叢(そう) 発売日・バックナンバー

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660円
キーワードの漢字「紙」

「紙」を詠む 燃ゆる時紙立ちあがる河郎忌

●特集 和紙昨今
久堅和紙:紙産業の町、飯田を支えた天竜川河畔の和紙産地(飯田市)
阿多古和紙:山で生まれ、山で育った技術を受け継ぐ(浜松市)
小原和紙:今も求め続けるその地ならではの工芸(豊田市)

●特集 型紙昨今
捺染型紙:上郷で手染めの技と型紙を守る筒井捺染工場(飯田市)
帆前掛型紙:やはり、帆前掛は型紙で糊置きした「ドブ浸け」が本物だ(豊橋市)
籠付型紙:染物を織物のように ウール着物を広めた機械染色の技(浜松市)

●キーワード「紙」 昨今紙礫
紙人形:その軽さが愛おしい(豊橋市・浜松市)
紙袋:農家が丹精込めた果物をやさしく包んで守る果実袋(飯田市)
切紙:一枚の和紙が地と図に分かたれて、干支、宝珠、寿の字が顕現す(豊橋市)
芭蕉懐紙:「いらご崎にる物もなし鷹の声」から「鷹一つ見付けてうれしいらご崎」(豊橋市・田原市)
手紙:絵葉書に認められた兵士たちの望郷紀行(蒲郡市)
地名探訪「紙田川」:渥美半島の小さな川の源流はいったいどこにあるのか(豊橋市)
紙を食べる「奉書紙」:包装紙がわりがいつの間にやら包み焼き
爺と婆の話「紙透観音」:旅の僧が残した観音様の透き間(岡崎市)

●連載
異界出現「大樹寺公園」:哀愁のロボット(岡崎市)
山羊の目で見る:牧童、ヘルニアを患い腰が抜けベス二児を出産、牧童再び腰を抜かす
野草料理「一人静」:一人静の天然山葵醤油和え・単衣を纏った一人静
三遠南信産京都育「東本願寺の瓦」:本山の屋根瓦製造に総力を挙げた三河門徒
形の旅:漆の乾燥用の棚板、さてどう使おうか
美術の綾「アーティスト 鈴木孝幸さん」:情緒ある木造校舎と共鳴する木や石のインスタレーション
漫遊路線バス:とよたおいでんバス稲武・足助線(足助病院~どんぐりの湯前)
編集長の周辺:美術は何を作り出すのか。果たしてそれは目的か。
春夏秋冬暦(2021年4月~6月)
660円
キキーワードの漢字「酒」

「酒」を詠む 酒蔵へ道折れて行く萩・芒

●特集 良酒善蔵
アズッカ エ アズッコ:風の丘で綴る 二人のワインの物語(豊田市)
Octagon Brewing:作り手の心意気を感じる かつてないビール体験(浜松市)
関谷醸造:今も地元で愛される 蓬莱泉と玉桂(北設楽郡・設楽町)
柴田酒造場:「神水」仕込みの二枚看板が 川下から海の向こうへ(岡崎市)
森山酒造:花祭の里で醸される 小さな蔵の蜂龍盃(東栄町)

●キーワード「酒」
村の酒屋さん:まだまだ元気に 頑張ってます(北設楽郡・豊根村)
葡萄酒蔵:長期熟成・長期保存に優れた 天然のワインセラー(浜松市)
村櫛酒販売所:創業160年 町の話題が集まる公設酒屋(浜松市)
鬼の味噌蔵・酒蔵:鳳来寺開山にまつわる 利修仙人と三鬼の伝説(新城市)
酒呑ジュリンナ遺跡:考古学のロマンへと誘う 縄文時代草創期の遺跡(豊田市)
酒井忠次:在地領主から譜代大名へ 家康第一の功臣(岡崎市・浜松市・新城市)
酒人神社:清き流れ水甘し国にて美酒を醸造(岡崎市)
地名探訪「酒手島」:江戸時代に開かれた新田は 今や一色うなぎの中心地(西尾市)
爺と婆の話「酒呑み天神」:呑み代の質から二転三転(蒲郡市)
酒を食べる「煎り酒」:思い立ったら即出来る 江戸の万能調味料

●連載
異界出現「向山緑地」:寂しげなスフィンクス(豊橋市)
三遠南信産明智育「光秀ぷりん」:新名物誕生の立役者は 県境の向こうの小さな菓子屋
山羊の目で見る:ベス、ヒースを倒して女傑となり 牧童ハチに刺されて大いに困惑す
野草料理「西洋芥子菜」:西洋芥子菜のすんき・西洋芥子菜と牡蠣の豆鼓炒め
美術の綾「写真家 山本宏務さん」:東三河を撮り続けた 写真家の眼差し
漫遊路線バス:名鉄バス丸山病院循環線(蒲郡駅前~蒲郡市民病院前~丸山住宅)
春夏秋冬暦(2021年1月~3月)
660円
●特集 五穀作毛
黍・粟:遠州地方で高黍はモロコシと呼ばれている(浜松市・下伊那郡)
米:土地と人とテクノロジー 米の命を生かす酒(北設楽郡)
麦:芭蕉も愛でた藤色の麦を シカゴ仕込みの麦酒にする(岡崎市)
大豆:黒褐色の豆味噌から伝わる 作り手の志(西尾市)

●キーワード「毛」
膝栗毛:狂歌でたどる 弥次喜多名所騒動記(浜松市~岡崎市)

羽毛:色や形の違いから 鳥たちの個性が分かる(豊橋市)
毛糸:魔術師が伝える 編み物の魅力(豊橋市)
反毛:岡崎の知られざる地場産業 繊維屑のリサイクル(岡崎市)
人毛騒動:海は誰のためにあるのか 六条潟漁民生活擁護闘争を通して(豊橋市)
毛筆:書家井上有一と豊橋の縁(豊橋市)
地名探訪「毛賀」:途中下車して見どころ探し「そう」流、無人駅名所案内(飯田市)
毛を食べる「産毛」:我が身を防御し 自然界で生き延びる
爺と婆の話「葦毛」:鎌倉街道沿いに残る 頼朝伝説(豊橋市)
鬘:一台の日本髪鬘には多くの人毛が使われている(蒲郡市)

山本宏務さんを偲んで:晴れの日も常の日も半世紀。

●連載
異界出現「市野児童遊園」:黒ずんだまん丸恐竜(浜松市)
三遠南信産岐阜育「チーズあられ」:「カニチップ」のメーカーが 定番おやつを消滅から救った
山羊の目で見る:つがいの山羊をお迎えし このたび牧童はじめます
形の旅:時代の風が吹く 手作りの店作り(豊橋市・蒲郡市)
野草料理「アメリカ栴檀草」:アメリカ栴檀草の白味噌胡麻和え・アメリカ栴檀草のナムル
美術の綾「豊田市民芸館」:名古屋染物の記憶石井染工所の染型紙コレクション(豊田市)
漫遊路線バス:田原市ぐるりんバス童浦線(渥美病院~田原駅~片西南)
編集長の周辺:ワインカフェ夏目 リメイク手帳(豊橋市)
660円
●特集1 運気満溢
城藪稲荷:その力の源は狐か猫かそれとも 中央構造線路頭のパワーなのか(新城市)
八百富神社:鴎飛び交う橋を渡り恋結ぶ竹島へ(蒲郡市)
寺津八幡社:八幡さんで授与される 正月限定、梛のお守り(西尾市)
龍淵寺:古刹の墓所に聳え立つ 家族を象徴する観音大杉(飯田市)

●キーワード「気」
節気食:節と気で刻む ケとハレの食
邪気払:目に見えない恐怖に最後に頼ったもの(浜松市)
気入彦命:林と玉垣に囲まれた 1700年前の皇子の陵墓(岡崎市)
気象観測:伊那谷で80年 飯田測候所のあゆみ(飯田市)
侠気:義理と人情で唄われた 侠客吉良の仁吉(西尾市)
気根:信仰の対象になった 奇妙な地上の根
地名探訪「気田川」:天竜川水系の最長支流は渡って楽しい吊り橋天国(浜松市)
異界出現「夕陽が浜東公園」:かわいい富士山(田原市)
人間模様「節気」
爺と婆の話「仙気」:下腹部の痛みに苦しみ 治す神となる(豊川市)

●連載
野草料理「滑莧」:滑莧葛寄せの温泉卵添え・滑莧の胡麻味噌和え
三遠南信産東京育「大森の海苔問屋」
:三河湾の美味い海苔を 東京人は知っているか?
美術の綾:開館四十周年記念 豊橋市美術博物館コレクション名品展「ナイン・ストーリーズ」
漫遊路線バス:湖西市コミュニティバス入出新所鷲津線(湖西病院~鷲津駅~正太寺)
編集長の周辺:四谷千枚田身平橋組 最後の「山の神の講」と五平餅(新城市)
660円
●特集1 性民俗譚
参候祭:秘密の宝を腰に差し大黒天がよろめき踊る(設楽町)
てんてこ祭:赤装束の一行が 腰を振り振り豊作祈願(西尾市)
陰陽石:堅かった信仰も岩盤も風化と浸食に曝されている(豊田市)
双体道祖神:悲恋を伝える石像は 境の神でもある性の神(浜松市)

●特集2 特性追跡
毒性:浜名湖に生息する 個性豊かな河豚たち(浜松市)
弾性:ふわふわとろ~り 麸屋藤の「たま麸」(岡崎市)
粘性:畑育ちの自然薯ながら 粘り強さは天然級(新城市)
酸性:栄養乏しい土地を好む 湿原の貴重な植物たち(豊橋市)
蔓性:遠山の藤糸は 人を結び 想いを繋ぐ(飯田市)

●キーワード「性」
根性椹:岩の隙間から幹を伸ばし やがて天を突く大木となる(豊田市)
満性寺:一向一揆で家康を助けた 菅生川河畔の高田派寺院(岡崎市)
性科学:生命誕生の神秘に迫った 産婦人科医、荻野久作(豊橋市)
地名探訪「法性寺」:岡崎郊外の葱の町に かつて 大寺院があった(岡崎市)
性を食べる「性転換」:雌か雄か どちらになるかは 神のみぞ知る

●連載
人間模様「働く男性・働く女性」
異界出現「蒲形公園」:カラフル魔女が待ち受ける(蒲郡市)
三遠南信産伊勢育「神宮農業館」
:博物館の父、田中芳男による明治の息吹を伝える博物館(飯田市)
野草料理「合歓木」:合歓木の胡麻味噌和え・合歓木のナムル
美術の綾:いくつもの作風を横断しまだ見ぬ表現を目指す アーティスト小杉滋樹さん
漫遊路線バス:遠鉄バス掛塚さなる台線(浜松駅~横須賀)
660円
●特集1 直色物色
直白:枯山水を思わせる光景は「昔ながら」の職人仕事(豊橋市)
直黒:花火の元祖 黒色火薬は深いオレンジ色(蒲郡市)
直青:木々と空を映す青い水面 新豊根 ダムのみどり湖(北設楽郡豊根村)
直黄:御利益と幸福運ぶ 床一面の黄色い豆(岡崎市)
直赤:名鉄といえばやはりこれ パノラマカー以来の伝統

●特集2 万物直候
玩具:頼れるドクターたちが揃った 「おもちゃ病院 浜松とんかち」(浜松市)
茶臼:石臼芸より茶臼芸 精緻な目立てが逸品を生む(西尾市)
衣類:掛接の極意は 限りなく元の姿に近付けること(豊橋市)
履物:履き心地の良さは 鼻緒の挿げ方で決まる(岡崎市)
家具:廃品に命を吹き込み 人から人へ(豊橋市)

中村直吉:稀有壮大な理想を胸に 風船玉は世界を巡る(豊橋市)
爺と婆の話:「直平」直を受け継ぐ一族の 長老、非業の死(浜松市)
直を食す:「直火焼」味噌の焦げる香りが 記憶の味を呼び起こす
地名探訪:「直江」渥美の知られざる地名と 戦国武将を繋ぐ細い糸(田原市)

●連載
人間模様「直赤」
三遠南信産横浜育「東三河大葉×綱島サワー」:新名物の誕生に 強力助っ人参上
野草料理「冬葵」:冬葵の醤油マヨネーズ和え・冬葵のポタージュ
美術の綾:あいちトリエンナーレと農村舞台アートプロジェクトの2019(豊田市)
漫遊路線バス:喬木村民バス氏乗線(飯田駅前~喬木村役場~矢筈こんにゃく)
660円
●特集1 落書追憶
碗と落書:夜這い失敗もまた藤原文化の風流人(田原市)
仏の落書:仏の傷が物語る廃仏毀釈の狂騒(浜松市)
机と落書:旧多米小学校の机にも当然刻まれていた(豊橋市)
社と落書:壁一面に残された富士登頂記念(岡崎市)

●特集2 落人伝説
坂部:霧に包まれた山間に残る熊谷家ゆかりの郷(天龍村)
引佐:南北朝時代の激戦地には身を隠せそうな穴だらけ(浜松市)
名号:百六岩は何処 南無阿弥陀仏と鉦の音(新城市)
遠山:伊那に逃れ来る豊臣の残党を警戒せよ(飯田市)

群落:石灰岩の地形が育む珍しい植物たち(豊橋市)
奈落:そこは穴倉、舞台裏に隠された仕掛(豊田市)
落雁:思い出のあの味を求め三河・遠州を巡る旅(豊川市)

●連載
人間模様「落葉」
形の旅:フォントで落書き十種の「へのへのもへじ」
三遠南信産南飛騨育「白雲座歌舞伎」:地歌舞伎の里を支える豊川生まれのベテラン役者
野草料理「柳松茸」:柳松茸の炊き込み御飯・柳松茸の御強
美術の綾:愛知のアート百年の歴史を振り返る アイチアートクロニクル 1919-2019 
漫遊路線バス:遠鉄バス奥山線(浜松駅~金指~奥山)
660円
●特集 好日出現
蕨餅屋:営業日は天候次第、二俣町民の夏の定番おやつ(浜松市)
研ぎ師:忘れ得ぬスパスパの切れ味、トラックのお出まし待ち望む(浜松市)
芝居小屋:丸太と真竹と荒縄で一日限りの奉納歌舞伎(設楽町)
大仏:車を走らせ広野に出ればヌッと現る阿弥陀仏(西尾市)
河童:人々の思いを反映し今に生きる水の妖怪(浜松市)
遊具:異界出現、リアルな巨大カブトムシとクワガタムシ(豊川市)

供出:三河一の大梵鐘は強運の持ち主だった(岡崎市)
噴出:祭礼の掉尾を飾る派手な煙火伊那谷独特の大三国(飯田市)
産出:幡豆石に刻みこまれた天下普請の喧噪の跡(西尾市)
出土:浜の松、あるいは浜の津か、目覚めた地中の語り部たち(浜松市)

●連載
地名探訪「出馬」:由来不詳の難読地名、出たのは馬か山姥か(浜松市)
出を食べる「精進出汁巻き」:鰹と昆布だけじゃない干せば旨味の宝箱
爺と婆の話「出頃房坂」:木を伐り、首切り、ごろごろコロコロ(浜松市)
三遠南信産神奈川育「寒川神社」:岡崎石匠のなせる技、日本最大級の石製狛犬(岡崎市)
人間模様「出店」
形の旅:侘びを感じて割れた壺に活ける
野草料理「猪子槌」:猪子槌の胡麻和え・猪子槌のオレッキエッテ ペスト猪子槌
美術の綾:気づきを引き起こすくり返す襞の連なり アーティスト古川あいかさん
漫遊路線バス:名鉄東部交通バス・岡崎西尾線(東岡崎~岡崎駅西口~西尾)
660円
キーワードの漢字「門」
姫春蝉鳴く「三四郎」「それから」「門」

●特集1 門前巡歴:寺ができ、人が集まり 町は栄えて、そして今
門谷:芭蕉、一九、牧水、それぞれに1425の石段を踏みしめた(新城市)
奥山:賑わいの記憶を今に残す奥山のメインストリート(浜松市)
横丁:魑魅魍魎の世界から若者の集う通りへ(岡崎市)

●特集2 衛門物語:衛っていてもいなくても衛門は頑張っていた
彦左衛門:戦国の世を生き抜き時代に抗う「三河物語」(幸田町)
権右衛門:徳川家を支えた側室が一時身をよせた巨木の森(浜松市)
里右衛門:幾多の門が綴る諫死の家臣の物語(飯田市)
杢左衛門:渥美半島の近代化の影にその姿が常にあり(田原市)
市右衛門:鉢地坂にトンネルを古老が貫いた故郷への思い(蒲郡市)
刑部左衛門:池の水を全部抜けなかった長者(浜松市)

凱旋門:戦勝のを記憶する赤煉瓦造りの門(浜松市)
樋門:服部長七の人造石工法が守り抜いた牟呂用水(新城市~豊橋市)
球果植物門 松、杉、檜…裸の種子を守る様々な形

●連載
三遠南信産京都育「建仁寺の三門」:京都の古刹で生き続ける遠州の古刹の名建築(浜松市)
地名探訪「門桁」:遠州の隅にある山奥の村はどこから行っても遠すぎる(浜松市)
人間模様「門出」
門を食べる「鳴門巻き」:釣りの外道と侮ることなかれ擂って蒸せば酒の肴にもってこい
形の旅:彫刻としての灯り
野草料理「二輪草」:二輪草の浅漬け縮緬添え・二輪草とお揚げのサラダ
美術の綾:木のロボットから見えた緩やかで確かな関係性の輪 アーティスト生熊涼太さん
漫遊路線バス:豊川市コミュニティバス豊川国府線(国府駅~豊川駅前)
編集長の周辺:東三河だよ。六本木だよ。ヒルズだよ。エロティック東三河だよ。
660円
キーワードの漢字「歌」
歌を詠む 戦後の歌かなし草笛途切れつつ

●特集 仕事歌拾
歌枕:往日の歌人が想いを馳せた旅の難所 志香須賀の渡し(豊橋市)
歌楽:悠久の時空を超えて雅の心は繋がっている(北設楽郡)
歌舞伎:舞台に散った歌舞伎役者を偲んで 「恋女房染分手綱 重の井子別れ」(浜松市)
校歌:故郷を持たない詩人の魂は歌となって未来に託される(豊橋市)
漁歌:一人の漁師が歌人となりやがて庶民の神となる(田原市)
舟歌:昭和初期から歌い継がれ今なお健在(飯田市)
遊ばせ歌:動作を交え子供と遊ぶ教えを込めた子守唄(浜松市)
茶摘歌:玉露から抹茶の里へ西尾茶の歴史を語る宣伝歌(西尾市)
田植歌:歌いながら田作りを演じ豊作を願う予祝の祀り(豊川市)
木遣歌:山仕事の作業歌はいつしかハレの日の祝い歌になった(田原市)
衛生歌:歌の力で正すのは暑い最中の不摂生(浜松市)
仕事歌:素朴な仕事歌が東三河には残っている 伊藤陽扇(豊橋市)

●連載
爺と婆の話「雨乞歌」:天災から民を救う祈りの歌(浜松市)
地名探訪「歌山」:山に名前は あったりなかったり(額田郡幸田町)
歌を食べる:助六寿司の生みの親はウィットに富んだ江戸の洒落
野草料理「苦菜」:苦菜の胡桃味噌和え・苦菜と胡桃と島豆腐の雁擬
三遠南信産滋賀育「比叡山中の供養塔」:岡崎出身の仏教考古学者石田茂作の知られざる作品(岡崎市)
美術の綾「能面師・北沢美白さん」:伝統の世界に生きる若き作家の心意気
漫遊バス路線41「東栄町営バス東栄線・豊根東栄線」:花祭の里に分け入り命脈をたどる(北設楽郡)
春夏秋冬叢書暦 他
660円
キーワードの漢字「足」
足を詠む 屠殺場の牛一撃で足る薔薇の昼

●特集 足神足仏
大根足:不細工なんて言わないで愛らしくありがたい股大根の話
面足尊:身体と容貌が完備した最初の神「いぼ神様」で足も美しく(田原市)
足浅間:足腰丈夫な方にお薦め足の病に霊験あらたかです(豊橋市)
足神神社:アスリートの信仰を集める険しい山奥の小さな神社(浜松市)
足切観音:親王から人々へ仏の加護は連綿と続く(浜松市)
仏足石:釈迦の教えを刻み足裏に法輪、双魚、蓮の紋(豊田市)
足袋石:足袋の形をした石に旅の安全を祈願する(蒲郡市)


●キーワード「木」
足助仕込:かつての学び舎に醪の鳴き声こだまする(豊田市)
大具足虫:遠州灘の底に潜む謎多き深海生物(蒲郡市)
足利:今川義元、吉良義央・細川護熙本拠は皆三河(岡崎市・西尾市)
万足平:山間の小さな田地が物語る夏草や兵どもが夢の跡(岡崎市)
下足:賞賛されるべきずんぐりムックリの短足


●連載
爺と婆の話「足跡」各地に足跡を残し地形を作った大男(浜松市)
地名探訪「足山田」:本宮山の麓で語られた犬と糸にまつわる物語(豊川市)
人間模様「菟足神社 祭人」
野草料理「薩摩芋」:薩摩芋の葉の胡麻和え・薩摩芋の茎と葉の御強
三遠南信産東京育「尾崎士郎」:その人柄に引き寄せられて芸術家が集った馬込文士村(西尾市)
美術の綾「かのうともみ・ひさしさん」:自然と人の心によって小原で生まれる美しい紙 (豊田市)
漫遊バス路線40「名鉄バス大沼線」:名鉄バス屈指の山岳路線大沼街道に沿い、山河の幸を味わいに行く(岡崎市)
春夏秋冬叢書暦 他
660円
キーワードの漢字「木」
木を詠む 菊人形の強臭骨盤木で組まれ

●特集 木色満面
木の芽:冬芽のかんむり頭にのせてどんな顔して春を待つ
柿:豊作願い果樹を脅す成木責め(飯田市)
米木:祝木には 三つ葉空木、紫式部、胡桃、白膠木(浜松市)
榊:サカキは境の木 サカキは栄える木(奥三河)
楢櫟:美味さの秘密ここにあり 人と榾木が育む椎茸栽培(浜松市)
樫:木炭の産地、足助で今も炭を焼き続ける人々(豊田市)
栗:列車の重さにも風雨にも耐える丈夫で長持ちの木製枕木(豊橋市)
椿:ほのかに香るは藪椿 軽やか油の天ぷら絶品(田原市)


●キーワード「木」
百々貯木場:河川運搬の時代を物語る 矢作川河畔の巨大な土木遺産(豊田市)
木地師:段戸山群の奥深い森に 菊の紋章を戴いた墓石の秘密(設楽町)
木綿:棉種を携えこの地に着いた 異人を祖とする天竹神社(西尾市)
木耳:枯れ木に耳あり 倒木に耳あり
並木:街路樹も世につれ歌につれ(豊橋市)

●連載
爺と婆の話「木彫の龍」(浜松市)
地名探訪「佐々木」:地名の由来になったのは 親鸞の弟子となった有力武人(岡崎市)
人間模様「木」
野草料理「木槿」
三遠南信産岡山育「岡崎産二宮金次郎像」:岡崎で身を立てた老翁が 故郷に贈った岡崎の特産品(岡崎市)
美術の綾「稲吉オサムさん」:土と火とに相対し陶芸のあるべき姿に目を凝らす (豊橋市)
漫遊バス路線38「遠鉄バス磐田天竜線」:歴史ロマンと「幻の鉄道」の面影を追いながら二俣へ(浜松市)
春夏秋冬叢書暦 他
660円
キーワードの漢字「重」
重を詠む 落花尽真鯉は重きほど沈む

●特集 八重花語
八重桜一 三ケ日桜:鵺代と乎那の峯の美と醜の物語(浜松市)
八重桜二 御衣黄桜:十二単の桜が人を呼び、二川伏見稲荷に春が来る(豊橋市)
八重桜三 舞台桜:「いざや いざや 見に行かん」麻績の里、半八重桜が花盛り(飯田市)
八重咲一 八重黒竜:歩き疲れて見上げれば揺れる紫、花の雲(豊田市)
八重咲二 紫陽花:花は葡萄、葉は柏、北米生まれの品種(岡崎市)
八重咲三 酔芙蓉:白露の候、奥殿陣屋で五弁花の色変わりを楽しむ(岡崎市)

●キーワード「重」
「節句」奇数と奇数が重なる月の邪気祓いの祭り
重三:長野県天龍村坂部の雛祭り(天龍村)
重五:売木村の端午の節句は朴葉で包んでも柏餅(売木村)
重七:朝露を集めて墨を摺り七夕飾りの願い事を書く(飯田市)
重量制限:滅多に出会わない希少標識は、なぜか豊川市にやたらと多い(豊川市ほか)
重九:長寿を願う秋の花、五感で愉しむ重陽の節句


●連載
人間模様:桜の木の下で
重陽料理:重陽ならずとも渥美半島は年中菊天国
八重河内:八重に重なる山襞を奥へ奥へと分け入れば(飯田市)
重軽大師:石の軽重で吉凶を占う(浜松市)
三遠南信産岐阜育:天竜美林の生みの親は岐阜の恩人でもあった
野草料理:檀(檀の醤油マヨ和え・檀味噌)
美術の綾:切り絵作家・あらきちかこさん 紙から生まれた心温まるおとぎ話(豊橋市)
漫遊路線バス38:新城市Sバス中宇利線
編集長の周辺:「味岡伸太郎 造形私観」白井敬尚
春夏秋冬叢書暦 他
660円
キーワードの漢字「女」
女を詠む 長女来て深く足組む虫の闇

●特集 女人優先
早乙女:乙女に託した豊作への願い(浜松市)
織女:女性が支える昔ながらの繊維業(浜松市)
海女:大きな鮑に手が届く僅か20日も海次第(神島・三重県鳥羽市)
少女歌舞伎:豊川から全国へ輝いた幻の少女たち(豊川市)
女城主 椿姫:志を貫いた武門の女(浜松市)
女型土偶:縄文時代後期の息吹きを今に伝える小さなふっくら像(豊田市)
女人禁制:帝鎮講の森の掟は男だけが知っている(岡崎市)

●キーワード「女」
女體神社:誰が呼んだか名付けたか珍妙きわまる名の神社(田原市)
女河浦海水浴場:巡行船も停泊した浜名湖西岸のレジャースポット(湖西市)
乙女川:女と男の不思議な連鎖川の名に思いを馳せて(岡崎市)
植物図鑑「女花」:より良い子孫を残すため「半身」になった花たち
地名探訪「女通」:女性どころか誰も住んでいなかった(豊川市)
女を食べる「小女子」:小さな女子が晩酌の友 あゝ、罪深し
爺と婆の話「女狐の仕返し」:悪戯の報復をされたお坊様(豊川市)

●連載
人間模様:女でござる
三遠南信産群馬育:新城の老翁が丹精込めた 繭の行く先はシルク王国(新城市)
味岡伸太郎さんと文字のこと 祖父江慎
野草料理「薺」:薺ご飯・薺の水餃子
美術の綾:大田黒衣美さん それぞれの素材が物語る「暗示」と「予兆」
漫遊路線バス37:三ヶ日オレンジふれあいバス(総合福祉センター~大谷・大崎・尾奈 他)
編集長の周辺:トークセッション「味岡伸太郎と土と絵画」
春夏秋冬叢書暦 他
660円
キーワードの漢字「無」
無を詠む 今宵は無月ぬかみそに茄子埋めて寝る

●特集 無人好哉
無人販売:ご利用には小銭をお忘れなく
無人駅[飯田線]:途中下車して気づく都会の寂しさ
無人駅[蒲郡線]:野を越え山越え海辺を越えて観光地へ
無人駅[遠鉄]:今は芝本 今は八幡 今は高架を渡ること
無人駅[渥美線]:学生降ろした後の駅は田畑の間をガタゴト行くよ
無人駅[天浜線]:個性豊かな駅を巡り遠州を横断
無人島:船乗り同士の信頼と知恵で生き抜いた21年間(湖西市)

●キーワード「無」
無明長夜:異郷としての浜松を一人の女が迷い生きる(浜松市)
植物図鑑「根無草」:土から離れて生きる異端の植物たち
無形民俗文化財:地域社会の存続と祭りの伝承が同時に問われている
無を食べる「無花果」:人知れず咲き誇る秘密の花園
南無巡行:すべてを委ねて こんにちは、ありがとう
地名探訪「無之地」:そこに何も無くても地名は付けられる
地名探訪「無縁堂」:その小字には墓しかない
地名探訪「無地押」:安産祈願の仏様を訪ねて
無の10句:星野昌彦 第19句集「般若心経」より
爺と婆の話「虚無僧渕」:哀れ落人は渕に沈んだ(東栄町)

●連載
三遠南信産茨城育:神谷傳兵衛(西尾市)
形の旅:美を失うことで我々は祭りを失う(東栄町)
野草料理「枸杞」:枸杞の胡麻和え・枸杞の葉巻
美術の綾:中澤希水さん 筆と墨とをたずさえて 歩み続ける書の道の旅
漫遊路線バス36:西部コミュニティバス (阿智高校前~根羽)
編集長の周辺:飯田線の駅案内標に残るノスタルジー
春夏秋冬叢書暦 他
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地方で美しく生きる人のための応援誌
東三河を中心とした三遠南信(愛知県東三河・静岡県遠州・長野県南信州地域)に関するの地域発の文化情報を収集し発行。毎号選ばれたキーワード(「松」「月」「草」など、)にまつわる郷土の話題を紹介。「月」の号では、「月下美人」「月の字の付く地名」「海月(くらげ)」「民話:月と兎」「重要文化財 建造物:望月家」などなど…。毎号3ヶ月分の東三河を中心とした三遠南信地方の、祭り・花便り・イベント・展覧会情報を満載した「春夏秋冬暦」は、情報が充実で好評。

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