月刊クレスコ 発売日・バックナンバー

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特集=教育格差をうまない社会に

家庭の貧困が子どもの教育に深刻な影響を及ぼしている実態が、
内閣府の調査であらためて明らかになりました。
SNS上では「親ガチャ」という言葉が拡散され、
自己責任論が広がる社会で
子どもの幸せを実現することへのあきらめ感が蔓延しています。

このようななか、「1人1台端末」の導入等を通して、
家庭の経済格差が子どもたちの教育条件を左右する状況が
ますます広がっています。
家計が苦しく進学をあきらめたり、やむなく退学したりする学生は、
コロナ禍でいっそう増えています。

本特集は、目の前の子どもたちの困難に寄り添い、
教育格差をうむことなく、
どの子どもにも豊かな教育と学ぶ権利を保障する社会の実現に向けて、
多くの願いを結ぶ一助としたい。

●総論
子どもの貧困と教育格差の現状と課題……川口俊明
●教職員
どんどん広がる教育格差……倉木綾菜
●教職員
子どもたちの居場所、保護者の拠り所として……伊藤ふゆ
●保護者
不登校状態の子の教育を考える……河本陽子
●保護者
父母も声をかけてくれることを待っています……西手尚子
●大学生
「これっておかしくね?」の発信から……竹内意織
●地域
教育格差を埋めるには……山崎 新
●地域
支えつづけるなかで成長・変化する子どもたち……土屋匠宇三
●地域
学校給食費・教材費の無料化の実現!……中西裕康
●「隠れ教育費」
「隠れ教育費」と公立学校の使命……栁澤靖明
●とりくみの課題
経済的負担の軽減、教育無償化は喫緊の課題……山田真平


【連載】
◆私の出会った先生……斉加尚代
「聞く時間」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
カルト宗教の恐ろしさを子どもたちにどう教えたらいいのか
◆憲法と私……寺原真希子
同性間の婚姻と憲法~結婚の自由をすべての人に~
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
「副業先生」(2)
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
熱中症対策にもぴったり「ちょっぴり大人の夏ご飯」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
夜あけは必ずやってくる
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
「誰かのせい? 自分のせい?」
◆Reports on World Education!……ステフェン・ヴェルヴァック
教育に否定的な影響残したコロナ
◆ラン、ラン、ラン……渥美二郎
ゲームチェンジャー
◆名画に出会う……堀尾真紀子
ピエール=オーギュスト・ルノワール「庭で犬を膝にのせて読書する少女」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「ドライブ・マイ・カー」


写真=神奈川県・川崎市子ども夢パーク/東京・大きな木保育園
特集=子どもたちと平和を語ろう

ロシアによるウクライナ侵略の惨状が日々伝えられるなか、
子どもたちは気づかないうちに心の傷を深くしています。
不安や恐怖、怒り、大人への不信など、
抑えきれない葛藤に苦しみもがいています。

その思いを受けとめ、安心をもたらすことが必要です。
そして、いのちの大切さ、戦争の無残さ、
平和を守るための人々の粘り強いとりくみなどを伝えることが、
人間への信頼と未来への希望につながります。

戦後、教職員は
戦争の惨禍が二度と子どもたちにふりかからないことを願い、
平和の大切さを確信し、
平和について考え合う学びを集団的につくりあげてきました。
今、かつてのように学校で戦争や平和のことを
語れなくなったとの声が、現場からは聞こえてきます。

武力による正義はありえないこと、
どんな理由があっても人権侵害は許されないことを理解し、
憲法の理念を実現する平和な社会を築くための教育が
あらためて求められています。

●取材の現場から
戦争に傷つけられる子どもたち……安田菜津紀
●小学校
子どもたちに平和への願いを……小川 匠
●中学校
動きだした子どもたち……井村花子
●高校
高校生に平和を学ぶ機会を……小宮山勝人
●特別支援学級
絵本『へいわってすてきだね』を読む……山林 哲
●高校生
核兵器と戦争のない世界をめざして、学び、声を上げる……鳥海太佑
●大学生
暴力ではなく、平和への道をめざす…高木安奈
●大学生
被爆者に学んだことを未来に生かすために……高橋悠太
●戦跡から学ぶ
未来へつなぎたい……仁方越郁夫
●教育に求められること
平和な世界の実現に果たす教育の役割……宮下直樹


【連載】
◆私の出会った先生……ラサール石井
「みんなはどう思う?」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
地毛が茶色の生徒に「黒く染めろ」の指導が適法だって?
◆憲法と私……寺原真希子
性的マイノリティと憲法~誰もが自分らしく生きられる社会へ~
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
「副業先生」(1)
◆これなら作れるパパッとレシピ……奥村かりん
甘さがちょうどでさっぱり後味「ホワイトポンチ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
戦争のリアルを想像して
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
「誰にとっての問題行動?」
◆Reports on World Education!……友松利英子
米国はすでに「ポスト・コロナ」へ
◆ラン、ラン、ラン……渥美二郎
「ハッタツショウガイ?」
◆名画に出会う……堀尾真紀子
ポール・シニャック「サン=トロペ、グリモーの古城」
◆この映画見ましたか?……すがわらちとせ
「新章 パリ・オペラ座」

写真=高知・太平洋学園高等学校
特集=夏休みを迎える前に

まもなく夏休み――
しかし、家庭でのびのびゆったりの
かつての夏休み像はもはや遠いものとなっています。

共働きの多い現状では、
多くの小学生は学童保育や地域の児童館などで過ごし、
中・高校生は部活や補習、
あるいはアルバイトに追われる生活を送っています。

コロナ禍のもとで授業時間を確保するために、
またエアコン設置により
夏休みを短縮した自治体も多くあります。

そして、ほとんどの学校は
夏休み中にたくさんの宿題を子どもたちに出しています。

子どもたちにとって、
夏休みは決して自由を満喫できるものではないようです。

子どもの貧困や虐待が深刻化するなかで、
夏休みを家庭で安心して過ごすことのできない
子どもたちも増えています。

地域や学校が連携して子どもたちを見守ることが
いっそう求められています。

本特集は、どの子どもも夏休みに豊かに成長することを願い、
夏休みについて考え合う一助としたい。

●総論
自由な時間を子どもたちに返すこと……神代洋一
●中学校
夏休みを乗り越えるために気をつけたいこと……木村恵子
●特別支援学級
みんなで水やり みんなで収穫……村田信代
●高校
大人が子どもを見守れない世の中……松尾昌幸
●学童保育
子どもと一緒に創る、楽しみと気づきの多い夏休み……松尾拓麻
●放課後等デイサービス
不安を抱える子どもたちが安心して過ごせる夏休みを……田場力男
●野外教育団体
子どもの遊びと仲間づくり…桜井 翠
●保護者
子どもの“いま”と現実を見つめて……辻村有希
●保護者
子どもたちとの夏休みで思うこと……村田恵美
●子どもの権利条約
夏休みの意味を考える……増山 均

【連載】
◆私の出会った先生……西原孝至
「考えてみませんか」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
「容れもの」は中身を規定する、という真理について
◆憲法と私……寺原真希子
選択的夫婦別姓と憲法~選択肢のある社会へ~
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教育現場における「構想」と「実行」の分離(4)
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
味がしみて食欲そそる「トマトつけ麺」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
好奇心は成長のための準備
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
相談をすることのリスク
◆Reports on World Education!……ロマン・エデルマン/奈良勝行(訳)
学力向上のために少人数学級を!
◆ラン、ラン、ラン……渥美二郎
壁は扉
◆名画に出会う……堀尾真紀子
エドゥアール・マネ「バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「少年の君」

写真=高知・太平洋学園高等学校
特集=教育DXと子どもの学び

「GIGAスクール構想」による一人一台端末導入とともに、
「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)という聞き慣れない言葉が
教育の分野に入ってきました。
「Society 5.0の実現に向けた人材育成」の政策が
社会のデジタル化とともに大急ぎで推し進められています。
この間内閣府で政策パッケージが検討され、
デジタル庁・文科省・総務省・経産省合同で
「教育データ利活用ロードマップ」も発表されました。

現場では、すでに一人一台端末の活用をめぐりとりくみが進められています。
しかし、同時に進行する「教育データ利活用」の施策は、
教育のあり方の根本的な転換を求めるものであり、
子どもの権利の侵害も危惧されるものです。
また、教育の市場化を進め、教育格差をいっそう拡大させることにつながらないかなど、
公教育のあり方に関わる重大な問題です。

今回の特集は、学校現場に急速に及んだデジタル化の波が、
子どもたちの学びにどんな影響をもたらし、
学びをどう変えようとしているのかを考え合うための一助としたい。

●総論
教育DXは学びと学校をどう変えるか……児美川孝一郎
●大阪
現場の声を生かしたICTの活用を……根無信行
●和歌山
子どもたちのための一人一台端末の活用を考える……田畑雄介
●東京
「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」……道端寿奈
●東京
タブレット導入に際し思うこと……荻本恒也
●熊本
子どもの内面まで収集する教育行政と教育産業……早木達真
●京都
ICT・オンラインを活用した教育にどうとりくむか……西田陽子
●デジタル教科書
「使用ありき」ではなく「どう活用すべきか」、慎重な吟味を……村木一好
●全国の状況
「GIGAスクール構想」の危険なねらい……波岡知朗
●自治体DX
自治体DXは、住民のくらしに何をもたらすか……久保貴裕

【連載】
◆私の出会った先生……武田 緑
「私の声は、大切な声なんだ」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
中学時代の親友Mが逝った
◆憲法と私……楾 大樹
憲法を教えない学校教育(2)
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教育現場における「構想」と「実行」の分離(3)
◆これなら作れるパパッとレシピ……秋葉久子
ちょっぴり、大人の味 「鶏肉の柚子こしょう焼き」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
最後に残ったねこ
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
こころに「寄り添わない」ことの大切さ
◆Reports on World Education! ……ソロツキー・ソロツカ夫妻/奈良勝行(訳)
Ukraine Must Win(ウクライナは勝つ、きっと勝たねばならない)
◆ラン、ラン、ラン……渥美二郎
ファーストステップ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
横山大観「夜桜」(左隻)
◆この映画見ましたか?……すがわらちとせ
「ひまわり」

写真=兵庫・青陽須磨支援学校
特集=75年目の「憲法のはなし」

2月24日に勃発したロシアによるウクライナ侵攻は、
あらためて戦争の惨禍と非情さを伝えています。
「戦争はだめ」という声が高まる一方で、
国を守るにはやはり軍事力が必要、
核による抑止が重要との考えも広がっています。

2021年7月の総選挙で改憲勢力が議席を伸ばし、
改憲に向けた動きが急速に強まっています。
自民党「改憲4項目」では、
「緊急事態条項」を盛り込むことや、
「自衛隊」を9条に書き込み「平和主義」の原則を根本から崩そうとする
策動が続いています。

なぜ今「改憲」を急ぐのか、
また「改憲」したらどうなるのかを見据え、
学校で憲法を語り、
憲法をいかした教育を実践していくことが求められています。

学校で憲法を語れる場や時間はかつてよりも奪われ、
語ることが許されないと感じている若い世代も多いようです。

本特集は、75年間人々の願いを力に守られてきた憲法を、
原点に立ち返ってその意義を学び合うとともに、
教育の立場から憲法について考え合う
きっかけとなるものにしたいと思います。

●総論
「あたらしい憲法のはなし」と戦後の日本……小森陽一
●教職員の声
学校で語ろう、憲法・平和
●実践(小学校)
日本国憲法第9条・第21条を生かした教科指導と学級経営……田中希望
●実践(高校)
イラク帰還兵から戦争を学ぶ……庄司春子
●実践(特別支援学校)
生徒会規約に前文を!……深津冬惟
●学ぶ・つながる
憲法からの問い……A.K
●学ぶ・つながる
憲法を学べる場所……濱田つむぎ
●インタビュー
「あたらしい憲法のはなし」を劇化して……柴 幸男
●運動と課題
憲法のリアリティ……檀原毅也

【連載】
◆私の出会った先生……小野アンリ
「人は温かいんだ」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
いまだからこそ心に刻みたい3つのこと
◆憲法と私……楾 大樹
憲法を教えない学校教育(1)
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教育現場における「構想」と「実行」の分離(2)
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
爽やかいい香りの「鮭のバジルソルトかけ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
当たり前に居場所があること
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……有馬理江子
「18歳成人」をめぐる課題
◆【新連載】臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
臨床心理士ってなんだ?
◆Reports on World Education!……小玉薫/奈良勝行(訳)
コロナ直撃、貧しい学生にしわ寄せが
◆ラン、ラン、ラン……渥美二郎
夕日部
◆名画に出会う……堀尾真紀子
松本竣介「立てる像」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「ノマドランド」

写真=兵庫・青陽須磨支援学校
特集=ともに語ろう、つながろう――「せんせい」になるあなたへ 2022

新しく教職に就かれるみなさん、おめでとうございます。

コロナ禍が続くなかでの新学期。
子どもたちはこの間、周囲とのふれ合いや活動を制限され、
コミュニケーションや学習への意欲を存分に広げられない
ストレスを抱えています。

そのような子どもたちと向き合うことに、
緊張や不安もあるかもしれません。
みなさんが安心して新任地での生活をスタートできるように、
あたたかな出会いの場をつくりたいと思います。

学校ではいろいろな職種の教職員が、
子どもたちのために心寄せ合って、日々教育活動を進めています。
保護者や地域の協力・支援も大きな力になります。

コロナ禍であらためて明らかになった学校の役割や、
人とのかかわりが子どもたちの豊かな成長に不可欠のものだということを、
互いに確信にして子どもや教育について語り合い、
一緒に学校づくりにとりくもうとの思いを共有したいと願っています。

これから学校で働く仲間として、
ともに語り、つながり、歩んでいきましょう。

●よびかけ
みんなのねがいで学校をつくろう……川地亜弥子
●学級づくり
あったかくて安心できる学級を……奥田早苗
●学級づくり
楽しくやろう! 学級づくり……國井啓介
●授業づくり
1つの授業をつくりあげるために……早﨑久登
●保護者とのつながり
5分の積み重ねで、チャンスを活かす……久宝一也
●保護者とのつながり
保護者の本当の願いを汲み取って……白谷元弘
●メッセージ
学校で働くいろいろな職種・職名の方から……佐多美也子/江藤 俊/横山すみ玲/
 鵜野沙弥香/松井正英/小塩義彰/深澤大地/相川はるな
●地域から
一緒に子どもたちのこと語り合いましょう……福 武利
●地域から
輪のど真ん中には子どもを!……阿利澄江
●教職員組合から
組合に入って、いきいきと働きつづけられる職場をつくろう……宮下直樹
●教職員の権利
知っておきたい教職員の権利2022


【連載】
◆私の出会った先生……小山力也
三人の師
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
ウクライナへの軍事侵攻について現地で考えた
◆憲法と私……楾 大樹
檻の中のライオン~憲法と公教育の役割~
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教育現場における「構想」と「実行」の分離①
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
魚が苦手でもどんどん食べられる!「鯖のおりこう丼」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
本に励まされ成長する
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆特別支援学級で輝く子どもたち……大島悦子/山下洋児
連載をふり返って
◆Reports on World Education!……チョウ・テイコウ/奈良勝行(訳)
一日も早く元の生活に戻りたい!
◆【新連載】ラン、ラン、ラン……渥美二郎
窓際
◆名画に出会う ……堀尾真紀子
佐伯祐三「コルドヌリ(靴屋)」
◆この映画見ましたか?……すがわら ちとせ
「アンネ・フランクと旅する日記」


写真=兵庫・青陽須磨支援学校
特集=3.11に、向き合いつづける

東日本大震災・福島原発事故から11年、
ハコモノの復興は進んだものの、
いまだ多くの人が故郷の町に戻れず、
元の生活に戻ることができない状況が続いています。

福島では原発事故処理の先が見通せないもとで、
汚染処理水の対応や原発再稼働の動きなど、
あったことがなかったかのように進んでいく現実が、
被災者の心の復興をいっそう困難にしています。

11年を経た今、被災地では教職員が
震災体験に向き合う困難や葛藤を抱えながらも、
あらためて教育のあり方を考え合うとりくみに
足を踏み出しています。

被災地の子どもの心のケアが
依然として重要な課題となっているなか、
子どもたちに寄り添い豊かな成長を保障するためにも、
事実に向き合い伝える教育実践が求められています。

本特集は、復興11年目の被災地の現状と
これからの復興のあり方について問い直し、
いま何が求められているかを考え合う一助としたい。

●総論
福島原発事故の真実を追って……森住 卓
●岩手
東日本大震災から思いつづける……伊勢勤子
●宮城
「生きることに必死」の10年を経て……渡辺孝之
●宮城
安心して震災に向き合える環境をつくる……清水葉月
●福島
“ふくしまの教育”の実践を現場の声と力で……永峯秀明
●福島
「子どもチーム」の活動と福島での子育て……鈴木眞紀子
●広域避難
小さな声に耳を澄ます、伴走支援……服部育代
●知る
震災から十年 被災地「フクシマ」を訪ねて……福島県立高教組青年部
●運動と課題
「教訓」とは何だろう……笹本育子
●資料
被災地の被害状況と現状


【連載】
◆私の出会った先生……清水ゆき
心を育ててくれた先生たち
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
福島子ども甲状腺がん裁判が問いかけるもの
◆憲法と私……石川優実
規則は変えていける、ということを学べる社会に
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
「人格の完成」に値する教育
◆これなら作れるパパッとレシピ……川野朋子
ポリポリ噛むおやつ「豆かりんとう」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
命の強さと切なさと
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆特別支援学級で輝く子どもたち……山下洋児
特別支援学級という場
◆Reports on World Education!……サルワ・ヨウニス/奈良勝行(訳)
コロナにめげず、子どもたちをしっかり教育
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
ラストカップ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
バーナード・リーチ「柳宗悦像」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「海辺の家族たち」


写真=兵庫・青陽須磨支援学校
特集=免許更新制廃止と教師の学び

2009年に始まった教員免許更新制が廃止されることになりました。
文科省は「発展的解消」としていますが、
導入時から多くの矛盾を抱えていた制度がついに破綻に追い込まれました。

一方で、更新制に代わる新たな仕組みが検討されています。
「新たな教師の学びの姿」として具体化されようとしている研修とは、
果たしてどのようなものなのでしょうか。

更新制廃止を求める署名に寄せられた声からは、
多忙ななかでも「もっと学びたい」という教職員の願いが伝わってきます。
このように、日々の教育活動のなかで自らの課題を追求し学ぶことは、
教職員としての権利であり、
教育基本法・教育公務員特例法にも
「教師の主体的な姿勢」の重要性が指摘されています。

本特集は、免許更新制廃止の行方を注視しつつ、
教職員の自主的な学びが尊重される制度のあり方を
あらためて考え合うための一助としたい。

●総論
教員免許更新制廃止と「新たな教師の学びの姿」を読み解く……勝野正章
●現場の声
素敵な大人であるために……S
●現場の声
私たちには変える力がある……加藤拓真
●教師の学び
自主研修の保障を求めて……國貞圭佑
●教師の学び
「学ぶこと」が自分を創る……髙橋響子
●教師の学び
色濃くなる目的化した学び……沓脱秀尚
●「研修」とは
先輩教師からの学びを礎に……沖田晴美
●「研修」とは
現場で有意義な研修を!……三本木 潔
●運動と課題
子どもから出発する、子どものための“学び”の輪を広げよう……糀谷陽子

【連載】
◆私の出会った先生……まはら三桃
魔法の薬
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
福島原発事故後に出た「放射線副読本」への違和感について
◆憲法と私……堀尾輝久
目前の危機にどう向き合うか
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
学校部活動の「地域移行」という名の「民営化」
◆これなら作れるパパッとレシピ……川野朋子
ネバシャキ食感が楽しい「スタミナ納豆」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
明けない夜はないのだから
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆特別支援学級で輝く子どもたち……大島悦子
保護者と手をつないで
◆教材のタマ手箱……清水正貴
「ものづくり」「ものしゅうり」で地域貢献&恩返し
◆Reports on World Education!  ……ニ・シァオユン/奈良勝行(訳)
トンネルの向こうにきらめく光を見たい
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
エホウマキ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
関根正二「神の祈り」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「コーダ あいのうた」


写真=兵庫・青陽須磨支援学校
特集=ハラスメントのない職員室に

2020年の「パワハラ防止法」施行を受け、
ハラスメント対応への一定の改善が図られています。
各県でもパワハラ防止ガイドラインの制定・改定など、
実効あるハラスメント対策を求めるとりくみが進められています。

しかしながら、学校職場のハラスメント相談は増えるばかりです。
長時間過密労働や教職員への管理統制が強まる職場環境のもとでは、
誰でもいつでも、被害者にも加害者にもなるおそれがあります。

まずは職員室の中から、ハラスメントは人権侵害との認識の共有と、
教職員一人ひとりが大切にされる信頼関係を育むことが
あらためて求められます。

本特集は、職場におけるハラスメントの現状やその背景について考え合い、
悩みを抱える教職員に寄り添うとともに解決の道を探り、
誰もが安心して働ける職場づくりを進めるための一助としたい。

●学習と交流
ハラスメントの解決と防止のために……富永由紀子
●職場から
私は、パワハラを受けていた……鈴木のぞみ
●職場から
いのちを守る職場のあたたかさを……高山春美
●職場から
ハラスメントのない風通しのよい職場づくりを……坂上哲雄
●連帯とたたかい
高校部活における人権侵害……野村幸司
●連帯とたたかい
「パワハラ」には「ジャスハラ」で!……深澤佳人
●産業医から
ハラスメントと心の不調……阿部眞雄
●運動と課題
人間が大切にされる職場づくりの輪を広げよう……吹上勇人


【連載】
◆私の出会った先生……小川たまか
見えないものを信じても良い
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
旭川いじめ凍死事件から思うこと
◆憲法と私……堀尾輝久
地球平和憲章(日本発モデル案)の発刊
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
「聖職」と「サラリーマン教師」のはざまで~旭川中2少女凍死事件~
◆これなら作れるパパッとレシピ……猪瀬里美
甘辛の相性ピッタリ「ハニーマスタードチキン」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
鳴き声が聞き分けられたのは
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……笹本育子
『はじめての防衛白書』(子ども版)の防衛省ホームページ公開について
◆特別支援学級で輝く子どもたち……山下洋児
特別支援学級教員の「専門性」って?
◆【新連載】Reports on World Education! ……ムン・ソンヒ/奈良勝行(訳)
安定したコロナ対策が信頼につながっている
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
サムイヨル
◆名画に出会う……堀尾真紀子
ラウル・デュフィ「ニースの窓辺」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「家族を想うとき」


表紙=神奈川県横浜市・小鳩保育園分園
特集=「主体的」を評価するということ

改訂学習指導要領の全面実施に伴い、
3つの観点別学習状況の評価が
すでに小・中学校でおこなわれています。

とりわけ「主体的に学習に取り組む態度」をめぐって、
現場では様々な混乱が生じています。
子どもの内面を「態度」で評価することが、
子どもたちの「主体的」であろうとする心を傷つけ、
結果として主体性を奪うことにならないか。
評価の本来の目的は、子どもたちの主体的にとりくむ態度を
育てることではないか、と考えます。

また、「育成すべき資質・能力」に基づく学習評価のあり方は、
評価そのものが子どもたちの活動や内面を締めつけ、
憲法や「子どもの権利条約」に背くことにつながるのではないかと
危惧する声もあります。
高校への導入実施に向けては、
高校入試や大学入試への影響についても懸念が広がっています。

本特集では、観点別評価に関する疑問や悩みを交流するとともに、
評価のあり方について、あらためて考え合うための一助としたい。


●総論
「主体的に学習に取り組む態度」の評価が問いかけるもの……亘理陽一
●小学校
主体的に学ぶ……浅野涼平
●小学校
子どもの主体性、教師の主体性……川原江梨子
●高校
「主体的」評価の問題点とプロジェクト型授業への転換……大西里奈
●特別支援学校
心の育ちを大事にする評価……中山純子
●保護者
なぜ教科書が真っ白なのか……椎野大輔
●高校入試
長野県の高校入試制度改革における「主体的」の評価……宮澤弘至
●大学入試
「観点別評価」が大学入試で使われる危険性……波岡知朗
●視点・論点
3観点別評価を考える……鋒山泰弘


【連載】
◆私の出会った先生……羽田昌弘
完璧な先生など存在しない
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
若者の投票率の低さと日本の主権者教育のあり方について
◆憲法と私……堀尾輝久
憲法の精神で地球平和憲章を!
◆これなら作れるパパッとレシピ……松本恭子
カルシウムたっぷり!「 小松菜ふりかけ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
旅の記憶を追って
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……村田信子
「特別支援学校設置基準」がある時代をむかえて
過大・過密、教室不足の解消をめざした新たな運動を
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……藤田 毅
高校生の学びと参加
◆特別支援学級で輝く子どもたち……大島悦子
どの子も育つ~交流・共同教育~
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
「リセット」の先の景色を見に行こう~埼玉教員超勤訴訟(2)~
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
マホウノコナ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
フランシスコ・デ・ゴヤ シリーズ『妄』より「飛翔法」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「ミッドナイト・トラベラー」


写真=コドモ農業大学
特集=学校統廃合で地域の未来は

この間、全国で学校統廃合計画が推し進められ、
国からの財政誘導による小中一貫校や義務教育学校建設の動き、
また少子化により定員割れが生じるなかで高校削減の動きが進みました。

地域を存続させるための財政効率化による統廃合が、
結果として地域の衰退につながる恐れがあるのではないか、
そして子どもたちや地域の未来はどうなっていくのか、
矛盾と不安を抱えたままで統廃合が進んでいくことへの危機感は募るばかりです。

一方、コロナ禍で学校の役割や存在意義があらためて確認されるとともに、
少人数学級のよさが見直され、
これまで国や自治体が主張してきた「適正規模」に対する疑問も生まれています。
その結果、従来の計画を見直し、方針転換を図った自治体もあります。

本特集は、各地の学校統廃合の動きにふれ、
子どもたちや地域の願いをともに考え合うための一助としたい。


●総論
公共施設再編が推し進める学校統廃合……山本由美
●兵庫
統廃合から学校と地域を守るために……中川龍美
●大阪
命を守るためにお金を使わず教育も削減する大阪維新市政……宮城 登
●埼玉
越谷の小中一貫・3学園構想……大里総一郎
●長野
全県的な統廃合計画の進行と議論の動向……林 茂樹
●宮城
「適正規模」の名のもと「地域の宝」が消えていく……髙橋治彦
●和歌山
子どものすこやかな成長を願い、地域組織結成へ……大松弘明
●東京
夜間定時制高校を守ろう……横山尚子、小林早苗
●視点・論点
「自治体戦略2040構想」と学校統廃合……石山雄貴


【連載】
◆私の出会った先生……加藤紀子
野菜作りと向き合うなかで
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
教育の主人公は人間であって国家ではない
◆憲法と私……小沢隆一
日本学術会議会員任命拒否問題と菅政権の終焉
◆これなら作れるパパッとレシピ……吉田孝子
漬けて焼くだけ!「タンドリーチキン」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
人生経験の第一歩を
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……藤田 毅
授業について議論する
◆特別支援学級で輝く子どもたち……山下洋児
特別支援学級での育ちが世界を広げる
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
一度リセットして、そこからまた始めよう。
◆本との対話……能條桃子
読書は、政治参加のための準備運動
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
マボロシ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
キスリング「オランダの娘」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「ホタル」


撮影=神奈川県横浜市・小鳩保育園
特集=どうしてる? 生徒会活動

子どもたちが学校づくりの主人公として、
仲間とともに活動できる場の一つに
「生徒会活動」があります。

しかし、学校現場に広がる管理主義や多忙化などが、
みんなで時間をかけて考えたり議論したりする価値を見失わせ、
教職員の地道なサポートも困難にしています。

その結果、子どもたちの意思決定が尊重されず、
活動の形骸化もしばしば指摘されています。

進学競争や学校の特色づくりなど
学校のために成果を出すことを期待されるなかでも、
子どもたち自身の願いに寄り添い、
いきいきと活動できる場を保障することが求められています。

本特集は、現役の高校生の声も聴き、
子どもたちの成長を支える豊かな生徒会活動のあり方を
考え合う契機としたい。

●高校生座談会
生徒会ってなんだ?
●中学校
「生徒の、生徒による、生徒のための会」をめざして……田中光則
●中学校
「生徒が主役」でつくる学校行事とそのなかで成長する子どもたち……清水直哉
●高校
生徒全体のつながりが支える生徒会活動……矢吹久美子
●高校
みらい部のとりくみ……奥出雅文
●特別支援学校
肢体不自由特別支援学校の生徒会活動……戸村勇気
●寄宿舎
「ぼくらの寄宿舎」づくり……今井 毅
●小学校
子どもとつくる児童会……井上寛崇
●大学生
わたしたちが生きたい社会は、わたしたちがつくる……能條桃子
●視点・論点
生徒会活動に期待されていることとは……上森さくら


【連載】
◆私の出会った先生……石黒唯久
授業はいつも驚きの連続
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
アフガニスタン政変で最も傷ついているのは
◆憲法と私……小沢隆一
憲法9条を壊す政治から生かす政治への転換を
◆これなら作れるパパッとレシピ……吉田孝子
フライパン1つで作れる「じゃこピザ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
乗り越えて大きくなる
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……藤田 毅
生徒参加の学校づくり
◆特別支援学級で輝く子どもたち……大島悦子
コロナの中で子どもたちは
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
教育委員会はどこを向いて仕事しているのか?
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
キタクブ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
入江長八「近江のお兼」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「ジュゼップ 戦場の画家」


撮影=神奈川県横浜市・小鳩保育園
特集=「コロナ禍」2年目――今、大切にしたいこと

新型コロナウイルス感染拡大による一律休校から1年半。
感染症終息の見通しが不透明ななか、
長期にわたり様々な活動が制限されるもとで、
子どもたちの成長・発達への影響が危惧されています。

コロナ禍で「うつ」症状を訴える子どもも増えています。
困っているサインを見逃さないとともに、
安心して過ごせる環境づくりと、
子どもたちの発達の願いに応える対応が求められています。

コロナ禍で奪われた子どもたちの日常。
子どもたちは一見、「新しい生活様式」にも
すっかり慣れたかのように見えますが、
一人ひとりは今、どんな思いを抱えているのでしょうか。

この間、学校現場においても「コロナ」への対応をめぐり、
様々な議論をおこなってきました。
ここであらためて立ち止まり、考え合うための特集としたい。

●総論
子どもたちにとっての新型コロナウイルス感染症……種市尋宙
●幼稚園
コロナ禍の保育で大切にしたいこと……M.K
●小学校
みんな本音を語れない学校ってなんだろう……宮田祐介
●中学校
コロナ禍の日々、中学生と歌に向かい合う……今村節子
●高校
学校全体で生徒を支えていくために……村山孝介
●特別支援学校
コロナ禍のもとで大切にしたい学び……藤田明宏
●栄養教諭
食と向き合う大切な時間……中野道子
●地域
今こそ地域の絆・連携を……萩原裕子
●保護者の声
言葉にできない思いを聴いて……柳父百合子
●保護者の声
学校での子どもの様子をもっと知りたい……川邊みどり
●子どもの声
コロナ禍で困ったこと、考えたこと
●運動と課題
コロナ禍での子どもの不安に寄り添うこと……宮下直樹


【連載】
◆私の出会った先生……シオリーヌ
SOSを誠実に受けとめてくれたY先生
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
東京オリンピックの真っただ中で考えたこと
◆憲法と私……三上智恵
文子抄と憲法(3) ~島袋文子さん~
◆これなら作れるパパッとレシピ……松本恭子
シンプルで想定外のおいしさ!「肉ニラ炒め」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
いくつになっても
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……波岡知朗
高校生1万人憲法アンケート
◆特別支援学級で輝く子どもたち……山下洋児
教材を媒介にしてつながる子どもたち
◆教材のタマ手箱……金山幸信
パズルで簡単、英作文 ~教材のユニバーサルデザイン化までの道のりとこれから~
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
ダッセン
◆名画に出会う……堀尾真紀子
デイヴィッド・ホックニー「太い線と細い線、緑の淡彩、明るい青の淡彩、暗い青の淡彩でできた水のリトグラフ」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「キネマの神様」


表紙=神奈川県横浜市・小鳩保育園
特集=どの子にも安心の居場所づくりを

コロナ禍のもと、子どもたちをめぐる
厳しい実態がいっそう明らかになりました。

家庭で過ごす時間が増えるなかで児童虐待件数は増加し、
日々の食事や安心して過ごせる居場所の確保が
あらためて課題となりました。

学校が子どもたちにとって
大切な居場所となっていたことも強く認識された一方、
学校再開後には不登校の子どもたちが急増するとともに、
子どもの自殺が2020年は過去最多となっています。

その背景に何があるのか、
私たち大人は子どもたちに今どう向き合うべきなのか。

一人ひとりの子どもの事情は様々ですが、
家庭や学校、地域で
子どもの願いを受けとめられる居場所づくりが必要です。

とりわけ夏休みを迎える今、
子どもたちを孤立させないとりくみが求められています。

本特集は、どの子にも安心の居場所を保障するために
何ができるのかをともに考え合い、
コロナ禍でいっそう生きづらさを抱えた子どもたちに
寄り添うための一助としたい。

●総論
居場所づくりで大切にしたいこと……生田周二
●小学校
居場所は誰でも……佐藤 真
●中学校
安心して学び過ごせる学校づくり……今村朋見
●高校
従来のとりくみに加え新たな学びの場をつくる……藤原瑞穂
●特別支援学校
「学校」は「人」とつながる場所……新井真由美
●養護教諭
コロナ禍の保健室で……渡辺美緒
●栄養教諭
それでも給食でつながりを……猪瀬里美
●事務職員
明日も来たくなる学校に……弘田理嫁
●地域から
子ども食堂の運営に参加して……岩田一良
●地域から
声にならない声に、耳を傾ける……松浦康介
●地域から
現職のときにし残したことを……玉井陽一
●地域から
子どもたちが安心して学校に通えるように……西松夏美
●運動の課題
子どもが子どもらしく生きられる場を……神代洋一


【連載】
◆私の出会った先生……桂 吉弥
大好きだった学校、そこにいた先生たち
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
大人になってなりたいものは?
◆憲法と私……三上智恵
文子抄と憲法(2) ~東恩納文子さん~
◆これなら作れるパパッとレシピ……松本恭子
季節の柑橘を使ってさわやか「幽庵焼き」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
大自然を感じに行こう!
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆教育最前線……今井政廣
万博教育プログラムによる教育への不当な介入
◆特別支援学級で輝く子どもたち……山下洋児
「中学生なんだから~ねばならない」ではなく
◆本との対話……橋本千萌
揺らぎ考えながら共に立つことはできないか
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
サイカイ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
椿貞雄「晴子像」
◆この映画見ましたか?……海南友子
「映画 太陽の子」


表紙=神奈川県横浜市・小鳩保育園
特集=「GIGAスクール構想」で子どもと学校は?

「GIGAスクール構想」によって、
「1人1台端末」と「高速大容量の通信環境」が各学校に配備され、
授業用アプリやデジタル教科書・教材の活用が始まりました。

「『先生、どうしたらいいの?』とあちこちから声がかかり、
とても手がまわらない」などの悲鳴や、
「ICTの使用が目的化されているようだ」と疑問視する声も上がっています。

休校中にオンラインが使えた地域・学校では、
実際に会わなくても、顔を見て話をし、
課題のやりとりや動画の配信ができて本当に助かりました。
ICTはいまや、調べものや連絡、情報発信はじめ、
私たちの生活になくてはならないツールとなっています。

そうした便利さの反面、
子どもの成長・発達、健康にもたらす影響を危惧するとともに、
「それで本当に子どもが賢くなるのか?」と問う声も広がっています。

本特集では、一気に進む流れのなかでいったん立ち止まり、
ICT化のゆくえとねらいをあらためて見つめなおし、
子どもの成長・発達と豊かな学びを保障するために
どのようにとりくんでいったらよいのかを考えます。


●課題提起
GIGAスクール2030―─SNS、人工知能、個別最適化学習……山本宏樹
●小学校
GIGAスクール構想で私たちが考えること……内藤修司
●中学校
中学校の授業で、ICT化にどう対応するか……牧野美和子
●高校
高校のICT化と私の向き合い方……山田一貴
●特別支援学校
特別支援学校における教育のICT化による学びの幅の拡充と課題……ぺんぺん先生
●教職員組合
ICT活用を自己目的化せず、本物の学びをめざして……林 茂樹
●教職とICT
開かれた教職の専門性のためにICT教育を考える……宮盛邦友
●子どもの健康
スマホ+ICT端末で深刻化する健康被害……大谷良光
●インタビュー
ICT時代のよき市民を育む―─デジタル・シティズンシップの考え方……今度珠美
●実践と運動の課題
「GIGAスクール構想」に子どもの未来を託すことはできない……波岡知朗


連載
◆私の出会った先生……村田未知子
「先生きちんと伝えます」
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
東京五輪・パラリンピックの子ども観戦「動員」
◆憲法と私……三上智恵
文子抄と憲法① ~中村文子さん~
◆これなら作れるパパッとレシピ……中野道子
うま味たっぷり!沖縄料理「クーブイリチー」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
調べてみたら宝物に
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆特別支援学級で輝く子どもたち……大島悦子
どの子にもわかってもらえた安心感を!
◆子どもたちの生きる世界と向き合う……朝倉由美子
保健室から見守るコロナ禍の生徒たち
◆教材のタマ手箱……平田 徹
書写の授業はおもしろい ~「ろう書き作品」の制作を通して~
◆ノーコーヒー ノーライフ……渥美二郎
キョウソウ
◆名画に出会う……堀尾真紀子
藤田嗣治「眠れる女」
◆この映画見ましたか?……吉村英夫
「幸せの答え合わせ」


撮影=宮城県仙台市・朝市センター保育園
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