ賞受賞 安里英晴
●ターナーゴールデンアクリリックスで描く 才村昌子
●デジタルアニメーション「ほしのこえ」
●フロムC!=大森巳加
●好評連載=空山基,谷口広樹,ひげおじさんの法律相談,
 やまもとちかひとの「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」
1,676円
■特集:イラストレーターの仕事場デジタル化計画  
→手描きで培った表現技術や世界観をデジタルへ発展させたイラストレーター6人の作品と作業環境を紹介する。アナログ手法で表現するイラストレーターにも,メディアのデジタル化への対応が迫られている。インターネットの活用や作品のデータ入稿など,仕事環境のデジタル化についてアンケートを実施。また木村タカヒロのホームページ活用術を紹介。さらに特集とリンクして,やまもとちかひとの新連載「アナログ派のデジタル補完計画」がスタートする。
掲載作家:大橋歩,木内達朗,岸田ますみ,高野謙二,ハギハラトシサト,鯰江光二

木村タカヒロ WEBで世界進出を目指す(完全版)  
   
■内藤ルネ:かわいいの源  
→昭和30年代に少女の憧れの雑誌『ジュニアそれいゆ』などで,絶大な人気を誇ったイラストレーター。現在のファンシーキャラクターグッズの先駆者である。昨年,自分のコレクションをまとめて,修善寺に人形美術館を建設。若いイラストレーターが彼の作品をトリビュートするグループ展などを開催するほど,人気が再燃している。  

■タカノ綾「宙を旅する少女」  
→25歳のアーティスト。ブリッジをしている少女,宙に浮いて回転している少女など,少女をモチーフに,浮遊感や無重力感を表現する。現実と非現実が入り交じったような世界観は,人気が高く,その作品のコレクターも多い。海外でも多くの展覧会に参加し,注目を集めている。  

■OVERSEAS ARTIST  
→パリの木版画家 ソフィー・デュテルトル
彼女の制作する木版画は,ダイナミックな彫りと鮮やかな色で,とても強い印象を残す。古いものが好きで,生活もレトロな家具や雑貨に囲まれている。「本」というメディアが好きで,これまでも絵本などの自著を多く出版し,言葉とともに存在する絵の魅力に惹かれている。  

■W杯記念・サッカーイラストレーテッド  


●第124回ザ・チョイス=ジョン・C・ジェイさんの審査  
●AD訪問=大溝裕
●線の世界=ワタナベケンイチ
●グッとくる=手製本会社・美篶堂
●フロムC!=古賀鈴鳴
●好評連載=空山基,谷口広樹,ひげおじさんの法律相談
1,676円
■特集:一冊まるごとの仕事  
→表紙から中まで,一人のイラストレーターがまるごと担当した仕事から話題の本が生まれている。「難しい内容の本を理解しやすく手に取りやすくする」「本全体のイメージをイラストレーションによって演出する」。イラストレーションの起用の理由はさまざまだが,実例の制作背景を紹介。絵と書籍の関係,装幀デザイナーとイラストレーターの関係の在り方を探る。
…長崎訓子,鈴木成一,藤本やすし,100%ORANGE,南伸坊他  

■女性が描くミステリー・ファンタジー  
→“少女文学的世界”とでも言うべき表現世界があり,読者の大半は女性で,作家の多くも女性である。それは少女漫画や絵本,ファンタジックイラストレーション,文芸では少女小説やミステリー,SF・ファンタジーと,さまざまなカテゴリーにまたがって存在する。時にはかわいく美しく,また時にはミステリアスで恐ろしい。女性の感性に訴える世界を,異なるスタイルで表現する4人のイラストレーターを取り上げる。
…ひらいたかこ,こみねゆら,浅野勝美,河邉香  

■寺門孝之 光と闇の遍歴  
→数々の書籍の装画や,精力的な展覧会活動で知られる寺門孝之。常に自分のペースと画風を真摯に発展させてきたように見えるが,19年に渡る活動には迷いも苦闘もあった。子供時代から新シリーズの「闇の妹」まで,パーソナルヒストリーを本人が語り尽くした。ホームベースである神戸の“異空間”アトリエも公開。  

■牧野伊三夫“画人”として生活する  
→軽妙洒脱な表現は,「まずその場でスケッチする」制作スタイルから生まれた。生き方そのものから“画人”でありたいという意志のもと,日本文化の粋を愛し,それに親しむ生活を送る。  


●第123回ザ・チョイス 村上隆・カイカイキキさんの審査  
●仲條正義×後藤繁雄対談「イメージ虎の穴」
●モノクロームの世界=毛筆デザイナー・若林玲子
●AD訪問=廣村正彰
●好評連載=空山基,谷口広樹,ひげおじさんの法律相談
1,676円
■特集:田中秀幸 メディアの遊撃手  
→パソコンでCGが作られる黎明期の1990年代初期より,デジタルによりキャラクターデザインや映像制作などを手がけてきた。「FILA」や「ウゴウゴルーガ」で頭角を現わし,電気グルーヴなどのジャケットデザイン,ミュージックビデオ,CGアニメーションや,テレビ番組のタイトルロゴ,ゲーム制作など,その活動の幅は広がっている。近作を中心に,多岐にわたる仕事を網羅。アーティスト/クリエイティブディレクター・タナカノリユキとの対談は,今後のクリエイターの方向を示唆するものとなっている。  
     
■インフォメーショングラフィックス part2 コミュニケーション  
→前号に続き『POPEYE』『dish.』AD細山田光宣のキュレーションのもと,今号ではより身近なコミュニケーションとしてのイラストレーションにスポットを当てる。絵だけでなく書き文字を加えて,より親しみがあり効果的に伝達する7人を紹介。共通テーマ「MY FAVORITE」の新作を掲載。
…しまおまほ,平松昭子,雨月衣,益田ミリ,田中未樹,タラジロウ,岡田里。  

■CLOSE UP:黒川佳久  
→2000年度チョイス入選者の黒川佳久さんは,『an・an』リニューアル号の表紙で鮮烈デビューした。イラストレーターになる前は,化学会社の研究者だったという変わりダネ。黒川さんの作品とその人物に迫る。  

■OVERSEAS ARTISTS:エマニュエル・マフィーユ  
→日本でも資生堂の広告などで活躍するフランス人ファッションイラストレーター。ガラス細工のように繊細なラインで描かれる人物たち。特徴的なのは焦点の定まらない,憂いをもった瞳。スピリチュアルな空気感が漂う。  


●第19回 ザ・チョイス年度賞結果発表  
→2001年度のザ・チョイス審査員(中山泰,グルーヴィジョンズ,寺門孝之,ホンマタカシ,ひびのこづえ,中島英樹)によって年間の賞を決めるザ・チョイス年度賞。年度賞審査会の模様,大賞のクサナギシンペイの新作紹介とインタビュー他,全入選作品,入選者のプロフィールを紹介。  

●液晶タブレットを試す=今井トゥーンズ
●モノクロームの世界=尾崎仁美
●AD訪問=丸山もも子
●好評連載=空山基,谷口広樹
1,676円
■特集:インフォメーション・グラフィックス  
→必要な情報を的確に伝え,かつ独自のセンスがあるイラストレーションが強く求められている。『POPEYE』AD・細山田光宣氏がキュレーションし,「伝えたいことを図解する」というイラストレーションの基本的な意味に立ち返りながら,独自のセンスで制作する若手4組を紹介する。
…寄藤文平,TGB DESIGN,浦野周平,師岡とおる  

■特集:デハラユキノリのフィギュア王国  
→リストラ寸前のサラリーマン・サトシ君(48歳)の「オヤジフィギュア」で,日本のみならず台湾,香港でも人気のイラストレーター。個展での展示およびフィギュア販売から人気に火がつき,立体イラストレーションとしての仕事も広がっている。オヤジキャラやスプラッターものなど,一見エグくキワモノ的なフィギュアだが,素材の持つ凸凹感や形のいびつさで,思わず笑いを誘うチャーミングなものに。キャラの解説も含めた作品紹介。  

■あたたかさがほんわか伝わる絵:長谷川義史  
→味のあるデフォルメと線,水彩画の手法でにじんだ色の質感で日本的な情緒を感じさせるが,それだけにとどまらない洒脱さを併せ持つ。絵本でも活躍。インタビューと作品紹介。  

■大阪発ストリートアート  
→今,大阪が熱い。ラジオ局FM802が主体となって発掘してきた新人イラストレーター,アーティストが,アートイベント等で頭角を現しつつある。2001年は,彼らを軸としたイベントが目白押しで,“ストリートアーティスト”のムーブメントが築かれた。  


●マイケル・ノイゲバウワーの絵本ワークショップ  
 →板橋区立美術館で行なわれた絵本ワークショップをルポ。講師はクヴィエタ・パツォウスカーなどを発掘した目利き編集者。  

●芸術道場スカウト作家の作品発表  
 →村上隆展に合わせて行なわれた「芸術道場グランプリ」で,本誌がスカウトした15人の作家の作品(応募作と新作を1点ずつ)とイベントの模様を紹介。優秀作は目次ページに掲載。  

●スクールガイド2002  
 →四大・短大,専門学校,講座式のイラストスクールまで,イラストレーションやデザインを学びたい人へ,アートスクールを紹介。  

●モノクロームの世界 ― 森洋子「おふろやさん」  
 →絵写真と名付けられたペン画。作家自身の子供時代を思いおこし,その情景を再現している。作家によれば「子供の頃に,目でシャッターを切って,今現像しているようなもの」。  

●グッとくる=温故知新  
 →日本画の手法を巧みに用い,現代を描く武闘派日本画家・天明屋尚の魅力を探る。  

●フロムC!=ユキ
●好評連載=空山基のイマージュノート,谷口広樹の猿の電脳隔月報,ひげおじさんの法律相談  
●第121回ザ・チョイス 中島英樹さんの審査
1,676円
■特集:寺田順三の雑貨店
→「かわいい!」と,誰もが思わず手を伸ばしてしまう,シンプルなフォルムで擬人化されたキュートな動物たち。スモーキーでシックな色使いや風合いで,ヨーロッパの古い絵本に通じる懐かしさがある寺田順三の絵。その魅力を身近に感じさせる手作りグッズを,誌上大公開!

■特集:ベテランたちのデジタル・メニュー
→コンピューターは若い人だけの道具ではない。長年築いてきた作品世界にデジタルの要素を加え新たなレシピを開拓した,ベテランイラストレーターたちの新境地。
…平松尚樹,佐藤三千彦,森貞人,北谷しげひさ,駒田寿郎

■ゲームとイラストレーション
→成熟化したゲーム業界。ゲーム・ビジュアルのリアル感や精密度が上がる一方で,「ぼくのなつやすみ」,「リモココロン」など,単純化された可愛いキャラクターが際立つゲームが人気となっている。上田三根子,中根ケンイチら,キャラクター性の高い作風のイラストレーターの話を中心にイラストレーションとゲームの現場をリポートする。
デジタル出力を賢く行なう
→営業ツール作成から作品展示,こだわりの高品位プリントまで,目的やコストに応じた出力サービスビューローの利用法など,賢いデジタル出力術を指南。

●布に描く
→作品を描く支持体に布を使用するイラストレーターの作品と表現・技法のポイントを紹介する。
…平島毅,EMI,小林直未

●幻の絵師ペロ―― 伊坂芳太良
→激動の60年代を華麗に駆け抜け,42歳で急逝した伝説のイラストレーター・伊坂芳太良の代表作を紹介。精緻な筆致で時代の匂いを漂わせたその作品は,21世紀の今,新鮮に蘇る。

●アンクルトリスの生みの親―― 柳原良平の世界
→サントリーのトリスウイスキーのCMキャラクター「アンクルトリス」は今なお語り継がれる,CM黎明期の人気キャラクターだ。その生みの親である柳原良平さんは,70歳を迎える今も,精力的に活動している。

●エロティックなロリータ少女画―― 水野純子
→ファンタジー漫画家・水野純子が描く作品の主人公は,常にかわいい女の子。しかしそこにはエロチックで過激な描写が共存する。イラストレーターとしての活動も並行して行なう彼女の不思議世界を紹介。
●グッとくる=真理とデザイン
→AD東泉一郎とバックミンスター・フラー展を訪ねる。

●モノクロームの世界=野田凪
→ADとしての活躍がめざましい野田凪の摩訶不思議イラストレーションを紹介。

●POINT OF VIEW=佐藤直樹
●フロムC!=河野雅美
●好評連載=空山基のイマージュノート
      谷口広樹の猿の電脳隔月報
      ひげおじさんの法律相談
●第120回ザ・チョイス ひびのこづえさんの審査
1,676円
■特集:藤本やすしのアートディレクション
→現在,ファッション,カルチャー誌7誌のADと2誌の表紙ディレクションを手がける藤本やすし+キャップ。シンプルで整理されたその斬新なデザインは,日本の雑誌デザイン変革の牽引役になり,「wall paper」など,海外のファッション雑誌編集部からも注目されている。そのデザインの事例やイラストレーションの取り入れ方を紹介する。また藤本やすしのデザイン外の活動や,注目しているイラストレーションもピックアップ。

■特集:都築潤「VERVE」
→ベクターソフトを用いた「肉筆画風」作品を発表した都築潤。それは単なる肉筆のデジタル的再現ではなく,新たなデジタル表現の可能性を示唆する。その壮大な構想とは何か。

→ルーペマシン
ルーペマシーンJrは、個展VERVEでの作画をwebブラウズに応用した、作品鑑賞用コンテンツの試作版です。これはイラストレーションのweb上での鑑賞法と、webコミュニケーションツールにおける活用法のひとつを示したものです。(都築潤)

・+-をクリックすると大画面が拡大縮小します
・小画面内の照準をドラッグすることで観たい位置を調整できます
・虫の体内に隠されたアイコン「T」をクリックしてください
・リンク先では「VERVE」全作品の解説を徐々にアップしています

■特集:江口寿史
→寡作ながら根強い人気を持つ漫画家・江口寿史。近年では,その画力を生かしたイラストレーションの仕事が目立っている。彼のイラストレーターとしての側面に焦点を当て,コミックとイラストレーションそれぞれに対する考えに迫っていく。

●大竹伸朗のデジタルワーク
→現代美術作家として,内外で評価の高い大竹伸朗が,初めてデジタル作品に挑んだ。これまでの作品をデジタルで表現するという考えではなく,初めて経験する全く新しい画材から自然に出てくる表現を完成させた。

●佐々木敦子 -螺旋のアパルトマン-
→江國香織の『ホテル カクタス』(ビリケン出版)で広く知られるようになった佐々木敦子の作品。ゆがんだアパートの階段,扉の奥から覗く部屋,空気の肌触りを感じさせる温室など,妖しく魅惑的な作品を紹介。

●作品ファイルのイロハを学ぶ
→イラストレーターにとって作品ファイルは自分の作品をプロモーションするために大切なツール。展覧会用に,個性的な作品ファイルを制作した作家7人の実例を紹介するとともに,海外エージェント,イラストレーションを使用する側の装幀家,編集者にとって使いやすく印象的なファイルとは何かについて考える?

●グッとくる:ナチュラル
→ゲストに,ロックバンドさかなの西脇一弘を迎え,絵と音の関係,自然な行為としての「描くこと」を伝える。
●モノクロームの世界=澤田賢
●フロムC!:永戸鉄也
[好評連載] 空山基のイマージュノート
       WHO'S ROOM? 
       谷口広樹の猿の電脳隔月報 
       ひげおじさんの法律相談
●第119回ザ・チョイス ホンマタカシさんの審査
1,676円
■特集:ランドスケープ 切り取られた風景の断片
→風景画がイラストレーションのシーンでよく起用されるようになった。特に30歳前後の若手イラストレーターに風景を描く人が増えている。「人物が描けること」がイラストレーターの必要条件のように語られることが多く,風景がイラストレーションのメインモチーフとして扱われることは少なかった。しかしそれは時代とともに変化してきたのではないだろうか。
ここで紹介するイラストレーターは,自然の風景,建物の外観,インテリア,街の様子など,目の前に広がる景色の断片を描いている。ほとんどが自分が撮った写真や資料をベースにして描かれた,現実世界の再構築であり,作家がリアリティを感じる風景が広がっている。描き手のフィルターを通し,実在しそうでしない,実在しなさそうで実在する景色。その絵が醸し出す“気分”を,見る側は感じ取る。
…川元陽子,松尾たいこ,田上千晶,とくみつや,加藤豊,ムラタ有子,赤津美和子,スージー甘金(ゲスト)


■特集:CGリアル派の挑戦
→リアルイラストレーションはいつの時代にも確実な需要がある。しかし,時代と共に変化する部分はあって,表現手段をエアブラシや面相筆からコンピューターへと移行させている人が少なくない。アナログ手法と遜色ない,あるいはそれを上回る作品を生み出すためのノウハウは何か?また,リアル表現におけるデジタル化のメリットとは? 今のデジタルの問題点は何か?
…加藤直之,寺越慶司,溝川秀男


●木内達朗「異邦人のまなざし」
→アメリカ留学でイラストレーションを学び,通常の日本人的感覚とは異なった視点を持つ。その一方でやすらぎや温もりといった日本人の琴線に触れる表現を体得している。日米のイラストレーション観や光表現の違いの狭間で彼は何をつかんだか。

●手製本の愉しみ
→自分の作品を本の形にまとめると,また新たな世界が広がる。営業・販促用として,作品展のひとつの展示法として,オリジナルの絵本や作品集を作ってみよう。誌上製本ワークショップで,ソフトカバーの手製本術を紹介。

●モノクロームの世界「草鞋の會(わらじのかい)ベテラン挿し絵家たちの仕事」
…百鬼丸,西のぼる,原田維夫,蓬田やすひろ

●グッとくる:(逆説的な)未来
→ゲストに現代美術家によるロック・デュオ:ゴージャラスを迎え,彼らのライブスタイルのルーツを探る。

●POINT OF VIEW:村上隆
●AD訪問:セキユリヲ
●フロムC!:MAKO
[好評連載] 空山基のイマージュノート
       WHO'S ROOM? 
       谷口広樹の猿の電脳隔月報 
●第118回ザ・チョイス 寺門孝之の審査
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商品情報・内容

  • 出版社:玄光社
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の18日
  • サイズ:A4

■ 1979年創刊。世界で唯一のイラストレーション専門雑誌

気になる作家の個人特集からHow To、各種展覧会、誌上コンペ「ザ・チョイス」関連情報等、海外の情報、作家の私信まで、イラストレーションを多角的に捉えた記事をバランスよく掲載。新人発掘、業界の活性化にも一役買っています。

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