化学と生物 発売日・バックナンバー

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1,320円
巻頭言
367 IT化は知能向上を促しているか?/加藤茂明
今日の話題
368 死細胞の発するシグナル/中野裕康
細胞死と組織修復およびがん化を仲介する因子の同定に向けて
370 葉緑体分化の鍵転写因子GLKの発見/中村英光,村松昌幸,市川裕章
たった1つの転写因子の過剰発現がイネのカルスを黄白色から緑色に変える
372 遺伝子改変霊長類作出法の確立/佐々木えりか
レンチウイルスベクターによる遺伝子導入法でトランスジェニックマーモセットを作出
375 シトクロムc生合成システムの進化/山中 優,三本木至宏
ゲノム情報に基づく細菌進化の視点から
377 エゾアワビから得られた新規のエキソ型アルギン酸リアーゼHdAlex
エンド型のHdAlyと協同してアルギン酸を不飽和二糖にまで分解
/尾島孝男
379 ヌクレオソームDNAの長さと遺伝子発現/西田洋巳
糸状菌 Aspergillus fumigatus のヌクレオソームマップ
セミナー室
409 植物機能制御剤の探索・創製とその生理学,化学遺伝学への応用
1.〓ブラシノステロイド/中野雄司,浅見忠男
419 味覚・嗅覚受容体研究の最前線
5.〓酸味受容のメカニズム〓オフ応答を司る分子と生物学的意義/富永真琴
農芸化学〓@〓High School
428 ペーパーマッシュルームの研究/長崎県立諫早高等学校
431 廃棄物から生まれた生分解性苗ポット/九州国際大学付属高等学校(福岡県)
解 説
381 不凍タンパク質 機能と応用/西宮佳志,近藤英昌,坂下真実,三浦 愛,津田 栄
氷結晶表面に吸着し水溶液の凝固点を降下させ凍結を回避させる.魚類や昆虫などの低温適応生物から見いだされた様々な性状の不凍タンパク質の氷結晶成長抑制機構などについて,応用への可能性も含めて最近の研究状況を紹介する.
389 腸管免疫におけるレチノイン酸の役割/岩田 誠
栄養不良の乳幼児へのビタミンA補給で感染症による下痢症状が緩和され,死亡率が低下することが知られている.それには樹状細胞が産生するレチノイン酸が制御する小腸組織へのT細胞の移入が関わっていることがわかった.
395 哺乳動物ゲノム由来の染色体外遺伝因子/清水典明
その細胞内動態と,遺伝子増幅への寄与
ヒト細胞がん化の原因の一つとして,がん遺伝子や薬剤耐性遺伝子の増幅があげられる.これら増幅した遺伝子が局在する染色体外遺伝因子 Double Minutes (DM) などの体内動態,媒介する遺伝子増幅の機構などが明らかになってきた.
402 植物生体内で単糖類はどのようにリサイクルされるか?/小竹敬久,円谷陽一
植物細胞壁多糖類や糖タンパク質の分解で生じた遊離単糖は,糖1-リン酸を経て糖ヌクレオチドに変換され再利用される.この再利用経路にあずかる幾つかの酵素の解明が進み,単糖類のリサイクルの全容が見えてきた.
「化学と生物」文書館
424 日本農芸化学会北日本支部(北海道支部の前身)の設立/鍋田憲助
海外だより
434 EUのVintage Master Course ブドウ栽培・ワイン醸造学コースの客員講師体験記/後藤奈美
【書評】433,439 【プロフィル】408,418,430 【お知らせ】388,427,438
次号予定目次
<解説>
ムギネ酸類を介したイネ科植物の鉄取り込み機構〓村田佳子
細胞によるストレス応答,受容の分子メカニズム〓畑中 良
メタン生成古細菌の歯周病への関わり〓前田博史ほか
鉄鋼業からの副産物で土壌病害を根絶する〓清水典明
植物の葉の形造りに関わる遺伝子ネットワーク〓町田千代子ほか
<今日の話題>
生体異物代謝酵素CYP1A1はベンゾ[a]ピレンの代謝活性化を誘導する悪役か?・宇野茂之/サンゴの共生におけるレクチンの役割・神保 充/染色体の方向を決める根本原理・作野剛士ほか/アレルギーワクチンの創製・秋 庸裕ほか/現在の有機合成化学をもってしても合成困難な天然物とは?・徳山英利ほか/植物の刺激応答に関与するアセチルコリン・桃木芳枝
<セミナー室>
植物機能制御剤の探索・創製とその生理学,化学遺伝学への応用
2. オーキシン〓林謙一郎ほか
染色体テロメア:老化,がん化,進化
1. テロメアの機能と構造〓石川冬木
<「化学と生物」文書館>
A-ファクターの再発見〓別府輝彦
今月の表紙
トランスジェニックマーモセット.緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子をもち,毛,皮膚,血液など様々な組織でGFPを発現する,5匹のトランスジェニックマーモセットが世界で初めて誕生した.写真はGFPの緑色に因んで翡翠(ひすい)と名付けられたマーモセット.5匹のうち4匹はGFP遺伝子が生殖細胞にも導入されており,得られた次世代のトランスジェニックマーモセットでも導入遺伝子が機能することが認められた.これによって,バイオメディカル研究における遺伝子改変霊長類の利用が可能であることが強く示唆された.『遺伝子改変霊長類作出法の確立』(p.〓372参照)
1,320円
巻頭言
295 生涯スポーツと身体/植田和光
今日の話題
296 植物ミトコンドリアVDACの病原菌防御における役割
アポトーシスの鍵を握るミトコンドリア孔に動物細胞と類似の機能
/舘田知佳,草野友延,高橋芳弘
297 食餌制限から寿命延長に至るシグナル伝達ネットワーク/本城咲季子,西田栄介
断続的飢餓とカロリー制限とは異なるシグナルによって伝達される
301 細菌のホスファチジン酸合成に関与するアシルトランスフェラーゼの多様性
アシルリン酸をアシルドナーとする新規アシルトランスフェラーゼの発見から
/原 義令,松岡 聡,原 弘志,山下 純,松本幸次
304 核内の糖付加による新たな細胞機能制御/藤木亮次,加藤茂明
ヒストンメチル化酵素を介するレチノイン酸誘導性の血球分化
305 高等植物における Nudix hydrolase ファミリーの多様な生理機能
ヌクレオシド2-リン酸類縁体の代謝を介した細胞応答制御
/吉村和也,石川和也,重岡 成
308 クロマグロ人工種苗の産業的量産化/石橋泰典
視覚の特性と大量死との関係の解明,有効な対策の開発
310 アコヤガイの真珠形成の分子メカニズム/鈴木道生,小暮敏博,長澤寛道
アラゴナイト結晶形成の鍵物質,酸性基質タンパク質Pifを同定
セミナー室
337 分析屋目線での食の安全・安心
5.〓食品分析と犯罪捜査/太田彦人
346 味覚・嗅覚受容体研究の最前線
4.〓匂い経験で新しくなる嗅覚系の神経細胞/山口正洋
農芸化学〓@〓High School
355 納豆菌の耐熱性・薬剤耐性/福岡県立福岡高等学校
358 アントシアニン生成に影響を及ぼす要因と紅葉の仕組みの解明
/岡山県立岡山一宮高等学校
解 説
313 ゲノム解析ソフトウエアGenomeMatcher/大坪嘉行,大坪和香子,永田裕二,津田雅孝
ゲノム全塩基配列決定のターゲットが主要モデル生物から個別研究対象とする生物へとシフトしている.誰もが大量のデータを扱わなければならない時代となった.我が国で開発された有力で多機能な解析ソフトウエアを紹介する.
320 ピエゾマイクロインジェクション法を用いた哺乳類初期胚発生研究/吉田真子
電圧の変動によるピエゾ素子の微小な伸縮を利用して卵細胞に精子を注入する顕微授精法.この画期的に効率的な手法を用いて,精子由来の卵子活性化物質の同定や,トランスジェニックマウスの作製・解析などが進展している.
326 アレルギー疾患発症のメカニズムとその予防/斎藤博久
日本の都市に住む青年のダニや花粉のアレルギー感作率(アレルギー体質率)は92%にも及ぶという.これには乳幼児期の感染曝露頻度が関係するとする“衛生仮説”と照らし合わせながら,アレルギー疾患発症の機構を考える.
331 枯草菌における菌体外酵素アルカリプロテアーゼ遺伝子の発現制御機構
/田中暉夫
多種類の酵素を分泌することで知られる枯草菌.その合目的性は何か? アルカリプロテアーゼに注目して,関連する遺伝子群の発現制御機構を概観する中で,窒素飢餓などの環境ストレスに対する枯草菌の応答の仕組みを探る.
「化学と生物」文書館
352 生体膜リン脂質研究/鬼頭 誠
トップランナーに聞く
361 (株)島津製作所基盤技術研究所ライフサイエンス研究所所長 佐藤孝明〓氏
【プロフィル】312,354,357 【お知らせ】319,345,360
次号予定目次
<解説>
ムギネ酸類によるイネ科植物の鉄取り込み機構〓村田佳子
不凍タンパク質の機能と応用〓西宮佳志
腸管免疫系におけるレチノイン酸の役割〓岩田 誠
哺乳動物ゲノム由来の染色体外遺伝因子〓清水典明
植物生体内で単糖類はどのようにリサイクル
〓されるか?〓小竹敬久ほか
<今日の話題>
ヌクレオソームDNAの長さと遺伝子発現・西田洋巳/エゾアワビから得られた新規のエキソ型アルギン酸リアーゼHdAlex・尾島孝男/シトクロム〓〓c〓〓生合成システムの進化・三本木至宏ほか/遺伝子改変霊長類作出法の確立・佐々木えりか/死細胞の発するシグナル・中野裕康/葉緑体分化の鍵転写因子GLKの発見・中村英光ほか
<セミナー室>
植物機能制御剤の探索・創製とその生理学,化学遺伝学への応用
1. ブラシノステロイド〓中野雄司ほか
味覚・嗅覚受容体研究の最前線
5. 酸味受容のメカニズム〓富永真琴
<〓「〓化学と生物」文書館>
日本農芸化学会北海道支部の設立〓鍋田憲助
今月の表紙
完全養殖クロマグロの親魚.写真は,鹿児島県奄美大島の近畿大学水産研究所奄美実験場で撮影.毎年,夏の産卵期付近になると成熟によって雄の体は黒化し,雌は青色が鮮明になる.クロマグロは5歳魚以上で産卵しやすいが,最近では3歳魚での産卵も確認されている.親魚として一般的な体重〓75〓kg〓の雌1尾1日当たりの最多産卵数は約250万粒とも推定され,最近では多くの卵が採取できるようになった.しかし,卵から幼魚までの種苗の生残率は現在でも低く,種苗生産技術の開発が重要とされている.(写真提供:村瀬未来)『クロマグロ人工種苗の産業的量産化』
(p.〓308参照)
1,320円
〓巻頭言〓
223 ヒトデと生物多様性/池上 晋

〓今日の話題〓
224 栄養摂取と動物の情動行動/竹中麻子
ビタミンE欠乏と不安行動

226 小胞体膜上でのスプライシング反応が効率的に起こる仕組み/柳谷耕太,河野憲二
基質mRNAの小胞体膜局在化が鍵

228 発芽の季節を決めるメカニズム/藤 茂雄,川上直人
温度による植物ホルモン代謝の制御と発芽の高温阻害

230 大腸内の短鎖脂肪酸とその受容体による大腸運動の制御/唐木晋一郎,桑原厚和
腸内細菌と生体との橋渡しによる生体ホメオスタシスの制御

232 ペプチド・タンパク質の機能解明のツールとしてのクリックペプチド
アミロイドβペプチド水溶性プレカーサーに見るその合成と応用への展望/谷口敦彦,
相馬洋平,木曽良明

234 難消化性オリゴ糖による抗アレルギー免疫調節/名倉泰三
大豆などに含まれるラフィノースにアレルギー抑制効果.プレ・プロバイオティクスとの関わりは?

〓セミナー室〓
263 分析屋目線での食の安全・安心
4.キャピラリー電気泳動分析を通して見えた食品中におけるキラル化合物の動態/小玉修嗣,多賀 淳,山本 敦

269 味覚・嗅覚受容体研究の最前線
3.カルシウム摂取を調節する味覚受容体 カルシウムは第6の基本味?
/サンガブリエル・アナ,中村英志,畝山寿之,鳥居邦夫

〓学界の動き〓
285 「博士をもった企業幹部」が地域社会を変える/西村訓弘

〓解 説〓
237 ニワトリの万能細胞“ES細胞”とその遺伝子組換え/堀内浩幸,有澤謙二郎
マウスやウサギなどの哺乳動物細胞とは違った研究・応用上の利点をもつニワトリ細胞.多分化能の維持に必須のLIFを用いた胚盤葉細胞培養系からのES細胞樹立に至るまでの背景と,遺伝子組換え技術の現状と今後を探る.

243 アミノ酸栄養の制御によるブタの筋肉内脂肪蓄積促進/勝俣昌也
リジン濃度が低い飼料の給与による栄養制御の可能性に迫る
豚肉の世界でも近年,霜降り肉が注目されている.最近,食餌中のリジンを制限することにより筋肉内脂肪含量が高くなることがわかった.特別な系統でなくともブランド豚肉にも負けない霜降り豚肉生産の可能性がみえてきた.

249 始原紅藻Cyanidioschyzon merolaeの逆転tRNA遺伝子と
新しいRNAプロセシング経路の発見/相馬亜希子,関根靖彦
20種のアミノ酸に対応するtRNA遺伝子が発見されていなかった始原紅藻の1種の核ゲノム配列解析によって,RNAの配列の順番を入れ換えて必要なtRNAをつくり出す新しいタイプのプロセシング機構が明らかになってきた.

255 動物細胞による医薬品タンパク質生産の現状/大政健史
抗体をはじめ生理活性タンパク質の生産に動物細胞培養は不可欠となっている.その生産コスト改善の鍵を握る高生産性細胞株の構築について,転写プロセスと翻訳・翻訳後プロセスに注目した方策の最近の進歩を概観する.

〓「化学と生物」文書館〓
276 コレステロール低下薬“スタチン”の発見 誰が,いつ,どこで?/遠藤 章

〓海外だより〓
281 スイス連邦ジュネーブ大学での留学生活/河井重幸

〓農芸化学〓@〓High School〓
291 トビムシの研究/自由ケ丘高等学校(福岡県)

【書評】290
【求人情報】248
【プロフィル】254,262,280,293
【お知らせ】236


〓〓次号予定目次〓〓

<解説>
ムギネ酸類を介したイネ科植物の鉄取り込み機構〓村田佳子
ピエゾマイクロインジェクション法を用いた
〓哺乳類初期胚発生研究〓吉田真子
アレルギー疾患の発症予防〓斎藤博久
ゲノム解析有用ソフトウェア〓大坪嘉行ほか

<今日の話題>
食餌制限から寿命延長に至るシグナル伝達ネットワーク・西田栄介,本城咲季子/基質親和性を利用した新しいタンパク質蛍光標識法の開発・橋本 誠/植物ミトコンドリアの病原菌防御における役割・草野友延ほか/核内における新たな糖鎖付加による細胞機能制御・加藤茂明,藤木亮次/細菌のホスファチジン酸合成に関与するアシルトランスフェラーゼの多様性・松本幸次ほか

<セミナー室>
分析屋目線での食の安全・安心
5. 食品分析と犯罪捜査〓太田彦人
味覚・嗅覚受容体研究の最前線
4. 匂い経験で新しくなる嗅覚系の神経細胞〓山口正洋

<「化学と生物」文書館>
生体膜リン脂質研究〓鬼頭 誠


〓〓今月の表紙〓〓
ニワトリキメラ胚の顕微鏡写真.ニワトリ胚性幹(ES)細胞に緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を導入し選抜後,緑色蛍光を発するES細胞を孵卵0日胚(放卵直後の受精卵の胚)に移植したもの.ニワトリES細胞が万能細胞であれば,いろいろな細胞に分化可能である.写真では,孵卵4日胚のいたるところでGFPの発現(緑色蛍光)が観察され,ニワトリES細胞がいろいろな細胞に分化していることがわかる.『ニワトリの万能細胞“ES細胞”とその遺伝子組換え』(p.237参照)
1,320円
巻頭言
149 弟子を育てる師の気概/村上和雄
今日の話題
150 離乳の生理学的メカニズム/宮田 徹
神経系-内分泌系-免疫系の動的変動の解明からその制御機構に迫る
152 実用化されたオリゴ糖・サイクロデキストラン/舟根和美
抗プラーク作用と包接能を有する高水溶性環状イソマルトオリゴ糖
153 自然界での生存戦略からみたオートファジーと糸状菌の植物病原性/阪井康能
To be, or not to be: that is the question〓……
156 インフルエンザ治療薬オセルタミビルの3ポット合成/石川勇人,林雄二郎
ジフェニルプロリノールシリルエーテル触媒を用いた全合成
157 清酒の熟成に関与する成分およびその生成機構/磯谷敦子
「老香」の主要成分DMTSとその前駆物質
160 内在性タンパク質に対する選択的ケミカルラベリングの新手法
リガンド指向型トシル化学によるラベル化の可能性
/田村朋則,浜地 格
セミナー室
195 味覚・嗅覚受容体研究の最前線
2.〓酸性ジペプチドによる苦味抑制効果を味覚シグナル分子論から検証する
/櫻井敬展,三坂 巧,阿部啓子
201 分析屋目線での食の安全・安心
3.〓食の安全におけるLC-MS/MS分析/望月直樹,須賀啓子
バイオサイエンススコープ
215 微生物研究を支える理研JCMの役割/大熊盛也,伊藤 隆
農芸化学〓@〓High School
219 微酸性電解水を用いた無滅菌培地作製に関する研究/群馬県立大泉高等学校
解 説
163 嫌気性アンモニア酸化/藤井隆夫,古川憲治
その基礎と応用
嫌気環境下でアンモニアを亜硝酸で酸化する反応,anammoxを触媒する酵素をもつ細菌の窒素除去能が注目されている.培養例の少ないこの細菌群の特徴と単離された酵素について,排水処理など応用への視点も含め概説.
170 ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体制御の構造生物学/〓政恭明
解糖系,TCAサイクル,脂肪酸代謝の要に位置する哺乳類ピルビン酸デヒドロゲナーゼ.いくつかの酵素からなるこの巨大酵素複合体の構造と機能,そしてその活性の制御に与るリン酸化酵素PDKとその応用について解説.
176 病原細菌,マイコプラズマのユニークな滑走運動/宮田真人
動物細胞表面にはりつき滑るように動く.肺炎の原因の一つとされるマイコプラズマの滑走運動はユニークである.最近,滑走に必要な装置や構成タンパク質,宿主細胞表面の結合標的などの解明が進み,そのしくみが見えてきた.
182 植物のかたちを変える低分子ペプチド,TENGU/星 朱香,柿澤茂行,大島研郎,難波成任
感染によって萎縮,叢生,葉化などの形態異常を作物にひき起こすファイトプラズマ.その宿主特異性の機構や病徴決定因子TENGUが明らかとなり,この因子がオーキシン作用の抑制に関わることが示された.
188 高静水圧下におけるX線小角散乱解析/藤澤哲郎
高静水圧下ではタンパク質のイオン結合・水和,疎水性相互作用など,弱い相互作用が影響を受ける.この圧力効果はタンパク質複合体や凝集体に対しより顕著である.その変化をX線小角散乱解析で捉える手法の可能性を探る.
「化学と生物」文書館
210 酵素の分析への応用:酵素法検査薬と東洋紡の歩み/愛水重典
【書評】221 【求人情報】169,187,200,220 【プロフィル】209,214,218 【訂正】162
次号予定目次
<解説>
始原紅藻Cyanidioschyzon merolaeの逆転tRNA遺伝子と
〓新しいRNAプロセシング経路の発見〓関根靖彦,相馬亜希子
動物細胞による医薬品タンパク質生産の現状〓大政健史
ニワトリの万能細胞「ES細胞」とその遺伝子組換え〓堀内浩幸ほか
アミノ酸栄養の制御によるブタの筋肉内脂肪蓄積促進〓勝俣昌也
<今日の話題>
発芽の季節を決めるメカニズム・藤 茂雄,川上直人/小胞体膜上でのスプライシング反応が効率的に起こる仕組み・河野憲二ほか/大腸内短鎖脂肪酸とその受容体による大腸運動の制御・桑原厚和ほか/クリックペプチド〓:〓βペプチド水溶性プレカーサー・木曽良明ほか/栄養摂取と動物の情動行動・竹中麻子/難消化性オリゴ糖による抗アレルギー免疫調節・名倉泰三
<セミナー室>
分析屋目線での食の安全・安心
4. キャピラリー電気泳動分析を通して見えた
食品中におけるキラル化合物の動態〓小玉修嗣ほか
味覚・嗅覚受容体研究の最前線
3. カルシウム摂取を調節する味覚受容体
サン・ガブリエル・アナほか
<学界の動き>
博士をもって企業幹部が地域社会を変える〓西村訓弘
<「化学と生物」文書館>
コレステロール低下薬スタチンの発見〓遠藤 章
今月の表紙
病原細菌,マイコプラズマのくらげ構造.肺炎の病原菌などで知られる細菌,〓‘マイコプラズマ’〓は固形物表面をはりついたままに動く‘滑走運動’を行なう.最速種のマイコプラズマ・モービレを用いた研究により,そのユニークなメカニズムが明らかになりつつある.細胞壁も既知の細胞骨格ももたないマイコプラズマがどのようにして形態と滑走の力を支えるかは,長年の謎であった.界面活性剤で処理した後に残った部分を観察することで,まったく新規の細胞骨格構造が発見され,それは“くらげ構造”と名づけられた.『病原細菌,マイコプラズマのユニークな滑走運動』(p.〓176参照)
1,320円
巻頭言
75 半世紀を振り返って/小川智也
今日の話題
76 キチン受容体をめぐる植物と病原菌のせめぎあい/新屋友規,渋谷直人
キチン受容体の同定とキチンシグナルに関わる病原菌エフェクター
78 アレルギー性接触皮膚炎と亜鉛トランスポーター/長谷川藍子,西田圭吾
プロテインキナーゼCの膜移行との関係
80 ブドウ果皮色の“枝変わり”による変異機構/東 暁史
アントシアニン合成の鍵となるMYB遺伝子の解析から見えてくるもの
82 光センサー機能をもつ新しいタイプの転写調節因子LitR
細菌に広く分布する光信号伝達にみるビタミンB12の新たな役割
/高野英晃,別府輝彦,上田賢志
84 アシルCoA合成酵素の新規触媒反応/橋本義輝,小林達彦
脂肪酸とシステインからなるアミド化合物の酵素合成に期待
85 カイコはどこから来たのか?/川西祐一,前川秀彰,中島裕美子
クワコとの関係解明を目指したマリナー様転移因子からのアプローチ
セミナー室
114 味覚・嗅覚受容体研究の最前線
1.〓口腔内における脂肪酸受容/松村成暢,伏木 亨
121 分析屋目線での食の安全・安心
2.〓多元素安定同位体比分析による食品の表示偽装問題へのアプローチ
/鈴木彌生子,中下留美子
化学の窓
138 化学修飾核酸の設計〓メチル化DNAの検出を例に/岡本晃充
農芸化学〓@〓High School
142 カタユウレイボヤの発生に関する研究/兵庫県立大学附属高等学校
生物コーナー
144 森林昆虫の分子生態学/加賀谷悦子
解 説
88 自家培養軟骨細胞による軟骨欠損の治療/菅原 桂
膝や肘などでその動きを滑らかにしている関節軟骨.損傷を受けると自然には治癒しない軟骨欠損の治療法として,培養した軟骨細胞を移植する再生医療が実用化の段階に入っている.その開発の現状と問題点を概観する.
93 花弁におけるカロテノイドの蓄積制御機構/大宮あけみ,山溝千尋
日頃よく見かけるキクなどの花の色は,育種などの成果も含めて多彩である.花や果実の黄色発現に中心的役割を担うカロテノイドの蓄積・分解のしくみを探る中で,花の色の多様性を支える分子レベルのメカニズムに迫る.
100 メタゲノム解析により明らかにされた
環境中の芳香族化合物分解遺伝子群の姿/末永 光,宮崎健太郎
環境中の難分解性化合物を分解する微生物の多くは実験室で培養できない.これまでに培養・解析された分解微生物は環境中で真の主役なのだろうか? メタゲノム解析によって芳香環分解遺伝子群の新たな姿が見えてきた.
107 分泌性膜小胞の驚くべき機能/青木直人,田中千絵,秦 健敏
新たな細胞間コミュニケーションツールの可能性
ホルモン,増殖因子,サイトカイニンなどのシグナル分子の多くが,標的となる細胞まで膜小胞を介して運ばれることが示されつつある.mRNAが同様に輸送される事例も知られており,遺伝子治療などへの応用が期待される.
「化学と生物」文書館
m129 凝乳酵素キモシンの遺伝子工学/別府輝彦
海外だより
133 カナダ・トロント大学での研究室運営/吉岡啓子
【求人情報】99 【プロフィル】106,113,120,128,137 【訂正】132
次号予定目次
<解説>
植物のかたちを変える低分子ペプチド「TENGU」〓難波成任
ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体制御の構造生物化学〓廣政恭明
嫌気アンモニア酸化:その基礎と応用〓藤井隆夫,古川憲治
高静水圧下におけるX線小角散乱解析〓藤澤哲郎
病原細菌,マイコプラズマのユニークな滑走運動〓宮田真人
<今日の話題>
自然界での生存戦略からみたオートファジーと糸状菌の植物病原性・阪井康能/清酒の熟成に関与する成分およびその生成機構・磯谷敦子/離乳の生理学的メカニズム・宮田 徹/インフルエンザ治療薬オセルアミビルの3ポット合成・林〓雄二郎ほか/最近の実用化されたオリゴ糖・サイクロデキストラン・舟根和美/内在性タンパク質に対する選択的ケミカルラベリングの手法・浜地 格ほか
<セミナー室>
分析屋目線での食の安全・安心
3. 食の安全におけるLC-MS/MS分析〓望月直樹ほか
味覚・嗅覚受容体研究の最前線
2. 酸性ジペプチドによる苦味抑制効果を
味覚シグナル分子論から検証する〓櫻井敬展ほか
<バイオサイエンススコープ>
微生物学を支える理研のJCMの役割〓大熊盛也ほか
<「化学と生物」文書館>
酵素の分析への応用〓愛水重典
今月の表紙
培養軟骨の外観写真.関節軟骨は荷重を支えるとともに,関節の動きを滑らかにしている.軟骨組織には血管がなく,細胞密度も低いことから,外傷などで損傷を受けると自然には修復されず,根本的な治療は難しいことが知られていた.近年の組織工学技術の進歩により,患者自身の軟骨細胞とスカフォールドを用いて培養軟骨を作製し,軟骨欠損部に移植することで軟骨を修復する自家培養軟骨移植術が始まっている.写真は軟骨細胞をコラーゲンゲルに包埋した培養軟骨.『自家培養軟骨細胞による軟骨欠損の治療』(p.〓88参照)
1,320円
巻頭言
1 例外を見つけだす面白さ/清水 昌
今日の話題
2 南米産ガラガラヘビ毒より得られた強力な鎮痛ペプチド/紺野勝弘
モルヒネの数百倍の効果.夢の鎮痛薬となるか?
4 薄毛・脱毛の原因遺伝子の発見/相賀裕美子
キューティクル層を構成するSox21タンパク質の機能
6 クラゲから抽出した新しいムチンの応用の可能性/丑田公規
より高機能なムチン生産を実現する出発物質として期待
8 複合バイオフィルムを通して見えてくる乳酸菌と酵母の相互作用
伝統発酵食品における微生物共存が意味するもの
/古川壮一,山崎眞狩,森永 康
10 脳の血の巡りが脳機能の男女差を生む/山田真久,北村尚士
認知機能に対するエストロゲンの効果の違いに新視点
12 魚類体表粘液の新しい抗菌タンパク質,〓L〓-アミノ酸オキシダーゼ
魚病細菌に対する魚類の生体防御因子として注目
/木谷洋一郎,長島裕二
セミナー室
43 タンパク質の構造を決める〓6
タンパク質構造から機能を推定する:構造バイオインフォマティクス
/由良 敬
51 分析屋目線での食の安全・安心〓〓1
ポリマー系固相抽出剤の機能化と食品分析への応用/井上嘉則,山本 敦
農芸化学〓@〓High School〓
68 DNAレベルでの有害菌の検出〓PCRプライマー設計の試み
/福井県立藤島高等学校
バイオサイエンススコープ〓
71 ビタミンの安全性〓サプリメントとの関連から/梅垣敬三
解 説
15 光増感物質を用いた光線力学的治療法によるガン治療の展望/新森英之
化学物質を患部に投与・蓄積させ,放射線などを照射してガン細胞を死滅させる光線力学的治療法.その鍵を握るのが一重項酸素の発生に関わる光増感物質である.ポルフィリン系増感物質を中心にその将来を展望する.
22 8-Nitro-cGMPの発見と生理機能の解明/藤井重元,澤 智裕,赤池孝章
活性酸素が防御的な酸化ストレス応答を誘導する重要なシグナル分子であることが明らかになりつつあるが,NOと活性酸素の作用で生成する8-nitro-cGMPの二次メッセンジャーとしての役割が注目されている.
28 リン資源のバイオリサイクル/大竹久夫
リンはDNAをはじめとして生体分子の構成要素として必須であるが,日本は国内で消費するリンの全量を輸入に頼っている.富栄養化した湖の底泥,都市下水等々,未利用のリン資源をいかにリサイクルするか,その方策を探る.
35 沖縄産プロポリスの起源植物
/熊澤茂則,中村 純,太田敏郎,矢崎一史,宮城 健,福本修一
ミツバチが植物の特定の部位を集めてつくる健康食品素材,プロポリス.沖縄産プロポリスの起源植物と同定されたオオバギが高い抗菌性,抗酸化活性をもつことが見いだされ,新たな有用植物資源として期待されている.
「化学と生物」文書館〓
58 土に育つ植物〓回想:特殊なものに学ぶ/岡島秀夫
プロダクトイノベーション〓
64 自家細胞を用いた再生医療の産業化
/(株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング/畠〓賢一郎
【書評】34,70 【求人情報】73 【プロフィル】27,42,50,57,67

次号予定目次
<解説>
分泌性膜小胞の驚くべき機能〓青木直人ほか
メタゲノム機能解析により明らかにされた
環境中の芳香族化合物分解遺伝子群の姿〓宮崎健太郎ほか
嫌気アンモニア酸化,その基礎と応用〓藤井隆夫,古川憲治
自家培養軟骨細胞による軟骨欠損の治療〓菅原 桂
<今日の話題>
アセチルCoA合成酵素の新規触媒反応・小林達彦ほか/アレルギー性接触皮膚炎に対する亜鉛トランスポーター・長谷川藍子/キチン受容体をめぐる植物と病原菌のせめぎあい・渋谷直人/ブドウの果皮色の枝変わりによる変異機構・東 暁史/細菌に広く分布する光信号伝達システムとビタミンB〓12〓のグローバルな役割・高野英晃/カイコはどこから来たのか?:マリナー様転移因子からのアプローチ・川西祐一ほか
<セミナー室>
分析屋目線での食の安全・安心
2. 多元素安定同位体比分析による食品の
表示偽装問題へのアプローチ〓鈴木彌生子ほか
味覚・嗅覚受容体研究の最前線
1. 口腔内における脂肪酸受容〓松村成暢ほか
<化学の窓>
修飾核酸の設計:メチル化DNA検出を例に〓岡本晃充
<「化学と生物」文書館>
凝乳酵素キモシンの遺伝子工学〓別府輝彦
今月の表紙
オオバギの樹脂腺を採集するミツバチ.プロポリスは,ミツバチが植物の特定の部位をかじりとって自分の巣に持ち帰り,それを巣の隙間などに塗布したものである.今回,沖縄のミツバチがトウダイグサ科の植物オオバギ〓(Macaranga tanarius)〓の果実表面に存在する樹脂腺(腺鱗)をプロポリスとして利用していることが明らかとなった.オオバギの腺鱗には,抗菌および抗酸化活性を有するプレニルフラボノイドが豊富に含まれていた.プレニルフラボノイドは腺鱗だけでなく葉にも含まれていたことから,現在オオバギの葉より抽出エキスを調製し,機能性素材を開発する研究が進行中である.(撮影:玉川大学ミツバチ科学研究センター 中村 純〓氏)『沖縄産プロポリスの起源植物』(p.〓35参照)
1,320円
巻頭言
811 農芸化学と女性研究者/佐々木幸子

今日の話題
812 複数あるジベレリン受容体の分担制御機構/中嶋正敏
シグナルを伝える相手との“相性”も重要
814 見落とされた酵素活性を in vivo 基質スクリーニングで発見/大賀拓史,増井良治
メタボロミクスを活用したヌクレオチド分解酵素の基質探索
816 米糠成分 γ-オリザノールの新たな生理活性機能とその利用/長阪玲子,堀 正敏
NF-κBの活性阻害作用を介した糖尿病や潰瘍性大腸炎などの予防・治療効果に期待
818 植物の細胞増殖をコントロールする葉緑体由来シグナル/田中 寛
Mg-プロトポルフィリンIXがシグナル分子として共生を安定化
821 海洋性細菌由来シアル酸転移酵素の機能解析と利用/山本 岳
シアル酸含有糖鎖の発酵生産に成功

セミナー室
861 糸状菌シグナル伝達系研究の進展:モデル生物から感染生物へ-5
糸状菌における細胞壁構築シグナル/西村麻里江,藤川貴史,吉見 啓,阿部敬悦
868 タンパク質の構造を決める-5
中性子結晶構造解析/栗原和男,黒木良太
バイオサイエンススコープ
874 遺伝子組換え作物の非隔離栽培と生物多様性:ダイズを事例として/山口裕文

解 説
823 一粒子検出による新しいインフルエンザウイルス検査法
/伊藤正恵,白井伸明,水上民夫,長谷川慎
新型ウイルスによるインフルエンザが猛威をふるいつつある中,ウイルス感染をいかに早く診断するかが緊急の課題である.特異抗体を用い蛍光相関分光法を駆使してウイルスを粒子レベルで高感度に検出する手法を紹介する.
831 バクテリアの細胞形態はどのようにして決まるのか?/仁木宏典
球菌,らせん菌,桿菌…と,バクテリアの細胞形態は様々である.この形態が,細胞壁を構成するペプチドグリカンの合成や,細胞骨格タンパク質MreBやRodZなどと密接に関係していることがわかってきた.
838 Ca2+結合タンパク質のon/off機構の解析/奈良雅之,森井尚之,田之倉優
赤外分光によるアプローチ
数あるタンパク質構造解析の手法のうち,構造と機能に関わる情報がピンポイントで得られるという点で赤外分光法は有用なアプローチである.Ca2+結合タンパク質とCa2+の相互作用がこの手法を駆使して見事に解析された.
845 転写因子のSUMO化による機能制御/三宅克英,金岡英徳
転写因子の機能は,リン酸化やアセチル化などの翻訳後修飾により調節されている.その修飾の一つであるSUMO化が転写因子に影響を及ぼす現象は広範にわたっている.転写因子C/EBPαを中心にそのメカニズムに迫る.
853 PCRによるアレルギー原因食品の検出技術/平尾宜司
小麦,ソバ,卵などアレルギーの原因となる食品は極微量の摂取により発症を誘発し,時に死に至る危険性もある.そのため,その検出技術には高い特異性と高い感度が求められる.PCRによる検出技術を中心に紹介する.

【求人情報】837 【プロフィル】852,860,879 【お知らせ】830

次号予定目次
<解説>
沖縄産プロポリスの起源植物〓熊澤茂則ほか
光増感物質を用いた光線力学的療法による
ガン治療の展望〓新森英之
8-Nitro-cGMPの発見と生理機能の解明〓赤池孝章ほか
メタゲノム機能解析により明らかにされた
環境中の芳香族化合物分解遺伝子群の姿〓宮崎健太郎ほか
花弁におけるカロテノイドの蓄積制御機構〓大宮あけみほか

<今日の話題>
南米産ガラガラヘビ毒より得られた強力な鎮痛ペプチド・紺野勝弘/脳の血の巡りが脳機能の男女差を生む・山田真久ほか/複合バイオフィルムを通して見えてくる乳酸菌と酵母の相互作用・古川壮一ほか/L-アミノ酸オキシダーゼ:魚類体表粘液の新しい抗菌タンパク質・長島裕二ほか/クラゲから抽出した新しいムチンの応用可能性・丑田公規/薄毛,脱毛の原因遺伝子の発見・相賀裕美子

<セミナー室>
分析屋目線での食品分析
1. ポリマー系固相抽出剤の機能化と食品分析
への応用〓井上嘉則ほか
タンパク質の構造を決める
6. 構造バイオインフォマティクス〓由良 敬

<プロダクトイノベーション>
自家細胞を用いた再生医療の産業化〓畠賢一郎

<「化学と生物」文書館>
土に育つ植物-回想:特殊なものに学ぶ〓岡島秀夫

今月の表紙
始原的な真核細胞シゾン.シゾン (Cyanidioschyzon merolae) は硫酸酸性の温泉に棲む単細胞紅藻であり,写真は DAPI(DNAを染色する蛍光色素)で染めた後に撮影した蛍光顕微鏡像(小林勇気博士撮影)である.葉緑体(葉緑素の自家蛍光により赤く見える),ミトコンドリアを細胞内に1個ずつしかもたず,DNAゲノムをもつ3種オルガネラ(核・ミトコンドリア・葉緑体)の相互作用を調べるのに最適なモデル真核細胞といえる.今回,オルガネラのゲノム複製が,細胞内のテトラピロールシグナルを介して核ゲノム複製を誘導する仕組みが見つかった.『植物の細胞増殖をコントロールする葉緑体由来シグナル』(p. 818参照)
1,320円
巻頭言
737 次世代への期待/喜多恵子

今日の話題
738 カイコの桑の葉への誘引行動の分子メカニズム/東原和成
カイコが好きな香りとその嗅覚受容体の同定
740 植物で明らかにされたリボソームRNA合成酵素の進化の道筋
植物特異的なTFIIB型基本転写因子pBrpの機能解析
/今村壮輔,華岡光正,田中 寛
742 古細菌にも存在するエンドソーム選別輸送複合体(ESCRT)/帯田孝之
内腔小胞の形成に必須.元来の役割は細胞分裂?
744 チューリップ花弁の青色発色を担う液胞型鉄輸送体/桃井千巳,吉田久美
花で初めて機能を解明.真に青色の花の作出に期待
746 ケルセチンの生体内標的部位と作用機構/河合慶親,寺尾純二
抗ポリフェノール抗体の開発と応用から見えてきたものとは?
748 環境が微生物ゲノムの進化に与える影響/西田洋巳,別府輝彦,上田賢志
Symbiobacteriumに対するアグリバイオインフォマティクス解析
セミナー室
786 タンパク質の構造を決める-4
極低温電子顕微鏡を用いた電子線結晶学/藤吉好則
794 糸状菌シグナル伝達系研究の進展:モデル生物から感染生物へ-4
糸状菌におけるプロテインキナーゼCの機能/堀内裕之
化学の窓
804 きわめて特異な複素環構造を有するバシロサルシンAおよびBの全合成
/榎本 賢,桑原重文
解 説
750 食行動を制御する臓器間クロストーク/秋枝さやか,伊達 紫
個々の臓器が互いに連絡をとり合って生体の恒常性を維持していることが示されつつある.消化管・肝臓を中心に空腹や満腹など食行動にまつわるホルモン類の動態と中枢神経系とのクロストークについて最新の成果を概観.
756 植物の傷害応答時におけるジャスモン酸類の代謝と移動/松浦英幸
植物ホルモンなどの生理活性物質は生合成されて作用部位に移動し,その機能を発揮する.最新の質量分析機器による微量分析と安定同位体ラベルを組み合わせて,ジャスモン酸類の代謝と移動の解析に成功した例を中心に紹介.
764 カロテノイドが免疫系に及ぼす影響/山西倫太郎
アレルギーとの関係を中心に
カロテノイドの投与が免疫系に及ぼす影響については,古くから研究されてきたが,その効果・メカニズムが解明されたとは言い難い.アレルギーに焦点を絞ってβ-カロテンの作用点を探った研究を紹介する中で,この問題を捉え直す.
772 植物ポリケタイド合成酵素研究の最前線/森田洋行,阿部郁朗
ポリケタイドなど天然物の基本骨格を構築する二次代謝酵素の中には広範な基質特異性と潜在的触媒能力をもつものが存在する.合成人工基質の利用,酵素触媒機能の改変などにより開かれつつある新規骨格創出の可能性を展望する.
781 エピモルフィンの膜トポロジーと生理機能/奥川洋司,平井洋平
細胞内で小胞の細胞膜融合を仲介するt-SNAREタンパク質の一つ,エピモルフィンは,細胞外に分泌されると上皮組織にアクセスし,その組織形態・分化プログラムを制御する.細胞内・外での機能発現の制御機構について詳述する.
「化学と生物」文書館
800 ポーラログラフィーと志方益三/千田 貢
【書評】809 【求人情報】771 【プロフィル】749,763,803,810 【お知らせ】755,780
次号予定目次
<解説>
Ca2+ 結合タンパク質によるCa2+ の認識機構〓奈良雅之
バクテリアの細胞形態はどうやって決まるのか?〓仁木宏典
超分子組織化を利用した次世代型ガン治療用光増感
 分子システム〓新森英之
PCRによるアレルギー原因食品の検出技術〓平尾宜司
一粒子検出による新しいインフルエンザウイルス検査法
伊藤正恵ほか
<今日の話題>
植物の細胞増殖をコントロールする葉緑体由来シグナル・田中 寛/南米産ガラガラヘビ毒より得られた強い鎮痛ペプチド・紺野勝弘/米糠成分γ-オリザノールの新たな生理機能とその利用・長阪玲子ほか/海洋性細菌由来シアル酸転移酵素の機能解析とシアル酸含有糖鎖発酵生産への応用・山本 岳/見落とされた酵素を in vivo 基質スクリーニングで発見・大賀拓史ほか/複数あるジベレリン受容体の分担制御機構・中嶋正敏
<セミナー室>
タンパク質の構造を決める
 5. 中性子〓栗原和男,黒木良太
糸状菌シグナル伝達系研究の進展
 5. 糸状菌の細胞壁構築シグナル〓西村麻里江,阿部敬悦ほか
<化学の窓>
ビタミンの安全性〓梅垣敬三
今月の表紙
桑の葉を食べるカイコ.写真は桑の葉を美味しそうに食べるカイコである.香り,味,その他様々な物質がカイコの摂食行動を制御する.今回,桑の葉から放出されてカイコを強力に誘引する匂い物質が見つかった.カイコの触角にその匂い物質を特異的に認識する嗅覚受容体が発現していることもわかった.カイコの生産性向上に役立つ可能性だけでなく,作物害虫制御法開発にも応用が可能の実験解析アプローチである.『カイコの桑の葉への誘引行動の分子メカニズム』(p. 738参照)
1,320円
巻頭言
665 思考から想像へ,そして創造へ/小林哲夫
今日の話題
666 食品による体内時計の調節/大池秀明
時計遺伝子の発現を変化させる食品因子の探索と時間栄養学への期待
668 タバコの葉にニコチンを貯める輸送体/矢崎一史
内在性アルカロイドを液胞に輸送するしくみが判明
670 Bacillus thuringiensis がつくる「クリスタル」タンパク質の不思議
殺虫剤やガン治療薬など膜に作用するタンパク質のライブラリーへの期待
/奥村史朗,井上國世
672 プラナリアの生殖方法を無性生殖から有性生殖に転換させる化学物質
トリプトファンが未分化細胞から卵を形成する機構に関与
/小林一也,松本 緑
674 海綿由来の神経毒ダイシハーベインの局在性/酒井隆一
起源は共生する藍藻Synechocystis ?
676 特異な糖質結合モジュールLysMドメインの構造と機能
溶菌やエリシター受容体など多様な機能をもつドメインとリガンドとの相互作用
/大沼貴之,翁長彰子,深溝 慶,平良東紀
セミナー室
711 タンパク質の構造を決める-3
結晶を用いない電子顕微鏡画像からの3次元構造決定:単粒子解析法
/三尾和弘,小椋俊彦,丸山雄介,三尾宗代,間中幸絵,佐藤主税
718 糸状菌シグナル伝達系研究の進展:モデル生物から感染生物へ-3
糸状菌 Aspergillus nidulans の His-Asp リン酸リレーネットワークの全体像
/加藤雅士,金丸京子,小林哲夫
化学の窓
730 安定同位体比分析によるエタノール原料の起源推定/服部良太
解 説
678 植物の枝分かれ抑制ホルモンの発見/梅原三貴久,山口信次郎
頂芽が生長しているときに腋芽が休眠状態におかれる現象-頂芽優勢.枝分かれ過剰突然変異体の解析から,この現象に宿主植物の根圏認識にあずかるシグナル物質,ストリゴラクトンが関わっていることがわかってきた.
684 種もやしから広がる糸状菌分生子のストレス耐性機構
/坂本和俊,萩原大祐,阿部敬悦,五味勝也
醸造産業で利用される種もやし=種〓は玄米という固体を基質とした培養によって製造される.この固体培養特異的に発現する〓菌の遺伝子の動態を調べた結果,分生子のストレス耐性に関わるシグナル伝達経路が明らかになった.
690 食品の規格・表示から安全性への道のり/本間清一,平原嘉親
食品は日常的に摂取するものだけに,その安全性への人々の関心は高い.食品衛生法やJAS法などの歴史的変遷を振り返るとともに,食の安全に関わるBSEや残留農薬などにまつわる試験・検査技術の問題点や,今後の方向性を探る.
697 亜臨界流体の特徴と利用/安達修二
高濃度に疎水性物質を溶解し,水素イオンと水酸化物イオンの濃度が高いという特徴をもつ亜臨界流体について概説し,特に亜臨界水を利用した未利用資源や廃棄物などの分解・再資源化・無害化のプロセス開発の可能性を考える.
703 リゾリン脂質の生理的機能とその作用機序
/濱弘太郎,中永景太,青木淳賢
2本のアシル基の1本を失ったリン脂質-リゾリン脂質.その特異的受容体や産生・分解酵素が数多く見つかり,種々の生理現象や病気との関わりがわかってきた.リゾホスファチジン酸を中心に,その研究の広がりを展望する.
「化学と生物」文書館
725 酵母の接合型変換-その発見と機構解明/大嶋泰治
【書評】724 【求人情報】683, 689 【プロフィル】729, 734, 735 【お知らせ】717
次号予定目次
<解説>
エピモルフィンの膜トポロジーと生理機能〓奥川洋司,平井洋平
植物ポリケタイド合成酵素研究の最前線〓阿部郁朗,森田洋行
カロテノイドが免疫系に及ぼす影響〓山西倫太郎
植物の傷害応答時におけるジャスモン酸類の代謝と移動
松浦英幸
食行動を制御する臓器間クロストーク〓伊達 紫,秋枝さやか
<今日の話題>
環境が微生物ゲノムの進化に与える影響・西田洋巳/植物で明らかにされたリボソームRNA合成酵素の進化の道筋・今村壮輔,華岡光正,田中 寛/古細菌にも存在するエンドソーム選別輸送複合体(ESCRT)・帯田孝之/チューリップの青色発色に関わる液胞型鉄輸送体・吉田久美,桃井千巳/ケルセチンの生体内標的部位と作用機構・河合慶親,寺尾純二/カイコの桑の葉への誘引行動の分子メカニズム・東原和成
<セミナー室>
タンパク質の構造を決める
 4. 電子顕微鏡〓藤吉好則
糸状菌シグナル伝達系研究の進展
 4. 糸状菌におけるプロテインキナーゼCの機能〓堀内裕之
<化学の窓>
極めて特異な複素環構造を有するバシロサルシン
 AおよびBの全合成〓榎本 賢,桑原重文
今月の表紙
プラナリアの有性化個体と複合卵.多くの後生動物が世代や環境条件(温度,栄養状態)に応じて生殖様式を転換するが,その機構は未解明である.分裂によるクローン増殖である無性生殖と交雑を経る有性生殖を転換するプラナリアにおいて,有性個体を投餌することで無性個体を有性化させる実験系が確立した.これは有性個体内に有性生殖誘導因子が含まれることを意味し,卵巣誘導因子としてトリプトファンが同定された.写真はこの系による有性化個体と複合卵である.複合卵には複数の受精卵が含まれ,産卵後,発生が進み,卵殻を割って仔虫が孵化する.『プラナリアの生殖方法を無性生殖から有性生殖に転換させる化学物質』(p. 672参照)
1,320円

■巻頭言■

麹菌のゲノム解析を振り返って・・・・・・・・・・・・・・・・五味勝也


■今日の話題■

、メチル化DNA維持機構の解明・竹林慎一郎/独居性カリウドバチが昆虫を麻痺させる現象はどこまでわかってきたのか?・品田哲郎/アレルギー性喘息など気
道過敏症をひき起こす細胞を発見・渡会浩志/ルーメン細菌由来の糖質異性化酵素・伊藤重陽/致死性毒きのこ,ニセクロハツの毒成分・橋本貴美子,松浦正憲,
犀川陽子,中田雅也/アレルギーやガンに関わるNF-κBの新しい活性化機構の発見・岩井一宏,坂田真一,中川朋子,徳永文稔


■解説■

基質エンジニアリング・・・・・・・・・・・・・・・・小林厚志
花粉管誘引物質ルアーの発見・・・・・・・・・・・・・・・・東山哲也,奥田哲弘,筒井大貴,椎名恵子,武内秀憲,金岡雅浩,佐々木成江
食品咀嚼中の香気フレーバーリリースの測定・・・・・・・・・・・・・・・・小竹佐知子
天然物を基盤としたがん選択的アポトーシス増強物質の探索・・・・・・・・・・・・・・・・大槻崇,菊地博之,石橋正己


■セミナー室■

NMRによる生体高分子の解析手法の最近の進展・・・・・・・・・・・・・・・杤尾豪人,猪股晃介,白川昌宏
病原糸状菌の浸透圧応答シグナル伝達経路田中千尋,泉津弘佑,吉見啓,清水公徳,木村真,本山高幸

■「化学と生物」文書館■

農芸化学―サイエンスカフェの時代・・・・・・・・・・・・・・・・清水誠

■トップランナーに聞く■
1,320円
■巻頭言■

コケとテルペン生合成研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鍋田憲助

■今日の話題■

マイクロRNAとがん・小坂展慶,落谷孝広/カカオポリフェノールが有する多彩な生理機能・馬場星吾/分子内架橋構造をもちトリプトファン残基に由来するキノン補酵素の生合成機構・岡島俊英,谷澤克行/アナサンゴモドキ(火炎サンゴ)のタンパク質毒素・井口聡子,永井宏史/高重合度プロシアニジンの自己免疫疾患改善作用・三宅美加/微生物による高等植物アルカロイドの生産・南 博道,佐藤文彦

■解説■

アンチエイジングの分子ターゲットとしてのサーチュイン・・・・・・・・・・・・・・・・・片倉喜範
電位依存性Na+チャネルとフグ毒テトロドトキシン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山下まり
亜鉛の生理機能を司る亜鉛トランスポーター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神戸大朋
植物の全身獲得抵抗性を制御する植物ホルモンネットワーク・・・・・・・・・・・・安田美智子,仲下英雄

■セミナー室■

モデル糸状菌におけるシグナル伝達経路・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・阿部敬悦,坂野真平,山下和宏,藤村 真

■「化学と生物」文書館■

黒麹菌アミラーゼの研究-無蒸煮エタノール発酵への道程・・・・・・・・・・・・・・上田誠之助

■トップランナーに聞く■

長谷川香料株式会社 技術研究所 所長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤田 明 氏

■化学の窓■

DOSY NMR法の展開-包接現象を評価する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・橋本康博,堀池則子

■プロダクトイノベーション■

トランスジェニックカイコを用いた組換えタンパク質の大量生産・・・・・・・・・・・(株)ネオシルク 冨田正浩

1,320円
■巻頭言■

研究の場で学んだこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・河村富士夫

■今日の話題■

ガの密やかなラブソング・中野 亮,田付貞洋/A Stressful Episode in Plant Biology・水野 猛,山篠貴史/DNAは細胞内で三重らせん・四重らせん構造を形成しているか?・三好大輔,杉本直己/微生物群集を鳥瞰する・浅川 晋/16年間凍結保存マウスからのクローン個体作製に成功・若山照彦/馬鈴薯の成分特性からみた品種改良・野田高弘

■解説■

生物発光とノーベル化学賞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寺西克倫
トマトのrin変異体果実はなぜ赤くならないのか?・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤康博,北川麻美子
ハイブリッド型生物モーター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤政博,寺原直矢
分岐鎖アミノ酸(BCAA)代謝の調節機構・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下村吉治

■セミナー室■タンパク質の構造を決める(1)

X線結晶構造解析法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮園健一,田之倉 優

■セミナー室■システムとして生命現象を探る(4)

バクテリアの生物時計 - システム解析と構成的アプローチ・・・・・・・岩崎秀雄

■「化学と生物」文書館■

農芸化学と産業- “国菌” コウジキンの研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一島英治

■プロダクトイノベーション■

粉ミルクの圧縮成型体製造技術の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・明治乳業(株)技術開発研究所 豊田 活,柴田満穂


■海外だより■

フロリダ州立大学・David Gilbertラボでの研究生活・・・・・・・・・・・・・・竹林慎一郎

1,320円
■巻頭言■

木村のリンゴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松本正吾

■今日の話題■

グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)を介した味覚シグナル伝達経路・中村友美,植野洋志/抗マラリア活性を有する新規アルカロイド,Cassiarin A・森田博史/根毛細胞の極性成長の仕組み・武田征士/有毒二次代謝産物を貯蔵する生物の謎・此木敬一/植物の免疫機構を制御するタンパク質複合体“Defensome”・藤原正幸,島本 功/施肥した窒素から亜酸化窒素はどのくらい発生するか?・秋山博子

■解説■

乳がんの分子標的治療・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中嶋啓雄,田沼靖一,馬替純二
植物内生糸状菌類から創薬シード分子を探す・・・・・・・・・・・・・・塩野義人,木村賢一
バクテリアの新規タンパク質分泌経路とその応用・・・・・・・・・・・菊池慶実
糖質加水分解酵素における反応解析法の進展・・・・・・・・・・・・・深溝 慶,大沼貴之
微生物酵素の産業利用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小川 順,清水 昌

■セミナー室■天然に学ぶケミカルバイオロジー(5)

微生物ホルモンのケミカルバイオロジー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大西康夫,堀之内末治

■「化学と生物」文書館■

酢酸菌の研究-飴山 實先生からの贈り物・・・・・・・・・・・・・・・・・足立収生

■トップランナーに聞く■

(株)林原生物化学研究所常務取締役 研究センター担当・・・・福田恵温 氏


■化学の窓■

間違えやすい質量分析基礎用語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吉野健一

1,320円
■巻頭言■

私の菌類テルペノイド生合成研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐々武史

■今日の話題■

mlonRNA仮説・廣田耕志,太田邦史/カイコはなぜクワを食べられるのか?・今野浩太郎,平山 力/H5亜型ウイルスに対する鳥インフルエンザワクチンの開発・磯田典和,迫田義博,喜田 宏/出芽酵母ゴルジ体インヘリタンスにおいて機能するレセプター分子・野田陽一/動物と窒素固定細菌の共生は成立するか?・大熊盛也,本郷裕一/日本固有種ラン藻由来「超巨大分子」の構造物性・岡島麻衣子

■解説■

植物の成長を制御するサイトカイニン情報伝達機構・・・・・・・山篠貴史,水野 猛
セルラーゼはなぜ遅いのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五十嵐圭日子,鮫島正浩
麹菌ゲノムバイオロジーが開く醸造研究の新世界・・・・・・・・岩下和裕
コラーゲン様ポリペプチドの化学合成とその可能性・・・・・・・・谷原正夫

■セミナー室■システムとして生命現象を探る(3)

哺乳類体内時計のシステムバイオロジー・・・・・・・・・・・・・・・・南 陽一

■セミナー室■天然に学ぶケミカルバイオロジー(4)

特殊ペプチドの翻訳プログラム合成とケミカルバイオロジーへの展開・・・・・・・・中島永二,森本淳平,菅 裕明

■学界の動き■

天然有機化合物討論会50年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森 謙治
1,320円
化学と生物   04   編集・発行/日本農芸化学会 刊行/学会出版センター

■巻頭言■

武士はバンドワゴンに乗らない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長田裕之

■今日の話題■

Atg8の解析から探るオートファジーの分子メカニズム・中戸川仁/RNAiによる「涙の出ないタマネギ」の作出・鴨井享宏/日本国内におけるダイズ根粒菌の分布と多様性・佐伯雄一/海洋プランクトン(カイアシ類)から単離された分泌型ルシフェラーゼ・竹中康浩,増田洋美,茂里 康/サラブレッド腸内フローラと仔ウマへのLactobacillus属投与効果・森田英利/ペットのメタボリックシンドローム診断・新井敏郎

■セミナー室■システムとして生命現象を探る(2)

生命システムのロバストネスを探る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・守屋央朗

■セミナー室■天然に学ぶケミカルバイオロジー(3)

海洋天然物のケミカルバイオロジー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・荒井雅吉,小林資正

■「化学と生物」文書館■

5'-イノシン酸と5'-グアニル酸のうま味の発見・・・・・・・・・・・・・・國中 明

■エッセイ■

役に立つとは思っていなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大場裕一

■解説■

食品の抗酸化能測定法の統一化を目指して・・・・・・・・・・・・・・・・渡辺 純,沖 智之,竹林 純,山崎光司,津志田藤二郎
福山型筋ジストロフィーとその類縁疾患における病態・・・・・・・・・遠藤玉夫
メタン発酵共生系の進化と生存戦略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加藤創一郎,渡邉一哉
超高磁場NMR分光法と多次元HPLC法による構造糖鎖生物学への体系的アプローチ・・・・・・矢木-内海真穂,加藤晃一


■海外だより■

Copper in Missouri and Zinc in Kansas・・・・・・・・・・・・・・・・・・神戸大朋

化学と生物の内容

最新の情報から話題のトピックスまで、研究者がいちばん知りたい、化学と生物の情報を満載した総合誌
農芸化学会が対象としている食糧・生命・環境分野ばかりでなく、広く自然科学の中から問題を取り上げ、それらを化学的・生物学的視点から平易に解説しています。また、最新研究の話題や産業界の動向などについても紹介するとともに、農芸化学関連の和文の原著論文も掲載しています。

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