- 出版社名:大月書店
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月25日
- サイズ:B5
- 定期購読
- 最新号(2021年3月号)
- バックナンバー
- レビュー
月刊クレスコ 発売日・バックナンバー
東日本大震災から10年が経とうとしています。
私たちはこの間、「3.11」の体験から何を学び、
社会と教育をどう変えていったらよいのかを考え、
行動しようとしてきました。
しかし、10年経っても忘れられない傷痕、
解決できていないたくさんの問題が残されています。
コロナ禍のもとで、それらの問題は、
いっそうはっきりと私たちの前に立ち現れています。
だからこそ、あらためて「3.11」とその10年間を
とらえ直すことが重要ではないでしょうか。
いま、「3.11」を体験したこと・「3.11」から考えたことを、
未来につなげていこうとする若者たちが、
いのちとくらし、自然を守ることの大切さを
自分のやり方で発信しようとしています。
この特集では、コロナ禍のもとで、
もう一度、被災地の現実を見つめ、
この10 年のとりくみ・あゆみから何を学び、
どんな社会と教育をめざしていったらよいのかを
考えてみたいと思います。
●3.11と僕
悲しみと向き合うそれぞれの物語……佐藤 慧
●総論
3.11とその後の10年を振り返る……清水睦美
●小学校・中学校
「3.11チェックシート」の改訂に向けた宮教組震災検証委員会のとりくみ……堀籠 拓
●伝える
忘れてはいけないことだから声を伝えていく……難波大二郎
●高校
10年目の福島高校生アンケートが私たちに問いかけること……永峯秀明
●伝える
一人ひとりを見てほしい……長島 楓
●フクシマの今を見る・歩く・考える
●運動と課題
原発事故から10年、福島は……伊東達也
●資料
被災地の被害状況と現状
【連載】
◆私の出会った先生……柴田義之
伝えるために繰り返し続ける
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
森喜朗会長の女性蔑視発言のゆくえ
◆憲法と私……梅垣 緑
学習する権利と大学院
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
優生思想へ抗し主権者教育を
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
疲労回復に「パワーアップお助けナムル」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
言葉に込められた意味に気づく
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……糀谷陽子
GIGAスクール構想とデジタル教科書
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……三浦幹子
『秋まつり ハッピーハロウィン2020 ~私たちのwithコロナ~』のとりくみ
◆教職員の働き方を考える……吹上勇人
「1年単位の変形労働時間制」ではなく、教職員の長時間労働解消のための共同を広げよう
◆名画に出会う……堀尾真紀子
中川一政「鯛と鯵2匹」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「パラサイト 半地下の家族」
撮影校=宮城県仙台市・朝市センター保育園
学年の違う仲間とともに「自主的・自発的に」とりくむ部活動に参加することは、
子どもたちにとって貴重な成長・発達の機会となります。
一方で、部活動の過熱による子どもの疲労、教職員の長時間労働、体罰などが
社会問題となっています。
練習の時間や日数を規制する「部活動ガイドライン」が策定され、
昨年は、「学校における働き方改革」の一環として、
土日の部活動を「地域部活動」に移行する方針が発表されました。
その前に、あらためて、子どもと学校、教職員にとって
部活動とは何なのか、どうあるべきなのか、
原点に立ち戻って考えてみる必要があるのではないでしょうか。
そのうえで、子どもたちのスポーツ・文化への要求をかなえるために、
学校で、地域で、どんなことをしたらよいかを見つけていきたいと思います。
本特集は、様々なとりくみ・考えを交流し、議論し合うことによって、
子どもたちの願いにこたえ、その成長・発達につながる部活動のあり方を
考える一助となりたい。
●総論
部活動問題の見方、考え方……神谷 拓
●実践
スポーツの主体者が育つ過程を可視化する部活動……堀江なつ子
●実践
生徒たちと共につくる演劇部活動……中谷眞紀
●実践
信頼と共同の学校づくり……相座拓己
●座談会
子どもを主体にした文化・スポーツ活動をつくる ~学校で、地域で~
……制野俊弘、松宮俊介、岩澤弘之、松本州美恵、石川正士
●大学生
微かな砂金……林 祐太
●大学生
後悔がない部活動づくりへ……白山承郁
●提案
生徒の、生徒による、生徒のための部活動を……望月浩一郎
●今後の課題
「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」をどう考える?……檀原毅也
【連載】
◆私の出会った先生……松岡優明
「音楽」とともに「生きる」を学ぶ
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
2021年。助ける行為が人間のあかしだ。
◆憲法と私……梅垣 緑
“知の世紀”と学問の自由
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
社会を生き抜く価値意識
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
手作り「味付けのり」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
これまでがあって今の一瞬がある
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……波岡知朗
「#めざせ20人学級」プロジェクトのとりくみ
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……山田ちづ子
地域の学びと居場所づくり ポストの部屋から
◆教職員の働き方を考える……松浦健伸
より良い眠りを得るために知っておきたいこと
◆名画に出会う……堀尾真紀子
山口蓬春「南嶋薄暮」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「ソング・トゥ・ソング」
撮影校=高知県立伊野商業高等学校
「コロナ」による休校をきっかけに、オンラインの授業への期待が高まりました。離れていてもつながることができる重要なツールですが、通信環境の格差をはじめ、様々な課題も見えてきました。
「GIGAスクール構想」の前倒しで、今年度中に小中学校に「1人1台」の端末が配備されます。中教審の答申素案は、これからの教育では、対面指導と「遠隔・オンライン教育」とのハイブリッド化が必要だとしています。
私たちは、この間のとりくみで、「実物に触れたり体験したりしないと、本当にはわからない」「みんなと一緒に勉強するから、わかる」など、オンラインでは置き換えることのできない学びの大切さに気づかされました。「教育のつどい2020」レポート集には、そのような実践がたくさんあります。
本特集では、これまで大切にされてきた、そしてこれからも大切にしていきたい、みんなで学ぶからこそできることを交流し、オンラインもふくめたこれからの教育のあり方を考える一助となりたい。
●総論
学校だからこそできる学びを大切にしたい……船越 勝
●小学校
ムスリムと共に暮らす……今井勇人
●小学校
子どもがこだわれる授業 4年『ごんぎつね』……荻野浩毅
●中学校
実験のなかで生命の不思議を体感し、探求できる授業づくりを通して……髙橋 尊
●高校
世界の“普通教育”としての「数学」……柏木巳日生
●特別支援学校
ONE TEAM~16人の書……藤井佳樹
●学校給食
「思いを伝える」奮闘記……奥村かりん
●地域
みんなの居場所「ひこざ」……榎本文夫、森本智子、熊澤七海 ほか
●高校生・大学生
学びをくれた出逢い……丸山はるか
●保護者
子どもの声をちゃんと聴いて!……高田彩文千
●実践と運動の課題
「個別最適な学び」とは何か……宮下直樹
【特集】
◆私の出会った先生……指田 和
先生の蒔いた種が、今芽を出して
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
新しい年に、あえて前の年を振り返ってみること
◆憲法と私……菱山南帆子
今こそ憲法25条=生存権を生かそう!
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
本格的な「部活格差」の到来を前に
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
もっとゆっくり学びたい――18歳以降の学びの場づくり運動
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
冬の常備菜「白菜ちりめん」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
女性が持つ温かさと強さ
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……佐竹葉子
特別支援学校の設置基準策定へ大きく前進
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……笹山悦子
コロナ禍における自主夜間中学からの報告
◆教職員の働き方を考える……江夏大樹
教員の働き方に関する国際ルール
◆名画に出会う……堀尾真紀子
上村松園「序の舞」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「凪待ち」
撮影校=京都・私立 立命館宇治中学校・高等学校
「障害者権利条約」では、
インクルーシブ教育の目的の一つとして、
人格や能力などを「最大限に発達させること」を挙げています。
つまり、インクルーシブ教育は、
一人ひとりの子どもの成長・発達を
保障するものであるといえます。
10月に出された中教審「中間まとめ」では、
インクルーシブ教育に関わって
「障害のある子供と障害のない子供が可能な限り
共に教育を受けられる条件整備」を図るとしています。
そして、「通常の学級に特別支援学級の児童生徒の
副次的な籍を導入」し、
「学級活動や給食等については原則共に行う」など、
「共に学ぶ」ことが重要視されています。
「インクルーシブ教育とは、障害のある子が通常学級で学ぶこと」
ととらえられがちですが、
それだけでよいのでしょうか。
通常学級で学ぶための条件整備や合理的配慮はもちろん必要です。
しかし、通常学級の生活や学習課題が、
障害の実態や発達段階に合わない子もいます。
その場合、通常学級で学ぶことが、
成長・発達を保障することにつながりません。
本特集では、
障害のある子とない子が「共に学ぶ」意味を問いながら、
どういう教育を実現することが
インクルーシブ教育なのかを考え合いたい。
●総論
社会構想としてのインクルージョンと障害者権利条約の教育理念……越野和之
●保育
子どものねがいからはじまる保育……小原佳代
●通常学級と特別支援学級
子どもたちの発達に応じた学びの場の保障を……濱田里美
●通級指導教室
自分が自分らしくいられる学校に……篠田友子
●特別支援学級
安心できる居場所で対等に関われる仲間とゆっくり成長していこう……磐城比佐子
●特別支援学級
丁寧に関わることで見つけられる子どもの輝き……川口慎司
●特別支援学校
子どもたちが求める学びに応えるために……山崎浩廉
●保護者
共に生きる……黒岩美紀
●保護者
何よりも、その子の「発達待ち」を……高橋愛子
●日本の現状
子どものねがいを大切にし、発達を最大限に保障するインクルーシブ教育……宮本郷子
●海外の教育
スウェーデンの教育改革からインクルーシブ教育を考える……品川文雄
●とりくみの課題
すべての子どもたちの成長・発達を保障する教育条件整備を……宮下直樹
【連載】
◆私の出会った先生……津田真澄
松村先生のこと
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
若者たちが引っぱった米大統領選挙のトランプ敗北
◆憲法と私……菱山南帆子
(2)戦争も差別もない社会をめざそう
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
「高校魅力化」というジレンマ
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
教育実践における子ども発見とPDCAサイクル
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
簡単!「チーズパン粉焼き」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
一人の人間としての子ども
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……山本乃里子
働き方・ハラスメント実態調査から見えてくること
◆教材のタマ手箱……中村将裕
やっぱり学校でみんなとやりたい! シナベニヤで作るジグソーパズル
◆教職員の働き方を考える……松浦健伸
コロナウイルスからこころの健康を守るために
◆名画に出会う……堀尾真紀子
神田日勝「馬(絶筆・未完)」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「プラスチックの海」
表紙の子どもたち=まつぼっくり子ども教室(東京都江東区)
「コロナ」から子どものいのちを守るとともに
学校のなかで楽しく学んだり遊んだりできるようにするために
「20人学級にしてほしい!」という声が広がっています。
その背景には
「一人ひとりの子どもを大切に」という教職員や保護者の願いがあり
その声を集め、毎年、署名を積み上げてきた運動があります。
文部科学省の概算要求には、学級編制標準の引き下げや
少人数の指導体制の計画的な整備の検討が盛り込まれました。
そのためには、教職員定数の抜本的増員が不可欠であり、
教育予算を増やすことが必要です。
「子どもたちに20人学級をプレゼントしよう!」
本特集が、
教職員、保護者、研究者や教育関係者、みんなの願いを集め、
教育条件の前進を求めるとりくみの一助となれたらうれしいです。
●総論
少人数学級の実現を――日本の教育の現状と課題から考える……本田由紀
●提言
ただちに35人学級を、そして20人学級をめざすために……山﨑洋介
●小学校
分散登校で少人数学級を経験して……市塚絢子
●小学校
安心の信頼関係が築けるように……小松雪乃
●特別支援学級
特別支援学級も少人数学級に!!……伊藤ふゆ
●ZOOM座談会
ホントに変える・つながる・声を上げる~子どもたちにゆとりある教育を~
……星野慧、城山台パパママ会、本多由紀子、今井政廣、西川香子
●まとめと課題
#めざせ20人学級……波岡知朗
●資料
少人数学級に関する資料
【連載】
◆私の出会った先生……関根健次
パレスチナで出会った少年の夢
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
西暦2100年のこの国で
◆憲法と私……菱山南帆子
(1)憲法9条との出会い
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
#日本学術会議への人事介入に抗議します
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
教育実践における子ども・青年理解
◆これなら作れるパパッとレシピ……今村英里
「コロコロきなこ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
国や地域、文化が違っても
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……辻 由起子
子ども・若者からの「SOS」を受けとめて(2)
◆教職員の働き方を考える(B)……江夏大樹
司法・裁判を通じて教職員の長時間労働の是非を問う運動
◆名画に出会う……堀尾真紀子
浅井忠「グレーの洗濯場」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「オリ・マキの人生で最も幸せな日」
撮影校=秋田県立大曲農業高等学校
「コロナ」による3か月もの休校は、
子どもも大人も経験したことのない大変な出来事でした。
再開された学校においても課題は山積。
子どものいのちと安全を守り、
成長・発達を保障するために何が大切か、
考えさせられる毎日です。
子どもたちは、
この事態をどのようにとらえていたのでしょうか?
様々な思いを聴きとってもらえていたのでしょうか?
マスクで覆われた子どもの表情や行動の奥にある思いを受けとめ、
ともに考え、歩んでいくことが求められているのではないでしょうか。
本特集には、
「コロナ禍」のなかで、子どもたちの思いに寄り添い、
“ともに”生きるとりくみを寄せていただきました。
これからの子育て・教育、社会のあり方を考える一助になりたい。
●総論
新型コロナと子どもたちの心……田中 哲
●子どもの声
子どもの本音ぶちまけます~緊急、子ども記者特別座談会~……かめおか子ども新聞記者
●中学校
それでも「全力」で楽しい場所にしたい…………坂田恵理
●高校
コロナ禍下で「創」る新しい学校……千明俊太
●特別支援学校
子どもの願いに応える学校でありたい……山下紋奈
●養護教諭
コロナ禍下の子どもたちと……塩川沙友理
●学校図書館司書
休校中の高校図書館……木下通子
●保護者
子どもたちが安心して学べる学校へ……井出里美
●高校生
空間的に生きていきたい……岩井路加
●大学生
コロナ禍下の大学生……北澤華蓮
●地域
コロナ禍で深刻化する虐待、孤立……仁藤夢乃
●子どもの権利
ワニブタのさけび、ワニブタのおもい……大屋寿朗
●まとめと課題
「コロナ禍」を子どもと“ともに”生きる……糀谷陽子
【連載】
◆私の出会った先生……関根健次(1)
学ぶ楽しさを教えてくれた2人の教授
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
安倍最長政権のもとで教育の何がどう変わったのか
◆憲法と私……都鳥伸也
未来への希望~沖縄の若者への取材から~(2)
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
少人数学級制の危険な側面
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
ダウン症青年から学ぶ――キャリア発達の発達観の問題
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
サイコロステーキと「魔法のソース」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
みんな一人じゃないよ
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……辻 由起子
子ども・若者からの「SOS」を受けとめて
◆教材のタマ手箱……船越 勝
今だからこそ「子ども発」の学びを
◆教職員の働き方を考える(A)……松浦健伸
睡眠とメンタルヘルス
◆名画に出会う……堀尾真紀子
エゴン・シーレ「黄色の女」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「朝が来る」
撮影校=高知県立伊野商業高等学校
新型コロナウイルスは、私たちの生活を大きく変えてしまいました。
長期の休校を経て再開された学校では、
消毒・手洗い、「身体的距離」の確保などの感染防止と同時に、
6時間授業や長期休業の短縮など「遅れを取り戻す」ことが優先され、
子どもからも教職員からも大きな悲鳴が上がっています。
この半年間の経験を通して私たちは、
子どものいのちと健康を守り、学びと育ちを支えるうえで、
学校が、いかに大きな役割を果たしていたのかを痛感しました。
子どもの成長・発達にとって、
人とふれあい、ともに過ごすことがどんなに重要なのかを
考えさせられました。
感染拡大が続いていますが、そんななかだからこそ、
目の前の子どもたちにとって、
どんな学校・教育課程が求められているのか、
みんなで知恵を出し合い、みんなでつくっていくことが
求められていると思います。
本特集は、各地のこうしたとりくみを交流し合い、
子どもたちが楽しく安心して通える学校づくりを広げる一助となりたい。
●総論
今こそ、子どもたちの実態から出発する教育課程づくりを……植田健男
●保育園
コロナ禍のなかで正しく恐れながら進む道を求めて……安達喜美子
●小学校
どこまでも子どもたちのために……森山敏晴
●小学校
感染症対策と学びの充実を体育でどう両立させる?……西田 佳
●高校
一斉休業中の生徒・保護者とのつながり……栗原研一
●特別支援学校
この休校で実感したこと……池田直子
●保護者
子どもたちが安心して学べる学校づくりを……とまと
●とりくみ
語り合うことで確かめられる教育課程づくりの大切さ……内藤修司
●とりくみ
教育課程づくりに光を当て、「緊急事態」を私たちの実践に引き寄せる……大瀬良 篤
●よびかけ
参加と共同の学校づくりと結んで一つひとつの学校からの教育課程づくりを……小畑雅子
【連載】
◆私の出会った先生……平野太一
学校の先生と自分
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
コロナの時代に「公共」の大切さを考える
◆憲法と私……都鳥伸也
未来への希望~沖縄の若者への取材から~(1)
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
コロナ危機と教育~今こそ少人数学級の実現を~
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
ダウン症青年から学ぶ――余暇の充実
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
「ズッキーニのジョン」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
見えなくても生き続ける
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……宮下直樹
「総合対策パッケージ」で、子どもの実態に応じた教育を保障できるか?
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……得丸浩一
コロナと子どもと学校と
◆教職員の働き方を考える……江夏大樹
新型コロナウイルスと「公務災害」・「安全配慮義務」
◆名画に出会う……堀尾真紀子
佐伯祐三「彌智子」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「海の上のピアニスト」
撮影校=秋田県立大曲農業高等学校
中学校の新しい教科書採択にあたり、「子どもたちと一緒に教科書を使う教職員や学校からの意見に基づいて採択してほしい」という声が広がっています。
しかし、学校再開後のすさまじい忙しさのなかで、教職員がそれに関わる時間も余裕も取れない現状があり、こんななかでさえ、「教科書を全部終わらせて」と「指導」する教育行政も……。
日本の教科書制度の背景には、子どもたちの学習内容について、国家が統制するのか、それとも“子どものための教育”を教職員、保護者、市民の手でつくりあげていくのか、というせめぎ合いの歴史があります。
教科書を選ぶのも、使うのも、“子どもにとってどうか”を一番大切にしたいと思います。本特集は、多くの方に教科書に関心を寄せていただき、子どもたちによりよい教科書を手渡し、楽しく学習できるようなとりくみを広げていく一助になりたい。
●インタビュー
教科書が子どもの手に届くまで……村木一好、宮崎令子、俵 義文
●教科書を選ぶ
市民との共同で公正な教科書採択を……笹川 聡
●教科書を選ぶ
千葉県の共同採択地区における教科書採択の改善に向けて……浅間基秀
●教科書を選ぶ
学びの場 岡山ネットのとりくみ……小出隆司
●教科書検討
子どもの言葉を大切にし、共に学び合う授業を……中島礼子
●教科書と実践
子どもの「わかる」を大切に……加藤耕太
●教科書と実践
「美味しい算数」……竹村清仁
●教科書と実践
検定教科書と絵本の比較から……伊野文子
●教科書と実践
「絵本」の世界を楽しむ!……岸田康恵
●外国の教科書
海外の教科書制度はどうなっているのか……吉田典裕
●教科書運動
先生が教科書を選ぶしくみに戻してほしい……和田哲子
●運動と課題
共同のとりくみを広げ、子どもたちによりよい教科書を……有馬理江子
連載
◆私の出会った先生……福山啓子
いくつになっても学びは止まらない
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
オンライン化授業で僕らが失ってしまうもの
◆憲法と私……松元ヒロ
「憲法くん」に込めた思い(4)
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
政治的「パフォーマンス」に振り回されない主体性を
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
歴史に学ぶ――キャリア教育への問い
◆これなら作れるパパッとレシピ……林 果帆
「キムムッチ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
戦争が奪った一人ひとり
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線
各地に広がる「めざせ20人学級!!」の声
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……林 淳生
臨時休業中、子どもたちはどう過ごし、何を考えていたか
◆教職員の働き方を考える(A)……松浦健伸
睡眠と疲労回復のしくみ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
ジョアン・ミロ「パイプを吸う男」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「もったいないキッチン」
表紙写真=少年少女キャンプ村
1945年8月6日広島、9日長崎に
原子爆弾が投下されて75年。
被爆者は、「こんな“地獄”の体験を誰にもさせてはならない」と、
「思い出したくない、あの日」のことを語り継ぎ、
核兵器のない世界の実現を求めて、今も声を上げつづけています。
その思いにふれた多くの人々が、
子どもたちとともに平和といのちの大切さを考え、行動してきました。
そうやって育ってきた人々が、
さらに後世へとバトンをつないでいこうとするとりくみも始まっています。
予定されていた「核不拡散条約(NPT)再検討会議」は延期、
「原水爆禁止世界大会ニューヨーク」は中止されましたが、
核兵器廃絶を求める声は、様々な形で世界にひろがっています。
本特集は、「ヒロシマ・ナガサキ」の体験から
私たちがいま、何を学び、どのように行動していったらよいのか、考える一助になりたい。
●インタビュー
いま、被爆者として伝えたいこと……木戸季市
●小学校
広島への修学旅行……寒川穂波
●中学校
広島から発信する平和 『ねがい』……横山基晴
●高校
広島県産業奨励館とその周辺の復元CGの制作……西山史郎
●平和マップ
ヒロシマを学ぶ……高橋信雄
●平和マップ
長崎の被爆遺構めぐり……今泉 宏
●高校生
絵で伝えること……山土莉奈
●高校生
平和について、もっと考える場を増やしたい……重田 倫
●高校生
私たちの未来に「核兵器のない世界を」……田原ちひろ
●伝える
被爆アオギリ紙芝居が伝えるもの……大庭三枝
●伝える
原子爆弾がもたらす真実……平田 周
●運動と課題
教職員としてできること……山本乃里子
【連載】
◆私の出会った先生……北原みのり
かつ先生は生きる術を教えてくれた
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
教職員はエッセンシャル・ワーカーズだ
◆憲法と私……松元ヒロ
「憲法くん」に込めた思い③
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
学校という場所
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
夢を大切にした進路指導
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
「手作りなめたけ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
開いた窓は信頼の証
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……柿田雅子
保育の歩みは止まらない
◆教職員の働き方を考えるB……江夏大樹
パワハラ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
カミーユ・ピサロ「ポン=ヌフ」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「グリーンブック」
撮影校=高知県立伊野商業高等学校
新型コロナウイルスの影響で今年は中止になりましたが、
文部科学省は、「全国学力・学習状況調査」を毎年、
悉皆(全員参加)でおこなってきました。
それを頂点にした「学テ体制」は、
「過去問」練習やたくさんの宿題、
「学習スタンダード」のおしつけなどを通して
“学び”をゆがめ、
子どもと教職員に大きな負担を強いてきました。
昨年、OECDのPISA調査で「読解力の順位が下がった」として、
対策が叫ばれました。
しかし、PISA調査や学テで測られるものが
本当の学力と言えるのでしょうか?
そもそも、子どもたちの学びの深さを
数値だけで測ることができるのでしょうか?
今、「学習状況を把握するためなら、抽出調査で十分ではないか」
という声が広がっています。
本特集では、「学テ体制」が子どもと学校に
もたらしている弊害を告発し、
数値では測れない“学び”のあり方を考える
きっかけにしたいと思います。
●総論
学力調査は、悉皆式を廃止して、抽出方式で、数年に一回に……久冨善之
●国語
全国学力・学習状況調査で「読むこと」の力は測れるのか?……大山圭湖
●算数・数学
「正解あてっこ」の支配を超えよう!……渡辺恵津子
●理科
全国学テ(理科)で測定されるのは、科学的な学力ではなく、“忖度力”だ……三上周治
●小学校
学力テスト 教師として保護者として感じること……千野日輪子
●中学校
NO MORE TEST……久保田エリナ
●特別支援学校
子どもの姿から始める価値ある営み……葉月 凛
●大学生
競争に勝ったとしても……本村翔太
●保護者
全国学力テストに思うこと……加藤朋美
●保護者
学力テストの点数は誰のものか……小宮山弘樹
●教職員
英語「話すこと」調査で現場は大混乱……斎藤鉄也
●海外
新自由主義的教育政策とたたかう……バーバラ・ マデローニ
●運動と課題
子どもを苦しめ傷つける「学テ体制」を終わらせ、
一人ひとりの学びを支えるための共同を……糀谷陽子
連載
◆私の出会った先生……高原伸子
It’s not right, but Beautiful
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
「コロナの時代」の学校教育とは
◆憲法と私……松元ヒロ
「憲法くん」に込めた思い②
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
「学びを止めるな!」という罠
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
支え合いの自立ということ
◆これなら作れるパパッとレシピ……吉田孝子
「じゃことみょうがのあえもの」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
できないからできること
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……柿田雅子
アンちゃんとの出会い
◆教職員の働き方を考える(A)……佐々木 司
睡眠の質
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
三岸好太郎「兄及ビ彼ノ長女」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「ビッグ・リトル・ファーム」
撮影 少年少女キャンプ村
「私自身の手で憲法改正を」(安倍首相)などと、
社会の「現実」に合わせて
憲法を変えていこうとする人たちがいます。
でも……。
憲法は、すべての国民に「生存権」や
「教育を受ける権利」を保障しています。
新型コロナウイルスによって、
私たちのいのちと安全、
子どもたちの育ちが脅かされようとしている今、
その「現実」に合わせて憲法を変えようとでも
言うのでしょうか?
日本国憲法は、「個人の尊厳」と「平和主義」を
土台にしています。
私たちはこの間ずっと、
それを〝よりどころ〞にして、
子どもたちのいのちを守り、育んできました。
政府に、私たちのくらしと権利を守ることを
求めてきました。
まさに、この憲法があったからこそ、
私たちの日常が守られてきたのではないでしょうか。
いま大切なのは、「現実」を憲法に近づけていくこと、
憲法をいかして私たちのくらし、子育て・教育を守るために、
声を上げ、行動していくことではないでしょうか。
本特集が、そのきっかけになることを願います。
●総論
個人の尊厳ってこれだ!─―子育て・教育に憲法をいかす……平松知子
●小学校
子どもたちと私の2.28……入澤佳菜
●中学校
突然の最後の授業……平井美津子
●高校
働くことは権利である……木村眞悟
●高校
写真でつなごう私と憲法……山下正浩
●特別支援学校
日本国憲法は未来の羅針盤……安井芳幸
●高校生
憲法と子どもの権利条約を知って―─校則について……藤原ひより
●高校生
小さなことから未来変えられるかも……マット光
●とりくみ
講座「憲法ってどうしてできたの?
~私たちの生活とのかかわりを知ろう~」をやってみて……杉山菜生
●とりくみ
仲間とともに“憲法の意味と価値”を深めながら……けん・ぽー助と滋障教のゆかいな仲間たち
●運動と課題
平和な未来を子どもたちに手渡すために……檀原毅也
【連載】
◆私の出会った先生……山田正彦
「あいつは俺じゃないと もたない」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
ウイルスに打ち勝った証しとしての五輪?
◆【新連載】憲法と私……松元ヒロ
「憲法くん」に込めた思い①
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教員の変形労働時間制② ~3月議会から見えてきたこと~
◆主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
青年期と新しい価値の芽生え
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
ヘルシーでお手軽「油揚げのピザ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
どんな気持ちかな?
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……柿田雅子
4歳クラスのともくん親子に教えてもらったこと
◆教材のタマ手箱……奈良勝行
「アンネの日記」と「マララ・スピーチ」から視野を広げよう
◆教職員の働き方を考える……江夏大樹
労働時間
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
ジョルジュ・ルオー「聖顔」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「羊と鋼の森」
撮影校=高知県立伊野商業高等学校
新しく教職に就かれたみなさん、教育現場へようこそ!
現場から、そして子どもの立場から、子育て・教育を
考える月刊誌『クレスコ』をお届けします。
4月号は、みなさんより少し経験のある「せんせい」、
たくさん経験のある「せんせい」たちが、
それぞれ「『せんせい』になった時」を思い出しながら
執筆・編集しました。
「せんせい」になった時には、たくさんの出会いがあって、
たくさんの失敗がありました。
大変だったこと、つらかったことが多かったけれど、
ちょっぴり嬉しいこともありました。
そして、大事なことはみんな、
子どもたちと周りの仲間が教えてくれるんだとわかった時、
少しだけ気持ちが軽くなったことを覚えています。
いま、「せんせい」に「なった時」と言いましたが、
実はみんな、“現在進行形”です。
あなたは、どんな「せんせい」に?
一緒に話し合い、学び合い、成長していきませんか。
本特集がそうしたことのきっかけになれたら嬉しいです。
●「せんせい」になるあなたへ
「生命と生命のひびきあい」……鈴木大裕
●「せんせい」になるあなたへ
子どもたちとともに成長して……福岡篤紀
●座談会
私が「せんせい」になった時…………橋本千萌、松尾昌幸、菅谷裕輔、山田恵美、龍神美紅
●語り合い、学び合う(職場で)
「雑談以上、研修未満」……澤田堂樹
●語り合い、学び合う(地域で)
「ほっ」とひと息つける場を……石垣雅也
●語り合い、学び合う(サークルで)
大変な毎日だからこそ学びに行こう……荻野浩毅
●語り合い、学び合う(障害児教育)
子どもから出発する教育実践をすすめるために……全教障害児教育部
●語り合い、学び合う(定時制・通信制高校)
あきらめない・いそがない・ひとりにしない……全教定通部
●語り合い、学び合う(専門の職種)
さまざまな職種の仲間から……全教栄養職員部、全教実習教員部、全教学校司書部、全教養護教員部、全教事務職員部、全教現業職員部
●子どもの声
子どもたちからのメッセージ
●保護者の声
ヒントは子どもが示してくれる……蘆田朱乃
●教職員組合から
教育の専門家としての誇り……宮下直樹
●教職員の権利
知っておきたい教職員の権利 2020……藤波良之
連載
◆私の出会った先生……久保田竜子
先生のことばが人生の指針に
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
一斉休校を命じた強権発動に気をつけよう
◆【新連載】主権者を育てる青年期教育……船橋秀彦
青年期教育と自分探し
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
さば缶を使って作る「長野のみそ汁」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
違うってふしぎ!
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……柿田雅子
2歳児の夏まつりごっこ
◆教材のタマ手箱……野口美代子
「学級びらき」で素敵な出会いを!
◆本との対話……クジョウ カヲル
子どもたちと一緒に歩みだすあなたに
◆【新連載】教職員の働き方を考える……佐々木 司
睡眠と健康
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
フェルナン・レジェ「佇む女」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「恐竜が教えてくれたこと」
撮影校=高知県立伊野商業高等学校
東日本大震災から9年。
政府は、原発事故対応の本拠地から聖火リレーをスタートさせ、
「復興五輪」をアピールしようとしています。
しかし、原発事故の汚染水は
依然として「アウト・オブ・コントロール(制御不能)」です。
いずれの県においても
被災した人々や学校、子どもたちの困難が続き、
追い打ちをかけるように、台風が甚大な被害をもたらしました。
何より心配なのは、傷ついた子どもたちの“心”の問題です。
放射能が身体に及ぼす影響に不安を抱える子どものケアは、
何年経っても最重要で深刻な課題です。
こうしたなか被災地では、
「二度とこんなことが起こらないように」
本当の「復興」とは何かを問い、声をあげる、
さまざまなとりくみが続いています。
本特集では、9年めの被災地からの発信を受けとめ、
自分の課題として一緒に考えていくための一助となりたい。
●総論
フクシマは、本当に「復興」しているといえるのか?……安斎育郎
●インタビュー
こんなことは「二度と誰にも経験させたくない」
福島原発訴訟原告団長の中島孝さんに聞く
●発信・福島
学校現場の状況と地域の復興……吉田安男
●発信・宮城
被災地に寄り添った復旧・復興を……高橋正行
●発信・岩手
人々の好意とすれ違っていく現実……木村 静
●教職員
福島県双葉町から避難して……小野田陽子
●高校生
僕らの未来から被ばくの脅威をなくしてほしい……鴨下全生
●とりくみ
福島の子どもたちの心に寄り添う……生島 浩
●とりくみ
紙芝居で伝えたい……瀬成田 実
●運動と課題
被災地を見て歩き考えたこと……山田真平
●資料
被災地の被害状況と現状
連載
◆私の出会った先生……小島慶子
水槽の中の腕
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
イランの人々は教育熱心で「おしん」が大好き
◆授業で憲法を語ろう……菅間正道
憲法を「他人ごと」から「自分ごと」へ
◆子ども理解と発達保障……宮本郷子
子どものねがいと発達保障を大切にしたインクルーシブ教育
◆栄養教諭のお手軽レシピ……吉田孝子
「のり塩大豆」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
誰かがいてくれること
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……嶋崎由佳
保健室でできること
◆教材のタマ手箱……江頭啓之
著者の思いをそのまま子どもたちに
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教員の変形労働時間制〜舞台は市町村議会に〜
◆名画に出会う……堀尾真紀子
アンドリュー・ワイエス「松ぼっくり男爵」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「運び屋」
撮影校=秋田県立大曲農業高等学校
最近、「Society 5.0」という言葉をよく聞きます。
それは、1.0狩猟、2.0農耕、3.0工業、4.0情報化に続き、
AIが発達して様々な社会的課題を解決してくれる
「人間中心の社会」なのだそうです。
経産省と文科省は競い合うようにしながら、
「Society 5.0に向けた教育」のビジョンを打ち出しています。
その中心は、「公正に個別最適化された学び」。
学校では、そのためのICT環境の整備と民間産業の参入が
かつてない勢いで進行しています。
こうした動きは、学校と教育のあり方を
どのように変えようとしているのでしょうか。
学びの質や子どもの成長・発達は、どうなるのでしょうか。
本特集は、「Society 5.0」に向けた「教育」について、
その実態とねらいを明らかにするとともに、
子どもの成長・発達を保障するために
どう立ち向かっていったらよいのか、考える一助となりたい。
●総論
「Society 5.0」の未来社会像と「教育改革」構想の本質……佐貫 浩
●資料
「Society 5.0に向けた人材育成」が想定する教育と学校とは?
●小中学校
Society 5.0と学校の間にあるもの……大瀬良篤、今井政廣
●小中学校
プログラミング教育について考える……古山直幸
●小中学校
「1人1台タブレット」の現実……小田真里恵
●小中学校
市場化されていく教育と子どもたち……平野倫明
●高校
産業界のニーズに合わせた工業高校の学科改編……鈴村紀代子
●高校
「Society 5.0」より目の前の生徒を……本多由紀子
●高校
情報教育と教科「情報」の役割……長谷川友彦
●病院内教育
病院内教育の役割とICTの可能性と盲点……栗山宣夫
●実践の課題
デジタル・シティズンシップとメディア情報リテラシーの育成を……坂本 旬
●運動と課題
「教育のICT化」と公教育の融解、私たちのとりくみの課題……宮下直樹
連載
◆私の出会った先生……橋本紀子
戦争の経験をもとに生き方を問い、人間探究を続ける
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
2020年。さようなら、沈黙たち
◆授業で憲法を語ろう……中島芳明
障害がある生徒たちにこそ主権者としての憲法学習を
◆子ども理解と発達保障……宮本郷子
子どものことをわかろうとする姿勢
◆栄養教諭のお手軽レシピ……猪瀬里美
「きなこトースト」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
あなたの幸せがわたしの幸せ
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……糀谷陽子
「1年単位の変形労働時間制」の導入反対
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……嶋崎由佳
保健室の見守り役
◆教材のタマ手箱……柏村みね子
1つのオレンジから学ぶ 対立の解決
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
土佐町の挑戦を、大きなうねりに!
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
アンリ・ルソー「サン=ニコラ河岸から見たシテ島」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「母との約束、250通の手紙」
撮影校=秋田県立大曲農業高等学校
「その恰好は、女の子らしくない」「男のくせに、泣くんじゃない」
……そんなことを言われるのは「なんか変!」と、問い直す声が広がりを見せています。
女性差別撤廃条約が採択されて40年、男女共同参画社会基本法が成立して20年が経ちました。
“バックラッシュ”とのたたかいを経て、#MeToo #WithYouの運動は国内にも広がり、学校や地域で、ジェンダー平等の視点でこれまでの「当たり前」を見直し、個人の尊厳や多様性を認め合うとりくみがすすんでいます。
ジェンダーについて学び、考えることは、“とらわれ”から自由になり、多様性と人権、民主主義などについて、より深く考えることにもつながります。
本特集は、子どもたちとともに、今の社会と教育のあり方をジェンダーの視点で問い直し、考え合う実践ととりくみを交流することで、ジェンダー平等を前にすすめる一助となりたい。
●総論
ジェンダー平等と性の多様性理解で個の尊厳を保障する社会と学校……関口久志
●実践・小学校
好きな色を通して自分らしさについて考えよう……南沢 勝
●実践・中学校
多様性を認め合う社会の実現をめざした公民学習……山本悦生
●実践・高校
男子の性と向き合う……辻 奈由巳
●実践・特別支援学校
私の性教育ことはじめ……増田美鶴代
●大学生
『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』から広がる議論の輪……児玉谷レミ、前之園和喜
●地域
自由な遊びで、ジェンダーや古い価値観にとらわれない心を育む……黒澤千春
●地域
性的マイノリティの児童・生徒の学校生活の現状……プラウド岡山
●資料
性的マイノリティと学校生活
●寄稿
多様性を尊重するキャンパスをめざして……宮城学院女子大学「性の多様性と人権」委員会
●インタビュー
女子も男子もズボンとスカート、選べるように……みつおか ここ
●教職員
「姓の選択」にも多様性を……洞口ひろ子
●到達点と課題
性教育への攻撃に立ち向かう……水野哲夫
【連載】
◆私の出会った先生……森 正敏
熱い想いを受け継いでいく
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
大学入学共通テスト頓挫で考えたこと
◆授業で憲法を語ろう……榎本富雄
平和主義と憲法9条
◆子ども理解と発達保障……宮本郷子
こころの育ちと“無償の愛”
◆栄養教諭のお手軽レシピ……猪瀬里美
「クエン酸たっぷりから揚げ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
便利だけで本当にいいの?
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……望月一枝
学校の文脈をジェンダー概念で問い直す
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……嶋崎由佳
寄り添うことの本当の意味
◆教材のタマ手箱……國貞圭佑
《何を》教えるかを考える体育の授業づくり
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
高知県知事選挙をふり返って
◆名画に出会う……堀尾真紀子
ジョン・エヴァレット・ミレイ「アリス・グレイの肖像」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「男はつらいよ お帰り 寅さん」
撮影校=秋田県立大曲農業高等学校
月刊クレスコ 雑誌の内容
+ 月刊クレスコの目次配信サービス
月刊クレスコを買った人はこんな雑誌も買っています!
教育・語学 雑誌の売上ランキング
The Japan Times Alpha(ジャパンタイムズアルファ)
2021年02月26日発売
目次:
今週号の主要コンテンツ
ニュース:国内外の主要な出来事や日本語メディアでは報じないニュースを英語でお届け
―――――――――――――――――――――
[Top News]
Japan gives first COVID-19 vaccines to health workers
国内でコロナワクチン接種始まる
[Easy Reading]
A Valentine’s without roses? Worried for the planet, Paris florists try to prune the habit
冬のバラは二酸化炭素排出を促進する? バレンタインの慣例を変えようとするパリの花屋
、他
[National News]
Powerful magnitude 7.3 earthquake jolts Tohoku area, injuring dozens
福島・宮城で震度6強の地
、他震
[World News]
Economist Okonjo-Iweala chosen as 1st woman, African to lead WTO
WTO トップに初のアフリカ出身者、初の女性
、他
コラム:ニュース以外の多様なジャンルの読み物記事
―――――――――――――――――――――
[LUANN]
少しずつ成長を続ける 主人公の大学生ルアンとその家族、友人の日常を描く ほのぼのアメリカンコミック。生きた「いまどき英語」の宝庫です。
[Center Spread]
世界各国のニュースを美しいカラー写真と共にお届けします。今週は、再開したバチカン美術館とシスティーナ礼拝堂についてです。
[Horoscope]
毎月最終週は英語で読む星占いを掲載します。
[Interview]
英語を使って世界で活躍する人を取り上げます。今週登場するのは、米カリフォルニア州を拠点に活躍する写真家の牧野吉宏さん。
学習コンテンツ:英語のさまざまなスキルを磨く連載
―――――――――――――――――――――
[3-minute Reading With Kip]
やさしい英語でさくさく読解エクササイズするコーナー。今回は、大学の寮についての国ごとの違いを見ていきます。
[Describe This!]
言えそうで言えない日常の場面を英語で表現してみるコーナーです。今週は「引く」という様々な表現を学んでみましょう。
[Mina’s Diary]
このコーナーは家族4人で日本から ニューヨークに引っ越し、現地の学校に通っている15歳のミナの日記を紹介します。今週はミナのつづった日記を読みながら英単語やフレーズを学びましょう。
[Life as an Expat]
ロンドン駐在中の須藤ひかるの海外奮闘記をお届けします。
※この他、多数のコンテンツを掲載しています
The Japan Times Alpha -- 英字新聞だから身につく 世界の視点、確かな英語力
-
2021/02/19
発売号 -
2021/02/12
発売号 -
2021/02/05
発売号 -
2021/01/29
発売号 -
2021/01/22
発売号 -
2021/01/15
発売号
福音館書店
こどものとも年少版
2021年02月03日発売
目次:
すずめさん おはよう
いまきみち 作
女の子とおばあちゃんが散歩に出かけます。
「チュンチュン」と鳴いているすずめに「すずめさん おはよう」、「ツピツピツピー」とにぎやかなしじゅうからには「しじゅうからさんは みんなでおしゃべり」などと話しかけます。
春先の野道を歩きながら、女の子とおばあちゃんが出会った鳥たちと楽しくやりとりする様子を、鳥の鳴き声とともに描きます。
絵本が大好きになる絵本
-
2020/12/21
発売号 -
2020/12/03
発売号 -
2020/11/02
発売号 -
2020/10/02
発売号 -
2020/09/03
発売号 -
2020/08/03
発売号
福音館書店
こどものとも0.1.2.
2021年02月03日発売
目次:
おおきいくまさん ちいさいくまさん
南塚直子 作
「おおきいいえにおおきいくまさん。ちいさいいえにちいさいくまさん」。
それぞれの家の中で、むしゃむしゃとごはんを食べて、ぴょんぴょんと体操をして、プープーとラッパを吹いて、ちゃぷちゃぷとお風呂に入り、夜になったらねむいねむいとおおあくび。あたたかなベッドに入って、おやすみなさい。
くまさんたちの一日の生活を、陶板で表現した絵本です。
赤ちゃんがいい気持ちになれる絵本
-
2020/12/21
発売号 -
2020/12/03
発売号 -
2020/11/02
発売号 -
2020/10/02
発売号 -
2020/09/03
発売号 -
2020/08/03
発売号
福音館書店
ちいさなかがくのとも
2021年02月03日発売
目次:
はるが きた! いいもの いくつ?
おおたぐろまり 作
公園がだんだん春になっていく。春のしるし、いくつ見つかるかな?
少しずつ増えていく“春”を絵の中に見つけて1から10まで数えていく絵本です。
春を告げるつくしが「1」、花の周りを歩くてんとうむしが「2」、卵を産むかえるが「3」、ひなたぼっこをするかなへびが「4」、桜の林の上を飛ぶつばめが「5」……他にも様々な生き物が絵の中に隠れていますよ!
ちいさなふしぎ、みーつけた!
-
2020/12/21
発売号 -
2020/12/03
発売号 -
2020/11/02
発売号 -
2020/10/02
発売号 -
2020/09/03
発売号 -
2020/08/03
発売号
毎日新聞出版
月刊ニュースがわかる
2021年02月15日発売
目次:
<巻頭特集>
★暮らしと社会を支える物流
生活に必要なものが手元に届くのは、「物流」という仕組みがあるからです。
思わぬ災害で店が閉まっても、物流網さえしっかりしていれば生活必需品は届きます。
私たちの暮らしを支える物流について学びます。
<ニュース特集>
★核兵器禁止条約が発効
1月に「核兵器禁止条約」が発効しました。
核兵器を持つ国はいずれも署名していないためすぐに廃絶されるわけではありませんが、
核兵器を違法とする国際ルールの誕生で、核軍縮に期待が高まっています。
★新型コロナ ワクチン接種始まる
新型コロナウイルスがいまだに猛威を振るう中、ワクチンに期待が集まっています。
昨年末からイギリスやアメリカで接種が始まり、日本でも間もなく開始されます。
どのような薬なのでしょうか。
★東京五輪 本当にやれるの
一度延期された東京オリンピックですが、
コロナの感染拡大が収まらず、今年の開催も不透明な状況です。
菅義偉首相は「実現する」と述べましたが、
選手たちは練習もままならず、不安が広がっています
★トランプさん支持者がアメリカ議会に乱入
アメリカ連邦議会に1月6日、多数のトランプ大統領(当時)支持者が乱入し、銃撃に発展する騒乱がありました。
バイデンさんが勝利した大統領選の結果を集計する会議が行われていた最中で、
民主主義をゆるがす大事件に世界がショックを受けました。
★読者インタビュー パラアーチェリー選手
東京パラリンピック出場を目標にしているパラアーチェリーの永野美穂選手は、
左腕が使えないため、口で弦を引いています。
強い気持ちで金メダルをめざす永野選手に、
アーチェリーを練習中の中学生がインタビューしました。
ほかに、次のような1月のニュースを扱っています。
バイデンさんがアメリカ大統領に就任/阪神大震災から26年/北陸などで記録的な大雪
<好評連載>
● ニュース検定4~3級模擬問題
●「ざわつき★ナゾ科学」
● 不登校がテーマのまんが「わたし行進曲」
● 言葉で遊ぼう「ねじめのコトバ嵐」
●「ニュース ジョゼでもわかる系」
● 環境まんが「カグヤとエコ神サマ」
● 時事芸人、プチ鹿島の「オジさんの話を聞いて!」
● おススメのグッズを読者が紹介「イチオシ!」
● 歴史クイズ「レキッパ!!」
● 動物写真企画「みんな生きている!」
● ニュースなお題に投稿コーナー「答えよ」
● ギャグまんが「Newsがわからん!!」
● 学習まんが「ニュース探偵 小一郎」
● 投稿ギャグまんが「マナブとオカン」
● まんが「パトラっちとこまっち」
●「東田大志の きわめろ! パズル道」
受験勉強に最適!お子さま向けにニュースを説明する雑誌です。送料無料!1ヵ月のニュースをビジュアルに解説 ニュースが好きになる・受験に強くなる
-
2021/01/15
発売号 -
2020/12/15
発売号 -
2020/11/13
発売号 -
2020/10/15
発売号 -
2020/09/15
発売号 -
2020/08/12
発売号
福音館書店
かがくのとも
2021年02月03日発売
目次:
どうぶつたちの おひっこし
平山暉彦 作
家族同然のイヌやネコを連れて出かけたことのある人は多いでしょう。では大型動物や猛獣を連れて遠くへ出かけるのはどうしたら良いのでしょう。
実際に動物園の動物は繁殖のために遠くの動物園に引っ越しをすることがあります。トラやキリンだってお出かけをするのです。
様々な動物をケガをさせずにつかまえて、オリに入れて安全に運ぶための工夫を描きます。
子どもの強い好奇心=子どもの科学の芽を大きく伸ばす絵本
-
2020/12/21
発売号 -
2020/12/03
発売号 -
2020/11/02
発売号 -
2020/10/02
発売号 -
2020/09/03
発売号 -
2020/08/03
発売号
福音館書店
こどものとも年中向き
2021年02月03日発売
目次:
ちいさい じてんしゃ りんちゃんの おはなし
ねぎしたかこ 文/にしかわおさむ 絵
りんちゃんは、子ども用の赤い自転車です。自転車屋さんの店先で、自分に乗るだれかが来るのを待っています。
お店には次々にお客さんが訪れますが、やって来る子どもは、りんちゃんに乗るには小さすぎたり大きすぎたり。でもある日、りんちゃんにぴったりの女の子が現れて……。
子どもが初めて自転車を手に入れる、特別な出会いを描いた物語です。
物語の楽しさに出会う絵本
-
2020/12/21
発売号 -
2020/12/03
発売号 -
2020/11/02
発売号 -
2020/10/02
発売号 -
2020/09/03
発売号 -
2020/08/03
発売号
福音館書店
こどものとも
2021年02月03日発売
目次:
なぞなぞ
安野光雅 作・絵
誰もが知っている空想の世界の住人たちを題材にした“なぞなぞ”の絵本です。登場するのはシンデレラや桃太郎、七福神に火星人など。
そんな、見たことはなくても知っているひとたちを、安野光雅さんが自在な筆さばきで絵にしました。
なぞなぞで遊びながら、安野さんによる空想の美術館をめぐってみましょう。
子どもの想像の世界を大きく広げる絵本
-
2020/12/21
発売号 -
2020/12/03
発売号 -
2020/11/02
発売号 -
2020/10/02
発売号 -
2020/09/03
発売号 -
2020/08/03
発売号
NHK出版
中学英語の重要ポイントが、この1年間でしっかり身につく!
-
2021/01/14
発売号 -
2020/12/14
発売号 -
2020/11/14
発売号 -
2020/10/14
発売号 -
2020/09/14
発売号 -
2020/08/14
発売号