New Internationalist(ニューインターナショナリスト)英語版 発売日・バックナンバー

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■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年1/2月合併号 ■■

人口パニック? ─ 多すぎるあなたたち、少なすぎる私たち
Too many of us? - The population panic


●今号の内容●

現在世界には68億人以上の人々が住んでいる。国連の予測によれば、世界人口は2050年には90億人(中位推計値)に達する見通しで、現在の1.32倍あまりになるということだ。

そこで誰もが心配になるのは、今でも世界各地で叫ばれている食料不足、水不足、環境破壊などが悪化していくのではないか、そしてそれにともなって国、地域、世界レベルで情勢がさらに不安定化し、緊張が高まっていくのではないか、ということだろう。また特に昨年12月に行われたコペンハーゲンの気候変動会議に向けた動きとして、人口増加が地球温暖化の一因であり、温暖化対策として開発途上国の人口抑制をすべきだ、という主張も聞かれた。

これらの深刻な問題が起こるのは、この小さな地球にあまりにも多くの人間が住んでいるからなのだろうか? 特に、人口増加が著しい開発途上国が大きな原因となっているのだろうか?

中国やインドなど人口が増え続ける開発途上国。その一方で日本やイタリアなど人口が減少または増加がほとんど横ばいの先進国。このような構図を描き問題を感情的に書き立てる先進国のマスコミは、その責任の所在を人口や出生率から「多すぎる彼ら」に押しつける傾向が見られる。しかし事実はそう単純なものではない。

社会の多様な部分に影響を及ぼし、その一方で社会のさまざまな要素から影響を受ける人口。それは、歴史から経済発展、保健医療から人権に至るまで、幅広い視野からの客観的な分析に基づいた冷静な議論と、将来を見据えた長期的な視野に立って考えていくことが必要なテーマである。

今月のNIは、幅広い地域と分野からの視点で、「人口問題」と言われるものについて探っていく。




◆ New Internationalist No.429 目次 ◆
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声
PLUS:ビッグバッドワールド(風刺漫画)
豊かな国の偽善。

4 人間は多すぎるのか<翻訳>
温暖化対策としての途上国人口抑制策、子どもの虐待を減らすための最貧困層への避妊奨励金……。感情を刺激する人ロという問題へのイントロダクション。

5 人口パニックの視点 ― 2,000人の人口学者の否定<翻訳>
現在約68億人の世界の人口は、2050年には90億人に達すると推測されているが、その後は横ばいとなって減少に転じると考えられている。このような状況の中、途上国での著しい人口増加に注目が集まっており、温暖化と資源欠乏に関する感情的な議論が飛び交っている。一方先進国では、少子高齢化も感情を刺激するテーマである。感情を抑えた長期的視野に立つ冷静な状況分析をすると、実際は何が見えてくるのだろうか。

8 コーヒーのせい?
東チモールが子だくさんな理由とは。

9 高齢化 ─ 7つの誤解<翻訳>
今後は世界的に少子高齢化が進んでいく。しかしそれは、多くの人々が危惧しているほどの危機的な状況というわけではない。主な7つの懸念について詳しく見てみよう。

10 人口の歴史をたどる
農業手法の発達が見られるようになる前の紀元前1万年ごろ、世界の人口は100万人ほどだったと考えられている。そこから現在に至る人口の道のりを振り返ってみよう。

12 禁欲と避妊と望まない妊娠
家族計画の意義と避妊の方法がきちんと理解され、人々がそのサービスや物資に手軽にアクセスできるようにならなければ、望まない妊娠を減らすことは難しい。世界のトレンドに逆行して中絶が増加しているアフリカの現状から、人口問題の一面を探る。

14 異なる人口抑制策と異なる結果
中国とイラン。この2つの国は、大きく異なるやり方で人口増加のペースを減速させることに成功した。それぞれどんな方法を用い、どんな未来を引き寄せたのか。

15 気候変動に翻弄される人口大国バングラデシュ
国土の大半が海抜10メートル以下のバングラデシュ。この国の人々を食べさせていく上で重要な農地は、気候変動のために洪水だけでなく干ばつの被害にも遭っている。やはり海抜が低く洪水被害に遭い、人々が海外移住を始めている南太平洋の小さな島嶼国と違うのは、バングラデシュには1億6,000万もの人々が住んでいるということである。環境難民の問題が注目を集めつつあるが、この多数の人々の将来はどうなっていくのだろうか。

17 人口と気候変動 ─ 2つの視点<要約>
人口の増加は、地球温暖化に悪影響を及ぼしているのか? 温暖化対策を困難なものにしているのか? 地球温暖化対策の一環として、途上国の人口増加を抑制する必要はあるのだろうか? 異なる主張を展開する環境評論家のジョナサン・ポリットと政策提言NGOのザ・コーナー・ハウス。2つのぶつかり合う意見を聞いてみよう。

19 人口の課題に臨む姿勢とは<要約>
環境破壊や気候変動、食料や水の不足。結局これらは、途上国の人口増加そのものよりも、物の分配や社会・経済の仕組み、先進国のラィフスタイルによるところの方が大きいと言っていいだろう。その現状についてバネッサ・ベアードが分析する。

21 社会を揺さぶる人々
女性への偏見や差別がまだまだ根強いパキスタン。その中でもとりわけ保守的な北西辺境州で、教育や職業訓練から小規模事業支援や地域への提言活動まで、女性の能力と地位向上に努めるKhwendo Korのマルヤム・ビビへのインタビュー。

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【Special Features】
22 修羅場と化した気候変動会議<要約>
ジェス・ワースが内側から見た、コペンハーゲン国連気候変動第15回締約国会議(COP15)の崩壊現場報告。

24 平和を望む人々
ある悲劇を通じて友情が芽生えたイスラエル人のラミ・エルハナンとパレスチナ人のバッサム・アラミンの物語。
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26 世界のニュース<一部要約>
インド軍の暴力の犠牲になる子どもたち(カシミール)/学生たちの圧勝(労働者の権利)/地雷除去のヒーロー(カンボジア)/買うべきか買わざるべきか(フェアトレード)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
人間の一面にとまどうゴートとクラーツ。

29 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介(The Best of 2009)

32 NIジャンボクロスワードパズル

33 ワールドビーターズ
オランダの極右政党である自由党の党首ヘールト・ウィルダース。特にイスラーム嫌いで有名な彼は、社会を扇動する数々の発言をし、イスラエルへ傾倒していることでもよく知られている。

34 エッセー:最底辺のアフリカーナ人たち
アパルトヘイト(人種隔離政策)の時代には豊かな暮らしを享受していたアフリカーナ(南アフリカのヨーロッパ系白人)。現在でも平均的には黒人よりも豊かな暮らしぶりであるが、貧困層は拡大している。そんな貧困層が住むスラム街の様子を、ディーン・サフロンが写真で伝える。

36 世界の国のプロフィール:シエラレオネ



◆ ニュー・インターナショナリスト日本版 117号 目次 ◆
(本文は日本語です)

1 人間は多すぎるのか (NI p4-5の翻訳)
温暖化対策としての途上国人口抑制策、子どもの虐待を減らすための最貧困層への避妊奨励金……。感情を刺激する人ロという問題へのイントロダクション。

3 人口パニックの視点 ― 2,000人の人口学者の否定 (NI p5-8の翻訳)
現在約68億人の世界の人口は、2050年には90億人に達すると推測されているが、その後は横ばいとなって減少に転じると考えられている。このような状況の中、途上国での著しい人口増加に注目が集まっており、温暖化と資源欠乏に関する感情的な議論が飛び交っている。一方先進国では、少子高齢化も感情を刺激するテーマである。感情を抑えた長期的視野に立つ冷静な状況分析をすると、実際は何が見えてくるのだろうか。

6 高齢化 ─ 7つの誤解(NI p9からの翻訳)
今後は世界的に少子高齢化が進んでいく。しかしそれは、多くの人々が危惧しているほどの危機的な状況というわけではない。主な7つの懸念について詳しく見てみよう。

7 トレンド ─ 中絶と移民(NI p13、p16からの翻訳)
中絶の動向と移民の現状について。

8 人口と気候変動 ─ 2つの視点(NI p17-18の要約)
人口の増加は、地球温暖化に悪影響を及ぼしているのか? 温暖化対策を困難なものにしているのか? 地球温暖化対策の一環として、途上国の人口増加を抑制する必要はあるのだろうか? 異なる主張を展開する環境評論家のジョナサン・ポリットと政策提言NGOのザ・コーナー・ハウス。2つのぶつかり合う意見を聞いてみよう。

10 人口の課題に臨む姿勢とは(NI p19-20の要約)
環境破壊や気候変動、食料や水の不足。結局これらは、途上国の人口増加そのものよりも、物の分配や社会・経済の仕組み、先進国のラィフスタイルによるところの方が大きいと言っていいだろう。その現状についてバネッサ・ベアードが分析する。

12 日本での動き
今回は、人口の課題に対して取り組む4人の方々から、それぞれの取り組みの中で考えること、不安、エピソードなどについて話を聞いた。
人口は人の数を表す数字であるが、一口に人口と言ってもさまざまな側面がある。不安定な人間と人間社会の産物である人口は、時がたてば変化し、地域、文化、宗教、人口構造(年齢)など、まとめ方によって異なる顔を見せる。
もちろん人口というテーマは、単に人間の数が増えた減ったというだけでなく、その原因と結果にまつわるさまざまな要素が含まれ、「人口を見る視点」は多様である。今回の4つの視点は、マスメディアの報道にありがちなセンセーショナルな数字の増減とは異なる、幅広い見方を与えてくれるだろう。
●人口変化がもたらす影響 <日本大学人口研究所 副所長 安藤博文>
●途上国の現実と家族計画 <財団法人ジョイセフ(家族計画国際協力財団) 常任理事・事務局長 石井澄江>
●途上国の発展と人口ボーナス <国連人口基金東京事務所長 池上清子>
●社会の変化とエンブリオロジストの役割 <一般社団法人日本臨床エンブリオロジスト学会員 佐藤和文>

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 今月のフォーカス(NI p22-23の要約)
・修羅場と化した気候変動会議
ジェス・ワースが内側から見た、コペンハーゲン国連気候変動第15回締約国会議(COP15)の崩壊現場報告。

15 世界のニュース(NI p27、p28からの要約)
・学生たちの圧勝(労働者の権利)
・地雷除去のヒーロー(カンボジア)
・買うべきか買わざるべきか(フェアトレード)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載
した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイ
ルに合わせた情報収集が可能です。


コペンハーゲンと気候変動対策のゆくえ
Welcome to Copenhagen! - The Great Climate Sale


●今号の内容●

今月号の表紙を飾っているのは、温室効果ガスの排出をカネに変えているアル・ゴアの姿である。映
画「不都合な真実」で温暖化への警鐘を鳴らし、気候変動への意識を一気に高めた彼に失礼ではない
かという意見もあろう。しかし、「企業にやさしい」排出量相殺の仕組みを京都議定書に入れるよう
強く主張したのはまぎれもなくゴア本人だ。彼はその後、炭素市場普及のために多大なエネルギーを
費やし、炭素取引企業に巨額の投資も行った。このような事実を指し、気候変動対策に反対する人々
は、気候変動の問題などはでっちあげであると主張する。しかし、そんな主張こそ現実を直視しない
まやかしである。

現在気候変動対策で本当に問題なのは、ゴアも含めた世界の富裕国・富裕層が、気候変動の原因をつ
くり出してきた同じシステムやメンタリティーでそれを解決できると主張していることである。

そこで今月のNIでは、コペンハーゲンで行われる国連の気候変動枠組み条約会議の内幕、「ビジネ
ス・マインド」が支配する気候変動対策の危うさ、コペンハーゲン後を見据える市民社会の動きなど
を探っていく。


◆ NI英語版/日本版 2009年12月号 ◆

≪New Internationalist No.428 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声
PLUS:オンリー・プラネット(4コマ漫画)

4 私たちの手で導く未来<翻訳>
地球温暖化に関しては、後戻りのきかない限界点がすぐそこに見えている。多くの人々が、2009年12
月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約会議(C0P15)は、地球環境への壊滅的影響
をもたらす限界点到達へのシナリオを回避する最後のチャンスだと言う。しかし実は、C0P15は最後
のチャンスなどではない。真に有効的な取り組みが合意される可能性がほとんどないこの会議は、最
後のチャンスにはなり得ない。そして市民社会では、COP15後に向けた新たな動きがすでに始まって
いる。

6 ゴートとクラーツの激闘!気候変動国際交渉(マンガ)<翻訳>
宇宙人のゴートとクラーツが解説するコペンハーゲンの気候変動会議。皮肉に満ちた絵とストーリー
で、現実と裏事情を鋭く批判する。

14 アマゾンの森を石油開発から守る保証書とは<オンラインリポートに翻訳を掲載>
アマゾンの一角を占めるエクアドルのヤスニ地方。その豊かな熱帯雨林の地下には、豊富な石油資源
が眠る。石油開発をせずにヤスニの自然を守り、また二酸化炭素排出を抑えるため、エクアドル政府
は国際社会に新しい仕組みを提案している。だが、それはいったいどんな仕組みで、十分実効的なも
のなのだろうか。

16 気候変動はビジネスチャンス<要約>
企業やトレーダーは、気候変動をビジネスチャンスととらえている。気候変動対策としてというより
は、利潤追求の投資として期待が高い炭素取引やREDD(森林の減少・劣化による温室効果ガス排出の
抑制)、温暖化対策と銘打った怪しげな新技術……。地球環境の将来よりもビジネス思考が支配的な
世界の動向を探る。

19 立ち上がれ
COP15に向けて、コペンハーゲンと世界各地で行われる活動、イベント情報。

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【Special Feature】
21 土地なし農民運動(MST)の軌跡
世界で最もダイナミックな社会運動と言われるブラジルのMSTは、活動を始めて今年で25年を迎え
た。人口1億9,000万人のこの国では、たった3万5,000の家族が農地のおよそ半分を管理し、人口の
3%が全耕作地の半分を所有する。この国でMSTは、土地の占拠という方法によって、人々に土地と人
間らしい生活を取り戻してきた。
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25 世界のニュース<一部要約>
猛毒の歴史は終わらない(ボパール)/止まらない無人機の攻撃(「テロとの戦い」)/分離壁に分
断されたオリーブの村(パレスチナ)/気候変動に適応する農民(農業)/ほか

28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)<翻訳>
気候変動対策の現実か。
PLUS:NIクロスワードパズル

29 ワールドビーターズ
米国のレーガン元大統領がニカラグアの右派反政府ゲリラに秘密裏に軍事支援を行っていたイランコ
ントラ事件。その時左派政権でゲリラに立ち向かっていたのが若き革命家ダニエル・オルテガだっ
た。その後彼は内戦後初めての大統領選に勝利し、1985年大統領になる。1990年の大統領選挙では敗
れるも、2007年に再当選を果たした。だが彼の革命家としてのイメージと言行は、大統領になって失
われてしまった。腐敗し、権力のためには仇敵とも手を組む。革命家として抱いていた国造りのため
の政治信条とその実践はどこへいってしまったのか。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
バングラデシュのダッカにあるカイラごみ処分場で働く子どもたち。

33 バンクーバーで考える
精神医学は、利益第一の製薬会社によって蝕まれており、患者重視の治療が行われているとは言い難
い。カナダの精神科医ジョアンナ・チークが、その内部事情を報告する。

34 エッセー:グリーンと社会主義の復活
世界が金融危機から回復しつつあるとすれば、私たちが目指す次の仕組みは資本主義ではなく、社会
主義であるべきだ。この環境の時代、産業や労働に関する考え方など、社会主義がヒントになること
は多い。

36 世界の国のプロフィール:エリトリア


≪ニュー・インターナショナリスト日本版 116号 目次≫
(本文は日本語です)

1 私たちの手で導く未来(NI p4-5の翻訳)
地球温暖化に関しては、後戻りのきかない限界点がすぐそこに見えている。多くの人々が、2009年12
月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約会議(C0P15)は、地球環境への壊滅的影響
をもたらす限界点到達へのシナリオを回避する最後のチャンスだと言う。しかし実は、C0P15は最後
のチャンスなどではない。真に有効的な取り組みが合意される可能性がほとんどないこの会議は、最
後のチャンスにはなり得ない。そして市民社会では、COP15後に向けた新たな動きがすでに始まって
いる。

4 ゴートとクラーツの激闘!気候変動国際交渉(マンガ NI p6-12の翻訳)
宇宙人のゴートとクラーツが解説するコペンハーゲンの気候変動会議。皮肉に満ちた絵とストーリー
で、現実と裏事情を鋭く批判する。

11 気候変動はビジネスチャンス(NI p16-18の要約)
企業やトレーダーは、気候変動をビジネスチャンスととらえている。気候変動対策としてというより
は、利潤追求の投資として期待が高い炭素取引やREDD(森林の減少・劣化による温室効果ガス排出の
抑制)、温暖化対策と銘打った怪しげな新技術……。地球環境の将来よりもビジネス思考が支配的な
世界の動向を探る。

13 リオデジャネイロ→京都→激闘のコペンハーゲンへ
1992年の地球サミットで制定された国連気候変動枠組条約からコペンハーゲンに至る流れと、マンガ
「ゴートとクラーツの激闘!気候変動国際交渉」の解説。

14 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 日本での動き
気候保護法案から地球温暖化対策の基本法へ

15 世界のニュース(NI p25、26からの要約)
・止まらない無人機の攻撃(「テロとの戦い」)
・気候変動に適応する農民(農業)

15 ビッグバッドワールド(風刺漫画 NI p28からの翻訳)
気候変動対策の現実か。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
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テロ対策の波紋
Counterterrorism’s rise

●今号の内容●

2001年9月11日の米同時多発テロを受け、ブッシュ政権は「テロとの戦い」を始めた。世界の多くの国が米国に追随してテロと戦うことを選択し、それは各国国内法の制定・改正から国際法を無視した容疑者の拘束・移送、慎重さを欠く行き過ぎた捜査からテロ対策名目の反対派弾圧まで、世界にあらゆる変化をもたらした。それから8年が過ぎ、多くの人々と市民団体の抗議の声を受け、政府と司法による制度や慣行の見直しもいくらか行われてきた。しかし、「テロ対策」という錦の御旗の影響は依然として人々の心の中に重しとなってとどまり、治安への不安と、人権よりも治安対策優先という雰囲気が社会に漂っている。さらに、まだまだ多くの人々が確たる証拠もなく裁判も受けられずにテロ容疑者として拘束されたまま行方不明となっている。テロ対策という名の下、現在世界はどのような状況になっているのか。私たちは、この閉塞感を打破して真に有効な方法でテロと戦うためにはどうすればよいのだろうか。


◆ NI英語版/日本版 2009年11月号 ◆

≪New Internationalist No.427 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 テロとの戦いの現実<翻訳>
テロリズムに対する私たちのパニックが、抑えの効かない権力乱用へのゴーサインとなってしまったのだろうか。ディンヤール・ゴドレイは、断固とした姿勢で人権の重さを繰り返し主張する。

8 世界を覆う反テロ政策の現実<一部要約>
法律の制定、違法な移送、恣意的な逮捕、拷問、弾圧……世界は、反テロ政策という名の下にこんなひどい状態に陥っている。

10 劇場的治安対策を超えて<要約>
安心感を高めるだけの単なる名目上の治安対策ではなく、実際に有効な対策へシフトするための考察。

12 驚きの事実―テロを理由に世界で起きている不思議なこと<翻訳>
それはテロと関係があるのか? 当局はあると言いたいらしいが、いかにもおかしなこと、ささいなことで追及されたり疑われたりした人々は、そんな見解には全く納得していない。

14 内に積もる怒り
ペルーの貧しい人々が自らの権利を守るために立ち上がった。しかしその行動に対し、政府はテロというレッテルを張って弾圧し、企業活動の邪魔になると感じた企業は監視・妨害工作のためにスパイを送り込む。フジモリ元大統領の敷いた強権弾圧政治の影響がいまだ尾を引くペルーからの報告。

16 無実の犠牲者たち
インドでは、テロ容疑者のイメージが取り締まり当局によって誘導され、社会に広められ、捜査が行われている可能性がある。そして実際に、少なくない人々がその犠牲となっている。

18 究極の移送とは
英国の詩人ヒューバート・ムーアが問いかける。

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【Special Features】
20 涙と正義 ─ コンゴ民主共和国のレイプ犯罪<一部翻訳>
月平均で1,100件もの強かん事件が発生しているコンゴ民主共和国。被害者の苦悩と再起、加害者の裁きなど、この国の苦闘をフォトジャーナリストのジーン・チュンの写真で伝える。

24 バングラデシュでゲイとして暮らして
イスラーム教国のバングラデシュでは、同性愛は犯罪となる。しかしそれは罪ではないと、イスラーム教の導師デルワー・フセインは語る。

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26 世界のニュース<一部要約>
血なまぐさいオイルサンド(環境)/バリボのジャーナリスト殺人事件(人権)/太陽光発電の可能性(エネルギー)/サッカーワールドカップ開催で立ち退き(人権)/切迫する水不足(企業犯罪)ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
食べ物の逆襲。

29 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
思考のすき間もない社会。
PLUS:NIクロスワードパズル

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 社会を揺さぶる人々<要約>
モザンビークで活動するスコットランド出身の女性、ヘレン・グレイ。彼女は1チーム10人で働く女性地雷除去隊のメンバーである。グレイとモザンビーク人の同僚たちは、なぜこの危険な仕事を選び、どのように働いているのだろうか。

33 ワールド・ビーターズ
弁護士資格を持ち、貧しい農民や漁民の側についていることを装って「大衆の味方」と自称するスリランカのマヒンダ・ラージャパクサ大統領。反政府勢力の「タミル・イーラム解放のトラ」を壊滅させ、長年続いてきた内戦に終止符を打ち、特にシンハラ人の間では人気が高まっている。しかし、彼が行ってきた人道に対する犯罪は歴史から消えることはなく、国内安定を図るため続く人々への締め付けもあり、内戦終結の余韻は長くは続かないだろう。

34 エッセー:期待はずれの特別法廷
2002年、シエラレオネで10年あまり続いた内戦がようやく終結した。国連はその内戦での犯罪者を裁くため、首都フリータウンに特別法廷を設置した。期待を集めた特別法廷だったが、実はその設置段階から効果が疑問視されていたという。

36 世界の国のプロフィール:セントルシア



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 115号 目次≫
(本文は日本語です)

1 テロとの戦いの現実(NI p4-7の要約)
テロリズムに対する私たちのパニックが、抑えの効かない権力乱用へのゴーサインとなってしまったのだろうか。ディンヤール・ゴドレイは、断固とした姿勢で人権の重さを繰り返し主張する。

7 世界を覆う反テロ政策の現実(NI p8-9から一部を要約)
法律の制定、違法な移送、恣意的な逮捕、拷問、弾圧……世界は、反テロ政策という名の下にこんなひどい状態に陥っている。

8 劇場的治安対策を超えて(NI p10-12の要約)
安心感を高めるだけの単なる名目上の治安対策ではなく、実際に有効な対策へシフトするための考察。

10 驚きの事実―テロを理由に世界で起きている不思議なこと(NI p12-13の翻訳)
それはテロと関係があるのか? 当局はあると言いたいらしいが、いかにもおかしなこと、ささいなことで追及されたり疑われたりした人々は、そんな見解には全く納得していない。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本での動き
・日本の国内対テロ政策の底流
(アムネスティ・インターナショナル日本 寺中誠事務局長インタビューより)
・つくられた防犯カメラ神話の再検討
(監視社会を拒否する会 田島泰彦共同代表インタビューより)

14 今月のフォーカス(NI p20-23の一部翻訳)
・涙と正義 ─ コンゴ民主共和国のレイプ犯罪
月平均で1,100件もの強かん事件が発生しているコンゴ民主共和国。被害者の苦悩と再起、加害者の裁きなど、この国の苦闘をフォトジャーナリストのジーン・チュンの写真で伝える。

15 世界のニュース(NI p28、32からの要約)
・サッカーワールドカップ開催で立ち退き(人権)
・切迫する水不足(企業犯罪)
・女性地雷除去隊員:ヘレン・グレイ(インタビュー)
モザンビークで活動するスコットランド出身の女性、ヘレン・グレイ。彼女は1チーム10人で働く女性地雷除去隊のメンバーである。グレイとモザンビーク人の同僚たちは、なぜこの危険な仕事を選び、どのように働いているのだろうか。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


イスラームの政治は変わるのか
Islam in power - Change from within

●今号の内容●

イスラームと聞くと、一部の国における過激派やテロリスト、厳格な宗教といった情報やイメージばかりが目立つ印象を受ける。だが実際は、13億人のムスリム(イスラーム教徒)の多くは、仕事、家族、地域など私たちとそう違わない雑多なことに追われる忙しい日常を送っている。ただ一口にムスリムと言っても、それぞれ異なる政治体制の国に暮らし、彼らを取り巻く政治社会環境はさまざまである。今そのイスラーム諸国では、女性の人権状況改善からイスラームの教典の再解釈までをも含む、変革への叫び、期待、動きが国の内側でかつてないほどのうねりを見せている。しかし一方で、そのような動きを弾圧する政府、偽りのイスラーム制の導入を求める過激なイスラーム主義者も存在する。今回は、イスラーム諸国の現地の状況を報告し、イスラームの歴史の流れも振り返りながら、今後のイスラームの政治・社会の形を探る。


◆ NI英語版/日本版 2009年10月号 ◆

≪New Internationalist 英語版 No.426 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 政治的イスラームをたどる<翻訳>
イスラームに本来備わっているはずの民主主義と多様性に寛容な多元主義。これらのイデオロギーによって、イスラーム文明が頂点に達したと言われるのが10世紀ごろ、アルアンダルス(アンダルシア)を中心に栄えていた時代である。非寛容と専制主義が支配しているように見える現代のイスラーム諸国は、再びそのイデオロギーを受け入れ、多くの人々が求めている変革の緒に就くことができるのか。

8 マイノリティーの回想と叫び<一部要約>
・サウジ女性の地位向上を目指した挑戦
・亡命イラク人ゲイ活動家の告白<要約>
・ユダヤ人としてイランに生まれて

12 イスラームの人と政治 ― その事実<翻訳>
多様なイスラームの世界をデータで見てみよう。

14 偽りのイスラーム制<要約>
もともとは共同体を重んじ、衆議による意思決定を行ってきたイスラームの社会。しかしそれは長い時間を経て、一握りの人間たちが支配する国家へと変質していった。その国のいくつかはイスラーム制*の国家を標榜するが、実はその姿は本来の考え方と異なるものである。
*指導者がイスラームの教義をもとにした法にのっとって政治を行う政教一致の国

16 知識はきらめき
ロンドンを拠点に活躍する現代芸術家サイド・タジャムール・フセイン。これは、クルアーン(コーラン)を芸術的に表現した彼の作品である。

17 テロリストをつくったのは誰だ
イスラームの原理主義武装勢力は、欧米諸国やイスラエルの敵なのだろうか? アフガニスタンからチェチェン、ハマスからアルカイダまで、その裏側には複雑で愚かな事情が見えてくる。

20 イスラームに関する文献とお役立ちウェブサイト

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【Special Feature】
21 環境法の新たな流れ<要約>
環境を守ろうとする市民にとって、法律は非常に重要な手段となってきた。そして今日、かつてないほど多くの環境法が制定されている。しかしながら、自然環境の悪化はとどまることを知らない。それはつまり、私たちはこれまでとは全く異なる新しい概念を必要としているということだ。
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25 世界のニュース<一部記事の要約をオンラインリポートに掲載>
ハゲタカ文化(債務)/世界難民白書2009より(人権)/復興に必要な正義(ティモール・レステ)/国際社会をあざける国(ビルマ)/アンデスの開発(鉱山)ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
自らを破壊する人類の活動にGortとKlaatuは…。

28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
カネが物を言う世界。
PLUS:NIクロスワードパズル

29 社会を揺さぶる人々 ─ 子ども兵士から活動する有名ラッパーへ:エマニュエル・ジャル<要約>
スーダンの子ども兵士だったジャル。彼は暴力にまみれた日常から解放され、いまや売れっ子のラッパーになり、アフリカの教育のために活動する。彼は歌を通して何を訴え、どんな思いで活動しているのか。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
サッカーのワールドカップの開催が近づく南アフリカのスラムの最近の事情と、スラムを撮った1枚。

33 コルカタで考える
インドで古くから行われている、ハンガーストライキという抗議行動について。

34 エッセー:汚染された惑星
この地球の空気、水、大地は、多くの有毒な化合物で汚染され、それは私たちの体内にも蓄積されている。化合物汚染の解決は、気候変動と同様に、テクノロジーではなく持続可能性を基本として考えていかなければならないものだ。

36 世界の国のプロフィール:ギニア



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 114号 目次≫
(本文は日本語です)

1 政治的イスラームをたどる(NI p4-7の要約)
イスラームに本来備わっているはずの民主主義と多様性に寛容な多元主義。これらのイデオロギーによって、イスラーム文明が頂点に達したと言われるのが10世紀ごろ、アルアンダルス(アンダルシア)を中心に栄えていた時代である。非寛容と専制主義が支配しているように見える現代のイスラーム諸国は、再びそのイデオロギーを受け入れ、多くの人々が求めている変革の緒に就くことができるのか。

7 亡命イラク人ゲイ活動家の告白(NI p9-10の要約)
死のファトワを受け、亡命を強いられながらも、ゲイの仲間のために活動を続けるアリ・ヒリが、ハダニ・ディトマスに語った。

8 イスラームの人と政治 ─ その事実(NI p12-13の翻訳)
多様なイスラームの世界をデータで見てみよう。

10 偽りのイスラーム制(NI p14-15の要約)
もともとは共同体を重んじ、衆議による意思決定を行ってきたイスラームの社会。しかしそれは長い時間を経て、一握りの人間たちが支配する国家へと変質していった。その国のいくつかはイスラーム制*の国家を標榜するが、実はその姿は本来の考え方と異なるものである。
*指導者がイスラームの教義をもとにした法にのっとって政治を行う政教一致の国

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本での動き
・ムスリムの暮らしと思い
日本には、1~3万人の日本人イスラーム教徒が住んでいる。多くが「無宗教」または「形式的には仏教や神道」の慣習に従って生活する日本人の中にあって、彼らはどんな教義に従い、どんな思いで生活しているのか。

14 今月のフォーカス(NI p21-24の要約)
・環境法の新たな流れ
環境を守ろうとする市民にとって、法律は非常に重要な手段となってきた。そして今日、かつてないほど多くの環境法が制定されている。しかしながら、自然環境の悪化はとどまることを知らない。それはつまり、私たちはこれまでとは全く異なる新しい概念を必要としているということだ。

15 世界のニュース(NI p25-29からの要約)
・ハゲタカ文化(債務)
・国際社会をあざける国(ビルマ)
・子ども兵士から活動する有名ラッパーへ:エマニュエル・ジャル(インタビュー)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
ハチはどこへ行った?
Vanishing bees


●今号の内容●

人間が食べる食物の3分の1は、ハチに花粉の運搬を依存している。もしもハチがいなくなれば、私たちは多くの食べ物を失うだけでなく、生態系が大混乱に陥ることは明らかである。

2006年10月、世界で初めて蜂群崩壊症候群(CCD)と名づけられた現象が米国で起こった。CCDの診断にはいくつか基準があるが、最も大きな特徴は、ある日突然巣箱から働きバチが失踪してしまうことだ。周囲でその死骸が見つかることもなく、こつぜんと姿を消してしまったハチ。そこには、農薬や単一栽培農業からダニやウイルスまで、さまざまな原因が取りざたされている。しかし、その根本的な原因はまだ特定されておらず、当初考えられていたものよりも複合的で複雑な事情が徐々に明らかになっている。そしてまた日本や他の国々でも、ハチの大量死や失踪が問題となっている。今月のNIでは、いつの間にか人間社会に深くに組み込まれたハチの実情と、ハチに依存する現代社会について探る。


※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


◆ NI英語版/日本版 2009年9月号 ◆

≪New Internationalist No.425 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 ハチが死にゆく理由<翻訳>
現代のハチを取り巻く事情を、ウェイン・エルウッドが探る。

8 ハチの事情 ─ その事実<翻訳>
ハチの種類や生態、食べ物との関係から病気まで、詳しく見てみよう。

10 はちみつは暮らしの一部
南インドに住む人々が行う伝統的なはちみつ採りと、彼らの暮らしについて。

12 ハチを救う10の方法<翻訳>
あなたの町や庭でできること、そして日常生活の中で気をつけることについて。

14 ハチが住む町
野生バチはどんなところに住むのだろうか。町中のちょっとした自然、庭の環境など、野生バチが好む生息環境の観察会がカナダの西海岸で人気を呼んでいる。

15 疲弊した惑星<翻訳>
地球上の生物は、これまで5回の大規模な種の絶滅を経験している。そして生物学者らは、現在私たちが直面しているミツバチなどの花粉媒介者の減少を「第6の絶滅」と呼ぶ。


16 小さな惑星を救うには<要約>
これまで2世紀近く人類が行ってきた自然を支配しようとするやり方を変えるしかないし、人間の世話なしでは生きられないミツバチによる養蜂のやり方も再考する時期に来ている。英国の養蜂家フィリップ・チャンドラーは語る。

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【Special Features】
18 有益か有害か:熱を帯びる開発援助論争<要約>
開発途上国に対する開発援助をめぐっては、「役立つ」「役立たない」「かえって有害だ」など以前から議論になっている。そして現在、ザンビア人エコノミストであるダンビサ・モヨ(Dambisa Moyo)の著書『Dead Aid』(無駄な援助)をめぐり、世界では開発援助に関して議論が活発に行われている。彼女の主張と、彼女の主張に反論するジョナサン・グレニー(Jonathan Glennie、『The Trouble with Aid』(援助による問題)の著者)の見解を見てみよう。

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22 パキスタンの危機:タリバンはどうやって勢力を広げているのか
パキスタン軍によるタリバン掃討作戦が続く中、タリバンは軍事的な巻き返しを図っているだけでなく、人々の意識にまで深く影響を及ぼしている。現在の情勢とタリバンの戦術について報告する。

24 ミャオ族の危機:ジャングルの孤児
1960年代から70年代にかけて、米国は反共産主義の極秘任務にミャオ族(Hmong)を協力させた。そしてそれ以来ミャオ族は、ラオス政府勢力から弾圧を受けてきた。だがタイ政府は、すべてのミャオ族難民を年末までにラオスに送還する予定である。危うい状況に置かれたタイの難民キャンプとラオス国内のミャオ族の現状を報告する。

27 世界のニュース<一部記事の要約をウェブサイトのオンラインリポートに掲載>
精神障害者施設の狂気(アフガニスタン)/クライメート・キャンプ(気候変動)/インドでの法的勝利(同性愛者の権利)/森林伐採による二酸化炭素の増加(パプアニューギニア)/ほか

29 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
問題理解を複雑にする言葉遊び。

30 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
二酸化炭素による集団自殺。
PLUS:NIジャンボクロスワードパズル

31 社会を揺さぶる人々
社会を鋭くシニカルに批判する活動を映像化し続けるカルチュラル・アクティビスト、The Yes MenのMike Bonannoへのインタビュー。

32 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

34 エッセー:子どもたちはなぜ働くのか
土地を失った小作農民の増加と農村部経済の崩壊が、バングラデシュの子どもたちを児童労働へと追い込む。

36 世界の国のプロフィール:ニジェール



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 113号 目次≫
(本文は日本語です)

1 ハチが死にゆく理由(NI p4-7の翻訳)
現代のハチを取り巻く事情を、ウェイン・エルウッドが探る。

6 ハチの事情 ─ その事実(NI p8-9の翻訳)
ハチの種類や生態、食べ物との関係から病気まで、詳しく見てみよう。

8 疲弊した惑星(NI p15の翻訳)
地球上の生物は、これまで5回の大規模な種の絶滅を経験している。そして生物学者らは、現在私たちが直面しているミツバチなどの花粉媒介者の減少を「第6の絶滅」と呼ぶ。

9 小さな惑星を救うには(NI p16-17の要約)
これまで2世紀近く人類が行ってきた自然を支配しようとするやり方を変えるしかないし、人間の世話なしでは生きられないミツバチによる養蜂のやり方も再考する時期に来ている。英国の養蜂家フィリップ・チャンドラーは語る。

10 ハチを救う10の方法(NI p12-13の要約)
あなたの町や庭でできること、そして日常生活の中で気をつけることについて。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本での動き
~ミツバチと人間の多様なかかわりから見える現代社会の姿とひずみについて
いろいろな場所で、多様な考え方に基づき、 課題を乗り越えようと活動する、さまざまな個人・団体の話を聞いてみよう
今月の取材団体:
東京都養蜂組合<身近になったミツバチとその異変>
ハンガー・フリー・ワールド<ミツバチが支援する生活改善プロジェクト>

14 今月のフォーカス(NI p18-21の要約)
有益か有害か:熱を帯びる開発援助論争
開発途上国に対する開発援助をめぐっては、「役立つ」「役立たない」「かえって有害だ」など以前から議論になっている。そして現在、ザンビア人エコノミストであるダンビサ・モヨ(Dambisa Moyo)の著書『Dead Aid』(無駄な援助)をめぐり、世界では開発援助に関して議論が活発に行われている。彼女の主張と、彼女の主張に反論するジョナサン・グレニー(Jonathan Glennie、『The Trouble with Aid』(援助による問題)の著者)の見解を見てみよう。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
北極の未来・環境・先住民
The Arctic


●今号の内容●

気候変動の影響により、北極の海氷は年々縮小し、氷結していない夏の北極海の出現は秒読み段階に入っている。極寒と氷という環境に適応して生きてきた動物たちと、やはりその寒さと氷雪をうまく生活の中にいかし、動物や魚を生きる糧として生活してきた先住民族。現在、そのどちらもが気候変動の影響によって生存をかけた闘いを強いられている。そしてまたその氷という障害物が消えゆくおかげで、北極地域に眠る石油・ガス・鉱物資源の採掘や北極海航路の利用が現実味を増し、国やビジネスの熱い視線が北極に集まっている。過熱する北極ブームの裏側で、現地に住む先住民族と動物、そして環境は今、どうなっているのか。そして、どこへ向かっているのだろうか。


※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
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◆ NI英語版/日本版 2009年7/8月合併号 ◆

≪New Internationalist No.424 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声
PLUS:ビッグバッドワールド(風刺漫画)
目の前のことに執着するあまり…

4 すでに起きている異変<翻訳>
気候変動による影響を受けているのは、ホッキョクグマなどの動物だけではない。北極に住む先住民も、すでに生活様式を変えざるを得ないところまで追い込まれている。アラスカへ取材に行ったジェス・ワースが、カクトビック村で目の当りにした現実と、アンカレッジで行われた「気候変動に関する先住民族世界サミット」で聞いた北極地域に住む多くの先住民族の生の声を報告する。

8 北極の気候<翻訳>
地球の温度調節機能の重要な一部となっている北極。そこで起きている変化と、その変化が地球に及ぼす影響について、イラストと写真で解説する。

10 石油産業の誘惑
村人にはスイカやくだものをプレゼントとして配り、高校の卒業式では卒業生全員に無料でノートパソコンを配る。石油会社は、何とか地域の人々の協力を取りつけ、石油開発ができるようにとさまざまな手を尽くしている。石油の流出を100%防げない以上、生活の場である環境を汚染されたくない先住民は、石油開発には反対である。しかしその反面、生活のために仕方なく、または経済的な権利を主張して開発を求める人々もいるという複雑な現実がある。

11 コールド・ラッシュ ─ 北極の資源争奪戦<翻訳>
北極での石油・天然ガスの採掘と計画について。

13 消えゆく風景
貴重になった動物と自然の姿を写真で紹介。

14 北極の歴史
人類がこの地域に住みだした数万年前から現代までの歴史を、簡単に振り返ってみよう。

16 北極は誰のもの?<一部要約、一部オンラインリポートに掲載>
最近、北極をめぐる政治的な動きが増えている。その裏にはどんな事情があるのだろうか。

18 変わりゆく北極の我が家<要約>
気候変動によって徐々に故郷を追われる太平洋の島に住む人々。それと同じような災難が、北極に住む人々の身にも降りかかっている。気候が暖かくなり、氷が解け、彼らの暮らしはどう変わっているのか。そして彼らは、その困難をどうやって解決しようとしているのか。

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【Special Features】
21 自動車文化を超えて<要約>
自動車を使わない生活は可能なのか? オーストラリアに住むクリス・リチャーズが挑戦と失敗を繰り返して得た気づきと、その後とった行動について報告する。

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25 世界のニュース<一部記事を要約>
不評なポプラ(ベルギー)/民主主義なのか…(イスラエル)/静かなる搾取(ウズベキスタン)/2国間の友好(西サハラ)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
新しい信仰と古い信仰の類似点。

28 NIジャンボクロスワードパズル

29 社会を揺さぶる人々
エジプトで最も有名で素晴らしい成果を上げてきた人権活動家が語る、この国の状況に対する懸念。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 ワールドビーターズ
被害総額130億ドル以上に上る巨額投資詐欺事件を起こした米ナスダック・ストック・マーケットの元会長、バーナード・マドフ。彼が使ったのは近代的な高度な手法ではなく、1920年代から知られるネズミ講のようなポンジ・スキームという手法だった。

33 モンテビデオで考える
この混乱した世界では、もう一度物事を問い直してみる必要があると、エドゥアルド・ガレアーノは言う。

34 エッセー:オバマの挑戦
これまでの米国がとってきたキューバへの政策は失敗だった。今後この2つの国には何が必要なのだろうか。


36 世界の国のプロフィール:カタール



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 112号 目次≫
(本文は日本語です)

1 すでに起きている異変(NI p4-7の翻訳)
気候変動による影響を受けているのは、ホッキョクグマなどの動物だけではない。北極に住む先住民も、すでに生活様式を変えざるを得ないところまで追い込まれている。アラスカへ取材に行ったジェス・ワースが、カクトビック村で目の当りにした現実と、アンカレッジで行われた「気候変動に関する先住民族世界サミット」で聞いた北極地域に住む多くの先住民族の生の声を報告する。

7 コールド・ラッシュ ─ 北極の資源争奪戦(NI p11の翻訳)
北極での石油・天然ガスの採掘と計画について。

8 北極の気候(NI p8-9の翻訳)
地球の温度調節機能の重要な一部となっている北極。そこで起きている変化と、その変化が地球に及ぼす影響について、イラストと写真で解説する。

10 変わりゆく北極の我が家(NI p18-19の要約)
気候変動によって徐々に故郷を追われる太平洋の島に住む人々。それと同じような災難が、北極に住む人々の身にも降りかかっている。気候が暖かくなり、氷が解け、彼らの暮らしはどう変わっているのか。そして彼らは、その困難をどうやって解決しようとしているのか。

12 北極は誰のもの?(NI p16-17の要約)
最近、北極をめぐる政治的な動きが増えている。その裏にはどんな事情があるのだろうか。

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る & 日本での動き
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。
・「北極のためにサハリン資源開発から学ぶこと」:石油・天然ガスの採掘によって影響を受けるロシア極東のサハリン(樺太)の環境・動物・先住民族。日本企業が深く関わり、エネルギー外交の現場でもあるこの極寒の地の資源開発は、北極の将来を考えるヒントとなる。

14 今月のフォーカス(NI p21-24の要約)
・自動車文化を超えて
自動車を使わない生活は可能なのか? オーストラリアに住むクリス・リチャーズが挑戦と失敗を繰り返して得た気づきと、その後とった行動について報告する。

15 世界のニュース(NI p25-26からの要約)
・不評なポプラ(ベルギー)
・民主主義なのか…(イスラエル)
・静かなる搾取(ウズベキスタン)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
中国がつくる世界 ─ そのイメージと戦略
China in charge


●今号の内容●

世界金融危機後も相変わらず世界経済の牽引車として経済成長を続ける中国。世界の工場として、そして一大消費市場として、この国には世界中からモノとカネが集まって来る。

その牽引車の重要なパワーとなっているのが、活発化する資源外交と援助外交を通じてアフリカやアジアなどで確保しているエネルギー資源や鉱物資源である。その外交過程では、人権、環境、民主的手続きなどという概念が重要視されることはない。たとえアフリカでの独裁政権体制の維持や武器供給、アジアの環境破壊につながろうとも、中国は「ビジネスはビジネス」として資源確保を優先し、国際社会もその行為を非難している。

また国内では、経済成長のおかげで3億人が貧困状態から抜け出したと言われているが、貧富の差はますます拡大し、特に農村部と都市部の格差は農民を絶望に追いやっている。

今月のNIでは、中国外交の現状と中国の国内事情を分析しながら、この国の戦略と行方を探る。


※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


◆ NI英語版/日本版 2009年6月号 ◆

≪New Internationalist No.423 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 資源外交の現場から<翻訳>
中国の投資によって鉱山開発が進むパプアニューギニアのクルンブカリの鉱山では、毎年3万トン以上のニッケルと3,000トン以上のコバルトの産出を見込んでおり、近くに処理工場も建設中だ。しかしその利益が地域に適切に分配される可能性は少ない。現地からのリポート。

8 ソフトパワーの戦略<要約>
孔子が唱え、日本にも4世紀頃から大きな影響を及ぼしてきた儒教が、現在中国で再ブームとなり、世界の研究者も儒教思想に注目する。また、中国語・文化普及のための孔子学院という機関を、世界80カ国以上に300以上設立し、それは優秀な留学生集めにも一役買っている。中国の狙いはどこにあるのだろうか。

10 チリの孔子学院
チリは、中国にとってアジア以外では初の自由貿易協定締約国である。その国に初めてできた孔子学院の様子をリポートする。

11 世界の工場では……<翻訳>
1979年の改革・開放政策導入から本格的に世界貿易に組み込まれた中国は、世界の工場として華々しい成長を続けている。この世界の工場の旺盛な消費・生産力をデータで見る。

12 アフリカと竜の息吹<要約>
資源を求めて世界に進出する中国は、さまざまな形でアフリカの独裁政権を支えている。武器輸出や融資だけでなく、政権体制を維持するために兵士や公務員への訓練や研修も行っている。アフリカ資源ビジネスをスムーズに行うための外交戦略の実情と今後についてリポートする。

14 中国を動かしているのは誰?<一部要約、一部ウェブサイトのオンラインリポートに掲載>
共産党が頂点に立つ中国。そのダイナミズムの源泉となっている企業家、軍人、公務員、民衆の現状を分析する。

16 人民元はドルを駆逐するのか
中東で拡大する人民元の影響とドルの行方について、エジプトの著名な経済学者ゴウダ・アブデル=ハレクが予想する。

18 中国はどこへ向かうのか<一部翻訳、一部ウェブサイトのオンラインリポートに掲載>
共産党が中国の権力を握ってから60年、改革・開放政策によって世界貿易の流れに足を踏み入れてから30年、そして北京の天安門で改革運動をつぶしてから20年がたった。これからこの国はどこへ向かうのだろうか。

20 中国から米国への工場移転
安い労働力と原材料を求めた工場が中国に移転し、米国の自転車製造業界は空洞化を起こしていた。しかし最近では、中国のメーカーが米国内に製造工場を建設する動きが出てきている。そこにはどんな事情があるのだろうか。

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【Special Features】
21 市民活動を監視せよ:警察の撮影チームとは<要約>
英国で活動する警察の撮影チーム(the FIT: the Forward Intelligence team)は、市民活動の場に入り込んでそこにいる人々を片っ端から撮影し、過剰な監視活動と脅迫行為を行っていると非難を浴びている。さらには、合法な集会やデモの参加者の画像が氏名とともにデータベースとして保管されていることが明らかになった。同様の問題を乗り越えた米国の例と、現在英国で立ち上がった人々の取り組みを伝える。

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25 世界のニュース<一部記事を要約>
貧者を囲い込む壁(ブラジル)/8歳の花嫁(子どもの権利)/ベラルーシの報道の自由(メディア)/カーギル社のコメ偽装(食料安全保障)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
金持ちの活力源を食べてみたが…。

28ビッグバッドワールド(風刺漫画)
子どもたちに残す未来。

29 社会を揺さぶる人々
イラクの映画監督ムハンマド・アル=ダラージが、祖国での困難な映画制作の状況を通してイラクの現状を語る。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
バングラデシュのれんが工場にて。

33 ブラワヨで考える
2カ月の南アフリカ出張からジンバブエに戻った筆者が感じた、この国のインフレ、食料不足、貧困、飢えに苦しむ人々の恐怖感。

34 エッセー:麻薬撲滅作戦の失敗
中南米では、長い時間をかけて多くの人とカネが麻薬撲滅作戦につぎ込まれてきた。しかしいまだに麻薬の問題は解決されていない。筆者は、麻薬合法の道を考える時がきたと主張する。

36 世界の国のプロフィール:トリニダード・トバゴ



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 111号 目次≫
(本文は日本語です)

1 資源外交の現場から(NI p4-6の翻訳)
中国の投資によって鉱山開発が進むパプアニューギニアのクルンブカリの鉱山では、毎年3万トン以上のニッケルと3,000トン以上のコバルトの産出を見込んでおり、近くに処理工場も建設中だ。しかしその利益が地域に適切に分配される可能性は少ない。現地からのリポート。

7 世界の工場では……(NI p11の翻訳)
1979年の改革・開放政策導入から本格的に世界貿易に組み込まれた中国は、世界の工場として華々しい成長を続けている。この世界の工場の旺盛な消費・生産力をデータで見る。

8 ソフトパワーの戦略(NI p8-10の要約)
孔子が唱え、日本にも4世紀頃から大きな影響を及ぼしてきた儒教が、現在中国で再ブームとなり、世界の研究者も儒教思想に注目する。また、中国語・文化普及のための孔子学院という機関を、世界80カ国以上に300以上設立し、それは優秀な留学生集めにも一役買っている。中国の狙いはどこにあるのだろうか。

9 アフリカと竜の息吹(NI p12-13の要約)
資源を求めて世界に進出する中国は、さまざまな形でアフリカの独裁政権を支えている。武器輸出や融資だけでなく、政権体制を維持するために兵士や公務員への訓練や研修も行っている。アフリカ資源ビジネスをスムーズに行うための外交戦略の実情と今後についてリポートする。

10 中国を動かしているのは誰?(NI p14-15の一部要約)
共産党が頂点に立つ中国。そのダイナミズムの源泉となっている企業家、軍人、公務員、民衆の現状を分析する。

11 中国はどこへ向かうのか(NI p18-19の一部翻訳)
共産党が中国の権力を握ってから60年、改革・開放政策によって世界貿易の流れに足を踏み入れてから30年、そして北京の天安門で改革運動をつぶしてから20年がたった。これからこの国はどこへ向かうのだろうか。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本での動き
~中国の地域と人々はどう変わり、そこにはどんな支援が必要とされているのか
いろいろな場所で、多様な考え方に基づき、 課題を乗り越えようと活動する、さまざまな個人・団体の話を聞いてみよう
今月のインタビュー団体:
NPO法人 日本・雲南聯誼(れんぎ)協会
NPO法人 地球緑化センター

14 今月のフォーカス(NI p21-24の要約)
市民活動を監視せよ:警察の撮影チームとは
英国で活動する警察の撮影チーム(the FIT: the Forward Intelligence team)は、市民活動の場に入り込んでそこにいる人々を片っ端から撮影し、過剰な監視活動と脅迫行為を行っていると非難を浴びている。さらには、合法な集会やデモの参加者の画像が氏名とともにデータベースとして保管されていることが明らかになった。同様の問題を乗り越えた米国の例と、現在英国で立ち上がった人々の取り組みを伝える。

15 世界のニュース(NI p25-26からの要約)
・8歳の花嫁(子どもの権利)
・ベラルーシの報道の自由(メディア)
・カーギル社のコメ偽装(食料安全保障)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか



1,019円
多文化主義の夢と現実
Multiculturalism - Is it working?

●今号の内容●

グローバル化が進む世界では、実に多様な人々が多くの場所で隣り合って生活している。国外の人を必要とする国々や受け入れざるを得ない国々……。さまざまな理由から母国を離れざるを得ない人々……。その接点となる多くの社会では、形式はさまざまであるが、他者を平等に考え敬意をはらう多文化主義がある程度は存在してきた。しかし現在世界では、異なる者への非寛容性が以前よりも強まっている。はたして、他者との摩擦を乗り越え、お互い学び合えるより良い暮らし方は可能なのか? 政府はそのためにいかなる政策を進めていくべきなのか? これまでのような多文化主義政策は今後も有効なのか? 社会のきずなを深めるには、政府は、そしてまた個人は、どう考えながら行動していけばいいのか? 今月は、これらの疑問を多様な視点から探る。

※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


◆ NI英語版/日本版 2009年5月号 ◆

≪New Internationalist No.422 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 アイデンティティーの渦の中へ<翻訳>
インドからオランダへ渡った自らの経験を振り返りながら、オランダ社会が直面してきた多文化主義の困難の理由、そして今後の方向性について、ディンヤール・ゴドレイが探る。

8 新たな社会の創造<要約>
多くの移民が暮らす英国は、外から見れば多文化主義政策がうまく機能してきたように見える。しかし、移民問題に詳しい英国の『インディペンデント』紙のコラムニスト、ヤスミン・アリバイ=ブラウンは、これまでの英国の多文化主義の理論と実践が失敗だったポイントを指摘する。

10 偏見に場所はない
世界各地で多文化主義が問題を抱えている中、カナダはうまく問題に対処し、社会で多文化を受け入れている。ケベック州の分離問題からオンタリオ州でのイスラム法導入の動きまで、この国ではどのような対応がとられてきたのか。

13 「私とは何か?」
宗教系の学校のあり方をめぐっては、しばしば激しい意見対立が見られる。宗教系学校を擁護する人々は、そこでは子どもたちが一般的な教育からは得られない文化的アイデンティティーを獲得できると指摘するが、それは偏った見方を植え付けているだけだと非難する人々もいる。実際はどうなのか? オーストラリアのキリスト教系高校を卒業した大学生、ローラ・マカリスターにインタビューを行った。

14 夢の国インドの分裂<要約>
多くの民族、言語、宗教、文化、カーストを抱えるインド。この国の建国者たちは、「多様性の中の結束」をこの国に植え付けようと目指してきた。だが、この国の成立の経緯を色濃く反映する多数派のヒンズー教徒と少数派のイスラム教徒の間の深い溝が埋まることはなく、この国を揺さぶり続けている。しかしそんな状況にも、変化に向かう一筋の光明が見えてきたようだ。

18 パラダイスの裏側で<要約>
モーリシャスは、異なる民族や宗教が調和の中に暮らす多文化のパラダイスなどと呼ばれているが、これまでに3度の大きな危機を乗り越えてきた。しかしそれは、社会階級の衝突が文化の衝突に偽装されたものだったという。モーリシャスの作家、リンゼイ・コーレンが当時の記憶をたどる。

20 社会的な結束を求めて 団結しよう<翻訳>
国は何をすべきなのか。また私たちは、どう考えてどんな行動をとればよいのか。

---------------------------------------------------------------------------------------------------
【Special Features】
21 イスラエル/パレスチナ:平和を求める人々の動き<要約>
政治的には歩み寄りが全く期待できないこの2国間で、支え合いの連帯から抗議活動などの共同闘争まで、一般の人々の間での動きが広がりを見せている。政治や宗教の色眼鏡を通さずにお互いを単なる人間として考え、それぞれが置かれた苦境を認識する。そんな原点に立った活動を紹介する。
---------------------------------------------------------------------------------------------------

25 世界のニュース<一部記事を要約>
声を上げろ(経済危機)/チェコの平和活動家の勝利(ミサイル防衛)/モントリオール警察の横暴(カナダ)/環境にやさしい政府の乱行(エクアドル)/おびえる毎日(イラン)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
地球環境悪化を求める汚い者たちとは。

28ビッグバッドワールド(風刺漫画)
企業が行っているくす玉(地球)割り。

29 社会を揺さぶる人々
女性たちのための組合を立ち上げたボリビアのフェミニストの活動家へのインタビュー。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
バングラデシュから、ジダン(フランスのサッカー選手)ファンのサッカー少年が夢を語る。

33 ワールドビーターズ
冷戦が終了してなお拡大を続けるNATO(北大西洋条約機構)。今では世界の軍事支出の70%を占めるようになったが、NATOがもたらすコストは費用だけではなかった。

34 エッセー:東ティモールのことを忘れるな
国民投票によって10年前に独立を勝ち取り、ようやくインドネシアの残酷な支配から逃れることができた東ティモール。しかし当時の期待とは裏腹に、いまだにこの国の先行きは不透明なままである。国際社会の関心が薄れる中、この国は依然として支援を必要としている。


36 世界の国のプロフィール:韓国



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 110号 目次≫
(本文は日本語です)

1 KEYNOTE:アイデンティティーの渦の中へ(NI p4-7の翻訳)
インドからオランダへ渡った自らの経験を振り返りながら、オランダ社会が直面してきた多文化主義の困難の理由、そして今後の方向性について、ディンヤール・ゴドレイが探る。

7 新たな社会の創造(NI p8-9の要約)
多くの移民が暮らす英国は、外から見れば多文化主義政策がうまく機能してきたように見える。しかし、移民問題に詳しい英国の『インディペンデント』紙のコラムニスト、ヤスミン・アリバイ=ブラウンは、これまでの英国の多文化主義の理論と実践が失敗だったポイントを指摘する。
8 夢の国インドの分裂(NI p14-17の要約)
多くの民族、言語、宗教、文化、カーストを抱えるインド。この国の建国者たちは、「多様性の中の結束」をこの国に植え付けようと目指してきた。だが、この国の成立の経緯を色濃く反映する多数派のヒンズー教徒と少数派のイスラム教徒の間の深い溝が埋まることはなく、この国を揺さぶり続けている。しかしそんな状況にも、変化に向かう一筋の光明が見えてきたようだ。

10 パラダイスの裏側で(NI p18-19の要約)
モーリシャスは、異なる民族や宗教が調和の中に暮らす多文化のパラダイスなどと呼ばれているが、これまでに3度の大きな危機を乗り越えてきた。しかしそれは、社会階級の衝突が文化の衝突に偽装されたものだったという。モーリシャスの作家、リンゼイ・コーレンが当時の記憶をたどる。

11 社会的な結束を求めて 団結しよう(NI p20の翻訳)
国は何をすべきなのか。また私たちは、どう考えてどんな行動をとればよいのか。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本での動き
~異なる文化を持った人々が、尊重・協力して生きていくにはどうすればいいのか?
いろいろな場所で、多様な考え方に基づき、課題を乗り越えようと活動する、 さまざまな個人・団体の話を聞いてみよう
今月のインタビュー団体
・NPO法人 日本フィリピンボランティア協会
・NPO法人 多文化共生センター東京

14 今月のフォーカス(NI p21-24の要約)
イスラエル/パレスチナ:平和を求める人々の動き
政治的には歩み寄りが全く期待できないこの2国間で、支え合いの連帯から抗議活動などの共同闘争まで、一般の人々の間での動きが広がりを見せている。政治や宗教の色眼鏡を通さずにお互いを単なる人間として考え、それぞれが置かれた苦境を認識する。そんな原点に立った活動を紹介する。

15 世界のニュース(NI p25-27からの要約)
・声を上げろ(経済危機)
・環境にやさしい政府の乱行(エクアドル)
・おびえる毎日(イラン)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
人が中心の社会をつくろう ─ 金融危機からもうひとつの世界へ
Put people first

●今号の内容●

銀行、家、仕事、市場、カネ、クレジット、金融、経済、税制、環境。今、すべてにおいてこれまでのありかたを考え直し、新しいもうひとつの世界に向かうためのチャンスが訪れている。市場が決めると言われ、株主利益が優先され、実は専門家でもよく理解していなかった金融商品がはびこっていた世界金融市場が崩壊し、世界はその対応に追われている。世界の政府は、「古き良き時代」を懐かしんでそこへ戻ろうと金融システムの立て直しと経済の活性化を図り、銀行や大企業に対する莫大な公的資金注入や景気対策に税金をつぎ込んでいる。だが、環境を破壊し、貧富の格差を広げ、世界中でさまざまなあつれきを生み出してきたかつての仕組みに戻る必要はない。新たな可能性の時代に向け、大多数の人々に配慮する人が中心の社会について模索し、私たちが住みたいと望む社会のつくり方について考えてみる。

*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。


◆ NI英語版/日本版 2009年4月号 ◆

≪New Internationalist No.421 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に全訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

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【Special Features】

4 北朝鮮:人々の意外な素顔<NIJに要約>
世界で最も閉鎖的で謎が多い国、北朝鮮。開発援助スタッフとして3年間そこで暮らしたフランス人の筆者が、その国と人々の素顔を報告する。
---------------------------------------------------------------------------------------------------

9 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
気候変動への取り組みについて。

10 世界のニュース<NIJに一部要約>
「未亡人のお清めをする男性募集」(ケニア)/音楽が死ぬ日(検閲行為)/世界銀行が破壊した生活(アルバニア)/チョコレートの奴隷(企業)/ほか

12 オンリー・プラネット(4コマ漫画)

13(i) 可能性の時代<NIJに全訳>
金融危機はこれまでの制度の崩壊を招き、多くの国と人々に困難をもたらし、その影響は計り知れない。しかし、100年に一度の大きなほころびだからこそ、私たちにはこれまでと違った考え方で新しい制度の構築を目指すことができるチャンスとなる。今後はどのような世界を目指して進むべきなのか。その道を探る。

18(vi) 崩壊劇 ─ その事実<NIJに全訳>
自由市場原理主義によって壊れてしまった世界を、銀行、気候変動、雇用、不平等の点からデータで探る。

20(viii) 裸の王様<NIJに要約、一部をオンラインリポートに掲載>
銀行、家、仕事、市場、カネ、クレジット、金融について、その現実、あるべき姿、より良い形への処方箋、私たちにできることを分析・提案する。

28 アクション
キャンペーン、活動団体、参考情報への入口。

29 ワールドビーターズ
これまで6回もの暗殺をくぐり抜けてきたエジプトのホスニ・ムバラク大統領。強権で27年間国を支配してきたが、その結果、腐敗、自由と言論の抑圧、国民の政治的無関心、イスラム原理主義の台頭などの問題を抱え、80歳になる彼自身も後継者を探す時期にきている。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
マレーシアの児童養護施設の割れたガラスに映る子ども。

33 社会を揺さぶる人々
インドの繊維工場で搾取されて働かされる子どもたちを保護して支援するSAVE(Social Awareness and Voluntary Education)のビヤクラ・マリーへのインタビュー。

34 エッセー:野蛮な環境保護主義
再生可能な自然の材料だけを使った泥の家に住み、環境負荷の低い生活をしてきインドのOudの人々。そこへ政府と世界銀行がやってきて、その地域を「野生生物保護区」に指定し、彼らの暮らしは一変してしまった。

36 世界の国のプロフィール:ガーナ



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 109号 目次≫
(本文は日本語です)

1 KEYNOTE:可能性の時代(NI p13-17の翻訳)
金融危機はこれまでの制度の崩壊を招き、多くの国と人々に困難をもたらし、その影響は計り知れない。しかし、100年に一度の大きなほころびだからこそ、私たちにはこれまでと違った考え方で新しい制度の構築を目指すことができるチャンスとなる。今後はどのような世界を目指して進むべきなのか。その道を探る。

6 崩壊劇 ─ その事実(NI p18-19の翻訳)
自由市場原理主義によって壊れてしまった世界を、銀行、気候変動、雇用、不平等の点からデータで探る。

8 裸の王様(NI p20-28の要約)
銀行、家、仕事、市場、カネ、クレジット、金融について、その現実、あるべき姿、より良い形への処方箋、私たちにできることを分析・提案する。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本人の動き
~企業やカネではなく人が中心の社会を築いていくにはどうしたらいいのか
いろいろな場所で、多様な考え方に基づき、課題を乗り越えようと活動する、さまざまな個人・団体の話を聞いてみよう
今月のインタビュー団体
・「協同労働の協同組合」法制化をめざす市民会議
・女性・市民信用組合設立準備会

14 今月のフォーカス(NI p4-8の要約)
北朝鮮:人々の意外な素顔
世界で最も閉鎖的で謎が多い国、北朝鮮。開発援助スタッフとして3年間そこで暮らしたフランス人の筆者が、その国と人々の素顔を報告する。

15 世界のニュース(NI p10、12からの要約)
・チョコレートの奴隷(企業)
・音楽が死ぬ日(検閲行為)
・「未亡人のお清めをする男性募集」(ケニア)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
命を落とす母親たち ─ 開発途上国のお産の現実
Mothers who die

●今号の内容●

シエラレオネに住む50歳のマビンティ・コンテと18カ月になる孫のイサトゥー。マビンティが手にしているのは、20歳でイサトゥーを出産し、その時に亡くなった娘の写真である。シエラレオネでは、女性が生涯のうちに妊娠・出産で死亡するリスクが8回に1回の割合と非常に高い。世界でも最もリスクが低いアイルランドの場合、これは4万7,600回に1回となる。

北の先進国と南の開発途上国の間にはさまざまな格差が横たわっているが、中でも最も大きな差が現れているのがこの妊産婦死亡率である。1990年に定められ、2015年を目標達成年としているミレニアム開発目標(MDGs)にも妊産婦死亡率の削減は定められている。しかし、これまでの世界の取り組みと成果は全く不十分なものである。

今月のNIでは、女性たちの命を救う方法を誰もが知っているにもかかわらず、誰も何もせずにいたずらに時間だけが過ぎていく現状にメスを入れる。

【NI日本版は今月号からニューアルしました。詳しくはウェブサイトをご覧ください。】

*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。


◆ NI英語版/日本版 2009年3月号 ◆

≪New Internationalist No.420 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に全訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 悲しみに暮れる出産の現場<NIJに全訳>
特に南の開発途上国では、北の先進国に比べると多くの女性たちが妊娠・出産で命を落としている。それを表す指標である妊産婦死亡率は、ミレニアム開発目標(MDGs)の中でも最も意欲的な削減目標が掲げられている。しかし、その削減ペースは他のいかなる目標よりも遅いものだ。はたしてそこにはどんな理由があるのだろうか? どうしたら削減のペースを早めることができるのだろうか?

8 妊産婦死亡率 ─ その事実<NIJに全訳>
女性が生涯の間に妊娠・出産で死亡するリスク、妊産婦死亡数/死亡率、妊産婦死亡数の多い国とその原因、その他統計データと図表でこの問題を浮き彫りにする。

10 失われた命の物語、カマールの物語<NIJに要約>
世界で2番目に妊産婦死亡率が高いアフガニスタン。そこには、犠牲になった多くの女性たちと同じ数だけ心痛む話がある。女性たちの物語を、妹、夫、そして韓国の写真家ジーン・チャンの写真で紡ぎだす。

13 犠牲となった女性たちに捧ぐ<NIJに全訳>
妊娠、出産で死亡した女性たちのコラージュ。

14 魔術という迷信を越えて<NIJに要約>
極端な長時間の難産が原因の産科ろうこう(フィスチュラ)。社会から疎外される原因になってしまうこの病気は、自分の排尿・排便を自分でコントロールできなくなってしまうという病気である。マラウイの状況を例に、この病気の問題を保健医療と社会的な視点から見てみよう。

16 マーガレット・アトウッドの詩より
誕生が希望につながらないということについて。

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【Special Features】

17 チベット:50年におよぶ亡命の国<NIJに要約>
ダライ・ラマがインドに亡命してから50年。チベットと亡命チベット人たちはどこへ向かっているのか。

22 有刺鉄線の向こう側
キューバのグアンタナモ米軍基地にある収容所。そこでの日常とはどんなものだったのか。実際に警備員として働いていた19歳の米国人の若者と40歳のインド系英国人の収容者が、対面してそれぞれの体験を語る。
---------------------------------------------------------------------------------------------------

25 世界のニュース<NIJに一部要約>
ポルトガルのある市長の挑戦(再生可能エネルギー)/ガザの殺りくに抗議するユダヤ人たち(中東)/ウガンダのLGBT団体の法的勝利(セクシャルマイノリティー)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)

28 NI ジャンボ・プライズ・クロスワード
PLUS:ゲストの風刺漫画家ハリル・ベンディブが銀行救済の実態を描く。

29 社会を揺さぶる人々
空きビルを占拠してホームレスの人々に開放し、彼らの人間としての尊厳を回復するブラジルの活動家へのインタビュー。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
ガスを求めて行列をする人々。セネガルのダカールの風景。

33 ニューデリーで考える
過去から学び未来へつなげる南アフリカの姿勢について。

34 エッセー:カンボジアが歴史を見つめる時
ポル・ポト政権時代の蛮行とその責任の所在を明らかにし、関係者を裁くカンボジア特別法廷が開かれている。カンボジアが歴史をとらえ直して過去をきちんと精算し、未来につなげるにはどんなプロセスと裁判が必要なのだろうか。

36 世界の国のプロフィール:マレーシア



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 No.108 目次≫
(本文は日本語です)

1 KEYNOTE:悲しみに暮れる出産の現場(NI p4-7の翻訳)
特に南の開発途上国では、北の先進国に比べると多くの女性たちが妊娠・出産で命を落としている。それを表す指標である妊産婦死亡率は、ミレニアム開発目標(MDGs)の中でも最も意欲的な削減目標が掲げられている。しかし、その削減ペースは他のいかなる目標よりも遅いものだ。はたしてそこにはどんな理由があるのだろうか? どうしたら削減のペースを早めることができるのだろうか?

7 カマールの物語(NI p10の翻訳)
世界で2番目に妊産婦死亡率が高いアフガニスタンから、出産後にカマールを襲った悲劇をフォトグラファーの写真で描く。

8 妊産婦死亡率 ─ その事実(NI p8-9の翻訳)
女性が生涯の間に妊娠・出産で死亡するリスク、妊産婦死亡数/死亡率、妊産婦死亡数の多い国とその原因、その他統計データと図表でこの問題を浮き彫りにする。

10 失われた命の物語(NI p10、12の要約)
世界で2番目に妊産婦死亡率が高いアフガニスタン。そこには、犠牲になった多くの女性たちと同じ数だけ心痛む話がある。女性たちの物語を、妹、夫、そして韓国の写真家ジーン・チャンの写真で紡ぎだす。

11 犠牲となった女性たちに捧ぐ(NI p13の翻訳)
妊娠、出産で死亡した女性たちのコラージュ。

11 魔術という迷信を越えて(NI p14-15の要約)
極端な長時間の難産が原因の産科ろうこう(フィスチュラ)。社会から疎外される原因になってしまうこの病気は、自分の排尿・排便を自分でコントロールできなくなってしまうという病気である。マラウイの状況を例に、この病気の問題を保健医療と社会的な視点から見てみよう。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本人の動き
安心して安全に産めるような環境を整えるにはどうしたらいいのか。いろいろな場所で、多様な考え方に基づき、課題を乗り越えようと活動する、さまざまな個人・団体の話を聞いてみよう。
■今月のインタビュー団体
・NPO法人 シェア=国際保健協力市民の会
・財団法人 ジョイセフ(家族計画国際協力財団)
・NPO法人 円ブリオ基金センター

14 今月のフォーカス(NI p17-21の要約)
チベット:50年におよぶ亡命の国
ダライ・ラマがインドに亡命してから50年。チベットと亡命チベット人たちはどこへ向かっているのか。

15 世界のニュース(NI p25、27、29からの要約)
・ポルトガルのある市長の挑戦(再生可能エネルギー)
・ガザの殺りくに抗議するユダヤ人たち(中東)
・空きビルを占拠して尊厳を回復(ブラジル)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,222円
クライメート・ジャスティス─公平な温暖化対策
Climate justice: Taking the power back

●今号の内容●

地球温暖化による気候変動で、すでに多くの人々が苦しんでいる。将来へと続くその計り知れないスケールの危機は、現在ニュースをにぎわせているような金融危機など足元にも及ばない恐ろしいものだ。私たちは、気候変動で何が起こるのかを知っているし、それを防ぐすべも持っているが、ようやく人々の間にまん延する問題意識の低さに向き合い始めたばかりだ。

気候変動で最も影響を受けるのは、貧しい人々や社会から疎外された人々である。豊かな国々は、これまで多くの温室効果ガスを排出し、今日の問題の原因をつくってきた。だが、その責任に対する先進国の政府と企業の認識は不十分である。先進国側は、いまだに実効性の乏しい解決策を擁護する一方で、温暖化防止という錦の御旗の下に、開発途上国が貧困から抜け出す発展という道(先進国が歩き、その後に続くよう彼らに促した道)の前に立ちはだかっている。

私たちに実際突きつけられているのは、南の国々の人々の暮らしを向上させながら、温暖化ガス排出量を劇的に削減しなければならないという課題である。言うまでもなくこれは、現在山積する問題の中でも最大の難問だ。その課題はどうやったら乗り越えられるのか? 私たちに残された手段は何なのか? 今月は、今日高まっているクライメート・ジャスティス(気候の公平性)の運動にそのヒントを求め、現実的で有効な方策を探る。


*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に掲載した「NIジャパン」をセットでお届けしています。


◆ NI & NI日本版 2009年1/2月合併号 ◆

≪New Internationalist No.419 目次≫
(本文は英語です)

*<NIJ>の表示がある記事は、NI日本版に翻訳が掲載されています。

2 読者の声

4 気候変動という政治問題<NIJ>
地球温暖化は予想以上の早さで進行している。そして、世界の貧しい人々、特に開発途上国の人々が、その影響による干ばつ、洪水、熱波、超大型台風、海水面の上昇などの被害を最も受けている。しかし現在主流となっている温暖化対策の取り組みは、これまで温室効果ガスという原因物質を排出し続けてきた先進国の責任を回避する類のものだ。しかもそのような対策は、温暖化の被害者であり深刻な貧困に苦しむ途上国に対して、先進国がこれまで享受してきた発展の実りを我慢するよう強いている。先進国も途上国も協力でき、温暖化対策と発展を両立できる公平で有効な対策とはいかなるものなのだろうか。

8 クライメート・ジャスティスを目指すための4つの原則<NIJ>
世界各地でさまざまな社会運動が結びつき、クライメート・ジャスティスの実現を目指している。その根本的な4つの原則を見てみよう。

9 温暖化の現実に目覚めよ
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年に出した報告書には、ますます深刻化する地球温暖化の行方が描かれていた。しかし各国の政府は、事の重大さをいまだに直視していない。

10 途上国の現状に合わせた現実的な気候変動対策を
豊かな生活を達成し、その生活様式からくる公害や廃棄物に長年悩んできた先進国。先進国の環境運動は、そんな中で生まれ発達してきたものである。他方途上国では、森の恵みや川の水、汚染されていない農地などの自然に依存した最低限の生活を守るため、ダム建設や森林伐採、鉱山開発や大規模プランテーションの進出に反対し、環境運動が盛んになってきた。この両者を結びつけるこれからの環境運動と気候変動対策について考える。

12 クライメート・ジャスティス ─ その事実<NIJ>
世界では、気候変動による影響を、誰が、どのくらい、どのように受けているのだろうか。そしてまた、誰がその原因を作っていて、この地球はどんな状態にあるのだろうか。図表とデータで示す。

14 炭素取引の行方
温暖化対策の切り札として各国政府と企業が力を入れている炭素取引。しかしすでに以前から、市民団体や研究者だけでなく、ウォール・ストリート・ジャーナル紙やニューズウィーク誌などのメインストリームメディアからも実効性に疑問を投げかけるデータが示されている。つい先日崩壊した金融市場の仕組みに依拠しているこのシステムは、炭素取引価格暴落の影響もあり、今日増々旗色が悪くなっている。しかしそんな中、政府と企業は以前としてこの偽りの温暖化対策を高く支持し、一部NGOも相変わらず後押しをしている。はたして、そこにはどんな裏事情があるのだろうか。

16 地中の資源には手をつけるな
先進国では、石炭火力発電所などから排出した二酸化炭素を地中に貯留する技術の導入を急いでいる。そこには、この未完成な技術によって、石炭や石油をクリーンなエネルギーと見なすことができるという考え方がある。だが、そんな不確かな技術を使わずとも、化石燃料を採掘しなければそれが燃やされることもなく、二酸化炭素が排出されることもない。このような考えの下、体を張った抵抗を行う人々の様子をナイジェリアと英国から報告する。

18 システム・エラー(マンガ)
気候変動対策を今実行しなければならないのはなぜか?

19 気候変動対策の今後<NIJ>
地球温暖化対策は、この地球上のすべての国々が協力して行わなければ意味がない。それには、先進国と途上国それぞれの利己的な利害を超えた公平な観点から、対策の枠組みを組み立てる必要がある。

20 議論されている排出量削減の方法<NIJ>
あと数年で期限を迎える京都議定書から、その京都議定書後をにらんだ提案であるKyoto2、そして排出権取引から炭素税まで、8種類の方法について公正さ、有効性、現在の支持などについて評価した。

23 目標に向かう道<NIJ>
今後の気候変動対策において決定的な会議になると言われているCOP15が今年12月にコペンハーゲンで開かれる。重要なことは、その会議の会場で何か行動を起こすのではなく、その会議の内容に影響を与えるよう今すぐに行動を起こすことだ。

24 団結が生んだ再生可能エネルギー<NIJ>
協同組合として組合員が管理するミニ水力発電ダムを利用し、自前の電力供給を実現したブラジルの農村のコミュニティー。次に彼らは、サトウキビを利用したバイオ燃料の生産に成功し、野菜や食品の出荷に使う自動車の燃料の自給を達成した。このような電力と燃料の自給を目指す動きが、ブラジルで少しずつ広がっている。

26 冷静に行動しよう!
効果的に気候変動対策活動に取り組むヒントと、活動団体の情報。

---------------------------------------------------------------------------------------------------
【Special Feature】
クリーン・スタート ─ より公平なグローバル経済の構築へ

27 新しい、グリーンで民主的な取引
金融、社会、環境の危機がいかにして衝突したのか。そこから生じる危険とチャンスについて、スーザン・ジョージとウォールデン・ベローが議論する。

29 開発途上国の金融危機
今のところ、金融危機で大きな影響を受けているのは先進国であるが、それが途上国に及ぶのも時間の問題である。
---------------------------------------------------------------------------------------------------

31 世界のニュース
採掘企業との闘い(シエラレオネ)/動物工場での動物の待遇(アニマル・ライツ)/カザフスタンの被爆者(核兵器)/チャベスの銀行(経済)/ほか

32 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
ホッキョクグマの壊れやすい希望。

34 南の国からの一コマ
ブラジルの先住民族のボディーペインティング。

35 ワールドビーターズ
米国のコロンビア大学の法科大学院を卒業したグルジアのミヘイル・サーカシヴィリ大統領は、権力に酔いしれた政治家の典型である。グルジアを民主化に導くと期待されたサーカシヴィリだったが、それは期待はずれに終わり、外交面では米国への盲従によって地域外交で苦しいかじ取りを強いられている。

36 社会を揺さぶる人々
領海のすき間を利用し、国際法をたてにして、ガザの封鎖をぼろぼろの漁船で突破したジェフ・ハーパーに、イスラエル─パレスチナ問題の今後について聞いた。

38 NI ジャンボ・プライズ・クロスワード

39 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

42 エッセー:コンクリートの夢
インドでは、貧困層に対する風当たりがかつてないほど強くなっている。中流層は貧困層をなまけものという目で見て差別し、行政や都市計画担当者は、地方の極貧を逃れて都市に流入してきたスラムの住人を避難民というよりは不法滞在者や違法占拠者という目で見て、都市を「浄化」したいと考えている。

44 世界の国のプロフィール:ベラルーシ


≪ニュー・インターナショナリスト日本版 No.107 目次≫
(本文は日本語です)

2 イントロダクション ─ クライメート・ジャスティスについての考察
それはどんなことを意味しているのか、川をはさんだ先進村と途上村の話をたとえに考えてみる。

4 気候変動という政治問題(NI p4-7の翻訳)
地球温暖化は予想以上の早さで進行している。そして、世界の貧しい人々、特に開発途上国の人々が、その影響による干ばつ、洪水、熱波、超大型台風、海水面の上昇などの被害を最も受けている。しかし現在主流となっている温暖化対策の取り組みは、これまで温室効果ガスという原因物質を排出し続けてきた先進国の責任を回避する類のものだ。しかもそのような対策は、温暖化の被害者であり深刻な貧困に苦しむ途上国に対して、先進国がこれまで享受してきた発展の実りを我慢するよう強いている。先進国も途上国も協力でき、温暖化対策と発展を両立できる公平で有効な対策とはいかなるものなのだろうか。

18 クライメート・ジャスティスを目指すための4つの原則(NI p8の翻訳)
世界各地でさまざまな社会運動が結びつき、クライメート・ジャスティスの実現を目指している。その根本的な4つの原則を見てみよう。

20 クライメート・ジャスティス ─ その事実(NI p12-13の翻訳)
世界では、気候変動による影響を、誰が、どのくらい、どのように受けているのだろうか。そしてまた、誰がその原因を作っていて、この地球はどんな状態にあるのだろうか。図表とデータで示す。

27 気候変動対策の今後(NI p19の翻訳)
地球温暖化対策は、この地球上のすべての国々が協力して行わなければ意味がない。それには、先進国と途上国それぞれの利己的な利害を超えた公平な観点から、対策の枠組みを組み立てる必要がある。

30 議論されている排出量削減の方法(NI p20-22の翻訳)
あと数年で期限を迎える京都議定書から、その京都議定書後をにらんだ提案であるKyoto2、そして排出権取引から炭素税まで、8種類の方法について公正さ、有効性、現在の支持などについて評価した。

38 目標に向かう道(NI p23の翻訳)
今後の気候変動対策において決定的な会議になると言われているCOP15が今年12月にコペンハーゲンで開かれる。重要なことは、その会議の会場で何か行動を起こすのではなく、その会議の内容に影響を与えるよう今すぐに行動を起こすことだ。

41 団結が生んだ再生可能エネルギー(NI p24-25の翻訳)
協同組合として組合員が管理するミニ水力発電ダムを利用し、自前の電力供給を実現したブラジルの農村のコミュニティー。次に彼らは、サトウキビを利用したバイオ燃料の生産に成功し、野菜や食品の出荷に使う自動車の燃料の自給を達成した。このような電力と燃料の自給を目指す動きが、ブラジルで少しずつ広がっている。

46 もっと知るためのネタ帳
気候変動や地球温暖化関連の分野で取り組むNGO/NPO、参考ウェブサイト、書籍の情報。
1,019円
●今号の内容●

世界金融危機の陰に隠れ、食料価格高騰のニュースが取り上げられることも少なくなった。飢えかけている人々の運命よりも、企業救済の行方や投資銀行家たちの身の振り方に関するニュースの方がより多く伝えられている。この全く違うように思える2つの問題には、実は共通する点がある。それは、どちらも立場の弱い人々のことを顧みず、無責任な利益の追求が行われてきたということだ。

今月のNIでは、南の途上国の農業に壊滅的な打撃を与え、世界の人々の自給力を破壊している食料価格高騰という嵐について検討し、解決策を探る。ただし、この嵐だけに注目していては、全体的な気象状況の本質を見誤ってしまう恐れがあることを忘れてはならない。つまりこの食料危機は、食料輸入と農薬使用を基本とする工業化した食料供給システムと深い関係があり、世界がこのシステムに依存するように仕向ける長期的な試みの中に位置しているのだ。果たしてそのトレンドは、誰がどのように仕掛けているのだろうか。


*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に掲載した「NIジャパン」をセットでお届けしています。


「世界食料危機─飢餓の構造と解決策」
Food Crisis: Record profit and hungry people


◆ NI & NIジャパン 2008年12月号 ◆

≪New Internationalist No.418 目次≫
(本文は英語です)

*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。

2 読者の声

4 食料危機を取り巻く事情<NIJ>
食料危機から始まり、エネルギー価格高騰を経て、金融危機で暮れた2008年。その食料価格高騰の激震は、世界の特に貧困層の生活と生命を直撃した。毎日食べていくだけでも大変な人々にとって、主食であるコメ、小麦、トウモロコシなどの市場価格のわずかな値上がりは、1食抜きという結末を即座にもたらす。そして食料高騰が続く中、政府が支援策を持たず社会が手を差し伸べられない国々では、人々は栄養状況の悪化と健康被害だけでなく、飢餓にも直面している。食料危機の現実と、そこに至った要因について報告する。

7 飢餓で稼ぐ連中<NIJ>
今年の食料価格高騰によって、新たに5,000万人が飢餓状態に引きずり込まれようとしている。この食料価格の高騰は、突然降ってわいた天災ではない。それは、過去数十年にわたる、緑の革命という農業の変化、世界銀行やIMFが押しつけてきた構造調整プログラムによる途上国の国内市場と産業の変化、そしてアグリビジネスの台頭が組み合わさり、その影響が蓄積して起きた人災である。この人災により、特にアグリビジネスは巨額の利益を得ているが、さらに新たなビジネスの方向に触手を伸ばしている。そこにはどんな現実があるのか。また、これ以上の人災を防ぐための方法はあるのだろうか。

10 民衆の手に食料を
食料価格の高騰に抗議する民衆が世界中で抗議活動を活発化させている。アグリビジネスの利害と結びついた政府が集うAPECが行われたペルーでも、人々がストリートに繰り出し、ペルーの資源を食い物にする企業と政府に向けて声を上げた。

12 アグリビジネスの言い分
化学物質にまみれた工業化された農業、大規模営農や国際分業の優位性など、アグリビジネスは自らの活動にどのような理由づけを行っているのだろうか。

14 肉食のコスト
肉食は、もはや生命倫理や思想信条の問題だけでは語れない時代になった。今日食肉産業は、地球温暖化ガスの排出源として無視できない産業に成長したのである。

16 食料危機 ─ その事実<NIJ>
食料価格高騰の仕組みと、誰がどのくらいの利益をそこから得て、飢えた人々がどんな危機に直面しているのかをデータで読み解く。

18 ピーク・ソイル
農作物を作るには土地が必要である。しかもその土壌は、作物の栽培に適した土地でなければならないが、それを支える豊かな表土の侵食や流出が止まらない。そしてまた、地球の人口は増加し、1人を食べさせるために利用できる農地の面積は減少の一途をたどっている。これまで人類は、機械化、「緑の革命」、遺伝子組み換え(GM)作物への依存などで食料供給の問題を乗り切ろうと試みてきたが、長期的に見ればそこには大きな問題があり、緑の革命やGM作物による問題も、今ではよく耳にするようになった。果たして人類は、どのような方法でこのピーク・ソイル問題を乗り切ることができるのだろうか。

20 私が牧場をやめたわけ
畜産業を20年間営んできたカナダの夫婦が廃業を決意した。小規模農場の苦悩と、アグリビジネス企業の台頭、BSE(牛海綿状脳症)の影響など、牧場主がその思いを率直に語る。

21 フュージョンという考え方<NIJ>
食料をめぐるさまざまな問題を今後解決していくためには、いくつものやり方がせめぎ合ったり対立を生んだりするのではなく、その間をうまく調整して協調させて役立てるフュージョン(融合)という考え方が重要になってくる。対立を乗り越え、新たな方向性を模索するフュージョンとは何か、具体的な例を挙げながら考えてみよう。

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【Special Feature】
23 金融危機への軌跡
オイルマネー、ブレトンウッズ体制、構造調整プログラムと債務返済、途上国の債務危機、石油高騰……。現在の金融危機に至る過程で関係するさまざまな歴史上の要因を振り返ってみる。

25 ゼロからのスタート ─ より公正な経済を目指して
現在の金融危機を乗り越えるため、貿易、多極化する世界、軍事予算、開発援助、環境対策、金融、グローバル化、平等の各視点から、専門家の分析とアドバイスを聞いた。

30 歴史的な変革のチャンス
旧来の政治経済システムと決別し、新しい時代を築いていくためには何が必要なのか。フォーカス・ オン・ ザ・グローバル・サウスとトランスナショナル・インスティテュート(TNI)が中心となり、市民社会の声をまとめた「北京宣言」を紹介する。
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32 南の国からの一コマ
バティスタ政権下では発表できなかった、キューバ独立の英雄ホセ・マルティの彫刻の写真。

33 社会を揺さぶる人々
単なるゲームに終わらない「テロとの戦いゲーム」。2003年のイラク侵攻からヒントを得て作られたこの過激なゲームは、テロをタブー視することなくその原因と背景、そこにある政治をきちんと考えるきっかけとなるものだ。制作者のアンディー・トンプキンスとアンディー・シャーリンに、開発のきっかけや販売での苦労話などを聞いた。

34 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

36 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
女性の美と男性支配について。


≪New Internationalist Japan No.106 目次≫
(本文は日本語です)

2 イントロダクション ─「がんばれ」と言う前に

3 食料危機を取り巻く事情(NI p4-6の翻訳)
食料危機から始まり、エネルギー価格高騰を経て、金融危機で暮れた2008年。その食料価格高騰の激震は、世界の特に貧困層の生活と生命を直撃した。毎日食べていくだけでも大変な人々にとって、主食であるコメ、小麦、トウモロコシなどの市場価格のわずかな値上がりは、1食抜きという結末を即座にもたらす。そして食料高騰が続く中、政府が支援策を持たず社会が手を差し伸べられない国々では、人々は栄養状況の悪化と健康被害だけでなく、飢餓にも直面している。食料危機の現実と、そこに至った要因について報告する。

7 安全、安心、持続可能な食料供給への指針(NI p5-6の翻訳)
オルタナティブな食の未来をつくるためのガイドライン。

10 飢餓で稼ぐ連中(NI p7-9の翻訳)
今年の食料価格高騰によって、新たに5,000万人が飢餓状態に引きずり込まれようとしている。この食料価格の高騰は、突然降ってわいた天災ではない。それは、過去数十年にわたる、緑の革命という農業の変化、世界銀行やIMFが押しつけてきた構造調整プログラムによる途上国の国内市場と産業の変化、そしてアグリビジネスの台頭が組み合わさり、その影響が蓄積して起きた人災である。この人災により、特にアグリビジネスは巨額な利益を得ているが、さらに新たなビジネスの方向に触手を伸ばしている。そこにはどんな現実があるのか。また、これ以上の人災を防ぐための方法はあるのだろうか。

20 食料危機 ─ その事実(NI p16-17の翻訳)
食料価格高騰の仕組みと、誰がどのくらいの利益をそこから得て、飢えた人々がどんな危機に直面しているのかをデータで読み解く。

27 フュージョンという考え方(NI p21-22の翻訳)
食料をめぐるさまざまな問題を今後解決していくためには、いくつものやり方がせめぎ合ったり対立を生んだりするのではなく、その間をうまく調整して協調させて役立てるフュージョン(融合)という考え方が重要になってくる。対立を乗り越え、新たな方向性を模索するフュージョンとは何か、具体的な例を挙げながら考えてみよう。

【日本発のリポート】

33 食糧主権 ─ 日本と世界の食を救う道 真嶋良孝(農民運動全国連合会)
BSEの牛肉から汚染米、使用禁止農薬が検出された野菜から産地偽装まで、これらは単なる食品の安全管理の問題ではない。それは、食糧と貿易に関する日本の政策と世界の貿易構造の問題である。農業の本質を忘れた政策と構造は、日本の食と農をむしばんでおり、さまざまな点で私たちの食物の未来には暗雲が立ちこめている。ここでは、その現状を振り返り、その対処法として注目されている食糧主権について考えてみる。

44 もっと知るためのネタ帳
食料危機に関して幅広く知る、そして何かするための活動団体、参考ウェブサイト、映画祭、書籍の情報。

46 ブックレビュー::『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』 (鈴木猛夫 著)

1,019円
●今号の内容●

2008年に入りますます混迷を深めるアフガニスタン。7年前の米国の侵攻以来最も深刻な状況にあると言ってよいだろう。国際社会は、これまで100億ドル以上の資金と多数の軍人、民間人を海外から投入し、「テロとの戦い」と復興に取り組んできた。しかしその努力は暗礁に乗り上げ、現在窮地に陥っている。7年前に追放したはずのタリバンが復活し、人々の(積極的とは言えないものも含め)支持を集めるようになり、アフガニスタン政府と国際部隊への期待と信頼は失われてきている。そんなアフガニスタンの様子を毎日のように伝えるメディアは、アフガニスタン政府、米国、隣国のパキスタン、そしてタリバンなどの反政府勢力の動きばかりを追いかけてニュースとして流している。この国の本来の主人公である一般のアフガニスタン人は、悲惨な事件や戦闘の名も無き被害者としてわずかに触れられる程度である。しかし、来年の大統領選挙だけでなく、現在の「テロとの戦い」や復興支援にも民衆の協力が不可欠なことを考えれば、国際社会が彼らの声に耳を傾ける必要があることは明らかだ。今月のNIでは、主要メディアが伝えないアフガニスタン人の本音と日常を、アフガニスタン人のジャーナリストや専門家が報告する。

*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に掲載した「NIジャパン」をセットでお届けしています。


「アフガニスタンからの証言 ─ 出口の見えない戦争」
Through Afghan eyes - The war that won’t end

◆ NI & NIジャパン 2008年11月号 ◆

≪New Internationalist No.417 目次≫
(本文は英語です)

*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。

2 読者の声

4 瀬戸際のアフガニスタン<NIJ>
アフガニスタンについてさも知っているかのように振る舞ってきた欧米諸国。世界の他の場所でも犯してきた同じ過ちを彼らは繰り返し、この国の状況はどんどん悪化している。アフガニスタンの現状と、アフガニスタン人の声を聞く必要性について考える。

6 国際部隊の過ち<NIJ>
現在アフガニスタンでは、外国の軍隊が治安維持に務め、「テロとの戦い」の主役として戦っている。そして、軍閥が経営する民間警備会社(PSC)の重武装したスタッフが、国際部隊の駐留地などを警備する。一方でアフガニスタンの軍と警察は、貧弱な装備・訓練・権限と、脇役という役割しか与えられていない。アフガニスタンの混乱に拍車をかけているこの現在の「国際部隊─軍閥のPSC─アフガニスタン国軍・国家警察」の関係と役割について分析する。

8 アフガニスタンの歴史<NIJ>
2500年も前から何度も外国の勢力にほんろうされてきたこの国の歴史を振り返る。

11 ブルカを乗り越えて
女性の人権侵害とイスラム原理主義の象徴としてよくやり玉に挙がるブルカ。しかし、タリバン政権が消えた後も、伝統という根強い観念の縛りによりブルカを脱がない女性たちもいた。だが、西洋の価値観や物の流入とともに、セックスからデート、政治やビジネスまで、女性の意識と彼女たちを取り巻く状況に変化が現れ始めている。

14 アフガニスタン ─ その事実<NIJ>
この国に犠牲を強いている戦争の影響から援助の実態まで、データで見てみよう。

16 司法の堕落
軍閥の親玉から政府の高官まで、力を持つ犯罪者が処罰されない社会。そのような慣習と法律がこの国をむしばんでいる。そしてまたこの社会では、男という力を乱用し、厳しい抑圧や暴力によって女性の権利を踏みにじる加害者が、涼しい顔で処罰されることもなく生活している。

17 正義を求める劇
司法の手から逃れた犯罪者とその犠牲者が多数存在するアフガニスタンで上映されている画期的な劇『AH5787』について。

18 人々の心の叫び<NIJ>
国際部隊の兵士と民間人から構成される地方復興チーム(PRT)。これは、学校や病院の建設などの復興支援によって人々の心をつかみ、テロとの戦いを有利にしようと進められているものだが、アフガニスタン人の支持を得ていないことは明らかである。PRTに関するアフガニスタン人の本音を探る。

20 援助資金はどこへ消えたのか?<オンラインリポートに掲載>
2001年以来、国際社会は100億ドル以上の援助をこの国に投入してきた。しかし民衆にしてみれば、その効果はほとんど実感できず、人々の援助に対する期待は薄れ、あきらめの心境と政府や一部エリートへの猜疑心が民衆の心を支配している。支援国側の都合で投入される援助の現実とは、いかなるものなのだろうか。

21 アヘンで貯蓄
麻薬取引がアフガニスタンの治安悪化の要因ともなっているが、アヘンの原料となるケシは相変わらず換金作物として人気が高く、政府や米軍のケシ栽培根絶作戦にもかかわらず栽培は続く。そのアヘンを商魂たくましく利用する女性の話を紹介する。

21 アクション
NGOとキャンペーン・グループ、書籍、ウェブサイトの情報。

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【Special Feature】
22 未来に向かってこぐペダル
将来のことを考えれば、自動車は自転車の敵ではない。人気が高まる自転車について、自転車タクシーから竹製自転車まで、世界の自転車事情を報告する。

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26 世界のニュース
ロマ人難民キャンプの鉛汚染(人権)/武力闘争へ向かうナイジェリアデルタの民衆(石油)/フェアトレードの成功例(バヌアツ)/パレスチナからの応援コール(米大統領選)/男性より女性の国会議員が多い国(ルワンダ)/ほか

28 オンリー・プラネット(4コマ漫画)

29 ワールドビーターズ
1987年から2006年まで米国の連邦準備制度理事会(FRB)の議長を務めたアラン・グリーンスパン。現在の資本主義崩壊劇の責任を追及するにはぴったりの人物である。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
ブッシュ大統領とのつらい別れ。

33 ハバナで考える
キューバ社会の日常、さらには文化とも言える「行列」について考える。

34 エッセー:金融危機の読み方
フィリピン大学のウォルデン・ベロ教授が答える、現在の金融危機の裏側と今後。

36 世界の国のプロフィール:セントクリストファー・ネイヴィース<NIJ>



≪New Internationalist Japan No.105 目次≫
(本文は日本語です)

2 イントロダクション ─ アフガニスタン人のためのチェンジ

3 瀬戸際のアフガニスタン(NI p4-5の翻訳)
アフガニスタンについてさも知っているかのように振る舞ってきた欧米諸国。世界の他の場所でも犯してきた同じ過ちを彼らは繰り返し、この国の状況はどんどん悪化している。アフガニスタンの現状と、アフガニスタン人の声を聞く必要性について考える。

8 国際部隊の過ち(NI p6-7の翻訳)
現在アフガニスタンでは、外国の軍隊が治安を維持し、「テロとの戦い」の主役として戦っている。そして、軍閥が経営する民間警備会社(PSC)の重武装したスタッフが、国際部隊の駐留地などを警備する。一方でアフガニスタンの軍と警察は、貧弱な装備・訓練・権限と、脇役という役割しか与えられていない。しかし現在の「国際部隊─軍閥のPSC─アフガニスタン国軍・国家警察」の関係と役割が、アフガニスタンの混乱に拍車をかけているのである。

14 アフガニスタン ─ その事実(NI p14-15の翻訳)
この国に犠牲を強いている戦争の影響から援助の実態まで、データで見てみよう。

22 人々の心の叫び(NI p18-19の翻訳)
国際部隊の兵士と民間人から構成される地方復興チーム(PRT)。これは、学校や病院の建設などの復興支援によって人々の心をつかみ、テロとの戦いを有利にしようと進められているものだが、アフガニスタン人の支持を得ていないことは明らかである。PRTとに関するアフガニスタン人の本音を聞いてみる。

30 アフガニスタンの歴史(NI p8-10の翻訳)
2500年も前から何度も外国の勢力にほんろうされてきたこの国の歴史を振り返る。

41 もっと知るためのネタ帳

42 世界の国のプロフィール:セントクリストファー・ネイヴィース(NI p36の翻訳)

1,019円
●今号の内容●
直接税から間接税へのシフト、租税回避行為のまん延、タックス・ヘイブンの増加……。一般の人々が意識しないところで、税の考え方と仕組み、それを取り巻く環境が変化を続けている。間接税へのシフトは、貧しい層の負担を増やし、税の公平性や富の再分配においても問題が指摘されているが、個人・法人所得税など直接税税率引き下げとセットになった動きとして世界中で見られるトレンドだ。かつて税金は、その収入に比例して多く納めるほど名士として高く評価されたものであったが、現在では納税額が少なければ少ないほど力があると見なされるようになった。そしてまた、オフショア金融センター(タックス・ヘイブン)と呼ばれる低税率と守秘義務を掲げた国や地域が、海外の富をかき集めている。このような形で個人の富や法人の利益が海外に移転されることは、国の税収減となり、それは即教育や保健医療など国の公的サービスの低下にもつながる。今月のNIでは、税負担を富裕層から貧困層へシフトする流れや、税回避の現状、環境税の限界など、税制が直面している問題について報告する。


世界の税金 ─ 格差を広げる仕組みと実態
Wanted! - For dodging tax justice

*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に掲載した「NIジャパン」をセットでお届けしています。


◆ NI & NIジャパン 2008年10月号 ◆

≪New Internationalist No.416 目次≫
(本文は英語です)

*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。

2 読者の声

4 世界にはびこる不公平な税制の現実<NIJ>
ここ何年か世界では、税金に関するある統一的な見解が支配的になっている。しかしそれは、税金の機能である国家の税収や富の再分配に悪影響をもたらしてきた。世界を覆うこのトレンドを探る。
セレブの「節税」術:ボノ、ルパート・マードック

9 タックス・ヘイブンの実情
タックス・ヘイブン。それは、税金を軽減または回避するための仕組みを提供している国や地域のことである。世界の金融のおよそ半分、そして貿易も書類上は半分以上がタックス・ヘイブンを経由して行われている。タックス・ヘイブンは、税金を少しでも安くしようとする金持ちの個人や企業だけでなく、非合法なカネを洗浄(ロンダリング)する組織にも利用されている。タックス・ヘイブンであるジャージー島で経済アドバイザーを務め極秘調査を実施した経験もあるジョン・クリステンセンが、タックス・ヘイブンの悪影響と実態について語る。
セレブの「節税」術:レオナ・ヘルムズリー、リヒテンシュタイン公爵

12 不公平な税 ─ その事実<NIJ>
世界のタックス・ヘイブン一覧と、不公平な税制を示す各種データを掲載。

14 開発援助のための国際連帯税
2015年までに世界の貧困、教育、保健などの問題を解決することを目標に掲げた国連のミレニアム開発目標。世界147カ国が合意した目標で、現在、国連、国、NPO/NGOがその目標達成に取り組んでいる。しかしそのための資金は、十分に集まっていないだけでなく、温暖化によって引き起こされる問題の影響から、年間500億ドルがさらに必要になるとみられている。この資金を調達するために最近試みられている通貨取引開発税や航空券連帯税など、革新的資金集めの現状と見通しについて報告する。
セレブの「節税」術:テスコ社

16 税金の歴史<NIJ>
今日英語で税という意味で使われるtaxの語源やその関連語の由来から、バイキングの徴税行為、所得税の始まり、近代国家の経済主義による税制への影響まで、税の歴史を概観する。

18 環境税の限界<NIJ>
今注目を浴びている環境税には、エネルギー使用量や炭素排出量など、課税する対象や政策目的によっていくつか種類がある。デンマーク、スウェーデン、オランダ、カナダのブリティッシュコロンビア州などで実施され成果を上げている環境税だが、グローバル化が進んだ今日では、同様の税制を他の先進国や開発途上国にも実施させることは可能なのだろうか。
セレブの「節税」術:英国王室

20 税金への反逆
人々の支払能力を無視した理不尽な課税に対して、世界ではさまざまな抗議や反乱が行われてきた。そのいくつかを紹介しよう。

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【Special Feature】
21 インドにおける同性愛
ヒンズー教寺院に見られる官能的な彫刻などからは、この国が性に寛容であったことが想像でき、ヒジュラと呼ばれる両性具有の人々に対する社会的な認識にも納得がいくだろう。しかし、少なくとも数年前までは、インドにおけるゲイやレズビアンの現実には厳しいものがあった。このリポートでは、インドの同性愛者の権利の背景と最近の動きについて報告する。

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25 世界のニュース
アボリジニの権利(先住民族)/フィリピンのアロヨ大統領のゴージャスな外遊(腐敗)/テント・オブ・ホープ(ダルフール)/ビルマのカレン民族(民族浄化)/ほか

28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
エデンの園にもあった石油の誘惑。

29 ワールドビーターズ
2014年までに世界最大の企業になることを目指しているロシアの巨大エネルギー企業ガスプロムについて。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
エチオピアの子どもサーカスから。

33 社会を揺さぶる人々
何十年にもわたって女性の権利を守るためにメキシコで闘ってきたマーサ・ルシア・ミシェル・カマレナ。長年の活動が実って昨年2つの大きな勝利を手に入れたカマレナに話を聞く。

34 エッセー:世界で活躍するキューバ人医師・看護師
人口1,000万人のキューバは、年間3万人のボランティア医師・看護師などを世界93カ国に派遣している。彼らはどのような制度の下で現場に派遣され、実際にどんな活動をしているのだろうか。東ティモールの現場からもリポートする。

36 世界の国のプロフィール:タンザニア<NIJ>



≪New Internationalist Japan No.104 目次≫
(本文は日本語です)

2 イントロダクション ─ 税金とロマン

3 世界にはびこる不公平な税制の現実(NI p4-8の翻訳)
ここ何年か世界では、税金に関するある統一的な見解が支配的になっている。しかしそれは、税金の機能である国家の税収や富の再分配に悪影響をもたらしてきた。世界を覆うこのトレンドを探る。

14 不公平な税 ─ その事実(NI p12-13の翻訳)
世界のタックス・ヘイブン一覧と、不公平な税制を示す各種データを掲載。

21 税金の歴史(NI p16-17の翻訳)
今日英語で税という意味で使われるtaxの語源やその関連語の由来から、バイキングの徴税行為、所得税の始まり、近代国家の経済主義による税制への影響まで、税の歴史を概観する。

32 セレブの「節税」術(NI p5, 7, 11の翻訳)
U2のボノ、メディア王のルパート・マードック、金融スキャンダルに揺れるリヒテンシュタインの公爵の身辺を洗う。

35 環境税の限界(NI p18-19の翻訳)
今注目を浴びている環境税には、エネルギー使用量や炭素排出量など、課税する対象や政策目的によっていくつか種類がある。デンマーク、スウェーデン、オランダ、カナダのブリティッシュコロンビア州などで実施され成果を上げている環境税だが、グローバル化が進んだ今日では、同様の税制を他の先進国や開発途上国にも実施させることは可能なのだろうか。

41 もっと知るためのネタ帳

42 世界の国のプロフィール:タンザニア
1,019円
●今号の内容●
私たちの生活のあらゆる部分まで広く深く浸透している素材、プラスチック。その便利さや手軽さの裏には、製造から廃棄までさまざまな問題が横たわっている。特に健康と環境においては、環境ホルモンや発がん性物質など、まだはっきりとは安全が確認されていないグレーゾーンの物質が多数含まれている。また、環境にやさしい部分ばかりが注目を浴びるバイオプラスチックの中にも、特定条件下でしか生分解が促進されない問題、原料作物の問題(世界の食料危機への影響、GM作物や合成生物の使用)などを抱えているものがある。はたして、口先だけで健康や環境のことを論じる企業が展開するプラスチック・ビジネスは、どこからどこへ行こうとしているのか。


プラスチック・ビジネス─健康・環境・バイオ資源の問題
Drowning in plastic - Living in a toxic world


*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に掲載した「NIジャパン」をセットでお届けしています。


◆ NI & NIジャパン 2008年9月号 ◆

≪New Internationalist No.415 目次≫
(本文は英語です)

*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。

2 読者の声

4 有毒物質あふれる世界<NIJ>
家の中や職場から、私たちが吸い込む空気や食べる食料まで、実はそれが潜んでいる。本来の自然の仕組みや姿を変えつつある有毒な化学物質とその影響について報告する。

8 ポリマー革命 ─ プラスチックの歴史<NIJ>
約150年前のパーキシンから今日身の回りにあふれている素材まで、その歴史をコンパクトにまとめた。

10 ボトル入り飲料水の環境インパクト
世界中で消費量が伸びているボトル入り飲料水。石油を原料とするプラスチック製ボトルを使い、その製造·廃棄にまつわる問題のみならず、地下水くみ上げで起こる問題、ボトリング地から消費地への遠距離輸送のためのエネルギーと二酸化炭素排出の問題なども起こっている。ナチュラルでヘルシーなイメージで売る飲料水のスキャンダラスな現実を探る。

12 プラスチックは永遠に ─ その事実<NIJ>
世界では、どんな用途でどのくらい多くのプラスチック類が使用され、それはどんな影響を及ぼしているのだろうか。さまざまなデータから見てみよう。

14 待ったなしの海ゴミ対策
きれいな砂浜と海が広がるハワイ。しかし、そんな私たちのイメージを裏切るような、プラスチックの破片が大量に打ち上げられ、その小片が砂と混じり合ってしまった砂浜も現れている。アルガリータ海洋研究財団の調査船アルギータ号が、ハワイからロサンゼルスまでの1カ月の調査航海に出た。ここに取り上げたその時の乗組員の記録を見れば、プラスチックによる海ゴミの深刻な状況は明らかである。

17 バイオプラスチックは本当にグリーンなのか<NIJ>
プラスチック業界では、石油価格が上昇するにつれ、プラスチックの原料を植物にシフトさせる動きがある。しかし、バイオ燃料の増産で世界の食料事情が悪化し、プラスチック用作物による遺伝子汚染や環境汚染が懸念されるなか、その動きはとても見過ごせるようなものではない。

20 少しでも汚染リスクを減らすために<NIJに一部翻訳>
毎日の生活の中で私たちにできることはあるのだろうか。

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【Special Feature】
21 何かがおかしいカンボジア法廷
外国の資金援助によって国際法廷が設置され、人々が首を長くして待っていたクメールルージュの元幹部5人を裁く裁判が始まっている。しかし、何かがおかしい。裁く側は、裁きを下す悪者を限定するだけでなく、罪を犯した人間ではなく考えを裁こうとしている。はたして、そこにはどんな問題があるのだろうか。

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25 世界のニュース
「クリーンな石炭」のうそ(グリーンウォッシュ)/「領土、自治権、尊厳……、石炭なんかいらない」(先住民の権利)/石炭依存からの脱却(中国)/石炭開発とデモ(バングラデシュ)/ほか

28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
ピークオイルの曲芸。

29 社会を揺さぶる人々
紛争と飢餓ばかりが注目を浴びるアフリカで、前向きなエネルギーとメッセージにあふれる歌詞を西アフリカテイストの音楽にのせて発信するセネガルのミュージシャン、ユッスー・ンドゥールのインタビュー。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
アースワーク2008マンガコンテストの入賞作品。

34 エッセー:退職前にすべきこと
ブッシュ大統領の日記はきっとこんな感じなのだろう。作家、活動家、アナウンサーとしても活動するステファン・サイマノウィッツが想像を膨らませる。

36 世界の国のプロフィール:ボツワナ<NIJ>



≪New Internationalist Japan No.103 目次≫
(本文は日本語です)

2 イントロダクション ─ 不安解消につなげる客観的事実の扱い方

4 有毒物質あふれる世界(NI p4-7の翻訳)
家の中や職場から、私たちが吸い込む空気や食べる食料まで、実はそれが潜んでいる。本来の自然の仕組みや姿を変えつつある有毒な化学物質とその影響について報告する。

17 ポリマー革命 ─ プラスチックの歴史(NI p8-9の翻訳)
約150年前のパーキシンから今日身の回りにあふれている素材まで、その歴史をコンパクトにまとめた。

24 プラスチックは永遠に ─ その事実(NI p12-13の翻訳)
世界では、どんな用途でどのくらい多くのプラスチック類が使用され、それはどんな影響を及ぼしているのだろうか。さまざまなデータから見てみよう。

31 バイオプラスチックは本当にグリーンなのか(NI p17-19の翻訳)
プラスチック業界では、石油価格が上昇するにつれ、プラスチックの原料を植物にシフトさせる動きがある。しかし、バイオ燃料の増産で世界の食料事情が悪化し、プラスチック用作物による遺伝子汚染や環境汚染が懸念されるなか、その動きはとても見過ごせるようなものではない。

40 少しでも汚染リスクを減らすために(NI p20の翻訳)
毎日の生活の中で私たちにできることはあるのだろうか。

41 もっと知るためのネタ帳

42 世界の国のプロフィール:ボツワナ(NI p36の翻訳)

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見過ごせないローカルな事象からグローバルな動きまで、地球の明日に影響する出来事を独自の切り口で報道
1973年にイギリスで創刊された国際情報誌です。政治、社会、環境、人権など幅 広いテーマで世界の現実、草の根レベルの人々の声、解決に向けた動きを発信し ます。単に問題や課題だけでなく、より良い社会に向けて世界で、あるいは地域 で行われている取り組みや活動も紹介し、主流メディアの一歩先をいくオルタナ ティブを模索、提案しています。日本も含めた世界の将来が気になるという一般 の方から、最新の世界の動きや取り組みを知っておきたいという会社員、研究者、 教員、学生、NGO/NPO、ジャーナリストの方まで、幅広い方々にご活用いただいて います。

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