New Internationalist(ニューインターナショナリスト)英語版 発売日・バックナンバー

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■■ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2011年4月号■■

中国経済の奇跡と労働者の憂うつ
Makers of the miracle - So why are China’s workers left out in the cold?

●今号の内容●

世界の工場として、中国には熱い視線が注がれている。安い賃金と豊富な労働者が支えるその驚異的な生産力と経済成長は、今や世界経済の牽引力となっている。しかし、その世界の工場を支える労働者に光が当たることはほとんどない。過去10年で2億人とも3億人とも言われる労働者が、農村から仕事を求めて都会へ向かった。この農民工とも呼ばれる出稼ぎ労働者の貢献なしに今日の中国は存在しない。だが、彼らは相応な待遇を受けているのだろうか? 労働者の権利はどうなっているのか? 今月のNIでは、労働現場の実情から踏みにじられた労働者の権利を取り戻す運動まで、中国経済の担い手の現実を探る。

●今号の目次●

≪New Internationalist英語版 No.441≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

4 読者の声

6 今月のニュースのタネ
・同性婚合法化10周年(4月1日):全ての愛は平等だが、法の下では不平等という現実。<要約>
・学生たちによる抗議活動「抵抗の春」(4月1日~30日):世界の学生たちよ、団結せよ!
・国際母なる地球デー(4月22日):「母なる地球よ、あなたはなぜそんなにも悲しそうなのか」
・チャゴス海洋保護区1周年(4月1日):環境保護の方針と元島民が抱えるジレンマ。
・パレスチナ人収容者との連帯を図る国際デー(4月17日):5,000人を超えるパレスチナ人たちが現在イスラエルで拘束されている。彼らは家族の面会もままならない。
・シエラレオネ医療費無料イニシアチブ1周年(4月27日):妊産婦、母乳で子育て中の母親、そして5歳未満の子どもの医療費を無料にしたこの試みがもたらした変化と光明。<要約>
・企業年次総会の季節(4月1日~30日):企業に対する要望を伝えるため、活動家の動きが活発になる季節。
・20年前のこの月に、NIは何を伝えたか……

12 立ち上がる人々が向かう先
アラブ諸国では、現行の支配体制に変革を求める人々が次々と立ち上がっている。自由と民主的な体制を求める動きは今後どう展開していくのか。

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特集:中国の労働者

14 経済成長立役者の厳しい現実<翻訳>
躍進する中国経済を支えるのは、農村から都市へと流れ込む出稼ぎ労働者である。だが、彼らの支払う代償は手にする恩恵よりも大きく、もはや我慢も限界に達している。彼らはもう黙々と働くだけではない。状況の改善を求めて声を上げ、直接行動を始めている。

18 中国の労働者 ― その事実<翻訳>
賃金レベルや移住、彼らを取り巻く腐敗や不正義に対する抗議と暴動まで、データで見てみよう。

19 iSlave ― 電子産業の奴隷労働者<翻訳>
iPadやiPhoneの製造も行う台湾企業の中国現地子会社、フォックスコン(富士康)。この世界最大のEMS(電子機器受託生産)企業は、中国国内で100万人以上の労働者を雇っているが、労働強化を図る環境はすさまじく、自殺者も出ている。工場ではいったい何が起こっているのか。

22 正義への困難な道のり<翻訳>
違法な配置転換、工作機械事故が原因の腕の切断、じん肺。3人の労働者がそれぞれ被った被害と理不尽な処遇に対して、労働者としての権利を求めて企業と闘った記録。

24 中国の労働者と連帯するためのサイト
中国では労働運動も緒についたばかり。そんな彼らを支援する国際的な団体と動きを紹介する。
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25 団結して犯罪に立ち向かう<翻訳>
ベネズエラのユニークな犯罪者更生プロジェクトについて。

26 米国にとっての「安定」は他国にとっても安定なのか
アラブ諸国で革命的な混乱が起こっているが、米国はこの事態にどう対応して行くのだろうか。中東における米国の役割を考えるには、意識的に封印されてきた真実や考え方に注目する必要がある。出版されたばかりのノーム・チョムスキーのPower and Terror: Conflict, Hegemony, and the Rule of Forceからの抜粋。

29 米国で考える
Foreign Policy In Focusの上級アナリスト、マーク・エングラーが、世界の現象と問題を分析する。今月は、触れるのがタブーになっている米軍のコストを社会・経済的に解説する。

30 世界の国のプロフィール:ガイアナ

32 激論! 「倫理的な富」って矛盾では?<翻訳>
個人の富の蓄積は、世界に良い影響を及ぼすのだろうか? それとも、金持ちの個人的善行に比べれば、極端な貧富の差の方が社会への影響はずっと大きいのだろうか? 貧乏芸術家のポール・フィッツジェラルドと、化粧品会社ラッシュの社長で億万長者のマーク・コンスタンティンが、一筋縄ではいかないこの質問をめぐって火花を散らす。

35 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。

36 風刺漫画コーナー
ビッグ・バッド・ワールド、オンリー・プラネットに加え、政治マンガ家とコミック・ジャーナリストの国際ネットワークCartoon Movementからの作品を掲載。
http://www.cartoonmovement.com

37 カイロからの手紙
ムバラク支配という長いトンネルを抜け出し、将来の可能性が広がったことに高い期待を抱くエジプト人たちの心情。

38 インタビュー:ジャック・マパンジェ
3年半投獄されていたマラウイの詩人、ジャック・マパンジェ。投獄の日々を綴ったメモワール出版の直前に、自由、不変の真実、獄中での創作方法などについて話を聞いた。


≪ニュー・インターナショナリスト日本版129号≫
(本文は日本語です)

1 経済成長立役者の厳しい現実(NI p14-17の翻訳)
躍進する中国経済を支えるのは、農村から都市へと流れ込む出稼ぎ労働者である。だが彼らの支払う代償は手にする恩恵よりも大きく、もはや我慢も限界に達している。彼らはもう黙々と働くだけでない。状況の改善を求めて声を上げ、直接行動を始めている。

6 iSlave ― 電子産業の奴隷労働者(NI p19-21の翻訳)
iPadやiPhoneの製造も行う台湾企業の中国現地子会社、フォックスコン(富士康)。この世界最大のEMS(電子機器受託生産)企業は、中国国内で100万人以上の労働者を雇っているが、労働強化を図る環境はすさまじく、自殺者も出てしまった。工場ではいったい何が起こっているのか。

8 正義への困難な道のり(NI p18-19の翻訳)
違法な配置転換、工作機械事故が原因の腕の切断、じん肺。3人の労働者がそれぞれ被った被害と理不尽な処遇に対して、労働者としての権利を求めて企業と闘った記録。

10 中国の労働者 ― その事実(NI p20-21の翻訳)
賃金レベルや移住、彼らを取り巻く腐敗や不正義に対する抗議と暴動まで、データで見てみよう。

11 ニュース&オルタナティブ
・同性婚合法化10周年(4月1日)(NI p6からの要約)
全ての愛は平等だが、法の下では不平等という現実。
・シエラレオネ医療費無料イニシアチブ1周年(4月27日)(NI p10からの要約)
妊産婦、母乳で子育て中の母親、そして5歳未満の子どもの医療費を無料にしたこの試みがもたらした変化と光明。
・団結して犯罪に立ち向かう(NI p25の翻訳)
ベネズエラのユニークな犯罪者更生プロジェクトについて。

13 「倫理的な富」って矛盾では?(NI p32-34の翻訳)
個人の富の蓄積は、世界に良い影響を及ぼすのだろうか? それとも、金持ちの個人的善行に比べれば、極端な貧富の差の方が社会への影響はずっと大きいのだろうか? 貧乏芸術家のポール・フィッツジェラルドと、化粧品会社ラッシュの社長で億万長者のマーク・コンスタンティンが、一筋縄ではいかないこの質問をめぐって火花を散らす。

16 日本での動き震災特別編 「思いを形に」
通常はNIの特集テーマに関連する活動を取り上げているこのコーナー。しかし今回は特別編として、震災に関連した活動を取り上げる。いち早く被災地に一般ボランティアを送ることを決めたピースボート。対応が遅れがちな災害弱者の外国人の中でも特に立場が弱い難民を細やかに支援する難民支援協会。原子力推進派によって隠されたりゆがめられたりした情報を、市民の手に取り戻してきちんと議論ができるようにしようと情報発信を続ける原子力資料情報室。とにかく原発を再考してほしいという思いから、多数の人が参加して行われた反原発デモ。たくさんの多様な思いが活動という形になって、日本の再生につながっていくことは間違いない。

20 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
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■■ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2011年3月号■■

世界金融危機と政治的挑戦
Up in arms - How the financial crisis sparked a wave of popular protest

●今号の内容●


≪New Internationalist英語版 No.440 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

4 読者の声

6 今月のニュースのタネ
・国際女性デー(3月8日):国際女性デー創設から100年の今年、「男中心」の世界は変わったのだろうか。<翻訳>
・EU-モロッコ漁業条約期限(3月1日):モロッコに併合された西サハラ。その豊富な漁業資源が、モロッコが結ぶ漁業条約によってEUに奪われている。
・原発建設への激しい反対(インド):フランスの原発大手アレバとフランス政府に後押しされ、原発建設を強引に推し進めようとするインド政府。政府はあの手この手で土地の買収と住民理解の促進を図ろうとしているが、地元農民の不信は強く、激しい抵抗が続いている。<要約>

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特集:世界経済危機

10 大反乱の時代<翻訳>
2007年の世界金融危機は、世界経済の重心移動を加速させたようだ。大不況に見舞われ大きな痛手を受けた先進国と、世界金融危機前に経験していた苦しい経済運営の時代をくぐり抜けて成長している開発途上国。ただそのどちらの世界でも、これまでの経済の仕組みに対する民衆の不満が噴出して政府への圧力となり、新しい時代に向かう後押しともなっている。

17 インドで続く農民の自殺<翻訳>
インドの農村部では、1995年以来25万人の農民が自ら命を絶っている。それは、インドがグローバルな経済システムに組み込まれた副作用である。世界金融危機の影響もほとんどなく大量の犠牲者を生み出し続けている現場からの報告。

18 2010年の果敢な抵抗<翻訳>
食料価格の高騰から社会福祉や教育予算の削減、政府の不正から劣悪な労働条件まで、世界のあちこちで人々の不満が爆発し、それが抗議集会やデモを経て、暴動や独裁者追放にまでつながっている。2010年に世界各地で起こった主な民衆の抗議活動を紹介する。

20 世界の声なき声を聞く<翻訳>
人口で言えば世界のマジョリティー(多数派)である開発途上国の人々。しかし彼らが抱く経済的な苦しみや困難な生活に対する声に、先進国の政府やメディアが耳を傾けることはほとんどない。単なる人口上の多数派から脱却しようとしているマジョリティー・ワールドの人々の生の声を聞いてみよう。

22 もうひとつの世界は可能だ
地球村の人々を行動へと刺激する世界の動きと参考ウェブサイト。
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23 社会を揺さぶる人々
2006年にOne Million Signatureという運動を立ち上げ、女性に著しく不平等なイランの法律の改正を訴えるためにイラン人100万人の署名を集め続けているパーヴィン・アルダラン。彼女の活動の軌跡と、変化を求める思いについて聞いた。

24 先住民としての失われた時を求めて
かつてカナダでは白人文化への同化を目的に、先住民族の子どもたちを両親の元から引き離して寄宿学校で教育する同化政策が行われていた。現在は真実と和解委員会が設立され、同化政策によって心に傷を負った人々を癒す作業が行われている。

26 米国で考える
Foreign Policy In Focusの上級アナリスト、マーク・エングラーが、世界の現象と問題を分析する。今月は、世界に対する政治外交の影響が弱まっている米国の行く末について。

27 世界の民衆の力を見える形に
193カ国に660万人のメンバーを擁し、1万を超えるイベントで3,000万のオンラインアクションを実施。これほどの実績をこの4年で達成したオンライン・コミュニティーのAvaazとは何か? 1997年創立以来の理念と活動を振り返る。

28 世界の国のプロフィール:サモア

30 激論! 抗議活動での破壊は許されるのか
黒い装束の「過激な一団」が商店のガラスを叩き割る。最近のサミットなどではこんなシーンを目にすることが多くなっている。しかし、このような他人の財産に損害を与えるという行為は物議を醸し、社会と政治的変革を求める活動の在り方自体にまで議論が広がってきている。今回は2人の活動家がこの問いにYESとNOで激論を交わす。

33 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。

34 ミツバチを救う飼育方法<翻訳>
はちみつ生産だけでなく、農作物の受粉に非常に重要な役割を果たしているミツバチ。ミツバチに迫っている危機と、それを救うためのオルタナティブな方法について。

35地元のガーデニング・クラブを活用しよう
趣味の本やインターネット以上に価値の高いのが地元のガーデニング・クラブだ。どんな利用法があるのか?

35 不要になった携帯はリサイクル
どこかへしまったままになっている携帯も、資源としてリサイクルできる。販売店に持って行ったり、リサイクル携帯で活動資金を捻出しているNPO/NGOに寄付したりするのもひとつの方法だ。

36 風刺漫画コーナー
ビッグ・バッド・ワールド、オンリー・プラネットに加え、政治マンガ家とコミック・ジャーナリストの国際ネットワークCartoon Movementからの作品を掲載。

37 カイロからの手紙
民衆が達成した独裁者の追放。今回エジプト人は、自分たちが持つ強さと人間愛に初めて気づいた。彼らの勢いはこれからも続くだろう。

38 インタビュー:ジャッキー・ケイ
英国のイングランド地方に住む詩人で作家のジャッキー・ケイ。しかし彼女にはスコットランドとナイジェリアの血が流れている。日本でも心温まるユニークなファンタジー『ストローガール』(邦訳:求龍堂刊)が出版されている彼女が、文学だけでなく、文化、人種差別、故郷についても語った。


≪ニュー・インターナショナリスト日本版128号 目次≫
(本文は日本語です)

1 大反抗の時代(NI p10-16の翻訳)
2007年の世界金融危機は、世界経済の重心移動を加速させたようだ。大不況に見舞われ大きな痛手を受けた先進国と、世界金融危機前に経験していた苦しい経済運営の時代をくぐり抜けて成長している開発途上国。ただそのどちらの世界でも、これまでの経済の仕組みに対する民衆の不満が噴出して政府への圧力となり、新しい時代に向かう後押しともなっている。

9 インドで続く農民の自殺(NI p17の翻訳)
インドの農村部では、1995年以来25万人の農民が自ら命を絶っている。それは、インドがグローバルな経済システムに組み込まれた副作用である。世界金融危機の影響もほとんどなく大量の犠牲者を生み出し続けている現場からの報告。

10 2010年の果敢な抵抗(NI p18-19の翻訳)
食料価格の高騰から社会福祉や教育予算の削減、政府の不正から劣悪な労働条件まで、世界のあちこちで人々の不満が爆発し、それが抗議集会やデモを経て、暴動や独裁者追放にまでつながっている。2010年に世界各地で起こった主な民衆の抗議活動を紹介する。

12 世界の声なき声を聞く(NI p20-21の翻訳)
人口で言えば世界のマジョリティー(多数派)である開発途上国の人々。しかし彼らが抱く経済的な苦しみや困難な生活に対する声に、先進国の政府やメディアが耳を傾けることはほとんどない。単なる人口上の多数派から脱却しようとしているマジョリティー・ワールドの人々の生の声を聞いてみよう。

14 世界のニュース
・国際女性デー(3月8日)(NI p6からの翻訳)
国際女性デー創設から100年の今年、「男中心」の世界は変わったのだろうか。
・ミツバチを救う飼育方法(NI p34からの翻訳)
はちみつ生産だけでなく、農作物の受粉に非常に重要な役割を果たしているミツバチ。ミツバチに迫っている危機と、それを救うためのオルタナティブな方法について。

・原発建設への激しい反対(インド)(NI p9からの要約)
フランスの原発大手アレバとフランス政府に後押しされ、原発建設を強引に推し進めようとするインド政府。政府はあの手この手で土地の買収と住民理解の促進を図ろうとしているが、地元農民の不信は強く、激しい抵抗が続いている。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

*「日本での動き」はお休みいたしました
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。

■■ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2011年1/2月合併号■■

企業ロビー活動の実態
Corporate lobbying - Who’s pushing politicians’ buttons?

●今号の内容●

政府と政治家に影響力を行使する企業。企業利益優先の活動が国の行政と立法をも左右し、国民の生活にも大きな影響を与える。しかし、企業のロビー活動の詳細は一般には知られていない。それは、直接的な働きかけや接触以外にも、業界団体や偽装団体を通したものや、世論形成を図るPR会社などを使ったキャンペーンとしても行われ、それとは一目では分からないように実行されているからである。今月のNIでは、世界中で密やかに行使されているこの力の実態を報告する。

≪New Internationalist英語版 No.439 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

4 読者の声

6 今月のニュースのタネ
・ハイチ独立記念日(1月1日):危機が続くこの国のゆくえ
・南スーダン分離独立住民投票(1月9日):新たな国誕生への一歩か?
・国際森林年(2011年):先住民族には冷淡な「地球大賞」受賞者<翻訳>
・カナダ-EU貿易交渉(1月16~21日 ブリュッセル):地球温暖化に重大な影響を及ぼす政策
・オーストラリア建国記念日(1月26日):難民への対応をめぐる議論と法律
・20年前のこの月に、NIは何を伝えたか……


特集:企業のロビー活動

10 不名誉の殿堂<翻訳>
大手企業の意向を押し通そうと人知れず説得を行う連中と、それに惑わされる政府。一般の人々の視線に絶えずさらされるべきそのなれ合い関係にメスを入れる。

14 企業の影響 ― その事実<翻訳>
数字が語るロビイストの影響からPR企業という陰の大物たちの行状まで。

15 南の国からの一コマ
アマゾンの川をボートでさかのぼりながら考えた人の営みと自然のサイクル。

16 カネにモノ言わす企業 ― 世界を最もゆがめている産業界ロビー トップ10<翻訳>
企業の意向に沿って政策をねじ曲げるよう政治家に働きかけるには、高度なテクニックが必要だ。企業のために働くロビイストたちはその技術を持ち、政治家を操る術を知っている。目立たないようにして動くロビイストの知られざる活動とその影響を報告する。


22 米国で考える
Foreign Policy In Focusの上級アナリスト、マーク・エングラーが、世界の現象と問題を分析する。今月は、拡大を続ける米国内の経済格差について。

25 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介(Best of 2010)

24 母なる大地を守る
1960年代の「土地か死か」運動は、ペルー最初の土地改革に道を開いた。その先頭に立っていたのが、ペルーの農民運動の伝説的指導者ウーゴ・ブランコである。ペルー軍は彼を処刑すると宣言したが、バートランド・ラッセル、ジャン・ポール・サルトル、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、チェ・ゲバラなどによる国際的な支援運動によって処刑は回避された。その後25年の刑期が言い渡され投獄されたが、刑期は短縮され8年で釈放となった。現在76歳になる彼に、困難な闘いの日々や投獄時の様子、先住民族の現在と未来について聞いた。(ウーゴ・ブランコ著の『土地か死か-ペルー土地占拠闘争と南米革命』邦訳は柘植書房より1974年に出版されている)

27 不公正というウイルスに立ち向かう
もうひとつのノーベル賞と言われるライト・ライブリフッド賞を受賞したイスラエルのNGO、Physicians for Human Rights Israel(PHRI)。イスラエル国内だけでなくパレスチナ占領地域でも活動するこの保健医療団体の信念とこれまでの経験について、ハダス・ジブ事務局長に聞いた。

28 世界の国のプロフィール:ギニアビサウ

30 激論! ベジタリアンはベストな方法なのか?
植物由来の食べ物に比べると、食肉はやはり環境に多大な負荷となるのだろうか? それとも、環境に負荷をかけないグリーンな食肉生産は可能なのだろうか? この小さな惑星に適した食のあり方について、専門家が議論を闘わせる。

33 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。

34 「植物マイレージ」を減らそう!
観賞用の植物は、輸入品であることも珍しくない。環境という観点から考えると、そこには遠距離輸送時の炭素排出量以外にも、いくつかの落とし穴があった。

34 町ぐるみでフェアトレードな暮らしを
世界中で増え続けているフェアトレードタウンとは何か。

35 幅広い視野で現代をとらえるスローフード
日本でも注目を浴びているスローフード。それは、単なる食文化と農業に関する話ではない。政治や貿易や企業活動がからむ問題も関係してくる。例えば、日本や韓国などにおける国内農業の衰退と、途上国で進む農地の買収とは無関係ではない。昨年10月にイタリアのトリノで行われた食の祭典Salone del Gusto(農民、生産者、研究者、料理人が情報や主張を発信するTerra Madreも同時開催)の様子と、スローフードに関係する課題を報告する。

36 風刺漫画コーナー
ビッグ・バッド・ワールド、オンリー・プラネットに加え、政治マンガ家とコミック・ジャーナリストの国際ネットワークCartoon Movementからの作品を掲載。

37 カイロからの手紙
部屋に現れたネズミという招かれざる客と、それに対する周囲の人々のさまざまな反応。

38 インタビュー:スーザン・ジョージ
政治学者、作家、そして公正な世界を目指すグローバル・ジャスティス運動活動家として長い活動歴を持つスーザン・ジョージが、金融危機=モラル危機である理由や、聞く耳を持たない指導者たちをコントロールする方法について語った。


≪ニュー・インターナショナリスト日本版127号 目次≫
(本文は日本語です)

1 不名誉の殿堂(NI p10-13の翻訳)
大手企業の意向を押し通そうと人知れず説得を行う連中と、それに惑わされる政府。一般の人々の視線に絶えずさらされるべきそのなれ合い関係にメスを入れる。

5 企業の影響 ― その事実(NI p14の翻訳)
数字が語るロビイストの影響からPR企業という陰の大物たちの行状まで。

6 カネにモノ言わす企業 ― 世界を最もゆがめている産業界ロビー トップ10(NI p16-21の翻訳)
企業の意向に沿って政策をねじ曲げるよう政治家に働きかけるには、高度なテクニックが必要だ。企業のために働くロビイストたちはその技術を持ち、政治家を操る術を知っている。目立たないようにして動くロビイストの知られざる活動とその影響を報告する。

13 日本での動き
●私益と公益とグレーな主張
日本では、ロビー活動という言葉こそ使われないものの、企業と国のなれ合い関係にまつわる問題は、政治とカネや天下りなどの問題として長い間国民から怒りを買ってきた。だが、官民人事交流事業や防衛省主催の企業との意見交換会など、「公的な」なれ合いの仕組みと機会はいまだになくならない。
<取材団体: 核とミサイル防衛にNO!キャンペーン>

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 世界のニュース
・「植物マイレージ」を減らそう!(NI p34からの翻訳)
観賞用の植物は、輸入品であることも珍しくない。環境という観点から考えると、そこには遠距離輸送時の炭素排出量以外にも、いくつかの落とし穴があった。
・国際森林年(2011年)(NI p7からの翻訳)
先住民族には冷淡な「地球大賞」受賞者。
・スーザン・ジョージ インタビュー(NI p38からの翻訳)
政治学者、作家、そして公正な世界を目指すグローバル・ジャスティス運動活動家として長い活動歴を持つスーザン・ジョージが、金融危機=モラル危機である理由や、聞く耳を持たない指導者たちをコントロールする方法について語った。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年12月号 ■■

ゼロカーボン社会は可能なのか
Zero carbon world - Can it be done?

●今号の内容●

石油、天然ガス、石炭。これらの化石燃料をそのまま地中にとどめて使わなければ、新たな二酸化炭素が放出されることはない。しかし、化石燃料にどっぷりと浸かった現代の人間の生活は、それを許さない。現在の私たちの暮らしを考えてみれば、新たな二酸化炭素の発生を防ぎ、再生可能で自然への脅威にもならないような資源で動く社会が、近い将来実現するとはとうてい思えない。しかし世界には、既存技術を応用したり意識や考え方や社会のシステムを変えたりして、二酸化炭素を排出しないゼロカーボン社会の実現を短期間で目指している人々がいる。今月は、ゼロカーボン社会に向けてすでに動き出している人々の活動と考え方を通じて、私たちが必要としているヒントと方向性を探る。

≪New Internationalist英語版 No.438 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

4 読者の声

Agenda

6 今月のニュースのタネ
・世界エイズデー(12月1日):世界のエイズの現状
・西パプア独立の日(12月1日):インドネシアによる弾圧に苦しむ西パプア
・ボパール化学工場事故記念日(12月2日・3日):下水の水を飲まされているボパール化学工場毒ガス漏出事故被害者たち<翻訳>
・EU-インド貿易サミット(12月10日):英国企業進出の足がかりとなる取り決めの中身とは
・世界人権デー(12月10日):ケニアの人権ラジオ<翻訳>
・米軍基地閉鎖を目指す沖縄の人々の闘い
・35年前の今月、NIは何を伝えたか……

Analysis
Special feature: Zero carbon world

10 排出ゼロに向けて始動せよ<翻訳>
先進工業国において、20年以内に化石燃料からの炭素排出量をゼロにできるのか? この質問にYESという答えを示すのが、『ゼロカーボン・ブリテン2030 (Zero Carbon Britain 2030)』である。英国の代替技術センター(CAT)が中心となってまとめたこの報告書には、ゼロに向かうための具体的な方法が書かれている。そこには、どんな未来が描かれているのだろうか。

14 ユートピアを探して<翻訳>
閉塞感が漂い、重くのしかかるような空気に包まれ、ユートピアという状況から最もかけ離れた時代だからこそユートピアは必要とされている。忙しい都市の生活に疑問を感じた環境活動家のカップルが、ヨーロッパのユートピア的共同体をめぐった旅の報告。

18 二酸化炭素排出を削減する ― 化石燃料不使用社会実現に向けた8つのポイント<翻訳>
自分自身の暮らしからコミュニティーのあり方、企業や国が進むべき方向性まで、人と社会が変わっていくためのヒントを示す。

22 バック・トゥー・ザ・フューチャー
故きを温ねて新しきを知る。先進国も30~40年前は、今よりもずっとエネルギー消費は小さく、希望と夢は大きかった。

Also in Analysis

25 ジャーナリストが伝える戦争報道は真実なのか
多くのジャーナリストが戦争を派手に伝えるのはなぜか? その一方で、政府のうそや情報操作に挑んでそれをきちんと伝えないのはなぜなのか? ドキュメンタリーThe War You Don’t Seeを制作した著名なドキュメンタリー映画監督でジャーナリストでもあるJohn Pilgerへのインタビュー。

28 世界の国のプロフィール:ケニア

Argument

30 先進国は難民と移民を制限なく受け入れるべきか
世界には、さまざまな不当な理由から迫害されてそれから逃れるため、または困窮してなすすべもない状況から抜け出して生き延びるため、母国を後にして異国を目指す人々がいる。先進国は、このような人々すべてに国境を開放すべきなのか? それとも、移民の流入は規制を設けて管理すべきなのか?

33 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。

Applause
34 フェアトレードよりもフェア
生産者にとってより適切な価格を定めることはフェアトレードのポイントのひとつである。しかしインドのJust Changeは、価格ではなく市場の仕組みを変えることで、一歩進んだ生産者と消費者の関係を模索している。

Alternative
35 職場で野菜作り
職場の緑は意欲を引き出し充足感を向上させることができる、とアナ・ウェストンは述べる。<翻訳>

35 食べ物について考える
毎日食べる食べ物はどこから来ているのだろうか。そのことを強く考えさせられる新しいキャンペーンについて。<翻訳>

36 風刺漫画コーナー
ビッグ・バッド・ワールド、オンリー・プラネットに加え、ビデオジャーナリストとマンガ家の国際ネットワークVJ Movementからの作品を掲載。

37 Anna Chenのエッセー
英国で、女優、脚本家、詩人、歌手、武術家などとして幅広く活躍するAnna Chenが、さまざまな話題をつづる。今回は、見境のない食欲とその罰について。

38 インタビュー:ジェシー・ジャクソン
米国の公民権運動活動家でキリスト教バプテスト派牧師であるジェシー・ジャクソン。昔の人種差別の状況から彼の生まれ育った環境、女性の権利やオバマ大統領の評価まで幅広く語った。



≪ニュー・インターナショナリスト日本版126号 目次≫
(本文は日本語です)

1 排出ゼロに向けて始動せよ(NI p10-13の翻訳)
先進工業国において、20年以内に化石燃料からの炭素排出量をゼロにできるのか? この質問にYESという答えを示すのが、『ゼロカーボン・ブリテン2030 (Zero Carbon Britain 2030)』である。英国の代替技術センター(CAT)が中心となってまとめたこの報告書には、ゼロに向かうための具体的な方法が書かれている。そこには、どんな未来が描かれているのだろうか。

5 ユートピアを探して(NI p14-17の翻訳)
閉塞感が漂い、重くのしかかるような空気に包まれ、ユートピアという状況から最もかけ離れた時代だからこそユートピアは必要とされている。忙しい都市の生活に疑問を感じた環境活動家のカップルが、ヨーロッパのユートピア的共同体をめぐった旅の報告。

9 二酸化炭素排出を削減する ― 化石燃料不使用社会実現に向けた8つのポイント(NI p18-21の翻訳)
自分自身の暮らしからコミュニティーのあり方、企業や国が進むべき方向性まで、人と社会が変わっていくためのヒントを示す。

13 日本での動き
●適正な技術での問題解決
技術立国日本では、地球温暖化を得意の技術で解決すればいいと考える人も少なくない。しかし注意が必要なのは、有効で副作用のない適切な技術を、振り回されることなく利用することだ。長年インドネシアで、現地コミュニティーと人々の状況に合った適切な技術を導入・利用してもらうことを模索してきたNGOの理念から考える。
<取材団体: NPO法人 APEX>

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 世界のニュース
・ボパール化学工場事故記念日(NI p8からの翻訳)
下水の水を飲まされているボパール化学工場毒ガス漏出事故被害者たち
・世界人権デー(NI p9からの翻訳)
ケニアの人権ラジオ
・職場で野菜作り(NI p35からの要約)
職場の緑は意欲を引き出し充足感を向上させることができる、とアナ・ウェストンは述べる。
・食べ物について考える(NI p35からの要約)
毎日食べる食べ物はどこから来ているのだろうか。そのことを強く考えさせられる新しいキャンペーンについて。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年11月号 ■■

人間対自然
Humans vs. Nature

●今号の内容●

微妙なバランスの上で綱渡りが続く人間と自然の関係。例えば、人間の活動の犠牲となったアラル海。かつては世界第4位の大きさを誇ったこの湖も、綿花などの栽培のために川の流路変更が行われ、湖水維持に必要な水が流入しなくなった。そのために湖は著しく縮小し、湖水の塩分濃度は高まり、生物の多くが失われた。だが最近では一部の生態系が回復し、在来種の魚も戻ってくるという明るい状況が見られる。しかしまた一方では、人間の活動が地域の生態系に影響を与え続け、完全な回復は非常に困難ともされる。また、まだ記憶に新しいメキシコ湾原油流出事故。その原因企業である英国の石油メジャーBPは、甚大な環境破壊をもたらしたにもかかわらず、自社の責任を真摯に受け止めていない。あるいは現在、地球環境の破壊を防ぐために、大規模環境破壊を犯罪として国際司法裁判所で裁けるようにするという活動を行っている人々もいる。今月のNI は、人間が自然に残した爪跡について報告するとともに、これからの人間と自然の関係についても考える。


◆ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2010年11月号◆

≪New Internationalist英語版 No.437 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

4 読者の声

Agenda

6 今月のニュースのタネ
・11月2日米国中間選挙:そのゆくえとその後に来るもの
・11月9日分離壁に反対するパレスチナ人との国際連帯ウィーク:分離壁に反対して世界が団結<翻訳>
・11月11~12日G20(20カ国・地域)首脳会合:対峙する厳戒態勢の国と活動家
・11月19日世界トイレの日:トイレよりも携帯電話を持つ人の方が多い国
・11月25日女性に対する暴力撤廃の国際デー:メキシコ人は女性への暴力がなくなることを望んでいる<翻訳>
・25年前の今月、NIは何を伝えたか……


Applause

10 鉱山企業を打ち負かした山岳民族
アルミの原料となるボーキサイトが眠る、インドのオリッサ州の山岳民族が住む丘陵地。その鉱山開発に向けて動く多国籍鉱山会社に対し、自然の恵みに頼った生活を送る先住民族は反対運動を展開し、環境や人権の活動家からも多大なバックアップを受けた。しかし形勢は不利で、開発は不可避かと思われたが……。

Analysis
Special feature: Humans vs. Nature

11 人間と自然の結びつきを改めて考える<翻訳>
私たちは、人間の活動が原因となって変わりゆく自然を目の当たりにしている。その活動とは経済と消費にまつわるもので、それらに目を奪われた人間は、人間と自然の不可欠なつながりを意識しないよう切り離して考える。自然に依存して生きる以外術のない人間は、今後どうなってしまうのか。

12 アラル海の復活と死<翻訳>
かつては世界で4番目に大きな湖だったアラル海。しかし、旧ソビエト時代に行なわれた川の流路変更により、その面積は2割以下になってしまった。20世紀最大の環境破壊のひとつと言われるアラル海の現状と見通しについて報告する。

16 原油流出事故の不透明な後始末と石油社会のゆくえ<翻訳>
今年4月、メキシコ湾で操業していた英国の石油メジャーBPの石油掘削装置が爆発し、膨大な原油が流出した。一時は毎日のようにメディアを賑わしたこの事故に関するニュースも、最近ではほとんど報道されることはない。しかしだからといって、問題が解決したわけではない。流出した膨大な原油とそれを拡散するために用いられた大量の分散処理剤が生態系にもたらす影響は、実はよく分かっていないのだ。このような状況で、主流派のメディアはなぜ報道と追及をやめたのだろうか。

19 環境破壊を犯罪として裁く<翻訳>
企業が大規模な環境破壊を起こしても、科すことができる罰は法人への罰金程度である。それでは抑制効果がないため、法人トップを責任者として裁く法律が必要である。大規模環境破壊を犯罪として国際刑事裁判所で裁こうと取り組む活動について。

21 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。

Also in Analysis

22 ビルマ市民の借金術
親類から質屋まで、生活費や商売のための費用を毎日あわただしく工面する、ビルマ都市部の貧しい人々のサバイバル術。

25 南の国からの一コマ
エクアドルのビーチで楽しむひととき。

26 米国に正義を求める
ベトナム戦争で使用された枯葉剤。その影響はいまだにベトナムの人々を苦しめている。米国に責任ある対応を求めるベトナム枯葉剤被害者協会(VAVA)のダン・タン・ニャットに話を聞いた。

28 世界の国のプロフィール:グルジア

Argument

30 公共サービス削減は正しい対応策なのか?
台所事情の苦しい国家は、現在の経済学主流派の考え方を反映し、公共サービスの削減を真っ先に行おうとする傾向が世界中で見られる。国家として、果たしてそれは正当化できるものなのか?

33 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。

Alternative

34 インドで普及する省エネ七輪<要約> ほか

36 風刺漫画コーナー
これまでのビッグ・バッド・ワールド、オンリー・プラネットに加え、ビデオジャーナリストとマンガ家の国際ネットワークVJ Movementから提供された作品を毎月1つ掲載する。

37 Anna Chenのエッセー
英国で女優、脚本家、詩人、歌手、武術家などとして幅広く活躍するAnna Chenが、さまざまな話題をつづる。今回は、人間にとっての現実とその構築について考える。

38 インタビュー:マーガレット・アトウッド
カナダの作家で数々の文学賞を受賞し、日本でもファンの多いマーガレット・アトウッド。行動主義、文学の対象としての女性、文壇における男性の地位について語った。


≪ニュー・インターナショナリスト日本版125号 目次≫
(本文は日本語です)

1 人間と自然の結びつきを改めて考える(NI p11の翻訳)
私たちは、人間の活動が原因となって変わりゆく自然を目の当たりにしている。その活動とは経済と消費にまつわるもので、それらに目を奪われた人間は、人間と自然の不可欠なつながりを意識しないよう切り離して考える。自然に依存して生きる以外術のない人間は、今後どうなってしまうのか。

2 アラル海の復活と死(NI p12-15の翻訳)
かつては世界で4番目に大きな湖だったアラル海。しかし、旧ソビエト時代に行なわれた川の流路変更により、その面積は2割以下になってしまった。20世紀最大の環境破壊のひとつと言われるアラル海の現状と見通しについて報告する。

6 原油流出事故の不透明な後始末と石油社会のゆくえ(NI p16-18の翻訳)
今年4月、メキシコ湾で操業していた英国の石油メジャーBPの石油掘削装置が爆発し、膨大な原油が流出した。一時は毎日のようにメディアを賑わしたこの事故に関するニュースも、最近ではほとんど報道されることはない。しかしだからといって、問題が解決したわけではない。流出した膨大な原油とそれを拡散するために用いられた大量の分散処理剤が生態系にもたらす影響は、実はよく分かっていないのだ。このような状況で、主流派のメディアはなぜ報道と追及をやめたのだろうか。

9 環境破壊を犯罪として裁く(NI p19-20の翻訳)
企業が大規模な環境破壊を起こしても、科すことができる罰は法人への罰金程度である。それでは抑制効果がないため、法人トップを責任者として裁く法律が必要である。大規模環境破壊を犯罪として国際刑事裁判所で裁こうと取り組む活動について。

11 日本での動き
●足尾の森の破壊と回復から考える
かつて世界有数の銅輸出国だった日本。その一翼を担い、日本の近代化にも貢献した足尾銅山。しかし鉱毒被害から森林破壊まで、その代償は大きく、現在もはげ山のままとなっている森林の再生にはあと100年、200年かかるとも言われている。現在も日本国内にその爪跡を残す資源開発。しかし資源の大輸入国となった今、その爪跡は海外に残されている。足尾に緑を回復する活動と足尾の歴史から、資源開発と自然破壊について考える。
<NPO法人 足尾に緑を育てる会>

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 世界のニュース
・分離壁に反対するパレスチナ人との国際連帯ウィーク(NI p7からの翻訳)
・インドで普及する省エネ七輪(NI p35からの要約)
・女性に対する暴力撤廃の国際デー(NI p9からの翻訳)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年10月号 ■■

民主主義が変わるとき
A wake-up call for democracy

●今号の内容●

政党と選挙を中心とした西洋型の民主主義は、くたびれ、空虚で、専制的になってきている。現在多くの国は、民衆に選ばれた政治家という人々が政治をとりおこなう代表民主制という制度を採用している。しかし政治家たちは、代表として責務を託された民衆の意向を忘れ、利益集団や自己保身のために働くようになり、人々はそれにうんざりし、政治不信は深刻である。しかし一方で、特にラテンアメリカでは、より民衆に近い民主主義が実践され、人々の暮らしに前向きな影響も現れている。はたして、私たちはどんな民主主義に希望を見いだすことができるのだろうか。変わるべき民主主義のポイントと、その実践を紹介する。


◆ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2010年10月号◆

≪New Internationalist英語版 No.436 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

4 読者の声

Agenda
6 今月のニュースのタネ
・10月3日ブラジル大統領選挙:ブラジルのルラ大統領の後はどうなる?
・10月4日レソト独立記念日:英国のウェールズとアフリカのレソトの共通点とは
・10月5日世界教師デー:教師と生徒への暴力<翻訳>
・10月7日:拷問に手を貸す米軍医たち
・10月10日:中米の地雷除去完了<翻訳>
・10月10日と12日:気候変動世界行動デーのアクション
・35年前の今月、NIは何を伝えたか……

Analysis
Special feature: democracy

10 大きな民主主義の素晴らしさ<翻訳>
現在の民主主義に幻滅していても、それほど悲しむことはない。これからの民主主義と希望を探してみよう。

16 被抑圧者の声を代弁するアルンダティ・ロイ
世界的権威ある英国の文学賞ブッカー賞を受賞したインドのアルンダティ・ロイ。彼女は高い人気を誇る一方で、当局への批判や言動から保守層からは批判を受けてきた。彼女の言説は、「世界最大の民主主義国家」インドが抱える2面性を浮き彫りにする。

19 独裁者を支援する民主主義の伝道者<要約>
中東の人々は西洋諸国が口を酸っぱくして喧伝する西洋型民主主義をどう見ているのだろうか? 彼らはなぜ、民主主義を受け入れようとしないのか? ベイルート在住の中東の専門家ロバート・フィスクへのインタビュー。

20 民主主義をもっと元気にする10の方法<翻訳>
民衆が主となる文字通りの民主主義を強化するには、どんな点に気をつけていけばよいのか。

22 スラム民主主義は未来の形<翻訳>
ラテンアメリカで実践されている草の根の民主主義。一般メディアがその動きや仕組みを報道することはほとんどない。しかし、それは地域の人々の生活を確実に変えている。

Applause
25 ネスレ社はなぜボイコットされるのか<翻訳>
多国籍食品大手ネスレ社が世界中でボイコットされるようになってから30年以上がたつ。10月25日から31日は、ネスレ社への働きかけを強めるキャンペーンInternational Nestle-Free Weekだった。ここで改めて、30年前から今日までのボイコットの道のりを振り返ってみよう。

Also in Analysis
26 女性たちが頼る占い師の弊害
アフガニスタンの首都カブールのあちこちで見かける占い師や魔術師と呼ばれる人々。女性たちがよく利用し、夫の暴力から家事や仕事の悩みまでさまざまなことを相談する。だが占い師たちがカネや家畜を受け取る代わりに与えるのは、呪いやおまじないレベルの実際には役立たずの助言だけだ。そしてその助言を受け入れる女性たちは、問題の本当の原因を見ようとはせず、彼女たちの状況は結局何も変わらない。

28 世界の国のプロフィール:エチオピア

Argument
30 臓器売買は許されるのか?
YESと言う精神科医でイエール大学医学部講師のシャリー・サテルと、NOと言う国際臓器移植学会の会長でシドニー大学教授の腎臓外科医ジェレミー・チャンプマンの激論。

33 パズルページ
クロスワード、数独、ワードサーチ。

Alternative
34 戦いではなく食べ物を作る紛争キッチン<翻訳> ほか

36 風刺漫画コーナー
これまでのビッグ・バッド・ワールド、オンリー・プラネットに加え、ビデオジャーナリストとマンガ家の国際ネットワークVJ Movementから提供された作品を毎月1つ掲載する。

37 Anna Chenのエッセー
英国で女優、脚本家、詩人、歌手、武術家などとして幅広く活躍するAnna Chenが、さまざまな話題をつづる。今回は、人間がなげな動物に夢中になる理由について。

38 インタビュー:ベンジャミン・ゼファニア
英国で生まれ育ったジャマイカ系の作家、レゲエミュージシャン、俳優のベンジャミン・ゼファニア。日本でも『フェイス』や『難民少年』(ともに講談社)が翻訳され、彼のレゲエのCDも容易に見つけることができる。長年にわたり人々にリズムを送り続けてきた彼に、政治、音楽、詩について尋ねた。



≪ニュー・インターナショナリスト日本版124号 目次≫
(本文は日本語です)

1 大きな民主主義の素晴らしさ(NI p10-15の翻訳)
現在の民主主義に幻滅していても、それほど悲しむことはない。これからの民主主義と希望を探してみよう。

7 独裁者を支援する民主主義の伝道者(NI p19の要約)
中東の人々は西洋諸国が口を酸っぱくして喧伝する西洋型民主主義をどう見ているのだろうか? 彼らはなぜ、民主主義を受け入れようとしないのか? ベイルート在住の中東の専門家ロバート・フィスクへのインタビュー。

8 民主主義をもっと元気にする10の方法(NI p20-21の要約)
民衆が主となる文字通りの民主主義を強化するには、どんな点に気をつけていけばよいのか。

10 スラム民主主義は未来の形(NI p22-24の翻訳)
ラテンアメリカで実践されている草の根の民主主義。一般メディアがその動きや仕組みを報道することはほとんどない。しかし、それは地域の人々の生活を確実に変えている。

13 日本での動き
選挙の度に話題に上る1票の格差。違憲判決もすでに出て、現在も昨年の衆議院選挙と今年の参議院選挙に関していくつも裁判が起こされている。民主主義の根幹を揺るがすこの不平等の現実と取り組みについて報告する。
●一人一票以下の現実<一人一票実現国民会議>

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 世界のニュース
・教師と生徒への暴力(NI p7の翻訳)
・戦いではなく食べ物を作る紛争キッチン(NI p35の翻訳)
・中米の地雷除去完了(NI p8の翻訳)
・ネスレ社はなぜボイコットされるのか(NI p25の翻訳)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年9月号 ■■

タネの多様性を守れ
Seed savers - The frontline against world hunger

●今号の内容●

10月に名古屋で開かれる生物多様性条約の会議に向け、日本でも生物多様性への関心が高まっている。消えゆく里山から絶滅危惧の動物まで、さまざまな話題が耳に入ってくる。中でも私たちの食卓に直結するのが、植物のタネの問題だ。

人間は多々ある植物の一部を栽培し、それを食べて生きてきた。収穫した作物からはタネが採られ、それが引き継がれて代々農業の営みが行われてきた。しかし現在、そんな営みや多様な在来種の作物が危機に直面している。交配種や遺伝子組み換えのタネに化学肥料と農薬をセットで売り込み、工業的な農業手法で作物のタネ(つまり私たちの食料)を支配しようともくろむ世界のアグリビジネス企業。彼らは、人口増加著しい世界を食べさせていく唯一の方法が工業的農業だ、と主張する。しかし彼らが「開発」した作物は企業の所有物となり、その結果作物の独占と単一作物栽培が進み、化石燃料への依存は増え、作物の耐病性や気候変動への適応性は弱まっていく。

今月のNIは、ラテンアメリカ、アフリカ、アジアの小規模農民たちが、そんな未来を回避するためにすでに取り組んでいる活動を報告する。彼らは健康的で持続可能な形で食料を生産しシードバンク(種子銀行)を立ち上げ、環境変化にも強い在来のタネを後世に伝えようとしている。彼らに必要なのは新しいタネではなく、貧困と搾取からの解放なのだ。

◆ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2010年9月号◆

≪New Internationalist英語版 No.435 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 タネを採る人々<翻訳>
交配種(F1種)や遺伝子組み換え作物と、それらに不可欠な化学肥料や農薬を使って世界の農業を支配しようともくろむ巨大アグリビジネス。しかし世界の多くの農民は、何代にもわたり受け継がれてきた在来種のタネを育て、自分でタネを採り、その支配に抵抗する。彼らの伝統的知識とタネは、今も多くの人々に食料を供給している。

8 真実の作物<要約>
地域の風土にあった作物を育て、タネを採り、それを保存し、次の世代にも伝えていく。その営みに誇りを持って取り組む南インドのダリット(カーストにも含まれないインド社会の最下層の人々)の女性たちを訪ねた。

10 タネ ― その事実<翻訳>
企業による独占、単一作物栽培の弊害、タネの多様性などに関するデータとファクト。

12 タネの主権は誰の手に
世界の食料政策が民主的に定められることを求めてキャンペーンを行う国際農民組織、ビア・カンペシーナ(スペイン語で農民の道という意味)。彼らは現在タネを守るキャンペーンも行っている。このキャンペーンを始めた理由と目的について、チリの先住民族のスタッフに話を聞いた。

14 気候変動を生き抜く<要約>
ここ数十年、アフリカでもタネを買う農民が増え、一部の農民たちはアグリビジネスが提供するタネに完全に依存している。しかしまた、古くから受け継がれてきたタネを次世代に伝え、食料の安定供給も視野に入れて取り組むコミュニティーや団体も増えている。

16 タネ小史
タネの生物学的側面から進化について見てみよう。

18 死の商人<要約>
巨大アグリビジネスは、どうやって世界の農業を支配しようとしているのか。そしてそれは、どこまで進んでいるのだろうか。

20 アクション
タネを守る活動や交換会からキャンペーンNGOや書籍まで、タネに関して行動するための情報源。

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【Special Feature】
21 オンライン・アクティビズム<抄訳>
インターネットと、それを利用した仮想コミュニティー(フェイスブックやツイッター)や媒体(ブログやメール)の出現。それは、社会変革をより身近で容易なものにしたのだろうか。

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25 世界のニュース<*のついた記事を要約で掲載>
グアテマラ駐在カナダ大使の罪(人権)/*歴史的なヤスニの調印(エクアドル)/*毒された丘(麻薬)/欧州排出権取引市場はなぜハッキングされたのか(気候変動) ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
人間の注目を浴びるには。

28 ビッグ・バッド・ワールド
金融危機の影響を最も受けるのはやはり金持ちだった!?

29 ワールドビーターズ
米国の石炭産業で最も高い報酬を得ているマッシー・エナジー社のCEOドン・ブランケンシップ。1980年代から90年代にかけては、労働組合の強い鉱山を武装警備員を使って閉鎖した。高い利益を追い求め、環境汚染や労働現場の安全性などは眼中にない。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
危機に瀕するアルゼンチンのマプーチェ民族の暮らし。

33 社会を揺さぶる人々
正義を求め、人々を行動に駆り立てるインドの活動家、PV・ラジャゴパルへのインタビュー。

34 エッセー:協働して取り組む
スペインのモンドラゴン協同組合とカナダ・米国の鉄鋼労働組合。どちらも長い間それぞれの国で労働者のために活動してきた団体である。この2つの団体が協力し、足りない部分を補い合い、新たな可能性が広がる。

36 世界の国のプロフィール:バングラデシュ




≪ニュー・インターナショナリスト日本版123号 目次≫
(本文は日本語です)

1 タネを採る人々(NI p4-7の翻訳)
交配種(F1種)や遺伝子組み換え作物と、それらに不可欠な化学肥料や農薬を使って世界の農業を支配しようともくろむ巨大アグリビジネス。しかし世界の多くの農民は、何代にもわたり受け継がれてきた在来種のタネを育て、自分でタネを採り、その支配に抵抗する。彼らの伝統的知識とタネは、今も多くの人々に食料を供給している。

5 死の商人(NI p18-19の要約)
巨大アグリビジネスは、どうやって世界の農業を支配しようとしているのか。そしてそれは、どこまで進んでいるのだろうか。

6 真実の作物(NI p8-9の要約)
地域の風土にあった作物を育て、タネを採り、それを保存し、次の世代にも伝えていく。その営みに誇りを持って取り組む南インドのダリット(カーストにも含まれないインド社会の最下層の人々)の女性たちを訪ねた。

8 タネ ― その事実(NI p10-11の翻訳)
企業による独占、単一作物栽培の弊害、タネの多様性などに関するデータとファクト。

10 気候変動を生き抜く(NI p14-15の要約)
ここ数十年、アフリカでもタネを買う農民が増え、一部の農民たちはアグリビジネスが提供するタネに完全に依存している。しかしまた、古くから受け継がれてきたタネを次世代に伝え、食料の安定供給も視野に入れて取り組むコミュニティーや団体も増えている。

12 日本での動き
毎日何げなく食べている野菜やくだもの。人間の都合でそのタネに手が加えられ、多様性喪失につながっていることは否めない。人間社会におけるタネのあり方について考える。
●生物多様性と日本のタネ事情
●地域と文化と人とタネ<たねの森>

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 今月のフォーカス(NI p21-24の抄訳)
●オンライン・アクティビズム
インターネットと、それを利用した仮想コミュニティー(フェイスブックやツイッター)や媒体(ブログやメール)の出現。それは、社会変革をより身近で容易なものにしたのだろうか。

15 世界のニュース(NI p25、26、33からの要約)
・歴史的なヤスニの調印(エクアドル)
・毒された丘(麻薬)
・人々を行動に駆り立てる:PV・ラジャゴパル(インタビュー)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年7/8月合併号 ■■

脱成長時代へ歩む
Zero Growth - Life beyond growth

●今号の内容●

世界中どこの政府にとっても、経済成長は主要な目標である。しかし成長は、繁栄、幸福、雇用、発展を本当にもたらすのだろうか? 私たちはすでに物理学的な限界を超えて地球を汚染し、自然を脅かしているが、成長はこの状況を悪化させている。成長がうまく作用しないことは、これまでの人類の経験からも分かっている。富は幸福を保証せず、貧困と失業がはびこっている。また、成長が減速すれば、消費の落ち込み、工場の閉鎖、失業率の急増など、社会問題のタネは増え、悪循環である。かつて私たちは、需要を満たすために人手に頼って生産していた。だが現在は、雇用を確保し、投資のリターンを増大させ、終わりのない生産と消費のサイクルを回すために生産をしているのだ。今月のNIは、成長を超えたより良い方法について探る。


◆ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2010年7/8月合併号◆

≪New Internationalist英語版 No.434 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

2 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
政党が違っても政治は同じ。

4 自然の限界を超えた暮らし<翻訳>
経済が成長をしているという状態は、人類の歴史上ではほんのわずかな期間のことにすぎない。しかしその間の人間活動による影響はすさまじく、地球に多大な負担を強いている。有限な地球という惑星で、私たちは今の暮らしを続けることができるのだろうか。

7 ブリーズ~新しいそよ風<要約>
干上がってしまった湖や多発する山火事。オーストラリアの農村部を襲う温暖化の影響。そんな状況を憂慮したコミュニティーの人々が、地に足ついた取り組みを地元で始めた。彼らの活動と思いを紹介する。

8 慎ましいインドはいずこへ<要約>
拝金病が発生しているインド。著しい経済成長とともに、昔から人々が持っていた物を大切にしたり他人に配慮したりする価値観が薄れ、カネと物への執着が強まってきている。インドの社会と人はどう変わってしまったのか? その変化は、不可逆的なものなのだろうか?

10 ゼロ成長への道
私たちは、経済は未来永劫成長していくものと思い込み、経済成長抜きの世界など想像することもできない。しかし現在、現実をしっかり見据えてその想像し難い世界の実現へ向けて歩む必要が出てきている。私たちは、どうしたらゼロ成長で暮らしていけるのか。NIからの提案。

13 もうかる開発をせずに生きる<要約>
豊富な銅が眠るエクアドルのインタグバレー。日本企業の現地子会社をはじめ、いくつかの企業がその資源を狙ってこの地域にやって来た。しかし住民たちは、銅山開発によって自然と生活が破壊されることを理解しており、企業の説得と工作に屈せずオルタナティブな方法を模索して生活している。

14 ブレーキなき成長
ゼロ成長社会は実現可能なのか? それはどんな仕組みで達成できるのか? どんな課題を解決する必要があるのか? サリー大学の研究者ティム・ジャクソンと国際NGOのオックスファムの政策アナリストのダンカン・グリーンが議論する。

16 万国の労働者よ、リラックスせよ<要約>
成長中毒と仕事中毒は無関係ではない。生きていくために仕事をする人、仕事をするために生きている人、そのいずれにしても、仕事に対する考え方や仕事の習慣は私たちの意識と大きく関係している。より人間らしい時間を増やし、成長中毒を中和できるような仕事への意識、労働習慣、仕組みとは。

19 脱成長万歳<オンラインリポートに掲載>
近著『経済成長なき社会発展は可能か?-〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学-』(作品社)が話題となっているフランスの経済学者セルジュ・ラトゥーシュ。彼が「脱成長」を唱えるようになった経緯と、それがフランスから世界へ広まりつつある状況について、ラトゥーシュのインタビューも交えて報告する。

20 気候ではなく制度を変えろ
経済活動と気候変動のつながりを社会的に認知させた英国の環境活動家たちが目指す次の活動目標とは。

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【Special Feature】
21 ミレニアム開発目標と貧困の基準
1日1ドル未満で暮らす人々の数を2015年までに1990年比で半減する目標を掲げたミレニアム開発目標。そもそもこの1ドルとはどうやって決められ、それは貧困の基準としては本当に妥当なものなのだろうか。

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25 世界のニュース<*のついた記事を要約で掲載>
*やみくもな暴力(パレスチナ)/*カネになるインドの牛(動物の権利)/*インドネシアの恐怖の弾圧(西パプア)/残虐な石油会社(コロンビア)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
物々交換に臨むゴートとクラーツ。

28 NIジャンボ・クロスワードパズル

29 南の国からの一コマ
バングラデシュの闇に光を当てようとした写真展「クロスファイア」。警察に開催を妨害されオープニングが10日遅れたこの写真展は、どのような意図を持って開かれたのか。

32 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

34 エッセー:プレデターとスカベンジャー
自然環境をどう利用するかは、これまでの人間の考え方や暮らしを形づくってきた。今後の世界では、他者を積極的に捕食するようなプレデター的な考え方ではなく、残り物を見つけて生きていくスカベンジャー的な考え方が問題を乗り越えていくヒントになるのかもしれない。

36 世界の国のプロフィール:アラブ首長国連邦




≪ニュー・インターナショナリスト日本版122号 目次≫
(本文は日本語です)

1 自然の限界を超えた暮らし(NI p4-6の翻訳)
経済が成長をしているという状態は、人類の歴史上ではほんのわずかな期間のことにすぎない。しかしその間の人間活動による影響はすさまじく、地球に多大な負担を強いている。有限な地球という惑星で、私たちは今の暮らしを続けることができるのだろうか。

6 慎ましいインドはいずこへ(NI p8-9の要約)
拝金病が発生しているインド。著しい経済成長とともに、昔から人々が持っていた物を大切にしたり他人に配慮したりする価値観が薄れ、カネと物への執着が強まってきている。インドの社会と人はどう変わってしまったのか? その変化は、不可逆的なものなのだろうか?

8 万国の労働者よ、リラックスせよ(NI p16-18の要約)
成長中毒と仕事中毒は無関係ではない。生きていくために仕事をする人、仕事をするために生きている人。そのいずれにしても、仕事に対する考え方や習慣は私たちの意識と大いに関係がある。より人間らしい時間を増やし、成長中毒を中和できるような仕事への意識、労働習慣、仕組みとは。

10 ブリーズ~新しいそよ風(NI p7の要約)
干上がってしまった湖や多発する山火事。オーストラリアの農村部を襲う温暖化の影響。そんな状況を憂慮したコミュニティーの人々が、地に足ついた取り組みを地元で始めた。彼らの活動と思いを紹介する。

11 もうかる開発をせずに生きる(NI p13の要約)
豊富な銅が眠るエクアドルのインタグバレー。日本企業の現地子会社をはじめ、いくつかの企業がその資源を狙ってこの地域にやって来た。しかし住民たちは、銅山開発によって自然と生活が破壊されることを理解しており、企業の説得と工作に屈せずオルタナティブな方法を模索して生活している。

12 日本での動き
成長という自己暗示をかけて多くのことに目をつむってきた日本人。しっかりと目を見開き自己暗示を解き、現実と渡り合いながら新しい時代を見据える時が来ている。
●仏教経済学の考え方
●厳しさを増す労働者の現実<過労死110番全国ネットワーク>

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 今月のフォーカス(NI p21-24の要約)
●ミレニアム開発目標と貧困の基準
1日1ドル未満で暮らす人々の数を2015年までに1990年比で半減する目標を掲げたミレニアム開発目標。そもそもこの1ドルとはどうやって決められ、それは貧困の基準としては本当に妥当なものなのだろうか。

15 世界のニュース(NI p25-26からの要約)
・やみくもな暴力(パレスチナ)
・カネになるインドの牛(動物の権利)
・インドネシアの恐怖の弾圧(西パプア)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年6月号 ■■

知られざる強制送還者のその後
Deported! - What happened next?

●今号の内容●

2008年日本では、約2万4000人の外国人が強制送還された。労働目的のオーバーステイ(超過滞在)や人身売買被害者、在留特別許可や難民申請を何度も却下されあきらめた人々など、強制送還の理由はさまざまである。

私たちが普段ニュースで強制送還と聞いても、個々の送還者の例えば日本での生活状況や、彼らの本国の事情を思い浮かべたり、ましてや彼らが強制送還後にどうなるのか気にしたりすることはほとんどないだろう。強制送還と言っても、政治的主張や活動、社会的指向、思想や宗教の違いなどが原因で危険を感じて出国した人、国外にいる間に母国の政情が不安定化して危険になってしまった人、数十年も外国で暮らすうちに母国での生活基盤がなくなり帰国しても生活が困難と考えられる人、人身売買被害者、出稼ぎ労働者等々さまざまな背景がある。しかし私たちが情報を受け取る一般のメディアは、強制送還という同じラベルを貼って表面的に報道するだけだ。

退去命令を受けて自らの意思で、または無理矢理飛行機に乗せられ送り返される外国人たち。今月のNIは、彼らが母国を去った背景と、彼らの強制送還後の運命を報告する。


◆ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2010年6月号◆

≪New Internationalist英語版 No.433 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 国境に拒まれる人々<翻訳>
報道されることのない強制送還者のその後。私たちはなぜ、彼らのその後を知る必要があるのか。

6 絶望の旅路<翻訳>
政治活動家として受けた拷問の傷跡を抱えて英国にやってきたカメルーンのエマニュエル・ヌジョヤ。彼は政治難民として亡命を希望したが認められず、妻と1歳に満たない娘も強制送還されてしまう。そして、カメルーンで彼と家族を待っていたのは、あまりにも酷な現実だった。

10 数字で見る強制送還

11 新聞に載っていた男<要約>
銀行員としてウガンダで何不自由のない生活を送っていたジョン・‘ボスコ’・ニョンビ。しかし彼は同性愛者で、身の危険を感じていたため、豊かな生活を捨てて英国に渡り、難民申請を行う。だが結局は英国入管の違法なやり方で強制送還されてしまう。最悪なことに帰国2日前、彼の強制送還の詳細が顔写真入りでウガンダの大手紙に掲載されて同性愛者のジョンと知れ渡ってしまい、帰国早々ひどい目にあって投獄されてしまう。しかしその後、思いがけない展開が待っていた。

15 「それは美術の時間でした」
コスタリカ生まれカナダ育ちの15歳の少女。彼女は突然学校にやってきた入管職員に拘束され、入管の収容所に収容されてしまった。そしてその後、コスタリカに強制送還されてしまった。異なる文化と生活にとまどいながら暮らす少女が、拘束された辛い日のことを語った。

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【Special Feature】
16 地球をむしばむ格差社会
気候変動を回避したければ、まずは不公平な格差をどうにかしなければならない。貧困国と富裕国の格差はもちろん、各国内の格差にも目を向けなければならない。

【Feature Articles】
22 南アフリカ人とサッカー・ワールドカップ
写真で見る南アフリカ人たちのサッカー・ワールドカップへの思い。

24 殺人者に狙われる職業<一部要約>
メディアで働くのが最も危険だと言われる4つの国のひとつ、ロシア。政府、財界、犯罪組織の隠された利害に光を当てようとするジャーナリストが命を落としている。ロシアでは何が起こっているのか。

26 コペンハーゲンとは大違い
この4月にボリビアで開かれた「気候変動と母なる大地の権利に関する世界民衆会議」。そこで得られた成果と課題、そして希望について。

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28 世界のニュース<*のついたものを要約で掲載、※は7月10日発行のメルマガに掲載>
※石油企業という巨人と先住民という小人の対決(エクアドル)/*母なる地球に手を出すな!(地球工学)/*カイロの政治弾圧(人権)/*ニュージーランドが軌道修正(先住民の権利)/ほか

29 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
人類に溶け込もうとするゴートとクラーツ。

31 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
この世の中の不安定な状態。

32 ワールドビーターズ
インド出身のラクシュミー・ミタルは父親の製鉄ビジネスを継ぎ、世界各国の製鉄会社を買収してミタル・スチール社を急成長させていった。そして2006年、ルクセンブルクのアルセロール社を買収してアルセロール・ミタル社となり、ついに世界最大の製鉄会社となった。しかしこの成功物語の裏には、計算高い経営者とがめつい金持ちのエピソード隠れている。

33 社会を揺さぶる人々
ブルンジで平和活動家として活動していたパスカリーヌ・ンセケラ。南アフリカで研修中、軍のクーデターによってブルンジでは軍事政権が樹立し、帰国することができなくなった彼女は、国連の難民支援プログラムによってカナダに渡って大学で学ぶ。現在カナダでアフリカ人を支援する活動を行う彼女に話を聞いた。

34 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

36 世界の国のプロフィール:パレスチナ



≪ニュー・インターナショナリスト日本版121号 目次≫
(本文は日本語です)

1 国境に拒まれる人々(NI p4-5の翻訳)
報道されることのない強制送還者のその後。私たちはなぜ、彼らのその後を知る必要があるのか。

3 絶望の旅路(NI p6-9の翻訳)
政治活動家として受けた拷問の傷跡を抱えて英国にやってきたカメルーンのエマニュエル・ヌジョヤ。彼は政治難民として亡命を希望したが認められず、妻と1歳に満たない娘も強制送還されてしまう。そして、カメルーンで彼と家族を待っていたのは、あまりにも酷な現実だった。

9 新聞に載っていた男(NI p11-14の要約)
銀行員としてウガンダで何不自由もない生活を送っていたジョン・‘ボスコ’・ニョンビ。しかし彼は同性愛者で、身の危険を感じていたため、豊かな生活を捨てて英国に渡り、難民申請を行う。だが結局は英国入管の違法なやり方で強制送還されてしまう。最悪なことに帰国2日前、彼の強制退去の詳細が顔写真入りでウガンダの大手紙に掲載されてしまい、ジョンは同性愛者とのことで帰国早々ひどい目にあって投獄されてしまう。しかしその後、思いがけない展開が待っていた。

12 日本での動き
この3月、強制送還中にガーナ人が死亡し、5月には入管収容所で約70人の収容者がハンガーストライキを行った。これらの事件は何を問いかけているのだろうか。
●牛久入管収容所の現実 <牛久入管収容所問題を考える会>
●強制送還途中の不可解な死 <ASIAN PEPOPLE’S FRIENDSHIP SOCIETY (APFS)>

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 今月のフォーカス(NI p24-25の要約)
●殺人者に狙われる職業
メディアで働くのが最も危険だと言われる4つの国のひとつ、ロシア。政府、財界、犯罪組織の隠された利害に光を当てようとするジャーナリストが命を落としている。ロシアでは何が起こっているのか。

15 世界のニュース(NI p29、30からの要約)
・母なる地球に手を出すな!(地球工学)
・カイロの政治弾圧(人権)
・ニュージーランドが軌道修正(先住民の権利)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年5月号 ■■


イラク戦争から7年の人々の現実
Iraq: Seven years later - the legacy of invasion

●今号の内容●

2003年の米英軍主導の侵攻以来、この国は混沌とした状況に包まれている。暴力は依然として続いており、これまでに100万人以上が死亡した。また、復興援助という名の下に530億ドルがつぎ込まれたが、いまだにインフラは破壊されたままだ。

腐敗したイラク政府はサダム・フセイン時代を彷彿とさせる人権抑圧に手を染め、宗派間の緊張も続き、人々は仕事もなく困難な毎日を強いられている。総選挙がこの3月に行われたが、選挙結果をめぐり、そして宗教と政治での駆け引きが続き、いまだに新政権発足のめどはたっていない。しかしそんな中でも人々は、以前の暮らしを取り戻そうと模索している。再開された国立劇場、抑圧的な原理主義に抗う女性たち、より良い暮らしを夢見る若者たち……。現在イラクには、国というアイデンティティーの意識の復活によって、宗派の争いを乗り越えようとする人々も出てきている。

今回は、まだまだ混乱と暴力が支配するイラクをNI共同編集長のハダニ・ディトマスが7年ぶりに訪問して取材を行った。戦争による影響はどうなっているのか、宗派間対立は現在どのような形で人々の生活に影響しているのか、人々は将来をどう考えているのか……。かつて取材で訪れた町の様子、旧知の人々から聞いた7年間の経験、そして新たな出会と実体験から、イラクの人々の現実を報告する。

◆ニュー・インターナショナリスト英語版&日本版 2010年5月号◆

≪New Internationalist英語版 No.432 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 イラクという未完のパズル<翻訳>
選挙直前にイラクを訪問したNI共同編集長のハダニ・ディトマス。以前何度か取材で訪れたイラクの状況を振り返りながら、新たなイラクの現実をとらえ直そうと試みる。すでにバグダッドに向かう飛行機の中で、今回の訪問はこれまでとは違うことを予感させる出会いがあった。

7 「アメリカ、アメリカ」
米国の存在とは、私たちにとって何なのか。 イラク人の詩人、作家、ジャーナリストでもあるSaadi Youssefが詩で表現した。

8 サバイバルな今日のイラク
なかなか許可が下りなかったジャーナリストビザの取得を手助けしてくれたイラクのNGO。ハダニはそのスタッフと空港の外で合流し、マリキ首相の「法と秩序」政策で設けられた多数の検問所が目につく町を車で走る。以前とは異なる緊張に包まれた町で、芸術家たちとの接触を試みる。かつてイラクは、熱心に芸術家を支援していた国だった。

11 キリスト教徒の迫害
教会のミサにやって来たハダニ。2003年に参加した時よりもだいぶ参加者が少ないことに気づいた。ミサの後、自ら抱える悩みを知ってほしいと女性たちが次々と話しかけてくるが、治安を理由に教会の牧師は対話時間を15分だけだと制限する。女性たちは、宗教面での寛容さを失ってしまった社会がどのような結果をもたらしているのか、自らの経験を短い時間でハダニに訴えた。

12 診療所の待合室にて<要約>
最近の保健医療事情を取材しに旧知の病院を訪れたハダニ。かつては政治的なことも率直に語っていた病院スタッフも、今回は発言に慎重である。そこには今のイラクを象徴する理由があった。

14 侵攻後のイラク ― その事実<翻訳>
子ども、女性、難民/避難民、インフラ、失踪/暗殺/違法な拘束に関するデータと事例。

16 「イラク女性のように悲しそうにして」
2003年以降宗教色が強まったイラクでは、以前よりも女性に対する制限が強くなり見る目も厳しくなった。ハダニはそれを身をもって感じながら、生活も困窮する女性たちの話に耳を傾けた。

18 権力と栄光<要約>
最後にハダニは、イラクの現状とこれからを考えた。取材で聞いた人々の言葉と彼女が体験した出来事を振り返るが、それは非常に厳しいものである。しかしその一方で、将来への望みをつなぐ人々の言動に勇気づけられ、イラク人と同じく彼女も希望を捨ててはいない。

20 書籍案内

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【Special Feature】
21 虐殺犯を擁護する国
1994年に起こったルワンダでの大虐殺。その蛮行に手を染めた人間たちが、実はのうのうと大手を振って欧米社会で暮らしている。その理由とは。
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25 世界のニュース<*のついたものを要約で掲載>
*強大な都市化の力(インド)/拡大された投票権(政治)/クジラ戦争(ニュージーランド/アオテアロア)/*違法伐採は止まったのか?(マダガスカル)/*飛び入り入札(環境)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
人間っていったい何?

28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
今日のクラーク・ケント。胸のSの文字はスーパーパワーのSだ。

29 ワールドビーターズ
今年3月、チリにセヴァスティアン・ピニェラという右派の大統領が誕生した。選挙で選ばれた右派大統領の誕生は、1958年以来となる。ハーバード卒の大富豪大統領はいかにしてその地位に上り詰めたのか。彼の当選は今後のラテンアメリカ政治にどのような影響をもたらすのだろうか。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
ブラジルの海の女神「レマンジャ」に捧ぐフェスティバル。

33 社会を揺さぶる人々
ネパールのダリット(カーストにも含まれずアンタッチャブルや不可触民として差別される社会階層)に生まれたドゥルガ・ソブ。フェミニスト・ダリット・オーガニゼーションを立ち上げて差別と闘う彼女へのインタビュー。

34 エッセー:欲求による支配
篤い信仰心で性的な欲求を覆い隠そうとするエジプト社会。しかしその欲求は隠しきれるものではなく、抑圧することで違った形となって噴き出すこともある。

36 世界の国のプロフィール:サントメ・プリンシペ




≪ニュー・インターナショナリスト日本版120号 目次≫
(本文は日本語です)

1 イラクという未完のパズル(NI p4-6の翻訳)
選挙直前にイラクを訪問したNI共同編集長のハダニ・ディトマス。以前何度か取材で訪れたイラクの状況を振り返りながら、新たなイラクの現実をとらえ直そうと試みる。すでにバグダッドに向かう飛行機の中で、今回の訪問はこれまでとは違うことを予感させる出会いがあった。

5 診療所の待合室にて(NI p12-13からの要約)
最近の保健医療事情を取材しに旧知の病院を訪れたハダニ。かつては政治的なことも率直に語っていた病院スタッフも、今回は発言に慎重である。そこには今のイラクを象徴する理由があった。

7 権力と栄光(NI p18-20からの要約)
最後にハダニは、イラクの現状とこれからを考えた。取材で聞いた人々の言葉と彼女が体験した出来事を振り返るが、それは非常に厳しいものである。しかしその一方で、将来への望みをつなぐ人々の言動に勇気づけられ、イラク人と同じく彼女も希望を捨ててはいない。


10 侵攻後のイラク ― その事実(NI p14-15からの翻訳)
子ども、女性、難民/避難民、インフラ、失踪/暗殺/違法な拘束に関するデータと事例。

12 日本での動き
~平時とはとても言えないイラクで、人々は実際にどんな問題を抱え、それに対して日本のNGOはどんな協力を行っているのだろうか。
●過去と現在の苦しみを軽減する心理ケア<日本国際民間協力会>
●食料支援から地域活動への模索<日本国際ボランティアセンター>
●がんの子どもを支える支援<日本イラク医療支援ネットワーク>

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。


14 今月のフォーカス(NI p21-24の要約)
●虐殺犯を擁護する国
1994年に起こったルワンダでの大虐殺。その蛮行に手を染めた人間たちが、実はのうのうと大手を振って欧米社会で暮らしている。その理由とは。

15 世界のニュース(NI p25~27からの要約)
・強大な都市化の力(インド)
・違法伐採は止まったのか?(マダガスカル)
・飛び入り入札(環境)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年4月号 ■■

ストップ! オイルサンド
Bloody oil - Shut down the tar sands!

●今号の内容●

膨大なオイルサンドのおかげで石油大国となったカナダ。今この国で、オイルサンド採掘による環境破壊、現地の人々の健康と暮らしへの悪影響、先住民族の権利侵害が問題となっている。

このオイルサンドとは、油分が含まれた土壌のことで、掘り出して熱湯をかけて油分を分離するか、何カ月も地中に水蒸気を送り込み、油分の粘性を下げてからパイプでくみ上げる。こうしてとれた油分(ビチューメン)は、さらに熱・圧力・化学物質を加えて改質してようやく通常の原油と同じように利用できる合成原油となる。

かなりエネルギーが必要で(炭素排出量も多く)コストがかかる資源だが、原油価格の高騰により、オイルサンドでも十分利益が見込めるようになった。そして2003年から、オイルサンドの埋蔵量が世界の原油埋蔵量に含まれるようになり、今やカナダはサウジアラビアに次ぐ世界第2位の石油大国である。

しかしこのオイルの富により、民主的で環境に配慮する自然豊かなイメージで語られるカナダという国がおかしくなっている。

今月は、その現場であるアルバータ州の現実を伝えると共に、オイルサンド開発中止を求めて立ち上がった市民活動の最前線を報告する。


◆NI英語版/日本版 2010年4月号◆

≪New Internationalist英語版 No.431 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 この非在来型原油を受け入れられない理由<翻訳>
二酸化炭素の排出、環境破壊、地域に住む先住民の暮らしと健康への悪影響など、世界で最も有害な産業プロジェクトと言われるオイルサンド開発。それはいったいどのようなもので、環境と人間にどのような影響を及ぼし、その中止を求める人々はどんな方法で政府や企業と渡り合っているのだろうか。

8 カナダが抱える不幸の源<要約>
かつて、いや、今も多くの人々が、カナダと聞けば雄大な自然、リベラルな政治、人種的に寛容な社会、環境重視などのイメージを思い浮かべるだろう。しかし、オイルサンドの生産が本格化してから、この国も石油の呪いにとらわれ、現実はそんなイメージから遠ざかりつつある。はたしてカナダは、堕落した石油国家に成り下がってしまったのだろうか。

10 土から原油へ~オイルサンド採掘2つの方法<翻訳>
露天掘りと地層(油層)内回収法について。

11 モルドールからの脱出
カナダの自然を救うためには、米国と結んだNAFTA(北米自由貿易協定)の見直しが不可欠だ。NAFTAでは、カナダのオイルサンド生産と米国への輸出に条件が設けられ、企業に対する環境的・社会的な縛りが制限されている。これに対し、カナダ国内ではどのような動きが起こっているのか。

12 死ぬまで闘い続ける決意<要約>
オイルサンド採掘による最大の被害者は自然環境であるが、その自然に依存して生きてきた地元の先住民族も生活と健康に大打撃を受けている。小さなコミュニティーでのまれながんの発病、川魚の奇形、味が変わってしまったカモの肉、自然の恵みに頼った生活が崩れ、採掘企業が与える仕事に頼らざるを得ないという経済状況の変化……。企業や政府のやり口から、健康被害と問題に立ち向かう人々の動きと決意まで、先住民の視点から現状を報告する。
→先住民の健康被害を告発したジョン・オコナー医師のインタビューはNIジャパンウェブサイトに掲載中

16 燃える岩
オイルサンドは、ベネズエラでも大規模な埋蔵が確認されているほか、コンゴ共和国やマダガスカルなどでも埋蔵が分かっている。そして、オイルサンドと共に「非在来型原油」と呼ばれるオイルシェール(石油に変化する有機物を含んだ岩や堆積物)も世界中で埋蔵が確認され、大手石油企業が食指を伸ばしている。今回は、国際石油資本のシェル社がオイルシェール開発を進めるヨルダンと米国の現場を訪ねた。

17 オイルサンドの惑星<翻訳>
この地図が示すのは、シェル社が開発の意向を持つ「非在来型原油」の埋蔵地域である。

18 誰にでも関係してくる問題
オイルサンド生産のインフラは北米で整備されているが、その資金は世界中からかき集められているものだ。その実態が知られるようになるにつれ、抵抗運動のネットワークは世界に広がっている。

20 アクション
オイルサンド開発に関係する企業、金融機関、政府に圧力を加え、中止に向けた運動を支援しよう。

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【Special Features】
21 エチオピアの民主主義の危機
不安定な地域にあって、民主主義的なスタイルを保ってきたエチオピア。しかし最近、メレス・ゼナウィ首相率いる政府は、政府に異論を唱える者たちを弾圧し、投獄し、報道の自由も沈没寸前である。しかし欧米諸国は、スーダンやソマリアに隣接するこの国は「テロとの戦い」の重要なパートナーであるという理由から、そんな内部の変化を見て見ぬふりをしている。今年5月に行われる選挙に向け、国内情勢を分析する。

24 マグロは氷山の一角:深刻な海の問題<要約>
マスメディアは、マグロやクジラをめぐる国際政治劇場で起こるドタバタ劇ばかりを報道する。そして私たちは、なじみの深い魚の話に目を奪われがちである。だが、マグロやクジラのことは海の問題の一部にすぎず、状況はずっと深刻だ。あらゆる魚種の資源量減少、海洋汚染、無法な振る舞いの海賊漁船の存在など、海の問題はもっと大きな視野でとらえなければならないものなのだ。海が抱える問題と、その解決策について探る。

28 ある兵士の物語
インドが占領を続けるカシミール地方の戦闘で仕掛け爆弾の攻撃に遭い、顔と体に150針縫う瀕死の重傷を負い、両目を失い、顔面再生手術を受けた元インド陸軍少佐。陸軍時代の経験と、現在考えるカシミールに平和をもたらす方法について彼が語る。

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30 世界のニュース<*のついた記事を要約で掲載>
*クーデターへの抵抗運動(ホンジュラス)/クラスター爆弾の禁止(兵器)/遺伝子組み換えのナス(インド)/ウガンダの抑圧的な法律(同性愛者の権利)/*生臭いビジネスの犠牲(西サハラ)/ほか

31 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
人間がやめられない嗜好品を試すゴートとクラーツ。

33 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
すべては陰謀なのか。

34 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

36 世界の国のプロフィール:チュニジア



◆ ニュー・インターナショナリスト日本版 119号 目次 ◆
(本文は日本語です)

1 この非在来型原油を受け入れられない理由 (NI p4-7の翻訳)
二酸化炭素の排出、環境破壊、地域に住む先住民の暮らしと健康への悪影響など、世界で最も有害な産業プロジェクトと言われるオイルサンド開発。それはいったいどのようなもので、環境と人間にどのような影響を及ぼし、その中止を求める人々はどんな方法で政府や企業と渡り合っているのだろうか。

7 死ぬまで闘い続ける決意(NI p12-15からの要約)
オイルサンド採掘による最大の被害者は自然環境であるが、その自然に依存して生きてきた地元の先住民族も生活と健康に大打撃を受けている。小さなコミュニティーのまれながんの患者、川魚の奇形、味が変わってしまったカモの肉、自然の恵みに頼った生活が崩れ採掘企業が与える仕事に頼らざるを得ないという経済状況の変化……。企業や政府のやり口から、健康被害と問題に立ち向かう人々の動きと決意まで、先住民の視点から現状を報告する。

10 カナダが抱える不幸の源(NI p9からの要約)
かつて、いや、今も多くの人々が、カナダと聞けば雄大な自然、リベラルな政治、人種的に寛容な社会、環境重視などのイメージを思い浮かべるだろう。しかし、オイルサンドの生産が本格化してから、この国も石油の呪いにとらわれ、現実はそんなイメージから遠ざかりつつある。はたしてカナダは、堕落した石油国家に成り下がってしまったのだろうか。

11 オイルサンドの惑星(NI p17からの翻訳)/土から原油へ~オイルサンド採掘2つの方法(NI p10からの翻訳)/油層内回収法の仕組みと問題

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る/日本での動き
・日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。
・日本とオイルサンドのかかわり、どこから来て、どこへ行くのか。

14 今月のフォーカス(NI p24-27の要約)
●マグロは氷山の一角:深刻な海の問題
マスメディアは、マグロやクジラをめぐる国際政治劇場で起こるドタバタ劇ばかりを報道する。そして私たちは、なじみの深い魚の話に目を奪われがちである。だが、マグロやクジラのことは海の問題の一部にすぎず、状況はずっと深刻だ。あらゆる魚種の資源量減少、海洋汚染、無法な振る舞いの海賊漁船の存在など、海の問題はもっと大きな視野でとらえなければならないものなのだ。海が抱える問題と、その解決策について探る。

15 世界のニュース(NI p30、32からの要約)
・クーデターへの抵抗運動(ホンジュラス)
・生臭いビジネスの犠牲(西サハラ)
・SPEECHMARKS(ブルース・スプリングスティーン)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※ 忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年3月号 ■■

グローバル化問題への処方せん
Globalization on the rocks...so what’s to smile about?


●今号の内容●

人・物・カネ・サービスの国境を取り払い、私たちの生活を便利で、安く、早く、簡単にしてくれたグローバル化。それを牽引したのは企業であり、企業主導でグローバルな制度の構築と標準化が行われてきた。

人々はグローバル化の光の部分ばかりを見つめ、影の部分からは目をそむけてきた。だが、世界金融危機によって企業主導のグローバル化の仕組みは崩壊し、世界経済はどん底に陥り、影の部分の影響がこれまで以上に人々に大きな負担を強いるようになった。企業の後ろ盾を受けて経済・金融・貿易の仕組みを牛耳ってきた三位一体(国際通貨基金、世界銀行、世界貿易機関)もなすすべはなく、企業が以前のような力を回復してくれるようただ祈るばかりである。

だが今は、以前のような市場盲信型の新自由主義経済の回復を待つ時ではない。より公正で民主的なシステムと新たな国際協調主義”new internationalism”へ向かうチャンスの時として考えるべきだ。

今月は、崩壊した世界とそこに至るまでの状況の分析と、すでに始まっている新たな世界に向けた取り組みについて報告する。


◆ NI英語版/日本版 2010年3月号 ◆

≪New Internationalist No.430 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 グローバル化の破たん<翻訳>
環境から人間の生活まで、現実世界の負担を顧みず、なりふりかまわないコスト削減と利益確保を追求してきた企業主導のグローバル化。そして起こるべくして起こった崩壊。だが、その尻ぬぐいを押しつけられているのは、私たちの税金と生活を握る国家であり、結局は一般の人々の負担となっているのだ。破たんに至った過程を振り返りながら、今後の新たな可能性を探る。

8 脱グローバル化への論考<翻訳>
新自由主義経済という幻想への代替案(オルタナティブ)は存在する。しかし私たちは、今なおそれに確信を持てない。それはなぜなのか。ウォールデン・ベローの考察。

9 脱グローバル化 ─ 11のオルタナティブな行動指針<翻訳>
「フォーカス・オン・ザ・グローバル・サウス」とウォールデン・ベローが10年以上かけて構想してきた「脱グローバル化」。今後のオルタナティブな開発戦略に取り入れるべきこととは。

10 トランジション・タウンへようこそ<要約>
企業主導のグローバル化が崩壊する前から実践されていたトランジション・タウン運動。この取り組みは、より人間味のある地域という単位で、持続可能で自律した生活圏の構築を目指す運動である。「直接かかわる楽観主義」で前向きな解決策を探る運動とその思想について。

12 グローバル化の崩壊 ― その事実<翻訳>
国際貿易、失業者数、経済活動、企業救済……。データと図表でグローバル化の崩壊を視覚化する。

14 視点を変えよ
輸出依存と安い労働力頼みの経済成長戦略は、環境から人間の労働まで、あらゆるものの真の価値をないがしろにしてきた。その欠陥は、今回の金融危機の前からもちろん明らかだった。そして今私たちは、その欠陥を正す機会を手に入れた。

16 危機、崩壊、信用収縮
企業がグローバル化のハンドルを握った1970年以来、大小合わせて約45回もの金融危機が起こっている。今日の世界金融危機に至るまで、どのような道のりをたどってきたのだろうか。

18 民主主義が芽吹く場所
経済成長モデルの押しつけに反旗を翻した活動。世界各地で起こっているそんな多数の活動から、エジプトとラテンアメリカの例を取り上げ、今後の新たなモデルの可能性を探る。

20 コネクション
書籍、ウェブサイト、活動団体の情報

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【Special Feature】
21 南米発:母なる大地の権利尊重の動き<要約>
ボリビアのコチャバンバでは4月19日から22日まで、コペンハーゲンで行われたCOP15とは全く異なる気候変動対策会議が開催される。この新たなグローバルサミット「気候変動と母なる大地の権利に関する世界民衆会議」は、ボリビアのエボ・モラレス大統領の呼びかけで始まったものだ。その動きからは、一筋の希望が見えてくる。

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25 世界のニュース<一部要約>
ゴミ集めで暮らす人々(エジプト)/★素晴らしい給食(イタリア)/迷走するコレア大統領(エクアドル)/マイクロファイナンスの影の部分(経済)/ほか
★の記事はNI ジャパンメールマガジン4月号に翻訳を掲載

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
皮肉ドナルドな食と環境の現実。

28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
創造的破壊?

29ワールドビーターズ
テーザー銃は、テーザー・インターナショナル社が製造する電気ショックを与えるスタンガンである。非殺傷性をうたっているが、2001年以来、米国で308人、カナダで26人が、警察などによるテーザー銃の使用で死亡した可能性があると言われている。繰り返し電気ショックをあびせることは拷問にも等しい行為だ。警察や治安部隊にとって都合の良いこの武器は、社会規範や人権にもショックを与えている。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 社会を揺さぶる人々
子どもの時に売春ブローカーに売られたカンボジア人のソマリー・マム。悪夢のような体験から立直り、アジアを中心に性的に搾取されている子どもたちを救い出す活動を始めた。そして今年、対象を世界の子どもたちに広げた団体を立ち上げた。

33 イスタンブールで考える
古い気質の書籍修復職人と話す。

34 南の国からの一コマ
世界の仕事の66%は女性が担い、食料の50%は女性が生産する。しかし、世界の収入のうち女性が受け取るのは10%で、土地の所有率は1%である。働く女性の姿を写真で紹介する。

36 世界の国のプロフィール:ソロモン諸島


◆ ニュー・インターナショナリスト日本版 118号 目次 ◆
(本文は日本語です)

1 グローバル化の破たん (NI p4-7の翻訳)
環境から人間の生活まで、現実世界の負担を顧みず、なりふりかまわないコスト削減と利益確保を追求してきた企業主導のグローバル化。そして起こるべくして起こった崩壊。だが、その尻ぬぐいを押しつけられているのは、私たちの税金と生活を握る国家であり、結局は一般の人々の負担となっているのだ。破たんに至った過程を振り返りながら、今後の新たな可能性を探る。

6 脱グローバル化への論考(NI p8-9の翻訳)
新自由主義経済という幻想への代替案(オルタナティブ)は存在する。しかし私たちは、今なおそれに確信を持てない。それはなぜなのか。ウォールデン・ベローの考察。

7 脱グローバル化 ─ 11のオルタナティブな行動指針(NI p9からの翻訳)
「フォーカス・オン・ザ・グローバル・サウス」とウォールデン・ベローが10年以上かけて構想してきた「脱グローバル化」。今後のオルタナティブな開発戦略に取り入れるべきこととは。

8 グローバル化の崩壊 ― その事実(NI p12-13の要約)
国際貿易、失業者数、経済活動、企業救済……。データと図表でグローバル化の崩壊を視覚化する。

10 トランジション・タウンへようこそ(NI p10-11の要約)
企業主導のグローバル化が崩壊する前から実践されていたトランジション・タウン運動。この取り組みは、より人間味のある地域という単位で、持続可能で自律した生活圏の構築を目指す運動である。「直接かかわる楽観主義」で前向きな解決策を探る運動とその思想について。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本での動き
ローカルから一歩を踏み出し、周囲を動かす行動力と巻き込み力で物事を進め、グローバルな問題の解決に取り組む2つの団体を紹介する。
・「日本でもトランジション・タウン増加中」<NPO法人 トランジション・ジャパン>
・「実現に近づく日本の国際連帯税」<国際連帯税を推進する市民の会(アシスト)>

14 今月のフォーカス(NI p22-23の要約)
・南米発:母なる大地の権利尊重の動き
ボリビアのコチャバンバでは4月19日から22日まで、コペンハーゲンで行われたCOP15とは全く異なる気候変動対策会議が開催される。この新たなグローバルサミット「気候変動と母なる大地の権利に関する世界民衆会議」は、ボリビアのエボ・モラレス大統領の呼びかけで始まったものだ。その動きからは、一筋の希望が見えてくる。

15 世界のニュース(NI p26からの要約+NIジャパンからの報告)
ヤスニ提案のゆくえ
・迷走するコレア大統領
・日本の市民の協力を(東京で行われたジュビリー・エクアドル代表のデルファ・マンティージャさん講演会の報告)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


■■ ニュー・インターナショナリスト 英語版/日本版 2010年1/2月合併号 ■■

人口パニック? ─ 多すぎるあなたたち、少なすぎる私たち
Too many of us? - The population panic


●今号の内容●

現在世界には68億人以上の人々が住んでいる。国連の予測によれば、世界人口は2050年には90億人(中位推計値)に達する見通しで、現在の1.32倍あまりになるということだ。

そこで誰もが心配になるのは、今でも世界各地で叫ばれている食料不足、水不足、環境破壊などが悪化していくのではないか、そしてそれにともなって国、地域、世界レベルで情勢がさらに不安定化し、緊張が高まっていくのではないか、ということだろう。また特に昨年12月に行われたコペンハーゲンの気候変動会議に向けた動きとして、人口増加が地球温暖化の一因であり、温暖化対策として開発途上国の人口抑制をすべきだ、という主張も聞かれた。

これらの深刻な問題が起こるのは、この小さな地球にあまりにも多くの人間が住んでいるからなのだろうか? 特に、人口増加が著しい開発途上国が大きな原因となっているのだろうか?

中国やインドなど人口が増え続ける開発途上国。その一方で日本やイタリアなど人口が減少または増加がほとんど横ばいの先進国。このような構図を描き問題を感情的に書き立てる先進国のマスコミは、その責任の所在を人口や出生率から「多すぎる彼ら」に押しつける傾向が見られる。しかし事実はそう単純なものではない。

社会の多様な部分に影響を及ぼし、その一方で社会のさまざまな要素から影響を受ける人口。それは、歴史から経済発展、保健医療から人権に至るまで、幅広い視野からの客観的な分析に基づいた冷静な議論と、将来を見据えた長期的な視野に立って考えていくことが必要なテーマである。

今月のNIは、幅広い地域と分野からの視点で、「人口問題」と言われるものについて探っていく。




◆ New Internationalist No.429 目次 ◆
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声
PLUS:ビッグバッドワールド(風刺漫画)
豊かな国の偽善。

4 人間は多すぎるのか<翻訳>
温暖化対策としての途上国人口抑制策、子どもの虐待を減らすための最貧困層への避妊奨励金……。感情を刺激する人ロという問題へのイントロダクション。

5 人口パニックの視点 ― 2,000人の人口学者の否定<翻訳>
現在約68億人の世界の人口は、2050年には90億人に達すると推測されているが、その後は横ばいとなって減少に転じると考えられている。このような状況の中、途上国での著しい人口増加に注目が集まっており、温暖化と資源欠乏に関する感情的な議論が飛び交っている。一方先進国では、少子高齢化も感情を刺激するテーマである。感情を抑えた長期的視野に立つ冷静な状況分析をすると、実際は何が見えてくるのだろうか。

8 コーヒーのせい?
東チモールが子だくさんな理由とは。

9 高齢化 ─ 7つの誤解<翻訳>
今後は世界的に少子高齢化が進んでいく。しかしそれは、多くの人々が危惧しているほどの危機的な状況というわけではない。主な7つの懸念について詳しく見てみよう。

10 人口の歴史をたどる
農業手法の発達が見られるようになる前の紀元前1万年ごろ、世界の人口は100万人ほどだったと考えられている。そこから現在に至る人口の道のりを振り返ってみよう。

12 禁欲と避妊と望まない妊娠
家族計画の意義と避妊の方法がきちんと理解され、人々がそのサービスや物資に手軽にアクセスできるようにならなければ、望まない妊娠を減らすことは難しい。世界のトレンドに逆行して中絶が増加しているアフリカの現状から、人口問題の一面を探る。

14 異なる人口抑制策と異なる結果
中国とイラン。この2つの国は、大きく異なるやり方で人口増加のペースを減速させることに成功した。それぞれどんな方法を用い、どんな未来を引き寄せたのか。

15 気候変動に翻弄される人口大国バングラデシュ
国土の大半が海抜10メートル以下のバングラデシュ。この国の人々を食べさせていく上で重要な農地は、気候変動のために洪水だけでなく干ばつの被害にも遭っている。やはり海抜が低く洪水被害に遭い、人々が海外移住を始めている南太平洋の小さな島嶼国と違うのは、バングラデシュには1億6,000万もの人々が住んでいるということである。環境難民の問題が注目を集めつつあるが、この多数の人々の将来はどうなっていくのだろうか。

17 人口と気候変動 ─ 2つの視点<要約>
人口の増加は、地球温暖化に悪影響を及ぼしているのか? 温暖化対策を困難なものにしているのか? 地球温暖化対策の一環として、途上国の人口増加を抑制する必要はあるのだろうか? 異なる主張を展開する環境評論家のジョナサン・ポリットと政策提言NGOのザ・コーナー・ハウス。2つのぶつかり合う意見を聞いてみよう。

19 人口の課題に臨む姿勢とは<要約>
環境破壊や気候変動、食料や水の不足。結局これらは、途上国の人口増加そのものよりも、物の分配や社会・経済の仕組み、先進国のラィフスタイルによるところの方が大きいと言っていいだろう。その現状についてバネッサ・ベアードが分析する。

21 社会を揺さぶる人々
女性への偏見や差別がまだまだ根強いパキスタン。その中でもとりわけ保守的な北西辺境州で、教育や職業訓練から小規模事業支援や地域への提言活動まで、女性の能力と地位向上に努めるKhwendo Korのマルヤム・ビビへのインタビュー。

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【Special Features】
22 修羅場と化した気候変動会議<要約>
ジェス・ワースが内側から見た、コペンハーゲン国連気候変動第15回締約国会議(COP15)の崩壊現場報告。

24 平和を望む人々
ある悲劇を通じて友情が芽生えたイスラエル人のラミ・エルハナンとパレスチナ人のバッサム・アラミンの物語。
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26 世界のニュース<一部要約>
インド軍の暴力の犠牲になる子どもたち(カシミール)/学生たちの圧勝(労働者の権利)/地雷除去のヒーロー(カンボジア)/買うべきか買わざるべきか(フェアトレード)/ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
人間の一面にとまどうゴートとクラーツ。

29 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介(The Best of 2009)

32 NIジャンボクロスワードパズル

33 ワールドビーターズ
オランダの極右政党である自由党の党首ヘールト・ウィルダース。特にイスラーム嫌いで有名な彼は、社会を扇動する数々の発言をし、イスラエルへ傾倒していることでもよく知られている。

34 エッセー:最底辺のアフリカーナ人たち
アパルトヘイト(人種隔離政策)の時代には豊かな暮らしを享受していたアフリカーナ(南アフリカのヨーロッパ系白人)。現在でも平均的には黒人よりも豊かな暮らしぶりであるが、貧困層は拡大している。そんな貧困層が住むスラム街の様子を、ディーン・サフロンが写真で伝える。

36 世界の国のプロフィール:シエラレオネ



◆ ニュー・インターナショナリスト日本版 117号 目次 ◆
(本文は日本語です)

1 人間は多すぎるのか (NI p4-5の翻訳)
温暖化対策としての途上国人口抑制策、子どもの虐待を減らすための最貧困層への避妊奨励金……。感情を刺激する人ロという問題へのイントロダクション。

3 人口パニックの視点 ― 2,000人の人口学者の否定 (NI p5-8の翻訳)
現在約68億人の世界の人口は、2050年には90億人に達すると推測されているが、その後は横ばいとなって減少に転じると考えられている。このような状況の中、途上国での著しい人口増加に注目が集まっており、温暖化と資源欠乏に関する感情的な議論が飛び交っている。一方先進国では、少子高齢化も感情を刺激するテーマである。感情を抑えた長期的視野に立つ冷静な状況分析をすると、実際は何が見えてくるのだろうか。

6 高齢化 ─ 7つの誤解(NI p9からの翻訳)
今後は世界的に少子高齢化が進んでいく。しかしそれは、多くの人々が危惧しているほどの危機的な状況というわけではない。主な7つの懸念について詳しく見てみよう。

7 トレンド ─ 中絶と移民(NI p13、p16からの翻訳)
中絶の動向と移民の現状について。

8 人口と気候変動 ─ 2つの視点(NI p17-18の要約)
人口の増加は、地球温暖化に悪影響を及ぼしているのか? 温暖化対策を困難なものにしているのか? 地球温暖化対策の一環として、途上国の人口増加を抑制する必要はあるのだろうか? 異なる主張を展開する環境評論家のジョナサン・ポリットと政策提言NGOのザ・コーナー・ハウス。2つのぶつかり合う意見を聞いてみよう。

10 人口の課題に臨む姿勢とは(NI p19-20の要約)
環境破壊や気候変動、食料や水の不足。結局これらは、途上国の人口増加そのものよりも、物の分配や社会・経済の仕組み、先進国のラィフスタイルによるところの方が大きいと言っていいだろう。その現状についてバネッサ・ベアードが分析する。

12 日本での動き
今回は、人口の課題に対して取り組む4人の方々から、それぞれの取り組みの中で考えること、不安、エピソードなどについて話を聞いた。
人口は人の数を表す数字であるが、一口に人口と言ってもさまざまな側面がある。不安定な人間と人間社会の産物である人口は、時がたてば変化し、地域、文化、宗教、人口構造(年齢)など、まとめ方によって異なる顔を見せる。
もちろん人口というテーマは、単に人間の数が増えた減ったというだけでなく、その原因と結果にまつわるさまざまな要素が含まれ、「人口を見る視点」は多様である。今回の4つの視点は、マスメディアの報道にありがちなセンセーショナルな数字の増減とは異なる、幅広い見方を与えてくれるだろう。
●人口変化がもたらす影響 <日本大学人口研究所 副所長 安藤博文>
●途上国の現実と家族計画 <財団法人ジョイセフ(家族計画国際協力財団) 常任理事・事務局長 石井澄江>
●途上国の発展と人口ボーナス <国連人口基金東京事務所長 池上清子>
●社会の変化とエンブリオロジストの役割 <一般社団法人日本臨床エンブリオロジスト学会員 佐藤和文>

13 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 今月のフォーカス(NI p22-23の要約)
・修羅場と化した気候変動会議
ジェス・ワースが内側から見た、コペンハーゲン国連気候変動第15回締約国会議(COP15)の崩壊現場報告。

15 世界のニュース(NI p27、p28からの要約)
・学生たちの圧勝(労働者の権利)
・地雷除去のヒーロー(カンボジア)
・買うべきか買わざるべきか(フェアトレード)

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか

1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載
した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイ
ルに合わせた情報収集が可能です。


コペンハーゲンと気候変動対策のゆくえ
Welcome to Copenhagen! - The Great Climate Sale


●今号の内容●

今月号の表紙を飾っているのは、温室効果ガスの排出をカネに変えているアル・ゴアの姿である。映
画「不都合な真実」で温暖化への警鐘を鳴らし、気候変動への意識を一気に高めた彼に失礼ではない
かという意見もあろう。しかし、「企業にやさしい」排出量相殺の仕組みを京都議定書に入れるよう
強く主張したのはまぎれもなくゴア本人だ。彼はその後、炭素市場普及のために多大なエネルギーを
費やし、炭素取引企業に巨額の投資も行った。このような事実を指し、気候変動対策に反対する人々
は、気候変動の問題などはでっちあげであると主張する。しかし、そんな主張こそ現実を直視しない
まやかしである。

現在気候変動対策で本当に問題なのは、ゴアも含めた世界の富裕国・富裕層が、気候変動の原因をつ
くり出してきた同じシステムやメンタリティーでそれを解決できると主張していることである。

そこで今月のNIでは、コペンハーゲンで行われる国連の気候変動枠組み条約会議の内幕、「ビジネ
ス・マインド」が支配する気候変動対策の危うさ、コペンハーゲン後を見据える市民社会の動きなど
を探っていく。


◆ NI英語版/日本版 2009年12月号 ◆

≪New Internationalist No.428 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声
PLUS:オンリー・プラネット(4コマ漫画)

4 私たちの手で導く未来<翻訳>
地球温暖化に関しては、後戻りのきかない限界点がすぐそこに見えている。多くの人々が、2009年12
月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約会議(C0P15)は、地球環境への壊滅的影響
をもたらす限界点到達へのシナリオを回避する最後のチャンスだと言う。しかし実は、C0P15は最後
のチャンスなどではない。真に有効的な取り組みが合意される可能性がほとんどないこの会議は、最
後のチャンスにはなり得ない。そして市民社会では、COP15後に向けた新たな動きがすでに始まって
いる。

6 ゴートとクラーツの激闘!気候変動国際交渉(マンガ)<翻訳>
宇宙人のゴートとクラーツが解説するコペンハーゲンの気候変動会議。皮肉に満ちた絵とストーリー
で、現実と裏事情を鋭く批判する。

14 アマゾンの森を石油開発から守る保証書とは<オンラインリポートに翻訳を掲載>
アマゾンの一角を占めるエクアドルのヤスニ地方。その豊かな熱帯雨林の地下には、豊富な石油資源
が眠る。石油開発をせずにヤスニの自然を守り、また二酸化炭素排出を抑えるため、エクアドル政府
は国際社会に新しい仕組みを提案している。だが、それはいったいどんな仕組みで、十分実効的なも
のなのだろうか。

16 気候変動はビジネスチャンス<要約>
企業やトレーダーは、気候変動をビジネスチャンスととらえている。気候変動対策としてというより
は、利潤追求の投資として期待が高い炭素取引やREDD(森林の減少・劣化による温室効果ガス排出の
抑制)、温暖化対策と銘打った怪しげな新技術……。地球環境の将来よりもビジネス思考が支配的な
世界の動向を探る。

19 立ち上がれ
COP15に向けて、コペンハーゲンと世界各地で行われる活動、イベント情報。

------------------------------------------------------------------------------------------
【Special Feature】
21 土地なし農民運動(MST)の軌跡
世界で最もダイナミックな社会運動と言われるブラジルのMSTは、活動を始めて今年で25年を迎え
た。人口1億9,000万人のこの国では、たった3万5,000の家族が農地のおよそ半分を管理し、人口の
3%が全耕作地の半分を所有する。この国でMSTは、土地の占拠という方法によって、人々に土地と人
間らしい生活を取り戻してきた。
------------------------------------------------------------------------------------------

25 世界のニュース<一部要約>
猛毒の歴史は終わらない(ボパール)/止まらない無人機の攻撃(「テロとの戦い」)/分離壁に分
断されたオリーブの村(パレスチナ)/気候変動に適応する農民(農業)/ほか

28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)<翻訳>
気候変動対策の現実か。
PLUS:NIクロスワードパズル

29 ワールドビーターズ
米国のレーガン元大統領がニカラグアの右派反政府ゲリラに秘密裏に軍事支援を行っていたイランコ
ントラ事件。その時左派政権でゲリラに立ち向かっていたのが若き革命家ダニエル・オルテガだっ
た。その後彼は内戦後初めての大統領選に勝利し、1985年大統領になる。1990年の大統領選挙では敗
れるも、2007年に再当選を果たした。だが彼の革命家としてのイメージと言行は、大統領になって失
われてしまった。腐敗し、権力のためには仇敵とも手を組む。革命家として抱いていた国造りのため
の政治信条とその実践はどこへいってしまったのか。

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 南の国からの一コマ
バングラデシュのダッカにあるカイラごみ処分場で働く子どもたち。

33 バンクーバーで考える
精神医学は、利益第一の製薬会社によって蝕まれており、患者重視の治療が行われているとは言い難
い。カナダの精神科医ジョアンナ・チークが、その内部事情を報告する。

34 エッセー:グリーンと社会主義の復活
世界が金融危機から回復しつつあるとすれば、私たちが目指す次の仕組みは資本主義ではなく、社会
主義であるべきだ。この環境の時代、産業や労働に関する考え方など、社会主義がヒントになること
は多い。

36 世界の国のプロフィール:エリトリア


≪ニュー・インターナショナリスト日本版 116号 目次≫
(本文は日本語です)

1 私たちの手で導く未来(NI p4-5の翻訳)
地球温暖化に関しては、後戻りのきかない限界点がすぐそこに見えている。多くの人々が、2009年12
月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約会議(C0P15)は、地球環境への壊滅的影響
をもたらす限界点到達へのシナリオを回避する最後のチャンスだと言う。しかし実は、C0P15は最後
のチャンスなどではない。真に有効的な取り組みが合意される可能性がほとんどないこの会議は、最
後のチャンスにはなり得ない。そして市民社会では、COP15後に向けた新たな動きがすでに始まって
いる。

4 ゴートとクラーツの激闘!気候変動国際交渉(マンガ NI p6-12の翻訳)
宇宙人のゴートとクラーツが解説するコペンハーゲンの気候変動会議。皮肉に満ちた絵とストーリー
で、現実と裏事情を鋭く批判する。

11 気候変動はビジネスチャンス(NI p16-18の要約)
企業やトレーダーは、気候変動をビジネスチャンスととらえている。気候変動対策としてというより
は、利潤追求の投資として期待が高い炭素取引やREDD(森林の減少・劣化による温室効果ガス排出の
抑制)、温暖化対策と銘打った怪しげな新技術……。地球環境の将来よりもビジネス思考が支配的な
世界の動向を探る。

13 リオデジャネイロ→京都→激闘のコペンハーゲンへ
1992年の地球サミットで制定された国連気候変動枠組条約からコペンハーゲンに至る流れと、マンガ
「ゴートとクラーツの激闘!気候変動国際交渉」の解説。

14 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

14 日本での動き
気候保護法案から地球温暖化対策の基本法へ

15 世界のニュース(NI p25、26からの要約)
・止まらない無人機の攻撃(「テロとの戦い」)
・気候変動に適応する農民(農業)

15 ビッグバッドワールド(風刺漫画 NI p28からの翻訳)
気候変動対策の現実か。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
1,019円
※英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳・要約を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
※忙しい時には日本版でさっと目を通し、気になる記事は英語版でじっくり読む。忙しい方のスタイルに合わせた情報収集が可能です。


テロ対策の波紋
Counterterrorism’s rise

●今号の内容●

2001年9月11日の米同時多発テロを受け、ブッシュ政権は「テロとの戦い」を始めた。世界の多くの国が米国に追随してテロと戦うことを選択し、それは各国国内法の制定・改正から国際法を無視した容疑者の拘束・移送、慎重さを欠く行き過ぎた捜査からテロ対策名目の反対派弾圧まで、世界にあらゆる変化をもたらした。それから8年が過ぎ、多くの人々と市民団体の抗議の声を受け、政府と司法による制度や慣行の見直しもいくらか行われてきた。しかし、「テロ対策」という錦の御旗の影響は依然として人々の心の中に重しとなってとどまり、治安への不安と、人権よりも治安対策優先という雰囲気が社会に漂っている。さらに、まだまだ多くの人々が確たる証拠もなく裁判も受けられずにテロ容疑者として拘束されたまま行方不明となっている。テロ対策という名の下、現在世界はどのような状況になっているのか。私たちは、この閉塞感を打破して真に有効な方法でテロと戦うためにはどうすればよいのだろうか。


◆ NI英語版/日本版 2009年11月号 ◆

≪New Internationalist No.427 目次≫
(本文は英語です)

*<>の表示がある記事は、日本版に翻訳もしくは要約記事が掲載されています。

2 読者の声

4 テロとの戦いの現実<翻訳>
テロリズムに対する私たちのパニックが、抑えの効かない権力乱用へのゴーサインとなってしまったのだろうか。ディンヤール・ゴドレイは、断固とした姿勢で人権の重さを繰り返し主張する。

8 世界を覆う反テロ政策の現実<一部要約>
法律の制定、違法な移送、恣意的な逮捕、拷問、弾圧……世界は、反テロ政策という名の下にこんなひどい状態に陥っている。

10 劇場的治安対策を超えて<要約>
安心感を高めるだけの単なる名目上の治安対策ではなく、実際に有効な対策へシフトするための考察。

12 驚きの事実―テロを理由に世界で起きている不思議なこと<翻訳>
それはテロと関係があるのか? 当局はあると言いたいらしいが、いかにもおかしなこと、ささいなことで追及されたり疑われたりした人々は、そんな見解には全く納得していない。

14 内に積もる怒り
ペルーの貧しい人々が自らの権利を守るために立ち上がった。しかしその行動に対し、政府はテロというレッテルを張って弾圧し、企業活動の邪魔になると感じた企業は監視・妨害工作のためにスパイを送り込む。フジモリ元大統領の敷いた強権弾圧政治の影響がいまだ尾を引くペルーからの報告。

16 無実の犠牲者たち
インドでは、テロ容疑者のイメージが取り締まり当局によって誘導され、社会に広められ、捜査が行われている可能性がある。そして実際に、少なくない人々がその犠牲となっている。

18 究極の移送とは
英国の詩人ヒューバート・ムーアが問いかける。

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【Special Features】
20 涙と正義 ─ コンゴ民主共和国のレイプ犯罪<一部翻訳>
月平均で1,100件もの強かん事件が発生しているコンゴ民主共和国。被害者の苦悩と再起、加害者の裁きなど、この国の苦闘をフォトジャーナリストのジーン・チュンの写真で伝える。

24 バングラデシュでゲイとして暮らして
イスラーム教国のバングラデシュでは、同性愛は犯罪となる。しかしそれは罪ではないと、イスラーム教の導師デルワー・フセインは語る。

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26 世界のニュース<一部要約>
血なまぐさいオイルサンド(環境)/バリボのジャーナリスト殺人事件(人権)/太陽光発電の可能性(エネルギー)/サッカーワールドカップ開催で立ち退き(人権)/切迫する水不足(企業犯罪)ほか

27 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
食べ物の逆襲。

29 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
思考のすき間もない社会。
PLUS:NIクロスワードパズル

30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介

32 社会を揺さぶる人々<要約>
モザンビークで活動するスコットランド出身の女性、ヘレン・グレイ。彼女は1チーム10人で働く女性地雷除去隊のメンバーである。グレイとモザンビーク人の同僚たちは、なぜこの危険な仕事を選び、どのように働いているのだろうか。

33 ワールド・ビーターズ
弁護士資格を持ち、貧しい農民や漁民の側についていることを装って「大衆の味方」と自称するスリランカのマヒンダ・ラージャパクサ大統領。反政府勢力の「タミル・イーラム解放のトラ」を壊滅させ、長年続いてきた内戦に終止符を打ち、特にシンハラ人の間では人気が高まっている。しかし、彼が行ってきた人道に対する犯罪は歴史から消えることはなく、国内安定を図るため続く人々への締め付けもあり、内戦終結の余韻は長くは続かないだろう。

34 エッセー:期待はずれの特別法廷
2002年、シエラレオネで10年あまり続いた内戦がようやく終結した。国連はその内戦での犯罪者を裁くため、首都フリータウンに特別法廷を設置した。期待を集めた特別法廷だったが、実はその設置段階から効果が疑問視されていたという。

36 世界の国のプロフィール:セントルシア



≪ニュー・インターナショナリスト日本版 115号 目次≫
(本文は日本語です)

1 テロとの戦いの現実(NI p4-7の要約)
テロリズムに対する私たちのパニックが、抑えの効かない権力乱用へのゴーサインとなってしまったのだろうか。ディンヤール・ゴドレイは、断固とした姿勢で人権の重さを繰り返し主張する。

7 世界を覆う反テロ政策の現実(NI p8-9から一部を要約)
法律の制定、違法な移送、恣意的な逮捕、拷問、弾圧……世界は、反テロ政策という名の下にこんなひどい状態に陥っている。

8 劇場的治安対策を超えて(NI p10-12の要約)
安心感を高めるだけの単なる名目上の治安対策ではなく、実際に有効な対策へシフトするための考察。

10 驚きの事実―テロを理由に世界で起きている不思議なこと(NI p12-13の翻訳)
それはテロと関係があるのか? 当局はあると言いたいらしいが、いかにもおかしなこと、ささいなことで追及されたり疑われたりした人々は、そんな見解には全く納得していない。

12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。

13 日本での動き
・日本の国内対テロ政策の底流
(アムネスティ・インターナショナル日本 寺中誠事務局長インタビューより)
・つくられた防犯カメラ神話の再検討
(監視社会を拒否する会 田島泰彦共同代表インタビューより)

14 今月のフォーカス(NI p20-23の一部翻訳)
・涙と正義 ─ コンゴ民主共和国のレイプ犯罪
月平均で1,100件もの強かん事件が発生しているコンゴ民主共和国。被害者の苦悩と再起、加害者の裁きなど、この国の苦闘をフォトジャーナリストのジーン・チュンの写真で伝える。

15 世界のニュース(NI p28、32からの要約)
・サッカーワールドカップ開催で立ち退き(人権)
・切迫する水不足(企業犯罪)
・女性地雷除去隊員:ヘレン・グレイ(インタビュー)
モザンビークで活動するスコットランド出身の女性、ヘレン・グレイ。彼女は1チーム10人で働く女性地雷除去隊のメンバーである。グレイとモザンビーク人の同僚たちは、なぜこの危険な仕事を選び、どのように働いているのだろうか。

16 編集後記、次号のお知らせ、ほか
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1973年にイギリスで創刊された国際情報誌です。政治、社会、環境、人権など幅 広いテーマで世界の現実、草の根レベルの人々の声、解決に向けた動きを発信し ます。単に問題や課題だけでなく、より良い社会に向けて世界で、あるいは地域 で行われている取り組みや活動も紹介し、主流メディアの一歩先をいくオルタナ ティブを模索、提案しています。日本も含めた世界の将来が気になるという一般 の方から、最新の世界の動きや取り組みを知っておきたいという会社員、研究者、 教員、学生、NGO/NPO、ジャーナリストの方まで、幅広い方々にご活用いただいて います。

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