週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/12/4号

This Week
On the Cover

Pitch for protest
サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で、ドイツの先発出場選手人全員が日本戦の試合開始前、手で口を覆って集合写真に収まる一幕がありました。多様性や差別撤廃を訴える腕章の着用を国際サッカー連盟が認めなかったことへの抗議でした。試合はドイツが1-2で敗れたものの、この行動が世界中で大きな話題となりました。大会の話題を紹介した「表紙の裏」とともにご覧ください。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: THE GREENVILLE STORY 連載1500回
1993年4月の連載開始以来、やさしい英単語を使ったスキットを読者に届けてきた「THE GREENVILLE STORY」が来週号で1500回を迎えます。約30年にわたって連載を続けてきたケリー湯沢さんに、連載を始めたきっかけや物語の舞台などについて話を聞きました。これまでのストーリーの説明や、イラスト担当のモリナガ・ヨウさんへのインタビューもあります。

◇Weekly Picks: ツイッター大量解雇 セキュリティーを不安視する声も
ツイッター社を買収したイーロン・マスク氏が、さっそく従業員の大量解雇に踏み切りました。7千人いるとされた社員の約半分は一時的に解雇、このほか経営方針に不満を持つ社員の多くが会社を去ったとされています。不適切な投稿を監視し対応する従業員も多く含まれ、識者の間ではツイッターのセキュリティー管理を含め、その存続事態に危機が迫っていると指摘する声もあります。一方で、優秀な人材が大量に流出したため、その獲得に多くの企業が乗り出しています。

◇Movies: ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ
上流階級に生まれたルイスは父の死後、挿絵を描いて家族を養っていましたが、妹の家庭教師で10歳年上のエミリーと恋に落ち、周囲の反対を押し切って結婚。半年後に末期がんの宣告を受けた彼女を励ますため、庭に迷い込んできた子猫をモデルにコミカルな猫の絵を描き始めます。やがて妻は天に召され、残された彼はいつしか心を病んでいきます。擬人化された愉快な猫の絵で知られ、夏目漱石にも影響を与えたと言われる画家の生涯を描いた映画です。

◇World View: 南仏カマルグの生活 伝統文化を脅かす海面上昇
フランスの大河で唯一、北から南に流れるローヌ川が地中海に注ぎ込む場所で、欧州最大の三角州がある南仏カマルグ地方では、何世紀も続いてきた農業や伝統文化が危機にさらされています。近年、地中海の海面が上昇したことによる塩害が著しいようです。アルプスの雪解け水が減り、ローヌ川の水量が減ったことも大きな要因です。
 

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
中国が台湾に贈った雄のジャイアントパンダ団団(トワントワン)が死亡▽ディエゴ・マラドーナが「神の手ゴール」を決めたボールが200万ポンドで落札▽国際サッカー連盟が一転、ワールドカップ・カタール大会試合会場でビールを販売しないと発表▽ドナルド・トランプ前米大統領、ツイッター再開の意志無し――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「インドにチーター8頭をナミビアから再導入」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーが食料品店で、高齢者の買い物を手伝います。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。高校時代にバーチャル地球儀「Google Earth」を通して日本に興味を抱いたそうです。2019年から東京のシェアハウスで生活し、いまは次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。ハッチンズさんには日本の街中で暇な時間ができたときや、ただぶらぶら歩いているとき、よくするお気に入りの遊びがあります。建物の年齢を当てるのです。難しそうに聞こえますか? そんなことはありません。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Omega」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 佐原(千葉県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、千葉県香取市の「佐原」。江戸期を通して利根川流域の交通・経済・文化の中心として発展した歴史があり、「北総の小江戸」と呼ばれる水郷の町です。伊能忠敬が過ごした旧宅をはじめ、古い建物が数多く残り、風情ある景観が広がっています。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「親からお灸をすえられた」です。

◆私のおすすめの洋書
アメリカ学会会長で、近著に「キャンセルカルチャー: アメリカ、貶めあう社会」がある上智大学教授の前嶋和弘さんが、「バイデン米大統領の人となりに迫る最良の一冊」として「Joe Biden: American Dreamer」(Evan Osnos著)を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  照り焼きチキン弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、筆者がインド滞在中、食文化が違ったり材料の入手が困難だったりしたため、おせちの代わりにメインディッシュにした照り焼きチキンを紹介します。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーブさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では、山歩きの魅力を語ります。

◆Novel: Candy Cane Cookie Crush 恋の秘密レシピ
日本在住の米国人作家スザンヌ・カマタさんの連載です。東京で暮らし、大学で教えるシングルマザーのローラは、インターナショナルスクールに通う娘を育てながら日々奮闘しています。学校の集まりで巡り合った娘の同級生の父親カズと、学校の発表会に同行する約束をします。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「カードゲームも勉強のうち」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
欧州議会、ロシアを「テロ支援国家」に指定▽ハリス米副大統領が南シナ海のフィリピン・パラワン島を訪問 中国をけん制▽誤報の記者 AP通信解雇――の3本を紹介します。

◆Topics
北朝鮮のICBMの試射に、金正恩総書記が娘を同行させました。権力の継承者としてお披露目する意図があったのでしょうか。エルトン・ジョンさんが引退公演ツアーを、思い出の米ドジャー・スタジアムでしめくくった話とともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/11/27号

This Week
On the Cover

「ピーナッツ」生みの親 生誕100年
11月26日は、朝日ウイークリーで好評連載中のコミック「PEANUTS」の生みの親であるチャールズ・M・シュルツ氏の誕生日です。今年で生誕100年になります。今も世界中でファンに愛され続け、多くのアーティストに影響を与え続けているシュルツ氏の人となりと足跡を、P.16-17のSpecial面で紹介します。新聞と切っても切れない縁があったシュルツ氏にちなみ、今週号の表紙は新聞を読むおなじみの面々です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 写真で振り返るシュルツ氏の軌跡
カリフォルニア州サンタローサにある「チャールズ・M・シュルツ美術館」の協力を得て、幼少期からのシュルツ氏の人生を振り返ります。また、シュルツ氏の妻で同美術館の理事長を務めるジーンさんへの書面インタビューを紹介します。

◇Travel: スペイン・コンバロ
スペイン北西部の海辺の町には、古いものでは12世紀にさかのぼる horreo と呼ばれる高床式の穀物倉庫が点在します。スペイン北西部やポルトガル北部に特有のもので、いまでは普通の倉庫として使われています。

◇Movies: グリーン・ナイト
14世紀に書かれた古典「サー・ガウェインと緑の騎士」の映画化です。アーサー王のおいであるサー・ガウェインは、正式な騎士にはなっておらず、気の向くままに怠惰な毎日を送っています。クリスマスの日、ガウェインがアーサー王の城の祝宴に参加したところ、馬に乗った奇妙な風貌(ふうぼう)の「緑の騎士」の挑戦を受けます。ガウェインは緑の騎士の首を切り落としますが、彼は自分の首を拾い上げ、1年後のガウェインとの再会を言い渡して姿を消します。

◇Weekly Picks: ミサイル着弾に揺れるウクライナ国境の街
ウクライナとの国境に近いポーランドの街にミサイルが着弾し、2人が死亡しました。ロシアによるウクライナ侵攻後、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国で死者が出たのは初めてです。一時はロシアの攻撃という臆測も飛んで非難の応酬に発展し、戦争が飛び火する危険性が高まりました。被害が出たポーランドでは事態を複雑に受け止めています。これまでウクライナへの支援の前線に立ってきましたが、終わりの見えない支援への疲れもあり、今後世論が変わることを危惧する声もあります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米国の宝くじで史上最高額▽あごひげつないで世界記録▽スペースシャトル・チャレンジャーの残骸発見▽「サクマ式ドロップス」の製菓会社廃業へ――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ハリー王子、ウィリアム王子と共に登場」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナが家族と感謝祭のディナーを囲んでいます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。いまは東京で暮らし、次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。日本の暮らしの中で聞こえてくる騒音にすっかり慣れてしまうと、地域とのつながりを実感するために欠かせないと思うようになったそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「AustriaとAustralia」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。執筆は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号は、伊東さんが「お香」を説明します。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回は、子ども向けミステリーシリーズの一冊を紹介します。

◆Through REINA’s Eyes
タレントREINAさんのコラムです。米国出身で学生時代にクリントン元大統領の事務所でインターンをしたり、情報機関への就職を考えたり、さまざまな経験を積んで約8年前に日本に来ました。多様な経験に裏付けられた広い視野で、世の中の事象を複眼的に論じていきます。今回は、米中間選挙が象徴した米国社会の分断について考察します。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。今週号では、米ネバダ州の砂漠で開かれる奇祭「バーニングマン」での出会いについて語ります。
 

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米中間選挙、共和党が下院を奪還▽ミャンマー国軍、6千人に恩赦 久保田さん帰国▽世界の人口が80億人に――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
パリの空港で18年間暮らし、映画のモデルにもなったイラン人男性が死去しました。融和ムードの時に北朝鮮から贈られた犬が、韓国で論争の種になっているというニュースと共にお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/11/20号

This Week
On the Cover

Level playing field サッカーW杯初の女性審判
カタールで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)で、日本のプロ審判員の山下良美さんがピッチに立ちます。 W杯初の女性の主審として、フランスのステファニー・フラパールさん、ルワンダのサリマ・ムカンサンガさんとともに、男子サッカー最高峰の大会に臨みます。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 米中間選挙 共和党の圧勝ならず
米中間選挙で、上下両院の過半数を占めると見られていた共和党の獲得議席が伸び悩みました。トランプ前大統領肝いりの候補が苦戦する一方、距離を置いた候補が当選。民主党は事前の予想以上に善戦しました。当初バイデン政権の信任を問う選挙とされていましたが、実際には次期大統領選を狙うとされるトランプ氏への不信任投票となったとみる有識者が多いようです。

◇Special: トルコ・カッパドキア ヒッタイト帝国の起源に迫る
「鉄と軽戦車」で古代オリエントに君臨したヒッタイト帝国。トルコでその遺跡を発掘する日本の調査隊が意外な出土物を相次いで発見しています。隣り合うメソポタミアで「謎の古代王国」を築いたとされる民族が、実は帝国の成立に深い関わりがあった可能性が浮かんでいます。

◇World View: コロナ下の舞台芸術家たちの「非日常」を写しだす写真展
新型コロナウイルスの流行で仕事がなくなった日本人写真家たちが、2020年7月、国内の様々な舞台で活躍していた舞台芸術家たちの様子を撮影するプロジェクトを始めました。芸術家6組がそれぞれ日常を過ごした場所で、舞台衣装やメイクをつけた姿を撮影。「日常と非日常」が混じり合うコロナの現実を表現しました。国内での展覧会を経て、米ロサンゼルスでも展示されます。

◇Movies: ザ・メニュー
世界で最も予約が取りにくい孤島のレストランに、ある晩12人の客が集まります。いずれも伝説のカリスマシェフがふるまう料理に舌鼓を打つのを許された特別な客。しかし、豪華な料理のコースが進むうちに、彼らは何かおかしいことに気づき始めます。そして物語は、身の毛もよだつ展開を見せていきます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
オランダの空港で、環境活動家らがプライベートジェットの離陸を座り込みで阻止▽東京都が同性カップルに「パートナーシップ宣誓制度」▽イーロン・マスク氏、ツイッター社のCEOに▽地球から最も近いブラックホールを特定――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「中国・新疆で『深刻な人権侵害』 国連人権高等弁務官が報告」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げています。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、トーマスがバイト先で、注文の多い客にコーヒードリンクをつくっています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。いまは東京で暮らし、次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。屋久島でハイキング中に行き着いた海辺の野外温泉。疲れた体にあまりに心地よく、お湯の中でうっかり寝込んでしまったところ……。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関するシリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Costa del Sol」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 熊本市
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、熊本市の西方にある洞窟「霊巌洞」。宮本武蔵が「五輪書」を記したとされる洞窟です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「精が出る」です。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、ディスコブームの先駆けとなった「BTエクスプレス」の「ドゥ・イット」を解説します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米中間選挙、民主が上院多数派を維持▽ロシア軍、ウクライナ南部ヘルソンから撤退▽島しょ国、「汚染国」に資金援助訴える――の3本のニュースをとりあげます。

◆Topics  
サッカーW杯のイングランド代表監督が、イタリアの新聞のインタビューでゲイの選手たちにカミングアウトを促しました。歌手のテイラー・スウィフトさんが、史上初めてビルボード誌のヒットチャートのトップ10を独占したニュースとともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/11/13号

This Week
On the Cover

Watchful eyes   信長公の騎馬行列
岐阜市で6日、恒例の「ぎふ信長まつり」が開催され、俳優の木村拓哉さんが織田信長に扮して騎馬武者行列に参加しました。木村さんの人気もあり、岐阜市の人口40万人を超える46万人が集まり、中心部はかつてない人出となりました。韓国の雑踏事故を受けて警備が強化され、大きな混乱はありませんでした。


◇今週の注目記事 ================

◇Movies: ミセス・ハリス、パリへ行く
1950年代のロンドン。戦争で夫を亡くし、ふさぎ込んでいる家政婦のミセス・ハリスはある日、仕事先で1着のディオールのドレスと出合います。そのあまりの美しさに心を奪われたミセス・ハリスは、自分もディオールのドレスを手に入れるためにパリに行くと決意。お金をかき集め、なんとかディオールの本店にたどり着きますが……。

◇Weekly Picks: 英BBC、フェイクニュースの作られ方を検証実験
米中間選挙を前に、英BBCが過去の選挙の結果に大きく影響したとされるフェイクニュースについて検証実験をしました。SNS上に架空の人物のアカウントを作り、その投稿や支持政党、属性などに対してどんな情報が集まるかを調べました。前回大統領選の結果を否定するデマ情報などを含めて、フェイクニュースがどう広がるのかについて興味深い考察が得られたそうです。一方、こうした手法は倫理的に問題があるのではないかという指摘もあります。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
主にビジネスパーソンを相手に英語を指導している小西麻亜耶さんの著書「10秒スピーキング」(三修社)は、30語程度で英語らしい表現を使いながら自分の意見を述べる方法を教えてくれます。

◇Travel:米オレゴン州バンドン
州南部にある小さな漁村では、晩春から夏にかけて、芸術家で哲学者のDenny Dykeさんが砂浜に円模様の小道を描くアート活動をしています。2011年ごろに始めました。干潮の時に砂の上に小道を描いて、熊手でさらに模様を描き足します。上げ潮で消えてしまうことを知った地元の人々が、作業を手伝い始めました。今ではあちこちから集まった人々が即席の特訓を受けてボランティアをしています。小道が完成すると、歩くこともできます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
スイスのアルプス山岳地帯を走る鉄道が、100両編成の車両を運行して世界最長記録を更新▽COP27のスポンサーにコカ・コーラ 非難殺到▽NASAがメタンガスの超大量排出源を特定▽「タナカヒロカズ」さん178人集合でギネス世界記録――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「サッカー・ベナン代表、愛称を変更」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、アレルギー体質のハリソンが、カズとケイトに自分の治療について説明しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。高校時代にバーチャル地球儀「Google Earth」を通して日本に興味を抱いたそうです。いまは東京で暮らし、次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。今回は、シェアハウスで同居する友人たちとの楽しい暮らしについて紹介します。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Sacromonte」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「みかん」を説明します。

◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、英語のスペルを覚えるためのルールや例外の事例を紹介します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。今週号では、コロナ禍で大きな打撃を受けた途上国の子どもたちの置かれた環境について語ります。

◆Dialogue with Friends
ラジオパーソナリティーとして活躍するキニマンス塚本ニキさんのコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号では、コロナ禍直前にフィリピンの小島で体験した、会話もアイコンタクトも一切禁止の合宿について紹介します。

◆Novel: Candy Cane Cookie Crush 恋の秘密レシピ
日本在住の米国人作家スザンヌ・カマタさんの連載です。東京で暮らし、大学で教えるシングルマザーのローラは、インターナショナルスクールに通う娘を育てながら日々奮闘しています。学校の催しで娘の同級生の父親と出会い、招きを受け、お菓子を持って親子で家を訪ねる準備を進めます。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号では、英国首相の交代劇を解説します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
ソウル繁華街事故で地元警察署を捜索▽ブラジル大統領選、ルラ氏が返り咲き▽中国独自の宇宙ステーション完成――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
イラク第二の都市モスルで、過激派組織イスラム国に破壊された遺跡から、2700年前の岩の彫刻が発掘されました。中国では、新婚カップルに当局から「赤ちゃんはまだ?」という電話がかかっている、という話題とともにお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/11/6号

This Week
On the Cover

楽しいハロウィーン、一転して悪夢に
ソウル市内の繁華街「梨泰院(イテウォン)」で10月29日夜、路地に密集した大勢の人が折り重なるように倒れる事故が起きました。邦人2人を含む150人以上が死亡し、130人以上が負傷。ハロウィーンの行事などで若者が多く集まっており、死傷者の多くが若者でした。



◇今週の注目記事 ================

◇Special: 初の有色系の英首相スナク氏に集まる期待と不安
英国の与党・保守党党首に選出され、有色人種として初めて首相に就任したリシ・スナク元財務相。アフリカから移住したインド系移民の家庭に生まれ、ヒンドゥー教徒として今も自分のルーツを大切にしており、英国社会の多様性と格差是正に大きな役割を果たしてくれると期待が集まります。一方、名門大学卒業後、大手証券会社のヘッジファンド担当として財を成し、大富豪の娘と結婚していることから、高いインフレに苦しむ庶民の気持ちが理解できないのではないかと不安視する声も出ています。

◇Weekly Picks: 中国共産党大会 前指導者の途中退出で飛び交う臆測
中国共産党大会の開催中、前国家主席の胡錦濤氏が途中退席したことが海外メディアの間で様々な臆測を呼んでいます。当初、この件について言及のなかった中国国営メディアも「健康不良のため」とツイッターで投稿し、「火消し」に走っています。識者の一部は、党上層部から外された胡氏の引退を知らせるメッセージと受け止めています。

◇Movies: 恋人はアンバー
30年前、カトリック教徒が多数を占めるアイルランドで、同性愛者を見る目は寛容ではありませんでした。その時代の田舎町を舞台にしたこの青春映画は、それぞれ自分がゲイだと気づいた男女の高校生、エディとアンバーが主人公です。自分の性的指向を誰にも言えず、学校では変人とからかわれ、家族からは「男らしさ」「女らしさ」の固定観念を押しつけられている2人が、周囲の目をごまかすために思いついたのは「偽装交際」。やがて2人のあいだに友情が芽生えますが……。

◇World View: ソマリア大干ばつ 当てもなくさまよう避難民
アフリカ北東部の「アフリカの角」と呼ばれる地域にあるソマリアの近況報告です。今年、この地域は過去40年で最悪の干ばつに襲われ、壊滅的な飢餓に直面しています。約710 万人が食糧不足に見舞われ、5歳未満の子ども150 万人が深刻な栄養不足に苦しんでいます。
 

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
欧州連合(EU)の欧州議会が、今年の「サハロフ賞」をウクライナ国民に授与▽シベリア先住民のロシア人男性2人が、ベーリング海を小船で渡り米アラスカ州で亡命求める▽米国在住の小室眞子さんの夫・圭さんが、3度目の受験で米ニューヨーク州の弁護士試験に合格▽サッカー・ワールドカップの開催に先立ち、中国から贈られたジャイアントパンダ2頭がカタールに到着――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「米カリフォルニア州 2035年までに新車の排ガスゼロ規制」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーの母エレンが、選挙のボランティアから疲れ切って帰宅します。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。高校時代にバーチャル地球儀「Google Earth」を通して日本に興味を抱いたそうです。2019年から東京のシェアハウスで生活し、いまは次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。ハッチンズさんは東京に越してきて以来、自分が雑音に対してとても敏感なことに気づいたそうです。がやがやとした人々の話し声はある意味心地よいのですが、日本の生活に満ちあふれる案内の音声にはまだ慣れないといいます。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「GranadaとAlhambra」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 塩釜市(宮城県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、宮城県塩釜市。県のほぼ中央、仙台市と日本三景で知られる松島との中間に位置し、国内有数の漁港を持つ港町です。古来、陸奥国の一之宮として信仰を集めている塩釜神社をはじめ、風光明媚(めいび)な景観が楽しめることで知られています。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「お茶を濁す」です。

◆私のおすすめの洋書
米国出身のジャーナリストで上智大非常勤講師のトニー・ラズロさんが、「Adrift: America in 100 Charts」(Scott Galloway著)を紹介します。漂流する米国のための処方箋だといいます。ラズロさんは、妻で漫画家の小栗左多里さん作「ダーリンは外国人」の「ダーリンでおなじみ。AWでは名言を紹介するコラム「Notable Quotes」を連載中です。

◆Every BENTO Tells a story:  ビーガン巻きずし
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、ハワイ在住の友人から存在を教わった「ビーガンイナリ(菜食主義者用いなりずし)」をアレンジして紹介します。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーブさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では、子どもたちの学校であった運動会の応援団の様子からはじまり、米国のチアリーダーの歴史を振り返ります。

◆Novel: Candy Cane Cookie Crush 恋の秘密レシピ
日本在住の米国人作家スザンヌ・カマタさんの新連載です。東京で暮らし、大学で教えるシングルマザーのローラは、インターナショナルスクールに通う娘を育てながら日々奮闘しています。学校の集まりで、娘の同級生の父親である素敵な男性と巡りあいます。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「形容しがたい形容詞」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米国が「国家防衛戦略」を発表▽COP27開幕前に国連が気候変動で報告書▽イラク総選挙から1年、やっと新政権――の3本を紹介します。

◆Topics
世界的な注目を集める13歳の日本人女性ドラマーYOYOKA(よよか)さんが、活動拠点を北海道から米国に移しました。ハリウッドで活躍した女性俳優の故アンナ・メイ・ウォンの肖像が、アジア系米国人として初めて25セント硬貨に刻まれた話題とともに紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/10/30号

This Week
On the Cover

One man show 習近平氏、異例の3期目に
中国共産党は23日、党大会で習近平総書記の3期目続投を決め、新たな指導部を発足させました。党最高指導部の政治局常務委員7人には、習氏が自ら引き上げた側近4人を加え、1強体制を確固たるものにしました。今週号の表紙は、党大会初日に人民大会堂に入る習氏です。

◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 米中間選挙、対立構図くっきり
11月8日の米中間選挙を控え、バイデン大統領とトランプ前大統領の遊説が活発化しています。2019年の大統領選で不正があったと主張するトランプ氏。一方、トランプ氏がでたらめな情報を広めていると訴えるバイデン大統領。いずれも次の大統領選に立候補するとは明言していませんが、すでに本戦ムードさながらです。

◇Special: 「最悪の事態」のシナリオ 米大統領は核戦争でどう動くか
ウクライナ情勢をめぐり、ロシアのプーチン大統領が核兵器使用の可能性を示唆し、西側諸国が神経をとがらせています。最悪の事態が起きた場合に米国はどう対応するのか。AFP通信が、米大統領と軍の指令系統や「核のボタン」、そして判断を誤った場合の「安全策」について検証しました。

◇Travel: ヨーロッパ自転車旅 後編
オーストリアのザルツブルクを出発し、北イタリアのアドリア海沿岸を目指す全長約400 キロのアルぺ・アドリア・サイクリング道を、2回に分けて紹介します。今回は、オーストリアからイタリアの道中を走ります。

◇Movies: AW名画座 故エリザベス女王の時代
英国のエリザベス女王が9月に亡くなりました。在りし日をしのび、女王の生きた時代と英王室を描いた過去の話題作「英国王のスピーチ」「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
中国のEVメーカーが空飛ぶクルマのテスト飛行▽ロンドンの美術館でゴッホの油絵にスープ▽中国共産党、過去10年に汚職容疑で553人を立件▽「ジブリパーク」開園へ――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「インド独立75年」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げています。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナと家族がハロウィーンに向けてカボチャを彫っています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。いまは東京で暮らし、次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。数年前、友人と上高地に山登りに行ったハッチンズさん。年配者の登山グループに遅れをとり、体力増強を自分に誓ったといいます。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関するシリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「DenmarkとCopenhagen」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 松江市(島根県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、松江市の「小泉八雲記念館」です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「けじめをつける」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、気候変動の最悪の影響をテーマにしたフィクション「The Displacements」を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  エビフライ弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、筆者がかつて住んだ起業家のためのシェアハウスで、同居人のひとりが好きだったというエビフライ弁当を紹介します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
トラス英首相が辞任表明▽米大統領、中絶の権利の法制化を公約▽ドイツ、原発全基を稼働可能に――の3本のニュースをとりあげます。

◆Topics  
韓国の男性アイドルグループ・BTS最年長メンバーのJINさんが近く兵役に行くことになりました。ほかのメンバーも順次入隊する予定だそうです。有名人の肖像写真を使ったアンディ・ウォーホルの作品を、米連邦最高裁が「独自のアート」と認定したニュースとともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/10/23号

This Week
On the Cover
戻ってきた観光客

新型コロナウイルスの感染拡大防止策として導入された水際対策が大幅に緩和され、国内の観光名所に外国人観光客が戻ってきました。五重塔とともに富士山が望める新倉山浅間公園(山梨県富士吉田市)にも、日本を象徴する景色を楽しもうと大勢が訪れていました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: ドイツで奮闘する日本人フランス菓子職人
ドイツ南西部シュツットガルト市で、人気のフランス菓子店を営む杉本友美さん。自分の店を持つために必要な「マイスター」の資格を取得し、製造から販売まで1人でこなす多忙なパティシエです。

◇Travel: ヨーロッパ自転車旅 前編
オーストリアのザルツブルクを出発し、北イタリアのアドリア海沿岸を目指す全長約400 キロのアルぺ・アドリア・サイクリング道を、2回に分けて紹介します。

◇Movies: キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱
史上初めて、2度のノーベル賞に輝いたキュリー夫人(マリー・キュリー)の映画です。 19世紀末のパリ。女性であるために差別され、大学の研究室を追い出されたマリーは、同じ科学者のピエール・キュリーと共同研究を開始し、やがて結婚します。二つの放射性元素を発見して夫婦でノーベル物理学賞を受賞しますが、夫の不慮の死や自身の不倫に対する世論の激しい非難など、さまざまな試練も経験します。

◇Weekly Picks: 移民の強制移送でニューヨークが緊急事態
メキシコ国境に接する米テキサス州やアリゾナ州などの共和党知事の指示で、中南米から流入してきた移民たちが、ニューヨーク市や首都ワシントンなど民主党の地盤で移民に寛容とされる米北東部へバスなどで送り込まれています。数千人規模で受け入れを余儀なくされたニューヨーク市は、収容施設や物資が不足しているとして緊急事態を宣言しました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、投打で規定数に到達▽国際宇宙ステーションに日米ロの宇宙飛行士到着▽チリ・イースター島山火事でモアイ像に被害▽米ハリウッドの象徴的看板がお色直し――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「長崎で平和祈念式典」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、高校のアメリカンフットボールの試合で、ケイトがカズにルールを教えています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。いまは東京で暮らし、次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。四国のお遍路で、人情の機微に触れたそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「BritainとEngland」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。執筆は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号は、伊東さんが「赤い羽根共同募金」を説明します。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回は、易しく書き換えられたシャーロック・ホームズ・シリーズの短編集です。

◆Through REINA’s Eyes
今回から、タレントREINAさんのコラムが始まりました。米国出身で学生時代にクリントン元大統領の事務所でインターンをしたり、情報機関への就職を考えたり、さまざまな経験を積んで約8年前に日本に来ました。多様な経験に裏付けられた広い視野で、世の中の事象を複眼的に論じていきます。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。今週号では、37歳になった数日後に実感した「人生は有限」という事実を巡って考えたあれこれを語ります。
 

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
国連総会でロシア非難決議▽イスラエルとレバノン、境界画定で合意▽IMFが世界経済見通しを下方修正――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
火星の微生物は、自ら水素を大量消費して氷河期を招き、絶滅したという仏研究者の説を紹介します。イランで髪の毛を隠すスカーフを「正しくかぶらなかった」女性らが死亡した事件に関連して、オスカー受賞経験があるフランス人俳優たちが人権侵害だとして抗議の断髪動画を公開しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/10/16号

This Week
On the Cover

Nobel face ノーベル平和賞 塀の中での受賞
今年のノーベル平和賞受賞者が発表され、ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏と、ロシアとウクライナの人権団体の計3者に授与されることになりました。ノルウェーのノーベル委員会の本部には、ビャリャツキ氏の肖像が掲げられました。ビャリャツキ氏は反政府デモに参加中に拘束されており、当局に拘束・軟禁されたままノーベル平和賞を受賞するのは4人目です

◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 選挙活動、広がる動画SNS「ティックトック」
米中間選挙が迫るなか、若い有権者に政策に興味を持ってもらおうと、候補者たちが若者に人気の動画SNSサービス「TikTok」を活用しています。実際に使った議員らの反応は上々だと言います。一方で、中国の企業が運営するサービスを使うことに警鐘を鳴らす人々もいます。

◇Special: 芸術で生まれ変わる瀬戸内の島々
過疎化に悩んできた瀬戸内海の島々が、芸術の舞台として生まれ変わっています。3年に1度のイベント「瀬戸内国際芸術祭」(Setouchi Triennale)は海外からも多くの観光客を集めるようになりました。美しい自然を背景にした芸術祭は今回、11月初旬まで開催中です。

◇World View: チリ 見直される先住民族の伝統療法
チリでは、先住民が多く住む地域を中心に、病院での出産や臨終に際して先住民族マプチェ族の伝統儀式を尊重する施策を導入しています。伝統儀式を採り入れることを認め始めたのは、長年迫害や弾圧を受けてきた先住民の権利保護の一環です。まだまだ医療現場での認知度が低いなどの課題が残りますが、少しずつ先住民の文化と現代社会が共存できる環境が整ってきている証しかもしれません。

◇Movies: スペンサー ダイアナの決意
「国民のプリンセス」として親しまれた故ダイアナ元皇太子妃の苦悩と葛藤を、1991年のクリスマス休暇の3日間という短い期間にフォーカスして描いた作品です。故エリザベス女王やチャールズ新国王も登場します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
バイデン米大統領、亡くなった下院議員の姿を捜す▽ハリケーンが上陸した米フロリダ州、住宅街にサメも上陸▽アントニオ猪木さん死去▽元ミス・ミャンマー、タイに再入国拒否されカナダへ――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「食料輸出再開に合意 ウクライナとロシア」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げています。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ベビーシッターをしているマリーをハンナが手伝います。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。いまは東京で暮らし、次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。海にも山にも、公共交通機関で気軽に行ける日本の地理を満喫しています。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関するシリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「FlorenceとFlorida」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: いわき市(福島県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」。映画の舞台としても有名な、常夏ムードあふれるリゾートです。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「胸がいっぱい」です。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、ヘビーメタルの代表的バンド「アイアン・メイデン」を取り上げます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
「欧州政治共同体」がEU非加盟国交え初会合▽OPECプラス、減産で合意▽サッカー場の暴動で131人死亡――の3本のニュースをとりあげます。

◆Topics  
元ナチ党員を父に持つアーノルド・シュワルツェネッガー氏がアウシュビッツ収容所を訪問し、大量虐殺や憎悪犯罪の撲滅を訴えました。ユネスコが、旧植民地などから不法に持ち出された美術品の返還を推進することを確認したニュースとともにお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/10/9号

This Week
On the Cover

Top finish   ヤクルト・村上選手
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手は3日、シーズン最終戦最終打席で56号本塁打を放ち、1964年に王貞治氏(巨人)がつくった日本人選手シーズン最多本塁打記録を塗り替えました。打率・本塁打・打点の打撃部門の主要タイトルも獲得し、史上最年少の「三冠王」にも輝きました。9日号の表紙は、歓喜する観客に応える村上選手です。2ページの「表紙の裏」では、外国メディアが村上選手の記録をどう伝えたかをお読みいただけます。

◇今週の注目記事 ================

◇Movies: ソングバード
2020年7月、COVID-19 をめぐる状況がまだ十分に把握されておらず、パンデミックの恐怖が吹き荒れていた時期に撮影された近未来サスペンス映画です。2024年、新たな変異株によって死者数が増加し、ディストピア(反理想郷)と化したロサンゼルスが舞台です。感染者が強制的に隔離施設に連行され、外出や他者との接触が禁じられる中で、希望を見いだそうとする若い男女の姿を中心に描きます。

◇Weekly Picks: 安倍元首相のレガシー受け継ぐ現政権
安倍晋三元首相の国葬が9月27日、世論の賛否が分れる中で執り行われました。218の国・地域や国際機関からの要人を含め、4千人以上が参列。ロイター通信は、元首相の政策の多くは現政権に踏襲されていると分析する一方、ハト派とされる岸田文雄首相の今後の出方を注視すべきだとしています。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
近年の早期英語教育の導入やコミュニケーション力重視の政策は、社会のグローバル化を名目に進められていますが、実は「すでに一度は通った道」でした。「英語教育論争史」を書いた和歌山大学名誉教授の江利川春雄さんに話を聞きました。

◇Travel:ポルトガル・ポルト
街を東西に横断するドウロ川にかかるドン・ルイス1世橋を通って北岸に行くと、多くの建物の外壁に張られた青いタイルが目につきます。ポルトガル名産のアズレージョと呼ばれるタイルです。土産物店には様々な缶詰が並んでいます。ポルトガルでは19世紀半ばに国の一大産業として缶詰加工業が始まったそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
1966年にビートルズが来日公演した時に撮影した映像を警視庁が公開▽英エリザベス女王の葬列を、女王がかわいがったポニーやコーギー犬が見送る▽米メーン州で遺品セールを訪れた男性が、13世紀にフランスの大聖堂で使用されたミサ典書の一部を入手▽「フランスのスパイダーマン」が、60歳になった記念にパリにある48階建ての高層ビルに登頂――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「米FRBが再び0.75%の金利上げ」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーと友人たちがチームを組み、カフェのトリビアナイトに参加します。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。高校時代にバーチャル地球儀「Google Earth」を通して日本に興味を抱いたそうです。いまは東京で暮らし、次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。年季の入ったアパートに引っ越してきて数週間が経った頃、階段を駆け下りているときに出くわした年配の女性に、人生初の「お見合い」を勧められたそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Mont BlancとMontenegro」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「菜食」を説明します。

◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、「先々週と再来週」に関する表現を紹介します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。1997年まで英国の植民地だった香港出身のアグネスさんにとって、英王室は身近な存在。エリザベス女王の逝去に、特別な感慨があるようです。

◆Dialogue with Friends
ラジオパーソナリティーとして活躍するキニマンス塚本ニキさんのコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号では前回に続き、米アニメ業界で働く友人夫妻との対話を通じて知った、業界の過酷な労働条件の改善を訴えます。

◆Novel: Candy Cane Cookie Crush 恋の秘密レシピ
日本在住の米国人作家スザンヌ・カマタさんの新連載です。東京で暮らし、大学で教えるシングルマザーのローラは、インターナショナルスクールに通う娘を育てながら日々奮闘しています。しかし、学校のベイクセールに出す予定だったクッキーをつくるのをうっかり忘れ……。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号のテーマは「英国流ユーモア」です。エリザベス女王に対する英国議会議員たちの弔辞を通して解説します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
プーチン大統領、ウクライナ東・南部4州の一方的併合を宣言▽イタリア総選挙で右派躍進▽サウジアラビア、皇太子を首相に任命――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
NASAが探査機を小惑星に衝突させる実験に成功しました。将来、地球に衝突しそうな小惑星が見つかった時に軌道をそらす予行演習だといわれています。中国の海洋進出を支える「民間船団」の活動を分析する記事とともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/10/2号

This Week
On the Cover

ケニアのキプチョゲ選手、世界記録更新
ベルリンマラソンで、世界記録を持つケニアのエリウド・キプチョゲ選手が2時間1分09秒で優勝しました。自らが持つ世界記録を30秒更新しました。2時間切りに挑もうとしたのか問われ、ことわざを引用して「(レースごとに)一兎(いっと)だけを追うようにしている」と答えました。2ページの「表紙の裏」とあわせてご覧ください。



◇今週の注目記事 ================

◇Information: 新しいデジタルサービス始めます
10月7日から、朝日ウイークリーの購読者向けに、新しいデジタルサービス「朝日ウイークリーデジタル」(AWD)の無料公開が始まります。その内容や使い方を詳しく紹介します。

◇Weekly Picks: 英女王御用達ブランド、見直しに戦々恐々
英国のエリザベス女王が亡くなったことで、女王の紋章を商品や店舗などに掲げることができる「王室御用達」の認定ブランドが見直されます。女王が愛した紅茶から愛犬のペットフードまで600に上り、このうちチャールズ新国王が引き継がないブランドは一定期間経過後に認定から外れます。認定は消費者への強力なセールスポイントにもなり、信頼の印と見られてきただけに、各ブランドは戦々恐々としています。

◇Movies: バッドガイズ
児童書が原作となっているこのアニメーションは、怪盗集団バッドガイズの強烈な個性と、特技を生かしたコンビネーションで見る者をグイグイ引き込みます。ウルフ率いるバッドガイズは、これまで数々の盗みを成功させ街を震撼(しんかん)させてきました。そして、新しく就任した女性の知事に小馬鹿にされたことをきっかけに、次なるターゲットを伝説のお宝「黄金のイルカ」に設定し、大胆な作戦を決行することになります。しかし、お宝まであと一歩のところで逮捕されてしまい……。

◇World View: 温暖化の直撃受けたグリーンランド
北極海と大西洋に接する世界最大の島は、デンマークに属しながら自治政府を持ちます。美しい氷山や豊かな自然を誇りますが、ここ数年は温暖化が原因とみられる氷河の消滅が深刻な状況になっています。
 

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米国の男子フィギュアスケート選手が国際大会で4回転半ジャンプに成功▽国内の100歳以上、初の9万人超え▽オーストラリアの男性がペットのカンガルーに襲われ、亡くなる▽テスラCEOイーロン・マスクさんの元恋人、思い出の品を競売に――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「羽生、競技退きプロ転向」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーが母のエレンとフリーマーケットに出かけます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月の担当は、大学で日本近現代史と宗教学を学んだ米国出身のアレックス・ハッチンズさんです。高校時代にバーチャル地球儀「Google Earth」を通して日本に興味を抱いたそうです。2019年から東京のシェアハウスで生活し、いまは次世代電池を研究開発する日本企業で働いています。日本の高度経済成長期の建築物が大好きだというハッチンズさん。初回は建築物の魅力を語ります。


◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Ecuador」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 札幌市(北海道)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、札幌市の郊外にある「北海道開拓の村」です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「ヒヤリとする」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、米国人の日本研究者アレックス・カーが日本の公共事業について書いた「犬と鬼」を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  おにぎりアクション
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、おにぎりの写真をSNSなどに投稿すると、食糧難に苦しむ世界の子どもたちに食べ物がプレゼントされる「おにぎりアクション」を紹介しつつ、一度に2種類のおにぎりをつくる方法を伝授します。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーブさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号は、夫スティーブさんと長男ハルさんが、都内や関東に多数ある富士塚を自転車で巡った旅を紹介する第1弾です。

◆Novel: Candy Cane Cookie Crush 恋の秘密レシピ
日本在住の米国人作家スザンヌ・カマタさんの新連載です。東京で暮らし、大学で教えるシングルマザーのローラは、インターナショナルスクールに通う娘を育てながら日々奮闘しています。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「解釈は単純に」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
ロシア、予備役30万人動員へ▽政府・日銀が24年ぶり円買い介入▽ポル・ポト派最高幹部に終身刑――の3本を紹介します。

◆Topics
米国発祥のアウトドア用品企業パタゴニアの創業者が、気候変動と戦うために全自社株を環境団体に譲渡しました。安楽死を選んだ映画監督ゴダールの死を受け、フランスで安楽死合法化の議論が始まった話とともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/9/25号

This Week
On the Cover
エリザベス女王 最後のお別れ

英国のエリザベス女王の国葬が19日、ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われ、世界の国家元首や賓客らが参列しました。終盤に2分間の黙禱(もくとう)を捧げ、70年にわたり君臨した女王に別れを告げました。25日号の表紙は、ウェストミンスター寺院での国葬の一場面です。式後、エリザベス女王の棺は夫フィリップ殿下が眠る近郊のウィンザー城に運ばれました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: チャールズ新国王誕生で勢い増す君主制廃止論
チャールズ国王が王位を継承したものの、王室の先行きは必ずしも明るいとは言えないようです。かねて国内には君主制に対する不満が少なからずあり、国民に愛されてきたエリザベス女王に比べて人気の劣るチャールズ国王が即位したことで、共和制を求める運動が盛り上がる可能性が出てきました。旧植民地の英連邦諸国には離脱を示唆する加盟国もあります。

◇Travel: スイス・氷河急行
全行程8時間あまり。約290キロの行程に291の橋と91のトンネルがあり、高低差およそ1450メートルで、雪化粧した山々や一面の緑が広がる森、深い渓谷など移り変わる景色の中を走ります。列車名とは裏腹に、速度は時速34キロほど。1930年の開通から変わらない、ゆったりと車窓を楽しむ旅を紹介します。

◇Movies: 渇きと偽り
干ばつに苦しむ豪州の片田舎出身の連邦警察官フォークは、無理心中事件を起こしたとみられる旧友の葬儀に出席するため、20年ぶりに帰郷します。個人的に事件の謎を追ううちに、10代の頃に起きた女友だちの溺死(できし)事件とも再び向き合います。フォークは、現在と過去の二つの事件の裏に隠された秘密を探っていきます。

◇Weekly Picks: 真珠湾で戦死した米水兵、80年ぶりに身元特定
1941年の真珠湾攻撃で、日本軍の魚雷によって沈んだ米戦艦オクラホマの乗組員の遺骨の身元が80年ぶりに確認されました。ハワイ・ホノルルにある仮埋葬地から本土バージニア州のアーリントン国立墓地へ移され、子孫が見守るなか埋葬されました。過去2回の身元確認作業では特定に至らず、最新技術によりようやく家族との「再会」がかないました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
英女王の死去受け、人気ドラマの制作中断▽フェルメールの二つの代表作、同時に展示▽オバマ元米大統領の肖像画完成▽3年ぶりに「田んぼアート」――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「モザンビークの国立公園 絶滅危惧種のサイが復活」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、2個目のピアスの穴を開けたいマリーが、母のエレンに許可を求めています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセー。7~9月を担当したニール・ウォーターズさんの最終回です。野生動物の「生物学的全滅」が進行している現代。身のまわりの多様な動植物に思いをはせ、人間が何百万もいる生物種の一つでしかないことを自覚しよう、と呼び掛けています。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Argentina」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。執筆は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号のテーマは「柿」です。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回は、高校時代に経験した米国での学校生活で課せられた宿題についても紹介します。「多読」が求められるようです。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムの最終回です。インターネット全盛の現代、最適な情報を選びとり、賢く生き抜くために必要な能力とは何かを考えます。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。今週号では、カップルで米アニメーション業界で活動する大学時代のバンド仲間との会話を紹介します。
 

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
中ロ首脳、侵略後初の直接会談▽北米自動車ショーにバイデン大統領▽世界で5千万人が「奴隷状態」とILO推計――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
エリザベス英女王が訪仏した際、公式晩さん会でビートルズの楽曲の演奏をリクエストしたという思い出を、オランド元仏大統領が語りました。米国東部で、ロブスター漁が絶滅危惧種のクジラに害を与えているというニュースとともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/9/18号

This Week
On the Cover

英国の王位 次世代へ継承
英国のエリザベス女王の死去を受け、長男チャールズ皇太子が王位を継承しました。写真は9月10日、王位継承評議会の正式承認後、市民の前に姿を現したときの様子です。最初の演説で、チャールズ新国王は「生涯の奉仕を誓う」と述べました。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: セリーナ・ウィリアムズ選手引退
9月2日にテニスの全米オープンで敗退が決まり、現役生活に終止符を打ったセリーナ・ウィリアムズ選手。4大大会で23回優勝し、女子世界ランキングで319週1位の座に君臨しました。AP通信のテニス担当記者が、ウィリアムズ選手の功績を振り返りました。

◇Special: AP通信特派員が見たゴルバチョフ氏
8月末、旧ソ連最後の最高指導者で、冷戦を終結させたミハイル・ゴルバチョフ氏が亡くなりました。ゴルバチョフ氏を取材したAP通信の特派員らが、類いまれなリーダーの横顔を振り返ります。愛妻家としてのゴルバチョフ氏を紹介した記事とともにご覧ください。

◇World View: 軽飛行機で単独世界一周最年少記録
8月24日に軽飛行機で単独世界一周飛行の最年少記録を樹立した17歳のマック・ラザフォードさんの旅を紹介します。19歳の姉ザラさんも、1月に女性として最年少記録を樹立したばかりです。2人は飛行機乗り一家に生まれました。

◇Movies: ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド
名盤「ザ・ビートルズ」(通称「ホワイト・アルバム」)の レコーディング前、ビートルズのメンバーがインドに滞在した期間に焦点を当てたドキュメンタリーです。現地で偶然ビートルズと遭遇したというカナダ出身のポール・サルツマン監督が、当時の貴重な写真や映像、関係者たちのインタビューを交え、若き日の4人の素顔を浮き彫りにします。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
ニューヨーク・マンハッタン中心部が銃の持ち込み禁止に▽スペイン東部の町で大量のトマトを投げ合う祭り開催▽名画「生きる」のリメイク作品上映、作家カズオ・イシグロさんが脚本▽京セラ創業者の稲盛和夫さん死去――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「G20外相会合、欧米と露が対立」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーとハンナが映画を選びながらおしゃべりしています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はカナダ生まれのニール・ウォーターズさんの担当です。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。今回は、数年前に滞在した中国南部・ヤオ族の村についての思い出を紹介します。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関するシリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「ラインとリオデジャネイロ」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: マツダミュージアム(広島県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、広島県のマツダミュージアム。自動車メーカー「マツダ」の広島本社の敷地にあります。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「ふがいない」です。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、自身が参加しているロックバンドのツアーについて、食にからむ裏話などを紹介しています。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
英エリザベス女王死去の報と、パキスタンが大洪水で国土の3分の1が浸水したニュース、ウクライナ・ザポリージャ原発についてIAEAが「安全地帯に」と勧告した話をお伝えします。

◆Topics  
8千メートル峰全14座を世界で初めて2度登頂したシェルパが引退するそうです。オバマ元米大統領が、ドキュメンタリーのナレーターとしてエミー賞を受賞したニュースとともにお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/9/11号

This Week
On the Cover

Thatcher 2.0   英国に新首相
英国のボリス・ジョンソン首相の後任選びとなる与党・保守党の党首選で5日、リズ・トラス外相が新党首に選ばれました。トラス氏は故マーガレット・サッチャー氏、テリーザ・メイ氏に続く英国史上3人目の女性首相です。サッチャー氏を尊敬しているとされるトラス氏は、「Thatcher 2.0」( サッチャー氏のアップデート版)と呼ばれています。

◇今週の注目記事 ================

◇Movies: アザー・ミュージック
2016年にニューヨークで惜しまれながら閉店したレコード・CD販売店をめぐるドキュメンタリーです。ヒット曲や一般受けする音楽でなく、個性的な店員たちが目を付けたマイナーな作品を「売り」にしていた店の、21年近くの歴史と魅力を関係者たちの証言とともに振り返ります。

◇Weekly Picks: 出所後も続く制裁 社会復帰の足かせに
米国では、受刑者が刑期を終えて社会に復帰すると、新たな「制裁」が降りかかることがあります。全米50州のうち2州を除き、服役中にかかった費用を州が出所者に請求することが法律で認められているのです。この制度は1980年代、急増する犯罪の抑止目的で導入され、たちまち広がりました。しかし、「社会復帰の妨げになる」として見直しを求める声が上がっています。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
大阪星光学院中学校・高等学校で英語を教える教諭・石原健志さんの著書「受験英語をバージョンアップする ずっと使える英語力への15の Tips」(開拓社)は、学校現場の経験と言語学の知見を合わせて書き上げた本で、7月下旬に刊行され、早くも版を重ねています。受験英語には、大学入試にとどまらず実社会でも活用できる要素が十分にあることを教えてくれます。

◇Travel: スペイン・バレンシア
バルセロナ、マドリードに次ぐスペイン第三の都市とされてきましたが、その立場を逆手に取って、魅力的で落ち着いた都市に生まれ変わりました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
新型の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」がとらえた木星の姿を公開▽ラトビアの首都リガで、旧ソ連時代に建てられた対ナチス・ドイツ戦勝記念塔を解体▽イチローさんがマリナーズの球団殿堂入り式典で16分間英語スピーチ▽大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスのオーナーが球団売却を検討――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「NATO、ロシアを最大の脅威とみなし態勢の見直しを表明」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、新学期が始まるのにそなえ、マリーとケイト、ジュリアが学用品の買い出しに来ています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はニール・ウォーターズさんの担当です。ウォーターズさんは1990年、カナダ生まれ。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。今回は、コロナ流行に伴う在宅仕事の定着で蔓延(まんえん)している肩こりの和らげ方を紹介します。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Brazil」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「お月見」を英語で説明します。

◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、「no more thanとno less than」という表現の使い方を解説します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。新型コロナウイルスによる渡航・入国制限が緩和され、世界的に経済活動が正常化に向かっています。アグネスさんも仕事を再開しつつありますが、感染対策の難しさも感じているようです。

◆Dialogue with Friends
ラジオパーソナリティーとして活躍するキニマンス塚本ニキさんのコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号は、感情への執着や他人への依存、そして死生観についての対話です。

◆Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの連載です。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人シンディーが登場する物語の第2弾です。本にからむ暗号に導かれ、3人はとある会社を訪問します。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号のテーマは「ネコで学ぶ総称の you」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
旧ソ連大統領として冷戦終結を主導したゴルバチョフ氏死去▽IAEAがウクライナの原発視察▽IMF、スリランカに4千億円支援で合意――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
米ミズーリ州の小学校が尻たたきの体罰を復活させた話と、ハンガリー監査局がジェンダー教育に逆行する報告書を作成したという、教育に関するニュース2題をお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/9/4号

This Week
On the Cover

東北勢 悲願の優勝
第104回全国高校野球選手権大会の決勝が8月22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、仙台育英(宮城)が優勝しました。東北勢の優勝は初めて。選手たちは地元へ帰る新幹線が「白河の関」を越えると、改めて喜びをあらわしました。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: ダイアナ妃没後25年
パリでパパラッチに追われ、不慮の事故で命を落としたダイアナ妃。若くして王室の一員になり、結婚生活の破綻から立ち直り、慈善活動などを通じて人々に勇気を与えました。その生涯をたどるAFP通信の記事と、ダイアナ妃を追い詰めた社会の行動の是非を問うドキュメンタリーを制作した監督に関するAP通信の記事を紹介します。

◇Weekly Picks: バイデン大統領と距離を置く民主党候補
2年後の米大統領選の行方を占う中間選挙を今秋に控え、バイデン大統領は8月下旬、全米各地を巡る遊説を始めました。しかし、バイデン氏の支持率は50%を下回り、高いインフレ率が米経済に重くのしかかります。このため連邦議会や各州知事選の民主党候補は、バイデン氏の応援を断るなど距離を置いています。

◇Movies: シーフォーミー
視覚障害のある主人公ソフィがペットシッターを引き受けた豪邸に、強盗目的の男たちが侵入します。身の危険を感じたソフィは、視覚支援アプリ「シーフォーミー」を通じて聞こえる介助者ケリーの声を唯一の頼りとして、彼らに立ち向かいます。

◇World View: タリバン政権下のアフガニスタン 女子教育の「隠れ学校」
アフガニスタンから米軍が撤退し、イスラム主義勢力タリバンが再び権力を握ってから1年が経ちました。女子の大学教育が再開されましたが、中等教育はいまだに再開されていません。状況を見かねて、危険を冒して小学校6年生以上の女子に教える「隠れ学校」を開く人たちがいます。
 

=========================

◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
世界最年少の囲碁のプロ棋士誕生▽ファッションデザイナーの森英恵さん死去▽ロシアにスターバックスうり二つのコーヒーチェーン誕生▽フィンランド首相のパーティー動画流出――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ウクライナとモルドバ、EU加盟候補国と認定」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナと兄弟が夏の終わりと新学期について話します。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月の担当は、カナダ生まれのニール・ウォーターズさんです。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。今週号では、カナダで経験した人生最長距離のドライブについて紹介します。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「ColumbiaとChristopher」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 鯖江市(福井県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、福井県鯖江市。「めがねミュージアム」を見学し、めがねを新調しました。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「水くさい」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、カップさんが異文化間コンサルタントとしてキャリアをスタートさせた頃に出会った、多文化共生ハンドブックともいえる「The World’s Cultures」を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  コーンチャーハン弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、筆者が北海道芽室町に住む友人から教わったコーンチャーハンを作ります。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では、ママ友とハイキング先で楽しむ「山メシ」を紹介します。

◆Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの連載です。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人のシンディーが本にからむ暗号を解いていき、いよいよ核心に迫ってきました。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「形容詞は活動する」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
欧州干ばつ、過去500年で最悪▽米政権、ウクライナに最大規模の追加軍事支援▽マレーシア元首相に禁錮12年――の3本を紹介します。

◆Topics
アップル機器に重大なセキュリティー上の欠陥が見つかった話と、サウジアラビアが女性活動家のリツイートを理由に34年の禁錮刑を科したニュースをお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/8/28号

This Week
On the Cover
2週連続の優勝 史上3人目の快挙

ゴルフ・CATレディースの最終ラウンドが8月21日、神奈川県・大箱根CCであり、岩井千怜(ちさと)選手が前週のツアー初優勝に続く2勝目を挙げました。初優勝からの2週連続優勝は、1990年の西田智慧子選手、2005年の表純子選手に続き、史上3人目。岩井選手が最年少です。


◇今週の注目記事 ================

◇Travel: アルメニアの首都エレバン
人口150 万ほどのエレバンは、旧約聖書に出てくる「ノアの箱舟」が漂着したと言われるアララト山を望むまちです。広い通りに古代遺跡や美術館、カフェが立ち並び、毎日のように市が開かれて活気にあふれています。旧ソ連時代に建てられた壮大な劇場でオペラや管弦楽の公演が盛んに開かれ、終演後の夜9時ごろには舞台を楽しんだ人たちが飲食店に繰り出して深夜まで余韻を楽しみます。

◇Movies: スワンソング
「白鳥は死の間際に歌う」という伝説からとられたタイトルは、「人生最後の作品」を意味します。名ヘアメイクドレッサーとして活躍し、引退した同性愛者の男性(実在の人物がモデル)が、かつての顧客に遺言で死に化粧を依頼され、自らの最後の仕事の場に臨むまでの回顧と新たな出会いを描いたロードムービーです。

◇Special: 「普通」はない あるのは「違い」
小中学校の間に、日本を含む6カ国・四つの言語で教育を受けたナージャ・キリーロバさん。それぞれの学校での体験と発見、教育の違いを書いた「6カ国転校生 ナージャの発見」(集英社インターナショナル刊)が話題になっています。筆者のナージャさんにインタビューしました。

◇Weekly Picks: タリバンによる権力掌握から1年 アフガニスタンの今
アフガニスタンから米軍が撤退し、イスラム主義勢力タリバンが権力を掌握して1年。イスラム法に基づく統治が続くなか、女性の権利を制限しているとして欧米諸国は経済支援を拒み続けています。経済が停滞し、子どもの栄養失調など様々な問題が深刻化しているようです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
世界的なデザイナーの三宅一生さん亡くなる▽ジョンソン・エンド・ジョンソンがベビーパウダーの販売終了▽女子テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手が引退の意向▽北海道の企業が立ったまま仮眠できるボックスを開発――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「在外投票不可は『違憲』」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーの父がコンピューター詐欺に引っかかりそうになります。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はカナダ生まれのニール・ウォーターズさんの担当です。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。今回は、引き締まった体を手に入れる「簡単な」方法を教えてくれます。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「HermesとMercury」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。執筆は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号のテーマは「鵜飼(うか)い」です。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回も、林さんの高校時代の米国ホームステイ体験とともにお伝えします。林さんが通った米国の高校には、様々な専門を担当する複数のカウンセラーがいたそうです。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムです。所有物を最小限にして暮らす「ミニマリスト」。ジェイソンさんは自身を、本当の意味でのミニマリストだと自認しているそうです。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。前号に続き今回も、ニュージーランドで過ごした大学以来の親友ヒラリーさんとかわした会話を中心に、「はだ色」についての考察を紹介します。
 

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
「悪魔の詩」著者襲撃事件の被告、無罪主張▽トランプ氏批判のチェイニー氏、共和党予備選で敗退▽旧統一教会信者ら韓国で抗議デモ――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
ガが方向感覚を持って長距離移動していることを確認した研究と、WHOが、差別や偏見を助長する恐れがあるとして「サル痘」の名称変更を検討しているニュースをお伝えします。
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