週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/10/3号

This Week
On the Cover

SDGs推進のために歌うBTS
世界的に人気の韓国の男性グループ「BTS(防弾少年団)」 が、米ニューヨークの国連本部で演説し、持続可能な開発目標への若者の積極的な関与を呼びかけました。議場などで録画された新曲「Permission to Dance」 のビデオも披露されました。10月3日号の表紙は、国連本部で躍動するBTSです。無料アプリ「朝日コネクト」では国連提供の動画の一部をご覧いただけます。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 英国人女性シーラの着物論
1985年に初来日して着物に魅了され、今では1年のほとんどを和服で過ごす着物研究家シーラ・クリフさんが、独自のセンスで様々な着こなしや着物のある生活を提案します。

◇Travel: エスワティニ(旧スワジランド)
アフリカ南部の小王国エスワティニは、周囲を南アフリカとモザンビークに囲まれた内陸国です。小規模な野生動物保護区がいくつかありますが、猛獣や危険な肉食獣がいないため、野生動物を近くで観察することができます。

◇Movies: ディナー・イン・アメリカ
過保護な両親と生意気盛りの弟と暮らすパティは、さえない日々の中、パンクロックを聴くことが唯一の楽しみです。ある日、警察に追われる若い男サイモンに出会い、彼を家にかくまうことになりました。過激な言動でパティの日常に変化を起こしていくサイモンですが、実は彼は、パティの愛するパンクバンド「サイオプス」の覆面リーダーでした。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編としておすすめです。今週号は、米ブロードウェーで大型ミュージカルが上演再開▽欧州議会で委員長の演説中に議員が編み物▽タイのタクシー運転手らが、コロナで休業する車両の屋根で野菜栽培▽京都大と住友林業が世界初の木材を使った人工衛星開発――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ベゾス氏ら宇宙旅行」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではクリフが小学校の放課後、「博士」に会って昔の子どもの生活について聞きます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。10~12月は、両親が中国出身でイタリア北西部ロンバルディア州生まれ、英スコットランドで学んでエディンバラ大学を卒業したジュゼッペ・リーさんのエッセーをお届けします。2019年に来日し、今年9月に東京工業大学大学院修士課程を修了しました。少年時代に空手を通して日本文化に初めて触れたということです。イタリア語、中国語、英語、仏語に堪能で、東京五輪・パラリンピックで通訳などのボランィア活動をしたほか、ピアノ演奏の腕前はプロ級という多才なリーさんが、温かい視線で社会を考察します。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんが、名詞を中心に意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「頂点」を示す単語の使い分けを説明します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 白浜神社(静岡県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を、独自の視点で紹介します。コロナの流行が一段落しインバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。今回訪れたのは、静岡県下田市にある白浜神社。縁結びや恋愛成就の神社として有名です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「気持ちだけ」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。今週号では、日米の家庭ごみの処理の方法の違いや、環境に優しいコンポストについて紹介します。

◆Every BENTO:  カボチャのコロッケ
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。6年前から動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当作りを紹介します。各回、英語によるレシピ動画もついています。秋の味覚はサツマイモや栗などですが、筆者にとっては息子さんとの思い出があるカボチャが一番のようです。今回のレシピはカボチャのコロッケ。カボチャを表す英単語は二つあり、日本のカボチャはsquash、ハロウィンで使われる黄色いカボチャがpumpkinです。

◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今回は、自身が出演した映画「もったいないキッチン」の撮影裏話や、グロス監督との共通の体験などを語ります。

◆Novel: Tote Bag and Diamonds ダイヤの謎
英国出身で日本在住の小説家クリストファー・ベルトンさんの連載小説です。主人公のロビン・ネルソンは田舎からロンドンに出てきた大学生。一人暮らしを楽しんでいます。夏休みも帰郷せず、気晴らしに街へ散歩に出ました。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは「英国初の女性判事」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
台湾がTPP加入を申請▽豪州の潜水艦問題で亀裂の入った米仏首脳が協議▽米国が日本産食品の輸入停止措置を撤廃――をお届けします。

◆Topics
タリバンが女性問題省を「勧善懲悪省」に変更したニュースと、2030年までのSDGs達成には100兆ドルの資金が不足しているとする国連の報告を紹介します。

◆Weekly Picks:  独メルケル首相、足元の男女平等の現実とのギャップ
ドイツ初の女性首相で、米フォーブス誌の「世界で最も影響力のある女性」に10年連続で選ばれてきたアンゲラ・メルケル氏。2005年の就任から16年間にわたり強いリーダーシップを発揮し、男性ばかりの各国首脳と渡り合う姿に世界中の女性が勇気づけられたといわれます。しかし、ドイツ国内では彼女の指揮の下、女性の権利向上はあまり進んでいないとの指摘もあります。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/9/26号

This Week
On the Cover
パリ、戻った人混み
渋滞緩和と温室効果ガスの排出削減を目的に、パリで「ノー・カー・デー」が実施されました。2014年から続く行事です。今回は、建築物などを包む作品で知られる現代アーティストで、今年5月に亡くなったクリスト氏に敬意を表し、凱旋門が布で覆われました。それを一目見ようと、例年より多くの市民や観光客がシャンゼリゼ通りに詰めかけました。9月26日号の表紙は、凱旋門まで続くシャンゼリゼの人混みです。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: ドバイで人気の宅配サービス 配達員の悲哀
新型コロナウイルス下で需要が高まった食事宅配サービス。日本でもあっという間に浸透しましたが、一方で配達員の労働条件や待遇などの問題が浮上しました。世界最先端都市とも言われるドバイでも人気が沸騰していますが、多くの配達員は外国人労働者で、その賃金はわずかです。少しでも稼ぎをよくしようと無理をして命を落とす人も出てきていますが、補償は不十分です。

◇Travel: 南ドイツ ドナウをたどる旅
ドナウ川はドイツの「黒い森」の泉を起源とし、黒海まで約2800キロを流れる大河です。水源から約30キロ離れた街トゥットリンゲンから、川に沿って約400キロを自転車でたどります。

◇Movies: クーリエ:最高機密の運び屋
ちょうど60年前の1961年9月25日、ケネディ米大統領は国連総会で「人類は核というダモクレスの剣(一触即発の状態)の下で暮らしている」と警告しました。翌年10月のキューバ危機で、米国と旧ソ連が核戦争寸前の事態に陥り、ぎりぎりのところで回避されたことはよく知られています。しかし、英国の平凡なビジネスマンが命をかけて運んだ機密情報が、核戦争回避に重要な役割を果たしたことはあまり知られていません。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが従業員服装規定の性差を無くす▽水鳥も人間の声を再現▽米南北戦争の南軍司令官の銅像を撤去▽ひげの研究にイグ・ノーベル賞――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「大坂なおみ、バービー人形に」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーとその友人たちがメルバズカフェを訪れ、料理を注文します。


◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんの担当は今回が最後です。故郷の米ワシントン州と青森県の自然の美しさをたたえ、地球上のどこにいようと心の中にある故郷を消すことはできない、と説きます。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「海岸、岸」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの伊東正子さんが、美術品としての価値の高さもあり、美術館などに所蔵されている作品も多い屛風(びょうぶ)の成り立ちや使用方法、作り方、意匠などについて解説します。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、大学で米文学などを教える林剛司さんが、英語力向上に役立つ多読の方法やそれに適した本を紹介します。今週号では、前回に引き続き音読のコツも伝授します。

◆厚切りジェイソンの時事放談
テレビでおなじみの米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんが、辛口の論評を繰り広げるコーナーです。今週号では、新型コロナウイルスの2回目のワクチン接種を終えたジェイソンさんが、副反応などを心配して接種に消極的な人に対し、具体的な数字を挙げて「単純に確率の問題だ」として接種を受けるべきだと訴えます。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
オンラインゲームを通じて既婚女性に恋した男性と、前夫の詐欺まがいのやり口を彼の今の恋人に忠告したいという女性からの相談に、アニーが答えます。

◆Special: 日系米国人作家、全米図書賞を受賞
社会で注目されない人々をユニークに描くことで定評のある日系米国人作家カレン・テイ・ヤマシタ氏が、米国で最も権威ある文学賞の一つ、全米図書賞を受賞しました。主催団体はヤマシタ氏が作品を通して「差別の克服やコミュニティーの大切さを伝えた」と受賞理由を説明しました。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
北朝鮮が鉄道からミサイル発射▽米英豪が安全保障で新枠組み構築へ▽気候変動で2億人超が国内避難民に――をお伝えします。

◆Topics  
表紙と連動して、パリ凱旋門を丸ごとラッピングした話と、VRで進化する映像芸術の話題を紹介します。

週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/9/19号

This Week
On the Cover

Grand Slam grin 
米ニューヨークでテニスの全米オープン女子シングルス決勝が行われ、英国のエマ・ラドゥカヌ選手(18)が優勝しました。大会直前の世界ランキングは150位。四大大会のシングルスで予選通過者が優勝したのは初めてです。予選終了の段階で帰りの航空券を予約していたラドゥカヌ選手本人も、この結果には「信じられない」と話していました。19日号の表紙は、優勝カップを抱きしめるラドゥカヌ選手です。

◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 米国で猛威を振るう山火事
米国の西海岸を中心に、異常気象が原因とみられる山火事が猛威を振るっています。長く続くコロナ禍、我慢の生活からの解放を求めて夏休みに大自然の中でのキャンプやスポーツを計画していた多くの米国人が、見直しを余儀なくされました。AP通信の記者たちが、各地で広がる落胆の声を集めました。

◇Special: クーデター後のミャンマー
2月の軍事クーデターから7カ月。コロナウイルスの流行が拡大する中でも市民は国軍への抵抗を続けています。この間の節目となった出来事に、SNSなどで集めた現地の声をからめ、ミャンマー語の通訳・翻訳者の島岡みぐささんが解説します。

◇Movies: マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”
日本でも人気の高いファッションブランド「メゾン マルジェラ」の創業者マルタン・マルジェラ氏を追ったドキュメンタリーです。対面取材や撮影に応じないことで知られるマルジェラ氏ですが、「このドキュメンタリーのためだけ」という条件のもと、制作に全面的に協力したといいます。初公開のドローイングやプライベートな資料とともに、華やかなキャリアの裏の知られざる素顔が明かされます。

◇Travel: スペイン・フォルメンテラ島
地中海西部、スペイン・バレンシア沖に浮かぶフォルメンテラ島は、観光地として有名なイビサ島の南に位置し、かつては木造船が唯一の渡航手段でした。このためヒッピーの聖地となっていましたが、今ではイビサ島からフェリーで30分程度。8月には観光客が詰めかけるようになりました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。今回は、中国の海外発信に対抗するため台湾が新たに英語ニュース配信サービスを開始▽洪水で破損した大量のユーロ紙幣がドイツ連邦銀行に集まる▽スリランカの保護施設で双子のゾウが生まれる▽秋篠宮家の眞子さま、小室圭さんと年内に結婚――の四つのニュースを取り上げています。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「カナダの総督に初の先住民」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーが図書館で司書にお勧めの本を尋ねています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。今週号では、クイーンさんの会社が入居する古い建物から見つかった写真や、新渡戸稲造が著書「武士道」で説いた思想を通じ、クイーンさんの起業の理念を語ります。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにした、KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号は「期間、時代」を取り上げます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 五箇山(富山県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回は、世界遺産に登録された合掌造りの集落で有名な五箇山を紹介します。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「よろしければ」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にしたバイリンガル漫画エッセー。秋の夜長といえば読書ですが、今回は日英両語が飛び交う家庭ならではの読書事情について語ります。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんが、今回はカナダのバンド、バックマン・ターナー・オーバードライブの「仕事に御用心」を取り上げます。

◆Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、ニキさん自身の体験を通じてSNSの利点と難点を考察します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
アフガニスタンの暫定政権の顔ぶれをタリバンが発表▽世界で初めてビットコインを法定通貨にしたエルサルバドル、初日は波乱含み▽米フォード、ハイテク車開発のためアップルの元幹部を採用――の三つのニュースをお届けします。

◆Topics  
発掘された遺跡から、現代よりも海産物を楽しんだ古代ローマ人の生活ぶりが分かったという話題と、仏映画ヌーベルバーグを代表する俳優ジャンポール・ベルモンドさんの訃報をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/9/12号

This Week
On the Cover

カブールで女性の権利を訴えるデモ
アフガニスタンの首都カブールを占領したタリバンに対し、女性の権利の保障を求める市民が抗議デモを行いました。女性が教育を受ける権利などを求めましたが、現場では何者かが催涙ガスを放って一時騒然となり、その様子が世界中に流れて各国から非難の声が上がっています。9月12日号の表紙は、カブールの大統領府周辺で行われた女性たちのデモの様子です。


◇今週の注目記事 ================

◇English Writing : 英語本の著者に聞く
英語を話そうとすると、習ったはずの英文が口から出てこない――。 英語学習者なら誰もがこんな経験をしているでしょう。「スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル 英語のハノン 初級」(筑摩書房)は学校で習った英文法の知識をそのまま会話に運用できるように反復練習するドリルです。著者の一人、横山雅彦・関西国際大准教授に話を聞きました。

◇Weekly Picks: Afghanistan from 9/11 to today
2001年9月11日に発生した米同時多発テロから20年が過ぎました。ここに端を発した「テロとの戦い」で主戦場となったアフガニスタンでは、それまで支配していたタリバンを一掃することで、新しい時代がくると期待する市民も少なくありませんでした。しかし、米軍率いる多国籍軍主導の国づくりが進む一方で、政府高官の汚職や民族間の憎悪がはびこり、ついに幻滅する人々はタリバンを支援するに至りました。AP通信でアフガニスタン情勢を30年間追ってきたキャシー・ギャノン記者が回顧します。

◇Movies: 素晴らしき、きのこの世界
きのこや菌類の驚異的なパワーを描いたドキュメンタリーです。米国の人気SFドラマ「スタートレック:ディスカバリー」に登場する人物のモデルになった米国の菌類学者ポール・スタメッツさんが案内役です。

◇Travel: オーストラリア・メルボルン
19世紀半ばのゴールドラッシュにより発展し、1927年にキャンベラが首都に決まるまでは暫定的に首都機能を果たしていました。現在は人口規模でシドニーに次ぐ国内第2の都市で、テニスの四大大会の一つ、全豪オープンの開催地でもあります。先住民族や世界中からの移民が集まり、英誌が発表する「世界で最も暮らしやすい都市」ランキングの上位の常連である都市を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
民泊仲介サイト大手が、アフガニスタン避難民に物件を提供▽大手コーヒーチェーンが、閉店3時間前から食品を割引▽仏高級ブランドのシャネルが、香水「5番」用にジャスミン畑を追加購入▽米ニューヨーク・タイムズスクエアに観覧車出現――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「カンボジア当局、ペットのライオンを保護」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではハンナとケイトがサッカーについて話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんのエッセーです。現在は日本と英国を行き来しているクイーンさん。今週号のテーマは、「英国のパブで日本酒は定着するか?」です。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにしたKEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「幽霊、お化け」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの海生郁子さんが、一世を風靡(ふうび)した写真シール「プリクラ」の栄枯盛衰を語ります。輸出先の海外では、期待されたほどの人気を得ることはできませんでした。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、読者の質問にお答えします。今週号では、いつでもついつい「~しなくてはならない」と訳してしまうhave to について解説してくれます。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。東京五輪・パラリンピックが終わってもコロナ感染が収まる様子はなく、将来への不安がぬぐえないと言います。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米軍制服組トップが、ISに対抗するためタリバンとの連携を示唆▽米テキサス州、妊娠6週目以降の中絶禁止▽コロナに感染した若者、7人に1人が後遺症――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
世界の猛禽(もうきん)類の3割が絶滅の危機にあるという国際機関の調査結果と、サッカーのヘディングによる脳の損傷を防ぐためVRを活用した練習法を開発したという話題をお届けします。

週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/9/5号

This Week
On the Cover

東京パラリンピック開幕
東京パラリンピック大会の車いすラグビーで、日本代表が銅メダルを獲得しました。前回リオ大会と同じ色のメダル。池透暢主将(写真中央、27日の1次リーグ豪州戦から)は「自国開催の大会の金メダルを手に入れたかったけど……」と悔しそうに語りました。9月5日号の表紙は、車いすラグビーの迫力の試合写真です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 東京パラリンピック特集
水泳の個人メドレーで自己最多3個目のメダルを獲得した鈴木孝幸選手、2種目で金を獲得した陸上の佐藤友祈選手のほか、話題の競技や選手を紹介します。

◇Travel: スペイン・マドリード
欧州最高の美術館がそろい、ショッピングやえりすぐりの料理が楽しめます。ノミの市を巡ったりバルでタパスをつまんだりした後は、世界で最も高い評価を受けるサッカーチームのひとつ、レアル・マドリードの試合を観戦することもできます。

◇Movies: ミス・マルクス
「資本論」などで世界に変革をもたらした偉大なる経済学者・哲学者のカール・マルクス(1818-83年)ですが、家庭人としてはどうだったのでしょう。その娘で政治活動家のエリノアの半生を描いた本作を、脚本と対訳でご覧ください。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編としておすすめです。今週号は、アフガニスタンを米軍用機で脱出した妊婦が機内で出産▽米国生まれのダンサー、ジョセフィン・ベーカーの遺骨をパリ・パンテオンに改葬▽トヨタ、ルマンで4連覇▽国際派アクションスターの千葉真一さん亡くなる――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「上野動物園のパンダ『シンシン』が双子を出産」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではグリーンビルに嵐が来るというので、マリーと母のエレンが停電に備えています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。今週号では、田舎暮らしと都会の暮らしの長所を「いいとこ取り」する生活を紹介しています。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんが、名詞を中心に意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「ゴミ・くず」を示す単語の使い分けを説明します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: ラムネ温泉館(大分県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を、独自の視点で紹介します。コロナの流行が一段落しインバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。今回訪れたのは、大分県竹田市の長湯温泉にある「ラムネ温泉館」です。2005年に開館した観光施設で、高濃度炭酸泉が特長です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「お構いなく」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。コロナウイルス流行下で愛好者が増えていると言われるサイクリングですが、田村さんの家族も例外ではありません。サイクリングをより楽しむのに役立つアプリとともに、家族の取り組みを紹介します。

◆Every BENTO:  そばいなり
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。6年前から動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当作りを紹介します。各回、英語によるレシピ動画もついています。暑い日が続くと、買い物に出かけることはおろかメニューを考えることすらおっくうになりがち。今週号は、賞味期限間近のお値打ち価格の食材を意識的に探して購入することで、食品ロス削減や環境保護に貢献しつつ、食費を節約もするという一石三鳥作戦を提案します。食品ロスを減らすために欧米で広がりつつある「コミュニティー冷蔵庫」の取り組みも紹介します。

◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今回は、ネガティブ思考を抜け出すために、様々なことについて自分を責めることをやめ、自分を大切にすることを提案します。

◆Novel: Indigo Summer ルーツと出会うひと夏
米ミシガン州出身で徳島県在住のスザンヌ鎌田さんによる連載小説です。米国人の母と日本人の父の間に生まれ、離婚して米国に帰国した母によって育てられた主人公の少女アイコ。夏休みに一人で日本の父を訪ねますが、父の家族はなかなか心を開いてくれません。今週号では、アイコの失敗に激怒した祖母が、急に倒れてしまいます。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは「鍵は階級にあり」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics
いよいよ人気映画「007」の最新作の公開日程が決まりました。ブロードウェーの大手劇場が多様性に関する大綱をまとめた話とともに紹介します。

◆News  
米軍がアフガニスタンから完全撤退し、20年続いた戦争が終結したものの、多くの避難対象者が取り残されています。ほかに、原因不明の「ハバナ症候群」がハノイの米大使館で発生したニュースと、香港が映画の検閲を強化した話をお届けします。

◆Weekly Picks:  米地方テレビの元女性キャスター、放送局を提訴
米アイオワ州の地方テレビ局でニュースキャスターとして活躍した女性が、放送局を相手に、性別と年齢に基づいた差別行為があったとして提訴しました。ニュース部門の柱として17年間にわたり活躍しましたが、昨年、年齢と容姿を理由に番組から降板させられたと訴えています。テレビ業界に横行する風潮に一石を投じたいとしています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/8/29号

This Week
On the Cover
アフガニスタン、不安いっぱいの国外脱出
政権が崩壊したアフガニスタンから逃れようとする市民らを乗せた米軍の輸送機が、カブールの空港を飛び立ちました。米国が、取り残された市民約1万人と米国への協力者やその家族約5万人の退避を約束する一方、空港にはアフガンから避難しようとする多くの人が詰めかけています。カブールを占拠したタリバーンが出国に厳しい態度を取り始めたとも伝えられるなか、アフガンを逃れた人たちを今後どのように受け入れるのか、各国の対応が問われています。8月29日号の表紙は、すし詰め状態になった米軍の救援機内です。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: カブールの空港で脱出を待つ女性の恐怖、葛藤、怒り
カブールの空港に殺到した市民の中には、国の復興のために仕事をしながら自分のキャリアを築こうとしていた女性たちも多くいました。救援機を待って空港で夜を明かした女性の一人が、AP通信の取材に応じて心の中に抱えた不安と葛藤、怒りを語りました。

◇Travel: イスラエル・テルアビブ
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地があるエルサレムと比べて宗教色が薄く、中東有数の国際都市でもあります。地中海に面したビーチのそばには近代的な高層ビルがそびえ、古代の港町の歴史を刻んできた建造物と混ざり合って一つの街を形成しています。多くの国際的なテクノロジー企業が集まり、人口当たりのベンチャー企業数は世界一。「中東のシリコンバレー」とも呼ばれる都市です。

◇Special: 居場所をシェア 「さんきゅうハウス」の挑戦
ホームレスや生活困窮者のためのシェアハウスが東京都内にあります。NPO法人「さんきゅうハウス」が立川市で2013年から運営し、ハウス併設の「さんきゅうカフェ」では週2回、手作りの食事などを提供しています。このカフェでボランティアとして活動するスレイマン・ブルキッチさん(ホームレス支援団体 Tokyo Spring Homeless Patrol 主宰)にリポートしてもらいました。

◇Movies: ブライズ・スピリット
約80年前に発表された戯曲が原作の、良質な喜劇です。スランプに陥った作家のチャールズ。実は、彼の小説のアイデアを出していたのは事故死した先妻でした。チャールズはアイデアを得るために霊媒師を自宅に呼び、降霊会を開きます。ところが、幽霊になって現れた先妻は、彼と後妻の仲を引き裂こうとします。先妻の幽霊はチャールズにしか見えません。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
40年前のチャールズ英皇太子とダイアナ妃のウェディングケーキが185ポンドで落札される▽スペイン南部の町が、夏の夜に住民が屋外に出ておしゃべりする風習を守ろうと世界遺産への登録をめざす▽国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士7人にピザを配達▽山梨県の甲州ワインの2銘柄が、世界最大級のコンクールで最高賞に次ぐプラチナ賞に輝く――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ドイツ、3月の出生数が急増」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、メルバの家にあるリンゴの木から、収穫を楽しみにしていたリンゴが無くなってしまいました。


◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。今週号では、日本語と英語で異なる会話の運びを考察します。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「休み、休憩」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの伊東正子さんが、寺や神社の宿泊施設である宿坊の歴史や、近年の変化を解説します。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、大学で米文学などを教える林剛司さんが、英語力向上に役立つ多読の方法やそれに適した本を紹介します。今週号では、音読のコツも伝授します。

◆厚切りジェイソンの時事放談
テレビでおなじみの米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんが、辛口の論評を繰り広げるコーナーです。今週号では、来日して10年を超えるジェイソンさんが、子どものころに米国で夏をどう過ごしたかや、日本での夏の思い出について書きます。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
物品セールスの電話がかかってくると談笑してしまう妻について、応答を控えてほしい夫がアニーに相談します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics  
政権崩壊の影響で東京パラリンピックへの参加を断念したアフガン選手団、全米オープンの調整試合の賞金を父の祖国ハイチに寄付する大坂なおみ選手、世界的人気パズル「数独」の名付け親・鍜治真起さん死去、の三つのニュースをお伝えします。

◆News  
カブールを占拠したタリバーンの幹部がロイター通信のインタビューに答え、民主制を否定しイスラム法で統治すると明言▽バイデン米大統領が、米国人の退避完了まで米軍のアフガン撤収期限を延期すると示唆▽韓国の元徴用工訴訟にからみ、三菱重工の資産を差し押さえ――をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/8/22号

This Week
On the Cover

Dream comes true 
トウモロコシ畑に設けられた野球場といえば、映画「フィールド・オブ・ドリームス」ですね。そのロケ地に建てられた球場で12日、米大リーグのヤンキース対ホワイトソックス戦がありました。テレビ中継で約600万人が観戦したこの試合は、ホワイトソックスが9-8で勝ちました。22日号の表紙は、球場で躍動するヤンキースの選手たちです。

◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 米国でも若者の車離れ
車社会と言われる米国で、大きな異変が起きています。自動車運転免許を取得する若者が激減しているそうです。18歳の免許保有率を見ると、1983年には8割だったのが2018年には6割にまで減りました。1990年代後半以降に生まれた、いわゆる「ジェネレーション Z」のライフスタイルや意識の変化が影響しているとみられます。

◇Special: TOKYO2020 感動と課題と
コロナ対策を講じながら開催された東京五輪大会は、多くの感動とともに様々な問題や課題を残しました。外国通信社などの記事や写真で振り返ります。

◇Movies: 沈黙のレジスタンス
パントマイム・アーティストとして半世紀以上活躍を続け、2007年に84歳でこの世を去ったマルセル・マルソー。ナチス・ドイツに抵抗しレジスタンスに身を投じた若き日にスポットを当てた映画です。フランスで俳優を志すユダヤ人青年マルセルは、兄アランらと共に、親を失ったユダヤ人の子どもたちの世話をします。しかし、ナチスが勢力を拡大し、ユダヤ人迫害が激化する中、レジスタンスに加わることを決意します。そして1942年、ドイツ軍がフランスを占領すると、マルセルらは冬のアルプスを越えて子どもたちをスイスへ逃がす計画を立てます。

◇Travel: 南仏 サン・ベルトラン・ド・コマンジュ
ローマ時代の遺跡や中世に建てられた建造物が街中に多く残り、少し街から足を伸ばせば古代人の生活がうかがえるガルガス洞窟群がある美しい町です。城郭に囲まれ小高い丘の上にユネスコ世界遺産に登録された教会(大聖堂)がそびえる、典型的な中世の街の作りとなっています。町から約7キロ離れた洞窟は、赤や黒黄色の顔料を吹きかけて描かれた古代人の手形で有名です。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。今回は、ブラジル最年少メダリストの愛称が見知らぬ弁護士によって勝手に商標登録されていた▽無観客だった東京五輪の会場で、選手や各国関係者がルールに反して応援▽北海道・知床半島沖で白いシャチ2頭が並んで泳ぐ▽ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英・京都大名誉教授が死去――の4つのニュースを取り上げています。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「A級戦犯、太平洋に散骨」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ケイトとカズがハイキングに出かけています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。今週号のテーマは「だし」です。西洋料理のスープやブイヨンとの比較や、「だし」にまつわる日本語の表現などについて考察します。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにした、KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号は「会話、話」を取り上げます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: ノリタケガーデン(名古屋)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回は、名古屋市西区則武新町にある「ノリタケの森」を訪れました。セラミックメーカーのノリタケが、創立100周年を記念して2001年にオープンした複合施設です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「ひょっとして」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にしたバイリンガル漫画エッセー。今回は、子どもたちが通う習い事について日米を比較しました。取り組む姿勢や位置づけがずいぶん違うようです。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんが、今回はモンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」を解説します。日本ではCMソングとしておなじみですが、米国での評価は高くないようです。

◆Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今週号では、ラジオに出演し始めて気づいたことや、10代のころのラジオにまつわる思い出を語ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
アフガン政権崩壊、空港に脱出求める市民殺到▽異常気象、世界で増加▽香港の人口、1年で9万人減――の三つのニュースをお届けします。

◆Topics  
愛猫の体調が分かるアプリが開発された話と、地球に酸素ができた理由についての新学説を紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/8/8-15号

This Week
On the Cover

ボルトの後継
長らく陸上男子短距離界に君臨したウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が2017年に引退しました。その後継者候補がそろうことでも注目された東京五輪の男子100メートル決勝が行われ、「伏兵」とも言えるラモントマルチェル・ヤコブス選手(イタリア、左から5人目)が9秒80で優勝しました。8月8-15日合併号の表紙は、躍動感あふれる男子100メートル準決勝のスタートシーンです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 東京オリンピック特集
Travelを休載し、五輪競技の中から外国通信社が注目した競技や出来事を紹介します。金メダル9個を獲得した日本柔道、男子体操・個人総合で優勝して内村航平選手の王座を継承した橋本大輝選手、フェンシングで日本初の金メダルを勝ち取ったエペ団体のほか、イタリアに囲まれたミニ国家サンマリノに初のメダルをもたらした射撃選手などを写真とともに取り上げました。

◇Weekly Picks: 東京までの長い長い道
東京五輪では、海外から来日する関係者について、出国前の96時間以内に2回の新型コロナウイルス検査を受けることと引き換えに、本来入国後に必要な2週間の待機を免除しています。今回、ゴルフ競技の取材のためAP通信のベテラン運動記者が米国から羽田空港に到着したところ、2回目の検査が制限時間を数十分超過しているとして入国を断られました。どうやったら最速で取材に取りかかれるのか?「急がば回れ」を地でいった記者の渾身(こんしん)のルポです。

◇Movies: Lil Buck Real Swan
米テネシー州メンフィスで1980年代に発展したジューキン(Jookin)というストリートダンス。その重鎮的な存在の黒人ダンサー、リル・バックの半生を描いたドキュメンタリーです。メンフィスは同国有数の犯罪多発地域ですが、リル少年は犯罪やドラッグに関わることなく、つま先から血が出るほど自分の技を磨き続けます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
福島市の五輪ソフトボール会場近くにクマ出没▽五輪に8回目の出場となったウズベキスタンの女子選手▽財政難のレバノン軍が遊覧飛行で整備資金稼ぎ▽長崎・軍艦島の説明文にユネスコ世界遺産委が物言い――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ブダペストの通りの名を変更 中国の大学設置に抗議」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーと友人のハンナ、ハンナの弟のクリフがプールで遊んでいます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。今週号のテーマは、「やってまれ」のかけ声が響く五所川原の「ねぶた祭り」です。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにしたKEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「中心」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの海生郁子さんが、屋台の起源や歴史、キッチンカーへとつながる近年の変化を考察します。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、読者の質問にお答えします。今週号では、英語で電話をかけたり受けたりした時、どんな風に話すかを解説してくれています。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。東京五輪での各国選手の活躍はコロナ流行下の気晴らしにはなりますが、先行きが心配だと言います。

◆英語本の著者に聞く
近年大学受験や英語の検定資格試験で自由英作文形式の出題が目立ちはじめました。ビジネスシーンでも、経済のグローバル化にともない英文で報告書やメールを書く機会が増えています。「究極の英語ライティング Basic」(アルク)の著者津島玲子さんに、説得力のある、より洗練された英文を書くためのテクニックを聞きます。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics  
オーストラリアでゴミ箱をあさるオウムが、ふたの開け方を仲間から学習しているという研究と、まもなく始まる月の公転のブレが、地球規模の高潮被害を引き起こす可能性を指摘した研究をお伝えします。

◆News  
米議会が北京冬季五輪の開催地変更をスポンサー企業に要求▽米軍がイラクでの戦闘任務を年内に終了▽北日本の縄文遺跡や奄美大島などが世界遺産に登録へ――の3本のニュースをお伝えします。

週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/8/1号

This Week
On the Cover

阿部兄妹 ダブルの喜び
東京五輪第3日の7月25日、柔道男子66キロ級の阿部一二三(ひふみ)、女子52キロ級の詩(うた)の両選手が、兄妹そろって金メダルに輝きました。競泳女子400メートル個人メドレーでは大橋悠依(ゆい)選手が優勝したほか、今大会で加わった新競技のスケートボード男子ストリートで堀米雄斗(ゆうと)選手が初代王者となり、日本勢は快調な滑り出しとなりました。8月1日号の表紙は、金メダルをかじるポーズをとる阿部兄妹です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 東京五輪特集
大橋選手、堀米選手に今大会日本勢初の金メダルを取った柔道男子60キロ級の高藤直寿(なおひさ)選手を加え、大会序盤の日本人金メダリストたちの戦いぶりを詳報します。また、自転車女子ロードレースで起きた「番狂わせ」など、話題となった競技を紹介します。

◇Travel: ドイツ南端ライヒェナウ島
スイスとの故郷にある、英語名「コンスタンツ湖」、日本では「ボーデン湖」として知られる湖にある島を訪れます。中世に起源を持つ三つの修道院が残っており「僧院の島」として2000年に世界遺産に登録されました。現在は本土と道がつながっていますが、かつては船で行き来するしかなく、島独自の文化が発達したと言われています。

◇Movies: 8時15分 ヒロシマ 父から娘へ
米国で心理学の専門家として活動する美甘(みかも)章子氏が、76年前に広島で被爆した父親から聞き取った体験談をまとめた書籍を、米国人の監督が映像化しました。語りと再現劇から成り、1945年8月6日、19歳の美甘進示(しんじ)が被爆で焼けただれた体を引きずり、父と2人でがれきの街をさまよい歩く姿を追います。地獄のような惨状にもめげず、進示を励まし続けた父の存在が、彼に生き抜く力を与えました。そして、「許す」心について考えさせます。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編としておすすめです。今週号は、北京五輪ボクシングの金メダリストがメダルを盗まれる▽オランダに金属3Dプリンターでつくった歩道橋登場▽世界最古のサメ襲撃の犠牲者発見▽人類固有のヒトゲノムはわずか7%――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「『はらぺこあおむし』作者エリック・カールさん死去」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではグリーンビルも猛暑に見舞われ、マリーと母のエレンがエアコン購入について話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。今週号では、大豆や大豆を原料とするみそやしょうゆなどの食材について考察します。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんが、名詞を中心に意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「行動・ふるまい」を示す単語の使い分けを説明します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: みそぎ池(宮崎県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を、独自の視点で紹介します。コロナの流行が一段落しインバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。今回訪れたのは、宮崎市にある阿波岐原(あわきがはら)森林公園市民の森の一角にある「みそぎ池(御池)」。日本神話に登場する国生みの神イザナギノミコトが、イザナミノミコトを追って黄泉(よみ)の国へ行った際に受けた汚れを払った(みそぎをした)場所とされています。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「相変わらず」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。今週号では、日米両国の学校に通う子どもたちの夏休みの過ごし方を比較します。宿題に頭を抱える日本の子どもたちに対し、様々なサマーキャンプに子どもを行かせる米国では、保護者の懐が痛むようで……。

◆Every BENTO:  ちらしずし
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。6年前から動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当作りを紹介します。各回、英語によるレシピ動画もついています。今回は、インド滞在中に工夫を重ねた「カレーオムライス」弁当の作り方です。

◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今回は、「前向きに諦めながら生きる」心持ちの大切さを説きます。

◆Novel: Indigo Summer ルーツと出会うひと夏
米ミシガン州出身で徳島県在住のスザンヌ鎌田さんによる連載小説です。米国人の母と日本人の父の間に生まれ、離婚して米国に帰国した母によって育てられた主人公の少女アイコ。夏休みに一人で日本の父を訪ねますが、父の家族はなかなか心を開いてくれません。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは「分割して統治せよ!」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics
トヨタが国内で五輪関係のCMの放送を取りやめた話と、キューバ出身の歌手グロリア・エステファンさんが母国の反政府デモにエールを送った話を紹介します。

◆News  
東京五輪開会式のほか、中国がコロナ起源の再調査を提案したWHOを非難した話、独ロ間ガス・パイプラインを米国が容認した話をお伝えします。

◆Weekly Picks:  「竜とそばかすの姫」 カンヌで満場の拍手
2年ぶりに開催された3大映画祭の一つ、カンヌ国際映画祭で日本のアニメ映画「竜とそばかすの姫」が上映され、観客から満場の拍手と喝采を受けました。細田守監督がAFP 通信のインタビューに応じ、この映画を作った思いと、映画界におけるネット社会とアニメ界における若い女性の描かれ方に対する違和感について語りました。最新作はそういったステレオタイプに対するアンチテーゼとして作ったと言います。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/7/25号

This Week
On the Cover
Olympic emotions 東京五輪狂想曲
延期された東京五輪がいよいよ開幕。国内では不安や怒り、戸惑いや期待など様々な感情が交錯しています。7月25日号の表紙では、来日する選手らを迎えるスタッフ/最終調整する米女子サッカーチーム/広島市の原爆死没者慰霊碑に献花するバッハ国際オリンピック委員会会長/関係者の歓迎会会場前で開催に抗議する人たち――の4枚の写真を組み合わせました。


◇今週の注目記事 ================

◇Travel: サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路を歩く
ピレネー山脈のフランス側を起点に、キリストの12使徒のひとり、聖ヤコブ(英語ではジェームス、スペイン語ではサンティアゴ)のお墓があるといわれるサンティアゴ・デ・コンポステラまで、スペイン北西部の約770キロを約1カ月で歩く巡礼の道です。聖ヤコブの祝日7月25日が日曜日にあたる年は「聖年」と呼ばれ、巡礼路は最高の盛り上がりを見せます。今年がまさにその聖年です。

◇Special: 東京五輪 出場選手特集
新型コロナウイルスの流行下で開かれる東京五輪は、ほぼ無観客となり、選手派遣を見合わせる国もあるなど異例づくめの中で開催されます。一方で、病気やけが、母国の不安定な政情など、様々な困難を乗り越えて大きな夢と期待を胸にこの大会に挑む選手たちがいます。

◇Movies: すべてが変わった日
1960年代のモンタナ州。元保安官のジョージと妻のマーガレットは落馬事故で息子を失う。3年後、残された息子の妻が幼い子どもを連れて再婚した相手は、家庭内暴力を振るう男だった。突然姿を消した彼らから、ジョージとマーガレットは愛する孫息子を取り戻す決心をし、行方を追う旅に出る。主役はベテラン俳優のダイアン・レインとケビン・コスナー。二人の円熟した演技が、長年苦楽を共にする夫婦の物語に深みと情趣を与えている。

◇Weekly Picks: 課税逃れを止められるか 主要国がルールづくりに着手
多国籍企業の「課税逃れ」を防ぐための国際課税の新ルールづくりが進められています。主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が法人税の最低税率など、ルールの大枠に合意しました。10月の最終合意に向け作業が加速する見通しですが、課題も多く残っています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
民間宇宙旅行をめざす米ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船が、創業者で実業家のリチャード・ブランソン氏らを乗せて宇宙飛行▽スウェーデンでドイツ人4人が高所の綱渡りで世界最長記録▽カナダと米国をまたいで建つ図書館の敷地を車で通り抜けた7人を米国境警備隊が逮捕▽伝統技法の継承のため、京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)の組み立てが実施される――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「パリのろう人形館再開」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ケイトとカズが公園で子ネコを保護します。


◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。今週号のテーマは、日英両語で多用されている頭字語や略語です。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「基礎、根拠」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの伊東正子さんが、蚊帳の歴史や素材の変化、途上国でマラリア防止のために役立っている様子などを解説してくれます。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、大学で米文学などを教える林剛司さんが、英語力向上に役立つ多読の方法やそれに適した本を紹介します。今週号では、語彙(ごい)を増やすためにお勧めの本をとりあげます。

◆Essay: 厚切りジェイソンの時事放談
テレビでおなじみの米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんが、辛口の論評を繰り広げるコーナーです。今週号では、ジェイソンさんの趣味であるハイキングをとりあげます。都内から1時間ほど電車に乗って行ける、神奈川県厚木市のお気に入りのコースを紹介してくれました。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
婚約者を失い、きつい仕事を辞めたいと訴える女性と、職場のみんなが持ち回りで買っているコーヒーを、便乗してただ飲みする上司に不満を持つ男性からの相談にアニーが答えます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics  
米テキサス州の民主党議員団が共和党主導の選挙法改正案の審議をさけるため州外に退避した話と、テニスの大坂なおみ選手が米大リーグの大谷翔平選手とともにスポーツ界の「アカデミー賞」を受賞した話を紹介します。

◆News  
大谷選手が史上初の二刀流で球宴勝利投手に▽米上院が、ウイグル産品をすべて強制労働の産物と推定する輸入禁止法案を全会一致で可決▽EUが2035年にガソリン車販売禁止へ――の3本のニュースをお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/7/18号

This Week
On the Cover

サッカー欧州選手権でファン大騒ぎ 
サッカー欧州選手権の決勝が7月11日に英国であり、PK戦の末イタリア代表(アズーリ)がイングランド代表を下し、53年ぶり2度目の優勝を飾りました。ローマではサポーターらが街に繰り出し、喜びを爆発させました。一方、欧州では大会観戦者を通じた新型コロナウイルス感染拡大を危惧する声があがっています。18日号の表紙は、歓喜に沸くイタリアのファンです。

◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 中国「寝転がり主義」の若者たち
中国の若者に異変が起きています。中国共産党が創立100年を迎え、成長路線のさらなる追求を訴える中、多くの若者が「あくせく働きたくない」と言い、豊かさを追求しない生活を選んでいます。一部の富裕層との間に大きな格差があり、働いても楽にならない生活に嫌気が差しているようです。

◇Special: 東京五輪 直前特集
コロナ感染防止対策、ネットと合計で7千時間もの放送を予定する米テレビ局、「メダルにこだわらない」とした山下JOC会長の発言、種目から消えた競技、など五輪にまつわる話題をお届けします。人気連載「通訳ガイドのおもてなし指南」の五輪特別版も掲載しています。

◇Movies: ファイナル・プラン
還暦を過ぎた名優リーアム・ニーソンは、今もアクション映画の主役を張り続けています。元海兵隊員で爆破のプロである銀行強盗に扮した本作では、過去を清算し愛する女性と新たな人生を歩むため、悪徳FBI捜査官と命懸けの闘いを繰り広げます。

◇Travel: フィンランド・トゥルク
夏の日に、バルト海に注ぎ込むアウラ川の三角州と無数の美しい島々からなる街を訪ねました。13世紀にローマ教皇が教区の中心となる司教座を置いた、フィンランド最古の街でもあります。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。今回は、英国防省高官が紛失した機密文書がバス停で見つかる▽人型ロボット・ペッパーの生産停止▽ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)のソースコード原本が6億円で落札▽地震で被害を受けた熊本城天守閣が、修理を経て一般公開――の4つのニュースを取り上げています。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「イタリア王家のティアラ 高値で落札」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーと母のエレンが、出張帰りの父ジョージを空港で出迎えます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。今週号のテーマは漬物です。梅干しには強烈な思い出があるようです。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにした、KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号は「賞、ほうび」を取り上げます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: ねぶたの家 ワ・ラッセ(青森県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。インバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。今回は、青森が誇る「ねぶた祭」の観光施設を紹介します。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「失礼します」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にしたバイリンガル漫画エッセー。今回は、日米で趣がかなりちがう墓地と墓参りについて考察します。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんが、今回はジョージ・マックレーの「ロック・ユア・ベイビー」を解説します。

◆Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。「女らしくあること」を押しつけられると息が詰まりますが、自分の意志で「女性」を装うのは演技めいて楽しいことだといいます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
東京に4度目の緊急事態宣言で、東京五輪会場持つ都道県が次々無観客決める▽アフガン駐留米軍の撤収、8月31日に完了▽ハイチ大統領暗殺で主犯格の男ら逮捕――のニュースをお届けします。

◆Topics  
カンヌ映画祭の責任者が、「ネットフリックスに寛容すぎる」とほかの映画祭を批判した話と、「スーパーマン」などで知られる映画監督リチャード・ドナー氏の訃報をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/7/11号

This Week
On the Cover

熱海で大土石流
活発な梅雨前線の影響で東海や関東地方は記録的な大雨に見舞われ、静岡県熱海市の伊豆山地区では大規模な土石流が発生しました。降り続く雨のため捜索や行方不明者の安否確認が難航しています。7月11日号の表紙は、土石流に見舞われた伊豆山地区の写真です。



◇今週の注目記事 ================

◇Movies: 17歳の瞳に映る世界
米ペンシルベニア州で暮らすオータムは、地元の女性クリニックで妊娠を知る。中絶しようにも、保守的な地元では保護者の同意が必須だ。親にも言えず悶々(もんもん)としている彼女の唯一の味方は、いとこのスカイラー。レジ打ちのバイトの売上金を盗み、処置をしてくれる病院を探すために、一緒にニューヨークに向かう。しかし、当初の診断以上に妊娠週数は進んでおり、滞在が長引いてお金も底をつく。

◇Travel: アフリカ・レソト王国
南アフリカに四方を囲まれたレソトは、「天空の王国」の異名を持つ山間の国です。ズールー族の侵攻を逃れたバソト族が住み着き、国の礎を築きました。英国領になった時期もありましたが、1966 年に独立してレソト王国になりました。標高1500 ~ 3000 メートルに位置するため、アフリカ大陸では珍しくまとまった量の降雪があり、スキーリゾートでも有名です。近隣の国でサファリを楽しんだ後に、ちょっと変わった体験をしたいという観光客に人気があるそうです。

◇Weekly Picks: アフガン人の米軍通訳、国外退避に手続きの壁
アフガニスタンで米軍の通訳として働いた現地協力者が、いま命の危険にさらされているとして保護を求めています。米軍などの撤退が進む中、タリバーンの報復の標的になることを恐れているのです。米国は受け入れを決めたものの、厳しい審査があるためなかなか出国できない状況が続いています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
米マイアミ近郊で高層マンションが崩落▽ドイツの高速道沿いのサービスエリアで、ごみ収集箱から絵画2点見つかる▽トランスジェンダーであることを公表した女子サッカーの横山選手らに、米バイデン大統領が賛辞▽大学入学共通テストで、民間試験の活用などが見送られる公算大に――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「マリで九つ子誕生」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナの一家が久しぶりの祖父母の訪問を前に、家の掃除に取り組んでいます。在宅生活はどうしても家の中が散らかりますよね。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。朝日コネクトや朝日ウイークリーのウェブサイトでは、筆者自身の朗読による音声を聞くことができます。今週号のテーマは温泉です。青森は秘湯の宝庫だといいます。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにしたKEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「泥棒、強盗」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの海生郁子さんが鎖国の歴史をひもとき、日本の文化に与えた影響について考察します。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、読者の質問にお答えします。今週号では「~しても関係ない」「~なんてどうでもいい」という意味の英文の作り方をおさらいします。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。海に流れ出したプラスチックごみによって海洋生物が打撃を受けていることが知られるようになりました。プラごみ削減のためにレジ袋が有料化されてから1年がたちましたが、さらに削減を進めるにはどうしたらいいでしょうか。コロナ禍で料理の出前やテイクアウトが増え、プラごみが増えている面もあるようです。

◆英語本の著者に聞く
英米文学の古典に村上春樹の短編の英訳を加えた7作品を鑑賞しながら英語を学べる「英文学教授が教えたがる名作の英語」(文芸春秋)を出した阿部公彦・東京大学教授に話を聞きました。日本の英語教育政策についての意見や、英米詩にチャレンジしたい読者へのアドバイスも語っています。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics  
米連邦最高裁が、SNSに「くたばれ学校」と投稿した高校生チアリーダーの処分は違憲と判断しました。そのほか、グーグルがタイで反王室派の特定のために「マイマップ」を利用できないようにした話をお届けします。

◆News  
中国共産党創立100周年式典▽ワインへの制裁関税で、豪州がWTOに中国を正式提訴▽ラムズフェルド米元国防長官が死去――の3本のニュースをお伝えします。

週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/7/4号

This Week
On the Cover

Press repressed
香港の報道の自由を支える最後の砦(とりで)と目されていた「リンゴ日報」が、6月24日付朝刊で幕を閉じました。主要な編集幹部が相次いで逮捕されるなか、経営的にも追い詰められるなど香港当局の度重なる弾圧を受けた末のことです。最後の夜、編集作業を終えた関係者が集まり、「みなさん、お疲れさま」と書かれた看板を掲げて別れを惜しみました。中国に批判的な姿勢を貫いた同紙の廃刊に、バイデン米大統領は「香港と世界の報道の自由にとって悲しい日だ」と述べました。


◇今週の注目記事 ================

◇Every BENTO:  ちらしずし
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムが、今週号から始まりました。6年前から動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当作りを紹介します。各回、英語によるレシピ動画もついています。

◇Travel: スペイン・ゲルニカ
無差別爆撃の悲劇を描いたピカソの絵画で有名な小都市です。スペイン内戦が始まった翌年の1937 年4月、共和国政府に対する反乱を起こしたフランコ将軍の要請に応じたドイツ空軍が、ゲルニカを爆撃しました。共和国政府を支持していたピカソが同年6月に完成させた「ゲルニカ」は、反戦や抵抗のシンボルとなりました。実物は首都マドリードの国立ソフィア王妃芸術センターに展示されていますが、ゲルニカには爆撃の悲劇を伝える平和博物館があります。

◇Movies: ライトハウス
1890年代、ニューイングランドの孤島を舞台にした心理スリラーです。二人の灯台守が島に赴任しますが、最初からそりが合わず、衝突を繰り返します。やがて、激しい嵐に見舞われた島は孤立し、極限状態に陥った二人は幻想と狂気のはざまに追い込まれていきます。

◇Special: 多摩川河川敷の生活支援
生活に困窮して路上で寝泊まりする人々を支援する、東京在住の外国人中心の支援団体「東京スプリングホームレスパトロール」の活動を、1月に続いて紹介します。コロナ禍が続く中、メンバーが公共交通機関を使わず自転車で回ることができる多摩川沿いが活動場所の中心となりました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編としておすすめです。今週号は、終戦を知らず30年近くフィリピンのジャングルに潜んでいた小野田寛郎元少尉を描いた作品が、カンヌ映画祭のオープニングで上映される▽アマゾン創業者の元妻が、286の団体に計約3千億円を寄付▽ウィンブルドン選手権を欠場の大坂なおみ選手、東京五輪に出場予定▽サッカー・ポルトガル代表のロナルド選手が、コカ・コーラのボトルをどかして波紋――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学び
ましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「米黒人暴行死事件、白人元警察官に有罪評決」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーと友人のハンナが、独立記念日に開かれるピクニックの抽選会用にパイを焼くカフェのあるじ・メルバを手伝っています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月は、2016年に米国から青森県十和田市に移住し、地方発の新しい働き方や地方創生のあり方を探っているアレックス・クイーンさんが執筆します。13歳で米北西部ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に飛び級入学し、10代の夏休みを青森県五所川原市で過ごしたことが青森県との縁になりました。現在は英国との間を行き来しています。

◆シミケンの英単語使い分け講座
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんが、名詞を中心に意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では「笑い・ほほえみ」を示す単語の使い分けを説明します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 長崎市平和会館(長崎県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を、独自の視点で紹介します。コロナの流行が一段落しインバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。今回は、長崎県にある「長崎市平和会館」などを訪れ、長崎の文化や海外交流史とともに平和の尊さについて学びます。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「お世話になっています」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
米国人の夫を持つイラストレーター田村記久恵さんによる、バイリンガル家庭の漫画エッセーです。今週号から、日米両国のお墓事情について紹介します。

◆Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今回は、ニキさんが通訳者として大きく飛躍するきっかけとなった大物ロックミュージシャンとの出会いや、通訳をする際のちょっとしたコツを披露してくれました。

◆Novel: Indigo Summer ルーツと出会うひと夏
米ミシガン州出身で徳島県在住のスザンヌ鎌田さんによる新連載小説が始まりました。米国人の母と日本人の父の間に生まれ、離婚して米国に帰国した母によって育てられた少女アイコが主人公です。夏休みに、一人で日本の父を訪ねる旅をします。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics
シーラカンスのうろこを分析した研究チームが、寿命は100年、妊娠期間は5年と解明した話と、狂犬病の高リスク国からの犬を連れた米国渡航が一時停止された話を紹介します。

◆News  
香港の「リンゴ日報」廃刊の詳報と、バイデン米大統領が共和党の故ジョン・マケイン上院議員の妻を国連機関大使に任命した話、宮内庁長官が天皇陛下は五輪開催に懸念を持っていると「拝察」した話をお伝えします。

◆Weekly Picks:  世界の難民、過去最多に
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が6月20日の「世界難民の日」に合わせて発表した年次報告書によると、紛争などで住む家を追われた難民や国内避難民の数は2020年、8240万人と過去最多になりました。新型コロナウイルスの影響で移動が制限されている中でも、内戦や混乱によってその数は増え続けています。難民の4割強が子どもといわれています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/6/27号

This Week
On the Cover

大谷選手、本塁打競争出場へ
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、7月にあるオールスター戦前日恒例の本塁打競争に日本人として初めて出場する、と発表しました。本塁打競争には8人の強打者が参加します。「二刀流」の大谷選手は投打ともに好調を維持しており、当日が楽しみです。6月27日号の表紙は、18日のタイガース戦で本塁打を放つ大谷選手です。


◇今週の注目記事 ================

◇Travel: タイ・バンコク
「天使の都」の別名を持つ東南アジアの大都市は、新型コロナウイルス流行前の2019 年には世界で最も人気のある観光地の一つでした。大河が流れ、水路が張り巡らされた都市の中に無数の寺院があり、数多くある食べ物の屋台、いつも変わらぬ住民の温かいもてなしなどが、昔から観光客を引きつけてきました。タイは仏教徒が大半ですが、ヒンドゥー教の影響を受けた寺院も数多くあり、精霊を信じる民間信仰とも共生しています。豪華なホテルではぜいたくな時間を楽しむこともできます。

◇Special: 欧米メディア 進む多様性
女性やマイノリティーに対する差別に厳しい目が注がれる中、欧米の大手メディアの編集幹部にもダイバーシティーの波が押し寄せています。6月初めにワシントン・ポスト紙の編集主幹にAP通信の編集トップを務めたサリー・バズビー氏が就きました。また、同紙で20年勤務した黒人の記者がロサンゼルス・タイムズ紙の論説主幹に就任しました。ただ、多様性重視の姿勢はイメージ戦略ともみられています。一方、女性やマイノリティーの経営幹部への登用が長く叫ばれてきたビジネス界ですが、最近発表された民間調査は、マイノリティーの起用は進んでいないと指摘しています。

◇Movies: スーパーノヴァ
男性カップルの一方が認知症を発病。悪化する前に、と二人で懐かしい人や土地を訪ねる旅に出ます。時は刻々と過ぎ、病は静かに進行します。英国の美しい田園風景の中、迫りくる喪失の痛み、そして人間のはかなさを予感させ、涙を誘います。

◇Weekly Picks: 黒人男性殺害、動画で伝えた17歳に特別賞
米国の優れた報道に贈られるピュリツァー賞が発表され、ジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫される様子をスマートフォンで撮影した当時17歳の女性に特別賞が贈られました。撮影した動画は世界中に衝撃を与え、黒人差別反対運動が広がるきっかけになりました。選考委員会は「ジャーナリストによる真実と正義の探究に市民が果たす重要な役割を浮き彫りにした」として女性の勇気をたたえました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米マサチューセッツ州で、ザトウクジラにのみ込まれた漁師が無事生還▽アフガニスタン駐留ドイツ軍が大量に余ったアルコール飲料の処理に悩む▽鹿児島・種子島で釣られた魚が日本近海では初めて捕獲された種類だった▽米国の空港で保安検査を受けた旅行客が15カ月ぶりに200万人上回る――の4本をお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「日米首脳会談 台湾海峡問題など対中国で協調」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーと友人のハンナが、プールで平泳ぎを練習します。


◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わる異文化リレーエッセーです。今回は、4~6月を担当した英国ウェールズ出身のベサニー・カミングスさんの最終回です。東京都大田区役所に国際交流員として勤務し、文化や言語の架け橋として外国人区民をサポートしながら大田区や母国の魅力を紹介しているベサニーさん。海苔(のり)は大田区の名産品でしたが、ベサニーさんの故郷にも海藻を使った伝統料理があるそうです。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにしたKEN’S ENGLISH INSTITUTE代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号では、「試合、競技」を表す英単語の使い分けを解説します。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で案内してみよう!
通訳ガイドの伊東正子さんが、塩の取り方・製造方法や利用方法を解説してくれます。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、大学で米文学などを教える林剛司さんが、英語力向上に役立つ多読の方法やそれに適した本を紹介します。今週号では、多少分からない語があってもすぐに辞書を引かず、意味を予測しながら読むことの大切さを説きます。

◆Essay: 厚切りジェイソンの時事放談
テレビでおなじみの米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんが、辛口の論評を繰り広げるコーナーです。今週号では、子どもの頃から大好きだという野鳥観察のだいご味を教えてくれます。

◆Dear Annie 十人十色の人生模様
失業して実家に戻り、母と暮らす男性の悩みと、近所を散歩中に凶暴な犬に襲われた女性からの相談にアニーが答えます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Topics  
英国とデンマークで骨が発掘されたバイキングの男性2人が、DNA鑑定でかなり近い血縁関係にあったことが分かり、千年の時を経て博物館で「再会」した話と、先住民の同化教育が行われたカナダの学校跡地から子どもの遺体約200体が見つかった話を紹介します。

◆News  
米ロ首脳が初めて会談▽中国独自の宇宙ステーションに飛行士3人が到着▽香港「リンゴ日報」一斉捜索で幹部5人逮捕――の3本のニュースをお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2021/6/20号

This Week
On the Cover

G7サミットの対応に不満 
英国コーンウォールに主要7カ国の首脳が集まり、2年ぶりのG7サミットが対面形式で開かれました。新型コロナウイルス対策や地球温暖化問題、中国の覇権主義への対応など多岐にわたり議論しました。一方、各国の対応の不十分さを指摘する活動家たちがユニークなデモを連日行い、バイデン米大統領とジョンソン英首相を模した人形が海に浮かびました。20日号の表紙は、ユーモラスな2人の人形です。

◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 「UFO」で米政府が報告書
米軍機が撮影したとされる未確認飛行物体(UFO)の映像を分析した米政府の調査報告書の内容がこのほど判明しました。その内容は「UFOの存在は否定できない」としつつも「宇宙人が搭乗している証拠はない」というどっちつかずのものでした。オバマ元大統領がUFOの存在について可能性をほのめかし、トランプ前大統領が調査を指示したことで注目を集めていただけに、物足りなさが残りました。

◇Special: 「デニス・ホー」と香港の自由
生まれ育った香港にとどまらず、中国語圏を中心に絶大な人気を得た歌手デニス・ホーさんが、民主化運動に飛びこみました。人気者の地位や、それに伴う大ステージでの活動と引き換えに得たものは、それまで歌で表現していた「自由」を体現する場所でした。ホーさんの軌跡を追ったドキュメンタリー映画を紹介するとともに、スー・ウィリアムズ監督のインタビューを紹介します。

◇Movies: RUN/ラン
車いすに乗った主人公をめぐる背筋の凍るドラマです。クロエは郊外の一軒家で、彼女を溺愛(できあい)する母親ダイアンと2人で暮らしています。あるとき、渡される薬に疑問を持ち、母への不信感を募らせます。クロエ役の新人キーラ・アレンは実生活でも車いすの使用者で、自身の経験から様々なアイデアを提供したといい、クロエが知恵と力を振り絞り困難に立ち向かう様子を、りりしくリアルに描くことに成功しています。

◇Travel: オーストラリア・シドニー
サーキュラーキー、ダーリングハーバー、ピルモント、ボンダイビーチなど、シドニー観光の王道ともいえる場所を訪れ、麗しい景色や名物料理を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。今回は、カンボジアで地雷除去に活躍してきた爆発物探知ネズミが引退▽オランダ・アムステルダムで、自律航行できる小型電動船の試作機を導入▽米ユナイテッド航空が、超音速旅客機を購入▽陸上100メートルの山県亮太選手が日本新記録――の4つのニュースを取り上げています。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう
口語英語の宝庫と言われる「句動詞」を、実用性の高い例文を使ったクイズ形式で学びましょう。句動詞とは、「動詞+前置詞」または「動詞+副詞」で構成され、ひとつの動詞として機能する熟語(イディオム)のこと。ラテン語やギリシャ語系の高尚な単語も重要ですが、基本動詞を使いこなすことが表現力アップにつながります。tolerate(耐え忍ぶ)⇒ put up with、confiscate(取り上げる)⇒ take away、acquiesce(黙諾する)⇒ give in のように、日常会話では同じ意味を表す別の難しい動詞があっても、句動詞の方が好まれます。英字新聞の記事にも頻出し、大学入試や各種検定試験対策にも有益です。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
無料アプリ「朝日コネクト」や朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。今年始まった大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「北朝鮮、東京五輪に不参加 新型コロナを理由に」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、ハンナの兄トーマスが、早朝に新型コロナワクチンの2回目の接種を受けて帰宅してきました。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、英国ウェールズ出身のベサニー・カミングスさんが担当します。現在は東京都大田区役所に国際交流員として勤務し、文化や言語の架け橋として外国人区民をサポートしながら大田区や母国の魅力を紹介しています。今週号では、愛を伝える贈り物について語ります。ウェールズでは昔、木彫りのスプーンを作って思いを寄せる人に贈ったそうです。

◆シミケンの英単語使い分け講座
装いを新たにした、KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんの名物コラムです。名詞を中心に、意味がよく似た単語の使い分けを解説します。冒頭にはクイズを用意し、各単語の特徴を説明しながら正解を示します。語源に関する簡潔な記述もあるので、単語の成り立ちを理解するのに便利です。記事の最後では、例文を通して取り上げた単語の違いが理解できるようになっています。今週号は「病気」を取り上げます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 東大寺(奈良県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。インバウンドの旅行者が戻ってきたら、英語で景勝地を外国人に説明するのに役立ててください。今回は奈良・東大寺を訪れ、写経を体験しました。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「先を読む」です。

◆POSTCARDS FROM A BILINGUAL FAMILY
筆者の家庭を舞台にしたバイリンガル漫画エッセー。今回は、新型コロナのワクチン接種をめぐるあれこれを紹介します。接種がだいぶ進んだ米国では、まだ及び腰な人を呼び込むために、注射と引き換えに様々なグッズを配っているようです。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんが、今回は「ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ」の「恋のかけひき」を解説します。

◆Essay: Scatterbrain Diary
TBSラジオでパーソナリティーを務める翻訳者・通訳者のキニマンス塚本ニキさんによる日英バイリンガル・エッセーです。日本とニュージーランド両方の文化背景を持つニキさんが、身の回りのことから社会問題まで鋭い切り口でお届けします。今回は、隣町にある商店街を散策中に立ち寄った書店で受けた、そっけないようで温かい接客を例に、日常の生活を豊かにするあいさつの効用を説きます。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
「米国の富裕層はほぼ納税していない」とする報告書を調査報道専門の報道機関が発表▽世界規模のシステム障害で政府や大手メディアのサイトなどが一時閲覧できず▽米国でアルツハイマー治療薬を承認――のニュースをお伝えします。

◆Topics  
英ハリー王子夫妻に長女リリベットちゃんが誕生した話題と、WHOが、読み違いや偏見を防ぐために新型コロナウイルスの変異株の名前にギリシャ文字を使用することになった話をお届けします。

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