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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 発売日・バックナンバー

全190件中 106 〜 120 件を表示
1,049円
表紙 ドゥダメル、ティーレマン、ネルソンス、ペトレンコ

特集
変わる!
世界の指揮者地図

 サイモン・ラトルの後任となるベルリン・フィルの次期首席指揮者兼芸術監督に急遽、バイエルン州立歌劇場音楽総監督のキリル・ペトレンコに決まった。5月11日の楽員選挙は延々11時間の議論をしても決まらなかったが、6月21日に2回目の楽員選挙が行われ、発表された。
 ペトレンコは1972年、ロシア中部のオムスク生まれのユダヤ人。父はヴァイオリニスト。幼少よりピアノを学び、11歳で公開演奏会を開いた。90年、18歳のとき一家でオーストリアに移住。ウィーン国立音楽大学で学び、チョン・ミョンフン、エトベシュらに師事。2002~07年、ベルリン・コーミッシェ・オーパー音楽総監督を務めた。ペトレンコがベルリン・フィルの定期演奏会を指揮したのは3回だけだが、ベルリン・フィルは「これまでに指揮した際、愛称の良さを感じた。自信を持って決めた」と説明する。
 来日経験はなく、音楽評論家の舩木篤也氏は今月号のモーストリー・クラシックで「昨年、バイロイト音楽祭で聴いた『ニーベルングの指環』には、舌を巻いた。ベルリン・フィルとの演奏会は12年の模様がデジタル・コンサートホールにアップされているが、彼は全身全霊で指揮をする」と評価している。
 このほかでも世界のオーケストラの指揮者地図は大きく動いている。ラトルはロンドン響の音楽監督に。ヤンソンスが今年で退任したロイヤル・コンセルトヘボウ管は、2016年9月からガッティが首席指揮者に就任する。パリ管はヤルヴィの後釜にハーディングが納まった。またニューヨーク・フィルの音楽監督アラン・ギルバートは17年に退任、後任は決まっていない。大きく変動する世界の一流オーケストラのシェフたちの動き、評価などの最新情報をお読みください。
 特集はこのほかに、◎ベルリンの指揮者地図◎イギリスの指揮者地図◎ジャイーとスカラ座の行方◎海外の若手注目指揮者◎現代の指揮者の師弟関係◎コンクールから出た指揮者たち◎大巨匠たちの現在、など。

◎BIGが語る
パーヴォ・ヤルヴィ 指揮
 世界的な指揮者、パーヴォ・ヤルヴィが9月にNHK交響楽団の首席指揮者に就任する。ヤルヴィは一時期、アメリカのシンンシナティ響、ドイツのフランクフルト放送響、パリ管、ドイツ・カンマーフィルと4つのオーケストラの音楽監督を務めた売れっ子。N響とはすでに2月に共演、リヒャルト・シュトラウスの録音プロジェクトも進んでいる。「N響はもともと演奏レベルが高いのですが、今回共演して、まだまだ高い潜在能力を持っていることも分かったので、今後の共演、録音が楽しみです」と話している。

◎アフィニス夏の音楽祭2015
 世界と日本のオーケストラ・プレイヤーが集まり、一緒にセミナーやコンサートなどに取り組む「アフィニス夏の音楽祭2015広島」が、8月17日から25日まで、広島市のJMSアステールプラザで開催される。ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスター、ヘンリック・ホッホシルトら13人の招聘演奏家と日本のオーケストラ団員47人が参加。モーツァルトの弦楽5重奏曲やチャイコフスキーの交響曲第5番などを演奏する。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト チェロ 辻本玲
◎マンスリー・ベルリン・フィル
◎中丸美繪の「小澤征爾異聞」
など、おもしろい連載、記事が満載です。
1,049円
表紙 ショスタコーヴィチ

特集
世界で大旋風!
ショスタコーヴィチのすべて

 今年はソ連が生んだ20世紀最大の作曲家の1人、ショスタコーヴィチの生誕40年にあたる。そして来年は没後110年になる。ショスタコーヴィチは1906年、度量衡検査局技師の父とペテルブルク音楽院ピアノ科卒の母との間にペテルブルクに生まれた。最年少でペテルブルク音楽院に入学。26年、卒業制作の交響曲第1番が初演され、絶賛された。ショスタコーヴィチはピアニストとしても活躍し、ソ連選抜チーム4人の一員として27年、第1回ショパン国際ピアノ・コンクールに出場した。ショスタコーヴィチは入賞で、優勝はオボーリンだった。
 ショスタコーヴィチの人生は共産党一党独裁のソ連政府に翻弄され続けた。1936年、オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」とバレエ「明るい小川」がプラウド紙で糾弾され、自己批判を迫られた。上演できなくなった「ムツェンスク郡のマクベス夫人」は歌詞を変え、「カテリーナ・イズマイロヴァ」と改題、63年に初演された。また、48年、ソ連共産党中央委員会書記ジダーノフによる前衛芸術に対する批判、いわゆるジダーノフ批判で社会主義リアリズムに反する作品と名指しされる。ショスタコーヴィチはスターリンの植林政策を讃えるオラトリオ「森の歌」を作曲し、政府に恭順の意を示すことになる。
 交響曲15曲、弦楽四重奏曲15曲、ピアノとバイオリンとチェロの協奏曲を2曲ずつなど、膨大な作品を残した。現在、世界中のオーケストラがショスタコーヴィチをレパートリーとしている。
特集はこのほかに、◎ショスタコーヴィチの名演奏家ムラヴィンスキー、コンドラシン、バーンスタイン、ヤンソンス、ゲルギエフ◎ショスタコーヴィチを振った同時代の指揮者◎ヴォルコフ著「ショスタコーヴィチの証言」をめぐって◎ピアニストとしてショスタコーヴィチ、など。
表紙はショスタコーヴィチです。


◎BIGが語る
ミヒャエル・ザンデルリンク 指揮
 父は著名な指揮者クルト・ザンデルリンク。兄2人トーマスとシュテファンも指揮者という音楽一家。自身ははじめチェリストとして活動したが、指揮者に転向した。父親は指揮者になることを猛反対したため、父に教わることなく指揮者を志した。現在はドレスデン・フィルの首席指揮者を務め、6、7月にベートーヴェン・プログラムを持って来日公演を行う。ボヘミアにルーツを持ち、「明るさの中にダークな音」がドレスデン・フィルの特色であり伝統。グローバル化が進むが、オーケストラはこの伝統を守っていきたい、と話した。

◎速報 ベルリン・フィル首席指揮者決まらず!
 ベルリン・フィルの次期首席指揮者を決める楽団員の投票が5月11日、ベルリンのイエスキリスト教会で行われた。これは、現首席指揮者兼芸術監督のサイモン・ラトルが2018年で辞任するため。しかし、11時間かけた討議の結果は、「今後1年以内に再選挙」。箝口令が敷かれ、候補に上った指揮者の名前も漏れてこない。世界の指揮者地図に大きく影響を与えるベルリン・フィルのシェフ選びから目は離せない。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト フルート 竹山愛
◎マンスリー・ベルリン・フィル
◎中丸美繪の「小澤征爾異聞」
など、おもしろい連載、記事が満載です。
1,049円
表紙 ムーティ、ラトル、シューベルト、ドビュッシー

特集
世界のトップオーケストラ
今聴きたい交響曲・協奏曲

 ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロンドン響、ニューヨーク・フィルという世界のトップオーケストラ、また、NHK響、新日本フィル、読売日本響など日本のオーケストラの定期公演のプログラムを徹底解説している。定期公演は、オーケストラの顔であり、その特徴が一番出る。特集で取り上げたのは、ベルリン・フィルは、ラトルが指揮するドビュッシー「映像」、ハイティンクが指揮するショスタコーヴィチの交響曲第15番。ウィーン・フィルはムーティが指揮するシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレイト」、ロンドン響はゲルギエフが指揮するストラヴィンスキー「火の鳥」などだ。
 今年9月、パーヴォ・ヤルヴィがN響の首席指揮者に就任する。両者は、すでにリヒャルト・シュトラウスの交響詩録音プロジェクトをスタートさせている。すでに2月にR.シュトラウスの「ドン・ファン」と「英雄の生涯」を演奏、10月には「ドン・キホーテ」を取り上げる。「(2月の公演は)新しい指揮者と共に歩んでいきたい、という強い自発性が、オーケストラの中からわき上がっているのを聴くことができた」と音楽評論家の広瀬大介氏は記している。
 その他、◎オーケストラで人気の作曲家マーラー、ショスタコーヴィチ、シベリウス◎協奏曲のソリストたち ピアニスト・ヴァイオリニスト◎オーケストラのアンコール曲あれこれ◎「演奏会形式オペラ」考◎◎、など。

◎BIGが語る
トーマス・ヘンゲルブロック 指揮
 ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(NDR響)の首席指揮者を務める人気指揮者。ドイツ生まれで、アーノンクールが主宰する古楽のオーケストラ、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスにヴァイオリニストとして参加した。後に指揮者となり、古楽からモダン楽器のオーケストラまで活動範囲は広がった。NDR響と6月に来日公演を行い、マーラーの交響曲第1番「巨人」のハンブルク稿を演奏する。マーラーは演奏ごとに改訂を繰り返し、現行版は4楽章だが、ハンブルク稿は「花の章」が組み込まれた5楽章になっている。「マーラーの仕事を進める過程をみることは面白い」とヘンゲルブロックは話している。

◎小澤征爾音楽塾がラヴェルのオペラ「子供と魔法」を上演
 小澤征爾音楽塾のオペラ・プロジェクトが3月15日から28日まで開催された。横須賀、滋賀、名古屋、東京でラヴェルのオペラ「子供と魔法」が上演され、京都で小学生対象の特別コンサートが行われた。弦楽器奏者40人中21人が中国や台湾など日本以外のアジアからの参加者で、「アジア色」の強いオーケストラが編成された。世界の第一線で活躍する歌手とともに練習を重ね、オペラを作っていった。小澤は「オーケストラの他の演奏者と歌の両方を聴きながら演奏することが、アンサンブルを作る上ですごく大事」と話した。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト バンドネオン 三浦一馬
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。
1,049円
表紙 ドヴォルザーク、スメタナ、バルトーク

特集
「新世界」「わが祖国」
東欧の音楽家たち

 名曲「新世界」で知られるドヴォルザークは、1892年、ニューヨークのナショナル音楽院院長としてチェコから大西洋を渡った。この地で故郷を思い、書き上げられたのが交響曲第9番「新世界」、日本では、「遠き山に日は落ちて」と堀内敬三の詩がつけられた「家路」というタイトルでもおなじみ。下校の合図の音楽として流された小学校も多いだろう。「新世界」は世界中のオーケストラがレパートリーにしている。6月に読売日本交響楽団で「新世界」を指揮する若手、石川星太郎は「アメリカという外側から、自分の故郷に思いをはせて書いている気がします。難しいのはリズムとフレーズの歌い方ですね。魅力的なところは、歌があふれ、それが展開していくところです。ドヴォルザークは歌を書く天才です」と話す。特集では、音楽評論家の鈴木淳史氏が「新世界」の聴き比べをしている。「古きチェコの響きを残すターリヒ」「指揮者の表現力を発揮したバーンスタイン」「やりたい放題のストコフスキー」などそれぞれ指揮者の個性が発揮されている。
 チェコの作曲家といえば、スメタナ。ボヘミアのビール製造業者の長男として生まれたスメタナは、父親の反対を押し切り、音楽の道に進んだ。チェコの歴史や自然から着想を得た代表作「わが祖国」は、6曲からなる連作交響詩。第2曲「モルダウ」が最も頻繁に演奏されている。「わが祖国」の演奏で思い出されるのは、チェコ出身の指揮者クーベリック。彼は、チェコの共産化に反対し、イギリスに亡命した。1984年には引退していたが、チェコの民主化後の90年、プラハの春音楽祭において、42年ぶりに祖国で「わが祖国」を演奏した。感動的な名演として語り継がれている。
 その他、◎「わが祖国」と「モルダウ」聴き比べ◎バルトークの生涯◎バルトーク「管弦楽のための協奏曲」◎ヤナーチェク「シンフォニエッタ」◎東欧とオペレッタ◎アメリカのオーケストラの黄金期を作り上げた東欧の指揮者たち、など。表紙はドヴォルザーク、スメタナ、バルトークです。

◎BIGが語る
マキシム・ヴェンゲーロフ ヴァイオリン・指揮
 5、6月に東京でマキシム・ヴェンゲーロフ・フェスティバル2015が開催される。2012年以来、3度目の開催で。今回もソロ、協奏曲の弾き振り、指揮、公開マスタークラスなど盛りだくさんな内容になっている。ロシア・ノボシビルスク生まれで、現在はモンテカルロに住む。親日家で知られ、「私の初めての海外ツアーは日本です。それは13歳の時でした。それ以来、本当に特別な国です。その他諸々のことを決める際には、常に日本での活動を頭において検討しています。日本に皆ざまの温かい応援がうれしい」と話す。

◎新連載 小澤征爾異聞 中丸美繪
 ノンフィクション作家、中丸美繪の新連載。「小澤征爾異聞」と題して、世界で愛される小澤に関するエピソードを綴っていく。2002年1月、小澤はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに日本人指揮者で初めて登場した。英語、フランス語などで新年のあいさつが続き、コンサートマスターが「新年あけましてございます」と慣れない日本語であいさつ。続いた小澤は「新年好!」と中国語であいさつした。これが、あまり詳しくない現地の人々に小澤は中国人なのか、という誤解を生むことになる。後にテレビのドキュメンタリー番組で、改めて「ぼくは日本人です」と否定のコメントを述べたほどである。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト ヴァイオリン 礒絵里子
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。

1,049円
表紙 ヴィヴァルディ バッハ ヘンデル

特集
「四季」とバロック音楽
ヴィヴァルディ バッハ ヘンデル

 ヴィヴァルディの協奏曲集「四季」ほど多くの録音がある作品はないだろう。イ・ムジチ合奏団が1955年に録音した「四季」により、日本においてバロック音楽への興味が大きく膨らんでいったと言ってよいだろう。イ・ムジチ合奏団だけでも、アーヨ、アッカルドらコンサートマスターや、メンバーを変えながら、59年、69年、82年、88年、95年と6種類の「四季」をリリース、300万枚近くの売り上げを誇っている。
特集で「四季聴き比べ」をしている。音楽評論の許光俊氏が取り上げた演奏家は、パイヤール、アーノンクール、カラヤン、バーンスタイン、アバドストコフスキーといった巨匠たち。そしてムター、ツェートマイヤー、ケネディ、イル・ジャルディーノ・アルモニコなど現役、古楽演奏家まで、それぞれの個性を語っている。
 バッハの「G線上のアリア」「シャコンヌ」「トッカータとフーガ」、ヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」「水上の音楽」「オンブラ・マイ・フ」などはメロディーを聴けば、1度は聴いたことのある曲ばかり。ほかにも、「パッヘルベルのカノン」、タルティーニの「悪魔のトリル」、コレッリ「クリスマス協奏曲」、クープラン「恋のうぐいす」などバロック音楽には名曲がたくさんある。特集でバロック音楽の魅力をたっぷりお伝えしている。
 その他、◎イタリアのバロック音楽◎フランスのバロック音楽◎イギリスのバロック音楽◎バロック音楽の名演奏家、クリスティ、ガーディナー、ビオンディ◎バロック音楽には偽作がいっぱい◎聖なる怪物、カストラートなど。表紙はヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデルです。

◎BIGが語る
ミシェル・コルボ 指揮
 世界の合唱指揮の第一人者、ミシェル・コルボ。1961年、ローザンヌ声楽アンサンブルを結成し、第一線で活躍し続けてきた。バッハやモンテヴェルディ、フォーレなどの受難曲、宗教曲は世界最高の評価を受けている。ゴールデン・ウィークの音楽祭ラ・フォル・ジュルネに今年も来日、バッハの「ヨハネ受難曲」を指揮する。「『ヨハネ受難曲』は『マタイ受難曲』より演奏時間が短く、歌手の数も少なく起伏も多くありません。しかし、人間的でドラマチックで、聴衆は理解しやすいと思います」と話している。

◎日本モーツァルト協会が交響曲とピアノ・ソナタ全曲演奏
 日本モーツァルト協会(三枝成彰・理事長)は創立60周年記念事業として、交響曲全45曲全曲演奏とピアノ・ソナタ全曲演奏を行う。三枝理事長は「モーツァルトはオペラと交響曲の両方に傑作を残すことができた希有な作曲家です。若いころの初々しい作品から晩年の三大交響曲まで、短期間で彼のすごさを私自身、目の当たりにしてみたい」と話す。交響曲全曲演奏は3月7日(土)、8日(日)。曽我大介、湯浅卓夫、井上道義らの指揮で東京フィルなどが演奏。サントリーホール。ピアノ・ソナタ全曲演奏は7月4日(土)、5日(日)。横山幸雄と中道郁代が演奏。軽井沢大賀ホール。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト ピアノ 田崎悦子
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。
1,049円
表紙 リヒテル、ムラヴィンスキー、ゲルギエフ、ネトレプコ

特集
音楽大国ロシア
世界の才能を輩出

 ロシアはクラシック音楽の世界では後進国でしたが、19世紀以降、急速に音楽大国への道を歩み始めます。作曲家をあげると、近代ロシア音楽の父と言われるグリンカから、「ロシア五人組」が続きます。「イスラメイ」のバラキレフ、「だったん人の踊り」のボロディン。「展覧会の絵」のムソルグスキー、キュイ、「シェヘラザード」のリムスキー=コルサコフの5人です。そして大作曲家チャイコフスキーがいます。20世紀音楽史にはストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチが欠かせません。ロシアは20世紀、ロシア革命、ソヴィエト連邦の成立、そしてソ連の崩壊など大きな社会変動に見舞われました。そのたびごとに音楽家は海外に亡命、移住してきた歴史があります。作曲家ラフマニノフはロシア革命でアメリカに渡り、ピアニストとして活動。キエフ生まれのホロヴィッツもアメリカで成功を収めました。戦後は、日本でもおなじみのチェリスト、ロストロポーヴィチは国籍を剥奪され、指揮者としても活躍するアシュケナージはアイスランド国籍となっています。もちろん、ソ連の中で活躍を続けた演奏家も多いです。レニングラード・フィルを50年間も率いたムラヴィンスキー。幻のピアニストといわれ1970年に初来日したリヒテル。また現在もゲルギエフ、ネトレプコ、キーシンらロシア、ロシア出身の演奏家が世界で大活躍しています。そんな音楽大国ロシアの魅力を特集しています。
 その他、◎本当の意味で〝巨匠〟だったリヒテル◎ロシア・ピアニズムとは何か◎東京・春・音楽祭「リヒテルに捧ぐ」シリーズ◎METを席巻するロシア系歌手◎ロシア往年のピアニスト、ヴァイオリニスト、名指揮者たち、など。表紙はリヒテル、ムラヴィンスキー、ネトレプコ、ゲルギエフの4人です。

◎BIGが語る
マーク・パドモア テノール
 イギリスの名テノール。昨年暮れ、シューベルトの三大歌曲集、「冬の旅」「白鳥の歌」「美しき水車小屋の娘」の連続演奏会を東京・銀座の王子ホールで行った。「いま世界で一番愛されている作曲家」というシューベルトを歌ったのは40歳を過ぎてから。「声楽的な成熟が必要だと思ったのです。頭も大人になることが必要です」と話す。三大歌曲集のCDもリリースされている。また、ラトル指揮ベルリン・フィルで歌ったバッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」の福音史家も評判になった。コンサートホールにおけるピーター・セラーズの演出がユニーク。こちらはDVDで発売されている。

◎全国共同制作プロジェクト「フィガロの結婚~庭師は見た!~」
 井上道義の指揮、野田秀樹の演出でモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」が5月から上演される。野田の新演出は、18世紀半ばのスペイン・セビリアから日本の明治時代に舞台を移している。フィガロはフィガ郎、スザンナはスザ女になる。どんなユニークなオペラができあがるのか楽しみだ。井上は「野田さんの演出は音楽的だと感じます。音楽的というのは、流れがよいということです」と話す。野田は字幕も担当する。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト チェロ 渡部玄一
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。
1,049円
表紙 小澤征爾、朝比奈隆、パーヴォ・ヤルヴィ、大野和士

特集
進化する!
日本のオーケストラ

 パーヴォ・ヤルヴィが来年4月、NHK交響楽団の首席指揮者に就任する。また同じ月、大野和士は東京都交響楽団の音楽監督に就任。東京交響楽団は今年4月にジョナサン・ノットが音楽監督に就任した。大阪フィルハーモニー交響楽団も4月から井上道義が首席指揮者になった。シェフの交代などでいま、日本各地のオーケストラの活動が活発化している。
 また、読売日本交響楽団は常任指揮者カンブルランとのコンビが絶好調だ。広上淳一を常任指揮者とする京都市交響楽団は、定期演奏会の満席が続く。札幌交響楽団は尾高忠明のシベリウス交響曲全曲演奏が2月で完結、4月からマックス・ポンマーが首席指揮者に就任する。
 演奏水準が上がり、多彩なプログラムを展開するなど日本のオーケストラの聴きどころは多い。しかし、財政問題が大きな課題として横たわる。特に大阪のオーケストラは厳しい状況に置かれている。日本センチュリー交響楽団、大阪フィル、関西フィルハーモニー、大阪交響楽団の4つあるが、補助金のカットなどで、メンバーの数を絞らざるを得ない。「オーケストラは都市のバロメーターとも言われる。これらに理解を示す首長や、支えるシステムの抜本的なアイデアが生まれてくることを願わずにはいられない」と大阪音楽大教授の中村孝義氏は記している。
 その他、◎日本のオーケストラの100年◎フランチャイズ~ホールとオーケストラの提携◎朝比奈隆とは何者だったか◎日本のオーケストラを鍛えた外国人指揮者の面々◎日本の交響楽運動の父、山田耕筰◎躍進する新世代指揮者、など。表紙は小澤征爾、朝比奈隆、パーヴォ・ヤルヴィ、大野和士の4人です。

◎BIGが語る
大野和士 指揮
 来年4月から東京都交響楽団の音楽監督に就任する。現在、フランスの国立リヨン歌劇場首席指揮者、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィル首席客演指揮者を務める売れっ子指揮者だ。東京都響とは縁がある。正式なプロ指揮者として初めて指揮台に上がったのが1984年の都響のファミリー・コンサート。定期演奏会のデビューも89年3月、都響だった。大野は、音楽監督就任の理由を「私のこれまでのオペラを含めたさまざまな体験を、同時代に生きる者として、クラシック音楽を伝えていくことの意義と明日への可能性を見いだせると確信することができたからです」と語っている。

◎東西南北 浜松発
 第7回静岡国際オペラコンクールが11月8日から16日まで、浜松市のアクトシティ浜松大ホールで開催された。同コンクールは、静岡縁の歌手、三浦環を記念して1996年に始まり、3年に1度開催される。今回は27カ国・地域から242名が応募。本選で、カタラーニのオペラ「ラ・ワリー」より「さようなら、ふるさとの家よ」などを歌った日本の鴫原奈美(32)が優勝した。「自分でやってきた道が正しかった、自分の中で確信できたことがうれしかった」と優勝の喜びを話した。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト ピアノ 若林顕
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。
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表紙 ベートーヴェン

特集
第九の季節到来!
ベートーヴェンと名演奏家

 師走は「第九」の季節。毎年、100を超える演奏会が全国各地で行われる。日本に固有の現象だが、12月に「第九」を聴くことが1年のけじめなっている人も多いだろう。暮れの「第九」で心が清められ、罪や汚れを洗い落とす禊という日本的な考えに合うという説もあるがどうなのだろうか。
 今年の主な公演は、佐渡裕指揮ケルン放送響、フランソワ・グザヴィエ。ロト指揮NHK響、ダン・エッティンガー指揮東京フィル、小泉和裕指揮東京都響、ベン・カーノン指揮新日本フィル、大植英次らが指揮する大阪フィル、ケン・シェ指揮日本センチュリー響などが注目される。
 ウィーン・フィルの元首席チェリストのフリードリヒ・ドレシャルは、「1万人の第九」で演奏した経験がる。「ベートーヴェンはみんなと一緒に体験するという要素を交響曲に入れました。1万人が合唱したことをベートーヴェンが聴いたらとても喜んだと思います」と話していた。
 特集は、「第九」以外にもベートーヴェンの作品各ジャンルの名演奏家たちを取り上げている。指揮者はフルトヴェングラー、カラヤン、バーンスタイン、ベーム、ティーレマンら。ピアニストはバックハウス、グルダ、ブレンデル、ポリーニ、ツィメルマン、キーシンら。ヴァイオリニストはハイフェッツ、オイストラフ、クレーメル、ムター、ファウストら。チェロはカザルス、ロストロポーヴィチ、フルニエ、ケラスが登場する。
 その他、◎ベートーヴェンの演奏の正統性とは?◎記念碑としての「第九」◎ベートーヴェンの生涯◎ベートーヴェンとウィーン◎DVDで見る「第九」の名演、など。表紙はベートーヴェンです。

◎BIGが語る
ワレリー・ゲルギエフ 指揮
 マリインスキー劇場の芸術監督を務めるワレリー・ゲルギエフが、札幌を中心に開催される国際教育音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)の6代目芸術監督に就任する。かつてPMFの首席指揮者を務め、PMFの創設者バーンスタインとも親交があった。「PMFに参加する若者に望みたいのは、ただ一つの交響曲を発見するのではなく、すべての作曲家について、豊かな世界を発見してほしいと思います」と話した。

◎東西南北 東京発
高松宮殿下記念世界文化賞授賞式
 世界の文化芸術に貢献した芸術家を顕彰する第26回高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式が10月15日、東京・元赤坂の明治記念館で行われた。音楽部門で受賞したエストニアの作曲家、アルヴォ・ペルトは記者会見で「我々受賞者5人が東京に来て、そろって並んで座り、この栄誉に対し感謝を述べること、これは奇跡ではないでしょうか。栄誉とは何でしょうか。最大の栄誉は神に属しています。人が栄誉に浴すことは決して容易なことではありません。栄誉を与えられた者は、栄誉に対し永遠に責任をもたなければなりません」と話した。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト ピアノ 福間洸太朗
◎マンスリー・ベルリン・フィル
など、おもしろい連載、記事が満載です。
1,049円
表紙 マリア・カラス

特集
イタリア・オペラ黄金時代
マリア・カラスと名歌手

 不世出の名歌手マリア・カラスが遺したスタジオ録音がすべてリマスターされ、リリースされた。CD69枚組という大ボックスだ。
 「歌に生き恋に生きた」と称されたカラスの人生は太く短い。1923年12月2日、ギリシャからの移民の子としてニューヨークで生まれた。母と姉とともにギリシャに戻り、アテネ音楽院で、エルビラ・デ・イダルゴという名教師に出会い、才能を開花させる。ニューヨークに戻り、最初は芽がでなかったが、ヴェローナ音楽祭の芸術監督ゼナテッロがカラスの歌を聴いて「ラ・ジョコンダ」に抜擢。そしてイタリアに渡った後の活躍はめざましい。
 カラスが、オペラ「トスカ」のアリア「恋に生き、歌に生き」になぞらえて語られるのは、夫メネギーニがいながら、ギリシャの海運王オナシスとの恋に走ったことが大きな原因の一つ。しかし、オナシスは結局、ケネディ元大統領夫人ジャクリーンと結婚してしまう。
 カラスの69枚のCDには、重い強い声が必要なオペラから、ロッシーニやベルカントものなど、多くの種類のオペラが収録されている。これだけの役を歌う歌手は今後は表れないだろう。カラスの最盛期は1950年代。65年にはオペラから引退してしまう。カラスは日本には2度来ている。73年にはマダム・バタフライ世界コンクールの表彰式に出席。74年には、来日ツアーを行い、11月11日の札幌公演が生涯最後のステージとなった。
 特集は、カラスの足跡をたどり、この新リマスター・エディションを中心に名盤を解説、また同時代の歌手や指揮者を紹介している。
 その他、名歌手と作曲家と劇場との戦い◎カラスのライバル、レナータ・テバルディ◎イタリア・オペラ黄金時代の歌手◎アルベルト・ゼッダ・インタビュー◎トスカニーニとイタリア・オペラ、など。表紙はマリア・カラスです。


◎BIGが語る
準・メルクル 指揮
 日本人の母親の血を引く指揮者。日本との関係は深く、水戸室内管には定期的に登場し、来年1月には読売日響を指揮する。「私はドイツで育ちましたが、日本とは深いつながりがあるので、どちらかというと戻ってくるという感覚を感じます」と話す。水戸芸術館に弦楽器を寄贈して、若手に貸与する活動も行っている。これまでヴァイオリン4挺、ヴィオラ3挺を寄贈した。「若い音楽家が良い弦楽器を持つことはとても難しいと思います。東日本大震災で被災したあとの大変な状況で、自分に何ができるかを考えました」と話した。


◎特別企画
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2014
 ウィーン・フィルが9月末に来日した。今年の指揮者はベネズエラのグスターボ・ドゥダメル。リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」、ドヴォルザークの「交響曲第8番」などを聴かせた。彼らの活動はコンサートだけではない。中学・高校生のための「青少年プログラム」、ヘルスベルク前楽団長の「レクチャー&室内楽」などを行った。ゆえに「ウィーク イン ジャパン」なのだ。また東日本大震災以来、被災地で活動を続けており、今年も南相馬市を訪れた。こうした活動をレポートしている。

このほか
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 指揮 秋山和慶
◎横溝亮一の「音楽千夜一夜」
など、おもしろい連載、記事が満載です。
1,049円
表紙 グスターボ・ドゥダメル

特集
来日記念!
ウィーン・フィルと名指揮者

 ウィーン・フィルは今月、来日公演を行う。1956年の初来日から数えて、今回は31回目になる。初来日の指揮者はドイツの作曲家、ヒンデミット。モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、ベートーヴェンの交響曲第4番などを演奏した。今回の日本ツアーの指揮者はベネズエラのドゥダメル。「ツァラトゥストラはかく語りき」やドヴォルザークの交響曲第8番などがプログラムに入っている。初来日ではヒンデミットの自作、今回はウィーン・フィル団員のルネ・シュタールの曲が演奏される。古典作品だけではないところが今を生きるウィーン・フィルらしい。
 ウィーン・フィルはウィーン宮廷歌劇場のオーケストラを基に、演奏会用の自主運営オーケストラとして1842年に結成された。オーケストラに常任指揮者、音楽監督といったポストはなく、あくまでオーケストラ側が指揮者を招聘するという立場を貫いている。主導権はウィーン・フィルにあるのだ。定期演奏会は年に10回しかなく、ここの指揮台に呼ばれることは指揮者のステイタスとなる。今シーズンは、シュナイダー、プレートル、メッツマッハー、バレンボイム、ヤンソンスらの名前が並ぶ。このシステムもウィーン・フィルを世界一流のオーケストラたらしめているといえる。「特定の指揮者のカラーに染まるのではなく、異なる指揮者たちのカラーを用いて自身の響きの引き出しを増し加えていく」とヨーロッパ文化研究の小宮正安氏は記している。
 特集はほかに、◎ウィーン・フィルと名指揮者 ムーティ、ティーレマン、アーノンクール、ヤンソンス、ラトル、他◎ウィーン・フィルとピアニスト◎ウィーン・フィルとウィーンの作曲家◎録音で聴く往年の指揮者、などです。

◎BIGが語る
中村紘子 ピアノ
 日本を代表するピアニストの1人、中村紘子がデビュー55周年を迎えた。慶応義塾中等部時代に全日本学生音楽コンクールで優勝。15歳のとき、NHK交響楽団の世界ツアーのソリストに抜擢された。今年は古希でもある。「55年はあっという間でした。地球の自転が早くなったのかしら」と笑う。9月、55周年の記念アルバムをリリースした。モーツァルトのピアノ協奏曲第24番と第26番「戴冠式」、そしてショパンのマズルカ集。オーケストラは山田和樹指揮の横浜シンフォニエッタ。「戴冠式」のカデンツァは新垣隆作曲という話題もある。山田の指揮を「音楽に格調があります」と話している。

◎宮本文昭の気軽に話そう
 毎月、さまざまなジャンルのゲストを迎え、ホストの宮本文昭と気軽におしゃべりをしてもらうコーナー。今月のゲストは、4月に神奈川フィルの常任指揮者に就任した川瀬賢太郎。1984年生まれの若手注目株。子供のころから指揮者になるのが夢だった。幼稚園の卒業アルバムに「将来の夢は指揮者」と書いたほど。「父親がかなりのクラシック音楽ファンで、子供の頃からマーラーを聴いて喜んでいました。当時はウルトラマンや仮面ライダーと同じラインにいるヒーローという感じでしたね」などと語っている。

このほか 
◯諸石幸生の「音楽探究の旅」
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯小山実稚恵の「ピアノと私」
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 藤原義江 テノール
など特集や好評連載が満載です。
1,049円
表紙 リヒャルト・シュトラウス、マーラー、ブルックナー

特集タイトル
R.シュトラウス マーラー ブルックナー
ロマン派音楽大解剖

 文学や美術のロマン主義に大きな影響を受けたロマン派音楽は、19世紀に花開いた。ベルリーズやシューマン、ブラームス、後期になると、リヒャルト・シュトラウス、マーラー、ブルックナーなど、音楽的に豊穣な作品がたくさん生み出された。それらは現代の音楽ファンの心をとらえて離さない。
 R.シュトラウスは1864年、ミュンヘンの宮廷楽団の首席ホルン奏者を父に生まれた。今年は生誕150年の記念年で、さまざまな作品が演奏されている。新国立劇場では5月、オペラ「アラベッラ」を再演、7月はパシフィック・ミュージック・フェスティバルで「ナクソス島のアリアドネ」が上演された。
 マーラーはドイツ民謡集「少年の魔法の角笛」を歌詞として多用している。この民謡集はドイツのロマン派詩人アルニムとブレンターノが編纂したもの。「民族の過去の遺産としての民謡への関心は、ロマン主義精神の特質のひとつだった」と音楽評論家の岩下眞好氏。
 ドイツ文学者、許光俊氏の寄稿、「ブルックナーとロマン主義」の論考も、ロマン主義の本質を突いて読ませる。「ロマン主義者は、人間を遠ざけつつ求める。孤独を愛しつつ、友人や恋人を探す。結果的に、ロマン主義は永遠の欲求不満であり、宙づり状態のことだ。それは、希望を抱きつつ、希望がみたされないことを喜ぶ生き方だ」と指摘する。
 特集では、後期ロマン派の作曲家とロマン主義の関係を解説。さらに、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」、マーラーの交響曲第2番「復活」、R.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」など名曲を取り上げ、音楽評論家らにそれぞれの名盤をあげてもらった。
 特集はほかに、◎後期ロマン派の演奏を得意とする指揮者、フルトヴェングラー、ショルティ、ティーレマン、他◎インバル、マーラーを語る◎国民楽派の出現と勃興◎20世紀のロマン派作曲家たち、などです。

◎BIGが語る
ピエール・ロラン=エマール ピアノ
 フランス・リヨン生まれのピアニスト。19歳のとき、作曲家のピエール・ブーレーズが創設した現代音楽のアンサンブル、アンサンブル・アンテルコンタンポランに入り、活動。ハンガリー生まれの作曲家ジェルジュ・リゲティの信頼も厚く、リゲティのピアノ作品すべてを録音している。9月に来日するが、バッハとともにアメリカの作曲家エリオット・カーターの作品を演奏する。まさに超絶技巧を要する現代音楽のスペシャリストだ。「私はいつも、過去と現在の音楽を同時に必要としてきました。そのように音楽教育を受けたからです。常に、過去と現在の作品を組み合わせて演奏してきました」と話す。

◎特別企画
小澤国際室内楽アカデミー奥志賀2014
 サイトウ・キネン・フェスティバル松本の名称変更記者会見

 小澤征爾らが若手弦楽器奏者を指導する「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀2014」が7月20日から30日まで、長野県山ノ内町で開催された。毎年恒例の講習会で、今回も日本、中国、韓国、オーストリア、マレーシアからアカデミー生が参加した。ハイドンの弦楽四重奏、バルトークの「弦楽のためのディヴェルティメント」などをレッスン。30日には山ノ内町で、31日には東京オペラシティで成果を披露する演奏会を開いた。
 サイトウ・キネン・フェスティバル松本は8月4日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を開き、来年から名称を「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に変更することを発表した。神澤睦雄・実行委員長は「いま以上に発展していきたい。小澤先生にも了解をいただきました」と語った。


このほか 
◯諸石幸生の「音楽探究の旅」
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯小山実稚恵の「ピアノと私」
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 山根一仁 ヴァイオリン
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 安川加寿子 ピアノ
など特集や好評連載が満載です。
1,049円
表紙 リヒテル、ミケランジェリ、ポリーニ、ラン・ラン

特集
20世紀の巨匠と21世紀の新鋭
ピアノ名曲ピアニスト対決

 同じ曲を違う演奏家で聴き比べすることは、クラシック・ファンの最大の楽しみの一つといってよいだろう。今月号の特集は「ピアノ名曲ピアニスト対決」。ソロの作品を中心に、著名なピアノ曲を新旧のピアニスト、タイプの異なるピアニストなどの組み合わせで、演奏を比較している。
 取り上げている作曲家と作品は、モーツァルトのピアノ・ソナタ第17番、ベートーヴェンの後期3大ソナタ(第30、31、32番)、ショパンの「舟歌」や「ポロネーズ」、ドビュッシーの「前奏曲集」、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」など古典から近現代まで30作品以上。
 たとえばショパンのピアノ・ソナタ第2番「葬送行進曲付き」はアルゲリッチとポリーニの2大ピアニストの録音を聴き比べした。音楽評論家の青澤唯夫氏はアルゲリッチの演奏について「作品の分析よりも直感というか、傑出した演奏本能でもって曲に挑み、こだわりのない天衣無縫なアプローチ」と評する。またポリーニの演奏は「磨き抜かれた音の美しさとバランス感覚のよさは、いま聴いても第一級のもの(録音は1984年)」という。
 同じ作品の聴き比べとともに、ブレンデルとポール・ルイス、グルダとアルゲリッチ、ミケランジェリとポリーニなど師匠と弟子の音楽の違い、また父ルドルフと息子ピーターのゼルキン親子の演奏を比べている。
 特集はほかに、◎ピアノ名曲の歴史と名盤◎ベートーヴェンと出合って発展したピアノ◎20世紀の味わい深い名ピアニストたち、などです。

◎BIGが語る
アルヴォ・ペルト 作曲
 エストニアの作曲家、アルヴォ・ペルトが第26回高松宮殿下記念世界文化賞音楽部門を受賞した。世界文化賞は「芸術文化のノーベル賞」と称されるが、エストニアからの受賞は初めて。ペルトは、グレゴリオ聖歌や中世の宗教曲などを研究し、独自の作曲法「ティンティナブリ(鈴鳴らし)」様式にたどりついた。一定のテンポに簡素な和声、静謐な音楽は、現代作曲家としては異例のヒットとなった。複雑化した現代音楽へのアンチテーゼとも受け取ることができる。「世界には私のものより力強い音楽がたくさんあります。しかし、この世に愛がある限り、新しい芸術が生まれ続けると思います」と話している。

◎カラヤン企画 
 カラヤンはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を4人のピアニストで録音している。最初の録音は1962年、リヒテルで、オーケストラはウィーン響。次は67年、ワイセンベルクとパリ管。3回目75年、ベルマンと手兵ベルリン・フィル。4回目は88年にキーシンと録音したライヴ録音。結局これがベルリン・フィルとの最後の録音になった。この録音について音楽評論家の國土潤一氏は「完璧な耽美主義者カラヤンの姿ではなく、若い才能を慈しみ、見守りつつ何かを伝えようとする老巨匠の姿がここにある」と指摘している。

このほか 
◯諸石幸生の「音楽探究の旅」
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯小山実稚恵の「ピアノと私」
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 工藤セシリア ピアノ
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 原智恵子 ピアノ
など特集や好評連載が満載です。

1,049円
表紙 シューベルト

特集タイトル
夭折の天才 シューベルト再発見

 シューベルトはわずか31年の人生で1000曲もの作品を作曲した、まさに夭折の天才だ。「歌曲王」とも称され、3大歌曲集「冬の旅」「白鳥の歌」「美しき水車小屋の娘」をはじめ、「魔王」など多くの歌曲を残した。交響曲は「未完成」や「ザ・グレート」、室内楽曲にはピアノ五重奏曲「ます」や弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」、チェロで演奏されることが多い「アルペジョーネソナタ」などがあり、作曲分野はピアノ曲やオペラ、宗教曲などあらゆるジャンルにわたり、今日もたくさんの作品が演奏家のレパートリーとなっている。
 シューベルトは1797年、ウィーン近郊のリヒテンタールで生まれた。父親テオドールはモラヴィアの農家の出身だが、補助教員からこつこつと働き、初等学校の校長に上り詰めた。父親の手ほどきで音楽をはじめ、才能を認められる。そして宮廷直属の全寮制寄宿学校コンヴィクトに入学する。宮廷楽長のサリエリがシューベルトの才能に気付き推薦したという。
 このコンヴィクト時代の友人や、シューベルトの音楽を愛する人たちで作られたグループが「ジューベルティアーデ」。シューベルトの作品はもっぱら、ディレッタントが集まるシューベルティアーデで発表された。
 ところで、日本文学研究家のドナルド・キーン氏は、無人島に1枚レコードを持っていくとしたら、シューベルトの弦楽五重奏曲だという。戦時中の1942年にはじめてレコードを聴いて虜になった。「その音楽の美しさといったら全く特別でした。今でもその思いに変わりはありません。何回聴いても、他の音楽にはないものを感じます」と話している。
 特集はほかに、◎シューベルトの名曲ベスト10◎シューベルトの名指揮者ベーム◎シューベルト名演奏家ケンプ◎シューベルトを語る・ケラス◎「未完成」交響曲は未完成? 完成? など。

◎BIGが語る
マリス・ヤンソンス 指揮
 首席指揮者を務めるバイエルン放送響と11月に来日する。2012年以来、2年ぶりの日本ツアーとなる。今回は、クリスティアン・ツィメルマンのピアノでブラームスのピアノ協奏曲やムソルグスキー/ラヴェル編「展覧会の絵」、ドヴォルザーク「新世界より」、リヒャルト・シュトラウス「ドン・ファン」などを演奏する。ヤンソンスは先頃、ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席指揮者を15年に退任する、と発表したばかり。一方、バイエルンの任期は2018年まで続投する。ミュンヘンではいま、バイエルン放響の専用ホールの建設が議論されている。「私が今ここでミュンヘンを去ったら、新ホールは実現しないでしょう。私としても責任を感じていますし、人間的にも放っておくことができません・それが、大きな理由です」と話す。

◎カラヤン新企画 カラヤンとシューベルト
 第2次世界大戦後、カラヤンはナチス協力者の容疑で、公開演奏での指揮活動を禁じられた。そんな中、EMIの名プロデューサー、ウォルター・レッグはカラヤンとウィーン・フィルの録音を開始する。最初はベートーヴェンの交響曲第8番、続いてはシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」だった。以前、トスカニーニが指揮した「ザ・グレート」に感銘を受けたという。1978年にシューベルト全集を作ったが、実演で指揮したのは「ザ・グレート」と交響曲第7番「未完成」だけ。カラヤンとシューベルトは相性が悪かったのだろうか。音楽史譚家の山崎浩太郎氏は「シューベルトが初期交響曲に込めた軽妙な愉悦、遊び心のようなものが、十分に実を結んでいない」と指摘している。

このほか 
◯諸石幸生の「音楽探究の旅」
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯小山実稚恵の「ピアノと私」 モーツァルト
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 石田泰尚 ヴァイオリン
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 諏訪根自子
など特集や好評連載が満載です。

1,049円
表紙 カラヤン

特集タイトル
巨匠と新鋭 世界が今注目する指揮者

 アバドが今年1月になくなり、ベルリン・フィルのラトルは芸術監督兼首席指揮者を2018年に退くことが決まっている。またヤンソンスは15年夏をもってロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席指揮者を退任する。これから世界の指揮者地図は大きく変動していく。
 ベルリン・フィルの後継者問題は音楽ファンの最大の関心事だろう。サイモン・ラトルが首席指揮者に就任したのは2002年、47歳のときだった。現在、現地で有力な後任候補として名前があがっているのはネルソンス、ドゥダメル、ペトレンコの3人。しかし、ネルソンスとドゥダメルは若さがネック、ペトレンコは華やかさにかける。そこで、一時的な“つなぎ”としてヤンソンスの名前が急浮上してきている。この問題を大きく取り上げている。
 また、今年の指揮者のアニバーサリーは、カラヤン没後25年、生誕100年はクーベリック、ジュリーニ、フリッチャイ、さらにモントゥーは没後50年になる。特集では彼ら記念年の指揮者に加え、現代の巨匠たちを取り上げた。アーノンクール、ハイティンク、マゼール、ムーティ、バレンボイム、小澤征爾だ。ムーティは5月、ローマ歌劇場を率いて来日する。小澤は体調が回復し今夏のサイトウ・キネン・フェスティバルで元気な姿を見せるはず。
 このほか、アメリカの5大オーケストラ、ビッグ5、パリやイギリスのオーケストラのシェフなどを紹介している。
 特集はほかに、◎若手の台頭 その魅力と将来性◎海外で活躍する日本人指揮者◎活躍するアジアの指揮者◎ピリオド楽器団体の指揮者後継者問題など。

◎BIGが語る
小林研一郎 指揮
 小林研一郎は日本でも人気が高いが、ハンガリーでは“レジェンド”な指揮者だ。1974年、共産国家だったハンガリーが国をあげて創設した第1回ブダペスト国際指揮者コンクールで優勝。当時、2つしかチャンネルがないテレビは2つともコンクールを放送、小林の顔を知らない国民はいないほどの人気者になった。何しろ日本人旅行者がタクシーに乗車したところ、「コバヤシを知っているか」と聞かれ、「知っている」と答えると、ただにしてくれたという逸話も残る。“コバケン”を育てたのはハンガリーという意識があるらしい。ハンガリーは東洋系で日本人に親近感がある。今年はコンクール優勝から40周年にあたり、ハンガリーでは記念演奏会が企画された。大統領官邸でパーティーが催されるなど大歓迎を受けた。「40年間はあっという間でした」と小林は振り返る。ハンガリー国立フィルは6月に来日する。

◎カラヤン新企画
カラヤン没後25年でCD続々リリース
 “楽壇の帝王”と言われたヘルベルト・フォン・カラヤンが亡くなって今年で25年になる。これを記念してカラヤンが録音を残したワーナークラシックス(旧EMI)とユニバーサル・ミュージック(ドイツ・グラモフォン)から大量のCDがリリースされる。リマスタリング、高音質化され、編成を変えるなどして再発されるのだ。ワーナーは114枚、DGは92枚という大企画。オーディオ評論の麻倉怜士氏が現在までにリリースされているCDの新旧を聴き比べた。たとえばロストロポーヴィチがソリストを務めたドヴォルザークのチェロ協奏曲。旧盤はエネルギー全開だったが、新盤のプラチナSHM盤は緻密で端正、「音の粒子の細かさと、表面の磨き込みの美しさが特徴」と指摘する。

このほか 
◯諸石幸生の「音楽探究の旅」
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯小山実稚恵の「ピアノと私」 バッハ
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 藤岡幸夫 指揮
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 山田耕筰
など特集や好評連載が満載です。
1,049円
表紙 バッハ

特集タイトル
「音楽の父」再発見 バッハ大解剖

 「音楽の父」と呼ばれるバッハは1685年、ドイツ・アイゼナハで生まれた。ミュールハウゼン、ワイマール、ケーテン、ライプチヒなどドイツ各地の教会や宮廷などで仕事をし続けた。「ゴルトベルク変奏曲」「ブランデンブルク協奏曲」「無伴奏チェロ組曲」、また「マタイ受難曲」などオペラ以外のすべてのジャンルで膨大な作品を残した。先にあげた作品は今日も、コンサートのプログラムに欠かせない。音楽家にとって聖典のような傑作ぞろいだ。
それなのにバッハは死後、忘れられた存在だった。再発見したのは18世紀後半から19世紀のドイツ・ロマン派の作曲家たちだ。その立役者がメンデルスゾーン。1829年、まだ20歳のメンデルスゾーンが自らの指揮で100年ぶりに「マタイ受難曲」の蘇演を果たした。しかし、当時の聴衆はバッハを難解と感じたと記録に残っている。再発見された理由は、「失われた過去へのノスタルジックな憧憬が背景にあった」(西原稔・桐朋学園大教授)。
 かつて、ミュンヘン・バッハ管弦楽団を結成したカール・リヒター、盲目のオルガニスト、ヘルムート・ヴァルヒャ、「無伴奏チェロ組曲」を“発見”したパブロ・カザルス、デビュー盤が「ゴルトベルク変奏曲」のグレン・グールドら、バッハというと必ず名前があがる演奏家がいた。現在、古楽器の復活や当時の演奏法の研究が進み、新たなバッハ演奏が次々と生み出されている。国立音楽大学の礒山雅・招聘教授は「バッハがきわめて新しく創造的に見えるのが、21世紀という時代である」と記している。
 特集は、◎受難曲とはどのような音楽か◎ミサ曲ロ短調 カラヤンVSコルボ◎管弦楽組曲 コープマンVSサヴァール◎無伴奏ヴァイオリン・ソナタ シゲティVSクレーメル◎トッカータとフーガ ヴァルヒャVSコープマン◎平均律とは何か◎バッハの町で、バッハの息吹に出逢う、他です。

◎BIGが語る
マキシム・ヴェンゲーロフ ヴァイオリン
 マキシム・ヴェンゲーロフが5月にヴェンゲーロフ・フェスティバル2014を行う。実はヴェンゲーロフは2007年、肩の故障で一時、演奏活動を休止し、もっぱら指揮活動を行っていた。はじめはどこが原因か分からず指の病気と思い、世界中の専門医を訪ね歩いた。ところが肩に原因があること見つけてくれた医者に出合い、簡単な手術で完治したという。2012年に完全復活のコンサートをウィグモアホールで開いた。その間、「自分が再びヴァイオリニストとして活動を再開できることを一度も疑ったことはない」と話している。

◎特別企画 小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト「フィガロの結婚」
 小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト「フィガロの結婚」が3月16日から全国4カ所で公演された。病気などのため小澤が指揮するのは昨年3月のオーケストラ・プロジェクトでのベートーヴェン「エグモント」以来で、多くの音楽ファンが待ち望んでいた。今回は、舞台にセットを組み、さらにオーケストラも乗る「オペラ・ドラマティコ」形式で上演された。小澤の体調を考慮してテッド・テイラーと2人で振り分けたが、公演を重ねるごとに体調は戻ってきて、オペラの完成度は高まっていった。

このほか 
◯諸石幸生の「音楽探究の旅」
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯新連載 小山実稚恵の「ピアノと私」
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 三浦友理枝 ピアノ
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 山田耕筰
など特集や好評連載が満載です。
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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)の内容

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